≪第115号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2022/4/5~
4/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CHRISTOPHORUS
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CHR77462
(5CD)
特別価格
¥5100
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ヒルデガルト・フォン・ビンゲンへの道
【CD1】
平和のキス ~ デンデルモンド写本からの歌曲集
【CD2】
神の光 ~ アンティフォナ&詩篇集
【CD3】
偉大な神秘主義者 ~
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンと彼女の時間
【CD4】
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの歌曲&
アンティフォナ&初期ルネサンスのモテット
【CD5】
マテリア・ミスティカ ~
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンによる四大精霊 |
CD1】ペル=ソナット
〔ザビーネ・ルッツェンベルガー
(ソプラノ、ベル)、
バプティスト・ロメイン
(中世フィドル、ボウド・リラ)〕
【CD2】【CD3】
アウグスブルク古楽アンサンブル
【CD4】
ヘルガ・ウェーバー・
インストゥルメンタル・アンサンブル
【CD5】エスタンピー |
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンを5枚組で!スペシャリストたちによる名演の数々!
☆約40年間のヒルデガルド・フォン・ビンゲンの録音の中から選りすぐりの5枚を集約!
☆Christophorusレーベル秘蔵音源で辿るヒルデガルド・フォン・ビンゲンの作品群!
詩人、作曲家、博学者であったヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、中世の修道院の創設者であり女子修道院長でした。
彼女は当時の偉大な女性像のひとりで、彼女の知識、著作、そしてその音楽に現代の我々は非常に興味を抱きます。
Christophorusレーベルは過去40年間のうちにリリースしてきたビンゲンの作品の中から5枚組のCDBOXをリリースします。
最も古い録音は1980年のヘルガ・ウェーバーと彼女のアンサンブルによるもので、恐らくこれがヒルデガルト・フォン・ビンゲンの作品を初めて録音したものと思われます。
アウグスブルク古楽アンサンブルは中世音楽を演奏するアンサンブルとして有名で、そのメンバーでもあるザビーネ・ルッツェンベルガーは、ビンゲンの作品を最も演奏している歌手のひとりと言えます。
2012年にはルッツェンベルガー自身のアンサンブル、ペル=ソナットでビンゲンの作品を録音しています。ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのスペシャリストたちによる5枚組の作品集、ご期待ください。
※録音:【CD1】2012年11月23日-26日、アウグスブルク(ドイツ)、【CD2】1997年5月、アウグスブルク(ドイツ)、【CD3】1989年、ヴィオラウ(ドイツ)、【CD4】1980年5月、ハンブルク(ドイツ)、【CD5】1998年3月11日-25日、ミュンヘン(ドイツ)
※CHR77376、CHE01982(旧品番:CHR77205)、CHR77314(旧品番:CHR74584)、CHE0041、CHR77213からのBOXセット化。
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ET’CETERA
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ハンドシキン:無伴奏ヴァイオリンのための3つのソナタ
Op.3
イヴァン・ハンドシキン(1747-1804):
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番
ト短調 Op.3-1
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番
変ホ長調 Op.3-2
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
ニ長調 Op.3-3 |
アレクサンドラ・クフィアトコフスカ
(ヒストリカル・ヴァイオリン)
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18世紀ロシア最高ヴァイオリニスト、ハンドシキンの無伴奏作品!
イヴァン・ハンドシキン(1747-1804)は、ウクライナのコサック出身のヴァイオリン奏者兼作曲家でした。
幼い頃は伝統楽器であるクドークやバラライカとともにヴァイオリンを弾いていました。その後彼の才能を評価したイタリアの音楽家たちの薫陶を受け、みるみるその才能を開花させていきました。
そして宮廷楽団の楽長を務めたほか芸術アカデミーの教師も務めました。その作風はロシアの伝統音楽に基づいています。
アレクサンドラ・クフィアトコフスカは、オランダを拠点にしているポーランドのヴァイオリニストです。
彼女はハーグ王立音楽院にてバロック・ヴァイオリンを学びました。ハーグ王立音楽院の学生と18世紀オーケストラの合同演奏会の時には、ソリストに選ばれました。
またモダン・ヴァイオリンの奏者としてはブラームス国際コンクールのソロ・ヴァイオリン部門においてセミ・ファイナリストに選ばれました。
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ブルグミュラー:練習曲集
やさしく段階的な25の練習曲 Op.100
性格的な18の練習曲 Op.109 |
ヴェールレ・ペーテルス(ピアノ) |
ツェルニーやクラーマー、そしてポッツォリなどピアノ初心者が用いる練習曲はたくさんありますが、ブルグミュラーの作品ほど優れた練習曲はなかなかありません。
作品100及び作品109を練習することでピアノの技術をほぼすべてカバー出来るものであり、さらに音楽的にも優れたものです。
ヴェールレ・ペーテルスはルーヴェンのルカ芸術学校でヤン・フェルミューレンに師事しました。
この師弟の二人はEt'ceteraレーベルからシューベルトの4手連弾のための作品集を7作リリースするなど、ピアノ・デュオとしても活動しています。
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ウィスパーズ・オヴ・テイルズ |
マルティネ・ヴァウテルス(ハープ) |
ファリャ(M.グランジャニー編):歌劇《はかなき人生》よりスペイン舞曲第1番/
マルセル・トゥルニエ:映像,組曲第4番/
グリンカ、バラキレフ(モレッティ編):ザ・ラーク/
バンジャマン・アタイール:暗闇よりⅡ/
アルベルト・ツァーベル:グノーの《ファウスト》をモチーフとしたファンタジー/
フリッツ・セリス:メルヒテムのアウグスト・デ・ブックへの賛歌/
アンリエット・ルニエ:幻想的バラード/
アルフォンス・アッセルマン:鬼火/
フェリックス・ゴドフロワ:シルフの踊り |
ハープ奏者のマルティネ・ヴァウテルスは、ベルギーに生まれ5歳の時からハープを勉強し始めました。
彼女はアントワープ王立音楽院などで学び、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラ・アカデミーにも参加しました。
彼女は国際コンクールで多数受賞しており、マルティーヌ・ジェリオ国際ハープコンクールでは第1位を獲得しています。
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ア・テンション |
スペクトラ、他 |
カレル・フイヴェールツ(1923-1993):Zum
Wassermann
(14人のミュージシャンのための)(1984)
フレデリク・ネイリンク(b.1985):Gestalt
VIII
(準ソリストのヴィオラを含む混合アンサンブルのための)(2014)
フィリップ・ロス(b.1966):El agua y la
muerte
(小アンサンブルとヴォイスのための)(2014...)
リュック・ブレウェイズ(1959-2015):Fetes
a tensions:(les) eaux marchent
(20人のミュージシャンのための)(2012) |
室内アンサンブルであるスペクトラは、現代音楽を中心に演奏しています。特にベルギーの作曲家の作品を多く取り上げ、また劇作家や作家など多方面の分野と協力しながら活動しています。
このアルバムでもカレル・フイヴェールツやリュック・ブレウェイズといったベルギーの現代作曲家の作品を取り上げています。
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ブランコ、ラヴェル、ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ第2番《ファンタジア》 |
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ) |
ポルトガル最高のヴァイオリニスト、ブルーノ・モンテイロとジョアン・パウロ・サントスの二人にとってこのアルバムに収録された三曲は何度となく演奏してきたなじみの曲。
ところが、ルイス・デ・フレイタス・ブランコとヴィラ=ロボスの二曲は、一般的にあまり演奏される機会もなく、まだまだ認知されていない作品です。
しかしながらその作品は、ポルトガルとブラジルの主要な作曲家二人の才能を反映している素晴らしい作品であり、この演奏でこれらの評価に貢献できることをブルーノ・モンテイロは望んでいます。
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DIVINE ART
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フィンジ/ブラームス: クラリネットとピアノのための作品集
ジェラルド・フィンジ(1901-1956): 5つのバガテル
1. I. Prelude 前奏曲
2. II. Romance ロマンス
3. III. Carol キャロル
4. IV. Forlana フォルラーナ
5. V. Fughetta フゲッタ
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
6. Meine Lieder 私の歌 Op. 106 No. 4
7. 間奏曲 ロ短調 Op. 119 No. 1
8. 間奏曲 イ長調 Op. 118 No. 2
9. Wie Melodien zieht es mir 調べのように私を通り抜ける
Op. 105 No. 1
クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 120
No. 1
10. I. Allegro appassionato
11. II. Andante un poco adagio
12. III. Allegretto grazioso
13. IV. Vivace
6-9...ジョン・レネハンによるクラリネットとピアノ編 |
ヘレン・ハーバーション(クラリネット)
ジョン・レネハン(ピアノ) |
録音: 2021年5月1-3日 St George's Headstone,
Pinner View, Harrow, ロンドン(UK)
英国のクラリネット奏者ヘレン・ハーバーションのアルバム。
大怪我が元で作曲家に転向、自然からインスピレーションを受けた作品を発表し高く評価されたハーバーションですが、近年演奏家として再起し、ピアニスト兼アレンジャーのジョン・レネハンとコンビを組み多彩なレパートリーを披露しています。
2021年に録音された前作「Foundin Dreams」(DDA-25225)では、夢をテーマにした小品をレネハンとともに演奏、このなかにもフィンジとブラームスの作品が含まれていましたが、このアルバムではこの時に一緒に録音されていたブラームスのクラリネット・ソナタ第1番と歌曲、ピアノ曲のアレンジ版と、フィンジの「5つのバガテル」の全曲が収録されています。
ハーバーションの豊かな音楽性が遺憾なく発揮された渾身の演奏をお聴きください。
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IBS CLASSICAL
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ロメオとジュリエット
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ作品集 |
ユリウス・アザル(ピアノ) |
4つの小品 Op. 4
1. I. Reminiscences/2. II. Elan/3.
III. Despair/4. IV. Suggestion Diabolique
バレエ音楽『ロメオとジュリエット』
5. I. Folk Dance 民衆の踊り/6. II.
Romeo at The Fountain 噴水の前のロメオ*/
7. III. Scene 情景/8. IV. The Quarrel
喧噪*/9. V. Revenge - The Fight 復讐 決闘*/
10. VI. Juliet as Young Girl 少女ジュリエット/11.
VII. Masks 仮面/12. VIII. Minuet メヌエット/
13. IX. Dance of the Knights 騎士たちの踊り/14.
X. Friar Laurence 僧ローレンス/
15. XI. Madrigal マドリガル*/16. XII.
Tybalt recognizes Romeo タイボルトはロメオを見つける*/
17. XIII. Mercutio マーキュシオ/18.
XIV. Dance of the Girls With Lilies 百合の花を手にした娘たちの踊り/
19. XV. Dance of the five Couples 5組の踊り*/
20. XVI. Romeo and Juliet before parting
ロメオとジュリエットの別れ/
*...ユリウス・アザルによるピアノ編曲
思考 Op. 62
21. I. Adagio penseroso - Moderato/22.
II. Lento/23. III. Andante |
録音: 2021年5月24-26日 Auditorio Manuel
De Falla、Granada(スペイン)
ドイツ出身の若手ピアニスト、ユリアス・アザルが弾くプロコフィエフ。
アルバムの中心を成すのは、バレエ「ロミオとジュリエット」からの音楽で、通常のピアノ組曲だけではなく、彼自身が管弦楽版からピアノ用に編曲した曲も含む
全16曲が演奏されており、管弦楽版の各楽器のモティーフが効果的に用いられたアレンジからは、アザルの編曲の才能が存分に感じられます。他にはプロコ
フィエフ初期の「4つの小品」と中期の「思考」が選ばれており、アザルが心酔するプロコフィエフの多面的な魅力が味わえる1枚になっています。
【ユリアス・アザル】
1997年、音楽一家に生まれ、幼い頃から独学でピアノの即興演奏をはじめた彼は、2005年から本格的な音楽教育を受け才能を発揮。
2017年からはエルダー・ネボルシンの元で研鑽を積むとともに、2021年からはアンドラーシュ・シフからも教えを受けています。
パルマドーロ国際ピアノコンクール、ブラームス国際コンクールなどで入賞、2017年に開催されたブゾーニ国際ピアノコンクールではファイナリストになるなど優秀な成績を残しています。
現在、ソリストとして活躍するだけでなく、アルコン・トリオを結成し、室内楽の分野にも力を入れています。
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ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
われらがイエスの四肢 BuxWV 75
カンタータ「われらがイエスの四肢」 BuxWV
75
1-7. I. 足について
8-13. II. 膝について
14-19. III. 手について
20-25. IV. わき腹について
26-31. V. 胸について
32-37. VI. 心について
38-43. VII. 顔について |
コンドゥクトゥス・アンサンブル
アンドニ・シエッラ(指揮) |
録音: 2021年6月18-20日 Asteasu Church(スペイン)
ブクステフーデの「われらがイエス・キリストの四肢」。この作品はキリストの身体になぞらえた7つの部分からなる連作カンタータで、各曲とも器楽による簡潔な導入である「ソナタ」と声楽アンサンブルの「コンチェルト」、独唱による「アリア」が続き、再び「コンチェルト」が繰り返されるという定型で書かれています。
ブクステフーデが楽譜の表紙に書きこんだ言葉「Totius
Cordis Devotione decantata=心から、謙虚に」という言葉にも、そこに込められた思いを感じ取ることの出来る短いながらも心を打つ作品です。
1971年生まれの指揮者アンドニ・シエラと、バッハ作品を中心に、ルネサンスから近現代まで幅広いレパートリーを持つスペインの器楽・声楽アンサンブル、コンドゥクトゥス・アンサンブルによる演奏で。
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METIER
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エドワード・カウイー(1943-):24の前奏曲 -
ピアノのために |
フィリップ・ミード(ピアノ) |
第1巻 ... 水
1. I. O Brook (Devon, England) ハ長調/2.
II. Kiama Blowhole (NSW, Australia) ハ短調/
3. III. Cancleave (Cornwall, England,
sea mists) ト長調/4. IV. River Dronne (Dordogne,
France) ト短調/
5. V. St Maxime Beach (Provence, France)
ニ長調/6. VI. Tennessee River (Tennessee,
USA) ニ短調
第2巻 ... 大気
7. I. Boscastle (Cornwall, England, gale)
イ長調/8. II. Hay Plains Twisters (NSW,
Australia) イ短調/
9. III. 35,000 feet (Straits of Java)
ホ長調/10. IV. Tapada (Portugal, thermal
raptors) ホ短調/
11. V. Lake Eacham (Queensland, Australia,
night breezes) ロ長調/
12. VI. Dartington Gardens (Devon, England,
autumn leaf-fall) ロ短調
第3巻 ... 大地
13. I. Uluru (Australia) in 嬰ヘ長調/14.
II. Crackington Haven (Cornwall, England)
嬰ヘ短調/
15. III. Rosedale (Yorkshire, England)
嬰ハ長調/16. IV. Glencoe (Scotland) 嬰ハ短調/
17. V. Brecon Beacons (Wales) 変イ長調/18.
VI. Shenandoah Valley (Virginia, USA) 変イ短調
第4巻 ... 火
19. I. Sunrise (Loch Carron, Scotland)
変ホ長調/20. II. Bush Fires (Bluewater,
N.Queensland, Australia) 変ホ短調/
21. III. Home Fire (Garlinge Green, Kent,
England) 変ロ長調/
22. IV. Blast Furnaces at Port Kembla
Steel Works (Australia) 変ロ短調/
23. V. New Year Fireworks (Kassel, Germany)
ヘ長調/24. VI. Sunset (Dartmoor, Devon,
England) ヘ短調 |
録音: 2007年11月26、28日 Weston Auditorium.
University of Hertfordshire(UK)
1943年、イギリスのバーミンガムで生まれたエドワード・カウイー。ポーランドでルトスワフスキに学び、ティペットに指導を受け、大学で物理や絵画も学んだという自然を愛する"ポスト印象派"の作曲家です。
プロムスから委嘱された「リヴァイアサン」や「鳥たちのポートレート」をはじめとする作品は批評家や聴衆から絶賛されています。
この「24の前奏曲」は、バッハやショパンの伝統を継承する12音すべてが形成する長調と短調を用いて書かれたものであると同時に、さまざまな地域から受けた印象を元に書かれた小さな曲が、古代の「四大元素」を表す4つのグループに分類されるという興味深い内容を持っています。
もともとはハートフォードシャー大学のレーベルUH
Recordingsに録音されたものですが、今回Metierレーベルの「カウイー・コレクション」の一環に加えられました。
ロンドン音楽院とロイヤル・アカデミーで名誉博士号を授与され、ハートフォードシャー大学の客員教授を務めたフィリップ・ミードの演奏です。
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BLUE SOUNDS
カムデン・リーヴズ(1974-):ピアノ作品集
1. Tangle-Beat Blues(2013)
2. BLUE SOUNDS(2019)
9つの前奏曲(2015-2016)
3. No. 1. Allegro molto/4. No. 2.
Grave, funebre/
5. No. 3. Adagio molto rubato/6. No.
4. Allegro scherzando/
7. No. 5. Andante con moto/8. No.
6. Prestissimo/
9. No. 7. Mesto/10. No. 8. Allegro
ritmico/
11. No. 9. Tempo di ciaccona |
トム・ヒックス(ピアノ) |
録音: 2020年1月4、5日 Cosmo Rodewald Concert
Hall, University of Manchester(UK)
英国の作曲家カムデン・リーヴズのピアノ作品集。
アルバムに収録された3つの作品は、いずれもここで演奏するトム・ヒックスのために書かれており、流麗な中にも、ブルースでの和声構造の解析や、前奏曲での実験的なアプローチが生かされています。
トム・ヒックスはガーンジー生まれ。デビュー盤の「リストとアイアランドのピアノ・ソナタ」(DDA-25227)での豪壮な演奏が高く評価されました。
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BERLIN CLASSICS
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ウィーン・フィル、ファゴット奏者
ソフィー・デルヴォー最新盤!
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調
K. 191
フンメル:ファゴット協奏曲ヘ長調
(グランド・コンチェルト)S.63,WoO.23
ヴァンハル:ファゴット協奏曲ハ長調 |
ソフィー・デルヴォー(ファゴット&指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 |
録音時期:2021年,ザルツブルク
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者ソフィー・デルヴォー、待望の最新盤リリース!!
デルヴォー、2022年5月には来日公演を予定しており、愛知室内オーケストラとは新譜と同じ曲の演奏を予定しております。
https://youtu.be/3ctYuHdN_mU
ソフィー・デルヴォー(ファゴット)
2015年ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者に就任。2013年から2015年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席コントラ・ファゴット奏者として活躍する。
2013年ミュンヘン国際音楽コンクールで2位(1位該当無し)を受賞する他、多くの国際コンクールで受賞。2015年にはボンでベートーヴェン・リング・アワードも受賞した。
ソリストとして、ウィーン・フィル、バイエルン放送響、南西ドイツ放送響、ソフィア・フィル、ミュンヘン室内管、ベルリン・コンツェルトハウス管といった名高いオーケストラと協演している。
1991年フランス生まれ。ギターとクラリネットを学んだ後、2003年からファゴットを始めた。リヨン国立高等音楽院を卒業後、ハンス・アイスラー音楽大学、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーで学ぶ。カルロ・コロンボ、ジャン・ピニョリ、フォルカー・テッスマン、ダニエル・ダミアーノに師事。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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BIDDULPH RECORDINGS
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オスカー・シュムスキー
初CD化
EMIからLPでリリースされたモーツァルト・アルバム
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、協奏交響曲
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216
1. I. Allegro/2. II. Adagio3/. III.
Rondeau: Allegro
カデンツァ:オスカー・シュムスキー
協奏交響曲 変ホ長調 K. 364
4. I. Allegro maestoso/5. II. Andante6.
III. Presto |
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
エリック・シュムスキー(ヴィオラ)・・・4-6
スコットランド室内管弦楽団
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮) |
録音:1985年1月13日&14日 エジンバラ、クイーンズホール(UK)
かつてEMIからLPでリリースされたオスカー・シュムスキーのモーツァルト・アルバム、初CD化。
オスカー・シュムスキーの復刻に力を入れているBiddulphから、また一つ注目の復刻が登場。
7歳でストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団をバックにデビューを飾ったシュムスキーですが、第2次大戦後は長期にわたってヨーロッパで演奏せず、その名声はアメリカ国内に留まっていました。
それが一気に変わったのが1981年のロンドン・デビュー・リサイタルで、そのセンセーショナルな成功によって公演と録音の依頼が殺到し、イギリスのレーベルを中心に数点の録音が制作されました。
このモーツァルトは1985年に収録され、EMIからEL2703554としてLPで発売されたもの。その後CD化されることなく長らくカタログから消えていましたが、ここに待望の初CD化となります。
録音は後に英国録音界の大御所となるアンドルー・キーナー&マイク・クレメンツによるもので、シュムスキーが原盤権を持っていましたが、オリジナル・マスターがライセンス先で見つからなかったため、息子エリック・シュムスキーの手許にあったLPを素材に、Biddulphの復刻を数多く手掛けるデニス・パターソンがキーナー監修の下でデジタル・リマスターしました。
ブックレット(英文12ページ)には、エリック提供の写真と曲目解説、演奏者プロフィールに加え、キーナーの回想が掲載され、この録音セッションの思い出やデジタル録音初期ならではの編集・マスタリングに関する苦労話が書かれています。
セッションはリラックスした雰囲気ながら、解釈におけるシュムスキーの要求は高く、自分の望むフレージングを示しながら「モーツァルトはオペラ作曲家なんだ」と強調していたといいます。
ここでのシュムスキーの演奏は中庸で落ち着いたテンポによる造形、安定した技巧、美音といった持ち味に加え、第3番では自作のカデンツァを披露しているのが注目です。
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<メジャー・レーベル>
<映像>
<LP>
4/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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アルンドス木管五重奏団
「起源」
(1)トーマス・ブローメンカンプ(1955-):
「7つのデザート・リズミクス」~木管五重奏のための(2006)
(2)マンフレート・トロヤーン(1949-):
ソナタ第3番~木管五重奏のための(1991
/ 1995)
(3)マクシミリアン・グート(1992-):
「ンゴマ(NGOMA)」~木管五重奏のための(2020)
(4)ジェルジ・リゲティ(1923-2006):
「6つのバガテル」~木管五重奏のための(1953) |
アルンドス木管五重奏団
【アンナ・シャハ(フルート)、
志茂嘉彦(オーボエ)、
クリスティーネ・シュテムラー(クラリネット)、
リサ・ロジャース(ホルン)、
メアレ有香(ファゴット)】 |
リゲティから同時代の作曲家まで。実力派の若手演奏家で結成されたアルンドス木管五重奏団、待望のデビュー・アルバム「起源」!!
セッション録音:2021年7月12-15日/イムマヌエル教会、ヴッパータール(ドイツ)/DDD、ディジパック仕様、57'35
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルドガー・ベッケンホーフ(audite)
レコーディング・プロデューサー&エディティング:マルティン・ルスト
ケルン音楽大学、ライン・ドイツオペラで学んだ新進気鋭の5人の演奏家により2013年結成されたアルンドス木管五重奏団。
アントン・ガルシア・アブリル国際室内楽コンクール(2014年)、カスティーリャ・イ・レオン国際室内楽コンクール(2015年)など数々の国際コンクールでの入賞歴を誇る当団が独auditeレーベルよりついにデビュー・アルバム「起源(ORIGIN)」をリリースします!
当団はノルトラインヴェストファーレン州を本拠に活躍するドイツの木管五重奏団。躍動的かつ魅力的なアンサンブルで聴衆を虜にしてきました。
その演奏は「ウィットに満ちた表現能力、個々の完璧な演奏能力、そして官能的なプレゼンテーションが大きな一枚板となり、心に強く語りかけてくる。」(西ドイツアルゲマイネ新聞)など、演奏技術の高さはもちろんのこと豊かな表現力でも高く評価されています。
収録作品はジェルジ・リゲティ(1923-2006)、トーマス・ブローメンカンプ(1955-)(数々の国際作曲コンクールに入賞しており、リゲティからもその才能を高く評価されている作曲家)に加えて世界初録音となるマンフレート・トロヤーン(1949-)、マクシミリアン・グート(1992-)の4篇。リゲティ初期の作品「6つのバガテル」にはバルカンの民族音楽が、グートの「ンゴマ」にはアフリカのトランス音楽が、そしてトロヤーンとブローメンカンプの作品にはフランスのモダニズムの精神が反映されており、20世紀から21世紀へ脈々と継承される生命力にあふれる音楽をフルート、オーボエ、クラリネット、ホルンそしてファゴットという木管五重奏の演奏でご堪能いただけます。
これだけ多様な表情を見せる4人の作曲家の作品を当団は阿吽の呼吸で見事に演奏。
アルバム・タイトル「ORIGIN」には"原点"としてのCD
デビューだけでなく、歴史的な意義や遺産の"起源"や"発端"などの多角的な意味が込められています。
このジャンルの新たな魅力に気づかせてくれる名盤が生まれました!
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HORTUS
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クリス・マーネ製作の平行弦ピアノによるバッハ
「遍歴」
J.S.バッハ:
(1)カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調
BWV992
(2)15 のシンフォニア BWV787-801
(3)アダージョ ト長調 BWV968
(4)幻想曲とフーガ ニ短調 BWV906
(5)前奏曲、フーガとアレグロ BWV998 |
ディミトリ・マリニャン
(ピアノ/
クリス・マーネ製作の
平行弦ピアノ) |
クリス・マーネ製作の平行弦ピアノで演奏!2021年モントリオール国際音楽コンクール第3位受賞の俊英マリニャンがオール・バッハ・プログラムに挑戦!
セッション録音:2021年/フランス/DDD、ディジパック仕様、60'46
俊英ディミトリ・マリニャンがオール・バッハ・プログラムに挑戦しました!
1998年ルーマニア出身の両親のもとパリで生まれたマリニャンはパリ・エコール・ノルマル音楽院でリュドミラ・ベルリンスカヤに師事。
テルエル・ピアノ・コンクール第1位(2011年)、クロード・ボネトン国際ピアノ・コンクール第1位(2014年)などの受賞歴を誇り、2021年に開かれたモントリオール国際音楽コンクールでは第3位受賞及び聴衆賞、バッハ賞を受賞している若手実力派です。
当アルバムでは「最愛の兄の旅立ちに寄せて」から、未完のフーガまで、ワイマール時代の宮廷室内楽奏者としての若きバッハの作品からライプツィヒ時代のカントールの職に就いた時期の作品まで聴き手をバッハ鍵盤作品の"巡礼の旅"に誘います。
ピアノはベルギーのピアノ製作者クリス・マーネの平行弦ピアノを使用。
このピアノは2013年ダニエル・バレンボイムの依頼により製作された楽器で、その特徴は一般的なグランドピアノのように弦が交差して張られておらず、チェンバロやフォルテピアノのようにすべての弦が平行に張られています。
これにより音量はもちろんのこと、細かなニュアンスの表現、そして弾き心地の良さを兼ね備えております。
このグランドピアノは2015年にバレンボイムによる演奏でお披露目され、以後ピエール=ローラン・エマールやエマニュエル・アックスなど世界的なピアニストにも認められた楽器として注目され、マルティン・ヘルムヒェンがフランク・ペーター・ツィンマーマンと録音したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音でも使用されております。
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「アド・ペルペトゥアム・JSB・メモリアム」
(1)ヒンデミット:「葬送音楽」
(ドバース&マリエによるヴィオラとオルガン編)
(2)J.S. バッハ:
「キリストは死の縄目につながれたり」BWV625~オルガン小曲集より
(3)ゴルカ・クエスタ:「死と生」~ヴィオラとオルガンのための
(4)J.S.バッハ:
「愛するイエスよ、わが願いを聞きたまえ」BWV649~シュープラー・コラールより
(5)ロイク・マリエ:
「そのとき、彼らの目が開かれた」~ヴィオラとオルガンのための
(6)J.S.バッハ:
「主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ」BWV617~オルガン小曲集より
(7)エディト・カナート・デ・チジ(1950-):
「私は空を見た」~ヴィオラとオルガンのための
(8)J.S.バッハ:
「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV604~オルガン小曲集より
(9)ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
無伴奏ヴィオラ・ソナタ「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」
(10)マリエ:前作で扱った主題による即興演奏 |
(1)(3)(5)(7)(9)
カルステン・ドバース(ヴィオラ)
(1)-(8)(10)ロイク・マリエ(オルガン) |
ヒンデミットの「葬送音楽」をヴィオラとオルガンで演奏。アムステルダムのオルガンパークの3台のオルガンを弾き分けた注目のアルバム!
セッション録音:2021年/オルガンパーク(アムステルダム)/DDD、ディジパック仕様、58'38
使用楽器:(1)(5)(10)ザウアー・オルガン、(2)(6)(8)ユートピア・オルガン、(3)(4)(7)ヴェルシューレン・オルガン
ヴィオラ奏者カルステン・ドバースとオルガン奏者ロイク・マリエによるアルバム「アド・ペルペトゥアム・JSB・メモリアム」。
ヒンデミットの「葬送音楽」(イギリス国王ジョージ5世の訃報を知ったヒンデミットがその追悼のために書いた4楽章構成の作品。
最終楽章にコラール「汝の御座の前にわれは歩む」を引用しています。)をオルガンと演奏したいというドバースがマリエに依頼したところから始まった録音計画。
「葬送音楽」に現れるコラールからドバースとマリエはJ.S.バッハの作曲のコラールとそのコラールをもとに作曲されたオリジナル作品を並べるというアイディアが生まれ選曲しました。
当録音ではオルガンパークの3台のオルガンを弾き分けているのも注目。時代を超えた作品ながらヴィオラとオルガンの対話で生まれる唯一無二の世界を作り出しております。
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B RECORDS
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ジョージ・クラム(1929-2022):
ブラック・エンジェルズ、マクロコスモスIII
1-13. ブラック・エンジェルズ 暗黒界からの13のイメージ
(1970)
DEPARTURE
1. Threnody I: Night of the Electric
Insects
2. Sounds of Bones and Flutes
3. Lost Bells 4. Devil-music 5.
Danse Macabre
ABSENCE
6. Pavana Lachrymae 7. Threnody
II: Black Angels!
8. Sarabanda de la Muerte Oscura 9.
Lost Bells (Echo)
RETURN
10. God-music 11. Ancient Voice
12. Ancient Voices (Echo)
13. Threnody III: Night of the Electric
Insects
14-18. マクロコスモスIII 「夏の夜の音楽」
~電気増幅された2台のピアノと打楽器のために
(1974)
14. Nocturnal Sounds (The Awakening)
15. Wanderer-Fantasy 16. The Advent
17. Myth 18. Music of the Starry
Night |
ハンソン四重奏団...1-13
アントン・ハンソン、
ジュール・デュサップ(ヴァイオリン)
ガブリエル・ラフェ(ヴィオラ)
シモン・ドゥシャンブル(チェロ)
フィリップ・アタ、
テオ・フシュヌレ(ピアノ)
エマニュエル・ジャケ、
ロドルフ・テリー(打楽器) ...14-18 |
録音: 2021年7月10日 ...1-13、7月7日 ...14-18 フランシスコ会修道院礼拝堂、ドーヴィル、フランス ドーヴィル音楽祭でのライヴ(拍手入り)
【ジョージ・クラムの代表作2曲を緊迫のライヴ収録で!】
2022年2月に亡くなったジョージ・クラムの代表作「ブラック・エンジェルズ」は、アンプを通して音を増幅させる弦楽四重奏のために書かれていますが、楽器を逆さに立てて弾くなど様々な特殊奏法に加え、グラス、銅鑼、マラカスの使用、叫ぶ、ささやく、舌を鳴らすなど、4人の奏者で出来るあらゆることを駆使します。
不吉な数字である13、そして7が重要な要素となっており、日本語でのカウントも挿入。作曲当時に激しさを増していたベトナム戦争が影を落としているとも言われるこの難曲で、2013年に結成されたハンソン四重奏団が、持ち前の高度なテクニックにライヴならではの緊張感も味方につけ、素晴らしいパフォーマンスを聴かせています。
クラムのもう一つの代表作「マクロコスモス」から第3番「夏の夜の音楽」は、アンプを通す2台のピアノと打楽器のために書かれており、バルトークの作品から着想を得たとされ、ピアノの内部奏法など、こちらもあらゆる可能性が試される難曲。
同時代音楽のスペシャリストであるフィリップ・アタ、経験豊富な名手テオ・フシュヌレに、パーカッション・アンサンブル、トリオ・クセナキスで活躍する2人が加わり密度の濃い演奏を聴くことができます。
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BR-KLASSIK
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マリス・ヤンソンス・エディションより分売
ペルト/プーランク/ストラヴィンスキー:合唱作品集
1-8. アルヴォ・ペルト(1935-):
ベルリン・ミサ - 合唱と弦楽オーケストラのために
9-20. フランシス・プーランク(1899-1963):
スターバト・マーテル FP148 -
ソプラノ、合唱とオーケストラのために
21-23. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
詩篇交響曲 - 合唱とオーケストラのために |
ゲーニア・キューマイアー(ソプラノ)
...14、18、20
バイエルン放送合唱団
(合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー...1-20/
ペーター・ダイクストラ...21-23)
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮) |
録音: すべてライヴ録音 2005年6月2、3日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)...1-8 2007年11月8、9日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)...9-20 2009年3月5、6日
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)...21-23
*マリス・ヤンソンス・エディション(900200)より分売
20世紀を代表する3つの合唱作品をマリス・ヤンソンスとバイエルン放送合唱団・交響楽団の演奏で。一糸乱れぬハーモニーと力強いオーケストラの響きが見事な演奏です。
ティンティナブリの様式で書かれた美しいハーモニーを特徴とするペルトの「ベルリン・ミサ」は1990年5月にベルリンの聖ヘドウィッヒ大聖堂で初演されたため、この名で呼ばれます。
五旬節(ペンテコステ)での演奏用に作曲され、当初は4人のソリストとオルガンというシンプルな編成でしたが、後にペルト自身によって合唱と弦楽オーケストラのために改められました。
プーランクの「スターバト・マーテル」は彼の友人、画家クリスチャン・ベラールの不慮の死を受けて書かれた曲。
ロカマドゥールの黒い聖母を訪れたプーランクがカトリックの信仰を見出した後に書かれたもので、彼の最も重要な作品に数えられています。
ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」は、合唱とオーケストラのための3楽章の交響曲で、1930年にボストン交響楽団の委嘱により作曲されたもの。
木管と金管、打楽器、2台のピアノ、そしてヴァイオリンやヴィオラを使わず低弦(チェロ、コントラバス)のみという珍しい編成が、この作品に独特の響きを与えています。
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ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):
歌劇《アトランティスの皇帝、または死神の拒否》
ペーター・キーン: 台本
1. プロローグ
2-10. 第1景
11-15. 第2景
16-20. 第3景
21-28. 第4景 |
ブービーコップフ(兵士)...ジュリアナ・ザラ(ソプラノ)
鼓手...クリステル・レッチュ(メゾ・ソプラノ)
道化/兵士...ヨハネス・クム(テノール)
皇帝オーヴァオール...アドリアン・エレート(バリトン)
ラウドスピーカー...ラース・ヴォルト(バス)
死神...タレク・ナズミ(バス)
ミュンヘン放送管弦楽団、パトリック・ハーン(指揮)
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録音: 2021年10月10日(ライヴ) Munchen,
Prinzregententheater(ドイツ)
ナチスに"退廃音楽"のレッテルを貼られた作曲家の一人、ヴィクトル・ウルマンの歌劇《アトランティスの皇帝》。
この作品は1943年にウルマンの収容先であったテレジエンシュタット収容所で完成され、1944年にドレス・リハーサルまで行われたものの、理由不明のまま上演禁止となり、ウルマン自身は同年アウシュヴィッツで生涯を終えています。
自筆原稿はかろうじて生き延びた彼の友人の手にあったので、1975年にようやくアムステルダムで初演されました。
ジャズ風のナンバーを含む音楽と、当時の政治批判を含む風刺の効いたあらすじ(収容所仲間のペーター・キーンによる台本)が特徴です。
このアルバムには2021年に行われた演奏会形式の上演が収録されており、ウィーン出身のヴェテラン歌手、アドリアン・エレートを中心とした若手歌手たちと、ミュンヘン放送管弦楽団の首席客演指揮者に就任したパトリック・ハーンが見事な演奏を繰り広げています。
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MARCH VIVO
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『楽興の時』 ~
シェーンベルク、ベートーヴェン、シューベルト、
ブラームス、ショパン、バッハ: ピアノ小品集 |
ジュゼップ・コロン(ピアノ) |
1. シェーンベルク: 6つの小さなピアノ曲
第6番 Op. 19-6/2. 即興 1/
3. ベートーヴェン: 6つのバガテル 第5番
Op. 126-5/4. シューベルト: 楽興の時 第1番
D 780-1/
5. 即興 2/6. シューマン: 3つの幻想小品集
第2番 Op. 111-2/
7. シューベルト: 楽興の時 第2番 D 780-2/
8. モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第11番
「トルコ行進曲付き」 K. 331 第1楽章
9. 即興 3/10. シューベルト: 楽興の時
第3番 D 780-3/11. ブラームス: 8つの小品
第2番 Op. 76-2/
12. 即興 4/13.シェーンベルク: 6つの小さなピアノ曲
第5番 Op. 19-5/
14. 即興 515. シューベルト: 4つの即興曲
第2番 D 899-2/
16. シェーンベルク: 6つの小さなピアノ曲
第3番 Op. 19-3/17. 即興 6/
18. シューベルト: 4つの即興曲 第3番
D 899-3/19. 即興 7/
20. ショパン: 12の練習曲 第1番 「エオリアン・ハープ」
Op. 25-/121. 即興 8/
22. シェーンベルク: 6つの小さなピアノ曲
第1番 Op. 19-1/23. 即興 9/
24. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集
第2巻 第2番 前奏曲 BWV871/25. 即興 10/
26. シューベルト: 楽興の時 第4番 D
780-4/27. シェーンベルク: 6つの小さなピアノ曲
第4番 Op. 19-4/
28. シューベルト: 楽興の時 第5番 D
780-5/29. 即興 11/30. ブラームス: 4つの小品
第4番 Op. 119-4/
31. 即興 12/32. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ
第6番 Op. 10-2 第2楽章/33. 即興 13/
34. シューベルト: 楽興の時 第6番 D
780-6/35. シェーンベルク: 6つの小さなピアノ曲
第6番 Op. 19-6/36. 即興 14
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録音: 2018年10月10日 フアン・マルク財団、マドリード (ライヴ/最終トラックに拍手入り)
スペイン・ピアノ界の巨匠、ジュゼップ・コロンがマドリードで行ったライヴ。シューベルトの「楽興の時」全6曲の間に様々な小品をちりばめ、前後の曲の素材を用いた自身の即興を加え、最初と最後はシェーンベルクの同じ小品で挟み、全曲を休みなしで繋げるという凝った作りとなっています。
隣り合う曲がそれぞれの解釈に相乗効果をもたらし、即興的な要素も多分に加えられて非常に新鮮。1つの大きな作品を聴くような面白さで、73分40秒があっという間です。
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OCORA
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コートジボワール ダン族の仮面舞踏
The "Dressed Masks"
1. Geego "Male Mask"/2. Geegble
"Long Mask"/3. Geekezi "Wicked
Mask"/
4. Geenoonoe "Young Girl Mask"/5.
Glukoeglo "War-Making Mask"/6.
Kagee "Masks with Forked Sticks"/
7. Wepoekoegee "Mask that Makes
Comedy"/8. Giata (The Masks' Race)/9.
Gia
The "Doffed Masks"
10. Geeglu "Multiple Mask"/11.
Gbinggee "Night Mask"/
12. Geemaanoe "Little Bird Mask"
/ Geeyibo "Mask that eats Water"
/ Pawo/
13. Geewova "Mask with the big voice"/14.
Kong (Women's Mask)/
15. Wodongdogo / Baagadioe / Geiyomlo/16.
Blibana (Women's Mask) |
録音: 1965年、1967年 コートジボワール 全てモノラル
コートジボワールの北西部に住むダン族。美しい仮面で有名なこの民族に伝わる仮面舞踏の歌を収集したアルバム。
OCORAレーベルのアーカイヴ・シリーズ。
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TOCCATA CLASSICS
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クリストファー・ライト/ニコラス・バートン:管弦楽作品集
ニコラス・バートン(1950-):
1. アコード: 1楽章の交響曲(2018)
クリストファー・ライト(1954-):
ホルン協奏曲(2011)
2. I. Austere: Allegro deciso con bravura
3. II. Lyric: Andante sostenuto
4. III. Jazzy: Presto molto
交響曲(2015)
5. I. Andante
6. II. Molto presto
7. III. Sempre lento e sostenuto
8. IV. Allegro moderato e deciso
※世界初録音 |
リチャード・ワトキンズ(ホルン)
ロイヤル・スコティッシュ・
ナショナル管弦楽団
ジョン・アンドルーズ(指揮) |
録音: 2021年10月14、15日 RSNO Centre,
Glasgow(UK)
このアルバムでは2人の英国作曲家の作品を聴くことができます。
一人目の作曲家は1950年ノーフォーク生まれのニコラス・バートンで、二人目は1954年にサフォークで生まれたクリストファー・ライトです。
彼らは親友であり、その作風は違いますが二人とも調性感のある作品を書いています。
大学時代から最近まで交流がある二人は共同の録音計画をたて、一度は新型コロナ感染症のパンデミックのため立ち消えになったものの、2021年10月にこのアルバムでやっと実現しました。
バートンの「アコード=調和」は2018年にバンベリー交響楽団のために書かれた作品。和声の拡張の可能性を追求し、最終的には抒情的で静謐な曲が生まれたということです。
ライトの「ホルン協奏曲」はホルンのアクロバティックなパートと、弦楽器の讃美歌のような美しい旋律が組み合わされた作品。
「交響曲」はマーラーの交響曲のような激しさと静寂が交錯する聴きごたえのある作品。「ポストモダン」と呼ばれる時代を代表する、後期ロマン派時代に回帰したかのような音楽です。
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リヒャルト・シュテール(1874-1967):管弦楽作品集
第1集
Concert im alten Stil 古風な様式の協奏曲
Op. 68
- 弦楽、ピアノとパーカッションのために(1937)
1. I. Intrata イントラーダ: Allegro
giusto
2.II. Quasi Sarabande und Scherzo
サラバンドとスケルツォ: Andante religioso
3.III. Burleske und Aria ブルレスケとアリア:Allegretto
scherzando
4.IV. Introduction und Finale
序奏と終曲: Grave - Tempo di allegro
-
Piu lento e maestoso - Tempo des
ersten Satzes
組曲第2番 イ短調 Op. 120 - 弦楽オーケストラのために(1947)
5. I. Andante maestoso
6. II. Molto vivace
7. III. Adagio con espressione
8. IV. Allegro leggiero e scherzando
9. V. Introduction (Fuge) und Finale:
Andante - Allegro con spirito
世界初録音 |
アグニェシュカ・コパツカ(ピアノ)...1-4
シンフォニア・ヴァルソヴィア
イアン・ホブソン(指揮) |
録音: 2021年6月14-16日 Witold Lutoslawski
Concert Studio (S1),Polish Radio、ワルシャワ(ポーランド)
リヒャルト・シュテールは、同時期に活躍したコルンゴルトやシェーンベルクと同じく、ナチスの迫害により祖国を追われ、アメリカに亡命した作曲家。
激動の人生を送りながらも93年という長命を得て、7つの交響曲をはじめ、室内楽、歌曲、合唱曲、ピアノ曲などの膨大な作品を残しました。
このアルバムでは1937年と47年、迫害から亡命の時期に書かれた弦楽オーケストラのための2作品を収録。
エネルギッシュで反抗的な作風の「古風な様式の協奏曲」に比べ、後期ロマン派の様式を模した内省的で控えめな「組曲第2番」、どちらもシュテールの心情が映し出されています。
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ウクライナ、フルーヒウ生まれの作曲家
ユーリ・シャポーリン(1887-1966):ピアノ作品全集
1. Romance sans paroles 無言歌(1900)
ピアノ・ソナタ第1番 変ロ短調 Op. 5(1924)
2. I. Sostenuto - Allegro moderato
3. II. Andante tranquillo
4. III. Allegro misterioso
5. IV. Finale. Moderato assai - Allegro
moderato
ピアノ組曲から2つの小品(1925頃-27)
6. Moderato assai
7. Reproach: Andante con moto
2つの小品(1919頃)
8. No. 1 Serenata セレナータ
9. No. 2 Pastorale 田園曲. Allegretto
10. バラード Op. 28(1934頃-59)
11. マテロット(1922)
12. フーガ 嬰ヘ短調(1914)
13. オリエンタル・ダンス(1905頃?)
ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op. 7(1926)
14. I. Allegro agitato. Alla toccata
15. II. Andante. Molto lirico con dolore
- Alla marcia funebre
16. III. Moderato assai - Molto vivo
con fuoco
14-16を除き世界初録音 |
キリル・コズロフスキ(ピアノ) |
録音: 2021年6月21-25日 Monikko Concert
Hall,Klaukkala, Nurmijarvi(フィンランド)
ウクライナ、フルーヒウ生まれの作曲家ユーリ・シャポーリンのピアノ作品集。作風は保守的で、ボロディンやムソルグスキーの伝統をルーツとし、スクリャービンなどの後期ロマン派とショスタコーヴィチやプロコフィエフからの影響を感じさせるとともに、民俗音楽の旋律も作品に組み込んでいます。
このアルバムでは2曲のソナタを中心に、様々な表情を持つ小品を収録。一連のストーリーを感じさせる大規模なソナタと、ほとんど気まぐれともいえそうな雰囲気を持つ小品が見事なコントラストを描いています。
演奏はフィンランド/ベラルーシのピアニスト、キリル・ゴズロフスキ。ショスタコーヴィチ作品の研究でシベリウス・アカデミーの博士号を取得した俊才です。
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エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):オルガン作品集
1. Epithalamion エピタラミオン Op. 67 No.
3(1968)
Trois Pieces Breves 3つの短い小品(1969)
2. No. 1 Conte
3. No. 2 Berceuse
4. No. 3 Rondes
5. Plenum IV プレナム IV Op. 100
6. Nativity 聖誕祭(1951)
7. Sinfonia シンフォニア Op. 32(1955)
組曲 Op. 17(1948)
8. I. Prelude 前奏曲
9. II. Palindrome 回文
10. III. Pastorale 田園曲
11. IV. Chorale コラール
12. A Sleep of Prisoners 囚人の眠り(1966)
13. Chorale Prelude コラール前奏曲(作曲年不明)
14. Temenos テメノス Op. 72(1969)
5、6を除き世界初録音 |
フィリッパ・ボイル(ソプラノ)...1、6
デウィ・リース(オルガン)...5
トム・ウィンペニー(オルガン)...1-4、6-14 |
録音: 2021年8月25-27日 Cathedral and Abbey
Church of St Alban, St Albans, Hertfordshire(UK)
1906年、イギリス生まれの作曲家エリザベス・ラッチェンスのオルガン作品集。国際女性デー・キャンペーンの一環として制作された1枚です。
9歳で作曲家を志し、1922年にパリのエコールノルマルに留学、音楽を学びました。その後はロンドンの王立音楽大学で研鑽を積み念願の作曲家として活躍。
後期ロマン派の重厚な音使いは彼女の好みではなく、独自のセリエリズムを発展させ、自身の作品に採り入れるとともに、イギリス音楽界を代表する前衛作曲家として評価を確立しました。
とはいえ、このアルバムに収録された世界初録音となる彼女のオルガン作品は、刺激的な音使いがみられるものの、抒情的な面もあり、とても魅力的で色彩豊かな表現が使われています。
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PIANO CLASSICS
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ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:ピアノ曲集
12の性格的小品「一年」H.385
夜想曲ト短調H.337
ナポリの夜想曲ロ短調
序奏とカプリッチョ ロ短調H.349 |
マルティーナ・フレッツォッティ(pf) |
19世紀を代表する女性作曲家ファニー・ヘンゼルは、類まれな才能と驚異的な記憶力を持つピアニストで、近年再び注目されています。
弟のフェリックスと同じ教養教育を受け、音楽家、言語学者、芸術家として弟に劣らない才能を早い時期からに発揮していました。
作風は、バッハとベートーヴェンへの深い敬愛を反映していますが、フェリックスの音楽に見られる繊細な職人技と、叙情性も踏まえた独創的な形式や内容も併せ持っている印象を受けます。
今回収録された作品は、2つの夜想曲と、フェリックスの「無言歌集」と同等の印象をもつ12の小品。モティーフが巧妙なテクニックで統一された独創的な作品です。
1986年生まれのマルティーナ・フレッツォッティは、ラザール・ベルマン、エリソ・ヴィルサラーゼに師事。演奏の力強さと表現力の繊細さは、この音楽にとても合っているようです。
フレッツォッティのデビューアルバム。これからの活躍を期待したい演奏です。
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ユアン・シェン、チャイコフスキーのピアノ曲集
第2弾となる「子供のアルバム」を録音
チャイコフスキー:
子供のアルバムOp.39
中級程度の12の小品Op.40 |
ユアン・シェン(pf) |
このところ、精力的にリリースを続けているユアン・シェン。チャイコフスキーのピアノ曲集は、2017年の「四季」に続いて第2弾となる「子供のアルバム」を録音。
チャイコフスキーは、名人芸のような迫力と難度の高い音楽で聴衆を魅了してきましたが、生涯を通して、増え続けるアマチュア音楽家のための音楽作りにも取り組んでいたようです。
自らの個性を損なわず、また簡略することもなく、ある程度のテクニックを持つ人に向けた作品を残しています。
当時、『確実な収入源のための音楽』と言われることもあるようですが、チャイコフスキーらしさが盛り込まれた秀作であるといえるでしょう。
今作もユアン・シェンの繊細なタッチと重厚な表現力が光る演奏となっています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTO
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ALC 1447
(1CD-R)
¥1500
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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲、変奏曲
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) :
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
パガニーニの主題による変奏曲 Op.42 |
マルティノ・ティリモ (ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨエル・レヴィ (指揮) |
録音 : 1982年5月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン、イギリス/原盤
: EMI (Classic for Pleasure)
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ALC 1449
(1CD)
¥1500
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21の有名な合唱曲
カルフ・オルフ (1895-1982) :
カンタータ 「カルミナ・ブラーナ」 から
おお、運命の女神よ (H)
ジョルジュ・ビゼー (1838-1875) : オペラ
「カルメン」 から
行進曲と合唱 [Les Voici] (H) / 行商人たちの歌
[A Deux Cuartos] (H)
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901) :
オペラ 「イル・トロヴァトーレ」 から
鍛冶屋の合唱 (H)
オペラ 「ナブッコ」 から ヘブライの捕虜たちの合唱
(H)
シャルル・グノー (1818-1893) :
オペラ 「ファウスト」 から 兵士たちの合唱
(H)
ジュゼッペ・ヴェルディ :
オペラ 「ナブッコ」 から Gli arredi festivi
(H)
オペラ 「アイーダ」 から 大行進曲 (H)
アレクサンドル・ボロディン (1833-1887)
:
オペラ 「イーゴリ公」 から ポロヴェツ人の踊り
(抜粋) (H)
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759)
:
祭司ザドク HWV258 (抜粋) (N)
オラトリオ 「ユダス・マカベウス」 HWV
63 から 見よ、勇者は帰る (S)
オラトリオ 「メサイア」 HWV 56 から ハレルヤ・コーラス
(S)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1756-1791) :
レクイエム から ラクリモーサ (D)
エクトル・ベルリオーズ (1803-1869) :
オラトリオ 「キリストの幼時」 から 羊飼いたちの別れ
(D)
シドニー・カーター (1915-2004) :
ロード・オブ・ザ・ダンス [Lord of the
Dance] (L)
ジョゼフ・パリー (1841-1903) : マヴァヌイ
[Myfanwy] (T)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872-1958)
:
リンデン・リー [Linden Lea] (T)
ウェールズ民謡 / E・ジョーンズ 編曲 :
オール・スルー・ザ・ナイト [All Thro'
the Night] (T)
アーサー・サリヴァン (1842-1900) :
ザ・ロング・デイ・クローゼズ [The Long
Day Closes] (M)
エノック・マンカイ・ソントンガ (1873-1905)
:
神よ、アフリカに祝福を [Nkosi Sikele'
le Afrika] (O)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
:
交響曲 第9番 「合唱」 から 第4楽章 「歓喜の歌」
(抜粋) (B) |
ロンドン交響楽団 & 合唱団 (H/D/B)
リチャード・リコックス (指揮 (H))
コリン・デイヴィス (指揮 (D))
ベルナルト・ハイティンク (指揮 (B))
ウェストミンスター修道院聖歌隊 (N)
マーティン・ニアリー (指揮 (N))
アモールアルティス室内合唱団 (S)
イギリス室内管弦楽団 (S)
ヨハネス・ソマリー (指揮 (S))
ソールズベリー大聖堂聖歌隊 (L)
サイモン・ロール (指揮 (L))
トレオーキー合唱団 (T)
モリストン合唱団 (M)
オックスフォード・
クライスト・チャーチ聖歌隊 (O) |
原盤、ライセンサー : LSO Live (H/D/B) /
Vanguard (S) / Griffin (N/L/O) / Alto (T/M)
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ALC 1450
(1CD)
¥1500
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ロシアの伝説と舞曲
ニコライ・リムスキー=コルサコフ (1844-1908)
:
組曲 (交響曲)「アンタール」 Op.9
ミハイル・イッポリトフ=イヴァーノフ (1859-1935)
:
組曲 「コーカサスの風景」 Op.10
レインゴリト・グリエール (1875-1956) :
バレエ 「赤いけしの花」 Op.70 から ロシア水兵の踊り
アラム・ハチャトゥリアン (1903-1978) :
バレエ組曲「ガヤネー」(*) |
ユタ交響楽団 (*以外)
モーリス・アブラヴァネル (指揮 (*以外))
ウィーン国立オペラ管弦楽団 (*)
ヴラディーミル・ゴルシュマン (指揮 (*)) |
録音 : 1967年 (*以外) / 1959年以前 (*)/原盤
& ライセンサー : Vanguard
|
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ALC 1457
(1CD)
¥1500
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キャスリーン・フェリアー・シングズ・バッハ
& ヘンデル
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
:
ミサ ロ短調 BWV 232 から Qui Sedes
マタイ受難曲 BWV 244 から Grief for Sin
ヨハネ受難曲 BWV 245 から All is Fulfilled
ミサ ロ短調 BWV 232 から Agnus Dei
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759)
:
オラトリオ 「サムソン」 HWV 57 から Return
O God of Hosts
オラトリオ 「メサイア」 HWV 56 から O
Thou that Tellest Good Tidings
オラトリオ 「ユダス・マカベウス」 HWV
63 から Father Of Heaven
オラトリオ 「サムソン」 HWV 57 から He
Was Despised
オペラ 「アタランタ」 HWV 35 から Like
as the Love-lorn Turtle (**)
オペラ 「ロデリンダ」 HWV 19 から Art
Thou Troubled ? (*)
オペラ 「セルセ」 HWV 40 から Ombra mai
fu (Largo) (*)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ :
カンタータ BWV 11 から Ah Tarry Yet my
Dearest Saviour (+)
マタイ受難曲 BWV 244 から Have Mercy,
Lord (Erbame Dich) (#) |
キャスリーン・フェリアー (アルト)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (無印)
エイドリアン・ボールト (指揮 (無印))
フィリス・スパー (ピアノ (**))
ロンドン交響楽団 (*)
ナショナル交響楽団 (#)
マルコム・サージェント (指揮 (*/#))
ジャック管弦楽団 (+)
レジナルド・ジャック (指揮 (+)) |
録音 : 1952年10月 (無印) / 1949年、ラジオ放送録音、ノルウェー
(**)/原盤 : Decca (無印/+) / EMI (*/#)
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ALC 1460
(1CD)
¥1500
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ドヴォルジャーク:ピアノ協奏曲、ピアノ五重奏曲
アントニーン・ドヴォルジャーク (1841-1904)
:
ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33 (1876) (*)
ピアノ五重奏曲 第2番 イ長調 Op.81 (1887)
(+) |
スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)
プラハ交響楽団 (*)
ヴァーツラフ・スメターチェク (指揮 (*))
ボロディン・カルテット (弦楽四重奏 (+)) |
録音 :1966年6月2日、プラハの春音楽祭、ライヴ、スメタナ・ホール、市民会館、プラハ、チェコスロヴァキア
(*) 1983年 (1982年?)、ライヴ、モスクワ、ロシア、ソヴィエト
(+)
前出 : Praga, Czech Radioservis (*) / Olympia?,
Philips? (+)
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ALC 1462
(1CD)
¥1500
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テイラー:交響曲、カンタータ
サミュエル・コールリッジ=テイラー (1875-1912)
:
交響曲 イ短調 Op.8 (1896) (*)
カンタータ 「ハイアワサの婚礼」 Op.30
No.1 (1898) (+) |
オーフス管弦楽団 (*)
ダグラス・ボストック (指揮 (*))
ロイヤル・コラール・ソサイエティ (合唱 (+))
フィルハーモニア管弦楽団 (+)
マルコム・サージェント (指揮 (+)) |
録音 : 2005年9月20-23日、Frichsparken、オーフス、デンマーク
(*) / 1962年 (+)
原盤、初出 : Classico, CLASSCD 684 (*)
/ EMI (+)
ライセンサー : Classico/Membran (*)サミュエル・コールリッジ=テイラーはイギリスの作曲家・指揮者。
父はシエラレオネ (西アフリカの国) 出身の黒人で母はイギリスの白人。ロンドンに生まれ、王立音楽学校でチャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード
(1852-1924) に師事。
イギリス国内で評価を得た後アメリカ合衆国に進出、自作を指揮して成功を収め、「黒いマーラー」と称されました。
自らのルーツであるアフリカの音楽、黒人音楽も採り入れて注目されましたが、37歳の若さで病没しました。
「ハイアワサの婚礼」はコールリッジ=テイラーの大人気作で、特に指揮者マルコム・サージェントはこのカンタータを頻繁に演奏しました。
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<国内盤>
BRAVO RECORDS
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ザ・ライブ I / 田尻洋一
ベートーヴェン:
(1)交響曲第2番 ニ長調 Op.36
(2)交響曲第7番 イ長調 Op.92
編曲:田尻洋一 |
田尻洋一(ピアノ) |
2020年にリリースされ、大反響を呼んだ田尻洋一のベートーヴェン
交響曲第7番ライブ!今回は、あらたに発掘された第2番をカップリング。入念なリマスタリングを経て待望のリリースです!
ライブ録音:(1)2012年5月19日/いたみホール (2)2012年2月26日/伊丹アイフォニックホール/国内プレス、日本語帯・解説付
マスタリング・エンジニア:藤田厚生
桐朋学園大学卒業後、イディル・ビレット女史の唯一の弟子として研鑽を積んだ田尻洋一。1996年から、作曲家ごとの全曲演奏というユニークなスタイルで活動を開始、2000年以降は、管弦楽曲を自身で編曲したソロを次々とプログラムに取り入れ、通常のピアノ演奏会の枠を大きく超えた新たなジャンルを確立しています。
今回リリースするベートーヴェンの交響曲第2番と第7番は、2012年に開かれた田尻洋一ベートーヴェン交響曲連続演奏会におけるライブ録音で、第2番は初出、第7番は2020年にOTTAVA
RECORDS からリリースされたもの(OTTAVA-10004
/廃盤)と同一音源です。
今回のリイシューに向けて、レコーディング・エンジニアとして名高い藤田厚生氏が入念にリマスタリング、初リリースのときに入っていた不要な会場ノイズなどを出来る限り取り除きました。
田尻洋一は、ライナーノートの中で、第7番の演奏について次のように語っています。『(前略)そのような魂の鼓動をベートーヴェンが表現すると、まるで地球が地響きをたてて踊り狂うような、強力なエネルギーを感じさせる音楽になります。とてつもない熱量を放出する作品で、演奏していても、どんどんエネルギーが湧き出してくる感覚があります(後略)』。
田尻洋一がこれまでに、開催した全曲演奏会は以下のようになります。
モーツァルト: ピアノ・ソナタ全曲演奏会
(1997年、2010年)
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全曲演奏会
(96年、04年、09年、16年)
シューベルト: ピアノ・ソナタ全曲演奏会
(99年、14年)
シューマン: ピアノ作品全曲演奏会 (97年、17年)
ブラームス: ピアノ作品全曲演奏会 (98年、13年)
ほかにも、以下のような大規模演奏会を開催しています。
ショパン: 24 の前奏曲 + 24 の練習曲コンサート
(96年、06年)
リスト: 12 の超絶技巧練習曲全曲コンサート
(06年、10年)
2000年からプログラムに取り入れた管弦楽曲のオリジナル・ソロ編曲のジャンルでは、2012年にベートーヴェンの全交響曲、19年にはブラームスの全交響曲、ほかに、「未完成」「新世界」「悲愴」「プラハ」などの交響曲をはじめ、ベートーヴェンの「皇帝」をはじめ、モーツァルト、シューマン、ブラームス、ショパン、グリーグ、サン=
サーンスなどのピアノ協奏曲のソロ編曲版を演奏しています。
ソロをはじめ、室内楽アンサンブル、オーケストラなどへの客演も数多く、日本各地での演奏会は2000回を超える数となり、2010年はアメリカ、2011年からは毎年2
回のペースで欧州リサイタル公演を継続しており、2014年には日本スイス国交樹立150年記念リサイタルに招聘されています。
国際的な活動が認められ、スタインウェイ・ハンブルク本社からスタインウェイ・アーティストの称号を与えられました。
プロフィール
田尻洋一(ピアノ)
桐朋学園大学卒業後、ヨーロッパに留学。イディル・ビレット唯一の弟子として研鑽を積む。
これまでに、ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームスのピアノ・ソナタ全曲リサイタル、シューマンにおピアノ作品全曲演奏など、作曲家ごとの全曲リサイタル
( ツィクルス) を相次いで開催し、国際的にも注目を集める。管弦楽曲のオリジナル・ソロ編曲のジャンルでは、ベートーヴェン、ブラームスの交響曲全曲演奏を完遂。ほかにも「未完成」「新世界」「悲愴」など、レパートリーは多い。また、ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン、シューマン、ブラームスなどのピアノ協奏曲をピアノ独奏用に編曲し演奏している。これらの他にもオペラの序曲、室内楽、歌曲など、数多くの作品をピアノ独奏用に編曲し、自身のプログラムに取り入れている。独創的で旺盛な活動は、スタインウェイ・ハンブルク本社から高く評価され、スタインウェイ・アーティストの称号を授与されている。
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4/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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ACC 26416
(3CD)
¥4500
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ヘンデル音楽祭ライヴ、『ロデリンダ』
ヘンデル:歌劇『ロデリンダ』(全3幕) HWV19
台本:ニコラ・フランチェスコ・ハイム
初演:1725年2月13日、ロンドン・キングス劇場 |
アンナ・デニス(ソプラノ;ロデリンダ)
クリストファー・ローリー(カウンターテナー;ベルタリード)
トーマス・クーリー(テノール;グリモアルド)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(メゾソプラノ;エドゥイジェ)
ジュリアン・ヴァン・メレールツ(カウンターテナー;ガリバルド)
オーウェン・ウィレッツ(カウンターテナー;ウヌルフォ)
ローレンス・カミングス(指揮)、
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団 |
100周年を超えたヘンデル音楽祭、その歴史の素晴らしさが結実したライヴ録音
録音:2021年9月9日/ドイツ、ゲッティンゲン劇場(ライヴ)/[CD1]72:26、[CD2]66:51、[CD3]58:13
1920年から行われているゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭。毎年ヘンデルのオペラを中心に様々な作品が演奏される大規模な催しが続いていましたが、100周年となる2020年はコロナの影響でやむなく開催を断念。
そして2021年に開催された音楽祭で上演されたのがこの『ロデリンダ』です。
1920年第1回の音楽祭で取り上げられた演目であり、特別な思いが込められた選曲と言えましょう。
2012年から音楽祭の音楽監督を務めてきたカミングスにとって、音楽監督最後の年でもありました。
残されたライヴ録音からも充実した演奏の空気感がビリビリと伝わってきます。
愛と情熱、嫉妬と陰謀、王位をめぐる人間関係に複雑に絡み合う恋愛事情・・・実にバロックオペラ的な筋書きに、ヘンデルならではの変化に富んだ感情豊かな音楽が炸裂する名作『ロデリンダ』。
1720年代のロンドンで一流の歌手と管弦楽団に恵まれたヘンデルが完成させた作品だけに、出演者に対する要求も高いものとなっています。
ローレンス・カミングスはイギリス古楽界の名匠として名を馳せる指揮者・チェンバリスト。
1999年からロンドン・ヘンデル音楽祭の音楽監督、2012年からゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭の音楽監督を務めた、紛れもないヘンデルのスペシャリストです。
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HARMONIAMUNDI
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鍵盤作品だけじゃない!
ドメニコ・スカルラッティの真価を問う傑作
ドメニコ・スカルラッティ:スターバト・マーテルほか
D.スカルラッティ(1685-1757):
1. ソナタ K.144 ト長調~カンタービレ
2-11. スターバト・マーテル ハ短調
12-15. ソナタ K.90 ニ短調
16. シャルル・アヴィソン(1709-1770):アレグロ
(D.スカルラッティにもとづく合奏協奏曲第3番
ニ短調より)
D.スカルラッティ:
17. 私は少しずつ感じる Sento, che a poco,
a poco
~歌劇『影の愛とアウラの嫉妬
Amor d'un'Ombra e Gelosia d'un'aura』より
第1幕第3場
18. ソナタ K.213 ニ短調~アンダンテ
19. シンフォニア。カンタービレ・アンダンテ
(カンタータ"ああ、私はどうしたんだろう
O qual meco Nice cangiata"(台本作者不明)より)
20. 私に少しください Dammi un poco~
歌劇『影の愛とアウラの嫉妬』より第2幕第5場
21-25. カンタータ"眠っていても、私を愛する者が現れ、なぐさめてくれる
Pur nel sonno almen tal'ora"
(台本:メタスタージオ)
26. 愛の神よ Dio d'amor ~
歌劇『影の愛とアウラの嫉妬』より第3幕第3場 |
ル・カラヴァンセライユ
ベルトラン・キュイエ
(指揮、オルガン、チェンバロ)
ソリスト:
エマニュエル・ド・ネグリ(ソプラノ)
パウル=アントワーヌ・ベノ=ジャン(カウンターテナー)ほか |
ドメニコ・スカルラッティの真価を問う傑作スターバト・マーテルをベルトラン・キュイエの指揮で
録音:2020年10月
D.スカルラッティといえば、500を超えるウィットに富んだ鍵盤のためのソナタが有名ですが、オペラや世俗カンタータのジャンルでも、その発展に大きな足跡をのこしています(資料が散逸しているものも多い)。
この盤で、キュイエは、ドメニコが教会音楽にのこした足跡に焦点をあてて作品を選定、録音しています。
10声部からなるこのスターバト・マーテルは、資料が残されている貴重な作品のひとつなだけでなく、ドメニコの和声と対位法のセンスの素晴らしさを示す傑作。
10声部と通奏低音からなる作品ですが、ドメニコのハーモニーと対位法の比類なき技巧を示しています。'Inflammatus
et accensus'では、ソプラノとアルトによる、厳しくも激しいかけあいがあり、キリストの磔刑の痛ましさを象徴的に表現しているようです。
カンタータは、ドメニコの初期作品で、メタスタージオのテキストによるもの。ドメニコはこのテキストを、あの伝説のカストラート歌手ファリネッリ(本名:カルロ・ブロスキ)から受け取ったといいます。
ほかにも、オペラからの抜粋など、聴きどころ満載の1枚となっております。
ベルトラン・キュイエ=8歳で母ジョスリン・キュイエの手ほどきによりチェンバロを始める。父は指揮、バロック・ヴァイオリンのダニエル・キュイエ(アンサンブル・ストラディヴァリアほかリーダー)。パリ国立高等音楽院でルセに師事、また、ピエール・アンタイのもとでも学んでいる。1998年ブルージュ国際コンクールで入賞。2015年、アンサンブル「ル・カラヴァンセライユ」を結成。
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HMM 902689
特別価格
¥3100
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Schubert-Glaube, Hoffnung, Liebe/信仰と希望と愛と
シューベルト:
1. 信仰と希望と愛と D.955/2. あこがれ
D.636/
3. 秋の夜の月に寄せる D.614/
4. 双子座に寄せる舟人の歌 D.360/
5. 墓掘人の郷愁 D. 842/6. 盲目の少年 D.833/
7. 魔王 D.328/8. 万霊節の連祷 D.343/
9. 休みなき愛 D.138/10. 小人 D.771/
11. 漁夫の愛の幸せ D.933/12. 水の上で歌う
D.774/
13. 夜と夢 D.827/14. 別れ D.475/
15. この世からの別れ D.829 |
サミュエル・ハッセルホルン(バリトン)
ヨーゼフ・ミドルトン(ピアノ) |
注目の若手バリトン、ハッセルホルンによるシューベルト
録音:2021年4月、ラ・クールワ(フランス)
ハルモニア・ノヴァ・シリーズで、シューマン作品集(HMN
916114)でデビューした注目のバリトン、サミュエル・ハッセルホルンによるシューベルトの登場。
ディースカウの再来かと思うような、抑制の効いた表現、そして1990
年生まれの若きハリとパワーが漲った、今のハッセルホルンがここにあります。
自然、夜、別れ、不在、死といった、シューベルトが好んだテーマに沿って、有名作品やあまり演奏機会のない曲が並んでおりますが、いずれもハッセルホルンの歌が光る、秀逸なプログラムです。
シューマンの盤同様、ヨーゼフ・ミドルトンがピアノを担当。歌詞の世界がこれ以上なくあざやかに広がります。
サミュエル・ハッセルホルン(バリトン):
1990 年生まれ。2018 年エリザベート王妃音楽コンクール声楽部門で第1
位に輝き、ウィーン国立歌劇場のアンサンブルのメンバーとして、時にベルコーレ(愛の妙薬)やフィガロ(フィガロの結婚)として登場。
ヨーロッパやアメリカの歌劇場で活躍するほか、リート歌手としても頭角を現しており、ウィグモア・ホールでも既にデビューを果たしている。
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MIRARE
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Ljus~Swedish Songs「光」~スウェーデン歌曲集
1. トール・アウリン(1866-1914):ばらに(Till
en ros)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):
2. メロディ(Melodi)3. 彼方を船はゆく(Det
far ett skepp)
4. Fylgia(フュリア)
5. テューレ・ラングストレム(1884-1947):ただひととき(Den
Enda Stunden)
6. ステーンハンマル:楓の木陰で(I lonnens
skymning)
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):
7. 山羊よ、坊やのところまで(Kom bukken
til gutten)
8. 収穫後の歌(Sang efter skordeanden)
9. テューレ・ラングストレム:別れ(Avskedet)
10. ステーンハンマル:森で(I skogen)
ボー・リンデ(1933-1970):
11. リンゴの木と洋梨の木(Appeltrad och
parontrad)
12. あなたが私に口づけをした草原で(Den
angen dar du kysste mig)
13. シグルド・フォン・コック(1879-1919):
シャイトラの月に(I manaden Tjaitra)
トゥーレ・ラングストレム:
14. 夜の翼(Vingar i natten) 15. 夜への祈り(Bon
till natten)
16. ラーシュ=エリク・ラーション(1908-1986):
草はさまよえる足の下で歌う(For vilsna
fotter sjunger graset)
17. ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル:
待つは楽しい(Intet ar som vantanstider)
18. トール・アウリン:
そして騎士は聖地に向かった(Och riddaren
for uti osterland)
19. トゥーレ・ラングストレム:セレナード(Serenad)
20. グスタフ・ノルドクビスト(1886-1949):海で(Till
havs)
21. ヴィルヘルム・ステーンハンマル:海辺の歌(En
strandvisa)
22. グンナル・デ・フルメリー(1908-1987):
あなたが私の目をとじるとき(Nar du sluter
mina ogon)
23. ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル:Boljeby
Waltz(Boljeby-vals) |
マリーヌ・シャニョン(メゾ・ソプラノ)
ジョセフィーヌ・アンブロセッリ(ピアノ) |
スウェーデンの美しい歌
53'22
Ljusとはスウェーデンの言葉で「光」を意味します。
メゾ・ソプラノのマリーヌ・シャニョンと、ピアノのジョセフィーヌ・アンブロセッリは、スウェーデンを旅した時に、その空気と光に魅了されたそう。
北欧といえばその寒さや冬の間の夜の長さが有名ですが、だからこそ、太陽の光やそのあたたかさに感激したといいます。
このアルバムは、そうした「光」に焦点をあてた1
枚。
若きふたりが、きらめくように、そしてあたたかく、希望や喜びをもって歌い上げる、スカンジナビアのもっとも美しい旋律の数々をお楽しみいただけます。
マリーヌ・シャニョン(メゾ・ソプラノ)---2017年パリ国立高等音楽院に入学、エレーヌ・ゴルゲヴィットのクラスで学ぶほか、カリーヌ・デエやバーバラ・ハンニガンのマスタークラスに参加。
シャトレ座で、子供と魔法の猫でデビュー。モンテヴェルディやモーツァルトのオペラで出演を重ねている。フランスの若手歌手で今後の活躍が期待されている。
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PAN CLASSICS
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ホルヘ・ヒメネス(ヴァイオリン)
バッハ再考 ~無伴奏ヴァイオリンによるゴルトベルク!
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(ホルヘ・ヒメネス編、ヴァイオリン独奏版) |
ホルヘ・ヒメネス
(ヴァイオリン;
1680年フランチェスコ・ルッジェーリ製) |
シャコンヌを超えるインパクト?
ヴァイオリン1挺で奏でるアリアと30の変奏、曲に魅せられた奇才奏者の果敢なる挑戦!
録音:2019年11月24‐26日/バルセロナ、ビラノバ・イ・ラ・ヘルトル、エドゥアルド・トルドラ公会堂/52:03
1996年にグレン・グールドの弾く「ゴルトベルク」を聴いて以来、その音楽が心をとらえて離さないというホルヘ・ヒメネス。
ヴァイオリニストとして6曲の無伴奏作品などに対峙するうちに、このバロック時代の最も複雑な鍵盤作品のひとつを無伴奏ヴァイオリンのために編曲することを決意。
「ヴェルサイユ宮殿の家具をすべて小さな部屋に収めようとするようなもの。ベストなものを選び、小さな部屋に大きな部屋の雰囲気を残すようにしなければならない」と語るヒメネス。
曲を熟知し、楽器の可能性をすべて出し切って実現された、大きな夢。実に挑戦的な1枚に仕上がりました。
【ホルヘ・ヒメネス プロフィール】
スぺインのアンサンブル「Tercia Realidad」の創設者・指揮者であり、古楽を中心に21
世紀までのさまざまなスタイルの音楽をエキサイティングに演奏するスペインの奇才ヴァイオリニスト。
ラルペッジャータ、ハノーヴァー・バンド、ラ・リゾナンツァ、イ・ファジョリーニ、カペラ・クラコヴィエンシスなどの名だたる古楽アンサンブルでコンサートマスターを務め、ロンドンのシェイクスピアズ・グローブ座にも音楽監督・ソリストとして定期的に出演、マックス・リヒターの「四季」などを取り上げた。
またソリストとしても世界各地で公演、多彩なプログラムを披露している。使用楽器は〈1680年フランチェスコ・ルッジェーリ製〉と〈1780年ミケランジェロ・ベルゴンツィ製〉。
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NAXOS
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8.660498
(3CD)
¥5400 →\4990
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録音1996年、若きウラディーミル・ユロフスキ
ジャコモ・マイアベーア(1791-1864):
歌劇《北極星》全3幕(1854)
【CD1】1. 序曲/2-18. 第1幕
【CD2】1-13. 第2幕
【CD3】1-8. 第3幕 |
カトリーヌ....エリザベス・フートラル(ソプラノ)
ペーテル(ピョートル大帝)....
ウラディーミル・オグネフ(バス)
プラスコヴィア....ダリーナ・タコヴァ(ソプラノ)
ダニロヴィッツ....アレッド・ホール(テノール)
グリツェンコ....クリストファー・モルトマン(バリトン)
ジョルジュ....フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)
他
ウェックスフォード・フェスティバル・オペラ合唱団
アイルランド国立交響楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮) |
録音: 1996年10月27、30日、11月2日 Wexford
Opera Festival(アイルランド)
MARCO POLO 8.223829-31のレーベル移行盤
この歌劇《北極星》は、1844年にベルリンで初演した《シュレージエンでの野営》の人気を受け、フランス語ヴァージョンをオペラ=コミック座で上演したいという申し出を受けたマイアベーアが、この歌劇の曲を素材として改作した作品です。
ウジェーヌ・スクリーブによるフランス語の台本が用いられており、牧歌的な恋愛の駆け引きと、軍隊生活の様子が混在する独特の筋書きが特徴。
喜劇でもあり、シリアスな劇でもあるというユニークな性格を持ち、華やかなオーケストレーションによる音楽と迫力ある合唱が多用された聴きごたえのある歌劇に仕上がっています。
終盤に置かれたカトリーヌの「狂乱の場」も聴きどころ。この演奏は1996年に開催されたウェックスフォード音楽祭の上演を収録したもの。
デビュー直後のフローレスをはじめとした若手キャストによるみずみずしい歌声と華やかなオーケストラを、ウラディーミル・ユロフスキが手堅くまとめています。
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フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
ピアノ三重奏曲集 第6集
ピアノ三重奏曲第15番 ト長調 Hob.XV:15
1. I. Allegro/2. II. Andante/3. III.
Finale: Allegro moderato
ピアノ三重奏曲第38番(ディヴェルティメント)
変ロ長調 Hob.XV:38
4. I. Allegro moderato/5. II. Menuetto
- Trio/6. III. Presto
ピアノ三重奏曲第32番 ト長調 Hob.XV:32
7. I. Andante/8. II. Allegro
ピアノ三重奏曲第40番
(ディヴェルティメント) ヘ長調 Hob.XV:40
9. I. [Moderato]/10. II. Menuet/11.
III. Finale: Allegro molto
ピアノ三重奏曲第39番 ヘ長調 Hob.XV:39
12. I. Allegro/13. II. Andante/14.
III. Allegro/
15. IV. Menuetto – Trio/16.
V. Scherzo
ピアノ三重奏曲 ニ長調 Hob.deest
17. I. Allegro molto/18. II. Andante |
アクィナス・ピアノ三重奏団
【メンバー】
ルート・ロジャーズ(ヴァイオリン)
キャサリン・ジェンキンソン(チェロ)
マーティン・カズン(ピアノ) |
録音: 2021年2月18-19日 Trinity Concert
Hall, Trinity School, Croydon(UK)
2008年から継続するNAXOSのハイドン「ピアノ三重奏曲」シリーズの第6集は、第5集に続き、演奏をアクィナス・ピアノ三重奏団が担当。
ハイドンのピアノ三重奏曲の多くは、用いられる楽器がチェンバロからフォルテピアノへと移行するとともに、ソナタ形式がある程度定まった時期に書かれました。
これらは弦楽四重奏曲とほぼ平行して書き続けられており、1755年頃に書かれたへ長調
Hob.XV:40 のような初期の作品はディヴェルティメント、もしくはパルティータと呼ばれるほか、第15番ト長調
Hob.XV:15のようにヴァイオリンの代わりにフルートでも演奏可能とされている作品などその内容は多彩です。
軽やかで風通しのよいハーモニーを特徴とする6曲をお楽しみください。
【アクィナス・ピアノ三重奏団】
2015年12月にウィグモア・ホールでデビュー。ロンドンを中心に演奏活動を行うとともに、サン=サーンスやメンデルスゾーンの三重奏曲の録音で高く評価される英国のアンサンブルです。
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エドワード・グレグソン(1945-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第1番(2014)
1. I. Dramatically - Fast, with energy
- Expressively
劇的に - 速く、活き活きと - 表情豊かに
2. II. Fantasia on a Chorale コラールによる幻想曲
3. III. Not too fast, but with energy
早すぎず、しかし活き活きと
4. Le Jardin a Giverny ジヴェルニーの庭(1964/2016)
(コールアングレと弦楽四重奏版)
三部作(2011/2020年ヴァイオリン版)
5. I. A Dionysian Dialogue ディオニソスの対話
6. II. Liebeslied 愛の悲しみ
7. III. Moto perpetuo 無窮動
8. ミサ・ブレヴィス・パーチェム - ベネディクトゥス
(1988/2021アルト・サクソフォンと弦楽四重奏版)
9. 弦楽四重奏曲第2番(2017)
世界初録音 |
アリソン・ティール(コールアングレ)・・・3-5
ロブ・バックランド(アルト・サクソフォン)・・・8
ナバラ四重奏団
【メンバー】
ベンジャミン・マーキス・ギルモア(ヴァイオリン)
バルトシュ・ヴォロフ(ヴァイオリン)....1-4、8、9
サーシャ・ボータ(ヴィオラ)....1-4、8、9
ブライアン・オケーン(チェロ)....1-4、8、9 |
録音: 2021年11月20、21日(作曲者立ち合いのもと録音) St
John The Evangelist, Upper Norwood, London(UK)
1945年、イングランド出身の作曲家エドワード・グレグソン。王立音楽アカデミーで作曲とピアノをアラン・ブッシュに師事、作曲部門で5つの賞を獲得しました。
その後は優れた作曲家として、BBCフィルハーモニックやロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ボーンマス交響楽団やハレ管弦楽団などから委嘱を受ける他、さまざまな著名ソリストのために協奏曲を作曲、また吹奏楽や金管アンサンブルのための作品も多く、2016年にはブラック・ダイク・バンドに作品を提供するなどこの分野の貢献度の高さも知られています。
1970年代から80年代にかけての彼の作品は、どちらかというと抽象的なコンセプトに基づくものが多かったのですが、近年、とりわけ21世紀になってからは、表現力に磨きがかかり、情感豊かな作品が増えています。
批評家に「厳格さと静謐さを併せ持つ、驚くべき作品」と絶賛された弦楽四重奏曲第1番や、超絶技巧を駆使した「三部作」、まろやかで色彩的な音使いが美しい弦楽四重奏曲第2番など、現在のグレグソンの心情を端的に表すかのような曲が並びます。
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ロバート・ドッカー(1918-1992):管弦楽作品集
1. 伝説....世界初録音/2. 舞踏会の情景
オーボエと弦楽のための3つのコントラスト
3. No. 1: 行進曲風/4. No. 2: ロマンス/
5. No. 3: ロンドレット/6. タバリナージュ
バレエの情景
7. 前奏曲/8. アレグレット/
9. アダージョ/10. フィナーレ/
11. エアーとジグ - エアー/12. カンブリアの魂/
13. 妖精のリール・ダンス/14. ブルー・リボン....世界初録音/
15. パスティーシュ変奏曲....世界初録音 |
ウィリアム・デイヴィス(ピアノ)....1、15
デイヴィッド・プレスリー(オーボエ)....3-5
RTEコンサート・オーケストラ
バリー・ナイト(指揮) |
録音: 1995年3月27-28日 O'Reilly Hall,
Dublin University, Dublin(アイルランド)
MARCO POLO 8.223837のレーベル移行盤
1945年生まれ、ロバート・ドッカーは英国のライト・ミュージックの作曲家、ピアニスト。アレンジャーとしてもさまざまな作品をオーケストラのために編曲しています。
パディントンの労働者家庭に生まれた彼は、ロンドン議会の奨学金の助けを借り、王立音楽院でヴィオラ、ピアノ、作曲を学びました。
第二次世界大戦にライフル隊の軍曹として従軍、その後は結婚しサフォークに住み、作曲活動に励みながら、晩年の20年間には多くのコンサートやテレビ番組に出演しました。
最高傑作とされるピアノとオーケストラのための「伝説」と各々の変奏曲が異なる作風によって書かれた「バスティーシュ変奏曲」は、彼の存命時にアディンセルの「ワルソーコンチェルト」と並ぶ人気を博しました。
また機知に富んだ旋律が楽しい「タバリナージュ」もドッカーの優れたオーケストレーションの妙が味わえます。
「オーボエと弦楽のための3つのコントラスト」はBBCコンサート・オーケストラの首席奏者リンデン・ハリスのために5年ほどの間に書いたコンチェルト・スタイルの3つの曲を集めたもの。
「カンブリアの魂」はウェールズの伝統的な4つの旋律をアレンジしたもの。ここでもドッカーのアレンジャーとしての才能が強く発揮されています。
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ロード・バーナーズ(1883-1950):歌曲集/ピアノ音楽集
1. ポルカ(1941)
歌曲集 - ドイツ風の3つの歌(1913-18)
2. No. 1. Du bist wie einer Blume/
3. No. 2. Konig Wiswamitra/4. No. 3.
Weihnachtslied
5. Le poisson d'or (1915)
6. Dispute entre le papillon et le crapaud
(1915頃)
3つのシャンソン(1920)
7. No. 1. Romance/8. No. 2. L' etoile
filante/
9. No. 3. La fiancee du Timbalier
3つの小葬送行進曲(1916)
10. No. 1. Pour un Homme d'etat/11.
No. 2. Pour un canari/
12. No. 3. Pour une tante a heritage
3つのイギリスの歌(1920)
13. No. 1. Lullaby
14. No. 2. The Lady Visitor in the Pauper
Ward
15. No. 3. The Green-Eyed Monster
心理学的断章(1916頃)
16. La haine/17. le rire/18. Un soupir/
19. Dialogue between Tom Filuter and
his Man,by Ned the Dog Stealer
トム・フィルターと「犬泥棒ネッドの傍らの男」の対話(1924)
20. 行進曲(1945)/21. 楽園からの追放(1945)
3つの歌(1921)
22. The Rio Grande (Capstan Shanty)/
23. Theodore, or the Pirate King/
24. A Long Time Ago (Hilliard's Shanty)/
25. ワルツ(1943)/26. 赤いばらと赤い鼻(1940頃)/
27. おいで、アルジャーノン(1944) |
イアン・パートリッジ(テノール)....
2-4、7-9、13-15、19、
22-24、26、27
レン・ヴォースター(ピアノ) |
録音: 1998年10月1-3日、11月30日-12月2日 National
Academy of Music、メルボルン(オーストラリア)
MARCO POLO 8.225159のレーベル移行盤
イギリスの作曲家・小説家・画家、ロード・バーナーズ(バーナーズ卿)。本名はジェラルド・ヒュー・ティアウイット=ウィルソンという名門バーナーズ家の第14代男爵です。
イートン・カレッジで学び爵位を継承するまでは外交官として活躍、ヨーロッパ旅行で得た経験を生かし、ストラヴィンスキーから助言と励ましを受けながら、基本的に独学で作曲を学び音楽家としても才能を発揮、主としてバレエ音楽の分野で活躍しました。
このアルバムには歌曲とピアノ曲を収録。ハイネの詩を用いた「ドイツ風の3つの歌」などウィットに富んだ歌曲や、バーナーズがストラヴィンスキーに捧げた自作の詩「
Le poisson d'or =黄金の魚」によるピアノ曲、人生に対するバーナーズの鋭い視点が生きた「3つの小葬送行進曲」など、さまざまな表情を持つ作品が並びます。
見事な歌唱を聴かせるのはイギリス歌曲のオーソリティ、イアン・パートリッジです。
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GENUIN
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「フルートとピアノのためのフランスの音楽」
ボザ:アグレスティード Op.44
カプレ:夢想と小さなワルツ
鈴木理香:遠いかすかな記憶2
フォーレ:フルートとピアノのためのコンクール用小品
棚田文紀:こだまする森3
フォーレ:ソナタ第1番 イ長調 Op. 13(原曲
ヴァイオリン・ソナタ) |
古賀敦子(フルート)
棚田文紀(ピアノ) |
古賀敦子GENUINへの7枚目のアルバム!パリで活躍する2人の日本人による古賀のための作品も収録
録音:2021年7月7-9日 ドイツ ライプツィヒ [61'11] ※日本語解説付き
GENUINの看板アーティスト、フルートの古賀敦子の新譜。今回は棚田文紀の伴奏でフランスとフランス関連の音楽を収録している。
アンドレ・カプレの「夢想と小さなワルツ」は19世紀末のフルートとピアノための作品でも特に美しい名曲。
ウジェーヌ・ボザのアグレスティードは1942年作ながらロマンティシズムに満ち溢れている。ガブリレル・フォーレの2曲に加え、棚田と鈴木理香というパリで活動する二人の日本人の作曲家の作品を含めているのが特徴。
いずれの曲でも古賀のパリ仕込みのフルートの美しく華やかな音色が映え、しかも日本的わびさびも生きている。
古賀敦子は福岡県福岡市の生まれ。パリ国立高等音楽院フルート科を第1位で卒業。数々のコンクールで優勝、入賞を果たす。2001年からマクデブルク・フィルハーモニー交響楽団に所属している。
棚田文紀は1961年、岡山県岡山市の生まれ。東京芸術大学作曲家を卒業後、パリ国立高等音楽院を修了。パリを拠点に活躍しており、1991年から同音楽院のフルート科のピアニスト、2014から室内楽教授を務めている。
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「自信」~テレマンのカンタータと歌曲
テレマン:
心配なしに TWV25:59/中産階級 TWV25:72/
満足 TWV20:29 /孤独 TWV25:62/
田舎の喜び TWV20:33/勇敢な求婚者 TWV25:76/
愛 TWV20:32/苦しみの中で安心して TWV25:44/
私は笑い、泣き、冗談を言うことができる
TWV20:15/
誰もが自らの裁判官である TWV25:85/
適度な幸せ TWV20:31/
金 かね TWV25:40/幸運 TWV25:71 |
ズザンネ・ラングナー(メッゾソプラノ)
マティアス・キースリング(横フルート)
クリスティアン・フォス(ヴァイオリン)
アンナ・ライゼナー(チェロ)
クリストフ・ハーゲマン(チェンバロ)
マグヌス・アンダーソン(リュート) |
録音:2021年4月21-23日,5月5日 ドイツ ベルリン・ヴァンゼー[54'38]
テレマンの膨大な作品の中でも、テレマン作品番号でTWV20
世俗カンタータとTWV25 教育目的の作品には、当時の市民階級向けに道徳を説く面白い小カンタータや歌曲が多々ある。
残念ながらこれらは録音ではあまり顧みられることがなかった。
ここではドレスデン生まれの古楽メッゾソプラノ、ズザンネ・ラングナーが素敵に歌っている。
歌詞(ドイツ語のみ掲載)を読ながら聞くのが一番だが、内容なんて分からずともテレマンの音楽はたいへんに魅力的で、ラングナーの美声に酔いしれることができる。
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マーラーの「アダージェット」が天使のように美しい
エリーザベト・プランク(ハープ)
「物思い」~独奏ハープのための作品集
フォーレ:塔の中の王妃 Op.110
シュポア:「私はまだ春の中にいる」に基づく変奏曲
Op.36
フンパーディンク:「夜曲」
マーラー(プランク編):交響曲第5番~アダージェット
プロコフィエフ:「束の間の幻影」~第7曲「絵のような」
プロコフィエフ:10の小品 Op.12~前奏曲
Op.12-7
プロコフィエフ:エレオノーラ
デュセック6つのハープ・ソナタ集 C162~ソナタ第3番
ト長調
ツァマラ:私の初めての思い ロマンス
アルヴァーズ:私の若い頃の情景~ハープのための大幻想曲Op.75 |
エリーザベト・プランク(ハープ) |
録音:2021年6月8-10日 オーストリア ツィールスドルフ [83'38]
オーストリア出身の若手ハーピスト、エリザベート・プランクは、過去2シーズン、ウィーン・コンツェルトハウスから「素晴らしい才能の持ち主」として選ばれました。
今回のアルバムで彼女は有名な作曲家とあまり知られていない作曲家の両面に焦点を当てていて、とくにグスタフ・マーラー、アルフレッド・ザマーラ、エリアス・パリッシュ・アルヴァースの3人の作品の録音が収録されているのが注目。セルゲイ・プロコフィエフからヤン・ドゥシェックまで、そして儚げな印象から深い愛の嘆きまで、様々な情感を持つ作品を、きらびやかで色彩豊かなハープの音色と完璧なフレージングで演奏しています。
なかではやはり予想通りとはいえ、マーラーの「アダージェット」が天使の吐息のように美しい。
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「深い高み」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」~天使のように美しく
ブージョワ:バス・トロンボーンとバンドのための協奏曲
Op.239a
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」~誰でも一度は恋をして
レベデフ:チューバ/バス・トロンボーンと管弦楽のための協奏曲第1番
ヴェルディ:「ドン・カルロ」~彼女は私を愛してはいなかった
ブルーベック:プラハ協奏曲~バス・トロンボーンと管弦楽のための
ワーグナー:「タンホイザー」~ああお前よ、私の優しい夕星よ |
リザ・ホッホヴィンマー(トロンボーン)
ベンヤミン・ライナース(指揮)
キール・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2021年3月24―26日 ドイツ キール [68'09]
トロンボーンのオリジナルの協奏曲とトロンボーンで吹いた有名オペラ・アリア(いずれもバリトンもしくはバスのアリア)を並べた面白い試みのCD。
どちらの曲においてもドイツのトロンボーン奏者、リザ・ホッホヴィンマーが見事な腕前を披露してくれる。
リザ・ホッホヴィンマーはミュンヘンとウィーンで学んだ後、2020年まではまだ就学中だったにもかかわらず、2017年にキール・フィルハーモニー管弦楽団のバス・トロンボーンとコントラバス・トロンボーンの奏者に就任したほどの実力の持ち主。
修了後はソリストとしてもドイツ各地で活躍している。
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BARYTON
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ミケーレ・マシッティ (1664-1760) :
ヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ
Op.5 から
第1番 (*) / 第3番 (#) / 第5番 (+) /
第7番 / 第9番 / 第11番 (*) |
フェデリーコ・マリア・ヴァレーリオ (ヴァイオリン)
ジャンニ・ラ・マルカ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ 7弦 (*)、
ヴィオラ・ダ・ガンバ 6弦 (+)、
チェロ (#)、ピッコロ・チェロ (無印))
アントニオ・ヴァリアーノ (スピネット) |
録音 : 時期の記載なし、スタジオ GLM、サン・ジュリアーノ・デル・サンニオ、イタリア
ミケーレ・マシッティ (マスチッティとも表記)
はイタリアのヴァイオリニスト・作曲家。1704年パリに移住、1739年フランスに帰化しました。コレッリ以来のイタリアの作風とルベル、クープラン、ルクレールといったフランスの作曲家たちの作風を融合させたヴァイオリン・ソナタがよく知られています。
フェデリーコ・マリア・ヴァレーリオはローマのサンタ・チェチーリア音楽院でルイージ・マンジョカヴァッロにバロック・ヴァイオリンを師事したイタリアのヴァイオリニスト。
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ジョスカン・デプレ (1450/1455頃-1521) :
イン・プリンツィピオ (初めに)
Liber generationis Jesu Christi
Missis est Gabriel
O Virgo virginum
In principio erat Verbum
Praeter rerum seriem
O admirabile commercium
Quando natus es
Rubum quem viderat Moyses
Germinavit radix Jesse
Ecce Maria genuit
factum est autem |
デ・ラビリント
ナディア・カリスティ、ラウラ・ファブリス、
アリアンナ・ミチェーリ、
フェデリーコ・フィオーリオ (カントゥス)
マッテオ・ピガート (カントゥス、アルトゥス)
アンドレス・モンティジャ=アクレロ、
レナート・グロット (アルトゥス)
マッシモ・アルティエーリ (アルトゥス、テノール)
リッカルド・ピザーニ、マルコ・スカヴァッツァ、
ラッファエーレ・ジョルダーニ、
ジャコモ・スキアーヴォ (テノール)
グリエルモ・ブオノサンティ、
アルベルト・スパダロット、エンリコ・バーヴァ、
マルコ・サッカルディン (バッスス)
エレーナ・ベルッツィ、ジャンルーカ・フェラリーニ、
ヴィンツェンツォ・ディ・ドナート、
エンリーコ・インバルツァーノ、
マッテオ・ベッロット (歌唱声部記載なし)
ワルター・テストリン (指揮) |
録音 : 2020年7月15-18日、サンタ・マリア
& サン・ゼノーネ教会、ズリアーノ、イタリア
ルネサンス教会合唱音楽を専門とするイタリアの声楽アンサンブル、デ・ラビリント。ラッスス、パレストリーナ、ジェズアルド等の録音もありますが、彼らが本領を発揮するのはやはりジョスカン・デプレ。ほどよく厚みのある声で明快・流麗に歌われていきます。
上記、歌手名の後の (カントゥス) 等は声域ではなく歌唱声部を示すものです。
デ・ラビリントの自主制作盤が Baryton からディストビュートされる形になり、やや高価となっております。
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MV CREMONA
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バロックの熱狂
1679年アントニオ・ストラディヴァリ作のヴァイオリンとギターで聴く
イギリスにおけるコレッリとその周辺の音楽 |
フェデリーコ・グリエルモ (ヴァイオリン "Hellier"
(V))
ディエゴ・カンタルーピ (ギター "Sabionari"
(G)) |
ミシェル・ファリネル [Michel Farinel]
(1649-1726) :La Folia ["The Division
Violin", London 1684] (V/G)
トマス・バルツァー [Thomas Baltzer]
(1631頃-1663) :
A Prelude for the Violin by Sen'r
Balshar a Germaine["The Division Violin",
London 1684] (V)
ガスパル・サンス [Gaspar Sanz] (1640-1710)
:
Canario ["Instruccion de Musica
sobre la guitarra espanola", Zaragoza,
1674] (G)
ニコラ・マッテイス [Nicola Matteis]
(1650-1714) :
Diverse Bizzarrie sopra la vecchia
Sarabanda o pur Ciaccona
["Ayrs for the Violin, The
First Part", (London?) 1676] (V/G)
Passaggio rotto - Andamento veloce
["Other Ayrs for the Violin,
The Second Part", (London?) 1676] (V)
ガスパル・サンス : Preludio o capricho
arpeado por la +
["Instruccion de Musica sobre
la guitarra espanola", Zaragoza, 1674]
(G)
ニコラ・マッテイス : Un poco di maniera
Italiana / Aria Ridicola
["Ayrs for the Violin, The
First Part", (London?) 1676] (V/G)
ガスパロ・ヴィスコンティ [Gasparo Visconti]
(1683-1713) :
Prelude by Sign'r Gasperini["Select
Preludes or Volentarys for the Violin",
London 1705] (V)
レリオ・コリスタ [Lelio Colista] (1629-1680)
: Passacaille dite Mariona
["Recueil des pieces de guitare
composees par Mr Francois Le Cocq",Gend
1730] (G)
トマス・バルツァー : Sen'r Balshar's
Division on John come kiss me now
["The Division Violin",
London 1684] (V/G)
カルロ・アンブロジオ・ロナーティ [Carlo
Ambrosio Lonati] (1645頃-1712頃) :
Prelude by Sign'r Ambrogio Lonati["Select
Preludes or Volentarys for the Violin",
London 1705] (V)
ガスパル・サンス : Maricapalos[Libro
segundo, de cifras sobre la guitarra espanola,
Zaragoza 1675] (G)
不詳 : The Duke of Norfolk or Paul's
Steeple. A Division to a Ground
["The Division Violin",
London 1684] (V/G)
ジョヴァンニ・ボノンチーニ [Giovanni
Bononcini] (1670-1747) :
Prelude by Sign'r Bononcini["Select
Preludes or Volentarys for the Violin",
London 1705] (V)
サンティアゴ・デ・ムルシア [Santiago
de Murcia] (1673-1739) :Grabe ["Saldivar
Codex n. 4", 1732] (G)
アルカンジェロ・コレッリ [Arcangelo
Corelli] (1653-1713) :
Prelude by Arcangelo Corelli["Select
Preludes or Volentarys for the Violin",
London 1705] (V)
サンティアゴ・デ・ムルシア :
Preludio Grave & Giga (da Arcangelo
Corelli, Sonata op. V n. 3)
["Saldivar Codex n. 4",
1732] (G)
アルカンジェロ・コレッリ : Sonata op.
V n. 10
["Sonate a violino e violone
o cimbalo, opera quinta", Roma 1700]
(V/G)
Preludio. Adagio (ornamenti:
Manchester Public Library, Ms. 130)
Allamanda. Allegro (ornamenti
di Mattewh Dubourg)
Sarabanda. Largo (ornamenti di
William McGibbon)
Gavotta. Allegro, e quattro variazioni
(ornamenti di Charles McLean)
Giga. Allegro (ornamenti di Johan
Helmich Roman)
以上 [使用楽譜が含まれる曲集] |
録音 : 2019年11月、Auditorium Giovanni
Arvedi、ヴィオリン博物館、クレモナ、イタリア
使用楽器 : 1679年、アントニオ・ストラディヴァリ
「完璧」「現代における古典」と称賛されたイタリアのヴァイオリニスト・作曲家、アルカンジェロ・コレッリのイギリスにおけるカルト的人気をテーマとした興味深いプログラム。
ロンドンで出版された楽譜集から多くの曲が採られています。
ローマのリュート & ギター奏者で作曲家のレリオ・コリスタはコレッリとイギリスの作曲家ヘンリー・パーセル
(1659-1695) に大きな影響を与えました。
コリスタはスペインのリュート& ギター奏者・作曲家ガスパル・サンスの師でもあり、サンスはコレッリの様式をスペインに持ち帰ることになりました。
フェデリーコ・グリエルモ (1968年生まれ)
はジュリアーノ・カルミニョーラ、サルヴァトーレ・アッカルドに師事したイタリアのヴァイオリニスト・指揮者。Dymamic、BrilliantClassics
といったレーベルにヴィヴァルディ、タルティーニ等の大量の録音があります。
ディエゴ・カンタルーピ (1968年生まれ) はアンドレア・ダミアーニ、ティツィアーノ・バニャーティ、ポール・バイアーに師事したイタリアのリュート
& ギター奏者。
イタリアの様々な古楽アンサンブルに参加し、やはり数多くの録音があります。
当録音にはクレモナのヴァイオリン博物館が所蔵する、アントニオ・ストラディヴァリ
(ストラディヴァリウス) が1679年に製作したヴァイオリンとギターの銘器が使用されています。
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バーニー氏の素敵な旅
チャールズ・バーニー [Charles Burney] (1726-1814)
:
Sonata VI ["Sei sonate op. I, London
(s.d.)]
クリストファロ・カレザーナ [Cristofaro
Caresana] (1640頃-1709) :
Tarantella ["Duo opera II",
Napoli 1963]
ジュゼッペ・アヴィトラーノ [Giuseppe Avitorano]
(1670-1756) :
Sonata I ["Sonata a tre, op. I",
Roma 1685]
ピエトロ・フランキ [Pietro Franchi] (1651頃-1731)
:
Sonata I ["La cetra sonora",
Napoli 1697]
アンドレア・キアレッリ [Andrea Chiarelli]
(1675-1699) :
Sonata XII ["Suonate musicali",
Napoli 1699]
アレッサンドロ・スカルラッティ [Alessandro
Scarlatti] (1660-1725) :
Sonata [Ms. Biblioteca privata - Turi
(BA)]
レオナルド・レーオ [Leonardo Leo] (1694-1744)
:
Sonata [Ms. - Dresden, Sächsische
Landesbibliothek]
Toccata [Ms. - Napoli, Biblioteca del
Conservatorio]
ジャコモ・インサングイネ [Giacomo Insanguine]
(1728-1795) :
Toccata [Ms. - Napoli, Biblioteca del
Conservatorio]
チャールズ・バーニー : Sonata I ["Sei
sonate op. IV, London (s.d.)]
以上 [使用楽譜が含まれる曲集] |
バリアンティクァ
ダリオ・パルミザーノ、
ミケーレ・サラチーノ (ヴァイオリン)
エドワルド・ショスト (テオルボ)
ディエゴ・カンタルーピ (アーチリュート)
ダヴィデ・ポッツィ (オルガン) |
録音 : 2020年11月7-9日、サン・アンドレア教会、ジョイア・デル・コッレ
(バーリ県)、イタリア
チャールズ・バーニーはイギリスのオルガン奏者・作曲家・音楽学者。1770年、取材のためにイタリア各地を旅し、たくさんの音楽資料を収集して旅行記や音楽史書を出版しました。
当盤のプログラムはバーニーが旅の終盤に訪れた南イタリアの当時の音楽と彼自身の作品で構成されています。
バリアンティクァ (BariAntiqua) はディエゴ・カンタルーピが2016年イタリアのバーリに創立したピリオド楽器アンサンブル。ヴァイオリンのダリオ・パルミザーノ、ミケーレ・サラチーノは共にフェデリーコ・グリエルモ門下の若手です。
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フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト (1739-1796)
:
チェンバロ・ソナタ集
チェンバロ独奏のためのソナタ ハ長調
(ベルリン国立図書館 写本 Czar 10 所収)
チェンバロのためのソナタ 変ホ長調
(ベルリン国立図書館 写本 Czar 14 所収)
チェンバロのための ト短調
(ベルリン国立図書館 写本 Czar 24 所収)
チェンバロまたはフォルテピアノのためのソナタ
嬰ニ長調
(ベルリン国立図書館 写本 Czar 11 所収) |
ダヴィデ・ポッツィ (チェンバロ) |
録音 : 2021年6月22-24日、サン・ロレンツォ・モンディナーリ教会、チェッラ・ダーティ
(クレモナ県)、イタリア
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルストはドイツのヴァイオリン
& 鍵盤楽器奏者・作曲家。デッサウ近郊に生まれ、J・S・バッハ
(1685-1750) が組織したライピツィヒ・トーマス学校のオーケストラのヴァイオリニストであった兄から音楽の初期教育を受け、W・F・バッハ(1710-1784)、C・P・E・バッハ
(1714-1788)、F・ベンダ (1709-1786) に師事。
勉強を終えデッサウに帰り、音楽教育者・音楽興行主として活躍、オペラ劇場を創立しました。J・S・バッハの手稿譜のコレクターでもあり、『無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ』の手稿譜も所有、そのコレクションは後に孫のヴィルヘルム・ルスト
(1822-1892) がバッハの楽譜 (Bach-Gesellscaft
クリティカル・エディション) を校訂する際に大きな助けとなりました。
ヴィルヘルム・ルストはバッハと同じように死後忘れ去られていた祖父の作品の再評価にも尽力しました。
レーベルの情報では当盤に収録されたソナタはすべて世界初録音とされています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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MARSTON
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56005-2
(6CD 4枚価格)
¥9600 →\8990
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「ヘルベルト・ヤンセン 名歌手の肖像」 |
ヘルベルト・ヤンセン(バリトン) |
(CD1)「オペラとオペレッタ録音1923-30」(72:55)
ヴェルディ:「リゴレット」―日曜日ごとに教会で/泣きなさい、娘よ
ロッテ・シェーネ(ソプラノ)、フリッツ・ツヴァイク(指揮)ベルリン国立管弦楽団
1927年11月11日 ベルリン
プッチーニ:「蝶々夫人」―さあ私たちの番だ、ここに座りなさい(ドイツ語)
マルゲリータ・ペラス(ソプラノ)、ゼルマー・マイロヴィッツ(指揮)管弦楽団
1929年9月24日 ベルリン
グノー:「ファウスト」―ああ尊いメダルよ/この地を去る前に(ドイツ語)
グノー:「ファウスト」―私の言うことをよく聞きなさい、マルゲリートよ(ドイツ語)
ロルツィング:「刀鍛冶」―君は冷たく私をここから去らせるのか
ロルツィング:「皇帝と船大工」―かつて私は王忽、王冠と星形勲章で戯れた
フリッツ・ツヴァイク(指揮)ベルリン国立管弦楽団 1928年4月19日
ベルリン
ワーグナー:「タンホイザー」―君は大胆な歌い方でわれわれに挑戦し
ワーグナー:「タンホイザー」―私はここで彼女が祈っているのを見付けると思った
管弦楽団 1923年12月 ベルリン
ワーグナー:「タンホイザー」―君は大胆な歌い方でわれわれに挑戦し
ワーグナー:「タンホイザー」―私がこの高貴な集いをぐるりと見ると
シジスムント・ピリンツキー(テノール)、イヴァール・アンドレーゼン(バス)
カール・エルメンドルフ(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団
1930年8月23―26日 バイロイト
ワーグナー:「タンホイザー」―私はここで彼女が祈っているのを見付けると思った
ワーグナー:「タンホイザー」―死の予感のように夕闇が大地を覆っている/ああお前よ優しい夕星よ
ゼルマー・マイロヴィッツ(指揮)管弦楽団 1929年12月13日
ベルリン
ワーグナー「神々の黄昏」―いかなる妖怪の策略が
ナンニ・ラーセン=トドセン(ソプラノ)、イヴァール・アンドレーゼン(バス)
レオ・ブレッヒ(指揮)ベルリン国立管弦楽団 1928年4月19日
ベルリン
フィッチー=レーヴェ:「三銃士」―私は君を愛している
(アート・フィッチュ、ケイ・フィッチュ、バート・ロウによるI
love youの編曲)
フィッチー=レーヴェ:「三銃士―君は私の心の中に入り込んで来る
イェタ・リュンベリ(ソプラノ)、エルンスト・ハウケ(指揮)大演劇場管弦楽団
1929年10月7日 ベルリン
(CD2)「フーゴー・ヴォルフ協会のための録音1932-35/ライヴ録音より1936,37」(79:42)
ヴォルフ:
竪琴弾き1:孤独に身をゆだねる者は/竪琴弾き2:戸口へと私は忍び歩きしよう/
竪琴弾き3:涙とともにパンを食べたことのない者は/アナクレオンの墓/コフタの歌2:そら、私の助言を聞きなさい
コンラート・V.ボス(ピアノ) 1932年9月29日
ヴォルフ:それを考えろ、ああ魂よ/祈り/一枚の古い絵に/恋人に/ヴァルトブルク城の見張りの歌
コンラート・V.ボス(ピアノ) 1934年9月22日
ヴォルフ:隠棲/ビーテロルフ/溜め息/それを考えろ、ああ魂よ/ある結婚式で
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1935年11月4日
ワーグナー:「神々の黄昏」―万歳! 万歳!
ようこそ/ブリュンヒルデを、気高い女を
ワーグナー:「神々の黄昏」―いかなる妖怪の策略が
フリーダ・ライダー(ソプラノ)、ルートヴィヒ・ウェーバー(バス)
トーマス・ビーチャム(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1937年6月14日
ロンドン(ライヴ録音)
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」―期限が来た
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」―Wie
aus der Ferne
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
フリッツ・ライナー(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1937年6月11日
ロンドン(ライヴ録音)
(CD3)「ブラームス、シューベルト、シューマンの歌曲1936-38」(68:07)
ブラームス:
わが女王、何とあなたはOp.32-9/もはや君のもとへは行かないとOp.32-2/愛の歌Op.71-5/教会の墓地でOp.105-4
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月15日
ロンドン
シューベルト:セレナーデ D957-4
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1936年11月10日
ベルリン
シューベルト:影法師 D957-13
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年8月29日
ロンドン
シューベルト:ガニュメート D544/道しるべ
D911-20/宿屋 D911-21/ロマンツェ D797-3
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年3月22日
ロンドン
シューベルト:兵士の予感 D957-2 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年8月29日
ロンドン
シューベルト:セレナーデ D957-4 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月16日
ロンドン
シューベルト:アトラスD957-8/君の肖像D957-9/街D957-11
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年8月29日
ロンドン
シューベルト:影法師 D957-13/全能の神
D852
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月17日
ロンドン
シューマン:二人の擲弾兵 Op.49-1 ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1936年11月10日
ベルリン
シューマン:献呈 Op.25-1/蓮の花 Op.25-7 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月10日
ロンドン
(CD4)「ヴォルフ、R.シュトラウスの歌曲1936-38」(52:25)
ヴォルフ:あらゆる美の女神たちでも適わない ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月17日
ロンドン
ヴォルフ:眠れぬ者の太陽 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月16日
ロンドン
ヴォルフ:さまよい疲れた者の最後の憩いの地はどこなのか? ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月15日
ロンドン
ヴォルフ:いつか、いつか、私の想いは/心よ、すべては憩いに向かっている/心の奥深くに私は苦しみを抱えている
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日
ロンドン
ヴォルフ:ああ死よ、来なさい、夜に取り巻かれて ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月15日
ロンドン
ヴォルフ:狩人 ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1937年2月10日
ベルリン
ヴォルフ:恋する者の歌/散歩/眠れる幼児イエス ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月17日
ロンドン
ヴォルフ:狩人 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日
ロンドン
ヴォルフ:楽士/友 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月16日
ロンドン
ヴォルフ:休息に、休息に、疲れた四肢よ ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日
ロンドン
R.シュトラウス:黄昏の夢 Op.29-1 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月10日
ロンドン
R.シュトラウス:夜 Op.10-3 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月15日
ロンドン
R.シュトラウス:万霊節 Op.10-8 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月10日
ロンドン
R.シュトラウス:献呈 Op.10-1 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日
ロンドン
ヴォルフ:楽士/友 ピアノ伴奏 1938年12月7日
ロンドン
(CD5)「ライヴ録音/タンホイザー、パルジファル、オテロより/グリーグの歌曲」(64:07)
バッハ:ヨハネ受難曲―私の尊い救い主よ
エーリヒ・クライバー(指揮)コロン劇場管弦楽団,コロン劇場合唱団
1938年9月22日 アルゼンチン ブエノスアイレス(ライヴ録音)
ワーグナー:「ジークフリート」―あなたに平安があるように、賢明な鍛冶師よ!
エーリヒ・ヴィッテ(テノール) エーリヒ・クライバー(指揮)コロン劇場管弦楽団
1938年10月4日 アルゼンチン ブエノスアイレス(ライヴ録音)
ワーグナー:「タンホイザー」―私はここで彼女が祈っているのを見付けると思った
ワーグナー:「タンホイザー」―死の予感のように夕闇が大地を覆っている/ああお前よ優しい夕星よ
ロベルト・キンスキー(指揮)コロン劇場管弦楽団 1943年10月4日
アルゼンチン ブエノスアイレス
ワーグナー:「パルジファル」―だめだ!
覆いを外すでない!
ワーグナー:「パルジファル」―そうだ、災いあれ!
私に災いあれ!
ロベルト・キンスキー(指揮)コロン劇場管弦楽団1943年9月13日
アルゼンチン ブエノスアイレス
ヴェルディ:「オテッロ」―同じものをデズデーモナ様の手に見ました/大理石のような空にかけて誓おう!
ラウリッツ・メルヒオール(テノール) 1943年8月31日
アルゼンチン ブエノスアイレス
グリーグ:初めてのサクラソウを Op.26-4(ドイツ語)/挨拶
Op.48-1
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月8日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリーグ:白鳥 Op.25-2/それから私は恋人がほしい
Op.60-5
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月13日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリーグ:薔薇の季節に Op.48-5/傷ついた者
Op.33-3/私はあなたを愛している Op.5-3
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月8日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリーグ:夢 Op.48-6/明るい夜 Op.70-3
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月13日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
(CD6)「アメリカ録音の歌曲、マイスタージンガー、ワルキューレからの抜粋」(67:06)
シューベルト:郵便馬車 D911-13/あなたは安らぎ
D776
シューマン:間奏曲 Op.39-2/春の旅 Op.45-2
イグナツ・ストラスフォーゲル(ピアノ) 1945年9月17日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ブラームス:五月の夜 Op.43-2/鼓手の小歌
Op69-5
ヴォルフ:アナクレオンの墓/ヴァイラの歌
イグナツ・ストラスフォーゲル(ピアノ) 1945年9月14日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ヴォルフ:竪琴弾き1:孤独に身をゆだねる者は/竪琴弾き2:戸口へと私は忍び歩きしよう/
竪琴弾き3:涙とともにパンを食べたことのない者は/アナクレオンの墓
R.シュトラウス:黒髪を広げておくれ
Op.19-2
アルフレード・アントニーニ(指揮)CBS交響楽団 1948年2月2日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
R.シュトラウス:賛歌 Op.33-3/巡礼の朝の歌
Op.33-4/ツェツィーリエ Op.27-2
バーナード・ハーマン(指揮)CBS交響楽団 1944年1月26日
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―リラの花が何と柔らかく/―迷いだ、迷いだ!どこも迷いだ!
ポール・ブライザッハ(指揮)管弦楽団 1945年5月31日
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―私の子よ、私はトリスタンとイゾルデの/太陽のように幸せな
ポリーナ・ストスカ(ソプラノ)、トルステン・ラルフ(テノール)、
ヘルタ・グラーツ(メッゾソプラノ)、ジョン・ガリス(テノール)
マックス・ルドルフ(指揮)管弦楽団 1947年12月7日
米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ワーグナー:「ワルキューレ」―さらば、勇気ある輝かしい子よ
アルトゥール・ロジンスキ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
1945年11月25日 米国 ニューヨーク州
ニューヨークシティ |
ドイツ生まれでアメリカに渡った名バリトン、ヘルベルト・ヤンセン(1892-1965)録音集!
録音:1927~47年、ADD、404'22
ドイツ生まれで後に米国に移住してどちらでも活躍したバリトン、ヘルベルト・ヤンセン(1892―1965)の様々な録音を集めた6CD。
ヘルベルト・ヤンセンはケルンの生まれ。ベルリンで学び、ベルリン国立歌劇場のメンバーとなってワーグナーのバリトン役で人気バリトンにのし上がる。
1930年代にはバイロイト音楽祭の主要バリトン歌手で、アルトゥーロ・トスカニーニが指揮した伝説的な「タンホイザー」の上演でヴォルフラムを務めた。
しかしヤンセンはナチの台頭を嫌い1938年にドイツを離れ、まず南米で、それから北米で活動、メトロポリタン歌劇場などで活躍した。
トスカニーニはまた演奏会歌手として歌曲歌手としても素晴らしい実力の持ち主だった。
時代柄ワーグナー歌手として名を馳せたヤンセンだが、柔らかい美声としなやかな歌い口で幅広いレパートリーを誇り、この6CDにはその全貌が見て取れる。
ちなみに1927年の「リゴレット」の二重唱は、ドイツ人歌手によるベルリンでの録音にもかかわらずイタリア語で歌われているという時代を先取りしたもの。
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54010-2
(4CD 3枚価格)
¥7200 →\6690
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「ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメノフ
ピアノ・デュオ録音集」 |
ピエール・ルボシュッツ(ピアノ)
ジェニア・ネメノフ(ピアノ) |
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
ニ長調 K.448
1940年2月9日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲
変ホ長調 K.365
セルゲイ・クーツェヴィツキ(指揮)ボストン交響楽団
1938年10月25日 米国 マサチューセッツ州
ボストン(ライヴ録音)
ショパン:2台のピアノのためのロンド ハ長調
Op.73
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
シューマン:アンダンテと変奏曲 変ロ長調
Op.46
1945年6月11日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
メンデルスゾーン(ルボシュッツ編):華麗なアレグロ
イ長調 Op.92
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
メンデルスゾーン(フィリップ編):劇付随音楽「夏の夜の夢」
Op.61―スケルツォ
1941年2月21日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ルボシュッツ:こうもり J.シュトラス「こうもり」からの幻想曲
1959年頃
R.シュトラウス(バビン編);「薔薇の騎士」からのワルツ
1949年12月27日 米国 ニューヨーク州
ニューヨークシティ
ウェーバー(ルボシュッツ編):ヴァイオリン・ソナタ第3番
ニ短調 Op.10-3―ロンド
1952年頃
モーツァルト(コニュス編):「フィガロの結婚」序曲
1941年2月21日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ロッシーニ(コバーチ編):「セビリアの理髪師」―何でも屋に道を開けろ
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ヘンデル(ルボシュッツ編):組曲第7番 ト短調
HWV432―パッサカリア
1941年3月3日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ミヨー:スカラムーシュ Op.165b
1949年6月1日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
レヴィツキ:ジプシー風ワルツ Op.7
1941年2月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ファリャ(レヴィツキ編):「恋は魔術師」―火祭りの踊り
1941年10月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
クライスラー(レヴィツキ編):中国の太鼓
Op.3
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリンカ(ルボシュッツ編):ひばり
1941年3月3日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
キュイ(ルボシュッツ編):「万華鏡」 Op.50―オリエンタル
1940年2月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ストラヴィンスキー(ルボシュッツ編):「ペトルーシュカ」―ロシアの踊り
1939年9月15日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ムソルグスキー(ルボシュッツ編):「ボリス・ゴドゥノフ」―戴冠式の場面
1940年2月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ショスタコーヴィチ(ルボシュッツ編):「黄金時代」
Op.22―ポルカ
1941年10月6日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ショスタコーヴィチ(ルボシュッツ編):「黄金の山脈」
Op.30―ワルツ
1949年12月27日 米国 ニューヨーク州
ニューヨークシティ
リーガー:新しい舞り Op.18―終曲
1941年3月4日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
Op. 56b
1941年3月4日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ブラームス:ワルツ集 「愛の歌」 Op.52a(全18曲)
ロバート・ショー(指揮)ヴィクター・コラール
1941年5月24日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ポートノフ:ブラームスの「甲斐なきセレナーデ」に基づく常動曲
1952年頃
バッハ(ルボシュッツ編):フルート・のソナタ
変ホ長調 BWV1031―シシリエンヌ
1939年9月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
バッハ(フィリップ編):オルガン協奏曲
イ短調 BWV593(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲
イ短調 RV 522の編曲)
1949年5月31日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
バッハ(ルボシュッツ編):今こそ来て下さい、異邦人の救い主よ
BWV61
1949年6月1日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
バッハ:2台のピアノのための協奏曲第2番
ハ長調 BWV1061
セルゲイ・クーツェヴィツキ(指揮)ボストン交響楽団
1947年7月15日米国 マサチューセッツ州ボストン(タングルウッド音楽祭でのライヴ)
ドビュッシー:リンダラハ
1952年頃
サン=サーンス:死の舞踊 Op.40
1941年10月29日 米国 ニューヨーク州
ニューヨークシティ
サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲
Op.35
1939年9月15日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ハチャトゥリアン:2つのピアノのための3つの小品(オスティナート,ロマンス,幻想的ワルツ)
1962年頃
レーガー:導入、パッサカリアとフーガ Op.96
1952年頃
マクドナルド:2つのピアノと管弦楽のための協奏曲
ハール・マクドナルド(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
1944年4月15日 米国 ペンシルベニア州
フィラデルフィア(放送中継録音) |
米国で一世を風靡したピアノ・デュオ、ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメンコフの録音集
録音:1938~62年 ADD、314'52
米国で一世を風靡したピアノ・デュオ、ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメンコフの録音集。
ピーエル・ルボシュッツ(1891-1971)はロシア帝国時代のオデッサの生まれ。モスクワで学んだ後、二人の姉と共にピアノ三重奏団を組んで楽旅をする。
ロシア革命後、米国に移住。パリ音楽院で出会ったロシア系パリ娘のピアニスト、ジェニア・ネメンコフ(1905-1989)と結婚、ピアノ・デュオを組んで精力的に活動した。
彼らはピアノ・デュオを広めることに努め、委嘱作や編曲も多数ある。
なにより二人の2台ピアノ演奏は、息の合ったなどというレベルではなく、明解で緻密な演奏で、現代のピアノ・デュオ演奏の祖というべき存在である。
1940年代には大きな人気を博し、RCA Victorにかなりの数の録音をしたのだが、しかし1960年代に演奏活動を縮小して以降は徐々に忘れられ、CDはおそらくこれまで1枚も出ていなかった。
この4CDにはRCA録音に加え、Remingtonなどのマイナーレーベルの録音やライヴ録も加え、彼らの真価を再評価させる内容になっている。
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4/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
SIGNUM
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フレットワーク
トマス・ルポ:ファンタジア集
トマス・ルポ(1571-1627):
5声のファンタジア第1番 VdGS 11
3声のファンタジア第15番 VdGS 24
5声のファンタジア第29番 VdGS 25
6声のファンタジア第8番 VdGS 8
3声のファンタジア第15番 VdGS 26
3声のファンタジア第13番 VdGS 15
5声のファンタジア第31番 VdGS 27
6声のファンタジア第2番 VdGS 2
3声のファンタジア第17番 VdGS 27
5声のファンタジア第30番 VdGS 26
5声のファンタジア第9番 VdGS 1
3声のパヴァン第28番 VdGS 3
5声のファンタジア第10番 VdGS 3
5声のファンタジア第2番 VdGS 12
3声のファンタジア第12番 VdGS 14
3声のファンタジア第8番 VdGS 10
5声のファンタジア第35番 VdGS 33《Oh che
vezzosa》
6声のファンタジア第10番 VdGS 10
6声のファンタジア第5番 VdGS 5
5声のファンタジア第27番 VdGS 23 |
フレットワーク
〔森川麻子、
エミリー・アシュトン、
ジョアンナ・レヴァイン、
サム・スタッドレン、
リチャード・ブースビー、
ウィリアム・ハント〕 |
ルネサンスからバロック期に活躍した作曲家、トマス・ルポのファンタジア集
☆作曲家でありヴィオール奏者であったトマス・ルポによる質の高い楽曲の数々!
☆2021年に創立35周年を迎えた世界最高のヴィオール・コンソート!
フレットワークは、森川麻子やリチャード・ブースビーらの名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者達によって1986年に創設され、2021年で35周年を迎えた世界最高峰のヴィオール・コンソート。
今回のアルバムでは、トマス・ルポの作品を通してイギリスのチューダー王朝の宮廷音楽を探求していきます。
ルポはルネサンスからバロックにかけてイギリスで活躍した作曲家兼ヴィオール奏者でした。
ルポは非常に多くのヴィオール・コンソートの楽曲を残しており、その多様性と質の高さには驚かされます。
3声のファンタジアは、やや荒っぽさも残してはいますが、対照的に5声のものと6声のファンタジアは印象的なものが多く、対位法を活かした素晴らしい作品が残っています。
※録音:2018年11月5日-7日、聖マグダラのマリア教会、グロスター(イギリス)
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SIGCD702
(2CD)
特別価格
¥3600 →\3290
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セリーヌ・バーン(ミミ、ソプラノ)
アイルランド国立歌劇場新録音!
プッチーニの 《ラ・ボエーム》!
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》 |
セルジオ・アラポント(指揮)
アイルランド国立歌劇場
セリーヌ・バーン(ミミ、ソプラノ)
アンナ・デヴィン(ムゼッタ、ソプラノ)
メルーナス・ヴィトゥルスキス(ロドルフォ、テノール)
ダヴィド・ヴィジッチ(マルチェッロ、バリトン)
ベン・マカティアー(ショナール、バリトン)
ジョン・モロイ(コッリーネ、バス)
エディ・ウェイド(ブノア&アルチンドロ、バズ)
ファーガル・カーティス(パルピニョール、テノール)
デイヴィッド・ハウズ(税関吏、バス・バリトン)
ロリー・ダン(軍曹、バス・バリトン) |
☆アイルランドが誇るソプラノ、セリーヌ・バーンとアンナ・デヴィンのふたりが出演!
☆プッチーニのオペラの中でも特に人気の高い《ラ・ボエーム》を新録音!
ジェラルド・バリーのオペラ『地下の国のアリス』(SIGCD695)でスタートしたSignum
Classicsとアイルランド国立歌劇場(アイリッシュ・ナショナル・オペラ)のコラボレーション・プロジェクト第2弾!
詩人、音楽家、画家、哲学者の四人が住む、愛と芸術の街パリが舞台のラ・ボエーム。
感動的でコミカルもあり、現実的でロマンチックでもある、プッチーニが作曲したオペラの中でも特に愛されているこの作品は、逆境に直面しながらも、絆を深めていく部分が、現代の苦難に立ち向かう時代にも通じているかのようです。
ミミとムゼッタにアイルランドの有名なソプラノでコヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスでも活躍するセリーヌ・バーンと、アンナ・デヴィンを迎えたアイルランド国立歌劇場による新録音にご期待ください。
※録音:2021年2月、ボード・ガシュ・エナジー劇場(ダブリン)
深々とした美声です。
"O Mio Babbino Caro" - Celine Byrne
| The Late Late Show | RTE One
こちらのほうが本人の個性が出てるかも?
Celine Byrne A Candle For You by Marie Dunne
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オリヴァー・デイヴィス:エア
フロウ/グルーヴ/
ウィンズ・オヴ・チェンジ(ピアノと弦楽のための)/
ミラー/エヴリ・デイ/
Arboretum Suite for solo violin and strings
〔アスペン、Aai Palm、Acai Palm、
The Vanishing Mahogany of the Amazon、Mountain
Hemlock〕/
山の歌(テノールと弦楽のための)
〔コンパス、ハウ・ロング、フー・オウンズ・ザ・マウンテン〕/
The Veil Between Worlds a ballet in 5 movements |
オリヴァー・デイヴィス(ピアノ)
ベンジャミン・ベッカー(ヴァイオリン)
ケレンザ・ピーコック(ヴァイオリン)
ジェレミー・バッド(テノール)
ザ・ハンク・ブラザーズ(アンサンブル)
エルスベット・レメイン(ピアノ)
キャサリン・ジェンキンソン(チェロ)
グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ポール・ベイトマン(指揮) |
これまでにSignum Classicsから6枚のアルバム〔「フライト」(SIGCD411)、「シーズンズ」(SIGCD437)、「ダンス」(SIGCD469)、「リバティ」(SIGCD522)、「アルカディア」(SIGCD590)、「ソレス」(SIGCD668)〕リリースしてきたオリヴァー・デイヴィス。7枚目となる今作のテーマは『自然』です。今作でも実力派のアーティストを揃え、レコーディングされました。
これまでリリースしてきたアルバムは、全英クラシカル・チャートとiTunesクラシック・チャートの両方で何度もTOP10入りを果たし(「リバティ」はiTunesクラシック・チャート第1位)、アップル・ミュージックでは多数の5つ星レビューと100万回以上のストリーミング実績を誇ります。
※録音:2021年11月24日-25日、Air リンドハースト・スタジオ
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TRPTK
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PTTK0088
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
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コンポーザー=ジャズ・ピアニスト
レンブラント・フレリフス:ピアノ協奏曲第1番&第2番
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番
《エターナル・ヴァリエイティング・
オルタネイションズ》
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レンブラント・フレリフス(ピアノ)
マルク・ダニエル・ファン・ビーメン(ヴァイオリン1)
ベンジャミン・ペレド(ヴァイオリン2)
イェルン・ヴァウトストラ(ヴィオラ)
クレモン・ペニエ(チェロ)
ドミニク・セルディス(コントラバス)
フィンセント・プラニエル(パーカッション) |
TTK0088
(SACD HYBRID)
¥2700
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コンポーザー=ジャズ・ピアニスト レンブラント・フレリフス、自作のピアノ協奏曲を弾く!
☆オランダのジャズ・ピアニスト&コンポーザー、レンブラント・フレリフスの自作自演コンチェルト!
☆RCOのメンバーによる秀麗なストリングス!
オランダの高音質レーベル「TRPTK」の最新盤は、オランダのジャズ・ピアニスト&コンポーザー、レンブラント・フレリフスの自作自演ピアノ協奏曲集!
1977年ロッテルダム生まれのフレリフスは、ジャズ・ピアニストとして自身のグループを含む様々なアンサンブルに参加し、ユトレヒト音楽院でジャズ・ピアノを教える他、パドヴァ、ロッテルダム、フローニンゲン、アムステルダム、デン・ハーグの音楽院でゲスト講師を務めています。作曲家としては、リザ・フェルシュトマンやアムステルダム・シンフォニエッタなど一流の音楽家から作曲を依頼され、テレビのドキュメンタリーや劇場でもその音楽が使われています。
アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)の音楽家たちから委嘱され、2021年にフレリフス自身をソリストとして初演されたまったく新しいピアノ協奏曲。
「クラシックとジャズは、一般的に考えられているほどかけ離れていない」と語るフレリフスの作品は、ジャズの自由な即興や独特のテンションとリズム、クラシック音楽の語法や流麗なサウンドが自然に融合しています。
バックは、カメラータRCOのリーダーでもあるマルク・ダニエル・ファン・ビーメンや、シュターツカペレ・ベルリンのゲスト・コンサートマスターも務めるベンジャミン・ペレドらが主導するアルマ・カルテット(全員がRCOのメンバー)に、RCOの首席コントラバス奏者ドミニク・セルディスといった超一流ストリング・セクションで、ジャズ・ピアノとクラシック音楽の境界を優雅に漂います。
※録音:2021年12月10日-11日、ベツレヘム教会スタジオ150(アムステルダム)
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ALPHA CLASSICS
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全集より分売!パーヴォ・ヤルヴィ指揮
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第1番 ト短調 Op.13「冬の日の幻想」
ほか
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
1-4. 交響曲 第1番 ト短調 Op. 13 「冬の日の幻想」
5-7. イタリア奇想曲 イ長調 Op. 45
8. 歌劇《エフゲニー・オネーギン》Op.
24 より ワルツ |
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
録音: 2019年10-11月...8、2021年1月...1-7 トーンハレ・マーグ、チューリヒ、スイス
【全集より分売!パーヴォ・ヤルヴィの「冬の日の幻想」】
新型コロナ・ウイルス感染症による世界的パンデミックを乗り越えて完成、2021年10月に発売され大ヒットとなったパーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲全集。
セットのみでの発売だった交響曲第1番が待望の分売にて登場しました。
ロシア民謡的なフレーズの躍動感も素晴らしく、緊密なアンサンブル、各奏者の生き生きとした表現、濃密なオーケストラのうねりが作品のロマン性を引き立て、それでいて気品も感じさせるという、パーヴォならではチャイコフスキー像が刻まれています。
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全集より分売!パーヴォ・ヤルヴィ指揮
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第3番 ニ長調 Op. 29 「ポーランド」
ほか
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
1-5. 交響曲 第3番 ニ長調 Op.29 「ポーランド」
6. 歌劇《エフゲニー・オネーギン》Op.24
より ポロネーズ
7. 戴冠式祝典行進曲 ニ長調 |
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
録音: 2019年10-11月...7、2021年1月...1-6 トーンハレ・マーグ、チューリヒ、スイス
【全集より分売!パーヴォ・ヤルヴィの「ポーランド」】
新型コロナ・ウイルス感染症による世界的パンデミックを乗り越えて完成、2021年10月に発売され大ヒットとなったパーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲全集。
セットのみでの発売だった交響曲第3番が待望の分売にて登場しました。第1楽章第1主題やスケルツォ、終楽章のポラッカなどでのキビキビとしたリズムの処理、そして各パートまで行きわたった細やかな歌心はパーヴォならでは。
作品の魅力を最大限引き出しており、現状、ほかの交響曲と比べて人気があるとは言えない評価を引き上げるに十分です。
やはりリズムのキレが際立つ「ポロネーズ」、「1812年」と同じロシア帝国国歌をラストで高らかに歌い上げる「戴冠式祝典行進曲」も素晴らしい演奏。
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ARCANA
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ラ・レヴェルディ(古楽器使用)
『喜びの光』 ~
ルネサンス初期のフェラーラ宮廷におけるマリア信仰と多声音楽
ジル・バンショワ(ジル・ド・バン)(1400頃-1460):
1. めでたし、天の母后 Ave Regina celorum
ジョン・ダンスタブル(1390頃-1453):
2. 喜んでください乙女よ、と天使は声をかけ/
あなたは乙女でありながら母となったのです
Gaude Virgo salutata/Virgo Mater
comprobaris
3. 栄え抜きの乙女よ Specialis Virgo
4. ごきげんよう、おお奇蹟にして思慮深き母后なる方
Salve Regina Mater mire
5. なんとあなたは美しいことか Quam
pulchra es
リオネル・パワー(1370/85頃-1445):
6. ごきげんよう、憐れみ深き母なる方
Salve Regina misericordie
7. 栄光の乙女マリアよ Gloriose Virginis
Marie
ギヨーム・デュファイ(1397-1474):
8. めでたし、海の星 Ave maris stella
9. 花の中の花 Flos florum
10. 第8旋法によるマニフィカト Magnificat
octavi toni
11. 贖罪主の聖なる母君よ Alma redemptoris
Mater
12. 神の教会の輝かしき栄光であらせられる方よ/
母なる、純然たる親であらせられる方よ
Fulgens iubar ecclesie Dei/Puerpera
pura parens
使用楽譜:
モデナ大学エステンセ図書館の写本Ms X.1.11(楽譜校訂:
クラウディア・カッファーニ) |
ラ・レヴェルディ(古楽器使用)
クラウディア・カッファーニ
(歌、リュート、プサルテリウム)
リヴィア・カッファーニ
(歌、各種リコーダー、弓奏ヴィエル〔中世フィドル〕)
エリザベッタ・デ・ミルコヴィチ(歌、弓奏ヴィエル)
テオドーラ・トンマージ(歌、中世ハープ、リコーダー)
ドロン・デイヴィッド・シャーウィン
(歌、木管コルネット )
マッテオ・ゼナッティ(歌、中世ハープ)
スザンナ・デフェンディ、
ヴァレリオ・マズッコーニ
(テナー・サックバット)
エマヌエーレ・ペトラッコ(歌)
ロレンツォ・デラスモ(フレームドラム、鐘) |
【中世音楽のプロフェッショナルたちが読み解く「その先」、生の15世紀イタリア多声音楽の世界】
20世紀以来、中世後期からルネサンス初期を重点的に追い続けてきたイタリアの精鋭古楽アンサンブル、ラ・レヴェルディ。テーマ性の高いプログラム、独特の選曲と抜群の音楽性あふれる演奏でその深い魅力を伝えます。
今回のテーマは、15世紀前半~中盤のフェラーラ。北イタリア屈指の文化的宮廷をこの地に築いたエステ家は、才人レオナルド・ダ・ヴィンチや詩人タッソなど多くの文化人を擁護下に迎えるよりずっと前から、多岐にわたる芸術従事者たちを後援していました。
15世紀にそこで記された写本(現在はモデナの図書館に収蔵)には、アルプスを越えた遥か北のブルゴーニュやイングランドの宮廷で活躍した一流音楽家たちの作品が記されており、歴代のフェラーラ公がいかに明敏な芸術的審美眼の持ち主であったかを伝えてくれます。
本盤はこの写本を底本に、当時の音楽先進地として知られた英国やネーデルラントの4人の重要作曲家たちが残した多声音楽に焦点を絞って厳選。
ア・カペラ重唱にこだわらず、むしろ当時の宮廷音楽の習慣を検証しながら様々な弦楽器や管楽器を適切に盛り込み、さながら丁寧に洗浄されたルネサンス期の油彩絵画のように鮮やかな当時流儀の音色美の真相に迫ります。
ラ・レヴェルディの確かなキャリアに裏打ちされた、清らかな古楽歌唱と抜群の妙技による古楽器サウンドの交錯の心地良さをお楽しみください。ミラノ大学の音楽学者ダヴィデ・ダオルミによるライナーノート(英・仏・伊語)も充実。
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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES
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ジャン=ジャック・カサネア・ド・モンドンヴィル:
グラン・モテ集
1-9. イスラエルはエジプトから出て
In exitu Israel (1753)
9-14.主は美しく着飾りて統べぬ
Dominus regnavit (1734)
15-21. 天は神の栄光を語り
Coeli enarrant gloriam Dei (1749) |
マイリス・ド・ヴィルトレ、ヴィルジニ・トマ(ドゥシュ〔ソプラノ〕)
マティアス・ヴィダル(オートコントル)
フランソワ・ジョロン、ニコラス・スコット(ターユ〔テノール〕)
ダヴィド・ヴィチャク(バス=ターユ〔バリトン〕)
マルグリット・ルイーズ管弦楽団・合唱団(古楽器&声楽アンサンブル)
ガエタン・ジャリ(指揮) |
録音: 2020年11月13-16日&2021年3月28-30日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
【18世紀パリを湧かせた声楽作曲家の名品群を、本場ヴェルサイユ発ならではの鮮やかな解釈で】
音楽界の中心にオペラがありながら、オーケストラを伴う教会音楽にも人々が喝采を送り続けた18世紀のパリ。
ルイ14世の時代以降、王室礼拝堂に出入りする作曲家たちが書いた大合奏を伴う合唱曲(グラン・モテ)の数々は、劇場が閉鎖されるキリスト教の節制期間にオペラ座の音楽家たちによってパリ市内でも演奏され、これを主たる演目として掲げた定期演奏会コンセール・スピリチュエルはフランス革命勃発の頃まで高い人気を誇りました。
当初はリュリやド・ラランドなど、ルイ14世お気に入りの往年の作曲家たちのモテが再演されていたこの演奏会で、新作グラン・モテを次々披露し大いに賞賛を浴びたのが、C.P.E.バッハやグルックなどと同世代で、2022年が歿後250周年にあたる南仏人モンドンヴィル。
歌劇作曲家としても活躍しながら、異色の作風で賛否両論を醸した大家ラモーと並び称されたほど注目を集めました。
ここではヴェルサイユ宮殿を舞台に大規模なバロック・プロジェクトを多数成功させてきたガエタン・ジャリ率いるアンサンブルが、モンドンヴィルの生前にも使われていた王室礼拝堂の豊かな残響を巧みに味方につけながら、彼のグラン・モテの傑作3篇をその真価に見合った充実解釈で聴かせてくれます。
1734年に作曲された後ルイ15世の治世が続く間に何度も再演され、ポンパドゥール夫人が「私が耳にしうる最も美しい音楽」と絶賛した傑作の一つ『主は美しく着飾りて統べぬ』から、迫力ある短調の響きが印象的な1753年の『イスラエルはエジプトから出て』まで、時代の開きを意識した選曲も絶妙。
実力派を揃えた独唱勢や合唱の頼もしさもさることながら、コントラバス2人、ファゴット4人を伴う低音の膨らみとアクセントも心地良く、モンドンヴィルならではの、華麗な旋律美とロマン派さえ予感させるメリハリの効いた音作りを十全に味わえます。
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DYNAMIC
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カール・ヴァイン(1954-):ピアノ・ソナタ全集
ピアノ・ソナタ第1番(1990)
ピアノ・ソナタ第2番(1997)
ピアノ・ソナタ第3番(2007)
ピアノ・ソナタ第4番(2019)
※全て世界初録音 |
リュウ・シャオヤ(ピアノ) |
録音: 2021年8月21、22日、9月5、6日 Britton
Recital Hall、Ann Arbor、MI(USA)
オーストラリアの現代作曲家カール・ヴァインのピアノ・ソナタ集。
この4つのソナタの作曲年代はかれこれ30年にわたり、彼の作風の変遷と発展が端的に示されています。
第1番は冒頭こそ瞑想的な雰囲気であるものの、すぐに躍動的な旋律が表れ全曲を支配します。第2番も技巧的であり、とりわけ第2楽章のジャズ風のトッカータが印象的です。
第3番は古典的な4楽章で構成されたソナタ。2019年に書かれた第4番は「Aphorism=警句」と題された第1楽章を持つ暗示的な作品。第2楽章は印象派風の美しい曲調を持ち、騒がしい第3楽章と鮮やかな対比を見せています。
演奏するリュウ・シャオヤは、数多くのコンクールの入賞歴を持つアジア、ヨーロッパ、米国を中心に活躍するピアニスト。このアルバムでも確かな技巧と、豊かな音楽性を披露しています。
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ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
弦楽とギターのための四重奏曲集 第7、14、15番
ギター四重奏曲第15番 イ短調 MS 42
1. I. Maestoso / 2. II. Minuetto a
canone: Andantino /
3. III. Recitativo: Andante sostenuto
con sentimento /
4. IV. Adagio cantabile / 5. V. Rondo:
Allegretto
ギター四重奏曲第14番 イ長調 MS 41
6. I. Allegro maestoso / 7. II. Minuetto
scherzo - Allegretto /
8. III. Largo con sentimento / 9. IV.
Finale - Allegro vivace
ギター四重奏曲第7番 ホ長調 MS 34
10. I. Allegro moderato / 11. II. Minuetto:
Allegretto /
12. III. Adagio cantabile sostenuto
con passione /
13. IV. Rondo: Vivace |
パガニーニ・アンサンブル・ウィーン
【メンバー】
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
マルタ・ポトゥルスカ(ヴィオラ)
リリアーナ・ケハヨヴァ(チェロ)
アレクサンダー・スヴェーテ(ギター) |
録音: Studio Casino Baungarten、ウィーン(オーストリア) 2020年7月12日...10-13 2021年2月18日...1-9
ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏にも秀でており、一時期はギターのための作品も多く書いていました。
そんなパガニーニのギター四重奏曲は15作が出版されており、これらをすべて録音するというシリーズの第1集(CDS7912)も好評を博しています。
この第2集には独創的なメロディが楽しめる第7番、よりヴィルトゥオーゾ的で、ヴァイオリニストとしてのパガニーニの魅力が存分に発揮された第14番、ヴィオラの深く印象的な音色がまるでオペラのような表現力を醸し出す第15番の3曲を収録。第1集と同じくパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブル"パガニーニ・アンサンブル・ウィーン"による演奏でお楽しみください。
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ジャコモ・ゴティフレード・フェラーリ(1763-1842):
ハープとピアノのための二重奏曲集
第1二重奏曲 Op. 13(1798頃)
1. I. Allegro spiritoso / 2. II. Andantino
/
3. III. Scherzo: Presto / 4. IV.: Rondo:
Allegro assai
第2二重奏曲 Op. 20(1802頃)
5. I. Allegro spiritoso / 6. II. Adagio
/
7. III. Rondo: Allegro
第3二重奏曲 Op. 27(1810頃) ... 2つのホルン伴奏つき
8. I. Introduction: Adagio - Allegro
assai /
9. II. Larghetto con moto /
10. III. Scherzo: Presto / 11. IV.
Rondo: Allegro
第4二重奏曲 Op. 32(1810頃) ... 2つのホルン伴奏つき
12. I. Allegro / 13. II. Adagio /
14. III: Scherzo: Allegro Presto /
15. IV. Rondo: Allegretto
古楽器による世界初録音 |
パオラ・ペルッチ(ハープ)
Double-movement and eight-pedal harp by
Erard(London, 1811/20 ca.)
カルロ・マッツォーリ(フォルテピアノ)
Michael Weis (Prague, 1800 ca.),restored
by
"Laboratorio di Restauro delFortepiano"
(Florence, 2015)
エルサ・ボネッティ(ナチュラルホルン)
ルカ・デルプリオーリ(ナチュラルホルン)
Jungwirth, after Courtois (1802)&
Lausmann (19th century) |
録音: 2018年11月-2019年2月 Carlo Mazzoli's
studio、ボローニャ(イタリア)
ジャコモ・ゴティフレード・フェラーリはイタリアのロヴェレートで生まれ、ナポリで学んだ後、フランスで過ごすものの革命から逃れロンドンに定住。
1780年代後半のパリとロンドンの音楽界で高い評価を得た作曲家です。オペラ・声楽の分野での成功が目立ちましたが、2曲のピアノ協奏曲やピアノ・ソナタ、ヴァイオリンまたはフルートを伴うソナタも数多く残しています。
このアルバムに収録されたピアノとハープのための4つの二重奏曲は、ハイドンやモーツァルトへの敬愛が感じられる美しい旋律を持つ作品で、彼の作風の特徴が明確に示されています。
スケルツォ楽章を欠く第2番以外は、流麗なアレグロ楽章、表情豊かな緩徐楽章、快活なスケルツォ、躍動豊かなロンドと定型の4楽章で構成されていますが、第3番と第4番にはホルンの伴奏が付くなど響きの変化も工夫されています。
復元楽器を含む18-19世紀の楽器による演奏は、作曲当時の雰囲気を伝えます。
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FUGA LIBERA
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FUG777
(5CD)
¥5300 →\4890
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初録音多数!
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
ピアノ独奏のための作品と編曲全集 |
アレクセイ・ズーエフ (ピアノ) |
【DISC 1】
1. バレエ『狐』 より I. 行進曲 (1916)
*/
2-9. 5本の指で (1921)/10-13. 4つの練習曲
Op. 7 (1908)/14-16. 『ペトルーシュカ』からの3楽章
(1921)/
17. タンゴ (1940)/18. 『猫の子守唄』
より IV. 「猫ちゃん、猫ちゃん」 (1915-16/1940)
*/
19-27. 組曲『兵士の物語』 (1918)
19. I. 兵士の行進曲 * / 20. II. 兵士のヴァイオリン
/ 21. III. パストラール (ヴォーカル・スコア
より) * /
22. IV. 王の行進曲 / 23. V. 小さなコンサート
* / 24. VI. 3つの舞曲(タンゴ/ワルツ/ラグタイム)
* /
25. VII. 悪魔の踊り * / 26. VIII. コラール
* / 27. IX. 悪魔の勝利の行進曲 *
【DISC 2】
1-3. 交響詩『ナイチンゲールの歌』 (1916-17/1927)
/ 4-22. バレエ『火の鳥』 (1910)
【DISC 3】
1-12. バレエ『プルチネッラ』 (1919-20)
より、12の楽章 (1920)
1. I. 序曲 * / 2. II. スケルツィーノ
/ 3. III. Allegro * /4. IV. Andantino * /
5. V. Allegro */ 6. VI. Allegro assai
* / 7. VII. Allegro alla breve * /
8. VIII. タランテッラ Allegro moderato,
mezzo-forte e staccato * /
9. IX. トッカータ Allegro * /
10. X. ガヴォットと2つの変奏曲 Allegro
moderato - Allegretto - Allegro piu tosto
moderato /
11. XI. デュエット Vivo / 12. XII.
フィナーレ Allegro assai */
13. ジャズ・アンサンブルのための前奏曲
(1937) */14. タランテッラ (1898) */15.
スケルツォ (1902)/
16-17. 3つのやさしい小品 (1914-15) より
16. II. ワルツ / 17. III. ポルカ/
18. ドイツ人の行進曲の思い出 (1915)/19.
歌劇《マヴラ》 より 序曲 (1922) */
20. サーカス・ポルカ (1942)/21. 子供のためのワルツ
(1917)/22. 11楽器のためのラグタイム (1917-18)/
23. ムソルグスキー《ボリス・ゴドゥノフ》プロローグの合唱
(1918)/
24. 管楽器のためのシンフォニーからの断章
(1920)/25. ピアノ・ラグ・ミュージック (1918-19)/
26-29. イ調のセレナーデ (1925)
【DISC 4】
1-3. ピアノ・ソナタ (1924)/4-5. ソナタのための2つのスケッチ
(1966)/
6-9. ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 (1903-04)/10-19.
バレエ『ミューズを率いるアポロ』 (1927-28)
【DISC 5】
1-3. バレエ『カルタ遊び』 (1936) */4-12.
バレエ『妖精の口づけ』 (1928) *
編曲は全て作曲者による/*...世界初録音 |
録音: 2020年9月-2021年8月 ヴィクトル・ポポフ・アカデミー・オブ・コーラル・アート・モスクワ
【初録音多数!ストラヴィンスキーによるピアノ独奏のための作・編曲全集】
1982年サンクトペテルブルク生まれ、アレクセイ・リュビモフ門下の俊英アレクセイ・ズーエフによる、ストラヴィンスキーのピアノ独奏作品全集。
16歳のストラヴィンスキーが未完で残した「タランテッラ」をズーエフが補完して収録しているほか、『兵士の物語』組曲ではピアノ編曲時に省かれた「パストラール」を全曲版のヴォーカル(語り手)スコアから収録するなど、多くの世界初録音を実現しています。
4手のために書かれた『3つのやさしい小品』には特に言及がありませんが、一人で演奏可能な(第1曲行進曲を除く)2曲をソロで収録した模様です。
1999年プロコフィエフ国際コンクール第2位(1位なし)などの入賞歴を誇るズーエフの目の覚めるようなテクニックと、祖国の大作曲家への思いを見事に昇華したダイナミックな演奏も大きな聴きどころです。
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GRAND PIANO
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マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):
ピアノ作品全集 第3集 |
アルバロ・センドージャ
(ピアノ...ベーゼンドルファー、コンサート・グランド
280VC) |
1. モシェレスの練習曲(1906)
12の演奏会用練習曲より
2. 第1番 悲劇的な前奏曲 / 3. 第3番
頂上に向かって / 4. 第6番 春の心(1899) /
5. 第7番 青春 / 6. 第8番 勇敢な前奏曲
/ 7. 第10番 ハラベ / 8. 第12番 微笑み
20のやさしい小品(1939)
9. No. 1. Cancion de los tamales タマーレスの歌
/ 10. No. 2. Danza yaqui ヤキの踊り /
11. No. 3. Los xtoles チトーレス(マヤの歌)
/ 12. No. 4. Danza de la Lluvia 雨の踊り
/
13. No. 5. Cancion de la Lluvia 雨の歌
/ 14. No. 6. Danza de los tecuanes ジャガー・ダンス
/
15. No. 7. Cancion campesina 農民の歌
/ 16. No. 8. Cielito lindo シエリト・リンド
/
17. No. 9. Las mananitas ラス・ マニャニータス
/ 18. No. 10. Yo no se que decir 言葉にならない
/
19. No. 11. La pasadita ラ・パサディタ
/ 20. No. 12. La sandunga ラ・サンドゥンガ
/
21. No. 13. Ven, ¡Oh, Luna! 月よ、出でよ!
/ 22. No. 14. Homenaje a Villanueva ビジャヌエバを讃えて
/
23. No. 15. Arrullo popular 子守歌
/ 24. No. 16. La posada ポサーダ / 25. No.
17. La revolucion 革命 /
26. No. 18. La cucaracha ラ・クカラーチャ
/ 27. No. 19. Primavera 春 / 28. No. 20.
La patria 祖国/
29. 夕べの歌(1909) - ピアノのために...世界初録音/30.
5月(1903)/31. マズルカ第19番 嬰ハ短調(1917頃)/
32. マズルカ第23(20)番 イ短調(1917頃)/33.
ベルサグリエリ(1903) |
録音: 2021年10月1-3日 Musikene Auditorium,
San Sebastian(スペイン)
メキシコ近代を代表する作曲家マヌエル・ポンセ。彼の作風は後期ロマン派風の作曲様式と新古典主義の中間に位置しています。
日本では、ハイフェッツが編曲した歌曲「エストレリータ(小さな星)」や、いくつかのギター曲が良く知られていて、どちらかといえば「ギターの作曲家」として位置づけられていますが、実は彼自身が優れたピアニストであり、その作品にもピアノ曲がかなりの割合を占めています。
全8巻が予定されるポンセのピアノ作品全集、この第3集には、ピアニストとして自身の技巧を誇示するための「演奏会用練習曲」など超絶技巧を駆使した若い頃の作品、メキシコの民謡や踊りなど伝統的な旋律を独創的なピアニズムで翻案した壮年期の作品、そして「夕べの歌」や「5月」「マズルカ」などロマンティシズム溢れる個性的な作品が収録されており、これらにはポンセの3つの側面が表れていると言えるでしょう。
まばゆいばかりの「ペルサグリエリ」も聴きものです。
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セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集
第4集 |
ヨウニ・ソメロ(ピアノ...Steinway & Sons,
Model D) |
1. 春の小川のざわめき SP343(1921もしくはそれ以前)/2.
愛のワルツ SP325(1920もしくはそれ以前)/
3つの夜想的情景 Op. 72(1921)
3. No. 1. Les etoiles scintillent 星はまたたく
/ 4. No. 2. Chanson de nuit 夜の歌 / 5. No.
3. L'aube 曙
3つの幻想曲 Op. 82(1924)
6. No. 1. En sommarfantasi 夏の幻想曲
/ 7. No. 2. En hostdrom 秋の夢 / 8. No. 3.
Ett minne 記憶
三部作 Op. 81(1923)
9. No. 1. En drom om var 春の夢 / 10.
No. 2. Rapsodi 狂詩曲 /
11. No. 3. Vaggsang for sarade hjartan
傷ついた心のための子守歌
新しいピアノ・スケッチ Op. 87(1927-28)
12. No. 1. Preludium 前奏曲 / 13. No.
2. Humoreski ユモレスク / 14. No. 3. Kesainen
laulu 夏の歌 /
15. No. 4. Staccato スタッカート練習曲
/ 16. No. 5. Maininki 抑揚 / 17. No. 6. Epiloogi
エピローグ/
18. Pieni romanssi 小さなロマンス SP219(1936もしくはそれ以前)/
19. Juhlatilaisuus 祝祭 SP118(1936もしくはそれ以前)/
20. Vakava valikohtaus 深刻な出来事(1936もしくはそれ以前)
憧れのワルツとその他のピアノ小品 Op. 49(1915もしくはそれ以前)
21. No. 1. Finsk visa フィンランドの歌/22.
No. 2. Scherzino スケルツィーノ/
23. No. 3. Cantilena カンティレーナ/24.
No. 4. En langtansvals 憧れのワルツ
25. Spinning Song 春の歌 Op. 76 No. 1(1921-22)/26.
Etude 練習曲 変イ長調 Op. 76 No. 2(1921-22)/
27. Lullaby 子守歌 Op. 76 No. 3(1921-22)/28.
練習曲 イ短調 Op. 76 No. 4(1921-22)/
29. Contradictions 矛盾 Op. 76 No. 5(1921-22)/30.
The Pinwheel 風車 Op. 76 No. 6(1921-22)
3-5を除いて世界初録音 |
録音: 2021年6月7-8日 Kuusaa Hall, Kuusankoski(フィンランド)
ブゾーニに師事し、圧倒的なテクニックを身につけたセリム・パルムグレンは、その後、北欧を代表する作曲家・ピアニストになりました。
20世紀ピアノ音楽界に大きな足跡を残したパルムグレンですが、その作品の演奏機会は比較的少なく、このピアノ作品全集第4集に収録されている多くの作品も「3つの夜想的情景」以外はすべて世界初録音です。
印象派とロマン派の要素を併せ持つ「3部作」や、1921年から26年まで滞在したアメリカでの充実した生活から生まれた、ジャズの影響を受けた「3つの幻想曲」、そして彼の作品の特徴ともいえるスカンジナビア民謡を取り入れた美しい旋律も随所で聴かれます。
ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。ジョルジュ・シフラとマイケル・ポンティに師事、技巧的な作品を中心とする幅広いレパートリーを持ち、様々なレーベルで100枚を超えるレコーディングを行っています。
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RICERCAR
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RIC441
(5CD)
¥5300 →\4890
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セザール・フランク(1822-1890):
オルガンおよびハルモニウムのための作品全集 |
ヨーリス・ヴェルダン(カヴァイエ=コル・オルガン、ハルモニウム)
ジョス・ファン・インマゼール(エラール・ピアノ)...DISC
3、Track 7 |
【DISC 1】中期以前のオルガン作品(1846-1866年)
1. 変ホ調の小品 CFF 49/2. 奉献唱 ヘ短調
CFF 55/3. 奉献唱 変ホ長調 CFF 36b/
4. 聖体奉挙 CFF 93/5. グラン・クール
ニ長調 CFF 59/6. アンダンティーノ ニ長調
CFF 60/
7. 行進曲風に ニ短調 CFF 61/8. アレグレット
ニ長調 CFF 62/9. グラン・クール ニ長調 CFF
63/
10. 奉献唱 イ長調 CFF 33/11. レントのように
ヘ短調 CFF 66/12. アレグレット ハ短調 CFF
67/
13. アンダンティーノ ハ長調 CFF 68/14.
アレグレット ニ短調 CFF 69/
15. アレグレット ニ長調 CFF 70/16.
グラン・クール 変ホ長調 CFF 73/
17. モデラート 変ホ長調 CFF 74/18.
アンダンティーノ 変ホ長調 CFF 75/
19. アレグレット 変ホ長調 CFF 76/20.
アーメン 変ホ長調 CFF 79/
21. 小栄唱(グローリア・パトリ) 変ホ長調
CFF 77/22. 「めでたし、海の星」による前奏曲
ニ短調 (I) CFF 81/
23.「めでたし、海の星」による前奏曲
ニ短調 (II) CFF 82/
24.「めでたし、海の星」による前奏曲
ニ短調 (III) CFF 83/25. アーメン ニ長調
CFF 64/
26. レント ニ短調 CFF 85/27. 奉献唱
ロ短調 CFF 95/28. 奉献唱 嬰ヘ短調 CFF 96a
【使用楽器】アリスティド・カヴァイエ=コル1855年建造
録音: 2011年5月、サントメール大聖堂(フランス北部ノール=パ=ド=カレ地方)
【DISC 2】
中期以前のオルガン作品(続き)
1. グラン・クール(クリスマス・ミサのキリエ)
ハ短調 CFF 87/2. モデラート ハ短調 CFF 88/
3. モデラート ハ短調 CFF 89/4. グラン・クール
ハ短調 CFF 90/5. グラン・クール ハ短調 CFF
56/
6.「真夜中のミサ」のための奉献唱
ニ短調 CF 57/7. 奉献唱 ト短調 CFF 92/8.
退場曲 ニ長調 CFF 94/
9. アンダンティーノ 変イ長調 CFF
86/10. アレグロ・モデラート 変ニ短調 CFF
97/11. 小奉献唱 CFF 38/
12. 未出版の小奉献唱 CFF 39/13.
アンダンティーノ CFF 54b/14. 大オルガンのための小品
CFF 51
ハルモニウムのための作品(1858-1865年)
15-19. 5つの小品 CFF 32
15. 奉献唱 16. 小奉献唱 17. 第1ヴェルセ
ヘ短調 18. 第2ヴェルセ ヘ長調 19. 聖体拝領
20. 奉献唱 イ長調 CFF 33/21. 行進曲風に
CFF 35/22. 奉献唱 CFF 38a/23. ブルターニュのノエルによる奉献唱
CFF 34
【使用楽器】オルガン:アリスティド・カヴァイエ=コル1855年建造
[1-14]
ハルモニウム:ドーバン社1862年製作[15-19] ドーバン社1860年頃製作[20]
アレクサンドル社1865年頃製作[21-22] ヴィクトール・ミュステール社1891年製作
[23]
録音: 2011年5月、サントメール大聖堂(フランス北部ノール=パ=ド=カレ地方)
[1-14]/
1999年9月、イェズス会哲学研究所、ヘーフェルレー(ベルギー中部)[15-23]
【DISC 3】
大オルガンのための6作品 (1860-1864)
1. 幻想曲 Op.16 CFF 53 ~シャルル=アレクシ・ショーヴェに捧ぐ
2. 交響的大曲 Op. 17 CFF 98 ~シャルル=ヴァランタン・アルカンに捧ぐ
3. 前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18 CFF30b~カミーユ・サン=サーンスに捧ぐ
4. パストラール Op.19 CFF 99 ~アリスティード・カヴァイエ=コルに捧ぐ
5. 祈りOp. 20 CFF 100 ~フランソワ・ブノワに捧ぐ
6. 終曲 Op. 21 CFF 101 ~ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ウェリに捧ぐ
7. 前奏曲、フーガと変奏曲 CFF 30a ~ハルモニウムとピアノのための
【使用楽器】オルガン:アリスティド・カヴァイエ=コル1863年建造
[1-5]
アリスティド・カヴァイエ=コル1898年建造
[6]
ハルモニウム:アレクサンドル社1865年頃製作[7]ピアノ: エラール社1850年製作[7]
録音: 1998年9月、サンタ・マリア・デル・コロ教会、サン・セバスティアン(スペイン北東部バスク地方)[1-5]、
サンタ・マリア教会、アスコイティア(スペイン北東部バスク地方)[6]/
1990年2月、フレースハイス博物館、アントウェルペン[7]
【DISC 4】
大オルガンのための3作品 (1878)
1. 幻想曲 CFF 102 2. カンタービレ
CFF 103 3. 英雄的小品 CFF 104
1875-80年に書かれたハルモニウムのための作品
4. 小奉献唱 CFF 38 5. 入場曲 CFF
37 6. 無題のハルモニウム作品 CFF 39
3つのコラール(1890)
7. コラール第1番 CFF 105 ~ウジェーヌ・ジグーに捧ぐ
8. コラール第2番 CFF 106 ~オーギュスト・デュランに捧ぐ
9. コラール第3番 CFF 107 ~オーギュスタ・オルメスに捧ぐ
『オルガニスト 第1巻』 ~歿後刊行されたハルモニウム小品集
10-17. ハ長調とハ短調による7つの小品
CFF 40
【使用楽器】
オルガン:アリスティド・カヴァイエ=コル1888-90年建造
[1-3,7]
アリスティド・カヴァイエ=コル1898年建造
[8-9]
ハルモニウム:ドーバン社1860年頃製作
[4]、ドーバン社1862年製作 [5]、
カスリエル社1890年頃製作 [6]、アレクサンドル社1865年頃製作
[10-17]
録音: 1998年9月、サントゥアン 大修道院、ルーアン(フランス北部ノルマンディ地方)、
サンタ・マリア教会、アスコイティア(スペイン北東部バスク地方)[8-9]/
1999年9月、イェズス会哲学研究所、ヘーフェルレー(ベルギー中部)[10-17]
【DISC 5】
『オルガニスト 第1巻』 ~歿後刊行されたハルモニウム作品集(続き)
1-8. 変ニ長調と嬰ハ短調による7つの小品
CFF 41
9-16. 二長調と二短調による7つの小品
CFF 42「クリスマスのために」
17-24. 変ホ長調と変ホ短調による7つの小品
CFF 43
25-32. ホ短調とホ長調による7つの小品
CFF 44
33-40. ヘ長調とヘ短調による7つの小品
CFF 45
41-49. 嬰ヘ短調と変ト長調による7つの小品
CFF 46
50-57. ト長調とト短調による7つの小品
CFF 47
58-64. 変イ長調と嬰ト短調による7つの小品
CFF 48
【使用楽器】
大型ハルモニウム:ドーバン社1875年頃製
[1-16,25-32,50-64]
ハルモニウム:ミュステール社1891年製
[17-24,33-49]
録音: 1999年9月、イェズス会哲学研究所、ヘーフェルレー(ベルギー中部) |
【フランク時代の響きを伝える当時の楽器で、深い作品解釈を。記念年にふさわしいBOX化】
2022年に生誕200周年を迎えたベルギー出身の大作曲家、セザール・フランク。
1871年に発足したフランス国民音楽協会の中心人物の一人として、サン=サーンスやフォーレらと共に「アルス・ガリカ(フランスならではの芸術)」を指針として掲げて活躍、数多くの後進を育てたことで知られていますが、その芸術性は彼自身が名手として知られたオルガンのための音楽でも十全に活かされています。
ドイツとの国境にも近いベルギー東部のリエージュで生まれ育ち、フランス音楽の流行とドイツ音楽の伝統の双方に接したオルガニストとして彼が綴った数々の作品には、作曲家自身とも交流のあった名建造家カヴァイエ=コルによる、19世紀ならではのフランス交響型オルガンの銘器が最適。
演奏中の音量変化操作も可能で多彩な音色変化の妙を描き分けられ、オーケストラにも比し得る豊饒な響きを実現した歴史的銘器の数々と向き合いながら、フランス近代作品の演奏を得意とするベルギーの名手ヴェルダンは未出版の小品を含めたフランクのオルガン作品全てを録音。
さらに19世紀にはピアノ同様に広く用いられていたハルモニウム(室内向けの足踏みオルガンの一種)のための作品も、曲集としては未完で終わった晩年の『オルガニスト』まで録音、古楽指揮者として名高いジョス・ファン・インマゼールが弾くフォルテピアノとの共演音源も含め、フランクがオルガンとハルモニウムを主役に据えて書いた全ての音楽を精妙な解釈で録音し尽くしています。
2枚組アルバム3巻に分かれて発売されたこれらの音源が、作曲家記念年に5枚組BOXで再登場。安定感とダイナミズムを兼ね備えたオルガン作品群もさることながら、19世紀製のオリジナル楽器だけを用いて綴られた繊細なハルモニウム作品群の解釈もまた、知らずにいるには惜しい名演の連続となっています。
ライナーノートには初出時の解説文全てを再掲、オルガンは全て写真も掲載されており、フランクの母国ベルギーのレーベルらしい仕上がりも嬉しいところです。
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ドゥース・メモワール(古楽器&声楽アンサンブル)
『とてつもなく、あなたが好きなのです』
~ジョスカン・デプレ:世俗歌曲集
1. わが愛しき人を失ったら Si je perdoys
mon amy/Par ung matin m'y levay
2. こんな痛みを抱えて生きてゆくのか Vivrai
je toujours en telle paine
3. 立派な恋をしている者は Qui belle amours
4. あなたに、その時 A l'heure que vous
p. x. *
5. 第8リチェルカーレ
(ヴィンチェンツォ・カピローラ〔1474-1548以降〕作曲)
Ricercar ottava *
6. かわいい鼻ペチャの君(作曲者不詳) Petite
camusette
7. 彼女がぼくを好きなのかはわからない/かわいい鼻ペチャの君
(ヨハンネス・オケゲム〔1410頃-1497〕作曲)
S'elle m'amera/Petite camusette
8. かわいい鼻ペチャの君~4声の重唱による演奏
Petite camusette
9. わたしの心は大いに浮かれている
(作曲者不詳、『ロハムの歌の本』より)
Mein hercz in hohen frewden ist *
10. とてつもなく、あなたが好きなのです
Tant vous aime
11. 美しき人よ、あなたの愛ゆえに Belle
pour l'amour de vous
12. せめて一度、死んでしまう前に
(コンラート・パウマン〔1409/13頃-1473〕作曲、
『ロハムの歌の本』より) An avois*
13. ご婦人、あなたが/
穏やかに、誰にも気兼ねせず Que vous
madame/In pace
14. アニュス・デイ(神の仔羊よ)~
『ミサ・ラ・スパーニャ』より
(ハインリヒ・イザーク〔1450頃-1517〕作曲)*
15. こおろぎの歌 El grillo
16. 主よ、わたしはあなたを信じてまいりました
In te, Domine, speravi
17. スカラメッラは色男を気取ろうと
(ロワゼ・コンペール〔1445頃-1518〕作曲)
Scaramella fa la galla
18. スカラメッラは戦争に行った Scaramella
va alla Guerra
19. バス・ダンス「苦悶する心」
(ピエール・アテニャン〔1494頃-1551/52〕編)
Basse danse Cueur angoisseux *
20. わたしの口元は笑っていても(オケゲム作曲)
Ma bouche rit
21. あなたは情けゆえに、わたしの死を望むのですか/
わたしの口元は笑っていても Ma bouche
rit
22. サヴォワの羊飼い娘がおりまして Bergerette
savoysienne
23. サヴォワの羊飼い娘がおりまして
(編曲者不詳、オッタヴィアーノ・ペトルッチ編『Cの歌集』より)
Bergerette savoysienne *
24. 茂みに隠れて、朝早く A l'ombre d'ung
buissonet
25. 若い娘ひとり、歳は15で
(「どうして喜べよう Comment peult avoir
joye」の旋律による)
Une jeune fillette
特記のないトラックはジョスカン作曲作品
* は器楽による演奏 |
ドゥース・メモワール(古楽器&声楽アンサンブル)
クララ・クトゥリ(ソプラノ)、
ポラン・ビュンドゲン(カウンターテナー)、
ユーグ・プリマール(テノール)
マチュー・ル・ルヴルール(バリトン)、
ギヨーム・オルリ(バス)
パスカル・ボケ(リュート)、
ベランジェール・サルダン(ルネサンス・ハープ)、
エルザ・フランク、ジョアンヌ・メートル、
ドゥニ・レザン・ダドル、
ジェレミー・パパセルジオー
(以上、ショーム、
各種ボンバルド、リコーダー) |
【「俗のジョスカン」の作品を体系的に。フランスの頼れる古楽グループによる画期的録音】
15世紀後半から16世紀初頭にかけ、最も優れた多声音楽作曲家の一人として絶大な名声を誇ったジョスカン・デプレ。
ポリフォニーの精髄を極めたその教会音楽は多数録音されていますが、生前から人気があり後続世代の作曲家たちもさかんに派生曲を書いた世俗歌曲に関しては、アルバム単位の重点的な取り組みが滅多になされていないのが現状。
フランス中部の古都トゥールに拠点を置く古楽アンサンブル、ドゥース・メモワールによる今回のアルバムは、その渇きをいやして余りある充実した内容になっています。
ア・カペラ重唱によるスタンダードな作品解釈だけでなく、リュートやハープで多くの声部を受け持っての独唱、さらには同時代の器楽編曲や先達たちの関連作品なども収録。
精鋭集団シンタグマ・アミーチのルネサンス管楽器奏者たちも参加、古雅で素朴な味わいが美しいショームやボンバルド、リコーダーなどのコンソートで彩りを添えます。
歌手勢にもル・ポエム・アルモニーク出身のマチュー・ル・ルヴルールや自身も中世~ルネサンス専門のグループを主宰するポラン・ビュンドゲンら精鋭陣が温もり豊かでありながら透明感ある歌声を響かせ、曲ごとの味わいを際立たせます。
この時代の音楽に関する研究で世界的な信望を得ているデイヴィッド・ファロウズによるライナーノート(英・仏・独語)も充実しており、歿後500年を過ぎてなお注目の高まりが止まらない重要作曲家を追ううえで見逃せない1枚に仕上がっています。
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SWR CLASSIC
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SWR19428CD
(5CD)
¥3100 →\2890
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ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)&シュトゥットガルト放送響
モーリス・ラヴェル(1875-1937):管弦楽作品全集+2つの歌劇
【CD1】...93.3051. ラ・ヴァルス
クープランの墓
2. No. 1. Prelude 前奏曲/3. No. 2.
Forlane フォルラーヌ/
4. No. 3. Menuet メヌエット/5. No.
4. Rigaudon リゴードン
6. 道化師の朝の歌
スペイン狂詩曲
7. I. Prelude a la nuit 夜への前奏曲/
8. II. Malaguena マラゲーニャ/
9. III. Habanera ハバネラ/10. IV.
Feria 祭り
11. ボレロ
【CD2】...93.3251. 亡き王女のためのパヴァーヌ
バレエ『マ・メール・ロワ』
2. I. Prelude 前奏曲/
3. II. Tableau 1: Danse du Rouet et
Scene 紡車の踊りと情景/
4. III. Tableau 2: Pavane de la Belle
au bois dormant
眠れる森の美女のパヴァーヌ - IV.
Interlude 間奏曲/
5. V. Tableau 3: Les entretiens de
la Belle et de la Bete 美女と野獣の対話
- VI. Interlude 間奏曲/
6. VII. Tableau 4: Petit Poucet 親指小僧
- VIII. Interlude 間奏曲/
7. IX. Tableau 5: Laideronnette, Imperatrice
des Pagodes
パゴダの女王レドロネット
- X. Interlude 間奏曲/
8. XI. Tableau 6: Apotheose (Le jardin
feerique) 妖精の園
9. 海原の小舟/10. シェエラザード、おとぎ話への序曲/
11. 古風なメヌエット/
12. バレエ音楽「ジャンヌの扇」 - ファンファーレ
【CD3】...SWR19004CDバレエ『ダフニスとクロエ』
1. Part I: Introduction et danse religieuse
序奏と宗教的な踊り
2. Part I: Danse generale 全員の踊り
3. Part I: Danse grotesque de Dorcon
ドルコンのグロテスクな踊り
4. Part I: Danse legere et gracieuse
de Daphnis ダフニスの優雅で軽やかな踊り
5. Part I: Danse de Lyceion リュセイオンの踊り
6. Part I: Danse lente et mysterieuse
ゆるやかで神秘的な踊り
7. Part II: Introduction 序奏
8. Part II: Danse guerriere 戦いの踊り
9. Part II: Danse suppliante de Chloe
クロエの哀願の踊り
10. Part III: Lever du Joir 夜明け
11. Part III: Pantomime パントマイム
12. Part III: Danse generale 全員の踊り
高雅で感傷的なワルツ
13. I. Modere/14. II. Assez lent/15.
III. Modere/
16. IV. Assez anime/17. V. Presque
lent/
18. VI. Assez vif/19. VII. Moins vif/20.
Epilogue. Lent
【CD4】...SWR19016CD
シェエラザード
1. No. 1. Asie アジア/2. No. 2. La
flute enchantee 魔法の笛/
3. No. 3. L'indifferent つれない人
4-27. 歌劇《スペインの時》
【CD5】...SWR19033CD
1-25. 歌劇《子供と魔法》 マ・メール・ロワ(組曲版)
26. I. Pavane de la Belle au bois dormant 眠れる森の美女のパヴァーヌ
27. II. Petit Poucet 親指小僧
28. III. Laideronnette, Imperatrice des
Pagodes パゴダの女王レドロネット
29. IV. Les entretiens de la Belle et
de la Bete 美女と野獣の対話
30. V. Le jardin feerique 妖精の国 |
シュトゥットガルト放送交響楽団
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
【CD3】
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
【CD4】
ステファニー・ドゥストラック
((メゾ・ソプラノ)...1-27
ジャン=ポール・フシェクール
(テノール)...4-27
ヤン・ブロン(テノール)...4-27
アレクサンドル・デュアメル
(バリトン)...4-27
ポール・ゲイ(バス)...4-27
【CD5】
カミール・ポール(ソプラノ)...1-25
マリー・カラル(メゾ・ソプラノ)...1-25
ジュリー・パスチュロー
(メゾ・ソプラノ)...1-25
アニック・マシス(ソプラノ)...1-25
マリ・ド・ヴィユトレイ(ソプラノ)...1-25
ポール・ゲイ(バス・バリトン)...1-25
マルク・バラール(バリトン)...1-25
フランソワ・ピオリノ(テノール)...1-25
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
...1-25
カントゥス・ユヴェヌム・カールスルーエ
...1-25 |
【CD1】 録音: Beethovensaal, Liederhalle,
Stuttgart(ドイツ) 2012年10月25-26日...1-5 2012年12月13-14日...6-11
【CD2】録音: Beethovensaal, Liederhalle,
Stuttgart(ドイツ) 2014年1月16-17日...1 2013年9月9-13日...2-9、11、12 2014年7月30日...10
【CD3】録音: Beethovensaal, Liederhalle,
Stuttgart(ドイツ) 2014年7月26、28、29日...1-12 2014年10月2日...13-20
【CD4】録音:2015年3月2-5日 Hegelsaal, Liederhalle,Stuttgart(ドイツ)...1-32014年12月11-12日
Beethovensaal, Liederhalle,Stuttgart(ドイツ)...4-27
【CD5】録音:2015年12月14-15日 Stadthalle
Sindelfingen(ドイツ)...1-252013年9月19-20日
Beethovensaal, LiederhalleSturrgard(ドイツ)...26-30
フランスの指揮者ステファヌ・ドゥネーヴは母国フランス音楽への多大な愛情を持ち、2013年のシュトゥットガルト放送響との来日公演でもラヴェルの演奏が特に高い評価を得ました。
この5枚組BOXには、バレエ・リュスのために書かれた『ダフニスとクロエ』をはじめ、「ボレロ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」などのお馴染みの曲、そして《スペインの時》と《子供と魔法》の2作の歌劇までを網羅。
ドゥネーヴが最も愛するという『マ・メール・ロワ』はバレエ版と組曲版の2ヴァージョンを収録。ラヴェル作品の魅力を存分に伝えています。
【ステファヌ・ドゥネーヴ】
パリ国立高等音楽院を卒業後、ゲオルク・ショルティのアシスタントとしてパリ管弦楽団とパリ・オペラ座でキャリアをスタート。ジョルジュ・プレートルや小澤征爾のアシスタントも務めながら研鑽を積みました。
2005年から2012年までロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の音楽監督を務めたのち、2011年から16年までシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務め、オーケストラのレパートリーを拡大しました。
現在はブリュッセル・フィルとセントルイス交響楽団の音楽監督を務めており、2022年6月にはNHK交響楽団にも登場予定。
録音も数多く、ナクソスからリリースしたアルベール・ルーセルの作品集は、2007年にディアパソン・ドール賞を受賞するなど高く評価されました。
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