≪第115号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2022/4/12~
4/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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「聖霊」
(1)J.S.バッハ:コラール「来ませ、聖霊、主なる神」BWV651
(2)J.S.バッハ:コラール「来ませ、聖霊、主なる神」BWV652
(3)ライネケン:フーガ ト短調
(4)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ第3番 ニ短調
BWV527
(5)シュリューター:「携挙」
(6)J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
BWV565
(7)シャイデマン:コラール「来ませ、聖霊、主なる神」
(8)J.S.バッハ:幻想曲 ト長調 BWV572
(9)シュリューター:「色合い(音の響き)」
(10)J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調
BWV582 |
アン=ヘレナ・シュリューター
(オルガン
(トロスト・オルガン1724-1755年製作)) |
バッハ作品の研究家としても名高い多彩な鍵盤奏者シュリューター。当アルバムではバッハも高く評価したトロスト製作の歴史的オルガンを演奏!
セッション録音:2021年4月15&16日/ヴァルタースハウゼン市教会、テューリンゲン州(ドイツ)/ディジパック仕様、78'25
レコーディング&エグゼクティヴ・プロデューサー:ルドガー・ベッケンホーフ(audite)/エディティング:ユストゥス・バイエル
バッハ作品の研究家としても名高い多彩な鍵盤奏者シュリューター。当アルバムではオルガンを演奏!バッハも高く評価したトロスト製作の銘器による録音です。
ヴァルタースハウゼン市教会のオルガンは、1680年アルテン生まれのオルガン・ビルダー、トビアス・ハインリッヒ・ゴットフリート・トロストにより1724年から1755年にかけて建造されたもの。
この楽器はテューリンゲン州最大の歴史的オルガンであるだけでなく、3つのマニュアル、47のストップ、約7000本のパイプ(うち70%はオリジナルのまま)を有したオルガンで、ドイツのバロック作品とりわけバッハ作品を解釈する上でも非常に重要な楽器です。優れたオルガニストであったバッハはトロストの楽器を高く評価し、トロストの楽器を熟知していました。
アン=ヘレナ・シュリューターが当楽器のストップを巧みに組み合わせトロスト・オルガンの魅力を余すところなく披露。
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565、パッサカリアとフーガ
ハ短調 BWV582、幻想曲 ト長調 BWV572 はそれぞれアルンシュタット、ミュールハウゼン、ワイマールで1707年から1712年にかけて作曲され、トリオ・ソナタ第3番
ニ短調 BWV527 とコラール作品は1725年からライプツィヒ時代にかけ作曲したバッハの代表作に加えラインケン、シャイデマンそしてシュリーダーを組み合わせオルガン黄金期の世界を再現します。
アン=ヘレナ・シュリューターは、ピアノ教師の母とピアニストのカール=ハインツ・シュリューターを父に持ち、3歳から両親にピアノを学び、4歳の時に初めてステージで演奏しました。
オルガンはダニエル・ロト、オリヴィエ・ラトリーら世界的オルガニストから薫陶を得ています。
独ヘンスラー・レーベルからJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」(HC-16027)、「幻想曲、デュエット、コラール集」(HC-18090)をピアノ演奏で録音しております。
なお、当CDジャケットはシュリューターが描いたもの。テーマは「Duft(香り)」でこのオルガンが持つ多彩な響きを表現しております。
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BIS
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BIS SA 2504
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ベートーヴェンと同時代作曲家
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):
ピアノ協奏曲集 Vol.1
(1)協奏曲 ホ長調 Op.3~ピアノ
(またはチェンバロ)とオーケストラのための
(2)協奏曲 ハ長調 Op.12~ピアノとオーケストラのための
(3)協奏曲 ニ長調 Op.26~ピアノとオーケストラのための |
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
マイケル・アレクサンダー・ウィレンス(指揮)
ケルン・アカデミー |
生誕250周年記念!ベートーヴェンと同時代作曲家、ヴィルムスのピアノ協奏曲をブラウティハムが演奏!
セッション録音:(1)(3)2021年4月&5月、(2)2021年8月/イムマヌエル教会、ヴッパータール(ドイツ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、82'28
プロデューサー:インゴ・ペトリ(Take5 Music
Production)
SACD ハイブリッド盤。
ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847)が2022年に生誕250年、歿後175年を迎えました!
ライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方の小さな村に生まれ父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で学んだヴィルムスは19
歳のときにアムステルダムに渡り、フルート奏者、ピアニスト、オルガニストそして興行師としても活躍。その後、アムステルダムの裕福な美術収集家の娘と結婚し、彼も大きな恩恵を受けます。
当時彼の作品はアムステルダムをはじめライプツィヒなどでも頻繁に演奏されていました。ヴィルムスはオランダ国歌も作ったことでも知られますが、交響曲、室内楽曲、協奏曲を中心に、のどかで心地よい作品を残しています。
生誕250周年を記念してロナルド・ブラウティハムとマイケル・アレクサンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミーが"オランダのベートーヴェン"ヴィルムスの現存する5つのピアノ協奏曲を録音。当アルバムはその第1集で3篇を収録しております。
当演奏では現存する楽譜からウィレンスの助言をとともにブラウティハムが再構築しており、軽やかで優美な旋律を充分にご堪能いただけます。
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小川典子のピアノ独奏にも注目
イェ・シャオガンの「四川の映像」と「命の協奏曲」
イェ・シャオガン(1955-):
(1)交響的絵画「四川の映像(Sichuan Image)」Op.70~
オーケストラのための(2013-14)
(2)「命の協奏曲(Concerto of Life)」Op.23c~
ピアノとオーケストラのための (2000)
【I. 命の歌/II.夕闇の薔薇/III.
残酷な真実/
IV. 後悔しない/V. 夢/VI. 病院/VII.精神で生き抜く】 |
(1)シュエ・ヤン【楊雪】(二胡&中胡)、
ユエ・リー【李楽】(笛&簫(ショウ))、
ヤン・ジン【楊静】(中国琵琶)、
レイ・ワン【王磊】(笙)
(2)小川典子(ピアノ)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ホセ・セレブリエール(指揮) |
中国の伝統楽器や小川典子のピアノ独奏にも注目!イェ・シャオガンの「四川の映像」と「命の協奏曲」
セッション録音:2018年8月21-25日/RSNOセンター(グラスゴー、イギリス)/BIS
ecopak、62'30
1955年生まれの中国を代表する作曲家イェ・シャオガン【葉小鋼】。中央音楽院で学んだのち、1987年からはニューヨークに留学し研鑽を積みました。そのシャオガンの名が世界に知られることとなったのは2008年の北京オリンピック開会式に使用されたピアノ協奏曲「Starring
Sky(星空)」で、ラン・ランが演奏したことにより話題となりました。
この作品はアルバム『Winter(冬)』(BIS-2113)で小川典子演奏の録音でも知られます。
期待の当アルバムでは「四川の映像」と「命の協奏曲」の2篇を収録しました!
四川フィルハーモニー管弦楽団の委嘱により作曲された交響的絵画「四川の映像」は、中国西部の風光明媚な地方の旅行記をまとめた映画のために作られた、29からなる短い曲をまとめたオーケストラのための作品。
作曲の依頼を受けたイェ・シャオガンは四川の山、川、村、町、少数民族の住む地域を実際に訪れ、中国西部特有の自然の風景や千年の歴史を持つ史跡を「音」にしました。
大編成のオーケストラには打楽器の独奏パートに加えて中国の伝統楽器群も加わり、作品に独特の色彩を添えています。
「命の協奏曲」は2000年に同名の映画のために作曲した音楽をもとに再構成した7楽章からなるピアノとオーケストラのための組曲。生徒を指導するために病気との苦難を乗り越えてきたピアニストとこの映画の感動的な瞬間がこの音楽に凝縮されており、ソロをつとめる小川典子が情感を込めて美しい演奏を披露しております。
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NOMADMUSIC
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チャイコフスキー:アコーディオン版「四季」
チャイコフスキー(エロディ・スラール&ユーリー・シシキン編):
組曲「四季」Op.37a |
エロディ・スラール(アコーディオン) |
オリジナル・ピアノ版よりいいかも。アコーディオンによるチャイコフスキーの「四季」
録音:2021年4月/ナンテール音楽館講堂/44'00"
チャイコフスキーの組曲「四季」は、彼のピアノ曲のなかでもっとも親しまれていますが、何とアコーディオンで挑戦したディスクが登場します。
チャイコフスキーは生来オーケストラ的な感覚を持ち、息の長いメロディ・ラインや様々な楽器の音色を内包しているとされます。
またチャイコフスキーはペテルブルグ音楽院在学中に副科でオルガンを選択するほどオルガン・マニアで、何故この楽器のために作品を残さなかったのか不思議でした。
それゆえオルガン的効果を発揮するアコーディオンはまさにうってつけ。6月「舟歌」や10月「秋の歌」のメロディや和音を、ピアノのように減衰せず指定の長さまで伸ばすのに目から鱗の衝撃度。
さらに11月「トロイカ」や12月「クリスマス」のメルヘン性も高まります。3月「ひばりの歌」の囀りや9月「狩り」のファンファーレもリアルになり、オリジナルよりも楽しめるとさえ感じます。
ロシアのアコーディオン奏者ユーリー・シシキン編曲のものを、当アルバムの奏者スラールが手を加えています。
エロディ・スラールは1986年生まれ。5歳からアコーディオンを学び、現在フランスでの第一人者となっています。ロトのレ・シエクルのメンバーでもあります。
ロシア製のグーセフ・モデル「ジュピター」のボタン式アコーディオンを用いて表現豊かな世界を作り上げています。
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希望の歌
(1)一緒に歩むのだ、子らよ(黒人霊歌)
(2)メシアン:感謝の行為(ミのための詩)
(3)馬を進めよ、主イエス(黒人霊歌)
(4)深い河(黒人霊歌)
(5)プーランク:手は心の意のまま
(6)わが良き主はここで善行をせり(黒人霊歌)
(7)プーランク:平和の祈り
(8)誰も知ってはくれない(黒人霊歌)
(9)全世界は主の御手に(黒人霊歌)
(10)メシアン:首飾り(ミのための詩)
(11)プーランク:音楽家の天使たち
(12)マンブリンの言葉を言わなかった(黒人霊歌)
(13)プーランク:ふたりは闇をつくる
(14)時には母のない子のように(黒人霊歌)
(15)福音列車(黒人霊歌)
(16)メシアン:叶えられた祈り(ミのための詩)
(17)涙の聖母(黒人霊歌)
(18)水の中を行きなさい(黒人霊歌) |
マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)
セリア・オヌト・ベンサイド(ピアノ) |
困難な時代に問う、人種や性を超えた心を歌う。
録音:2021年5月/サル・ガヴォー/52'27"
1991年南米仏領ギアナ生まれの黒人リリックソプラノ、マリー=ロール・ガルニエと、1992年パリ生まれのピアニスト、セリア・オネト・ベンサイドは2011年以来デュオ活動を行っています。
彼女たちのノマド・レーベル第1弾で、彼女たちはプーランクとメシアンのフランス歌曲と黒人霊歌の間の神聖さ、希望、人類が経験した未曾有の困難についての対話をしようとしています。
もともとフランス歌曲は彼女たちのレパートリーの中心で、プーランクとメシアンも絶妙な表現を繰り広げていますが、どれも宗教感覚の強いもので感動的。そこに黒人霊歌が織り交ぜられます。
彼女たちは黒人霊歌も大事なレパートリーとしてコンサートで披露してきました。フランス歌曲と非常に遠い音楽のように見えますが、アフリカからアメリカ大陸に連れてこられた人々が苦しい農作業のなかで歌ったものは、友愛と解放への希望を示してもいます。
通常はアカペラで歌われますが、ここでは19-20世紀に正規の音楽教育を受けたアフリカ系アメリカ人作曲家たちがピアノ伴奏をつけ、クラシック作品とした版を用いています。
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CRD
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CRD3539
(1CD-R)
¥2200
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われはよみがえりぬ! ~
モーツァルトとハイドン兄弟のウィーンの復活祭
モーツァルト:
《レジナ・チェリ》 K276より聖母マリアへの信心業
聖歌《聖母マリアよ、喜び祝ってください》よりレスポンソリウム
聖歌《われはよみがえりぬ》より入祭文
聖歌《水を見た》よりPenitential rite
and sprinkling
モーツァルト:
《シュパウルミサ》 K258よりキリエ、グロリア
聖歌《この日こそ》よりグラドゥアーレ
モーツァルト:
K274 ト長調より教会ソナタ
聖歌《Pascha nostrum》よりアレルヤ
聖歌《復活のいけにえに》よりセクエンツィア
ミヒャエル・ハイドン:
《復活のいけにえに》MH361よりセクエンツィア
モーツァルト:
《シュパウルミサ》 K258よりクレド
聖歌《地は震え》より奉納唱
モーツァルト:
《シュパウルミサ》 K258よりサンクトゥス、ベネディクトゥス
聖歌《我らの父よ》より主祷文
モーツァルト:
《シュパウルミサ》 K258よりアニュス・デイ
聖歌《Pascha nostrum》よりコミュニオン
聖歌《イテ,ミサ・エスト》よりDismissal
ヨーゼフ・ハイドン:Hob.XXIIIc.1 ハ調よりテ・デウム |
オックスフォード・キーブル・カレッジ合唱団
インストゥルメンタル・オヴ・タイム&
トゥルース、ポール・ブラフ(ディレクター)
エミリー・ディケンズ(ソプラノ)
レベッカ・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)
フィリップ・デュラント(テノール)
グラハム・カーク(バリトン、カントール)
ベンジャミン・ミルズ(チェンバー・オルガン) |
オックスフォードを代表する混成合唱団のひとつ、オックスフォード・キーブル・カレッジ合唱団によるモーツァルトやハイドン兄弟の楽曲と聖歌集。
彼らはヨーロッパ各地でコンサートを開くほか、ラジオなどにも定期的に出演しています。
このアルバムでは現代イタリアの神聖な様式によるラテン語で発音された美しい歌唱が、音楽をより生き生きとした躍動感あるものにしています。
モーツァルトの楽曲では特に際立ってその効果が出ています。
伴奏は2014年に設立された古楽オーケストラ"インストゥルメンタル・オヴ・タイム&トゥルース"(OAE、エンシェント室内管、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ等のメンバーが参加)です。
※録音:2021年10月2日-3日、キーブル・カレッジ・チャペル
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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GWK
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聞き覚えのある響き(バッハ、ヴァイス、ビーバー一族の作品集) |
タベア・デブス(リコーダー)
アロン・サリエル(リュート) |
J.S.バッハ:
パルティータ(リュート組曲) ハ短調 BWV997より、
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
ホ長調 BWV1006より
ヨハン・ジギスムント・ヴァイス:
オーボエ・ソナタ 変ホ長調 IJW3よりシチリアーノ、オーボエ・ソナタ
ト短調 IJW4より
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:幻想曲
C.P.E.バッハ:ハープ・ソナタ ト長調 Wq.139より
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:
ソナタ第6番 ハ短調 C143よりパッサカリア、ロザリオのソナタよりパッサカリア《守護天使》
カール・ハインリヒ・ビーバー:トランペット・ソナタよりアダージョ、2本のオーボエのためのソナタよりプレスト |
ドイツ・バロックの3つの一族を訪ねる旅!タベア・デブスとアロン・サリエル!
リコーダーのカリスマ的ヴィルトゥオーゾ、タベア・デブスとリュートの名手アロン・サリエルによる、ドイツ・バロックの重要な3つの音楽家の家系を訪ねる旅!
2019年にリコーダー奏者協会/MOECKコンクールで第1位受賞、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭でソロイスト賞受賞などを果たしたドイツのリコーダー奏者、タベア・デブスと、イスラエル出身で、リュートやマンドリンなどの撥弦楽器に精通するアロン・サリエルが、家族ぐるみで行われることが多かった17世紀~18世紀の音楽から、バッハ親子、ヴァイス兄弟、ビーバー親子の音楽を紹介します。
名作からの抜粋を含む各楽曲は両名により自由にセレクトされ、自身の楽器のために最適なアレンジが施されています。
リコーダーとリュートの心に沁みる音色が素晴らしい《無伴奏ヴァイオリン・パルティータ》や《守護天使のパッサカリア》は必聴!
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犯行現場 Crime Scenes |
エスター・バレンティン(メゾ・ソプラノ)
アナスタシア・グリシュティナ(ピアノ) |
フランツ・シューベルト:野ばら、ます、小人
Op.22-1/
モーリッツ・エッゲルト(1965-):Stille
Oeynfassung/
ロベルト・シューマン:
母の夢 Op.40-2、荒野の少年のバラード
Op.122-1、心の痛み Op.107-1、
ベルシャザール Op.57、ライオンの花嫁
Op.31-1、兵士 Op.40-3/
バーバー:十字架 Op.29-5/
ミヒャエル・ゲース(1953-):少女の月の歌/
プフィッツナー:疲れ/スヴィリドフ:Findlay/
グリーグ:沈黙した夜鳴きうぐいす Op.48-4/
ブレヒチェ・ネレケ・ファン・ダイク(1993-)絶滅危惧種/
ウルマン:疲れた兵士/
ムソルグスキー:陸軍元帥/
イルゼ・ウェーバー(1903-1944):テレージエンシュタットを歩く |
2018年のドルトムント国際シューベルト・コンクールで共演し、第1位と聴衆賞を受賞したメゾ・ソプラノのエスター・バレンティンと、ピアノのアナスタシア・グリシュティナのデュオによるセカンド・アルバムは、暴力や犯罪がテーマ。
「愛」がテーマであったデビュー盤(GWK144)同様、さまざまな時代・国の作品を組み合わせ、衝動や愛による殺人や戦争犯罪など、いつの時代でも変わらない、今日も私たちのすぐ近くで起こっているような、普遍的な主題について深みのあるプログラムを紡いでいます。
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LYRITA
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SRCD407
(1CD-R)
¥2600
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イギリスのピアノ協奏曲集
ジョン・アディスン(1920-98):ウェリントン組曲(1959)
アーサー・ベンジャミン(1893-1960):
ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ(1927)
エリザベス・マコンキー(1907-94):
ピアノと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ(1949)
ハンフリー・サール(1915-82):
ピアノ、パーカッションと弦楽のためのコンチェルタンテ(1954)
エドマンド・ラッブラ(1901-86):自然の歌(1920)
ジェフリー・ブッシュ(1920-98):
トマス・アーンの主題によるピアノと弦楽のための小協奏曲(1939) |
サイモン・キャラハン(ピアノ)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
マーティン・ブラビンズ(指揮) |
イギリス音楽ファン必聴のピアノ協奏曲アルバム!
これまでにも知られざる音楽を多数録音し、日の目を当ててきたピアノ奏者サイモン・キャラハンによるイギリスの作曲家たちのピアノ協奏曲集。
映画音楽の作曲家として著名でアカデミー賞やグラミー賞を受賞、さらにはエミー賞までも獲得しているジョン・アディスンの《ウェリントン組曲》や、ヴォーン・ウィリアムズに師事し、管弦楽曲だけでなくオペラも残した女性作曲家エリザベス・マコンキーの作品など、アーサー・ベンジャミン以外の作品は全てファースト・レコーディングという貴重な録音です。
※録音:2021年6月29日-30日、ホディノット・ホール、カーディフ(イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NIMBUS ALLIANCE
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NI6427
(1CD-R)
¥2500
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ベル・イリュージョン ~ オーガスタ・リード・トマス:作品集
1. 知識を創出し人類の生活を啓発せよ
(72ベルのカリヨンのための)(2021)
2. 言葉の翼に(ソプラノと弦楽四重奏のための)(2021)
3. BEBOP RIDDLE(ソロ・マリンバのための)(2020)
4. RING OUT WILD BELLS TO THE WILD SKY
(ソロ・ソプラノ、合唱とオーケストラのための)(1999)
5. ENCHANTED INVOCATION
(ソロ・ヴィブラフォンと5アンティークシンバルのための)(2020)
6. SONOROUS EARTH
(世界中のベルとオーケストラのための)(2017) |
1. ジョーイ・ブリンク(カリヨン)
ジョセフ・ミン(カリヨン)
エミリー・キム(カリヨン)
ジョアン・フランシスコ・シダ(カリヨン)ほか
2. クリスティーナ・バックラック(ソプラノ)
ブライアン・ホン(ヴァイオリン)
ベンジャミン・ベイカー(ヴァイオリン)
ジョーダン・バク(ヴィオラ)
アレクサンダー・ハーシュ(チェロ)
3&5. ジョン・コークヒル(パーカッション)
4. ワシントン合唱芸術協会、
カーメン・ペルトン(ソプラノ)
ノーマン・スクリブナー(指揮)
6. サード・コースト・パーカッション
シカゴ・フィルハーモニック
スコット・スペック(指揮) |
1964年生まれのアメリカの作曲家オーガスタ・リード・トマスは、シカゴ大学の作曲部門で教鞭を執っています。
彼女はアメリカ芸術文学アカデミーによって「アメリカ音楽で最も有名で広く愛されている人物の1人」と評されており、ロストロポーヴィチ、サロネン、ナッセンなどに支持され、特に1997年から2006年はシカゴ響のコンポーザー・イン・レジデンスとしてバレンボイムやブーレーズから信頼を得ていました。
このアルバムでは、カリヨンを始めとする鐘を使用した楽曲を中心に荘厳で、エレガント、かつ叙情的な彼女の音楽を堪能することが出来ます。
※録音:1、4、6はライヴ録音
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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PALADINO
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代理店変更により再掲載 |
PMR0061
【旧譜】
¥2500
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オリジナル・クラシックス
ドメニコ・マラカルネ(1749-1801):主題と変奏
フランソワ=アドリアン・ボワエルデュー(1775-1834):
ハープとピアノのための二重奏曲第4番 変ホ長調
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):
アンダンティーノと変奏
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):
ハープとピアノのための大二重奏曲 変ロ長調
Op. 37 |
デュオ・プラセディス
〔プラセディス・フーク=リュッティ
(ハープ)、
プラセディス・ジェネヴィエーヴ・フーク
(ピアノ)〕 |
親子アンサンブル、デュオ・プラセディス、ハープとピアノのオリジナル作品集!
ハープとピアノのための貴重なレパートリーを次々と録音している親子アンサンブル、デュオ・プラセディス。
本アルバムでは、18世紀から19世紀に活躍した作曲家の作品を集めており、「フランスのモーツァルト」といわれたフランソワ=アドリアン・ボワエルデューや、パガニーニの師として知られるアレッサンドロ・ロッラなどのハープとピアノのためのオリジナル作品を収録しています。
※録音:2014年8月
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PMR0060
【旧譜】
¥2500
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ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:無伴奏フルート作品集
クヴァンツ(1697-1773):
フランス風(ヴィヴァーチェ)ニ長調 QV3:1.3、
幻想曲 ニ長調 QV3:1.5、アダージョ ロ短調
QV3:1.22、
アレグロ ホ短調、メヌエット・ダ・カーポ
ニ長調、
メヌエット・ダ・カーポ ト長調、幻想曲
ト長調 QV3:1.9、
アルマンド ホ短調、サラバンド,Duble
1-4 ト長調、
前奏曲 ニ長調 QV3:1.7、8つのカプリス、
メヌエット 変ロ長調 QV3:1.23、
幻想曲(プレスト)ハ長調 QV3:1.1、
幻想曲 ハ長調 QV3:1.2、アルマンド ホ短調、
メヌエット(L'inconu)と変奏 1-10 ホ短調 |
エリック・ラム(フルート) |
アメリカのフルート奏者エリック・ラムのソロ・デビューアルバム。ヨーロッパを代表するフルート奏者でフリードリヒ大王のフルートの教師としても有名なヨハン・ヨアヒム・クヴァンツの無伴奏作品集。
あまり演奏される機会のない小品ですが、フルートの名手であったクヴァンツらしくフルートの魅力を伝える作品が多く収録されています。
※録音:2014年11月4日-5日
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PMR0059
【旧譜】
¥2500
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ショパンが活躍した同時期のフォルテピアノで録音された今アルバム
ショパン:
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35《葬送》
24の前奏曲 Op.28 |
ナタリア・レーリング
(フォルテピアノ/
1828年以降コンラート・グラーフ製) |
ショパンが活躍した同時期のフォルテピアノで録音された今アルバム。
ウィーン音楽大学で教鞭を執っているナタリア・レーリングは、通常のグランド・ピアノの演奏に加えて、フォルテピアノの演奏にも力を入れており、ウィーンの美術史美術館にて、演奏会を行っています。
ウィーンの国際ショパン協会の理事会のメンバーでもある彼女が、コンラート・グラーフ製のフォルテピアノで表情豊かにショパンの音楽を奏でます。
※録音:2015年2月23日-25日
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PMR0058
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600
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シューベルト・(リ)インヴェンションズ |
アンサンブル・パラディーノ
〔アルベルト・メシルカ(ギター)、他〕 |
シューベルト:
ギター、フルート、ヴィオラとチェロのためのノットゥルノ
ニ長調 D Anhang Ⅱ/2(原曲:ヴェンツェル・マティーカ)
アルペジョーネ・ソナタ ロ短調 D 821(チェロとギター版)
ハンガリーのメロディ
(アンジェロ・ジラルディーノ&アルベルト・メシルカ編ギター版/世界初録音)
D 817
ピアノ・ソナタ ト長調 D 894よりメヌエット(フランシスコ・タレガ編ギター版)
ソプラノとギターのための歌曲集(フランツ・フォン・シュレヒタのマニュスクリプトより/世界初録音)
〔アルプスの狩人 D 588、水の上で歌うD
774、遥かな人へのあこがれ D 770、
小川のほとりの若者 D 638、夜の曲
D 672、ロザムンデ D 797、羊飼いの嘆きの歌
D 121、
あこがれ D 879、旅人の夜の歌Ⅰ D
224、哀愁 D 772〕
ソプラノとギターのための歌曲集
(ナポレオン・コスト&ティルマン・ホップシュトック編)〔死と少女
D 531、夜の歌 D 314〕
ギターのための歌曲集(ヨハン・カスパール・メルツ編)
〔涙の讃歌 D 711、《冬の旅》より郵便馬車
D 911/13、《白鳥の歌》より愛のたより D 957/1、
《白鳥の歌》よりセレナード D 957/4、《白鳥の歌》よりすみか
D 957/5、
《白鳥の歌》より漁師の娘 D 957/10 FP185〕 |
ギターを中心としたシューベルト作品の編曲集。
アルペジョーネ・ソナタのギター伴奏版や、《冬の旅》、《白鳥の歌》の抜粋をギターで演奏したものなど、シューベルトの名曲を普段とは違った角度で捉えることが出来、新たな発見が生まれる一枚となっています。
※録音:2014年9月
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PMR0057
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3600
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テオドリコ・ペドリーニ:ヴァイオリン・ソナタ全集
テオドリコ・ペドリーニ(1671-1746):ヴァイオリン・ソナタ
ニ長調 Op.3-3、ト短調 Op/3-2、変ロ長調
Op.3-9、
ハ長調 Op.3-7、ハ短調 Op.3-10、ト長調
Op.3-11、
変ロ長調 Op.3-8、 ヘ長調 Op.3-5、ハ短調
Op.3-4、
変ロ長調 Op.3-6、イ長調 Op.3-1、ヘ長調
Op.3-12 |
ナンシー・ウィルソン(ヴァイオリン)
ジョイス・リンドルフ(チェンバロ) |
清の時代に西洋音楽を広めた宣教師、テオドリコ・ペドリーニ!
テオドリコ・ペドリーニ(1671-1746)のヴァイオリン・ソナタ作品3は彼の故郷であるイタリアから遠く離れた中国(当時は清)で作曲されました。
宣教師であった彼は、清での布教と共に康熙帝・雍正帝・乾隆帝に仕え西洋音楽の普及に努めたことで知られており、亡くなる1746年までその地で働きました。
※録音:2006年9月11日-12日、2008年1月7日-8日&12日、2012年1月7日-9日&5月9日-10日
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PMR0056
【旧譜】
¥2500
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シュランメルのヴァイオリン |
フィルハーモニア・シュランメルン・ウィーン |
フィリップ・ファールバッハ(ヨハン・シュランメル編):Fluide-Galopp/
ヨハン・シュランメル:Wiener Heurigen-Tanze/
ヨハン・シュトラウス(ヴァルター・ヴァッサーフォーゲル編):ワルツ《愛の歌》/
レオポルト・ケーニヒシュテッター(ヨハン・シュランメル編):アルトレングバッハの思い出/
シュトラウス(ヴァッサーフォーゲル編):Zapperl-Polka/
ヨーゼフ・ランナー(ヨーゼフ・ランナー&G.ドラハーネク:新ウィーン・レントラー/
アレクサンダー・カッツェンベルガー(ヴァッサーフォーゲル編):Halloh
da san ma munter/
ヨハン・シュランメル:Tratscherei/
ヨハン・シュムッツァー:シュムッツァーの踊り/
ランナー:Pester-Walzer Op.93/
ヨハン・シュランメル:Musikalisches Farbenspiel/
カール・ミヒャエル・ツィーラー(ヨーゼフ・シュランメル編):Rendez-Vous |
ヨハン・シュトラウス2世が活躍する時代にシュランメル兄弟はホイリゲや宿屋で演奏し、ヴァイオリニストとして最も人気のある音楽家でした。
彼らの楽器はウィーンの美術史美術館のコレクションとなっています。
このアルバムでは、ウィーン・フィルのメンバーのアンサンブルであるフィルハーモニア・シュランメルン・ウィーンが、柔らかな音色を響かせながら奏でています。
※録音:2008年2月28日-3月2日
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PMR0052
【旧譜】
¥2500
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コープランド:ピアノ作品集
コープランド:
ピアノ・ソナタ
4つのピアノ・ブルース
エル・サロン・メヒコ(レナード・バーンスタイン編)
ロデオ(ピアノ版) |
ユージェニー・ルッソ(ピアノ)
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ニューヨークで生まれたピアノ奏者のユージェニー・ルッソは、ハンス・グラーフとエリザーベト・レオンスカヤに師事しました。
現在はウィーンを拠点に活動しており、アジア、アメリカおよびヨーロッパで、マスタークラスの指導や演奏を行っています。
また、1997年からはウィーン国際ピアニスト・サマー・アカデミーの教授を務めています。
このアルバムでは、コープランドのオーケストラ曲《エル・サロン・メヒコ》をバーンスタインがピアノ用に編曲したものも収録されています。
※録音:1995年10月
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PMR0051
【旧譜】
¥2500
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親子アンサンブル、デュオ・プラセディス
ブラームスのハンガリー舞曲集をハープとピアノ版にアレンジ
ブラームス:ハンガリー舞曲全集 WoO 1(ハープとピアノ版) |
デュオ・プラセディス
〔プラセディス・フーク=リュッティ(ハープ)、
プラセディス・ジェネヴィエーヴ・フーク(ピアノ)〕 |
ハープとピアノのための貴重なレパートリーを次々と録音している親子アンサンブル、デュオ・プラセディス。
本アルバムでは、ブラームスのハンガリー舞曲集をハープとピアノ版にアレンジ。
ピアノ連弾ともオーケストラ版ともまた違った印象を与えてくれるその演奏は美しく、ハープの表情の豊かさに驚かされます。
※録音:2013年8月
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PASCHEN RECORDS
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《血しおしたたる》の旋律に基づく作品集 (似顔絵
Ebenbild) |
ユーリ・ヴァレンティン(オーボエ)
トリオ・ディロワーズ |
ハンス・レーオ・ハスラー(1564-1612):マドリガルによるディミニューション
《わが心は千々に乱れ》
ヨハン・ゴットリープ・ヤーニチュ(1708-1763):四重奏曲
ト短調 《おお、血と涙にまみれた御頭よ》
J.S.バッハ:マタイ受難曲より《われを知り給え、わが守り手よ》
フレデリック・セプティムス・ケリー(1881-1916):弦楽三重奏曲
ロ短調よりロマンス
J.S.バッハ:マタイ受難曲より《おお、血と涙にまみれた御頭よ》
シャルル・ボクサ(1789-1856):四重奏曲
ニ短調
J.S.バッハ:マタイ受難曲より《いつしか私がこの世に別れを告げるとき》
テオ・フェルベイ(1959-2019):無限への4つのプレリュード(2013)
J.S.バッハ:
クリスマス・オラトリオより《如何にしてわれは汝を迎えまつり》、
フーガの技法 BWV1080より3つの主題による4声のフーガ
(曲間に 《わが心は千々に乱れ》の朗読あり) |
J.S.バッハがマタイ受難曲の中に何度も転用したことで有名な《血しおしたたる(おお、血と涙にまみれた御頭よ)》の旋律に基づく作品を集め、オーボエと弦楽三重奏で演奏した意欲的なプログラム。
アルバムはこの旋律の生みの親であるハスラーの《わが心は千々に乱れ》に始まり、有名なJ.S.バッハのマタイ受難曲やクリスマス・オラトリオを取り上げながら、ボクサやフェルベイといった珍しい作品を紹介します。
各トラックの間では《わが心は千々に乱れ》の朗読も行われるなど、CDによる総合芸術を目指した1枚です。演奏の質の高さも特筆されます。
※録音:2020年7月
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STERLING
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CDA18572
(1CD-R)
¥2700
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向こうはとても静かだ ~
エーヴェット・トーブの広く知られていない歌
エーヴェット・トーブ(1890-1976)
(編曲:ユーナス・イーサクソン、
スティーナ・ヘルベリ・アイバック):
向こうはとても静かだ/パリから来た老画家/
プロヴァンスのワルツ/ビッビ/
ミューシンゲンのワルツ/思い出と沈黙/
バッゲンスフィエルデンの朝の歌/
個人的な通話/西風/雨上がりの朝/
十七番目のバラード/ブランカ=ニーニャのバラード/
吹け、カイサ、吹け/スミレをつけた黒衣のご婦人/
サンドハムンのバラード/レーブム夫人の不思議な愛の歌/
ヴィンタッパルグレンドのヴェラとイタリアの音楽家/
美しいヘレンまたはペルーの娘/
ドットーレ・ボンドーネ/明かりの灯っていた窓は/
シェップスホルメンの舞踏会/ノクターン |
トシュテン・モッスベリ(テノール)
スティーナ・ヘルベリ・アイバック(ハープ)
アンドレーアス・ニューベリ(ヴァイオリン)
ユーナス・イーサクソン(ギター、リュート) |
麻酔科学と集中治療学が専門の医師が本業のスウェーデンの歌手、トシュテン・モッスベリのソング・コレクション。
このアルバムの歌を書いたエーヴェット(エヴェルト)・トーブは、シンガーソングライター、作家、詩人、画家として活動し、スウェーデン・バラードの伝統を20世紀に伝える「吟遊詩人」としてスウェーデンの人たちの尊敬を集めました。
「非公式のスウェーデン国歌」ともみなされている
《カッレ・シェーヴェンのワルツ》、《わたしの愛しい女(ひと)》
や 《ヴァルパライソのワルツ》 といった作品はスウェーデンの人たちに親しまれています。
本アルバムは、トーブのあまり知られていない歌を収録。「聖霊降臨祭の海辺のワルツ」
《向こうはとても静かだ》 。
トーブが、プロヴァンス人で吟遊詩人の詩作の後継者とみなしていたという詩人カールフェルトへのオマージュとした
《プロヴァンスのワルツ》 。
アルゼンチンの音楽とボートのエンジンの刻む「タンゴのリズム」の
《ビッビ》 。船乗りやヨットマン、パンパスの労働者として世界を回ったトーブが、そこで出会った人や自然からインスピレーションを得て作った歌の数々。
イーサクソンの編曲がとても自然で繊細だったという理由から、アルバムの最後に、よく知られている
《ノクターン》 を歌っています。
※録音:2020年11月2日、12月11日-12日、2021年4月25日、6月1日、グリスリンゲ・ゴード(インガロー島、スウェーデン)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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GS 2260/1
(2CD)
¥2700
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ブルーノ・ワルター・ライヴ2
CD1
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)スメタナ:交響詩「モルダウ」
(3)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
CD2
(4)ヘンデル:合奏協奏曲 ト短調 Op.6-6
(5)ワーグナー:ジークフリート牧歌
(6)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 |
ブルーノ・ワルター(指揮)
NBC交響楽団 |
ブルーノ・ワルター・ライヴ2、NBC響との灼熱のライヴ集!2枚組1枚価格!
録音:(1)(2)1940年3月2日、(3)1939年3月18日、(4)(6)1940年2月17日、(5)1939年4月8日/ニューヨーク、NBC、8Hスタジオ
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)/日本語帯・解説付
■制作者より
GS-2258/59に続く、NBC 交響楽団とのライヴ・シリーズの第2弾です。第1弾の繰り返しになりますが、これらの音源はかつてCDR
のSEDR 規格で発売されたものですが、プレスされたCDで保管したいというファンの要望に応え、2枚組1枚価格で発売します。
ワルターにとって、このライヴが行われた頃はナチスに追われ、娘の急死などの悲劇に襲われた苦難の時期でした。しかし、演奏そのものは信じがたいほどの情熱に溢れ、きき手にぐんぐん迫って来ます。また、スメタナとヘンデルは初CDとなります。
これらはアセテート盤に収録されたもので、特有のノイズが入りますが、原音を損なわないように必要最低限のノイズ処理しか行っていません。しかしながら、ブラームスの交響曲第1番には回転ムラが含まれ、これは修正出来ておりません。ご了承下さい。(平林直哉)
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PARNASSUS
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ダニール・シャフラン
チェロ・マスターワークス 伝説的録音集
ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) : チェロ協奏曲
第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2 (+)
フランツ・シューベルト (1797-1828) :
アルペッショーネとピアノのためのソナタ
イ短調 D.821
(チェロとピアノによる) (*)
ドミトリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
:
チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.40
(*) |
ダニール・シャフラン (チェロ)
ソヴィエト国立交響楽団 (+)
ネーメ・ヤルヴィ (指揮 (+))
リディア・ペチェルスカヤ (ピアノ (*)) |
録音 :1961年、モスクワ、ロシア、ソヴィエト
(+) 1960年2月25-26日、ウェブスター・ホール、ニューヨーク、アメリカ合衆国
(*)
原盤 : Melodiya (+) / RCA (*)
ダニール・シャフラン (1923-1997) は20世紀後半のソヴィエト・ロシアを代表する名チェリスト。
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ (1927-2007)
と双璧を成す存在でありながら、ソヴィエト・東欧圏から出て活躍する機会にあまり恵まれず、その名声が世界的にならなかったことが惜しまれます。
(*)は彼が「西側」で行った数少ないレコーディングのひとつで、当盤のためにオリジナル・マスターテープからディジタル・トランファーされています。
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PACD 96078/9
(2CD)
¥2700
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20世紀半ばのブラック・スワンたち 黒人歌手たちの歴史的録音集
[CD1]
[1] Handel: Messiah - Rejoice greatly
Adele Addison,
soprano with Handel and Haydn Society
Chorus,
Zimbler Sinfonietta, Thompson Stone,
conductor
Classics Record Library SRL-4573 (stereo),1959,
originally Kapp 3.8000S
[2] Bishop: Home, Sweet Home
[3] Anon.: Every Time I feel the Spirit
Marian Anderson, contralto; unknown
accompaniment
Voice of America 16" 33 1/3 rpm
lacquer disc, unissued (1943-45)
[4] Kern: Show Boat - Old Man River /
Jules Bledsoe, baritone
Decca K 631 (78 rpm), London, c. 1932
[5] Brahms: Alto Rhapsody
Carol Brice, contralto with Tanglewood
Men's Choir,
Boston Symphony Orchestra, Serge Koussevitzky,
conductor
(live, August 3, 1946)
[6] Mortensen: Stopping by Woods on a
Snowy Evening (Frost)
Tono 28022 (mx 3166 A), 78 rpm
[7] Brockway (arr.): The Nightingale,
"One Morning in May"
Tono 28036 (mx 3163 C), 78 rpm
[8] Burleigh (arr.): Sometimes I Feel
Like a Motherless Child
Tono 28021 (mx 3163 C), 78 rpm
[9] Johnson (arr.): Hold On
Tono 28021 (mx 3164 B), 78 rpm
[10] Jordan (arr.): His Name So Sweet
Tono 28036 (mx 3817C), 78 rpm
[11] Mortensen: Adventures of Isabel
(Nash)
Tono 28022 (mx 3165 C), 78 rpm
Anne Brown, soprano; Kjell Olson, piano
(c. 1949-50)
[12] Rossini: Stabat Mater - Fac ut portem
Betty Allen, mezzo-soprano; St. Hedwig's
Cathedral Choir,
Berlin Symphony Orchestra, Karl Forster,
conductor
HMV (Germany) SMVP 8076 (stereo), June,
1960
[13] Hayes (arr.): Sister Mary
[14] Hayes (arr.): Little Boy
Thomas Carey, baritone; Lois Gauger,
piano
Century 39417, LP, "Christmas
on the [Oklahoma] Campus"
[15] Bachelet: Chere nuit (mx AA 56502-1G)
[16] Sauguet: Berceuse creole (mx. AA
56502-2C)
Ellabelle Davis, soprano; Kjell Olsson,
piano
Philips A-56502 (78 rpm) (c. 1950)
[17] Delibes: Lakme - Ou va la jeune
indoue ("Bell Song")
Mattiwilda Dobbs, soprano; Sydney Symphony
Orchestra,
Joseph Post (conductor) (live performance,
Sydney, 1955)
[CD 2]
[1] Shulamit Ran: O, the Chimneys (poems
by Nelly Sachs)
Gloria Davy, soprano; Shulamit Ran,
piano
New York Philomusica Chamber Ensemble
/ Robert Johnson (1973)
Vox Turnabout TV 34492, stereo LP (By
kind permission of Naxos)
[2] Brahms: Von ewiger Liebe
Philips A 45403, 78 rpm
[3] Saint-Saens: Danse macabre
[4] Mussorgsky: The Seminarianist
Todd Duncan, baritone; William Allen,
piano
Philips A 56503, 78 rpm (c. 1950) (mx
A 56503 A/B)
[5] Gershwin: Porgy and Bess - My Man's
Gone Now
Ruby Elzy, soprano; rehearsal orchestra,
George Gershwin, conductor (July 19,
1935)
Mark56 LP (from lacquer disc)
[6] Dawson: Talk About a Child that do
Love Jesus
[7] Johnson (arr.): Honor! Honor!
Charles Holland, tenor; Ralph Lindsey,
piano
Victor 4556 (78 rpm), c. 1939
[8] Foster: Old Folks at Home
Inez Matthews, soprano; Juanita Hall
Choir
Hit Record 8078 9 (mx M-269-2)
[9] Mozart: Le Nozze di Figaro - Dove
sono
Dorothy Maynor, soprano;Philadelphia
Orchestra, Eugene Ormandy, conductor
live performance, Oct. 20, 1945
[10] Verdi: Aida - Quest' asissa
[11] Verdi: Aida - E in uo potere lo
sto! In poser di lei!
Robert McFerrin, baritone; Anna Maria
Rovere, soprano;
Vincenzo Bellezza, conductor (Naples
Opera, live, July 15, 1956)
[12] Gershwin: Porgy and Bess - Summertime
Margaret Tynes, soprano; orchestra
conducted by Warren Edward Vincent
Design DLP 110 (mono LP), 1960
Daugherty (arr.): Sea Shanties
[13] Rio Grande
[14] Blow Ye Winds
[15] Across the Western Ocean
[16] Mobile Bay
[17] Shenandoah
William Warfi eld, baritone; Otto Herz,
piano
Columbia 10" ML 2206 (LP), 1952
[18] Carpenter: When I bring you coloured
toys (Tagore)
Camillia Williams, soprano; Borislav
Bazala, piano
MGM 10" E140 (LP), 1952 |
STERLING
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CDA184718492
(3CD-R)
特別価格
¥6300
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エールリングによるジークフリートのライヴ録音!
ワーグナー:楽劇 《ジークフリート》 WWV
86C
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ライラ・アンデション=パルメ
(ソプラノ、ブリュンヒルデ)
マッティ・カストゥ(テノール、ジークフリート)
フランツ・カーゼマン(テノール、ミーメ)
イェルケル・アルヴィドソン
(バス・バリトン、さすらい人)
ビョーン・アスケル(バリトン、アルベリヒ)
ステーン・ヴァールンド(バス、ファフナー)
ヒルデ・ライドラン(ソプラノ、森の小鳥)
グニッラ・セーデシュトレム(アルト、エルダ)
王立スウェーデン歌劇場管弦楽団
シクステン・エールリング(指揮) |
オペラ指揮者としても名高いエールリングによるジークフリートのライヴ録音!
王立スウェーデン歌劇場はワーグナーの『ニーベルングの指輪』の全曲をこれまでに3度、異なる演出で上演してきました。
スウェーデンの宮廷歌手ライラ・アンデション=パルメ(b.1941)のアーカイヴ録音シリーズのもっとも新しいアルバムは、フォルケ・アベニウスが手がけた1969年からの新演出による
《ジークフリート》 のライヴ録音です。
このアルバムは、アンデション=パルメの歌とともに、オペラの指揮者としても名高かったシクステン・エールリング(1918-2005)によるワーグナー楽劇の全曲演奏を堪能できる、極めて貴重な録音です。
エールリングは、王立ストックホルム音楽大学でピアノを学び、持ち前の形式とリズムに対する感覚と抜群の記憶力によって急速に成長。
興味をもった指揮法のクラスに参加してからは、在学中から王立スウェーデン歌劇場のリハーサルを任されるようになりました。
1941年、ドレスデンのカール・ベームの下で学び、ポストの申し出もあったものの、第二次世界大戦の激化を嫌って帰国。
1950年にストックホルム・フィルハーモニックを指揮した
《春の祭典》 で注目され、1953年、王立スウェーデン歌劇場の首席指揮者に任命されました。
王立オペラが、ビルギット・ニルソンやユッシ・ビョルリングといったスター歌手の客演と専属歌手たちの優れたアンサンブルを誇っていた時代です。
しかし、1960年、エールリングの「完璧主義」と相容れない人たちとの軋轢から辞任。アメリカに渡ってデトロイト交響楽団の音楽監督を務め、ニューヨークを拠点にメトロポリタン歌劇場をはじめ主に北米とヨーロッパのオーケストラと歌劇場への客演を続けました。1970年の後半、王立歌劇場に客演指揮者として復帰、「伝説的」とも言われた数多くの公演を指揮しました。
1987年のシーズンの 《ジークフリート》 もそのひとつです。王立歌劇場のリヒャルト・シュトラウス
《影のない女》 (Sterling CDA169616982)でニルソンやシヴ・ヴェンベリと共演してバラク役を歌ったフィンランドのテノール、マッティ・カストゥ(1943-2015)のジークフリート。ブッファ役を得意とするドイツのテノール、フランツ・カーゼマン(b.1942)のミーメ。
《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
のハンス・ザックス、『指輪』のヴォータンを持ち役とするバス・バリトン歌手、1992年に宮廷歌手に任命されたイェルケル・アルヴィドソン(1939-2007)のさすらい人(ヴォータン)。
同じく宮廷歌手のビョーン・アスケル(b.1941)のアルベリヒ。経験豊かな歌手たちが、ブリュンヒルデを歌うアンデション=パルメと同じ舞台に立ちました。
1987年3月14日のライヴ録音の明瞭度の高いアナログ録音をデジタル・マスタリング。アンデション=パルメの
《サロメ》(CDS184318442)と同様、王立歌劇場のライセンスを得てリリースされます。
エールリングと王立管弦楽団と歌い手たちの展開するワーグナーの楽劇を単なるドキュメント以上の姿で示したアルバムです。
※録音(ライヴ):1987年3月14日、王立スウェーデン歌劇場(ストックホルム)/AAD
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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<国内盤>
APK RECORD
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山内敦子(ピアノ)
アラベスク
1. ドビュッシー: アラベスク 第1番
2-13. ドビュッシー: 前奏曲集 第1巻
- I. デルフィの舞姫たち - II. 帆 - III.
野を渡る風
- IV. 音と香りは夕暮れの大気に舞う -
V. アナカプリの丘
- VI. 雪の上の足跡 - VII. 西風の見たもの
- VIII. 亜麻色の髪の乙女 - IX. とだえたセレナード
- X. 沈める寺 - XI. パックの踊り - XII.
ミンストレル
14. ドビュッシー: ベルガマスク組曲 - III.
月の光
15. グラズノフ: 牧歌 Op.103
16. ブルグミュラー:
18の練習曲 Op. 109 - No. 14 ゴンドラの船頭歌 |
山内敦子(ピアノ) |
<収録>2021年3月5日,3月11日碧南市芸術文化ホール
エメラルドホール 愛知
レコーディング・ミキシング・マスタリング:長江和哉/アシスタント・エンジニア:福井楓栞/調律:木村和人/使用ピアノ:ベーゼンドルファー・モデル290
インペリアル
フランスで学び名古屋を中心に活動するピアニスト山内敦子によるファースト・ソロアルバム。近年リサイタルにて取り組み好評を博しているドビュッシーを中心に、音で描かれた風景とも言える作品16曲を収録。
クラシックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、エレクトロニクス、映像、演劇、映画など多方面とのコラボレーションを積極的に行っている山内の表現力と世界観、ベーゼンドルファーの多彩な音色を見事に捉えたアルバムである。また、ブックレットは映像作家の前田真二郎氏がこのアルバムのために撮り下ろした作品で構成されている。
山内敦子 Atsuko Yamauchi(piano):
愛知県立明和高等学校音楽科卒業後渡仏し、パリ・エコールノルマル音楽院修了。帰国後、愛知県立芸術大学音楽学部卒業。名古屋音楽大学大学院修士課程修了。
第4回ノーヴィ国際音楽コンクール第1位。第5回チェコ音楽コンクール第1位。毎年のソロリサイタルの他、室内楽コンサート、エレクトロニクスや映像作家、ダンサー、俳優との共演など幅広い演奏活動を行っている。
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<映像>
C MAJOR(映像)
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KKC 9741
(DVD)
¥3300
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カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティ、
コンサートの誕生秘話が明かされるドキュメンタリーDVD
ドキュメンタリー<甦る三大テノール 永遠の歌声> |
ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、
ズービン・メータ、
パヴァロッティ未亡人のニコレッタ・マントヴァーニ、
ラロ・シフリン、
ブライアン・ラージ、マリオ・ドラディ、
ポール・ポッツ、サー・ブリン・ターフェル、
ノーマン・レブレヒト、ほか |
伝説の三大テノール、カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティ、あのコンサートの誕生秘話が明かされるドキュメンタリーがDVDとなってリリース!
画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、字幕:英独(voive-over)、仏韓日、88分、輸入盤・日本語帯・解説付
人気と実力を兼ね備えた当代きっての3人の名テノール歌手、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティの「三大テノール」。
彼らが1990年サッカーW 杯イタリア大会決勝戦の前日に行った、かつてないコンサートは伝説として今も人々の心に残っています。
本映像は、伝説のコンサートから30年の節目に制作されたドキュメンタリーで、1990年ローマでのコンサートの裏側、その4年後のロサンゼルス大会の様子、カレーラスの白血病との闘い、3人のライバル関係、壮大な商業イベントにまつわる金銭的な問題、など3人のオペラ・スターの人生が詰まった見ごたえのある内容です。
(三大テノール伝説のコンサート・イン・ローマ1990(KKC9689)に収録されているドキュメンタリー映像とほぼ同内容となっています。)
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<LP>
GRAMOLA(LP)
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GRAM10004
(LP)
¥4200
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フランツ・シューベルト(1797-1828):
交響曲第8番 ロ短調「未完成」 D 759
【SIDE A】第1楽章: Allegro moderato 11'49"
【SIDE B】第2楽章: Andante con moto 11'32" |
クラングコレクティフ・ウィーン
レミ・バロー(指揮) |
録音: 2018年3月19-21日 Lorely-Saal, Vienna(オーストリア)
【レミ・バローの新オーケストラ旗揚げ公演の「未完成」が「ピュア・アナログ・プロダクション・チェーン」でLPリリース】
ザンクトフローリアン修道院教会でブルックナーの交響曲全曲録音を進めているレミ・バローが2018年にウィーンの5つのオーケストラ(ウィーン・フィル、ウィーン響、ウィー
ン放送響、トーンキュンストラー管、フォルクスオーパー管)のメンバーを集めて旗揚げしたアンサンブル、クラングコレクティフ・ウィーンの第1回公演から「未完成」がLPリリースされます。
【ピュア・アナログ・プロダクション・チェーン】
この公演はすでにSACDハイブリッド盤(Gramola99180)としてリリースされていますが、バローの強い意向で当初からアナログリリースを予定し、デジタルと並行してアナログ専用のミックスと録音が行われていました。
Gramolaレーベルが「ピュア・アナログ・プロダクション・チェーン」と呼ぶ収録方法は、以下のように録音からプレスまでをすべてアナログ領域で行うものです。
・録音会場のマルチマイクからの音声をSonosax社のアナログ・ミキサーでステレオ2chにミックスダウン
・新たに整備した2台のStuder A80を使用し、1/2インチのテープに録音
・LPは45回転を採用し、1つの楽章に1面を充てて余裕を持ったカッティング
・Gramolaレーベルが最も高く評価するドイツのパラス社で180g重量盤にプレス
・一連の作業にはアナログ時代にスロヴァキアのOpusレーベルで経験を積んでいたエンジニアが参加して監修
編集は演奏中の目立つノイズなどをリハーサル・テイクと差し替えるだけの最小限に留めているそうです。
パリ生まれのレミ・バローは2004年にウィーンに拠点を移し、ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場の第1ヴァイオリンで弾いていたこともあります。
長い残響を持つザンクトフローリアンの教会では師のチェリビダッケの晩年を思わせる雄大なテンポの演奏を聴かせますが、ここでは標準的なテンポを採りつつ彼の求めるウィーン古典派・ロマン派の姿を聴かせてくれます。
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4/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2523
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)
「フランスのトランペット協奏曲集」
(1)トマジ:トランペット協奏曲(1944)
(フランク・ヴィラール復元によるオリジナル版)【世界初録音】
(2)ジョリヴェ:トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ(1948)
(3)シュミット:ランペットとオーケストラのための組曲
Op.133(1955)
(4)ジョラス:11の歌(1977)【カデンツァ:ホーカン・ハーデンベルガー】
(5)ジョリヴェ:トランペット協奏曲第2番(1954) |
ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
ファビアン・ガベル(指揮)
コンサートマスター:
ヨアキム・スヴェンヘーデン(ヴァイオリン) |
ホーカン・ハーデンベルガーがフランスのトランペット協奏曲集をリリース!
セッション録音:2021年8月23-27日/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、70'18
SACDハイブリッド盤。
スウェーデンのトランペット奏者、ホーカン・ハーデンベルガーがフランスの20世紀のトランペット協奏曲集をリリース!
1944年作曲のトマジのトランペット協奏曲はオリジナル版の復元で演奏されました。
これはピアノ・リダクションとしてのみ残されていた欠落部分のオーケストレーションを含む復元で、ハーデンベルガー、ガベルそしてトマジの作品を研究するフランク・ヴィラールが共同で完成しました。
ハーデンベルガーの卓越した演奏で聴く世界初録音です!
1977年に作曲、初演されたベッツィ・ジョラス(1926-)の「11の歌」は当アルバムでは一番新しい作品。
タイトルはジョラスの作風の基本にある"音楽の声楽的な性質"を想起させます。トランペットによって"歌われる"この作品は、室内オーケストラがまるで万華鏡のごとく変化し、ジャズやポピュラーあるいは感傷的な音楽を思い起こさせます。
当作品の初演者で献呈されたピエール・ティボーはハーデンベルガーの師であり、指揮者ファビアン・ガベルはトランペット奏者でもあることから並々ならぬ思いで演奏しております!
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BIS SA 2632
(SACD HYBRID)
¥2800
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ティモシー・ファロン/レスピーギ歌曲集
「黄昏」 |
ティモシー・ファロン(テノール)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ) |
レスピーギ:歌曲集
●森の神々【I.「牧神」/II.「庭園の音楽」/III.「エグレ」/IV.「水」/V.「黄昏」】P107(1917)
●6つのメロディ P 89(1909)より I.「深い海の底で」
●対照 P 66(1906)
●最後の陶酔 P 8(1896)
●6つのメロディ P 89(1909)より II.「あきらめ」
●ストロネッロを歌う女 P 69 (1906)
●5つの古風な歌
【I.「時々耳にする愛の思い出」/II.「でもどのように私は我慢できようか」/
III.「バラード」/IV.「真っ赤な美しい唇」/V.「エンツォ王のカンツォーネ」】
P71(1906)
●短いお話 P 52(1904)
●6つの歌第2集 P97(1912)より IV.「古のクリスマス祝歌」
●6つの歌第1集 P90(1909)より VI.「雨」
●涙 P 9(1896)
●4つのスコットランド民謡
【I.牛たちが帰ってくるとき/II.エジンバラの町から1マイルの所だった/
III.私の心はハイランドにある/IV.ダンディーのバグパイプ吹き】P143(1924)
● 6つの歌第1集 P 90(1909)より I.「三日月よ」
●夜想曲P 11(1896)
●霧 P 64(1906) |
ティモシー・ファロンがレスピーギの歌曲を録音!
セッション録音:2021年7月6-9日/バイエルン放送、ミュンヘン(ドイツ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、74'04
SACD ハイブリッド盤。
マレク・ヤノフスキもその実力を認めるテノール、ティモシー・ファロン。リストの歌曲集(BIS
SA-2272)でも注目されましたが今回はレスピーギを録音しました。
レスピーギといえば「ローマ三部作」があまりにも有名ですが、色彩豊かな旋律が魅力の美しい歌曲も多く作曲しております。
詩はアントニオ・ルビーノ(1880-1964)、アダ・ネグリ(1870-1945)、カルロ・ザンガリーニ(1874-1943)、象徴主義者ガブリエーレ・ダンヌンツィオ(1863-1938)など、レスピーギの多彩なスタイルと幅広い文学的インスピレーションが発揮されております。
ティモシー・ファロンはジュリアード音楽院で学んだアメリカ系のテノール歌手。マリリン・ホーンに師事したあと、2013年に開かれたウィグモア・ホール歌曲コンクールで優勝した実力派で、これまで鈴木雅明、ヘルムート・リリング、マリン・オルソップなど世界の名だたる指揮者と共演しています。
エレガントでビロードのような明るさからダイナミズムの幅が広い声の持ち主。豊かな表現力でレスピーギの歌曲を歌い上げます。
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CLAVES
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ヨエル・フォン・レルバー(ハープ)
「伝説」
(1)フォーレ:塔の中の王妃 Op.110
(2)グランジャニー:コロラド・トレイル Op.28
(3)ルニエ:妖精たちの踊り
(4)ポッセ:「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲
(5)ルニエ:伝説
(6)アルヴァーズ:マンドリン Op.84
(7)ムチェデロフ:パガニーニの主題による変奏曲
(8)リスト(ルニエ編):
夜鳴きうぐいす~アリャビエフ作曲のロシアの旋律による
S.250/1
(9)ロッシーニ(ボクサ編):
「そっと静かに」によるロンド~『セビリアの理髪師』より |
ヨエル・フォン・レルバー(ハープ) |
clavesレーベルからまた一人、ハープの新星登場!
ヨエル・フォン・レルバーが美しく紡ぐハープ作品集。ムチェデロフ作曲「パガニーニの主題による変奏曲」などの超絶技巧曲も堪能!
セッション録音:2021年5月&9月/オーバーシェーネヴァイデ福音教会、ベルリン(ドイツ)/DDD、ディジパック仕様、61'06
グザヴィエ・ドゥ・メストレ、エマニュエル・セイソン、アナイス・ゴドゥマールなど、ハープのスターを世に送り出してきたスイスclavesレーベル。
当アルバムで紹介するヨエル・フォン・レルバーは現在ベルリンを拠点に活躍する新星!ハープの魅力が詰まった珠玉の9曲を収録しました。
6歳のときベルン音楽院でハープの手ほどきを受けたレルバーは、バーゼル音楽大学およびチューリッヒ音楽大学でサラ・オブライエンに師事し、2014年9月にチューリッヒ音楽大学を首席で卒業しています。
これまでスイス青少年音楽コンクール第1位および特別賞(2008年)、フランツ・ヨーゼフ・ラインル基金国際ハープコンクール第1位(2011年)、メキシコ国際ハープコンクール第2位(2017年)など華やかなコンクール歴を誇り、現在ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、チューリンゲン交響楽団など、ドイツやスイスのオーケストラのソリストを務めるほか、ソロ、室内楽奏者として積極的な演奏活動を展開しております。
近代ハープの発展にはエラール社の創始者セバスチャン・エラール(1752-1831)が大きく貢献しています。
エラールは1811年にペダル・ハープの原形となるダブルアクション・ハープを発表しました。
この楽器は7 つのペダルと高度なメカニズムにより弦の長さを変えそれぞれの音を半音上げることが可能となり、あらゆる調で演奏できるようになりました。
のちにワーグナー、マーラー、ドビュッシーなどがハープをオーケストラの楽器として定着させています。
アルバム・タイトル「伝説」を作曲したフランスのハーピスト、作曲家アンリエット・ルニエ(1875-1956)もハープの可能性を広げた音楽家で、その卓越した演奏と自作・編曲により、20世紀初頭のハープ音楽に大きな影響を与えました。
レルバーはハープの美観を最大限に引き出した好演を聴かせますがムチェデロフ作曲の「パガニーニの主題による変奏曲」やロッシーニ(ボクサ編)の「そっと静かに」によるロンドなどの技巧曲も情感豊かに演奏しております。
今後の活躍も大期待のハープの新星にご注目ください!
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MIRARE
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フランス文学に興味のある方々に
「ボヴァリー夫人の音楽」
彼女が短い生涯で聴いたかもしれないであろう曲
(1)ファニー・メンデルスゾーン:1年~5月「春の歌」
(2)ポリーヌ・ヴィアルド:セレナード
(3)ショパン:3つのノクターンOp.9
(4)ファニー・メンデルスゾーン:1年~9月「川辺で」
(5)ドリーブ(ドホナーニ編):コッペリアのワルツ
(6)ルイーズ・ファランク:ロシアの歌変奏曲
(7)ファニー・メンデルスゾーン:1年~6月「セレナード」
(8)リスト:「ルチア」の回想
(9)クララ・シューマン:ローベルト・シューマンの主題による変奏曲
(10)ファニー・メンデルスゾーン:1年~3月「アジタート」
(11)同:夜曲ト短調
(12)同:メロディ |
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ) |
文学と音楽のつながりに強い関心を持つカドゥシュがフローベルの名作「ボヴァリー夫人」に挑戦
録音:2021年7月12-16日/ポワチエ公会堂)/72'34"
フローベールの名作「ボヴァリー夫人」は1856年に発表、翌年出版され大ベストセラーとなりました。
妄想癖のある田舎娘エマが、医師シャルルに見初められ結婚したものの退屈な夫と生活から不倫を繰り返し、加えて夫に無断で借金も重ね、最後は自ら命を絶つまでがリアリスティックなタッチで描かれます。
文学と音楽の関係に関心の深いダヴィッド・カドゥシュは、エマ・ボヴァリーと音楽についてこのアルバムを編みました。
とはいえ、ボヴァリー夫人を描いたミヨーのピアノ曲はあえて避け、また作品中に具体的な音楽があまり登場しないため、彼女が短い生涯で聴いたかもしれないであろう曲を妄想しています。
中心はファニー・メンデルスゾーンの「1年」と題された組曲の抜萃。物語の季節と合わせ、エマ・ボヴァリーの心情を綴ります。また作者フローベールと親しかったポリーヌ・ヴィアルドの珍しいピアノ曲を選んでいるのも興味津々です。
また作品中エマが夫とルーアンのオペラハウスで観るドニゼッティの「ランメルモールのルチア」はリストのパラフレーズで披露。最後は狂乱するルチアとエマの運命を重ねます。
またクララ・シューマンが夫ローベルトの主題で書いた変奏曲もエマと浮気相手レオンとの交情を暗示させます。
フランス文学に興味のある方々にオススメです。
あまり録音が多くない、マリー・アントワネットの処刑を題材とした「フランス王妃の受難」で幕を開ける「REVOLUTION」。
カドゥシュ、こういったコンセプト・アルバムがお好きのようです。
ダヴィッド・カドゥシュの旧譜から |
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ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
REVOLUTION
・デュシーク(デュセック)(1760-1812):フランス王妃の受難
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番
変ホ長調 op.81「告別」
・ショパン:練習曲 ハ短調 op.10-12「革命」、スケルツォ第1番
op.20
・リスト:「葬送」(『詩的で宗教的な調べ』より)
・ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ「1905年10月1日の街角で」
・ドビュッシー:燃える炭火に照らされた夕べ、「花火」(前奏曲第2集より)
・ジェフスキ(b.1938):
ウィンスボロ綿工場のブルース(ノース・アメリカン・バラード第4曲) |
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ) |
「革命」という視点で編んだ1枚
録音:2018年12月、ベルギー
「REVOLUTION」(革命)と題し、歴史的な革命や劇的な動きに衝撃を受けた作曲家が書いた作品を集めた1枚。
古くはフランス革命を描いた作品から、ミニマルやトーン・クラスターの技法も用いられたジェフスキの作品までを収めています。
歴史という大きな流れの中でまた、それぞれの作曲家たちは音符のひとつひとつにまた様々な感情や記憶が刻み込んでいることに感じ入ります。
さらに、社会的な歴史だけでなく音楽の歴史の流れも感じ取ることができ、様々な視点から楽しめる1枚です。
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ヴィリアンクール・プレイズ・フランク
フランク:
(1)交響詩「ジン」
(2)前奏曲、コラールとフーガ
(3)交響的変奏曲
(4)前奏曲、アリアとフィナーレ |
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
(1)(3)クリスティーナ・ポスカ(指揮)
フランダース交響楽団 |
宗教的なのに官能性あふれるヴィリアンクールの鮮烈なフランク
録音:2021年4月26-29日/ブルージュ・コンセルトヘボウ/67'37"
1990年生まれのフランス期待の名手ヴィリアンクールが、2022年アニヴァーサリー・イヤーのフランクに挑戦しました。
ピアノ独奏曲の代表作「前奏曲、コラールとフーガ」「前奏曲、アリアとフィナーレ」に加え、ふたつの協奏作品も収めたフランクのピアノ音楽を満喫できるアルバム。
大器晩成と言われるフランク円熟期の作ばかり。いずれも外面的効果は薄いものの、フランクならではの難技巧にあふれ、またオルガン的な壮麗さにも満ちています。さらに和声や循環主題などワーグナーの影響も感じさせます。
ヴィリアンクールは5年前にリストのワーグナー編曲を全曲録音したことが糧になっていることが技術、解釈に反映されているのか説得力満点なのに驚かされます。
もちろんフランス的な洒脱さもあり、理想的なフランク像を作り上げています。
交響詩「ジン」と交響的変奏曲は、エストニア出身の女性指揮者クロイスティーナ・ポスカ指揮フランダース交響楽団と共演。
ポスカは1978年生まれ、オペラ指揮で注目されました。「ジン」はヴィクトル・ユーゴーの作品に基づき、また交響的変奏曲も物語性を感じさせるため、彼女のドラマ作りの巧さが光ります。
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COL LEGNO
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ジュリアナ・ホドキンソン(1971-):Angel View |
Scenatet(アンサンブル) |
1. Crash 1873, boom 1990/2. Achtung, Stufe!/3.
Toys/4. A Storm is blowing/
5. Spuren/6. Not for sale/7. Mauerspechte/8.
Trapped wings/9. As himself/
10. Large transactions/11. Betteln und
Hausieren verboten!/12. No. 113 Dining room/
13. Come back all is forgiven/14. All
messages deleted/15. Travel souvenir/
16. Kaiserpanorama/17. Siren/18. Sprung
aus den Wolken/19. Carousel |
録音: 2014年5月11日
カール・ニルセン賞とStuttgarter Kompositionspreises=シュトゥットガルト作曲賞など、数々の受賞経験を持つイギリスで学び、デンマークで活躍する作曲家ジュリアナ・ホドキンソンのアルバム「Angel
View」。
彼女はアコースティックな楽器とエレクトロニクスとを併用したサウンドに視覚的なイメージを生みだす効果音を使うことが多く、このアルバムでも路面電車の車輪の音や、回転木馬の音、ガラスを割る音、金属を砕く音など多彩な音がコラージュのように用いられています。
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マティアス・モンラッド・メラー(1988):The
Best Version of Myself
1. Something Larger(オーケストラ・ヴァージョン)(2011/13)
2. Ich seh sie, sobald ich im Vorraum steh(2012)
3. Motiv vom Brocken(2015)
4. Tiffany(2017)
5. Feieromdlied(2015)
6. Something Larger(ヴォーカル・ヴァージョン)(2011/19) |
ジョナタン・ブードヴァン(バリトン)
セバスチャン・バーヴェック(ピアノ)
ゾリステンアンサンブル・フェニックス16
ノルウェー放送管弦楽団
ティモ・クロイザー(指揮)
メレディス・ニコル(パフォーマー)
キャローラ・シャール(クラリネット) |
録音: 2013年8月23日-2019年
1988年生まれの作曲家/歌手マティアス・モンラッド・メラーの作品集。デンマークで生まれ、北ドイツで育った彼は、10代までライプツィヒのトーマス教会少年合唱団で歌い、2008年から2012年までフランクフルトの音楽舞台芸術大学で作曲を学びました。
その後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミーで歌を学び、現在はデンマーク王立歌劇場で定期的に歌っています。
「The Best Version of Myself=自分自身のベスト・ヴァージョン」のタイトル通り、彼の渾身の作品が収録されています。
「Something Larger」では、ノルウェー放送管弦楽団の伴奏版と、ベルリンの声楽アンサンブル「フェニックス16」の歌による伴奏版の2ヴァージョンを収録。
歌手として活躍するメラーらしく、他の作品でも効果的に歌声が用いられています。
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ウォルフガング・プシュニグ:Present Memories
1. Ye Olde Times
2. Alpine Flowers
3. Homage to
4. Strange Thing
5. Somnus Amanatiae Muscariae
6. Recurring Memories
7. Pastoral Moods
8. Out of Somewhere |
ペンタクラング(管楽アンサンブル) |
録音: 不明
ウォルフガング・プシュニグはウィーン国立音楽大学でサックスとフルートを学んだ後、1
970年代半ばにマティアス・リューエッグと共にウィーン・アート・オーケストラの創設メンバーとなり1989年まで活動しました。
彼はまた、詩人エルンスト・ヤンドルとの実験的なプロジェクトにも関わっていました。
1980年代初頭に、カルテット"AirMail"、"Saxofour"でジャズ奏者ハンス・コルラーと共演したほか、さまざまなミュージシャンと共演しています。
このアルバムではウィーンの管楽アンサンブルがプシュニグの作品を演奏。どれも調性感のある耳なじみのよい音楽です。
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マティアス・ヤキシッツ(1977-):FRAGMENTE
1. 48A/2. Sechsacht/3. Forteforte/
4. Trauer/5. Distel/6. Frag1/7. Frag4/
8. Chordstructure/9. Frag2/10.Tragisch/
11. Streit/12. Glassisch |
レーナ・ファンクハウザー(ヴィオラ)
エミリー・スチュワート(ヴァイオリン)
ニコライ・トゥンコヴィッチュ(ヴァイオリン)
アシャ・ヴァルチッチ(チェロ) |
録音: 不明
ウィーンを拠点とするマティアス・ヤキシッツは音楽家、作曲家、演奏家、プロデューサーであり、すでに100枚以上のアルバムのレコーディングに参加しています。
また多くの劇場、フェスティバルのために作品を提供するとともに、Netflixの映画作品などでも彼の音楽を聴くことができます。
この「FRAGMENTE」は、弦楽四重奏の歴史に思いを馳せつつ、21世紀に弦楽四重奏からどのようなサウンドを引き出せるかを探求したアルバムです。
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GRAMOLA
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Made in Vienna |
ボグダン・ラケティチ(アコーディオン) |
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ
変イ長調 Hob. XVI:46
1. I. Allegro moderato/2. II. Adagio/3.
III. Presto
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
6つの小さなピアノ曲 Op. 19
4. I. Leicht, zart/5. II. Langsam/6.
III. Sehr langsame Viertel/
7. IV. Rasch, aber leicht/8. V. Etwas
rasch/9. VI. Sehr langsam
ハイドン: ピアノ・ソナタ イ短調 Hob. XVI:34
10. I. Presto/11. II. Adagio/12. III.
Molto vivace
ディルク・ダーゼ(1960-):
13. Figuren/Induktionen
フランツ・リスト(1811-1886):
14. ウィーンの夜会 S.427 - 第6番 Allegro
con strepito |
録音: 2021年7月19-21日 Wiener Konzerthaus,
Studio C, Vienna(ウィーン)
古くから民謡やストリートミュージシャンの楽器として知られるアコーディオン。その起源は諸説ありますが、1829年にウィーンのマリアヒルファー通り43番地のアパートでシリル・デミアン(Cyrillus
Damian)が発明、特許を取得した「アコーディオン」を最初と見なす説があります。「アコーディオン」はデミアンによる命名で、「和音」を意味する語
accord に由来します。
アコーディオン奏者ボグダン・ラケティチはこのアルバムでウィーンに縁のある作曲家の作品を演奏。ウィーンを起源に持つとされる楽器と音楽との出会いが楽しめる1枚となっています。
ハイドンのピアノ・ソナタとシェーンベルクのピアノ小品が独自の解釈でアコーディオン曲に生まれ変わっています。
またリストの「音楽の夜会」はシューベルトのワルツ・カプリスを原曲とする曲集。
中でも第6番は華やかな曲想を持つ演奏機会の多い作品です。ウィーンを拠点に活動するベルギーの現代作曲家ディルク・ダーゼの「Figuren/Induktionen」は、アコーディオンから思いもよらぬ多彩な音を引き出しています。
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ORFEO
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C210123
(3CD)
¥3500
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フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)/ウィーン国立歌劇場
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):楽劇《トリスタンとイゾルデ》
全3幕 台本: リヒャルト・ワーグナー
【CD1】1-7. 第1幕
【CD2】1-11. 第2幕
【CD3】1-11. 第3幕 |
トリスタン...ペーター・ザイフェルト(テノール)
イゾルデ...ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
マルケ王...シュテファン・ミリング(バス)
クルヴェナール...
ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)
ブランゲーネ...ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)
メーロト...甲斐栄次郎(バリトン) 他
ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
(合唱指揮...マルティン・シェベスタ)
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮) |
録音: 2013年6月(ライヴ) ウィーン国立歌劇場
ワーグナーの楽劇《トリスタンとイゾルデ》がウィーン宮廷歌劇場で初めて上演されたのは1883年。以来、現在までに400回以上も上演される人気演目になっています。
ここに収められた2013年6月の公演では、同歌劇場でのイゾルデ役デビューとなったニーナ・シュテンメと、歌劇場の「宮廷歌手(Kammersänger)」の称号が与えられたヴェテラン、ペーター・ザイフェルトがトリスタンを歌い、高水準の上演となりました。
※ウィーン国立歌劇場創立150年記念BOX(C980120)からの分売です。
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C220313
(3CD)
¥3500
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アンタル・ドラティ(1906-1988):
歌劇《Der Kunder 選ばれし者》
全3幕 ドイツ語歌唱
マルティン・ブーバーによる
神秘劇『エリヤ』に基づくテキスト
【CD1】1-12. 第1幕
【CD2】1-14. 第2幕
【CD3】1-10. 第3幕
世界初録音 |
エリア...トマーシュ・コニエチュニー(バス)
アナプ: イスラエルの王...ミヒャエル・シャーデ(テノール)
イゼベル: イスラエルの王妃...
レイチェル・フレンケル(メゾ・ソプラノ)
エリシャ: 若き農民...ロン・ジルベルシュタイン(テノール)
タニト: シドンの農婦...キム・ミヨン(ソプラノ)
タニトの子供...ユーヴァル・オーレン(バス)
マレク・ガシュテツキ(バス)シン・ジュフン(テノール)
マカル・ピフラ(バリトン)
ポズナン劇場合唱団
クラクフ・ベートーヴェン・アカデミー管弦楽団
マルティン・フィッシャー=ディースカウ(指揮) |
録音: 2021年8月16-22日 TV Studio Krakau(ポーランド)
レコード・ファンにとってアンタル・ドラティは、史上初となったハイドン:交響曲全集や優秀録音で名高いストラヴィンスキー:3大バレエなどの指揮者としておなじみでしょう。
そのドラティは母国ハンガリーではコダーイに作曲を学んでおり、器楽曲から交響曲まで相当数の作品を遺していることはあまり知られていません。
ここに収録された歌劇《選ばれし者》はドラティ唯一の舞台作品で、哲学者マルティン・ブーバー(1878-1965)の『エリヤ』に基づくテキストに、リヒャルト・シュトラウスを思わせる重厚な音楽が付けられています。
クラフクで行われた世界初演を指揮したのは、名歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの息子マルティン・フィッシャー=ディースカウ。
指揮者・研究者であるマルティンはドラティの愛弟子でもあり、作品の良き理解者として初録音の発起人を務めました。
主役エリアを歌うのはポーランド出身のトマーシュ・コニエチュニー。ワーグナー作品で活躍する歌手で、ここでも堂々たる歌声を披露しています。
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NORTHERN FLOWERS
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セルゲイ・タネーエフ (1856-1915) : 無伴奏合唱作品集
ヤーコフ・ポロンスキーの詩による12の無伴奏合唱曲
Op.27 (1909) (+)
墓の上 / 廃墟の塔 / 雲の後ろに断崖は見たのだ
/ 星たち /
山の上を二つの暗い雲が / この日々、眠たげな海の上で
/
祈り / ご覧、何という霧が / 永遠より音楽が
/
プロメテウス / 夕べ / 舟の上で
2つの混声四部合唱曲 Op.15 (1900) (#)
星たち (アレクセイ・ホミャコフ 作詩)
アルプス (フョードル・チュッチェフ 作詩)
3つの初期の合唱曲 Op.なし (1877-1880) (*)
松 (ミハイル・レールモントフ 作詩)
セレナード (アファナシー・フェート 作詩)
ヴェネツィアの夜 (アファナシー・フェート
作詩)
日の出 Op.8 (1888) (アレクセイ・ホミャコフ
作詩) (*)
アデーリへ Op.24 (1907) (アレクサンドル・プーシキン
作詩) (*) |
レニングラード放送合唱団
グリゴリー・サンドレル (指揮) |
録音 : 1970年 (*)、1982年 (#)、1986年10月25日、ライヴ
(+)、国立カペラ・コンサートホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト
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<書籍>
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GREY(書籍)
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GREYLIST 2022
(BOOK)
¥66000
上下巻セット(3200頁以上)、
B5 版上製、小口三方染め、布張り、限定300部
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クラシック初期盤1万5000枚の詳細情報網羅
グレイレコード通販リスト全74冊分
グレイリスト/ 阿部昌和(著)
★ 1万5000タイトルの紹介文の他、さらに付属印刷物として
・仏盤/ 英盤 番号順リストと対比表(故正井氏による資料)
FALP-ALP/FBLP-BLP/FCX-33CX/FC-33C/SAXF-FCX-SAX-33CX/ASDF-FALP-ASD-ALP
番号順+ 対比表リスト
FHX/FJLP/Les Discophiles Francais DF/
Pathe DTX DT PCX/ODEON ODX OD
番号順リスト
・レコード各社の歴史とレーベル変遷
・リストあとがき集
・略語説明 |
100年後のレコード愛好家のために3200頁!前代未聞の大著作「グレイリスト」
販売目録の域を超えて独自の論評で綴られるクラシック初期盤1万5000枚の詳細情報網羅、アナログの深淵、真髄に触れたい方への羅針盤(小野寺弘滋・ステレオサウンド前編集長)
オーディオマニア・レコードマニア垂涎の名店「グレイ」の店主阿部昌和氏が、90年代からヨーロッパ中を漂泊して仕入れた、貴重なヴィンテージレコード1万5000枚を通信販売用にカタログ化した「グレイ・リスト」(1993年1月~2012年11月)の完全書籍版。すべてのレコードには、阿部氏自身が幾度も聴いた上で、小島政二郎かくやの魅力的な紹介文を掲載。
それぞれのレコードには、その無二の文章と録音データ、スタンパー、マトリクス、イコライザーカーブ等の詳細データが添えられており、資料的価値も高く、ドキュメントとしての読み応えも存分の内容。
[阿部昌和氏より]
Grey List は1993年1月から2012年11月までグレイレコード通販リスト全74冊分を番号順に編集して所収してあります。また通常の再生では違和感がある盤にイコライザーカーヴを表示しました。
初期盤再生で避けて通れないのがカーヴの選択です。
忘れられたレコードを聴いていると、未知の演奏のジャングルに分け入る気分になります。蛇あり、トカゲあり、ワニあり、極彩色の小鳥も見えてきます。
クラシック音楽は決して「きれいごと」などではありません。欲と静けさと激しさが絡みあって楽譜に映し込まれたものです。ですからクラシック音楽はエロスをずいぶんと隠し持っています。
古いレコードを聴くと、体が生き生きとしてくるのもそのせいかもしれません。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、と書きました。これは正直な日記です。
<著者プロフィール>
阿部昌和(あべ・まさかず)
1952年千葉県銚子市生まれ。40 歳からヨーロッパ各地のレコードコレクタとの交流により、貴重盤を日本に持ち帰りgrey
list で通信販売を開始。
スイスTHORENS 社製レコードプレイヤを修復する技術を習得し、トーレンスプレイヤのリストアで高い評価を現在も受け続けている。
英GRAMOPHONE/ICRC誌に連載執筆(1995-6)、Coup
d'Archet レーベル設立に協力。TESTAMENT 社にも助言。アナログレコード・オーディオの世界的名伯楽。
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4/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
PRINTEMPS DES ARTS MONACO
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アラム・ホヴァニシヤン(1984-)&ミハイル・ペトロシヤン(1973-):
バレエ音楽『〈7〉~シンジャールの天使たち』 |
ブルーノ・マントヴァーニ(指揮)
アンサンブル・オルケストラル・コンタンポラン |
1. 時の流れI ~ピッコロのための(MP)
2. 土曜日 ~G管フルートのための(AH)
3. 時の流れII ~ファゴットとハープのための(AH)
4. 金曜日 ~イングリッシュホルンとヴァイオリンのための(MP)
5. 時の流れIII ~打楽器のための(MP)
6. 木曜日 ~バスクラリネット、マリンバとコントラバスのための(AH)
7. 時の流れIV ~ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための(AH)
8. 水曜日 ~トランペットとファゴットのための(AH)
9. 時の流れV ~フルート、イングリッシュホルン、クラリネットと打楽器のための(MP)
10. 火曜日 ~ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラとハープのための(MP)
11. 月曜日 ~チェロのための(MP)
12. 日曜日の夜、孔雀の天使 ~
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、
ハープ、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための(AH)
13. 日曜日の昼、孔雀の天使 ~
ピッコロ、オーボエ、Es管クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、
ハープ、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための (MP)
(AH)‛&アラム・ホヴァニシヤン作曲/(MP)‛&ミハイル・ペトロシヤン作曲 |
天使と悪魔の二面性を鮮烈に描いたバレエ作品
録音:2021年11月3-7日/サン=テティエンヌ地方音楽院(ロワール県)/DDD、ディジパック仕様、59'49
アルメニアの作曲家、アラム・ホヴァニシヤン(1984-)とミハイル・ペトロシヤン(1973-)の共作による『〈7〉~シンジャールの天使たち』。《モンテカルロ春の芸術祭》の委嘱で書かれ、2022年3月27日に初演されたバレエ作品です。
初演に先立つ2021年11月にレコーディングされたのがこのCD。
ヤジディ教徒の神話に着想を得た作品で、神が1週間かけて天使を創造していくさまが描かれています。
時間軸は逆さまになっていて、土曜日に始まって金、木、水‛&と遡り、各日1
人の天使が生まれていき、最後に主役である「孔雀の天使」が現れます。
それぞれの天使のテーマにはヘブライ、アラブ、アルメニア、ペルシャなど、この古代宗教を取り巻く世界の音楽が引用され、独特な雰囲気に包まれています。
またヤジディ教は善と悪が一体化した宗教であり、その二面性は作品の最後に悪魔の化身でもある「孔雀の天使」が登場することでクライマックスを迎えます。
2人の作曲家による共作というのも、二面性をより鮮烈に表現するための手法と言えるでしょう。薄い響きからトゥッティに向かっていく慎重な楽曲構成も巧妙です。
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マウリシオ・カーゲル(1931-2008):
アクースティカ(1968-1970)
1. 第1バージョン(39'08)
2. 第2バージョン(36'03) |
クレーフェルト
TAMシアター
テープ再生:マウリシオ・カーゲル |
超前衛作曲家カーゲルの問題作「アクースティカ」が復活!
録音:2007年3月31日&4月1日/モンテカルロ春の芸術祭/DDD、ディジパック仕様、75'11
2009年にZig-Zag Territoire レーベルから発売されたものの、わずかな流通量で廃盤となってしまったアルバムが移行再発売!前衛音楽最先端に生きたカーゲルの名作『アクースティカ』。たいへんマニアックな内容ですので心してお聴きください。
1931年のクリスマス・イブに生まれ、2008年9月18日に亡くなったカーゲル。
この『アクースティカ』は、「音楽は沈黙から生まれ、沈黙へと還る」「音の発し手が音楽(楽音)として意識して発していれば、それは音楽である」といった、音楽というものを定義しようとする試みに対する挑戦のような作品。
カーゲルの代表作とする人もいます。
題名のとおり音響そのものを丸ごとデザインしたような世界で、あらゆるアコースティックな音が5
人の奏者によって奏でられつつ、そのバックではあらかじめ収録された電子音のテープが断続的に流れるという作品。
楽器は実に様々で、鍵盤のように調律・整頓されたカスタネット、親指ピアノ、さらには風船の口にトロンボーンのマウスピースをつけたものや、髪の毛をとかす櫛に薄い紙をあわせ、吹いたりこすったりして音を出す楽器、3ひねりくらいある「楽器」が登場します。
これらの奏法指定が書かれた200ものカードがあり、奏者たちはそれを選んで相互即興のように様々に演奏していきます。
聴いていて、歯に響く音や頭痛がしそうな音もありますが、それでも音の発信者は「音楽」として奏でているわけで、でも、これを音楽としてよいのか、と真剣に悩んでしまうような、「音楽とは何ぞや」という問題をあらためて考えさせられる、カーゲルから私たちへの永遠の挑戦状のような作品です。
偶然性の音楽という要素を楽しむため、このアルバムでは2種の演奏(芸術祭で公開された演奏と無観客での演奏)が収録されています。テープ再生で最晩年のカーゲルが参加しているのも貴重です。
50ページほどのブックレットには楽曲解説(仏英独)、譜面の一例、演奏時の写真をカラーで掲載しております。仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。
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RCO LIVE
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RCO 20002
(3SACD HYBRID)
¥3900
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ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
ホライゾン10 |
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 |
SACD1 (65'41)
デトレフ・グラナート: Weites Land (Musik
mit Brahms)
セミヨン・ビシュコフ(指揮)/録音:2019年6月19,20日
マルタイン・パディング:Softly Bouncing
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)/録音:2020年1月8,9日
クリスティアーン・リヒター:Wendingen
ジョージ・ベンジャミン(指揮)/録音:2019年1月18日
クリスティアーン・リヒター:2270
グスターヴォ・ヒメノ(指揮)/録音:2020年10月8日
ブライ・ソレール:Sol
ジョージ・ベンジャミン(指揮)/録音:2019年1月18日
SACD2 (55'59)
テオ・フェルベイ: Ariadne
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)/録音:2020年1月31日
リック・ファン・ヴェルヅハウゼン:mais
lecorps tache d'ombres
ファビオ・ルイージ(指揮)/録音:2021年5月14日
ブラム・コルテカース:Notenkrakers' notulen
キャサリン・ダイン(ソプラノ)、アントニー・ヘルムス(指揮)
録音:2020年12月3日
セリア・スヴァルト:Reflections
レミー・ヴァン=ケステレン(ハープ)、アントニー・ヘルムス(指揮)
録音:2020年12月3日
ニック・ウート:Leaves in Autumn
レオニー・ボット(ヴァイオリン)、カロリーヌ・グロン(ヴァイオリン)、
マルティナ・フィルニ(ヴィオラ)、ヨリス・バン・デン・バーグ(チェロ)、
レオ・ジェネット(コントラバス)/録音:2021年2月23日
SACD3(52'03)
ヴォルフガング・リーム:ソステヌート(Joel
Ethan Friedに捧ぐ)
アラン・アルティノグリュ(指揮)/録音:2020年3月5-8日
ヤコブ・テル・ヴェルデュイ:Who, What,
Where, When, Why?
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)/録音:2020年8月20、22
& 23日
ライアン・ウィグルスワース:Clocks from
A Winter's Tale
ライアン・ウィグルスワース(指揮)/録音:2017年5月12日
ロブ・ダークセン:Resilience
コンセルトヘボウ・室内オーケストラ、アレクセイ・オグリンチュク(指揮)
録音:2021年2月23日 |
RCOのホライゾン・シリーズ記念すべき第10作目、コロナ禍を切り取った作品群をビシュコフ、ルイージ、ズヴェーデン、ヒメノ、ロトら当代随一の指揮者たちが演奏
収録:アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/Stereo、Multi-ch、173'
43
名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管が同時代音楽を取り上げるシリーズ、ホライゾンの記念すべき第10集。
2020年~2021年は新型コロナウィルスによるパンデミックの影響でコンサート回数も激減しました。
当初の予定と変更を余儀なくされた楽曲もありましたが、そのような中でも、現代音楽は「時代を映す鏡」という重要な役割のもと委嘱した作品の初演は継続的に行われました。
この3枚組のアルバムには、コンセルトヘボウ管が行ってきた若手現代作曲家の育成と普及という目的のホライゾン・シリーズの10作目の節目であると同時に、現代社会への証言でもある記念碑的な内容となりました。
ドイツの作曲家デトレフ・グラナートは、2011年から2017年までコンセルトヘボウ管のレジデント・コンポーザーを務めていました。
セミヨン・ビシュコフ指揮によって演奏された「Weites
Land(遥かなる大地)」は2013年に書かれた作品。「Musik
mit Brahms」という副題が付けられ、自身の出身ハンブルクが生んだ偉大な作曲家ブラームスの交響曲を思わせる作品となっています。
2021年5月に無観客コンサートとして行われたファビオ・ルイージとの公演からリック・ファン・ヴェルヅハウゼンの新作「mais
le corps tached'ombres」を収録。
この作品はマーラーの交響曲9番に影響を受けて書かれた作品で当初同曲と演奏されるはずでしたが、コロナの影響で叶わず、当日はマーラーの交響曲第5番と亡き子をしのぶ歌とともに初演されました。
タイトルはフランスの作家ジャン・ジュネの長詩「死刑囚」からとられたもの。
そして2020/21 のコンサートシーズンは世界中のオーケストラがそうであったように、全く新しい基準で運営しなければならない状態となりました。
演奏者は舞台上で1.5mの距離を保ち、観客の人数も厳しく制限されました。その2020
年春にヤコブ・テル・ヴェルデュイ(ヤコブTV)
の元に作曲依頼がきました。
オランダの"アヴァン・ポップ"
の作曲家、ヤコブTV(1951-)は、ロックミュージシャンとしてキャリアをスタート。
作曲や電子音楽を学び、1980 年にオランダの作曲コンペティションにて受賞。現在は、ヨーロッパで最も活躍している作曲家のひとりとして作曲活動を行っています。
彼が今回作曲したオーケストラ作品「Who,What,
Where, When, Why?」は混沌とした現代社会、そして現在直面する危機に正面から向き合うような内容。
1.5mの距離を前提として書かれた作品のため、オーケストラの広がりが逆に透明感のあるサウンドを生み出し、左右の金管楽器が鮮明に美しく響きます。
そしてこの作品を指揮するのはどの時代の作品も刺激的に演奏するフランソワ=グザヴィエ・ロト。
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GLOSSA
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GCD924012
(3CD)
特別価格
¥4800 →\4390
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ラモー:オペラ=バレ 《エベの祭典》(パリ、1739)
CD1 プロローグ、第1幕「詩」
CD2 第2幕「音楽」(第2ヴァージョン)、第3幕「踊り」
CD3 第2幕「音楽」(第1ヴァージョン) |
ジュルジ・ヴァシェジ(指揮)
オルフェオ管弦楽団、パーセル合唱団
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)
マリー・ペルボス(ソプラノ)
オリヴィア・ドレイ(ソプラノ/第2ヴァージョン)
ユディト・ファン・ヴァンロイ(ソプラノ/第1ヴァージョン)
レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
マティアス・ヴィダル(テノール)
フィリップ・エステフ(バリトン/第2ヴァージョン)
ダヴィット・ヴィチャック(バリトン/第1ヴァージョン)
ローラーント・ナイバウアー(バス) |
ハンガリーの奇才ジュルジ・ヴァシェジ!ラモーの《エベの祭典》
貴重な全曲録音!
☆オペラ=バレの代表作の1つ「エベの祭典」。2ヴァージョンの「第2幕」を収録した全曲録音!
☆バロック・オペラの名手シャンタル・サントン=ジェフリーを始めとした豪華なメンバー!
ハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団によるフランス・バロックの最新録音は、ラモーのオペラ=バレ《エベの祭典》です。
この作品は二つの悲劇、つまりは《ダルダニュス》と《カストールとポリュックス》の間の時期に作曲され、当時70回以上も上演され成功をみたものの、今日ではあまり陽の目をみない作品となってしまいました。
しかし、その音楽はラモー特有の色彩的で洗練されたオーケストレーションに支えられ、牧歌的な魅力あふれるものとなっており、今回はその全貌を窺い知ることのできる貴重な全曲録音盤となります。
歌手もバロック・オペラの名手シャンタル・サントン=ジェフリーを始めとして豪華なメンバーが揃っており、古楽界の名手サイモン・スタンデイジがコンサート・マスターを務めるオルフェオ管弦楽団が脇を固めています。
またこの録音では、1739年6月版を基に録音されていますが、第2幕は初稿版(第1ヴァージョン)も追加収録されており、この点にも注目です。
※録音:2021年3月&6月、ベーラ・バルトーク国立コンサート・ホール(ブダペスト芸術宮殿、ハンガリー)
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ルーミーの足跡をたどって
1. AWATADHKOUROU(あなたは覚えてる?)
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POUSHIDEH CHON JAN(魂は不可視)
2. DELDAR-E MAN / YA AHL AL FARADIS(楽園の民)
3. MORGHE BAGHE MALAKOUT(天国の園の鳥)
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YA MOUNIR(おお光よ)
4. DARIN ESHQ BEMIRID(愛の中で死す) /
LA TADHLIMOUNA(私たちを間違えないで)
5. SYNAPSES
6. MAWLAY(我が主)
7. DREAM BEHIND THE DUNE(砂丘の陰の夢)
8. FATWA FOR LOVE(愛の評決)
9. RAGHS-E SAHAR(暁の踊り) / TALAMA(久しぶり) |
ガリア・ベナリ(ヴォイス)
キヤ・タバシアン(ディレクター)
コンスタンティノープル |
詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーに音楽でキヤ・タバシアンが迫る!
☆800年の時を越えて古代ペルシャの詩人とのコラボレーション!
☆イラン出身で古代ペルシャ音楽を学んできた、キヤ・タバシアンによるGlossaレーベル第2弾!
ペルシャの偉大な神秘主義詩人、ジャラール・ウッディーン・ルーミー(1207-1273)は、10万行を超える一連の作品を残しました。
それらの神秘的な作品は、イラン出身で古代ペルシャ音楽を学んできた、キヤ・タバシアンに多くのインスピレーションを与え、これらの詩に音楽を付けるプロジェクトが始まりました。
タバシアンとチュニジアの優れたシンガーソングライターであるガリア・ベナリとの出会いによって、このプロジェクトはより具体的に動き出し、彼らの共同作業が始まりました。
タバシアンとベナリによって選ばれたペルシャ語とアラブ語の詩に、タバシアンが1998年にモントリオールで設立したアンサンブル、"コンスタンティノープル"(編成は、セタール、カーヌーン、ケメンセ、ウード、ゲイチャク等)によって演奏される新しい音楽の世界をぜひお楽しみください。
※録音:2019年11月、スタジオ・ピッコロ、モントリオール(カナダ)
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KALEIDOS
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サウンド・エンジニアであり音楽プロデューサーでもあるイェンス・F.マイヤーによって2007年に設立されたドイツのレーベル「Kaleidos(カレイドス)」の取り扱いを開始します。
メイン・シリーズの「エディション・カレイドス」では、古典派・ロマン派の有名な作品から、あまり知られていなかった作品、20世紀や前衛的な作曲家たちの作品まで、幅広いクラシック・レパートリーのアルバムをリリースする他、ニューミュージック、ワールドミュージック、子どものためのクラシックなどのエディションも作成しています。
厳選されたコンセプチュアルなプログラム制作からこだわりの録音まで、企画、音楽制作、編集、デザイン、マーケティングなど各分野でアーティストとプロデューサーが密接に連携し、高品質な演目、演奏、録音、パッケージを包括して提供します。(代理店)
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ヴィーヴァ・ポローニア!
ミハウ・クレオファス・オギンスキ(1765-1833):ポロネーズ《祖国への別れ》
ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク/ショパン:3つのマズルカ
Op.63
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1867-1909):Mow
do mnie jeszcze
シマノフスキ:マズルカ集 Op.50 No.1-4
ロマン・スタトコフスキ(1859-1925):アラ・クラコヴィエンヌ
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):伝説
Op.16-1
シマノフスキ:前奏曲 Op.1-1
シモン・ラクス(1901-1983):Dyzio Marzyciel
シマノフスキ: Piesni Muezzina Szalonego
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):Oberek
ヴィエニャフスキ:マズルカ《Dudziarz》 |
アニア・ヴェグリー(ソプラノ)
ロマン・オヘム(ヴァイオリン)
オスカル・イェジョル(ピアノ) |
ポーランドの歴史は、波乱に満ちていて1795年に地図上からその存在がなくなり、1918年になって独立を取り戻すなど困難な時代が続きました。
このアルバムではドイツとポーランドのアーティスト三人が、音楽でその歴史を紐解いていきます。ショパンを代表としてポーランドには優れた作曲家が多く、ポーランドの伝統音楽を巧みに取り入れた作品や、むしろ時代を先取りしたような現代に通じるような作品まで、激動の時代を生きた作曲家たちの音楽をご堪能ください。
※録音:2020年12月、センデザール(ブレーメン)
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ピアソラ
ピアソラ:
天使の死/タンゴの歴史/オブリビオン(忘却)/
タンゴ・エチュード第4番/タンゴ・エチュード第6番/
ブエノスアイレスの四季/ル・グラン・タンゴ/
チキリン・デ・バチン |
トリオ・コン・アバンドーノ |
世界の音楽を紹介する「エディション・デル・ムンド」の新録音は、クラリネット、チェロ、アコーディオンのユニークなトリオで贈るピアソラ名曲アルバム。
2006年に設立されたトリオ・コン・アバンドーノは、クラリネット、チェロ、アコーディオンといった珍しい組み合わせのアンサンブルで、彼らにとってピアソラの存在とその音楽は特別なものでした。
ピアソラの音楽はこれまでにも様々な編成によってアレンジされ演奏されてきましたが、トリオ・コン・アバンドーノの演奏は、クラリネット、チェロ、アコーディオンの3つの楽器でなじみのある、しかし全く新しいブレンドでピアソラの音楽を伝えてくれます。
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シューベルト&シューマン Vol.2
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 Op.99(D
898)
シューマン:
ピアノ三重奏曲第2番 ヘ長調 Op.80 |
モルゲンシュテルン・トリオ |
これまでに様々な賞を獲得(ウィーン、メルボルン、ARD、KLRITA)し、カーネギーホールやウィーン楽友協会、そしてアムステルダム・コンセルトヘボウなど主要な舞台で演奏を行ってきたモルゲンシュテルン・トリオによる、Kaleidosレーベルでの「シューベルトとシューマン作品集」の第2弾。
彼らの特徴でもあるニュアンスの精度の高さ、また全体的な解釈のバランスの良さが存分に活かされた上質の演奏となっています。
※録音:2021年7月、ドイツ
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シュプーレンズーヘ(痕跡の探索)
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):
ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.36
ソフィー・ヴェステンホルツ(1759-1838):ソナタ
ハ短調
エセル・スマイス(1858-1944):ソナタ 嬰ハ短調 |
キーラ・シュテッケヴェー(ピアノ) |
後期ロマン派の影響を受けていたクロアチアの作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ、歌手や音楽教師としても活躍しベルリンやライプツィヒなどで評価を得たドイツの作曲家ソフィー・ヴェステンホルツ、そしてフェミニストとしても活躍し19世紀後半の女性作曲家のパイオニアのひとりであるイギリスのエセル・スマイス。3人の全く異なる女性作曲家が書き、長い間忘れ去られていた魅力的なピアノ・ソナタを再発見。
18世紀から20世紀の女性作曲家の作品に注力してきたドイツのピアニスト、キーラ・シュテッケヴェーは、世界初録音となるヴェステンホルツのソナタ、そしてペヤチェヴィチとスマイスのソナタのために、クロアチア、イギリス、ドイツの様々なアーカイヴからオリジナルの資料を集め、原曲の再現に努めています。
※録音:2020年4月、ライプツィヒ
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PALADINO
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マルティン・ルンメル&加藤麻理
ポッパー:チェロとピアノのための作品集
Vol.1
東洋風セレナーデ Op.18(1878)
小ロシアの歌による幻想曲 Op.43(1881)
スペイン舞曲 Op.54(1883-87)
ハンガリー狂詩曲 Op.68(1893)
スコットランド幻想曲 Op.71(1897)
ヴェネツィアの舟歌 |
マルティン・ルンメル(チェロ)
加藤麻理(ピアノ) |
マルティン・ルンメル、新シリーズ始動、ポッパー作品集!!
☆ポッパーのエキスパート、マルティン・ルンメルと帯広出身のピアニスト、加藤麻理によるポッパーのチェロとピアノのための作品集がスタート!
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。
教育者としても活動しつつ、チェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。
特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパー(1943-1913)の作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。
本作にはポッパーの代表作である《ハンガリー狂詩曲》をはじめ、スペイン、スコットランド、ヴェネツィアなど、世界各国の民族音楽の影響を受けた音楽が収録されています。
ルンメルの高度なテクニックと暖かみのあるチェロの音色は、ポッパーの演奏と彼の音楽が19世紀末の聴衆に与えたのと変わらぬ効果を生み出しています。
ポッパーのあまり知られていない作品(例えば魅力的な《スコットランド幻想曲》)にも、ポッパーの有名曲と同じような価値があることに気づかせてくれる1枚です。
※録音:2020年9月&2021年4月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
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PMR0121
(2CD)
特別価格 ¥3600
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スティアストニー:2つのチェロのための作品集
ヨハン・スティアストニー(ca.1764 - ca.1826):
3つの協奏的二重奏曲 Op.8
(第1番 ト長調、第2番 ハ長調、第3番
ヘ長調)
第2チェロを伴うチェロのための2つのソナタ
(第1番 ニ長調、第2番 変ホ長調) |
マルティン・ルンメル(チェロ)
アレクサンダー・ヒュルスホフ(チェロ) |
プラハ出身のチェリスト=コンポーザーであったヨハン・スティアストニー(ca.1764
- ca.1826)は正確な生没年も不明で、一般の音楽愛好家にはほとんど知られていない存在ですが、その作品はすでに1920年代に「当時としてはまったく新しい効果を含んでいる」と評価されています。
チェロのためのレパートリー発掘に情熱を傾けている名チェリスト、マルティン・ルンメルとアレクサンダー・ヒュルスホフが進める「スティアストニー・プロジェクト」は、2人のチェリストための真のデュオ・レパートリーを発見する画期的なもの。
チェロの演奏家やチェロ愛好家だけでなく、18世紀音楽のコレクターにもぜひ聴いていただきたい1枚です。
マルティン・ルンメルは20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト。
教育者としても活動しつつ、ダーヴィト・ポッパーをはじめとするチェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。
※録音:2021年6月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
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ヘルムート・ローグル(1960-):管弦楽作品集
ローグル・ポルカ Op.62
シンフォニック・ミニアチュール Op.54
弦楽オーケストラのための音楽 Op.39
交響曲 I Op.66 |
アントン・ブルックナー私立大学管弦楽団
マンフレッド・マイヤーホーファー(指揮)ほか |
母国オーストリアの音楽界には欠かせない存在となっている現代作曲家ヘルムート・ローグル(1960-)の管弦楽作品集。
彼の作品には、あらゆる編成の室内楽、様々なソロ作品、子供向けオペラ、そして大規模なアンサンブルのための音楽が含まれています。
2020年の還暦を機に作曲した初の交響曲を世界初演・初録音したのは、ローグルの故郷リンツにある有名な音楽大学、アントン・ブルックナー私立大学のオーケストラです。
※録音:2013年~2021年(オーストリア、リンツ)
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QUARTZ
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根岸由起(ピアノ)
エニグマ ~ カプースチン、スパンズウィック、ミッチェル、ショパン |
根岸由起(ピアノ) |
ニコライ・カプースチン(1937-2020):
ピアノ・ソナタ第1番 作品39「ソナタ・ファンタジー」
メラニー・スパンズウィック(1969-):「エニグマ(謎)」~
根岸由起のために~(2019)(世界初録音)
ロバート・ミッチェル(1971-):
「われらの心は無限を踊る(プヤの開花とともに)」(2020)(世界初録音)
ショパン:
子守歌 変ニ長調 作品57、ピアノ・ソナタ第2番
変ロ短調 作品35「葬送」
ビル・エヴァンズ(1929-1980):ピース・ピース |
【日本語解説付き】根岸由起が弾くカプースチン&ショパン!
☆英国在住、ヨーロッパで活躍する根岸由起のニュー・アルバム!
☆カプースチン&ショパンに現代作曲家の世界初録音作を加えたハイセンスなプログラム!
☆輸入盤日本語解説付き!
東京生まれ、桐朋学園大学、アムステルダム音楽院、英国王立音楽大学を卒業し、現在はイギリス在住、ヨーロッパでリサイタル、音楽祭、コンクール審査員やマスタークラスなど幅広く活躍するピアニスト、根岸由起のニュー・アルバムが、イギリスのQuartzレーベルからリリース!
クラシック・ピアノの王道であるショパン(子守歌と葬送ソナタ)に、クラシックとジャズの融合を果たしたニコライ・カプースチンのピアノ・ソナタ第1番をカップリングするという意欲的な組み合わせに、現代イギリスのジャズ・ピアニスト、ロバート・ミッチェルが書いた新作「われらの心は無限を踊る(プヤの開花とともに)」、そしてイギリスの女流ピアニストおよび文筆家、教師、作曲家として活動するメラニー・スパンズウィックが根岸由起のために書いた「エニグマ」を挟み込んだハイセンスなプログラム!
最後はアンコールのように、ジャズ・ピアノの詩人ビル・エヴァンズ(ビル・エヴァンス)のクラシカルなピアノ作品で締めくくる素敵な構成にも惹かれます。
2020年6月から1ヶ月間、知らざれる女流作曲家の演奏クリップを毎日ソーシャル・メディアで取り上げた「女性作曲家小品シリーズ」が、英「ピアニスト」誌で内田光子、アンジェラ・ヒューイットのリサイタルに並んでTOP5に選ばれるなど、コロナ禍においても独自の目覚ましい活動を続ける根岸由起によるこだわりのニュー・アルバムにご注目ください!
※録音:2019年12月14日-15日&2021年6月13日、聖ポール男子校・ワッセンホール(ロンドン)
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PERFECT NOISE
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テレマン・インティミッシモ
テレマン:
《音楽の練習帳》よりソナタ ハ長調 TWV41:C5
(リコーダーと通奏低音)
ファンタジア第8番 ト短調 TWV40:9(リコーダー独奏)
《音楽の練習帳》よりソナタ ホ短調 TWV41:e5
(ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音)
ファンタジア第6番 ト長調 TWV40:31
(ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏)
協奏曲 ト短調 TWV51:g1(J.S.バッハのBWV985による)
(ハープシコード独奏)
ファンタジア ニ長調 TWV 40:8(リコーダー独奏)
《忠実な音楽の師》よりソナタ へ短調 TWV41:f1
(リコーダーと通奏低音)
ファンタジア第11番 ニ短調 TWV40:36
(ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏)
《忠実な音楽の師》よりソナタ ト長調 TWV41:G6
(ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音) |
クリスティアン・ハイム
(リコーダー、
ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アヴィノアム・シャレフ(ハープシコード) |
クリスティアン・ハイムとアヴィノアム・シャレフのテレマン・アルバム!
☆2人で3つの楽器を自在に操るユニークな企画!
☆テレマン珠玉の名曲を存分に楽しめます!
リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバの二刀流!ドイツ・ブレーメン在住の並外れた才能を持つ音楽家、クリスティアン・ハイムと、2018年ライプツィヒ国際バッハ・コンクール第1位のハープシコード奏者、アヴィノアム・シャレフによる、全く新しいユニークなテレマン・アルバム!
2人の演奏家が3つの楽器をさまざまに組み合わせ(それぞれの独奏も含む5通りの組み合わせ)、《音楽の練習帳》、《忠実な音楽の師》や無伴奏ファンタジアといった曲集からセレクトした珠玉の9曲によって、テレマンの芸術のエッセンスを聞かせます。自宅で楽しむテレマンとして最適な、親密で喜び溢れる演奏です。
※録音:2020年9月11日&2021年4月18日-19日、センデザール(ブレーメン)
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<国内盤>
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VIRTUS CLASSICS
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瀬尾和紀(フルート)
モダン・タイムズの妙巧 The Spark of Modern
Times |
瀬尾和紀(フルート) |
ジークフリート・カルク=エーレルト:
ソナタ・アパッショナータ 嬰ヘ短調 作品140 Sigfrid
Karg-Elert (1877-1933)
1. Sonate appassionata in fis-moll,
Op. 140 (1917)
パウル・ヒンデミット: 8つの小品 Paul Hindemith
(1895-1963) 8 Stucke fur Flote allein (1927)
2. No. 1 : Gemachlich, leicht bewegt/3.
No. 2 : Scherzando/
4. No. 3 : Sehr langsam, frei im ZeitmaB/5.
No. 4 : Gemachlich/6. No. 5 : Sehr lebhaft/
7. No. 6 : Lied, leicht bewegt/8. No.
7 : Rezitativ/9. No. 8 : Finale
エルンスト・フォン・ドホナーニ: パッサカリア
作品48-2 Ernst von Dohnanyi (1877-1960)
10. Passacaglia for flute solo, Op. 48-2
(1959)
パウル・ヒンデミット: カノン風ソナチネ
作品31-3
Paul Hindemith (1895-1963) Kanonische
Sonatine fur Zwei Floten, Op. 31-3 (1923)※
11. I. Munter/12. II. Capriccio /
Langsame Achtel1/3. III. Presto
※パトリック・ガロワ(第2フルート) Patrick
Gallois, second flute
ジークフリート・カルク=エーレルト: 30のカプリス
作品107
Sigfrid Karg-Elert (1877-1933) 30 Capricen
fur Flote allein, Op. 107 (1917)
14. No. 1 : Tempo giusto/15. No. 2
: Un poco mosso, ma non brillante/
16. No. 3 : Allegro alla Händel
(non troppo brillante)/17. No. 4 : Velocissimo
e brillante18. No. 5 : Allegro giusto/
19. No. 6 : Appassionato e stretto/20.
No. 7 : Moto perpetuo/21. No. 8 : Con molto
brio/
22. No. 9 : Rapido e brillante/23.
No. 10 : Leggero e veloce/24. No. 11 : Velocissimo
e molto leggero/
25. No. 12 : Leggero, grazioso e veloce
/ 26. No. 13 : Leggerissimo e grazioso /
27. No. 14 : Moto perpetuo/28. No.
15 : Mosso e leggerissimo/
29. No. 16 : Un poco mosso, umoristico/30.
No. 17 : Leggero veloce, giocoso/
31. No. 18 : Adagio (quasi cadenza)/32.
No. 19 : Vivacissimo, scintillante/
33. No. 20 : Ardito capriccioso ed
assai mosso/34. No. 21 : In tempo di Walzer/
35. No. 22 : Agitato ed appassionato/36.
No. 23 : Adagio appassionato (quasi recitativo)/
37. No. 24 : Rapido quanto e possibile
(con suono sempre aguzzo)/
38. No. 25 : Un poco vivace e capriccioso/39.
No. 26 : Capriccioso, con civetteria/
40. No. 27 : Un pochettino mosso (ben
articolato)/41. No. 28 : Sciolto, elegante
e rapido/
42. No. 29 : Velocissimo e frizzante/43
No. 30 : Chaconne
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ/瀬尾和紀編曲
チャッコーナ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第2番 ニ短調WV 1004より)
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
44. Ciaccona, aus der Partita Nr.
2 in d-moll,BWV 1004 (1720)/arr. Kazunori
Seo (2004) |
【録音】2006年~2010年、フィンランド、ユヴァスキュラ近郊
真のヴィルトゥオージティとは何かを問う「グラドゥス・アド・パルナッスム」
近年、ピアノ演奏やプロデューサーとして多彩な活動をする瀬尾和紀が、本来の楽器であるフルート、それも無伴奏作品でその真価を問う1枚が登場。
選ばれた作品はカルク=エーレルトの「30のカプリス」を中心に、ドホナーニ、ヒンデミットの近代作曲家の小品と、瀬尾自身がアレンジしたJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「チャッコーナ」というもので、2本のフルートで演奏されるヒンデミットの「カノン風ソナチネ」には、彼の師であるパトリック・ガロワが参加。なんとも贅沢で聴きごたえのある1枚に仕上がっています。
カルク=エーレルトはドイツ後期ロマン派のオルガニスト兼作曲家。木管楽器のための作品も数多く、なかでも第一次世界大戦中、軍楽隊でライプツィヒ・ゲヴァントハウスのフルーティスト、カール・バルトゥザット(Carl
Bartuzat)と親交を持ったことでフルートのための重要な作品を残しました。
この「30のカプリス」は副題に"グラドゥス・アド・パルナッスム=パルナッソス山への階梯"と付けられており、芸術や学問の聖地とされるパルナッソス山へ段階を踏んで登っていくように、高度な技術を磨いていくための練習曲との意味合いを持つ曲集。フルートを愛する人ならば、ぜひ聴いていただきたい重要な作品です。
最後に置かれたバッハのチャコーナでの緊張感に満ちた音楽も聴きどころ。
瀬尾 和紀 フルート:
1998年、パリ国立高等音楽院を首席で卒業すると同時に、ニールセン、ランパル、フランセ、ジュネーヴなど国際コンクールで立て続けに優勝・入賞を果たした瀬尾和紀は、ただちにソリストとして脚光を浴び、日本はもとよりヨーロッパ諸国や北南米、また中国、台湾、韓国などのアジア諸国において演奏活動を行っている。
日本においては1999年に東京都交響楽団とイベールのフルート協奏曲を共演してデビュー以来、東京シティ・フィル、新日本フィル、日本フィル、読売日本交響楽団、札幌交響楽団、大阪フィル、広島交響楽団、九州交響楽団など各地のオーケストラからソリストとして招かれ、バロックから現代の協奏曲に至るまで幅広いレパートリーで共演を重ねている。
その他、2006年にはフランスの作曲家アンリ=ジャン・シュブネルが瀬尾のために書き下ろしたフルート協奏曲をシンフォニア・フィンランディアと初演。また2016年にはドイツ・ハンブルクの新進気鋭の弦楽合奏団《アンサンブル・レゾナンツ》から招かれ日本公演の際のソリストとして共演したほか、2020年にはロシアの名門マリインスキー歌劇場管弦楽団とペンデレツキのフルート協奏曲を演奏するなど、海外オーケストラとの共演も多い。
レコーディング活動も精力的に行っており、NAXOSレーベルでデビューした瀬尾は現在まで同レーベルから11タイトルのCDをリリース。エラート/ワーナー・ミュージックでも録音したのち、現在は、自ら「レ・メネストレル」と「ヴィルトゥス・クラシックス」の2つのCDレーベルを立ち上げ、自身の録音の他、レコーディング・プロデューサーとしても活動している。
近年はフルーティストとしてのみならず共演ピアニストとして活動の場を広げ、師であるパトリック・ガロワとのデュオ・リサイタルや録音活動も行うなど多事多端。
音楽監督として秋吉台ミュージック・アカデミー(山口県)を主宰する他、名古屋音楽大学客員准教授を務めるなど教育活動にも取り組む。これまでに京都芸術祭賞(1999年)、北九州市民文化賞(2000年)、福岡県文化賞(2004年)を受賞。
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APARTE(国内仕様盤)
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KKC 6535
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
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ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
1.F.A.Eのソナタ~スケルツォ
2-4. ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
5-7. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
8-11. ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108 |
アイレン・プリッチン(ヴァイオリン)
1725年ジャック・ボキー製
マクシム・エメリャニチェフ(ピアノ)
1875年製ニューヨーク・スタインウエイ |
輸入盤発売済み。
クルレンツィスがもっとも信頼する若手ふたりがブラームスのソナタに挑戦!
録音:2020年2月24-28日/サン=ピエール・ルーテル教会(パリ)/73'00、
[APARTE]AP.237、輸入盤・日本語帯・解説付
1987年に旧レニングラードで生まれ、2011年ヴィエニャフスキ国際コンクールで優秀賞、同年のチャイコフスキー国際コンクールでも入賞したアイレン・プリッチン。彼がマクシム・エメリャニチェフとブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲に挑戦。
エメリャニチェフはムジカ・エテルナの通奏低音の妙技と存在感で注目され、プリッチンも来日公演時にコンサートマスターを務めるなど、ともにクルレンツィスの薫陶を受ける期待の若手だけに興味津々。
エメリャニチェフの指揮はロジェストヴェンスキーが師ですが、クルレンツィスとゲルギエフの影響を強く受け、2018年に東京交響楽団を振ったブラームスの交響曲第1番は絶賛されました。
ブラームス好きを公言する彼がここではピアニストとして登場。それもフォルテピアノではなく、ソナタ作曲と同時期1875年製のニューヨーク・スタインウエイで雄弁極まりない伴奏を披露しています。
若々しさと音楽の大きさをあわせもつ名盤の登場、ご期待ください。
★日本語解説:本田裕暉
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EVIL PENGUIN RECORDS(国内仕様盤)
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KKC 6538/9
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
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J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1]
第1番 ト長調 BWV1007、第2番 ニ短調 BWV1008、
第3番 ハ長調 BWV1009
[CD2]
第4番 変ホ長調 BWV1010、第5番ハ短調 BWV1011、
第6番 ニ長調 BWV1012 |
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ) |
輸入盤発売済み。
ウィスペルウェイの名演、三度目のバッハ、新装特価盤が国内仕様でも登場
使用楽器:第1~5 番:Pieter Rombouts, 1710
年/第6番:ピッコロ・チェロ(18 世紀、製作者不明)/ピッチ:392
録音:2012年6月9-14日/セレンデピトゥス・スタジオ(ベルギー)/[CD1]57'21''、[CD2]76'22''、
[EVIL PENGUIN RECORDS]EPRC.0027、輸入盤・日本語帯・解説付
濃厚な感情、力強く魂に響く音色。ウィスペルウェイ、3度目のバッハ。過去の2度の録音(1989・90年および1998年)
から10年以上の時を経て、50歳目前での満を持しての3度目の録音で、ますます充実著しいことを感じさせる内容です。
これまでに使用していた楽器とは違う新しい楽器、さらにピッチも392(バッハのケーテン時代、ケーテン宮廷のピッチ)、いわゆるカンマートーンに合わせたことにより、音の振幅は格段に広くなり、その音色はより雄弁なものとなっています。
さらに、今回の演奏にあたり、バッハ研究家でヴィオール奏者でもあるローレンス・ドレイフュスとジョン・バットからも様々なインスピレーションを得ました。
これまでに約1000回この作品を演奏会でとりあげたウィスペルウェイ自身、「かつて経験したことのないような領域に入ったように感じる」と語っています。
バッハがチェロ1本のために書いたこの組曲の単旋律には、分解してみればいくつもの声部が内在していますが、それだけではなく、「過去と現在、弾き手と聴き手、そして何よりもバッハ本人との対話」といった複数の声が存在している、とウィスペルウェイは語ります。
舞曲に則って書かれたこの組曲ですが、ウィスペルウェイの演奏は、舞曲を思わせるというよりも、深くたっぷりとした息遣いで、旋律、モティーフの一つ一つを実に生々しく響かせたもの。濃厚な感情が込められた力演です。
深い洞察力と驚異的なテクニック、そして古楽器とモダン楽器両方を弾き分けることができるウィスペルウェイだからこそ達することのできた高みにある演奏です。
もともと2012年にボーナスDVD つき仕様(EPRC-0012
/ KKC-5246)で発売されましたが、2018年より新装盤(EPRC-0027)に移行して流通しております。
新装盤はDVD は付属しませんが、WEB 上で同一のドキュメンタリー(言語:英語。字幕なし)が視聴できるQR
コードが入っています。
当商品(KKC-6538)は新装盤の国内仕様バージョンとなります。
※ 2012年発売のボーナスDVD つき仕様(EPRC-0012
および KKC-5246)は廃盤になっております。ご了承ください。
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HARMONIAMUNDI(国内仕様盤)
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KKC 6534
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
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ヴィヴァルディ、ルクレール、ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲集
1. ヴィヴァルディ(1678-1741):
プレリュード イ短調~ヴァイオリン協奏曲
RV 355に基づく
2-4. ジャン=マリ・ルクレール(1697-1764):
ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.7-5
5-7. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲
ロ短調 RV 384
8-10. ロカテッリ(1695-1764):ヴァイオリン協奏曲
ホ短調 op.3-8
11-13. ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
op.10-3
14. ヴィヴァルディ:プレリュード ハ長調~トリオ・ソナタ
RV60に基づく
15-17. ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 179a"
アンナ・マリーアに"
(オリヴィエ・フォレによる補筆完成版) |
テオティム・ラングロワ・デ・スワルテ
(ヴァイオリン/
1665年製ヤコブ・シュタイナー、
弓/ピエール・トゥルテ)
レ・ゾンブル
(マルゴー・ブランシャール(ヴィオール)&
シルヴァン・サルトル(フルート)、ほか)
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輸入盤発売済み。
一度聴いたら忘れられない魔術的な魅力をもつ音色、フランスの気鋭ヴァイオリン奏者デ・スワルテ、バロック三大ヴァイオリン巨匠の協奏曲を弾く!
77'12、[HMF] HMM.902649、輸入盤・日本語帯・解説付
18世紀前半のヴァイオリン作品の探求を続けるデ・スワルテ。前作のルクレールとスナイエのソナタ集(HAF
8905292)では、クリスティ(チェンバロ)と共演しています。
今回は、「ヴァイオリン協奏曲の父」ヴィヴァルディ、そしてその同時代を生きたルクレールとロカテッリに焦点をあてたプログラムで登場。
それぞれが卓越した奏者だっただけに、その作品はかなりの技量が求められます。一度聴いたら忘れられないような魔術的な魅力をもつスワルテの音色、そして「レ・ゾンブル」との息の通ったアンサンブルも聴きものです。
日本語解説訳:寺西肇
[ テオティム・ラングドワ・デ・スワルテ(ヴァイオリン)]
17世紀から現代までをレパートリーとするが、とりわけ
18世紀前半の作品の探求を続けている。ソリストおよび室内楽奏者として、世界的なホールで演奏している。
4歳でヴァイオリンをはじめ、9歳でバロック・ヴァイオリンに出会う。パリのエコール・ノルマル音楽院でドゥヴィ・エルリ、そしてイゴール・ヴォルシヌらに師事。
2014年パリ国立高等音楽院に入学、室内楽なども研鑽を積む。2014年、トリオ・グエルマントを結成。2015年よりレザール・フロリサンのメンバーを務めるほか、ソロでも活躍をしている。
チェンバロ奏者ジュスタン・テイラーとアンサンブル"all
Consort"を結成している。2021年夏、クリスティ(チェンバロ)との共演による1枚をリリースしている(HAF
8905292)。
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4/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
GLORIAE DEI CANTORES RECORDINGS
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GDCD 066
(SACD HYBRID)
¥2700
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サミュエル・アドラー(1928-):合唱作品集 |
リチャード・K.パグスレー ( 指揮)
グローリエ・デイ・カントレス |
1. 讃美歌
ジョシュア・カナガ(テノール)、シャロン・ファイファー(オルガン)
2.さあ、喜びましょう/3. 愛した者はわがもの/
4. 合唱三部作I:どうしてわたしをお見捨てになったのですか?
クララ・ゲルデス(オルガン)
5. 合唱三部作II:聖書の祈りが私の祈りになる/6.
合唱三部作III:主への新しい歌を歌おう
クララ・ゲルデス(オルガン)
7. 詩篇 23篇 シャロン・ファイファー(オルガン)
8.To Speak to Our Time:前奏曲I
ルシア・リン(ヴァイオリンI)ジュリアン・リー(ヴァイオリンII)
9.To Speak to Our Time:さすらいの合唱
ディアナ・シャノン(ソプラノ)
10.To Speak to Our Time:間奏曲I
ルシア・リン(ヴァイオリンI)ジュリアン・リー(ヴァイオリンII)
11.To Speak to Our Time: 詩篇121/12.To
Speak to Our Time:間奏曲II
ルシア・リン(ヴァイオリンI)ジュリアン・リー(ヴァイオリンII)
13.To Speak to Our Time: 詩篇111/14.To
Speak to Our Time:間奏曲III
ルシア・リン(ヴァイオリンI)ジュリアン・リー(ヴァイオリンII)
15. 現代に語り継ぐ:賛歌10 ルシア・リン(ヴァイオリンI)ジュリアン・リー(ヴァイオリンII)
16. なんと甘美な響きよ シャロン・ファイファー(オルガン) |
現代アメリカ音楽とユダヤ音楽を融合させた激動の時代を生き抜いた作曲家、サミュエル・アドラーの作曲史を感じさせるアルバム
録音:2021年9、10、11月 マサチューセッツ州オーリンズ、主イエス・キリストの変容教会/STEREO/Multi-ch
サミュエル・アドラーは、1928年ドイツのユダヤ系音楽家の両親のもとに生まれました。1939年アメリカに亡命し、コープランド、ヒンデミット、ランドール・トンプソンらに作曲を学び、これまでに400にものぼる作品を発表、60年以上ジュリアード、イーストマン音楽院をはじめ世界中の大学で教鞭をとり、ユダヤ音楽の普及に尽力し、現代のアメリカを代表する作曲家として活躍してきました。
このアルバムには、長年書き続けてきた宗教作品・讃美歌が収録されており、彼の作曲の歴史が詰め込まれています。
アドラーは、10歳のときナチス・ドイツから逃れてきました。1938年11月9日の夜、ユダヤ人に対する暴力が勃発。2日間で250を超えるシナゴークが焼かれ、ユダヤ人が経営する商店は破壊されました。
店の窓ガラスが砕け散って通りに散乱した様子からこの日の夜のことは「水晶の夜」と呼ばれています。
その悲惨な夜に、アドラー一家の命を救ったのは偶然崩れ落ちてきたパイプオルガン。そのおかげで追っ手から逃げることができ、一家は最終列車でドイツを脱出することができたといいます。
そうした劇的経験の中から生まれた数々の宗教的作品は、多くの人々の心に届くものとなっています。
特にアルバムのタイトルともなっているアカペラ合唱と2つのヴァイオリンのための作品「To
Speak to Our Time」は、アドラーを象徴する楽曲と言ってもよいでしょう。
ドレスデン室内合唱団が「水晶の夜」の80周年追悼コンサートのために委嘱した作品で、2018年11月10日にハンス=クリストフ・ラーデマン指揮で初演されました。
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OMNIA ARTISTS PRODUCTIONS
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「ハイドンとドビュッシー」
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番 ハ長調
Hob XVI:50
(2)ハイドン:ピアノ・ソナタ第32番 ロ短調
Hob XVI:32
(3)ドビュッシー:ラモーを讃えて~映像第1集より
(4)ドビュッシー:ベルガマスク組曲
【I.前奏曲/II.メヌエット/III.月の光/IV.パスピエ】 |
オルハン・メメッド
(ピアノ/YAMAHA CFX) |
香り高い演奏で高く評価されるオルハン・メメッド。ピアノ演奏による2021
年8月最新録音はハイドンとドビュッシー!
セッション録音:2021年8月2&3日/ロード・スタジオ(ローマ)/DDD、ディジパック仕様、61'22
ディレクション&レコーディング・エンジニア:ジョヴァンニ・カルーゾ/ジャケット:アンドレア・フェローラ
アメリカ生まれで現在はローマを拠点に活躍するチェンバリスト、ピアニストのオルハン・メメッド。
これまでにJ.S.バッハ、スカルラッティなどをリリースしてきましたが、今回はハイドンとドビュッシーを取り上げました。
メメッドの魅力といえば楽曲ごとに味わい深いアーティキュレーションで弾きわけること。ハイドンのソナタでは第50番
ハ長調と第32番 ロ短調の2篇を香り高い美演を聴かせます。
一方ドビュッシーでは「ラモーを讃えて」とベルガマスク組曲を録音。
ハイドン歿後100年を記念して書いたドビュッシーの「ハイドンを讃えて」ではなくあえて「ラモーを讃えて」を選曲。メメッドは「このゆったりとした舞曲を通じ夢のような内省の世界へと誘ってくれる」と語っています。
そして最後にはベルガマスク組曲を演奏。名曲「月の光」ではコロナ禍に自問自答するメメッドの心の叫びと聴き手に美しい音楽を届けたいという思いが強く込められております。
演奏はもちろん録音の面でも高く評価されるメメッドの新録音を存分にお楽しみください。
オルハン・メメッド(ピアノ):
南カルフォルニア大学においてピアノとヴァイオリンを学び、音楽学をオックスフォード大学博士課程終了後、ユゲット・ドレフュス(1928-2016)に師事するためにパリへ拠点を移しました。
その後はドレフュスから絶大なる信頼を得て、ドレフュスの秘蔵っ子として注目を集めております。2018年には待望の初来日を果たし話題となりました。
現在、ローマを拠点に活動。自主レーベルから「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(チェンバロ演奏)」(KKC-5974
/ VLGV-01)、「J.S.バッハ:6つのパルティータ(チェンバロ演奏)」(KKC-6064
/ RMBP-02)、「スカルラッティ:ソナタ集(ピアノ演奏)」(KKC-6315
/ RMCJ-07)【レコード芸術準特選盤】などをリリースしております。
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C’AVI-MUSIC
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クララ&ロベルト・シューマン
クララ・シューマン:
ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス
Op.22
ロベルト・シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス
Op.94
ヴァイオリンとピアノのための「F.A.E.ソナタ」
ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):
《夏の名残のばら》による変奏曲 |
ソフィー・ワン(ヴァイオリン)
フロリアン・グレムザー(ピアノ) |
台湾が生んだ若きヴァイオリニストが奏でるシューマン夫妻の親密な作品集!
10歳でのバーデンバーデン音楽祭へのデビュー以来、国際的な注目を集める若手ヴァイオリニスト、ソフィー・ワンが、シューマンに傾倒するドイツ生まれのピアニスト、フロリアン・グレムザーとの共演で奏でるシューマン夫妻の作品集。
ソフィー・ワンは1999年台湾出身。ライナー・クスマウル、イゴール・オジム、ボリス・クシュニールの下で学び、ハンス・アイスラー音楽大学にてニン・フェンに師事しました。
台湾の主要なコンサートホールに登場しているほか、ドイツでも数々のオーケストラや音楽祭に定期的に招待されており、2016年にはラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン・ハイムバッハ室内音楽祭にもデビューするなど着実にその名声を高めています。
今回選曲されたのはロベルト・シューマンがクララ・シューマンへのクリスマス・プレゼントとして贈った「3つのロマンス」、またそれをきっかけとして今度はクララ・シューマンがブラームスへのクリスマス・プレゼントとして贈ったといわれる「3つのロマンス」、クララ・シューマンがヨーゼフ・ヨアヒムと何度も演奏したロベルト・シューマンの「ヴァイオリン・ソナタ第1番」、ロベルト・シューマンがアルベルト・ディートリヒ、ブラームスと共に作曲した「F.A.E.ソナタ」など、シューマン夫妻がデュッセルドルフに滞在していた1849年から1854年にかけて生まれたもの。夫妻がアルベルト・ディートリヒ、ブラームス、ヨーゼフ・ヨアヒムらの友人たちと絶えず交流しお互いを刺激し合っていた時期に作曲された、親密で充実した作品の数々です。
※録音:2019年3月、b-sharpスタジオ(ベルリン)
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DANACORD
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オレグ・マルシェフ(ピアノ)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番&第3番
ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2
スケルツォ 変ホ短調 Op.4
ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5 |
オレグ・マルシェフ(ピアノ) |
オレグ・マルシェフ 連続リリース!ブラームスの初期ピアノ作品集第2巻!
☆アゼルバイジャンが生んだピアノの巨人、オレグ・マルシェフ!
☆久々のレコーディング復帰作第2弾はブラームス!
旧ソ連、アゼルバイジャンのバクー出身の天才ピアニスト、オレグ・マルシェフは、メジャー・レーベルからの幾度にわたるオファーを断り続け、深い信頼関係で結ばれたデンマークのダナコード(Danacord)・レーベルへ、35以上の素晴らしいアルバム録音し続けてきたピアノの巨人。
2014年に同時リリースされたメンデルスゾーン(DACOCD734-736)とショパン(DACOCD701-702)以来、約8年ぶりとなったレコーディング復帰作、ラヴェル(DACOCD903)に続いてブラームスもラッシュ・リリース!
リスト晩年の高弟エミール・フォン・ザウアーのピアノ作品集(全6巻)やデンマークの知られざる作曲家たちのピアノ協奏曲集(全4巻)などの稀少作品から、ブラームス、シューベルト、リスト、ショパン、メンデルスゾーンなどロマン派の名作たちまで膨大なレパートリーを誇り、ロシアの偉大な作曲家たち(チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ)のピアノと管弦楽のための作品すべてを録音した(おそらく唯一の)アーティストでもあるマルシェフ。
ブラームス・アルバムは、2005年にリリースされた初期作品集(DACOCD643/ピアノソナタ第1番、シューマンの主題による変奏曲、4つのバラード)以来となり、今作でも作品2、4、5の初期ピアノ作品をセレクション。18歳から20歳の若きブラームスが作曲し、シューマンの生涯の友情と支援を獲得したこれらの作品を、マルシェフの精良なるピアニズムで贈ります。
※録音:2021年7月、ミラノ文化研究所(イタリア)
『才能あるピアニストがブラームスの初期作品を信頼できる解釈で響かせた』(DACOCD643のグラモフォン誌レビューより)
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DECURIO
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録音プロデューサーであるルーカス・コヴァルスキとベネディクト・シュレーダーによって2018年にベルリンで設立された新興レーベル「decurio(デクリオ)」の取り扱いを開始いたします。
エキサイティングな音楽的・文化的コンセプトを備えた優れたプロジェクトの開発を目的とし、様々なバックグラウンドを持つアーティストが選び抜かれた音楽の焦点に身を捧げ、おなじみの作品に新しい光を当て、未知の作品を初めて録音することで、リスナーに新しい音楽体験をもたらしています。
テルデックス・スタジオ・ベルリンやベルリン・フィル・メディアなどで録音を行ってきた名エンジニア、ベネディクト・シュレーダーが最新の録音技術を駆使したレコーディング、こだわりのプログラムと高品質なパッケージにご期待ください。(代理店)
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ベルリン・フィルの若手クァルテット
スーク&ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集
スーク:弦楽四重奏曲第2番 Op.31
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番 Op.106 |
ベルリン・フィルハーモニー弦楽四重奏団
〔ヘレナ・マドカ・ベルク(ヴァイオリン)、
ドリアン・チョージ(ヴァイオリン)、
パク・キョンミン(ヴィオラ)、
クリストフ・ヘーシュ(チェロ)〕 |
ベルリン・フィルの若手クァルテット、スーク&ドヴォルザークでデビュー!
☆ベルリン・フィルの若きスター奏者たちによって結成された新しいクァルテット!
☆ファースト・レコーディングは、ヨゼフ・スークとドヴォルザークのボヘミアン・アルバム!
ベルリン・フィルハーモニー弦楽四重奏団(Philharmonic
String Quartet Berlin)は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の若い世代の音楽家を代表する、国際的で多才、芸術的で情熱的な弦楽四重奏団です(※1985年創立のPhilharmonia
Quartet Berlinとは別団体)。
2018年にヘレナ・マドカ・ベルク(ヴァイオリン)、ドリアン・チョージ(ヴァイオリン)、パク・キョンミン(ヴィオラ)という3人の若いフィルハーモニー・メンバーが熱意を持って音楽を作りたいという想いから新しいアンサンブルを設立し、ソリストとして活躍するクリストフ・ヘーシュ(ベルリン・フィルのメンバーではないが、ベルリン・フィル・ストリング・アンサンブルなどにも参加しているチェリスト)とともに、新鮮な刺激と卓越した音質で聴衆に感動を与えることを目指して活動しています。
彼らのファースト・レコーディングとなるのは、ドヴォルザークとスークの対照的でありながら密接に関連する2つの弦楽四重奏曲(両曲とも、ボヘミア四重奏団としてスークが初演しています)。
プラハ音楽院での師弟、義理の親子(スークはドヴォルザークの娘と結婚)といった深い関係にも関心を寄せながら2つの四重奏曲を深い視点で読み解き、ベルリン・フィル・アンサンブルの偉大な伝統のサウンドを背負って、豊かで重厚なハーモニーを描いています。
※録音:2020年1月(スーク)&2021年3月(ドヴォルザーク)、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール(ドイツ)
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ディメンションズ ~ ペルト、グリーグ、シュニトケ
ペルト:フラトレス(チェロとピアノのための)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番(スカナヴィ編チェロとピアノ版)
シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
ぺルト:鏡の中の鏡(チェロとピアノのための)
ボーナス・トラック ~
グリーグ:夢 Op.48-6(6つの歌より/スカナヴィ編チェロとピアノ版) |
イヴァン・スカナヴィ(チェロ)
ディーナ・イヴァノヴァ(ピアノ) |
ロシア出身の若きチェリストとピアニストによる二重奏、デュオ・スカナヴィ=イヴァノヴァによるファースト・アルバムは、チェロとピアノで演奏されるペルトの傑作「フラトレス」と「鏡の中の鏡」に、シュニトケのチェロ・ソナタ、自らチェロ版にアレンジしたグリーグのヴァイオリン・ソナタを組み合わせた意欲的なプログラム。
1996年生まれのイヴァン・スカナヴィと1994年生まれのディーナ・イヴァノヴァは、共にモスクワのチャイコフスキー音楽院で学んでいながら、初めて出会ったのはヴァイマールのフランツ・リスト音楽アカデミーで、その後2018年にデュオを結成。
ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット、グレゴリー・グルツマン、ラリッサ・コンドラチェワらの偉大なミュージシャンと共演し、ヴァイマールでフランク、ショスタコーヴィチのソナタによるリサイタルも成功させています。
※録音:2021年1月27日-29日、フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ドイツ)
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LYRITA
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SRCD2400
(4CD-R)
¥6000
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シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
アームストロング・ギブズ:歌曲集
セシル・アームストロング・ギブズ(1889-1960):歌曲集
DISC 1. 恋人たちを歌った歌曲
1. アニスへ / 2. ヤドリギ「ピーコック・パイ〔孔雀のパイ〕」
/ 3. 夕暮れ
「ヘンリー・ブロッケン」からの3つの歌曲
4. 1. ジェーン・エアの歌(第7番)
/ 5. 2. ローレライの歌(第10番) /
6. 3. 医者の歌(第15番)
7. 愛の知恵/8. バラッド作家/9. ヴァイオリン弾きのパードリク/
10. ピロメーラー〔ナイチンゲール〕/11.
ティタニーア
古いイギリスの歌 ○、歌曲集 ★、2つのパストラール
★★
12. 春になると小さな川が流れる ★★
/ 13. 恋は病 /
14. 明るいユリ、輝く彼女 ★ / 15.
雪の中のクロリス ○ /
16. あの下の草地に★ / 17. アマリリス
○ /
18. 草の上に私は座った ★★
19. 早朝の陽光の中で横たわると/20.
休息/21. 夏の宮殿/
22. 夕闇/23. ピロメーラーまたはナイチンゲール/
24. 愛の囚人/25. 桜の木/26. 野は夏の静けさに満ち
DISC 2. 歌曲集
ウォルター・デ・ラ・メアの5つの歌曲
1. 1. 見知らぬ人 / 2. 2. ムネアカヒワ
/ 3. 3. 山々 /
4. 4. アーモンドの大枝の中に / 5.
5. 鐘
灰色と金色
6. 1. 奇跡 /7. 2. 君の髪を風が通り抜け
/
8. 3. 死者のための祈り /
9. 4. 私は覚えておこう /10. 5. 4月の時間
夕闇の中の声
11. 1. 春 /12. 2. 妖精の丘の中で
/
13. 3. 風は優しく来る / 14. 4. 月の魔法
新しい瓶の中の古いワイン
4つの復元された歌曲
15. 1. アーサーが宮廷で初めて袖が長く垂れ下がる服を着始めると
16. 2. 信心深いセリンダは礼拝に行く
17. 3. もしも音楽が愛の食べ物なら
18. 4. 愛の火を燃え立たせて消すのはワイン
ジャンヌ・ダルク
19. 1. 啓示 /20. 2. 勝利 /21. 3.
戴冠 /
22. 4. 敗北 / 23. 5. 死は生の戸口なり
柳の葉
24. 1. 元江へ〔げんこう:中国の川〕/
25. 2. 踊る少女 / 26. 3. 友たちと会う
クリスティーナ・ロセッティの歌曲
27. 1. 子羊と鳩 /28. 2. 誕生日 /29.
3. 冬が去ったら
DISC 3. 物語風の歌曲
1. ハイランドにて/2. セマーウォーターのバラッド/
3. 誇り高いメイジー/4. 夜通し口笛を吹きながら通り過ぎた者へ
5. 雨の日/6. リオネス/7. 子守歌/
8. ゆっくり、馬たちよ、ゆっくり/9.
ダンクトン・ヒルで/
10. 市場/11. オニユリ/12. 棺台のそばで/13.
心気症/
14. 溢れた流れ/15. 果樹園が子供に向かって歌う/
16. 魔女/17. ベドラムのトム/18. 牡牛/
19. ロビン・フッドへの哀歌/20. 古い家/
21. 故郷に向かって船を走らせながら/
22. 眠る前の祈り/23. 真夜中/24. 夏の夕べ
DISC 4. 子供のことを歌った歌曲
1. 影の歌「ピーコック・パイ」/2. かかし/
3. 5つの目「ピーコック・パイ」/4.
ジョン・モウルディ/
5. 夢の歌「ピーコック・パイ」/6. 年老いた羊飼いノッド
「幼年詩集」からの2つの歌曲
7. 1. ブルーベル /8. 2. ぶどうの房
9. 小さな緑の果樹園「ピーコック・パイ」/
10. 狂った王子の歌「ピーコック・パイ」/11.
追放者
「クロッシングズ館:妖精劇」からの4つの歌曲
12. 1. アンのゆりかごの歌 /13. 2.
アラビア /
14. 3. 乞食の歌 /15. 4. 燭台製造業者の歌
16. 銀「ピーコック・パイ」/17. 眠れる美女/18.
子守歌/
19. 小さなサンショウウオ/20. ガレアス船/
21. さすらい人/22. 用心しろ、若い心よ
「ピーコック・パイ」からの5つの子供の歌
23. 1. 理髪店 /24. 2. ミスT /25.
3. 年老いたシェルオーヴァー /
26. 4. かくれんぼ / 27. 5. その時
28. リオの船「ピーコック・パイ」 |
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
ネイサン・ヴェイル(テノール)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ) |
シャーロット・ド・ロスチャイルド!アームストロング・ギブズの歌曲集
4枚組BOX!
☆シャーロット・ド・ロスチャイルドとエイドリアン・ファーマーが開拓する貴重な歌曲コレクション!
☆アームストロング・ギブズの100曲超の歌曲を集成した4枚組BOX!
世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手であり、イギリスの歴史ある名門ロスチャイルド家の長女でもあるシャーロット・ド・ロスチャイルド。ザルツブルク音楽学校、英国王立音楽大学、同大学院を卒業し、音楽の才を発揮。18ヶ国語の歌をレパートリーとするなど、世界各地で音楽活動を行っています。
ロジャー・クィルター、ミリアム・ハイド、ノーマン・ピーターキン、シリル・スコットなど、シャーロット・ド・ロスチャイルドがNimbus
Recordsの代表兼アーティスティック・ディレクターも務めるエイドリアン・ファーマーのピアノ伴奏とともに開拓してきた稀少な歌曲の録音プロジェクト。
最新作では、ロジャー・クィルターの歌曲集でも共演したテノール、ネイサン・ヴェイル(ロンドン・ヘンデル歌唱コンクール優勝者)とともに、アームストロング・ギブズの歌曲を幅広く収集した全107曲、3時間50分に及ぶ4枚組のアルバムを完成させました。
セシル・アームストロング・ギブズ(1899-1960)は、20世紀前半に活躍した多作で多才な作曲家。
エイドリアン・ボールトとヴォーン・ウィリアムズに師事し、ハウエルズ、ブリス、バックスらと同時代を生きました。主に独唱曲で知られますが、舞台音楽、宗教作品、3つの交響曲、相当量の室内楽曲も書いており、当時は広く知られていましたが、近年は(他の多くの同時代の作曲家と同様に)あまり知られていません。
今回のプロジェクトによって、ギブズの作品の量と一貫した質の高さに驚かされます。
いずれも、シンプルながらテキストに対する感受性が高く、元々ある程度知られていた作品に加え、「アニスへ」、「桜の木」、「ダンクトン・ヒルで」、「オニユリ」、「真夜中」、「追放者」など、新たにコンサートのプログラムに加えられるような素晴しい作品が見つかることでしょう。
※録音:2020年8月、2021年3月、4月、5月、7月、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
※同録音から30曲をディスク1枚に厳選収録したセレクション盤(SRCD404)も同時発売されます。
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SRCD404
(1CD-R)
¥2600
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アームストロング・ギブズ:歌曲選集
5つの目「ピーコック・パイ」/ジョン・モウルディ/
夢の歌「ピーコック・パイ」/アニスへ/
銀「ピーコック・パイ」/セマーウォーターのバラッド/
ダンクトン・ヒルで/心気症/
魔女/ロビン・フッドへの哀歌/
ウォルター・デ・ラ・メアの5つの歌曲
〔1. 見知らぬ人、2. ムネアカヒワ、3.
山々、
4. アーモンドの大枝の中に、5. 鐘〕/
追放者/溢れた流れ/真夜中/夏の夕べ/棺台のそばで/
オニユリ/ゆっくり、馬たちよ、ゆっく/
野は夏の静けさに満ち/用心しろ、若い心よ/
「ピーコック・パイ」からの5つの子供の歌
〔1. 理髪店、2. ミスT、3. 年老いたシェルオーヴァー、
4. かくれんぼ、5. その時〕/
子守歌 |
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
ネイサン・ヴェイル(テノール)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ) |
シャーロット・ド・ロスチャイルドがNimbus
Recordsの代表兼アーティスティック・ディレクターも務めるエイドリアン・ファーマーのピアノ伴奏とともに新たに開拓したアームストロング・ギブズの歌曲集。全107曲を収録した4枚組BOX(SRCD2400)から30曲を厳選しディスク1枚に収めたセレクション盤。
セシル・アームストロング・ギブズ(1899-1960)は、20世紀前半に活躍した多作で多才な作曲家。
エイドリアン・ボールトとヴォーン・ウィリアムズに師事し、ハウエルズ、ブリス、バックスらと同時代を生きました。
主に独唱曲で知られますが、舞台音楽、宗教作品、3つの交響曲、相当量の室内楽曲も書いており、当時は広く知られていましたが、近年は(他の多くの同時代の作曲家と同様に)あまり知られていません。
今回のプロジェクトによって、ギブズの作品の量と一貫した質の高さに驚かされます。いずれも、シンプルながらテキストに対する感受性が高く、元々ある程度知られていた作品に加え、「アニスへ」、「ダンクトン・ヒルで」、「オニユリ」、「真夜中」、「追放者」など、新たにコンサートのプログラムに加えられるような素晴しい作品が見つかることでしょう。
※録音:2020年8月、2021年3月、4月、5月、7月、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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ONYX
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エーネス・クヮルテット
ついに最終巻
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番&第16番
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135 |
エーネス・クヮルテット
〔ジェームズ・エーネス(第1ヴァイオリン)、
エイミー・シュワルツ・モレッティ(第2ヴァイオリン)、
リチャード・オニール(ヴィオラ)、
エドワード・アーロン(チェロ)〕 |
ジェームズ・エーネスの弦楽四重奏団!ベートーヴェンのラッシュ・リリースついに最終巻!
☆ジェームズ・エーネスが率いる高機能アンサンブル!
☆コロナ禍にまとめてリモート・セッション録音されたベートーヴェン最終巻!
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したほか、2021年にはグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」に輝いたカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
エーネスを始め、2020年からは名門タカーチ弦楽四重奏団の新メンバーにも加わった名ヴィオラ奏者リチャード(・ヨンジェ)・オニールや、バルトークの二重奏曲集(CHAN
10820)でエーネスとの見事なデュオを聴かせてくれたエイミー・シュワルツ・モレッティなどの名手が集い、「ドリーム・チーム」(米Strings誌)と評される弦楽四重奏団、エーネス・クヮルテット。
2020年のベートーヴェン・イヤーに計画されていた録音プロジェクトはCOVID-19によって大きく変更を余儀なくされ、イギリスでのレコーディングは断念。
代わりにアメリカでレコーディングを行い、イギリスの名レコーディング・プロデューサー、サイモン・キルン(これまで多くのレーベルで400超のレコーディングに携わり、エーネスの主要なアルバムも担当)がロンドンからリアルタイムでセッションをモニタリングするという現代のテクノロジーを活かしたレコーディングが実現しました。
2週間のうちにOp.74以降の弦楽四重奏曲すべてを録音し、過去3巻のリリースでも数多の名盤に比肩しうる圧倒的な完成度の高さで話題を呼んだベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲録音プロジェクト。
最終巻となる第4巻は、第12番、第13番と同時期の1825年に病を乗り越えて作曲された第15番と、死の数ヶ月前に完成されたベートーヴェン最後の名作、第16番。メンバーが「この2週間の濃密な期間に録音した4枚のCDは、いつまでも大切な宝物になるだろう。」と語る特別なプロジェクトがついに完結します。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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APR
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APR7314
(3CD)
特別価格
¥4200 →\3890
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エドウィン・フィッシャー
最も有名な録音~「戦前のシューベルト録音集(CD3)」と
最も希少な録音~「ブラームスの「四重奏曲第1番」(CD1)」
ブラームス、シューベルト&
シューマン・スタジオ録音全集1934~1950
●CD1
・ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調
Op.25
ヴィットリオ・ブレロ(ヴァイオリン)、
ルドルフ・ネル(ヴィオラ)、
テオ・シュルガーズ(チェロ)
録音:1939年9月9日
・ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調
Op.5
録音:1949年5月30日
●CD2
・ブラームス:間奏曲変ロ短調 Op.117-2
録音:1947年2月21日
・ブラームス:バラード ト短調 Op.118-3
録音:1947年2月21日
・ブラームス:間奏曲変ホ長調 Op.117-1
録音:1947年2月21日
・ブラームス:ラプソディ第2番ト短調
Op.79-2
録音:1947年2月21日
・シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
録音:1949年5月30日-31日
・シューベルト:6つの楽興の時 D.780
録音:1950年5月18日
●CD3
・シューベルト:4つの即興曲 D.899
録音:1938年3月8日-9日
・シューベルト:4つの即興曲 D.935
録音:1938年3月8日
・シューベルト:幻想曲ハ長調 D.760《さすらい人》
録音:1934年5月22日&24日 |
エドウィン・フィッシャー(ピアノ)
ヴィットリオ・ブレロ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ネル(ヴィオラ)
テオ・シュルガーズ(チェロ) |
20世紀の名ピアニスト、エドウィン・フィッシャー。「最も有名な録音」と「最も希少な録音」が復刻!
スイス出身で主にドイツを活躍の場とし、ピアニストとしてはもちろんのこと、パウル・バドゥラ=スコダやダニエル・バレンボイム、アルフレート・ブレンデルなどを指導した名教師としても高名な20世紀の巨匠エドウィン・フィッシャー(1886-1960)。
良質な復刻でピアノ・ファンから信頼を寄せられている「APR」から登場する今回の3枚組のセットには、エドウィン・フィッシャーの「最もよく知られた録音」と、「最も希少な録音」の両方を収めています。
創業者ブライアン・クランプの復刻で発売されていた「戦前のシューベルト録音集(CD3)」は、エドウィン・フィッシャーの最も有名な録音であり、今回のセットに加えるにあたりアンドルー・ハリファックスがリマスタリングを施し、音質を向上させてくれました。
対して第二次世界大戦開戦直後の1939年9月9日にエドウィン・フィッシャー室内管弦楽団のメンバーたちとの共演によってドイツで録音されたブラームスの「四重奏曲第1番」は極めて珍しい録音であり、1947年のブラームス録音、フィッシャー自身が「ピアノの魂の象徴」と評した唯一のシューマン録音である「幻想曲」も非常に貴重な録音です。
※録音:1934年-1950年
※リマスタリング:アンドルー・ハリファックス
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メジドゥナロードナヤ・クニーガ・ムジカ (オリンピア)
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MKM 344
(2CD)
¥3000
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エフゲニー・ムラヴィンスキー
[CD 1]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1756-1791) :
オペラ 「ドン・ジョヴァンニ」 序曲
アントン・ブルックナー (1824-1896) :
交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107 (1883年版)
(*)
[CD 2]
ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) : 交響曲
第88番 ト長調 Hob.I:88
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
:
交響的幻想曲 「フランチェスカ・ダ・リミニ」
Op.32 (+)
アレクサンドル・グラズノフ (1865-1936)
: 交響曲 第5番 変ロ長調 Op.55 |
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー (指揮) |
録音 : 1967年 (*) / 1968年 (無印) / 1983年
(+)
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ベートーヴェン:交響曲 第5番、第7番
ベートーヴェン (1770-1827) :
交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
交響曲 第7番 イ長調 Op.92 |
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン (指揮) |
録音 : 1962年3月、イエス・キリスト教会、ベルリン、(西)ドイツ 編集
: ADD
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MKM 346
(2CD)
¥3000
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ラフマニノフ・プレイズ・ラフマニノフ
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) :
[CD 1]
ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 Op.1 (*)
ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 Op.40 (+)
[CD 2]
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 (+)
ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30 (*) |
セルゲイ・ラフマニノフ (ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ (指揮 (*))
レオポルド・ストコフスキー (指揮 (+)) |
録音 : 1929-1941年、モノラル 編集 : ADD
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MKM 349
(2CD)
¥3000
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1756-1791) :
[CD 1]
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
クララ・ハスキル (ピアノ) コンセール・ラムルー管弦楽団 イーゴリ・マルケヴィチ
(指揮)
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
ヴィルヘルム・ケンプ (ピアノ) ハイエルン放送交響楽団 ベルンハルト・クレー
(指揮)
[CD 2]
ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ロベール・カザドシュ (ピアノ) コロムビア交響楽団 ジョージ・セル
(指揮)
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
エミール・ギレリス (ピアノ) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 カール・ベーム
(指揮) |
録音 : データ記載なし、スタジオ、ステレオ 編集
: ADD
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<国内盤>
キング・インターナショナル
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KKC 089
日本語帯・解説付
¥3300
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生誕80年、平尾はるな(ピアノ)
HARUNA HIRAO PIANO COSMOS in 2021
(1)平尾貴四男:ピアノのためのソナチネ(1951)
(2)ラザール・レヴィ:子守唄
(3)モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
(4)同:ロンド ニ長調 K.485
(5)同:ロンド イ短調 K.511
(6)ハイドン:ピアノ・ソナタ ヘ短調
(小ディヴェルティメント、変奏曲)Hob.
XVIIの6
(7)サティ:ジムノペディ第1番
(8)同:3つのグノッシエンヌ
(9)プーランク:アルバムの綴り
(10)プーランク:
即興曲第13番/第14番/第15番「エディット・ピアフを讃えて」 |
平尾はるな(ピアノ)
ベーゼンドルファー・インペリアル使用 |
生誕80年記念。神業のような自然で薫り高いピアニズム。円熟のリサイタル
録音:2021年6月24日/東京文化会館小ホール(セッション)(3)(4)(5)、2021年5月30日/東京文化会館小ホール(ライブ)(1)(2)(6)-(10)
今年2022年に80歳を迎え、円熟の至芸を聴かせてくれる平尾はるな。日本の最新ピアノ曲を熱心にとりあげ紹介につとめていました。
7歳より安川加壽子女史のもとでレヴィ流のピアノ奏法を伝授され、パリ音楽院でジョゼフ・ベンヴェヌッティに薫陶を受けただけに、今日貴重となった薫り高い純フランスの奏法を聴かせてくれます。
ここでは父・平尾貴四男晩年の秘曲「ソナチネ」と恩師レヴィの作曲という、ともに縁の深い楽曲から始まり、自在なモーツァルト、平和への祈りを込めたハイドン、そしてサティ、プーランクまで、いずれも明快で透明な作品ばかりでパワーを与えてくれるかのよう。
2021年ベーゼンドルファー公認アーティストになった平尾はるなが愛する銘器、「ベーゼンドルファー・インペリアル」で奏でるフランス・ピアニズムの伝統をご堪能ください。
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CONTINUO CLASSICS(国内仕様盤)
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KKC 6525
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000
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ピエール・レネールと広瀬悦子
情熱~クララ・シューマン、ブラームス、ヨアヒム
(1)ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調
Op.120-1
(2)ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調
Op.120-2
(3)クララ・シューマン:3つのロマンス
(4)ヨアヒム:ヘブライの旋律(全3曲)
(5)ヨアヒム:ロマンス |
ピエール・レネール(ヴィオラ)
広瀬悦子(ピアノ) |
輸入盤発売済み。
日本語解説書付、ピエール・レネールと広瀬悦子がブラームス晩年の深遠な世界を描く
セッション録音:2021年3月/スタジオ・ゼクエンツァ/DDD、ディジパック仕様、77'39、
[CONTINUO CLASSICS]CC777.743、輸入盤・日本語帯・解説付
【解説、訳:広瀬悦子】
広瀬悦子Continuo Classics レーベル初登場!広瀬といえばフランス作品や、技巧的なロシア作品のイメージがありますが、ドイツ作品でも正確で格調高い演奏を聴かせます。
今回は1966年生まれのフランスのベテラン・ヴィオラ奏者ピエール・レネールとの共演。レネールはカシュカシア、バシュメトに師事し、パリ・バスティーユ管弦楽団の奏者を務めています。これまでのディスクはパガニーニの「24のカプリス」全曲や、ヴュータンのヴィオラとピアノのための作品全集など技巧的作品や珍品が中心でした。今回は珍しくドイツ作品、それもブラームス最晩年のソナタに挑戦しています。さらにクララ・シューマンの「3つのロマンス」、ヨアヒムのオリジナル作品「ヘブライの旋律」なども加え、作品・人間的に強い関係のあった3者を一堂に会しています。
ブラームスの2篇のヴィオラ・ソナタは1894-5
年にクラリネット・ソナタとして書かれ、作曲者本人によりヴィオラ版が作られました。同じ曲ではありますが、重音が可能なヴィオラゆえ和音奏法が現れる点でクラリネット版とは趣を異にしています。
レネールのヴィオラは深い音色が魅力。またたっぷりとした歌いまわしも見事で、ブラームスの緩徐楽章やクララおよびヨアヒム作品の旋律美に陶然とさせられます。
ブラームスもクララ・シューマンもピアニストだったため、ピアノ・パートが難しく書かれていますが、広瀬悦子は雄弁かつ華麗な演奏を披露。渋いはずの世界に独特の色合いを添えています。
国内仕様盤にはオリジナル・ブックレットを広瀬悦子が訳した日本語解説書付です。
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HUNGAROTON(国内仕様盤)
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KKC 6523
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
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カペラ・サヴァリアがテレマンの二重&三重協奏曲を録音!
テレマン:
(1)リコーダーとフルートのための協奏曲
ホ短調 TWV 52:e1
(2)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調
TWV 52:C2
(3)2つのヴィオラのための協奏曲 ト長調
TWV 52:G3
(4)フルートとヴァイオリンのための協奏曲
ホ短調 TWV 52:e3
(5)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調
TWV 52:G2
「ダルムシュタット・コンチェルト」
(6)3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調
TWV 53:F1 |
ジョルト・カッロー
(指揮、(2)(4)(5)(6)ヴァイオリン、(3)ヴィオラ)
(2)(5)(6)ラースロー・パウリク(ヴァイオリン)
(6)ダーニエル・パップ(ヴァイオリン)
(3)ガーボル・ラーツ(ヴィオラ)
(1)ガーボル・プレホファー(リコーダー)
(1)(4)アンドレア・ベルタラン(フルート) |
輸入盤発売済み。
日本語解説書付、歴史あるオリジナル楽器アンサンブル、カペラ・サヴァリアがテレマンの二重&三重協奏曲を録音!
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用
a'=415Hz)セッション
録音:2020年8月20-22日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)/DDD、62'51、
[HUNGAROTON]HCD.32860、輸入盤・日本語帯・解説付
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。HUNGAROTON
レーベルより積極的なリリースが続いておりますが当アルバムではテレマンを取り上げました。
多作で知られるテレマン。ここでは2つまたは3つの独奏楽器のための協奏曲を録音しました。
テレマンは複数の楽器を独奏させることで聴衆を楽しませる創意工夫をしており、ここに聴く協奏曲でもそれぞれの独奏楽器の個性が光ります。
当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体。
これまでに数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなどその高水準の演奏には定評があります。カッロー率いる当団は極めて端正で硬派な演奏スタイルが特徴で溶け合うようなアンサンブルが魅力です。
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