≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2022/10/4~
10/7(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2569
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ジュリアン・アズクール率いるユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ
渾身のチャイコフスキー!
チャイコフスキー:
(1)弦楽セレナーデOp.48
(2)弦楽四重奏曲第1番Op.11~アンダンテ・カンタービレ(アズクール編)
(3)弦楽六重奏曲Op.70「フィレンツェの思い出」(アズクール編)
(4)眠る前に夢見て(1963/4)( アズクール編) |
ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ
ジュリアン・アズクール(リーダー) |
若い弦楽アンサンブルが渾身のチャイコフスキー!!
録音:2020年8月12-13日(1)(4)、2021年11月9-10日(2)(3)/セントサイラス教会(ケンティッシュタウン。ロンドン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、77'50"
SACDハイブリッド盤。
レバノン系イギリス人ヴァイオリニスト、ジュリアン・アズクール率いるユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ。
民族を問わぬ若い奏者を集めたロンドンの団体で、BISレーベルからこれまで2枚のコンセプト・アルバムをリリースしましたが、今回は単独の作曲家チャイコフスキーに捧げるアルバム。
弦楽オーケストラのオリジナルは「弦楽セレナーデ」のみで、他はアズクールがこの団体のために編曲しました。
セレナーデを含め、いずれも第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1という編成で、チェロ以外は起立で演奏するという古楽アンサンブルのような様相を見せています。
「フィレンツェの思い出」の急速なユニゾン的動きも恐ろしいまでの精度と緊張感で、チャイコフスキーの心の闇を垣間見せてくれます。
つややかで迫力ある弦の世界をBISならではの高音質録音がとらえ、オーディオ的にも最適。
最後にチャイコフスキー学生時代の最初期作「眠る前に夢見て」が収められているのも感動的。
もとは聖歌風な無伴奏混声合唱曲ですが、アズクールの巧みな編曲で弦楽器の音色と良くあっています。
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HAENSSLER
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「SCHUBERT THE STRING QUARTETS PROJECT 2」
(1)フランツ・シューベルト(1797-1828):
弦楽四重奏曲第9番 ト短調D.173
(2)シューベルト:弦楽四重奏曲第7番 ニ長調
D.94
(3)ステファン・ヨハネス・ハンケ(1984-):
「熱きスケッチ」~シューベルトへのオマージュ(2021)
(4)シューベルト:弦楽四重奏曲第6番 ニ長調
D.74 |
アリンデ弦楽四重奏団
【エウジェーニア・オッタヴィアーノ(第1ヴァイオリン)、
グッリエルモ・ダンドーロ・マルケージ(第2ヴァイオリン)、
エリン・カービー(ヴィオラ)、
バルトロメオ・ダンドーロ・マルケージ(チェロ)】 |
2028年のシューベルト歿後200周年を目指した大企画!新進気鋭のアリンデ弦楽四重奏団によるシューベルトの弦楽四重奏曲集第2弾!
セッション録音:(1)(2)(4)2021年11月2-4日/ハウス・デス・ルンドフンクス(ベルリン)、(3)年12月18日/ドイッチュラン
トフンク・カンマームジークザール(ケルン)/DDD、71'24
シューベルトの歌曲からその名が付けられた2018年結成のクヮルテット、アリンデ弦楽四重奏団が2028年のシューベルト歿後200周年を目指して録音を進めている一大企画。
当シリーズではシューベルトの作品に挟み委嘱作も録音していきます。
第2弾となる当アルバムには弦楽四重奏曲第6、7、9番とステファン・ヨハネス・ハンケ(SJハンケ)の委嘱作で構成。
SJハンケは1984年ドイツ、レーゲンスブルク生まれ。2020年のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でヒンデミス賞を受賞するなど今注目の作曲家で、オペラやミュージカルなど意欲作を次々と発表しています。
当企画の委嘱作「熱きスケッチ」~シューベルトへのオマージュ(2021)ではシューベルトへの愛のつまった熱き内容。
アリンデ弦楽四重奏団に捧げたシューベルトのプロジェクトにふさわしい作品です。第1弾(HC-19071)も絶賛発売中です。
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KLARTHE
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バッハの名作を21世紀風に変奏
32の変奏曲
J.S.バッハ/ジャン=フィリップ・オーダン:
アレルヤのグラフィティ
(バッハの無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲による32の変奏) |
ジャン=フィリップ・オーダン(チェロ)
スタジオ・ダヴー(パリ) |
これは面白い! バッハの名作を21世紀風に変奏
クラシックのみならず映画や軽音楽の分野でも活躍するチェロ奏者ジャン=フィリップ・オーダン。
彼がJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第1番の前奏曲に基づく32の変奏を作る興味深いアルバム。
この曲はチェロ音楽史最大の名作とされるバッハの連作組曲を開始する重要な作品ですが、その魅力的な調べは映画やCM
などにも用いられています。
それどころかコンサートで何度も演奏したオーダン自身の印象では、続く数々の舞曲はこの曲ほど聴衆に喜ばれていないようで、ならばこれを主題に時空を超えた変奏曲を作ろうと決めました。
各変奏はト長調に固定し、どのチェロのメソードにもないテクニックを駆使しています。
曲想もアフリカ風、インド風、サルサ風、中国風からHCAB(BACH
を逆さにしたもの)まで抱腹絶倒。オーダンの才気煥発ぶりを味わえます。
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プレルーディオ
(1)ドメニコ・ガブリエリ:
7つのリチェルカーレ&グバイドゥーリナ:10の前奏曲
(2)ブノワ・メニュ:後奏曲(2017)
(3)J.S.バッハ:6つの無伴奏チェロ組曲~前奏曲(全6曲) |
パトリック・ランゴ(チェロ)
【(1)のガブリエリ作品:
5弦バロック・ヴィオロンチェロ・ピッコロ
(2011年レイラ・バルベデッテ作)、
(3):バロック・チェロ「アルルカン」
(1700年頃作者不詳)、
(1)のグバイドゥーリナと(2):
1829年ベルナルデル父作】 |
古楽と現代を絶妙にブレンド
録音:2017年11月23-25日/ノートルダム寺院
シントニア五重奏団の創始者であり、独奏者としても活躍するフランスのチェリスト、パトリック・ランゴ初のソロ・アルバム。
3つの楽器を使い分け、バロックと現代の無伴奏チェロ作品を美しく融合させています。
約300年の開きがあるドメニコ・ガブリエリ7
曲とグバイドゥーリナ10曲の無伴奏作品を、絶妙に並べ、さらにブノワ・メニュ最新の後奏曲をチェロの最も有名な作品であるJ.S.バッハの6つの組曲から前奏曲だけ披露するというアイディア。
バロックから現在への旅に導いてくれます。
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カロル・ベッファ:命のなかで
(1)深き淵より~混声合唱とヴィオラのための
(2)至点~ピアノのための
(3)冬のセレナード~ピアノのための
(4)アポリネールの2つの詩~ソプラノとピアノのための
(5)忘れられた街~ピアノのための
(6)命のなかで~混声合唱のための
(7)歩み半ばで~ピアノのための
(8)ロッキングチェア~ピアノのための
(9)中国断章(全4曲)~ソプラノとピアノのための
(10)自画像~ピアノのための |
カロル・ベッファ(ピアノ)
ジャンヌ・ジェラール(ソプラノ)(4)(9)
アルノ・トレット(ヴィオラ)(1)
リオネル・ソー(指揮)
命のなかで合唱団 |
俳優としても活躍したカロル・ベッファ癒しの世界
録音:2020年9月7日/スタジオ・セクスタン
1973年生まれのポーランド系フランス人作曲家カロル・ベッファ。作曲のみならずピアニスト、俳優としても知られる才人。
作曲家としては前衛性よりもヒーリング系の音楽を生み出しています。
バレエ用に書かれた「深き淵より」と「命のなかで」は合唱作品。
また同じポーランド系の出自ゆえか大好きだというアポリネールの詩につけた歌曲も聴きもの。
ピアノ曲ではベッファの名手ぶりが光りますが、「自画像」は自分の名BEFFA
(B♭-ミ-ファ-ファ-ラ)の音名象徴に基づいています。
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「ヴィア・ドロローサ」
(1) ウィリアム・バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
(2)アントニオ・ロッティ:十字架に架けられて
(3)ドメニコ・スカルラッティ:スターバト・マーテル
(4)ヘンリー・パーセル:主よ、われらの罪を思い出したもうことなかれ
(5)グレゴリオ・アレグリ-トンマーゾ・バイ:ミゼレーレ |
アンサンブル・ゼーネ
ブリュノ・ケレ=ボジャール(指揮) |
清く透き通る歌声。アンサンブル・ゼーネがおくる聖母マリアの苦悩をめぐる瞑想的な旅
セッション録音:2017年4月25-27日/ベネディクト修道院、ボン・セクール(パリ)/DDD、ディジパック仕様
ルネサンスとバロックの見事な融合といえるスカルラッティの10声のための「スターバト・マーテル」は、新約聖書の4つの福音書の記述やキリスト教の伝承などから想定されるイエスの最後の歩みを意味する「ヴィア・ドロローサ」の代表的な作品です。
当アルバムは聖母マリアの苦悩をめぐる瞑想的な旅をテーマに「スターバト・マーテル」を中心にパーセル、ロッティ、バード、アレグリで構成。
あたかも聖母マリアの受難曲のような雰囲気をアンサンブル・ゼーネのこの上なく清く透き通る歌声で作り出しています。
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SUPRAPHON
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ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)
「クリスマス・アルバム」
(1)ヴィヴァルディ:「冬」Op.8- RV297より
第1楽章「アレグロ・ノン・モルト」
(2)J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア
(3)ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
(4)バーバー:アダージョ
(5)ウェイド:「神の御子は今宵しも」
(6)「鐘のキャロル」(ウクライナ民謡)
(7)ヴィヴァルディ:「冬」Op.8- RV297より第2楽章「ラルゴ」
(8)グルーバー:きよしこの夜
(9)ラター:天使のキャロル
(10)ピアソラ:アヴェ・マリア
(11)ミフナ:「眠ってほしい」
(12)J.S.バッハ:パストラーレ ヘ長調 BWV590より「アリア」
(13)ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
(14)スコリク:メロディア
(15)ヴィヴァルディ:「冬」Op.8- RV297より第3楽章「アレグロ」
(16)ハイブラー:あのクリスマス・イブ
(17)ドヴォルザーク:アヴェ・マリア |
ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)
アルティメット・W・バンド
【ゲスト出演:
パトリツィア・ヤネチュコヴァー(ソプラノ)】 |
ソプラノ歌手ヤネチュコヴァーがゲスト参加!実力派オーボエ奏者ヴェヴェルカが豊かな音色で魅了するクリスマス・アルバム!
セッション録音:2022年5月14-16日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)/DDD、59'22
チェコを代表する実力派オーボエ奏者ヴィレム・ヴェヴェルカが可変アンサンブル、アルティメット・W・バンド、ソプラノ歌手パトリツィア・ヤネチュコヴァーとの共演で送る「クリスマス・アルバム」の登場!
プラハ音楽院で学び、ジャン=ルイ・カペツァリに師事したヴェヴェルカは2003年日本で開催された第7回国際オーボエ・コンクール・軽井沢で1
位を獲得。
その後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ世界有数のオーケストラと共演しキャリアを積んできました。
また故クラウディオ・アバドにより設立されたグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の一員として活躍し、アバドの厚い信頼を得ておりました。
録音も積極的で、スプラフォン・レーベルからのソロのデビュー盤「テレマン、ブリテン:無伴奏オーボエ作品集」(SU-4121)で注目され、その後「ヴィヴァルディ、テレマン、J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集」(SU-4188)、ハープ奏者カテジナ・エングリホヴァーとの「インプレッションズ」(SU-4212)、そしてアンサンブル・ベルリン・プラハのメンバーとして「ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ」(SU-4239)、クロスオーバー・アルバム「ネクスト・ホライゾン」(SU-4286)など、充実のレパートリーを録音しております。
当アルバムでは「きよしこの夜」、「神の御子は今宵しも」などのクリスマス定番曲はもちろんのこと、ヴィヴァルディ、ピアソラなど冬にまつわる作品を豊かなオーボエの音色で魅了します。
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トゥーマの音楽
テ・デウム、シンフォニア、ミサ「貧しき者の父」
トゥーマ:
(1)テ・デウム(1745)
(2)シンフォニア
(3)ミサ「貧しき者の父」(1736) |
ロマナ・クルジーコヴァー(ソプラノ)
パヴラ・ラドストヴァー(ソプラノ)
モニカ・ヤゲロヴァー(アルト)
ヤクブ・クビーン(テノール)
イジー・ミロスラフ・プロチャーツカ(バス)
チェコ・アンサンブル・バロック合唱団
チェコ・アンサンブル・バロック
ロマン・ヴァーレク(指揮) |
祝祭に彩られたトゥーマの音楽。テ・デウム、シンフォニア、ミサ「貧しき者の父」すべて世界初録音!
セッション録音:2022年6月16-20日/聖ミカエル教会(ズノイモ)/DDD、54'11
名団体チェコ・アンサンブル・バロックによるフランティシェク・イグナーツ・アントニン・トゥーマ(1704-1774)の作品の世界初録音。
前作「レクイエム、ミゼレーレ」(SU-4300)に続く当アルバムはテ・デウム(1745)、シンフォニア、ミサ「貧しき者の父」(1736)です。
トゥーマはゼレンカやムファットと並ぶフックスの最も優れた弟子の1人として知られ、当時の政治的、社会的エリートと肩を並べる存在で、ウィーンではトゥーマの作品がハイドンやモーツァルトなど当時の若手作曲家の手本となるなど、高い評価を得ていました。
1745年作曲の「テ・デウム」は、オーバーエスターライヒのシトー会ヴィルヘリング修道院のために作曲され、聖体祭の祝典で当時何度も演奏されていた記録があります。
シンフォニアは晩年、プレモントレ修道会のために作曲されました。
ここに収録した祝祭音楽は、トゥーマの豊かな才能を証明する特筆すべき作品です。
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THE CHOIR OF KING’S COLLEGE
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KGS 0066
(2CD)
¥3000
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パーカー・ラムゼイ(ハープ)
The Street
[CD1]
J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調
BWV 826
ニコ・ムーリー作曲、アリス・グッドマン台本:The
Street(道)
※ハープ独奏版
[CD2]
ニコ・ムーリー作曲、アリス・グッドマン台本:The
Street(道)
※語り、合唱を伴うフル・ヴァージョン |
パーカー・ラムゼイ(ハープ)
ロージー・ヒラル(語り)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ダニエル・ハイド(音楽監督) |
注目ハープ奏者ラムゼイ、第2弾!ハープ独奏によるパルティータ第2番とキリストの最後の日々を描いた音楽絵巻「The
Street」
録音:2021年4月25-27, 29,30日/キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)
The Choir of King's Collegeの新譜は、同カレッジの卒業生であるハープ奏者、パーカー・ラムゼイの2枚目のアルバム。
近年評価の高まっている作曲家ニコ・ムーリー作曲、アリス・グッドマン台本による、「The
Street」です。
キリストが十字架につけられるまでの「道のり」である14の留(磔刑の宣告を受け、十字架にかけられ亡くなるまでを14の場面であらわしたもの)に沿って、キリストの最後の日々を、ハープ独奏、語り、そして聖歌という3つの要素で崇高な美しさで物語っていきます。また、ハープ独奏のためのバージョンも収録されています。
当盤のもうひとつの注目は、ゴルトベルク変奏曲(KGS.0049)をハープで演奏して世界から注目を浴びたラムゼイの第2弾ということで、鍵盤のための「パルティータ第2番
ハ短調 BWV 826」が収録されていること。
パルティータ第2番のシンフォニアはフランス風序曲のリズムで幕を開けますが、このリズムは「王の入城」、つまりキリストがエルサレムに入る場面を表しているともいえ、この「The
Street」への導入としてもまことにふさわしい選曲といえるでしょう。チャペルのたぐいまれなる豊かな残響を生かした素晴らしい録音にも注目です。
=パーカー・ラムゼイ=
アメリカ人として初めてキングズ・カレッジでオルガン奨学生(2010-2013)
となる。アメリカのオーバーリン音楽院では歴史的鍵盤楽器の研究を修めた。
ジュリアード音楽院で学び、イザベル・ペラン、シヴァン・マーゲン(ニューヨーク・フィル奏者)らに師事。現代ハープ、古楽ハープの両方を演奏する。キングズのオルガン奨学生は、礼拝での演奏のほか、時によっては合唱隊を指揮するなど様々な能力が要求されるが、ラムゼイはそのどれもに優れた能力を発揮し、6回の世界ツアー、さらにレコーディングにも4回参加した。
コンセルトヘボウ、ロイヤル・アルバート・ホールなど世界的なホールでも演奏している上、新作初演も多数手がけている。
=ニコ・ミューリー=
1981年生まれのアメリカの作曲家。コロンビア大学でイギリス文学を、ジュリアード音楽院で作曲を学ぶ。
オーケストラ作品などから劇中音楽、映画音楽まで幅広く手掛け、2018年にMETで上演された「マーニー」(ヒッチコックの同名映画に基づく作品)、2020年放送の国際共同制作ドラマ「太陽の子」など、舞台からオーケストラから放送まで、国際的に幅広く活躍。
=アリス・グッドマン(台本)=
1958年ミネソタ生まれ。ハーバードおよびケンブリッジ大学で学ぶ。1985年にピーター・セラーズに依頼され、ジョン・アダムズのオペラ「ニクソン・イン・チャイナ」の台本を執筆。
その後も様々な作品の台本を手掛けている。ケンブリッジシャーにある3つの学区の学長を務める。
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DUX
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オマージュ
ジャン・アプシル(1893-1974):5声の協奏曲
Op.38
ジャック・ピロワ(1877-1935):5つの俳諧
タンスマン:室内ソナチネ
ジャン・イヴ・ダニエル=ルシュール(1908-2002):中世組曲 |
クラクフ・ハープ五重奏団 |
パリ器楽五重奏団へのオマージュ!
クラクフ・ハープ五重奏団は、2019年に設立されハープ、フルート、弦楽三重奏という編成で構成され、ポーランドの室内楽団の中でも珍しい組み合わせとなっています。
このアルバムはクラクフ・ハープ五重奏団と同じ編成であり創立100年を迎える「パリ器楽五重奏団」と関連のあった作曲家たちへのオマージュです。
フランスの印象派、日本文化、20世紀のポーランド音楽など様々な様式に影響された曲集となっています。
※録音:2021年8月23日-26日
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ジェレンスキ:ピアノ作品集と歌曲集
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1831-1921):
1. 幻想的アレグロ《夢》Op.15/2. 牧歌
Op.63-2/
3-5. Wiazanie dla buni/6. マズルカ Op.31-1/
7. マズルカ Op.31-2/8. 空想 Op.48/
9. Opuszczona Op.10-3/10. Teschnota
Oo.25-3/
11. Zazulka Op.10-1/12. 真夏の夜の夢
Op.23-1/
13. Slowiczku moj/14. 優雅な女の子 Op.25-5/
15. Co bym ci chciala dac Op.25-6/
16. Mlodo zaswatana Op.19-1/17. Czarna
sukienka Op.12-1/
18. Marsz uroczysty ku czci Mickiewicza
Op.44/
19. ショパンの影/20. Wspomnienie Op.8-3 |
マリア・ガブリス=ヘイク(ピアノ)
マルタ・トリブレツ(ソプラノ、9-17,19-20) |
音楽教師として活躍しクラクフ音楽アカデミーの院長としても活躍したポーランドの作曲家、ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1831-1921)。
彼が遺したピアノ曲と歌曲の著名な作品と、最近発見された作品をこのアルバムでは収録しています。
ジェレンスキは交響曲を始めとした管弦楽作品の他、特に声楽作品を多く作曲しました。
※録音:2021年
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インユニティ ~ グダニスクからの現代音楽Vol.3
タデウシュ・ディクサ(b.1983):序曲(管弦楽のための)(2019)
アンジェイ・ジャデク(b.1957):ワルツ風(管弦楽のための)(2019)
ピオトル・イェンジェイチク(b.1993):
フルートと弦楽オーケストラのための音楽
マレク・チェルニェヴィチ(b.1974):
モイラ(金管6重奏と管弦楽のための)(2018/2021)
カミル・チェシリク(b.1991):
マルチミラー(ピアノと管弦楽のための)(2021)
クシシュトフ・オルチャク(b.1956):
エニー・ケース...(ソプラノと室内オーケストラのための)(2017) |
グダニスク・スタニスワフ・モニューシュコ音楽アカデミー交響楽団
シルヴィア・ヤニャク=コビリンスカ(指揮)、他 |
ポーランド最大の港湾都市であるグダニスクの音楽アカデミーに関係する現代作曲家たちの作品を集めたアルバム。
ここ10年間に作曲された作品ばかりでポーランド音楽の今を収録しています。
バロック音楽や、ジャズにポピュラー音楽、そしてウィーンのワルツなど様々なジャンルからインスピレーションを受けた作品の数々が並びます。
※録音:2021年11月
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ガリアーノ:オパール協奏曲 ~ アコーディオン協奏曲集
リシャール・ガリアーノ(b.1950):オパール協奏曲(1994)
ブロニスワフ・カジミエシュ・プシビルスキ(1941-2011):
コンチェルト・クラシコ(1986)
クシシュトフ・オルチャク (b.1956):協奏曲(1989) |
ミハウ・ガイダ(アコーディオン)
コーオペラ管弦楽団
アダム・ドムラット(指揮) |
イタリアのアコーディオン奏者の巨匠リシャール・ガリアーノの「オパール協奏曲」は、ジャズやタンゴの要素を用いて非常にエネルギッシュな曲調に仕上がっています。
アコーディオン奏者のミハウ・ガイダは7歳からアコーディオンを始めました。
2019年にウィーン国際コンクールで1位、マンハッタン国際音楽コンクールで金賞を受賞しているガイダは、アメリカのカーネギーホールやベルリンのフィルハーモニーでも演奏経験があり、ポーランドを中心にニューヨーク、バージニア、アーカンソー、韓国、日本など世界中で演奏活動を行っています。
※録音:2017年8月
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フェニックス2020 |
マクシム・ジェミンスキ(ピアノ) |
コールドプレイ:Everglow/
ジェームズ・アーサー:Impossible/アデル:When
We Were Young/
レディー・ガガ/ブラッドリー・クーパー:Shallow/マイリー・サイラス:Wrecking
Ball/
スティング:Fragile/ライオネル・リッチー:Hello/
ピーター・ガブリエル/ケイト・ブッシュ:Don't
Give Up/
コールドプレイ:Scientist/レディー・ガガ:Always
Remember Us This Way/
デペッシュ・モード:Enjoy the Silence/マイケル・ジャクソン:I
Just Can't Stop Loving You/
サム・スミス:Writing's on the Wall/ジョー・コッカー:You
Are So Beautiful/
R.ケリー:I Believe I Can Fly/シーア:Chandelier/
レディー・ガガ/ブラッドリー・クーパー:I'll
Never Love Again/
デペッシュ・モード:Sometimes/
ABBA:The Winner Takes It All/
USAフォー・アフリカ:We Are the World/
ホイットニー・ヒューストン:Run to You/クイーン:Who
Wants to Live Forever |
ピアノ・アレンジで奏でるポップスの名曲を散りばめた感動的なプログラム!
ポーランド出身のピアニスト、マクシム・ジェミンスキによるポップスの名曲を散りばめた感動的なプログラム。
ジェミンスキは、キェルツェ音楽学校とクラクフ音楽院でピアノを学び、これまでにポーランド国内の多くのコンクールで上位入賞や、ソリストとして中国・ポーランド文化の一環としてサンドミェシュ城で開催されたコンサート出演、室内楽奏者として、ベルリン・フィルとも共演をしています。
RMF CLASSICの後援で2015年にリリースされたファースト・アルバム、「インセプション」(DUX1127)、映画音楽の新しい解釈を披露した2018年リリースのセカンド・アルバム「Maximus」(DUX1511)に続く第3弾は、ABBA、マイケル・ジャクソン、レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー、ホイットニー・ヒューストンなど、ポップス界を代表するアーティスト達の作品を洗練されたピアノ・アレンジで奏でます。
※録音:2020年2月20日-22日、フレデリック・ショパン・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
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バツェヴィチ/プロコフィエフ/ペルト:
ヴァイオリンとピアノのための作品集
バツェヴィチ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第4番
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
Op.80
ペルト:フラトレス(ヴァイオリンとピアノ版) |
スラミタ・シルボフスカ(ヴァイオリン)
ミハウ・フランチュス(ピアノ) |
カトヴィツェのカロル・ シマノフスキ音楽院で学び、2020年からは助教授として後進の指導にも力を注ぐスラミタ・シルボフスカ。
ピエール・アモイヤル、ギドン・クレーメル、ピンカス・ズーカーマンなどの優れた教育者の下で学び、これまでに、レグニツァで開催された国際「ヤング・パガニーニ」ヴァイオリン・コンクール第1位、若いヴァイオリニストのためのポーランド全国コンクール第1位など、多くのコンクールで上位入賞に輝く実力派です。
本アルバムでは、母国の作曲家、バツェヴィチのソナタを始め、プロコフィエフのソナタ、ティンティナブリ様式(単純な三和音をまるで一つの鐘のように鳴らす手法)による書法で生み出された、ペルトの作品の中で最も演奏頻度が高い作品でもあるフラトレス(原曲は室内アンサンブルのための作品ですが、ペルト自身によるヴァイオリンとピアノ版)を組み合わせています。
※録音:2021年6月24日-25日&28日-29日、カロル・シマノフスキ音楽院コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
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アレクサンドラ・ブレイザ:夜想曲風に ~
声楽とピアノのための作品集
アレクサンドラ・ブレイザ(b.1963):
イン・ア・ポアー・A/日本の鳥*/
ヌースへのオマージュ/
3つの歌*/夜想曲風に/雲**/
我が祖国にて**/ノモスのスタディ |
マウゴジャタ・フルヘ=ユルチク(ピアノ)
イリナ・ウシャノヴァ=ルドコ(ソプラノ)*
アダム・ザレンバ(バリトン)** |
ポーランドの現代作曲家、アレクサンドラ・ブレイザは、フェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽院で作曲と音楽理論を学び、これまでに、タデウシュ・バイルト若手作曲家コンクールで2度入賞、ニュー・ロンドン室内合唱団主催の国際作曲家コンクールでファイナリスト、カトヴィツェで開催された国際詩篇コンクールで第2位に輝くなど、多くのコンクールで入賞を果たしています。
本アルバムでは、ブレイザがメインとしているピアノ作品と、アート・ソング(ピアノ伴奏付き詩歌)を収録。
ピアノは、多くの現代作曲家の作品を初演してきたマウゴジャタ・フルヘ=ユルチク。ユルチクは、フェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽院と、ショパン音楽院ではタチアナ・シェバノワの下で研鑽を積み、7年間ティーチングアシスタントも務めています。
※録音:2021年(ポーランド)
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フェリクス・ノヴォヴィエイスキ:
オラトリオ《放蕩息子の帰還》
(オリジナル版/ドイツ語歌唱) |
アグニェシュカ・レーリス(メゾ・ソプラノ/母親)
アルノルト・ルトコフスキ(テノール/息子)
ウカシュ・コニェチュニ(バス/父親)
マレク・パヴェウェク(オルガン)
クラクフ・カロル・シマノフスキ・フィルハーモニー合唱団
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ・ヴァルミア=
マズリ・フィルハーモニー管弦楽団
ピオトル・スウコフスキ(指揮) |
ポーランド後期ロマン主義の作曲家、指揮者、教師、オルガン奏者、フェリクス・ノヴォヴィエイスキによる最初の大編成作品、オラトリオ
《放蕩息子の帰還》。
この作品は、ベルリンでマックス・ブルッフの下で研鑽を積んでいた1901年に作曲され、ローマ賞を受賞。1993年に世界初演がされました。
それ以降は、ほとんど上演される機会はありませんでしたが、合唱指揮者やオルガン奏者としての経験も活かされ、楽器の特性を多用途に用いたオーケストラの華々しく力強いサウンドと、旋律美溢れる合唱、オルガンの重厚なハーモニーの調和が見事に取れた作品です。
今日では、シマノフスキ、カルウォヴィチらと並び、ポーランドの同世代の作曲家として重要視されているノヴォヴィエイスキの大作が甦ります。
※録音:2020年9月&2021年6月(ポーランド)
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GRAND PIANO
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J.S.バッハ: 管弦楽組曲第1番 - 第4番
(E.バインドマンによる4手ピアノ編)(2022)
管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV 1068(1731頃)
1. I. Ouverture/2. II. Air, "Air
on the G String"/
3. III. Gavotte I-II/4. IV. Bourree/5.
V. Gigue
管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV 1067(1738-39頃)
6. I. Ouverture/7. II. Rondeau/8.
III. Sarabande/
9. IV. Bourree I-II/10. V. Polonaise
- Double/
11. VI. Menuet/12. VII. Badinerie
管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV 1069(1825頃)
13. I. Ouverture/14. II. Bourree I-II/
15. III. Gavotte/16. IV. Menuet I-II/17.
V. Rejouissance
管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV 1066(1725以前)
18. I. Ouverture/19. II. Courante/20.
III. Gavotte I-II/
21. IV. Forlane/22. V. Menuet I-II/23.
VI. Bourree I-II/
24. VII. Passepied I-II
全て世界初録音 |
エレノア・バインドマン&
スーザン・ソボレフスキ
(ピアノ...Bosendorfer, No. 48862) |
録音: President Street Studios, Brooklyn,
New York(USA) 2022年4月2日...組曲第1番、第4番 2022年4月3日...組曲第2番、第3番
これまでにも「無伴奏チェロ組曲」や「ブランデンブルク協奏曲」などJ.S.バッハ作品をピアノ用にアレンジし、演奏してきたエレオノール・バインドマン。
今作では舞曲を中心としたバッハの名作「管弦楽組曲」の華やかな響きを、4手ピアノに置き換えることで、美しい旋律と巧みに施された対旋律を露わにしています。
通常のオーケストラ版とはまた違った味わいをお楽しみください。
※こちらのCDの収録時間は81分27秒と長時間になっているため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。予めご了承ください。
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ヤロミール・ヴァインベルガー(1896-1967):ピアノ作品集 |
ゴットリープ・ヴァリッシュ
(ピアノ...Steinway Model D) |
1. サラバンド(1916頃)
ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op. 4(1915)
2. I. Allegro passionato/3. II. Vivo
ironicamente/4. III. Introduzione: Moderato
- Fuga: Largo
ピアノ・ソナタ第3番 ト長調「スピネット・ソナタ」(1915)
5. I. Andantino/6. II. Menuett: Allegro
giusto/7. Finale: Rondo: Vivo/
8. Pavane pour Dulcinea de Toboso「トボソのドゥルシネア」のためのパヴァーヌ(1916)
9. Valses Nobles 高雅なワルツ(1921-22頃)
Gravures (Rytiny): 5 Preludes and Fugues 版画
- 5つの前奏曲とフーガ
10. Prelude No. 1: Andante - Fugue No.
1: Molto tranquillo
11. Prelude No. 2: Moderato - Fugue No.
2: Con moto
12. Prelude No. 3: Allegro - Fugue No.
3: Vivo
13. Prelude No. 4: Molto tranquillo -
Fugue No. 4: L'istesso tempo
14. Prelude No. 5: Vivo - Fugue No. 5:
Con moto
15. Mi-la-do ミーラード(1924)
歌劇《バグパイプ吹きシュヴァンダ》より3つの小品(1926)(G.ブラッサーによるピアノ編)
16. Furiant フリアント/17. Bohmischer
Tanz ジプシー舞曲 (Sousedska)/18. Polka
ポルカ
※全て世界初録音 |
録音: Klaus-von-Bismarck-Saal, WDR Funkhaus,Cologne(ドイツ) 2021年7月5-6日...1-4、8、9、15-15 2021年9月13-14日...5-7、10-14
プラハ生まれの作曲家ヤロミール・ヴァインベルガー(ヴァインベルゲルとも)のピアノ作品集。
20歳の時にドイツのライプツィヒ音楽院に留学してマックス・レーガーに作曲を師事、1927年には歌劇《バグパイプ吹きシュヴァンダ》の上演が世界的な大成功を収めたヴァインベルガーですが、10代の頃に作曲した一連のピアノ曲については、未だにあまり知られているとは言えません。
このアルバムに収録されたピアノ・ソナタ第2番と第3番はともに1915年の作品で、第2番はところどころ諧謔的な雰囲気を持ちながらも全体は陰鬱、対して第3番は新古典主義の軽妙さとフランス風の流麗さにを兼ね備えるといった対照的な作品に仕上がっています。
他には16世紀の舞曲の形式をとりいれたサラバンド、ワルツやパヴァーヌ、対位法の卓越した技術が垣間見える「版画-5つの前奏曲とフーガ」、そして彼の代表作となった《バグパイプ吹きシュヴァンダ》からの3つの小品など、才能あふれる若き作曲家の姿を彷彿させる作品がゴットリープ・ヴァリッシュの演奏でお楽しみいただけます。
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ONDINE
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天使の創造者
1. Angelov tvorche 天使の創造者(2021)
3つの聖なる賛歌(2019)
Companion piece to the eponymous composition
by AlfredSchnittke
2. Bogoroditse Devo, raduysia アヴェ・マリア
3. Isusova molitva 主たるイエス・キリスト
4. Otche nash われらの父よ
5. Koliskova 子守歌(2021)
6. Na strastnoy 情熱的に(2017) - 10話からなる2楽章の叙事詩
Companion composition to
Rachmaninov's All-Night Vigil, Op.
37
7. Tayna molchanya 沈黙の神秘(2019)
8. Miracle 奇蹟(2022) |
イエヴァ・サブロフスカ(ハープ)...5
ラトヴィア放送合唱団
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮) |
録音:リガ、聖ヨハネ教会(Sv. Jana baznica),
(ラトヴィア) 2019年3月18-19日...6、7 2020年1月8日...2-4 2022年1月19日...1 2022年5月12-13日...5、8
シグヴァルス・クラーヴァが指揮するラトヴィア放送合唱団の最新アルバムは、ウクライナ生まれの作曲家アルフレード・モモテンコ(モモテンコ=レヴィツキー)の合唱作品集です。
1970年生まれのモモテンコはリヴィウで生まれ、ソチ芸術大学とモスクワ文化芸術大学で学び、1990年に政治情勢が悪化したためオランダに移住、ブラパント音楽院でパーカッションの即興演奏を学び、ハーグ王立音楽院で更なる研鑽を積みました。
彼は管弦楽作品からオルガン曲、声楽のための作品などさまざまな分野の作品を書いていますが、合唱作品は何世紀にもわたる合唱音楽の伝統を受け継いだものが多く、一部ではアルフレート・シュニトケの影響も受けています。
このアルバムには2017年から2022年にかけて書かれた作品を収録、ロシア正教会の伝統的な聖歌であるズナメニ聖歌と現代の聖歌、この二つを採り入れた「天使の創造者」にはじまり、特色ある作品を聴くことができます。
キリストの生涯における重要なエピソードを元にした「3つの聖なる讃歌」はシュニトケの同名作品に倣ったもので、正教会のテキストに音楽をつけています。
その他、モモテンコ自身がウクライナ語でテキストを書いた女声とハープのための「子守歌」やラフマニノフの「徹夜祷」に倣った比較的規模の大きな「Na
strastnoy」、マリアのイコンへの問い掛けが続く「沈黙の神秘」、ヨーゼフ・ブロツキーの詩の英訳に曲を付けた「Miracle」の6作品を収録。
どの曲も刺激的な不協和音と、美しい全音階和声が交錯する豊かな響きが印象的です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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フルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン「英雄」
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
定番中の定番、フルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン「英雄」、新音源テープによる最終形が登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
録音:1952年11月26&27日/ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(録音セッション)/日本語帯・解説付
■制作者より
もはや説明不要の名盤、VPO とのベートーヴェン「英雄」。
2トラック、38センチ、オープンリール・テープによる復刻盤を一度GS-2158(2017年)で発売しましたが、その際は標準的なテープにコピーされたものを簡易に再生してマスタリングしたものでした。
それでも大好評でまたたく間に完売してしまいました。しかし、今回はその時に使用したテープを使い回さず、高品質のテープにプリントしたものを新たに取り寄せ、それを録音スタジオに持ち込み、全行程をプロ用の機かし、今回はその時に使用したテープを使い回さず、高品質のテープにプリントしたものを新たに取り寄せ、それを録音スタジオに持ち込み、全行程をプロ用の機5番、第6番「田園」、第7番も準備中です。ご期待下さい。
また、解説書もそれぞれ大幅に改訂しております。(平林
直哉)
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ワルターとVPO、フェリアー、パツァークによる
マーラー「大地の歌」
マーラー:「大地の歌」 |
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ワルターとVPO、フェリアー、パツァークによるマーラー「大地の歌」、遂に2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻登場!
録音:1952年5月15&16日/ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(録音セッション)/日本語帯・解説付
■制作者より
ワルターとウィーン・フィルによるマーラーの「大地の歌」は、レコード史上の金字塔とも言うべきもので、今さら特に説明を加えるまでもないと思います。
当シリーズではデッカの初期LP LXT2721/2を使用して復刻したGS-2019(2007年)がありましたが、テープ復刻を主流にして以来、ずっとこの演奏の2トラック、38センチのオープンリール・テープを探していました。
ところが2022年の夏、ようやく念願叶ってテープを発見、入手しました。音質は、感無量と言ったところです。
SACD も含めた競合盤は多数あり、何を今さらと思う人も多いかもしれません。確かに音質に関しては千差万別の受け取り方があるので一概には言えませんが、実際にこのCDを耳にした人の8割以上は、リリースの意義を理解していただけるものと思います。
なお、当CDには歌詞対訳は添付されておりません。ご了承下さい。(平林 直哉)
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ORFEO
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C230063
【再発売】
¥3500 →\3190
※品番変更再発売
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クーベリック(指揮)&バイエルン放送響
ヘンデル:歌劇《セルセ(クセルクセス)》 |
セルセ(クセルクセス): ペルシアの王...フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
アルサメネ: セルセの弟...ナーン・ペルド(テノール)
アマストレ(アメストリス)...ヘルタ・テッパー(コントラルト)
ロミルダ...ジーン・クック(メゾ・ソプラノ)
アタランタ...インゲボルク・ハルシュタイン(ソプラノ)
アリオダテス...カール・クリスティアン・ケーン(バス)
エルヴィーロ...マックス・プレープストル(バス)
バイエルン放送合唱団、
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮) |
旧品番 C47698DR
録音:1962年10月22-28日 Herkulessaal der
Munchner Residenz, Munchen(ドイツ)
指揮者ラファエル・クーベリックはヘンデルの作品を好み、彼が首席指揮者を務めていたバイエルン放送交響楽団でも作品をしばしば演奏しました。
「この1962年上演の歌劇《セルセ(クセルクセス)》は、ルドルフ・シュテクリヒが翻訳したドイツ語テキストを用いており、大英博物館に保存されていた自筆譜を参照しつつ、本来ソプラノ、もしくはメゾ・ソプラノが歌うクセルクセス役は、ここではテノールのために編曲されています。
タイトルロールには当時「100年に一人の美声」と評価されたフリッツ・ヴンダーリヒが起用され、期待にたがわぬ歌唱を披露。
クーベリックは楽器のヴィブラートを控えめに全体をきびきびとしたテンポで演奏し、当時の主流であった「ロマンティックで旋律をたっぷり歌わせるバロック音楽」とは一線を画すものとなっています。
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<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE
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4842204
(16CD)
\12000→\10990 |
サー・エイドリアン・ボールト~ザ・デッカ・レガシー
Vol.1 イギリス音楽集
《CD 1》
マルコム・アーノルド:
1-4) イングランド舞曲集第1集Op.27、5-8)
イングランド舞曲集第2集Op.33、
エルガー:
9) 朝の歌Op.15 No.2、10) 夜の歌Op.15 No.1、
11) 3つのバイエルン舞曲(1. The Dance/2.
Lullaby/3. The Marksmen)
【録音】1954年11月(1-4)、2月(9, 10)、10月(11)/
《CD 2》
1-3) エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
【演奏】アルフレード・カンポリ(ヴァイオリン)
【録音】1954年10月/
《CD 3》
1-8) ヴォーン・ウィリアムズ:海の交響曲
【演奏】イソベル・ベイリー(ソプラノ)、ジョン・キャメロン(バリトン)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団
【録音】1954年1月/
《CD 4》
1-4) ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第2番『ロンドン交響曲』
【録音】1952年1月/
《CD 5》
1-4) ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第3番『田園』
【録音】1952年12月/
《CD 6》
1-4) ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番ヘ短調
【録音】1953年12月/
《CD 7》
1-4) ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番
【録音】1953年12月/
《CD 8》
1-4) ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番ホ短調
【録音】1953年12月/
《CD 9》
1-5) ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第7番『南極交響曲』、
6) ボールトによるヴォーン・ウィリアムズの交響曲第9番の紹介、
7-10) ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第9番ホ短調
【演奏】サー・ジョン・ギールグッド(ナレーション)(1-5)、
マーガレット・リッチー(ソプラノ)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団(1-5)
【録音】1953年12月(1-5)、1959年(6)、1958年4月(7-10)/
《CD 10》
ヴォーン・ウィリアムズ:
1-4) 交響曲第8番ニ短調、5-8) 二重弦楽合奏のためのパルティータ
【録音】1956年9月(1-4)、11月(5-8)/
《CD 11》
ヴォーン・ウィリアムズ:
1-7) バレエ音楽『老いたコール王』
(1. Allegro moderato/2. Pipe Dance/3.Bowl
Dance/
4. Morris Jig/5. Folk Song/6. Folk
Tune/7. Solo Jig)、
8-12) 劇音楽『すずめばち』(アリストファネス組曲)
(第1曲:序曲/第2曲:間奏曲/第3曲:台所用具の行進曲/
第4曲:間奏曲/第5曲:バレエと終幕の場)
【録音】1953年9月(1-7)、1954年1月(8-12)/
《CD 12》
1-9) ヴォーン・ウィリアムズ:舞踏のための仮面劇『ヨブ』(第1場-第9場)
【録音】1954年1月/
《CD 13》
ウォルトン:
1) 序曲『ポーツマス・ポイント』、2) シエスタ、
3) 喜劇的序曲『スカピノ』、
4-9) バレエ組曲『賢いおとめたち』(J.S.バッハの作品からの編曲)
【録音】1954年10月/
《CD 14》
バターワース:
1) 狂詩曲『シャロップシャーの若者』、2)
緑の枝垂れ柳の岸辺、
3) バックス:ティンタジェル、
ホルスト:
4-6) バレエ組曲『どこまでも馬鹿な男』Op.39
(第1曲:導入部―地の精の踊り/
第2曲:水の精の踊り/第3曲:火の精の踊り)、
7) サマセット狂詩曲Op.21、8) スケルツォ、
9) 行進の歌(『2つの無言歌』Op.22より第2曲)
【録音】1954年11月(1-6)、1956年7月(7)、1955年12月(8,
9)/
《CD 15》
ホルスト:
1 ) イエスの賛歌Op.37、
2-4) バレエ組曲『どこまでも馬鹿な男』Op.39
(第1曲:導入部―地の精の踊り/第2曲:水の精の踊り/
第3曲:火の精の踊り)、
5) エグドン・ヒースOp.47、6) 田舎の歌(『2つの無言歌』Op.22より第1曲)
【演奏】BBCコーラス(1)
【録音】1962年3月(1)、1961年3月(2-6)/
《CD 16》
1-4) ハンフリー・サール:交響曲第1番Op.23、
マティアス・セイバー:
5) ヴィオラと小編成のオーケストラのためのエレジー、
6-8) 『若き日の芸術家の肖像』からの3つの断章
【演奏】
ピーター・ピアーズ(ナレーション)、ドリアン・シンガーズ(6-8)、
マティアス・セイバー(指揮)メロス・アンサンブル(6-8)、
【録音】1960年1月(1-4, 6-8)、3月(5) |
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(CD 1-CD 14, CD 15: 2-6, CD 16: 1-5)、
BBC交響楽団(CD 15: 1)
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イギリスの巨匠によるデッカ録音全集。第1集はイギリス音楽集。CD16枚組BOXセット
イギリスの巨匠サー・エイドリアン・ボールト(1889-1983)のデッカ録音全集がエロクァンスより3回に分けて発売されます。
第1弾はボールトが特に得意としていた「イギリス音楽集」です(第2弾は「バロック&宗教音楽集」、第3弾は「19世紀&20世紀音楽集」)。
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲や管弦楽曲を始め、グスターヴ・ホルスト、ウィリアム・ウォルトン、マルコム・アーノルド、ジョージ・バターワースなどの作品が収録されています。
ホルストの未発表録音4曲も含まれています。
ハンガリー生まれで後にイギリス市民となったマティアス・セイバーの『「若き日の芸術家の肖像」からの3つの断章』はピーター・ピアーズを語りに迎え、セイバー自身の指揮で録音されています。
録音は1950年代から60年代初めのもので、ほぼすべての演奏を当時ボールトが首席指揮者を務めていたロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が行っています。
CD16枚組BOXセット。限定盤。
【録音場所】ロンドン
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4842302
(13CD)
\11000→\9990 |
サー・エイドリアン・ボールト~ザ・デッカ・レガシー
Vol. 2 バロック&宗教音楽集
《CD 1-3》
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV56
【演奏】ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)、ノーマ・プロクター(コントラルト)、
ジョージ・マラン(テノール)、オーウェン・ブラニガン(バス)、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
【録音】1954年1月/
《CD 4-6》
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV56
【演奏】
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、グレース・バンブリー(メッゾ・ソプラノ)、
ケネス・マッケラー(テノール)、デイヴィッド・ウォード(バス)、
ロンドン交響合唱団、アラン・ストリンガー(トランペット)
【録音】1961年5月、8月/
《CD 7-8》
ヘンデル:牧歌劇『エイシスとガラテア』HWV49
【演奏】
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ピーター・ピアーズ、
デイヴィッド・ガリヴァー(テノール)、オーウェン・ブラニガン(バス)、
セント・アンソニー・シンガーズ、サーストン・ダート(通奏低音)
【録音】1959年5月、6月/
《CD 9》ケネス・マッケラー・リサイタル
ヘンデル:
1) 歌劇『セルセ』HWV40より「オンブラ・マイ・フ」、
2) 牧歌劇『エイシスとガラテア』HWV49より「Love
in her eyes sits playing」、
3) 歌劇『エジプト王トロメーオ』HWV25(英語版)より「静かなる祈り」、
4) オラトリオ『イェフタ』HWV70より「Deeper,
ane deeper still」、
5) オラトリオ『メサイア』HWV56より
「Comfort ye, my people ... Ev’ry
valley shall be exalted」、
6) オラトリオ『セメレ』HWV58より「そなたの赴くところ、何処にも」、
7) オラトリオ『マカベウスのユダ』HWV63より
「Thanks To My Brethren」、
8) オラトリオ『マカベウスのユダ』HWV63より
「My Arms! Against this gorgias ...
Sound an alarm」、
J.S.バッハ:
9) カンタータ『楽しき狩こそわが悦び』BWV208より「羊は安らかに草を食み」、
10) 管弦楽組曲第3番ニ長調より「エア」、
11) クラーク:トランペット・ヴォランタリー、
12) ブリテン:イギリス国歌(ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン)
【演奏】ケネス・マッケラー(テノール)(1-10)、
ネラー・ホール王立陸軍音楽学校トランペッターズ(11)、ロンドン交響合唱団(12)
【録音】1959年11月(1, 3, 5-7, 9 10,)、1960年5月(2,
4, 8)、1961年12月(11, 12)/
《CD 10》キャスリーン・フェリアー・リサイタル
J.S.バッハ:
1)『ミサ曲ロ短調』BWV232より「グローリア:父の右に座したもう主よ」、
2)『マタイ受難曲』BWV244より「懺悔と後悔の思いは」、
3)『ヨハネ受難曲』BWV245(英語版)より「All
is fulfilled」、
4)『ミサ曲ロ短調』BWV232より「アニュス・デイ」、
ヘンデル:
5) オラトリオ『サムソン』HWV57より「Return,
O God of hosts」、
6) オラトリオ『メサイア』HWV56より「シオンに良い知らせを伝える者よ」、
7) オラトリオ『マカベウスのユダ』HWV63より「天の父」、
8) オラトリオ『メサイア』HWV56より「He
was despised」
【演奏】キャスリーン・フェリアー(コントラルト)、マイケル・ドブソン(オーボエ・ダモーレ)(1)
【録音】1952年10月/
《CD 11》キャスリーン・フェリアー・リサイタル
J.S.バッハ:
1) 『ミサ曲ロ短調』BWV232より「グローリア:父の右に座したもう主よ」、
2)『マタイ受難曲』BWV244より「懺悔と後悔の思いは」、
3) 『ヨハネ受難曲』BWV245(英語版)より「All
is fulfilled」、
4) 『ミサ曲ロ短調』BWV232より「アニュス・デイ」、
ヘンデル:
5) オラトリオ『サムソン』HWV57より「Return,
O God of hosts」、
6) オラトリオ『メサイア』HWV56より「シオンに良い知らせを伝える者よ」、
7) オラトリオ『マカベウスのユダ』HWV63より「天の父」、
8) オラトリオ『メサイア』より「He was
despised」
【演奏】キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
【録音】1960年3月/
《CD 12》キルステン・フラグスタート・リサイタル
J.S.バッハ:
1) カンタータ『楽しき狩こそわが悦び』BWV208より「羊は安らかに草を食み」、
2)『マタイ受難曲』BWV244より「Break in
grief」、
3) カンタータ『心と口と行いと生活で』BWV147より「主よ、人の望みの喜びよ」、
4) G.H.シュテルツェル:御身が共にいるならば
(J.S.バッハ:『Bist du bei mir』BWV508)、
ヘンデル:
5) 歌劇『ラダミスト』HWV12より「崇高なる神々」、
6) 歌劇『ロデリンダ』HWV19より「あなたは不安なのですか?」、
7) オラトリオ『セメレ』HWV58より「おお眠りよ、なぜ私を見捨てるのか」、
8) オラトリオ『メサイア』HWV56より「主は羊飼いのようにその群れを養い」、
9) オラトリオ『メサイア』HWV56より「私は知る、私をあがなう者は生きておられる」、
10) 主への祈り(ウッドゲート、マコーマック編)
【演奏】キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
【録音】1956年12月/
《CD 13》キルステン・フラグスタート・リサイタル
メンデルスゾーン:
1) わが祈りを聞きたまえ、主よ、
2) オラトリオ『聖パウロ』Op.36より「エルサレムよ」(英語歌唱)、
3) グルーバー:きよしこの夜、
4) グノー:聖なる贖い主よ(悔悟)(英語歌唱)、
5) パリー:エルサレム、
6) ボルトニャンスキー:ユビラーテ、
7) ウェイド:おお、すべての忠実な崇拝者よ、
8) リドル:日暮れて四方は暗く
【演奏】キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
【録音】1957年4月 |
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(CD 1-CD 3, CD 10-CD 13)、
ロンドン交響楽団(CD 4-CD 6)、
フィロムジカ・オブ・ロンドン(CD 7-CD 8)、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
(CD 9: 1-10)、
ケネス・オルウィン(CD 9: 11)、
ベンジャミン・ブリテン(CD 9: 12)(指揮)
ロンドン交響楽団
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イギリスの巨匠によるデッカ録音全集。第2集はバロック&宗教音楽集。CD13枚組
イギリスの巨匠サー・エイドリアン・ボールト(1889-1983)のデッカ録音全集の第2集「バロック&宗教音楽集」です(第1集は「イギリス音楽集」、第3集は「19世紀&20世紀音楽集」)。
1954年と1961年録音のヘンデルの『メサイア』、ジョーン・サザーランド(ソプラノ)とピーター・ピアーズ(テノール)との1959年録音のヘンデルの歌劇『エイシスとガラテア』に、コントラルトのキャスリーン・フェリアー、ソプラノのキルステン・フラグスタート、テノールのケネス・マッケラーによるリサイタルを収録しています。
CD13枚組BOXセット。限定盤。
【録音場所】ロンドン
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4842284
(16CD)
\12000→\10990 |
サー・エイドリアン・ボールト~ザ・デッカ・レガシー
Vol. 3 「19世紀&20世紀音楽集」
《CD 1》
1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
【演奏】ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
【録音】1952年1月/
《CD 2》
1-3) ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
【演奏】フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
【録音】1954年2月/
《CD 3》
1-3) サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33、
4-6) ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
【演奏】ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
【録音】1953年12月(1-3)、11月(4-6)/
《CD 4》
1-3) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26、
4-6) ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22
【演奏】ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
【録音】1956年3月/
《CD 5》
チャイコフスキー:
1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、
4-7) 組曲第3番ト長調Op.55
【演奏】ミッシャ・エルマン(1-3)、ピエール・ネリーニ(4-7)(ヴァイオリン)
【録音】1954年7月(1-3)、1955年6月(4-7)/
《CD 6》
1-3) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64、
4-7) ブルッフ:スコットランド幻想曲Op.46
【演奏】アルフレード・カンポリ(ヴァイオリン)
【録音】1985年5月/
《CD 7》
1-5) チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調Op.29『ポーランド』
【録音】1956年2月/
《CD 8》
チャイコフスキー:
1) 大序曲『1812年』Op.49、
2) 幻想序曲『ハムレット』Op.67
【録音】1952年4月(1)、1月(2)/
《CD 9》
1-3) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1、
4-5) チャイコフスキー:協奏的幻想曲Op.56
【演奏】ピーター・ケイティン(ピアノ)
【録音】1958年2月/
《CD 10》
1-3) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18、
4) フランク:交響的変奏曲、
5) リトルフ:交響的協奏曲第4番Op.102
【演奏】クリフォード・カーゾン(ピアノ)
【録音】1955年6月(1-3)、12月(4)、1958年12月(5)/
《CD 11》
1-24) ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲Op.43、
25-38) ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲Op.25
【演奏】ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
【録音】1954年5月/
《CD 12》
1-25) ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲Op.43、
26-39) ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲Op.25
【演奏】ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
【録音】1959年5月(1-25)、1月(26-39)/
《CD 13》
1-4) ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
【録音】1956年7月/
《CD 14》
ラフマニノフ:
1-3) 交響曲第3番イ短調Op.44、
4) パガニーニの主題による変奏曲Op.43、
5) リムスキー=コルサコフ:『ロシアの復活祭』序曲Op.36
【録音】1956年7月(1-3)、1959年5月(4)、1957年5月(5)/
《CD 15》
プロコフィエフ:
1-5) 交響組曲『キージェ中尉』Op.60、
6-11) 組曲『3つのオレンジへの恋』Op.33bis
【録音】1955年6月/
《CD 16》
マーラー:
1-5) 亡き子をしのぶ歌
(第1曲:いま太陽が明るく昇る/第2曲:いま私には分かるのだ/
第3曲:おまえのお母さんが/第4曲:よく考える/
第5曲:こんなひどい嵐の日には)、
6-9) さすらう若者の歌
(第1曲:君がとつぐ日/第2曲:露しげき朝の野べに/
第3曲:灼熱せる短刀もて/第4曲:君が青きひとみ)
【演奏】キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
【録音】1957年5月 |
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(CD 1-CD 4, CD 5: 1-3, CD 6-CD 14、CD
15: 6-11)、
パリ音楽院管弦楽団
(CD 5: 4-7, CD 15: 1-5)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 16)
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イギリスの巨匠によるデッカ録音全集。第3集は19世紀&20世紀音楽集。CD16枚組
イギリスの巨匠サー・エイドリアン・ボールト(1889-1983)のデッカ録音全集の第3集「19世紀&20世紀音楽集」です(第1集は「イギリス音楽集」、第2集は「バロック&宗教音楽集」)。
ピアノのフリードリヒ・グルダ、ジュリアス・カッチェン、ピーター・ケイティン、クリフォード・カーゾン、ヴァイオリンのアルフレード・カンポリ、ミッシャ・エルマンといったソリストを迎え、比類ない協奏曲の共演者としてのボールトの演奏が聴かれます。
チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフなど、ロシア音楽も収録されています。CD16枚組BOXセット。限定盤。
【録音場所】ロンドン(CD 1-CD 4, CD 5:
1-3, CD 6-CD 14、CD 15: 6-11)、パリ(CD
5: 4-7, CD 15: 1-5)、ウィーン(CD 16)
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10/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENTUS MUSIC
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ACC 30564CD
(2CD)
¥3600
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ラーデマン&ゲヒンガー・カントライが遂に
《天地創造》を録音!
ハイドン:オラトリオ《天地創造》 |
ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
カタリーナ・ コンラーディ(ソプラノ)
ユリアン・ハベルマン(テノール)
トビアス・ベルント(バス) |
録音:2021年10月、ルートヴィヒスブルク
合唱指揮者として確固たる地位を築いているハンス=クリストフ・ラーデマンとゲヒンガー・カントライによるハイドン《天地創造》。
《天地創造》は晩年の2度にわたる英国滞在中に、《メサイア》などヘンデルの大作におおいに触発され着想した、その規模内容ともにハイドンの最高傑作といわれるオラトリオ。
旧約聖書の『創世記』と『詩篇』、ミルトンの『失楽園』をテキストの題材として、神による創造の第1日から第4日まで、生き物が出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場と、創世の七日間を時系列に沿って3部構成で描いています。
このように直截的にキリスト教的世界観で彩られた内容と、絵画的ともいうべき巧みな手法でわかりやすく活写される動物たちの魅力や、オーケストラや合唱が全体を通して活躍することから、欧米ではとりわけ人気も高く特別な作品として迎えられています。
ハンス=クリストフ・ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライは、2019年にヘンデルの《メサイア》、2020年にJ.S.バッハの《マタイ受難曲》と宗教曲の大作を次々に録音し、圧巻の演奏を聴かせてくれただけに、今回の《天地創造》も期待が高まります。
ソリストには、キルギス共和国出身のソプラノ、カタリーナ・
コンラーディ。
ドイツ国内を中心に欧州各地で活躍しているテノール、ユリアン・ハベルマン。ドレスデン聖十字架合唱団でボーイソプラノとして活動していた現在はバス歌手のトビアス・ベルントといった充実の歌手陣が揃い、見逃せない録音となっております。
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ARTHAUS MUSIK
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10 9452CD
(2CD)
¥4500 →\4190
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アンドレア・バッケッティ( ピアノ)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
CD1:前奏曲とフーガ 第1~12番BWV870-881
CD2:前奏曲とフーガ 第13~24番BWV882-893 |
アンドレア・バッケッティ( ピアノ) |
イタリア随一のバッハ弾きアンドレア・バッケッティによる平均律クラヴィーア曲集
使用楽器:ベーゼンドルファーコンサートグランド280VC
録音:2021年3月1,2日、ベルナレッジョ、イタリア/131分
イタリア随一のバッハ弾きアンドレア・バッケッティによる平均律クラヴィーア曲集の録音。
1742年に完成した第2巻は、比較的長い期間にわたって作曲されたもので、そのスタイルは室内楽やオルガン作品、前古典派を思わせるものなど、第
1 巻より多彩な作風がみてとれます。
バッケッティの鋭い洞察力と独特の感性が、唯一無二の演奏スタイルを生み出し、バッハの深淵を覗かせるような演奏を聴かせてくれます。
アンドレア・バッケッティは、1977年、イタリア・ジェノバ生まれ。11歳という若さでクラウディオ・シモーネ指揮のイ・ソリスティ・ヴェネティと共演を果たし、早くからピアニストとして頭角を現していました。
録音はイタリア・ソニーを中心に数多く行っており、2014年ソニー・クラシカルよりJ.S.バッハの「鍵盤作品全曲録音チクルス」、「フランス組曲(全曲)」が、2016年5月にはその第3弾となるJ.S.バッハの「ピアノ協奏曲全集」をリリース。
また、バッハのインヴェンションとシンフォニアのCD(DYNAMIC社)では、2011年4月のBBCミュージック・マガジンで"Discs
of the Month(月間最優秀賞)"に選出。
すでに廃盤
DYNAMICから出ていたゴールドベルク
海外在庫限り |
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バッハ:
ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ペツォールト(伝バッハ):メヌエット ト長調
コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」BWV.691
C.P.E.バッハ:行進曲 ト長調
ゴルトベルク変奏曲のアリア ト長調
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.846 |
アンドレア・バッケッティ(P) |
録音:2010 年1 月11 日/DDD、72'51
まるで風のようにさわやかで、なんだか弾いているのが楽しくてたまらない、というような演奏。戯れかおしゃべりか、そんな雰囲気なのである。
ゴールドベルクといえば本来は他愛無いBGM曲だったはずが、昨今では超絶技巧的対位法を用いた偉大なる音楽的遺産としてのしあがり、演奏するほうも聴くほうもいつしか襟を正して聴く作品になってしまった。
ところが、このバッケッティ。もう1回この曲をかるーい出し物に変えてくれた。
風の戯れか、蝶の乱舞か、いやいやもっと卑近な感じ。ウサギがピョンピョン飛び跳ねているとでも言おうか。
バッケッティにこの作品の事を聞いたら、「え、この曲、そんなすごい曲なの?ま、軽く楽しんでよ」と答えそう。「装飾」もなんだかジャズのような自由さを感じさせるし、「アクセント」もロックっぽい。
こういう演奏でいいし、こういう聴き方でいいんだよね、バッケッティ。と言っているうちに1時間が過ぎた。
ところが驚きはそこで終わらない。
このCD、収録されているのはゴールドベルクだけではなかったのである。
しばらくして突然始まったのは、バッハの「メヌエット」。
みんな知ってるあの「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」の中の1曲。実はバッハの作品じゃなかったんだけど、そこはまあ置いておいて、チャーミングで可憐なあの曲が始まったのである。
これが素敵。
今まで「難物」極まりない曲だったはずのゴールドベルクのあとに、さりげなく可愛くメヌエット。
これがなんともいい具合に、バッケッティのゴールドベルクとそのままつながっているのである。「ほら、だから軽く楽しんでって言ったでしょ?」とバッケッティが言っているのが聞こえるようである。
およそ「ゴールドベルク」をCDで発売するとき、よほどのことがないとカップリングはありえない。演奏者が深い意味を持って何かを収録するか、レコード会社の人が昔の音源を引っ張り出して無理やり何かとくっつけるか。
それがこのバッケッティ、まだまだ、メヌエットの次にもどんどん曲を入れてきた。
次に出てきたのはコラール風の小曲とマーチ。
そしてその次に・・・え?・・・ゴールトベルク変奏曲のアリアが始まった。なんともこともなげに。
全曲聴かせて、別の小曲を3曲聴かせて、またゴールトベルクが始まったのである。こんな不思議なことがあるか?
そしてそのアリアが終わると・・・最後に待っていたのは・・・平均律クラヴィーア曲集第1巻の最初の曲・・・。バッハの数ある作品の中で最も愛らしく、最も美しい、あの音楽が流れてきた。
バッケテッティ、このセンス。
後から調べてみれば、これら5曲は「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」からバッケッティが好き勝手に選んだものだった。確かに「メヌエット」もゴールドベルクのアリアも平均律の最初の曲も「音楽帳」の中に入ってる。しかし、それらをゴールドベルク全曲の後に持ってくるとは。
ご存知のように「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」とはバッハが奥さんの練習用に、あくまで個人的に家庭的にまとめたプライベート曲集。だから他人の曲も普通に入っている。くどいようだが家庭用。きわめて個人的な曲集。
それをバッケッティはゴールドベルクの後に入れてきた。それはつまりこのアルバム全体がきわめて個人的なものだよ、ということを意味する。
このアルバムは、「ゴールドベルク演奏史上に残る名演」とかではなく、「軽い感じで恋人に捧げるつもりで入れたんだよ」ということなのかもしれない。だから我々にも、「もしよかったら恋人と一緒に聴いてみて」とか、「恋する君に贈るよ」とか、そんなふうに言っているのかもしれない。
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ATMA CLASSIQUE
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J.S.バッハ:協奏曲集
(1)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
BWV1043
(2)オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055R
(3)ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV1041
(4)チェンバロ協奏曲 ニ長調 BWV1054
(5)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲
ハ短調 BWV1060R |
ジュリア・ウェドマン(ヴァイオリン(1)(3)(5))
ジェシー・デュベ(ヴァイオリン(2))
マシュー・ジェンジョン
(オーボエ・ダモーレ(2)、オーボエ(5))
エリック・ミルンズ(指揮、チェンバロ(4))
アルモニー・デ・セゾン |
北米随一のアンサンブルによる色彩豊かなバッハの協奏曲集
録音:2021年10月21、22日/ケベック/24bit/96kHz
録音、70'02''
カナダにおけるグラミー賞、「ジュノー賞」を2度受賞するなど北米で高い評価を受けているピリオド楽器アンサンブル、アルモニー・デ・セゾンによるバッハの協奏曲集。
復元版とオリジナルを絡めて様々な編成の楽曲を収録しており、耳に楽しい世界が広がります。
録音の質も良く、ソリストの華やかなパッセージはもちろんのこと低音の重厚な存在感もたっぷりと感じられるサウンドです。
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マリー=イヴ・マンガー(ソプラノ)
小さなマエストロ、モーツァルト~若き天才によるアリア集
『シピオーネの夢』K.126(1772/モーツァルト16歳)より
アリア«Biancheggia in mar lo scoglio»(
コスタンツァ)
『みてくれの馬鹿娘』K.51(1769/13歳)より
アリア«Amoretti che ascosi»(ロジーナ)
『第一戒律の責務』K.35(1767/11歳)より
アリア«Ein ergrimmter Lowe brullet»(慈愛)
『バスティアンとバスティエンヌ』K.50(1768/12歳)より
アリア«Mein liebster Freund hat
mich verlassen»(バスティエンヌ)
『みてくれの馬鹿娘』K.51(1769/13歳)より
アリア«Colla bocca, e non col core»(ロジーナ)
レチタティーヴォ«O temerario Arbace»とアリア
«Per quel paterno amplesso»
K.79(1766?/10歳)
『ポントの王ミトリダーテ』K.87(1770/14歳)より
アリア«Al destin che la minaccia»(アスパージア)
アリア«Nel grave tormento»(アスパージア)
レチタティーヴォ«Ah ben ne fui
presaga»とアリア«Pallid'ombre»(アスパージア)
『アルバのアスカーニョ』K.111(1771/15歳)より
アリア«Dal tuo gentil sembiante»(ファウノ)
『ルーチョ・シッラ』K.135(1772/16歳)より
アリア«Fra i pensier piu funesti
di morte»(ジューニャ)
レチタティーヴォ«In un istante»とアリア«Parto,
m'affretto»(ジューニャ) |
マリー=イヴ・マンガー(ソプラノ)
フィリップ・ブーク(指揮)
レ・ボレアド・ド・モントリオール |
10歳から16歳のときに書かれた若き天才モーツァルトのアリア集
録音:2021年11月1、2、4日/ケベック/24bit/96kHz
録音、64'54''
ケベックのソプラノ歌手、マリー=イヴ・マンガーによる、若きモーツァルトが書いたアリア集。
10代前半の作品も驚くほど豊かな音楽性を備えており、聴いていてわくわくするような良作ばかりです。
伴奏はピリオド楽器のアンサンブル。
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AUDITE
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アルフレート・フーバー(1962-):室内楽曲集
(1)Impossibile~
チェロ、ピアノとパーカッションのためのソナタ
Op.20
(2)Phi~コントラバスとピアノのためのソナタ
Op.27
(3)Pi~ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
Op.32
(4)Plus Lucis~ピアノ三重奏曲 Op.35 |
(3)エステル・ハフナー(ヴァイオリン)
(1)オトマール・ミュラー(チェロ)
(2)ニーク・デ・グロート(コントラバス)
(1)マルティン・カーシュバウム(打楽器)
(1)-(3)キャスリーン・クリッフェル(ピアノ)
(4)モルゲンシュテルン・トリオ
【キャスリーン・クリッフェル(ピアノ)、
ステファン・ヘンペウ(ヴァイオリン)、
エマヌエル・ウェーゼ(チェロ)】 |
医者で作曲家のアルフレート・フーバーの刺激的な室内楽曲集
録音:(1)(2)2020年9月28日-10月2日/ライディング、(3)2020年8月31日/クライネザール、(4)2021年2月10-11日/マリエンニュンスター/DDD、ディジパック仕様、70'27
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーヅ
1962年生まれの作曲家アルフレート・フーバーの室内楽曲集。
フーバーは医学と作曲を学び、2つの職業のキャリアを積んだ経歴の持ち主で、その音楽は独特な構成、ジャズを思わせるリズム、そして打楽器も多用するのが特徴です。
ここに収録された室内楽曲はどれも刺激的。しかし決して難解極めた音楽ではなく、様々な要素が絡み合うのがクセになります。
作品27「ファイ(φ)」、作品32「パイ(π)」では、数字や数列の形式や比率を引き出した実に興味深い作品。
一方、ピアノ三重奏曲 作品35は尊敬する作曲家ベートーヴェンへのオマージュとして古典的なアプローチで主題を展開していきます。
今後要注目の作曲家です!
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「第2集:レクイエム」
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1693-1766):
(1)Der verlorene Sohn III/6,Introductio
(2)In monte oliveti(アイゼンシュタット)
(3)Absalon III/3, Introductio
(4)Ecce vidimus eium(アイゼンシュタット)
(5)Job III/7, Introductio
(6)レクイエム ハ短調 III/37
(7)ソナチネ ト短調 III/272
(8)神よ、我を憐れみたまえIII/264 |
マグダレーネ・ハラー(ソプラノ)
アンネ・ビアヴィルト(アルト)
トビアス・フンゲル(テノール)
マルクス・フライク(バス・バリトン)
ヴォクテット・ハノーファー(8人の声楽アンサンブル)
ラヨシュ・ロヴァトカイ(指揮)
ラ・フェスタ・ムジカーレ |
ドラマティックな旋律が魅力。G.J.ヴェルナーの「レクイエム」をラ・フェスタ・ムジカーレが録音!
セッション録音:2022年1月21-24日/聖ヨハニス市立教会(ハノーファー)/DDD、ディジパック仕様、57'00
レコーディング・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
古楽の名人集団ラ・フェスタ・ムジカーレによるヴェルナーの作品集第2
弾は「レクイエム」です。
オーストリア生まれのグレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1693-1766)はウィーン古典派の誕生に貢献した作曲家。
1728年からエスターハージ家の宮廷楽長に就任し、以後生涯この座を務めました(ヴェルナーの歿後、あのハイドンが当宮廷の楽長に就任しています)。
多作曲家として知られるヴェルナーですが、その多くは教会音楽に関係する声楽曲です。
当アルバムには1763年作曲のレクイエムを主軸に、受難節のモテット、器楽によるオラトリオの序曲などを収録。
ハイドン以前の対位法の芸術ともいえるヴェルナーの音楽は絶品そのものです。
当団の指揮者ラヨシュ・ロヴァトカイは長きに渡りヴェルナーの作品を研究しており、当録音はまさに満を持して行われました。
ドラマティックな旋律が魅力のヴェルナーの作品をバロック音楽に精通した豪華歌手たちが歌います。
第1集「サルヴェ・レジナとパストレッラ」(AU-97799)と併せてお楽しみください。
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WAON RECORDS
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WAONCD 520
(2HQCD)
¥3200
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田中 綾(ピアノ)
ピアノフォルテ イン グリーン
[CD1]
(1)平野一郎:歌を覚える鳥のソナチネ(
2012)
(2)-(11)レオシュ・ヤナーチェク:
草陰の小径にて 第1集(1901-1908)
(12)平野一郎:白象の夢~黒鍵と白鍵のエチュード~
*オリジナル・ヴァージョン(2006)
[CD2]
(1)-(3)バルトーク・ベーラ:ソナチネ(1915)
(4)バルトーク・ベーラ:セーケイ人たちとの夕べ(1908)
(5)バルトーク・ベーラ:豚飼いの踊り(1908-1909)
(6)-(7)レオシュ・ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ
1905年10月1日 街頭にて
(8)-(9)平野一郎:二つの海景(2004-2011) |
田中 綾(ピアノ) |
自然と静けさから生み出される破格のパワーに満ちた音楽
録音:2021 年6月15-17日、高島市立ガリバーホール(滋賀県)
[ 5.6448MHz DSD Recording & 384kHz
24bit Editing ]
Microphones : PureT Records current transmission
microphones with Schoeps MK2H capsules,
designed and manufactured by Mouri Tadaharu
毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified
2018), Tokyo
Stereo setting : A-B stereo
Preamplifier : PureT Records PT-CMP01,
designed and manufactured by Mouri Tadaharu
毛利忠晴
(PureT Records), 2015 (last modified 2016),
Tokyo
AD converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
Recorder : TASCAM DA-3000
Master clock : Grimm Audio CC2
Audio interface : Mytek Digital Brooklyn
DAC with JS PC Audio UOC3-R Pro USB cable
DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD
丹後の宮津出身のピアニスト、田中綾による、ヤナーチェク、バルトーク、平野一郎作品集。
タイトルの「フォルテピアノ」はフォルテおよびピアノの表現であり、グリーンとは、ハンガリーや現在彼女が移住している滋賀県蒲生群の農村の景色。
田中はコダーイ音楽研究所に留学していた経歴を持ち、また、とくに歌(合唱)との共演も多く、彼女が奏でるピアノはオーケストラのような音響と音色で鳴り響きながら、人の声のように様々な情動を聴き手によびおこさせる、濃厚なもの。
演奏会のとき、ステージ袖から登場するのではなく、どこからともなく裸足で現れ、今その瞬間に生まれたように音楽を奏でていきます。
精巧に調律されたピアノで、1ミリの狂いもないタッチで、作曲者たちが音符に込めた色や風景、作曲家の心情までをも浮かび上がらせていきます。
その音色をCD にするために、今回384kHz 24bit
による編集が行われました。ホールの空気から、音符ひとつひとつから立ち上る様々な香りや風景、そして作曲家たちの声がなまめかしく聴きとれる、究極の2枚組となっています。
(ブックレットより抜粋)ヤナーチェク、バルトーク、平野一郎という作曲家たちは、それぞれ生まれた場所も年代も異なりますが、古くから伝わる文化が危機にさらされる難しい時代の中で、自分たちの真の音楽を探求しているというところで繋がっています。小さな村の歌や踊りを深く研究するうちに、それぞれに独自の作曲語法を生み出し、命がけで守らなければ永遠に忘れ去られてしまうあらゆる声を、楽譜に刻んでいきました。彼らの楽譜を開くと、草原や海辺の原風景とそこに暮らす人々、ひそんでいる小さな生きもの、そしてもっと前からそこにいたであろう、目に見えないものたちが飛び出してきます。暗闇に消えかけていたかすかな灯りが、蛍の光のようにぽつぽつと点り、皆さんの心にひろがっていきますように。―田中綾ー
田中綾=略歴:
丹後の宮津にて6才よりピアノを始める。恩師、辻阪乙絲子に学ぶ。作陽音楽大学ピアノ科卒業後、故・西内玲の声楽クラス専属ピアニスト、四国学院大学非常勤講師を経て、2001年にハンガリーのコダーイ音楽研究所へ留学。
ピアノをサボー・オルショヤ、民俗音楽をコダーイの弟子イットゼーシュ・ミハーイ(2018年6月12日没)に師事。在学中、シャロルタ・コダーイ奨学金、コダーイ財団奨学金を受給。
ボヤイヤーノシュ・ギムナジウム合唱団の専属ピアニストとしてヨーロッパ各地へ演奏旅行。
イットゼーシュ・ミハーイ、合唱指揮者でコダーイ研究所創設ディレクターのエルデイ・ペーテル両氏の推薦により、スロバキアでの国際コダーイ会議に出席、「21世紀の日本でのコダーイ哲学の可能性について」スピーチを行う。
コダーイ研究所修了リサイタルにて平野一郎「祈りの浜」を委嘱・初演。
2016年やわた市民音楽祭の「八幡大縁起」初演にて合唱団のコレペティトゥアをつとめる。2018年ラ・ヴェリテ与謝公演に出演、「歌を覚える鳥のソナチネ」を初演。
2019年よりイリーナ・メジューエワに師事。ピアノリサイタル「草陰の小径にて」を2020年7月に音楽ホール奏美(大津市)、同11月に宮津会館(宮津市/
2021年3月で閉館)にて開催。
宮津会館閉館直前の2021年3月、作曲家・平野一郎の世界2021「海の聲~ほろびても滅びえぬもの~」に合唱団の練習ピアニストとして参加、合唱団員として、幻の校歌「天かける橋」を初演。
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NAXOS
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準・メルクル&ハーグ・レジデンティ管弦楽団
サン=サーンス:舞曲とバレエ音楽集 |
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
準・メルクル(指揮) |
歌劇《エティエンヌ・マルセル》(1877-78)
- 第3幕 バレエ音楽
1. I. Entree des ecoliers et des ribaudes
大学生と娼婦の入場/
2. II. Musette guerriere 戦いのミュゼット/3.
III. Pavane パヴァーヌ/4. IV. Valse ワルツ/
5. V. Entree des Bohemiens et Bohemiennes
ボヘミア人の入場/6. VI. Final 終曲
歌劇《ヘンリー8世》(1881-82)より
7. Prelude 前奏曲/8. Act II: Entracte
第2幕 間奏曲/
9. Act III: Marche du Synode 第3幕 シノードの行進/
10. Act IV Tableau 1: Allegro moderato
第4幕第1場 アレグロ・モデラート/
11. Act IV Tableau 2: Andante sostenuto
第4幕第2場 アンダンテ・ソステヌート
付随音楽『パリュサティス』 (1902) - エール・ド・バレ
12. I. Entree: Quasi adagio アントレー(クアジ・アダージョ)/
13. II. Allegro non troppo アレグロ・ノン・トロッポ/14.
III. Modere モデレ(sans lanteur)/
15. IV. Molto allegro モルト・アレグロ
歌劇《ヘンリー8世》- 第2幕 民衆の祭り、バレ=ディヴェルティスマン
16. I. Introduction. Entree des Clans
序奏 氏族の入場/
17. II. Idylle ecossaise スコットランドの牧歌/18.
III. La fete du houblon 民衆の祝祭/
19. IV. Danse de la gipsy ジプシー女の踊り/20.
V. Scherzetto スケルツェット/
21. VI. Gigue et finale ジーグとフィナーレ
歌劇《サムソンとデリラ》 Op. 47(1859-77)より
22. Act I: Danse des pretresses de Dagon
第1幕 竜の司祭の踊り
23. Act III: Bacchanale第3幕 バッカナール |
録音: 2022年3月29日-4月1日 Amare Concertzaal,The
Hague(オランダ)
準・メルクルが指揮するサン=サーンスの管弦楽作品集。
今作にはハーグ・レジデンティ管弦楽団との共演で"舞曲とバレエ音楽"を収録しています。
若い頃はワーグナーやリストといった先進的な人物を支持していたというサン=サーンスですが、円熟期以降になるとリュリやラモーら、フランス・バロックの先達が築いた音楽に傾倒するなど、保守的な姿勢を見せています。
またチューダー王朝や中世フランスの君主らにも興味を抱き、これらを題材をした音楽を書くようになりました。
このアルバムに収録されているのは、サン=サーンスが探求した過去の物語や形式を題材にしながらも、彼らしい華やかなオーケストレーションが施された音楽です。
グノーに賞賛されたという歌劇《エティエンヌ・マルセル》からはバロック舞曲の形式を模したバレエ音楽を、歌劇《ヘンリー8世》からは威厳たっぷりの場面にふさわしい数々の音楽や、様々な国の人々を表したバレエ音楽を収録。
1902年に初演され、当時は大好評を博したという『パリュサティス』からの音楽は、古代の楽器「クロタル=フィンガーシンバル」を使ったエール・ド・バレ4曲が演奏されています。
また、サン=サーンスの舞台作品の中で最も有名な歌劇《サムソンとデリラ》からは、アドレナリン全開の「バッカナール」、「竜の司祭の踊り」の2曲を収録。アルバムの締めくくりにふさわしい盛り上がりが楽しめます。
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オッコ・カム(指揮)&王立デンマーク管
シベリウス:劇音楽『テンペスト』(デンマーク語版)
1. 序曲/2-7. 第1幕(第1場)/8-10. 第2幕(第2場)/
11-13. 第2幕(第3場)/14. 第3幕(第4場)/
15-16. 第3幕(第5場)/17-19. 第3幕(第6場)/
20-29. 第4幕(第7場)/30-34. 第5幕(第8場) |
ハンネ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)
カリ・ダール・ニールセン(メゾ・ソプラノ)
フレドリク・ビェルゼーター(テノール)
パレ・クヌーセン(バリトン)
ニコライ・エルスベリ(バス)
王立デンマーク管弦楽団・歌劇場合唱団
オッコ・カム(指揮) |
録音: 2021年10月10日 Opera House, Copenhagen(デンマーク)
1925年から1926年、交響詩「タピオラ」と並行して作曲が進められた劇音楽『テンペスト』。
シェイクスピアの同名戯曲につけたこの音楽は、シベリウスの創作活動の末期、いわゆる"ヤルヴェンパーの沈黙"に入る直前に書かれたものですが、スケールの大きいシンフォニックな仕上がりのため、シベリウス屈指の名作のひとつとされています。
もともと1901年に友人から『テンペスト』への音楽を作ることを提案されていたシベリウスは、当時からシェイクスピア作品の持つ世界観に魅せられていましたが、1925年に再び作曲を依頼されたことで、想像力を存分に生かした作品を書き上げました。
冒頭の難破船の恐ろしい音像から、幽玄な歌、騒々しい人物描写、驚くべき自然の喚起など原作の持つ不思議な世界のテーマを、自由な発想で独自の音として描き出したのです。
とはいえ、全5幕34曲(後に1曲追加)で構成されたこの作品は、全曲が演奏されることは稀であり、現在ではシベリウス自身が編纂した組曲として演奏されます。
北欧音楽の名匠、オッコ・カムの指揮によるこの全曲盤は作品が初演された劇場でのデンマーク語による演奏。作品の正しい姿を伝えるにふさわしい1枚と言えるでしょう。
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8.578370
(3CD)
¥3500
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マリア・クリーゲル(チェロ)
アニヴァーサリー・エディション 自選コレクションBOX
【CD1】
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
三重協奏曲 Op. 56- I. Allegro
2. エドゥアール・ラロ(1823-1892): チェロ・ソナタ-
III. Allegro
3. ゾルターン・コダーイ(1882-1967): チェロ・ソナタ
Op. 4 - Fantasia: Adagio di molto
4. ヨハネス・ブラームス(1833-1897): 二重協奏曲 イ短調
Op. 102- I. Allegro
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011より
5. I. Prelude
6. IV. Sarabande
7. ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):
『七つの言葉』- IV. Mein Gott, mein Gott,
9:12 warumhastdumichverlassen?
8. フレデリック・フランソワ・ショパン(1810-1849):
エチュード Op. 10 No. 6(A. グラズノフ編)
9. ショパン: 夜想曲 嬰ハ短調(G.ピアティゴルスキー編)
ドン=スク・カン(ヴァイオリン)...1/イェネ・ヤンドー(ピアノ)...1、3/
ベルント・グレムザー(ピアノ)...2、8、9/イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)...4/
エルシュベート・モーザー(バヤン)...7/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア...1/
ベーラ・ドラホシュ(指揮)...1/アイルランド国立交響楽団...4/
アンドリュー・コンスタンティン(指揮)...4/トランシルヴァニア室内管弦楽団...7/
ジョルジ・シェルメツィ(指揮)...7 |
【CD2】
1. ブラームス: チェロ・ソナタ ニ長調
Op. 78- I. Vivace ma non troppo
2. エルネー・ドホナーニ(1877-1960): ハンガリー牧歌
3. ジークフリート・バルヒェット(1918-1982):
Images de Menton - V. Boulevard de Garavan
4. ジャン=バティスト・スナイエ(1688-1730):
アレグロ・スピリトゥオーソ(J. ザイモン編)
5. ダーヴィト・ポッパー: 小さなロシアの歌による幻想曲
6. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
チェロ協奏曲第2番 ニ短調 Op. 119 - II. Allegro
non troppo
7. マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
ロッシーニの歌劇《セヴィリアの理髪師》よりフィガロ変奏曲(編曲:G.
ピアティゴルスキー)
8. ロヘリオ・ウゲト・イ・タヘル(1882-1956):
フラメンコ
9. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
感傷的なワルツ Op. 51 No. 6
10. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op. 45 - II.Andante
11. ポッパー: 森にて - V. Herbstblume
12. ポッパー: 森にて - VI. Heimkehr
13. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
チェロ協奏曲第2番 ト長調 Op. 126 - III. Allegretto
クリスティン・メルシャー(ピアノ)...1、10/イェネ・ヤンドー(ピアノ)...2/
レイムンド・ハヴェニート(ピアノ)...4、5/ニナ・ティクマン(ピアノ)...7/
ベルント・グレムザー(ピアノ)...9/ボーンマス・シンフォニエッタ...6/
ジャン=フランソワ・モナール(指揮)...6/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア...11、12/
ゲルハルト・マルクソン(指揮)...11、12/ポーランド国立放送交響楽団...13/アントニ・ヴィト(指揮)...13 |
【CD3】
1. マックス・ブルッフ(1838-1920): コル・ニドライ
Op. 47
2. カミロ・シューマン(1872-1946): ソナタ第1番
ト短調 Op. 59- III. Finale: Allegro molto
3. アルフレ-ト・シュニトケ(1934-1998):
チェロ協奏曲 - I. Pesante Moderato
4. ガブリエル・フォーレ(1845-1924): 蝶々
Op. 77
5. フォーレ: ロマンス Op. 69
6. ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):
ソナタ ヘ長調 Op. 16 - III. Allegretto
7. サン=サーンス: チェロとピアノのための組曲
Op. 16 - II. Serenade: Andantino
8. サン=サーンス: チェロとピアノのための組曲
Op. 16 - III. Scherzo: Allegro grazioso
9. コダーイ: ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
Op. 7- I. Allegro serioso, non troppo
10. ロベルト・シューマン: 民謡による5つの小品
Op. 102 - No.2.Langsam
11. エドワード・エルガー(1857-1934):
チェロ協奏曲 ホ短調 Op. 85 - IV. Allegro,
ma nontroppo
フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)...2/ニナ・ティクマン(ピアノ)...4-6/
フランソワ・ジョエル・ティオリエ(ピアノ)...7、8/クリスティン・メルシャー(ピアノ)...10/
ウィリアム・プリュシル(ヴァイオリン)...9/アイルランド国立交響楽団...1/
ザールブリュッケン放送交響楽団...3/ゲルハルト・マルクソン(指揮)...1、3/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団...11/ミヒャエル・ハラース(指揮)...11 |
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使用楽器Antonio Stradivarius 'ex Gendron'(1693製)【CD1】1-9、【CD2】
2、6-9、11-13 【CD3】 1、4-5、7-9Matteo Goffriller
(1690製)【CD2】1、3-5、10 【CD3】3、10-11Carlo
Tononi (Venedig, c. 1730製)【CD3】2、6
2022年に70歳となった名チェリスト、マリア・クリーゲルが、自らナクソスの膨大なディスコグラフィーの中から選んだコレクションBOX。
ドイツで生まれた彼女は10歳からチェロをはじめ、アメリカにわたりインディアナ大学にてヤーノシュ・シュタルケルに師事、1981年にはロストロポーヴィチ国際コンクールでグランプリを受賞したことでロストロポーヴィチとヨーロッパ・ツアーを行うなど世界的に注目を集めました。以降、演奏家と教師として活動しつつ、数多くの録音を発表。
このアルバムには、グラミー賞にノミネートされたJ.S.バッハのチェロ組曲からの抜粋をはじめ、ベートーヴェンやオンスロウなどの古典派作品、彼女が得意とするサン=サーンスのチェロ協奏曲の楽章、技巧が冴えわたる近現代作品までを収録。
また、彼女が使用している楽器はモーリス・ジャンドロンが30年以上にわたって使用していた1693年製のストラディヴァリウス「エクス・ジャンドロン」を中心に、いずれも17世紀から18世紀の銘器であり、その芳醇で温かみのある音色もお楽しみいただけます。
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複数ピアノと管弦楽のための作品集
フランク・マルタン(1891-1974):小協奏交響曲(1944-45)
(トメル・レフによる3台のピアノと2つの弦楽オーケストラ編)
...この編曲による世界初録音
1. I. Adagio - Allegro con moto/
2. II. Adagio -/3. II. Allegretto
alla marcia
フランシス・プーランク(1899-1963):
2台のピアノのための協奏曲 ニ短調 FP 61(1932)
4. I. Allegro ma non troppo/5. II.
Larghetto/
6. III. Finale: Allegro molto
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
2台のピアノのためのコンチェルティーノ
Op.94(1953)
(T. レフによる2台のピアノと弦楽オーケストラ編)
...この編曲による世界初録音
7. Adagio- Allegretto
アリエ・レヴァノン(1932-):
Land of Four Languages 四つの言葉を持つ国(2012-13)
(2台8手ピアノと弦楽オーケストラ編)...世界初録音
8. I. Im Ha-Shachar (Jewish-Yemenite)
9. II. Oyfen Weg (Yiddish)
10. III. Povereta Muchachica (Ladino)
11. IV. Debka Rafiah (Bedouin-Arabic) |
マルチピアノ(アンサンブル)
【メンバー】
トメル・レフ...1-6、8-11
ベレニカ・グリックスマン...1-3、7-11
ダニエル・ボロヴィツキー...1-6
アルモグ・セーガル...7-11
ニムロッド・メイリー=ハフテル...8-11
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮) |
録音: 2017年4月4-5日 Church of St Jude
on the Hill,London(UK)
第一次世界大戦後、盛り上がりを見せていた新古典主義音楽の流れの中で、それまで顧みられることの少なかった"コンチェルト・グロッソ=合奏協奏曲"のジャンルが活性化しました。
なかでもよく知られているのがプーランクの「2台のピアノのための協奏曲」であり、モーツァルトを思わせるエスプリに満ちた旋律に、ストラヴィンスキーのような力強く激しいリズムを併せ持つこの作品は、当時の聴き手の心を惹きつけました。
このアルバムにはそのような複数のピアノのための協奏曲を収録。フランク・マルタンの「小協奏交響曲」は第二次世界大戦の暗い緊張感が反映された作品で、もともとはピアノ、チェンバロ、ハープと管弦楽のために書かれましたが、今作では独奏部が3台のピアノのために編曲されており、華麗な響きを纏っています。
ショスタコーヴィチの「2台のピアノのためのコンチェルティーノ」はもともと伴奏の付かない2台ピアノのための作品。ここでは弦楽オーケストラの伴奏で演奏されています。
アーリエ・レヴァノンの「四つの言葉を持つ国」はイスラエルの平和を願い、4言語による民謡の旋律が引用されたポップスを思わせる耳なじみの良い作品です。
「マルチピアノ」はテルアヴィヴとイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の共同機関であるブッフマン=メタ音楽院によって2011年に開始されたプロジェクトの中枢を担うアンサンブル。アレンジャーでもトメル・レフの主導のもと、さまざまな複数ピアノのための作品を演奏し、好評を博しています。
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トーマス・ライナー(トランペット)
ドイツ・バロックのトランペット協奏曲集
1-3. ヨハン・ゴットフリート・シュテルツェル(1690-1749):
協奏曲 ニ長調 – トランペットと弦楽のための(1739以前)
4-6. ヨハン・ミヒャエル・ファッシュ(1695-1770頃):
6声の協奏曲 変ホ長調 –
トランペット、ヴァイオリンと弦楽のための(1731以前)
・・・世界初録音
7-10. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
協奏曲 ハ短調 TWV 51:c1(1740頃)
11-13. テレマン: 協奏曲 ニ長調 TWV 51 D:8(1740頃)
(フリューゲルホルンのために変ホ長調に移調)
14-16. フランツ・ラインハルト(1682-1727):
トランペットのためのソナタ ハ長調(1727以前)
...世界初録音
17-20. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
協奏曲 変ロ長調 HWV 301(1706-1710)
21-22. ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・
フォン・ビーバー(1644-1704):
祭壇または宮廷用ソナタ 第4番 ハ長調(1676)
23. ヨハン・クリスティアン・シックハルト(1682-1762):
無伴奏トランペットのための小品 Op. 17
第12番(1712) - II. Allemanda |
トーマス・ライナー(トランペット)
インテルプレーティ・ヴェネツィアーニ |
録音: 2021年9月20-24日 Santa Maria della
Visitazione、Venice(イタリア)
バロック時代のトランペットは現代のようにバルブを有していなかったため、旋律を滑らかに吹くことは困難であり、作曲家たちもこの楽器のための協奏曲をそう多くは書いていません。
そのため現代、トラッペットでこの時代の作品を吹くためにはオーボエやリコーダーのための作品を転用することが多くあります。
このアルバムではシュテルツェルや、ヨハン・フリードリヒの弟であるヨハン・ミヒャエル・ファッシュのオリジナル・トランペット作品の他、テレマンとヘンデルのオーボエ協奏曲や、シックハルトのリコーダー・ソナタをアレンジ、見事なトランペットのための作品として聴かせます。
演奏は1969年、ドイツ生まれのトーマス・ライナー。12歳の時にモーリス・アンドレの演奏に触れたことで奏者を志し、活躍してきたヴェテラン奏者です。
バックをつとめるインテルプレーティ・ヴェネツィアーニは設立35周年を迎えたヴェネツィアのモダン楽器アンサンブル。
ヴィヴァルディの作品を得意とするほか、現代作品や古典派作品の演奏にも定評があります。
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ポーランドのアコーディオン協奏曲集
マルチン・ブワジェヴィチ(1953-2021):
アコーディオン協奏曲(2012)...世界初録音
1. I. Andante ma agitato/
2. II. Allegretto/3. III. Allegro
con fuoco
ブロニスワフ・カジミェシュ・プシビルスキ(1941-2011):
ポーランド協奏曲(1973)
4. I. Allegro scherzando
5. II. Tempo rubato, molto espressivo
6. III. Presto
ミコワイ・マイクシャク(1983-):
コンチェルト・クラシコ(2001)
7. I. Allegro ben ritmico/
8. II. Lento drammatico/9. III. Presto
con fuoco |
クラウディウシュ・バラン(アコーディオン)
ポーランド放送交響楽団
クラウザ・ミハウ(指揮) |
録音: Witold Lutos?awski Concert Studioof
Polish Radio, Warsaw(ポーランド) 2015年12月4日...1-3 2016年6月24日...4-6 2016年11月30日...7-9
1960年代頃から、ポーランド国内でアコーディオン協奏曲が注目されるようになりました。
このアルバムで演奏するクラウディウシュ・バランのような名手が登場したこともあり、近年は一層多くのアコーディオンのための作品が書かれるようになっています。
ここでは1973年から2012年にかけて書かれた3曲のアコーディオン協奏曲が演奏されています。
冒頭の作曲家、マルチン・ブワジェヴィチはポーランド現代音楽を牽引した一人で、この世界初録音となるアコーディオン協奏曲は華やかなパッセージと絡みあう旋律が特徴。
緊張感に満ちた第1楽章、東洋風の味わいを持つ第2楽章、推進力を持つオーケストラの伴奏にのってアコーディオンが大活躍する第3楽章と聴きごたえたっぷりです。
プシビルスキの「ポーランド協奏曲」はこの国の民俗学への関心が感じられる作品。伝統舞曲のリズム・パターンが使われたユニークな味わいを持っています。
マイクシャクの「コンチェルト・クラシコ」は、タイトル通りの古典的な作風によるものではなく、過去の伝統を新たに解釈することで生まれた斬新な作品です。
最終楽章での疾走感溢れるアコーディオンの旋律が見事です。
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THE FIRST NOWELL クリスマス合唱曲集
1. 伝承曲: 明日は私が踊りましょう(S. ニコルソンによる合唱とオルガン編)
2. グスタフ・ホルスト(1874-1934):わびしき真冬に(O.
イェイロによる合唱編)
3. ジョン・ジェイコブ・ナイルズ(1892-1980):
さまよいながら私は不思議に思う
(M. オドノヴァンによる合唱とオルガン編)
4. ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
今日キリストが生まれた SwWV 163 (N. エジソンによる合唱とオルガン編)
5. 伝承曲: 聖デイのキャロル(J. ラターによる合唱編)
6. ボリス・オード(1897-1961): 囚われのアダムは横たわり
7. 伝承曲: 山を登りて告げよ(P. ハレーによる合唱編)
8. エリック・ウィテカー(1970-): 黄金の光(ルクス・アルムク)
9. レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
5つのイギリス民謡 - 第5曲 ワッセイリング・ソング
10. サリー・ビーミッシュ(1956-): 静かな夜に
11. 伝承曲: ディンドン空高く
(C. ウッド、M. ラーキンによる合唱とオルガン編)
12. 伝承曲: このうえなく清きおとめ(編曲:C.
ウッド)
13. ヒーリー・ウィラン(1880-1968): 今日キリストが生まれた
14. 伝承曲: コヴェントリー・キャロル(M.
ショウによる合唱編)
15. フランツ・クサヴァー・ビーブル(1906-2001):
アヴェ・マリア(お告げの祈り)(2つの混声合唱版)
16. 伝承曲: 私が踊る日(B. チルコットによる合唱編)
17. フランツ・クサーヴァー・グルーバー(1787-1863):
きよしこの夜(S. シンセンによる合唱とオルガン編)
18. 伝承曲: まきびとひつじを
(P. ハレー、J.ステイナーによる合唱とオルガン編) |
マシュー・ラーキン(オルガン)
...1、3-5、11、17、18
エジソン・シンガーズ
ノエル・エジソン(指揮) |
カナダを拠点に活動する「エジソン・シンガーズ」は、2019年に合唱指揮者ノエル・エジソンによって設立された室内合唱団です。
彼らは年に一度、定期的にオーディションを実施し、団のクォリティを維持することで素晴らしいハーモニーを作り上げています。
このアルバムではさまざまなクリスマス・キャロルを演奏。グレゴリオ聖歌や、16世紀の舞踊曲、伝承曲から現代作品までを網羅、もちろん「きよしこの夜」や「まきびとひつじを」などの有名曲も含まれており、聖夜にふさわしい1枚に仕上がっています。
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8.551468
(2CD)
¥2600
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アンナ・シェプス(ピアノ)
クラシック音楽と映画の出会い |
アンナ・シェプス(ピアノ) |
【CD1】
1.『ジェームズ・ボンド 007』- ゴールデンアイ
2.『ジェームズ・ボンド 007』- スカイフォール
3.『ジェームズ・ボンド 007』- 死ぬのは奴らだ
4.『グラディエーター』- Now We Are Free
5.『パッチ・アダムス』- メイン・タイトル
『アメリ』 より
6. La Valse d'Amelie/7. Le Moulin/8.
L'apres midi/9. La Dispute/
10. Comptine d' ete No. 2/11. Comptine
d' ete No. 3
12.『パレーツ・オブ・カリビアン』- 彼こそは海賊
13.『パール・ハーバー』- Tennessee
14.『ライオン・キング』- Circle of Life
15.『スーツ』- Viva la Vida 美しき生命
【CD2】
1.『ミッション: インポッシブル』 - メイン・テーマ
2.『ピアノ・レッスン』- The Heart Asks
Pleasure First 楽しみを
希う心
3.『シンドラーのリスト』- テーマ/4.『ハリー・ポッター』-
メドレー/
5.『真珠の耳飾りの少女』- Griet's Theme
ドメニコ・スカルラッティ:His Music and
His World
6. ソナタ K. 141/L. 422/7. ソナタ
K. 380/L. 23/8. ソナタ K. 159/L. 104
イサーク・アルベニス:スペインの歌 Op.
232
9. Prelude/10. Olientale/11. Sous
le Palmier/
12. Intouchables- Una Mattuna |
録音: 2019年9月25-28日 Mendelssohnsaal
Gewandhaus,Leipzig(ドイツ)
モスクワ生まれ、現在ドイツで活動するピアニスト、アンナ・シェプスが弾く美しい映画音楽集。
彼女は6歳でモスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学、その後ドイツからイギリスに移り音楽を学んだ後、2000年から2006年まではヴュルツブルク音楽大学でベルント・グレムザーに師事、更なる研鑽を積みました。
一時期音楽活動を休止していたものの2015年からは音楽教育に復帰、2017年より「Classic
Meets Movie」の名を冠したプログラムでツアーを行い好評を博しています。
このアルバムには、『ミッション: インポッシブル』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』のメイン・テーマなどの誰もが耳にしたことのある人気映画のテーマ曲が並んでいて、理屈抜きで楽しめます。
余白にスペイン情緒のあるスカルラッティとアルベニスを収めています。
妹はオルガ・シェプス。美人姉妹。
アンナ・シェプス(Pf)
GENUINのアルバム |
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「ダンス、詩、おとぎ話」
リスト:愛の夢
シューベルト(リスト編):糸を紡ぐグレートヒェン
ラフマニノフ:V.R のポルカ/ファリャ:火祭りの踊り
ショパン:ワルツ イ短調「遺作」、小犬のワルツ
リスト:タランテラ、アッシジの聖フランチェスコ、ローレライ
メットネル:4 つのおとぎ話Op.26 より第1、2、3
番
リスト:ハンガリー狂詩曲 |
アンナ・シェプス(Pf) |
ロシア出身気鋭の新進女流ピアニスト、アンナ・シェップス登場
録音:2013 年6 月
アンナ・シェップスはロシア出身の若手女流ピアニストで6
歳でチャイコフスキー音楽院に入学を許され、その後、1992
年に一家でベルリンに移住、西側で教育を受け、2013
年、すべての教育課程を終えてこのたび、デビューを果たした。
得意のロシア物、リスト、ショパンを瑞々しい感性で旋律もたっぷりと歌いこみ、タッチも澄み切って美しい。今後の活躍が期待される新星の登場である。
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ブラジル外務省主導プロジェクト「Brasil em
Concerto」最新
クラウジオ・サントロ(1919-1989):交響曲全集
第2集
合奏協奏曲 – 弦楽四重奏と管弦楽のために(1980)...世界初録音
1. I. Andante/2. II. Lento molto/
3. III. Finale: Allegro vivo
交響曲第11番(1984)...世界初録音
4. I. Andante - Allegro/5. II. Allegro/
6. III. Lento - Allegro vivo
B-A-C-Hによる3つの断章(1985)
7. No. 1. Adagio - Allegro moderato
8. No. 2. Lento9. No. 3. Allegro vivo
(ma non troppo)
交響曲第12番 「9人のソリストのための協奏交響曲」
(1987/1988-89改訂) ...世界初録音
10. I. Andante/11. II. Allegro/
12. III. Allegro – Moderato |
ゴイアス・フィルハーモニー管弦楽団
ニール・トムソン(指揮)
アブネル・ランディム(ヴァイオリン)...1-3、10
シモーネ・エレンチュク(ヴァイオリン)...1-3
クレヴァーソン・クレーマー(ヴィオラ) ...1-3
エマーソン・ナザリオ(チェロ) ...1-3、10
ラウル・メゼネス(フルート)...10
ヨスエ・フェリペ(オーボエ)...12
パトリック・ヴィリオーニ(クラリネット)...10
イーゴリ・ユーリ・ヴァスコンセロス(ホルン)...12
マウロ・スタール・ジュニア(トランペット)...11
ヘリントン・ゴンサルヴェス(トロンボーン)...12
ルチアーノ・ポンテス(ヴィオラ)...10 |
NYCX-10358
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200
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録音:2019年11月27日-12月2日 Centro Cultural
OscarNiemeyer, Goiania(ブラジル)...1-3、7-9 2022年4月25-30日
Teatro Escola Basileu Franca,Goiania(ブラジル)...4-6、10-12
ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil
em Concerto」。19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲のブラジル音楽をブラジルのオーケストラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。
クラウジオ・サントロは、ブラジルの作曲家としては屈指の多さである14曲の交響曲をはじめとした、600作に及ぶ多くの作品を遺しています。
こちらはこのアルバムに収録されているのは、全てサントロの最晩年の10年間に書かれた作品。合奏協奏曲と「B-A-C-Hによる3つの断章」は、彼が晩年に力を尽くしたブラジルの音楽教育の一環である学生オーケストラのための作品ですが、彼の弦楽器の扱いの巧みさによって充実した響きを持つ作品に仕上がっています。
世界初録音となる交響曲第11番は、終楽章の低弦の扱いなどがブラームスの交響曲第1番の冒頭を思わせる音楽であり、アルバム中最も濃密で劇的な作品と言えるでしょう。
また交響曲第12番は9人のソリストとオーケストラのための合奏協奏曲の形式で書かれています。
民族主義的音楽から、十二音技法を用いた無調音楽に至る幅広い作風が窺えるこれらの作品からは、彼の音楽的境地が窺えるものです。
時に特殊奏法を駆使するソリストたちの演奏にも注目です。
演奏は、前作と同じくニール・トムソンが指揮するゴイアス・フィルハーモニック管弦楽団です。
※国内仕様盤には木許裕介(日本ヴィラ=ロボス協会会長)氏の日本語解説が付属します。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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BERLIN CLASSICS
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BC 0302060
(5CD)
¥4800 →\4390
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ズスケ四重奏曲
モーツァルト:弦楽四重奏曲第8番~第23番
Disc 1
弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 KV 168
1.I Allegro /2.II Andante /
3.III Menuetto /4.IV Allegro
弦楽四重奏曲第9番 イ長調 KV 169
5.I Molto Allegro /6.II Andante /
7.III Menuetto /8.IV Rondeaux: Allegro
弦楽四重奏曲第10番 ハ長調 KV 170
9.I Andante/10.II Menuetto/
11.III Un poco Adagio/12.IV Rondeaux:
Allegro
弦楽四重奏曲第11番 変ホ長調 KV 171
13.I Adagio - Allegro assai - Adagio/
14.II Menuetto/15.III Andante/16.IV
Allegro assai
弦楽四重奏曲第12番 変ロ長調 KV 172
17.I Allegro spiritoso/18.II Adagio/
19.III Menuetto/20.IV Allegro/
Disc 2
弦楽四重奏曲第13番 ニ短調 KV 173
1.I Allegro ma molto moderato/
2.II Andantino grazioso/3.III Menuetto/4.IV
Allegro
弦楽四重奏曲第14番 ト長調 KV 387「春」
(1. Haydn-Quartett)
5.I Allegro vivace assai/6.II Menuetto.
Allegro/
7.III Andante cantabile/8.IV Molto
allegro
弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 KV421 (417
b)(2. Haydn-Quartett)
9.I Allegro moderato/10.II Andante/
11.III Menuetto. Allegretto/
12.IV Allegretto ma non troppo - Piu
allegro
Disc 3
弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 KV 428 (421
b)(3. Haydn-Quartett)
1.I Allegro non troppo/2.II Andante
con moto/
3.III Menuetto. Allegro/4.IV Allegro
vivace
弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 KV 458「狩」(4.
Haydn-Quartett)
5.I Allegro vivace assai/6.II Menuetto.
Moderato/
7.III Adagio/8.IV Allegro assai
弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 KV 575(1.
Preudisches Quartett)
9.I Allegretto /10.II Andante /
11.III Menuetto. Allegretto /12.IV
Allegretto
Disc 4
弦楽四重奏曲第18番 イ長調 KV 464 (5.
Haydn-Quartett)
1.I Allegro /2.II Menuetto /
3.III Andante/4.IV Allegro non troppo
弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 KV 465「不協和音」
(Dissonanzen,6. Haydn-Quartett)
5.I Adagio. Allegro /6.II Andante
cantabile /
7.III Menuetto. Allegro /8.IV Allegro
molto
Disc 5
弦楽四重奏曲第20番 ニ長調 KV 499「ホフマイスター」
(Hoffmeister-Quartett)
1.I Allegretto /2.II Menuetto. Allegretto
/
3.III Adagio /4.IV Molto allegro
弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調 KV 589(2.
PreuBisches Quartett)
5.I Allegro /6.II Larghetto/
7.III Menuetto. Moderato /8.IV Allegro
assai
弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 KV 590
(3. PreuBisches Quartett)
9.I Allegro moderato /10.II Allegretto
/
11.III Menuetto. Allegretto /12.IV
Allegro |
ズスケ四重奏曲
カール・ズスケ(第1ヴァイオリン)
クラウス・ペータース(第2ヴァイオリン)
カール=ハインツ・ドムス(ヴィオラ)
マティアス・プフェンダー(チェロ) |
録音:1971-1975年、ドレスデン、ルカ教会
本国のETERNAオリジナル・アナログテープより新規で復刻!
名マスタリング・エンジニアのクリストフ・スティッケル氏による、
過度なノイズリダクションなどをせず、アナログテープ本来の持っている情報を限りなく忠実に再現する、ETERNAピュア・アナログ・リマスタリング方式を採用。
オリジナル・ジャケット仕様、ブックレットに使用アナログ・マスターテープの写真掲載。
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<メジャー・レーベル>
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\2700→\2490 |
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット)
トランペット協奏曲集
1. ヨハン・ネポムク・フンメル:トランペット協奏曲
変ホ長調 WoO 1
2. ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ネルーダ:トランペット協奏曲
変ホ長調
3. フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:トランペット協奏曲
変ホ長調 Hob. VIIe:1
4. アレクサンドル・アルチュニアン:トランペット協奏曲
変イ長調
5. ハリー・ジェイムス:トランペットのための協奏曲
ボーナス・トラック:
6. ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ:
ハイドンのポスト=スクリプト(即興演奏) |
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット)
ルツェルン交響楽団(1-4,6)
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮:1-4,6)
フローリアン・アベッヘリ(ホルン:5)
フィリップ・フッター(トランペット:5)
ドミニク・ヴンダーリ(トランペット:5)
ジモーネ・マフィオレッティ(トロンボーン:5)
ハンス・ドゥス(チューバ :5) |
録音:2021年8月31日~9月4日、ルツェルン、オーケストラハウス
ルシエンヌは1999年生まれ。マン音楽院でフィリップ・ラフィットにクラシック・トランペットを学び2014年パリ国立高等音楽院に入学。クラシック部門とジャズ部門に同時に入学を許された初の生徒となりました。
パリのクレドール・コンクール、モーリス・アンドレ青年コンクールでいずれも優勝。その後ヨーロッパ各地で公演、オーケストラとの共演を果たし、フランスのグラミー賞ともいわれる「ヴィクトワール・ド・ラ・ムジク・クラシック2016」でRevelation(新星)を受賞。クラシックだけでなく、多くのポピュラー・アーティストとも共演し、人気を博しています。
2017年ワーナー・クラシックスと専属契約。
2019年待望の日本ツアーで来日。
これまですでに3枚のアルバムを発売し高い評価を得ており、ヨーロッパを中心にベストセラー盤にもなっており、2021年にはオーパス賞を受賞しています。
このアルバムでは、トランペットのための協奏曲として最も有名な作品に挑戦しています。
バロックのネルーダ、古典派のハイドンとフンメル、1950年作曲のアルチュニアンの協奏曲。これらの協奏曲では、ミヒャエル・ザンデルリング指揮ルツェルン交響楽団が共演。
そしてアメリカのジャズ・トランペット奏者、ビッグ・バンド・リーダーであったハリー・ジェイムスによる協奏曲を収録。こちらはルシエンヌとルツェルン交響楽団の5人の金管楽器奏者との共演で、まさにブラスのスウィング饗宴といった作品。
最後にハイドンのトランペット協奏曲のテーマを即興で演奏した『ハイドンのポスト=スクリプト』が収録されています。
フンメルとハイドンのトランペット協奏曲では、演奏しやすいEb管で演奏する場合が多いのですが、ルシエンヌは技術的には難しいのですが温かみのある響きを重要視し、B♭管で演奏しています。
ボーナス・トラックとして収録された『ハイドンによるポスト=スクリプト』は協奏曲の主題による即興演奏で、録音セッションの最後にまったく無計画で演奏されたもののようです。
ルシエンヌは録音だけでなく、コンサートでも裸足で演奏。これは彼女が床から伝わる倍音を感じ取りながら発展させ、クラシック畑とは違った人間の鼓動をリズムとして見事に融合させるため。それはとくにフンメルの協奏曲の第3楽章で感じ取れるでしょう。
すでに初アルバムで「ジャンルを超えた新星」と高い評価を得た彼女。
このアルバムで、すでに大御所とさえ感じさせる並外れたパレットを引き出しています。
WARNER
ルシエンヌの旧譜3タイトル
すべてアリアCD初紹介! |
WARNER 9029588832
\2700→\2490 |
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ、デビュー!
ザ・ヴォイス・オブ・ザ・トランペット
1. ドリーブ:『カディスの娘』
2. リチャード・ロジャース:『サウンド・オブ・ミュージック』より「私のお気に入り」
3. ドニゼッティ:歌劇『ドン・パスクァーレ』より「哀れなエルネスト」
4. ジャン=バティスト・アルバン:ベッリーニの歌劇『ノルマ』の「清らかな女神よ」による変奏曲
5. ベッリーニ:『マリンコニーア』
6. オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より「美しい夜、おお、恋の夜よ(ホフマンの舟歌)」
7. ヘンデル:『アン女王の誕生日のためのオード』より「神聖な光の永遠の源よ」
8. ハロルド・アーレン:『オズの魔法使』より「虹の彼方に」
9. ガーシュウィン:『私の彼氏』
10. ヴィヴァルディ:歌劇『ジュスティーノ』より「よろこびと共に会わん」
11. ガーシュウィン:『サマータイム』
12. ロッシーニ:『音楽の夜会』より「踊り」
13. ラフマニノフ:『ここは素晴らしい場所』
Op.21-7
14. チャイコフスキー:歌劇『エフゲニ・オネーギン』より「どこに、どこに、どこに行ってしまった」
15. フォーレ:『夢のあとに』,
16. リチャード・ロジャース:『ベイブス・イン・アームス』より「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」 |
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット)
ロランド・ヴィラゾン(テノール:3)
クリストフ・デュモー(カウンタテナー:7)
エリック・トラファズ(トランペット:6,11)
リール国立管弦楽団
ロベルト・リッツィ=ブリニョーリ(指揮) |
録音:2016年8~9月、フランス、リール、Le
Nouveau Siecle
18歳の天才的トランぺッター、ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ、デビュー!
1999年生まれのルシエンヌ・ルノダン=ヴァリは、2007年よりフィリップ・ラフィットよりConservatoire
du Mansでトランペットを学び、2014年にパリ国立高等音楽学校にクラシックとジャズ両方のトランペット科に入学。パリ・クレドール・コンクールなど、11歳から17歳の間に様々なコンクールで優勝、モーリス・アンドレ賞なども受賞しています。
そして完璧なテクニックとともに、クラシックとジャズの演奏家として名だたるトランペット奏者となった彼女。その待望のデビュー盤は、クラシック、ジャズ、ミュージカル、ポピュラーまで、様々な面を盛り込んだ多彩なアルバム。
若干18歳にして驚異的なテクニックと呼吸法。単なる音符通りに完璧に吹くのではなく、その曲調にあった見事な奏法・表現力には脱帽です!
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WARNER 9029540710
\2700→\2490 |
ルシエンヌ
「フランスとアメリカ」をテーマにしたセカンド・アルバム
ガーシュウイン:『パリのアメリカ人』(メドレー)
ラヴェル:『亡き王女のためのパヴァーヌ』
ガーシュウイン:『ポーギーとベス』より「愛するポーギー」
シャルル・アズナヴール:『フォー・ミー、フォーミダブル』
ミヨー:『屋根の上の牛』
ムーンドッグ(ルイス・トーマス・ハーディン):『バーズ・ラメント』
シドニー・ベシェ:『僕の母だったら』
ロバート・ローリー:『まもなくかなたの』
バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』(セレクション)
クルト・ヴァイル:『あんたを愛していないわ』
ガーシュウィン:『みんな笑った』
ドヴォルザーク:『我が母の教えたまいし歌』
バーンスタイン:『キャンディード』より「きらびやかに華やかに」
ボビー・ヘブ:『サニー』
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ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット)
BBCコンサート・オーケストラ
ビル・エリオット(指揮) |
録音:2019年2月24-27日、ロンドン、エンジェル・レコーディング・スタジオ
ファースト・アルバムでは、バロックやフランスの歌曲から、ガーシュウインやミュージカルの名曲を完璧なテクニックで巧みに演奏、幅広い音楽性を発揮していましたが、今回のアルバムで彼女は「フランスとアメリカ」をテーマに選び、ラヴェル、ミヨーに端を発し、ガーシュウィン、バーンスタインまでの太平洋を横断するレパートリーを披露。ヨーロッパとアメリカの近代作品を自由自在に演奏します。アメリカ映画とミュージカルをとても愛しているという彼女ならではの、愛に溢れた演奏をお楽しみください。
また、アルバムの最後に置かれたボビー・ヘブの『サニー』では、彼女の2人の兄弟フィレモン(ダブルベース)とバルトロメ(ギター)も参加し、親密なアンサンブルも聴かせています。
またバックの指揮には、トニー賞も受賞しているハリウッドの指揮者/アレンジャー/プロデューサーであるビル・エリオットがサポートしています。
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WARNER 9029515563
\2700→\2490 |
フランスのジャズ&クラシック・トランペッター、ルシエンヌ
ピアソラ生誕100年を祝うサード・アルバム!
1. ピアソラ:チン・チン(乾杯)
2. ピアソラ:オブリビオン(忘却)
3. ヒナステラ:優雅な乙女の踊り Op.2-2
4. ピアソラ:ブエノス・アイレスのマリア
5. ガリアーノ:クロードのタンゴ
6. ピアソラ:チキリン・デ・バチン
7. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番
BWV.1001~第4楽章:プレスト
8. N.ブーランジェ:永遠の光(ルクス・エテルナ)
9. ピアソラ:チャウ・パリ(さらば、パリ)
10. ピアソラ:アヴェ・マリア『タンティ・アンニ・プリマ』
11. パガニーニ:24のカプリース~主題と第1,2,3,4,5,7,9,10,11変奏
12. ピアソラ:孤独の歳月
13. ピアソラ:目を閉じて、聞いて
14. ガルデル:ボルベール(帰還)
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ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット)
リシャール・ガリアーノ(アコーディオン:5)
ティボー・ガルシア (ギター:6)
モンテカルロ・フィルハーモニー弦楽四重奏団(3,9)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団(1,2,4,5,8,10,12,13)
サッシャ・ゲッツェル(指揮) |
録音:2020年9月12,14-16日、モナコ、国立レニエ3世大公記念館
「トランペットは私の声」と語るルシエンヌ。
クラシックだけなく、ジャズの分野でも素晴らしい才能を発揮、リリースされた2枚のアルバムでは、バロックやフランスの歌曲から、ガーシュウインやミュージカルの名曲を完璧なテクニックで巧みに演奏、幅広い音楽性を発揮。その実力と人気は、フランスだけで無く世界中に響き廻っています。
今回のアルバムでは、2021年に生誕100年を迎えるアストル・ピアソラへのオマージュ。
ルシエンヌはピアソラの音楽に多大な影響を受けていますが、今回のアルバムはピアソラの音楽だけで無く、ピアソラに影響を与えた作曲家、ピアソラに影響された作曲家の曲がプログラミングされています。
ピアソラが師事したナディア・ブーランジェとアルベルト・ヒナステラは、その中でも重要な作曲家です。
ピアソラの作品は様々な楽器編成という点も興味深く、トランペット・ソロ、オーケストラ、弦楽四重奏、デュエットなど、さまざまなラインナップで聴く人を喜ばせます。
ルシエンヌの練習法は、まずいろいろな演奏を聴いて耳から音楽を覚え、作曲家の意図するところを把握し、自分のなかに取り入れ、最後に楽譜を見て確認し、音を出す、というもの。
「子どものころからこの方法です。すべてを耳から覚えて自分のなかに完璧に取り込んでいく。」
そしてもうひとつ!
「ステージで演奏するときはいつも裸足です。それによって倍音を感じ取り、からだ全体で演奏していくんです」
パリ国立高等音楽学校でクラシックとジャズを同時に学んだ初めてのトランペッターというだけあって、そのクラシック畑のアーティストとは違った見事なスイングが体感できます。
ベテラン・アコーディオン奏者のリシャール・ガリアーノ、天才的ギタリストのティボー・ガルシアもゲスト参加し、「ピアソラ・・・なんて旅だ!」と、ルシエンヌは叫んでいます。
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10/5(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
MDG
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MDG 92322596
(SACD HYBRID)
¥2500
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ゴードン・サファリ率いるアンサンブル・バッハヴェルクヴォーカルの
それぞれの時代の「死」への向き合いかたに焦点を当てたアルバム
J.S.バッハ:来たれ、イエスよ、来たれ
BWV229
ヨハン・シェレ(1648~1701):来たれ、イエスよ、来たれ
J.S.バッハ:カンタータ第82番「わたしは満ち足りている」BWV82
アルマ・マーラー=ヴェルフェル(1879 ~1964):
なま暖かい夏の夜を待ちわびて
ヤコブ・グルシュマン(1991~):
ゲヌーク~カンターテ(2021)
アルマ・マーラー:夜への賛歌
ヨハン・ルドルフ・アーレ (1625 –1673):
エリヤの幻の言葉~もう十分です!
J.S.バッハ:
カンタータ第60番「おお 永遠、そは雷のことば
」BWV60 |
アンサンブル・バッハヴェルクヴォーカル
ゴードン・サファリ(指揮) |
ゴードン・サファリ率いるアンサンブル・バッハヴェルクヴォーカルのそれぞれの時代の「死」への向き合いかたに焦点を当てたアルバム
Stereo/5.1/2+2+2、69'29、輸入盤・日本語帯付
コラール「イエス、わが喜び」を題材にしたアルバム(MDG-92322076)をリリースした、ゴードン・サファリ率いるアンサンブル・バッハヴェルクヴォーカル。
今回のテーマはJ.S.バッハのカンタータ第82
番でも歌われている「わたしは満ち足りている」Ich
Habe Genug (it is Enough)。
このカンタータは、老人シメオンが救世主たる幼子イエスを抱き、満ち足りた気分で安らかな死を迎えて清められたいと願う場面を題材にしたもの。
この言葉をテーマに、バッハ、アーレ、シェレ、アルマ・マーラー、グルシュマンと時代を超えた作曲の作品を収録することにより、死に向き合う人々の考え方の変化を印象的に表したアルバムとなっています。
アンサンブル・バッハヴェルクヴォーカルが色々な時代の音楽を柔軟に解釈し、優れた音楽的センスで演奏。
MDG の見事な立体音響録音もあいまって、感動的な1枚に仕上がっています。
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MDG 92122526
(SACD HYBRID)
¥2500
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ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ選集
1.ソナタ ニ短調K.77/2.ソナタ ニ短調K.9/
3.ソナタ ニ長調K.490/4.ソナタ ロ短調K.87/
5.ソナタ ヘ短調K.462/6.ソナタ 変ホ長調K.193/
7.ソナタ ハ長調K.308/8.ソナタ ヘ短調K.69/
9.ソナタ ハ長調K.132 /10.ソナタ イ短調K.451/
11.ソナタ イ長調K.208/12.ソナタ イ長調K.24/
13.ソナタ ト長調K.144/14.ソナタ ト短調K.8/
15.ソナタ ト長調K.260/16.ソナタ 変ロ長調K.544/
17.ソナタ ニ短調K.18/18.ソナタ ニ短調K.32 |
タチアナ・ヴォロビヨワ(チェンバロ) |
ラトヴィア出身のチェンバロ奏者が自ら選曲したドメニコ・スカルラッティのソナタ選集
Stereo/5.1/2+2+2、73'09、輸入盤・日本語帯付
J.S.バッハ、ヘンデルと同じ1685 年に生まれ、バッバ家と同様に音楽一家の出身である、ドメニコ・スカルラッティ。
ナポリ楽派の大家であった父アレンサンドロの名声に隠れ、その才能が世に知られるようになったのは40歳を過ぎてから、ポルトガルのマリア・バルバラ王女との出会いが転機となったといいます。
ドメニコ・スカルラッティの創作において需要なジャンルは550曲を超える鍵盤楽器のためのソナタです。
その多くは王女マリア・バルバラのレッスンのために書かれたと言われていますが、民謡、カスタネット、かき鳴らすギターなど、彼が後世を過ごしたイベリア半島の独特の雰囲気を湛え、機知に富み、創意工夫を図った作品群です。
この録音は、ラトヴィア出身のチェンバロ奏者タチアナ・ヴォロビヨワがドメニコ・スカルラッティのソナタから技巧性,抒情性が高い作品を選曲し収録しています。
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ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.15
弦楽四重奏曲第22番ニ短調Op.9-4 Hob.III:22
弦楽四重奏曲第23(15)番 変ロ長調 Op. 9
No. 5, Hob.III:23
弦楽四重奏曲第24(16)番 イ長調 Op. 9,
No. 6, Hob.III:24 |
ライプツィヒ弦楽四重奏団
シュテファン・アルツベルガー(第1ヴァイオリン)
ティルマン・ビューニング(第2ヴァイオリン)
イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)
ペーター・ブルンズ(チェロ) |
名門ライプツィヒ弦楽四重奏団、ハイドン弦楽四重奏曲集第15弾!
輸入盤・日本語帯付
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者らにより、1988
年に結成されたライプツィヒ弦楽四重奏団。
以後、彼らは弦楽四重奏団としての活動に専念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。
55人の作曲家の約200 作品という膨大なレパートリーを持つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。
現在進行中なのがハイドンの弦楽四重奏曲全集。
今回は、前作第14 集(MDG-30722342) に続き、シュトルム・ウント・ドラング期に書かれた全6
曲からなる作品9より残りの3曲を収録しています。
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MDG 64522722
(5CD)
¥4800
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コンロン・ナンカロウ(1912~1997):
プレイヤー・ピアノのための練習曲全集
CD1
プレイヤー・ピアノのための練習曲第1~12番
CD2
プレイヤー・ピアノのための練習曲第13~32番
CD3
プレイヤー・ピアノのための練習曲第33~41番
CD4
プレイヤー・ピアノのための練習曲第42~48番
CD5
プレイヤー・ピアノのための練習曲第49a-c番/
パラ・ヨーコ/リゲティのために/
未発表の習作第1,4-5番/習作第45番《ディスカード》/
前奏曲(アレグロ・モルト)/ピアノのためのソナチナ/
タンゴ?/ウルスラのためのカノンA,B,C/
ピアノとヴァイオリンのためのトッカータ |
べーゼンドルファー・プレイヤー・ピアノ |
ナンカロウ没後25周年記念、プレイヤー・ピアノのための練習曲全集
5h19'28、輸入盤・日本語帯付
ナンカロウ没後25周年記念として、これまでMDGに録音されたプレイヤー・ピアノのための練習曲を全曲まとめてリリースします。
コンロン・ナンカロウ(1912-1997)はアメリカ、アーカンソー州に生まれ、ジャズ・トランペッターを経て、ピストン、セッションズ、ヘンリー・カウエルに学んで作曲に転じた変り種で、特にカウエルの影響から自動演奏ピアノの可能性に開眼、生身のピアニストには再現不可能なまでに微分化されたリズムを特徴とする創作にのめり込んだとされています。
1936年のスペイン内戦に接してスペインへ渡り、同地で共産党に入党したことからアメリカへの帰国を拒否されたこともあって、その作品は長く正当な評価を得ないままでしたが、1980年代にジェルジ・リゲティが「ヴェーベルンやアイヴズに匹敵する大作曲家」と礼賛したことで、晩年になって忽然と名声を得るという、きわめて数奇な運命を辿った作曲家でもありました。
ナンカロウはプレイヤー・ピアノ(自動演奏ピアノ)のために多くの作品を残しました。
「プレイヤー・ピアノのための習作」は全5巻もある膨大な作品。
リゲティは、この作品を「21世紀の平均律クラヴィーア曲集」だと称賛。そのどれもが自動演奏ピアノ専用で、生身の人間では到底演奏不可能なものばかりです。
1 秒間に200回も打鍵するなどあたりまえ、時にはラグタイムの手法が応用されたり、機械的なパッセージが延々と繰り返されるなど、これこそ究極の実験音楽とも言えます。
ここに収録されているものは、ナンカロウの腹心の友ユルゲン・ホッカーが、ベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノをチューニングし録音された全50作品です。
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TYXART
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ナポリとヴェネツィア、1730年頃のイタリアのリコーダー・ソナタ集
イグナツィオ・ジーバー(ca1680-ca1757):フルート・ソナタ第10番
ト短調
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750):ソナタ第1番
ハ長調 *
ジャコモ・フェッロナーティ(?-1767):
フルートと通奏低音のためのシンフォニア
*
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
フルートと通奏低音のためのシンフォニア
ト長調 *
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
フルートとチェンバロのためのソナタ ト長調
RV806
ジュゼッペ・サンマルティーニ:フルート・ソナタ第3
番 ホ短調
フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737):
フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調
* 世界初録音 |
サブリナ・フレイ(リコーダー)
フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ) |
同時代のイタリアで書かれたリコーダー作品いろいろ
録音:2021年6月/59'05''
リコーダーとチェンバロのためのソナタを集めたアルバム。それぞれの楽譜は今やヨーロッパ各地からアメリカなど散逸していますが、どれも30年の間にイタリアで作曲された作品です。
長年にわたって共演しているリコーダー奏者のサブリナ・フレイとチェンバロ奏者のフィリップ・グリズヴァールによる、こなれた演奏。世界初録音を含む楽曲が時代的な統一感をもって奏でられます。
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ヨーゼフ・ハース(1879-1960):女声合唱とピアノのための作品集
民謡による3つの歌曲 Op.89(1940-1952)
第1曲 Alemannischer Liederreigen
第2曲 Frankischer Liederreigen
第3曲 Pfalzischer Liederreigen
陽気な讃美歌 Op.73(1930)
第1曲 Des Lebens Sonnenschein
第2曲 Kommt, laBt uns allesamt
歌曲集 Op.44(1916)
Wiegenlied/Der Kiebitz/
Kleiner Morgenwanderer/Christ und die
Kinder
3つの3声による小さな歌(1929)
Morgenlied/Galliarde/Schlummerlied
結婚式の歌(1935)
HeiBa, Kathreinerle(1932)
幼子がやってくる Op.76-2(1952)
女声とピアノのためのカンタータ Op.81
第1曲 Zum Lob der Musik(1930)
第2曲 Zum Lob der Natur(1932) |
ミュンヘン女声合唱団
スザンヌ・ユッツ=ミルトシツキー(ピアノ)
カトリン・ヴェンデ=エーマ(指揮) |
女声合唱の多種多様な表現
録音:2021年7月/76'05''
ヨーゼフ・ハース(1879-1960)はレーガーに作曲を学び、ヒンデミットと共にドナウエッシンゲン音楽祭の運営に携わるなどドイツの音楽界の発展に貢献した人物。
女声合唱のための作品は比較的数が多く、民謡や賛美歌、音楽と自然を讃えるカンタータなどがあります。
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DA VINCI CLASSICS
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19~20世紀のフルートを伴うフランス音楽集
ルーセル:笛吹きたち Op.27/
ドビュッシー:シランクス/
マルコ・ソッリーニ(1964-):
バッハ風に Op.42、カンツォーナ Op.39/
シャミナード:ロマンティックな小品 Op.9/
タイユフェール:牧歌/
オネゲル:牝山羊の踊り H.39/
ボニ:笛のため息 Op.121/
イベール:小品/
サン=サーンス:ロマンス Op.37/
プーランク:ソナタ FP. 164 |
ルイーザ・セッロ(フルート)
フィリップ・アントルモン(ピアノ) |
フランス・ピアノ界の巨匠フィリップ・アントルモン登場!
イタリアの女流フルート奏者ルイーザ・セッロと、フランスの巨匠フィリップ・アントルモンのデュオによるコンサート・シリーズ「アルモニー・デッラ・セラ」のライヴ・レコーディング。
フランスのフルート・レパートリーの中でも最もよく知られた作品(ドビュッシーやサン=サーンスなど)や、あまり知られていない作品、そして2つの現代作品の世界初演を含む魅力ある旅に私たちを導いてくれるでしょう。
このディスクの主な特徴は、「現在の音楽は過去の音楽とどのように関連づけることができるのか」という問いに集約されており、セッロとアントルモンの演奏からその答えを見出すことが出来ます。
※録音(ライヴ):2021年8月11日&2022年3月1日、イタリア
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C00629
(2CD)
特別価格
¥3600 →\3290
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レオンカヴァッロ:ピアノ作品全集
ノットゥルノ/蝶々/古美術家/イタリアの夜/湖のほとりで/
ヴェネツィアの舟歌/ボエミエンヌ/甘い夜/恋の戯れ/
プルチネルラの従者たち/アルルカンのメヌエット/
初めての口づけ/月のワルツ/感傷的なワルツ/愛の歌/
凱旋行進曲/マルシェ・ヤンキー/潮風/生きている操り人形/
ミューズの祈り/セレナーデ・ワルツ/結婚行進曲/
椰子の下で/メヌエット/ロマネスカ/サラバンド/
ガヴォット/ガリアルダ/ゴンドラ/タランテラ/
セビリャーナ/ジプシー・タンゴ/グラナディナス/
お洒落なワルツ/可愛らしいワルツ/セレナーデ |
イングリッド・カルボーネ(ピアノ) |
ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(1857-1919)は、19世紀から20世紀にかけてのイタリアの音楽家の中で、たったひとつのオペラの「道化師」で今日まで記憶されている稀有な存在。
ザルツブルクでラザール・ベルマンに、ローマではエドゥアルド・オガンドの指導も受けたイタリアの女流ピアニスト、イングリッド・カルボーネは、レオンカヴァッロという作曲家が遺した「鍵盤の世界」を再発見させてくれます。
現在ではほとんど忘れられてしまっているものの、レオンカヴァッロのピアノ作品は、彼の生涯における文学的要求と、作風の変遷を記録した「サマリー」とも言えるでしょう。
※録音:2022年5月、クラシカ・ヴィヴァ(イタリア)
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ピアソラ ~ ワン・フォー・タンゴ ~
バンドネオンと弦楽四重奏のための
ピアソラ(ザンベッリ編):
アディオス・ノニーノ/天使のミロンガ/
アレグロ・タンガービレ/
ピアソラ・チェック・コレア/メディタンゴ/
アストル組曲/ブエノスアイレスの四季/
オブリビオン(忘却) |
ジーノ・ザンベッリ(バンドネオン)
クヮルテット・バッツィーニ
〔ダニエラ・サンガッリ(ヴァイオリン)、
リーノ・メーニ(ヴァイオリン)、
マルタ・ピツィオ(ヴィオラ)、
ファウスト・ソルチ(チェロ)〕 |
まさにその絶対的なオリジナリティによって世界的名声を確立したタンゴの巨匠アストル・ピアソラ。
この「ワン・フォー・タンゴ」に収録されている曲は、ほとんどすべてイタリアと関係を持っているところがポイントです(ピアソラの父親は南イタリアの出身で、彼は多くのイタリア人移民と同じようにアメリカに渡っています)。
イタリアの土壌に深く刻み込まれているピアソラのルーツを、バンドネオンと弦楽四重奏の共演でお楽しみ下さい。没後30周年記念盤です。
※録音:2021年3月、アウディトリアム・サン・ジョヴァンニ・ディ・コッカーリオ(イタリア)
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ドミニク・ルメートル(1953-):
様々な楽器のための独奏曲と二重奏曲
ロレイユ・ドゥ・シエル/
カレイドスコープ/ヴィフ=アルジェント/
オレンジとイエロー/プタハ/
フリーセント2/イオン/ニックス |
アラン・セロ(ヴィオラ)
マリア・バスケス(グロッケンシュピール)
エティエンヌ・デ・ニス(ヴィブラフォン)
アリス・シッソコ(ヴィオラ)
ヴァンサン・ロト(ヴィオラ)
ジェローム・シュミット(バス・クラリネット) |
フランスの作曲家ドミニク・ルメートル(1953)の室内楽は、ガストン・バシュラール(1884-1962)が書いた「あなたの無限とは何か教えてください、そうすれば私はあなたの宇宙の意味を知るでしょう」という言葉からインスピレーションを得て展開されています。
特に二重奏、デュエットでは、一方の楽器がもう一方の楽器を古典的に伴奏する「2人のためのソナタ」の可能性を超えて、重層的で複雑な表現を提供してくれます。
※録音年月日不詳
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ファビオ・ミーナ&フランチェスコ・サヴォレッティ:
スレッショルド ~ ブランチ・アウト |
ファビオ・ミーナ
(アルト・フルート、口琴、シンセサイザー、他)
フランチェスコ・サヴォレッティ
(打楽器、タパン、フレームドラム、鐘、他) |
イタリアの現代音楽家、ファビオ・ミーナとフランチェスコ・サヴォレッティにとって、「スレッショルド(Threshold)」という言葉は、部分的には伝統を扱いながらも、それを超えて、他のスタイルや演奏方法にアプローチする新しい芸術言語の境界を意味します。
伝統的なサウンドとエレクトロニクスを融合させた作品の数々では、イタリアのアペニン山脈の山岳地帯で採取されたサウンドサンプルが所々に挿入され、作曲と即興の興味深い融合が表現されています。
※録音年月日不詳
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BRU ZANE
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BZ1050
(3CD+BOOK)
¥5300
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ルイージ・ケルビーニ(1760-1842):
《アバンセラージュ族、またはグラナダの軍旗》~
全3幕のオペラ(1813)
台本: エティエンヌ・ド・ジュイ
(本名ヴィクトール=ジョゼフ・エティエンヌ 1764-1846) |
ノライム...アナイス・コンスタンス(ソプラノ)
アルマンゾール...
エドガラス・モントヴィダス(テノール)
アレマール...トマ・ドリエ(バリトン)
ゴンザルヴ/吟遊詩人...
アルタヴァズド・サルグシアン(テノール)
カレド...フィリップ=ニコラ・マルタン(バリトン)
アラミール...トミスラフ・ラヴォワ(バス)
アブデラム...
ダグラス・ウィリアムズ(バス=バリトン)
オクタイル/軍の伝令...
ローラーント・ナイバウエル(バリトン)
エジローヌ...アーニェス・ピンテール(ソプラノ)
パーセル合唱団
オルフェオ・オーケストラ(古楽器使用)
コンサートマスター:
ラースロー・パウリク(ヴァイオリン)
ジェルジ・ヴァシュヘジ(指揮) |
録音: 2022年3月7-9日 ブダペスト芸術宮殿ベラ・バルトーク国立コンサート・ホール
【ベートーヴェンの時代最大の歌劇作曲家による隠れ名作。古楽器による初の全曲録音で!】
フランス歌劇史上、ラモーとベルリオーズの間の革命期における最も重要な作曲家の一人で、創設間もないパリ音楽院の学長として圧倒的権威を誇ったフィレンツェ生まれの大家ケルビーニ。
20世紀に入りマリア・カラスがイタリア語版を得意演目とした《メデ(メデア)》(1797)や、スリリングな救出オペラの傑作《二日間、または水運び人》(1800)をはじめ、20世紀以来たびたび注目されながらも決定的な再評価にはあと一歩という状況が続いてきましたが、その流れに転機をもたらしうる古楽器録音が登場!
1813年4月、ロシア遠征失敗の痛手も記憶に新しい皇帝ナポレオン臨席のもとに初演された《アバンセラージュ族》は、直後の王政復古により定番演目の座を失ったものの、ケルビーニが一人で仕上げた最後から2番目の作品であり(最後の作は20年後の《アリ=ババ》)初演時に圧倒的な高評価を得た傑作。20世紀にも蘇演され録音も複数あるものの、古楽器による全曲録音は今回が初。
ラモーその他の18世紀フランス・オペラに通じたヴァシュヘジのもと、オルフェオ・オーケストラによるエッジの効いた演奏で聴けるのは嬉しい限りです。
イスラム統治時代末期のスペインの古都グラナダを舞台に、敵対する部族の計略で追放されそうになるアバンセラージュ族の若者アルマンゾールとノライム姫の恋路を、吟遊詩人に扮したキリスト教徒の戦士が救うスリリングな展開。
レチタティーヴォに全編オーケストラを用い、パリ時代の経験の集成とも言える充実した音楽作りでケルビーニが編み上げた濃密な音楽を、コンスタンス&モントヴィダスという今をときめく名歌手二人を主役に、ロマン派音楽の予感をはらんだダイナミックな演奏で堪能できます。
ベートーヴェンも大いに刺激を受けた歌劇作曲家の真価に迫った名演。Bru
Zaneレーベルならではの豪華ブックレット(仏語・英語)も常通りの頼もしさです。
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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES
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フランソワ・クープラン:「修道院のためのミサ曲」
(『オルガン曲集』〔1690〕より)~聖歌朗誦を含む演奏~
フランソワ・クープラン(1668-1733):
1-9. キリエ(憐れみの讃歌)
10-27. グローリア(栄光の讃歌)
28. オフェルトリウム(奉献唱)
29-33. サンクトゥス(感謝の讃歌)
34-36. アニュス・デイ(平和の讃歌)
37. 主よ、我らが王を救い給え
(ギヨーム=ガブリエル・ニヴェール〔1632-1714〕作曲〔1687〕)
38-39. イテ・ミサ・エスト(閉祭)
※聖歌部分出典:アンリ・デュ・モン(1610-1684)作曲
「第6旋法によるミサ曲」
~『聖職従事者たちのための、全ての固有文を含む
単旋律聖歌による五つのミサ:通称"王のミサ集"』(1669) |
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)
クレマンス・カリ、
マルト・ダヴォスト、
ジャンヌ・ルフォール(ソプラノ)
シリル・エスコフィエ(テノール)
マルク・モイヨン、
ジャン=マルク・ヴィエ(バリトン)
ジャン=イヴ・エモズ(指揮) |
使用楽器: ロベール・クリコ&ジュリアン・トリビュオ1711年建造(復元:
ジャン=ルー・ボワソー&ベルトラン・カティオ〔1995〕)
録音: 2022年1月5-9日、4月4-6日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
【現代最高の名手ラトリーが理想的環境で弾く、ルイ14世に仕えた鍵盤奏者の「本職」!】
数々の一流オーケストラとの共演でも知られ、2019年火災に遭ったパリ・ノートルダム大聖堂のオルガンの正規奏者として、被災前最後の録音も制作している名手オリヴィエ・ラトリー。
古楽から現代作品まで、常に演奏曲目の本質を見据え、音響環境をよく見定めて楽器の魅力を最大限に引き出す解釈を聞かせてきた彼が、フランス・バロック最大の鍵盤音楽の大家F.クープランによるオルガン曲の大作と向き合いました。
しかも録音場所は、この大家が仕えたルイ14世の治世下で長年にわたる計画の末に完成されたヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂。
現存するクープラン唯一のオルガン曲集に収録されている『修道院のためのミサ』は、ミサの祈祷文の朗誦と交互にオルガン演奏を挟んでゆく当時の礼拝習慣にあわせて書かれた長大な作品。
詩節ごとに細かく分かれた楽章の数々には使う音色が曲題として明記され、明瞭な音の動きの中でフランス音楽ならではの色彩感豊かな響きが味わえる内容。
ラトリーはフランス古楽シーン有数の歌手たちによる比類なく玄妙な歌唱を得て、同じく王室礼拝堂に仕えた17世紀の大家デュモンやニヴェールの歌を交え、当時の礼拝の文脈に乗せてこの傑作を「いま」に甦らせます。
ヴェルサイユ王室礼拝堂のオルガンは設置当初の形に復元されており、クープラン自身の演奏でも味わえたであろう音響を追体験できるのも貴重。
ALPHAレーベル初期の名盤群で知られる録音技師ユーグ・デショーが、礼拝堂の残響や佇まいを自然に伝える美しいエンジニアリングで、オルガンと歌声の交錯を鮮やかに伝えてくれます。
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GENUIN
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ヨハネス・クルンプ&エッセン・フォルクヴァング室内管
モーツァルト:交響曲集第2集
交響曲第1番 変ホ長調K.16
交響曲第28番 ハ長調K.200
交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」 |
ヨハネス・クルンプ(指揮)
エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団 |
ヨハネス・クルンプのモーツァルト交響曲集第2弾!最初と最後の交響曲を充実の演奏で!
録音:2019年9月20-23日(K.16,K.551),2021年6月24-27日(K.200) [41'19]
ヨハネス・クルンプ率いるエッセンのフォルクヴァング室内管弦楽団によるGENUINのモーツァルト4枚目、モーツァルトの交響曲集としては2枚目のCD。
(既発は ホルン協奏曲全集 GEN18618,交響曲第13、16、29、40番
GEN 19636,ディヴェルティメントK.136-138
GEN22762)。
これまでのCDはいずれも好評だったこのコンビのモーツァルト、今回も素晴らしい。
ヨハネス・クルンプは1980年、シュトゥットガルト生まれの指揮者。2013年に1958年創立のエッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団の首席指揮者、音楽監督に就任、この地方オーケストラを注目の楽団へと引き上げた。
また2020年からはハイデルベルク交響楽団の芸術監督に就任している。クルンプはピリオド演奏から影響を受けつつ、室内オーケストラならではの透明でキビキビしたモーツァルトを生み出しており、大変魅力的である。
このCDでは最初と最後の交響曲を収録しており、9歳の作品も32歳の作品もどちらも様式に適った、そして充実した音楽に仕立てている。
ヨハネス・クルンプ&エッセン・フォルクヴァング室内管
モーツァルト交響曲集第1弾 |
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ヨハネス・クルンプ&エッセン・フォルクヴァング室内管
モーツァルト交響曲集第1弾
モーツァルト:
交響曲第13番 ヘ長調 K.112
交響曲第16番 ハ長調 K.128
交響曲第29番 イ長調 K.201(186a)
交響曲第40番 ト短調 K.550 |
ヨハネス・クルンプ(指揮)
エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団 |
録音:2017年9月15-18日,2018年5月11-14日
エッセン、 76'47
ヨハネス・クルンプの指揮するドイツ、エッセンのオーケストラ、エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団によるモーツァルトの交響曲。
エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団は既に創立から60年を超える伝統ある室内オーケストラで、2013/2014年シーズンから首席指揮者、音楽監督にヨハネス・クルンプが就任し、充実した活動をしている。
ここでのモーツァルトの交響曲4曲は、大オーケストラは違った立ち居地による力みのない演奏が特色で、ヴィブラートを控えめにして透明感を重視しつつ、ピリオド演奏ともまた一線を画して、室内オーケストラならではのモーツァルトの魅力を十全に引き出している。
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「ジャズィッシモ」
ローゼンブラット(b.1956):カルメン幻想曲
ピアソラ:タンゴの歴史~ナイトクラブ 1960
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ガーシュイン:「ポーギーとベス」~うちの人は逝ってしまった
コジョカル(b.1983):万華鏡
ミヨー:映画幻想曲 Op.58b(「屋根の上の牛」の原曲) |
マティアス・ヴェル(ヴァイオリン)
リリアン・アコポヴァ(ピアノ) |
ジャズ要素のあるヴァイオリン作品集!
録音:2021年11月18-19日,2022年2月10日
ドイツ フランクフルト・アム・マイン、49'17
ジャズの要素を盛り込んだクラシック音楽を集めている。
「カルメン幻想曲」は、ハイフェッツの演奏で有名なフランツ・ワックスマンのものではなく、ロシアの作曲家、アレクサンドル・ローゼンブラット(1956-)の曲。
元々はクラリネットとピアノのための曲だが、作曲者自身がヴァイオリン用に編曲している。ビゼーの素材をモダンでお洒落な音楽に仕立て直し、近年人気になっている。
ヴラディスラフ・コジョカイ(1983―)はモルドヴァのチミシリア生まれのアコーディオン奏者。2003年からミュンヘンを拠点に活動している。
マティアス・ヴェルと度々コンビを組んでいる仲間である。「万華鏡」は極めてロマンティックな美しい小品。
ミヨーの「屋根の上の牛」は有名だが、その原曲にあたる「映画幻想曲」は案外と録音が少なく、久々の新録音。
マティアス・ヴェルは、1993年、ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト。彼の父はバイエルンで絶大な人気を誇ったカバレットグルッペ、ビーアメーズル・ブロスンのヴェル3兄弟の一人、ミヒャエル・ヴェルの息子。
今や現代ドイツで最も注目されるヴァイオリニストの一人だが、父のバンドの影響か、こうしたジャズ・テイストのクラシック音楽を引かせると借り物ではない生き生きした演奏を聞かせてくれる。
リリアン・アコポヴァはウクライナ、キーウ生まれのピアニスト。天才少女として名を知られ、後にドイツに留学、ここで活躍している。
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「窓」~現代女性作曲家のピアノ作品集
アルテミス(b.1980):窓(7曲)
ライエヴァ(b.1971):3つのピアノ小品
グライム(b.1981):10の小曲
チェルノヴィン(b.1957):ファーダンス・クローズ
マルガレーテ・フーバー(b.1980):短い稲妻、太陽、風そして雨(12曲)
ムンドリー:転換
ノイヴィルト:トルール=ティヒ=ティンクル |
フィダン・アガイエヴァ=エルダー(ピアノ) |
録音:2021年9月8-9日 ドイツ ハレ、65'07
現代の女性作曲家のピアノ作品集。
ジャンヌ・アルテミス(1980-)、オリガ・ライエヴァ(1971-)、ヘレン・グライム(1981-)、ハヤ・チェルノヴィン(1957-)、マルガレーテ・フーバー(1980-)、イザベル・ムンドリー(1963-)、オルガ・ノイヴェルト(1968-)の作品を収録。
フィダン・アガイエヴァ=エルダーはドイツのピアニスト。ベルリンを拠点に現代音楽を中心に活動している。
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「黄金時代の音楽」
アッリゴーニ:マンドリンと通奏低音のためのソナタ
ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲 ハ長調
RV425
ル・コック:バロック・ギターノタメノシャコンヌ
カステッロ:ソプラノ(・マンドリン)独奏のためのソナタ第1番
ウッチェッリーニ;ベルガマスカに基づくアリア
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.90
ムルシア:マリサパロス
マレ:スペインのフォリア |
シクスティ1ストリングズ:
【カテリーナ・ソロヴェイ(バロック・マンドリン)
コンスタンツェ・クス(スペイン・バロック・ハープ)
ネギン・ハビビ(バロック・ギター)】 |
録音:2021年9月9日-10月1日 ドイツ ハノーファー
クレーフェルト、53'38
3か国の女性3人によるシクスティ1ストリングズ
sixty1stringsの第2弾で撥弦楽器3台によるバロック音楽。彼女らの演奏は、気品高く落ち着きがあって安らぐ素晴らしいもの。
朝の目覚めにも、午後の安らぎにも、夜の憩いにも打って付け。(第1集はサン=サーンス~現代ものまでGEN20694)
カテリーナ・ソロヴェイは、ソ連のスヴェルドロフスク(現在のロシアのエカテリンブルク)生まれのマンドリン奏者。
2010年にケルン音楽大学に編入し、瞬く間に若い世代の筆頭マンドリン奏者になった。
コンスタンツェ・クスはドイツの音楽一家に生まれ、5歳からハープを学んでいるという筋金入りのハープ奏者。様々なオーケストラでハープ奏者として活躍する一方、ロックやポップスにも参加する多才人。
ネギン・ハビビは1982年、イランのテヘラン生まれのギター奏者。12歳からギターを学び、2001年にライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽舞台大学に入学。現在は欧米で幅広く活躍している。
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「レオ・ブローウェルとの出会い」
レオ・ブローウェル(b.1939):
リエージュの思い出/
ボセト(下絵,スケッチ)第1番/
数世紀にわたるフォリア/
プロヴァンスのラベンダー畑/
時の戦い/タラントス/協奏的三部作 |
ルクス・ノヴァ・デュオ:
【リディア・シュミードル(アコーディオン)
ホルヘ・パス・ヴェラステギ(ギター)】 |
録音:2021年10月5-8日 ドイツ ライプツィヒ、60'50
キューバの作曲家、レオ・ブローウェル(1939-)のギター、アコーディオンの作品を集めたCD。
ギター奏者でもあったブローウェルは多数のギター作品を書いているが、ギターとアコーディオンのための作品はそれほど多くない。タンゴの要素が濃い作品が多いものの、総じて刺激と憧れと同居した作風だ。
ルクス・ノヴァ・デュオ(新しい光の二重奏という意味)は、ペルーのギター奏者、ホルヘ・パス・ヴェラステギと、ドイツのアコーディオン奏者、リディア・シュミードルによるデュオ。
2012年にバルセロナで結成され、現在はハンブルクを拠点に活動している。
彼らはブローウェルから絶賛されており、その期待に応えた見事な出来栄えだ。
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アントアネタ・エマヌイロヴァのおそらく初の独奏CD、
ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、ドイツ王道3曲
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70 |
アントアネタ・エマヌイロヴァ(チェロ)
エンドリ・ニーニ(ピアノ) |
録音:2021年 ドイツ ロストック、55'02
ブルガリア生まれのドイツのチェロ奏者、アントアネタ・エマヌイロヴァのおそらく初の独奏CD。
7歳の時にドイツに移住、ベルリンで学んだ後、ニューヨークのジュリアード音楽学校に留学。
2007年から2011年までケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席チェロ奏者を務めた後、マーラー室内管弦楽団およびオベロン・トリオのチェロ奏者として活動、特に後者でのチェロは注目を浴びていた。
満を持してのソロ・アルバムは、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンというドイツ王道3曲。彼女のチェロは意外や渋めの音色でじっくり弾き込むタイプ。
いずれの曲でも手応えがあるが、特にブラームスの第2番ソナタでの味わい深さは素晴らしい。
エンドリ・ニーニはアルバニア生まれのピアニスト。雄弁かつ巧みな伴奏で、エマヌイロヴァのチェロを弾き立てている。
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「グローリア ドイツと世界のクリスマス・ソング集
第3集」
ウェイド:ここに来なさい、ああ信心深い者たちよ(神の御子は今宵しも)
ゲーゼ:幼児イエスは飼い葉桶の中に横たわっていた
ジェイムズ:3人の家畜追い/作者不詳:羊の傍で番をしていると/
ロシアの歌:この聖なる夜は/
オード:アダムは縛られて横たわり/
レーガー:マリアの子守歌/
マウエルスベルガー:クリスマス/
東ポーランドの歌:羊飼いよ、小屋へ/
テニェール:湖と湖畔を照らす/
伝ディルク・ヤンスゾーン・スウェーリンク:ああクリスマスの夜よ/
フランスの歌:幼児イエス/
カールソン:冬の魔法/
エーベル:静かに雪が降り/
ニコラウス・ボイットナーの歌本:私たちの愛する女性の夢/
シレジア民謡:この上なく優しく鐘が鳴る/
クヴェルノ:めでたし海の星/
ラインターラー:この暗い日々に/
伝承歌:もみの木/
ビーブル:アヴェ・マリア/
サバテ:グローリア |
フィリップ・アーマン(指揮)
MDR放送合唱団 |
録音:2022年1月25-28日 ドイツ ライプツィヒ、59'04
第1集(GEN 15381)、第2集(GEN 17484)に続く、フィリップ・アーマン指揮MDR放送合唱団による世界のクリスマス曲集、第2集から5年ぶりの第3集が登場。
今回も有名曲から渋い選曲まで幅広くクリスマスの歌が美しい無伴奏合唱で楽しめる。
フィリップ・アーマンは1974年生まれ。ケルンでマーカス・クリードに学んでいる。
2013年から2016年までMDR放送合唱団の首席客演指揮者を務めたのち、
2020年に同団の芸術監督に就任している。
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「魔法の音楽箱」~オルガンによる管弦楽名曲集
ラヴェル:「マ・メール・ロア」~美女と野獣の対話,妖精の園
デュカス(シュヴァルツェ編):「魔法使いの弟子」
エルガー(シュヴァルツェ編):
「子供の魔法の杖」第2組曲 Op.1b~飼いならされた熊
「子供の魔法の杖」第1組曲 Op.1a~妖精たちと巨人たち
ストラヴィンスキー(シュヴァルツェ編):組曲「火の鳥」~
導入部,カシチェイの魔法の庭園,火の鳥の出現,
火の鳥の踊り,王女たちのロンド,子守歌,
カシチェイの目覚め,カシチェイの死,深い闇,フィナーレ
ダンクザークミュラー(b.1969):カリオペ~魔法の音楽箱 |
オルゲルデュオ・マリオン・クラル&
ラルス・シュヴァルツェ
(オルガン・デュオ) |
録音:2021年9月21-24日 ドイツ ヒルデスハイム、68'14
近代管弦楽作品を4手オルガンで演奏したもの。パイプオルガンだとオーケストラの生々しさが後退する一方で、幻想味が著しく増して雰囲気が大きく変わる。
有名なデュカスの「魔法使いの弟子」もまるで教会のステンドグラスに描かれる寓話のよう。
またパイプオルガンの最低音の迫力はオーケストラの低弦が束になっても敵わない迫力で、これはストラヴィンスキーの「火の鳥」で遺憾なく発揮されている。
マリオン・クラルはドイツの若いオルガン奏者。現在はマンハイムを拠点に活動している。
編曲も受け持っているラルス・シュヴァルツェは、ニーダーザクセン州アルフェルト出身。
第5回国際ブクステフーデ・オルガン・コンクールや第8回国際ヘルマン・シュレーダー・コンクールなどで入賞し注目を浴びる。二人は2015年にデュオを結成している。
ヒルデスハイム聖堂に2014年に設置されたロマヌス・ザイフェルト・ウンド・ゾーン社制作のオルガンを使用。
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~ドイツ音楽コンクール2021年受賞者~
「マックス・フォルバース(リコーダー)」
バッハ(フォルバース編):
フルートのためのパスティッチョ協奏曲
ハ長調
モンテヴェルディ「天も地も風も黙る今こそ」に基づくソナタ
パレストリーナ:あなたは美しい、私の愛しい人よ
サケラリディス:どうか地下に入ってください
パーセルの「妖精の女王」のシャコニーによる幻想曲
ディユパール:第3組曲
パレストリーナ:丘や野原にまとわせる(野山は花の賑わい)
シャイン:私たちに教えてください
ヴィヴァルディ(フォルバース編):フ
ラウティーノのための協奏曲 ト長調 RV312 |
マックス・フォルバース(リコーダー)
アルフィア・バキエヴァ(ヴァイオリン)
ジョナタン・ポネ(ヴァイオリン)
マルティン・シュナイダー(ヴィオラ)
吉田亜莉紗(コントラバス)
アクセル・ヴォルフ(アーチリュート)
ロバート・スミス(チェロ,ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンネ=ズーゼ・エンスレ(ファゴット,リコーダー)
アレクザンデル・フォン・ハイゼン(チェンバロ)
エリーザベト・ヴィルト(リコーダー)
フェリックス・グーチ(リコーダー)
ヨナタン・フォルバース(リコーダー) |
録音:2022年2月27日-3月2日 ドイツ ノイマルクト・イン・デア・オーベルプラッツ、69'45
GENUIN恒例のドイツ音楽コンクールの受賞者(このコンクールは複数受賞)によるCD、2021年の受賞者の一人、リコーダーのマックス・フォルバースのデビューCD。
リコーダーの腕前が見事なのはもちろん、既に指揮者としても活躍している彼の音楽は実に生き生きしており、両面において先々が楽しみな人材。
選曲も16世紀の音楽もあればバッハ、ヴィヴァルディもあり、さらには1995年生まれの作曲家の2020年の作品も含まれるという攻めた内容。
なおコントラバスに東京芸術大学卒で、現在ウィーンの21世紀アンサンブルでコントラバス奏者を務める吉田亜莉紗が参加している。
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POLYMNIE
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POL 136162
(2CD)
¥3000 →\2790
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デジレ・ンカウア(ピアノ)
ショパン:夜想曲 全曲(全21曲)
夜想曲 変ロ短調 Op.9-1/夜想曲 変ホ長調
Op.9-2
夜想曲 ロ長調 Op.9-3/夜想曲 ヘ長調 Op.15-1
夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2/夜想曲 ト短調
Op.15-3
夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1/夜想曲 変ニ長調 Op.27-2
夜想曲 ロ長調 Op.32-1/夜想曲 変イ長調
Op.32-2
夜想曲 ト短調 Op.37-1/夜想曲 ト長調 Op.37-2
夜想曲 ハ短調 Op.48-1/夜想曲 嬰ヘ短調
Op.48-2
夜想曲 ヘ短調 Op.55-1/夜想曲 変ホ長調
Op.55-2
夜想曲 ロ長調 Op.62-1/夜想曲 ホ長調 Op.62-2
夜想曲 ホ短調/夜想曲 嬰ハ短調/夜想曲
ハ短調 |
デジレ・ンカウア(ピアノ) |
フランスの長老デジレ・ンカウアのショパン:夜想曲全曲!
録音:2021年5,9月 フランス イル=ド=フランス地域圏
ムードン,110'15
フランスの長老ピアニスト、デジレ・ンカウアの新録音。
録音時87、88歳というだけでも凄いのに、なんとショパンの夜想曲全21曲を演奏している。
じっくりじんわりと味わいが広がる演奏からは、夜想曲にはこういう豊かな詩情がなくてはならないのだよ、と説かれているかのよう。
若き日にパリ音楽院でラザール・レヴィとマルグリット・ロンという伝説的ピアニストに学んだンカウアは、70年経って自らが生きる伝説になって、ショパンの真髄を教えてくれる。
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シャンタル・アンドラニアン(ピアノ)
ショパン:24の前奏曲 Op.28
前奏曲第1番 ハ長調 Op.28-1/前奏曲第2番
イ短調 Op.28-2
前奏曲第3番 ト長調 Op.28-3/前奏曲第4番
ホ短調 Op.28-4
前奏曲第5番 ニ長調 Op.28-5/前奏曲第6番
ロ短調 Op.28-6
前奏曲第7番 イ長調 Op.28-7/前奏曲第8番
嬰ヘ短調 Op.28-8
前奏曲第9番 ホ長調 Op.28-9/前奏曲第10番
嬰ハ短調 Op.28-10
前奏曲第11番 ロ長調 Op.28-11/前奏曲第12番
嬰ト短調 Op.28-12
前奏曲第13番 嬰ヘ長調 Op.28-13/前奏曲第14番
変ホ短調 Op.28-14
前奏曲第15番 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/前奏曲第16番
変ロ短調 Op.28-16
前奏曲第17番 変イ長調 Op.28-17/前奏曲第18番
ヘ短調 Op.28-18
前奏曲第19番 変ホ長調 Op.28-19/前奏曲第20番
ハ短調 Op.28-20
前奏曲第21番 変ロ長調 Op.28-21/前奏曲第22番
ト短調 Op.28-22
前奏曲第23番 ヘ長調 Op.28-23/前奏曲第24番
ニ短調 Op.28-24
ショパン:前奏曲 変イ長調 KK.IVb-7 BI.86
サクル(b.1948):24の前奏曲
ボルトキエヴィチ:10の前奏曲 Op.33から
第7番 嬰ヘ長調/第8番 変ニ長調/第5番 イ長調 |
シャンタル・アンドラニアン(ピアノ) |
シャンタル・アンドラニアンによるショパン他の前奏曲集!
78'48
フランスのピアニスト、シャンタル・アンドラニアンによるフレデリック・フランソワ、ギ・サクル、セルゲイ・ボルトキエヴィチの前奏曲集。
ショパンは有名な24の前奏曲に遺作の変イ長調の前奏曲。アンドラニアンのショパンは、剛腕で豪快に鳴らす華やかなショパンとは一線を画した。
ショパンがサロンで奏でていた時のような小世界を大切にしたもの。スケールが小さいからこその詩的な味わいが素晴らしい。
ギ・サクルは1948年生まれのフランスの作曲家。24の前奏曲は1993年の作。2曲を除くと2分に満たない短い曲ばかりで、現代的感覚を持ちつつも印象派の残照も濃い。
セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877-1952)は、ロシア帝国のハルキウ(現ウクライナのハリコフ)生まれのルーマニア系の作曲家。
23歳でドイツに出て、二つの世界大戦とロシア革命に翻弄されながら、50代以降はウィーンを拠点に活動した。
非常にロマンティックな作風でしかもナイーヴ。近年急速に再評価されているのも当然だろう。
ここでもアンドラニアンの感性豊かな演奏が映えている。
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リック・ラクルートの弾くフランクとフォーレのソナタ集!
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フォーレ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108 |
エリック・ラクルート(ヴァイオリン)
ジャン=バティスト・フォンリュプト(ピアノ) |
フランスのヴァイオリニスト、エリック・ラクルートの弾くフランクとフォーレのソナタ集!日本語解説付き!
録音:2021年2月25-28日 フランス オー=ド=セーヌ県
セガン島,80'31 (日本語オビ・解説付き)
フランスのヴァイオリニスト、エリック・ラクルートの弾くフランクとフォーレのヴァイオリン・ソナタ。
エリック・ラクルートは1976年生まれのフランスのヴァイオリニスト。パリ国立高等音楽院の上級課程を修了。2003年からパリ国立歌劇場管弦楽団(バスティーユ管弦楽団)のソロ奏者を務めている。
歌劇場で演奏しているためか、ラクルートのヴァイオリンは温かみがあってよく歌い、そしてフランス近代からの伝統を色濃く残している。
ジャン=バティスト・フォンリュプトのピアノもフランス的香りが豊かで、かつ作曲当時はこれらのソナタが伴奏においても非常に斬新だったことを思い出させるだけの積極性のあるもの。
これら3曲をまとめたCDとしては出色の出来栄えではないだろうか。
※解説の日本語訳あり。なお二人の名前は、エリック・ラクルー、ジャン=バティスト・フォンリュープ、フォンルーなどともカナ表記されるが、ここでは日本語訳の表記に従っている。
※80分強の超長時間収録です。再生機器の環境にご注意ください。
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「アンゲラン・リュール:チェロ作品集」
リュール(b.1975):
ラプソディ LWV50/堂々とした組曲 LWV87c
シシリエンヌとスケルツォ LWV170
悲歌 LWV209/主題と変奏 LWV219
ブランダン(1893-1966):ロマンティックな小品 |
ゼバスティアン・ヴァン・カイク(チェロ)
ベルトラン・ブライヤール(チェロ)
アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(ピアノ) |
録音:2012年5月,2021年6月 フランス オーブ県
トロワ
POLYMNIEレーベルではすっかりおなじみのピアニスト、作曲家、アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(このCDでは作曲家としてはアンゲラン・リュール名義)のチェロとピアノのための作品集。
チェロ奏者の一人に、今注目のフランスの四重奏団、ヴァン・カイク四重奏団のチェロ奏者、セバスティアン・ヴァン・カイクが参加している。
彼の独奏CDは十数年ぶりのはず。ここではリュールの作品は擬バロックもしくは擬古典のものが多く、ヴァン・カイクの美音が生きている。
エミール・ブランダン(1893-1966)はリュールの親戚(great-granduncle
曽祖父か曽祖母の兄弟)だという。
なお日本では四重奏団が「ヴァン・カイック四重奏団」と表記されることが多いが、van
Kuijk(オランダでは珍しくない姓)はヴァン・カイクと発音する。
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フィリドール(1726-1795):「転調の技法」(2台ピアノ演奏)
シンフォニア第1番 ト短調/シンフォニア第2番
ヘ長調/
シンフォニア第3番 ト長調/シンフォニア第4番
変ロ長調/
シンフォニア第5番 ハ長調/シンフォニア第6番
ニ長調 |
シャンタル・アンドラニアン(ピアノ)
ジゼル・アンドラニアン(ピアノ) |
録音:2021年12月
シャンタルとジゼルのアンドラニアン姉妹が、18世紀後半のフランス、パリの作曲家、フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドール(1726―1795))の「転調の技法」を2台ピアノ用に編曲して演奏。
「転調の技巧」の原曲はオーボエもしくはフルート、2つのヴァイオリンと通奏低音による四重奏曲で、各曲はシンフォニアと題された3楽章。
オリジナルの録音もまだ僅かしかないところにこの2台ピアノ編曲。
バロック音楽のピアノ編曲の常だが、各声部が均質に絡むので、原曲とはまた異なった構成美が楽しめる。アンドラニアン姉妹の演奏も実に見事。
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「ドミニク・プレシェ(1954-2021):オルガンと詩」
増殖
ノクタル
柔らかい扉夜の地
フィオレッティ |
ドミニク・プレシェ(オルガン)
ヴィッキー・メシカ(語り)
イヴ・ルモワール(語り) |
録音:1972年6月 フランス セーヌ=マリティーム県
フェカン,36'31
フランスの作曲家、オルガン奏者、ドミニク・プレシェ(1954-2021)の自作自演。
1972年の録音。
「ノクタル」と「夜の地」は、フランスの作家、イヴ・ルモワール(1947-)の詩に朗読に付けた即興演奏。
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TRITON
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「エティエンヌ(b.1963):オルガンのための雑録」
白熱/さぼり/雑録 11の小品/
二部作/30/ささやき/
トッカータ/詩節/ファンファーレ |
パスカル・ルエ(オルガン) |
録音:2021年10月 フランス フィニステール県
カンペール
フランスのオルガン奏者、作曲家、ジャン=リュク・エティエンヌの2002年から2019年までの作品を収録。
ジャン=リュク・エティエンヌは現在トゥール地方音楽院でオルガンを教えている。
パスカル・ルエはフランスのオルガン奏者。1986年にトゥールーズ国際オルガン・コンクールで第1位を受賞。
現代フランスを代表するオルガン奏者の一人である。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
MARCO CREATORS
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メロディア・センチメンタル / 大萩康司
ヴィラ=ロボス:ギター作品集
1-5.《ブラジル民謡組曲》
6. ヴァルス-ショーロ
7-18.《12のエチュード》
19. ショーロス第1番 Choros No. 1
20. メロディア・センティメンタル |
大萩康司(ギター) |
大萩康司セルフレーベル第2弾、待望のソロ・アルバム!今しか表現できない大萩康司のヴィラ=ロボスを収録!
録音:2020年6月25~28日、軽井沢/初回封入特典:カード型2023年カレンダー、77'10、日本語帯・解説付
ディレクター:野田智子/エンジニア:櫻井
卓
大萩康司セルフレーベル第2弾、待望のソロ・アルバムの登場!
ブラジルが誇る大作曲家エイトル・ヴィラ=ロボス(1887–1959)のギター作品集。《ブラジル民謡風組曲》《12のエチュード》の全曲録音に加え、2005年に発見された〈ヴァルス・ショーロ〉に〈ショーロス第1番〉、そしてヴィラ=ロボスの最晩年に書かれた声楽と管弦楽のための《アマゾンの森》組曲から〈メロディア・センチメンタル〉(ギターソロ編曲版)が収録されています。
自身と向き合い、現在の自分しかできない表現を追求したという渾身の1
枚です。
大萩康司(ギター) Yasuji Ohagi, guitar
フランスのパリ・エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院、イタリアのキジアーナ音楽院で学ぶ。これまでに萩原博、中野義久(フォレストヒル・ミュージックアカデミー)、福田進一、O.
シャッサン、O. ギリアに師事。明治安田クオリティオブライフ文化財団の奨学生として1998年ハバナ国際ギター・コンクールを受け、第2位、及び審査員特別賞受賞。
2000年ビクターエンタテインメントより専属アーティストとしてCD
デビュー。2003年ワシントン· ケネディ·
センター初公演はインターネットで全世界同時配信された。
2005年キューバ音楽見本市「CUBADISCO 2005」に邦人クラシック·
ギタリスト初出演、2010年国際交流基金によるカナダ5都市ツアー、2014年モスクワ、台湾、コロンビアでの国際ギターフェスティバル、日・玖国交400年記念事業公演、2015年セイジ・オザワ松本フェスティバルではサイトウ・キネン・オーケストラに参加し、ベルリオーズのオペラ「ベアトリスとベネディクト」を演奏、2015年から3年ハクジュホールでのセルフプロデュース「ギターと声」で波多野睦美との共演によるC
=テデスコ「プラテーロとわたし」全曲演奏(2016)や権代敦彦作曲「愛と死」のヴォーカルアンサンブル"ヴォクスマーナ"との世界初演(2017)などギターの可能性を追い続ける。
霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、ラ・フォル・ジュルネTOKYO、など主要音楽祭にも参加。オーケストラとの共演、室内楽、ソロ演奏ほか、秋吉台国際芸術村のミュージック・アカデミーや各地でのマスタークラスで後進の指導にも力を注ぐなど、国内外で活動を展開。
「NHK トップランナー」「スタジオパークからこんにちは」「クラシック倶楽部」「らららクラシック」「情熱大陸」「題名のない音楽会」「たけしの誰でもピカソ」等メディア露出も多数。
2000年デビュー以来20枚以上のCD、2枚のDVD
をリリース。近年では2020年「池辺晋一郎 室内楽作品集III」、宮田大(Vc)とのデュオアルバム「Travelogue」、荘村清志、福田進一、鈴木大介(各Gt)とのアルバム「DUO2」、2021年、広田智之(Ob)とのデュオアルバム「Cantilene」、江戸聖一郎(Fl)とのデュオアルバム「DOTS
AND LINES」をリリース。本作品はセルフレーベル第1作目の「プラテーロとわたし」に続く第2作目となる。
第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。
大阪音楽大学、及び洗足学園音楽大学客員教授。
使用楽器は1962年製R. ブーシェ、1958年製I.フレタⅠ世など。
2021年、故郷である宮崎県小林市の「ふるさとこばやし大使」に任命された。
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HARMONIAMUNDI(国内仕様盤)
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KKC 6596
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
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COMPLICES=相棒=
1. ハイドン(ピアティゴルスキー編):
ディヴェルティメント ニ長調 より' アレグロ・ディ・モルト'
2. クライスラー:愛の悲しみ
3. ブラームス:ハンガリー舞曲第2番
4. ヴェチェイ:悲しきワルツ
5. ポッパー:セレナーデop.54-2(スペイン舞曲集より)
6. ポッパー:妖精の踊り op.39
7. チャイコフスキー:感傷的なワルツ op.51-6
8. シチェドリン:アルベニス風に(ヴァルター・デスパリ編曲)
9. ショパン:ノクターン op.9-2
10. ポッパー:マズルカ op.11-3(3つの小品より)
11. B.A.ツィンマーマン:短い練習曲より第4番
12. クライスラー:愛の喜び
13. ファリャ:ナナ(7つのスペイン民謡より)
14. フォーレ:蝶々 op.77
15. サン=サーンス:白鳥
16. プーランク:愛の小径
17. コルトレーン:アラバマ/バッハに基づく即興
18. デュティユー:
ザッハーの名による3つのストローフェより第1曲
19. ハイドン:交響曲第13番よりアダージョ |
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/ジョフレド・カッパ、1696年)
アレクサンドル・タロー(ピアノ(1-10; 12-16))
ラファエル・アンベール(テナー・サックス17)
ラ・ディアーヌ・フランセーズ/
ステファニー・マリー・ドゥガン(指揮)(19) |
ケラス&タロー両者の鋭い感性に裏打ちされた最強のアンコール・ピース集!
録音:2018年9月5-10日、アルセナル・ド・メス、サル・ド・レスプラナード(フランス)
[HMF] HMM.902274/輸入盤・日本語帯・解説付
ケラスの冴えたチェロの音色と、タローの魔術的なピアノの音色。黄金コンビの演奏がハルモニアムンディから登場します!
タイトルは"Complices"、日本語にすると、"
相棒"、あるいは" 道連れ"。このタイトルには演奏者二人自身のことはもちろん、聴き手も、その時空を演奏者と共有する仲間である、という意味が込められています。
実演での共演機会も多いふたりが選んだプログラムは、有名曲から知られざる傑作までがそろった、いわばアンコール・ピース集。
演奏会の時、告知された本編プログラムの時はもちろん、それが終わった後のアンコールの時、少しリラックスした空気の中にもまた違った素晴らしい自由や相互のやりとりが生まれると語るケラス。
このアルバムにもそうした、よりのびやかで自由な雰囲気が素晴らしいかたちでとらえられています。トラック17では、人気サックス奏者ラファエル・アンベールが参加し、アルバムに華を添えています。
ハイドンの交響曲第13番の第2楽章、独奏チェロが美しい旋律を歌う楽章でディスクが美しく閉じられます。編曲は二人によるものも含みます。
ふたりのアンサンブルはこれまでにも増して特別な化学反応を見せており、鮮烈にして円熟の極み。が美しく閉じられます。
編曲は二人によるものも含みます。ふたりのアンサンブルはこれまでにも増して特別な化学反応を見せており、鮮烈にして円熟の極み。
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KKC 6597
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
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INVISIBLE STREAM(見えない流れ)
・ラファエル・アンベール(b.1974):Akim's
Spirit(アキムの心)
・ワーグナー:夕星の歌(タンホイザーより)
・シューベルト:音楽に寄す(D 547)
・アンベール:マイ・クレズマー・ドリーム
・オーネット・コールマン(1930-2015):
ビューティ・イズ・ア・レア・シング
・アンベール:イメージの音楽
・ハンス・アイスラー(1898-1962):
小さなラジオに(An den kleinen Radioapparat)
・アンベール:ソー・ロング・ラジオ・ヴォイス、亡命者
・レイモン・ル・セネシャル(b.1930)/
ピエール・バルー(1934-2016):水の中のダイヤモンド |
ラファエル・アンベール(サックス/Henri Selmer
Paris)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/Gioffred
Cappa)
ピエール=フランソワ・ブランシャール(ピアノ)
ソニー・トゥルペー(ドラム、ka ドラム(ハンドドラム)) |
すべての音楽の根底に存在する流れをケラス、アンベールら現代を代表する名手たちが表現!しずかな感動に浸る1枚
録音:2022年2月、ドイツ、エルマウ城/[HMF]
HMM.902343/輸入盤・日本語帯・解説付
世界が認める語り口と技術で、作曲家の時代や国境やジャンルを超えて、自身の音楽を聴かせるチェロ奏者ケラスと、ジャズやクラシックのボーダーを超えた音楽を聴かせるサックス奏者アンベールによる、豪華共演アルバムの登場。
ふたりは2016年のエクサン・プロヴァンス音楽祭のアソシエイト・アーティストを務め、そこでの演奏は聴衆に熱い感動を呼び起こしました。
アルバムのタイトル「Invisible Stream(見えない流れ)」とは、様々な境界を越えつつ、人々、アーティスト、即興演奏家、音楽家をつなぐ「見えない流れ」のこと。まさにケラスたちがここで展開している音楽、また彼らの活動自体を言い表したしたタイトルとなっています。
クラシックの楽曲をジャズ風にアレンジしたもの、また、現代作曲家やアンベール自身による作品を、彼ら独自の世界観で聴かせます。
「夕星の歌」ではメロディはケラスのチェロが担当。半音階が多用された旋律と、美しくも官能的なアンサンブルとの絡みに思わずドキっとさせられるようです。
シューベルトの「音楽に寄す」はアンベールがメロディを奏でます。歌では息の関係で難しいと思われるゆったりとしたテンポで進められる中、ドラムも非常に効果的に響きます。
ちなみに録音場所であるエルマウ城は、2022年のG7サミットでも使われた風光明媚な自然の中に位置します。
[2022年ジャン=ギアン・ケラス来日情報]
12月15日(木) 王子ホール(東京) バッハ無伴奏チェロ組曲演奏会第一夜
12月16日(金) 王子ホール(東京) バッハ無伴奏チェロ組曲演奏会第二夜
12月18日(日) 三鷹市芸術文化センター
風のホール(東京) 無伴奏チェロ・リサイタル〈dance〉
12月20日(火) アクトシティ浜松(中)(静岡) プレミアム・シリーズ2022~世界の名演奏家たちVol.29
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<映像>
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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES(映像)
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CVS091
(DVD)
¥4400 →\3990
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プラシド・ドミンゴ、2022年ヴェルサイユ宮殿ライヴ
ヴェルサイユ・ガラ2022
1. ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901): 歌劇《運命の力》~序曲
2. ウンベルト・ジョルダーノ(1867-1948):
歌劇《アンドレア・シェニエ》
~ジェラールのアリア「祖国の敵」(第3幕)
*
3. フランチェスコ・チレア(1866-1950): 歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》
~アドリアーナのアリア「私は創造の神の卑しい僕」(第1幕)
+
4. ジョルダーノ: 歌劇《フェドーラ》 ~間奏曲
5. ヴェルディ: 歌劇《椿姫》
~ヴィオレッタとジェルモンの二重唱「ヴァレリー嬢ですか?」(第2幕)
*+
6. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869): 序曲「ローマの謝肉祭」
Op. 9
7. アンブロワーズ・トマ(1811-1896): 歌劇《アムレ(ハムレット)》
~ハムレットのアリア「酒よ憂さを晴らせ」(第2幕)
*
8. ジュール・マスネ(1842-1912): 歌劇《ル・シッド》
~シメーヌのアリア「泣け、泣け、わが瞳よ」(第3幕)
+
9. マスネ: 歌劇《タイス》 ~瞑想曲
10. ヴェルディ: 歌劇《イル・トロヴァトーレ》
~レオノーラと伯爵の二重唱「聞いたかな?...この涙を」(第4幕)
*+
11. フェデリコ・モレノ・トローバ(1891-1982):
サルスエラ《マラビーリャ》~ロマンス「恋人よ、我が命よ」(第3幕)
*
12. ジャコモ・プッチーニ(1858-1924): 歌劇《ラ・ボエーム》
~ムゼッタのワルツ「私が街を歩けば」(第2幕)
+
13. フランツ・レハール(1870-1948): オペレッタ《メリー・ウィドウ》
~ハンナとダニロのワルツ「唇は黙っていても」(第3幕)
*+ |
プラシド・ドミンゴ(バリトン) *
ジェニファー・ラウリー(ソプラノ) +
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団
ローラン・カンペローネ(指揮) |
収録: 2022年4月2日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場/収録時間:
87分、字幕: 仏語・英語・ドイツ語、NTSC /
All Regions、Dolby Digital Stereo
【プラシド・ドミンゴ、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場でのライヴが映像で登場!】
オペラ界のレジェンド、プラシド・ドミンゴが、2022年にヴェルサイユ宮殿で行ったライヴの模様がDVDで登場。
近年ヨーロッパでの活躍が目立つアメリカのソプラノ、ジャニファー・ラウリーと共に、王道のイタリア・オペラからヴェルサイユにちなんだフランス・オペラまでをたっぷりと聴かせてくれます。
ドミンゴのお国ものであるサルスエラももちろん収録。ラストはメリー・ウィドウのワルツで美しい余韻と共に幕となります。
歴史的な王室歌劇場の美しさも楽しめる、素晴らしい映像です。
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10/4(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BONGIOVANNI
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愛は裏切り者
ドイツの作曲家によるイタリア語カンタータ集
J.S.バッハ:カンタータ「裏切り者なる愛よ」
BWV203
ラインハルト・カイザー:
L'OCCASO DI TITONE ALL'AURORA ORIENTE
(*)
J.S.バッハイタリア協奏曲 BWV971
フランチェスコ・アントニオ・ピストッキ:
IL POLIFEMO da Scherzi Musicali Op.2
(*)
ヨハン・ダヴィド・ハイニヒェン:
LUCI VOI SIETE QUELLE S.184 (*)
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:チェロ・ソナタ第1番
ヘンデル:恋の戦から HWV102
(*) 世界初録音 |
マウロ・ボルジョーニ(バリトン)
ロレンツォ・フェデル(チェンバロ)
ジュリオ・パドイン(チェロ) |
バッハ、ヘンデルらによるイタリア語カンタータ集
録音:2021年3月11-13日/68'15''
ドイツ・バロックのイタリア語カンタータ集です。
バッハのカンタータは通奏低音のみの伴奏による簡潔なものですが、珍しくチェンバロの右手にオブリガートが与えられており、細かな動きが「イタリア協奏曲」と響き合います。
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トゥーランドットを補筆した
アルファーノによるオペラ作品
フランコ・アルファーノ(1875-1954):
歌劇『聖女皇后』
※世界初録音 |
デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ
(Madonna Imperia)
後田 翔平(Filippo Mala)
ジョルジョ・ヴァレリオ
(Il Cancelliere Di Ragusa)
フルヴィオ・オッテリ
(Il Principe Di Còira / Il Vescovo
Di Bordò)
シュ・ジュンクン
(Il Conte Dell'ambasceria Di Francia)
他
アッリーゴ・ペドロッロ・ヴィツェンツァ音楽院合唱団
イタリア・フィルハーモニー管弦楽団
マッシミリアーノ・カッラーロ(指揮) |
トゥーランドットを補筆したアルファーノによる知られざるオペラ作品
録音:2022年1月31日/ミラノ/68'30''
『トゥーランドット』の補筆で知られるフランコ・アルファーノによる、めずらしいオペラ作品。
『マドンナ・インペリア(聖女皇后)』は1927年に発表された1幕もので、アルトゥーロ・ロッサートが台本を担当。
長らく忘れ去られていた作品ですが、ソプラノ歌手デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニが復活を望み、彼女のタイトルロールで蘇演されました。もちろん初録音。
プッチーニ・ファンは「プッチーニが最後まで生きてくれていれば」とよくいう。
「トゥーランドット」の話である。
「トゥーランドット」は作曲途中でプッチーニが亡くなり最後数分が残され、そこをフランコ・アルファーノが補筆完成させた。
その部分に関して、プッチーニならもっとよくできていただろうというわけである。
そんなことはない、とまでは断言できないが、当時は最高の人選だったし、最後の最後などはプッチーニでもああしただろうなという会心の出来栄えだと思う。
フランコ・アルファーノ、なかなかの作曲家だと思うのだ。そのアルファーニ現在はほとんど日の目を見ないが、ここで世界初録音のオペラが登場した。
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COVIELLO CLASSICS
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パリの音楽キャバレー「屋根の上の牛」の雰囲気を伝える
フラテッリーニのタンゴ
ミヨー:『屋根の上の牛』Op.58より フラテッリーニのタンゴ
ウジェーヌ・ボザ:フゲッタ - シシリエンヌ
- リゴードン
プーランク:『城への招待』より タンゴ
アンリ・バロー:三重奏曲
アルフレード・バルビローリ:喜びのタンゴ
/ 官能のタンゴ / とても美しい
ピエール・ヴィスメール:セレナーデ
エルヴィン・シュルホフ:『5 つのジャズ練習曲』より
エドゥアルト・キュンネッケのためのタンゴ
マルティヌー:『ミニアチュアのフィルム』より
タンゴ
マルク・ヴォーブルゴワン:三重奏曲
ストラヴィンスキー:タンゴ |
トリオ・レザール
ステファン・エゲリング(オーボエ/ソプラノ&
アルト・サリュソフォーン)
ヤン・クロイツ(クラリネット/ソプラノ、アルト&
テナー・サリュソフォーン)
ステファン・ホフマン
(ファゴット/バス&
コントラバス・サリュソフォーン) |
各種サリュソフォーンも登場
録音:2021年5月14-17日/フライブルク、エゲルザール/62'43''
オーボエ、クラリネット、ファゴットからなるトリオ・ダンシュ編成による「トリオ・レザール」(蜥蜴のトリオ)。サックスのように一般化しなかった楽器、各種サリュソフォーンも用いているのが特徴です。
ミヨーの作品名にもなったパリの音楽キャバレー「屋根の上の牛
Le Boeuf sur le toit」は、1920年代に芸術家、音楽家、知識人が集う場所でした。
そこではタンゴ、シャンソン、ジャズ、スウィング、伝統的なクラシック音楽など、あらゆる音楽が対等の立場で聴かれたといいます。その雰囲気を伝えるさまざまな作品を収録したアルバムです。
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『パルナス・ブルーメン』
ゲルトルート・メラー(1641-1705)詩
ヨハン・セバスティアーニ(1622-1683)曲
Gott lob, die Nacht ist nun vergangen
Was geht es Zoile dich an
Guldner Licht-Gott, dessen Schein
GOtt, bey dir steht aller Menschen
Leben
Als Philosoph an einem Ufer saB
Du alte teutsche Treu
Du Apffel sage mir
Stolzier, du siehst mich an
Ich, grosser GOtt, der Welt-Regierer
Ich bin ein Seygerhaus
Und so sol ich gleichwol freyen
Habt ihr nicht gehort davon
Stellt nur das Trauren ein
Gellia du Schone
Mein Oblivisca hat mich gar vergessen
Schafer-Gesprach
Mirtillis gieng in tieffen Schmertzen
Der dieser Erden schones HauB
So geht es, liebster Jesu, dir
Heilge Striemen
O Hertzens-Angst
Nun ist meiner Schiffahrt Ziel geendet
Gegrusset seyst du, liebe Stehte
Der mude Tag geht nun zur Ruh |
アエルブグート(声楽アンサンブル)
ヴンダーカンマー(器楽アンサンブル) |
桂冠詩人ゲルトルート・メラーの詩につけられた歌
録音:2022年2月25-28日/ベルリン、ヴァンゼー、聖アンドレアス教会/74'35''
神への崇拝、ドイツへの忠誠、ドイツ語とその詩の発展を掲げた、詩と言語の専門団体「ペグニッツ・ブルーメンローデン」(花の騎士団)は17世紀に最盛期を迎え、様々な都市から市民や貴族など100人近い会員が集まっていました。ケーニヒスベルクの詩人ゲルトルート・メラー(1641-1705)はこの団体の桂冠詩人で、『パルナス・ブルーメン』というタイトルで作品集が出版されています。
ヨハン・セバスティアーニ(1622-1683)はテューリンゲン生まれとされ、イタリアで音楽を学び、1650年頃にケーニヒスベルクに渡り、のちに選帝侯の宮廷楽長の地位を得ました。
メラーの詩につけられた曲はイタリアの声楽スタイルで書かれています。
2013年設立のヴンダーカンマーと、2018年設立のアエルブグートの共演で、愛と哀しみの歌、社会への風刺などが迫力ある表現で歌われています。
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FIRST HAND RECORDS
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ジョージ・クラム(1929-2022):作品集
夢の流れ(印象II)
~ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、打楽器、
グラスハーモニカのための(1976)
無伴奏チェロ・ソナタ(1955)
鯨の声
~フルート、チェロ、ピアノのための「鯨の声」(1971) |
アンサンブル・ドリームタイガー
キャスリン・ルーカス(フルート)
アレクサンダー・バラネスク(ヴァイオリン)
ロハン・デ・サラム(チェロ)
ダグラス・ヤング(ピアノ)
ジェームス・ウッド(打楽器) |
2022年に世を去ったクラム追悼盤
録音:1978年10月6日/オランダ、ミドルブルグ(ライヴ)
ジョージ・クラムが2022年2 月6日に世を去った直後、ヒルフェルスムのKRO-NCRV
放送から1978年オランダでのコンサート録音が発見されました。
ここには美しく独創的な『夢の流れ Dream
Sequence』(1976)のヨーロッパ初演も収録されています。
その貴重な音源のCD 化。商業リリースとしては初出です。
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HARMONIAMUNDI
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ラファエル・ピション&ピグマリオン
シューベルトの心の闇、孤独や絶望を描く~「Mein
Traum(わたしの夢)」
シューベルト (1797-1828):
1. レチタティーヴォとアリア
「私はどこに・・・力ある者よ、塵の中に」(「ラザロ」D
689 第2幕より)
2. 合唱「狩りへ'Zur jagd'」
(「アルフォンソとエストレッラ」D 732
第1幕より)
3. レチタティーヴォ&アリア「'O sing mir
Vater... Der Jager'」
(「アルフォンソとエストレッラ」D 732
第2幕より)
4. シューベルト/リスト編曲によるオーケストラ版:影法師(「白鳥の歌」D
957より)
5. シューベルト:交響曲第7番 ロ短調「未完成」D
759より第1楽章Allegro moderato
6. カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826):
「おお!海の上に浮かぶのはなんと心地よいことか
'O wie wogt essich schon auf der Flut'」(オベロン、第2幕より)
7. シューベルト:交響曲第7番 ロ短調「未完成」D759より第2楽章Andante
con moto
8. R.シューマン(1810-1856):人魚Meerfey
op.69-5
(女声のための6つのロマンス第1 集より)
9. ヴェーバー:
レチタティーヴォ&アリア"どこに隠れよう・・・
そして、私は復讐の力に身を捧げる"(抜粋)(歌劇『オイリアンテ』より)
10. シューベルト:序奏~アルフォンソとエストレッラ
D732 第3幕より
11. シューベルト/ブラームス編:タルタロスの群れ
D583
12. シューベルト:アヴェ・マリア(エレンの歌
第3番) D839, op.52, no.6
13. シューベルト:合唱「やさしく静かに('Sanft
und still')」~「ラザロ」D 689 第2幕
14. R.シューマン:
アリア"ここは見晴らしがよく('Hier
ist die Aussicht frei')"
「ゲーテのファウストからの情景」WoO
3より第3部第5場
15. シューベルト:「神はわたしの羊飼い」D
706 |
ラファエル・ピション(指揮)
ピグマリオン(合唱、管弦楽)
ステファヌ・ドゥグー(バリトン/1, 3, 4,
9, 11, 14)
ユディト・ファ(ソプラノ/3, 6)
ザビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ/12) |
ピション&ピグマリオン、最新盤のテーマはシューベルト
録音:2020年12月、ピエール・ブーレーズ・ホール、フィルハーモニー・ド゙・パリ/82:42
「マタイ受難曲」(KKC.6514)で世界を驚かせたピション&ピグマリオン、注目の新作のテーマはシューベルト。
1822年のある朝、シューベルトは様々な思い出(愛する父から何度か拒絶された記憶や、父に拒絶された後絶望の中にさすらう旅をしたこと、母が亡くなった時のことや失恋のことなど)を記した謎めいた文章を書き残しました。
シューベルトの心の闇、シューベルトの作品の裏に感じられる孤独や絶望といったものの根源が観られるようです。
ピションとドゥグーは、シューベルトの傑作や演奏機会の少ない楽曲、さらに関連あるほかの作曲家たちの作品を注意深く集めて、1枚の広大な絵物語を創り出しました。
シューベルトが主人公のドラマティックなオペラのようになっております。
(タイトルの「Mein Traum(私の夢)」とは、フェルディナント・シューベルトがフランツの文章につけたタイトルです)
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ANAKLASIS
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オジェホフスキ&ヴィエンツェク:ドラキュラの主題
ドラキュラの主題(THEMES OF DRACULA)(2020)
パート1~パート5
(ヴォイチェフ・キラールがフランシス・フォード・コッポラ監督
『ドラキュラ(ブラム・ストーカーの吸血鬼ドラキュラ)』
のために書いた音楽にインスピレーションを得て作曲) |
ピオトル・オジェホフスキ(ピアノ)
クバ・ヴィエンツェク(アルト・サクソフォン) |
コッポラ監督映画『ドラキュラ』の音楽を再創造!
ポーランドの現代音楽・映画音楽作曲家ヴォイチェフ・キラール(1932-2013)は、『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』の監督、フランシス・フォード・コッポラから直接依頼され、ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』を原作とするアメリカ映画『ドラキュラ(Bram
Stoker's Dracula)』(1992)の音楽を制作しました。
現在ではカルト的な人気も博しているこのサウンドトラックを、ポーランドのピアニスト、ピオトル・オジェホフスキとサクソフォン奏者クバ・ヴィエンツェクが新たに再解釈・再創造した注目作。
ピオトル・オジェホフスキは1990年生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。クラクフ音楽院のあとバークリー音楽院に留学し、若い世代のジャズ・ミュージシャンの中でもっとも頻繁に賞を受賞している一人として活動。
即興演奏家、作曲家として多くの音楽スタイル、形式、ジャンルの要素を独自の方法で組み合わせ、創造的な分析と大胆な再解釈を施しています。
クバ・ヴィエンツェクは1994年ポーランドのリブニク生まれ。当初はチェロを学び、数年後にサクソフォンを始め、コペンハーゲンとクラクフの音楽院を卒業したサクソフォン奏者、作曲家。
ジャズにクラシック、エレクトロニクス、フォーク、ロック、ヒップホップのインスピレーションを癒合させた音楽を作り、シンセサイザーとコンピュータはスタジオとライヴの両方で不可欠なツールとして使用しています。
※録音:2021年12月、モノクロム・スタジオ(グニェヴォシュフ、ポーランド)
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RONDEAU
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フレーリヒ:リート&悲歌集
フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ(1803-1836):
8つのドイツ風カンツォーネ Op.3(ピアノのための)
Deklamatorische Gesange |
クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
ヴォロディミール・ラヴリネンコ(ピアノ) |
フレーリヒの足跡を追う!クラウス・メルテンスによるリート&悲歌集!
1803年にスイスのブルックに生まれたフリードリヒ・テオドール・フレーリヒは、33歳の若さで亡くなってしまいましたが、スイスの初期ロマン派の重要な作曲家のひとりです。
現在その作品はあまり演奏される機会に恵まれていませんが、バーゼル大学図書館のアーカイヴには700以上の作品が保管されています。
それらの作品は、2017年以降ブルックに拠点を持つ国際フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ協会によって再発見され、少しずつ編集されるとともにコンサートで演奏されました。
バス・バリトンのクラウス・メルテンスは、フレーリヒの足跡を辿りながら、リート伴奏の名手であるヴォロディミール・ラヴリネンコを迎えて歌い上げます。
※録音:2022年7月6日-8日
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ア・セレブレーション・オヴ・ブリティッシュ・フォークソング
デイヴィッド・デ・ワーレン編:
4つのイングリッシュ・フォークソング
ベンジャミン・ブリテン編:
ザ・サリー・ガーデンズ、リトル・サー・ウィリアム、
O Can Ye Sew Cushions?
ピーター・ホワイト編:4つのブリティッシュ・フォークソングより
ブリテン編:ザ・スリー・ゼイ・グロウ・ソウ・ハイ
グレイストン・ビル・アイヴズ:On a Summer's
Morn
ブリテン編:The Bonny Earl O'Moray、The
Ash Grove
ワーレン編:The Skye Boat Song |
トリニティ少年合唱団
デイヴィッド・スウィンソン(指揮)
レティシア・フェデリッチ(オルガン) |
ヴィクトリア朝後期に再発見されたイギリス民謡の多くは20世紀イギリスの作曲家たちに多大な影響を与えました。
例えばベンジャミン・ブリテンがそのひとりとして挙げられるでしょう。このアルバムにはそうした新たに編曲されたイギリス民謡を収録しており、ロンドンの名門校トリニティ・スクールに創設されたトリニティ少年合唱団が透き通るような美しい歌声を聴かせてくれています。
※録音:2019年9月20日-22日、トリニティ・スクール・コンサート・ホール
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RUBICON
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生きにくい今の時代に・・・
クス・クァルテットの最新作
『クライシス』 |
クス・クァルテット |
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉より 1.序章
フランチェスコ・チュールロ(1987-):Hasta
pulverizarse los ojos
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉より 5.私は渇く
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調
《死と乙女》より 第3楽章
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番より 第1楽章
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番 ハ短調より
第1楽章
ビルケ・ベルテルスマイアー(1981-):Krise
スティーヴ・ライヒ(1936-):WTC 9/11より
第3楽章
コミタス(1869-1935):Spring
フェリックス・メンデルスゾーン:弦楽四重奏第6番
へ短調より 第2楽章
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調《わが生涯より》より
第4楽章
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
オスカル・エスクデロ(1992-):Post |
世界屈指の弦楽四重奏団、クス・クァルテットの最新作!
☆感情の不安定さや苦しみ、心理的なストレスが含まれる楽曲を集めたコンピレーション・アルバム!
☆不安定で混沌とした2020年代を生きるリスナーにパワフルに作用する音楽!
1991年のドイツ・ベルリンでの結成以来、欧州を中心に世界を席巻している世界屈指の弦楽四重奏団、クス・クァルテット(クス弦楽四重奏団)。
2019年にサントリーホールで行われたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲ライヴ録音(RCD1045)が大きな話題となった彼らの最新作は、過去250年間に作曲された、感情の不安定さや苦しみ、心理的なストレスが含まれる楽曲を集めたコンピレーション・アルバム!
中には、作曲家が個人的に深いトラウマを抱えていた時期に書かれた曲もありますが、こうした音楽は内省や慰め、瞑想のムードをもたらすこともあるのです。
パンデミックおよびその後の生活のストレスと緊張、ウクライナで激化する戦争、気候変動、エネルギー不足、生活費の高騰......古典派や初期ロマン派の作品も含め、不安定で混沌とした2020年代を生きるリスナーにパワフルに作用する音楽が集められています。
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AMBRONAY EDITIONS
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ラ・パラティーネ
『幸せな恋などない』~イタリア17世紀の器楽曲と声楽曲
1. Introduction イントロダクション*
2. ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580頃–1651):
Rosa bianca 白いバラ
3. バルバラ・ストロッツィ(1615-1687): Balletto
primo 第1舞踏曲
4. ルイージ・ロッシ(1597頃-1653): Begl'occhi
che dite ?
美しいまなざしよ、何を言うのか?*
5. アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):Toccata
V 第5トッカータ
6. ピッチニーニ: Corrente IIII 第4コルレンテ
7. ピッチニーニ:
Chiaccona in partite variate 変奏曲型式によるチャッコーナ
8. タルクィニオ・メールラ(1595頃-1665):El
me tira 夜も昼も、弓を手に*
9. マリオ・サヴィオーニ(1608-1685):
Fermate, occhi, fermate 閉じるがいい、両の目よ*
10.リッカルド・ロニョーニ(1550頃-1620):Ancor
che col partire diminutions
チプリアーノ・デ・ローレの「別れの時」に基づくディミヌツィオーネ
11. ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(生年不詳-1688):Corrente
I 第1コルレンテ
12. サルヴァトーレ: Corrente II 第2コルレンテ
13. ロッシ:Lamento di Zaida Turca オスマン帝国後宮の寵姫の嘆き*
14. ロッシ:Passacaille del Signor Louigi
ルイージ氏のパッサカリア
15. ロッシ: Dopo lungo penare 長く傷に苦しんだ後で*
16. グレゴリオ・ストロッツィ(1615-1687):
Mascara sonata e balata da piu Cavalieri
Napolitani del Regio Palazzo
「マスカーラ」~ナポリ王宮の騎士たちが最もよく奏で踊った曲
17. アンジェロ・ミケーレ・バルトロッティ(1615-1681):Prelude
プレリュード
18. メールラ: Quand'io volsi l'altra sera
ある晩、わたしは君と朝まで過ごしたくて*
19. ベッレロフォンテ・カスタルディ(1580頃-1649):Sonata
Prima 第1ソナタ
20. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
Lamento d'Arianna アリアンナの嘆き*
21. ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981):Il
n'y a pas d'amour heureux
幸せな愛などない**は声楽曲、無印は器楽曲 |
ラ・パラティーネ
(古楽器&声楽アンサンブル)
マリー・テオレル(ソプラノ)*
ノエミ・レノフ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ニコラ・ワティンヌ(テオルボ、バロックギター)
ギヨーム・アルデンワング(チェンバロ、オルガン)
ローラン・ソーロン(打楽器) |
録音: 2022年4月15-18日 C.J.ボネ文化センター、ジュジュリュ(フランス南東部ローヌ地方)
【「言葉を音にする」というバロックの本質に、器楽・声楽両面から迫る】
ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・エリマ、レザール・フロリサンなどフランス最前線のアンサンブルで活躍する新世代の古楽プレイヤーたちが集まって2019年に誕生した若きアンサンブル、ラ・パラティーネ。
打楽器奏者ローラン・ソーロンの協力を得て、エッジの聴いたバロックギターのかき鳴らしや緩急自在のヴィオラ・ダ・ガンバ、躍動感と歌心に満ちたチェンバロや静謐なオルガンの響きとともに、人間の生々しい心情描写に迫った17世紀イタリアの声楽曲の機微を鮮やかに伝えるのは、高音域までみずみずしい美質に貫かれたマリー・テオレルの歌声。
器楽トラックでは各楽器の味わいが活かされたナンバーが続き、イタリア貴族たちが愉しんだ宮廷舞踏や楽器演奏のひとときを彷彿とさせます。
全編を通じて寛いだ佇まいの音作りが心地良く、詩へのリスペクトが高く一体感に貫かれた演奏に仕上がっており、最後の(そしてアルバムの表題にもなっている)20世紀シャンソンの大家ブラッサンスの名曲へと自然に繋がる流れは実に魅力的。
テオルボ、チェンバロ、ガンバの音色が20世紀の歌と難なく共存し、詩の朗読や演説と切っても切り離せなかったバロック音楽の本質に気づかせてくれます。
フランスの古楽シーンの成熟を改めて印象づけてくれる最前線からのアルバムの登場です。
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ARCANA
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アカデミア・オットボーニ(古楽器使用)
『光と闇の世界から』~C.P.E.バッハ: 様々なフルート・ソナタ
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
1-3. フルートと通奏低音のためのソナタ
イ短調 Wq 128/H 555
4-6. フルートとオブリガート鍵盤のためのソナタ
ト短調 BWV 1020/H 542-5
7-9. 無伴奏フルートのためのソナタ イ短調
Wq 132/H 562
10-12. フルートとオブリガート鍵盤のためのソナタ
ニ長調 Wq 83/H 505
13-15. フルートと通奏低音のためのソナタ
ホ短調 Wq 124/H 551 |
アカデミア・オットボーニ(古楽器使用)
マヌエル・グラナティエロ
(フラウト・トラヴェルソ)
八島 優(チェンバロ)
マルコ・チェッカート(チェロ) |
(フラウト・トラヴェルソ)
使用楽器:インスブルックのルドルフ・トゥッツ2016年製作の再現楽器(ブリュッセルのJ.H.ロッテンブルフ1740年頃製作のモデルによる)...1-6
ジンゲン(ドイツ)のマルティン・ヴェンナー2019年製作の再現楽器(ベルリンのJ.J.クヴァンツ1750年頃製作のモデルによる)...7-9
ブリュッセルのアラン・ウェーマール2013年製作の再現楽器(ドレスデンのA.グレンザー1760年頃製作のモデルによる)...10-12
インスブルックのルドルフ・トゥッツ2006年製作の再現楽器(ブリュッセルのJ.H.ロッテンブルフ1740年頃製作のモデルによる)...13-15
(チェンバロ)
使用楽器: ポルト・サン・ジョルジオ(イタリア)のジューリオ・フラティーニ2014年製作の再現楽器(ベルリンのM.ミートケ1700年頃製作のモデルによる)
(チェロ)
使用楽器: 製作者不詳、18世紀イタリアのオリジナル楽器
ピッチ: A=415Hz...1-6,10-15/A=392...7-9
録音: 2020年6月16-19日 サン・フランチェスコ教会、コーリ (イタリア中部ラツィオ州ラティーナ県)
【イタリアの実力派たちが適切な楽器で浮き彫りにする、C.P.E.バッハの光と影】
"エマヌエル・バッハの作品に接するとき、私は新しい世界への扉を開く思いがします――それは全く対照的なものごとが併存する、遥か彼方にありながら同時にすぐそばにあるような世界です。[...中略...]人間の魂の奥の方で光と影が共存しているのを見据えながら、彼は啓蒙主義全盛の当時を大きく踏み越えた音楽のありようを見据えていたのです"(マヌエル・グラナティエロ/原盤解説より)
大バッハの次男C.P.E.バッハはライプツィヒを離れてベルリンに向かい、フルートを愛好するプロイセンのフリードリヒ大王の鍵盤奏者をしていた間、フルートのための作品を数多く作曲しました。
時として緩急落差の激しい表現も厭わない変化に富んだ音使いは大王の好みとはやや趣が違ったため、それらが王室で演奏される機会はほとんどなかったようですが、時代の最先端をゆく彼の音楽はベルリン市内の音楽愛好家たちを中心に注目を集め、やがてハイドンやベートーヴェンなど後代の作曲家たちにも大きな影響を与えるものとなりました。
ここではベルリンに赴く前に書かれ長く父の作品と思われていたト短調のソナタのほか、大王に仕え始めて間もない時期までに綴られた作品を集め、当時のキーが少ない4分割モデルによるフルート4種を使い分けて、その独特な音楽世界の真相に迫ります。
イタリア古楽界で多くのアンサンブルを支えるチェロのマルコ・チェッカートを中心とするアカデミア・オットボーニの名手、マヌエル・グラナティエロの緩急巧みな吹き方は楽器と曲の造形によく馴染み、チェンバロの味わいが映える八島
優のタッチ、豊かな情熱を感じさせるチェッカートの低音との一体感ある対話を通じ、音楽の機微を細部まで鮮やかに浮き彫りにしてゆきます。
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CARPE DIEM
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アレクサンダー・ゲルゲリフィ(クラヴィコード)
『SAPPERLOT(おお神よ)!』 ~
1700年頃製のクラヴィコードで聴く昔日のオーストリア鍵盤楽曲 |
アレクサンダー・ゲルゲリフィ(クラヴィコード)
使用楽器:
作者不詳、
1700年頃オーストリア製のオリジナル楽器(アドモント修道院所蔵) |
1. フェルディナント・トビアス・リヒター(1651-1711):
トッカティーナ ニ短調
2. アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)/編曲者不詳:カプリッチョまたはガヴォッタ〔ガヴォット〕ニ短調
~ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタOp.5-7より(1721)
3-4. パウル・ポイエル(1570-1625): パドゥアン、舞曲とナーハタンツ
~
『4声および6声のパドゥアン、イントラーダ、様々な舞曲とガリアルダ集』(1611年ニュルンベルク刊)より
3. パドゥアン ニ短調 4. 舞曲とナーハタンツ
ニ短調
5. ゲオルク・ムッファト(1653-1704): パッサカリア
ト短調 ~
『オルガン奏者必携之書』(1690年ザルツブルク刊)より
6. フランツ・マティアス・テヒェルマン(1649-1714):ウィーン包囲解放の喜びのアルマンド
ハ長調
~『オルガンならびにチェンバロで奏でるためのトッカータ、カンツォーネ、リチェルカーレ、
およびその他の様々な楽曲』(手稿譜)より
7-8. ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660頃-1741):
楽長フックスのアルペジオとフーガ 7. アルペジオ
8. フーガ ト長調 9. フックス: フックス氏のメヌエット第9番
ト短調
10-13. ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):組曲第11番(1653年レーゲンスブルクで作曲)
10. フェルディナント4世、ローマ王に推挙されての戴冠に寄せて書かれたアルマンド(遅く控えめに弾くこと)
11. 若き皇女御生誕の日に書かれたクラント
12. マントヴァ公女としてお生まれになった皇妃エレオノーラの戴冠に寄せて書かれたサラバンド
13. ジグ
14-15. ヨハン・ミヒャエル・シュタインバッハー(1700頃-1750頃):
プレリュードとカプリッチョ
14. プレリュード イ短調 15. カプリッチョ
イ短調 ~「チェンバロのためのパルティア」(手稿譜)より
16-17. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
プレリュードとカプリッチョ
16. プレリュード HWV Anh. B 607-1 17.
カプリッチョ ハ長調 HWV Anh. B deest II
18. レオポルト・モーツァルト(1719-1787):
「三月に」 アダージョと変奏曲 ~
『12の鍵盤曲』(1759年アウクスブルクにて作曲)
19. アントン・フェルディナント・パリス(1744-1809):
アレグロ ヘ長調
20. ヨーゼフ・アントン・シュテファン(またはヨセフ・アントニーン・シチェパーン
1726-1797):
プレリュード 変ロ長調 ~『さまざまな調による40のプレリュード』(1762年ウィーン刊)より
21. ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):無題のクラヴィコード曲
変ホ長調
22. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-17) |
録音: 2022年2月9-13日 アドモント修道院小ホール(オーストリア南部シュタイアーマルク地方)
【300年以上前の響きから立ちのぼる歴史の息吹!これがモーツァルトに至る道】
大バッハやその息子たちが愛奏していたことで知られるクラヴィコードは、小型で卓上に置け持ち運びもしやすい古くからある鍵盤楽器。
小片で弦を突き上げて音を出す構造のため、打鍵した瞬間やその後鍵盤を押さえている指の力しだいで音にニュアンスがつけられ、表情豊かな演奏ができるかわり奏者自身のごく周辺にしか音が届かず、プロ音楽家が大人数相手に演奏することが増えた19世紀以降に音楽史の表舞台から姿を消しました。
しかしオルガニストの練習用などプライベート空間でこれを愛奏した音楽家は欧州各地に多く、モーツァルトも旅先で鍵盤練習ができる旅行用の楽器を持っていたことが知られています。
その伝統を踏まえ、1700年前後から残るオーストリアでは現存最古のオリジナル楽器を用い、バロック以前の音楽から多くを学んだ18世紀の音楽家たちの個人的な演奏空間の響きに迫ったのがこのアルバム。
楽器は全て製作者の地元周辺で切り出された木材で出来ており、共鳴弦型で同時に鳴らせない音が生じるため奏者も工夫が必要ですが、リンツ生まれの若き名手アレクサンダー・ゲルゲリフィは巧みにニュアンス豊かな演奏で、300年以上前から残る楽器の素材感豊かな味わいを引き出してゆきます。
楽器そのものの微音を間近で克明に捉えたエンジニアリングで、モーツァルトも学んだバロックの巨匠フックスやムッファトの多声書法から、ドイツ語圏南部のロココ期ならではの典雅な鍵盤曲まで、多様な音楽様式を通じての音による歴史旅行をお楽しみ下さい。
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アンサンブル・ラ・シッラ
『わたしはあなたさえいてくだされば』~
テノール独唱による17世紀ドイツ北部の教会音楽
1. クリスティアン・フロール(1626-1697):
Inter Brachia Salvatoris mei 我が救世主の腕の中に
2. ヨハン・フリードリヒ・マイスター(1638-1697):
Ach Herr, strafe mich nicht
ああ主よ、怒りにまかせてわたしを苛まないでください
*
3-7. ゴットリープ・フィリップ・フロール(1682-1723):
Redet untereinander
歌い合うがよい、竪琴と讃美の歌をもって
*
8. ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
Herr, wenn ich nur Dich hab
主よ、わたしはあなたさえいてくだされば
9. フランツ・トゥンダー(1614-1667):
An Wasserflussen Babylon バビロンの流れのほとりに
10. フリードリヒ ・ニコラウス・ブルーンス(1637-1718):
Wein, ach wein jetzt um die Wette
泣け、ああ今こそ泣いて務めを果たすがよい
11. C. フロール:
Es ist gnug これで果たされた、主よわたしの魂を
12. ヨハン・マッテゾン(1681-1764):
Ach Absalom ああアブサロム、わが息子よ
13. トゥンダー: Ach Herr, lass Deine
lieben Engelein
ああ主よ、どうかあなたの愛しき御使いを*...世界初録音 |
アンサンブル・ラ・シッラ
(古楽器&声楽アンサンブル)
リヒャルト・レッシュ(テノール)
フランツィスカ・アンナ・ハイドゥ(ヴァイオリン1)
ウーヴェ・ウルブリヒ(ヴァイオリン2、ヴィオラ)
イレーネ・クライン、リアム・バーン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
キット・スコットニー(ヴィオローネ)
ジャンルーカ・ジェレミア(テオルボ)
ザビーネ・エルトマン(オルガン) |
録音: 2022年1月25-29日 福音聖十字架教会、ベルリン
【静謐さと躍動感。ドイツ古楽の真骨頂を実力派たちとともに】
ルネサンス~バロックに軸足を置きながら19世紀に至る宗教曲の演奏でも注目を集めるドイツ新世代のテノール歌手、リヒャルト・レッシュを中心に、バッハ以前の重要な音楽潮流であるドイツ17世紀の小編成教会音楽を集めたプログラム。
リューベック、ハンブルク、メクレンブルクなど、ドイツ北部各地で活躍した作曲家たちが知名度にかかわらずバランスよく集められ、ベッシュの丁寧かつ安定感ある歌唱と対話する古楽器奏者たちの細やかな解釈で、作品の持ち味が最大限に引き出されてゆきます。
バッハの教会カンタータのような大規模な音楽が生み出される前の、祈りの詩句を細やかに伝えてゆくことに心を砕いて作曲された独唱作品の数々は、奏者各員の個性が際立つ室内楽編成でこそ映えるということが改めて実感される名演。
ドイツ語圏内外で多忙な活動を続ける名手たちが集うアンサンブル・ラ・シッラの妙技を隅々まで、Carpe
Diemの自然な佇まいを活かしたエンジニアリングで収めている好感度抜群のアルバムです。
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RAMEE
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アンサンブル・ボンヌ・コルド
ジョゼフ=エクトール・フィオッコ:聖週間の哀歌
ジョゼフ=エクトール・フィオッコ(1703-1741):
【DISC 1】
1-6. 聖水曜日のための第1の哀歌
7-8. 聖水曜日のための第2の哀歌(ルソン)
9-13. 聖水曜日のための第3の哀歌(ルソン)
14-17. 聖木曜日のための第1の哀歌
18-21. 聖木曜日のための第1の哀歌(レティオーネ)
【DISC 2】
1-5. 聖木曜日のための第2の哀歌(ルソン)
6-10. 聖木曜日のための第3の哀歌(ルソン)
11-14. 聖木曜日のための第3の哀歌(レクツィオ)
15. 聖金曜日のための第1の哀歌
16-21. 聖金曜日のための第2の哀歌(ルソン)
22-26. 聖金曜日のための第3の哀歌 |
アンサンブル・ボンヌ・コルド
(古楽器&声楽アンサンブル)
アナ・ヴィエイラ・レイテ(ソプラノ)
...DISC 1: 1-13/DISC 2: 15-21
アナ・キンタンス(ソプラノ)
...DISC 1: 14-18/DISC 2: 1-10
ウーゴ・オリヴェイラ(バリトン)
...DISC 2: 11-14,22-26
ディアナ・ヴィナグレ(チェロ&指揮)
レベッカ・ローゼン(チェロ)
マルタ・ヴィセンテ(コントラバス)
フェルナンド・ミゲル・ジャロト(オルガン) |
録音: 2021年11月2-7日 メニーノ・デウス教会、リスボン、ポルトガル
【フランスとイタリアの伝統を引く、しなやかな旋律美。ベルギー後期バロックの世界】
中世末期以来、ハプスブルク家支配のもとカトリックの伝統が息づく場所として、豊かな文化が培われてきたネーデルラント南部(現在のベルギー)。
この地が一時バイエルン選帝侯の所領となった18世紀初頭には、選帝侯がミュンヘンから連れてきた作曲家たちの活躍を通じ、フランス宮廷音楽に加えて最新のイタリア様式が大きな影響を及ぼしました。
イタリア人の宮廷作曲家を父にベルギーで生まれたフィオッコは、その短い生涯の中で後期バロックの伊仏両様式をともに咀嚼吸収、独自の美しい音楽世界を紡ぎ出した重要人物。
復活祭前の聖週間に行われる静謐な礼拝のために彼が作曲した小編成教会音楽の数々は、フランス式の作曲分野でありながらイタリア流儀の歌心にあふれ、その才覚をじっくり堪能できる充実作ばかりです。
ヨーロッパ各地で活躍するポルトガル出身の古楽プレイヤーたちが集うアンサンブル・ボンヌ・コルドは、その魅力の粋を追求すべく、フィオッコが書いた聖週間のための哀歌を2枚のCDで網羅。
ブリュッセルとアントウェルペンで作曲された11篇全てを収めた録音はこれが初めてです。控えめながら印象的な美しさに貫かれたメロディアスな独唱部はイタリア風、復活祭前の節制期間に伴奏楽器を低音部のみに絞る流儀や装飾音の扱いはフランス風に仕上げられた11篇は、複楽章の曲もあれば長めの単一楽章の曲もあり、同時代のヘンデルやヴィヴァルディにも比肩しうる魅力がたっぷり。
チェロが独立した立ちまわりを演じる局面も多く、ガット弦の低音の響きと歌声の交錯をじっくり味わえます。
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RICERCAR
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インアルト
『ドイツの礼拝音楽の伝統 1600年代から1800年代へ』
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
エクアーレ第1番 WoO 30-1/
イグナーツ・フォン・ザイフリート(1776-1841):
私を憐れんでください
ATTB、4トロンボーン
2. ベートーヴェン: エクアーレ第3番WoO 30-3/ザイフリート:
私をもっと洗い清めてください
ATTB、4トロンボーン
3. ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
おお、わが魂よ、なぜ打ちひしがれているのか
SWV 419
SSATTB
4. ヨハン・ゲオルク・アーレ(1651-1706):
歓喜の歌
SS、2ツィンク、3トロンボーン、テオルボ、オルガン
5. シュッツ: わが子アブサロム SWV 269
B、4トロンボーン、テオルボ、オルガン
6. ザムエル・シャイト(1587-1654): 悲しみのパドゥアーナ
SSWV 42
ヴァイオリン、ヴィオール、ツィンク、
3トロンボーン、テオルボ、オルガン
7. ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
嘆きの歌 BuxWV 76-2
S、2ヴィオール、オルガン
8. マルティン・マイヤー(1642頃-1709/12):
ここに一日が終わり
SA、8トロンボーン、テオルボ、オルガン
9. オルランドゥス・ラッスス(1530/32頃-1594):
輝く曙の光が
SATTB、2ツィンク、4トロンボーン、テオルボ、オルガン
10. ベートーヴェン/ザイフリート:
生きて憩いを得る者よ(原曲...エクアーレ第2番
WoO 30-2)
ATTB
11. ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):
わたしはシャロンの薔薇
SS、ヴァイオリン、テオルボ、オルガン
12. クリストフ・シュトラウス(1575/80頃-1631):
今日この日に
ATT、2ツィンク、4トロンボーン、テオルボ、オルガン
13. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
おおイエス・キリスト、わが命の光 BWV
118
SSATB、ツィンク、3トロンボーン、2コルノ・ダ・ティラルシ、オルガン
14. ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):
おおイエス様、わたしのイエス様
SS、トロンボーン、オルガン
15. ディートリヒ・ベッカー(1623-1679):
ヨハン・ヘルム氏の葬送と埋葬のための音楽
SATB、ヴァイオリン、ヴィオラ、2バス・ヴァイオリン、
ツィンク、3トロンボーン、テオルボ、オルガン
16. バッハ: われ心よりこがれ望む BWV 727
ツィンク(ミュート・コルネット)、オルガン
17. シュッツ: 汝の若き時よりの妻に喜びを抱け
SWV 453
SSATTB、2ツィンク、4トロンボーン、テオルボ、オルガン
声楽...S(ソプラノ)、A(アルト=カウンターテナー)、T(テノール)、B(バス) |
インアルト
(古楽器&声楽アンサンブル)
ランベール・コルソン
(ツィンク
〔木管コルネット〕、指揮) |
録音: 2021年9月 ジェディンヌ聖母教会(ベルギー中南部ディナン県)
【ベートーヴェンの頃まで続いた17世紀以来の伝統を、バロック金管の響きで実感】
オペラや器楽曲など多くの音楽は、人々の好みに合わせて流行が移り変わり、バロックから古典派へ、ロマン派へ......と時代ごとに様相が変わってきました。
しかし教会音楽には意外なまでに古い伝統が残り続け、19世紀にあってなおバロック初期の音楽伝統が息づいていたようです。
その確かな礎がどのように築かれ継承されていったのか、ドイツ語圏に焦点を絞り、17世紀前後のさまざまな作曲家たちの作例を中心に検証するプログラムを提案するのは、古楽先進国ベルギーに集う名手集団インアルト。
あえてプログラムの冒頭にベートーヴェンのトロンボーン四重奏のためのエクアーレを置き、これが教会旋法による伝統的な祈りの詩句の朗誦ときわめて親和性の高い旋律であったことを、楽聖に関する証言者としても知られるザイフリートの編曲を交え、17世紀音楽との関連で鮮やかに示します。
インアルトが得意としてきたバロック金管合奏の古雅な響きは、各パートの動きも明瞭な古楽歌唱によって説得力豊かに響く詩句をよりニュアンス豊かに聴かせ、ドイツ三大Sやブクステフーデのような比較的知られた作曲家の作品に限らず、全ての収録作品の魅力を最大限に引き出して聴きどころが尽きません。
バッハのBWV 118ではリトゥース(高音金管楽器)のパートに、スライドを付けて半音階進行を可能にしたホルン「コルノ・ダ・ティラルシ」を使用(ソロ・アンサンブルとも名録音の多いアンネケ・スコットらの演奏)。
バッハの時代を経てベートーヴェンの頃まで脈々と受け継がれてきたドイツ語圏の伝統の礎を、実例を通じて深く体感できるRICERCARならではの好企画です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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(2CD-R)
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¥2700
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トマス・イェンセンの遺産 第14集
[Disc 1]
オーレ・シュミット:交響曲第1番 Op.14a(1956)
[録音:1957年5月27日(初演)(ライヴ放送)]
ヴァウン・ホルムボー(1909-1996):
モノリス Op.76 M207(交響的変容第2番)
[録音:1961年5月26日(ライヴ放送)]
ゴナ・ベアウ(1909-1989):
聖歌(1946)(弦楽オーケストラのための)
[録音:1962年1月20日(放送)]
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):
交響的変奏 Op.92(1953)
[録音:1958年8月7日(ライヴ放送)]
ニールセン:フルート協奏曲 FS119(1926)*
[録音:1954年4月(スタジオ録音)]
[Disc 2]
ヘンツェ:
夜の小品とアリア(1957)(ソプラノと管弦楽のための)**/
夜の小品 I/アリア I「ばらの雷雨に変わるところ)/
夜の小品 II/アリア II「眠そうな鳥」/夜の小品
III
[録音:1962年9月27日(ライヴ放送)]
オネゲル:交響曲第5番《3つのレ》(1950)
[録音:1962年9月27日(ライヴ放送)]
ニールセン:
歌劇《サウルとダヴィデ》 FS25(1898-1901)より
第2幕への前奏曲-
劇付随音楽《母》 FS94(Op.41)(1920)より
前奏曲 第7場-
[録音:1942年7月2日(スタジオ録音)]
歌劇《仮面舞踏会》 FS39(1904-06)より
若い雄鶏たちの踊り-
[録音:1942年9月8日(スタジオ録音)]
プロコフィエフ:
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63(1935)***
[録音:1949年9月15日(ライヴ放送)(一部省略、欠落)] |
トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団
ティヴォリ・コンサートホール管弦楽団-
ホルガー・ギルバト=イェスパセン(フルート)*
カーラ・ヘニウス(ソプラノ)**
ヴァンディ・トヴォレク(ヴァイオリン)*** |
トマス・イェンセンのさらなる幅広いレパートリーを俯瞰する2枚組!
☆好調なリリースが続くトマス・イェンセンの「遺産」シリーズ第14集!
☆初出となるオーレ・シュミットの交響曲第1番の初演や、初演者との共演によるニールセンのフルート協奏曲が復刻!
トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズ第14集は、「デンマーク放送」の未発表音源を中心とした20世紀音楽のプログラム!
イェンセンが密接に関わりを持っていたカール・ニールセンやニルス・ヴィゴ・ベンソンといった作曲家の他、オーレ・シュミットとデンマーク音楽の本流から離れたところで作曲活動を行ったゴナ・ベアウの作品、彼はさらにヘンツェ、オネゲル、プロコフィエフの「傑作」を周到に造形することにより、カトリックの嗜好と共感に根ざしたヨーロッパ・モダニズムとの多様なつながりも示してみせました。
オネゲルの交響曲第5番は、シリーズ第2集(DACOCD912)に収録された1962年10月24日「国連の日コンサート」の「予行演習」となった9月27日のライヴ放送の録音。
ポーランド=ウクライナ系のヴァイオリニスト、ヴァンディ・トヴォレク(1913-1990)がソロを弾いたプロコフィエフの協奏曲は、78回転のSP原盤から復刻された録音です。
3つの楽章の盤と盤の繋ぎ目にあたる部分に欠落があり、また、トヴォレク自身が第2楽章と第3楽章のソロ・パートの一部を省略して演奏しています。
指揮者としても有名なオーレ・シュミットが作曲した交響曲第1番は初演の録音で、初出音源。
カール・ニールセンの《フルート協奏曲》は、初演者で作品を献呈されたホルガー・ギルバト=イェスパセン(1890-1975)が共演してDeccaレーベルに録音した1954年4月のスタジオ録音が復刻されました。
※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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知られざるデンマークの名指揮者
ヨン・フランセン ~ 初期録音選集
ブラームス《交響曲第4番》、シューベルト《交響曲第5番》など
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K492より「序曲」
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16**
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D485
ヨハン・ペーター・エミリウス・ハートマン(1805-1900):
序曲《ヘーコン・ヤール》 Op.40*
ゲーゼ:演奏会序曲《オシアンの余韻》 Op.1*
フィン・フフディング(1899-1997):
交響的幻想曲第1番《進化》 Op.32*
スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):
喜劇『わがマリオネット劇場』 序曲 Op.53、
ジェリコの戦い Op.51
クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):トルグートの踊り |
ヨン・フランセン(指揮)
王立デンマーク管弦楽団
デンマーク国立放送管弦楽団*
アイリーン・ジョイス(ピアノ)** |
ヨン・フランセン(1918-1996)は、コペンハーゲンの王立劇場の首席指揮者を30年間にわたって務め、しなやかなテンポの切り替え、おおらかなフレージング、豊かな管弦楽の響きを活かした演奏に定評があったデンマークの名指揮者です。
ニルス・W・ゲーゼの《春の幻想曲》や、カール・ニールセンの《愛の賛歌》、歌劇《仮面舞踏会》などの録音で知られます。
Danacordレーベルからリリースされる今回のアルバムには彼が1950年代にColumbia、Odeon、Philipsレーベルに録音した作品が新たなリマスタリングを施され収録されています。
ブラームスの《交響曲第4番》やシューベルトの《交響曲第5番》、ゲーゼの《オシアンの余韻》と、J.P.E.ハートマンの《ヘーコン・ヤール》をはじめとするデンマークの作品は、インスピレーションに満ちた彼の音楽の特色がもっとも表れたと言われる録音です。
※録音:1951年~1958年
※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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<国内盤>
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マイスター・ミュージック
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円熟境の棒さばき、それに応える楽団の充実ぶり
秋山和慶指揮&日本センチュリー交響楽団
(1)-(4) J.ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
作品68
(5) F.シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」より
間奏曲 第3番 |
秋山和慶指揮
日本センチュリー交響楽団
コンサートマスター:松浦 奈々 |
円熟境の棒さばきと、それに応える楽団の充実ぶりを堪能・・・
< 木幡一誠 >
【2021年7月22日 びわ湖ホールにてライヴ・レコーディング】
マスター音源、DXD、384KHz
我が国音楽界の重鎮、秋山和慶の指揮による「ブラームス:交響曲第1番」。
ミュージックアドバイザーを務める日本センチュリー交響楽団との阿吽の呼吸も見事に、重厚なブラームスを練り上げて行きます。
「この指揮者らしく端正に整った合奏のもと、中低音域の楽器が先導するリズム的な骨格と
(ベースラインやティンパニ・パートの掘り下げ方も奏功)、懇切丁寧な表情付けを伴う旋律声部のおりなす構図が意味深く耳をとらえる。
それがたとえば第1楽章では、ウィーン古典派の交響楽の命脈に、恩師にあたるシューマンの世代が掲げたドイツ・ロマン派音楽の理念を融合させるというブラームスの意図が、試行錯誤の過程まで含めて鮮やかに像を結ぶような思いを抱かせる。
(木幡一誠 ライナーノーツより)」
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<映像>
<LP>
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