≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2022/11/15~
11/18(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ARS PRODUKTION
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ARS38819
【旧譜】
¥2700
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プレイエル博物館の秘曲コンサート Vol.9~協奏曲と交響曲
イグナツ・ヨーゼフ・プレイエル:
ファゴット協奏曲 変ロ長調 Ben 107(世界初録音)
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:
ピアノ協奏曲 ヘ長調 Op.17(1792)
プレイエル:交響曲 ハ長調 Ben 131(1786)(原典版世界初録音) |
カメラータ・プロ・ムジカ
マティアス・ラーチ(ファゴット)
イングリット・マルソナー(ピアノ)
パウル・ヴァイゴルト(指揮) |
プレイエル・シリーズ第9弾!
1995年に創設された国際イグナツ・ヨーゼフ・プレイエル協会(IPG)が主催するコンサートとの共同プロジェクトとなる「プレイエル博物館の秘曲コンサート」シリーズ、第9集のテーマは「協奏曲と交響曲」。同時期に活躍した作曲家ドゥシークのピアノ協奏曲も共に収録されています。
ベルリン出身のファゴット奏者マティアス・ラーチは、15歳の時にケルン室内管弦楽団のソリストとしてデビューしました。彼は、2001年には「プラハの春」国際コンクールで1位、ARDミュンヘン国際音楽コンクールのファゴット部門でも2位を獲得しています。
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団およびルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者を務めている名手が見事に歌い上げます。
※録音:2012年1月7日
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ARS38818
【旧譜】
¥2700
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プレイエル博物館の秘曲コンサート Vol.8~パリ四重奏曲
Vol.1
イグナツ・ヨーゼフ・プレイエル:
弦楽四重奏曲 ハ長調 Ben 365(1803)(世界初録音)
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Ben 366(1803)(世界初録音)
弦楽四重奏曲 ヘ短調 Ben 367(1803) |
ヤナーチェク四重奏団 |
1995年に創設された国際イグナツ・ヨーゼフ・プレイエル協会(IPG)が主催するコンサートとの共同プロジェクトとなる「プレイエル博物館の秘曲コンサート」シリーズ、第8集のテーマは「パリ四重奏曲第1集」。
1947年にブルノ音楽院の学生によって結成されその数年後ヤナーチェクの名を冠する権利を得た世界的弦楽四重奏団による美しい演奏でお楽しみください。
※録音:2011年5月8日
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ARS38713
【旧譜】
¥2700
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西ドイツ放送によって製作された
名歌手たちへのインタビュー
プリマ・ラ・ドンナ |
マルタ・メードル
レオニー・リザネク
リューバ・ヴェリッチュ
エリーザベト・シュヴァルツコップ、他 |
西ドイツ放送によって製作された往年の名歌手たちへのインタビューをCD化。
※2010年製作
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ARS38503
【旧譜】
¥2700
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ショパン作品集 ~ ピアノ・ワークス Vol.3
フレデリック・ショパン:
マズルカ ホ短調 Op.17-2/マズルカ 変イ長調
Op.17-3/
マズルカ イ短調 Op.17-4/マズルカ ハ長調
Op.24-2/
マズルカ ロ短調 Op.24-4/マズルカ 変ニ長調
Op.30-3/
ポロネーズ ト長調 Op.40-1《軍隊》/夜想曲
嬰ヘ短調 Op.48-2/
スケルツォ ロ短調 Op.20/即興曲 嬰ヘ長調
Op.36/
練習曲 変ト長調 Op.10-5《黒鍵》/ワルツ
変イ長調 Op.42/
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1《小犬のワルツ》/
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
変ホ長調 Op.22 |
ボリス・ブロッホ(ピアノ) |
ウクライナのオデッサで生まれ育ったボリス・ブロッホは、モスクワのチャイコフスキー国立音楽院でタチアナ・ニコラーエワ、ディミトリ・バシキロフに師事し、1978年にはブゾーニ国際ピアノコンクールで第1位を受賞した、"鬼才"や"奇才"といった表現がピッタリな知る人ぞ知る名ピアニスト。
第3弾ではショパンの名曲や小品をしっとりとかつ大胆に演奏していきます。
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バッハ・ミーツ・ジャズ
J.S.バッハ:
プレリュードとフーガ BWV 887、プレリュードとフーガ
BWV 875、
プレリュードとフーガ BWV 871、プレリュードとフーガ
BWV 881、
プレリュードとフーガ BWV 884
ガーシュイン:
プレリュード第1番、プレリュード(メロディ第17番)、
プレリュード(ルバート)、
プレリュード第2番(ブルー・ララバイ)、
プレリュード(4度のノヴェレッテ)、
プレリュード第3番(スパニッシュ・プレリュード)、
プレリュード(フラグメント)
カプースチン:トッカッティーナ Op.36
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 Op.2 |
エヴリン・ヒルシュマン(ピアノ) |
J.S.バッハの作品とジャズを融合させたアルバム。J.S.バッハの作品とジャズには共通点がいくつかあります。その一つがバッハの作品の持つシンコペーションで、それは終わりのないスウィングというジャズの要素を持っているのです。
J.S.バッハから続くジャズとの共通点が現代の音楽にも息づいており躍動感を与えています。
※録音:2012年2月2日
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ARS38120
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900
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サウンズ・オブ・ハリウッド Vol.2
1.ラロ・シフリン:ミッション・イン・ポッシブル
2.ポール・ラヴェンダー:
ア・トリビュート・トゥ・ジョン・ウィリアムズ
(スターウォーズ/ジョーズ/スーパーマン/
ハリー・ポッター/インディ・ジョーンズ/E.T.)
3.カルロス・ガルデル:セント・オブ・ウーマン/夢の香り
4.ハンス・ジマー:ラスト・サムライ
5.ミクローシュ・ロージャ:ベン・ハー
6.ダニー・エルフマン:スパイダーマン
7.エンニオ・モリコーネ:ミッションより「ガブリエルのオーボエ」
8.ヘンリー・マンシーニ:ピンク・パンサー
9.ジェームズ・ホーナー:トロイ
10.ルロイ・アンダーソン:タイプライター
11.モーリス・ジャール:ドクトル・ジバゴより「ララのテーマ」
12.ハンス・ジマー:ダークナイト
13.ニコラス・フーパー&ジョン・ウィリアムズ:
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
14.ハンス・ジマー:パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド |
シュテファン・フラース(指揮)
フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団 |
『サウンズ・オブ・ハリウッド』シリーズ第2巻!
往年の名作から近年の話題作まで、ゴージャスなオーケストラ・アレンジとArs
Produktionレーベルの素晴らしいサウンドで数々の映画音楽を楽しめる『サウンズ・オブ・ハリウッド』シリーズ。
ジョン・ウィリアムズ作品メインの第1巻に続き、第2巻はハンス・ジマー、エンニオ・モリコーネ、ヘンリー・マンシーニなど映画音楽界の巨匠による有名作品を多数収録。
※録音:2012年6月(ドイツ、ライヒェンバッハ)
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ARS38119
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900 →\2690
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ナデージュ・ロシャ(チェロ)
ラロ&ミヨーのチェロ協奏曲
ラロ:
チェロ協奏曲 ニ短調、
ディヴェルティスマン、
スケルツォ ニ短調
ミヨー:チェロ協奏曲第1番 Op.136 |
ナデージュ・ロシャ(チェロ)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルードゥナー(指揮) |
1991年、スイス・ジュネーブ生まれのチェリスト、ナデージュ・ロシャによるフランスのチェロとオーケストラのための作品集。
彼女は2001年にジュネーブ音楽院でダニエル・ヘフリガーのクラスに入学。2006年にはケルン音楽大学でマリア・クリーゲルに師事し、以降スイスやドイツの音楽コンクールで優勝しています。
2010年3月のベルリン・コンツェルトハウスでのデビュー以来、国内外での多数のコンサート会場に出演し、2012年にはカーネギーホール・デビューを果たしました。
※録音:2011年12月
これは旧譜なのですが、昔書いたコメントがあるので再掲載しておきますね。
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ナデージュ・ロシャ。Nadege Rochat。
反則的に美人です。演奏も悪くない
こんな人です。
カサドのダンサ・フィナーレという曲を弾いてます。
https://www.youtube.com/watch?v=-WAc1EDl3a0
もう少しいろいろ観ていたら、ライヴ・レコーディング風景の映像がありました。
ラロのチェロ協奏曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Ao6QrI7X1Ek
どうやらCDを出しているらしいです。(今回紹介のアルバム)
じつはラロのチェロ協奏曲って、なかなかいい曲なんです。
「『スペイン交響曲』に並ぶ!」とか「エルガーの『チェロ協奏曲』に負けない!」とか、そこまで言うつもりはありませんが、聴いてがっかりするような曲じゃありません。
第1楽章は「スペイン交響曲」に負けない情熱を持ってますし、第2楽章はセンチメンタルで渋く泣かせてくれます。第3楽章もカッコいい。
人によっては「スペイン交響曲」よりチェロ協奏曲のほうが好き、という人もいるかもしれません。
で、ナデージュ・ロシャが弾くラロのチェロ協奏曲も結構いいです。
思い入れたっぷりにゴリゴリ弾くタイプではないんですが、過不足ありません。
第1楽章の冒頭ソロはそうとう難解で、なかなか外さずに弾く人はいないんですが、まずまずがんばってます。
第2楽章も繊細。
大胆にテンポが変わる楽章なんですが、とても表情豊かです。切ないです。
第3楽章は、どれくらい空に舞うように歌ってくれるかが大事なんですが、ロシャは初めての社交界のような初々しい雰囲気でなかなかいいです。
ツンデレ系の演奏とでも言いましょうか。予想に反してうまいです。
美人だからCDを出した、というより、腕のいいチェリストがたまたま美人だった、ということでしょう。
ここへきてプロフを引っ張り出すと、「1991年ジュネーヴ(スイス)生まれのチェリスト。2001年ジュネーヴ音楽院に入学し(10歳?!)ダニエル・ヘフリガーに師事、2006年よりケルン音楽大学でマリア・クリーゲルに師事し、2010年3月にベルリンのコンツェルトハウスでデビューを飾った期待の新星です。」だそうです。
クリーゲルに師事したというのが好感持てます。 外見と違ってまじめな人なのでしょう。
ヴュルテンベルク・フィルのオケ伴奏も堅実で、協奏曲のあとのオーケストラ曲を含め、ずしりと力のこもった演奏を聴かせてくれます。
昔GENUINレーベルで飯森範親と「シェエラザード」をやってたオケです。
ドイツの辺境(ではないか)のオケっていいですよね。味があって。
で、このCD、ラロのチェロ協奏曲、オーケストラ曲2曲に続いてミヨーのチェロ協奏曲第1番が入ってるんです。
これがまた知られざる名曲。
ミヨーのチェロ協奏曲第1番。
最初はとっつきにくいと思うかもしれませんが、開始1分でミヨー独特のあの「万華鏡」的世界に連れて行ってくれます。ゆるい。
ミヨーって作品が多すぎてある意味不遇ですが、このチェロ協奏曲第1番なんてもっともっと普通に人気が出てもいいと思うんです。
第2楽章がかなり晦渋で深い沼に引きずり込まれそうになるので、そのあたりで好みは分かれるかもしれませんが、第3楽章ではまた陽気で楽しいミヨーに戻ります。
南米での経験も経て、またジャズなどの黒人音楽も経験したミヨー42歳、有名な「スカラムーシュ」と同じ時期の作品。
劇場や映画、そしてファッションなど、世界の創作活動の中心地だったパリの香りがしてきます。
曲が曲なので「ロシェが大活躍!」ということはないのですが、オケと合わせて作品を優雅に快活に表現してます。
ということで今日はこのへんで・・・というと思ったでしょう?
まだ終わりません。
実はこのアルバム、すごい隠しだまがあるんです。
2つのチェロ協奏曲の間に2つのラロのオーケストラ曲が挟まってるんですが、そのうちのひとつが・・・ムチャクチャかっこいい曲なんです。
「スケツルォ」。
わずか5分ほどの曲。
どのアルバムで聴いたか忘れましたが、私もいつかこの曲について熱いコメントを書いたことを覚えてます。
でもCDがあまりなかったんです。
それがひょっこりこのアルバムに入ってるじゃありませんか!
ロシア系の突進型の曲と南欧系の情熱系の曲を足してさらにドイツ系の重厚な曲をまぶしたような隠れ名曲。
一度聴いたらなかなか頭から離れません。夜聴いたら翌朝起きたときにまだ覚えててつい歌ってしまいそうな、そういう曲です。
さあ、ということでこのアルバム、超美形の実力派新星ロシェの演奏が楽しめて、ラロとミヨーの知られざる名曲が楽しめて、しかもラロの「スケルツォ」という極めつけのオケ曲が聴けるという、なんとも贅沢充実の1枚なわけです。
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ARS38123
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900 →\2690
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ヴェスタルド・シムクスによるワーグナーのピアノ・アルバム
ワーグナー:
歌劇《トリスタンとイゾルデ》より「愛の死」(演奏者自編)、
幻想曲 嬰ハ短調 WWV22、
ジークフリート牧歌(グレン・グールド編)
リスト:
ワーグナーの歌劇《さまよえるオランダ人》より「紡ぎ歌」
S.440 |
ヴェスタルド・シムクス(ピアノ) |
ラトビアのピアニスト、ヴェスタルド・シムクスによるワーグナーのピアノ・アルバム。ワーグナー自身の作品のほか、リストやグールド、演奏者自身による編曲作品を収録しています。
シムクスはラトビアの国民的作曲家であるペトリス・ヴァスクスに作曲を師事するなど、コンポーザー=ピアニストとして、さらには即興演奏のスペシャリストとしても活躍する注目の俊英です。
※録音:2012年5月、インマヌエル教会(ドイツ、ヴッパータール)
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ARS38121
(1SACD HYBRID+
1Bonus DVD)
【旧譜】
¥2900
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ユーリ・レヴィチによる、充実のロシアン・プログラム |
ユーリ・レヴィチ(ヴァイオリン)
ヴァレンティナ・バボール(ピアノ) |
イワン・ハンドシュキン(1747-1804):ロシア民謡による変奏曲
ラフマニノフ:幻想的小品集より《セレナード》
Op.3-5
チャイコフスキー:12の小品より《ロシアの踊り》
Op.40-10
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ニ長調 Op.94
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲より第10番,第15番,第16番,第24番(ツィガーノフ編)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14(ハイフェッツ編)
スクリャービン:12の練習曲より第10番 Op.8-10(ハイフェッツ編)
グリエール:ロマンス Op.3
ラフマニノフ:ハンガリー舞曲 Op.6-2
バラキレフ:即興曲
グラズノフ:瞑想曲 Op.32
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.2、感傷的なワルツ
Op.51ー6
リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
ボーナスDVD
(ハンブルク・スタインウェイ工場でのピアノ・セレクション、
2012年夏のマスタークラス、ユーリ・レヴィチによるJ.S.バッハ:ガヴォットとロンド) |
1991年ロシア生まれのヴァイオリニスト、ユーリ・レヴィチによる、充実のロシアン・プログラム。
彼は5歳でヴァイオリンをはじめ、7歳でモスクワ音楽院附属中央音楽学校に入学、2009年からはウィーンに移り、ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学などで学びました。
2015年にはICMA(国際クラシック音楽賞)の若手音楽家賞を受賞しています。
※録音:2012年8月、インマヌエル教会(ドイツ、ヴッパータール)
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DA VINCI CLASSICS
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ドビュッシー ~ ギター・パースペクティヴ
(トランスクリプションズ、デディケイションズ、インスピレイションズ)
ドビュッシー:
アラベスク第1番(マリオ・パロディ編)、
亜麻色の髪の乙女(ジュリアン・ブリーム編)、
ラモー讃(ヴァレリオ・セレンターノ編)
ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
ジョルジュ・ミゴ(1891-1946):
クロード・ドビュッシーへのオマージュ
(セレンターノによる筆者譜からの新版)
ヴィラ=ロボス:エチュード第5番
スコット:ソナチナ
モンポウ:コンポステラーナ組曲
アンヘル・ラサラ(1914-2000):
夜想曲 ~ クロード・ドビュッシーへのオマージュ
ティルマン・ホップシュトック:ドビュッシーの主題による変奏曲 |
ヴァレリオ・チェレンターノ(ギター) |
ドビュッシーとギターの不思議な関係。
クロード・ドビュッシー(1862-1918)の早すぎる死から1世紀あまり、クラシックギターの世界は、このフランスの作曲家との出会いの機会が少ないことを残念に感じているのかもしれません。
ドビュッシーの自信の革命的な音楽的要素をギターで表現したいという欲求は、何よりもトランスクリプションやオマージュを通じて広まっており、現在でも過去でもギタリストと作曲家の双方がこの欠如を補おうとしています。
このアルバムでヴァレリオ・チェレンターノは、ドビュッシーに近い、あるいは影響を受けた作家たち、例えば有名なファリャ、スコット、モンポウ、ヴィラ=ロボス、さらには今日では聴く機会の少ないミゴ、ラサラ、そして名手ホップシュトックの作品などを集め、フランス印象派の巨匠とギターとの幻の相思相愛を表現しています。
※録音:2022年3月&6月、カステレット・ガイリンガー=ユーロピアン・スクール(トリエステ、イタリア)
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ヴィオッティ&ロッラ:ヴィオラ二重奏集
ヴィオッティ:2本のヴィオラのための二重奏曲
ロッラ:ヴィオラ二重奏のための《トリネーゼ》 |
ヴィルジニア・ルカ(ヴィオラ)
フランチェスコ・ヴェルネロ(ヴィオラ) |
19世紀のヴィルトゥオーゾの典型的なイメージは、ほとんど信じられないような難曲を、しばしば即興の部分を交えて演奏する音楽家というものであり、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824)とアレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)は、まさにこのヴィルトゥオーゾに当てはまる音楽家でした。
ロッラはオーケストラ・プレーヤーとして、ヴィオッティはコンチェルトのソリストとして絶頂を極めており、19世紀有数のヴィルトゥオーゾとして当時のイタリアにおけるヴァイオリン・スクールの栄光を証明しています。
イタリアのヴィオラ・デュオ、ヴィルジニア・ルカとフランチェスコ・ヴェルネロが「2本のヴィオラ」という編成の醍醐味、ヴィルトゥオージティを存分に披露してくれています。
※録音:2022年2月、パラッツォ・チーゴレ・マルティノーニ(チーゴレ、イタリア)
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クラリロキー
イングヴァル・リードホルム(1921-2017):アミチッジア
ウィリアム・オーヴァートン・スミス(1926-2020):エピタフス
スレンドラン・レッディ(1962-2010):リラのためのゲームⅠ
スティーヴン・クローニン(1960-):アンゲリーウス
藤倉大(1977-):Sandpiper
ヴィト・パルンボ(1972-):パルス
ジャン=ルク・ダルベレイ(1946-):フラッシュ
ルッジェーロ・ロリーニ(1932-2019):カプリッチョ
フェルナンド・メンケリーニ(1949-1997):クレイジー・ジェイ・ブルー
テオドール・ブルカリ(1975-):カプリッチエット |
ホセ・ダニエル・チリリアーノ(クラリネット) |
イタリアのマルチ・クラリネット・プレーヤー、ホセ・ダニエル・チリリアーノはこのアルバムで音色の可能性に富んだクラリネットの無数のニュアンスを一挙に表現する意欲的かつ困難な試みに取り組んでいます。
一般的なクラリネットだけでなく、E♭管やバス・クラリネットを採り入れ、現代のクラリネット作品の演奏のマニュアルとも言えるプログラムを完成させました。
※録音:2022年4月、スオネリア・メディテッラネア(フスカルド、イタリア)
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20~21世紀の地中海のギター・ソナタ集 Vol.2
アンジェロ・ジラルディーノ(1941-2022):地中海ソナタ
クリスティアーノ・ポルケッドゥ(1975-):ソナタ第3番
ケヴィン・シュヴィエルコシュ・レナールト(1988-):
海とヴィアレッジョのソナタ
レジナルド・スミス・ブリンドル(1917-2003):ソナタ第2番 |
アンドレア・コロンギウ(ギター) |
「地中海」という壮大な自然にインスパイアされたギター作品を集めたプロジェクトの第2弾。
ギターのアンドレア・コロンギウは、スペインのコルドバで研鑽を積んだ後、ベルギーのヘントでヨハン・フォスティエに師事。
イタリア、スペイン、ベルギーのギター音楽祭で活躍する傍ら、地中海国際コンクールで第1位を獲得するなど「地中海」との縁を持つギタリストです。
※録音:2022年5月、クラブ・スタジオ(フォッジャ、イタリア)
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CD ACCORD
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アンドレイ・ボレイコ(指揮)
ピアノ協奏曲はバリー・ダグラス!
ペンデレツキ:ピアノ協奏曲「復活」/交響曲第2番「クリスマス」
ピアノ協奏曲「復活」(2007年版)
1. Allegro molto sostenuto/2. Andante
molto pesante/
3. Allegro sostenuto molto
交響曲第2番「クリスマス」
4. Moderato. Maestoso. Poco piu mosso
5. Meno mosso. Lento. Allegretto
6. Tempo I. Allegretto. Piu mosso agitato.
Poco meno.
Tempo I: Grave. Maestoso. Lento |
バリー・ダグラス(ピアノ)...1-3
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮) |
録音: 2022年3月11日&12日(1-3)、2021年11月27日(4-6) ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール
ポーランドを代表するレーベルから故クシシュトフ・ペンデレツキに捧げるアルバム。
ピアノ協奏曲「復活」は ペンデレツキ自身が"ネオロマンティックな精神から生まれた"と語っており、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件への思いも込められています。
2001年から翌年にかけて初稿が書かれ、2007年に改訂が施されました。
バルトークやプロコフィエフを思わせるサウンドと、最終楽章に現れる美しい聖歌の旋律が強い印象を残します。
「クリスマス」と題された交響曲第2番は1980年にズービン・メータとニューヨーク・フィルの委嘱で書かれた作品で、クリスマスの聖歌が曲のあちこちに引用されていますが、曲全体としてはショスタコーヴィチに近い激しさを持っています。
アンドレイ・ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。
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マルチン・ユゼフ・ジェブロフスキ(1748 -1780頃活躍):
聖母の訪問の祝日のための晩課とマニフィカト
晩課
1. Adagio pro Processione solemni
2. Deus in adiutorium
3. アンティフォナ 1: Exurgens Maria
4. 詩篇: Dixit Dominus 主はいわれた
5. アンティフォナ 1: Exurgens Maria
6. アンティフォナ 2: Intravit Maria
7. 詩篇: Laudate Pueri 主のしもべたちよ、主をほめたたえよ
8. アンティフォナ 2: Intravit Maria
9. アンティフォナ 3: Ut audivit
10. 詩篇: Laetatus Sum われ喜びに満てり
11. アンティフォナ 3: Ut audivit
12. アンティフォナ 4: Benedicta tu
13. 詩篇: Nisi Dominus 主が建てたもうのでなければ
14. アンティフォナ 4: Benedicta tu
15. アンティフォナ 5: Ex quo facta est
16. 詩篇: Lauda Jerusalem イェルサレムよ、主を讃めたたえよ
17. アンティフォナ 5: Ex quo facta est
18. 賛歌: Ave Maris Stella めでたし、海の星
19. マニフィカトへのアンティフォナ: Beatam
me dicent
マニフィカト
20. Magnificat anima mea
21. Quia respexit
22. Deposuit potentes
23. Gloria Patri
24. Antiphona ad Magnificat: Beatam me
dicent
25. アンティフォナ: Salve Regina サルヴェ・レジーナ
26. セクエンティア: Mittit ad virginem
天使を処女のもとにつかわして |
ヴロツワフ・バロック・アンサンブル
アンジェイ・コセンジャク(指揮) |
録音: 2021年5月6-8日 Main Hall of the
Witold Lutoslawski National Forum of Music(ポーランド)
18世紀ポーランドで活躍したヴァイオリニスト・作曲家マルチン・ユゼフ・ジェブロフスキ(ゼブロフスキ)。
彼のソナタは国外のアムステルダムでも出版されるほどの人気がありました。
このアルバムには「聖母マリアの訪問の祝日のための晩課」と「マニフィカト」を収録。
作品には 1645年にクラクフで出版された17世紀のアンティフォナが引用されるとともに、当時イタリアで流行していた、付点を多用した変化に富んだリズムも用いられています。
要所要所でソプラノのソロと巧妙な対話を聴かせるトランペットの精妙な演奏も聴きどころ。
知られざるポーランド・バロック作品を存分に堪能できる1枚です。
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ミェチスワフ・ヴァインベルク:弦楽四重奏曲第5番&第6番
弦楽四重奏曲第5番 Op. 27(1945)
1. Melody – Andante sostenuto
2. Humoresque: Andantino
3. Scherzo: Allegro molto
4. Improvisation: Lento
5. Serenade: Moderato con moto
– Allegro furioso – Andante
sostenuto
弦楽四重奏曲第6番 Op. 35(1946)
6. Allegro semplice
7. Presto agitato
8. Allegro con fuoco – Lento
9. Adagio
10. Moderato comodo – Furioso subito
11. Allegro maestoso e pesante
インプロヴィゼーションとロマンス -
弦楽四重奏のために(1950)...世界初録音
12. Improvisation: Adagio
13. Romance: Andante |
シレジアン弦楽四重奏団
【メンバー】
シモン・クシェショヴィエツ(第1ヴァイオリン)
アルカディウシュ・クビツァ(第2ヴァイオリン)
ウカシュ・シルニツキ(ヴィオラ)
ピオトル・ヤノシク(チェロ |
録音: 2022年 Karol Szymanowski Academy
of Music Concert Hall (ポーランド)
シレジアン弦楽四重奏団によるヴァインベルクの弦楽四重奏曲集第6作。
第5番はメロディ、ユモレスク、セレナードといったタイトルが各楽章に付いており、小品集の趣があります。
第6番は古典的な構成感を持つ作品。「インプロヴィゼーションとロマンス」は作品番号が付けられることなく、2018年まで演奏されることもありませんでした。
作品は第5番と似ており、アルバムの最後に置くとアンコール・ピースのように聞こえます。
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CEDILLE RECORDS
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ニューヨーク・フィル首席アンソニー・マクギル
&パシフィカ弦楽四重奏団
AMERICAN STORIES
クラリネットと弦楽四重奏によるアメリカ音楽集
1. リチャード・ダニエルプール(1956-):Four
Angels 4人の天使
ジェイムズ・リー3世(1975-):Quintet クインテット
2. I. Forgotten Emblems
3. II. Awashoha
4. III. Alas, my identity...
5. III. Celebrated Emblems
ベンジャミン J.シャーリー: High Sierra
Sonata
6. I. Buttermilk Morning
7. II. Angry Secrets
8. III. Reflections on a Day
9-11を除き世界初録音
ヴァレリー・コールマン: Shotgun Houses
9. I. ShotGun Houses
10. II. Grand Ave.
11. III. Rome 1960 |
アンソニー・マクギル(クラリネット)
パシフィカ弦楽四重奏団 |
録音: 2021年9月8-10日 Reva and David Logan
Center for the Arts at the University of
Chicago(USA)
ニューヨーク・フィルハーモニックの首席クラリネット奏者を務めるアンソニー・マクギルとパシフィカ弦楽四重奏団による現代アメリカの作品集。
収録されているのは、1963年にアラバマで起きた教会爆破事件の犠牲者たちに捧げられたダニエルプールの「Four
Angels」、ネイティヴ・アメリカンの伝統音楽が用いられたリーの「Quintet」、カリフォルニアのネバダ山脈で毎年開催される高地マラソンでのランナーたちの友情からインスパイアされたJ.シャーリーの「HighSierra
Sonata」、モハメド・アリの生涯を讃えたコールマンの「Shotgun
Houses」の4曲。
"アートと音楽が世界を変える可能性を広げたい"というマクギルの思いが反映された内容です。
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COL LEGNO
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ヨゼフ・ノヴォトニ /ペーター・ヘルベルト:prolifics
1. prolific I
2. prolific II
3. prolific III
4. prolific IV
5. prolific V
6. prolific VI
7. prolific VII |
ヨゼフ・ノヴォトニ(キーボード)
ペーター・ヘルベルト(ベース) |
録音: 不明
キーボードのヨゼフ・ノヴォトニとベースのペーター・ヘルベルトのデュオ・アルバム。
モダン・ジャズのテイストをベースに現代音楽の様々な手法を織り込んだアルバムになっています。
※収録時間 36分
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ルーカス・ラウアーマン(1985-):Interploitation
1. FER
2. ENCE
3. IN
4. TER
5. VEN
6. TION
7. EX
8. PLOI
9. TA |
ルーカス・ラウアーマン(チェロ) |
録音: 不明
1985年生まれのルーカス・ラウアーマンの新譜のコンセプトは「INTERFERENCE
- INTERVENTION -EXPLOITATION(干渉し、介在し、開発する)」。過去の作品に手を加えて再生させた小曲を集めたもので、上記のコンセプトを小分けにした文字が各トラックに付けられています。
穏やかな起伏の中で電子音響の推移を味わうアルバム。
※収録時間 35分
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DB PRODUCTIONS
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ロシアのギター音楽の歴史 第1集
イグナーツ・フォン・ヘルト(1764-1816):
1-3. ギターのためのソナチネ ト長調
4. ポロネーズ
アンドレイ・オシポヴィチ・シクラ(1773-1850):
5. 練習曲 ト短調
6. Etude melancolique メランコリックな練習曲
7. The Little Ring 小さな輪(after N.
Bakhmetiev)
8. 幻想曲
セミオン・アクシオノフ(1784-1853):
9. 練習曲 ト長調(after D. Steibelt)
10. Variations on People Blame Me
ミハイル・T・ヴィソツキー(1791-1837):
11. 22の前奏曲 – 第16番 ロ短調
12. 22の前奏曲 – 第20番 ト短調
13. 22の前奏曲 – 第22番 ト長調
14. Variations on Go Home Dear Cow
ウラディーミル・イヴァノヴィチ・モルコフ(1801-1864):
15. 長調と短調による24の前奏曲 –
第1番 ハ長調
16. 長調と短調による24の前奏曲 –
第22番 ト短調(after G. Verdi)
17. 2つの練習曲 – 第2番 ハ短調
18. 長調と短調による24の前奏曲 –
第6番 ロ短調
19. 練習曲 ト長調
20. 練習曲 ト短調
21. 練習曲: Vivace (after Giuliani)
22. カプリッチョ(after Sychra/von Weber) |
モッテン・ファルク(7弦ギター)
Ivan Kransnochikov Guitar
(1860年頃制作)...1-10、15-22
Modern copy by Earl S Marsh
2019年製作...11-14 |
録音: 2020年10月16-18日 The Limhamn Congregation
House/Church of Sweden、Malmo(スウェーデン)
ロシアのギター音楽の歴史を探るdB Productionsの新シリーズ。
第1集では18世紀後半から19世紀にかけて活動した5人の作曲家のギター作品を紹介しています。
演奏はスウェーデンを中心に世界的に活躍するギタリスト、モッテン・ファルク。知られざる作品や新作の紹介に熱心で、数多くの作曲家が彼のために新作を捧げています。
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IBS CLASSICAL
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フィリップ・グラス(1937-): マッド・ラッシュ/エチュード第1集より
1. マッド・ラッシュ(1981)
エチュード集第1集(1991-2002)より
2. Etude No. 2/3. Etude No. 6/
4. Etude No. 5/5. Etude No. 9
6. Wichita Vortex Sutra(1988)
トリロジー・ソナタ(2000)(P. バーンズによるピアノ編)
7. I. 浜辺のアインシュタイン - ニー・プレイ
No. 4
8. II. サティヤーグラハ - 第3幕: Conclusion
9. III. アクナーテン - 第3場: Dance
10. 浜辺のアインシュタイン - ニー・プレイ
No. 5
(F. アルバレスによるナレーターとピアノ編)(2019) |
ファビオ・アルバレス
(ピアノ...1-10/ナレーター...10) |
録音: 2022年1月22-25日 Auditorio Manuel
de Falla, Granada(スペイン)
現代の聴衆と演奏家の双方を魅了するフィリップ・グラス。2021年には「20世紀と21世紀の音楽史に多大な影響を与えるともに音楽とオペラにおける彼の並外れた功績に対して」BBVA財団のFrontiers
of KnowledgeAwardを受賞しました。
このディスクはBBVA財団と協力関係にあるスペイン国立研究評議会(CSIC)のプロジェクトによって制作されたもの。
演奏者ファビオ・アルバレスはニューヨークのマンハッタン音楽院で学んだピアニストで、このアルバムでも、眠らない街「ビッグ・アップル」での彼の7年間の生活経験が反映されており、浜辺のアインシュタイン
- ニー・プレイ 5では自身がアレンジとナレーターを担当しています。
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若いピアニストのための前奏曲集 |
ルイス・ゴンサレス・リャド(ピアノ) |
1. ホセ・ルイス・カムパーナ(1949-): Askein(2017)
2. マリオ・カッロ(1979-): リオ・デ・クリスタル(2019)
3. カルロス・クルズ・デ・カストロ(1941-):
前奏曲第19番(2017)
4. グスターボ・ディアス(1970-): メタルディオ第4巻(2019)
– 第1曲 Eigengrau
5. コンスエロ・ディエス(1958-): アメリカ前奏曲(2017/18)
6. カルメ・フェルナンデス=ビダル(1970-):
前奏曲第4番(2017)
7. ジョアン・ゴディーニョ(1976-): Urano(2020)
8. イスラエル・エステルケ(1983-): 前奏曲
I(2017)
9. トマス・マルコ(1942-): コモ・オスシラ・ラ・リャマ(神秘的な前奏曲)(2020/21)
10. セバスティアン・マリネ(1957-): 前奏曲
ホ長調(2017)
11. イルミナーダ・ペレス・フルトス(1972-):
アルガリア I(2018)
12. ダビド・デル・プエルト(1964-): 神経質な前奏曲(2017)
13. フランシスコ・ノベル・サマーノ(1969-):
Chela(2017)
14. エステバン・サンス・ベレス(1960-):
Runas(2021)
15. エドゥアルド・ソト・ミラン(1956-):
Preludio quasi silenzioso al mio amore(2017)
16. ヘスス・トレス(1965-): ゴヤの彫刻 –
第1曲 ナーダ(2017)
17. ホセ・ルイス・トゥリーナ(1952-): リンダラハの前奏曲(2017)
18. イザベル・ウルッティア(1967-): コスモス(2017)
19. メルセデス・サヴァラ(1963-): 前奏曲(2018) |
録音: 2022年2月14-18日 Conservatorio Profesional,Getafe(スペイン)
2000年にマドリッドで生まれた若きピアニスト、ルイス・ゴンサレス・リャド。彼はスペイン、ポルトガル、ラテン・アメリカ諸国で活躍する作曲家たちに、自由なアプローチによる「プレリュード」の作曲を委嘱。
その中から選ばれた19曲がここに収録されました。静謐な音によるカムパーナの「Askein」やマルコの「神秘的な前奏曲」、タイトル通りの煌めく音色を
特徴とするカッロの「リオ・デ・クリスタル」、スペイン情緒が感じられるJ.L.トゥリーナの「リンダラハの前奏曲」など多種多様な音とイメージに満ちています。
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BAROQUE – MODERN バロック - モダン
1. ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
ロザリオのソナタ第1番 ニ短調 「受胎告知」
アントン・ウェーベルン(1883-1945):
4つの小品 – ヴァイオリンとピアノのために
2. I. Sehr langsam/3. II. Rasch/
4. III. Sehr langsam/5. IV. Bewegt
6. ダリオ・カステッロ(生年不明-1610年代に活躍):
Sonata seconda a sopran solo ソプラノ・ソロのための第2ソナタ
7. ホセ・ルイス・トゥーリナ(1952-): Movimiento...世界初録音
8. アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
ソナタ Op. 5 No. 12「ラ・フォリア」
9. ジョセプ・マリア・ギッシュ(1967-):
Esbos sobre una glossa antiga...世界初録音
10-12. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
ファンタジア 第9番 ロ短調
13. アルヴォ・ペルト(1935-): 鏡の中の鏡 |
アンナ・ウルピナ
(バロック・ヴァイオリン...
Eduard Sitjas 2019年製)
(ヴァイオリン...
David Bague 2007年製)
エバ・デル・カンポ
(チェンバロ Franco Flemish)
...1、6、8、10-12
アルベルト・ロサド
(ピアノ Steinway D)
...2-5、7、9、13 |
録音: 2021年7月13-15日 Auditori L'Atlantida
de Vic
「クラシック・コンサートにおける既成概念にとらわれないプログラムを提唱したい」という、若きヴァイオリニスト、アンナ・ウルピナが発表したこのアルバムは、バロック作品と現代作品を交互に並べ、それぞれの時代にふさわしい楽器で演奏するというテーマに沿ったもの。
ビーバーやコレッリ、テレマンら17世紀から18世紀の作曲家の作品では、ピリオド奏法を用いるだけでなく、ピッチも低く(415?)調弦。即興的な装飾がふんだんに盛り込まれています。
現代作品では、2曲の世界初録音を含むウェーベルンからペルト、スペインの現代作曲家J.L.トゥーリナとギッシュの作品まで鋭い解釈と洗練された音色で演奏。2つの時代の作品の特徴を鮮明に対比させることに成功しています。
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サントス・インチャウスティ(1868-1925):歌劇《リーデ・タ・イクシドール》
1. Nora zuaz txoritxua?
2. Kaixo Lide, kaixo Ixidor
3. Lagun gaiztoak
4. Edegi arrukiz atia
5. Amandretxu ona
6. Hiru errege datoz
7. Egin lo ta ames
8. Non dago, amandrea?
9. Hau da aberastasuna!
10. Bildur, Satan!
11. Horra hor goiko
12. O, ze etxe txit ederra!
13. Basatxoritxu
14. Epilogo I: Maite ukhen dereitzut
15. Epilogo II: Zamau honegaitik
16. Marcha final
世界初録音 |
マルタ・ウビエータ(ソプラノ)
マイテ・マルリ(ヴォーカル)
オラツ・サイトゥア(ソプラノ)
ラライツ・ナバス(ヴォーカル)
ゴルカ・ウナムーノ(ヴォーカル)
アマイウル・サバレタ(ナレーター)
アリツ・レケリカ(ナレーター)
ロリ・エルナンデス(ナレーター)
ビルバオ・コラール・ソサエティ
ソシエダッド・コーラル・デ・ビルバオ
(児童合唱&混声合唱)
バスク国立管弦楽団
フアン・ホセ・オコン (指揮) |
録音: 2021年9月5-8日 Sociedad Filharmonica,
Bilbao(スペイン)
ビルバオ合唱団が主導する「バスク・オペラ」のプロジェクト。
今作は近代バスクの作曲家サントス・インチャウスティの抒情歌劇《LIDE
TA IXIDOR リーデ・タ・イクシドール》が採り上げられました。
インチャウスティはバスクのビスカヤ県出身の作曲家。1896年にビルバオで開催された合唱協会のコンクールで成功を収めたのを機に、ムンギア合唱協会を設立、1898年には、アウレリアーノ・デル・バジェの指揮するビルバオ合唱団の副団長に任命され、1896年から1914年にかけて大成功を収めた人です。
この歌劇はフンパーディンクの《ヘンゼルとグレーテル》に影響されたクリスマス上演用の作品で、当時のバスク・オペラの主流であった政治的要素や民族主義的思考ではなく、キリストの降誕のエピソードが盛り込まれており、初演時は当時の批評家や聴衆から絶賛されたようです。
録音に当たっては、詳細な研究を踏まえて再構成された音楽とテキストが使われています。
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J.S.BACH-STIFTUNG
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J.S.バッハ:カンタータ 第41集
1-6. カンタータ 第27番
「Wer weiß, wie nahe mir mein Ende
- わが終わりの近きをだれぞ知らん」BWV
27
7-12. カンタータ 第165番
「O heilges Geist- und Wasserbad
- おお聖なる洗礼」 BWV 165
13-18. カンタータ 第122番
「Das neugeborne Kindelein
新たに生まれしみどり児」 BWV 122 |
リア・アンドレス(ソプラノ)...1-6
マーゴット・オイツィンガー(アルト)...1-6
ゼーレン・リヒター(テノール)...1-6
マルクス・フォルペルト(バス)...1-6
マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルク(ソプラノ)...7-12
エルヴィラ・ビル(アルト)...7-12
コリン・バルザー(テノール)...7-12
ドミニク・ヴェルナー(バス)...7-12
ミリアム・ヴェルンリ(ソプラノ)...13-18
リザ・ヴァイス(アルト)...13-18
ラファエル・ヘーン(テノール)...13-18
ステファン・マクロード(バス)...13-18
ルドルフ・ルッツ(指揮)
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団(ピリオド楽器使用) |
録音: Evangelischen Kirche Trogen AR (スイス)(ライヴ) 2021年8月20日...1-6 2012年3月19日...7-12 2021年12月17日...13-18
ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ集。第41集では3つのカンタータが演奏されています。
第27番「わが終わりの近きをだれぞ知らん」は1726年10月6日の三位一体後第16日曜日に初演された作品。世の終わりに際し、自らの死について思いを巡らすという深刻な内容が、冒頭の合唱から丁寧に描かれています。
オーボエ・ダ・カッチャを用いたアルトのアリア、諦観と世の喧噪を鮮やかに対比させたバスのアリアも聴きどころです。
第165番「おお聖なる洗礼」はワイマール時代(1708-1717)の作品。"洗礼"の重要性を説く内容を持ち、1715年の三位一体日に初演されたと推定されています。管楽器を用いない室内楽的な編成によるカンタータです。
第122番「新たに生まれしみどり児」は1724年に書かれた降誕祭後の日曜日のための作品。この年はこの日が大晦日にあたったため、年の変わり目を祝す賛美歌が選ばれています。
メヌエットの形式による第1曲にはじまり、厳かなバスのアリアとソプラノのレチタティーヴォが続き、三重唱のアリアで頂点を迎え、喜びに包まれたバスのレチタティーヴォと、冒頭と同じく三拍子で書かれた簡潔なコラールで曲は締めくくられます。
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RESONUS CLASSICS
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Wishes and Candles アメリカのクリスマス音楽
1. 伝承曲: The Angel Gabriel 天使ガブリエル(S.ラバー編)
2. メリッサ・ダンフィ(1980-): O Oriens
おお、明けの星よ
3. モーテン・ローリゼン(1943-):
O magnum mysterium おお、偉大なる神秘よ
4. ジェラルド・カスター(1953-): Balulalow
バルラロー
5. ダン・フォレスト(1978-): The Work of
Christmas
6. メロディ「クリスマス」
- While shepherds watched their flocks
(D.フォレスト編)
7. エリック・ウィテカー(1970-): Lux aurmumque
8. フランツ・グルーバー(1787-1863): Silent
Night きよしこの夜(S.ポールズ編)
9. スティーヴン・ポールズ(1949-2014):
In the moon of wintertime 冬の月に
10. ポールズ: The Holly and the Ivy 柊とつた
11. ルネ・クラウセン(1953-): O magnum mysterium
おお、偉大なる神秘よ
12. アルフレッド・バート(1920-1954): The
Star Carol スター・キャロル
13. アビー・ベティニス(1980-): Carol of
the Stranger
14. ティモシー.C.タカーチ(1978-): Joseph
ヨゼフ
15. ジェイク・ルネスタッド(1981-): Sleep
Little baby 眠れ、小さな子
16. 伝承曲: Tomorrow shall be my dancing
day (M. カロトン編)
17. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
In dulci Jubilo 甘き喜びのうちに(M. カロトン編)
18. マシュー・カロトン(1976-): Balulalow
バルラロー
19. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
Hark! The herald angels sing 天にはさかえ(M.
カロトン編)
20. ポールズ: Wishes and Candles |
エボア・シンガーズ
レイチェル・デント(ハープ)
ジェーン・ライト(オーボエ)
ポール・ゲームソン(指揮) |
録音: 2020年3月10-11日、2022年4月28-30日 National
Centre for Early Music, York(UK)
北部イングランドを中心に活躍する合唱団エボア・シンガーズ。これまでのアルバム「騎士のクリスマス」
(RES10202)や「Music for Troubled Times(困難な時代の音楽)」(RES10194)でも、創設者であるポール・ゲームソンの指揮のもと、素晴らしい歌声を披露しています。
今回、彼らが歌ったのは現代アメリカのクリスマス音楽集。ウィテカーやルネスタッドらのオリジナルの作品だけでなく「きよしこの夜」などの伝統的なキャロルに、各々の作曲家たちが斬新な味付けを施した曲が並び、聖と俗のスタイルの融合が楽しめる1枚に仕上がっています。
演奏にはハープ奏者レイチェル・デントとオーボエ奏者ジェーン・ライトが参加、荘厳な声が醸す響きの中に華やかで彩りある響きを加えました。
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The Dawn of Grace 恵みの夜明け
現代女性作曲家たちによるクリスマスの音楽
1. セシリア・マクドウォール(1951-): O
Oriens おお、明けの星よ
2. アビー・ベティニス(1980-): Behind
the clouds*
3. アンナ・センプル(1997-): Drop down,
ye heavens*
4. パメラ・デッカー(1955-): Veni, veni
Emmanuel 久しく待ちにし*
5. シェリル・フランシス=ホード(1980-):
There is no rose
6. ケレンサ・ブリッグス(1991-): A tender
shoot ア・テンダー・シュート*
7. サラ・カトリー(1995-): Ivy, chief
of trees*
8. ジュディス・ビンガム(1952-):
The Dawn of Redeeming Grace 恩寵の夜明け
9. ジョアンナ・マーシュ(1970-):
O magnum mysterium おお、偉大なる神秘よ*
10. エロリン・ウォーレン(1958-): Peace
On Earth 地には平和を
11. イシャニ・ペリンパナヤガム(1983-):
In Bethlehem above ベツレヘムの上で*
12. シュルティ・ラジャセカール(1996-):
Star of Rohini ロヒニの星*
13. サラ・クァーテル(1982-): This endris
night うるわしの宵よ
14. ジャンヌ・ドゥメッシュー(1921-1968):
Adeste fideles 神の御子は今宵しも
- グレゴリオ聖歌の主題による12のコラール前奏曲
Op. 8 No. 2
15. タムシン・ジョーンズ(1972-): Noel
ノエル:
Verbum caro factum est 言葉は肉となり*
16.ジュディス・ウィアー(1954-): My Guardian
Angel わが守護天使
17. 作者不詳(16世紀のフランス民謡):
Ding Dong Diggety!(J. ウィーラー編)*
18.伝承曲: The holly and the ivy 柊とつた(J.
ニクソン編)
19. ギレーヌ・リース=トラップ(1992-):
Alleluia! A New Work is Come on Hand
20. マクドウォール: Gaude et laetare*
*...世界初録音 |
オックスフォード・
サマヴィル・カレッジ合唱団
ルカ・モーガンテ(オルガン&ピアノ)
ウィル・ドウズ(指揮) |
録音: 2022年6月22-24日 Chapel of Exeter
College, Oxford(UK)
オックスフォード・サマヴィル・カレッジ合唱団が歌うクリスマスの音楽集。
アルバムに収録された20曲は女性作曲家による作曲または編曲となっています。そのうち11曲が世界初録音です。
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STEINWAY&SONS
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アルトゥール・シュナーベル(1882-1951):歌曲全集
5つの歌曲...世界初録音
1. No. 1. Spharengesang
2. No. 2. Fruhlingsgruss
3. No. 3. Morgengruss
4. No. 4. Das Madchen mit den hellen
Augen
5. No. 5. Abfindung
10の歌曲 Op. 11
6. No. 1. Wunder
7. No. 2. Dann
8. No. 3. Ein ferner Frauensang
9. No. 4. Marienlied
10. No. 5. Dieses ist ein rechter Morgen
11. No. 6. Manche Nacht
12. No. 7. Sieh mein Kind ich gehe
13. No. 8. Waldnacht
14. No. 9. Das Veilchen an den spanischen
Flieder
15. No. 10. Tanzlied
7つの歌曲 Op. 14
16. No. 1. Fruhlingsdammerung
17. No. 2. Octoberlied
18. No. 3. Abendstandchen
19. No. 4. Abendlandschaften
20. No. 5. Hyazinthen
21. No. 6. Heisst es viel dich bitten?
22. No. 7. Die Sperlinge
23. Notturno, Op. 16 |
サラ・クーデン(コントラルト)
ジェニー・リン(ピアノ) |
録音:2022年4月23-25日 Samurai Hotel Recording
Studio,Astoria, New York(USA)
ベートーヴェン弾きとして知られる名ピアニスト、アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)。実は作曲家としても精力的に活動し3曲の交響曲をはじめ、ピアノ曲や声楽曲を遺しました。
このアルバムは、彼の歌曲を全て収録したもので、台湾で生まれ現在はアメリカで活躍するピアニスト、ジェニー・リンと、同じくアメリカのコントラルト、サラ・クーデンの演奏によるもの。
ジェニー・リンはシュナーベルのピアノ作品全集(STNS-30074)を2019年にリリースしており、シュナーベル作品の紹介に取り組んでいます。
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11/17(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
COVIELLO CLASSICS
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20世紀の独奏チェロ作品集
タン・ドゥン:火と水の交わり(1994)
アーノルド・バックス:ラプソディック・バラード(1939)
エルネスト・ブロッホ:組曲第2 番(1956)
パスカル・デュパサン:インバース(1991) |
イドリル・シャイティ(チェロ) |
無伴奏ならではの緊張感
録音:2021年7月25-26日/54'50''
ロンドンに住むアルバニア人のチェリスト、イドリル・シャイティによる20世紀の無伴奏チェロ作品集。
心地よい緊張感と技巧にみちたアルバム。
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14の厳粛な歌 ~ガンバにのせて |
ニコラス・トリュステット(ヴィオラ・ダ・ガンバ、歌) |
トビアス・ヒューム(1569-1645):Humorous
Pavin
ギョーム・ド・マショー(1377没):Douce
dame
アンドレーアス・グリューフィウス(1616-1664):Mein
sind die Jahre nicht
フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルプルク(1718-1795):Lebe,
liebe, trinke, larme
コンスタンティン・クリスチャン・デデキント(1628-1715):Wir
sind ein Traum der Zeiten
ヨハン・ジギスムント・ショルツ(1705-1750):Alles
eilt zum Untergange
伝ヨーゼフ・ハイドン:uberliefert Bonny
Barbara Allan
ヘンリー・パーセル(1659-1695):Strike
The Viol
フランツ・シューベルト(1797-1828):Der
Tod und das Madchen
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):Denn
es gehet dem Menschen wie dem Vieh
ヨハネス・ブラームス:O Tod, wie bitter
bist du
アダム・クリーガー(1725-1666):Nun sich
der Tag geendet hat
ニコラス・トリュステット(1944-):Ach
ich
後奏曲 |
時代を超える弾き語り
録音:2020年11月24-27日/32'02''
「弾き語り」とは最も古い演奏形態の一つであり、古代神話のオルフェウスから中世のトルバドゥール、現代の多くのスターまで脈々と続いています。
古楽器の専門家であるニコラス・トリュステットが様々な時代の歌を弾き語りで披露、歌だけでなく語りも入った、不思議な感触のアルバム。
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FIRST HAND RECORDS
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バビロンの涙~J.S.バッハ:ピアノ編曲集 |
アレクサンドラ・パパステファノウ(ピアノ) |
J.S.バッハ:
トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529~ I.
アレグロ、II. ラルゴ /
カンタータ BWV51~ IV. コラール / カンタータ
BWV13~ I. アリア、III. コラール /
カンタータ BWV35~ IV. アリア / カンタータ
BWV18~ I. シンフォニア、IV. アリア
J.S.バッハ / アレクサンドラ・パパステファノウ:
コラール前奏曲 BWV711 / プレイング・ウィズ・バッハ
J.S.バッハ:カンタータ BWV127~ III. アリア
/ カンタータ BWV22~ IV. コラール
J.S.バッハ / アレクサンドラ・パパステファノウ:
バビロン川のほとりに BWV653 / ビル・エヴァンスに捧ぐ
J.S.バッハ:カンタータ BWV147~ X. コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(マイラ・ヘス編) |
流れるような構成を持つ、ピアノによるバッハ
録音:2022年6月7-8日
J.S.バッハのカンタータ、オルガンのトリオ・ソナタ、コラール前奏曲を、ギリシャのピアニスト、アレクサンドラ・パパステファノウが自ら編曲し初収録。
一部の楽曲はバッハを基に独自の創作を加えています。
最後に有名なマイラ・ヘス編の「主よ、人の望みの喜びよ」を置くことで、美しい流れが完結するように構成された一枚。
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LAWO
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カラーズ・オヴ・クリスマス
キム・アンドレ・アルネセン(b.1980):クリスマスの夜
ジョン・ラッター(b.1945):カラーズ・オヴ・クリスマス
キム・アンドレ・アルネセン:フライト・ソング
フレードリク・シクステン(b.1962):娘シオンよ、大いに踊れ
トーヴェ・クヌートセン(b.1951):いちばん小さい星
カーリン・レーンクヴィスト(b.1957):暗闇をこわがらないで
キム・アンドレ・アルネセン:
ゆりかごの歌、こんどのクリスマスにはキャンドルに火を灯そう
ジョン・ラッター:キャンドルライト・キャロル
伝承曲(エド・ロジェスキ(1942-2020)編曲):
ディンドン、空高く
キム・アンドレ・アルネセン:愛を探り
スヴァイン・モッレル(1958-1999):
命のある限り恵みと慈しみはいつも
Z・ランドル・ストループ(b.1953):永遠の光
ミコラ・レオントヴィチ(1877-1921):鐘のキャロル
フレードリク・シクステン(b.1962):
神よ、あなたをほめ讃えましょう! |
ブラゲーネス教会ユース合唱団
器楽アンサンブル
〔ボグミラ・ドヴラシュ・ニューステット(ヴァイオリン)、
アマンダ・ホーオイ・ホルン(ヴァイオリン)、
ヘンニンゲ・ランドース(ヴィオラ)、
アンネ・スティーネ・ダール(チェロ)、
フローデ・ベルグ(コントラバス)、
スンニヴァ・ロードラン(ハープ)、
イングリ・ホルメン(フルート)、
ヤン・ベッテルセン(オーボエ)、
オッド・ニルセン(トランペット)、
アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン、ピアノ)、
アンデシュ・クレグネス・ハンセン(打楽器)〕
ベアーテ・ストロンメ・フェヴァング(指揮) |
ユース合唱団の透き通った歌声が心地良いクリスマス・キャロル集!
ノルウェーの首都オスロの南西44キロほどのところにあるドランメン市は、多くの詩人、哲学者、画家、音楽家、スポーツ選手を育んできました。
ブラゲーネス教会は、この町の音楽活動の一翼を担い、聖歌隊、少女合唱団、少年合唱団などがさまざまな活動を行っています。
このアルバムで素晴らしい歌声を聴かせてくれる「ブラゲーネス教会ユース合唱団」もその団体のひとつ。
終身指揮者ベアーテ・ストロンメ・フェヴァングの下、十代の女性たちが集まってコンサートとツアーを行い、ニューヨークのセント・パトリック大聖堂やウィーンのシュテファン大聖堂でも歌いました。
このクリスマス・アルバム『カラーズ・オブ・クリスマス』では、「クリスマスのメッセージ」を伝えるキャロルの中からメンバーが選んだ、初録音の作品も含む15曲を歌っています。
ノルウェーでもっとも国際的に人気のある作曲家のひとり、キム・アンドレ・アルネセンの作品からは、ユアン・テイト(b.1968)、アイザック・ワッツ(1674-1748)、ハワード・サーマン(1899-1981)の詩に作曲した5曲を収録。
同じくノルウェーのトーヴェ・クヌートセンはアルヴィド・ハンセン(1932-1998)の詩、スヴァイン・モッレルは『詩編23番』をテキストに使っています。
スウェーデン生まれでニーダロス大聖堂のカントルを務めたフレードリク・シクステンは今もトロンハイムに住んで宗教作品を中心に作曲しており、《娘シオンよ、大いに踊れ》は『旧約聖書』の『ゼカリア書』と『新約聖書』の『ヨハネによる福音書』を、《神よ、あなたをほめ讃えましょう!》は、マルティン・ルターをテキストにした作品。
イギリスのジョン・ラッターの《キャンドルライト・キャロル》とウクライナのミコラ・レオントヴィチの《鐘のキャロル》は、クリスマスの季節の歌として定着しています。
アメリカのZ・ランドル・ストループ《永遠の光》は、「レクイエム・ミサ」のラテン語の典礼文による作品です。アカペラのほか、オスロ・フィルハーモニックのボグミラ・ドヴラシュ・ニューステットをはじめとするプレーヤーたちのアンサンブルとの共演、ブラゲーネス教会のオルガニストで音楽監督のアンデシュ・アイステン・ダールによるオルガンとピアノの伴奏で歌われています。
※録音:2019年4月27日&6月16日、2021年5月2日-3日&5月10日、ブラゲーネス教会(ドランメン、ノルウェー)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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<国内盤>
HARMONIA MUNDI(キング・インターナショナル)
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HMFの名盤SACD化シリーズ3タイトルのご紹介
日本独自企画・限定盤
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HMSA 0060
(SACDシングルレイヤー)
¥4600
SACD専用プレーヤーでご視聴ください
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ファウスト、ケラス、メルニコフ、
そしてエラス=カサド&FBO 現代最高峰のメンバーによる
ベートーヴェンのトリプル・コンチェルト
ベートーヴェン:
・ピアノ、ヴァイオリン、チェロと
管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
・交響曲 第2番 ニ長調 Op.36
(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版) |
イザベル・ファウスト
(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス
「スリーピング・ビューティ」)
ジャン=ギアン・ケラス
(チェロ/ジョフレド・カッパ1696年)
アレクサンドル・メルニコフ
(フォルテピアノ/
三重協奏曲:Lagrassa 1815年頃、
エドウィン・ボインクのコレクションより、
三重奏:クリストフ・ケルン、2014年製/
1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、
メルニコフ・コレクション)
フライブルク・バロック・オーケストラ
パブロ・エラス=カサド(指揮) |
現代最高峰のメンバーによるベートーヴェンのトリプル・コンチェルト
録音:2020年2&6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン/2022年SACDリマスタリング/STEREO、日本語帯・解説付、限定盤
SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。
ファウスト、ケラス、メルニコフ、そしてエラス=カサド&FBOによるベートーヴェンの三重協奏曲。シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に大きな期待がかかります。
三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。
ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効果的に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。
オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。
そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力があります。
ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンのピアノ三重奏曲集
[HMC 902125/ KKC 5385]をリリースしており、細やかな表情づけ、息ののむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。
このたびのSACD化により、各奏者たちの息遣いがより近く感じられるようです。
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HMSA 0061
(SACDシングルレイヤー)
¥4600
SACD専用プレーヤーでご視聴ください
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エラス=カサドとパリ管《春の祭典》!
エトヴェシュの《アルハンブラ》。
ペーテル・エトヴェシュ:
ヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》*
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》 |
パブロ・エラス=カサド(指揮)
パリ管弦楽団
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)* |
エラス=カサドとパリ管による《春の祭典》!ソリストにイザベル・ファウストを迎えエトヴェシュの《アルハンブラ》を収録!
録音:2019年9月、グランド・サルル・ピエール・ブーレーズ、フィルハーモニー・ド・パリ/2022年SACDリマスタリング/STEREO、日本語帯・解説付、限定盤
SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。
エラス=カサドとパリ管による《春の祭典》!カップリングには、ソリストにイザベル・ファウストを迎えたエトヴェシュの《アルハンブラ》を収録!
1913年パリのシャンゼリゼ劇場で初演され、一大センセーションを巻き起こしたストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》。
反バレエ的な動き、バレエ界にとって大スキャンダルでもありましたが、同時に聴衆を驚かせたのは、5管編成という独特のオーケストラ編成から生み出される響き、そして不規則で鋭いアクセント、変拍子というストラヴィンスキーの斬新な音楽です。
エラス=カサドの明晰な解釈とパリ管による精緻で多彩な色彩感をもつ演奏、個性的なパリ管の奏者たちの楽器一つ一つが良く響き、最高のアンサンブルで奏でています。
第1部では、土着的な要素よりも知的で洗練された印象ですが、第2部では万華鏡のように、光と色彩が目まぐるしく変化する演奏、それを躍動的かつ鮮やかに引き出すエラス=カサドの手腕にも脱帽です。
このたびのSACD化により、より豊かな広がりのあるサウンドでおたのしみいただけます。
カップリングのペーテル・エトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》。この作品は2019年7月12日にスペインのグラナダ音楽祭の委嘱作品として、イザベル・ファウスト、エラス=カサド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラによって初演されています。
スペイン・グラナダにある有名なアルハンブラ宮殿に触発され、そして初演者であるイザベル・ファウスト、エラス=カサドの二人に捧げられています。
エトヴェシュは、「宮殿の噴水、その次元、周囲の山々、アンダルシアの素晴らしい夕日、これらすべてが私の作品の一部となりました。私が画家であったらそれを描いていたでしょう。」と語っています。
また作品には、二人の名前が音名として隠されています。
ソリストには超絶技巧が要求されるうえ、吟遊詩人のうたう歌のような旋律などもちりばめられていますが、さすがファウスト。世界を見事に描き切っています。
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HMSA 0062
(SACDシングルレイヤー)
¥4600
SACD専用プレーヤーでご視聴ください
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ファウスト、ケラス、メルニコフ
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
(1)第6番 変ホ長調 op.70-2
(2)第7番「大公」変ロ長調 op.97 |
アレクサンドル・メルニコフ
(フォルテピアノ/Alois Graff, 1828頃
(エドウィン・ボインクによる修復、メルニコフ蔵)
イザベル・ファウスト
(ヴァイオリン/1704年ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
ジャン=ギアン・ケラス
(チェロ/Geoffredo Cappa 1696年) |
ファウスト、ケラス、メルニコフ、三人の名手によるベートーヴェンの傑作三重奏曲
録音:2011年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/2022年SACDリマスタリング/STEREO、日本語帯・解説付、限定盤
SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。
ファウスト、ケラス、メルニコフという豪華な三名によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲集。このメンバーは、2004年にドヴォルザークのピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」を録音していますが、それから時を経て、三人とも深みを増してからの録音とあって、期待が高まるところです。
第6番は、「幽霊」とならんで作品70として出版されたもので、「傑作の森」と称される中期に生み出された作品。
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の中では比較的地味な存在ですが、ベートーヴェン自身が非常に高く評価していた作品で、晴れやかな楽想が印象的な名作です。
ファウストのヴァイオリンの伸びやかな音色で聴くメロディがえもいわれぬ美しさ。それをささえるメルニコフの溌剌としたフォルテピアノと、ケラスのハリのある音色が、活き活きと美しいアサンブルを奏でます。
「大公」は歴史上に燦然と輝く名曲にして大曲。冒頭のメルニコフによるひたひたとしたピアノ独奏に、ファウストのまばゆくまっすぐな音色のヴァイオリンと、ケラスの豊かな響きと推進力のあるチェロが加わると、これから始まる雄大な世界への期待が高まります。
三人ともひとつひとつのフレーズを慈しむように、実に細やかに表情づけを施しながら演奏しており、息をのむような美しい瞬間が随所に現れます。
それでいて、作品の雄大なスケール感を感じさせる、音楽の広がり具合も見事。奏者の懐の深さゆえの余裕のある出来栄えです。
スケルツォでの弾むリズム、緩徐楽章での弦が織り成す美しいレガートは絶品です。終楽章の華やかなコーダは圧倒的です。室内楽史に燦然と輝く名曲の、決定的な名演がここに新たに誕生しました!
このたびのSACD化により、三人のアンサンブルの空気感がより濃密に再現されています。
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キング・インターナショナル
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「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」
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KKC 4310
(SACD シングルレイヤー)
¥3850
SACD専用プレーヤーでご視聴ください
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スイトナー&SKD
モーツァルト:交響曲選集(第32~34番、第39~41番)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)
・交響曲第32番ト長調KV318
(録音:1974年1月4-7日、10月28日)・
・交響曲第33番変ロ長調KV319
(録音:1974年1月4-7日、10月28日)
・交響曲第34番ハ長調KV338
(録音:1974年1月4-7日、10月28日)
・交響曲第39番変ホ長調KV543
(録音:1974年11月21、22日&1975年3月17、18日)
・交響曲第40番ト短調KV550
(録音:1974年11月21、22日&1975年3月17、18日)
・交響曲第41番ハ長調KV551「ジュピター」
(録音:1973年3月5、6日) |
オトマール・スイトナー(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン |
SACDシングルレイヤー特別価格、「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」エテルナのオリジナル・アナログ・レコードに最も忠実な音!
エテルナレーベルのオーソリティ「エテルナトレーディング」店主高荷洋一氏監修
第1弾はエテルナレーベルの個性が確立した70年代のスイトナー&SKD「モーツァルト6大交響曲集」をSACD1枚(約128分収録!)税込店頭価格3,850円
今まであまり語られることのなかったエテルナレーベルの歴史および販売史、さらに録音会場解説などエテルナレーベルの詳細情報を集約したエテルナ読本ともいえる保存版23ページの解説書付!
日本語帯・解説付
全盛期のエテルナのアナログ・レコードの音を限りなく再現すべく、マスターテープから新規デジタル・マスタリングした、キングインターナショナルの新シリーズ「ドイツ・シャルプラッテンETERNA
の芸術」。
企画監修には、ヴィンテージレコードショップ「エテルナトレーディング」の店主で、日本にETERNA
のレコードを流布させた"仕掛け人"でもある高荷洋一氏を招き、最大限アナログ・レコードに忠実な音質を目指すべく、徳間より受け継ぎ、キングレコードに保管されているマスターテープからSACD
用に通常3 倍の時間をかけマスタリングを行いました。
第1弾として、アナログ時代から最も美しいモーツァルト演奏として高く評価されている、スウィトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデンのモーツァルト:交響曲選集(第32~34番、第39~41番)をリリース。
またブックレットには、高荷氏によるエテルナの歴史と録音についての詳細な解説、音楽評論家でありレコードの歴史にも精通している重鎮板倉重雄氏による日本でのエテルナの受容史をまとめた「徳間ジャパンとドイツ・シャルプラッテン」、ドイツ文学者の粂田
文による東ドイツの痕跡をめぐる考察「東ドイツの2つの録音」、さらに座談など充実の内容が収められており、往時、壁の向こうで鳴り響いていた真に真面目な音の記録を感じ取ることができます。
第2弾リリースは、ズスケ・カルテットの「ベートーヴェン:弦楽四重奏全集」を予定(2023年1月予定)しています。
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オクタヴィア・レコード
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OVCL-00796
(HQ HYBRID)
¥3520
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ノット&東響による名演!重厚な「ロマンティック」
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」
(1878/80年稿 ノーヴァク版) |
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団 |
2021年10月16日 東京・サントリーホールにてライヴ収録
ジョナサン・ノットと東京交響楽団、すっかりお馴染みのベストコンビが着実に積み重ねてきたブルックナー。中でもひときわ人気の高い交響曲第4番「ロマンティック」が満を持してリリースとなります。
2021年10月サントリーホールで行われた演奏会のライヴレコ―ディング盤で、EXTONレーベルでは第8番、第5番、第9番に次ぐ第4弾です。
細部まで神経を張り巡らせ、そこから生まれる極上のハーモニーを丁寧に積み上げ、大伽藍となるエネルギー。重厚なサウンドとライヴならではの臨場感が聴くものを圧倒し、興奮へと導きます。相思相愛のノット&東響にしか成しえない名演です。
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OVCL-00797
(HQ HYBRID)
¥3520
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紀尾井ホール室内管弦楽団
第123回定期演奏会 2020年9月ライヴ
グリーグ:組曲《ホルベアの時代から》作品40
マーラー:交響曲第10番 嬰ヘ短調より 第1楽章アダージョ
(ハンス・シュタットルマイア編 弦楽オーケストラ版)
ゴリホフ:ラスト・ラウンド ~第1楽章
ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 作品111(弦楽オーケストラ版) |
紀尾井ホール室内管弦楽団 |
2020年9月11-12日、東京・紀尾井ホール にてライヴ収録
音楽で想いをひとつに
2020年9月、世界が未曾有の感染症拡大の影響を受ける中、満を持して開催が叶った紀尾井ホール室内管弦楽団(KCO)第123回定期演奏会。
当盤はコンサートマスターの玉井菜採が率いるアンサンブルメンバーが「今だから演奏したい!」と一致団結し、新たにプログラムを組み直し行われたコンサートを余すことなく収めた貴重な1枚です。
想いをひとつに、生き生きとした見事なアンサンブルをお楽しみください。
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OVCL-00799
(HQ HYBRID)
¥3520
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周防亮介(ヴァイオリン)
ブラヴィッシモ~ヴァイオリン無伴奏超絶技巧曲集
エルンスト:「夏の名残りのバラ」の主題による変奏曲
シュニトケ:ア・パガニーニ
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
作品6
エルンスト:
シューベルトの「魔王」の主題によるグランド・カプリース
作品26
パガニーニ:
「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲
作品9 [リッチ編]
サン・リュバン:「ランメルモールのルチア」の主題による幻想曲
パガニーニ:
パイジェッロの「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲
[フランチェスカッティ編]
タルレガ:アルハンブラの想い出 [リッチ編] |
周防亮介(ヴァイオリン) |
2022年6月29日、7月1日、9月14-15日 静岡、浜松市天竜壬生ホール
にて収録
スーパー・ヴィルトゥオーゾ周防、待望の最新盤!稀有の音楽家であることの証し。
ヴァイオリニストとしての実力を評価され、数々のコンサートで活躍する周防亮介による、待望の無伴奏作品集が発売。名手であれば誰もが挑戦する名曲を収録しました。
類い稀なテクニックから繰り出される、情感ゆたかな歌心と音楽性。それは超絶でありながら、微細な和音に至るまで心くばりされた、若き周防による圧倒的世界です。
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ALM/コジマ録音
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ALCD-1214/1215
(2CD)
¥3740
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武久源造
バッハの錬金術 Vol. 3 イギリス組曲(全曲)BWV806-811
J. S. バッハ(1685-1750)
Disc I 〈チェンバロ:ルッカース・モデル〉
組曲 第1番 イ長調 BWV806
[1] Prelude/[2] Allemande/[3] Courante
I /[4] Courante II/
[5] Double I/[6] Double II/[7]
Sarabande/[8] Bourree I/
[9] Bourree II/[10] Bourree I (da
capo)/[11] Gigue
組曲 第2番 イ短調 BWV807[序奏(即興)付]
[12] Introduction (improvisation)/[13]
Prelude/
[14] Allemande/[15] Courante /
[16] Sarabande – Les agrements
de la meme Sarabande/
[17] Bourree I/[18] Bourree II/
[19] Bourree I (da capo)/[20] Gigue
組曲 第3番 ト短調 BWV808[序奏(即興)付]
[21] Introduction (improvisation)/[22]
Prelude/
[23] Allemande/[24] Courante/
[25] Sarabande – Les agrements
de la meme Sarabande/
[26] Gavotte I/[27] Gavotte II ou
la Musette/
[28] Gavotte I (da capo)/[29] Gigue
Disc II 〈フォルテピアノ:ジルバーマン・モデル〉
組曲 第4番 ヘ長調 BWV809[序奏(即興)付]
[1] Introduction (improvisation)/[2]
Prelude/
[3] Allemande/[4] Courante/[5]
Sarabande/[6] Menuet I/
[7] Menuet II/[8] Menuet I (da capo)/[9]
Gigue
組曲 第5番 ホ短調 BWV810[序奏(即興)付]
[10] Introduction (improvisation)/[11]
Prelude/[12] Allemande/
[13] Courante/[14] Sarabande/[15]
Passepied I en Rondeau/
[16] Passepied II/[17] Passepied
I (da capo)/[18] Gigue
組曲 第6番 ニ短調 BWV811
[19] Prelude/[20] Allemande/[21]
Courante/
[22] Sarabande/[23] Double/[24]
Gavotte I/
[25] Gavotte II/[26] Gavotte I (da
capo)/[27] Gigue
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武久源造
(チェンバロ[第1-3番]&
フォルテピアノ[第4-6番])
チェンバロ:久保田チェンバロ工房製作
2020年 日本・埼玉県
(モデル:
ルッカース フランドル様式 2段鍵盤)
フォルテピアノ:
深町研太製作 2007年 日本・埼玉県
(モデル:ゴットフリート・ジルバーマン
1747年 ポツダム在)
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ここに在る原初の音楽。2022年、武久源造が発信する新しいバッハの風!
製造・発売元:コジマ録音 <録音>2022年1月18-20日、2022年2月23ᬢ25日 神奈川県立相模湖交流センター
武久源造(チェンバロ&フォルテピアノ)
1957年生まれ。1984年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり、様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。
1991年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、また1997年(第7回)および2001年(第11回)「国際古楽コンクール〈山梨〉」、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、2000年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。2002年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。
1991年よりプロデュースも含め40作品近くのCDを主にALM
RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1~10)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハ
オルガン作品集 Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ジルバーマン・ピアノによる「J.S.バッハ
パルティータ[全曲]」、16フィート弦付チェンバロによる「ゴルトベルク変奏曲」、「バッハの錬金術
Vol.1 ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤楽器のためのソナタ全曲/二つのトッカータ」、「バッハの錬金術Vol.2
適正律クラヴィーア曲集」シリーズほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。2002年、著書『新しい人は新しい音楽をする』(アルク出版企画)を出版。
2005年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。2006年、NHKラジオ第1「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998~2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。2012年、2013年、東京で上演されたラモーのオペラ『プラテ』、『レ・パラダン』にて音楽監督を務めた。また、近年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使して、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。
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島根 恵(ヴァイオリン)
ハンガリー狂詩曲 ヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾの世界Vol.2:
ザイツ&サン=サーンス
[1] F.ザイツ: ハンガリー狂詩曲 作品47
F.ザイツ: 学生協奏曲第2番 ト長調 作品13
[2] I. Allegro non troppo/[3] II.
Adagio/
[4] III. Allegretto moderato
F.ザイツ: 学生協奏曲第5番 ニ長調 作品22
[5] I. Allegro moderato/[6] II. Andante
cantabile/
[7] III. Rondo: Allegretto
C.C.サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲第3番
ロ短調 作品61
[8] I. Allegro non troppo
[9] II. Andantino quasi allegretto
[10] III. Molto moderato e maestoso
[11] C.C.サン=サーンス:
序奏とロンド・カプリッチオーソ 作品28
[12] G.ビゼー:
手紙の二重唱「母のたよりを」(ホセとミカエラ)
歌劇《カルメン》第1幕より*
[13] 島根 恵: 私が尊敬する人々* |
島根 恵(ヴァイオリン)
碓井俊樹(ピアノ)
島根朋史(チェロ) |
製造・発売元:コジマ録音 <録音>2022年5月24-26日 品川区立五反田文化センター
学生協奏曲で有名なザイツによる知られざる名曲「ハンガリー狂詩曲」本邦初録音!
ヴァイオリンの魅力、華やかなヴィルトゥオーゾに満ちたシリーズ第2弾。
島根恵 校訂楽譜「ザイツ ハンガリー狂詩曲
演奏アドヴァイス付き」(島根恵 校訂・解説本CD準拠)発売中(音楽之友社刊)。
島根 恵 Megumi SHIMANE(ヴァイオリン)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科を卒業後、桐朋音楽大学研究生を修了。1981年第8回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞。1987年第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門優勝。
これまでにヴァイオリンを海野義雄、江藤俊哉、久保陽子、兎束龍夫、広瀬八朗、母島根育の諸氏に、室内楽を黒沼俊夫氏に、和声学を松村禎三氏に師事。
2013年から2018年までJ.S.バッハについて、オランダのチェリスト、アンナー・ビルスマ氏に師事。
後進の指導のほかに、音源の少ない学習者向けの楽曲をCDにすることを主な活動としている。
社団法人日本演奏連盟会員。
一般社団法人日本弦楽指導者協会関東支部理事。
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会会員。
碓井俊樹 Toshiki USUI(ピアノ)
東京藝術大学附属音楽高等学校および東京藝術大学を経て、ザルツブルク・モーツァルテウム芸術大学で研鑽を積む。岩崎淑、植田克己、アボ・クユムジャン、カール・ハインツ・ケマリンクに師事。
ヴィオッティ国際音楽コンクール入賞、オランダミュージックセッションにてドネムス演奏賞、ウィーン現代前衛芸術団体'TAMAMU'より現代芸術特別賞、カントゥ国際音楽コンクール優勝など数多くの受賞歴を誇る。国内外のオーケストラのソリスト、多くの国際音楽コンクールの審査も務め、ウィーンを拠点に40カ国以上にて演奏活動を、南極大陸をはじめ100カ国以上の渡航歴がある。
2017年「音楽を通じた日本とアルジェリアとの相互理解の促進」の功績にて平成29年度外務大臣表彰を受賞、2019年ジョージア共和国シグナギ市より名誉市民称号を授与される。2020年第3回種田山頭火賞を受賞。
一般社団法人横浜シンフォニエッタ 代表理事・ゼネラルマネージャー、近江シンフォニエッタ
ゼネラルマネージャー、日本香港音楽協会理事長(香港)、長野芸術文化振興協会
音楽監督、兵庫県豊岡市"おんぷの祭典"音楽監督、後進の育成においても数多くのピアニスト、国際コンクール入賞者を輩出している。尚美学園大学・大学院客員准教授を経て上野学園大学客員教授。
島根朋史 Tomofumi SHIMANE(チェロ)
東京藝術大学を附属高校から修士課程まで経て、博士号(音楽・チェロ)取得。研究内容はヴィオラ・ダ・ガンバからチェロ、ベートーヴェンの時代に至る奏法史について。同声会賞、大学院アカンサス音楽賞を受賞。サティ音楽院(パリ)バロックチェロ科、ヴィオラ・ダ・ガンバ科修了。故A.ビルスマ、E.バルサ、河野文昭、鈴木秀美、福澤宏などの諸氏に師事。
東京文化会館、スービズ邸(パリ)にてリサイタル開催。2019年、ALM
RecordsよりリリースしたソロCD「Les Monologues」は、レコード芸術準特選、音楽現代・読売新聞・月刊サライの推薦盤、月刊Stereo優秀録音盤に選出された。
古楽オーケストラLa Musica Collana首席奏者、サブディレクター。同団でNHK「ららら♪クラシック」に出演し、古楽奏法の解説と演奏を務めた。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアード、木心トリオ、弦楽アンサンブルTGSなど各メンバー。昭和音楽大学非常勤講師。日本弦楽指導者協会正会員。
ヒストリカル/現代のチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバを操る三刀流奏者、演奏家兼研究者の「音楽博士」として活動中。
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SONARE
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ヴォルフガング・ダヴィッド&梯 剛之 / デュオ・リサイタル2019
(1)ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番
ヘ長調 Op.24「春」
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番
イ長調 Op.100
(3)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ハ短調 Op.45 |
ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)
梯剛之(ピアノ) |
奇跡のデュオ、ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之の2019年ライヴ。スプリング・ソナタを含む充実のプログラム!
ライヴ録音:2019年12月3日/東京文化会館(小ホール)/DDD、62:59、日本語帯・解説付
精力的な活動を展開するピアニスト梯剛之とウィーンで共に学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオ。
2013年より行っているリサイタル・シリーズではライヴ収録も行っており、当ディスクには2019
年のリサイタルからベートーヴェンのスプリング・ソナタ、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2
番、そしてグリーグのヴァイオリン・ソナタ第3
番を収録しております!
このデュオを持ち味である、一音一音に敬愛を込めたエレガントな演奏は年々磨きがかかっており、当演奏では一層輝きを持った演奏を聴かせてくれます。阿吽の呼吸から紡ぎだされる名演をお楽しみくさい!
「2019年リサイタルのライヴ録音であるこのCD
は、伸びやかなベートーヴェンを起点として、19世紀後半のほぼ同時期に生み出された2曲を対置させるプログラムで構成されている。ダヴィッドと梯は、こうした個々性浮き彫りにしてくれている。」(高松佑介 ライナーノートより)
演奏会情報
ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之 デュオ・リサイタル
2022 年12月12日(月) 19:00開演 東京文化会館(小ホール)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1
番 ニ長調 Op.12-1
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1
番 イ短調 Op.105
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
ニ長調 D384 Op.137
ドヴォルジャーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
ト長調 Op.100(B.183)
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11/16(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ULYSSES ART
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フランスで活躍するピアニスト池田珠代
シューベルト:歌曲集(リスト編曲)&即興曲D899
シューベルト/リスト編曲による歌曲
1. セレナーデ(白鳥の歌)/2. 菩提樹(冬の旅)/
3. 溢れる涙(冬の旅)/4. どこへ?(美しき水車小屋の娘)/
5. 水車職人と小川(美しき水車小屋の娘)
6 アヴェ・マリア
シューベルト:4つの即興曲 op.90 D 899
7. 第1番 ハ短調/8. 第2番 変ホ長調/
9. 第3番 変ト長調/10. 第4番 変イ長調
シューベルト/リスト編曲による歌曲
11. 水の上で歌う/12. 魔王/
13. 海の静けさ/14. ます |
池田珠代(ピアノ) |
シューベルトへの愛にあふれる1枚、フランスで活躍するピアニスト池田珠代、歌に満ちた即興曲&圧巻のテクニックで聴かせるリスト編曲歌曲集
録音:2021年8月、サン=ボネ劇場、ブールジュ、フランス/73:10、輸入盤、日本語帯・解説付、[KKC
品番のみのご案内となります]
フランスを中心に活躍する実力派、池田珠代がシューベルトを録音しました。〈シューベルトのすべてがわかっているピアニスト〉と絶賛されている池田。
シューベルトが一人ピアノにむかって音を紡いでいるイメージが浮かぶ即興曲は、シューベルトが筆を走らせている音が聴こえてくるよう。
リスト編曲による歌曲でも、虚飾を一切排し、詩の世界、そしてリストのシューベルトに対する畏敬の念までもがにじみでてくるような演奏です。「魔王」も、圧巻のテクニックはもちろんのことながら、シューベルトの気配が濃厚に感じられます。シューベルト像に極限まで迫った、迫真の演奏です。
池田珠代=プロフィール=
横浜雙葉、桐朋女子高ピアノ科卒。山岡優子、松岡貞子、関晴子、橋爪玲子各氏の指導を受ける。1989年渡仏。同年、ストレートでパリ国立高等音楽院に入学し、ジャック・ルヴィエ氏の指導を受ける。
また、室内楽をレジス・パスキエ、ジャン=ミシェル・ダマーズ氏に師事。1993年ピアノ、1995年室内楽の両部門において同音楽院の金賞受賞で卒業する。後、同音楽院演奏科マスターコースに入学。
APEF, ソシエテジェネラル銀行の奨学金としてパスカル・ドヴァイヨン氏のもとで研究を続けると同時に、ドミトリ・バシキロフ、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ、レオン・フライシャー氏などにも教えを受ける。
イヴォンヌ・ルフェーブル国際ピアノコンクールにおいて、第二位受賞(一位該当者なし)。同時に、ドビュッシー賞も受賞。
そのほか、ポルト市国際コンクール(フランス音楽賞同時受賞)、エピナールピアノ国際コンクールなど、数々の国際コンクールに入賞。
またプーランク国際ピアノコンクールにおいて、大賞第一位を受賞。同コンクールにて、ロベール・カサドシュ賞も同時に受賞。
モンペリエ国立音楽院で教鞭をとりながら、アヴィニヨン・オーケストラ、パリ国立高等音楽院オーケストラ、ボルドー国立オーケストラなどと共演のほか、ラジオ・フランス、テレビも数多く出演。現在は各国(フランス、ベルギー、
ドイツ、 スイス、 ポルトガル、 ハンガリー、スラヴァキア、
ノルウェー、 アフリカ、インドネシア、アメリカ、インドネシア、ロシア、日本など)でソロ奏者、室内楽奏者としてのコンサート活動のかたわらパリ郊外音楽院で教鞭をとり、現在はパリ・エコール=ノルマルで後進の指導にあたっている。
特にシューベルト奏者として人気が高く、<シューベルトの全てが分かっているピアニスト>(ラジオ・フランス/アリエル・ブトー)と紹介されている。またボルドー、横浜で毎夏開催される音楽祭MUSIQUES
FESTIV'の創立者の一人である。
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WERGO
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ストレート・ラン~セルゲイ・マインハルト(1981-):作品集
【CD】
(1)Rush(2019)~
大管弦楽、拡大されたアンサンブルとエレクトロニクスのための
(2)Flower's silence in empty guns(2012)~
ピアノ、ライヴエレクトロニクスとWiiセンサーのための
(3)Declare Independence(2014)~
ドラムセット、エレキギター、
エレキベースとシンセサイザーのための
【映像】(解説書内のQRコードから視聴可能)
SMOG(2012)~4人の器楽奏者とソレノイドのための
Construct – deconstruct(2018)~
サクソフォン四重奏、エレクトロニクスと映像のための
It's Britney, bitch!(2014)~
キーボードとライヴ映像のための
Blur Paralyzed(2018)~
ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための
HeroIn(2017)~
エレキギター、エレクトロニクスと映像のための
Kurzschluss(2015)~
アンサンブル、ライヴエレクトロニクス、
ソレノイド、ガラス板のための |
クリスイティアン・パラージ((1)アコーディオン)
タル・ボトヴィニク((1)エレキギター)
ローター・ツァグロゼク((1)指揮)
ドイツ連邦青少年管弦楽団((1))
パウロ・アルヴァレス((2)ピアノ)
セルゲイ・マインハルト((2)ライヴエレクトロニクス)
アンサンブル・エレクトロニック・ID((3)) |
ポップカルチャーやテクノロジーを取り込んだジャンルに囚われない作風
37'03''
セルゲイ・マインハルト(1981-)はポップカルチャーや現代テクノロジーに影響を受けた作曲家で、世界の急速な変化を反映できるものとして音楽を捉え、社会的・政治的なトピックに焦点を当てた作品を発表しています。
彼にとって音楽の中に生楽器とコンピューター、楽音とノイズは分け隔てなく自然に存在するもので、ブリトニー・スピアーズの一節をもとにした作品などジャンルにもまったく囚われない世界観を持っています。
ブックレットには映像作品を試聴できるQRコードがあります。
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MPR
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W.H.リード: 弦楽四重奏曲 第4番、第5番 ほか
ウィリアム・ヘンリー・リード(1876-1942):
1-4. 弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調
5-6. 伝説
7-10. 弦楽四重奏曲 第5番 イ短調 |
シーラス弦楽四重奏団
マーチン・スミス、スザンヌ・ロゼ(ヴァイオリン)
モーガン・ゴフ(ヴィオラ)
デイヴィッド・バロウズ(チェロ) |
録音:2022年2月16-19日 パモジャ・ホール、ザ・スペース、セブンオークス・スクール、ケント、UK
ロンドン交響楽団のコンサートマスターを1912年から1935年まで務め、エルガーの親しい友人として知られるウィリアム・ヘンリー・リードによる、弦楽四重奏のための作品集。
その情感豊かなメロディとハーモニーは英国音楽の王道を行くものです。
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『Christmastide』 ~ ハープによるクリスマス・キャロル |
ハリエット・アディ(ハープ) |
1. ジェハン・タブロー(1520-1595): ディンドン空高く/
2. 作者不詳: 3隻の船/3. 作者不詳: 久しく待ちにし/
4. 作者不詳: インファント・ホーリー、インファント・ローリー(聖なる幼子)/
5. 作者不詳: 生けるものすべて/
6. 作者不詳: イエス・キリストはクリスマスの日に生まれた/
7. 作者不詳: サセックスのクリスマス・キャロル/
8. ローウェル・メイスン(1792-1872): もろびとこぞりて/
9. ジャン・ド・ブレブフ(1593-1649): ヒューロンのキャロル/
10. 作者不詳: 新しいノエル/
11. 作者不詳: 柊と蔦/
12. ヘンリー・ジョン・ガントレット(1805-1876):
ダビデの村に/
13. 作者不詳: 天から贈られた真実/
14.フランツ・グルーバー(1787-1863): きよしこの夜/
15. 作者不詳: 明日は私が踊りましょう/
16. 作者不詳: 甘き喜びのうちに
編曲...ハリエット・アディ |
録音: 不明(2022年?)
英国を中心に活躍するハープ奏者、ハリエット・アディによる有名クリスマス・キャロル集。
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SOMM RECORDINGS
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I Vow to Thee, My Country ホルストの合唱作品集
グスターヴ・ホルスト(1874-1934):
1. Nunc Dimittis 今こそ主よ、僕を去らせたまわん
2. Gird on Thy Sword 汝の剣を身に着けよ
2つの詩篇
3. 詩篇第86篇 To my humble supplication/
4. 詩篇第148篇 Lord, Who hast made
us for thine own/
5. 4 Hymns for Songs of Praise:
No. 2. In This World, the Isle of
Dreams/
6. Not Unto Us, O Lord/7. Our Blest
Redeemer/
8. Short Festival Te Deum
(I.ファリントンによる合唱とオルガン編)/
9. 3 Hymns for The English Hymnal:
No. 2. From Glory to Glory Advancing/
10. Man Born to Toil/11. Eternal Father/
12. By Weary Stages the Old World Ages/
13. Christ Hath a Garden/14. Ave Maria,
Op. 9b/
15. I Vow to Thee, My Country/
16. 3 Festival Choruses
3つの祝祭合唱曲 Op. 36a - No. 3.
A Festival Chime
(I. ファリントンによる合唱、
チューブラー・ベルとオルガン編)/
17. All People That on Earth Do Dwell/
18. 3 Festival Choruses 3つの祝祭合唱曲
Op. 36a -
No. 1. Let All Mortal Flesh Keep
Silence
(I. ファリントンによる合唱とオルガン編)/
19. 3 Festival Choruses
3つの祝祭合唱曲 Op. 36a - No. 2.
Turn Back, O Man
(I. ファリントンによる合唱とオルガン編)
世界初録音...6、8、16、18、19 |
ジョシュア・ライアン(オルガン)
...2-6、8-13、15-19
リチャード・ホーン
(チューブラー・ベル...16/
バス・ベル...10-11)
ロイヤル・ホスピタル・
チェルシー・チャペル合唱団
ウィリアム・ヴァン(指揮) |
録音: 2021年7月21-22日 Holy Trinity Church,
Sloane Square, London(UK)
20世紀英国を代表する作曲家ホルスト合唱作品集。
このアルバムは、現在知られている彼の宗教的合唱作品を全て集めたものであり、演奏はアンサンブルに定評あるロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団が担っています。
ホルストの作品では組曲『惑星』が知られますが、宗教音楽も多数手がけており、オリジナルからアレンジまで様々な作品を遺しています。
ここで聴ける英国国教会の「夕べの祈り」のための「Nunc
Dimittis 今こそ主よ、僕を去らせたまわん」や、充実した内容を持つ「2つの詩篇と4つの祝祭合唱曲」では、ホルストが聖書や16世紀の音楽、J.S.バッハなどの作品から得たであろうインスピレーションが感じられます。
他には8声部からなる無伴奏女声合唱で歌われる「アヴェ・マリア」など官能的な響きを持つ作品も含まれています。
更に2020年に初演されたトラック6「Not Unto
Us, O Lord」や、有名な「木星」の旋律を転用した「I
Vow to Thee, My Country」、英国ホルスト協会がイアン・ファリントンに編曲を依頼した4作品などが演奏されており、英国に脈々と受け継がれる合唱作品の伝統を感じることができる1枚です。
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ドッジソン:The Peasant Poet 農民詩人
ジョン・クレアの4つの詩
1. No. 1. Trotty Wagtail/2. No. 2. The
Peasant Poet/
3. No. 3. Turkeys/4. No. 4. The Fox
5. Mrs. Hen/6. Heaven-Haven/
7. Five Eyes/8. The Monk and his Cat
Bush Ballads 茂みのバラード 第2集
9. No. 1. Meet Me in Botany Bay/
10. No. 2. The Sick Stock Rider/11.
No. 3. Holy Dan/
12. No. 4. The Style in Which it's Done/
13. No. 5. Old Harry/14. No. 6. The
Parson and the Prelate
8 Fanciful Pieces 8つの空想的な小品より
15. No. 1. A Leaf in the River
16. No. 2. Shrovetide Procession
Irishry アイリッシュリー
17. No. 1. Tinkers/18. No. 2. The Midwife/
19. No. 3. The Mill Girl/20. No. 4.
Rags and Bones
Tideways 潮汐
21. No. 1. Psyche/22. No. 2. The Needle/
23. No. 3. The Gypsy/24. No. 4. Doria
25. Inversnaid/26. Slow, Slow Fresh Fount
1-4を除き世界初録音 |
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
...8、17-20、21、24、
ケイティー・ブレイ(メゾ・ソプラノ)
...5、7
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
...1-4、22、23、25、26
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
...6、9-14、
クリストファー・グリン(ピアノ)
...5-26
マーク・エデン(ギター)...1-4
イアン・ウィルソン(リコーダー)...8 |
録音: 2021年2月4-7日、9月6-8日 Potton
Hall, Saxmundham(UK)
SOMM RECORDINGSは、2013年に89歳で亡くなった作曲家スティーヴン・ドッジソンの10周忌を記念して、その豊かで多彩な歌を収録した全3巻の「歌のアルバム」のリリースを予定しています。
第1巻の「農民詩人」では、ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)をはじめとした英国を代表する4人の名歌手ヲフィーチャーし、ピアノやギターの伴奏による様々な歌曲を紹介。
象徴主義の画家ジョン・アーサー・ドッジソンの息子で、ルイス・キャロルの遠縁にあたる作曲家の作品を存分に味わうことができます。
アルバム・タイトルでもある「農民詩人」は農民労働者の息子であった詩人、ジョン・クレアの4つの詩からの1篇。悩める詩人の揺れ動く心情が描かれた美しい作品です。
他の曲も時にはシンプルに、時には豊かなハーモニーを持つ多彩なもの。
ほとんどの作品が世界初録音であり、英国における芸術歌曲の一端を知る有益な1枚です。
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TOCCATA CLASSICS
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編曲で聴くワーグナー 第3集
オペラのハイライト(B. ウッドウォード編)
楽劇《ワルキューレ》(1854-56)より
1. 第2幕: 前奏曲 さあ、お前の馬に鞍を付けよ
-ホヨトホ
楽劇《ジークフリート》(1856-71)より
2. 第1幕: 第3場 ジークフリートの「鍛冶の歌」*
3. 第3幕: 結び 永劫の昔から
楽劇《神々の黄昏》(1871-1874)より
4. 第3幕: ラインの岸辺に、大いなる薪を
楽劇《トリスタンとイゾルデ》(1857-1859)より
5. 第3幕: イゾルデの愛の死「穏やかに、静かに」
全て世界初録音
*原盤ブックレット、及びインレイに曲名の誤記があります。
トラック2...楽劇《ワルキューレ》 第3幕第1場 |
キャサリン・ウッドウォード
(ソプラノ: ブリュンヒルデ...1、3、4/
イゾルデ...5)
キール・ワトソン
(バス・バリトン: ヴォータン...1)
フィリップ・モディノス
(テノール: ジークフリート...2、3)
エドウィン・ケイ (バス: ハーゲン...4)
リージェンツ・オペラ・アンサンブル
ベン・ウッドウォード(指揮) |
録音: 2022年5月31日、4月4-5日 The Grand
Temple, Freemasons' Hall, London(UK)
ワーグナーの壮大な歌劇の名場面を、英国の指揮者ベン・ウッドウォードが彼の手兵リージェンツ・オペラの18人編成の室内オーケストラ(ヴァイオリン4/ヴィオラ2/チェロ2/コントラバス1/フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット各1/ホルン3/トランペット1/バス・トロンボーン1)と独唱者のためにアレンジ。その鮮烈な演奏を収録した1枚です。
2022年から24年にかけてこのアレンジによる《ニーベルングの指環》全曲演奏が予定されていますが、ここでは《ワルキューレ》《ジークフリート》《神々の黄昏》《トリスタンとイゾルデ》の4つの演目から聴きどころが収録されており、ジークフリート役のモディノスをはじめとした歌手たちの熱唱も含め実に興味深いアルバムとなっています。
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マルティン・スカフテ(1980-): ピアノのための24の前奏曲 |
ヨナス・オルソン(ピアノ) |
第1巻(2012-13)
1. No. 1. Going Home (... Les sons ...)/2.
No. 2. Now and Again (... Minstrels)/
3. No. 3. Eloquent Mist (... La danse
...)/4. No. 4. A Long Winter Season (...
Des pas ...)/
5. No. 5. Lines and Timelines (... Danseuses
...)/
6. No. 6. You're Nothing Without Me!
(... La serenade ...)/
7. No. 7. Finding Memory Again (... La
fille ...)/8. No. 8. In Suspense ( ... Ce
q'a ...)/
9. No. 9. Weak Ties (... Le vent ...)/10.
No. 10. Shall we Play- (...Voiles)/
11. No. 11. A Welcome Break (... Les
collines ...)/12. No. 12. Not Today (...
La cathedrale ...)
第2巻(2015-17)
13. No. 1. In the Corner (... feuilles
mortes ...)/14. No. 2. The Paths Decide
(... Les tierces ...)/
15. No. 3. Leaping Lightly (... les fees
...)/16. No. 4. Four Steps to the Side (...
Brouillards ...)/
17. No. 5. White Wind (... Bruyeres ...)/18.
No. 6. Gaia's Navel (... Ondine ...)/
19. No. 7. Emerging Victorious (... Hommage
...)/20. No. 8. It's All Out There (...
Canope ...)/
21. No. 9. A Time for Everything (...
General Lavine ...)/22. No. 10. Revisiting
(... La Puerta ...)/
23. No. 11. Faded Expectations (... La
terrasse ...)/24. No. 12. One Last Look
Back (... Feux ...)
全て世界初録音 |
録音: 2021年12月6-7日 Malmo Palladium,
Malmo(スウェーデン)
スウェーデンの作曲家マルティン・スカフテの「24の前奏曲」。ゴットランド島の音楽院で作曲を学んだのち、エーテボリの音楽演劇アカデミーで5年間研鑽を積んだ彼は、現在作曲家として活躍するとともに、ボストン、バークリー、マルメ音楽院で客員講師を務めています。
以前からドビュッシーの前奏曲に魅了されていた彼は、自身でも前奏曲集の作曲を思い立ち、ドビュッシーの作品を引用しつつ、自身の音楽用語も交えて新しい曲集を作り上げました。
時にはラグタイムやジャズのイディオムも含むユーモラスな味わいを持つ曲集に仕上がっていますが、演奏にはリスト作品のような超絶技巧を必要とします。
ここで見事なピアノを聴かせるのは同郷スウェーデンのピアニスト、ヨナス・オルソン。
ピエール=ローラン・エマールに師事した彼は現代音楽を得意としており、とりわけルツェルン音楽祭アカデミーのメンバーとして行ったピエール・ブーレーズ作品の名演で知られます。
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アルトゥール・ルリエ(1892-1966): 室内楽と器楽曲集
第1集
1. Sunrise 日の出 – 無伴奏フルートのために(1957)*
2-3. Pastorale de la Volga ヴォルガの田園曲
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オーボエ、ファゴット、2つのヴィオラとチェロのために(1916)
4. Regina Coeli 天の女王 -
コントラルト、オーボエとトランペットのために(1924)*
5-7. La Flute a travers le Violon -
フルートとヴァイオリンのために(1935)
8-10. Dithyrambes ディテュランボス –
無伴奏フルートのために(1938)
11. Deux Etudes sur un sonnet de Mallarme
マラルメのソネットによる2つの練習曲(1945-62)
–
第1番 Phrases – フルートとピアノのために*
12. The Mime マイム – 無伴奏クラリネットのために(1956)
13. The Flute of Pan パンの笛 – 無伴奏フルートのために(1957)*
14. Funeral Games in Honor of Chronos
クロノスを称える葬送ゲーム –
3つのフルート、ピアノとシンバルのために(1964)
*・・・世界初録音 |
ビルギット・ラムスル(フルート)...1、5-11、13-14
ラファエル・レオーネ(ピッコロ)...14
パオロ・ベルトラミーニ(クラリネット)...12
キャンディ・グレイス・ホー(コントラルト)...4
ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)...11、14
エギディウス・シュトライフ
(ヴィオラ...2-3/ヴァイオリン...5-7)
ミュージシャン・オブ・アルトゥール・ルリエ・フェスティヴァル、ベーゼル
【メンバー】
ルーシー・ブロトベック・プロハスコヴァ
(アルト・フルート)...14
ハンスユルゲン・ヴェルデーレ(オーボエ)...2-4
ニコラス・リース(ファゴット)...2-3
サイモン・リリー(トランペット)...4
ニコラ・スーター(パーカッション)...14
アグネス・マウリ(ヴィオラ)...2-3
マテウシュ・パヴェウ・カミンスキ(チェロ)...2-3 |
録音:2021年11月26日 Sacro Cuore Church,Bellinzona(スイス)...12 2022年2月25日
Sacro Cuore Church,Bellinzona(スイス)...1、5-7、8-10、13 2022年2月20、24日
Studio 1, Schweizer Radio undFernsehen, Zurich(スイス)...2-3、4、11、14
「20世紀の忘れられた音楽家の中で最も興味深い存在の一人」と評されたアルトゥール・ルリエ。
ロシアからドイツ、フランス、アメリカへの亡命といった苦難を経て、様々な芸術家たちと触れ合いましたが、彼の作風は亡命先のパリで出会ったストラヴィンスキーに強く影響されています。
このアルバムは彼の室内楽と器楽曲を紹介するもので、他にもう1枚が予定されています。
新古典派の様式に倣った作品だけではなく、古風で厳格な形式を持つものなど、ルリエの様々な側面が窺える興味深い1枚です。
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ハンス・ガル:声楽作品集 第2集
Drei Lieder nach Gedichten von Rainer Maria
Rilke
ライナー・マリア・リルケの詩に基づく3つの歌曲
Op. 31(1928)
1. No. 1. Advent/2. No. 2. Adagio/3.
No. 3. Sankt Nepomuk
3つの歌曲 Op. 37(1929-30)
4. No. 1. Der romische Brunnen/
5. No. 2. Am Abend/6. No. 3. Wiegenlied
Spatlese 遅い収穫 Op. 91 (1966)
7. No. 1. Bruder Augustin/8. No. 2.
Abendlied/
9. No. 3. Nachtgesang/10. No. 4. Grabschrift/
11. No. 5. Trutzlied/12. No. 6. Der
faule Schafer
Two Madrigals to Poems by Thomas Lodge
トーマス・ロッジの詩による2つのマドリガル(1939-40)
13. No. 1. Her Rambling/14. No.
2. Carpe Diem
Drei Portratstudien 3つの習作肖像画 Op.
34(1929)
15. No. 1. Der Fromme/16. No. 2. Der
Weise/
17. No. 3. Der Unvorsichtige
Songs of Youth 若人の歌 Op. 75 (1959)
18. No. 1. Crabbed Age and Youth/
19. No. 2. Love is a Sickness/
20. No. 3. Tell me where is Fancy bred/
21. No. 4. Capriccio/22. No. 5. Epilogue
Three Lyrics to Poems by Thomas Moore
トーマス・ムーアの詩による3つの抒情歌
(1942)
23. No. 1. Sacred Song/24. No. 2.
Echo/
25. No. 3. Cupid's Lottery
全て世界初録音 |
ボレアリス(声楽アンサンブル)
イアン・バックル(ピアノ)
...1-3、15-17、23-25
ブリジット・バッジ(指揮)
...1-17、23-25
スティーヴン・ミューア(指揮)
...18-22 |
録音: 2020年1月3-6日 Clothworkers Centenary
Concert Hall,University of Leeds(UK)
ハンガリー系ユダヤ人としてドイツ、オーストリアを経てイギリスで活躍した作曲家ハンス・ガルの声楽作品集第2集。
彼はナチスによってドイツを追われるも、移住先の英国エジンバラで音楽界の中心人物となり、本国ドイツやオーストリアの伝統を継ぐ数多くの歌劇や交響曲などを書き上げています。
また、人々を音楽に参加させる手段としての合唱を提案し、自ら合唱団を創設、指揮するとともに合唱作品を多く遺しました。
このアルバムでは混声合唱、女声合唱、男声合唱、ア・カペラ、ピアノ伴奏による合唱など40年にわたって書かれた室内合唱曲を収録。
演奏は、指揮者スティーヴン・ミューアが創設した合唱団ボレアリス(「北、北風」の意味を持つ)が担当。ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジで合唱を研究し、現在はイギリスやドイツでオペラやオラトリオのソリストとして活躍するブリジット・バッジも指揮者として加わり、演奏が難しいとされるガルの作品の数々を歌いこなしています。
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アーノルド・クック(1906-2005): オルガン作品集
1-3. ソナタ第1番 ト長調 D118(1971)*
4. ファンタジア D95(1964)
5-7. 前奏曲、間奏曲と終曲 D87(1962)*
8. サラバンド D34(1960-61)
9-10. トッカータとアリア D104(1966)
組曲 ト長調 D167(1989)
11. I. Chaconne (Moderato)/12. II. Allegro
vivace/
13. III. Andante/14. IV. Jig (Allegro
con brio)
15. 即興曲 D105(1966)
16. Prelude for Tudeley チュードリーへの前奏曲
D166(1989)
17-20. ソナタ第2番 ホ長調 D146(1980)
*を除き世界初録音 |
トム・ウィンペニー
(オルガン...
聖オルバンズ修道院大聖堂) |
録音: 2021年8月25-27日 Cathedral and Abbey
Church of St Alban, St Albans(UK) Hertfordshire
1906年にヨークシャーに生まれた作曲家アーノルド・クック。学生時代には歴史を学ぶも、音楽の道を志し1929年にベルリンに留学し、ベルリン音楽アカデミーでパウル・ヒンデミットから作曲とピアノを学びました。
その後はケンブリッジ祝祭劇場の音楽監督となり、1933年には王立マンチェスター音楽大学の教授に任命されるなど英国音楽界で活躍しましたが、その作品は死後ほとんど顧みられることはありません。
彼は多作な作曲家であり、2つのオペラ、6つの交響曲、多数の協奏曲、そして膨大な量の室内楽を残していますが、オルガンのための音楽も素晴らしいものを書いています。
クックの作風は師ヒンデミットに負うところが多く、作品にも巧みな対位法が盛り込まれています。
またバルトークやショスタコーヴィチ風の語り口や、ウォルトンに倣った輝かしさも感じられるのが特徴です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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IDIS
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録音1930-1958年
イタリアギター界の名手たちの録音
マスター・オブ・ギター Vol.5 イタリア編
(1)パスクアーレ・タラッフォ:
ソナチネ、ワルツ変奏曲、芸者、ロレンツィータ、シンフォニア、虹
(2)ホセ・ビーニャス:スペイン奇想曲 /
トート・アミーチ:軍隊マーチ /
カルヴァルーゾ・フェッラーリ:チェレブレ・タランテラ
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レオ・ドリーブ:「コッペリア」より ピッチカート
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ルイージ・デンツァ:フニクリ・フニクラ
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アントニオ・ヴィアン:朱い月
(3)ルイージ・モッツァーニ:カルメラ /
エンリケ・グラナドス:スペイン舞曲 Op.37-5
(4)フランチェスコ・タレガ:アルハンブラの思い出
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マヌエル・ポンセ:ガヴォット
(5)ホセ・デ・アスピアス:踊り /
ミゲル・リョベート:アメリアの遺言、盗賊の歌
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作者不詳:フルートのための3 つの小品
(パッサメッツォ/スパニョレッタ/イタリアーナ)
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ヘンリー・パーセル:小組曲
(新しいアイルランドの歌/ジーグ/メヌエット)
(6)ルイージ・レニャーニ:カプリッチョ ホ短調
Op.20-2 アレグロ /
ニコロ・パガニーニ:
「グランド・ソナタ」より アンダンティーノ
M.S. 3 /
ナポレオン・コスト:
練習曲 ハ長調 Op.38-13 アレグレット、
練習曲 ニ長調 Op.38-20 アレグレット
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エイトル・ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番
ホ短調 |
(1)パスクアーレ・タラッフォ
(2)ジュリオ・ジュリエッティ
(3)ルイージ・モッツァーニ
(4)ルイージ・マリオッティ
(5)マリオ・ガンジ
(6)マリオ・パローディ
(以上ギター) |
イタリアギター界を支えた名手たちの貴重な録音
録音:1930-1958年/73'25''
イタリアにおけるギター受容は若干遅れを取り、音楽院に初めてギター科が設けられたのは1965年で、70年代から80年代にかけても国際的に活躍するギタリストは少ないのが実情でした。
そんな中で今や忘れ去られてしまった名手たちの非凡な演奏を集めた貴重なアルバムです。
ポピュラー音楽とクラシックの境界線上にいたパスクアーレ・タラッフォに始まり、テレビ出演を通してクラシックギターをイタリア全土に知らしめた名手マリオ・ガンジなど、イタリアのギター音楽界を盛り上げた奏者たちの音源を収録。
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SOMM RECORDINGS
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ARIADNE5019
(2CD)
¥3500 →\3190
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ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第3集 自作自演集
【CD1】
1-9. 交響曲第2番「ロンドン交響曲」
10-17. 交響曲第5番 ニ長調(1943年録音)
【CD2】
1-4. 交響曲第5番 ニ長調(1952年録音)
5-10. カンタータ「ドナ・ノビス・パーチェム」 |
ロンドン交響楽団...CD1: 1-9
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
...CD1: 10-17、CD2: 1-4
レニー・フリン(ソプラノ)...CD2: 5-10
ロイ・ヘンダーソン(バリトン)...CD2: 5-10
BBC交響楽団&合唱団......CD2: 5-10
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指揮) |
録音: 全てライヴ 1946年7月31日...CD1:
1-9 1943年7月31日...CD1: 10-17 1952年9月3日...CD2:
1-4 以上、BBCプロムス Royal Albert Hall,London(UK)
1936年11月 BBC Studios, England(UK)...CD2:
5-10
2022年、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念したアルバムの第3集。
今作はヴォーン・ウィリアムズ自身がタクトを執った4つの作品をクリアな音で復刻しています。
アルバムの1枚目には、1946年プロムスで演奏された「交響曲第2番」のロンドン交響楽団による演奏と、1943年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が世界初演した際の「交響曲第5番」を収録。
またCD2には同じくロンドン・フィルが1952年に演奏した「交響曲第5番」と、1936年に録音されたBBC交響楽団&合唱団との「ドナ・ノビス・パーチェム」が収録されています。
今回の復刻も、これまでのシリーズと同じく、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けています。
なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されており、ヴォーン・ウィリアムズと2番目の妻アーシュラ・ウッドの関係など、これまであまり知られることのなかった興味深いテーマに光が当てられています。
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<映像>
11/15(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE
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AP 285
(4CD)
¥8800 →\8390
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世界初録音多数
師匠ライヒャをおびやかすフルートの名手だった
ウジェーヌ・ワルキエ:フルートを含む室内楽曲集
フルートはフランスの第一人者アレクシス・コセンコ。
共演もヴァイオリンのゼペックやチェロのコワンをはじめ大物ぞろい!
Disc1「演劇的」
(1)フルート五重奏曲イ長調Op.49(世界初録音)
(2)フルート四重奏曲第4番ニ長調Op.50(世界初録音)
Disc2「絵画的」
(1)フルート・ソナタ第1番Op.89(世界初録音)
(2)フルート、チェロ、ピアノのための
三重奏曲ニ短調Op.97(世界初録音)
Disc3「詩人」
(1)木管四重奏曲第4番変ロ長調Op.48(世界初録音)
(2)フルーティストの休息Op.47~
オーヴェルニュのロンド/ロンド/行進曲/月の光に
Disc4「ヴィルトゥオーゾ」
(1)フルート二重奏曲第1番ロ短調Op.57(世界初録音)
(2)フルート三重奏曲第1番変ホ長調Op.93(3本のフルート)
(3)大四重奏曲第2番ヘ長調Op.70(4本のフルート) |
アレクシス・コセンコ(フルート)
【ジャック・ベリッサン1830年頃製6キー
(Op.47, 48, 49, 50, 57, 70)、
クレール・ゴドフロワ1840年頃製
円錐管ベーム式木製(Op.93)、
ルイ・ロット1858年製円筒管ベーム式銀製
(Op.89)、
ルイ・ロット1881年製円筒管ベーム式銀製
(Op.97)】
ダニエル・ゼペック(ヴァイオリンOp.49, 50)
【ストリオーニ1780年製】
ジローヌ・ゴーベール(ヴァイオリンOp.49)
【クレパルによるストラディヴァリウス・
レプリカ2021年製】
レア・エンニーノ(ヴィオラOp.49, 50)
【トニー・エシャヴィドル製】、
クリストフ・コワン(チェロOp.49, 50, 97)
【18世紀初期ガリアーノ】、
ミカエル・チャヌー(コントラバスOp.49)
【エンリコ・マルケッティ1895年製】
エドアルド・トルビアネッリ(ピアノOp.89,
97)
【1843年プレイエル製】
ニコラ・バルデイル(クラリネットOp.48)
【グレンザー1810年頃製による
シュヴェンケ&ゼゲルケ社レプリカ】
ダヴィド・ドゥコ(バスーンOp.48)
【サヴァリーJr1823年製】
ベノワ・ド・バールショニ(ホルンOp.48)
【ラウー1820年頃製によるフレーズのレプリカ】
アメリ・ミシェル(フルートOp.57, 70, 93)
【テュルー1845年頃製によるスベイラン社レプリカ】
アンヌ・パリゾ(フルート)
【ゴートロ一世1850年頃製Op.70、
ルイ・ロット1858年製Op.93】
オリヴィエ・ベニシュ(フルートOp.70)
【ジャン=ルイ・テュルー1840年頃製】 |
フルート界狂喜! 世界初録音多数なワルキエ作品集
録音:2021年2月12日(Op.48)、3月11-15日(Op.49,
50, 93, 70, 47, 57)/サンピエール寺院(パリ)、3月22-24日/ドメーヌ・ミュジカル・ド・ペティニャック(Op.89,
97)/68'00"、64'00"、55'00"、79'00"
ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866) はフランスのフルート奏者で作曲家。テュルーにフルート、レイハ(ライヒャ)に作曲を師事しますが、フルートは次第に師をおびやかす存在になったと伝えられる名手ぶりでした。
ワルキエは作曲の師レイハから人気オペラ・アリアのフルート編曲の仕事を紹介してもらい成功、以後名ピアニストのカルクブレンナーやタールベルクと共作してフルートとピアノのための派手な作品を次々に発表しました。同時にオンスローと親交を結び四重奏曲や五重奏曲などの古典的形式にも手を染めました。
このアルバムでは五重奏から二重奏までの純音楽作品を集めています。多くが世界初録音なうえ、ピリオド楽器によることも貴重。主役はフランスのピリオド・フルート界第一人者アレクシス・コセンコ。
彼は1830年頃製6キーのものから1858年製円筒管ベーム式銀製まで4本のフルートを吹き分けています。いずれも作品と同時期にもので、往時の響を味わえます。
共演もヴァイオリンのゼペックやチェロのコワンをはじめ大物が華を添えているのも注目。
ワルキエはベルリオーズやショパンと同時代人ながら作風は古典派寄りで爽やか。フルートの技巧を華やかに披露するかたわら、民謡を採り入れたりユーモアにあふれた陽性な世界を楽しめます。
先日案内があったばかりの
アレクシス・コセンコ
CLAVES モーツァルト:管楽器のための協奏曲集 Vol.1 |
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アレクシス・コセンコ(フルート)
モーツァルト:管楽器のための協奏曲集 Vol.1
(1)フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
(2)フルートとハープのための協奏曲 ハ長調
K.299
(3)フルート協奏曲第2番 ハ長調 K.314
(4)アンダンテ ハ長調 K.315
カデンツァ:
(1)(3)(4)レイチェル・ブラウンとコンラート・ヒュンテラーを基に
アレクシス・コセンコが即興演奏、(2)シルヴァン・ブラッセル
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アレクシス・コセンコ(フルート)
(2)ヴァレリア・カフェルニコフ(ハープ)
ステファン・マクラウド(指揮)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ(古楽器)
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古楽の名人集団リ・アンジェリ・ジュネーヴがアレクシス・コセンコを迎えてモーツァルトのフルート協奏曲を録音!
セッション録音:2021年6月/ランドガストホフ、リーエン(スイス)/DDD、ディジパック仕様、79'14
サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:マルクス・ハイラント(Tritonus
Musikproduktion)
実力派バス歌手ステファン・マクラウドが2005年に結成したリ・アンジェリ・ジュネーヴ。声楽陣と器楽陣の配置、パートごとの人数など、演奏を通じバランスを決めていくという独自の解釈で録音した《マタイ受難曲》(50-3012/13)と《ロ短調ミサ》(50-3014/15)で注目を集めました。
当アルバムは近年指揮でも名高いフルート奏者アレクシス・コセンコを迎えてモーツァルトのフルート協奏曲を録音しました!
生き生きとしたアンサンブルは当団ならでは。
細部にわたるニュアンスも大事にするマクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴは当録音でも立奏で演奏しており、ソリストとともに躍動感に満ちた演奏を披露しております。
古楽団体によるモーツァルトのフルート協奏曲の最新盤としても大注目です!
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URANIA RECORDS
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LDV14095
(2CD)
特別価格
¥3100
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ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 Vol.2
ドニゼッティ:
弦楽四重奏曲第7番 ヘ短調(1819)*
弦楽四重奏曲第9番 ニ短調(1821)*
弦楽四重奏曲第10番 ト短調(1821)*
弦楽四重奏曲第11番 ハ長調(1821)
弦楽四重奏曲第12番 ハ長調(1821)
弦楽四重奏曲第6番 ト短調1(1817) |
ミーチャ弦楽四重奏団
〔ジョルジアーナ・ストラッツーロ(ヴァイオリン)、
パスクアーレ・アレグレッティ・グラヴィーナ(ヴァイオリン)*、
ロレンツァ・マイオ(ヴァイオリン)、
カルミネ・カニアーニ(ヴィオラ)、
ヴェロニカ・ファブリ・ヴァレンツエラ(チェロ)〕
バルタザール・ズニガ(アーティスティック・プロデューサー) |
ドニゼッティによる弦楽四重奏曲集の第2弾!
☆オペラ作曲家による貴重な弦楽四重奏曲集!
☆第1弾(LDV14065)に続いて2016年のヤコポ・ナポリ国際コンクール第1位のミーチャ弦楽四重奏団の名演奏が光る!
「ランメルモールのルチア」や「愛の妙薬」など数々の優れたオペラを世に送り出した19世紀前半のイタリアにおける最高峰のオペラ作曲家の1人、ドニゼッティの「器楽、室内楽作曲家」としての一面にフォーカスした好企画の第2弾。
前作の第1巻(LDV14065)は、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネートし、レコード芸術海外盤REVIEWでは「今月の推薦盤」に選ばれています。
室内アンサンブルの究極の形のひとつである弦楽四重奏で書かれたドニゼッティの室内楽作品は、オペラと変わらずその一曲一曲が際立っています。
今回の演奏では一部ヴァイオリン奏者が変わっていることにも注目です。
旧譜
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲第1巻
ちょっとびっくりな名曲ぞろいなんです |
LDV14065
(2CD)
特別価格 \3100
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ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 Vol.1
弦楽四重奏曲第15番ヘ長調(1821)
弦楽四重奏曲第4番ニ長調(1818)
弦楽四重奏曲第8番変ロ長調(1819)
弦楽四重奏曲第13番イ長調(1821)
弦楽四重奏曲第5番ホ短調(1818)
弦楽四重奏曲第14番ニ長調(1821) |
ミーチャ弦楽四重奏団
〔ジョルジアーナ・ストラッツーロ(ヴァイオリン)、
パスクアーレ・アレグレッティ・グラヴィーナ
(ヴァイオリン)、
カルミネ・カニアーニ(ヴィオラ)、
ヴェロニカ・ファブリ・ヴァレンツエラ(チェロ)〕
バルタザール・ズニガ
(アーティスティック・プロデューサー) |
「ランメルモールのルチア」や「愛の妙薬」など数々の優れたオペラを世に送り出した19世紀前半のイタリアにおける最高峰のオペラ作曲家の1人、ドニゼッティの「器楽、室内楽作曲家」としての一面にフォーカスした好企画の第1弾。
この弦楽四重奏曲集第1巻には共通の形式的特徴に基づいて作曲されいるものの、独自の特徴も持つ1818年から1821年にかけて作曲された6作品を収録。
演奏は2008年に結成されたミーチャ弦楽四重奏団。2016年のヤコポ・ナポリ国際コンクールなどで第1位を獲得するなどイタリア内外で存在感を高めています。
※録音:2019年11月&2020年6月、ポッレナ・トロッキア(イタリア)
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
キング・インターナショナル
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Pray with Bach
J.S.バッハ:
前奏曲とフーガ イ短調 BWV543
「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV599
「主キリスト、神のひとり子」BWV601
「天から天使の群が来たれり」BWV607
「甘き喜びのうちに」BWV608
「イエスよ、わが喜び」BWV610
「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
「おお神の小羊、罪もなしに」BWV618
「われらを救いたもうキリスト」BWV620
「キリストは甦りたまえり」BWV627
「来たれ、造り主にして聖霊なる神よ」BWV631
前奏曲とフーガ イ長調 BWV536
「主イエス・キリストよ、われらを顧りみたまえ」BWV632
「愛するイエスよ、われらはここに」BWV633
「天にましますわれらの父よ」BWV636
「アダムの堕落によってすべては朽ちぬ」BWV637
「われ汝を呼ぶ、イエス・キリストよ」BWV639
「われら悩みの極みにあるときも」BWV641
「人はみな死すべきさだめ」BWV643
「ああ、いかに虚しく、いかにはかなき」BWV644
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540 |
中田恵子
(オルガン/
マルティン・プリューガー
1993年製作) |
聴き手の心に響く名演奏。中田恵子が全身全霊で演奏したオール・バッハ・プログラム!
Altus斎藤啓介によるワンポイント録音で臨場感あふれるオルガンの音色を堪能!
セッション録音:2022年3月28~31日/日本キリスト教団鎌倉雪ノ下教会/DDD、ディジパック仕様、69:08、日本語帯・解説付【解説:中田恵子】
録音:斎藤啓介(アルトゥス・ミュージック)/写真:福盛進也/デザイン:佐藤ゆめ
ファースト・アルバム「Joy of Bach」が仏クラシック専門誌Diapason
において「音叉5つ」獲得という高い評価を得たオルガニスト中田恵子。
待望の第2 弾は現在教会オルガニストを務める鎌倉雪ノ下教会における録音で、J.S.バッハの前奏曲とフーガ
イ短調 BWV543、前奏曲とフーガ イ長調 BWV536、トッカータとフーガ
へ長調 BWV540、そして《オルガン小曲集》から18曲を抜粋。第1弾に次ぐオール・バッハ・プログラムです。
2020年3月のコロナ禍以降、しばらくは教会の礼拝がオンラインのみになったり、自身の演奏会が中止・延期に。
オルガニストを務める教会での録音が叶ったことから、普段礼拝で弾いているような曲を弾きたいと考え、《オルガン小曲集》の作品を主軸に、前後と間に自由作品(前奏曲とフーガ、トッカータとフーガ)を据えたプログラムが決まりました。
全46曲からなるコラールに基づく《オルガン小曲集》は各曲1、2ページの小品ながら、教会暦に沿ったこれらの作品はどれもが美しく、心に響く魅力的なもの。
アルバム「Pray with Bach」は中田自身の"祈り"を全身全霊で表現しており、一曲一曲、敬愛を込めて演奏しております。
録音はAltus の斎藤啓介です。同氏が録音したシルヴァン・カンブルラン指揮、読売日本交響楽団演奏、メシアンの「アッシジの聖フランチェスコ」のディスクが、レコード芸術誌の第56回レコード・アカデミー賞「特別部門
歴史的録音」(2018年度)を受賞するなど、数々の録音で知られる名エンジニアです。
当アルバムでは教会の最もよい響きを捉えたワンポイントを採用。《オルガン小曲集》では温かみのある音色を、自由作品では中田恵子の凛とした演奏をリアルに収録しております。
ジャケットおよびブックレット内の全写真はドラマーで作曲家の福盛進也による撮りおろしで、鎌倉雪ノ下教会で撮影されました。
中田恵子のポートレート、オルガンの写真など、非常に温かみのある写真も注目です。中田恵子執筆による曲目解説付です。
「バッハの祈り」は今を生きる私たちの心にも響いてくる。聖書の物語を読み解くように聴くことも、または普遍的なそれぞれの「祈り」と重ねて聴くことも、何も考えずに聴くことも自由だ。ただ聴いてくださる多くの方の、少しの慰めになれば嬉しい。中田恵子~ライナーノーツより
中田恵子(オルガン):
東京女子大学文理学部社会学科卒業後、東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程を卒業時、修士論文ではJ.S.バッハ《トッカータ
ハ長調》(BWV564)をめぐる演奏解釈を論じ、日本オルガニスト協会年報誌JAPAN
ORGANIST 第38巻に掲載される。その後渡仏。パリ地方音楽院で研鑽をつみ、審査員満場一致の最優秀の成績で演奏家課程を修了。
これまでにオルガンを湊恵子、三浦はつみ、廣野嗣雄、廣江理枝、クリストフ・マントゥの各氏に師事。チェンバロを大塚直哉、鈴木雅明、ノエル・スピートの各氏に師事。
2013年にフランスのビアリッツにて行なわれた第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールにて優勝。併せて優れた現代曲解釈としてGiuseppe
Englert 賞を受賞する。
帰国後もヨーロッパ、ロシアで演奏ツアーを行うなど、国内外で幅広い演奏活動を行う。2016年~2019年、東京芸術大学教育研究助手を務め、現在、(一財)キリスト教音楽院講師、国際キリスト教団代々木教会オルガンクラス講師、玉川聖学院オルガニスト、日本キリスト教団鎌倉雪ノ下教会オルガニスト。2021年4月より神奈川県民ホールのオルガン・アドバイザーに就任。(一社)日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員。
2017年、独arcantus レーベルよりデビューCD「Joy
of Bach」(ARC-17008)をリリース。フランスの音楽誌Diapason
において音叉5つ獲得という高い評価を受けた。
また2019年7月、中田恵子による日本語解説付の国内仕様版(KKC-6035)をリリースし、レコード芸術誌2019年9月号の準特選盤に選ばれる。
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