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≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2022/12/13~



12/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHALLENGE CLASSICS


CC 72926
¥2700
変奏の技法
 ~ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):世俗作品集

  大公の舞踏会 SwVW 319
  フィリッピのパヴァーヌ SwVW 329
  わが青春の日は既に過ぎ SwVW 324
  緑の菩提樹の下で SwVW 325
  私はライン川を渡る SwVW 322
  スペインのパヴァーヌ SwVW 327
  そうでなくては SwVW 330
  もしも運命の女神に愛されるなら SwVW 320
  マルスの神 SwVW 321
  涙のパヴァーヌ SwVW 328
  愚かなシモン SwVW 323
  アルマンド・グラティエ SwVW 318
ファビオ・アントニオ・ファルコーネ(チェンバロ)

 ネーデルラント鍵盤楽派の頂点ともいわれるスウェーリンクによる、軽妙にして完成された筆致、世俗のユーモアあふれる変奏曲集

 録音:2021年10月25-28日/スイス、ヌーシャテル美術・歴史博物館/58'24''

 オランダ古楽の巨匠作曲家スウェーリンクの、世俗的な歌と踊りによる変奏曲集。宗教作品とは異なる軽妙な筆致で書かれ、時にユーモラスな一面さえ垣間見える、めっぽう楽しい作品群です。
 ほとんどの楽曲は人生の最後の20年間に書かれたとされており、成熟したスタイルで完成度高く作られているのも注目すべきポイントです。

 演奏しているファルコーネは、ルネサンスと初期バロック専門の古楽奏者。通奏低音奏者として自らのアンサンブルも立ち上げ器楽・声楽両方のレパートリーを探求しており、ここに収録されたスウェーリンク作品を弾く土壌がしっかりとある、おあつらえの奏者と言えるでしょう。
 楽器はヌーシャテル美術・歴史博物館所蔵のルッカース・チェンバロ(1632/1745年製)を使用しています。
 
 


CC 72940
¥2700
ロシアのチェロ・ソナタ集
 カバレフスキー:チェロ・ソナタ Op.71
 プロコフィエフ:
  チェロ・コンチェルティーノ Op.132より 第2楽章アンダンテ
 ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963):
  チェロ・ソナタ Op.51-3 *世界初録音
マリーナ・タラソヴァ(チェロ)
イヴァン・ソコロフ(ピアノ)

 ロシアの名女流チェリストによるロシア作品集

 録音:2022年7月6日、8月10・11・18日/モスクワ、ヴィクトル・ポポフ・アカデミー・オブ・コラール・アーツ・スタジオ/62'36''

 プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールに優勝し、長年にわたりロシアを代表するチェリストの一人である、マリーナ・タラソヴァによるロシア作品集。
 収録された3曲は、すべてロストロポーヴィチに献呈されたものです。
 シェバリーンのソナタは世界初録音。

 「カバレフスキーのソナタは20世紀のチェロ・レパートリーの中で最高の作品の一つであり、その哲学的で瞑想的な深さは比類がない。プロコフィエフのコンチェルティーノは、抒情性とロシアの土壌という、彼の中の稀な組み合わせの最も美しい例である。シェバリーンのソナタでは、古いモスクワのイメージ、教会の鐘の音、水夫の踊りなどを体感することができる。」(マリーナ・タラソヴァ)
 
 

CC 72920
¥2700
帰還
 ラフマニノフ:
  『悲しみの三重奏曲』第2番 Op.9(1907年版)
   前奏曲 ロ短調 Op.32-10 ~
    Th.Beijer編、ピアノ三重奏版(1988)
トリオ258
 [レスタリ・スホルテス(ピアノ)、
  エドゥアルド・パレデス・クレスポ(ヴァイオリン)、
  レオナルド・ベセリング(チェロ)]

 長大な旅の果てにテーマが帰還する美しいピアノ・トリオの世界

 録音:2022年8月4・5日/ヒルフェルスム、MCO、第1スタジオ/57'15''

 2015年にアムステルダムのカイゼルスグラハト258にあるリハーサル室で結成された三重奏団「トリオ258」による演奏。

 ラフマニノフが彼の作品の良き理解者であるピアニスト、ベンノ・モイセイヴィチにロ短調前奏曲について尋ねたところ、モイセイヴィチは「一言では言い表せない。この作品は旅だ。旅して、〈帰って〉くる...」と答えました。
 その言葉をヒントに、「return=帰還」をテーマとした内容に仕立てられています。

 美しくメランコリックなテーマが50分にわたる音楽の後に回帰する『悲しみの三重奏曲』第2番と、ロ短調前奏曲のピアノ・トリオのための編曲版を収録。
 そこにパンデミックによって2年間音楽から隔離されていた音楽家が、本来の世界へと帰還するイメージが重ねられています。
 2023年のラフマニノフ生誕150年という節目も意識したアルバム。
 




RONDEAU


代理店変更により再掲載

ROP6201
【旧譜】
¥2700
表情豊かな「冬の旅」弦楽三重奏伴奏版!
 シューベルト(シェーン・ウッドボーン編):
  冬の旅(弦楽三重奏伴奏版)
クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
ダニエル・ゼペック(ヴァイオリン)
ドナータ・ベッキング(ヴィオラ)
パトリック・ゼペック(チェロ)

 シューベルトの名曲「冬の旅」の弦楽三重奏版が登場です。
 シェーン・ウッドボーンによって編曲された「冬の旅」は、シューベルトの音楽をより美しく、明るく、それでいて暗く、細かなニュアンスまで原曲以上に引き出しています。

 J.S.バッハの名手として知られているクラウス・メルテンスは、ヤーコプス、ブロムシュテット、アーノンクールなどの多くの巨匠たちと共演を果たしています。
 2002年にはベルティーニ指揮東京都交響楽団のマーラー交響曲第4番の演奏に参加し来日しています。
 その幅広いレパートリーを活かしてこのアルバムでも高い表現力で「冬の旅」を歌い上げています。

 ※録音:2020年6月3日-5日
 
 

ROP6197
【旧譜】
¥2700
バロック・イン・ブルー
 マルアン・サカス:
  Der Geist hilft unser Schwachheit auf
 マクシミリアン・ヘッヒャール:
  Singet dem Herrn ein neues Lied
  Lobet den Herrn, alle Heiden
 マルアン・サカス:Furchte dich nicht, ich bin bei dir
ミュンヘン・モテット合唱団
マクシミリアン・ヘッヒャール・アンサンブル
ベネディクト・ハーグ(指揮)

 J.S.バッハにジャズを組み合わせるということは、前世紀の中頃から始まりました。
 このアルバムではバッハのモテットにジャズ・アンサンブルを加えて演奏しています。
 芸術監督であるベネディクト・ハーグを中心としたプロジェクトで生まれたJ.S.バッハは、これまでの印象とはまた違った新鮮さをもたらしています。
 バッハの「6つのモテット」のうち4曲が新たなバックグラウンドを持つアーティストの作品としてあらわれます。

 ※録音:2020年1月17日-19日
 
 
ROP6191
【旧譜】
¥2700
ハイマン:シンフォニック・ワークス
 ヴェルナー・リヒャルト・ハイマン(1896-1961):
  Tanz der Gotter Op.6-1/
  Rhapsodische Sinfonie Op.5/
  Fruhlings-Notturno/情熱のセレナーデ/
  Cortege exotique/Fausts Geheimnis
キャピタル交響楽団
ローランド・ブーア(指揮)

 20世紀前半のドイツで「シュラーガー音楽」(ポップソング音楽)で最も成功した作曲家の一人、ヴェルナー・リヒャルト・ハイマン(1896-1961)。
 このアルバムには映画音楽から触発された2つの作品の他、世界初録音を含む交響楽団のための作品が収録されています。
 これらの作品を聴くとヴェルナー・リヒャルト・ハイマンの非凡な才能が窺えます。

 ※録音:2019年5月2日-4日
 





ARC MUSIC


EUCD2959
¥2200
※どちらかというとワールド・ミュージックです
メイルストロム/デュプレックス
 1. Cast Off - 0:39
 2. Magic House - 3:15
 3. Broken Leaf - 3:42
 4. Bakerloo Circle - 4:38
 5. Vikhren - 4:19
 6. Valse de Ouessant - 3:47
 7. Cabestan'go - 4:14
 8. Vera - 4:22
 9. Wapta Falls - 3:55
 10. O'Mar - 5:18
 11. The Cryptogram of La Buse - 3:48
 12. Pavane - 5:45
 13. Maelstrom - 3:40
 14. Honey Rider - 3:19
DUPLEX:
 Damien Chierici - violin
 Didier Laloy - diatonic accordion
 Olivier Cox - drums
 Quentin Nguyen - keyboards
 Guest Musicians:
  Antoine Dawans - trumpet
   (on 'Bakerloo Circle',track 4)

 All tracks recorded by Laurent Eyen at Studio Koko(Sprimont, Belgium), 2021-2022

 ベルギーのフォーク/ワールド・ミュージック・シーンで活躍するアコーディオン奏者、ディディエ・ラロワとノン・クラシカルな演奏スタイルでロックを愛好するヴァイオリニスト、ダミアン・キエリチによるDuplex(デュプレックス)のデビュー・アルバム。
 クラシック、エレクトロニック・ポップ、ワールド・ミュージック、シネマティックな雰囲気など、伝統と現代がシームレスに融合しています。
 ヨーロッパの文学、ポピュラー・カルチャーやベルギーの豊かな航海の伝統からインスピレーションを得て制作されたこの作品では、ロンドンやニューヨークの都市、カナダ、ブルガリア、カリブ海のビーチと時間・空間を横断し、現実とイマジネーションの世界を行き来する超現実的な音楽旅行を描き出しています。
 




CYPRES RECORDS



CYP4659
¥2800
『Change』~ヴァイオリンとピアノによる変革の音楽
 1. ハロルド・ノーベン(1978-):Apesar de voce (原曲...シコ・ブアルキ)
 2. グウェナエル・グリージ(1989-):
  Grandola, Vila Morena (原曲...ゼカ・アフォンソ)
 3. ファビアン・フィオリーニ(1973-):
  Disapparition (原曲...スコーピオンズ「ウインド・オブ・チェンジ」)
 4. ブノワ・メルニエ(1964-):
  Strange Fruit 奇妙な果実 (原曲...ビリー・ホリディ)
 5. マルガレ・エルマン:
  Rainbow (原曲...ハロルド・アーレン「虹の彼方に」)
 6. クロード・ルドゥ(1960-):
  Laph'ekhona (原曲...ジョニー・クレッグ「Asimbonanga」)
 7. アポリーヌ・ジェスプレ(1995-):
  De mille murmures (原曲...キラパジュン「不屈の民」)
 8. カロル・ベッファ(1973-):
  Tabula rasa (原曲...「インターナショナル」)
 9. ジャン=リュック・ファフシャン(1960-):
  Ain't got no... (原曲...ニーナ・シモン)
 10. グリージ:Bella Ciao
 11. アレクサンダー・グルニング(1973-):
  Independance Cha Cha (原曲...グラン・カレ「独立チャ・チャ」)
エルザ・デ・ラセルダ(ヴァイオリン)
ピエール・ソロ(ピアノ)

 録音: 2022年6月21、22、24、25日 サル・フィラルモニーク、リエージュ、ベルギー

 【世界を変えた歌の数々をヴァイオリンとピアノのために再構築】
 世界的パンデミックに見舞われた2020年3月、ともすれば無力感に沈んでしまいそうな中、ベルギーのヴァイオリニスト、エルザ・デ・ラセルダと、同じくベルギーのピアニスト、ピエール・ソロの二人は、世界を変えてきた人々に思いを馳せ、現代ベルギーとフランスの作曲家たちに、民衆の力や強さといったものを歌った数々の歌を、ヴァイオリンとピアノのために新しい解釈で昇華させた作品を依頼しました。
 ブラジルの国民的歌手によるプロテスト・ソングである「Apesar de voce」、ポルトガルのカーネーション革命の"のろし"となった「Grandola, VilaMorena」、ドイツのロック・バンド、スコーピオンズがソヴィエトのグラスノスチを歌った「ウインド・オブ・チェンジ」、アメリカ南部の黒人差別の惨状を描いたルイス・アレンの歌をビリー・ホリディが歌い、現在まで様々な歌手に歌い継がれている「奇妙な果実」、『オズの魔法使い』でジュディ・ガーランドが歌い、現在ではLGBTの連帯を示す意味合いも帯びている「虹の彼方に」、アパルトヘイト活動家でもあったジョニー・クレッグが"私たちには彼を見ることが出来ない"と、当時獄中にあったネルソン・マンデラを歌った「Asimbonanga」、チリのヌエバ・カンシオン(社会変革の歌)として最も有名であり、フレデリック・ジェフスキーによる変奏曲でも知られる「不屈の民」、革命の歌として世界中で歌われた「インターナショナル」、ミュージカル『ヘアー』のナンバーをニーナ・シモンがメッセージ・ソングとして定着させた「Ain't Got No, I Got Life」、コンゴ音楽の父といわれるグラン・カレの大ヒット曲「アンデパンダンス(独立)・チャ・チャ」などを収録。
 中には元のメロディが分からないくらいの新解釈も含みますが、作曲家一人一人、そして演奏する二人がそれぞれの方法論で偉大な音楽へのオマージュを捧げており、聴き応えのアルバムに仕上がっています。
 



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DYNAMIC



CDS-7973
¥2400→\2190
ルイザ・セッロ(フルート)&ブルーノ・カニーノ(ピアノ)
Themes & Variations フルートのための作品集

 1. イグナーツ・モシェレス(1794-1870): 協奏的変奏曲 Op. 21
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827): 6つの変奏曲(1817-18)
  2. No. 1. ウェールズ民謡 ト長調 『小屋の小間使い』
  3. No. 2. スコットランド民謡 ハ短調
   『オブ・ノーブル・ストック・ワズ・シンキン』
  4. No. 3. オーストリア民謡 ハ長調『シュルッセルとラインドル』
  5. No. 4. アイルランド民謡 変ホ長調『夏の最後のばら』
  6. No. 5. アイルランド民謡 変ホ長調『チリング・オグィリー』
  7. No. 6. アイルランド民謡 ニ長調『パディ・ウァック』
 8. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 序奏、主題と変奏(1879)
 フランツ・シューベルト(1797-1828): 6つの歌曲
  (テオバルト・ベームによる編曲)
   9. おやすみ/10. 菩提樹/11. 漁師の娘/
   12. セレナード/13. 海辺で/14. 鳩の使い
ルイザ・セッロ(フルート...ミヤザワフルート 14K)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ...Steinway D274)

 録音: 2022年2月28日 "Sala Eventi"- Cittadella della Cultura in Udine(イタリア)

 「主題と変奏」と題されたフルートとピアノのための作品集。19世紀に書かれた一連の変奏曲を紹介することで、このジャンルの魅力を探求しています。
 「協奏的変奏曲」の作曲家モシェレスは数多くのピアノ曲で知られますが、この優美な作品ではフルートとピアノが同等に活躍します。
 ベートーヴェンの変奏曲は英国のアマチュア演奏家のために書かれた作品。親しみやすい主題が用いられています。
 リヒャルト・シュトラウスの「序奏、主題と変奏」は彼が15歳の時に書かれた曲。早熟な才能の発露が垣間見える技巧的な作品です。
 最後に置かれているのはシューベルトの歌曲を、フルートの性能を向上させたことで知られるテオバルト・ベームが編曲したもの。
 シューベルトの旋律の美しさが生かされるとともに、フルートの魅力も伝えています。イタリア出身、世界的に活躍するフルート奏者ルイザ・セッロと、日本でもおなじみの名手ブルーノ・カニーノの魅力的な二重奏で。
 
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CDS-7976
(2CD)
¥3500→\3190
ヴェネツィア弦楽四重奏団、1996年の名盤
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ: 弦楽四重奏曲全集
 【CD1】
  1. 弦楽四重奏曲第1番 -「Rispetti e strambotti リスペットとストランボット」
  2. 弦楽四重奏曲第2番 -「Stornelli e ballate ストルネッロとバッターラ」
  3. 弦楽四重奏曲第3番
   - 「Cantari alla madrigalesca マドリガーレ風の歌」
  4. 弦楽四重奏曲第4番
 【CD2】
  1. 弦楽四重奏曲第5番 -「Dei Capricci カプリッチョ風」
  2. 弦楽四重奏曲第6番 -「L'arca di Noe ノアの箱舟」
  3. 弦楽四重奏曲第7番
  4. 弦楽四重奏曲第8番 -「Per Elisabetta エリザベッタのために」
ヴェネツィア弦楽四重奏団
【メンバー】
 アンドレア・ヴィオ(第1ヴァイオリン)
 アルベルト・バッティストン(第2ヴァイオリン)
 ルカ・モラッスッティ(ヴィオラ)
 アンジェロ・ツァニン(チェロ)

 録音: 1996年5月7-10日、9月16-19日 Studio di registrazione Dynamic, ジェノヴァ(イタリア)

 20世紀に活躍したイタリアの作曲家マリピエロが1920年から64年にかけて作曲した8曲の弦楽四重奏曲を収録した2枚組。
 当時声楽が優勢であったイタリアの音楽界において、器楽作品の復興に尽くした作曲家の一人に挙げられるマリピエロは、ドビュッシーの影響が反映された自由な形式と、斬新な和声法を用いて実験的な作品を書き続けました。
 新古典派の様式に基づく第1番と第2番、交響曲の縮小版のような第3番と第4番、自身の演劇作品からインスパイアされたという第5番、更に色彩的な響きを追求していく第6番から第8番まで、マリピエロの作風の移り変わりを味わえます。
 1996年に録音され、その翌年にリリース、イタリアの音楽誌「Musica e Dischi」で高く評価されたアルバムを、マリピエロ没後50年を記念して再編集した2枚組です。
 





OCORA

C561073
¥2800
※どちらかというとワールド・ミュージックです
フランス~プロヴァンスのガルベとタンブラン
 1. Dissonance (Michel Montanaro)
 2. Tuit cilh que son enamorat (Anonymous medieval song)
 3. The "Carrateyron" (The Little Cart Driver)
 4. Tambourins en rondo (Jean-Marie Leclair Senior, 1697-1764)
 5. Tambourin (after Jean-Joseph Mouret, 1682-1738)
 6. Fantasia on some Provençal Christmas Songs
 7. The "Tripeto" (Anonymous composition from the 19th century)
 8. Tripetas tripotadas (Michel Montanaro)
 9. Sonata (Nicolas Chedeville Junior, 1739)
 10. Mazurka soutto lei pin (Charloun Rieu)
 11. Pastre dei mountagno
   (Mountain Shepherds, composed by Nicolas Sabaly, 1614-1675)
 12. La Tourterelle
   (The Dove, polka opus 119, 1885, Eugene Damare
    –Bayonne 1840-1919)
 13. Marcho dei Pounchu
   (March of the Pointed, Bernard Ballester, 1990)
 14. Gargantua (Michel Montanaro)
 15. Les Galoupettes du tambourinaire
  (The Tambourin-Player's Somersaults, Yvonne Desportes, 1988)
 16. Aubade to St Sebastian (Christian Flayol, 1990)
 17. Suite of farandoles:
  Farandole de La Grand Combe, le Gigot de Margot, la Farandole de l'olivier
 18. Provencal Farandole (Traditional)
 19. Magali B.
 20. Festival music: Lei Fielouo, Lei Cocot(The Distaffs, The Coconuts)
Andre Gabriel -
 whistle and tambourin
Michel Montanaro -
 whistle and tambourin
Marie-France Arakelian - pianoBrigitte Tramier -
 harpsichord
Serge Pesce -
 accommodated guitar
Ensemble of tambourin-players
Christian Flayol, Andre Gabroz,
 Raymond-Jean
Audigane, Anne Poncet, Jean-
 Pierre Miaule, Alain
Bravay, Francois Dujardin,
Olivier Orlando, Patrick
Rougeot, Bernard Ballester
 and Fabrice Gaude.

 録音: 1995年2月 ラジオ・フランス

 【伝統的なファランドールを中心に、プロヴァンス伝統の縦笛と太鼓の妙技】
 フランス南部のプロヴァンス地方に中世から伝わる楽器で、一人の奏者が2つ一緒に演奏するという独特のスタイルを持つガルベとタンブランによる音楽を収めたアルバム。
 タンブランは左肘にぶら下げて右手のマレットで打つ太鼓で、ガット(羊腸)がスネアのように張ってあり、唸るような音を出すこともできます。
 ガルベはリコーダーに似た見た目の縦笛ですが、タンブランを肘にぶら下げた左手のみで操作するために、前面に2つ裏に1つという3つの穴しか開いておらず、あとは息の強弱だけできれいに音階を奏することが出来るというもの。
 この2つの楽器を持った奏者が複数でフォーク・ダンスの伴奏をするというのが伝統のスタイルで、ビゼーが《アルルの女》に引用した「ファランドール」の原型もこの形で演奏されます。
 このアルバムではそういった伝統的な音楽のほか、チェンバロ(ハープシコード)との共演によるバロック音楽や、ピアノやギターなどの伴奏による近年の作品や編曲も収められ、これらの楽器の愛らしい音色を堪能することが出来ます。
 1995年に発売されたアルバムの再発売。
 




OUTHERE MUSIC


OUT666
¥2800
※どちらかというとジャズです
『Quality of Joy』
 1. Quality of Joy
 2. Deep Spirit in Time
 3. You Know That Nobody Knows
 4. Longevity
 5. Borrowed Times
 6. Where Are the Angels?
 7. Doors of Kingdom
MUSIC: FABRIZIO CASSOL
AKA MOON
 Fabrizio Cassol - alto saxophone
 Michel Hatzigeorgiou - Fender bass
 Stephane Galland - drums

 録音: 2022年1-6月 The Red H Studio ブリュッセル

 モーツァルトの「レクイエム」やベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番など、クラシック音楽を元にした作品でも話題を呼んでいる、ベルギーのサクソフォン奏者ファブリツィオ・カッソル。
 彼の率いるトリオAKA MOONによる、編成を大幅に拡大したオリジナル・アルバム。落ち着いたブラス・サウンドが魅力です。
 




OUR RECORDINGS


8.226916
¥2600
ALBUM FOR ASTOR ピアソラ作品集
 1. ADIOS NONINO アディオス・ノニーノ(アコーディオン独奏)
 2. VIBRAPHONISSIMO ビブラフォニッシモ(アコーディオン、ヴィブラフォン)
 3. CAFE 1930 カフェ 1930(アコーディオン、ハーモニカ)
 4. TRISTANGO トリスタンゴ(アコーディオン、ヴィブラフォン/パーカッション)
 5. ACONCAGUA 1st movement バンドネオン協奏曲『アコンカグア』-
  第1楽章(アコーディオン、室内アンサンブル)
 6. FUGA Y MISTERIO フーガと神秘(アコーディオン、室内アンサンブル)
 7. CORAL コラール(アコーディオン、室内アンサンブル)
 8. ALLEGRO TANGABILE アレグロ・タンガービレ
  (アコーディオン、室内アンサンブル)
 9. CONTRAMILONGA A LA FUNERALA
  《ブエノスアイレスのマリア》- 葬儀のコントラミロンガ
   (アコーディオン、室内アンサンブル)
 10. NOVITANGO ノヴィタンゴ(アコーディオン、室内アンサンブル)
 11. DESPERTAR ファイヴ・タンゴ・センセーションズ -
  第4曲 目覚め cadenza(アコーディオン独奏)
 ビャーケ・モーエンセンによる編曲
  (トラック2、3、4...ヨハン・ブリッジャー&
   マティアス・ハイセによる共同編曲)
ビャーケ・モーエンセン(アコーディオン)
ヨハン・ブリッジャー(パーカッション)...2、4
マティアス・ハイセ(ハーモニカ)...3
デンマーク・チェンバー・プレイヤーズ

 録音:2021年9月 デンマーク Kumus Fuglsang...5-10 Norra Mellby Kyrka...2、4 Jorgensbjerg Kirke...1、3、11

 ピアソラの音楽を敬愛し、研究、演奏してきたというデンマークのアコーディオン奏者、ビャーケ・モーエンセン。
 ピアソラ生誕100年を記念して作られたこのアルバムでは、モーエンセン自身がピアソラの原曲のすばらしさを活かしながら、巧みな編曲を行い、デンマーク・チェンバー・プレイヤーズの仲間たちとともに躍動的で官能的なVハーモニカの名手マティアス・ハイセも参加。
 哀愁漂う音色で作品に陰影を加えました。

 
 




SOOND



SND22029
¥2800
ピアニスフェア Vol.1~2台ピアノの現在
 1. 坂本龍一(1952-): 腹いっぱいの朝食
 2. アルヴォ・ペルト(1935-): 断続する平行
 3. 坂本龍一: バタヴィア
 4. ブリュノ・ルトール(1963-):
  ピアニスフェア I ~メレーヌ・ダルベールに
 5. ルトール: ピアニスフェア II ~ブリジット・イザークに
 6. ルトール: ピアニスフェア III ~ドゥニ・ボスに
 7. ルトール: ピアニスフェア IV ~フランソワ・マルディロシアンに
 8. 坂本龍一: 短い出会い
 9. ブライアン・イーノ(1948-)/マルディロシアン編:
  バイ・ディス・リヴァー
 10. モートン・フェルドマン(1926-1987): 2台のピアノ
 11. 坂本龍一: 闘いの前
 12. ギャヴィン・ブライアーズ(1943-):マイ・ファースト・オマージュ
フランソワ・マルディロシアン(ピアノ)
ティボー・クラサン(ピアノ)

 録音: 日時不明(2022年?) パリ

 【音楽の垣根を超えた、2台ピアノによる世界地図】
 現代の様々な音楽から、今現在まさに生まれつつある新しい音楽、メインストリームからは外れた音楽、あるいはそれらの意外な組み合わせにより、その魅力を探ることに長けたSOONDレーベルが、ピアノに特化したシリーズのリリースを開始します。
 シリーズ名は世界地図や星座早見盤を意味するPlanisphèreをもじったPianisphèreというもので、その第1弾として2台のピアノによる作品集が登場です。
 アルヴォ・ペルト、モートン・フェルドマン、ギャヴィン・ブライアーズによる作品、ブライアン・イーノ作曲の歌の編曲、フランスの作曲家ブリュノ・ルトールによるシリーズと同名の作品群の間に、坂本龍一が映画『戦場のメリークリスマス』のために書いた曲をちりばめるという構成。
 ペルト、フェルドマンとブライアーズを除き、多くの曲が1分未満から3分程度の小品となっています。
 ジャンルや国の垣根を超え、リズミカル、メロディアス、瞑想的といった様々な要素がバランスよく組み合わされた、美しいアルバムが生まれました。
 




STEINWAY&SONS



STNS-30155
¥2700
チャイコフスキー、ショパン、ラヴェル:ピアノ作品集 テティアナ・シャフラン(ピアノ...Steinway Model D)
 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
  眠りの森の美女 Op. 66 (ミハイル・プレトニョフによるピアノ編)
   1. I. Prologue プロローグ/2. II. Dance of the Pages 小姓たちの踊り/
   3. III. Vision 情景/4. IV. Andante アンダンテ/5. V. Silver Fairy 銀の精/
   6. VI Puss-in-Boots and the White Cat 長靴を履いた猫と白い猫/
   7. VII Gavotte ガヴォット/8. VIII. The Singing Canary 歌うカナリア/
   9. IX. Little Red Riding Hood and the Wolf 赤ずきんと狼/
   10. X. Adagio アダージョ/11. XI. Finale フィナーレ/
 
 12. フレデリック・ショパン(1810-1849):ロンド 変ホ長調 Op. 16/
 
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール
    13. I. Ondine オンディーヌ/14. II. Le Gibet 絞首台/15. III. Scarbo スカルボ

 録音:2021年11月8-9日 Sono Luminus Studio, Boyce, Virginia(USA)

 ウクライナの若きピアニスト、テティアナ・シャフラン、STEINWAY&SONSレーベルへのデビュー・アルバム。
 2019年に開催されたオルガ・カーン国際ピアノ・コンクールでの優勝をはじめ、20以上の国際コンクールの入賞経験を持つ彼女が、このアルバムで演奏したのはチャイコフスキー、ショパン、ラヴェルの作品。極めて高度なテクニックを要する曲を揃え、その力量を発揮しています。
 
 

STNS-30198
¥2700
ラフマニノフ、スクリャービン、メトネル:ピアノ・ソナタ集
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op. 36(1931年版)
   1. I. Allegro agitato - Meno mosso
   2. II. Non allegro - Lento - Piu mosso
   3. III. Allegro molto - Poco meno mosso - Presto
 4. アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
  ピアノ・ソナタ第5番 嬰ヘ長調 Op. 53
 5-6. ニコライ・メトネル(1880-1951):
  ピアノ・ソナタ ホ短調「夜の風」 Op. 25 No. 2
 7. メトネル:忘れられた調べ - 祝祭の踊り Op. 38 No. 3
ケニー・ブロバーグ(ピアノ)

 録音:2021年11月1日 Sono Luminus Studio, Boyce,Virginia(USA)

 1993年アメリカで生まれたケニー・ブロバーグのSTEINWAY&SONSレーベルへのデビュー・アルバム。
 幼い頃にイタリア人の祖父が歌うアリアに触れ音楽に目覚めたというブロバーグ、6歳でピアノを始め、2017年第15回ヴァン・クライバーン国際コンクールで第2位に入賞、2019年に開催された第16回チャイコフスキー国際コンクールでは第3位を獲得し注目を集めました。
 このアルバムでは得意とするロシアの作品を演奏。情熱的なパフォーマンスを存分に披露しています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS



ALTXR 1001/2
(2XRCD)
¥7500
チェリビダッケ、幻のリスボン・ライヴ≪XRCD≫
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
  [CD1] 第1、2楽章
  [CD2] 第3、4楽章
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 2022年で生産終了の「XRCD」最終プレス!チェリビダッケの最高傑作「幻のリスボン・ライヴ」XRCD用のマスタリングで登場。名フォーマットの醍醐味を味わえる最後のチャンス!

 ライヴ録音:1994年4月23日/コリセウ・リスボン(ステレオ)/ポルトガル国営放送(RTP)によるデジタル録音
 国内プレス、新規リマスター、初XRCD 化、完全限定生産、日本語帯・解説付

 通常CD プレーヤーで再生可能な高音質規格として1996年にビクター社が開発、高音質ブームの先駆けとして一世を風靡した「XRCD」。
 専用カッティングマシンの老朽化に伴い製造の継続が困難となり、2022 年内をもってXRCD 規格そのものの生産終了が発表されています。
 XRCD にこだわって数多くのタイトルを発売してきたGLOBAL CULTURE AGENCYレーベルの協力のもと、ビクターにてXRCD用のマスタリングを施し製品化。
 これがXRCD最終プレスになります。
 CDともSACDとも違った個性を持つXRCDの魅力をお楽しみください。

 正規盤・初出CD が大ベストセラーを記録しているチェリビダッケ伝説のリスボン・ライヴ。
 「チェリビダッケの最高傑作にしてブルックナー演奏の頂点」とまで賞賛される伝説の名演です。
 極限をも超えた超スローテンポで繰り広げられるチェリビダッケの魔術、その崇高なまでの神々しさ!
 ポルトガル大使館の協力で発見され、ご子息セルジュ・イオアン・チェリビダキ氏とミュンヘン・フィルの承認を得て世に出た、貴重極まる歴史的音源です。
  
 


ALTXR 1003
(XRCD)
¥5600
チェリビダッケのシューマン&ブラームス 東京ライヴ≪XRCD≫
 (1)シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120
 (2)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 2022年で生産終了の「XRCD」最終プレス!チェリビダッケ来日公演からふたつの「4番」XRCD用のマスタリングで登場。名フォーマットの醍醐味を味わえる最後のチャンス!

 ライヴ録音:(1)1986年10月14日/昭和女子大学 人見記念講堂、(2)1986年10月15日/東京文化会館
 国内プレス、新規リマスター、初XRCD 化、完全限定生産、日本語帯・解説付

 通常CD プレーヤーで再生可能な高音質規格として1996年にビクター社が開発、高音質ブームの先駆けとして一世を風靡した「XRCD」。
 専用カッティングマシンの老朽化に伴い製造の継続が困難となり、2022年内をもってXRCD 規格そのものの生産終了が発表されています。XRCD にこだわって数多くのタイトルを発売してきたGLOBAL CULTURE AGENCYレーベルの協力のもと、ビクターにてXRCD用のマスタリングを施し製品化。
 これがXRCD最終プレスになります。
 CDともSACDとも違った個性を持つXRCDの魅力をお楽しみください。

 世に大きな衝撃を与えたチェリビダッケ89年の来日公演から、特に人気の高い2演目、シューマンとブラームスそれぞれの交響曲第4番を最新マスタリングでXRCD 化。
 これまでCD、SACD、LP と発売され好評を受けてきた音源が、新たな魅力を持つディスクとして生まれ変わりました。
 チェリビダッケの至芸に唸らさXRCD 化。
 これまでCD、SACD、LPと発売され好評を受けてきた音源が、新たな魅力を持つディスクとして生まれ変わりました。
 チェリビダッケの至芸に唸らされる最強のカップリングです。
 



<国内盤> 

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ベルリン・フィル・自主制作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS



KKC 9784/6
(2CD+1Blu-ray)
¥11000
キリル・ペトレンコ&ベルリン・フィル
ショスタコーヴィチ:交響曲第8,9,10番

 ショスタコーヴィチ
  CD1: 交響曲第8番Op.65
  CD2: 交響曲第9番Op.70、交響曲第10番Op.93

  Blu-ray Disc
   Video
    ・上記全曲のコンサート映像(すべてHD映像)
    ・インタビュー映像(キリル・ペトレンコ)
   Audio:
    ・上記全曲のロスレス・スタジオ・マスター音源の音声トラック
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)

 キリル・ペトレンコと共に新時代を歩み始めたベルリン・フィル、立ちはだかるコロナ禍と戦争、生々しい今日性を帯びてしまったショスタコーヴィチの音楽、ペトレンコが新たに見出した作品の真髄『ショスタコーヴィチ:交響曲第8,9,10番』

 録音日時:2020年11月13日(第8番)、2020年10月31日(第9番)、2021年10月29日(第10番)
 録音場所:すべてベルリン・フィルハーモニー
 初回封入特典付、第8番(60' 58)、第9番(26' 02)、第10番(51' 00)、インタビュー(22' 00)、輸入盤・日本語帯・解説付

 Blu-ray Disc
  Video:画面:Full HD 1080/60i,16:9、音声:2.0PCM,7.1.4Dolby Atmos、リージョン:ABC(worldwide)、総収録時間(コンサート):152分、字幕:英、独、日
  Audio:2.0 PCM Stereo 24-bit / 96 kHz、7.1.4 Dolby Atmos 24-bit / 48 kHz

 ダウンロード・コード
  この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24-bit / 96 kHz)をダウンロードするためのURL とそのパスワードが封入されています。
 デジタル・コンサートホール
  ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7 日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者キリル・ペトレンコによるショスタコーヴィチの交響曲第8,9,10番のボックス・セットが発売されます。
 2019年8月に行われたキリル・ペトレンコの首席指揮者就任公演をもって、ベルリン・フィルの新時代が始まりました。
 1972年生まれのペトレンコは、2006年にベルリン・フィルにデビュー。以来、目の覚めるような圧倒的演奏を聴かせ、2015年夏にサー・サイモン・ラトルの後任に選ばれました。
 両者のディスクとしては、ベートーヴェンやチャイコフスキーのコンサート・レパートリーの礎石となる交響曲や、フランツ・シュミットやルーディ・シュテファンといった現代において正当な評価を受けていない20世紀の作曲家の作品など、ペトレンコにとって重要なレパートリーが収録された「ファースト・エディション」(KKC-9600/6)に続く2作目のボックス・セットとなります。

 本セットは、新型コロナウイルスのパンデミック中に行われた録音です。2020年11月2日から30日までフィルハーモニーは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うドイツ連邦政府と州政府の制限措置により閉鎖されることになりました。
 交響曲第9番は、閉鎖直前の10月31日に、そして11月13日に演奏された交響曲第8番は無観客公演となりました。
 閉鎖直前の公演となった2020年10月31日の公演では、この後計画されているホール閉鎖を「沈黙」で表現するために、ジョン・ケージの「4分33秒」が急遽演奏され、象徴的な公演となりました。

 交響曲第8番は、第2次世界大戦の最中に書かれ、悲しみと絶望、そして美しさと希望が刻印されています。
 ベルリン・フィルとペトレンコは、観客のいないコンサートホールに向けて、この演奏がこの時期に人々の架け橋となることを願ってプログラムしました。
 ペトレンコはこの時の演奏について、「ベルリン・フィルと私は、ショスタコーヴィチの交響曲を聴衆のいない会場で、それでもあらゆる聴き手に届くように演奏しました。それは特異な体験でした。」と語っています。

 そして第8番とは対極にある交響曲第9番。1945年11月3日ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルにより初演。
 第2次世界大戦末期、ショスタコーヴィチは戦争の勝利を讃える作品を書くことを期待されていましたが、彼はこれらの主張を退け、この交響曲ではヒロイックな栄光を明確に拒否し、軽妙で人を小馬鹿にしたような異なる作品を完成させ強い非難を受けることとなりました。

 最後に、スターリンの死後、初めて書かれた交響曲第10番。スターリン時代を想起させるような抑圧的でしばしばグロテスクな音楽が続きますが、最後は希望に満ちた楽章で締めくくられます。
 ペトレンコは、この作品についてこう言います。「ショスタコーヴィチは、スターリンの軛から解放され、自身の創造力を再び見出したのです。長くつづいた闇に、再び光が射した瞬間でした。」

 今回のリリースに際して、キリル・ペトレンコはこう語っています。「極めて限られた条件下でのみ合奏することができたパンデミック期に、私はショスタコーヴィチの音楽をかつてないほど身近に感じたのです。
 さらに、本盤が世に出る今、ショスタコーヴィチの音楽は、単に過去の声であるだけでなく、生々しい今日性を帯びてしまいました。
 ショスタコーヴィチの音楽は、とりわけ今日のような時期に、自由と民主主義の理想を信じるために必要な自信と力を私たちに与えます。彼は、私たちを勇気づけてくれるロールモデルなのです。」

 本作の表紙を飾るのはドイツの写真家トーマス・デマンドの作品。無数のロッカーが壁一面に並ぶ光景は、抑圧され閉ざされた環境を象徴しており、このショスタコーヴィチの交響曲を表現しているようにも見えます。
 さらに、オリジナルの解説書に収録された一見美しい花々の写真にも想像力を働かせることができ、アートワークとしても充実した内容となっています。

 
 



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LIVE NOTES



WWCC-7978
¥2750
《ライヴ at 紀尾井ホール 2022》
 「葵/AOIトリオ」

  シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.63
  シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 op. 99, D898
葵トリオ AOi Trio

 小川響子 (ヴァイオリン)
 伊東裕 (チェロ)
 秋元孝介 (ピアノ)

 ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で日本人団体で初の優勝。 その後数々の国内の賞も受賞し、 今一番注目される若手ピアノ三重奏団 「葵トリオ」。
 「葵/AOIトリオ」は、3人の頭文字をとり名付け、 2016年に結成。
 ライブノーツ・レーベル初登場の本アルバムは、 紀尾井ホールレジデント・シリーズ2022年コンサートのライブ録音。

 2022年3月16日 紀尾井ホール/ライヴ録音

 葵トリオ AOi Trio
 東京藝術大学、 サントリーホール室内楽アカデミー第3期生として出会い、 2016年に結成。「葵/AOI」 は、3人の名字の頭文字をとり、 花言葉の 「大望、 豊かな実り」 に共感して名付けた。
 藝大定期室内楽、 水曜午後の演奏会、 TAMA 音楽フォーラムへの出演や、 京都・青山音楽記念館バロックザールでリサイタルを行うなど、 東京を中心に関西など各地で精力的に活動している。
 伊藤恵、 中木健二、 花田和加子、 原田幸一郎、 堀正文、 松原勝也、 山崎伸子に師事。
 2018年第67回ミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門にて、 日本人団体史上初の第1位を成し遂げた。
 その優勝を記念して、同年12月にはサントリーホールブルーローズにて凱旋公演を行い、好評を博した。
 現在は拠点をドイツに移し、 トリオ・ヴァンダラーのV. コックに学ぶほか、 ミュンヘン音楽・演劇大学でフォーレ四重奏団のD. モメルツに師事しながら国内外で活動している。
 




LAPLACE RECORDS



LPDCD111
¥3080
チェロ・アルバム ヒナステラ&ピアソラ
 1. アストル・ピアソラ(1921-1992):ル・グラン・タンゴ
 2. エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):黒鳥の歌
 3-6. アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):チェロ・ソナタ
  I. 第1楽章/II. 第2楽章/III. 第3楽章/IV. 第4楽章
 7-11. ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡
  I. チャカレーラ/II. トリステ/III. ザンバ/IV.子守唄/V. ガト
橋本專史(チェロ)
高木梢(ピアノ)...1
内門卓也(ピアノ)...2-11

 《録音》Track.1...2022年1月21日 Prime sound studio Form(Tokyo)/Track.2-11...2022年6月29日 Kirari Fujimi(Saitama, Fujimi City)

 橋本專史の十八番であるピアソラ『ル・グラン・タンゴ』をはじめ、神秘的な背景に黒鳥が浮かぶヴィラ=ロボスの『黒鳥の歌』、チェロマニアにはたまらないヒナステラの超絶的『チェロ・ソナタ』、同じくヒナステラから民俗感溢れる『五つのアルゼンチン民謡』を収録。

 橋本專史 プロフィール Atsushi Hashimoto(Cello)
 橋本專史は愛知県豊田市の出身。3才からチェロを始め、東京藝術大学音楽学部チェロ専攻を卒業。ハンガリーのリスト音楽院に留学し、歌劇場のチェリストとして活動後、帰国。
 現在はアストル・ピアソラの作品を専門に奏する衝撃的な気鋭のバンド"El Cielo 2020"で活躍する他、YouTubeチャンネルを開設し、チェリストとしては日本で最も多い登録者(再生回数)を記録している。
 




HARMONIAMUNDI(国内仕様盤)


KKC 6631/2
(2CD)
¥4500
ロト&レ・シエクルのバレエ・リュス
 [CD1]
  ストラヴィンスキー:
   (1)バレエ音楽「春の祭典」 (1913年初版 )
   (2)バレエ音楽「ペトルーシュカ」 (1911年初版 )
 [CD2]
  (1)グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」第 2 幕より
   サラセン人の入場/東洋の踊り 
  (2)同:バレエ音楽「四季」より 秋のバッカナール 
  (3)シンディング(チャーリー・パイパー編):東洋舞曲 Op.32 の 5 
  (4)アレンスキー:バレエ音楽「エジプトの夜」より
   エジプト女の踊り/蛇のシャルムーズ/ガジーの踊り 
  (5)グリーグ(ブルーノ・マントヴァーニ編):
   小妖精 Op.71の3(抒情小曲集より) 
  (6)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲 )
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル

 世界中に衝撃を与えたロト&レ・シエクルの「バレエ・リュス」国内仕様盤で登場!充実のカラー版解説書付

 2h09、[HARMONIAMUNDI]HMX.2905342、輸入盤・日本語帯・解説付

 CD リリースのたびに世界中に大きな音楽的ショックを与え続けているロト&レ・シエクル。
 2014 年度レコード・アカデミー大賞を受賞した衝撃の名盤「春の祭典」&「ペトルーシュカ」[ASM-015 およびKKC-5401、いずれも廃盤]、そして「火の鳥」が入ったアルバム[ASM-06 およびKKC-5195、いずれも廃盤]が、harmoniamundi レーベルからあらたな装いで2 枚組として再登場。
 そしてこの度、国内仕様盤としてリリースいたします。
 解説書は、2枚組シングルレイヤーSACD(ASMSA-01/2) で使用された内容を一部転載し、ロトのインタビュー、古楽器演奏家・音楽評論家として活躍された故・佐伯茂樹氏の解説、楽器の写真なども掲載したカラー版でお届けいたします。

 「春の祭典」は1913 年5 月29 日、モントゥーの指揮によりシャンゼリゼ劇場で初演され、音楽史上最大のスキャンダルとなりました。
 今日では人気曲として、またオーケストラの性能を披露できる好個の楽曲として頻繁に演奏されますが、複雑な変拍子、無理な楽器法など、古楽器あるいは古楽指揮者には不可能な作品とされてきました。
 ここでは、まず冒頭のファゴット(1900年ビュッフェ・クランポン製バソン)の音から未知のもので衝撃度満点。
 また小型のフレンチ・チューバ、小トロンボーンも新鮮で、ピストン・ホルン8本の響きも独特。ロシア的な重量感あふれる音で奏されるのが常ですが、この明るいフランス的音色こそまさに初演時の音。目から鱗が落ちる衝撃度です。 

 また「春の祭典」初演時1913年版楽譜は自筆のままでパウル・ザッハー財団が所蔵していますが、ロトはこれと1922年ロシア音楽出版社初版のスコア、モントゥー所蔵の1920年代初頭の楽譜を検討、音の間違いとストラヴィンスキーが改訂した箇所をはっきりさせ、1913年5月29日初演時の音の再現を試みました。 

 「ペトルーシュカ」も初演時1911年版。四管の大編成で、協奏曲風に活躍するはずのピアノがあまり目立ちません。
 ここでは日本人ジャン=ヒサノリ・スギタニが1892年製エラールのピアノで美しい響きを醸し出しています。
 通常の交響楽団がこの版をとりあげると、もっさりと重くなりますが、ロト&レ・シエクルは大編成なことを意識させない透明さ。
 ことにグロッケンシュピールやチェレスタのキラキラした響きが効果的で、ロシア・バレエならではの夢のあふれる世界を創り出しています。 

 「火の鳥」全曲でも、この作品が百年前の1910年6月、ピエルネの指揮によりパリ・オペラ座で初演された際の響きを再現しています。
 ピッチこそさほど違和感はありませんが、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープはいずれもフランス製で、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しているため、聴感上の印象はかなり違います。
 ヴィブラートも少なめで、パステル画のような色彩がいかにもフランス風。4管の大編成ながらすっきりしていて、金管の響きが独特。原色的で厚い音というストラヴィンスキーのイメージが一新され新鮮の極み。
 グラズノフのサウンドも向いていて、作品の爽やかさに痺れさせられます。

 ブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器が明記されていて、貴重な資料となっています。
 

















12/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ARS PRODUKTION



ARS38350
(1SACD HYBRID)
¥2900
ジョルジュ・ゾイカ(トランペット)
トランペットとピアノのための作品集

 ダニエル・シュニーダー:ソナタ(1990)
 ハインリッヒ・ズーターマイスター:演奏会用ガヴォット(1993)
 モーリス・ル・ブーシェ:スケルツォ・アパッショナート(1934)
 ヤン・ヴィンデスハウゼン:Jay(2021)
 マスネ:エレジー(1872)
 イベール:即興曲(1951)
 プーランク;おまえはこんな風(1943)
 ジャン・ユボー:ソナタ(1943)
 ピアソラ:オブリヴィオン(忘却)(1984)
ジョルジュ・ゾイカ(トランペット)
キョウコ・カシイ(ピアノ)

 ジョルジュ・ゾイカによる近現代トランペット作品集!

 1988年ルクセンブルク出身のトランペット奏者、ジョルジュ・ゾイカによるトランペットとピアノのための作品集。
 音楽を聴いて色が見えるというゾイカが厳選した近現代作品からなるプログラムで、アルバムタイトルはインディゴ(藍)と名付けられています。
 彼は2007年からドイツのカールスルーエ音楽大学でラインホルト・フリードリヒにクラシック・トランペットを学び、2013年に修士号を取得。
 2020年からはルクセンブルク国立音楽院でクラシックトランペットと室内楽の教授を務め、コンサートではクラシックやジャズのみならず、さまざまなスタイルの音楽を演奏しています。

 ※録音:2022年4月(ドイツ、ヴッパータール)
 
 

ARS38348
(1SACD HYBRID)
¥2900
エッセンシャル・ヘブライ・ヴァイオリン
 ヴェル:2つのヘブライの歌(ヴァイオリン、チェロと管弦楽編)
 ジェリー・ボック:
  屋根の上のバイオリン弾き(ヴァイオリンと管弦楽編)
 ジョゼフ・アクロン:
  ヘブライの旋律 Op.33、
  ヘブライの子守唄 Op.35-2(ヴァイオリンと管弦楽編)
 ジョエル・エンゲル:Freilechs Op.20-2
 ブルッフ:コル・ニドライ op.47(チェロと室内管弦楽編)
 プロコフィエフ:
  ヘブライの主題による序曲 Op. 34(ピアノ三重奏編)
 アレクサンドル・クレイン:
  ヘブライの奇想曲 Op.24(ヴァイオリンと管弦楽編)
 クライスラー:ウィーン小行進曲
アンネ・バテガイ(ヴァイオリン)
フランソワ・ロバン(チェロ)
アレッサンドロ・タルディーノ(ピアノ)
マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団
マーク・オリヴィエ・エテリ(指揮)

 2020年にアンネ・バテガイがバーゼルで行ったヨーロッパのユダヤ文化の日(the European Day of Jewish Culture)のためのコンサートから着想を得た1枚。
 ユダヤ人作曲家による作品およびそれ以外の作曲家がユダヤ教の祈りや旋律を用いて作曲した作品を、ヴァイオリンやチェロとオーケストラのための編曲や、ピアノ三重奏のための編曲版で聴くことができます。
 これらの音楽は、ユダヤ音楽が決してクレズマーだけに還元されるものではないことを示しています。

 ※録音:2022年3月(ドイツ、マンハイム)
 
 

ARS38351
(1SACD HYBRID)
¥2900
サン=サーンス&タネーエフ:ピアノ四重奏曲
 サン=サーンス:ピアノ四重奏曲 ホ長調(1851-53)
 タネーエフ:ピアノ四重奏曲 ホ長調 Op.20(1902-06)
マレヴィチ・アンサンブル

 名門ケルン音楽舞踊大学の教授陣によって構成される審査員によって厳格な芸術的品質基準を満たすと認められ、「Taste the Best」賞を受賞したマレヴィチ・アンサンブル。
 あまり知られていないサン=サーンス若書き(16歳~18歳の頃)の爽やかなピアノ四重奏曲に、約半世紀を経てタネーエフが作曲したロマンティックな力作(演奏時間30分超)をカップリングするというユニークなプログラムで、その実力を披露します。

 ※録音:2021年12月(ドイツ、ヴッパータール)
 
 


ARS38615
¥2700
15曲中11曲は初録音
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ作品集 1821-1846

 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  前奏曲 WV251/ジーグ WV127/アンダンテ・コン・モート ホ長調/
  無言歌第2番 - アンダンテ/ピアノ小品 イ短調 WV42(断章)/
  ワルツ 嬰ヘ長調 《Westostlicher Redactionswalzer》 WV184/
  ズライカとハーテム/幻想曲 WV253/フーガ 変ホ長調 WV273/
  リート - アンダンテ・エスプレッシーヴォ/
  アレグロ・グラツィオーソ 変ロ長調/ピアノ小品 ト短調 WV40/
  1826年2月20日真夜中 - アレグロ・アジタート/
  無言歌 - アレグロ・アジタート/1824年11月- アレグロ
ソントラウト・シュパイデル(ピアノ)

 世界初録音を多数含むファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847)のピアノ作品集。
 1821年から1846年(彼女が亡くなる年の前年)にかけて作曲された作品を収録し、15曲中11曲は初録音とのことです。
 この素晴らしい作品群を聴けば、彼女がより有名な弟フェリックス・メンデルスゾーンの姉というだけでなく、同時代の最も重要な芸術的人物の一人であったことがたやすくわかるでしょう。

 ※録音:2021年1月&11月(ドイツ、バーデン=バーデン)
 
 

ARS38756
(1SACD HYBRID)
¥2900
モーツァルト、シューベルト、ビゼー、ショヴォー:ピアノ・デュオ作品集
 モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K. 381
 シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D.940
 ビゼー:子どもの遊び Op.22
 フランソワーズ・ショヴォー(1953-):ポエム Op.269
ザラ・クラヴォス、
ヴァル・クラヴォス(ピアノ)

 幼少期から才能を発揮し、若いながらもすでに国際的な活動を行っているクラヴォス姉弟の、ピアノ・デュオとしてのデビュー・アルバム。
 ザラ・クラヴォスは2002年、ヴァル・クラヴォスは2004年生まれで、どちらもスロベニア出身です。
 2人はそれぞれソリストとして活躍していますが、ピアノ連弾や2台ピアノのためのレパートリーを一緒に演奏することも多く、その成熟した音楽性と、姉弟ならではの親密なつながりが聴衆や専門家を感動させています。

 ※録音:2021年6月&7月(ドイツ、ヴッパータール)
 




RONDEAU


代理店変更に伴い再掲載

ROP6219
【旧譜】
¥2700
コンチェルト・セッション
 ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):
  トランペット協奏曲 ニ長調
 ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
  トランペット協奏曲 ニ長調
 フランツ・クエルフルト(1715/1720-ca.1751):
  トランペット協奏曲 変ホ長調
 ヨーゼフ・リーペル:トランペット協奏曲 ニ長調
 ミヒャエル・ハイドン:トランペット協奏曲 ハ長調
 フランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789):
  トランペット協奏曲 ニ長調
ヘルムート・フックス(トランペット)
マティアス・グリュナート(オルガン)

 トランペットとオルガンによる協奏曲集!

 本来オーケストラによる伴奏をオルガンを伴うトランペット協奏曲として録音したこのアルバム。
 ドレスデン・ザクセン州立歌劇場の首席トランペット奏者であるヘルムート・フックスと、ドレスデン聖母教会のカントルであるマティアス・グルナートがタッグを組んで完成させました。
 本来あまり演奏されることのない作品を選びながらも、オルガンの伴奏がつくことによりトランペットがより鮮明になりつつも、お互いの響きが絶妙にブレンドされています。
 まるで二人がジャムセッションを行っているかのような演奏も注目です。

 ※録音:2021年2月10日-12日
 
 

OP6218
【旧譜】
¥2700
抱擁
 ファニー・ヘンゼル(メンデルスゾーン)(1805-1847):
  夜行者 Op.7-1、白鳥の歌 Op.1-1、憧れ Op.9-7、Ach, die Augen
 リスト:
  マルリンクの鐘、Wie singt die Lerche schon、
  それは素晴らしいことに違いない、私の歌は毒されている、
  Ein Fichtenbaum steht einsam、Uber allen Gipfeln ist Ruh
 ヴィクトル・ウルマン:人間とその日 Op.47
 グリーグ:6つの歌曲 Op.48
エネアス・ヒュム(バリトン)
レナーテ・ロールフィンク(ピアノ)

 このアルバムで温かみのある特徴的な美しい歌声を披露しているエネアス・ヒュムは数々の受賞歴をもつバリトン歌手です。
 「抱擁」と題された今作ではそれぞれの状況下に置かれた作曲家たちの知られざる作品を中心に収録しており、例えばアウシュビッツ強制収容所で死と相対しながら作曲を続けたヴィクトル・ウルマンや、天才である弟フェリックス・メンデルスゾーンからの影響を受けたファニー・ヘンゼルなどの作品が収められています。

 ※録音:2021年2月1日-4日
 
 

ROP6231
【旧譜】
¥2700
ゲルンスハイム:混声合唱作品集
 フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):
  Hafis Op.56
  Ausgewahte Volkslieder
  Der Zaubermantel Op.55
ヴォックス・クアドラータ
トリスタン・マイスター(指揮)

 今日ではあまり知られていませんが、生前は非常に尊敬されていた音楽家フリードリヒ・ゲルンスハイムによる混声合唱作品集。
 ゲルンスハイムは、王立ベルリン芸術アカデミーの会員となりその後作曲家アカデミー高等学院の院長に任命されるなど存命中は楽壇に大きな影響力を持っていました。
 ゲルンスハイムの合唱作品は当時としては前衛的で現在になってその作品は再評価されています。

 ※録音:2021年11月5日-7日
 
 

ROP622829
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3900

ウド・ツィンマーマンが作曲した「シューフと空飛ぶ王女」
 ウド・ツィンマーマン:シューフと空飛ぶ王女

ロベルト=シューマン=フィルハーモニー
ディエゴ・マルティン=エチェバリア(指揮)、他

 ドイツの作曲家ウド・ツィンマーマンはライプツィヒ市立歌劇場やベルリン・ドイツ・オペラの総監督を務め、指揮者、音楽学者として活躍しました。
 そのウド・ツィンマーマンが作曲した「シューフと空飛ぶ王女」は、ピーター・ハックスが書いた同名のおとぎ話をオペラ化したもので、人間が生んだ卵から生まれた半分人間で半分鳥の奇妙な生き物、シューフの物語を描いています。

 ※録音:2021年5月19日-21日
 




ALPHA CLASSICS



ALPHA914
¥2800
『聖と俗と』 ヴィヴァルディ: 独唱作品集
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  1-9. 詩篇第127(126)篇
   「主が建てて下さるのでなければ(ニジ・ドミヌス)」 RV 608
  10-12. 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 RV 128
  13-16. カンタータ「やめてください、本当にやめて」 RV 684
  17-22.「ごきげんよう皇后(サルヴェ・レジーナ)」 RV 618
  23-24. 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア
   「聖墓の傍らで」 ロ短調 RV 169
  25-28. カンタータ
   「恋の神よ、わかった、おまえの勝ちだ」 RV 683
ティム・ミード(カウンターテナー)
アルカンジェロ(古楽器使用)
 コンサートマスター:
  サラ・シクストン(ヴァイオリン)
 ボヤン・チチッチ(ヴィオラ・ダモーレ)...7
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

 録音: 2021年7月1-4日 洗礼者聖ヨハネ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン

 【気鋭カウンターテナーと俊才集団による"赤毛の司祭"の声楽世界】
 聖職者として研鑚を積み司祭になったにもかかわらず、教会の仕事もそこそこにヴェネツィアのピエタ慈善院の音楽教員として女子生徒たちからなるオーケストラを指揮、自らもヴァイオリンを圧倒的な腕前で弾きこなしたヴィヴァルディ。
 作曲家として彼が残した作品は「四季」の4曲のような独奏協奏曲やソナタなどの器楽ばかりでなく、謝肉祭シーズンの水の都を湧かせたオペラや教会向けの声楽作品も多く残しています。
 バロック・オペラの世界を中心に、本拠の英国に留まらない活躍をみせるジョナサン・コーエン指揮の古楽器楽団アルカンジェロが、この大作曲家と本格的に録音物で向き合うのは今回のアルバムが初。
 やはり声楽中心の選曲で、パートナーに選ばれたのは躍進めざましい英国のカウンターテナー歌手、ティム・ミード!
 温もりと透明感を兼ね備えた圧倒的な美声は、ヴィオラ・ダモーレ独奏の典雅な響きに彩られる「ニジ・ドミヌス」から、躍動感豊かに恋の栄光を歌いあげる「恋の神よ、分かった、おまえの勝ちだ」まで、ヴィヴァルディの聖と俗の両面を鮮やかに描き出してゆきます。
 弦楽のための協奏曲やシンフォニアでの立ちまわり含め、アルカンジェロの一体感ある音楽性も絶妙のアンサンブルで存在感豊かに音楽の魅力を伝えてくれます。

 
 



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ARCANA



A538
¥2800→\2590
18世紀ミラノにからむ教会音楽作品
 モーツァルト、J.C.バッハほか、秘曲も


 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
  1-9. 詩篇109番「主は言われた(ディクシット・ドミヌス)」 W E15
   ~独唱、4声合唱と管弦楽のための *
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  10. 奉献唱「憐れんでください、主よ」K. 222
   ~4声合唱、弦楽と通奏低音のための
  11-14. モテット
   「喜び踊れ、汝幸いなる魂よ(エクスルターテ・ユビラーテ)」K.165
    ~独唱と管弦楽のための
 ジョヴァンニ・アンドレア・フィオリーニ(1715/16-1778):
  15. モテット「おお、聖なる饗宴」~無伴奏4声合唱のための *
 メルキオッレ・キエーザ(1740以前?-1799以降):
  16-19. モテット「雷鳴轟く天をもって」~独唱と管弦楽のための *
 アンブロジオ聖歌
  20. アンティフォナ「わたしの霊は神に歓喜し」~無伴奏合唱のための
 J. C. バッハ:
  21-25. マリアの讃歌「わたしの魂は主を崇め(マニフィカト)」W E22
   ~独唱、4声合唱と管弦楽のための
 *=世界初録音
ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)...8、11-14
カルロ・ヴィストーリ
 (アルト=カウンターテナー)...4、16-19
ギスリエーリ合唱団
独唱...上記ソリストが参加しない曲中のソロ
 フェデリーコ・フィオリオ(男声ソプラノ)
 マヒミリアーノ・バニョス
  (アルト=カウンターテナー)
 ラファエーレ・ジョルダーニ(テノール)
 アレッサンドロ・ラヴァジオ(バス)
ギスリエーリ合奏団(古楽器使用)
 コンサートマスター:
  マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)
ジュリオ・プランディ(指揮)
スコラ・グレゴリアーナ・ギスリエーリ...20
レナート・カデル(指揮)

 録音: 2022年3月13-16日 グスタフ・マーラー・ホール(エウレジオ文化センター )、ドッビアーコ(イタリア北東部ボルツァーノ県)

 【天才を魅了したイタリア芸術の粋、同国最前線の古楽解釈で】
 オペラの本場イタリアを10代の頃から何度か訪れ、本格的な声楽作法を血肉としていったモーツァルト。
 そこで当時、水の都ヴェネツィアやカトリックの総本山ローマ、南のナポリと並んで見過ごせない音楽拠点になっていたのが、オーストリアのハプスブルク皇室が支配者だったミラノでした。

 イタリア古楽シーン最前線をゆくギスリエーリ合奏団は今回、中世以来の独特な聖歌の伝統もあるこの古都に注目。
 徹底した音楽研究と豊かな音楽性を通じて、18世紀中盤から後半にかけ同地で活躍した作曲家たちの優れた教会音楽作品を集め、モーツァルトが同地で作曲・披露した有名な独唱モテットK. 165と組み合わせたアルバムを制作しました。

 アルバム冒頭と末尾を飾るのは、天才少年がロンドンで出会い刺激を受けた大バッハ末男ヨハン・クリスティアンのミラノ時代の2傑作(「マニフィカト」では気鋭の男声ソプラノ歌手フェデリーコ・フィオリオが、圧巻のソロで18世紀のカストラート歌唱を彷彿させます)。
 古楽器演奏シーンで着々と存在感を高めているソプラノのロビン・ヨハンセンが聴かせる晴朗なモーァルト作品もさることながら、キエーザやフィオリーニら今では知名度の低い作曲家たちの秘曲も聴き応えがあります。
 古典派前夜のイタリアに花開いたオペラさながらの歌心あふれる傑作群を、驚くべき名唱で聴かせてくれる本格派の18世紀流解釈です。

 
 




CAPELLA DE MINISTRERS



CDM2254
¥2800

なんと魅力的な「醜さ」!
中世からルネサンス音楽のグロテスク趣味


 1. 作者不詳(13世紀): コンドゥクス「東方ヨリ驢馬ゾ来タリテ」
 2. 作者不詳(14世紀): ホケトゥス「幾百年モ先マデ」
 3. 作者不詳(16世紀): 愛しきカボチャの君、どうしたものか ~
  『王宮の歌集』(1505-20頃)より
 4. 作者不詳(16世紀): 糸紡ぎを失くしてしまった、紡錘もない ~
  『王宮の歌集』より
 5. 作者不詳(1500年頃):
  エンサラーダ「おお学者のホアン・ベリェ!お願いだから」
 6. フアン・デル・エンシーナ(1568/69-1530/33):
  今はよく食べ、酒を飲もうじゃないか~『王宮の歌集』より
 7. アロンソ・ペレス・デ・アルバ(生年不詳-1503):
  聖マルティンは、糸紡ぎの女を一目でも見ようと
   ~『王宮の歌集』より
 8. 作者不詳(16世紀): ハンス・ハント~『王宮の歌集』より
 9. 作者不詳(16世紀):
  見たまえ、あの顔色の悪い痩せた修道士を~『王宮の歌集』より
 10. 作者不詳(15世紀):
  聖なるかな、聖なるかな、智天使を統べるお方よ
 11. マテオ・フレチャ1世(1481-1553):
  サン・サバヤ・ググルンベ ~エンサラーダ「黒人女」より
 12. トワノ・アルボー(1520-1595)/ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
  モレスカスとカナリアス
 13. ジョヴァンニ・ドメニコ・ダ・ノーラ(1510/20頃-1592):
  我ら三人、目は見えぬ
 14. アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562): 怠け者の年増女たちよ
 15. オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
  アッラーに祈れ、おお奴隷よ!
 16. ロレンツォ・デ・メディチ"イル・マニーフィコ"(1449-1492):
  我らはバレンシアの艶男
 17. ロレンツォ・デ・メディチ: コンフォルティーニ菓子の歌
 18.アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
  さあ滑稽な話の始まりだ、籠から鳥たちが逃げてゆくんだ
   ~『謝肉祭最終日の祝祭』(1608)より
カペリャ・デ・ミニストレルス
 (声楽&古楽器アンサンブル)
  デリア・アグンデス(ソプラノ)
  ウゴ・ボリバル(アルト=カウンターテナー)
  ホルヘ・モラータ(テノール)
  アントニオ・サブコ(バリトン)
  ロベルト・カセス(ルネサンスギター)
  ミゲル・アンヘル・オレロ(打楽器)
カルレス・マグラネル
 (指揮、ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 録音: 2021年2月15-18日 サンタ・マリア教会、レケナ(スペイン東部バレンシア地方)

 【なんと魅力的な「醜さ」!精彩豊かにルネサンス期を呼びさます歌と古楽器の響き】
 音楽は長い間、美しい響きと調和こそ理想とされてきた芸術領域。かつて文学学者フィリップ・トムソンは自著『グロテスク』(1972)で、よほど拡大解釈しない限り「グロテスクという概念があてはまりそうな音楽作品は一切見いだせない」と言明したそうですが、半世紀の後その主張にアルバム1枚をかけて圧巻の雄弁さをもって反駁したのが、スペイン東部バレンシア地方に拠点を置く古楽集団カペリャ・デ・ミニストレルス。
 中世末期からルネサンス末期にかけての膨大な現存作品から18の事例をあげ、美術や文学などと全く同じように、音楽もまたその本来の魅力を全く手放さずに劇場的・文学的な醜悪さを体現できることを、驚くほど起伏に富んだ演奏実践を通じて例証してみせました。
 詩句や音使いに潜む時としてユーモラスな醜さの側面を、ある時は卓越した演奏を通じ、またある時はラジオドラマさながらの演劇性豊かな解釈で伝えるその巧みさは、さながら千変万化の表情描写で人間心理の闇を暴き出しつつも鑑賞者を魅了せずにはおかない、盛期ルネサンスの画家たちの至芸のよう。
 スペインのエンサラーダやイタリアのヴィラネスカ、マドリガーレ・コメディアなど、美だけでなく荒唐無稽を描出できてこその曲種の数々を、技量充分の感性豊かな歌唱と古楽器演奏で味わい尽くせます。
 音の輪郭をよく伝えるCdMレーベルならではのエンジニアリングも絶妙。
 「グロテスク」の語源や意味変遷にも迫った解説文(バレンシア=カタルーニャ語/英西仏語訳付)も読みごたえがあります。

 
 




CHANNEL CLASSICS



CCS45223
¥2800
マリア・ミルシテイン(ヴァイオリン)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲
 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op. 19
  4-6. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 Op. 63
マリア・ミルシテイン(ヴァイオリン)
フィオン
 (ヘルダーラント&
  オーファーアイセル管弦楽団)
オットー・タウスク(指揮)

 録音: 2022年5月 エンスヘデ音楽センターMCO、オランダ

 【マリア・ミルシテインが、深い思い入れを持って歌い上げるプロコフィエフ】
 モスクワで音楽一家に生まれ、ベルギーでオーギュスタン・デュメイに師事したというフランス系ロシア人のヴァイオリニスト、マリア・ミルシテイン。
 MIRAREレーベルから、妹でピアニストのナタリア・ミルシテインとのデュオ・アルバムを2枚リリースしているほか、ブッシュ三重奏団によるドヴォルザークのピアノ五重奏曲(ALPHA403)にゲストで参加するなど、幅広いアーティストから信頼を得ている実力派がCHANNEL CLASSICSに登場します。
 プロコフィエフが二十代で書いた、瞑想的な曲想と動きのある曲想の交錯がモダンな印象を与える第1番、四十代に書かれ、やや古典に回帰しつつ打楽器の用法やリズムが特徴的な第2番という、2つのヴァイオリン協奏曲を収録。
 両親ともにプロコフィエフを好んでいたというミルシテインは、ダヴィッド・オイストラフの録音で第1番を初めて聴いた時の強烈な印象、数年後に第2番を聴いた時に感じた美しさと奥深さを忘れられない思い出として、いつかは自分でこの作品を録音してみたいと強く願っていたとのこと。
 念願の叶ったこのアルバムで彼女は、思い入れの深さを聴く者にひしひしと感じさせる伸びやかなカンタービレ、持ち前の高い技術と表現力を存分に発揮した躍動的なパッセージなどをたっぷりと聴かせています。
 



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CPO



555386
(3CD)
¥7400→\6990
アンドルー・パロット(指揮)
モーツァルト:歌劇《偽の女庭師(恋の花つくり)》
 ドイツ語版

  台本:ヨハン・フランツ・ヨーゼフ・スティーエル
  対話:パウル・エスペランツ
ヴィオランテ(サンドリーナと名乗る):
 侯爵令嬢...サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
アルミンダ:市長の姪...ズザンネ・ベルンハルト(ソプラノ)
セルペッタ:市長の小間使い...リディア・トイシャー(ソプラノ)
ラミーロ:騎士...オリヴィア・フェルミューレン(メゾ・ソプラノ)
ベルフィオーレ伯爵...ユリアン・プレガルディエン(テノール)
ドン・アンキーゼ:市長...
 ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケ(テノール)
ロベルト(ナルドと名乗る):ヴィオランテの従僕
 ...ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)
ミュンヘン放送管弦楽団
アンドルー・パロット(指揮)

 録音:2017年1月21-22日 ライヴ収録 Prinzregententheater Munchen(ドイツ)

 モーツァルトの歌劇《偽りの女庭師》は1774年、彼が18歳の時の作品。この頃のモーツァルトはすでに本格的な作曲家として活動しており、この作品もオペラ・ブッファでありながらも、当時流行していたオペラ・セミセリアの様式も備えた素晴らしい出来栄えを誇っています。
 もともとはイタリア語で書かれていましたが、モーツァルトの生前にドイツ語版が作成されました。
 このアルバムは2017年のアンドルー・パロット指揮、ミュンヘン放送管弦楽団の演奏によるドイツ語版を収録したもの。
 サンドリーヌ・ピオー、リディア・トイシャー、ユリアン・プレガルディエンら錚々たる顔ぶれの歌手たちを揃えた注目の公演で、とりわけピオーが歌うドイツ語のアリアが聴きどころ。
 パロットが指揮する小気味よいオーケストラの音色も含め、聴きごたえのある演奏が繰り広げられています。
 
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555193
¥2200→\1990
ブルーノ・ワルター:弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲
 1-4. 弦楽四重奏曲 ニ長調(1903)...全曲世界初録音
 5. ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調(1905)
アロン四重奏団
 ルートヴィヒ・ミュラー(ヴァイオリン)
 バルナ・コボリ(ヴァイオリン)
 ゲオルク・ハマン(ヴィオラ)
 クリストフ・パンティヨン(チェロ)
マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(ピアノ)...5

 録音:「Teatro civico」 in Varallo (Piemonte)(イタリア) 2016年5月1-2日、2019年7月16日...1-4 2016年10月2-4日...5

 20世紀の大指揮者として知られるブルーノ・ワルター。
 ピアニストとしてデビューしたのち、1896年、ハンブルク歌劇場でマーラーに認められウィーン宮廷歌劇場の副指揮者に抜擢され、以降指揮者として成長していきます。
 彼が作曲家として世間の注目を浴びたのは、主として初期のウィーン時代(1901-1912年頃)のこと。
 1903年には彼の「弦楽四重奏曲ニ長調」を高名なロゼ四重奏団が演奏、また1905年にはワルター自身がピアノで参加して「ピアノ五重奏曲嬰ヘ短調」が演奏され当時の音楽誌で高い評価を受けたということです。
 この弦楽四重奏曲は、これまで第2、3、4楽章のみの存在が知られていましたが、録音の際の調査で、オーストリア国立図書館の音楽コレクションから全曲のコピーが見つかり今回のアロン四重奏団による全曲録音が実現しました。
 当盤の演奏は、後期ロマン派の作曲家としてのワルターを知る手がかりとなる貴重な1枚です。
 
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555151
(2CD)
¥4500→\4090
ジモン・ガウデンツ(指揮)
シュポア:クラリネットと管弦楽のための作品全集

 【CD1】
  1. クラリネット協奏曲第1番 ハ短調 Op. 26
  2. クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 Op. 57
  3. アルルーナの主題による変奏曲 WoO 15
  4. ペーター・フォン・ヴィンターの歌劇
   《妨げられた奉献祭》の2つの主題によるポプリ Op. 80
 【CD2】
  1. ダンツィの主題による幻想曲と変奏曲 Op. 81
    クラリネットと弦楽四重奏のために
  2. クラリネット協奏曲第3番 ヘ短調 WoO 19
  3. クラリネット協奏曲第4番 ホ短調 WoO 20
クリストファー・スンドクヴィスト
 (クラリネット)
ハノーファー北ドイツ放送
 フィルハーモニー管弦楽団
ジモン・ガウデンツ(指揮)

 録音:GroBer Sendesaal, NDR Landesfunkhaus Hannover(ドイツ) 2017年1月24-27日...Op. 26、Op. 57、WoO 19、WoO20 2019年6月24-28日...WoO 15、Op. 80、Op. 81

 ルイ・シュポアのクラリネットのための作品全集。
 アルバムには4曲の協奏曲をはじめ、当時活躍したドイツの名手ヨハン・ジモン・ヘルムシュテット(1778-1846)のために作曲されたクラリネットとオーケストラのための作品が収録されています。
 ヘルムシュテットはその卓越した技巧と、多彩な音色で人気を博し、ゲーテも彼の演奏を称賛したといわれます。
 演奏はフィンランド放送響の首席クラリネット奏者クリストファー・スンドクヴィスト。




何度でも紹介します
ガウデンツ、クラリネットを学んでいたんです・・・


 GENUIN
GEN 10165
\2800→\2590
 (1)モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
 (2)シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.458
シモン・ガウデンツ(指揮)
コレギウム・ムジクム・バーゼル
(1)カリン・ドルンブッシュ(Cl)
 ガウデンツ、クラリネットを学んでいた・・・
 モーツァルトの協奏曲ではクラリネットの歌わせ方がとても自発的で粋な指揮者だと思った(聴いて終わった後、久しぶりに「クラリネットを聴いた?!」と思うことでしょう)。
 そして後半のシューベルトでもやはり木管楽器がとてもきれいで(浮き上がってくるんです)、全体を支えるかのような役目を果たす。そのバランスが奇異ではなくて斬新。



何度でも何度でも紹介します
若武者サイモン・ガウデンツ
まるで往年のカンテッリかジュリーニを見る思い!


cpo 777925
(2SACD-Hybrid)
\5400→\4990
かっこいいんです!!!
  ガウデンツ(指揮)&オーデンセ交響楽団
   ロベルト・シューマン(1810-1856):交響曲集

<Disc1>
 1.交響曲 第1番 変ロ長調「春」 Op.38/
 2.交響曲 第4番 ニ短調 Op.120/
<Disc2>
 1.交響曲 第2番 ハ長調 Op.61/
 2.交響曲 第3番 変ホ長調「ライン」Op.97
オーデンセ交響楽団/
サイモン(ジモン)・ガウデンツ(指揮)

録音:2011年、2013年


 GENUINから

 モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
 シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.458

という不思議なカップリングのアルバムが出たんですが、そのモーツァルトの協奏曲がとても印象的だったんですね。
 クラリネットの歌い方がとても自発的で、聴いて終わった後久しぶりに「クラリネットを聴いた?!」と満足しました。
 クラリネットをたっぷり堪能できたんです。
 そうしたら後半のシューベルトの5番もやはり木管楽器がとてもきれいで(音が浮き上がってくる!)、全体を支えるかのような役目を果たすんです。
 そのバランスが奇異ではなくて斬新。
 これはひょっとして指揮者がすごいのかな、と思ったわけです。

 シモン・ガウデンツ。

 でもそのときは忙しさにまぎれてそれ以上深く調べなかったんですが、なんとガウデンツ、続いてCPOからデンマークのオケ、オーデンセ交響楽団を率いていきなりシューマンの交響曲全集を出してきたんです。
 びっくり。
 そしてコメントを見たら・・・

サイモン・ガウデンツ:
 彼の祖母から最初のピアノのレッスンを受け、ルツェルン音楽大学ではクラリネットを学ぶ。
 その後グラーツ、フライブルク、ザルツブルクで作曲と指揮を学び、レオン・フライシャー、クルト・マズア、デニス・ラッセル・デイヴィスらの薫陶を受ける。
 ロジェストヴェンスキー国際指揮者コンクールで一位を獲得したのを皮切りに、数多くの賞や奨学金を獲得、また多くのオーケストラに客演を行い、現在はハンブルク室内管弦楽団と、オーデンセ交響楽団の首席客演指揮者を務める期待の俊英。



 とある。そう、ガウデンツ、クラリネットを学んでいたと・・・。
 だからあのモーツァルト、あのシューベルトの演奏が生まれたわけか・・・。なるほど。
 「ジュピター」の練習風景。カリスマの匂いぷんぷん。
https://youtu.be/u6Fe5XKXsdI

 ・・・そして、期待する中登場したシューマンの交響曲全集。
 これがまあ、期待通りの、いや期待以上のすばらしい出来栄え。
 颯爽として若さみなぎり、自在に天を駆け巡るこれぞ天才の所業。
 管楽器の使い方はさきほどのアルバム同様非常に繊細で自在。しかし音楽全体に一本芯が通っていて、とても見通しがいい。
 しかもひとつひとつの旋律の歌わせ方がみずみずしく新鮮なので聴いていて心が洗われるような気持ちになるんです。
 そしてなにより・・・かっこいいんです。
 スタイリッシュでヒロイックでスマートで。
 まるで完璧なギリシャの彫像を見ているような、あるいは往年の美男俳優の白黒映画を見ているような。
 ひさびさ文学系、スタイリッシュ系、そして天才系のすばらしいシューマン演奏に出会えました。
 これは聴いておいていいと思います。





 
 


555459
(2CD)
¥4500
ドイツ初期バロック音楽3sの一人
 シャイン:イスラエルの泉(1623)宗教的マドリガーレ集~

 5声と通奏低音のために

  【CD1】イスラエルの泉 第1部 1-13
  【CD2】イスラエルの泉 第2部 14-26
オペラ・ムジカ
【メンバー】
 イザベル・シッケタンツ(ソプラノ1)
 ハイディ・マリア・タウベルト(ソプラノ2)
 スザンネ・ラングナー(アルト)
 トビアス・フンガー(テノール)
 フリーデマン・クロス(バス)
ティルマン・シュタインヘーフェル(ヴィオローネ)
グレゴール・メイヤー(指揮&ポジティフオルガン)

 録音:2021年1月15-18日 Maria am Wasser, Dresden-Hosterwitz(ドイツ)

 ハインリヒ・シュッツ、ザムエル・シャイトと共にドイツ初期バロック音楽の隆盛に貢献したヨハン・ヘルマン・シャイン。
 ワイマールの宮廷楽長やライプツィヒの聖トーマス教会の楽長を務め、ルター派の教えを魅力的な音楽で伝えるとともに、ヴェネツィア楽派のコンチェルタート様式による教会音楽の発展に貢献しました。
 この1623年に出版された5声と通奏低音からなる26曲のマドリガーレ集「イスラエルの泉」はライプツィヒ時代における彼の代表作であり、ドイツ・オランダのモテットの伝統に、イタリアのマドリガーレの様式を融合させた意欲作。
 ドイツ17世紀のプロテスタントの心情も的確に反映された荘厳かつ美しい曲集です。
 演奏は2011年に指揮者グレゴール・メイヤーによって設立されたオペラ・ムジカ。実力派の歌手たちをメンバーとするアンサンブルです。
 
 


555497
¥2200
トリノとロンドンの宮廷 18世紀の室内楽作品集
 フェリーチェ・ジャルディーニとヨハン・クリスティアン・バッハ

 1-3. フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796):
  オーボエ四重奏曲 ハ長調 Op. 23 No. 6
 4-6. ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
  フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロと
   チェンバロのための五重奏曲 ニ長調 Op. 22 No. 1 W. 876
 7-9. ジャルディーニ:
  チェンバロと弦楽三重奏のための四重奏曲 ハ長調 Op. 21 No. 6
 10-12. ジャルディーニ:
  チェンバロと弦楽三重奏のための四重奏曲 ヘ長調 Op. 21, No. 1
 13-15. J. C. バッハ:五重奏曲 ニ長調 Op. 11 No. 6 W. B75
ラストレー(古楽器アンサンブル)

 録音:2021年6月14-16日 Archivio di Stato – Torino(イタリア)

 17世紀から19世紀にかけて"トリノ音楽アカデミー"は英国貴族たちの憧れの的でした。
 ロンドンとトリノを結ぶネットワークが強化され、トリノには英国貴族とその教師たちが在籍するとともに、イギリスを発祥とする友愛団体としてのフリーメイソンの教義もヨーロッパ諸国へと広まっていきます。
 また逆にイタリアの文学者、画家、彫刻家、音楽家たちはイギリスに渡り、新たな文化を吸収しました。
 このアルバムではイギリスで活躍し2つの文化の懸け橋となった2人の作曲家フェリーチェ・ジャルディーニとヨハン・クリスティアン・バッハの作品を収録。
 ジャルディーニはチェンバロ、ヴァイオリン奏者としてヨーロッパで活躍したのち、1752年にロンドンのキングス劇場でのイタリア・オペラの上演で成功、興行者としても注目された作曲家。
 かたやJ.C.バッハは大バッハの末息子で、イタリアで学んだ後、ロンドンに移住。様々な作品を発表し成功を収めました。
 17-18世紀のレパートリーを歴史的解釈に基づいて古楽器で演奏するアンサンブル、ラストレーの演奏で彼らの作品を楽しめます。
 
 


777882
¥2800
エリザベス・ウォルフィッシュ
テレマン:ヴァイオリン協奏曲全集 第8集

 1-7. 協奏序曲(組曲) ト短調 TWV 55: g8
 8-11. 2つのヴァイオリンのため協奏曲 変ロ長調 TWV 52: B2
 12-15. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 52: G2
 16-19. 2つのヴィオレッタのための協奏曲 ト長調 TWV 52: G3
 20-22. 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 TWV 53: F1
エリザベス・ウォルフィッシュ
 (ヴァイオリン/ヴィオレッタ&指揮)
ウォルフィッシュ・バンド
 (古楽アンサンブル)

 録音:2013年10月5-8日 Kirche LaBaleine (フランス)

 cpoの人気シリーズ、テレマンのヴァイオリン協奏曲集の第8集は、2つまたは3つのヴァイオリンをソロ楽器とする協奏的作品を収録しています。
 これらはアイゼナハ時代(1708-1712)及び1730年代の作品で、荘重な序曲で始まる組曲や「ヴィオレッタ」というソロ楽器を指定したTWV 52: G3はフランス風の表情記号を持つ楽章で構成される一方、TWV 52: B2とG2は緩急緩急、TWV 53: F1は急緩急とイタリア的な構成。テレマンの作曲技法やアイディアの豊かさにあらためて感心させられる1枚です。
 バロック時代に「ヴィオレッタ(ヴィオレット)」と呼ばれた楽器は多種多様で実態は不明ですが、このディスクではフランス・バロックに見られる2種類の変則調弦を施したバロック・ヴィオラを使っているとのこと。
 




LAUDA


LAU023
¥2800
パティーニョ:スペイン語による声楽作品集
 1. 思慮よ、溜息の前に幸せがあると思うな
 2. 恋では、至上の洗練にはたどりつけない
 3. 奥ゆかしき野の花よ
 4. エスパニョレータス
  (器楽/ルカス・ルイス・リバヤス〔1626-1667〕作曲)
 5. 恋の神は、花の精に想いを伝えたいのだが
 6. 海の精は、夜明けの白い輝きを打ち負かそうと
 7. パバーナ(器楽/リバヤス作曲)
 8. うんざりするほど長い夜に
 9. 麗しきお嬢さん、きみがカスティーリャに帰ってくれば
 10. ラ・ボルハ
  (器楽/アンドレア・ファルコニエーリ〔1585/86-1656〕作曲)
 11. ロエチェスにひとり、農家の娘がおりました
 12. 高く伸びたポプラ並木の蔭で
 13. だめ、眠らないで
 14. あなたの眼差しの輝きがわたしを追い
 15. さあ踊ろう、界隈の娘たちよ!
 特記のないトラックは全てパティーニョ作曲
ラ・グランド・シャペル(声楽&古楽器アンサンブル)
 ホネ・マルティネス、アウロラ・ペーニャ、
  ロレーナ・ガルシア(ソプラノ)
 ガブリエル・ディアス・クエスタ
  (カウンターテナー)
 ヘラルド・ロペス・ガメス(テノール)
 マリア・アレハンドラ・サトゥルノ
  (ビウエラ・デ・アルコ〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
 サラ・アゲラ(ダブルハープ)
 マヌエル・ミンギロン(テオルボ、バロックギター)
 ホルヘ・ロペス=エスクリバノ(オルガン)
アルベルト・レカセンス(指揮)

 録音: 2021年9月29日-10月1日 サント・ドミンゴ王室修道院、トレド

 【惑星王フェリペ4世の宮廷を魅了した、この高雅な音楽世界】
 セビーリャ大聖堂の少年聖歌隊に連なり巨匠アロンソ・ロボ門下に学び、後年スペイン王室の聖歌隊で長く活躍をみせた教会音楽の作曲家カルロス・パティーニョ。
 その作曲歴は宗教曲だけに留まらず、俗世向けのスペイン語による声楽作品も多く書いていたことが明らかになっています。
 音楽学者で古楽指揮者のアルベルト・レカセンスは今回のアルバムで、そうしたパティーニョの世俗作品を集め、コンチェルタンテ様式が全盛だった欧州諸国を横目にユニークな発展を遂げた17世紀スペイン音楽の世界へ聴き手を誘います。
 イタリア晩期ルネサンスのマドリガーレにも通じる精巧な多声処理の中、詩句に潜む変幻自在のニュアンスを捉えて美しい響きへと昇華させてゆく演奏は、その一貫した高雅さで聴く人を深く魅了してやみません。
 LAUDAの常通りライナーノートはモノクロながら図版も多く充実しており(西・英・仏・独語、歌詞は西語、英・仏語訳付)、黄金時代末期のスペイン芸術の素顔に高い解像度で迫れる好企画となっています。
 




RAMEE

RAM2108
¥2800
フランス初期ロマン派のオーボエ作品 クリストファー・パラメタ(オーボエ)
オリヴィア・シャム(ピアノ)
 ニコラ=シャルル・ボクサ(1789-1856):
  1. 夜想曲 ニ短調 Op.50-1
 ギュスターヴ・フォクト (1781-1870):
  2-3. クレシェンティーニ作曲のヴォカリーズをオーボエで
   2. 第1番: ラルゴ・エスプレッシーヴォ 3. 第2番: ラルゴ
 スタニスラス・ヴェルースト(1814-1863):
  4. スペインの主題による幻想曲「アランフエス」Op.34
 アンリ・ブロド(1799-1839):
  5. 最愛の人の死に寄せる悲歌
 フリードリヒ・ヴィルヘルム・カルクブレンナー(1785-1849):
  6. ロマンス 変イ長調 ~『エオリアン・ハープの溜息』Op.121より 第1曲(ピアノ独奏)
 ヨハン・ペーター・ピクシス(1788-1874):
  7. ロマンツェ ホ短調 Op.35
 ジギスムント・タールベルク(1812-1871):
  8. グレトリー作曲のオペラ『嫉妬深い恋人』のセレナーデ ~
   『歌唱技法のピアノへの応用』Op.70より(ピアノ独奏)
 ルイ=エマニュエル・ジャダン(1768-1853):
  9. 夜想曲 イ短調
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  10. 月夜 ~『リーダークライス』Op.39より 第5曲

 (オーボエ)使用楽器: パリのギヨーム・アドレル1835年製作のオリジナル楽器
 (ピアノ)使用楽器: ロンドン・エラール社1840年製のオリジナル楽器
 ピッチ: A=426Hz
 録音: 2021年9月20-22日 クラクストン・スタジオ、ハムステッド、ロンドン

 【現代モデル誕生直前に作られた二つのオリジナル楽器で、ロマン派の真の響きへ!】
 バロック期に宮廷楽団の楽器として弦楽合奏にいち早く加わり、近代的なオーケストラの歴史を早くから彩り続けてきた管楽器オーボエ。
 その発展史は意外に知られてはおらず、特に19世紀半ばにベーム式キーシステムが導入される前の楽器を独奏で聴ける機会は滅多にありません。
 ここでその未知領域に迫るのは、カナダの古楽器奏者でターフェルムジークやアリオン・バロック・オーケストラの一員として世界的な活躍を続け、ATMAレーベルで18世紀型のオーボエを使った録音を世に問うてきたクリストファー・パラメタ。
 演奏に使ったのは1835年パリ製のオリジナル楽器で、現代型の構造が発案される直前のオーボエの姿を伝える貴重なモデル。
 オリヴィア・シャムが弾くピアノもパリ・エラール社のロンドン支部で作られた1840年製オリジナルで、こちらも現代式の大型金属フレームが採用される少し前のモデルです。
 二人はショパンやベルリオーズがパリにいた時期、当時のオーボエのために綴られた作品を厳選。素材の温もりを感じさせる美音を通じ、初期ロマン派の作曲家たちが思い描いたであろう19世紀本来のオーボエの音色を現代に甦らせます。
 フランス革命期に活躍したジャダンのスリリングな短調作品からリストの好敵手たちの独奏曲まで、当時の楽器ならではの音色と響きで超絶技巧一辺倒ではない魅力に気づかせてくれるピアノの存在感も聴き逃せないところ。
 Ramee特有の美麗外装を裏切らない、確かな時代感に裏打ちされた初期ロマン派古楽器アルバムです。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SCRIBENDUM



SC 837
(19CD)
¥12000→\10990

ベンノ・モイセイヴィッチの芸術
 CD 1
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調, Op.53「ワルトシュタイン」
   1. Allegro con brio 7:54/2. Introduzione: Adagio molto 3:28 /3. Rondo: Allegretto moderato 8:47 /
     Location not known Rec:18 August 1958
  カバレフスキー:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ長調, op.46
   4. Allegro con moto 5:56/5. Andante cantabile 4:08/6. Allegro giocoso 4:42/
     Rec:5 October 1948
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調, Op.47 「クロイツェル」
   7. Adagio sostenuto; Presto 10:01/8. Andante con variazioni 13:15/9. Presto 7:51
     ヤッシャ・ハイフェッツ,ヴァイオリン
     Rec:14/15 May 1951 Abbey Road Studio No.3, London

 CD 2
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調, Op.13「悲愴」
   1. Grave; Allegro di molto e con brio 6:50/2. Adagio cantabile 4:44/3. Rondo: Allegro 4:36
     Rec:11 September 1941
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調, Op.27 No.2「月光」
   4. Adagio sostenuto 5:47/5. Allegretto 2:01/6. Presto agitato 4:59
     Rec:6 October 1941
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調, Op.53「ワルトシュタイン」
   7. Allegro con brio 8:11 /8. Introduzione: Adagio molto 3:52 /9. Rondo: Allegro moderato 9:06
     Rec:20 February 1942
  メトネル:ピアノ・ソナタ ト短調, op.22
   10. Tenebroso, sempre affrettando - Allegro assai 6:25 /
   11. Interludium (Andante lugubre) 4:06 /12. Allegro assai 4:58
     Rec:4 &11 March 1943 Abbey Road Studio 3, London

 CD 3
  ショパン:24の前奏曲集, Op.28
   1. No.1 in C major, Agitato 0:33 /2. No.2 in A minor, Lento 1:53 /3. No.3 in G major, Vivace 0:55 /
   4. No.4 in E minor, Largo 2:02 /5. No.5 in D major, Allegro molto 0:34 /6. No.6 in B minor, Lento assai 1:51 /
   7. No.7 in A major, Andantino 0:48 /8. No.8 in F sharp minor, Molto agitato 1:52 /
   9. No.9 in E major, Largo 1:15 /10. No.10 in C sharp minor, Allegro molto 0:29 /
   11. No.11 in B major, Vivace 0:29 /12. No.12 in G sharp minor, Presto 1:10 /
   13. No.13 in F sharp major, Lento 2:32 /14. No.14 in E flat minor, Allegro 0:34 /
   15. No.15 in D flat major, Sostenuto 4:54 /16. No.16 in B flat minor, Presto con fuoco 1:05 /
   17. No.17 in A flat major, Allegretto 2:46 /18. No.18 in F minor, Allegro molto 0:54
     Rec:29 December 1948
   19. No.19 in E flat major, Vivace 1:14 /20. No.20 in C minor, Largo 1:24 /
   21. No.21 in B flat major, Cantabile 1:59
     Rec:20 December 1949
   22. No.22 in G minor, Molto agitato 0:42 /23. No.23 in F major, Moderato 0:46
     Rec:30 December 1948
   24. No.24 in D minor, Allegro appassionato 2:23
     Rec:20 September 1949 Abbey Road Studio 3, London
  シューマン:子供の情景, Op.15
   25. 1. Von fremden Landern und Menschen 1:40 /26. 2. Kuriose Geschichte 0:58 /
   27. 3. Hasche-Mann 0:32 /28. 4. Bittendes Kind 0:59 /29. 5. Gluckes genug 0:38 /
   30. 6. Wichtige Begebenheit 0:55 /31. 7. Traumerei 2:07 /32. 8. Am Kamin 0:54 /
   33. 9. Ritter vom Steckenpferd 0:36 /34. 10. Fast zu ernst 1:37 /35. 11. Furchtenmachen 1:09 /
   36. 12. Kind im Einschlummern 1:34 /37. 13. Der Dichter spricht 1:53
     Rec:14 April 1930
  ブラームス:ヘンデルの主題による25の変奏曲とフーガ, Op.24
   38. Theme: Aria 1:07 /39. Variation 1 0:42 /40. Variation 2 0:37 /41. Variation 3 0:42 /
   42. Variation 4 0:43 /43. Variation 5 1:05 /44. Variation 6 1:00 /45. Variation 7 0:33 /
   46. Variation 8 0:35 /47. Variation 9 1:00 /48. Variation 10 0:32 /49. Variation 11 0:44 /
   50. Variation 12 0:53 /51. Variation 13 2:07 /52. Variation 14 0:35 /53. Variation 15 0:40 /
   54. Variation 16 0:28 /55. Variation 17 0:31 /56. Variation 18 0:40 /57. Variation 19 1:05 /
   58. Variation 20 1:01 /59. Variation 21 0:30 /60. Variation 22 0:51 /
   61. Variation 23 0:34 /62. Variation 24 0:33 /63. Variation 25 0:45 /64. Fugue 4:27
     Rec:4 March 1930 Studio C, Queen's Small Hall

 CD 4
  ブラームス:ヘンデルの主題による25の変奏曲とフーガ, Op.24
   1. Theme: Aria 1:07 /2. Variation 1 0:45 /3. Variation 2 0:37 /4. Variation 3 0:31 /
   5. Variation 4 0:44 /6. Variation 5 0:30 /7. Variation 6 0:54 /8. Variation 7 0:35 /
   9. Variation 8 0:35 /10. Variation 9 0:51 /11. Variation 10 0:33 /12. Variation 11 0:33 /
   13. Variation 12 0:53 /14. Variation 13 1:57 /15. Variation 14 0:38 /16. Variation 15 0:38 /
   17. Variation 16 0:28 /18. Variation 17 0:31 /19. Variation 18 0:39 /20. Variation 19 0:53 /
   21. Variation 20 0:59 /22. Variation 21 0:31 /23. Variation 22 0:49 /
   24. Variation 23 0:33 /25. Variation 24 0:34 /26. Variation 25 0:42 /27. Fugue 4:50
     Rec:20/21/29 July-23/29 September 1953 Abbey Road Studio 3, London
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲, Op.43
   28. Introduction: Allegro vivace 0:10 /29. Variation 1: (Precedente) 0:19 /
   30. Theme: L'istesso tempo 0:19 /31. Variation 2: L'istesso tempo 0:18 /
   32. Variation 3: L'istesso tempo 0:24 /33. Variation 4: Più vivo 0:30 /
   34. Variation 5: Tempo precedente 0:33 /35. Variation 6: L'istesso tempo 0:45 /
   36. Variation 7: Meno mosso, a tempo moderato 1:01 /37. Variation 8: Tempo I 0:34 /
   38. Variation 9: L'istesso tempo 0:31 /39. Variation 10: L'istesso tempo 0:49 /
   40. Variation 11: Moderato 1:09 /41. Variation 12: Tempo di minuetto 1:21 /
   42. Variation 13: Allegro 0:29 /43. Variation 14: L'istesso tempo 0:39 /
   44. Variation 15: Piu vivo scherzando 1:01 /45. Variation 16: Allegretto 1:32 /
   46. Variation 17: Allegretto 1:42 /47. Variation 18: Andante cantabile 2:20 /
   48. Tempo vivace 0:05 /49. Variation 19: A tempo vivace 0:28 /
   50. Variation 20: Un poco più vivo 0:34 /51. Variation 21: Un poco più vivo 0:26 /
   52. Variation 22: Marziale. Un poco più vivo (Alla breve) 1:38 /
   53. Variation 23: L'istesso tempo 0:50 /54. Variation 24: A tempo un poco meno mosso 1:15
     BBC交響楽団、エドリアン・ボール指揮
     Rec:14 September 1946 (Live) Royal Albert Hall, London
  ムソルグスキー:展覧会の絵
   55. Promenade (1st) 1:35 /56. The Gnome 2:16 /57. Promenade (2nd) 0:54 /
   58. The old Castle 3:05 /59. Promenade (3rd) 0:34 /
   60. Tuileries (Children's quarrel after games) 0:50 /61. Bydlo (The oxcart) 3:05 /
   62. Promenade (4th) 0:46 /63. Ballet of the unhatched chicks in their shells 1:10 /
   64. Samuel Goldenberg and Schmuyle 2:19 /65. Promenade (5th) 1:30 /
   66. Limoges: the Market 1:26 /67. Catacombs; Cum mortuis in lingua mortua 3:48 /
   68. The hut on fowl's legs (Baba Yaga) 3:28 /69. The great gates of Kyiv (The Bogatyr gates) 4:08
     Rec:21 August 1945 Abbey Road Studio 3, London

 CD 5
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲, Op.43
   1. Introduction: Allegro vivace 0:09 /2. Variation 1: (Precedente) 0:21 /
   3. Theme: L'istesso tempo 0:20 /4. Variation 2: L'istesso tempo 0:18/
   5. Variation 3: L'istesso tempo 0:24/6. Variation 4: Piu vivo 0:28 /
   7. Variation 5: Tempo precedente 0:28/8. Variation 6: L'istesso tempo 0:51/
   9. Variation 7: Meno mosso, a tempo moderato 1:00 /10. Variation 8: Tempo I 0:33 /
   11. Variation 9: L'istesso tempo 0:30 /12. Variation 10: L'istesso tempo 0:48 /
   13. Variation 11: Moderato 1:11 /14. Variation 12: Tempo di minuetto 1:19 /
   15. Variation 13: Allegro 0:30 /16. Variation 14: L'istesso tempo 0:40 /
   17. Variation 15: Piu vivo scherzando 1:01 /18. Variation 16: Allegretto 1:29 /
   19. Variation 17: Allegretto 1:34 /20. Variation 18: Andante cantabile 2:34 /
   21. Variation 19: A tempo vivace 0:33 /22. Variation 20: Un poco più vivo 0:34 /
   23. Variation 21: Un poco piu vivo 0:24 /
   24. Variation 22: Marziale. Un poco piu vivo (Alla breve) 1:40 /
   25. Variation 23: L'istesso tempo 0:49 /
   26. Variation 24: A tempo un poco meno mosso 1:11
     ロンドン・フィルハーニック管弦楽団、ベイジル・キャメロン指揮
     Rec:5 December 1938
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調, Op.18
   27. Moderato 10:11 /28. Adagio sostenuto 10:46 /29. Allegro scherzando 11:28
     ロンドン・フィルハーニック管弦楽団、ワルター・ゲール指揮
     Rec:24 November & 13 December 1937 Abbey Road Studio 1, London
  ラフマニノフ
   30. 前奏曲第1番 嬰ハ短調, Op.3 No.2 3:47 /31. 前奏曲第6番 ト短調, Op.23 No.5 3:43 /
   32. 前奏曲第21番 ロ短調 Op.32 No.10 4:45
     Rec:2 August 1940
   33. 前奏曲第16 番 ト長調, Op.32 No.5 2:16
     Rec:19 October 1943 or 19 February 1956 Abbey Road Studio 3, London

 CD 6
  シューマン:幻想曲 ハ長調, Op.17
   1. I. Durchaus fantastisch und leidenschaftlich vorzutragen; Im Legenden-Ton 12:17/
   2. II. MaBig; Durchaus energisch 7:05/3. III. Langsam getragen; Durchweg leise zu halten 8:28
     Rec:20 July 1953
  シューマン:幻想小曲集, Op.12
   4. Des Abends 3:39/5. Aufschwung 3:13/6. Warum? 3:04/7. Grillen 3:17/
   8. In der Nacht 4:19/9. Fabel 2:23/10. Traumes Wirren 2:34/11. Ende vom Lied 4:10/
     Rec:17 December 1951-26 June 1952 Abbey Road Studio 3, London
  ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための協奏曲
   12. Moderato 9:21/13. Largo 6:19/14. Tempo I; Maestoso 5:24
     フィルハーモニア管弦楽団、コンスタント・ランバート指揮
     Rec:24 August 1946  Abbey Road Studio 1, London

 CD 7
  ベートーヴェン
   1. アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調, WoO 57 8:10
     Rec:18 August 1958 Location unknown
   ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調, Op.73「皇帝」
    2. Allegro 19:58 /3. Adagio un poco mosso 7:21 /4. Rondo: Allegro 10:17
      ニューヨーク・スタジアム交響楽団、ヨーゼフ・クリップス指揮
      Rec:19 July 1961 (Live)  Lewisohn Stadium, New York
   ムソルグスキー:展覧会の絵
    5. Promenade (1st) 1:24/6. The Gnome 2:10/7. Promenade (2nd) 0:47/8. The old Castle 2:40/
    9. Promenade (3rd) 0:27/10. Tuileries (Children's quarrel after games) 0:49/
    11. Bydlo (The oxcart) 1:59/12. Promenade (4th) 0:36/
    13. Ballet of the unhatched chicks in their shells 1:11/14. Samuel Goldenberg and Schmuyle 2:17/
    15. Limoges: the Market 1:34/16. Catacombs 1:05/17. Cum mortuis in lingua morta 1:39/
    18. The hut on fowl's legs (Baba Yaga) 1:09/19. The great gates of Kyiv (The Bogatyr gates) 3:49
      Rec:26 June 1961 Location unknown

 CD 8
  シューマン:クライスレリアーナ, Op.16
   1. AuBerst bewegt 2:12/2. Sehr innig und nicht zu rasch 8:02/3. Sehr aufgeregt 3:03/
   4. Sehr langsam 3:18/5. Sehr lebhaft 3:06/6. Sehr langsam 3:17/
   7. Sehr rasch 2:06/8. Schnell und spielend 3:30
     Rec:26 June 1961 Location unknown
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調, Op.73「皇帝」
   9. Allegro 19:40/10. Adagio un poco mosso 7:14/11. Rondo: Allegro 10:04
     BBC交響楽団、マルコム・サージェント指揮
     Rec:6 March 1963 (Live) Royal Festival Hall, London

 CD 9
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調, Op.23
   1. Allegro non troppo e molto maestoso 19:26/
   2. Andantino semplice 7:18/3. Allegro con fuoco 6:41
     フィルハーモニア管弦楽団、ジョージ・ウェルドン指揮
     Rec:30/31 August 1945 Friends Meeting House, London
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調, Op.18
   4. Moderato 9:54/5. Adagio sostenuto 10:05/6. Allegro scherzando 11:16
     BBC交響楽団、マルコム・サージェント指揮
     Rec:6 August 1956 (Live) Royal Albert Hall, London

 CD 10
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト短調, Op.44
   1. Allegro brillante 16:38/2. Andante non troppo 7:18/3. Allegro con fuoco 7:03
     Roy Robertson, violin; Anthony Pini, cello;
     リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、ジョージ・ウェルドン指揮
     Rec:29 August 1944 & 19 October 1944 (Cadenza)
     Liverpool Philharmonic Hall;  Abbey Road Studio 3 (Cadenza)
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰へ短調, Op.1
   4. Vivace 11:26/5. Andante cantabile 4:46/6. Allegro vivace 7:28
     フィルハーモニア管弦楽団、マルコム・サージェント指揮
     Rec:23 December 1948
  サン・サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調, Op.22
   7. Andante sostenuto 10:22/8. Allegro scherzando 5:41/9. Presto 6:37
     ロンドン・フィルハーニック管弦楽団、ベイジル・キャメロン指揮
     Rec:25 April 1947 Abbey Road Studio 1, London

 CD 11
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調, Op.73「皇帝」
   1. Allegro 20:09/2. Adagio un poco mosso 7:55/3. Rondo: Allegro 9:24
     ロンドン・フィルハーニック管弦楽団、ジョージ・セル指揮l
     Rec:21 October 1938  Kingsway Hall, London
  グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調, Op.16
   4. Allegro molto moderato 11:47/5. Adagio 5:56/
   6. Allegro moderato molto e marcato 8:53
     ハレ管弦楽団、レスリー・ヒュアード指揮
     Rec:22/23 October 1941 Houldsworth Hall, Manchester

 CD 12
  グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調, Op.16
   1. Allegro molto moderato 12:26/2. Adagio 6:08/3. Allegro moderato molto e marcato 9:48
     フィルハーモニア管弦楽団、オットー・アッカーマン指揮
     Rec:9/10 September 1953 - Cadenza (21 September)
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調, Op.37
   4. Allegro con brio 16:10/5. Largo 9:18/6. Rondo: Allegro 8:41
     フィルハーモニア管弦楽団、マルコム・サージェント指揮
     Rec:20 December 1950 Abbey Road Studio 1, London – (some distortion)
   7. アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調, WoO 57 8:28
     Rec:25 October 1950 Abbey Road Studio 3, London

 CD 13
  シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調, Op.54
   1. Allegro affettuoso 14:30/2. Intermezzo: Andantino grazioso 5:12/3. Allegro vivace 10:46
     フィルハーモニア管弦楽団、オットー・アッカーマン指揮
     Rec:8/9 September 1953 Abbey Road Studio 1, London
  ショパン
   4. スケルツォ第1番 ロ短調, Op.20 8:43/5. スケルツォ第3番 嬰ハ短調, Op.39 7:07
     Rec:20 September 1949
  6. ショパン:スケルツォ第4番 ヘ長調, Op.54 9:11
     Rec:28 September 1949
  7. ウェーバー:常動曲 3:53/8. John Vallier (1920-1991):トッカータ 1:27/
  9. プロコフィエフ :4つの小品から悪魔的暗示 Op.4 No.4 2:44
     Rec:25 October 1950
  ショパン
   10. 夜想曲第19番 ホ短調, Op.72 No.1 4:13/11. 幻想即興曲 嬰ハ短調, Op.66 4:32
     Rec:11 January 1952 Abbey Road Studio 3, London

 CD 14
  Louis-Claude Daquin (1694-1772)
   1. ルイ=クロード・ダカン:かっこう 2:02
     Rec :13 April 1916
  2. ドビュッシー:雨の庭 3:14/3. ラヴェル:水の戯れ 4:19/4. ショパン:子守歌 変ニ長調, Op.57 4:05
    Rec:10 May 1916
  5. ブラームス :カプリッチョ ロ短調, Op.76 No.2 3:09/
  6. リスト: 6つのポーランドの歌(ショパン) 私のいとしい人, S.480 No.5, 4:11/
  7. スクリャービン左手のための夜想曲 変ニ長調, Op.9 No.2 4:25
    Rec :6 December 1916
  ショパン
   8. 前奏曲第20番 ハ短調, Op.28 No.20 1:28/
   9. ワルツ第6番 変ニ長調, Op.64 No.1 "Minute Waltz" 1:40
  セリム・パルムグレン (1878-1951)
   10. 24の前奏曲から鳥の歌, Op.17 No.19 1:03/11. 24の前奏曲から海, Op.17 No.12 1:23
  12. ドビュッシー :月の光 4:15
    Rec :31 May 1918
  13. ラモー :ガヴォットと変奏曲 4:02/14. スカルラッティ:パストラーレとカプリッチョ 4:21/
  15. ドビュッシー: 前奏曲第1集からミンストレル 2:13/
  16. シューベルト :聴け聴けひばり!, S.558 No.9 3:05
    Rec :11 June 1919
 ショパン
  17. ワルツ第11番 変ト長調, Op.70 No.1 2:17/18. ワルツ第11 番 変ト長調, Op.70 No.1 2:16
    Rec:28 June 1921
  19. ウェーバー:常動曲 3:44/
  20. テオドール・レシェティツキ(1830-1915):練習曲からアラベスク, Op.45 No.1 1:44/
  21. セリム・パルムグレン (1878-1951):フィンランド舞曲, Op.31 No.5 1:38/
  22. ショパン:即興曲第2番 嬰ヘ長調, Op.36 4:44
    Rec:19 September 1921
  23. ショパン:即興曲第2番 嬰へ長調, Op.36 4:37
    Rec:10 November 1921
  24. レオ・ドリーブ:歓楽の王、古風な様式による6つの舞踏の調べよりパスピエ No.6 1:42/
  25. モーリツ・モシュコフスキ:女道化師, Op.52 No.4 1:41
    Rec :7 March 1922
  26. ムソルグスキー:歌劇「ソローチンツィの定期市」より ゴパック 1:36/
  27. シューマン:幻想小曲集 夢のもつれ 2:48
    Rec:4 May 1922 Room 1, Hayes, UK

 CD 15
  1. ショパン:夜想曲第19番 ホ短調, Op.72 No.1 4:04
    Rec:13 June 1922 (or 11 January 1952)
  2. ルービンシュタイン:舟唄 へ短調, Op.30 No.1 4:21
    Rec:13 June 1922
  3. ショパン:マズルカ第51番 ロ短調, (B. 140-KK IIb/5-S 2/5) 「エミール・ガイヤール」3:00/
  4. シューマン:春の夜, S.568 2:40
    Rec:18 July 1922
  5. ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調, Op.31 8:56/
  6. グラナドス:スペイン舞曲, Op. 37 No.5「アンダルーサ」 3:08/
  7. グラナドス:スペイン舞曲, Op. 37 No.6「ロンデーリャ・アラゴネーサ」 3:05
    Hayes, Studio 1
  8. アドルフ・フォン・ヘンゼルト :12の演奏会用性格的エチュードより
   第6曲「もしも私が鳥だったら、お前の元へ飛んでゆくのに」,Op.2 No.6 1:47
     Rec:10 December 1925 Hayes, Studio A
  メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番 ト短調, Op.25
   9. Molto allegro con fuoco 7:21/10. Andante 6:33/11. Presto; Molto allegro e vivace 6:09
     ロイヤル・アルバートホール管弦楽団、ランドン・ロナルド指揮
     Rec:27 January 1925 Location unknown
  ショパン
   12. 即興曲第1番 変ロ長調, Op.29 3:49
     Rec:19 January 1927
   13. ワルツ第14番 ホ短調, Op. posth. B.56 3:16
     Rec:24 January 1927
   14. バラード第3番 変イ長調 , Op.47 7:39
     Rec:15 February 1927
   15. 練習曲第11番 変ホ長調, Op.10 No.11 2:12/16. 練習曲第4番 嬰ハ短調, Op.10 No.4 2:03/
   17. 練習曲第15番 ヘ長調, Op.25 No.3 1:58/18. 練習曲第10番 変イ長調, Op.10 No.10 2:13
     Rec:7 February 1927 Studio C, Queen's Small Hall

 CD 16
  1. スカルラッティ:パストラーレとカプリッチョ 6:05
    Rec:21 February 1927
  2. ブラームス:間奏曲 ハ長調, Op.119 No.3 1:33/
  3. ショパン:ポロネーズ 第9番 変ロ長調, Op.71 No.2 4:26/
  4. セリム・パルムグレン(1878-1951):ロココ, Op.47 No.5 2:56
    Rec:25 May 1927 Abram Chasins (1903-1987)
  5. Flirtation in a Chinese Garden, Op. 5 2:07/6. Rush hour in Hong Kong, Op.6 1:24
    Rec:19 January 1927
  7シューマン:幻想小曲集から第4曲「気まぐれ」, Op. 12 No.4) 3:28
  メンデルスゾーン
   8. 無言歌集, Op.19b No.3「狩りの歌」 3:11/9. 無言歌集, Op.53 No.4 2:11
  10. イベール:物語から第2曲「小さな白いろば」 1:57
    Rec :25 May 1927
  11. メトネル:4つのおとぎ話から
   第2曲「かつて私たちのもとにあったものは永遠に私たちのもとから去った, Op.34 No.2 2:15
  12. プロコフィエフ:4つの小品 悪魔的暗示, Op.4 No.4 2:36
    Rec :1 March 1928
  13. レオポルド・ゴドフスキー:こうもりの主題による演奏会用パラフレーズ 8:18
    Rec :1/2 March 1928
  14. ブラームス:ラプソディー 変ホ長調, Op.119 No.4 4:30/
  15. ワーグナー (編曲:リスト) :イゾルデの愛の死, S.447 4:33
    Rec:2 March 1928
  16. ラヴェル:水の戯れ 4:40
    Rec :20 March 1929
  17. ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ へ長調, WoO 57 8:44/
  18. フンメル:ロンド・ファヴォリ 変ホ長調, Op.11 4:16
    Rec:3 February 1930 Studio C, Queen's Small Hall

 CD 17
  1. ショパン:バラード第3番 変イ長調, Op.47 7:04
    Rec:23 September 1938/17 March 1939
  2. ドビュッシー:雨の庭 3:03/3. プーランク: 3つの無窮動から第1曲 ハ長調 1:36/
  4. ストラヴィンスキー:練習曲 嬰へ長調, Op.7 No.4 1:42
    Rec :17 February 1938
  5. ワーグナー (編曲.リスト):序曲「タンホイザー」, S.442 15:18
    Rec:28 January, 17 February & 24 March 1938 Abbey Road Studio 3, London
  6. ウェーバー:華麗なるロンド 変ニ長調, J.260 8:21
    Rec:27 September & 11 December 1939 Location unknown
  7. メンデルスゾーン(編曲.ラフマニノフ):真夏の夜の夢からスケルツォ 4:12/
  8. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調, Op.60 7:55
    Rec:17 March 1939 Abbey Road Studio 3, London
  9. リスト:ハンガリー民謡旋律にもとづく幻想曲 (ハンガリー狂詩曲第14番からの編曲) 15:38
    ロンドン・フィルハーニック管弦楽団、コンスタン・ランバート指揮
    Rec:3 November 1939 Abbey Road Studio 1, London
  10. ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調, Op.9 No.2 4:29
    Rec:31 October 1940 Abbey Road Studio 3, London

 CD 18
  1. リスト:愛の夢 第3番 変イ長調, S.541 4:30
    Rec:31 October 1940
  2. ラフマニノフ:前奏曲第21番 ロ短調 , Op.32 No.10 4:47
    Rec:3 October 1940
  3. リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 9:35
    Rec:9 October 1940
  4. リスト:演奏会用練習曲から第2曲「軽やかさ」 4:08/5. ショパン:舟歌 嬰へ長調, Op.60 7:57
    Rec:31 March 1941
  6. シューマン:予言の鳥 (森の情景, Op.82 No.7) 2:44/
  7メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調, Op.16 No.2 2:12
    Rec:13 May 1941
  8. シューマン:ロマンス, Op.28 No.2 3:52
    Rec:12 October 1941
  セリム・パルムグレン
   9. 西フィンランド舞曲, Op.31 No.5 1:39/10. Tuutulaulu (Refrain de berceau) 2:58
     Rec:10 November 1941
  11. ベートーヴェン:ロンド ハ長調, Op.51 No.1 4:49
    Rec:15 June 1942
  12. ハチャトゥリアン:トッカータ 4:15
    Rec:4 March 1943
  13. シューマン:ロマンス, Op.28 No.2 3:51
    Rec:12 October 1941 Abbey Road Studio 3, London

 CD 19
  1. ショパン:ポロネーズ 第9番 変ロ長調, Op.71 No.2 5:27
    Rec:21 August 1943
  2. ラフマニノフ:前奏曲 第23番 嬰ト短調, Op.32 No.12 2:06
    Rec:19 October 1943
  3. ラフマニノフ:楽興の時, Op.16: No.4 Presto in E minor 2:55
    Rec:20 October 1943
  4. メトネル:ロシアのおとぎ話 ホ短調, Op.42 No.1 4:55
    Rec:27 April 1944
  5. チャイコフスキー:悲しい歌, Op.40 No.2 3:42
    Rec:5 October 1945
  6. ドビュッシー:月の光 4:21
    Rec:28 February 1946
  7. ドビュッシー:ピアノのためのトッカータ 3:37/
  8. ラヴェル:クープランの墓からトッカータ 3:46
    Rec :21 March 1946
  9. メトネル:ロシアの踊り, Op.58 No.1 5:52
    ニコライ・メトネル,ピアノ
    Rec:24 October 1946
  10. ハチャトゥリアン(arr. O. Levant):剣の舞 2:19/
  11. ラフマニノフ:リラの花, Op.21 No.5 2:36
    Rec:5 October 1948
  ショパン
   12. バラード第1番 ト短調, Op.23 8:19
    Rec:23 September 1938/17 March 1939
   13. バラード第2番 ヘ長調, Op.38 7:03/14. バラード第4番 へ短調, Op.52 9:31
    Rec:22 August 1947 Abbey Road Studio 3, London
   15. バラード第3番 変イ長調, Op.47 7:39
    Rec:11 September 1958 (Live) Location unknown

 ベンノ・モイセイヴィチ(1890年2月22日 - 1963年4月9日)はユダヤ系ロシア人のピアニスト。

 ウクライナのオデッサに生まれる。
 7歳でピアノの学習を始め、9歳でアントン・ルビンシテイン賞を獲得。その後ウィーンでテオドル・レシェティツキに師事。1909年にロンドンでデビュー、1919年にアメリカ合衆国にデビューした。イギリスに定住して1937年に英国籍を取得。1946年に叙勲された。

 モイセイヴィチは後期ロマン派音楽の解釈でとりわけ著名であり、なかんずくラフマニノフ作品の解釈は、作曲者自身が「精神的な後継者」と折り紙をつけたほどである。優雅で詩的かつ抒情的なフレージングと、華やかさと超絶技巧で名声を博した。






<国内盤> 

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SUPRAPHON(国内仕様盤)



KKC 6626/9
(4CD)
¥6600
追悼 チェコの巨匠指揮者リボール・ペシェク
 『リボール・ペシェク ゴールド・コレクション』


 CD1
  (1)ドビュッシー:交響詩「海」(23'31)
  (2)スーク:交響詩「夏のおとぎ話」Op.29(52'21)

 CD2
  ラヴェル:
   (3)ボレロ(14'42)
   (4)ダフニスとクロエ第1組曲(12'36)
   (5)ダフニスとクロエ第2組曲(17'11)
   (6)スーク:弦楽合奏のためのセレナード 変ホ長調 Op.6(29'56)

 CD3
  (7)エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85(28'45)
  (8)スクリャービン:ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.20(29'55)
  (9)スーク:管弦楽組曲「りんごの木の下で」 Op.20(23'34)

 CD4
  (10)スーク:組曲「おとぎ話」Op.16より
   第1曲:ラドゥースとマフレナの誠の愛と苦難、
   第3曲:葬送の音楽(18'20)
  (11)ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(60'33)
(7)ミカエラ・フカチョヴァ(チェロ)
(8)ギャリック・オールソン(ピアノ)
(9)エヴァ・デポルトヴァ(ソプラノ)
(10)ペトル・シュクヴォル(ヴァイオリン)
(4)(5)クーン混声合唱団、
 パヴェル・クーン(合唱指揮)
(7)ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
(1)-(6)(8)(9)(10)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
リボール・ペシェク(指揮)

 追悼 チェコの巨匠指揮者リボール・ペシェク。
 SU4132で発売されていた輸入盤、ペシェク1980年代の名演を集めた4枚組「ゴールド・コレクション」、を日本語解説書付国内仕様版でリリース

 録音:(1)1988年2月2&3日、(2)1984年2月14-20日、(4)(5)1983年11月7-9日、(3)1985年2月9日、
  (6)1983年11月25-29日、(8)1986年1月18日、(9)1985年9月10-11日、(10)1981年11月9-10日、
  (11)1986年1月14-29日/ルドルフィヌム(プラハ)、(7)1989年6月2-4日/ブルノ・スタジオ
  ヤン・ルジチャジュ(2013年リマスタリング)
 [SUPRAPHON]、SU4132、輸入盤・日本語帯・解説付

 チェコの名指揮者リボール・ペシェクが2022年10月23日に亡くなりました。
 ペシェクの偉業を讃え、追悼として『リボール・ペシェク ゴールド・コレクション』(SU-4132)の日本語解説付国内仕様をリリースいたします。

 当セットはペシェクの傘寿の祝いとして2013年にリリースした『ゴールド・コレクション』。これは1981年から1989年にかけてペシェクが録音したオーケストラ作品から選曲したものです。
 ペシェクは1982年から1990年まで名門チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者を務めており、このセットはちょうど在任中の親密な関係から生み出された素晴らしい演奏が収録されています。

 ペシェクは自国チェコ音楽の解釈に定評があり、ドヴォルザークやスークなどのアルバムでは高い評価を受けています。
 特にスークの知られざる名作を数多く録音しており、ここに収録されている管弦楽組曲「りんごの木の下で」は、ペシェクがはじめて取り上げて知られるようになった秘曲です。
 またエルガーのチェロ協奏曲ではミカエラ・フカチョヴァと情熱的な演奏を聴かせ、ペシェクが頻繁に取り上げていたスクリャービンのピアノ協奏曲では、ショパン・コンクールの優勝者でもありスクリャービン弾きでもあるギャリック・オールソンと幻惑的な色彩を見事表現しています。

 デジタルリマスターされたこれらの録音で、ペシェクの情緒溢れる美しい演奏を改めて堪能することができます。

 日本語解説にはオリジナル・ブックレットの解説(インジフ・バーレク)の訳に加えて、オリジナル・ブックレットには掲載されていない全楽曲の曲目解説付きです。
 


















12/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PENTATONE

PTC 5187041
¥2600
タマラ・ステファノヴィチ注目の新譜
 エマールとの共演も
ニコラウによる"新しい"ピアノ練習曲集

 ヴァソス・ニコラウ(1971-):
  練習曲集
   【Anodos (2008)/Monologos (2008)/Delays (2008)/
    Chimes (2008)/Mirrors / Interventions (2008)/
    Animadottir (2013)/Entrap (2013)/Point de jonction (2013)/
    Presence d'une absence (2013)/Filter (2013)/
    Hast du Angst? (2013)/Distory (2015)/
    Teso (2016)/Rebounds (2016)/Tamara (2016)】
  Frames(2016/2017)~4手のための*
タマラ・ステファノヴィチ(ピアノ)
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)*

 ステファノヴィチの注目新譜は現代作曲家ニコラウによる"新しい"ピアノ練習曲集。エマールと共演した4手作品も注目!

 セッション録音:2017年10月~12月/WDRフンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルクザール(ケルン)/DDD、ディジパック仕様、57'01、輸入盤・日本語帯付

 ピアニスト、タマラ・ステファノヴィチ注目の新譜は現代作曲家ヴァソス・ニコラウの練習曲集です!

 1971年キプロス共和国生まれのニコラウは、ケルンを拠点に活動する作曲家。
 ケルン音楽大学、パリ国立高等音楽院などで作曲家としての研鑽を積み、2006年にはインターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミーの奨学生として参加しています。
 これまでアンサンブル・アンテルコンタンポラン、アンサンブル・モデルンなど著名な演奏団体が新作委嘱を演奏しています。

 ステファノヴィチが挑んだ新しいピアノ練習曲集は2008年から2016年にかけて作曲した全15曲からなる独奏作品。複雑なリズムとテンポの変化、そして多層的な音世界は唯一無二。
 全曲5分弱ながら1曲1曲ごとに全く違う個性を発揮。コンテンポラリー・ジャズの要素もありあらゆる様式・形式で書かれた当作品集は、「練習曲」という名でありながら、非常に高い芸術性が求められます。
 当曲集最後の「Tamara」はステファノヴィチに捧げられております。ニコラウに師事したこともあるステファノヴィチ渾身の演奏です。

 カップリングはピエール=ロラン・エマールと共演したニコラウ作の4手作品「Frames」は二人に捧げられた作品。
 多層に絡み合う音楽は幾何学的ともいえる孤高の世界。
 二人の名手がニコラウの描くポリフォニックな世界を音化します。
 ステファノヴィチとエマールは『幻影』(KKC-6592 / PTC-5186957)のアルバムでも息の合った演奏を聴かせてくれています。

 
 



 

DYNAMIC



CDS-7936
(2CD)
¥3500
※DVD、Blu-ray同時発売
ナポリ楽派を代表する作曲家のひとり
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):歌劇《アンジェリカ》
 6声と器楽のためのセレナータ

  ヴァッレ・ディトリア音楽祭
   台本:ピエトロ・メタスタージオ/
    ラッファエーレ・ペー&
     ラ・リラ・ディ・オルフェオ校訂版
オルランド...テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)
メドーロ...パオラ・ヴァレンティーノ・モリナーリ(ソプラノ)
アンジェリカ...エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)
リコーリ...ガイア・ペトローネ(メゾ・ソプラノ)
ティティロ...セルジョ・フォレスティ(バリトン)
ティルシ...バルバラ・マッサーロ(ソプラノ)
ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)
指揮:フェデリコ・マリア・サルデッリ

 録音:2021年7月30日~8月3日 第47回ヴァッレ・ディトリア音楽祭 ドゥカーレ宮殿、マルティーナ・フランカ(イタリア)

 王女アンジェリカは、騎士オルランドとの戦いに敗れ傷を負ったサラセンの騎士メドーロを助け、彼との恋に落ちます。
 アンジェリカはメドーロを追って現れたオルランドに偽りの甘い言葉をかけ籠絡しようとしますが...

 ナポリ楽派を代表する作曲家のひとり、ニコラ・ポルポラの歌劇(セレナータ)《アンジェリカ》は、宮廷の慶事を祝う機会音楽として作曲され、その台本が劇作家メタスタージオの一作目であるとともに、後年「ファリネッリ」としてその名声を馳せるカストラートのカルロ・ブロスキが、歌手デビューを飾った作品としても知られています。
 そのロンドン時代はヘンデルのライバルと目され、ウィーン時代にはハイドンが師事したポルポラの音楽は、華やかな色彩と豊かな楽想に満ちたもの。
 題名役のエカテリーナ・バカノヴァ、オルランド役のテレーザ・イエルヴォリーノら粒ぞろいの歌唱陣と、ラ・リラ・ディ・オルフェオ(ラッファエーレ・ペー主宰)が古楽演奏を中心に活躍する名匠フェデリコ・マリア・サルデッリのタクトのもと躍動感と抒情に溢れる演唱を繰り広げます。
 




INVENTA



INV1005
¥2600
LA LA HO HO 「世界一の富豪」
 16世紀のヴィオール音楽集

 1. ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517): Las rauschen/
 2. イザーク:Fortuna - Bruder Conrat/
 3. ピエール・ド・ラ・リュー(1452頃-1518): Ain frolich wesen/
 4. アダム・レナー(1485頃-1520頃): Ach ainigs ain/
 5. ジョスカン・デ・プレ(1450頃/1455-1521):
  Entre iesuis 私はもの思いに沈んだ/
 6. ド・ラ・リュー:Carmen/7. イザーク: Zart liebster frucht/
 8. 作者不詳:Plus oultre pretens/9. 作者不詳:Vil gluck und hayl/
 10. パウル・ホフハイマー(1459-1537): On frewdt verzer ich/
 11. アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1512/1513): アンデルナハで/
 12. ピエール・アラミレ(1470頃-1536): T'Andernacken/
 13. 作者不詳:Ways nit/14. イザーク:La la ho ho/
 15. ルートヴィヒ・ゼンフル(1486頃-1543): Carmen in la/
 16. ゼンフル:Carmen in re/17. ゼンフル:Alles regres/
 18. ジョスカン・デ・プレ:Plus miltz regretz/
 19. ド・ラ・リュー:Tous les regretz/
 20. ド・ラ・リュー:
  Jouyssance vous donneray "Iam sauche, Jani sauche"/
 21. ド・ラ・リュー:Carmen/22. ホフハイマー:Fro bin ich dein/
 23. イザーク:Guretzsch/24. レナー:Jetzt hat volbracht/
 25. ゼンフル:Dem ewigen Gott/26. ゼンフル:Albrecht mirs schwer/
 27. ゼンフル:In lieb und freid hab ich mein bscheid
リナロール・コンソート
 (ヴィオール・アンサンブル)
【メンバー】
 デイヴィッド・ハッチャー
 森川麻子
 アリソン・キンダー
 クレア・ホラチェク

 録音:2020年2月11-13日 Treowen, Monmouthshire, Wales(UK)

 フレットワークなどで活躍するデイヴィッド・ハッチャーや森川麻子といった日本の古楽ファンにもなじみ深いメンバーが参加する「リナロール・アンサンブル」がInventa Recordsにデビュー。
 このアルバムのタイトルとなっている「世界一の富豪」とはドイツのアウクスブルクを拠点としたフッガー家の当主ヤーコプ・フッガー(1459-1525)のこと。
 フッガー家は15世紀から16世紀にかけて貿易や鉱山経営で巨大な富を築き、神聖ローマ帝国のメインバンク同然の地位に君臨、ヤーコプは貴族に叙せられ「世界一の富豪」と呼ばれました。
 彼の宮廷で演奏された音楽はオーストリア国立図書館に大量の手稿譜の形で収蔵されており、それを目にしたデイヴィッド・ハッチャーが校訂して現代譜に起こし、今回の録音に臨みました。
 収録曲は主に16世紀初頭のドイツ語圏やフランドルのものです。
 
 


INV1010
¥2600
Inn Stetter Hut 「世界一の富豪」
 16世紀のヴィオール音楽集 Vol.2

 1. ゲオルク・ブランケンミュラー(1480頃-?):Inn stetter hut*
 2. コンラート・ルプシュ(1475頃-1530頃):Nun bit wir den hayligen geist*
 3. ルートヴィヒ・ゼンフル(1486頃-1543):
  M. dein bin ich/Es taget vor dem walde das drit*
 4. ゼンフル:in bin ich das erst*
 5. パウル・ホフハイマー(1459-1537): Die prunlein die da vliessen
 6. ゼンフル:Die prunlein die da fliessen*
 7. ゼンフル:Fortuna/Nasci pati mori
 8. ゼンフル:Fortuna/Ich stund an ainem morgen
 9. ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517): Maudit soyt
 10. 作者不詳: Carmen Hercules
 11. ゼンフル:
  Ich armer man/mein herz ist alles/ach got wem soll ichs clagen
 12. ノエル・バウルデヴェイン(1480頃-1509-13活躍):
  Ach got wem soll ichs clagen
 13. ゼンフル:Fortuna/Helena desiderio*
 14. ゼンフル:Fortuna/Virgo prudentissima*
 15. イザーク:File vos
 16. ゼンフル:Carmen Lamentatio*
 17. ブランケンミュラー:Kein clag hab ich*
 18. ゼンフル:M. dein bin ich/Es taget vor dem walde das viert*
 19. ゼンフル:Ich sag und clag das ander*
 20. 作者不詳:Naves pont*
 21. イザーク:Carmen
 22. ゼンフル:Unseglich schmerz entpfindt mein hertz
 23. バルトロメ・ジンガー(1520代頃活躍):Ain diernlein zart
 24. ゼンフル:Kain sach mir nye auff erden*
 25. バウルデヴェイン:Ach hulff mich layd
 26. イザーク:Carmen
 27. ゼンフル:Warhafftig mag ich sprechen wol
 28. イザーク:Wolauff gut gsell von hinnen
 29. ゼンフル:On allen schertz*
 *...手稿譜からの小品
リナロール・コンソート
 (ヴィオール・アンサンブル)
 【メンバー】
 デイヴィッド・ハッチャー
 森川麻子
 アリソン・キンダー
 クレア・ホラーチェク
 ティム・リン
 ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)
  ...1、4、6-8、13、14、17、
   19、23、25、28、30

 録音:2021年10月 St Mary Magdalene's Church, Sherborne,Gloucestershire(UK)

 このアルバムのタイトルとなっている「世界一の富豪」とはドイツのアウクスブルクを拠点としたフッガー家の当主ヤーコプ・フッガー(1459-1525)のこと。
 フッガー家は15世紀から16世紀にかけて貿易や鉱山経営で巨大な富を築き、神聖ローマ帝国のメインバンク同然の地位に君臨、ヤーコプは貴族に叙せられました。
 芸術を庇護したので多くの芸術家が集まり、その宮廷で演奏された音楽はオーストリア国立図書館に大量の手稿譜の形で収蔵されています。
 ここに録音されたのは当時のドイツ、フランドル、フランスで高い名声を得ていた作曲家たちによる作品で、当時の流行歌をヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)合奏用に編曲したもの。
 一部の曲にはテノールのジェイムズ・ギルクリストが参加して「元唄」を歌っています。当時の流行歌は各地の宮廷に同じものが流布していましたが、トラック1-4,6,13,14,16-20,24,29は当コレクションでしか見られない貴重な曲です。

 
 



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NAXOS



8.574430
¥1800
オルソップ&ウィーン放送響による
 マーラー版のシューマン: 交響曲全集、第2弾
シューマン:交響曲第3番、第4番(マーラー編)

 交響曲第3番 変ホ長調「ライン」Op.97(G.マーラーによる編曲版)
 交響曲第4番 ニ短調 Op.120(G.マーラーによる編曲版)
ウィーン放送交響楽団
マリン・オルソップ(指揮)
NYCX-10368
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200

 録音: 2020年10月19-23日 Musikverein Wien and ORF Funkhaus Studio 6(オーストリア)

 【斬新な響きが注目を集めたオルソップ&ウィーン放送響によるマーラー版のシューマン: 交響曲全集、第2弾】
 ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが完成させた交響曲は4曲ありますが、これらを近代以降のオーケストラで演奏すると、音が濁ったり、バランスが取れなかったりすることが多く、指揮者泣かせの曲と言われてきました。
 この難題に大胆な回答を出したのが、作曲家にして当代屈指の名指揮者でもあったマーラー。
 彼の時代のオーケストラで聴き映えがするよう、4曲の交響曲のスコアに数多くの改変やカットを加えました。
 それらの多くは打楽器や金管の増減などによってマーラーが重要と見なすモチーフを補強し、そうでないと考えた部分を抑えるというものでしたが、今ではシューマン自身が書いた通りではないという理由で敬遠されがちです。
 
 オルソップはマーラーのオーケストレーションを再評価すべく、ウィーン放送響と全4曲を収録。こちらは第2弾となる第3番「ライン」と第4番が収録されています。
 交響曲第3番「ライン」は1850年作曲、1851年にシューマン自身によって初演されました。
 ラインというタイトルはシューマン自身の命名ではありませんが、悠然たる河の流れを思わせる雄大な作品です。
 マーラーの編曲はとりわけ管楽器の削減が特徴で、ホルン・パートの修正や第5楽章の冒頭など耳に残る部分が数多くあります。
 交響曲第4番は、第1番の完成から間もなく構想され、1841年に完成した際は誕生日プレゼントとして妻のクララに贈られました。
 もともとは単一楽章で書かれていたせいか初演時に好評を得ることができず、10年を経てシューマンは作品に大幅な改訂を施します。
 現在知られているのはこちらの改訂稿で、マーラーもこの改訂稿に手を加えていますが、この曲での彼の改訂はそれほど目立つものではありません。
 オルソップは全体的にテンポを速めにとり、全曲をすっきりとした印象に仕上げています。

 ※国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。



オルソップ&ウィーン放送響による
マーラー版のシューマン: 交響曲全集、第1弾


 8.574429
\1800
マリン・オルソップ(指揮)&ウィーン放送交響楽団
 シューマン:交響曲第1番、第2番(マーラー編)

 交響曲第1番 変ロ長調「春」Op.38(G.マーラーによる編曲版)
  1. I. Andante un poco maestoso - Allegro molto vivace
  2. II. Larghetto
  3. III. Scherzo: Molto vivace
  4. IV. Allegro animato e grazioso
 交響曲第2番 ハ長調 Op. 61(G. マーラーによる編曲版)
  5. I. Sostenuto assai - Allegro ma non troppo
  6. II. Scherzo: Allegro vivace
  7. III. Adagio espressivo
  8. IV. Allegro molto vivace
ウィーン放送交響楽団
マリン・オルソップ(指揮)
 NYCX-10348
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2200

 録音: 2020年2月20-23日 Musikverein Wien and ORF Funkhaus Studio 6(オーストリア)

 【オルソップ&ウィーン放送響が挑む、マーラー版のシューマン: 交響曲全集、第1弾】
 ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが完成させた交響曲は4曲ありますが、これらを近代以降のオーケストラで演奏すると、音が濁ったり、バランスが取れなかったりすることが多く、指揮者泣かせの曲と言われてきました。
 この難題に大胆な回答を出したのが、作曲家にして当代屈指の名指揮者でもあったマーラー。
 彼の時代のオーケストラで聴き映えがするよう、4曲の交響曲のスコアに数多くの改変やカットを加えました。
 それらの多くは打楽器や金管の増減などによってマーラーが重要と見なすモチーフを補強し、そうでないと考えた部分を抑えるというものでしたが、今ではシューマン自身の意図した響きではないと批判される傾向があります。
 オルソップはマーラーのオーケストレーションを再評価すべく、ウィーン放送響と全4曲を収録。第1弾となるこのアルバムには第1番と第2番が収録されています。
 
 シューマンがたった4日でスケッチを完成させたという第1番。曲に付された副題の「春」は、当時のシューマンが関心を抱いていたドイツの詩人アドルフ・ベルガーの詩から発想したもので、1841年にメンデルスゾーンの指揮するライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で初演されました。
 その際、楽器の機能上の制約からファンファーレの音程を変更していますが、マーラーはこれをシューマンが当初考えた通りに戻しています。
 
 第2番は1846年に完成し、同じくメンデルスゾーンとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が初演を行いました。
 マーラーは楽器編成を変更した他、終楽章のコーダに大幅なカットを施していますが、このオルソップの演奏ではカットは採用していません。

 ※国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。

 
 
8.555175
¥1800
1992年の名盤
 ケテルビー:管弦楽作品集

 1. 修道院の庭にて(管弦楽版)/2. 序曲「冒険者たち」(管弦楽版)/
 3. 序曲「チャル・ロマーノ(ジプシーの少年)
 ロマンティックな組曲
  4. I. Romance, "Reveil d'Amour"
  5. II. Scherzo, "Pensees Troublees"
  6. III. Valse Dramatique, "Querelle et Reconciliation"
 7. ピアニスティックな奇想曲
 8. 時計とドレスデン人形(ピアノと管弦楽版)
 コクニー組曲(抜粋)
  9. V. Bank Holiday, "'Appy 'Ampstead"
  10. III. At the Palais de Danse, "Anywhere"
 11. 月の光に/12. ウェッジウッドの青(管弦楽版)/
 13. 牧場を渡る鐘(管弦楽版)/14. ファントム・メロディ(管弦楽版)/
 15. ペルシャの市場にて(男声合唱付き管弦楽版)
スロヴァキア・フィルハーモニー男声合唱団...15
スロヴァキア放送交響楽団
エイドリアン・リーパー(指揮)

 録音:1992年1月13-18日 Concert Hall of the Slovak Radio, Bratislava(スロヴァキア)

 「ペルシャの市場にて」など、耳なじみの良い旋律による作品で知られる英国の作曲家アルバート・ケテルビー。
 幼い頃から音楽の才能を発揮、11歳の時には習作のピアノ・ソナタをウォーチェスター音楽祭で演奏、エドワード・エルガーに称賛されました。
 13歳の時にはヴィクトリア女王の奨学金を受け、トリニティ音楽カレッジに入学。グスターヴ・ホルストに師事、研鑽を積み16歳でウィンブルドンのセント・ジョン教会のオルガン奏者に就任、契約終了後はヴォードヴィル劇場の音楽監督となり、ライト・ミュージックの世界で大活躍します。
 このアルバムには冒頭で紹介した「ペルシャの市場にて」(男声合唱入り)や鳥のさえずりが描写されている「修道院の庭にて」など、彼の代表作を収録。イマジネーション豊かな音楽は、聴き手の想像力を刺激します。
 
 
8.573632
¥1800
ブラジルの作曲家“モーツァルト”カマルゴ・グァルニエリ
 グァルニエリ:ピアノ作品集 第2集

 1-10. 即興曲集第1番 - 第10番
 11-20. ヴァルサ集第1番 - 第10番
 21-30. モメント集第1番 - 第10番
マックス・バロス(ピアノ)

 録音: Oktaven Audio, Mt. Vernon, New York(USA) 2016年6月、7月、2021年12月、2022年2月

 ブラジルの作曲家グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちにはモーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディと名付けました。
 カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮し、後にはヴィラ=ロボスに次ぐ世代の作曲家として活躍しましたが、モーツァルトの名前は恐れ多いと感じたのか、Mozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをもらって筆名としました。
 リリー・ブーランジェに師事し、ヨーロッパ音楽の最先端に触れた彼ですが、自分の音楽はブラジルに根差したものであるべきと考えていたようです。
 このアルバムに収められたのは「インプロヴィーゾ(即興)」「モメント(瞬間、少しの間)」「ヴァルサ(ブラジル風ワルツ)」と名付けられた小品で、インプロヴィーゾやモメントは2分前後の曲が多く、ヴァルサは少し長くて3,4分程度。
 バーで弾かれていても似合いそうな、メロディアスで哀愁の陰りを帯びた曲調が魅力です。
 ナザレーの曲に通じるブラジル的な情緒を感じる人も多いでしょう。インプロヴィーゾ第2番はヴィラ=ロボス、モメント第7番はエンリキ・オズワルドに捧げられています。
 演奏はカリフォルニアで生まれ、ブラジルで育ったピアニスト、マックス・バロス。サンパウロ音楽批評家協会のメンバーとして、ブラジル音楽の紹介に努めています。
 
 
8.579128
¥1800
エクアドル生まれの作曲家
サルガード:室内楽作品集 第1集

 ヴィオラ・ソナタ(1973)
  1. I. Adagio in tempo rubato - Allegro animato
  2. II. Allegretto - Andante sostenuto ed espressivo
  3. III. Allegro energico
 セレーネ、トリオ・プログラマティコ(1969)
  4. I. Partida (Departure)
  5. II. Alunizaje (Moon Landing)
  6. III. Retorno (Return)
 チェロ・ソナタ(1962)
  7. I. Allegro con anima
  8. II. Andante sostenuto
  9. III. Quasi recitativo - Allegro giusto
 木管五重奏曲(1958)
  10. I. Allegro con vita
  11. II. Andante sostenuto
  12. III. Allegretto giocoso
 全て世界初録音
カンザス・ヴィルトゥオージ
【メンバー】
 ダニエル・ヴェラスコ(フルート)...4-6、10-12
 マルガレート・マルコ(オーボエ) ...4-6、10-12
 エミリー・フォルツ(コールアングレ)...4-6
 ステファニー・ゼルニック(クラリネット)...10-12
 エリック・ストンバーグ(ファゴット)...10-12
 ポール・スティーヴンス(ホルン)...10-12
 ボリス・ヴァイネル(ヴィオラ)...1-3
 ハンナ・コリンズ(チェロ)...7-9
 エレン・ソマー(ピアノ)...1-3、7-9

 録音:Swarthout Recital Hall, University of Kansas(USA) 2020年1月16日...4-6 2020年2月13日...10-12 2021年5月10日...7-92 021年5月11日...1-3

 エクアドル生まれの作曲家ルイス・ウンベルト・サルガードの作品集。
 作曲家の父のもとに生まれ、8歳で首都キトの国立音楽院に入学、ピアノと作曲を学びましたが、当時のエクアドルには十二音音楽や新古典派音楽といった欧州楽壇の新しい潮流に通じている教師はいませんでした。
 サルガードは最新の音楽を学ぶべく欧州留学を目指すも奨学金が得られず断念、本やレコードを通してほぼ独学で現代音楽の手法を学び、これをエクアドルの民俗音楽と融合させようと試みました。
 彼の作品は、モダンで洗練されたハーモニーの中にエクアドルの先住民サンフアニートの舞曲を織り込み、生き生きとした音楽として結実しています。
 このCDには、新古典派の作風によるチェロ・ソナタや、多彩なアイディアを盛り込んだ木管五重奏曲、アポロ11号の月面着陸成功にインスパイアされた「セレーネ(ギリシャ神話の月の女神の名前)」などが収録されています。
 



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OEHMS



OC481
¥2400→\2190
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 オルガン版ブルックナー交響曲全集第6弾


 アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲第5番 変ロ長調 WAB105
  (エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
   1. I. Introduktion. Adagio - Allegro
   2. II. Adagio. Sehr langsam
   3. III. Scherzo. Molto vivace (schnell) - Trio. Im gleichen Tempo
   4. IV. Finale. Adagio - Allegro moderato (Doppel-Fuge)
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)

 録音: 2022年8月2日-6日 ミュンヘン、聖マルガレート教会

 2024年のブルックナー生誕200周年に向けての記念企画、全10巻からなるオルガン版ブルックナー交響曲全集第6弾です。
 このシリーズは指揮者クリスティアン・ティーレマンの後援のもとに進められ、2024年に完結予定です。
 交響曲第5番は、ブルックナーの全交響曲の中でもコラール風の旋律と対位法の使用が目立ち、教会音楽的なたたずまいを随所に感じさせます。
 オルガンで演奏して聴き映えがすることが想像できますが、エルヴィン・ホルンの編曲とハンス・イェルク・アルブレヒトの演奏はその期待に応えるもの。オルガンの多彩なストップを効果的に、しかし華美になることなく使い分け、音楽が息長く高揚して行く様を見事に音にしています。
 この曲はピツィカートも多く使われていますが、弦のピツィカートの弾くような瞬発力のある音とは異なる、オルガン特有の膨らみと重量感のある音が独特の趣を加えています。
 交響曲第5番は1894年にグラーツでフランツ・シャルクが指揮して初演されましたが、その時演奏されたのはシャルクによる「改訂版」で、ブルックナーの自筆譜に基づく原典版が初演されたのはそれから40年余りを経た1935年、ミュンヘンでのことでした。それにちなんで録音にはミュンヘンの聖マルガレート教会のオルガンが選ばれています。

 当プロジェクトではブルックナーの音楽にインスパイアされた新作オルガン曲を併録してきましたが、このディスクでは交響曲第5番だけで76分半になることから新作を収める余地がありません。
 そこでOEHMSレーベルでは、フランスのコンポーザー・ピアニスト、フランソワーズ・ショヴォーが2022年に作曲した「オルガンのための詩曲」作品285のビデオをOehmsClassicsのYouTubeチャンネルで公開しています。

 動画名:Francoise Choveaux: Poeme pour orgue op. 285 (Bruckner Window)

 
 




RESONUS CLASSICS


RES10308
¥2600
Love Restor'd イングランド王政復古期の歌曲集
 1. ジョン・ブロウ(1649-1708): The Glorious Day is Come
 Couch'd by the pleasant Helliconian spring
  ヘンリー・パーセル:
  2.『Dioclesian ダイオクリージャン』 Z.627, Act V
   - Oh, the sweet delights of love
  3. A New Ground 新しいグランド ホ短調 ZT. 682
  4. 歌劇《妖精の女王》 Z. 629, Act V - O let me weep
  5. 歌劇《妖精の女王》 Z. 629 - 序曲
  6. Celebrate This Festival この祝祭を祝え Z. 321
   - Crown the altar, deck the shrine
  7. Love's Goddess Sure Was Blind 愛の女神は確かに盲目だった
    Z. 331 - Many such days may she behold
 8. ブロウ:Laudate Nomen Domini
 9. ブロウ:The Queen's Epicedium
 10. パーセル:O dive custos Auriacae domus 「徳」らに命じよ Z.504
 11. フランチェスコ・コルベッタ(1615-1681): シャコンヌ
 12. パーセル:She loves and she confesses too
  彼女は恋し、愛をうちあける Z.413
 13. ジョン・エクルズ(1668-1735): Haste, give me wings
 14. ブロウ: 組曲第2番 ニ短調 - グラウンド
 15. パーセル:The Maid's Last Prayer
  乙女の最後の祈り Z. 601 - No, resistance is but vain
 パーセル: 組曲第6番 ニ長調 Z. 667 より
  16. 16. Prelude/17. Almand/18. [Hornpipe]
 19. パーセル:ドン・キホーテの滑稽な物語 Z. 578 - From rosy bow'rs
 20. パーセル:歌劇《妖精の女王》 - If love's a sweet passion

チェルレオ(古楽器使用)
【メンバー】
 エミリー・オーウェン(ソプラノ)
  ...1、2、6-10、13、15、20
 ジェニー・ハーパー(ソプラノ)
  ...1、2、4、7、8、10、12、15、
19、20
 トビー・カー(テオルボ&バロック・ギター)
 ケイト・コンウェイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 サトコ・ドイ=ラック(チェンバロ)


 録音:2022年1月6-8日 St John's Church Loughton(UK)

 2014年にギルドホール音楽演劇学校の生徒たちが結成した古楽アンサンブル、チェルレオ。メンバーは在学中に接したイングランド王政復古時代の音楽に魅了され「誰もがパーセルの《ダイドーとエネアス》に感激した」といいます。
 彼らのCD第一作は原点ともいうべきパーセルとブロウの音楽集。
 二人のソプラノはともにボーイ・ソプラノにも通じる澄んだ声質で、若き日のエマ・カークビーの声を思い出させます。
 同じ古楽歌手といってもフランスやイタリアの歌手たちとは微妙に違ったイギリスらしい声で聞かせます。
 
 


RES10311
¥2600
ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年記念
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):作品集

 ピアノ五重奏曲 ハ短調
  1. Allegro con fuoco
  2. Andante
  3. Fantasia (quasi variazioni)
 4. 揚げひばり - 独奏ヴァイオリンとピアノのために
  (1914年オリジナル・ヴァージョン)
 5. ロマンス - ヴィオラとピアノのために
 6. 旧詩篇歌第104篇に基づく変奏曲風幻想曲
マーク・ベビントン(ピアノ)
ダンカン・リデル(ヴァイオリン)...1-4
アビゲイル・フェンナ(ヴィオラ)...1-3、5
リチャード・ハーウッド(チェロ)...1-3
ベンジャミン・カニンガム(コントラバス)...1-3
シティ・オブ・ロンドン合唱団...6
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団...6
ヒラリー・ダヴァン・ウェットン(指揮)...6

 録音:2022年6月8-9日、7月28日 St John's Smith Square(UK)

 ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念した企画。
 このアルバム制作のきっかけとなったのは、最後に置かれた演奏時間15分半の「旧詩篇歌第104篇に基づく変奏曲風幻想曲」で、ピアノ独奏と合唱及びオーケストラを要する編成ゆえか演奏機会に恵まれませんが、マーク・ベビントンとヒラリー・ダヴァン・ウェットンはこの記念すべき年に新録音を発表すべく奮起しました。
 他にも演奏機会が多いとは言えない曲を収録。唯一の有名曲「揚げひばり」はポピュラーなオーケストラ版ではなく、オリジナルのピアノ伴奏版で録音しています。
 




SONO LUMINUS


DSL-92259
(BDA+CD)
¥2800
フーギ・グズムンドソン: Windbells平衡 IV -
 風鈴/ブロート/エントロピー

  1-2. Entropy エントロピー
  3. Lux ルクス
  4-7. Equilibrium IV: Windbells 平衡 IV - 風鈴
  8-12. Brot 断章
  13-17. Songs from Havamal II ハヴァマールの歌 II
ヒルディグンヌル・エイナルスドッティル(メゾ・ソプラノ)...13-17
アウスヒルドゥル・ハラルズドウッティル(フルート)...3
レイキャヴィク室内管弦楽団

 録音:2021年11月12-15日 Sono Luminus Studio, Viginia(USA)
 Blu-ray AUDIO 収録フォーマット MP3&FLAC、5.1 DTS HD MA 24/192KHz、9.1 Auro-3D 24/96KHz、2.0 LPCM 2、4/192KHz9.1 Dolby Atomos 24/48KHz

 アルバムタイトルの「平衡 IV」は2005年に日本で開催された「国際博覧会-愛・地球博」で初演された作品。
 コンサートステージというよりもスタジアムに近い大会場を用い、電子楽器を操作するミキサーはステージから100メートル以上離れた場所に陣取るという、通常のコンサートでは考えられない状況で演奏されたといいます。
 上演は成功し、以降この作品はいくつかの賞を獲得、グズムンドソンの代表作の一つとなりました。
 今回は初のスタジオ録音となるレイキャビク室内管弦楽団による演奏です。作品からはどことなくジョージ・クラムとオリヴィエ・メシアンの雰囲気が感じられます。
 
 ※アルバムには高音質フォーマットの音源を収録したBlu-ray Audio盤が同梱されています。
 
 

DSL-92260
¥2600
A BAROQUE CHRISTMAS
 オルガンによるバロック・クリスマス
フェリペ・ドミンゲス(オルガン)
  1. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV 659
  2. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621): 一輪のばらが咲いて
  ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1571-1621): 汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ
   3. Vers I/4. Vers II
  5. ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1681-1738): この日はクリスマス、ミュゼットで
  6. ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726): パストラーレ
  7. ダンドリュー:Michaut qui causoit ce grand bruit
  8. ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746): Ave Maria Klareによるリチェルカーレ
  9. ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707): 暁の星のいと美しきかな BuxWV 223
  10. ルイ=クロード・ダカン(1694-1772): ノエルの新しい曲集 Op. 2 - 第8曲 異国風のノエル
  11. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759): オラトリオ「メサイア」 HWV 56 - ピファ
  12. ゲオルグ・ベーム(1661-1733): 高き天よりわれは来たれり
  13. ジョン・スタンリー(1712-1786): オルガン・ヴォランタリー Op. 6 No. 5
  14. ヨハン・パッヘルベル(1653-1706): 高き天よりわれは来たれり
  15. ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710): 序奏とパストラーレ
  16. 作者不詳: 甘き喜びのうちに(16世紀)
  17. J. S. バッハ: 甘き喜びのうちに BWV 729

 録音:2021年12月6-9日 Sono Luminus Studios, Boyce,VA(USA)

 ヴァージニア州ボイスにあるソノ・ルミナス・スタジオに設置されたオルガンで演奏したクリスマスの音楽集。
 J.S.バッハをはじめ、プレトリウスやブクステフーデらおなじみの作曲家から作者不詳の曲まで多彩な作品が選ばれています。
 オルガンを演奏しているのは1983年、チリ生まれのフェリペ・ドミンゲス。ブリガム・ヤング大学でオルガンとチェンバロを学び、その後ヨーロッパに留学、更なる研鑽を積みソリスト、アンサンブルの奏者として活躍しています。
 





<メジャー・レーベル>

DG



4863385
\2600
《ミヴォス・カルテット~スティーヴ・ライヒ:弦楽四重奏曲集》
 スティーヴ・ライヒ:
  1-3) WTC 9/11
   (第1楽章:9/11/01/第2楽章:2010/第3楽章:WTC)、
  4-6) トリプル・クァルテット(第1楽章/第2楽章/第3楽章)、
  7-9) ディファレント・トレインズ
   (第1楽章:アメリカ―第二次世界大戦前/
    第2楽章:ヨーロッパ―第二次世界大戦中/第3楽章:第二次世界大戦後)
ミヴォス・カルテット
 (オリヴィア・デ・プラート[ヴァイオリン]、
  マヤ・ベンナルド[ヴァイオリン]、
  Victor Lowrie Tafaya[ヴィオラ]、
  Tyler J. Borden[チェロ])
4863386
(2LP)
\5400

 現代作曲家の音楽を世界に届ける「斬新でエネルギッシュな」四重奏団のニュー・アルバム

 ●世界中で活躍しているミヴォス・カルテットが今回録音したのは、ミニマル・ミュージックの先駆者として知られる、現代音楽作曲家スティーヴ・ライヒの弦楽四重奏曲集。ミヴォス・カルテットは2008年に活動を開始した、「アメリカで最も斬新でエネルギッシュなニューミュージックのアンサンブル」(『シカゴ・リーダー』紙)です。現代作曲家の作品の演奏に精力的に取り組み、さまざまなニューミュージックを世界中の聴衆に届けています。

 ●スティーヴ・ライヒは長年にわたり協力者として、ミヴォス・カルテットのプロジェクトを熱心に支援しており、このアルバムの録音は作曲者自身に推奨された決定版です。1つのアルバムにスティーヴ・ライヒの3つのカルテットをすべて録音し、リリースするのは彼らが初めてです。

 ●2001年9月11日ニューヨークのワールド・トレード・センターなどで起こったアメリカ同時多発テロ事件をテーマとした楽曲『WTC9/11』、弦楽四重奏と予め録音されたテープのための作品『ディファレント・トレインズ』と『トリプル・クァルテット』が収録されています。

 ●2LPは180g重量盤2LP。

 【録音】2022年3月2-6日(1-3)、2月10-14日(4-6)、1月24-28日(7-9)、ニューヨーク州トロイ、EMPACコンサートホール
 



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DECCA


4853639
(15CD)
\8600→\7990

《フィッツウィリアム弦楽四重奏団~デッカ録音全集》


《CD 1》
 ショスタコーヴィチ:
  1- 3) 弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108、
  4) 弦楽四重奏曲第13番変ロ短調Op.138、
  5-7) 弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調Op.142
  【録音】1975年2月、ピーターシャム/
《CD 2》
 ショスタコーヴィチ:
  1-5) 弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110、6-11) 弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144
  【録音】1975年5月、ピーターシャム/
《CD 3》
 ショスタコーヴィチ:
  1-4) 弦楽四重奏曲第4番ニ長調Op.83、5-6) 弦楽四重奏曲第12番変ニ長調Op.133
  【録音】1977年7月、ピーターシャム/
《CD 4》
 ショスタコーヴィチ:
  1-5) 弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73、6-12) 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.122
  【録音】1977年7月、ピーターシャム/
《CD 5》
 ショスタコーヴィチ:
  1-3) 弦楽四重奏曲第5番変ロ長調Op.92、4-7) 弦楽四重奏曲第6番ト長調Op.101
  【録音】1977年7月(1-3)、1978年(4-7)、ピーターシャム/
《CD 6》
 ショスタコーヴィチ:
  1-5) 弦楽四重奏曲第9番変ホ長調Op.117、6-9) 弦楽四重奏曲第10番変イ長調Op.118
  【録音】1977年12月、ピーターシャム/
《CD 7》
 ショスタコーヴィチ:
  1-4) 弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.49、5-8) 弦楽四重奏曲第2番イ長調Op.68
   【録音】1977年7月、ピーターシャム/
《CD 8》
 ショスタコーヴィチ:
  1-2) 弦楽四重奏のための2つの小品Op.36a(エレジー/ポルカ)、
  3-9) ブロークの詩による7つの歌Op.127、10-14) ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
  【演奏】エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)(3-9)、ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)(3-14)
  【録音】1986年2月(1-2)、1983年9月(10-14)、ロンドン、1983年12月、アムステルダム(3-9)/
《CD 9》
 ベートーヴェン:1-5) 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130、6-7) 大フーガ変ロ長調Op.133
  【録音】1983年12月、ロンドン/
《CD 10》
 ベートーヴェン:1-5) 弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132
  【録音】1982年12月、ロンドン/
《CD 11》
 1-4) シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D956
  【演奏】クリストファー・ファン・カンペン(チェロ)
  【録音】1981年12月、ロンドン/
《CD 12》
 1-4) ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115、5) ヴォルフ:イタリア風セレナード
  【演奏】アラン・ハッカー(クラリネット)(1-4)
  【録音】1979年7月、スネイプ(1-4)、1981年7月、ノース・フィンチリー(5)/
《CD 13》
 ボロディン:1-4) 弦楽四重奏曲第1番イ長調、5-8) 弦楽四重奏曲第2番ニ長調
  【録音】1979年12月、スネイプ(1-4)、1980年11月、ロンドン(5-8)/
《CD 14》
 1-4) フランク:弦楽四重奏曲ニ長調【録音】1978年10月、スネイプ/
《CD 15》
 1-4) ディーリアス:弦楽四重奏曲(1916年版)、5-9) シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56『内なる声』
  【録音】1978年12月、スネイプ
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
 クリストファー・ローランド(ヴァイオリン)
 Jonathan Sparey(ヴァイオリン)
 アラン・ジョージ(ヴィオラ)
 イオアン・デイヴィス(チェロ)

Daniel Zisman(ヴァイオリン)(CD 8: 1-2のみ)

 ショスタコーヴィチに認められた歴史ある四重奏団のCD15枚組BOXセット

 ●世界の歴史ある四重奏団の一つ、フィッツウィリアム四重奏団はもちろん作曲者自身に高く評価されたショスタコーヴィチの音楽とつながっていますが、さまざまなレパートリーで世界的に知られています。デッカに行われたすべての録音が初めてまとめて発売されます。
 CD15枚組BOXセット。限定盤。オリジナル・ジャケット仕様。設立メンバーのアラン・ジョージによる序文と回顧録が掲載された40ページのブックレット付き(英語・フランス語・ドイツ語)。
 
 ●商品サイズ: 128x128x46mm


 ※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。
  詳細は下記トラックリストでご確認いただけますようお願いいたします。

 
 





<映像>


DYNAMIC(映像)



DYNDVD37936
(DVD)
¥3900
※CD同時発売
ナポリ楽派を代表する作曲家のひとり
ポルポラ:歌劇《アンジェリカ》
 6声と器楽のためのセレナータ

  ヴァッレ・ディトリア音楽祭
   台本:ピエトロ・メタスタージオ/
    ラッファエーレ・ペー&
     ラ・リラ・ディ・オルフェオ校訂版
オルランド...テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)
メドーロ...パオラ・ヴァレンティーノ・モリナーリ(ソプラノ)
アンジェリカ...エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)
リコーリ...ガイア・ペトローネ(メゾ・ソプラノ)
ティティロ...セルジョ・フォレスティ(バリトン)
ティルシ...バルバラ・マッサーロ(ソプラノ)
ファットリア・ヴィッタディーニ(ダンス・カンパニー)
ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)
指揮:フェデリコ・マリア・サルデッリ


DYNBRD57936
(Blu-ray)
¥3900
※CD同時発売
NYDX-50272
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950
※CD同時発売

 演出、舞台美術、衣装:ジャンルカ・ファラスキ/振付:マッティア・アガティエッロ/照明:パスクワーレ・マーリ
 映像監督:マルコ・スカルフィ/共同制作:マインツ州立劇場
 収録:2021年7月30日~8月3日 第47回ヴァッレ・ディトリア音楽祭 ドゥカーレ宮殿、マルティーナ・フランカ(イタリア)
 収録時間:147分/音声:イタリア語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【ナポリ楽派の名匠、ニコラ・ポルポラ作『アンジェリカ』――世界初映像化!】
 王女アンジェリカは、騎士オルランドとの戦いに敗れ傷を負ったサラセンの騎士メドーロを助け、彼との恋に落ちます。アンジェリカはメドーロを追って現れたオルランドに偽りの甘い言葉をかけ籠絡しようとしますが...

 ナポリ楽派を代表する作曲家のひとり、ニコラ・ポルポラの歌劇(セレナータ)《アンジェリカ》は、宮廷の慶事を祝う機会音楽として作曲され、その台本が劇作家メタスタージオの一作目であるとともに、後年「ファリネッリ」としてその名声を馳せるカストラートのカルロ・ブロスキが、歌手デビューを飾った作品としても知られています。
 そのロンドン時代はヘンデルのライバルと目され、ウィーン時代にはハイドンが師事したポルポラの音楽は、華やかな色彩と豊かな楽想に満ちたもの。
 演出・舞台美術・衣装は著名な服飾デザイナー、ジャンルカ・ファラスキが担当。題名役のエカテリーナ・バカノヴァ、オルランド役のテレーザ・イエルヴォリーノら粒ぞろいの歌唱陣と、ラ・リラ・ディ・オルフェオ(ラッファエーレ・ペー主宰)が古楽演奏を中心に活躍する名匠フェデリコ・マリア・サルデッリのタクトのもと躍動感と抒情に溢れる演唱を繰り広げます。

 

 




NAXOS(映像)



2.110747
(DVD+CD)
¥3900
カミラ・ニールンドが歌う古き良きアメリカ
 『ザ・グレート・アメリカン・ソングブック』より
  コール・ポーター、ジョージ・ガーシュウィン、リチャード・ロジャース、ジェローム・カーンなど
   マリン・オルソップ指揮/ウィーン放送交響楽団、 ウィーン少年合唱団

 コール・ポーター:いつもさよならを
 ミシェル・ルグラン:これからの人生
 ジョージ・ガーシュウィン:私の彼氏
 リチャード・ロジャース:もしあなたを愛したら
 フリードリヒ・ホレンダー:また恋したのよ
 サミー・フェイン:あなたを見つめて
 ヴィクター・ヤング:恋に落ちるとき
 ジョージ・ガーシュウィン:誰にも奪えぬこの思い
 ジェローム・カーン:愛さずにはいられない
 ステフィン・メリット:ザ・ブック・オブ・ラヴ*
 クルト・ワイル:セプテンバー・ソング
 フリードリヒ・ホレンダー:イリュージョン(幻)
 ジョン・フレッデリック・クーツ:フォー・オール・ウィ・ノウ
独唱:カミラ・ニールンド(ソプラノ)
ウィーン放送交響楽団
ウィーン少年合唱団
 (合唱指揮:ゲルハルト・ヴィルト)*
指揮:マリン・オルソップ


NBD0162V
(Blu-ray+CD)
¥3900
NYDX-50270
(Blu-ray+CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950

 編曲:フロリアン・ジッツマン、クリストフ・ウンターベルガー、レオナルド・エレード
 演出:アンドレ・ヘラー/映像監督:ロベルト・ノイミュラー/共同制作:ORF III & Naxos

 収録:2021年9月16日~18日 ORF RadioKurturhaus 第3スタジオ(ウィーン)/収録時間: 映像 56分+CD 53分(収録楽曲は同内容)
 音声: 英語、PCMステレオ2.0(DVD/Blu-ray)/字幕:日本語・英語・ドイツ語・韓国語/
 画角:16/9 NTSC All Region/DVD...片面単層ディスク、Blu-ray...片面単層ディスク 1080i High Definition

 【カミラ・ニールンドが歌う古き良きアメリカ――愛の歌の数々】
 20世紀アメリカのミュージカル、映画音楽の作曲家コール・ポーター、ジョージ・ガーシュウィン、リチャード・ロジャース、ジェローム・カーンらによる不滅の輝きを放つ、古き良きアメリカのポップソングの総称『ザ・グレート・アメリカン・ソングブック』。
 世界中のオペラ・シーンで引く手あまたのカミラ・ニールンドが、そのソングブックから彼女のために選ばれ、編曲されたナンバーを情感豊かに歌い上げます。
 伴奏を務めるのはマリン・オルソップ指揮のウィーン放送交響楽団。歌うニールンドとそれに寄り添う楽団の演奏風景が、マルチタレントの鬼才アンドレ・ヘラー演出によるモノクローム映像によって雰囲気豊かに捉えられています。

 
 
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2.110681
(2DVD)
¥3500→\3190

コンサート&ドキュメンタリー『ホーム・ミュージック・ベルリン』


 2020年春、コロナ禍の下の音楽家のベルリンの記録
 会場は現代美術で名高い私設美術館シンケル・パビリオン
 クリスティアン・テツラフ、イザベル・ファウスト、タベア・ツィンマーマン、ロマン・トレーケル、などそうそうたる演奏陣
 シリーズから13回のコンサートと、リハーサル風景や舞台裏の素顔を捉えた映像ドキュメンタリー


 【ドキュメンタリー】『ホーム・ミュージック・ベルリン』ジャン・シュミット=ガレによる映像

 【コンサート】(ディスク収録順)
  2020年4月6日(月)
   ・ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-91):
    ヴァイオリン・ソナタ第32番 変ロ長調 KV454
     ヴェロニカ・エーベルレ(vn)、フランチェスコ・ピエモンテージ(p)

  2020年3月30日(月)
   ・アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):『ジプシーの歌』作品55より
    第3曲「森はひっそりと静まりかえり」/第4曲「我が母の教え給いし歌」
     オレナ・トーカル(sop)、イホール・ハリシン(p)
   ・アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 作品30
     イホール・ハリシン(p)
   ・ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):「静かに夜は更けていく」、「水の精の小さな娘」
     オレナ・トーカル(sop)、イホール・ハリシン(p)

  2020年4月3日(金)
   ・クロード・ドビュッシー(1862-1918):『映像第2集』
    「葉ずえを渡る鐘の音」、「荒れた寺にかかる月」、「金色の魚」
     フランチェスコ・ピエモンテージ(p)
   ・セザール・フランク(1822-90):ヴァイオリン・ソナタイ長調
     クリスティアン・テツラフ(vn)、フランチェスコ・ピエモンテージ(p)

  2020年4月13日(月)
   ・フェリックス・メンデルスゾーン(1809-47):
    『無言歌集』作品67より 第2曲「アレグロ・レッジェーロ」
   ・フレデリック・ショパン(1810-49):
    『練習曲』作品10より 第5曲 変ト長調
    『練習曲』作品25より 第2曲 ヘ短調、第6曲 嬰ト短調
   ・セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):「カノン ホ短調」「断片」「東洋のスケッチ」
   ・ニコライ・メトネル(1880-1951)『忘れられた調ベ 第1集』 作品38より 第6曲 「夕べの歌」
     ズラータ・チョチエヴァ(p)

  2020年4月17日(金)
   ・マックス・レーガー(1873-1916):無伴奏ヴィオラ組曲第1番 作品131d
     タベア・ツィンマーマン(va)
   ・ロベルト・シューマン(1810-56):『おとぎの絵本』 作品113
   ・フランツ・リスト(1811-86)「忘れられたロマンス」 S. 132a
     タベア・ツィンマーマン(va)、フランチェスコ・ピエモンテージ(p)

  2020年4月20日(月)
   ・クロード・ドビュッシー /ヴャチェスラフ・グリャズノフ(1982-)編曲:「牧神の午後への前奏曲」
   ・ニコライ・メトネル『二つのエレジー』 作品59より 第2曲アンダンテ・コン・モート
     ゼヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(p)

  2020年4月24日(金)
   ・フランツ・シューベルト(1797-1828):『アルペジオーネ・ソナタ』 D821
     ガブリエル・シュヴァーベ(vc)、ニコラス・リンマー(p)

  2020年4月27日(月)
   ・アルバン・ベルク(1885-1935):『7つの初期のリート』
     エルザ・ドライジグ(sop)、ヨナタン・ヴァーレ(p)
   ・モーリス・ラヴェル(1875-1937)組曲『鏡』より第2曲 「悲しい鳥たち」
     ヨナタン・ヴァーレ(p)
   ・エンリケ・グラナドス(1867-1916)組曲『ゴイェスカス』より「マハとナイチンゲール」
     エルザ・ドライシヒ(sop)、ヨナタン・ヴァーレ(p)

  2020年5月1日(金)
   ・フランソワ・クープラン(1668-1733):『クラヴサン曲集』より
    「さまよう亡霊たち」「修道女モニク」「タンブラン」「恋のうぐいす」
    「プラチナ色の髪のミューズ」「葦」「神秘の障壁」 
     イド・バル=シャイ(p)

  2020年5月4日(月)
   ・グスタフ・マーラー(1860-1911):『子供の不思議な角笛』より「死んだ鼓手」
     ロマン・トレーケル(br)、フランチェスコ・ピエモンテージ(p)
   ・ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750) /ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)編曲:
    『心と口と行いと生活で BWV147』より「主よ 人の望みの喜びよ」
      フランチェスコ・ピエモンテージ(p)
   ・グスタフ・マーラー:『リュッケルトの詩による5つの歌曲』より
    第1曲 「私の歌をのぞき見しないで」、第3曲 「私はこの世に捨てられて」
      ロマン・トレーケル(br)、フランチェスコ・ピエモンテージ(p)
   ・ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750) /フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)編曲:
    『プレリュードとフーガ 変ホ長調 BWV552』より「フーガ」
      フランチェスコ・ピエモンテージ(p)

  2020年5月11日(月)
   ・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 作品23
     イザベル・ファウスト(vn)、アレクサンドル・メルニコフ(p)

  2020年5月8日(金)
   ・リヒャルト・ワーグナー(1813-83):『ヴェーゼンドンク歌曲集』
     ジャクリン・ワーグナー(sop)、ズラータ・チョチエヴァ(p)
   ・リヒャルト・ワーグナーエレジー 変イ長調
     ズラータ・チョチエヴァ(p)
   ・グスタフ・マーラー『さすらう若人の歌』
     ジャクリン・ワーグナー(sop)、ズラータ・チョチエヴァ(p)

  2020年5月11日(月)
   ・ヨハネス・ブラームス(1833-1897):クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 作品120-2
     シャロン・カム(cl)、マタン・ポラト(p)
   ・モーリス・ラヴェル組曲『鏡』より第3曲 「海原の小舟」
   ・フランツ・シューベルト「岩の上の羊飼い」D965
    ジャクリン・ワーグナー(sop)、シャロン・カム(cl)、マタン・ポラト(p)


NBD0124V
(2Blu-ray)
¥3500→\3190

 収録時間:ドキュメンタリー 58分、コンサート 150分/音声:ドイツ語、Dolby Digitalステレオ2.0/Dolby Digital5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD MasterAudio5.1(Blu-ray)
 ドキュメンタリー:ステレオ&サラウンド/コンサート:ステレオのみ/字幕(ドキュメンタリー):日本語・英語・ドイツ語・韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク×2、Blu-ray...片面二層ディスク×2、1080i High Definition

 【ベルリン、2020年春、コロナ禍の下の音楽家の記録『Home Music Berlin』】
 2020年春、新型コロナ感染症に襲われたベルリン。映像作家ヤン・シュミット=ガレは、演奏機会を失っていたベルリン在住の音楽家たちに呼びかけ、オンラインで広く聴衆にその演奏を届けるプロジェクトを立ち上げました。
 現代美術で名高い私設美術館シンケル・パビリオンを会場とし『Home MusicBerlin』と銘打たれたコンサート・シリーズ(2020年3月~5月)にはクリスティアン・テツラフ、イザベル・ファウスト、タベア・ツィンマーマン、ロマン・トレーケルら錚々たる音楽家が参加し熱演を繰り広げました。
 本映像は、このシリーズから13回のコンサート収録と、参加した演奏家のリハーサル風景や舞台裏の素顔を捉えた、映像ドキュメンタリーで構成されています。

 



 

OPUS ARTE(映像)


OA1319D
(DVD)
¥3600
バレエ『ダンテ・プロジェクト』(マクレガー振付)
特典映像:
 『ダンテ・プロジェクト』の創造
 キャスト・ギャラリー
  ダンテ・プロジェクト画像集
ダンテ...エドワード・ワトソン
ヴェルギリウス...ギャリー・エイヴィス
ベアトリーチェ...サラ・ラム
メリッサ・ハミルトン、ーガン・グレース・ヒンキス、
ミマヤラ・マグリ、マルセリーノ・サンベ、
ヤスミン・ナグディ、ニコル・エドモンズ、
フランチェスカ・ヘイワード、マシュー・ボール、
カルヴィン・リチャードソン、アナ・ローズ・オサリヴァン、
瑠嘉アクリ、金子扶生、ジョセフ・シセンズ、
ジェームズ・ヘイ、ウィリアム・ブレイスウェル、
平野亮一、アレクサンダー・キャンベル、高田茜、
英国ロイヤル・バレエ団
ロンドン交響合唱団
 (合唱指揮:サイモン・ハルシー)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセルス

OABD7278D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50274
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 振付:ウェイン・マクレガー/音楽:トーマス・アデス/舞台美術:タシタ・ディーン
 照明:ルーシー・カーター&サイモン・ベニソン(インフェルノ『巡礼』)/照明:ルーシー・カーター(プルガトーリオ『愛』、パラディーゾ『聖なる詩篇』)
 ドラマトゥルギー:ウズマ・ハミード
 収録:2021年10月21日、26日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)/収録時間:本編104分+特典15分
 音声:PCMステレオ2.0/DTS 5.1 (DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1 (Blu-ray)
 字幕(特典映像):日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 エドワード・ワトソン主演、英国ロイヤル・バレエの大胆な野心作――『ダンテ・プロジェクト』誕生!

 2021年10月に初演された『ダンテ・プロジェクト』は、英国ロイヤル・バレエのレジデント振付家ウェイン・マクレガーによる待望の新作バレエ。
 14世紀初頭にダンテが書いた壮大な叙事詩『神曲』をテーマに、「ベンジャミン・ブリテンの再来」との呼び声高い作曲家のトーマス・アデス、数々の受賞歴を誇るビジュアルアーティスト、タシタ・ディーンら各界の才能を結集し、総合芸術としてのバレエの醍醐味を存分に味わえる大胆な野心作が誕生しました。
 生きながらにして地獄・煉獄・天国という死後の3つの世界を旅するダンテ役を踊ったのは、その独自の身体性と感性で「唯一無二」のダンサーと評されたエドワード・ワトソン。
 本公演で英国ロイヤル・バレエでの27年間に及ぶキャリアを有終の美で飾る名演は必見です。
 ロイヤル・バレエのトップ・ダンサーたちが多数参加する豪華キャストも魅力。

 
  














12/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

DANACORD



DACOCD909
¥2700
ホルンとピアノのための叙情的作品集
 ボザ:頂上にて
 サン=サーンス:ロマンス ホ長調 Op.67
 デュカス:ヴィラネル
 サン=サーンス:ロマンス へ長調 Op.36
 ジェーン・ヴィネリ:ソナタ Op.7
 ブライ・マリア・コロメル:幻想曲-伝説
 アンリ・ビュッセル:カンテコール
 ケクラン:ホルン・ソナタ Op.70
クラウディオ・フリュッキガー
 (ホルン、ナチュラルホルン/
   デュカス:ヴィラネル、
  サン=サーンス:ロマンス へ長調)、
ガリア・コラロヴァ(ピアノ)

 デンマーク王立管首席ホルン奏者!歌心溢れる名曲集!

 チューリッヒ出身のホルン奏者、クラウディオ・フリュッキガーが麗しき音色で奏でる叙情的作品集。

 フリュッキガーは、世界的ホルン奏者の一人、ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(元ベルリン放送交響楽団首席ホルン奏者。
 バロック音楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、1990年以降は国際的ソリスト、教育者として活躍。)の下で研鑽を積み、2011年からは世界最古のオーケストラのひとつとしても知られる、デンマーク王立管弦楽団で首席ホルン奏者として活躍。2017年には、スイスの作曲家、ハンス・スターリの委嘱によるホルン協奏曲を世界初演するなど、ホルンの現代レパートリーの開拓にも力を注いでいます。

 本アルバムでは、ボザの人気作 《頂上にて》、サン=サーンスの2つのロマンス、パリ高等音楽院の入試課題曲として作曲されたデュカスの 《ヴィラネル》 など、ホルン奏者の重要レパートリーに数えられる名作を師匠譲りの抜群のテクニックと豊かな音楽性で奏でます。

 ※録音:デンマーク王立歌劇場(コペンハーゲン)
 




DELPHIAN



DCD34296
¥2600

名門英国聖歌隊によるラフマニノフ!
 ラフマニノフ:徹夜祷 Op.37

ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団
ジョゼフ・フォート(指揮)

 英国国教会の聖歌隊による、正教会の奉神礼音楽の傑作、ラフマニノフの徹夜祷(晩祷)の名録音!
 最初の1秒から惹きこまれる本作のレコーディングは、2023年のラフマニノフ生誕150周年を記念して行われたもので、名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団の澄み切った歌声と、全曲を通して鳴り響く鐘のようなフレーズが見事に捉えられています。
 ブラームスの《イングリッシュ・レクイエム》(ドイツ・レクイエムの英語歌唱版、DCD34195)でも話題を呼んだジョゼフ・フォート&ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団の、大胆で迫力のある、名曲の新たな表現にご期待ください。

 ※録音:2022年2月、オール・ハロウズ教会(イギリス、ロンドン)
 
 

DCD34292
¥2600
女性作曲家による無伴奏ヴィオラ作品集
 グラジナ・バツェヴィチ:ポーランドのカプリス
 リリアン・フックス:ソナタ・パストラーレ
 アマンダ・フィーリー:ボレアル
 サリー・ビーミッシュ:ペニリオン
 エリザベス・ラッチェンス:風のこだま Op.157
 エリザベス・マコンキー:5つのスケッチ
 イモージェン・ホルスト:ヴィオラのための組曲
 シア・マスグレイヴ:夜の静けさの中で、トンネルの先の光
ロザリンド・ヴェントリス(ヴィオラ)

 ソリストおよび室内楽奏者として国際的に活躍しているイギリスのヴィオラ奏者、ロザリンド・ヴェントリスが無伴奏アルバムでソロ・デビュー!
 グスタフ・ホルストの娘イモージェン・ホルスト(1902-1984)が1930年に作曲した《ヴィオラのための組曲》から、スコットランド出身・アメリカ在住の作曲家シア・マスグレイヴ(1928-)が2020年のロックダウン期間中に作曲した《トンネルの先の光》まで、ヴィオラ1本によって奏でられる、ほぼ1世紀にわたる興味深いプログラム。
 登場する作曲家の多くがプロの弦楽器奏者でもあったという点にも注目です。

 ※録音:2020年12月、ワイアストン・コンサートホール(イギリス)
 




DREYER GAIDO


CD21138
¥2600
ディネスク:軌跡
 ヴィオレッタ・ディネスク(b.1953):
  In lingua ignota
   (アコーディオンとヴォイス・アドリブのための)
  Immaginabile(リコーダーのための)
  軌跡(リコーダーとアコーディオンのための)
  Mein Auge ist zu allen sieben Spharen zuruckgekehrt...
   (テノールとアコーディオンのための)
マルコ・カッスル(アコーディオン)
イレーネ・クルカ(ソプラノ)
グドゥーラ・ローザ(リコーダー)
マルクス・シェーファー(テノール)

 ヴィオレッタ・ディネスクによる室内楽作品集!

 間違いなくヨーロッパで最も有名な女性作曲家の一人であるルーマニアのヴィオレッタ・ディネスク(b.1953)の室内楽作品集です。
 彼女は1982年からドイツのオルデンブルクにある大学で教授として働いていました。
 この作品集は1993年から2018年の間に作られた様々な楽器のための室内楽曲を集めており、例えばオーストリア・アコーディオン国際コンクールや東京のJAA国際アコーディオン・コンクールなどで優勝し、現代音楽のスペシャリストとして知られているマルコ・カッスルなどが参加しています。
 
 

CD21141
¥2600
ジョイ・ジョイ・フォー・クライスト・イズ・ボーン ~
 ヴォイス、リード楽器とピアノのためのクリスマス・ソング集

  もろびと声上げ/I saw three ships/
  御使いうたいて/Es ist ein Ros entsprungen/
  他 全23曲
トリオ・セナクル(ヴォーカル・アンサンブル)
キャラマス・リード・クインテット

 2015年の春に結成されたヴォーカル・アンサンブル、トリオ・セナクルがキャラマス・リード・クインテットの伴奏で歌うクリスマス・ソング集。
 キャラマス・リード・クインテットは、オーボエ、クラリネット、サクソフォン、バス・クラリネット、ファゴットと、その名の通りリード楽器5名の編成によるアンサンブルです。

 収録曲はドイツからフランスへ、フランスからイギリスへ、そしてそこから大西洋を越えてアメリカへと続き、そこには中世後期から現在までの時間の旅が伴います。
 伝統的な聖歌から現代のクリスマス・ソングまで幅広くお楽しみください。
 




LAWO



LWC1250
¥2600
ガードナー&ベルゲン・フィル!
 ヌールハイムのバレエ、《テンペスト》!

  アルネ・ヌールハイム:バレエ《テンペスト》組曲(1979)
   (ソプラノ、バリトンと管弦楽のための)
ベアーテ・モルダール(ソプラノ)
ジェレミー・カーペンター(バリトン)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
エドワード・ガードナー(指揮)

 ☆2010年に没してノルウェー王国国葬で送られた国民的作曲家、アルネ・ヌールハイム!
 ☆ベンゲル・フィル首席指揮者エドワード・ガードナーによる渾身の収録!

 アルネ・ヌールハイム(1931-2010)は、20世紀から21世紀のノルウェーでもっとも重要な作曲家として尊敬を集めました。
 モダニズムの技法による作品、エレクトロニクスを使った作品、伝統の語法による作品と、題材とインスピレーションによって幅広い手法を使い、2010年に没してノルウェー王国国葬で送られるまで、現役で作曲活動を続けました。
 シェイクスピアの戯曲に基づくバレエ《テンペスト(The Tempest)》は、ヌールハイムの音楽を代表する作品のひとつです。
 アメリカの振付師グレン・テトリーとのコラボレーションによって作曲され、1979年にドイツで初演。1981年のベルゲン国際フェスティヴァルでノルウェー初演されました。
 「私の知るかぎり、シェイクスピアの全戯曲の中で『テンペスト』ほど音楽がひんぱんに登場して大きな役割を担う作品はない。それぞれの人物が音楽で性格づけられる。奴隷にされたキャリバンでさえ、そうだ」(ヌールハイム)。

 この作品は、チャールズ・ダーデンと南西ドイツ放送交響楽団による録音がノルウェー作曲家協会のレーベルからリリースされていました。
 LAWO Classics からリリースされるベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者エドワード・ガードナーによる新しいアルバムは、《テンペスト》が2021年ベルゲン国際フェスティヴァルの演目としてベルゲンのグリーグホールで上演された際のセッション録音によって制作されました。「あれから40年、アルネ・ヌールハイムとグレン・テトリーの『古典』が、グリーグホールを支配する」。
 フェスティヴァル公演の歌手に代わり、ベアーテ・モルダールがソプラノ、ジェレミー・カーペンターがバリトンを担当しました。

 ※録音:2021年8月16日-18日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)







NEOS


代理店変更に伴い再掲載
NEOS12117
【旧譜】
¥2700
チェンビ・アン(1967-):作品集
 (1)音の集合体(2019)~
   ピアノとエレクトロニクスのための
 (2)星座(2003)~ヴァイオリンとピアノのための
 (3)Hyun.Oh (海底の魚の夢、光への欲求)(1998/2016改訂)~
   ピアノ、打楽器とエレクトロニクスのための
 (4)ルサック(泡からの水の変容)(1997)
  (30人の音楽家によるオーケストラための)

 ※すべて世界初録音
(1)プロドロモス・シメオニディス(ピアノ)
(2)メリーゼ・メリンガー(ヴァイオリン)
 プロドロモス・シメオニディス(ピアノ)
(3)アダム・ヴァイスマン(パーカッション)
 プロドロモス・シメオニディス(ピアノ)
(4)ヌーベル・アンサンブル・
 インストゥルメンタル・デュ・
  コンセルヴァトワール
 レナート・リヴォルタ(指揮)

 ベルリンを拠点に活動する作曲家、チェンビ・アンの作品集第1弾!

 パリ国立高等音楽院でジェラール・グリゼーに師事し、ベルリンを拠点に活動する作曲家、チェンビ・アン(1967-)の作品集Vol.1。
 まだ学生であった1997年に作曲された《ルサック》から、2019年作曲の《音の集合体》まで、約20年間にわたる4作品を収録しています。
 彼はエレクトロニクスだけでなく、音の現象そのものに興味を持ち、視覚芸術の技法など音楽以外から影響も受けながら作曲を行っています。

 録音:(1)2021年3月1日 (2)2021年2月27日ー3月1日 (3)2017年4月13日 (4)1998年
 
 
NEOS1211314
(2CD)
【旧譜】
¥5100
チェス・ショウ ~ ジョン・ケージのさまざまな記憶
 【CD1】
  ・チェス・ショウ(ジョン・ケージによる)
   (ライヴ・バージョン)
 【CD2】
 ・チェス・ショウ(ジョン・ケージによる)
  (4分34秒バージョン)
オープニング・パフォーマンス・オーケストラ
 (コンセプト&エレクトロニクス)
【CD1】
 ラインホルト・フリードル
  (ピアノ、トイピアノほか)
【CD2】
 ミロスラフ・バインハウアー(ピアノ)

 ケージの作品の断片を音素材として用い、ランダムに再アレンジし、組み合わせた《チェス・ショウ》。
 そのアイディアは1990年代半ばに生まれ、これまでに少なくとも5回ライヴ演奏が行われています。
 各ディスクはチェスの盤面に基づき、8分のトラックが8つ=64分で構成され、厳格な構造の中で《ナンバー・ピース》《ソング・ブック》からの選曲、さらには《トイ・ピアノのための組曲》やサティの《ヴェクサシオン》など、予測不可能な作品のセレクションが対峙します。

 録音:【CD1】2017年8月25日 【CD2】2021年6月&8月
 
 
NEOS12111
【旧譜】
¥2700
ヴァルターと次の世代の作曲家たち
 H.E.エルヴィン・ヴァルター(1920-1995):
  4人の管楽器奏者と弦楽オーケストラのための協奏曲(1960)
 カトリン・クローゼ(1990-):
  色の雲(2019/20)~大アンサンブルのための
 クリストフ・ヨハネス・ヴァイス(1986-):
  室内交響曲《不確実性のなかへ》(2019/20)
 すべて世界初録音
トビアス・カイザー(フルート)
クレール・シリャーコプス(オーボエ)
エンリコ・トファーノ(ファゴット)
マシュー・サドラー(トランペット)
デア/ゲルベ/クラング(アンサンブル)
アルマンド・メリーノ(指揮)

 2020年に生誕100年を迎えたドイツ・アンベルク出身の作曲家、H.E.エルヴィン・ヴァルター(1920-1995)に捧げられた企画盤。
 彼は4歳のころから、ヨーゼフ・ラインベルガーの弟子で優れた音楽家であった父のエルンスト・ヴァルターにピアノ、和声、音楽史、作曲を教え込まれ、ヴュルツブルクの音楽大学のマスタークラスに自作のヴァイオリン・ソナタで合格。
 後にピアニストとしても活躍し、アンベルクのスタジオ・ステージ付の作曲家として、サルトル、コクトー、ブレヒトなどの作品を含む数多くの公演のための付随音楽を作曲しました。
 また、アンベルク・ジャズ・クラブを共同設立し、映画やラジオ作品の依頼も数多く受けています。ここでは同じアンベルク出身の若手作曲家への委嘱作品がカップリングされています。

 ※録音:2021年5月(ドイツ、アンベルク)
 



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NIFC



PNIFCCD657
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
川口成彦 ~ 第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ
 1. クルピンスキ:ポロネーズ ニ短調
 ショパン:
  2. ポロネーズ第9番変ロ長調 Op.71-2
  3. 練習曲第22番ロ短調Op.25-10
  4. バラード第2番ヘ長調 Op.38
  5-6. 2つのポロネーズ Op.26
  7-10. 4つのマズルカ Op.24
  11-14. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
川口成彦(ピリオド・ピアノ)
NIFCCD657
¥2600→\2390

 ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ!第2位! 川口成彦!

 ☆第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールのライヴ録音第2弾!
 ☆第2位に輝いた日本人鍵盤楽器奏者のホープ、川口成彦!

 2018年9月に記念すべき第1回が開催されピアノ・ファン、古楽ファンなどの間で話題となったショパン国際ピリオド楽器コンクール。
 同コンクールを運営するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)からライヴ・レコーディング・シリーズの第2弾が登場。
 第1弾のトマシュ・リッテル(NIFCCD634)に続く本アルバムでは、第2位に輝いた川口成彦が待望の登場。

 川口成彦は、1989年岩手県出身。東京藝術大学および、アムステルダム音楽院の古楽科修士課程を修了し、18世紀オーケストラ、<oh!> Orkiestra Historycznaなどとの協奏曲の共演や、2018年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーと共に室内楽形式によるピアノ協奏曲のリサイタルをオランダにて開催するなど、モダン、ピリオド楽器の垣根を超えて第一線で活躍。
 これまでに、若手古楽器奏者の登竜門であるブルージュ国際古楽コンクール最高位をはじめ、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール(M. クレメンティ賞)優勝などの輝かしい受賞歴を持ち、本アルバムでもある、2018年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位受賞により、若手鍵盤楽器奏者のホープとして大きな注目を浴びています。

 多くの歴史的鍵盤楽器との出会いを重ねていく中で培われてきた音楽性で、ショパンが生きた時代の名器のポテンシャルを引き出し、多くの聴衆も耳にしたであろう当時の響きを見事に再現しています。

 ※使用楽器:ブッフホルツ(1-2)/プレイエル(4, 11-14)/エラール(3,5-6)/ブロードウッド(7-10)
 ※録音(ライヴ):2018年9月2日-14日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
 ※国内仕様盤、輸入盤同時発売予定ですが、輸入盤が先行となる可能性がございます。

 




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先日ET'CETERAから案内された新譜
すでに初回プレス分は予約分で完売の見込み
2回目プレス中とのこと



 PKTC1718
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3143
第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位はだてじゃない
 「川口成彦」
月の光に ~ フランダース・ロマン派のピアノ作品選集

 シャルル・ルイ・ハンセンス(1802-1871):
  ピアノ・フォルテのための協奏曲
   (作曲者による六重奏用編曲、1839年)
 ペーター・ブノワ(1834-1901):
  舟歌 Op.2-2、幻想曲第3番 Op.18、幻想曲第4番 Op.20
 ジャン・ファンデルヘイデン(1823-1889):
  フランダースのロマンスによる奇想曲 Op.4
 フィリップ・ファンデン・ベルへ(1822-1885):
  月の光に(即興曲) Op.17、単純な旋律 Op.29、
  サロンのマズルカ Op.30、
  ピエ=ララ ~
   17世紀フランダースのポピュラー・ソングによる
    ピアノのための幻想曲 Op.24
川口成彦(フォルテピアノ)
18世紀オーケストラの奏者達
 〔ソフィー・ヴェデル(ヴァイオリン)、
  フランク・ポルマン(ヴァイオリン)、
  森田芳子(ヴィオラ)、
  アルベール・ブリュッヘン(チェロ)、
  マギー・ウルクハルト(コントラバス)〕
 KTC1718
\2600→\2390

 第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位受賞 「川口成彦」!

 ☆第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位受賞!川口成彦のEt'ceteraデビュー盤!
 ☆殆どが世界初録音となるフランダース(フランドル)・ロマン派のヴィルトゥオーゾ作品とサロンピース!
 ☆ハンセンスのピアノ協奏曲では18世紀オーケストラのメンバーと共演!

 川口成彦は、1989年岩手県出身。東京藝術大学および、アムステルダム音楽院の古楽科修士課程修了。
 18世紀オーケストラ、(oh!)Orkiestra Historycznaなどとの協奏曲の共演や、2018年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーと共に室内楽形式によるピアノ協奏曲のリサイタルをオランダにて開催するなど、モダン、ピリオド楽器の垣根を超えて第一線で活躍しています。
 これまでに、若手古楽器奏者の登竜門であるブルージュ国際古楽コンクール最高位をはじめ、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール(M. クレメンティ賞)優勝などの輝かしい受賞歴を持ち、2018年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位受賞により大きな注目を浴びる若手鍵盤楽器奏者のホープです。

 本アルバムでは、古楽器修復の第一人者、エドウィン・ブンク氏所有の貴重な楽器を使用。ベウンク氏(プレイエル)とシュールト・ヘイダ氏(エラール、ブリュートナー)が入念に調律を施し、万全の体制でこのレコーディングに臨んでいます。
 歴史的鍵盤楽器との様々な出会いを重ねていく中で培われてきた音楽性で、長い歴史を歩んできた名器の持つポテンシャルを十分に引き出し、19世紀当時のサロンへと誘います。

 ※使用楽器(エドウィン・ブンク・コレクション):プレイエル1829年製、エラール1837年製、ブリュートナー1867年製
 ※録音:2021年11月22日、ワロン協会(アムステルダム、オランダ)、2020年10月14日-15日、ドープスヘジンデ教会
(ハールレム、オランダ)

 
 


NIFCCD107
¥2600
モニューシュコ:ピアノ作品集
 ワルツ 変ホ短調/ポロネーズ 第5番 変ホ短調/
 バガテル 第4番 変ロ長調/ポロネーズ 変ホ長調/
 バガテル 第9番 ト短調/バガテル 第1番 ト長調/
 カリヨンを伴うアリア/エレジー 変ホ長調/
 ポロネーズ 第1番 嬰ヘ長調/
 マリー・ペシュケ嬢のアルバムより《思い出》変ト長調/
 ワルツ 変ホ長調/ポロネーズ 第6番 ト長調/
 子守歌《喜びの日々》ニ長調/
 ポロネーズ 第2番 変ホ長調/ポロネーズ 第3番 変ホ長調/
 ワルツ イ長調/バガテル 第8番 ハ長調/
 バガテル 第10番 ト長調/ポロネーズ 第1番 変ニ長調/
 ポロネーズ 第2番 変ロ長調/ポロネーズ 第3番 変ホ長調/
 ポロネーズ 第6番 ト長調/四手のためのポロネーズ《市民》*
トビアス・コッホ、
カタジナ・ドロゴシュ*
 (ピアノ/クラール&ザイトラー、1864年)

 「ポーランド・オペラの父」、モニューシュコのピアノ作品集!

 ☆180曲以上のピアノ曲の中からポロネーズを中心に収録!
 ☆モニューシュコからその愛娘に贈られ、孫娘が受け継いだ楽器を、トビアス・コッホが弾く!

 ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の熱心な活動によって次々と明らかになるモニューシュコの魅力!
 19世紀のポーランドにおける最も優れたオペラ作曲家として、また約300曲の歌曲の作曲家として音楽史に名を残す「ポーランド・オペラの父」スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)。
 オペラや歌曲のリリースに続き、19世紀のサロンの雰囲気にぴったりなピアノ作品集『ベル・エポック』の登場です。
 声のための作曲で有名なモニューシュコですが、ピアノ作品も約180曲残しており、特にポロネーズは音楽愛好家や楽譜出版者の関心を集めました。
 本作でも全23曲中11曲をポロネーズが占めています。
 うち6曲はポーランド出身の作曲家・外交官、ミハウ・クレオファス・オギンスキ(1765-1833)のポロネーズをモニューシュコが和声含めアレンジしたもので、この曲集はフランツ・リストに献呈されています。

 『ヨーロッパの国歌と聖歌』(NIFCCD068)、『ポーランドのロマン派ピアノ作品集』(NIFCCD104)でも味わい深いを聞かせたピリオド楽器の名手、トビアス・コッホが本作で使用しているのは、モニューシュコが高く評価し、パリ万国博覧会で「ポーランドのプレイエル」と呼ばれたワルシャワのピアノ工房、クラール&ザイトラー(Krall & Seidler)が1846年頃に製作したピアノ。
 モニューシュコが娘へ贈り、孫娘へと受け継がれた(そして恐らくモニューシュコ本人も弾いていたであろうと考えられる)シリアル・ナンバー「3043」入りの貴重なオリジナル楽器です。

 ※録音:2020年7月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ポーランド、ワルシャワ)

 
 
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ONIFCCD655656
(国内仕様盤・日本語解説付)
(2CD)
¥4400
レオノーラ・アルメリーニ ~
 第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   CD1 ~
    1. 夜想曲 ハ短調 Op.48
    2-3. 練習曲 Opp.25 and 10
    4. スケルツォ ホ長調
    5. ソステヌート 変ホ長調
    6. ワルツ 変イ長調 Op.34
    7. バラード 変イ長調 Op.47
    8. バラード ヘ短調 Op.52
    9. ポロネーズ 変イ長調 Op.53
    10. 幻想ポロネーズ
   CD2 ~
    1-4. 4つのマズルカ Op.41
    5-8. ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.35
    9-11. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11*
レオノーラ・アルメリーニ(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*

NIFCCD655656
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290

 2021年ショパン・コンクール・ライヴ!第5位 レオノーラ・アルメリーニ!

 ☆2021年第18回ショパン・コンクール・ライヴ!
 ☆持ち前の美しい音色で会場を魅了した女流イタリア人ピアニスト、レオノーラ・アルメリーニ!

 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。
 コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、第5位入賞を果たしたイタリアの才女、レオノーラ・アルメリーニが登場!

 レオノーラ・アルメリーニは前々回(2010年)のショパン国際ピアノ・コンクールでは第3次予選まで進んでおり、今回のコンクールは2度目の挑戦となりました。
 アルメリーニはこれまでにサンタ・チェチーリア音楽院や、ハンブルク音楽演劇大学で研鑽を積み、第16回ブゾーニ国際ピアノコンクールでファイナリストとなっています。今回のコンクールでもその特徴的な美しい音色と細部まで拘った演奏で、見事記録を更新し第5位入賞という成績を残しています。

 ※録音(ライヴ):2021年10月3日-20日/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:ファツィオリ
 ※国内仕様盤、輸入盤同時発売予定ですが、輸入盤が先行となる可能性がございます。


 




NIMBUS



NI8109
(1CD-R)
¥2500
ドリーム・キャッチャー ~
 クラリッサ・ベヴィラックア
  プレイズ・オーガスタ・リード・トーマス


  オーガスタ・リード・トーマス(b.1964):
   ラッシュ/リア・エンチャンテッド/カプリス/
   カプリシャス・トッカータ 《ダンデライオン・スカイ》/
   ドリーム・キャッチャー/インカンテイション/パルサー/
   ヴィーナス・エンチャンテッド/
   レインボウ・ブリッジ・トゥ・パラダイス/
   ヴァイオリン協奏曲第3番《ジャグラー・イン・パラダイス》
クラリッサ・ベヴィラックア(ヴァイオリン)
ヴィンバイイ・カズィボニ(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

 麗しのヴァイオリニスト、クラリッサ・ベヴィラックア!オーガスタ・リード・トーマスの作品集でデビュー!

 ☆麗しの天才ヴァイオリニスト、クラリッサ・ベヴィラックアがNimbusからデビュー!
 ☆オーガスタ・リード・トーマスのヴァイオリン作品集という意欲的なナンバーでデビューを飾ります!

 そのまばゆいばかりの技巧と感銘を与える音楽性で聴衆を魅了している天才ヴァイオリニスト、クラリッサ・ベヴィラックアがNimbusからファースト・アルバムをリリース!
 シカゴ大学で作曲の教授も務める現代アメリカを代表する女流作曲家の一人、オーガスタ・リード・トーマスの無伴奏ヴァイオリン作品全曲(編曲作品も含む)と、世界初録音となるヴァイオリン協奏曲第3番でアルバムを構成するという意欲的なプログラムで華麗なデビューを飾ります。
 二人は5年前にシカゴで「カプリシャス・トッカータ(気まぐれなトッカータ)」を演奏したときに出会い、それから彼女の他の作品も何度も取り上げるようになりました。
 一曲一曲が異なるキャラクターとそれぞれの物語を持つリード・トーマスの作品が、アルバムの中でひとつにまとまり夢のような旅を作り出します。

 クラリッサ・ベヴィラックアはミラノ出身、シカゴで育ち、5歳でヴァイオリンを始め、9歳の時にシカゴで1万人以上の聴衆の前でデビュー。
 それ以来北米とヨーロッパの各地でソロ・リサイタルや協奏曲を演奏。数々の国際コンクールに入賞し、ザルツブルク国際モーツァルト・コンクールでは第1位、聴衆賞、ベーレンライター特別賞を受賞。
 ケープ交響楽団国際ヴァイオリン・コンクールではグランプリを受賞しています。
 ザルツブルクのモーツァルテウム大学でピエール・アモイヤルに師事し2021年に音楽修士課程を修了。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でアンティエ・ヴァイトハースに学んでいます。
 歴史的な楽器にも情熱を注いでおり、14歳のときにクレモナのヴァイオリン博物館の貴重なストラディヴァリ・コレクションと定期的に演奏する最年少ヴァイオリニストに選ばれ、現在は1748年頃クレモナで製作されたZosimo Bergonziのヴァイオリンを演奏しています。

 ※録音:2021年9月1日-2日、シカゴ大学(ソロ作品)&、2022年4月25日、BBCホディノット・ホール(協奏曲)

  





Clarissa Bevilacqua
Bach / Joseph Joachim Violin Competition 2021


まだあどけなさも残る顔立ちですが、すでに自分の世界を持ってるみたいです。

 



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ECM



4857948
(2CD)
\4200→\3890
アンドラーシュ・シフ~《J.S.バッハ:クラヴィコード》
CD 1
 1-6. カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV992
 7-21. インヴェンション BWV772-786
 22-25. 4つのデュエットBWV802-805
 26. 3声のリチェルカーレ~《音楽の捧げもの》BWV 1079より
CD 2
 1-15. シンフォニア BWV787-801
 16-17. 半音階的幻想曲とフーガ BWV903
アンドラーシュ・シフ(クラヴィコード)

 第59回「レコード・アカデミー賞」大賞を受賞したアンドラーシュ・シフ最新作!

 ●「この楽器は私の最良の教師だ」。バッハ最愛の鍵盤楽器クラヴィコードによる心洗われる作品集。

 ●誠実にキャリアを重ね、円熟の時を謳歌する現代最高の巨匠アンドラーシュ・シフ。2021年度「レコード・アカデミー賞」大賞を受賞した前作『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番』に続く待望の新作は、全編クラヴィコードによるJ.S.バッハ作品集。今年6月に独ライプツィヒ市よりヨハン・ゼバスティアン・バッハ作品の普及に貢献した者に贈られる「バッハ・メダル」も授与されました。

 ●バッハが最も好んだ楽器と言われるクラヴィコードの音色についてシフは次のように語っています。「新しい世界、騒がしい現代における静かなオアシスへと誘ってくれる。
  クラヴィコードのおかげで、私はバッハを以前とは違ったふうに、より精緻に、より明解に聴き、演奏するようになった」。

 ●シフにとって初のクラヴィコード集である今回の作品は、バッハ初期の鍵盤作品を中心に録音されており、バッハの時代の音色、そしてクラヴィコードの「カンタービレ芸術」を味わうことができます。
  アルバムは2枚組で、「カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》」で幕を開け、「インヴェンション」と「シンフォニア」などを経て、ラストの「半音階的幻想曲とフーガ」まで、作品への深い洞察に基づいた圧巻の表現が収められています。

 ●今回の録音でシフは、ベルギーの楽器職人ヨリス・ポトフリーへが製作した1743年製スペッケンのレプリカを演奏。録音は独ボンのベートーヴェン・ハウスの室内楽ホールで行われ、プロデュースはECMレーベルのオーナーであるマンフレート・アイヒャーが担当。
 
 録音:2018年7月 ボン、ベートーヴェン・ハウス
 




DIVINE ART


DDA-25241
¥2700
Companions 9人の作曲家によるオルガン現代曲集 カーソン・クーマン(オルガン)
 1. キャロル・ウィリアムズ(1962-): Prismatic Op. 24 (2019)
 2. カルロッタ・フェラーリ(1975-): Companions (2022)
 トーマス・オーベリ(1952-): Three Short Fantasy Pieces (1978/79)
  3. I. Daylight/4. II. Wartet auf ‛&/5. III. Pluie d'orage sur Saint-Louis
 6. カーソン・クーマン(1982-): Recitative, Op. 1290 (2018)
 7. フェラーリ: The Grave of Keats (2021)
 8. デイヴィッド・ラスキー(1957-): Peace Prayer No. 1 (2022)
 9. テイト・パンフライ(1998-): Sursum Corda (2021)
 10. フィル・レーエンバウアー(1960-): Voluntary in F major (2022)
 11. マイケル・キャラブリス(1984-): Canzona (2020)
 バーナード・ヘイズ(1951-): Organ Symphony No. 15
 オルガン交響曲第15番(2007-08)
  12. I. Impressions of Australia/13. II. Mind Music/
  14. III. Quondam/15. IV. Before the Close/16. V. Fantasy Finito
 全て世界初録音

 録音: 2022年5月8日ウルム(ドイツ)、パウロ教会

 1982年アメリカ生まれのオルガニスト・作曲家カーソン・クーマンは、これまでに100人以上の作曲家による300曲余りの新作を演奏、常にオルガン音楽の地平を広げ続けています。
 このアルバムではクーマン自身を含む6つの国の9人の作品を収録。
 ドイツ、ウルムのパウロ教会にある後期ロマン派様式のオルガン(1966年生まれのドイツのオルガン製作家トーマス・ガイダ作)から多彩なサウンドを引き出しています。

 
 




METIER


MSV-28622
(2CD)
¥2700
サム・ヘイデン:ソロ/デュオ
 サム・ヘイデン(1968-):
  【CD1】
   1. frammenti di divenire (2018)
   2-5. attente (2018-19)
   6. remnants I (2018-19)
   7. remnants III (2021)
  【CD2】
   1. picking up the pieces (1991/2019改訂)
   2. AXE[S] (1997/改訂 2009/2019/2021)
ジャンパオロ・アントンジローラミ
 (ソプラノ・サクソフォン)‛&CD1: 1
ミケーレ・セルヴァ(バリトン・サクソフォン)‛&CD1: 1
カルラ・リース(フルート)‛&CD1: 2-5
リチャード・ヘインズ(コントラバス・クラリネット)‛&CD1: 6
カロリナ・エーマン(チェロ)‛&CD1: 7
タムリコ・コルドザイア(ピアノ)‛&CD1: 7
ダラー・モーガン(ヴァイオリン)‛&CD2: 1
マッツ・シャイデッガー(ギター)‛&CD2: 2

 録音: 2019-2022年

 「私の作品は"ポスト・ミニマリズム"と"新しい複雑さ new-complexity"の伝統から生まれている」と語るイギリスの作曲家サム・ヘイデン。
 サセックスとニューヨークで作曲を学び、デン・ハーグではルイ・アンドリーセンに師事しました。
 ここに収められたのは、ソロとデュオによる器楽曲。ヘイデンは各楽器の演奏家との密接なコラボレーションを通じて、楽器特有の表現の可能性を探求し、新たな表現を切り開いています。
 




TOCCATA CLASSICS



TOCC-188
¥2400
ヴァインベルク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第4集
 コンチェルティーノ イ短調 Op. 42 -ヴァイオリンとピアノのために(1948)
  1. I. Allegretto cantabile/2. II. Cadenza. Lento – Adagio/
  3. III. Allegro moderato poco rubato
 2つの無言歌(1947)
  4. No. 1. Andantino/5. No. 2. Larghetto
 3つの小品 – ヴァイオリンとピアノのために(1934-35)
  6. No. 1. Nocturne. Moderato 夜想曲
  7. No. 2. Scherzo. Allegro スケルツォ
  8. No. 3. Dream about a Doll. Moderato 人形の夢
 ソナタの楽章(1944)
  9. Largo ヘ長調 ソナタ - 2つのヴァイオリンのために(1959)/
  10. I. Allegro molto/11. II. Adagio/12. III. Allegro
ユーリ・カルニッツ(ヴァイオリン)
マイケル・チャーニ=ウィルス(ピアノ)‛&1-9
イーゴリ・ユゼフォヴィチ(ヴァイオリン)‛&10-12

 録音:2015年7月12日St John's Church, Fulham,London(UK)‛&6-8 2019年12月20日 St Barnabas Church, Southfields,London(UK)‛&10-12 2022年6月25日 Coach House Pianos, New KingsRoad, London(UK)‛&1-5、9

 TOCCATA CLASSICSの「ヴァインベルクのヴァイオリンとピアノのための作品全集」。
 最後を飾る第4集には彼が15歳の頃、ワルシャワ音楽院で学んでいた時に書いた「3つの小品」をはじめ、1947年に書かれた、美しい旋律の中にも不安げな雰囲気が漂う「無言歌」、 ヴァイオリン・ソナタ第2番のために書かれた「Largo」(後に別の曲「Lento」に差し替えられた)、スターリンの反ユダヤキャンペーンで1953年に逮捕され苦難の生活を送るも、公式に名誉が回復された後に書かれた「ソナタ」などを収録。
 全作品を通して聴くことで、彼の個性が確立していく様子を窺うことができるでしょう。
 ヴァイオリニスト、ユーリ・カルニッツは第2集で『ディアパゾン賞』を獲得、ヴァインベルク作品の解釈が高く評価されています。
 
 


TOCC-608
¥2400
ズーターマイスター:管弦楽作品集 第2集
 Consolatio philosophiae 哲学の慰め
  Dramatic Scene for High Voice and Orchestra
   高声と管弦楽のための劇的な情景(1977)
    1. I. The Path of Truth/2. II. Temptations/3. III. Violence/
    4. IV. Love/5. V. Glory/6. VI. The Madness of Time/
    7. VII. The Consolation of Philosophy/8. VIII. Prayer
 Romeo und Julia ロメオとジュリエット(1940)
  9. Ich reise weit - ソプラノと弦楽オーケストラのために
 Sieben Liebesbriefe 7つの愛の手紙(1935) -
  テノールとオーケストラのために
   10. I. Der Leidenschaftliche/11. II. Der Naturphilosoph/
   12. III. Der Liebeswahnsinnige/
   13. IV. Der Burger als Brautigam/14. V. Der Burger als Ehemann/
   15. VI. Liebe und Tod/16. VII. Der Kavalier
 Sechs Liebesbriefe 6つの愛の手紙(1979) -
  ソプラノとオーケストラのために
  17. I Die Verlobung/18. II Die Hochzeit/19. III Der Tod/
  20. IV Die Trennung/21. V Capriccio/22. VI Cherubino a cavallo
 
 ※世界初録音
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)‛&1-9、17-22
ベンヤミン・ブルンス(テノール)‛&10-16
ラインラント=プファルツ州立
フィルハーモニー管弦楽団
ライナー・ヘルト(指揮)

 近代スイスの作曲家ハインリヒ・ズーターマイスター。幼い頃から音楽に興味を抱き、ミュンヘンでカール・オルフに師事し作曲家としての活動を始めました。
 彼の明快な作風は同時代の指揮者たちを魅了、とりわけ歌劇《ロメオとジュリエット》はカール・ベームが初演し大好評を博しました。
 この第2集では《ロメオとジュリエット》からの1曲をはじめ紀元500年頃に活躍した古代ローマの哲学者ボエティウスのテキストを用いた「哲学の慰め」、ルネサンスから啓蒙時代におよぶドイツとスイスの偉人たちの"愛の手紙"をテキストに用いた2組の歌曲集など、趣向を凝らした歌曲の数々を聴くことができます。
 深みのある歌声が人気のユリアーネ・バンゼ、少年合唱団時代から才能を発揮していたベンヤミン・ブルンスが歌唱を披露、スイスの指揮者ライナー・ヘルトが見事な伴奏で応えています。
 
 


TOCC-483
¥2400
ライヒャ: ピアノ作品全集 第5集
 1-18. 変奏曲 変ホ長調 Op. 83(1815頃)
 19-20. 2つの幻想曲 Op. 31(1800頃)
 21-33. La Chercheuse d'esprit Op. 31(1800頃)
 34. Fugue instrumentale a 3 dans le style modern
  現代風の器楽のための3声のフーガ(1822頃)
  35. Un poco andante (1797?–1803?)
  36-46. Variations sur l'air Charmante Gabrielle
 「魅力的なガブリエーレ」の旋律による変奏曲 Op. 85(1815頃)
  47. Marche funebre 葬送行進曲(1800頃)
 48-63. グルックの主題による変奏曲 Op. 87(1815頃)

 ※トラック1-18、20-47、50、53、57-59,62:世界初録音
ヘンリク・レーヴェンマーク(ピアノ)

 録音: 2022年4月12、13日Studio 3, Radiohuset, Stockholm(スウェーデン)

 チェコ生まれの作曲家アントワーヌ・ライヒャ(アントニーン・レイハとも)。ハイドン、ベートーヴェンの友人であり、パリ音楽院の作曲科教授としてベルリオーズ、リスト、フランクを育て、多くの管楽器のための作品を書き上げました。
 彼のピアノ曲はほとんど演奏されることがありませんでしたが、ライヒャ作品の復興に取り組むヘンリク・レーヴェンマークが全集録音を敢行、ライヒャの珍しい作品を聴くことが可能になりました。
 第5集では3曲の変奏曲を中心に、世界初録音を含む多数の性格的小品を収録。
 バロックの様式からの脱却を目指したライヒャの創造力の一端に触れることができます。
 
 

TOCC-679
¥2400
ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962-):男声合唱曲集
 Nox vitae 人生の夜 – 男声合唱のために(2006-08)
  1. I. Nocturno/2. II. Romance without Music/3. III. October Myth/
  4. IV. Cake-walk on the Dulcimer/5. V. The Snow is Falling
 Diptych 二部作 - 男声合唱のために(2011)
  6. I. Lord, now let/7. II. Do not lament me, O Mother
 8. God is the Lord 神は主なり –
  チェロと男声合唱のために(2014)‛&世界初録音
 9. Prayer 祈り – チェロと男声合唱のために(2005/2022)‛&
  このヴァージョンでの世界初録音
 10. Agnus Dei 神の子羊 - 男声合唱のために(2022)‛&世界初録音
 11. In Paradisum 楽園にて - 男声合唱のために(2012)
テオドール・シンク(チェロ)‛&8、9
アレクサンドル・ミハイロフ(バス)‛&3
アレクサンダー・エルダー(テノール)‛&7
マルグス・フェルマン(テノール)‛&7、9
グリゴーリ・ルトシュキン(テノール)‛&9
エストニア国立男声合唱団
ミック・ウレオヤ(指揮)

 録音: Estonia Concert Hall、Tallin(エストニア) 2012年2月14、16日‛&1-5 2013年1月27日‛&6-7、11 2022年5月24、25日‛&8-10

 ウクライナのシンフェローポリで生まれ、タリンを拠点に活躍する女性作曲家ガリーナ・グリゴリエヴァの合唱作品集。
 彼女の音楽は正教会の伝統とロシアの伝統、スラヴ民話に深く根差しており、その作品には時代を超越した魅力が備わっています。
 ほとんどの作品にはスピリチュアルなメッセージが内包されており、時には刺激的なハーモニーをあしらいながら、力強い旋律を紡いでいきます。
 ここ数年、彼女はエストニア国立男声合唱団のために作品を書いていますが、このアルバムにもチェロを伴う詩篇117篇のテキストを用いた「God is the Lord」や「Prayer」など、この合唱団のために特別に作曲、または編曲を行った作品が収録されています。
 


<LP>


DG(LP)

4863840
(3LP)
\6900
《グリゴリー・ソコロフ~
 エステルハージ宮殿ライヴ/ハイドン&シューベルト》

《LP 1》
 1-2) ハイドン:ソナタ第32番ト短調Hob.XVI:44、1-3) ソナタ第47番ロ短調Hob.XVI:32、
《LP 2》
 1-3) ハイドン:ソナタ第49番嬰ハ短調Hob.XVI:36
 1-2) シューベルト:4つの即興曲D935(第1番ヘ短調/第2番変イ長調)
《LP 3》
 1-2) シューベルト:4つの即興曲D935(第3番変ロ長調/第4番ヘ短調)
 1) シューベルト:即興曲変イ長調D899 No.4、
 2) ラモー:鳥のさえずり(『クラヴサン曲集:組曲ホ短調』より第5曲)、
 3) シューベルト:ハンガリー風のメロディ ロ短調D817、
 4) ショパン:前奏曲第15番変ニ長調『雨だれ』、
 5) グリボエードフ:ワルツ ホ短調(『2つのワルツ』より第2曲)、
 6) ドビュッシー:雪の上の足跡(『前奏曲集』第1巻より第6曲)
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)

 ハイドンゆかりの場所からの感動のライヴ録音&収録。

 ●現在最も注目すべきピアニストの一人、グリゴリー・ソコロフがハイドンとシューベルトの曲をアイゼンシュタットのエステルハージ宮殿で演奏したコンサートをライヴ録音したアルバムです。
 アイゼンシュタットはウィーンとハンガリー国境の中間に位置する都市です。
 ハイドンはエステルハージ家の楽長として30年以上務め、その間に多くの交響曲、合唱曲、弦楽四重奏曲、そして特に60曲以上あるソナタのほとんどをこの地で作曲しました。

 ●アルバムではソコロフが、ハイドンのソナタ3曲、シューベルトの即興曲D935とアンコール集を、ハイドン自身も数えきれないほど演奏していたであろう劇的なホールで弾いています。

 ●180g重量盤LP3枚組。

 【録音】2018年8月10日、オーストリア、アイゼンシュタット、エステルハージ宮殿、ハイドン・ホール(ライヴ)
 














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