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≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2022/12/27~



12/30(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AUDITE



AU 23448
(2CD)
¥3900
デッサウの歌劇『ランスロット』を世界初録音!
 パウル・デッサウ(1894-1979):
  歌劇『ランスロット』
エリザ:エミリー・ヒンドリックス(ソプラノ)
ランスロット:マテ・ソリヨム=ナジ(バリトン)
ドラゴン:オレクサンドル・プシュニアク(バリトン)
カール大帝:ユーリ・バトゥコフ(バリトン)
村長:ヴォルフガング・シュヴァニンゲル(テノール)
ハインリヒ:ウーヴェ・スティッケルト(テノール)
雄猫:ダニエラ・ゲルステンマイヤー(ソプラノ)
祈祷師:アンドレーアス・コッホ(バス)、ほか
エルフルト歌劇場合唱団
ワイマール児童合唱団
ワイマール・シュターツカペレ
ドミニク・ベイキルヒ(指揮)

 ペーター・コンヴィチュニー(演出)
 ライヴ録音:2019年11月23日/ドイツ国立歌劇場(ワイマール)/DDD、ディジパック仕様、129'21

 パウル・デッサウ(1894-1979)の歌劇『ランスロット』、世界初録音!歌劇『ランスロット』は東独(ドイツ民主共和国)時代に初演された重要かつ精巧な歌劇のひとつ。
 真の自由を試みる勇気よりも暴君の保護のもとに生きることを望む人々の政治的なおとぎ話で、アンデルセンの童話とエフゲニー・シュワルツの童話「ドラゴン」からなる全15場の作品。
 1969年の東ベルリンでの初演から半世紀以上を経て、2019年にワイマール・シュターツカペレの演奏で世界初録音が実現しました!
 オペラ演出家ペーター・コンヴィチュニーによる非常に理解しやすい演出でも話題となった当演奏にご期待ください。

 ハンブルクの音楽一家に生まれたデッサウ。ワインガルトナー、ニキシュ、クレンペラー、ワルターら世界的指揮者からの薫陶を得ましたが、指揮者としてだけでなく作曲家としても才能の発揮。歌劇、バレエ、交響曲、歌曲などを作品をのこしています。
 
 

AU 97810
¥2700
「戦時の音楽」~神話とメロディ
 (1)プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35b
 (2)シマノフスキ:神話 Op.30
 (3)ラヴェル(コハンスキ編):亡き王女のためのパヴァーヌ
 (4)メシアン:幻想曲
 (5)コルンゴルト:組曲『空騒ぎ』から
  ヴァイオリンとピアノのためのシェイクスピア劇への付随音楽
   (「花嫁の部屋の乙女」「ドグベリーとヴァージェス 夜警の行進」
    「庭園の場」「仮面舞踏会 ホーンパイプ」)
シュテファン・ヘンペル(ヴァイオリン)
ダニエル・セロッシ(ピアノ)

 表情豊かな音色!20世紀前半の戦時に書かれた名曲をヘンペルとセロッシの名演でお届け。

 セッション録音:2021年10月21-24日/ニコデマス教会(ベルリン)/DDD、ディジパック仕様、60'48
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(アウディーテ)

 シュテファン・ヘンペルとダニエル・セロッシ、独アウディーテ・レーベルからのデビュー盤は、20世紀前半、戦時に書かれたヴァイオリンとピアノのための作品集です。
 ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーといった19世紀の名曲は旋律の力強さと名人芸を披露するような華やかな作品であるのに対し、ここに収録したコルンゴルト、シマノフスキ、プロコフィエフ、メシアンの作品は、ヴァイオリンとピアノによる「新しい表現領域」を開拓したといえます。
 ヘンペルとセロッシの演奏はヴァイオリンとピアノが多様なイディオムに対応する普遍的な楽器であることを示しています。

 当アルバムに収録していないボーナストラックとしてフォーレが1903年に作曲した「コンクール用小品」がアウディーテのWEB サイト(www.audite.de)からフリー・ダウンロードできる予定です。

 
 




CONTINUO CLASSICS



CC777 742
¥2600
注目の仏作曲家、タチアナ・プロブスト作品集
「ザ・マター・オブ・タイム」

 タチアナ・プロブスト(1987-):
  (1)ザ・マター・オブ・タイム
  (2)ヴォータンの夢想
  (3)光と影
  (4)こうして新しい一日が始まる
  (5)失われた時代
  (6)3つの三重奏の歌
  (7)ヒポクレンの誓い
  (8)序論
(1)カルメン・ルフランソワ(ソプラノ・サクソフォン)、
 アルヴィーゼ・シニーヴィア(プリペアド・ピアノ)、
 ヴァシレナ・セラフィモヴァ(マリンバ)
(2)ギョーム・ヴァンサン(ピアノ)
(3)ニコル・ガルシア(朗読)、フィリップ・アタ(ピアノ)
(4)ロサモンド四重奏団
(5)タチアナ・プロブスト(ソプラノ)、
 パドルー管弦楽団、ジュリアン・マスモンデ(指揮)
(6)イリス・シャロム(ヴァイオリン)、
 マルク=アントニー・ノヴェル(チェロ)、
 フィリップ・アタ(ピアノ)
(7)ジタ・アンロ(朗読)、
 ローラン・コルシア(ヴァイオリン)、
 ギョーム・ヴァンサン(ピアノ)
(8)アデレイド・ラファルジュ、バルバラ・プロブスト、
 カトリーヌ・シュヴァリエ、ジゼル・カサドシュ(朗読)

 ローラン・コルシアやギョーム・ヴァンサンも演奏!!!注目の仏作曲家、タチアナ・プロブスト作品集

 DDD、ディジパック仕様、64'20

 フランス注目の作曲家・ソプラノ歌手、タチアナ・プロブスト(1987-)の作品を集めたアルバム!
 喜怒哀楽といった人間の感情を表したようなプロブストの作品はリズムとハーモニーがその特徴。
 曲ごとに表情を変えジャズやシャンソンの要素も多く取り入れております。

 プロブストの作品に魅了されたフランスの名手が演奏していることにも注目で、「ヒポクレンの誓い」ではローラン・コルシアとギョーム・ヴァンサンという豪華共演が実現しております。



 


CC777 749
¥2600
「Sky and Road~空と道」
 (1)Nen Nen Sui Sui(年々歳々)
 (2)Oriental Express(オリエンタル・エクスプレス)
 (3)Quatre Saisons(四季)
 (4)Sky and Road(空と道)
 (5)Petite Grenouille(小さな蛙)
 (6)October(10月)
 (7)Fleurs du Prunier(梅の香り)~
  新川嘉徳作曲「梅の香り」からインスピレーションを得て
 (8)Saiko(彩鼓)
 以上、みやざきみえこ作曲
みやざきみえこ(箏)
ヤコ四重奏団
 【ルドヴィック・ティリー(第1ヴァイオリン)、
  ピエール・マエストラ(第2ヴァイオリン)、
  サラ・トゥブール(ヴィオラ)、
  アルバン・ルブラン(チェロ)】

 クセになる「和」と「洋」の融合。箏奏者みやざきみえこが弦楽四重奏団と共演した自作自演集!

 DDD、ディジパック仕様、53'10

 バッハのゴルトベルク変奏曲を箏独奏で演奏したアルバムが話題となったみやざきみえこ。注目の新譜はヤコ四重奏団と共演した自作自演集です。

 フランスを中心に演奏活動を展開してきたみやざきみえこが、30年にわたり箏の無限の可能性を追求し、未知の領域を開拓してきたその結晶がこのアルバムに凝縮されております。

 箏と弦楽四重奏という「和」と「洋」の融合は驚くほど芳醇な響きを作り出し、その美しい響きは楽器や国を超えて、音楽の楽しさを純粋にあらわしております。






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HAENSSLER



HC 22041
¥2700→\2490
ベルニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団
  シューベルト:ミサ曲第5番 変イ長調 D.678
ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)
エルヴィラ・ビル(アルト)
フロリアン・シーヴェルズ(テノール)
アルットゥ・カタヤ(バリトン)
シュトゥットガルト室内合唱団
シュトゥットガルト・ホープカペレ
フリーダー・ベルニウス(指揮)

 この上なく美しいハーモニー。抒情性と豊かなシューベルトのミサ曲第5番をベルニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団が録音!

 セッション録音:2021年10月6-8日/シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(ドイツ)/DDD、43'34

 ドイツ合唱界を代表する名指揮者フリーダー・ベルニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団がシューベルトのミサ曲第5番を録音しました。

 ミサ曲第5番 変イ長調 D.678 はシューベルトがのこしたラテン語の6曲のミサの1曲。
 この作品は未完成交響曲と同時期に書かれており、いかにもシューベルトらしい抒情性と豊かな楽想を示し和声的にも対位法にも大きな意欲を感じせる、この上なく美しいハーモニーが魅力です。

 シュトゥットガルト室内合唱団をバックにヨハンナ・ヴィンケル、エルヴィラ・ビル、フロリアン・シーヴェルズ、アルットゥ・カタヤという豪華なソリスト陣を迎えた当録音は、新たな名盤登場といえましょう!

 フリーダー・ベルニウス指揮、シュトゥットガルト室内合唱団は積極的な録音を続けており、ヘンスラー・レーベルからは「メンデルスゾーン:テ・デウム」(HC-20034)、「カンナビヒ:エレクトラ」(HC-20062)、「バッハ一族のモテット集」(HC-18014)などを発売しております。

 
 
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HC 22077
¥2700→\2490
ヨハネス・クルンプ率いるハイデルベルク交響楽団
ハイドン:交響曲全集 Vol.27

 (1)交響曲第3番 ト長調 Hob.I:3
 (2)交響曲第33番 ハ長調 Hob.I:33
 (3)交響曲第108番「B」 変ロ長調 Hob.I:108
 (4)交響曲第14番 イ長調 Hob.I:14
ハイデルベルク交響楽団
ヨハネス・クルンプ(指揮)
KKC 6635
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 快演!ヨハネス・クルンプ率いるハイデルベルク交響楽団によるハイドンの第27集は第3・33・108「B」・14番!

 セッション録音:2021年3月/パラティン、ヴィースロッホ(ドイツ)/輸入盤・日本語帯・解説付、【解説:矢崎裕一(ハイデルベルク交響楽団ヴィオラ奏者)】

 颯爽としたピリオド・アプローチがたまらないハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲全曲録音第27集の登場!


 当シリーズは鬼才トーマス・ファイが率いて録音を進めてまいりましたが、2014年に自宅で転倒し重傷を負ってしまったために録音がストップ。
 ベンヤミン・シュピルナー指揮のもと2016年より録音を再開し、2020/2021年シーズンよりヨハネス・クルンプを新たな音楽監督に指名しました。


 同シリーズ第25巻以降、ハイドンの作曲家としての成長がわかるよう年代順に構成しています。
 2020/2021年シーズンより音楽監督をつとめるヨハネス・クルンプ率いる当団の演奏は常に新鮮!
 ハイドンへの敬愛を感じさせる繊細な弱音から時に荒々しいと思えるアプローチまで、当団ならではのエネルギッシュな演奏はユーモアに溢れており、非常に説得力のある解釈を示したクルンプの手腕も確かなものです。

 ハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲全曲録音シリーズは、レコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」で、第88番、第92番「オックスフォード」、第94番「驚愕」、第102番、第104番「ロンドン」が第1 位に選ばれるなど、表現力の豊かさ、演奏水準の高さで注目されております。全集に向けて、今後のリリースも要注目です!

 国内仕様盤(KKC-6635) はハイデルベルク交響楽団のヴィオラ奏者、矢崎裕一氏による日本語解説書付です。

 
 



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PRAGA DIGITALS



PRD 250426
¥3000→\2790
名手バラーノフ率いる
オイストラフ弦楽四重奏団の超辛口アルバム

 (1)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.18の4
 (2)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
 (3)シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調「四重奏断章」
 (4)パガニーニ(ベルーギン編):カプリス第24番
オイストラフ弦楽四重奏団
 【アンドレイ・バラーノフ、
  ロディオン・ペトロフ(ヴァイオリン)、
  フョードル・ベルーギン(ヴィオラ)、
  アレクセイ・ジーリン(チェロ)】

 名手バラーノフ率いるオイストラフ弦楽四重奏団の超辛口アルバム

 録音:2018年1月15-18日 フラゲイ・スタジオ4(ブリュッセル)/57'00"

 名手アンドレイ・バラーノフ率いるオイストラフ弦楽四重奏団。彼らの新アルバムはベートーヴェン、シューベルト、ショスタコーヴィチの名作四重奏曲3篇を集めています。

 2012 年エリザベート王妃国際コンクールで優勝して注目されたヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフが結成したダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団。
 いずれも潜在的な怒りを内包した作品で、アンコール風に置かれたパガニーニの有名なカプリス(同団ヴィオラ奏者ベルーギン編曲)も焦燥感に満ちています。
 バラーノフ以下若きロシアの名手たちは緊張感と刃物のような雰囲気を放ちながら、驚くべき高みを示しています。





 9年前、春日井でアンドレイ・バラーノフのサロン・コンサートを開いた。
 上記ジャケットの右側の熊みたいな人。
 年齢とは無関係にすでに大家の風格さえ漂わせる「ふてぶてしい」若者だった。
 もちろん演奏のほうも「大家」。
 「すばらしいコンサートをありがとう」と言うと、「私のコンサートはいつもすばらしい」とニコリともせず言い切った。

 実はクルレンツィスのすごさを聞いたのはこのバラーノフから。「ヤツは天才」と。
 クルレンツィスがムジカ・エテルナの「ゲスト・コンサート・マスター」に指名したのがバラーノフだったのである。
 それはバラーノフがエリザベートで優勝するよりもずっと前。
 つまり彼はエリザベートで優勝して有名になったのではない。その随分前から、ヨーロッパでは知る人ぞ知る名手だったのである。

 その後バラーノフはアルゲリッチのルガーノ・フェスティヴァルに顔を出すようになり、次第に頭角を現しつつある。CDも少しずつ揃ってきた。
 どこかで一気にブレイクする日が来ると思う。





 ということで久々にクルレンツィスの「復活」の映像を観たら・・・やはりコンマスはバラーノフ。
https://youtu.be/MRoPGplsR0o?t=85



 3番もバラーノフがコンマス。
 隣にいるのはあのひとですね。
https://youtu.be/sJ36pfKeuy8?t=510




ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団
MUSOレーベルの旧譜


 MU 011
\2900→\2690
天才バラーノフ率いる
 ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団CDデビュー

 (1)チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.22
 (2)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
 (3)同:2つの小品
ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団
 【アンドレイ・バラーノフ、
   ロディオン・ペトロフ(ヴァイオリン)、
  ヒョードル・ベルギン(ヴィオラ)、
  アレクセイ・ジーリン(チェロ)】
 バラーノフ率いる新進団体ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団、CD デビュー

 録音:2015年7月28-30日/スタジオ4(ブリュッセル)/65’ 21”

 チャイコフスキーとショスタコーヴィチは、秘密の感情を音楽に秘める共通点がありますが、前者の第2 番と後者の第8 番はそれぞれの特別な作品とされています。
 ことにショスタコーヴィチの第8 番は、「ファシズムと戦争の犠牲者に」と捧げながら、実は遺書として書かれたとも言われています。2012 年エリザベート王妃国際コンクールで優勝して注目されたヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフが同年に結成したダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団は、若手の集団ながら驚くほどの成熟と高い音楽性で要注目。




ベートーヴェンの4番1楽章(メンバーはちょっと違ってる)
https://youtu.be/_ZGv6fiaJAE




 MU 021
\2900→\2690
バラーノフ率いる新進団体、
 ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団、第2弾!

  (1)グリーグ:弦楽四重奏曲第1番ト短調Op.27
  (2)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13
  (3)パガニーニ(ベルギン編):カプリス第20番 ニ長調
ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団
 【アンドレイ・バラーノフ、
  ロディオン・ペトロフ(ヴァイオリン)、
  フョードル・ベルギン(ヴィオラ)、
  アレクセイ・ジーリン(チェロ)】
 録音:2015年7月24-27日/スタジオ4(ブリュッセル)/64’ 37”

 2012年エリザベート王妃国際コンクールで優勝して注目されたヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフが同年に結成したダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団は、若い集団ながら驚くほどの成熟と高い音楽性で要注目。
 彼らの第2弾はグリーグとメンデルスゾーンと、弦楽四重奏が思い浮かばない二大巨匠の力作。何とチャイコフスキーとショスタコーヴィチに挑戦した前作(MU 011)と同時に録音していたというから驚きです。
 どちらも作曲者の若い時の作品だけに彼らのフレッシュな感性が光り輝きます。ヴィオラのベルギンの編曲によるパガニーニのカプリスの弦楽四重奏版も聴きものです。





アンドレイ・バラーノフ、ソロ・アルバム
めちゃめちゃうまい。ビックリすると思う



 MUSO
MU 023
\2900→\2690
オイストラフの再来、バラーノフ待望の小品集
 (1)タルティーニ(クライスラー編):
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
 (2)パガニーニ:
  ヴァイオリン協奏曲第2番?第3楽章「ラ・カンパネラ」
 (3)チャイコフスキー:ゆううつなセレナードOp.26
 (4)同:ワルツ=スケルツォOp.34
 (5)同:なつかしい土地の思い出Op.42(全3曲)
 (6)ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34の14
 (7)ラヴェル:ツィガーヌ
 (8)ドビュッシー:月の光
アンドレイ・バラーノフ(ヴァイオリン)
マリヤ・バラーノワ(ピアノ)
 録音:2017年7月20-22日/スタジオ4(ブリュッセル)/71’ 20”

 2012年エリザベート王妃国際コンクールで優勝して注目されたヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフ。彼は15年来ダヴィド・オイストラフ所蔵の楽器(1716年ストラディヴァリウスのコピー)を弾いていますが、その縁と偉大な巨匠へのオマージュとして当アルバムを制作しました。
 オイストラフが得意とした小品を、オイストラフ自身が購入し、その手で愛奏した楽器で演奏。バラーノフの表現も一段と大きくなり、タルティーニやパガニーニでの技巧の冴え、チャイコフスキーの「メロディ」やラフマニノフの「ヴォカリーズ」の歌い回しも絶品。オイストラフの楽器に込められた念もこもり、まさにオイストラフが降臨したような瞬間を感じさせてくれます。


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 ソロ・アルバムを出していないのでなかなかそのすごさを分かってもらえなかったのだが、今回ようやく、ようやく登場。
 その天才ぶりをじっくり味わってほしい。


←ちょっとおしゃれになったバラーノフ



 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2284
¥2700
フルトヴェングラー&VPO、セッション録音による
 ベートーヴェン第1番&第5番「運命」

  ベートーヴェン:
   交響曲第1番 ハ長調 Op.21
   交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&VPO、セッション録音によるベートーヴェン第1番&第5番「運命」、新音源による最新リマスター登場!。2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1952年11月24、27日、(2)1954年2月28日、3月1日/ムジークフェラインザール(ウィーン)/日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(録音セッション)

 ■制作者より
 新音源を使用したフルトヴェングラー& VPO のセッション録音によるベートーヴェン・シリーズは、これまで第3番「英雄」(GS-2280)、第4番+第7番(GS-2282/2023年1月発売予定) と続けました。その続編はもう少し間隔を置いて発売する予定でしたが、「一刻も早く聴きたい」との声が多かったので、急きょ繰り上げてのリリースとなります。これまで通り新規のテープを使用、マスタリングの全行程をプロ用の機器で行い、これ以上はあり得ないレベルを目ざしました。
 なお、ベートーヴェン・シリーズの最後は第6番「田園」+スメタナの「モルダウ」の組み合わせとなります。(平林 直哉)
 



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ICA CLASSICS



ICAC-5170
¥2400→\2190
初出!ケンペ&ミュンヘン・フィル、プロムス・ライヴ
ドヴォルザーク:交響曲第8番、R.シュトラウス:死と浄化

 1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  序曲 ~『プロメテウスの創造物』 Op. 43
 2. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  死と浄化 Op. 24 TrV 158
 3-6. アントニン・ドヴォルザーク:
  交響曲 第8番 ト長調 Op. 88 B. 163
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ロドルフ・ケンペ(指揮)
NYCX-10380
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2750

 録音: 1972年9月9日 ロイヤル・アルバート・ホール BBCプロムスに於けるライヴ ステレオ
 国内仕様盤日本語解説...山崎浩太郎

 【初出!ケンペとミュンヘン・フィルの熱きプロムス・ライヴ】
 1972年9月9日プロムスに於けるケンペとミュンヘン・フィルのライヴ音源が登場。演目もベートーヴェン、リヒャルト・シュトラウス、ドヴォルザークとケンペが得意とする作曲家が並ぶのが嬉しいところ。
 当日のプログラムでは、リヒャルト・シュトラウスとドヴォルザークの間にクルト・グントナーをソリストとするメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が演奏されており、翌10日には過去にBBCレジェンズから発売され高い評価を得たマーラーの「復活」が演奏されています。
 ケンペとミュンヘン・フィルにとって1972年といえば、独エレクトローラにベートーヴェンの交響曲全集録音が進行している充実した時期であり、9月6日には前日に発生したミュンヘン事件の追悼式で「英雄」第2楽章を演奏、そのすぐ後のライヴということになります。
 当日は、この年のプロムスに於ける彼らの3回のコンサートの初日であったためか、1曲目『プロメテウスの創造物』序曲冒頭では、巨大なキャパシティを持つロイヤル・アルバート・ホールの音場にオーケストラがやや戸惑うかのような様子も聴かれますが、それもすぐに修正され、「死と浄化」でのきめ細やかでメリハリの効いた表情はまさに彼らの面目躍如たるもの。
 そしてドヴォルザークではライヴのケンペならではの白熱した演奏を聴かせており、終演後の歓声と割れんばかりの拍手が聴衆の熱狂を伝えています。
 BBCに残されていたオリジナル・テープを、ヒストリカル音源の復刻で高い評価を得ているポール・ベイリーがデジタル・リマスター。
 ヴァイオリン両翼配置が映える良質なステレオ録音で、メディアとして発売されるのは今回が初めてとなる貴重なものです。
 
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ICAC-5171
¥2400→\2190
初出!
 ザンデルリング&ニュー・フィルハーモニア
 コンドラシン&ロイヤル・フィル
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番/バラキレフ:イスラメイ

 1-4. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  交響曲 第10番 ホ短調 Op. 93
 5. ミリー・バラキレフ(1837-1910)/
  アルフレード・カゼッラ(1883-1947)編曲:
   イスラメイ Op. 18
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
クルト・ザンデルリング(指揮) ...1-4
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮) ...5
NYCX-10381
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2750

 録音: 1973年5月15日...1-4、1978年1月24日...5 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
 国内仕様盤日本語解説...鈴木淳史

 【初出!ザンデルリング&ニュー・フィルハーモニアのショスタコーヴィチ10番、コンドラシン&ロイヤル・フィルのイスラメイ!】
 ザンデルリング指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第10番といえば、1977年ベルリン交響楽団とのセッション録音と、1978年フランス国立管弦楽団とのライヴ録音などが知られますが、それらより前となる1973年のライヴ録音が登場します。
 当時首席客演指揮者の座にあったニュー・フィルハーモニア管との録音は、1980年代に入ってからのベートーヴェンなどがよく知られますが、今回のライヴはその経歴初期のものとはいえ両者のコミュニケーションは万全。
 重心の低い音楽運びはザンデルリングならではですが、第1楽章や第4楽章クライマックスでの凄まじい巻き上げや、第2楽章の緊張感などは素晴らしいもので、終演後の拍手も熱狂的。
 
 カップリングはコンドラシン指揮による「イスラメイ」というもので、ここに収録されたカゼッラ編曲版はソヴィエト時代から彼のレパートリーであったようですが、録音のリリースは初めてのようです。
 色彩感豊かで非常に細やかなオーケストレーションを整然とまとめつつ、疾走するようなクライマックスへと導くコントールはさすがの一言。
 良質なステレオ録音で、BBCに残されたオリジナル・テープから、ヒストリカル音源の復刻で高い評価を得ているポール・ベイリーがデジタル・リマスター。これらの演奏の魅力を最大限引き出す素晴らしい音に仕上げています。
 












12/29(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

2L



2L 170SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
¥4000
ユグドラシル
 ヘンニング・ソンメッロ(1952-):牡鹿(Hirtir)
 アンデシュ・エーデンロート(1963-):樹の歌(Tree Song)
 マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン(1971-):
  今、女が世界に樹を植える(No plantar)
 エルルン・ユースタ(1965-):母に捧げる三つの詩(Tre vers til mor)
 クリスティーン・ドンキン(1976-):円(Sirkel)
 エリック・ウィリアム・バーナム(1979-):ユグドラシル(Yggdrasil)
 ハリングダール民謡(ラグナル・ラスムセン(1966-) 編曲):
  天の砦を知っている(Eg veit i himmerik ei borg)
 トリュグヴェ・ブロスケ(1973-):ラタトスクル(Ratakoskr)
 松下功(1951-)(アイヌ伝承の旋律と詩):カムイ(Kamuy)
 ミア・マカロフ(1970-):詩編9番(Psalm 9)
 エリック・ウィリアム・バーナム(1979-):満天の星(Heaven Full of Stars)
カントゥス
トーヴェ・ラムロ=ユースタ(指揮)

 北欧神話の「世界樹」をテーマに作られたノルウェーの女声合唱団「カントゥス」の新作『ユグドラシル』、2Lの360度全方位の録音を堪能

 録音:2018年-2021年 ラーデモーエン教会(トロンハイム、ノルウェー)
 制作・バランスエンジニア・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
 [Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
 [Disc 2: Blu-ray: 2.0 LPCM (192kHz/24bit), 5.1 DTS HD-MA (192kHz/24bit), 7.1.4. Auro-3D (96kHz),9.1.4. Dolby Atmos (48kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]

 『Spes - 希望』(2L 110SABD)が話題を呼んだノルウェーの女声合唱団「カントゥス」の新作『ユグドラシル』。北欧神話の「世界樹」をテーマに作られました。
 豊かに茂り複雑に絡み合うトネリコの木からインスピレーションを得て作曲された多様な音楽語法と表現の作品が歌われます。

 ヘンニング・ソンメッロ Henning Sommerro(1952-)の《牡鹿》は、古代北欧語の詩集『エッダ』の「グリームニルの歌(Grimnismal)」の一節をテクストに作曲された作品です。
 「四頭の牡鹿もいて、彼らは首をうしろにまげ、樹の皮から若芽をむしって食べている‛&‛&」。
 ザ・リアル・グループのメンバーだったアンデシュ・エーデンロート Anders Edenroth(1963-)の《樹の歌》は、神話の「樹」を現代の気候変動になぞらえて作詞作曲されました。
 
 マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン Marianne Reidarsdatter Eriksen(1971-)は、第二次世界大戦で荒廃した土地に樹を植える女の姿に希望を見るハルディス・モーレン・ヴェソース(1907-1995)の詩に作曲。
 美しいメロディで知られるシンガーソングライター、エルルン・ユースタ Ellrun Ystad(1965-)の《母に捧げる三つの詩》もヴェソースの詩に作曲されました。

 クリスティーン・ドンキン Christine Donkin(1976-)は、合唱に対する挑戦的な姿勢が刺激的だ、とカントゥスのメンバーがいう、カナダの作曲家です。
 世界樹を語る《円》は、カントゥスが彼女から求められて歌詞を書いた作品です。アメリカのエリック・ウィリアム・バーナム Eric William Barnum(1979-)は、2曲。
 スウェーデンの詩人ヴィクトル・リュードベリ(1828-1895)の詩に作曲された《ユグドラシル》とアメリカのサラ・ディーズデール(1884-1933)の詩による《満天の星》。
 ラグナル・ラスムセン Ragnar Rasmussen(1966-)の《天の砦を知っている》は、ノルウェー民謡をアレンジした作品です。
 トリュグヴェ・ブロスケ Trygve Broske(1973-)の《ラタトスクル》は、鷲のことばを運ぶためにユグドラシルの上をかけまわるリスを描いたアリス・メージャー(1949-)の詩に作曲されました。

 松下功(1962-)は、指揮者のトーヴェ・ラムロ=ユースタ Tove Ramlo-Ystad と長年の友情で結ばれる音楽家のひとり。
 「アイヌ伝承の旋律と詩」による《カムイ》をこのアルバムに寄せています。フィンランドのミア・マカロフ Mia Makaroff(1970-)の《詩編9番》は、パレスチナの詩人マフムード・ダルウィーシュMahmoud Darwish(1941-2008)の詩がテクストです。イスラエルに占領された祖国を離れねばならない、その悲しみと祖国への愛を歌った作品です。

 録音セッションは、トロンハイムのラーデモーエン教会で2018年から2021年にかけて5回に分けて行われました。
 アルバム《幸いなるかな》(2L171SABD)が「第65回グラミー賞」の「ベスト・イマーシヴ」と「ベスト・エンジアド」のアルバム部門にノミネートされたモッテン・リンドベルグ MortenLindberg のプロダクションによる録音です。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
 SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください]
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902712
(2CD)
¥3900→\3590
アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン)
ビーバー:ロザリオ・ソナタ

 [CD1]
  《喜びの秘蹟》
   第1番ニ短調「受胎告知」,第2番イ長調「訪問」,
   第3番ロ短調「降誕」,第4番ニ短調「拝謁」,
   第5番イ長調「神殿のイエス」
  《苦しみの秘蹟》
   第6番ハ短調「オリーヴの山で苦しみ」,第7番ヘ長調「鞭打ち」,
   第8番変ロ長調「いばらの冠をのせられ」,
   第9番イ短調「十字架を背負う」
 [CD2]
  第10番ト短調「磔刑」
  《栄光の秘蹟》
   第11番ト長調「復活」,第12番ハ長調「昇天」,
   第13番ニ短調「聖霊降臨」,第14番ニ長調「聖母被昇天」,
   第15番ハ長調「聖母の戴冠」、第16番「守護天使」(パッサカリア)
アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン)
バルドメロ・バルシエラ/
 ヴィオラ・ダ・ガンバ、
  ヴィオローネ
フランチェスコ・ロマノ/
 アーチリュート
ナチョ・ラグナ/
 テオルボ
アンナ・フォンターナ
 (チェンバロ、
  ポジティブ・オルガン)
KKC 6638
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 ベイエ&リ・インコーニティによるロザリオ・ソナタ!豊かな表情に満ちたパッセージ、抜群の躍動感

 使用楽器:第1, 10, 16番/1996年製ピエール・ジャケ製(アマティ・モデル)*
  第2,4,6,11,14番/2015年シャルル・リシェ製、ヤコブス・シュタイナー・モデル)**
  第3,7,8,12番/2011年マルセロ・ヴィアナ・クルス製、ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ・モデル)**
  第3,7,8,15番/2021年マルセロ・ヴィアナ・クルス製、ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニ・モデル)*
 弓:1998年アントニーノ・アイレンティ製*、2005年エドゥアルド・ゴル製**

 録音:2022年9月

 17世紀のヴァイオリン音楽の至難の名曲、ビーバーのロザリオ・ソナタ。
 多様なスコルダトゥーラ(変則調弦) が指定されている上に、自身ヴァイオリンの名手でもあったビーバーが、自身の腕前を披露するために各曲に高い技術と深い内容を盛り込んだ超難曲です。
 数多くの名盤が存在しますが、ここで、ベイエによる、きらりと光る名演の登場。ビーバーが見事に楽譜に書き起こした即興性に満ちたパッセージや旋律が、躍動的なリズムとともに生きもののように聴き手に迫ってきます。
 どの曲も高い技術で演奏されているのはもちろん、ひとつのフレーズの中でも下降音型と上行音型で表情がまったく異なる歌にみちているなど、細部まで美しい表情に満ちていて、非常に人間味にあふれています。
 通奏低音のメンバーと織りなす美しいアンサンブルも聴きものの充実の演奏です。

 注目なのが、この録音が生まれるきっかけ。
 それはベルギーの国際的ダンス・カンパニー、ローザスの公演でした。2022年2月にベルギーで初演された「Mystery Sonatas/ for Rosa」の公演では、ビーバーのロザリオ・ソナタの楽曲をバックにローザスのダンサーが踊りましたが、その音楽演奏をベイエらが担当しました。
 聖書の物語に基づく音楽ではありますが、楽曲にはクーラントはサラバンドなどの舞曲も含まれており、舞曲の要素も多分に含まれるロザリオのソナタ。
 ダンサーたちはバラの花びらや棘を思わせる動きをしながら作品が進行、美しい照明もあいまって、舞台は絶賛されました。
 そこでの体験はベイエにとって大変大きなもので、ぜひ録音を、ということで実現したのがこのディスクです。
 ダンサーたちの動きに合わせて演奏しているかのような、抜群のリズムと躍動感に満ちたこの名演奏の理由のひとつといえるでしょう。ジャケット写真もローザスの公演のものとなっております。

 




 アマンディーヌ・ベイエ。

 古楽最前線ヨーロッパで、いつしか新たな「大御所」のポストを獲得。
 バンキーニ引退後バーゼル・スコラ・カントルムのバロック・ヴァイオリン科を占めているのは、この異才。
 パッションの塊にしてラテンの英知を極める桁外れの理知センス。


 「欧州古楽の牙城」バーゼル・スコラ・カントルムで長年教鞭をとってきたキアラ・バンキーニは、2010 年から後継をアマンディーヌ・ベイエに任せました。

 そんなベイエは2004 年頃から独自のアンサンブル「リ・インコニーティ」を結成し、フランスやイタリアの俊才たちとZig-Zag Territoires で旺盛な活躍を続けてきました。
 南仏人らしい情熱を絶妙のコントロールで至芸へと昇華してゆく、かそけき羊腸弦のたわみが絶妙の味わいを醸し出すその明確な個性は、ヴィヴァルディや「ヴェネツィアのドイツ人」ローゼンミュラー、あるいはナポリのヴァイオリン芸術家マッテイスの作品など、“南”を感じさせるバロック楽曲で申し分なく発揮されるとともに、故郷フランスのエスプリなくしては弾けないフランス・バロックの名品群でも多くの名盤をつくってきました。






 過去に何度も何度もご紹介してきたがZIG ZAGレーベル活動停止により入手困難となっていた名盤、alphaから復活!
あなたは「ロザリオ・ソナタ」をここに聴く
ニコラ・マッテイス:ヴァイオリンのためのアリア集
アマンディーヌ・ベイエ
旧ZIG-ZAG Territoires ZZT 090802




 ALPHA497
特別価格 \2000
ニコラ・マッテイス(1672-1699に活躍) ヴァイオリンのためのアリア集
 1. ソナタ(アダージョ)/2.古いサラバンドまたはチャコーナに乗せての、酔狂な楽想さまざま/
 3.壊れたパッサッジョを、よどみない歩調で/4.幻想曲/5.幻想的前奏曲/6.アレグロ/
 7.憂鬱なアリア(アダージョ)/8.ジグ(アレグロ)/9.愛のアリア/10.アリア(「憂鬱が装う協和」より) /
 11.前奏曲/12.音楽(グラーヴェ-プレスト)/13.サラバンド(アダージョ)/
 14.アリア(「憂鬱が装う協和」より)/15.ふざけたアリア(プレスト)/16 フーガ(プレスティシモ)/
 17.トルコ風ジグ/18.前奏曲/19.アダージョ/20.タルタリアの調べを模したアッレマンダ/
 21.お忍びの断章/22.愛のサラバンド(アダージョ)/23.ガヴォット/24.前奏曲 プレスト/
 25.愛のパヴァーヌ/26.夜啼き鶯/27.前奏曲アレグロ(プレスティシモ)-憂鬱に(アダージョ)/
 28.アリア(アダージョ-プレスト)/29.ヴィヴァーチェ エコー/30.フーガ(プレスト)/
 31.前奏曲(アダージョ)/32.プレスティシモ/33.イタリアの手管を少々:滑稽なアリア(プレスト)/
 34.アリア/35.幻想曲/36.固執音型による前奏曲:壊れたパッサッジョ/
 37.憂鬱な歩調:任意でディヴィジョンを添えて/
 38.グラーヴェ(アダージョ)/39.フルートのためのアリア/40.ジグ
リ・インコーニティ(古楽器使用)、
アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン、指揮)、
バルドメロ・バルシエーラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロナルド・ロペス(バロック・ギター、テオルボ)、
フランチェスコ・ロマーノ(バロック・ギター、テオルボ)、
アンナ・フォンターナ(チェンバロ)

 録音:2009年3月16-20日 サン・マルティーニョ・デ・ティバネシュ修道院、ポルトガル/旧品番:ZZT090802 Zig Zag Territoires


 ビーバーの「ロザリオ・ソナタ」を聴いたとき、どうしてこの時代に突然こんな名曲が現れたのか不思議に思った。
 それは奇跡なのかと。

 当時の音楽の中心からは外れたザルツブルグ。
 そこにやってきたボヘミア生まれのヴァイオリニストが、突如音楽史に残るような奇跡的作品を残したのである。

 その頃の独墺圏といえばオルガンや宗教曲関係以外ではとりたてて大きな動きはない。だからこそビーバーの作品は「神によって導かれて生まれた突然変異的作品」なのだ、と信じていた。
 同時期のイタリアのコレッリは、トリオ・ソナタこそ多少ビーバーと似た雰囲気もあるが、基本的に異質な音楽である。また少し遅れて発達したフランスのヴァイオリン音楽ももっと華やかで貴族的。
 やはりビーバーの音楽は孤高の音楽なのだ。

 ・・・ところが、ビーバーと同じ頃、ビーバーと敵対しながらも、活躍した二人のヴァイオリニストがいた。
 ひとりはヨハン・ヤコブ・ヴァルター(1650-1717)、そしてもうひとりがヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ (1656-1705)。たしかどっちかはビーバーのスコルダトゥーラ奏法を批判していたはず。
 ちなみにビーバーは1644年生まれ。つまり3人はまったく同世代。
 
 ただ、そんなことも知らずに聴いたヴェストホフの無伴奏作品は、バッハにも影響を与えたということで有名だが、そこにビーバーのようなノリはなかった。
 ところがその後手にしたソナタ集(ZZT 050201)。・・・これはなんとビーバーと同じ香りがしたのである。
 そこで気になって急いで取り寄せたもうひとりのヴァルターの作品集(ZZT 060902)・・・。
 これが・・・また・・・ビーバーと同じタイプの音楽だった・・・。

 ビーバーは孤高の音楽家ではなかった。
 「ロザリオ」は突然変異の奇跡的な作品ではなかった。

 確かにその後の独墺圏のヴァイオリン音楽は、バッハなどに代表される厳格な作品が主流となって、ビーバーたちが作り出したような、ヴァイオリンがなだらかに旋律を歌い、質朴に伴奏楽器がそれを支えるというタイプの音楽は消えていく。だがこの時代、ビーバーが「ロザリオ」で聴かせてくれていたような、優しく、敬虔で、美しく、あまり装飾的でないヴァイオリン音楽がこの地域ではまちがいなく作曲され演奏されていたのである。
 それらはヨーロッパ史上最悪の三十年戦争で荒廃した土地と人の心を癒すかのような音楽。人々はすがるような思いでこれらの音楽を聴いていたのではないか。
 なので、もしビーバーの「ロザリオ」を愛する方であれば、亜流というのでなく、ただ似ている、というのでもなく、ヴェストホフやヴァルターの音楽も興味深く聴けると思う。


 だが、そこで話は終わらない。
 その二人よりも、もっと「ロザリオ」に近い作品があったのである。

 それはニコラ・マッテイス。

 全然知らない。
 マッテイスは1650年ナポリ生まれ。コレッリの3つ年上。ただ、マッテイスはイタリアに留まらず、クロムウェルの独裁が終わって文化都市として復活しつつあったロンドンに移住。そこでヴァイオリニストとして一世を風靡した。当時のロンドンはフランス、イギリスに憧れていたから、マッテイスはうまくそこにはまったのだろう。

 しかしそのマッテイスの作品が・・・ビーバーに似ていたのである。

 マッテイスの生涯は明らかでない。しかしイタリアを離れ、最終的に1670年代の初めにロンドンに落ち着く前に、ヨーロッパ諸国を漫遊しながらさまざまな地方の音楽を享受していたことは間違いない。
 その時期・・・まさに上記3人たちが独墺で頭角を表し始めたのと同じ時期。
 マッテイスは彼らの音楽を聴いたかもしれないし、彼らに影響を与えた無名の音楽家たちと接触したかもしれない。
 いずれにせよロンドンで絶大な人気を博したというマッテイスの作品は、イタリア風の華麗で技巧的なものではなく、フランス風の貴族風の洒落た音楽でもなく、もっとヴァイオリンが自由に切なく歌い、牧歌的に伴奏が奏でられる、ビーバーやヴァルターやヴェストホフの音楽と同じタイプのものだった。

 つまり・・・そうした音楽のほうが、マッテイスには魅力的だったし、ロンドンの人たちにも人気が高かったということである。
 ひょっとしたら・・・音楽史には残されなかっただけで、実は当時のヨーロッパのヴァイオリン音楽の主流は、こうした音楽だったのかもしれない。 


 ということで今回alphaが復活させたのはそのマッテイスのアルバムというわけです。
 ありがとうございます。

 かつてのジャケット ZIG ZAG ZZT 090802




 



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PENTATONE



PTC 5186971
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
オランダ・バロック
 ~「バッハの女王」

 J.S.バッハ(ユディト&ティネケ・ステーンブリンク編曲):
  トリオ・ソナタ第5番 BWV529
   (1)第1楽章:アレグロ
   (2)第2楽章:ラルゴ
   (3)第3楽章:アレグロ
  (4)コラール「わが魂は主をたたう」BWV648
  トリオ・ソナタ第2番 BWV526より
   (5)第1楽章:ヴィヴァーチェ
   (6)第3楽章:アレグロ
  (7)オルガン協奏曲 BWV592より第1楽章:アレグロ
  (8)協奏曲 BWV974より第2楽章:アダージョ
  (9)オルガン協奏曲 BWV592より第3楽章:プレスト
  (10)コラール「汝のうちに喜びあり」BWV615
  (11)パッサカリア BWV582
  (12)大フーガ BWV542/2
  (13)コラール「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
オランダ・バロック

 「オランダ・バロック」のPENTATONE第5弾はJ.S.バッハ!!パッサカリア、トリオ・ソナタなど、オルガンの名曲の数々を室内オーケストラ版で演奏!

 セッション録音:2021年9月20-22日/デ・ヴァルシェ教会(アムステルダム)/ステレオ、DSD、マルチチャンネル、56'42、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ユディト&ティネケ・ステーンブリンク(オランダ・バロック)&ケイト・ロケット(PENTATONE)
 レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(ポリヒムニア・インターナショナル)

 SACD ハイブリッド盤。
 バロックのレパートリーを新鮮かつ現代的なアプローチで演奏するバロック・オーケストラ「オランダ・バロック」。
 PENTATONEレーベル第5弾はJ.S.バッハのオルガン作品の傑作集!編曲は当団のリーダー、ユディト&ティネケ・ステーンブリンクが手掛けております。

 オルガンのためのトリオ・ソナタは難曲としても知られるバッハ後期の傑作です。

 ザクセン=ヴァイマール公エルンストやアレッサンドロ・マルチェッロが作曲し、バッハがオルガンまたは鍵盤のために編曲した協奏曲をユディト&ティネケ・ステーンブリンクが室内オーケストラに網直しました。

 このほか名曲パッサカリアや大フーガ、オルガン小曲集からの小品など、バッハのオルガン作品の数々を当団が色彩豊かに演奏しております。
 非常に心地よい装飾とテンポ設定は当団ならでは。「オランダ・バロック」の新たな代表盤の登場といえましょう!

 演奏はもちろんのことPENTATONEレーベルが誇る技術陣による高音質録音であることも注目です。

 




CHANNEL CLASSICS旧譜
オランダ・バロック
ポッジャーとのヴィヴァルディ



 CCSSA 33412
(2SACDs HYBRID)
\5000→\4690
レイチェル・ポッジャー、ヴィヴァルディ!
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.9《ラ・チェトラ》
 協奏曲第1番ハ長調RV.181a/協奏曲第2番イ長調RV.345/
 協奏曲第3番ト短調RV.334/協奏曲第4番ホ長調RV.263a/
 協奏曲第5番イ短調RV.358/協奏曲第6番イ長調RV.348/
 協奏曲第7番変ロ長調RV.359/
 協奏曲第8番ニ短調RV.238/
 協奏曲第9番変ロ長調RV.530/
 協奏曲第10番ト長調RV.300/
 協奏曲第11番ハ短調RV.198a/協奏曲第12番ロ短調RV.391
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
オランダ・バロック協会
 天女レイチェル・ポッジャーが舞い降りる。ヴィヴァルディの"ラ・チェトラ"!

 2012年2月、自身のアンサンブル、ブレコン・バロックと共に再び日本へと舞い降りたバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャー。
 バッハの「無伴奏ソナタ&パルティータ」や「ヴァイオリン協奏曲集」、モーツァルトの「ヴァイオリン・ソナタ全集」などを奏でてきたポッジャーが、ヴェネツィアの巨匠ヴィヴァルディに回帰。
 2003年にリリースされた伝説的名演「ラ・ストラヴァガンツァ」以来となるポッジャーのヴィヴァルディは円熟期の大作「ラ・チェトラ」!
 サンタンジェロ劇場の作曲家兼音楽監督の地位にあり、創作意欲に満ちあふれていた円熟期のヴィヴァルディ。1727年に出版され神聖ローマ皇帝カール6世に献呈された協奏曲集「ラ・チェトラ」は、特殊な調弦法"スコルダトゥーラ"が用いられており、1725年に出版された同時期の作品「和声と創意への試み」と並ぶヴィヴァルディの最高傑作の1つである。
 「ラ・チェトラ」でポッジャーと共演するのは、世界が注目するオランダ古楽界の若き精鋭集団オランダ・バロック協会!
 ポッジャー、オランダ・バロック協会、ラ・チェトラ、そしてチャンネル・クラシックの超優秀録音。理想的かつ最高のアンサンブルが織り成す「ラ・チェトラ」が、ポッジャーの伝説の一部となる ??。


 
 


PTC 5187061
¥2600
ディオティマ四重奏団が生誕100周年のリゲティを録音!
 リゲティ:
  弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」(1953-1954)
  アンダンテとアレグレット~弦楽四重奏曲のための(1950)
  弦楽四重奏曲第2番(1968)
ディオティマ四重奏団
 【ユン・ペン・チャオ(第1ヴァイオリン)、
  レオ・マリリエ(第2ヴァイオリン)、
  フランク・シュヴァリエ(ヴィオラ)、
  ピエール・モルレ(チェロ)】

 新名盤誕生!!ディオティマ四重奏団が生誕100周年のリゲティを録音!

 セッション録音:2022年8月31日-9月2日/アルセナル劇場、メッツ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、53'54、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ディオティマ四重奏団&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
 レコーディング・プロデューサー:シュテファン・シュミット

 現代音楽の演奏で非常に高い評価を得ているディオティマ四重奏団がPENTATONEレーベル初登場!
 期待の第1弾は2023年に生誕100年を迎えるジェルジュ・リゲティ(1923-2006)です!ハンガリー出身でウィーンに永住したリゲティは前衛音楽を推進し、独自の世界を作り上げました。

 弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」は4つの核となる音が様々に変容して姿をあらわし12のパートからなる作品。間をおかずに演奏されます。
 楽章ごとに落ち着いたテンポと急速なテンポとが交互に置かれ、中間部に一曲だけワルツのリズムで優雅に演奏される楽章があります。
 一方、弦楽四重奏曲第2 番は1968年に書かれこちらは5つのパートからなります。ディオティマ四重奏団が作品ごとのキャラクターを見事に弾き分けて演奏しております。
 同曲集、新名盤誕生と申せましょう!

 
 
 


PTC 5187040
¥2600
「大きな家」
 (1)ハイドン:弦楽四重奏曲第11番 ニ短調 Op.9-4
 (2)ロック:ファンタジー ヘ長調
 (3)リース:「"違う"幻想曲」~組曲第5番 ト短調より
 (4)リース:大きな家
 (5)ハイドン:弦楽四重奏曲第23番 ヘ短調 Op.20-5
ルイージ・クァルテット
 【アレッサンドロ・ルイージ(第1ヴァイオリン)、
  オリヴァー・カヴェー(第2ヴァイオリン)、
  ルバ・トゥニクリフ(ヴィオラ)、
  マックス・ルイージ(チェロ)】

 約4世紀にわたる弦楽四重奏曲の三連画

 セッション録音:2021年4月20-22日/スネイプ・モルティングス・コンサートホール、オールドバラ(イギリス)/DDD、ディジパック仕様、82'46、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ/レコーディング・プロデューサー:アンドリュー・ケーナー/
 レコーディング・エンジニア:オスカー・トレース

 ルイージ・クァルテットがマシュー・ロック(1621 頃-1677)、ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)、オリヴァー・リース(1990-)の作品を収めたアルバムをリリース!
 約4世紀にわたるユニークな作曲家の組み合わせは、「過去」「現在」「未来」を表現しております。

 2013年アレッサンドロとマックスの兄弟によって結成された当団は、カークマン・コンサート・ソサエティ・アーティスト賞、ロイヤル・フィルハーモニー協会賞(若手弦楽奏者部門)を受賞。
 またバンフ国際弦楽四重奏コンクールをはじめとするコンクールでも評価されております。
 バロックから現代まで幅広いレパートリーを演奏し、その表現力豊かな若いアンサンブルで国際的な評価を確立しています。

 
 



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SUPRAPHON



SU 4324
¥3100→\2890
カラベーチとスメタナのピアノ作品をヤン・バルトシュが演奏!
 (1)カベラーチ:ピアノための8つの前奏曲 Op.30
 (2)スメタナ:性格的な6つの小品 Op.1
 (3)カベラーチ:ピアノのための異国からのモティーフ Op.38
ヤン・バルトシュ(ピアノ)

 チェコを代表する作曲家カラベーチとスメタナのピアノ作品を名手ヤン・バルトシュが演奏!!

 セッション録音:(1)2019年11月21日、(2)(3)2019年1月26日/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)/71'06

 スプラフォン・レーベルが力を注いで録音している20世紀を代表するチェコ人作曲家ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979) の作品。当アルバムにはピアノ作品を収録。演奏はヤン・バルトシュです。

 プラハ工科大学で学びその後にプラハ音楽院で作曲、指揮を学んだカベラーチ。1932年にチェコ放送の指揮者兼音楽制作のディレクターに就任して以来、長きに渡り同放送の仕事に携わってきました。
 カラベーチはその生涯と作品において「悪に屈しない、人間的な理想を追求する」というテーマを前面に押し出し活躍。ナチス占領下と共産主義独裁下のチェコスロバキアでその両方を表現した音楽家です。
 ここに収録したピアノのための8つの前奏曲 Op.30 は、カベラーチの代表作「時の神秘」Op.31と同時期の意欲的な作品。併録された「異国からのモティーフ」Op.38 とともにポストモダニズムやミニマリズムの到来を予感させるものがあります。

 カップリングはスメタナです。「作品1」である性格的な6つの小品は「森の中で」「めざめた情熱」「羊飼の娘」「あこがれ」「戦士」「絶望」からなるピアノ小品集。スメタナらしいあたたかい音楽をお楽しみいただけます。

 ヤン・バルトシュはブレンデルも激賞するチェコを代表する実力派ピアニスト。
 14歳のときにビエロフラーヴェクの指揮でコンサート・デビューを成功させ、以後数々の国際コンクールの受賞歴を誇ります。
 
 スプラフォン・レーベルからリリースしているヤナーチェクのピアノ作品集(SU 4266)、モーツァルトのピアノ協奏曲集(KKC 6155 / SU 4234)、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集(SU 4252)、ノヴァークのピアノ協奏曲(SU-4284)ではきめ細かく丁寧な音楽づくりで高い評価を得ております。

 





大物
チェコのヤン・バルトシュ
モーツァルト:ピアノ協奏曲


SUPRAPHON
SU 4234
¥3100→\2890
なかなかの大物
 チェコのヤン・バルトシュ
  故ビエロフラーヴェクとの貴重な録音も収録。

  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
   (2)ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
    【弦楽四重奏による伴奏版】
  カデンツァ:(1)ベートーヴェン、(2)モーツァルト
ヤン・バルトシュ(ピアノ)
(1)イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ドレシャル四重奏団
 【ヴァーツラフ・ドヴォルザーク
   (第1ヴァイオリン)、
  オンドレイ・プステヨフスキー
   (第2ヴァイオリン)、
  マーティン・ステュープカ(ヴィオラ)、
  ヴォイチェフ・ウルバン(チェロ)】
 故ビエロフラーヴェクとの貴重な録音も収録。ブレンデルも激賞のチェコの新生ヤン・バルトシュが奏でるこの上なき美しいモーツァルト!

 セッション録音:(1)2013年5月1日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール、(2)2016年5月21日/マルティヌー・ホール/57’16”

 ブレンデルも激賞するヤン・バルトシュによるモーツァルトのピアノ協奏曲のアルバムをリリースしました。バルトシュは14 歳のときにビエロフラーヴェクの指揮で輝かしいコンサート・デビューを成功させ、以後数々の国際コンクールの受賞歴を誇るチェコ期待の若手ピアニストです。
 音楽性の豊かな美しいタッチで魅了するバルトシュが最も得意とするモーツァルト。ピアノ協奏曲第20 番は2017 年5 月31 日急遽した巨匠イルジー・ビエロフラーヴェク率いるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団との共演で、デビュー当時からその才を認めていたマエストロが愛情深くサポートしております。
 一方、ピアノ協奏曲第12 番は弦楽四重奏による伴奏版での録音。ジュリアード弦楽四重奏団のメンバーであったヴァイオリン奏者ロバート・マンやエマーソン弦楽四重奏団のヴィオラ奏者ローレンス・ダットンら著名な演奏家から室内楽を学んできたバルトシュならではのきめ細かく丁寧な音楽づくりがこの作品でも見事にあらわれております。



K.466の映像。
スケールの大きな重量級剛健ピアニスト。なかなかの大物。
https://youtu.be/Jd8nSssAwV0






 




WERGO



WER 7389
¥2600
SAX 現代サクソフォン協奏曲集
 (1)ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
  フォーカス ~サクソフォンと管弦楽のための協奏曲(2021)
 (2)ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):
  協奏曲 ~バリトンサックスと管弦楽のための(2008)
 (3)ヴィキンタス・バルタカス(1972-):
  サクソルディオンフォニクス ~
   ソプラノサックス、アコーディオンと室内オーケストラのための(2013)
 (4)ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):
  暴力的なできごと ブルース・ナウマンを讃えて ~
   サクソフォン、木管アンサンブルと打楽器のための(2005/06)
 (1)(2)世界初録音
マルクス・ヴァイス(各種サクソフォン)
テオドロ・アンゼロッティ(アコーディオン(3))
ケルンWDR交響楽団((1)-(3))
エレナ・シュヴァルツ(指揮(1))
エミリオ・ポメリコ(指揮(2)(3))
ウィンドクラフト・チロル(4)
カスパー・デ・ロー (指揮(4))

 現代音楽こそサックスがもっとも輝く!クラシック編成のなかで魅せつける圧巻の表現

 録音:(1)2022年1月15日、(2)2008年4月21-30日、(3)2013年4月28日、(4)2007年2月8-10日/71'21''

 サクソフォンが発明されて約180年、クラシカルな楽器の中で比較的新しいこの楽器は、近年、その地位が確立され大いに活躍する「協奏曲」という形で輝かしく発展しています。

 マルクス・ヴァイスは最も成功したクラシック・サクソフォン奏者と称され、数多くの新作を初演し、サクソフォンの可能性を開拓し続けている名手。
 ここに収録された4曲はすべて彼が初演を務め、うち3曲は彼にささげられています。
 アルバムを通してソプラノ、アルト、テナー、バリトンと各種サクソフォンが登場。非常に技巧的なエトヴェシュの『フォーカス』、クリスタルなサウンドが個性的なバルタカスの『サクソルディオンフォニクス』など、音色と表現の限りない幅広さに驚かされる注目作です。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BERLIN CLASSICS



BC 0302950BC
(5CD)
¥5100→\4790

ダヴィッド&イーゴリ・オイストラフ・エテルナ・ レコーディングス
 Disc 1
  バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1052
   1.I Allegro/2.II Adagio/3.III Allegro
     録音:1958年3月20&26日,ベルリン
     イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     シュターツカペレ・ベルリン、フランツ・コンヴィチュニー指揮
  バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1043
   4.I Vivace/5.II Largo mo non tranto/6.III Allegro
     録音:1957年4月16&19日,ベルリン
     ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮
  エルンスト・ヘルマン・マイヤー:ヴァイオリン協奏曲(1963/64)(ステレオ録音)
   7.I Romanza/8.II Dramma musicale, eroico, lirico e gioioso/
   9.III Epilogo
     録音:1965年3月2-4日,ベルリン
     ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     シュターツカペレ・ベルリン、オトマール・スウィトナー指揮

 Disc 2
  1.サラサーテ:ナヴァラ(スペイン舞曲)
    録音:1957年4月, コングレスハレ・ライプツィヒ
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
    ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮
  ジャン=マリー・ルクレール:ソナタ ニ長調
   2.I Adagio molto maestoso/3.II Allegro/4.III Sarabamde/5.IV Tambourin
     録音:1954年2月6日,ベルリン
     ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、ナウム・ワルター(ピアノ)
  ヘンリク・ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリースより3曲op.18
   6.第2番 変ホ長調(Andante)/7.第5番 ホ長調(Praludium: Allegretto scherzando)/
   8.第4番 イ短調(Tempo di Saltarella, ma nontroppo vivo)
     録音:1957年4月19日,ベルリン
     ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
  ヘンリク・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 op. 22
   9.I Allego moderato/10.II Romanze:Andante non troppo/
   11.III Allegro con fucco -Allegro moderat(a la Zingara)
     録音:1956年3月29日-4月3日,コングレスハレ・ライプツィヒ
     イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮
  12.コダーイ:3つのハンガリー舞曲
    録音:1954年2月6日
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、ナウム・ワルター(ピアノ)
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op. 64
   13.I Allegro molto appassionata/14.II Andante/
   15.III Allegretto non troppo-Allegro molto vivace
     録音:1956年3月29日-4月3日,コングレスハレ・ライプツィヒ
     イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリ)、
     ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮

 Disc 3
  ヴィヴァルディ:コンチェルト・グロッソ イ短調 op.3 Nr.8
   1.I Allegro/2.II Larghetto e spirituoso/3.II Allegro
     録音:1957年4月16日
     ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリ)、イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリ)、
     ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮
  4.ヘンデル:2台ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調 op.2 Nr.7
  5.ゲオルク・ベンダ:2台ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ホ長調
    録音:1957年4月18日,ライプツィヒ
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
    ヴラディミール・ヤンポリスキー(ピアノ)
  6.タルティーニ:2台ヴァイオリンとチェンバロのためのトリオ へ長調
  7.バッハ:2台ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ハ長調 BWV 1037
    録音:1957年4月19日,ベルリン
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
    ハンス・ピシュナー(チェンバロ)
  8.ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番 ト長調 op. 40
  9.ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 へ長調 op. 50
    録音:1956年3月29日-4月3日,コングレスハレ・ライプツィヒ
    イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
    ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮

 Disc 4
  バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV 1042
   1.I Allegro/2.II Adagio/3.III Allegro assai
     録音:1956年3月29日-4月3日,コングレスハレ・ライプツィヒ
     イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 KV 219
   4.I Allegro aperto/5.II Adagio/6.III Tempo di Menuetto
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op. 35
   7.I Allegro moderato/8.II Canzonetta Andante/9.III Finale,Allegro vivacissimo
     録音:1954年,ドレスデン
     ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     シュターツカペレ・ドレスデン、フランツ・コンヴィチュニー指揮

 Disc 5
  フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
   1.I Allegro ben Moderato /2.II Allegro /
   3.III Ben Moderato (Recitativo-Fantasia) /4.IV Allegretto poco mosso
     録音:1958年3月26日,ベルリン
     イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、アントン・ギンスブルク(ピアノ)
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op. 108
   5.I Allegro /6.II Adagio/7.III Un poco presto e con sentimento/8.IV Prest agitato
  プロコフィエフ:5つのメロディー op. 35
   9.I Andante /10.II Lento, ma non troppo - Poco piu mosso /
   11.III Animato, ma non allegro /12.IV Allegretto leggerio e scherzando /
   13.V Andante non Ttoppo - Pochissimo più animato
  ストラヴィンスキー:イタリア組曲
   14.I Introduzione: Allegro moderato /15.II Serenata: Larghetto /16.III Tarantella: Vivace /
   17.IV Gavotta con due Variazioni /18.VMinuetto e Finale: Moderato. Molto vivace
     録音:1962年10月14&15日,ベルリン
     イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)、Natalia Serzalowa(ピアノ)

 本国のETERNAオリジナル・アナログテープより新規で復刻!
 名マスタリング・エンジニアのクリストフ・スティッケル氏による、 過度なノイズリダクションなどをせず、アナログテープ本来の持っている情報を限りなく忠実に再現する、ETERNAピュア・アナログ・リマスタリング方式を採用。
 ブックレットにオリジナルLPジャケット、使用アナログ・マスターテープの写真多数掲載。
 また、オリジナルLPに掲載されていた楽曲解説を復元した別冊解説書封入。
 















12/28(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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APARTE



AP 307
¥2700→\2490
エメリャニチェフ&イル・ポモ・ドーロ
 モーツァルト 交響曲全集に挑戦
  第1巻は「始まりと終わり」
 ピアノ協奏曲第23 番も弾いちゃいます
 モーツァルト:
  (1)交響曲第1番変ホ長調K.16
  (2)ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
  (3)交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
マキシム・エメリャニチェフ(ピアノと指揮)
イル・ポモ・ドーロ
KKC 6637
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 モーツァルト交響曲全集に新たな金字塔の期待。エメリャニチェフ&イル・ポモ・ドーロがプロジェクト始動!

 録音:2022年6月28-30日 ノートルダム・デュ・リバン(パリ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、77'00"

 エメリャニチェフがモーツァルトの大プロジェクトに着手しました。手兵イル・ポモ・ドーロを指揮して交響曲全集に挑戦します。
 さらに魅力なのは、毎回フィルアップに協奏曲が入ること。ピアノの場合はもちろんエメリャニチェフが独奏を務めます。

 エメリャニチェフはクルレンツィス指揮ムジカエテルナの「ダ・ポンテ三部作」録音の才気煥発な通奏低音で注目されましたが、現在ではイル・ポモ・ドーロを指揮してバロック・オペラのアルバムをリリースし高い評価を得ています。
 もともとモスクワ音楽院でロジェストヴェンスキーの厳しい訓練を受けたサラブレッドなうえ、音の指向性や奏者の数による変化なども綿密に計算するなど考えに考え抜いた録音となっています。

 モーツァルトは彼らのレパートリー・イメージからは新しい方の作曲家ですが、もともとエメリャニチェフ最愛の作曲家であり、シリーズで深く探求することでともに音楽的な成長も目指しているとのこと。
 第1 弾は第1番と第41番のカップリング。単に最初と最後の番号というだけでなく、第1番第2楽章の主題(ジュピター音型) が「ジュピター」終楽章の壮大なフーガで用いられていることも再認識させてくれます。

 今回のフィルアップはピアノ協奏曲第23 番。フィルアップどころか一番聴いてみたいと思う向きも多いはず。
 1823年グラーフのフォルテピアノのレプリカを用い、「ダ・ポンテ三部作」以上に自在で魅力的な演奏を繰り広げています。

 
 



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CAPRICCIO



C5495
¥2700→\2490
フランク・デュプレーによるカプースチン・プロジェクト
カプースチン:ピアノ協奏曲第5番
 2台のピアノとパーカッションのための協奏曲 他

  1. ピアノ協奏曲第5番 Op. 72(1993)
  2台のピアノとパーカッションのための協奏曲 Op. 104(2002)
   2. I. Allegro moderato/3. II. Largo/4. III. Allegro impetuoso
  シンフォニエッタ Op. 49 - 4手ピアノのために(1986)
   5. I. Overture: Allegro/6. II. Slow Waltz: Largetto/
   7. III. Intermezzo: Allegretto/8. IV. Rondo: Presto
フランク・デュプレー(ピアノ)
アドリアン・ブレンドル(ピアノ)...2-6
マインハルト・OBI・イェンネ(ドラムセット)...2-4
フランツ・バッハ(パーカッション)...2-4
ベルリン放送交響楽団
ドミニク・ベイキルヒ(指揮)

 録音:2022年1月5-7日 Haus des Rundfunks、Berlin(ドイツ)...12022年8月4-5日 SWR Funkstudio、Stuttgart(ドイツ)...2-8

 ジャズ・パーカッショニストの経歴を持つ異色のピアニスト、フランク・デュプレーによるカプースチン・プロジェクト。
 ピアノの名手だったカプースチンはピアノと管弦楽のためにも数多くの曲を書いており、番号付きのピアノ協奏曲だけでも6曲あります。第5番は演奏時間20分ほどの単一楽章の曲。カプースチンはモスクワ音楽院在学中からジャズ・ピアニスト及び作曲家として評判になっており、卒業後もジャズ・バンドに参加して活動しました。同時にモスクワ放送交響楽団のピアニストとして演奏会に参加。当時の首席指揮者ゲンナジ・ロジェストヴェンスキーの意向で現代曲や西側作品にも参加しました。
 こうした経験はピアノ協奏曲第5番のオーケストレーションにも反映され、一聴完全にジャズでありながらシンフォニックな緻密さは現代音楽の場数を踏んだ練達の域に達しています。
 ニコライ・ペトロフに献呈され、ピアノ・パートは超絶技巧を要します。2018年には日本初演が行われて話題になりました。
 他の2曲も20分弱の曲で、2台のピアノや4手連弾によるジャズ風のインタープレイが見事です。即興と思わせる音楽の全てが楽譜に書きこまれているということにも驚かされます。

 
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS088
¥2800
『オルフェのさまざまな表情』~フランス・バロックのカンタートの世界
 1-7. ニコラ・クレランボー(1676 -1749): カンタート「オルフェ」
  (1710年パリ刊/同年の手稿譜〔フランス国立図書館所蔵〕による演奏)
 8-12. シャルル・ピロワ(1670頃-1724):
  カンタート「ユリディスの冥府への再送還」(1717年パリ刊)
 13. ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738): オルフェのリラ
  (『クラヴサン曲集 第2巻』〔1728年パリ刊〕より)
 14-20. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764): カンタート「オルフェ」
   (1721年の手稿譜〔フランス国立図書館所蔵〕による演奏)
 21. マラン・マレ(1656-1728): 人間の声
  (『ヴィオール曲集 第2巻』〔1701年パリ刊〕より)
 22. ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764): ラルゴ
  (『通奏低音なしの2挺のヴァイオリンのためのソナタ集 第2巻』
   〔1747年頃パリ刊〕~第2ソナタより)
ウジェーヌ・ルフェーヴル
 (ドゥシュ〔ソプラノ〕)
ザッカリー・ワイルダー(ターユ〔テノール〕)
エティエンヌ・バゾラ(バス・ターユ〔バリトン〕)
ジョゼフ・コッテ、ルイ・クレアック(ヴァイオリン)
トマ・ルコント(フラウト・トラヴェルソ)
ヴァレリー・バルサ=ジャフレ
 (フラウト・トラヴェルソ、
  バロック・ピッコロ)
アントワーヌ・トゥーシュ(チェロ)
マティルド・ヴィアル(バス・ド・ヴィオール
  〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
ロナン・カリル(クラヴサン〔チェンバロ〕)
ティボー・ルーセル(テオルボ、リュート)

 録音: 2022年3月14-17日 プティ・トリアノン宮殿礼拝堂、ヴェルサイユ、フランス

 【フランス古楽シーン最前線の俊才たちが真正面から取り組んだカンタートの世界】
 「フランスにはフランスならではの音楽を」と、自国の音楽を何より優先させた太陽王ルイ14世が世を去ったのが1715年。
 その少し前から、イタリア人作曲家たちの室内カンタータを手本にフランス独自の発展をみせていたフランス語歌詞によるカンタートの数々は、時としてヴァイオリンやフルートを加えた編成で充実した音楽描写が聴かれ、個々に小さなオペラのような魅力が詰まっています。
 カンプラやクレランボーの傑作群は録音も多くなされてきましたが、ヴェルサイユ宮殿の催事部門Château de Versailles Spectaclesが主宰するレーベルで制作されたこのアルバムでは、フランス最前線でソロ及びアンサンブルで活躍する実力派ばかりが居並ぶ充実編成が目を引きます。テーマは古代神話の詩人音楽家オルフェウスの物語。
 クレランボーの傑作に始まり、その人気をふまえた続編として出版されたピロワの珍しい作品、作曲者の知名度に反して意外に録音が多くないラモーの『オルフェ』といった充実選曲を、バロックのオペラや宗教曲で広範に活躍する3人の歌手が細やかな解釈で歌い上げる一方、アンサンブル経験豊かなソリスト続々の器楽勢も随所で耳を惹く立ちまわりをみせ、聴きどころに事欠きません。
 最後を飾るのは、ネヴァーマインドのルイ・クレアック、ピグマリオンやアンサンブル・コレスポンダンスのジョゼフ・コッテという、フランス第一線の古楽団体で活躍する俊才ヴァイオリニスト2人。
 「歌なし」で締めくくられる最終トラックがもたらす余韻も実に味わい深いものがあります。
 



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 LINN RECORDS



CKD708
¥2800→\2590
ファンタズム(古楽器使用)
J.S.バッハ:ヴィオール合奏による作品集 3

 1. 3声のシンフォニア 第1番 ハ長調 BWV 787 ~
  『インヴェンションとシンフォニア』より
 2. われらの主キリスト、ヨルダン川に来り BWV 684 ~
  『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 3. フーガ 第3番 嬰ハ長調 BWV 872 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
 4. すべての世の慰めなるキリストよ BWV 673 ~
  『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 5. フーガ 第24番 ロ短調 BWV 893 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
 6. われらみな唯一の神を信ず BWV 680 ~
  『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 7. フーガ 第15番 ト長調 BWV 884 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
 8. プレリュード 第18番 嬰ト短調 BWV 863 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より*
 9. フーガ 第18番 嬰ト短調 BWV 863 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より*
 10. 「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタ BWV 679 ~
  『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 11. フーガ 第2番 ハ短調 BWV 847 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より
 12. プレリュード 第12番 ヘ短調 BWV 881 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
 13. フーガ 第12番 ヘ短調 BWV 881 ~
  『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
 14. 3声のシンフォニア 第8番 ヘ長調 BWV 794 ~
  『インヴェンションとシンフォニア』より
 15. フーガ 第23番 ロ長調 BWV 892 ~『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
 16. フーガ 第11番 ヘ長調 BWV 880 ~『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
 17.「イエス・キリスト、われらが救い主」によるフーガ BWV 689~
  『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 18. フーガ 第21番 変ロ長調 BWV 866 ~『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より
 19. キリエ: 永遠の父なる神よ BWV 669 ~『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 20. フーガ 第18番 嬰ト短調 BWV 887 ~『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
 21. キリエ: 永遠の父なる神よ(別のやり方で)BWV 672 ~
  『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 22. キリエ: 聖霊なる神よ BWV 674 ~『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 23. フーガ 第20番 イ短調 BWV 889 ~『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
 24. 「いと高き天にいます神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV 677
  ~『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
 25. フーガ 第8番 嬰ニ短調 BWV 877 ~『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
 26. フーガ 第5番 ニ長調 BWV 850 ~『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より
 27. ファンタジア ト長調 BWV 572
 無印: 原調による演奏
 *: 半音または全音低く移調して演奏
ファンタズム(古楽器使用)
 ローレンス・ドレフュス
  (ディスカント・ガンバ、指揮)
 エミリア・ベンジャミン
  (ディスカント・ガンバ)
 ジョナサン・マンソン
  (テノール・ガンバ)
 ハイディ・グレーガー
  (バス・ガンバ、ヴィオローネ)
 マルック・ルオラヤン=ミッコラ
  (バス・ガンバ)

 a=415 Hz
 録音: 2022年5月23-26日 アルトグリーニッケ教区福音教会、ベルリン

 【オルガンにも通じる滋味豊かな美音の重なり、多種多様に】
 『マタイ受難曲』やブランデンブルク協奏曲第6番、チェンバロを伴う3曲のソナタなど、バッハは18世紀初頭すでに廃れはじめていた古い弓奏弦楽器ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)をさまざまな名曲で活躍させました。
 この種の楽器の全盛期は16~17世紀で、ディスカント(高音域)の小型楽器からバス、時には最低音域を受け持つヴィオローネまで大小揃えたコンソートは教会奏楽の伴奏から貴人たちが愉しむ合奏まで、さまざまな局面に活躍の場を見出していました。
 オルガンをはじめ鍵盤楽器の独奏用に書かれた曲をヴィオール合奏に編曲して弾く習慣も古くからあり、英国を代表するヴィオール合奏団ファンタズムはその史実に倣うかのごとく、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』の収録曲をヴィオール合奏で演奏したアルバムをこれまでに2作LINN RECORDSに録音してきました。
 好評を受けての第3弾は、この演奏形態の歴史的ルーツにも触れるオルガン作品『クラヴィーア練習曲集 第3巻』や『インヴェンションとシンフォニア』からの作品も多数収録。
 バッハが生まれた17世紀のドイツに息づいていた伝統の息吹も感じさせながら、名手揃いのファンタズムならではの気品漂う解釈は今回も深い余韻を残す演奏に仕上がっています。
 本来の楽器での演奏とはまた違った角度から光が当たることで、それぞれの曲に潜む思わぬ奥深さにも気づかされます。

 
 




SOLO MUSICA



SM419
¥2400
ドイツのトランペットの名手、ラインホルト・フリードリヒ
 トランペットの芸術


 エンヨット・シュナイダー(1950-):
  ヴィヴァルディッシモ -
   2つのトランペット、チェンバロと弦楽合奏のための協奏曲
    1. I. Allegro/2. II. Adagio/3. III. Presto
  Altai - Traces to Infinity アルタイ - 無限への軌跡-
   ヴァイオリンとピッコロ・トランペット、
    オーケストラのための二重協奏曲
     4. I. Endlessness of Mountains はてしない山々
     5. II. Horse Ride and Eagle Flight 騎行、そして鷲は飛ぶ
     6. III. Moon over Belukha Mountain
  ベルーハ山にかかる月
   7. IV. Rondo – Finale ロンド – フィナーレ
  L'angelica Farfalla - Diamonds lost in the darkness of past -
   ピッコロ・トランペットとオーケストラのための協奏曲
    8. Part I/9. Part II/10. Part III
  Ikarus. Desire for Light イカルス、光への希求 -
   ピッコロ・トランペットとオーケストラのための協奏曲
    11. I. Carpe Diem: Life Now/12. II. Struggling and Disaster/
    13. III. Transition: Realm of Darkness/
    14. IV. The Garden of Spirits/15. V. Ikarus: Desire for Light
ラインホルト・フリードリヒ
 (ピッコロ・トランペット)
ハンネス・ロイビン(ピッコロ・トランペット)...1-3
グレゴリー・アース(ヴァイオリン)...4-7
ミュンヘン交響楽団
マルティン・バエサ=ルビオ(指揮)

 録音:2021年6月1-3日、2022年4月19-23日 Bavaria Musikstudios Munich(ドイツ)

 1958年生まれのドイツのトランペットの名手、ラインホルト・フリードリヒが演奏するエンヨット・シュナイダー(1950-)の協奏曲集。
 映画音楽からオペラまで出がけるシュナイダーによれば、トランペットには4,000年もの歴史があり、その間に人々が抱いて来た神々しさから騒々しさまで多岐にわたる様々なイメージが、ここに収録した協奏曲作品に投影されています。
 フリードリヒは、明るい音色が持ち味のピッコロ・トランペットを縦横無尽に操り、バロック風の作品や、民俗音楽からインスピレーションを得た作品など多様なスタイルの曲で華麗な妙技を披露します。
 共演しているハンネス・ロイビンはフリードリヒの長年の友人であり二人のアンサンブルは見事なもの。またグレゴリー・アースのヴァイオリンもフリードリヒのトランペットに呼応する素晴らしい演奏を聴かせます。
 バックを固めるのはマルティン・バエサ=ルビオの指揮によるミュンヘン交響楽団です。
 
 


SM414
¥2400
19世紀に活躍した作曲家・楽譜出版者ハンス・ゲオルク・ネーゲリ
 ハンス・ゲオルク・ネーゲリの音楽世界


 ハンス・ゲオルク・ネーゲリ(1773-1836):
  1. トッカータ第1番 ヘ短調/2. トッカータ第2番 変イ長調
 ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ソナタ 変ホ長調 Op. 12 No. 4
  3. I. Presto/4. II. Lento/5. III. Rondeau: Allegro con spirito
 ネーゲリ:
  6. トッカータ第3番 変イ長調/7. トッカータ第4番 ハ長調
 8. クレメンティ:カプリッチョ イ長調 Op. 34 No. 3
 ネーゲリ:
  9. トッカータ第5番 ヘ長調/10. トッカータ第6番 変ロ長調
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」 Op. 53
   11. I. Allegro con brio/12. II. Introduzione: Adagio molto/
   13. III. Rondo: Allegretto moderato - Prestissimo
エルス・ビーゼマンス
 (ハンマークラヴィーア)

 アントン・ワルター工房1805年頃制作のモデルによるポール・マクナルティによる複元楽器(2013)
 録音:2022年6月3-5日 Radiostudio Zurich(スイス)

 スイスの作曲家・楽譜出版者ハンス・ゲオルク・ネーゲリ。
 彼は鍵盤曲や歌曲を数多く作曲、その民謡風で親しみやすい旋律は同時代の作曲家に変奏曲の主題としても好まれました。
 彼は音楽出版にも積極的で、自身で出版社を立ち上げ、1803年から1805年には「Repertoire des Clavecinistes クラヴサン奏者のレパートリー」と題したシリーズを刊行。
 クレメンティやシュタイベルト、デュセックやベートーヴェンに至る19世紀初頭の鍵盤用作品の出版を行うとともに、1808年には自身も匿名にて「12のトッカータ」第1集の6曲を出版(第2集は出版されず)。
 こちらも当時の鍵盤楽器演奏技術の向上に貢献しました。
 このアルバムにはネーゲリの6つのトッカータと、クレメンティ、ベートーヴェンの作品を収録。
 演奏は18世紀から19世紀作品を得意とするエルス・ビーゼンマンス。19世紀製作アントン・ヴァルターの復元楽器を使用しています。
 






SDA48



SDAV-10001
¥3300
ヴィオラ演奏集団「SDA48」
 ヴィオラ・インフィニティ


 1. ロッシーニ(1792-1868)/飯田香編曲: 歌劇「ウィリアム・テル序曲」
 2-5. ジェイコブ(1895-1984): 8つのヴィオラのための組曲
  I. Dedication/II. Scherzo and Drone/III. Chorale/IV. Tarantella
 6. ボウエン(1884-1961): 4つのヴィオラのためのファンタジー
 7-10. チャイコフスキー(1840-1893)/飯田香編曲:
  バレエ音楽「くるみ割り人形」より -
   小序曲 - 行進曲 - ロシアの踊り「トレパック」- 花のワルツ
 11. ハチャトゥリアン(1903-1978)/飯田香編曲:
  バレエ音楽「ガイーヌ」より 剣の舞
 12. モーツァルト(1756-1791)/ロナルド・ディッシンガー編曲:
  アヴェ・ヴェルム・コルプス K. 618
SDA48(エスディーエーフォーティーエイト)
 須田祥子(ヴィオラ)...1-12
 大島亮(ヴィオラ)...1-12
 加藤大輔(ヴィオラ)...1-12
 長石篤志(ヴィオラ)...1-12
 飯田香(ヴィオラ)...1-5,7-12
 小中澤基道(ヴィオラ)...1-5,7-12
 平野幸世(ヴィオラ)...1-5,7-12
 古屋聡見(ヴィオラ)...1-5,7-12
 諫山翔一(ヴィオラ)...1,7-12
 高木真悠子(ヴィオラ)...1,7-12
 羽藤尚子(ヴィオラ)...1,7-12
 松本有理(ヴィオラ)...1,7-12

 《録音》2022年10月1日-2日、飛騨・世界生活文化センター

 長江和哉(レコーディング・エンジニア)、安達万純(アシスタント・エンジニア)

 「ヴィオラという楽器の認知度を上げ、聴き手も弾き手も心から楽しめる音楽を」というコンセプトで2013年に立ち上げられたヴィオラ演奏集団「SDA48」。
 NHK「ららら♪クラシック」のヴィオラ特集、NHK-FM「今日は一日ビオラ三昧」の生ライブ出演などメディアの露出も多いSDA48。
 このアルバム制作のためのクラウドファンディングも成功し、コロナ禍を経て満を持してのセカンドアルバムです。
 選りすぐりの12人のメンバー、総数48本の弦によるヴィオラのみのアンサンブルでお届けします。
 今回のアルバムでは、ヴィオラのために書かれた既存のオリジナル曲、ヨーク・ボウエンの「4つのヴィオラのためのファンタジー」、ゴードン・ジェイコブの「8つのヴィオラのための組曲」に加え、ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲、チャイコフスキー の「くるみ割り人形」より「小序曲」「行進曲」「トレパック」「花のワルツ」、ハチャトゥリアンの「剣の舞」、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」というクラシックの名曲をSDA48メンバーの飯田香による編曲で収録。
 人間の声に最も近いとされるヴィオラならではの、温かみのある音色、豊かで心地よい響きをご堪能いただくことができます。
 世界的にも珍しい、ヴィオラアンサンブルの稀有な作品をお楽しみください。

 SDA48(エスディーエーフォーティーエイト)
 SDA48は、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者、日本センチュリー交響楽団首席客演奏者である須田祥子を中心としたヴィオラ奏者によるアンサンブル。
 SDA48が紡ぐそのハーモニーは、他の楽器とのアンサンブルでは表せない独特な温もりに満ち溢れている。
 メンバーには、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席の大島亮、東京フィルハーモニー交響楽団副首席の加藤大輔ら、国内外のオーケストラの首席奏者やオーケストラに所属している若手演奏家などが参加。
 アンサンブルのコンセプトは「ヴィオラという楽器の魅力をより多くの方に伝えること。また、クラシックのファンの裾野を広げること」。2016年にはNHK「ららら♪クラシック」のヴィオラ特集に出演し、普段あまり目立たないヴィオラの魅力を大放出した。また、2020年2月、NHK-FM「今日は一日ビオラ三昧」に、須田祥子はトークゲストとして出演、SDA48は番組最後の45分間の生ライブに出演した。





CAPRICCIO(国内仕様盤)


NYCX-10375
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970
カプースチン:ピアノ協奏曲第4番/
 ヴァイオリン、ピアノのための協奏曲 他

  1. ピアノ協奏曲第4番 Op. 56(1989)
   ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 Op. 105(2002)
    2. I. Allegro non troppo
    3. II. Largo
    4. III. Allegretto
  室内交響曲 Op. 57(1990)
   5. I. Largo - Allegro con brio - Allegretto
   6. II. Grave
   7. III. Toccata (Vivo)
フランク・デュプレー(ピアノ)
ロザンネ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
カーセ・スカリョーネ(指揮)

 ニコライ・カプースチンの「ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」を含むアルバムを国内仕様盤化!

 録音:2020年10月26-31日 Erlenbach, Sulmtalhalle(スイス) 2020年12月3、4日 Heilbronn, Harmonie(ドイツ)
 同内容の既発輸入盤...C5437 2021年8月13日発売

 ニコライ・カプースチン(1937-2020)は現ウクライナのドンバス地方(当時はソ連の一部)に生まれました。
 アメリカ発の短波放送Voice of Americaで聴いたジャズに魅了され、名門モスクワ音楽院で学ぶ間にジャズ・ピアニスト及び作曲家として評判を得ます。
 近年日本でも人気急上昇中のカプースチンの曲は「ジャズっぽいクラシック」というよりもジャズそのもの。しかしホットなアドリブが展開しているような箇所でもすべてが音符として書きこまれていることに驚かされます。
 音楽院卒業後はジャズとクラシック双方のオーケストラに加わり、放送局のオーケストラでは当時の最先端の音楽から映画音楽まで非常に広いレパートリーを演奏し、この経験がオーケストレーションのセンスを磨くのに役立ちました。

 ここに収められた3曲はいずれも演奏時間20分前後の曲。
 ピアノ協奏曲第4番は冒頭からノリの良いリズミカルな音楽が展開し、ジャズ・パーカッショニストの経歴を持つピアニスト、フランク・デュプレーが切れの良い演奏を聞かせます。
 ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲は古き良きアメリカン・ポップスを思わせるテイストで、歌とスイング感にあふれたヴァイオリンのカンタービレが更なる魅力を加えます。
 室内交響曲はカプースチンとしてはモダンな作風。カプースチンの三つの顔を味わえるアルバムです。
 
 ※国内仕様盤には音楽全般(クラシック、ジャズ、映画音楽など)を深く掘り下げて、分かりやすく伝えることで定評の小室敬幸氏の解説が付属します。

 アルバムに含まれる「ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」が2023年3月21日に神奈川フィルでの日本初演が決定しました。(ピアノ・・・角野隼斗/ヴァイオリン・・・コンサートマスターの石田泰尚)
 極めて知的で洗練された作品なのにムズカシイこと抜きで楽しめる、こうした音楽が演奏会のプログラムに載るようになると「現代のクラシック」として定着してゆくことでしょう。

 
 


<LP>


DG(LP)


4864061
(2LP)
\5400
《クラウディオ・アバド&ベルリン・フィル~マーラー:交響曲第5番》
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
《LP 1》
 第1部:
  [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章
《LP 2》
 [Side A]第2部:第3楽章/
 [Side B]第3部:1) 第4楽章、2) 第5楽章
ゲルト・ザイフェルト(ホルン・ソロ)、
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 アバドとベルリン・フィルによるマーラーの交響曲第5番が初LP化


 ●イタリアの巨匠クラウディオ・アバドとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による好評を博したマーラーの交響曲第5番が初めてLPで発売されます。LP2枚組。

 ●この録音は話題の映画『T?R』の監督トッド・フィールドが個人的に気に入っていて、着想のもとになったものです。映画は女性指揮者が主人公でケイト・ブランシェットが演じ、ベネチア国際映画祭コンペティション部門で女優賞を受賞。映画のサウンドトラックのカヴァーはこのアバドのアルバムのカヴァーに因んでいます。

 ●オプティマル社のプレスによる180g重量盤。【録音】1993年5月、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 



 

SOLO MUSICA(LP)


SMLP408
(LP)
¥4500
モーツァルト・メイド・イン・ザルツブルク
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  【SIDE A】
   1. 歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》 K 584-
    Rivolgete a lui lo sguardo 彼に向けてください そのまなざしを
   2. 歌劇《ツァイーデ》 K 344-
    Nur mutig mein Herze ただ私の心を勇気づける
   3. Manner suchen stets zu naschen -
    男たちはいつもつまみ食いしたがる K 433
   4. 歌劇《フィガロの結婚》 K 492-
    Se vuol ballare 踊りをなさりたければ
  【SIDE B】
   1. ドイツ軍歌 「私が皇帝になったら」 K 539
   2. 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 K 527-
    Madamina il catalogo e questo カタログの歌
   3. 歌劇《フィガロの結婚》 K 492-
    Tutto e disposto...Aprite un po'quegli occhi
     すべては準備ができた - さあ、目をあけろ
   4. 歌劇《フィガロの結婚》 -
    Hai gia vinta la causa お前はもう訴訟に勝っただと
     (ウィーン初演版)...世界初録音
ラファエル・フィンガーロス(バリトン)
モーツァルテウム管弦楽団
レオポルト・ハーガー(指揮)

 録音 2021年春 モーツァルテウム(オーストリア)

 「ザルツブルクで制作されたモーツァルト」と題されたアルバム。作曲家、ソリスト、指揮者をザルツブルク出身者で固め、オーケストラも録音場所もザルツブルクという徹底ぶり。
 バリトンのためのオペラ・アリアと歌曲を通じてモーツァルト愛を存分に伝えます。
 有名曲の数々に加え、あまり耳にすることのない《ツァイーデ》のアリアや、《フィガロの結婚》のウィーン初演の際に付け加えられた伯爵のアリアが貴重です。
 ラファエル・フィンガーロスは1986年にザルツブルク州タムスヴェークに生まれ、ウィーン音楽大学を卒業。
 2016年から2020年までウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーとなり、2016年には歌劇場の日本公演に帯同して《ナクソス島のアリアドネ》のハルレキン役を歌い、注目されました。
 現在ではオペ ラ、コンサートの両面で幅広く活躍しています。

 ※このLPは既に発売されているCD(SM377)から8曲を抜粋、アナログ化したものです。
 

















12/27(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HAENSSLER



HC 22029
¥2700→\2490
第67回ミュンヘン・コンクール優勝
 「葵トリオ」世界進出!独ヘンスラー・レーベルから
  ドヴォルザーク&マルティヌー

  マルティヌー:ピアノ三重奏曲第1番「5つの小品」H.193
   ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65 B.130
葵トリオ
 【小川響子(ヴァイオリン)、
  伊東裕(チェロ)、
  秋元孝介(ピアノ)】
KKC 6634
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の「葵トリオ」独ヘンスラー・レーベルからドヴォルザーク&マルティヌーをリリース!!

 セッション録音:2022年2月16-18日/ペーター・マイヤー・ザール、レングモース、南チロル(イタリア)/DDD、53'22

 第67回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で優勝した「葵トリオ」が、独ヘンスラー・レーベルよりマルティヌーのピアノ三重奏曲第1番「5つの小品」 とドヴォルザークのピアノ三重奏曲第3 番を収録したアルバムをリリースします!

 最難関の同コンクールに日本人団体として初の優勝した彼らは、東京藝術大学、サントリーホール室内楽アカデミーで出会い2016年に結成。
 団名の「葵」は奏者3 人の名字の頭文字「Akimoto・Ogawa・Ito」をとり、花言葉の「大望、豊かな実り」に共感して名付けたそう。その非常に豊かな音楽で世界的に注目されているピアノ三重奏団です!

 当アルバムではチェコを代表するドヴォルザークとマルティヌーを取り上げました。非常に密度の濃い精緻な演奏は圧巻の一言。細部まで美しく奏でており、ここに当曲を収めた新名盤誕生と申せましょう。

 




先日はLIVE NOTESから新譜案内が来たばかり



 WWCC-7978
\2750
《ライヴ at 紀尾井ホール 2022》
 「葵/AOIトリオ」

  シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.63
  シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 op. 99, D898
葵トリオ AOi Trio

 小川響子 (ヴァイオリン)
 伊東裕 (チェロ)
 秋元孝介 (ピアノ)

 ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で日本人団体で初の優勝。 その後数々の国内の賞も受賞し、 今一番注目される若手ピアノ三重奏団 「葵トリオ」。
 「葵/AOIトリオ」は、3人の頭文字をとり名付け、 2016年に結成。
 ライブノーツ・レーベル初登場の本アルバムは、 紀尾井ホールレジデント・シリーズ2022年コンサートのライブ録音。

 2022年3月16日 紀尾井ホール/ライヴ録音

 葵トリオ AOi Trio
 東京藝術大学、 サントリーホール室内楽アカデミー第3期生として出会い、 2016年に結成。「葵/AOI」 は、3人の名字の頭文字をとり、 花言葉の 「大望、 豊かな実り」 に共感して名付けた。
 藝大定期室内楽、 水曜午後の演奏会、 TAMA 音楽フォーラムへの出演や、 京都・青山音楽記念館バロックザールでリサイタルを行うなど、 東京を中心に関西など各地で精力的に活動している。
 伊藤恵、 中木健二、 花田和加子、 原田幸一郎、 堀正文、 松原勝也、 山崎伸子に師事。
 2018年第67回ミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門にて、 日本人団体史上初の第1位を成し遂げた。
 その優勝を記念して、同年12月にはサントリーホールブルーローズにて凱旋公演を行い、好評を博した。
 現在は拠点をドイツに移し、 トリオ・ヴァンダラーのV. コックに学ぶほか、 ミュンヘン音楽・演劇大学でフォーレ四重奏団のD. モメルツに師事しながら国内外で活動している。
 


 



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CHANDOS



RCHSA5291
(1SACD YBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ジョン・ウィルソン(指揮)&シンフォニア・オヴ・ロンドン
弦楽のための作品集

 ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲*
 ハウエルズ:弦楽オーケストラのための協奏曲*
 ディーリアス:レイト・スワローズ
 エルガー:序奏とアレグロ Op.47*
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
ジョン・マイルス(ヴァイオリン)*
マイケル・トレイナー(ヴァイオリン)*
アンドリ・ヴィイトヴィッチ(ヴィオラ)*
リチャード・ハーウッド(チェロ)*
CHSA5291
(1SACD YBRID)
¥2900→\2690

 ジョン・ウィルソン&SOL!弦楽のための作品集!

 ☆ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドンの弦楽の美しさに酔う!
 ☆濁りのない完璧なアンサンブルによる名演!

 3年連続となるBBCミュージック・マガジン賞受賞(「デュティユー:バレエ音楽 《狼》」〔RCHSA5263/CHSA5263〕、「レスピーギ:ローマ三部作」〔RCHSA5261/CHSA5261〕、「コルンゴルト:交響曲嬰ヘ調」〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2022年レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞(「ラヴェル:管弦楽作品集」〔RCHSA5280/CHSA5280〕)、そして2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で著しい躍進を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した"シンフォニア・オヴ・ロンドン"、今作は「弦楽のための作品集」!

 このアルバムのメインとなるのは、イギリスの弦楽オーケストラのための作品の中でも名曲中の名曲である「トマス・タリスの主題による幻想曲」。
 その編成は大小異なる2つの弦楽オーケストラと弦楽四重奏の3群からなっています。
 また同時収録のエルガー作曲「序奏とアレグロ」Op.47も弦楽四重奏と弦楽オーケストラという合奏協奏曲の形をとっており、個々の楽器と弦楽オーケストラの対比を楽しめるものとなっています。
 ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンの大変美しい弦楽器群による演奏にご期待ください。

 ※録音:2021年8月24日&2022年1月5日&23日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 



ジョン・ウィルソン、ぐいぐい来てます!
2022年レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞



 RCHSA5280
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3562
「マ・メール・ロワ」&「ボレロ」オリジナル版世界初録音
 ジョン・ウィルソン(指揮)、シンフォニア・オヴ・ロンドン
  ラヴェル:管弦楽作品集


  ラ・ヴァルス M72(管弦楽のための舞踏詩)
  マ・メール・ロワ M62
   (5つのタブローとアポテオシスによるバレエ/
    ピアノ・デュエットのための組曲から拡張&オーケストレーション/
    このエディションによる世界初録音)
  道化師の朝の歌 M43c(オーケストラのための/独奏ピアノのための 《鏡》より)
  逝ける王女のためのパヴァーヌ M19a(スモール・オーケストラのための/独奏ピアノのための作品より)
  高雅で感傷的なワルツ M61a(オーケストラのための/独奏ピアノのための作品より)
  ボレロ M81(バレエ音楽/このエディションによる世界初録音)
ジョン・ウィルソン(指揮)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン
 CHSA5280
(1SACD HYBRID)
\2900→\2690

 ジョン・ウィルソン&SOLのラヴェル!「マ・メール・ロワ」&「ボレロ」オリジナル版世界初録音!

 ☆人気絶頂のジョン・ウィルソン&"シンフォニア・オヴ・ロンドン"!
 ☆新録音はラヴェル! 「マ・メール・ロワ」と「ボレロ」はオリジナル版世界初録音!
 2度のBBCミュージック・マガジン賞受賞(レスピーギ〔RCHSA5261/CHSA5261〕、コルンゴルト〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で大活躍を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した"シンフォニア・オヴ・ロンドン"。
 6枚目のスタジオ・アルバムでは、ラヴェルの管弦楽作品集がリリース! 優れたピアニストでもあり、フランスでもっとも偉大な作曲家の1人であるだけでなく、史上もっとも偉大なオーケストレイターの1人としても評価されるモーリス・ラヴェル。
 オーケストラのパレットから可能な限り幅広い色彩とテクスチュアを引き出すラヴェルのユニークな才能が存分に発揮されたこれらの作品を、シンフォニア・オヴ・ロンドンの極めてハイレヴェルなパフォーマンスでお贈りします。
 「マ・メール・ロワ」と「ボレロ」の2つのバレエ音楽はコンプリート・オリジナル・ヴァージョンによる世界初録音。ラヴェルの意図を不用意に読み取ったり、ポピュラーなコンサート・ピースに変貌したことで失われてしまったスコアの多くのディテールを、細心の注意を払ってオリジナルのバレエ・スコアから復元しています。

 ※録音:2020年1月9日&8月30日-9月1日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 
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CHAN20192
¥2500→\2290
ジャン=エフラム・バヴゼ
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.7

 モーツァルト:
  歌劇《フィガロの結婚》KV 492への序曲
  ピアノ協奏曲第24番 ニ短調 KV 491*
  ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 KV 503*
ジャン=エフラム・バヴゼ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)*
ガボル・タカーチ=ナジ(指揮)
マンチェスター・カメラータ

 バウゼの麗しきモーツァルト第7弾ピアノ協奏曲「第24番」&「第25番」!

 ☆モーツァルト充実の創作期といえる1786年作成の作品を3曲収録!
 ☆YAMAHA CFXピアノで奏でる色彩豊かで生命力あふれるジャン=エフラム・バヴゼの演奏!

 フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN10808)に続く古典派協奏曲としてスタートし、レコード芸術の「特選盤」(第1巻)、英BBCミュージック・マガジンの「コンチェルト・チョイス」(第3巻&第4巻&第6巻)、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」&「グラモフォン賞」ノミネート(第4巻)に選ばれるなど堅実な高評価を獲得してきたモーツァルトのピアノ協奏曲集。

 シリーズ第7弾では、モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも「第20番」と「第24番」しかない短調の作品から「第24番」を収録。
 またモーツァルトのピアノ協奏曲の中では最大の編成を持っており、その情熱的な協奏曲は今でも多くの聴衆に深い感動を与えています。
 1786年という同じ年に作曲されたモーツァルトらしい華やかな曲想に溢れた「第25番」とガボル・タカーチ=ナジ指揮マンチェスター・カメラータによる歌劇《フィガロの結婚》への序曲も聴き逃せません。
 これまでも名演奏を繰り広げてきたジャン=エフラム・バヴゼの至芸をたっぷりとお楽しみください。

 ※録音:2022年3月27日-28日、ストーラー・ホール(ハンツ・バンク、マンチェスター)

 
 
 


CHAN20270
¥2500

トリオ・ガスパール
 ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.2
 ハイドン:
  ピアノ三重奏曲第35番 ハ長調 Op.71-1(Hob.XV:21)(1795)
  ピアノ三重奏曲第33番 ト短調 Op.70-2(Hob.XV:19)(1794)
  ピアノ三重奏曲第7番 ト長調 (Hob.XV:41)(c.1760)
  ピアノ三重奏曲第21番 変ロ長調 Op.40-3(Hob.XV:8)(1784-85)
  ピアノ三重奏曲第45番 変ホ長調 Op.86-3(Hob.XV:29)(1795)
 レオニード・ゴロコフ(b.1967):ガスパールのために(2022)

トリオ・ガスパール


 トリオ・ガスパール、ハイドン:ピアノ三重奏曲全集第2弾!

 ☆ヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ハイドン国際室内楽コンクール優勝のトリオ・ガスパール!
 ☆ハイドンのピアノ三重奏曲を初期から後期の作品までバランスよく収録!

 トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音の第2弾。ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。
 またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。
 このアルバムでは、それらの作品の中から初期から後期に渡って作曲された作品をバランスよく収録しています。
 そのためトリオ・ガスパールがいかにその時代のハイドンの特徴を捉えているかを十二分に味わうことが出来る内容となっています。
 また、このシリーズの興味深いところはハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を、現代作曲家に依頼しており、このアルバムにはチェリストでもあるレオニード・ゴロコフの「ガスパールのために」が世界初録音されています。
 ハイドンの三重奏曲と、チェロ協奏曲から影響を受けたこの作品も是非お楽しみください。

 トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。
 彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。

 ※録音:2022年7月28日-29日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)

 
 
 


CHAN20177
¥2500
キティ・ウェイトリー(メゾソプラノ)
ミュラー=ヘルマン、マーラー、
 R.シュトラウス、シュヴァイカート:歌曲集

  マルガレーテ・シュヴァイカート(1887-1957):
   Wolke I, Totenhausen, Zusammen sterben,
   Unser Haus, Die Entschlafen
 R.シュトラウス:
  Befreit, Allerseelen, Auf ein Kind, Ruckleben, Morgen!
 ヨハンナ・ミュラー=ヘルマン(1878-1941):
  Wie eine Vollmondnacht, Der Letzte Abend,
  Die stille Stadt, Herbst, In Memoriam
 マーラー:亡き子をしのぶ歌
キティ・ウェイトリー(メゾソプラノ)
ジョセフ・ミドルトン(ピアノ)

 キティ・ウェイトリーの最新盤!20世紀初頭のロマンティックな歌曲集!

 ☆キャスリーン・フェリアー賞受賞、BBCニュージェネレーション・アーティストにも選出されたメゾソプラノのキティ・ウェイトリー!
 ☆マーラーとR.シュトラウス、そして同時代の作曲家ヨハンナ・ミュラー=ヘルマンとマルガレーテ・シュヴァイカートの作品を収録!

 キャスリーン・フェリアー賞受賞、BBCニュージェネレーション・アーティストにも選出されたメゾソプラノのキティ・ウェイトリーが歌う、20世紀初頭のロマンティックな歌曲集。
 マーラーとR.シュトラウスに加え、同時代のあまり知られていない作曲家として、ツェムリンスキーやフランツ・シュミットに師事したヨハンナ・ミュラー=ヘルマンと、ヨゼフ・ハースに学んだマルガレーテ・シュヴァイカート、2人の女性作曲家の作品を収録しています。
 プログラムの選定にあたっては、死に関するさまざまな主題、特に解放としての死について考察している作品を注意深く探したといい、パンデミックを体験した音楽家ならではの悲しみや死別に対する想いが反映されています。

 ※録音:2022年2月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)

 
 




ET'CETERA


KTC1697
¥2600
テナー・トリビュート~
 テナーサックス、ピアノとオーケストラのための作品集

  リチャード・ロドニー・ベネット:
   スタン・ゲッツのための協奏曲(1990)、
   バラード - シャーリー・ホーンの追憶に(2005)
 デイヴ・ヒース:コルトレーン(1965)
 ヤコプ・テル・フェルトハウス(JacobTV):
  May This Bliss Never End(1996)
 アダム・ケアード:Out of Line(2007)

イェロン・ファンベイファー(テナーサックス)
ルーカス・ヘイテンス(ピアノ)
カスコ・フィル


 ジャンルを越えて活躍する若きサックス奏者イェロン・ファンベイファー、デビュー!

 ☆クラシックとジャズ、ポップス、ワールドミュージックの要素を組み合わせたクロスオーバー作品集!
 ☆スタン・ゲッツなどのジャズのレジェンドに捧げる賛歌!

 コンサートホールでもジャズクラブでも、ジャンルの垣根を越えて活躍するベルギーの若きサックス奏者、イェロン・ファンベイファーのデビュー・アルバム。
 クラシックの作曲技術とジャズ、ポップス、ワールドミュージックの要素をうまく組み合わせた、革新的で美しいクロスオーバー作品を収録した本作は、テナーサックスだけでなく、スタン・ゲッツ、ジョン・コルトレーン、チェット・ベイカー、シャーリー・ホーンといったジャズのレジェンドや、クロスオーバーレパートリー全般に捧げる賛歌となっています。
 
 


KTC1733
¥2600
チェーホフ三重奏団、ピアノ三重奏曲、他
 ヘンリエッテ・ボスマンス:ピアノ三重奏曲 イ長調(1921)
 エルネスト・ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3(1881)
 フランク・マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲(1925)
チェーホフ三重奏団

 オランダとベルギーを拠点とするチェーホフ三重奏団は、音楽が演じうるキャラクターや役割を探求することへの愛から2016年に結成されたアンサンブル。
 室内楽作品を劇作品のように扱うアプローチが特徴で、歴史に基づく演奏方法(HIP)も取り入れつつ、国内外で知名度を高めています。

 彼女たちのデビュー盤となる本作には、オランダの女性作曲家ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952)の《ピアノ三重奏曲 イ長調》(世界初録音)や、後年オランダで活躍したスイスの作曲家フランク・マルタン(1890-1974)の《アイルランド民謡による三重奏曲》など、オランダに縁のある作曲家の作品が選ばれています。
 ピアノは19世紀の理想に触発されたクリス・マーネ製作の平行弦ピアノを用いており、フォルテ・ピアノとモダン・ピアノの特徴を併せ持った独特のサウンドをお楽しみいただけます。
 
 
KTC1781
¥2600
フロレスタン・バタイユ:ピアノ作品集
 
1. Repeat
 2. Last Night
 3. Morning coffee
 4. Daydream about nothing
 5-7. Three preludes
  (Hommage a Bartok, Hommage a Messiaen,
   Hommage a Debussy)
 8. Moving
 9. Frost
 10. Freelancer's Jingle
 11. Small winterblues
 12. Etude
 13. Missing you
 14. Waltz
 15. Summervibes
 16. Sowie Satie
 17. Shattered
 18. Continuum
 19. Tempest
 20. Tempest(ピアノ五重奏版)
フロレスタン・バタイユ(ピアノ)

 ボヤン・ヴォデニチャロフ、ハンス・リッケリンク、ヤン・ミヒールスらに師事したベルギーのピアニスト、フロレスタン・バタイユの自作自演集。
 自身の30歳の誕生日をきっかけに生まれた企画で、彼が2019年から2022年にかけて作曲した個人的なピアノ曲のコレクションとなっています。
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA911
¥2800→\2590
サンドリーヌ・ピオー&ダヴィッド・カドゥシュ
 『私的な旅』~ドイツ、オーストリアとフランスの歌曲集

 1. フランツ・リスト(1811-1886):
  漁師の少年『ヴィルヘルム・テルからの3つの歌』S.292 より
 2-4. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):『メーリケ歌曲集』より
  2. 古い絵に 3. めぐりあい 4. 隠棲
 5-6. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  『ヴィルヘルム・マイスターから』 D 877 OP.62 より
   5. ミニョンの歌 II このよそおいをお許し下さい
   6. ミニョンの歌 I 私に言わせないで
 7. クララ・シューマン(1819-1896):
  彼らは愛し合っていた『6つの歌曲』Op.13 より
 8. C. シューマン: ローレライ
 9. C. シューマン: スケルツォ 第2番 Op. 14 (ピアノ独奏)
 10. シューベルト: 魔王 D 328
 11. シューベルト: 死と乙女 D 531
 12. シューベルト: 君よ知るや南の国 D 321
 13. アンリ・デュパルク(1848-1933): 旅への誘い
 14. デュパルク: 前世
 15. リリ・ブーランジェ(1893-1918):
  もしもこれがちっぽけな夢に過ぎなかったら『空の開けたところ』より
 16. クロード・ドビュッシー(1893-1918): 瞑想『ボードレールの5つの詩』より
 17. L.ブーランジェ:
  あなたはぼくを見た、あなたの魂すべてで『空の開けたところ』 より
 18. L.ブーランジェ: 行列 (ピアノ独奏)
 19-20. ドビュッシー: 『ボードレールの5つの詩』 より
  19. 噴水 20. 恋人たちの死
 21. リスト: 「どうやって」彼らは尋ねた S. 276
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
NYCX-10377
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3520

 録音: 2022年9月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
 ※国内仕様盤 日本語解説‛&相場ひろ 歌詞日本語訳‛&山下賢司

 【ピオーとカドゥシュの新生デュオが誘う、歌で紡ぐ旅】
 初めて行ったデュオでのリサイタルを成功させたサンドリーヌ・ピオーとダヴィッド・カドゥシュによる、待望のアルバムが登場。
 新たな出会いの喜びとそこから見えるもの、憧れの地への旅、到達できない場所への探求といったものを出発点として、様々な作曲家と詩人たちによる言葉の交差を楽しむというのがテーマとなっており、結果的には有名作を多く含むドイツ語圏とフランスの作品を収めた内容となっています。
 どの作品でも詩情を奥深く表現するピオーの特性が生きており、「魔王」での切迫した表情も歌姫の貫禄十分。
 フランスを中心にソリストとして活躍めざましいカドゥシュのピアノも、これにそっと寄り添う素晴らしいサポートを聴かせてます。

 
 


<国内盤> 


LE PETIT DISQUE


LPDCD021
¥3080
小澤恵(ヴィオラ)
ヴィオラ・メディテーション

 1. フランク・ブリッジ:メディテーション
 2. J.S.バッハ=シャルル・フランソワ・グノー:アヴェ・マリア
 3. セルゲイ・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 4. ゾルターン・コダーイ:エピグラム
 5. フェーリクス・メンデルスゾーン:歌の翼に
 6. エドワード・ウィリアム・エルガー:愛のあいさつ
 7. ジュール・マスネ:タイスの瞑想曲
 8. カミーユ・サン=サーンス:白鳥
 9. モーリス・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 10. ルイ・ヴィエルヌ:2つの小品より 夕べ
 11. ルイ・ヴィエルヌ:2つの小品より 伝説
 12. フランツ・シューベルト:セレナード
 13. クロード・ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 14. エイトル・ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
 15. ガブリエル・フォーレ:夢のあとに
 16. トラディショナル:ダニー・ボーイ
小澤恵(ヴィオラ)
山本弥香(ピアノ)

 《録音》2022年9月1日 Kirari Fujimi(Saitama, Fujimi City)

 ヴィオラの音色は人の心をもっとも落ち着かせるという。美しいメロディで聴く究極のヒーリング音楽。

 小澤恵 プロフィール Megumi Ozawa(Viola)
 埼玉県狭山市出身。武蔵野音楽大学ヴァイオリン専攻卒業。同大学大学院修士課程ヴィオラ科修了。2016年ハンガリーでYMSAマスターコース修了。
 ヴィオラをシャンドール・ナジ氏に、ヴァイオリンを鈴木郁夫、矢嶋佳子の両氏に、室内楽をK・グントナー、G・フェイギン、S・ナジ、C・ドル、R・ダヴィドヴィッチの各氏に師事。
 現在はオーケストラ・ソロ・室内楽等クラシックを中心に、著名ロック・ポップスアーティストのライブサポートや録音、テレビの音楽番組やドラマでの演奏協力等、幅広く活躍中。
 




<映像>

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ARTHAUS MUSIK(映像)



10 9455BD
(Blu-ray)
¥5400→\4990
ザルツブルク・モーツァルト週間2019~
 アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指揮)
  モーツァルト:《エジプト王タモス》


  モーツァルト:英雄劇《エジプト王タモス》~
   《魔笛》《ツァイーデ》のアリアを加えた
    カルルス・パドリッサ版
ルネ・パーペ(エジプト王メネス)
ファトマ・サイード(タルジス)
ナッタポン・タマチ(タモス)
ジルケ・レトハンマー(ミリス)
バスティアン・トーマス・ケール(司祭)
カメラータ・ザルツブルク
ザルツブルク・バッハ合唱団
アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指揮)
KKC 9789
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5940
★発売中止

 20カルルス・パドリッサ演出によるモーツァルトの知られざるオペラ《エジプト王タモス》19年モーツァルト週間ライヴ

 演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)/舞台:ローラント・オルベーター
 衣装:チュ・ウロズ/照明:フラン・アルー/映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
 収録:2019年1月、フェルゼンライトシューレ、モーツァルト週間、ザルツブルク(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9,1080i、High Resolution、字幕:独英韓日、101分

 2019年のモーツァルト週間にフェルゼンライトシューレで上演された、カタルーニャの演劇グループ「ラ・フラ・デルス・バウス」の創設メンバーであるカルルス・パドリッサ演出によるモーツァルトの知られざるオペラ《エジプト王タモス》。

 詩人のトビアス・フィリップ・ゲブラー(1726-1786)による作品の付随音楽(2つの合唱と5つの幕間音楽)として1773年に作曲。その後、1779年にベーム劇団による上演の際に新たに書き直しされたのが現在のかたちです。
 フリーメーソンでもあったゲブラーは、枢秘顧問官でありボヘミア宮廷宮内庁副長官の地位にあった人物。
 ゲブラーは、はじめ楽士ザットラーに作曲を依頼したものの満足いかず、モーツァルトに新たに依頼したといいます。
 エジプトの神殿を舞台にした戯曲は《魔笛》の題材と共通しており、フランスの神父ジャン・テラッソンの小説『セトス』に着想を得た壮大なドラマとなっています。

 今回カルルス・パドリッサは、《エジプト王タモス》に《魔笛》と《ツァイーデ》のアリアを加えた興味深い構成で上演しています。
 目を引く特殊な舞台効果と不気味な照明は未来的な雰囲気に没入させ、電子音や電話の音そして合唱を組み合わせたアルゴリズム作曲がライトモチーフのように繰り返されます。
 さらにアントナン・アルトーの詩を舞台上に投影するなど、文学との融合によって作品に新たな生命を吹き込みます。
 劇中、タモスはこう言います。「自然は進化し、芸術はそれを進展させ、詩はそれを歌い、音楽はその物語を書き記す。それは人間にもある変異と同じなのだ!」本作《T.H.A.M.O.S.》は、この言葉を見事に表現していると言って良いでしょう。

 メキシコ出身の指揮者アロンドラ・デ・ラ・パーラとカメラータ・ザルツブルクの完璧な演奏。エジプト王メネスを演じたのは、現代最高峰のバス歌手の呼び声高いドイツのスター歌手ルネ・パーペ、タルジス役にはエジプト出身の注目のソプラノ歌手ファトマ・サイード、タイ出身のテノール歌手ナッタポン・タマチといった世界各地の一流の音楽家たちが集結。
 多様な文化的背景を持つ演者たちにより、音楽、ダンス、文学を融合させた全く新しい舞台が完成しました。

 
 

















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