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≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2023/1/4~



1/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT



ACC 24388
¥2700
ベルリン古楽アカデミー首席クセニア・レフラー
 トゥルン・ウント・タクシス宮廷のオーボエ協奏曲集

 フランツ・クサヴァー・ケルツェッリ(c1730-c1794):
  オーボエ協奏曲 ヘ長調
 テオドール・フォン・シャハト(1748-1823):
  3つのオーボエのためのコンチェルタンテ 変ロ長調 *
 ジョアン・バティスタ・プラ(c1720-c1773):
  オーボエ協奏曲 変ロ長調
 フランツ・クサヴァー・ケルツェッリ:協奏曲 変ロ長調
クセニア・レフラー(オーボエ)
アルフレード・ベルナルディーニ(*第2オーボエ)
ミヒャエル・ボッシュ(*第3オーボエ)
ダニエル・ドイター(コンサートマスター)
バツドルファー・ホーフカペレ

 トゥルン・ウント・タクシス家の宮廷に集まった珠玉のオーボエ協奏曲の数々をベルリン古楽アカデミー首席・レフラーが吹く

 録音:2022年2月/ドイツ、ノイマルクト、ヒストリッシャー・ライトシュターデル/82'00''

 レーゲンスブルクに居城を構えドイツの郵便権を独占し、大きな財を築いたトゥルン・ウント・タクシス家。その宮廷楽団には優秀なオーボエ奏者のジョヴァンニ・パレストリーニが在籍しており、18世紀後半における音楽の中心地として発展。宮廷図書館には100曲以上ものオーボエ協奏曲が所蔵されています。

 その中から選ばれた珍しい4作品を収録したCD です。
 古典派、さらには初期ロマン派の香りまで漂う珠玉の協奏曲を、 ベルリン古楽アカデミー首席のレフラーを中心に、ベルナルディーニ、ボッシュと古楽オーボエの名手が揃った快演でお聴き頂けます。
 





ALBA


ABCD 518
¥2400
イラリ・ラークソ(1952-):
 ジャムポット- ピアノとソプラノのための作品

  ・Villa(ヴィラ)(2007)(ピアノのための4つの小品)
   【プレスト/三音で/誰がヴェールを振っているのか?/
    マエストーゾ】
  ・Jam Pot (ジャムポット)(2022)(クリス・ソルトの6つの詩)
   (女性歌手、ピアニストと詩人のための)*
    【わたしの指と指の隔たり/生存/家族のジャムポット/
     ヴィラネル/くちづけ/コーダ】
  ・Beyond(向こうに)(2016/22)(ピアノのための)
  ・Writing These Poems(こうした詩を書いて)
   (クリス・ソルトの4つの詩)(女声とピアノのための)
    【こうした詩を書いて/パンクチュエーション/
     カーサ・デ・レボルフェにて/
     私のページに止まったからペンギン版
      『現代英国詩』で叩いて死なせた】
  ・From behind the Wallpaper(壁紙の向こうから)
   (2020)(ピアノのための)
  ・En tieda milloin jaat ovat lahteneet
   (いつ氷が消えてしまったか、私は知らない)(2021)
    【父が死んだ/鎖となって、歩く/旅立ちのとき/
     ウッド・アネモネ/私は歌った】
ピア・フロイント(ソプラノ
シュプレッヒシュティンメ *)
アンア・ラークソ(ピアノ、シュプレッヒシュティンメ *)
クリス・ソルト(シュプレッヒシュティンメ *)

 「自由調性」を重視する作曲家のひとり1952年生まれのイラリ・ラークソの作品集

 録音:2022年2月14日-18日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)/66'54
 制作:ゥイヤ・ハッキラ/録音エンジニア:ヴァリストテレス・スタジオ(Varistoteles Studiot)

 1960年代の後期、フィンランドの音楽シーンでモダニズムが脇に追いやられ、「古かったもの」に新しい道を求める人たちが台頭してきました。
 モダニズムの流れを嫌い、教えることに専念していたエイナル・エングルンドが作曲に復帰。ジャズやフォークミュージックの要素をコンテンポラリー・ミュージックに融合させる手法の作曲家や「自由調性」を重視する作曲家が演奏者と聴衆から注目されるようになりました。1952年生まれのイラリ・ラークソ Ilari Laakso もそうした作曲家のひとりです。
 『Jam Pot(ジャムポット)』と題したアルバムには、「家族と親族、演奏者との関わり」という共通点をもつ3つの歌曲集と3つのピアノ曲が収録されています。
 作曲家マルティン・ヴェゲリウスが建て、現在、音楽関係者のレクリエーションと仕事の場として使われている「ヴィラ・ヴィーカン」に由来する《ヴィラ》。
 イギリスの詩人クリス・ソルト Chrys Salt の詩による《ジャムポット》と《こうした詩を書いて》。「隠れていて、ほとんど聞こえない」と「目に見えて、騒々しい」という生活の2つの状態による《向こうに》。「ヨウコ・トロネン教授を追悼」する《壁紙の向こうから》。「最後の歌曲 - リトヴァ・パルッシネンの詩による女声とピアノのための歌(Canzoni Domestici - Laulusarja naisaanelle ja pianolle Ritva Parssisen runoihin)」《いつ氷が消えてしまったか、私は知らない》は、ラークソの姉妹、2021年に病気で亡くなったリトヴァ・パルッシネン Ritva Parssinen が「家族」を詠んだ詩に作曲されました。
 
 
ABCD 513
¥2400
ビューストレムとブラームスの三重奏曲
 ブリッタ・ビューストレム(1977-):
  ・Diagonal Musik(対角線の音楽)(2017)
   (ヴァイオリン、ホルンとプリペアド・ピアノのための)
  ・A Walk to Brahms(ブラームスへの散歩)(2019)
   (ヴァイオリン、ホルンとピアノのための)
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  ・ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
  ・2 つの歌(Zwei Gesange) Op.91
   (ヴィオラ、ホルンとピアノによる)
    【秘めたるあこがれ/聖なる子守歌】
マーリン・ブルーマン(ヴァイオリン、ヴィオラ)
クリストファー・パークス(ホルン)
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)

 スウェーデン放響のコンサートマスター、首席ホルン奏者、客演指揮者のトリオによるスウェーデンの作曲家ビューストレムとブラームスの三重奏曲

 録音:2019年6月 ベールヴァルド・ホール(ストックホルム、スウェーデン)/63'30
 制作・録音エンジニア・編集:マリオン・シュヴェーベル

 マーリン・ブルーマンのヴァイオリン、クリストファー・パークスのホルン、サイモン・クロフォード=フィリップスのピアノ。
 スウェーデン放送交響楽団のコンサートマスター、首席ホルン奏者、客演指揮者のトリオによるアルバムです。
 プログラムは、ブラームスの室内楽曲の最高傑作のひとつ《ホルン三重奏曲》を核に、スウェーデンのビューストレムが彼らの委嘱で作曲した《対角線の音楽》、彼女がこのアルバムのために書いた《ブラームスへの散歩》、ブラームスがアルト、ホルンとピアノのために書いた《2つの歌》が「エピローグ」としてヴィオラ、ホルンとピアノにより演奏されます。

 ブリッタ・ビューストレム(1977-)の《対角線の音楽》は、スウェーデンのモダニスト画家、ウッレ・ベルトリング(1911-1981)の幾何学的図形の絵画からインスピレーションを得たという三重奏曲です。
 「きわめて明るい人工的色彩の三角形で構成されている。
 三角形の線は徐々に近寄りあいながら、ごく稀にしか交わらない。交わる点はフレームの外にあるように見える」。
 《対角線の音楽》は、ベルトリングが「オープン・フォーム」と呼んだこの概念を12の短い楽章に作った作品です。
 「音の対角線」とでもいえる効果を出すため、ヴァイオリンとホルンの音に似せて「プリペア」したピアノが演奏に使われます。

 ビューストレムは、ひとつの作品から次の作品への「橋渡し」の小品として、目指す作品の素材を引用する、『Walks(散歩)』シリーズを作曲してきました。
 デュオから大編成のオーケストラまで、これまでに20曲ほどが作られ、シューベルト、ブルックナー、シュトラウスの3つの曲が、コントラバス奏者リック・ストーティンの『Back to StockHome』(BIS SA-2379)で演奏されています。
 
 

ABCD 469
¥2400
J.S.バッハ:フルート作品集 第1集
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV 1035
  パルティータ イ短調 BWV 1013(ソロ・フルートのための)
  フルートとオブリガート・キーボードのためのソナタ ト短調 BWV 1020
  フルートとオブリガート・キーボードのためのソナタ 変ホ長調 BWV 1031
サミ・ユンノネン(フルート)
マルック・マキネン(オルガン)

 フルートとオルガンによるバッハのフルート作品集

 録音:2015年10月28日-11月4日、2016年4月11日-14日 ナーンタリ教会(ナーンタリ、フィンランド)/72'35
制作: サミ・ユンノネン: 録音エンジニア・編集・マスタリング ミカ・コイヴサロ

 バロック時代の室内楽と器楽の作品は、演奏のたびに異なる楽器が使われ、楽譜が再利用されることも行われていたました。
 バッハの「フルート・ソナタ」は、本来は木製のトラヴェルソ・フルートで演奏され、チェンバロとヴィオール、あるいはその他の低音楽器が共演していたとされます。
 フィンランドのサミ・ユンノネンとマルック・マキネンのこのアルバムは、24カラット・ゴールドのフルートと、現代フルートに合わせてチューニングしたナーンタリ教会の17世紀オランダ様式のオルガンで演奏されます。
 サミ・ユンノネン(1977-)は、ヘルシンキのシベリウス・アカデミー、リヨン国立高等音楽舞踊学校、王立デンマーク音楽アカデミーで学びました。
 2012 年、ヘルシンキ・ミュージックセンターでデビュー・リサイタルを行い、2018年、テキサス州のヒューストン交響楽団でソロ・デビューしました。
 アイスランド交響楽団などの首席フルート奏者を経験。フィンランドのピルッカンマーでフルート・アカデミーを創設、芸術監督を務めています。

 マルック・マキネン(1973-)は、シベリウス・アカデミーのオッリ・ポルトハムに学び、オルガン演奏のディプロマを取得。修士号も持っています。
 2002 年からシベリウス・アカデミーで教え、2007年から2016年までエストニアの教会音楽国際夏季アカデミーの芸術監督を務めました。
 この第1集に収められたフルートとオブリガート・キーボードのための《ソナタ ト短調》(BWV 1020)と《ソナタ 変ホ長調》(BWV 1031)は、『バッハ作品目録』に収録されているものの、フルートと通奏低音のための《ソナタ ホ短調》などの作品とはスタイルが異なることから、多くの研究者からC・P・E・バッハあるいは同時代の人の手になる作品とみなされています。
 
 

ABACD 28
¥2400
来世の音
 1.Nousta sain aamuun(Morning Has Broken)(朝起きた)
 2.Laulu kuuluu kirkkotiella(歌が聞こえる教会への道で)
 3.Eramaassa jyva hiekan(荒野の砂つぶ)
 4.Herramme luo kaykaamme kaikki!
  (われらみな主のもとへ行こう)
 5.Tahtosi tiella(あなたの望む道)
 6.Jeesus, Jeesus, kuule rukoukseni
  (イエス様、わたしの祈りをお聞きください)
 7.Voi hanen rakkauttaan(嗚呼、彼の慈愛よ)
 8.Talkoolaisen virsi(有志の賛美歌)
 9.Arkinen halleluja(週日のハレルヤ)
 10.Yhteinen poyta(共有するテーブル)
 11.Oi saavu jo, Immanuel(来たれエマヌエル)
 12.On unen aika, pieni ihminen(おやすみ、かわいい子)
ゴスペル・コヴェルタヤット
 【ミッコ・ミエッティネン
  (リードヴォーカル、フルート、アルトフルート、
   ティン・ホイッスル、メロディカ)
  ハンネス・アシカイネン
   (アコースティック・ギター、
    エレクトリック・アコースティック・ギター、
    クラシック・ギター)
  イロナ・リンピラ
   (エレクトリック・ベース、
    エレクトリック・ギター、
    バリトン・エレクトリック・ギター、
    ベース、ヴォーカル)
  エスコ・トゥルペイネン
   (ドラム、エレクトリック・ギター、
    バリトン・エレクトリック・ギター、
    レスリー・ギター、
    アコースティック・ギター、
    ストラップレス・ギター、トーク・ボックス、
    ヴォーカル、エアー・トランペット)】
ゲスト・ミュージシャン:
 ラウラ・カーリネン(ヴォーカル)、
 マリア・サルメラ(ヴォーカル)
マルクス・ラユネン
 (クラリネット、アルトフルート)
ヤン=ペッカ・スーロネン(ホルン)
ピーア・ラーソネン
 (バウロン、爪弾きピアノ、
  スイッチオフ・オルガン)
パヌ・コルホネン(ピアノ)
ハンナ・ペンッティネン(チェンバロ)

 新旧の賛美歌を新しい編曲で歌い演奏するバンド「ゴスペル・コヴェルタヤット」

 録音:2019年4月9日-10日、9月17日-18日 Varistoteles Studio(ヴァリストテレス・スタジオ)(ヘルシンキ)/51'26
 制作:ゴスペル・コヴェルタヤット/録音エンジニア・ミクシング: エスコ・トゥルペイネン/マスタリング:リスト・ロンカイネン

 バンド「ゴスペル・コヴェルタヤット Gospel Covertajat」は、2002年にフィンランドのユヴァスキュラで結成されました。
 ハンネス・アシカイネン HannesAsikainen のギターとヴォーカル、ミッコ・ミエッティネン Mikko Miettinen のヴォーカルとフルートとホイッスル、エスコ・トゥルペイネン Esko Turpeinenのギターとパーカッションとヴォーカル、イロナ・リンピラ Irona Rimpila のベースとヴォーカル。
 「ゴスペルをカバーするものたち」のバンド名のとおり、新旧の賛美歌を新しい編曲で歌い演奏する活動を行っています。
 新作『Aani toisen maailman(来世の音)』ではフィンランド賛美歌集の追補版に収められた新しい曲のプログラムを組んでいます。
 カラフルなサウンド、ポップ・ミュージックのようなリズム、そして瞑想の気分。
 アルバム最初の《Nousta sain aamuun》は、ゲール語の民謡《ブネッサン》が原曲です。この歌のメロディにイギリスのエリナー・ファージョンが作詞した《Morning Has Broken》をイギリスのシンガーソングライター、キャット・スティーヴンスが1971年のアルバム『Teaser and the Firecat』で歌い、世界的に知られるようになりました(邦題『雨にぬれた朝』)。
 フィンランドでは、マッティ・コレヘマイネンによるフィンランド語の歌詞で歌われています。
 


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EVIL PENGUIN RECORDS

EPRC 0050
¥2600→\2390
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
 ピアノはジャコメッティ
イン・メモリアムI

 シューベルト:
  「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D802 Op.160
   (原曲:フルートとピアノ)
  ソナタ イ長調 D574 Op.post.162(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
  ロンド ロ短調 D895 Op.70(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
  幻想曲 ハ長調 D934(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)

 シューベルトの美しい歌心を堪能、チェロの温かい音色が沁みわたる名品集

 録音:2014-2017年

 2023年にウィスペルウェイが発表する「イン・メモリアム」シリーズの第1弾。
 今作は過去にリリースされたシューベルトとブラームスの録音プロジェクトから、シューベルトの作品を抜粋して再構成したアルバムです。
 どれも元は別の楽器のために書かれた作品でありながら、チェロの音色にも非常にマッチする美しい名品ばかり。
 ウィスペルウェイが厚い信頼を寄せるピアニスト、パオロ・ジャコメッティの伴奏も息ぴったりです。シューベルトの音楽は、音楽愛好家だったウィスペルウェイの息子にも大きな影響を与えたそうです。

 「2022年、60歳の誕生日を迎える半年前に、息子のドリアンが亡くなりました。私も家族もたいへんなショックを受け、毎日が根底から揺らいでいる状態です。
 音楽を通して、前向きで建設的な癒しをもたらすことが、私の進むべき道だと思います。」(ピーター・ウィスペルウェイ)

 2023年10月頃に「イン・メモリアムII」として、バッハとコダーイのソロからの新録音をリリース予定。
 



MIRARE



MIR 578
¥2900
8本のチェロが織りなす夜の響き
 夜への頌歌

 (1)ビゼー:耳に残るは君の歌声(「真珠採り」より)
 (2)オーギュスタ・オルメス:夜と愛(「ルードゥス・プロ・パトリア」より)
 (3)フォーレ:月の光Op.46の2
 (4)シューベルト:セレナードD.957の4
 (5)同:君こそわが憩いD.776
 (6)同:夜D.983の4
 (7)同:森の中の夜の歌D.913
 (8)ドヴォルザーク:月に寄せる歌(「ルサルカ」より)
 (9)グノー:輝かしい夜(「サン=マール」より)
 (10)ブラームス:静かな夜にWoO34の8
 (11)同:森の夜Op.62の3
 (12)同:夜警「静かな胸の音」Op.104の1
 (13)同:夜警「あなたは眠っているか」Op.104の2
 (14)サン=サーンス:夜の静けさOp.68の1
 (15)リヒャルト・シュトラウス:夢の光Op.123の2
 (16)ドビュッシー:雲(「夜想曲」より)
 (17)同:祭(「夜想曲」より)
 編曲:ロラン・ピドゥー(1)-(15)、ルノー・ギウ(16)(17)
チェロ8
 【ロラン・ピドゥー、
  ラファエル・アッレギーニ、
  ヤニス・ブドリス、
  アルベリク・ブルノワ、
  ノエ・ドレダク、
  レオ・イスピル、
  エリオット・レリドン、
  ソニ・シェチンスキ】

 
 録音:2022年10月9-13日 サル・コロンヌ/73'00"

 チェロ・アンサンブルといえば「ベルリン・フィルの12人」が有名ですが、その後8人アンサンブルが多く現れています。
 2006年ナントのフォルジュルネ音楽祭で、ルネ・マルタンも巨匠ロラン・ピドゥーをリーダーとする「レ・ヴィオロンチェレス・フランセ」をプロデュース、2009年には「メディテーションズ」というアルバムをリリースさせました。

 その後ピドゥーは「タラン&ヴィオロンチェレス」という協会を創設し、若いチェリストの育成に務めています。
 そこから選んだ7名を率い、2023年ナントのフォルジュルネ音楽祭のテーマ「夜」にちなんだ新アルバムをリリース。
 作曲家たちがさまざまな夜の雰囲気を描いた声楽作品を基にピドゥーとルノー・ギウが編曲しています。
 
 

MIR 650
¥2900
冬のセレナード
 (1)ドビュッシー:冬は嫌いだ(「シャルル・ドルレアンの3つの歌」より)
 (2)ドリーブ:寒気の合唱
 (3)フランス民謡:新しいノエル
 (4)クロード・グディメル:精霊たち、聖なる夜に歌おう
 (5)ウスタシュ・デュ・コロワ:ようこそ、栄光なる聖母
 (6)プーランク:クリスマスのための4 つのモテット
 (7)パトリック・ブルガン:雪の夜
 (8)サン=サーンス:冬のセレナード
 (9)プーランク:白雪
 (10)同:雪の夜
 (11)ザド・ムルタカ:フランマ
 (12)バスク民謡:若き乙女がいた
 (13)アントワーヌ・ビュノワ:ノエル、ノエル、ノエル
 (14)アントワーヌ・ブリュメル:ノエ、ノエ、ノエ
 (15)フランス民謡:聖母よ、われらに歌いたまえ(クリストフ・バラールによる)
 (16)ニコラ・サボリ:カンボが私を傷つける
 (17)クローダン・ド・セルミジ:声のかぎりノエと叫ぼう
 (18)アンリ・マルティネ:プチ・パパ・ノエル
  (2)(3)(15)(16)(18)ピエール・ジャノ編
ジョエル・シュービエット(指揮)
レ・ゼレマン

 アカペラ合唱が描くフランスの冬の夜

 録音:2022年2月28日-3月5日 サン・ピエール・デ・キュイジーヌ教会(トゥールーズ)/64'04"

 トゥールーズを本拠とするアカペラ合唱団「レ・ゼレマン」は1997年創設。古楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ彼らがクリスマスなどの祭事や冬の寒さを歌います。

 ドビュッシーやサン=サーンス、プーランクのほか、ルネサンス期の作曲家、民謡までフランスの冬の寒さと暖炉のあたたかさを音で味わえます。
 
 


MIR 624
¥2900
サロメ・ガセラン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
レシ
~いろいろな作曲家の小品を組曲に

 組曲ニ調
  (1)ジャック・ボワヴァン:レシ・グラーヴェ
  (2)アンリ・デュモン:アルマンド
  (3)マラン・マレ:鐘あるいはカリヨン
  (4)同:人間の声
  (5)アンリ・デュモン:デュモン氏のパヴァーヌ
 組曲ホ調またはト長
  (6)ジャン=アダム・ギラン:ティルセによるレシ
  (7)同:トリオ
  (8)マラン・マレ:ジグ「もめごと」
  (9)同:嘆き
  (10)同:シャコンヌ
  (11)ジャン=アダム・ギラン:ディアローグ
  (12)マラン・マレ:昔のリュート作曲家の流儀によるパヴァーヌ
 組曲イ調
  (13)ジャン・フランソワ・ダンドリュー:ティルセによるレシ
  (14)アンリ・デュモン:オルガン・タブラチュアによるアルマンド
  (15)ルイ・クープラン:ピエモンテ人
  (16)マラン・マレ:サラバンド
  (17)同:花嫁
  (18)同:ファンタジー
 組曲ニ調
  (19)ルイ・マルシャン:レシ
  (20)ピエール・デュ・マージュ:バス・ド・トロンペット
  (21)ルイ・クープラン:クープラン氏のサラバンド
  (22)ピエール・デュ・マージュ:プラン・ジュ
サロメ・ガセラン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エマニュエル・アラケリヤン(オルガン)
マティアス・フェレ、アンドレアス・リノス、
 コリンナ・メッツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジャスティン・テイラー(チェンバロ)

 スターの予感。才色兼備のガンバ奏者ガセラン登場!

 録音:2021年9月 聖アポリネール・ド・ボラン教会(ベルギー)、12月 サン・トゥルザンヌ教会(スイス)/68'21"

 サロメ・ガセランはアンジェとナントの音楽院で学んだ後、リヨンとデン・ハーグで研鑽を積んだ若きヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。才色兼備の音楽家ながら、ラグビー選手も考えたという異色の経歴を持っています。

 ルイ14世治下のフランスではクープランらの鍵盤音楽が台頭しましたが、同時にマラン・マレらの活躍でヴィオラ・ダ・ガンバが独奏楽器として華開きもいました。それで生まれた魅力的な作品を集めました。
 調性ごとにいろいろな作曲家の小品を組曲にして変化をもたせています。
 




NOMADMUSIC



NMM 099
¥2800
「とんでもない奏者が現れた!」フロランタン・ジノ、衝撃のシャコンヌ
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV 1004
 ビーバー:
  ソナタ第2番、パッサカリア(ロザリオ・ソナタ終曲)、
  ソナタ第3番より変奏
フロランタン・ジノ(コントラバス)
ファニー・ビセンス(シンセサイザー)
カロリーヌ・ドゥルム(テオルボ)
KKC 6640
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 「とんでもない奏者が現れた!」池松宏も大絶賛のコントラバス奏者フロランタン・ジノ、衝撃のシャコンヌ

 録音:2021年6月、イル・ド・フランス国立管弦楽団

 日本が世界に誇るコントラバス奏者・池松宏氏も「とんでもない奏者が現れた!」と絶賛するコントラバス奏者が現れました。
 その名はフロランタン・ジノ。2015 年より、現代音楽を演奏する世界トップの集団、ムジークファブリークのメンバーとして活躍。
 クルターク、ラッヘンマンといった作曲家たちからの信頼があついだけでなく、マレのヴィオール作品からバッハ、そして現代音楽までをレパートリーにしているという驚異的な存在です。
 ここに収録されているバッハのシャコンヌも、これがコントラバスかと驚かされるような音色と弓さばきで演奏しています。
 通常このバッハのヴァイオリン・パルティータ第2番をコントラバスで演奏する場合、特にシャコンヌでは、バッハが楽譜に書き記したとおりには演奏できない部分がどうしても出てくるのですが、なんとフロランタンはバッハの譜面通りに和音も演奏(調性はト短調での演奏)しているという、超弩級の内容です。
 さらに、17世紀ヴァイオリン曲の至高の難曲ビーバーのロザリオ・ソナタの終曲、パッサカリアも収録しておりますが、その深い世界には圧倒されます。興味深いのが、通奏低音としてテオルボのほかシンセサイザーが共演していること。
 シンセサイザーを演奏するのは1987年南仏ペルピニャン生まれのファニー・ビセンス。アコーディオン奏者としても活躍し、バロックから現代音楽まで意欲的な活動を見せ、古楽声楽アンサンブルのレ・クリ・ド・パリと共演したり、フランス初の微分音アコーディオンを奏するなど目が離せない存在で、オリジナルの楽譜の通りにアコーディオンで「ゴルトベルク変奏曲」を演奏したCD でも話題となりました(PTY 14211110)。
 テオルボ奏者のカロリーヌ・ドゥルムはコンセール・スピリチュエル(ニケ指揮)などで活躍、ブーレーズ指揮によるブーレーズ:The Hammer with No Master(主なき槌)のCD 録音にも参加した人物。非常に鋭い感性の光る三名によるバロック作品、大注目です!
 
 

NMM 107
¥2800
Entre Pliegues(折り目の間)
 ホアンホ・モサリーニ:
  折り目の間/ふたつのタンゴのように/
  突然の証拠 1, 2, 3, 4, 5/カム&ゴー
 フランシスコ・カナロ:最後の一杯
 ホアン・デ・ディオス・フィリベルト:
  バンドネオンに関する不満点
 ネストル・ディアス:
  ザンバ・デル・アディオスZamba del Adios
 フアン・ホセ・モサリーニ:息子のための歌
 トマス・グビッチ:ドン・ホアンホ
 レオナルド・テルッジ:別の角度から
 ジェラルド・ル・カム:デ・コスタレテ
ホアンホ・モサリーニ(バンドネオン)

 フランスで初のバンドネオン科設立に奔走した名手ホアンホ・モサリーニのソロ・アルバム

 録音:2022年

 バンドネオンの教育と演奏の両面で世界的に知られるホアンホ・モサリーニのソロ・アルバム。モサリーニは幼少のころからバンドネオンを始め、17歳でテレビ局主催のコンクールで優勝して一躍注目を集め、プロとして活躍するようになった奏者。
 1976年までアルゼンチンで活躍、77年からフランスに拠点を移し、アルゼンチンの音楽家たちとアンサンブルを組んで高く評価されました。
 1992年にグラン・タンゴ・オルケストラを設立、2018年に25周年記念を迎えました。教育活動にも熱心に取り組み、1989年フランス初のバンドネオン科を音楽学校に設立するなど、バンドネオンの演奏と普及に熱心に取り組んでいます。
 




<メジャー・レーベル>

.

SONY



19439921722
\3100→\2890
レイチェル・ウィリス=ソレンセン(ソプラノ)
 アンドリス・ネルソンス指揮&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
R・シュトラウス:
 1. 4つの最後の歌 TrV 296
 2. 歌劇『カプリッチョ』 Op.85, TrV 179~最終場面
レイチェル・ウィリス=ソレンセン(ソプラノ)
セバスティアン・ピルグリム(バリトン:2)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
 録音:2021年5月12-16日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス

 レイチェル・ウィリス=ソレンセンは、1984年生まれのアメリカのソプラノ歌手。ブリガムヤング大学で声楽を学び、ヒューストン・グランド・オペラ・スタジオおよびドローラ・ザジックのもとで研鑽。2010年、メトロポリタン・オペラ・ナショナル・カウンシル・オーディションに合格し、2014年、ドミンゴ主催のオペラリア・コンクールで最優秀賞を受賞して注目を浴びました。モーツァルトからワーグナーまで幅広いレパートリーを持ち、欧米の歌劇場の常連として活躍。2019年9月、英国ロイヤル・オペラ来日公演のグノー『ファウスト』で、ソーニャ・ヨンチェヴァの代役としてマルグリットを歌い、日本デビューを飾っています。
 このアルバムでは、リヒャルト・シュトラウス最晩年の澄み切った境地を反映させたかのような名歌曲集『4つの最後の歌』と、最後のオペラ『カプリッチョ』の最終場面を収録。ウィリス=ソレンセンの輝くような歌声、完璧なテクニックと表現力は、シュトラウス作品の完璧な解釈者とも呼ばれ、「メランコリックでリリカルな音楽に、このソプラノはその暗くて深い特異な音色をもたらした。ある音程の取り方と、輝かしくも儚げな響きがルネ・フレミングの歌唱を思い起こさせるなら、この声はワーグナーの歌手に近い、中声の高貴で魅惑的な褐色の色彩」(フランス・オリックス)と絶賛されています。
 共演は何とアンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で、歌劇場での豊富な経験を持ち歌手の呼吸を知り尽くしたネルソンスならではの絶妙な伴奏、名門ゲヴァントハウス管の豊かなソノリティが極上の花を添えています。



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ERATO



5419722187
\2700→\2490
フィリップ・ジャルスキー&ラルペッジャータ
 『情熱のパッサカリア』

 1. ピエール・ゲドロン[1570-1620]/プルハー編:Aux plaisirs, aux delices bergeres
 2. アントワーヌ・ボエセ[1587-1643]/プルハー編:A la fin de cette bergere
 3. エティエンヌ・ムリニエ[1599-1669]:Non speri pieta
 4. ミシェル・ランベール[1610-1696]:Vos mepris chaque jour
 5. ロベール・ド・ヴィゼー[1650-1725]、マラン・マレ[1656-1728]/
   インプロヴィゼーション、プルハー編:Improvisation sur les Folies d’Espagne
 6. アンリ・ル・バイイ[1590-1637]/プルハー編:Yo soy la locura. Passacalle(La Follie)
 7. エティエンヌ・ムリニエ:Paisible et tenebreuse nuit
 8. アントワーヌ・ボエセ/プルハー編:Nos esprits libres et contents
 9. アントワーヌ・ボエセ/プルハー編:Orilla del claro Tajo
 10. ミシェル・ランベール:Ma bergere est tendre et fidele
 11. ロベール・ド・ヴィゼー:Passacaille pour guitare en re mineur
 12. ガブリエル・バタイユ[1574-1630]:El baxel esta en la playa
 13. ロベール・ド・ヴィゼー:Chaconne en sol mineur
 14. エティエンヌ・ムリニエ/プルハー編:Concert des differents oiseaux
 15. ルイ・ド・ケ=デルヴロワ[1677-1759]:Plainte
 16. エティエンヌ・ムリニエ:Enfin la beaute
フィリップ・ジャルスキー
 (カウンターテナー:1,2,3,4,6,7,8,9,10,12,14,16)
ジュゼップ・マリア・マルティ・ドゥラン
 (テオルボ、バロック・ギター:11,13)
フローラ・パパドプーロス(バロック・ハープ:11,13)
ロドニー・プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ:15)
ダヴィド・マヨラル(パーカッション:11)
ラルペッジャータ
クリスティーナ・プルハー(テオルボ、音楽監督)
 録音:2022年2月9-12日、フランス、アルフォールビル、Studio de l'ONDIF

 17世紀初頭、フランスの宮廷や貴族のサロンのために作曲された作品にスポットを当てたアルバム。
 フランスの南ヨーロッパの隣国に対する音楽的および知的魅力を反映して、フランス語だけでなくスペイン語やイタリア語でも執拗な愛を表現することがよくあります。17世紀初頭の激動の時代のコスモポリタンな場所であったサロン・プレシュー(17世紀フランス王国の上流社交界に現れた、言語や作法に洗練を求める風潮のために集まるサロン)は、貴族階級の人々が多く参加し 貴族、公務員、裁判官、文人、芸術家などが参加し、政治的、軍事的な緊張を忘れ、洗練された礼儀正しい国際的な談話の芸術を実践するために集まりました。

 クリスティーナ・プルハー率いるラルペッジャータと、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーは、これらのロベール・ド・ヴィゼー、アントワーヌ・ボエセ、エティエンヌ・ムリネ、ミシェル・ランベールほか、多数のフランスの素晴らしいプログラムによって、17世紀に流行した洗練された歌曲「宮廷歌曲」を中心に、繊細な感情を表現する素晴らしい歌唱と演奏とを紹介しています。
 ここに収録された数曲の演奏ビデオやインタビューを見るためのQRコードが、オリジナル・ブックレットに掲載される予定です。




<国内盤> 


HARMONIAMUNDI(国内仕様盤)


HMSA 0064
(2SACDシングルレイヤー)
¥5500
ファウスト、タメスティ、ベルリン古楽アカデミー、
 最強の布陣によるブランデンブルク協奏曲!

  J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
ベルリン古楽アカデミー
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
アントワン・タメスティ(ヴィオラ)

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 HMFの名盤をSACDでお届けするシリーズ最新2タイトル!日本独自企画・限定盤

 ファウスト、タメスティ、ベルリン古楽アカデミー、最強の布陣によるブランデンブルク協奏曲!角田郁雄氏監修による入念なSACDリマスタリング!

 ヴァイオリン/ヤコブス・シュタイナー(1658年製)
 ヴィオラ/1672年製ストラディヴァリウス「マーラー」
 録音:2021年3,5月 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会/STEREO、日本語帯・解説付

 ハルモニアムンディ・レーベルの名盤をSACDでお届けする日本限定企画、限定盤。
 ハルモニアムンディから、ハイレゾマスターをライセンスし、キング関口台スタジオで角田郁雄氏技術監修のもと、入念なリマスタリングを施しました。

 ベルリン古楽アカデミーのブランデンブルク協奏曲!これだけでも心躍るのに、なんとイザベル・ファウストとアントワン・タメスティという世界的名手がゲストに登場しているという、前代未聞のスケールの録音の登場です。
 ベルリン古楽アカデミーは1998年にブランデンブルク協奏曲を録音(HMM 931634)、以降幾度となく演奏会でも取り上げており、まさにかれらの手中に完全に収められたもの。
 自由自在、余裕たっぷりにあそびのあるアンサンブルが展開されております。また、ファウストとはバッハのヴァイオリン協奏曲集(KKC 6219/ HMM 902335)で素晴らしい録音を成し遂げ、タメスティともテレマンの協奏曲プロジェクトでお互いをよく知り尽くした上でのレコーディングとなっております。

 ファウスト、タメスティ両名が参加している第3番では終楽章の目もくらむようなスピード感で展開されるパッセージが圧巻!
 ファウストが参加している第4番はリコーダーが活躍する楽曲ですが、ファウストの攻めに攻めた、典雅で超絶技巧のパッセージもまた聴きもの。
 第6番はヴァイオリンが含まれない少し珍しい編成の作品ですが、ヴィオラのタメスティの存在感が際立っています。ほかにもアルパーマンの雄弁すぎるチェンバロや、管楽器の面々のうまさ!
 語りつくせぬ聴きどころの連続ですが、まるで6曲全体がひとつの大きな組曲であるように感じるくらい、ひといきに聴いてしまいます。
 作品当時の奏者たちも高い技巧の持ち主だったことは夙に知られるところですが、あらためてその史実に驚きとともに思いをはせると同時に、当時の演奏の現場の熱気と活気、そして聴衆たちの興奮までもが再現されているよう。
 即興感と心地よい疾走感に満ちた、尋常ならざる熱気とエネルギーと気魄にみなぎった演奏です。

 メンバー構成:
  第1番 ヴィオリーノ・ピッコロ:ゲオルク・カッルヴァイト ホルン:エルヴィン・ヴィーリンガ, ミロスラフ・ロヴェンスキ オーボエ:クセニア・レフラー, ミヒャエル・ボッシュ, エレオノーラ・トリヴェッラ ファゴット:クリスティアン・ボイゼ ヴァイオリンI:ケルスティン・ボイゼ, バルバラ・ハルフテル, トーマス・グレーヴェ ヴァイオリンII:デルテ・ヴェッツェル, ウタ・ペーテルス, エドブルク・フォルク ヴィオラ:クレメンス=マリア・ヌスバウマー, ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェル チェロ:カタリーナ・リツィヒ, アンティエ・ゴイセン ヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウス チェンバロ:ラファエル・アルパーマン
  第2番 リコーダー: クリストフ・フントゲブルト トランペット: ルップレヒト・ドレース オーボエ:クセニア・レフラー ヴァイオリン・ソロ: ベルンハルト・フォルク ヴァイオリンI:バルバラ・ハルフテル, ケルスティン・ボイゼ, トーマス・グレーヴェ ヴァイオリンII:デルテ・ヴェッツェル, エドブルク・フォルク, クレメンス=マリア・ヌスバウマー ヴィオラ:ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェル チェロ:カタリーナ・リツィヒ, アンティエ・ゴイセン ヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウス チェンバロ:ラファエル・アルパーマン
  第3番 ヴァイオリン:イザベル・ファウスト, ベルンハルト・フォルク, ゲオルク・カッルヴァイト ヴィオラ:アントワン・タメスティ, ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェル チェロ:カタリーナ・リツィヒ, バルバラ・ケルニヒ, アンティエ・ゴイセン ヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウス チェンバロ:ラファエル・アルパーマン
  第4番 ヴァイオリン・ソロ: イザベル・ファウスト リコーダー:クリストフ・フントゲブルト, クセニア・レフラー ヴァイオリンI:ベルンハルト・フォルク, ケルスティン・ボイゼ, トーマス・グレーヴェ ヴァイオリンII:デルテ・ヴェッツェル, バルバラ・ハルフテル, エドブルク・フォルク ヴィオラ:ザビーネ・フェーランド, アニヤ=レギーネ・グレーヴェル チェロ:カタリーナ・リツィヒ, バルバラ・ケルニヒ ヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウス チェンバロ:ラファエル・アルパーマン
  第5番 フルート:クリストフ・フントゲブルト ヴァイオリン・ソロ: ゲオルク・カッルヴァイト チェンバロ:ファエル・アルパーマン ヴァイオリン:バルバラ・ハルフテル, ケルスティン・ボイゼ, エドブルク・フォルク ヴィオラ:クレメンス=マリア・ヌスバウマー, アニヤ=レギーネ・グレーヴェル チェロ:カタリーナ・リツィヒ ヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウス
  第6番 ヴィオラ:アントワン・タメスティ, ザビーネ・フェーランド ヴィオラ・ダ・ガンバ:ヤン・フライハイト, イレーネ・クライン チェロ:カタリーナ・リツィヒ ヴィオローネ:ミヒャエル・ノイハウス チェンバロ:ラファエル・アルパーマン
 
 

HMSA 0063
(SACD HYBRID)
¥4600
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

 ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
 ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
 ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)

 宇野功芳氏も絶賛のシュタイアーのトルコ行進曲、SACDハイブリッドで登場!

 フォルテピアノ/1785年頃のウィーン、アントン・ワルター製フォルテピアノのコピー1986年、マルブルク、モニカ・メイ作製
 録音:2004年3月/STEREO、日本語帯・解説付

 宇野功芳氏も絶賛した、2004年録音のシュタイアーのトルコ行進曲がSACDハイブリッドで登場!
 ハルモニアムンディから、ハイレゾマスターをライセンスし、キング関口台スタジオでリマスタリングを施しました。古楽(フォルテピアノ)が苦手な宇野功芳氏もこの演奏を絶賛したことでも大きな話題となった登盤。
 シュタイアーの解釈は自在にして即興的、これまで聴いたことのない「トルコ行進曲」に誰もが驚かされます。
 ブックレットには宇野氏のコメントのほか、シュタイアー自身によるこの演奏についてのコメント(オリジナル盤HMC 901856[廃盤]ブックレットに掲載)も日本語訳を掲載しました。
 



EDITION HST

HST-115
【再発売】
¥2200

J.B.ヴァンハル(1739 -1813);コロヴラート弦楽四重奏曲集第2巻
 (1)弦楽四重奏曲ニ短調Weinmann Va:d1=d2 ( ca.1780 )
 (2)弦楽四重奏曲ト短調Weinmann Va:g2 ( ca.1780 )
 (3)弦楽四重奏曲ハ長調Weinmann Va:C4( ca.1780 )

ハイドン・シンフォ二エッタ
 トウキョウ:
  【松井 利世子(ヴァイオリン)、
   福本 牧(ヴァイオリン)、
   小澤 恵(ヴィオラ)、
   小原 圭(チェロ)】

 楽団25周年限定盤・大幅値下げで再発売!「ヴァンハル:コロヴラート弦楽四重奏曲集第2巻」 ~ 全曲・世界初録音!~

 録音: 2018年2月、東京・古石場文化センター・ホール にてライヴ収録
 ※全曲世界初録音!

 14年プラハ国立博物館などの協力により再発見され、今回のライヴ収録を迎えた。「疾風怒濤四重奏曲」にふさわしいニ短調、ト短調を含む3曲を収録。
 ニ短調(d1)は、典型的なヴァンハル・カルテット;ヴァイオリンVS伴奏3名;憂鬱なソロと大衆の対話がなされ、長大な展開部へと発展する。
 ヴァンハルのト短調は、計3曲とされるが、残念ながら(g1)1曲が行方不明のため、今回で2曲すべて出揃う事となる。
 


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BIJIN CLASSICAL



BJN-1021
¥2970
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 「ラフマニノフ作品集」

 ラフマニノフ (1873~1943):
  幻想的小品集 作品3
  ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36
  プレリュード 嬰ト短調 作品32-12
  リラの花 作品21-5
  楽興の時 ホ短調 作品16-4
  楽興の時 変ニ長調 作品16-5
  練習曲〈音の絵〉ハ長調 作品33-2
  練習曲〈音の絵〉変ホ短調 作品39-5
  ひなぎく 作品38-3
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 作曲者生誕150年記念盤~宗教的啓示ともいうべき静謐を湛えるラフマニノフ
 ラフマニノフ作品集/イリーナ・メジューエワ

 (ピアノ - 1925 年製NYスタインウェイ CD135))
 録音:2022年8月3日~5日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO/96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社

 作曲者生誕150年を記念してメジューエワが待望のラフマニノフ・アルバムを録音。大作「ピアノ・ソナタ第2番」をメインに、初期の代表作「幻想的小品集(作品3)」、練習曲〈音の絵〉(2曲)のほか、作曲者自身の編曲による歌曲「リラの花」・「ひなぎく」などをカップリング。
 満ち溢れる詩情と、ラフマニノフならではの巨大なスケール感を併せ持つ壮大な演奏は、まさにロシア・ピアニズムの真骨頂。使用楽器は1925年製ヴィンテージ・スタインウェイ(CD135)。
 繊細な壮絶なpp から轟くような ff まで、名器の魅力を存分に伝える優秀録音も魅力です。
 



OMF

KCD-2096
¥2999
J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア BWV 772-80
 11-15. インヴェンション 第1番 - 第15番
 16-30. シンフォニア 第1番 - 第15番
福田ひかり(ピアノ)

 Instrument: C. BECHSTEIN Model D-282 (S/N: 209034)
 Musical Temperament: Bach's seal 1.0 by Y. Okamoto, A=442Hz
 録音会場:神奈川県立相模湖交流センター/録音日:2022 年3 月15 日-17 日/録音フォーマット:DXD/
 仕様:ジュエルケース仕様 曲目解説付き/カバーアート:松尾采奈

 音楽雑誌への連載を行うなど研究者・執筆者としても積極的な活動を繰り広げる福田ひかり。前作『ゴルトベルク変奏曲』(KCD-2074)に続き取り組むのは『インヴェンションとシンフォニア』。
 本録音でも「C. Bechstein Model D-282」を使用し、調律は「不等分平均律」を採用。
 カバー・アートは、松尾采奈が福田の演奏からインスピレーションを得て描き下ろした『鉱石』をモチーフとした作品。

 【福田ひかり】
 1967年岡山県津山市生まれ。国立音楽大学器楽学科(ピアノ)卒業。東京学芸大学大学院、東京藝術大学大学院(音楽学)修了。
 ピアノを寺坂栄子、弘中馨子、小阪文産子、賀集裕子、音楽学を足立美比古、東川清一、角倉一朗の各氏に師事。1992年パリで開催されたダリウス・ミヨー生誕100年記念公演に出演。
 1998年の初リサイタル以来、一貫してJ. S. バッハの鍵盤作品を中心にプログラムを組んでいる。2005-2009年には「バッハ・ツィクルス」(全5回)、2010-2014年には「続バッハ・ツィクルス」(全4回)を開催、好評を博した。
 2011年第8回津山国際総合音楽祭に出演。その他、オーケストラとの共演やデュオ、ジョイントコンサート等に多数出演。
 2021年11月にOMFレーベルよりリリースした『J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲』は各種メディアで好評を得ており、『レコード芸術』では準特選盤に選ばれた。

 後進の指導にも力を入れており、ピティナ・ピアノセミナーやムジカノーヴァ オンラインスクールなど、「"難しい"というイメージが先行しがちなバロック音楽に親しみを感じ楽しく弾こう」というコンセプトで行っている指導者向けのバッハセミナーが好評である。
 近年は音律や古楽器の研究にも取り組み、2014年に開始した「古典調律シリーズ」やモダンピアノと古楽器の接点を探るレクチャーコンサートやワークショップなど、古楽器の啓蒙活動も積極的に行っている。『ムジカノーヴァ』で「バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン」を好評連載中。
 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。
 
















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