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≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2023/1/10~




1/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER



HC 22073
(2CD)
¥2900

シュニットガー、ジルバーマンと並ぶドイツを代表するオルガン製作の名家

 「シュトゥンム家の歴史的オルガン」

エドアルド・マリア・ベロッティ(オルガン)
 CD1【ヨハン・ミヒャエル・シュトゥンム、1739年製作の歴史的オルガン】
  ケルル:パッサカリア
  パッヘルベル:「バビロン川のほとりで」
  パッヘルベル:シャコンヌ ニ短調 P 41
  ベーム:「ああいかにはかなき、ああいかに虚しき」
  J.S.バッハ:「ああ、われらの人生とは」 BWV743a
  J.S.バッハ:「古き年は過ぎ去り」 BWV614
  フレスコバルディ:聖体奉挙のためのトッカータ
  ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調「夜」Op.10-2
  ヴァルター:「われらに幸いを与えたもうキリストよ」
  テレマン:「われらに幸いを与えたもうキリストよ」(二重奏)
  J.S.バッハ:「イエス・キリスト夜に入りし時」 BWV1108
  クーナウ:聖書ソナタ第5番「イスラエルを救ったギデオン」

 CD2【ゲブルダー・シュトゥンム、1767年製作の歴史的オルガン】
  ヘンデル:組曲 ニ短調 HWV448
  J.S.バッハ:「われらの救い主なるイエス・キリスト」 BWV665
  J.S.バッハ:「われらの救い主なるイエス・キリスト」 BWV666
  テレマン:「われ心よりこがれ望む」
  クレープス:イタリア風幻想曲 ヘ長調
  ハイドン:ソナタ第2番「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(ルカ福音書第23章第43節)
  ハイドン:ソナタ第6番「成し遂げられた!」(ヨハネ福音書第19章第30節)
  アルブレヒツベルガー:「イテ・ミサ・エスト・アレルヤ」によるフーガ
  J.C.バッハ:シンフォニア(ハイドン:交響曲第53番「帝国」)

 シュニットガー、ジルバーマンと並ぶドイツを代表するオルガン製作の名家シュトゥンム。その銘器シュトゥンム・オルガン2台を演奏した注目のアルバム!

 録音:【CD1】2022年3月24日/ルター派教会(ゾーベルンハイム)、【CD2】2022年3月25日/カトリック教会(マイゼンハイム)/DDD、CD1: 68'14、CD2: 73'10

 ルハウネン、ズルツバッハのオルガン製作一家、シュトゥンム家。シュニットガーやジルバーマンと並びドイツで最も有名なオルガンビルダーの一家で、ヨハン・ミヒャエル・シュトゥンムからその子孫5世代にわたり、ケルン、カールスルーエ、ルクセンブルク、アモルバッハに400ものオルガンを製作しています。
 このアルバムにはヨハン・ミヒャエル・シュトゥンムが製作した現存する最も古い1739年製のオルガン(ゾーベルンハイムのルター派教会)とゲブルダー・シュトゥンムが1767年に製作したオルガン(マイゼンハイムのカトリック教会)を演奏した2枚組です。
 ブックレットにはオルガンの写真およびストップ表も掲載。歴史あるシュトゥンム・オルガンの音色を堪能できる注目のアルバムです。
 




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HARMONIA MUNDI



HMM 902616
¥2900→\2690
RIAS室内合唱団
ブラームスの四重唱曲集「愛のワルツ」

 ブラームス:
  愛の歌(ワルツ)op.52(全18曲)
  新・愛の歌(ワルツ)op.65(全15曲)
  ハンガリー舞曲 第7番 イ長調、第20番 ホ短調、
   第4番 ヘ短調、第14番 ニ短調、第9番 ホ短調
RIAS 室内合唱団
ジャスティン・ドイル(指揮)
4手連弾ピアノ:
 アンゲラ・ガッセンフーバー&
 フィリップ・マイヤース

 ブラームス屈指の人気四重唱曲集「愛のワルツ」を名門RIAS室内合唱団の演奏で!

 録音:2021年4月、ベルリン

 ブラームスによる四重唱の中でも抜群の人気を誇る愛のワルツop.52 を、名門RIAS 室内合唱団が録音しました。
 ブラームス自身「印刷された楽譜をみて初めて笑顔になることができた」という手紙を残しているくらいに、この作品を気に入っていたもの。
 ブラームスの全作品の中でもとりわけ明るさに満ちた作品で、四重唱+ピアノ連弾という編成をとり、ワルツやレントラー、そして当時のウィーンの居酒屋などで流れていた音楽のリズムで書かれており、どれも基本的には男女の間で交わされる歌となっています。
 声楽の四重唱は、当時の家庭内での音楽活動のための編成で、大変に人気のあるジャンルでした。
 このop.52は、正式には「四手ピアノ(連弾)のためのワルツ集(そして歌も自由に加えてよい)」という題がつけられています。
 これは、四重唱(声楽による四重奏)よりもさらに楽譜需要の高かった、ピアノ連弾という編成を全面に打ち出すための出版社の作戦でもありました。
 ブラームスはロシア語、ポーランド語、そしてハンガリーの詞に基づいてゲオルク・フリードリヒ・ダウマーが編んだ詩集をたいそう気に入り、作曲を始めました。
 出版社には「声楽パートなしで印刷・出版することのないように」と念を押していたほど。
 実際、やはり需要があり、後年になって、ブラームスはピアノ連弾のためにあらたに編曲をしなおすことになりますが、その連弾の楽譜にはダウマーの詩が掲載されていました。
 このop.52 の成功をうけて書かれたop.52に加え、ブラームスのピアノ連弾の代表格、ハンガリー舞曲からの抜粋を挟み込んだ充実のプログラムとなっています。
 
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HMM 902396
(2CD)
¥4200→\3890

An Unexpected Mozart~想定外のモーツァルト


グラスハーモニカにスクエア・ピアノも登場
 モーツァルトの珍しい作品を集めた2枚組!


 [CD1]
  W.A.モーツァルト:
   ・教会ソナタ第13番 ハ長調 K.329
    〔ヴァイオリン、オーボエ、ホルン、
     トランペット、ティンパニ、通奏低音、オルガン〕
   ・教会ソナタ第1番 変ホ長調 K.67〔ヴァイオリン、オルガン〕
   ・教会ソナタ第14番 ハ長調 K.328〔ヴァイオリン、通奏低音とオルガン〕
   ・プレリュード断片 K.624(チェンバロ)
   ・アリエット「鳥たちよ、毎年」(ソプラノ&チェンバロ)
   ・ジーグ ト長調 K.574(チェンバロ)
  C.P.E.バッハ:ロマンス、12の変奏
   「コリンは16歳になったばかりだというのに」〔ソプラノ、チェンバロ〕
    ・W.A.モーツァルト:教会ソナタ第8番 へ長調 K.244
     〔ヴァイオリン、通奏低音とオルガン〕
    ・J. ハイドン:笛時計のための作品 Hob.XIXより
     第13番 ハ長調、第2番 ヘ長調、第23番 ハ長調〔オルガン〕
  W.A.モーツァルト:
   ・教会ソナタ第10番 ハ長調 K.263
    〔トランペット、ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
   ・ソルフェッジョ 第2番 ヘ長調 K.393〔ソプラノ、オルガン〕
   ・教会用歌曲「おお、神の子羊」K.343-1〔ソプラノ、フォルテピアノ〕
   ・クラヴィーアのための組曲より「序曲」 K.399〔スクエア・オルガン〕
   ・クラヴィーアのための小葬送行進曲 ハ短調 K.453a〔スクエア・オルガン〕
   ・J.ハイドン:笛時計のための作品 Hob.XIXより
    第27番 ト長調、第25番 ニ長調〔オルガン〕
  W.A.モーツァルト:
   ・教会ソナタ第4番 ニ長調 K.144〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
   ・アンダンテ ヘ長調 K.616〔オルガン〕
   ・教会ソナタ第15番 ヘ長調 K.224〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕

 [CD2]
  W.A.モーツァルト
   ・アダージョ ハ長調 K.356〔グラスハーモニカ〕
   ・教会ソナタ ニ長調 K.69〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
   ・アダージョとアレグロ ヘ短調 K.594〔オルガン〕
   ・教会ソナタ第17番 ハ長調 K.336〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
   ・アダージョ ハ短調K.546(カンブラー編)とフーガ ハ短調 K.426
    〔2台チェンバロ〕
   ・C.P.E.バッハ:ファンタジア「生きるべきか、死ぬべきか」Wq.202
    (ハムレット・ファンタジー)〔バリトン、チェンバロ〕
  W.A.モーツァルト
   ・リート「おいで、いとしのツィターよ」K.351〔バリトン、マンドリン〕
   ・ファンタジア ヘ短調 K.608〔オルガン〕
   ・教会ソナタ第2番 変ロ長調 K.68〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
   ・アリエット「淋しく暗い森で」K.308〔バリトン、フォルテピアノ〕
   ・リート「満足」K.349〔バリトン、マンドリン〕
   ・アダージョ K.593aとフーガ
    (レクイエム K.626よりのアレンジ/カンブラー編) ニ短調
     〔2台チェンバロ〕
   ・教会ソナタ第11番 ト長調 K.274〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
   ・教会ソナタ第12番 ハ長調 K.278
    〔オーボエ、トランペット、ティンパニ、
     ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
マリー・ペルボ
 (ソプラノ/
  K.307, Wq.118/6,
  K.393, K.343/1)
マルク・モイヨン
 (バリトン/
  Wq.202, K.351,
  K.308, K.349)
アンナ・シヴァザッパ
 (マンドリン/K.351, K.349)
トーマス・ブロッホ
 (グラスハーモニカ/K.356)
ルイ=ノエル・ベスティオン・
 ド・カンブーラ
  (オルガン、チェンバロ、
   フォルテピアノ&指揮)
アンサンブル・レ・シュルプリーズ


 

 録音:2020年&2021年

 モーツァルトのあまり演奏される機会のない作品を集めた2枚組。
 グラスハーモニカやスクエア・ピアノ(ピアノ=オルガン)などといった特殊な楽器も用いられた、どれも超一級の演奏でたのしめる作品集です。
 ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラは1989年生まれのフランスのチェンバロ&オルガン奏者。オリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌーに師事、ハルモニア・ノーヴァシリーズにも登場(HMN 916113)した、気鋭の奏者です。
 今回彼が注目したのは、モーツァルト作品の中であまり取り上げられる機会のない作品。教会ソナタ(ミサの中で使われた単楽章のソナタ形式の楽曲)、委嘱作品、声楽家や楽器(めったに聴くことのできないグラスハーモニカなど)を紹介するための作品など、珠玉の音楽の宝箱のような2 枚組となっています。
 モーツァルトがオルガンに関しても相当の腕前と楽器についての理解があったことにもあらためて感じ入る内容です。
 チェンバロもモーツァルト当時の楽器が用いられており、並々ならぬこだわりが随所に詰まった2枚組です。

 [グラスハーモニカ] 
  1743年、アイルランド人のパッカリッジが水を入れた脚付きグラスの縁をこすって音を出し演奏することを思いつきます。
  その後1761年にグラスハーモニカは楽器として完成をみます。20~54個(37が標準サイズ)のグラス(器)が棒に、互いに接触しないようにはめあわされ、器の直径によって音高が決まります。
  奏者は濡れた指でグラスの縁をこすって演奏します。
  この楽器は、この音色が動物を怖がらせる、あるいは屈強な男が1 時間で倒れる、演奏者を発狂させる(当時の原料の40% が鉛ガラス)といった理由で、ドイツのいくつかの都市で禁止され、1835 年に姿を消すこととなります。
  が、パガニーニはこの楽器を「天使のオルガン」と呼び、モーツァルトのほかにもベートーヴェン、ドニゼッティ、R. シュトラウスらもこの楽器のために作品を書きました。
  ここで演奏されている楽器はガラス工芸の巨匠ゲルハルト・フィンケンバイナーによるもので20世紀後半に製造されました。
  演奏しているトーマス・ブロッホは、数少ないプロ奏者として活躍する人物です。
 [スクエア・オルガン]
  ピアノ=オルガンとも呼ばれ、オルガンとピアノの機能をあわせもつ楽器。
  オルガンとして、ピアノとして、あるいはオルガンとピアノの両方の機構を同時に鳴らすこともできる楽器です。







HORTUS



HORTUS 1653
¥2600
「プラハ、バロックの黄金時代」
 ゼーガー:前奏曲とフーガ ハ長調
 ゼーガー:前奏曲とフーガ ニ短調
 J.C.F.フィッシャー:アリア
 ゼーガー:前奏曲とフーガ ハ短調
 ケルル:カンツォン第3番 ニ短調
 ケルル:パッサカリア ニ短調
 ゼーガー:トッカータとフーガ ニ短調
 ゼーガー:フーガ ロ短調
 ゼーガー:トッカータとフーガ・パストラーレ
 ムファット:聖体拝領のアリア
 コプジヴァ:フーガ ニ短調
パヴェル・コホウト(オルガン)

 第4回武蔵野市国際オルガンコンクールの覇者パヴェル・コホウトがプラハ、バロックの黄金時代のオルガン作品を録音!

 録音:2007年9月19-21日/ティーン教会(プラハ)/DDD、63'47
 使用楽器:ハンス・ハインリヒ・ムント、1673年製作

 チェコのオルガニスト、パヴェル・コホウトが「プラハ、バロックの黄金時代」と題したアルバムをリリース。
 1976年生まれのコホウトは数々の国際コンクールで優勝している名手。2000年に開催した第4回武蔵野市国際オルガンコンクールに優勝にしたことで日本でも知られるオルガニストです。
 当アルバムではバロック時代のプラハに焦点を当て、ハンス・ハインリヒ・ムントが1673年に製作した歴史的オルガンを用いて当時プラハにおけるオルガン音楽の繁栄を見事に再現しました。

 演奏は流石コホウト!と思わせる、表情豊かにして的確なレジストレーション。
 チェコのオルガンの響きを十分に堪能できるアルバムです。
 




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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS



PDD 029
¥2800→\2590
アラン・ムニエ、傘寿を祝うリリースはロパルツとマニャール!
 ロパルツ:チェロ・ソナタ第2番 イ短調
 マニャール:チェロ・ソナタ Op.20 イ長調
アラン・ムニエ(チェロ)
アンヌ・ル・ボゼック
 (ピアノ/1917年製プレイエル)

 巨匠アラン・ムニエ、傘寿を祝うリリースはロパルツとマニャール!アンヌ・ル・ボゼックが奏でるプレイエルのピアノと美しいハーモニーを紡ぐ。

 セッション録音:2021年6月13-15日/クーヴァン・デ・ジャコバン、メゾン・ジャボ、ボーヌ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、50'38

 フランスが生んだチェロの巨匠アラン・ムニエ。2022年、傘寿を祝うリリース(録音は2021年)は19世紀同時代を生きたロパルツとマニャールのチェロ・ソナタ!
 共演はアンヌ・ル・ボゼックで1917年製のプレイエルを演奏しております。

 ロパルツはパリ音楽院で学び、フランクかから影響を受けた作曲家。チェロ・ソナタ第2 番は非常に美しく抒情性をもった作品です。
 一方マニャールも同学院で学びマスネに師事。その後フランクに系統し、ダンディに師事しています。

 非常に清らかなアラン・ムニエのチェロと知的にして表現力豊かなアンヌ・ル・ボゼックが奏でる極上のフランス音楽をご堪能ください。

 二人が演奏する「フォーレ、シュミット、ケックラン」(PDD-019)も好評発売中です!






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ARCANA



A540
(2CD)
¥4400→\3990

フランチェスコ・ドゥランテ:弦楽のための協奏曲集


 【DISC 1】
  フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):
   1-3. 協奏曲第8番 イ長調「ラ・パッツィア(狂気)」 /
   4-7. 協奏曲第4番 ホ短調 / 8-11. 協奏曲第2番 ト短調 /
   12-14. 協奏曲第9番 変ロ長調
  ニコラ・フィオレンツァ(1700頃-1764):
   15-18. 4部のヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア ハ短調
 ドゥランテ:
  19-22. 協奏曲第7番 ハ長調

 【DISC 2】
  ドゥランテ:
   1-3. 協奏曲第5番 イ長調
  ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
   4-7. チェロ協奏曲 イ短調
  ドゥランテ:
   8-11. 協奏曲第6番 イ長調
   12-16. 協奏曲第3番 変ホ長調
   17-21. 協奏曲第1番 ヘ短調
アッカデーミア・デラヌンチアータ(古楽器使用)
 コンサートマスター:
  カルロ・ラッザローニ(ヴァイオリン)
 マルチェッロ・スカンデッリ(チェロ)...DISC2、4-7
リッカルド・ドーニ
 (チェンバロ、オルガン、指揮)

 録音: 2021年10月10-14日、2022年5月2-6日 サン・ベルナルディーノ教会、アッビアーテグラッソ(イタリア北部ミラノ県)

 【ナポリ楽派の立役者、味わい深い器楽作品の魅力を精彩豊かな解釈で】
 ナポリ楽派のオペラ作曲家たちがヨーロッパを席巻した18世紀にあって、A.スカルラッティ亡き後のナポリで数々の音楽院の院長を歴任し、夭逝の天才ペルゴレージを筆頭に数々のすぐれた作曲家を育てたフランチェスコ・ドゥランテ。
 作曲家としての評判もイタリア半島の外にまで広まり、同世代の大バッハはライプツィヒで彼の作品を上演しましたが、その楽譜の完成度の高さから後々までバッハ本人の作とされたものもありました。
 教会音楽を中心に声楽曲で注目されてきた作曲家ながら、器楽では明確なソロを持たない4声部の協奏曲を1730~40年代に多く作曲、録音でも散発的にとりあげられてきました。
 今回のように体系的な録音はコンチェルト・ケルンの取り組み(Capriccio)など大変少なく、しかも作曲家と同じイタリアの最前線団体による古楽器演奏で聴けるのは嬉しい限り。
 アッカデーミア・デラヌンチアータは、チェロの名手マリオ・ブルネロをソロに迎えてのバッハ協奏曲集というユニークな企画(A535/NYCX-10364)をリリースしたばかり。
 今回も地中海の息吹を感じさせる深い作品解釈を聴かせ、個々の作品の味わいをじっくり解き明かしてゆきます。
 短くもさまざまな楽章構成を持つドゥランテ作品は、ナポリ楽派ならではのカンタービレの魅力とドゥランテの真骨頂である対位法の妙が併存する興味深い音作りの連続。
 同世代のポルポラによる魅惑のチェロ協奏曲と、破天荒な性格で問題も起こしつつスリリングな傑作を多く残したフィオレンツァの異色編成作を併録、その作風の違いも楽しめる構成も魅力です。

 


 

 フランチェスコ・ドゥランテ(1684年3月31日 - 1755年8月13日)は、イタリア後期バロック音楽の作曲家。

 ナポリの北15kmのフラッタマッジョーレ出身。幼くしてナポリのイエス・キリスト貧民音楽学校(ポヴェリ・ディ・ジェス・クリスト音楽院)に入学し、ガエターノ・グレコの指導を受ける。後にサントノフリオ音楽院でアレッサンドロ・スカルラッティに師事。ローマでベルナルド・パスクィーニやジュゼッペ・オッターヴォ・ピトーニにも師事したと推測されているが、その証拠文書は存在しない。

 1725年にサントノフリオ音楽院においてスカルラッティの後任教授として1742年まで留任し、その後ニコラ・アントニオ・ポルポラの後任院長として、やはりナポリの、サンタ・マリア・ディ・ロレート音楽院に転出した。ナポリで没するまでこの職務にあたっている。

 ドゥランテの全作品のうち、ほとんど全ての宗教曲が、ナポリの美術蒐集家ガスパーレ・サルヴェッジによってパリ図書館に贈られた。作品一覧はフランソワ=ジョゼフ・フェティスの『万国音楽家列伝』に見出される。ウィーンの皇室図書館もデュランテの自筆譜の貴重なコレクションを所蔵している。2つのレクイエムといくつかのミサ曲、預言者エレミアの哀歌は、とりわけ重要な作品である。

 ドゥランテが舞台音楽を作曲しなかったというのは事実だが、ドゥランテの感傷的な作風は、ドゥランテの人柄の反映でもあった。つまり、知的で教養深いわけではないが、真面目で熱烈という性格である。

 教師としての名声はかなりのもので、門弟にニコロ・ヨンメッリ、ジョヴァンニ・パイジエッロ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ、ニコロ・ピッチンニ、レオナルド・ヴィンチらの高弟がいる。

 




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CPO



555420
¥2800→\2590
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ミャスコフスキー:チェロ協奏曲とソナタ集

 ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
  1. チェロ協奏曲 ハ短調 Op. 66
  2. チェロ・ソナタ第1番 ニ長調 Op. 12
 アナトーリ・リャードフ(1855-1914):
  3. 前奏曲 Op. 11 No. 1 / 4. マズルカ Op. 11 No. 3
 ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  5. セレナード Op. 37
 ミャスコフスキー:
  6. チェロ・ソナタ第2番 イ短調 Op. 81
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
サイモン・キャラハン(ピアノ)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)

 録音:2020年9月14-16日 Dum kultury mesta Ostravy(チェコ) 2020年10月29-30日 Wyastone Concert Hall(UK)

 近年注目が高まる作曲家、ニコライ・ミャスコフスキーのチェロ作品を中心に収録した1枚。
 主に20世紀前半に活動し、27曲もの交響曲を書き上げたミャスコフスキーの音楽は、生涯にわたり親交を結んだプロコフィエフからの影響も感じさせながらも、後期ロマン派の作風に実験的な要素を融合させたものです。
 彼のチェロ協奏曲は1945年の作品。
 ソビエトの若いヴィルトゥオーゾ世代のためのレパートリー拡充という目的のために書かれており、瞑想的なLento ma non troppoで始まり、展開部の代わりに短いソロのカデンツァが置かれるというユニークな構成で、憂鬱な雰囲気の第1主題と、明るく情熱的な第2主題が絶妙なバランスを保っています。
 続く第2楽章はロンド形式で、3連符の躍動する主旋律と2つの緩やかなエピソードが特徴。華やかなカデンツァの後、冒頭の主題が再び登場し、瞑想的なコーダへと導かれます。

 他にはミャスコフスキーの2曲のチェロ・ソナタと、彼がオーケストレーションの技術を学んだリムスキー=コルサコフに、和声と対位法を学んだリャードフの作品が配されています。
 幅広いレパートリーを持つことで知られるチェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュの演奏で。
 
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555448
¥2800→\2590
パウル・リンケ(1866-1949):序曲集第2集
 1. 喜歌劇《ルナ夫人》 序曲
 2. 喜歌劇《ナキリスの結婚》 序曲
 3. 喜歌劇《愛の夢》 序曲
 4. 喜歌劇《インドラの王国 序曲
 5. 「Sinnbild 象徴」(Walzer) ワルツ
 6. Brandbrief-Galopp ブランドブリーフ・ギャロップ
 7. 喜歌劇《Das blaue Bild 青い絵》 序曲
 8. Ouverture zu einer Revue - レヴューのための序曲
 9. Ouverture zu einer Festlichkeit - 祝賀会のための序曲
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
エルンスト・タイス(指揮)

 録音:2020年12月10-16日 Messehalle 1, Frankfurt Oder(ドイツ)

 ベルリン・フィルの夏の風物詩ヴァルトビューネ・コンサートで最後に演奏される「ベルリンの風」。
 この曲の作曲者パウル・リンケの序曲第2集です。第1集(555428)に続き、ベルリンでこよなく愛されるリンケの美しい旋律が存分に楽しめます。
 アルバムの冒頭に置かれているのは、ベルリンっ子たちが月の世界で繰り広げる喜歌劇《ルナ夫人》の序曲です。
 軽快な序奏に導かれ、優雅なワルツや行進曲など作品を彩る旋律が次から次へと登場。一瞬たりとも耳を離すことができません。
 他には1906年に初演された1幕物の喜歌劇《青い絵》序曲や独立した序曲、ワルツなど聴きごたえのある作品が揃っています。
 演奏は第1集と同じく、ヨハン・シュトラウス2世やカールマンの喜歌劇上演に実績のあるエルンスト・タイスとフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団。
 彼らならではの万全の演奏でお楽しみください。



旧譜
パウル・リンケ:序曲集 第1集


 555428
\2800→\2590
「ベルリンの風」でおなじみの
 パウル・リンケ(1866-1946):序曲集 第1集


 1. Berliner Luft《ベルリンの風》序曲
 2. Lysistrata《リュジストラータ》- 序曲
 3. Casanova《カサノヴァ》- 序曲
 4. Venus auf Erden《地上のヴィーナス》- 序曲
 5. Grigri 《グリグリ》 - 序曲
 6. Verchmahte Liebe《拒絶された恋》 (Walzer) - ワルツ
 7. Siamesische Wachtparade《シャム警備隊》- 序曲
 8. Ouverture zu einer Operette 喜歌劇のための序曲
 9. Ouverture zu einem Ballett バレエのための序曲
フランクフルト・ブランデンブルク
 州立管弦楽団
エルンスト・タイス(指揮)

 録音: 2020年11月17-20日 Messehalle 1, Frankfurt Oder(ドイツ)

 ヴァルトビューネ・コンサートでおなじみ「ベルリンの風」のパウル・リンケの作品集
 ベルリン・フィルの夏の風物詩ヴァルトビューネ・コンサートで最後に演奏されるのが、喜歌劇《ルナ夫人》の中の「ベルリンの風」。この曲の途中ではお約束の箇所で聴衆が口笛、指笛を吹きます(ちなみにBerliner LuftのLuftには「息」や「空気」の意味もあります)。ベルリンっ子にとっては、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートにおけるラデツキー行進曲のような存在。その「ベルリンの風」の作曲者パウル・リンケの序曲を中心とした管弦楽曲を集めた、ありそうでなかなか見当たらないアルバムが登場。いかにもcpoらしい企画です。冒頭に収録された同名の歌劇の序曲には、おなじみの旋律が使われています。
 リンケは生粋のベルリン人として当地の劇場で活躍、ベルリンっ子たちが月の世界で繰り広げる喜歌劇《ルナ夫人》など数多くの喜歌劇を書き上げ、「ベルリン・オペレッタ」と呼ばれるジャンルを創始。人々を魅了し、1941年にはベルリン市から名誉市民の称号を贈られました。美しい旋律を持つ彼の作品、全曲を耳にする機会はあまりありませんが、このアルバムに収録されている序曲やワルツを聴くだけでも、作曲家の魅力を知ることができるでしょう。 ヨハン・シュトラウス2世やカールマンの喜歌劇上演に実績のあるタイスならではの万全の演奏でお楽しみください。


 ベルリン・フィルが毎年6月に野外で行うヴァルトビューネ・コンサート。その最後に必ず演奏されるのがパウル・リンケの「ベルリンの風」。非公式ですがベルリン市歌となってます。
 言ってみればニュー・イヤー・コンサートでの「ラデッキー行進曲」のようなもの。
 で、「ラデツキー行進曲」は観客が手拍子をたたきますが、「ベルリンの風」ではみんなで口笛を吹きます。

 
 


555435
¥2200
ボヘミア出身
ギロヴェッツ:フルート四重奏曲集 Op. 37

 1. 四重奏曲 ハ長調 Op. 37 No. 1
 2. 四重奏曲 ト長調 Op. 37 No. 2
 3. 四重奏曲 ニ長調 Op. 37 No. 3
アルディンゲロ・アンサンブル
【メンバー】
 カール・カイザー(フルート)
 アンネッテ・レーベルガー(ヴァイオリン)
 ゼバスティアン・ヴォールファルト(ヴィオラ)
 マルティナ・イェッセル(チェロ)

 録音:2020年8月15-17日 Kirche St. Barbara, Nordweil(ドイツ)

 ボヘミア出身の作曲家アダルベルト・ギロヴェッツのフルート四重奏曲集。父親から音楽の教育を受け、プラハでは法学を学び、不動産の管理人として働くうちに、雇い主のフランツ・フォン・フュンフキルヒェン伯爵に楽才を認められ宮廷楽団で演奏するという変わった経歴を持っています。
 その後はヨーロッパを演奏して巡り、ハイドンやモーツァルトの音楽に影響を受けた作品を書き上げ名を広めました。
 フランス革命時にはイギリスに向かい、ここでハイドンと邂逅、補佐を務めるという栄誉に浴し、その後ウィーンに定住。数多くの舞台音楽を遺しています。
 ここに収録されたフルート四重奏曲はどれも演奏時間20分余りの充実した規模をもつもの。全て急緩急の3楽章で書かれ、各声部にヴィルトゥオーゾ的な見せ場があります。
 アルディンゲロ・アンサンブルは古典派からロマン派の室内楽に取り組むグループで、特にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと同時代の作曲家の紹介に努めています。
 フルートを吹くカール・カイザーはフライブルク・バロック・オーケストラやラ・スタジョーネ・クランクフルトのメンバーとしても活躍する大ベテラン。
 
 


555528
¥2200
ボヘミア出身
ガスマン:オーボエ四重奏曲&五重奏曲

 1-3. 歌劇《アモールとプシュケー》による五重奏曲 変ロ長調
  - オーボエ、弦楽四重奏のために H571
 4-6. 歌劇《アモールとプシュケー》による五重奏曲 変ロ長調
  - オーボエ、弦楽四重奏のために H573
 7-9. 四重奏曲(ディヴェルティメント) 変ホ長調
  - オーボエ、弦楽四重奏のために H482
 10-12. 四重奏曲(ディヴェルティメント) 変ホ長調
  - オーボエ、弦楽四重奏のために H483
 13-15. 四重奏曲(ディヴェルティメント) ニ長調
  - オーボエ、弦楽四重奏のために H486
 16. カッサシオ
  - 2つのイングリッシュ・ホルン、
   ファゴットと2つのホルンのために H532
ラヨシュ・レンチェス(オーボエ/イングリッシュ・ホルン)
レナ・ゲルスバッハー(イングリッシュ・ホルン)...16
ヴォルフガング・ウィプフラー(ホルン)...16
ヨゼフ・ヴァイスタイナー(ホルン)...16
リボール・シーマ(ファゴット)...16
シゲティ弦楽四重奏団

 録音:2021年6月5-6日 Budapest Unitarierkirche(ハンガリー)...1-15 2021年10月3日 Heilig Kreutz Kirche Stuttgart Sommerrain(ドイツ)...16

 ボヘミア出身、ドイツで活躍した作曲家レオポルド・ガスマンの室内楽作品集。
 ボローニャでジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニに師事したとされますが、詳細は分かっていません。
 イタリアの様式による22作の歌劇をはじめ、数多くの室内楽作品や宗教曲を書き、グルックの後継者としてウィーンに招かれ、1772年には宮廷楽長に任命されています。
 ガスマンの功績の一つに、1765年、旅行先のヴェネツィアで サリエリの才能を見抜き、ウィーンに連れて行き教育を施したことが挙げられます。
 現在では彼の歌劇を耳にする機会があまりありませんが、存命中には高い人気がありました。
 このアルバムに収録された作品中、2つの五重奏曲は大ヒットした歌劇《アモールとプシュケー》からとりわけ人気が高かったアリアを編曲したもの。
 他の作品も彼を重用した皇帝ヨーゼフ2世のお気に入りでした。
 これらの美しい響きに富んだ作品に、名手ラヨシュ・レンチェスとその仲間たちが新しい息吹をもたらしています。
 
 

555540
¥2800
ウィリアム・スメザーゲル(1751-1836):序曲集第1集
 1. 序曲第1番 ニ長調 Op. 5 No. 1*
 2. 序曲第2番 変ロ長調 Op. 5 No. 2
 3. 序曲第3番 ト長調 Op. 5 No. 3*
 4. 序曲第4番 変ホ長調Op. 5 No. 4*
 5. 序曲第5番 へ長調 Op. 5 No. 5*
 6. 序曲第6番 イ長調 Op. 5 No. 6*
 *...世界初録音
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
ダグラス・ボストック(指揮)

 録音:2021年6月3-5日 GroBer Saal des CongressCentrum Pforzheim(ドイツ)

 イギリスの作曲家ウィリアム・スメザーゲルの作品集。ロンドンで洗礼を受け、1770年からオール・ハロウズ・バイ・ザ・タワー教会、1775年からはセント・メアリー・アット・ヒル教会、この2か所のオルガニストを同時に50年間にわたって務めるとともに、ロンドンの遊園地ヴォクソール・ガーデンズのオーケストラでヴィオラ奏者を務めていたことも知られています。
 この6つの序曲(シンフォニアと表記されることもあり)はヨーゼフ・ハイドンの作品を思わせる華麗な作品です。
 とりわけ第1番では管楽器に多彩な活躍の場を与え、ソリストとして目立たせています。他の曲もどれも魅力的でウィットに富んでいます。
 




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NAXOS

8.559926
¥1800
ピューリッツァー賞受賞作曲家
 ケヴィン・プッツ:マリンバ協奏曲/シティ/月の光


 マリンバ協奏曲(1997/2021改訂)
  1. I. Flowing / 2. II. Broad and deliberate /
  3. III. With energy
 4. シティ(2016)
 オーボエ協奏曲第2番 「月の光」(2018)
  1. I. Moonlight 2. II. Folly
  3. II. Air (The Eye Begins to See)

 ※全て世界初録音
ジス・ジン(マリンバ)...1-3
キャスリーン・ニードルマン(オーボエ)...5-7
ボルティモア交響楽団
マリン・オルソップ(指揮)

 録音:Joseph Meyerhoff Symphony Hall, Baltimore,Maryland(USA) 2021年6月3-4日...1-3 2016年4月15日(ライヴ)...4 2018年11月15日(ライヴ)...5-7

 2012年、歌劇《きよしこの夜》でピューリッツァー賞を受賞したアメリカの作曲家ケヴィン・プッツ。
 メトロポリタン・オペラ、フィラデルフィア管弦楽団を含む世界の主要な団体から作品を委嘱され、そのどれもが高く評価されています。
 このアルバムには、彼の学生時代の「マリンバ協奏曲」から最近書かれた「オーボエ協奏曲」までの3作品を収録。
 イーストマン音楽学校の大学院に在籍していたプッツが、マリンバ奏者の名倉誠人とコラボレーションを組み書き上げたのが1997年の「マリンバ協奏曲」。冒頭の変ホ長調の旋律は、彼が愛するモーツァルトの変ホ長調のピアノ協奏曲をモデルとしているといい、これをマリンバが装飾的に彩っていきます。
 第2楽章は弦楽器の伴奏でマリンバがエレガントに歌い、第3楽章では激しいダンスの中に第1楽章の旋律が回帰し、全体をまとめています。
 
 「シティ」はボルティモアという都市にインスパイアされたカーネギーホールとの共同作品。
 2015年4月に起きた「フレディー・グレイの死」による騒乱事件を含む、この街のさまざまな側面が万華鏡のように描かれています。
 2016年の大統領選挙をきっかけにプッツが覚えたという動揺と深い幻滅感、これを解消した映画「ムーンライト」の印象が作品の根底にあるという「オーボエ協奏曲」には、プッツの今の思いがこめられています。
 
 

8.574399
¥1800
モラヴィア出身
 ヴラニツキー:バレエ音楽『ずる賢い村娘』

 1-22. バレエ音楽『Das listige Bauernmadchen ずる賢い村娘』
  (1795年頃-1805)
 バレエ・ディヴェルティスマン『Vorstellungen』(1803年2月13日)
  23. 序奏 / 24. No. 1. アレグロ - メヌエット /
  25. No. 2. アンダンテ - アレグロ /
  26. No. 3. アレグロ・ノン・トロッポ /
  27. No. 4. アレグロ / 28. No. 5. マルチア /
  29. No. 6. テンポ・ディ・メヌエット
 30. クォドリベット(1803年2月13日) - 終幕のコントルダンス
 
 ※全て世界初録音
チェコ室内管弦楽団
パルドビツェマレク・シュティレツ(指揮)

 録音:2021年9月22-25日...1-22、9月26日...23-29、9月27日...30 The House of Music Pardubice(チェコ)

 モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。20歳の時にウィーンに移住し、ハイドンやモーツァルトと交流を深めウィーン楽壇における重要な作曲家になった彼は、皇帝フランツ2世の妻マリア・テレジアのお気に入りとなり、彼女からしばしば宮廷の祝典音楽や、舞台作品の作曲を依頼されました。
 このバレエ『ずる賢い村娘』もマリア・テレジアのコレクションの一つです。
 上演年は不明、台本も残っていませんが、フォークダンス風の生き生きとした音楽が魅力で、同時代の同じタイトルを持つ作品から類推すると、田舎を舞台にした恋の駆け引きを描いた作品だったと思われます。
 バレエ・ディヴェルティスマン『Vorstellungen(想像力、演技などの意味)』は1803年の皇帝の誕生日のための作品。
 こちらもシナリオは残っていませんが、ニ短調の重々しい序奏に始まり、ドラマティックで多彩なパントマイムが繰り広げられたものと推測されています。
 『クォドリベット』も同じ日のための作品で、ここには最後のコントルダンスのカラフルな音楽が収録されています。
 
 


8.555228
¥1800
エドワード・ジャーマン:交響曲第2番/ウェールズ狂詩曲
 交響曲第2番 イ短調 「ノリッジ」(1893)
  1. I. Andante maestoso - Allegro molto
  2. II. Andante con moto (sostenuto)
  3. III. Allegro scherzando
  4. IV. Andante marcato - Allegro molto
 5. 交響組曲 ニ短調 「リーズ」- 第2曲 優美なワルツ(1895/1915改訂)
 6. ウェールズ狂詩曲(1904)
アイルランド国立交響楽団
アンドルー・ペニー(指揮)

 録音:1994年3月29-30日 National Concert Hall, Dublin(アイルランド)
 MARCO POLO 8.223726より移行盤

 英国シュロップシャー州ホイットチャーチで生まれた作曲家エドワード・ジャーマン。
 彼は《トム・ジョーンズ》(NAXOS 8.660270)や《メリー・イングランド》(組曲は8.555171に収録)などの舞台作品で成功を収め、コミック・オペラの大家アーサー・サリヴァンの後継者として認められるほどに高く評価されましたが、彼自身の創作の原点は管弦楽作品にありました。
 当時のイギリスではそれほど一般的ではなかったフランスやロシア音楽の様式をいち早く取り入れた彼の作品は、どれも傑出した仕上がりを見せており、とりわけ「ノリッジ」は19世紀末英国を代表する交響曲の一つと言えるでしょう。
 「優美なワルツ」は長大な演奏会用組曲「リーズ」の中の1曲で、サックス、ハープが効果的に用いられたテンポの速いワルツです。
 またジャーマン作品のなかでも演奏機会の多い「ウェールズ狂詩曲」は、1904年のカーディフ音楽祭のために書かれた曲。
 切れ目なく演奏される4つの部分で構成され、ジャーマン自身も愛した、この地域に伝わる民謡が効果的に用いられています。
 
 

8.579114
¥1800
Raizes ポルトガルの弦楽四重奏曲集
 エルリコ・カラパトゾ(1962-):
  Llacos, contradancas e descantes
   ラソス、コントルダンスとデスカンテ(2016)
    1. No. 1. Searas / 2. No. 2. Rabatida / 3. No. 3. Ninho /
    4. No. 4. Encomendacao / 5. No. 5. Malhadas
 テルモ・マルケス(1963-):Ilhas Afortunadas 幸福の島(2016)
   6. I. Mare nostrum / 7. II. Baile da meia volta /
   8. III. Conde da Alemanha / 9. IV. Charamba
  セルジオ・アゼヴェード(1968-):
   Popularuskia I ポプラルスキア I(2017)
    10. No. 1. Quodlibet: Quase um madrigal
     (ジョリー・ブラガ・サントスの思い出に)
    11. No. 2. Rimanco(ジョリー・ブラガ・サントスの思い出に)
    12. No. 3. Nao se me da que vindimem I
     (フェルナンド・ロペス=グラーサの思い出に)
    13. No. 4. Nao se me da que vindimem II
     (ベーラ・バルトークの思い出に)
    14. No. 5. O o menino o
     (私の友人、エウリコ・カッラパトソのために)
  フェルナンド・C・ラパ(1950-):
   Suite Mirandesa ミランダ組曲(弦楽四重版)(2017)
    15. I. Por beilar el pingacho /
    16. II. Mirandum se fui a la guerra /
    17. III. Cum ro-ro / 18. IV. Senhor Galandum
  全て世界初録音
マトジニョシュ弦楽四重奏団
【メンバー】
 ビクトル・ビエリラ(第1ヴァイオリン)
 フアン・カルロス・マッジオラーニ(第2ヴァイオリン)
 ホルヘ・アルベス(ヴィオラ)
 マルコ・ペレイラ(チェロ)

 録音:2020年9月21-23日 Igreja da Cartuxa, Caxias(ポルトガル)

 アルバムタイトルの「Raizes」とは、ポルトガル語の「ルーツ」の意。
 このアルバムに収録されているのは、全てマトジニョシュ弦楽四重奏団の委嘱による新作で、ポルトガルの伝統的な民謡の旋律や、舞曲、物語からインスピレーションを得た作品が並びます。
 ゆったりとした哀愁漂う旋律と、軽やかな舞曲が交互に置かれたカラパトゾの「ラソス、コントルダンスとデスカンテ」とラパの「ミランダ組曲」はどちらも北ポルトガルに伝わる舞曲と物語が元になったもの。
 幾分現代的なハーモニーが楽しいマルケスの「幸福の島」のルーツはアゾレス島とマデイラ島の神話であり、アゼヴェードの「ポプラルスキア I」は民俗音楽の研究で知られるロペス=グラサとベーラ・バルトークらの思い出に捧げられた作品です。
 
 


8.574426
¥1800
A.ルビンシテイン:6つの前奏曲/6つの練習曲
 6つの前奏曲 Op. 24(1854)...全曲の世界初録音
  1. 第1番 変イ長調 / 2. 第2番 ヘ短調 / 3. 第3番 ホ長調 /
  4. 第4番 ロ短調 / 5. 第5番 ト長調 / 6. 第6番 ハ短調
 6つの練習曲 Op.81(1870)
  7. 第1番 ヘ短調 / 8. 第2番 イ長調 / 9. 第3番 ト短調 /
  10. 第4番 ホ長調 / 11. 第5番 ニ短調 / 12. 第6番 変ホ長調
 13.「オンディーヌ」練習曲 Op. 1(1842)
 14. ピアノ練習曲 ハ長調(1868) ...世界初録音
マーティン・カズン(ピアノ)

 録音:2022年1月4-5日 Trinity Recital Hall, Trinity School, Croydon(UK)

 ロシア出身のアントン・ルビンシテインは、ピアニストとしてフランツ・リストと並ぶ名声を誇るとともに、協奏曲を含む数多くのピアノ曲を書き上げ、人気作曲家として世界中にその名を轟かせました。
 ロシア音楽に多大な貢献をしたにもかかわらず、ドイツ・ロマン派の流れを汲む保守的な作風は当時全盛を誇っていた「ロシア5人組」に受け入れられることがなく、賛否両論を巻き起こした彼の作品は次第に忘れられてしまいました。
 しかし、近年再評価が進み、交響曲や歌曲などの録音が増えています。
 このアルバムにはクララ・シューマンに献呈された「6つの前奏曲」と、ルビンシテインの高い技術と音楽性、そして彼自身の手の大きさがうかがえるダイナミックな「6つの練習曲」を中心に収録。
 そして、「オンディーヌ」練習曲は彼の初出版作品で、ハ長調の練習曲は世界初録音です。
 
 


8.574395
¥1800
15世紀の羊皮紙製写本
 ユニクム - 1470年代、ルーヴェンの新しい歌


 1. ワルター・フライ(1475年以前):Ave regina celorum
 2. 作者不詳:Ou beau chastel est prisonnier mon cueur
 3. バービニャン(1445-60頃活躍):
  Au travail suis que peu de gens croiroient
 4. ヨハネス・オケゲム(1410-97):
  Ma maistresse et ma plus qu'aultre amye
 5. 作者不詳:Par Malle Bouche la cruelle
 6. 作者不詳:Par Malle Bouche la cruelle
 7. 作者不詳:Donnez l'aumosne, chiere dame
 8. 作者不詳:Tousdis vous voit mon souvenir
 9. 作者不詳:En atendant vostre venue
 10. 作者不詳:Escu d'ennuy, seme de plours
 11. 作者不詳:J'ay des semblans tant que je vueil
 12. アレクサンドル・アグリコラ(1456頃-1506)もしくは作者不詳:
  Si vous voullez que je vous ame
 13. ジル・ド・バン・ディ・バンショワ(1400頃-60):
  Comme femme desconfortee
 14. 作者不詳:Vraiz amans pour Dieu supplies
 15. フィルミヌス・キャロン(1460-75頃活躍)もしくは
  アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-92):
   Cent mil escuz quant je vouldroye
 16. 作者不詳:Henri Phlippet, le vert me fais porter
 17. ビュノワ:Est il mercy de quoy l'on sceust finer
 18. 作者不詳:Helas mon cueur, tu m'occiras
 19. 作者不詳:Oublie, oublie
アンサンブル・レオネス(古楽アンサンブル)
【ヴォーカル】
 エルス・ヤンセンス=ファンミュンスター/
 グレース・ニューコム/
 テッサ・ロース
 ライティス グリガリス/
 マルク・モイヨン/
 ジェイコブ・ローレンス
バティスト・ロマン(ルネサンス・ヴァイオリン/中世フィドル)
エリザベス・ラムゼイ(ヴィオラ・ダルコ)
マルク・レヴォン(指揮/テノール/リュート/シターン)

 録音:2021年7月15-17日 Evangelische Kirche St. Leodegar, Grenzach(ドイツ)

 2015年にルーヴェンのアラミレ財団によって発見された15世紀の羊皮紙製写本には、これまで知られていなかった12曲の無名のシャンソンが含まれていました。
 これは恐らく1470年頃にロワール渓谷で写されたと思われる写本で、アラミレ財団はベルギー政府にこの重大な発見を伝え、現在は財団本部のあるルーヴェンのパーク修道院に保管されています。
 この写本は開いた状態でも120㎜×170㎜ととても小さく、収録数も50曲とそれほど多くありません。
 ほとんどが作者不詳で、三声のために書かれており、同じころに遠く離れたサヴォワで作られたシャンソニエ・コルディフォルム(ハート形のシャンソン集)に近い内容を持っています。
 演奏するアンサンブル・レオネスは以前このシャンソニエ・コルディフォルムからの曲も録音しており(8.573325)、今回もア・カペラから器楽とのアンサンブルまでさまざまな演奏の可能性を探求しています。
 




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PARADIZO



PA0020
¥2800→\2590
スキップ・センペ/レゾナンス・コンソート
 英国ルネサンスのリコーダー・コンソート集

 第1のコンソート
  1. イングランド王ヘンリー8世(1491-1547): Consort コンソート
  2. ヘンリー8世: Taunder Naken ライン河のほとりアンデルナハで
  3. ヒュー・アシュトン(1485頃-1558):
   Hugh Ashton's Maske ヒュー・アシュトンのマスク
 第2のコンソート:
  ダウランド『ラクリメ、または七つの涙ほか』(1604)より
   4. ジョン・ダウランド(1563-1626):
    Lachrimae Antiquae いにしえの涙
   5. ダウランド: Captaine Digorie Piper his Galiard
    ダイゴリー・パイパー大尉のガリアード
   6. ダウランド: The Earle of Essex Galiard エセックス伯のガリアード
   7. ダウランド: Mrs. Nichols Almand ニコル嬢のアルマンド
   8. ダウランド: M. George Whitehead his Almand
    ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド
 第3のコンソート
  9. トバイアス・ヒューム(1569頃-1645): A Maske マスク
   /The Earle of Sussex delight サセックス伯の喜び
  10. 作者不詳(『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』より):
   Muscadin マスカディン
  11. 作者不詳(『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』より):
   The Irish Ho Hoane アイリッシュ・ホー・ホーン
 第4のコンソート
  12. ウィリアム・バード(1540頃-1623): Browning ブラウニング
   /The Leaves by Green 葉よ生い茂れ
  13. アルフォンゾ・フェラボスコ2世(1575-1628):
   Four Notes Pavan 四つの音によるパヴァーン
  14. トーマス・レイヴンズクロフト(1588頃-1635):
   Remember O Thou Man おお人よ、忘れるなかれ
  15. レイヴンズクロフト: The Three Ravens 3羽の大鴉
 第5のコンソート
  16. 作者不詳(『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』より):
   Praeludium プレルディウム
  17. 作者不詳(『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』より):
   Watkins Ale ワトキンズのエール
  18. ヒューム: My joyes are coming 楽しみが次々訪れる
   /The Lady of Bedfords Delightベッドフォードの奥方の喜び
 第6のコンソート
  19. クリストファー・タイ(1505頃-1572頃):
   In Nomine 'Crye' イン・ノミネ「呼び声」
  20. ジョン・ボールドウィン(1560-1615): A Browning ブラウニング
  21. ヘンリー・ストニングズ(生歿年不詳、16世紀末~17世紀初頭に活躍):
   Brownings my Dear 愛しきブラウニング
 第7のコンソート:ホルボーン
  『パヴァーン、ガリアード、アルメインおよびその他の商品集』(1599)より
   22. アントニー・ホルボーン(1545-1602):
    Pavan. Spero パヴァーン「スペロウ(わたしは期待する)」
   23. ホルボーン: Galliard. As it fell on a holie Eve 
    ガリアード「それは聖なる降誕祭前夜のことだったが」
   24. ホルボーン:
    Galliard. Heigh ho holiday ガリアード「ヘイ・ホー、休日だ」
   25. ホルボーン: Almaine. The Night Watch アルメイン「不寝番」
 第8のコンソート
  26. ジャイルズ・ファーナビー(1563頃-1640):
   For Two Virginals 2台のヴァージナルのために
  27. ロバート・ジョンソン(1583頃-1633): Alman アルメイン
  28. 作者不詳: Almande Guerre gay アルマンド「陽気な戦い」
   (『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』より)/
    Was not good King Solomonソロモン王が良くなかったことには
     (『ダブリン・ヴァージナル写本』より)
 第9のコンソート: ホルボーン
  『パヴァーン、ガリアード、アルメインおよびその他の小品集』(1599)より
   29. ホルボーン: Pavan. Heres Paternus パヴァーン「父方の子孫」
   30. ホルボーン: Galliard (#32) ガリアード(第32曲)
   31. ホルボーン: Galliard. Muy Linda
    ガリアード「ムイ・リンダ(とても愛らしい)」
   32. ホルボーン: Almaine. The Fruit of Love アルメイン「愛の果実」
   33. ホルボーン: Almaine (#57) アルメイン(第57曲)
   34. ホルボーン: Pavan Funerals パヴァーン「葬送」
レゾナンス・コンソート(古楽器使用)
 ジュリアン・マルタン、
 マリーヌ・サブロニエール、
 エヴォレーヌ・キーナー、
 ピエール・ボラーニョ、
 ブノワ・トイゴ
  (各種リコーダー)
スキップ・センペ、
オリヴィエ・フォルタン、
エマニュエル・フランケンベルフ
  (ヴァージナル、チェンバロ)

 録音: 2021年

 【意外に少ないリコーダー・コンソート音源に、痛快な英国古楽の新録音登場】
 ルネサンス期の英国で、ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴァイオル)と同じように合奏を愉しむ楽器として愛されていたリコーダー。
 高音部から低音部まで大小さまざまな同属楽器を集めた合奏は「ホール・コンソート」と呼ばれ、多くの作曲家たちの作例が当時そのような編成で実演されていたにもかかわらず、リコーダーのホール・コンソートを集めたアルバムは意外に多く出てきません。
 その渇を癒してあまりある新録音が、21世紀最高のチェンバロ奏者のひとりスキップ・センペのプライベートレーベルParadizoから登場。
 名手ジュリアン・マルタンを筆頭に、センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァガンテをはじめフランス語圏の一流アンサンブルで活躍をみせてきた俊才5人が聴かせるサウンドは、リコーダー同士の音が溶け合うコンソートならではの響きの妙もさることながら、各パートの動きが活発な曲ではそれぞれの個性や個々の音色の温もりが自由闊達に際立ち、平穏な古楽のイメージを良い意味で覆すスリリングな聴き応えに事欠きません。
 センペらが古雅な鍵盤の音色を響かせるトラックとの対比も絶妙のプログラムは、音楽ほか諸芸術の嗜みで知られる英国王ヘンリー8世やクリストファー・タイが手がけた16世紀の佳品の数々から「処女王」エリザベス1世の治世末期を彩った巨匠たちの有名作まで名品続々。
 この分野をよく知るリスナーも古楽ビギナーも必ずや惹かれるであろう要素がそこかしこに秘められた好企画です。
 





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RICERCAR



RIC449
(2CD)
¥4400→\3990
レオナルド・ガルシア・アラルコンのヘンデル・シリーズ第3作
ヘンデル:ソロモン

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  オラトリオ『ソロモン』HWV 67
イスラエルの王ソロモン...クリストファー・ロウリー(カウンターテナー)
シバの女王、遊女1...アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)
ファラオの娘、ソロモンの妻、遊女2...グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ)
祭司ザドク、神官、従者...マシュー・ニューリン(テノール)
レヴィ人...アンドレアス・ヴォルフ(バス)
ミレニアム・オーケストラ(古楽器使用)
ナミュール室内合唱団
レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮)

 録音: 2022年7月28日(ライヴ) グラン・マネージュ(ナミュール・コンサート・ホール)、ナミュール、ベルギー

 【充実編成と二重合唱が際立つヘンデル後期の傑作、欧州最前線の充実新録音登場】
 レオナルド・ガルシア・アラルコンのヘンデル・シリーズ第3作は『ソロモン』全曲。アルゼンチン生まれのアラルコンは、モンテヴェルディをはじめイタリアやスペインなど地中海諸国の声楽作品の解釈で際立った成果をあげ、近年はモーツァルトやヘンデルなどの傑作でも出色の演奏を聞かせています。
 世界的に知られた実力派集団ナミュール室内合唱団の信頼も厚く、同国の古楽レーベルRICERCARでは『サムソン』(RIC411)、『セメレ』(RIC437)とヘンデル後期大作の全曲録音を相次いで成功させてきました。
 その流れを受けての今回の新録音は1748年、名声の絶頂にあったヘンデルの新作オラトリオとして大きな成功を収めた『ソロモン』。
 2本ずつのトランペットとホルンを含む充実の管楽編成を動員、至るところ二重合唱が効果的な対話を聴かせる聴きどころに事欠かない大作を、俊才歌手たちの持ち味を引き出しながら充実した音の饗宴へと織り上げてゆくアラルコンの手腕は今回も痛快というほかありません。
 真の母親を見極めるソロモン王の裁きの場面をはじめ、通奏低音楽器一つ一つまで解像度の高い解釈を聴かせるレチタティーヴォも魅力たっぷり。
 有名な「シバの女王の入城」など器楽合奏はもちろん、全編を通じて古楽器オーケストラの自発性に満ちた演奏がたっぷり味わえるのも嬉しいところ。
 ヘンデル後期の起伏に富んだ音作りの深みに改めて気づかされる全曲録音です。

 
 



<LP>

 

CPO(LP)


555566
(LP)
¥2800
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」(パンフルート版)
 【Side A】
  1-3. 協奏曲 Op.8 No.1「春」 RV 269
  4-6. 協奏曲 Op.8 No.2「夏」 RV 315
 【Side B】
  7-9. 協奏曲 Op.8 No.3「秋」 RV 293
  10-12. 協奏曲 Op.8 No.4「冬」 RV 297
アンドレーア・チラ(パンフルート)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
ダグラス・ボストック(指揮)

 録音:2020年10月28-31日 GroBer Saal des CongressCentrum Pforzheim(ドイツ)
 ※このLPは既に発売されている555461(CD)から「四季」だけを抜粋、アナログ化したものです。

 誰もが知っているヴィヴァルディの『四季』に新風を吹き込む1枚が登場。
 このアルバムでは独奏ヴァイオリンのパートをパンフルートで演奏し、アルカイックな音色と文字通り息つく間もない驚愕のヴィルトゥオジティを披露しています。
 アンドレーア・チラは、ルーマニアのブカレストで生まれ、母国では「ナイ」と呼ばれるパンフルートの演奏に才能を発揮。
 ルーマニアの伝統音楽からオペラ・アリアやポップスに至るレパートリーを持ち、この楽器のスター的存在としてウィーンを拠点にヨーロッパで活躍しています。
 パンフルート用のアレンジは現代作曲家として活躍するカルロス・ピノ=キンタナによるもので、原曲のソロ・パートのポリフォニックな側面を強調し、パンフルートに適した調に移し、弦楽アンサンブルとのバランスに配慮することで、違和感のない仕上がりになっています。
 















1/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS

BIS SA 2579
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
クルト・ヴァイルの交響曲を
 HK・グルーバー率いるスウェーデン室内管弦楽団が録音!
スウェーデン室内管弦楽団
HK・グルーバー(指揮、ヴォイス*)
  クルト・ヴァイル(1900-1950):
   (1)音楽劇《銀の湖(Der Silbersee)》(1932-33)(抜粋)
    序曲
    第3番 セーヴェリンの歌「パン屋は夜明けにパンを焼く(Der Backer backt ums Morgenrot)」*
    「ちょっとした助言」の口頭による紹介(Spoken introduction to 'Was zahlen Sie‛&')」*
    第7番 宝くじ取次人の歌「ちょっとした助言のお代は?(Was zahlen Sie fur einen Rat)」*
   (2)一楽章の交響曲(1921)(交響曲第1番《ベルリン交響曲(Berliner Sinfonie)》
   (3)交響的幻想曲(1933-34)(交響曲第2番)

 クルト・ヴァイルの交響曲をHK・グルーバー率いるスウェーデン室内管弦楽団が録音!

 録音:2021年8月16-21日/オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、58'43
 制作・編集・ミクシング:マルティン・ナゴルニ/録音エンジニア:クリスティアン・シュタルケ/制作総指揮:ロバート・サフ

 SACDハイブリッド盤。
 オーストリアの作曲家、HK・グルーバー(1943-)は、クルト・ヴァイルの世界に心酔し、クルト・ヴァイル財団の名誉終身理事を務めています。
 『マンハッタン・ブロードキャスト』(BIS-1341)や『バスキング(大道芸)』(BIS-1781)など自作の録音で指揮したスウェーデン室内管弦楽団との新しいアルバムでは、指揮者と歌手として、ヴァイルの3つの作品を演奏しています。

 《一楽章の交響曲》(交響曲第1番《ベルリン交響曲》は、ヴァイルが21歳の時、フェルッチョ・ブゾーニの修士課程で学んでいた1921年に作曲され、ヴァイルの死後、1958年2月12日にNDR 交響楽団によるハンブルクのラジオ放送で初めて演奏されました。
 ヨハネス・R・ベッヒャーの叙事劇『ArbeiterBauern Soldaten. Der Aufbruch eines Volkes zu Gott(労働者農民軍人. 人民の神への覚醒)』からインスピレーションを得て書かれたといわれます。
 ジェームズ・ホームズの校訂版による演奏です。

 《交響的幻想曲》(交響曲第2番)は、ヒトラーが権力を掌握しヴァイルがベルリンからパリに逃れる1933年3月までに第1楽章が書かれ、翌年2月、ルーヴシエンヌで全曲が完成されました。
 ブレヒトとの共同作業の最終作《七つの大罪(Die sieben Todsunden)》の引喩が散見され、「ラルゴ」の第2楽章をグルーバーは「一種の『葬送タンゴ』」とみなしています。
 1934年10月11日、ブルーノ・ワルター指揮コンセルトヘボウ管弦楽団により初演されました。

 音楽劇《銀の湖》は、古典的均整美とジャズ風リズムとメロディが融合した生気あふれる〈序曲〉と16のナンバーによる作品です。
 「ある冬の物語(EinWintermarchen)」の副題をもち、「食糧不足に苦しむ社会の現実と人々を社会不安から解放する奇跡の可能性の間をさまよう」ストーリーと歌詞を《ロシア皇帝は写真を撮らせ給う(Der Zar lasst sich photographieren)》など2作のオペラで共同したゲオルク・カイザーが執筆しました。
 ヴァイルがドイツを離れる前に完成。1933年2月18日にライプツィヒとエアフルトとマグデブルクで同時初演されました。
 この抜粋では「パン屋は夜明けにパンを焼く」と「ちょっとした助言のお代は?」の2つの歌を、マグデブルク初演のエルンスト・ブッシュと、ヴァイル夫人のロッテ・レーニャの録音からアイデアを得て、グルーバーが歌っています。

 
 
 


BIS SA 2526
(SACD HYBRID)
¥2800
『コルネットと鍵盤楽器のための音楽』
 (1)ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1571-1630):ソナタ第3番
 (2)ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  カンツォーナ第3番《ラ・ルッケジーナ(ルッカの女)》
 (3)アンニーバレ・パドヴァーノ(1527-1575):第6旋法によるトッカータ
 (4)ダリオ・カステッロ(? - c.1658):ソナタ第1番
 (5)アンドレア・ガブリエーリ(c.1532/33-1585):
  「キ・ラ・ディーラ」によるフランス風カンツォン
 (6)ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(c.1580-1651):
  シンフォニア第13番
 (7)アンドレア・ファルコニエーリ(c.1585-1656):ラ・モナルカ(君主)
 (8)リッカルド・ロニョーニ(c.1550-before 1620):陽気な羊飼い
 (9)アンジェロ・ノターリ(1566-1663):ああ、いつもの情熱が燃えあがってくる
 (10)作者不詳:旅立ちの歌
 (11)ジローラモ・ダッラ・カーサ(d. 1601):ある日シュザンヌが
 (12)ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(1611-1688):
  第9旋法によるトッカータ第2番
 (13)ジョヴァンニ・マルティーノ・チェザーレ(c.1590-1667):
  ラ・フォッカリーナ
 (14)フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ(after 1580-after 1626):
  恋人よ、あなたは美しい
 (15)ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1571-1630):ソナタ第2番
 (16)ビアージョ・マリーニ(1594-1663):
  オルガンとヴァイオリンまたはコルネットのためのソナタ
セイチェント・ストラヴァガンテ
 【ダーヴィド・ブルッティ(コルネット)、
  ニコラ・ラモン(オルガン、チェンバロ)】

 コルネットの魅力がつまった注目盤!!セイチェント・ストラヴァガンテがルネサンスと初期バロックの音楽を演奏!

 [楽器 Cornetto: Straight Cornetto by Andrea Inghisciano 2019/Curved Cornetto by Paulo Fanciullacci 2018/
  Mute Cor-netto by Andrea Inghisciano/Organ: Anonymous Organ built in Venice around 1660/Regal: Nicola
  Ferroni 2017/Harpsichord: Romain Legros after Giovanni Battista Giusti, 1681]

 録音:(2)(3)(8)(10)-(15)2019年11月14-17日/パッロキアーレ・ディ・モンテ・サン・ジョヴァンニ教会(ボローニャ)、
  (1)(5)(6)(7)(9)2020年6月24&25日 サン・マルティーノ・ヴェスコヴォ教会(ヴェーシャ、ペルージャ)、
  (4)(16)2020年8月26&27日/サン・バルトロメオ教会(カプリーレ、ベッルーノ、イタリア)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、63'55
 制作・録音エンジニア:スタジオ・セイチェント(Studio Seicento)/編集:ダーヴィド・ブルッティ/
 ミクシング・マスタリング:トンマーゾ・カンチェッリエーリ/制作総指揮:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。ルネサンスの時代には声楽曲を楽器で演奏することがよく行われたと言われています。「言葉がないと、甘美な音楽に流れる感情はどう表現されるだろう」。
 このアルバムは、そうした「素晴らしくバロック的な思いつき」から作られました。
 フォンタナの2つの「ソナタ」、パドヴァーノとサルヴァトーレの「トッカータ」、カプスベルガーの「シンフォニア」などの間に、ヴェネツィアのオルガニスト、アドリアン・ガブリエーリが、アドリアン・ヴィラールトのシャンソン「Quila dira la peine de mon coeur(わが心の痛みを誰が語れよう)」を編曲した《「キ・ラ・ディーラ」によるフランス風カンツォン》といった曲をはさむプログラム。

 「セイチェント・ストラヴァガンテ Seicento Stravagante」(贅沢な17世紀)は、コルネット奏者のダーヴィド・ブルッティと鍵盤楽器奏者のニコラ・ラモンがルネサンスと初期バロックの音楽を演奏するために結成したデュオ。
 2018年6月のラヴェンナ音楽祭期間中にサン・ヴィターレ聖堂で3回のコンサートを行ってデビューし、高い評価を獲得しました。
 ブルッティはこのアルバムで、ストレート・コルネット、カーブド・コルネット、ミュート・コルネットの3種の楽器を使い分けています。

 
 





CANARY CLASSICS


CC 22
¥2800
シドニー交響楽団
スティーヴン・マッキーのオーケストラ作品、
 「美しき終わり」と「ムネーモシュネーの泉」

  スティーヴン・マッキー(1956-):
   (1)「美しき終わり」~ヴァイオリンとオーケストラのための
   (2)「ムネーモシュネーの泉」~オーケストラのための
(1)アントニー・マーウッド(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)
シドニー交響楽団

 打楽器の絶妙な音響効果!!
 米作曲家スティーヴン・マッキーのオーケストラ作品2篇。母に捧げた「美しき終わり」とギリシア神話に基づく「ムネーモシュネーの泉」

 録音:(1)2015年6月1-6日、(2)2017年8月21-26日/シドニー・オペラハウス・コンサートホール/DDD、ディジパック仕様、24bit / 96kHz、67'23

 アメリカの作曲家、ギタリスト、スティーヴン・マッキーのオーケストラ作品2篇。シドニー交響楽団の新作委嘱作です。

 ヴァイオリンとオーケストラのための「Beautiful Passing~美しき終わり(死)」は、2004年食道がんで亡くなった母を看病した経験を思い出し書き上げた作品。
 死期が迫る中、「スティーヴン、悲しまないで。私は素晴らしい人生を歩んだから。私は美しき終わり(死)を迎えたと、みんなに伝えてね」という、忘れられし母との会話を思い出し、悲しみを乗り越え、生命力に満ちた作品を書き上げました。
 ピアノを含む音響効果抜群の打楽器と、終始演奏されるヴァイオリン独奏が織りなす単一楽章約25分の作品。2度あらわれるヴァイオリンのカデンツァも非常に印象的です。
 現代音楽を得意とするイギリスのヴァイオリニスト、アンソニー・マーウッドが非常に美しく、時に荒々しく演奏しております。

 オーケストラのための「Mnemosyne's Pool~ムネーモシュネーの泉」は全5楽章、演奏時間約42分の作品。ギリシア神話に登場する記憶を神格化した女神であるムネーモシュネー。
 そのムネーモシュネーの泉を探してその水を飲み、転生に伴う忘却を免れなければならないとした、神話に基づくマッキーの意欲作です。

 
 




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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS



PDD 030
(2CD)
¥3100→\2890
ボリス・ベルマン(ピアノ)
 キエフ出身、ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):ピアノ作品集
ボリス・ベルマン(ピアノ)
 CD1
  (1)トリアーデ(1962)【I.文字/I.セレナーデ/III.シルバー・トーンの音楽】
  (2)エレジー(1967)
  (3)ピアノ・ソナタ第2番(1975)
  (4)ピアノ・ソナタ第3番(1977)【I.前奏曲/II.フーガ/III.後奏曲】
 CD2
  (5)ピアノのための小品集「キッチュな音楽」(1977)
   【I.アレグロ・ヴィヴァーチェ/II.モデラート/III.アレグレット/IV.モデラート/V.アレグレット】
  (6)後奏曲 Op.5(2005)*
  (7)5つの小品 Op.306(2021)
   【I.パストラーレ/II.セレナーデ/III.パストラーレ/IV.ワルツ/I.パストラーレ】*
  (8)3つの小品(2022年3月、ベルリン)【I.エレジー/II.シャコンヌ/III.パストラーレ】(世界初録音)*
 *=ピアノの蓋を閉じて演奏

 作品に込められた平和への祈り。キエフ出身の現役作曲家シルヴェストロフのピアノ作品を半世紀以上の友情で結ばれたボリス・ベルマンが演奏。

 セッション録音:2022年6月6-9日/クーヴァン・デ・ジャコバン、メゾン・ジャボ、ボーヌ(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 キエフ(キーウ)出身の現役作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-)のピアノ作品を名手ボリス・ベルマンが録音しました。
 作曲家としてデビューした60 年代は前衛的な作風で評価されたものの、70 年代以降は調性の響きを用いた作風に転向し広く親しまれているようになったシルヴェストロフ。
 近年、彼の作品をこよなく愛する演奏家は数多くいますが、ボリス・ベルマンとの交友関係は半世紀以上前。60年来の大親友で今もゆるぎない友情で結ばれています。

 当アルバムは二人の音楽家が歩んだ人生そのものがつまったもの。
 録音前、二人はマヨルカ島で再会し、シルヴェストロフ助言のもと音楽の方向性を決めていきました。
 当録音では『後奏曲』『5つの小品』『3つの小品』の3篇は軽く柔らかい音で演奏してほしいというシルヴェストロフのリクエストからピアノの蓋を閉じて演奏しています。

 『3つの小品』は2022年3月、戦禍から逃れるためベルリンで書いた世界初録音曲。第2曲「シャコンヌ」はまるでヘンデルの「わたしを泣かせてください」を思わせる美しい旋律に力強さを併せ持った、平和への祈りを込められた作品。
 ベルマンがその思いを一音一音紡いでおります。

 「私がシルヴェストロフに初めて会ったのは1960年代。私はモスクワ、彼はキエフ、ともにソ連に住んでいました。その後、私は1973年にソ連を離れイスラエルに移住しましたが、パリのサル・コルトーで『トリアーデ』を弾いて以来、世界各地で彼の作品を弾き続けています。近年、彼の音楽が頻繁に演奏されるようになったのは喜ばしいことですが、私はこの60年間の彼の音楽スタイルの進化を示すためにもこのアルバムを完成させました」(ボリス・ベルマン)

 
 
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PDD 027
¥2800→\2590
ボリス・ベルマン(ピアノ)
「ブラームス:変奏曲とその他のピアノ作品集」

 ブラームス:
  (1)主題と変奏(弦楽六重奏曲第1番第2楽章による)Op.18B
  (2)創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1
  (3)ハンガリーの歌の主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-2
  (4)左手のためのシャコンヌ
  (5)アレグロ・コン・エスプレシオーネ「アルバムのページ」
ボリス・ベルマン(ピアノ)

 名手ベルマン円熟のブラームス!種々の変奏曲と左手のための「シャコンヌ」圧巻の演奏!

 セッション録音:2021年12月5-7日/クーヴァン・デ・ジャコバン、メゾン・ジャボ、ボーヌ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、56'55

 近年ブラームスの作品を集中的に録音しているピアニスト、ボリス・ベルマンが、変奏曲や左手のシャコンヌなど、ピアノ独奏作品5篇を収録しました。

 ボリス・ベルマンは1948 年生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師事し、1973年にイスラエルへ移住、1979年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行なうかたわらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けています。

 当演奏でも一音一音クリアに響かせながらも音に厚みがあり、流石名手と思わせる演奏です。「シャコンヌ」は今のベルマンでしか表現できない、孤高の音楽を聴かせます。

 
 





<メジャー・レーベル>

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DECCA


4853161
(4SACD Hybrid)
\15100→\13990

サー・ゲオルグ・ショルティ/ウィーン・フィル
 ワーグナー:楽劇《ジークフリート》


<DISC1>
01. 第1幕 前奏曲 02. 第1幕 第1場「何たる苦しみだ!」
03. 第1幕 第1場「ホイホー!ホイホー!噛みつけ!噛みつけ!」
04. 第1幕 第1場「この通りに砕けてしまった」 
05. 第1幕 第1場「俺はお前を乳呑み子の時から育てたんだ」 
06. 第1幕 第1場「お前は俺にいろいろ教え」
07. 第1幕 第1場「ある時森で一人の女が呻きながら」
08. 第1幕 第1場「お前はこのかけらを俺のためにつなぐんだ」 
09.第1幕 第1場「行っちまった!」 10. 第1幕 第2場「平安あれ、賢い鍛冶どの!」 
11. 第1幕 第2場「この炉端に腰を下ろして」
12. 第1幕 第2場「お前はもっと役立つことを聞くべきであったのだ」
<DISC2>
01. 第1幕 第2場「三回お前はわしに質問し」
02. 第1幕 第3場「忌々しい光だ」 03. 第1幕 第3場「おい、怠け者」
04. 第1幕 第3場「お前は一度も感じたことはないのか」
05. 第1幕 第3場「そのかけらをよこせ」 06. 第1幕 第3場「ノートゥング!ノートゥング!」
07. 第1幕 第3場「ホーホー!ホーホー!ホーハイ!」
08. 第2幕 前奏曲 09. 第2幕 第1場「夜の森の中で」
10. 第2幕 第1場「欲望の洞窟へ私は夜やってきた」
11. 第2幕 第1場「争いたいなら、わしではなく、ミーメと争え」
12. 第2幕 第1場「ファフナー!ファフナー!」
13. 第2幕 第1場「どうだ、アルベリヒ!失敗のようだな」
14. 第2幕 第2場「さあ目的地に着いたのだ!」
15. 第2幕 第2場「あいつが俺の父親じゃないとは何と嬉しいことだろう」
<DISC3>
01. 第2幕 第2場「だが、俺のお母さんは、どんなだったかなあ?」
02.第2幕 第2場「俺のお母さん、人間の女!」
03. 第2幕 第2場「俺の歌はすてきな奴を呼び寄せたらしい!」
04. 第2幕 第2場「お前は誰だ、大胆な男の子」
05. 第2幕 第2場「死んだ奴は教えてはくれない」
06. 第2幕 第3場「こんなに急いで抜け目なく」
07. 第2幕 第3場「お前たちが、何の役に立つのか」
08. 第2幕 第3場「やあ、ジークフリート!」
09. 第2幕 第3場「腹黒い大蛇目、お前もここだ」
10. 第3幕 前奏曲11.第3幕 第1場「起きろ、ヴァーラ」
12. 第3幕 第1場「力強く歌声が呼ぶ」
13. 第3幕 第1場「愚か者のお前の耳に叫ぼう」
<DISC4>
01. 第3幕 第2場「小鳥は飛んで行ってしまった!」
02. 第3幕 第2場「若者よ、お前はどこへ行こうというのか?」
03. 第3幕 第2場「大胆な若芽よ」 04. 第3幕 第2場「砕けた槍を持って臆病者は去って行くか?」
05. 第3幕 第3場「陽光明るい頂きの心地よい荒野だ!」
06. 第3幕 第3場「男ではない!」 07. 第3幕 第3場「太陽に祝福を!」
08. 第3幕 第3場「ああジークフリート!」
09. 第3幕 第3場「私の馬、グラーネがあそこにいますね」
10. 第3幕 第3場「私は永遠でしたし」

LP
 上記同収録曲を5LPに収録。
ヴォルフガング・ヴィントガッセン (テノール:ジークフリート)
ビルギット・ニルソン (ソプラノ:ブリュンヒルデ)
ハンス・ホッター (バス・バリトン:さすらい人)
ゲルハルト・シュトルツェ (テノール:ミーメ)
グスタフ・ナイトリンガー (バリトン:アルベリヒ)
クルト・ベーメ (バス:ファフナー)
マルガ・ヘフゲン (アルト:エルダ) 
ジョーン・サザーランド (ソプラノ:森の小鳥)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ

4852641
(5LP)
\22400

 ショルティ生誕110周年・没後25周年記念!

 デッカ・レーベルの総力を結集した史上最高の録音、ショルティによる《ニーベルングの指環》の2022年版リマスタリング!

 録音:1962年5月、10月、11月 ウィーン、ゾフィエンザール 

 ●レコード史上初の壮挙となった、ワーグナーの大作《ニーベルングの指環》のスタジオ全曲録音プロジェクトを担った指揮者、サー・ゲオルグ・ショルティの生誕110周年・没後25周年を記念して2022年にスタートした大プロジェクトの第3弾。
  ショルティが1958年から65年にかけて完成させた、史上初の《ニーベルングの指環》スタジオ全曲録音を計4作を随時リリース!
  歌手、オーケストラ、演奏、録音、等全てにおいて、録音から半世紀以上たった現在でも最高の永遠の記録です。

 ●この2022年リマスター盤では、オリジナルのステレオマスターテープから2022年に制作したDSDマスターを使用。
  元Emil Berliner Studiosのアンドリュー・ウェッドマンが監督し、テープはStuder A820マシンとWeiss ADコンバーター、そして出力を記録する独自のワークステーションで調整が行われました。
  一番古いテープで65年経過した38本のオリジナル・マスターテープの中には、編集修理や酸化膜剥離が必要なテープもありましたが、状態の悪いテープは、55℃で10時間焼成することで修復に成功し、24bit/192kHzの高解像度で新たにマスタリングを行いました。

 ●マスタリングは、1964年と1965年のオリジナル・レコーディング・セッションに関わり、1984年と1997年の2回のトランスファーの監督も行ったエンジニア、ジミー・ロックの下で修行を積んだ、DECCAエンジニアのフィリップ・サイニーが担当。
  テープヒスやノイズ除去には、iZotope RX-9 や CEDAR Retouch など、以前のプログラムよりもはるかに効果的で侵襲の少ない洗練されたツールが使用されており、ウィーン・フィルの金管楽器や弦楽器の輝かしい倍音をかつてないほど聴かせてくれます。

 ●SACDはハイブリッドSACD仕様。12インチ(LPサイズ)のスリップケースに全56Pのブックレットを封入。 314x315x15mm

 ●LPは180g重量盤5LP。こちらも12インチのスリップケースに全56Pのブックレットを封入。 314x315x28mm & 2.13kg

 
 







<国内盤> 


ONDINE(国内仕様盤)


NYCX-10378
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ全集
 ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78
  1. I. Vivace ma non troppo / 2. II. Adagio /
  3. III. Allegro molto moderato
 ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
  4. I. Allegro amabile
  5. II. Andante tranquillo - Vivace - Andante
  6. III. Allegretto grazioso (quasi Andante)
 ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
  7. I. Allegro / 8. II. Adagio /
  9. III. Un poco presto e con sentimento /
  10. IV. Presto agitato
 11. スケルツォ(F.A.E.ソナタより) WoO2
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ラルス・フォークト(ピアノ)

 録音 2015年8月24-26日 ブレーメン ゼンデザール
 2016年8月発売 ODE-1284の国内仕様盤化

 4年ぶりの再録音。深い共感が描き出す陰影と温かみを聴く。
 テツラフとフォークトは2002年に当アルバムと同一のプログラムをEMIに録音し(シュパンヌンゲン音楽祭でのライヴ)、キレのよいテクニック、様式感、流れの良さが相まって高く評価されました。
 当盤の原盤解説によれば14年を経て再録音に臨んだ理由は、二人とも演奏家として成長し、共演を重ねたことによってデュオとしての自在さも獲得したため「今や(2002年)当時とは別人のようで、ずっと多くのことを語れるから」としています。
 二人ともブラームスの音楽に順風満帆とはゆかない人生への内省を見出し、フォークトはこれらの作品演奏のポイントを「メランコリックな幸福感や朗らかな寂寥感といったパラドックス。それらを至福の響きで表現すること」と語り、そこがこの再録音の核心となっています。
 実際当盤では2002年録音に比べると各曲により多くの演奏時間をかけており、旋律の流れの良さだけでなく陰影や逡巡を感じさせる箇所をさりげなく強調する結果、音楽はより繊細緻密に響いて味わいを増し、多くの場面や情感が立ち上ってくるように感じられます。このデュオが到達した境地を示す記念すべき演奏です。
 
 原盤ブックレットには Friederike Westerhaus によるテツラフとフォークトへのインタビューが8ページにわたって掲載されており、今回の国内仕様盤解説書にはその全訳を掲載します。

 ※演奏時間の比較:第1番/第2番/第3番/スケルツォ
 EMI盤(2002年録音):25:19/18:52/19:52/5:02
 Ondine盤(2016年録音):26:45/20:01/20:39/5:26

 ※クリスティアン・テツラフ2023年来日公演
 リサイタル 3月5日(日) トッパンホール
 新日本フィルとのベルク:ヴァイオリン協奏曲 3月4日(土)すみだトリフォニーホール、6日(月) サントリーホール

 
 
 

NYCX-10379
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番-第8番
 ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op. 30 No. 1
  1. I. Allegro / 2. II. Adagio molto espressivo /
  3. III. Allegretto con variazioni
 ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30 No. 2
  4. I. Allegro con brio / 5. II. Adagio cantabile /
  6. III. Scherzo: Allegro / 7. IV. Finale: Allegro - Presto
 ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op. 30 No. 3
  8. I. Allegro assai
  9. II. Tempo di minuetto, ma molto moderato e grazioso
  10. III. Allegro vivace
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ラルス・フォークト(ピアノ)

 録音 2020年8月31日-9月2日 ゼンデザール、ブレーメン(ドイツ)
 2021年10月発売 ODE-1392の国内仕様盤化

 テツラフのベートーヴェン・ソナタ初録音。記念の年に選んだ3曲に聴く「人間ベートーヴェン」への共感。
 バッハからブラームスに至るドイツ音楽をレパートリーの中心とし、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に至っては3度も録音しているテツラフですが、そのヴァイオリン・ソナタの録音は当盤までありませんでした。
 作曲家の生誕250年に選ばれたレパートリーは「春」でも「クロイツェル」も第10番でもない、作品30の3曲。
 テツラフは原盤解説の中で、ベートーヴェンは交響曲第3番や第5番に感じるヒロイズムや闇から光への闘争と勝利のイメージが強いが、実際はユーモアもあれば庶民的な悲喜こもごもの感情があったとし、この作品30には彼の心の諸相が等身大で描かれていると感じて共感を深めたことを選曲理由に挙げています。
 第6番は晴朗な歌に満ちた作品で、モーツァルトやシューベルトのヴァイオリン曲に通じる雰囲気を持っています。
 第7番はベートーヴェンにとって特別な「ハ短調」で書かれ、感情の起伏が劇的に表現されています。とりわけ抒情的な第2楽章と、輝かしい勝利の代りに「嵐が降りかかってきたような」とフォークトが語る第4楽章の結尾は印象的。
 時に短調の陰影に傾きつつも、朗らかな躍動感に富む第8番についてテツラフは「人を悲しませるよりも幸福な気持ちにする芸術の方が偉大だ」と語っています。
 
 原盤ブックレットには Friederike Westerhaus によるテツラフとフォークトへのインタビューが9ページにわたって掲載されており、今回の国内仕様盤解説書にはその全訳を掲載します。

 ※クリスティアン・テツラフ2023年来日公演
 リサイタル 3月5日(金) トッパンホール
 新日本フィルとのベルク:ヴァイオリン協奏曲 3月4日(木)すみだトリフォニーホール、6日(土) サントリーホール

 
 





<映像>

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C MAJOR(映像)



80 7404
(Blu-ray)
¥5400→\4990
ブルックナー:交響曲第3&6番 /
 ティーレマン&ウィーン・フィル

  アントン・ブルックナー(1824-1896):
   交響曲第3番ニ短調 WAB103
    (1877年第2稿・ノーヴァク版)
   交響曲第6番イ長調 WAB106
  ボーナス映像《ディスカヴァリング・ブルックナー》
  各交響曲について
   (ティーレマンと音楽学者
    ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
KKC 9790
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6700

80 7308
(2DVD)
¥5400→\4990
KKC 9791/2
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6700

 ティーレマン&ウィーン・フィル。ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。交響曲中もっとも改訂稿の多い「第3番」&唯一改訂されていない「第6番」

 収録:2020年11月(第3番)、2022年4月(第6番)、ウィーン楽友協会(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9、1080i、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、BD50、[ボーナス映像]言語:ドイツ語、字幕:英韓日、Total time:181分、交響曲:123分、ボーナス:58分
 (2DVD)画面:16:9、NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、DVD9、[ボーナス映像]言語:ドイツ語、字幕:英韓日、Total time:181分、交響曲:123分、ボーナス:58分

 2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。C majorの映像によるブルックナー交響曲全集は、第5交響曲、そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾。
 ウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭で演奏された第7番を収録した第2弾。そして第3弾には、2019年にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番がリリースされ、さらにボーナス映像として、ティーレマンと音楽学者のヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話《ディスカヴァリング・ブルックナー》が各交響曲について収録されており、ブルックナーの交響曲への理解が一層深まり、映像全集完成に向け、ますます期待が高まっています。
 そして今回発売されるのは、交響曲第3番と第6番のカップリング。

 まずリヒャルト・ワーグナーに献呈されたことから「ワーグナー」とも呼ばれている交響曲第3番。
 この作品は彼の交響曲の中で最も数多く改訂されたものとして有名であり、ブルックナー自身、彼の協力者、後代の楽譜編纂者によって何度も改訂されています。
 1872年に第1稿が完成したものの初演は1877年まで持ち越されました。長い年月を要したのは、すでに第2番の初演をめぐって揉めていたウィーン・フィルが、第3番の初演にも躊躇し、この作品を演奏不可能と判断したからです。
 そして1877年12月16日、ブルックナー自身が指揮をした初演は大失敗に終わり、この時の経験は彼の人生における最大の挫折の一つとなり、修正や改訂は13年後まで続けられ、大幅に縮約され再演された最終稿は成功を収めました。

 ティーレマンは本演奏で第2稿(1877年/ノヴァーク版)を使用しています。
 ティーレマンは版の選択について以下のように述べています。「演奏される機会の多い第3稿(1889年)は非常に簡略化されています。価値ある多くの要素が省略されて、非常に短くされてしまっているので第2稿を使用することに決めました。(中略)第1稿は、私自身は気に入っていますが、ワーグナーに大きな影響を受けつつ彼に捧げることで、ブルックナーは少しばかり自分を見失っていたのかもしれません。しかし第2稿の終わりでは再び自分自身のスタイルを見出したことがよく分かり、最も完成度が高い版といえるでしょう。」また、ブルックナー作品の楽譜の完全全集では独立して出版されている「1876年版アダージョ」は、今後ウィーン・フィルと録音する予定もあるとのこと。

 そして第3番と反して殆ど改訂されていない交響曲第6番。
 当時第4番の成功で背中を押されていたブルックナーでしたが、ウィーンの聴衆の反応は冷ややかなものがあり、彼の存命中には全曲演奏されることはなく(ウィーン・フィルが第2・3楽章を部分初演)、ブルックナーの死から2年後、グスタフ・マーラー指揮により、短縮版が演奏されただけでありました。
 とはいえこの第6番は、ブルックナーの全作品中、最も霊感と魅力に満ちた瞬間を持つ大胆で輝かしい作品。
 しかし多くの指揮者が取り上げる第4,7,8,9番と比べると、第1,2,3,6番というのは、まだまだ知り尽くされていない作品でもあります。
 ティーレマンも若い頃には実演に接する機会もなく、最初に第6番の演奏を聴いたのは、ムーティ指揮ベルリン・フィルだといいます。
 現在「ブルックナー指揮者」ともいわれるティーレマンでも、第6番の交響曲の演奏頻度多くはなく、今回改めてウィーン・フィルと作品を掘り下げることは、自身の発見の旅でもあったと語っています。
 















1/11(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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DYNAMIC



CDS-7960
(2CD)
¥3500→\3290
※DVD、Blu-ray同時発売
フィレンツェ五月音楽祭
 初々しい恋の物語
ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):歌劇《友人フリッツ》

  台本:ニコラ・ダスプロ
  原作:エミール・エルクマン&
   アレクサンドル・シャトリアン『友人フリッツ』
スゼル...サロメ・ジチア(ソプラノ)
フリッツ・コーブス...チャールズ・カストロノヴォ(テノール)
ベッペ...テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)
ダヴィッド...マッシモ・カヴァレッティ(バリトン)
フェデリコ...デイヴ・モナコ(テノール)
ハネゾー...フランチェスコ・サムエーレ・ヴェヌーティ(バス)
カテリーナ...カテリーナ・メルドレージ(ソプラノ)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)
指揮:リッカルド・フリッツァ

 録音:2022年3月1、3日 ズービン・メータ・ホール(フィレンツェ五月音楽祭歌劇場)

 【フィレンツェ五月音楽祭よりマスカーニの心温まる歌劇《友人フリッツ》お目見え!】
 舞台は19世紀後半のアルザスのとある街。若く裕福な農場主フリッツ・コーブスは独身主義のひとり者。
 友人の司祭ダヴィッドが結婚を勧めるものの、彼は聞く耳を持ちません。
 そこに挨拶にやって来た農場の娘、可憐なスゼルにいつしか心惹かれるフリッツ。やがてスゼルの結婚話が持ち上がると、彼の心は大きく揺らぎます...

 イタリア・オペラ史の中でヴェリズモ・オペラの嚆矢とされる《カヴァレリア・ルスティカーナ》で一躍脚光を浴びたマスカーニが、その次作として発表したのが《友人フリッツ》。
 この作品は、前作のシチリアの寒村で繰り広げられる男女の愛憎劇と打って代わり、豊かなアルザスの田園を舞台とする初々しい恋の物語です。
 主人公のフリッツ役に人気テノール、チャールズ・カストロノヴォ、恋人スゼル役にジョージア出身の伸びやかな美声ソプラノ、サロメ・ジチア、ズボン役ベッペを見事にこなすテレーザ・イエルヴォリーノら粒よりの歌唱陣に、日本でもおなじみの名匠リッカルド・フリッツァがフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団を振り、マスカーニならではの美しい旋律に満ちた心温まるオペラを表情豊かに描き出しています。

 本作は、フィレンツェ五月音楽祭の終身名誉指揮者ズービン・メータの功績を称え同劇場の中に新たに設けられたズービン・メータ・ホール(Sala ZubinMetha: 2021年12月落成)で行われた初めてのパッケージ(映像 / CD)向けの公演収録です。
 





IBS CLASSICAL



IBS142022
¥2700
マーラー:交響曲第4番 ト長調
 (C.ドミンゲス=ニエトによる室内楽版)

  交響曲第4番 ト長調
   1. I. Bedachtig, nicht eilen
   2. II. In gemachlicher Bewegung. Ohne Hast
   3. III. Ruhevoll
   4. IV. Sehr behaglich
 
  5. Rheinlegendchen ラインの伝説
  6. Das iridische Leben 浮世の生活
  7. Wer hat dies Liedel erdacht? この歌を作ったのは誰?

 全てカルロス・ドミンゲス・ニエトによる室内楽版
 世界初録音
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)...4-7
カメラータ・ガラ(室内オーケストラ)
【メンバー】
 ゴンサロ・ボーテ(第1ヴァイオリン)
 パトリシア・カバニージャス(第2ヴァイオリン)
 カルメン・ペレス(ヴィオラ)
 ノーラ・プラット(チェロ)
 シャビエル・ボイシャデル(コントラバス)
 サレタ・スアレス(フルート)
 パウ・ロドリゲス(オーボエ)
 マヌエル・ホダル(クラリネット)
 マリアナ・モスケラ(ファゴット)
 フランシスコ・ガルシア・ロメロ(ホルン)
 マイテ・ガルシア(ハープ)
 カロリナ・アルカラス(パーカッション)
アレハンドロ・ムニョス(指揮)

 録音:2021年9月7-9日 Auditorio Conservatorio Superior, Cordoba(スペイン)

 マーラーの作品群の中でも、比較的編成が小さく室内楽的な響きを持つ交響曲第4番。
 この作品を室内オーケストラ用に編曲した版は、シェーンベルクと同世代の作曲家エルヴィン・シュタインの1921年のものが良く知られていますが、この演奏は1972年生まれのスペインの指揮者カルロス・ドミンゲス=ニエトがアレンジした版を用いています。
 シュタイン版では切り詰めた弦と管楽器、パーカッションを使用し、不足する音を補うためにピアノ、ハルモニウムを使用しますが、こちらはピアノとハルモニウムを用いず、シュタイン版では用いられないファゴット、ホルン、ハープを使うことで軽やかで天国的な響きを描き出しています。
 演奏は2006年に創設されたスペインのカメラータ・ガラ。詩人で作家のアントニオ・ガラの名を冠した室内オーケストラで、指揮者アレハンドロ・ムニョスのもとスペイン全土で100回以上のコンサートを行い数多くの賞を受賞しています。
 ヨーロッパの歌劇場で活躍するラケル・ロヘンディオが第4番の終楽章と3つの歌曲で美しい声を披露しています。

 
 
 

IBS152022
¥2700
EN ESTIL POPULAR 人気のスタイルで
 現代作曲家による管楽アンサンブル編曲集
ムーンウィンズ
ジョアン・エンリク・リュナ(指揮)
  マヌエル・パラウ(1893-1967)/ダニエル・ブランコ編曲:Suite en estil popular
   組曲「人気のスタイルで」
    1. I. Allegro non troppo / 2. II. Scherzo, molt animat / 3. III. Canco / 4. IV. Final
  サルバドール・ヒネル(1832-1911)/ダニエル・ブランコ編曲:
   5. Capricho instrumental 器楽によるカプリッチョ
  トマス・ブレトン(1850-1923) / ミケル・オルテガ編曲:
   Fantasia sobre La verbena de la Paloma 《パロマの前夜祭》による幻想
    6. I. Allegro animato / 7. II. Tempo lento de Habanera / 8. III. Tempo di vals moderato / 9. IV. Rondo
  フランソワ・クープラン(1668-1733)/セザール・カーノ編曲:
   La Bondissante et La Couperin「跳躍」と「ラ・クープラン」
    10. I. La Bondissante / 11. II. La Couperin / 12. III. La Bondissante
  ビセンテ・マルティーン・イ・ソレル(1754-1806)/ヨハン・ネポムク・ヴェント(1745-1801)編曲:
   13. Una cosa rara 歌劇《椿事》 - フィナーレ

 録音:2022年7月18-20日 Auditorio de Rafelbunyol, Valencia(スペイン)

 18世紀後半から19世紀前半にかけて、管楽八重奏(2組のオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)のためにオペラの名旋律を編曲、演奏する「ハルモニームジーク」という形態が流行しました。
 貴族や富豪たちの食事の際の伴奏音楽として重用されるとともに、アマチュア演奏家たちが楽譜を買い求めるため、出版社としてもよいビジネスとなったのです。
 このアルバムには、バレンシアの管楽アンサンブル「ムーンウィンズ」がスペインの作曲家たちにアレンジを依頼した作品を収録。
 ジョアン・エンリク・リュナが率いるムーンウィンズは、ヨーロッパの主要なオーケストラで活動経験のある奏者たちによるアンサンブル
 。2006年、ソレールの《椿事》のディヴェルティメントの演奏で注目され、以降スペインを中心に活動の場を広げています。

 
 
 

IBS122022
¥2700
ロベルト・シエッラ(1953-):ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ第1番(2020)
  1. I. Rapido / 2. II. Lento con gran expresion /
  3. III. Mecanico / 4. IV. Salseado
 PIEZAS INTIMAS 親密な小品(2017)
  5. 1. Lento / 6. 2. Veloz / 7. 3. Ritimico / 8. 4. Brillante /
  9. 5. Veloz / 10. 6. Misterioso / 11. 7. Lento / 12. 8. Vivo
 ピアノ・ソナタ第2番(2020)
  13. I. Moderato / 14. II. Con delicada expresion /
  15. III. Vivo / 16. IV. Tiempo de marcha
 17. APHORISMS 格言(2020)
 ピアノ・ソナタ第3番 (2020)
  18. I. Movido / 19. II. Evocativo / 20. III. Intenso
アルフレード・オバジェス(ピアノ)

 録音:2022年3月13-16日 Auditorio Manuel De Falla,Granada(スペイン)

 1953年プエルトリコ生まれの作曲家ロベルト・シエッラ。巧みなリズムと色彩感あふれる響きを駆使したオーケストラ作品で世界的に注目されています。
 このアルバムには2020年に書かれた3つのピアノ・ソナタと「PIEZAS ÍNTIMAS 親密な小品」「APHORISMS 格言」の5作品を収録。
 特に3つのソナタについては、18世紀にソナタが生まれた中部ヨーロッパのスタイルから、今日のラテン・アメリカ及びカリブ海諸国の音楽の要素まで包摂した個性的なものとなっています。
 フラメンコ、サルサ、パソドブレやタンゴといった音楽が即興風のフレーズと混じり合い、予想の出来ない展開を聞かせます。
 アルフレード・オバジェスはベネズエラ生まれで、現代音楽と電子音楽を得意とするピアニスト。
 
 


IBS132022
¥2700
ARGENTINA アルヘンティーナ アルゼンチンの歌曲集 ソレダド・カルドーソ(ソプラノ)
キメイ・ウルキアガ(ピアノ)
 カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):
  1. El vaso (Poem by Gabriela Mistral) / 2. Riqueza (Poem by Gabriela Mistral) /
  3. Piececitos (Poem by Gabriela Mistral) / 4. Anhelo (Poem by Domingo Zerpa) /
  5. Noches de Santa Fe (Poem by Guiche Aizenberg) / 6. Mi vina de Chapanay (Poem by Leon Benaros)
 ジラルド・ジラルディ(1889-1963):Trece canciones argentinas
  13のアルゼンチン歌曲(Poems by Leopoldo Lugones)
   7. I. Lied del pajaro y la muerte / 8. II. Lied de la estrella marina /
   9. III. Lied del tesoro escondido / 10. IV. Lied del amor verdadero /
   11. V. Lied de los ojos amados / 12. VI. Lied de las manos amigas /
   13. VII. Lied del viento y de la fuente / 14. VIII. Lied de la boca florida /
   15. IX. Lied de la gracia triunfante / 16. X. Lied de la ciencia de amar /
   17. XI. Lied del misterio gentil / 18. XII. Lied de la eterna ventura /
   19. XIII. Lied del secreto dichoso
 20. ジラルディ:Danza irregular (Poem by Alfonsina Storni)
 21. ジラルディ:Cancion de cuna india (Poem by Ana Serrano)
 22. リア・シマグリア(1906-1998):Balada (Poem by Susana Calandrelli)
 23. シマグリア:Botoncito (Poem by Gabriela Mistral)
 エミリオ・デュブランク(1911-1990):
  Tres canciones de soledad 3つの孤独な歌(Poems by Hortensia Margarita Raffo)
   24. Por eso / 25. Mi sueno / 26. ?Por que?
 27. アルトゥーロ・ルッツァッティ(1875-1959):Coplas (Poems by Rafael Jijena Sanchez)

 録音:2021年8月7-9日 Auditorio Manuel de Falla,Granada(スペイン)

 アルゼンチン生まれのソプラノとピアニストが母国の5人の作曲家の歌曲を演奏したアルバム。
 同国のすぐれた文学作品から歌詞を採った作品を集めているとのこと。歌手のソレダド・カルドーソはバルセロナやクレルモン・フェランの声楽コンクールに入賞し、ソフィア王妃音楽大学でアルフレート・クラウスやテレサ・ベルガンサに学びました。
 テアトロ・レアルでの《フィガロの結婚》《ドン・カルロ》《マノン》をはじめとして多数のオペラに出演し、また古楽のレパートリーを中心にALPHA、Glossa、HMF、NAXOSなどに録音があります。
 ヴィブラートをコントロールした透明感のある発声と、温かみのある声質が魅力です。

 
 





TOCCATA CLASSICS



TOCC-617
¥2400
エゴン・ヴェレス(1885-1974):室内楽作品集
 4つの小品 - 弦楽三重奏のために Op. 105(1969)
  1. No. 1 Moderato / 2. No. 2 Scherzando /
  3. No. 3 Largo / 4. No. 4 Molto tranquillo
 弦楽三重奏曲 Op. 86(1962)
  5. I. Molto sostenuto / 6. II. Vivace /
  7. III. Adagio / 8. IV. Allegro moderato
 4つの小品 - 弦楽四重奏のために Op. 103(1968)
  9. No. 1. Adagio / 10. No. 2. Agitato /
  11. No. 3. Lento / 12. No. 4. Allegretto
 クラリネット五重奏曲 Op. 81(1959)
  13. I. Allegro commodo / 14. II. Adagio / 15. III. Allegro vivace
 4つの小品 - 弦楽三重奏のために Op. 105(1971年版)
  16. No. 1 Moderato / 17. No. 2 Scherzando /
  18. No. 3 Largo / 19. No. 4 Molto tranquillo
 1-4、9-19...世界初録音
ガブリエラ・オパツカ=ボッカドーロ
 (ヴァイオリン)...9-15
ピーター・シグレリス
 (クラリネット)...13-15
ヴェレス・アンサンブル
【メンバー】
 ハルトムート・リヒター(ヴァイオリン)
 ラリツァ・ナイデノヴァ(ヴィオラ)
 エヴァ・ミゼルスカ(チェロ)

 録音:2020年10月13-15日 Holy Trinity Church, Weston, Hitchin,Hertfordshire(UK)

 ウィーン出身の作曲家、音楽学者エゴン・ヴェレス。
 ウィーン大学でアドラーに音楽学を学びながら、個人的にシェーンベルクに対位法を学び、並行してバロック・オペラやビザンチン様式の音楽の研究にも没頭、1920年にはシェーンベルクの伝記も執筆したほどの才人です。
 彼は作風を刻々と変化させ、最終的には調性感の薄いものへと推移していきました。
 このアルバムには1959年から1971年にかけての晩年の室内楽を収録。どれも無調によるドラマティックな作品です。
 とりわけヴェレスのこだわりが発揮されているのが「弦楽三重奏のための4つの小品」で、1969年の初稿版に加え、1971年の改訂版を収録。細部の違いを確かめるのも楽しいことでしょう。
 
 


TOCC-666
¥2400
アンリ・リトルフ(1818-1891):ピアノ作品集 第1集 ティンヨウ・ジアン(ピアノ...Steinway D)
 6つのアラベスク Op. 65(1854年出版)
  1. No. 1. Heimgedenken / 2. No. 2. Polen / 3. No. 3. Sehnsucht /
  4. No. 4. Der Gondolier / 5. No. 5. Erwartung / 6. No. 6. Frohes Wiedersehn
 6 Opuscules 6つの小品 Op. 25(1846年出版)
  7. No. 1. Tarantelle calabraise タランテッラ・カラブリア /
  8. No. 2. 2 Vagabondes-Polkas 2つのさすらいのポルカ - I /
  9. No. 2. 2 Vagabondes-Polkas 2つのさすらいのポルカ - II /
  10. No. 3. La Mazourka マズルカ / 11. No. 4. Valse styrienne ヴァルス・スティリエンヌ /
  12. No. 5. Polonaise brillante 華麗なポロネーズ / 13. No. 6. Bolero ボレロ
 14. Invitation a la Polka ポルカへの勧誘 Op. 31(1846年出版)
 15. La Mazurka マズルカ Op. 109(1861)
 16. Valse elegante エレガントなワルツ Op. 107(1861年出版)
 17. Une fleur du bal 舞踏会の花 Op. 77(1853年出版)
 18. Scherzo スケルツォ Op. 115 (1862年出版)
 全て世界初録音

 録音:2022年7月11日 The Margot and Bill Winspear Performance Hall of Murchison
  Performing Arts Center at the College of Music,University of North Texas, Denton(USA)

 イギリスで生まれフランスで活躍したロマン派のピアニスト・作曲家アンリ・リトルフ。ヴァイオリニストの父から音楽を学び、12歳の時に無償でイグナツ・モシェレスに弟子入りし、コヴェント・ガーデンでデビュー。
 その後フランスへ移住。ピアニスト、指揮、出版業などでヨーロッパ各地で活躍し、ハンス・フォン・ビューローは彼のことを「イギリスのリスト」と称したそうです。
 リトルフはピアノのための作品を数多く遺しましたが、現在では一部を除きほとんど演奏されることはありません。
 このシリーズでは、リトルフのヴィルトゥオーゾ的なサロン風の小品が存分に楽しめます。
 第1集にはアラベスクやポルカ、マズルカ、ワルツなどの性格的な舞曲を収録。
 演奏はチベット出身のティンヨウ・ジアンが担当。中国とアメリカを中心に活躍する期待の新人です。
 
 

TOCC-668
¥2400
リヴィア・テオドレスク=ショケニア(1959-):管弦楽作品集
 Archimedes Symphony アルキメデス・シンフォニー(2006–11)
  1. I. The Assault on Syracuse –
  2. II. Noli tangere circulos meos (Do not touch my circles) –
  3. III. The Burning Mirrors of Archimedes –
  4. IV. Elegy at the Tomb of Archimedes –
   The Sphere and theCylinder
 Rite for Enchanting the Air –
  フルート(複数の)とオーケストラのための協奏曲(1998)
   5. I. Largo –6. II. Mosso agitato –
   7. III. Piu mosso –8. IV. Adagio
 Mysterium tremendum –
  メゾ・ソプラノとオーケストラのためのカンタータ(2016)
   9. I. The Hymn of the Cherubim ケルビムの賛歌
   10. II. The Gospel of Matthew マタイのゴスペル
   11. III. Dies Irae ディエス・イレ
   12. IV. Recordare リコルダーテ
 全てライブ世界初録音
ピエール=イヴ・アルトー
 (フルート)...5-8
アントネラ・バルナット
 (メゾ・ソプラノ)...9-12
ルーマニア国立放送管弦楽団...1-8
ルーマニア放送室内管弦楽団...9-12
ヴァレンティン・ドニ(指揮)...1-4
アラン・タング(指揮)...5-8
クリスティアン・オロシャヌ(指揮)...9-12

 録音:「International Week of New Music」 ライヴ Mihail Jora Concert Hall of the Romanian RadioBroadcasting Company(ルーマニア) 2002年5月24日...5-8 2011年5月27日...1-4 2016年5月25日...9-12

 ルーマニアの作曲家、リヴィア・テオドレスク=ショケニアの作品集。
 交響曲、協奏曲、カンタータという3つのジャンルで彼女の個性を発揮しています。「アルキメデス・シンフォニー」は古代ギリシャの科学者アルキメデスの死から着想を得た作品。
 シラクサでの戦いの際、研究にふけっていたアルキメデスの最期の言葉「私の円をこわすな!」が第2楽章のモティーフになっています。
 他には目もくらむような音が乱舞するフルート協奏曲「Rite for Enchanting the Air 」、ビザンティン文化とカトリックの典礼の伝統を融合させた「Mysterium tremendum」の2曲を収録。
 どれもルーマニア民謡にルーツを持つ、どこか懐かしい肌触りを持つ作品です。
 
 

TOCC-678
(2CD)
¥2400
エイブラム・チェイシンズ(1903-1987):ピアノ独奏曲全集 マルガリータ・グレボフ(ピアノ...Steinway D)
 【CD1】
  前奏曲全集
   1-6.6つの前奏曲 Op. 10(1928) / 7-12. 6つの前奏曲 Op. 11(1928) /
   13-18. 6つの前奏曲 Op. 12(1928) / 19-24. 6つの前奏曲 Op. 13(1928)
 【CD2】
  ピアノ・プレイタイム(1951)
   1. I. Waltz of the Rainbow / 2. II. Banjo Boy / 3. III. Holiday Bells / 4. IV. By the Brook /
   5. V. Dancing Bagpipes / 6. VI. Tricky Trumpet / 7. VII. The Airplane
  マスター・クラス Op. 4
   8. I. Precocity / 9. II. Dualism / 10. III. Passionate Austerity (Procession) /
   11. IV. Gradus ad Palais Royale
  3つの中国の小品(1925年出版)
   12. No. 1. A Shanghai Tragedy / 13. No. 2. Flirtation in a Chinese Garden /
   14. No. 3. Rush Hour in Hong Kong
 Keyboard Karikatures 鍵盤のためのカリカチュール Op. 6(1925)
  15. I. Rachmaninoff ラフマニノフ / 16. II. Godowsky ゴドフスキー / 17. III. Bachaus バッカス
 18. Fairy Tale おとぎ話 Op. 16 No. 1(1931)/19. Narrative: Remembrance of Things Past
  物語:過去の事象の思い出 Op. 36 (1942)
  20. Etude Appassionato エチュード・アパッショナート(1925)
  21. Gluck-Chasins Melody グルック:「精霊の踊り」(A.チェイシンズ編)(1938)
  22. Schwanda Fantasy シュワンダ・ファンタジー(1940年出版)
 
 【CD1】1-4、6、8-12、16-18、20-24
 【CD2】2-3、7-11、15-17、20...世界初録音

 録音:2019年5月8日、7月19日 2020年1月31日、5月15日、2022年5月14日 Elsie and Marvin Dekelboum Concert Hall at theClarice Smith Performing Arts Center,University of Maryland, College Park, Maryland(USA)

 アメリカ音楽界に大きな足跡を残したエイブラム・チェイシンズのピアノ独奏作品全集。
 チェイシンズはニューヨークのマンハッタンに生まれ、ジュリアード音楽院でアーネスト・ハッチソンにピアノを、ルービン・ゴールドマークに作曲を学んだ後、カーティス音楽院でヨーゼフ・ホフマンに師事。
 1927年から20年間コンサート・ピアニストとして活動し、南北アメリカとヨーロッパで演奏。ガーシュウィンと四手連弾をしたこともあります。
 ロマン派音楽を得意とし、ショパンの録音は人気を博しました。著述家としても才能を発揮し、スコトコフスキーやクライバーンの評伝を執筆、またラジオ局で番組を持ち、著名な演奏家をトークの相手に招いてクラシック音楽の魅力を身近に伝えることに貢献しました。
 作曲家としては、"Flirtation in a Chinese Garden"と"Parade"(どちらもチェイシンズ自身による管弦楽版)がトスカニーニが初演の指揮をとった初のアメリカ人作品となり、また「アジアに行かずに書いた」という「3つの中国の小品」はホフマンやレヴィーンがアンコールにしばしば弾いたこともあってヒット作となりました。
 チェイシンズの作品はヴィルトゥオーゾ系ピアニストに人気があり、チェルカスキーやカツァリスも演奏しています。教育者としてもすぐれ、教え子の中にボレットや野島稔がいます。
 この2枚組にはチェイシンズのピアノ独奏曲を全て収録。出世作となった「3つの中国の小品」をはじめ、すべての長調と短調による「24の前奏曲」、親交のあったラフマニノフ、ゴドフスキーの音によるカリカチュールなどを聴くことができます。
 演奏はロシア系アメリカ人ピアニスト、マルガリータ・グレボフ。TOCCATACLASSICSにはリャプノフ(TOCC-218)とレヴィツキ(TOCC-334)のアルバムを録音しています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SCRIBENDUM



SC 838
(4CD)
¥4000→\3690
痛恨!発売中止!

ポール・パレー
 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団コレクション


 Disc 1
  リスト
   1.メフィスト・ワルツ第1番, Op.110/2 / 2.交響詩「前奏曲」/
   3.交響詩「マゼッパ」/ 4.交響詩「オルフェウス」
     録音: 1969年6月2-4日

 Disc 2
  歌劇「ル・シッド」より『バレエ音楽』
   1.Castillane / 2.Andalouse / 3.Aragonaise /
   4.Aubade / 5.Catalane / 6.Madrilene / 7.Navarraise
  ビゼー:カルメン組曲(全10曲)
   8.Les Toreadors / 9.Prelude / 10.Aragonaise / 11.Intermezzo /
   12.Les Dragons d'Alcala / 13.Marche des Contrebandiers /
   14.Habanera / 15.Nocturne / 16.La Garde Montante /
   17.Chanson Boheme (Danse Boheme)
  ビゼー:組曲「美しきパースの娘」
   18.Prelude / 19.Serenade / 20.Marche / 21.Danse bohemienne
     録音: 1977年5月22-24日

 Disc 3
  1.サン=サーンス :死の舞踏, Op.40/2.デュカス :魔法使いの弟子/
  3.サン=サーンス:交響詩「オンファールの糸車」, Op.31/
  4.ラヴェル:道化師の朝の歌/5.ラヴェル:ラ・ヴァルス
  ラロ:ノルウェー狂詩曲*
   6.Andantino; Allegretto / 7.Presto
     録音: 1977年5月22-24日(1&3),
      1969年10月(2, 4&5),1972年10月5日(6&7)

 Disc 4
  シャブリエ
   1.管弦楽のための狂詩曲「スペイン」
  田園組曲
   2.Idylle / 3.Danse villageoise / 4.Sous-bois / 5.Scherzo-valse
  ラロ:スペイン交響曲, Op.21*
   6.Allegro, ma non troppo / 7.Scherzando /
   8.Intermezzo / 9.Andante / 10.Rondo
     録音: 1969年10月(1-5),1972年10月3-4日(6-10)
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)*
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
ポール・パレー指揮

1969年~1977年ステレオ
晩年のモンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団を指揮したセッション録音。
原盤:コンサートホール・ソサエティ、エラート




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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 132
¥2900→\2690
クリュイタンス&フランス国立管の秘蔵音源!
 フランクの交響曲&ストラヴィンスキーの「火の鳥」

  (1)フランク:交響曲 ニ短調
  (2)ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
フランス国立放送管弦楽団

 ina初出音源。クリュイタンス&フランス国立管の秘蔵音源!フランクの交響曲&ストラヴィンスキーの「火の鳥」ステレオ音源!

 ライヴ録音:1959年6月19日/パリ、シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
 国内プレス

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
 好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出復刻、当アルバムには1959年6月19日、シャンゼリゼ劇場におけるクリュイタンス指揮、フランス国立放送管弦楽団のライヴ初出音源を収録しております!

 同公演前半のプログラム、ルジェ・ド・リール(ベルリオーズ編)のラ・マルセイエーズ、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(ギレリス)、J.S.バッハ(シロティ編)の前奏曲 ロ短調 BWV855a(ギレリス)は、altusレーベル(ALT-507)からリリースされていますが、この度Spectrum Soundから後半のプログラム、フランクの交響曲 ニ短調とストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」が完全正規初出でのリリースとなります。

 クリュイタンスらしいエレガントな表情は当演奏でもひと際輝いており、50代半ばの最も充実した時期の当ライヴも十分にご堪能いただけます。
 ステレオ音源での正規初出であることも大歓迎と申せましょう。

 ※日本語帯・解説は付きません。
 
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CDSMBA 133
¥2900→\2690
プレートルのブラ2(1968年/ステレオ)、
 クリュイタンスのブラ4(1959年/モノラル)

  (1)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
   (I.15'15+II.10'01+III.5'10+IV.8'54)
  (2)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
   (I.12'14+II.10'55+III.6'04+IV.9'40)
(1)ジョルジュ・プレートル(指揮)
 フランス国立放送管弦楽団
(2)アンドレ・クリュイタンス(指揮)
 フランス国立放送管弦楽団

 ina初出音源。プレートルのブラ2(1968年/ステレオ)、クリュイタンスのブラ4(1959年/モノラル)

 (1)ライヴ録音:1968年2月28日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
 (2)ライヴ録音:1959年2月19日/ジュネーヴ(モノラル)
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
 国内プレス

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
 好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出復刻、当アルバムには1968年2月28日、シャンゼリゼ劇場におけるプレートル指揮、フランス国立放送管弦楽団のブラームスの交響曲第2番(ステレオ)と1959年2月19日、ジュネーヴにおけるクリュイタンス指揮、フランス国立放送管弦楽団のブラームスの交響曲第4番(モノラル)の初出音源を収録。
 情熱あふれる40代半ばのプレートル、力強くも気品に満ちた50代半ばのクリュイタンス、二人の至芸を存分にお楽しみください!

 ※日本語帯・解説は付きません。



<メジャー・レーベル>

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DG


《エマーソン弦楽四重奏団~ドイツ・グラモフォン新録音全集》

4863260
(55CD)
\20000→\18990

 今シーズン解散する世界最高峰の四重奏団の、DGへの全録音を収めたCD55枚組BOX

 ●ニューヨークを拠点に世界最高峰の弦楽四重奏団として室内楽の世界をリードしてきたエマーソン弦楽四重奏団が2022/23年のシーズンで解散します。
  1976年に結成されてから47年間、バッハから現代作品まで幅広いレパートリーで活躍、1987年から専属契約を結んだドイツ・グラモフォンには多くの録音が行われました。
  今回それらすべての録音をまとめたCD55枚組BOXセットが発売されます。

 ●2016年に結成40周年を記念して発売されたBOXセット(CD51枚組+ボーナスCD)に、デッカ・ゴールドのアルバム『シャコンヌ、ファンタジア集/ブリテン&パーセル』、エフゲニー・キーシンとのニューヨーク・コンサート(2枚組)が追加されています。

 ●エマーソン弦楽四重奏団はその活動の中で、グラミー賞を9回、グラモフォン賞を3回、またエイヴリー・フィッシャー賞を室内楽の団体として初めて受賞しました。

 ●ブックレットにはRichard Evidonによるライナーノーツ、ヴァイオリニスト、ユージン・ドラッカーによる序文、多くの珍しい写真も掲載されています。

 ●「…フィリップ・セッツァーと私がジュリアード音楽院の2人の友人とともに四重奏団を結成した時、私たちはこれからどのような旅に出て行くのかまったく想像がつきませんでした…」(ユージン・ドラッカー)

 ●「このような音楽家たちと共にいることは人類にとっての希望となるに違いない」(『タイム』誌)

 ●ラスト・シーズンとなる今年、エマーソン弦楽四重奏団は10月にニューヨークのリンカーン・センターで最後の演奏となる3回のコンサートを行います(最終日は10月22日)。

 ※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。
 詳細は下記トラックリストでご確認いただけますようお願いいたします。
 
《エマーソン弦楽四重奏団~ドイツ・グラモフォン新録音全集》

《CD 1》
1) シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810『死と乙女』、2) ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95『セリオーソ』
  【録音】1987年、ニューヨーク/
《CD 2》
バルトーク:1) 弦楽四重奏曲第1番Sz.40、2) 弦楽四重奏曲第3番Sz.85、3) 弦楽四重奏曲第5番Sz.102
  【録音】1988年、ニューヨーク/
《CD 3》
バルトーク:1) 弦楽四重奏曲第2番Sz.67、2) 弦楽四重奏曲第4番Sz.91、3) 弦楽四重奏曲第6番Sz.114
  【録音】1988年、ニューヨーク/
《CD 4》
1) ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10、2) ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
  【録音】1984年、ニューヨーク/
《CD 5》
1) チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11、2) ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
  【録音】1984年、ニューヨーク/
《CD 6》
1) ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調『皇帝』Op.76 No.3、
 シューベルト:2) 弦楽四重奏曲第13番イ短調D804『ロザムンデ』、3) 弦楽四重奏曲第12番ハ短調D703『四重奏断章』
  【録音】1988年、ケルン(1)、1996年、ニューヨーク(2, 3)/
《CD 7》
1) ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135、2) シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D887
  【録音】1988年、ニューヨーク/
《CD 8》
1) ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96『アメリカ』、2) スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調『わが生涯より』
  【録音】1984年、ニューヨーク/
《CD 9》
1) ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51 No.1、2) シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.41 No.3
  【録音】1984年、ニューヨーク/
《CD 10》
モーツァルト:
1) フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285、2) フルート四重奏曲第2番ト長調K.285a、
3) フルート四重奏曲第3番ハ長調K.Anh.171(285b)、4) フルート四重奏曲第4番イ長調K.298、
5) ロンド ト長調(ピアノのためのロンドK.494からの編曲)
 【演奏】キャロル・ウィンセンス(フルート)
  【録音】1990年、ニューヨーク/
《CD 11》
プロコフィエフ:1) 弦楽四重奏曲第1番ロ短調Op.50、2) 2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.56、3) 弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.92
  【録音】1989年(1, 3)、1990年(2)、ニューヨーク/
《CD 12》
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D956
 【演奏】ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
  【録音】1990年、ドイツ/
《CD 13》
モーツァルト:1) 弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387、2) 弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
  【録音】1989年、ミュンヘン(1)、1990年、ニューヨーク(2)/
《CD 14》
モーツァルト:1) 弦楽四重奏曲第16番変ホ長調K.428、2) 弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458『狩り』
  【録音】1989年、ミュンヘン(1)、1988年、ケルン(2)/
《CD 15》
モーツァルト:1) 弦楽四重奏曲第18番イ長調K.464、2) 弦楽四重奏曲断片イ長調K.Anh.72(464a)、3) 弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465『不協和音』
  【録音】1991年(1)、1990年(2)、ニューヨーク、1988年、ケルン(3)/
《CD 16》
アイヴズ:1) 弦楽四重奏曲第1番『救世軍から』、2) スケルツォ『ホールディング・ユア・オウン』、
3) バーバー:弦楽四重奏曲第1番Op.11、4) アイヴズ:弦楽四重奏曲第2番、5) バーバー:ドーヴァー・ビーチOp.3
 【演奏】トーマス・ハンプソン(バリトン)(5)
  【録音】1990年(1, 3)、1991年(2, 4)、1992年(5)、ニューヨーク/
《CD 17》
1) ハービソン:弦楽四重奏曲第2番、2) ワーニック:弦楽四重奏曲第4番、3) シュラー:弦楽四重奏曲第3番
  【録音】1992年(1)、1991年(2, 3)、ニューヨーク/
《CD 18》
ドヴォルザーク:1) ピアノ五重奏曲イ長調Op.81、2) ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.87
 【演奏】メナヘム・プレスラー(ピアノ)
  【録音】1993年、ニューヨーク/
《CD 19》
ヴェーベルン:
1) 弦楽四重奏のための緩徐楽章(1905)、2) 弦楽四重奏のための5つの楽章Op.5、3) 弦楽四重奏曲(1905)、
4) 弦楽四重奏のための6つのバガテルOp.9、5) 弦楽四重奏のためのロンド(1906)、6) 弦楽三重奏のための楽章(遺作)(1925)、
7) 弦楽四重奏のための3つの小品(1913)、8) 弦楽三重奏曲Op.20、9) 弦楽四重奏曲Op.28
 【演奏】メアリー・アン・マコーミック(メッゾ・ソプラノ)(7)
  【録音】1992年(1, 2, 4)、1993年(3, 5, 9)、1994年(6-8)、ニューヨーク/
《CD 20》シューマン:1) ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44、2) ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
 【演奏】メナヘム・プレスラー(ピアノ)
  【録音】1993年、ミュンヘン/
《CD 21》
ベートーヴェン:1) 弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.18 No.3、2) 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18 No.1、3) 弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.18 No.2
  【録音】1994年(1, 2)、1995年(3)、ニューヨーク/
《CD 22》
ベートーヴェン:1) 弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.8 No.4、2) 弦楽四重奏曲第5番イ長調Op.18 No.5、3) 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調Op.18 No.6
  【録音】1995年(1)、1994年(2, 3)、ニューヨーク/
《CD 23》
ベートーヴェン:1) 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59 No.1『ラズモフスキー第1番』、2) 弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59 No.2『ラズモフスキー第2番』
  【録音】1994年、ニューヨーク/
《CD 24》
ベートーヴェン:
1) 弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59 No.3『ラズモフスキー第3番』、
2) 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74『ハープ』、3) 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95『セリオーソ』
  【録音】1994年(1, 3)、1995年(2)、ニューヨーク/
《CD 25》
ベートーヴェン:1) 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127、2) 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131
  【録音】1994年、ニューヨーク/
《CD 26》
ベートーヴェン:1) 弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132、2) 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
  【録音】1994年、ニューヨーク/
《CD 27》
ベートーヴェン:1) 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130、2) 大フーガOp.133
  【録音】1994年、ニューヨーク/
《CD 28》
1) エドガー・メイヤー:五重奏曲、2) ローレム:弦楽四重奏曲第4番『ピカソ』
 【演奏】エドガー・メイヤー(コントラバス)(1)
  【録音】1996年(1)、1997年(2)、ニューヨーク/
《CD 29》
1) モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581、
2) ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
 【演奏】デイヴィッド・シフリン(クラリネット)
  【録音】1997年(1)、1996年(2)、ニューヨーク/
《CD 30》
ショスタコーヴィチ:1) 弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.49、2) 弦楽四重奏曲第2番イ長調Op.68、3) 弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
  【録音】1999年、アスペン、アメリカ(ライヴ)/
《CD 31》
ショスタコーヴィチ:1) 弦楽四重奏曲第4番ニ長調Op.83、2) 弦楽四重奏曲第5番変ロ長調Op.92、3) 弦楽四重奏曲第6番ト長調Op.101
  【録音】1999年(1, 2)、1998年(3)、アスペン、アメリカ(ライヴ)/
《CD 32》
ショスタコーヴィチ:
1) 弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108、2) 弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110、
3) 弦楽四重奏曲第9番変ホ長調Op.117、4) 弦楽四重奏曲第10番変イ長調Op.118
  【録音】1998年、アスペン、アメリカ(ライヴ)/
《CD 33》
ショスタコーヴィチ:
1) 弦楽重奏のためのアダージョ、2) 弦楽四重奏のためのアレグレット、
3) 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.122、4) 弦楽四重奏曲第12番変ニ長調Op.133、4) 弦楽四重奏曲第13番変ロ短調Op.138
  【録音】1998年(1, 2)、1994年(3-5)、アスペン、アメリカ(ライヴ)/
《CD 34》
ショスタコーヴィチ:1) 弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ短調Op.142、2) 弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144
  【録音】1994年、アスペン、アメリカ(ライヴ)/
《CD 35》
ハイドン:1) 弦楽四重奏曲第35番ハ短調Hob.III:35、2) 弦楽四重奏曲第38番Hob.III:38、3) 弦楽四重奏曲第57番ト長調Hob.III:57、4) 弦楽四重奏曲第67番ニ長調Hob.III:63『ひばり』
  【録音】2000年(1, 2)、2001年(3, 4)、ニューヨーク/
《CD 36》
ハイドン:1) 弦楽四重奏曲第74番ト短調Hob.III:74『騎士』、2) 弦楽四重奏曲第76番ニ短調Hob.III:76 No.2『五度』、3) 弦楽四重奏曲第81番ト長調Hob.III:81
  【録音】2001年(1, 2)、2000年(3)、ニューヨーク/
《CD 37》
J.S.バッハ:フーガの技法BWV1080(弦楽四重奏版)
  【録音】2003年、ニューヨーク/
《CD 38》
ハイドン:十字架上の最後の7つの言葉Op.51
  【録音】2002年、ニューヨーク/
《CD 39》
メンデルスゾーン:
1) 弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13、2) フーガ変ホ長調(弦楽四重奏のための4つの小品Op.81より第4曲)、3) 弦楽四重奏曲第1番変ホ長調Op.12
  【録音】2004年、ニューヨーク/
《CD 40》
メンデルスゾーン:1) 弦楽四重奏曲第4番ホ短調Op.44 No.2、2) 弦楽四重奏曲第5番変ホ長調Op.44 No.3
  【録音】2004年、ニューヨーク/
《CD 41》
メンデルスゾーン:
1) 弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.44 No.1、2) カプリッチョ(弦楽四重奏のための4つの小品Op.81より第3曲)、
3) 弦楽四重奏曲第6番ヘ短調Op.80、弦楽四重奏のための4つの小品Op.81より4) 第1曲:主題と変奏、5) 第2曲:スケルツォ
  【録音】2004年、ニューヨーク/
《CD 42》
メンデルスゾーン:1) 八重奏曲変ホ長調Op.20(多重録音)、2) 弦楽四重奏曲変ホ長調
  【録音】2004年、ニューヨーク/
《CD 43》
1) グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調Op.27、2) ニールセン:アンダンテ・ラメントーソ『若き芸術家の棺の傍らで』、3) シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56『親愛なる声』
  【録音】2004年、ニューヨーク/
《CD 44》
ブラームス:1) 弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51 No.1、2) 弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51 No.2
  【録音】2007年(1)、2005年(2)、ニューヨーク/
《CD0 45》
ブラームス:1) 弦楽四重奏曲第3番変ロ長調Op.67、2) ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
 【演奏】レオン・フライシャー(ピアノ)(2)
  【録音】2005年(1)、2006年(2)、ニューヨーク/
《CD 46》
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集から4声のフーガ集(E.A.フェルスター編)
  【録音】2007年、ニューヨーク/
《CD 47》
1) ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番『クロイツェル・ソナタ』、2) マルティヌー:3つのマドリガル、3) ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番『ないしょの手紙』
  【録音】2008年、ニューヨーク/
《CD 48》
ドヴォルザーク:1) 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51、2) 弦楽四重奏曲第11番ハ長調Op.61
  【録音】2008年(1)、2009年(2)、ニューヨーク/
《CD 49》ドヴォルザーク:1) 弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97、2) 弦楽四重奏のための『糸杉』
 【演奏】ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)(1)
  【録音】2009年、ニューヨーク/
《CD 50》
ドヴォルザーク:1) 弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106、2) 弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105
  【録音】2009年(1)、2008年(2)、ニューヨーク/
《CD 51》
ベルク:1) 抒情組曲(弦楽四重奏全6曲版)、2) 悲嘆のラルゴ(抒情組曲より第6曲)、
3) ヴェレス:エリザベス・バレット・ブラウニングによるソネットOp.52、4) ツァイスル:来たれ、汝甘き死の時よ
 【演奏】ルネ・フレミング(ソプラノ)(2-4)
  【録音】2015年(1)、2014年(2-4)、マディソン、アメリカ/
《CD 52》
1) ブラームス:モテット『おお救世主よ、天を開け』Op.74 No.2、2) シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ、
3) ヤナーチェク:『草かげの小径にて』より『涙ながらに』、4) ヴォルフ:イタリア風セレナード、5) プッチーニ:弦楽四重奏曲嬰ハ短調『菊』、
6) ハイドン:『十字架上の最後の7つの言葉より』(リスニングガイド)、7) メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲より(リスニングガイド)
 【演奏】ユージン・ドラッカー(語り)
  【録音】2007年(1)、2005年(2)、2008年(3)、2001年(4, 5)、ニューヨーク、2004年、フランクフルト(6)、ロンドン(7)/
《CD 53》
パーセル:1) シャコンヌ ト短調、2) ファンタジア第6番ヘ長調、3) ファンタジア第8番ニ短調、
4) ブリテン:弦楽四重奏曲第2番ハ長調Op.36、
パーセル:5) ファンタジア第10番ホ短調、6) ファンタジア第11番ト長調、7) ブリテン:弦楽四重奏曲第3番ト長調Op.94
  【録音】2017年、アメリカ/
《CD 54》
1) モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478、2) フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
 【演奏】エフゲニー・キーシン(ピアノ)
  【録音】2018年、ニューヨーク(ライヴ)/
《CD 55》
1) ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81、2) ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
 【演奏】エフゲニー・キーシン(ピアノ)
  【録音】2018年、ニューヨーク(ライヴ)




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SONY



19658717392
(2CD)
\3500→\3290

フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)
ニューイヤー・コンサート2023

 14曲がニューイヤー・コンサート初登場

【第1部】
1. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『誰が一緒に踊るの?』 Op.251
2. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『英雄の詩』 Op.87
3. ヨハン・シュトラウス2世:『ジプシー男爵』のカドリーユ Op.422
4. カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ『心地よい夜に』 Op.488
5. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『元気に行こう!』 Op.386
【第2部】
6. フランツ・フォン・スッペ:喜劇的オペレッタ『イザべッラ』序曲
7. ヨーゼフ・シュトラウス:演奏会用ワルツ『愛の真珠』 Op.39
8. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ『アンゲリカ・ポルカ』 Op.123
9. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『さあ、逃げろ!』 Op.73
10. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ『上機嫌』 Op.281
11. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『いつまでも永遠に』 Op.193
12. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『まひわ』 Op.114
13. ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:バレエ『エクセルシオール』からグロッケン・ポルカとギャロップ
14. ヨーゼフ・シュトラウス:オーケストラ・ファンタジー『アレグロ・ファンタスティーク』 Anh.26b
15. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『水彩画』 Op.258

 他、アンコール曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン少年合唱団、
ウィーン少女合唱団(10)
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)
19658717439
(Blu-ray)
\5300→\4890
19658717429
(DVD)
\4800→\4490
 録音:2023年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール

 毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、5千万人が視聴するというビッグ・イベント。1939年に始まる75年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われています。
 2023年は、生粋のオーストリア人、フランツ・ヴェルザー=メストが2011年、2013年以来、10年ぶりに登場。ヴェルザー=メストはいまウィーン・フィルと最も関係の深い指揮者のひとりであり、曾祖父がシュトラウス一家が演奏会を催したカフェの経営者ということもあって、シュトラウスは血肉に入ったレパートリーです。
 演奏曲目は、何と収録予定曲15曲のうち14曲がニューイヤー・コンサート初登場。ウィーン・フィルの気概が見て取れます。もちろん定番のアンコール『美しく青きドナウ』『ラデツキー行進曲』も演奏予定です。

 フランツ・ヴェルザー=メストは1960年、オーストリアのリンツ生まれ。生地の音楽学校で学び、ヴァイオリニストを目指すも事故のため指揮者志望に転向、ミュンヘン音楽大学で研鑽を積みます。スウェーデンのノールショッピング響を皮切りに、ロンドン・フィル、チューリッヒ歌劇場のポストを歴任し、現在はクリーヴランド管弦楽団音楽監督。




<映像>

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DYNAMIC(映像)



DYNDVD37960
(DVD)
¥3900→\3590
※CD同時発売
フィレンツェ五月音楽祭
ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):歌劇《友人フリッツ》

 台本:ニコラ・ダスプロ
 原作:エミール・エルクマン&
  アレクサンドル・シャトリアン『友人フリッツ』
スゼル...サロメ・ジチア(ソプラノ)
フリッツ・コーブス...チャールズ・カストロノヴォ(テノール)
ベッペ...テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)
ダヴィッド...マッシモ・カヴァレッティ(バリトン)
フェデリコ...デイヴ・モナコ(テノール)
ハネゾー...フランチェスコ・サムエーレ・ヴェヌーティ(バス)
カテリーナ...カテリーナ・メルドレージ(ソプラノ)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)
指揮:リッカルド・フリッツァ


DYNBRD57960
(Blu-ray)
¥3900→\3590
※CD同時発売
NYDX-50280
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950
※CD同時発売

 演出:ロゼッタ・クッキ/舞台美術&衣装:ギャリー・マカン/照明:ダニエーレ・ナルディ/映像監督:マッテーオ・リケッティ
 収録:2022年3月1日、3日 ズービン・メータ・ホール(フィレンツェ五月音楽祭歌劇場)/収録時間:103分
 音声:イタリア語、PCMステレオ2.0/Dolby digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 画角:16/9 NTSC All Region、DVD...片面ニ層ディスク、Blu-ray...片面ニ層ディスク 1080i High Definition

 【フィレンツェ五月音楽祭よりマスカーニの心温まる歌劇《友人フリッツ》お目見え!】
 舞台は19世紀後半のアルザスのとある街。若く裕福な農場主フリッツ・コーブスは独身主義のひとり者。友人の司祭ダヴィッドが結婚を勧めるものの、彼は聞く耳を持ちません。
 そこに挨拶にやって来た農場の娘、可憐なスゼルにいつしか心惹かれるフリッツ。やがてスゼルの結婚話が持ち上がると、彼の心は大きく揺らぎます...

 イタリア・オペラ史の中でヴェリズモ・オペラの嚆矢とされる《カヴァレリア・ルスティカーナ》で一躍脚光を浴びたマスカーニが、その次作として発表したのが《友人フリッツ》。
 この作品は、前作のシチリアの寒村で繰り広げられる男女の愛憎劇と打って代わり、豊かなアルザスの田園を舞台とする初々しい恋の物語です。
 本上演のロゼッタ・クッキによる演出は、舞台をアルザスから20世紀中葉のアメリカの田園地方に置き換え、シックな舞台美術と相まって独特な雰囲気を醸成しています。
 主人公のフリッツ役に人気テノール、チャールズ・カストロノヴォ、恋人スゼル役にジョージア出身の伸びやかな美声ソプラノ、サロメ・ジチア、ズボン役ベッペを見事にこなすテレーザ・イエルヴォリーノら粒よりの歌唱陣に、日本でもおなじみの名匠リッカルド・フリッツァがフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団を振り、マスカーニならではの美しい旋律に満ちた心温まるオペラを表情豊かに描き出しています。

 本作は、フィレンツェ五月音楽祭の終身名誉指揮者ズービン・メータの功績を称え同劇場の中に新たに設けられたズービン・メータ・ホール(Sala ZubinMetha: 2021年12月落成)で行われた初めてのパッケージ(映像 / CD)向けの公演収録です。

 





OPUS ARTE(映像)



OA1362D
(DVD)
¥3600
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685–1759):
 歌劇《セメレ》

  オラトリオ形式による3幕の音楽劇
   台本:ウィリアム・コングレーヴ(1670–1729)
   原作:オウィディウス『変身物語』

セメレ...エンマ・ピアソン(ソプラノ)
ジョーヴェ(ユピテル)/アポロ...
 アミタイ・パーティ(テノール)
ジュノー/イーノ... サラ・キャッスル(アルト)
カドモス/ソムヌス... ポール・ウィーラン(バス)
アタマス...スティーヴン・ディアス(カウンターテナー)
アイリス...チェルシー・ドルマン(ソプラノ)
司祭...サーシェ・アンゲルオフスキー(バス)他
ニュージーランド・オペラ合唱団&
 聖トリニティー大聖堂合唱団
  (合唱指揮:アンドルー・クルークス)
ニュージーランド・オペラ・バロック管弦楽団
指揮:ピーター・ウォールズ


OABD7309D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50282
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出:トーマス・デ・マレット・バージェス&ジャックリーヌ・コーツ/舞台美術:トレーシー・グラント・ロード
 照明:ジョー・キルガー/映像監督:レベッカ・タンスリー
 収録:2021年9月29日 聖トリニティー大聖堂(オークランド) ニュージーランド/収録時間:147分
 音声:イタリア語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・英語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【名門ニュージーランド・オペラより注目のヘンデル《セメレ》登場】
 テーバイ王カドモスの娘セメレは、ボイオティアの王子アータマスとの婚礼を忌避するあまり、ジョーヴェ(ユピテル)に救いを求めます。
 巨大な鷲に身をやつしたジョーヴェがセメレを攫(さら)い、新たに建てた宮殿に彼女を囲うと、嫉妬にかられた彼の妻ジュノーは復讐を誓い二人の仲を裂く罠を仕掛けます...

 キリ・テ・カナワの出身オペラ・ハウスとして知られる名門ニュージーランド歌劇場より、ヘンデルの名作《セメレ》をお届けします。
 この作品はヘンデルが《メサイヤ》に代表される英語歌唱のオラトリオを集中して作曲した時期(1740年代)の作品のひとつで、台本はギリシャ神話から、神と人間の禁断の愛を題材にしたウイリアム・コングレーヴによるものです。
 本上演は、ジョーヴェがセメレの婚礼の祭壇にバイクで乗り付け、セメレを攫(さら)っていく... まるでアクション映画の1シーンのように始まります。
 コロラトゥーラ歌唱に秀でる題名役のエンマ・ピアソン、野性味溢れるジョーヴェ役のアミタイ・パーティら充実した歌唱陣、そしてバロック音楽研究の泰斗ピーター・ウォールズが振るオペラ・ハウスの優れた合唱団、オーケストラによるドラマティックな上演です。

 
 
 

OA1352D
(DVD)
¥3700
※演劇です
シェイクスピア『冬物語』/ グローブ座 老羊飼い...アネッテ・バドランド
エミリア/クレオミニーズ/モプサ...ザラ・ビショップ
カミロー...エイドリアン・バワー
ハーマイオニ...プリヤンガ・バーフォード
オートリカス...ベッチ・ジェメル
リオンティーズ...ウィル・キーン
パーディタ...ノラ・ロペス・ホールデン
フロリゼル...ルーク・マクレガー
若い羊飼い...ジョーダン・メトカーフ
ポリクニシーズ...オリヴァー・ライアン 他

 演出:ブランチ・マッキンタイア/デザイナー:ジェイムズ・パーキンズ/ムーブメント・ディレクター:コーラル・メッサム/作曲:スティーヴン・ウォーベック
 収録:2018年10月4日 グローブ座(ロンドン)/収録時間:161分、音声:ステレオ、字幕:英語、画角:16/9 NTSC All Region、DVD:片面二層ディスク

 シチリア王リオンティーズは、妊娠中の妻ハーマイオニと彼の親友であるボヘミア王ポリクシニーズが情を通じ合っていると疑い、彼女の子供パーディタを追放してしまいます。
 やがて時がたち、自らの行いを後悔したリオンティーズはパーディタを探しますが、行方はわかりません。一方、羊飼いの娘として育てられたパーディタはボヘミアの王子フロリゼルと恋に落ち・・・
 ブランシュ・マッキンタイアによる演出は、モンスターや神々、自然災害などまでを持ち込み、この物語に新しい世界を拓いています。

 
 















1/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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キング・インターナショナル



KKC 093
日本語帯・解説付
¥2800→\2590
赤松林太郎(ピアノ)
クララに捧ぐ

 (1)シューマン:クライスレリアーナOp.16
 (2)シューマン(クララ・シューマン編):蓮の花Op.25-7
 (3)シューマン:無題Op.68-21~ユーゲントアルバムより
 (4)ブラームス:主題と変奏 ニ短調Op.18b
 (5)ブラームス(ブゾーニ編):コラール前奏曲「一輪のバラが咲いて」Op.122の8
赤松林太郎(ピアノ)

 赤松林太郎が描くシューマンとブラームス運命の縁

 録音:2022年8月22日、23日、25日 三田市総合文化センター(郷の音ホール)小ホール/日本語帯・解説付

 赤松林太郎、期待の新譜は、名作「クライスレリアーナ」をメインに、シューマンとブラームスの運命的邂逅をテーマとしたアルバム。
 これがきっかけでブラームスは世に出ることができました。
 6年後、映画「恋人たち」で用いられたことでも有名な弦楽六重奏曲第1番第2楽章による変奏曲を作り、シューマンの愛妻クララに捧げました。

 初対面の際にクララは何か弾いたと思われますが、伝わっていません。
 ここではシューマンの歌曲集「ミルテの花」の第7曲「蓮の花」をクララの編曲で披露。
 さらにブラームス遺作となったオルガンのためのコラール前奏曲から「一輪のバラが咲いて」のブゾーニによる感動的な編曲で締めくくっています。

 赤松の演奏は雄弁で、シューマンとブラームスの情熱が燃えあがります。一方、2篇の編曲作品ではさりげないニュアンスが絶妙な味わいをみせています。
 




BERLIN CLASSICS


BC 0302768
¥3000
〔初紹介旧譜〕
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):
 チェロと管弦楽のための作品集

  西風へのオード
    リャオ・リン指揮、WDR交響楽団
  イギリスの愛の歌、序奏 主題と変奏、マルガレート・ゲッデス哀悼
    ジョナサン・ストックハンマー指揮、WDR交響楽団
    エミリー・ホイル(Harp)クリストフ・ヘーシュ(Vc)
    ズィーモン・デフナー(Vc)クリスティーヌ・ペンクヴィット(Vc)
    マルティン・レオ・シュミット(Vc)
    レオンハルト・シュトラウマー(Vc)
イサン・エンダース(Vc)
 

BC 0302786
(10CD)
¥5200
〔初紹介旧譜〕
シュッツ・エディション ヴァリアスアーティスツ
 Disc. 1
  シュッツ:ダヴィデの詩篇集より
   第14曲「主に向かいて新しき歌を歌え」SWV.35/
   第7曲「神に背いたものの忠告に惑わされない者は幸いである」SWV.28/
   第2曲「なにゆえ、もろもろの国びと騒ぎたち」SWV.23/
   第15曲「主に向かいて歓呼の声をあげよ」SWV.36/第12曲「主はわが牧者なり」SWV.33/
   第8曲「あなたの住まいはいかに麗しいことか」SWV.29/第4曲「深き淵よりわれ汝を呼ぶ」SWV.25/
   第3曲「ああ、主よ、御怒りで私を責めないで下さい」SWV.24/
   第10曲「われ山に向かって目を上げ」SWV.31/
   第20曲「今ぞわが魂よ主をたたえよ」SWV.41/第13曲「全霊もて、われ主に感謝す」SWV.34
     ルドルフ・マウエルスベルガー指揮、ドレスデン聖十字架合唱団
 Disc. 2
  イエス・キリストの復活の物語Op.3 SWV.50
    オラフ・ベーア、エグベルト・ユングハンス、マルティン・シューラー、アヒム・ツィマーマン(B-Sop)
    エバーハルト・ビュヒナー、ヴォルフ・ラインホルト、ペーター・シュライア、
     アルミン・ウーデ、ハンス=ユルゲン・ヴァヒスムート(Ten)
    ギュンター・ライプ、ゴトハルト・シュティール(Br)
    マルティン・フレーミヒ指揮、ドレスデン聖十字架合唱団、ライプツィヒ・カペラ・フィディーチニア
 Disc. 3
  聖歌集Op.4, SWV.53~SWV.93より
   第29曲「主に向かいて新しい歌を歌え」SWV.81/第31曲「願わくば私の心、来て下さい」SWV.83/
   第3曲「神よわれらを憐れみたまえ」SWV.55/第9曲「主よ、私の言葉に耳を傾け」SWV.61/
   第10曲「主よ、私はあなたに祈り」SWV.62/第11曲「眠っている時も、わが愛する心は目覚め」SWV.63/
   第12曲「最愛の娘よ、あなたは私の心を奪った」SWV.64/
   第1曲「おお善意に満ち、やさしく恵み深きイエスよ」SWV.53/
   第2曲「おおさげすむことなかれ」SWV.54/第4曲「あなたは何を犯したのか、美しい若者よ」SWV.56/
   第5曲「あなたの受けた苦しみにより、われは生ける」SWV.57/
   第6曲「私が罪を犯し、あなたが罰をお受けになられます」SWV.58/
   第7曲「神の御子よ、あなたはいかに謙譲であられ」SWV.59/第8曲「私は救いの杯をとり」SWV.60/
   第21曲「父よ、慈愛深いあなたの息子をご覧下さい」SWV.73/
   第22曲「わが主よ、その御方は罪もなく」SWV.74/
   第23曲「わが神なる主よ、あなたの威厳に満ちた眼差しを」SWV.75/
   第30曲「わが救い主の御腕の中で」SWV.82/第24曲「すべての知恵の及ばざる高みに」SWV.76/
   第25曲「この大いなる愛の秘蹟のために」SWV.77
 Disc. 4
   第32曲「見よ、これは父なる神の前に私を弁護するもの」SWV.84/
   第16曲「モーゼが荒野で蛇を挙げたように」SWV.68/第17曲「わが望みよ、神なるキリストよ」SWV.69/
   第18曲「かき乱されても、不安などありません」SWV.70/
   第19曲「われは苦しめらるる時、主に対し」SWV.71/第20曲「主は汝に何を与え」SWV.72/
   第13曲「ああ、悲しきかな主よ」SWV.65/第15曲「いとも優しく恵み深いキリスト」SWV.67/
   第14曲「主よ、私はあなたに期待します」SWV.66/第36曲「主よ、すべての者の目は」SWV.88/
   第37曲「天にいますわれらの父よ」SWV.89/第38曲「主なる神、天の父よ」SWV.90/
   第39曲「主をほめたたえよ」SWV.91/第40曲「われらの父よ」SWV.92/
   第33曲「主よ、御身の怒りにて」SWV.85/
   第34曲「死の国へ行けば、誰もあなたを覚えているものはなく」SWV.86/
   第35曲「私から離れよ、皆、悪を行うものよ」SWV.87/第26曲「主よ、私の心はおごらず」SWV.78/
   第27曲「乳離れしたみどり児が」SWV.79/第28曲「イスラエルよ、主に願え」SWV.80
     ハンス・オットー(Org) ルドルフ・マウエルスベルガー指揮、ドレスデン聖十字架合唱団
 Disc. 5
  小宗教コンチェルト集第1部Op.8、第2部Op.9より
   第25曲「われらを神の愛より離さんとする者は誰ぞ」SWV.330/
   第30曲「わが魂よ、何ゆえうなだれるか」SWV.335/
   第27曲「全地よ、主に向かって歓声を」SWV.332/第21曲「御子は生まれたもうた」SWV.302/
   第24曲「神もしわれらの味方ならば」SWV.329/第32曲「捨て去れ、神よ」SWV.337/
   第23曲「見よ、私の代弁者は天上にある」SWV.304/第26曲「主の御声は水の上を渡り」SWV.331/
   第31曲「鹿が泉を求めるように」SWV.336/第24曲「私は運命を神に託した」SWV.305
     ヴェルナー・ヤロスラフスキ(Viola da ganba)ハンス・オットー(Org)
     ルドルフ・マウエルスベルガー指揮、ドレスデン聖十字架合唱団
 Disc. 6
  宗教的合唱曲集Op.11
   第1曲「王笏はユダから奪われる事はなく」SWV.369/第2曲「彼は衣をワインで洗うだろう」SWV.370/
   第3曲「救いをもたらす神の恵みが現われた」SWV.371/
   第4曲「御恵み深く我らに平安を与えたまえ」SWV.372/
   第5曲「我らの君主に平安を与えたまえ」SWV.373/
   第6曲「誰ひとり自分のために生きる者はない」SWV.374/
   第7曲「多くの人々が来るであろう」SWV.375/第8曲「雑草をあらかじめ集めよ」SWV.376/
   第9曲「主よ、御もとに身を寄せ」SWV.377/第10曲「涙と共に種まく者は」SWV.378/
   第11曲「今、私はイエス・キリストの御もとに行く」SWV.379/
   第12曲「かく神は世を愛したもう」SWV.380/第13曲「おお、愛する神よ」SWV.381/
   第14曲「慰めよ、私の民を慰めよ」SWV.382/第15曲「われは呼びかけたる声な」SWV.383/
   第16曲「ひとりのみどり児が我々のために生まれた」SWV.384/
   第17曲「御言葉は肉体となり」SWV.385
 Disc. 7
   第18曲「天は神の栄光を語り」SWV.386/第19曲「心から汝を愛す、おお主よ」SWV.387/
   第20曲「その言葉はたしかに真実である」SWV.388/第21曲「我々は真の葡萄の木」SWV.389/
   第22曲「私たちの本国は天にある」SWV.390/
   第23曲「今からのち主にあって死ぬものは幸いである」SWV.391/
   第24曲「神の欲したもうこと、常に起こらん」SWV.392/
   第25曲「われは知る、救い主のいますことを」SWV.393/
   第26曲「いちじくの木を見なさい」SWV.394/第27曲「天使は羊飼いたちに語った」SWV.395/
   第28曲「山の上で大きな悲しみの声が聞こえた」SWV.396第29曲「汝ずるい男よ」SWV.397
     ハンス・オットー(Org) ルドルフ・マウエルスベルガー指揮、
     ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー、ドレスデン聖十字架合唱団
 Disc. 8
  マタイ受難曲SWV.479
    ユルゲン・プッシュベック、ラインハルト・ヴィーマイヤー(B-Sop)
    ティルマン・ラウ(B-Alt)
    ペーター・シュライアー、ハンス=ユルゲン・ヴァヒスムート、アルミン・ウーデ(Ten)
    ジークフリート・ローレンツ、ゴトハルト・シュティール(Br)
    ヘルマン・クリスティアン・ポルスタ、ペーター=フォルカー・シュプリングボーン(Bs)
    マルティン・フレーミヒ指揮、ドレスデン聖十字架合唱団
 Disc. 9
  ルカ受難曲SWV.480
    ペーター・シュライアー、ハンス=ヨアヒム・ロッチュ、ロルフ・アプレック(Ten)
    ギュンター・ライプ(Br) テオ・アダム、ジークフリート・フォーゲル(Bs)
    ルドルフ・マウエルスベルガー指揮、ドレスデン聖十字架合唱団
 Disc. 10
  ヨハネ受難曲SWV.481
    ペーター・シュライアー(Ten) ペーター=フォルカー・シュプリングボーン(Bs)
    ハンス=ヨアヒム・ロッチュ、ハンス=ユルゲン・ヴァヒスムート(Ten)
    ゴトハルト・シュティール(Br)フレッド・マイヴァルト(Sop)
    マルティン・フレーミヒ指揮、ドレスデン聖十字架合唱団
 

BC 0302826
(CD+DVD)
¥3100
〔初紹介旧譜〕
わがすべての行いに ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp)
ザクセン・ヴィルトゥオーゾ
 [CD]
  ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):
   6つのコラール前奏曲より「わがすべての行いに」、コラール前奏曲 「イエス、わが喜び」
     フリードリヒ・キルヒアイス(Org)
  J.S.バッハ:もろびとよ歓呼して神を迎えよBWV.51 クリスティアーネ・エルツェ(Sop)
  ヨハネス・クリューガー(1598-1662)(ギュトラー編):イエス・キリストよ 賛美をうけたまえ
  ブクステフーデ:来たれ精霊 主なる神BuxWV.199(コルノ・ダ・カッチャとオルガンのための編曲版)
  われらが神は堅き砦BuxWV.184(コルノ・ダ・カッチャとオルガンのための編曲版)
    フリードリヒ・キルヒアイス(Org)
  クリスティアン・アウグスト・ヤコビ(1688-1725):開かれる天国の門
    ペーター・シュライアー(Ten)クルト・サンダウ(Trp)
    ディートリヒ・クノーテ指揮、ドレスデン・カペラ・サジラリアーナ
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV 248よりコラール「イエスわが始まりを正し」
    ヴィエナ・コンチェントゥス・ヴォカリス
  ジャン・ラングレー(1907-1991):
   7つのコラールより「イエス わが喜び」「おお汝の炎今し燃えよかし」「ほめたたえよ力強き主を」
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV 248よりコラール「われらは汝の軍勢にま交りて歌いまつらん」
    ヴィエナ・コンチェントゥス・ヴォカリス
  レーガー:52のやさしいコラール前奏曲Op.67(トランペットとオルガンのための編曲版)より
   第28番、第41番、第10番
     フリードリヒ・キルヒアイス(Org)
  J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245より アンドレアス・シャイプナー(Bs)ハレンザー・マドリガリステン
  ゼレンカ:父なる神のミサZWV.19よりアニュス・デイ「われらに平和を与えたまえ」
    チューリンゲン・アカデミック・ジングクライス
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248より
    マルティン・フレーミヒ指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ドレスデン聖十字架合唱団
  クレープス:
   世界の創造主 キリスト、神のみわざは善きかな、
   われはわがイエスを捨てず(トランペットとオルガンのための編曲版)
     フリードリヒ・キルヒアイス(Org)
  J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232より
    ペーター・シュライアー指揮、ルートヴィヒ・ギュトラー・トランペット・アンサンブル、
    ライプツィヒ・コレギウム・ムジクム、ライプツィヒ室内管弦楽団、ライプツィヒ放送合唱団
 [DVD] ドレスデン聖母教会でのガラコンサート(2005年11月22日ライヴ)
 

BC 0302806
¥2700
〔初紹介旧譜〕
ブルックナー・スペクトル ― 合唱曲集
 パレストリーナ:5声のアヴェマリア
 ブルックナー:
  エサイの枝は芽を出しWAB.52、
  愛する者よあなたはすべてに美しいWAB.46
 ブルクハルト・キンツラー(1963-):ブルックナー橋 I
 ブルックナー:
  見よ 大いなる司祭をWAB.13、キリストはおのれを低くしてWAB.11
 パレストリーナ:素晴らしき王イエス
 ブルックナー:大いなる秘跡WAB.32
 キンツラー:ブルックナー橋 II
 ブルックナー:正しき者の唇は知恵を語るWAB.30
 パレストリーナ:4声のエクサウディ、ドミネ
 ブルックナー:この場所は神が作り給うWAB.23
 キンツラー:ブルックナー橋 III
 ブルックナー:
  御身の民を救いたまえWAB.40、主よ我を解き放ちたまえWAB.21、
  アヴェ・マリアWAB.6
クリスティアン・エルニー指揮
チューリッヒ・チェンバー・シンガーズ
リシャルド・オクタヴィアーノ・コジマ(Org)
 

BC 0302347
¥2700
〔初紹介旧譜〕
J.C.バッハ:ファゴット協奏曲集
 J.C.バッハ:ファゴット協奏曲変ロ長調W.C83、変ホ長調W.C82
 M.ハイドン:交響曲変ロ長調 「ラ・コンフィデンツァ」P.51
ソフィー・デルヴォー(Fgt、指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団



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PIANO CLASSICS



PCL 10171
¥2100→\1990
デュカス:ピアノ曲全集
 ピアノソナタ変ホ短調
 ラモーの主題による変奏曲 間奏曲と終曲
 ハイドンの名による悲歌的前奏曲
 牧神のはるかな嘆き
ヴィンチェンツォ・マルテンポ(pf)

 フランスのパリに生まれたデュカス。パリ音楽院で学び、輝かしい成績で活躍するも、作品の批評に対し多くの自作を破棄してしまったため、少数の作品しか出版を許さなかった作曲家でもありました。
 一方、教師としてのデュカスは、大きな影響力を持ち、多くの尊敬を集めていました。
 ピアノ曲は、5曲のみですが、いずれもベートーヴェンやラモーなど、過去の偉大な巨匠へのオマージュであると言えます。
 中でもソナタは曲の規模が大きく、構造的、和声的な複雑さ、ヴィルトゥオーゾ的な作品で、フランスのハンマークラヴィーアソナタのような存在とされている傑作です。
 ピアノクラシックスレーベルで、素晴らしい演奏を残しているヴィンチェンツォ・マルテンポの久しぶりの新録音。忘れられているロマン派の作品を驚異的なテクニックで聴かせてくれます。
 
 


PCL 10262
¥2100
アルベニス:スペイン組曲集
 スペイン組曲第1集Op.47
  [グラナダ、カタルーニャ、セビーリャ、カディス、
   アストゥーリアス、アラゴン、カスティーリャ、キューバ]
 スペイン組曲第2集Op.97[サラゴーサ、セビーリャ]
 古風な組曲第3番[メヌエット、ガヴォット]
 サンブラ・グラナディーナ、カディス
セバスチャン・スタンリー(pf)

 アルベニスの最も有名な作品は、組曲「イベリア」ですが、ここに収録されたスペイン組曲も素晴らしい作品で、スペイン文化の象徴とも言える音楽でしょう。
 ロマン派音楽に民俗的な要素を融合させた作品は、素晴らしい民謡風のメロディと高度なピアニズムが魅力ですが、これらが揃って演奏される機会が少ないのは残念なことでもあります。
 またロマンティックな作風の「古風な組曲第3番」も収録しています。
 演奏は、先祖代々スペインにルーツを持つピアニスト、セバスチャン・スタンリー。
 その美しい演奏・録音は、既に高評価を得ているグラナドス、アルベニスなどスペインの作品を得意としているだけあって大変魅力的な完成度を誇っています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85023
(3CD)
¥3900→\3590
プリムローズ弦楽四重奏団 RCAビクター録音集成
 【CD1】
  1-4. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K. 387
     録音:1940年/音源:未発表 78rpm records
  5-8. ロベルト・シューマン(1810-1856):
   ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44*
     録音:1940年3月14日/RCA Victor 17620/23 (CS 96 048143/49)
 【CD2】
  フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
   十字架上のキリストの最後の七つの言葉 Hob.III:50-56
    1. Introduzione: Maestoso ed Adagio /
    2. Sonata I: Largo / 3. Sonata II: Grave e cantabile /
    4. Sonata III: Grave / 5. Sonata IV: Largo /
    6. Sonata V: Adagio / 7. Sonata VI: Lento /
    8. Sonata VII: Largo 7:23 /
    9. Coda: Il terremoto (Earthquake). Presto e con tutta la forza
      録音:1940年2月6&15日、1941年1月22日/
      RCA Victor 17786/94 (CS 96 046789/99 and 96 047002/07)
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調 Op. 30 より
    10. 第3楽章 スケルツォ
      録音:1940年2月15日/
      未発表 78rpm records (matrix CS 96 047062)
 【CD3】
  1-4. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op. 67
     録音:1941年1月15日、8月15日/
     未発表 78rpm records (Cs 96 060325/30 and 96067 583/84)
  5-8. ベドジフ・スメタナ(1824-1884):
   弦楽四重奏曲第1番 ホ短調
     録音:1940年2月6&15日/
      RCA Victor 16313/16 (matrices Cs 96 047008/14)
プリムローズ弦楽四重奏団
【メンバー】
 オスカー・シュムスキー(第1ヴァイオリン)
 ジョーゼフ・ギンゴールド(第2ヴァイオリン)
 ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)
 ハーヴェイ・シャピリオ(チェロ)
ヘスス・マリア・サンロマ(ピアノ)‛&*

 復刻プロデューサー:Eric Wen
 復刻エンジニア:Ward Marston (CD1&CD2),Mark Obert-Thorn
 マスタリング:Dennis Patterson

 ビダルフ・レーベルのベストセラーが新音源追加&リマスターで待望の復活

 トスカニーニ率いるNBC交響楽団からえり抜きの奏者たちが同響首席ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズの下に結集したプリムローズ弦楽四重奏団。
 プリムローズが回想録で「我々よりも演奏能力に秀でたカルテットは過去に存在しなかったと信じている」と記したのも納得できるメンバーでした。
 1938年に結成されるや否や複数のレコード会社から誘いが舞い込んだそうで、その中からRCAビクターに録音を開始しましたが、残された録音はごく少しに留まりました。
 アメリカ演奏家連盟が1942年に決定したストライキや、メンバーがソリストとしての活動を増やしたり、別のオーケストラにコンサートマスターとして引き抜かれたりしたこと等が理由のようです。
 
 Biddulphは、RCAビクターからリリースされていたハイドン、シューマン、スメタナに未発表だったブラームスとチャイコフスキーを加えた2枚組を1992年にリリースしましたが、完売して久しく、再発の要望が多かったそうです。
 この度、かつてイギリスの弦楽器専門誌『Strad』が復刻したことのあるモーツァルトを加えた3枚組としてのリリースとなりました。
 尚、過去にBiddulphから発売された曲もリマスターされているとのことです。

 
 



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DOREMI



DHR 8195
(2CD)
¥4400→\3990
アルトゥール・ルービンシュタインLIVE 第1集
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
   ヘンリク・チシ(指揮)、フランス国立管弦楽団
   録音:1974年3月13日/パリ
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
   クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)、ケルン放送交響楽団
   録音:1966年5月23日/チューリッヒ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
   ポール・パレー(指揮)、デトロイト交響楽団
   録音:1960年1月7日/デトロイト
 ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53
   録音:1974年3月13日/パリ
 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
 ショパン:マズルカ ハ短調 Op.56-3
   録音:1959年10月6日/ロンドン
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)

 DOREMIからルービンシュタイン・シリーズ登場

 ルービンシュタインの珍しいライヴ音源集。
 聴き応えある協奏曲3曲と、ショパンの独奏曲を収録しています。
 ブラームスの1番で共演しているヘンリク・チシはポーランドの指揮者で、アントニ・ヴィトの師匠。
 


<映像>


C MAJOR(映像)


76 2704
(Blu-ray)
¥4300
パヴァロッティ・イン・セントラルパーク
 1. ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」序曲
 2. ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」~穏やかな夜には
 3. メルカダンテ:ロンド・ロッソ
 4. ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」~
  わが祖先の墓よ‛&やがてこの世に別れを告げよう
 5. ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
 6. チレア:歌劇「アルルの女」~ありふれた話
 7. ストレイホーン:A列車で行こう
 8. デューク・エリントン:スウィングしなけりゃ意味ないね
 9. 黒人霊歌:アイ・キャン・ゴー・トゥ・ゴッド・イン・プレイヤー
 10. レオンカヴァルロ:マティナータ
 11. マスカーニ:セレナータ
 12. ビクシオ:風に託そう私の歌
 13. ビゼー:「カルメン組曲」~ファンタジア・ブリランテ
 14. ディ・ラザーロ:ローマのギター
 15. シベルラ:ジロメッタ
 16. デンツァ:魅惑の瞳
 17. ヴェルディ:歌劇「椿姫」第3幕への前奏曲
 18. デ・クレシェンツォ:つばめは古巣へ
 19. デ・クルティス:忘れな草
 20. マスネ:歌劇「ウェルテル」~春風よ,なぜ私をめざめさせるのか
 21. プッチーニ:歌劇「トスカ」~妙なる調和
 22. プッチーニ:歌劇「トスカ星は光りぬ
 23. ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
 24. プッチーニ:歌劇:「トゥーランドット」~誰も寝てはならぬ
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
ニューヨーク・フィルハーモニック
レオーネ・マジエラ(指揮)
ハーレム少年合唱団
KKC 9793
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4500

 50万人のニューヨークの人々を虜にした伝説野外コンサート「パヴァロッティ・イン・セントラルパーク」がデジタル・リマスター ブルーレイで発売!

 収録:1993年6月26日、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク、セントラルパーク(ライヴ)
 画面:1080i,NTSC,4:3、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、英独韓日、105 分

 3大テノールの看板歌手ルチアーノ・パヴァロッティ。
 20世紀のオペラ界を代表する存在であるばかりでなく、パヴァロッティ&フレンズと題した数々の慈善コンサートでは、幅広い人脈から大物ポピュラー歌手との共演も重ねるなど、ジャンルを超えた世界的人気を博していました。
 そして今回前作『パヴァロッティ・イン・ハイド・パーク』(KKC-9780 / 76-2404) に続き、1993年6月にニューヨークのセントラルパークで行われたコンサート映像が、デジタル・リマスター ブルーレイで発売されます。

 パヴァロッティは、ロンドンのハイドパークを皮切りに大規模な野外コンサートを様々な場所で行なっています。
 このセントラルパークでの公演は50万人の観客が集った最大規模のもので、パヴァロッティの歌唱に熱狂する人々の全景を捉えた映像は圧巻です。
 6月初夏の爽やかなニューヨークの気候に、観客たちはリラックスした出で立ちでコンサートを楽しむ様子が収録されています。
 パヴァロッティが歌うのは、十八番の有名オペラ・アリアやイタリア民謡「オ・ソレ・ミオ」などに加え、「A 列車で行こう」などのジャズナンバーを交えた多彩なプログラムで聴衆を魅了します。
 また、コンサートの最後を締めくくる「誰も寝てはならぬ」では、パヴァロッティの真骨頂を示す圧巻の歌唱を聴かせます。
 




NAXOS(映像)



2.110753
(2DVD)
¥4000
ジャック・オッフェンバック(1819-1880):
 喜歌劇《パリの生活》

  5幕のオペレッタ(1866)
  台本:アンリ・メイヤック(1830–97)&
   リュドヴィク・アレヴィ(1834–1908)
  スコア:パラツェット・ブリュ・ザーネによる
   オリジナル復刻版
ガブリエル‛&ジョディ・デヴォス(ソプラノ)
ギャルドゥフー‛&ロドルフ・ブリアン(テノール)
ボビネ‛&マルク・モイヨン(バリトン)
ゴンドルマルク男爵‛&
 フランク・ルゲリネル(バリトン)
ゴンドルマルク男爵夫人‛&
 サンドリーヌ・ブエンディア(ソプラノ)
メテラ‛&オード・エクストレーモ(メゾ・ソプラノ)
ブラジル人/ゴントラン/フリック‛&
 エリック・ユシェ(テノール)
ユルバン/アルフレッド‛&
 ローラン・キュブラ(バス・バリトン)
ジョゼフ/アルフォンス/プロスペル‛&
 カール・ガザロシアン(テノール)
カンペール=カラデク夫人‛&
 イングリッド・ペルーシュ(ソプラノ)
フォル=ヴェルデュール夫人‛&
 キャロリーヌ・メング(メゾ・ソプラノ)
ポリーヌ‛&エレーナ・ガリツカヤ(ソプラノ)
クララ‛&ルイーズ・パンジョ(ソプラノ)
ベルタ‛&マリー・カリニーヌ(メゾ・ソプラノ)他
ナミュール室内合唱団
 (合唱指揮:ティボー・レナールツ)
ルーブル宮音楽隊&ルーブル宮音楽隊アカデミー
ジュヌ・オルケストル・アトランティク
指揮:ロマン・デュマ

NBD0163V
(Blu-ray)
¥4000
NYDX-50278
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出&舞台美術&衣装:クリスティアン・ラクロワ/振付:グリスラン・ルフェヴェール/照明:ベルトラン・クデルク/制作:ブリュ・ザーネ・フランス/
 共同制作:ワロン王立歌劇場(リエージュ)、ルーアン・ノルマンディ歌劇場、シャンゼリゼ劇場、モンペリエ国立歌劇場、リモージュ歌劇場、トゥール歌劇場、パラツェット・ブリュ・ザーネ/
 映像監督:フランソワ・ルシヨン/共同制作:ARTE France,Bru Zane France and Francois Roussillon et Associes/
 後援:国立映画映像センター(CNC)/収録:2021年12月23日、27日 シャンゼリゼ劇場(パリ)フランス/収録時間:178分/
 音声:フランス語 PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio5.1(Blu-ray)/
 字幕:日本語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region/DVD‛&片面二層ディスク×2、Blu-ray‛&片面二層ディスク 1080i High Definition

 【オッフェンバック《パリの生活》パラツェット・ブリュ・ザーネ版 必見映像誕生!】

 パリの社交界で浮かれた生活に明け暮れる伊達男ガルドゥフー。彼が目を付けたのはパリの鉄道駅に降り立ったばかりのデンマークの男爵夫妻。
 悪友ボビネと計らい男爵には浮気相手をあてがい、男爵夫人は自ら誘惑しようと試みますが‛&

 《地獄のオルフェ》《美しきエレーヌ》《青ひげ》と並ぶオッフェンバックのオペレッタの傑作《パリの生活》。
 時は1867年の万国博覧会を目前に控えたナポレオン3世治世の絶頂期のパリ。その世相風俗と訪れる外国の成金観光客たちを戯画化したこの作品は、記録的なヒットとなりました。
 本作は、2009年創設の19世紀を中心としたフランスの音楽遺産の再発見と国際的普及をミッションとするパラツェット・ブリュ・ザーネ(フランス・ロマン派音楽センター)による、この作品のオリジナルの姿に迫る復刻版上演の収録。
 ジョディ・デヴォス、フランク・ルゲリネル、マルク・モイヨンらオッフェンバックのオペレッタ上演には欠かせない選りすぐりの歌唱陣、クリスティアン・ラクロワによる華麗な舞台美術と演出、新進気鋭の指揮者ロマン・デュマのタクトが導く底抜けに愉快でありながら、時にメラコリーを帯びる音楽‛& 3拍子揃ったオッフェンバック・オペレッタの必見映像の誕生です。

 

 

2.110751
(DVD)
¥3900
シューベルト&クリストフ・ロイ:音楽劇もうひとつの『冬の旅』
 フランツ・シューベルトの歌曲と器楽曲に基づく音楽劇
  ドラマの中で演奏されるシューベルト作曲の楽曲
   「夏の夜」(Die Sommernacht) D289
   「愛の使い」(Liebesbotschaft)
    『白鳥の歌-Schwanengesang』 D957より
   「グラーツのギャロップ」 D925
   「川の上で」(Auf dem Flusse) 『冬の旅―Winterreise』 D911より
   「春の夢」(Fruhlingstraum) 『冬の旅』D911より
   「夕暮れに」(Im Abendroth) D799
   「ピアノ・ソナタ第4番 イ短調」D537より 第2楽章
    "Allegretto quasi andantino"
   「鳩の便り」(Die Taubenpost) 『白鳥の歌』 D957より
   「孤独」(Einsamkeit)『冬の旅』 D911より
   「郵便馬車」(Die Post)『冬の旅』 D911より
   「ヴィオラ」(Viola)D786
   「幻想曲 ハ長調」(ヴァイオリンとピアノのための) D934より
    "Andante molto"
   「夜曲」(Nachtstuck)D672
   「別れ」(Abschied von der Erde) D829
   「ピアノ・ソナタ第13番 イ長調」D664より第2楽章 "Andante"
   「菩提樹」(Der Lindenbaum) 『冬の旅』 D911より
   「ギャロップ」 D735
   「6つの楽興の時」 D780より第3番 ヘ短調
   「影法師」(Der Doppelganger) 『白鳥の歌』 D957より
   「幻の太陽」(Die Nebensonnen) 『冬の旅』 D911より
   「小川の子守歌」(Des Baches Wiegenlied)
    『美しき水車屋の娘―Die schone Mullerin』 D795より
彼‛&
 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
ピアニスト‛&
 クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
ヴァイオリニスト‛&
 クラウディオ・ラード(ヴァイオリン)
ドッペルゲンガー‛&
 ニコラス・フランチスクス(俳優)
ショーバー‛&
 クリスティアン・アルム(俳優)
ヴィオラ‛&
 ジュリア・トルナロッリ(俳優)
娼婦‛&
 マティルダ・グスタフソン(俳優)

NBD0165V
(Blu-ray)
¥3900
NYDX-50276
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950

 創案と舞台演出:クリストフ・ロイ/演出:クリストフ・ロイ/舞台美術&衣装:ヘルベルト・ムラウアー/
 照明:ローラント・エドリヒ/ドラマトゥルギー:ニールス・ニュイテン/映像監督:フリードリヒ・ガッツ

 収録:2022年2月21日 バーゼル歌劇場(スイス)/収録時間:映像 109分/
 音声:ドイツ語 PCMステレオ2.0(DVD/Blu-ray)/字幕:日本語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語/
 画角:16/9 NTSC All Region/DVD‛&片面二層ディスク、Blu-ray‛&片面単層ディスク 1080i High Definition

 【音楽とパントマイムで綴るシューベルト青春のドラマもうひとつの冬の旅』登場!】

 ザルツブルグ音楽祭や欧州の名門オペラハウスを中心に活躍する演出家クリストフ・ロイの創案、演出による音楽劇もうひとつの冬の旅Eine―Winterreise』の登場です。
 ドラマの語り手(歌い手)は、仮構の年老いたシューベルト(アンネ=ゾフィー・フォン・オッター)。ドラマに登場するのは黙役の男女4人――若き日のシューベルト、その親友ショーバーと二人の少女。
 オッターは、あるときは彼らの心象風景を歌い、あるときは劇中に飛び込んで彼らを慰めたり、勇気づけたり‛& そしてクリスティアン・ベザイデンホウト(伴奏とソロ)のフォルテピアノの奏でるシューベルトの歌曲、器楽曲が、このシューベルトの青春のドラマを陰影豊かに彩ります。




<LP>

 

BERLIN CLASSICS(LP)


BC 0302809
(LP)
¥3600
〔旧譜〕
モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
 フンメル:ファゴット協奏曲 ヘ長調WoO 23, S63
 ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:ファゴット協奏曲ハ長調
ソフィー・デルヴォー(Fgt、指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団

















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