アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  

ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ



≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その11 2023/1/17~





1/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

DA VINCI CLASSICS


C00654
¥2600
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 (マルティーノ・ティリモ校訂によるウィーン原典版)

  ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845, Op.42
  ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850, Op.53
ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(ピアノ)

 楽譜はウィーン原典版。電子工学を学んだピアニストが奏でるシューベルト!

 このダ・ヴィンチ・クラシックスのアルバムに収録されているシューベルトの2つのソナタでは、キプロス出身の名匠マルティーノ・ティリモの校訂によるウィーン原典版の楽譜を使用。
 2曲の間には顕著な違いがあるにもかかわらず、絶望から爽快へ、ユーモアから優しさへ、活力から憂鬱へ、シューベルトの多彩な感情のパレットが、この2つの作品によって明らかにされています。
 これらの対照的な感情はすべて、シューベルトの詩学の中核を成す「愛」という一つの言葉に集約されます。
 ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィは、ワーグナーやチレア、ウェーバーのピアノ作品などで成功を収めるなど実績十分。ペルージャ大学で電子工学を学んだ経験がどのように演奏に活かされているかも楽しみなポイントです。

 ※録音:2022年5月、パラッツォ・チーゴレ・マルティノーニ(チーゴレ、イタリア)
 
 

C00657
¥2600
シューベルト ~ 1816年、19歳の詩人の旅
 あこがれ《ただあこがれを知る者だけが》ニ短調 D.359/
 あこがれ《ただあこがれを知る者だけが》イ短調 D.481/
 8つのレントラー嬰ヘ短調 D.355/新しいレントラー ニ長調 D.370/
 11のレントラー変ロ長調 D.374/6つのエコセーズ D.421/
 ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第1番ニ長調 Op.137-1, D.384/
 ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第2番イ短調 Op.137-2, D.385/
 ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第3番ト短調 Op.137-3, D.408
ダヴィド・スカローニ(ヴァイオリン)
ジェラルド・フェリサッティ(ピアノ)

 1816年。この年は、非常に優れた才能を持ちながら、どちらかといえば内向的な10代後半のシューベルトにとって特別な年でした。
 この時期にシューベルトが書いたヴァイオリンのための「ソナチネ」は、多声の歌曲と同様の対話が繰り広げられ、懐かしさと希望、憧れと優しさが常に同居しています。
 ヴァイオリンのダヴィド・スカローニは2012年にトリオ・ヘーゲルを設立。2019年にはデュオ・レニエを結成し、1876年にボローニャの楽器製作者ラッファエーレ・フィオリーニが製作したヴァイオリンを用いて活躍しています。

 ※録音:2022年3月、パラッツォ・チーゴレ・マルティノーニ(チーゴレ、イタリア)
 
 


C00659
¥2600
フルート&ピアノのために生まれ変わった「無言歌」
 メンデルスゾーン:《無言歌集》より
  (ルカ・ルッソの編曲によるフルート&ピアノ版)
ステファーノ・パッリーノ
 (フルート/ブルゲローニ FY501)
マルタ・タッコーニ
 (ピアノ/YAMAHA CFX III)

 作曲家のルカ・ルッソは、メンデルスゾーンの「言葉のない歌(無言歌)」をフルートとピアノのために書き起こしたとき、フルートの音を通して文字通り「声」を「無言歌」に与えることに成功しました。
 ステファノ・パリーノとピアニストのマルタ・タッコーニによるデュオは、メンデルスゾーンの旋律の存在感を強調しており、フルート&ピアノのために生まれ変わった「無言歌」は、より直接的な感情や情動を聴き手に確実に伝えてくれています。

 ※録音:2021年3月、ザーラ・アウディトリアム
 
 

C00658
¥2600
デル・ネグロ、15曲のモテット
 ジュリオ・サン・ピエトロ・デル・ネグロ(ca.1570-a.1620):
  モテット集《愛への憧れ》(世界初録音)
スコラ・カントルム・バレンシス
ジルベルト・スコルダーリ
 (オルガン&指揮)
トーマス・チギオーニ(チェロ)

 17世紀初頭における「前衛作曲家」と位置付けられるジュリオ・サン・ピエトロ・デル・ネグロの音楽的存在感については、未だに十分な考察がなされていません。
 しかしながら、近年の研究や彼の伝記によって、同時代の音楽文化の枠組みの中でデル・ネグロが果たした役割が再認識されつつあります。
 今回収録された15曲のモテットは、「セコンダ・プラティカ」と呼ばれる音楽様式で作曲されており、デル・ネグロの真価の再評価の一端を担うことでしょう。

 ※録音:2022年4月、キエーザ・デル・アマルティファーナ(モノポリ、イタリア)
 
 

C00655
¥2600
ビザンティヌム ~
 ラヴェンナとボローニャの作曲家による未出版のフルート作品集

  フィリッポ・ビッターシ(1997-):エルミオーネ
  デニス・ザルディ(1974-):アポロとマルシア
  マルコ・ロゼッティ(1978-):ノスタルジア
  グラツィアーノ・リッカルディ(1997-):ラインソラビレ
  パオロ・モリナーリ(1997-):カプリッチョ
  マッテオ・ラモン・アルヴァロス(1971-):
   組曲《ストランバータ》
  パトリツィア・モンタナーロ(1956-):
   フオーチ・シデラリ、プレリュード
フィリッポ・マッツォーリ(フルート)
デニス・ザルディ(ピアノ)

 「ビザンティヌム 」というプロジェクトは、ソリストの芸術的な必要性から生まれたもので、自国の音楽的才能を代表し、紹介することを目的としています。
 そこで、現在国内外で活躍している7人の作曲家を起用することとなり、偶然にもイタリアのボローニャとラヴェンナに生まれ、現在も在住しているメンバーが集まりました。
 若手作曲家たちのアイディアが万華鏡のようなフルートの世界を展開してくれています。

 ※録音:2022年6月、スクオラ・コムナーレ・ディ・ムジカ(ラヴェンナ、イタリア)
 



.

HYPERION



PCDA68398
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ギャリック・オールソン(ピアノ)
シューベルト:ピアノ・ソナタ D537&D959

 ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D537
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D959
ギャリック・オールソン(ピアノ)
CDA68398
¥2500→\2290

 ギャリック・オールソンのシューベルト!初期のソナタ第4番と晩年の第20番!

 ☆第8回ショパン国際ピアノ・コンクールを制したアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン!
 ☆3つのブラームス・アルバムが絶賛されたオールソンが、今度はシューベルトをレコーディング!
 ☆初期のソナタ第4番と晩年の傑作第20番をカップリング!

 1966年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、1968年モントリオール国際コンクール、そして第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン。
 2018年のホーネンス国際ピアノ・コンクールでは、参加者へ指導などを行うメンター・イン・レジデンスにも選ばれています。
 
 Hyperionへと活躍の場を移してから、ブラームス、グラナドス、グリフス、スクリャービン、スメタナ、ドビュッシー、プロコフィエフ、バルトークと多彩で華麗な数々のアルバムを送り出してきたオールソンが、ついにシューベルトのピアノ・ソナタ集をレコーディング。
 オールソンは、若きシューベルトが書いた初期の作品であるピアノ・ソナタ イ短調 D537(第4番)と、死のわずか2ヵ月前に完成したソナタ三部作の1つであるピアノ・ソナタ イ長調 D979(第20番)をカップリング。
 第4番の主題が第20番にも引用されるなど関係の深いこの2作は、詩的な洞察力と雄弁さに富み、真のシューベルティアンに期待されるすべての要素を備えています。
 オールソンの手腕によってその幅広い感情表現が見事に具現化されるシューベルトのピアノ・ソナタにご期待ください。

 ※録音:2021年11月24日-25日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)

 
 
 .


PCDA68405
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
マーティン・ブラビンズ(指揮)&BBC交響楽団
 ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第7番&第9番

  南極交響曲(交響曲第7番)*
  交響曲第9番ホ短調
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBC交響楽団
BBC交響合唱団*
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)*
CDA68405
¥2500→\2290

 マーティン・ブラビンズのRVW!第7番&第9番で交響曲全集完結!

 ☆マーティン・ブラビンズ&BBC響によるRVWの交響曲全曲録音!
 ☆世界で絶賛されてきた注目シリーズが、ついに完結!
 ☆掉尾を飾るにふさわしい、第7番(南極交響曲)と第9番を収録!

 2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、その後も度々来日公演を成功させ、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているイギリスの名指揮者マーティン・ブラビンズ。
 1920年版の「ロンドン交響曲(CDA68190)」で話題を呼んだブラビンズとBBC交響楽団のヴォーン・ウィリアムズ・サイクル第6弾は、交響曲第7番(南極交響曲)と交響曲第9番で全集録音の最終巻を締めくくります。
 作曲者の高齢期に書かれたこの2つの交響曲は、当初は誤解や過小評価をされながらも、どちらも創造的な活力、傑出したオーケストラの色彩、成熟した交響的思考に満ち溢れ、現在ではイギリス音楽、20世紀の交響曲を代表する作品の1つとしての評価が確立してきました。

 マーティン・ブラビンズ&BBC響のヴォーン・ウィリアムズ・サイクルは、その堅実な演奏と優れた解釈、そして稀少作品のカップリングなど秀逸な企画によって、第1巻~第3巻まで連続で英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選出され、第4巻は同誌「クリティクス・チョイス」にも選ばれグラモフォン賞2021にノミネートしています。
 レコード芸術の「海外盤REVIEW」でも度々「今月の特選盤」に選ばれるなど、世界で絶賛されてきた注目シリーズの完結編にご注目ください。

 ※録音:2022年3月13日-14日、ワトフォード・コロシアム(ワトフォード、イギリス)
 
 

CDA68415
¥2500
モラレス:ミサ曲 《千々の悲しみ》
 ジョスカン・デ・プレ:千々の悲しみ*
 モラレス:
  ミサ曲 《千々の悲しみ》★、
  ミサ曲 《千々の悲しみ》
   (1535/7年初稿版より サンクトゥス、
    ベネディクトゥス、アニュス・デイ)★、
  第1旋法によるマニフィカト
 作者不詳(16世紀スペイン):Desilde al cavallero*
 モラレス:ミサ曲 《Desilde al cavallero》※
デ・プロファンディス
ロバート・ホリングワース(指揮)*★
イーモン・ドゥーガン(指揮)※
マーサ・マクロリナン(アルト)*
リンダ・セイス(リュート、ビウエラ)*

 デ・プロファンディスが歌うモラレス!ミサ曲 《千々の悲しみ》!

 ☆知られざるスペイン・ルネサンスの深淵を開拓する男声ルネサンス・アンサンブル『デ・プロファンディス』のHyperion第4弾!
 ☆モラレスの2つのミサ曲とマニフィカト!
 ☆指揮はロバート・ホリングワース&イーモン・ドゥーガン!

 イ・ファジョリーニやケンブリッジ・タヴァナー合唱団のメンバーとして活動したマーク・ドゥーリッシュによって2011年に結成され、その独創的な活動で注目を浴びるルネサンス音楽専門の男声ヴォーカル・アンサンブル、デ・プロファンディス。
 Hyperionからは「ベルナルディーノ・デ・リベーラ」(CDA68141)、「セバスティアン・デ・ビバンコ」(CDA68257)、「フアン・エスキベル」(CDA68326)と、知られざるスペイン・ルネサンスの音楽を精力的にレコーディングしてきたデ・プロファンディスのHyperion第4弾は、クリストバル・デ・モラレス(c.1500-1553)の2つのミサ曲とマニフィカトを収録。

 モラレスはジョスカン・デ・プレの死後、パレストリーナとラッススが台頭する間の時代に活躍した、スペイン・ルネサンスの大家であり、おそらく当時もっとも有名な作曲家です。
 これまでの録音(デ・リベーラ、デ・ビバンコ、エスキベル)に比べれば著名な音楽家ですが、本格的な調査・研究は途上であり、今回収録されるミサ曲やマニフィカトの録音も限られていました。
 メインとなるミサ曲「千々の悲しみ(Mille regretz)」は、天正遣欧少年使節団が帰国後に豊臣秀吉に聴かせたというエピソードでも有名なジョスカンの「千々の悲しみ」で知られる、フランスのシャンソンを元にしたパロディ・ミサ。
 ミサ曲「Desilde al cavallero」は、今日ではあまり知られておりませんが、カベソンやゴンベールの作品にも用いられている当時のスペインの流行歌を基にしており、いずれもモラレスの比較的早い時期に書かれたであろうと考えられています。

 決まった音楽監督置かず、プロジェクトごとにその道のスペシャリストを指揮者に招くというのもデ・プロファンディスの特徴の1つです。
 今作では、イ・ファジョリーニの創設者ロバート・ホリングワースと、ザ・シックスティーンのアソシエイト・コンダクターであり、Coroレーベルでは知られざるポーランド・バロックの録音シリーズでその手腕を発揮してきた実力者、イーモン・ドゥーガンがそれぞれ指揮を担当。
 ジョスカンの「千々の悲しみ」と「Desilde al cavallero」の原曲もマーサ・マクロリナンの歌で収録し、ミサ曲「千々の悲しみ」は、サンクトゥス~アニュス・デイの部分は1544年版と1535/7年初稿版の両ヴァージョンを収録するなど、隙の無いプログラム構成も大きなポイントです。

 ※録音:2022年5月2日-4日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
 




BR KLASSIK


900641
¥2800
musica viva #41 アルヌルフ・ヘルマン:作品集
 DREI GESANGE AM OFFENEN FENSTER 窓辺の3つの歌(2014)
  1. No. 1. still
  2. No. 2. luft: korper
  3. No. 3. singt:
  4. Tour de Trance - ソプラノとピアノのために(2022)
 Tour de Trance – ソプラノとオーケストラのために(2020)
  5. I. manische Episode
  6. II. —
  7. III. poisoning time
  8. IV. Tour de Trance
 
 ※世界初録音
アンヤ・ペーターゼン(ソプラノ)
ビョルン・レーマン(ピアノ)...4
バイエルン放送交響楽団...1-3、5-8
ステファン・アスバリー(指揮)...1-3
パブロ・エラス=カサド(指揮)...5-8

 録音(全てライヴ):2014年10月24日 ヘルクレス・ザール、ミュンヘン(ドイツ)...1-3 2022年9月19日 バイエルン放送第2スタジオ(ドイツ)...4 2021年11月12日 ヘルクレス・ザール、ミュンヘン(ドイツ)...5-8

 2006年に設立された「musica viva」は、1945年から継続するバイエルン放送主催の現代音楽コンサートを記録保存するためのシリーズ。
 Vol.41で取り上げられたのは1968年、ハイデルベルク生まれの作曲家アルヌルフ・ヘルマンの作品です。
 アンサンブルや室内楽の作品を皮切りに、最近ではオーケストラや舞台作品も手掛けるヘルマン、このアルバムにはヘルマン自身とヘンドゥル・クラウスのテキストに基づく「窓辺の3つの歌」をはじめとした声楽曲が収録されています。
 アンヤ・ペーターゼンはヘルマンの歌劇《魔王》で主役を務め、好評を博したソプラノ。
 演奏には注目の指揮者パブロ・エラス=カサドも参加しています。
 



.

CD ACCORD

ACD-320
(7CD)
¥16000→\14990

ミェチスワフ・ヴァインベルク:弦楽四重奏曲全集

 【CD1】
  1-3. 弦楽四重奏曲第7番 ハ長調 Op. 59(1957)
  4-8. ピアノ五重奏曲 ヘ短調Op. 18(1944)
 【CD2】
  1. 弦楽四重奏曲第8番 Op. 66(1959)
  2-5. 弦楽四重奏曲第9番 嬰ヘ短調 Op. 80(1963)
  6-9. 弦楽四重奏曲第10番 イ短調 Op. 85(1965)
 【CD3】
  1-4. 弦楽四重奏曲第11番 ヘ長調 Op. 89(1965)
  5-8. 弦楽四重奏曲第12番 Op. 103(1969-70)
  9. 弦楽四重奏曲第13番 Op. 118(1977)
 【CD4】
  1-8. 弦楽四重奏曲第14番 Op. 122(1978)
  6. 3本の椰子の木 Op. 120(詩:ミハイル・レールモントフ)
   - ソプラノと弦楽四重奏のために(1977)
  7-15. 弦楽四重奏曲第15番 Op. 124(1979)
 【CD5】
  1-4. 弦楽四重奏曲第16番 Op. 130(1981)
  5-7. 弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op. 2/141(1937/1985改訂)
  8. 弦楽四重奏曲第17番 Op. 146(1986)
 【CD6】
  1-4. 弦楽四重奏曲第2番 Op. 3/145(1939-40/1986改訂)
  5-7. 弦楽四重奏曲第3番 ニ短調 Op. 14(1944)
  8-11. 弦楽四重奏曲第4番 Op. 20(1945)
 【CD7】
  1-5. 弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 Op. 27(1945)
  6-11. 弦楽四重奏曲第6番 ホ短調 Op. 35(1946)
  12-13. インプロヴィゼーションとロマンス
   - 弦楽四重奏のために(1950)
 ...世界初録音
ピオトル・サワイチク(ピアノ)...CD1:4-8
ヨアンナ・フレシェル(ソプラノ)...CD4:6
シレジア弦楽四重奏団
【メンバー】
 シモン・クシェショヴィエツ
  (第1ヴァイオリン)
 アルカディウシュ・クビツァ
  (第2ヴァイオリン)
 ウカシュ・シルニツキ(ヴィオラ)
 ピオトル・ヤノシク(チェロ)

 録音:Concert Hall, Karol Szymanowski Academy ofMusic, Katowice(ポーランド)

 2019年のヴァインベルク生誕100年を記念して企画されたヴァインベルクの弦楽四重奏曲全集が完結。
 ポーランドのシマノフスキ音楽院卒業生によるアンサンブル、シレジア弦楽四重奏団による演奏です。
 全17曲が収録されている弦楽四重奏曲からは、学生時代の18歳と20歳頃に書かれた第1番、第2番(この2曲は後に作曲家自身によって改訂が施されました)から、ミャスコフスキーやショスタコーヴィチと親交を結んだ頃の作品や、戦争の影響が強く感じられる円熟期の作品を経て、次第にコンパクトで抒情的な作風へと変遷していく様子が聞き取れることでしょう。
 また、ショスタコーヴィチの知遇を得て作曲家として活躍する決意を固めた頃の「ピアノ五重奏曲」とシェーンベルクに影響されたとされる、ソプラノ独唱を伴うカンタータ「3本の椰子の木」も収録されています。

 
 
 
ACD-313
¥3500
マルチン・ズドゥニク(チェロ)
 指揮はアンドイ・ボレイコ
チェロとオーケストラのためのポーランドの音楽集

 1. アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):
  幻想曲 – チェロとピアノのために
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):チェロ協奏曲第1番
  2. Allegro non troppo / 3. Andante tranquillo /
  4. Finale. Allegro giocoso
 5. ヘンリク・フベルトゥス・ヤブウォンスキ(1915-1989):
  C-67
 ミウォシュ・マギン(1929-1999):チェロ協奏曲
  6. Allegro vivace / 7. Andante cantabile /
  8. Presto ma non troppo
マルチン・ズドゥニク(チェロ)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮)

 録音:Warsaw Philharmonic Concert Hall(ポーランド) 2021年9月1-3日...1-5 2021年6月2、4日...6-8

 2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めるアンドイ・ボレイコ。
 サンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、ポーランドの音楽には深い愛着を抱いています。
 このアルバムでは、チェリスト、マルチン・ズドゥニクを迎え、20世紀に活躍したポーランドの4人の作曲家、タンスマン、バツェヴィチ、H.H.ヤブウォンスキとマギンの4作品を演奏しました。
 これらの作品はどれも違ったスタイルをもっていますが、ポーランドの民俗音楽からインスピレーションを受けるとともに、伝統に則って書かれていることが共通です。
 ソリストのズドゥニクは即興演奏やアレンジでも好評を博すチェリスト。現在はワルシャワのフレデリック・ショパン音楽大学とスタニスワフ・モニュシュコ音楽院で教鞭を執っています。

 
 
 

ACD-296
¥3000
マルセル・デュプレの思い出に
 マルセル・デュプレ (1886–1971):
  1-4. 15 Versets pour les Vepres du
   commun des fetes de la SainteVierge
    聖母の晩祷による15の唱句 Op. 18 (1919–1920) Nos. 6-9
  5. Cortege et Litanie 行列と連祷 Op. 19 No. 2(1922–1923)
  サンフォニー・パッション Op. 23 (1921–1924)
   6. Le Monde dans l'attente du Sauveur /
   7. Nativite / 8. Crucifixion / 9. Resurrection /
  10. Lamento 哀歌 Op. 24 (1926)
  11-13. Entree, Canzona et Sortie
   入場、瞑想と退出 Op. 62 (1967)
トマシュ・グウホフスキ(オルガン)
 Organ of the National
  Forum of Music,
   Orgelbau Klais Bonn

 録音:2021年5月16-17日 Main Hall of the National Forum of Music(ポーランド)

 2015年に完成したブロツワフのナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック(ヴィトルト・ルトスワフスキ国立音楽フォーラム)。
 ポーランドで最大の規模を誇るこのホールに新しく設置されたオルガンを用いた演奏会の録音です。
 ドイツのオルガン会社「クライス・オルガン工房」のフィリップ・クライスによって2018年から2020年にかけて製造されたこのオルガンは、19世紀から20世紀にかけてのフランスのシンフォニック・オルガンをモデルとしています。
 その特性を最も良く反映するために、今回の録音には2021年に没後50年を迎えたフランスの作曲家・オルガニスト、マルセル・デュプレの作品が選ばれたということです。
 ブロツワフとオランダでオルガンを学び、現在はブロツワフ古楽アンサンブルの芸術監督も務めるトマシュ・グウホフスキの演奏で。

 
 
 


ACD-311
¥3000
20世紀ポーランド音楽に多大なる影響を与えた
 ワルシャワ音楽院の教授
ロマン・スタトコフスキ(1859-1925):ピアノ作品集

 1-2. 2つのワルツ Op. 5/3. オベレク Op. 9 No. 2/
 6つの小品 Op. 16より
  4. All'antico No. 4 / 5. Alla burla No. 5 /
  6. Aupres de la fontaine No. 6/
 Immortelles Op. 19(第2巻)
  7. Allegro tempestuoso / 8. Moderato / 9. Con moto giusto/
 10. クラコヴィアク Op. 23 No. 5/
 11-12. 2つのポロネーズ Op. 26*/
 13. トッカータ Op. 33/14-19. 6つの前奏曲 Op. 37
 *...世界初録音
マグダレーナ・リサク
 (ピアノ...ベーゼンドルファー)

 録音:2022年6月 Concert Hall, Karol Szymanowski Academy ofMusic, Katowice(ポーランド)

 ポーランドの作曲家ロマン・スタトコフスキは、アントン・ルビンシテインとリムスキー=コルサコフに作曲を学び、ピアノ曲や室内楽曲を作曲、これらは20世紀ポーランドの音楽家たちに多大なる影響を与えました。
 1904年にはワルシャワ音楽院の教授に就任。その後21年間は、教師として多くの弟子を育て上げました。
 彼は生涯を通じて60近くのピアノ曲を作曲しましたが、このアルバムに収録された世界初録音を含むこれら作品のほとんどは、サンクトペテルブルクとモスクワで作曲されたもので、どれもサロン風の耳なじみのよい旋律をもっています。
 演奏はカトヴィツェ生まれのマグダレーナ・リサク。1995年に開催された「第13回ショパン国際ピアノコンクール」のファイナリストとなったことで国際的活躍の足掛かりを得ました。
 音楽一家の出身で、彼女の祖父はワルシャワ音楽院でロマン・スタトコフスキに師事していたこともあり、作曲家との縁も深いピアニストです。
 




DACAPO


8.224737
¥2700
N.V. ベンソン:ピアノ作品集
 Partita パルティータ Op. 38 (1945)
  1. I. Praeambulum. Largo
  2. II. Allegro
  3. III. Intermezzo I. Andante
  4. IV. Intermezzo II. Allegro molto
  5. V. Fanfare – Allegro – Fanfare. Moderato e grandioso
 Traesnit 木版画Op. 65 (1950)
  6. Largo / 7. Moderato / 8. Molto largo /
  9. Tempo giusto / 10. Con moto /
  11. Tempo pesante / 12. Flessible, secco /
  13. Presto molto ritmico / 14. Quasi cadenza /
  15. Molto sostenuto / 16. Largo
 Toccataトッカータ Op. 10 (1941)
  17. Adagio non troppo
  18. Passacaglia パッサカリア Op. 31 (1945)
ラメズ・マーンナ(ピアノ)

 録音:2020年10月17-18日、2021年2月25-26日、7月16-17日 Royal Danish Academy of Music, the Concert Hall(デンマーク)

 デンマーク現代音楽を象徴する存在として知られたニルス・ヴィゴ・ベンソン。1940年代より活動をはじめ、管弦楽から声楽曲までおよそ600以上の作品を作曲。
 まるで"呼吸をするように自然に"作品を生み出すと評されました。
 
 このアルバムには比較的古典的な様式で書かれた初期作品を収録。
 明確な調性は持たないものの、どれも耳なじみがよく技巧的な音楽です。
 演奏は1992年生まれのピアニスト、ラメズ・マーンナ。モスクワで学んだ後、デンマーク王立アカデミーを卒業。現在はデンマークで活動しています。

 
 
 

8.224741
¥2700
Demiurge
 1. ロー・クリステンソン(1991-):PULS (2017/2019改訂)
 2. ランディ・ポントピダン(1970-):Demiurge (2020)
 3. キアスティーネ・リンデマン(1987-):Further & Back (2015/2020改訂)
 4. グレタ・エアコット(1990-):Gestalt Minimal III (2020)
 世界初録音
Damkapellet(声楽&器楽アンサンブル)

 録音:2020年 KoncertKirken, Copenhagen(デンマーク)

 2016年にデンマークで結成されたアンサンブル「Damkapellet」のデビュー・アルバム。
 現代世界における「多様性」を軸に、さまざまな考え方を持つアーティストの音楽を演奏しています。
 このアルバムでは4名の作品を演奏。
 弦楽合奏を中心に、ピアノ、パーカッション、時には電子や歌を交え、抒情性と創造性を追求しました。
 




DYNAMIC



CDS-7977
¥2400
エンリコ・ディンド(チェロ)
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):チェロ協奏曲 他

 チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104
  1. I. Allegro
  2. II. Adagio, ma non troppo
  3. III. Finale: Allegro moderato - Andante - Allegro vivo
 4. 森の静けさ Op. 68 No. 5
 5. ロンド ト短調 Op. 94
 6. 4つの歌 第1番「私にかまわないで」 Op. 82 No. 1
  (エンリコ・ディンドによるチェロと弦楽合奏編)
エンリコ・ディンド(チェロ)
トスカーナ管弦楽団
ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)

 録音:2021年2月3-6日 Teatro Verdi di Firenze(イタリア)

 DeccaからCDを出しているチェリストのエンリコ・ディンドがDYNAMICに登場、曲はドヴォルザークのチェロ協奏曲!
 エンリコ・ディンドは1965年トリノ生まれ。同地のジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でアントニオ・ヤニグロらに学び、22歳の時にミラノのスカラ・フィル第一チェロ奏者に抜擢され、1998/99シーズンまで務めました。
 1997年にはパリで開催された"ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール"で優勝。
 これまでにロストロポーヴィチをはじめ、リカルド・シャイー、ジャナンドレア・ノセダ、チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィらが指揮するオーケストラと共演、また各地の音楽祭でも演奏を重ねてきました。
 指揮にも情熱を注ぎ、2001年にはイ・ソリスティ・ディ・パヴィアを設立して音楽監督を務めています。
 
 イタリアDeccaにはバッハの無伴奏チェロ組曲や弾き振りによるヴィヴァルディ、C.P.E.バッハ、ハイドンのチェロ協奏曲などの録音がありますが、この度チェリストにとって大本命のレパートリーの1つドヴォルザークをDYNAMICからリリースします。
 ダニエーレ・ルスティオーニが指揮するトスカーナ管弦楽団をバックに、協奏曲では朗々と歌う演奏を聴かせ、余白には定番曲の「森の静けさ」と「ロンド」に加え、ディンド自身がチェロ用に編曲した「私にかまわないで」を収録。
 美しい旋律をじっくりと聴かせます。

 
 
 


CDS-7982
¥2400
レアーレ・コンチェルト(古楽器使用)
 18世紀イタリアの知られざる作曲家
  マウロ・ダライ:ドレスデン協奏曲集


 1-3. 協奏曲 ニ短調 - 2つのヴァイオリンのために
 4-6. 協奏曲 ニ長調*
 7-9. 協奏曲 変ロ長調*
 10-12. 協奏曲 変ロ長調「アンナ・マリアのために」*
 13-15. 協奏曲 ヘ長調(伝:カルロ・ズッカーリ作) **
 16-18. 協奏曲 ニ長調「アンナ・マリアのために」
  (オーケストラ・パートはエミリオ・ゲッツィによる) **
 世界初録音
レアーレ・コンチェルト(古楽器使用)
ダニエレ・ファンフォーニ(ソロ・ヴァイオリン)
 [ジョフレード・カッパ 1690年製 ...*]
ルカ・ファンフォーニ(ソロ・ヴァイオリン)
 [ロレンツォ・ストリオーニ1778年製 ...**]
アントネッラ・タネッティ(第1ヴァイオリン)
 [マリヌス・カピッキオーニ 1928年製]
フランチェスコ・フェッラーティ(第1ヴァイオリン)
 [パオロ・アントニオ・テストーレ 1723年製]
ダヴィデ・クアリア(第2ヴァイオリン)
 [ジャン=バティスト・ヴィヨーム 1840年製]
ミケーレ・ブラギニ(ヴィオラ)[製作者不詳 18世紀]
マッシミリアーノ・ファンフォーニ(チェロ)
 [ジローラモ・アマティ 1600年頃製]
アントニーノ・アンジェロ・アリベルティ
 (室内オルガン、bourdon at 8')
  [フランチェスコ・ジベリーニ 2010年製]

 録音:2022年1月22-25日 Digitube Studio Mantova(イタリア)

 パルマ出身のヴァイオリニスト・作曲家マウロ・ダライ。1712年から1726年及び1730年から1739年にサンタ・マリア・デッラ・ステッカータ大聖堂に仕えていたこと以外、彼の経歴はほとんど知られておりませんが、スペイン王フェリペ5世の宮廷に仕え、スペイン王妃となったエリザベッタ・ファルネーゼのお気に入りとしてかなりの富と名声を得たとされています。
 彼はフェリペ5世から下賜された1718年製のストラディヴァリウスを生涯大切にし、ヴァイオリン曲を中心に、ソナタやカンタータなど、いくつかの作品を残しました。
 このアルバムに収録された協奏曲の譜面はドレスデンのザクセン国立図書館に所蔵されているため「ドレスデン協奏曲」と呼ばれており、ヴィヴァルディ作品をモデルとしながらも、スタイルはより自由で、時にはギャラント様式も取り入れたモダンなものとなっています。
 作品が捧げられた「アンナ・マリア」とは当時ヴェネツィアでヴィルトゥオーゾ奏者として活躍したヴィヴァルディの弟子アンナ・マリア・デッラ・ピエタのことです。
 前作「ヴァイオリン協奏曲第1番-第12番(CDS-7892)」と同じくダニエレ・ファンフォーニとルカ・ファンフォーニを中心としたアンサンブル「レアーレ・コンチェルト」が演奏しています。

 
 




NXN RECORDINGS

NXN4007
¥2700
※AmbientJazzです
『YEARS OF AMBIGUITY』
 1. Inhale/2. Modernitat/
 3. Nostalgia/4. Reconciliation/
 5. Down/6. Strong/7. Exhale
Kjetil Husebo -
 piano, synthesizers,samplers,
  electronics and programming
Arve Henriksen - trumpet
Eivind Aarset - guitar

 ノルウェーのベルゲン出身、現在はオスロを中心に活躍するコンポーザー、プロデューサー、ピアノ及びシンセサイザー奏者で、アヴァンギャルド・ジャズの活動でも知られるKjetil Huseboによるアルバム。
 アンビエント、ドローン・ミュージックにジャズの要素を加え、映画の中の雄大なシーンを連想するような音楽を聴かせています。

 
 




OCORA


C561086
【再発売】
¥2800
WorldMusicです
『ウズベキスタンの音楽』
 1. Nawa/2. Surmaisi/3. Farganacha Tanovar/
 4. Chul-i Iraq5. Oinasam/6. Gul-i Zarim/
 7. Segah/8. Nasr-i Segah/
 9. Samarkand-i Ushshaq/10. Aman-Yar/
 11. Sama-i Dugah/12. Chargah/
 13. Tanovar/14. Girya/15. Dotar Nawaisi
トゥルグン・アリマトフ
 (サトー、タンブール、ドゥタール)
アリシェル・アリマトフ
 (タンブール、ドゥタール)

 録音: 1995年3月 ラジオ・フランス

 ウズベキスタンの民族楽器の名手であり、作曲家、研究者であったトゥルグン・アリマトフ(1922-2008)によるアルバム。
 タンブール、ドゥタールといった撥弦楽器、タンブールを弓で弾く形のサトーなど、素朴な弦の音色が何とも味わい深い一枚です。
 1995年に発売されたアルバムの再発売。
 




SIGNATURE


SIG11124
¥2800
※AmbientJazzです
『THE 22nd FLOOR:
 LIVE AT MAISON DE LA RADIO ET DE LA MUSIQUE』

  1. Theme: Clarinet/2. Var. 1: Clarinet/
  3. Var. 2: Clarinet, synthesizer/
  4. Var. 3: Clarinet, synthesizer/5. Var. 4: Synthesizer/
  6. Var. 5: Synthesizer, percussions/
  7. Var. 6: Synthesizer/8. Var. 7: Synthesizer, clarinet/
  9. Var. 8: Synthesizer/10. Var. 9: Synthesizer, celesta/
  11. Var. 10: Celesta/12. Silence and applause
Music composed, arranged, performed &
 produced by JosephSchiano di Lombo
Joseph Schiano di Lombo -
 Clarinet, Moog synthesizer,
  tams and celesta

 Recorded live by Joseph Schiano di Lombo on the 22nd floor of the Maison de la Radio et de la Musique January 23 2022

 フランスのサヴォワ地方シャンベリの出身で、現在はパリを拠点に活動するアーティスト、ジョセフ・スキアノ・ディ・ロンボによるアルバム。
 ラジオ・フランス本社22階にあるレセプション・ホールはパリの街を一望できますが、ここを会場に彼一人がステージに乗り、照明を全て落として街の灯りだけの中で行われたライヴを収めています。
 ゆったりとしたクラリネットのソロに始まり、シンセサイザーや小型のゴング、チェレスタなどが重ねられ、薄明りの中をたゆたうような心地よいアンビエント・ミュージックを展開。全ての音が消えた後の余韻をじっくり味わう長い沈黙入り。
 




<メジャー・レーベル>
.

DG



4863438
\2900→\2690

《ラファウ・ブレハッチ~ショパン》


CD版
 ショパン:
  1-4) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
  5) 夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48 No.2、
  6-9) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、
  10) 舟歌嬰ヘ長調Op.60

*******************************************

LP版
《LP 1》
 [Side A]
  1-4) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35/
 [Side B]
  1) 夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48 No.2、2) 舟歌嬰ヘ長調Op.60
《LP 2》
 [Side A]
  1-2) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/
 [Side B]
  1-2) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
4863448
(2LP)
\4900

 今こそ聴いてほしい曲を満を持して録音したショパン・コンクール覇者のニュー・アルバム
 
 ●ポーランドのピアニスト、ラファウ・ブレハッチは自身の音楽人生においてフレデリック・ショパンの音楽に深く関わってきました。
   2005年のワルシャワのショパン・コンクール優勝のずっと以前からこの同郷の偉大な作曲家の音楽に傾倒していました。2つの有名なピアノ・ソナタは常に心にあった大切なものでした。
   「第2番の“葬送行進曲”は、パンデミックやウクライナの戦争によるこの困難な時に特別な意味を持っています。私はこのソナタを録音した時、何かに捧げるような独特の感覚がありました」とブレハッチは語っています。

 ●ブレハッチは2つの大作の間にショパンの心に残る嬰ヘ短調の夜想曲を、アルバムの最後に優雅な舟歌を置いています。
 ●「私はこれらの曲をショパン・コンクールの前からよく弾いていました。2つのソナタはまだ10代の頃に習得しています。
  今回スタジオでこれらの曲を録音したのはまさにいい時だったのではないかと今思っています。これ以上待つことはしたくありませんでした」(ラファウ・ブレハッチ)

 ●2LPは180g重量盤2LP,ゲイトフォールド仕様。
 
  【録音】2021年9月27日-10月1日、ベルリン、テルデックス・スタジオ
 



.

DECCA



4853945
\2900→\2690
《ベンジャミン・グローヴナー~シューマン&ブラームス:作品集》
 シューマン:
  1-8) クライスレリアーナOp.16、
  9) 3つのロマンスOp.28より第2番嬰ヘ長調(Einfach)、
  10) 花の曲Op.19、
  11) ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.14より第3楽章:Quasi variazioni (Andantino de Clara Wieck)、
  12) 夕べの歌Op.85 No.12(グローヴナー編)、
 13) クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20、
 ブラームス:3つの間奏曲Op.117より
  14) 第1番変ホ長調、15) 第2番変ロ長調、16) 第3番嬰ハ短調
ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)

 シューマン夫妻とブラームスの関係性をテーマにした天才ピアニストのニュー・アルバム

 ●ベンジャミン・グローヴナーはイギリス生まれの天才ピアニスト。2004年に史上最年少11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーのピアノ部門で優勝を果たしました。
  さらに2011年BBCプロムス・オープニング・コンサートに史上最年少で出演し、同年音楽家として史上最年少で、そしてイギリスのピアニストとして60年ぶりにデッカと専属契約を結びました。

 ●30歳にしてすでに世界中の批評家、聴衆から変わらぬ人気を得ているグローヴナー。
 今回リリースされるのはシューマン夫妻とブラームス、3人の作曲家の作品を採り上げ、その関係性をテーマにしたアルバムです。
 最初の作品はシューマンの8曲からなるピアノ曲集『クライスレリアーナ』。E.T.A.ホフマンが創り出した架空の人物、ヨハネス・クライスラーを描写していますが、クライスラーの浮き沈みのある、夢見がちな性格は明らかにシューマン自身の悲劇的な躁うつ病の傾向を反映しています。
 グローヴナーは作曲家のこの正直な自己表現に対して、卓越した優しさ、見事な多様性、想像力豊かな共感で応えています。
 シューマンの愛した妻クララによるメランコリックな『ロベルト・シューマンの主題による変奏曲』、そしてブラームスが自身とシューマン夫妻との間にあった複雑な関係性に魅力的な光を与えた作品、『3つの間奏曲』も収録されています。
 シューマンの『夕べの歌』はグローヴナーの編曲です。
 
 【録音】2022年4月21-24日、サフォーク、ポットン・ホール
 
 .


4853622
(13CD)
\8200→\7790

《アレグリ弦楽四重奏団~アーゴ録音全集》


《CD 1》
1-4) シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調D804、5-8) 弦楽四重奏曲第7番ニ長調D94
 【録音】1979年2月、ロンドン/
《CD 2》
シューベルト:
 1-4) 弦楽四重奏曲第9番ト短調D173、5-8) 弦楽四重奏曲第8番変ロ長調D112
 【録音】1979年2月(1-4)、1980年3月(5-8)、ロンドン/
《CD 3》
シューベルト:
 1-4) 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調D87、5-8) 弦楽四重奏曲第11番ホ長調D353
 【録音】1979年6月(1-4)、1980年3月(5-8)、ロンドン/
《CD 4》
シューベルト:
 1-4) 弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810『死と乙女』、
 5) 弦楽四重奏曲第12番ハ短調D703『四重奏断章』
  【録音】1978年7月、ロンドン/
《CD 5》
シューベルト:1-4) 弦楽四重奏曲第15番ト長調D887
 【録音】1979年2月、ロンドン/
《CD 6》
シューベルト:1-4) 弦楽五重奏曲ハ長調D956
 【演奏】マレー・ウェルシュ(チェロ)
 【録音】1978年12月、ロンドン/
《CD 7》
ベートーヴェン:
 1-4) 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74『ハープ』、
 5-8) 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95『セリオーソ』
  【録音】1979年1月、ロンドン/
《CD 8》
ブラームス:
 1-4) 弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51 No.1、
 5-8) 弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51 No.2
  【録音】1979年6月、ロンドン/
《CD 9》
ブラームス:
 1-3) 弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88、
 4-7) 弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
  【演奏】パトリック・アイルランド(ヴィオラ)
  【録音】1980年3月、ロンドン/
《CD 10》
1-4) ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115、
5) ベールマン:クラリネット弦楽四重奏のためのアダージョ(伝ワーグナー)
 【演奏】ジャック・ブライマー(クラリネット)
 【録音】1978年12月、ロンドン/
《CD 11》
ボッケリーニ:
 1) オーボエ五重奏曲第1番ト長調Op.45 No.1、
 2) オーボエ五重奏曲第2番ヘ長調Op.45 No.2、
 3) オーボエ五重奏曲第3番ニ長調Op.45 No.3、
 4) オーボエ五重奏曲第4番イ長調Op.45 No.4、
 5) オーボエ五重奏曲第5番Op.45 No.5、
 6) オーボエ五重奏曲第6番ニ短調Op.45 No.6
  【演奏】サラ・フランシス(オーボエ)
  【録音】1980年2月、ロンドン/
《CD 12》
ブリテン:
 1-4) 弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.25、
 5-7) 弦楽四重奏曲第2番ハ長調Op.36、
8) ラヴェル:序奏とアレグロ、
9-11) ルーセル:フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのためのセレナード
 【演奏】
  マリサ・ロブレス(ハープ)(8-11)、
  クリストファー・ハイド=スミス(フルート)(8-11)、シア・キング(クラリネット)(8)
 【録音】
  1972年4月、スネイプ(1-7)、1981年12月、ロンドン(8-11)/
《CD 13》
 1-3) フォーブス:弦楽四重奏曲第1番、
 4-7) マコンキー:弦楽四重奏曲第9番、
 8-10) シャロー・ジョンソン:弦楽四重奏曲第2番、
 11-15) スカルソープ:弦楽四重奏曲第8番
  【録音】1970年5月、ロンドン
アレグリ弦楽四重奏団
 (ピーター・カーター、
  ヒュー・マグワイア[CD 12: 1-7, CD13のみ][第1ヴァイオリン]、
 デイヴィッド・ロス[第2ヴァイオリン]、
 プルネラ・ペイシー、
 パトリック・アイルランド[CD 12: 1-7, CD 13のみ]、
 キース・ラヴェル[CD 12: 8-11のみ][ヴィオラ]、
 ブルーノ・シュレッカー[チェロ])

 設立から70年、イギリスで最も長く続くアンサンブルの録音を初集大成。CD13枚組BOX

 ●アレグリ弦楽四重奏団は1953年に設立し、イギリスで最も長く続いているアンサンブルです。設立から70年となり、アーゴ・レーベルに行われた録音が初めてまとめて発売されます。CD13枚組BOXセット。限定盤。

 ●シューベルト、ベートーヴェン、ブラームスの不朽の名作だけでなく、1969年ラドクリフ賞を受賞した、セバスチャン・フォーブス(1941年生まれ)、エリザベス・マコンキー(1907-1994)、ロバート・シャーロー・ジョンソン(1932-2000)、ピーター・スカルソープ(1929-2014)の弦楽四重奏曲も収録されています。

 ●オリジナル・ジャケット仕様。プロデューサーのジェレミー・ヘイズ氏による新規エッセーが掲載された40ページのブックレット付き(英語・フランス語・ドイツ語)。

 
 















1/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HORTUS


HORTUS 213
¥2600
リタ・ストロール:
 ピエール・ルイスの「ビリティスの歌」からの12の詩による歌

  【リカス、お手玉遊びの勝負、糸巻棒、パンの笛、
   髪、夜の薔薇、後悔、さまたげられた眠り、
   ビリティス、誓い、夜、子守歌】
マリアンヌ・クルー(ソプラノ)
アンヌ・ベルタン=ユゴー(ピアノ)

 サン=サーンス、ダンディ、フォーレらにも賞賛したリタ・ストロールの歌曲集

 録音:2022年/エクス・アン・プロヴァンス聖堂/DDD、ディジパック仕様、41'08

 19世紀後半から20世紀初頭のフランスの女性画家エロディー・ラ・ヴィレット(1848-1917)の娘として生まれたリタ・ストロール・ラ・ヴィレット(1865-1941)は13歳でパリ音楽院に入学した才女で、作曲家としてもサン=サーンス、ダンディ、フォーレらに称賛される才能の持ち主でした。
 あのパブロ・カザルスも彼女のチェロ作品を気に入り、演奏していたそうです。
 「12のビリティスの歌」は、ピエール・ルイスによる散文詩「ビリティスの歌」からの12の詩に付けられた歌曲集。
 技巧的で表現力あふれるピアノの上で優美に歌われる歌曲集で、この録音が世界初。2018年エリザベート王妃音楽コンクールに入賞し、パリ・オペラ座などで活躍するベルギーのソプラノ、マリアンヌ・クルーの美しい声と、ハンス・レイグラフ、アンヌ・ケフェレック、ジャン=クロード・ペヌティエらに学んだピアニスト、アンヌ・ベルタン=ユゴーの歌に寄りそうピアノによってストロールの美しい作品が見事によみがえっています。
 
 

HORTUS 199
¥2600
「春」~フランス合唱曲集
 サン=サーンス:夜
 ジャック・ド・ラ・プレル:平原の夕暮れ
 ジャック・ド・ラ・プレル:夕暮れ
 ジャック・ド・ラ・プレル:四月(「春の2つの合唱団」より)
 ジャック・ド・ラ・プレル:六月(「春の2つの合唱団」より)
 ジャック・ド・ラ・プレル:夏
 ロベール・カビ:
  そは五月の甘き夜(「7つのフランスの詩」より)
 ロベール・カビ:時は花なり(「10の小二重唱と合唱」より)
 ロベール・カビ:秘密の仲
 ロベール・カビ:
  四月(「ジェラール・ド・ネルヴァルの合唱曲集」より)
 ロベール・カビ:
  冬(「ジェラール・ド・ネルヴァルの合唱曲集」より)
 ロベール・カビ:ゆりかごの歌(「無垢の歌」より)
 セシル・シャミナード:白い帆の下に
 セシル・シャミナード:アルルの娘たち
 セシル・シャミナード:船乗りたちのノエル
 セシル・シャミナード:森の妖精
フィアト・カントゥス(混声合唱団)
カロリーヌ・ジェステ(ソプラノ)
リサ・シャイブ=オーリオル(ソプラノ)
ベランダ・プパール(メゾ・ソプラノ)
カエリク・ボシェ(テノール)
ヒョウォン・ペドロ・チ(フルート)
ドミティーユ・ベス(ピアノ)
トマ・タッケ(ピアノ&指揮)

 サン=サーンス、ジャック・ド・ラ・プレル、カビ、シャミナードの「春」を主題としたフランス合唱作品集。

 録音:2021年6月26-29日/Riffxスタジオ(オー=ド=セーヌ県)/DDD、ディジパック仕様、63'45

 サン=サーンスからはじまり、ジャック・ド・ラ・プレル、ロベール・カビ、セシル・シャミナードの作品で構成された、「春」を主題としたフランス合唱作品集。
 テオフィル・ゴーティエ、ジェラール・ド・ネルヴァル、アルマン・シルヴェストルらの詩と融合した20 世紀フランスの合唱の伝統を知る格好の1枚です。
 1997年に結成された混声合唱団フィアト・カントゥスが、エラール・ピアノの伴奏で表情豊かに歌っています。
 
 

HORTUS 212
¥2600
動物寓話~歌の中の動物たち(1698-1734)
 フランソワ・クープラン:うなぎ
 ジャン=バティスト・ド・ブセ:なぜなの、二羽の夜鳴鶯
 マラン・マレ:小さなパッサカーユ
 オトテール:忠実な恋人
 シェドヴィル:フォンテーヌブローの即興
 ルイ・ド・ケ・デルヴロワ:バッタ
 作者不詳:
  「王が欲しかった蛙」、
  「オランダのチーズの中のネズミ」、
  「2匹のラバ」、「獅子の宮廷」
  「カラストキツネ」、他
マルコ・オルヴァ(指揮)、
ファエンツァ
マルコ・オルヴァ
 (歌、アーチリュート、
  バロック・ギター、ヴィエール)
サラ・ルフェーヴル(歌、リコーダー)
オルガ・ピタルフ(歌)
フランソワーズ・エノク
 (バス・ド・ヴィオール、コラショーネ)
エルミヌ・マルタン(リコーダー、ミュゼット)
中川亜由美(チェンバロ、オッタヴィーノ)
ニコラ・ロザンフェルト(バスーン、リコーダー)
ロマン・ファリク(バロック・ギター、テオルボ)

 チェンバロ奏者、中川亜由美も参加!フランス・バロックの作曲家たちの器楽曲による動物寓話集

 録音:2021年/ヴァランセ城(アンドル県)/DDD、ディジパック仕様、59'35

 18世紀フランスで出版された曲集「Nouvelles poesies spirituelles et morales」の中から、ラ・フォンテーヌの「寓話集」の動物の詩に付けられた作者不詳の楽曲と、フランス・バロックの作曲家たちの器楽曲による動物寓話集。
 リュートやギターを弾きながら歌う才人マルコ・オルヴァ率いる古楽技巧派集団ファエンツァが、教訓的な内容の詩に付けられた音楽を、動物や自然の描写をまじえて、雰囲気豊かに歌い、演奏している楽しい1枚です。
 フランスを中心に活躍しているチェンバロ奏者、中川亜由美が参加しています。
 
 


HORTUS 214
¥2600
我が道を行く~
 パリ・ノートル・ダム寺院のオルガンでの即興演奏集

  (1)夜明け / (2)対話 / (3)雲 /
  (4)モノディ / (5)モノディ・トロペ /
  (6)カリヨンI / (7)カリヨンII / (8)交互に /
  (9)ヴォカリーズ / (10)アラベスク
ジャン=ピエール・ルゲ(オルガン)

 フランス・オルガン界の巨匠ジャン=ピエール・ルゲによる即興演奏録音集

 録音:(4)(5)2004年3月16日、(6)2005年3月27日、(1)2005年6月14日、(7)(9)2008年8月13日、(8)2011年7月25日、(2)(3)2008年12月2日、
 (10)2013年11月12日/パリ・ノートル・ダム寺院(フランス)/DDD、ディジパック仕様、77'50

 1939年生まれで、1961年から1984年まで、パリのノートル・ダム・デ・シャン教会のオルガニストを、1985年から2015年まで、パリ・ノートル・ダム寺院のオルガニストを務めたフランス・オルガン界の巨匠ジャン=ピエール・ルゲによる即興演奏録音集。
 2004年から2013年までのさまざまな演奏が収録されています。荘厳かつ繊細に鳴り響くノートル・ダム寺院のオルガンの音も聴きものです。
 
 

HORTUS 218
¥2600
合流点~2台ピアノによる即興集
 ジャン=ピエール・ルゲとサミュエル・リエジョンによる
 2台ピアノによる即興演奏集
  (1)前奏曲
  (2)8つの小品
  (3)アルベール・カミュ
  (4)3つのエヴォカシオン
   (「ポール・ヴェルレーヌ」
    「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」
    「 クロード・ドビュッシーとともに」)
  (5)アクション・ペインティング
  (6)5つの誘い
  (7)2幕の終わり
ジャン=ピエール・ルゲ&
 サミュエル・リエジョン
  (ピアノ/
   ステファン・ポーレッロ製作
   OPUS1&102)

 40歳以上年の離れたジャン=ピエール・ルゲとサミュエル・リエジョンによる2台ピアノによる即興演奏集

 録音:2021年/ヴィルティエリー(ヨンヌ県)/DDD、ディジパック仕様、66'59

 40歳以上年の離れたオルガニスト二人の2台ピアノによる即興演奏集。
 パリ・ノートル・ダム・デシャン教会のオルガニストを20年以上、パリ・ノートル・ダム寺院のオルガニストを30年務めた1939年生まれのフランス・オルガン界の巨匠ジャン=ピエール・ルゲと、1984年生まれで、パリ音楽院のオルガン課を首席で卒業し、24歳でパリのサン=ピエール・ド・シャイヨ教会のオルガニストに就任、作曲や即興演奏でも国際的音楽賞を受賞しているオルガニスト、サミュエル・リエジョンの二人が、フランスのピアノ製作者ステファン・ポーレッロの製作した2台のピアノを即興で奏でています。
 カミュやヴェルレーヌ、ゴッホ、ドビュッシーなど偉大な芸術家にインスパイアされた演奏も収録されています。
 
 

HORTUS 215
¥2600
鐘の息吹で~ピアノによる即興演奏集
 (1)残り火
 (2)よそで...
 (3)コン・フオコ
 (4)そよ風
 (5)舟歌
 (6)鐘の息吹で
ジャン=ピエール・ルゲ(ピアノ)

 フランス・オルガン界の巨匠ジャン=ピエール・ルゲがピアノを即興演奏した録音集!

 録音:(1)(4)2016年8月14日/ローザンヌ、サン=フランソワ教会
 (2)(3)2003年8月21日、(5)(6)2002年8月22日/ローザンヌ高等音楽院/DDD、ディジパック仕様、61'31

 パリ・ノートル・ダム・デシャン教会のオルガニストを20年以上、パリ・ノートル・ダム寺院のオルガニストを30年務めた1939年生まれのフランス・オルガン界の巨匠ジャン=ピエール・ルゲによるピアノ即興演奏集。
 半世紀を超えるオルガニスト人生において、即興演奏を得意としていたルゲが、オルガニストとしての感性を生かしてピアノを奏でています。
 
 

HORTUS 216
¥2600
楽園の花々~マチュー・ステファネッリ:作品集
 (1)楽園の花々
  (ピアノと弦楽のための五重奏曲第2番)(2019-20)
 (2)聖なる時間に(ミサ・ブレヴィス)~
  ソプラノ、メゾ・ソプラノ、混声合唱、
   弦楽五重奏とハルモニウムのための(2017-18)
 (3)プレルーディウムとオルガヌム~チェロのための(2013)
 (4)呪文~チェロのための(2015)
 (5)ソナト・エヴム(永遠のソナタ)~
  ヴァイオリンとピアノのための(2013)
 (6)ルクス(光)~ピアノのための(2021)
(1)ジラール四重奏団、
 セバスティアン・エネ(ピアノ)
(2)ジラール四重奏団、
 レティツィア・コルセッル(ソプラノ独唱)、
 アンヌ・ベルタン=ユゴー(メゾ・ソプラノ独唱)、
 アンサンブル・ラ・スポルテッル(混声合唱)、
 ピエール=ラファエル・アルテル(コントラバス)、
 エマニュエル・ロラン(オルガン)
(3)(4)リサ・ストラウス(チェロ)
(5)ファニー・ステファネッリ=ガロワ
  (ヴァイオリン)、
 マチュー・ステファネッリ(ピアノ)
(6)マチュー・ステファネッリ(ピアノ)

 1985年生まれの仏作曲家マチュー・ステファネッリの様々なジャンルの作品集

 録音:(2)2021年/サン・ティエンヌ・デュ・モン教会(パリ)、(1)(3)-(6)2021年/ルヴァロワ音楽院(オー=ド=セーヌ県)/DDD、ディジパック仕様、73'08

 1985年生まれのフランスの気鋭の作曲家マチュー・ステファネッリの様々なジャンルの作品集。
 ステファネッリは、わずか16歳でジャック・ルヴィエやブリーノ・リグットに師事し、絶賛されたピアニストで、作曲にも才能を発揮し、数々の国際的賞を獲得する世界的に注目を集める俊英です。
 このアルバムには、2021年に作曲されたピアノ曲の自作自演、パリ音楽院でイザイ四重奏団に学んだ実力派四重奏団、ジラール四重奏団が参加したピアノ五重奏曲第2番「楽園の花々」など2013年から2021年にかけて作曲された聴きごたえのある作品ばかりが収録されています。


 



.

DANACORD



DACOCD957
¥2700→\2490

デンマークの美しき女流奏者、クリスティーナ・ビェルケ
 ファニーの知られざる代表作「一年」

 ファニー・メンデルスゾーン:一年(ピアノのための12の性格的小品) ~
  一月:幻想曲風のアダージョ/
  二月:プレスト/
  三月:前奏曲とコラール/
  四月:カプリッチョーゾ/
  五月:春の歌/
  六月:セレナード/
  七月:ラルゲット/
  八月:アレグロ/
  九月:アンダンテ・コン・モート/
  十月:アレグロ・コン・スピリト/
  十一月:メスト/
  十二月:アレグロ・モルト/
  後奏曲:コラール
クリスティーナ・ビャアケー(ピアノ)

 ファニー・メンデルスゾーンの代表作のひとつ!ピアノのための12の性格的小品!

 「フェリクスの才能に恵まれた姉」ファニー・メンデルスゾーン の 《一年》。
 〈一月〉から〈十二月〉、彼女の人生でもっとも充実した時期のひとつだったとされる1年間のイタリアへの旅の途中と帰国後に書いた「ピアノのための12の性格的小品」と〈後奏曲〉の曲集は、没後に出版されました。
 「フェリクスが作曲していてもおかしくない、輝かしさ、音楽的深み、そしてピアノのヴィルトゥオーゾ性にあふれた音楽」は、多くのピアニストから愛され、彼女の代表作のひとつとみなされています。

 Danacord Records の新しいアルバムでこの作品を弾くクリスティーナ・ビャアケー(b.1970)は、デンマークを代表するピアニストのひとりです。
 室内楽とソロ活動を行い、オーゼンセのデンマーク国立音楽アカデミーで准教授として教えています。
 彼女は、テレーセ・コペルに教わり、ニューヨークのジュリアード音楽院に2年間留学、1997年にコペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーのソリスト・クラスを修了しました。
 カール・ニルセンのピアノ作品全集やベートーヴェンの 《ディアベッリ変奏曲》(Danacord DACOD747)をはじめ録音も多く、各国メディアの高い評価を獲得してきました。

 ※録音:2021年12月&2022年6月、デンマーク国立音楽アカデミー(オーゼンセ、デンマーク)



デンマーク生まれの美しき女流奏者、クリスティーナ・ビェルケ(ビャアケー)。

  


CPOのニールセン:ピアノ作品全集
Nielsen - Complete Piano Works
CPO
777413-2
(2CD)
\4400
カール・ニールセン:ピアノ作品全集
 5 つの小品集 Op.3/交響的組曲 Op.8/
 6 つのユモレスク・バガテル Op.11/新世紀のための祝祭前奏曲/
 夢について「静かな夜」/シャコンヌ Op.32/主題と変奏 Op.40/
 組曲 Op.45/3 つの小品集 Op.59/
 若い人と老人のためのピアノ音楽Op.53/
 ピアノ小品(1931)
クリスティーナ・ビェルケ(ピアノ)

 ニールセンはもともとヴァイオリン奏者として活躍した人なので、ピアノについてはものすごい腕前だったということはありません。ただ、デンマーク王立音楽院でピアノの魅力に開眼。集中してピアノ曲に取り組んだ事はあったようです。
 そのニールセンのピアノ曲は、若い頃の素朴なものから亡くなる年に書かれた深遠なものまで多種にわたり、ニールセンの「もう一つの顔」が堪能できます。グリーグほど傑作ぞろいではないものの、シベリウスには十分肩を並べられそうな気がします。

 作品数はちょうどCD2枚に収まるくらい。
 そのため曲自体はそれほど有名でないわりには、アンネ・エランドやエリザベト・ウェステンホル、最近でもマーティン・ロスコーといった大物たちが全集録音をリリースしています。

 そんな大家を差し置いて紹介するのが・・・クリスティーナ・ビェルケの録音。
 ビェルケは1970年デンマーク生まれの美しき女流奏者。デンマーク王立音楽アカデミーではアンネ・エランドにも師事していたようです。
 ここでのニールセンは、さりげなく吹く風のように自然でありながら、なぜか心に残る感興あふれる演奏。ビェルケはもともと感情豊かで個性的な演奏をする人なのですが、ここでは羽目を外すことなく、しっとりとピアノを歌わせています。
 このアルバムでビェルケの名を知った人も多いと思います。デンマーク出身の彼女にとってこのニールセン・アルバムに賭ける思いはかなりのものだったでしょう。


そしてSCANDINAVIAN CLASSCIS のショパン
 
 伴奏ものなどを入れると比較的彼女の録音は多いのですが、中でもCLASSICOに入れたいくつかのアルバムはピアノ・ファンの間ではちょっと話題になっていたものでした。
 今はCLASSICOが消滅してしまったのでそのCDを入手することは困難になってしまいましたが、そのうちの1枚がSCANDINAVIAN CLASSCISで出直しになっています。

 いまだかつて聴いたことのないような不思議なテンポと独特の間合いで、まるで魔法にかけられたような気持ちにさせられるショパン。

 ・・・手に入るうちに聴いておいてほしい魅力的なアルバム。万一廃盤の際はご容赦ください。


SCANDINAVIAN
561
\2000
ショパン:
 24の前奏曲 Op.28/
 ワルツ/マズルカ/夜想曲
クリスティーナ・ビェルケ(ピアノ)



 
 

DACOCD946
¥2700
アナス・コペル:室内楽作品集
 アナス・コペル(b.1947): 
  ・弦楽四重奏曲第4番
    ナイチンゲール弦楽四重奏団
  ・マンドリンと弦楽四重奏のための協奏曲
    アロン・サリエル(マンドリン)、アイリス弦楽四重奏団
  ・三重奏曲(ヴィオラ、クラリネットとピアノのための)
    ケーゲルシュタット三重奏団
    〔セーアン=フィリプ・ブリクス・ハンセン(クラリネット)、
     マリーエ・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン(ヴィオラ)、シャロテ・タニング(ピアノ)〕

 アナス・コペルは、1947年、20世紀のデンマーク音楽を代表する音楽家のひとり、ヘアマン・D・コペルの子として生まれました。
 1960年代以降、作曲家とミュージシャンとしてさまざまな方法で音楽創造に挑み、1967年にロックグループ「Savage Rose」を共同で創設しました。
 ジャズ、ロック、バルカン音楽から、室内楽、バレエ音楽、映画音楽と、幅広いジャンルを手がけ、思いつくかぎりの楽器のための協奏曲をとっても40を越す作品を書いています。
 1990年代からは、自身の楽器「ハモンド B3 オルガン」による即興音楽と並行して、伝統的な形式による作曲に力を注いでいます。

 本アルバムは、アナスの古典的スタイルの室内楽作品を集成。
 《弦楽四重奏曲第4番》 は、2016年のヘリオス劇場の再開に際し、フォボー音楽協会から委嘱を受けて作曲され、10月30日、ナイチンゲール弦楽四重奏団がフォボーで初演しています。
 《マンドリンと弦楽四重奏のための協奏曲》 は、アラン・シュリンの委嘱作です。シュリンに献呈され、2016年10月25日、彼がホルベク・アンサンブルと共演して初演しました。
 このアルバムのアロン・サリエル(b.1986)はイスラエルのプレーヤー。アイリス弦楽四重奏団はポーランドのアンサンブルです。
 《三重奏曲》 は、モーツァルトの 《ケーゲルシュタット三重奏曲》と同じヴィオラ、変ロ管クラリネットとピアノのための作品です。
 モーツァルトの曲にちなむ名前をつけたデンマークの「ケーゲルシュタット三重奏団」の委嘱で作曲され、2020年2月27日、フレゼリクスベアのソールビェア教会で初演されました。
 
 

DACOCD951
¥2700
スヴェン・S・シュルス -
 こだま ~ アカペラ合唱のための作品全集 第1集

  スヴェン・S・シュルス(1913-1998):
   年間最優秀合唱作曲家賞受賞に際しての4つの歌 ~
    夕べの賛美歌、誰もひとりぼっちではない、二月の春の日、長い冬/
    森の歌/デューアヘーヴェンの静かな祈り/
   自作の詩による4つの合唱曲 《デンマークの天気》 ~
    霜、風、太陽、雨/まさかの不品行/
   混声合唱のための3つのマドリガル ~
    四月の歌、雨が降っている、詩と現実/こだま
オーフス大学合唱団
ヨーナス・ラスムセン(指揮)

 スヴェン・シモン・シュルスは、作曲家と指揮者として20世紀デンマークの音楽に重要な貢献をしたひとりです。
 王立デンマーク音楽アカデミーでポウル・シアベクに作曲を学び、コペンハーゲンの新聞「ポリティケン」の音楽批評を1942年から1949年まで担当。
 その後、デンマーク放送室内合唱団の指揮者を務めながら、映画と放送劇の音楽、オペラ、管弦楽と室内楽のための作曲を行いました。
 とりわけ、抒情的な作風の合唱曲で知られ、代表作の 《デンマーク再訪》 や 《デンマークは香しく》 は、デンマークの合唱団のレパートリーに欠かせない作品として歌われ、愛されています。

 Danacord Records のこのアルバムは、シュルスが作曲した音楽的にも技術的にも最高のレベルにある約90曲のアカペラ合唱作品の全曲を5枚のディスクに録音するプロジェクトの最初の一枚です。

 オーフス大学合唱団は、1985年に創設され、ヨーナス・ラスムセンが現在、指揮者を務めています。20人から35人のメンバーで構成され、オーフス大学とオーフス王立音楽アカデミー(ユラン音楽院)の音楽的環境の下、アマチュア合唱団としてプロ活動を続けています。
 指揮者のラスムセン(b.1992)は、王立ストックホルム音楽大学でフレードリク・マルムベリとマッツ・ニルソンの下で学び、学士号を得て卒業。
 スティーヴン・レイトンとティム・ブラウンに学んだケンブリッジ大学の優等修士号を取得、オーフス王立音楽アカデミーでカーステン・サイアー=ハンセンとセーアン・K・ハンセンに学び、ソリスト・クラスを修了しました。
 



.

CHANNEL CLASSICS



CCS43423
¥2800→\2590
2006年パガニーニ国際コンクールの覇者
 天才ニン・フェン(ヴァイオリン)

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
 第1番~第3番、スケルツォ(「F.A.E.ソナタ」より)

  ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   1-3. ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op. 78
   4-6. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op. 100
   7-10. ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op. 108
   11. スケルツォ Woo 2 ~「F.A.E.ソナタ」
ニン・フェン(ヴァイオリン)
Zee Zee(チャン・ツォー)(ピアノ)

 録音: 2022年2月 MCO ヒルフェルスム、オランダ

 2006年パガニーニ国際コンクールの覇者(第1位)で、CHANNEL CLASSICSが誇るヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、中国出身で現在はベルリンを拠点に活動しているニン・フェンの新録音はブラームス。テクニックのみならず情感豊かな表現でも世界的な評価を受けている彼らしく、伸びやかな歌から儚げな音色までを自在に駆使しながら抑揚のバランスが効いた、たいへん心地よい演奏となっています。
 Zee Zeeことチャン・ツォーは2013年のエリザベート王妃国際コンクールで5位に入賞しており(ニン・フェンは2001年の第5位)、DGやDeccaからアルバムもリリースしている中国の若い世代の注目アーティスト。




 ニン・フェンのパガニーニ。憎らしいほどうまい。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GPfmtMvBKqI


 そして下記チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の一部が見られるPV。これまたふてぶてしいくらいうまい。
https://www.youtube.com/watch?v=WvAzSmxSBUA&feature=player_detailpage



旧譜
天才ニン・フェン
「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

 CCS 37916
¥2800→\2590
天才ニン・フェン/「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

 アパッシオナード

  サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
  ラロ:スペイン交響曲ニ短調 Op.21
  サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
  ラヴェル:ツィガーヌ
  ビゼー/ワックスマン:カルメン幻想曲
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
アストゥリアス交響楽団
 ニン・フェンの情熱がほとばしる!サラサーテ、ラロ、ラヴェルの名作集!

 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動する天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。パガニーニ国際コンクールを制し、Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトと名盤を送りだしたニン・フェンのChannel Classics第6弾は、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団と贈る名作集!
 サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、ラロの「スペイン交響曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」といったスペインとフランスのロマンと民族的情熱が香り立つ濃厚なプログラム。スペインの熱きオーケストラをバックに、ニン・フェンの超絶技巧がほとばしる!

 使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"


ニン・フェン
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

CHANNEL CLASSICS
CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ニン・フェン~チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ブルッフ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!

 パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。ついにコンチェルトに挑む!
 伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
 そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。

 録音:2012年11月22日?24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ


 




CYPRES RECORDS



CYP1683
¥2800
メンデルスゾーン、シューマンほか:
 so far so close~弦楽四重奏のための作品集

  1-4. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
   弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op. 80
  5-7. パトリック・ルテルム(1981-):
   弦楽四重奏のための3つの楽章
  8-11. ロベルト・シューマン(1810-1856):
   弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op. 41
アルファマ四重奏団

 録音: 2022年9月2-5日 ミリー・コンサートホール、ヘント

 2005年ブリュッセルで結成されたアルファマ四重奏団8枚目のアルバム。
 メンデルスゾーンが姉ファニーの死のショックから立ち直ろうとする時期に書かれた悲愴感の強い弦楽四重奏曲第6番、シューマンが妻クララに贈った情熱的な弦楽四重奏曲第1番を収録。
 豊かな歌心に定評のある彼ららしく、それぞれの作品に深く切り込んだ熱い演奏を聴かせています。
 ベルギーの作曲家パトリック・ルテルムの新作は、「太陽」「大気」「コラール」の3楽章からなり、シューマンの情熱的なリリシズムとメンデルスゾーンの宗教的な精神が盛り込まれているということです。
 



.

FUGA LIBERA



FUG809
¥2800→\2590
ドミトリー・リス(指揮)&ウラル・フィル
 ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番

  ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   1-4. 交響曲 第10番 ホ短調 Op. 93
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)

 録音: 2021年11月22日(ライヴ) スヴェルドロフスク・フィルハーモニック大ホール、 エカテリンブルク、ロシア

 ドミトリー・リスが特に深い思い入れを持つというショスタコーヴィチの交響曲第10番。
 2019年に南オランダ・フィルとの同曲をリリースしていますが(録音は前年)、この大曲をわずか3年で再録音ということになりました。
 スターリン独裁政治の抑圧からの解放が描かれているとされるこの作品を、今回はもう一つの手兵、ロシアのウラル・フィルとのライヴで収録しています。
 作曲家が自由に作曲することが困難であった時代を生きたショスタコーヴィチに心を寄せるリスにとって、この作品は特別な意味を持つもの。
 ロシアの音楽家たちにとってこの曲が意味しているものは自明であり、個人の意見を正直に述べることが危険だった時代に、独自の崇高な手法でそれを行った作曲者に深い敬意を持って演奏しているということです。
 第2楽章の激しさ、フィナーレでの凄まじい追い込みなど、彼らの思いが入った素晴らしい演奏です。



ソチで浅田真央がフリーで使用したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏の指揮がリスだった


 ボリス・ベレゾフスキーのラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集。
 ずいぶん昔の話だが、真央ちゃんがソチで使った第2番の演奏がこのアルバムだった。
 おかげで空前のヒットとなったが、そのときの指揮がリスだった。
 この名演の立役者の一人がリスであることは間違いない。

Rachmaninov - Piano Concertos Nos. 1 & 4
MIR 019
\2700
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第1番、第4番
 パガニーニの主題による狂詩曲
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ドミトリー・リス指揮
ウラル・フィル
 第1番の冒頭からその熱い音楽と強烈な技巧で聴き手を惹きつけ、第4番では丁寧にラフマニノフの抒情性を描き出している。またパガニーニの主題による狂詩曲は映画でも多数使用されている有名な第18変奏は息を呑むほど美しく、ベレゾフスキーの余情をたたえた演奏にグッとくる。
Rachmaninov - Piano Concertos Nos. 2 & 3
MIR 008
\2700
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&3番 ボリス・ベレゾフスキー(P)
ドミトリー・リス指揮
ウラル・フィル
 前作「ラフマニノフ/24の前奏曲(MIR004)」では、卓越した技巧でその実力を知らしめてくれた。今回の協奏曲でも、圧倒的テクニックでドラマティックな演奏を披露。
 第2番で聴かせてくれる持続性のある集中力と適度な感情移入は、彼の明晰さと正統派スタイルを表すものと言える。また第3番は、強靱かつ洗練されたリズムや華やかなサウンドと、息を呑むような美しい旋律が表裏一体となった音楽を聴かせてくれる。
 ラフマニノフ作品の本質に踏み込み、卓越した技巧と躍動感溢れる聴き応えのある1枚。







南オランダ・フィルとの「幻想」

これがなかなかの個性的秀演
まるで映画か演劇を見ているかのような文学的且つ野心的な演奏
さまざまな仕掛けも一つ一つがはまってます


この指揮者、もっと評価されていいのではないかと思うのですが。
 FUG764
\2800→\2590
ドミトリー・リス (指揮)&南オランダ・フィル
 ベルリオーズ:幻想交響曲 ほか

 1-5. ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):苦痛の鏡
  1. I. 庭での罵倒/2. II. むち打ち/3. III. いばらの冠/
  4. IV. 十字架を担う/5. V. 磔刑

 6-10. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869): 幻想交響曲
  6. I. 夢、情熱/7. II. 舞踏会/8. III. 野の風景/
  9. IV. 断頭台への行進/10. V. 魔女の夜宴の夢
クリスティアンネ・ストーテイン (メゾ・ソプラノ)
ドミトリー・リス (指揮)
南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音: 2017年10月27、28日/2019年4月5、6日 アイントホーフェン音楽堂、フライトホフ劇場(マーストホフ) ライヴ・拍手入り

 【リスとオランダの名手たちが描く、アンドリーセンの美しい歌曲と色彩豊かな「幻想」】
 リンブルフ交響楽団とブラバント管弦楽団が合併し2013年に誕生した、南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(南ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団)。2016-17年のシーズンより当団初の首席指揮者を務めるドミトリー・リスとの3枚目のアルバム。



 




 LINN RECORDS



CKD714
¥2800
バルトーク:バレエ『かかし王子』(全曲)、舞踏組曲
 ベラ・バルトーク(1881-1945):
  1-13. バレエ『かかし王子』(全曲) Op.13 Sz. 60
  14-19. 舞踏組曲 Sz. 77
ケルンWDR交響楽団
クリスティアン・マチェラル(指揮)

 録音: 2020年11月23-24日...14-19 2022年6月13-15日...1-13 ケルン・フィルハーモニー、ドイツ

 1980年ルーマニア生まれ、ヨーロッパで躍進中のクリスティアン・マチェラル。首席指揮者を務めるケルンWDR交響楽団とのアルバム第2弾は、バルトークの作品の中でも華やかな2曲。
 際立ったリズム処理と細部まで行き届いたコントロールで、色彩感豊かに聴かせています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

DANACORD

DACOCD887
(2CD-R)
特別価格
¥2700→\2490
ラウニ・グランデールの遺産 第7集
 アドルフ・ブッシュとのベートーヴェン 《ヴァイオリン協奏曲》
 ヴィクト・シューラーとのチャイコフスキー 《ピアノ協奏曲第1番》
 [Disc 1]

  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
    アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
    デンマーク放送交響楽団、ラウニ・グランデール(指揮)
    [録音:1949年3月17日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(「木曜コンサート」ライヴ)]

  リムスキー=コルサコフ(デンマーク語版:テューイェ・テューイェセン):歌劇 《モーツァルトとサリエリ》 Op.48
     クリスチャン・ブランケ(テノール/モーツァルト)
     ヘンリュ・スケーア(バリトン/サリエリ)
     デンマーク放送交響楽団、ラウニ・グランデール(指揮)
     [録音:1954年11月25日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(「ラジオ・オペラ」)]

 [Disc 2]
  カール・ニルセン:歌劇 《仮面舞踏会》 FS39 - 序曲
    [録音:1950年8月11日、フォーラム(コペンハーゲン)(「ラジオ・フェア」実況)]

  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
    ヴィクト・シューラー(ピアノ)
    デンマーク放送交響楽団、ラウニ・グランデール(指揮)
    [録音:1951年9月24日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)(ライヴ)]

  シューベルト:交響曲第9番(第8番)ハ長調 D.944 《ザ・グレート》- 第1楽章、第2楽章
    デンマーク放送交響楽団、ラウニ・グランデール(指揮)
    [録音:1952年12月11日 デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(「木曜コンサート」ライヴ)]

 ラウニ・グランデール(1886-1960)の「遺産」シリーズの第7作。
 デンマーク放送のアーカイブに埋もれていた音源をオリジナル・テープから復元した、1949年3月17日の「デンマーク放送木曜コンサート」から、アドルフ・ブッシュがソロを弾いたベートーヴェンの 《ヴァイオリン協奏曲》、1952年12月11日の「木曜コンサート」のシューベルト 《ザ・グレート》 の第1楽章と第2楽章、デンマーク語版による「ラジオ・オペラ」のリムスキー=コルサコフの 《モーツァルトとサリエリ》。
 ヴィクト・シューラー(1899-1967)がソリストのチャイコフスキーの 《ピアノ協奏曲第1番》 は、1951年9月、グランデールがイギリス・デビューした時の録音です。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



ヴィクト・シューラーって誰??って方のために
シューラー・シリーズの第2弾!なんと豪華な!


 DACOCD 781-782
(2CD-R)
\5100→\4790
デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー Vol.2
 チャイコフスキー:
  ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*(録音:1950年)
 シューマン:謝肉祭 Op.9(録音:1956年)
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117(録音:1956年)
 モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.396(録音:1955年)
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリンソナタ第9番イ長調 Op.47《クロイツェル》
   (録音:1942年)**
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲変ロ長調 Op.99(録音:1955年)***、
  即興曲ト長調 Op.90-3(録音:1957年)
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
エーリク・トゥクセン(指揮)*
デンマーク国立放送交響楽団*
エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)**
ヘンリー・ホルスト(ヴァイオリン)***
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)***

 デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラーの貴重な録音を現代に復刻するシリーズ第2弾(第1弾はDACOCD 491-492)。

 ヴィクト・シューラー(1899-1967)は、コペンハーゲン生まれのピアニスト。父は作曲家のヴィクト・ベンディクス。母アウゴスタ・シューラーからピアノの手ほどきを受け、イグナーツ・フリードマン、アルトゥール・シュナーベルに師事しました。
 1914年にピアニストとしてデビュー。1919年からヨーロッパの演奏旅行。第2次世界大戦後の1948年?1949年にかけて初めてのアメリカ演奏旅行を行いました。
 新しい音楽のスペシャリストとしても知られ、ランゴーやニルス・ヴィゴ・ベンソンのピアノ作品を初演。指揮者としても活動しました。

 録音:1942年-1957年/MONO ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


 クロイツェルでのテルマニ、シューベルトでのホルストのヴァイオリンも聴きもの。いい味出してます!

 



.

DOREMI



DHR 8197
(2CD)
¥4400→\3990
マルタ・アルゲリッチ&イヴリー・ギトリスLive
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調『春』Op.24より 第4楽章 ロンド
    録音:2006年6月14日/ルガーノ
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『 クロイツェル』Op.47
 クライスラー:愛の悲しみ
   録音:2003年6月7日/ルガーノ
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140
   録音:2004年6月26日/ルガーノ
 クライスラー:美しきロスマリン
 クライスラー:愛の悲しみ
   録音:2011年7月26日/ヴァルビエ
 チャイコフイスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
   ポール・ロビンソン(指揮)、
   トロント・フィルハーモニック・オーケストラ
   録音:1990年11月18日/トロント、マッセイ・ホール
 クライスラー:美しきロスマリン
   録音:2011年6月19日/ルガーノ
 ギトリス:東風- 西風 ~東洋と西洋の密なる出会いと幻想
   録音:2008年6月11日/ルガーノ
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)

 2000年代の共演ライヴも含まれるアルゲリッチとギトリスの貴重音源集

 アルゲリッチとギトリスの貴重な共演音源を収録。
 比較的新しい録音が入っているのがDOREMIとしても珍しいです。
 


<メジャー・レーベル>
.

WARNER CLASSICS



5419740659
(2CD)
\4900→\4490
アルファーノ補作初稿版
 トスカニーニが削除した約104小節を復元しての世界初・完全全曲録音
プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』全曲
ソンドラ・ラドヴァノフスキー(ソプラノ:トゥーランドット姫)
ヨナス・カウフマン(テノール:無名の王子=カラフ)
エルモネラ・ヤオ(ソプラノ:リュウ)
ミケーレ・ペルトゥーシ(バス:ティムール)
マイケル・スパイアーズ(テノール:皇帝アルトウム)
マッティア・オリヴィエリ(バリトン:ピン)
グレゴリー・ボンファッティ(テノール:パン)
シアボンガ・マクンゴ(テノール:ポン)
マイケル・モフィディアン(バリトン:役人)
フランチェスコ・トーマ(テノール:ペルシアの王子)
ヴァレンティーナ・イアノッタ(ソプラノ:トゥーランドットの第1の侍女)
ラクーシャ・ラメザーニ・メラー二
 (ソプラノ:トゥーランドットの第2の侍女)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院合唱団&児童合唱団
 (合唱指揮:ピエロ・モンティ)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)
 録音:2022年2月28日~3月8日、ローマ、Auditorium Parco della Musica


 2024年のプッチーニ没100年にあわせて、イタリア作品の演奏に特段の高評価を得ているアントニオ・パッパーノが、プッチーニの歌劇『トゥーランドット』を、ヨナス・カウフマン、ソンドラ・ラドヴァノフスキー、エルモネラ・ヤオらの豪華キャストでセッション録音。
 パッパーノは、特にこの作品の録音に慎重に研究をおこなってきており、「トゥーランドットは、痛烈な皮肉に満ちたオペラの中で、美しい繊細さを湛えています。プッチーニの作品は悲しみと明るさの間を行き来しますが、私はそれがとても好きなのです」と、語っています。

 歌劇『トゥーランドット』は、プッチーニが最後の部分をスケッチのみを残し亡くなってしまったため、プッチーニの息子トニオはフランコ・アルファーノ[1875-1954]に補筆完成を依頼しましたが、初演の際に指揮者トスカニーニは「プッチーニが書いたのはここまで」と延べ舞台を去ったのでした。現在一般的に上演されている版は、アルファーノの補筆にトスカニーニの意見でカット・変更が加えられたバージョンですが、この録音にあたってはアルファーノ補作初稿版を使用し、トスカニーニが削除したことで有名な約104小節も復元しての世界初・完全全曲録音となります。


 もちろん、ヨナス・カウフマンの歌う世界的大ヒット曲『誰も寝てはならぬ』の圧巻の熱唱!
 近年のオペラ録音は上演のライヴ録音(またはコンサート形式によるライヴ)がほとんどとなっていますが、セッション録音という万全の体制で臨んでいるのにも注目です。パッパーノの数々の賞を受賞した『蝶々夫人』『アイーダ』の録音に続き、同じように批評家の絶賛を浴びること間違いなし。以下のように、既にこの演奏は高い評価を得ています。

「これこそ、新たなトゥーランドットのリファレンス版となる」~Forum Opera

「このトゥーランドットは、近年で最高の録音のひとつになることを約束する。パッパーノは、プッチーニがスコアに書き込んだエキゾチシズムと東洋のリズムをすべて引き出し、情熱的なものとして解読をした・・・パッパーノは、オーケストラの緊張感を保つ方法を知っている。そしてオーケストラが歌手と呼吸を合わせているかのように、どんな時も歌手と一緒に演奏し、特にリューのアリアにおいて繊細さと美しさが見事に融合した事例を作り出した」~Operawire

「トゥーランドット役でデビューしたソンドラ・ラドヴァノスキーの声には霜と炎、放出する力、まるで花崗岩のような高音でリスナーを圧倒」~Avvenire



**********************************


 プッチーニ・ファンは「プッチーニが最後まで生きてくれていれば」とよくいう。
 「トゥーランドット」の話である。
 「トゥーランドット」は作曲途中でプッチーニが亡くなり最後数分が残され、そこをフランコ・アルファーノが補筆完成させた。
 その部分に関して、「プッチーニならもっとよくできていただろう」といわれていてトスカニーニなどはその加筆をカット・変更している。まるでアルファーノは出来損ないの作曲家のように思われている。

 ただ当時としては最高の人選だったし、最後の最後の部分ははプッチーニでもああしただろうなという会心の出来栄えだと思う。

 フランコ・アルファーノ、なかなかの作曲家だと思うのだ。








<国内盤> 

.

ALM/コジマ録音



ALCD-1216
¥3300
小倉貴久子〈フォルテピアノ〉
ベートーヴェン:クラヴィーア・ソナタ 作品109, 110, 111

 クラヴィーア・ソナタ ホ長調 作品109(第30番)
  [1] I. Vivace ma non troppo
  [2] II. Prestissimo
  [3] III. Andante. Molto cantabile ed espressivo.
   Gesang mit innigster Empfindung
 クラヴィーア・ソナタ 変イ長調 作品110(第31番)
  [4] I. Moderato cantabile molto espressivo
  [5] II. Allegro molto
  [6] III. Adagio ma non troppo –
   Fuga. Allegro ma non troppo
 クラヴィーア・ソナタ ハ短調 作品111(第32番)
  [7] I. Maestoso - Allegro con brio ed appassionato
  [8] II. Arietta: Adagio molto semplice cantabile
小倉貴久子〈フォルテピアノ〉

 使用楽器:J.B.シュトライヒャー(ウィーン, 1845年)
  <録音>2022年3月29-31日 邑楽町中央公民館 邑の森ホール
 製造・発売元:コジマ録音

 フォルテピアノが実現した奇蹟のベートーヴェン。
 好評を博している後期傑作《ハンマークラヴィーア》と、それに連なる2つのソナタの録音に引き続き、三大後期ソナタをレコーディング。フォルテピアノの表現技法を知り尽くした小倉貴久子による愛に満ちた深い共感と憧憬。

 小倉貴久子 Kikuko Ogura
 東京藝術大学を経て同大学大学院修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞つき首席卒業。日本モーツァルトコンクールピアノ部門第1位。ブルージュ国際古楽コンクールアンサンブル部門及びフォルテピアノ部門で第1位と聴衆賞受賞。『クラシック倶楽部』『ららら♪クラシック』『ぴあのピア』『カルチャーラジオ 芸術の魅力』などTV、ラジオへの出演も多い。50点以上リリースしたCDの多くが各新聞紙上や『レコード芸術』誌等で推薦盤や特選盤に選ばれている。文化庁芸術祭レコード部門〈大賞〉、ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門【独奏・独唱部門賞】、ENEOS音楽賞洋楽部門奨励賞受賞、下總皖一音楽賞受賞。著書に『カラー図解ピアノの歴史』(河出書房新社)。校訂楽譜『ジュスティーニ:12のソナタ集』『バロック名曲集』(カワイ出版)、『ソナチネ音楽帳』(音楽之友社)。「小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》」全40回完結。北とぴあシリーズ【小倉貴久子と巡るクラシックの旅】を開催中。シリーズ「小倉貴久子《フォルテピアノの世界》」好評開催中。フォルテピアノ・アカデミーSACLA主宰。東京藝術大学及び、東京音楽大学講師。

 


ALCD-3130
¥2750

大野まりか〈クラリネット〉
鏡と私

 [1] オペラ《リゴレット》による演奏会用幻想曲[L.バッシ]
 グランド・デュオ・コンチェルタント 変ホ長調 作品48
  [C.M.v. ウェーバー]
   [2] I. Allegro con fuoco
   [3] II. Andante con moto
   [4] III. Rondo, Allegro
 [5] ラプソディ・イン・ブルー[G. ガーシュウィン]
 [6] Colorful[大野まりか]
 [7] 鏡[大野まりか]
 [8] Sourire[大野まりか]

大野まりか〈クラリネット〉
渡辺友梨香〈ピアノ〉[1]-[5]
J-MAD NOVA〈バンド〉[6]-[8]


 <録音>2022年4月14-15日 神奈川県立相模湖交流センター
 製造・発売元:コジマ録音

 ポジティブな活動を繰り広げ、今後の活躍が期待されている大野まりかの1stアルバム。前半はクラシック作品をピアノと共演、後半は自身の作品をバンドと共演。

 大野まりか Marika Ono, Clarinet
 愛知県名古屋市出身。クラリネット、サックスプレイヤー。7歳よりピアノ、12歳よりクラリネットを始める。愛知工業大学名電高校卒業。名古屋音楽大学卒業。
 名古屋音楽大学在学中に上京し、名古屋と東京の両方で演奏活動をしている。クラリネットを橋本眞介氏と藤井一男氏に、室内楽を井上京氏に師事。これまで、ソロ・リサイタル開催のほか、ヴァイオリストの小泉悠氏(名古屋フィルハーモニー交響楽団)との共演コンサート、コンクール受賞歴あり。
 「J-MAD NOVA」音楽プロジェクトでは、バンドのメンバーとして、クラリネット、サックス、キーボードを担当。アイドルグループ「アイオケ」ではサックス演奏を担当。ライヴ配信サービス17LIVEにてクラシック、ポップスなどジャンルを問わずライヴ発信している(2022年末現在、フォロワー数2.5万人)。他のSNSでの音楽活動や路上ライブなど、様々な場で音楽を届ける活動をしているほか、訪問演奏などにも取り組んでいる。

 渡辺友梨香 Yurika Watanabe, Piano
  愛知県豊田市出身。名古屋市立菊里高校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部を卒業。現在、同大学院修士課程に在学。これまでにソリストとして、セントラル愛知交響楽団、愛知室内オーケストラ等と共演。第22回長江杯国際音楽コンクール アンサンブル部門、ザルツブルク・モーツァルト国際室内楽コンクール2021、第2回ベヒシュタイン室内楽コンクールにていずれも最高位受賞。
  サントリーホール室内楽アカデミー第7期フェロー。現在、ソロでのリサイタルやコンサート出演の他、アンサンブルピアニストとしてリサイタルやCD録音の共演など、多岐に渡り活動している。

 J-MAD NOVA
  J-MAD NOVAは、プロジェクトメンバーとして、山﨑大晴、大野まりか、竹岡きなり。そして大きな夢を持ち、音楽に情熱を注ぐゲストアーティストで構成される。
  「J」は旅(Journey)、「MAD」は音楽(Music)・芸術(Art)・ダンス(Dance)の集合、「NOVA」は音楽界の新星と目指す熱意を表している。
  音楽ジャンルの枠に囚われることなく、メンバーが純粋に良いと感じる音楽を創り上げていくプロジェクト。
 


ALCD-9237
¥3080

セシル・シャミナード作品集


 セシル・シャミナード (1857-1944):
  ◎室内楽曲(ライヴ録音)
   ピアノ・トリオ第2番 イ短調 作品34 (1887)
    [1] Allegro moderato / [2] Lento / [3] Allegro energico
      玉井菜採〈vn.〉、向山佳絵子〈vc.〉、坂井千春〈pf.〉
   [4] スペイン風セレナーデ ト長調 作品150 編曲:フリッツ・クライスラー(1925)
     玉井菜採〈vn.〉、坂井千春〈pf.〉
   [5] コンチェルティーノ ニ長調 作品107(1902)
     高木綾子〈fl.〉、坂井千春〈pf.〉
   [6] コンチェルトシュトゥック 嬰ハ短調 作品40(1888) 室内楽版編曲:林川崇
     坂井千春〈pf.〉、高木綾子〈fl.〉、玉井菜採〈1st vn.〉、吉本萌慧〈2nd vn.〉、
     和田志織〈vla.〉、向山佳絵子〈vc.〉、水野翔子〈cb.〉

 ◎ピアノ独奏曲
   坂井千春〈pf.〉
  [7] 秋 ― 6つの演奏会用練習曲第2番 変ニ長調 作品35-2 (1886)
  [8] 魅惑の女 変ト長調 作品50 (1890)
  [9] 傷ついた小さな兵士の子守歌 イ長調 作品156 (1919)
  [10] 森の精 ニ長調 作品60 (1892)
  [11] ピエレット 変ホ長調 作品41 (1889)
  [12] 華麗なるワルツ第3番 変イ長調 作品80 (1898)

 <録音>2021年10月25日(Live)・2022年3月9日 東京文化会館 小ホール
 製造・販売元:コジマ録音

 ベル・エポックに花咲いた初の女性職業作曲家、セシル・シャミナード。
 実力派の演奏家たちが集い、その才気あふれる創作の世界を開く。

 坂井千春(ピアノ)
 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学ピアノ科を経て同大学院修士課程修了。ロータリー奨学生としてブリュッセル王立音楽院に留学し、プルミエ・プリを取得、さらにパリ・エコール・ノルマルでコンサーティスト・ディプロムを取得した。ロン・ティボー、エリザベート両国際コンクール・ファイナリスト。 マリア・カナルス、ポルト、ロンドンの各国際コンクールで優勝。 故ダイアナ妃よりスタインウェイ・グランド・ピアノを授与された。第2回出光音楽賞受賞。「フランス音楽の夕」で第16回青山バロックザール賞を受賞。現在、東京藝術大学教授として後進の指導にあたると共に、2019年度より科研を取得し、シャミナードや女性作曲家についての研究を続けている。このCDもJSPS科研費JP40381925の助成を受けたものである。

 玉井菜採 (ヴァイオリン)
 桐朋学園大学在学中に、プラハの春国際コンクールヴァイオリン部門に優勝。大学卒業後に渡欧、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院でH.クレバース氏、ミュンヘン音楽大学マイスタークラスにてA.チュマチェンコ氏に師事。この間、J.S.バッハ国際コンクール最高位をはじめ、エリザベート王妃国際コンクール、シベリウス国際コンクールなど、数々のコンクールに入賞している。滋賀県文化奨励賞、平和堂財団音楽奨励賞、文化庁芸術祭新人賞、京都府文化賞奨励賞などを受賞。紀尾井ホール室内管弦楽団コンサートマスター、東京クライスアンサンブル メンバー、アンサンブル of トウキョウ ソロヴァイオリニスト。 ソロだけでなく室内楽の分野でも活発な演奏活動を展開している。 東京藝術大学音楽学部教授。使用楽器は藝大所蔵のStradivarius "Ex-Park"(1717)。

 向山佳絵子(チェロ)
 9歳よりチェロを始め、松波恵子、堀江泰氏、レーヌ・フラショー、毛利伯郎の各氏に師事。1985年、第54回日本音楽コンク-ル第1位入賞。87年、東京芸術大学入学。88年、第3回アリオン賞審査委員奨励賞受賞。90年、ドイツ・リューベック国立音楽大学に留学し、ダヴィド・ゲリンガスに師事。同年、第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位入賞。92年、NHK交響楽団の「若い芽のコンサート」に出演し、高い評価を受けた。同年、第2回出光音楽賞受賞。2017年度まで東京藝術大学非常勤講師として、2018年度からは京都市立芸術大学准教授として後進の指導を務める傍ら、日本を代表する実力派チェリストとして益々活動の場を広げている。

 高木綾子(フルート)
 東京藝術大学大学院修了。第70回日本音楽コンクールフルート部門第1位、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第3位、神戸国際フルートコンクール第3位など多数の受賞歴を誇る。2004年秋にはパリ室内管弦楽団との共演でパリ・デビュー。2000年にCDデビューを果たし、これまでに12枚をリリース。すべてが高い評価とセールス実績を残す。またテレビ・ラジオ・CM 出演など従来のクラシック演奏家の枠にとらわれない活動で各方面から注目を集めている。現在、東京藝術大学准教授、洗足学園音楽大学客員教授を務めるなど後進の指導も行っている。

 吉本萌慧(第2ヴァイオリン)
 第18回日本演奏家コンクール大学生の部第1位、併せて文部科学大臣賞、毎日新聞社賞を受賞。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程修了。在学中に同声会賞、大学院アカンサス賞を受賞。これまでに大森潤子、野口千代光、景山誠治、清水髙師に師事。室内楽を市坪俊彦、松原勝也、坂井千春の各氏に師事。

 和田志織(ヴィオラ)
 横浜国際音楽コンクール第3位。江戸川新進音楽家コンクール第2位。ウラジオストク国際音楽コンクール(ロシア) 第1位。その他多数のコンクールで入賞。日露親善音楽交流ウラジオストク公演にて、佐藤眞作曲ヴァイオリン協奏曲をウラジオストク交響楽団と共演。ヴァイオリンを野口千代光氏、ヴィオラを市坪俊彦氏に師事。室内楽を玉井菜採、坂井千春の各氏に師事。藝大附属高校、藝大音楽学部をヴァイオリン専攻で卒業後、現在同大学院にヴィオラ専攻で在学中。

 水野翔子(コントラバス)
 4歳からヴァイオリンを森川ちひろ氏に師事。12歳からコントラバスを始める。神奈川県立湘南高等学校卒業。これまでにコントラバスを岡本潤、吉田秀、西山真二、池松宏の各氏に師事。ヴィオラ・ダ・ガンバを福澤宏氏に師事。室内楽を玉井菜採、藤本隆文、坂井千春の各氏に師事。古楽から現代曲まで、オーケストラ、吹奏楽、室内楽など編成やジャンルに捉われず、幅広く演奏活動を行う。東京藝術大学音楽学部器楽科コントラバス専攻卒業。





BIS(国内仕様盤)


KKC 6649
(SACD HYBRID)
¥3300
カレヴィ・アホ、ヴァイオリン協奏曲、
 チェロ協奏曲、待望の第2番!

  カレヴィ・アホ(1949-):
   (1)ヴァイオリン協奏曲第2番(2015)
   (2)チェロ協奏曲第2番(2013)
(1)エリナ・ヴァハラ(ヴァイオリン)
(2)ヨナタン・ローゼマン(チェロ)
キュミ・シンフォニエッタ
オラリ・エルツ(指揮)

 日本語解説書付。ヴァハラ、ローゼマンが独奏!フィンランドを代表する作曲家カレヴィ・アホ、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、待望の第2番!

 録音:(1)2019年4月24-26日、(2)2021年12月2-4日/クーサンコスキ・ホール、コウヴォラ(フィンランド)
 [BIS]BIS SA.2466、DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、輸入盤・日本語帯・解説付、【解説:津田忠亮】

 SACD ハイブリッド盤。
 フィンランドを代表する作曲家カレヴィ・アホ。当アルバムにはヴァイオリン協奏曲第2番、チェロ協奏曲第2番を収録しております。
 アホは1980年代前半にヴァイオリン、チェロそれぞれの協奏曲を書いていますが、20年ほどの歳月を経て、ついに新作の登場です。

 長年ヴァイオリン協奏曲を書いていなかったアホがエリナ・ヴァハラの依頼により作曲した第2 番は、アホ独特の美しい旋律が魅力。
 ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストのヴァハラへ捧げた注目作です。

 一方、チェロ協奏曲第2番はナーンタリ音楽祭とラハティ交響楽団との共同企画で生まれた新作委嘱。
 初演は2014年6月5日、ナーンタリでアルト・ノラスのチェロ独奏、オスモ・ヴァンスカ指揮、ラハティ交響楽団によって行われました。
 5つの楽章からなるこの作品はシンフォニエッタのように書かれており、楽章間がとぎれることなく演奏され、終楽章の非常に印象的なカデンツァも聴きものです。
 当録音では2015年にはチャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で第6位に入賞した1997年生まれのフィンランド系オランダ人ヨナタン・ローゼマンがチェロ独奏をつとめています。

 国内仕様盤(KKC-6649)には北欧音楽に造詣の深い津田忠亮氏による日本語解説書付です。

 
 




PENTATONE(国内仕様盤)


KKC 6646
(SACD HYBRID)
¥3300
「オランダ・バロック」
 バッハのオルガンの名曲の数々を室内オーケストラで演奏

「バッハの女王」

 J.S.バッハ(ユディト&ティネケ・ステーンブリンク編曲):
  トリオ・ソナタ第5番 BWV529
   (1)第1楽章:アレグロ /
   (2)第2楽章:ラルゴ / (3)第3楽章:アレグロ /
   (4)コラール「わが魂は主をたたう」BWV648
 トリオ・ソナタ第2番 BWV526より
  (5)第1楽章:ヴィヴァーチェ / (6)第3楽章:アレグロ /
  (7)オルガン協奏曲 BWV592より第1楽章:アレグロ /
  (8)協奏曲 BWV974より第2楽章:アダージョ /
  (9)オルガン協奏曲 BWV592より第3楽章:プレスト /
  (10)コラール「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617 /
  (11)パッサカリア BWV582 / (12)大フーガ BWV542/2 /
  (13)コラール「汝のうちに喜びあり」BWV615
オランダ・バロック

 日本語解説書付。「オランダ・バロック」がパッサカリア、トリオ・ソナタなど、バッハのオルガンの名曲の数々を室内オーケストラ版で演奏!

 録音:2021年9月20-22日/ヴァールセ教会(アムステルダム)/[PENTATONE]PTC.5186971、ステレオ、DSD、マルチチャンネル、56'42、輸入盤・日本語帯・解説付、【ユディト&ティネケ・ステーンブリンク(翻訳&解題:香住 隼)】

 SACDハイブリッド盤。
 バロックのレパートリーを新鮮かつ現代的なアプローチで演奏するバロック・オーケストラ「オランダ・バロック」。
 PENTATONEレーベル第5弾はJ.S.バッハのオルガン作品の傑作集!編曲は当団のリーダー、ユディト&ティネケ・ステーンブリンクが手掛けております。

 オルガンのためのトリオ・ソナタは難曲としても知られるバッハ後期の傑作。当録音では第2番、第5番を演奏しております。
 また、ザクセン=ヴァイマール公エルンストやアレッサンドロ・マルチェッロが作曲し、バッハがオルガンまたは鍵盤のために編曲した協奏曲をユディト&ティネケ・ステーンブリンクが室内オーケストラに網直しております。

 このほか名曲パッサカリアや大フーガ、オルガン小曲集からの小品など、バッハのオルガン作品の数々を当団が色彩豊かに演奏しております。
 非常に心地よい装飾とテンポ設定は当団ならでは。「オランダ・バロック」の新たな代表盤の登場といえましょう!

 演奏はもちろんのことPENTATONEレーベルが誇る技術陣による高音質録音であることも注目です。

 国内仕様盤(KKC-6646)にはユディト&ティネケ・ステーンブリンクの解説を基に香住隼氏による翻訳・補筆の日本語解説書付です。

 
 















1/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.

APARTE


AP 300
¥2900→\2690
レ・シエクルの手兵的合唱団アンサンブル・エデス
ストラヴィンスキー:結婚/ラヴェル:ボレロ(合唱と小器楽アンサンブル版)

 (1)ロシア民謡「つまらん連中」
 (2)ストラヴィンスキー:結婚(1919年版)(テオ・フェルベイ完成版)
 (3)ラヴェル(ロビン・メルヒオール編):ボレロ(合唱と小器楽アンサンブル版)
マチュー・ロマーノ(指揮)
アンサンブル・エデス、レ・シエクル
アメリ・レゾン(ソプラノ)
ポリーヌ・ルロワ(メゾソプラノ)
マルシャル・ポリア(テノール)
ルノー・ドレーグ(バス)
KKC 6647
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 レ・シエクルの手兵的合唱団アンサンブル・エデス、凄すぎる声の力による「結婚」と「ボレロ」

 録音:2022年1月23日パリ音楽院(3)、2月4-5日ブローニュ=ビヤンクール、RIFFXスタジオ(1)(2)/ディジパック仕様、24bit/192kHz

 ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」は合唱、4台のピアノと打楽器が織りなす強烈な音響で知られますが、その形態に落着くまで紆余曲折がありました。
 まず1917年に管弦楽用に執りかかるものの中断、1919年には合唱とピアノラ(自動ピアノ)、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽器用に着手しますが、生演奏と機械(ピアノラ)の共演やツィンバロンの名手を2人揃える非現実性に気づき前半で中止、最終的に現行版となりました。

 2007年にオランダの作曲家テオ・フェルベイが1919年版を意図通りに完成させる許可をストラヴィンスキーの遺族から得て、全曲が日の目をみました。
 ハルモニア・ムンディからルネ・ボスが2005年に完成させた版もリリースされていましたが、当アルバムはピリオド楽器のレ・シエクルのメンバーと、その手兵的合唱団アンサンブル・エデスの演奏であることが特別。
 声楽も正式なロシアの方言指導を受け、農民調に歌っているのが注目です。
 また、ピアノラ(自動ピアノ)は最新コンピューター制御を駆使。プログラミングをさきの補筆完成したルネ・ボスが務めているのも、作品を熟知する点で重要です。

 アンサンブル・エデスのノン・ヴォブラート唱法はリアルで終始ボルテージが高く、ツィンバロンの効果も抜群。
 ロシアの民謡唱法も巧みに真似し、あたかも前衛演劇を見るような、3大バレエに劣らぬエネルギーの発散と衝撃に満ちています。

 もうひとつ興味深いのは同じ編成に編曲されたラヴェルの「ボレロ」。
 リズムは打楽器が担当し、ヴォカリーズによる各歌手とハルモニウムがメロディを受け継ぎますが、音楽自体は原曲に忠実。
 こちらもノン・ヴォブラート歌唱が高貴さから最後の狂気じみた物凄い盛りあがりまで、声の力を堪能させてくれます。
 ロト指揮の「ボレロ」はまだディスクがありませんが、レ・シエクルのメンバーのリズム感と引き締まった演奏から想像が広がります。
 




HARMONIAMUNDI



HMM 931871
【再発売】
¥2900
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
J.S.バッハ:イタリア風の協奏曲集

 ・シシリエンヌ - 協奏曲 ニ短調 BWV 596より第3楽章
  〔ヴィヴァルディの『調和の霊感』op.3-11
   (2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲)の
    バッハによるオルガン編曲(第3楽章)を、
     タローがピアノ版に編曲したもの。〕
 ・協奏曲 ト短調 BWV 975
  〔ヴィヴァルディの『ラ・ストラヴァガンツァ』op.4
   第6番のバッハによるクラヴィーア編曲〕
 ・アリア - パストラーレ ヘ長調 BWV 590より第3楽章
 ・イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
  (クラヴィーア練習曲集第2部)
 ・協奏曲 ニ短調 BWV 974
  (アレッサンドロ・マルチェッロのオーボエ協奏曲の
   バッハによるクラヴィーア編曲)
 ・協奏曲 ハ短調 BWV 981
  (ベネデット・マルチェッロのヴァイオリン協奏曲の
   バッハによるクラヴィーア編曲)
 ・協奏曲 ト長調 BWV 973
  (ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 op.7の
   第2集、第2番 RV 299のバッハによるクラヴィーア編曲)
 ・アンダンテ - 協奏曲 ロ短調 BWV 979より第4楽章
  (トレッリのヴァイオリン協奏曲の
   バッハによるクラヴィーア編曲)
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
KKC 6648
(国内仕様盤・日本語解説付)
【再発売】
¥3300

 音色の魔術師、タローによるバッハ、魅惑的な官能すら漂う絶品の緩徐楽章

 録音:2004年9月、IRCAM(パリ)

 音色の魔術師、アレクサンドル・タロー、2004年録音の「バッハのイタリア風の協奏曲集」が再登場します。
 タローは2001年録音のフランス・バロックの巨匠ラモー(1683-1764)の作品をモダン・ピアノで弾いて一躍注目されました。
 それに続くのがこのバッハ作品集です。
 イタリア風の協奏曲集、と題し、イタリア協奏曲をはじめ、バッハが魅了されて編曲したヴィヴァルディやマルチェッロの作品をセレクト。ディスク冒頭のシシリエンヌから、モダン・ピアノのひんやりとした質感を漂わせながら、ピアノ、しかもタローの手による演奏でないと為しえないような世界が広がります。
 イタリア協奏曲では非常に輝かしい第1 楽章、第2 楽章での静けさ、そして快速パッセージがきらびやかに飛び交う第3 楽章は素晴らしい出来栄えです。
 快速な楽章での雄弁さはもちろんのこと、緩徐楽章での、タローの人の心をわしづかみにして放さないような、魅惑的なまでの官能すら感じさせる音楽はあらためて聴いても圧巻。
 
 


HMM 937504
【再発売】
¥2900
ヒリアーとエストニア・フィル室内合唱団
アカペラ合唱のみ50分以上という感動的な傑作、
 ラフマニノフの晩祷

  ラフマニノフ:晩祷 Op.37
ポール・ヒリアー(指揮)
エストニア・フィル室内合唱団

 声の魔力。ア・カペラ合唱でここまで心を揺さぶられるとは

 録音:2004年5月24-27日、エストニア

 ラフマニノフといえば華麗なピアノ曲や甘美なオーケストラ音楽のイメージがありますが、アカペラ合唱のみ50分以上という世界でも感動的な傑作を残しています。
 もともとラフマニノフのメロディは聖歌を引用によるものもあり、本物の聖歌を作っても何の違和感もありません。
 非常な難曲であるこの作品を、ヒリアーとエストニア・フィル室内合唱団が見事に再現。透明で深々とした美声にすっかり酔わされる、至福の50分です。

 ※かつて HMU907384、HMU807384(SACDハイブリッド)、HMU 807504(SACDハイブリッド)で出ていました(すべて廃盤)が、このたびの再発売はCD版のみとなります。
 
 


HMM 931365
¥2900
1991年1月、ペーター・コーイ(Bs)
 ヘレヴェッヘとシャペル・ロワイヤルの名演
 J.S.バッハ:バスのためのカンタータ集

  カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV82
  同第56番「われ喜びて十字架をになわん」BWV56
  同第158番「平安、汝とともにあれ」BWV158
ペーター・コーイ(Bs)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
ラ・シャペル・ロワイヤル

 コーイの驚異的な歌声、バッハのバスのためのカンタータ集

 録音:1991年1月、パリ

 1991年、フィリップ・ヘレヴェッヘとシャペル・ロワイヤルは、苦しみと死をテーマにした、バスを中心としたバッハによるカンタータを3曲録音しました。
 バスのソロを務めるのは、シャペル・ロワイヤルと長年にわたり共演を重ねているだけでなく、バッハのあらゆる声楽作品のに欠かせない実力者、ペーター・コーイ。
 30年前のコーイの、すでに熟している表現と完璧さにもあらためて驚かされます。
 これらの作品の決定的名演といえるでしょう。
 




HORTUS



HORTUS 207
¥2600
数奇な人生、ゲレーロの旅路を音楽でたどる
「東方への旅~
 フランシスコ・ゲレーロのセビリャから
  エルサレムへの旅路をたどって」

   フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
    宗教的カンシオンとヴィラネスカ集
     (1589 年ヴェネツィア)より10曲、他、
    ビザンチン&オリエント音楽と即興を交えて。
ル・バンケ・デュ・ロワ
ヘルトゥルディス・ベルガラ(ソプラノ)
ヤニック・ルボッセ(カウンターテナー)
ジョルジュ・カミル・アブラッラー
 (バリトン、オリエント&ビザンチン歌唱)
サミル・ホムシ(ウード、リック、ダルブーカ)
ジュリー・デサン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ブノワ・タントテュリエ(コルネット、リコーダー)
エマニュエル・ヴィニュロン
 (バス・ドゥルシアン、リコーダー)
オリヴィエ・グラドフェル
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ、ボンバルド、
  テノール・ドゥルシアン、
  リコーダー&音楽監督)

 フランシスコ・ゲレーロのセビリャからエルサレムへの旅路をたどったアルバム

 録音:2021年8月24-27日/サン=ブノワ=デュ=ソー(アンドル県)/DDD、ディジパック仕様、63'34
 モラレス、ビクトリアと並ぶスペイン・ルネサンス時代の大作曲家フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599)は、スペインやポルトガルの各地で、神聖ローマ皇帝マクシミリアン2 世などの王侯貴族の宮廷や教会に主に仕えていましたが、1588 年、エルサレムへの旅を決意、セビリアを発ちました。その帰途に二度にわたって海賊の襲撃を受け、金品を奪われあげく人質としてとらえられ、やがて釈放されるも一文無しとなり、身代金も負わされ、負債者監獄へと収監されてしまいました。
 その後、セビリアの雇用主に救われることになるのですが、1590 年に、こうした旅の顛末を書き記した著作「エルサレムへの旅」を出版、ベストセラーになったそうです。
 この書物を基に、ゲレーロの旅路を音楽でたどる企画によるこのアルバムには、ゲレーロの世俗音楽、教会音楽に加え、旅の途中でゲレーロが触れたであろうオリエントやビザンチンの音楽が収録されています。

 ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のオリヴィエ・グラドフェルが結成したフランスの古楽アンサンブル、ル・バンケ・デュ・ロワは、多様な文化的・音楽的背景を持ったメンバーで構成されており、演奏に当たっては、文献研究はもちろん、口承による伝統までも参照した多角的なアプローチをしている個性的なグループです。
 このアルバムでも、伸びやかなソプラノとカウンターテナーによる歌唱に、リコーダー、ドゥルシアン、コルネットなどが重なる、正統的古楽演奏で聴かせるトラックと、ビザンチン唱法を取り入れたり、アラブ音楽での使用されるウード(リュートに似た楽器)、リック(タンバリンの一種)、ダルブーカ(太鼓の一種)などの民族楽器を取り入れたりするなどのオリエント的アプローチによるトラックが入り混じり、不思議な雰囲気を醸し出
しています。
 16世紀末のスペインとオリエントの音楽の雰囲気を伝える魅惑のアルバムです。

 
 
 


HORTUS 209
¥2600
「神のごときチプリアーノ・デ・ローレ~
 チプリアーノ・デ・ローレ:マドリガーレ集」

  チプリアーノ・デ・ローレ(?-1565):
   マドリガーレ集(別れの時には、麗しの乙女、他)
    ~ジョローラモ・ダッラ・カーザ、
     ジョヴァンニ・バッサーノ、
      ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ
       らによるディミニューションをまじえて
  アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):
   リチェルカール第10番
  マルコ・ダッラクィッラ(1480?-1538?):
   リチェルカール(リュート独奏)、他
アンサンブル・イル・バッロ
ヴェロニク・ブーラン(ソプラノ)
カミーユ・アントワネ(ヴァイオリン)
ブノワ・タンテュリエ
 (コルネット、ミュート・コルネット、
  バス・リコーダー)
イザベル・デュモン(各種ヴィオラ・ダ・ガンバ)
スタンレー・スミス
 (バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンヌ・デュモン(チェンバロ、サックバット)
レオナルド・ロレード・デ・サ
 (リュート、テオルボ&音楽監督)

 ルネサンス後期、チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレを、それらを基としたディミニューションをまじえて歌唱・演奏したアルバム!

 録音:2021年4月22&23日/サン=ブノワ=デュ=ソー(アンドル県)/ディジパック仕様、77'05

 「神のごとき」(IL DIVINO)と称されたルネサンス後期の作曲家チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレを、それらを基としたディミニューションをまじえて歌唱・演奏したアルバム。
 デ・ローレはネーデルラント出身で。主にイタリアで活躍、半音階の使用など情感表現豊かなマドリガーレを作曲し、後世に大きな影響を与えました。
 あのモンテヴェルディもデ・ローレの作品から強い影響を受けたとされています。このアルバムは、デ・ローレの、ペトラルカの詩に付けられたマドリガーレを中心に集められています。
 面白いのは、それらのマドリガーレを基にした他の同時代作曲家たちの器楽によるディミニューションをまじえて歌ったり、演奏したりしているところ。
 デ・ローレの原曲を豊かに装飾するディミニューションを加えることで、より色彩豊かな音楽として再現しています。
 ここに同時代のリュート独奏曲や器楽曲が加わることで、さらにデ・ローレの音楽の先進性を際立たせるアルバム構成となっています。
 
 リュート奏者レオナルド・ロレード・デ・サが主宰するフランスの古楽アンサンブル、アンサンブル・イル・バッロは、主に、16&17世紀のイタリア音楽をレパートリーとした声楽&器楽のグループです。
 伸びやかなソプラノの歌唱を中心に、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、コルネット、サックバット、リコーダーを奏でる器楽奏者たちも即興的装飾を豊かに加えながら、美しく演奏しています。
 演奏にもプログラムにも工夫が凝らされた魅力的なチプリアーノ・デ・ローレ・アルバムとなっています。

 
 




ALPHA CLASSICS


ALPHA916
¥2800
エル=バシャの息子
『LUMEN ~ バッハ、ショパン、C.エル=バシャによる前奏曲と即興』
カミーユ・エル=バシャ(ピアノ)
 1. カミーユ・エル=バシャ(1989-): 前奏曲 I - VISIONS/
 2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):前奏曲 ニ短調 BWV 851/
 3. エル=バシャ: 第1間奏曲(即興)/
 4. フレデリック・ショパン(1810-1849):前奏曲 変ロ短調 Op. 28-16/
 5. エル=バシャ: 前奏曲 II - CONTE D'HIVER/6. エル=バシャ: 第2間奏曲(即興)/
 7. バッハ: 前奏曲 ト短調 BWV 885/8. ショパン: 前奏曲 ト長調 Op. 28-3/
 9. ショパン: 前奏曲 ホ短調 Op. 28-4/10. エル=バシャ: 前奏曲 III - JEU D'OMBRES/
 11. エル=バシャ: 第3間奏曲(即興)/12. エル=バシャ: 前奏曲 IV - PRIERE/
 13. バッハ: 前奏曲 ニ短調 BWV 875/14. エル=バシャ: 前奏曲 V - LUMEN/
 15. ショパン: 前奏曲 ヘ短調 Op. 28-18/16. エル=バシャ: 第4間奏曲(即興)/
 17. バッハ: 前奏曲 嬰ハ長調 BWV 872/18. ショパン: 前奏曲 変ニ長調 Op. 28-15「雨だれ」/
 19. エル=バシャ: 前奏曲 VI - ICARE/20. ショパン: 前奏曲 イ短調 Op. 28-2/
 21. バッハ: 前奏曲 ヘ長調 BWV 880/22. エル=バシャ: 前奏曲 VII - DANSE/
 23. ショパン: 前奏曲 ヘ長調 Op. 28-23/24. ショパン: 前奏曲 ニ短調 Op. 28-24/
 25. エル=バシャ: 前奏曲 VIII - NUAGES LUNAIRES/26. バッハ: 前奏曲 ハ長調 BWV 846

 録音: 2022年9月 サル・コロンヌ、パリ

 ピアニスト、アブデル・ラーマン・エル=バシャの息子、カミーユ・エル=バシャ。
 ソロや父親とのデュオなどでピアニストとして活躍するほか、作曲家としても活動し、Leone Jadisというエレクトロ・ミュージックのユニットでもアルバムをリリースしている彼のソロ・デビュー・アルバムは、バッハとショパン、そして自作の「前奏曲」を即興で有機的につなげたもの。
 生命力あふれるアルバムに仕上がっています。
 
 


ALPHA931
¥2800
ヴァン・カイック四重奏団
メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲全集 Vol.2 第4番~第6番

 フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
  1-4. 弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op. 80
  5-8. 弦楽四重奏曲 第4番 ホ短調 Op. 44-2
  9-12. 弦楽四重奏曲 第5番 変ホ長調 Op. 44-3
ヴァン・カイック四重奏団
 ニコラ・ヴァン・カイック(ヴァイオリン)
 シルヴァン・ファーヴル=ビュル(ヴァイオリン)
 エマニュエル・フランソワ(ヴィオラ)
 アンソニー・コンドウ(チェロ)

 録音: 2022年6月 アルスナル・ドゥ・メス、フランス

 【ヴァン・カイックQによるメンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集、第2弾】
 2012年にフランスで結成され、2015年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝、ALPHAレーベルからモーツァルトを軸に次々とアルバムをリリースし、2019年春には初来日も成功させたヴァン・カイック四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集、完結となる第2弾です。
 姉ファニーの死を乗り越えようとする時期に書かれ悲愴感のあふれる最後の弦楽四重奏曲第6番、その活動が最も充実していた時期に書かれた第4番、第5番と続きます。
 ヴァン・カイック四重奏団はそれぞれの作品に深く寄り添い、しなやかで力強い演奏を聴かせます。
 
 

ALPHA917
¥2800
トゥール:カンティクム・カンティコルム・カリタティス ~
 ア・カペラ作品集

  エリッキ=スヴェン・トゥール(1959-):
   1. Triglosson Trishagion
   2-6. Missa Brevis 小ミサ曲
   7. Omnia Mutantur 万物は流転する
   8. Canticum Canticorum Caritatis
   9. Randaja Ohtulaul
コレギウム・ムジカーレ室内合唱団
エンドリク・ウクスヴァラフ(指揮)

 録音: 2014-2021年 エストニア

 【注目のエストニアの作曲家、トゥールの美しいア・カペラ作品集】
 1959年、エストニアのヒーウマー島に生まれたトゥールは、タリンでパーカッションとフルート、さらに作曲を学んだ後、プログレッシブ・ロック・グループ「IN SPE」で活躍し人気を博したという経歴の持ち主。
 現在は作曲に専念しています。ミニマル、スペクトル分析、十二音技法、音響作曲法などの影響を受けた前衛的な作風ではありますが、その多彩なリズムと刺激的な音響の面白さで人気があり、2020年にリリースされたパーヴォ・ヤルヴィ指揮による管弦楽作品集(ALPHA595)も話題となりました。
 今回のアルバムには彼の無伴奏混声合唱のための作品が収められおり、多くは宗教的な題材に基づくもので、トゥールならではの和声の美しさを堪能することができます。
 エンドリク・ウクスヴァラフ率いるコレギウム・ムジカーレ室内合唱団の表現力も素晴らしく、その特徴的な音響を構成する音程とリズムを高い技術力で再現。
 トラック8は彼らに献呈された作品です。
 




ALBANY


TROY 1904
¥2400
「トランペットとブラスのための音楽集」
 (1)デイヴィッド・シェーファー:シンシナトゥス・ファンファーレ
 (2)エリック・モラレス:エラのために、
 (3)エリック・モラレス:ブラック・バユー・ビグネッツ
 (4)スティーヴン・セルパ:山の牧歌
 (5)ダグラス・ヘドウィグ:ウッドマーヤ
 (6)ジャン=フランソワ・ミシェル:スカラムーシュ
 (7)ダグラス・ヘドウィグ:オブシディアン
 (8)ダグラス・S・ブリストル:3つのスケッチ
 (9)ハンナ・ライス:自由に
 (10)ジェームズ・M.スティーヴンソン:金色のファンファーレ
 (11)ダグラス・ヘドウィグ:魂の音楽
 (12)ジョセフ・トゥリン:おお、来たれ、私の中に住め
 (13)キース・カーンズ:探偵小説
エリック・シーレヴェルド
 (トランペット、フリューゲル・ホルン)
(1)(5)(10)
 アルトゥス・トランペット・アンサンブル
(2)(4)(6)(12)ジャスティン・ハヴァード(Pf)
(2)ブラック・バユー・ブラス
(8)クレヴェ四重奏団
(11)ポール・イーチャス(語り)
(12)アダム・ジョンソン(トロンボーン)
(13)ラグニアッペ・ブラス

 録音:2022年2月27、28日、5月1日 [75:21]

 トランペット奏者エリック・シーレヴェルドのソロを中心としたブラス・アンサンブルのための曲を収めたアルバム。
 アメリカの様々な作曲家のトランペット、ブラスの作品が聴ける。
 エリック・シーレヴェルドはニューヨークのブロンクス歌劇場管弦楽団、ブロンクス管弦楽団の首席奏者を務める他、ゴッサム金管五重奏団、オーガニック五重奏団のリーダーを務めている。煌びやかなトランペットの響きが楽しめる一枚。
 
 

TROY 1905
¥2400
ヴィクトリア・ボンドの近作を収めたアルバム
 ヴィクトリア・ボンド(b.1945):
  (1)「青と緑の音楽」
  (2)「芸術と科学」
  (3)「古い陸地から」
  (4)「飛ぶ夢」
(1)(4)カッサート弦楽四重奏団
(2)(4)マイケル・ケリー(Br)
ブラッドリー・ムーア(Pf)

 録音:2018-2021年 [69:47]

 ヴィクトリア・ボンドはアメリカの指揮者、作曲家。ジュリアード音楽院でロジャー・セッションズに学んだ。
 このアルバムには彼女の近作が収められており、セッションズ譲りの堅実で新古典主義的な作風が彼女の持ち味と云える。
 二つの弦楽四重奏曲は時に新ロマン主義、表現主義的に変化するバラエティに富んだ音楽。
 
 
TROY 1906
¥2400
「インプロヴィゼーション・ダイアリー2020」
 ~アレン・ショーン(b.1948):即興作品集

  ほとんどワルツ、シーソー、ブルース、
  ニューヨークの解決、Gメジャーのオブセッション、
  ほとんど葬送行進曲、エピローグ、ほか全19曲
アレン・ショーン(ピアノ)

 録音:2020年 [59:56]

 作曲家でピアニストのアレン・ショーンが2020年、折々に行った即興演奏を収録。それぞれに詩的なタイトルが付けられている。
 全体にジャズの影響が色濃く、ドビュッシーからガーシュウィン、デューク・エリントン、ビル・エヴァンスといった趣の音楽。
 
 

TROY 1907
¥2400
アレン・ショーン(b.1948):作品集
 (1)無伴奏チェロのための「ファンタジア」
 (2)「アリア・カプリス」
   ~コントラバスとピアノのための
 (3)「夏の組曲」
   ~トランペットとファゴットのための
 (4)「追憶に」
   ~クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
(1)(4)マキシーン・ノイマン(Vc)
(2)ホルガー・ミシャルスキ(Cb)
(2)ジュリア・バルサ(Pf)
(3)ジム・スタッブス(Trp)
(3)ローリー・スタッブス(Fg)
(2)ジョ=アン・スターンバーグ(Cl)
(3)シェイラ・レインホールド(Vn)
(4)ジュヌビエーブ・フェイウェン=リー(Pf)

 録音:2019-2022年 [66:47]

 作曲家アレン・ショーンはニューヨーク出身。交響曲、協奏曲、室内楽など多くの作品を発表しており、作品のCDは当Albanyを中心にリリースされている。
 このアルバムには様々な編成の室内楽が収録。無伴奏チェロのための「ファンタジア」はなかなかの大作でコダーイやブロッホを思わせるロマンティックな音楽。
 メシアンの「世の終わりのための四重奏」と図らずも同じ編成の「追憶」は機知とユーモアにあふれた4楽章からなる大作でアメリカ人作曲家らしい明朗さに満ちている。
 
 

TROY 1908
¥2400
ルーカス・リッチマン(b.1964):変奏曲集
 となかい変奏曲/傘さし変奏曲/
 ジオラのための変奏曲/
 音楽があなたの人生を充実させる/
 棒立ち変奏曲/ザップド・タップス
ヴィジェイ・ヴェンカテッシュ(Pf)

 [57:24]

 ルーカス・リッチマンはアメリカの指揮者、作曲家で多くの映画音楽の作曲とサウンド・トラックの指揮を手掛けている。
 このアルバムは彼のコンサート用のピアノのためのピースが収められており、いずれもエンターテイメントの世界にいる作曲家だけあって親しみ易い音楽。映画の一場面を見ているような楽しい一枚。
 
 

TROY 1909
¥2400
「21世紀のハイブリッドな声楽作品集」
 (1)タニア・レオン:「ヒヤシンスの惨劇」より
 (2)B.E.ボイキン:もし私がそれを知ったなら
 (3)マリア・トンプソン・コーリー:余波
 (4)レナード・マーク・ルイス:ゼリー=フィッシュ
 (5)ピーター・ヒリアード&マット・ボレージ:
  「タウン・ホール・ミーティング」より
 (6)ンケイル・オコエ:中に残っているものは
 (7)ダグラス・タッピン:「夢」より、「ディーヴァ」より
セキーナ・デュボース(Sop)
グレゴリー・トンプソン(Pf)
(1)(5)ミラ・フリッシュ(Vc)
(5)ジェシカ・リンゼイ(Cl)
(5)カリ・ジャイルズ(Vn)
(5)(7)ロバート・リントン(バスGtr)
(7)ダニエル・フェライラ(Perc)
(7)デヴィッド・ヒューイ(Ten)

 録音:2022年4月29日-5月2日 [47:48]

 作曲者の生年は記載されていないが、全てアメリカ出身で21世紀に作曲された歌曲およびオペラの中の抜粋が収められている。
 21世紀のハイブリッドな声楽作品集と銘打たれていて驚かされるが、ジャズ、現代音楽、黒人霊歌などの要素がミックスした作風の歌曲が大半を占める。
 ソプラノのセキーナ・デュボースはアフリカ系の歌手で、アフリカ系特有の絹のように柔らかく高い歌声は曲の雰囲気によく合っている。
 




<メジャー・レーベル>
.

オーストラリアELOQUENCE



4843652
(19CD)
\15500→\14390

《クリスチャン・フェラス~クリスチャン・フェラス・エディション》

《CD 1》
1-3) エリザルデ:ヴァイオリン協奏曲、
4) クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ、
5) サラサーテ:アンダルシアのロマンスOp.22 No.1、
6) マスネ(マルシック編):タイスの瞑想曲、7) フォーレ:子守歌Op.16、
ラヴェル:8) 亡き王女のためのパヴァーヌ(コチャンスキー編)、9) ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
 【演奏】ガストン・プーレ(指揮)ロンドン交響楽団(1-3)、アーネスト・ラッシュ(4, 5)、ピエール・バルビゼ(6-9)(ピアノ)
  【録音】1947年11月(1-3)、1948年11月(4, 5)、ロンドン、1951年2月、パリ(6-9)/

《CD 2》
1-3) ロドリーゴ:夏の協奏曲、4) セメノフ:ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲
 【演奏】ジョルジェ・エネスク(1-3)、イワン・セメノフ(4)(指揮)パリ音楽院管弦楽団、ピエール・バルビゼ(ピアノ)(4)
  【録音】1951年10月、パリ/

《CD 3》
1-3) ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調、4-6) フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
 【演奏】ピエール・バルビゼ(ピアノ)
  【録音】1953年10月、ロンドン/

《CD 4》
1) ショーソン:詩曲Op.25、2) ラヴェル:ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)、3) オネゲル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 【演奏】ジョルジュ・セバスティアン(指揮)ベルギー国立管弦楽団(1, 2)
  【録音】1953年6月、ブリュッセル/

《CD 5》
J.S.バッハ:
1-4) ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV1016、
5-7) ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050*★、
8-10) フルートとヴァイオリンのための協奏曲イ短調BWV1044
 【演奏】セリニ・シャイエ=リシェ(ピアノ)(1-4, 8-10)、
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)(8-10)、ジョルジェ・エネスク(指揮)パリ室内楽協会管弦楽団(5-10)
  【録音】1953年12月(1-4)、1954年2月(5-10)、パリ/

《CD 6》
モーツァルト:1-2) ヴァイオリン・ソナタ イ長調K.305、3-5) ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調K.376
 【演奏】ピエール・バルビゼ(ピアノ)
  【録音】1954年11月、パリ/

《CD 7》
1-3) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 【演奏】カール・シューリヒト(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1954年4月、ウィーン/

《CD 8》
1-3) エック:ヴァイオリン協奏曲変ホ長調(伝モーツァルト作K.268)、
4-6) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
 【演奏】カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
  【録音】1954年11月、ジュネーヴ/

《CD 9》
1-3) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 【演奏】ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1964年5月、ベルリン/

《CD 10》
シベリウス:1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47、4) 交響詩『フィンランディア』Op

《CD 11》
シューマン:1-3) ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105、4-6) 3つのロマンスOp.94、7-10) ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
 【演奏】ピエール・バルビゼ(ピアノ)
  【録音】1965年5月(1-3, 7-10)、10月(4-6)、ベルリン/

《CD 12》
1-4) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調、5-7) ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 【演奏】ピエール・バルビゼ(ピアノ)
  【録音】1965年10月、ベルリン/

《CD 13》
チャイコフスキー:1-4) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、5) イタリア奇想曲Op.45
 【演奏】ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1965年11月(1-4)、1966年10月(5)、ベルリン/.26 No.7
 【演奏】ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1964年10月、ベルリン/

《CD 14》
1-3) セルジュ・ニグ:ヴァイオリン協奏曲第1番、4) マリウス・コンスタン:管弦楽のための24の前奏曲*
 【演奏】シャルル・ブリュック(指揮)フランス国立放送管弦楽団
  【録音】1966年2月、パリ/

《CD 15》
J.S.バッハ:
1-3) ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041、
4-6) ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1042、7-9) 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
 【演奏】ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)(7-9)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1966年8月、サンモリッツ/

《CD 16》
1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
 【演奏】ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1967年1月、ベルリン/

《CD 17》
ブラームス:
1-3) ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78、4-6) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100、
7-10) ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108、11) F.A.E.ソナタよりスケルツォ
 【演奏】ピエール・バルビゼ(ピアノ)
  【録音】1968年6月、ベルリン/

《CD 18》[Rendez-Vous Musical Avec Christian Ferras]
クライスラー:1) 愛の喜び、2) 愛の悲しみ、
3) シューマン:トロイメライ(『子供の情景』Op.15より)(ヴァイオリンとピアノ編)、
4) シューベルト(ヴィルヘルミ編):アヴェ・マリアD839、
5) クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、
6) メンデルスゾーン(クライスラー編):五月のそよ風Op.62 No.1、
7) ディニーク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート、
8) ドヴォルザーク(クライスラー編):ユモレスクOp.101 No.7、
9) クライスラー:ウィーン奇想曲Op.2、10) マスネ(マルシック編):タイスの瞑想曲、
11) シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード、12) フォーレ:子守歌Op.16、
13) リムスキー=コルサコフ(クライスラー編):インドの歌、
14) サラサーテ:アンダルシアのロマンスOp.22 No.1、
15) ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲、
16) サン=サーンス:白鳥(『動物の謝肉祭』より)、
17) ストラヴィンスキー(ストラヴィンスキー&ドゥシュキン編):ロシアの歌
 【演奏】ジャン=クロード・アンブロジーニ(ピアノ)
  【録音】1968年12月、パリ/


《CD 19》[Air Sul G―Violin Favourites]
1) ラモー(クライスラー編):タンブーラン、2) チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ、
3) グラナドス(クライスラー編):アンダルーサ(『スペイン舞曲集』より第5曲)、
4) メンデルスゾーン(アクロン編):歌の翼にOp.34 No.2、
5) ドビュッシー(ショワネル編):小舟にて、
6) ドルドラ:思い出、7) J.S.バッハ(ヴィルヘルミ編):G線上のアリア、
8) ボッケリーニ:メヌエット(弦楽五重奏曲Op.11より第5曲)、
9) ラヴェル:ハバネラ形式の小品、
10) ドヴォルザーク(クライスラー編):我が母の教え給いし歌Op.55 No.4、
11) ベートーヴェン:メヌエット ト長調WoO10 No.2、
12) アルベニス(クライスラー編):タンゴ、
13) シューベルト:セレナード(『白鳥の歌』D957より)、14) クライスラー:美しきロスマリン
 【演奏】岩崎淑(ピアノ)
  【録音】1971年4月、日本

 *ドイツ・グラモフォン初CD化
 ★オリジナル・テープからのリマスタリング
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)

 “心揺さぶる知的なアーティスト”と称えられたフランスのヴァイオリニストによるDecca&DG録音集。CD19枚組BOXセット

 ●フランスの偉大なヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラス(1933-1982)がデッカとドイツ・グラモフォンに行った録音が(フランスと日本で行われたものも含めて)まとめて発売されます。
  CD19枚組BOXセット。限定盤。オリジナル・ジャケット仕様


 ●「過去50年で最も素晴らしいヴァイオリン録音の数々」(『グラモフォン』誌)

 ●「心揺さぶる知的なアーティスト。彼が作り出すサウンドは高潔で優雅、豪華できらびやかだった」(『アメリカン・スカラー』誌)
 
 
. 


4843756
(6CD)
\6200→\5690

晩年のマーキュリー録音が初めてまとまってCD化

《ヨーゼフ・シゲティ~マーキュリー・マスターズ》

《CD 1》
ブラームス:1-4) ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40、5-7) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
 【演奏】ジョン・バロウズ(ホルン)(1-4)、ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ)
  【録音】1959年3月、ニューヨーク/

《CD 2》
ブラームス:1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 【演奏】ハーバート・メンゲス(指揮)ロンドン交響楽団
  【録音】1959年6月、ロンドン/

《CD 3》
プロコフィエフ:1-4) ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80、5-8) ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94
 【演奏】アルトゥール・バルサム(ピアノ)
  【録音】1959年12月、ニューヨーク/

《CD 4》
1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
 【演奏】アンタル・ドラティ(指揮)ロンドン交響楽団
  【録音】1961年6月、ロンドン/

《CD 5》
1-3) プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19、4-8) ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
 【演奏】ハーバート・メンゲス(指揮)ロンドン交響楽団(1-3)、ロイ・ボーガス(ピアノ)(4-8)
  【録音】1960年6月、ロンドン(1-3)、1959年3月、ニューヨーク(4-8)/

《CD 6》
1-3) オネゲル:ヴァイオリン・ソナタ第1番、
4-7) ヴェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品Op.7、
8-10) ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調、
11-13) アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ第4番、
14-15) バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz.76
 【演奏】ロイ・ボーガス(ピアノ)
  【録音】1959年3月、ニューヨーク
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)

 ハンガリー出身のヴィルトゥオーソ、晩年の録音をまとめたCD6枚組BOXセット

 ●ロマン主義と古典主義、現代主義と伝統主義…、ハンガリー出身のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はそうした分類を嫌っていました。
  その幅広いレパートリーはバッハからバルトークをさらに超えるもので、それらすべてを高い技術と深い理解で演奏し、“考えるヴィルトゥオーソ”として知られることとなりました。
  シゲティが晩年、1959年から61年の間にニューヨークとロンドンで行ったマーキュリーへの録音が初めてまとめてCDで世界発売されます。

  CD6枚組BOXセット。
 
  限定盤。オリジナル・ジャケット仕様。
 マーキュリーのオリジナル・テープからアビー・ロード・スタジオで新たにHDトランスファーが行われ、ヴィルマ・コザートとロバート・ファインの息子、トーマス・ファインによりリマスタリングされました。

 
 




<国内盤>


ALIA VOX(国内仕様盤)


KKC 6641
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000
シューベルト:交響曲集~Transfiguration(変容)~
 [Disc1] 交響曲 ロ短調「未完成」
  (I. 14:42 - II. 9:57)
 [Disc2] 交響曲 第9 番 ハ長調「ザ・グレイト」
  (I. 15:25 - II. 13:55 - III. 16:27 - IV. 15:28)
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシオン

 サヴァールによる初のシューベルト・アルバムが国内仕様盤で発売!。シューベルト研究を専門とする音楽学者、堀朋平氏執筆によるCD解説書付。

 録音:2021年9月26-29日、カタルーニャ/Stereo/Multichannel、Disc1-24:41 Disc2-61:18、[ALIA VOX] AVSA-9950、輸入盤・日本語帯・解説付

 サヴァールによる初のシューベルト・アルバムが国内仕様盤で発売。シューベルト研究を専門とする音楽学者、堀朋平氏執筆によるCD解説書付。

 ベートーヴェン(AVSA 9937(第1-5番)および9946(第6-第9))で世界中に、まさに新しく生まれたばかりのようなフレッシュなベートーヴェンの交響曲を届けてくれたサヴァール。
 このシューベルトも、名演名盤ひしめく作品ですが、サヴァールならではの楽譜や作曲家へのまなざしに裏打ちされた、ほかにはないシューベルトとなっています。
 音楽史を生きてきたともいえるサヴァールとル・コンセール・デ・ナシオンの面々の耳と経験と感性が、まさにシューベルトの楽譜の生々しい筆跡やインクのにおい、あるいはシューベルトの体温までもが感じられるような、「生まれたて」の演奏が展開されています。
 当時の空気のにおいや当時のオーケストラの熱気が伝わってくるような、実に鮮烈かつ不思議なシューベルトとなっています。

 サヴァールは、タイトルを「Transfiguration(変容)」としたことについて、シューベルトが書いた短い詩のようなテキスト「私が愛について歌うと、それは苦しみになってしまう。
 私が苦しみについて歌うと、それは愛となる」に触れ、シューベルトの音楽の内的・精神的世界の底知れない広さと、シューベルトの筆が生み出した奇跡のような音楽に驚かされない瞬間はない、と語っています。
 そうしたサヴァールの思いや発見、気づき、ひらめきと、そうしたものを実際に音にのせて響かせることの巧みさに、聴き手もまた驚かされ、感動するのです。
 
 

KKC 6642
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ヘンデル:《水上の音楽》《王宮の花火の音楽》 /
 サヴァール & ル・コンセール・デ・ナシオン

  ヘンデル(1685-1759):
   組曲「水上の音楽」(1717)
   王宮の花火の音楽(1749)
ル・コンセール・デ・ナシオン
マンフレード・クレーマー(コンサートマスター)
ジョルディ・サヴァール(指揮)

 ALIA VOX「ヘリテージ・シリーズ」、サヴァールによる《水上の音楽》 軽妙なアンサンブルは必聴!

 録音:1993年3月、カタルーニャ、カルドーナ城/73'51、[ALIA VOX]AVSA.9860、輸入盤・日本語帯・解説付
 エンジニア:ピエール・ヴェラニー
 2008年リマスタリング& SACDトランスファー:ニコラ・ド・ベコ

 かつてアストレ・レーベルから出されていたサヴァールの名盤をマルチチャンネル・リマスターで音質を向上させ、名盤を復活させる「ヘリテージ・シリーズ」。
 1993年収録の当盤が録音されたのは、カタルーニャのカルドーナ城。
 豊麗な響きが特徴で、祝祭的雰囲気の「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」にぴったりの華やかさが感じられ、サヴァール率いるル・コンセール・デ・ナシォンのすっきりとしたアンサンブルが楽曲の軽快さを引き立てています。
 (再発売。KKC-5317は廃盤となります。)
 
 

KKC 6643
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000
J.S.バッハ(1685-1750):管弦楽組曲(全曲)
 CD1
  第3番ニ長調 BWV 1068
    ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン)
  第1番ハ長調 BWV 1066
    アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)
    パオロ・グラッツィ(オーボエ)
    ジョセップ・ボラ(ファゴット)
 CD2
  第2番ロ短調 BWV 1067
    マルク・アンタイ(フルート・ソロ)
   第4番ニ長調 BWV 1069
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシオン

 ALIA VOX「ヘリテージ・シリーズ」、豪華メンバーが揃ったサヴァールの管弦楽組曲

 録音:1990 年8 月、グランド・サル・ドゥ・ラルセナル(メッツ)/[ALIA VOX]AVSA.9890、輸入盤・日本語帯・解説付
 制作:Michel Bernstein & Charlotte Gilart de Keranflec'h
 SACD 編集&リマスタリング:マヌエル・モヒノ

 かつてアストレ・レーベルから出されていたサヴァールの名盤をマルチチャンネル・リマスターで音質を向上させ、名盤を復活させる「ヘリテージ・シリーズ」。
 サヴァールによるJ.S.バッハの管弦楽組曲の不朽の名演奏。
 1990年に録音された当盤は、ファビオ・ビオンディがコンサートマスターを務めています。
 第2番では名手マルク・アンタイがソロとして参加。バディヌリで聴かせる装飾と、それを支える弦楽器アンサンブルのなんとも洒脱な伴奏が印象的に響きます。
 第4番では最高のメンバーがそろったアンサンブルが惜し気もなく豪華な響きを披露。華やかに鳴り響きます。
 




PENTATONE(国内仕様盤)


KKPT 2001
¥3300
復活の力
 シュピルマン: マズルカ
 シュピルマン:組曲「機械の生活」
 ショスタコーヴィチ: ピアノ・ソナタ第1番Op.12
 ヴァインベルク: ピアノ・ソナタ第4番ロ短調Op.56
 プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)

 日本先行発売!!
 アヴデーエワが音楽に込めた混迷社会を克服する希望

 録音:2020年12月、2021年3月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/DDD、74'04、国内製作・日本語帯・解説付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ユリアンナ・アヴデーエワ&ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
 レコーディング・プロデューサー:ベルンハルト・ギュトラー

 2010年第16回ショパン国際コンクール優勝者ユリアンナ・アヴデーエワ。
 最新アルバムは、社会的災害とその克服への希望というメッセージ性の強いものとなっています。

 収録されている20世紀の4作曲家は、いずれも社会と歴史に翻弄されながら創作への熱意を失わず、素晴らしい作品を世に問いました。
 ユダヤ人ゆえの迫害、政策に沿わぬ作風の攻撃など背負った十字架はそれぞれですが、戦争が大きく関わることを示唆しています。

 映画「戦場のピアニスト」で話題となったシュピルマンや再評価著しいヴァインベルクの作品に挑戦するのも聴きもので、アヴデーエワの演奏だと格段に芸術性が増すのに驚かされます。
 若きショスタコーヴィチの破天荒な世界とプロコフィエフ後期の傑作では息をもつかせぬ壮絶な演奏を繰り広げ、母国の音楽ならではの説得力を見せつけます。

 当CD(KKPT-2001)はPENTATONEレーベルからのライセンス商品で日本プレスの国内先行発売となります。
 世界発売(直輸入盤)は2023年5月中旬を予定しております。


 ユリアンナ・アヴデーエワ ピアノ・リサイタル
  2023年2月11日(土・祝)14:00開演 レザンホール(塩尻市文化会館)【長野】
  2023年2月16日(木)18:45開演 三井住友海上しらかわホール【愛知】
  2023年2月18日(土)14:00開演 青山音楽記念館(バロックザール)【京都】
  2023年2月19日(日)14:00開演 ザ・シンフォニーホール【大阪】
  2023年2月21日(火)19:00開演 王子ホール【東京】
  2023年2月23日(木・祝)13:30開演 高崎芸術劇場音楽ホール【群馬】
  














1/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

.


Le Palais Des Degustateurs



PDD019
 \2800→\2590
未案内旧譜
アラン・ムニエ(チェロ)
 フォーレ:チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 op.109
 フロラン・シュミット:悲歌 op.24
 ケックラン:チェロ・ソナタ ハ長調 op.66
 フォーレ:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 op.117
アラン・ムニエ(チェロ)
アンヌ・ル・ボゼック(ピアノ/1917年製プレイエル)
【録音】2015年12月12-14日

 フランスが生んだチェロの巨匠アラン・ムニエによるフランス・チェロ作品集。
 共演はアンヌ・ル・ボゼックで1917年製のプレイエルを演奏しております。



ALIA VOX



AV 9952
¥3000

サヴァールがおすすめするアンサンブル『タスト・ソロ』
 ヴィンチェンウォ・ルッフォ(1508 頃~1587)とその同時代の作曲家たち

EROS&SUBTILIATAS~エロスと繊細

 1. ヴィンチェンツォ・ルッフォ:La Gamba
 2. フィリップ・ヴェルデロー:Dormendo un giorno
 3. ヴィンツェンツォ・ルッフォ:Dormendo un giorno
 4. ヴィンツェンツォ・ルッフォ、フィリプ・ヴェルデロー:
  Dormendo un giorno
 5. ト調のパヴァーヌ(アルカート城所蔵手稿譜)
 6. ト調のサルタレロ(アルカート城所蔵手稿譜)
 7. ヴィンツェンツォ・ルッフォ、ジャック・アルカデル:
  Quand'io penso al martire
 8. ジャン・ゲロ:Madonna io v'amo
 9. イ調のリチェルカール(アルカート城所蔵手稿譜)
 10. ヴィンツェンツォ・ルッフォ:Lieti felici spirti
 11. ニ調のパヴァーナ(アルカート城所蔵手稿譜)
 12. ニ調のサルタレッロ(アルカート城所蔵手稿譜)
 13. ヴィンチェンツォ・ルッフォ:Gentil mia donna
 14. ト調のリチェルカール(アルカート城所蔵手稿譜)
 15.ドメニコ・フェッラボスコ:
  Io mi sono gioveneta(アルカート城所蔵手稿譜)
 16. ジャック・アルカデル:O felici occhi miei
 17. ヴィンチェンツォ・ルッフォ、ジャック・アルカデル:
  O felici occhi miei
 18. ヴィンチェンツォ・ルッフォ:La Disperata
 19. ヴィンチェンツォ・ルッフォ、クレマン・ジャヌカン:
  Martin menoit
 20. ハ調のパヴァーナ(アルカート城所蔵手稿譜)
 21. ハ調のサルタレッロ(アルカート城所蔵手稿譜)
 22. ヴィンチェンツォ・ルッフォ:El Cromato
 23. ヴィンチェンツォ・ルッフォ、ジャック・アルカデル:
  Da' bei rami scendea
タスト・ソロ
 〔アンネ=カトリン・オルセン(ソプラノ)、
  リッカルド・ピサーニ(バリトン)、
  ベルトラン・キュイエ(ルネッサンス・チェンバロ)、
  ベレンジェル・サルダン(ルネッサンス・ハープ)、
  ポー・マルコ(ヴィオラ・バスタルダ)
  ボル・ズリヤン(ルネッサンス・リュート)〕
ギエルモ・ペレス(オルガネット&指揮)

 サヴァールが認めるアンサンブル、タスト・ソロがいざなう16世紀ヨーロッパの世界

 録音:2021年11月、フランス

 ALIA VOX から、サヴァールがおすすめするアンサンブル、タスト・ソロのタイトルが発売されます。
 ヴィンチェンウォ・ルッフォ(1508 頃~1587)とその同時代の作曲家たちによる作品をプログラムしたものです。
 ルッフォは16世紀イタリアの様々な土地の聖堂(教会)で活躍した作曲家で、ヴェローナにいた頃にはモンテヴェルディの師匠であったマルカントニオ・インジェニエーリを指導したともされています。
 当時のイタリアではダンスから派生した音楽スタイル(舞曲)が非常にさかんに生み出されていましたし、リチェルカール(リチェルカーレ)と題されたファンタジアの作曲技法など、様々なスタイルの作品が大いに発展しました。
 当時はまた、器楽・声楽演奏についての研究もさかんで、器楽同様、声楽にも様々な超絶技巧を要する楽曲が生み出され、それに関する論文も多数書かれました。
 演奏者たちはこれらの論文にもあたりながら、ここでは、初期ルネッサンス期のイタリアの室内楽の演奏でスタンダードであった編成(高音域にダンパーを持たない小型チェンバロ、非常にシンプルなハープ、ヴィオラ・ダ・ガンバとリュート)をとっています。
 非常に緻密で美しいタペストリーのように音楽が紡がれていきます。
 




ARCANTUS



ARC 22038
¥2700
レスピロ~「ベネチアのアックア・アルタ」
 (1)ガブリエリ:「神の祝福」(10声)~
  サクラ・シンフォニア集第1巻より
 (2)ガブリエリ:5声のカンツォーナ
 (3)ガブリエリ:「聖なるマリアよ」(7声)~
  サクラ・シンフォニア集第1巻より
 (4)シュッツ:「主に感謝します」BWV 267~
  コルネット、3声と通奏低音のための
 (5)ガブリエリ:「キリエ」(5声)~
  サクラ・シンフォニア集第2巻より
 (6)ガブリエリ:「神は御名によって」(8声)
 (7)ローゼンミュラー:「天よ、上からしたたらせよ」~
  2つのコルネット、ソプラノと通奏低音のための
 (8)ガブリエリ:6声のカンツォーナ
 (9)シュッツ:「見よ、いちじくの木を」BWV 394
 (10)ガブリエリ:「主よわれをあわれみたまえ」(6声)~
  サクラ・シンフォニア集第1 巻より
 (11)ガブリエリ:「主よ、聞きたまえ」(7声)~
  サクラ・シンフォニア集第1巻より
 (12)ガブリエリ:「われ主をたたえん」(10声)~
  サクラ・シンフォニア集第1巻より
アンサンブル・レスピロ
アンドレーアス・ノイハウス(指揮)

 17世紀ベネチアで活躍したガブリエリ、シュッツ、ローゼンミュラーの宗教曲集

 セッション録音:2021年10月/聖マルティーニ教会(ミンデン)/DDD、ディジパック仕様、24bit / 96kHz、44'28
 プロデューサー、サウンド・エンジニア、エディティング:マルティン・ナゴルニ
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ファビアン・フランク、マルティン・ナゴルニ

 ヨーロッパ第一級の音楽の中心地として、多くの重要な音楽家たちの活動の場でもあったベネチア。
 サン・マルコ大聖堂はベネチアの中でも最も海抜の低い場所に位置し、昔から浸水被害(「アックア・アルタ」満潮を意味するイタリア語で、北アドリア海における異常潮位現象をさします)に悩まされてきました。

 ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554?57?-1612)は叔父のアンドレアとともに同大聖堂のオルガニストを努めてきました。
 ルネサンス音楽よりバロック音楽への橋渡しをしたガブリエリの作品は、華やかさの中に巧みに考えられた音響効果抜群の音楽を残しました。

 アンサンブル・レスピロは当アルバムで17世紀に活躍したシュッツ、ガブリエリ、ローゼンミュラーの音楽を通し、同時代の音楽的な繁栄を再現します。
 
 

ARC 22029
¥2700
「影に隠れて」~
 モーツァルト、マルティヌー、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集

  (1)モーツァルト:ピアノ三重奏曲 ニ短調 K.442
  (2)マルティヌー:ピアノ三重奏曲 ハ長調(1951)
  (3)メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
トリオ・アドルノ
 【クリストフ・キャリーズ(ヴァイオリン)、
  サミュエル・ゼーレ(チェロ)、
  リオン・ヒンリックス(ピアノ)】

 トリオ・アドルノのデビュー・アルバムは演奏機会の少ない隠れた名曲3 篇

 セッション録音:2021年3月/ライスハレ(ハンブルク)/ディジパック仕様、24bit / 96kHz、71'07
 プロデューサー、サウンド・エンジニア、エディティング:マルティン・ナゴルニ
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ファビアン・フランク、マルティン・ナゴルニ

 ボザール・トリオやアルバン・ベルク四重奏団などから薫陶を受け積極的な演奏活動を展開するトリオ・アドルノ。
 当アルバム「影に隠れて」では有名な作品の影に隠れてしまいコンサートで聴く機会の少ない3篇を取り上げました。
 影に隠れてといっても作曲家はモーツァルト、マルティヌー、メンデルスゾーンの3人です。

 「モーツァルトのピアノ三重奏曲 ニ短調KV.442は作曲者自身が完成させることがなかったためほとんど知られておらず、モーツァルトの他のピアノ三重奏曲の陰に隠れています。
 マルティヌーの室内楽曲とりわけピアノ三重奏曲 ハ長調は、彼のオーケストラ作品に比べると演奏される機会は非常に少ないです。
 最後のメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66こそ先の2篇に比べれば有名ですが、第1番 ニ短調 Op.49に比べれば演奏機会は少ないです。
 今回のアルバムでは優れた3篇を取り上げ、その魅力を知っていただきたいと思います」(トリオ・アドルノ)
 
 

ARC 22034
¥2700
「ホルンのためのサロン・ミュージック Vol.2」
 (1)フックス:コンチェルティーノ Op.17
 (2)リューベック:アンダンテ
 (3)ブラット:アダージョとポロネーズ
 (4)グゲル:ノクテュルヌ・パストラーレ
 (5)ライシガー:エレジーとロンド Op.153
 (6)ルンメル:夜想曲 Op.87
 (7)アイスナー:場面とアリア Op.10
 (8)ヴィーデマン:バルカローレ「潟上で」
 (9)ハム:ロマンス「キッシンゲンへの挨拶」
ルネ・アレン
 (ホルン/ウルマン―フィッシャー製作、
  イグナツ・ロレンツ製作の歴史的楽器)
アッセン・ボヤディエヴ
 (ピアノ/J.B.シュトライヒャー製作)

 好評!歴史的楽器で聴く19世紀後半ドイツの「ホルンのためのサロン・ミュージック」第2弾!

 セッション録音:2021年11月/ゼンデザール(ブレーメン)/ディジパック仕様、24bit / 96kHz、80'15
プロデューサー、サウンド・エンジニア、エディティング:ファビアン・フランク

 歴史的楽器で聴く19世紀後半ドイツの「ホルンのためのサロン・ミュージック」(ARC-20017)の第2弾登場!
 今回も第二次世界大戦で失われたブレーメンのA.E. フィッシャー出版社のコレクション(1898年出版)を復元したものから、ロマン派の作曲家によるフレンチ・ホルンのための知られざる作品を収録!
 ホルン奏者ルネ・アレンとピアニスト、アッセン・ボヤディエヴという名手が歴史的な楽器を演奏し、聴き手を19世紀後半のドイツのサロンへと誘います。
 
 


ARC 22037
¥2700
「ボッケリーニの夢」~チェロとハープシコードのための作品集
 (1)スプリアーニ:トッカータ第10番
 (2)ボッケリーニ:ソナタ ハ長調 G.17
 (3)パスクィーニ:フォリアによるパルティータ
 (4)スプリアーニ:トッカータ第1番
 (5)カベソン:騎士の歌
 (6)ボッケリーニ:ソナタ ト長調 G.5
 (7)ストラーチェ:チェンバロのためのパッサカリア
 (8)スプリアーニ:トッカータ第11番
 (9)カベソン:パヴァーヌ
 (10)スプリアーニ:トッカータ第6番
 (11)ボッケリーニ:ソナタ ハ長調 G.6
ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマン(バロック・チェロ)
マリアンジョーラ・マルテッロ(ハープシコード)

 まるで地中海の陽光の如く。ボッケリーニが愛した世界を名手ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンが演奏!

 セッション録音:2021年1月31日-2月3日/ストックホルム/ディジパック仕様、24bit / 96kHz、73'16
 プロデューサー、サウンド・エンジニア、エディティング:マリオン・シュヴェーベル
 マスタリング:トーレ・ブリンクマン
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ファビアン・フランク、マルティン・ナゴルニ

 名手ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンがマリアンジョーラ・マルテッロとアルバム「ボッケリーニの夢」をリリースします。
 ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンは桐朋学園大学でモダン・チェロを学んだ後、ハーグ王立音楽院でバロック・チェロとヴィオラ・ダ・ガンバを学びました。
 ラ・プティット・バンド、バッハ・コレギウム・ジャパン、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラなどと共演し、ソリストとしても活躍する才能あふれる古楽奏者で、これまでARCANTUSレーベルより「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)」(ARC-19014)をBISレーベルより「チェロ・ライジング」(BIS SA-2214)などをリリースしております。

 アルバム「ボッケリーニの夢」では、スプリアーニ、パスクィーニ、カベソン、ストラーチェ、ボッケリーニの作品を、まるで地中海の陽光のように、名手2 人が新鮮かつ喜びに満ちた演奏で届けてくれます。
 当録音のプロデューサーとサウンド・エンジニアはBIS レーベルの数多くの名録音でも知られるマリオン・シュヴェーベルが担当しております。
 
 

ARC 22039
¥2700
「好奇心へのオマージュ」
 (1)マリア・バッハ:チェロ・ソナタ
 (2)ボスマンス:チェロ・ソナタ
 (3)ストロール:大ドラマティック・ソナタ『タイタスとベレニス』
カティ・ライチネン(チェロ)
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

 名手カティ・ライチネンとベンクト・フォシュベリが知られざるチェロ・ソナタ3 篇を収録!

 セッション録音:2020年12月21-23&28日 ヴェステロース・コンサートホール(スウェーデン)/ディジパック仕様、24bit / 96kHz、83'56
 プロデューサー、サウンド・エンジニア、エディティング:インゴ・ペトリ
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ファビアン・フランク、マルティン・ナゴルニ

 名手カティ・ライチネンとベンクト・フォシュベリが知られざるチェロ・ソナタ3篇を収録しました。2人はこの3篇へのアプローチを「発見の旅」と表現しています。

 エミリー・マリア・フォン・バッハ(1896-1978)、ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952)、リタ・ストロール(1865-1941)のチェロ・ソナタは、チェロ・ファンの間でも知られていない作品ばかりですが、その美しさは一聴の価値あり。
 アルバムのタイトル「好奇心へのオマージュ」の通り興味のつきない内容です。
 当録音のプロデューサーとサウンド・エンジニアはBISレーベルの数多くの名録音でも知られるインゴ・ペトリが担当しております。
 



.

AVIE



AV2601
(1CD)
特別価格
¥2200→\1990
アン・アキコ・マイヤース最新盤
ミステリウム

 J.S.バッハ(サミュエル・アドラー編):主よ、人の望みの喜びよ
 J.S.バッハ(レン・ローズ編):
  羊は安らかに草を食み、目覚めよと呼ぶ声あり
 モーテン・ローリゼン(b.1943)(ガーション&ローリゼン編):
  おお、大いなる神秘(全曲世界初録音)
アン・アキコ・マイヤース(ヴァイオリン)
グラント・ガーション(指揮)
ロサンゼルス・マスター・コラール

 ヴァイオリンと合唱版ローリゼンの「おお、大いなる神秘」!

 ☆独自の音楽世界を突き進むアン・アキコ・マイヤース最新盤!
 ☆ローリゼンの傑作「おお、大いなる神秘」の新ヴァージョン!
 ☆そしてバッハの3つの人気曲をカップリングしたミニ・アルバム!

 40枚目のアルバム「シャイニング・ナイト」がレコード芸術「特選盤」に選ばれるなど、独自の音楽世界を華麗に突き進んでいるアメリカのスーパースター・ヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースのAvie最新盤。
 ロサンゼルス・マスター・コラール、指揮者グラント・ガーション、作曲家モーテン・ローリゼン(モートン・ローリゼン)とともに、ローリゼンの合唱曲の傑作「おお、大いなる神秘(オー・マニュム・ミステリウム)」新ヴァージョン(ヴァイオリンと合唱版)を製作!
 そして、バッハの3つの人気曲「主よ、人の望みの喜びよ」、「羊は安らかに草を食み」、「目覚めよと呼ぶ声あり」のヴァイオリンと合唱版(いずれも世界初録音となるニュー・アレンジ)の計4曲をカップリングしたミニ・アルバムが登場。神秘的でどこまでも美しく、心洗われるローリゼンとバッハの響きをご堪能ください。

 ドイツ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたアン・アキコ・マイヤースは、11歳でロサンゼルス・フィルと共演し以降世界中のトップ・オーケストラと共演。複数のアルバムが米ビルボードのクラシカル・チャートで第1位に輝き、2014年にはビルボードのもっとも売れているクラシック器楽奏者にも選ばれています。
 2021年にはドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルとの共演でアルトゥーロ・マルケスの『ファンダンゴ』のセンセーショナルな世界初演を成功させ、2022-23年シーズンにウォルト・ディズニー・ホール、カーネギー・ホール、国際セルバンティーノ音楽祭50周年でこの作品の演奏を行う他、デトロイト、ナッシュビル、プリンストン、サン・ディエゴ、サン・ホセ、ツーソンの交響楽団と共演するなど充実したスケジュールを予定しています。

 ※録音:2022年3月21日、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール(ロサンゼルス)/※収録時間:約18分(4曲)
 




CHRISTOPHORUS


CHR77468
(2CD)
¥5100
来たれ、時よ、わたしを解き放ってください ~
 ドイツ・バロックの聖歌集

  CD1 ~
   フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657-1714):来たれ、時よ
   ヨハン・ヒルデブラント(1614-1684):ああ神よ!
   ヨハン・ショップ(c.1590-1667):涙のパヴァーヌ
   ヨハン・ヒルデブラント:ああいと高き神よ
   ゲオルク・ベーム(1661-1733):Mein Herz tichtet ein feines Lied
   ヨハン・ヴォルフガング・フランク(1644-c.1710):
    LaB, O Herr, dein Ohr sich neigen
   ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
    もしも運命の女神に愛されるなら
   ヨハン・クリーガー(1652-1735):Hier lieg ich in der Noth
   ウィリアム・ヤング(c.1610-1662):アリア
   ガスパーロ・カサーティ(c.1610-1641):天にましますわれらの父よ
   アントニオ・ベルターリ(1605-1669):5声のソナタ
   ヨハン・アウグスティン・コベリウス(1674-1731):
    Ich fürchte keinen Tod auf Erden
  CD2 ~
   ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ(1613-1648):
    めでたし天の后
   ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
    4声のための嘆きのバレット
   フェルディナント3世(1608-1657):賛歌《イエスよ、乙女らの花冠》
   ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):ソナタ第6番
   ハインリヒ・バッハ(1615-1692):
    ああ、私の頭が水で満ちていたなら
   ダヴィッド・フンク(1648-1701):組曲
   クリスティアン・ガイスト(c.1650-1711):主の祈り
   ヨハン・ルドルフ・アーレ(1625-1673):イエスの甘き思い出
   クレメンス・ティーメ(1631-1668):
    ヴィオールのためのソナタ ニ短調
   ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):我は平安に入りて
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
バーゼル・カプリコルヌス・コンソート(CD1)
レゼスカパード(CD2)

 フランツ・ヴィッツムが歌った2つの名盤がセット化!

 ドイツの男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルクのメンバーで、その優れた歌声と詩の解釈で国際的な称賛を得ているカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム。
 バーゼル・カプリコルヌス・コンソート、レゼスカパードと共演した彼の最初の2枚のソロ・アルバムが、この度2枚組CDとなって新たに発売されます。
 ドイツ・バロックで特にその真価を発揮する声質を持つヴィッツムは、この2枚のアルバムで三十年戦争(1618-1648)当時の聖歌に専念し、澄み切った歌声、洗練されたノンビブラート唱法を聴かせています。

 ※録音:2011年2月28日-3月3日(スイス/CD1)、2008年10月1日-4日(ドイツ/CD2)
 



.

CORO



PCOR16195
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ザ・シックスティーン
目を凝らしてじっと見つめ ~
 バード、クレメンス、デ・モンテ、
  タバコヴァ、ファン・ヴィルダー

   ウィリアム・バード(c.1540-1623):
    主よ、起きて、安息所におはいりください
   フィリップ・ファン・ヴィルダー(c.1500-1554):
    おお甘美な眼差し
   バード:主よ、ひどくお怒りにならぬように
   バード:あなたの聖なる町々は荒野(あらの)となり
   フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):
    おお甘美で優しい人、イエス・キリストよ
   ドブリンカ・タバコヴァ(b.1980):
    主よ、起きて、安息所におはいりください
   ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ(c.1510/15-1555/56):
    悲しみと苦悩が
   バード:悲しみと苦悩が
   バード:おお主よ、どうかわれらの捕らわれの状態を変えてください
   ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ:わたしは野の花
   タバコヴァ:
    おお主よ、どうかわれらの捕らわれの状態を変えてください
   デ・モンテ:バビロンの川のほとりに
   バード:異国の地で主なる歌を歌えようか?
   バード:目をさましていなさい
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
COR16195
¥2500→\2290

 【ウィリアム・バード没後400周年記念】ザ・シックスティーンの2023合唱巡礼プログラム!

 ☆ザ・シックスティーンの2023年合唱巡礼プログラム!
 ☆没後400周年のウィリアム・バードを中心としたルネサンス作品に、世界初録音となるタバコヴァの新作委嘱作も収録!

 英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーンの最新アルバムは、ザ・シックスティーンの中心的行事の一つであるイギリス・ツアー「合唱巡礼(Choral Pilgrimage)」の2023年プログラムを収録した「目を凝らしてじっと見つめ(A Watchful Gaze)」。2023年で記念すべき没後400周年となるイギリス・ルネサンスの大家ウィリアム・バード(c.1543-1623)の作品を中心に、クレメンス・ノン・パパ、フィリップ・デ・モンテ、フィリップ・ファン・ヴィルダーなどバードに影響を与えてきた作曲家たちの音楽が組み合わされています。
 そして世界初録音となるのは、1980年ブルガリア出身、11歳からロンドン在住で国際的に活躍する作曲家、ドブリンカ・タバコヴァの2作品。
 バード没後400周年を記念してザ・シックスティーンから委嘱された新作で、バードの音楽遺産を受け継ぎつつ、現代的なポリフォニーの美しさが際立つ作品となっています。

 ※録音:2022年11月9日-11日、セント・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)

 
 




GLOSSA



GCD921633
(2CD)
【新装再発売】
特別価格 ¥3600
エルヴェ・ニケ&コンセール・スピリチュエル
 グレトリの音楽悲劇 《アンドロマケ》 が再発売!

  アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリ:
   音楽悲劇《アンドロマケ》
エルヴェ・ニケ(指揮)
コンセール・スピリチュエル
ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団
カリーヌ・デエ(ソプラノ/アンドロマケ)
マリア・リッカルダ・ウェッセリンク
 (メソ・ソプラノ/ヘルミオネ)
セバスティアン・ゲーズ(テノール/ピュロス)
タシス・クリストヤニス(バリトン/オレステス)

 エルヴェ・ニケ&コンセール・スピリチュエルによるグレトリの音楽悲劇 《アンドロマケ》 が再発売!

 日本の聴衆に衝撃を与えた2008年の来日公演における大編成でのヘンデルや、2010年のパーセルの歌劇《アーサー王》の上演などで群を抜いた演奏能力を示し、その音楽性が高く評価されてきたエルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル。
 ヴェルサイユ・バロック音楽センターとパラツェット・ブル・ザネの協力を得て、フランス・バロックの埋もれた音楽悲劇(トラジェディ・リリック)の復活再演を実現させてきた彼らが2009年に録音し翌年にリリースされた、アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリ(1741-1813)の音楽悲劇《アンドロマケ》のディスク(GCD921620)は長らく廃盤で入手できなくなっていましたが、この度新装再発売が決定!

 ベルギーのリエージュで生まれ、18世紀後期のフランス・オペラ界に大きな功績を遺したグレトリが作曲した唯一の音楽悲劇《アンドロマケ》は、17世紀フランスの名作家ジャン・ラシーヌ(1639-1699)の「アンドロマケ(アンドロマック)」を原作とした作品。
 マリー・アントワネットの庇護を受け、ナポレオンからはレジオン・ドヌール勲章を授けられるなど栄華を極めたグレトリの生涯や、ギリシャ神話やギリシャ悲劇に登場する「アンドロマケ」を主役としたストーリーの知名度の高さとは相反するかのように、ほとんど知られてこなかった音楽悲劇の"音楽"の部分が、マレやデトシュ、リュリの音楽悲劇を見事に蘇演させてきたニケ&コンセール・スピリチュエルの手腕で見事に蘇った重要盤です。

 ※録音:2009年10月18日-19日、シャンゼリゼ劇場(フランス)&ブリュッセル・ボザール・パレス(ベルギー)
 




KAIROS


0015073KAI
¥2700
アーロン・キャシディー(1976-):
 幽霊の作り方 A Way of Making Ghosts

  A Way of Making Ghosts(2018-20)
  String Quartet(2002)
  A republic of spaces(2019)
  a/grammatical study for three(quasi-)
   independent players(2002/2008)
  The wreck of former boundaries
アンサンブル・ムジークファブリーク
ELISION
ジャック・カルテット
line upon line
アーロン・キャシディー(指揮)
マニュエル・ナウリ(指揮)

 アーロン・キャシディー(1976-)は指揮者、教師、レコードプロデューサー、作家としても活躍しているアメリカの現代音楽作曲家。
 彼の作曲家としての仕事は、20年以上にわたって、音楽における音生成の物理的、身体的、機械的側面を優先する革新的なタブ譜の開発に焦点を当ててきました。
 西洋音楽の遺産と記譜法は人工的な境界からなる堅固な世界に依存していますが、実際には、例えばCとC#の間に壁はなく、連続する4分音符を書いたとしても、演奏中に必ずしも等間隔になるとは限りません。
 キャシディーは、こうした人工的なカテゴリーの遺産を崩すことにキャリアを捧げてきました。
 最近の彼は、ある圧力によって流れ、容れ物の形にのみ束縛される、液体のような音楽を書いています。

 ※録音:2008年~2022年
 
 

0015105KAI
¥2700
ミン・ツァオ(1966-):Triode Variations
 
Triode Variations(2019-20)~アンサンブルのための
 Das wassergewordene Kanonbuch(2016-17)~室内合唱のための
 Refuse Collection(2017)~アンサンブルのための
アンサンブル・ミュジックファブリック
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト
アンサンブルKNMベルリン
シュテファン・シュライバー(指揮)
エミリオ・ポマリコ(指揮)

 中国系アメリカ人作曲家のミン・ツァオ(1966-)は、音の本質的な性質に焦点を当て、極めて厳格な形式による官能的な音楽を書くことで知られています。
 彼の作品の多くは、西洋の古典音楽と中国の伝統音楽への真剣な取り組みに対する批判的で深い考察の結果といえるでしょう。
 《幽霊島》《ミランダの息の転換》《プロスペローの庭》などのオペラ作品が有名ですが、ここではアンサンブルと室内合唱のための作品を聴くことができます。

 ※録音:2017年~2022年
 




PALADINO



PMR0123
¥2700
ボッテジーニ:チェロとコントラバスのための大二重奏曲集
 グラン・デュエット 第1番 イ長調 BOT115
 グラン・デュエット 第2番 ニ短調 BOT116
 グラン・デュエット 第3番 ホ長調 BOT117
  (ローラント・フライジッツァーによるチェロとコントラバス版)
マルティン・ルンメル(チェロ)
クリスティーネ・ホック(コントラバス)

 ルンメルとホックによる、チェロとコントラバスのための作品集!

 19世紀イタリアの有名なコントラバス奏者・作曲家、ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889)が18歳の頃に作曲した3つの大二重奏曲を収録。
 オリジナルは2台のコントラバスのための作品ですが、ここではローラント・フライジッツァーによるチェロとコントラバスのための編曲版を収録。
 マルティン・ルンメルとクリスティーネ・ホックは、楽器のさまざまな技巧を活かした、活気にあふれる演奏で、これらの楽曲の面白味を引き出しています。

 20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。
 教育者としても活動しつつ、チェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。
 特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパー(1943-1913)の作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。

 ※録音:2022年2月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
 




SIGNUM



SIGCD733
(3CD)
特別価格
¥4500
賞金10万ドルM-Prize国際室内楽コンクール優勝
 カリドル弦楽四重奏団
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集

 弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127
 弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130
 大フーガ 変ロ長調 Op.133
 弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
 弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
カリドル弦楽四重奏団

 カリドル弦楽四重奏団、ベートーヴェン弦楽四重奏曲集第1弾!

 ☆M-Prize国際室内楽コンクールで優勝したカリドル弦楽四重奏団!
 ☆着実に国際的なキャリアを積み上げてきた若手実力派クヮルテット!

 ニューヨークで活動するカリドル弦楽四重奏団は、2016年に10万ドルという超高額賞金(室内楽では世界最高額)で知られるM-Prize国際室内楽コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタート。
 ボレッティ・ブイトーニ財団賞を獲得した最初の北米のアンサンブルとなり、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれるなど世界から注目を浴び、2018年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞しています。

 Signumレーベルでのベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音シリーズの第1弾となる今作では、アルバン・ベルク四重奏団、エマーソン弦楽四重奏団、グァルネリ弦楽四重奏団などの往年の名クヮルテットの解釈を参考にしながらも、現在の美学、研究に基づいた独自の解釈で演奏しています。
 2022年9月にはカーネギーホールで行われたアンドレ・プレヴィンの追悼コンサートでアンネ=ゾフィー・ムターと共演するなど今後の活躍が楽しみなカリドル弦楽四重奏団のベートーヴェン・サイクルにご期待ください。

 ※録音:2022年2月4日-8日、ゴア・リサイタル・ホール(アメリカ)

 
 
 


SIGCD734
¥2500
チャーリー・シーム(ヴァイオリン)
ヴォーン・ウィリアムズ&グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集

 ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
 グリーグ:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13、
  「ペール・ギュント」よりソルヴェイグの歌(編曲:チャーリー・シーム)
チャーリー・シーム(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ)

 貴公子チャーリー・シーム、ヴォーン・ウィリアムズとグリーグを弾く!

 ☆Signumレーベル第1弾に引き続きイタマール・ゴランとの共演!
 ☆名指揮者たちと共演してきた若きヴァイオリニストがロマンティックに描く!

 若きヴァイオリニスト、チャーリー・シームは1986年にロンドンで生まれ3歳からヴァイオリンを始めました。
 1998年から2004年までロンドンの王立音楽大学でイツァーク・ラシュコフスキに、2004年からはシュロモ・ミンツに師事し研鑽を積みました。
 ロンドン交響楽団、ロッテルダム・フィル、ロイヤル・フィルといった主要なオーケストラと共に、シャルル・デュトワ、エドワード・ガードナー、ズービン・メータ、ヤニック・ネゼ=セガン、ロジャー・ノリントンらの巨匠たちと共演しています。

 Signumレーベルでの第2弾となった前作、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(SIGCD704/PSIGCD704)ではピツィカート誌の4つ星を獲得するなど、高い評価を得ました。
 今作ではSignumレーベル第1弾となった小品集(SIGCD652)で共演したイタマール・ゴランとの共演によるヴォーン・ウィリアムズとグリーグのヴァイオリン・ソナタ集です。
 イタマール・ゴランは、ワディム・レーピン、マキシム・ヴェンゲーロフ、庄司紗矢香などの名手との共演でも知られている室内楽のスペシャリストであり、チャーリー・シームともこれまでに度々共演してきました。
 そのチャーリー・シームのロマンティックな音色を存分に活かして息の合った演奏を繰り広げます。

 ※録音:2022年2月14日-16日、サフロン・ホール(イギリス)

 
 
 
SIGCD735
¥2500
メアリー・ベヴァン、リサイタル・アルバム第3弾
ヴィジオン・イルミネ

 フォーレ:月の光 Op.46-2
 ブリテン:ヴィジオン・イリュミネ Op.18
 ラヴェル:暗く果てしない眠り(ロビン・ホロウェイ編曲)
 デュパルク:悲しき歌
 シャブリエ:あなたの青い目
  (作曲者自身の編曲による弦楽オーケストラ伴奏版/世界初録音)
 ショーソン:終わりなき歌 Op.37
 ドビュッシー:ヴェルレーヌの詩による4つのメロディ
  (ロビン・ホロウェイ編曲/世界初録音)
 オーギュスタ・オルメス(1847-1903):セレナード
  (作曲者自身の編曲によるピアノ五重奏伴奏版/世界初録音)
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)
12アンサンブル
ルイージ四重奏団
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)

 メアリー・ベヴァンのリサイタル・アルバム第3弾!フランス歌曲集!

 ☆名伴奏者ジョゼフ・ミドルトンとのフランス歌曲集!
 ☆ヤング・アーティスト賞、英国批評家サークル賞受賞、MBE(大英帝国五等勲爵士)受勲のメアリー・ベヴァン!

 イギリスのソプラノ、メアリー・ベヴァンのSignumレーベル第3弾となるリサイタル・アルバムは、フランス歌曲集。
 その第1弾となった「ボヤージュ(SIGCD509)」は、英グラモフォン賞2018にノミネート、第2弾の「ディヴァイン・ミューズ(SIGCD606)」もBBCマガジン誌や英グラモフォン誌によって高い評価を得ました。
 今作でも第1弾、第2弾引き続き名伴奏者ジョゼフ・ミドルトンとの共演で、「ボヤージュ」を録音した際に、より興味が湧いてきたというフランス歌曲に挑みます。

 メアリー・ベヴァンは英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞や英国批評家サークル賞を受賞し、オペラとコンサート・プラットフォームの両面で輝かしい活躍を見せるソプラノで、2019年には栄誉あるMBE(大英帝国五等勲爵士)を受勲し、益々その存在感を高めています。

 ※録音:2022年3月16日-19日、オール・ハロウズ教会(イギリス)

 
 




URANIA RECORDS



LDV14096
(2CD)
特別価格
¥3100
カルーソによる9つの歌曲!
エンリコ・カルーソ:9つの歌曲集&34の委嘱作品集

 エンリコ・カルーソ(1873-1921):
  Adrables Tourments/No!Nun Di Ca So Stato I(世界初録音)/
  Fenesta Abbandunata(世界初録音)/Dreams of Long Ago/
  Canzona a Dispietto(世界初録音)/Tiempo Antico/
  Per Sempre Liberta/Liberty Forever(世界初録音)/
  Campane a Sera/Serenata/34の委嘱作品
マーク・ミルホーファー(テノール)
マルコ・スコラストラ(ピアノ)

 イタリアが生んだ名テノール、エンリコ・カルーソは、約60作品のオペラと約500曲もの歌曲をレパートリーとし、豊かな声量と声域の広さで当時の最も著名なスター歌手として活躍しました。

 本アルバムでは、2023年で生誕150周年を迎えるカルーソの作曲家としての一面に焦点を当て、カルーソによる9つの歌曲と、アントニオ・ピー二=コルシ(ヴェルディの 《ファルスタッフ》 や、プッチーニの 《ラ・ボエーム》 の初演に参加したバリトン歌手)、フランチェスコ・パオロ・トスティ(イタリアの作曲家、声楽教師)など、34人のオペラ歌手や作曲家によって献呈された作品を収録しています。
 四半世紀にわたり主要な国際オペラハウスで活躍してきたイギリスのテノール歌手、マーク・ミルホーファーが偉大なイタリア人テノールへその歌声を捧げます。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

THE LOST RECORDINGS



TLR2203042
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
BBCのオリジナル・アナログ・テープから修復された2つのライヴ録音
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ/
 ロンドン・レコーディングス Vol.1

  CD1 ~
   ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 M.83*、夜のガスパール M.55
  CD2 ~
   クレメンティ:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.12-1
   ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35《葬送》
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)*
ロンドン交響楽団*

 ミケランジェリのロンドン録音第1弾!1959年&1982年ライヴが高品質に復刻!

 ☆高音質復刻レーベル「The Lost Recordings」より、ミケランジェリのロンドン録音シリーズがスタート!
 ☆第1弾は1959年のラヴェル、ショパン、クレメンティ、そして1982年にチェリビダッケと共演したラヴェルのピアノ協奏曲をカップリング!
 ☆すべてオリジナルのアナログ・テープから復刻した高品質録音に注目!

 フランスのレーベル "Fondamenta" が貴重音源を高音質に復刻するシリーズ「The Lost Recordings」が、レーベル名も「The Lost Recordings」へと変え、これまで「クラウディオ・アラウ」(TLR2103039)、「ヘンリク・シェリング」(TLR2203040)などの録音を復刻してきました。
 今回新たに復刻されるのは、20世紀を代表する伝説的ピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920-1995)。
 「ロンドン・レコーディングス Vol.1」と題され、BBCのアーカイヴから発掘された貴重なオリジナル・アナログ・テープから修復された2つのライヴ録音を収録。
 1つは1959年6月30日に行われた歴史的なライヴで披露された、ショパンとクレメンティのピアノ・ソナタ、ラヴェルの「夜のガスパール。
 そしてもう1つは、1982年4月8日にミケランジェリとセルジュ・チェリビダッケ、二人の巨匠が奇跡的な共演を成功させたラヴェルのピアノ協奏曲です。

 フランスのオーディオ・メーカー "Devialet(ドゥヴィアレ)"のテクノロジーを駆使して開発した、アナログ録音の正確な復刻を可能にする独自の復元プロセス「Phoenix Mastering(フェニックス・マスタリング)」を用いて、フレデリック・ドリア=ニコラとニコラ・テリーズがリマスタリング。完璧主義者ミケランジェリの遺した芸術を完璧に再現する高品質復刻にご注目ください。

 ※録音:1959年6月30日、BBCスタジオ(ロンドン)(MONO)/1982年4月8日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)(STEREO)*
 




URANIA RECORDS



WS121407
(2CD)
特別価格
¥2500
60年~70年録音復刻
 アシュケナージ・プレイズ・ピアノ・コンチェルト・ライヴ
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
 ・グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
   ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、カルステン・アンデルセン(指揮)
 ・ショパン:ピアノ協奏協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
   レニングラード・アカデミー交響楽団、アルヴィド・ヤンソンス(指揮)
 ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
   ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
 ・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16
   ソビエト国立交響楽団 、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)

 アシュケナージ!60年~70年の貴重録音が復刻!

 ☆伊ウラニア・レコーズの注目復刻音源シリーズ!
 ☆20世紀後半を代表するピアニストの一人、ウラディーミル・アシュケナージ!
 ☆60年~70年にかけて残した貴重な録音が復刻!

 1998年にコモ湖近郊で創設されたイタリアのインディペンデント・レーベル【ウラニア・レコーズ(Urania Records)】の歴史的音源の復刻シリーズ(WS規格)より、ウラディーミル・アシュケナージが登場!

 ポリーニ、アルゲリッチ等と並ぶ20世紀後半を代表するピアニストの一人、アシュケナージによる多くの名録音の中から、60年から70年にかけて残した貴重な録音が復刻。
 本アルバムは、得意のロシアものやショパンをカップリング。ラフマニノフはロサンゼルスで演奏された非常に珍しい録音です。
 レコーディングが行われた当時は、ジョン・オグドンと優勝を分け合ったチャイコフスキー国際コンクールや、指揮者としての活動も取り組み始めるなど、国際的な名声を確立した時期でもあり、円熟味溢れる演奏とはひと味違う巨匠の若き日の作品への解釈をお楽しみいただけます。

 ※録音:1970年、ベルゲン(グリーグ)、1960年2月21日、レニングラード(ショパン)、1968年7月、ロサンゼルス(ラフマニノフ)、1961年、モスクワ(プロコフィエフ)/STEREO/ADD
 



<メジャー・レーベル>
.

DECCA



4853950
\2900→\2690
2022年6月新録音
 《リッカルド・シャイー/ミラノ・スカラ座合唱団~ヴェルディ:合唱曲集》

 ヴェルディ:
  歌劇『ナブッコ』より
   1)「祭りの飾りを」(第1幕)、2)「行け、想いよ、黄金の翼に乗って」(ヘブライの捕虜たちの合唱)(第3幕)、
  歌劇『十字軍のロンバルディア人』より
   3)「エルサレム」(第3幕)、4)「おお、主よ、ふるさとの家々を」(第4幕)、
  歌劇『エルナーニ』より
   5) 前奏曲(第1幕)、6)「カスティーリャの獅子を再び目覚めさせよ」(第3幕)、
  7) 歌劇『ドン・カルロ』より「歓喜の日が明けた」(第3幕)、
  歌劇『マクベス』より
   8)「何をしているの」(第1幕)、9)「行ってしまった!」(魔女の合唱)(第1幕)、
   10)「踏みにじられた祖国よ」(第4幕)、
  11) 歌劇『イル・トロヴァトーレ』より「朝の光が差してきた」(アンヴィル・コーラス)(第2幕)、
  12) 歌劇『運命の力』より「戦に狂気はつきものだ」(タランテラ)(第3幕)、
  歌劇『アイーダ』(第2幕)より
   13)「エジプトとイシスの神に栄光あれ」、14) 凱旋行進曲、15)「来たれ、凱旋将軍よ」、
  16) 歌劇『シモン・ボッカネグラ』より「ばんざい、シモン」(プロローグ)
ミラノ・スカラ座合唱団(1-4, 6-16)、
リッカルド・シャイー(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団

 シャイー祝70歳&DECCA専属契約45周年記念

 ●2023年2月20日、イタリアの名指揮者リッカルド・シャイーが70歳を迎えます。そして1978年にパヴァロッティと共演したロッシーニの歌劇『ウィリアム・テル』でデッカと専属契約を結んでから45年となります。
  これを記念してヴェルディの合唱曲のアルバムがリリースされます。

 ●歌劇『ナブッコ』のヘブライの捕虜たちの合唱「行け、想いよ、金色の翼に乗って」、歌劇『アイーダ』からの凱旋の合唱、凱旋行進曲など、ヴェルディの7つのオペラからの合唱曲が収録されています。

 ●ミラノ・スカラ座のオーディトリウムで録音されました。

 ●シャイーとスカラ座は2023年、ヨーロッパのサマー・フェスティヴァルでヴェルディの合唱曲のツアーを行う予定です。

  【録音】2022年6月1-8日、ミラノ、スカラ座
 

















ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2022 ARIA-CD.All rights reserved.B09RNGC3MJ