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≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その12 2023/1/24~




1/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENTUS MUSIC



ACC 30599CD
¥2700→\2490
ヤクブ・フルシャ率いるバンベルク交響楽団
愛と死~ワーグナー、マーラー、R.シュトラウス

 ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》から
  1. 前奏曲 (10'46)
  2. 愛の死 (7'24)
 マーラー:
  3.〈葬礼〉(23'12)
  4. 交響曲第5番第4楽章「アダージェット」( 9'51)
 リヒャルト・シュトラウス:
  5. 交響詩『死と変容(死と浄化)』(25'28)
バンベルク交響楽団
ヤクブ・フルシャ(指揮)
KKC 6680
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ヤクブ・フルシャ率いるバンベルク交響楽団による「死」をテーマにしコンセプトアルバム。愛と死~ワーグナー、マーラー、R.シュトラウス

 録音:2022年7月&9月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、コンツェルトハレ・バンベルク/76'45

 ヤクブ・フルシャ率いるバンベルク交響楽団による最新盤は、「死」をテーマに、19世紀の音楽を一変させたワーグナーと、19世紀末を共に駆け抜けたマーラーとリヒャルト・シュトラウスの作品を取り上げたコンセプトアルバムです。
 内容は、ワーグナーの究極の愛と官能のドラマ《トリスタンとイゾルデ》の第3幕の終結部で、剣に倒れたトリスタンの後を追い、自らも命を絶とうというイゾルデによって歌い上げられる<イゾルデの愛の死>。
 そして交響曲第2番《復活》第1楽章初稿として知られているマーラーの交響詩< 葬礼>。ルキノ・ヴィスコンティ監督の傑作映画「ベニスに死す」のテーマ曲として一躍有名になった交響曲第5番の第4楽章< アダージェット>。
 最後には20 代の若きシュトラウスの死生観が凝縮された作品といえる交響詩<死と変容(死と浄化)>。
 フルシャは、否応なしに向き合わざるをえない「死」ではなく、「生と死」への対峙そこに人生の意味が見いだされるものである、ということを感じさせる作品を集めたといいます。
 さらにこれらの作品をまとめて演奏することによって、作曲家同士の対話がこの録音上で生まれ、バンベルク交響楽団のDNA に刻まれた彼らの音楽が、聴くものに問いかけ心を響かせるとも語っています。

 
 




ANTARCTICA

ANTAR 042
¥2800
SEAS8NS
 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
 ミシェル・ライサイト(1958-):四季
 ピアソラ:吟遊詩人のミロンガ / リベルタンゴ
アストリア
 [イザベル・シャルドン
  (ヴァイオリン)他]

 タンゴ編成をいかした8つの季節

 録音:2022年7月11-13日/ベルギー、メヘレン、Motormusic Studio/54'17''

 ピアソラの『ブエノスアイレスの四季』と、当アンサンブルのために作曲され捧げられたベルギーの作曲家ミシェル・ライサイトによる『四季』(編成はアコーディオン、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、パーカッションとピアノ)をカップリング。
 




APARTE



AP 303
¥2900
魔術~ライナー・マリア・リルケを讃えて
 アレクサンドル&コンスタンチン・ヴラディゲロフ兄弟:
  (1)豹/(2)オルフォイスのソネットI-22/(3)愛の歌/
  (4)オルフォイスのソネットI-9/(5)魔術/(6)別離/
  (7)時祷集I/(8)オルフォイスのソネットI-19/
  (9)人間の言葉は怖い/(10)私/
  (11)私は自分自身をさらけ出す/(12)ピエタ/
  (13)降臨祭/(14)時祷集II/(15)結び/(16)魔術ふたたび
 作曲:アレクサンドル・ヴラディゲロフ
   (1)(2)(4)(8)(10)(15)
  コンスタンチン・ヴラディゲロフ
   (3)(5)(7)(9)(11)(13)(14)(16)
  トリフォン・シヤノフスキー(6)(12)
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
 (1)(4)(8)(11)
クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)(3)
ヤン・ムキアン(ソプラノ)(2)
サラ・トローベル(ソプラノ)(6)(9)
テオドラ・ネステロヴァ(ソプラノ)(12)
ウィーン少年合唱団メンバー(5)(10)(13)
クリスティアン・ライナー(朗読)
 (5)(7)(9)(11)(14)(16)
ロベルト・ライナー(朗読)(9)
コンスタンチン・ヴラディゲロフ
 (ピアノ、バスクラリネット)
アレクサンドル・ヴラディゲロフ
 (トランペット、フリューゲルホルン)
モーフィング室内管弦楽団メンバー

 ショルとストヤノヴァも参加!ヴラディゲロフの孫兄弟が描くリルケ讃歌

 録音、ミキシング:2020-21年/ディジパック仕様、61'23"

 アレクサンドル&コンスタンチン・ヴラディゲロフ兄弟は1978年ブルガリア生まれの双子音楽家。
 同国の大作曲家パンチョ・ヴラディゲロフの孫にあたり、ジャズの世界でも活躍しています。

 このアルバムは大詩人ライナー・マリア・リルケへのオマージュとして彼の詩に作曲。
 ヴラディゲロフ兄弟の人脈を示すようにアンドレアス・ショルやクラッシミラ・ストヤノヴァ、ウィーン少年合唱団など世界的な演奏陣が並びます。

 ジャケットは「ドクトル・ジバゴ」で有名なボリス・パステルナークの父で画家レオニード・パステルナークによる友人リルケの肖像画。
 ヴラディゲロフ兄弟の曾祖母はパステルナーク家の出で、その人脈にも驚かされます。

 作風は現代的でなく、ヒーリング系ポップス風。リルケのファン、ドイツ文学研究家にもオススメです。
 
 

AP 310
¥2900
女たち
 (1)カスティーリャのバラ(器楽版)(メキシコ伝承曲)
 (2)マリア、すべてがマリア(ボリビア伝承曲)
 (3)小さな花(メキシコ伝承曲)
 (4)神は苦しみのために生まれたもうた
  (フアナ・イネス・デ・ラ・クルス。メキシコ)
 (5)ラ・マルティニアーナ
  (アンドレス・エネストローサ。メキシコ)
 (6)ロンヒーナ
  (マヌエル・コローナ・ライムンド。キューバ)
 (7)アルフォンシーナと海
  (アリエル・ラミレス&フェリクス・ルナ。アルゼンチン)
 (8)泣き虫(メキシコ伝承曲)
 (9)ペテネーラ(メキシコ伝承曲)
 (10)海の波(メキシコ伝承曲)
 (11)呪われた心(ビオレータ・パラ作曲。チリ)
 (12)あなたの悲しみに泣く
  (ルシアーナ・オルティス・エレッラ。アルゼンチン)
 (13)別れ(ボリビア伝承曲)
 (14)カスティーリャのバラ(声楽版)(メキシコ伝承曲)
ディアナ・バローニ
 (歌、トラヴェルソ、キハーダ)、
ロナルド・マルティン・アロンソ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ラファエル・グエル・フリアス
 (バロックギター、笛、打楽器、歌)

 ラテンアメリカの香りに満ちた女性讃歌

 録音:2021年4月 シルヴァネス修道院/ディジパック仕様、24bit/96kHz、46'00"

 アルゼンチン出身のディアナ・バローニは、古楽のみならずラテンアメリカのフォークロアを探求する興味深い活動を見せるトラヴェルソ奏者。
 このアルバムはラテンアメリカ女性の作あるいは女性を讃えた音楽を集めた興味深い内容となっています。

 ラテンアメリカの音楽ならではの情熱と明るさも感じさせ、トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロックギターの温かみのある音色と妖艶な歌声で植民地時代から今日まで、新世界の傑出した女性たちに敬意を表しています。
 
 
AP 304
¥2900
ランデヴー
 フレデリック・シャスラン:ランデヴー (2021)~
  ソプラノ、トランペットとピアノのための6つの歌
   (1)手(アリエル・ビュトー詩:朗読)
   (2)巣から落ちた手(アラン・デュオー詩)
   (3)夜(アリエル・ビュトー詩:朗読)
   (4)美しい恋人たち(ジャン・コクトー詩)
   (5)ドレープ(アリエル・ビュトー詩:朗読)
   (6)私たちが残すもの(アラン・デュオー詩)
   (7)6月(アリエル・ビュトー詩:朗読)
   (8)そこにはいない熊へのバラード(ボリス・ヴィアン詩)
   (9)白(アリエル・ビュトー詩:朗読)
   (10)忘却(アラン・デュオー詩)
   (11)緑(アリエル・ビュトー詩:朗読)
   (12)僕はスノッブ(ボリス・ヴィアン詩)
ジュリー・シェリエ=ホフマン(ソプラノ)
リュシエンヌ・ルノーダン・ヴァリ(トランペット)
フレデリック・シャスラン(ピアノ)
ピエール・アルディーティ(朗読)
 (1)(3)(5)(7)(9)(11)

 リュシエンヌ・ルノーダン・ヴァリのトランペットが光るオシャレな最新歌曲集

 録音:2022年1月10-14日 マリ=エコール(ヴィーニュル・レ・アトンシャテル)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、71'00"

 歌曲にピアノとトランペットを組み合わせることはジャズやタンゴでは日常に行われますが、クラシックではあまり例がありません。
 この編成の6曲から成る最新作「ランデヴー」の作曲者はフレデリック・シャルラン。
 パリ管等でバレンボイムのアシスタントを務め、アンサンブル・アンテルコンタンポランの指揮者も務めた鬼才で、ここでは見事なピアノ伴奏も披露しています。

 ジャン・コクトー、ボリス・ヴィアン、アラン・デュオーの詩により、作風は現代的でなく、シャンソンのようにオシャレでシックな世界。
 1999年生まれのトランペットのスター、リュシエンヌ・ルノーダン・ヴァリが共演しているのも豪華。
 まさに「ジャンルを超えた新星」の呼び声通りのポップな感覚で主役のような存在感。
 また各曲の間にアリエル・ビュトーの詩をはさみ、名匠ピエール・アルディーティがフランス語の美しい朗読も味合わせてくれます。
 




BAM INTERNATIONAL


BAM 22602
¥2800
19世紀ヴェネチアの宗教音楽
 ジョヴァンニ・アゴスティーノ・ペロッティ(1769-1855):
  オルガン・ソナタ 変ホ長調 / Ave del mar o Stella /
  O Jesu mi dulcissime / Ave Maris Stella / グラーヴェ ト長調
 アントニオ・ブッツォッラ(1815-1871):
  Preghiera a Maria / La campana del tramonto
 ニコロ・コッコン(1826-1903):
  フーガ ハ短調 / Crucem tuam / Tantum ergo
 ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):
  O Sacro convivium / O Salutaris Hostia /
  ロマンツァ / エレジー ハ長調
 アロイジア・パスクアロット(1903-1963):
  Ecce Sacerdos / 聖母マリアのオラトリオ
   (Signun Magnum - Nihil inquinatum -
    Tota pulchra - Et Verbum caro -
    Regina mundi - O Maria - Maria Mater)
ミッリ・フッリン(指揮)
スキヴィアス・アンサンブル女声合唱団
アルヴィゼ・メイソン(オルガン)

 録音:2021、2022年

 ロマン派あたりの時代の、めずらしいイタリア宗教曲集です。
 




CHALLENGE CLASSICS


CC 72928
¥2700
ヤン・ヤン・チャイ(ピアノ)
 レッジェレッツァ ~ リスト:ピアノ作品集


 即興円舞曲 S213
 パガニーニ大練習曲 S141
 幻影 S155
 3つの演奏会用練習曲 S144(悲しみ/軽やか/ため息)
 超絶技巧練習曲 S139より 第12曲「雪嵐」
 シューベルトからの編曲による12の歌 S558より
  第3曲「君こそわが憩い」
ヤン・ヤン・チャイ(ピアノ)

 若きピアニスト、ヤン・ヤン・チャイのデビュー盤、技巧と音楽性を兼ね備えた逸材によるリスト

 録音:2022年7月19-21日/ヒルフェルスム、MCO1/71'34''

 1998年生まれの若きピアニスト、ヤン・ヤン・チャイによるデビュー盤。
 彼女はオランダを拠点に活動する中国系オランダ人で、2019年5月にアムステルダム音楽院ピアノ科の学士号を最高の成績で取得しました。

 技巧的な名人芸と繊細な色彩、哲学的な洞察力を持ち備えた演奏で、リストの作品をあざやかに弾きこなしています。
 
 

CC 72930
¥2700
ラフマニノフ生誕150年記念、チェロ作品さまざま
 ラフマニノフ:
  チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
  チェロとピアノのための2つの小品 Op.2
   (前奏曲 ヘ長調、東洋的舞曲 イ短調)
  『悲しみの三重奏曲』第1番

 マキシム・シャリジン(1985-):
  チェロとピアノのための『トリスティッシマ』
エッラ・ファン・ポウケ(チェロ)
カスパー・フォス(ピアノ)
ニーク・バール(ヴァイオリン)

 ラフマニノフ生誕150年記念、ウクライナの作曲家も併録、チェロ作品さまざま

 録音:2022年8月26-28日/ヒルフェルスム、MCO1/72'37''

 ラフマニノフ生誕150 周年企画。チェロに着目した室内楽作品を収録しています。
 チェリストのエッラ・ファン・ポウケは同レーベルからシューマンの協奏曲(CC-72871)を過去にリリースしており、「今後が楽しみなソリスト」とグラモフォン誌でも好評価でした。

 カップリングにはウクライナ出身の作曲家マキシム・シャリジンがポウケに捧げた作品を収録しています。
 
 

CC 72936
(SACD HYBRID)
¥2800
クピードー ハイドン、ジュリアーニとウィーンの愛の歌
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  Cupido (Gottlieb Leon) / Die zu spate Ankunft der Mutter (Ch.F. WeiBe)
 ヨーゼフ・アントン・ステファン(1726-1797):
  Dein suBes Bild (Friedrich Gottlieb Klopstock)
 カール・フリーベルト(1736-1816):
  Warnung an die Madchen (in Ramlers Blumenlese)
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:
  She never told her love (Shakespeare) /
  Eine sehr gewohnliche Geschichte (Ch.F. WeiBe) /
  Trost unglucklicher Liebe
 マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):Romance
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:Der erste Kuss (J.G. Jacobi)
 レオポルト・コジェルフ(1747-1818):
  Vogelstellerlied (Moritz August von Thummel)
 マウロ・ジュリアーニ:Mon coeur soupire
 ヨハン・ホルツァー(1753–1818):Zwei Augen (Alois Blumauer)
 ヨーゼフ・アントン・ステファン:
  Das Madchen am Ufer (Joh. Gottfried Herder)
 ヨハン・ホルツァー:Kupido (Gottlieb Leon)
 カール・フリーベルト:
  Das ungetreue Madchen (Graf v. Schlieben o. Putbus)
 レオポルト・コジェルフ:
  An die kleine Schone (Gotthold Ephraim Lessing)
 ヨハン・ホルツァー:Liebeslied (Gottlieb Leon)
 マルティン・ルプレリト(1758-1800):Romanze
 フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):Der Entschluss
マルクス・ミーセンベルガー(テノール)
エーリヒ・トラクスラー(フォルテピアノ)
クリスティアン・ハイメル(ギター)

 古楽ピアノとギター伴奏によるハイドン時代ウィーンの愛の歌

 録音:2022年9月15-17日/オーストリア、ザンクト・マリエン、聖ミカエル教会/52'50''

 これまでほとんど録音のない歌曲も取り上げた貴重な内容。
 テノール歌手のマルクス・ミーセンベルガーが、フォルテピアノとギターの古楽器専門家とともに、ウィーンの愛の歌を演奏しています。

 ヨハン・ゲオルク・グレーバーの手によるグランドピアノ(1815年インスブルック)と、ヨハン・ゲオルク・シュタウファー製のギター(1850年、作者不詳のウィーン・ギターに基づく)を使用。
 




FARAO CLASSICS



B 108118
¥2600
ヘンドリック・ブルーメンロート(チェロ)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集

 [CD1]
  第1番 ヘ長調 Op.5-1
  第2番 ト短調 Op.5-2
 [CD2]
  第3番 イ長調 Op.69
  第4番 ハ長調 Op.102-1
  第5番 ニ長調 Op.102-2
ヘンドリック・ブルーメンロート(チェロ)
マルガリータ・オガネシアン(ピアノ)

 ベートーヴェン創作の変遷をたどる5曲のチェロ・ソナタ

 1:53:56

 ベートーヴェンの5曲のチェロ・ソナタは、作品番号からもわかるように初期2曲、中期1曲、後期2曲と長い創作時期にまたがって書かれており、作曲家の書法の変化をコンパクトに体現しています。
 国際的に著名なアルメニア人ピアニスト、マルガリータ・オガネシアンと数々の受賞歴を持つチェリスト、ヘンドリック・ブルーメンロートによる力強い演奏。

 ヘンドリック・ブルーメンロート(チェロ)
  ミュンヘン音楽大学にてウェン=シン・ヤンに師事。ソリストとして、また様々なアンサンブルのメンバーとして、ドイツ国内および国際的な賞を多数受賞。
  室内楽に情熱を注ぎ、デリアン四重奏団(delian::quartett)のチェリストとしても活躍。

 マルガリータ・オガネシアン(ピアノ)
  母国アルメニアでピアノを学び始め、ドイツに渡りミュンヘン音楽大学およびザルツブルク・モーツァルテウムでヴァジム・スハーノフ、アレクセイ・リュビモフに師事。
  ソロ・リサイタルやオーケストラとの共演の他、室内楽にも情熱を注いでいる。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902680
(2CD)
¥4200→\3890
シュタイアーのさらなる境地、平均律第1巻の登場!
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)
  〔BWV 846-869〕
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
KKC 6678
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 チェンバロ/1734年製ヒエロニムス・アルブレヒト・ハスのコピー、2004年アンソニー・サイディ&フレデリック・バルによる(パリ)
 録音:2021年4,6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン/1h49'13

 シュタイアーが演奏するバッハの平均律、第1 巻の登場です!
 第2 巻は先に録音(2020 年)、発売されており(KKC 6440/HMM 902682)、世界中で絶賛されました。
 平均律クラヴィーア曲集第1 巻には、バッハによる序文があり、「・・・音楽を学ぶ意欲のある若者たちの役に立つように、また、この勉強にすでに熟達した人たちには、格別の時のすさび(遊び、なぐさみ) になるように・・・」という部分がありますが、まさにシュタイアーはこのバッハの言葉の後者にあたり、シュタイアー本人が楽しんで歌うように演奏しているのが伝わってきます。
 楽曲ごとの音色の選択の巧みさと、音色の種類の多さにも驚かされます。素朴な第1 番のプレリュード、怒涛の迫力第2 番のプレリュードと、曲集が進むにつれ様々な新しい世界が展開されております。
 シュタイアーが、バッハが構築した偉大な建造物の中を実にたのしく案内してくれるようで、新しい発見に満ちています。
 自然な演奏で、くつろいだ雰囲気すら感じられます。シュタイアーがさらなる境地に至っていることを感じる、堂々の第1 巻です!

 


先に出た第2巻



 HMM 902682
(2CD)
\4200→\3890
アンドレアス・シュタイアー、ついに。
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(全曲)BWV 870-893

 [CD1] 平均律クラヴィーア曲集第2巻 第1番~第12番
 [CD2] 平均律クラヴィーア曲集第2巻 第13~第24番
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
 KKC 6440
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 シュタイアー、音楽の聖典を弾く平均律クラヴィーア曲集第2巻の多彩な世界

 使用楽器:アンソニー・サイディ&フレデリック・バル制作、パリ、2004年/1734年ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(ハンブルク製)のモデルによる
 録音:2020年6-7月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 アンドレアス・シュタイアー。いまなお静かに丁寧な仕事を続け、奏でる楽器がチェンバロであろうとフォルテピアノであろうと、あるいはピアノであろうと、その音楽からは「シュタイアー」の世界がたちのぼってくる鍵盤奏者にして音楽家。
 その知性と見識は音楽にとどまることなく深く広く、その語り口も、ひとつひとつの言葉の裏には広く深い宇宙が感じられます。
 そんなシュタイアーが、平均律クラヴィーア曲集を録音しました。ピアニストにとっての旧約聖書であり、すべての調があらわれる曲集の形式は、のちの作曲家たちにとっても非常に大きな影響をあたえました。
 このたびシュタイアーがとりあげたのは第 2巻。第 1巻はバッハがブランデンブルク協奏曲などを書いたのと同時期の 1722年に完成、そしてこの第 2巻は 1742年頃に完成されました。
 第 2 巻を構成する作品は比較的長い期間にわたって作曲されたもので、そのスタイルは室内楽やオルガン作品、前古典派を思わせるものなど、第 1 巻よりもより多彩なものとなっております。
 シュタイアーは、楽器の多彩な音色も味方につけあそびを見せつつ、大バッハがのこしたこの音楽の聖典にして大きな宇宙を、気負うことなく、ひとつひとつ奏でています。

 


 
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HMN 916119
¥2900→\2690

英国チャールズ2世の愛人・・・、実は仏国ルイ14世のスパイ
 ルイーズ夫人のための音楽~17世紀英国の音楽集


 [田舎の音楽]
  1. ジョン・フロウ(1649-1708):羊飼いよ、みなおいで
   Come shepherds all 『( ヴィーナスとアドニス』より)
  ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)
   2. 漁師のためのエア
    (アルチェステ、またはアルシードの勝利 LWV 50より)
   3. 歌え、踊れQue l'on chante (アティス LWV 53より)
   4. ブレー(ヴェイルサイユの王の大喜遊曲 LWV 38)
  マシュー・ロック (ca. 1621-1677)
   5. Lilk (テンペストより)
  ヘンリー・パーセル (1659-1695)
   6. それゆえ、あなたのつまらない神と
    Hence with your trifling deity (アテネのタイモン Z. 632)
  7. 作曲者不詳:おろかな英国 De foolish English nation
   (The Comical History of Don Quixote)
  8. ジョン・ブロウ:
   この甘い木立で In these sweet groves (Venus and Adonis)

 [ソフトな音楽]
  9. リュリ:
   みな、眠れDormons, dormons tous (アティス LWV 53)
  パーセル:
   10. エア (Bonduca, or the British Heroine, Z. 574)
   11. ホーンパイプHornpipe
    (Bonduca, or The British Heroine, Z. 574) 1'21
   12. 準備せよ、祭りが始まる Prepare, the rites begin
    (テオドシウス、または愛の力 Z. 606より)
   13. 見よ、夜だってそこに (妖精の女王 Z. 629より) EL 4'27
  14. サムエル・エイクロイド(1684-1706頃に活躍):
   フランスから最近来たにやけた男が歌う新しい歌
    (A new song sung by a fop newly come from France)
  ジョン・ブロウ:
   15. フルートのための楽曲(ヴィーナスとアドニス)
   16. ヴィーナス!アドニス!(ヴィーナスとアドニス)
  マシュー・ロック:
   17. ヴィーナス降臨のためのシンフォニー
    (Symphony for the descending of Venus)(プシケ)

 [狂気の歌]
  18. リュリ:この芝のなんという緑!
   Que ces gazons sont verts ! (Roland, LWV 65)
  19. マシュー・ロック:悪魔と怒りの歌(プシケより)
  20. リュリ:黄泉の国の祭りのエアAir de la fete infernale
   (Alceste ou le Triomphe d'Alcide, LWV 50)
  21. 作曲者不詳:暗黒の牢獄から Forth from the dark and dismal cell
  22. ジョン・エックレス(1668-1735):Oh! Take him gently from the pile
   (Cyrus the Great, or The Tragedy of Love)

 [嘆きの歌]
  23. リュリ:天よ!私をつつむ空気
   Ciel ! Quelle vapeur m'environne (Atys, LWV 53)
  24. ジョン・ブロウ:ほら!ヒバリやヒワの声が
   (ヘンリー・パーセル氏の死に捧げるオード)
ルシル・テシエ
 (リコーダー、
  バロック・オーボエ、
  バロック・バスーン)
アンサンブル・レヴィアタン

 17世紀の女スパイ、ゆかりの音楽集

 録音:2021年9月、サル・コルトー、パリ

 フランスのマルチ楽器奏者、ルシル・テシエ率いるアンサンブル・レヴィアタン(リヴァイアサン、海中の聖獣のこと)による、17世紀英国の音楽集。
 17世紀英国、といってもその切り口は実に興味深いもので、当時活躍した女スパイゆかりの音楽集となっています。

 ルイーズ・ド・ペナンコエ・ド・ケルアイユ(ルイーズ夫人)は、ルイ14世に雇われたスパイで、チャールズ2世(1630-1685、王位1660-1685)の愛人でした。
 最初はチャールズ2世の王妃キャサリン付きの女官としてロンドンの宮廷に入り込み、チャールズ2世の寵愛を受け、ポーツマス侯爵夫人という称号まで与えられます。
 彼女はルイ14世から、太陽王の影響がイギリスにも及ぶように命じられていました。
 チャールズ2 世はたいへんなフランス趣味で、王位につくと、ルイ14世にならって弦楽合奏団(24のヴァイオリン)を結成、宮廷や礼拝堂では、フランス人や、フランスで学んだ音楽家を雇いました。
 また、英国の音楽家をフランスに派遣したりと、フランスの芸術を英国に取り入れようとしました。
 そんな中ルイーズも、独自の音楽施設まで与えられ、そこでリュリのオペラからの楽曲を楽員に演奏させるなど様々な催しを開いていました。
 チャールズ2世はこれを喜びましたが、彼がますますフランス趣味になることはルイ14世の意図と合致。ルイーズは非常にうまく立ち回りながら、文化的・政治的な目的を遂行したのです。
 さらに音楽家たちも、チャールズ2 世宮廷の動向を、フランスに報告したりもしていたようです。しかしそんなルイーズのおかげもあって、英国でも豊かで華麗、かつ表現力豊かなレパートリーが生み出されることとなったのです。
 こうした視点からプログラムされた音楽を聴いていると、海峡で隔てられた国同士の音楽でも、器楽の編成や書法などに似た部分が感じられ、大変興味深いです。

 ルシル・テシエはパリ国立高等音楽院やバーゼル音楽院などで学んだ、様々な楽器を演奏でき、さらに歌も歌えるプレイヤー。
 コンセール・スピリチュエル、レザール・フロリサンなどでも活躍しています。さらに、2016年からソルボンヌ大学で「英国の舞台音楽の狂気」について研究もしています。
 2015年、アンサンブル・レヴィアタンを設立。17世紀の英国の舞台音楽を中心としたレパートリーで活動をスタートさせますが、現在ではイタリア、ヘンデル、フランス音楽など、主にバロック期の作品に多く取り組んでいます。

 
 



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PENTATONE



PTC 5187067
¥2600→\2390
パヤーレ、モントリオール交響楽団との第1弾
 マーラーの交響曲第5番

  マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
   (I.12'05+II.14'05+III.17'46+
    IV8'56 +V.15'06 = 68'01)
ラファエル・パヤーレ(指揮)
モントリオール交響楽団
KKC 6650
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 「エル・システマ」が生んだ南米の星パヤーレ。音楽監督をつとめるモントリオール交響楽団との第1弾はマーラーの交響曲第5番!! 録音は名エンジニア、マルティン・ザウアーが担当!

 録音:2022年8月17&18日/メゾン・サンフォニク・ド・モンレアル(ケベック)/DDD、ディジパック仕様、68'01、輸入盤・日本語帯付
 レコーディング・プロデューサー:マルティン・ザウアー(テルデックス・スタジオ)

 今最も注目されている指揮者の一人、南米ベネズエラ出身のラファエル・パヤーレ。
 2022/2023 シーズンより音楽監督をつとめている名門モントリオール交響楽団との録音第1弾「マーラーの交響曲第5番」がPENTATONE レーベルよりリリースされます!
 パヤーレの同団デビューは2018年。その後、2021/2022 シーズンより実質的な活動はスタートさせており、その演奏は既に大きな話題を呼んでいます。

 パヤーレは「エル・システマ」でフレンチ・ホルンを学んだのち、シモン・ボリバル交響楽団のメンバーとして活躍。
 その後、指揮者を目指しクラウディオ・アバド、グスターボ・ドゥダメルのアシスタントをつとめ研鑽を積んできました。
 2012年、コペンハーゲンで開催されたマルコ国際指揮者コンクールで優勝したことにより、世界にその名が知られるようになり、これまでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、バーミンガム市交響楽団など、世界の名だたるオーケストラとの共演歴を誇ります。

 後期ロマン派を得意とするパヤーレにとってマーラーは最も大事な作曲家であり、情感豊かな表現は実に見事なもの。彼の才能を知る上でも当録音は必聴といえましょう!

 録音はテルデックス・スタジオの名エンジニア、マルティン・ザウアーが担当。録音の素晴らしさにも大注目です!
 
 


PTC 5187046
(SACD HYBRID)
¥2800
カレファックス・リード五重奏団
 「アメリカン・ラプソディ」

 (1)ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
  「ラプソディ・イン・ブルー(Rhapsody in Blue)」
 (2)ハリー・バーリー(1866-1949):
  「サウスランド・スケッチーズ(Southland Sketches)」
 (3)サミュエル・バーバー(1910-1981):「遠足(Excursions)」Op.20
 (4)フローレンス・プライス(1888-1953):ソナタ ホ短調
 (5)ビリー・ホリデイ(1915-1959) /
  アーサー・ハーツォグ・ジュニア(1900-1983) /
   エリック・ドルフィー(1928-1964):
    「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド(God Bless the Child)」
 (6)デューク・エリントン(1899-1974) /
  ビリー・ストレイホーン(1915-1967):「サテン・ドール(Satin Doll)」
 (7)デューク・エリントン:
  「イン・ア・センチメンタル・ムード(In a Sentimental Mood)」
 (8)スティーヴィー・ワンダー(1950-):
  「オーヴァージョイド(Overjoyed)」
 (9)キナーン・アズメ(1974-):
  「エアポーツ・フォー・リード・クインテット
   (Airports for Reed Quintet)」
 (10)ムーンドッグ(1916-1999):
  「ニュー・アムステルダム(New Amsterdam)」
 編曲:(1)(6)(8)(9)(10)ラーフ・ヘッケマ、
  (2)-(5)イェルテ・アルトゥイス、
  (7)オリヴァー・ボエクホールン
カレファックス・リード五重奏団
 【オリヴァー・ボエクホールン
   (オーボエ、コーラングレ、
    ドゥドゥク)、
  バート・デ・カーテル
   (クラリネット)、
  ラーフ・ヘッケマ
   (アルト・サクソフォン、
    ヴォイス)、
  イェルテ・アルトゥイス
   (バス・クラリネット)、
  アルバン・ウェスリー(バスーン)】

 これは面白い!名人集団、カレファックス・リード五重奏団がガーシュウィン、バーバーの名曲からデューク・エリントン、スティーヴィー・ワンダーの名ナンバーまで、アメリカ音楽史を辿れる充実のアルバムをリリース!

 セッション録音:2022年7月/ドープスゲツィンデ教会(ハーレム)/PCM、マルチチャンネル、79'16、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 「ポップスのメンタリティを備えたアンサンブル」と評され、圧倒的なテクニックで奏でるアンサンブルで高い評価を得ているリード五重奏団"カレファックス"。

 当アルバムはアメリカに焦点を当て、20世紀から現代までアメリカ音楽史を辿る実に興味深い内容!
 収録曲はガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」、アフリカ系アメリカ人女性作曲家の第一人者フローレンス・プライスのソナタ、バーバーの「遠足」などのクラシックだけでなく、ジャズのビリー・ホリデイ、デューク・エリントンの名ナンバー、さらにはスティーヴィー・ワンダー、ムーンドッグなど、アメリカ音楽を語る上で欠かせない作品を色彩豊かに奏でております。
 ジャンルを超えた作品をここまで自由自在に演奏できるのは流石、カレファックスと申せましょう。

 当団はこれまでMDGレーベルから数多くリリース。近年はPENTATONEレーベルから『隠された秘宝』(KKC-6198 / PTC-5186696)、『ディドとエネアス』(PTC-5186758)、『バッハの音楽の捧げもの』(廃盤)をリリースしており、当アルバム『アメリカン・ラプソディ』は第4弾となります。
 リード・ファンはもちろんのこと、オーディオ・ファンにもおすすめしたいディスクです!

 
 




AEOLUS



AE10204
¥2700
デュパール:ハープシコードのための組曲全集
 フランソワ・デュパール(シャルル・デュパール)(1676-1751):
  組曲第3番ロ短調/組曲第2番ニ長調/組曲第1番イ長調/
  組曲第4番ホ短調/組曲第5番ヘ長調/組曲第6番ヘ短調/
  組曲第7番ニ長調*/組曲第8番ニ短調*
 *世界初録音
ボブ・ファン・アスペレン
 (ハープシコード)

 アスペレンが弾くデュパール。新たに発見・改訂された2つの組曲!

 ☆新たに発見・改訂されたデュパールの2つの組曲を世界初録音!
 ☆2021年にデュパールについての論文を発表したオランダ古楽界の大家、ボブ・ファン・アスペレン!

 大バッハが感銘を受け楽譜を自ら筆写し、自身の創作にも取り入れたことなどで知られているフランソワ・デュパール(シャルル・デュパール)(1676-1751)の《クラヴサンのための6つの組曲》に、新たに発見、改訂された2つの組曲を加えた完全な全集が登場!

 オランダ古楽界の大家ボブ・ファン・アスペレンは、デュパールの生涯やこの組曲の成り立ちと演奏法についての洞察、また大バッハらへ与えた影響について改めて研究し、多くの情報を加えて再定義した論文を2021年に発表。
 この研究の過程で新たに発見された2つの組曲がアスペレンの手によって改訂され、ここに初めて録音されました。
 作曲から3世紀もの時を経て初めて日の目を見るデュパールの知られざる遺産、古楽ファンは必聴です。

 レオンハルトの高弟である世界的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレンは、これまでAeolusレーベルに「J.S.バッハの鍵盤作品集」、「フローベルガー・エディション」、「ルイ・クープラン・エディション」など多くの重要なレコーディング・プロジェクトを世に贈り出しています。

 ※録音:2020年
 




DUX


DUX1766
¥2500
ロード:24のカプリス
 ピエール・ロード(1774-1830):
  24のカプリス(ソロ・ヴァイオリンのための)Op.22
ロクサナ・クヴァシュニコフスカ(ヴァイオリン)

 19世紀の秀作、ロードの「24のカプリス」!

 ロクサナ・クヴァシュニコフスカはカロル・シマノフスキ音楽大学で教鞭を執っており、カーネギー・ホールはじめとした、アメリカやヨーロッパの主要なコンサート・ホ―ルで活躍しています。
 このピエール・ロードによる「24のカプリス」はパガニーニの「24のカプリス」と類似しており初期ロマン派のソロ・ヴァイオリンの作品として重要なものになっています。
 また多彩な表現様式を持っており、色彩豊かな作品となっています。

 ※録音:2021年6月12日-13日
 
 

DUX1843
¥2500
モニューシュコ:声楽作品集
 主イエスへの賛歌/主の意志を賛美する/
 Zgadzanie sie z wola boska/Sub tuum praesidium/
 Modlitwa.W poswistach wichrow losu/老人と老婆/
 コラール/コザック/ああ、我が母/船員の歌/
 兵士の歌/Rada/私の心/市長/老兵/
 異国の歌手/晩鐘/Znasz-li ten kraj/古時計
スビグニェフ・ステンプニャク(バス)
クシシュトフ・キエルツル (ピアノ)

 バス歌手スビグニェフ・ステンプニャクによるモニューシュコの声楽作品集。「神聖なもの」と「世俗的なもの」を表題にした歌曲を組み合わせて対比させたプログラムにしています。
 その歌声は周囲を優しく包み込むような特徴を持っており、温かみのある歌曲集に仕上がっています。

 ※録音:2021年5月10日-13日
 
 

DUX17591760
(2CD)
特別価格 ¥3600
エヴァ・ムロフツァによって奏でられる
 J.S.バッハの「フランス組曲」

  J.S.バッハ:フランス組曲 BWV.812-817
エヴァ・ムロフツァ(ハープシコード)

 卓越したポーランドのハープシコード奏者であるエヴァ・ムロフツァによって奏でられるJ.S.バッハの「フランス組曲」。
 12歳からハープシコードを学び、バーゼルのスコラ・カントルムでイェルク=アンドレアス・ベッティヒャーに学んだ古楽系鍵盤奏者。古楽アンサンブルと共演するなどの演奏活動だけでなく、ウッチのグラジナ・キェイストゥット・バツェヴィチ音楽院とクラクフのクシシュトフ・ペンデレツキ音楽院で教授として後進の育成にも携わっています。

 ※録音:2021年10月1日-5日
 
 


DUX1681
¥2500
ワルシャワのナショナル・ショパン・コンクール第1位
 マレク・シュレゼル(ピアノ)
ショパン:ピアノ作品選集

 ポロネーズ第3番 イ長調 Op.40-1《軍隊》/
 ポロネーズ第4番 ハ短調 Op.40-2/夜想曲第13番 ハ短調 Op.48-1/
 夜想曲第14番 嬰ヘ短調 Op.48-2/夜想曲第17番 ロ調調 Op.62-1/
 バラード第4番 ヘ短調 Op.52/子守歌 変ニ長調 Op.57/
 マズルカ第36番 イ短調 Op.59-1/マズルカ第37番 変イ長調 Op.59-2/
 マズルカ第38番 嬰ヘ短調 Op.59-3/幻想ポロネーズ Op.61/
 前奏曲第27番 変ホ短調 Op.posth.
  《悪魔のトリル》(マレク・シュレゼル編)/
 春 Op.74-2
マレク・シュレゼル(ピアノ)

 ポーランドの代表的作曲家ショパンのマズルカ、夜想曲、ポロネーズを中心とした作品集。1981年クラクフ出身で、弾くのはパリのエコールノルマル音楽院で研鑽を積んだマレク・シュレゼル。
 ワルシャワのナショナル・ショパン・コンクール第1位などの実績を持つ実力派でカーネギー・ホール、コンセルトヘボウ、ウィグモアホールなどの世界の主要なコンサート・ホールでの演奏や、2005年にはベルギーでエリザベス女王財団によるオープニング・ガラコンサートでイギリス室内管弦楽団の伴奏でモーツァルトの協奏曲を演奏しました。

 ※録音:2021年12月21日-22日
 



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NOVATIQUA RECORDS

NA81
(2CD)
特殊価格
¥3900→\3590
エンリコ・ガッティが生涯をかけて取り組んできたコンセプト・アルバム
様々な作曲家による無伴奏ヴァイオリン作品集

 J.S.バッハ、トーマス・バルツァー、
 ジョヴァンニ・バッサーノ、
 ニコラ・マッテイス、フィリップ・ハカール、
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー、
 ジュゼッペ・タルティーニ、ヘンリー・パーセル、
 ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス、
 ヨハン・ショップによる無伴奏ヴァイオリンのための作品
エンリコ・ガッティ
 (ヴァイオリン/
  ドン・ニコラ・アマティ
   1730年頃製作)

 エンリコ・ガッティが生涯をかけて取り組んできたコンセプト・アルバムがついに完成。

 イタリアが生んだバロック・ヴァイオリンの世界的名手エンリコ・ガッティが、40年もの歳月をかけて取り組んできたプロジェクトがついに完成。
 10人の作曲家による無伴奏ヴァイオリンのための作品を通じて、人間や芸術家につきまとう「孤独」という概念から、哲学的・人間的な道を100分間で探求するコンセプト・アルバムになっています。
 付属する100ページにも及ぶメディア・ブックには、イタリアの写真家シルヴィア・カンポレージが撮影したジャケットを含む17枚の写真と、様々な作家や哲学者によるテキスト(イタリア語/英語)が掲載され、"ヴァイオリンの詩人"エンリコ・ガッティが生涯をかけて構想してきた一つの到達点を見ることができるでしょう。

 ※録音:2019年6月20日-21日&10月17日-19日(ロンジャーノ、イタリア)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2285
¥2700
カザルスによるドヴォルザークのチェロ協奏曲、
 1960年のステレオ・ライヴ!

  ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
パブロ・カザルス(チェロ)
アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
プエルト・リコ・カザルス音楽祭管弦楽団

 80代とは信じがたい熱演!カザルスによるドヴォルザークのチェロ協奏曲、1960年のステレオ・ライヴ!
 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:1960年6月14日/サン・フアン、プエルト・リコ大学講堂/国内製作・日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(放送用録音)

 ■制作者より
 カザルスが1960年のプエルト・リコ・カザルス音楽祭で弾いたドヴォルザークのチェロ協奏曲は、LP 復刻を含め、いくつかの復刻盤が存在します。
 しかしながら、今回入手した2トラック、38センチのオープンリール・テープは間違いなく最上の内容であり、1960年のステレオ・ライヴとしては上々の音質です。
 初出とされるエヴェレストのLP(SDBR 3083) と比較しても、全体の情報量は3 割り増しと言って良いでしょう。
 80代前半のカザルスの演奏は異形な熱演であり、初めて聴くと、曲想を逸脱しているのではないかと思うほどです。
 しかし、そのあとで他のチェリストの演奏を聴くと、彼らの演奏がいかにも平坦に聴こえるのも事実です。はやり、看過出来ぬ偉大な記録でしょう。
 なお、解説書にはHMVのプロデューサーだったF・W・ガイズバーグの「パブロ・カザルスの思い出」を掲載しています。こちらも、大変に興味深い読み物です。(平林直哉)
 



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IDIS



IDIS 6749
¥2100→\1990
フルトヴェングラーが没して間もない12月4日のライヴ
カラヤン・スペクタキュラー Vol.10

 カラヤン(指揮)&ローマRAI交響楽団
  ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125
テレサ・シュティッヒ= ランダル(ソプラノ)
ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)
ヴァルデマール・クメント(テノール)
ゴットロープ・フリック(バス)
ニーノ・アントネッリーニ(合唱指揮)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ローマRAI交響楽団&合唱団

 力感みなぎるカラヤンの第九、イタリア・ライヴ

 ライヴ録音:1954年12月4日/ローマ/68'06''

 カラヤンの54年イタリア・ライヴ音源。カラヤンはこの年の春に初来日を果たし、翌年にはベルリン・フィルの首席指揮者に就任します。
 54年11月30日にフルトヴェングラーが没して間もない12月4日のライヴというのも何かを感じたくなるポイントです。
 
 ※Vol.9に先だってご案内しております。
 



<メジャー・レーベル>
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WARNER CLASSICS



5419720579
(5CD)
\3300→\2990

アルバン・ベルク四重奏団
シューベルト:弦楽四重奏曲集、弦楽五重奏曲


Disc1
シューベルト:
 1. 弦楽四重奏曲第9番ト短調 D.173(録音:1975年)
 2. 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 D.87(録音:1997年ライヴ)
Disc2
 3. 弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』(録音:1984年)
 4. 弦楽四重奏曲第13番イ短調 D.804『ロザムンデ』(録音:1984年)
Disc3
 5. 弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887(録音:1997年ライヴ)
 6. 弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703『四重奏断章』(録音:1997年ライヴ)
Disc4
 7. ピアノ五重奏曲イ長調 D.667『ます』(録音:1985年)
Disc5
 8. 弦楽五重奏曲ハ長調 D.956(録音:1982年)
アルバン・ベルク四重奏団

ハインリヒ・シフ(チェロ:8)
エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ:7)
ゲオルク・ヘルトナーゲル(コントラバス:7)
 録音:1975~1997年

 アルバン・ベルク四重奏団は、ウィーン・フィルのコンサートマスター、ギュンター・ピヒラーにより1970年に結成。ラサール四重奏団に学び、ウィーンの音楽の伝統を尊重し、20世紀の音楽に対するプレーヤーのコミットメントを示すために、そしてアルバン・ベルク未亡人によって「アルバン・ベルク四重奏団」という名前の使用を許可され、1971年ウィーン、コンツェルトハウスでデビュー、たちまち国際的に活躍の場を拡げ、彼らの膨大なレコーディングは、ウィーンの伝統と革新的な音楽精神の両方を称えるアンサンブルの達成を証明しています。

 彼らのシューベルトの演奏は、彼らのウィーンの伝統を受け継ぎつつメンバー4人が対等の立場で立体的に演奏するスタイルによって、デリケートな旋律美を緻密な表現で演奏したどれもが名演といえるものです。
 彼らが録音したシューベルトには数回録音しているものもありますが、彼らがベストとして選んだ演奏録音で収録してあります。
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5419738469
(10CD)
\6300→\5690

ガブリエル・ピエルネ作品集


Disc1-4
ピエルネ:
  セレナード Op.7
  間奏曲
  15の小品 Op.3
無言歌
おばあちゃんの歌
幻燈
葬送行進曲
コケットリー
前奏曲
フーガ
教会で
活発なメヌエット
石蹴り
ブランコ
かくれんぼ
ワルツ
アルバムの一葉
タランテラ
  演奏会用練習曲 Op.13
  ワルツ第2番 Op.15
  私の子供たちのためのアルバム Op.14
  ユーモレスク Op.17
  アルメー Op.18
  夢想 Op.20
  即興曲 Op.22
  パントマイム Op.24
  古様式によるアリエッタ Op.28
  マズルカ第1番 Op.28bis
  演奏会用スケルツァンド Op.29-3
  パストラールと変奏 Op.30
  Izeyl セレナード
  夜想曲第1番 Op.31
  コロンビーヌのセレナード Op.32
  バガテル Op.33
  ヴェネチアのセレナード Op.34
  6つの舞踏の調べ Op.38
  演奏会用組曲の3つの小品 Op.40
  変奏曲 ハ短調 Op.42
  パッサカリア Op.52
  6つの遺作小品

ダイアン・アンダーセン(ピアノ)

  即興的奇想曲 変イ長調 Op.9

リリー・ラスキーヌ(ハープ)

  前奏曲 Op.29-1

カレヴィ・キヴィニエミ(オルガン)



Disc5
  バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』組曲第1番
  バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』組曲第2番
  劇付随音楽『ラムンチョ』序曲

パリ・オペラ座管弦楽団
ジャン=バティスト・マリ(指揮)

  牧歌風の主題によるディヴェルティスマン Op.49

フランス国立放送管弦楽団
ジャン・マルティノン(指揮)


Disc6
  ハープと管弦楽のためのコンチェルトシュテュック Op.39

アニー・シャラン(ハープ)
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)

  私の子供たちのためのアルバム Op.14~第6曲:鉛の兵隊の行進

パリ管弦楽団
ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)

  イメージ(バレエ:序奏と牧歌風の主題によるディヴェルティスマン)
  ウィーン Op.49bis
  フランシスコ会の風景 Op.43
  大聖堂への前奏曲

フランス国立ロワール管弦楽団
ピエール・デルヴォー(指揮)
Disc7
  神秘劇『ベツレヘムの子供達』

フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団
ミシェル・ラセール・ドゥ(指揮)

  妖精の輪

ジャン=ポール・クレーデル声楽アンサンブル

  セレナード イ長調 Op.7

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ハルトムート・ヘル(ピアノ)


Disc8
  ピアノ五重奏曲 Op.41

ジャン・ユボー(ピアノ)
ヴィオッティ四重奏団

  ヴァイオリン・ソナタ Op.36

オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)
ジャン・ユボー(ピアノ)


Disc9
  フルート・ソナタ Op.36

ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
ピエール・バルビゼ(ピアノ)

  オーボエとピアノのための小品 Op.5

フランソワ・ルルー(オーボエ)
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)

  サクソフォン四重奏のための民謡風ロンドの主題による序奏と変奏

ダニエル・デファイエ・サクソフォン四重奏団

  愛する国への旅

ヴァネッサ・マッキーンド(ハープ)
アレグリ弦楽四重奏団
イギリス室内管弦楽団

  自由な変奏と終曲 Op.51

リリー・ラスキーヌ(ハープ)
ヴィア・ノヴァ四重奏団

  室内ソナタ Op.48

マルセル・モイーズ(フルート)
イポリト・ロペス(チェロ)
ガブリエル・ピエルネ(ピアノ)
録音:1928年6月11日

  カンツォネッタ Op.19

ルイ・カユザック(クラリネット)
録音:1930年2月11日


Disc10
  旋回(ルネ・ビゼーとジャン・バレールの台本によるディヴェルティスマン)

コンセール・コロンヌの11人のソリスト
ガブリエル・ピエルネ(指揮)
録音:1934年1月12日

  お祖母さんの歌 Op.3-2(ミュール編)
  往年の歌 Op.14-5(ミュール編)

ギャルド・レピュブリケーヌ・サクソフォン四重奏団
録音:1935年5月1日

  弦楽三重奏のための3つの小品

パスキエ・トリオ
録音:1937年6月30日

  ミュージック・ホールの印象 Op.47(ピエルネ&ドゥシュキン編)

アンリ・メルケル(ヴァイオリン)
マリー=ルイーズ・ピュネ・カイヤール(ピアノ)
録音:1946年2月18日

  ヴァイオリン・ソナタ Op.36

ミゲル・カンデラ(ヴァイオリン)
ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)
録音:1947年11月10日

  喜歌劇『フラゴナール』抜粋

アンドレ・ボジェ(バリトン)
シュザンヌ・ライデッカー(ソプラノ)
モーリス・フリガラ指揮、管弦楽団
録音:1934年10月26日(初CD化)


 フランスの作曲家、ピアニスト、オルガニスト、指揮者であるガブリエル・ピエルネは、音楽家の家庭に生まれ育ちました。
 パリ音楽院では1年先輩のドビュッシーと刺激的な音楽的親交を結び、マスネやフランクなどの巨匠に認められローマ賞を受賞(1882年)。演奏家としても名高く、サント・クロチルド寺院のカヴァイエ=コル・オルガンの専属オルガニストとして、またエドゥアール・コロンヌの後任として彼の名を冠した「コンセール・コロンヌ」オーケストラを率いました(ナチス占領期にはユダヤ人であったコロンヌの名ではなく「コンセール・ガブリエル・ピエルネ」に改名させられていましたが、パリ解放後ただちに「コンセール・コロンヌ」に戻されています)。

 また作曲家としても名高く、50を超える作品番号を持つ独創性とウィットに富んだ作品群を残しています。バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』などが有名な作品となっていますが、一方でピアノ作品など多くの作品はほとんど知られていません。初期のサロン風作品、フォーレを思わせる作品から、憂いに満ちた後期の作品までが網羅されており、作曲家自身がピアノと指揮した演奏も含む多彩な演奏で、彼の素晴らしいキャリアを紹介しています。
 ディスク9の後半とディスク10には、ピエルネ自身による演奏を含む歴史的録音も収録。

 多くのリスナーの方に低価格でお聴き頂きたく、歌詞対訳は付いておりません。







<国内盤> 

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LIVENOTES



WWCC-7979
¥2750
安永徹 (コンサートマスター)、 市野あゆみ (ピアノ)、
 オーケストラ・アンサブル金沢のライヴ録音

  モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
  ハイドン:交響曲第88番 ト長調 「V字」 Hob.l:88
市野あゆみ(ピアノ)
安永徹(コンサートマスター)
オーケストラ・アンサンブル金沢

 2013年5月31日 石川県立音楽堂でのライヴ録音

 2013年5月31日、 石川県立音楽堂での安永徹 (コンサートマスター)、 市野あゆみ (ピアノ)、 オーケストラ・アンサブル金沢のライヴ録音。
 指揮者なし。 コンサートマスターの安永徹が、 小編成のオーケストラの特徴を最大限に活かし、きっちりと見事全員の集中力を揃えさせた、 まさに、 "残されるべくして残された名演"が遂にCD化。




BIS(国内仕様盤)


 かつてキングレコードよりKKCC品番で国内仕様発売されていたタイトルは現在廃盤となっております。
 そのなかから評判の高かったものを集め、当時の解説のまま再発売致します。
 直輸入盤は現在も入手可能ですが、片山杜秀氏をはじめとする充実の日本語解説書を復活させてほしいとの声を反映いたしました。
 第1弾は邦人演奏家特集。BISは世界のどのレーベルよりも早く邦人演奏家と邦人作品に力を入れ、キングインターナショナルとの連携で数々の話題盤を世に出しました。
 今井信子や御喜美江のような世界的演奏家から、BCJ、米良美一、小川典子のようなスターも生み出しました。
 そのエネルギーあふれる制作物を再度ご堪能ください。
 
KKC 6661
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
うぐいす~米良美一 日本を歌う
 (1)中田喜直(加藤周一詩):さくら横ちょう
 (2)山田耕筰(北原白秋詩):AIYANの歌
 (3)團伊玖磨(北原白秋詩):六つの子供の歌
 (4)早坂文雄(佐藤春夫詩):うぐいす
 (5)深井史郎(北原白秋詩):日本の笛
 (6)林光(谷川俊太郎詩):四つの夕暮れの歌
 (7)別宮貞雄(加藤周一詩):さくら横ちょう
米良美一(カウンターテナー)
小倉貴久子(ピアノ)、
グニラ・フォン・バール
 (ピッコロ、フルート、
  アルト・フルート)(5)

 録音:1997年5月8-11日/ダンデリド・ギムナジウム(スウェーデン)/57'09"、[BIS]BIS 889、輸入盤・日本語帯・解説付

 米良美一の日本歌曲集。BCJのカンタータ録音後のパーティの席で彼が余興として歌った山田耕筰の「曼珠沙華」を聴いたBISのバール社長が涙を流して感動、そのたっての願いで実現した企画です。

 米良の師三宅春恵を通じての作曲者直伝の解釈。スウェーデン人さえも涙させた「曼珠沙華」を含む「AIYANの歌」は九州柳川の方言による遊女の歌。
 米良の劇唱は壮絶で、誰もがしばりつけられてしまう名盤です。
 
 
KKC 6662
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
雨の樹~武満徹ピアノ作品集
 武満徹:
  (1)リタニー(1950/1989)
  (2)遮られない休息(1952~1959)
  (3)ピアノ・ディスタンス(1961)
  (4)フォー・アウェイ(1973)
  (5)閉じた眼(1979)
  (6)閉じた眼II(1988)
  (7)雨の樹素描(1982)
  (8)雨の樹素描II(1992)
小川典子(ピアノ)

 作曲者が望んだ最も理想的な武満サウンドの世界

 録音:1996年7月11-12日/ダンデリド・ギムナジウム(スウェーデン)/55'42"、[BIS]BIS 805、輸入盤・日本語帯・解説付

 小川典子のBISデビュー盤。定評ある武満徹のピアノ曲を弾き話題となりました。彼女は晩年の武満と親交を持ち、武満は彼女のドビュッシー演奏を高く評価したといわれます。
 BIS社バール社長はあまりの素晴らしさに放心状態となり、BIS重要アーチストとして育てていくと即決しました。
 作曲者が思い描いた理想的な音世界をお楽しみください。
 
 
KKC 6663
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
小川典子、滝廉太郎から坂本龍一までを弾く
 (1)滝廉太郎:メヌエット(1900)
 (2)同:憾(うらみ)(1903)
 (3)箕作秋吉:花に因んだ3つのピアノ曲Op.16
 (4)菅原明朗:水煙(1933)
 (5)橋本國彦:雨の道(1934)
 (6)同:踊子の稽古帰り(1934)
 (7)同:夜曲(1934)
 (8)清瀬保二:琉球舞踊(1936)
 (9)金井喜久子:琉球舞踊曲「月夜の乙女たち」
 (10)早坂文雄:秋(1948)
 (11)小山清茂:かごめ変奏曲(1967)
 (12)矢代秋雄:夜曲(1947)
 (13)中田喜直:変奏的練習曲(1966)
 (14)坂本龍一:ピアノ組曲(1970)
 (15)同:ぼく自身のために(1981)
小川典子(ピアノ)

 邦人作品録音ブームを引き起こす引き金となった記念碑的アルバム

 録音:1996年12月27-8日/ダンデリド・ギムナジウム(スウェーデン)/78'30"、[BIS]BIS 854、輸入盤・日本語帯・解説付

 BISとキングインターナショナル共同企画。邦人ピアノ曲第1号の滝廉太郎「メヌエット」から、坂本龍一がYMOで有名になった後の作まで約80年間の日本ピアノ音楽史が俯瞰するアルバム。
 いずれも前衛的ではない民族主義の作品をこれだけまとめたアルバムは当時例がなく、その後多くの作品が録音される発端となりました。

 小川典子が自らのアイデンティティを証明するかのように絶妙なニュアンスを示しています。
 また滝廉太郎絶筆の「憾」の激情、金井喜久子の沖縄風味から坂本龍一まで彼女の個性が全面に表われていて、どの楽曲も高い独創性と大きな存在感をアピールしています。
 片山杜秀氏の解説も貴重。
 
 
KKC 6664
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
小川典子のラフマニノフ・ピアノ協奏曲
 ラフマニノフ:
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
  ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
小川典子(ピアノ)
オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)
マルメ交響楽団

 強靭な打鍵と敏捷な指回り、胸をすく快演

 録音:1997年5月/マルメ・コンサート・ホール(スウェーデン)/80'04"、[BIS]BIS 900、輸入盤・日本語帯・解説付

 小川典子の十八番、難曲中の難曲として知られるラフマニノフの2番と3番。
 強靭な打鍵、敏捷な指まわり、よく響く音でオーケストラと互角にわたりあった名演。
 ラフマニノフ生誕記念年の国内盤復活となります。
 
 
KKC 6665
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ジャポニズム~世界の作曲家の目に映った日本 小川典子(ピアノ)
 (1)ジル=マルシェックス(フランス):古き日本の2つの映像(1936)【1.吉原帰り/2.出雲の秋月】
 (2)タンスマン (,ポーランド):日光の哀しみ(1933)
 (3)サーントー ( ハンガリー):組曲「日本にて」 (1918~22)
 (4)同:歌劇「 台風」より日本の歌(さくらさくら)【作曲者編曲】 (1924)
 (5)ニーマン (ドイツ):組曲「日本」Op.89 (1923)
 (6)サン= サーンス (フランス):歌劇「黄色い姫君」序曲Op.30【作曲者編曲】 (1872)
 (7)シリル・スコット (イギリス):日本の宵Op.67の4 (1907)
 (8)シラス (オランダ):東京行進曲 (1894)
 (9)ボルディーニ ( ハンガリー):日本練習曲 Op.27の2 (1907)
 (10)グレインジャー (オーストラリア):プラットホームの鼻歌 (1908/16)
 (11)ケテルビー (イギリス):日本の屏風から

 モネ、マネ美術の音楽版

 録音:1999年7月/ストックホルム音楽アカデミー/74'10"、[BIS]BIS 1045、輸入盤・日本語帯・解説付

 BISとキングインターナショナル共同企画。近年ジャポニズム音楽への関心や研究が高まっていますが、前世紀末にその先陣を切ったアルバム。
 曲はいずれも19世紀後半から1930年代のマスメディア未発達期にヨーロッパ各国の作曲家がほぼイメージだけで描いた日本で、驚くほど巧妙なものから中国と混同しているものまで様々。
 しかし印象主義芸術が生まれるうえでジャポニズムが大きな要因となっていると聞けば、これらの作品が歴史的な重みを持っているのがわかります。
 外国の芸術家による日本への夢を、国際的に活躍する小川典子が実現させています。
 
 
KKC 6666
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
レーガー:ヴィオラ作品集
 レーガー:
  (1)ロマンス (1901)(ハンス・ジット編)
  (2)無伴奏ヴィオラ組曲第1番ト短調 作品131dの1
  (3)無伴奏ヴィオラ組曲第2番ニ長調 作品131dの2
  (4)無伴奏ヴィオラ組曲第3番ホ短調 作品131dの3
  (5)ヴィオラ・ソナタ変ロ長調 作品107
今井信子(ヴィオラ)
ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)(1)(5)

 レーガーの魅力充実、円熟の今井信子の名演で

 録音:2001年7月/ストックホルム音楽アカデミー、レンナ教会/63'38"、[BIS]BIS 1211、輸入盤・日本語帯・解説付

 ヴィオラの女王・今井信子超絶のレーガー・アルバム。ヴィオラ作品をすべて集めています。
 レーガーの重厚で暗い世界はヴィオラの渋い音色のイメージにぴったりですが、意外にも甘いメロディや過激な表現も盛り込まれていて興味津々。
 生誕記念年の国内盤復活となります。
 
 
KKC 6667
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
C. P. E. バッハ:チェロ協奏曲
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
  (1)チェロ協奏曲イ短調 Wq.170/H.432
  (2)チェロ協奏曲変ロ長調 Wq.171/H.436
  (3)チェロ協奏曲イ長調 Wq.172/H.439
鈴木秀美(チェロと指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン

 鈴木秀美とBCJ夢の協奏曲集

 録音:1996年5月16-20日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/67'33"、[BIS]BIS 807、輸入盤・日本語帯・解説付

 鈴木秀美がバッハ・コレギウム・ジャパンの自ら指揮も務めた弾き振りの協奏曲集。近年指揮者として高い評価を受ける彼最初期の記録です。
 ここでの指揮ぶりも極めて情熱的でボルテージが高く、バッハ・コレギウム・ジャパンから驚くほどテンションの高い音楽を引き出しています。
 チェロは期待通りの雄弁で巨匠風な演奏を繰り広げます。
 
 
KKC 6668
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
レオナルド・レオ:チェロ協奏曲全集
 レオナルド・レオ:
  (1)チェロ協奏曲第4番イ長調*(1738)
  (2)チェロ協奏曲第5番ヘ短調
  (3)チェロ協奏曲第1番イ長調*(1737)
  (4)チェロ協奏曲第3番ニ短調(1738)
  (5)チェロ協奏曲第2番ニ長調*(1737)
  (6)協奏交響曲(チェロ協奏曲第6番)ハ短調(1737)
鈴木秀美
 (バロック・チェロ、チェロ・ピッコロ*)
赤津眞言(指揮)
オーケストラ"ファン ヴァセナール"

 ナポリ的な美しいメロディにあふれるレオのチェロ協奏曲

 録音:1999年7月/ホウトルスト教会(デン・ハーグ)/79'30"、[BIS]BIS 1057、輸入盤・日本語帯・解説付

 レオナルド・レオはバロック後期にナポリを中心として活躍した作曲家。オペラや宗教曲で知られていますが、6曲のチェロ協奏曲も名作とされていますが、聴く機会は残念ながらあまり多くありません。
 鈴木秀美はいつもの通りボルテージの高い充実した独奏を繰り広げ、知られざる宝を堪能させてくれます。
 バロック・ヴィオラ奏者赤津眞言率いるオーケストラ"ファン・ヴァセナール"が共感あふれる共演を繰り広げます。
 
 
KKC 6669
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ピアノ・デュオによるチャイコフスキー
 チャイコフスキー:
  (1)「眠りの森の美女」より(ラフマニノフ編)
  (2)「白鳥の湖」より3つの舞曲(ドビュッシー編)
  (3)交響曲第5番ホ短調Op.64(タネーエフ編)
永井幸枝、ダグ・アシャツ(ピアノ・デュオ)

 オーケストラにひけをとらぬ迫力と色彩、ピアノ・デュオの概念を変えさせる名演

 録音:1993年8月9-12日 ヴェクシェー・ホール(スウェーデン)/78' 30"、[BIS]BIS 627、輸入盤・日本語帯・解説付

 チャイコフスキー歿後100年の1993年に、BISとキングインターナショナル共同制作第1号となったアルバム。
 チャイコフスキーと関係深い3人の作曲家による人気曲のピアノ・デュオ編曲を永井幸枝、ダグ・アシャツがベテランの至芸で聴かせてくれます。
 オーケストラ原曲とは全く異なる魅力に満ち、発売当時に長岡鉄男氏が絶賛したことでも話題となりました。
 
 
KKC 6670
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
2台のピアノによるワーグナー
 ワーグナー:
  (1)「タンホイザー」序曲(レーガー編)
  (2)「タンホイザー」~ヴェヌスベルク・バッカナーレ(デュカス編)
  (3)「ワルキューレ」~
   ヴォータンの別れと魔の炎の音楽(レーガー編)
  (4)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(レーガー編)
  (5)「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲と愛の死(レーガー編)
永井幸枝、ダグ・アシャツ
 (ピアノ・デュオ)

 巨大な音楽量、レーガーの幻の編曲による初録音

 録音:1998年11月/スイス・ロマンス語放送エルネスト・アンセルメ・スタジオ/68'46"、[BIS]BIS 976、輸入盤・日本語帯・解説付

 意欲的なレパートリーを高水準な演奏で聴かせる永井幸枝とタグ・アシャツのピアノ・デュオ。
 ワーグナーの楽劇中の名管弦楽ナンバーをマックス・レーガーが2台用に編曲した版の世界初録音。隠れワグネリアンだったレーガーの編曲はまさにピアノ・デュオの効果と魅力を万全に発揮しています。
 録音に先立つ試演を聴いたフルトヴェングラー未亡人を涙させたといわれるほどの名演にご期待ください。
 レーガー生誕記念年の国内盤復活。
 
 
KKC 6671
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ソノリティズ~日本のアコーディオン作品
 (1)細川俊夫:メロディアII (1977/79/2000)
 (2)林光:蜜蜂は海峡をわたる (1988)
 (3)石井眞木:失われた響きIIOp.33b (1978/84)
 (4)同:タンゴ‐プリズムOp.73 (1987)
 (5)高橋悠治:水牛のように (1985)
 (6)菅原明朗:牧歌風カプリチオ (1983)
 (7)同:せせらぎ (1980)
 (8)細川俊夫:メロディア (1979)
 (9)AYUO (高橋鮎生):ユーラシアン・タンゴ (1998)より
御喜美江(アコーディオン、朗読 5)

 アコーディオンの可能性を極限まで追求した衝撃アルバム

 録音:2000年5月/レンナ教会(スウェーデン)/79'03、[BIS]BIS 1144、輸入盤・日本語帯・解説付

 アコーディオンの女王、御喜美江のBISレーベル・ソロ・デビュー盤。貴重な邦人作品集で、ほとんどの作品が彼女のために書かれているため演奏は他の追随を許しません。
 特殊奏法が多くアコーディオンのイメージとは大きく異なる多彩な音響世界が広がり、オーディオ効果満点。
 高橋悠治作品では御喜自身が日本語の朗読も務めています。
 
 
KKC 6672
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
紀尾井シンフォニエッタ東京・武満徹作品集
 武満徹:
 (1)雨ぞ降る (1982)
 (2)群島S (1993)
 (3)ファンタズマ/カントゥスII (1994)
 (4)弦楽のためのレクイエム (1957)
 (5)ハウスロー・ザ・ウィンド (1991)
 (6)トゥリー・ライン (1988)
クリスティアン・リンドベルイ
 (トロンボーン)(3)
尾高忠明指揮
紀尾井シンフォニエッタ東京

 紀尾井シンフォニエッタ東京、記念すべきデビュー盤

 録音: 2000年2月9日/11日/紀尾井ホール(東京)デジタル/71'38"、[BIS]BIS 1078、輸入盤・日本語帯・解説付

 個々の奏者がソリストとしても有名な超高性能団体・紀尾井シンフォニエッタ東京のBISデビュー盤・満徹作品集。
 期待通りの一部も隙のない緻密な出来となっています。
 実質トロンボーン協奏曲である「ファンタズマ/カントゥスII」では被献呈者リンドベルイがソロを務めています。
 















1/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS



BIS SA 2573
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
キャロリン・サンプソンのシューベルト歌曲集第2 弾
 「楽園」~シューベルト・リサイタル

 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  (1)妹の挨拶(1822) D.762/(2)ガニュメート(1817) D.544/
  (3)月に寄せて(1815-26) D.193/
  (4)水の上で歌う(1823) D.774/(5)若い尼僧(1825) D.828/
  (6)春の神(1816) D.448/(7)夜と夢(1823) D.827/
  (8)星(1828) D.939/(9)月に寄せて(1815-26) D.259/
  (10)万霊節の連祷(1816) D.343/
  (11)ナイチンゲール(1816) D.497/
  (12)ミューズの息子(1822) D.764/
  (13)愛らしき星(1825) D.861/(14)子守歌(1826) D.867/
  (15)君はわが憩い(1823) D.776/
  (16)楽園(1817) D.584/(17)別れ(1826) D.829
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)

 名歌手キャロリン・サンプソンのシューベルト歌曲集第2 弾!

 録音:(1)(8)(10)2020年9月21-23日、(2)-(7)(9)(11)-(17)2021年7月6-8日/ポットン・ホール、サフォーク州(イギリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、68'30

 SACD ハイブリッド盤。
 バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしてもおなじみの名歌手キャロリン・サンプソン。BISレーベルから数多くのディスクをリリースしておりますが、当アルバムは『ズライカ』(BIS SA-2343)に続く、シューベルトの第2弾となります。

 サンプソンは「完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、世界の聴衆を魅了し続けています。
 バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーで積極的な演奏活動を展開しておりますが、なかでもシューベルトは非常に評価が高く美しい発音と歌声で魅了します。

 共演は名ピアニスト、ジョゼフ・ミドルトンで、サンプソンとはヴォルフの「イタリア歌曲集」(BIS SA-2553)、『女性のためのアルバム~ロベルト&クララ・シューマンのリート集』(BIS SA-2473)、『「コントラスト」~イギリス名詩による歌曲集』(BIS SA-2413)、『狂気のなかの正気』(BIS SA-2353)、『「私の安らぎは消え失せた」~デュエットと独唱曲集』(BIS SA-2279)、『花にまつわる歌曲集』(BIS SA-2102)、『ヴェルレーヌの詩による歌曲集』(BISSA-2233)など、数多くの録音でも共演しております。

 演奏会情報
 2023年5月11日(木) 19:00開演 王子ホール
 〈ロベルト&クララ・シューマンの歌曲集から8つの情景〉
  キャロリン・サンプソン(ソプラノ)&ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)



旧譜
キャロリン・サンプソンのシューベルト歌曲集第1弾


 BIS SA 2343
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
名唱キャロリン・サンプソンがシューベルトを録音! キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)
 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  (1)ズライカ その1「東風」 Op.14-1 D.720
  (2)ズライカ その2「西風」 Op.31 D.717
  (3)ロマン劇「ロザムンデ」のためのロマンツェ D.797 No.3b
  (4)ブロンデルからマリアへ D.626
  (5)「ヴィルヘルム・マイスター」からの歌より
   【ミニョンの歌 その1「私に言わないで」D.877-2/
    ミニョンの歌「ただあこがれを知る者だけが」 D.877-4/
    ミニョンの歌 その2「大人になるまでこのままに」 D.877-3/
    ミニョン「君よ知るや南の国」 D.321】
  (6)糸を紡ぐグレートヒェン Op.2 D.118
  (7)塔の中のグレートヒェン D.564(補完:ベンジャミン・ブリテン)
  (8)テューレの王 Op.5-5 D.367
  (9)すみれ Op.123 D.786
  (10)エレンの歌【その1 Op.52-1 D.837/その2 Op.52-2 D.838/その3 Op.52-6 D.839】
 セッション録音:2017 年8 月/ポットン・ホール、サフォーク州(イギリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、77’32”

 SACD ハイブリッド盤。
 バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしてもおなじみの“名花” キャロリン・サンプソン。当ディスクではシューベルトを収録しました。
 サンプソンは「完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、世界の聴衆を魅了し続けています。バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーを持っており、BIS レーベルより『花にまつわる歌曲集』(BIS SA 2102)、『ヴェルレーヌの詩による歌曲集』(BISSA 2233)などのソロ・アルバム、またバッハ・コレギウム・ジャパンの結婚カンタータ&コーヒーカンタータ集など、澄み切ったその歌唱は官能的で聴くものを魅了してやまないと評価されています。
 このシューベルトのアルバムでもサンプソンの実力を十分に堪能できる内容です。




何度でも何度でも紹介します・・・
パーセル歌曲集
キャロリン・サンプソン
BIS (SACD Hybrid)\2800→\2590


(15年前のコメントから)

 パーセルの歌曲集なんて珍しいな、と思って聴き始めたこのアルバム・・・。
 そうしたらソプラノのキャロリン・サンプソンにハートを射抜かれた。
 もともと店主はバトルやコトルバシュといった「小鳥系(勝手に名づけてる)」ソプラノが好き。いつもは爽やかな青空を健やかに朗らかに飛びまわっているんだけど、雨雲や大きい鳥が出てきたらすぐに木の葉の間に隠れてしまうような。

 このキャロリン・サンプソン。その二人とはちょっと違うかもしれないが、その声の美しさは二人に勝る。
 鈴木雅明&BCJのシリーズでおなじみの人だったのだが、これまで情けない話だがあまり注目していなかった。それがここでこんなパーセルを聴かせてくれるとは・・・。
 歌になんというか、優しさとか真心とか、そういったものを感じるのである。しかも朗らかで素直で優雅な透明感。・・・安心してずっとその世界に浸りたくなる。

 またまわりをかためる古楽器演奏陣もうまい。でしゃばりすぎてサンプソンの歌を殺すようなことをせず、しかしところどころで自由に歌って場を盛り上げる。
 心温まる素敵なアルバムだった。

Victorious Love - Songs by Henry Purcell
BIS SA 1536
(SACD Hybrid)
\2800→\2590
パーセル歌曲集
 薔薇より甘く/運命の時が/アミンタスが初めて唇を求めてきた時
 悲嘆/彼らはあなたの偉大な力を語ってくれた
 男は女のために作られ/静寂な闇より/束の間の音楽
 今や闇は払われ/音楽が愛の糧であるならば
 この上なく幸せな恋人たち/内気なテムズ河
 恋の病から自由になろうと/おお、美しいチェダリアよ
 こよなく美しい島/おお孤独よ
 もし恋が甘い情熱なら/聖処女の戒め/夕べの賛歌
キャロリン・サンプソン(Sop)、
ローレンス・カミングス (Cem, Spinet)、
エリザベス・ケニー (アーチリュート、テオルボ)、
アンヌ=マリー・ラスラ(バスヴィオール)、
サラ・セクストン、アンドレア・モリス (Vn)、
ジェーン・ロジャース (Va)
SACDハイブリッド盤。

 BCJのカンタータ・シリーズでもおなじみのイギリスのソプラノ、キャロリン・サンプソン。彼女のお国物のパーセル。それも「薔薇より甘く」など名作をはじめとする歌曲を19曲も収録した嬉しいアルバム。サンプソンの極めて軽やかで天使のような声質はパーセルのピュアな世界にピッタリ。世にも美しい音空間が実現した。


キャロリン・サンプソン


リュート伴奏でダウランドを歌ってます。ちょっと音が小さいです・・・。
https://youtu.be/tFoIYuAqYWs

 
 


BIS SA 2611
(SACD HYBRID)
¥2800
ベント・サーアンセン(1958-):マタイ受難曲(2019)
 I. 霧のヴェールの中に(In veils of mist)
 II. ベタニア(Betania)
 III. 詩篇(Psalm)
 IV. 嵐の夜(Wild Nights)
 V. 磔刑(Crucifixus)
 VI. 嘆き(Lament)
 VII. 暗闇の朝課(Tenebræ)
 VIII. マグダレーナ(Magdalena)
 IX. ふたたび岸に、ガリラヤよ(The shore again, Galilee)
 X. 霧の中へ(Into the Mist)
独唱:
 ディテ・マリーエ・ブレイン(ソプラノ)
 マーリ・アスクヴィーク(アルト)
 オイスタイン・ステンスハイム(テノール)
 ハルヴォル・フェステルヴォル・メリン(バス)
ノルウェー・ソリスト合唱団
アンサンブル・アレグリア
グレーテ・ペーデシェン(指揮)

 現代デンマークを代表する作曲家ベント・サーアンセンによるマタイ受難曲!

 録音:2022年3月24-26日/リス教会、オスロ(ノルウェー)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、65'32
 制作:イェンス・ブラウン
 録音エンジニアリング:ノーラ・ブランデンブルク

 SACD ハイブリッド盤。
 デンマークのベント・サーアンセン(1958-)は、北欧の音楽シーンでもっとも作品が演奏され、もっとも賞賛を集めている作曲家のひとりです。
 三重協奏曲《都市の島(L'isolda della Chitta)》で2018年のグローマイアー音楽賞を受賞しました。イプ・ヌアホルムとペア・ヌアゴーに学び、早い時期に見つけた自身の「声」に忠実に作曲をつづけています。

 《マタイ受難曲》は、2014年ごろの「なによりも《マタイ受難曲》を作曲したい」という思いが発端となって生まれました。
 構想を練り、作品の姿が整ってきたころ、受難曲のことを発表。オスロ国際教会音楽祭とデンマーク国立交響楽団の共同委嘱が決まりました。

 「霧の中の旅 - 光に入り、光から出る。磔刑に向かう旅、さらにいえば復活に向かう旅。自信を信じること、死というより復活を信じることを感じた」(サーアンセン)。
 〈霧のヴェールの中に〉から〈霧の中〉まで10章による音楽として作られ、一部ラテン語の部分をのぞく、基本的に英語によるリブレットは、王立デンマーク音楽アカデミーのヤコブ・ホルツェがサーアンセンの意図を汲み、まとめあげました。
 『聖書』のほか、エーディト・セーデルグラン、アンナ・アフマートヴァ、エミリ・ディキンソン、セーアン・ウルリク・トムセン、オーレ・サーヴィー、フランク・イェーヤの作品が引用され、第4章〈嵐の夜〉は、ディキンソンの『嵐の夜、嵐の夜に』の全詩と『イザヤ書』の「恐れるな、わたしはあなたを贖う‛&‛&」(43章)がテクストに使われました。
 「磔刑と復活によるキリストの人類すべてへの愛の表明というだけでなく、つましく美しい愛」(サーアンセン)。サーアンセンの音楽に固有の「光と影のグラデーション」と「静寂」のテクスチュアによる「愛の情熱(lovepassion)」の作品です。

 2022年3月27日、グレーテ・ペーデシェン指揮のノルウェー・ソリスト合唱団とアンサンブル・アレグリアがオスロ大聖堂で初演。
 アルバムは、J.S.バッハの『モテット』(BIS SA-2251)と同じオスロのリス教会で初演に先立って行われたセッションで録音されました。
 
 


BIS SA 2554
(SACD HYBRID)
¥2800
ジョージ・ザカリアス(ヴァイオリン)
シェーンベルクに師事したスカルコッタスの協奏曲集!

 ニコス・スカルコッタス(1904-1949):
  (1)ヴァイオリン協奏曲 A/K 22(1937/38)
  (2)ヴァイオリン、ヴィオラと
   ウィンドオーケストラのための協奏曲 A/K 25(?1939-40)
ジョージ・ザカリアス(ヴァイオリン)
(2)アレクサンドロス・コウスタス(ヴィオラ)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
マーティン・ブラビンズ(指揮)

 録音:(1)2022年4月19&20日、(2)2020年1月5&6日/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン、イングランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、57'57
 [楽器 Violin:' Georgina Joshi' by Sanctus Seraphin 1719/Viola: Bohemian School, early 1900s]
 制作:(1)マシュー・ベネット、(2)アレグザンダー・ヴァン・インゲン
 録音エンジニア:(1)デーヴ・ローウェル、(2)アンドルー・メラー

 SACDハイブリッド盤。
 シェーンベルクに学んだ「エリート」弟子のひとり、ギリシャの作曲家ニコス・スカルコッタスのシリーズ。《ヴァイオリン協奏曲》は、「シェーンベルクの限界」にとらわれまいとする大胆なアイデアも導入されたとされる作品。
 シリーズ第1 作として制作されたゲオルギオス・デメルツィスの演奏(BIS-904)に次ぐ録音。エヴァ・マンツォーラニによる新校訂版を使った演奏です。

 《ヴァイオリン、ヴィオラとウィンドオーケストラのための協奏曲》は、スカルコッタスがアテネ国立管弦楽団でヴァイオリンを弾いていた時の同僚、ヴィオラのジョン・パパドプロスのために書いたのではないかと推測される作品です。
 「アレグロ」「アンダンティーノ」「アレグロ・ヴィーヴォ」。クラシカル音楽で初めてソプラノ、アルト、テナーというサクソフォーン属の楽器を揃って使った作品のひとつです。
 世界初録音。
 ジョージ・ザカリアスが編纂した校訂版による演奏です。

 ヴァイオリンのジョージ・ザカリアスは、アテネ生まれ。アテネ音楽院で学び、1997年の卒業後、ロンドンの王立音楽アカデミーでヨッシ・ツィヴォーニの下で学びました。
 「ヴァイオリニスト、作曲家スカルコッタス」をテーマとする論文で王立音楽アカデミーの博士号を取得。イギリスを本拠に活動しています。
 ヴィオラのアレクサンドロス・コウスタスもギリシャ生まれ。イギリス・ナショナル・バレエ・フィルハーモニックの首席ヴィオラ奏者を務め、アカデミー室内管弦楽団でも団員として演奏しています。
 


BIS SA 2645
(SACD HYBRID)
¥2800
ニコロ・バルドゥッチ(カウンターテナー)
『愛の痛み』~カウンターテナーによるオペラ・アリア集

 (1)リッカルド・ブロスキ(c.1698-1756):
  アルバーチェのアリア「私は波間に揺れる船のようだ」
   (歌劇《アルタセルセ》第3幕第1場)
 エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニ(1708-1775):
  (2)ティマンテのアリア「哀れな子」
   (歌劇《トラキアの王デモフォンテ》 第3幕第5場)
  (3)ティマンテのアリア「嵐が弱まることを」
   (歌劇《トラキアの王デモフォンテ》 第1幕第4場)
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  (4)歌劇《ジュリオ・チェザーレ》HWV 17 序曲
  (5)アルミレーナのアリア「私を泣かせてください」
   (歌劇《リナルド》 HWV 7 第2幕第4場)
  (6)セルセのアリア「オンブラ・マイ・フ)」
   (歌劇《セルセ》 HWV 40(第1幕第1場)
  (7)セルセのアリア「恐るべき冥府の復讐の女神よ」
   (歌劇《セルセ》 HWV 40 第3幕第9場)
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  (8)ファルナーチェのアリア「凍りついたようにあらゆる血管を」
   (歌劇《ファルナーチェ》 RV 711 第2幕第6場)
  (9)オルランドのアリア「真っ暗な深淵の世界に」
   (歌劇《怒れるオルランド》 RV 728 第1幕第5場)
  (10)ルッジェーロのアリア「あなただけに、僕の愛しい人)」
   (歌劇《怒れるオルランド》 RV 728 第1幕第12場)
  (11)シンフォニア
   (歌劇《狂えるファルナーチェ》 RV 728 第1幕)
  (12)ロターリオのアリア「私の胸の中に」
   (歌劇《ティエテベルガ》 RV 737 第2幕第13場)
ニコロ・バルドゥッチ(カウンターテナー)
バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー
ダン・ラウリン(リコーダー、指揮)
ソル・ドヒョ(テオルボ、バロックギター)
アンナ・パラディソ(チェンバロ)

 「私を泣かせてください」、「オンブラ・マイ・フ」も収録!!BISレーベルが注目するカウンターテナー、BISレーベルが注目するカウンターテナー、ヘンデル、ヴィヴァルディなどのオペラ・アリア集

 録音:2022年3月7-11日/ヨンセレード教会、パーティレ(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、71'34
 制作:ファビアン・フランク
 録音エンジニア:エリーザベト・ケンパー

 SACD ハイブリッド盤。
 ナポリのカンタータとアリアを集めた『カストラポリス』(BIS SA-2585)のソリストに起用されたニコロ・バルドゥッチ(1999-)のアルバム第2作。
 カストラート歌手ファリネッリの兄、リッカルド・ブロスキの歌劇《アルタセルセ》のアリア、エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニのロンドンで上演された歌劇《トラキアの王デモフォンテ》からティマンテの2曲のアリア、ヘンデルの歌劇《セルセ》の「オンブラ・マイ・フ」の名で親しまれているアリア、失われた歌劇《ティエテベルガ》 のためにヴィヴァルディが書いたロターリオのアリア「私の胸の中に」などに序曲とシンフォニアを加えたプログラムを歌っています。「楽しそうにのびのびと歌う」(「Opera Wire」)。
 前作を企画したダン・ラウリンの指揮。
 「バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー」は、2008年ごろに設立された約20人の古楽器アンサンブルです。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902718
¥2900→\2690
ファウストとロト& レ・シエクル奇跡の共演、ストラヴィンスキー
 ストラヴィンスキー:
  (1)バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」~
   アポロのヴァリアシオン(1927-8)
  (2)ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1931)
  (3)弦楽四重奏のための3つの小品(1914)
  (4)弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ(1920)
  (5)パストラール~
   ヴァイオリン、オーボエ、イングリッシュホルン、
    クラリネット、バソンのための(1923)
  (6)弦楽四重奏のための二重カノン(1959)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)(1)(2)
レ・シエクル
KKC 6675
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 イザベル・ファウストとロト&レ・シエクル、奇跡の共演による至高のストラヴィンスキー

 録音:2021年9月、2022年3月、4月/セーヌ・ミュジカルRIFFXスタジオ1(ブローニュ・ビリヤンクール)/43'39"

 ハルモニア・ムンディを代表するファウストとロト& レ・シエクル奇跡の共演。それもロトとシエクルの名を世に広めるきっかけとなったストラヴィンスキー作品だけに眼が離せません。

 メインはヴァイオリン協奏曲ですが、収録曲すべてのヴァイオリン・パートをファウストが担当しているのが超豪華な驚き。
 彼女は「兵士の物語」をメインとするアルバムもリリースし、ストラヴィンスキーのヴァイオリン作品に熱を入れていますが、ガット弦による弦楽四重奏作品も興味津々です。

 ヴァイオリン協奏曲は1931年、新古典主義時代の作。ストラヴィンスキーはヴァイオリンの情緒や甘美さを嫌悪していましたが、同じ感性の奏者ドゥシュキンとの出会いで信念を変えず協奏曲を実現させることが出来ました。
 ファウスト自身その非ヴァイオリン性を指摘しつつも、誰も考えつかなかった音楽表現と激賞しています。

 演奏は期待以上、ファウストの厳しいまでの表現とシエクルのカラフルな音色、ロトならではの切れ味良いリズムがあいまり、生命感あふれる世界を繰り広げます。
 終楽章でバッハのヴァイオリン二重協奏曲をパロディにした箇所も含め、メンバーが楽しみながら音楽作りをしているのも伝わってきます。

 カップリングには新古典主義時代のバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」中の、ヴァイオリン独奏と弦楽合奏による「アポロのヴァリアシオン」をファウストとロトが披露。
 さらに「春の祭典」直後の「3つの小品」、かなり現代的な「コンチェルティーノ」、画家ラウル・デュフイ追悼の沈鬱な「二重カノン」というストラヴィンスキーの全弦楽四重奏作品を、ファウストが第1 ヴァイオリンを担い、シエクルの弦のトップ奏者たちと共演しています。
 緊張感に満ちた音世界ながら決して無味乾燥でなく、ストラヴィンスキーならではのユーモアと生命力が伝わります。ストラヴィンスキー観が変わること間違いなしのアルバムと申せましょう。

 
 



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LA DOLCE VOLTA



LDV 98
(2CD)
¥3900→\3590
ギィによるショパン、初登場
 「シークレット・ガーデン」~ショパン:ピアノ作品集
  1905年製プレイエル社コンサート・ピアノ


 [Disc 1]
  1. 夜想曲第1番 変ロ短調 op.9-1 [5:34]
  2. 夜想曲第2番 変ホ長調 op.9-2 [4:05]
  3. 練習曲第1番 ハ長調 op.10-1 [1:55]
  4. 練習曲第12番 ハ短調 op.10-12『革命』 [2:40]
  5. バラード第1番 ト短調 op.23 [9:06]
  6. 夜想曲第7番 嬰ハ短調 op.27-1 [5:15]
  7. バラード第2番 ヘ長調 op.38 [6:54]
  8. 夜想曲第13番 ハ短調 op.48-1 [6:29]
  9. 幻想曲 ヘ短調 op.49 [12:35]
 [Disc 2]
  1-4. ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58 [26:21]
  5. 幻想ポロネーズ 変イ長調 op.61 [12:14]
  6. 夜想曲第18番 ホ長調 op.62-2 [5:38]
  7. ワルツ第12番 ヘ短調 op.70-2 [1:50]
  8. ワルツ第13番 変ニ長調 op.70-3(遺作) [2:43]
  9. 夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作) [3:54]
  10. 幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66(遺作) [5:05]
フランソワ=フレデリック・ギィ(ピアノ)

 ギィによるショパン、初登場!1905年製プレイエルの魅力全開の演奏

 ピアノ/プレイエル社コンサート・ピアノ、1905年製、バルロン・コレクション
 録音:2021年3月6-11日、アルスナル・ホール、メス音楽都市(シテ・ミュジカル=メス)/1h52、輸入盤、日本語帯・解説付

 フランスの巨匠、フランソワ=フレデリック・ギィが、ショパンを録音しました。意外にも彼にとってショパンは初録音となります。
 「プレイエルの最終的な帰結」と賞賛する1905年製のプレイエルのピアノを使用しての録音。ショパンの指示通りにペダルを長めに踏むことによって生み出される、もやに包まれたような、神秘的な響きがなんとも魅力的。
 さらに、華やかな部分はより華やかに、また、ショパンの音楽のレガートに満ちた「歌」も魅力的です。
 ギィが最初に師事した、ミケランジェリの弟子でもあるルシエンヌ・ブロックのもとでのショパン作品のレッスンの思い出や、ドミニク・メルレとの思い出などが綴られたライナーノートも興味深い内容です。

 ~今回のプロジェクトは、私が長年ずっと録音を望みながら、その勇気が出なかったあらゆる作品で構成されています。[新型コロナ・ウィルス感染拡大中の]数か月にわたるロックダウンと外出制限が、その実現を早めることになりました。実を言うと、本盤は私にとって、自分のディスコグラフィの中で最も"大胆不敵な"企画です。私は大いなる喜びと共に、あらゆるリスクを冒しました! 録音を行ったメスのアルセナル・ホールの音響は、音楽から様々な趣を引き出す素晴らしい可能性を秘めています。このホールでは、ショパンの音楽にこれ以上なくふさわしい親密な響きを再現することさえできます。~(ギィの言葉)
 



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MDG



MDG 92722766
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690
アンサンブル1800ベルリン
 ベートーヴェン/フンメル編:交響曲編曲集第1弾
  交響曲第2&5番

   ・交響曲第2番op.36(32'37)
   ・交響曲第5番op.67(31'45)
アンサンブル1800ベルリン
アンドレア・クリッツィング(フルートトラヴェルソ)
トーマス・クレッチマー(ヴァイオリン)
パトリック・ゼペック(チェロ)
ルーカス・ブロンディール(フォルテピアノ)

 ベルリン拠点のアンサンブル1800によるモーツァルトの弟子でベートーヴェンのライバル、フンメル編曲のベートーヴェン交響曲編曲集第1弾!

 Stereo/5.1/2+2+2、64'22、輸入盤・日本語帯付

 モーツァルトの弟子でベートーヴェンのライバルであったヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837)。モーツァルトにピアノを師事し、アルブレヒツベルガーに対位法、サリエリに声楽作品、ハイドンにオルガンを学ぶ。さらにベートーヴェンと並び称されるピアニストでもありました。
 また師ハイドンの後継としてエステルハージ家の宮廷楽長に就任。その後ワイマールの宮廷楽長を務めるなど古典派からロマン派へと移行する過渡期にあって重要な位置にあった人物です。
 作品は交響曲ジ家の宮廷楽長に就任。その後ワイマールの宮廷楽長を務めるなど古典派からロマン派へと移行する過渡期にあって重要な位置にあった人物です。作品は交響曲

 現代ではディスク配信など"音楽の再生装置"の恩恵を受けて、オペラや交響曲をはじめとする大編成の音楽も家庭で手軽に鑑賞できます。
 しかし18世紀半ばにはこうした大編成の音楽の再生は、それを小さな規模に編曲した合奏や独奏によって行なわれていました。また、それらの大編成ものの編曲版は当時の出版社にとって大きな収入源でもありました。
 そうした背景からフンメルもモーツァルトやベートーヴェンのオーケストラ作品を室内楽用に編曲しています。
 フンメルはベートーヴェンの交響曲第1~7番までをフルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ用に編曲しています。
 今回オリジナル楽器で18世紀の作品を演奏しているベルリンを拠点とするアンサンブル1800が録音を開始します。
 
 


MDG 94722746
(SACD HYBRID)
¥2900
ジン・ジユ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタVol.1

  ・ピアノ・ソナタ 第30番 Op.109 ホ長調
  ・ピアノ・ソナタ 第31番 Op.110 変イ長調
  ・ピアノ・ソナタ 第32番 Op.111 ハ短調
ジン・ジユ(ピアノ)

 MDGが誇る1901年製スタインウェイで録音したジン・ジユによるベートーヴェン後期三大ソナタ

 使用楽器:Steinway D "Manfred Burki" 1901/Stereo/5.1/2+2+2、66'56、輸入盤・日本語帯付

 チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、世界の名だたるコンクールで入賞を果たし、2010 年からMDGレーベルの専属ピアニストとして5枚ディスクを録音しているジン・ジユの新シリーズはベートーヴェンのピアノ・ソナタ。
 第1弾でいきなり後期三大ソナタに挑戦しました。後期の3つのソナタは、前期、中期の作品とは一線を画す、高い音楽性と孤高の音楽となっており、演奏者の構成力が試される作品ですが、ジン・ジユの深い洞察力と熟成された音楽性で見事表現しています。
 MDGレーベルが所有するピアノである1901年製スタインウェイD型を使用しての録音。
 
 

MDG 60322662
¥2700
20世紀初頭の音楽 / ソニック・アート・サクソフォン四重奏団
 マックス・ブティング(1888-1976)
  1-5.陽気な音楽Op.38(ラジオ第2放送の音楽)
   (アンネグレート・トゥリー編)
 ハンス・アイスラー(1898-1962)
  6-11.組曲(シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編)
 アレクサンドル・モソロフ(1900-1973)
  12.3つの小品Op.23a
   (シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編)
 バルトーク(1881-1945)
  13-14.ルーマニアのクリスマス・キャロル
   (シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編)
 ハンス・ガル(1890-1987)
  15-19.5つの間奏曲Op.10(アンネグレート・トゥリー編)
 ショスタコーヴィチ(1906-1975)
  20-22.ジャズ組曲第1番(クリストフ・エンツェル編)
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団
 【エイドリアン・トゥリー(ソプラノ・サックス)
  アレクサンダー・ドロシュケヴィッチ(アルト・サックス) 
  安泰旭(テナー・サックス)
  アンネグレート・トゥリー(バリトン・サックス)】

 4人の腕利きサクソフォン奏者たちが20世紀初頭の音楽を鮮やかに蘇らせる

 76'58、輸入盤・日本語帯付

 2005年に結成されたサクソフォン四重奏団「ソニック・アート」。現在活動拠点はベルリンですが、メンバーの出身地はベラルーシ、オーストラリア、日本、ドイツという国際色豊かなアンサンブル。
 結成以来、クラクフ国際室内楽コンクール第1位およびグランプリ、ドイツ音楽週間賞、ベルガモ・クラシック音楽賞など国際的なコンクールで数々の賞を獲得、またシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、クルト・ヴァイル音楽祭、など世界各地の音楽祭に出演し、その実力を認められています。
 バロックから現代とレパートリーは幅広く、映画音楽も手がけるなど、彼ら独自のスタイルを持ち精力的に活動を行っています。
 本盤は「黄金の20年代」とも呼ばれる20世紀初頭の音楽をサクソフォン4本に効果的に編曲し、色彩豊かな表現で鮮やかに演奏します。
 



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PENTATONE



PTC 5186953
¥2600→\2390
ヤーコプス指揮、バーゼル室内管
ハイドンのスターバト・マーテル。
 ノイコム編曲による管楽器拡張版で演奏!

  ハイドン:
   スターバト・マーテル
    (1803年、ジギスムント・ノイコム編曲
     による管楽器拡張版)
ビルギッテ・クリステンセン(ソプラノ)
クリスティーナ・ハンマーシュトレーム(アルト)
スティーヴ・ダヴィスリム(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
チューリッヒ・ジング・アカデミー
 (合唱指揮:フロリアン・ヘルガート)

 クリステンセン、イムラーなどの名歌手をソリストに迎えた、ヤーコプス指揮、バーゼル室内管のハイドンのスターバト・マーテル。ノイコム編曲による管楽器拡張版で演奏!

 録音:2021年2月/ドン・ボスコ、パウル・ザッハー・ザール、バーゼル(スイス)/DDD、ディジパック仕様、61'29、輸入盤・日本語帯付
 ジャケット画像:ロヒール・ファン・デル・ウェイデン:「十字架降下」(プラド美術館)

 ヤコポーネ・トーディという中世イタリアの修道士が書いた宗教詩「スターバト・マーテル」は、ジョスカン・デ・プレ、パレストリーナ、ヴィヴァルディ、スカルラッティ親子、ペルゴレージと、ルネサンス以来、数々の傑作を生んできました。
 古典派の時代には、ここにハイドンの作品が加わります。
 1767年の作とされるハイドンの「スターバト・マーテル」は、ハッセらウィーン周辺で活躍していた後期バロック音楽の巨匠たちの影響を受けて作曲された大規模宗教音楽です。
 発表されてすぐに、パリのコンセール・スピリチュエルでは4回も演奏されるなど、ヨーロッパ中で演奏される有名曲となりました。
 度重なる上演の中で、楽器の付加によるオーケストレーションの変更が行われていたようですが、1803年には、ハイドンの弟子のノイコムが大幅にオーケストレーションを変更した改定版が作られました。
 オリジナルの楽器編成が、弦楽合奏、オルガン、オーボエ(イングリッシュホルンの持ち替えあり)のところ、ノイコムによる編曲版では、管楽器が大幅に拡張され、フルート1、オーボエ2、クラリネット2、バスーン2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン2となり、さらにティンパニーが加えられています。このことで、よりダイナミックで華やかな作品へと装いを変えたのです。

 「天地創造」「四季」とハイドンのオラトリオを録音してきたルネ・ヤーコプスは、「スターバト・マーテル」の録音に当たり、このノイコムによる改定版を採用し、オペラを思わせるほど劇的な音楽として聴かせてくれます。
 ノルウェーのソプラノで古楽を得意とするビルギッテ・クリステンセン、スウェーデンの古楽を得意とするアルト、クリスティーナ・ハンマーシュトレーム、マレーシア出身のオーストラリアのテノール歌手、スティーヴ・ダヴィスリム、ヤーコプスとの共演も多く、バッハ・コレギウム・ジャパンでもおなじみのバス、クリスティアン・イムラーと、ソリストも充実。
 バーゼル室内管弦楽団は、モダン楽器、ピリオド楽器を持ち替えて演奏する注目のオーケストラで、ジョヴァンニ・アントニーニやハインツ・ホリガーと多くの録音を行っており、アントニーニ指揮によるハイドンの交響曲全集シリーズ(進行中)など、ハイドンの演奏でも注目を浴びています。
 ヤーコプスとは初めての録音となります。
 チューリッヒ・ジング・アカデミーは、スイスの名合唱団で、ここでは、SATB 各8人計32人で録音に臨んでいます。ヤーコプスとは「ウェーバー:魔弾の射手」(KKC-6532)、「ベートーヴェン:フィデリオ」(KKC-6133)で共演しています。

 
 
 


PTC 5187047
¥2600

ティム・ミード(カウンターテナー)
 「麗しき柔和さ」~17世紀イギリスの歌曲集


 (1)ヘンリー・パーセル(1659-1695):音楽が愛の糧ならば Z.379a
 (2)ジョン・ブロウ(169-1708):かわいらしいセリーナ
 (3)ヘンリー・パーセル:薄紫の薔薇
  (ヨークシャーの祝祭歌「その昔、勇者は故郷に留まるをよしとせず」より)Z.333
 (4)ペルハム・ハンフリー(C.1647-1674):父なる神への讃歌
  (「罪を許してくださいますか」)
 (5)ジョン・ブロウ:「ヴィーナスとアドニス」序曲
 (6)ヘンリー・パーセル:暗く陰気な絶望の迷宮の中で Z.190
 (7)ヘンリー・パーセル:ようこそ、偉大なる陛下
  (チャールズ2世の歓迎歌「失せよ、不敵な反逆者よ」1683年より)Z.324
 (8)ウィリアム・ウェッブ(c.1600-1657):力強きモーフィアス
 (9)ヘンリー・パーセル:目覚めよ、わがミューズ
  (メアリー女王の誕生日のためのオード「目覚めよ、わがミューズ」1690年 Z.320)
 (10)ヘンリー・パーセル:輝かしき夜の女王が
  (ヨークシャーの祝祭歌「その昔、勇者は故郷に留まるをよしとせず」より)Z.333
 (11)ジョン・ブロウ:パーセルが現れ、ライヴァルは勝ち誇るのをやめた  
  (「ヘンリー・パーセル氏の死に寄せるオード」より)
 (12)ヘンリー・パーセル:主よ、守り給え(「テ・デウムとユビラーテ」より)Z.232
 (13)ヘンリー・パーセル:シャコンヌ(「アーサー王」より)
 (14)ヘンリー・パーセル:おお、私を泣かせてください
  (「妖精の女王」より嘆きの歌)Z.629
 (15)麗しき柔和さで
  (メアリー女王の誕生日のためのオード
   「いまや、輝かしき日は来たる」1689年より)Z.332
 (16)ジョン・ブロウ:かわいそうなセラドン、無駄にため息をつくばかりで
 (17)ヘンリー・パーセル:祭壇を飾れ
  (メアリー女王の誕生日のためのオード「この祝祭を祝え」より)Z.321
 (18)ペルハム・ハンフリー:
  眠りよ、ぬくき眠りよ、来たりて、我が目を閉じよ(夕べのためのアンセム)
 (19)ヘンリー・パーセル:夕べの讃歌(いまや日はその光を覆い隠し)Z.193
ティム・ミード(カウンターテナー)
デイヴィッド・ベイツ(指揮&オルガン)
ラ・ヌオヴァ・ムジカ

 英古楽グループ「ラ・ヌオヴァ・ムジカ」がティム・ミードを迎えて、17世紀イギリスの歌曲集を録音!

 録音:2022年3月22-27日/諸聖人教会、ロンドン(イギリス)/DDD、ディジパック仕様、70'00、輸入盤・日本語帯付

 デイヴィッド・ベイツ率いる、2007年結成のイギリスの優れた古楽グループ、ラ・ヌオヴァ・ムジカのPENTATONEレーベル3枚目のアルバムは、現代屈指のカウンターテナーの一人、ティム・ミードを迎えての17世紀イギリスの歌曲集。
 パーセルの歌曲やオード、劇音楽などからの歌を中心に、同時代の作曲家であるブロウ、ハンフリー、ウェッブの作品を収録しています。
 比較的録音の珍しい作品が集められていますが、イギリス古楽の持つ、抑制された美と深い情感を持つ楽曲ばかりで、ティム・ミードの美声と卓越した歌唱技術は、そうした楽曲の数々の魅力を存分に伝えてくれます。
 ベイツ率いるイギリスのピリオド楽器の名手たちによる器楽も丁寧な表現で歌を見事にサポート。思わず、聴き入ってしまうこと請け合いです。
 パーセルの楽曲をカウンターテナーのレパートリーとして現代に蘇らせた往年の名歌手、アルフレッド・デラー以来の伝統を受け継ぐ、優れた17世紀イギリス・アルバムの登場です。

 
 




BRIDGE


BCD 9585
¥2500
「レゴンディ(1822-72):ギター独奏曲集」
 序奏とカプリース Op.23/ロンド・カプリス「村の祭り」Op.20/
 小協奏練習曲 変ロ長調/小協奏練習曲 ニ長調/
 エア・ヴァリエ第1番 Op.21/小協奏練習曲 ト長調/
 小協奏練習曲 イ短調/練習曲第10番 イ長調/
 練習曲第2番 イ短調/夜想曲「夢」Op.19
デイヴィッド・スタロビン(ギター)

 ギター奏者・作曲家ジューリオ・レゴンディ生誕200年アルバム!

 録音:1994年2月,1997年7月,9月5日,2012年10月26日,1992年8月,1994年5月、米国 ニューヨーク、57'02

 2022年が生誕200周年かつ没後150周年だったギター奏者、作曲家のジューリオ・レゴンディ(1822-1872)の独奏ギター作品集。
 ジューリオ・レゴンディはスイスのジュネーヴの生まれ。幼くしてギターの才能を発揮し、パリでは天才ギター少年として大きな話題と人気を得た。
 一方で彼の父(本当に父親かどうかも分からない)はレゴンディを厳しく教育して成功を収めさせると、金を持ち逃げして行方をくらましてしまった。
 レゴンディは養父母に育てられた後、ロンドンに移る。彼にとって不幸なことに19世紀後半はギターの衰退期で、レゴンディは少年時代の栄光を取り戻すことはなく、病没した後は忘れ去られた。レゴンディの作品は19世紀半ばのロマン主義のヴィルトゥオーソが豊かな作風で、彼がサロンで大人気だったことが良く伝わって来る。
 近年は再評価が進んでいるが、単独のCDはまだ少ない。
 このCDは、以前発売された2枚のCDからの4曲と、新録音の6曲を合わせて、レゴンディのギター独奏曲だけを集めている。
 BRIDGEレーベルから50点以上のCDを発売している看板ギター奏者、デイヴィッド・スタロビンもレゴンディを長年に渡って愛しているという。
 
 

BCD 9573
(2CD)
¥4600
「チャールズ・ウォリネン・トリビュート」
 ウォリネン(1938-2020):
  ハルーン・ピアノ・ブック(6曲)/
  練習曲(和声とディナーミク・バランスのための)/
  ダブルテイク/心の影/イントラーダ/アダージョ/スケルツォ
 J.S.バッハ(1685-1750):
  ゴルトベルク変奏曲 BWV988/前奏曲とフーガ イ長調 BWV864
スティーヴン・ベック(ピアノ)

 異色の組み合わせ!バッハ:ゴルトベルク変奏曲とウォリネン作品!

 録音:2020年9月27日,11月11日(ウォリネン)、2020年12月29、30日(バッハ)、米国 ニューヨーク州 マウント・ヴァーノン、124'15

 米国の中堅ピアニスト、スティーヴン・ベックによる、チャールズ・ウォリネン(1938-2020)とバッハの作品集。
 バッハはゴルトベルク変奏曲の全曲。そして最後に前奏曲とフーガ イ長調 BWV864を演奏している。チャールズ・ウォリネンは12音技法を下地に独自の境地を開拓した作曲家。
 ここに収録されているのはいずれも21世紀に入ってからの作品。静謐、辛口だがどこか明るさも感じられる作風だ。
 ウォリネンとベックは親しい交流があり、ゴルトベルク変奏曲はウォリネン宅で弾いたことがあり、前奏曲とフーガはウォリネンが生前最後に練習していた曲だったという。
 スティーヴン・ベックはニューヨークを拠点に活躍している。同時代の作曲家の演奏に積極的に取り組んでいる。
 




<メジャー・レーベル>
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WARNER CLASSICS



5419721143
(11CD)
\6800→\6290

ベルチャ四重奏団/ワーナー・クラシックス録音全集 2000~2009

Disc1
1. ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
2. デュティユー:夜はかくの如し
3. ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調

Disc2
4. シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調 Op.29-1, D.804『ロザムンデ』
5. シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703『四重奏断章』
6. シューベルト:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.125-1, D.87

Disc3
7. ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
8. ブラームス:弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.111

Disc4-5
9. ブリテン:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.25
10. ブリテン:弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.36
11. ブリテン:弦楽四重奏曲第3番 Op.94
12. ブリテン:3つのディヴェルティメント
13. フォーレ:やさしき歌 Op.61~声楽、ピアノと弦楽五重奏版
14. バーバー:ドーヴァー・ビーチ Op.3
15. バターワース:風吹くが如き愛

Disc6
16. シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667, Op.114『ます』

Disc7
17. モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465『不協和音』
18. モーツァルト:弦楽四重奏曲第20番ニ長調 K.499『ホフマイスター』

Disc8-9
19. バルトーク:弦楽四重奏曲第1番 Op.7, BB52
20. バルトーク:弦楽四重奏曲第3番 BB93
21. バルトーク:弦楽四重奏曲第5番 BB110
22. バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 Op.17, BB75
23. バルトーク:弦楽四重奏曲第4番 BB95
24. バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 BB119

Disc10-11
25. シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調 Op.163, D.956
26. シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 Op.161, D.887
27. シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
ベルチャ四重奏団
 コリーナ・ベルチャ(ヴァイオリン)
 ローラ・サミュエル(ヴァイオリン:Disc1-5,7-11)
 クシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)
 アラスデア・テイト(チェロ:Disc1-7)
 アントワーヌ・レデルラン(チェロ:Disc8-11)

トーマス・カクシュカ(ヴィオラ:8)
イアン・ボストリッジ(テノール:13)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ:13)
レオン・ボッシュ(コントラバス:13)
ジョナサン・レマル(バス・バリトン:14,15)
マルコム・マルティノー(ピアノ:14,15)
トマス・アデス(ピアノ:16)
コリン・ロング(コントラバス:16)
ヴァレンティン・エルベン(チェロ:25)
 録音時期:2000~2009年

 今日、最も評価の高い弦楽四重奏団のひとつであるベルチャ四重奏団は、ルーマニアのコリーナ・ベルチャ(ヴァイオリン)、ポーランドのクシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)、その他2人のメンバーと共に英国王立音楽大学で結成、チリンギリアン弦楽四重奏団、アマデウス四重奏団、そして後にアルバン・ベルク四重奏団に師事。2000年から2009年までの約10年間、旧EMIクラシックスに録音を行い、シューベルト、ブリテン、バルトーク、モーツァルトなどの四重奏曲録音し、多くのディアパソン・ドール賞を受賞するなど驚異的な演奏を実現させました。

 ベルチャ四重奏団は、彼らが演奏する傑作を最も鮮やかに映し出すために、伝統的なことに捉われず、様々な文化的背景に裏打ちされたダイナミックで自由な音楽解釈によって、全身全霊を傾け演奏しています。旧EMIクラシックスに録音した演奏を全て収録しています。


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5419720577
(6CD)
\3800→\3490

サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
ブラームス:交響曲全集、管弦楽曲集、協奏曲全集


Disc1
ブラームス:
1. 交響曲第1番ハ短調 Op.68
2. 悲劇的序曲 Op.81

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音:4-6(1) & 18.XII.1967(2), Grosser Saal, Musikverein, Vienna(STEREO)

Disc2
1. 交響曲第2番ニ長調 Op.73
2. 交響曲第3番ヘ長調 Op.90

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音:7-9.XII.1966(1) & 8 & 15.XII.1967(2), Grosser Saal, Musikverein, Vienna(STEREO)

Disc3
1. 交響曲第4番ホ短調 Op.98
2. 大学祝典序曲 Op.80
3. ハイドンの主題による変奏曲 Op.58a

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音:6-8(1,2) & 18.XII.1967(3), Grosser Saal, Musikverein, Vienna(STEREO)

Disc4
  ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音:20-21.VIII.1967, No. 1 Studio, Abbey Road, London(STEREO)

Disc5
  ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83

ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音:27-28.VIII.1967, No. 1 Studio, Abbey Road, London(STEREO)

Disc6
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77

フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音:18 & 22 .VI.1936, No. 1 Studio, Abbey Road, London(MONO)

  二重協奏曲イ短調 Op.102

アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
ハレ管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音:17-18.IX.1959 , Free Trade Hall, Manchester(STEREO)
 2020年の24bit/192kHzリマスター音源使用

 
イギリスの名指揮者バルビローリの名盤からのブラームスの交響曲と協奏曲を収録。
 バルビローリのディスコグラフィの中でも別格の輝きを放っているのが、1966年から翌67年にかけて収録され、ウィーン・フィルとの唯一の録音となったこのブラームスの交響曲全集です。
 ほとんどがワン・テイクで録られたといわれており、音楽の流れを阻害せず小細工なしの情感に身を任せた、耽美的なまでに情感あふれる演奏は、いまだに多くの音楽ファンの心をつかむ名盤です。

 バレンボイム27歳時の録音のピアノ協奏曲は、巨匠バルビローリとともに臆せず堂々と自分の音楽を作り上げたもの。
 1936年録音のクライスラーの陶酔の世界を作り出したヴァイオリン協奏曲、カンポーリとナヴァラとの二重協奏曲も収録。

 オリジナルのマスターテープから、ヴァイオリン協奏曲は入手可能な最高のソースから、すべて2020年の24bit/192kHzリマスター音源使用。






<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 20417DVD
(DVD)
¥3700→\3390
ブロムシュテットが語る彼の音楽。
 音楽ファン必見のドキュメンタリー映像

  ドキュメンタリー
   『ヘルベルト・ブロムシュテット~
     音楽が奏でられるとき 魂は揺さぶられる』
KKC 9794
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 音楽に真摯に向き合い、楽団員たちから尊敬され聴衆に愛される現代最高峰の指揮者、ブロムシュテットが語る彼の音楽。音楽ファン必見のドキュメンタリー映像が日本語字幕付で発売!

 監督:ポール・スマチュニュイ
 制作:2022年
 日本語字幕:西久美子/字幕:英独仏/96' 22

 現代における最も偉大な指揮者の一人ヘルベルト・ブロムシュテット。95歳の現在もなお、あらゆる国際的に活動する主要オーケストラの指揮台にあって、精力的に芸術的な意欲を発揮し続けています。
 この映像は、2022年7月11日に95歳の誕生日を迎えたことを記念して、Accentus Music のプロデューサーであるポール・スマチュニュイが、5年間撮りためた映像をもとに制作したドキュメンタリーです。何十年にもわたりクラシック音楽界を形成してきた偉大な音楽家・指揮者の貴重な肖像といえるでしょう。

 1927年、牧師の父、ピアニストの母のもとに米国マサチューセッツ州に生まれたブロムシュテット。両親はスウェーデン人であったので、2歳でスウェーデンに戻り、父の転勤にともないスウェーデン各地を転々とします。
 牧師であった父にブロムシュテットは、信者たちの模範となるよう、厳しく育てられたと言います。また映像では、兄との音楽体験、幼少期の思い出など、スウェーデンで育った時代を懐かしそうに振り返る姿が印象的です。
 そしてブロムシュテットが模範とするというトスカニーニ、フルトヴェングラー、ワルターなど偉大な指揮者たちのエピソード。自身が首席指揮者を務めたシュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、またベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管などこれまで客演してきた世界最高峰のオーケストラについて、そして桂冠名誉指揮者を務めるNHK交響楽団との深い親交についてなど、長年培ってきた膨大な音楽経験を余すことなく語ってくれています。

 
 

<LP>


CHALLENGE CLASSICS(LP)


KKC 1214/5
(2LP)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥10000
コンセルトヘボウにおける最後のコンサート
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調

  [LP1]
   A 面:第1楽章 21:37
   B 面:第2楽章 21:35
  [LP2]
   A 面:第3楽章 10:49
   B 面:第4楽章 14:06
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

 ハイティンクが指揮者として故郷に別れを告げた日、コンセルトヘボウでの最後のコンサート、整然にして豊かな響き、至高の演奏がLPで登場!

 ライヴ録音:2019年6月15日/オランダ、コンセルトヘボウ/180g 重量盤、輸入盤、日本語帯・解説付

 2021年にSACDハイブリッド盤で発売されベストセラーとなったハイティンクのブルックナーがLP 化されました!
 米アメリカン・レコード・ガイド誌、英グラモフォン誌、蘭ヘト・パロール紙等、各方面で高い評価を得ている録音です。オーケストラとの深い関係が紡ぐ至上のブルックナー、ホールを満たす大演奏を、アナログならではの味わいと共にたっぷりと堪能いただけます。

 2019年に引退を表明したハイティンクが、生まれ故郷アムステルダムのコンセルトヘボウで最後に指揮した演奏会のライヴ録音。
 オーケストラはキャリア最初期の1955年から関りを持ち、1957年から首席指揮者を務めたオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団です。
 そして最後に選んだ曲目は自身の重要なレパートリーとして生涯何度も取り上げてきたブルックナーの第7番。同年のベルリン・フィルやウィーン・フィルとの最後の演奏会でも披露したプログラムであることから、ハイティンクが特別な想いを込めてこの曲を選んだことが分かります。
 澄み切った解釈で清らかに流れる音響は滋味豊かにして瑞々しくもあり、長大な時間を一息でつなぐ雄大さは音楽の中で深呼吸したくなるような心地よさ。
 またオランダ放送フィルの整っていながらも柔らかさ、温かさを含ませた独特の音色はブルックナーとの相性も実に良く絶品。故郷オランダとのかけがえのない感動的な名演奏が記録されています。

 〈「ワーグナーの葬送音楽」で、あたかも神が舞い降りたかのようにコラールが鳴り響く瞬間は、ブルックナー演奏史においても白眉といえるだろう。〉‛&坂入健司朗氏の解説より

 ※国内仕様盤のみのご案内となります。

 
 















1/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI



HMM 902356/58
(3CD)
¥5200→\4790

ルシール・リシャルドー(メゾソプラノ以外)、ほか豪華演奏陣
 「明るい時」~ナディア&リリ・ブーランジェ作品集


 Disc1
  ナディア・ブーランジェ:
   (1)わが心(サマン)
   (2)聴いておくれ、いとも甘美な歌を(ヴェルレーヌ)
   (3)落日(ヴェルレーヌ)
   (4)銀の湖を見に行こう(シルヴェストル)二重唱
   (5)ヴェルサイユ(サマン)
   (6)大いなるゆううつな眠り(ヴェルレーヌ)
   (7)イルダ(サマン)
   (8)私の恋人(サマン)
   (9)愛の詩(シルヴェストル)
   (10)カンティーク(メーテルリンク)
   (11)チェロとピアノのための3 つの小品
   (12)うつろな時(メーテルリンク)
   (13)シャンソン(ドラキ)
   (14)冬の夜(ナディア・ブーランジェ)
   (15)新生活に向って【ピアノ曲】
   (16)疑惑(モークレール)
   (17)道端で(モークレール)
   (18)私は手を打った(ジャン=フランソワ・ブルギニョン)
 Disc2
  ナディア・ブーランジェ:
   (1)恍惚(ユゴー)
   (2)オーバード(ティルスラン)
   (3)絶望(ヴェルレーヌ)
   (4)エレジー(サマン)
   (5)シレーヌ(アドニス&デヴォー=ヴィリテ)
   (6)おお、誓うな(ハイネ)
   (7)孤独な涙は何を望む(ハイネ)
   (8)ああ、またもその瞳(ハイネ)
   (9)祈り(バタイユ)
   (10)明るい時(ヴェルハーレン)
    【ラウル・プーニョとの合作。全8曲】
   (11)小品【ピアノ曲】
   (12)美しき船(ドラキ)
   (13)海(ヴェルレーヌ)
   (14)交換(モークレール)
   (15)ナイフ(モークレール)
   (16)シャンソン(モークレール)
 Disc3
  リリ・ブーランジェ:
   (1)小品【ヴァイオリンとピアノ】
   (2)待ちぼうけ(メーテルリンク)
   (3)反映(メーテルリンク)
   (4)夜想曲【ヴァイオリンとピアノ】
   (5)帰郷(ドラキ)
   (6)序奏と行列【ヴァイオリンとピアノ】
   (7)天空の広間(フランシス・ジャム)(全13曲)
   (8)無限の悲しみの中で(ギャロン・ド・カロンヌ)
   (9)春の朝に【ヴァイオリンとピアノ】
   (10)悲しみの夕べに
    【チェロとピアノ。ナディア・ブーランジェ編】
Disc1:
 ルシール・リシャルドー
  (メゾソプラノ:11、15以外)、
 アンヌ・ド・フォルネル(ピアノ)、
 ステファヌ・ドゥグー(バリトン)(4)、
 エマニュエル・ベルトラン(チェロ)(11)
Disc2:
 ステファヌ・ドゥグー(バリトン)
  (1)(2)(6)(8)(10)(15)(16)、
 ルシール・リシャルドー(メゾソプラノ)
  (3)(4)(7)(10)(12)(13)(14)、
 ラケル・カマリーナ(ソプラノ)(5)(9)、
 アンヌ・ド・フォルネル(ピアノ)
Disc3:
 サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)(1)(4)(6)(9)、
 エマニュエル・ベルトラン(チェロ)(10)、
 ステファヌ・ドゥグー(バリトン)(2)(3)、
 ルシール・リシャルドー(メゾソプラノ)(5)(8)、
 ラケル・カマリーナ(ソプラノ)(7)、
 アンヌ・ド・フォルネル(ピアノ)

 ナディア・ブーランジェの才気再認識。姉妹の全歌曲を収めた魅惑のアルバム

 録音:2022年2月、6月/セーヌ・ミュジカルRIFFXスタジオ(ブローニュ・ビリヤンクール)/190'00"

 ブーランジェは、姉ナディアが名教師としてコープランドやバーンスタイン、マルケヴィチ、リパッティ、バレンボイム、グラスから、ミシェル・ルグラン、ピアソラ、キース・ジャレット、クィンシー・ジョーンズらを育てたことで知られ、24歳で夭折した妹リリの作も近年演奏、録音が増えている天才姉妹。

 ナディアは妹に比べ自分の作曲の天分を卑下して、1920年代に断筆してしまいます。
 その先入観ゆえかたいした作品を残していないと思われがちですが、14歳の時のユゴーの詩による「恍惚」をはじめ、20世紀の最初20年間に少なくとも38篇の歌曲を書いたとされ、そのすべてがこのアルバムに収録されています。
 さらにチェロ曲やピアノ曲も収録。それらを聴く限り彼女の作は決してつまらないものでなく、魅力的なメロディと洗練された技法が光る逸品ばかり、認識を改めさせられます。

 同様に作品数の少ない妹リリ作品22曲を収め、「悲しみの夕べに」はナディアが編曲したチェロとピアノ版でアルバムを終わらせています。
 未出版や世界初録音も含まれ、国際ブーランジェ・センターの協力で歌曲全集が実現しました。

 ルシール・リシャルドーは27歳までジャーナリストとして働いていたフランスのメゾソプラノ。中世から現代まで、研ぎ澄まされた声質で注目されています。
 フランス系アメリカ人ピアニスト、アンヌ・ド・フォルネルの清潔なピアニズムで理想的なブーランジェ姉妹の音世界を作り上げています。




ルシール・リシャルドー
17世紀のエアと歌曲集

 HMM 902269
\2700
Perpetual Night終わらない夜 17世紀のエアと歌曲集
 ロバート・ジョンソン(c.1583-1633):
  「安らぎをもたらす眠りよ(Care-charming sleep)」
 ウィリアム・ロウズ(1602-1645):
  「私が湖に立つと」、「音楽よ、あなたの主は死んだ」「偉大な英国よ」
 ジョン・コプラリオ(c.1570/80-c.1626):「行け、幸せな男」
 ロバート・ラムゼイ(?-1644):
  「王妃よ、涙は何の助けになるか」、「行け、偽証した男よ」
  「亡霊よ怒りよ、大声を出すな」
 ニコラス・レイニア(1588-1666):「もう緑の地は」
 ジョン・ジェンキンス(1592-1678):パヴァーヌ ヘ調
 ジョン・バニスター(1624/25-1679):
  「リュートを下さい」「アミンタスよ」
 ウィリアム・ウェブ(c.1600-1657):「力強いモルペウスよ」
 ジョン・ヒルトン(1599-1657):「立ち上がれ、気高き羊飼いよ」
 ジェイムズ・ハート(1647-1718):「喜びよさようなら」
 ジョン・ブロウ(1648/49-):
  「あわれなセラドン」「歌え、歌え、ミューズよ」
 マシュー・ロック(1621/23-1695):「オルフェウスが歌った時」
 ジョン・ジャクソン(d.1688):「おお、フィリスよ!」
ルシール・リシャルドー(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・コレスポンダンス
セバスティアン・ドセ(指揮)
 17 世紀英国の魅惑の声楽世界

 録音:2017 年7 月

 17 世紀、フランスと英国の芸術家や君主の往来は、とりわけ英国の音楽に大きな影響を与えました。神話などのドラマティックな場面をうたった大規模なアリアは、後のオペラへの道を作りました。
 毎度凝ったプログラムで魅せるドセは、ここでは、愛、夜とメランコリーを扱った内容の楽曲を集めました。独唱を務めるのは、ポール・アグニュー指揮のモンテヴェルディ:マドリガーレのプロジェクトにも参加していた、ルシール・リシャルドー。陰影に富んだ表情で聴かせます。

 




SKARBO


DSK 1220
(2CD)
¥3200
モーリス・オアナ:ギター作品集
 CD1【6弦ギターのための作品集】
  (1)ティエント
  (2)3つのグラフィック
   (ペルモワンヌ編曲によるギター、ピアノと打楽器編)
  (3)20世紀のアノニム
 CD2【10弦ギターのための作品集】
  (4)日が昇れば
  (5)エステラス
  (6)月時計
オリヴィエ・ペルモワンヌ(ギター)
(2)カロリーヌ・クレン(ピアノ)、
 ロマン・ロビーヌ(打楽器)、
 ダヴィド・ジョイニョー(打楽器)
(3)デルフィーヌ・クーロン(ギター)

 異彩を放った仏作曲家モーリス・オアナのギター作品集

 録音:2021年7月12&13日/フランス/DDD

 20世紀に活躍したユダヤ系フランス人作曲家モーリス・オアナ(1913-1992)のギター作品集。
 その音楽はアフリカやカリブの音楽、ジャズ、シャンソンなど様々なジャンルから独自の世界を築き、合唱曲、管弦楽曲、器楽曲など、ジャンルの垣根を超えた音楽は実に印象的。ことに打楽器やギター作品は人気です。

 ドビュッシー、ファリャ、バルトーク、メシアンなど、20世紀の大作曲家の影に隠れていますが、間違いなく異彩を放った作曲家であったことがわかります。
 仏スカルボ・レーベルでおなじみのギタリスト、オリヴィエ・ペルモワンヌがオアナの世界へと誘います。
 



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CAVI-MUSIC

8553523
(7CD)特別価格
¥12000→\10990

モーツァルトの弦楽四重奏曲録音の歴史は、
 アルミーダ弦楽四重奏団の前と後とで変わるかもしれない


モーツァルト:弦楽四重奏曲全集


CD1
  弦楽四重奏曲第9番イ長調 K.169
  弦楽四重奏曲第18番イ長調 K.464
  弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K.589

録音:2014年8月

CD2
  弦楽四重奏曲第1番ト長調 K.80『ローディ』
  弦楽四重奏曲第17番変ロ長調 K.458『狩』
  弦楽四重奏曲第20番ニ長調 K.499『ホフマイスター』

録音:2018年7月

CD3-4
  弦楽四重奏曲第14番ト長調 K.387
  弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590
  弦楽四重奏曲第2番ニ長調 K.155
  弦楽四重奏曲第8番ヘ長調 K.168
  弦楽四重奏曲第12番変ロ長調 K.172
  弦楽四重奏曲第21番ニ長調 K.575

録音:2020年1月、4月

CD5
  弦楽四重奏曲第4番ハ長調 K.157
  弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 K.159
  弦楽四重奏曲第7番変ホ長調 K.160
  弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465『不協和音』

録音:2020年3月、2021年3月

CD6-7
  弦楽四重奏曲第11番変ホ長調 K.171
  弦楽四重奏曲第13番ニ短調 K.173
  弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
  弦楽四重奏曲第3番ト長調 K.156
  弦楽四重奏曲第5番ヘ長調 K.158
  弦楽四重奏曲第10番ハ長調 K.170
  弦楽四重奏曲第16番変ホ長調 K.428

録音:2019年1月、2020年1月、3月、12月

アルミーダ弦楽四重奏団

 ☆ヘンレ社&音楽学者のヴォルフ=ディーター・ザイフェルトとの共同プロジェクトによる、新しい原典版モーツァルト弦楽四重奏曲全集!
 ☆モーツァルトの原典にあたることで、これまで見落とされていた細部を発見し、各パッセージを刺激的な、新たな方法で解釈!

 ヘンレ社&音楽学者のヴォルフ=ディーター・ザイフェルトとの共同プロジェクトによる、アルミーダ弦楽四重奏団の『モーツァルト:弦楽四重奏曲集』(全5巻)がCD7枚組の全集となって登場!
 アルミーダ弦楽四重奏団は、ヘンレの新しい原典版モーツァルト弦楽四重奏曲全集のコンサルタントとしての役割を果たすなど、音楽の技術面でも最前線におり、演奏家と音楽学者との密接なコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。
 彼らはモーツァルトの原典にあたることで、これまで見落とされていた細部を発見し、各パッセージを刺激的な、新たな方法で解釈することができるようになったのです。

 「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ、2006年にベルリンで設立されたアルミーダ弦楽四重奏団は、2012年にARDミュンヘン国際音楽コンクールで1等賞と聴衆賞、更に6つの賞を受賞しカルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。
 2014年~2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。
 これまでC'Aviレーベルを中心に10枚ほどのCDをリリースしていますが、中でもモーツァルトの弦楽四重奏曲集は第3巻(8553032)がBBCミュージック・マガジン「Instrumental Choice」、第4巻(8553205)がオーパス・クラシック賞「Chamber Music」「Classical Without Borders」、第5巻(8553496)がレコード芸術の海外盤Review特選に選ばれるなど、特に高い評価を得ています。

 ※録音:2014年~2021年




 「原典版とかいったってそんなに変わらんだろう」・・・そう思って聴いてびっくり仰天した人は多いと思う。

 決して大げさでなく、モーツァルトの弦楽四重奏曲録音の歴史は、アルミーダ弦楽四重奏団の前と後とで変わるかもしれない。
 この自由自在に飛翔する才気あふれた感性!
 これまでいろいろな団体の演奏を聴いてきたが、こんなにも溌溂として血気盛んな演奏は聴いたことがない。曲によってはまるで違う曲にさえ聴こえる。

 それはもちろん新しい原典版の研究解釈によるものとは思う。しかし、今回の研究のコンサルタントだった彼らにしてみれば、それらの成果を生かして、自分たちこそが新たな「モーツァルトの弦楽四重奏」像を打ち立ててやろうという強い意志があったはずなのだ。「新しい楽譜に沿ってなんとなく弾いてみました」、じゃない。提示された新しい解釈をあくまでひとつの参考にしつつ、高雅なインスピレーションでもって、モーツァルトの弦楽四重奏曲を新たに再構築しているのだ。

 とくに店主が愛する第7番までの美しく気高い早春のような初期作品群。
 モーツァルトの天才性が満ち溢れたこの傑作群を、彼らはなんと美しく晴れやかに演奏していることか。
 いままで「バリリかバルヒエットか」と言っていた店主だが、これを聴かされたらたまらない。こんな新しい感性の才能あふれる演奏が自分が生きている間に現れるとは!

 やはり長生きはするものである。


 




GWK


GWK157
¥2600
人間性 ~ チェロと弦楽オーケストラのための作品集
 ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
  チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第1番 Op.50
 J.S.バッハ:アリア(チェロと弦楽のための)
  (《パストラーレ ヘ長調》 BWV590 より)
 ペーテリス・ヴァスクス(b.1946):
  チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番《存在すること》
 J.S.バッハ:
  われを憐れみたまえ
  おお主なる神よ BWV721(チェロと弦楽のための)
ジモーネ・ドレッシャー(チェロ)
シンフォニエッタ・リガ
ヤーニス・リエピンシュ(指揮)

 チェロ界の新星、ジモーネ・ドレッシャーがデビュー!

 チェロ界の新星ジモーネ・ドレッシャーのデビュー・アルバム。ドレッシャーはドイツのヘルデッケ市生まれ。
 デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院でゴットハルト・ポップ、ヴァイマル・フランツ・リスト音楽大学でヴォルフガング・エマヌエル・シュミットに学び、ハンス・アイスラー音楽大学でデンマークのトローオルス・スヴァーネの修士課程を修了しました。2021年にコンサート・ディプロマ取得のためのコンサートを終了。
 バーデン=バーデン・フィルハーモニー、エッセンのフォルクヴァング室内管弦楽団、ケルン・シンフォニエッタなどのオーケストラと共演、「ハイデルベルク春」をはじめとする欧米の音楽祭とリサイタルに出演しています。

 デビュー・アルバムは「Humanity(人間性)」を音楽で示すコンセプトによるプログラム。フィンランドのペール・ヘンリク・ノルドグレンの《チェロ協奏曲第1番》は、アダージョの〈前奏曲 I〉、アレグロの〈前奏曲 II〉、曲の「重心」となるアンダンテの〈讃美歌〉の3楽章の作品。
 ペーテリス・ヴァスクスの《チェロ協奏曲第2番》は「存在すること」という副題をもち、ソル・ガベッタのために作曲されました。
 真理を見出す人の一生と再生をイメージして書かれ、「カデンツァ-アンダンテ・カンタービレ」「アレグロ・モデラート」「アダージョ」の3楽章で構成されています。
 ドレッシャーのこの演奏が、ラトビアのオーケストラによる初めての録音です。

 バッハのコラール「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」と《パストラーレ へ長調》の第3曲〈アリア〉は、このアルバムのためにドレッシャーが委嘱、ヴァスクスの協奏曲の話法をモデルに作られた新しい編曲による演奏です。

 録音:2022年1月11日-13日、改革派教会(リガ、ラトビア)
 
 

GWK158
¥2600
天頂
 ホルヘ・ヒメネス(b,1978)&ビーバー:パッサカリアI
 ヨハンネス・チコーニア(c.1370-1412):太陽の光
 チック・コリア:子供の歌第4番
 ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアII
 バルトーク:飾り帯の踊り、トランシルヴァニアの踊り(44のデュオ より)
 ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアIII
 作曲者不詳:トリスタンの哀歌
 ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアIV
 チック・コリア:子供の歌第1番
 ベリオ:Peppino
 ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアV
 バルトーク:ゆりかごの歌(44のデュオ より)
 クリストス・ハツィス(b.1935):ナディール
 サティ:ジムノペディ第1番
アンナ・シュテーグマン(リコーダー)
ホルヘ・ヒメネス
 (ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィエール、エレクトロニクス)

デイリー・テレグラフ紙に"シュテーグマンは、特にヴィヴァルディのソプラノ・リコーダーのための協奏曲ハ長調の見事な演奏で、そのヴィルトゥオジティのある第1楽章の後にさらなる熱狂的な喝采をもたらし、午後のスターの一人であることを証明した。"と絶賛されたリコーダー奏者、アンナ・シュテーグマン。ヴァイオリニストのホルヘ・ヒメネスとのデビュー・アルバム「LUNARIS」に続いて、彼女らならではの慣習や様式を超えたユニークな音世界を再び創造しています。
 14世紀から現代に至るまでのピアノやヴァイオリンのための様々な作品が印象的な編曲で並べられ、中世のメロディーとホルヘ・ヒメネスによる電子音が混ざり合うなど、その時代を超越したプログラムに魅了されます。

 録音:2021年7月7日-8日、Schuilkerk De Hoop(ディーメン、オランダ)
 



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INDESENS!



INDE167
¥2600→\2390
モラゲス木管五重奏団
プーランク:木管楽器のため室内楽作品集

 プーランク:
  ピアノと木管五重奏のための六重奏曲
  オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
  オーバード(暁の歌)*
  フランス組曲*
 *大滝雄久によるピアノと木管五重奏のための編曲版
モラゲス木管五重奏団
 〔ミシェル・モラゲス(フルート&ピッコロ)、
  ダヴィド・ヴァルテール(オーボエ&コールアングレ)、
  パスカル・モラゲス(クラリネット)、
  ピエール・モラゲス(ホルン)、
  パトリック・ヴィレール(ファゴット)〕
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)

 モラゲス木管五重奏団!2006年に録音されたプーランクの作品集が復刻!

 長兄のミシェル、双子兄弟のパスカルとピエールのモラゲス三兄弟を中心として1980年に結成され、フランスを代表する木管アンサンブルとして国際的な活躍を続けているモラゲス木管五重奏団。
 2006年に録音されたプーランクの室内楽作品集が、上質な管楽器のレコーディングを続々と世に送り出すフランスのレーベル「Indesens(アンデサンス)」から復刻。

 メンバー全員が名門パリ音楽院の出身で、さらにはメンバー全員がパリ管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団、フランス国立管弦楽団といったフランスのトップ・オーケストラで活躍するスーパー・アンサンブル、モラゲス木管五重奏団と、現代フランスを代表するピアニストの一人で、"ピアノを弾く詩人"とも称されるエマニュエル・シュトロッセにという、管楽器王国フランスが誇る伝統のサウンドとフランス・ピアニズムで奏でるプーランク。

 本アルバムは、フランス6人組の一人であるプーランクの最初の室内楽作品の傑作とも言われる三重奏曲から、フランス組曲の木管アンサンブル版(元はピアノ独奏版、小オーケストラ版、チェロとピアノの二重奏版)まで、プーランクが当時のフランス伝統のサウンドを十二分に活かした名作の数々を、世界最高峰の名手たちの長きにわたり培われてきた絶妙なアンサンブルと、豊かな音楽性で奏でます。

 ※録音:2006年5月26-29日、カリエール=シュル=セーヌ音楽院(フランス)
 



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INDESENS CALLIOPE RECORDS



OIC004
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
IndesensとCalliopeがIndesens Calliope Recordsとしてリニューアル
クライペダ室内管弦楽団
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)

 J.S.バッハ:
  【CD1】
   ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046
   ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047
   ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048
  【CD2】
   ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049
   ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050
   ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051
   カンタータ第174番《われ、いと高き者を心を尽くして愛しまつる》BWV.174
ヴァンサン・ベルナール(ハープシコード、指揮)
クライペダ室内管弦楽団
IC004
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290

 名鍵盤楽器奏者ヴァンサン・ベルナール!気鋭の室内管弦楽団との共演によるバッハ!

 フランスのレーベル、IndesensとCalliopeがIndesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)としてリニューアル。
国際的に活躍する古楽演奏家、音楽学者のヴァンサン・ベルナールと、彼が指揮するリトアニアの気鋭のオーケストラ、クライペダ室内管弦楽団による大バッハの名作、《ブランデンブルク協奏曲》 全曲録音が登場。

 ヴァンサン・ベルナールは、メス、リヨンからシュトゥットガルト音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルムへと渡り、オルガン、チェンバロ、通奏低音、ヒストリカル・オルガンの演奏法の研鑽を積み、多くの国際コンクールで入賞。
 自身が創設したフランスのピリオド・アンサンブル、イル・デリリオ・ファンタスティコとのヴィヴァルディ作品集に続き、2020年にCalliope(カリオペ)からリリースされたJ.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻(CAL2070)でも国際的に高い評価を得ています。

 本アルバムでも、アンドレア・マルコンやイェスパー・クリステンセン、イヴ・レヒシュタイナー、ベルンハルト・ハースといった世界的名手たちから授けられたバッハの解釈をもとに、この偉大な作品の神髄に迫ります。

 ※録音:2021年、クライペダ・コンサートホール(リトアニア)

 
 
 

IC005
¥2600
シンフォニック・ブルース
 ウィリアム・ビル・ルッソ:
  ブルース・バンドとシンフォニーオーケストラのための
   3つの小品 Op.50(1968)
 ティエリー・マイヤール:
  オーケストラ(2021)、
  ブルース・バンドと管弦楽のための
   シンフォニア・ブルース(2021)
Awek Blues
 〔ベルナール・セラム(ヴォーカル、ギター)、
  ステファヌ・ベルトリーノ(ハーモニカ)、
  ジョエル・フェロン(ベース)、
  オリヴィエ・トレべル(ドラムス)〕
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)
フランシュ=コンテ地方ヴィクトール・ユゴー管弦楽団

 ブルース・バンドとシンフォニーオーケストラの出会い!? 25年以上の歴史を持つブルース・バンド「Awek Blues」と、指揮者、国際的なソリストとして、そしてパリ・オペラ座管弦楽団の首席クラリネット奏者としても活躍するジャン=フランソワ・ヴェルディエが率いる、フランシュ=コンテ地方ヴィクトール・ユゴー管弦楽団のコラボレーション企画。

 Awek Bluesは、ヨーロッパ全土での演奏に加え、世界最大のジャズ・フェスティバルであるモントリオール国際ジャズフェスティヴァルなど、多くの著名なフェスティヴァルに招待されています。
 本アルバムでは、老舗のブルース・バンドが織り成す切れのあるリズムにオーケストラのシンフォニックなサウンドが見事に融合。
 フレンチ・ジャズを代表するコンポーザー=ピアニストの一人、ティエリー・マイヤールが本アルバムのために書き下ろした 《シンフォニア・ブルース》 では、両ジャンルの魅力を見事に引き出し、まさにブルースとクラシックの共存とも言える、これまでになかった新たな音楽の可能性を聴衆に伝えます。

 ※録音:2021年12月11日-12日、ブザンソン芸術文化センター、2022年5月20日、ルドゥー劇場(ブザンソン、フランス)






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ONYX



PONYX4232
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
グラミー賞常連、プエルト・リコ出身のロベルト・シエッラ
 ロベルト・シエッラ:交響曲第6番

  シエッラ:
   交響曲第6番
   弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ
   アレグリア
   ファンダンゴ集
   弦楽オーケストラのための2つの小品
ドミンゴ・インドヤン(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ONYX4232
¥2600→\2390

 RLPO 新首席指揮者インドヤン第2弾!グラミー賞常連のロベルト・シエッラ作品集!

 ☆「エル・システマ」で学び、2021年9月からロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したドミンゴ・インドヤン!
 ☆カリブ海のプエルトリコ出身、ラテン・グラミー賞獲得のロベルト・シエッラの「交響曲第6番」!

 2006年から15年間、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めたワシリー・ペトレンコに代わり、2021年9月から新たな首席奏者に就任したアルメニア系ベネズエラの若き注目指揮者、ドミンゴ・インドヤンの第2弾!

 1953年プエルトリコ生まれの作曲家、ロベルト・シエッラによる交響曲第6番をメインとした作品集。ロベルト・シエッラは40年以上に渡り、グラミー賞にノミネートされ、これまでにラテン・グラミー賞を獲得しています。
 彼はミルウォーキー交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、プエルトリコ交響楽団、ニューメキシコ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めており、現代音楽の分野で目が離せないアーティストのひとりといってもよいでしょう。

 このアルバムには彼の25年間に渡る創作活動の一部が収録されており、特徴的なオーケストレーション、プエルトリコ音楽を取り入れるなどロベルト・シエッラの魅力をたっぷりと収めたものになっています。
 活気にあふれ魅力的な旋律が美しいロベルト・シエッラの作品を、ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」でヴァイオリンを学び頭角を現し、BBCプロムスでの指揮姿が話題となったドミンゴ・インドヤンの指揮でお楽しみください。



プエルト・リコ出身の作曲家シエッラ
めちゃくちゃカッコイイ交響曲


8.559817
\1800
ロベルト・シエッラ:交響曲 第3番「ラ・サルサ」他
 1-4.交響曲 第3番「ラ・サルサ」(2005)
  <トゥンバオ/ハバネラ/ダンサ/ホルゴリオ>/
 5.ボリケン(2005)/6.エル・バイレ(2012)/
 7-12.悲しみの沈黙を越えて(2002)
  <第1曲:土地への祈り/第2曲:ロブのような私について/
   第3曲:わが愛について語って/第4曲:この子への子守歌/
   第5曲:小さな新生児/第6曲:ここに歩いてきた女>
マルタ・グート(ソプラノ)…7-12/
プエルト・リコ交響楽団/
マキシミアノ・バルデス(指揮)
録音 2014年9月10-13日 プエルト・リコ サン・ホアン、サラ・シンフォニア・パブロ・カザルス

 プエルト・リコ出身の作曲家シエッラ(1953-)のめちゃくちゃカッコイイ「ラ・サルサ」をお届けいたします。
 交響曲第4番(8.559738)でも、スペインの伝統を受け継いだ情熱的で挑戦的な作品を聴くことができましたが、今回の第3番は一層はじけています。各々の楽章に付されたタイトルをごらんください。まさにお祭り騒ぎ!この曲は2005年、ミルウォーキー交響楽団の委嘱によって書かれたもので、ニューヨークの熱気とカリブ伝統のサルサのリズムが溶け合う何とも楽しい曲なのです。
 「ボリケン」と「エル・バイレ」はシャコンヌの形式で書かれた一種の変奏曲。とは言え、その語法は現代的であり、もちろん熱狂的なリズムに支配されています。N.スコット・モマディのテキストを用いた歌曲集「悲しみの沈黙を越えて」はネイティブ・アメリカンの部族の文化と愛情を歌ったもので、ここでは先ほどの交響曲のようなリズムの応酬はあまりなく、真摯で愛に満ちた響きと叙情性が漲っています。


8.559738
\1800
ロバート・シエッラ:交響曲 第4番・ファンダンゴ・謝肉祭
 1.ファンダンゴ(2000)/
 2-5.交響曲 第4番(2008-2009)/
 6-10.謝肉祭(2007)<ガーゴイル/スフィンクス/ユニコーン/ドラゴン/フェニックス>
  ※2-5…世界初録音
ナッシュヴィル交響楽団/
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
録音 2012年4月19-21日…1-5, 2012年9月20-22日…6-10 USA ナッシュヴィル,シャーマーホーン・シンフォニー・センター,ローラ・ターナー・ホール

 よくCDストアの店頭で、手に取ったCDの作曲家の生まれた年を見て「ああ、これはゲンダイオンガクだから難解な音だろう」と棚に戻してしまうことがありませんか?このアルバムはそんな心配は全く無用です。とにかく冒頭の「ファンダンゴ」から行ってみてください。
 カスタネットを伴うスペイン伝統の舞曲が、驚くばかりの鮮やかさで耳に飛び込んでくるではないですか!もちろん手の込んだ「現代的な味付け」も随所に施されており、マニアの方の期待も裏切ることはありません。
 交響曲第4番は「交響曲の伝統」に対する取り組みであり、挑戦とも言える作品。各々の素材が有機的に結び付けれた面白いものです。
 「謝肉祭」は神話に登場する想像上の生き物を題材にした作品であり、同名の作品を書いたシューマンへのオマージュでもあります。未知でありながらも面白い作品を発見する喜びをお届けいたします。

 




RUBICON



RCD1106
¥2600
若きヴァイオリニスト、エリノア・ディメロン、デビュー!
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
 ラロ:スペイン交響曲 ニ長調 Op.21
エリノア・ディメロン(ヴァイオリン)
アイルランド国立交響楽団
ハイメ・マルティン(指揮)

 キューバとジャマイカにルーツを持つ注目すべき若手ヴァイオリスト、エリノア・ディメロンのデビューアルバム!
 わずか2歳でヴァイオリンを習い始め、名教師ザハール・ブロンに師事。彼女は弱冠20歳ながら、技術的にも音楽的にも完璧なコントロールを感じさせる稀有な奏者の一人だと高く評価されており(アイリッシュ・タイムズ紙)、リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクールを含む複数の国際コンクールで第1位を獲得しています。
 
 

RCD1105
¥2600
オブスキュラス~近現代のトランペット作品集
 ヤナーチェク:霧の中で(ハンフリス編)
 マックスウェル・デイヴィス:
  羊と岸辺の間にある荒れ果てた礼拝堂のための連祷
 メシアン:ヴォカリーズ - 練習曲
 フィリッポス・ラスコヴィッチ:オストリア
 レスピーギ:古風な舞曲とアリア 第1組曲(ハンフリス編)
 武満徹:径(みち) - ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に
ルーシー・ハンフリス(トランペット)
ハリー・ライランス(ピアノ)

 英国で最もエキサイティングかつ多才な若手トランペット奏者の一人、ルーシー・ハンフリスの最新アルバム『オブスキュラス』!
 「曖昧さ、不明瞭さ」をコンセプトにした本作では、20世紀と21世紀の素晴らしいトランペット作品を紹介するとともに、他の楽器のためのクラシック作品をトランペット用にアレンジして再創造しています。
 どれも独特な存在感を持つ作品ばかりですが、彼女の新鮮で独創的なアプローチによって、新たな命が吹き込まれています。霧に包まれたおぼろげな形から、死の向こう側まで、リスナーを未知の世界へと誘う1枚です。
 
 

RCD1115
¥2600
詩人のこだま~プーシキンの詩による歌曲集
 プロコフィエフ:プーシキンによる3つのロマンス Op.73
 ショスタコーヴィチ:
  チェロ・ソナタ Op.40
  プーシキンによる4つのロマンス Op.46
 ブリテン:詩人のこだま Op.76(フリーマン&ハイド=スミス編)
ジェマ・サマーフィールド(ソプラノ)
ギャレス・ブリンモア・ジョン(バリトン)
アビ・ハイド=スミス(チェロ)
ジョセリン・フリーマン(ピアノ)

 プロコフィエフとショスタコーヴィチがプーシキン没後100年を記念して作曲した2組の歌曲と、ブリテンのプーシキンの詩に基づく連作歌曲《詩人のこだま》(ショスタコーヴィチの弟子であったムスティスラフ・ロストロポーヴィチと、その妻ガリーナ・ヴィシネフスカヤのために作曲)の編曲版を収録。
 時代を超えたロシア文学の美しさを体験できるだけでなく、収録曲にはプロコフィエフのピアノ・ソナタを予期させる瞬間や、ショスタコーヴィチの交響曲第5番との強い繋がりもあり、クラシック音楽と文学の両方を愛する人にとって必携の内容となっています。
 




SIGNUM



SIGCD736
¥2500
ラヴシック     ランドール・スコッティング(カウンターテナー)
スティーヴン・スタッブス(リュート)
 ウィリアム・ローズ(c.1602-1645):I'm sick of love: O let me lie
 ゲール語による伝承曲(ロバート・A・スミス編):There's none to soothe my soul to rest
 エティエンヌ・ムリニエ(1599-1676):Enfin la beaute que j'adore
 ウィリアム・ローズ:Perfect and endless circles are
 パーセル:When Orpheus sang all nature did rejoice、「キング・アーサー」より組曲
 ジョン・ブロウ(1649-1708):Tell me no more you love; in vain
 マルク・アントニオ・チェスティ(1623-1669):あこがれの人のまわりに
 ヘンリー・ローズ(1596-1662):私は起き上がり、深く悲しむ
 アイルランドの伝承曲(ジョン・パイク・ハラー編):真夜中に
 パーセル:恋していると彼女はもう告白する
 ジョン・ダウランド:Complaint: Fortune my foe、Time stands still
 ブロウ:The self-banished
 スコットランドの伝統的なバラード(リチャード・ラングドン編):メアリーの夢
 パーセル:O, lead me to some peaceful gloom
 イギリスの伝統的なバラード(トマス・レイヴンズクロフト編):三羽のカラス
 不詳:Packington's Pound
 ピエール・ゲドロン(c.1570-c.1620):Cesses mortels de soupirer
 伝統的なスコットランドのバラード(ジョン・ジェイコブ・ナイルズ編):
  Black is the colour of my true love's hair
 パーセル:O solitude, my sweetest choice

 魅惑のカウンターテナー、ランドール・スコッティングの第2弾!

 ☆失恋や喪失感をテーマにしたアンチ・ヴァレンタイン・ソング集!
 ☆ロイヤル・オペラ・ハウスやメトロポリタン歌劇場、そしてバイエルン国立歌劇場でも活躍中の注目のカウンターテナー!

 そのスタイリッシュで美しい歌声、そしてカリスマ的なステージでの存在感で活躍の場を拡げ、ロイヤル・オペラ・ハウスやメトロポリタン歌劇場、そしてバイエルン国立歌劇場にも出演している大注目のカウンターテナー、ランドール・スコッティングのSignum Recordsへのアルバム第2弾が登場!
 デビュー・アルバムとなった前作「王冠~セネジーノのための英雄的アリア集(SIGCD719)」は、BBCミュージックマガジン誌にて絶賛され5つ星を獲得しました。

 失恋や喪失感をテーマにしたこのアルバムでもその美しい魅惑的な声とデビュー・アルバムで証明された表現力で歌い上げています。

 ※録音:2020年11月2日-3日、アレグロ・レコーディングス(アメリカ)

 
 
 


SIGCD738
¥2500
スタンリー・シルバーマン:ピアノ三重奏曲集
 ピアノ三重奏曲第2番《Reveille》(2011/2017)*
 ピアノ三重奏曲第1番《In celebration》(1989)
カリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオ
スティング*

 スティングがゲストアーティストとして参加!スタンリー・シルバーマンのピアノ・トリオ集!

 ☆《ピアノ三重奏曲第2番》の第4楽章にはあのロック・ミュージシャン、スティングが参加!
 ☆40年以上のキャリアを持つ、カリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオ!

 ゲストアーティストにスティングを迎えた、カリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオの最新アルバム。
 本作にはアメリカの著名な作曲家スタンリー・シルバーマン(1938-)が作曲した2つのピアノ三重奏曲が収録されています。
 第4楽章にスティングが参加する《ピアノ三重奏曲第2番》は、息子のベン・シルバーマン(テレビや映画の制作および配給会社であるReveilleの創設者)からの委嘱によるもので、2011年9月14日に9.11の10周年を記念して、スティングをゲストに迎えたトリオで初演されました。
 《ピアノ三重奏曲第1番》は、「何かジャジーな曲を書いて欲しい」というカリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオのリクエストに応えたもので、彼らに捧げられています。
 いずれも難解さのない、洗練された曲調の作品です。40年以上にわたって共に活動し、数々の受賞歴をもつトリオの演奏でお楽しみください。

 ※録音:2016年12月(第2番)、1995年12月(第1番)

 
 




SKANI

SKANI142
¥2600
武装した男
 ウギス・プラウリンシュ(b.1957):
  ミサと間奏曲《武装した男》
   (5声のヴォーカル・アンサンブル、
    2つのサックバッドとオルガンのための)
アルス・アンティカ・リガ
 〔ルードルフス・ベールティンシュ(カウンターテナー)、
  ノルムンツ・チルシス(テノール)、
  ヤーニス・クルシェフス(テノール)、
  ヴィターリス・スタンケヴィチス(バリトン)、
  ペーテリス・ヴァイツコフスキス(バス、指揮)〕
ヤーニス・ペルシェ(オルガン)
ヴァイリス・ナルティシュス(サックバット)
カルパルス・マヨルス(サックバット)

 ラトビアの作曲家、プラウリンシュによる《武装した男》を素材にした「ミサと間奏曲」!

 ラトビアのウギス・プラウリンシュ(b.1957)は、ジャンルや時代の境界を無視する折衷的ポストモダンの作曲家のひとり。ルネサンスのポリフォニーから今のロックミュージックまで幅広いスタイルを結びながら、独自の作品を発表しています。

 「ミサと間奏曲」の《武装した男》は、ルネサンス期フランスの俗謡《武装した男》を素材にした作品です。
 この歌をインスピレーションにした曲は過去にも作曲されており、デンマークのヌアゴーが独奏チェロのために書いた作品や、ノルウェー海軍音楽隊のアルバム『武装した男』(LAWO Classics LWC1223)で演奏されたノルウェーのシェティル・ヴォスレフの作品が注目されました。
 プラウリンシュの作品は「武装した男に気をつけろ」と歌う《武装した男》を〈キリエ〉〈グローリア〉といったラテン語の「ミサ通常文」に織り込み、ペーテリス・ヴァイツコフスキスがアーティスティック・ディレクターを務める「アルス・アンティカ・リガ」を念頭において5声のヴォーカル・アンサンブル、2つのサックバットとオルガンのために作曲されています。

 ※録音:2020年、聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
 
 

SKANI136
¥2600
そして白樺と芝生と...
 エミリス・メルンガイリス(1874-1954):
  月明かりはなく, 咲く花もない、ひっそりと、
  羊飼い、新しい光、三月はじめての日
 クリスタプス・ペーテルソンス(b.1982):ピアノのための音楽
 エミリス・メルンガイリス:
  小さな話、ウサギが道を横切った、朝方に、黄金色の葉
 クリスタプス・ペーテルソンス:
  エドゥアルツ・ヴェイデンバウムスの詩による歌
 エミリス・メルンガイリス:
  私に星がひとつ輝いた、太陽のない日のように、
  孤独(ピアノ曲集《ちょっとしたスケッチ》より)
 クリスタプス・ペーテルソンス:芝生
 エミリス・メルンガイリス:
  アヒルの呼び声、白樺と虹、
  ふたつの小さな手、アルプスの情熱
イェヴァ・パルシャ(メゾ・ソプラノ)
アンドレイス・オソキンス(ピアノ)

 ラトビアの作曲家エミリス・メルンガイリス(1874-1954)は、シェーンベルクと同じ年、ヴォーン・ウィリアムズの2年後の生まれ。民俗学者と合唱音楽の作曲家として知られ、ムソルグスキーの音楽をいち早く理解したひとりだったと言われます。
 メルンガイリスの曲作りは、ヴォーン・ウィリアムズと共通するところが多く、ムソルグスキーの姿も投影されていることも指摘されています。
 このアルバムは、彼の歌曲と彼よりずっと若い世代のラトビアの作曲家、クレメラータ・バルティカのコントラバス奏者でもあるクリスタプス・ペーテルソンス(b.1982)の作品を組み合わせて作られました。

 イェヴァ・パルシャは、合唱指揮と音楽教育のディプロマを取得、古典時代と20世紀の音楽を主なレパートリーに室内楽の歌手として活動しています。
 メルンガイリスは、彼女のもっともお気に入りの作曲家のひとりだと言います。共演のアンドレイス・オソキンスもラトビアの音楽家。コンサート・ピアニストとアンサンブル・プレーヤーとして活動しています。

  ※録音:2021年10月25日-28日、グレート・アンバー・コンサートホール(リエパーヤ、ラトビア)
 




URANIA RECORDS


LDV14097
¥2300
オラツィオ・アルバーニのリュート・ブック
 作曲者不詳:
  トッカータ、フォリア、コレンテ、ガリアルダ、
  鳥の歌、ファンタジア、Se mai amor[Villanella]、
  ヴォルタ、フランスの歌、バレット
 ロレンツィーノ・トラチェッティ(c.1550-1598):
  Preludium overo Tochata、ファンタジア、ガリアルダ
 ヴィンチェンツォ・ピンティ(1542-1608):
  Romanesca del Sig.r Cavaliere、ガリアルダ
 ※全曲世界初録音
アンドレア・ダミアーニ(リュート)

 イタリアはウルビーノにあるアルバーニ図書館が所蔵するオラツィオ・アルバーニ(1576-1653)のコレクションから、16世紀のローマで最も有名なルテニストであったロレンツィーノ・トラチェッティ、ヴィンチェンツォ・ピンティの作品と、作曲者が判明していない埋もれていた作品を組み合わせて収録した1枚。
 ローマ時代のポリフォニーの伝統とバロック音楽の様式が交わるわずかな瞬間をとらえています。全曲世界初録音。
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA919
¥2800→\2590
新世代古楽器演奏シーンの最前線をゆく
 ジュリアン・ショーヴァン(指揮)&ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
  モーツァルト:レクイエム(1804年パリ初演版)、
  パイジェッロ:ナポレオン戴冠式ミサ


  1-9. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   レクイエム ニ短調 K. 626 (未完/1804年パリ初演版)
    (ニコロ・ヨンメッリ[1714-1774]:
     レクイエムより入祭唱 を冒頭に挿入)

  10-24. ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):
   ナポレオン1世戴冠式のためのミサ曲
    (ニコラ・シャルル・ボクサ[1789-1856]:
     ハープのための前奏曲 を途中に挿入)
サンドリーヌ・ピオー
シャンタル・サントン・ジェフェリ(ソプラノ)
エレオノール・パンクラツィ(メゾソプラノ)
マティアス・ヴィダル(テノール)
トマ・ドリエ(バリトン)
ナミュール室内合唱団
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
 コンサートマスター: 古川沙織(ヴァイオリン)
 フレデリク・リヴォアル(オルガン)
 サンドリーヌ・シャトロン(ハープ)
ジュリアン・ショーヴァン(指揮)
NYCX-10382
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3520

 録音: 2022年2月 アルスナル、メス(フランス東部ロレーヌ地方)
 ※国内仕様盤、解説・歌詞日本語訳...白沢達生

 【ナポレオン治世下で絶賛された傑作の異版を、最前線の古楽器演奏で】

 ソリストとしても活躍してきたヴァイオリン奏者ジュリアン・ショーヴァンと共に、フランスの古楽器演奏シーンの最前線をゆくル・コンセール・ド・ラ・ロージュ。
 ALPHAで好評のうちにスタートしたモーツァルト後期作品シリーズ第3弾は『レクイエム』が演目の中心ですが、革命期前後のフランスにおける演奏習慣を常に意識している団体だけに、一般的なジュスマイヤー補筆版に手を加えた1804年パリ初演版という意外なヴァージョンで臨みます。

 1800年前後は歿後間もないモーツァルトの作品復権が進み、フランスでも『フィガロの結婚』や『魔笛』が上演され話題を呼んでいた頃で、その成功を受け1804年12月21日にケルビーニ指揮によるこのヴァージョンで披露された『レクイエム』も熱狂をもって迎えられました。
 パリでも人気のあった18世紀ナポリ楽派の巨匠ヨンメッリの同題作冒頭が最初に盛り込まれているほか、ジュスマイヤーの手による後半を中心に大胆なカットも加えられて演奏時間は30分あまり。
 しかしながら、バセットホルンの代わりにコーラングレ(イングリッシュホルン)が使われ、「喇叭は不思議な響きをTuba mirum」のトロンボーン独奏が冒頭は堂々たる金管のユニゾン、その後はバスーンに置き換えられるなど随所に聴きどころが秘められており、その魅力をショーヴァンの元に集まった古楽器の名手たちがコントラスト豊かに伝えます。

 カップリングは人気オペラ作曲家として欧州を席巻した後、ナポレオンに忠誠を誓い、充実したイタリア歌劇様式でこのフランス皇帝を魅了した大御所パイジェッロが、同年12月2日のナポレオン皇位着任を祝う式典のために書いたミサ曲。
 こちらも当時流の管楽器が聴かせる豊かな響きと相俟って聴き応え充分。「クレド」に挿入されたハープ独奏も美しさに満ちています。
 ピオー、サントン=ジェフェリ、ヴィダル...とフランス最前線の実力派が揃った申し分ない独唱陣の立ちまわりも聴き逃せません。

 



ジュリアン・ショーヴァン&ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
ALPHAモーツァルト後期作品シリーズ第1・2弾


 ALPHA776
\2800→\2590
古楽器合奏団コンセール・ド・ラ・ロージュ
モーツァルト:
 《フィガロの結婚》序曲、ヴァイオリン協奏曲 第3番、
  交響曲 第41番「ジュピター」

   ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
    1. 序曲 ~ 歌劇《フィガロの結婚》 K. 492 より
    2-4. ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K. 216
    5-8. 交響曲 第41番 ハ長調 K. 551「ジュピター」
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(ヴァイオリン、指揮)
 NYCX-10256
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音: 2021年2月12-14日、シャトレ座、パリ


 ALPHA875
\2800→\2590
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
 ジュリアン・ショーヴァン&ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番、交響曲第40

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1. 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 K. 527 序曲
  2-4. ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K. 488
  5-8. 交響曲 第40番 ト短調 K. 550 「十二音技法」
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
使用楽器:
 ウィーンのアントン・ヴァルター1790年頃製作
  モデルに基づくクリストフ・ケルン製作の再現楽器

ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(ヴァイオリン、指揮)
 NYCX-10342
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2021年9月 アルスナル、メス(フランス北東部ロレーヌ地方)

 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON


DIAP154
¥1700
モーツァルト:夜曲集
 ・セレナーデ KV525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
   録音:1960年
 ・セレナーデ KV286《ノットゥルノ》
   ロンドン交響楽団、ペーター・マーク(指揮)
   録音:1959年
 ・セレナーデ KV239《セレナータ・ノットゥルナ》
   フィルハーモニア管弦楽団、コリン・デイヴィス(指揮)
 ・6つのノットゥルノ KV346/439a、436、437、438、439、549
   クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、グンドゥラ・ハインツ(ソプラノ)、
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団木管グループ
   録音:1990年
 ・ラウラに寄せる夕べの想い KV523
   イルムガルト・ゼーフリート (ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   録音:1950年

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第154集!モーツァルトの夜曲集!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 シリーズの第154巻として登場するのは、セレナーデやノットゥルノを集めたモーツァルトの夜曲集!
 白血病のため48歳という若さで亡くなりつつも数々の名盤を生み出したマエストロ、フェレンツ・フリッチャイの《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》を始めとして、モーツァルトをそのキャリアの中でも得意中の得意としていたペーター・マークの《ノットゥルノ》を収録!
 またモーツァルトをレパートリーに持つ名ソプラノ、クリスティーネ・シェーファーに、往年のバリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの歌声まで収まった決定盤が登場です。
 




URANIA RECORDS



WS121408
(2CD)
【再発売】
特別価格
¥2500

ミルシテイン・プレイズ・ヴァイオリン・コンチェルト

ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
 ・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
   ピッツバーグ交響楽団、ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
   録音:1955年1月10日(モノラル)
 ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
   フィルハーモニア管弦楽団、アナトール・フィストゥラーリ(指揮)
   録音:1960年6月23日-24日(ステレオ)
 ・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
   フィルハーモニア管弦楽団、レオン・バージン(指揮)
   録音:1959年10月1日-3日(ステレオ)
 ・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
   ピッツバーグ交響楽団、ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
   録音:1959年4月6日(ステレオ)
 ・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
   フィルハーモニア管弦楽団、レオン・バージン(指揮)
   録音:1959年10月1日-3日(ステレオ)

 ミルシテインが絶頂期に録音した5つのヴァイオリン協奏曲!

 ☆伊ウラニア・レコーズの注目復刻音源シリーズ!
 ☆ミルシテインが弾く"5大ヴァイオリン協奏曲"とでも呼ぶべき名コンチェルト集!
 ☆2016年に発売からわずか数ヶ月で完売し廃盤となっていた貴重な復刻音源が待望の再発売!

 1998年にコモ湖近郊で創設され今年創立25周年を迎えたイタリアのインディペンデント・レーベル【ウラニア・レコーズ(Urania Records)】の歴史的音源の復刻シリーズ(WS規格)より、名ヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテインの協奏曲集が登場!

 ウクライナ(当時はロシア)・オデッサ出身のユダヤ系であるナタン・ミルシテインは、ハイフェッツなどと並び20世紀を代表するヴァイオリニストの一人として数多くの名録音を後世に遺してくれました。
 ここに収録されるのは一部ではミルシテインの絶頂期ともいわれている1950年代後半から60年にかけてEMIなどにレコーディングした協奏曲集。
 これは2016年にも一度当レーベルから復刻されたもののわずか数ヶ月で完売し廃盤となっていましたので、パッケージングも新たにした今回の再発売は待望のニュースと言えるでしょう。
 ミルシテインの美音に酔いしれる"5大ヴァイオリン協奏曲"とでも呼ぶべき珠玉の名曲集を、ウラニア・レコーズの高品質な復刻で余すところなくお楽しみください。

 ※録音:1955年~1960年/STEREO/MONAURAL(ベートーヴェンのみ)/ADD
 



<国内盤> 


MIRARE(国内仕様盤)

KKC 6673/4
(2CD)
【国内仕様盤再発売】
¥3600
ショパン:24の前奏曲、他 / ユリアンナ・アヴデーエワ
 CD1
  フランツ・シューベルト(1797-1828)
   1-3. 3つのピアノ小品 D.946
  セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)
   4-6. ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83「戦争」
 CD2
  フレデリック・ショパン(1810-1849)
   24の前奏曲 作品28
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)

 2010年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワ、2023年来日公演を記念してMIRAREデビューCD国内仕様盤再発売

 録音:2014年2月10-13日レ・ヴィンチ、コンベンションセンター、ピエール・ド・ロンサール・オーディトリウム/[MIRARE]MIR.252、輸入盤・日本語帯・解説付

 2010年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワ。彼女はアルゲリッチ以来の女性ピアニストの優勝者として一躍注目され、その後世界各地で行われたリサイタルは、卓越したテクニックと完成された音楽性で絶賛されています。

 本アルバムは、シューベルト、プロコフィエフ、ショパンという内容。ショパン国際コンクールの覇者であるユリアンナ・アヴデーエワならば、オール・ショパンではないのかと思いきや、彼女のレパートリーはJ.S. バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、20世紀の作曲家と幅広く、型にはまらない多面性を持った次世代のアーティストであります。
 さらにこの選曲は自身で行ったということです。ショパンについては、コンクール同様「ナショナル・エディション」を使用。鮮やかで明快なショパン像を描き出しています。

 ◆レコード芸術 2014年12月号 特選盤
 ※再発売国内仕様盤。旧品番KKC-5400は廃盤となります。
 



<LP>


ONYX(LP)


ONYXSET4226
(2LP)
¥6700
ブラームス・アナログ
 ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
  チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
  4つの厳粛な歌(チェロとピアノ版)

レオナルト・エルシェンブロイヒ(チェロ)
アレクセイ・グリニュク(ピアノ)


 エルシェンブロイヒのブラームス!アナログ盤ヴァージョン登場!

 ☆ドイツ・チェロ界のライジング・スター、レオナルト・エルシェンブロイヒ!
 ☆アナログ技術を用い、1950年代後半から1960年代のサウンドを再現したこだわりのブラームス・アルバム!

 レオナルト・エルシェンブロイヒは1985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクールとケルン音楽アカデミーで学び、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト、ドイツ公共ラジオ放送局とブレーメン・フィルハーモニック協会のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれてきたエリート・チェリストです。

 英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」&「クリティクス・チョイス」、英BBCミュージック・マガジンの「チェンバー・チョイス」にそれそれ選ばれるなど大成功を収めたベートーヴェン録音(ONYX4196)から約3年半ぶりのリリースとなるブラームス!
 ベートーヴェン同様今作のブラームスでもレコーディングに非常にこだわりを見せておりアナログ盤(LP)ヴァージョンもリリースとなりました(CDはONYX4226)。
 イギリスの有名なアビー・ロード・スタジオにおいて、テープ・レコーダー、ビンテージ・マイク、長回しなどのアナログ・レコーディングの技術を使って録音。
 1950年代後半から1960年代に録音されたサウンドを目標とし、ブラームスのソナタのために特定のサウンドを捉えたいとこだわり抜いた結果、まるでミュージシャンが実際にリスナーと同じ部屋にいるかのような、素晴しく親密で、暖かく、尚且つ鮮明なサウンドが実現しました。
 非臨床的で表面的に明るい印象のデジタル・サウンドではなく、LPの黄金時代の最高のサウンドが完璧にとらえられたとされる録音にご期待ください。
 オーディオ・ファンも要注目のブラームス・アルバムです!



















1/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ACCENTUS MUSIC

ACC 80575CD
(10CD)
¥12000→\9990

ACCENTUS MUSIC から新装再発売
 ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
  ブルックナー:交響曲全集(第1~9番)


 CD1(49'53)
  交響曲第1番 ハ短調 WAB 101[1865/66年リンツ稿,1955 年ノヴァーク版]
    録音:2011年6月
 CD2(62'03)
  交響曲第2番 ハ短調 WAB 102 [1872年稿,キャラガン校訂版]
    録音:2012年3月
 CD3(63'07)
  交響曲第3番 ニ短調 WAB 103 [1873年第1稿,1977 年ノヴァーク版]
    録音:2010年9月
 CD4(67'05)
  交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』 WAB 104
   [1878/80年,1953年ハース版]
     録音:2010年10月
 CD5(74'51)
  交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105[1875/77年,ノヴァーク版]
    録音:2010年5月
 CD6(58'38)
  交響曲第6番 イ長調 WAB 106[1879/81 年,ハース版]
    録音:2008年9月
 CD7(68'52)
  交響曲第7番 ホ長調 WAB 107[1881/83年,ハース版]
    録音:2006年11月
 CD8(30'56)&CD9(52'14)
  交響曲第8番 ハ短調 WAB 108[1890年,ハース版]
    録音:2005年7月
 CD10(59'20)
  交響曲第9番 ニ短調 WAB 109 (1887/96年,コールス校訂版2000年)
    録音:2011年11月
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
KKC 6651/60
(10CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥12500

 ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管によるブルックナーの交響曲全集がACCENTUS MUSIC より10枚組CDボックスとなって再登場!

 録音:2005年~2012年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
 レコーディング・プロデューサー:マティアス・ベルンハルト
 レコーディング・エンジニア:イヴリン・リューレマン
 レコーディング・マスタリング:ヴィリュス・ケラス
 プロデュース:ポール・スマチュニュイ

 ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管によるブルックナーの交響曲全集がACCENTUS MUSIC より新装丁となって発売します。
 2005年~2012年にかけて録音された両者のブルックナー交響曲全集は、以前Querstand レーベルより発売されていましたが、ライセンス切れのためしばらく市場に流通しておりませんでしたが、この度2024年のブルックナー・イヤー目前にACCENTUS MUSIC より待望の再発売がなされました。

 ブロムシュテットのブルックナー録音といえば、かつてシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して第4番(1981/DENON) と第7番(1980/DENON) を録音。
 その後サンフランシスコ響と録音した第6番(1990/DECCA)、第4番(1993/DECCA)、そしてゲヴァントハウス管と録音した第9番(1995/DECCA) は、現在でも根強い人気がある名盤です。
 さらには、バイエルン放響との第9番(2009)、ベルリン・フィルとの第3番(2017)があり、それらは近年のブロムシュテットの好調ぶりを伝える見事なもので、ブロムシュテットのブルックナー観が色濃く投影された緻密な演奏を聴かせています。

 そしてゲヴァントハウス管とともに7年を経て完成させた本セット。1998年、クルト・マズアの後任として音楽監督に就任したブロムシュテット。
 2005年の任期満了までその厳しいトレーニングで機能性と音色にさらに磨きをかけ、引き締まった力強いサウンドに鍛えなおしたブロムシュテット。
 7 年間に渡って、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシェフとして、絶大な信頼を獲得し、現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立っています。

 ブルックナー自身が「小生意気な娘」と呼んでいたとも言われている第1番。同曲の録音は本盤が唯一のブロムシュテット。
 初期の作品でありながらも、その響きはブルックナー独自の語法が見え隠れし、後年の大成を予見させる作品と言えます。
 
 第2番にも初期作品ながら、すでにブルックナーの個性は横溢しています。ブロムシュテットの指揮は細部まで表情豊かであり聴きものです。
 
 ワーグナーに献呈されたことから「ワーグナー交響曲」の愛称をもつ第3番。しかし1874 年にウィーン・フィルから初演を拒否されたことから最初の校訂作業が行われ第3稿まで存在します。
 ブロムシュテットは、20世紀中頃から見直されるようになった1873年初稿版を取り上げています。

 ブルックナーの交響曲の中でもっとも演奏される第4番。冒頭のホルンをはじめ、美しい旋律に溢れています。ブロムシュテットも同曲は2度録音している手中にある作品です。
 
 そして第5番は、ブルックナーの生涯の中で困難な時期を象徴する楽曲です。
 作曲家としての実力を示す精緻な対位法とブルックナー自身の深い信仰心をあらわす神聖なコラールという構成で、ブロムシュテットのより構築的な魅力が示された演奏です。
 
 第6番は、第2、3 楽章のみが先に公開演奏されました。しかし部分初演の成功があったのにもかかわらず、全曲初演されたのはブルックナーの死後でした。
 一方、1884 年12 月にライプツィヒで初演されたこの第7 番。初演は大成功をおさめ、この成功がブルックナーにさらなる作曲家として名声をもたらすこととなります。
 美しい旋律と色彩豊かなオーケストレーションにより、現代でも演奏機会の多い作品です。オケから自然な響きを引き出し、この上ない美しさを感じる演奏です。
 
 第8番は、ブルックナーが完成させた最後の交響曲であり、最高傑作と評価の高い交響曲。曲の長さ、多彩な展開、圧倒的なクライマックスとあらゆる意味でこれまでの作品を上回っています。
 ブルックナーの強烈な個性が作品に溢れんばかりのエネルギーを与え、またブロムシュテットの底知れない溌剌としたエネルギーを感じる演奏です。

 そして最後未完の大作、第9 番。終楽章が未完のまま1896 年に作曲者は亡くなっています。本盤ではブロムシュテットは、ベンヤミン=グンナー・コールス校訂による原典版を用いています。

 
 



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APARTE



AP 269
(2CD)
¥4900→\4490
クリストフ・ルセ(指揮)&レ・タラン・リリク
リュリ最後のオペラ『アシとガラテー』

 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
  『アシとガラテー(アシスとガラテア)』 LWV 73
   プロローグと3つの幕から成る英雄的パストラル
    台本:ジャン・ガルベール・ド・カンピストロン
    初演:1686年9月6日、アネ城(フランス)
[プロローグ]
アンブロワジーヌ・ブレ:ディアーヌ
ベネディクト・トーラン:ラバンダンス(豊かさ)
ロベール・ゲッチェル:コモス
シリル・オヴィティ:アポロン
デボラ・カシェ:森の妖精
フィリップ・エステフ:森の精霊
[ パストラル]
シリル・オヴィティ:アシ(アシス)
アンブロワジーヌ・ブレ:ガラテー
エドウィン・クロスリー=メルセル:ポリフェーム
デボラ・カシェ:アマント、ナイアス
ベネディト・トーラン:シッラ、ナイアス
ロベール・ゲッチェル:テレーム
エンゲラン・ド・イス:ティルシス、ジュノンの従者
フィリップ・エステフ:ネプチューン

クリストフ・ルセ(指揮)
レ・タラン・リリク
ナミュール室内合唱団

 リュリ最後のオペラ『アシとガラテー』、ルセとレ・タラン・リリク、そして最前線で活躍する歌唱陣たちによる久々の全曲盤にして超強力盤の登場!

 録音:2021年7月16-18日、ジャン=バティスト・リュリ音楽院、プトー(フランス)/[CD1] 51'、[CD2] 60'

 リュリ最後のオペラ「アシスとガラテー」。
 リュリとしては13年ぶりのパストラル(悲劇でない)作品で、初演当時から賛否両論を巻き起こしながらも何度も上演が重ねられた傑作です。
 30年ほど前にミンコフスキが全曲録音して以来、久々の全曲録音の登場となりました。
 演奏陣は、フランス・バロックの要、クリストフ・ルセ率いるレ・タランリリク、そして歌唱陣も今最前線で活躍する歌手が顔をそろえた超強力盤。
 海の妖精ガラテアと羊飼いアシスとの恋、そして嫉妬深い、ポリフェームの暴力を描いたドラマティックな物語にリュリがつけた音楽は、どの瞬間を切り取っても美しく心揺さぶられる瞬間の連続。
 美しい旋律、器楽作品の繊細さなど、作品の魅力をルセがこれ以上ないかたちで引き出しています。

 『アシとガラテー』は、アネ城での祝祭のために書かれました。悲劇の形式をとっていないのもそのためで、リュリとしては13年ぶりの、悲劇のスタイルから離れたかたちの作品となります。
 物語は、海の妖精ガラテアと羊飼いアシスとの恋が、嫉妬深いポリフェームの暴力に脅かされながらも実っていく様子が描かれています。
 台本は、長年タッグを組んでいたキノーが健康上の理由で仕事ができなかったため、コメディ=フランセーズで大変な評判を呼んでいたジャン・ガルベール・ド・カンピストロンが担当しました。
 アネ城で城の構造をうまく使いながら行われた初演は大成功で、13日までにほぼ毎晩行われました。

 =あらすじ=
 《プロローグ》
 アネ城に集まったディアーヌや豊かさの神ラバンダンス、祝祭の神コモスらが、アネ城をたたえ、これから始まる物語を予告する。

 《パストラル》
 第1幕
 舞台はシチリア島。羊飼いのアシスは美しい海の精ガラテアに恋をしている。羊飼いたちが美しい歌をうたっていると、嫉妬深い巨人ポリフェームが突如海から現れ、羊飼いたちは逃げる。ガラテアが一人いるのを見つけたポリフェームは彼女に言いより、ガラテアはポリフェームを怒らせると面倒が起きることを知っていたのでポリフェームに従うそぶりを見せる。

 第2幕
 アシスはガラテアがポリフェームに気を使っていることを咎めるが、ガラテアはアシスの思いを受け入れ、アシスと神殿で結婚することを承諾する。そこに再びポリフェームが登場すると、ガラテアは彼を怒らせないために、もし自分を手にいれたかったら父であるネレウスの承諾を得なければならないという。そしてふたりはネレウスのもとに向かう。
 
 第3幕
 神殿では既に、アシスとガラテアの結婚式の準備が進められていた。だまされていたと気づいたポリフェームは怒りをあらわにし、アシスを岩で殺害する。ガラテアはアシスの亡骸を見て絶望し、ネプチューンに助けを求める。ネプチューンのおかげでアシスは川に生まれ変わり、ガラテアと結ばれることとなる。


 
 



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PENTATONE



PTC 5187062
¥2600→\2390
メニューイン国際コンクール(ジュニア部門)弱冠11歳で優勝
クロエ・チュアCDデビュー、ヴィヴァルディとロカテッリ!

 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8より
   (1)ヴァイオリン協奏曲第番 ホ長調 Op.8-1 RV 269「春」
   (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.8-2 RV 315「夏」
   (3)ヴァイオリン協奏曲第3番 ヘ長調 Op.8-3 RV 293「秋」
   (4)ヴァイオリン協奏曲第4番 ヘ短調 Op.8-4 RV 297「冬」
 ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):
  独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための『ヴァイオリンの技法』Op.3より
   (5)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12「和声の迷宮」
クロエ・チュア
 (ヴァイオリン/
  グァダニーニ製作)
シンガポール交響楽団
チャン・ユーン・ハン
 (コンサートマスター)

 メニューイン国際コンクール(ジュニア部門)を弱冠11歳で優勝した逸材!
 2007年生まれの天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア。
 PENTATONEレーベルから堂々のCDデビューはヴィヴァルディとロカテッリ!!
 完全無欠のテクニックと情感豊かな表現に脱帽!!

 録音:2022年4月23&24日/エスパラネード・ホール(シンガポール)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ハンス・ソーレンソン(Singapore Symphony Group)&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
 DDD、ディジパック仕様、62'11、輸入盤・日本語帯付

 2007年生まれのシンガポールの天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア(蔡珂宜)がオランダ名門レーベル「PENTATONE」から堂々のCD デビュー!
 収録作品はヴィヴァルディの『四季』とロカテッリの『ヴァイオリンの技法』からヴァイオリン協奏曲 ニ長調「和声の迷宮」で、シンガポール交響楽団のアーティスト・イン・レジデンスとして共演したレコーディング・デビューになります。

 2018年、ユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門で優勝したクロエ。11歳での優勝は世界的に話題となりinstagram などのSNS で彼女の演奏動画が拡散されました。
 『四季』の「冬」は同コンクールのガラ・コンサートでも弾いたクロエにとって思い出深い作品。
 ステージを離れたらあどけなさが残るチャーミングなクロエですが、舞台では10半ばとは思えないほどの堂々たる演奏を披露。『四季』をひとつの物語として息を呑むようなテクニックと抜群の集中力で奏でております。

 1733年に出版されたピエトロ・ロカテッリの代表作、独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための『ヴァイオリンの技法』。
 美しい旋律と独奏ヴァイオリンの華麗な技巧が最大の魅力の作品集ですが、クロエはヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12「和声の迷宮」を演奏しており、ヴァイオリンの技巧を余すところなく堪能できる名演を聴かせてくれます。
 今後、日本でもブレイク間違いなしの注目ヴァイオリニストです!

 
 



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AVIE

 
AV2569
¥2600→\2390
名手サラ・ベス・ブリッグス(ピアノ)
 変奏曲集


 モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573
 ベートーヴェン:
  「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」 による7つの変奏曲 WoO.78、
  創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34
 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54 MWV U 156
 ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
サラ・ベス・ブリッグス(ピアノ)

 サラ・ベス・ブリッグス Avie第3弾!古典派~ロマン派の名変奏曲集!

 世界初録音となったハンス・ガルのピアノ協奏曲(AV2358)で英グラモフォン誌「クリティクス・チョイス」に選ばれ、ハンス・ガルのピアノ三重奏曲集(AV2390)は英MusicWeb Internationalで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれるなど、ハンス・ガルの一連の録音でその名と実力を知らしめたイギリスのピアニスト、サラ・ベス・ブリッグス。
 11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーのファイナリストとマイラ・ヘス・アウォードに最年少で選ばれたサラ・ベス・ブリッグスは、4年後のザルツブルク国際モーツァルト・コンクールで共同優勝者となり国際的に活躍。
 英国の主要ホールでリサイタルを行い、ドイツ、スイス、フランス、イタリア、アメリカでリサイタルと協奏曲を披露。ヨーク大学で長年鍵盤楽器を教え、スイスとアメリカでも教鞭を執っています。

 Avieからリリースされるソロ・レコーディング第3弾は、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスと古典派~ロマン派の偉大な「変奏曲」の系譜を明確に表すプログラム。
 ベートーヴェンが「イギリス人が『God Save the King(神よ、国王を守り給え)』という宝物を持っていることを示したい」と日記に書いたというイギリス国歌にちなんだ変奏曲は、2022年にエリザベス2世が逝去するまさに1ヵ月前に録音され、2023年5月の国王チャールズ3世の戴冠式に向けてリリースされます。

 ※録音:2022年8月、ワイアストン・レイズ(イギリス)


サラ・ベス・ブリッグス(ピアノ)
前作「オーストリアン・コネクション」



 AV 2418
\2600

オーストリアン・コネクション
 ハイドン:
  「神よ、皇帝フランツを守り給え」による変奏曲、
  ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI/50
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
 シューベルト:ピアノ・ソナタ イ長調 D.664
 ハンス・ガル:3つの前奏曲 Op.65

サラ・ベス・ブリッグス(ピアノ)

 ハイドンからハンス・ガルまで

 ☆ハンス・ガルのスペシャリスト、サラ・ベス・ブリッグスが弾くオーストリアン・アルバム!

 世界初録音となったハンス・ガルのピアノ協奏曲(AV 2358)で英グラモフォン誌「クリティクス・チョイス」に選ばれ、ハンス・ガルのピアノ三重奏曲集(AV 2390)は英MusicWeb Internationalで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれるなど、ハンス・ガルの一連の録音でその名と実力を知らしめたイギリスのピアニスト、サラ・ベス・ブリッグス。
 11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーのファイナリストとマイラ・ヘス・アウォードに最年少で選ばれたサラ・ベス・ブリッグスは、4年後のザルツブルク国際モーツァルト・コンクールで共同優勝者となり国際的に活躍。英国の主要ホールでリサイタルを行い、ドイツ、スイス、フランス、イタリア、アメリカでリサイタルと協奏曲を披露。ヨーク大学で長年鍵盤楽器を教え、スイスとアメリカでも教鞭を執っています。

 ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いた20世紀オーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890?1987)。
 これまで、ピアノ独奏作品、室内楽、協奏曲、交響曲全集など精力的なリリースを行ってきたAvie Recordsからの新たなハンス・ガル・アルバムは、偉大な先人であるオーストリアの大作曲家、ハイドン、モーツァルト、シューベルトのピアノ作品とハンス・ガルの魅惑的な3つのプレリュードを組み合わせています。

 ※録音:2020年1月7日?9日、クロスワーカーズ・センテナリー・コンサート・ホール(リーズ、イギリス)

 

 
 

AV2595
¥2600
メメント ~ ウォロソフ:ピアノ独奏作品集
 シエンプレ/モーニング・ソング/
 ヘンリー・パーセルのグラウンドによる即興曲/
 アフター・ザ・レイン/メメント/
 レター・トゥ・ア・フレンド/
 シティ・ライツ/ザ・ロータス・イーターズ/
 ディドーのブルース/ナイト・ペインティングス
ブルース・ウォロソフ(ピアノ)

 ジャズ、ロック、ブルース、クラシック音楽の世界で多彩な経験を積み上げてきたピアニスト兼作曲家、ブルース・ウォロソフ。
 「音楽の錬金術師」と呼ばれる彼の新たなソロ・アルバム「Memento(思い出の品)」は、ウォロソフのパフォーマンスと作曲の進化を、彼自身に忠実なジャンルに融合させています。
 ジャズ、ブルース・スタイルのオリジナルからニューエイジ、ライトクラシック、ミニマル風の作品、パーセルをテーマにしたインプロヴィゼーションなど、抒情的なメロディーが映える興味深いナンバーばかり。アコースティック・コンテンポラリー・ピアノのファンは要チェックです。

 ※録音:2022年3月&5月、ニューヨーク
 
 

AV2592
¥2600
ディス・アイランド
 ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):
  この島、雨の中で、海の砂に空を描く
 エリザベート・クレース(fl.1922-23):4つのメロディー(世界初録音)
 イレーヌ・フエリソン(1875-1931):
  歌曲集「明るい時間, 昼の時間, 夜の時間」 Op.50(世界初録音)
 ナディア・ブーランジェ(1887-1979)&ラウール・プーニョ(1852-1914):
  歌曲集「明るい時間」より〔第1曲、第3曲、第4曲、第6曲〕
 マリオン・バウアー(1882-1955):4つの詩 Op.16(世界初録音)
スーザン・ナルッキ(ソプラノ)
ドナルド・バーマン(ピアノ)

 スーザン・ナルッキはカリフォルニア大学サン・ディエゴ校の音楽教授を務め、2000年にグラミー賞を受賞したジョージ・クラムのアルバム「スター・チャイルド」に参加。
 他、2度のグラミー賞ノミネートを含む多くの賞を受賞し、オペラ、コンサート、レコーディングの舞台で100以上の世界初演を果たすなど、現代音楽のスペシャリストとして知られるアメリカの名ソプラノです。
 クルターグの作品を歌った前作「The Edge of Silence」(AV2408)も、2019年のグラミー賞(Best Classical Solo Vocal Album)にノミネートし、ニューヨーク・タイムズの「Recordings of the Year 2019」に選ばれるなど極めて高い評価を得ています。

 現代音楽の素晴らしき挑戦と発掘を続けるスーザン・ナルッキが新たに歌うのは、20世紀前半の女性作曲家たちによる作品集。
 ナディア・ブーランジェとパリ音楽院の教師ラウール・プーニョの共作から、ベルギーのイレーヌ・フエリソン、オランダのヘンリエッテ・ボスマンス、パリに留学しブーランジェやプーニョと出会ったアメリカの作曲家・教育者マリオン・バウアー、そして謎のフランス人作曲家エリザベート・クレースまで、お馴染みの作曲家とほとんど知られていない作曲家の作品を見事に組み合わせています。

 ※録音:2022年5月&6月、カリフォルニア大学サン・ディエゴ校(アメリカ)
 
 


AV2589
¥2600
20世紀のアフリカ系アメリカ人女性作曲家
マーガレット・ボンズ:クレド

 マーガレット・ボンズ(1913-1972):
  クレド(W・E・B・デュボイスの詩による)
  シモン・ボア・ザ・クロス(ラングストン・ヒューズの詩による)
マルコム・J・メリウェザー(指揮)
デソフ合唱団&管弦楽団
ジャニーナ・バーネット(ソプラノ独唱)
ダショーン・バートン(バス・バリトン独唱)

 20世紀のアフリカ系アメリカ人女性作曲家、マーガレット・ボンズ(1913-1972)の作品を取り上げる貴重なプロジェクト第2弾。
 クリスマス・オラトリオ「The Ballad of the Brown King」を収録した第1弾(AV2413)に続き、彼女の代表的合唱作品2曲の世界初録音が黒人歴史月間(アメリカでは毎年2月)に合わせてリリースされます。
 ニューヨークを拠点とするデソフ合唱団(The Dessoff Choirs)は、「The Ballad of the Brown King」の世界初演を成功させ、マーガレット・ボンズの音楽の復興に貢献しました。
 今回はボンズの晩年10年間に書かれ、作曲家の存命中には全曲演奏されることのなかった大規模な宗教的合唱作品を再生させ、マーガレット・ボンズの美しくスピリチュアルな音楽、今日の音楽愛好家にとって痛切で力強いメッセージを届けます。

 ※録音:2022年4月&5月、ニューヨーク

 「『クレド』は、彼女の才能、感受性、オーケストレーションの熟練度、そして黒人霊歌への関心を証明した」(ロサンゼルス・タイムズ紙)
 
 

AV2582
¥2600
フォゴットン・ヴォイシズ ~ 声と弦楽のための歌曲集
 スティーヴ・サンドバーグ:サンキュー
 ジェフリー・スコット:父のために
 エロリン・ウォーレン:マイ・ソウル
 ジョン・グリア:Save It in My Jewelry Box
 エレン・ターフィ・ツウィリッヒ:
  ミュージック・キッチン・インタープレイ
 コートニー・ブライアン:ユー・メイド・マイ・デイ
 ケリー・ホール=トンプキンズ:グレッチェンの糸
 ジェイムズ・リー3世:フロム・マイ・ハート
 ケヴィン・プッツ:バッド・アス
 カマラ・サンカラム:ホーキング・イン
 ゲイブリエル・カハネ:オール・イズ・クワイエット
 カルロス・サイモン:ア・ワンダフル・ヒアリング
 アンヘリカ・ネグロン:ズィーズ・ストリングス
 ベアタ・ムーン:アット・ピース
 ポール・モラヴェク:
  ミュージック・イズ・ラヴ、
  ミュージック・イズ・ラヴ(トゥッティ・リプライズ)
ケリー・ホール=トンプキンズ(ヴァイオリン)
アリソン・チャーニー(ソプラノ)
エイドリアン・ダンリッチ(ソプラノ)
ジェシー・ブルムバーグ(バリトン)
マーク・ライジンガー(バス)
リン・リン・ファン(ヴァイオリン)
アンドルー・ゴンザレス(ヴィオラ)
ピーター・ザイデンバーグ(チェロ)
アレクシス・ガーラック(チェロ)
ジョン=ポール・ノーポス(コントラバス)

 2005年に設立された、ホームレス・シェルターで一流のクラシック音楽コンサートを開催する先進的な団体「Music Kitchen - Food for the Soul」が、これまでの3万人へのサービス提供、100回のコンサート開催、第15シーズンを迎えることを記念し、カーネギー・ホールの支援を得て委嘱した特別なプロジェクト「Forgotten Voices」。
 新進気鋭の15人の作曲家が、ホームレス・シェルター利用者の深いインスピレーションと喚起的で痛烈なテキストを用いて作曲した声楽と弦楽のためのソング・サイクルで、2019年1月から毎月1曲がシェルターで初演され、全曲の世界初演は2022年3月31日にカーネギー・ホールで行われました。

 ※録音:2021年9月23日-25日、ニューヨーク
 




GENUIN



GEN 23821
(3CD 2枚価格)
¥4300
「鏡の中のバッハ」
 バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲BWV.1007-1012
 ゲルハルト・ゲムケ(b.1962):クーラント・ド・フェリクス
 ポール・グラス(b.1934):鏡の中のバッハ
 カール・テオドール・ヒュッテロット(b.1926):
  鏡の中のバッハへの舞曲
 ガオ・チュンフゥ(髙醇和,b.1959):ゲンギスバッハ
 ブロッホ(1880-1959):チェロのための組曲第1番
 ジェレミオー・ロレール(b.1973):呪文
フェリックス・フォーゲルザンク(チェロ)

 ドイツのチェロ奏者、フェリックス・フォーゲルザンクによるバッハの無伴奏チェロ組曲全集+α

 録音:2018年4月30日,2020年5月16日,7月6-7日,10月2日、RSIステリオ・モロ・オーディトリウム、ルガーノ、スイス 170'06

 ドイツのチェロ奏者、フェリックス・フォーゲルザンクによるバッハの無伴奏チェロ組曲全集。
 近年、バッハの無伴奏チェロ組曲の全曲をCDにするにあたって、間に様々な曲を挟み込むことがよくあるが、このCDでも各組曲の後に、ゲルハルト・ゲムケ(1962-)、ポール・グラス(1934-)、カール・テオドール・ヒュッテロット(1926-)、ガオ・チュンフゥ 髙醇和(1959-)、エルネスト・ブロッホ(1880-1959)、指揮者ジェレミー・ロレール(1973-)の作品が収録されている。
 バッハからインスピレーションを受けた曲もあり、曲間の気分転換になっている。
 フェリックス・フォーゲルザンクは1975年生まれの中堅チェロ奏者。
 現在はスイス・イタリア語地域管弦楽団の副首席チェロ奏者を務めている。いかにもドイツ的なゴッチリした、石積みのバッハという感じだ。無伴奏チェロ組曲では案外こうした演奏は少ないのではないだろうか。
 
 
GEN 23808
¥2400
「それでもなお」~ベルク&ホイツケ歌曲集+朗読集
 (1)ヒルデ・ドミン:詩を書き付けるための3つの方法(朗読)
 (2)ベルク:7つの初期の歌曲
 (3)ヒルデ・ドミン:言語学、ここ(朗読)
 (4)シュテファン・ホイツケ(b.1959):
  「それでもなお」~女声のための7つの歌曲 Op.94
 (5)ヒルデ・ドミン:アベルよ立ち上がれ(朗読)
(2)(4)
 アンネ・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)
マヌエル・ランゲ(ピアノ)
(1)(3)(5)
 ヴォルフ=ディートリヒ・ランムラー(語り)

 録音:2022年2月2-5日 ドイツ フランクフルト・アム・マイン、49'51

 R.シュトラウスを得意とするドイツのソプラノ、アンネ・シュヴァネヴィルムスがベルクの7つの初期の歌曲などを歌っている。
 ベルクがまだ後期ロマン派的作風だった頃の歌曲はシュヴァネヴィルムスの憂いの濃い歌声とピタリ。シュテファン・ホイツケは1959年生まれの、今日ドイツで最も精力的に活動する作曲家の一人。
 「それでもなお」は2018年の作で、シュヴァネヴィルムスのために書かれた。ヒルデ・ドミン(1912-2006)はドイツの詩人。ここでは詩の朗読が録音されている。
 
 
GEN 23811
¥2400
ドイツ後期ロマン派歌曲集
 (1)アルマ・マーラー:静かな町/森の孤独/激情/賛歌
 (2)コルンゴルト:「不滅であること」Op.27
  (不滅であること/急流の小川/眠る子/
   死より強く/不滅であること)
 (3)R.シュトラウス:
  希望と失望 Op.19-5/もしも Op.31-2/
  静かな散歩 Op.31-4/解き放たれて Op.39-4
 (4)R.シュトラウス:
  夜の散歩 Op.29-3/忍耐 Op.10-5/
  美しく、しかし冷たい空の星よ Op.19-3/
  私の心は沈黙し冷える Op.19-6
 (5)ツェムリンスキー:6つの歌曲 Op.13
  (三姉妹/目隠しされた少女たち/乙女の歌/
   彼女の恋人が去った時/彼がいつの日か帰ってきたら/
   彼女は城へと向かった)
(1)ジュリア・ムーアマン(ソプラノ)
(2)アメリー・ペトリヒ(ソプラノ)
(3)ミヒャエル・ポーター(テノール)
(4)マルセル・ブルンナー(バスバリトン)
(5)ノラ・シュトイアーヴァルト(メッゾソプラノ)
(1)-(5)フリーデリケ・ジーバー(ピアノ)

 録音:2022年2月2-5日 ドイツ フランクフルト・アム・マイン、61'35

 アルマ・マーラー(1879-1964)、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957)、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)、アレクザンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942)という後期ロマン派を汲む作曲家の歌曲を、5人の若い歌手が歌い分けたCD。
 歌手一人一人を紹介したいところだが、いずれもドイツ各地の歌劇場で活躍している優秀な人たちである(ジュリア・ムーアマンのみ米国人)。
 中でも、フリッツ・ヴンダーリヒを思わせる甘い美声と泣きが魅力的なテノール、ミヒャエル・ポーターは今後が期待できそうだ。
 フリーデリケ・ジーバーはドイツ・リートのピアニストとして知られている。
 
 

GEN 23813
¥2400
チェン・ユシンのおそらくデビューCD、
 リスト/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ

  リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
チェン・ユシン(ピアノ)

 録音:2021年3月14-16日 ドイツ ベルリン 53'31

 チェン・ユシン Yuxing Chen のおそらくデビューCD。1992年、中国生まれ。
 2010年にドイツに移り、ハンブルク音楽演劇大学で学び、さらにロストック音楽演劇大学でマティアス・キルシュナーに学ぶ。
 リストの難曲ソナタを聞けば、彼の切れ味の良い技術と透明かつきらめきを持った音色、そして知的な構築を持った表現力に圧倒されるだろう。
 辛口のリストが好きならおそらく気に入るだろう。ベートーヴェンのワルトシュタイン・ソナタでも音の明快さと余裕を感じさせる音楽の大きな把握に引き込まれる。
 ピアノ好きは彼の名前を覚えておくべきだし、ぜひこの録音を聞いてほしい。
 
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GEN 23814
¥2400→\2190
アレクセイ・レベデフ(ピアノ)
「ショパン:初期作品集」

 ロンド ハ短調 Op.1
 モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の
  「手を取り合って」の主題による変奏曲 変ロ長調 Op.2
 ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.4
 マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5
 4つのマズルカ Op.6
  マズルカ 嬰ヘ短調 Op.6-1/マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2
  マズルカ ホ長調 Op.6-3/マズルカ 変ホ短調 Op.6-4
アレクセイ・レベデフ(ピアノ)

 録音:2022年1月4-6日 ドイツ ライプツィヒ 71'26

 ロシア出身でドイツで活躍するヴィルトゥオーソ・ピアニスト、アレクセイ・レベデフのGENUINへの2枚目のCDは、ショパンの若き日の作品集。
 アレクセイ・レベデフは1980年、ロシアのサンクト・ペテルブルクの生まれ。14歳の時にはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏したという。サンクト・ペテルブルク音楽院在学中には様々なコンクールで受賞。
 修了後はドイツに移り、ハノーファー音楽演劇大学で学ぶ。2009年のイタリア、ボルツァーノでのフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで第2位。
 ショパンの初期作品は技巧的華やかさが勝ると言われがちだが、たとえば初期の傑作であるマズルカ風ロンドはレベデフの手に掛かると意欲的な新鮮さと詩的な味わいの両立した印象深い曲に聞こえる。
 レベデフがあえてショパンの初期作のみを集めたCDを作ったか、聞き終えるころには大いに納得してしまうだろう。
 



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PROMINENT CLASSICS



2506-5611
¥2600→\2390
アナスタシア&リウボフの4手ピアノによる
 ショスタコーヴィチ:交響曲全集第1弾!

  ショスタコーヴィチ(1906-75):
   (1)交響曲第1番ヘ短調Op.10
    (アトヴミャーン (1901-73)編 4手ピアノ版)
   (2)交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」
    (スラヴィンスキー (1898-1978)編 4手ピアノ版)
ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ
 (4手ピアノ)
  【アナスタシア・グロモグラソヴァ、
   リウボフ・グロモグラソヴァ】

 大好評ピアノデュオ、アナスタシア&リウボフの4手ピアノによるショスタコーヴィチ:交響曲全集第1弾!第1番、第5番「革命」 2023年1月最新スタジオ録音

 録音:2023年1月2-5日フォンダチオーネ・パオロ・グラッシ(イタリア・マルティナ・フランカ)スタジオ録音 (JASRAC R-2310158)

 今年も衝撃のリリース!
 チャイコフスキーやベートーヴェンの交響曲全集も好評だったピアノデュオ・アナスタシア&リウボフによる4手ピアノ版ショスタコーヴィチ:交響曲全集第1弾です。
 交響曲第1番はアトヴミャーンの編曲。ショスタコーヴィチの映画作品の組曲版編纂などでショスタコ・マニアには広く知られる作曲家です。
 ミヤスコフスキーの交響曲第25番は彼に捧げられております。ピアノ版だと不協和音が強調され前衛音楽に踏み込んでいます。第3楽章はしっとり感もあり中々に思索的で効果抜群。
 第5番の編曲はスラヴィンスキー。サンクトペテルブルク音楽院でニコラ―エフ、チェレプニンに学んだ作曲家。ミュージカル、バレエ作品の作曲に長じました。こちらは楽曲の古典性を白日の下に曝した明快な演奏。
 録音は今まで通り名手コジモ・ガロッパが担当。クリスマスからお正月に掛けての再会で一気に録音。息もピッタリの姉妹デュオ、アナスタシアとリウボフは今年も好調です。ピアノはスタインウェイ。

 ※英語、日本語によるライナーノート付。





東武レコーディングズ
ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ
★「ピアノ4手によるチャイコフスキー:交響曲全
集」
★「ベートーヴェン:交響曲全集」~シャルヴェンカによる四手ピアノ連弾編曲版


 TBRCD 0096/100
(5CD)
特別定価 \4950

ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ
「ピアノ4手によるチャイコフスキー:交響曲全集」


 チャイコフスキー:交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』
  (エドゥアルド・ランゲル編曲) [12:17][9:02][6:19][12:32]
 チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』
  (作曲者自身による編曲) [11:14][6:43][5:02][10:06]
 チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』
  (エドゥアルド・ランゲル編曲) [13:23][6:30][8:36][6:28][10:21]
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
  (セルゲイ・タネーエフ編曲) [18:17][8:40][5:30][8:44]
 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58
  (作曲者とアレクサンドラ・フーバート(1850-1937)よる編曲)
   [15:20][11:40][12:41][18:16]
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
  (セルゲイ・タネイエフ編曲) [14:56][12:26][6:10][13:10]
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
  (作曲者自身による編曲) [17:22][7:19][10:34][8:57]
 ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ(4手ピアノ)
  【アナスタシア・グロモグラソヴァ、リウボフ・グロモグラソヴァ】

 2020年8月イタリア、マルティナ・フランカに於けるデジタル・スタジオ録音

 ラトビア出身でモスクワに拠点を移し、さらにイタリアにおいての活動も盛んなアナスタシア・グロモグラソヴァ(妹)、リウボフ・グロモグラソヴァ(姉)による"ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ"。それぞれがソリストとして活動しながらデュオ活動も大切に行っております。
 このコロナ禍の中、何とか面白い企画、新録音が出来ないものかと思案の結果が「4手ピアノによるチャイコフスキー:交響曲全集」です。「マンフレッド」も含まれる画期的な世界初録音です。 
 5月から交渉開始。当初はヨーロッパでは移動制限がまだまだ厳しい時期でしたが、解禁を見計らって、アナスタシアがロシアからイタリアに移動。南イタリア・マルティナ・フランカ(プーリア州)で一挙にスタジオ録音が完成しました。録音は名手コジモ・ガロッパが担当。ピアノはスタインウェイ。
 編曲者も豪華そのもの。チャイコフスキー自身が手掛けたものは勿論のこと。ドイツ出身ながらモスクワ音楽院の教授としてタネイエフを育てたエドゥアルド・ランゲル(1835-1905)。
 さらにタネイエフの編曲(如何にもタネイエフ調の音楽になっているところが最高!)も含まれるファン垂涎のものです。
 美貌だけでない実力を誇るデュオだけに内容は万全。時として豪快に盛上げる箇所などはやはりロシア魂を感じます。ピアノ曲として聞き流すのも最適なチャーミングな名演集です。
 面白いのはオーケストラ版に比しても演奏時間があまり変わらないことです。身がギッチリ詰まったカニを食べるかのような充実感。
 ロシアの音楽学者エレーナ・ソロキナによる詳細なアナライゼーション付き(日本語、英語、ロシア語)


 TBRCD 0123/27
(5CD)
\3850

ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ
 「ベートーヴェン:交響曲全集」
  ~シャルヴェンカによる四手ピアノ連弾編曲版

 CD1
  交響曲第1番ハ長調 Op.21 [7:08][6:29][3:23][4:19]
  交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」 [14:19][14:39][5:56][11:49]
 CD2
  交響曲第2番ニ長調 作品36 [10:16][11:36][3:24][6:52]
  交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67 [5:39][9:54][5:34][10:06]
 CD3
  交響曲第4番変ロ長調Op.60 [8:56][9:52][5:29][5:19]
  交響曲第7番イ長調Op.92 [13:28][9:05][5:09][8:00]
 CD4
  交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」 [9:46][11:49][5:27][3:47][9:37]
  交響曲第8番ヘ長調Op.93 [7:44][4:17][4:52][9:59]
 CD5
  交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」 [14:42][12:55][14:17][24:32]
 ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ(4手ピアノ)
  【アナスタシア・グロモグラソヴァ、リウボフ・グロモグラソヴァ】

 録音:2021年8月フォンダチオーネ・パオロ・グラッシ(イタリア、マルティナ・フランカ)に於けるデジタル・スタジオ
 エンジニア:コジモ・ガロッパ/ピアノ:スタインウェイ

 世界初の「ピアノ連弾によるベートーヴェン:交響曲全集」です。
 今回も「リモート・プロデュース、レコーディングシステム」でイタリア、マルティナ・フランカでスタジオ録音を成し遂げました。
 企画自体はかなり以前から決まっていたもののコロナ禍故に録音がままならず、この夏に一気に完了しました。
 曇りのないあらゆる角度から光を当てたような編曲で、ベートーヴェンのミニマリスト振りがはっきりします。そして緩余楽章の悲劇性や叙情性が強調されピアノ音楽としての楽しみもたっぷり。
 
 編曲者フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924)は、ポーランド出身、ドイツで学び名を馳せたピアニスト、作曲家、編曲家。再評価も高まってきており、ピアノ音楽を愛好する方はご存じの超ロマンティックなピアノ協奏曲を4曲も書いております。
 かのマーラーも一目を置く存在で自らソリストとして協奏曲第1番を演奏。ニューヨークでは作曲家のソロでピアノ協奏曲第4番の伴奏を務めているほどです。
 それ故にこの編曲達もどこかにロマンティックに傾斜した風情(敢えて言うならショパンチックな)もあり、物思いにふける秋の夜長に相応しい音楽です。
 録音はチャイコフスキー同様、名手コジモ・ガロッパが担当。ピアノはスタインウェイ。

 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS


ALTSA 1002/4
(3SACD シングルレイヤー)
¥18600
チェリビダッケ&ロンドン交響楽団 7つの演奏会 1978~1982
 [Disc1]
  ヴェルディ:《運命の力》序曲
  ヒンデミット:交響曲《画家マティス》
  プロコフィエフ:組曲《ロメオとジュリエット》
    録音:1978年4月11日
  ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調
    録音:1979 年5月31日
 [Disc2]
  シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61
  ラヴェル:《スペイン狂詩曲》
  ドビュッシー:《牧神の午後への前奏曲》
  ワーグナー:《タンホイザー》序曲
    録音:1979年9月18日
  モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調《プラハ》 K.504
  シベリウス:《エン・サガ》 Op.9
  プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 Op.100
    録音:1979年9月21日
  ティペット:《真夏の結婚》より 祭典の踊り
    録音:1980年4月10日
 [Disc3]
  ドビュッシー:管弦楽のための《映像》より イベリア
  ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
    録音:1980年4月10日
  コダーイ:《ガランタ舞曲》
  ラヴェル:組曲《マ・メール・ロア》
  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
    録音:1980年4月13日
  デュカス:《魔法使いの弟子》
  ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調*
  フォーレ:レクイエム Op.48**
    録音:1982年4月8日
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ*)
マリー・マクローリン(ソプラノ**)
グウィン・ハウエル(バス**)
リチャード・ヒコックス(合唱指揮**)
ロンドン交響合唱団(**)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ロンドン交響楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 チェリビダッケ×ロンドン響、名コンビの伝説的ライヴ録音を3枚のSACDに集成!
 ご子息の認可のもと発売された公式音源

 ライヴ録音:ロンドン/ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 完全限定生産、初SACD 化、ステレオ、[Disc1] 180:40、[Disc2] 215:42、[Disc3] 241:04、国内製作、日本語帯・解説付

 Prominent Classics レーベルからCD として発売されベストセラーを記録しているチェリビダッケとロンドン響のライヴ録音集を正規にライセンス、ALTUSリマスターでSACDシングルレイヤー化。
 すべてチェリビダッケのご子息セルジュ・イオアン・チェリビダーキ氏の認可を受けた公式音源としての発売です。

 1978年から82年にかけて行われたチェリビダッケとロンドン響の一連のコンサート。このころ両者の関係はたいへん良好で、80年には来日公演もありました。
 時期的にはミュンヘン・フィル首席に就任する前後であり、チェリビダッケの超越的な演奏スタイルはすでに確立されています。
 どれも素晴らしい演奏ぞろいで、特にミケランジェリとのラヴェル、フォーレの《レクイエム》はとてつもない名演。
 伝説的な7つのコンサートを3 枚のSACD に長時間収録、存分にチェリビダッケの妙技をご堪能いただけます。
 
 

ALTSA 055R
(SACD シングルレイヤー)
¥6600
ケーゲル/ドレスデン・フィル 来日公演1989
〈2023年新リマスター版〉

  ベートーヴェン:
   [1]《 エグモント》序曲 Op.84
   [2]-[6] 交響曲第6番 へ長調《田園》 Op.68
   [7]-[10] 交響曲第5番 ハ短調《運命》 Op.67

   [11] 指揮者によるアンコール曲紹介

   [12](アンコール)
    J.S.バッハ:
     管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068から エア
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団


 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 ケーゲルが、この夜ほど美しく歌ったことはない。― 許 光俊
 2023年新規リマスターで音質一新!歓喜も苦悩も痛ましいまでに描かれてしまった一夜圧倒的印象を刻んだケーゲル最晩年の来日公演アンコールのバッハの異様な美しさに驚嘆!

 録音:1989年10月18日/サントリーホール(NHKによる実況録音)
 最新リマスター、限定生産、99分、国内製作、日本語帯・解説付

 「ケーゲルの演奏では歓喜が力いっぱい描かれようとしているさなか、破綻や矛盾が起きる。その破綻や矛盾ゆえ、歓喜や勝利は形骸化せずにすみ、痛ましさと引きかえに強いリアリティを獲得する」(許 光俊)

 暗く、厳しく、そして恐ろしく深い歌が、空間を満たしては消えていく空前の大演奏。孤高の指揮者ケーゲルが自らの命を絶つ1年前、最後の来日公演となった89年の演奏会を、印象的なアンコールまでまるごと収録。

 2011年に一度SACD で発売された音源ですが、あらためて現在の最新技術を駆使して2023年に新規リマスター。
 音の広がりと空気感が向上し、倍音が美しく空に消えていくさままで繊細に表現。
 ケーゲルが響かせたかった音楽により近づき、思いを馳せることができるようになった、と言えるできばえです。99分収録、非圧縮シングルレイヤーSACD。

 ※既発のALTSA-055/6(POS:4543638800551)は廃盤となります。
 




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MAGISTRALE



MG17-60002/60003-2
(2CD)
¥2700→\2490
シューリヒトの完全初出ライヴ!

 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
  [5:50][4:59][3:08][3:59]

 レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ
  [30:42]

 ブラームス:交響曲第2番
  [14:51][7:42][4:47][9:04]
シューリヒト指揮
バーゼル交響楽団

 MAGISTRALEレーベル第2弾はシューリヒトの完全初出ライヴ!UHQCDで登場。イェックリンによる名録音!抜群の臨場感。初回限定特価!

 1964年11月25、26日バーゼルシュタッドカジノ音楽ホール・ライヴ/モノラル

 イギリス、エセックスに企画室を置く新レーベルMAGISTRALE第2弾。
 海賊盤も存在しなかったシューリヒト最晩年のライヴ。
 ナチス台頭を嫌い1944年からスイスに亡命し、この国で没した巨匠。ワインガルトナーも愛したバーゼル交響楽団を駆り立てた感動のライヴ。
 いずれもお得意の楽曲ですがよほど体調が良かったのか、振幅の激しい音楽を聞かせてくれます。
 「ハフナー」の豪快な速球。レーガーのフーガに於ける壮麗を通り越した過剰なまでの盛上りもお見事。ブラームスはスレンダーなフォルムを基礎としながら焦燥と安息を行き来するスリル。
 金管を際立たせる時には瞬時に弦楽器を綺麗に抑える魔法のような指揮ぶりには感銘と同時に納得するほかありません。
 技術を誇るスイス放送、そして後年レーベルを起こしたJurg Jecklinによる優秀な名録音。
 日本が世界に誇るフォーマットであるUHQCD(通常のCDプレーヤーで聴けます)であることも注目の名演です。
 


<メジャー・レーベル>
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ERATO



5419721332
\2700→\2490
エベーヌ四重奏団&アントワン・タメスティ
 モーツァルト:
  1. 弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K.515
  2. 弦楽五重奏曲第4番ト短調 K.516
エベーヌ四重奏団
 ピエール・コロンベ(ヴァイオリン]
 ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン]
 マリー・シレム(ヴィオラI:2、ヴィオラII:1)
 ラファエル・メルラン(チェロ)

アントワン・タメスティ(ヴィオラI:1、ヴィオラII:2)
 録音:2020年6月3-6日、パリ、Auditorium, Seine Musicale


 エベーヌ四重奏団にアントワン・タメスティが加わり、心に響く暖かさ、各楽器との対話により、新鮮で魅惑的な演奏を披露。
 常に時代に合った新鮮味を加え、作品の深奥に迫っていく鋭敏な感性には脱帽です。

 ここに収められたモーツァルトの弦楽五重奏曲の2曲は、1787年にペアとして作曲されましたが、対照的な性格を持っており、交響曲第40番と第41番とのように擬せられ、随所に流れる美しい旋律は、モーツァルトの数ある作品の中でも、もっとも深い憂いをたたえたものに数えられています。この弦楽五重奏曲は弦楽四重奏にヴィオラが追加されたもので、音の絡み合いが複雑であり弦楽四重奏の響きの純度に比べると、中音部のバランスが重要視されます。

 エベーヌ四重奏団の瑞々しく新鮮に、何よりも生き生きと蘇った見事なバランスによる透明な響き、しなやかな歌のあふれた緊密なアンサンブル。そして世界で最も偉大なヴィオリストと称され、比類のないテクニックと深い芸術性をもつ音楽家であることに加え、美しく、豊で深みのある、磨きぬかれた質の高い音色で知られるヴィオラ奏者のアントワン・タメスティが加わり、心に響く暖かさ、各楽器との対話により、何とも新鮮で魅惑的な演奏を披露しています。常に時代に合った新鮮味を加え、作品の深奥に迫っていく鋭敏な感性には脱帽です。
 
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5419741617
\2700→\2490
ジャン・ロンドー(チェンバロ)
 パレストリーナからドビュッシーまで~パルナッソス山への階梯

 パレストリーナ[c.1525-1594]:第1旋法によるリチェルカーレ
 フックス:[1660-1741]:アルペッジョ
 ハイドン[1732-1809]:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 XVI:46
 クレメンティ[1752-1832]/ロンドー編:
  パルナッソス山への階梯 Op.44より第45番:アンダンテ・マリンコーニコ ハ短調
 ベートーヴェン[1770-1827]/ロンドー編:
  ピアノまたはオルガンのための前奏曲 第2番 Op.39
 ドビュッシー[1862-1918]/ロンドー編:
  『子供の領分』より『グラドゥス・アド・パルナッスム博士』
 ベートーヴェン/ロンドー編:前奏曲 ヘ短調 WoO55
 クレメンティ/ロンドー編:
  パルナッソス山への階梯 Op.44より第14番:アダージョ・ソスティヌート ヘ長調
 モーツァルト[1756-1791]:幻想曲 ニ短調 K.397
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545より第2楽章:アンダンテ
 フックス:チャッコーナ ニ短調 K.403
 パレストリーナ:第2旋法によるリチェルカーレ
ジャン・ロンドー(チェンバロ)
 録音:2021年10月8-12日、スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ムジーク

 ジャン・ロンドーによる、パレストリーナからドビュッシーまでの高度なレベルの教則本的な作品をチェンバロで演奏し、新たに解読する音楽の階梯。
 このアルバムの原語タイトル「グラドゥス・アド・パルナッスム(Gradus ad Parnassum)」は、パルナッソス山への階梯という意味のラテン語。「階梯」とはこの場合は「段階」を意味し、パルナッソス山は芸術や学問の聖地とされ、「グラドゥス・アド・パルナッスム」という題は芸術の教則本などによく用いられました。古典派以前にはそうした作品集はありませんでしたが、イタリアの作曲家ムツィオ・クレメンティが教訓的な目的で作曲した『パルナッソス山への階梯』は、100の高度なレベルのピアノ演習のコレクションです。それ以前のそうした教本的な作品からパレストリーナ、フックス、そしてベートーヴェンへと昇り、後にクロード・ドビュッシーは『子供の領分』(1908年)の第1曲として「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」という曲を書いたクレメンティの練習曲集を皮肉った作品を再頂上に置かれています。そこから今度はモーツァルトを挟みながらパレストリーナへと下っていくという、独自なロンドーによるプログラミングはただものではありません。それもすべてチェンバロ演奏で作品の形式や様式を解読していきます。

















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