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≪第118号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その13 2023/1/31~




2/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENT

ACC 24389
(4CD)
¥3700→\3390
ヒロ・クロサキの名盤、ベートーヴェン全集がボックス化
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集

 [CD1]
  第1番 ニ長調 Op.12-1 /第2番 イ長調 Op.12-2 /
  第3番 変ホ長調 Op.12-3 / ロンド ト長調 WoO.41
 [CD2]
  第4番 イ短調 Op.23 / 第5番 ヘ長調 Op.24「春」 /
  モーツァルト『フィガロの結婚』より
   「もし伯爵さまが踊るなら」の主題による12の変奏曲 WoO.40 /
  6つのドイツ舞曲 WoO.42
 [CD3]
  第6番 イ長調 Op.30-1 / 第7番 ハ短調 Op.30-2 /
  第8番 ト長調 Op.30-3
 [CD4]
  第9番 イ長調『クロイツェル』Op.47 /
  第10番 ト長調 Op.96
ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)

 まさに当時の響きで演奏したヒロ・クロサキの名盤、ベートーヴェン全集がボックス化!

 ヴァイオリン
  [CD1]作者不詳、1700年頃北イタリア [CD2-4]フランツ・ガイセンホーフ製、1801年ウィーン
 フォルテピアノ
  [CD1]アントン・ワルター製、1797年頃ウィーン [CD2]ヨハン・シャンツ製、1797年頃ウィーン
  [CD3]カスパール・カソルニック製、1805年頃ウィーン [CD4]ヨハン・フリッツ製、1812年頃ウィーン

 録音:[CD1]2009年1月12-15日(ソナタ)、8月13日(ロンド) [CD2]2009年3月3-6日 [CD3]2009年8月10-12日 [CD4]2008年7月9-13日/ケルン、WDRフンクハウス
 [CD1]61'09''、[CD2]61'05''、[CD3]62'23''、[CD4]60'13''

 2008、2009年録音のACCENTレーベルの名盤、ヒロ・クロサキのベートーヴェン全集がボックス化!単売では入荷しづらくなっていますので嬉しいセット発売です。

 ベートーヴェンの残した10 曲のヴァイオリン・ソナタには、ピアノとヴァイオリンそれぞれが楽器としての個性を発揮し大きく進化していく過程がはっきりと刻まれています。この録音ではさらに初期のWoO.40~42がカップリングに加えられていて、音楽の変遷するさまがより分かりやすくなっています。

 単に古楽器による演奏というだけでなく、使用楽器もこだわっています。ベートーヴェン時代のウィーンの楽器からソナタごとにふさわしい年代のものを厳選して演奏。
 まさにベートーヴェンが聴いた響きで、楽器と音楽が発展していくさまを追体験することができます。







ACCENTUS MUSIC


ACC 30606CD
¥2700
マルティナス・レヴィキス~オートグラフ
 マルティナス・レヴィキス:5つのリトアニア民謡(弦楽合奏とアコーディオン)
 J.S.バッハ:フランス組曲第5番BWV810(マルティナス・レヴィキス編曲)
 フィリップ・グラス:エチュード第2,3,5,6番(マルティナス・レヴィキス編曲)
 フランク・アンジェリス(1962-):Impasse
 ミロシュ・マギン(1929-1999):Nostalgie du Pays
マルティナス・レヴィキス
 (アコーディオン)

 リトアニアのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキス、多彩で洗練されたアコーディオンの世界

 録音:2022年11月、Studio Residence Paliesius、リトアニア/76'45

 リトアニア生まれのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキス。2010年にアコーディオンの世界的コンテスト"クーペ・モンディアーレ"で優勝を果たし、リトアニアのオーディション番組『リトアニアズ・ゴット・タレント』で優勝、その後、英デッカでCDデビューを果たし一躍有名となりました。
 ACCENTUSMUSICレーベルからは、2021年にピアソラの生誕100年を記念したアルバム(ACC-30552CD)をリリース。その卓越したテクニックで聴くものを魅了します。
 本作は、彼の演奏家としてだけではなく、作曲家、編曲家としての才能を披露し、アコーディオンの可能性を余すところなく発揮した内容です。
 バッハからフィリップ・グラス、そして20世紀ポーランドの音楽家ミロシュ・マギン(1929-1999)やアコーディオン奏者で作曲家、フランク・アンジェリスの作品など、幅広く取り上げています。

 
 




ARCANTUS



ARC 22032
¥2700
ブレーメン・バロックオーケストラが
 テレマンの2つの序曲と協奏曲を録音!

  テレマン:
   (1)序曲(組曲)ハ長調
     「水の音楽~ハンブルクの潮の満干」TWV55:C3
   (2)ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダー、弦楽と
      通奏低音のための協奏曲 イ短調TWV52:a1
   (3)序曲(組曲)変ロ長調「諸国の人々」TWV55:B5
(1)-(3)ネストル・ファビアン・コルテス・ガルソン(指揮)
 ブレーメン・バロックオーケストラ
(2)リナ・マンリケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 アンニカ・フォーグルーブ(リコーダー)

 気鋭のピリオド楽器オーケストラ、ブレーメン・バロックオーケストラがテレマンの2つの序曲と協奏曲を録音!

 録音:2021年9月/ザンクト・パウリ教会(ブレーメン)/DDD、70'49
 プロデューサー:ファビアン・フランク

 2015年にバロック・チェロ奏者ネストル・ファビアン・コルテス・ガルソンによって結成された気鋭のピリオド楽器オーケストラ、ブレーメン・バロックオーケストラのarcantusレーベルにおける2枚目のアルバムは、テレマンの2つの序曲と協奏曲。
 「水の音楽~ハンブルクの潮の満干」はハンブルク市海軍鎮守府創設100周年記念に作曲された、いわばテレマン版「水上の音楽」で、海にまつわる神話を題材とし、舞曲で構成された祝祭にふさわしい大規模な組曲です。
 もう一つの組曲「諸国の人々」は、ドイツ、スウェーデン、デンマークといった各国の過去と現在の人々を舞曲で描写した楽曲で、諸民族の音楽を研究していたテレマンならではの工夫に満ちた組曲です。
 ヴィオラ・ダ・ガンバとリコーダーという珍しい独奏楽器を持つ協奏曲イ短調は、多種多様な楽器の組み合わせのために作曲されたテレマンの協奏曲の中でも珍しい組み合わせの楽曲で、頻発する付点のリズムが曲に躍動感を与えている隠れた名曲です。

 バロック時代の演奏における装飾を研究するネストル・ファビアン・コルテス・ガルソン率いるブレーメン・バロックオーケストラの即興性あふれる切れ味鋭いアンサンブルは、テレマンの創意あふれる管弦楽法が聴ける3つの作品の魅力を存分に引き出しています。
 ヴィオラ・ダ・ガンバとリコーダーのソリストも抜群のテクニックで演奏に花を添えています。

 
 




CLAVES



50 3074
(2CD)
¥5100

フレスコバルディの手稿譜~フレスコバルディ:鍵盤作品集
アドリアン・ピエス(オルガン&チェンバロ)
 CD1(オルガンによる演奏)
  オルガンのためのトッカータ(No.4)/カンツォーナ(No.11)/リチェルカーレ(No.12)/
  カッコウによるカプリッチョ(No.6)/トッカータ(No.48)/
  聖母マリアの祝日のために:アヴェ・マリス・ステラ(No.49)/
  聖体奉挙のためのトッカータ(No.99)/トッカータ(No.96)/
  リチェルカール・カンツォーナ(No.104)/カンツォーナ(No.105)/
  フレスコバルディのガリアルダ-ガリアルダ(No.85-86)/
  トッカータ第3旋法(No.143)/カンツォーナ・フレスコバルディ(No.147-148)/
  カンツォーナ第14番(ラ・サッバティーナ)(No.182)/カンツォーナ第15番(No.183)/
  トッカータ・ピヴァ第4番(No.190)/フレスコバルディの聖体奉挙(No.210)/
  ジローラモ・フレスコバルディのカンツォン(No.193)
 CD2(チェンバロによる演奏)
  トッカータ第6番(F.Baldi)(No.129)/コレンテ第4番(No.138)/トッカータ第3番(No.16)/
  バレット(No.60)/チャッコーナ/カンツォーナ第5番(No.22)/ルッジェーリ(No.107)/
  ラ・モニカ(No.108)/トッカータ-カンツォーナ(No.31)/
  ジローラモ・フレスコバルディ氏のトッカータ(No.87)/GerFB氏のコレンテ(No.88)/
  G.フレスコバルディ氏のファンタジー(No.208)/コレンテ(No.114)‐アッラマナ(No.115)/
  バレット(No.117)‐コレンテ(No.122)/トッカータ・ア・モ・デッラ・ロマネスカ(No.125)/
  ロマネスカ(No.206)/トッカータ(No.9)/フィオレンツァのアリアによるパルティータ(No.1)/
  アルペッジャータ(No.69)/パッサカリア(No.65)

  ※ No.はエティエンヌ・ダルベレとコンスタンツェ・フレイによるエディション(2018年ミラノ、ゼルボーニ音楽出版)に基づく。

 鍵盤音楽の歴史に名を刻む天才フレスコバルディの様々な作品をオルガンとチェンバロで楽しめる2枚組

 録音:(CD1)2021年7月/サン・フランソワ教会(ローザンヌ)、(CD2)2021年8月/聖ミヒャエル教会(ハイティンゲン)/DDD、ディジパック仕様、CD1: 61'37、CD2: 56'44
 オルガン:バルトロメオ・フォルメンテッリ製作(1990年製作、イタリアン・スタイル、ローザンヌ、サン・フランソワ教会)
 チェンバロ:マティアス・グリーヴィッシュ製(2014年製作、17世紀イタリアン・モデル、バンメンタール)

 スイスの若手鍵盤奏者、アドリアン・ピエスによるフレスコバルディの鍵盤作品集。
 音楽愛好家だったフラヴィオ・チーギ枢機卿(1631-1693)が収集した手稿譜(現在はヴァチカン図書館内のFondo Chigi に所蔵されている)を中心とするいくつかの手稿譜から、トッカータ、カンツォーナ、リチェルカーレなど多様なフレスコバルディの作品が収録されています。
 カッコウの鳴き声を基にした愛らしい「カッコウによるカプリッチョ」、ミサの際に奏でられる荘厳な「聖体奉挙のためのトッカータ」、スタイリッシュで颯爽とした「パッサカリア」など、鍵盤音楽の歴史に名を刻む天才フレスコバルディの様々な作品をオルガンとチェンバロで楽しめる2枚組です。

 演奏のアドリアン・ピエスは、バーゼル・スコラ・カントールムで、アンドレア・マルコン、ロレンツォ・ギエルミらに学んだスイスの鍵盤奏者。
 現在はローザンヌを中心に演奏家、研究者として活躍し、シャヴァンヌ・プレ・ルナン教会のオルガニストを務めています。
 ここでは、インスピレーションあふれる即興と確かなテクニックでフレスコバルディの楽曲の魅力を伝えてくれます。
 すばらしいフレスコバルディ・アルバムの登場です!

 
 
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50 3067
¥2800→\2590
「四季音楽祭・ローザンヌ」~8年の歩み2014-2022
 (1)コダーイ:間奏曲~弦楽三重奏のための
 (2)ギィ=バティスト・ジャコテ(1998-):
  小幻想曲~ハープとハルモニウムのための
 (3)J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV816より
  I.「アルマンド」、III.「サラバンド」
 (4)スクリャービン:2つの詩曲 Op.32
 (5)シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1
 (6)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58より第3、4楽章

(1)TRIO 42'
 【エレーナ・モルツィ(ヴァイオリン)、
  ミラ・ギャフナー(ヴィオラ)、
  クララ・シュロッツ(チェロ)】
(2)ギィ=バティスト・ジャコテ(ハルモニウム)、
 サーシャ・ギャフナー(ハープ)
(3)(4)(5)アウローレ・グロスクロード(ピアノ)
(6)イオナ・マイアツキー(ピアノ)


 ローザンヌの若手音楽家が出演する「四季音楽祭・ローザンヌ」の8周年を祝うアルバム

 録音:(1)(3)-(6)2022年4月/メゾン・ド・カルティエ・ド・ラ・ポンテーズ(ローザンヌ) (2)2020年10月/ラ・トゥール・ド・ペイルズ寺院/DDD、ディジパック仕様、52'42

 2014年オレグ・ギャフナーがはじめた「四季音楽祭・ローザンヌ」。
 春・夏・秋・冬の毎年4回行っている同音楽祭は地元ローザンヌの若い演奏家達が意欲的なプログラムを披露する場を設けることを目的とし、また普段クラシック音楽に馴染みのない人たちに親しんでほしいということで入場料、飲食代を無料で開催しています。
 回を重ねるごとに知名度をあげており現在ではローザンヌを代表する音楽祭のひとつになっております。開催8周年を記念してリリースされるのが当アルバム。これまで出演してきた実力派アーティストが全身全霊で演奏しております。

 
 




HORTUS


HORTUS 103
¥2600
希望と栄光の国
 エルガー:
  (1)イギリス帝国行進曲 Op.32(ジョージ・マーティン編曲)
  (2)11の晩祷のヴォランタリー Op.14
  (3)オルガン・ソナタ ト長調 Op.28
  (4)夕べの歌 Op.15-1(ハーバート・ブリューワー編曲)
  (5)朝の歌 Op.15-2(ブリューワー編曲)
  (6)エニグマ変奏曲 Op.36(ウィリアム・ハリス編曲)
  (7)行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調 Op.39-1
  (エドウィン・ルメア編曲)
ジャン=リュク・エティエンヌ(オルガン)

 エルガー・ファン、オルガン・ファン狂喜のアルバム登場!オルガンのオリジナル作品だけでなく「エニグマ変奏曲」「威風堂々」も収録!

 録音:2012年7月17-19日/サン・マルタン教会(ルクセンブルク)/DDD

 オルガニスト、ジャン=リュク・エティエンヌがエルガーの作品を録音しました!
 エルガーは1846年から1885年にかけてウスターのセントジョージ・カトリック教会を努めていたもののオルガン作品は非常に少なく、「11の晩祷のヴォランタリー Op.14」と大規模で叙情的な「オルガン・ソナタ ト長調 Op.28」が数少ないオリジナル作品です。
 エティエンヌはオリジナル作品に加えて「エニグマ変奏曲」や「威風堂々」といったエルガーの代表作をオルガン版で収録しており、魅惑的で美しいエルガーの名曲のオルガンの壮麗な響きで堪能することができます。
 仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。
 




NAIVE

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NAIVEは新譜でもすぐに入らなくなることがあります。どうか早めのご注文を。


V 8049
(6CD)
¥5400→\4990
ソン・ヨルム
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集

 [CD1]
  第1番 ハ長調 K.279、第2番 ヘ長調 K.280、
  第3番 変ロ長調 K.281、第4番 変ホ長調 K.282
 [CD2]
  第5番 ト長調 K.283、第6番 ニ長調 K.284、
  第7番 ハ長調 K.309
 [CD3]
  第8番 ニ長調 K.311、第9番 イ短調 K.310、
  第10番 ハ長調 K.330
 [CD4]
  第11番 イ長調 K.331、第12番 ヘ長調 K.332
 [CD5]
  第13番 変ロ長調 K.333、第14番 ハ短調 K.457
 [CD6]
  第15番 ヘ長調 K.533/494、第16番 ハ長調 K.545、
  第17番 変ロ長調 K.570、第18番 ニ長調 K.576
ソン・ヨルム
 (ピアノ/スタインウェイ)

 ソン・ヨルム 清冽極まりないモーツァルト全集!

 録音:2022年1月27-28日、3月1-3日、5月17-18日、6月13-14日/トンヨン市/6h24

 ソン・ヨルムがnaiveレーベルから登場!いきなりモーツァルトのピアノ・ソナタ全集、という驚きの内容です。
 ソン・ヨルムは1986年韓国生まれ、3歳からピアノをはじめ1998年にデビュー。
 ヴィオッティ国際音楽コンクールをはじめ数々の国際コンクールで優勝・入賞を重ねていますが、2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(辻井伸行が優勝)第2位受賞は日本でもその名が広く知られるきっかけとなったといえるでしょう。

 彼女のモーツァルトはとにかく音の美しさがまず際立っています。清潔感と透明感に満ちており、その美しさには息をのむよう。
 録音に臨む際、その場のインスピレーションを大切にしようと決めたソン・ヨルム。
 このソナタでの演奏も、そこかしこに即興的な装飾が入りますが、それがキラリと光る小さな宝石のようで実に愛らしく、好感がもてます。


旧譜
ソン・ヨルム
カプースチン:ピアノ作品集


 ONYX4222
\2600
ソン・ヨルム!
カプースチン:ピアノ作品集

 8つの演奏会用エチュード Op.40
 変奏曲 Op.41
 ムーン・レインボウ Op.161
 ソナチネ Op.100
 ピアノ・ソナタ第2番 ホ長調 Op.54
ソン・ヨルム(ピアノ)

 ソン・ヨルム第3弾!魅惑のカプースチン・アルバム!

 ☆韓国の才媛ソン・ヨルムのONYX第3弾は、彼女が長年親交を深めてきたカプースチンへと捧げる、愛情のこもったオマージュ・アルバムです!
 ☆クラシックとジャズが華麗に融合した、魅惑のカプースチン・ワールドへようこそ。

 クラシックとジャズのテクニックや言語を絶妙に使い分けた親しみやすい作風で、多くの人々に愛されてきた人気作曲家ニコライ・カプースチン(1937-2020)。
 長年にわたってカプースチンを支持し、親交を深めてきたピアニスト、ソン・ヨルムが、2020年に惜しまれつつもこの世を去ったユニークな天才へ捧げる1枚をリリースします。
 このアルバムは、彼女の愛情がこもったオマージュ・アルバムであると同時に、カプースチンの音楽への素晴らしい導入にもなっています。

 韓国出身のソン・ヨルムは、2005年ショパン・コンクール入賞、2009年ヴァン・クライバーン・コンクール第2位(優勝は辻井伸行とチャン・ハオチェン)、2011年チャイコフスキー・コンクール第2位(優勝はダニール・トリフォノフ)など華々しい経歴を誇るピアニスト。
 その両手から生み出される優雅な解釈、きらびやかなタッチ、多彩で劇的なパフォーマンスが世界中の注目を集めています。

 

 
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OP 7901
¥2800
ヴィヴァルディ・エディション第70作目!
 3人の登場人物が織りなすセレナータ

  ヴィヴァルディ:3つの声のためのセレナータ RV 690
アンドレア・ブッカレッラ(指揮、チェンバロ)
アブコルディス・アンサンブル
マリー・リス(ソプラノ/エウリッラ)
ゾフィー・レンネル(メゾ・ソプラノ/ニース)
アンチオ・ゾルツィ・ジュスティニアーニ(テノール/アルシンド)

 ヴィヴァルディ・エディション第70作目!美しいアリアに満ちた3人の登場人物が織りなすセレナータ

 録音:2022年6月4-7日、リーエン(スイス)

 18世紀の声楽ジャンルの「セレナータ」といえば、祝祭、誕生日、政治的イベント、あるいは結婚などといったお祝い事で演奏されることが多く、神話を題材とするものを指します。
 野外で(ごく稀に簡単な舞台を伴う)、松明の明かりのもとで演奏されました。2部構成をとり、合間に聴衆は飲み物などを手にします。
 ヴィヴァルディは全部で8つのセレナータを作曲したとされていますが、手稿譜が現存しているのはそのうちの3曲のみ。
 その中で、このRV 690はフランスの貴族トゥレイユ氏が、平民との女性との自身の結婚を祝うためにヴィヴァウルディに発注したと考えられています。
 このセレナータのストーリーは、妖精のエウリッラが羊飼いのアルシンドにアプローチするが、アルシンドは妖精と羊飼いという身分の違いから、本気ではないと考え拒絶する。しかし、アルシンドがエウリッラの思いに気づいて心を開くと今度はエウリッラが彼を拒絶する、というなんともいえないものですが、これは貴族と平民との結婚を暗喩していると考えられます。
 美しいアリアがそろい、『テウッツォーネ』『ティート・マンリオ』にもこの作品のアリアが転用されています。
 




PENTATONE


PTC 5187031
¥2600
「折れた枝」 カリム・スレイマン(テノール)
ショーン・シベ(ギター)
 (1)ジョン・ダウランド(1563-1626):「時が静止する」
 (2)ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2012):「Sufi Dance」
 (3)ジュリオ・カッチーニ(1551-1618):「東の門より」
 (4)クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):「かくも甘い苦悩が」
 (5)モンテヴェルディ:「私のトルコ女」
 (6)「La prima vez」(セファルディの伝承曲)(ショーン・シベ&カリム・スレイマン編曲)
 (7)「Lamma bada yatathanna」(アラブ・アンダルシア伝統歌曲のムワッシャハ)(シベ編曲)
 (8)サイード・ダルウィーシュ(1892-1923):
  「El helwa di」(ロニー・マレー編に基づくシベ&スレイマン編曲)
 (9)ファイルーズ(1934-):「Li Beirut」
  (原曲:ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
    アランフェス協奏曲より第2楽章「アダージョ」)(シベ&スレイマン編)
 (10)ラヤーレ・シャケール(1990-):「A Butterfly in New York」
 (11)武満徹(1930-1996):「ウェインスコット・ポンド」~ギターのための3つの小品『森のなかで』より
 (12)ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):『中国の歌』

 東洋に民族的なルーツをもつスレイマンとシベが東洋と西洋の文化や音楽の密接なつながりを示したコンセプト・アルバム「折れた枝」をリリース!

 録音:2022年8月8-12日/セント・マーティン教会、イースト・ウッドヘイ(ニューベリー)/DDD、ディジパック仕様、51'16、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ケイト・ロケット(PENTATONE)
 レコーディング・プロデューサー:アドリアン・ピーコック
 レコーディング・エンジニア:デイヴ・ローウェル&ジェイムズ・ウォーターハウス

 異色の天才ギタリスト、ショーン・シベのPENTATONE第3弾アルバムが早くも登場。
 今回はテノール歌手のカリム・スレイマンとの共演でダウランド、モンテヴェルディ、ブリテン、ロドリーゴ、武満徹、ハーヴェイ、シャケールから中東の伝統歌曲まで、東洋と西洋の文化や音楽の密接なつながりを表したコンセプト・アルバム「折れた枝」です!

 レバノン系アメリカ人であるスレイマンと日本人とイギリス人の間に生まれたシベはともに民族的ルーツは東洋であり、西洋で育った2人のアーティストが"中間的な"アイデンティティを体験したことがこのコンセプトのきっかけ。
 「折れた枝(Broken Branches)」は、ギターとテノールがディアスポラ(民族離散)として知られる歴史の分裂を表現しています。

 カリム・スレイマンはシカゴ児童合唱団で活動し、少年時代にはアルトのソリストとしてゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団、レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団とも共演しています。
 2018年にソロとしてのデビュー・アルバムをリリースし、2019年の第61回グラミー賞にノミネートされています。

 ショーン・シベはスコットランド王立音楽院で学び、その後イタリアでパオロ・ペゴラーロに師事。
 その後の活躍は目覚ましく2017年のロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞で「ヤング・アーティスト賞」を受賞しています。
 PENTATONEレーベルより「巡礼」(PTC-5186870)、「ロスト・アンド・ファウンド」(PTC5186988)をリリースしております。

 
 
 


PTC 5187018
¥2600
「ラヴ・アット・ラスト」 ララ・ダウンズ(ピアノ)
 (1)ヤロスラフ・イェジェク(1906(チェコスロバキア)-1942(アメリカ)):
  「夜明け」(ジェレミー・シスキンド編曲)
 (2)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750(ドイツ)):
  「目覚めよと呼ぶ声あり」(イグナーツ・フリードマン編曲)
 (3)デビー・フリードマン(1951-2011(アメリカ)):「すべての夢を笑い飛ばせ」(シスキンド編曲)
 (4)マーガレット・ボンズ(1913-1972(アメリカ)):
  クレド第2 番「私は信じている」(ララ・ダウンズ編曲)
 (5)クラリス・アサド(1978(- ブラジル)):「変革の世界」
 (6)ガブリエル・カハネ(1981(- ロサンゼルス)):「小さな愛」
 (7)フランツ・シューベルト(1797-1828(オーストリア)):「春の想い」(アウグスト・ホルン編曲)
 (8)イヴァン・エンリケ・ロドリゲス(1990(- プエルトリコ)):「生命の樹」
 (9)田中カレン(1961(- 日本)):「地球」
 (10)ニョカビ・カリユキ(1998(- ケニヤ)):「11月にしか降らない雨」
 (11)デヴォン・ルーセル・グレイ(生年不詳(アメリカ)):「この笑いさえも、あなたの涙さえも」
 (12)ジミー・ロペス・ベリード(1978(- ペルー)):「あなたを愛することで」
 (113)ショーン・ヒッキー(1970(- アメリカ)):「流動的な」
 (14)カリオペ・ツパキ(1963(- ギリシャ)):「ミーティング・ポイント」
 (15)ティモ・アンドレアス(1985(- アメリカ)):「別れの友」
 (16)サミー・ファイン(1902-1989(アメリカ)):「君を見つめて」(マリエル・マイツ編曲)
 (17)ドブリンカ・タバコワ(1980(- ブルガリア)):「複雑な時代のためのシンプルな祈り」
 (18)パトリシオ・モリーナ(1993(- チリ)):「祝福」
 (19)ヴィジェイ・アイヤー(1971(- アメリカ)):「汝の善を冠せよ」
 (20)ミラド・ヨウスフィ(1995(- アフガニスタン)):「ヒーラー」
 (21)ジュヒ・バンサル(1984(- 香港)):「星を映す鏡」
 (22)フシャル・ハヤム(1970(- イラン)):「明るい夜」
 (23)ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937(- ウクライナ)):「子守歌」
 (24)「アメイジング・グレイス」(伝承曲)(ショーン・E・オクペブホロ編曲)
 (25)ララ・ダウンズによる音声解説

  世界初録音:(5)(8)(10)-(15)(17)-(22)
  当編曲による世界初録音:(1)-(4)(6)(7)(16)(24)
 

 新作委嘱を数多く含む24人の作曲家の美しいピアノ小品集。文化活動家として知られる米ピアニスト、ララ・ダウンズが多様な「声」を集め、音楽で世界平和を訴える

 録音:2022年9月/アダム・アベシャウス・プロダクション、マウント・ヴァーノン(ニューヨーク)/DDD、ディジパック仕様、78'32、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ララ・ダウンズ(Tritone Music)&ショーン・ヒッキー(PENTATONE)
 レコーディング・プロデューサー&エンジニア:アダム・アベシャウス

 毎回思考を凝らしたコンセプト・アルバムで話題を集めるピアニスト、ララ・ダウンズ。
 これまでリリースしたアルバムは米ビルボード・チャートで上位にランクインしている注目のピアニストですが、プロデューサー、キュレーター、アメリカにおける人種差別の問題に声をあげるなど文化活動家としても知られます。

 PENTATONE レーベル初登場となる「ラヴ・アット・ラスト」と題した当アルバムは、オデッサ生まれのユダヤ人作家シャウル・チェルニホフスキー(1875-1943)の詩「Sachki, Sachki」に触発されて制作。
 そのコンセプトは世代、大陸、文化、人種、国籍を超え、人類愛、兄弟愛、そして思いやりの気持ちをピアノの調べにのせたもので、世界平和を訴える多様な「声」を集めた、新作委嘱の世界初録音を数多く含む24曲で構成しております。

 作品はバッハから現代作曲家まで実に様々。作曲家にしてPENTATONEレーベルのプロデューサーとしても活躍するショーン・ヒッキーの作品など非常に美しい音楽を聴くことができます。
 また、最後のトラックでダウンズ自身の声で当アルバムについて語った「音声解説」付です。
 




BR KLASSIK


900343
¥2800
ダミヤン・モチニク(1967-):ヨハネ受難曲
 1. In principio erat verbum はじめに言葉があった
 2. Festum paschale 復活祭
 3. Gethsemani ゲッセマネ
 4. Petrus ペトロ
 5. Pilatus ピラト
 6. Amor in aeternum 永遠の愛
 
 ※世界初録音
語り手-シボーン・スタッグ(ソプラノ)
天使/女-リディア・トイシャー(ソプラノ)
ピラト-アッティリオ・グレーザー(テノール)
イエス-ガブリエル・ロリンソン(バスバリトン)
少年/ペトロ-ロク・フェレンチャク(テノール)
召使/隊長-タデイ・オズヴァルド(バス)

マックス・ハンフト(オルガン)
スロヴェニア・フィルハーモニー合唱団
 (合唱指揮-グレゴール・クランチッチ)

ミュンヘン放送管弦楽団
イヴァン・レプシッチ(指揮)

 録音:2022年5月3日 録音:2022年5月3日

 ダミアン・モチニクはスロヴェニアを代表する合唱指揮者・作曲家の一人。母国で教育を受けましたが、留学中にスウェーデンの合唱指揮者エリック・エリクソンに師事するなど、早くから世界に目を向けた活動をして来ました。
 1995年にはヨハネ・パウロ2世のスロヴェニア来訪に際して開催された合唱作品のコンクールで「Tiso. let je .e minilo」が優勝し、注目を集めました。

 この「ヨハネ受難曲」はラテン語のテキストを採用して特定の民族・言語に縛られない作品を目指しており、グレゴリオ聖歌や初期のポリフォニー、ファルソボルドーネやオルガヌムといった中世音楽の技法を用いることで時代を越えたサウンドをも志向しています。
 2011年の聖木曜日に初演された際は大編成のオーケストラを伴っていましたが、モチニクは今回の録音のために弦、木管、打楽器による縮小版を作成しました。
 イヴァン・レプシッチはミュンヘン放送管の首席指揮者でベルリン・ドイツ・オペラの常任客演指揮者も務めており、この作品でもテキストと音楽の持つドラマを見事に引き出しています。

 
 
 


900016
¥2800
チャイコフスキー:「ロメオとジュリエット」/
 ストラヴィンスキー:『火の鳥』/ヴァレーズ:アメリカ
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
  1. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
    幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1880年第3稿)
  イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
   バレエ音楽『火の鳥』 組曲 (1919年版)
   2. I. Introduction 序奏
   3. II. The Firebird and its Dance 火の鳥の踊り
   4. III. Variation of the Firebird 火の鳥のヴァリアシオン
   5. IV. Ring dance of the Princesses 王女たちのロンド
   6. V. Infernal Dance of King Kashchey 魔王カスチェイの凶悪な踊り
   7. VI. Lullaby 子守歌
   8. VII. Finale 終曲
  9. エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):アメリカ(1922年オリジナル版)

 録音(ライヴ) 2015年10月13-16日 ガスタイク、フィルハーモニー、ミュンヘン(ドイツ)-1、9 2013年3月18-21日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)-2-8
 マリス・ヤンソンス・エディション(900200)Disc60の分売です。

 「指揮者とは、指揮台の上の演出家のようなものだ」と語ったヤンソンス。
 オペラで経験を積んだ彼は、常に作品を徹底的に分析し、その本質に迫ろうとしました。
 このアルバムにはタイプの異なる3作品が収録されており、ヤンソンスのアプローチの違いを楽しむことができます。
 ロマンティックな作風と明確なストーリー性を持つチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」、ヤンソンスが得意としたストラヴィンスキーの代表作の一つ「火の鳥」、パトカーのサイレンまでもが用いられ、ニューヨークの風景が鮮烈に描写されたヴァレーズの「アメリカ」。
 ヤンソンスはバイエルン放送交響楽団の高い機能性を最大限に引き出し、作品の持つストーリー性を的確に表現しています。
 




GRAND PIANO



GP921
¥2400

ヴィットーリオ・リエーティ:ピアノ・ソロ&デュオ作品全集 第1集

 SUITE CHAMPETRE 田園組曲(1948)
  1. I. Bourree ブーレー
  2. II. Aria et Ecossaise アリアとエコセーズ
  3. III. Gigue ジーグ
 THREE VAUDEVILLE MARCHES 3つのヴォードビル行進曲(1969)*
  4. No. 1. Tempo di marcia テンポ・ディ・マルチア
  5. No. 2.
  6. No. 3.
 SECOND AVENUE WALTZES 2番街ワルツ(1942)
  7. No. 1. A Yo ヨーへ
  8. No. 2. A Mar マルセルへ
  9. No. 3. A Elsie エルジーへ
  10. No. 4. A Fabio ファビオへ
  11. No. 5. A John ジョンへ
  12. No. 6. A Phyllis フィリスへ
  13. GOSSIPゴシップ(1979)*
  14. VALSE FUGITIVE 束の間のワルツ(1970)*
 DODICI PRELUDI 12の前奏曲(1979)*
  15. No. 1. Moderato cantabile
  16. No. 2. Allegro
  17. No. 3. Moderatamente mosso
  18. No. 4. Allegretto
  19. No. 5. Andante cantabile,
    "La Bella addormentata" 「眠りの森の美女」
  20. No. 6. Andante espressivo e sostenuto
  21. No. 7. Allegretto alla marcia
  22. No. 8. Scorrevole
  23. No. 9. Moderato
  24. No. 10. Allegretto scherzando
  25. No. 11. Allegro
  26. No. 12. Passacaglia パッサカリア
 SEI PEZZI BREVI 6つの短い小品(1932)*
  27. No. 1. Preludio 前奏曲
  28. No. 2. Invenzione インヴェンツィオーネ
  29. No. 3. Elegia エレジア
  30. No. 4. Momento musicale 楽興の時
  31. No. 5. Barcarola 舟歌
  32. No. 6. Saltarello サルタレッロ
 FIVE PIECES FOR YOUNG PIANISTS
  若いピアニストのための5つの小品(1942)*
   33. No. 1. Prelude 前奏曲
   34. No. 2. Canon カノン
   35. No. 3. Valsette ヴァルセット
   36. No. 4. Tarantella タランテッラ
   37. No. 5. Silly Polka シリー・ポルカ
 *-世界初録音
ジョルジオ・コウクル
 (第1ピアノ)-1-6、13-14/
 (第2ピアノ)-7-12/
 (ピアノ・ソロ)-15-37
ヴァージニア・ロセッティ
 (第1ピアノ)-7-12/
 (第2ピアノ)-1-6、13-14

 ピアノ-Steinway, Model D

 録音:Studio Bottega del pianoforte, Lugano(スイス) 2022年6月14日-1-14 2022年10月17日-15-37

 ヴィットリオ・リエーティはイタリア移民の第3世代としてエジプトで生まれ、第一次世界大戦で士官候補生として従軍した後、19歳の時にイタリアに移住。
 作曲をレスピーギやマリピエロ、カゼッラに学び、1925年にはパリに留学。更なる研鑽を積みました。
 この時代に出会ったバランシンのために『Barabau 』と『Lebal』の2作のバレエ曲を作曲しています。
 その後、1940年にアメリカ合衆国に移住、1944年に帰化しアメリカ市民としてボルチモアのピーボディ音楽院やシカゴ音楽大学などで教鞭を執りながら、1年の半分はヨーロッパで過ごすという生活を送り、管弦楽曲や室内楽曲、映画音楽などあらゆるジャンルの作品を数多く作曲。
 彼の作品はドビュッシーやラヴェル、ストラヴィンスキーやプロコフィエフらの影響を受けており、とりわけ管弦楽作品はトスカニーニ、ストコフスキー、クーベリックら名だたる指揮者によって演奏され、高く評価されました。
 リエーティの作品の中ではピアノ曲も大きな比重を占めており、このシリーズ第1集には彼の代表作「2番街ワルツ」や「12の前奏曲」などの世界初録音を含む8作品を収録。プーランクを思わせる軽妙洒脱な表現が魅力です。
 作品は1953年チェコ生まれ、作曲家としても活躍するジョルジオ・コウクルが演奏。デュオではイタリア出身のヴァージニア・ロセッティが共演し、息のあった演奏を聴かせます。

 
 




SWR CLASSIC



SWR19128CD
(2CD)
¥3500
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):無伴奏合唱曲全集 SWRヴォーカル・アンサンブル
ユヴァル・ワインバーグ(指揮)
 【CD1】
  1. Haj, ifjusag! おお、若さよ(1952)/2. Papaine パーパイ夫人(1953)
  Kallai kettos カーライ・ケットゥシュ - 2つのハンガリー民謡の編曲(1950)
   3. I / 4. II
  Matraszentimrei Dalok マートラセンティムレの歌 (1955)
   5. I. Harom hordo 3つの樽 / 6. II. Igaz szelerem 真実の愛 /
   7. III. Gomb, gomb ボタン、ボタン / 8. IV. Erdöbe, erdobe 森の中へ、森の中へ
  9. Magany 孤独(1946)
  Ejszaka - Reggel 夜、朝(1955)
   10. I. Ejszaka 夜 / 11. II. Reggel 朝
  12. bn Husvet イースター(1946) 独唱:ドロテア・ヴィンケル(ソプラノ)
  13. Betlehemi kiralyok ベツレヘムの3人の王(1945-46)
  14. Chorlied nach Goethe ゲーテによる合唱曲(1942)*
  15. Choral コラール(1941)* 独唱:ミシェル・ライアン(ソプラノ)
  16. A varro lanyok お針子(1942) 独唱:ミシェル・ライアン(ソプラノ
  Idegen foldon 異国の地で(1945-46)
   17. I. Siralmas nekem それは私にとって悲惨だった
   18. II. Egy fekete hollo 黒いカラス 独唱:中曽和歌子(ソプラノ)
   19. III. Vissza ne nezz 振り返らないで
   20. IV. Fujdogal a nyari szel 夏の風が吹く
  21. Bujdoso お尋ね者(1946) 独唱:ゲオルク・ゲドカー(バリトン)
  22. Magos kosziklanak 高い崖のそばで(1946)
  23-26. Negy lakodalmi tanc 4つの結婚式の踊り(1950)
   独唱:ヨハンナ・ジマー(ソプラノ)、キルステン・ドローペ(ソプラノ)、
    ユディト・ヒルガー(アルト)/ピアノ:辺見智子
  27. Lakodalmas 婚礼の歌(1950)
  28-30. Inaktelki notak 3つのハンガリー民謡(1953) 独唱:フィリップ・ニーダーベルガー(バリトン)
 【CD2】
  1. Hortobagy ホルトバージ(1952) 独唱:クリストファー・カプラン(テノール)
  2. Temetes a tengeren 水葬(1943)*
  Hajnal 夜明け (1949-50)*
   3. Hajnal I 夜明け I / 4. Hajnal II 夜明け II / 5. Hajnal III 夜明け III /
   6. Burjat aratodal ブリヤートの収穫祭の歌(1945) / 7. Nagy idok 偉大な時(1946/48) /
   8. Dereng mar a hajnal もう夜明けだ(1945) / 9. Tel 冬(1950)*
  Ket Balassa Balint-korus バラッシャ・バーリントの詩による2つの合唱曲(1946)*
   10. Csillagok palotaja 星の宮殿 / 11. Mezok illatoznak - 香る牧草地 /
   12. Orban オルバーン(1942)* / 13. Az asszony es a katona 女と兵士(1951)
  Ket kanon 2つのカノン(1947/52)
   14. I. Ha folyoviz volnek / 15. II. Pletykazo asszonyok
    独唱:クリストファー・カプラン(テノール)、フィリップ・ニーダーベルガー(バリトン)、
     アレクサンドル・ユデンコフ(テノール)、ベルンハルト・ハルトマン(バリトン)
  16. Lux aeterna 永遠の光(ルクス・エテルナ)(1966)
  Magyar Etudok nach Gedichten von Sandor Weores
   シャーンドル・ヴェレシュの詩によるハンガリーのエチュード(1983)
    17. I. Etude No. 9 / 18. II. Etude No. 49, Etude No. 40 / 19. III. Etude No. 90
  Drei Phantasien nach Friedrich Holderlin フリードリヒ・ヘルダーリンによる3つのファンタジー(1982)
   20. I. Halfte des Lebens 生の途上 / 21. II. Wenn aus der Ferne 彼方から /
   22. III. Abendphantasie 夕べの幻想
 *・・・世界初録音

 録音:SWR Funkstudio, Stuttgart (CD2:1のみSt. Michael, Sillenbuch)
  2022年10月4-5日-CD1:1 2021年11月8-12日-CD1:2、14、17-22 2019年9月9-13日-CD1:3、4、9-12、27-30
  2022年9月19-23日、10月7日-CD1:5-8、15-16、23-26、CD2:2、8-11 2020年12月18日-CD1:13
  2022年10月4-5日-CD2:1 2021年11月8-12日-CD2:3-7、12-15 2022年10月14-15日-CD2:16
  2020年6月3-5日-CD2:17-19 2021年3月16-18日、22日-CD2:20-22

 ハンガリーの作曲家ジェルジ・リゲティの無伴奏合唱作品集。
 彼の合唱曲と言えば、ラテン語をテキストにする無伴奏16声部の「ルクス・エテルナ」がよく知られています。
 それぞれのパートが複雑に絡み合い、移り行くハーモニーを紡いでいくこの演奏至難な曲は映画『2001年宇宙の旅』で効果的に用いられ、聴く人を魅了しました。
 しかし、リゲティはコダーイの影響で合唱作品を作るようになったということで、この「ルクス・エテルナ」とドイツ語の歌詞を持つ「フリードリヒ・ヘルダーリンによる3つのファンタジー」を除いた彼の合唱作品は全てハンガリー語の歌詞が用いられ、特有のリズムやイントネーション、アクセントを大切にしたものばかりです。
 この2枚組のアルバムでは、世界初録音を含むリゲティの無伴奏合唱曲をすべて収録。
 曲のスタイルは年代を追って変化、時には前出の「ルクス・エテルナ」のような実験的な作品もありますが、基本的には豊かな響きと簡潔なリズムで書かれた合唱の魅力を引き出すものばかり。
 たとえ言葉を理解していなくても、存分に楽しむことが可能です。

 アルバムで歌っているのは、創立75年以上の歴史を持つ南西ドイツ放送合唱団の選りすぐりのメンバーたちによる「SWR(南西ドイツ放送)ヴォーカル・アンサンブル」。
 20人ほどの少人数で結成されており、現代作品を中心に250曲以上のレパートリーを持つ彼らは世界中のコンサートホールで見事なハーモニーを披露しています。
 2004年から2020年まではマーカス・クリードが首席指揮者をつとめアンサンブルの向上に寄与してきました。
 2020/21年シーズンからは、1990年生まれでテルアヴィヴで音楽を学びベルリンとオスロで研鑽を積んだユヴァル・ワインバーグが新しい首席指揮者に就任。
 このアルバムが彼とアンサンブルの初録音となります。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS

BIDD85024
(2CD)
¥3000→\2790

ブロニスワフ・ギンペル ヴァイオリン協奏曲集



【CD1】
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
  (カデンツァ:フリッツ・クライスラー。
    第2楽章から第3楽章への移行部のみ:カール・フレッシュ)
バンベルク交響楽団、
ハインリヒ・ホルライザー(指揮)
録音:1955年2月18日/
音源:Vox PL 9340(MONO)
ラロ(1823-1892):スペイン交響曲 Op. 21 ミュンヘン交響楽団、
フリッツ・リーガー(指揮)
録音:1956年4月4-6日/
DGG 19 071(MONO)
     

【CD2】
チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35 バンベルク交響楽団、
ヨハネス・シューラー(指揮)
録音:1960年/
Opera 1187(STEREO)
ヴィエニャフスキ(1835-1880):ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op. 22 バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団、
ロルフ・ラインハルト(指揮)
録音:1956年/
Vox PL 10.450(MONO)
パガニーニ(1782-1840):1楽章の協奏曲
   (原曲:ヴァイオリン協奏曲第1番 第1楽章:ヴィルヘルミ編曲)
    
 
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)

 復刻プロデューサー:Eric Wen
 復刻エンジニア:David Hermann
 マスタリング:Dennis Patterson

 「弦のBiddulph」からブロニスワフ・ギンペルの協奏曲集が登場。ステレオのチャイコフスキーは特に注目。

 ブロニスワフ・ギンペルは1911年にオーストリア=ハンガリー帝国のレンベルク(現在のウクライナ西部リヴィウ)でポーランド系ユダヤ人の音楽一家に生まれました。
 父親は劇場の指揮者で、かつてグスタフ・マーラーの指揮の下でクラリネットを演奏していたことがあるそうです。
 父が5歳のブロニスワフにピアノとヴァイオリンを教え始めたところヴァイオリンの上達が目覚ましく、8歳で地元の音楽院に入学し、同年メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏。
 11歳の年にはウィーン音楽院に移り、14歳でゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲を演奏しました。
 15歳の年にはピアニストの兄ヤコブとイタリアに招かれ、ジェノヴァでパガニーニが使っていたグヮルネリ・デル・ジェズで演奏、ローマではイタリア国王とローマ教皇の前で演奏する栄に浴しました。
 
 その後1928年にベルリンでカール・フレッシュのクラスに入学したギンペルは、1年学んだ後にフレッシュのアドバイスでヘルマン・シェルヘンが指揮者を務めていたケーニヒスベルク(現ロシア領カリーニングラード)の放送オーケストラのコンサートマスターに就任。
 その後イェーテボリ交響楽団を経て、クレンペラーの招きでロサンジェルス・フィルのコンマスを務め、第2次大戦が勃発するとアメリカ空軍所属のオーケストラで演奏しました。
 
 戦後はアメリカの放送局ABCのオーケストラや自ら組織した弦楽四重奏団などでも演奏。1950年にはロンドン・デビューが大成功となってヨーロッパでの活動を再開し、英独を中心に数多くの演奏を行いました。
 1962年に訪れたワルシャワで旧友ウワディスワフ・シュピルマン(映画『戦場のピアニスト』の主人公)と再会すると意気投合し、デュオとピアノ五重奏団を結成してコンサート・ツアーを行い、録音も残しています。

 ノイズの少なさと音の鮮度が両立しているのは復刻素材の状況が良かったことを想像させます。
 ベートーヴェンではモノラルながら音の奥行きまで感じさせます。第2楽章と第3楽章をつなぐ小カデンツァにフレッシュ作のものを弾いているのは師へのオマージュでしょう。
 チャイコフスキーは当セット唯一のステレオ録音。ここでギンペルが弾いているヴァイオリンは、作曲者がこの曲に取り組んでいた時に助言したヴァイオリニスト、イオシフ・コテックが使っていた楽器で、ギンペルは「チャイコフスキーが聞いたのと同じ音だ」と自慢していたそうです。
 彼の演奏は5曲を通じて明晰さと力強さが前面に出ており、きびきびとした推進力のある楷書体の音楽と言うことができるでしょう。
 ブックレットには歴史的ヴァイオリニストの演奏に詳しいタリー・ポッター氏による7ページの解説(英語のみ)に加え、15歳のギンペルや、1955年に撮られたヒンデミットとのツーショットなど、貴重な写真が掲載されています。

 




(昔のコメントから)

 大学の講義でチャイコフスキーを取り上げるにあたり、CD棚で最初に目に付いたCONCERT ROYALE のヴァイオリン協奏曲(206248)の入ったCDを取り出した。
 何年ぶりに取り出しただろう。というか、それが誰の演奏かすらもう覚えてなかった。とりあえず誰の演奏でもいいので講義の練習用としてかけたのだ。

 ・・・が、これが・・・
 むちゃくちゃすごかったのである。

 はっとして講義の準備を中断してしまった。聞き惚れてしまったのである。・・・一体誰の演奏なんだ・・・。

 ブロニスワフ・ギンペル。

 おごらず飾らず、芯の詰まった楷書的演奏。きっちり丁寧すぎるくらいすべての旋律を弾ききる。しかしそこに広がるまるで花園のごとき香り豊かな世界。「一音たりともゆるがせにしない」・・・なんて使い古された言葉があえて口から漏れそうな、その愛情に満ちた真摯な演奏。
 そう、ギンペルの演奏には喜びや愛情があふれている。

 そうして今更ながら昔自分が書いたCONCERTO ROYALEのコメントを見た・・・そうしたらこんなことを書いてる・・・

 「VOXに名演を残すギンペルのチャイコフスキーが最大の聴きもの。この録音はVOX音源ではなくオイロディスク原盤。おそらく初CD化。ギンペルのヴァイオリンは手堅さの中ににじみ出る気品、そしてちょっとした拍子に出てくるダンディでかっこいい節回しが魅力。抑えた男の色気と言うようなものか。伊達男。」


 はは、やっぱり褒めてた。
 でも正直あのときよりも今回のほうがショックが大きかった。

 ギンペル、やっぱりすごい。


 



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SWR CLASSIC



SWR19433CD
(10CD)
¥7200→\6790

偉大なピアニストたち - SWR録音集
 ヴィルヘルム・バックハウス、ヴィルヘルム・ケンプ、クララ・ハスキル、アニー・フィッシャー
 フリードリヒ・グルダ、イェルク・デームス、パウル・バドゥラ=スコダ、
 アリシア・デ・ラローチャ、ゲザ・アンダ、クラウディオ・アラウ

 【CD1】 フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
  1-3. ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  ピアノと弦楽のための協奏曲第11番 ニ長調Hob. XVIII
   4-6. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
    ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K 488
 ※2020年初出時のSWR19088CDにおいて、
  こちらの録音はMONOとご案内をいたしましたが、
  実際はSTEREOであることが判明いたしました。
シュトゥットガルト放送交響楽団-1-3
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)-1-3
バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団-4-6
ハンス・ロスバウト(指揮)-4-6
 【CD2】 クララ・ハスキル(ピアノ)
  1-3. モーツァルト:
   ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調「ジュノーム」K 271
  4-6. モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K 459
シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・シューリヒト(指揮)
 【CD3】イェルク・デームス/パウル・バドゥラ=スコダ
  1-3. モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K 595
  4-6. モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K 491
イェルク・デームス(ピアノ)-1-3
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)-4-6
シュトゥットガルト放送交響楽団
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)-1-3
カール・シューリヒト(指揮)-4-6
 【CD4】 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
  1-3. モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K 482
  4-6. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op. 37
シュトゥットガルト放送交響楽団-1-3
ガルシア・ナバロ(指揮)-1-3
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団-4-6
エルネスト・ブール(指揮)-4-6
 【CD5】 ヴィルヘルム・ケンプ/ヴィルヘルム・バックハウス
  1-3. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 19
  4-6. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op. 73
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)-1-3
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)-4-6
シュトゥットガルト放送交響楽団
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)-1-3
シュトゥットガルト放送交響楽団
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)-4-6
 【CD6】 ゲザ・アンダ(ピアノ)
  1-3. フレデリック・ショパン(1810-1849):
   ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11
  4-6. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
   ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18
バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団
エルネスト・ブール(指揮)-1-3
ハンス・ロスバウト(指揮)-4-6
 【CD7】 ヴィルヘルム・バックハウス/アニー・フィッシャー
  1-4. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 83
  5-7. ロベルト・シューマン(1810-1856):
   ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)-1-4
シュトゥットガルト放送交響楽団-1-4
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)-1-4
アニー・フィッシャー(ピアノ)-5-7
バーデン=バーデン
 南西ドイツ放送交響楽団-5-7
ハンス・ロスバウト(指揮)-5-7
 【CD8】 クラウディオ・アラウ/ゲザ・アンダ
  1-3. ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op. 15
  4. モーリス・ラヴェル(1875-1937):
   左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
クラウディオ・アラウ(ピアノ)-1-3
シュトゥットガルト放送交響楽団-1-3
エリアフ・インバル(指揮)-1-3
ゲザ・アンダ(ピアノ)-4
バーデン・バーデン&
 フライブルク南西ドイツ放送交響楽団-4
ハンス・ロスバウト(指揮)-4
 【CD9】 ゲザ・アンダ(ピアノ)
  1-3. ベーラ・バルトーク(1881-1945):ピアノ協奏曲第2番 BB 101
  4-6. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op. 23
  7. ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op. 117 No. 1
シュトゥットガルト放送交響楽団
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)-1-3
フェルディナント・ライトナー(指揮)-4-6
 【CD10】 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
  1-3. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
   ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調「エジプト風」 Op. 103
  4-6. ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):ピアノ協奏曲 へ調
シュトゥットガルト放送交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)

 録音:
 【CD1】1962年1月10日 リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-1-3
  1962年1月15日 ハンス=ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)-4-6
 【CD2】1952年5月23日 Stuttgart-Degerloch,Waldheim(ドイツ)-1-3(MONO)
  1956年4月7日(ライヴ) Schloss Ludwigsburg,Barock-Theater(ドイツ)-4-6(MONO)
 【CD3】1961年9月28日 ヴィラ・ベルク、シュトゥットガルト-1-3(MONO)
  1962年10月18日(ライヴ) リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-4-6(MONO)
 【CD4】1986年1月15日 リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-1-3
  1977年1月17日 ハンス=ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)-4-6
 【CD5】1957年11月7日 リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-1-3(MONO)
  1962年3月15日 リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-4-6(MONO)
 【CD6】1952年3月18日 ハンス=ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)-1-3(MONO)
  1953年3月3日 ハンス=ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)-4-6(MONO)
 【CD7】1959年12月2日 リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-1-4(MONO)
  1959年2月25日 ハンス=ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)-5-7(MONO)
 【CD8】1972年3月23日(ライヴ) リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-1-3
  1952年3月15日 ハンス=ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)-4(MONO)
 【CD9】1950年11月14日 Krone,Stuttgart Unterturkheim(ドイツ)-1-3(MONO)
  1973年3月13日 リーダーハレ、シュトゥットガルト(ドイツ)-4-7
 【CD10】1993年5月30日(ライヴ) Rokokotheather,Schwetzingen(ドイツ)

 南西ドイツ放送交響楽団(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。その歴史の中で何度も名称を変更しながら、2016年に合併し、現在ではSWR南西ドイツ放送交響楽団として活動しています。
 オーケストラは長年にわたり、多くの伝説的な演奏家と共演し名演を繰り広げてきました。
 この10枚組に登場するのは、ヴィルヘルム・バックハウス、ヴィルヘルム・ケンプ、クララ・ハスキルやアニー・フィッシャーをはじめ、"ウィーンの三羽烏"と称されたフリードリヒ・グルダ、イェルク・デームス、パウル・バドゥラ=スコダ、スペインを代表するアリシア・デ・ラローチャやハンガリーの名手ゲザ・アンダ、チリ出身のクラウディオ・アラウなど国籍も様々なピアニストたち。
 各々が得意とする演目を、これまた時代に名だたる指揮者たちが率いるオーケストラをバックに演奏を聴かせます。
 10枚目のシュヴェツィンゲン音楽祭1993年コンサートにおけるリヒテルの演奏も初出時大変な話題となったものです。
 いずれも、オリジナルマスターテープからの良質な復刻でお楽しみいただけます。
 
 ※各オーケストラ名には当時の名称を原語にて併記してあります。
 




<国内盤>

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00808
(HQ HYBRID)
¥3520
ノット&東響による名演! マーラー・シリーズ!
 マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団

 2022年7月16日 東京・サントリーホール、7月17日 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホールにてライヴ収録

 2023年シーズンで10年の節目を迎える指揮者ジョナサン・ノットと東京交響楽団による音楽の旅路、これまで度々取り組んできた名コンビによるマーラー・シリーズに新たな1枚「交響曲第5番」が登場です。
 益々の深化を目指しお互いを熟知しているからこそ成せる壮麗なマーラーの世界、迫真の名演をどうぞお楽しみください。
 
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OVCT-00206
(HQ HYBRID)
¥3520
舘野泉(ピアノ)
 ゲストに藤田真央
  風に・・・波に・・・鳥に・・・

 一柳 慧:ファンタジア ―左手のピアノのための
 パブロ・エスカンデ:音の絵 ―3手連弾のために ※
 光永 浩一郎:海と沈黙
 吉松 隆:
  アイノラ抒情曲集 ―ピアノ(左手)のために 作品95 より
   第1曲 「ロマンス」
   第5曲 「モーツァルティーノ」
   第3曲 「バラード」
  タピオラ幻景 作品92 より 第3曲「水のパヴァーヌ」
 ミシェル・ルグラン/吉松 隆 編曲:
  シェルブールの雨傘 ―三手連弾 ※
 梶谷 修:
  祈り / 土曜日の森 /
  風に・・・波に・・・鳥に・・・
 山田 耕筰/梶谷修 編曲:赤とんぼ
 ウラディーミル・ヴァヴィロフ/吉松 隆 編曲:
  カッチーニのアヴェ・マリア
舘野泉(ピアノ)
藤田真央(ピアノ)※

 2022年11月7-9日、南相馬市民文化会館(ゆめはっと)にて収録

 舘野泉、86歳。ピアノが語りかける、生命のつづら折り。

 舘野泉、86歳の新録音。プログラムのほとんどが舘野に献呈された作品群で、その現代作曲家たちの個性や息遣いに、ピアノはピタリと寄り添っています。
 曲ひとつひとつの光陰に暖かい眼差しをそそぎ、誠実に紡いでいく音の深さと優しさ。その味わいは干天の慈雨に似て、聴き手の大地に心地よくしみ込んでいきます。
 人の生への賛歌がゆっくりと静かに開かれていくアルバム。
 ゲストに藤田真央を迎えたエスカンデやルグランも必聴!
 
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OVCL-00802
(HQ HYBRID)
¥3520
新しい星の誕生! 金川真弓、遂にデビュー!

リサイタル
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
 武満 徹:妖精の距離
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」
金川 真弓(ヴァイオリン)
ジュゼッペ・グァレーラ(ピアノ)

 2022年10月24-26日 高崎芸術劇場にて収録 《デジパックケース》

 新しい星の誕生! 金川真弓、遂にデビュー!

 ドイツ生まれ。2018年ロン=ティボー国際コンクール第2位、翌19年のチャイコフスキー国際コンクール第4位という輝かしい入賞歴で、現在世界から注目を集める金川真弓、待望のデビュー盤。
 ドイツのバロックと古典派の名品の間に、表情ゆたかな武満とドビュッシーを挟むという、王道のプログラム。
 耳目を集めるようなバッハから最後のクロイツェルまで、全体を大きな弧で描きながら呼吸し躍動する音楽。長年のコンビ俊英グァレーラのピアノを得て、金川はストラドの名器から、圧倒的なテクニックと自在な感性を流麗に披歴。光輝く新星登場を、どうぞお聴きください。

 金川 真弓(ヴァイオリン)Mayumi Kanagawa, violin
  2019年チャイコフスキー国際コンクール第4位、2018年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位入賞&最優秀協奏曲賞を受賞。
  これまでに、プラハ放送響、マリインスキー劇場管、ドイツ・カンマーフィル、フィンランド放送響、ベルギー国立管、フランス国立ロワール管、モスクワ・フィル等と、日本では、N響、読響、都響、京響、名古屋フィル、大阪フィル等に客演し世界的指揮者と共演している。
  2022年にはベルリン・コンツェルトハウス管やロイヤル・フィルへデビューした。また、トランス=シベリア芸術祭、ヴェルビエ音楽祭、PMF音楽祭等に出演している。
  ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨーク、ロサンゼルスを経て、現在ベルリンを拠点に活動。
  ハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーに師事。使用楽器は、日本音楽財団貸与のストラディヴァリウス「ウィルへルミ」(1725年製)





 ようやく金川 真弓がデビューした。

 こちらブルッフのヴァイオリン協奏曲の第1楽章の動画

https://youtu.be/No90s69xXWw
読売日本交響楽団 2021年1月9日
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
金川真弓(ヴァイオリン)

 この人はときどきふっと微笑むのが印象的。自分の「間」というのをとても大事にする感じがする。


 

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まさかデ・フリエンドが日本のオケの首席客演指揮者になるとは!
2024年4月から京都市交響楽団首席客演指揮者に就任予定
それにさきがけてEXTONが京都市交響楽団とのライヴを発売!
過去の音源も再発売!


OVCL-00803
(HQ HYBRID)
¥3520
2022年5月ライヴ
 ヤン・ヴィレム・デ・フリーント&京都市交響楽団
  シューベルトの交響曲 第8(9)番

   シューベルト:
    交響曲 第8(9)番 ハ長調 D944「ザ・グレイト」
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント (指揮)
京都市交響楽団

 2022年5月20-21日 京都コンサートホール にてライヴ収録

 ついにベールを脱ぐ、オランダの鬼才。

 ヤン・ヴィレム・デ・フリーントは、オランダ出身の指揮者・ヴァイオリニストで、現在バルセロナ交響楽団、リール国立管弦楽団、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めるほか、世界中のオーケストラに客演しています。
 EXTONでは彼が創設したコンバッティメント・コンソート・アムステルダムのCDが好評を博しました。
 2022年5月に京都市交響楽団と共演したライヴ録音のCD化。デ・フリーントと京響の相性の良さが表れる演奏に、会場は喝采と興奮に包まれました。
 ヤン・ヴィレム・デ・フリーントは2024年4月から首席客演指揮者に就任予定で、これからの彼らの演奏に注目です。
 
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OVCL-00805
(2HQ HYBRID)
¥4180
再発売
1997年録音
デ・フリーント&コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
 J.S.バッハ:管弦楽組曲(全曲)

 J.S.バッハ:
  管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
  管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
  管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
  管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント
 (音楽監督、ソロ・ヴァイオリン)

 1997年1月27日-2月4日 アムステルダム、ヴァルス教会にて収録

 コンバッティメントならではのみずみずしさにあふれている

 1982年にヤン・ヴィレム・デ・フリーントが創設し、音楽監督とコンサートマスターを務めた、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム。
 滅多に耳にする機会のない新たなバロック・レパートリーに光を当てるだけでなく、同時期の大作曲家の有名曲を新しい角度から見つめ直す機会をも与える演奏活動で、国際的な名声を確立しました。
 当アルバムは1997年の録音で、EXTONの最新リマスタリングを施した再発売となります。
 
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OVCL-00807
(2HQ HYBRID)
¥4180
再発売
1995/1996年録音
デ・フリーント&コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)

 J.S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲
  第1番 ヘ長調 BWV1046
  第2番 ヘ長調 BWV1047
  第3番 ト長調 BWV1048
  第4番 ト長調 BWV1049
  第5番 ニ長調 BWV1050
  第6番 変ロ長調 BWV1051
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント
 (音楽監督、ソロ・ヴァイオリン)

 1995年10月26日-11月1日(第1番、第2番、第5番)、1996年2月26-28日(第3番、第6番)、3月21-22日(第4番)アムステルダム、ヴァルス教会にて収録

 このうえなくヴィヴィッドな躍動に満ちた清新なバッハ。

 1982年にヤン・ヴィレム・デ・フリーントが創設し、音楽監督とコンサートマスターを務めた、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム。
 滅多に耳にする機会のない新たなバロック・レパートリーに光を当てるだけでなく、同時期の大作曲家の有名曲を新しい角度から見つめ直す機会をも与える演奏活動で、国際的な名声を確立しました。
 当アルバムは1995-96年の録音で、EXTONの最新リマスタリングを施した再発売となります。
 


ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド
CHALLENGE CLASSICSの旧譜から

手に入るうちにどうぞ




 CC 72856
(9CD)
\6000
今はまだ在庫あるらしいですが・・・
フリエンド(指揮)&ネザーランド響/
 ベートーヴェン:交響曲&協奏曲全集
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団
 [CD1]
  交響曲第4番 変ロ長調 Op.60/交響曲第6番 ヘ長調『田園』 Op.68
 [CD2]
  交響曲第1番 ハ長調 Op.21/交響曲第5番 ハ短調『運命』 Op.67
 [CD3]
  交響曲第7番 イ長調 Op.92/交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
 [CD4]
  交響曲第2番 ニ長調 Op.36/交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 Op.55
 [CD5]
  交響曲第9番 ニ短調『合唱』 Op.125
    アンマリー・クレメール(ソプラノ)、ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(アルト)、
    マルセル・レイヤン(テノール)、ゲールト・スミッツ(バリトン)、
    コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
  ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19/ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
    ハンネス・ミンナール(ピアノ)
 [CD7]
  ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
    ハンネス・ミンナール(ピアノ)
  三重協奏曲 ハ長調 Op.56
    ストリオーニ三重奏団
 [CD8]
  ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58/ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『皇帝』 Op.73
    ハンネス・ミンナール(ピアノ)
 [CD9]
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61/ロマンス第1番 ト長調 Op.40/ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
   リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)


 いま聴かねばならない指揮者のひとり、ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(フリーント)。

 このひと、およそ25年ほど前はビーバーの名演を聞かせてくれていたコンバッティメント・コンソート・アムステルダムの音楽監督だった。
 「次世代のブリュッヘン」と呼ばれる鬼才として、有望な古楽系指揮者として知る人ぞ知る存在だった。

 ところがそのデ・フリエンドがいきなりマーラーを出して、これがすごかった(廃盤、世界中探したがどこにも残ってない)。
 店主は、少なくともビーバーとマーラーで名演を残した指揮者を知らない。
 しかもどちらもハンパじゃない名演。才気あふれる、狂気にも似た音楽。

 その後さらにデ・フリエンドはCHALLENGE CLASSICS からベートーヴェン交響曲全集をリリース。
 1,5,7,8番はICMAの重要な審査メンバーでもある国際的なクラシック音楽雑誌ピチカートにおいて、最上級の評価を獲得。「史上最高のベートーヴェン録音の一つ」と絶賛された。

 だが残念ながらそのベートーヴェン交響曲全集 ずっと入手不能と言われていた。

 そのフリエンドのベートーヴェン交響曲全集が、協奏曲も含めて新セット化!



 ベートーヴェン生誕250年記念盤、稀有な完成度を誇るフリエンドの名演をまとめて堪能!

 録音:[CD1] 2009年6月30日-7月3日(第4番)、2008年6月23-26日(第6番)/[CD2] 2009年6月29-30日(第1番)、2010年2月8-10日(第5番)/
  [CD3] 2010年6月29-30日(第7番)、2008年6月25-26日(第8番)/[CD4] 2009年5月18-20日(第3番)、2010年9月7-8日(第2番)/
  [CD5] 2011年7月12-14・18日/[CD6] 2015年2月2-4日/[CD7] 2016年9月23・27日(第3番)、2012年7月2-3日(三重協奏曲)/
  [CD8] 2014年5月26-28日/[CD9] 2010年2月10-12日(協奏曲)、2010年6月30日(ロマンス)
 録音場所:オランダ、エンスヘデ音楽センター
 [CD1] 74'29''、[CD2] 56'19''、[CD3] 65'57''、[CD4] 80'56''、[CD5] 63'14''、[CD6] 64'59''、[CD7] 69'30''、[CD8] 70'19''、[CD9] 58'27''

 ベートーヴェン生誕250 年記念リリース!フリエンド指揮による交響曲と協奏曲の録音を網羅したお買い得セット。オーケストラは2006 年から2017年までフリエンドが首席指揮者を務めたネザーランド交響楽団。
 すべて当レーベルの名録音技師Bert van der Wolf 氏がサウンド・エンジニアを務めた録音でもあり、演奏・音質共に一本筋の通った説得力ある仕上がりとなっています。

 フリエンドはコンバッティメント・コンソート・アムステルダムとも演奏を重ねており、古楽系の演奏法に長けています。ゆえに颯爽としたテンポ感、思い切った斬り込み具合が痛快。その個性がモダン楽器を使用したネザーランド交響楽団特有のふくよかな響きと絶妙なマッチングを見せ、温かみのある風合いを持ちながらも強い表現意欲に満ち満ちているという、稀有な演奏を生み出しています。
 奇をてらうことなく真正面からベートーヴェンのスコアに立ち向かっていく姿勢も好感が持て、『英雄』のような充実した作品ではその音楽の濃密さ、重みが十分に感じられるでしょう。各所に現れる美しい管楽器のカンタービレも聴きものです。

 ピアノ協奏曲はピアノ三重奏全曲録音でも名を上げたミンナールの独奏で、カデンツァはすべてベートーヴェンのものを使用。ヴァイオリン協奏曲はこちらもレーベルの看板アーティストであるフェルシュトマンによる独奏で、カデンツァはベートーヴェンがピアノ協奏曲用に編曲(Op.61a)した際に書いたカデンツァをシュナイダーハンがヴァイオリン用に書き直した、ティンパニ付きの珍しいものです。ロマンスもしっかり収録しています。

 



これがフリエンドのビーバー
このビーバーは酒を喰らい笑い踊り泣く
これもまたビーバーのもうひとつの姿だと思う


SACC 72132
\3500
海外の僅少在庫
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
 兵士たち、ジプシーたち、農夫たちと夜警
  4声のアリア C.52/6声のソナタ「教会へ行く農民」C.110
  バレット「徴兵官」/夜警の歌を伴う5声のセレナード C.60
  食卓の音楽 から 第3曲 C.71/バレット集 C.58
  戦争 C.61/喜びのソナタ C.App.121
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指揮)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
[Multichannel SACD/Stereo SACD/CD Hybrid]

 コンバッティメント・コンソート・アムステルダムがリリースしてスマッシュ・ヒットとなったビーバー・アルバム。

 「ロザリオ」の中のポピュラーな歌謡性を増幅させ、さらに異国風情緒を散りばめた秀逸な作品集。

 「ロザリオ=ビーバー」と思って生きてきた人には、ぱっと聴き、ビーバーとは思えない音楽。
 しかし要所要所でロザリオと似た音楽が出てくるに及び、これもまたビーバーの本性と知る。
 東の国の片田舎から出てきたビーバー、おそらく旅の途上では大道芸人のようなことをやっていたに違いないのだ。

 コンバッティメント・コンソート・アムステルダムの弾けるようなリズムと、デ・フリーントの放つちょっぴり過激な解釈が爽快。

 ルネサンスの優雅さとちょっとえげつないところがビーバーにはぴたりと重なる。
 おすすめのアルバム。






SONORITE



SNRT2301
¥3080
コンラート・ハンゼンの弟子、安井耕一(ピアノ)
 ピアノトリオコンサート - 室内楽の愉しみ -

 1-3. ハイドン(1732-1809):
  ピアノ三重奏曲第25番 ト長調「ジプシー」Hob.XV:25
   I. Andante / II. Poco adagio cantabile /
   III. Rondo all'Ongarese: Presto
 4-7. ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調Op.1-3
  I. Allegro con brio / II. Andante cantabile con Variazioni /
  III. Minuetto. Quasi allegro / IV. Finale. Prestissimo
 8-11. シューベルト(1797-1828):ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調D 898
  I. Allegro moderato / II. Andante un poco mosso /
  III. Scherzo: Allegro / IV. Rondo: Allegro Vivace - Presto
安井耕一(ピアノ)
高辻瑶子(ヴァイオリン)
安井総太郎(チェロ)

 《録音》2021年10月21日 ふきのとうホール、札幌

 安井耕一は、師コンラート・ハンゼン(エドヴィン・フィッシャーの高弟で、フルトヴェングラーとのベートーヴェン第4協奏曲の名演で知られる)からドイツ伝統のピアニズムを濃密に継承した、知る人ぞ知る音の求道者です。
 国立音楽大学を退官してからも、息子であるチェリスト安井総太郎らと演奏活動をしており、その光沢をまとった美音と格調高い音楽は根強いファンを集めています。
 このCDは、2021年10月21日の札幌ふきのとうホールで開催されたピアノトリオの演奏会のライヴ録音で、若い弦楽の2人を触発し音楽の桃源郷へ連れ去らんとする名匠の至芸と、融通無碍な音の会話が、美しい録音に収められています。
 
 

SNRT2302
¥3080
Kreisleriana
 1. モーツァルト(1756-1791):アダージョ ロ短調 K.540
 2. モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
 3-10. シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op.16
  I. AuBerst bewegt / II. Sehr innig und nicht zu rasch /
  III. Sehr aufgeregt / IV. Sehr langsam / V. Sehr lebhaft /
  VI. Sehr langsam / VII. Sehr rasch / VIII. Schnell und spielend
 11. シューマン:アラベスク Op.18
新井眞澄(ピアノ)

 《録音》2022年3月15-17日 府中の森芸術劇場 ウィーンホール、東京

 在独60年、ベルリン芸術大学で教鞭も執ったピアニスト新井眞澄が、音楽人生の集大成として制作したアルバムで、彼女が深い共感を寄せるモーツァルトとシューマンの作品を収録。
 表題作《クライスレリアーナ》は、E.T.A.ホフマンの小説の作中人物にシューマンが自らを投影した音楽で、音楽そのものが小説のような趣。
 新井のピアノは自然体で深い含蓄を湛え、名人の朗読さながらに、聴き手をモーツァルトとシューマンの音楽世界へと優しくいざなってくれます。
 














2/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENTUS MUSIC

ACC 30598CD
¥2700→\2490
クーナウの後継は誰にしましょう?
 ライプツィヒ1723~
  候補はこの3人・・・テレマン、グラウプナー、バッハ

 J.S.バッハ:
  カンタータ「イェス 十二弟子呼びて言いたもう」BWV 22
 グラウプナー:
  カンタータ「主を讃えよ、すべての異邦人よ」GWV 113/23b
 テレマン:
  カンタータ「Ich muB auf den Bergen weinen und heulen」TVWV 1:591
 グラウプナー:
  カンタータ「主よ、深き淵より、われ汝を呼ぶ」 GWV 1113/23a
 J.S.バッハ:
  カンタータ「汝まことの神にしてダヴィデの子」 BWV23
AElbgut(声楽アンサンブル)
 [イザベル・シッケタンツ(ソプラノ)
  ステファン・クナス(アルト)
  フローリアン ジーヴァース( テノール)
  マルティン・シッケタンツ(バス)]
カペラ・イェネンシス
 (バロック・アンサンブル)

 トーマスカントルを巡る歴史的な任命争い「ライプツィヒ1723」、あなたなら誰を選ぶ?

 録音:2022年7月、パウル・ゲルハルト教会、ライプツィヒ/77'10

 12世紀の聖トーマス教会完成とともに創設された、聖トーマス教会少年合唱団。
 バッハは1723年から1750年まで、この教会のトーマスカントル(音楽監督)を務めていました。
 その伝統は現在も引き継がれ、現在は第18代目のトーマスカントルとしてアンドレアス・ライズがその任に就いています。
 バッハが活躍していた18世紀当時、ドイツの音楽家にとってはこの「トーマスカントル」の地位は名誉ある重要な仕事であり、1722年にヨハン・クーナウが死去すると、後任として多くの候補者が現れました。
 市の評議会が第1候補として名前をあげたのは、当時ハンブルクの5つの主要教会の音楽監督を務めていたテレマンでした。
 しかし待遇面で折り合いがつかず断念。次にダルムシュタットの宮廷楽長で、クーナウの弟子であったグラウプナーを当たったものの、雇い主のヘッセン公が辞任を許可せずまたもや断念。
 ライプツィヒ市は最終的にバッハを選ばざるを得なくなり、1723年バッハはトーマスカントルに就任し、1750年に亡くなるまでその任を務めあげました。
 本盤は、バッハがカントル採用試験の際に提出したカンタータ23番や、初録音のグラウプナーのカンタータ「主を讃えよ、すべての異邦人よ」、そしてテレマンの未出版のカンタータ「Ich muß auf den Bergen weinen und heulen」など、聴き手が審査員になったつもりで、この歴史的なこの任命を巡る争いを聴くことができます。
 演奏は気鋭の歌手4人による声楽アンサンブルÆlbgutと、若きバロック・アンサンブル、カペラ・イェネンシスの初共演です。

 
 
 
ACC 30620CD
¥2700
キリスト復活の物語
 シュッツ:
  『善良な羊飼いはよみがえられた』 SWV469
  『復活祭オラトリオ(イエス・キリスト復活の物語)』 SWV50
 ミヒャエル・プレトリウス:『ハレルヤ、キリストはよみがえり』
アンサンブル・ポリハルモニーク

 初のドイツ語オラトリオ、シュッツの傑作『イエス・キリストの復活の物語』

 録音:2022年2月、ベルリン、イエス・キリスト教会/62'55

 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672)は、初期バロックを代表する作曲家。バッハが1685年生まれなので、ちょうど100年前の生まれの人。
 ガブリエリやモンテヴェルディらイタリア・バロックの華やかな要素と、後期フランドル楽派の対位法的な技巧を、ドイツの教会音楽の伝統の中に巧みに結合させた作風で、プロテスタントの精神を音楽に投影したという意味では、バッハと並び、歴史上最高の音楽家と呼べる存在と言えるでしょう。
 本盤に収録されている、最初のオラトリオとされる『イエス・キリストの復活の物語(復活祭オラトリオ)』は、1623年にドレスデン王宮の礼拝堂で復活節第3主日晩課に初演されました。
 シュッツの初期の代表作でヴェネツィア留学での複合唱様式体得を生かし、洗練された手法で復活という神秘性を音楽で表現しています。
 演奏は、ルネサンスとバロック時代の音楽を専門に、歴史的作品の演奏を行っているアンサンブル・ポリハルモニーク。シュッツとプレトリウスのイースターを祝う作品集です。

 
 



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AD VITAM



AV 221015
¥2700→\2490
マキシム・ゼッキーニ(左手ピアノ)
 左手のための作品集Vol.10

 フランツ・シュミット:
  (1)クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、
   チェロと左手ピアノのための五重奏曲(1932)
  (2)ピアノ五重奏曲ト長調(左手)(1926)
マキシム・ゼッキーニ(左手ピアノ)
パトリック・メッシーナ(クラリネット)
エリプス弦楽四重奏団
 【リョウドウ・カネコ、
  クー・ユンウン(ヴァイオリン)、
  アラン・スウィートン(ヴィオラ)、
  マルレーヌ・リヴィエール(チェロ)】

 左手ピアノと室内楽が織りなす響きの世界

 ディジパック仕様、78'25"

 左手のために書かれたピアノ音楽に情熱を傾けるマキシム・ゼッキーニ。
 先日リリースした10 枚組Box にしか入っていなかった同シリーズVol.10 が単独発売となりました。このアルバムはオーストリアの作曲家フランツ・シュミットの五重奏曲2篇を収めています。
 どちらもラヴェルの協奏曲で有名なパウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱で書かれ、1926年作は弦楽四重奏、1932年作の方はクラリネットと弦楽三重奏との組合せの40分近い力作です。
 



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BIS



BIS SA 2198
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
エフゲニー・スドビン(ピアノ)
チャイコフスキー・オン・ザ・ピアノ

 (1)グリンカ(スドビン編):「ルスランとリュドミラ」序曲
 (2)チャイコフスキー(スドビン編):くるみ割り人形~花のワルツ
 (3)チャイコフスキー:ドゥムカOp.59
 (4)同:四季Op.37~11月「トロイカ」/6月「舟歌」
 (5)同:2つの小品Op.10(夜想曲/ユモレスク)
 (6)同:夜想曲Op.19の4
 (7)同:18の小品Op.72~優しい非難/5拍子のワルツ/悲しい歌
 (8)チャイコフスキー(スドビン編):眠りの森の美女~ワルツ
 (9)同(同編):幻想的序曲「ロミオとジュリエット」
エフゲニー・スドビン(ピアノ)
ベッラ・スドビン(ピアノ)(2)(8)

 スドビン自編による華麗な「ルスランとリュドミラ」序曲

 録音:2020年2月/ブレーメン放送ゼンデザール(4)(6)(9)(5)の1、2021年6月/ヴェステロス・コンサート・ホール(1)(3)(7)、(5)の2、2022年7月29日/リストツェントルム(オーストリア)(2)(8)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、73'58"

 スドビンのチャイコフスキー・アルバム。でありながらグリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲に始まります。
 これはチャイコフスキーがモスクワ音楽院の開校式で「新音楽院で最初に響く音楽は、グリンカじゃなければダメ!」と自らピアノに向かい弾いた逸話を再現。
 当然即興で楽譜にもしていないため、スドビンが想像で編曲しています。原曲自体が急速でボルテージが高く、これまでヴィルトゥオーゾ編曲がなかったのがむしろ不思議で、スドビンの華麗な編曲で新たな生命を得たと申せましょう。

 アルバムの中心はスドビン編曲の幻想序曲「ロミオとジュリエット」。ドラマチックな迫力と中間部の甘美なメロディの歌いまわしが絶品。
 同じく「くるみ割り人形」の「花のワルツ」と「眠りの森の美女」の「ワルツ」は4手用編曲で、12歳の愛娘ベッラ(高音部)と連弾しています。非常に華やかで、スドビンの編曲の才能をうかがえます。
 「眠りの森の美女」はラフマニノフの編曲にさらに手を加え華麗にしています。

 そのほかチャイコフスキーのオリジナル・ピアノ曲を9篇披露、チャイコフスキーのメルヘンの世界をたっぷり堪能できます。時にパッセージを変更し、より効果的にするなど往年のロシアの巨匠たちを思わせます。
 




FIRST HAND RECORDS



FHR 140
¥2200
クルト・ヴァイル:作品集
 (1)『三文オペラ(1928)』組曲(1956)
  [マックス・シェーンヘル(1903...1984)編]
 (2)七つの大罪(1933)
 (3)パナマ組曲(1934)
 (4)9月の歌(1938)
 (5)スラバヤ・ジョニー(1929)
(2)セレーナ・ウェイ(ソプラノ)、
 オトマール・スターム(バリトン)、
 マルティン・ミュラー(テノール)、
 ウェルナー・ギュラ(テノール)、
 グレゴール・ロジツキ(バス)
(4)マルティン・ミュラー(テノール)
(5)セレーナ・ウェイ(ソプラノ)
マーク・フィッツ=ジェラルド(指揮)
バーゼル・シンフォニエッタ

 クルト・ヴァイルのおいしいところを集めたライヴ音源

 録音:(1)(2)(4)(5)1991年2月3日、(3)1993年9月5日/スイス、バーゼル、シュタットカジノ

 20世紀前半の舞台音楽史に大きく名を残したドイツ生まれのアメリカ人作曲家クルト・ヴァイルと、詩人・劇作家のベルトルト・ブレヒト。
 ふたりのコラボ作品の中でもっとも有名な「七つの大罪」や、聴く機会が少ないもののとても魅力的な「パナマ組曲」等を収録。人気の高い「三文オペラ」からの管弦楽組曲も入っています。

 1991年と1993年に行われたこのコンサートからのライブ録音です。
 一時期、バーゼルで限定的に公開されていた音源でしたが、First HandレーベルのリマスターによりCDが世界発売されることになりました。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902618
¥2900→\2690
ティモシー・リダウト(ヴィオラ)
なんという抒情と熱、リダウトが演奏する濃厚なエルガー

 エルガー(1857-1934):
  ヴィオラ協奏曲
   (原曲:チェロ協奏曲/
    ライオネル・ターティス (1876-1975)による
     ヴィオラ編曲版に基づく)
 ブロッホ(1880-1959):
  ヴィオラとオーケストラのための組曲 B.41
   〔I. レント / II. アレグロ・イロニコ /
    III. レント / IV.モルト・ヴィーヴォ〕
ティモシー・リダウト(ヴィオラ)
BBC交響楽団
マーティン・ブラビンス(指揮)

  録音:2022年4月、ロンドン

 『詩人の恋』ヴィオラ編曲版で、その溢れるロマンスを存分に発揮し一挙に注目を集めたイギリスの俊英ヴィオラ奏者、ティモシー・リダウト。待望の新譜はエルガーです!
 指揮者も英国出身のブラビンス、オケもBBC 響ということで、英国勢による演奏が実現、エルガーの暗くしかし抒情に満ちた世界が濃厚な熱量で展開されています。
 エルガーのヴィオラ協奏曲は、20世紀に活躍した英国のヴィオラ奏者ターティスのたっての希望で実現した、チェロ協奏曲のヴィオラ編曲版です。
 この編曲は作曲者にも認められ、1930年にエルガーの指揮、ターティスのソロにより初演、チェロ協奏曲の初演よりも熱烈に迎え入れられたそうです。
 リダウトはターティスの編曲にさらに手を加え、完璧に作品を手中におさめています。カップリングのブロッホは、演奏機会が少ないものの、東洋趣味の作品で、こちらもリダウトの巧みな歌いまわしが炸裂しています。

 ティモシー・リダウトは1995年生まれ、王立音楽院で学んだのち、2014年セシル・アロノヴィッツ国際コンクール優勝、2016年ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール優勝。
 ヴィオラ界の若手の中では最注目の演奏者で、オーケストラとも共演多数、2021年6月には王子ホールでトランジット・シリーズに登場、絶賛されました。
 




PASSACAILLE RECORDS



PAS 1097
¥2700
暗くて優美な
 青の間 ~17世紀パリのサロン音楽

 ロベール・ド・ヴィゼー(c.1650-1665...after1732):前奏曲 ニ短調
 セバスティアン・ル・カミュ(1610...1677):
  愛しい人よ、残酷なる愛しい人よ
 ロベール・ド・ヴィゼー:パッサカリア ニ短調
 セバスティアン・ル・カミュ:今でも愛するこの素敵な場所
 作者不詳:あなたを愛することで、そう思っていた
 ロベール・ド・ヴィゼー:アルマンド『おしゃべり』
 ミシェル・ランベール(1610...1696):恋人の影
 セバスティアン・ル・カミュ:平穏な日々を過ごしていました
 セバスティアン・ル・カミュ:この木立の中では、もう愛せない
 ロベール・ド・ヴィゼー:前奏曲 ハ短調
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643...1704):かなしい砂漠
 ロベール・ド・ヴィゼー:サラバンド ハ短調
 ロベール・ド・ヴィゼー:前奏曲 イ短調
 ロベール・ド・ヴィゼー:アルマンド イ短調
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ:ああ、夢見させておくれ
 ロベール・ド・ヴィゼー:ロンドー『仮面舞踏会』
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ:私に苦悩をくれるもの
 ロベール・ド・ヴィゼー:シャコンヌ イ短調
 セバスティアン・ル・カミュ:夜が続くままに
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ:この森で恐れもせず
デボラ・カシェ(ソプラノ)
ソフィー・ファンデン・エインデ(テオルボ)

 暗くて優美なフランスの歌

 録音:2022年7月9-10日/ベルギー、ヘント、カペル・テルハーゲン/58'37''

 17世紀フランスで最大のサロンを抱えていたランブイエ侯爵夫人。その寝室は青を基調とした独特のもので「青の間 Chambre Bleu」と呼ばれました。
 また彼女のサロンに出入りする女性たちは「プレッシューズ Precieuses」と呼ばれ、国境を越えたエレガントな空間で、洗練された会話を交わしていました。
 2人の女性奏者が、この優美な世界を音楽で再現します。
 暗い色調の歌が多く、ふかみのある表現が特徴的です。
 



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PARATY



PTY 2122365
¥2800→\2590
ヴェロニク・ボンヌカズ(ピアノ)
戦争と平和 プロコフィエフ作品集

 プロコフィエフ:
  (1)ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
  (2)別れの前のロミオとジュリエットOp.75の10
  (3)つかの間の幻影Op.22(全20曲)
  (4)ワルツ(歌劇「戦争と平和」より)Op.96 の1
  (5)年とった祖母の話Op.31
ヴェロニク・ボンヌカズ(ピアノ)

 エレガントなプロコフィエフ

 録音:2022年5月2-4日/タルブ音楽院コンサートホール/ディジパック仕様、78'06"

 ヴェロニク・ボンヌガズはボルドーとパリの音楽院の後、渡米してジュリアード音楽学校で学んだ実力派。
 教育面でも優れ、パリのエコール・ノルマルのほか日本のPTNA でも多くの生徒を育てています。CD ではショパンやドビュッシーで独特な味わいの演奏を見せていますが、今回プロコフィエフに挑戦。
 プロコフィエフは典型的ロシア音楽ながら6人組などフランス音楽の影響を受けていることもあり、ロシア系ピアニストとは違う側面を気づかせてくれます。
 とりわけ20曲から成る「つかの間の幻影」の色彩的で繊細な表現は絶品です。


旧譜
ヴェロニク・ボンヌ
カズ(ピアノ)
ショパン:ピアノ・ソナタ集

 PARATY 121365
\2800
ヴェロニク・ボンヌカズ(ピアノ)
ショパン:ピアノ・ソナタ集
 第1番 ハ短調 op.4
 第2番 変ロ短調 op.35「葬送」
 第3番 ロ短調 op.58
ヴェロニク・ボンヌカズ(ピアノ)

 ボンヌカズの熱いタッチで聴くショパンのピアノ・ソナタ全曲

 録音:2019年11月

 フランスのヴェテランピアニスト、ヴェロニク・ボンヌカズがショパンのソナタ3 曲を録音しました。
 ボンヌカズはCNSM でヴェンツィスラフ・ヤンコフのクラスで学び、その後ジュリアード音楽院などでも学び、様々なコンクールの入賞歴を持ちます。
 ちなみに師ヤンコフはショパンの解釈でも高く評価された奏者で、1949年、ロン=ティボー国際コンクールで第1 位の座をチッコリーニと分かち合った人物でもあります。
 そんなヤンコフに師事し今やヴェテランとして存在感を放つボンヌカズ。
 抜群のバランス感覚で熱さを秘めた音色でハーモニーを響かせつつ、コントロールの効いた音楽づくりで聞かせます。


 14 歳でボルドー音楽院を首席で卒業し、パリ音楽院でもピアノと室内楽で首席を獲得したボンヌカズ。消滅したARCOBALENOでのショパンやリストは高く評価されていました。
 ハロルド・ショーンバーグはニューヨーク・タイムズ紙上で「我々の時代でほんの一握りのピアニストしか持っていないエレガンスを、ボンヌカズ嬢は持ち合わせている」と激賞。
 実力派なので美貌を売り物にするタイプではないというものの、その容姿も話題になっているようです。


 




DUX



DUX1909
¥2500
バルトシュ・コジャク(チェロ)
マルティヌーの2つのチェロ作品を
 ポーランド出身の名手が奏でる!

  マルティヌー:
   チェロ協奏曲第2番 H.304
   チェロ・ソナタ第2番 H.286*
バルトシュ・コジャク(チェロ)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
ペトル・ポペルカ(指揮)
ラドスワフ・クレク(ピアノ)*

 ポーランド出身のチェロ奏者バルトシュ・コジャクは、ショパン音楽院でカジミエシュ・ミハリク、アンジェイ・バウアーに、パリ国立高等音楽院ではフィリップ・ミュレールに師事。これまでにヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位(2001年)、プラハの春国際音楽コンクール(2006年)で特別賞を受賞するなど、多くのコンクールで入賞。
 ワルシャワの秋、ヤング・ユーロ・クラシックなどの著名な音楽祭にも招聘されています。

 本アルバムでは、400もの作品を残したチェコの大作曲家マルティヌーが、創作活動の頂点にあたる1940年代にアメリカで完成させた2つの作品を取り上げています。

 ※録音:2021年6月2日ー4日&2022年6月26日
 
 

DUX1907
¥2500
ポーランドの作曲家たちによるフルート作品集
 ベネディクト・コノヴァウスキ(1928-2021):
  フルート協奏曲
 フェリクス・リュビツキ(1899-1978):
  フルート協奏曲(小協奏曲)へ長調 Op.51
 タデウシュ・シェリゴフスキ(1896-1963):
  フルート・ソナタ
 パヴェウ・シマンスキ(b.1954):アペンディックス
 ヤロスワフ・シヴィンスキ(b.1964):
  ミスティ・アイ・オヴ・ザ・アースワーム*
グジェゴシュ・オルキエヴィチ
 (フルート、ピッコロ*)
ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団
アグニエシュカ・ドゥチマル(指揮)、他

 ルネサンスから現代作品まで幅広いレパートリーを誇り、ポーランドで最も優れたフルート奏者の1人であったグジェゴシュ・オルキエヴィチ。
 1982年から88年にかけてはチェリストのアンジェイ・バウアー、ピアニストのヴァルデマール・マリツキとともにポーランド・トリオのメンバーとして、コンサートやポーランド放送の録音を行い、1997年からはポーランド室内管弦楽団の芸術監督に就任し、ポーランド国内外での公演を行うなど、指揮者としても活躍しました。

 本アルバムは、2021年に惜しくもこの世を去った名手が、母国ポーランドの作曲家たちがフルートのために書いた作品を厳選し収録しています。

 ※録音:1987年-1990年(ポーランド)
 
 

DUX1867
¥2500
マラフスキ/ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲集
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
 アルトゥール・マラフスキ:ピアノ三重奏曲
トリオ・レジェンド
 〔クシシュトフ・カタナ(ヴァイオリン)、
  モニカ・クラシツカ=ガヨフニク(チェロ)、
  アグニェシュカ・ザハチェフスカ=
   クションジェク(ピアノ)〕

 ショスタコーヴィチの親友、イワン・ソレルチンスキーの追憶に献呈されたピアノ三重奏曲と、作曲家、ヴァイオリン奏者、教育者、指揮者としての多彩な姿を持っていた20世紀ポーランドの音楽家、マラフスキのピアノ三重奏曲をカップリング。
 困難な時代を生きた偉大な音楽家たちの作品を奏でるトリオ・レジェンドは、クラクフとカトヴィツェの音楽院の学生と卒業生によって2017年に創設され、第26回ヨハネス・ブラームス国際コンクールで第1位(2019年)に輝いています。

 ※録音:2021年11月3日-5日
 
 

DUX1882
¥2500
セカンド・ライフ ~ アダム・パルマ:ギター作品集
 アダム・パルマ(b.1974):セカンド・ライフ
 フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946)
  (アダム・パルマ&クシェシミル・デンプスキ編):誓い
 ショパン(アダム・パルマ&クシェシミル・デンプスキ編):
  マズルカ第6番イ短調 Op. 7-2
 エドヴァルト・パウワシュ(1936-2019)
  (アダム・パルマ&クシェシミル・デンプスキ編):デイジー
 パルマ:私のポーランドの心
 作者不詳(アダム・パルマ&クシェシミル・デンプスキ編):
  クラリネット・ポルカ
 セヴェリン・クライイェフスキ(b.1947)
  (アダム・パルマ&クシェシミル・デンプスキ編):
   ラン・アウェイ・マイ・ハート
 パルマ:イントゥ・バトル
 ショパン(アダム・パルマ&クシェシミル・デンプスキ編):
  ショパン・メドレー
   (バラード第4番ヘ短調 Op. 52&
    ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op. 35より)
 クシェシミル・デンプスキ(b.1953):カンタービレ ロ短調
 パルマ:グランマ
 ショパン(アダム・パルマ&クシェシミル・デンプスキ編):
  12の練習曲より 第12番ハ短調 Op.10-12 《革命》
 イェジ・ペテルスブルスキ(1895-1975):ラスト・サンデー
アダム・パルマ
 (アコースティックギター)
ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団
アグニエシュカ・ドゥチマル(指揮)

 ポーランド系イギリス人ギター奏者のアダム・パルマは、カトヴィツェ音楽院で学び、ソロ活動、バンド演奏、大学ギター講師と多岐にわたり活躍しています。
 本アルバムでは、民謡、スカウトソング、愛国音楽の流れを汲む曲、映画のテーマ曲、ショパンの曲、そしてアダム自身が語るポーランドの魂を感じさせる自作曲など、ギターの魅力を凝縮した意欲作です。

 ※録音:2022年(ポーランド)
 
 

DUX1839
【移行再発売】
¥2500
ラクス:弦楽四重奏曲集
 シモン・ラクス(1901-1983):
  弦楽四重奏曲第3番
   《ポーランド民謡の主題を題材として》
  弦楽四重奏曲第4番
  弦楽四重奏曲第5番
ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団
アグニエシュカ・ドゥチマル(指揮)
アンナ・ドゥチマル=ムロズ(指揮)

 ワルシャワ音楽院で学んだ後にパリへと渡り新古典主義音楽から多大な影響を受け、さらにはアレクサンドル・タンスマンと交流を深めるなど順調なキャリアを築いていた矢先、ナチス・ドイツに捕らわれてしまい収容所へと送られてしまったシモン・ラクス。
 アウシュヴィッツ強制収容所に送られたものの収容所のオーケストラの指揮者、作編曲家を任されたことにより九死に一生を得た後、ダッハウ強制収容所に移送。アメリカ軍の収容所解放によってパリへと帰還することが出来たという激動の生涯を送ったポーランドの音楽家です。

 大戦の戦禍、ナチスの迫害から生き延びたラクスが大戦後に作曲した3つの弦楽四重奏曲を、ここではポーランド放送アマデウス室内管弦楽団が弦楽オーケストラで演奏。
 ポーランドで最も有名な女流指揮者であるアグニエシュカ・ドゥチマルと娘で同じく指揮者のアンナ・ドゥチマル=ムロズがタクトを振るっています。

 ※録音:2012年9月26日&2013年3月23日、ポズナン(ポーランド)

 ※こちらのタイトルは、DUX1626からの移行再発売(DUX1626は完売次第廃盤)となります。
 ※尚、収録曲目、ジャケット写真の変更はございません。
 




NEOS

NEOS12104
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥3100
ヴィトマン兄妹によるブーレーズ作品集
ブーレーズ:アンテーム1&2、二重の影の対話

 アンテーム1(1991)~ヴァイオリン独奏のための
 二重の影の対話(1985)~
  クラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための
 アンテーム2(1995)~
  ヴァイオリン独奏とライヴ・エレクトロニクスのための
カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン)
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)
南西ドイツ放送エクスペリメンタル・スタジオ
ミヒャエル・アッカー
 (サウンドディレクション)

 ヴィトマン兄妹によるブーレーズ作品集!

 ピエール・ブーレーズ(1925-2016)のライヴ・エレクトロニクスを伴う作品集。ブーレーズの作品に不可欠な2つの側面、演劇への愛着とエレクトロニクスによる音の空間化の探求に焦点を当てています。
 《二重の影の対話》では作曲家や指揮者としても活躍するクラリネットの名手イェルク・ヴィトマン(2023年3月にも来日予定!)、《アンテーム》ではイェルクの妹、カロリン・ヴィトマンがソロを担当し、理想的な演奏を行っています。

 ※録音:2016~2019年
 
 
NEOS12027
【旧譜】
¥2700
マグヌス・リンドベルイ:アコーディオン作品全集
 アコーディオン・ジュビリーズ(2003/2018)~
  アコーディオン独奏のための
   (編曲:ヤンネ・ヴァルケアヨキ&マグヌス・リンドベルイ)
 2匹のコヨーテ(2002/2019)~
  チェロとアコーディオンのための
   (編曲:ヤンネ・ヴァルケアヨキ&マグヌス・リンドベルイ)
 リードの戯れ(1990)~アコーディオン独奏のための
 メタル・ワークス(1984)~
  パーカッションとアコーディオンのための
ヤンネ・ヴァルケアヨキ(アコーディオン)
トマス・ヌニェス(チェロ)
イェリー・ピーッポネン(パーカッション)

 フィンランドの現代音楽作曲家、マグヌス・リンドベルイ(1958-)のアコーディオン作品全集。
 リンドベルイはアコーディオンを6歳から習い始め、最初にスケッチを行ったのはアコーディオンのための作品だったといいます。
 リンドベルイの複雑で重層的な世界を、彼と密接な関係を持つ楽器、アコーディオンのダイナミックな表現力でお楽しみください。現代音楽ファンはもちろん、アコーディオン愛好家にとっても必携のCDです。

 ※録音:2019年11月
 
 
NEOS12125
【旧譜】
¥2700
ラヴ・ソングズ~ローリー・アルトマンの音楽
 それができる? Can it Be/
 あなたがそれを知る時 When Do You Know/
 最初からやりなおす Starting Over/
 たぶん明日は Maybe Tomorrow/
 もしあなたを愛すなら If I Loved You/
 永遠に Forever More/
 あなたの顔を Let Your Face Be/アデリタ Adelita/
 砂漠の目 Desert Eyes/夢見心地 Losing My Mind/
 正しい方法 Right Way/どういう意味? What Does it Mean
 (すべて世界初録音)
イザベル・プフェファーコーン(メゾソプラノ)
ローリー・アルトマン(バリトン)
ランディ・バウアー(ピアノ)
ダニエル・ジーバー(指揮)他

 ニューヨーク出身の作曲家・ピアニスト、ローリー・アルトマン(1944-)は、最も複雑な音楽構造の中にシンプルさを表現することが得意な音楽家です。
 ジャズの分野でも活躍するアルトマンは、あらゆる音楽スタイルやジャンルを駆使して、革新的でありながら、既存の音楽から自然に発展するような作品を生み出しています。
 各収録作品はそれぞれ何らかの形で愛や情熱、思いやり、神秘、献身、人間の温かさなどを表現しています。

 ※録音:2020年1月&11月
 
 
NEOS12126
【旧譜】
¥2700
ジャンルカ・ヴェルリンジェーリ:再発見された音楽
 エレゴスIV(2005/17)~バセット・ホルン独奏のための
 シューベルト断章(2006-2007)~
  ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための
 シフト(2008)~アコーディオン独奏のための
 アルキミエ~
  アヴェ・マリス・ステラによるリチェルカーレ(2009)~
   ヴィブラフォンとピアノのための
 アイロニッククオニリコ(2010)~
  拡張されたトロンボーンのためのソニックドラマ
 マッド・コンポーザーのための4つの歌(2015)~
  弦楽四重奏のための
 記憶の迷宮 第1巻(2004-2005)~ピアノのための
 ヴィンテージ(2019)~バロック・オルガンのためのパッサカリア
 ゲディーニ断章(2015)~ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための
 (《シフト》を除き世界初録音)
トリオ・ドビュッシー
リスカム四重奏団
ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)他

 電子音楽の構造主義者、イタリアのジャンルカ・ヴェルリンジェーリ(1976-)の約15年にわたる室内楽作品を収録したアルバム『ムジカ・リトロヴァータ(再発見された音楽)』。
 彼はリゲティの《ムジカ・リチェルカータ》 からもインスピレーションを得て、他の時代から再発見された要素を取り出し、現代の音楽言語で再構成しています。
 彼の作曲アプローチは電子的なアルゴリズムに基づいており、その音楽はダイナミクス、音色、音の重ね方などを巧みに使いこなした多次元的なものとなっています。

 ※録音:2012~2019年
 
 
NEOS12127
【旧譜】
¥2700
ルネ・ヴォールハウザー:
 作品集(ヴォールハウザー・エディション8)

  投げられた曲芸師(2018)~
   ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、
    ヴァイオリンとチェロのための
  四重奏曲第1番(2018)~
   フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための
  正直に言うと(2017)~
   ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネットとチェロのための
  三重奏曲第2番(2017)~フルート、クラリネットとチェロのための
  チェリッシモ・グラデュアーレ(2017)~チェロ独奏のための
  ミコシュ・・・超深遠なフィールドで失われた(2013)~
   ピアノのための
  拍手の歌(2018)~ソプラノ、バリトンとピアノのための
 (すべて世界初録音)
アンサンブル・ポリソノ
エリア・ザイフェルト(ピアノ)
マルクス・シュトルツ(チェロ)
デュオ・シモルカ=ヴォールハウザー

 NEOSから8枚目となるルネ・ヴォールハウザー(1954-)の作品集。
 本作では2013~2018年頃に作曲された様々な編成のアンサンブル作品を収録。1954年スイス出身のヴォールハウザーは幅広いスタイルを持つ多才な音楽家で、これまでに1500以上の作品(室内楽、オーケストラ、舞台作品)を含む膨大な作品を生み出してきました。
 ロック、ジャズ・ミュージシャン、即興演奏家、歌曲伴奏者、アンサンブル・ポリソノの創設者兼芸術監督としての長い経験が、現代音楽の作曲家としての本業に結びついています。
 指揮者、作曲家の他にバリトン歌手、ピアニストとしても現役で、今回の録音でもピアノ&バリトンで自身も参加しており、テキストもヴォールハウザーの詩を用いています。

 ※録音:2018~2020年
 
 
NEOS12205
【旧譜】
¥2700
ラルフ・ホイヤー:
 エレクトロアコースティック作品選集 2010-2020

  残存_リスク(2011/2013)~
   4チャンネル・エレクトロアコースティック・
    コンポジション(ステレオ版)
  4worte09(2010)~
   6チャンネル・エレクトロアコースティック・
    コンポジション(ステレオ版)
  ZEITgezeichnet(描かれた時間)(2010-2021)~
   6チャンネル・エレクトロアコースティック・
    コンポジション(ステレオ版)
  from_2_to_power_of_O_to_2_
   to_the_of_20 [20...20](2020)~
    任意のチャンネル数のためのエレクトロアコースティック・
     コンポジション(ステレオ版)/
  状態 7(2015)~
   ヴァイオリンと4チャンネル・プレイバックのための
    (ステレオ版)/
  バーコード(音楽の痕跡を含む可能性があります)(2015)~
   4チャンネル・エレクトロアコースティック・
    コンポジション(ステレオ版)
 (すべて世界初録音)
ラルフ・ホイヤー(電子楽器)
エギディウス・シュトライフ(ヴァイオリン)

 ラルフ・ホイヤー(1950-)は、旧東ドイツの作曲家の中で最も多才でありながらあまり知られていない作曲家の一人。
 彼のエレクトロアコースティック作品では、聴覚的に理解しやすいプロセスを開発することに焦点が当てられています。ノイズ系の電子音楽に関心のある方におすすめです。

 ※録音:2010~2021年
 
 
NEOS12206
【旧譜】
¥2700
セイエド・シナ・サデグポア:
 ソプラノと混合アンサンブルのための室内楽作品集
様々なアーティスト
  Avaz I(歌 I)(2015)~ソプラノ、ハープ、ホルンとワイン・ボトルのための
  Rira(リラ)(2013)~ソプラノとバス・クラリネットのための
  Dourefalak(スカイ・サイクル)(2012)~プリペアド・ピアノのための
  Farsh(カーペット)(2017)~
   2つのホルン、トランペット、トロンボーン、タール、ウード、トンバク、チェロと2人のソプラノのための
  Zendaniye Vazheha(あなたの言葉の囚人)(2012)~
   ソプラノ、トロンボーン、チェロ、ピアノと打楽器のための
  Tchahargah(2008)~チェロとプリペアド・ピアノのための
  Avaz II(歌 II)(2016)~ハープ、ホルン、クラリネット、話し声とワイン・ボトルのための
  Derakhte Sib(アップルツリー)(2019)~ハープ、チェロ、サイド・ドラム、クロタルとソプラノのための
 (すべて世界初録音)

 イラン生まれの作曲家セイエド・シナ・サデグポア(1977-)による、ソプラノと様々な楽器によるアンサンブルのための室内楽作品集。
 革命後のイランでは、音楽家、特に女性の音楽家は大きな制約と限界に直面しています。
 これらの作品は、ドイツで得た自由を利用して、イランで禁じられているソプラノのための現代的な音楽に貢献したいという考えから制作されました。
 本作には、ウマル・ハイヤーム(1048-1131)による古いテキストと、19世紀末から20世紀以降の詩人によって書かれた新しい時代のテキストが並列していますが、それらは家、自然、愛というテーマで結ばれています。
 曲は伝統的なイラン音楽と現代の西洋音楽の技法を組み合わせ、その双方から影響を受けた言語を作り上げることを目指しています。

 ※録音:2012年&2020年
 




ALPHA CLASSICS



ALPHA834
¥2800
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
『幼き日の印象』
 エネスク、ドビュッシー、ラヴェル:ヴァイオリン作品

  ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
   1. 協奏的即興曲
 クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  2-4. ヴァイオリン・ソナタ L. 140
 ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
  5. 子供の夢 Op. 14
 エネスク:
  6-15. 幼き日の印象 Op. 28
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  16-18. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調 M. 77
 ニーノ・ロータ(1911-1979):
  19. 即興詩
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
ロマン・デシャルム(ピアノ)

 録音: 2021年2月 ロング・ディスタンス・スタジオ、モントルイユ、フランス

 【サラ・ネムタヌが自らのルーツに迫る、ルーマニアとフランスのヴァイオリン作品】
 フランス国立管弦楽団のコンサート・マスターを20年務めるサラ・ネムタヌと、ピアニスト、ロマン・デシャルムによるルーマニアとフランスを中心とした作曲家によるヴァイオリン作品集。
 フランスでルーマニア系の家庭に生まれたネムタヌが自らのルーツに迫るべくここに収めた作品群は、高度なテクニックと濃厚さと鋭さを併せ持つ彼女の個性にうってつけのものばかり。
 豊かな表現力でこれらの作品の持つ魅力を新たな側面から引き出しています。
 最後にアンコールのように収められたニーノ・ロータも素晴らしい演奏。

 
 
 
ALPHA924
¥2800

シリル・デュボワ(テノール)
『SO ROMANTIQUE !』~19世紀フランスのオペラ・アリア集


 ダニエル=フランソワ=エスプリ・オーベール(1782-1871):
  1.「静けさに満ちた隠れ家で」 歌劇《舟歌》(1845) より
 バンジャマン・ゴダール(1849-1895):
  2.「何度、彼女を夢見たことか」 歌劇《サラメアのペドロ》(1884) より
 アンブロワーズ・トマ(1811-1896):
  3.「ああ、神のおかげか!...至高の力を持つ方よ」
   歌劇《エルヴィーラの物語》(1860) より
 フランソワ=アドリアン・ボワエルデュー(1775-1834):
  4.「さて、そろそろ出てくるか...さあこちらへ、優美なる婦人よ」
   歌劇《白衣の婦人》(1825) より
 フロマンタル・アレヴィ(1799-1862):
  5.「ついに、このうえなく優しい太陽が昇り」 歌劇《王妃の銃士》(1846) より
 ルイ・クラピソン(1808-1866):
  6.「夢見て待とう、いつか素敵な日が来て」
   歌劇《GIBBY LA CORNEMUSE バグパイプ吹きのジビ》(1846) より
 ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
  7.「ああ!友よ!何と楽しい日!」 歌劇《連隊の娘》(1840) より
 シャルル・グノー(1818-1893):
  8.「わたしが籠に飼っているのは」
   歌劇《いやいやながら医者にされ》(1858) より
 シャルル・リュス=ヴァルレ(1781-1853):
  9.「その姿を夢見て...さあ思い浮かべ、旋律よ」
   歌劇《L'ELEVE DE PRESBOURG プレスブルクの学生》(1840) より
 ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):
  10.「ここか、奴が恥も臆面もなく...なんと酷いことだろう」
   歌劇《美しいパースの娘》(1867) より
 テオドール・デュボワ(1837-1924):
  11.「晴天の朝、山肌に陽光が差し」 歌劇《グザヴィエール》(1895) より
 シャルル・シルヴェール(1868-1949):
  12.「ただひとり!とわたしは呟く」 歌劇《ミリアーヌ》(1913) より
 トマ:
  13.「さようなら、ミニョン!」 歌劇《ミニョン》(1866) より
 レオ・ドリーブ(1836-1891):
  14.「宝石の絵を描く...高貴な儚い幻影よ」 歌劇《ラクメ》(1883) より
 トマ:
  15.「王の子として生まれながら...そんな不平も全く顧みられず」
   歌劇《レーモン》(1851) より
 カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
  16.「慎ましく貧しいままで...尋ねてみたまえ、あの鳥に」
   歌劇《銀の呼び鈴》(1864) より
 クラピソン:
  17.「いえ、この奴隷はあなたのものにはなりません...
   さようなら、かわいそうな母さん」
    歌劇《LE CODE NOIR ル・コード・ノワール》(1842) より
シリル・デュボワ(テノール)
リール国立管弦楽団
ピエール・デュムソー(指揮)

 録音: 2021年7月 リール新世紀音楽堂(オーディトリアム・ドゥ・ヌーヴォー・シエクル)

 【シリル・デュボワが魅せる!フランス・ロマン派の知られざる美しきアリア集】
 バロックからロマン派まで、フランス・オペラを中心に目覚ましい活躍をみせるフランスのテノール、シリル・デュボワによる、19世紀のフランスに於けるオペラ・アリアを集めたアルバム。
 ドニゼッティがパリで作曲した《連隊の娘》や、トマの《ミニョン》、ドリーブの《ラクメ》など有名な作品はほんの一握りで、現在では全曲はおろかその一部の演奏も珍しくなってしまった数々のオペラのアリアが収録されているのがポイントですが、さらには、それらがたいへん魅力的であることに驚かされます。
 豊かな表現力と高度なテクニック、余裕のある高音の張りなど、デュボワの実力が作品の美しさを十二分に引き立てており、こちらもフランス・オペラのスペシャリストであるピエール・デュムソーの棒もオーケストラ全体をたっぷりと歌わせて、その歌唱にぴたりと寄り添っています。
 




ARCANA



A541
¥2800
カプスベルガー、アンブロジーニ:テオルボ作品集 ステファノ・マイオラーナ(テオルボ)
 クラウディオ・アンブロジーニ(1948-)/ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651)
  1. 〔環境音〕昔日の防波堤ムラッツィの傍らで/2. カプスベルガー: 無題の独奏曲/
  3. アンブロジーニ: Tastata タスタータ (2017)/4. カプスベルガー: コルレンテ/
  5. アンブロジーニ: Tastata riflessa 水面の煌めきのタスタータ (2017)/
  6.〔環境音〕川に入る歩み ~2019年の高潮/7. カプスベルガー: トッカータ 第1番/
  8. アンブロジーニ: Toccata トッカータ (2018)/
  9. カプスベルガー: ガリアルダ/10. アンブロジーニ: Aria アリア (2017)/
  11.〔環境音〕ヴェネツィア・ビエンナーレ庭園入口に停泊するゴンドラ群/
  12. カプスベルガー: 無題の独奏曲/13. アンブロジーニ: Canzone カンツォーネ (2018)/
  14. カプスベルガー: リチェルカータ/
  15. アンブロジーニ: Canzone in eco こだまを返し合うカンツォーネ (2018)/
  16. 〔環境音〕停泊するクルーザー群/17. カプスベルガー: ヴェネツィア風アリア/
  18. アンブロジーニ: Sarabanda サラバンダ (2018)/19. カプスベルガー: バッターリャ(戦い)/
  20. アンブロジーニ: Ciaccona チャッコーナ (2017)/
  21. 〔環境音〕サン・マルコ広場の高潮、鐘の音とカモメの合唱/22. カプスベルガー: トッカータ 第2番/
  23. アンブロジーニ: Ricercare リチェルカーレ (2018)/24. カプスベルガー: ロマネスケ/
  25.〔環境音〕フラーリ教会(モンテヴェルディの墓所)の近くにいた子供たち/
  26. アンブロジーニ: Arpeggiata アルペッジャータ (2018)

 録音: 2021年2月1-6日 グラッシ宮殿小劇場、ヴェネツィア

 【17世紀と現代とを自由に行き交う、水上都市ヴェネツィアに息づくテオルボの響き】
 歴史ある水の都ヴェネツィアという「場」に焦点を当て、そのサウンドスケープの中に佇む歴史的建造物の中でかつて愛奏されていた古楽器テオルボを用い、17世紀の作曲家カプスベルガーと現代作曲家アンブロジーニの独奏曲の魅力に迫るアルバム。
 低音側に弦を多く追加したリュートの一種テオルボは、17世紀初頭にオペラ歌手たちを支える通奏低音楽器として重宝されただけでなく、当時から独奏にも使われ、特に「テオルボのドイツ人」の綽名で知られたローマ暮らしのドイツ系作曲家カプスベルガーの作品は各地で筆写されて人気を誇りました。
 他方アンブロジーニはフランスの若手登竜門ローマ賞やヴェネツィア・ビエンナーレでの受賞経験を持つ1948年生まれの作曲家。
 早くからバロック以前の音楽に関心を示し、16世紀ヴェネツィアの音楽を現代の響きの中でアレンジするなど、ダラピッコラや(彼自身も私淑した)マデルナなどイタリア20世紀の先人たちにも通じる古楽再発見と新作創出を並列的に行う作曲スタイルで知られています。ヴェネツィア音楽院で学び、この水の都に限りない愛着を寄せるアンブロジーニが自ら同地で録った環境音(各20~40秒程度)が「場」への憧憬を誘う中、時に静謐・繊細に、時にダイナミックに重ねられる古楽器の撥弦が、様式感確かな両作曲家の音楽それぞれの味わい深さをじっくり引き出してゆく1時間。
 現代ギター奏者にも馴染み深いスペイン・バロック作曲家サンティアゴ・デ・ムルシアの作品集(A484)も注目されたステファノ・マイオラーナの解釈が光ります。
 




CAPRICCIO



C5466
(2CD)
¥3200
ロータ:歌劇《フィレンツェの麦わら帽子》全曲
 ニーノ・ロータ(1911-1979):
  歌劇《フィレンツェの麦わら帽子》全4幕(1945)
   台本:エルネスタ・リナルディ・ロータ&ニーノ・ロータ
   原作:ウジェーヌ・ラビッシュ&マルク=ミシェル
ファディナール...ピオトル・ブシェフスキ(テノール)
エレナ...テティアーナ・ミユス(ソプラノ)
ノナンクール...キム・デホ(バス)
シャンピニー男爵夫人...
 アンナ・ブルル(メゾ・ソプラノ)
ボーペルトゥイ...イヴァン・オレシュチャニン(バス)
アナイデ...
 アントニア・コスミナ・スタンク(メゾ・ソプラノ)
エミリオ中尉...ダリウシュ・ペルチャク(バリトン)
叔父ヴェジネ...マルタン・フルニエ(テノール) 他
グラーツ歌劇場合唱団
 (合唱指揮...ベルンハルト・シュナイダー)
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエーレ・スクエオ(指揮)

 録音:2021年3月29日-4月1日 グラーツ歌劇場(ドイツ)

 【ニーノ・ロータの人間味あふれる喜歌劇、貴重な全曲盤が登場】
 イタリア映画音楽の大巨匠ニーノ・ロータ、実は10作ものオペラを書いています。これは第3作の貴重な全曲盤。
 ロータは1911年12月3日にミラノで生まれました。祖父は作曲家、母はピアニスト、いとこは歌手という音楽一家で、カゼッラ、ピツェッティ、レオンカヴァルロ、プッチーニといった作曲家たちが彼の家をしばしば訪れていました。
 ロータは8歳でオラトリオ『洗礼者ヨハネの幼時』を作曲、12歳でそれを指揮して上演するなど神童ぶりを発揮。歌とドラマは幼時から彼の音楽の基礎になっていたのでしょう。
 《フィレンツェの麦わら帽子》の台本は、フランスの戯曲『イタリアの麦わら帽子』を元にロータと母親が共作したもの。若者の乗る馬が通りかかりの貴婦人の麦わら帽子に食いついたことが発端となるドタバタ喜劇です。
 作曲されたのは第2次大戦末期の1944年から45年ですが、明るく楽しい笑いの精神に満ちていて、「少しばかりのノスタルジーと、たっぷりの楽観と、良きユーモアによって記憶に残りたい」と語っていたロータらしい作品になっています。

 作曲から10年後にオーケストレーションが施され、1955年にパレルモのマッシモ劇場で初演。
 その後はイタリア各地で上演され、1975年にはロータ自身の指揮で録音したLPがRCAから出ました。1998年にはミラノ・スカラ座でフアン・ディエゴ・フローレスらのキャストにより上演。
 最近では2014年と15年に国立音楽大学オペラ・プロジェクトが上演しました。
 
 このCDで主役のファディナールを歌うのは、ハンブルク州立歌劇場やロイヤル・オペラなどで目覚ましい活躍を続けるテノール、ピオトル・ブシェフスキ。甘い声で聴き手を魅了します。
 ヒロイン、エレナを歌うのは2012年にグラーツ歌劇場でデビューしたテティアーナ・ミユス。明るい声が魅力です。
 イタリアとドイツでピアノと指揮を学んだダニエーレ・スクエオが全体をまとめています。
 ロータによるRCA盤がCD化されていない現在、この録音は貴重な全曲盤です。
 
 
C5494
¥2700
映画音楽とクラシック音楽を聴き比べる
ロータ:作品集 映画音楽組曲と協奏曲集
 映画『戦争と平和』(1956) - 組曲
  1. Introduzione / 2. Momento musicale /
  3. Valzer4. Polonaise / 5. La Rosa di Novgorod /
  6. Nr. 54 ... Esoda da Mosca / 7. Andrea e Natascha /
  8. Nr. 66 ... La ritirata della Grande Armee /
  9. Nr. 67 ... Prigionia / 10. Ritorno a Mosca /
  11. Nr. 73 ... Finale
 12. カステル・デル・モンテ ...
  ホルンとオーケストラのためのバラード(1974)
 弦楽のための協奏曲(1964-65)
  13. Preludo / 14. Scherzo / 15. Aria16. Finale
 ハープとオーケストラのための協奏曲(1947)
  17. Allegro moderato / 18. Andante / 19. Allegro
 映画『オーケストラ・リハーサル』 - 組曲(1978)より
  20. Risatine maliziose / 21. Valzerino Nr. 72 / 22. Galop
エスター・ペリステラキス(ハープ)...17-19
マルセル・ソボル(ホルン)...12
ケルン放送管弦楽団
フェリックス・ベンダー(指揮)...1-16、20-22
マイケル・シール(指揮)...17-19

 録音:WDR Koln, Klaus-von-Bismarck-Saal(ドイツ) 2019年12月2-11日...1-19 2019年10月9-11日...20-22

 【ニーノ・ロータの二つの顔、映画音楽とクラシック音楽を聴き比べる】
 プッチーニ、ラヴェル、ストラヴィンスキーも訪れていたというミラノの音楽一家に生まれたニーノ・ロータ。
 地元の音楽院を経てローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学び、卒業後にはトスカニーニの勧めで奨学金を得てカーティス音楽院へ留学して作曲を学びます。
 アーロン・コープランドと親交を結び、フリッツ・ライナーから指揮の指導も受けました。帰国後のロータはアメリカで学んだにもかかわらずジャズとは距離を置き、前衛に走ることもなく新古典主義スタイルの作品を書きました。
 「受けの良いメロディを書くことは怖くない」「聴いた瞬間にわかってもらえる音楽を書きたい」と公言していたロータの作品は、第2次大戦後のクラシック音楽界では時代遅れに見える面がありましたが、まさにそのアプローチゆえに映画音楽では大成功を収めることになりました。それでも彼は「クラシック音楽の作品は、少なくとも映画音楽と同等以上に大事だ」と語っています。
 このアルバムでは、まずトルストイの原作による1956年の映画『戦争と平和』の音楽を組曲仕立てにしたものを収録、その後にはイ・ムジチ合奏団の委嘱で書かれた弦楽のための協奏曲(グリーグのホルベルク組曲に通じる趣があります)やカルロ・マリア・ジュリーニの指揮で初演されたハープ協奏曲など「クラシック音楽」の作品を収録。
 そして最後にクラシック音楽そのものをテーマにした映画『オーケストラ・リハーサル』の音楽で締めくくり、映画音楽とクラシック音楽というロータの二つの顔が同じ源泉から出ていることを実感させる巧妙なプログラミングになっています。
 映画音楽の中では超有名曲を避け、録音の少ない『戦争と平和』の音楽をとりあげたのは、ほぼ同時期の1952年にプロコフィエフが完成させた同名オペラの音楽との比較を促す意図があるのかもしれません。
 20世紀前半の作曲家の発掘と再評価に力を入れるCAPRICCIOらしいアルバムです。
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS092
¥2800
18世紀フランス語圏のルソン・ド・テネブル
 エクトール=ジョゼフ・フィオッコ(1703-1741):
  1-4. 第1の哀歌
 ジャン=バティスト・フォルクレ(1699-1782)
  またはアントワーヌ・フォルクレ(1672-1744):
   5-7. 三つのヴィオールのための組曲
 ピエール=ルイ・ポリオ(1724-1796):
  8-12. 『エレミア哀歌』による聖土曜日のための第1ルソン
 ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
  13-16. 通奏低音を伴わない三つのフルートのためのソナタ
   (バスーン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロと通奏低音による演奏)
 ジョゼフ・ミシェル(1688-1736):
  17. エルサレム、エルサレムよ
   『高音部、チェロおよびバスーンと通奏低音による
    聖週間第2日のための第3ルソン』より
 ミシェル=リシャール・ド・ラランド(1657-1726):
  18-22. 聖金曜日のための第3ルソン

ウジェーヌ・ルフェーヴル(ソプラノ)
アンサンブル・ルヴィアタン(古楽器使用)
 カミーユ・デュポン
  (チェロ、バス・ド・ヴィオール
   〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
 ジュリー・デサン
  (バス・ド・ヴィオール、ヴィオローネ)
 クレマン・ジョフロワ
  (クラヴサン〔チェンバロ〕)
 ロリス・バリュカン(オルガン)
リュシル・テシエ(バスーン、指揮)


 録音: 2022年5月2-4日 ヴェルサイユ宮殿プチ・トリアノン礼拝堂、ヴェルサイユ、フランス

 【「ルソン」の静謐な響きを、ヴェルサイユ宮殿に集うフランス最前線の俊才たちと】
 キリスト教社会で春の日曜日に祝われる復活祭に先立ち、救世主イエスが現世で十字架にかけられ苦しみぬいて絶命したことを思い返しながら、人類の罪深さを考え直す「聖週間」。
 バロック期のフランス語圏では、この時期の夜明け前に行われていた祈りの時間帯をずらし、日中に小編成の峻厳・清廉な音楽を通じて行うルソン・ド・テネブル(暗闇の朝課)の儀式があり、そのために書かれた楽曲が多く現存しています。
 その特質上、華美な響きを避けてオルガン一つ、ないしそこに低音楽器を添える程度で独唱者が歌う小編成の音楽に仕上げられますが、ここではフランス古楽シーン最前線で活躍する若き名手たちが、バスーン、ヴィオール(ガンバ)、ヴィオローネ、チェロという4種の低音楽器を用い、クラヴサンやオルガンとともに、趣深いくすんだ響きで18世紀初頭の祈りの場を再現。

 近年発見された手稿譜によるフォルクレ父子どちらかの組曲や人気作曲家ボワモルティエの名品編曲など器楽トラックも充実していますが、躍進めざましい独唱者ウジェーヌ・ルフェーヴルの温もり豊かな独唱がこれらの古楽器の響きと実によくなじむ一連のルソンは、演奏機会の少なさが不思議なほど魅力的に聴こえ興趣が尽きません。
 ブリュッセルのイタリア系作曲家フィオッコやブルゴーニュ地方ディジョンのジョゼフ・ミシェルなど、フランス王室に縛られない選曲で視野を広げてくれるプログラムも好感度大。
 ヴェルサイユ宮殿の小礼拝堂の穏やかな音響をよく捉えた自然派録音でお楽しみください。

 
 




CYPRES



CYP8622
¥2800
『Il Mondo Felice 幸せな世界』
 ソプラノ、ヴァイオリンと弦楽合奏のための作品集

  1. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   憐れみたまえ、神よ 『マタイ受難曲』 BWV 244 より
  2-4. J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV 1056R
  5. ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):
   間奏曲 歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より
    (カール・シンプソンによるソプラノと弦楽合奏のための編曲版)
  6. ヘンリー・パーセル(1659-1695):
   私が地の下に横たわる時 歌劇《ディドとエアネス》より
  7-9. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
   ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調
  10. メンデルスゾーン: 不幸な女よ Op. 94
   (イーゴリ・バディンシテインによるソプラノと
    弦楽合奏のための編曲版)
  11. ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901): アヴェ・マリア
  12. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): あすの朝 Op. 27-4
   (マティアス・サムイルによる
    ソプラノ、ヴァイオリンと弦楽合奏のための編曲版)
アンナ・サムイル(ソプラノ)...
 1、5、6、10-12
タチアナ・サムイル(ヴァイオリン)...
  1-4、7-9、12
ワロニー王立室内管弦楽団
ヴァハン・マルディロシアン
 (通奏低音、指揮)

 録音: 2021年3月24-27日 アルソニック、モンス、ベルギー

 モルドヴァの音楽一家に生まれた姉妹、アンナ・サムイルとタチアナ・サムイルのアルバム。いずれも伸びやかな歌が魅力の、姉タチアナのヴァイオリンと妹アンナのソプラノが、親密な音楽を聴かせます。
 ギトリスとの来日でピアニストとしても有名なアルメニア出身の指揮者マルディロシアンのタクトも、広い時代にわたる作品それぞれの魅力を丁寧に引き出してゆきます。
 
 


CYP4660
¥2800
『Temps d'Armenie アルメニアの時』 ~
 ファフシャン、コミタス、ドゥルーズ、ルドゥ:ピアノ作品集

  1-4. ジャン=リュック・ファフシャン(1960-):
   Feuillets d'Armenie アルメニアの本
    1. Rafles
    2. Desert de sang
    3. Mille milliers de noms effaces
    4. Ce qu'a vu Komitas
  5. コミタス(1869-1935)/ヴィリー・サルキシャン編曲:
   Krounk (La grue)
  6. コミタス/サルキシャン: Keler, Tsoler (Marche, brille...)
  7-9. ジャン=ピエール・ドゥルーズ(1954-):
   Hayastan ハヤスタン(アルメニア)
    7. La cathedrale d'Ani
    8. L'irisdescence du toucher
    9. Tigranakert, cite-mere enfouie
  10. コミタス/サルキシャン: Garoun a (C'est le printemps)
  11. コミタス/サルキシャン: Tzirani Tzar (L'abricotier)
  12. クロード・ルドゥ(1960-): Saveurs de pierre et de miel
  13. ファフシャン: Monodie 1a *
ロランス・メフタリアン(ピアノ)
エマニュエル・ホヴァニシャン(ドゥドゥク)...*

 録音: 2022年1月21-23日 アルソニック、モンス、ベルギー 2022年11月21日 デ・シンゲル、アントウェルペン、ベルギー

 スイス出身でアルメニアにルーツを持つピアニスト、ロランス・メフタリアンによるアルバム。
 彼女が現在拠点とするベルギーの作曲家たちがアルメニアをテーマに作曲した作品のほか、近代アルメニア音楽の重要人物であるコミタスによる歌曲のピアノ編曲を収録。
 最終トラックにはアルメニアの木管楽器ドゥドゥクも登場します。教育者としても活動するメフタリアンの高い技術と表現力で、それぞれの作品に深く心を寄せた演奏を聴かせています。
 




EOS GUITAR EDITION

EOS23420017
¥2400
ロータ:フルートとギターのための作品集
 15の前奏曲より
  1. No. 2. Allegro, ma espressivo e delicato /
  2. No. 4. Andante sostenuto ed espressivo /
  3. No. 5. Con impeto / 4. No. 6. Andante /
  5. No. 12. Allegro / 6. No. 13. Andante cantabile
 7. アマルコルド
 子供のための7つの小品
  8. No. 1. Salti e gioci / 9. No. 2. Capriccio /
  10. No. 3. Cantilena / 11. No. 4. Le scalette /
  12. No. 5. Grillo notturno /
  13. No. 6. Puccettino nella giungla /
  14. No. 7. L'acrobata
 2つのフルートのための3つの小品
  15. No. 3. Vecchia Romanza /
  16. No. 2. Vecchio Mulino / 17. No. 1. Vecchio Carillon
 5つのやさしい小品
  18. No. 1. La passeggiata di Puccettino /
  19. No. 2. Serenata / 20. No. 3. Pavana /
  21. No. 4. La chioccia / 21. No. 5. Il soldatino
 23. カビリアの夜
 D. ザウターによるフルートとギター編...1-22
 M. シューマッヒャーによるフルートとギター編...23
ムラト・チェヴィク(フルート)
ダーフィト・ザウター(ギター)

 録音:2022年3月 SRF Studio

 映画音楽の巨匠ニーノ・ロータのピアノ曲やフルート二重奏曲などをフルートとギターにアレンジして楽しむ1枚。
 きらびやかなフルートとノリのよいリズムを奏でるギターが親密な対話を繰り広げます。
 最後に置かれたジャズのテイスト溢れるマルティン・シューマッヒャー編曲の「カビリアの夜」も、中間部の抒情的な旋律がいかにもロータ。
 聴きごたえたっぷりです。
 




FUGA LIBERA



FUG812
¥2800
コンスタンチン・エメリャノフ
ドビュッシー、プロコフィエフ、バーバー

 1-12. クロード・ドビュッシー(1862-1918): 前奏曲集 第1巻
 13-32. セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953): 束の間の幻影 Op. 22
 33-36. サミュエル・バーバー(1910-1981): ピアノ・ソナタ 変ホ短調 Op. 26
コンスタンチン・エメリャノフ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)

 録音: 2022年4月28日-5月3日 モスクワ音楽院大ホール

 2019年のチャイコフスキー国際コンクールに於いて第3位に入賞したコンスタンチン・エメリャノフによる、20世紀のピアノ作品集。
 フランス、ロシア、アメリカという幅の広い選択から、20世紀のピアノ作品の多彩さを提示するとともに、この時代を形作った偉大な作曲家たちの実績を俯瞰する内容となっています。
 彼らしい華麗なテクニックはもちろんですが、その繊細なタッチも堪能することの出来るアルバムです。
 ピアノはチャイコフスキー・コンクールの時と同じYAMAHA CFXを使用。
 




 LINN RECORDS



CKD715
¥2800
三角よう子が所属するグリニッジ・トリオ
ヨハネス・ブラームス(1833...1897):
 ピアノ三重奏曲 第2番、弦楽六重奏曲 第2番(ピアノ三重奏版)

  1-4. ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op. 87
  5-8. 弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 Op. 36
   (テオドール・キルヒナー[1823...1903]編曲 ピアノ三重奏版)
グリニッジ・トリオ
 ラナ・トロトヴシェク(ピアノ)
 ヘザー・トゥアック(チェロ)
 三角よう子(ピアノ)

 録音: 2022年6月12、13、19日 メニューイン・ホール、サリー、UK

 京都出身で現在イギリスで活躍するピアニスト、三角よう子が所属するグリニッジ・トリオによるブラームス。
 3曲のピアノ三重奏曲を録音するプロジェクトの第1弾で、円熟期に書かれた第2番を収録。
 併せて作曲家自身もたいへん満足していたという、弦楽六重奏曲のキルヒナーによるピアノ三重奏への編曲版も収録されています。
 瑞々しいピアノと伸びやかな弦の表情がたいへん魅力的なアルバムです。
 




RAMEE



RAM2208
¥2800
ニュー・コレギウム (古楽器使用)
 J.S.バッハ:フーガの技法

 1. Contrapunctus BWV 1080/1 コントラプンクトゥス1
 2. Contrapunctus BWV 1080/3 コントラプンクトゥス3
 3. Contrapunctus BWV 1080/2 コントラプンクトゥス2
 4. Contrapunctus BWV 1080/5 "In stile antico"
  コントラプンクトゥス5「擬古様式で」
 5. Contrapunctus BWV 1080/9 "Spiritoso"
  コントラプンクトゥス9「スピリトーゾ」
 6. Contrapunctus BWV 1080/10a "Es ist ein Ros entsprungen"
  コントラプンクトゥス10a「一輪のバラが咲き」
 7. Contrapunctus BWV 1080/6 "Ouverture"
  コントラプンクトゥス6「フランス風序曲」
 8. Contrapunctus BWV 1080/7 "Memoria"
  コントラプンクトゥス7「記憶」
 9. Canon in Hypodiapason BWV 1080/15 八度のカノン
 10. Contrapunctus BWV 1080/8 コントラプンクトゥス8
 11. Contrapunctus BWV 1080/11 コントラプンクトゥス11
 12. Canon (BWV deest) "Contemplatio" カノン「熟考」
 13. Contrapunctus BWV 1080/12,1 コントラプンクトゥス12-1
 14. Contrapunctus BWV 1080/12,2 コントラプンクトゥス12-2
 15. Contrapunctus BWV 1080/13,1 コントラプンクトゥス13-1
 16. Contrapunctus BWV 1080/13,2 コントラプンクトゥス13-2
 17. Canon al roverscio et per augmentationem BWV 1080/14
  反行形および拡大によるカノン
 18. Fuga BWV 1080/18,1 "La Rameau" フーガ「ラ・ラモー」
 19. Fuga BWV 1080/18,2 "La Rameau alio modo"
  フーガ「ラ・ラモー(別の手法で)」
 20. Fuga BWV 1080/19 "Ewige Wiederkunft" フーガ「永劫回帰」
ニュー・コレギウム (古楽器使用)
 サラ・デコルソ(ヴァイオリン)
 バディアロヴァ朋絵、
  バルバラ・コンラート(ヴィオラ)
 レベッカ・ローゼン(チェロ)
 アンナ・ラツヘージ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 イネシュ・ダヴェーナ(リコーダー)
 タミ・クラウス(フラウト・トラヴェルソ)
 ダニエル・ランティエ
  (オーボエ、オーボエ・ダ・カッチャ)
 ジェイミー・セイヴァン(木管コルネット)
 マテイス・ファン・デル・モーレン
  (アルト&テナー・トロンボーン)
 ヨースト・スヴィンケルス(テナー&バス・トロンボーン)
 ヴァウテル・フェルスヒューレン(ファゴット)
クラウディオ・ヒベイロ(チェンバロ・指揮)

 録音: 2022年10月6-8日、ヴェストフェスト90、スヒーダム、オランダ
 1/6 コンマ・ミーントーン A=415Hz

【実力派古楽器プレイヤー続々!多様な音色で浮かび上がるバッハの真意】
 少年時代からオルガンに親しみ、17世紀ドイツの先人たちの語法を咀嚼吸収しながら、後年さまざまな音楽様式を身につけ、多声音楽の大家となっていったバッハ。
 その作曲技法の集大成ともいえる『フーガの技法』は、楽譜上に演奏楽器の指定がなされていない音楽理論的作品でありながら、実演を通じても多くの人の心を捉えて離さず、いろいろな楽器編成で披露されてきました。
 楽譜が未完のまま残された理由はしばしば作曲家自身の死と結び付けられてきましたが、実際にバッハの筆が途絶えたのは1749年秋、つまり彼が亡くなる9ヵ月も前のこと。
 歿後まもなく次男C.P.E.バッハや音楽理論家=作曲家マールプルクが出版した楽譜は、それぞれ多くの点で自筆譜との違いが指摘されています。
 
 20世紀以来、世界的に知られた古楽器プレイヤーを多く輩出してきたオランダ語圏を活躍拠点とするブラジル出身のリコーダー奏者イネシュ・ダヴェーナと古楽鍵盤奏者クラウディオ・ヒベイロは、彼らと同じく欧州古楽シーンで多忙な活動を続ける名手たちとともに、現存する関連楽曲まで含めバッハの自筆譜に準拠し曲順を再構成した『フーガの技法』を提案。
 彼らはあえて第1曲をチェンバロ独奏で聴かせたあと、曲ごとの個性をふまえて楽器を選びつつ、声部ごとに別々の楽器を使い、多声の絡みを明瞭に浮かび上がらせます。
 曲によっては副題を添え、彼らが読み取った曲の性質をわかりやすく伝える試みも。楽器それぞれの味わい深い響きと相まって、この難渋ともいえる曲集が驚くほど親しみやすく感じられる充実録音。
 自身もバロック・ヴァイオリン奏者としてのキャリアを持つ俊才技師ライナー・アルントによる、名手それぞれの演奏の妙をよく伝えるエンジニアリングも光ります。

 
 




<メジャー・レーベル>
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DG



4864478
\2900→\2690
《ユジャ・ワン~The American Project》
 1) マイケル・ティルソン・トーマス:A You Come Here Often?(ピアノ・ソロのための)、
 2-12) テディ・エイブラムス:ピアノ・コンチェルト
  (Overture. Swing/Cadenza I/Exposition/Orchestra Break/Exploration/
   Cadenza II/Relaxed/Solos/Cadenza III/Return. Swing/Cadenza IV & Coda)
ユジャ・ワン(ピアノ)、
テディ・エイブラムス(指揮)
ルイヴィル管弦楽団(2-12)

 アメリカの美―ユジャ・ワンの芸術性が世界初録音の曲で輝きを放つニュー・アルバム

 ●世界中で活躍する中国出身のピアニスト、ユジャ・ワンのニュー・アルバム『The American Project』。
 作曲家、指揮者、そして長年の友人でもあるテディ・エイブラムス(b.1987)が彼女のために特別に作曲した新作『ピアノ・コンチェルト』が世界初録音されています。
 エイブラムス自身の指揮で、彼が音楽監督を務めるルイヴィル管弦楽団とともにユジャ・ワンが才気あふれる演奏を披露しています。
 アメリカの音楽文化の豊かさとユジャ・ワンの深く広いヴィルトゥオジティが感じられる曲です。
 アルバムにはユジャ・ワンのもう一人の偉大な友人、マイケル・ティルソン・トーマス(b.1944)が彼女のために作曲したピアノ・ソロ作品『A You Come Here Often?』も収録されています。

 ●テディ・エイブラムスの『ピアノ・コンチェルト』にはゴスペルからラテン・アメリカ音楽まで、すべての様式が含まれ、ユジャ・ワンのソロ・パートではエイブラムスが彼女の能力をいかによく把握しているかがはっきりと示されています。
  聴きごたえのあるソロ・カデンツァが曲を数回中断し、ユジャ・ワンにスポットライトが当てられます。

 ●テディ・エイブラムスとユジャ・ワンはフィラデルフィアのカーティス音楽院で学んでいる時に出会い、エイブラムスは11歳の時サンフランシスコでマイケル・ティルソン・トーマスから最初の指揮のレッスンを受けました。
  そしてマイケルはユジャ・ワンにとってキャリアのスタート時からの心強い理解者でした。

 ●エイブラムスはユジャ・ワンを「現在の最も偉大なピアニスト、もしそう言っても差し支えなければ後にも先にもいない最も偉大なピアニストの一人」と賞賛しています。
 
  【録音】2022年1月、ケンタッキー州、ルイヴィル、The Kentucky Center
 



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WARNER CLASSICS



5419737407
\2700→\2490
マリア・ユディニッチ(ヴァイオリン)、デビュー盤
 『ソングバード』

 1. クララ・シューマン[1819-1896]:
  3つのロマンス Op.22~No.1: Andante molto
 2. ロベルト:シューマン[1810-1856]:
  3つのロマンス Op.94~No.2: Einfach, innig
 3. ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル[1805-1847]:
  6つの歌曲 Op.7~No.2『エルヴィン』
 4. ナディア・ブーランジェ[1887-1979]:日没
 5. エイミー・ビーチ[1867-1944]:ロマンス Op.23
 6. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー[1840-1893]:
  6つの歌 Op.6~No.6『ただ憧れを知る者だけが』
   (ミッシャ・エルマン編)
 7. ニコライ・メトネル[1880-1951]:
  2つのおとぎ話 Op.20~No.1(ヤッシャ・ハイフェッツ編)
 8. メトネル:
  忘れられた調べ 第2集 Op.39~No.4『朝の歌』(ケネス・ブロバーグ編)
 9. セルゲイ・ラフマニノフ[1873-1943]:
  6つのロマンス Op.4~No.4『歌うなかれ、美しい人よ』(マリア・ユディニッチ編)
 10. ミハイル・グリンカ[1804-1857]/ミリイ・バラキレフ[1837-1910]編:
  ひばり(レオポルト・アウアー編)
 11. フランツ・シューベルト[1797-1828]:
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
 12. リヒャルト・シュトラウス[1864-1949]:
  4つの歌曲 Op.27, TrV 170~No.4『明日』
マリア・ユディニッチ(ヴァイオリン)
ケニー・ブロバーグ(ピアノ)
テレサ・ピルスル(ソプラノ: 12)
 録音:2022年6月、ベルリン、Meistersaal / Emil Berliner Studios

 マリア・ユディニッチはロシアのバラショフで1995年に生まれ、父親はピアニストのスタニスラフ・ユデニッチという音楽一家で3歳よりアメリカのカンザス・シティで育ち、フィラデルフィアのカーティス音楽院でシュムエル・アシュケナージとパメラ・フランクに、ボストンのニュー・イングランド音楽院でミリアム・フリードにヴァイオリンを師事。2012年に若手音楽家のためのコンクールで優秀な成績を収め、2016年から2017年にかけてカーティス交響楽団のコンサートマスターを務めました。2021年イザイ国際音楽コンクール、ティボール・ヴァルガ国際コンクール、ヨーゼフ・ヨアヒム国際コンクールの3つのコンクールで優勝を果たしました。

 このマリア・ユディニッチのデビュー盤では、ピアニストのケニー・ブロバーグ(2019年チャイコフスキー・コンクール第3位)と共に、彼女はアルバム・タイトル名の通り、歌にインスパイアされた叙情的なプログラムが選らばれています。19世紀から20世紀にかけての西ヨーロッパ、ロシア、アメリカの作曲家たちの音楽・・・クララ・シューマンをはじめ、ファニー・メンデルスゾーン、ナディア・ブーランジェ、エイミー・ビーチらの知られざる作品から、彼女の故郷であるロシアの作曲家チャイコフスキー、メトネル、ラフマニノフ、グリンカの歌曲やピアノ曲からの編曲、そしてシューベルトの幻想曲、そしてリヒャルト・シュトラウスの『Morgen!』で締めくくられるこのアルバムの収録曲は、どれも「私は人間の歌声にとても惹かれ、自分のサウンドを形作るためのインスピレーションをたくさん得ました」と語る彼女のお気に入りの作品で、クラシック音楽だけではなくジャズやビジュアル・アートを愛するというユディニッチの歌心溢れる演奏が繰り広げられています。


「私は人間の歌声にとても惹かれ、自分のサウンドを形作るためのインスピレーションをたくさん得ました・・・例えば、音が互いにどのように関連しているかについて、楽器奏者として学ぶべきことがたくさんあることを発見しました・・・一つの保留音が、異なるハーモニーの上に乗り、次の音へと変化することによって様々な種類の表現を持つことができるということを、私は多くの歌手を通じて学びました。このアルバムの曲は、小曲であまり知られていない、見落とされている、または過去に忘れ去られてしまった小さな宝石なのです。また編曲したものもあれば、ボーカルラインだけを弾いた手付かずの曲もあります。でもとても叙情的で、プログラムに美しく合うものです」~マリア・ユディニッチ


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5419738199
\2700→\2490
アラン・ルフェーヴル(ピアノ)~『パリの思い出』
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
 ドビュッシー:
  夢想 L.68
  アラベスク第2番L.66、バラード L.70、ピアノのために L.95
  舞曲(スティリー風タランテラ)L.69
 ピエール=マックス・デュボワ:
  10のピアノのためのコンサート用練習曲~第4,8,10番
  ピアノのためのソナタ(アラン・ルフェーヴルへ)
アラン・ルフェーヴル(ピアノ)
 録音:2022年8月30,31日、メガロン・アテネ・コンサートホール『サル・ディミトリ・ミトロプーロス』

 フランス生まれのカナダ人ピアニストで作曲家のアラン・ルフェーヴル。
 ルフェーヴルは、幼いときのカナダのケベック移住まではフランスで育ちました。
 カナダでピアノを学んでいましたが、17歳の時、彼は生まれ故郷のパリに戻り、伝説的なピアニスト、ピエール・サンカンの指導のもと、パリ国立音楽院でピアノと作曲を学びました。サンカンから受けたという文学からの影響や、そこから思考の明瞭さと優雅さの形によって描かれた演奏は、作曲家と楽曲に対する敬意と愛情にあふれています。

 これは彼のワーナーへの2019年リリースの第1弾『My Paris Years』の続編となるもので、フランス作曲家として最も愛されているフランクとドビュッシー、そして彼の友人でもあった作曲家ピエール=マックス・デュボワ[1930-1995]が書いたピアノ作品がまとめられています。
 ルフェーヴルが最も様々なことを学んだ貴重な時代、そしてその街への賛美として演奏しています。セーヌ川の穏やかな水辺、落ち着いた路上の雰囲気、そして時々活発な街の動きまで、パリの風景を描き、音楽で街の多面的なものを再現することに、すべての作品は貢献しています。

 「ルフェーヴルの解釈の最も重要で永続的な印象はテンポであり、ダイナミックなタッチをひかえ変化を押さえることによって音を共鳴させ、繊細なペダリングすることで、それぞれの作品が一種の写真のように鮮明に浮かび上がる」と「Gramophne」誌で高評価を得ています。



すでに入手困難、海外在庫限り
アラン・ルフェーヴル、ワーナー・クラシックスのデビュー・アルバム
私のフランスの時~フランス・ピアノ作品集

Warner Classics
9029568941
\3200
すでに入手困難、海外在庫限り
ワーナー・クラシックスのデビュー・アルバム
 アラン・ルフェーヴル/
  私のフランスの時~フランス・ピアノ作品集


 ドビュッシー:アラベスク第1番ホ長調
 ドビュッシー:喜びの島
 サティ:3つのジムノペディ~第1番
 ラヴェル:ソナチネ
 サティ:3つのジムノペディ~第2番
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ
 サティ:3つのジムノペディ~第3番
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ドビュッシー:月の光
アラン・ルフェーヴル(ピアノ)

 フランス生まれのカナダ人ピアニストで作曲家のアラン・ルフェーヴル。この『私のパリの時』は、ワーナー・クラシックスヘのデビューとなります。
 このアルバムには、フランス作曲家として最も愛されているドビュッシー、ラヴェル、サティ、フランクの3人が書いたピアノ作品がまとめられています。ルフェーヴルが最も様々なことを学んだ貴重時代、そしてその街への賛美として演奏しています。セーヌ川の穏やかな水辺、落ち着いた路上の雰囲気、そして時々活発な街の動きまで、パリの風景を描き、音楽で街の多面的なものを再現することに、すべての作品は貢献しています。
 ルフェーヴルは、幼いときのカナダのケベック移住まではフランスで育ちました。カナダでピアノを学んでいましたが、17歳の時、彼は生まれ故郷のパリに戻り、伝説的なピアニスト、ピエール・サンカンの指導のもと、パリ国立音楽院でピアノと作曲を学びました。サンカンから受けたという文学からの影響や、そこから思考の明瞭さと優雅さの形によって描かれた演奏は、作曲家と楽曲に対する敬意と愛情にあふれています。(輸入元情報)

 録音:2016年11月カナダ、ケベック州、聖ブノワ=ド=ミラベル教会


















2/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDITE



AU 20050
¥2700
クララに捧ぐ
 ローベルト・シューマン:
  (1)ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
  (2)幻想曲 ハ長調 Op.17
ジミン・オウ=ハヴェニート
 (ピアノ/ベーゼンドルファー280)

 韓国が誇る名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニートがローベルト・シューマンがクララに捧げた大作2篇を録音!

 セッション録音:2022年5月17-19日/イマヌエル教会、ヴッパータール/DDD、ディジパック仕様、74'30
 レコーディング・プロデユーサー&エグゼクティヴ・プロデユーサー:ルトガー・ベッケンホーフ

 韓国が誇る名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニート。
 独audite レーベルからこれまでに「ムソルグスキー:「展覧会の絵」」(AU-20049)、「シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番&リスト:ピアノ・ソナタ」(AU-20043)、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、第30番、第32番」(AU-20047)、「K[NOW]N PIANO~「ピアノ音楽250年の対話」」(AU-23446)をリリースしています。

 「クララに捧ぐ」と題した同レーベル第5弾はローベルト・シューマンの大作2篇、ピアノ・ソナタ第1番と幻想曲です。
 クララへの愛から生まれたソナタ第1番は初版では「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノ・ソナタ、クララに献呈」と題され、文学と音楽の融合を目指した作品。
 やはり同時期に書かれた幻想曲もクララへの思いが音化された傑作です。
 情感あふれるジミン・オウ=ハヴェニートの演奏は圧巻です。

 オウ=ハヴェニートは国立ソウル大学校卒業後、ケルン音楽舞踊大学にて研鑽を積み現在ドイツを拠点に活躍しております。
 録音としてはのちの夫となるレイムンド・ハヴェニートとともに1990年代に録音したウルリヒ・レインデッカーのピアノ作品集などをリリースしております。
 円熟を増したオウ=ハヴェニートの演奏は深みがあり、愛器ベーゼンドルファーで見事な演奏を展開します。
 



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SUPRAPHON



SU 4323
(2CD)
¥3700→\3390
ルーカス・ヴォンドラーチェクが
 ラフマニノフのピアノ協奏曲全曲を録音!

  ラフマニノフ:
   CD1
    (1)ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1
     (1891/rev.1917)
    (2)ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40
     (1926/rev.1928, 1941)
    (3)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43(1934)
   CD2
    (4)ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18(1901)
    (5)ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30(1909)
ルカーシュ・ヴォンドラーチェク(ピアノ)
トマーシュ・ブラウネル(指揮)
プラハ交響楽団
KKC 6688/9
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 大注目!!ラフマニノフ生誕150年記念、2016年エリザベート王妃国際音楽コンクールの覇者ルーカス・ヴォンドラーチェクがラフマニノフのピアノ協奏曲全曲を録音!!情感豊かな演奏で魅了!

 セッション録音:(1)2021年4月22-24日、(2)2021年2月16-19日、(3)2021年6月14-16日、(4)2021年2月22&23日、(5)2021年10月18-20日/スメタナ・ホール(プラハ)/DDD、2h38'01

 2023年、ラフマニノフ生誕150年を記念してチェコの俊英ルカーシュ・ヴォンドラーチェクがピアノと管弦楽のための作品全曲(4つのピアノ協奏曲、パガニーニの主題による狂詩曲) を録音しました!

 1986年チェコのオパヴァ生まれのヴォンドラーチェクは、ピアニストの両親から手ほどきを受けその後すぐに才能を開花させた神童。
 15歳でウラディーミル・アシュケナージ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団とラフマニノフのピアノ協奏曲第1番を演奏したことでプロとして本格的な演奏活動を始動し、翌年16歳でアメリカ・ツアーを行いカーネギーホールでのリサイタル・デビューを大成功させています。

 演奏活動の傍ら数多くの国際コンクールに出場し、2016年、29歳のときに挑んだエリザベート王妃国際音楽コンクールで見事優勝!
 この時本選で弾いたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が「テクニックだけではない情感あふれる豊かな歌心」として高く評価されました。
 以後、ヴォンドラーチェクの代名詞となった"ラフマニノフ"ですが、2020年3月、新型コロナウィルス感染拡大により演奏活動は停止。
 しかしその出来事がラフマニノフと対峙する貴重な時間となり、翌2021年に全曲録音実現へと結びつきました。

 共演はトマーシュ・ブラウネル指揮、プラハ交響楽団で、ラフマニノフの世界を情熱的に色彩感豊かに演奏しております。
 同一演奏家による全曲録音は意外にも少なくラフマニノフ弾きヴォンドラーチェクによる新録音はラフマニノフ・イヤーにふさわしい最も注目すべきリリースと申せましょう!

 
 



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CHANDOS



CHAN20230
¥2500→\2290
ブロドスキー弦楽四重奏団
ゴールデン・オールディーズ
~ モア・フェイヴァリット・アンコールズ
 1.ドビュッシー:2つのアラベスクより第2番
 2.J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第10番 前奏曲 BWV.855
 3.フォーレ:夢のあとに Op.7-1
 4-5.ショスタコーヴィチ:
  2挺のヴァイオリンとピアノのための5つの小品より
   第3曲「エレジー」、第5曲「ポルカ」
 6.ドビュッシー:前奏曲集第1巻より第6曲《雪の上の足跡》
 7.サン=サーンス:白鳥
 8.ハチャトゥリアン:剣の舞
 9.エルガー:アデュー
 10.ドビュッシー:2つのアラベスクより第1番
 11.ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調《月光》より第1楽章
 12-14.サティ:グノシエンヌ第1番、第2番、第6番
 15.スコット・ジョプリン:ソラース
 16.プーランク:
  4手のためのピアノ・ソナタ FP.8より第1楽章 前奏曲
 17.ドビュッシー:
  前奏曲集第1巻より第9曲《とだえたセレナード》
 18.パブロ・カザルス:鳥の歌
 19.アントーニオ・バッツィーニ:妖精の踊り Op.25
 20.イジドラ・ゼベリャン(1967-2020):
  ユダヤ砂漠からの親密な手紙

 ※編曲:
  ポール・キャシディ(tr.1-3,6-11,17,18)
  ジャクリーン・トマス(tr.4-5,15,16,19)
  クリシア・オソストヴィチ(tr.12-14)
ブロドスキー弦楽四重奏団
 〔クリシア・オソストヴィチ(ヴァイオリン)、
  イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、
  ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
  ジャクリーン・トマス(チェロ)〕
ラウラ・ファン・デル・ハイデン
 (チェロ/tr.2,6,7,18)
ジュリアン・ジェイコブソン(ピアノ/tr.9)

 ブロドスキー弦楽四重奏団 50周年記念!新たなアンコール・ピース集!

 ☆イギリスを代表するアンサンブルの1つ、ブロドスキー弦楽四重奏団!
 ☆注目の若手チェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンとの共演で奏でる新たなアンコール作品集!

 1972年の結成以降、世界の主要なステージで3,000を超えるコンサートを行い、70以上の録音をリリースしてきたイギリスを代表するアンサンブルの1つ、ブロドスキー弦楽四重奏団。
 シューベルトの 《弦楽五重奏曲》(CHAN10978)でも共演した注目の若手チェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンと奏でる結成50周年記念第2弾は、アンコール・ピース集。

 ラウラ・ファン・デル・ハイデンは、1997年にイギリスに生まれ、9歳でデビュー。
 近年では、ファジル・サイとのデュオでチューリッヒ・トーンハレのステージに上がり、アンドルー・デイヴィスが指揮するメルボルン交響楽団との共演でBBCプロムス・オーストラリアのオープニング・コンサートに登場。
 また、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴの団員であるなど、活躍の場を世界各地へと広げている要注目のチェリストです。

 本アルバムでは、結成当時からのメンバーでもあるポール・キャシディ、ジャクリーン・トマスの両名によるアレンジ作品を中心に、過去に取り上げてきたレパートリーから、新作のアレンジまで魅惑のアンコール作品の数々を集成。
 まさに、この往年のアンサンブルの歴史そのものを語るに相応しい珠玉の1枚が仕上がりました。

 ※録音:2021年12月13日ー15日(鳥の歌)&2022年4月4日ー6日(その他の作品)、セント・マイケル教会(イギリス、ハイゲート)

 
 
 

CHAN20182
¥2500
ジェイド・マウンテン ~ ラッブラ:歌曲集
 エドマンド・ラッブラ:
  1.ロサ・ムンディOp.2/2.子守歌 Op.8-1/3.Nod/
  4.オルフェウスとリュート Op.8-2/5.シルヴィアとは? Op.8-3/
  6.アウト・インザ・ダーク Op.13-1/
  7.イット・ワズ・ア・ラヴァー Op.13-3/
  8.夜 Op.14/9.ルーン・オヴ・ホスピタリティ Op.15/
  10.ア・デュアン・オヴ・バッラ Op.20/
  11.ア・ウィドウ・バード・セイト・モーニング Op.28/
  12.祈り Op.17-1/13-14.2つの歌 Op.22/
  15.イン・ダーク・ウェザー Op.33/
  16. インヴォケイション・トゥ・スプリング Op.17-2/
  17-18.ウィリアム・アラバスターによる2つのソネット Op.87/
  19-20.2つの歌 Op.4/21.聖母賛歌 Op.13-2/
  22-26.ジェイド・マウンテン Op.116/
  27.夜想曲 Op.54/28.サルヴェ・レジナ Op.119/
  29. ノー・スワン・ソウ・ファイン Op.91/
  30.フライ・エンヴィアス・タイム Op.148/
  31-33.3つの詩篇 Op.61/34.親愛なるリザ Op.7
ルーシー・クロウ
 (ソプラノ/tr.5-7,10,11,15,
  16,19-26,29,30)
クレア・バーネット=ジョーンズ
 (メゾ・ソプラノ/
  tr.1,2,12-14,17-18,31-34)
マーカス・ファーンズワース
 (バリトン/tr.3,4,8,9,27,28,34)
ティモシー・リダウト
 (ヴィオラ/tr.17-18)
カトリン・フィンチ(ハープ)
イアン・バーンサイド(ピアノ)

 エドマンド・ラッブラのピアノ、ハープを伴う歌曲集!

 ☆イギリスの作曲家、エドマンド・ラッブラが手掛けたピアノ、ハープを伴う歌曲作品集!

 シリル・スコットとグスタフ・ホルストに師事し、同時代のジェラルド・フィンジと親交があったイギリスの作曲家エドマンド・ラッブラ。
 本アルバムでは、ラッブラが作曲家としての生涯を通じて書き続けた多くの作品の中から、ピアノとハープ伴奏による歌曲全作品を収録しています。

 英国王立音楽院で学び、パーセル、ヘンデル、モーツァルトからドニゼッティのアディーナ、ヴェルディのジルダまで幅広いレパートリーを持つ現代を代表するリリック・ソプラノの一人、ルーシー・クロウを筆頭に豪華ソリスト陣が名を連ね、名歌曲伴奏者のイアン・バーンサイド、「ハープの女王」とも称されるカトリン・フィンチ、次世代のスター・ヴィオラ奏者ティモシー・リダウトという伴奏陣も万全のサポートで臨んだ1枚です。

 ※録音:2022年2月6日、7日&23日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
 
 

CHSA5319
(1SACD HYBRID)
¥2900
イーソウルソン&ヴィーザル:舞台のための管弦楽作品
 ヨウルン・ヴィーザル(1918-2017):
  火(管弦楽のためのバレエ)(1950)
 パウトル・イーソウルソン(1893-1974):
  劇付随音楽《ソールハウグの宴》(管弦楽のための)(1943)、
  《ヨウナス・ハトルグリームソンの絵本》から
   「Ur Myndabok Jonas Hallgrimssonar」
    (弦楽オーケストラのための付随音楽)(1945)
 ヴィーザル:
  オウラヴル・リリュロウス(管弦楽のためのバレエ)(1952)
アイスランド交響楽団
ラモン・ガンバ(指揮)

 20世紀アイスランドの作曲家二人による、「舞台」のための音楽作品集!

 ☆マックス・レーガーに学んだパウトル・イーソウルソン!
 ☆ベルリンで学びピアニストとして活躍後、ジュリアード音楽院の門を叩いたヨウルン・ヴィーザル!

 パウトル・イーソウルソン(1893-1974)は、第一次世界大戦中にライプツィヒに留学した3人のアイスランドの学生のひとり。
 1913年の秋からマックス・レーガーに作曲、カール・シュトラウベにオルガンを学びました。その後、パリでジョゼフ・ボネに師事。1921年に帰国してレイキャヴィークのフリー教会のオルガニストに就任しました。
 1930年にレイキャヴィークに音楽学校が創設されると初代の校長に選ばれ、同年開設のアイスランド放送局で音楽部門の責任者も兼務。アイスランド音楽の急速な発展に大きく貢献しました。

 パウトルは、全島集会アルシンギの1000周年記念の「カンタータ」をはじめ多くの作品を作曲しながら、自身を「作曲家」とみなしていなかったと言われます。
 ヘンリク・イプセンの劇のための《ソールハウグの宴》は、旋法で色づけした音楽に中世という時代を反映し、ノルウェーの舞曲ハリングも加えられた作品です。
 《『ヨウナス・ハトルグリームソンの絵本』から》は、1944年のデンマークからの独立に刺激され、伝統のリングダンス「ヴィキヴァキ」など、「アイスランド」を意識した劇付随音楽として作曲されました。

 ヨウルン・ヴィーザル(1918-2017)は、アウルニ・クリスチャウンソンと第二次世界大戦前のベルリンでピアノを学び、ソリストと室内楽奏者として活動しました。
 1943年にアメリカに留学、ジュリアード音楽院でヴィットリオ・ジャンニーニに2年間、作曲を学びました。
 彼女は《森の若者》をはじめとする歌曲作家として知られながら、ピアノ協奏曲《強打》や映画の音楽などの管弦楽作品も手がけています。
 1950年の国立劇場の柿落としのためにバレエ《火》を、2年後、アイスランドの民話を題材にしたバレエ《オウラヴル・リリュロウス》を作曲しました。
 この2曲は、アイスランド交響楽団にとっては2度目の録音です。

 ※録音:2022年6月13日-15日、ハルパ「エルドボルグ」(レイキャヴィーク、アイスランド)
 




ET'CETERA


KTC1783
¥2600
ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキー:
 ピアノ・デュオ編曲集 ~ Attention, les Apaches!

  ドビュッシー:
   牧神の午後への前奏曲(ラヴェル編)、
   交響詩《海》(ドビュッシー&ピアノデュオ・ミメズ編)
  ラヴェル:ラ・ヴァルス(ルシアン・ガルバン編)
  ストラヴィンスキー:
   春の祭典(ストラヴィンスキー&ピアノデュオ・ミメズ編)
ピアノデュオ・ミメズ

 ピアノデュオ・ミメズによる、ドビュッシー、ラヴェルの編曲集!

 1900年頃のパリで音楽家や詩人たちによって結成された芸術グループ「アパッシュ La Société des Apaches」にまつわる作品を集めたピアノ・デュオ編曲集!
 本作ではメンバーの中心人物で「ララ」というニックネームで呼ばれていたラヴェル、デュラン出版社でラヴェルやドビュッシーの音楽を編集・編曲していたルシアン・ガルバン、所属は一時的ながら「私たち世代の音楽家は、私を含めてドビュッシーに最も恩義を感じている」と語っていたストラヴィンスキー、そして自身はアパッシュに参加していないものの、ラヴェルやストラヴィンスキーと密接な連絡を取り合っていたドビュッシーの作品・編曲作品が取り上げられています。
 アパッシュのメンバーはドビュッシーのオペラ(ペレアスとメリザンド)が自分たちの人生と音楽史の流れを変えると確信していました。
 親しい仲間内で編曲を配布し、詳細に研究したアパッシュの精神を受け継ぎ、ピアノデュオ・ミメズも新しい編曲を施しています。
 原曲を尊重しながらもオーケストラの効果をより際立たせたという編曲・演奏にご期待ください。
 
 

KTC1787
¥2600
コレッリ&ヘンデル:
 ローマでの出逢い~オーボエ、弦楽とクラヴィオルガヌム

  ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
   オーボエ協奏曲 ト短調 HWV287
  アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
   トリオ・ソナタ へ短調 Op.3-9
  ヘンデル:
   ハープシコード組曲 ニ短調 HWV428より前奏曲、
   アレグロ、アルマンド、クーラント
  サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):
   イタリアのフォリア Saldivar Codex n4よりデスパシオ(抜粋)
  コレッリ:
   ラ・フォリア Op.5-12、
   オーボエとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 WoO4
  ヘンデル:
   オラトリオ《時と悟りの勝利》 HWV46aより
    ソナタ(序曲)のアダージョ、
   ハープシコード組曲 ニ短調 HWV428より
    エアとドゥーブル、
   トリオ・ソナタ ト短調 HWV390よりアダージョ、アレグロ
  コレッリ:トリオ・ソナタ ニ短調 Op.1-11
  ヘンデル:
   オーボエ協奏曲《カッコウとナイチンゲール》ヘ長調 HWV295
ムジカ・グローリア
ベニャミーノ・パガニーニ
 (クラヴィオルガヌム&指揮)
ネール・ヴェルトメン(オーボエ&指揮)

 ベニャミーノ・パガニーニ(1994-)とネール・ヴェルトメン(1999-)が率いる若くて活気のある古楽アンサンブル、ムジカ・グローリア!
 よく知られた名曲はもちろん、あまり知られていない曲も遠慮なく取り上げ、愛情深い演奏で聴かせるムジカ・グローリア、『ファッシュのオーボエ』『バッハ一族とフルート』に続く最新盤は、ヘンデルとコレッリの邂逅にインスピレーションを得た1枚!
 1707~1708年のヘンデルのローマ滞在中、オラトリオ《時と悟りの勝利》の初演にはコレッリが参加しており、両者の間で序曲に関する論争が起こったとされています。
 1999年生まれのネーレ・ヴェルトメンは、5歳の時にすでに古楽に魅了されていたといい、マルセル・ポンセールのクラスでバロック・オーボエの修士号を最優秀の成績で取得した気鋭の奏者。
 歴史的楽器を用い、歴史的情報に基づく色彩豊かで生き生きとした演奏をお楽しみください。

 ※録音:2022年3月(ベルギー、ルーヴェン)
 
 

KTC1726
¥2600
イェルン・マレーズ:鍵盤楽器作品集 Vol.2
 ノマディック・サークル~プレリューディングの技法
イェルン・マレーズ(ピアノ)
  イェルン・マレーズ(1971-):
   プレリュード 変ニ長調 アトミック・サークル、プレリュード ロ短調 ベルリン、
   プレリュード イ短調 プラハ、プレリュード ホ短調 偉大な美、プレリュード ニ長調 ライプツィヒ、
   プレリュード ホ長調 夕焼けの島、プレリュード 変ロ短調 ブリュッセル、
   プレリュード 嬰ヘ短調 アントウェルペン、プレリュード イ長調 パリ、
   プレリュード ハ長調 ウィーン、プレリュード 嬰ト短調 霧海の上、
   プレリュード ロ長調 ジュネーヴ、プレリュード 変ホ長調 ニューヨーク、
   プレリュード 変イ長調 ワンダー・ホイール(観覧車)、プレリュード 嬰ハ短調 魔の山、
   プレリュード ト長調 ナポリ、プレリュード 嬰ヘ長調 ロンドン、プレリュード 変ホ短調 星月夜、
   プレリュード ト短調 ダマスカス、プレリュード ヘ短調 めまい、プレリュード 変ロ長調 雲、
   プレリュード ハ短調 ワイマール、プレリュード ヘ長調 モスクワ、プレリュード ニ短調 キンシャサ

 1971年アントワープ生まれ、アントワープ王立音楽院でピアノと作曲を教えながら現代音楽の学術研究も行うコンポーザー=ピアニスト、そしてクラヴィコード、ハープシコード奏者としても活動するイェルン・マレーズの自作自演集第2弾。
 即興演奏のテクニックとプレリューディング(楽曲演奏の前に行う即興)の芸術を専門とするマレーズらしい、都市やその地に縁のある音楽家、あるいは絵画作品や詩的なイメージからインスピレーションを受けた24の前奏曲集です。
 ブックレットには1曲ずつコメントが掲載されており、例えばパリではカルクブレンナー、ショパン、リストにプーランクとピアフ、ロンドンではビートルズとレディオヘッドの名が挙げられています。

 ※録音:2022年7月(ベルギー、アントウェルペン)
 




SIGNUM



SIGCD740
¥2500
アルモニコ・コンソート
スカルラッティ:ディキシット・ドミヌス&ミサ曲

 フランチェスコ・スカルラッティ:
  16声と器楽のためのディキシット・ドミヌス(Tono 8)
  16声と器楽のためのミサ曲(Toni 2)
アルモニコ・コンソート
クリストファー・モンクス(指揮)

 Signum Classicsから10枚目のアルバム!アルモニコ・コンソート!

 ☆フランチェスコ・スカルラッティの自筆譜のみから作成された特別な楽譜を使用!
 ☆後期ルネサンスからバロックの音楽のスペシャリストであるクリストファー・モンクス!

 タリスの「40声のモテット」とストリッジョの「60声のミサ曲」を組み合わせたアルバム、「スーパーサイズ・ポリフォニー」(SIGCD 560)で大きな注目を集めたアンサンブル、アルモニコ・コンソート。
 Signum Classicsとの10枚目となるクリストファー・モンクス指揮のフランチェスコ・スカルラッティの声楽曲集は、この録音のためにF.スカルラッティの自筆譜のみから作成された特別な楽譜を使用しています。

 2001年にクリストファー・モンクスを中心にルネサンスからバロックまでの音楽に情熱を持った学生たちによって生まれたアルモニコ・コンソートは、聴衆からその魅力的で想像力の富んだ解釈によって高い評価を得てきました。
 特に指揮者であるクリストファー・モンクスは後期ルネサンスからバロックの音楽に非常に精通しており、この演奏でも手腕を発揮しています。

 ※録音:2022年2月1日-2日、オール・ハロウズ教会(イギリス)

 
 
 

SIGCD749
¥2500
マクドウォール:ダ・ヴィンチ・レクイエム
 セシリア・マクドウォール(b.1951):
  ダ・ヴィンチ・レクイエム*
  零下70度**
ウィンブルドン合唱団
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
ニール・フェリス(指揮)
ケイト・ロイヤル(ソプラノ)*
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)*
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)**

 イギリスを代表する声楽作曲家、セシリア・マクドウォール!

 ☆レオナルド・ダ・ヴィンチのノートからインスパイアされたレクイエム!
 ☆南極探検家ロバート・ファルコン・スコットの手紙から生まれた《零下70度》!

 2014年に英国作曲家賞(現:アイヴァーズ作曲家賞)を受賞した現代イギリスのもっとも著名な作曲家の一人、セシリア・マクドウォール(b.1951)による《ダ・ヴィンチ・レクイエム》は、作曲者が「死者のためのミサ」から選んだラテン語のテキストとレオナルド・ダ・ヴィンチのノートからの抜粋を組み合わせたものをテキストとしており、7つの楽章で構成されており芸術的かつ哲学的な作品となっています。
 《零下70度》はテノールのソリストと室内オーケストラのために書かれた3楽章の作品となっています。南極探検家ロバート・ファルコン・スコットが妻へと当てた手紙を基としたもので、スコットたちが集めた過去のデータが今日の研究の基盤となっており、「過去」と「現在」を結びつけたいという思いが込められているとセシリア・マクドウォールは語っています。

 ウィンブルドン合唱団は、記録によるとそのルーツは1870年まで遡ることが出来ます。イングランド南東部で最高のアマチュア合唱団として高く評価されています。

 ※録音:2022年2月22日-23日、聖オーガスティン教会(ロンドン、イギリス)

 
 



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AAM RECORDS



AAM-41
¥2700→\2490
ロバート・レヴィン&アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番&第24番

  ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K 467
  ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K 491
   (共にカデンツァ:ロバート・レヴィン作)

ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック(古楽器使用)
  (リーダー:ボヤン・チチッチ)
リチャード・エガー(指揮)

NYCX-10383
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ウィーンのアントン・ヴァルター1795年頃製モデルによるフォルテピアノ(ベルギーのクリス・マーネによる再現楽器、2018年製作)
 ピッチ: A=430Hz/ヴァロッティ音律による調律
 録音:2021年8月25-26日、28-29日 ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア

 モーツァルトのピアノ協奏曲には15,000種類もの録音があるそうだ。今さら新しい録音を出す意味があるのかと問う人がいるならば、この1枚については「ある」と断言する。
  ――ジョン・マクマン(アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック総裁)

 モーツァルトの演奏史に革命を起こしたクリストファー・ホグウッドとアカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックが、モーツァルト研究家でピアニストのロバート・レヴィンを迎えて1993年に開始したピアノ協奏曲全集の録音。
 8枚をリリースして2001年を最後に途絶えていたプロジェクトが再開します。
 指揮者はホグウッドからリチャード・エガーに代わり、レヴィンの演奏は溌剌とした即興の精神に満ち溢れ、モーツァルトの神髄に迫るサウンドは一層の磨きをかけています。
 2024年6月の完結を目指す全5枚の旅路は大注目です。

 ※国内仕様盤には大津聡氏による日本語解説が付属します。

 ◎ロバート・レヴィンとアカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック(AAM)のモーツァルト:ピアノ協奏曲録音について
 1980年代半ばから1990年代を通して古楽器による演奏が大きなブームとなりました。
 バッハの生誕300年(1985年)とモーツァルトの没後200年(1991年)にデジタル録音とCDの急速な普及が重なり、主要レーベルがこれらの作曲家の主要作品をデジタル録音による古楽器演奏で一新しようとしたのです。
 中でもオワゾリール・レーベルによるモーツァルトの交響曲全集は、序曲や断章をも含める最新の音楽的な知見と、クリストファー・ホグウッドとヤープ・シュレーダーがリードするAAM(当時の呼称はエンシェント室内管弦楽団)のスタイリッシュな演奏によって、モーツァルトの演奏史に極めて大きなインパクトを与えました。
 その交響曲全集に続いて彼らが1993年に始めた企画がモーツァルトのピアノ協奏曲全集です。ソリストには、気鋭のモーツァルト研究家にして即興演奏も巧みな歴史的ピアノの名手ロバート・レヴィンを起用。オリジナルのカデンツァや即興的な装飾表現を多用して大きな注目を集めましたが、17曲を録音したところで途絶えてしまいました。
 未完に終わったと思われていたそのプロジェクトが2023年に再起動します。コロナ禍で演奏会が途絶えたAAMが活動の場を求めてセッション録音を企画し、かねてからこのプロジェクトを「自分のアイデンティティの一部」と感じていたロバート・レヴィンが賛同。AAMが創設50周年を迎える2023/24シーズン中に完結する道のりも発表されました。
 中には新発見のピアノ協奏曲の楽章(モーツァルト8歳の作!)も含まれているそうで、期待が高まります。
 
 記念すべき再開第1弾はロマンティックな第2楽章で有名な第21番と、数少ない短調作品でドラマティックな曲想と充実した楽器編成を持つ第24番。
 どちらもオーケストラによる冒頭からフォルテピアノが通奏低音のように参加しつつ早くも即興的なフレーズを聞かせ、こうした即興的・装飾的なアプローチは全曲を通して随所に聴くことができます。カデンツァはもちろんレヴィン作。
 この録音では、即興や装飾など「他の録音と違う」「楽譜に書かれていない」音符の多さに注意が行きがちですが、既存の録音との差別化を目的とする新奇さを狙ったものではなく、それらがモーツァルトのスタイルに見事にフィットしているところが特徴です。
 当盤の最大の魅力は、モーツァルトのスタイルを徹底的に尊重し、その細部にまで注意を払った演奏から生まれる「モーツァルトらしさ」の再発見にあると言えるでしょう。

 ◎デッカ・サウンドを引き継ぐ好録音
 録音セッションは数多くの名録音を生み出したセント・ジョンズ・スミス・スクエアで行われ、写真からはコロナ対策として各奏者が距離を置いていたことがうかがわれます。
 録音はデッカで数多くの録音を制作したニール・ハッチンソン。オーケストラの量感と透明感を両立させ、ソロ楽器の質感と存在感をさりげなく引き立てる絶妙なバランスで仕上がりました。

◎ジャケットについて
 AAMレーベルの5作ではジャケットにパウル・クレーの絵を使用。AAM総裁のジョン・マクマンによればホグウッドはクレーの作品を愛好し、オワゾリール・レーベルから出したピアノ協奏曲の最初の4枚にはクレーの絵が使われていました。
 その後「商売上の理由で変えられた」そうですが、シリーズ完結へ向けて原点に回帰しました。

 ◎充実した解説書
 原盤解説書は英語のみで50ページあり、前述のジョン・マクマンによる当プロジェクト再開の経緯とコロナ禍での録音現場の回想、モーツァルト学者クリフ・アイゼンによる作品解説、ロバート・レヴィンのモーツァルトに寄せる思い、首席フルート奏者レイチェル・ブラウンへのインタビュー、ソロ楽器のみならずメンバー全員の使用楽器の詳細、そしてオワゾリール及びデッカ・レーベルでの8枚とAAMレーベルで予定される5枚の計13枚のジャケット写真などを掲載するなど、大変充実した作りとなっており、制作者がこのプロジェクトにかける思いが伝わってきます。

 今後の予定(AAMの資料による)
 2023年夏 K.107s、K.175、K.336、Nannerl
 2023年秋 K.242a2、K.365、K.315f
 2024年冬 K.238、K.246、K.242a3
 2024年夏 K.503、K.505、K.595

 
 



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BRU ZANE



BZ2006
(8CD)
¥7000→\6490

『Compositrices ~ロマン派時代のフランスの女性作曲家たちを新たな視点で』

 【DISC 1】
  メル・ボニ(1858-1937):
   1. Le Reve de Cleopatre クレオパトラの夢(1909頃)
   2. Ophelie オフィーリア(1909頃)
   3. Salome サロメ(1909頃)
  アンリエット・ルニエ(1875-1956):
   4-6. Sonate pour violoncelle et piano
    チェロとピアノのためのソナタ(1896/1920)
  セシル・シャミナード(1857-1944):
   7. Reve d'un soir ある夕べの夢(1891)
   8. Veux-tu ? そうお望みか?(1898)
  エドヴィグ・クレティアン(1859-1944):
   9-14. Petits Poemes au bord de l'eau 小さな水辺の詩いくつか(1910)
    9. La Riviere 川 10. La Barque 小舟
    11. Les Saules 柳 12. La Lune 月
    13. L'Ondine 水の精 14. L'Hiver 冬
  マリー・ジャエル(1846-1925):
   15. Les Orientales: Reverie 歌曲集『東方詩集』より 夢(1893)
   16. La Mer: Quatre heures du matin 歌曲集『海』より 早朝4時(1893)
  リタ・ストロール(1865-1941):
   17. Bilitis: Berceuse 歌曲集『ビリティスの歌』より 子守唄(1898)
   18. Sonnet 十四行詩(1897)
  シャルロット・ソーイ(1887-1955):
   19-21. Les Meditations 歌曲集『瞑想』(1922)
    19. Paix 平穏 20. Confiance 信頼 21. Joie 喜び
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
レオ・フセイン(指揮) ...1-3
ヴィクトール・ジュリアン=
 ラフィリエール(チェロ)
テオ・フシュヌレ(ピアノ) ...4-6
シリル・デュボワ(テノール)
トリスタン・ラエス(ピアノ) ...7-21
 【DISC 2】
  シャミナード:
   1-6. 6つのロマンティックな小品(1890)
    1. Primavera プリマヴェーラ(春)
    2. La Chaise a porteur 駕籠(かご)
    3. Idylle arabe アラビア風牧歌
    4. Serenade d'automne 秋のセレナーデ
    5. Danse hindoue ヒンドゥの踊り
    6. Rigaudon リゴードン
  ストロール:
   7-10. Grande Fantaisie-Quintette 大幻想五重奏曲(1886)
  ソーイ:
   11-13. 交響曲 嬰ハ短調(1917)
ロベルト・プロセダ、
アレッサンドラ・アンマラ(ピアノ連弾) ...1-6
イスラエル・マルガン(ピアノ)
ハンソン四重奏団 ...7-10
フランス国立管弦楽団
デボラ・ワルドマン(指揮) ...11-13
 【DISC 3】
  ボニ:
   1. Barcarolle pour piano en mi-bemol majeur   ピアノのための舟唄 変ホ長調(1906)
   2. La Cathedrale blessee 壊れかけた大聖堂(1915)
   3. Romance sans paroles en sol bemol majeur 無言歌 変ト長調(1905)
   4. Au crepuscule 夕暮れに(1923)
   5. La Chanson du rouet 紡ぎ歌(1895)
  リリー・ブーランジェ(1893-1918):
   6. D'un matin de printemps ある春の朝に(1917)
  ルイーズ・ファランク(1804-1875):
   7-10. Symphonie no 3 en sol mineur 交響曲 第3番 ト短調(1847)
  ナディア・ブーランジェ(1887-1979):
   11-13. Trois Pièces pour violoncelle et piano
    チェロとピアノのための3つの小品(1914)
  ジャエル:
   14-15. Ossiane オシアン(1879)
    14. Introduction 序章 15. Chant de douleur 悲しみの歌
フランソワ・デュモン(ピアノ) ...1-5
アンナ・アガフィア(ヴァイオリン)
フランク・ブラレイ(ピアノ) ...6
メス・グランテスト国立管弦楽団
ダヴィド・レラン(指揮) ...7-10
ヴィクトール・ジュリアン=
 ラフィリエール(チェロ)
テオ・フシュヌレ(ピアノ) ...11-13
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
レオ・フセイン(指揮)...14-15
アナイス・コンスタン(ソプラノ)...15
 【DIC 4】
  シャミナード:
   1-4. Callirhoe, suite de ballet
    組曲『カイロエ』(1887/同名のバレエ音楽による)
     1. Prelude 前奏曲 2. Pas des echarpes スカーフの踊り
     3. Scherzettino 小さなスケルツォ
     4. Pas des cymbales シンバルの踊り
  ヴェルジェ男爵夫人ヴィルジニ・モレル(1799-1869):
   5-12. 8つの旋律練習曲(1857)
    5. Introduction 序章 6. La calma 平穏
    7. La disperata 絶望 8. La Berceuse 子守唄
    9. L'incertezza とらえどころのなさ 10. Barcarole 舟唄
    11. Romanza ロマンス 12. Le Papillon 蝶々
  ボニ:
   13. Vers le pur amour 一途な想いにかけて(作曲年不詳)
   14. Un soir ある夕暮れ(1908)1
   5. Viens さあおいで(1888)
   16. Viola スミレの君よ (1914)
   17. Immortelle Tendresse 不滅の優しさ(1910)
   18. Invocation 願い(1887)
   19. Elegie sur le mode antique 古めかしく綴られた悲歌(1918)
  ジャンヌ・ダングラ(本名ロザリー・クラボス 1871-1915):
   20. L'Amour s'eveille 恋の神が目を覚ます(1911)
  ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):
   21-23. Sonatine pour violon et piano
    ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1873)
メス・グランテスト国立管弦楽団
ダヴィド・レラン(指揮) ...1-4
マリー・ヴェルムーラン(ピアノ) ...5-12
ヤン・ブーロン(テノール)
ダヴィド・ゾベル(ピアノ) ...13-19
レ・シエクル管弦楽団
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) ...20
アンナ・アガフィア(ヴァイオリン)
フランク・ブラレイ(ピアノ) ...21-23
 【DISC 5】
  ボニ:
   1-3. Sonate pour violoncelle et piano
    チェロとピアノのためのソナタ(1905)
  シャミナード:
   4. Concertino pour flute et orchestre
    フルートと管弦楽のための小協奏曲(1902)
  ボニ:
   5-9. Suite en forme de valses ワルツの形をとった組曲(1898)
    5. Ballabile 踊れるように
    6. Valse lente 遅いワルツ
    7. Danse sacree 神聖な舞曲
    8. Scherzo-Valse スケルツォ=ワルツ
    9. Interlude et Bacchanale 間奏とバッカナール
   ヴィアルド:
    10. Aimez-moi わたしを愛してください(1886)
    11. Hai-luli ! アイ=リュイ!(1880)
    12. Ici-bas tous les lilas meurent ここではリラの花もすべて萎れ(1887)
    13. Solitude 孤独(1843)
    14. Les Filles de Cadix カディスの娘たち(1887)
    15. Havanaise アヴァネーズ(ハバネラ)(1880)
    16 L'Absence 不在(1844)
   ソーイ:
    17-19. Sonate pour piano ピアノ・ソナタ(1910)
ヴィクトール・ジュリアン=
 ラフィリエール(チェロ)
テオ・フシュヌレ(ピアノ) ...1-3
クレール・ル・ブーランジェ(フルート)
メス・グランテスト国立管弦楽団
ダヴィド・レラン(指揮) ...4
ロベルト・プロセダ、
 アレッサンドラ・アマラ
  (ピアノ連弾) ...5-9
オード・エクストレモ(メゾ・ソプラノ)
エティエンヌ・マンション(ピアノ) ...10-16
マリー・ヴェルムーラン(ピアノ) ...17-19
 【DISC 6】
  N. ブーランジェ:
   1-3. La Sirene カンタータ『シレーヌ(海の精)』(1908)
  ジャエル:
   4-9. 春の声(1885)
    4. Sur la grande route 街道で
    5. Dans le sentier 抜け道に入り
    6. L'Orage 嵐 7. Idylle 牧歌
    8. Nuit de mai 五月の夜 9. Plein jour 真昼間
  ボニ:
   10. Melisande メリザンド(1922)
   11. Desdemona デズデモーナ(1913)
   12. Omphale オンパレー(オンファール)(1910)
   13. Ophelie オフィーリア(日付なし〔1909頃〕)
   14. Viviane ヴィヴィアン(1909)
   15. Phoebe ポイボス(1909)
   16. Salome サロメ(1909)
  L.ブーランジェ:
   17. Nocturne 夜想曲(1911)
   18. Cortege 祝典行列(1914)
  ボニ:
   19-24. Six Pieces a quatre mains (dont deux tres faciles)
    ピアノ連弾のための6つの小品(ごく平易な2曲を含む)(1930)
     19. Caravane 隊商
     20. Andante religioso アンダンテ・レリジョーゾ
     21. Carillon de fête 祭りを告げる鐘
     22. A matines 夜明け前の祈りに
     23. Habanera ハバネラ
     24. Minuit sonne a la grosse horloge 深夜零時に大時計が鳴る
アナイス・コンスタン(ソプラノ)
オード・エクストレモ(メゾ・ソプラノ)
フランソワ・ルジエ(テノール)
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
レオ・フセイン(指揮) ...1-3
ロベルト・プロセダ、
 アレッサンドラ・アマラ
  (ピアノ連弾)...4-9、19-24
マリー・ヴェルムーラン(ピアノ) ...10-16
アンナ・アガフィア(ヴァイオリン)
フランク・ブラレイ(ピアノ) ...17-18
 【DISC 7】
  オーギュスタ・オルメス(1847~1903):
   1. Ludus pro patria: Interlude. La Nuit et l'Amour
    歌劇《祖国愛の喜び》より 間奏曲「夜と恋」(1888)
  ファランク:
   2-4. Trio pour violon, violoncelle et piano no.2
    ピアノ三重奏曲 第2番 ニ短調 Op.34(1844)
  オルメス:
   5. Contes divins: Chemin du ciel 『神々の小噺』より 天の道 (1893)
   6-7. Les Sept Ivresses 歌曲集『7つの酩酊』(1882)より
    6. L'Amour 恋愛 7. Le Vin 葡萄酒
  ダングラ:
   8. Du coeur aux levres 心臓から唇へ(1913)
   9. L'Amour s'eveille 恋の神が目を覚ます(1911)
  マルト・ブラクモン(1898-1973):
   10-11. Trois Mélodies 『3つの歌曲』(1922)より
    10. Le Cormoran 川鵜(かわう)
    11. Au bord du lac 湖のほとりで
  クレマンス・ド・グランヴァル(1828-1907)
   12. Le Bohemien 根無し草(1865)
   13. Sacrifice 生贄(1885)
  マリー=フランシーヌ・ダマスキーノ(1844-1921)
   14. A une femme ある女性に寄せて(1889)
   15. L'Enfant 子供(1878)
   16. J'ai dans mon coeur わたしの心には(1887)
  マドレーヌ・ジョシック=イェーガー(1868-1905)
   17. La Chanson du rouet 紡ぎ歌(1891)
   18. Les Etoiles mortelles いつか死すべき星々(1891)
  マルト・グリュンバック (1871-1932)
   19. A Nere ネレに寄せて(1915)
  マドレーヌ・ルマリエ(生歿年不詳、20世紀初頭に活動)
   20-21. Six Melodies 『6つの歌曲』より(1913)
    20. Clair de lune 月の光
    21. Heure exquise 極上のひととき
メス・グランテスト国立管弦楽団
ダヴィド・レラン(指揮) ...1
アレクサンドル・パスカル(ヴァイオリン)
エロイーズ・ルザッティ(チェロ)
セリア・オネト・ベンサイド(ピアノ) ...2-4
シリル・デュボワ(テノール)
トリスタン・ラエス(ピアノ) ...5-21
 【DISC 8】
  オルメス:
   1. Andromede 交響詩『アンドロメダ』(1899)
  エレーヌ・ド・モンジュロー(1764-1836):
   2-4. Sonate pour piano en fa mineur op. 5 no 2
    ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.5-2(1811)
  ヴィアルド:
   5-9. Douze Melodies sur des poesies russes
    『ロシアの詩による12の歌曲』より(1866)
     5. L'Orage 嵐 6. Georgienne ジョージアの女
     7. Berceuse cosaque コサックの子守唄
     8. Evocation 召喚術
     9. Les Ombres de minuit 深夜の幽霊たち
  グランヴァル:
   10-11. Andante et Intermezzo アンダンテと間奏曲(1889)
  ボニ:
   12-31. Album pour les Tout-Petits
    ピアノを始めたばかりの子供たちのためのアルバム(1913)
     12. La Toupie 回転木馬
     13. Le Petit Mendiant 物乞いの子
     14. Marionnettes 人形芝居のお人形たち
     15. Le Bapteme 洗礼式
     16. Compliment a grand'maman おばあちゃんの褒め言葉
     17. La Machine a coudre ミシン
     18. Gros chagrin すごく辛い思い
     19. Colere 怒り 20. Goutte de pluie 雨粒
     21. Monsieur Vieuxbois ヴューボワさん
     22. La Clef des champs 遊べる時間
     23. Au temps jadis 大昔
     24. Calineries 甘えさせてくれる 25. Priere 祈り
     26. Miaou ! Ronron ! ニャオー、ゴロゴロ
     27. Madrigal マドリガル 28. La Puce 蚤
     29. Le Patre dans la montagne 山上の羊飼い
     30. Mireille au piano ピアノを弾くミレーユ
     31. Douce amie かわいいお友達の女の子
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
レオ・フセイン(指揮) ...1
ミハーイ・ベレチ(ピアノ) ...2-4
オード・エクストレモ(メゾ・ソプラノ)
エティエンヌ・マンション(ピアノ) ...5-9
アレクサンドル・パスカル(ヴァイオリン)
エロイーズ・ルザッティ(チェロ)
セシリア・オネト・ベンサイド
 (ピアノ) ...10-11
ナタリア・ミルシテイン(ピアノ) ...12-31

 録音: 2019-2022年 フランス、イタリア

 【精鋭の演奏陣で真価に迫る、不当に見過ごされてきた天才女性作曲家たち】
 近年まで...いや今でも圧倒的に男性優位が続いているのが、クラシック音楽における「過去の作曲家の再評価」。
 脚光を浴びる機会を不当にも奪われ続けてきた女性作曲家たちの中に、どれほど豊かに音楽的な貢献を果たしてきた天才たちがいたか、ヨーロッパでは21世紀に入ってから急速に見直しが進んでいます。
 19世紀音楽の真相探求と再評価に意欲的に取り組んできたロマン派フランス音楽センター(パラツェット・ブリュ・ザーネ)は今回、CD8枚にも及ぶ充実した音源(全て2019年以降の新録音!)を通じ、ベルリオーズやサン=サーンス、ドビュッシーといった有名作曲家たちの活躍した19世紀から20世紀初頭にかけてのフランスに焦点を当て、そこで活躍した重要な女性作曲家たち21人を特集。
 交響曲や交響詩、カンタータといった大規模編成の作品から室内楽、歌曲やピアノ曲に至るまで、さまざまな規模の名品を通じてその偉業の真相に迫ります。
 
 ピリオド楽器楽団レ・シエクルを率いるフランソワ=グザヴィエ・ロト、気鋭のベルギー人指揮者ダヴィド・レラン、フランス歌曲の新たなスタンダードを打ち出しつつあるシリル・デュボワやヤン・ブーロンなど、フランスとイタリアなどの演奏陣による妥協ない解釈は、先入観抜きに作品そのものと対峙しても十分観賞の価値ある充実名演の連続!
 19世紀初頭に活躍した鍵盤音楽家モンジュローに始まり、近年再評価めざましい初期ロマン派のファランク、ヴィアルドやジャエルら19世紀半ばの才人、メル・ボニやシャミナードら世紀転換期の多作な偉人に加え、新録音が驚くほど少ないオーギュスタ・オルメスや仏語版Wikipedia・IMSLPの解説すらない幾人かの稀少作曲家の作品など、このレーベルならではの新鮮な出会いにも事欠きません。
 貴重な図版を多く含むブックレット(仏英独語)には各作曲家の適切な紹介も含まれ、資料的価値も計り知れないセットとなっています。 (ブックレットに歌詞の掲載はございません。)
 



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CHANNEL CLASSICS



CCSBOX7523
(10CD)
¥6400→\5990
フェルトホーフェン(指揮)&オランダ・バッハ協会
 J.S.バッハ: 宗教曲BOX
オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団(古楽器使用)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)
 【DISC 1-2】
  ヨハネ受難曲 BWV 245
   〔独唱〕カロリン・スタム(ソプラノ)、ペーテル・デ・グロート(アルト=カウンターテナー)、
    ゲルト・テュルク(テノール): 福音史家、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
    ステファン・マクラウド(バス): 救世主、イエスバス・ラムセラール(バス): ペトロ、ピラト
   〔合唱〕マリオン・ストライク(ソプラノ): 使用人の女、
    マルレーネ・ホルトステイン、エルスベト・ヘルリツェン(アルト)、
    サイモン・ウォール(テノール): 使用人の男、
    コンサートマスター: アントワネット・ローマン(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレ)
   録音: 2004年3月、ワロン教会(Waalse Kerk)、アムステルダム
 【DISC 3】
  1-7. 教会カンタータ「我らが口を笑いにて満たすべし」BWV 110
  8-23. マニフィカト(わたしの魂は主を崇め)ニ長調 BWV 243
   〔独唱〕ドロテー・ミールズ、ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
    ウィリアム・タワーズ(アルト=カウンターテナー)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
    ステファン・マクラウド(バス)、コンサートマスター: 山縣さゆり(ヴァイオリン)
   録音: 2009年12月、コンセルトザール、ティルブルフ(ベルギー中部ノルトブラバント地方)
 【DISC 4-5】
  ミサ曲 ロ短調 BWV 232
   〔独唱〕ドロテー・ミールズ、ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
    マシュー・ホワイト(アルト=カウンターテナー)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
    ピーター・ハーヴェイ(バス)、コンサートマスター: ヨハンネス・レールタウヴェル(ヴァイオリン)
   録音: 2006年12月、ワロン教会(Waalse Kerk)、アムステルダム
 【DISC 6-8】
  マタイ受難曲 BWV 244
   〔独唱〕ゲルト・テュルク(テノール): 福音史家、ピーター・ハーヴェイ(バス): 救世主イエス、
    ドロテア・ヤーコプ(ソプラノ): 使用人の女1、マリオン・ストライク(ソプラノ): 使用人の女2、
    ピラトの妻マシュー・ベイカー(バス): ペトロ、ピラト、祭司1、
    フィリップ・ファヴェット(バス): ユダ、祭司2
   カンペン少年合唱団
   コンサートマスター: ヨハンネス・レールタウヴェル、山縣さゆり(ヴァイオリン)
   録音: 2010年4月、ナールデン大教会、オランダ
 【DISC 9-10】
  クリスマス・オラトリオ BWV 248
   〔独唱〕ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、アンネッテ・マルケルト(アルト)、
    ゲルト・テュルク(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
   コンサートマスター: ヨハンネス・レールタウヴェル(ヴァイオリン)
   録音: 2002年12月、フリッツ・フィリップス音楽センター、エイントホーフェン、オランダ

 【新世紀のスタンダードを切り拓いた名団体の画期的バッハ解釈がBOXに】
 ウィレム・メンゲルベルクやカール・リヒターらによる現代楽器によるバッハ解釈に、古楽器による新解釈で新風を巻き起こしたアーノンクールやガーディナーら大家たちに続き、古楽先進国オランダならではの21世紀の瑞々しいバッハ像を打ち出したヨス・ファン・フェルトホーフェン率いるオランダ・バッハ協会。18世紀の演奏習慣を見据えた洞察に満ちた解釈と、抜群の音楽性を兼ね備えた演奏の機微を隅々まで伝えるChannel Classicsのエンジニアリングを得て、バッハの大作群を彼らが録音してきたのは今世紀初頭の10年間においてのことでした。リリースされるたび大きな反響を呼んできたこれらの名盤が、このたび10枚組BOX仕様で登場!
 他の名指揮者たちの元でもソリストとして多くの名盤を刻んでいるテュルク、ゾマー、マクラウド、ハーヴェイ、ダニエルズら名歌手たちが続々参入、各パートの員数はほぼ1人で最大でも3人程度と適切に絞り込まれた編成で精緻に綴られてゆくその演奏は、隅々まで聴きどころが詰まっていて興味が尽きません。
 通奏低音はオルガンだけでなくチェンバロやテオルボも参入、撥弦のフレッド・ヤーコプスやマイク・フェントロス、チェンバロのピーター・ヤン・ベルダーやシーベ・ヘンストラなど今やソリストとしても名の通った名手たちがオーケストラの各セクションに見つかり、聴きながら誰の音か確かめてゆく楽しみも。知らずにいるのが惜しい名盤群、この機会にぜひお求め下さい。
 
 (ブックレットに歌詞の掲載はございません。)
 




<メジャー・レーベル>
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DECCA


4853058
(44CD+2DVD)
\19000→\17990
《サー・ゲオルグ・ショルティ~Solti in Europe/ヨーロッパ管弦楽録音集》 サー・ゲオルグ・ショルティ
 (指揮、ピアノ[CD 1, CD 2: 1-4, CD 22: 2, CD 23: 2-14, CD 30, のみ])
 
 ショルティBOX三部作の完結編。ヨーロッパの軌跡をたどる録音集
 CD44枚組+DVD2枚組BOXセット

 ●ハンガリー出身で世界的な活躍を果たした指揮者・ピアニスト、サー・ゲオルグ・ショルティのBOXセット三部作、「シカゴ」編、「ロンドン」編に続く「ヨーロッパ」編です。
  デッカに行った膨大な録音からヨーロッパでの軌跡をたどります。1947年にピアニストとして録音した非常に初期のものから亡くなる3ヵ月前の出身地ハンガリーでハンガリーの音楽家たちと行った録音まで、CD44枚組+DVD2枚組BOXセットにまとめられました。
 これら3つのBOXセットでショルティの管弦楽のデッカ録音がすべて網羅されます。限定盤。

 ●国際連合創設50周年を記念してショルティが結成した楽団ワールド・オーケストラ・フォア・ピースとの1995年の記念コンサートがCDとDVDに収録されています。

 ●モーツァルトの『レクイエム』は作曲家の没後200年を記念して、ウィーンの聖シュテファン大聖堂で行われたミサのライヴ録音です。

 ●ショルティ最後のライヴ録音はチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とのマーラーの交響曲第5番でした。

 ●ジョン・トランスキーによりプロデュースされたオーディオ・ドキュメンタリー(CD 45)にはアンジェラ・ゲオルギュー、キリ・テ・カナワ、クレメンス・ヘルスベルク(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元ヴァイオリニスト・楽団長)、マイケル・ハース(元デッカ・プロデューサー)、チャールズ・ケイ(ワールド・オーケストラ・フォア・ピースの理事)などの関係者たちが参加しています。

 ●アンドリュー・スチュワートによる新規解説が掲載された80ページのブックレット(英語・フランス語・ドイツ語)付き。オリジナル・ジャケット仕様。
 

《サー・ゲオルグ・ショルティ~Solti in Europe/ヨーロッパ管弦楽録音集》


《CD 1》
ブラームス:1) ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78、2) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100、3) ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
 【演奏】ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
  【録音】1947年1月(1)、1948年7月(2, 3)、チューリヒ/

《CD 2》
シューベルト:『白鳥の歌』D957より1) 第6曲:はるかな土地で、2) 第7曲:別れ、
3) モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第32番変ロ長調K.454、
ベートーヴェン:4) ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47『クロイツェル』、5)『エグモント』序曲Op.84
 【演奏】マックス・リヒテック(テノール)(1, 2)、ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)(3, 4)、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(5)
  【録音】1947年6月、チューリヒ/

《CD 3》
[国際連合創設50周年記念コンサート]
 1) ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲、2) バルトーク:管弦楽のための協奏曲Sz.116、
 3) ベートーヴェン:「この日に敬礼!」(歌劇『フィデリオ』Op.72より)
 【演奏】エヴェリン・ヘルリツィウス、ルート・ツィーザク(ソプラノ)(3)、ヘルベルト・リッペルト、スティグ・アンデルセン(テノール)(3)、
アルベルト・ドーメン(バリトン)(3)、アンドレアス・ケーン、ハンス・チャマー(バス)(3)、ロンドン・ヴォイシズ(3)、ワールド・オーケストラ・フォア・ピース
  【録音】1995年6月、ジュネーヴ(ライヴ)/

《CD 4》
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
 【演奏】チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
  【録音】1997年7月、チューリヒ(ライヴ)/

《CD 5》
[最後の録音]1) バルトーク:カンタータ・プロファーナ『魔法にかけられた鹿』Sz.94、
2) ヴェイネル:小管弦楽のためのセレナードOp.3、3) コダーイ:ハンガリー詩篇Op.13
 【演奏】タマーシュ・ダローツィ(テノール)(1, 3)、アレクサンドル・アガーケ(バリトン)(1)、
ハンガリー放送合唱団(1, 3)、ハンガリー放送少年合唱団(3)、ブダペスト祝祭管弦楽団
  【録音】1997年6月、ブダペスト/

《CD 6》
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1959年5月、ウィーン/

《CD 7》
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年9月、ウィーン/

《CD 8》
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年10月、ウィーン/

《CD 9》
スッペ:
1) 喜歌劇『軽騎兵』序曲、2) 喜歌劇『詩人と農夫』序曲、3) 喜歌劇『ウィーンの朝、昼、晩』序曲、4) 喜歌劇『スペードの女王』序曲
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1959年5月、ウィーン/

《CD 10》
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
 【演奏】クリフォード・カーゾン(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年10月、ウィーン/

《CD 11》
ワーグナー:1) 歌劇『リエンツィ』序曲、2) 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲、歌劇『タンホイザー』より3) 序曲、4) バッカナール
 【演奏】ウィーン楽友協会合唱団(4)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1961年10月、ウィーン/

《CD 12》
1) ブルックナー:交響曲第7番ホ長調、2) ワーグナー:ジークフリート牧歌
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1965年10月(1)、11月(2)、ウィーン/

《CD 13》
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1966年12月、ウィーン/

《CD 14》シューマン:1) 序曲、スケルツォとフィナーレOp.52、2) 交響曲第1番変ロ長調Op.38『春』
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1969年9月、ウィーン/

《CD 15》
シューマン:1) 序曲『ジュリアス・シーザー』Op.128、2) 交響曲第2番ハ長調Op.61
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1969年9月、ウィーン/

《CD 16》
シューマン:1) 交響曲第3番変ホ長調Op.97『ライン』、2) 交響曲第4番ニ短調Op.120
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1967年11月、ウィーン/

《CD 17》
ヴェルディ:レクイエム
 【演奏】ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メッゾ・ソプラノ)、ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
マルッティ・タルヴェラ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1967年10月、ウィーン/

《CD 18》
R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1977年3月、ウィーン/

《CD 19》
シューベルト:1) 交響曲第8番ロ短調D759『未完成』、2) 交響曲第5番変ロ長調D485
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1984年9月、ウィーン/

《CD 20》
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944『ザ・グレイト』
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1981年6月、ウィーン/

《CD 21》
[『ニーベルングの指環』管弦楽曲集]
ワーグナー:
1) ワルキューレの騎行(楽劇『ワルキューレ』より)、2) ヴァルハラ城への神々の入城(楽劇『ラインの黄金』より)、
3) ヴォータンの告別と魔の炎の音楽(楽劇『ワルキューレ』より)、
4) 森のささやき(楽劇『ジークフリート』より)、楽劇『神々の黄昏』より5) ジークフリートの葬送行進曲、6) フィナーレ
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1982年10月、ウィーン/

《CD 22》ブラームス:1) ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15、2) シューマンの主題による変奏曲Op.23
 【演奏】アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
  【録音】1988年4月、ウィーン/

《CD 23》
R.シュトラウス:1) 4つの最後の歌
(第1曲:春/第2曲:9月/第3曲:眠りにつくとき/第4曲:夕映えに)、2) あおい、
3) 言われたことは―それでおしまいではない(『4つの歌』Op.36より第3曲)、
4) 母親の自慢話(『3つの古いドイツの詩』Op.43より第2曲)、5) マドリガル(『5つの歌』Op.15より第1曲)、
6) セレナード(『6つの歌』Op.17より第2曲)、7) 悪天候(『5つの小さな歌』Op.69より第5曲)、
『最後の花びら』からの8つの歌Op.10より8) 第8曲:万霊節、9) 第3曲:夜、10) チェチーリエ(『4つの歌』Op.27より第2曲)、
11) 私の思いの全て(『5つの歌』Op.21より第1曲)、12) 出会い、
13) あすの朝(『4つの歌』Op.27より第4曲)、
14) 献呈(『最後の花びら』からの8つの歌Op.10より第1曲)
 【演奏】キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
  【録音】1990年6月、ウィーン/

《CD 24》
モーツァルト:大ミサ曲ハ短調K.427
 【演奏】エリザベス・ノルベルイ=シュルツ(ソプラノ)、アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)、
ウヴェ・ハイルマン(テノール)、ルネ・パーペ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1990年12月、ウィーン/

《CD 25》
モーツァルト:レクイエムニ短調K.626
 【演奏】アーリーン・オジェー(ソプラノ)、チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)、ヴィンソン・コール(テノール)、
ルネ・パーペ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1991年12月、ウィーン/

《CD 26》
1) ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調Op.70、2) ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1990年5月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 27》
1) メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』、2) ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1993年2月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 28》
1) コダーイ:ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲、
2) ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲Op.26、3) エルガー:エニグマ変奏曲Op.36
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1996年4月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 29》
1) ムソルグスキー:交響詩『はげ山の一夜』、
2) ボロディン:歌劇『イーゴリ公』序曲、
3) グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲、
ムソルグスキー:歌劇『ホヴァンシチナ』より4) 第1幕への前奏曲、5) ペルシャの奴隷の踊り
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1959年6月、ベルリン/

《CD 30》
モーツァルト:1) ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478、2) ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493
 【演奏】メロス弦楽四重奏団
  【録音】1984年6月、フランクフルト(1)、ロンドン(2)/

《CD 31》
モーツァルト:1) 交響曲第40番ト短調K.550、2) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
 【演奏】ヨーロッパ室内管弦楽団
  【録音】1984年6月、フランクフルト/

《CD 32》R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
 【演奏】バイエルン放送交響楽団
  【録音】1979年9月、ミュンヘン/

《CD 33》
R.シュトラウス:
1) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30、
2) 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28、3) 7つのヴェールの踊り(楽劇『サロメ』Op.54より)
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1996年1月、ベルリン/

《CD 34》
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
 【演奏】ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、イリス・フェルミリオン(メッゾ・ソプラノ)、ヴィンソン・コール(テノール)、
 ルネ・パーペ(バス)、ベルリン放送合唱団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1994年3月、ベルリン(ライヴ)/

《CD 35》
チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調Op.17『小ロシア』
 【演奏】パリ音楽院管弦楽団
  【録音】1956年5月、パリ/

《CD 36》
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
 【演奏】パリ音楽院管弦楽団
  【録音】1956年5月、パリ/

《CD 37》
リスト:1) 交響詩第2番『タッソー、悲劇と勝利』S.96、2) 村の居酒屋の踊り(メフィスト・ワルツ第1番)、3) 交響詩第13番『ゆりかごから墓場まで』S.107
 【演奏】パリ管弦楽団
  【録音】1974年6月、パリ/

《CD 38》
マーラー:交響曲第4番ト長調
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1961年2月、アムステルダム/

《CD 39》
マーラー:大地の歌
 【演奏】マルヤナ・リポヴシェク(コントラルト)、トーマス・モーザー(テノール)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1992年12月、アムステルダム(ライヴ)/

《CD 40》
1) ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10、2) ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1991年9月、アムステルダム/

《CD 41》
1) レスピーギ:バレエ組曲『風変わりな店』、2) デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
 【演奏】イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1957年3月、イスラエル/

《CD 42》
1) メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』、2) シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D485
 【演奏】イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年5月、テルアヴィヴ/

《CD 43》
1) チャイコフスキー:弦楽セレナードハ長調Op.48、2) モーツァルト:セレナード ト長調K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
 【演奏】イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年5月、テルアヴィヴ/

《CD 44》収録中止

《CD 45》
[Solti in Europe―A Memoir]ジョン・トランスキーのナレーションとプロデュースによるインタビューと音楽(抜粋)のボーナス・オーディオ・ドキュメンタリー
 (ナレーション:アンジェラ・ゲオルギュー、キリ・テ・カナワ、チャールズ・ケイ、クレメンス・ヘルスベルク、クリストフ・ハルトマン他)
  【録音】2021年、ロンドン




《DVD 1》
1) モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626、2) モーツァルトの『レクイエム』についての話
 【演奏】アーリーン・オジェー(ソプラノ)(1)、チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)(1)、ヴィンソン・コール(テノール)(1)、
ルネ・パーペ(バス)(1)、ハンフリー・バートン(ナレーション)(2)、ウィーン国立歌劇場合唱団(1)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団(2)【収録】1991年12月、ウィーン(1)、1992年(2)/

《DVD 2》
[国際連合創設50周年記念コンサート]
1) ショルティによる会話とリハーサル、2) ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲、
3) バルトーク:管弦楽のための協奏曲Sz.116、
4) ベートーヴェン:「この日に敬礼!」(歌劇『フィデリオ』Op.72より)
 【演奏】エヴェリン・ヘルリツィウス、ルート・ツィーザク(ソプラノ)(4)、ヘルベルト・リッペルト、スティグ・アンデルセン(テノール)(4)、
アルベルト・ドーメン(バリトン)(4)、アンドレアス・ケーン、ハンス・チャマー(バス)(4)、ロンドン・ヴォイシズ(4)、ワールド・オーケストラ・フォア・ピース
 【収録】1995年6月、ジュネーヴ(ライヴ)
CD44が契約上の関係から収録中止に。2023/10/23

《CD 44》
1) ヘンデル:合奏協奏曲イ長調Op.6 No.11より第2楽章、
2) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048より第1楽章、
3) ハイドン:交響曲第99番変ホ長調Hob.I:99より第2楽章(抜粋)、
4) モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲K.492、
5) ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』より第4楽章(抜粋)、
6) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759『未完成』より第1楽章、
7) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54より第1楽章、
8) ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14より第4楽章:断頭台への行進、
9) ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲、
ブラームス:
10) ハイドンの主題による変奏曲Op.56aより第5変奏(2台ピアノ編)、11) ハイドンの主題による変奏曲Op.56aより第5変奏、
12) ハイドンの主題による変奏曲Op.56aより第7変奏(2台ピアノ編)、
13) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23より第1楽章、
14) R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』Op.20、15) ラヴェル:『ラ・ヴァウス』より終結部、
16) バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106より第2楽章(抜粋)、
17) ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』第1部より第7曲:大地へのくちづけ(抜粋)、
18) ルトスワフスキ:交響曲第3番より終結部
 【演奏】ダドリー・ムーア(チェンバロ[1, 2]、ピアノ[7, 10, 12, 13, 16, 18])、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団(1-9, 11, 13-18)
  【録音】1990年6月、ハンブルク/

















1/31(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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COVIELLO CLASSICS



COV 92209
¥2800→\2590
女性作曲家を探して 第2集 ロマン派の女性作曲家
 エイミー・ビーチ(1867-1944):
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.34(フルートとピアノ編曲版)
 アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):
  ヴァイオリン・ソナタ ロ短調(フルートとピアノ編曲版)
ミリアム・テラーニ(フルート)
キャサリン・サラシン(ピアノ)

 女性作曲家の作品にフルートで光を当てるシリーズ

 録音:2021年9月17-20日/オーストリア、ホーエンエムス、マルクス・シティックス・ザール/51'18''

 ミリアム・テラーニ(フルート)とキャサリン・サラシン(ピアノ)は、後期ロマン派においては女性作曲家と同じくらいに、フルートという楽器は他の楽器に押されソロ楽器として不遇だった、と捉えています。
 そしてこの状況を全く不当と考え、音域的に有利なヴァイオリンのための作品を、巧みな編曲を施し、繰り返し取り上げています。
 ここに聴ける2人の女性作曲家の作品も非常に質が高く、フルートの音色をもってさらに輝きが増しています。
 


旧譜 第1集


 COV 92208
\2800→\2590
女性作曲家を探して 第1集 ロマン派の女性作曲家
 エミーリエ・マイヤー(1812-1883):
  フルート・ソナタ ニ長調(原曲:ヴァイオリンとピアノ) / 夜想曲 Op.48
 ラウラ・ネーツェル(1839-1927):
  タランテラ Op.33 / 組曲 Op.33 / ユモレスク Op.37 / ロマンス Op.38 /
  ロマンス Op.40 / アンダンテ・レリジョーソ Op.48 /
  子守唄 Op.59 / ゴンドラの歌 Op.60 / 子守唄 Op.69 / ハチドリ Op.72
ミリアム・テラーニ(フルート)
キャサリン・サラシン(ピアノ)

 あらたに見いだされた、美しいフルート・ソナタ

 録音:2021年/64'06''

 ロマン派充実期の女性作曲家による作品集。フルートの新たなレパートリー開拓というテーマもあり、メインは「女性のベートーヴェン」とも呼ばれた作曲家エミーリエ・マイヤーのヴァイオリン・ソナタのフルート編曲版。
 とても自然なアレンジでフルートが美しく力強いメロディを歌います。
 その他の作品もフルートとピアノのもの。麗しい佳曲ばかりです。
 




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HARMONIAMUNDI



HMM 902433/34
(2CD)
¥4200→\3890
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 変奏曲集第1巻


 Disc1
  (1)ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35
  (2)同:6つの変奏曲ヘ長調Op.34
  (3)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」
  (4)ベートーヴェン:6つの変奏曲ニ長調Op.76

 Disc2
  (5)シューマン:ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲
  (6)ベートーヴェン:
   ヴィンターの歌劇「中止された奉献祭」の
    「子供よ、静かにお休み」による7の変奏曲WoO.75
  (7)同:
   パイジェッロの歌劇「水車小屋の娘」の
    「田舎者の恋は何と美しく」による9 つの変奏曲WoO.69
  (8)ウェーベルン:変奏曲 Op.27
  (9)ベートーヴェン:
   パイジェッロの歌劇「水車小屋の娘」の
    「わが心はうつろになりて」による6つの変奏曲WoO.70
  (10)同:
   ジュスマイヤーの歌劇「スレイマンまたは3 人のサルタン妃」の
    「ふざけと戯れ」による8つの変奏曲WoO.76
  (11)シューマン:最後の楽想による幻覚の変奏曲
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
KKC 6676/7
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 ティベルギアンが誘う変奏曲歴史の旅第1弾

 録音:2022年1月/ポワチエ講堂劇場(フランス)/ディジパック仕様、142'00"

 ソリスト、アンサンブルに大活躍なティベルギアンが「変奏曲集」と題するシリーズを開始します。
 ベートーヴェンを中心にティベルギアンならではの凝った選曲でスヴェーリンクからクルターグまで6枚の旅を予定しています。

 第1弾は2枚組。Disc1 はベートーヴェンの作品番号の付いた3篇の間にモーツァルトの「ピアノ・ソナタ第11番」が挟まれますが、これも第1楽章が変奏曲。
 さらに終楽章は有名な「トルコ行進曲」ですが、続くベートーヴェンの「6つの変奏曲ニ長調」が同名異作を主題にしていることなど有機付けています。

 Disc2 はシューマンがベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章の主題を用いた変奏形式の練習曲に始まり、アルバムの要であるウェーベルンの変奏曲をベートーヴェンの軽快な作品が挟みます。
 シューマン最後、メンタルを害していた時期に夢で亡霊が歌った主題で作った変奏曲で幕を閉じるという充実した内容。

 ティベルギアンの演奏は正確かつ安定した技巧に、独特な色調で情感にも満ちています。続くシリーズが非常に期待されます。
 



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PARNASSUS ARTS



PARARTS 002
(3CD)
¥6000→\5390
声楽も管弦楽も充実きわまりない圧倒的な響き
 2020年、バイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァルで蘇演された豪華な舞台
  そのメンバーによる2021年の録音
ファジョーリ、ツェンチッチ、レージネヴァ!!
 スター歌手が一堂に会したポルポラの幻の名作


  ポルポラ:歌劇『カルロ・イル・カルヴォ』
アダルジーゾ:フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー)
ロッタリオ:マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンターテナー)
ジルディッペ:ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)
ジュディッタ:スザンヌ・ジェローム(ソプラノ)
アスパンド:ペトル・ネコラネク(テノール)
ベラルド:ブルーノ・デ・サ(ソプラニスタ)
エドゥイージェ:ニアン・ワン(メゾソプラノ)
ジョルジュ・ペトルー(指揮)
アルモニア・アテネア

 バイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァルの超目玉、ファジョーリ、ツェンチッチ、レージネヴァ、、、スター歌手が一堂に会しポルポラの名作を蘇演!

 録音:2021年8月17-25日/アテネ・コンサートホール

 1738年にローマを代表するオペラハウス、テアトロ・デッレ・ダーメで初演された3幕の歌劇。
 『カルロ・イル・カルヴォ』(Carlo il Calvo)とは「禿頭王」のあだ名をもつシャルル2世(Charles le Chauve)のこと。
 1699年にヴェネツィアで書かれた台本をもとにしていて、これはA.スカルラッティやテレマンなども音楽化した題材。ポルポラの楽譜はナポリ音楽院に保存されています。

 中世初期、後継者争いによって王位継承者たるシャルル2世が誘拐され、崩壊していくヨーロッパを描いた本作。
 主人公はまだ子供であり、まわりの人物が物語を歌っていきます。絶望に打ちひしがれる母親をはじめ、息を呑むような感情の爆発がまざまざと音楽化されていて、ポルポラの凄まじい作曲能力に驚かされます。
 声楽も管弦楽も充実きわまりない圧倒的な響き。

 復活蘇演は2020年9月3日、バイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァル。
 ファジョーリ、ツェンチッチ、レージネヴァら古楽界のスター歌手が一堂に会した豪華な舞台で、20世紀のキューバに読み替えた演出やバロックオペラ界で気を吐くジョルジュ・ペトルーによる深く踏み込んだ演奏も相まって、大きな話題となりました。
 PARNASSUS ARTSレーベルのアーティスティックディレクターも務めるカウンターテナー、マックス・エマヌエル・ツェンチッチがプロデューサーとして演出にも関わっています。当CDはそのメンバーによる2021年の録音です。

 
 



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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1126
¥2700→\2490
鬼才オノフリが創りあげる低音不在の新世界
 テレマン:低音のないヴァイオリン作品集


 メランテ氏による4つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 40:201
 『忠実な音楽の師』より 第20課 二重奏曲 ト長調 TWV 40:111
 メランテ氏による4つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 40:202
 6つの二重奏曲第2巻より 第1番 ト長調 TWV 40:124
 6つの二重奏曲第2巻より 第3番 ロ短調 TWV 40:126
 テレマン氏による4つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 TWV 40:203
 6つの二重奏曲第2巻より 第2番 イ短調 TWV 40:125
 二重奏のための6つのカノン風ソナタより 第3番 ニ長調 TWV 40:120
 二重奏のための6つのカノン風ソナタより 第1番 ト長調 TWV 40:118
 低音を伴わないソナタ集より 第1番 二重奏曲 ニ長調 TWV 40:103
イマジナリウム・アンサンブル
 " THE SHARP BAND"
[メンバー]
 エンリコ・オノフリ
  (音楽監督、ヴァイオリン)
 アレッサンドロ・タンピエーリ
  (第2ヴァイオリン)
 ボリス・ベゲルマン
  (第3ヴァイオリン)
 マリア・クリスティーナ・ヴァシ
  (第4ヴァイオリン)
KKC 6687
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 テレマンの重奏がかくも刺激的な音楽に!あらゆる人間の感情に鋭く斬りこむシャープさを極めたヴァイオリン・バンド!名人オノフリが創りあげる低音不在の新世界

 (ヴァイオリン)使用楽器:18世紀初頭イタリア、作者不明/タルティーニの弓を複製したP.ジェルモーネ製のバロック弓
 (第2ヴァイオリン)使用楽器:2014年ラヴェンナ、M.ミノッツィ製/1730年頃のイギリス・モデルに基づくM.ゴッテロ製のバロック弓
 (第3ヴァイオリン)使用楽器:2009年ローマ、E.アッティリ製/F.ウンベルト・ドロス製のバロック弓
 (第4ヴァイオリン)使用楽器:1791年ウィーン、マティアス・ティール製/1730年頃のイタリア・モデルに基づくR.アシュメッド製のバロック弓

 録音:2022年8月14-17日/イタリア、モンダイーノ、テアトロ・ディモーラ・ラルボレート/63'45''

 「Sharp violins proclaim... 鋭いヴァイオリンの音色が、嫉妬と絶望、怒りと憤り、苦痛と情熱を歌う。
 美しく気高い貴婦人のために―」ジョン・ドライデンの『聖セシリアの日のための歌』にある言葉からアイデアを喚起されたエンリコ・オノフリが、さまざまな感情による対照的なムードをヴァイオリンのみで表現する意欲的なアルバムを発表。
 彼の組織するイマジナリウム・アンサンブルは一時的に低音不在となり、少数のヴァイオリンがすべてを担う「シャープ・バンド」に姿を変えました。

 テレマンは通奏低音のない室内楽作品を数多く残しています。なかでもヴァイオリン4本のみによる協奏曲は他に類をみない珍しい編成の作品であり、また様々な楽器で演奏可能な二重奏曲も、多様なスタイルと深い表現力が組み込まれた逸品ぞろい。
 近い音域でぶつかり合い火花を散らしながら駆け抜けたかと思えば、美しい和声に支えられ綿々たる歌を綴っていく、鋭くかつどこまでも繊細、まさにシャープな音楽の饗宴です。
 今回オノフリが目指す世界にうってつけの作品が選ばれました。

 古楽ヴァイオリン界で人気・実力ともにひとつの頂点を成すオノフリと共演するメンバーは、タンピエーリ、ベゲルマン、ヴァシの3人。
 いずれもオノフリと長い付き合いがあるお馴染みの奏者で、もはや以心伝心と言えるアンサンブルの妙に驚嘆させられます。

 「メランテ氏による」という作品がありますが、これはテレマン(Telemann)のアナグラムによる別名(Melante)。イタリア受けを狙った遊び心ある署名です。







PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0061
¥2900
ヴィオラで聴くバッハ&ペルト
 J.S.バッハ:
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための
   ソナタ第1番 ト長調 BWV1027
 ペルト:鏡の中の鏡
 J.S.バッハ:
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための
   ソナタ第3番 ト短調 BWV1029
 ペルト:フラトレス
 J.S.バッハ:
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための
   ソナタ第2番 ニ長調 BWV1028
アンネッテ・バルトルディ(ヴィオラ)
ベンジャミン・エンゲリ(ピアノ)

 ゆったりとあたたかくバッハとペルトを弾いたヴィオラ・アルバム

 録音:2022年7月7-9日/スイス、ボスヴィル、アルテ教会/58'05''

 バッハのガンバ・ソナタBWV1027-1029 とアルヴォ・ペルトの人気曲「フラトレス」「鏡の中の鏡」をヴィオラとピアノの演奏で収録。
 バッハも比較的ゆったりしたテンポで、アルバム全体を通して、温かみのある落ち着いた演奏で構成されているのが印象的です。

 アンネッテ・バルトルディ(ヴィオラ)
 若い世代で最も注目されているヴィオリストの一人。スイスのベルンに生まれ、国内外の多くのコンクールで入賞しています。
 ウラディーミル・アシュケナージ、アンドラーシュ・シフなどと共演し、ソリストとしてヨーロピアン・カメラータなどのヨーロッパの主要アンサンブルに参加してます。

 ベンジャミン・エンゲリ(ピアノ)
 同世代のスイス人音楽家の中で最も多才な一人。
 ソリスト、室内楽奏者、教師としてヨーロッパのほかオーストラリア、中国、インド、北南米でも活動しています。
 




SUPRAPHON



SU 4322
¥3100
ペーター・シェーネがフィルハーモニア・オクテットと
 マーラーの歌曲を実に色彩的に歌う

  マーラー:
   『子供の不思議な角笛』より
    (1)「歩哨の夜の歌」
    (2)「ラインの伝説」
    (3)「美しきトランペットが鳴り響くところ」
  
  (4)「スケルツォ」~交響曲第1番 ニ長調『巨人』より

   『子供の不思議な角笛』より
    (5)「この世の暮らし」
    (6)「少年鼓手」
    (7)「塔に囚われて迫害を受けし者の歌」
 
  (8)「花の章」~交響曲第1番 ニ長調『巨人』(1893年版)より
  
  『子供の不思議な角笛』より
    (9)「三人の天使がやさしい歌を歌ってた」
    (10)「高遠なる知性のおほめの言葉」
    (11)「魚に説教するパドヴァのアントニウス」
    (12)「はじめての灯り」
ペーター・シェーネ(バリトン)
フィルハーモニア・オクテット
 【ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)、
  モニカ・ボウシュコヴァー
   (オーボエ、イングリッシュホルン)、
  カレル・ドーナル(クラリネット)、
  イルヴィン・ヴェニシュ(クラリネット)、
  ヴァーツラフ・ヴォナーシェク(ファゴット)、
  マルチン・ペトラーク(ファゴット)、
  オンドジェイ・ブラヴェッツ(ホルン)、
  プジェミスル・ヴォイタ(ホルン)】

 ドイツのバリトン歌手ペーター・シェーネがフィルハーモニア・オクテットと『子供の不思議な角笛』を録音!マーラーの歌曲を実に色彩的に歌う

 セッション録音:2022年1月5-7日/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)/DDD、56'31

 権威あるARD ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、世界から注目されるドイツのバリトン歌手ペーター・シェーネが、フィルハーモニア・オクテットとの共演アルバムをリリースします。
 収録曲はマーラーの歌曲集『子供の不思議な角笛』からの抜粋で管楽器アンサンブルに合う10曲を選曲しました。

 イーグラウ(現チェコのイフラバ)に生まれたマーラーは幼少から民謡や軍楽隊の音楽に親しんでいたことからこの歌曲集を管楽アンサンブルで演奏するのは理にかなっており、マーラーの描く世界に陶酔できます。
 歌曲集に挟んでフィルハーモニア・オクテットが交響曲第1番から「スケルツォ」と「花の章」を演奏。こちらも見事なアンサンブルを聴かせてくれます。

 フィルハーモニア・オクテットは、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ケルンWDR 交響楽団など世界の名門オーケストラの首席演奏者が集まった名人集団。
 オーボエのヴィレム・ヴェヴェルカ、ファゴットのヴァーツラフ・ヴォナーシェク、ホルンのプジェミスル・ヴォイタなどのメンバーで構成されております。
 結成10周年を記念してリリースした「ベートーヴェン、モーツァルト、クライン」(SU-4214)も好評発売中です。

 
 



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CHANDOS



RCHSA5334
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ストゥールゴールズ(指揮)&BBCフィル
 ショスタコーヴィチ:交響曲第12番&第15番


 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第12番 ニ短調 Op.112《1917年》
  交響曲第15番 イ長調 Op.141
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
BBCフィルハーモニック
CHSA5334
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 ショスタコーヴィチ最後の交響曲!フィンランドの秀英、ストゥールゴールズ!

 ☆手兵BBCフィルハーモニックとの渾身のショスタコーヴィチ!
 ☆随所で見せる圧倒的な統率力で作品の細部まで描きます!

 2008年から2015年までヘルシンキ・フィルの首席指揮者を担い、その他にもラップランド室内管弦楽団の芸術監督を務め、現在はBBCフィルハーモニックとカナダ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団の首席客演指揮者を務めているフィンランドを代表するマエストロ、ヨン・ストゥールゴールズ(ヨーン・ストルゴーズ)。
 2014年~2015年に発売された「シベリウス:交響曲全集(CHAN 10809)」と「ニールセン:交響曲全集(CHAN 10859)」、2つの「生誕150周年記念盤」の世界的ヒットによって一躍脚光を浴び、その後ジョージ・アンタイルの管弦楽作品集(CHAN 10941、CHAN 10982、CHAN 20080)でその秀でた実力を見せつけてくれました。
 また直近では2023年1月に東京都交響楽団との来日公演を行い好評を博しています。

 2020年に発売され、レコード芸術特選盤&優秀録音、英グラモフォン誌「Critics' Choice」と高く評価されたショスタコーヴィチの「交響曲第11番」(RCHSA 5278/CHSA 5278)に続き、十月革命を描いた「第12番」と最後の交響曲となった「第15番」のリリースです。随所で見せる緻密なテンポ設定によってきっちりとコントロールされた前作、今作でも期待が高まります。

 ※録音:2022年8月5日-6日(第15番)&9月15日-16日、メディア・シティUK(サルフォード)

 
 



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NAXOS



8.503278
(3CD)
¥3100
スラットキンのベストセラーをセット化
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):交響曲全集

 【CD1】
  1. 交響詩「死の島」 Op. 29
  2-5. 交響曲第1番 ニ短調 Op. 13
 【CD2】
  1. 14の歌 Op. 34 - 第14曲 ヴォカリーズ ホ短調(管弦楽版)
  2-5. 交響曲第2番 ホ短調 Op. 27
 【CD3】
  1-3. 交響曲第3番 イ短調 Op. 44
  4-6. 交響的舞曲 Op. 45
デトロイト交響楽団
レナード・スラットキン(指揮)

 録音:Orchestra Hall、デトロイト、ミシガン(USA) 2012年10月19-21日...CD:1 2012年11月9-11日...CD1:2-5 2009年9月24-27日...CD2 2011年11月25-27日...CD3:1-3 2012年2月9-11日...CD3:4-6

 ラフマニノフ生誕150周年記念、スラットキンのベストセラーをセット化!

 2022年11月にも来日、NHK交響楽団を指揮して見事な演奏を披露した指揮者レナード・スラットキン。
 この交響曲全集は2009年から2012年にかけて録音されたもので、初出時には「理想的で心に残る解釈」(グラモフォン誌)と高く評価されました。
 基本的にはセントルイス響盤の解釈を引き継いでいますが、第2番だけはすべての楽章で演奏時間が短くなり、情緒に溺れることなくスタイリッシュな演奏に仕上がっています(この曲のみ最後に拍手あり)。デトロイト響の力強く輝かしくゴージャスな響きを余すことなく捉えた高音質の録音が魅力を増しています。
 
 
8.559925
¥1800
エルフマン:ヴァイオリン協奏曲「イレヴン・イレヴン」/
 ヘイルストーク:ピアノ協奏曲

  ダニー・エルフマン(1953-):
   ヴァイオリン協奏曲 「イレヴン・イレヴン」(2017)
    1. I. Grave; Animato / 2. II. Spietato /
    3. III. Fantasma / 4. IV. Giacoso; Lacrime
  アドルファス・ヘイルストーク(1941-):
   ピアノ協奏曲第1番(1992)
    5. I. Moderato / 6. II. Adagio / 7. III. Lento – Vivace
サンディ・キャメロン(ヴァイオリン)...1-4
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)...5-7
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)

 録音(ライヴ):Kleinhans Music Hall, Buffalo, ニューヨーク(USA) 2019年10月18-19日...1-4 2022年2月18-19日...5-7

 20世紀半ばに生まれた2人のアメリカ人作曲家による協奏曲集。
 一人はロックバンドのオインゴ・ボインゴの元リーダーで、『バットマン』や『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』など数多くの映画音楽で知られるダニー・エルフマン。
 このヴァイオリン協奏曲は、作曲中に知り合ったヴァイオリニスト、サンディ・キャメロンのために書かれており、彼の作品の中で初めて古典的な様式に沿って作曲されたものです。
 「イレヴン・イレヴン」というタイトルは、全曲がちょうど1,111小節で構成されていることによるもので、またエルフマンの苗字の中にはドイツ語の11(elf)も隠されているという偶然もありました。
 ショスタコーヴィチやプロコフィエフを思わせる雰囲気も持ちながら、極めて個性的な作風が楽しい作品です。
 
 対するヘイルストークの作品は、アフリカ系アメリカ人としてのルーツとジャズへの愛が感じられるとともに、グレゴリオ聖歌などの西洋の古典的な伝統に対する畏敬の念も込められており、ブルースの豊かな伝統を反映したエネルギーと高揚感にあふれた協奏曲に仕上がっています。
 この作品でピアノを演奏しているのはカナダの中堅、スチュワート・グッドイヤー。卓越した技術と切れの良いリズム感が楽しめます。
 
 


8.574428
¥1800
コルンゴルト:弦楽四重奏曲第1番 - 第3番
 弦楽四重奏曲第1番 イ長調 Op. 16(1922-23)
  1. I. Allegro molto
  2. II. Adagio quasi Fantasia: Langsam, mit groBem Ausdruck
  3. III. Intermezzo: Ziemlich lebhaft, mit Grazie
  4. IV. Finale: Allegretto amabile e comodo
 弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 Op. 26(1933)
  5. I. Allegro
  6. II. Intermezzo: Allegretto con moto - Molto piu mosso
  7. III. Larghetto: Lento - Con moto sentimento
  8. IV. Waltz (Finale): Tempo di Valse
 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op. 34(1945)
  9. I. Allegro moderato - Tranquillo -
   Subito agitato - Tempo I - Poco meno
  10. II. Scherzo: Allegro molto - Trio: L'istesso tempo -
   Meno mosso - Piu mosso - Scherzo D.C. al Fine
  11. III. Sostenuto: Like a Folk Tune - Poco piu mosso -
   Appassionato - Molto meno. Dolce - Tempo I
  12. IV. Finale: Allegro - Allegro con fuoco - Piu mosso
ティペット四重奏団
【メンバー】
 ジョン・ミルズ(第1ヴァイオリン)
 ジェレミー・イサーク(第2ヴァイオリン)
 リディア・ラウンズ=ノースコット(ヴィオラ)
 ボジダル・ヴコティッチ(チェロ)

 録音:2021年11月8-10日 School Farm Studios, Little Maplestead, Essex(UK)

 コルンゴルトは少年期から円熟期にかけて10作ほどの室内楽作品を遺しました。
 この3つの弦楽四重奏曲は第1番は20代、第2番は30代、第3番は40代後期とそれぞれ作曲時期が異なっており、その作風にも違いが感じられます。
 1924年に初演された第1番は、躍動感と魅力的なハーモニー、そして饒舌な和声が融合した作品で、当時の音楽界における彼の地位をより堅固なものとしました。
 その10年後に書かれ、アメリカで出版された第2番は、素直で明瞭な旋律と勢いの良いリズムが特徴です。
 そして第二次大戦後に書かれブルーノ・ワルターに献呈された第3番は、すでにヨーロッパでの彼の人気が凋落していた失意の時期の作品ですが、古典的な作風と現代的な味わいが並存し、曲の最後は喜びに満たされるという予想外の展開が耳に残ります。
 イギリスのティペット四重奏団の演奏です。
 
 
8.574262
¥1800
ユージン・ザードル:管弦楽作品集全集 第7集
 1. ハンガリー風スケルツォ(1975)
  ホルン、弦楽と打楽器のための組曲(1972)
   2. I. Prelude / 3. II. Fantasy / 4. III. March /
   5. IV. Elegie / 6. V. Rondo-Finale
 7. ホルンとピアノのための子守歌(1973)
  (M. スモリーによるホルンと弦楽オーケストラ編 2022)
 室内協奏曲(1931)
  8. I. Allegro molto / 9. II. Andante / 10. III. Sehr lebhaft
 8つのチェロのための組曲(1966)
  11. I. Allegretto - Vivo / 12. II. Molto tranquillo /
  13. III. Alla Zingaresca / 14. IV. Moderato – Allegro
 15. Celebration Music 祝祭の音楽(1968)
 全て世界初録音
ゾルターン・セーケ(ホルン)...2-7
イムレ・コヴァーツ(ホルン)...8-10
バーリント・ケーピーロー(ホルン)...8-10
カタリン・サルカディ(ピアノ)...8-10
MAVブダペスト交響楽団
MAVブダペスト交響楽団弦楽セクション...7
MAVブダペスト交響楽団チェロ・セクション...11-14
マリウシュ・スモーリー(指揮)

 録音:Hungaroton Studio, Budapest(ハンガリー) 2022年6月21-26日...1-10、152020年6月25-29日...11-14

 ハンガリーのバータセクで生まれ、1939年にヨーロッパからアメリカに移住、1940年代のアメリカ映画音楽の発展に著しく寄与したユージン・ザードル。
 彼の作品は巧みなオーケストレーションと躍動感あふれるリズム、そして調性へのこだわりと時にアクセントとして用いられる不協和音が特徴で、NAXOSレーベルへの7枚目となるこのアルバムにも、彼らしい作品が収録されています。
 室内協奏曲は、ザードルがまだウィーンにいた頃に書かれたもの。「ホルン、弦楽と打楽器のための組曲」は彼の死後、初めて演奏された作品。
 他、「1975年のハンガリー風スケルツォ」など40年以上にわたるザードルの創作活動における作風の変遷が味わえます。
 また、アルバムの最後には人生の喜びを歌い上げる華やかな「祝祭の音楽」が置かれています。
 マウリシュ・スモーリーはポーランド出身、世界中で活躍する指揮者。NAXOSには、一連のザードル作品の他、アンジェイ・パヌフニクやミクローシュ・ロージャ、グラジナ・バツェヴィチなどの録音があります。
 
 


8.559928
¥1800
フレデリック・ジェフスキー(1938-2021):後期ピアノ作品集
 夢(2014)(抜粋)
  1. Part II: No. 7 Ruins 廃墟 / 2. Part II: No. 8 Wake Up 目覚め
 3. 戦争の歌(2008)
 冬の夜(2015)
  4. Night One / 5. Night Two / 6. Night Three
 7. 聖者と罪人(2016)
 全て世界初録音
ボビー・ミッチェル(ピアノ)

 録音:The Right Place Studio, Brussels(ベルギー) 2022年2月12日...1-4/2022年2月13日...5-7

 「不屈の民」変奏曲ばかりではない、ジェフスキー後期作品を所縁のピアニストが収録。
 フレデリック・ジェフスキーは、20世紀から21世紀にかけて活躍したポーランド系アメリカ人の作曲家・ピアニストで、1975年作曲の「不屈の民」変奏曲が代表作。
 このアルバムには彼と親交のあったボビー・ミッチェルの演奏で後期の作品を収録しています。「戦争の歌」は中世フランスの流行歌「ロム・アルメ(武装した人)」から20世紀に至るフランス、イギリス、アイルランド、ドイツ、アメリカの反戦歌と戦争に関わる歌計6曲を素材に編み上げた作品で、ジェフスキーらしいメッセージ性の高い作品。
 一方、他の作品ではテーマはより抽象的・一般的となり、音符の密度も減って瞑想的な傾向が見られるようになります。
 アルバム最後に置かれた「聖者と罪人」は、ジェフスキーの親族から葬儀に招かれたミッチェルが葬儀の後で演奏した曲。
 ミッチェルが自ら書いたライナー(英語のみ)によれば、ジェフスキーは彼に自分の葬儀ではブラームスの間奏曲作品118の第2番を弾いて欲しいと繰り返し言っていたそうで(ミッチェルはこの曲も演奏したそうです)、ジェフスキーのロマンティックな一面を伝えるエピソードと言えるでしょう。
 
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8.574424
(2CD)
¥2600

こういうアルバムを待っていた!
 ブラームス:ハンガリー舞曲集とハンガリーの伝統音楽


 【CD1】
  1. ミスカ・ボルゾー:
   A haromszeki leanyok ハーロムセークの少女 -
   Maros vize folyik csendesen
    (G. カールディによる2声とピアノ編)
  2. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第1番 ト短調

  3. ボルゾー:
   Isteni csardas イシュテニ・チャールダーシュ -
   白鳥の歌(O. ペテーニによるピアノ編)
  4. モール・ヴィント:Emma csardas エマ・チャールダーシュ
  5. 伝承曲:
   Azt szoktak szememre vetni 人々は私が愛するには若すぎると言う
    (B. エグレッシ、I. ボグナルによる声とピアノ編)
  6. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第2番 ニ短調

  7. 伝承曲:
   Tolnai lakodalmas トルナの婚礼の踊り
    (J. リスネルによるピアノ編)
  8. 伝承曲:
   Be szep a katona 兵士はどれほど素晴らしいか
    (B. エグレッシ、K. シクラヴァーリによる声とピアノ編)
  9. エデ・レメーニ:Allegro Ungharese ハンガリー風アレグロ
  10. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第3番 ヘ長調

  11. ナンドール・メールティ:Kalocsai emlek カロチャの思い出
  12. エレメル・センティルマイ:Edes titkok 甘い秘密
  13. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第4番 ヘ短調

  14. ヨシ・チラグ:Keglevich notaケグレヴィチの歌
  15. ベーラ・ケラー:
   Bartfai emlek バルデヨフの思い出、
   チャールダーシュ Op. 31 (ピアノ版)
  16. 伝承曲:Uccu bizony megerett a kaka 池に茂るは
   (I. ボグナルによる声とピアノ編)
  17. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第5番 嬰ヘ短調

  18. ミクローシュ・コンコリ=テゲ:
   Egri csardas エゲルのチャールダーシュ
  19. 伝承曲:
   Csillag eleg ragyog...星かげ冴ゆれと
    (N. ネルティによる声とピアノ編)
  20. フェレンツ・パティカールス:
   Barandi emlek バランドの思い出 - Lassu I-II - Friss I-II
  21. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第6番 変ニ長調

  22. 伝承曲:
   Nem vagyok en szerelmes 私は恋をしていない
    (A. ティサによる声とピアノ編)
  23. レメーニ:Friss フリス
  24. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第7番 イ長調

  25. イグナーツ・フランク:
   Lujza csardas ルイザのチャールダーシュ
  26. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第8番 イ短調

  27. ヤーノシュ・トラヴニク:
   Makoi csardas マコーのチャールダーシュ
  28. 伝承曲:
   Ne, ne busulj 悲しむことはない
    (J. セルダヘイ、I. ボグナルによる声とピアノ編)
  29. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第9番 ホ短調


 【CD2】
  1. 伝承曲:
   Van-e a korsoban...このワインジャーには何か入っていますか?
    (B. エグレッシ、I. ボグナルによる2声とピアノ編)
  2. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第10番 ホ長調

  3. 伝承曲:ハンガリー舞曲 ニ短調(ピアノ編)
  4. フェレンツ・ブンコ:
   カランチャリャの13のパローツの旋律 -
   第7番 ニ短調(F. ブンコによるピアノ編)
  5. ヨージェフ・セルダヘイ:
   A Csikos: Tanc 馬に乗る人 - 舞曲 (ピアノ編)
  6. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第11番 ニ短調

  7. エレメル・センティルマイ:
   Tiz par csokot egyvegbul 10組のキスをひとつに(ピアノ編)
  8. カーロリー・パティカールス伝/エデ・バルタイ:
   Galgoczi emlek ガルゴーツの思い出「Morog a brugo」
    (E. バルタイによるピアノ編)
  9. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第12番 ニ短調

  10. ラースロー・ジマイ:Edes rozsam 私の甘いバラ
  11. 伝承曲:Barna legeny ブラウン・ラッド
   (E. エルケルによる声とピアノ編)
  12. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第13番 ニ長調
  13. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第14番 ニ短調

  14. エグレッシ:Abrand 幻想曲
  15. エグレッシ:
   Farsangi iskola 謝肉祭時期の学校:
   Hej, haj, magyar ember ヘイ、ヘイ、ハンガリー
    (I. ボグナルによる声とピアノ編)
  16. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第15番 変ロ長調

  17. ブンコ:
   カランチャリャの13のパローツの旋律 -
   第5番 ニ長調(F. ブンコによるピアノ編)
  18. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第16番 ヘ短調

  19. ブンコ:
   カランチャリャの13のパローツの旋律 -
   第3番 イ短調(F. ブンコによるピアノ編)
  20. カールマン・シモンフィ:
   Ez az en szeretom 私の愛する人
    (M. モショニによる2声とピアノ編)
  21. 伝承曲:
   Mariskam, Mariskam! 私のかわいいマリシュカ
    (E. エルケルによる声とピアノ編)
  22. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第17番 嬰ヘ短調

  23. 伝承曲:
   Harom alma, meg egy fel りんご3つと半分以上
    (I. ボグナルによる声とピアノ編)
  24. ヨージェフ・ケチケメーティ:Turai emlek トゥラの思い出
  25. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第18番 ニ長調

  26. ケチケメーティ:
   Egressy halotti harangozasa
    ベーニ・エグレッシのための弔いの鐘
  27. フェレンツ・サールケジ伝:
   Kis szekeres, nagy szekeres 小さな戦車兵、大きな戦車兵
    (K. アブラニによる声とピアノ編)
  28. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第19番 ロ短調

  29. ヤーノシュ・ネポムク・サスティツ:Erzes hangjai 感情の音
  30. 伝承曲:
   Honved dal es csardas
    兵士の歌とチャールダーシュ第2番 ニ短調 (ピアノ編)
  31. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第20番 ホ短調

  32. フェレンツ・パティカールス:
   Barandi emlek バランドの思い出 - フリス III
  33. コンコリ=テゲ:
   Tobb is veszett Mohacsnal -
   Helyre Kati あなたのウォーター・ルーにはあわない –
   かわいいケイト(M.コンコリ=テゲによるピアノ編)
  34. コンコリ=テゲ:
   Helyre Kati かわいいケイト
    (F. タリツキ、I. カッシャイによる声とピアノ編)
  35. ハンガリー舞曲集 WoO 1 - 第21番 ホ短調
アドリエン・ミクシュ(ソプラノ)...
 CD1:1、5、19、28/
 CD2:1、11、20、27
ヤーノシュ・バーンディ(テノール)...
 CD1:1、8、16、22/
  CD2:1、7、10、15、21、23、34
フェレンツ・セチェーディ(ヴァイオリン)...
 CD1:9、23
シルヴィア・エレク(フォルテピアノ...
 CD1:1、3、5、12、14、18-20、28/
 CD2:3、4、11、19、20、26、
  27、29、30、32)
  (ピアノ...
   CD1:2、6、10、13、
    17、21、24、26、29/
   CD2:2、6、12、13、16、
    18、22、25、28、31、35)
イシュトヴァーン・カッシャイ
 (フォルテピアノ...
  CD1:4、7、8、11、15、16、22、25、27/
  CD2:1、5、7、8、10、14、15、
   17、21、23、24、33、34)
 (ピアノ...
  CD1:2、6、10、13、17、
   21、24、26、29/
  CD2:2、6、9、12、13、16、
   18、22、25、28、31、35)

 録音:2019年8月26-30日 Music Chapel, Vamosszabadi(ハンガリー) 2021年9月2-5日 Hungaroton Rottenbiller Street Studio, Budapest(ハンガリー)

 大ヒット作『ハンガリー舞曲集』と、そのルーツを探る2枚組!
 20歳のブラームスは、ハンガリー出身のユダヤ系ヴァイオリニスト、エドゥアルト(エデ)・レメーニと知り合い、レメーニの伴奏者として演奏旅行に出かけました。
 この時、ハンガリーの伝統音楽やロマの民族音楽に触れ合う機会を持つとともに、ヨーゼフ・ヨアヒムと会ったことが、彼のその後の創作活動に大きな影響を及ぼしたことは良く知られています。
 このアルバムでは、ブラームスの代表作の一つである『ハンガリー舞曲』のピアノ4手版を中心に、ブラームスが聴いたハンガリーの旋律や、ほぼ名も知れぬ作曲家たちによる膨大な作品をとりまぜて紹介。
 アルバムに収録されている素朴な民謡や勇壮な舞曲、変奏曲などを聴くと、ブラームスがこれらの原曲を、どのように自らの作品の素材として用いたかが垣間見えることでしょう。
 ハンガリーを中心に活躍する奏者たちによる演奏です。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ANDRE CHARLIN


 完全限定の豪華仕様
 24bit/96KHz のハイレゾ化& 2022年最新リマスタリングのアンドレ・シャルランの名盤。
 CD、同音源USBメモリ、レーベル・ロゴ入りの拭き取り布がセットになった豪華装丁パックで完全限定リリース!

 伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの名録音。これまでリリースされていたCD は16bit/44KHz でしたがこの度24bit/96KHz でリリースされます。
 リマスタリングのエンジニアは半世紀以上シャルランの音に惚れこみ、シャルラン・レーベルの存続に大きく貢献している名エンジニア、ブリュノ・ゴリエです。
 ゴリエはシャルランの録音についての研究だけでなく、シャルランに関わるものの収集など「シャルラン愛」に満ちた人物。
 シャルランの遺産を後世に伝えるべく、並々ならぬ思いでマスタリングしており、実に生々しく、驚くべき熱量で蘇ります!
 


SLC 17P
(CD+USBメモリ)
¥12700
ミヨー自身の指揮による自作自演集。
 代表作、「屋根の上の牡牛」は必聴!

  ミヨー:
   屋根の上の牡牛 Op.58
   世界の創造 Op.81
シャンゼリゼ劇場管弦楽団
ダリウス・ミヨー(指揮)

 24bit/96KHzのハイレゾ化&2022年最新リマスタリング!ミヨー自作自演の大名盤!

 録音:1956年/シャンゼリゼ劇場(パリ)/2022 年リマスタリング、完全限定豪華仕様
 デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2022年)

 伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの録音の中でも指折りの大名盤。ミヨー自身の指揮による自作自演集。代表作、「屋根の上の牡牛」は必聴です!
 この香り高い演奏が2022 年の最新リマスタリングでハイレゾ化(24bit/96KHz)されました。
 さらに当セットではCD、同音源USB メモリ(24bit/96KHz のWAV)、レーベル・ロゴ入りの拭き取り布(ホコリ取り)がセットになった豪華装丁仕様。50セットの完全限定リリースです!

 
 
 


AMS 82P
(CD+USBメモリ)
¥12700
ゼーリヒ、タピーら名手らによる
 カンプラのクリスマス・オラトリオ

  カンプラ:
   モテット「主がシオンの繁栄を回復したもうとき」(詩篇125番)
   クリスマス・オラトリオ「われらの主イエス・キリストの降誕」
エディット・ゼーリヒ(ソプラノ)
エリック・タピー(テノール)
ジャック・エルビヨン(バリトン)
マック・シェーファー(オルガン)
ストラスブール音楽院合唱団
ストラスブール・コレギウム・ムジクム管弦楽団
ロジェ・ドゥラージュ(指揮)

 ゼーリヒ、タピーら名手らによるカンプラのクリスマス・オラトリオ。荘厳でありながら舞曲のリズムに弾む、心地よいフランス・バロックの響きにうっとり!

 録音:1966年/サン・ルイ教会(ストラスブール)/2022 年リマスタリング、完全限定豪華仕様
 デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2022年)

 18世紀初頭、リュリとラモーの時代の狭間の世代を代表する音楽家カンプラ。
 とりわけ「優雅なヨーロッパ」のような歌劇作品で知られるカンプラですが、宮廷だけでなく教会で活動を行っていたこともあり、教会音楽作品も多く残しています。
 今回は彼の教会作品の中からクリスマス・オラトリオと詩篇を収録。器楽伴奏に乗って歌われるクリスマス・オラトリオは、聖夜を祝うにふさわしい壮大な響きにあふれています。
 2 曲目の詩篇はカンプラ初期の作品。重厚で厳格な雰囲気というよりも、しなやかで軽快な響きが印象的な作品で、フランス・バロックならではの魅力を存分に感じられる作品といえましょう。
 2曲ともフランス舞曲のリズムが頻繁に使用されており、心地良いテンポ感に心満たされます。
 この名盤が2022年の最新リマスタリングでハイレゾ化(24bit/96KHz)されました。
 さらに当セットではCD、同音源USBメモリ(24bit/96KHz のWAV)、レーベル・ロゴ入りの拭き取り布(ホコリ取り)がセットになった豪華装丁仕様。50セットの完全限定リリースです!

 
 




GRAND SLAM



GS 2287
¥2700
フルトヴェングラー&VPO、新マスター
 ベートーヴェンの「田園」+スメタナの「モルダウ」

  (1)ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
  (2)スメタナ:交響詩「モルダウ」~「わが祖国」より
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&VPO、新マスター音源によるベートーヴェンの「田園」+スメタナの「モルダウ」。2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1952年11月24&25日、(2)1951年1月24日/ムジークフェラインザール(ウィーン)/国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(録音セッション)

 ■制作者より
 新音源を使用した最新リマスターによるフルトヴェングラー&VPOのベートーウェンはこれまでに第3番「英雄」(GS-2280)、第4番+第7番(GS-2282)、第1番+第5番「運命」(GS-2284)、第9番「合唱」(GS-2205)と発売してきましたが、今回の「田園」+「モルダウ」が最終巻となります。
 残念ながら第2番と第8番がこのシリーズにはありませんが、主要な7曲が最上の音質で味わえるようになりました。
 フルトヴェングラーのベートーヴェンと言えば、最近、1991年12月に発売された交響曲全集(東芝EMI TOCE7530~4)が4万円~8万円程度で取り引きされているようです。
 しかし、最新のGS 盤さえあれば、音質はむろんのこと、解説書の充実度も考慮すれば、もはやそのような法外な中古盤を買う必要は全くなくなったと言えます。(平林 直哉)
 



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PROFIL



PH 23001
(5CD)
¥4500→\4190
バックハウス・エディション
 40から50代にさしかかる充実期の記録   
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
 Disc1
  ブラームス:
   (1)スケルツォ変ホ短調Op.4/(2)創作主題による変奏曲Op.21の1/(3)ワルツ集Op.39(全16曲)/
   (4)2つのラプソディOp.79/(5)パガニーニの主題による変奏曲Op.35/(6)6つの小品Op.118
 Disc2
  ブラームス:
   (1)ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
    【エードリアン・ボールト(指揮)BBC交響楽団】/
   (2)バラード第1番ニ短調Op.10の1「エドワード」/(3)バラード第2番ニ長調Op.10の2/
   (4)ワルツOp.39~第1番ロ長調/第2番ホ長調/第3番変イ長調/
   (5)ハンガリー舞曲~第6番変ニ長調/第7番イ長調/(6)奇想曲ロ短調Op.76の2/
   (7)間奏曲イ短調Op.76の7/(8)奇想曲ハ長調Op.76の8
 Disc3
  ブラームス:
   (1)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
    【カール・ベーム(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン】/
   (2)奇想曲ニ短調Op.116の1/(3)間奏曲イ短調Op.116の2/(4)間奏曲ホ長調Op.116の4/
   (5)間奏曲変ホ長調Op.117の1/(6)間奏曲変ロ短調Op.117の2/
   (7)間奏曲ロ短調Op.119の1/(8)間奏曲ホ短調Op.119の2/(9)間奏曲ハ長調Op.119の3
 Disc4
  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
     【ランドン・ロナルド(指揮)ロンドン交響楽団】/
   (2)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」/
   (3)ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」
 Disc5
  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
    【ランドン・ロナルド(指揮)ロイヤル・アルバートホール管弦楽団】/
   (2)ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」/
   (3)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111

 「鍵盤の獅子王」バックハウス壮年期の妙技

 Disc1: 1932年12月5,7日(1)(4)(6)、1936年1月10日(2)、1月27日(3)、(以上アビー・ロード・スタジオ3)、1929年11月19日(5)クイーンズ小ホール/76'01"
 Disc2: 1932年11月(1)、12月(2)(3)(4)、1933年4月(5)(以上ロンドン)、1932年12月5日(6)(7)(8)(アビー・ロード・スタジオ3)/67'31"
 Disc3: 1939年6月(1)、1936年1月9,27日(2)-(9)(アビー・ロード・スタジオ3)/71'58"
 Disc4: 1929年9月25日&1930年3月12,13日(1)(ロンドン)、1927年1月28日(2)、1934年11月6,8日(3)/59'11"
 Disc5: 1927年1月27日(1)(ロンドン)、1934年11月6,8日(2)、5月13日(3)/69'17"

 「鍵盤の獅子王」バックハウスは名盤がたくさんありますが、多くは巨匠となってからのいぶし銀の芸術によるもので、若い頃は技巧派としての魅力がありました。
 ここでは1920年代後半から30年代、彼が40から50代にさしかかる充実期の記録を集めています。
 曲は得意のブラームスとベートーヴェン。いずれも迫力とエネルギーに満ち、歯切れの良いリズムと構成力で惹きつけられます。
 多くはEMI音源で、お手頃価格のBoxとなっています。
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4864104
(CD)
\3000→\2790

《エレーヌ・グリモー~シルヴェストロフ:歌曲集『静寂の歌』》


CD版:
ヴァレンティン・シルヴェストロフ:
 歌曲集『静寂の歌』(5つの歌)
  1)第1曲:歌は病んだ心をいたわることができる(Song Can Heal the Ailing Spirit)(詩:バラティンスキー)、
  2) 第2曲:嵐と吹雪のさなかに(There Were Storms and Tempests)(詩:バラティンスキー)、
  3) 第3曲:ありがとう、ほんとうに(La belle dame sans merci)(詩:キーツ)、
  4) 第4曲:おお、憂鬱な時よ(O Melancholy Time!)(詩:プーシキン)、
  5) 第5曲:さらば、世界よ、地球よ(Farewell, O World, Farewell, O Earth)(詩:シェフチェンコ)、
 歌曲集『静寂の歌』(11の歌)
  6) 第2曲:私は揺るぎない心で正直にお伝えしたい(I will Tell You with Complete Directness)(詩:マンデリシュターム)、
  7) 第3曲:メアリーを祝って飲んでいると(Here’s a Health to Thee, Mary)(詩:プーシキン)、
  8) 第4曲:冬の旅(Winter Journey)(詩:プーシキン)、
  9) 第7曲:島(The Isle)(詩:シェリー)、
 10) 第9曲:秋の歌(Autumn Song)(詩:エセーニン)、
 11) 第10曲:湿地と沼地(Swamps and Marshes)(詩:エセーニン)、
 12) 第11曲:冬の夕べ(Winter Evening)(詩:プーシキン)
コンスタンティン・クリンメル(バリトン)、
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
4864105
(2LP)
\5900

《エレーヌ・グリモー~シルヴェストロフ:歌曲集『静寂の歌』》


LP版:
ヴァレンティン・シルヴェストロフ:
《LP 1》
 [Side A]
  歌曲集『静寂の歌』(5つの歌)
   1) 第1曲:歌は病んだ心をいたわることができる(Song Can Heal the Ailing Spirit)(詩:バラティンスキー)、
   2) 第2曲:嵐と吹雪のさなかに(There Were Storms and Tempests)(詩:バラティンスキー)、
   3) 第3曲:ありがとう、ほんとうに(La belle dame sans merci)(詩:キーツ)、
   4) 第4曲:おお、憂鬱な時よ(O Melancholy Time!)(詩:プーシキン)、
   5) 第5曲:さらば、世界よ、地球よ(Farewell, O World, Farewell, O Earth)(詩:シェフチェンコ)/
 [Side B]歌曲集『静寂の歌』(11の歌)
  1) 第2曲:私は揺るぎない心で正直にお伝えしたい(I will Tell You with Complete Directness)(詩:マンデリシュターム)、
  2) 第3曲:メアリーを祝って飲んでいると(Here’s a Health to Thee, Mary)(詩:プーシキン)、
  3) 第4曲:冬の旅(Winter Journey)(詩:プーシキン)、
  4) 第7曲:島(The Isle)(詩:シェリー)/
《LP 2》
 [Side A]
  1) 第9曲:秋の歌(Autumn Song)(詩:エセーニン)、
  2) 第10曲:湿地と沼地(Swamps and Marshes)(詩:エセーニン)、
  3) 第11曲:冬の夕べ(Winter Evening)(詩:プーシキン)

 “神秘的な力のハーモニー”を奏でる、ウクライナの偉大な現役作曲家が”精緻で美しい詩”につけた“沈黙の音楽”

 ●エレーヌ・グリモーがヴァレンティン・シルヴェストロフの『静寂の歌』に出会ったのは20年近く前で、この音楽の持つ誠実さと透明さに魅了され、共に演奏するパートナーを長年探し続けました。
  そしてついに若き天才バリトン歌手、コンスタンティン・クリンメルと出会い共演することになったのです。
  この録音は2022年夏、ベルリン郊外のシュティーニッツのトゥルビーネンハレで行われたコンサートの模様で、この時グリモーは、戦争で荒廃した祖国から逃れベルリンで暮らしているシルヴェストロフの前で演奏し、二人は初めて顔をあわせました。

 ●シルヴェストロフの『静寂の歌』は1974年から77年の間に作曲され、創作人生における重要な区切りとなった作品で、彼はソビエト前衛のリーダーとしての地位から旋律と和声という伝統的な素材に根ざした作曲家として変貌を遂げました。
  引き起こされた論争は今日でも激しさを伴って続いていますが、シルヴェストロフはインタビューで次のように述べています。
  「私にとってこれは立場を捨てるということではなく、むしろ最も前衛的な運動の継続なのです。『静寂の歌』とピアノのための小品集『キッチュな音楽』(1977年)は音楽に合わせた沈黙なのです」。

 ●ロシア文学黄金の時代と銀の時代の詩人、プーシキン、バラティンスキー、エセーニンとマンデリシュターム、ウクライナの詩人シェフチェンコ、シルヴェストロフ最愛のイギリスの詩人キーツとシェリーの詩が歌われています。
  これらの様々な詩人たちの声がここで組み合わされ、新たなまとまりを作っています。『静寂の歌』の始まりのバラティンスキーの詩句にあるように“不思議な力のハーモニー”がそこにあります。

 ●ドイツ系ルーマニア人のバリトン歌手、コンスタンティン・クリンメルは2018年ヘルムート・ドイチュ国際歌曲コンクールの優勝者です。
  
  【録音】2022年8月28-31日、ドイツ、シュティーニッツ、トゥルビーネンハレ
 



<LP>


DG(LP)

 ★ドイツ・グラモフォン125周年記念、LPリリース
●2023年ドイツ・グラモフォンが125周年を迎えます。これを記念して1年間にわたりLPをリリースします。
  まずは最近CDでリリースされた3タイトルが国際女性デー(3月8日)に向けてLP化されます。


4863969
(2LP)
\5200
《ヤニック・ネゼ=セガン~フローレンス・プライス:交響曲第1番&第3番》
フローレンス・プライス:
《LP 1》交響曲第1番ホ短調
 [Side A]第1楽章:Allegro ma non troppo/
 [Side B]1) 第2楽章:Largo, maestoso、2) 第3楽章:Juba Dance, Allgro、3) 第4楽章:Finale. Presto/
《LP 2》
 交響曲第3番ハ短調
 [Side A]第1楽章:Andante - Allegro/
 [Side B]
 1) 第2楽章:Andante ma non troppo、2) 第3楽章:Juba. Allegro、3) 第4楽章:Scherzo. Finale
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団

 2022年グラミー賞“最優秀オーケストラ演奏賞”を受賞したアルバム

 ●1933年にアメリカの一流オーケストラによって演奏された、黒人女性による初めての交響曲となったフローレンス・プライスの交響曲第1番。
 アメリカの民族音楽、黒人霊歌、教会音楽に精通していたプライスの作品は、南北戦争後に活躍した一人の黒人女性としての自身の経験が反映されています。
 そして世界恐慌のピーク時に「連邦音楽計画」から委嘱された交響曲第3番。リスクをとりながらも現代的なテクニックを取り入れたこの曲は第1番よりさらに感情表現の幅を広げています。
 これら2曲の交響曲がヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏で、2021年にフィラデルフィアで録音されたこのアルバムは2022年グラミー賞“最優秀オーケストラ演奏賞”を受賞しました。

  【録音】2021年5月7-12日、フィラデルフィア、キンメル・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヴェライゾン・ホール
 
 

4863970
(2LP)
\5200
《カミーユ・トマ~ヴォイス・オブ・ホープ》
 《LP 1》[Side A]
  1) ラヴェル:カディッシュ(『2つのヘブライの歌』より)(チェロと管弦楽版)、
  2) グルック:精霊の踊り(歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より)(チェロと管弦楽版)、
  3) パーセル:わたしが地中に横たえられた時(歌劇『ディドとエネアス』Op.73より)(チェロと管弦楽版)/
[Side B]
 ファジル・サイ:チェロ協奏曲『Never Give Up』より1) Never Give Up、2) Terror-Elegy、3) Song of Hope /
《LP 2》
 [Side A]
  1) ブルッフ:コル・ニドライOp.47(チェロと管弦楽のための)、
  2) ワーグナー:夢(『ヴェーゼンドンク歌曲集』Op.55より)(チェロと管弦楽版)、
  3) ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌(『ジプシー歌曲集』Op.55より)(チェロと管弦楽版)/
[Side B]
 1) ジョン・ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』のテーマ(チェロと管弦楽版)、
 2) マスネ:春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか(歌劇『ウェルテル』より)(チェロと管弦楽版)、
 3) ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇『愛の妙薬』より)(チェロと管弦楽版)、
 4) ベッリーニ:清らかな女神よ(歌劇『ノルマ』より)(チェロと管弦楽版)
カミーユ・トマ(チェロ)、
マチュー・ヘルツォーク(LP 1: Side A, LP 2)、
ステファヌ・ドゥネーヴ(LP 1: Side B)(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニック

 ファジル・サイの協奏曲他、若き女流チェリストによる世界平和へのメッセージ

 ●1988年ベルギー生まれ、フランス育ち、ベルリンで学び、パリに住む女流チェリスト、カミーユ・トマのDG第2弾アルバム。世界に平和と希望を広めたいという思いから自身が選曲して作ったアルバムがこの『ヴォイス・オブ・ホープ』です。
 
 ●作曲家としてもその才能を発揮しているトルコ出身の鬼才ピアニストとして人気のファジル・サイによる新作チェロ協奏曲《ネヴァーギブアップ》の世界初録音。この楽曲は「自由と平和を求める声」であり、ヨーロッパとトルコへのテロ攻撃に対して書かれました。アルバム全体も平和と希望というテーマの元、親しみやすい名曲が選曲されています。

 ●カミーユが演奏している楽器は、日本音楽財団より貸与されたストラディヴァリウス1730年製チェロ「フォイアマン」です。

  【録音】2019年4月15-19日(LP 1: Side A, LP 2)、10月10-11日(LP 1: Side B)、ブリュッセル、フラジェ
 
 

4863971
(2LP)
\5200
《ナディーン・シエラ~メイド・フォー・オペラ》
《LP 1》
 [Side A]
  ヴェルディ:歌劇『椿姫』第1幕より
   1)「不思議だわ!」、2)「そは彼の人か」、3)「ばか! それこそはかないたわごと!」、
   4)「私はいつも自由で」、第3幕より5)「あなたは約束を守られた」、
   6)「さようなら、過ぎ去った日々よ」/
 [Side B]
  ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』第1幕より
   1) 前奏曲、2)「まだ来ていらっしゃらない」、3)「あたりは沈黙に閉ざされ」、
   4)「Quando, rapito in estasi」/
《LP 2》
 [Side A]
  ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』第3幕より
   1)「おお、まごうことなき天よ…優しいささやきが」、
   2)「何ということ! 恐ろしい亡霊が」、3)「香炉はくゆり」、
   4)「Spargi d’amaro pianto」/
 [Side B]
  グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』第1幕より
   1)「私は夢に生きたい」、第4幕より2)「ああ、なんという戦慄が」、
   3)「私のいとしい人よ、私の勇気を奮いたてて」
ナディーン・シエラ(ソプラノ)、
パオロ・ファナーレ(テノール)(LP 1: Side A: 4)、
ヴィエタ・ピリペンコ(メッゾ・ソプラノ)(LP 1: Side B: 2-4)、
リッカルド・フリッツァ(指揮)
RAI国立交響楽団

 世界のトップ歌劇場で活躍するアメリカの若きソプラノ歌手による最新アルバム

 ●アメリカのソプラノ歌手ナディーン・シエラはその声の美しさ、流れるようなテクニック、豊かな音楽性で称賛され、現在のオペラ界に最も期待される若き才能の一人として迎えられています。このアルバムではドニゼッティのルチア(『ランメルモールのルチア』)、ヴェルディのヴィオレッタ(『椿姫』)、グノーのジュリエット(『ロメオとジュリエット』)という、19世紀のロマン派オペラの最も美しく挑戦的でドラマティックな3つの役を歌っています。

 ●ナディーンは自身のことを、子供の頃から「オペラのために生まれてきた」と感じています。「私はいつも一つのことを確信していました。歌うことが好きだということを。朝目が覚めた時から一日が終わる時まで、歌うことしか考えられませんでした」とナディーンは言います。

 ●「聞き取れる限界までに及ぶ素晴らしい高音域で歌う時、澄んだ、切れ味良く繊細な響きを持つその声は優しさを放つ」(『ル・モンド』紙)

  【録音】2020年10月26-31日、トリノ、RAIオーディトリウム
 
















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