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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その7 2024/4/23~




4/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HARMONIAMUNDI



HMM 902726
(2CD)
\4200
ハンソン弦楽四重奏団
 ハルモニアムンディから登場!

  シューマン:
   [CD1]
    ・弦楽四重奏曲第1番 イ短調 op.41-1
    ・弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 op.41-2
   [CD2]
    ・弦楽四重奏曲第3番 イ長調 op.41-3
    ・ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
ハンソン弦楽四重奏団
 〔アントン・ハンソン(Vn)、
  ジュール・デュサプ(Vn)、
  ガブリエル・ラフェ(Vla)、
  シモン・デュシャンブル(Vc)〕
アダム・ラルーム(ピアノ)

 ハンソン弦楽四重奏団、ハルモニアムンディから登場!美しい縦と横の線、繊細な表情づけ

 録音:2023年10,11月/TAP(テアトル・オーディトリウム・ド・ポワティエ)

 ハンソン弦楽四重奏団がハルモニアムンディ・レーベルより登場します!
 シューマンの人生においてもっとも幸せに満ち溢れていた頃、1842年に書かれた弦楽 四重奏とピアノ五重奏曲という充実の2枚組、ピアノはアダム・ラルームです。
 ハンソン弦楽四重奏が団結成間もない頃、ロマン派の弦楽四重奏曲として初めて取り 組んだのがシューマンだったそう。
 ピアノ五重奏曲も結成初期から取り組んでいて、しかもピアニストはアダム・ラルームだったということで、今回の録音はごく自 然なながれで決まったものということです。
 非常に繊細な表情づけがなされながらも大きな息遣いの音楽はさすが。
 ピアノ五重奏曲でのアダム・ラルームのやわら かくな音色、そしてそのピアノに重なってくる弦楽器の多層感がたまらない演奏です。
 横の流れがぴたりと心地よいのはもちろんですが、湧き上がってくるような 縦の立体感豊かな響きも美しい演奏です。

 ハンソン弦楽四重奏団
  2013年結成。ジュネーヴ国際コンクール(第2位)、ハイドン国際室内楽コンクール(第2位)、リヨン国際室内楽コンクール(第3位)等で上位入賞。
  2019年、 アパルテ・レーベルよりデビュー・アルバムを発売、以降リリースを重ねたのち、このたびハルモニアムンディにデビュー。
  広いレパートリーに取り組んでおり、マティ アス・ピンチャーの作品をフランスで初演するなど、現代作品も積極的に演奏しています。
  ラ・フォル・ジュルネ音楽祭2023年にも登場し、ベートーヴェンの晩 年の作品などを演奏し、高い評価を得ました。
 




LE PALAIS DES DEGUSTATEURS



PDD 031
\2800
エットーレ・コーザとボリス・ベルマンによる、
 ショパンのソナタとブラームスの「雨の歌」

  ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
   (コーザ、ベルマン編曲によるヴィオラとピアノ版)
エットーレ・コーザ(ヴィオラ)
ボリス・ベルマン(ピアノ)

 エットーレ・コーザとボリス・ベルマンによる最新盤は、ショパンのソナタとブラームスの「雨の歌」のヴィオラとピアノ編曲版!!

 セッション録音:2022年/フランス/DDD、ディジパック仕様

 数々のヴィオラ編曲録音でも有名なヴィオラ奏者、エットーレ・コーザ。巨匠ボリス・ベルマンとの最新アルバムではショパンのチェロ・ソナタ、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」です!

 ナポリ生まれのコーザは、生地の音楽院でフランカヴィッラにヴァイオリンとヴィオラを師事した後、メニューインとリジーにも学んだヴィオラ奏者です。

 ボリス・ベルマンは1948年生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師事し、1973年にイスラエルへ移住、1979年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行なうかたわらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けています。

 当録音ではヴィオラの音色を最大限生かした演奏を披露。名手二人が名曲の新たな魅力を引き出しております。
 




NAIVE


V 8319
\2800
Eternity 永遠
 シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940(1台4手)
 メシアン:《アーメンの幻影》より第4曲「願望のアーメン」(2台ピアノ)
 ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 変ホ長調(1台4手)
 メシアン:《アーメンの幻影》より
  第5曲「天使たち、聖人たち、鳥たちの歌のアーメン」、
  第1曲「創造のアーメン」
 ベートーヴェン:
  大フーガ 変ロ長調 op.134(ベートーヴェン自身による1台4手版)
ピアノ・デュオ・エンサリシュフ
 [ヘルベルト・シュフ、
  ギュルル・エンサリ]
   (ピアノ)

 エンサリ&シュフ 夫婦デュオによるベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、メシアン

 録音:2022年12月20日、2023年2月20-21日、2023年6月24にち、シュトゥットガルト

 1979年ルーマニア生まれの優れたドイツ人ピアニスト、ヘルベルト・シュフが、妻でもあるギュルル・エンサリとの共演新譜で、naive に戻ってきました。
 4手と2台のピアノのための作品がミックスされた「Eternity(永遠)」と題した1枚です。
 シューベルトの晩年の傑作のひとつである幻想曲ヘ短調は、1854年にシュー マンが書いた主題にブラームスが作曲したシューマンの主題による変奏曲と対になっています。
 1943年に2台のピアノのために作曲されたメシアンの記念碑的 作品集《アーメンの幻影》からの3つの抜粋は、壮大で瞑想的な間奏曲として、またベートーヴェンの《大フーガ》への序奏としても機能しています。

 ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト、そしてメシアンという、誰もが認める4人の天才たちは、芸術的創造の限界を押し広げることで、時代の枠にとらわれ ない「永遠」を追い求めた自己表現を行うことによって、彼らが知りえなかったであろう世界(未来)との架け橋を作り、常に生きてきています。「聴く瞬間、体験 する瞬間、このアルバムに没頭する瞬間を、永遠の一部分として体験すること--これが、私たちが『Eternity』で目指していることなのだ。」(ヘルベルト・シュフ の言葉)





SKARBO


DSK 4201
\2800
「詩曲」
 ゴーベール:フルート・ソナタ第3番
 グリフス:フルートのための「詩曲」
 フロイント:ソナチネ-春1967
 タファネル:アンダンテ・パストラルとスケルツェッティーノ
 リリ・ブーランジェ:春の朝に
 コープランド:フルートとピアノのための二重奏曲
イ・ソヨン(フルート)
アリアンヌ・ジャコブ(ピアノ)

 名フルート奏者イ・ソヨンが近代フランスとアメリカの必須レパートリーを録音!

 セッション録音:2019年7月9&10日/ポットンホール(イギリス)/DDD、ディジパック仕様、54'12

 韓国の名フルーティスト、イ・ソヨンとフランスのピアニスト、アリアンヌ・ジャコブによるフルートとピアノのための仏米プログラム。
 近代フルートの必須レパートリーにして人気の作品を集めた注目盤です。

 ソウル出身で、ミシェル・デボストとランソム・ウィルソンに師事したイ・ソヨンは仏Skarboレーベルから録音をリリース。
 「ニールセン、ジョリヴェ、イベールのフルート協奏曲」(DSK-3101)、「ベルンハルト・ロンベルク、メルカダンテ、ドヴィエンヌのフルート協奏曲」(DSK-3148)が発売されております。
 




ANTARCTICA


AR054
\2600
ザ・フォーク・ソウル・オヴ・ジ・イースタン・クラリネット
 グラズノフ:オリエントの夢
 プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 Op.34
 ハチャトゥリアン:
  ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲
 レジェー・コーカイ(1906-1962):小四重奏曲
 ヤン・ヴァン・デル・ロースト(b.1956):エウテルペ
ローランド・ヘンドリックス・アンサンブル

 クラリネットという楽器を通じてまとめ上げる多様な異文化の融合!

 2015年にクラリネット奏者のローランド・ヘンドリックスが志を同じくする仲間たちと立ち上げたクラリネット、ピアノ、弦楽四重奏による六重奏団、ローランド・ヘンドリックス・アンサンブル。
 リスナーを魅了し、感動を与え、思い出に残る音楽体験を提供することを目標とする彼らが贈る、東洋のフォークの心をテーマにした多様な異文化の融合。
 グラズノフのオリエンタリズムからハチャトゥリアンが描くウズベキスタンのインスピレーション、ヴァン・デル・ローストのバルカン文化などの多様性をクラリネットという楽器を通じてまとめ上げ、総合的な音楽体験を提供します。

 ※録音:2023年6月3日-6日、フリッツ・フィリップス音楽ホール小ホール(アイントホーフェン、オランダ)
 
 

AR053
(2CD)
特別価格
\3800
ナッシュヴィル協奏曲
 ヤン・ヴァン・ランデゲム(b.1954):クラリネット五重奏曲
 ヴィム・ヘンデリックス(1962-2022):4つの小品
 ヴィルフリート・ヴェステルリンク(b.1945):ランドスケープVII
 アラン・クレパン(b.1954):神秘の子羊の印象
 ユルゲン・デ・ピレシン(b.1965):ナッシュヴィル協奏曲
 アンドレ・ラポルト(b.1931):演奏会用小品
 エリク・デシンペラーレ(b.1990):ラプソディー
 ローランド・コリン(b.1938):ディヴェルティメント
エディ・ファンオーストハイゼ(クラリネット)
ヴィタリー・サモシュコ(ピアノ)
ツェムリンスキー四重奏団
アタネレス・アンサンブル
エリク・デシンペラーレ(ピアノ)

 現代ベルギーの豊かなクラリネット作品を集めた珠玉のコレクション。
 エディ・ファンオーストハイゼ(エディ・ヴァノオーストハーゼ)はブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者。
 幼い頃から母国ベルギーの作曲家の献身的な取り組みを目の当たりにし魅了され続けてきたといい、その音楽に対する根深い情熱とともに、ベルジャン・クラリネットの貴重な遺産を誇りを持って紹介します。

 ※録音:2023年5月8日-9日&10月18日ー19日、モーターミュージック・スタジオ(ベルギー)
 
 

AR059
\2600
四季2.0
 春 ~ 献身/春 ~ 誘惑/夏 ~ 運命/
 夏 ~ 儀式/秋 ~ 郷愁/秋 ~ 暴動/
 冬 ~ 熟考/冬 ~ エピローグ
マイケ・ラーデマーカース
 (エレクトリック・チェロ)

 マイケ・ラーデマーカースの「四季(STAGIONI)」ヴァージョン2.0!

 ☆クロスオーヴァーに活躍するチェリスト、マイケ・ラーデマーカースの「四季(Stagioni)」ヴァージョン2.0!

 バッハ、ブラームス、リスト、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフからグヴァイドゥーリナ、ペンデレツキ、クルターグなどの現代作品、エレクトリック・チェロによる即興演奏など、多彩なスタイルでクロスオーヴァーに活躍するオランダのチェリスト、マイケ・ラーデマーカース。

 2018年にリリースされたアルバム「四季(Stagioni)」の、"ヴァージョン・アップ版"となる「四季2.0」が登場!
 曲目・曲順は前作とまったく一緒ですが、成長と反省の連続であったという「STAGIONI」の旅の、進化し続けるストーリーが反映されています。
 季節を題材に、ヴィヴァルディは勿論、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンからもインスピレーションを得、中世のポリフォニー、セファルディの民族音楽、アフリカ系アメリカ人のブルースなどからも影響を受けて作られたという、エレクトリック・チェロとインプロヴィゼーションによる新たな「四季」にご注目あれ。
 




CHANDOS



CHSA5326
(1SACD HYBRID)
\3000
ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン
ケネス・フックス:管弦楽作品集 Vol.2

 ケネス・フックス(b.1956):
  ライト・イヤー
   (ヘレン・フランケンサーラーの6つの絵画による管弦楽組曲)
  イーヴンタイド
   (アルト・サクソフォン、パーカッション、ハープ、
    チェレスタと弦楽オーケストラのための協奏曲)
  バス・トロンボーン協奏曲(管弦楽版)
  ポイント・オヴ・トランクイリティ
   (モーリス・ルイスの絵画による木管楽器、金管楽器、
    弦楽器とパーカッションのための牧歌/木管楽器、
    金管楽器とパーカッションのための作品を再構成)
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
ジェイムズ・バックル(バス・トロンボーン)
ティモシー・マカリスター(アルト・サクソフォン)

 ジョン・ウィルソン&SOL!グラミー賞受賞の作曲家、ケネス・フックスの作品集第2弾!

 ☆ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン!
 ☆ケネス・フックスの管弦楽作品集第2弾は、バス・トロンボーン、アルト・サクソフォンをフィーチャーした作品を含む初録音集!

 「ラヴェル:管弦楽作品集」(RCHSA5280/CHSA5280)(2022年度レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門、英グラモフォン賞の空間オーディオ部門受賞)をはじめとした数々の賞に輝き、今もっとも注目を集めるコンビ、ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン(SOL)。

 1956年生まれのアメリカの作曲家、ケネス・フックスはジョアン・ファレッタが指揮する作品集が2018年度第61回グラミー賞のベスト・クラシカル・コンペンディウム部門を受賞。
 管弦楽や吹奏楽、室内楽をはじめ幅広い分野で現在のアメリカ音楽界をリードしています。
 ジョン・ウィルソン&SOLの名コンビによるフックスの管弦楽作品集の第2弾となる今作では、古典的なソナタ形式を緩やかに踏襲しつつ、この楽器が持つ音域をフルに活用し、その叙情的な側面を堪能できる 《バス・トロンボーン協奏曲》 、フックスがコール・アングレのために書いた初期の協奏曲を再編集したアルト・サクソフォンとオーケストラのための 《イーヴンタイド》、元々は吹奏楽版として作曲されていたモーリス・ルイスの同名の絵画にインスパイアされた 《ポイント・オヴ・トランクイリティ》 の管弦楽版、そして、ジョン・ウィルソン&SOLのために作曲し、ヘレン・フランケンサーラーの一連の絵画にインスパイアされた6つの楽章からなる息を呑むようなスケールの大きさと宇宙の神秘的な性質を捉えた管弦楽組曲 《ライト・イヤー》 の4つの作品が収められています。

 ソリストには、フィルハーモニア管弦楽団のバス・トロンボーン奏者を務め、23歳でロイヤル・オーバーシーズ・リーグ金賞を受賞した唯一の金管楽器奏者でもある英国が誇る若き名手、ジェイムズ・バックル。
 シカゴ交響楽団からBBCプロムスでのBBC交響楽団まで、世界最高峰のオーケストラとの共演や、50以上のレコーディング、著名な作曲家や新進気鋭の作曲家による200以上の初演に携わっている、今日最も有名なクラシック・サクソフォン奏者の一人、ティモシー・マカリスターが名を連ねています。

 ※録音:2023年12月5日-6日、2023年7月31日、8月1日、2024年1月8日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 
 
 


CHSA5346
(1SACD HYBRID)
\3000
ブリッジ、フランシス=ホード、ウォルトン:チェロ協奏曲集
 フランク・ブリッジ(1879-1941):悲歌的協奏曲 《祈り》
 シェリル・フランシス=ホード(b.1980):
  チェロ協奏曲 《Earth, Sea, Air》(世界初録音)
 ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):チェロ協奏曲
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)
BBCスコティッシュ交響楽団
ライアン・ウィグルスワース(指揮)

 気鋭のチェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンのコンチェルト・アルバム!

 ☆若手最注目株のチェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンのコンチェルト・アルバム!
 ☆彼女のために書かれたシェリル・フランシス=ホードの新作を世界初録音!

 2012年に15歳でBBCヤング・ミュージシャン・コンクール優勝を果たし、その後も2018年にオランダのエディソン・クラシック賞、2019年にBBCミュージック・マガジン賞を受賞するなど、若手チェリストの中でも最注目株の一人とされるイギリス出身のチェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンのChandosレーベルからの3枚目となるアルバムは、イギリスのチェロ協奏曲集。

 戦争の非人道性に対する抗議と、第一次世界大戦の犠牲者への哀悼の意が込められたブリッジの協奏曲《祈り》、ファン・デル・ハイデンのために書かれ、このレコーディングの1週間前にグラスゴーで初演が行われたシェリル・フランシス=ホードの新作《Earth, Sea, Air》、そして優勝を果たした2012年のBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで演奏した彼女にとって思い出深い1曲、ウォルトンの協奏曲を収録しています。

 ※録音:2023年5月22日-24日、シティ・ホール(グラスゴー、スコットランド)
 
 

CHAN20280
\2700
ブラームス、リゲティ、モーツァルト、シューマン:
 ホルン三重奏曲集

  ブラームス:ホルン三重奏曲 Op.40
  リゲティ:三重奏曲《ブラームスへのオマージュ》
  モーツァルト:ホルン五重奏曲 KV 407(ホルン三重奏版)
  シューマン:幻想小曲集 Op.88 より
   第3曲デュエット(ホルン三重奏版)
マーティン・オーウェン(ホルン)
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)
アレッサンドロ・タヴェルナ(ピアノ)

 マーティン・オーウェンと、フランチェスカ・デゴの共演!

 ☆BBC交響楽団の首席ホルン奏者の地位に就いているマーティン・オーウェン!
 ☆名手のホルンで聴く古典から現代までのホルン三重奏!

 マーティン・オーウェンは、ソリスト、室内楽奏者として世界各地で活躍。1998年から2008年までロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者を務め、現在はBBC交響楽団の首席ホルン奏者の地位に就いています。また、ロンドンの主要なオーケストラをはじめ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やヨーロッパ室内管弦楽団などでソロ・ホルン奏者も務めています。そして1989年生まれ、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集めるイタリアの若きヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴ、1983年イタリア生まれのピアニスト、アレッサンドロ・タヴェルナといった豪華なトリオの誕生です。

 ホルンが室内楽の楽器として使われ始めた頃の作品の一つがモーツァルトの《ホルン五重奏曲》でした。元々はホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラ、そしてチェロのための楽譜ですが、ホルンとヴァイオリンが相互にメロディを奏でる形式のため低音楽器をピアノにあてると非常に効果的に「三重奏曲」へと生まれ変わります。そして最初の主要な《ホルン三重奏曲》となるブラームス、そしてそのブラームスの影響を受けながらもハンガリー音楽の要素を含むリゲティといった古典から現代音楽までの幅広いレパートリーが収録されています。

 ※録音:2023年5月30日-6月1日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)




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CORO



COR16206
(3CD)
特別価格
\5100→\4690
ハリー・クリストファーズ ~ 70年の音楽人生
 CD1 ~
  シェパード:リベラ・ノス1&2
  ブリテン:このみどり子は(《キャロルの祭典》より)
  中世のキャロル:St Thomas honour we
  パーセル:新しい歌を主に向かいて歌え Z44
  ラッブラ:キリエ(《カンタベリー・ミサ》より)
  バード:今日キリストが生まれた
  ヘンデル:《イェフタ》 HWV70(抜粋)
  ブラームス:Ihr habt nun Traurigkeit(《ドイツ・レクイエム》より)
  ブリテン:イヴニング・プリムローズ(《5つの花の歌》より)
  ストラヴィンスキー:Exaudi orationem meam Domine
   (《詩篇交響曲》より)**
  エルガー:王に捧げよ
  プーランク:雪の夕暮れ FP126
  メシアン:5つのルシャン 第3番
  シュッツ:Canticum B Simeonis(《葬送音楽》 SW281より)
 CD2 ~
  ヘンデル:ディキシット・ドミヌス
   (《ディキシット・ドミヌス》 HWV232より)
  ジョアン・ロウレンソ・レベロ(1610-1661):天使のパン
  リチャード・ハイゴンズ(C.1435-C.1509):サルヴェ・レジナ
  ビクトリア:私は黒い
  ヘンデル:ひとりのみどり子が我らのために生まれた
   (《メサイア》 HWV56より)
  ビクトリア:私は喜んだ
  パーセル:《妖精の女王》(抜粋)
  ロバート・ラムジー(c.1590-1644):ダヴィデが聞いたとき
  プーランク:不敬の者はイエズスを
   (《テネブレの7つの応唱》より)**
  ゲレーロ:めでたし神聖なる乙女
 CD3 ~
  モンテヴェルディ:ラウダーテ・ドミヌム(《倫理的、宗教的な森》より)
  ペルト:石膏の壺をもつ女
  ハイドン:交響曲第82番 終楽章*
  ヘンデル:Kings shall be thy nursing fathers
   (戴冠式アンセム《私の心は満たされ》 HWV261より)
  マクミラン:主は恩恵を与え給えり
  ハイドン:アニュス・デイ(《ハルモニー・ミサ Hob.XXII:14より)*
  パレストリーナ:パーテル・ノステル
  J.S.バッハ:グローリア(ミサ曲ト短調 BWV235より)
  マクミラン:聖なる母よ, どうかお願いします
   (《スターバト・マーテル》より)***
  イモージェン・ホルスト:
   O Sorrow(《ようこそ喜び、ようこそ悲しみ》より)
  パリー:There is an old belief(《別れの歌》より)
  セシリア・マクダウアル:さあ歌おう
  シェパード:アニュス・デイ(《ミサ・カンターテ》より)
  ハイドン:もろもろの天は神の栄光をあらわし
   (《天地創造》 Hob.XXI:2より)*
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ*
BBCフィルハーモニック**
ブリテン・シンフォニア***、他

 ハリー・クリストファーズ70歳記念!クリストファーズが厳選した39曲の3枚組セット!

 ☆シックスティーンの創設者兼指揮者、ハリー・クリストファーズの70歳記念盤!
 ☆少年期の聖歌隊員時代から現在まで、音楽に捧げてきた人生を俯瞰するスペシャル・コンピレーション!
 ☆クリストファーズ自身が厳選した全39曲を収録した豪華3枚組!

 過去45年にわたり合唱音楽の最前線に立ってきたザ・シックスティーンの創設者兼指揮者、ハリー・クリストファーズ(b.1953)の70歳を記念して制作された、彼の音楽的情熱の広さと長年にわたって録音してきたレパートリーの豊富さを示すスペシャル・アルバム。
 クリストファーズ自身が厳選した39曲のコレクションは、彼が音楽人生を歩み始めるきっかけとなったカンタベリー大聖堂の聖歌隊員時代の思い出の曲から、オックスフォード大学モードリン・カレッジで出会った作品、そしてその後のザ・シックスティーンの設立から発展、アメリカの有名なヘンデル・ハイドン・ソサエティの芸術監督就任に至るまで、長い音楽人生を俯瞰するプログラムとなっています。
 思い出を辿るように、若い頃に出会った作品から年代順にまとめられており、その背景にある物語はこのアルバムのために書き下ろされた特別なメモがブックレット(英語)に掲載されています。
 




ET'CETERA


KTC1821
\2700
オルガニスト、ヤルノ・ミシアンが弾くバッハ!
 J.S.バッハ:
  オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)
   BWV599-644
ヤルノ・ミシアン(オルガン)

  ベルギーの新進気鋭のオルガニスト、ヤルノ・ミシアンが弾くバッハ!

 音楽史上最も有名なオルガン曲集の1つである大バッハの「オルゲルビュヒライン」は、バッハが1713年から1717年までワイマールで宮廷オルガニストとして働いていたときに作曲され、45曲から成り立っています。
 オルゲルビュヒラインの序文にある「Soli Deo Gloria(ただ神にのみ栄光)」という言葉に、バッハのほとんどすべての作品につながる基本原理を見出すことができ、音楽は神の創造の完璧さを映し出すものだというのが、バッハの確固たる信念でもありました。この作品は、その理想的な例であり、健全な野心と神的な卓越性を兼ね備えています。

 2005年ベルギー生まれの新進気鋭のオルガニスト、ヤルノ・ミシアンは、ブクステフーデからメシアンまで幅広いレパートリーを誇り、繊細でユニークな解釈で知られています。
 クノッケ、ヘント、ティルブルク、ロッテルダム、アイントホーフェン、マーストリヒト、アムステルダム、ロンドンなどですでに多忙なコンサート活動を展開。
 ルーヴェンのレメンス音楽院でピアノとオルガンをエルス・スヴィネンとバート・ヤコブスに師事し、現在はティルブルクの音楽院でオルガンをルード・ハイブレグツに師事しています。
 
 

KTC1822
\2700
20世紀以降のヴァイオリンとピアノのための音楽
 エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 ルイス・バルボサ(1887ー1952):
  ヴァイオリンとピアノのためのロマンス(世界初録音)
 イヴァン・ムーディ(1963ー2024):
  ヴァイオリンとピアノのための 《アセント》(世界初録音)
 ラヴェル:
  ツィガーヌ、ヴァイオリンとピアノのための演奏会用狂詩曲
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)

 「ポルトガル最高のヴァイオリニストの一人」(リスボンの日刊紙"デイリー・プブリコ")、「今日のもっとも有名なポルトガルのミュージシャンの一人」(リスボンの週刊紙"ウィークリー・エクスプレッソ")、「艶のある黄金の音色」(アメリカの音楽誌"ファンファーレ")、「豊かなヴィブラートから生み出される輝く色彩」(イギリスの権威ある弦楽器専門誌"ストラッド")など、国際的なメディアで絶賛されてきたブルーノ・モンテイロ。
 本アルバムでは、20世紀初期から現代まで、多くのコンサートで取り上げてきたヴァイオリンとピアノのための傑作をセレクトしています。
 
 

KTC1814
\2700
アーベントロート(夕焼け)
 ロベルト・シューマン:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
 クララ・シューマン:ロマンス Op.22-1
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
 ローデヴェイク・モルテルマンス:ロマンス
イスカ・ランプレヒト(ヴァイオリン)
マルコ・サンナ(ピアノ)

 ベルギーの若き女流ヴァイオリニスト、イスカ・ランプレヒトのEt'ceteraデビュー盤は、ロベルト&クララ・シューマン、ブラームス、モルテルマンスという同時代を生きた作曲家たちの室内楽作品を取り上げています。

 ランプレヒトは、6歳でヴァイオリンを始め、アントワープ王立音楽院、チューリッヒ芸術大学ではイリヤ・グリンゴルツに師事。
 トゥリクム弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者として、2023年にポーランドで開催されたカロル・シマノフスキ国際音楽コンクールで第2位を受賞(第1位無し)。
 今シーズン、チューリッヒのトーンハレにデビューを果たし、名門グリンゴルツ四重奏団と共演しました。
 また、マルグリット・マイスター財団賞、SWUKフランダース財団の2024年受賞者でもあり、トゥリクム弦楽四重とともにキワニス音楽賞を受賞しました。
 




EVIL PENGUIN

EPRC0060
\2600
アドリアーノ5 ~
 アドリアン・ヴィラールトの思い出に

  チプリアーノ・デ・ローレ(1515/16-1565):
   Concordes adhibete animos
  アンドレア・ガブリエリ(c.1533-1583):Sassi, palae
  ロレンツォ・ベンヴェヌーティ:Giunto Adrian
  ダニエーレ・グリソーニオ:Vu ha ben casun
  アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):
   Dulce Padrun、Pianza'l Grego Pueta
  ジョヴァンニ・バッティスタ・コンフォルティ
   (fl.1550-1570):S'hoggi son senz'honor
  ジョゼッフォ・ツァルリーノ(1517-1590):
   Taedet Animam meam、Manus tuae
  ヴィラールト:Dove sei tu, mio caro
  フロリアーノ・カナーレ(c.1550-1616?):
   Concordes adhibete animos*
ディオニュソス・ナウ!
 〔トーレ・トム・デニス(テノール)、
  フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)、
  フィリップ・ダーメツ(カウンターテナー)*、
  ベルント・オリヴァー・フレーリヒ(テノール)、
  ヤン・ペトリカ(テノール)、
  ティム・スコット・ホワイトリー(バス・バリトン)、
  ヨアヒム・ヘーヒバウアー(バス)〕

 "ディオニュソス・ナウ!" によるヴィラールト・プロジェクト第5弾!

 ☆フランドル楽派の探求を続ける「ディオニュソス・ナウ!」が贈る、アドリアン・ヴィラールトの秀逸なレコーディング・プロジェクト第5弾!

 チンクエチェントやヴィヴァンテの共同創設者でもあるベルギーのテノール歌手、トーレ・トム・デニスが結成し、ルネサンス時代フランドル楽派の知られざる作品を探求している男声ヴォーカル・アンサンブル「ディオニュソス・ナウ!」。(同じチンクエチェントの仲間でもあるティム・スコット・ホワイトリーは、2024年6月~7月にはタリス・スコラーズのメンバーとしても来日予定!)
 特にフランドルの巨匠アドリアン・ヴィラールト(1490-1562)の音楽を継続的に取り上げてきた「アドリアーノ」シリーズ第5弾では、トーレ・トム・デニスがヴィラールトに敬意を表した作品の学術的調査を行い、同時代の様々な作曲家の作品とヴィラールトの作品でプログラムを構成。
 「ディオニュソス・ナウ!」の優れた歌声と、ブックレット(英語/オランダ語)に掲載されたデニスのメモによって、各作品の歴史的背景と重要性が明らかにされていきます。

 ※録音:2023年11月15日-17日
 




GENUIN



XGEN24878
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ARDミュンヘン国際音楽コンクール第1位
 バービカン・クァルテット
マニフェスト・オン・ラヴ

 ヤナーチェク(1854-1928):
  弦楽四重奏曲第2番《内緒の手紙》
 ドブリンカ・タバコヴァ(b.1980):穀物の穂
 シューマン(1810-1856):
  弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41、
  もし小鳥ならば Op.43-1
バービカン・クァルテット
GEN24878
\2700

 ARDミュンヘン国際音楽コンクール第1位!バービカン・クァルテット!

 ☆エベーヌ四重奏団とギュンター・ピヒラーに認められたバービカン・クァルテット!
 ☆2022年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで見事第1位、ドブリンカ・タバコヴァの委嘱作品の最優秀解釈賞などを受賞!

 2022年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで見事第1位を獲得したバービカン・クァルテットのデビュー・アルバムが登場です。
 2022年は彼らにとって大きな転機の年でした。第2ヴァイオリンにケイト・マロニーが就任し、4人の演奏者が即座に結びついたことで、独特で甘美な音色が生み出され、彼らの指導者であるエベーヌ四重奏団とギュンター・ピヒラーに認められました。
 そしてその6か月後には、ARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝を飾り、ドブリンカ・タバコヴァの委嘱作品の最優秀解釈賞などを受賞し、このアルバム・デビューを勝ち取りました。
 このデビュー・アルバムではシューマンの壮大な音楽と、ヤナーチェクの緻密さの両方を見事に表現しており、今後期待されるクァルテットのひとつです。

 ※録音:2023年5月23日-25日&11月28日-29日、ライトシュタデル(ノイマルクト、ドイツ)
 
 


XGEN24860
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ARDミュンヘン国際音楽コンクール、特別賞受賞
 ヨハネス・オーバーマイヤー(ピアノ)
ブリリアンツ

 ロベルト・シューマン(1810-1856):謝肉祭 Op.9
 ヨハネス・オーバーマイヤー(b.1998):
  「A-S-C-H」の主題による変奏曲
 ラヴェル(1875-1937):高雅で感傷的なワルツ
 ショパン(1810-1849):練習曲 変ト長調 《黒鍵》 Op.10-5
 レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):
  《ショパンのエチュードによる53の練習曲》より第7番、第12番
 ショパン:練習曲 変ト長調 《蝶々》 Op.25-9
 ゴドフスキー:
  《ショパンのエチュードによる53の練習曲》より第47番
 ショパン:《3つの新しい練習曲》より第2番 変イ長調
 ゴドフスキー:
  《ショパンのエチュードによる53の練習曲》より第45番
ヨハネス・オーバーマイヤー(ピアノ)
GEN24860
\2700

  ARDミュンヘン国際音楽コンクール、特別賞受賞!ヨハネス・オーバーマイヤー!

 ☆若き多才なピアニスト、ヨハネス・オーバーマイヤー!
 ☆注目のデビュー・アルバム!

 ARDミュンヘン国際音楽コンクールでカール・ベヒシュタイン特別賞に輝いたことを記念して収録されたこのアルバム。
 受賞者のヨハネス・オーバーマイヤーは幼少期から特別な才能を持ち多才な音楽家でした。
 5歳からピアノのレッスンを受け、8歳でサックス、3年後にトランペットを習い始めました。
 このアルバムのタイトルのように「輝かしい」ピアノの音色を持つオーバーマイヤーのデビュー・アルバムでは、シューマンの《謝肉祭》から始まり、自作の変奏曲、ショパンの練習曲に、難解なことで知られるゴドフスキーの《ショパンのエチュードによる53の練習曲》を取り上げています。

 ※録音:2023年4月25日-27日、ウルベルク教会(ベルリン、ドイツ)
 




POLSKIE RADIO

PRCD2450
\2700
伝統の新たな顔
 アンナ・ロツワフスカ=ムシアウチク(b.1987):
  自身に向けて歌う6つの歌
   (ビウゴライ・スカとヴォーカル八重奏のための)
 マリア・ポミャノフスカ(b.1961):不平
 アレクサンドラ・ヴレバロフ(b.1970):天使の呪文
  (ビウゴライ・スカとヴォーカル八重奏のための)
 マリア・ポミャノフスカ:旅
 ウギス・プラウリンシュ(b.1957):フォルトゥーナ
  (ビウゴライ・スカとヴォーカル八重奏のための)
マリア・ポミャノフスカ(ビウゴライ・スカ)
ヴォーカル・オクテット・シムルタネオ
カロル・キシエル(指揮)

 ポーランドの知られざる民族楽器、ビウゴライ・スカに光を当てる!

 フィドルのようなポーランドの民族楽器「ビウゴライ・スカ」とヴォーカル八重奏のための作品集。
 最近までほとんど知られていなかったこの楽器のためにポーランド、セルビア、ラトビアの音楽家たちの手で新たな作品が書かれ、この楽器のスペシャリストでもある1961年ポーランド生まれの器楽奏者、作曲家、教育者マリア・ポミャノフスカと8人の声の透き通ったハーモニーによって、知られざるポーランドの伝統が新たな顔を見せます。
 ポーランドの音楽の歴史を伝える貴重な1枚となるでしょう。

 ※録音:2023年
 



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CAPRICCIO

C8095
\2800→\2590
マルクス・ポシュナー(指揮)
ブルックナーの全交響曲のすべての稿を録音する
 「#bruckner2024」第16弾
アントン・ブルックナー:
 交響曲第3番 ニ短調(第2稿)、アダージョ(1876年)

  アントン・ブルックナー(1824-1896):
   交響曲第3番 ニ短調
    (第2稿/レオポルト・ノーヴァク校訂版)
     1. I. GemaBigt, mehr bewegt, misterioso
     2. II. Andante. Bewegt, feierlich, quasi Adagio
     3. III. Scherzo. Ziemlich schnell
     4. IV. Finale. Allegro
     5. アダージョ(1876年/ノーヴァク校訂版)
ウィーン放送交響楽団・・・1-4
リンツ・ブルックナー管弦楽団・・・5
マルクス・ポシュナー(指揮)
NYCX 10474
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2023年11月22日 ウィーン、放送文化会館、 11月24日 ウィーン、ムジークフェライン(以上1-4)2023年2月22日 リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール(5)
 総収録時間:66分

 CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの全交響曲のすべての稿を録音する企画 「#bruckner2024」の第16弾。

 ブルックナーがワーグナーに献呈したことで「ワーグナー」のニックネームを持つ第3番には3つの稿があり、改訂の度に全体は短くなって、ワーグナー作品からの引用は削られてゆきます。
 第3稿の完成時にはブルックナーは第5番まで書き終えており、その経験が反映されていますが、この経過を「完成度を高めた」と取るか、「オリジナリティが減じた」と取るか、研究者でも評価が分かれます。CAPRICCIOの#bruckner2024では3つの稿すべてに加え、第1稿と第2稿の間に作曲された1876年のアダージョも収録(ノーヴァクが「アダージョ2」と命名したもの)。これで第3番創作と改訂の軌跡を同一指揮者の解釈でたどれることとなりました。

 ポシュナーの解釈は重々しいサウンドやテンポから決別し、見通しよく、細部の指示をわかりやすく音にしてゆく姿勢で当初から一貫してきました。
 1876年のアダージョにはティントナーやヴァンスカの録音があり、いずれも演奏時間20分を越えますが、ポシュナーは約16分。瞑想性よりも清らかな抒情が感じられます。
 それでも第2稿(1877年)の第2楽章(アンダンテ...クワジ・アダージョ。演奏時間約14分)と比べると、この微妙なテンポ指定の違いをしっかりと認識して指揮していることがわかります。
 こうした態度は、異稿の録音が集積された今こそ意義や効用があらためて実感されることでしょう。
 
 ブルックナー研究家のウィリアム・キャラガンはブルックナーの異稿について「自分の好み、理想の姿、究極の形を探すのはやめよう。すべてのスコアには価値がある。特に第3番は傑作だ。どのような姿であろうとも」と語っており、その言葉に感じるところのあるファンには是非聞いて頂きたい1枚です。

 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

 
 




ARC MUSIC


EUCD2967
\2500
※ワールド・ミュージックです
Tu Guli
 1. Husna – 4:53
 2. Edle – 4:01
 3. Otme Bulbul – 5:09
 4. Tal Tala – 3:43
 5. Ay Dilbere – 7:14
 6. Ag Elime Mor Kinalar Yaktilar – 4:27
 7. Adana – 4:08
 8. Daha Senden Gayri Asik Mi Yoktur? – 4:33
 9. Nare Nare (feat. Haig Yazdjian) – 3:37
 10. Setero – 2:55
Olcay Bayir – voice (all tracks)
Ignacio Lusardi Monteverde – guitar (all tracks)
Huw Marc Bennet – double bass
 (all tracks,except 2 & 10)
Kostas Kopanaris – percussion
 (all tracks,except 10)
Dogu Ekin – kopuz (tracks 1,2,4,5,6,7,8)
Divan sazi (tracks 2,3,5,6,8)
fretless guitar track (5)
Uc Telli (tracks 1, 5)
Erdi Arslan – zurna (track 2)
Haig Yazdjian – oud (tracks 4, 9)
Juan Mauro – bass guitar (track 2)
Arsen Petrosyan – duduk (track 7)

 収録時間: 45:02

 ロンドンを拠点に活動するイギリス/クルド系アレヴィー派(イスラー ムの預言者ムハンマドの従弟で娘婿でもある第4代正統カリフのア リーを崇敬する)のシンガーソングライター、オルジャイ・バイール。
 彼女の音楽には、個人的な経験と背景にある多文化・多言語の 文化的遺産が息づいており、故郷の伝統的なメロディーとロンドン の現代的でコスモポリタンなサウンドが融合しています。
 『Tu Gulii』は、オルジャイ自身のルーツに敬意を表し、祖先の記憶 や彼らの物語、そして過去のサウンドを伝え、多くの不当な扱いにも かかわらず言語、文化、伝統を守り続けた勇敢なアナトリア地方の クルドの人々の苦しみについて声を上げています。
 オルジャイはま た、自らの祖母や母を含む、この地域のすべての強く献身的な女 性たちにも敬意を表しています。
 曲のオリジナリティを維持しながら、 彼女ならではの個人的なタッチと解釈が随所に光っています。
 



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GRAMOLA



GRAM99306
\2900→\2690
レミ・バロー(指揮)&聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団
アントン・ブルックナー:交響曲 ニ短調 WAB 100(1869)

 1-4. アントン・ブルックナー(1824-1896):
  交響曲 ニ短調 WAB 100(1869)
   (2023年デイヴィッド・チャプマン校訂版)
    1. I. Allegro
    2. II. Andante
    3. III. Scherzo. Presto - Trio. Langsamer und ruhiger
    4. IV. Finale. Moderato - Allegro vivace
聖フローリアン・
 アルトモンテ管弦楽団
レミ・バロー(指揮)

 録音:2023年8月19日(ライヴ) 聖フローリアン修道院教会、ザンクト・フローリアン(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)
 総収録時間:52分

 【ブルックナー演奏の聖地ザンクト・フローリアンにおけるレミ・バローの交響曲全集より交響曲ニ短調の分売登場】
 リンツ郊外のザンクト・フローリアンにある聖フローリアン修道院は、かつてアントン・ブルックナーが聖歌隊で歌い、オルガニストを務め、今はその墓所となっている場所。
 ここでは、古くは朝比奈隆と大阪フィルの第7番、カラヤンやブーレーズとウィーン・フィルの第8番など巨匠たちによる記念碑的なブルックナー演奏が繰り広げられてきました。
 同地でブルックナーの没後100年を記念して1996年に創設されたのが、聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団とブルックナー週間(Bruckner-Tage)音楽祭です。
 このアルバムは昨年発売された交響曲全集BOXに初出音源として含まれていた交響曲ニ短調の分売です。
 
 演奏にはアメリカの音楽学者ディヴィッド・N・チャップマンの2023年校訂版が用いられており、このシリーズ共通でテンポは遅めで、とりわけ第1楽章は18分という異例の長さ。
 これは録音場所の持つ長い残響の中で響きを濁らせないためで、チェリビダッケに私淑していたバローのこだわりが感じられます。

 
 
 

GRAM99325
(2CD)
\4100
至高のヴィジョンへの呼びかけ
 クケルカ:声楽曲と室内楽曲集

  【CD1】
   1-4. パン・フルートと弦楽五重奏のための協奏曲(2021)
   5-8. Trau noch dem Fruhling nicht
     - バス・バリトン、バス・クラリネットと
     ピアノのための4つの歌曲(2015)
      5. I. Worte zu einer inneren Musik
      6. II. Die Wolken
      7. III. Trau noch dem Fruhling nicht
      8. IV. Ich gehe durch meine Tage
   9-11. Vom Zauber der Dinge
     - 10の瞑想曲
     (独奏クラリネット、チェロとピアノ版)
      (2022/23)より
       9. 瞑想曲 I/10. 瞑想曲 III/11. 瞑想曲 VI
   12. Aufruf zur hochsten Schau
    至高のヴィジョンへの呼びかけ
     - バリトン(もしくはメゾ・ソプラノ)、
      2つのヴァイオリン、チェロ、クラリネット、
       アコーディオンとピアノのために(2018)
  【CD2】
   1. 弦楽五重奏曲(1992-2018)
   2. セレナード - ヴァイオリン、
    ヴィオラとチェロのために(2010)
   3-6. 4つのピアノ小品(1998/2020)
    3. I. Scherzino/4. II. Bagatelle/
    5. III. Nostalgia/6. IV. Epilog
   7. Von einem Marsch, der auszog, das Tanzen zu lernen
    – 木管四重奏のためのフモレスケ(2021)
   8. トイ、トイ、トイ!- 木管三重奏のための小ロンド(2021)
   9. If You Make a Noise, Make it Quietly!
    - 木管三重奏のためのバガテル(2020)
   10-12. Requiem for a Dead End
    - フルート、チェロとピアノのためのファルス(2021/2022)
     10. I. Funeral March/11. II. Necrology/
     12. III. Resurrection
【CD1】
 アンドレーア・キーラ(パン・フルート)...1-4
 モニカ・ウーラー(ヴァイオリン)...1-4
 マルタ・ポトゥルスカ(ヴィオラ)...1-4
 マヌエル・シャーガー(チェロ)...1-4
 ミヒャエル・ピステロク(コントラバス)...1-4
 ギュンター・ハウマー(バリトン)...5-8、12
 ヴォルフガング・コルンベルガー
  (バス・クラリネット)...5-8、12
 ニシイ・カオリ(ピアノ)...5-8、12
 モーリッツ・ヴァイス(クラリネット)...9-11
 ゾフィー・シュトッカー(チェロ)...10
 リン・ユシュアン(ピアノ)...9-11
 ピオトル・モティカ(アコーディオン)...12
 ジョアンナ・ルイス(ヴァイオリン)...12
 アン・ハーヴェイ=ナーグル(ヴァイオリン)...12
 メリッサ・コールマン(チェロ)...12
 アレクサンダー・クケルカ(指揮)...1-4、12
【CD2】
 ジョアンナ・ルイス(ヴァイオリン)...1
 アン・ハーヴェイ=ナーグル(ヴァイオリン)...1
 マルタ・ポトゥルスカ(ヴィオラ)...1-2
 メリッサ・コールマン(チェロ)...1
 アシャ・バルチッチ(チェロ)...1
 ペーター・ウーラー(ヴァイオリン)...2
 マヌエル・シャーガー(チェロ)...2
 ニシイ・カオリ(ピアノ)...3-6
 ヨーゼフ・ベドナリク(オーボエ)...7
 ヴォルフガング・コルンベルガー
  (クラリネット)...7-9
 トーマス・シュタインヴェンダー(ホルン)...7
 マリオン・ヤンダ(ファゴット)...7-9
 マルリース・ガウグル(フルート)...8-9
 トリオ・フリッツァンテ...10-12

 録音:2023年2月-12月 Amann Studios,Wien & Auditope Studios,Graz(オーストリア)
 総収録時間:94分

 ウクライナの都市チェルニウツィーにルーツを持つ作曲家アレクサンダー・クケルカの作品集。
 ウィーン音楽院ではローランド・バティックにジャズ・ピアノを学び、 1982年からウィーン音楽大学で作曲を学んだクケルカは2014年から2020年まで、オーストリア作曲家協会(ÖKB)の会長を務めるなど、現代のウィーン の音楽界で活発な活動をしています。
 このアルバムには、彼が特別な思いを抱くチェルニウツィーへのオマージュ作品をはじめ、名手アンドレーア・チラをソリス トに迎えたパン・フルートのための曲や、ピアノ曲、歌曲のほか、さまざまな編成による室内楽曲、なかでも「Requiem for a Dead End=行き止まりのた めのレクイエム」などユニークなタイトルを持つ曲が収録されています。

 
 
 
GRAM99315
(7SACD HYBRID)
\12000
アントン・ハイラー:オルガン作品集
 【SACD1】
  1-3. 3つの初期コラール前奏曲(1936/37)
  4. パッサカリア(1940)
  5. ソナタ楽章(1940)
  6-7. 幻想曲とフーガ ヘ短調(1941/42)
  8-10. ソナタ(1944/45)
 【SACD2】
  1-3. Es ist ein Ros' entsprungen –
   3楽章の小パルティータ(1944)
  4. オルガンのための楽章(1977)
  5-14. 2つの小パルティータ(1947)
   5-8. Freu dich sehr, o meine Seele おお魂よ、大いに喜べ
   9-14. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ
  15-17. ソナタ第2番(1947)
  18-23. Messe in Lydisch - 混声合唱とオルガンのために(1947)*
  24-25. 前奏曲とフーガ イ長調(1949)
 【SACD3】
  1-9. Missa in Noct - 二部の女声合唱もしくは
   少年合唱とオルガンのために(1949)*
  10. テ・デウム - 混声合唱とオルガンのために(1953)**
  11-14. In Festo Corporis Christi シオンよ救い主を賛美せよ
   – Fronleichnamsfest 聖体祭のための4つの小品(1957)
  15. Postludium super「Ite missa est XI」(1958)
  16-17. 2つの宗教的歌曲 - ソプラノとオルガンのために(1959)
 【SACD4】
  1. サルヴェ・レジーナ」による幻想曲 (1963)
  2-4. 協奏曲 - オルガンとオーケストラのために(1963)***
  5-9. 英語によるミサ - 混声合唱、会衆とオルガンのために(1965)*
  10. Ecce lignum crucis. A Meditation(1967)
  11. Deutsches Ordinarium
   ドイツ語通常文 - 混声合唱とオルガンのために(1967)**
 【SACD5】
  1-4. Deutsches Proprium - 合唱団、人々とオルガンのために(1967)*
  5. Tanz–Toccata 舞曲 - トッカータ(1970)
  6-10. アドヴェントの音楽 -
   オーボエ、ヴァイオリンと児童合唱、オルガンのために(1971)
  11-18. いざ来たれ、異教徒の救い主よ(1972)
  19. 協奏曲 -
   チェンバロ、ポジティフ・オルガンと
    室内オーケストラのために(1972)***
 【SACD6】
  1-5. 受難の音楽 - 児童合唱とオルガンのために(1973)*
  6. 瞑想曲 -
   グレゴリオ暦、復活祭の時期の「復活のいけにえに」(1974)
  7-9. 3つの小コラール前奏曲(1975)
   7. I. Valet will ich dir geben
   8. II. Der Tag ist hin
   9. III. Mit Fried und Freud Ich fahr dahin
  10-13.「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」の旋律による
   イントナティオン、コラールと3つの変奏(作曲年不詳)
  14-18. 小ドイツ・ミサ曲 – 高声合唱とオルガンのために(1975)*
  19. ユビラーティオ(1976)
  20-24. 小パルティータ
   「主よ、みことばもて我らを守りたまえ」(1977)
  25-29. 小パルティータ -
   デンマークの讃美歌「Den klare sol gar ned」による(1977)
 【SACD7】
  1-8. ヴェスペル– カントールと
   独唱、合唱とオルガンのために(1977)+
  9-15. コラール前奏曲 - デンマークの讃美歌集による(1977/78)
   9. O Haupt voll Blut und Wunden · Vorspiel – Zwischenspiel - Choral
   10. Det hellige kors vor Herre selv bar · Etwas lebhaft
   11. Rind nu op i Jesu navn
   12. Min sjael, du Herren love · Vorspiel - Choral
   13. Sorrig og glaede de vandre til hobe · Ruhig, ein wenig tanzerisch
   14. Som illiens hjerte kann holdes i grode · Ruhig bewegt
   15. Freu dich sehr, o meine Seele · Vorspiel -
    Choral - Nachspiel · Adagio
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
モメントゥム・ヴォーカル・ミュージック*
ジモン・エラシムス(指揮)*
カッペラ・ノーヴァ・グラーツ**
オットー・カーグル (指揮)**
トーンキュンストラー管弦楽団***
ペーター・プラニャフスキー(指揮)***
ザンクト・ペルテン大聖堂聖歌隊+
オットー・カーグル(指揮)+
バルバラ・ツィダー=ヴィリンガー
 (ソプラノ)...16-17
ヴォルフガング・プランク(オーボエ)...6-10
エリーザベト・ドラッハ
 (ヴァイオリン)...6-10
タネル・テュルケル(チェロ)...6-10 他
ドロテア・ルッサー(チェンバロ)...19
ローベルト・ヴォルフ
 (フルート)(ソプラノ)...25-29

 録音:2012-2023年 Cathedral of St. Polten(オーストリア)
 SACD層: Stereo, Multi-Channel 5.0
 総収録時間:512分

 アントン・ハイラー(1923-1979)はオーストリアの作曲家・オルガニスト。第二次世界大戦中は軍医として 働き、ウィーン音楽アカデミー卒業後の1945年、同校のオルガン教師に就任。のちに教授に昇格して数多く の弟子を育成しました。
 1952年にはオランダのハールレムで開催された国際オルガンコンクールで優勝し、オ ルガニストとしてヨーロッパとアメリカでツアーを行うとともに、指揮者として活躍。
 1973年には来日し国際基 督教大学で講義と演奏を行い、日本でもその名が知られています。
 
 この7枚組のアルバムは、2023年のハイラーの生誕100年を記念して作成されたもので、彼の作品を系統 的に聴くことができるまたとない機会です。
 ハイラーは、オルガニストとしてバッハ作品を得意としていましたが、 彼自身は現代的な和声を伴うポリフォニックな作品を書き上げており、バロック風の堅固な形式を持つものか ら、自由な作風による「舞曲 - トッカータ」など多彩です。
 オルガン演奏は、ザンクト・ペルテン大聖堂のオルガニスト、ルートヴィヒ・ルッサー。
 彼は大聖堂のメッツラーオルガンを用いて独奏作品をはじめ、協奏曲や合唱を伴う演奏も行っています。

 
 




NAXOS



8.574412
\2100
フェルナンデス:田園風東方の三博士祭、交響曲第1番&第2番
 オスカル・ロレンゾ・フェルナンデス(1897-1948):
  1-3. 組曲「田園風東方の三博士祭」(1930)
   1. I. Reisado/2. II. Toada/3. III. Batuque
  4-7. 交響曲第1番(1945)...世界初録音
   4. I. Lento (ad libitum) - Moderato
   5. II. Allegro vivo e scherzoso
   6. III. Lentamente
   7. IV. Allegro energico
  8-11. 交響曲第2番「エメラルド・ハンター」 (1946-47)
   8. I. Allegro moderato e pesante (Energico)
   9. II. Molto allegro e misterioso
   10. III. Lento e lamentoso
   11. IV. Allegro mosso e agitato
ミナスジェライス・フィルハーモニー管弦楽団
ファビオ・メケッティ (指揮)
NYCX 10473
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2200

 録音:2022年9月24,26-30日 Sala Minas Gerais、Balo Horizonte(ブラジル)
 総収録時間:82分

 ヴィラ=ロボスより約10歳年下で、ヴィラ=ロボスが自身の右腕のように信頼した作曲家、オスカル・ロレンゾ・フェルナンデス。
 50歳という早すぎる死ゆえ、ブラジル音楽の研究者たちの間では、彼がもっと長く生きていたら...と惜しむ声も少なくない。
 彼はピアノ曲や歌曲に傑作を数多く残し、死の直前には二曲の交響曲を成したが、その名を世界に轟かせた管弦楽作品のひとつが、本アルバム収録のReisado do Pastoreio Suite(「田園風東方の三博士祭」組曲)最終楽章の「バトゥーキ」である。一聴して心奪われる、刺激的なリズムと色彩、エキサイティングなクレッシェンド! -- 木許裕介(指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長)

 20世紀に活躍したブラジルの多くの作曲家と同様、フェルナンデスは民族主義的な作風から出発し、それらを国際的な技法や様式と統合することを試みました。
 「田園風東方の三博士祭」組曲は初期の民族主義的な路線による代表作。クリスマスをモチーフにした親しみ易い音楽で、特に覚えやすくノリ易い第3曲「バトゥーキ」はブラジル管弦楽名曲集の定番の一つ。
 2022年に東京で行われたブラジル独立記念200周年コンサートでも演奏され喝采を博しました。
 
 交響曲第1番はバルトークに影響されて書いた4楽章形式の力作。古典的な構成による純粋音楽を目指しつつもブラジルらしいリズムや旋律が随所に顔を出します。
 エメラルドを求めて密林に入り、先住民や大自然の脅威に直面した冒険家を描いた第2番は標題音楽の性格が強く、ドラマティックな作品。作曲者は初演を聴くことなく世を去りました。

 ※国内仕様盤には木許裕介氏(指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長)の日本語解説が付属します。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROMINENT CLASSICS



2506-5623
\2600→\2390
チェリビダッケ・ヨハン・シュトラウス名演集
 ヨハン・シュトラウス2世:
  (1)アンネン・ポルカ(*)[4:15]
  (2)皇帝円舞曲[11:17]
  (3)喜歌劇「こうもり」序曲 [10:19]
  (4)ピツィカート・ポルカ(ヨゼフ・シュトラウス共作)[2:30]
  (5)トリッチ・トラッチ・ポルカ[2:26]
  (6)ポルカ雷鳴と電光(*)[2:44]
  (7)ウィーン気質(*)[8:19]
  (8)喜歌劇「ジプシー男爵」入場行進曲(*)[3:14]
  (9)ポルカ「狩り」(*)[2:00]
  (10)南国のバラ(*)[11:57]

 (*印:正規盤初出)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
シュトウットガルト放送交響楽団

 新たなる伝説......チェリビダッケによる命を賭した遊び、ヨハン・シュトラウス2世名演集(10曲収録)

 ワルツ〈南国のバラ〉 序奏の〔0分42秒~〕の遅さはチェリならではの微視的な超微速前進の典型。
 その後の快速との対比・落差の何たる激しさ。これもウィーン風ではないが、それなりに歌い揺れる。
 コーダの加速と拍手は、いかにも実演らしい盛り上がりだ。どの曲も完成度が高いため、全曲を通じて、ここで初めて『チェリビダッケなんだから、当然ライヴなんだよね』と気付いた次第。(金子建志)

 録音:(1)-(5)1981年5月27日 (6)(7)1982年6月9日 (8)-10)1983年6月10日
 全てリーダーハレにおけるライヴ・ステレオ録音

 正に夢のようなリリースです!
 チェリビダッケによるヨハン・シュトラウス名演集の登場です。大指揮者は小品にも芸術の精髄を注ぎ込みますが、チェリビダッケもその例に洩れません。
 とにかく聴けなかったレパートリーが聴けるのが朗報。チェリビダッケは頭脳で解析する天才であることは無論のこと感覚的な遊びの達人でもありましたので、こうした曲目にも見事な適性を示します。
 定期演奏会ではなくSUDFUNK BALL(直訳すれば南ドイツ放送夜会)という催しでシュトウットガルト放送響以外にも出演者がある演奏会。
 ここで巨匠は秘蔵レパートリーを披露したのです。
 解説には演奏分析の神、金子建志氏による詳述も必読です。
 



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RHINE CLASSICS



RH 028
\2800→\2590

クライスラー 
 ~ピアニストとしての録音集

(1)1919~1927年(アンピコ・ピアノロール録音)
 -リンゴの花-ナンシーとの別れ、-リンゴの花-私は恋に落ち。
 愛の喜び、美しきロスマリン、オールド・リフレイン、
 ウィーン奇想曲作品7,おもちゃの兵隊の行進曲、
 ウィーンの舞曲、楽園で(アレクサンダー・クレカウアー作曲)、
 若き夢(フェリックス・ウィンターニッツ作曲)、
 道化役者のセレナード、間奏曲(ワルター・クレーマー作曲)、
 真夜中の鐘(リヒャルト・ホイベルガー作曲)、小ワルツ
フリッツ・クライスラー(P)
(2)1940年11月9日(ワシントンDC)
 ルーズベルト大統領のためのコンサート
 クライスラー:ジプシーの女
 ウィーン奇想曲
 美しきロスマリン
  +ルーズベルト大統領によるスピーチ
フリッツ・クライスラー(VN)
フランク・ブラック指揮
NBC交響楽団

 ピアニストとしてのクライスラー自作自演集。1919年から1927年のアンピコ・ピアノロール録音。

 「世界で最も偉大なヴァイオリニストの一人であるクライスラーが、ピアニストとして同等の名声を得ていたかもしれないことは、一般には知られていない。
 彼がピアノを楽しそうに弾くことは、彼がアンピコのために演奏した録音に表れています。
 これらの録音は、彼のヴァイオリンと同じ魅力を持っています。

 ヴァイオリニストであるクライスラーの演奏を聴くことは、コンサートに行く世界中の人々の特権です。
 一方、ピアニストとしてのクライスラーを聴くことは、アンピコ・ピアノ・ロールの持ち主にしか与えられない独占特権です。」
 

 

 


RH 029
(4CD)
\5400→\4990

アーロン・ロザンド(1927-2019)未発表名演集

アーロン・ロザンド(Vn)
 CD1
ヴュータン:アメリカの思い出「ヤンキー・ドゥードゥル」 Op. 17
イェネー・フバイ:チャールダーシュの情景第4番「ヘイレ・カティ」 Op. 32
          花の生命 Op. 30 - 第5番 ゼフィール
サラサーテ:マラゲーニャ
ステファン・グローバー(P)
(1972年5月5日ライヴ)
ヨゼフ・ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調「ハンガリー風」 Op. 11 レオ・ドレヒュス指揮
ゲルダーランド交響楽団
(1974年5月22日ライヴ)
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 フェルディナント・ライトナー指揮
NHK交響楽団
(1983年6月17日ライヴ)
    
 CD2  
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ミネソタ管
(1982年11月2日ライヴ)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ペーター・マーク指揮
ローマRAI響
(1988年5月7日ライヴ)

    
 CD3
  ヘンデル:ソナタ作品1-10,
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」、
  イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番作品27-6,
  ハイフェッツ:ヴァイオリンのための編曲集、
  サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ、

 アンコール
  ショパン(ミルシテイン):ノクターン
  ブラームス(ヨアヒム):ハンガリー舞曲第4番
  C. エンゲル( ジンバリスト) : 貝殻
   
ヘニング・ブラーテン(P),
1983年6月ライヴ
 CD4
  ヴィヴァルディ(レスピーギ編):ソナタRV10、
  ブルッフ:スコットランド幻想曲、
  バッハ:シャコンヌ、
  ハイフェッツ:ヴァイオリンのための編曲集
    ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(No. 6-7)
    マヌエル・マリア・ポンセ:エストレリータ(小さな星)
    フラウシーノ・ロドリゲス・バレ(1894-1954) :前奏曲第15番「Ao pe dafogueira」
    ハチャトゥリアン:「 剣の舞」
  ラヴェル:演奏会用狂詩曲「ツィガーヌ」

 アンコール
  ブラームス:5つのリート Op. 105 - 第1曲 調べのように私を通り抜ける
   (ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編)
  ファリャ:7つのスペイン民謡 - 第4曲 ホタ
   ( コハンスキによる編曲)
   ショパン(ミルシテイン):ノクターン
    
ジェラルド・ロビンズ(P)
2001年1月28日ライヴ

 アーロン・ロザンド(1927~2019)の未発表名演集。
 ライトナー、ブロムシュテット、ペーター・マークといった名指揮者とのコンチェルトが嬉しい。


 アーロン・ロザンド、1927年生まれのアメリカのヴァイオリニスト。
 店主が最も愛するヴァイオリニストのひとり。
 カザルスに「私の友人イザイをしのばせる」と言わしめた数少ないロマン派ヴァイオリニスト。


 学生の頃なけなしの小遣いで買った1枚のLPに収められた、馥郁たるロマンに満たされた小品たち。うまいヴァイオリニストはほかにいくらでもいるのに、なぜかこのヴァイオリニストにだけ魅せられた。


 むかし、アーロン・ロザンドのヴァイオリン小品集をリビングでかけていたら庭の虫たちがいやにリンリンと鳴くので、ふと思いついて演奏を止めると・・・虫たちも鳴くのをやめるのです。
 またかけると・・・鳴き始めます。
 いたずらで今度は別のヴァイオリニストの小品集をかけたのですが・・・虫は鳴きません。
 そしてまたこのロザンドのアルバムに戻します。すると虫たちはうれしそうにいっせいに鳴き始めます。
 何度やっても同じでした。
 アーロン・ロザンドって一体なんなんでしょうか。



 1950年代から1741年製のグァルネリ・デル・ジェス「エクス・コハンスキ」を使用していたが、2009年に77年間の演奏活動から退いたときに1000万ドルでロシアの富豪に売却し、うち150万ドルを母校のカーティス音楽院に寄付した。
 2019年5月、教職からの引退を発表、同年7月9日、肺炎によりニューヨーク州で92歳で死去。



 
 


RH 030
(2CD)
\4000→\3690
ベール・セノフスキー / Berl Senofsky
 アメリカン・ヴィルトウオーゾ
ベール・セノフスキー(Vn)
 CD1
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番、
    ジャンクロード・ヴァンデン・アインデン(P)(1980年5月ライヴ)
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番、
    クロード・フランク(P)(1955年6月7日ライヴ)
  ブラームス:二重協奏曲、
    シャーリ・トレペル(VC)、
    ヘンリー・ソプキン指揮アトランタ響
     (1959年3月5日ライヴ)*モノ
 CD2
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ第3番、
  サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番、
  クライスラー:愛のあいさつ、
    エレン・マック(P)(1979年11月11日ワシントン・ライヴ)
  リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ作品18、
    ジャンクロード・ヴァンデン・アインデン(P)(1980年5月ライヴ)

 ベール・セノフスキーはアメリカのヴァイオリニスト。
 1926年、フィラデルフィア生まれ。両親は旧ソ連からアメリカへ移住してきた。父の手ほどきで3歳よりヴァイオリンを始める。
 12歳でジュリアード音楽院に入学しイヴァン・ガラミアンから指導を受けた。
 第2次世界大戦中は兵役につき、戦後の1946年にニューヨークでデビュー。1955年にアメリカ人で初めてエリザベート王妃国際コンクールで優勝。アメリカの著名なオーケストラと数多く共演し積極的に演奏活動を行った。
 1983年には中国の上海音楽院へ招かれ、現地で教育、演奏活動に携わった。
 1965年から1996年までピーボディ音楽院で教員を務めた
 2002年6月21日、ボルチモアの自宅で心臓と肺の合併症により76歳で死去。

 
 


RH 031
\2800→\2590
エリック・フリードマン(1939~2004)テキサス・ライヴ
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
   アンヌ・エッパーソン(P)2001年6月1日ライヴ
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
   ジェイムズ・ディック(P)2001年6月15日ライヴ
   (ラウンド・トップフェスティヴァル・ライヴ)
エリック・フリードマン(Vn)

 エリック・フリードマンの2001年のテキサス・ライヴ。フリードマンは録音が少なく貴重なリリースです。

 エリック・フリードマンはアメリカの男性ヴァイオリニスト。1939年8月14日生まれ。
 6歳からヴァイオリンを始め10歳の時ジュリアード音楽院に入学、ナタン・ミルシテインやヤッシャ・ハイフェッツから個人レッスンを受けた。
 17歳の時南カリフォルニア大学でハイフェッツに師事し、1961年にバッハの2台のヴァイオリンのための協奏曲を録音。
 1980年に自動車事故で左手を怪我したため、それ以降は教育活動に専念。そのため録音は少ない。
 1989年からイェール大学でマスタークラスを開講し、後進の指導にあたった。
 1996年に「The Heifetz Collection」でグラミー賞を受賞。
 2004年3月30日没。


チャイコフスキーとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のLP(米RCA)
オケは小澤征爾&ロンドン交響楽団。小澤の米RCAデビュー盤でもある。

 
 
RH 032
\2800→\2590
コルネリア・ヴァシリー(1948~2010)名演集
 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番「ラ・カンパネラ」
   ワルベルク指揮北ドイツ放送響(1969年6月20,21日ライヴ)
 パガニーニ:24のカプリースより 第1, 4, 5, 9, 11, 13, 24番
    1970年1月21日ハンブルク・ライヴ録音
コルネリア・ヴァシリー(Vn)

 コルネリア・ヴァシリー(1948~2010)名演集。

 あのギトリスが「ミルシテインとシェリングが一緒になっても、彼女に敵わない」と絶賛したルーマニア出身のヴァイオリニスト。
 惜しくも早世した上に録音が少ないために真価がしられておりません。


 ルーマニアのヴァイオリニスト、コルネリア・ヴァシリー(1947-2010)。
 1969年から70年にかけて、ザルツブルクとパリで数ヶ月間イヴリー・ギトリスの弟子となる。
 1973年、彼女はパガニーニ・コンクールの決勝にに出場せず自殺未遂をしたと言われている。自殺したという噂は間違っている。
 その後、ミュンヘン交響楽団グラウンケ(現在のミュンヘン交響楽団)のコンサートマスター(おそらく80年代初頭からだったと思われる)を務めた。
 1969年、パガニーニの「24のカプリース」(Electrecord、ルーマニア)を録音


DG/DEBUTシリーズのLPジャケット
 


<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE



4844829
(21CD)
\18000→\16990

《ヨーゼフ・クリップス~ヨーゼフ・クリップス・エディション/Volume 2: 1955-1973》


[ロンドン]
《CD 1》
 シューマン:
  1-4) 交響曲第1番変ロ長調Op.38『春』、5-8) 交響曲第4番ニ短調Op.120
   【演奏】ロンドン交響楽団
    【録音】1957年5月(1-4)、1956年10月(5-8)/
《CD 2》
 1-4) シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944『ザ・グレイト』、
 5) ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲*
  【演奏】ロンドン交響楽団
   【録音】1958年5月/

[ウィーン]
《CD 3-5》
 モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527
  【演奏】
   シュザンヌ・ダンコ、リーザ・デラ・カーザ、
   ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、アントン・デルモータ(テノール)、
   ヴァルター・ベリー(バリトン)、
   フェルナンド・コレナ、チェーザレ・シエピ、クルト・ベーメ(バス)、
   ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1955年6月/
《CD 6》
 1) R.シュトラウス:楽劇『サロメ』Op.54より
  「ああ! お前は自分の口に接吻させようとはしなかった」**、
 2) ベートーヴェン:演奏会用アリア「おお、不実な者よ」Op.65、
 3) ウェーバー:歌劇『オベロン』より「海よ! 巨大なる怪物よ!」
 【演奏】インゲ・ボルク(ソプラノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1956年6月/
《CD 7》
 ハイドン:
  1-4) 交響曲第94番ト長調Hob.I:94『驚愕』、
  5-8) 交響曲第99番変ホ長調Hob.I:99
   【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1957年9月/
《CD 8》
 1-2) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759『未完成』、
 3-5) ゴットフリート・フォン・アイネム:交響曲第1番Op.28『フィラデルフィア』
 【演奏】ズービン・メータ(指揮)(3-5)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1969年3月(1-2)、1968年6月(3-5)/
《CD 9》
 1-4) ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1956年10月/
《CD 10》
 J.シュトラウス2世:
  1) 美しく青きドナウOp.314、2) 加速度円舞曲Op.234、
  3) 皇帝円舞曲Op.437、4) 南国のバラOp.388、
 5) J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ、
 6) J.シュトラウス2世:春の声Op.410、
 7) ヨーゼフ・シュトラウス:オーストリアの村つばめOp.164
   【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1957年9月(1-5)、1956年10月(6,7)/
《CD 11》
 1-4) チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1958年9月/
《CD 12》
 1-6) マーラー:大地の歌
  【演奏】
  フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1964年6月(ライヴ)/

[アムステルダム]
《CD 13》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第36番ハ長調K.425『リンツ』、
  5-8) 交響曲第21番イ長調K.134
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1973年6月(1-4)、9月(5-8)/
《CD 14》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第29番イ長調K.201、
  5-7) 交響曲第27番ト長調K.199、8-10) 交響曲第22番ハ長調K.162
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1973年6月(1-4)、9月(5-7)、7月(8-10)/
《CD 15》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第30番ニ長調K.202、
  5-7) 交響曲第23番ニ長調K.181 (K.162b)、8-11) 交響曲第28番ハ長調K.200
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1973年7月(1-4)、6月(5-7)、9月(8-11)/
《CD 16》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第25番ト短調K.183、
  5-7) 交響曲第24番変ロ長調K.182、
  8-10) 交響曲第26番変ホ長調K.184
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1973年7月(1-4, 8-10)、9月(5-7)/
《CD 17》
 モーツァルト:
  1-3) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』、
  4-6) 交響曲第31番ニ長調K.297『パリ』、
  7) アンダンテ ト長調
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1972年11月(1-6)、1973年6月(7)/
《CD 18》
 モーツァルト:
  1-3) 交響曲第32番ト長調K.318(序曲)、
  4-6) 交響曲第34番ハ長調K.338、
  7-10) 交響曲第33番変ロ長調K.319、
  11-13) 交響曲第33番変ロ長調K.319のリハーサル***
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1973年6月(1-3)、9月(4-6)、7月(7-13)/
《CD 19》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第39番変ホ長調K.543、5-8) 交響曲第40番ト短調K.550
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1972年6月/
《CD 20》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』、5-8) 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    【録音】1972年6月/

[テルアヴィヴ]
《CD 21》
 モーツァルト:
  1-4) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』、
  5-8) 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』***
   【演奏】イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1957年4月

 *初発売
 **DECCAによる世界初CD化(ステレオ)
 ***世界初CD化
ヨーゼフ・クリップス(指揮)
 (CD 8: 3-5を除く)

 ウィーン・スタイルの真髄 ― ウィーンが生んだ名指揮者による録音集の完結編

 ●ウィーンの伝統的な演奏様式を継承していた数少ない指揮者の一人、ヨーゼフ・クリップスの録音がまとめられた全2巻のボックス・セットのうち、今回は1955年から73年の間にデッカとフィリップスに行われた録音を集めた第2巻が発売されます。
 CD21枚組ボックス・セット。限定盤。録音が行われた都市別に、ロンドン、ウィーン、アムステルダム、テルアヴィヴと大きく4つに分類されています。
 初発売や初CD化となる録音も含まれています。

 ●ヨーゼフ・クリップスはウィーンで生まれ育った生粋のウィーンっ子として親しまれた指揮者です。フェリックス・ワインガルトナーの助手を務めながら、合唱指揮者としてウィーン・フォルクスオーパーに入り、1933年にウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任しました。終戦後にはウィーン国立歌劇場を世界レベルのアンサンブルに引き上げ、1950年から54年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務めました。
 クリップスの音楽はモーツァルトが基準でした。「すべてがモーツァルトによるものであるかのように聞こえなければなりません。そうしないとよくない演奏になってしまいます」と語っています。
 今回のセットには1972年から73年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とフィリップスに行ったモーツァルトの交響曲録音が収録され、交響曲第33番のリハーサル・シーンも含まれています。
 さらに1955年にウィーンで録音された名高い『ドン・ジョヴァンニ』も収録されています。
 フリッツ・ヴンダーリヒとディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがソリストとして出演している珍しいマーラーの『大地の歌』はライヴ録音。
 ウェーバーの『オベロン』序曲は未発表音源で初発売となります。

 ●ブックレットにはクリップスのアムステルダムでの貴重な写真やニーク・ネリッセンによるクリップスの遺産についての詳しいエッセーが掲載されています。
 新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。
 



<映像>


EURO ARTS(映像)

30 73904
(Blu-ray)
\4700
アルゲリッチのドキュメンタリー映像
 『Bloody Daughter』(邦題:アルゲリッチ 私こそ、音楽!)の輸入盤


 【本編】(94分)
   出演者:
    マルタ・アルゲリッチ、リダ・チェン、アニー・デュトワ、
    ステファニー・アルゲリッチ、スティーヴン・コヴァセヴィッチ、
    ロバート・チェン、シャルル・デュトワ、ほか
    監督:ステファニー・アルゲリッチ
    製作:ピエール・オリヴィエ・バルデ、リュック・ピーター
 【ボーナス】(54分)
  ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
  ショパン:マズルカ ハ長調Op.24-2
  シューマン: 幻想小曲集Op.12-7『夢のもつれ』
    マルタ・アルゲリッチ( ピアノ)
    シンフォニア・ヴァルソヴィア ヤツェク・カスプシク(指揮)
    収録:2010年8月27日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール
    映像監督:ピエール= マルタン・ユバン
30 73908
(2DVD)
\4700

 今世紀最高のピアニスト、マルタ・アルゲリッチ、3人の娘たちと綴る知られざる日常、そして音楽家としての孤独を描いたドキュメンタリー、特典映像にはショパン生誕200年記念コンサート映像を収録!

 (Blu-ray)画面:Full HD,16:9/音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS-HD MA5.1/リージョン:All/BD50/字幕:英仏独波西/148分
 (2DVD)画面:NTSC,16: 9/音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1/リージョン:All/DVD9/字幕:英仏独波西/148分

 日本でも劇場公開されたアルゲリッチのドキュメンタリー映像『Bloody Daughter』(邦題:アルゲリッチ 私こそ、音楽!)の輸入盤ブルーレイとDVDの取り扱いを開始します。(日本語字幕なし)

 アルゲリッチと3人の娘たちとの日常を中心に、デュトワやコワセヴィチも登場します。
 家族間で撮られた映像には、リラックスしたアルゲリッチの姿が映し出されています。またアルゲリッチの幼少期や若き日の写真なども取り上げられた興味深い内容で。

 また特典映像には、2010年にワルシャワで行われたコンサートの模様が収録されています。
 シンフォニア・ヴァルソヴィアとのショパンのピアノ協奏曲第1 番、そしてアンコールなど、ショパン生誕200 年という記念すべき年を飾るにふさわしい内容となっています。
 
 


20 68488
(6DVD)
\11500
マルタ・アルゲリッチBOX
 DVD1(94分)
  ドキュメンタリー:マルタ・アルゲリッチ『Bloody Daughter』
    監督:ステファニー・アルゲリッチ
 DVD2(54分)
  ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
  ショパン:マズルカ ハ長調Op.24-2
  シューマン:幻想小曲集Op.12-7『夢のもつれ』
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
    シンフォニア・ヴァルソヴィア ヤツェク・カスプシク(指揮)
    収録:2010年8月27日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール
    映像監督:ピエール=マルタン・ユバン
 DVD3(62分)
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
    ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
    サー・チャールズ・グローヴス(指揮)
    収録:1977年2月6日、プレストン、ギルド・ホール(ライヴ)
  プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3 番ハ長調 Op.26
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
    ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン(指揮)
    収録:1977年5月3日、クロイドン、フェアフィールド・ホール(ライヴ)
 DVD4(120分)
  アルゲリッチ& バレンボイム/テアトロ・コロン凱旋公演
   モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調K.448
   シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調D813
   ストラヴィンスキー: 春の祭典(2台ピアノ版)
   シューマン:2台ピアノのためのアンダンテと変奏Op.46
   ラフマニノフ:組曲第2番Op.17~ワルツ
   カルロス・グアスタビーノ: バイレシート
   ミヨー:スカラムーシュ~ブラジレイラ
     ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、ダニエル・バレンボイム(指揮、ピアノ)
     収録:2014年8月コロン劇場、ブエノスアイレス(ライヴ)
 DVD5(85分)
  シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1 番 イ短調 Op.105
  プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 ニ長調 Op.94a
  フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
 (アンコール)
  クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
  ガイ・ブラウンシュタイン(ヴァイオリン)
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
    収録:2020年2月22日、ピエール・ブーレーズ・ホール、ベルリン(ライヴ)
 DVD6(57分)
  『プロメテウス』神話の様々な変奏~火の詩
    監督:クリストファー・スワン
  ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』 Op.43より
   (導入部『嵐』/第1番/第9番/パストラーレ第10番)
  リスト:交響詩『プロメテウス』
  スクリャービン:交響曲第5 番『プロメテウス』
  ノーノ:『プロメテオ』組曲( 1992)~ヘルダーリン
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:スクリャービン)
    ベルリン・ジングアカデミー、フライブルク・ゾリステン合唱団
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1992年5月23-25日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 これまでのアルゲリッチの名演を映像で振り返る

 画面:NTSC,16:9 (DVD3/4:3)/音声:PCM Stereo,DD5.1,DTS5.1/リージョン:All  DVD9/字幕:英仏独波西/472分

 2021年6月に80歳を迎えたアルゲリッチ。それを記念して」EURO ARTSからアルゲリッチの映像集6枚組がリリースされました。
 当セットは、ドキュメンタリー『Bloody Daughter』を収録したインターナショナル・バージョン。(※すでにご案内している品番:20-68485は廃盤となります。)

 DVD1には、娘たちの視点で捉えたアルゲリッチの日常、音楽家として母としての葛藤と苦悩が綴られたドキュメンタリー映像『Bloody Daughter』。
 DVD2は、2010年のショパン・イヤーにワルシャワでおこなわれたコンサートを収録したもの。カスプシク指揮するシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演した記念演奏会にふさわしい豪華なコンサート映像。
 そしてDVD3には、1977年にBBCが制作した貴重な映像。当時35歳のアルゲリッチが得意のチャイコフスキーとプロコフィエフの第3協奏曲を弾くという魅力 的な内容です。
 何より若いアルゲリッチの輝くような姿に目を奪われます。唖然とする指回りと速いテンポ、強靭なのになめらかな打鍵の美しさ、とてつもないエネ ルギーとオーラの発散に息もつけぬ1時間を満喫できます。
 
 さらにDVD4は、2014年マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイム、お互いの故郷であるブエノスアイレスのテアトロ・コロンで初めて2人揃ってのコンサー トが行われました。
 ダニエル・バレンボイムによって創設されたウエスト= イースタン・ディヴァン・オーケストラを率いて行われたコンサートは、ブエノスアイレス の人々の熱烈な拍手と歓声で迎えられました。
 当初2枚組でリリースされていた商品ですが、今回収録しているのは、アルゲリッチ、バレンボイムによるピアノ・デュ オ・ライヴ。

 続いてDVD5には、2020年2月にベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールで行われた、世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチと元ベルリン・フィルのコンサートマスターで現在はソロとして活躍するガイ・ブラウンシュタインによるデュオ・リサイタルの映像。
 
 最後は、クラウディオ・アバドが、ベルリン・フィルの定期演奏会で取り上げた「プロメテウス」神話に基づく様々な作曲家による作品が収録されたライヴ。
 「プロ メテウス神話」とは、ギリシア神話の神プロメテウスが人間に火を与えたとして、ゼウスの怒りをかい、不死身のプロメテウスは永遠にハゲ鷹に腹を割かれて処刑 された、それを勇敢なヘラクレスがハゲ鷹を殺しプロメテウスを救うという内容。映像監督のクリストファー・スワンは、照明等を駆使した視覚的効果を巧みに使い、 「火」「炎」を表現。ベルリンのフィルハーモニーホールが、赤、黄色、緑、青と変幻自在に染まっていく様子は必見です。
 スクリャービンの交響曲第番『プロメテウス』では、アルゲリッチがピアノ・ソロとして登場。神秘主義に影響され、色彩への強い関心をもち、音楽に色彩をも取 り込もうとしたスクリャービンの作風が最も色濃く投影された曲。大編成のオーケストラとヴォカリーズによる混声合唱、そして独奏ピアノのために作曲されました アルゲリッチの神秘的で魅惑的な演奏にも注目です。
 















4/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSIC



ACC 30607CD
\2800
異なる個性を放つ作曲家の四重奏曲を
 クレンケ四重奏団が奏でる

  モーリス・ラヴェル(1875-1937):
   弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.35
  エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):
   弦楽四重奏のための5 つの小品
  ウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972):
   弦楽四重奏曲
クレンケ四重奏団
 アンネグレート・クレンケ(ヴァイオリン)
 ベアーテ・ハルトマン(ヴァイオリン)
 イヴォンヌ・ウーレマン(ヴィオラ)
 ルート・カルテンホイザー(チェロ)

 異なる個性を放つ作曲家の四重奏曲を名カルテット、クレンケ四重奏団が奏でる!

 録音:2023年1月、リトアニア、Studio Residence Paliesius/54'42

 1991年の結成以来、変わらないメンバーで演奏を続けているクレンケ四重奏団。今回はラヴェル、シュルホフ、エルキンの弦楽四重奏曲を録音。
 前衛的なスタイル、民族的な旋律、土着の音楽への回帰といった要素が盛り込まれたユニークで魅力的な音楽を集めています。
 
 フォーレに献呈されたラヴェルの弦楽四重奏曲は、美しい詩情あふれるラヴェルらしい魅力的な作品です。
 クレンケ四重奏団の繊細で緻密な演奏で、独特の色彩感 覚をあらわしています。
 
 そしてシュルホフの弦楽四重奏のための5つの小品。
 シュルホフはジャズの影響を受けた作品も多く、1924年に作曲された本作は彼の作 品で最も演奏される機会の多い作品です。
 シュルホフはナチス台頭により強制収容所で48年の生涯を閉じました。

 最後にトルコの国民楽派とでもいうべき作曲家 エルキン。
 パリに留学しナディア・ブーランジェに師事しており、トルコの民族的な音楽の中にもフランスの洗練された手法が感じられる作品。
 
 クレンケ四重奏団は、それぞれの作曲家の異なる個性が全面出された作品を見事に演奏しています。

 
 
 


ACC 30644CD
\2800
ファッシュ:ソナタ集
 ヨハン・フリートリヒ・ファッシュ(1688 - 1758)
  ソナタ 変ロ長調
   (リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、通奏低音)FWV N:B1
  ソナタ ヘ長調(オーボエ2、ファゴット2)FWV N:F1
  ソナタ ニ短調(
   オーボエ2、ファゴット、通奏低音)FWV, N:d2
  ソナタ ヘ長調
   (ヴァイオリン、オーボエ、ファゴット、通奏低音)FWV N:F4
  ソナタ ハ長調(ファゴット、通奏低音)FWV N:C1
  ソナタ ヘ長調(オーボエ2、ファゴット)FWV N:F6
アンサンブル・バルッコ
アンドレアス・ヘルム(オーボエ、音楽監督)
エリザベス・バウマー(オーボエ)
カトリン・カザル(ファゴット)
クリスティーネ・グニグラー(リコーダー、ファゴット)
マルティン・ヨップ(ヴァイオリン)
ペーター・トレフリンガー(チェロ)
デイヴィッド・ブルグミュラー(リュート)
アン・マリー・ドラゴジッツ(ハープシコード)

 バッハと同時代の作曲家ファッシュの多彩なソナタ集

 録音:2020年8月11,12日オーストリア,マウエルバッハ/56'49

 バッハと同時代の作曲家でアンハルト=ツェルプストの宮廷楽長を務めたヨハン・フリートリヒ・ファッシュ(1688 - 1758)。
 ライプツィヒのトーマスカントル であったヨハン・クーナウ(1660 - 1722)のもとでトーマス学校の生徒として合唱団に参加。
 その頃から作曲を始め、ナウムブルクの宮廷ではオペラの作曲を 依頼されています。
 その後プラハのモルツィン伯爵の宮廷作曲家に就任するなど、当時すでに作曲家として名を馳せていました。
 そして1722年にアンハルト=ツェ ルプストの宮廷楽長に就任、生涯その地位にありました。

 今回オーストリアで活躍するバロック・アンサンブル「バルッコ」の演奏でリリースされるファッシュのソナタ集は、作曲家の多様な技法の一旦を垣間見ることので きる内容となっております。
 ファッシュのソナタは、複雑な構造と表情豊かな旋律が特徴で、ファッシュの作曲に対する革新的なアプローチが凝縮されていると言え るでしょう。
 変ロ長調のソナタのように、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、そして通奏低音が繰り広げる生き生きとした対話は、楽器の特性を活かしつつ最大限 の効果が得られる絶妙なバランスで聴かせます。
 一方、ヘ長調のソナタでは、2 本のオーボエとファゴットが見事に融合し、ファッシュの熟練の作曲技法を堪能する ことができます。

 
 



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ANDRE CHARLIN

SLC 59R
\3900→\3690
※LP同時発売
「音の祭典2023」
 シャルラン指折りの名録音から17トラック厳選
  2023年、最新リマスタリング
 ●リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調(3'58)
   ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
 ●ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15第1楽章より
   (冒頭~6分20秒ほどでフェイドアウト)(6'23)
   リタ・ブブリディ(ピアノ)、ルイス・エレーラ・デ・ラ・フエンテ(指揮)、
   パリ音楽院管弦楽団
   (SLC-21)
 ●シャブリエ:田園組曲より第1曲「牧歌」(4'19)
   ポール・ボノー(指揮)、シャンゼリゼ劇場管弦楽団
   (SLC-3)
 ●マルティ:クリスマス・カンタータ「沈黙」より序曲(1'49)
   モンセラート修道院少年聖歌隊、バルセロナ・ソリスト器楽アンサンブル
   (AMS-42)
 ●ディアベリ:パストラーレ・ミサ Op.147よりアニュス・デイ(6'10)
   ミュンヘン・聖ミヒャエル・アンサンブル、エルンスト・エレ(指揮)
   (AMS-81)
 ● J.S. バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(8'53)
   ガストン・リテーズ(オルガン)
   (SLC-11)
 ●モーツァルト:オラトリオ「救われしベトゥーリア」K.118より序曲(4'18)
   ミラノ・アンジェリクム管弦楽団&合唱団、カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
   (SLC-26)
 ●ボッケリーニ:
  弦楽五重奏曲 ハ長調「マドリードの通りの夜の音楽」Op.30-6より第5楽章(4'20)
   エルンスト・メイヤー・ジーミン(ヴァイオリン)、
   ギュンター・ロスバッハ(ヴァイオリン)、ゲオルク・デステニー(ヴィオラ)、
   クロード・スタルク(チェロ)、ワルター・ミューター(チェロ)
   (SLC-31)
 ●ミヨー:屋根の上の牡牛 Op.58より抜粋(冒頭~6分23秒ほどでフェイドアウト)(6'25)
   シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ダリウス・ミヨー(指揮)
   (SLC-17)
 ●モーラレス:バレエ「イベリア」(3'06)
   マヌエル・オルテガ(ギター独奏)、ホセ・モーラレス(指揮)、ほか
   (EU-1802)
 ●カバニリェス:帝国の戦い(6'05)
   モンセラト・トレント(オルガン)
   (AMS-69)
 ●モーツァルト:教会ソナタ第17番 ハ長調 KV.336(4'54)
   ローベルト・クッペルヴィーザー(オルガン)
   ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ、エルンスト・ヒンライナー(指揮)
   (AMS-65)
 ●ヴェズレーの十字軍と戦い(4'34)
   フランス国立放送管弦楽団、デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(指揮)
   (AMS-88)
 ●ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」より抜粋(4'26)
   メリザンド:ミシュリーヌ・グランシェ、ペレアス:カミーユ・モラーヌ、
   フランス国立放送管弦楽団、デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(指揮)、ほか
 ●日本の劇場より~「能」(収録:1968年4月/東京)(4'23)
   (CL-35)
 ●バラキレフ:ロシアの3つの主題による序曲(3'30)
   シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ラースロー・ショモジー(指揮)
   (SLC-1)
 ●クープラン:神秘的なバリケード(1'45)
   ユゲット・グレミー=ショーリャック(クラヴサン)
   (CL-45)

 生誕120周年、歿後40周年記念。伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの名録音から厳選した究極のオムニバス・アルバム!

 デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2023年)
 2023年リマスタリング

 伝説のエンジニア、アンドレ・シャルラン(1903-1983)。昨年2023年に生誕120年、歿後40年を迎えました。
 当アルバム「音の祭典2023」はシャルラン指折りの名録音から厳選17トラックを収録したCDで、2023年、最新リマスタリング音源です。

 デジタライゼーションおよびリマスタリングのエンジニアは半世紀以上シャルランの音に惚れこみ、シャルラン・レーベルの存続に大きく貢献している名エンジニ ア、ブリュノ・ゴリエです。
 ゴリエはシャルランの録音についての研究だけでなく、シャルランに関わるものの収集など「シャルラン愛」に満ちた人物。シャルランの 遺産を後世に伝えるべく、並々ならぬ思いでマスタリングしております。

 生涯シャルランがこだわり続けた「ワン・ポイント録音」の素晴らしさを実感できる究極のオムニバス・アルバム。
 当アルバムには1968年、シャルランが来日した際に録音した「能」も収録しております。
 



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APARTE



AP 365
\2900→\2690
アラーニャの新譜がAparteレーベルから
 セニョール / ロベルト・アラーニャ

 1. Si loin de vous(遠く離れて)/
  アンドレ・ホセイン作曲、クロード・ルメル作詞
 2. Ave Maria(アヴェ・マリア)/
  シューベルト、R.アラーニャ編曲
 3. Raccontami(彼のことを教えて)/
  ジャン=フェリックス・ラランヌ、ダヴィデ・エスポジト)
 4. La Valse de l'Esperance(希望のワルツ)/
  ショスタコーヴィチ作曲、R.アラーニャ編曲)
 5. 子供の愛(J=F.ラランヌ)
 6. Ave Maria(アヴェ・マリア)/バッハ=グノー
 7. La maschera(仮面舞踏会)/
  ジャン=フェリックス・ラランヌ、ダヴィデ・エスポジト)
 8. Fenesta che luciva(光さす窓)/ナポリ民謡
 9. Avec le temps(時の流れに)/レオ・フェレ
 10. Seigneur, ne me laisse pas
  (置いていかないでセニョール)/
   パスカル・レヴァ、ジャン=フェリックス・ラランヌ
 11. Liberta(自由)/ダヴィド・アラーニャ
 12. Bella Ciao(さらば恋人よ)/トラディショナル
 13. Sans etre a aimer(愛する人がいなければ)/
  ジャン=フェリックス・ラランヌ
 14. Madone au coeur d'or(La Source)
  黄金の心をもつマドンナ(いずみ)/
   ジャン=フェリックス・ラランヌ
 15. Sognare(夢)/ロベルト・アラーニャ
 16.Notre Pere(われらが父)/ロベルト・アラーニャ
ロベルト・アラーニャ(テノール)
ジャン=フェリックス・ラランヌ(ギター)
マレク・ルスチンスキ(ピアノ)

 待ち焦がれたテノール、ロベルト・アラーニャ

 録音:2024年2月12-15日、フランス/輸入盤・日本語帯付

 世界的テノール、ロベルト・アラーニャの新譜がAparteレーベルより登場!"ポスト3大テノール"と呼ばれ、突出した歌唱力と演技力で、現代を代表するテノー ル、アラーニャ。
 ロマンティックで情熱的そして抒情的な歌唱スタイルで世界のオペラ・ファンを魅了しつづけています。
 日本には1990年に「椿姫」で初来日、以 降、2006年のボローニャ歌劇場「イル・トロヴァトーレ」まで何度か来日機会があったものの、その後18年という年月を経ての久々の来日となります。
 6月9日 に開催される「待ち焦がれたテノール」のアラーニャのコンサートでは、周年作曲家であるプッチーニのアリアがプログラムされており、期待が高まっています。

 そんな注目のアラーニャの今回の新譜は、「セニョール」と題し、クラシック名曲からポピュラー名曲まで、有名な歌がプログラムされています。
 歌詞はフランスと イタリア語で、アラーニャの美しいフランス語が堪能できるのも魅力。ギタリストにして作詞・作曲・編曲家のジャン=フェリックス・ラランヌと、ピアニストのマレク・ ルスチンスキ、共演者陣の音色も情熱に満ちています。

 ■ アラーニャ演奏会
  アラーニャ、降臨
   ~待ち焦がれたテノール、ロベルト・アラーニャ ソロコンサート~  The Great Puccini ~ プッチーニ・プログラム
   2024年6月9日(日) サントリーホール 大ホール  12:45開場 13:30開演
   テノール:ロベルト・アラーニャ
   指揮者:三ツ橋敬子 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
 



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メルボルン交響楽団・自主レーベル



MSO 0001
(SACD HYBRID)
\2300→\2090
オーストラリア、メルボルン響の自主レーベルが始動
 ドビュッシー&R.シュトラウス

 ドビュッシー/ブレット・ディーン編曲:
  忘れられた小歌(忘れられたアリエッタ)
   1. やるせない夢ごこち
   2. 巷に雨の降るごとく
   3. 木々の影は
   4. 木馬
   5. 緑
   6. スプリーン(憂鬱)
 R.シュトラウス:4つの最後の歌
  1. 春
  2. 9月
  3. 眠るとき
  4. 夕映えの中で
ハイメ・マルティン(指揮)
シボーン・スタッグ(ソプラノ)
メルボルン交響楽団

 オーストラリア随一のオーケストラ、メルボルン交響楽団の自主レーベルが始動!
 第1弾はオーケストラとソプラノで描く、ドビュッシーとシュトラウスの歌曲

 録音:[ドビュッシー]2023年3月2-3日 [R.シュトラウス]2023年2月24-25日/メルボルン・アーツ・センター、ハマーホール/2.0STEREO、5.0multichannel

 オーストラリアを代表するオーケストラ、メルボルン交響楽団のレーベルがスタートします!
 メルボルン響(MSO)は、1906 年に設立されました。MSO と専属 のMSO合唱団は、毎年500万人以上の観客を動員し、演奏会のほか、テレビなど放送、およびオンライン・コンサートMSO LIVEで180以上のイベントを開催し、 56カ国の聴衆を動員しています。1965年、オーストラリアのオーケストラとして初めて海外公演を行い、1970年、初めてカーネギー・ホールでデビューを飾り ました。
 中国、インドネシア、シンガポールでの定期的な活動を通じて、国外でも確固たる地位を築いています。
 2022年に、ロンドン交響楽団(LSO LIVE)とパー トナーシップを結び、LSO LIVEのレコーディング・スキルの助けを得ての、自主レーベル第1弾の登場となりました!

 記念すべきリリース第1弾として、MSOと指揮者ハイメ・マルティンは、MSOの2023年度アーティスト・イン・レジデンスであるオーストラリア出身のソプラノ、シボーン・スタッグと共演したドビュッシーとR.シュトラウスの歌曲を選びました。
 
 ドビュッシーの《忘れられたアリエッタ》はヴェルレーヌの詩で、1886年に大半が作曲されました。
 18歳で出会った歌手、マリーとの時間を思わせる内容で、最 後は別れをむかえ、過去の思い出となった愛が書かれています。
 このオーケストレーションは、オーストラリアの作曲家ブレット・ディーンが、2015年にコジェナー とラトルのために作ったもので、ドビュッシーのピアノ伴奏の原曲に、新たなサブテキストと色彩を加えているようです。
 R.シュトラウス最晩年の《4つの最後の歌》は、死によってのみ終わった55年近い結婚生活に対する、84歳の最後の言葉のような作品。
 対極にあるふたつの作品を、ハイメ率いるMSOの色彩豊かな管弦楽、そしてスタッグの天使のような歌声が繊細に描きます。

 ハイメ・マルティン(指揮)
 スペイン出身。「先見の明があり、目が肥え、細心の注意を払う」(プラテア紙)、「音楽を楽しむ情熱に溢れている」(テレグラフ紙)は、メルボルン交響楽団の首 席指揮者、アイルランド国立交響楽団の首席指揮者、ロサンゼルス室内管弦楽団の音楽監督を務めている。
 母国スペインでは現在、スペイン国立管弦楽団の首席客 演指揮者を務め、サンタンデール国際音楽祭の芸術監督を務めたほか、30年間在籍し、2012年から2019年まで首席指揮者を務めたカダケス管弦楽団の創立 メンバーでもある。
 2013年にフルタイムの指揮者に転向する以前は、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、アカデミー・オブ・セント・ マーティン・イン・ザ・フィールズ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団などで首席フルート奏者を務めた。

 シボーン・スタッグ(ソプラノ)
 オーストラリア出身。その "天使のような "声(Kölner Stadt Anzeiger)と "幽玄なステージ・プレゼンス"(Sydney Morning Herald)で、同世代で最も 注目されるリリック・アーティストの一人。
 2013年から19年までベルリン・ドイツ・オペラのアンサンブルのメンバーとして、パミーナ(《魔笛》)、ゾフィー(《ば らの騎士》)、ジルダ(《リゴレット》)、ミカエラ(《カルメン》)、アデーレ(《こうもり》)など、主要な役を演じた。
 芸術分野での国際的な功績が認められ、オース トラリアのミルドラ市長から「市の鍵」を授与されている。
 教育と才能の育成に熱心で、シボーン・スタッグ奨励賞という若い歌手のための奨学金制度を創設した。 デイム・ネリー・メルバ・オペラ・トラストの理事も務めている。

 
 




CHANDOS


CHAN20322
\2700
クィルター:歌曲集 ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)
アンナ・ティルブルック(ピアノ)
 ロジャー・クィルター(1877-1953):
  シェイクスピア歌曲集
   〔Blow, blow, thou winter wind Op.6-3、Come away, death Op.6-1、
    Fear no more the heat o' the sun Op.23-1、Orpheus with his lute Op.32-1、
    O mistress mine Op.6-2、Under the greenwood tree Op.23-2〕
  ア・フローラル・トリビュート
   〔The Fuchsia Tree Op.25-2、Go, lovely rose Op.24-3、A Last Year's Rose Op.14-3、
    Now sleeps the crimson petal Op.3-2、To Daisies Op.8-3〕
  民謡集〔Barbara Allen、Drink to me only、My Lady's Garden、The Ash Grove〕
  墓地にて〔Autumn Evening Op.14-1、Dream Valley Op.20-1、Drooping Wings〕
  ドイツ歌曲集〔ミルザ・シャフィの4つの歌 Op.2〕
  愛の歌曲集
   〔Love's Philosophy Op.3-1、Julia's Hair Op.8-5、
    The Maiden Blush Op.8-2、It was a lover and his lass Op.23-3〕

 ジェイムズ・ギルクリストが歌うロジャー・クィルターのアート・ソング集

 ☆近代イギリス歌曲のスペシャリスト、ジェイムズ・ギルクリストが歌うロジャー・クィルター!

 医者から声楽家へと転身を遂げ、現在ではレトロスペクト・アンサンブルやバッハ・コレギウム・ジャパンなど世界各国のピリオド・オーケストラ、アンサンブルとの共演を重ねるピリオド系テノールとして、またブリテンやフィンジ、ヴォーン・ウィリアムズなど近代イギリス歌曲のスペシャリストとしても広く活躍しているジェイムズ・ギルクリスト。
 Chandosでのニュー・レコーディングは、1877年にサセックスで生まれ、フランクフルトのホッホ音楽院でグレインジャー、シリル・スコット、ヘンリー・バルフォア・ガーディナーらに学び、英国アート・ソングへの貢献でもっともよく知られている作曲家、ロジャー・クィルターの歌曲集。約150曲が作曲され、その多くは今でも定期的なリサイタルの人気曲として取り上げられるクィルターの歌曲。
 このアルバムでは、ジェイムズ・ギルクリストと、ブリテンやシューマン、ヴォーン・ウィリアムズの歌曲集などでも長年共演してきたピアニスト、アンナ・ティルブルックの二人が、「Now sleeps the crimson petal(深紅の花びらは今眠る)」などの初期の作品から、「The Ash Grove(トネリコの森)」などの後期の作品まで、クィルターの幅広い芸術を探求しています。
 フリードリヒ・フォン・ボーデンシュテットによるドイツ語のテキストを使用した「ミルザ・シャフィの4つの歌」を除くすべての曲は英語歌詞で、「シェイクスピア」、「花」、「民謡」、「愛の歌」など、テーマごとにグループ分けされた魅力的なプログラムを編み上げています。

 ※録音:2023年8月14日-16日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
 




CYPRES RECORDS


CYP4664
\3100
大地のこだま ~フルート、チェロとピアノのための現代作品集
 ファビアン・フィオリーニ(1973-):
  1-4. Glowing hearts of the deep white nympheas
   深い白色の睡蓮の奥で紅潮する芯 ~
    フルート、チェロとピアノのための(2021)
 トヌ・コルヴィツ(1969-):
  5. Solano ソラノ(南東の風)~
   フルート、アルト・フルート、
    チェロとピアノのための(2003)
 カイヤ・サーリアホ(1952-2023):
  6. Cendres 灰燼~
   アルト・フルート、チェロとピアノのための(1998)
 ジョージ・クラム(1929-2022):
  7-14. Vox Balaenae クジラの声~
   仮面をつけた3人の奏者による電気増幅された
    フルート、チェロ、ピアノのための(1971)
トリオO3
 ウジェニー・ドフレーニュ(チェロ)
 レナ・コルメイエ(ピアノ)
 リディ・トナール(フルート、アルト・フルート)

 録音: 2023年10月28-30日 アルソニック・マルス、モンス(ベルギー南部エノー地方)
 収録時間: 52分

 【暗喩的表現を含む四つの作品それぞれに見る各作曲家のアプローチの妙】
 後期古典派~初期ロマン派に名作が多いフルート、チェロとピアノという編成を使い、現代作曲家たちが20世紀後半以降に発表した室内楽作品を集めたアルバム。
 この編成で活動するベルギーの新しいアンサンブル、トリオO3(ゼロ3ではなく大文字のOと3)のデビュー盤でもあります。
 各作品はフィオリーニの曲が「光」、コルヴィツは「大気」、サーリアホは「火」、クラムは「水」をテーマとしながら、どの作品も表題のモチーフを直接的に音で表さず、暗喩的に描写している点で共通しており、そこでは言及されない「大地」がアルバム全体のテーマとして表題に使われています。
 
 ジャズやコンテンポラリーダンスなど隣接領域のパフォーマーたちとも仕事を続けるベルギー最前線の作曲家フィオリーニが、印象派画家モネの「睡蓮」シリーズにおける光の描写を意識して綴った『深い白色の睡蓮の奥で紅潮する芯』はトリオO3からの委嘱作で、併せて収録されたクラムの『クジラの声』は有名な『ブラック・エンジェルズ』の翌年に手掛けられており、そこには半世紀の開きがあります。
 しかしトゥビン、トルミス、ペルトらに続くエストニアの名匠コルヴィツの『ソラノ』や、昨2023年に惜しまれつつ亡くなったフィンランドのポスト=スペクトル楽派サーリアホの『灰燼』と共に、いずれ劣らぬ精妙な演奏解釈がアルバムを通じての一貫性を与え、各作曲家のアプローチの違いをじっくり聴き深められる構成になっています。
 




OCORA

C561185
\3100
※ワールド・ミュージックです
イタリア ~シチリア島の伝承音楽 シチリア島の音楽家たち
 1. Tammurinata (tambours de fete)/2. Quatrigghia (contredanse sicilienne)/
 3. A figghia svinturata (La Fille infortunee)/4. Jolla (danse instrumental: flute de roseau, tamburello)/
 5. A liggenna du friscalettu (La legende du friscalettu, chantefable)/6. Marranzanata (guimbarde)/
 7. Bbaccillunisa (chant et zampogna)/8. Carrittera (chant de charretiers)/
 9. Tarantella (danse instrumentale: guitare, harmonica)/
 10. Mazurka (danse instrumentale (flûte double de roseau)/
 11. Sunata, Felice Curro (tamburello et zampogna)/
 12. Si Ddiu pisci finu mi facissi (Si Dieu me transforme en un beau poisson)/
 13. Spagnola (guitare)/14. Ciuminisana (duo chante de paysans)/
 15. Tarantella (danse instrumentale: guimbarde, guitare)/16. Carrittera (chant de charretiers)/
 17. Tarantella (danse instrumentale: accordeon, tamburello)/18. Carrittera (chant de charretiers)/
 19. Ciaramiddata (double flute de roseau a la maniere de la zampogna)/
 20. Bballittu (danse instrumentale: flute de roseau, tamburello)/
 21. Santaluciota (chant avec accompagnement d'accordeon a la maniere de "Santa Lucia del Mela")/
 22. Bballittu (danse instrumentale: zampogna "a paro", cerchietto)/
 23. Stanotti cci passai malanuttata (Cette nuit, j'aipasse une sale nuit)/
 24. Valzer (danse instrumentale: guitare, mandoline, guimbarde, tamburello)/
 25. Carrittera - Sturnellu
  (chant de paysans dans le style polivocal,a la "maniere des charretiers",et "stornello")/
 26. Tarantella (danse instrumentale: guitare, mandoline, violon)/
 27. Sturnelli (chant, violon, guitare)/
 28. Pasturali (pastorale pour zampogna a cles)/29. Tatarata (danse martiale)

 録音: 1984-2004年 シチリア島
 収録時間: 71分

 OCORAレーベルの人気タイトルを復刻するシリーズ。
 2004年にリリースされたシチリア島の伝統音楽のアンソロジーです。
 太古より多くの民族や国家がこの地をめぐって争いを繰り返しており、様々な文化の影響を受けてきました。
 ギリシャ、ローマ、ビザンツ、イスラム、フランス、スペインなどの要素が絡み合って生まれた多様な音楽は、いわゆるイタリア民謡の枠には収まらないものがほとんど。
 その多彩なエッセンスを俯瞰することの出来る貴重なアルバムです。
 




STRADIVARIUS



STR 37299
\2400
バロック・リュートの名手ポール・バイアー
シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687-1750):
 ドレスデン写本第1集

  (1)リュート・ソナタ ト短調SC N.51
  (2)リュート・ソナタ ハ長調SC N.40
ポール・バイアー(バロック・リュート)

 バロック・リュートの名手ポール・バイアーの最新アルバム!ヴァイスのドレスデン写本第1集

 録音:(1)2022年8月ノマーリオ、イタリア,(2)2023年10月リーヴォ、イタリア [70:13]

 ドイツの後期バロックを代表するリュート音楽の作曲家ヴァイスの2つのソナタを収録。
 ヴァイスはドレスデンを拠点に活動したがローマでも盛んに演奏会を催したため、同時代のイタリア音楽にも影響を与えた。
 作品はバロック・ソナタの様式に従って幾つかの舞曲から構成される舞踊組曲である。
 リュートのポール・バイアーはロンドンの王立音楽院でダイアナ・ポールトンに師事、J.S.バッハ、ヴァイスの作品を得意するほか、様々なバロック・オーケストラ、オペラ・プロジェクトの音楽監督としても活動している。
 
 
STR 37278
\2400
ロベルト・ファブリツィアーニ
 「ペンシエリ」
  ~ルイス・デ・パブロ(1930-2021):フルート作品集

 (1)ペンシエリ(思考) (2013-14)~
  フルートと管弦楽のためのラプソディア
 (2)「フルートよ、汝、飛ぶものよ」(2020)
 (3)「ソロ=クンスト」(2000-2017)~
  J.S.バッハのフーガの技法によるロベルト・ファブリツィアーニの
   フルートのための3つのフーガ
 (4)「ソロ・ウン・パソ」(1974)~
  ロベルト・ファブリツィアーニのフルートのための
ロベルト・ファブリツィアーニ(Fl)
(1)ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
 バスク州立管弦楽団

 武満の招きでサントリー国際作曲委嘱シリーズにも参加したことがあるルイス・デ・パブロ、最晩年の作品を含むフルート作品集!

 録音:(1)2015年ビルバオ、クル・ホール(ライヴ)、(2)(3)(4)2022年フィレンツェ、スタジオGRS [61:21]

 先ごろ亡くなったスペインを代表する現代音楽の作曲家ルイス・デ・パブロのフルートのための作品集成。
 ルイス・デ・パブロは武満の招きでサントリー国際作曲委嘱シリーズにも参加したこともある(1988年)。
 フルートは現代音楽を得意とするロベルト・ファブリツィアーニ。全ての作品は彼のために作曲され、彼によって初演された。
 いずれも特殊奏法を駆使する一方、過去の作品を引用するなどアイデア満載の音楽。なおアルバム中、「ソロ・クンスト」は事実上、J.S.バッハのフーガの技法のソロ独奏のための編曲である。
 スペイン現代音楽の巨匠の偉業を振り返るのに最適の一枚。
 
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STR 37290
\2400→\2190
「恋は魔術師」~チェロとギターのための二重奏曲集
 (1)アルベニス:「イベリア」第1集
 (2)グラナドス:8つの詩的ワルツ
 (3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ(ギター伴奏版)
 (4)ファリャ:恋は魔術師
セバスティエン・シンガー(Vc)
アンドレ・フィッシャー(Gtr)

 チェロとギターによるドビュッシー:チェロ・ソナタ、ファリャ:恋は魔術師!

 録音:(1)2022年10月29日、(2)(3)2018年9月21-22日、(4)2020年3月5日 [67:32]
 ※簡易紙ケース収納

 アルベニスとグラナドスの作品はもともとピアノ曲、ドビュッシーのチェロ・ソナタはチェロとピアノのための作品、ファリャの「恋は魔術師」はオーケストラのためのバレエ音楽だが、それらをチェロとギターのためのデュオという意外な組み合わせで聴かせる一枚。
 どの曲もあたかも最初から、この編成で書かれたかのように錯覚するほど見事な編曲で圧倒される。
 ドビュッシーのチェロ・ソナタにはもともとイベリア的な色彩が濃厚なためギターによる伴奏版は極めてスペイン的で効果満点。
 ファリャのバレエ音楽「恋は魔術師」はチェロとギターが火花を散らしてオリジナル版にも負けない名編曲、名演奏。聴きごたえ充分の一枚。
 
 

STR 37262
\2400
「彼方を越えて」~アコーディオンのための現代音楽
 (1)サミール・オデー・タミミ(b.1970):ツラリム(2009)
 (2)ロベルト・ヴェトラーノ(b.1982):アクースティカIII (2022)~
  アコーディオンとゴースト・サウンドのための
 (3)原田敬子(b.1969):ブックI (2014)
 (4)ヨンギー・パク=パーン(1945):ネ・マ=ウム(1996/98)
 (5)マヌエラ・ケレル(b.1980):奥深くに・・・(2023)~
  アコーディオン、声、クライミング・ロープ、呼吸音のための
   オーディオ・ヴァージョンとステージ・バージョン
 (6)ニコラウス・A.フーバー(1939):ハープの翼に乗って(1987)
マルゲリータ・ベルランダ(アコーディオン)

 録音:2023年10月28-31日トレント、クミネッティ劇場 [73:16]
 (注:ブックレットには誤って2024年録音と記載されています)

 イタリア、日本、韓国の現代作曲家に委嘱したアコーディオン作品を収録。全体の作風を一言で言い表すことはとても不可能だが、これまでのアコーディオンのイメージを覆す斬新な作品が勢ぞろい。
 日本からは原田敬子の作品が演奏されている。原田作品は1分から最長5分の4つの小品から構成された音の細密画。
 ヴェトラーノの「アクースティカIII」ではコンピュータで制作されたと思われる音響がアコーディオンと共演する。
 ケレルの「奥深くに・・・」では声とクライミング・ロープ(?)、呼吸音のために書かれており、アコーディオンの奏でるクラスターとノイズが入り雑じるユニークな音楽。
 
 

STR 37275
\2400
マエル・バイリー作品集~アンサンブル・アルテルナンス
 4番目のリンゴ(2015-22)~
  フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
 競売(2017)~ピアノと打楽器のための
 火花で(2021)~サキソフォンとヴィオラのための
 または準備されてない(2016)~ピアノのための
 コントレクラリオン(2021)~フルート、ヴィオラとトランペットのための
 6つのミニアチュア(2015-22)~
  フルート、サキソフォン、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
 空いている敷居から別の敷居へ(2020)~サキソフォンのための
 イントロダクションとディアポ(2017)~
  クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器のための
アンサンブル・アルテルナンス
 (Sax、Vc、Perc、Vn、
  Pf、Cl、Fl、Va、Trp)

 [55:59]
 ※簡易紙ケース収納

 マエル・バイリー(生年不詳)はフランスの作曲家。当初、ヴィオラを学んでいたが、後に現代音楽と即興音楽の道に転向、現在パリを拠点に創作活動を行っている。
 このディスクには彼の近年の室内楽作品が収録されている。
 即興音楽をやっているだけあって、記譜された作品にもその影響が感じられる。
 きらきらとした音色の多用や激しいクラスターの音塊まで、フランス人らしい音の扱いにドビュッシーからブーレーズまでのフランス近現代音楽の影響を感じ取ることが出来る。
 
 

STR 37276
\2400
水とワイン(Aqua & Vinho)~
 フルートとギターのための感傷的な小品集

  エグベルト・ジスモンチ:水とワイン
  ローレン・ブトロス:アメイジア
  エンリケ・グラナドス:スペイン舞曲第5番
  アダ・ジェンティーレ:私は歌を書いた
  バーデン・パウエル:不在のラヴ・ソング
  エイトル・ヴィラ=ロボス:モディーニャ
  フランシス・プーランク:笛吹きが廃墟を眠りに誘う
  セルソ・マチャド:子供の足(サンバ・ショーロ)
  セルソ・マチャド:パソカ(ショーロ)
  バーデン・パウエル:名もなきワルツ
  アントニオ・グランデ:幻想曲第9番
  アリエル・ラミレス:マルティン・フィエッロのためのバラード
  エドワード・エルガー:愛の挨拶
カロリナ・デロ・イアコノ(Fl)
アントニオ・グランデ(Gtr)

 録音:2023年9月[50:16]
 ※簡易紙ケース収納

 グラナドスからプーランク、ジスモンチ、エルガーなどの粋で美しい小品をフルートとギターで演奏したお洒落なアルバム。
 傾聴するもよし、BGMとしてかけっぱなしにしても邪魔にならない軽やかで落ち着いたムードのアルバム。
 フルートのカロリナ・デロ・イアコノはイタリアの若手音楽家でイタリア、サレルノ州立マルトゥッチ音楽院で学んだ後、ソリストとして活動している俊英。
 
 

STR 37280
\2400
「フライ」~アコーディオンのための現代音楽 ジェルマーノ・スクールティ(アコーディオン)
 (1)ジュリオ・コランジェーロ:ハイペリオン(2022)~
  アコーディオン、フィクスト・メディア、ライヴ・エレクトロニクスとリアクティヴ・ライトのための
 (2)J.S.バッハ:パルティータ第2番BWV826~サラバンド(1731)
 (3)ダニエーレ・ギーシ:フライ(2021)~アコーディオンとエレクトロニクスのための
 (4)J.S.バッハ:パルティータ第2番BWV826~アルマンド(1731)
 (5)パスクアーレ・コラード:ハイライト・ライト・ナイト2 (2022)~
  アコーディオンとライヴ・エレクトロニクスのための
 (6)ベラ・バルトーク:ルーマニア民族舞曲第4番(1915)
 (7)ジェルマーノ・スクールティ:「後奏曲、祈る人のように」(2019)~
  アコーディオン、フィクスト・メディアとライヴ・エレクトロニクスのための
 (8)ベラ・バルトーク:ルーマニア民族舞曲第3番(1915)
 (9)アゴスティーノ・ディ・スキーピオ:圧力閾値(2019)~
  アコーディオン、ライヴ・エレクトロニクスと環境音のための
 (10)ジェルマーノ・スクールティ:ノットゥルノ(2023)~
  アコーディオンと環境音、エレクトロニクスのための

 録音:(9)2022年7月、(1)-(8)(10)2023年12月イタリア、ペスカーラ・ポップ・アップ・ギャラリー [69:59]

 J.S.バッハのパルティータBWV826から2曲とバルトークのルーマニア民族舞曲の一部を間に挟みつつ現代イタリアの新旧様々な世代の作曲家によるアコーディオンのための作品を収録。
 現代イタリアの作品はいずれもコンピュータによって制作された電子音や環境音とアコーディオンのために書かれている。
 アコーディオンの特殊奏法、クラスターとコンピュータ音響が時に溶け合い、また対立するなどして新しい時空間を作り出している。
 いずれもアンビエント・ミュージック、サウンド・インスタレーション作品としても秀逸で現代美術の展覧会会場で流すとピッタリといった雰囲気のアルバム。
 
 
STR 37286
\2400
「ターニング・ページ」~現代イタリアのギター音楽
 ニコラ・サーニ(b.1961):ターニング・ページ (*)
 アツィオ・コルギ(1937-2022):協和音と倍音
 ジョルジオ・コロンボ・タッカーニ(b.1961):静寂の霜に包まれた顔 (*)
 ステファーノ・スコダニッビオ:(1956-2012):幸運な夏
 マウリツィオ・ピサティ(1959):チャハX
 シルヴァーノ・ブソッティ(1931-2021):最後の珍品
 *印世界初録音
ロレンツォ・ビグッツィ(Gtr)

 録音:2022年1月、6月カルロ・カンティーニ・デジタル・スタジオ [44:07]

 現代イタリアの作曲家によるギター作品集。特殊奏法や特殊な調弦を駆使してギター音楽の新しい地平を切り開こうとしている意欲作揃い。
 特にアルバム・タイトルにもなっているニコラ・サーニの「ターニング・ページ」はアコースティック・ギターによるコンピュータ音楽、ミュージック・コンクレートといった趣きの作品。
 珍奇で不思議な音響が連続。先年亡くなった現代イタリアの巨匠、シルヴァーノ・ブソッティの「再h後の珍品」は詩の朗読、語り歌いをしつつギターを弾く、ブソッティ晩年の枯れた味わいを持つ逸品。
 現代イタリアの作曲界をギターひとつで展望できる一枚。
 
 
STR 37287
\2400
「トリオ・フォー・ツー」~ケーテンからライプツィヒヘ(1718-1735)
 J.S.バッハ(1685-1750):
  ソナタ イ短調BWV528(原曲:オルガンのためのトリオ・ソナタ)
  ソナタ ハ短調BWV1017(原曲:ヴァイオリンとチェンバロ)
  ソナタ ハ長調BWV530(原曲:オルガンのためのトリオ・ソナタ)
  ソナタ ヘ短調BWV1018(原曲:ヴァイオリンとチェンバロ)
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
アレッサンドロ・パドアン(チェンバロ)

 録音:2019年10月10-11日イタリア、アルクニャーノ、聖ジュスティーナ教会 [53:56]

 アルバムのタイトルとなっているトリオ・フォー・ツーとは通常何らかの旋律楽器(ヴァイオリンかフルート)、チェンバロと通奏低音(チェロまたはヴィオラ・ダ・ガンバ)で演奏されるトリオ・ソナタをここではリコーダーとチェンバロの二重奏で演奏していることに由来する。
 BWV528と530は6つのトリオ・ソナタの中の1曲、BWV1017と1018はヴァイオリン・ソナタとして演奏されることが多い。
 リコーダーのロレンツォ・カヴァサンティはケース・ブッケ、フランス・ブリュッヘンに師事、ロンドンのBBCプロムスをはじめ多くの音楽祭に招かれている中堅奏者。
 バロック音楽を得意とするSTRADIVARIUSの録音も優秀。
 
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STR 37295
\2400→\2190
「気まぐれな愛情」~1600年代ヴェネツィアのソナタ集
 M.ウッチェリーニ:ヴァイオリン・ソナタOp4
 G.B.フォンターナ:2つのヴァイオリンのためのソナタ第7番
 B.マリーニ:3声のソナタ Op.8、
 D.カステロ:3声のソナタ第10番
 B.マリーニ:「逃れよ、悲しい心よ」によるソナタOp.22
 G.ピッキ:カンツォーナ第4番、トデースカ、ピチの踊り
 B.マリーニ:
  変奏ソナタ第3番、2つのヴァイオリンによる4部からなる奇想曲
 G.レグレンツィ:
  フォスカリOp.2、ザバレラOp.2、ドナータOp.2、コルナーラOp.2
マルコ・シルヴィ
 (指揮、チェンバロ、オルガン)
アンサンブル・ハルモニア・ウルヴィス

 録音:2023年9月19-21日ローマ、聖エリジオ・デ・フェラーリ教会[61:48]

 17世紀イタリア、ヴェネツィアを拠点に活動した作曲家たちによる室内ソナタ集。
 G.レグレンツィが比較的知られているが、他の作曲家は今日ほとんど演奏されないため貴重なアルバム。
 17世紀ヴェネツィア文化の華やかな雰囲気が伝わってくる雅やかな香りを湛えた一枚。
 STRADIVARIUSの録音も秀逸。
 
 

STR 37296
\2400
「ファンタスティックな犯罪」~
 ガブリエレ・マンカ(b.1957)作品集

  (1)「センティ、アスペッタ(聴いて待て)」(2019-2022)~
   ピアノとアンサンブルのための
  (2)「12回目の研究」(2013)
  (3)「ファンタスティックな犯罪」(2023)
マリア・グラツィア・ベロッキオ(Pf)
(1)サンドロ・ゴルリ(指揮)
 ディヴェルティメント・アンサンブル

 録音:2023年12月6、23日、2024年1月15日 [57:45]

 ガブリエレ・マンカはミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノをブルーノ・カニーノに、作曲をジャコモ・マンゾーニに師事。
 1985年WDR(ケルン)、ヴェネツィア・ビエンナーレ、フェスティヴァル・ドートンヌ(パリ)が主催するヨーロッパ音楽年「ニュー・ジェネレーション・イン・ヨーロッパ」賞を受賞。
 2000年、マンカは内田国際交流基金のフェローとなり日本に数ヶ月滞在し能楽堂で能の音楽を担当した。
 さらに2001年、田中千世子監督による能の映画「六郎兵衛」のサウンドトラックを手がけ、ブラティスラヴァ芸術映画祭と東京映画祭で上映されている。
 このアルバムはマンカの初の本格的な作品集となる。

 「センティ・アスペッタ(聴いて待て)」は40分強の一種のピアノ協奏曲(?)。
 長大な前半はひたすらピアノ・ソロ、中盤よりようやくアンサンブルとの絡みが始まり、点描的ともいえる音のタペストリーが形成されてゆく。
 その名も挑発的な「ファンタスティックな犯罪」は点描的で激しい音塊が不規則に続いたかと思うと長い沈黙が訪れ、また音の連鎖が始まるといった不規則性の美学ともいうべき佳品。
 一部セリーの手法が使われていると思われる。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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キング・インターナショナル

KKC 4349
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
フルトヴェングラーの秘蔵音源、
 52年ローマでの「ワルキューレ 第1幕」

  ワーグナー:楽劇≪ワルキューレ≫第1幕
   (演奏会形式による全曲上演)
ヒルデ・コネツニ(ソプラノ:ジークリンデ)
ギュンター・トレプトウ(テノール:ジークムント)
オットー・フォン・ローア(バス:フンディング)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ローマ・イタリア放送交響楽団

 没後70年記念。フルトヴェングラーの秘蔵音源、52年ローマでの「ワルキューレ 第1幕」、世界初出LPのマスターから初SACD&CD化!

 録音:1952年1月14日または15日 ローマ・オーディトリオ・デ・フォロ・イタリーコ、ローマ(放送用ライヴ)
 音源提供:DISCOS, Milano
 国内発売旧LP:セブンシーズ(キングレコード)K20C-471/2(1986.4.1)。伊チェトラの世界初LPはFE-47(1985年)
 68:59、MONO、国内製作、日本語帯・解説付(解説:岡俊雄/渡辺護)

 フルトヴェングラーは「ワーグナーの音楽には、舞台での演技をはぎとった後でさえも、聴衆に強い印象を与える。・・・楽劇のスタイルを創出しているのは、む しろ音楽なのだ。」(『グレート・レコーディングズ』ジョン・アードイン著、藤井留美訳、音楽之友社2000年刊より)として、≪ワルキューレ≫第1幕や≪神々のた そがれ≫第3 幕を大戦末期のころから演奏会形式で取り上げてきました。
 しかし、録音は1952年のRAI(イタリア放送協会)のために行なった2 種類しか残って いません。
 この2種類の音源、イタリアCETRA で1985年にLPを発売しましたが、CD化はされませんでした。 日本ではキングレコードが、≪神々のたそがれ≫ 第3幕を2020年6月にCD(KKC.4221)発売しましたが、≪ワルキューレ≫第1幕は未着手でした。今回、世界初のSACD&CD化!

 1952年1月14日と15日の2日間、ローマで≪ワルキューレ≫第1幕(演奏会形式による)全曲上演がおこなわれ、RAI(イタリア放送協会)が収録しており ます。(14日か15日か、それとも2日間か、説がわかれており不明)。音質は放送録音のためか良好で、有名な冒頭の前奏曲(「嵐」の場面)からオーケストラの 弦が生々しく響いてきます。
 歌手の3人のうち、ヒルデ・コネツニ(ソプラノ:ジークリンデ)、ギュンター・トレプトウ(テノール:ジークムント)は50年ミラノ・ス カラ座での「指環」全曲盤と同じ。オットー・フォン・ローア(バス:フンディング)はスカラ座盤より力強く安定した歌唱を示しています。指揮は54年ウィーン・フィ ル/メードル/グラインドル/ズートハウスとのEMIセッション録音より、熱を帯びた雰囲気あるもの。拍手の音も生々しいです。

 長大な「指環」のなかでも最も密度の濃い名曲の貴重演奏、世界初出LPのマスターテープ(2トラック、38cm/秒)からキング関口台スタジオで最新技術も用い、 丁寧にデジタル・マスタリングを行なった結果はLP 時代の音質をもはるかに凌ぐもの。
 さらには初めてSACD&CDに仕上げた、ファンならずとも必聴・必携の 貴重盤となっております。

 歌詞対訳はキング・インターナショナルのホームページ(Webサイト)にパスワード付きで掲載。
 
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KKC 4350
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ワーグナー名演集(1952)/フルトヴェングラー
 1. 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
 2. ジークフリート牧歌
 3. 楽劇「神々のたそがれ」-ジークフリートのラインの旅
 4. 楽劇「神々のたそがれ」-ジークフリートの葬送行進曲
 5. 楽劇「トリスタンとイゾルデ」-前奏曲と愛の死
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
トリノ・イタリア放送交響楽団(1-3,5)
ローマ・イタリア放送交響楽団(4)

 1952年にフルトヴェングラーが公開放送録音でおこなったワーグナーの管弦楽名曲集。情熱と気迫がほとばしる全5曲の名演、初のSACDハイブリッド化!

 録音:1952年6月6日 トリノ(1-3)、同年5月31日 ローマ(4)、同年3月11日 トリノ(5)(放送用ライヴ)
 64:12、MONO、国内製作、日本語帯・解説付(解説:宇野功芳)

 ふたつの「指環」(1950年ミラノ盤と53年ローマ盤)の間の年、1952年にフルトヴェングラーはイタリアでRAI(イタリア放送協会)のためにワーグナーを盛んに指揮していました。
 1月14日 「ワルキューレ」第1幕(ローマで)、3月11日 「トリスタン」前奏曲と愛の死(トリノで)
 5月31日 「神々のたそがれ」第3幕(ローマで)、6月6日 「オランダ人」「牧歌」「ラインの旅」(トリノで)

 1952年にフルトヴェングラーが公開放送録音でおこなったワーグナーの管弦楽名曲集(全5 曲)。前半の3曲は52年6月6日トリノで行ったコンサートの前半のプログラム、85年に伊チェトラから発売されたLP「ワルキューレ」第1 幕の余白に収録、キングレコードでは同年3月11日同じトリノでの「前奏曲と愛の死」とのカップリングでK17C-9539 が発売されました。翌8 年に52年5月31日の「神々のたそがれ」第3幕上演から「葬送行進曲」をカップリングして、全5曲のCD
(K33Y-195)が発売され、91年にKICC-7094で再発されましたが、それ以来の登場で、しかも全5曲、初のSACD化になります!

 以下、宇野功芳のライナー・ノーツ(1985年記)より
 このワーグナーは全5 曲中3 曲が今春に初発売されたばかりの演奏という点に大きな意義がある。もっとも、初発売といっても音が悪いのでは価値も薄いが、これら はすべて1952年6月6日にトリノで行われた公開放送録音だけに鑑賞用としても充分なものがあり、巨匠のファンを喜ばすことであろう。(中略)

 ・歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 ・・・本CD の他に1949年のウィーン盤があるだけなので貴重である。速い部分はより速く、遅い部分はより遅い、という彼一 流の基本スタイルはウィーン盤と同じだが、あれほどやりすぎてはいない。しかしティンパニの嵐、生きもののような弦の速い動きは、ベートーヴェン風のワーグナーと してユニークである。

 ・ジークフリートの牧歌 ・・・「オランダ人」と同じく、他には1949年のウィーン盤があるだけだ。このCDはウィーン盤より3年後の録音で しかもライヴだけにいっ そう上出来だ。冒頭の温かい情感と人間味にあふれた弦の響きやハーモニーは誰にもまねの出来ないフルトヴェングラー・トーンで、まるで聴く者の心に寄り添ってく るようだ。

 ・ジークフリートのラインの旅 ・・・全曲盤を除くと、既発売のレコードはウィーン・フィルによる2種 (1949年、1954年)のみで、それにこの1952年のCDが加 わったことになる。解釈はほとんど変わりがなく、クナッパーツブッシュの悠揚迫らぬ巨大さには欠けるが、「ラインの旅」が始まるところでテンポを速め、いざ出発とい う興奮を示す動的な表現がいかにもフルトヴェングラーらしい。

 ・ジークフリートの葬送行進曲 ・・・「葬送行進曲」には7つの録音がある。演奏はいずれも一長一短で、フルトヴェングラー臭の強いワーグナーになっている。この CD に含まれているのは、「神々のたそがれ」の第3幕だけを演奏会形式で指揮したものの中からの抜粋である。 録音のバランスに問題があり、フルトヴェングラーの 意志が今一つ伝わって来ない。

 ・前奏曲と愛の死 ・・・フルトヴェングラーの十八番だけに録音は5種を数える。 演奏はどれも超一級だ。すごい心の厚味、 優しい思いやり、むせるような歌、繊細美の極、そして「愛の死」の最後のはかなさ、本当にすばらしい「トリスタン」 だ。

 今回の全5曲、世界初のSACD Hybrid化!ミラノ・ディスコス社が制作したアナログ・マスターテープ(1/4インチ幅、2トラック、秒速38cm)をキング関口台スタジオであらたにデジタル・リマスタリングし直して発売!明瞭にして重厚で迫力のあるサウンドをご堪能ください。


<LP>

 

ANDRE CHARLIN(LP)

SLC 59RLP
(LP)
\7900
※CD同時発売
「音の祭典2023」
 【Side A】
  ●シャブリエ:田園組曲より第1曲「牧歌」
    ポール・ボノー(指揮)、シャンゼリゼ劇場管弦楽団
    (SLC-3)
  ●リスト:ハンガリー狂詩曲第2 番 嬰ハ短調
    ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
  ●モーツァルト:オラトリオ「救われしベトゥーリア」K.118より序曲
    ミラノ・アンジェリクム管弦楽団&合唱団、カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
    (SLC-26)
  ●J.S. バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565よりトッカータ
    ガストン・リテーズ(オルガン)
    (SLC-11)
  ●バラキレフ:ロシアの3つの主題による序曲
    シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ラースロー・ショモジー(指揮)
    (SLC-1)
  ●ディアベリ:パストラーレ・ミサ Op.147よりアニュス・デイ
    ミュンヘン・聖ミヒャエル・アンサンブル、エルンスト・エレ(指揮)
    (AMS-81)
 【Side B】
  ●ミヨー:屋根の上の牡牛 Op.58より抜粋(冒頭~4分31秒ほどでフェイドアウト)
    シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ダリウス・ミヨー(指揮)
    (SLC-17)
  ●モーラレス:バレエ「イベリア」
    マヌエル・オルテガ(ギター独奏)、ホセ・モーラレス(指揮)、ほか
    (EU-1802)
  ●ボッケリーニ:
   弦楽五重奏曲 ハ長調「マドリードの通りの夜の音楽」Op.30-6より第5楽章
    エルンスト・メイヤー・ジーミン(ヴァイオリン)、
    ギュンター・ロスバッハ(ヴァイオリン)、ゲオルク・デステニー(ヴィオラ)、
    クロード・スタルク(チェロ)、ワルター・ミューター(チェロ)
    (SLC-31)
  ●ドビュッシー: 歌劇「ペレアスとメリザンド」より抜粋
    メリザンド:ミシュリーヌ・グランシェ、ペレアス:カミーユ・モラーヌ、
    フランス国立放送管弦楽団、デジレ= エミール・アンゲルブレシュト(指揮)、ほか
  ●ヴェズレーの十字軍と戦い
    フランス国立放送管弦楽団、デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(指揮)
    (AMS-88)
  ●クープラン:神秘的なバリケード
    ユゲット・グレミー=ショーリャック(クラヴサン)
    (CL-45)

 完全限定プレスLP。生誕120周年、歿後40周年記念。伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの名録音から厳選した究極のオムニバス・アルバム!

 デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2023年)
 180g 重量盤【仏MPO 社プレス】

 伝説のエンジニア、アンドレ・シャルラン(1903-1983)。昨年2023年に生誕120年、歿後40年を迎えました。
 当LP「音の祭典2023」はシャルラン指折りの名録音から厳選した計12トラックのオムニバス・アルバムで、2023年の最新リマスタリングの音源です。

 デジタライゼーションおよびリマスタリングのエンジニアは半世紀以上シャルランの音に惚れこみ、シャルラン・レーベルの存続に大きく貢献している名エンジニ ア、ブリュノ・ゴリエです。
 ゴリエはシャルランの録音についての研究だけでなく、シャルランに関わるものの収集など「シャルラン愛」に満ちた人物。
 シャルランの 遺産を後世に伝えるべく、並々ならぬ思いでマスタリングしております。

 生涯シャルランがこだわり続けた「ワン・ポイント録音」の素晴らしさを実感できる究極のオムニバス・アルバム。
 当LP は仏MPO 社プレスの180g 重量盤で、完全限定プレスです。

 ※収録時間の関係でCD(SLC-59R)の内容とは異なります。
 















4/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CLAVES



50 3081
\3600
テルプシコルド四重奏団が
 フランク・マルタンの室内楽作品3篇を収録

  フランク・マルタン(1890-1974):
   (1) ピアノ五重奏曲
   (2) 弦楽四重奏曲
   (3) 時の彩りのパヴァーヌ~弦楽五重奏のための

テルプシコルド四重奏団
 【ジローラモ・ボッティリェーリ(第1ヴァイオリン)、
  ラヤ・ライチェヴァ(第2ヴァイオリン)、
  カロリーネ・コーエン=アダド(ヴィオラ)、
  フロレスタン・ダルベレイ(チェロ)】
(1)ファブリツィオ・キオヴェッタ(ピアノ)
(3)フランソワ・グリン(チェロ)


 スイスの名手キオヴェッタも参加!テルプシコルド四重奏団がフランク・マルタンの室内楽作品3篇を収録

 録音:2023年2月/ラ・ショー=ド=フォン(スイス)/DDD、ディジパック仕様、52'22

 自国作曲家の優れた作品の録音に積極的なスイスclaves レーベルからフランク・マルタン(1890-1974)の室内楽作品3 篇を収録したアルバムがリリース されます。
 マルタンはチューリヒ、ローマ、パリで学び、セザール・フランクや印象派の影響を受けたのち、現代的な響きの中にも抒情性をもった独自の作風を作り 上げました。
 特に室内楽は生涯様々な形態の作品を作曲しましたが、ここではピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲、弦楽五重奏のための「時の彩りのパヴァーヌ」が収 録されております。 
 ピアノ五重奏曲と「時の彩りのパヴァーヌ」は初期作品で、弦楽四重奏曲は晩年の作品にして最後の室内楽作品です。

 演奏のテルプシコルド四重奏団は1997年にジュネーヴで結成。アマデウス、ブダペスト、ハーゲン、ラサール、モザイク各四重奏団のメンバーから薫陶を受け、 2001年、ジュネーヴの国際コンクールでの優勝をはじめ、ワイマール、グラーツ、トラーパニの国際コンクールでも優勝し、一挙に注目を集めた弦楽四重奏団です。
 幅広いレパートリーの中でもバロック音楽の演奏を通じ、アンサンブルはより洗練され、ひと際美しい響きを奏でられるクァルテットへと成長していきました。
 「時 の彩りのパヴァーヌ」ではかつて団のメンバーだったチェリスト、フランソワ・グリンが加わり、マルタン晩年の澄み切った世界を表現しております。

 スイスを代表するピアニストの一人、ファブリツィオ・キオヴェッタ(シオヴェッタ)はパウル・バドゥラ=スコダ、ジョン・ペリー、ドミニク・ヴェーバーなど、世界 の名だたる名教師・ピアニストに師事。
 ソロはもちろんのこと室内楽、声楽の伴奏、そして即興演奏など様々な演奏形態の作品を弾き、繊細にして熱い感情が伝わ る演奏として高く評価されております。

 
 
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50 3070
\3600→\3290
アンドリー・ドラガン(ピアノ)
 モーツァルトの末子フランツ・クサーヴァーの2篇のピアノ協奏曲

  フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(1791-1844):
    ピアノ協奏曲第1番
     (第3楽章のカデンツァ:アンドリー・ドラガン)
    ピアノ協奏曲第2番
アンドリー・ドラガン(ピアノ)
ボグダン・ボジョヴィッチ
 (コンサートマスター)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム

 歿後180周年。モーツァルトの末子フランツ・クサーヴァーの2篇のピアノ協奏曲をアンドリー・ドラガンが録音!

 録音:2023年10月/ヴィンタートゥール・シュタットハウス(スイス)/DDD、ディジパック仕様、50'24

 2021年に生誕230周年を迎えたモーツァルトの末子フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(1791-1844)。
 彼の作品に魅了されたピア ニスト、アンドリー・ドラガンが変奏曲ばかりを集めたピアノ独奏曲のアルバム(50-3033)を同年にリリースし好評を博しました。
 あれから3年。フランツ・クサー ヴァーは今年(2024年)に歿後180年を迎えました。それを記念しドラガンが第2弾をリリース!
 収録作品は2つのピアノ協奏曲です。

 フンメル、サリエリらに師事したフランツ・クサーヴァーはピアニストとしてヨーロッパ各地での演奏旅行を成功させた一方、作曲家としてはピアノ曲、声楽曲を残 しております。
 ピアニストとして成功したフランツ・クサーヴァーは非常に効果的な技巧が散りばめられたピアノ作品を書き上げました。
 ドラガンがボグダン・ボジョ ヴィッチ率いるヴィンタートゥール・ムジークコレギウムと華麗な演奏を披露しております。







HARMONIAMUNDI



HMM 902382
\3100
フォーレ(1845-1924):歌曲集 ステファヌ・ドゥグー(バリトン)
アラン・プラネス(ピアノ)
 ・歌曲集《ある日の歌》 op.21(詩:シャルル・グランムジャン)
  〔 1. 出会い - 2. ずっと - 3. 別れ〕
 ・歌曲集《優しい歌》 op.61(詩:ポール・ヴェルレーヌ)
  〔 1. 後光に包まれた聖母 - 2. 曙の色がひろがり - 3. 白い月は森を照らす -
   4. わたしは不実の道を歩んだ -5. ほんとうに恐れている〕
 ・歌曲集《閉じられた庭》 op.106(詩:シャルル・ヴァン・レルベルゲ)
  〔 1. 聴きとどけ- 2. あなたがわたしの目をみつめるとき - 3. 春の使者 -
   4. わたしは、あなたの心にとどめ置かれるであろう -
   5. ニンフの神殿にて - 6. 薄明かりの中で -
   7. それは、わたしの大切なもの、女神様、目隠しは - 8. 砂の上の墓碑銘〕
 ・バラード 嬰ヘ長調 op.19(ピアノ・ソロ)
 ・歌曲集《幻影》 op.113(詩:ルネー・ド・ブリモン)
  〔 1. 水に浮かぶ白鳥 - 2. 水に映る影 - 3. 夜の庭 - 4. 踊り子〕
 ・歌曲集《架空の水平線》 op.118
  〔 1. 海は果てしなく - 2. 私は船出した -
   3. ディアーヌ、セレネ - 4. 船よ、私たちはあなたを愛したが〕

 フォーレ没後100年、フォーレの珠玉の歌曲集をフランスを代表するバリトン、ドゥグーの歌唱、そして名手プラネスの奇跡のピアノで!

 ピアノ/1892年製プレイエル"Grand Patron"
 録音:2023年5月、ロワイヨーモン修道院/81:06

 フォーレにとって歌曲は、一種の個人的な日記のようにいつもそばに存在するジャンルでした。
 フランスを代表するバリトン、ドゥグーは、美しいフランス語を響 かせながら、詩の情景を豊かに描きます。
 そして、名手プラネスが、1892年製のプレイエルの虹のような音色を見事に操り、1921年に書かれたフォーレの遺言のような《架空の水平線》を含む珠玉の歌曲をさらに輝かしいものに響かせます。
 ピアノ・ソロ曲のバラードも収録、色彩と表情の豊かさは驚きもの。
 美しい旋律 を甘すぎない絶妙のバランスで歌って聴かせます。

 
 
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HMX 2904091
(6CD)
\6000→\5490
ポール・ルイス・プレイズ・シューベルト
 [CD1]
  ・ソナタ イ短調 D784
  ・ソナタ ハ長調 D840
  ・3 つのピアノ小品 D946(全3曲)
 [CD2]
  ・ソナタ イ短調 D845
  ・ソナタ ニ長調 D850
 [CD3]
  ・ソナタ ト長調 D894
  ・ソナタ ハ短調 D958
 [CD4]
  ・ソナタ イ長調 D959
  ・ソナタ 変ロ長調 D960
 [CD5]
  ・4つの即興曲 D899 op.90(全4曲)
  ・4つの即興曲 D935 op.142(全4曲)
 [CD6]
  ・さすらい人幻想曲 D760
  ・楽興の時(全6曲)D780
ポール・ルイス(ピアノ)

 ポール・ルイスの奏でるシューベルト、ボックスで登場!

 録音:[CD1]2013年3&4月(D784)、2011年3&7月(D840, D946) [CD2]2011年12月&2012年3月(D845)、2011年3&7月(D850)
  [CD3]2011年3&7月(D894)、2013年3-4月(D958) [CD4]2002年9月
  [CD5]2011年3&7月(D899)、2011年12月&2012年3月(D935) [CD6]2011年12月&2012年3月

 ポール・ルイスによるシューベルトの録音がボックスで登場。
 ポール・ルイスの、一切のごまかしのない音色によってうかびあがる作曲家の声。
 ここにあらためて まとめて提示されるシューベルトの後期の作品群の録音は、ポールとシューべルトとの魂の対話の記録。
 まちがいなく現代のシューベルト演奏の最高峰といえるで しょう。
 




AVIE


AV2684
\2700
失われた世代
 フーゴ・カウダー(1888-1972):交響曲第1番
 ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972):
  ハイドンの主題による変奏曲
 アドルフ・ブッシュ(1891-1952)(ピーター・ゼルキン編):
  オリジナルの主題による変奏曲
レオン・ボットスタイン(指揮)
ジ・オーケストラ・ナウ

 「ジ・オーケストラ・ナウ」が弾く!知られざる作曲家たちの作品集!

 ☆レナード・バーンスタインの伝記映画『マエストロ』にも出演した「ジ・オーケストラ・ナウ」!
 ☆アドルフ・ブッシュが作曲し、ピーター・ゼルキンが編曲した注目作!

 20世紀を代表する指揮者レナード・バーンスタインの伝記映画『マエストロ』を観たことがあるなら「ジ・オーケストラ・ナウ」を見聞きした事があるでしょう。
 映画のタングルウッド音楽祭のシーンに登場するのがまさにこのオーケストラです。
 「ジ・オーケストラ・ナウ」はニューヨークを中心とする大学院レベルの指揮者、教育者、音楽家によって設立された、世界中の最も活気に満ちた若い音楽家で構成されるオーケストラのひとつと言えます。
 またレオン・ボットスタインと共に、世に知られていない作品を取り上げ、広める活動も行っており、2022年11月にフーゴ・カウダーの《交響曲第1番》のアメリカ初演を行いました。
 カウダーの作品は、ブラームスやマーラーの影響を受けつつ独自の要素を持った音楽に仕上がっています。

 ドイツ生まれでオーストリアの作曲家であるハンス・エーリヒ・アポステルは、シェーンベルクとベルクに師事し、ナチスに「退廃的」とみなされましたが、生涯自分の作風を貫きました。
 《ハイドンの主題による変奏曲》は、ハイドンの《交響曲第103番『太鼓連打』》の第2楽章のテーマが使われています。

 アドルフ・ブッシュはヴァイオリニストとして知られていますが、作曲家としても作品を残しています。
 ここで収録されている《オリジナルの主題による変奏曲》は、ロマンティックなメロディが特徴で元々ピアノ連弾のために作られた作品です。

 ※録音:2022年11月
 




EVIL PENGUIN


PRC0058
\2600
イタリアン・アルバム
 コレッリ:コンチェルト・グロッソ Op.6-4
 ヴィヴァルディ:2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ RV73 Op.1-1
 アルビノーニ:5声のシンフォニア Op.2-6
 ガルッピ:4声の協奏曲第1番ト短調
 ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ト短調 RV439 《夜》
 ニコラ・カンツァーノ(b.1991):
  前奏曲(ヴェリタ・バロック・アンサンブル委嘱作品)
ヴェリタ・バロック・アンサンブル

 気鋭のアンサンブルがイタリアのバロック作品を3つの異なる城でレコーディング!

 ☆パンデミックのさなかに誕生した若きアンサンブル、ヴェリタ・バロック・アンサンブルの新録音!
 ☆イタリアのバロック作品とニコラ・カンツァーノによるネオ・バロック作品をドイツの異なる3つの城でレコーディング!

 フルート奏者のタヤ・ケーニッヒ=タラセヴィチやチェロ奏者のバルトロメオ・ダンドーロ・マンケージらによってCovid-19のパンデミックのさなかに設立された気鋭のアンサンブル、ヴェリタ・バロック・アンサンブルの2枚目となるアルバム。
 J.S.バッハ、テレマン、そしてシュテファン・ヨハネス・ハンケへの委嘱作品を収録した前作「ジャーマン・アルバム」(EPRC0052)に続き、歴史的な楽器を用いて作品によって異なるドイツのバロック様式の城でレコーディング。
 コレッリ、ヴィヴァルディ、アルビノーニ、ガルッピのレパートリーをフィーチャーし、ニューヨークを拠点とする1991年生まれの作曲家、ニコラ・カンツァーノに特別に委嘱したネオ・バロック作品で締めくくられます。
 3つの城それぞれの響きを余すところなく捉えた豊かで臨場感のあるサウンドで、リスナーを魅惑的な時間の旅へと誘います。

 ※録音:2022年4月26日、ヴォルフスブルク城(アルビノーニ、ヴィヴァルディ:協奏曲)/2022年6月8日、ケーテン城(ガルッピ)/2022年7月27日、ゾンダースハウゼン城(コレッリ)/2022年12月16日、ゾンダースハウゼン城(カンツァーノ、ヴィヴァルディ:ソナタ)
 




TACTUS


TC500008
\2700
エクス・テンポーレ ~
 ルネサンスと現代のドゥルツィアン・コンソートのための音楽
イタリアン・コンソート
  クリストバル・デ・モラレス(1500-1553):Circumdederunt me(5声)/
  ルイス・デ・ミラン(1500-1561):パヴァーヌとガリアルド/
  マルコ・ベッタ(b.1964):マドリガーレ(6声)/
  コスタンツォ・フェスタ(1485-1545):コントラプント63(4声)/
  ディエゴ・オルティス(1510-1576):リチェルカーダ第2番(2声)/モラレス:ピエ・イエズ(5声)/
  アントニオ・ヴァレンテ(1520-1601):Lo ballo dell'intorcia(オルガン独奏)/
  ジョヴァンニ・ソッリマ(b.1962):Igiul/アゴスティーノ・アガッツァーリ(1578-1640):Beatus Vir/
  ピエトロ・パオロ・ボッローノ・ダ・ミラノ(1490-1563):パヴァーナとサルタレット(リュート独奏)/
  モラレス:深き淵より(5声)/フェスタ:コントラプント61(4声)/
  チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565)/オラツィオ・バッサーニ(1550-1615):美しき乙女/
  アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):「騎士の歌」によるデフェレンシアス(オルガン独奏)/
  オルティス:Dignare me(5声)/アロンソ・ムダッラ(1510-1580):ファンタジア(リュート独奏)/
  ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1570-1622):カプリッチョ/
  トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):おお、聖なる饗宴よ(6声)

 ドゥルツィアン・アンサンブルのための音楽!

 16世紀と17世紀のレパートリー、そして現代音楽と即興演奏に対しても同じ情熱を共有する仲間たちで構成された、歴史的奏法に精通した古楽アンサンブル「イタリアン・コンソート」に、国際舞台でルネサンス・コルネット(ツィンク)のスターとして確固たる地位を築いているアンドレア・インギシャーノを特別ゲストとして迎えて実現した特別プロジェクト「エクス・テンポーレ」のレコーディング。
 リュートとオルガンを伴奏に、ソプラノ、アルト、テノール、バス、コントラバス等様々なサイズのドゥルツィアン(ドゥルシアン。
 ファゴットの祖先とも言われるダブル・リードの木管楽器)に、曲によってツィンクや打楽器、リコーダーが加わった興味深い編成で、モラレス他16世紀の作品を中心に、マルコ・ベッタやジョヴァンニ・ソッリマら現代の作品も組み合わせるといった趣向を凝らした構成になっています。

 ※録音:2019年4月、イタリア
 
 

TC650202
\2700
マルティーノ・ビッティ:リコーダー・ソナタ集
 マルティーノ・ビッティ(1656-1743):
  ソナタ2/ソナタ4/ソナタ1/
  ソナタ5/ソナタ3/ソナタ7/
  ソナタ6/ソナタ8
クロマ・バロック・アンサンブル
 〔ダニエーレ・ローディ(リコーダー)、
  ジョルジャ・ザニン(テオルボ)、
  ローランド・モーロ(バロック・チェロ)、
  リーザ・モロコ(チェンバロ)〕

 これまで音楽史の片隅に忘れ去られていながら、イギリスの音楽学者マイケル・タルボット(トールバット)の功績等によって、最近になって詳細な調査や音楽の分析、作品の目録化の対象となり始めているイタリア・バロックの作曲家兼ヴァイオリニスト、マルティーノ・ビッティのリコーダー・ソナタ集。
 ビッティはコレッリ後の時代の音楽家の一人として、ヴェネツィアでジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィヴァルディ(アントニオの父)から音楽の訓練を受け、1688年から晩年まではフィレンツェでトスカーナ大公に仕え、宮廷ヴァイオリン奏者等として活動しました。

 本アルバムに収録されているのは、1711年にロンドンで出版された「フラウトのためのソナタ集」(原題は「フラウトまたはヴァイオリンと演奏するための2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集」)で、17世紀後半から18世紀初頭のイタリア音楽においてもっとも活発で刺激的なフェルディナンド王子の宮廷で活動した音楽家についての、最新の研究成果が反映されています。

 ※録音:2021年11月、イタリア
 
 

TC670204
\2700
カルロ・アゴスティーノ・バディア:
 ソプラノと通奏低音のためのカンタータ集

  カルロ・アゴスティーノ・バディア(1671-1738):
   Per te sola, Filli mia/Clori, non piu rigori /
   Farfalletta amorosa/Pur al fine tu sei mia/
   Begl'occhi amorosi/Rotto e l'antico laccio/
   Lumi, che vi diro?
ラッファエッラ・ミラネージ(ソプラノ)、
ローマバロッカ・アンサンブル
 〔レナート・クリスクオーロ(チェロ)、
  ロレンツォ・トッツィ
   (チェンバロ&ディレクター)〕

 ウィーンの宮廷で富を築いた多くのイタリア人音楽家の一人、カルロ・アゴスティーノ・バディアのカンタータ集。
 1964年に作曲家として雇われたバディアは皇帝レオポルト1世とヨーゼフ1世に44年間にわたって仕え、大量のカンタータ、メロドラマ、オラトリオを製作し、オーストリア宮廷で高く評価されました。
 このアルバムに収録された世俗的なカンタータ(1699年にニュルンベルクで出版されたコレクション「Tributi Armonici」より)は、伝統的なスタイル(特にヴェネツィア様式)から新しい18世紀のスタイルへの移行を表しており、ロレンツォ・トッツィが率いるローマバロッカ・アンサンブルの伴奏と名ソプラノ歌手ラッファエッラ・ミラネージの柔軟な声で現代に蘇らせます。

 ※録音:2023年7月、ローマ
 




ORCHID CLASSICS


ORC100306
\2600
表現主義者の音楽 シェーンベルク:歌曲集 クレア・ブース(ソプラノ)
クリストファー・グリン(ピアノ)
 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
  Expectation 期待
   1. Erwartung 期待 Op.2 No.1/2. Alles 全てのもの Op.6 No.2/
   3. Hochzeitslied 婚礼の歌 Op.3 No.4
  Flesh 肉体
   4. Madchenlied 乙女の歌 Op.6 No.3
   5. Schenk mir deinen goldenen Kamm ぼくにあなたの金色の櫛をください Op.2 No.2
   6. Lockung 誘惑 Op.6 No.7
  Nocturne 夜想曲
   7. Waldsonne 森の日差し Op.2 No.4/
   8. 6つのピアノ小品 - Sehr Langsam Op.19 No.3/9. Traumleben 夢の生活 Op.6 No.1
  Hatred 憎悪
   10. Warnung 警告 Op.3 No.3/11. Tot 死んだ Op.48 No.2/
   12. Am Wegrand 道端で Op.6 No.6
  Satire 風刺
   13. Der genugsame Liebhaber 欲のない愛人(ブレットル・リーダーより)/
   14. Madchenlied 乙女の歌 Op.48 No.3/15. Galathea ガラテア(ブレットル・リーダーより)
  Thinking 考えること
   16. Gedenken 思い出 Op.post./17. Der Wandere さすらい人 Op.6 No.6/
   18. Geubtes Herz 熟達したこの心 Op.3 No.5
  Winter Scene 冬の情景
   19. Sommermud 夏の倦怠 Op.48 No.1
   20. German Folksongs ドイツ民謡より Mein Herz ist mir gemenget 私の心はかき乱されて
   21. In diesen Wintertagen この冬の日々 Op.14 No.2
  Tears 涙
   22. Jane Grey ジェイン・グレイ Op.12 No.1
   23. グレの歌 - Toves: Nun sag ich dir 「今、私はあなたに初めて申し上げましょう」(トーヴェ)
   24. 6つのピアノ小品 - Sehr Langsam Op.19 No.6

 録音:2023年10月、2024年2月 St. John Evangelist Church,Oxford(UK)
 総収録時間:61分

 「十二音技法」の創始者であり、優れた画家でもあったシェーンベルク。
 このアルバムでは、表現者としてのシェーンベルクに焦点を当て、彼が書いた様々な歌曲の中から、"期待""肉体""涙"など彼の絵画に関連する8つのテーマに沿った曲を選び、曲に内在する多彩な感情をソプラノのクレア・ブースとピアニストのクリストファー・グリンが描き出していきます。
 クレア・ブースは英国出身。バロック・オペラから現代の歌曲まで幅広いレパートリーを持ち、舞台からコンサートまで活発な活動をしています。
 クリストファー・グリンとは長年にわたり共演を行い息のあった演奏を披露しています。
 
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ORC100304
\2600→\2390
ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン/ヴィオラ)
 バルトーク:ヴィオラ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲第1番 他


 ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  1-3. ヴィオラ協奏曲 Op. post
   (T. シェルイによる補筆完成版)
  4-5. ヴァイオリン協奏曲第1番 Op. post
  6-10. ルーマニア民俗舞曲 Sz 56、BB 68
   (Y. ジスリンによるヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)
ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン/ヴィオラ)
ロシア国立シンフォニー・カペラ
ヴァレリー・ポリャンスキー(指揮)

 録音:2021年6月 Mosfilm Studios
 総収録時間:52分

 ロンドンを拠点に演奏家・教育者として活躍するユーリ・ジスリンがヴァイオリンとヴィオラの「二刀流」でバルトークの 傑作協奏曲2篇を演奏。
 更にジスリンが独奏ヴァイオリンとオーケストラの協奏曲風にアレンジしたルーマニア民俗 舞曲も収録しています。
 名匠ポリャンスキー指揮の重厚なオーケストラ・サウンドにも注目です。
 
 

ORC100305
\2600
神話とマッド・ソング ジェフリー・ゴードン作品集
 ジェフリー・ゴードン(1968):
  1. PUCK - fleeing from the dawn
  2-4. Mad Song - コールアングレと管弦楽のために
   2. The wild winds weep, And the night is a-cold...
   3. Lo! to the vault Of paved heaven...
   4. Like a fiend in a cloud With howling woe...
  5. ICE - aut inveniam viam aut faciam
  6-9. Prometheus – バス・クラリネットと管弦楽のために*
   6. According to the first...
   7. According to the second...
   8. According to the third...
   9. According to the fourth...
ディミトリー・メスタグ(コールアングレ)...2-4
ローラン・ベン・スリマン(バス・クラリネット)...6-9
BBCスコティッシュ交響楽団
フィルハーモニア管弦楽団*
マーティン・ブラビンズ(指揮)

 録音:UK 2022年10月3-4日 City Halls, Glasgow...1-5 2019年1月19日 Royal Festival Hall, Southbank Centre...6-9
 総収録時間:70分

 1968年アメリカ生まれのジェフリー・ゴードンの作品集。
 特にオーケストラ作品で注目されており、数多くの米英の オーケストラが作品を委嘱しています。
 深淵を思わせる暗い響きから法悦を描いたような輝かしいサウンドまで、大きなダイナミズムで定評のある彼の作品をイギリスの2つの名門オーケストラが演奏、指揮は近現代音楽で評価の 高いマーティン・ブラビンズです。
 
 

ORC100302
\2600
シューベルト・リイマジンド
 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  1. Wo?どこに? 弦楽五重奏曲 ハ長調 D 956 – 第2楽章による
   (サイモン・パーキンによるチェロとヴォーカル・コンソート編)
  歌曲集『冬の旅』 D 911より
   (ティモシー・ジョーンズによるチェロ、ホルンとピアノ編)
    2. Der Lindenbaum 菩提樹
    3. Das Wirtshaus 宿屋
    4. Die Post 郵便馬車
  歌曲集『白鳥の歌』 D 957より
   (ティモシー・ジョーンズによるチェロとピアノ編)
    5. Der Doppelganger ドッペルゲンガー
  6-8. アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D. 821
  9. Die Nacht 夜に D.983c
   (サイモン・パーキンによるチェロとヴォーカル・コンソート編)
ジョセフィン・ナイト(チェロ)
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)...2-8
ジェズアルド・シックス(声楽アンサンブル)...1、9
ティモシー・ジョーンズ(ホルン)...2-4

 録音:UK 2023年10月14-15日 The Memorial Hall, Marlborough College, Wiltshire 2023年10月16日 St. Jude-on-the-Hill, Hampstead
 総収録時間:61分

 シューベルトの名作に新たな解釈を加えた演奏を集めた1枚。
 チェリストのジョセフィン・ナイトを中心に据え、声楽 アンサンブルのジェズアルド・シックスを交えた弦楽五重奏曲の緩徐楽章や、歌曲の他、チェロとピアノ、ホルンの共 演による『冬の旅』からの3曲など斬新かつ親密な響きからは、人間の声と楽器の境界なき融合が感じられます。
 




SOLO MUSICA



SM451
\2600
ハンス・ショイブレ(1906-1988):
 ピアノ協奏曲/コンチェルティーノ/セレナード

  1-3. ピアノ協奏曲 Op. 50 –
   ピアノと弦楽オーケストラのために(1967)
    1. Pavane/2. Adagio/3. Allegro
  4-6. コンチェルティーノ Op. 44 ー
   オーボエと弦楽オーケストラのために(1959)
    4. Allegro/5. Larghetto(Quasi Siciliano)/
    6. Allegro(Giocoso)
  7-9. セレナード - 弦楽オーケストラのために(1956)
   7. Concerto Grosso
   8. Romanze - Scherzando - Trio - Scherzando - Romanze
   9. Finale. Allegro Vivace
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)...1-3
カイ・フレンプゲン(オーボエ)...4-6
シンフォニエッタ・リーガ
マルク・ニーマン(指揮)

 録音:2023年10月4-6日 Reformationskirche, Riga (ラトヴィア)
 総収録時間:61分

 スイスの作曲家ハンス・ショイブレの作品集。
 ドイツ人の両親の下に生まれたショイブレは、幼い頃から音楽に接し 作曲も行っていたようです。
 20歳を過ぎた頃からライプツィヒに留学、ピアノと作曲を学び、歌劇場ではマーラーとヒ ンデミットの作品に魅了されたといいます。
 1930年からはフリーの作曲家として活躍。ベルリンでは17作品を仕上 げています。
 
 このアルバムには3つの作品を収録。
 1967年のピアノ協奏曲は彼の5番目のピアノとオーケストラの作品。調性感 が薄く、全体に不安な雰囲気が漂いますが、第3楽章では少しだけ諧謔的な旋律も現れます。
 ピアノ独奏はオリ ヴァー・トリンドル。このような知られざる作品の紹介に尽力しています。
 オーボエと弦楽オーケストラのためのコンチェ ルティーノは1959年の作品で、この曲に続けて2曲の管楽器のための協奏曲が作曲されました。
 1959年作曲の セレナードは委嘱された作品のようですが、公演の記録は残っていません。
 
 


SM435
\2600
黒き大地 - バルトーク/シューマン/コダーイ/ベルク 歌曲集 コリンナ・ショイルレ(メゾ・ソプラノ)
クララ・ホーニヒ(ピアノ)
 1-8. ベーラ・バルトーク(181-1945):8つのハンガリー民謡集
  1. Fekete fid 黒い大地
  2. Istenem, istenem, araszd meg a vizet 神よ 神よ 水をあふれさせたまえ
  3. Asszonyok, asszonyok, had' legyek tarsatok
   女子のみなさん 女子のみなさん 私もあなたたちの仲間に入れてください
  4. Annyi banat a szivemen あまりにも多くの悲しみがこの心の中に
  5. Ha kimegyek arr' a magos tetore もしも私が高い山に登るなら
  6. Toltik a nagy erdo utjat 大きな森の小道を一杯にして
  7. Eddig valo dolgom a tavaszi szantas 今 春の仕事は耕すことだ
  8. Olvad a ho 雪が融ける
 9-13. ロベルト・シューマン(1810-1856):5つの歌 Op. 40
  9. I. Marzveilchen 三月のすみれ/10. II. Muttertraum 母の夢/
  11. III. Der Sodat 兵士/12. IV. Der Spielmann 吟遊詩人/
  13. V. Verratene Liebe 裏切られた恋
 14-19. ゾルターン・コダーイ(1882-1967):7つの歌 Op. 6より
  14. I. Maganyossag/15. II. Leveltoredek baratnemhoz/
  16. III. Az elet dele/17. IV. A tavasz/
  18. V. Busan csorog a lomb/19. VI. Elfojtodas
 20-23. アルバン・ベルク(1885-1935):4つの歌 Op. 2
  20. I. Schlafen, schlafen
  21. II. Schlafend tragt man mich
  22. III. Nun ich der Riesen Starksten uberwand
  23. IV. Warm die Lufte

 録音:2023年5月15-17日 BR Studio 2(ドイツ)
 総収録時間:55分

 このアルバムには19世紀のロマンティックな歌曲と、この伝統が衰退したあとに新たな道を模索した作曲家たちの 歌曲が収録されています。
 ロマンティックな歌曲の代表として選ばれたのはシューマンの歌曲で、バルトークとコダー イは民謡素材を発展させたもの、後期ロマン派から近代へと調性を脱却していく過程に生まれたベルクの歌曲、そ れぞれ独自の表現が模索されており、ドイツで声楽を学んだメゾ・ソプラノ、コリンナ・ショイルレが曲の特徴を生かし ながら丁寧に歌い上げています。

 
 
 
SM452
\2600
ローランド・モーザー:ラ-エルとパウリーネ
 演奏会ヴァージョン(短縮版 2023)

  1-8. 第1部
  9-17. 第2部
  18-29. 第3部

デジレ・マイザー(朗読)
ジャニーヌ・ヒルツェル(メゾ・ソプラノ)
マルクス・ヴァイス(サクソフォン)
ヴィヴィアンヌ・シャッソ(アコーディオン)
シュテファン・シュミット(ギター)
ケティ・ゴール・モーザー(チェロ)
マティアス・ヴュルシュ(ドラム)
フランセスク・プラト(指揮)


 録音:2010年8月 Radio SRF 第1スタジオ、チューリヒ(スイス)
 総収録時間:77分

 18世紀から19世紀にかけて、ユダヤ人と女性の解放運動に生涯を捧げたラーエル・ファルンハーゲンと、彼女の友 人でプロイセンの貴族ルイ・フェルディナンドの恋人としても知られるパウリーネ・ヴィーゼル(旧姓セザール)。
 この2人 がやりとりした手紙を基に、ドイツの現代作曲家ローランド・モーザーが書き上げた3部構成の音楽劇。
 全編は緊 張感に満ちた音楽で覆われ、ラーエル役は女優が演じ、パウリーネ役は歌手が歌うことでその異なる性格が描き 分けられています。
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ATS



ATS966-2
(UHQCD)
\2500→\2290
エディト・パイネマン(Vn)
 ジョージ・セル指揮/クリーヴランド管 ステレオ・ライヴ

  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
エディト・パイネマン(Vn)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管

 故パイネマン所蔵録音より、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲・ステレオ・ライヴ。ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管(1968年7月27日ライヴ)

 [21:41][8:56][7:34](1968年7月27日ブロッサム音楽祭)

 惜しくも昨年没したドイツの名女流ヴァイオリニスト、エディト・パイネマン(1937~2023)。生前のパイネマンから託された音源を発表します。
 この録音はセルからパイネマンに譲られたものです。ファン垂涎のブラームスのヴァイオリン協奏曲。それもクリーヴランド管との共演です。
 セルがパイネマンを高く評価したことは有名でクリーヴランドだけでなく他のオーケストラへの出演も先導しました。
 清潔無比。それでいながら神経質に陥らない見事なヴァイオリンの跳躍と飛翔。
 セルの堂々たるバッキングにも心打たれます。
 この年の翌年にはオイストラフとのセッション録音が組まれていたためにこの演奏の商業的なリリースは事実上不可能という事情もありました。
 音質的には悪くない物のころどころテープの保存状態の悪い部分がありますことをご了解下さい。
 



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LEBHAFT

LBCDR 1040
(CD-R)
\2500→\2290

イーゴリ・ベズロドニー(ヴァイオリン)
 ロジェストヴェンスキー指揮&モスクワ・フィル
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
イーゴリ・ベズロドニー(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:1960年前期 (ステレオ録音)                 
 原盤:Melodiya OS2119 (Holland)                    

 旧ソビエト連邦のヴァイオリニストで、室内楽の分野や指揮者としても活躍したイーゴリ・ベズロドニーは、録音にはあまり積極的ではなかったため、残された音源は多くはない。
 このベートーヴェンはどっしりと重心の低い、実に安定感のある演奏。
 過度な華麗さやセンチメンタリズムを排した端正さを備え、ゆったりとした歩みの中から溢れる情感は、この作品の気高さを存分に表現している。
 



<国内盤> 

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MCLASSICS



MYCL00042
(SACD HYBRID)
\3740
Our Favorites 東京六人組
 1. ファリャ(1876-1946) / 松下倫士編:
  スペイン舞曲 第1番(歌劇「はかなき人生」第2幕より)
 2. ホルスト(1874-1934) / リサ・ポータス編:
  木星 快楽の神(組曲「惑星」より)
 3-6. ドビュッシー(1862-1918) / 磯部周平編:小組曲
  3. I 小舟にて 4. II 行列 5. III メヌエット 6. IV バレエ
 7. ビゼー(1838-1875) / リサ・ポータス編:
  間奏曲(組曲「カルメン」第1番より)
 8. ビゼー / 松下倫士編:
  ファランドール(組曲「アルルの女」第2番より)
 9. マスカーニ(1863-1945) / 岩岡一志編:
  間奏曲 (歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より)
 10. モーツァルト(1756-1791) / 竹島悟志編:
  歌劇「フィガロの結婚」序曲
 11. ボロディン(1833-1887) / 竹島悟志編:
  だったん人(ポロヴェツ人)の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)
 12. ガーシュウィン(1898-1937) / リサ・ポータス編:
  パリのアメリカ人
東京六人組
[メンバー]
 上野由恵(フルート)
 荒 絵理子(オーボエ)
 金子 平(クラリネット)
 福士マリ子(ファゴット)
 福川伸陽(ホルン)
 三浦友理枝(ピアノ)

 《録音》2023年7月31日-8月2日 東京、稲城市立iプラザ

 溢れ出る音楽の喜び!東京六人組が贈るクラシック名曲アルバム

 日本のスーパープレーヤー6人によるアンサンブル、東京六人組の2年ぶりのニュー・アルバムです。
 「Our Favorites」と題し、メンバーのみならず誰もが愛してやまないクラシックの名曲を集めました!
 ホルストの「木星」、ボロディン「だったん人の踊り」、ガーシュウィン「パリのアメリカ人」などずらりと並ぶ古今東西の人気曲ばかり。
 東京六人組のメンバーによる圧巻の演奏でお楽しみ下さい。オーケストラを思わす色彩豊かなサウンドと躍動感。洗練された音色。
 圧倒的な技術とアンサンブル。音楽の愉しさが満載のアルバムです。
 
 

MYCL00047
\3300
ラファエル・フォン・ケーベル:9つの歌、
 瀧廉太郎:荒城の月、秋の月、花

  1-9. ケーベル(1848-1923):9つの歌
   1. I ぼだい樹の木かげにたたずむのは
   2. II ミニヨン「君知るやかの国」
   3. III 通りをやってくる君を見つけると
   4. IV なぜ薔薇はあんなに蒼ざめているの
   5. V あれは陽光のかがやく日々だった
   6. VI わたしが死ぬときには
   7. VII 岸辺から
   8. VIII 水の精
   9. IX 苦悩のあまり何度も私は右手を差し伸べる
  10. 瀧廉太郎 (1879-1903):荒城の月
  11. 瀧廉太郎 / 山田耕筰 (1886-1965)編:秋の月
  12. 瀧廉太郎:花
  13. 瀧廉太郎:荒城の月<無伴奏 ver.>
山下牧子(メゾ・ソプラノ)...1-13
佐野隆哉(ピアノ)...1-12

 《録音》2023年8月11-13日 山形、長井市民文化会館

 「音楽においては魂が語らなければならない」(ケーベル)
 知られざる黎明期の日本洋楽史の恩人ラファエル・フォン・ケーベルの芸術

 「文化を紡ぐ夢のコラボレーション」として音楽学者瀧井敬子氏を 中心に、社会福祉法人「旭川荘」と山形県長井市の3者共同プ ロジェクト「長井シリーズ」が新たにスタートします。
 第1弾となる今 作では黎明期の日本洋楽史の恩人とも言えるラファエル・フォン・ ケーベルの作品「9つの歌」を取り上げます。
 明治時代において瀧 廉太郎をはじめ若い音楽家を育て上げ、西洋音楽を日本に根付 かせたケーベル。
 ドラマティックで精神性が迸るこの曲集を、日本を 代表するメゾ・ソプラノ歌手、山下牧子が真正面から向き合い、高 らかに歌い上げます。
 まさに魂の歌声を是非お聴きください。多彩 な音色と高い技術を披露する佐野隆哉のピアノにも要注目です。
 また、アーティスト自ら書いたコメントや歌詞対訳、曲目解説等資 料的価値の高い充実したブックレット内容です。

 ケーベルと瀧廉太郎の日本洋楽史の夜明けに煌めく芸術性をお楽しみ下さい。


 山下牧子(メゾ・ソプラノ) Makiko Yamashita Mezzo-Soprano

  広島大学教育学部を経て、東京藝術大学大学院修了。
  第1回東京音楽コンクール声楽部門1位。第72・73回日本音楽コンクール共に3位入賞。平成27年度よんでん芸術文化奨励
賞、令和元年香川県文化芸術選奨受賞。
  オペラで多くの経験を積んでおり、2002年日生劇場オペラ教室《カルメン》タイトルロールでデビュー後、2004年からは新国立劇場に て、プッチーニ《蝶々夫人》スズキ、ツィンマーマン《軍人たち》シャルロッテ、ヴェルディ《リゴレット》マッダレーナ、ワーグナー《ニュルンベルク のマイスタージンガー》マグダレーネ等、数多くの舞台に出演。2005年からは東京二期会にも活躍の場を広げ、ヘンデル《ジュリアス・ シーザー》タイトルロール、モーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》ドラベッラ、《イドメネオ》イダマンテ、プッチーニ《蝶々夫人》スズキ、ワーグナー 《トリスタンとイゾルデ》ブランゲーネ等を演じている。
  コンサートでも堅実なテクニックに裏付けされた端正な歌唱は高く評価されており、国内主要オーケストラと、ベートーヴェン「第九」、ヘ ンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」等で度々共演し、チョン・ミョンフン指揮ロッシーニ「スターバト・マーテル」、マーラー「交響曲 第2番<復活>」、A.バッティストーニ指揮ヴェルディ「レクイエム」のソリストも務める。
  2022年、社会福祉法人「旭川荘」より第8回グラチア音楽賞を受賞したことをきっかけに、自閉症の娘の母親としても音楽と向き合 い、演奏活動及び後進の指導にあたっている。
  東京二期会会員。沖縄県立芸術大学教授。

 佐野隆哉(ピアノ)Takaya Sano Piano

  都立芸術高校、東京藝術大学を経て同大学院修士課程を修了。2006年、日本人男性として初めてパリ国立高等音楽院第三 課程研究科からの入学を許可され、2008年に修了。併せて2010年・室内楽科を最優秀で卒業。これまでにピアノを中野万里 子、山城浩一、三井美奈子、松本明、ジャック・ルヴィエの各氏に、室内楽をダリア・オヴォラ氏に師事。

  日本音楽コンクール第2位入賞(03年)を始めホセ・ロカ国際第2位(スペイン・08年)、ロン=ティボー国際第5位及び聴衆賞、特 別賞(仏・09年)等、国内外の国際コンクールで入賞。ショパン国際コンクール・ディプロマ受賞(ポーランド・10年)。これまでにソリスト として、フランス国立管弦楽団、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等々と共演。
  現在、国立音楽大学、都立総合芸術高校にて後進の指導にもあたっている。
  平成16年度青梅市芸術文化奨励賞受賞。第3回グラチア音楽賞受賞。
  CD「DANZA」(LPDCD-010)、「クロイツァーの記憶(NAT15431~2、レコード芸術準特選盤)」、「ドゥーズ・エチュード (NAT17481、レコード芸術特選盤)」をリリース。2023年、「ピアノ作品にみる『山田耕筰ルネサンス』」(NAT20484)をリリー ス、レコード芸術特選盤に選ばれた。
 




<映像>

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C MAJOR(映像)

76 4604
(Blu-ray)
\5500→\5090
C-majorレーベル新映像シリーズ「ウィーン・フィル定期演奏会」第1弾
 アルゲリッチ&メータ 2022年9月

  シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
  シューマン:子供の情景 Op.15-1「見知らぬ国」(アンコール)
  ブルックナー: 交響曲第4番 変ホ長調「 ロマンティック」
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ズービン・メータ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
KKC 9868
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6700
76 4508
(DVD)
\4500→\4190
KKC 9869
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000

 C-majorレーベル新映像シリーズ「ウィーン・フィル定期演奏会」、第1弾は2022年9月のアルゲリッチ&メータによるシューマン

 収録:2022年9月、ウィーン楽友協会(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i 16:9 FullHD/音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1/リージョン:All/BD50/112分
 (DVD)画面:NTSC 16:9/音声:PCM ステレオ、DTS5.1/リージョン:All/DVD9/112分

 この度、独C-majorレーベルより新映像シリーズ「ウィーン・フィル定期演奏会(The Exclusive Subscription Concert Series)」が始まります!
 
 ウィーン・フィルの定期演奏会は、土曜と日曜とソワレ(平日)の3種類あり、すべて会員制ですので一般販売はありません(定期会員枠のチケットが余った場合の み、一般に向けて販売あり)。
 ウィーン・フィルの定期会員になるには、会員枠に空きが出ないと会員にはなれませんし、現在その待ち時間は10年以上といわれて います。
 さらに会員権を取得するには、ウィーン・フィルに手紙を書き入会の意思を伝える必要があります。
 ウェイティング・リストは毎年春に更新されるため、空き が出るまで手紙を書き続け、空きが出たときに晴れて定期会員となれるという、非常に特別なコンサートなのです。
 本作は、その入手困難のコンサートが映像で観 られる、大変貴重な映像シリーズの登場です。

 第1弾リリースは、2022年9月に行われたズービン・メータ指揮によるコンサート映像です。
 ソリストにマルタ・アルゲリッチを迎え、シューマンのピアノ協奏曲、そ して後半にはブルックナーの交響曲第4番というプログラムでした。
 アルゲリッチは2017年に76歳にしてウィーン・フィルと初共演、その後何度か本拠地楽友協会 で共演し、2024年3月にもメータとラヴェルのピアノ協奏曲を演奏したばかりです。
 メータは2024年4月29日に88歳を迎える巨匠指揮者であり、ウィーン・フィ ルのニューイヤーコンサートには過去5度登場しているウィーン・フィルとは関わりの深い指揮者です。
 
 シューマンのピアノ協奏曲は、長年共演を重ねてきたメータとアルゲリッチの呼吸はぴったり合っていて、アルゲリッチのピアノの音色はクリアで冴えわたり、メー タらしい洗練度の高い表現力で聴かせてくれます。
 ブルックナーでは、ウィーン・フィルの豊潤かつ濃厚な響きと、複雑な構成を丁寧に描き出す構築力は圧巻です。

 
















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