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過去新譜再注目アルバム・セール
第30弾

 好評、すでにお蔵入りにしていた数年前の「単発セール」の復刻。
 昔のものとはいえ今みても情報的に面白いし、何より2,3年も経てば人の趣味趣向は変わってくる。3年前はまったく食指が動かなかったのに、今回見たらすんごい聴きたくなった・・・というイアテムがあっておかしくない。
 ということで、全部で200近くあるお蔵入りファイルを、毎週少しずつご紹介していきます。
 もちろんすでに倒産しているレーベルや、廃盤になっているアイテムもあるのでそのあたりはわかる範囲で編集しています。またコメントはあまり手をつけずにその当時のものを使用してます。それがまた面白かったりします。

 そしてこれまでもお伝えしたように今回のセールのおいしいところは価格も昔からいじってないということ・・・。多くのメーカーが2年ほど前に200円から300円の値上げを断行しました(たとえば現在、BONGIOVANNIは¥2400、BISは¥2500、仏HMは¥2600)が、今回掲載のセールはその値上げの前の価格。さらにそこから値下げしているので現状の価格から比べるととんでもなく安いセールになってます。これはこれで大サービスということであえて直してません。そのため最近の別のセールと価格に違いが出ているものもあるかもしれませんが、ここからご注文されたものはもちろんこちらの価格となります。

 ただし、3年前とはいえ現地で完売になっていたりするアイテムがあったり、入荷に時間がかかったりするアイテムもあると思います。どうかご容赦ください。また今回の掲載アイテムはおよそ3年以上前のもの、どうか重複購入だけお気をつけ下さいませ。



アリス・ピエロ/オルガン伴奏によるJ.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
Accord Baroque 476 9486 (2CD)\3000→¥2690

 アリス・ピエロ。ミンコフスキのレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルで長くコンマスを務め、ソリストとしても室内楽奏者としても活躍する名手。Alphaレーベルからゴセックの四重奏曲集(Alpha025)やビーバーのロザリオ・ソナタなどで繊細かつ優美な演奏を聴かせてくれていた。またアリスの特徴は時に不吉なほどに聴こえるその神秘性。今回のACCORDバロック・シリーズの「オルガン伴奏版バッハ:ヴァイオリン・ソナタ」は、10年以上前の録音だが、この人の神秘的な音色なら、ただの珍盤ではなく末永く心に残る名盤となりそうな気がする。

476 9486
(2CD)
\3000→¥2690
オルガン伴奏による珍盤!
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
CD1
 ハ短調 BWV1017、ト長調 BWV1019A、ホ長調 BWV1016
CD2
 ロ短調 BWV1014、ヘ短調 BWV1018、イ長調 BWV1015
アリス・ピエロ(Vn)
マルタン・ジェステル(Org)
1993年録音




フィゲーラス/女性の光(900-1600
ALIA VOX AVSA 9847 (SACD Hybrid)1CD¥2200→¥1990

 第32号でご紹介したフィゲラスのアルバム。通常CDとSACDが発売になる予定だったが、急遽通常CD発売はとりやめ、SACDだけの発売となった。その代わりSACDの価格が通常CDと同じ値段に。ということでせっかくなのでその熱意を買ってセールに。

 シビラの歌やセファルディの歌といった、中世・ルネサンスにおける地中海世界の歌をライフワークとしているフィゲーラスの最新作。彼女だけがメインとなる録音としては、AVSA.9831(「スペイン黄金世紀の幕間劇」〜ロペ・デ・ベガとその時代)以来で、久しぶりのもの。女性というテーマで700年にわたる様々な作品を歌ったこのアルバムは、まさに、彼女のラーフワークの根幹とも言える作品ばかり。それだけに、フィゲーラスの思い入れも強く、その熱唱が光る。

AVSA 9847
(SACD Hybrid)
\1990
「女性の光(900-1600)」
[おお、光よ]
 1.プローサ「南風は穏やかにそよ吹く」
  (ウエルガス写本、13世紀)
I[古しえの女性]
 2.ラテンのシビラ(巫女)の歌
  「裁きのしるしが」(コルドバ、10世紀)
II[新しき女性]
 3.ジャルチャ「ガル・コム・レバレ」
  (アンダルシア、12世紀)
 4.「エスタ・アイ・エン・グレウ・コッシリエル」
  (ディア伯夫人ベアトリツ、12世紀)
III[遊ぶ女性]
 5.ビリャンシーコ
  「私はここにひとりぼっち」(バルトロメウ・カルセレス)
 6.ビリャンシーコ
  「娘とブドウ畑」(作曲者不詳、王宮の歌曲集)
 7.ビリャンシーコ「私は小麦色した娘」
  (作曲者不詳、コロン文庫の歌曲集)
IV[神秘的な女性]
 8.「霊魂よ、私の内にあなたを探しなさい」
  (アビラの聖女テレサ詩/作曲者不詳、王宮の歌曲集)
V[愛する女性]
 9.「アル・サビル・リクァルワ」(ウム・アル・キラム、アンダルシア)
 10.「ヴィーゴの浜に寄せる波よ」
 (マルティン・コダス作「愛する人の歌」より、13世紀)
VI[母たる女性]
 11.ビリャンシーコ「あばずれと処女が」(バルトロメウ・カルセレス)
 12.子守唄「アウルトゥホ・トゥヒキア・ネガレス」
  (作曲者不詳、バスク民謡)
VII[嘆く女性]
 13.「プラニ・デステッリナ」
  (M.フォルカノ詩/作曲者不詳(セファルディ))
 14.サエタ(祈祷歌)「古しえのラメント(哀歌)」
  (作曲者不詳、アンダルシア)
[おお、光よ]
 15.プローサ「南風は穏やかにそよ吹く」(フエルガス写本、13世紀)
モンセラート・フィゲーラス(VO)
ティナ・アーガールド(S)、
アリアンナ・サヴァール(S)、
ロランス・ボナル(C-A)、
ボゴーニャ・オラビデ(Ms、プサルテリウム)、
アンドリュー・ローレンス=キング(十字軍Hrp)、
ジョルディ・サヴァール(リラ、レバブ、Gmb)、
フレデリケ・ホイマン(Gmb)、
ファウミ・アルカイ(Gmb)、
ピエール・アモン(Fl)、
ドリス・エル・マロウミ(ウード)、
ロルフ・リスレヴァンド(G)、
マルク・クロ(Perc)、
カルロ・リッツォ(Perc)
録音:2005年8月、フランク=ヴァレト(ベルギー)教会、フォンフロワド(フランス)修道院





マンドリンとギターによるモーツァルト
ANTES EDITION BM-CD 31.9217 1CD¥2400→¥2190

 ANTES はときどきおもしろいアルバムを出してくる。
 このアルバムをこぶしを振り上げて熱く薦めようとは思わないが、モーツァルト・イヤーということで締まりのない安直オムニバスを聴くくらいなら、こういうちょっとこじゃれたアルバムを聴きたいかな、と。こういうアルバムなら休日の朝にコーヒー飲みながら聴きたいかな、と。また奥様や彼女に贈るなら、こういうアルバムかな、と。

BM-CD 31.9217
¥2190
マンドリンとギターによるモーツァルト
 モーツァルト:
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク/
  主をほめたたえよ(2ヴァージョン収録)/
  ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331《トルコ行進曲付き》/
  アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618/
  ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545/恋とはどんなものかしら/
  夜の女王のアリア/
  グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調K.356/
  行進曲K.408/
  《ああ、ママに言うわ》による
   12の変奏曲ハ長調K.265(キラキラ星変奏曲)
デトレフ・テヴェス(マンドリン)、
ボリス・ビョルン・バッガー(G)
マンドリンとギターのデュオによるモーツァルトの名曲集。
ブーレーズやギーレン、マゼール、レヴァイン、ラトルといった巨匠たちとの共演経験を持つドイツの名手、テヴェス&バッガーのデュオ。





フランス6人組の音楽
ARION ARN 68652 1CD¥2400→¥2190

 オーリックの珍しいヴァイオリン・ソナタを収録したARN 68519。内容のすばらしさもさることながら、ムーランルージュかリドの楽屋裏で撮影したようなジャケットが強烈で(踊り子がみんなでふざけた顔をして写っている)、そのフランス風のしゃれた雰囲気でスマッシュ・ヒットとなった。今回はその第2弾。今度は一気にフランス6人組全員集合。多いようで実はきわめて少ないフランス6人組のアルバムの中でも、間違いなく代表的な1枚になるだろう。

ARN 68652
¥2190
オーリック…プーランク  フランス6人組の音楽
 タイユフェール:ヴァイオリン・ソナタ
 オネゲル:クラリネット・ソナタ
 デュレ:フルート・ソナタ
 ミヨー:ピアノ組曲「春」
 オーリック:印象
  Ⅰ フルートとピアノのための  (妻ノラへの贈り物)
  Ⅱ チェロとピアノのための  (ロストロポーヴィチへ)
  Ⅲ クラリネットとピアノのための  (ベルクとの思い出)
  Ⅴ ピアノのための  (デュティユーに捧げる)
 プーランク:劇付随音楽「城館への招待」
   ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための
クリスティアン・イヴァルディ(Pf)
ジェラール・プーレ(Vn)
フィリップ・ベルノルド(Fl)
ミシェル・ルティエク(Cl)
アラン・メウニエル(Vc)
これぞARIONの真骨頂!フランス6人組の曲集としていきなり名盤となること間違いなし、現代最高のアーティストによるこだわりの一枚!!フランス6人組とひと括りにされてはいるものの各々全く違った作風を持った6人の作曲家。それどころか、その作曲家ひとりひとりにおいても時期によってはまた全然違った世界観が描かれている。ミヨーのような多作家も含まれているため、その全貌を俯瞰するのもなかなか骨の折れる作業。しかも、編成がヴァリエーションに富んでいるためか、録音自体も体系化されておらず、演奏の質を追い求めるのはむしろ贅沢、存在するものを有難く拝聴するのがあたりまえという状態が長く続いたように思う・・・。それがいきなり、フランス音楽界のスターが一堂に会した室内楽集の登場となればフランス音楽ファンならずとも欣喜雀躍もやむなしだろう。同アリオンの録音においてもその美音で高い評価を得ているジェラール・プーレをはじめ、fineNFに長岡京とのヴィヴァルディを録音し、フルート界にこの人ありと思わせたフィリップ・ベルノルド。他のアーティストもフランス物演奏には欠かせない、妙技とエスプリを併せ持った特別なアー ティストばかり。


<前作>


オーリック&フランセ 室内楽作品
ARION ARN68519 1CD¥2400→¥2190

うっかりすると見逃しそうなアルバムながら、よくみると選曲といい演奏陣といい、なかなか味わいぶかい1枚。大傑作!とかいうのではなく、さりげなくシンプルで優雅な作品集。かえっていつまでも手元において置きたくなるようなアルバム。
ARN 68519 オーリック:ヴァイオリン・ソナタ
       クラリネットとヴィオラとピアノのための三重奏曲
       オーボエとクラリネットとファゴットのための三重奏曲
フランセ:クラリネットとヴィオラとピアノのための三重奏曲
      王宮の音楽
ジェラール・プーレ(Vn)
ミシェル・レティエク(Cl)、ロラン・ルフェーヴル(Fg)
アラン・ミュニエール(Vc)、フィリップ・ベルナール(Fl)
ジェラール・コセ(Va)、ジャン・ルイ・カペッザリ(Ob)
クリスチャン・イヴァルディ(P)




カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第7弾!
ARTS 47704-8 1SACD¥2300→¥2090

 好調のカエターニ、ショスタコーヴィチ交響曲全曲録音チクルスの最新盤は第7弾。NEW HYBRID SACDシリーズとしては第3弾。
 今回は最初と最後の交響曲のカップリング。
 これまでの録音は大作続きだったが、ここで少し中規模、小規模作品となる。しかし1番も15番も規模こそ4番、7番、11番ほどではないものの、その室内楽的書法の緻密さ、密度の濃さでは何れも引けをとらない傑作。指揮者の才能が遺憾なく発揮される難曲である。ここでカエターニの棒は室内楽を取り上げるように精緻を極め、そのせいか特に15番のロッシーニの引用や短い間にめまぐるしく変わる音色の変化は、さながらポスト・モダンの現代音楽を聴いているかのよう。
 カエターニは今、もっとも脂の乗っている指揮者だろう。
 ARTSが誇るハイブリッドSACDマルチ・チャンネルの高音質で存分にお楽しみ下さい。

47706-8
(SACD Hybrid)
\2300→¥2090
カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第7弾
ショスタコーヴィチ:
 (1)交響曲第1番へ短調
 (2)交響曲第15番イ長調
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
録音:(1)2004年3月 (2)2005年6月SACDライヴ・レコーディング



既発タイトル

47668
¥1600→¥1500
カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5、6番
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
録音2001年1月、2002年2月 
47667
¥1600→¥1500
カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第2弾
 ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
録音2000年12月、ミラノでのライヴ録音。
47675-2
¥1600→¥1500
カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第3弾
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第9番変ホ長調op. 70/
  交響曲第10番ホ短調op. 93
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
47703-2
¥1600→¥1500
カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第4弾
 ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調op.43
 (未出版楽章断片
  「アダージョ〜アレグロ・ノン・トロッポ」を含む)
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
2004年3月録音
47676-8
(SACD Hybrid)
¥2300→¥2090
カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第5弾
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
録音:2003年3月
47704-8
(SACD Hybrid)
¥2300→¥2090
カエターニ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第6弾
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番(1943)
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
録音:2004年10月



番外
オーストラリアABCメルボルン響ライヴ・シリーズ

 辺境と思いきや実はクラシック大国であるオーストラリアの代表的オケ、メルボルン響のライヴ・シリーズ。日本になかなか入ってこないが、日本の誇る名匠イワキが丹精をこめて育てた、音楽を愛する気持ちのあふれるプロ集団として有名である。ここでのカエターニのショスタコーヴィチの第11番はレコ芸でも取り上げられるなどいろいろなところで話題になっていた。もうすぐ入荷予定。


4768364
¥1800
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番
ジャズ組曲第1番
J・シュトラウス2世(ショスタコーヴィチ編):観光列車ポルカ
オレグ・カエターニ指揮
メルボルン響
現在非常に熱望されているアルバム。ARTS盤の演奏も迫力満点だが、こっちもなかなか重厚ですごいらしい。未聴なのでレコ芸に掲載されていた増田良介氏の言葉を借りるなら、「全体としてはミラノ盤よりはずっと重厚でがっしりした演奏・・・ずしりと重みのある大河交響曲という感じだ。」ということなので、このところいやにリリースの多い第11番だが、これはぜひ聴いてみたい。
2005年8月ライヴ。




AUDITE ノヴォシビルスク響第2弾
トーマス・ザンデルリング/プロコフィエフ:交響曲第5番
1SACD¥2400→¥2190

 ラフマニノフに次ぐ、今年創立50周年を迎えるノヴォシビルスク響のaudite第2弾。指揮はまさにノヴォシビルスク生まれ、2002年より同オケの終身客演指揮者のポストにあるトーマス・ザンデルリング。もう親父さんの名前を出さずとも立派なベテラン指揮者として名声を博するトーマス。親父さんがレニングラード・フィルで勤める間ロシアで生まれ育った彼にとっては、まさにロシアこそ故郷。
 また言わずと知れた二大名曲だが、この演奏の魅力はなんといってもオケの音色。なかでもチャイコフスキーでの甘美な第2主題など原色そのまま、濃いニュアンスはちょっと他では替え難いもの。

AU 92557
(SACD Hybrid)
¥2190
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
トーマス・ザンデルリング指揮
ノヴォシビルスク・アカデミックSO.



第1弾
アーノルド・カッツ/ラフマニノフ:交響曲第2番
AUDITE AU 92558 (SACD Hybrid)¥2400→¥2190

 アーノルド・カッツ。1924年生まれのロシアの巨匠。
 シベリアを中心に活動して、ノヴォシビルスク・フィルをロシアを代表するオケに育て上げた大偉人である。
 昔は、「シベリアのノヴォシヴルスク・フィル?なんだ、白熊にでも聴かせてんのか?」というようなひどい偏見で見られていたが、かつて辣腕CDバイヤーの集まりで10数枚のCDを持ち寄って「シェエラザード」のブラインド・テストをしたとき、堂々の第一人気を獲得したのがカッツとノヴォシヴルスク・フィルの演奏だった。重厚且つフレキシブル。音楽の面白みをうまく表現してくれる芸達者な指揮者である。95年にはロシア現代音楽祭で来日、ロシア・ナショナル管を指揮して絶賛を博した。
 ということでそのカッツの新録音。2005年録音のラフマニノフである。分厚い弦楽セクションによって綿綿と歌いこまれたアダージョは白眉。

AU 92558
(SACD Hybrid)
¥2400→¥2190
ラフマニノフ:
 交響曲第2番ホ短調Op.27
 ボヘミア奇想曲Op.12
アーノルド・カッツ指揮
ノボシビルスク・アカデミックSO.
ノボシビルスク響は、かのヤンソンスやゲルギエフも定期的に客演するシベリアのオケ。1956年のオケ設立以来半世紀にわたり芸術&音楽監督を務めるカッツのもと、センチメンタルなムード満点の演奏を聴かせてくれる。録音:2005年6月ノボシビルスク




シュヴァルツベルグ&マルタ・アルゲリッチ
フランク&ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
AVANTI CLASSIC 5414706 10232
(SACD Hybrid)\2700→¥2490

 フランクのヴァイオリン・ソナタは音楽史上の名曲として親しまれており、これまでにも数々の録音があるが、新たに殿堂入りの名演だと断言できるものの登場。
 冒頭からやや遅めのテンポ設定に驚かされるが、そんな驚きも一瞬のこと、アルゲリッチの熱く厚いタッチによる和音が二度目に奏でられるときには完全にノックアウトされてしまう。
 ものすごい集中力と引力!
 続くヴァイオリンの繊細な響きで奏でられる旋律のひとくだりでもう完全に引きこまれてしまう。第二楽章のうねりにうねるピアノはアルゲリッチならでは、激しく熱いタッチに心がぞわぞわしてしまう。
 ドビュッシーもシューマンも言うこと無し、ぴったりと息の合ったアンサンブルは見事としかいいようがない。
 アルゲリッチのフランクとシューマンの録音は何種類か存在しているが、最高のSACDハイブリッドDSD録音での登場ははじめて。どの曲をとってもお勧め二重丸ポイントだらけ、録音をとっても最高の音質、アルゲリッチのピアノの生々しい迫力と、シュヴァルツベルクのヴァイオリンの熱さに身を包まれる喜びを味わうことのできる何拍子もそろった一枚。
 シュヴァルツベルグはオデッサ生まれの女流ヴァイオリニスト(おばさんです)。カール・フレッシュ・コンクール、パガニー二・コンクールで優勝。ウィーン国立音楽大学ヴァイオリン教授、インターナショナル・マスタークラスの講師とともに審査員を務める。ルガノ・フェスティヴァルや別府音楽祭にも参加していることで日本にも馴染み深い。

5414706 10232
(SACD Hybrid)
\2700→¥2490
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
シューマン:幻想小曲集op. 73
ドーラ・シュヴァルツベルグ(Vn)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
録音:2005年12月




関連旧譜 PURE MUSIC 1SACD\2800→¥2590

5414706 10212
(SACD Hybrid)
(1)プロコフィエフ:
  交響曲第1番「古典的交響曲」
    (2台ピアノ版 編曲:寺嶋陸也)
(2)プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番
(3)プロコフィエフ:
  チェロ&ピアノのためのソナタ ハ長調Op.119
(4)チャイコフスキー:
  なつかしい土地の思い出Op.42K〜第3曲メロディー
(5)プロコフィエフ:
  3つのオレンジへの恋Op.33〜行進曲
   (ヴァイオリンとピアノ版編曲)
(6)ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34/14
ポリーナ・レスチェンコ(P)(PⅡ(1))
マルタ・アルゲリッチ(PⅠ)(1)
クリスチャン・ポルテラ(Vc)(3)
ロビー・ラカトシュ(Vn)(4)(5)(6)
クリスチャン・ポルテラ(Vc)(6)
マルタ・アルゲリッチとポリーナ・レスチェンコによる「プロコフィエフ:交響曲第1番<古典的交響曲>の2台ピアノ版」は、1998年アルゲリッチの委嘱で寺嶋陸也により編曲されたもの。アルゲリッチのお気に入りの作品の一つ。ポリーナ・レスチェンコは、23歳の若手ピアニスト。「マルタ・アルゲリッチ・プレゼンツ・ポリーナ・レスチェンコ」で2004年にEMIよりデビューしている。どんな難曲でも弾きこなしてしまうほどのテクニックの持ち主。アルゲリッチに劣らぬ気迫でバリバリ聴かせてくれている。そして、ハンガリーのジプシー・ヴァイオリンの名門である、ラカトシュ家の7代目、ロビー・ラカトシュによる「チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出」と「ラフマニノフ:ヴォカリーズ」も収録。録音:2005年4月7-9日&5月15日 5.1.DSD system
5414706 10192
(SACD Hybrid)
シューマン:
 幻想小曲集Op.73
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタOp.105
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタOp.121
ドーラ・シュヴァルツベルグ(Vn)
ポリーナ・レスチェンコ(P)
ヴァイオリン・ソナタはシューマンの精神状態の悪化、悲劇的な終焉を暗示するような作品。幻想小曲集Op.73は、クラリネットとピアノ版が一般的だが、シュヴァルツベルグのヴァイオリンは非常に甘美で美しい演奏に仕上がっている。ポリーナ・レスチェンコの厚いサポートも聴き所。録音:2004年11月15-17日 5.1.DSD system





世界初録音
エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(初稿版)
AVIE AV 2091 1CD¥2300→¥2090

 イギリスの詩人、哲学者でもあったコールリッジ=テイラー、リトアニアの作曲家バルカウスカスのヴァイオリン協奏曲など、世界的に貴重な録音に取り組んできた1964年フランス出身のヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン。ヴィルトゥオーソとしての実力を存分に発揮し続けているグラファンの新作は、ヴァイオリン協奏曲としては稀に見る長大な演奏時間を持ち、超難曲として知られるエルガーのヴァイオリン協奏曲。しかも今回の録音は、未出版の初稿版の楽譜をによる世界初録音となる注目のヴァージョンなのである!クライスラーに献呈され初演が行われたエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿版は、高度な超絶技巧を必要としあまりにも技術的に難しすぎたために初演者のクライスラーを筆頭に、数々の名ヴァイオリンたちからも敬遠され改訂を求められたという。このような逸話を持つ未出版の初稿版が遂にイギリスの図書館で発見され、グラファンの演奏による今回の録音が実現の運びとなった!初稿版の発見と録音は本国イギリスでも大きな話題となっており、The Gramophone、Classic fM Magazine、The Strad、The Independent、BBC Music Magazineなど様々な媒体で紹介が行われている。カップリングとして収録されているショーソンの詩曲も、世界初録音となる最終稿版という興味深い内容。

AV 2091
¥2300→¥2090
エルガー:
 ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(初稿版/世界初録音)/
ショーソン:詩曲(最終稿版/世界初録音)
フィリップ・グラファン(Vn)、
ヴァーノン・ハンドリー指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィル





トリオ・ディクラローネ/オペラ編曲作品集
AVI MUSIC 1CD¥2500→¥2290

 30年近くEMIで敏腕プロデューサーとして名を轟かせてきたアンドレアス・フォン・イムホフが立ち上げたレーベル、AVI-MUSIC。彼はアーティストからの信頼も厚く、ザビーネ・マイヤー、ラルス・フォークトらも録音を依頼していた名プロデューサーである。
 そのAVI-MUSICの第1弾は、ザビーネ・マイヤー率いる(おそらく)トリオ・ディクラローネのオペラ編曲作品集。
 マイヤーはソロ奏者として世界屈指の実力を誇っていたが、同時に1983年に兄のウォルフガング・マイヤー,夫のライナー・ヴェーレとクラリネット三重奏団「トリオ・ディ・クラローネ」を結成するなど室内楽奏者としても活躍してきた(最近では、MARSYASレーベルから「パリのメカニック」(MAR.1801)斬新なアルバムをリリースしている)。
 ウォルフガングマイヤーの超絶技巧、元ハノーヴァー放響のソロ・クラリネット奏者でもあったライナー・ヴェーレの確かな音楽性、そしてふくよかで艶やかな音色と活力溢れる演奏で聴衆を圧倒するザビーネ・マイヤー。この最強のクラリネット・トリオから紡ぎだされる音楽は実に雄弁。
 いかにもマイナー・レーベルらしい魅力的なオペラの編曲作品アルバムが、こんな豪華な布陣で聴けるというのもまったく贅沢な話である。

4260085 530014
¥2500→¥2290
モーツァルト(R. ショットスタット編):
 「コジ・ファン・トゥッテ」〜“それではデスピネッタ”
ロッシーニ(I.ミュラー編):
 「セビリアの理髪師」〜ロジーナのカヴァティーナ“ある声が今しがた”
ベートヴェン:「ドン・ジョヴァンニ」の
 “お手をどうぞの主題による変奏曲”WoO28
ヴェルディ(L.バッシ /A.ジャンピエリ編):
 「リゴレット」の主題によるコンサート用ファンタジア
モーツァルト(R. ショットスタット編):
 「ドン・ジョヴァンニ」より3つのアリア
 “カタログの歌「奥様、これが恋のカタログです」”
 “恋人よ 私を不親切な女と思わないで”、他
ウェーバー:「ジルヴァーナ」の主題による協奏的変奏曲Op.33
ドップラー(R. ショットスタット編):リゴレット幻想曲Op.38
トリオ・ディクラローネ
[ザビーネ・マイヤー、
ウォルフガング・マイヤー、
ライナー・ヴェーレ]
カレ・ランダル(P)
録音:2005年1月



旧譜/パリのメカニック
MARSYAS MAR 1801 1CD¥2600→¥2390

MAR 1801
¥2390
パリのメカニック
 リースラー:メランコリックなイントロダクション
 ピエルネ:祝典序曲
 ジャン・フランソワ:エキゾティック・ダンス
 プーランク:2つのクラリネットのためのソナタ
 リースラー:イ・ヴェンティ
 ミヨー:スカラムーシュ
 サティ:びっくり箱I
 ルロワ・アンダーソン:タイプライター、シンコペーションの時計
 サティ:びっくり箱II、ジャヴァ・マルティノン
 ルロワ・アンダーソン:フィドル・ファドル
 ダニエル・ゴヨンヌ:みにくいあひるのこ
 リースラー:コンチタ、交差した言葉
 ルロワ・アンダーソン:ジャズ・ピチカート
 スコット・ジョプリン:ソラーチェ
 エンリオ・モリコーネ:5分の1日の始まり
ザビーネ・マイヤー、
ヴォルフガング・マイヤー、
ライナー・ヴェーレ、
ミヒャエル・リースラー(以上Cl)
ピエール・シャリアル(バレル・オルガン)
ザビーネ・マイヤーが新レーベルから登場。バレル・オルガンの音色とクラリネットのハーモニーで聴くサティ、モリコーネは実に新鮮だが、どこかノスタルジックでもあり、なんとも不思議な音世界。マイヤーのクラリネットは絶品、まさにクラリネットの女王はここに健在なのである。この「パリのメカニック」プロジェクトは、第一次世界大戦直後の狂った時代の喧騒を再現している。第一次世界大戦は、西洋世界にも大きな変化をもたらした。ダダイズム、シュールレアリズム、表現主義・・・人も、人を取り巻く環境や芸術も、毎日のように目まぐるしく変わっていった。20世紀初頭に書かれたユニークな作品を中心に、ザビーネ・マイヤーと彼女の仲間たちのために、新しくアレンジされた曲が収められている。当時目まぐるしく動いていた機械の動きと音を模したような、バレル・オルガンの音色は滑稽にも、実に皮肉にも聴こえる。このバレルオルガンは、実に156ものパイプをもつおばけオルガン。マイヤーとのやりとりが実に面白い一枚。






BERLIN CLASSICS
ギュンター・ヘルビヒ指揮&ザールブリュッケン放送
続々新譜登場!


ショスタコーヴィチ:交響曲第7番
BC 0017972 1CD\2100→¥1890

 最近のBERLIN CLASSICSに関して言えば、こんなふうに一人の指揮者に大きなレコーディングを連続して任せるようなことはなかった。それがこれであっという間に第3弾。ショスタコーヴィチは貴重なドイツ勢による全集に発展しそうな勢い。アーベントロートの弟子としてドイツの質実剛健の伝統を今に伝える稀有な指揮者ヘルビヒ。いよいよその実力に人気が追いつく日が来たか。

BC 0017972
\2100→¥1890
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 ギュンター・ヘルビッヒ指揮
ザールブリュッケン放送響



第32号紹介ショスタコーヴィチ第1&2弾

BC 0017922
\2100
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ギュンター・ヘルビッヒ指揮
サールブリュッケン放送響
BC 0017932
\2100
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ギュンター・ヘルビッヒ指揮
サールブリュッケン放送響



マーラー:交響曲第9番
BC 0017952 1CD\2100→¥1890

 チェコ出身のドイツ指揮者ヘルビッヒ、ここへきて突然のマーラー・ライヴ。アーベントロートの弟子としてドイツの質実剛健の伝統を今に伝える稀有な指揮者。
 2002年のライヴ録音。

BC 0017952
\2100→¥1890
マーラー:交響曲第9番 ギュンター・ヘルビヒ指揮
ザールブリュッケン放送





BIS新譜から!



ヤルヴィ&エーテボリSO
チャイコフスキー・シンフォニー・チクルス第4弾
 交響曲第2番「ウクライナ」
BIS SA 1418 (SACD Hybrid)\2500→¥2290

 知的にゴージャスに。
 ヤルヴィのチャイコフスキー交響曲全集の第4弾。
 これだけ丁寧な仕上げで録音も良いと、曲の魅力をたくさん発見できる。認識を新たにすること間違いなしの一枚。

BIS SA 1418
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
チャイコフスキー:
 交響曲第2番ハ短調「ウクライナ」Op.17(改訂版)
 序曲ヘ長調(改訂版)
 デンマーク国歌による祝典序曲 Op.15
 序曲「嵐」Op.76
ネーメ・ヤルヴィ指揮
エーテボリSO
SACDハイブリッド盤。


<第1,2,3弾>

BISSA 1398
〔SACD Hybrid〕
1SACD
¥2500→¥2290
チャイコフスキー:
 交響曲第1番ト短調 Op.13「冬の日の幻想」
 付随音楽「雪娘」Op.12より
 劇的序曲「ロミオとジュリエット」
ネーメ・ヤルヴィ指揮
エーテボリSO
SACDハイブリッド盤。
 ヤルヴィ念願のチャイコフスキー全集第2弾は第1番。
 第1弾「悲愴」は真っ向勝負の超正攻法演奏で、ヤルヴィのスケールの大きさに感服した。当たり前だが録音もおそろしいほどの優れもの。なかなかぜいたくな全集になりそうな気配である。
今回は交響曲第1番をはじめ初期作品を集めている。付随音楽「雪娘」はオーケストラ・ナンバーを抜粋している。
BISSA 1408
(SACD Hybrid)
¥2500→¥2290
チャイコフスキー:
 交響曲第5番ホ短調 Op.64
 交響的バラード「地方長官」Op.78
 イタリア奇想曲 Op.45
ネーメ・ヤルヴィ指揮
エーテボリSO
SACDハイブリッド、5.0サラウンド録音。順調にリリースが続くパパ・ヤルヴィ起死回生のチャイコフスキー・シンフォニー・チクルス第3弾。ムラヴィンスキーの弟子でもあるヤルヴィが、師といかに異なる解釈をしているかが見もの。「イタリア奇想曲」もオーディオ効果満点。
BISSA 1348
〔SACD Hybrid〕
¥2500→¥2290
チャイコフスキー:
 交響曲第6番「悲愴」Op.74
 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
ネーメ・ヤルヴィ指揮
エーテボリSO
 BISでその名を世界に知らしめたネーメ・ヤルヴィ。その後メジャー・デビューを果たし、マイナー及びメジャー・レーベルから狂ったように多くの録音をリリースした。最近は日フィルとの関係で日本ではおなじみになったがレコーディングは正直激減した。古巣BISからもリリースがまったく無かったわけではないが、目立ったアルバムはなかった。
 それがここへきていきなりBISから「悲愴」である。しかもSACD。チャイコフスキーならいまBISで管弦楽作品チクルスをやっているセレブリエルでもいいと思うのだが。
 ということで確認した。
 なんでも、ヤルヴィはずっとどこかのレーベルでチャイコフスキー全集を入れたがっていたらしいが、最近はどこも相手にしてくれなくて諦めていたという。ところが名曲もリリースするようになったBISが今回ヤルヴィに声をかけた。7,8年程前、BISの社長にヤルヴィの事を聞いたら「やつのことは聞いて欲しくない」みたいな感じだったが、やはりかつての戦友、ここへきて一気に仲がもどったということか。いずれにせよこうした大ロマン交響曲ではやけに相性のよさを見せるヤルヴィ。この「悲愴」もかなりの激演になるに違いない。というより本人自身がものすごいやる気だったという。とりあえずBISも本人も全曲録音するつもりでいる(売れれば)。がんばれヤルヴィ!自分を干したCD業界に一発カツを入れてくれ!


鈴木雅明(Cem)/イタリア協奏曲
BIS 1469 1CD¥2300→¥2090

 日本よりも世界で圧倒的な支持を集めている鈴木雅明。彼のバッハ・チェンバロ曲シリーズ第5弾はお待ちかねの「イタリア協奏曲」。
 鈴木翁のチェンバロ演奏は極めて過激にして大胆。これまでの作品観を全く覆してしまう。

BIS 1469
¥2090
J.S.バッハ:
 (1)イタリア協奏曲 BWV971
 (2)フランス風序曲 BWV831
 (3)ソナタ ニ短調 BWV964
  (無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番の編曲)
鈴木雅明(Cem)


アレクサンドル・ロクシーン/交響曲第5・9・11番
BIS 1456 1CD¥2300→¥2090

 旧ソ連の作曲家のうちでも、特に不遇だったアレクサンドル・ロクシーン(1920-1987)。
 ショスタコーヴィチ、バルシャイ、ザンデルリンクらに天才と激賞されながらも、体制に反抗的だったため迫害され、これまでほとんど作品を聴くことができなかった。
 このアルバムに収められた交響曲はいずれも独唱を含んでおり、体制をオブラードに包んで非難したマルティノフの詩による第9番は当局のブラックリストに載せられた問題作。
 ロシア音楽ファンは見逃せない重要作品。

BIS 1456
¥2090
ロクシーン:
 交響曲第5番「シェイクスピアのソネット」(1969)
 同第9番(1976)〜レオニード・マルティノフの詩による
 同第11番(1976)〜ルイス・デ・カモンイスの詩による
ジェフリー・ブラック(Br)、
ヴァンダ・タベリィ(S)、
ミハウ・シフェルチェフスキ指揮
グラーツ大管弦楽団「レクリエーション」


クロード・ロヨラ・アルゲーン:無伴奏ヴァイオリンソナタ
BIS 1381/2 (3CD)\4600→¥4180

 変なモノ好きの店主が泣いて喜びそうなゲテモノ・アルバム。
 スウェーデンの作曲家クロード・ロヨラ・アルゲーン(1920-1990)の無伴奏ヴァイオリンソナタ集。
 20世紀後半の作曲家のなかでもとびっきりの変人。数々の奇行の末、最後は発狂して焼け死んだという、まるでスプラッター・ホラーか怪奇映画に出てくるような男。しかもそんな男がわずか15年前まで生きていたというからおそろしい。
 彼の音楽の多くは悪魔的な雰囲気に満ち、非常識なまでの長さと複雑さが特徴で、アルカンやソラブジの後継者と言える。1989年作の「無伴奏ヴァイオリンソナタ」は全曲の演奏に2時間40分を要し、異常なまでに複雑だが、妖しい美しさを放つ一大奇作。音楽版「ドグラマグラ」。

BIS 1381/2
(3CD)
\4600→¥4180
クロード・ロヨラ・アルゲーン:
 無伴奏ヴァイオリンソナタ(1989)
ウルフ・ヴァリーン(Vn)





CAPRICCIO エディション・ガリー・ベルティーニ
アルゲリッチとのラヴェル!
1SACD¥2700

 先日から開始されたCAPRICCIOのベルティーニ・エディション。今回も3タイトル登場。
 2005年3月に77歳という年齢で急逝したイスラエル(モルドヴァ共和国、旧ソ連生まれ)出身の巨匠ガリー・ベルティーニ。ベルティーニと言えばケルン放送響とのマーラー・チクルスがあまりにも有名だが、1998年より東京都交響楽団の第4代音楽監督に就任し、十八番であるマーラーの交響曲全曲演奏を中心に幾多の名演を繰り広げるなど日本の音楽界に多大な足跡を残したことも記憶に新しい。さて、その今は亡き巨匠の隠れた音源の発掘に成功し、カプリッチョの一大快挙となった「エディション・ガリー・ベルティーニ」のシリーズ。その第2弾はベルティーニ自身が重要なレパートリーとしていたフランス作品3タイトル。
 そしてその中に1985年のアルゲリッチとのラヴェルが収録されていた。
 


C71093
(SACD Hybrid)
ラヴェル:
 バレエ音楽《ダフニスとクロエ》組曲第2番/
 ピアノ協奏曲ト長調/
 管弦楽のための舞踏詩《ラ・ヴァルス》
アルゲリッチ(P)、
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響
ラヴェル・アルバムの目玉であるピアノ協奏曲で注目のソリストを務めるのはなんと女帝マルタ・アルゲリッチ!!アルゲリッチのラヴェルのピアノ協奏曲に対する厳しい姿勢は周知の通りなだけに、ベルティーニ&ケルン放送響のコンビとの共演は期待大である!
(録音=ダフニスとクロエ:1989年11月11日/ピアノ協奏曲:1985年12月7日/ラ・ヴァルス:1988年9月3日/すべてライヴ録音)
C71092
(SACD Hybrid)
ドビュッシー:
 管弦楽のための3つの交響的素描《海》/
 夜想曲/牧神の午後への前奏曲
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響、
ケルン放送合唱団
ケルン放送響とのコンビでも度々取り上げられ、日本でも復@αとァ・ル・ドビュッシー・プログラムのコンサートを魁εするなど、ベルテァ・ニぁ・意としていたドビュッシー。璽
その中でも名作として輝き続ける3 大作品のライヴ録音は、フランス印象派を代表する大作曲家の作品ならではの色彩感に満ち溢れた音の洪水を存分に堪能させてくれる。
(録音=海:1993年11月6日/夜想曲:1988年9月3日/牧神の午後への前奏曲:1987年11月30日/すべてライヴ録音)
C71094
(SACD Hybrid)
ベルリオーズ:
 幻想交響曲Op.14a/序曲《ローマの謝肉祭》Op.9/
 歌劇《ベンヴェヌート・チェルリーニ》序曲
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響
全楽章を通して恋人を表現した旋律「イデー・フィクス(固定楽想)」が繰り返し登場するベルリオーズの大作「幻想交響曲」もベルティーニ&ケルン放送響が得意としていたレパートリー。大規模な編成と壮大なスケールを併せ持つ初期ロマン派の重要作品でもマエストロ・ベルティーニのタクトが冴え渡る!
(録音=幻想交響曲:1993年5月4日−8日/ローマの謝肉祭&ベンヴェヌート・チェルリーニ:1994年3月24日−25日)


<前回タイトル>

C71067
(SACD Hybrid)
モーツァルト:レクイエムK.626(ジュスマイヤー版) クリスティーナ・ラキ(S)、
ドリス・ゾッフェル(Ms)、
ロベルト・スウェンセン(T)、
トーマス・クヴァストホフ(Br)、
ガリー・ベルティーニ指揮、
ケルン放送交響楽団&合唱団
マーラーの演奏があまりにも有名なベルティーニだが、古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーは、いずれも世界中から高い評価を受けてきた。“エディション・ガリー・ベルティーニ”第1弾はモーツァルトの名作中の名作である「レクイエム」。録音に恵まれているとは言い難いベルティーニだが、今回のリリースは1983〜91年まで指揮者を務めたケルン放送響との至芸を堪能することができる。
C71068
(SACD Hybrid)
モーツァルト:ミサ曲ハ短調K.427(大ミサ曲) アーリン・オジェー(S)、
ドリス・ゾッフェル(A)、
トマス・モーザー(T)、
スティーヴン・ロバーツ(Bs)、
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響&合唱団
アーリン・オジェーなど当代屈指の歌手をソリストに迎えたモーツァルトのミサ曲。サラウンドで響き渡るミサ曲からは、亡き巨匠の作り上げた美しき音楽を存分に感じさせてくれる。
C71069
(SACD Hybrid)
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第5番K.219/
 ピアノ協奏曲第25番K.503
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、
クリスティアン・ツァハリス(P)、
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響
いずれもモーツァルトを重要なレパートリーとしている2人のヴィルトゥオーソ、ツィンマーマンとツァハリスがベルティーニ&ケルン放送響のサポート受けて繰り広げる魅惑のモーツァルト!




クリスティーネ・シェーファー&ペーターゼン・クヮルテット
CAPRICCIO 71090 (SACD Hybrid)\2700


 アルバン・ベルクSQの後継者と評されるペーターゼン・クヮルテット。現代の中堅クァルテットでは最高の人気と実力を誇る彼らが、今回ドイツのリリック・ソプラノ、クリスティーネ・シェーファーと共演。シェーファーはツェムリンスキーの抒情交響曲(Capriccio 71081)に引き続いてのカプリッチョ登場。
 ソプラノと弦楽四重奏の共演となる今回の新譜には、ベルリン芸術大学の教授職にあり、特に歌曲の分野に多大な功績を残している現代ドイツの作曲家アリベルト・ライマンによってアレンジが施された作品が収録されている。
 「...oder soll es Tod bedeuten?」はハイネの詩を題材としたメンデルスゾーンの8つの歌曲と未完の作品の断片をライマンがソプラノと弦楽四重奏用に編曲。そこにライマン自身の作品である6曲の間奏曲を加えた歌曲集である。ライマンは同様にシューマンの「6つの歌曲」もソプラノと弦楽四重奏のための編成に編曲。
 しかしせっかくの充実したコンセプトに水をさすようだが、店主が最も聴きたいのはシューマンの室内楽最高傑作、弦楽四重奏曲第3番。美しく優雅でありながら、畸形的で異端の匂いのするこの曲。世界最高の四重奏団がどのような演奏をしてくれるか、実はそれが待ち遠しい。

71090
(SACD Hybrid)
メンデルスゾーン/アリベルト・ライマン(1936−):
 ハイネの詩による歌曲集 ...oder soll es Tod bedeuten?
R・シューマン:
 弦楽四重奏曲イ長調Op.41-3、
 6つの歌Op.107(ライマンによるソプラノと弦楽四重奏のための編曲版)
クリスティーネ・シェーファー(S)、
ペーターゼン・クヮルテット




グルダ&ザヴィヌル〜2台のピアノのための音楽
CAPRICCIO 67175 1CD\2300→¥1200

 20世紀最高の巨匠であり奇才でもあったフリードリヒ・グルダ。
 一方1970年〜80年代のジャズ&フュージョンの分野で世界中に大旋風を巻き起こした史上最強のバンド「ウェザー・リポート」のキーボード、ジョー・ザヴィヌル。
 なんと二人は同郷で、親交が深かったという。
 そんなグルダとザヴィヌルの2人がコンビを組んだ仰天衝撃のデュオ・アルバムが突如登場。バッハ、ベートーヴェン、モーツァルトなどを中心に晩年まで多彩なレパートリーを披露し続けたグルダだが、1970年代には新たなる世界に踏み出すためジャズへの転身を試みるなどクラシック、ジャズの両面で絶大な支持を集めていたことは周知の通り。対するザヴィヌルはマイルス・デイヴィス・グループの卒業生であり、モダン・ジャズの開拓者であったマイルスの精神を「ウェザー・リポート」で実際に音楽へと昇華させ次々と世に送り出すなど、1986年のグループ解散まで多大な足跡を残し続けた。そんなふたりの開拓精神がこうした形となって結実したわけである。
 収録曲がグルダとザヴィヌルの自作 (ヴォケイノ・フォー・ハイアーはウェザー・リポートの代表作)に加えてクラシックの王道ブラームスを取り上げているという点からも、両者の「ジャンル」という枠に囚われない抜群の音楽性を窺い知ることが出来る。超注目!!

67175 グルダ&ザヴィヌル〜2台のピアノのための音楽
 ブラームス:
  ハイドンの主題による変奏曲Op.566/
 フリードリヒ・グルダ(1930−2000):
  2台のピアノとバンドのための変奏曲/
 ジョー・ザヴィヌル(1934−):ヴォルケイノ・フォー・ハイアー
フリードリヒ・グルダ(P)、
ジョー・ザヴィヌル(P)、
ジェリー・ ファン・ローエン指揮、
ケルンWDRビッグバンド
録音年代は現時点では不詳。おそらく1980年代後半。




正真正銘アルペジョーネによる「アルペジョーネ・ソナタ」
CAVALLI CCD 242 1CD¥2400→¥2190

 シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」でよく耳にする「アルペジョーネ」とは、1824年にウィーンのヨハン・ゲオルク・シュタウファーによって考案、製作された6弦の弦楽器のことであり、ギターとヴィオラ・ダ・ガンバの特徴を併せ持つことから「ギター・ヴィオロンチェロ」とも呼ばれている。しかし楽器「アルペジョーネ」は19世紀初期にほぼ消滅、現在ではほとんど演奏されることはない。しかしこの楽器のためにシューベルトが名作「アルペジョーネ・ソナタ」を作曲したことによって、その名は現在でも人々に知られ続けている。
 ということで、このディスクの最大の聴き所はもちろんその“アルペジョーネ”で演奏されている“アルペジョーネ・ソナタ”。ドイツのバロック・チェロ奏者ダルムシュタットのいぶし銀の演奏と、アルペジョーネの包み込むような深く豊かな響きの融合はまさに芸術。
 ちなみにここで使用されている楽器は、ベルリン楽器博物館収蔵の19世紀アントン・ミッタイス製という貴重なもの。幻の楽器によって奏でられる「アルペジョーネ・ソナタ」の真の姿は、滅多に聴く事が出来ない貴重な演奏で ある。

CCD 242
¥2190
アルペジョーネ
 ベートーヴェン:
  ソナチネ ハ短調WoO.43a、ロシア民謡《美しきミンカよ》Op.107-7/
 シューベルト:
  ミニョンの歌《ただあこがれを知る者だけ》D.877-4、
  アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821/
 ルイ・シュポア(1784−1859):
  テンポ・ディ・ポラッカ イ長調/
 ベルンハルト・ロンベルク(1767−1841):アダージョ ホ長調/
 ウクライナ民謡:モデラート イ短調(美しきミンカよ)/
 フレデリック・ブルグミュラー(1806−1874):夜想曲イ短調
ゲルハルト・ダルムシュタット(アルペジョーネ)、
エギノ・クレッパー(Fp)、
ビョルン・コレル(G)




SACD盤
ウート・ウーギ/オーディトリウム・パルコ・ライヴ2004
FONE 034SA (SACD Hybrid)¥2700→¥2490

 ミラノの貴族ウト・ウーギ。熱烈なファンは多く、以前ウーギの限定ボックスが出たときは、注文が殺到して多くのCDショップが初回注文数の少なさを嘆いた。
 昨年還暦を迎えたばかり。まだ老け込む年ではないが録音が少ないので今回のリリースもあっと驚いた。おそらく大金持ちなのだろう、クロイツェルが愛用していたストラディヴァリウスや、超レアなガルネリを駆使してその美音を聴かせてくれることでも知られる。ただ、FONE、入荷までにひどく時間がかかるので、半年経過しても注文を継続されたい方は一言お書き添えください。

FONE 034SA
(SACD Hybrid)
ウート・ウーギ/
 聖チェチーリア音楽院〜オーディトリウム・パルコ・ライヴ2004
  J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001/
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 BWV.1004
  イザーイ:
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 作品27
  パガニーニ:カプリース〜第1,9,13&5番
ウート・ウーギ(Vn)
バッハの無伴奏は彼の十八番でもあり、気品に満ちた格調高い表現が聴きもの。録音が少ないだけに、彼の近況を知ることができる格好の一枚。
録音:2004年11月26日、ローマ(ライヴ録音)




いとしのカロリーネ/リスト:ラ・カンパネッラ
GENUIN GEN 86068 1CD¥2200→\1990

 すみません、また悪いくせで。実力派の若手カワイコちゃんが出るとどうしてもセールにしてしまって。
 カロリーネ・フィッシャーは1982年ベルリン生まれのピアニスト。9歳で奨学金を得、16歳のときにすでにハンス・アイスラー音楽大学入学するなど天才ぶりを発揮。スタインウェイ国際ピアノ・コンクール(ベルリン)、ソフィ・シャルロッテ女王国際コンクール、ベルリン・ヤング・ピープル・コンクール、チェコやミュンヘンでの国際コクンクールなど多数の優勝、受賞暦がある。
 またヴェーバージンケ、バドゥラ=スコダ、ナセトキンなどのマスタークラスにも参加し、めきめきと腕を上げているという。
 このアルバムでもリストやショパンといった高度な技術を要するロマン派を中心にバロック、古典、現代と幅広いレパートリーを相当なヴィルトゥオージティを発揮し、美しく仕上げている。確かな腕を持った期待の若手ピアニスト。

GEN 86068
¥1990
リスト:ラ・カンパネッラ
D.スカルラッティ:ソナタ二短調K.141
リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
モーツァルト:ピアノ・ソナタイ短調K.310(第8番)
ドビュッシー:前奏曲集〜
 「妖精たちはあでやかな舞姫」「ラヴィーヌ将軍、風変わりな」「花火」
シチェドリン:バッソ・オスティナート
ショパン:練習曲ハ長調Op.10-1
リスト:ハンガリー狂詩曲第13番
カロリーネ・フィッシャー(P)




トーマス・ファイ指揮&ハイデルベルク響
ハイドン:交響曲集 第52・49「受難」・58番
HAENSSLER 98 236 1CD\2300→¥2090

 いまもっとも尖がった音楽を聴かせるファイ。権利関係がどうなっているか不明ながら、手兵ハイデルベルク響とのハイドン全集シリーズはPROFILではなくHAENSSLERから継続してリリースされるらしい。
 今回はいわゆる「疾風怒濤期」の3曲。
 ・・・ついに「受難」が登場。
 店主がハイドンのシンフォニーの中で最も愛する曲。
 ハイドンの全盛期はこの時代だったと思うのだが、これほど悲劇的でダイナミックな音楽がこの時代に生まれ得たことはまさに奇跡といえる。
 劇的でロマンティック、そして色彩に富むこの作品こそまさにファイに演奏されるにふさわしい。ファイでなくても感動的・衝撃的なこの作品が彼の手になるといったいどんなことになるのか・・・想像しただけで身震いがする。

98 236 ハイドン:交響曲集
 第52番ハ短調Hob.Ⅰ-52 /
 第49番へ短調Hob.Ⅰ-49「ラ・パッシオーネ」 /
 第58番ヘ長調
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
録音:2005年1月25-26日バド・デュルクハイム、ナチュラルホルンアカデミー(52&58番)2005年3月17、18日ヒルシュベルク=ロイターシャウゼン、アルテ・ジナゴーゲ(49番)





ノリントン指揮&シュトゥットガルト放送響
マーラー:交響曲第4番
HAENSSLER SWR MUSIC KDC 5013 \2500→¥2290

 「マーラーの演奏で、あってはならない唯一のことは、退屈であることだ。」(ロジャー・ノリントン)
 第1弾「巨人」(93.137)につづいて、ノリントン&シュトゥットガルトによるマーラー・シリーズに第4番が登場。シンプルで明るく楽しいムードいっぱいの第4交響曲。
 “シュトゥットガルト・サウンド”としてすっかり定着した当コンビの特色は、ここでも素晴らしい効果を上げている。ステージ上左右両翼に配置した第1、第2ヴァイオリン・パート。背後に一列に並ぶコントラバス。ヴィブラートを排するなどのピリオド語法を導入したフレージング。さらにまた、花を添える独唱もたいへんチャーミング。美しく透明感のある声質で知的な歌唱を聴かせるコムシも、ノリントンの目指す方向性と重なるもの。かつていかなるオケもなし得なかった刺激的な試み。
 ノリントン&シュトゥットガルトによるマーラーは新鮮な驚きの連続で一瞬たりとも目が離せない。なお、前回に引き続きブックレットにはノリントンによる詳細な曲目解説の日本語訳がついているのも大きなポイント。

KDC 5013
\2500→¥2290
マーラー:交響曲第4番ト長調 アヌ・コムシ(S)
サー・ロジャー・ノリントン指揮
シュトゥットガルト放送響
 録音:2005年9月22?23日シュトゥットガルト、リーダーハレ(ライヴ)



前作
ノリントン/マーラー交響曲第1番ニ長調「巨人」(花の章つき)
HAENSSLER 93 137  1CD¥2300→¥2190

 ‘ピリオド・アプローチの大本命’ノリントンが手兵シュトゥットガルト放送響とともに始めたマーラー交響曲全集シリーズ。第1弾は2004年来日公演でも大反響を呼んだ「巨人」。
 実演とまったく同じで、舞台上左右両翼に第1・第2ヴァイオリンを配置する型を採り、“ヴィヴラートを排した”オケ。
 あのベートーヴェン、ホルストで聴かせてくれた大胆で華麗な弦の美しい響きが全曲を覆う。この曲で弦の美しさに酔いしれるなんてことは今まで一度もなかった。いくつかの盛り上がり場面でピリオド・アプローチ特有の苛烈な追い込みが行なわれても少しも雑な印象を与えないのは、その弦の美しさゆえだろう。ラストもDUTTONのバルビローリに負けない超ど迫力大団円。
 そして、ここでもやはり「花の章」を復活させた形での演奏となっている。作曲者が実際に耳にした、音楽が生まれた瞬間の新鮮な響き。ノリントンが云うように6年かけて徹底的に追求した成果が演奏に盛り込まれている。
 なお特別に、ノリントン自身による楽曲解説と演奏についての日本語対訳を付けている。「花の章」を復活させたことの必然的な理由が明確に述べられているほか、第1交響曲成立の背景についてなど、読み応えのある内容。

93 137
¥2300→¥2190
マーラー: 交響曲第1番ニ長調「巨人」(花の章つき) サー・ロジャー・ノリントン指揮
シュトゥットガルト放送響
ノリントン自身による楽曲解説と演奏についての日本語対訳付き。






オリガ・カーン/ショパン:ピアノ協奏曲第1番
HMU 907402 1CD\2300→¥2090

 2001年ヴァン・クライバーン・コンクールで優勝したロシアの若手オリガ・カーン。彼女の第5弾は待望のショパン・アルバム。
 本場ワルシャワ・フィルと競演の協奏曲は遅めのテンポで重量感たっぷりの充実した演奏。さらに幻想即興曲や英雄ポロネーズなど、人気曲をあつめた選曲も魅力的。カーンの超絶技巧はあいかわらず切れ味抜群だが、ショパンならではのしっとりとした情感も豊か。

HMU 907402
\2300→¥2090
ショパン:
 ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
 幻想曲 ヘ短調 Op.49
 ボレロ Op.19
 幻想即興曲 Op.66
 ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
オリガ・カーン(Pf)
アントニ・ヴィト指揮
ワルシャワ・フィル
HMU 807402
(SACD Hybrid)
\2400



孤独な詩人     ステファン・ヘラー
STEPHAN HELLER 1813年(ペスト)〜1888年(パリ)

 皆さんは疑問に思ったことはないだろうか。
 フランス音楽のロマン派、あるいは印象派の、あの個性的で独特の音楽がどのように誕生したのか。
 とても特定の天才によって突然変異的に作り上げられたとは思えない。
 また教科書が言うようにワグナーに影響を受けたのはまちがいないとしても、それではあの特異なフランスのピアノ曲は何故生まれたのか。

 ここにひとりの歴史に埋もれた一人の作曲家がいる。
 彼は繊細で内向的であったために決して音楽界の表舞台に立たず、当然大きな名声を欲することも無かった。そのため現在でも彼の名前が聞かれることは滅多にない。しかし当時、その才能に間近で接した者は、次々とその音楽に魅了され、啓蒙されていった。
 その男の名はステファン・ヘラー。
 ハンガリーのペスト生まれ。ベルリオーズの10歳下、ショパン、シューマン、リストらとほぼ同世代。少年時代、チェルニーやアントン・ハルムに師事し、その交友関係によってベートーヴェン、シューベルトとも知己にあったという。
 1828年15歳でピアニストとしてデビュー。その大成功により、父親にドイツ、東ヨーロッパを演奏旅行で引っ張りまわされるが、病的なほど繊細であった彼の神経は2年後に破綻、その後8年間アウグスブルグで療養生活を送ることになる。
 しかしそのとき作った曲がシューマンによって激賞され、それをきっかけにパリでピアノを教えたり、評論を書いたり、作曲したという。ただ自作の曲でも決して人前で弾くことはなかった。

 生涯で160ものピアノ曲を作り、演奏会用練習曲「狩り」はヨーロッパ中の巨匠に取り上げられ、シューベルトの歌曲の編曲を行うことでフランス人にシューベルトを知らしめた。
 ドイツ・ロマン派の血統を引きながら後年パリで生活したヘラー。繊細で牧歌的、内面的でアンニュイな彼の音楽は、フランスの若い作曲家に強い刺激を与えた。ビゼー、マスネらに敬愛され、その影響はサン・サーンス、シャブリエ、フォーレ、ドビュッシーらにまで及んだという。
 ドイツ・ロマン派のなみいる天才の影響を受けつつも、最後まで自然体で自らのスタイルを保ち続けたヘラー。そんな彼の存在が、フランスの輝けるピアノ音楽の歴史の礎のひとつになったのは間違いない。

 今回珍しく、そんな彼の作品集が出た。過去に出たCDも併せていくつか紹介したい。


<新譜>

HUNGAROTON
HCD 32400
¥2200→¥1990
ヘラー(ヘレル、エレ):ピアノ作品集
 ポロネーズ Op.132-1,Op.132-2,
 即興曲 Op.129-1,Op.129-2,
 バラード Op.121-1,Op.121-2,物語 Op.121-2,
 ゴンドラの夢 Op.121-3,協奏的間奏曲 Op.135-1,Op.135-2,
 舟歌 Op.141-1,Op.141-2,セレナード Op.56
イローナ・プルーニ(P)
ステファン・エレ(Stephen Heller)は、1813年にペストに生まれたユダヤ系ハンガリー人ヘレル・イシュトヴァーン。12歳でウィーンに出てツェルニーやアントン・ハルムの弟子となり、1828年にデビューするや瞬く間に人気ピアニストになった。
数年間ドイツでシュテファン・ヘラーとして活躍した後、1838年、25歳の時にパリに移住、1888年に亡くなるまでの半世紀をそこで過ごしている。
ショパンやリストとほぼ同世代の人だが、ショパンほど情熱的ではなく、リストほど超絶技巧でもない、そのかわり彼らにない独特の温かみのある柔らかい味わいがあり、当時エレが大人気だったことが良くわかる。名手プルーニのピアノも万全。
録音:2005年8月22-25日

<ヘラー/作品集>

CLAVES
50-9805
\2300
6つの無言歌「孤独な散策」
ルソーによる孤独な散策者の空想
「森の中で」第3組曲
「森の中で」新セリエ
マルク・パンタロン(P)

ロマン派中期以降に多く出た「サロン風作曲家」の代表格が、ヘラーでしょう。ショパンと同様にピアノの詩人として人気を博し、センスの良い小品を膨大に世に送った。このアルバムに収められた前奏曲だけで44曲を数える。いずれもキラキラと輝くような逸品揃いだが、特に作品81はベルリオーズに高く評価されたし、一方の作品150も内容的に深いものがあると言われる晩年の作品。一聴すればライトな短編詩集のような世界が広がる。

MARCO POLO
8.223435
\2000
白夜(18の詩的な小品)
リリ嬢のための前奏曲集
  (ピアノのための32の前奏曲集) 
ジャン・マルタン(P)

サロンのピアノ詩人・ヘラーのピアノ小品集。「白夜」は最初「花の、実の、いばらの小品」という題で出版された作品で、メンデルスゾーンの無言歌をきらびやかにしたような音楽。一方の前奏曲集は「リリ嬢」とは何者なのか全くもって不明な作品だが、ヘラーの優美な感性が短い音楽の中で嬉々として働いているのが手に取るようにわかる逸品。いずれも耳障りの良さなら無類の楽曲であり、深い感動よりもライトな音楽体験を切望する人には好適な作曲家。





ヴラディゲロフ:室内楽作品集
HUNGAROTON HCD 32301 1CD¥2200→¥1990

 ブルガリア最大の作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ (1899- 1978)。チューリヒに生まれベルリンで学んでいる。ナチスの台頭を嫌ってブルガリアに移り、亡くなる直前まで作曲に教育に活躍していた。彼の作品は、トルコの影響のあるエキゾチックなメロディと、鈴のように澄明な響きが魅力。
 1922年に作曲された「ヴァルダル」がことに有名で、多くのヴァイオリニストが取り上げている。ヴラディゲロフは、ブルガリアの音楽素材を用いているものの、強烈に前面に出すというわけではなく、伝統とうまく融合させているところに優れた手腕が感じられる。

HCD 32301
¥1990
ヴラディゲロフ:室内楽作品集
 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」,2つの即興曲 Op.7,
 2つの小品 Op.20,ラチェニツァ Op.18-2,ピアノ三重奏曲 Op.4
エードゥア・アマリラ・ザードリ(Vn)
ルドルフ・レオポルド(Vc)
ラルカ・スティルバト(P) 他
録音:2005年12月3-11日,2006年1月11日




レイキの創始者「臼井甕男」に捧げられた作品
HUNGAROTON HCD 32347 1CD¥2200→¥1990

 レイキ・ヒーリングの創始者として世界中で知られる臼井甕男(みかお、1865-1926)。
 今では街を歩けばどこかでレイキの看板を見かけるほどで、うちの中でも受けたことがあるスタッフがいるほどポピュラーになってきた。かえって日本よりも海外で認知度が高いとは聞いていたが、まさか音楽作品まで献呈されているとは驚き。すでに聴いた人の話では、「西欧人が想像する日本を音化したような作風」ということで詳細は不明だが、

HCD 32347
¥1990
EARアンサンブル
 ファラゴ:臼井のための4つのブレス
 オルスバイ:ヒク・エト・ヌンク 
 マダラス:星
 シュガル:アート・デュオ第2番
 デチェニ:コルフの時計 
 イシュトバン・シゲティ:カテドラル
 チェミツキー:カノーネ・アッロンブラ
アニタ・ソムライ(S)、
バラス・カントル(Vc)、
ベラ・ファラゴ(Syn)、他
現代音楽のタームでのテープ音楽やノイズミュージックなど、意気軒昂だったころの「現代音楽」がタイムマシンから甦ったかのような作品もあるが、黄金分割を技法に援用した「星」、抒情性が際立つ終りの2曲は意外なほど感情の深部を揺さぶる佳品。録音:2004年、2005年





どうした!アムラン
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
HYPERION CDA 67550 1CD¥2300→¥2090

 もちろんやっちゃいかん、とは言わない。
 しかし人には「持ち分」というものがある。たとえばハフならラフマニノフやベートーヴェンくらいまでならやっていいだろう、またベレゾフスキーならフランスものや現代ものもいいかもしれない。で、アムランといえば、やはりどっかから掘り出してきた3人がかりで弾かなければだめなような世界初演となる超難曲。まあ、ルビンシテインの第4番くらいなら許せる。

 それがブラームスの2番である。
 これは掟破りである。敵ゴール前まで突進した宮本のようものである。
 しかし・・・本人が本気でそっちの世界へ行こうとしているとしたら。・・・実際今年9月の来日公演予定曲目だったりする。
 何か考えているのか、アムラン?
 軽薄、機械、血も涙もない、といわれなき批判を受けてきた人類誕生以来最高のテクニシャンが、ついに新しい時代に入ろうとしているのか。

 失敗するかもしれない。・・・しかし聴かないわけにはいかない。

CDA 67550
¥2090
ブラームス:
 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83/
 4つのピアノ小品Op.119
マルク=アンドレ・アムラン(P)、
アンドルー・リットン指揮、
ダラス交響楽団
SACDA 67550
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200

<前作>


アムラン/デュカス&ドゥコー
HYPERION CDA 67513 1CD¥2300→¥2090

 昨年2005年は続々と多種多様なレパートリーのリリースを行い、聴き手に感動と衝撃を与えてくれたスーパー・ヴィルトゥオーソ、マルク=アンドレ・アムラン。
 そんなアムランが送り出してきた2006年リリース第1弾は、なんとデュカス&ドゥコーという度肝を抜くフレンチ・アルバム。
 「魔法使いの弟子」、「ラ・ペリ」などの代表作で知られるデュカス。パリ音楽院で作曲法、編曲法の教授として後進の育成にあたるなど教育者としての一面も持ち、弟子にはデュリュフレ、メシアンといった大作曲家が名を連ねている。完璧志向の強かったデュカスは大半の作品を破棄してしまい、出版された作品は僅か13曲(!)と非常に少ない。そんなデュカスのピアノ・ソナタは、高い技巧を必要とする難曲であるもののロマンティックな作風を持っており、アムランの最も得意とするスタイルの作品であると言える。
 カップリングはこれまた貴重なレパートリーであるドゥコーの「月の光」。ドゥコーはマスネ、ギルマン、ウィドールらに師事し、アメリカでは「フランスのシェンーンベルク」と呼ばれるなど無調音楽の作曲 に取り組んだ作曲家である。その作品はほとんど知られておらず、「月の光」が現在演奏される唯一の作品かもしれない。

CDA 67513
¥2090
デュカス:ピアノ・ソナタ変ホ短調
アベル・ドゥコー(1869−1943):月の光
マルク=アンドレ・アムラン(P)


<アムラン、最近のコンチェルト録音>


アムラン/シャルヴェンカ&ルビンシテイン
HYPERION CDA 67508 1CD¥2300→¥2090

 Hyperionの大好評シリーズであるロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズの第38集。アムラン自身久々のシリーズ登場となる今回の第38集では、シャルヴェンカと(アントン)ルビンシテインの2人を取り上げる。シャルヴェンカ、ルビンシテインとも作曲家であるのと同時に、コンサート・ホールで大喝采を浴びた19世紀を代表するヴィルトゥオーソ・ピアニストとして知られている。そのヴィルトゥオーソたちが書き上げたピアノ協奏曲に挑むのが、現代最強のヴィルトゥオーソ・ピアニストであり作曲家であるアムランだというのだから聴き逃す手はない。とくにルビンシテインの第4番はロシア・ヴィルトゥオーゾ満載の傑作にもかかわらず、チャイコフスキーやラフマニノフの亜流として遠ざけられてきた不運な作品。しかし何度も聴けばこれぞ本流と思っていただけるはず(実際こっちのほうが作曲は早い)。
 タクトを執るマイケル・スターンはあのアイザック・スターンの息子であり今作がHyperion初登場。

CDA 67508
¥2090
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第38集
 フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ:
  ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.32
 アントン・ルビンシテイン:
  ピアノ協奏曲第4番ニ短調op.70
マルク=アンドレ・アムラン(P)
マイケル・スターン指揮
BBCスコティッシュ響
SACDA 67508
(SACD Hybrid)
¥3100






さらにプライス・ダウン
マルコム・ビルソン(Fp)/モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
HUNGAROTON HCD 31009/14 (6CD)\6600→¥5490

 ビルソンのモーツァルト ピアノ・ソナタ全集がようやく入荷した。
 ピリオド楽器演奏の草分けビルソン。ここでは時代考証に基づいた3つの楽器を使い分け、折り目正しく清潔感あふれる演奏を聴かせてくれる。
 15年も前の演奏ということで、それ以降現れた多くの古楽器演奏の中でつい忘れられそうになる全集だが、こうして聴いてみるときわめて新鮮。ビルソンはコンサートのときには自分でフォルテ・ピアノを会場に一人で運んで調律まで行うという。フォルテ・ピアノを選び調整するというプロデュース&エンジニアの側面、そしてきわめて客観的な研究者としての側面、そしてもちろん聴き手を満足させるための演奏家としての側面、彼はそうしたさまざまな顔を持ち、そのいずれもが一級品である。その演奏は学究的になりすぎず、たとえば後期の第16,17番などでは古楽器であることを忘れさせるようなしっとりとした豊かな音楽を聴かせてくれ、その一方で第10,11番といった超有名国ではこれぞ古楽器演奏といった軽妙・且つ華麗な演奏を聴かせてくれる。また古楽器特有のキンキンした音が抑えられているのも超一流エンジニアの妙。だからずっと聴き続けられる。このしっとりとした情感がビルソンの最大の魅力だろう。
 入荷を機に、前回お知らせした価格よりさらに大幅に値下げ。この充実した全集を一人でも多くの方に聴いていただければ。

HCD 31009/14
(6CD)
\6600→¥6290
→¥5490
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
 第9番ニ長調K.311 / 第5番ト長調K.283 /
 第3番変ロ長調K.281/第11番イ長調K.331 /
 第2番ヘ長調K.280 / 第10番ハ長調K.330
 第6番ニ長調K.284 / 第8番イ短調K.310 /
 第12番ヘ長調K.332/第16番変ロ長調K.570 /
 第17番ニ長調K.576 / 第13番変ロ長調K.333
 第1番ハ長調K.279 / 第4番変ロ長調K.282 /
 第7番ハ長調K.309/幻想曲ハ短調K.475 /
 第14番ハ短調K.457 /
 第18番ヘ長調K.533 + 494 / 第15番ハ長調K.545
※ 使用楽器;
 1977年フィリップ・ベルト製
 (1780年頃ウィーン、アントン・ワルター製に基づく)[CD1&2]
 1979年トーマス&バルバラ・ウォルフ製
 (1790年頃ミュンヘン、ルイ・ドゥルケン製に基づく)[CD3&4]
 1989年ポール・マクナルティ製
 (1795年頃ウィーン、アントン・ワルター製に基づく)[CD5&6]
マルコム・ビルソン(Fp)
録音:1988、89年フンガロトン・スタジオ(CD1-4) 1990年アムステルダム、聖母マリア教会(CD5&6)




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