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国内盤おすすめ新譜
第35号 2006年9,10,11月リリース予定



PAN

PC 10187
(国内盤)
\2730
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲 第5 番 イ長調K.219「トルコ風」
バルトーク:第2狂詩曲
イザイ:
 ヴァイオリンとピアノのための「叙情的詩曲」作品12
サン=サーンス:
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番作品75
矢野玲子(Vn)
ウェルナー・エーアハルト指揮
ジュネーヴ室内管
セルゲイ・クドリャコフ(P)
2004 年ジュネーヴ国際コンクールで最高位(1位なし2位)に輝いただけでなく、今2006 年ベオグラード国際コンクールではみごと優勝&聴衆賞を獲得。そして今秋10 月には都響(小泉和裕指揮)とチャイコフスキーの協奏曲での共演が決まっている新世代の名手・矢野玲子(vn)が、さきのジュネーヴ国際コンの肝煎りによりPan Classics で素晴らしいアルバムを制作した。テクニックが素晴らしいとか、勢いがある、とかいうレヴェルではありません。溌剌と音楽の喜びをほとばしらせながらも、解釈にはヴェテラン並の冷静な一貫性が!気迫で気疲れしそうなスパルタ系でも、ロマンティックに酔いつぶれた耽溺系でもない、すでに「名演奏プラスアルファ」を感じさせてやまない演奏のクオリティ、20 歳そこそこの若手とは思えません。ありがちな新人デビュー盤と明らかに一線を画す“隠れ充実ポイント”として、モーツァルトの協奏曲でコンチェルト・ケルンの首席バロック・ヴァイオリン奏者ウェルナー・エーアハルトが指揮しているのも見逃せません! 節目正しい冒頭のリトルネッロ、矢野の演奏に触発されつつもソリスト共々構成感を失わず、豪放なホルンも端正な弦も冷静に白熱してゆくさまは驚くほどハイレヴェル!
PC 10164
(国内盤)
\2625
ヴァイオリンのための近代音楽傑作集
ヤナーチェク:
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
バルトーク:
 ヴイオリンとピアノのためのソナタ 第2番
ラヴェル: ツィガーヌ
メシアン:ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
ブリギッテ・ラング(Vn)
イヴォンヌ・ラング(P)
ルツェルン生まれのラング姉妹デュオは、1990年代からバウムガルトナーに招かれルツェルン音楽祭に出演、その後もスイス内外の音楽祭から招聘を受けつつ、ウィグモア・ホールやベルリン・フィルハーモニー、チューリヒのトーンハレなど名だたる大ホールで活躍、2000年頃からClavesやGalloなどスイス屈指のレーベルで録音を続けている(ブリギッテの方は2002年以来NDRハンブルク響の助席奏者でもある)。Clavesでのスイス人作曲家作品集は早々に仏DIAPASONで5ポイント満点を獲得したそうだが、その実力のほどを「ツィガーヌ」ほか近代の有名作曲家作品でじっくりと味わえるのがこの新譜。レパートリーの拡充に意欲的なだけでなく(そういう姿勢を崩さない若手奏者は往々にして伸びる…とよく思うのですが、どうでしょう)、多くの巨匠連中にも弾き込まれてきた傑作をこれだけ立派に聴かせられると、期待はなお高まらざるを得ない。
PC 10162
(国内盤)
\2625
ツェムリンスキー:
 七つの歌曲(1889〜90)
 マーテルランクの詩による七つの歌 作品13
 五つの歌曲(1895〜96)
 二つのブレットル=リート(1901)
  (=キャバレー・ソング)
ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
フローリアン・ヘンシェル(P)
世紀末ウィーンに花咲いた徒花、知れば知るほど奥深いツェムリンスキーの、いわば心情告白ともとれる親密にして多彩な歌曲群を、本場の歌い手が鮮やかに、細やかに、宝玉のような知られざる小宇宙の魅力をひとつひとつ解き明かしてゆく。録音シーンでは意外に優遇されているこの作曲家、『叙情交響曲』をはじめ管弦楽曲・管弦楽伴奏付つき歌曲にくらべピアノ伴奏の歌曲はリリースが少なく(既発売は2タイトルくらい?)しかもドイツ語圏、それも本場オーストリアの歌い手によるものとなると類例がなかったのでは? そこへこのハーゼルベック——ウィーンで忘れがたき往年の名花リタ・シュトライヒに師事したうえ、アルノンクールとの共演で名高いアルノルト・シェーンベルク室内合唱団にも長く所属していたという。つまり、古きウィーンと先鋭的ウィーンの双方をよく知る生粋の歌い手というわけだ。あくまでロマン的な情緒がうっすらと綺麗な温もりを添える初期作品(シューベルトのようなナイーヴさもある)から、諦念と退廃のなかで爽快な突き抜け方をみせるキャバレー・ソングまで、シーレやクリムトの情念や肉感というより、ヨーゼフ・ホフマンの版画やシュニッツラーの小説のように“瀟洒で洗練された世紀転換期”を感じさせる充実作の数々をみごとに歌い分け、各作品にふさわしい雰囲気をたちどころに作り上げてしまう!
PC10163
(国内盤)
\2625
モーツァルト、最後の日々
 〜晩年のピアノ作品、オルガンや
    自動オルガンのための作品集
 ピアノソナタ 第17番 ニ長調 K.576
 シャック(またはゲルル?)のアリア
  「女ほどすてきなものはない」の主題による変奏曲 K.613
 自動オルガンのための音楽 ヘ短調 K.593
 自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
 自動オルガンのための音楽 ヘ長調 K.608
ミヒャエル・ガイリート(P、Org)
ピアノ:スタインウェイC
オルガン:パッサウのアイゼンバルト工房2002年製(ウィーン、聖アウグスティン教会)
モーツァルト晩年の鍵盤独奏曲のなかでも、とくに見過ごされがちな作品を集めた一作——ウィーンの俊英奏者ガイリートが、なんとオルガンとピアノを弾き分けて1人で完成させてしまったアルバムだ。ガイリートはウィーンを中心に世界をまたにかけて活躍中の名手で、しばしば一夜のうちにピアノとオルガンを両方弾き分ける演奏会を催しているとのこと。リストの弟子で「ピアノ・ソナタ」と「オルガンのための詩編94番」によって今に名を残しているロイプケについて著書があるというのも何となく納得だ。本盤での彼はフォルテピアノや歴史的オルガンにこだわることなく、ピアノのための作品には現代ピアノを、自動オルガン作品には4段手鍵盤ペダルなしの現代オルガンを用いて普遍的に仕上げて…と思いきや、それぞれの楽器でユニークな奏法を展開。「18世紀の楽器は、音域ごとに音色が不均質で、それがまたいい」との見方から、スタインウェイを使っているにもかかわらず音域ごとに微妙にタッチを変え、フォルテピアノ風な味わいをかもし出そうとしている。オルガンの方でも足鍵盤なしの現代楽器を使っているものの、現場的判断から修正されてしまうことの多い 二度音程の不協和音なども含め逐一すべて原譜の音符どおりに弾いてみることで、モーツァルトがひそかに狙っていた意外な演奏効果をそのまま提示してみせる(自動オルガン作品の演奏にまで注目している熟練リスナーは必聴!)。
PC10180
(国内盤)
\2625
クロンマー(1759〜1831):
 2本のクラリネットと管弦楽のための協奏曲変ロ長調 作品35
 協奏交響曲 ニ長調 作品80
  〜フルート、クラリネット、ヴァイオリンと管弦楽のための
クルツィオ・ペトラリオ、
フレデリク・ラパン(Cl)
ブリギッテブクストルフ(fl) チェルノホフスキー(Vn)
ヤークプ・フロシャ指揮
チェスケー・ブデヨヴィツェ・フィル
フルートのA.二コレやP=L.グラーフ、クラリネットのE.ブルンナーやT.フリードリ…と、スイス人音楽家に管の名手が多いことはご存知のとおり。スメタナ四重奏団、J.スーク、V.フデチェク…と、チェコ人音楽家に弦の名手が多いこともご存知のとおり。それは「あの頃はよかった」的な往年の話ではなく、今でもやはりその通り。本盤でも、特産品のビールで知られるチェコ地方都市の楽団がわくわくするようなサウンドを奏で、若きスイスの管楽器奏者達と30歳そこそこのチェコ人ヴァイオリニストが、実力あらたか、「ごまかしのきかない」古典派の作品で各楽器の音色のうまみをじっくり味あわせてくれる。

RAMEE

RAM 0602
(国内盤)
\2730
美の精華——中世、十字軍時代のキプロス島のフランス語歌曲
 1. 美しく高貴なるバラは
 2. 高らかに、心愉しく歌うには
 3. 愛神よ、わたしは誰に心を尽くそう
 4. 薔薇という薔薇、みな花ざかり
 5. 不幸な結末の話なら、いやというほど聞いてきた
 6. よき船着場を見つけるために
 7. とこしえに、よき心とともに花を捧げたく
 8. 愛神が、わたしの心を袋に詰めて持ち去った
 9. 甘美な苦しみあればこそ
 10. いとやんごとなく、純潔にして細やかな百合の花
 11. あなたの僕たる生き物にどうか慈悲を垂れたもう
 12. あなたの高貴な魅力ゆえ、わたしはあなたの僕となろう
 13. 運にまかせて富を得ようと思う者は
アンサンブル・ラ・モルラ(古楽器使用)
キプロスで15世紀初頭に作成されたとおぼしき写本が、トリノ国立図書館に残されている。15世紀初頭にキプロスを訪れた、デュファイを育てたカンブレー大聖堂の音楽家2人が作成したものらしく、つまりド・マショーとデュファイの間をつなぐフランス音楽遺産ともみなしうる重要な写本なのだった!今回のアルバムではこの曲集から13曲を選出、歌入りトラックと純粋に器楽だけによるトラックとがちょうど半分ずつくらいになるようバランスよいプログラムにしている。低音楽器が入ってこないせいか(ドゥルツィアンもバスではなく、オーボエに似た音のトレブル楽器を使用)、ナチュラルな録音とあいまって、時間を超越してたゆたうような中世音楽独特の美がきわだって感じられる。澄み切ったリコーダーやまっすぐなソプラノ、メッサディヴォーチェ?の美しいフィドルなど、古楽マニアならずとも食指の伸びる素晴しいサウンド!珍品に終わらぬ洗練された一作だ。
RAM0603
(国内盤)
\2730
〜オーボエのためのトリオ・ソナタ集
ジョアン・バティスタ・プラ (1720〜70):
ジョゼプ・プラ (1728〜62):
 1. トリオ・ソナタ ヘ長調
 2. トリオ・ソナタ ニ短調
 3. トリオ・ソナタ ト長調
 4. トリオ・ソナタ 変ホ長調
 5. オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調
 6. トリオ・ソナタ ハ長調
アンサンブル・ロッシ・ピチェーノ(古楽器使用)
エミリアーノ・ロドルフィ、アンドレアス・ハイム(ob)
マリアン・ミンネン(vc)ラウル・モンカダ(cmb)
+松永綾子(vn)、ヴィム・マーゼレ(theo/g)
スペインを出て、広くヨーロッパへ…晩期バロックと古典派の様式が入り混じるプラ作品の面白みを、絶品バロック・オーボエで!バロック後期〜初期古典派の流儀で、スペイン臭さのない流麗な音楽を紡ぎ続けたプラのファンは演奏家にも多いと見えて、古くから折に触れて録音にも供されている——かのJ-P.ランパルも晩年SONYでプラ・アルバムを制作していたし、スペインの老舗御国芸レーベルENSAYOにも協奏曲集があった。十八世紀当時も、兄のマヌエル(当盤には作品収録なし)意外の2人はシュトゥットガルトへ、パリへ、ロンドンへ…と諸外国へ出て大いに名声を馳せていた。今回はそんなプラ兄弟の魅力あふれる音楽世界を、ばっちり古楽器で、秀逸な演奏とともに味わいつくせるアルバムの登場だ。演奏陣は6月の来日公演も好評だったカペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニでオーボエを吹いているE.ロドルフィを中心に集まった、Ens.ゼフィーロ、エスペリオンXXI、コンチェルト・イタリアーノ、BCJやオーケストラ・シンポシオンといったアンサンブルで今まさに忙しく活躍中の実力派たち。しかもバロック・オーボエがダブルで協和するトリオ・ソナタが大半で、その美音の重なり具合といい、流麗な機能性といい、なかなか得がたい古楽サウンドがかもし出されているのが嬉しいところだ。ヴァイオリンの松永綾子も1曲参加、曲調にヴァラエティをもたらしているのも素敵。プラ兄弟じたいの名はそれなりに知られていても、古楽器による録音がこれまで意外となかっただけに、1枚まるまるプラ作品だけで作られた(しかも極上演奏による)このアルバムの登場は全く嬉しい限り!

TRANSART

TRM 139
(国内盤)
\2625
ルイ・モロー・ゴットシャルク(ガッチョーク)(1829〜69):
 1, 演奏会用奇想曲
  「アンダルシアの思い出」作品22
 2.奇想曲「かわいい君、許しておくれ」作品44
 3. 華麗なる奇想曲「クリオーリョのまなざし」
            (キューバ舞曲)」作品37
 4. 演奏会用練習曲「マンチェガ」作品38
 5. 哀歌「彼女が死んだ!」作品60
 6. 奇想曲「ぼくだよ!」作品45
 7. 感傷的なマズルカ「ラ・シンティッラ」作品21
 8. 舞踏曲 作品33
 9. バラード 第6番 作品83
 10. 大スケルツォ 作品57
 11. 詩的なワルツ「ため息」作品24
 12. 演奏会用パラフレーズ「ユニオン」作品48
 13. トーナメント・ギャロップ
ロール・ファヴル=カーン(P)
いきなり既存の決定盤群に比肩するクオリティ!昨年4月の来日公演で、席につくや何の前触れもなく火花を迸らせる超絶技巧的才気煥発なピアニズムで聴衆を圧倒したロール・ファヴル=カーン。PRO PIANOレーベルが目をつけただけあって、玄人リスナーも舌を巻く音楽性と技巧の持ち主なのは言うまでもないが、待望の新譜は巨匠名曲路線でお茶を濁したりせず、いきなりガッチョークの作品集だというからまた意外——と思いつつ、聴いてみれば彼女のピアニズムに作品がすごくハマっていて納得させられる。少し後のマクダウエルとともにアメリカン・クラシック草創期の巨匠ガッチョーク(はじめパリで名をあげたからか、仏語式にゴットシャルクと呼ぶことも)は、1840年代頃から頭角をあらわし、50年代にはリストやタールベルクらと並び賞されるほどの名声をヨーロッパで獲得、南米・北米の“異国情緒”を盛り込んだ作品群で祖国でも大いにもてはやされた名手。原盤ジャケット裏には「ショパンを忘却の淵に追いやれるのはゴットシャルクだけ」というカミーユ・プレイエルの言葉が引用されており、実際ファヴル=カーンの柔軟軽微な演奏を聴いていると、いかにも…と思えてくるのでは。ガッチョークは20世紀前半の“偉大なピアニズム”の時代にも折々弾かれ、体系的な録音もHyperionやNIMBUSにあるが、どれもだいぶ前の録音。彼を有名にした国・フランスからの瑞々しい新録音は、その意味でも要注目だ。
TRM 140
(国内盤)
\2625
モーツァルト:
 1. ピアノ協奏曲 第14 番 K.449
 2. ピアノ協奏曲 第16 番 K.451
 3. ピアノ協奏曲 第27 番 ハ長調 K.595
パウル・バドゥラ=スコダ(P/ベーゼンドルファー&指揮)
プラハ室内管
“あえて”現代楽器による巨匠バドゥラ=スコダ会心の協奏曲全集、待望の新作!!ベーゼンドルファーと指揮者なし老舗現代楽器集団で、こんなに瑞々しいモーツァルト!アルバムセールス的にも大成功をおさめた5 月の来日公演、その感動ふたたび!ゴールデンウィーク直後の来日公演&マスタークラスは大成功、弊社扱の既発売モーツァルト協奏曲アルバム二作(TR126・TRM132)も店頭セールスをぐぐっと伸ばし、今更ながらにバドゥラ=スコダここにあり・といった威光を見せつけられた感がありますが、そこへ待望のモーツァルト協奏曲集新譜が登場! ただでさえモーツァルト・イヤーな本年、全く嬉しい限りです。しかも今回は2曲ではなく3曲も収録! 例によってプラハ室内管は古参ならではの美音と引き締まったアンサンブルが少しも揺るがず、元気よく弾き進むバドゥラ=スコダのベーゼンドルファーと丁々発止のからみ具合で作品美を余すところなく堪能させてくれます——管楽器群のソロが映える第16 番、丁寧な解釈が印象的な第14 番、そして名残り惜しみじっくり味わい確かめるような、そんな落ち着いた演奏に、澄み切った枯淡の風情が浮かび上がる「最後のピアノ協奏曲」第27 番・・・ソナタ楽章も緩徐楽章もフィナーレも、どのトラックを取っても積年の経験と思い入れ、そして常に新しい何かを追求しつづける溌剌としたエネルギーが隅々まであふれかえる名演! ライナーノートはもちろん今回もバドゥラ=スコダ自身が手がけており、著書『モーツァルト 演奏と解釈』でみせた旺盛な学究精神の健在も伝わってきます。モーツァルト・イヤーに送る、真に忘れがたい傑作アルバムがまたひとつ——すべての音楽ファンに送る、最高にして理想的な現代楽器解釈がここに!
TRM 141
(国内盤)
\2625
D.スカルラッティ:ピアノによるソナタ集
 1. ソナタ イ長調 K.322/2. ソナタ ロ短調 K.27
 3. ソナタ ハ短調 K.11/4. ソナタ ハ長調 K.159
 5. ソナタ ニ短調 K.9/6. ソナタ ホ長調 K.380
 7. ソナタ ト長調 K.55/8. ソナタ ヘ短調 K.466
 9. ソナタ ト長調 K.146/10. ソナタ ハ長調 K.132
 11. ソナタ ヘ短調 K.519/12. ソナタ ロ短調 K.87
 13. ソナタ ト短調 K.8/14. ソナタ ニ短調 K.32
 15. ソナタ 二短調 K.64/16. ソナタ ト長調 K.125
 17. ソナタ ニ長調 K.29/18. ソナタ ト長調 K.427
マルセラ・ロジェリ(P)
昨年のサティ盤でみせた妖艶さから、すっきりと洗練された「大人のノーメイク」調に。淡々としつつも変幻自在、深夜にしっとり聴きたい極上スカルラッティ。昨年TRANSARTからリリースされた、夜気を感じさせるぬわっと妖艶なサティ・アルバム(TRM134)が印象的だったゲルバー門下のアルゼンチンのピアニスト、マルセラ・ロジェリ。コープランドやヴィラ=ロボスなど近代ものが得意と聞いていたが、第2作は意外にもD.スカルラッティ。かなり色々なアプローチが出尽くした感のあるピアノ版スカルラッティに、なぜいまさら…と思ったものの、一聴すれば感慨も改まるというもの。 さっと数曲聴き流している段階では、サティの濃厚路線から一転・淡々とした演奏のように感じられるものの、なんとなく聴きすすめるうち、サティ盤での何やらうっすらまとわりつくようなリズム感が今回も健在で、忘れられない記憶を奥に秘めつつ表面上はさっぱりふるまう大人のアプローチ…といった魅力がじわじわ感じられて、どんどんハマってしまうから不思議なもの。あとから効いてくる。(この効果、店頭演奏でもかなり有効なのではと思えてなりません。) ピアノのダイナミズムを生かしてスカルラッティのアクロバティック性を強調する…というより、ピアノならではのタッチに直結したニュアンスの自在さを武器に、しっとりとした語り口で、スカルラッティの旋律と和声にひそむ機微を彫り上げてゆくような感覚。聴き込み甲斐のあるアルバムをじっくり売ってゆきたい売場様にはぜひおすすめしたい——即効性もオーセンティシティもないスロウなアイテムながら、内容の充実度は格別。

エイベックス・クラシックス


ドミトリエフ&サンクトペテルブルク響

サンクトペテルブルクには多くのプロのオーケストラが存在する。しかもよく似た名称(それも長い)のオケが多数存在し、紛らわしい。現地在住で声楽家・音楽ジャーナリストの東佐智子氏によると、”ロシア人にとってもこのような名称は不便なものらしく、音楽家の中では首席指揮者の名前でオーケストラを呼ぶことが定着している。つまりこのオーケストラの場合は「ドミトリエフ・オーケストラ」となる”そうだ。
今回エイベックス・クラシックスから発売されるCDは、昨年の来日公演の模様をライヴ(一部セッション)録音したもの。
AVCL-25117
(SACD Hybrid)
\3000
チャイコフスキー:
 「白鳥の湖」より
  情景/ワルツ/白鳥たちの踊り/
  情景/ハンガリーの踊り
 「眠りの森の美女」より
   序奏/アダージョ/性格的な踊り/
   パノラマ/ワルツ
 「くるみ割り人形」より
  小序曲/行進曲/こんぺいとうの踊り/
  ロシアの踊り/アラビアの踊り/中国の踊り 他
ドミトリエフ指揮
サンクトペテルブルク響
録音:2005年12月23日 東京オペラシティ (ライヴ+セッション・レコーディング)


菊池洋子

AVCL-25118
(SACD Hybrid)
\3000
モーツァルト・アルバム2
 ピアノ協奏曲20番/キラキラ星変奏曲/
 ピアノ・ソナタ第8番
菊池洋子P)
井上道義(指揮)
オーケストラ・アンサンブル金沢
AVCL-25041
(SACD Hybrid)
\3000
〔関連旧譜〕
モーツァルト・アルバム1
 ピアノ協奏曲第21番/
 ピアノ・ソナタ第11番 K331〈トルコ行進曲付き〉
菊池洋子(P)
沼尻竜典(指揮)
オーケストラ・アンサンブル金沢

オクタヴィア・レコード

8月23日発売分

EXTON

OVCL 00235
(SACD Hybrid)
\3000
チャイコフスキー:
 交響曲第3番「ポーランド」/
 イタリア奇想曲
ラザレフ指揮
読売日本交響楽団
シリーズ第2弾。アーテュキレーション、歌いまわし、どれをとっても個性豊か。金管セクションも絶好調。録音:2006年5月19、24、25日、東京芸術劇場
OVCL 00215
(SACD Hybrid)
\3000
〔関連旧譜〕
チャイコフスキー:交響曲第5番 ラザレフ指揮
読売日本交響楽団
ささやくようなピアニシモから耳を劈くフォルテシモまでダイナミック・レンジの幅を引き出し、「これが日本のオケか!?」と思わせるほど豊かな質感と量感のチャイコフスキーを存分に聴かせてくれる。録音:2005年2月9日、サントリー・ホール
OVCL 00250
(SACD Hybrid)
\3000
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ノヴァーク:スロヴァキア組曲
マーツァル指揮
チェコ・フィル
SACDハイブリッド盤として再登場。カップリングは初出音源。録音:2003年10月9-10日、2004年1月16-17日、プラハ、「芸術の家」ドヴォルザーク・ホール
OVCL 00252
(SACD Hybrid)
\3000
マーラー:交響曲第2番「復活」 ノイマン指揮
チェコ・フィル
アゴヴァ
ヴェニャチコヴァ
プラハ・フィル合唱団
録音:1993年2月11、17日、プラハ、「芸術の家」ドヴォルザーク・ホール

SACRAMBOW

OVSL 00016
\3000
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第1番/同第5番/同第18番
リヒテル(P)
バルシャイ指揮
新星日響
巨匠最後の来日公演。美しいモーツァルトの調べはあまりにも高貴。録音:1994年3月3日、サントリーホール
OVSL 00015
\3000
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
オレグ・カガン(Vn)
リヒテル(P)
録音:1986年12月20日、中新田バッハ・ホール

CRYSTON

OVCC 00032
(SACD Hybrid)
\3000
モーツァルト:
 ホルン協奏曲第1番〜第4番
 ホルンとオーケストラの為のロンドK371
ズデニェク・ティルシャル(Hr)
コシュラー指揮
チェコ・フィル
世界屈指のホルン奏者、ティルシャルの柔らかい名技。録音:1993年8月16-18日、プラハ、「芸術の家」ドヴォルザーク・ホール

SPEX

OVCX 00026
(2CD)
\3500
J.S.バッハ:
 6つのパルティータBWV825-830
堀由紀子(P)
フェリス女学院大学の教授である堀由紀子のSPEXデビュー・アルバム。録音:2003年5月7日、6月2、5日、7月17日 東京オペラシティ・リサイタル・ホール

フォンテック

FOCD 9281
(SACD Hybrid)
\2800
ウェーベルン:
 管弦楽の為の6つの小品
マーラー:交響曲「大地の歌」
藤村実穂子(Ms)
パーソルド・シュミット(T)
アルミンク指揮
新日本フィル
2005年6月30日、サントリーホール・ライヴ。音楽監督就任以来、新鮮なプログラミングと清新な演奏で聴衆を魅了し続けるアルミンク。今回は奇しくも6曲からなる2つの作品を収録。
EFCD 4110
\2520
懐かしいアメリカの歌
 新実徳英(作曲)/谷川雁(作詩):
  無伴奏混声合唱のための「北極星の子守歌」
   (海/われもこう/無名/自転車でにげる
    わらべが丘/なまずのふろや/
    北のみなしご/北極星の子守歌)
 湯浅譲二(編曲):
  無伴奏混声合唱のための「懐かしいアメリカの歌」
  (ホーム・スウィート・ホーム/
   谷間の小さな教会
   故郷の人々/なつかしのヴァージニア/
   リパブリック讃歌)
 若林千春(編曲):
  (翼をください/エーデルワイス/いつも何度でも/
  世界の約束/島唄/となりのトトロ/Sing/
  見上げてごらん夜の星を)
東京混声合唱団
山田和樹(指揮)
若林千春(P)
録音:2006年7月
FOCD 9280
\2100
イタリア近代歌曲集 II
 レスピーギ:
  あなたたちが生まれた時/
  雌鳥たちが麦打ち場を引っ掻いて/
  いつかあの人が帰って来たら/諦め/
  踊りへの誘い/
 カゼッラ:
  美しい乙女、私の心の光り/美しい鳥籠から
  かわい女よ、私は貴女に恋している
 アルファーノ:ナポリの古い子守歌/毎日毎日
 フェルラーリ:
  道行く若い人よ/海辺に家を造りたい/
  夜、床に就くと/
  貴方が通りかかると、なんと腹がたつことでしょう/
  ああ私の溜め息よ、私の送る所に行きなさい
 ピッツェッティ:オリーヴの子守歌/指輪の漁/牧人たち
 ゲディーニ:
  一羽の小鳥が甘い声で/手に一杯の薔薇と百合を下さい
嶺 貞子(S)
山田武彦(P)
古典から現代までイタリア歌曲の第一人者として国内外で高い評価を受ける嶺貞子によるイタリア近代歌曲集の第2弾。
FOCD 2561
\2548
志田笙子:作品集
 和・貴メ/合/蜘蛛の糸/綾)/清見寺へ暮れて帰れば
カミラ・ホインテンガ(Fl)
ウィルヘルム・ブルック(G)
デニス・ラッセル・デービース(P)
滑川真希(P)
井原和子(ピッコロ) 他
現代日本の作曲家シリーズ第31弾。


九響シリーズ

FOCD 9289
\2520
ロシア名曲集
 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
 グラズノフ:バレエ音楽「四季」より
  パッカナール、小アダージョ
 ボロディン:交響替詩「中央アジアの草原にて」
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 リャードフ:ババヤーガ
 ムソルグスキー/R.コルサコフ:交響詩「禿山の一夜」
 ハチャトゥリアン:
  バレエ音楽「ガイーヌ」より
   剣の舞、子守歌、バラの乙女たちの踊り、レスギンカ
 プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジの恋」より行進曲
 チャイコフスキー:序曲「1812年」
小泉和裕(指揮)
扇谷泰朋(Vn)
九州交響楽団
FOCD 9290
\2520
序曲・前奏曲集
 モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 ウェーバー:「オペロン」序曲
 ロッシーニ:「セビリヤの理髪師」序曲
 メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
 ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
 チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
秋山和慶(指揮)
九州交響楽団
FOCD 9291
\2520
シュトラウス・ファミリー名曲集
 ヨハン・シュトラウスⅡ:「こうもり」序曲
 エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」
 ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「我が人生は愛と喜び」
 ヨハン・シュトラウスⅡ:
  ワルツ「ウィーンの森の物語」*
  新ピチカート・ポルカ
  歌劇「千夜一夜」間奏曲
  ワルツ「美しく青きドナウ」
  ポルカ「浮気心」
  ワルツ「芸術家の生涯」
 ヨハン・シュトラウス:ラデッキー行進曲(原典版)
大町陽一郎(指揮)
河野直人(ツィター)*
九州交響楽団


徳永二男 3タイトル再発売

FOCD 9282
\1575
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲 徳永二男(Vn)
伊藤恵(P)
1996年12月26-28日 さいたま芸術劇場
FOCD 9283
\1575
パガニーニ:カプリースOp.1全曲 徳永二男(Vn)
2000年3月14-15日、牧丘町民文化ホール
FOCD 9284/7
(4CD)
\3675
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 徳永二男(Vn)
伊藤恵(P)
2000年5月12-13日 6月16-18日、7月14-16日 さいたま芸術劇場


FONTEC P&Dレーベル

FOCD 20057
\3000
風に寄せてうたへる・・・/池田操〜日本抒情歌曲集
 鐘が鳴ります/野薔薇/砂山/母のこえ/椰子の実/浜辺の歌
 ふるさとの/初恋/ゆりかご/叱られて/白月/浜千鳥/母
 むこうむこう/霧と話した/忘れな草
 「風に寄せてうたへる春のうた」より
  [青き臥床をわれ飾る/君がため織る綾錦
   光りに顫ひ日に舞へる/
   ただへよ、しらべよ、歌ひつれよ]
池田操(S)
塚田佳男(P)

グレゴリオ聖歌(再発売5タイトル)

東京・聖グレゴリオの家聖歌隊によるグレゴリオ聖歌シリーズ。今回再発売の5タイトルは、1988年から始まった「クリスマスのミサ曲」から、2002年発売の「レクイエム」まで14年間にわたる、国内での本格的なグレゴリオ聖歌録音の歴史と言えるもの。各CDはそれぞれグレゴリオ聖歌解釈の第一人者を指揮者として招いている。グレゴリオ聖歌は「典礼行為において首位を占める教会音楽」と称されていますが、音楽の形態としては極めてシンプルなものです。作曲家・細川俊夫は「クリスマスのミサ曲」CDに寄せた文章でこのように書いている。この音楽のメリスマの時間の流れ(グレゴリオ聖歌の旋律)に垂直的に耳をすますと、ユニゾンの響きの微妙なずれが生み出すニュアンスの豊かさ、息が母胎となって生み出される、たゆたうような計量不可能なリズム、メリスマの相互間の美しいしじま、人々が心を一つにして歌い始めるときの響き・・・。静けさのうちに、実に豊かで多義的な音楽世界が実現しているのです。(中略)グレゴリオ聖歌を歌う人々は、美しいラテン語の言葉を心の内に持ち、その言葉の奥底に人間を超えたものへの祈りが泉のように湧き出ています。
FOCD 9275
\2100
クリスマスのミサ曲
 「夜半のミサ曲」/「日中のミサ曲」/
 「夜明けのミサ曲」
聖母マリアのミサ曲
水嶋良雄(指揮)
東京・聖グレゴリオの家聖歌隊
FOCD 9276
\2100
主の受難
 「四旬節第3主日」/「四旬節第4主日」/
 「聖金曜日—主の受難」
ゴデハルト・ヨッピヒ(指揮)
東京・聖グレゴリオの家聖歌隊
FOCD 9277
\2100
待降節/主の公現
 「待降節第1主日」/「待降節第2主日」/
 「待降節第3主日」/「待降節第4主日」
 主の公現
ローマン・バンヴァールト神父(指揮)
東京・聖グレゴリオの家聖歌隊
FOCD 9278
\2100
主の復活
 復活徹夜祭と復活主日のミサ
ゴデハルト・ヨッピヒ(指揮)
東京・聖グレゴリオの家聖歌隊
FOCD 9279
\2100
レクイエム—死者のための典礼 ゴデハルト・ヨッピヒ(指揮)
東京・聖グレゴリオの家聖歌隊

マイスター・ミュージック

MM 1213
\3060
リベルタンゴ
 ピアソラ:
  リベルタンゴ/ミケランジェロ '70
  コントラバヒシモ/ブッチャーズ・デス
 R.ロッシ:アヴェ・カントラ
 F.カナロ:ティエンポス・ビエホス(古き時代)
 J.リベルテッラ:ウニベルソ(宇宙)
 R.イリアルテ:タンゴ・アマルゴ
 D.C.プリム:ギターラ・ガウチャ
 E.プッツ:タンゴ・パッショナート
 F.プラカンコ:エル・コラソン・メ・ロバステ
 J.de.カーロ:グアルディア・ビエハ
 G.H.ロドリゲス:モコシータ(小生意気な娘)
 C.カスティージョ:ビチート・デ・ルース
ラ・クァルティーナ
(藤森亮一、
藤村俊介、
銅銀久弥、
桑田歩(Vc)]
トップ・チェリスト4人の競演は見事!
MM 1214
\3060
アマリッリ〜イタリア古典歌曲集
 カッチーニ:アマリッリ
 A.スカルラッティ:すみれ
 マルティーニ:愛の喜び
 モンテヴェルディ:私を死なせて
 チェスティ:私の偶像の回りに
 カリシッミ:勝利だ、勝利だ
 グルック:おお、私の甘美な情熱が
 A.スカルラッティ:私を傷つけるのをやめるか
 カルダーラ:たとえつれなくとも
 ボノンチーニ:あなたを愛するという名誉のために
 ガスパリーニ:お前を愛するのをやめることは
 デュランテ:踊れ、踊れ
 A.スカルラッティ:
  我が命をも奪いたまえ
  もしもお前が私の死の/哀れみたまえ、主よ!
 マルチェッロ:私を燃やすあの炎
望月哲也(T)
カール=アンドレアス・コリー(P)
今、もっとも期待のテノール、望月哲也。日本人には稀な、しなやかさと、さわやかな甘さを含むテノールで、定番のイタリア歌曲を聴かせる。
MM 1209
\3060
「スポットライト・オン・ザ・ハーモニー・クラリネット」
 E.カヴァリーニ:ヴェニスの謝肉祭(Es管)
 J.G.H.バコーフェン:バセットホルンのための変奏曲
 ドヴィエンヌ:クラリネット・ソナタ第1番(C管)
 モルター:クラリネット協奏曲第3番(D管)
 J.ハデルマン:スポットライト・オン・ザ・バスクラリネット
十亀正司(Cl、バセットホルン)
渚智佳(P)
クラリネット界の重鎮、十亀正司による待望のソロ・アルバム。古今のクラリネット族の楽器コレクターとしても有名。今回は5種類の楽器を持ち替え、各々の特色を生かした作品をレコーディング。
MM 1210
\3060
「アメリカ」
 ドヴォルザーク:アメリカ(原曲:弦楽四重奏曲第12番)
 磯部周平:メタモルフォーゼンII
 サティ:「スポーツと気晴らし」より
 シューマン:子供の情景
 J.S.バッハ:G線上のアリア
ザ・クラリネット・アンサンブル
リマスタリングで音質向上。
MM 1211
\3060
小林道夫の芸術Ⅰ
 J.S.バッハ:
  イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
  半音階的幻想曲とフーガ 二短調 BWV903
  コラール「ただ愛する神にのみゆだねまつるものは」 BWV691
  コラール「わが確き望みなるイエスは」 BWV728
  コラール「これぞ聖なる十誠」 BWV679
  フランス風序曲 BWV831
小林道夫(Cemb)
東京芸大の教授を退くまで、多忙でレコーディング時間がとれず、なんと彼にして、CDは今回が初!
MM 1212
\3060
「エア〜トランペット作品集」
 J.S.バッハ:
  エア(管弦楽組曲第3番)
  バディネリ(管弦楽組曲第2番)
  パスピエ(管弦楽組曲第1番)
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ/組曲 ニ長調
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 シャルパンティエ:前奏曲(テ・デウムより)
 J.S.バッハ:
  アリア「満たしたまえ、天つ神の焔よ」(BWV1)
  アリア「神なしたもう御業こそいと善けれ」(BWV100)
  ブランデンブルク協奏曲第2番*
高橋敦(Tp)
三浦はつみ(Org)
都響メンバーによるアンサンブル*

カメラータ・トウキョウ

CMCD-28115
\2940
ブラームス:
 ピアノ三重奏曲
 (弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 作品18より/
  テオドール・キルヒナー 編曲)
 ピアノ三重奏曲
  (弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 作品36より/
  テオドール・キルヒナー 編曲)
 ハンガリー舞曲 第5番 ト短調
  (フリードリッヒ・ヘルマン 編曲)
 ハンガリー舞曲 第6番 ニ長調
  (フリードリッヒ・ヘルマン 編曲)
トリオ・ヴィエナルテ
ヴェロニカ・シュルツ(Vn)
ジュリア・シュライフォーゲル(Vc)
マリア・ロム(P)
ブラームスのピアノ三重奏曲、といっても今回の収録曲は弦楽六重奏曲(作品18 & 36)のための編曲版。18 世紀以降、著名作曲家の作品は、オリジナル形式での出版だけではなく、他の編成用に編曲する事が一般的だった。編曲によって、作品への幅広いアプローチが可能となり、広く知られていくきっかけとなった。この2 つの弦楽六重奏曲には、他にも4 手のピアノ用の編曲が残されている。この弦楽六重奏からピアノ三重奏への編曲はブラームス自身が実際に演奏も試み、「この三重奏は私を大いに楽しませてくれます!」と語っているほど、完成度の高い作品となった。編曲したキルヒナーは、ブラームスからの高い評価と信頼を得ており、彼が困窮していた時期には財政援助を受けていたほど。キルヒナーが独自の個性を見失わない上で、ブラームスの思考や作品の響きの世界に溶け込むことができたのが、見事な編曲へとつながった。さらに、ブラームス作品の中でも人気の高い、「ハンガリー舞曲集」からの編曲も収録している。こちらの編曲者はへルマン。当時のホーム・コンサートにおいてもっとも重要な楽器編成だった、ピアノ三重奏に編曲することで、ヘルマンはこの曲の人気上昇に大いに貢献したと言われている。ピアノ・パートにはハンガリーのツィンバロンの要素を盛り込むなど、こちらも作曲家の意図が十分に生きた仕上がりとなっている。
CMCD-28100
\2940
湯浅譲二:フルートの領域
 礼楽 アルト・フルートのための(イサン・ユンに寄せて)
 領域 ソロ・フルートのための
 相即相入 Ⅰ 2つのフルートのための
 相即相入 Ⅱ 二人の打楽器奏者のための
 タームズ・オブ・テムポラル・ディテイリング バス・フルートのための
 舞働 Ⅱ アルト・フルートのための
マルトン・ヴェイ(Fl)
アニタ・ウニイ(Fl)d
リヒャルト・アームブルスター(Per)
ロナルド・リュック(Per)
湯浅譲二のフルート作品を収めたこのCD は、社団法人国際 尹 伊桑(ユン・イサン)協会の企画を元に制作したものである。同協会は、尹伊桑が、1996 年にベルリンで亡くなった後に設立された。「礼楽 アルト・フルートのための(イサン・ユンに寄せて)」は、1997 年9 月にロスヴィータ・シュテーゲの演奏で、ベルリンのコンツェルトハウスで世界初演された作品である。このCD に収められた作品は、ヨーロッパの音楽には馴染みのない、アジアの音楽に特有の、時間と空間を表現。中でも、「領域 ソロ・フルートのための」(1978)と、「舞働 Ⅱ アルト・フルートのための」(1987)は、湯浅と能の音楽との特別なつながりを示している。
CMCD 28113
\2940
J.S.バッハ:
 パルティータ 第4番 ニ長調 BWV 828
 パルティータ 第6番 ホ短調 BWV 830
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
田崎悦子(P)
田崎悦子はこれまでに6 枚のアルバムをカメラータ・トウキョウからリリースしているが、「バッハ」「モーツァルト」は始めての録音といってもよい。バッハについては1996 年5 月にライヴ盤(パルティータ 第6 番、前奏曲 BWV867)を出しているが、セッション録音でのリリースは初めてのことである。田崎悦子は、年を重ねるごとにすばらしい演奏を我々に聞かせてくれるだけでなく、“生きる”というエネルギーを与えてくれる演奏家である。今までに多くの指揮者との協演がエネルギーになっているのではないだろうか?協演指揮者=サバリッシュ、スラットキン、ブロムシュテット、小澤征爾他数多くの協演者、協演オーケストラ、更には多くのコンサート・シリーズに参加している事から「バッハ」から現代音楽までの全てを肌で感じているピアニストとも言える。このアルバムは、「バロックから古典」を象徴するアルバムになっている。
CMCD 28111
\2940
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲 ヘ長調 作品18-1
 弦楽四重奏曲 ト長調 作品18-2
 弦楽四重奏曲 ニ長調 作品18-3
上海クァルテット
美しい音楽と躍動感溢れる情熱的な演奏で常に聴衆を魅了し続ける上海クァルテットのカメラータ・トウキョウ録音第二弾。前作は、「ドヴォルジャーク」「メンデルスゾーン」収録であったが、今作は2003/2004 シーズンに結成20 周年を機に、NY を皮切りに日本でも各地で演奏活動を行った「ベートーヴェン」である。この時「ベートーヴェン」の全曲演奏に取組んでおり、日本でも馴染みの有る収録内容である。
CMCD 28059
\2940
〔関連旧譜〕
(1)ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲 第12番「アメリカ」
(2)メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 作品20
上海クァルテット
バルトーク弦楽四重奏団(2)
息を呑むほどに美しい音楽を奏でる弦楽四重奏団〈上海クァルテット〉。抜群のバランス感覚を持ち、熟練のすえ到達する精緻な音楽的アプローチと躍動感溢れる情熱的な演奏で常に聴衆を魅了する。1983年、上海で結成され、現在アメリカを拠点にする彼らが初めて、新大陸で生まれた傑作「アメリカ」を録音。また結成20周年特別企画として大先輩のバルトーク弦楽四重奏団との共演によるメンデルスゾーンのオクテットをカップリング。
CMCD-28110
\2940
愛と祈り〜歌いつがれる日本のうた/栗本尊子
 ばらの花に心をこめて(大木惇夫/山田耕筰)
 悲しくなったときは(寺山修司/中田喜直)
  「マチネ・ポエティックによる四つの歌曲」より
 さくら横ちょう(加藤周一/中田喜直)
 愛と祈り(大木惇夫/山田耕筰)
 赤とんぼ(三木露風/山田耕筰)
 霧と話した(鎌田忠良/中田喜直)
 みぞれに寄する愛の歌(大木惇夫/山田耕筰)
 おやすみなさい(中井昌子/中田喜直)
 さくらさくら(近世箏曲/山田耕筰)
 中国地方の子守歌(岡山地方民謡/山田耕筰)
 荒城の月(土井晩翠/瀧 廉太郎/山田耕筰)
 サルビア(堀内幸枝/中田喜直)
 からたちの花(北原白秋/山田耕筰)
 この道(北原白秋/山田耕筰)
  ボーナス・トラック[2005年10月23日/リサイタルより]
   落葉松(野上 彰/小林秀雄)
栗本尊子(Ms)
塚田佳男(P)
CMCD-20066/7
(2CD)
\4200
ルートヴィヒ・アウグスト・ルブラン
[DISC-1]
 オーボエ協奏曲 第1番 ニ短調
 オーボエ協奏曲 第2番 ト短調
 オーボエ協奏曲 第3番 ハ長調
[DISC-2]
 オーボエ協奏曲 第4番 変ロ長調
 オーボエ協奏曲 第5番 ハ長調
 オーボエ協奏曲 第6番 ヘ長調
トーマス・インデアミューレ(Ob)
トーマス・ヴァヴィロフ指揮
エストニア国立響
ルブラン(Ludwig August Lebrun 1752〜1790)はマンハイムのオーケストラの首席オーボエ奏者兼作曲家で15曲近いオーボエ協奏曲の作品を残している。ルブランとモーツァルトは、ルブランがウィーンに行ってモーツァルトの自宅に泊めてもらったりしているほど親しい関係にあった。従って色々とモーツァルトに影響を与えたと思われる。当時マンハイムのオーケストラはすでにかなり大きな規模に達していて、それを反映してルブランの作品もティンパニーやトランペット2本にホルン2本といった編成で書かれていて、第1ヴァイオリンは10人もいたと記録がある。ホリガーがDGGに録音した6曲(全曲CD化はされていない)が「カメラータ・ベルン」と室内楽団を使っているのに対し、今回、ルブランのコンチェルトに「エストニア国立交響楽団」を迎えたのは、そのような時代背景を考慮し、ビッグサイズのシンフォニー・オーケストラを使って録音する事が作品を見直す機会になると信じて、タリンに来たという訳である。  現在このオーケストラはニコライ・アレクセフ(ロシア)が音楽監督をつとめているが、今回はライスターの弟子で、このオーケストラのソロ・クラリネット奏者、且つ、副指揮者のトーマス・ヴァヴィロフが録音の指揮を担当した。
CMCD-28118
\2940
モーツァルト:
 ロンド ニ長調 K.485
 ピアノ・ソナタ イ長調 K.331(300i)「トルコ行進曲付」
 幻想曲 ハ短調 K.475
 J.P.デュポールのメヌエットの主題による
  9つの変奏曲 ニ長調 K.573
白石隆生(P)
白石隆生は、長年ウィーンに拠点を置き、そして今日もなおウィーン楽壇から厚い信頼が寄せられている。ピアニスト、伴奏者、チェンバリスト、合唱指揮者など、多彩な才能を発揮する中、モーツァルト研究にも携わり、今回のCD制作に結びついた。ウィーンで過ごしたモーツァルトが、当時の鍵盤楽器の特性を見事に生かして作曲されている幻想曲やピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付」など良く知られた作品が収められている。多方面に活躍する白石ならではの、軽やかさだけではない、どこか男性的なモーツァルトもまた、新しい味わいだろう。録音:2006年3月/栃木

ALM/コジマ録音

ALCD 7109
\2940
ハイドン:ソナタ ハ短調 Hob.XVI:20
メンデルスゾーン:無言歌集より
 (第4番「ないしょ話」/第10番 「さすらい人」
 第14番 「失われた幸福」/第20番 「浮き雲」
 第21番 「胸さわぎ」/第25番 「五月のそよ風」
 第33番 「巡礼の歌」/第3番 「狩りの歌」
 第38番 「別れ」/第45番 「タランテラ」
 第46番 「そよぐ風」/第48番 「信仰」)
 舟歌 WoO.10
エフゲニー・ザラフィアンツ(P)
ALCD 1089
\2940
オルガン音楽のすゝめ〜
 豊田市コンサートホールのパイプオルガン
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ 二短調 BWV565
 ベーム:
  コラール・パルティータ「ああいかにはかなき、ああいかに虚しき」
 ブクステフーデ:トッカータ ヘ長調 BuxWV156
 ラインケン:コラール幻想曲「バビロンの流れのほとりで」
 成田和子:コラール・パルティータ「さくらさくら」
 J.S.バッハ/廣野嗣雄:
  「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147
 J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582
椎名雄一郎(Org)
ALCD 1086
\2940
トッカーレ[触れる]〜
 バッハが受け継いだ先人たちの技
  ブクステフーデ:
   プレルーディウム ト短調 BuxWV163
  ルッツァスキ:第4旋法のトッカータ
  スウェーリンク:第9旋法のトッカータ
  フレスコバルディ:トッカータ第8番/100のパルティータ
  フローベルガー:トッカータ 二調
  ダングルベール:前奏曲 二短調
  J.S.バッハ:
   トッカータ 二長調 BWV912/
   トッカータ 嬰ヘ短調 BWV910/
   トッカータ(パルティータ第6番ホ短調) BWV830/1
大塚直哉(Cemb)
バッハ・コレギウム・ジャパンなど、数々のアンサンブルで活躍する大塚直哉のソロ・デビュー・アルバム。
ALCD 66
\2940
石井眞木:水炎伝説
 プロローグ/水炎伝説/死への旅立ち/
 黄泉の国/出会い/エピローグ
赤尾三千子(横笛)
観世榮夫(朗読)
パーカッショングループ72
Yas-Kaz(Per)
ALCD 3081
¥2940
パーセル:パーセル組曲(編曲:高山直也)
ポート:3本のクラリネットのための三重奏曲
新井千悦子:上海 Square
茂木眞理子:樹々の調和
ピアソラ:アディオス・ノニーノ(編曲:小倉清澄)
J. S. バッハ:メヌエット(編曲:Harry R. Gee)
モーツァルト:ソナタ KV570 第1楽章(編曲:兼田敏)
ドビュッシー:小さな黒ん坊(編曲:平石博一)
シューマン:トロイメライ(編曲:森田一浩)
スターク:タクミズ・ブギ
ラヴェル:古風なメヌエット(編曲:小倉清澄)
チャイコフスキー:葦笛の踊り(編曲:森田一浩)
東京クラリネットアンサンブル
藤井一男
加藤明久
小倉清澄
佐川聖二
木村建雄
中村めぐみ
稲垣征夫
新井清史
吉田記子
福島伸夫
クラリネット・ファンには、もはや定番となったロングセラー・シリーズ、待望の第8弾。日本を代表するクラリネット奏者たちが、パーセルからポップな作品まで、見事なアンサンブルを聴かせる。
ALCD 7108
¥2940
ベル・エポック 〜ドビュッシー :ピアノ作品全集II
 ボヘミア舞曲/マズルカ/夢/ダンス/バラード/
 ロマンティックなワルツ/夜想曲/
 前奏曲集第1巻
  [デルフィの舞姫/帆/野を渡る風/音と香りは夕暮れの大気に漂う/
  アナカプリの丘/雪の上の足跡/西風の見たもの/
  亜麻色の髪の乙女/とだえたセレナード/
  沈める寺/パックの踊り/ミンストレル]
中井正子(P)
日本人演奏家として初めてドビュッシーのピアノ作品全曲演奏会を行い、楽譜校訂も手がける中井の全曲録音プロジェクト第2弾は、晩年の前奏曲集第1巻や初期の小品を集めたアルバム。「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれた19世紀末〜20世紀初頭のフランスの息吹を感じさせる、エスプリあふれる演奏が聴きもの。
ALCD 7106
¥2625
オペラひとりっ切り「めをとうし」「賢かった三人」
 高橋悠治:めをとうし(台本:小熊秀雄)
 林光(港大尋編曲):賢かった三人(台本:宮澤賢治)
竹田恵子(うた)高橋悠治(P)
港大尋(perc 他) 佐藤芳明(acc 他) 萩窓子(perc 他)
●「めをとうし」
死ということを知らない老いた牛の夫婦の物語。「爺さん牛が賭殺場で婆さん牛の赤い一枚一枚の肉がはがされていくのを見て、なんてきれいなんだろう、まるで十二単衣のようだと感嘆する場面にとても感動した」竹田恵子が、高橋悠治に作曲を依頼した。
●「賢かった三人」
宮澤賢治が書いたタヌキとナメクジとクモの賢かった三人の話。林光がオペラにしたものを、今回は港大尋の編曲ヴァージョンで、ひとり三様の大奮闘。
ALCD7107
¥2940
耳に残るは君の歌声
 〜日本の歌からタンゴまで ノスタルジックな音の絵葉書〜
ケルン・ギターカルテット
 アイルランド民謡メドレー/
 ピアソラ:オブリヴィオン--忘却-- /
 ゴフリオー :4つのスケッチ/
 カザルス:
  鳥の歌/
  日本の歌〔夏の思い出・浜辺の歌・花の街・野菊・紅葉・夕焼け小焼け〕
 シュレイエル & ボッテロ:薔薇のタンゴ/
 ガーデ:ジェラシー/
 モール:夕暮れ(無言歌)/
 リクスナー:碧空/
 エルヴィン:奥様お手をどうぞ/
 ガーツェ:真珠採りのタンゴ/
 ヴァイル:ユーカリ
ケルン・ギターカルテット
中根康美+
原善伸+
田代城治+
佐藤達男
かつてドイツでギターを学んだ4人が集った、息のあったカルテット。様々な作品を弾き尽くしてきた彼らがいま弾きたいのは、タンゴ、そして日本の歌。懐かしさと暖かさがあふれるアルバム。
ALCD 7104
\2940
スペインの城
 トローバ:組曲「スペインの城」(全14曲)
 トゥリーナ:ソナタ 二短調
 ロドリーゴ:ソナタ・ジョコーサ
 グラナドス:子守唄(ロマンティックな情景より)
新井伴典(G)
「スペインの城」はセゴビアが好んで弾いていた作品として定番だが、全曲収録は少ない。
ALCD 7105
\2940
シューマン:ピアノ作品集 II
 パピヨン/
 パガニーニのカプリッチョによる練習曲/
 謝肉祭「4つの音符による小さな情景」
小林五月(P)
ALCD 1083
\2940
パリの悦楽〜18世紀フランスの室内楽〜
 テレマン:パリ四重奏曲第2番
 ボワモルティエ:トリオ・ソナタ第2番
 ギユマン:
  カルテットによるソナタ或いは雅で楽しい会話第4番
 ルベル:ヴァイオリン・ソナタ第4番
 モンテクレール:カンタータ「ディドンの死」
 ランベール:あなたの蔑みはいつも
ラ・フェート・ギャラント
(前田りり子(バロックFl)
桐山建志(バロックVn)
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
平井み帆(Cemb)]
ゲスト:原雅巳(S)

ドリーム・ライフ(CD)

バイエルン放送協会、RBBメディア(DRA音源)よりの正規音源!(初出含)

このクナッパーツブッシュのシリーズは音質や演奏内容、あるいは国内未CD化等、現状のカタログを考慮し、ファンが最も聴きたいと思われるものを厳選したものである。従って、複数のマスターや初期LP等、確認できる素材は可能な限り吟味して最上の音質を追求し、同時に「モルダウ」のように欠落はあっても価値が高いと判断した音源も加えている。 さらにブクレットにはクナが世界初演を指揮したプフィッツナーの歌劇「心臓」の初演時のポスター等、貴重なプログラム、珍しい写真も掲載し、資料的な充実もはかっている。(監修:平林直哉)
DLCA-7011
(2CD)
\2520
ブルックナー:交響曲第8番
 (1963年1月24日 ミュンヘン)
クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘン・フィル
あまりにも有名なウェストミンスターのセッション録音直前のライヴ。オリジナル・マスターのからの復刻で、過去に流布していたディスクとは比較にならないほど 鮮明な音質。最晩年の悠然とした解釈が手に取るようにわかり、初めて聴いたかのよ うな新鮮な感動を与えられる。クナ・ファン、ブルックナー・ファン必携。(平林直哉) モノラル
DLCA-7012
\1995
ブルックナー:交響曲第5番
 (1959年3月19日 ミュンヘン)
クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘン・フィル
クナの唯一のライヴによるブルックナーの第5。原典版と大きく異なる改訂版を使用しているのは今さら言うまでもないが、そういった欠点をも一気に押し流してしまうような大迫力はまさにクナならでは。第8番と同様にオリジナル・マスターから起こした音質は異様に生々しく、初めてこの演奏の真髄に触れる思いがする。(平林直哉) モノラル 
DLCA-7013
\1995
(1)ブルックナー:交響曲第4番
 (1944年9月8日 ベルリン)
(2)R・シュトラウス:ティルオイレンシュピーゲル
 (1928年9月4日 ベルリン)
クナッパーツブッシュ指揮
(1)ベルリン・フィル
(2)ベルリン国立歌劇場管
ブルックナーはクナ最古の記録だが、当時の放送録音としては音質は非常に良く、流麗な美しさは後年のデッカ録音にも匹敵する。「ティル」はSP復刻で国内初CD化。最も印象的なのは最後のクライマックスで、大きくテンポが落ちてオーケストラがメチャクチャになるところ。この曲で本当に遊んでしまったクナの大物ぶりにはただ唖然、呆然。(平林直哉) モノラル 
DLCA-7014
\1995
(1)ブラームス:交響曲第3番
 (1944年9月9日 バーデン・バーデン)
(2)モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
 (1940年5月12日 ウィーン)
(3)スメタナ:モルダウ(抜粋)
 (1941年1月4日 ベルリン)(初出)
(4)プフィッツナー:スケルツォ ハ短調(抜粋)
 (1940年5月12日 ウィーン)(初出)
クナッパーツブッシュ指揮
(1)(3)ベルリン・フィル
(2)(4)ウィーン・フィル
あまりにも巨大なブラームス、終楽章の超スロー・テンポの「アイネ・クライネ」など、最もクナらしい2つの演奏が最上の音質で蘇る。さらに欠落はあるものの 「モルダウ」と「スケルツォ」のそれぞれ初出音源が加わる。特に「モルダウ」は指揮者の濃厚な個性が如実に出ており、クナ・ファンを狂喜させることは間違いない。(平林直哉) モノラル 

日本フィル/自主制作盤

JPCD-1007
\2100
モーツァルト:
 フィガロの結婚序曲(18,Oct,98)
 魔笛序曲(26,May,92)
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク(18,Aug,91)
 交響曲39番より3,4楽章(27July,2000)
 交響曲40番より1楽章(24,June,94)
 交響曲41番より1,3,4楽章(13July,97)
 ディヴェルティメントK.136より3楽章
オッコ・カム(フィガロ)
広上淳一(魔笛、アイネ・クライネ、41番)
山下一史(40番)
ルカーチ・エルヴィン(39番、ディヴェルティメント)
今年50周年を迎えた日本フィル。4月には毎年恒例となっている自主制作盤の新譜をご案内したばかりだが、今年はメモリアル・イヤーということで間髪いれずに異例の速さで新譜をしかも2タイトル発表してきた。まずは今年生誕250年で注目されているモーツァルトの名曲を集めた名演集。この曲目からすれば2枚組みにはなろうかという内容だが、より多くの人にモーツァルトの名曲を聴いてもらいたいという配慮だろうか、美味しいところをぎゅっと詰めた日本フィル自主制作ならではの企画で商業ベースを意識していたらとても真似のできない事である。日本フィルに保管されている膨大な音源から、それぞれ一つ一つ吟味しただ上手いという演奏ではなく、少し傷があってもより熱演のものだったり、指揮者とオケそして会場が一体となってる演奏だったり音源を選択したスタッフはかなり厳しい目で選んだだけあり、どの演奏も秀逸で単なる自主盤の枠を超えて50年間日本フィルが発信し続けているテーマがこの一枚に凝縮されている。これは必聴!
JPCD-1008
\2300
(1)メンデルスゾーン:結婚行進曲
(2)ヴェルディ:「アイーダ」〜凱旋行進曲
(3)ボロディン:「イーゴリ公」〜だったん人の踊り
(4)チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン〜ポロネーズ
(5)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(6)チャイコフスキー:白鳥の湖〜ワルツ
(7)チャイコフスキー:眠りの森の美女〜ワルツ
(8)チャウコフスキー:くるみ割り人形〜花のワルツ
(9)ストラヴィンスキー:火の鳥(1919年版)全曲
下野竜也(1)、
飯森泰次郎(2)、
小林研一郎(3、5、8)、
渡邊暁雄(6)
オッコ・カム(7)
ルカーチ・エルヴィン(4、9)
最近のオムニバス盤の主流は、フェードアウトしてでも収録曲が多くかつ、値段もお手頃という物がクラシック初心者には買いやすいらしい。しかし、今から20年前位のレコード全盛期はその様なフェードアウトしてまで曲数を増やすなど、到底無理だったが一曲まるまる聞く事ができ、それが初心者の手引書みたいな役割を果たしていた。と言う点では、この管弦楽名曲集は願ってもない内容である。どの曲も全部を聴き通すのはいくら有名曲でも初心者では厳しいだろう。しかし、この選曲なら一度はCMなどで聞いた事はある(火の鳥は?だが)はずなので耳あたりも良いのでは?演奏はいまさら解説する必要が無いと思われるものばかりで、指揮者も創立指揮者の渡邊暁雄をはじめ、現音楽監督の小林研一郎、関東・関西で活躍している飯森泰次郎、注目度No.1の下野竜也、そして日本フィルとゆかり深いオッコ・カムにルカーチ・エルヴィンという面々。どの曲もたっぷり聞かせる。今後も日本フィルの自主制作盤からは目が離せない!

若林工房

WAKA 4113
\2400
「ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の精華」
 F・クープラン: 恋のうぐいす(第14オルドルより)
  第17オルドル
   (威厳、別名「フォルクレ」/小さな風車/
   鐘/クーラント/バニョレの乳搾りの女)
 A・フォルクレ: 第5組曲より(ラモー/シルヴァ/ジュピター)
 J=Ph・ラモー: クラヴサン曲集(1724)より 組曲 ホ短調
  (アルマンド/クーラント/ロンドによるジーグ I&II/鳥たちのさえずり/
   リゴードン I & II とそのドゥーブル/
   ロンドによるミュゼット/タンブーラン/村人たち)
 J・デュフリ: 三美神(〜クラヴサン曲集第3巻より)
中野振一郎(Cemb)
WAKA 4114
\2400
18世紀ドイツの「組曲」集
 G・ベーム: 組曲 ハ短調
 テレマン:
  チェンバロの為のソロ(組曲) ハ長調 (《エセルチジ・ムジチ》より)
 J・K・F・フィッシャー:
  組曲《オイテルぺ》 へ長調 (《音楽のパルナソス》より)
 J・S・バッハ: イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807
2006年に楽壇デビュー20周年を迎えた日本チェンバロ界の第一人者、中野振一郎の最新録音。「ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の精華」は、中野の得意とするフランスもの(ポルトレ)を集めた1枚。18世紀フランス宮廷文化を代表する4人の作曲家の音楽的饗宴。もう1枚のドイツものでは、大バッハとその先輩作曲家たちの〈組曲〉を手掛かりにして、18世紀前半のドイツ鍵盤音楽の流れを俯瞰する試みに挑戦。18世紀におけるフランス、ドイツのそれぞれの音楽をたっぷりとお楽しみいただく2タイトル。録音: 2006年5月30日〜6月1日、山梨市花かげホール 使用楽器:French double manual harpsichord After N. et F. Blanchet 1730, William Dowd-PARIS 1982,ピッチ:a’=415Hz
WAKA 4112
\2400
「ショパン:バラード(全4曲) & 舟歌/メジューエワ」
ショパン:
 バラード 第1番 ト短調 作品23
 バラード 第2番 ヘ長調 作品38
 バラード 第3番 変イ長調 作品47
 子守歌 変ニ長調 作品57
 バラード 第4番 ヘ短調 作品52
 舟歌 嬰ヘ長調 作品60
イリーナ・メジューエワ(P)
ここ数年の充実した演奏・録音活動が着実な評価を得ているロシアのピアニスト、イリーナ・メジューエワの最新録音。ショパン・アルバムとしては若林工房へのデビュー作となった「スケルツォ集」(2002年11月録音 レコード芸術特選盤)以来となる1枚。今回は傑作として名高い4曲の「バラード」と、これまた屈指の名作「舟歌」に挑戦した。ゲンリヒ・ネイガウス→テオドール・グートマン→ウラジーミル・トロップ→そしてメジューエワと受け継がれてきたロシア・ピアニズムならではの繊細霊妙なタッチが生み出す馥郁たる詩情。虚飾を排し、ひたすら作品の本質に迫る真摯な精神性に貫かれた強靭なピアニズムは、作品そのものの魅力を存分に引き出すことに成功している。録音: 2006年6月22〜23日、新川文化ホール(富山県魚津市)
WAKA 4111
\2300
「memoire 〜ロシア・ピアノ小品集/メジューエワ」
 スクリャービン:
 左手のための前奏曲と夜想曲 作品9
 前奏曲 作品17の5 & 練習曲 作品42の4
 ボロディン: 《小組曲》より 間奏曲 & 夢想
 ムソルグスキー: 瞑想(アルバムの綴り)
 リャードフ: 3つの小品 作品57 & 前奏曲 作品11の1
 キュイ: 前奏曲 作品64の16 & 作品64の10
 チャイコフスキー:
  ロマンス 作品51の5 & 感傷的なワルツ 作品51の6
 ラフマニノフ: リラの花 作品21の5&前奏曲 作品3の2
イリーナ・メジューエワ(P)
日本を本拠地として録音・コンサートに充実した活動を続けるイリーナ・メジューエワの最新録音。約1年ぶりのスタジオ録音となる今作は、2005/06年のシーズンにザ・シンフォニーホール(大阪)で行った4回のソロ・リサイタル(テーマ:「ショパンとロシアの作曲家たち」)で取り上げたロシアの作品を基に編んだ1枚で、「追憶」「想い出」を意味するタイトル(memoire)に相応しい、ノスタルジックで詩情溢れるアンソロジー・アルバム。チャイコフスキー、ラフマニノフ、スクリャービンからリャードフやキュイなどの知られざる名曲に到るまで、細やかで濃密な抒情の世界へ聴き手を誘う。ブックレットには演奏者自身の手によるライナーノーツを収録。文学的・詩的なファンタジーに溢れる美しいアルバムの誕生です。録音: 2005年11月29〜30日、新川文化ホール(富山県魚津市)

デルタ・クラシックス

DCCA-0027
\2415
フルトヴェングラー生誕120周年企画第6弾
 ベートーヴェン:エグモント序曲
  (27,May,1947)
 ベートーヴェン:交響曲第1番(*)
  (30,Mar,1954)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
  (27,May1947)
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル
シュトゥットガルト放送響*
フルトヴェングラーが得意にしていた作曲家はベートーヴェン、ブラームスなどのドイツ・ロマン派が多く、とりわけベートーヴェンを演奏会で取り上げる頻度が高かった事は、記録を見れば一目瞭然である。 その中でも音として確認できるものでは、英雄、運命、合唱という名曲が郡を抜いて録音が多く、それらを好んでいた事が伺える。 今回収録したベルリン・フィルとのベートーヴェンは流石手兵という事もあり、変幻自在の演奏で最も「らしさ」がでている。 しかし、シュトゥットガルト放送響とのベト1もなかなかどうして、捨てたものではない!放送響という特性からか、どんな指揮者、どんな曲目でもこなさなければいけない事もあり、このフルトヴェングラーとのベト1も単に演奏していますという感じではなく、ベルリン・フィル程ではないが随所に「らしさ」があり、ベートーヴェンの1番というよりは、フルトヴェングラーが指揮したベト1という印象を持つほどの出来で、この演奏は是非一回は聞いておくべき録音であろう。 運命は、ここではほとんど解説する必要はないが、戦後活動を規制されていた中でようやく復帰を果たした47年5月25日の演奏会の3日目にあたる名演である。 フルトヴェングラーの数ある運命の録音の中でもその出来は一、二を争うものであり、1楽章冒頭からすさまじいほどのエネルギーが放出され、弦楽器のスピード感、金管の強奏、ティンパニーの強打、木管の伸びやかで明るい音色、どれをとっても秀逸である。しかも全体を通して、強弱の差が大きく、テンポの揺れもあり、アンサンブルが崩壊するのではないかと思わせる演奏であるが、そのぎりぎりの所で調和するあたりは、長年一緒にやってきたフルトヴェングラーとベルリン・フィルならではで、この運命にならぶ演奏は今後も出てこないかもしれない。全曲ともに過去に発売された事がありますが、ベト1は現在入手が困難かもしれません。世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因する音飛びやノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知られている日を明記しております。 (デルタ・クラシックス)
DCCA-0025
\2415
モーツァルト:
 (1)セレナーデ第13番
  「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(36年/37年録音)
 (2)ピアノ協奏曲第20番(15,May,1954)*
 (3)交響曲第40番(10,June,1949)
フルトヴェングラー(指揮)
ルフェビュール(P)*
ベルリン・フィル
フルトヴェングラーはモーツァルトをあまり得意にはしていなかった(?)と言われているが、それは本当の事なのだろうか?今回収録した3曲はモーツァルトの超有名曲でしかも各ジャンルに於ける代表的な名曲であることは周知の事実であり、いろんな演奏家の録音と容易に比較できる。録音年代も違い、フルトヴェングラーのモーツァルト演奏のスタイルの変遷を知る上でも面白いかもしれないが、これらの演奏を聞く限りとても「得意ではなかった」というのは感じられらないが、あえて言うなら、全てフルトヴェングラー節になってしまっているところであろうか?しかし、そのスタイルで判断するのは無謀であり、「アイネ・クライネ」はやや重たさを感じるものの、強弱などがこの上なく美しい名演である。ピアノ協奏曲は、54年にルガノでルフェビュールをソリストに迎えたものであり、出だしから感情豊かに始まる。この曲は出だしで全てが決まると言われてるだけあり、テンポ設定などは抜群である。ルフェビュールのピアノも一楽章から素晴らしい演奏を展開し、この曲で一番有名な二楽章の出だしは極めて美しくはじまる。三楽章では、フルトヴェングラーとルフェビュールはぶつかりあいながらピアノを引き立てドラマティックに終わる。正に究極の20番といえる。40盤は49年の物で他に2種類(44年、48年)の録音が残されているが、この40番は重々しい演奏ではなくどちらかといえばきびきびした演奏である。この演奏と44年は一楽章の提示部の反復はない。ライヴ故の傷は仕方がないが、ベルリン・フィルの合奏力が伺える名演でもある。世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知られている日を明記しております。アイネ・クライネはSP盤からの復刻でありPolydor67156-8( 781 1/2 GE1、679 1/2 GS1、680 1/2 GS1、681 1/2 GS1、785 1/2 GE1)です。尚、ピアノ協奏曲二楽章(トラック6)において欠落がありますが、これは使用音源によるものです。(デルタ・クラシックス)
第34号セール「駆け込み単発セール」ご案内済み。
DCCA 0026
\2415
ブラームス:
 交響曲第1番(4楽章のみ) (23,Jan,1945)
 交響曲第1番(全曲)(*) (27,Aug,1947)
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル、
ルツェルン祝祭管(*)
フルトヴェングラーは、ブラームスの交響曲の中でもとりわけ第1番を得意にしていた。発売されている演奏で見ると、第2番は4種類、第3番は3種類、第4番は6種類。しかし第1番は11種類と圧倒的に多い。しかもそれらは、一度は発売されたことのある音源である事を考えれば、演奏会で取り上げた回数はもう少し多くなることであろう。今回収録したベルリン・フィルとのブラ1は、フルトヴェングラー戦中最後のBPOとの演奏会である。当日のプログラムはモーツァルトの第40番、「魔笛」序曲とこのブラ1であったが、第40番の第2楽章を演奏中、空襲の為停電、演奏は中断というアクシデントが発生した。このアクシデントがありながらなんとかブラ1は全曲演奏されたが、終楽章のみ録音されたという、いわくつきとなった。録音は当時としては水準が高く、現在の環境でも耳障りな程では無いのが幸いして、その演奏の凄さを充分に堪能できるのは嬉しい限りである。極限状態が生み出した奇跡的な美しさと、緊張感と凄味のある演奏は数あるブラ1の終楽章の中でも特筆すべき演奏といえます。ルツェルン版は上記BPOよりも2年後の演奏で、基本的解釈や演奏スタイルなどの変化は全くないですが、祝祭管というオケにハンディがあってもおかしくない状況を克服し、全曲に渡ってフルヴェン節が全開であり、聞き手を飽きさせない名演の一つでしょう。45年のブラ1、ルツェルンとのブラ1全曲ともに過去に発売された事がありますが、それぞれ他の曲とのカップリングであったり、現在では入手困難であったりする為、フルヴェン・ファンからのリクエストもあり発売の運びとなりました。
FONTEC, 世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的に知られている日を明記しております。(デルタ・クラシックス)

レグルス

RGCD-1015
\3045
三美神/Les Graces
 J.S.バッハ:
  平均律クラーヴィア曲集よりハ長調 BWV846/
  ニ長調 BWV850、
  パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825、
  《ゴルトベルク変奏曲》ト長調 BWV988よりアリア
 D.スカルラッティ:
  ソナタ ト長調 K.144/ソナタ ト長調 K.146
 デュフリ:三美神(情愛をこめて)ニ長調
 ラモー:ミューズたちの語らい ニ短調
家喜 美子(Cemb)
オランダを中心にヨーロッパで活躍中のチェンバリスト家喜美子初の国内発売。初録音の「バッハ:フランス組曲(全曲)」はプライベート・レーベルで発売、ヨーロッパで好評価を得ている。「響きを聴く」ことの大切さを、私は、ますます実感しているが、響きには耳で聞こえるものとそうでないものとがある。練習の一つに、私は「花から響きを聴く」ことを半年ほど続けたことがある。目に留まった花々に耳を傾けているうちに、同種類の花でも1本ずつ違う響きを発していることに気がついた。そんな花の響きとの対話がそのまま、音楽の響きとの対話に繋がっていった。チェンバロは物理的に制約のある楽器である。(中略)だから「チェンバロを弾く」というアプローチではその制約内でのことしか起こらない。ではどのようにしてバロック音楽の要求する劇的なコントラスト、あるいは繊細なニュアンスの表現を可能にしていくのだろうか?それは「チェンバロを弾く」のではなく、チェンバロと奏者が一体となって音楽の響きをキャッチし、共振していくのである。(家喜 美子) 録音:2004年11月8日−10日 ドープスヘズィンデ教会(ハーレム、オランダ)[デジタル録音]

コウベレックス・レーベル

KRS-446
\2800
「美の都・パリのオルガン芸術」/土橋薫
 ニコラ・ド・グリニ:
  讃歌「来たれ創造主なる聖霊よ」
  (讃歌をテノールで、5声 / 5声のフーガ / 2重奏/
  クロモルヌのレシ / グラン・ジュによる対話)
 フランソワ・クープラン:「修道院のためのミサ」より
  「ヴォア・ユメーヌによる対話」
  「聖体奉挙、テノールをティエルスで」
 ルイ・クロード・ダカン:
  ノエルXII 「スイスのノエル、グラン・ジュと2重奏」
 ジャン・ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ:
  ノエル「神様、あなたのお恵みで」
 フランク:コラール 第1番
 サン=サーンス:前奏曲とフーガ 第3番 op.99-3
 ヴィドール:オルガン交響曲 第5番より
  第4楽章 アダージョ、第5楽章 トッカータ
クロード=ベニュー・バルバストル:
 ラ・マルセイエーズとサ・イラ
土橋薫(Org)
音楽家や芸術家の集まる場所として文化が花開いた"パリ"をキーワードに作品を集めたアルバム。いずみホールは関西の音楽発信コンサートホールとして重要な役割を担っているが、ケーニッヒ社製のフランス様式のオルガンは、16年が経過して弾き込まれ、楽器そのものの響きが深まった感がある。曲目はいずみホールが自主企画したコンサート(2006年1月)のプログラム内容で、ライブ録音を含む土橋薫の充実した演奏を楽しむことができる。リード管や"プラン・ジュ"のバランスのとれた音づくりで生き生きと演奏される、フランス古典の名作グリニー「讃歌:来たれ創造主なる聖霊よ」。ロマン派オルガンを代表するフランク「コラール」1番では、作曲者の意図するロマンティックオルガンの音色が見事に再現され、オーケストラ的で叙情的な音楽性が土橋の演奏で豊かに表現されている。録音 2006年1月15日、4月6日、収録 いずみホール(仏・ケーニッヒ社製オルガン)、

プロダクト・オン・レコーズ・レーベル

PON 102
\2520
「ベルシューズ」〜“クラリネットとハープによる静かな空間”
 ポール・リード:「組曲“キッチンガーデン”」より
  前奏曲、春、霧、異国風、夏
 トゥルニエ:「六つのノエル」よりⅢ
 アッセルマン:ギター
 デュパルク:悲しき歌
 フォーレ:秘密
 セヴラック:私の可愛い人形
 サティ:ジムノペディ第一番
 ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット
 ラヴェル:美しい三羽の極楽鳥
 カッチーニ:アヴェ マリア
 フォーレ:あけぼの
 ドビュッシー:小品
 ボーカン:哀歌
 グラズノフ:エレジー
 フォーレ:「レクイエム」〜「ピエ イエズス」
堀米綾(ハープ)、
桜井真理(Cl)
フランス印象派の作品を中心に集められたアルバムBerceuse。まるでクロード・モネの睡蓮のように、クラリネットとハープの織りなすハーモニーと透きとおるような音色で、人の心を潤すことでしょう。

HARMONY

HCC 2031
\3000
柳 貞子/私のファド
 懐かしのリスボン/さだめ/暗いはしけ/
 難船/神は私に声をくれた/吹きゆく風のバラード
 ファドのオルゴール/孤独
 涙/どんな声で/さすらいのうた/
 最後の詩
柳 貞子
日本でスペイン歌曲の第一人者として有名な柳貞子女史。ポルトガルの国民歌「ファド」を歌った注目盤。今年5月にこのディスクの製作プロセスが関西地区で放送され反響を呼んでいる。柳女史は今年74歳だが、歳を全く感じさせない歌唱力は最大の魅力でもある。日本人として初めて本場ポルトガルでファドを歌った歌手として名高い名唱の数々を堪能できる。

現代ギター

GGBD 3018
\2940
稲垣 稔「ソングス」
 カサド:
  前奏曲とサルダーナ、
  レオナルドの歌、2つのフィンランドの歌
 4つのカタルーニャ民謡(リョベート編):
  アメリアの遺言、ロッシニョール、
  糸を紡ぐ娘、盗賊の歌
 グリーンスリーヴス(E.S.デ・ラ・マーサ編)
 2つのイギリス民謡(デュアート編):
  茂みといばら、くろどりとつぐみ
 テオドラキス:3つのエピタフィオス
 クレンジャンス:ラ・ミラネーゼ
 ポンセ:しおれた心、愛する母
 フォスター?E.S.デ・ラ・マーサ編:スワニー河
 2つのメキシコ民謡(アスピアス編):
  小鳥売りの娘、ラ・アデリータ
 レイス:
  もしも彼女がたずねたら、1つのワルツと2つの愛
 バリオス:クリスマスの歌
稲垣 稔(G)
稲垣 稔の10年振りとなるソロ・アルバムが現代ギター社より発売!その類いまれな美しい音で、世界の歌の数々を弾く、親しみやすいアルバム。スペイン、イギリス、ギリシャ、メキシコ、ブラジルなどの民謡や歌を、シンプルなものから少々凝った珍しい編曲まで、バラエティ豊かに聴かせる。心を込めて奏でられた“歌”の数々は、きっと聴く人の心を癒してくれることだろう。
GGBD 3020
\2940
フレスコバルディ:アリアと変奏
ヴァイス:ファンタジー 
ポンセ:プレリュード・ホ長調、ジーグ(イ短調組曲より) 
J.S.バッハ:
 プレリュード・ニ短調BWV999、
 プレリュード(BWV998より)、
 プレリュード(BWV1006aより)
ソル:魔笛の主題による変奏曲
ヴィラ=ロボス:エチュード第1番、5つのプレリュード
ポンセ:カンシオン
M=トローバ:ソナチネ第1楽章
渡辺範彦
日本人として初のパリ国際ギターコンクール優勝、その完璧なテクニックと成熟した音楽性で日本のギター界に多大な影響を与えた渡辺範彦。その名声に比して活動期間が短かったために残された録音は決して多くない。この録音は1971年6月、成蹊大学ギターソサエティが主催するサマーコンサートにゲスト出演した時のもの。30数年を経て世に出たこの貴重なライヴ録音を最大限に活かすため、調弦や拍手を含めて一切ノー・カットで収録している。ぜひ客席に座っている気分で、この不世出の天才の演奏を楽しんでいただきたい。録音:1971年6月25日 武蔵野公会堂

ミッテンヴァルト・レーベル

MTWD99027
\3000
伊福部昭:
 「ギター・トランスクリプションズ」
  交響譚詩(1943/2001、編曲:哘崎孝宏)*
  サンタ・マリア(1978)
  ギターのためのトッカータ(1970)
  箜篌歌(1969)
  ファンタジア(幻哥)(1980/93、編曲:哘崎孝宏)
  サンタ・マリア(チェンバロ・ギターによる演奏)
哘崎孝宏(G)、
大宮洋美(G)*
哘崎孝宏の伊福部昭ギター作品集の第2集。(第1集はMTWD99019「伊福部昭 ギター作品集」)。作曲家編曲・監修により始まったこのプロジェクトも惜しくも追悼盤になってしまった。交響譚詩は伊福部の出世作で代表的な管弦楽曲のひとつ。このギター二重奏版は2001年に編曲された「二十五絃筝甲乙奏合交響譚詩」をベースに作曲家の指示も取り入れつつ哘崎が編曲したもの。またトッカータと箜篌歌は伊福部氏が所有していた河野堅氏制作の楽器が使用されている。ベルギーで行われた国際ギター製作コンクールに優勝した記念に伊福部氏に贈られたもの。録音:2005年8月1・2日、2006年2月28日 横浜港何区民センター“ひまわりの郷”
MTWD99029
\3000
レスピーギ:
 (1)ドリア旋法の弦楽四重奏曲(1924)
 (2)夕暮れ(1914)〜メゾ・ソプラノと弦楽四重奏のための
 (3)弦楽八重奏曲(1900)
ルガーノ・カルテット
【タマス・マイヨル(Vn)、
木野雅之(Vn)、
エンリコ・バルボーニ(Va)、
山下泰資(Vc)】
(2)ルイザ・カステッラーニ(Ms)
(3)ミラノ・ドリコ・カルテット
※ルガーノ・カルテット
1987年、若手気鋭のメンバーが4名集まり、スイスで結成される。ヴァイオリンにはスイス・イタリアーナ管弦楽団のコンサート・マスター、タマス・マイヨルと日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサートマスターの木野雅之。チェロにはスイス在住、スイス・イタリアーナ管弦楽団首席チェロ奏者、山下泰資。ヴィオラには2001年年からサンタ・チェチリア管弦楽団首席ヴィオラ奏者のエンリコ・バルボーニが加わり、ヨーロッパで活躍する実力派演奏家で構成される。アスコーナ、ミラノ、フランクフルトなどヨーロッパ各地での演奏会や放送出演などの活動を続けている。ソプラノのカリン・オットとのCD録音他、VOEGELINの弦楽四重奏曲のCDがスイスJECKLIN社よりリリースされている。また、日本でリリースされたCDも好評を博している。日本でも東京サントリーホールをはじめ、各地で演奏会を開き、そのヴィヴィッドな演奏は多くのファンを惹き付けている。また、コンサートの模様はNHK-FM・クラシックアワーでも放送され、好評を博した。1993年及び1996年に開催された「ストラディヴァリウス・サミット・コンサート」にも出演し、ストラディヴァリウスによる素晴らしい音色を響かせた。ルガーノ・カルテットは各自の高い演奏水準をもとにして、それぞれの演奏活動の日程調整を行い、集中的なトレーニングを続け、完成度の高い演奏を行っている。録音:2006年1月7〜9日ルガーノ

音夢庫(ねむぐら)レーベル

NMGR-0001
\3150
「奔手(ほんじゅ)〜野澤徹也」
 (1)杵屋正邦:去来1967年
 (2)沢井忠夫:銀河1984年
 (3)玉木宏樹:ジャワリ(Part1、Part2)2002年
 (4)長澤勝俊:春三題(若草、陽炎、花吹雪)1977年
 (5)三木稔:奔手1974年
野澤徹也(三味線)
松村エリナ(筝)(2)(4)
委嘱初演作の演奏・録音という地道な活動で“現代三味線音楽の開拓者”として知られる野澤徹也氏が、1960年代以降に作曲された現代邦楽の名曲ばかりを集めた5作目のソロ・アルバム(前の4つのアルバムはSIONレコードより発売中)。「色気」や「情」といった古典的な三味線の概念を完全に覆し、スポーツマン的な豪快さと超絶技巧で細棹三味線の魅力を再構築する。録音:2006年3月27日 三宅本店・明治庫(広島県呉市)

CATS INTERNATIONAL

IDC 10009
\2500
杉谷昭子/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol. 9
 第25番 ト長調 作品79
 第26番 変ホ長調 作品81a 「告別」
 第27番 ホ短調 作品90
 第28番 イ長調 作品101
杉谷昭子(P)
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタに限らず、室内楽の分野での活躍も目覚しい杉谷昭子のチクルス第9弾!!2002年の1月よりリリースを開始した杉谷昭子のベートーヴェン・チクルス。今年は、ベルリン・フィルの主要メンバーからなるアマルコルド・クワルテットとの室内楽(IDC 10013)のリリースをはさみ、今回は「告別」を含む第9弾。CD発売に併せ開催される記念リサイタルも好評で、今回で6回目をかぞえ、来年には海野義雄とのヴァイオリン・ソナタ・リサイタルも2回予定されている。

EDITION HST

Edition HSTレーベルはハイドン・シンフォニエッタ・トウキョウの自主制作レーベル。
コンサートに合わせて順次新譜を発売。世界初録音の作品も多数取り上げていく予定。
HST-038
¥2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集Vol.II
 〜 発掘、復活公演の記録!全曲世界初録音!〜
  交響曲第6番ホ短調Bryan e3、
  交響曲第8番イ長調Bryan A1、
  交響曲第11番ハ短調Bryan c3
ハイドン・シンフォ二エッタ・トウキョウ(リーダー:福本 牧(Vn))
1770年代、ホーフマン、オルドニュスらと共にヴィーンで最も人気のあったボヘミア農家出身の天才作曲家ヴァンハル。しかし、イタリア留学を援助したリーシュ男爵への借金返済に苦悩し、「作曲直後の交響曲を自ら焼却するなど」発狂してしまい、この精神病完治までに十年近く費やしたと言われる。克服後は神への感謝を表すため、カトリック教会音楽作曲家に転身し、楽界から消えてしまった。「100の交響曲、100の弦楽四重奏曲を作曲した」と1790年代、彼を訪れたプラハの自伝作家デュラベッツは記録しているが、その殆どの自筆譜は現存せず、また自伝なども残っていない為、信憑性調査は困難を極め、20世紀中の復活は断念された。ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウは、1997年夏、主宰・廣實陽茂氏のヴィーン遊学帰国を期に、首都圏若手演奏家を集い、結成。2001年からは、北米ヴァンハル研究家ブライアン(Bryan, Paul) 教授の助言を受け、ヴァンハル交響曲全集録音を開始。21世紀の今、その全貌が少しずつ明らかに。録音:2006年3, 7月東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音

FINE NF

NF 63101
(SACD Hybrid)
\4500
ユーシア・クァルテット〜<シャコンヌ>と<枯葉>
 パーセル:シャコンヌ ト長調(ブリテン校訂版)
 ブリテン:
  弦楽四重奏曲第2番ハ長調作品36(シャコンヌつき)
 武満 徹:ア・ウェイ・アローン
 コズマ:枯葉(武満徹編曲)
ユーシア・クァルテット
(高木和弘(1st Vn)、
ヤンネ舘野(2nd Vn)、
小倉幸子(Va)、
アドリアン・ズィトゥン(Vc))
長岡京室内アンサンブルから生まれたSQ界の新星!没後30周年のブリテンと没後10周年の武満をフィーチャーした衝撃のデビュー盤!ユーシア(EUSIA)とは、4人の出身地であるヨーロッパ(EUROPE)とアジア(ASIA)、そして出会いの場であるアメリカ(U.S.A)からの合成語。1999年、ルーズベルト大学シカゴ芸術音楽院の教授に着任した森悠子(ご存知長岡京CEの音楽監督)の元に運命的に集った若者4人の記念すべきデビュー盤。4人とも長岡京CEのコア・メンバーだが、ここに新しい個性として飛翔することとなった。シカゴ芸術音楽院で森悠子のもと弦楽四重奏団としても鍛えられたユーシア・クァルテット。2001年5月米国インディアナ州サウスベンドで行われた<全米フィショフ室内楽コンペティション>でゴールド・メダリストとなります。その折演奏したのがブリテンの弦楽四重奏曲第2番で、難曲として知られるこの作品で“誠実で精巧、独創性豊かな雰囲気が見事に保たれた演奏"と絶賛された。彼らには、固定された弦楽四重奏団としてデビューする道も開けたのだが、まだ若く無限の可能性を持ったひとりひとりがそれを望まず、それぞれが世界中のオーケストラのコンマス及びメンバーとして活躍している。そのため、デビュー盤には少々時間がかかったのだが、2006年、レパートリーにフィーチャーされているブリテンと武満それぞれのアニヴァーサリー・イヤーに待望のリリースとなる。録音: 2004年7月19-21日 びわ湖小ホール、2003年7月11-12日 京都府民ホール アルティ 録音プロデューサー:西脇義訓 バランス・エンジニア:福井末憲

STUDIO LYRIC

LCD 060208
\2625
“Tuba Buffo”
 J・S・バッハ:
  テューバとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調BWV.1060
  管弦楽組曲第2番〜バディネリ
 J・E・ガリアルド:ソナタ第5番
 ドミトル:ルーマニア舞曲第2番
 ブログ:3つの小品
 ショスタコーヴィチ:バレエ「明るい小川」?アダージョ
 ヤコブセン:テューバ・ブッフォ
 ピアソラ:忘却
 夕焼け
藤田英大(Tuba)
ロジャー・ボボ指揮
澤田みづえ(Pf)
竹中のりこ(Vn)
なんとも爽快なCDの登場。藤田英大はサイトウ・キネン・オーケストラのテューバ奏者としても有名だがジャンルを問わず、ソロ、オーケストラ、JAZZでも活躍している。伝説のテューバ奏者、ロジャー・ボボの愛弟子で、現在テューバ界の第一人者、オイステイン・ボーズヴィック(BIS)の好敵手にして親友でもある。アンプのヴォリュームを上げ、窓を開け放ち、缶ビール片手に藤田のテューバの豪快にしてユーモラス、ちょっぴり物悲しい響きに浸っていると自然に笑みがこぼれてくる、ストレス解消に最高の1枚。

スリーシェルズ・レーベル

3SCD-0003
\2800
「奏楽堂の響き〜
 吹奏楽による奏楽堂ゆかりの作曲家たち」
  矢代 秋雄:ファンファーレ
  芥川 也寸志:
   東京ユニバーシアード・マーチ
  芥川 也寸志(福田 滋編曲):
   交響曲第1番〜第4楽章"アレグロ・モルト"
  黛敏郎(辰野 勝康編曲):
   交響詩「立山」〜テーマとセレクション
  團 伊玖磨(時松 敏康編曲):
   吹奏楽のための奏鳴曲〜"第1楽章"
  別宮 貞雄:組曲「映像の記憶」(−改訂初演)
   Ⅰ.マタンゴ、Ⅱ.黒い樹海、
   Ⅲ.遥かなる男、Ⅳ.鍵の鍵
  眞鍋 理一郎:三つのマーチ(−初演)
   Ⅰ.マーチX《未知》、
   Ⅱ.マーチY《葬送》、Ⅲ.マーチZ《再生》
  伊福部 昭:吹奏楽のためのロンド・イン・ブーレスク
  芥川 也寸志(福田 滋編曲):
   NHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ音楽
福田滋(指揮)
リベラ・ウィンド・シンフォニー
奏楽堂は、東京上野の旧東京音楽学校の付属施設として明治23年に建てられた日本最古の洋式音楽ホール。滝廉太郎、山田耕筰をはじめ、明治、大正、昭和の日本の作曲家が育ち、羽ばたいていった場であり、日本洋楽の発展の舞台であったと言えよう。今年(平成18年)、風薫る五月の一夜、そんな奏楽堂にゆかりのある作曲家たちの吹奏楽作品を集めた演奏会が、当の奏楽堂で開かれた。正に満員の聴衆の熱気に包まれて、矢代、芥川、黛、團のなかなか演奏機会に恵まれない隠れた名作をはじめ、別宮が自身の映画音楽をアレンジした組曲「映像の記憶」の改訂版初演、眞鍋がこの演奏会のために書いた「三つのマーチ」の初演、そして図らずも追悼演奏となってしまった伊福部の「ロンド・イン・ブーレスク」が演奏された。本CDはその演奏会をライヴ収録したもので、奏楽堂ゆかりの作曲家たちの作品をその奏楽堂の響きで楽しむことのできる一枚である。2006年5月7日 旧東京音楽学校奏楽堂にてライヴ収録

ジェイズミュージック・レーベル

MMCD-1043
\1575
新堀ギター・オーケストラ「蒼いノクターン」
 蒼いノクターン/P. モーリア
 歌劇「ファウスト」より「ヌピアの踊り〜
  トロイの娘たちの踊り」/C. グノー
 愛の旋律/セネビル&トゥッサン
 星に願いを〜眠りの森の美女/L. ハーリン〜
  チャイコフスキー
 この胸のときめきを/P. ドナジオ
 フルート協奏曲より/ヴィヴァルディ
 フルート協奏曲より/モーツァルト
 メヌエット/モーツァルト
 セレナーデ/モーツァルト
 白鳥/サン=サーンス
 羊は安らかに草を喰み/J. S. バッハ
 ワルツ/F. ショパン
 カタリ・カタリ/早川正昭
 幸せのガボット/ヘンデル
 ハワイ・ウェディング・ソング/C. E. キング
 アルハンブラの想い出/F. タレガ
 牧人ひつじを/賛美歌
新堀ギター・オーケストラ
新堀ギター・オーケストラの数多くの名演から、現代人に必要なヒーリングサウンドをベストセレクト。表題曲「蒼いノクターン」、「星に願いを」等、曲目はだれもが知っているポピュラー曲から「ショパンのワルツ」、「白鳥」、「アルハンブラの想いで」等、有名なクラシック曲まで幅広く選曲あいています。特に、ハンドベルと1816年作のギターによる賛美歌は、ほっと一息つくことのできる響きで、ここにしかない癒しの世界を作ります。
CS301
\2200
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲「街の歌」
島田広:クラリネット三重奏のための「舟歌」
モーツァルト:クラリネット三重奏曲
稲垣征夫(クラリネット)
島田広(ピアノ)
クリストフ・シュトラートナー(チェロ)
日本のクラリネットの父と呼ばれるアイヒラー氏をして、オーストリア人よりもウィーンらしい、と言わしめた稲垣のクラリネット。そのアイヒラー氏との二重奏「デュオ」のCD(JMCC20201)も好評だった。そんな彼が若手作曲家のホープ島田広をピアノに、ニーダーエステライヒ・トーンキュンストラ・オーケストラのソロ・チェリストであるクリストフ・シュトラートナーを迎え、ベートーヴェン、ブラームス、そしてピアノの島田の作曲になる3重奏を録音。しかもウィーンでの録音が届いた。2001年の録音であるが、ファンの要望により一般発売開始。歌心溢れる3人の演奏は、音楽の都とうたわれたウィーンの気品に満ちている。グラス片手に至福の時を与えてくれる1枚である。

結(ゆい)レコード・レーベル

YUCD0001
\2100
「アジア・アンサンブル〜Origin」
(1)〜(3)Origin(三木 稔 作曲)
(4)亀茲舞曲(楊静作曲)
(5)叙事詩「生涯」(Ts.アルタンゲレル作曲)
(6)辺賽之夜(費堅蓉作曲)
(7)金閣譜(三木 稔作曲)
(8)華やぎ(三木稔作曲)
(9)V seasons(佐藤容子作曲)
(10)riverrun(Martin Regan作曲)
アジア・アンサンブル((1)〜(3)、(9)、(10))
シズカ楊静(中国/琵琶)(4)
費堅容(中国/大三弦)(6)
アヨーシ・バトエルデネ(モンゴル/馬頭琴)(5)
木村玲子(日本/新筝)(8)
坂田誠山(日本/尺八)(7)
三木稔(芸術監督)
アジア・アンサンブルについて 三木 稔
アジアの楽器たちは、二十世紀終わり近くまで、国や民族を超えて音楽しあうことは殆どなかった。私は、1964年に『日本音楽集団』によって全ての日本楽器が合奏できる環境を創成し、93年以降は『オーケストラアジア』によってアジアの楽器群の大合奏を推進する基盤作りに携わった。どちらの場合も、歴史上かつて存在しなかった楽器編成であるため、次々と作曲して、レパートリーを整備しなくてはならなかったが、幸いどちらも聴衆を満足させる作品をかなりの数残すことが出来た。
私は「共生・共楽」をモットーに、「オペラ」と「アジア」をライフワークとしてもう50年以上、無数の文化圏を分かつ高い尾根を歩く危険な創造活動を続けてきた。次の峰はアジアの民族楽器ソリストたちだけの自由な『アジア・アンサンブル』(略称AE)の創設であった。邦楽を含めたアジアの民族楽器には、西洋楽器のスターたちに負けない力量を持ったソリストがかなりいるはずだ。彼らを大きな組織の中に埋没させず、より広いメディアの中で光り輝く存在にする。また彼らがすでにレパートリーとして持っているソロ曲や重奏曲によって、素晴らしい技術と音楽性を際限なく引っ張り出し、聞かせる場を作り、加えて今までなかったアンサンブル作品を生み出して、「共楽」を創成するのだ。
2002年10月、岡崎市シビックセンターの室内楽ホール「コロネット」で「アジア・シルクロード音楽祭」が行われ、その最終日10月4日に『アジア・アンサンブル』の旗揚げ公演が行われた。私は、そのために“Origin”を作曲し、歴史的な公演の最終曲目とした。選んだ5つの楽器は、それぞれが管楽器・擦弦楽器・抱弦楽器・伏弦楽器・低音の抱弦楽器を代表する表現力の大きい楽器であり、演奏者はそれぞれの楽器で有数のソリストたちである。
アジア・アンサンブルが、その理想に達するのは遥か先であろう。主宰者・芸術監督である私だけでなく、若い世代の作曲家・演奏家、そして各種スタッフたちと共に活動を連鎖させねばならない。でも、才能豊かな彼らの、努力の先の栄光を確信している。
(アジア・アンサンブルのより詳しいデーターはwww.m-miki.comをご覧下さい)録音:2003年10月14日トリフォニー小ホール

誠和音芸レーベル

SOCD0001
\2100
邦楽器による伝説舞台「羽衣」〜初演舞台ライヴ録音
 脚本・作詞:西田豊子
 作曲:
 三木稔、佐藤容子、関一郎、マーティン・リーガン、橘川琢
赤星佳子(S)、
石鍋多加史(Br)、
オーラJ(Aura-J)
【坂田誠山(尺八)、
クリストファー遙盟(尺八)、
関一郎(尺八)、
山口賢治(尺八)、
木村玲子(筝)、
篠塚綾(筝)、
村松エリナ(筝)、
藤川いずみ(筝)、
桑子裕子(筝)、
野澤徹也(細棹三味線)】
邦楽器による伝説舞台《羽衣》の由来 三木 稔
《羽衣》の日本語での音楽劇が10年を経て完成した。1995年9月、日本・ロシア国際共同演劇制作としてモスクワのボリショイ劇場の隣にあるロシアン・アカデミー・ユースシアターでロシア語で初演され、今も上演されている西田豊子作、ふじたあさや演出による《羽衣》の音楽を担当した私は、当時オペラ《隅田川》を作曲中のため、各音楽ナンバーの歌のメロディーを書き、小オケによる伴奏を佐藤容子に任せた。1999年、この音楽劇は極東のハバロフスクでも上演された。 私は初演当時からこの台本を生かして別の形の音楽劇を日本語でやりたいと思い続けていた。そして初演時責任を回避して書かなかった歌の伴奏は、全て日本の楽器を使って自分で書き直し、必要になる他の部分を佐藤に作曲してもらおうと考えていた。 伝統楽器が必修となった教育現場のひとコマのチャンスで邦楽器・雅楽器を楽しみながらストレートに受容し、音楽とドラマの感動を同時に体験させる最適の素材ではないか、この《羽衣》は!
33年を要して「三木稔、日本史オペラ8連作」が完成した直後、はやる気持を抑えられず、オーラJ全員参加でこの伝説舞台を作り上げようと思い立ち、西田さんの新たな脚本を得、2005年11月、総勢の熱い思いで初演を果たした。幸い直ちに文化庁「本物の舞台芸術鑑賞事業」に採用され、そのツアーが始まる。(オーラJ芸術監督)
SOCD0002
\2100
坂田誠山/尺八の魅力 「ベストセレクション」
 (1)諸井誠:竹籟五章、
 (2)長澤勝俊:詩曲、
 (3)三木稔:孤響、
 (4)佐藤敏直:片足鳥居の映像
 (5)三木稔:秋の曲
坂田誠山(尺八)
(5)野坂恵子(二十絃筝)
坂田誠山が長年の尺八演奏活動において数多くの作品を演奏した中で、最も素晴らしいと思われる作品を5曲収録したCD。(1)は尺八のための5つの楽章。古典的な奏法を巧みに取り入れた現代尺八曲の秀作。(2)は尺八独奏曲。七孔尺八の特徴を充分に発揮できる長澤勝俊の自信作。(3)は尺八独奏曲。長管尺八の持つ内面的な孤独性を体現しながら、最弱音から最強音に至る秘術を駆使しての独り歌。(4)は尺八独奏曲。片足鳥居は長崎に原爆が投下されて片方が飛ばされ片足で立ち続ける鳥居。その事への様々な観念と片足で立っているその力学的な美に触発されて生まれた四つの小品。(5)は 尺八・二十絃箏二重箏曲。「哀しくも美しい第3の季節「秋」に触発されて生まれる音を整理し、秩序立てることが私の仕事であった」と作曲家の言葉。尺八と二十絃箏の二重箏における最高傑作。

WAON 1CD¥2300

WAONCD 060
(DSD録音)
櫻田亨・リュート愛奏曲集-やすらぎのガット 
7つの響き-「7台の総ガット弦リュートによる名曲集」
 (1)フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):
  ファンタジア40、33
 (2)ハンス・ノイジドラー(1508-1563):
  お気に召すまま
 (3)ラテン舞曲「ヴァシャ・メーザ(パッサメッツォ)とフップフ・アウフ」
 (4)作者不詳&フランシス・カティング:
  グリーンスリーヴズ(1600ca.)
 (5)ジョン・ダウランド(1562-1626):
   ラクリメ(涙のパバーヌ)、メランコリー・ガリアード
 (6)ニコラス・ヴァレット(1585-1650):
  菩提樹の下で、デカパン道化師
 (7)ピエトロ・パオロ・メリイ(17世紀):
  カプリッチョ「偉大なマティアス」、コレンテ「王妃」
 (8)エネモン・ゴーティエ(老ゴーティエ)(1575-1651):
  メッサンジョーに捧げるトンボー、カナリー、
  メッサンジョーの遺言
 (9)ロベール・ド・ヴィゼ(c.1650-c.1725):
  リュリ氏の序曲「ヴェルサイユの洞窟」、
  パッサカイェ(パッサカリア)
 (10)J.S.バッハ(1685-1750):プレリュード(ド短調)
 (11)ヴァイス(1686-1750):
   ファンタジー(ド短調)、チャコーナ(ソ短調)
櫻田亨
【(使用楽器)(1)-(3)6コース・ルネッサンスリュート、
(4)(5)8コース・ル
ネッサンスリュート、
(6)10コース・ルネッサンスリュート、
(7)13コース・アーチ
リュート、
(8)11コース・バロックリュート、
(9)14コース・テオルボ、
(10)&(11)14コース・バロックリュート】
「オランダバロックの愉悦」(WAONCD 040)で妙なるアンサンブルを繰り広げていたルストフォッファースのメンバーにして日本のリュート界のホープ、櫻田亨のソロ・アルバム。7種類のリュートを、曲の時代やイメージに合わせて巧みに選択し、それぞれの曲でやすらぎと深い瞑想のような世界を繰り広げている。DSD録音による、ガットの振動の最後の余韻から櫻田の息遣いまですべてをとらえ尽したクリアにしてあたたかみのある音色も特筆に価する。櫻田亨は、日本ギター専門学校、オランダのデン・ハーグ王立音楽院を卒業。ギターを(故)高久慶三郎、リュートを佐藤豊彦に師事した。滞欧中は、フランス・ブリュッヘン、トン・コープマンらの指揮によるオペラ等に参加する他オランダをはじめヨーロッパ各地でコンサート、CD録音に活躍。帰国後は、レパートリーに応じて中世・ルネッサンス・バロックの各リュート、テオルボ、ビウエラ、バロックギター、19世紀ギターと各種の楽器を使い分け、ソリストおよび通奏低音奏者として活躍している。後進の指導にもあたりながら、日々やすらぎの音色を私達に届けてくれている。
WAONCD 050 月の光に魅せられて
 ドビュッシー:月の光 
 J.B.カルドン(1760-1803):ソナタ へ短調 
 グリンカ:夜想曲 
 M.トゥルニエ(1879-1951):妖精=序奏と舞曲 
 D.スカルラッティ(1685-1757)(摩寿意英子編):
  〈K.466/L.118〉アンダンテ・モデラート、
  〈K.132/L.457〉カンタービレ 
 ドビュッシー:アラベスク第1番 
 ピエルネ(1863-1937):即興綺想曲 
 サルツェード(1885-1961):夜の歌 
 林晶彦(1955-):光の竪琴 
 林晶彦:平和を求める祈り(ささやかな祈り)
摩寿意英子(グランドハープ)
摩寿意英子は東京生まれ、父はイタリア美術史教授の摩寿意善郎。5歳のとき、画家である母から琴の手ほどきを受けた。東京芸術大学日本画家卒業後、絵筆をハープに持ちかえ、東京藝術大学(ハープ専攻)の大学院を修了しているという異彩ハーピスト。空間に絵を描いていくかのようなその音楽は、聴く者の眼前に様々な情景を思い起こさせるイマジネーションに富んだものとなっており、聴く者をあたたかく包み込む魅力に満ちています。ドビュッシーのピアノのための名曲をハープで演奏しているほか、グリンカの名曲「夜想曲」、スカルラッティのチェンバロのためのソナタをハープに編曲したもの、さらに委嘱の新曲まで収録した意欲的なアルバムとなっている。なお、このディスクは以前にルーチェ・レコードからLUCE-1010として発売されていたものと同一原盤。

ユニバーサル(国内盤)

UCCP-3407/8
(2CD)
\3000
内田光子/ライヴ・イン・コンサート 1991
CD1
モーツァルト:
 幻想曲 ハ短調 K.475
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
 ロンド イ短調 K.511
 ピアノ・ソナタ第18番 ヘ長調 K.533/494
内田光子(P)
CD2
モーツァルト:
 幻想曲 ニ短調 K.397
 《メッカの巡礼》(グルック)の
  〈おろかな民が思うには〉による10の変奏曲 ト長調 K.455
 ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576
 アダージョ ロ短調 K.540
内田にとって初となるこのライヴ録音は、通常のレコーディングと同じくプロデューサーにヘルヴェック、エンジニアにはスコルツェを迎えて緊張のなかにも息の合ったレコーディングが展開された。内田自身も「客席との良い緊張が保たれ、相互に刺激し合って素晴らしいライヴ録音になった」と、またプロデューサーのヘルヴェックも「理想的なライヴ録音」と、感想を語っている。 録音:1991年5月12日—17日、日本(ライヴ録音)

ヴァント&BPO/ブルックナー:交響曲選集分売(BMG国内盤)

 国内企画として登場した、ヴァントSACDシリーズ。とくにブルックナーの録音はリリースされるたびに高い評価を得て、ヴァントの人気を決定的なものにした。今回の発売は2005年8月のボックスの分売となる。

BVCC 34146
(SACD Hybrid)
\2520
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ヴァント指揮
ベルリン・フィル
BVCC 34147
(SACD Hybrid)
\2520
ブルックナー:交響曲第5番
BVCC 34148
(SACD Hybrid)
\2520
ブルックナー:交響曲第7番
BVCC 38389
(2SACD Hybrid)
\3150
ブルックナー:交響曲第8番
BVCC 34149
(SACD Hybrid)
\2520
ブルックナー:交響曲第9番

ヴァント/ベートーヴェン:交響曲全集(BMG国内盤)

 オリジナル・マスター・テープからのDSDマスタリング、SACDハイブリッド化。オリジナル・マスターに収められているすべての音楽情報をそのまま再現するとともに、コンサート・ホールの空気感までも醸し出すリアルなサウンド・クオリティを再現しているという。

BVCC 37473
(5SACD Hybrid)
\10500
ベートーヴェン:交響曲全集 ヴァント指揮
北ドイツ放送響

SONY(国内盤)

SICC 517
\2520
モーツァルト:
 弦楽三重奏の為のディヴェルティメントK563/
 「フィガロの結婚」組曲より(弦楽四重奏版)
ヤン・フォーグラー(Vc)
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ロリン・ジェイコブソン(Vn)
ミラ・ワン(Vn)
フォーグラーが主宰する室内楽音楽祭「モーリッツブルク音楽祭」は毎年8月にドレスデン近郊のモーリッツブルク城で行われる音楽祭。昨年の音楽祭の際に録音されたモーツァルトの室内楽作品集。参加メンバーも実力派揃い。
SICC 523/4
(2CD)
\2730
ベートーヴェン:
 チェロ・ソナタ全集/
 「魔笛」の主題による7つの変奏曲/
 「魔笛」の主題による12の変奏曲
ヨーヨー・マ(Vc)
エマニュエル・アックス(P)
分売されていた2枚を組み合わせた来日記念盤。録音:1981-1986年
SICC 489
\2520
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ/ツィガーヌ
バイバ・スクリデ(Vn)
ラウマ・スクリデ(P)
バイバ・スクリデ、初の室内楽アルバム。ラウマは実の妹。姉妹ならではの絶妙なアンサンブルを聴かせてくれる。
SICC 516
\2520
ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」の秘密
 ドヴォルザーク:
  ひとりにさせて(4つの歌曲)
  チェロ協奏曲
  ひとりにさせて(チェロ・バージョン)
 フォスター:
  金髪のジェニー/もう行ってしまうの?
 ドヴォルザーク:ジプシーの歌
ヤン・フォーグラー(Vc)
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)
デイヴィッド・ロバートソン指揮
NYP
ヘルムート・ドイチュ(P)
元ドレスデン・シュターツカペレの首席チェリストで、現在はソリストとして活躍する、ヤン・フォーグラーによる、ドヴォルザークのチェロ協奏曲を中心とした興味深いコンセプト・アルバム。2004年12月、2005年5月



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