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過去新譜再注目アルバム・セール
第39弾

 好評、すでにお蔵入りにしていた数年前の「単発セール」の復刻。
 昔のものとはいえ今みても情報的に面白いし、何より2,3年も経てば人の趣味趣向は変わってくる。3年前はまったく食指が動かなかったのに、今回見たらすんごい聴きたくなった・・・というイアテムがあっておかしくない。
 ということで、全部で200近くあるお蔵入りファイルを、毎週少しずつご紹介していきます。
 もちろんすでに倒産しているレーベルや、廃盤になっているアイテムもあるのでそのあたりはわかる範囲で編集しています。またコメントはあまり手をつけずにその当時のものを使用してます。それがまた面白かったりします。

 そしてこれまでもお伝えしたように今回のセールのおいしいところは価格も昔からいじってないということ・・・。多くのメーカーが2年ほど前に200円から300円の値上げを断行しました(たとえば現在、BONGIOVANNIは¥2400、BISは¥2500、仏HMは¥2600)が、今回掲載のセールはその値上げの前の価格。さらにそこから値下げしているので現状の価格から比べるととんでもなく安いセールになってます。これはこれで大サービスということであえて直してません。そのため最近の別のセールと価格に違いが出ているものもあるかもしれませんが、ここからご注文されたものはもちろんこちらの価格となります。

 ただし、3年前とはいえ現地で完売や廃盤になっていたりするアイテムがあったり、入荷に時間がかかったりするアイテムもあると思います。どうかご容赦ください。また今回の掲載アイテムはおよそ3年以上前のもの、どうか重複購入だけお気をつけ下さいませ。



アンサンブル・ダエダルス/復活「メランコリー解題」
ACCENT ACC 30128
(2CD)\2300→¥2090


 ACCENTに幾多の名盤を残してきた気鋭の中世・ルネサンス集団ダエダルス。その代表的アルバム。「憂鬱」に焦点を当てた珍しい録音集として異例のヒットとなった「メランコリー解題」。ここ数ヶ月入ってきていなかったが、今回続編とあわせてお徳用プライスで復活。
 1枚目の「メランコリー解題」は、17世紀ヨーロッパの物憂い雰囲気の作品ばかりを収集した、ちょっと切ないコンセプト・アルバム。2枚目のアルバムは続編としてリリースされた「サトゥルヌスとポリフォニー音楽」。こちらもメランコリーと土星の象徴であったサトゥルヌスを主題とした、物憂いな雰囲気を持ち合わせた曲集。

ACC 30128
(2CD)
\2300→¥2090
「メランコリー解題」
(CD1)
 ダウランド:
  ラクリメ、または7つの涙の曲集(7つの情熱的なパヴァーヌの形式による)
 トラバーチ:
  風変わりな協和音、
  5度半音階の5声のガリアルダ、トラバーチ風、
 フレスコバルディ:荒々しい第9のカプリッチョ、
 サルヴァトーレ:ドゥレッツェとリガトゥーラ、
 ロマーノ:半音階によるソプラノ声部スケルツォ、
 カッツァーティ:ギシラルディのアレマーナ、バルケリーナのジグ
(CD2)
 作曲者不詳:「わが雄々しき心よ」、
 ジョスカン・デ=プレ:「悲しみと愁いにあふれるけれど」
 ナルバエス:「皇帝の歌(あなたと別れた千々の悲しみ)」、
 デ・ローレ:「おお、眠りよ、静かにうるんで暗く」、
 カストロ:「私はあまりにも恋に悩み」、
 マレンツィオ:「もしも死に先だつ苦しみが」、
 ラッスス:「神の後裔なるキリストよ(親愛なるアンナよ、来てください)」、
 カイモ:「泣け、棄てられた谷々よ」、
 ラッスス:「恐れ、おののきて願う」、
 ガリレーイ:「わが歌におけるように」、
 同:「わが硬き石よそのままにあれ」、
 ヴィチェンティーノ:「ひとり物思いにふけり」、
 ウィルビー:「甘い夜よ、来たれ」、
 マレンツィオ:「ただひとり物思いに沈みながら」、
 カプスベルガー:アルペッジャータ第2番、
 サラモーネ・ロッシ:「この苦き涙は」、
 カッツァーティ:「影の踊り」、
 ジェズアルド:「情けをと私は泣きながら叫ぶのだが」
  (5声のマドリガーレ集第5巻)
ロベルト・フェスタ指揮
アンサンブル・ダエダルス
再発:(CD1/ACC 98128) (CD2/ACC 98130)



ショパン・リサイタル / ロジェ・ミュラロ
ACCORD 442 8886 1CD\2400→¥2190

 メシアンの第一人者としても知られているロジェ・ミュラロは、1981年、イタリアのフランツ・リスト国際音楽コンクール、そして1986年、チャイコフスキー・コンクールのファイナリストでもある。
 ユニバーサル・クラシックへメシアンの作品全曲を録音、2003年にはラヴェルの独奏曲全集を発表。次々とセンセーショナルな録音を行う一方、その年の秋にはパリのシャンゼリゼ劇場でラヴェル全曲を一日で弾ききるコンサートを大成功させ、翌年2004年10月、すみだトリフォニーホール大ホールでは、“ラヴェルな夜”第1夜《たったひとりのエスプリ》でピアノ独奏全曲、第2夜《アンサンブルのエスプリ》と題し小林美恵らを迎え、ソロとはちがった魅力を引き出し喝采を浴びた。
 最新作「ショパン リサイタル」ではオリジナリティーに富んだアプローチを通して、ショパンの繊細がゆえの苦悩を伴ったロマンティシズムのまさしくその心の先へ我々を誘う。

442 8886
\2400→¥2190
ショパン・リサイタル / ロジェ・ミュラロ
 ノクターン 第1番 Op.27 嬰ハ短調- 04’53
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35「葬送」
 ノクターン 第2番Op.15 嬰ヘ長調 03’24
 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 08’19
 マズルカ No.3 Op. 30 02’43
 マズルカ No.4 Op. 30 03’48
 アンダンテ・スピアナート 04’16
 華麗なる大ポロネーズ op.22 09’40
 ノクターン 第20番嬰ハ短調<遺作> 04’0
ロジェ・ミュラロ(P)
来日公演予定:2007年2月24日&28日 東京 録音:July 2006 リヨン TOTAL TIME:62’24

<ロジェ・ミュラロ旧譜>


ロジェ・ミュラロ(Pf)/メシアン:ピアノ作品全集
ACCORD 461 9072(7CD)¥7400

 数年前にリリースされ、大きな話題を呼びながら、再入荷しても再入荷してもすぐに完売してしまう隠れたベストセラー・ボックス。「イヴォンヌ・ロリオ以来のピアノ独奏曲全曲録音をライヴで完成させてしまったという力技もさることながら、今後のメシアン演奏を一変させかねないその内容は衝撃的だ。」とレコ芸で相場ひろ氏が絶賛。ベロフ、エマールのように技巧を追求すれば色彩感が稀薄になり、ロリオやウゴルスキのように色彩を重視すれば楽譜の精妙さを裏切る、そのジレンマをひとつ上の次元で鮮やかに止揚した前代未聞の全集。

ロジェ・ミュラロ/ラヴェル:ピアノ独奏曲全集
476 0941 2CD¥4400→¥3980

 吉田秀和からも絶賛され注目度上昇中のミュラロ。今回はラヴェル!メシアンのピアノ作品全集をはじめとする数々のレコーディングで鮮烈な存在感を示すフランスのピアニスト、ミュラロによるラヴェルのピアノ曲全集。研ぎ澄まされたテクニッククールな詩情とモダンな感性が横溢した逸品。

476 0941
(2CD)¥3980
ラヴェル:ピアノ独奏曲全集
 前奏曲/クープランの墓/
 ソナチネ/夜のガスパール/
 マ・メール・ロワ/亡き王女のためのパヴァーヌ/
 水の戯れ/鏡/グロテスクなセレナーデ/
 古風なメヌエット/ハイドンの名によるメヌエット/
 ボロディン風に/ シャブリエ風に/
 高雅にして感傷的な円舞曲/ラ・ヴァルス
ロジェ・ミュラロ(Pf)
オルタンス・カルティエ=ブラッソン
 (Pf:マ・メール・ロワ)


ロジェ・ミュラロ/チャイコフスキー&ムソルグスキー
ACCORD 472 5922 1CD¥2200→¥1990

 メシアンのピアノ独奏曲全集で高い評価を獲得したミュラロが、ロシアの最もポピュラーなコンチェルトとソロ楽曲にチャレンジした興味深い一枚。
 本格派として注目された逸材がこのポピュラーな難曲でいかなる技を披露するか。

472 5922
¥2200→¥1990
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
(2)ムソルグスキー:展覧会の絵
ロジェ・ミュラロ(Pf)
リトアニア国立交響楽団 ギンタラス・リンケヴィチウス指揮(1)


ミッド・プライス・シリーズ

465 3572
¥1500
アルベニス:イベリア(全12曲) ロジェ・ミュラロ(P)
465 3832
¥1500
ショパン:ポロネーズ集
 アンダンテ・スピアナートと
  華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22/
 ポロネーズ 第1番〜第7番
ロジェ・ミュラロ(P)
476 1887
¥1500
リスト:詩的で宗教的な調べ(全10曲) ロジェ・ミュラロ(P)
465 3812
¥1500
ラフマニノフ:
 ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36
 6つの楽興の時 作品16/
 コレルリの主題による変奏曲 作品42
ロジェ・ミュラロ(P)
465 3822
¥1500
ラヴェル:
 (1)ピアノ協奏曲 ト長調/
 左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
 (2)ラ・ヴァルス/クープランの墓(共にピアノ独奏版)
ロジェ・ミュラロ(P)
ユベール・スダーン指揮(1)
バレ交響楽団(1)
ミュラロが「メシアン全集」以前(1990-1997年)に録音したディスクの再発。





南を見て−アルゼンチンのピアノ音楽
ミリアン・コンティ(P)
ALBANY TROY837 1CD¥2200→¥1990

 あ、いえ、何の根拠もないんですが、なんとなくいい香りがしたのでセールで・・・。
 なんかそんな気がしません??

TROY837
¥1990
「南を見て−アルゼンチンのピアノ音楽」
 ヒナステラ:3つの小品op. 6/
 クレオージャ舞曲の組曲op. 15/
 フリアン・アギレ(1868-1924):ガト(アルゼンチンの舞曲)/
 ルイス・ジャネオ(1897-1968):ソナティナ/
 フアン・ホセ・ラモス(1930-1995):ガト/静かなミロンガ/
 フアン・ホセ・カストロ(1895-1968):タンゴ集 他
ミリアン・コンティ(P)
コンティはアルゼンチンのピアニストで、特にスペイン音楽の主要な演奏家の一人。現代音楽を演奏する能力と情熱はアメリカとアルゼンチンの主要な作曲家たちから高く評価されている。





ジョン・ネルソン指揮&アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ベートーヴェン:交響曲全集
AMBROISIE AMB 9993 (5CD特別価格)¥5390

 VIRGINで数多くのバロックやベルリオーズの声楽アルバムをリリースしてきたジョン・ネルソン。その彼のいきなりのベートーヴェン交響曲全集(AMB 120-124のボックス化ということなので、本当はいきなりでない。でも今まで出ていたことを知らなかった・・・)。
 ネルソンはアメリカ人伝道者の両親の元コスタリカで生まれた。
 その生い立ちを物語るように、彼は宗教作品録音にとくにこだわりをもってきた。そんな彼のベートーヴェン。
 そしてオーケストラがしなやかで強靭な音色で知られる40名ほどの小オーケストラ、アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ。すでに古楽的演奏を聴きなれた代理店担当者が、その新鮮さに驚いたという。期待できそう。 

AMB 9993
(5CD)
\5390
特別価格
ベートーヴェン:交響曲全集 ジョン・ネルソン指揮
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
「革命児ベートーヴェン」・・・使い古された言葉ではあるが、まさにこの言葉を実感させてくれる演奏がボックスセットになって登場。アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリのしなやかで強靭な音色、ネルソンの精緻な指揮ぶりはまさに完璧としかいいようがない。第1番の冒頭から、新しい発見に満ち溢れている。8番の第2楽章のアンサンブルも、どこまでも軽やかではあるが決して乱れることがない。(AMB 120-124のボックス化)




ついに登場!ファソリスのブランデンブルク
ARTS 47715-8 & 47716-8
各1SACD¥2300→¥2190

 バッハの管弦楽組曲全曲(47649-8)に続く、ファソリスとイ・バロッキスティのバッハのオーケストラ作品は、ブランデンブルク協奏曲。
 あの驚天動地の「四季」と、崇高で重厚な一連のバッハ宗教曲録音とが同じ指揮者だというのはいまだに信じられないが、そういう過激さと正統な伝統を清濁併せ呑むスケールのでかさがこの人にはある。
 そしてファン待望のブランデンブルグ、満を持していよいよ登場。

 「ファソリスは活気あるキビキビとしたテンポで演奏している。明るい美しさはもちろん、ピリリとしていながら過激さに走ることのない、極めてすぐた演奏である。ファソリスのバッハは、スイスの清流のように流れが美しい。派手な見得を切るわけではないのに、音楽には飛沫が立ち上がるような新鮮さがある。有名な第5番はもちろん、一般的には渋い曲とされる第6番ですら、清々しさを感じるほどだ。三重協奏曲も緻密な演奏である。
 SACD hybridでの発売。録音の優秀さも特筆すべき。」代理店コメント

47715-8
(SACD Hybrid)
\2300→¥2190
バッハ:
 ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV.1046
 ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV.1047
 ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV.1048
 ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV.1049
ディエゴ・ファソリス指揮
イ・バロッキスティ ドゥイリオ・ガルフェッティ(リーダー、ヴァイオリン・ソロ)
録音:2004年12月スイス ルガーノ、51:51
47716-8
(SACD Hybrid)
\2300→¥2190
バッハ:
 ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050
 ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV.1051
 フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV.1044
ディエゴ・ファソリス指揮
イ・バロッキスティ
録音:2004年12月、2005年7月 スイス ルガーノ、54:28


関連旧譜

47649-8
(SACD Hybrid)
\2300→¥2190
バッハ:管弦楽組曲全曲 ディエゴ・ファソリス指揮
イ・バロッキスティ
ARTSに様々なバッハの宗教曲を録音してきたファソリスが遂に器楽作品にも着手しました。ARTSから発売された数々の録音によって、ディエゴ・ファソリスの素晴らしい音楽性は、スイスのルガーノから世界へと広まった。ファソリスのバッハは、しっかりとしたドイツ的構築を持ちつつも、響きに適度な明るさと暖かみをもっている。その絶妙のバランスが多数の支持者を生み出しているのである。この管弦楽組曲全曲においても、そうした彼らの特徴は遺憾なく発揮されている。SACD HYBRID(5.1サラウンド、2チャンネル、通常CD)での発売。

<ファソリス意外なベストセラー・アルバム>

CLAVES
50-2204
¥2300→¥2090
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」
 マンドリン協奏曲 ハ長調RV 425
 協奏曲ニ短調 RV 128
 ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV363
 協奏曲ト長調 RV151「アラ・ルスティカ」
ドゥイリオ・ガルフェッテイ(Vnとマンドリン)
ディエゴ・ファソリス指揮
イ・バロッキスティ(古楽器)
「それでもクラシックは死なない!」でも紹介した衝撃のアルバム。
あのCLAVESのベストセラー「四季」の指揮が実はファソリスだった。
ビオンディ、カルミニョーラ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、アレッサンドリーニらと受け継がれた、カミソリ系アプローチの「四季」に名盤がまたひとつ。「またか」と思いつつリリースされるとやはり聴いてしまう。ここで超絶技巧の独奏を聴かせるガルフェッティは、’90年までイル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバー。藍より出でて藍より青し、とはまさにこのこと。イ・ムジチなどとは一線を画し、恐ろしく挑発的な演奏となってます。また併録の協奏曲では、ヴィヴァルディの弟子でもあったヨハン・ゲオルク・ピセンデル(1687-1755)がドレスデンでのコンサートで多用した、弦に管をダブらせる手法を復活させているのもポイント。






ビシュコフ&ケルン放送響
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
AVIE AV 2114 (SACD Hybrid)\2700→¥2490

 第7番「レニングラード」、第8番、第11番に続くビシュコフ&ケルン放送響のショスタコーヴィチ・シリーズ第4弾!
 「交響曲第4番」は、ソ連当局によって批判を受けた「ムチェンスク群のマクベス夫人」、「明るい小川」と同時期となる1936年に作曲された作品。初演の日程まで決定され、リハーサルが行われた後にショスタコーヴィチは自ら初演を撤回。1962年にコンドラシンによって改めて初演が行われるまでの26年間もの間を封印されていたという曰くつきの大作である。ショスタコーヴィチの15の交響曲の中でも最大級の編成と原色的で重厚な響きと荒々しさを併せ持つ「交響曲第4番」はビシュコフのショスタコーヴィチ第4弾に相応しい作品と言える。さらに熟成度を増したビシュコフ&ケルンWDR響の過去最大級となる大噴火の瞬間が迫り来る!!

AV 2114
(SACD Hybrid Multichannel)
\2700→¥2490
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43 セミヨン・ビシュコフ指揮
ケルンWDR響


<AVIE 前3作>

AV 0020
\2300→¥2090
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番《レニングラード》 ビシュコフ指揮
ケルン放送響
ベルリン・フィルとの衝撃的な5番、8番、11番から10数年、遂にビシュコフのショスタコーヴィチが帰ってきた!偉大な名指揮者たちのDNAを体内に残すオーケストラが奏でる、ショスタコーヴィチの壮大な戦争抒事詩。サンクト・ペテルブルク(旧レニングラード)に生まれ育ったビシュコフにとっても特別の感慨を抱く曲目に違いない。期待に違わぬ圧倒的な名演を聴かせてくれるだろう。この7番は来日公演でも披露する予定曲目であり、これで有休活火山ビシュコフ覚醒の舞台は完璧に整う!
AV 0043
\2300→¥2090
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 セミヨン・ビシュコフ指揮
ケルンWDR交響楽団
 ようやく実力にふさわしいCD録音活動を再開し始めたビシュコフ。昨年のザルツブルク音楽祭では《ばらの騎士》の新演出上演を手がけるなど、にわかにその周辺があわただしくなってきた。レニングラードでの修行時代、名伯楽ムーシンに仕込まれたショスタコーヴィッチとなれば、名演を期待しない方がおかしい。
AV 2062
(SACD Hybrid)
\2700→¥2490
ショスタコーヴィチ:
 交響曲第11番ト短調Op.103《1905年》
セミヨン・ビシュコフ指揮
ケルン放送響
 ビシュコフの最も得意とする第11番。
 交響曲第11番は1905年に起きた「血の日曜日事件」を題材としているが、第2楽章で市民が兵士に皆殺しにされる場面の壮絶さはちょっと言葉では表現できない。ショスタコーヴィチのシンフォニーは言うに及ばず、すべてのシンフォニーの中でも最も猟奇的で過激なシーンのひとつである。悪趣味な店主は昔からこの場面が好きでいろいろ集めていたが、最近ではラザレフ&ロイヤル・スコティシュ管やプレトニョフ&ロシア・ナショナル管なども登場、再評価著しい。
 さて、ご存知のとおりビシュコフは録音初期時代にベルリン・フィルと行った録音があり(PHILIPS)、若手と思えぬ堂々とした演奏を聴かせてくれていた(ずっと廃盤)。そしてCD-Rでは1996年の北ドイツ放送響とのドドドすさまじい演奏があった。いずれにせよビシュコフにとっては非常に重要なレパートリーであることは間違いない。また今回は互いを知り尽くした手兵ケルン放送響とのコンビであるという点も見逃せない。
 SACD Hybrid仕様である。


<第11番旧録音 CD-R>

DISCLOSURE
DS 0016-2
1CD-R \2400
ビシュコフ、狂乱のショスタコーヴィチ
 ショスタコーヴィッチ:交響曲第11番「1905年」
ビシュコフ指揮
北ドイツ放送響
1996年11月18日の録音。CD-R。
聴いた後、あんぐり口が開いて閉まらなかった。
第11番といえば第2楽章。その後半部。コンドラシンやムラヴィンスキーの壮絶な演奏があり、それが聖典だと思っていたが・・・ビシュコフ、これまでの誰もやったことがないようなことがない、というようなことやってます。自身、デビュー当時ベルリン・フィルと優等生的録音を残しているが、それすらまったく眼中なし。これほど威嚇的で扇情的な第2楽章は聴いたことがない。果たして新録音はこれを超えるか?



アントニオ・メネセス/アルペジョーネ・ソナタ
AVIE AV 2112  1CD\2300→¥2090

  メネセスは1957 年ブラジル生まれ。
 10 歳からチェロをはじめ、16 歳の時、南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会い渡欧。以降はヤニグロのクラスに参加した。1977 年ミュンヘン、1982 年チャイコフスキーの両国際コンクールで優勝を果たしているが、一般的に知られるようになったのは、カラヤン晩年期の録音にソロイストとして加わってからだろう。シュトラウス《ドン・キホーテ》(rec ‘86)の水際だったソロや、ムターと組んだブラームス《二重協奏曲》(rec ‘83)などは当時の代表作。93 年にはカザルス所有のチェロ「ゴフリラー」を貸与されて一回目の全集(Philips)を録音。これがメネセスの代名詞となった。
 ソロイストとしてはベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、ウィーン・フィル、ロンドン響、BBC 響、イスラエル・フィル、サンクト・ペテルブルク響、スイス・ロマンド管、ニューヨーク・フィル、ワシントン響、N 響など世界の主要オーケストラと共演を重ね、共演した指揮者も前述カラヤンをはじめ、ムーティ、ヤンソンス、ヤルヴィ、アバド、プレヴィン、ブロムシュテット、テルミカーノフ、ロストロポーヴィチ、ザンデルリンクなど、名だたる重鎮が名を連ねており、旺盛な活動ぶりは今も変わらない。さらに98 年には世界的な名グループ、ボザール・トリオのメンバーに加わり、室内楽にも積極的に取り組んでいる。
 今回のシューマン&シューベルト・プログラムもベストセラーの前作バッハ以上に期待が高まるチェロ奏者必須のレパートリー。とくにアルペジョーネでは、メネセスらしい極上のロマンが聴けるに違いない。

AV 2112
\2300→¥2090
シューマン:
 アダージョとアレグロ変イ長調Op.70、幻想小曲集Op.73、
 民謡風の5つの小品Op.102、おとぎの絵本Op.113
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
アントニオ・メネセス(Vc)、
ジェラルド・ワイス(P)


メネセス、INTRADAからも緊急新譜!

INTRA 022
(国内盤)
\2835
ヴィラ=ロボス:チェロとピアノのための作品集
 1. チェロとピアノのためのソナタ 第2番
 2. 黒鳥の歌/3. 舟歌
 4. 前奏曲 第2番
 5. ソニャール/6. ちいさな組曲
 7. カプリッチョ(奇想曲)
 8. エレジー/9. ブラジル風バッハ 第2番
アントニオ・メネセス(Vc)
クリスティーナ・オルティーズ(P)
日本にもファンの多いブラジル随一のチェロ奏者アントニオ・メネセスは、昨年AVIEからバッハの『無伴奏チェロ組曲』をリリース、大器ぶりを改めて印象づけてくれた——早くからイタリアの大チェリストA.ヤニグロに見出され、チャイコフスキー国際コンで優勝したり、晩年のカラヤンが(今を時めくA=S.ムターの場合と同じように)世代を超えて深い信頼を置いて、まだ若い彼をR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」やベートーヴェンの「三重協奏曲」といった重要作品でソリストに起用していたのも今は昔、四半世紀ほど前のこと。ドイツ語圏を中心に世界をまたにかけて旺盛な活躍を続けながら、バッハの次に“満を持して立ち戻る”のは、祖国ブラジル最大の作曲家ヴィラ=ロボス! しかも、やはりブラジル出身で幅広い経験を誇り、昨今あらためて祖国の音楽に立ち返っているという名手オルティーズとの共演という。これ以上、何を望めと!? 同世代のストラヴィンスキーと同様、さまざまな音楽の影響を受けながら紆余曲折と独自の作風をつくりあげていったヴィラ=ロボスのチェロ作品は、小品からソナタまで多種多様。名曲・秘曲を問わず幅広いレパートリーを手がけてきた2名手の幅広い経験なくしては・の説得力、文句のつけようのない息の合い方と美音の応酬に、だれもが魅了されるはず!室内楽ファン、チェロ愛好者、南米もの好き…いやクラシック・ファン全てにぜひ聴かせたいこの充実ぶりは、オルティーズの前作『ブラジルの郷愁』(INTRA016M・レコ芸特選)の場合とまったく同じだ。

<旧譜>


アントニオ・メネセス/2度目のバッハ:無伴奏チェロ組曲
AVIE AV0052 (2CD)¥3400→¥2990

 アントニオ・メネセスにとって2 回目となるバッハ無伴奏チェロ組曲の全集録音。
ただ、レコーディングに関してはデビュー当時の華やかさに比べ、昨今はあまり派手な話題がなかっただけに、突然のAVIEからのリリース、しかも彼にとってもっとも重要なレパートリーの再録音だけに話題性は十分だろう。
 今回の録音はいわゆる「オーセンティック派」とは一線を画したアプローチで、ヴィヴラート、レガート、ダイナミックスなど、どれをとってもモダン楽器の優位性をとことん謳歌したような流麗な演奏。いまどきこの割り切りぶりは貴重かも。

AV0052
(2CD)
¥3400→¥2990
バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 アントニオ・メネセス(チェロ)
2004 年6 月2 −5 日、イギリス・バークシャーのセント・マーティン教会で録音。使用楽器は1840 年頃のJean-Baptiste Vuillaumme (Paris )作のもの。





カトリーン・ショルツ新作/ブラームス、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
BERLIN CLASSICS 0016102BC 1CD¥2300→¥2090

 美貌のヴァイオリニスト、カトリーン・ショルツの2年ぶりの新作。
 旧東ベルリンの特殊音楽教育を受け、1988年バッハ国際コンクール第2位、1989年日本国際コンクール優勝(諏訪内晶子と大接戦だったらしい。)、1991年クーレカンプ国際コンクール優勝。
 1995年よりドイツの名門、ベルリン室内オーケストラの芸術監督に就任。さらに98年からはブレーメン音楽院の教授も務める。
 10回近く来日を重ねており、CDが少ないわりには熱心なファンが多い。
 ルックス同様、清楚で堅実なお嬢様&優等生スタイルだが、そういう箱入り的な気品が魅力。貴族出かと思うような(ほんとにそうかもしれないけど)その立ち居振る舞いが音楽にそこはかとない上品さを漂わせる。前回の新譜ベートーヴェンも、むちゃくちゃ凄い!というのではなく、端正で女性らしい優雅な演奏だった。そしてその王道路線を引き継ぐベートーヴェンとシベリウス。録音史上に残る過激な演奏、とかを期待しないでゆったり聴きたい方にお奨めかと。


0016102BC
\2300→¥2090
ブラームス、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 カトリーン・ショルツ(Vn)
ミヒャエル・ザンデルリンク指揮
ベルリン室内管弦楽団(ブラームス)
ベルリン放送交響楽団(シベリウス)


≪旧譜 1CD¥2300→¥2090≫

BC17652 ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番、第3番、第4番 カトリーン・ショルツ(Vn、指揮)
ベルリン室内管
BC17112 サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番
マルティヌー:ヴァイオリン協奏曲第2番
カトリーン・ショルツ(Vn)
セバスティアン・ラン=レッシング指揮
ハンブルグ響
BC11872 ヴァイオリン小品集
 ファリャ、クライスラー、シチェドリン、アルベニス、グラナドス、サラサーテ
カトリーン・ショルツ(Vn)
ジェラルド・ファウス(P)
BC 11582 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1,2,3番 カトリーン・ショルツ(Vn、指揮)
ベルリン室内管
BC 11592 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4,5番
BC 17712 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
カトリーン・ショルツ(Vn)
ミヒャエル・ザンデルリンク指揮
ベルリン室内管



BERLIN CLASSICS
ギュンター・ヘルビヒ指揮&ザールブリュッケン放送
続々新譜登場!

 BERLIN CLASSICSとしてはかなり珍しく新録音で全集まで完成させてしまいそうな勢いのヘルビッヒ/ショスタコーヴィチ・チクルス。
 アーベントロートの弟子としてドイツの質実剛健の伝統を今に伝える稀有な指揮者。アーベントロートやシェルヘンに教えを受けたわりに、その演奏は端正で堅実。そしてちょっとアナクロっぽい。なのになぜか心に残る。それは往年の巨匠時代への郷愁か。
 今の時代だからこそ、もう一度ヘルビッヒのような音楽家の演奏が評価されてもいいような気がする。

BC 0016112
\2200→¥1990
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ヘルビッヒ指揮
ザールブリュッケン放送
BC 0016152
\2200→¥1990
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ヘルビッヒ指揮
ザールブリュッケン放送

<旧譜>



ショスタコーヴィチ第1−3弾

BC 0017922
\2100
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ギュンター・ヘルビッヒ指揮
サールブリュッケン放送響
BC 0017932
\2100
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ギュンター・ヘルビッヒ指揮
サールブリュッケン放送響
BC 0017972
\2100→¥1890
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 ギュンター・ヘルビッヒ指揮
ザールブリュッケン放送響



マーラー:交響曲第9番
BC 0017952 1CD\2100→¥1890

 チェコ出身のドイツ指揮者ヘルビッヒ、ここへきて突然のマーラー・ライヴ。
 すごいのがこのマーラーの9番。これがまた何がどうすごいのかうまくいえない。
 1回聴いて、そんな特別すごいと思わなかったのに、なんとなく気になって次の日また聴いて、そのときも何がすごいのかよくわからなかったのに、また次の日聴きたくなって。
 で、結局1週間近く毎日1回か2回聴き続けた。このくらーい曲を。普通ありえない。自分でも異常としか思えない。でも間違いなくこの夏にもっともたくさん聴いたアルバム。
 大化けしそうな予感・・・。
 2002年のライヴ録音。

BC 0017952
\2100→¥1890
マーラー:交響曲第9番 ギュンター・ヘルビヒ指揮
ザールブリュッケン放送




BIS シベリウス大全集
1697/1700 (15CD)¥8760

 いやはや、これは完全に予想外。まさかここでこんな全集を出してくるとは、ちょっと考えもしなかった。
 BISの中核レパートリー「シベリウス・チクルス」、その貴重且つ重要な音源を用い「シベリウス大全集」として全15枚、総収録時間19時間に及ぶボックスをリリースしてきたのである。しかもまさに想像を絶する価格。
 もちろんシベリウス・ファンの方はこれまで集めてきたものばかりだとは思うが、この記念碑的内容には思わずまた手が出てしまうそう。
 英・独・仏・フィンランド語・日本語による132ページの充実解説書つきというからおそれいる。年末に来てとんでもないプレゼントが現れた。

BIS 1697/1700
(15CD4枚価格)
\9600→¥8760
シベリウス大全集
 交響曲、管弦楽曲、劇音楽、
 室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲すべてを網羅
オスモ・ヴァンスカ&ラハティSO、
ネーメ・ヤルヴィ&エーテボリSO、
レオニダス・カヴァコス(Vn)、
アンネ=ソフィ・フォン・オッター(Sop)ほか多数
来年はシベリウス歿後50年にあたる。この作曲家に執念を燃やしてきたBISが、ついに「シベリウス大全集」をまとめた。という浩瀚なものが、CD4枚分の価格という驚くべき廉価でお求めいただけることとなった。演奏はヴァンスカ、ヤルヴィといった今日のシベリウス演奏像を作り上げた人々により、もちろん最高水準。さらに

1  交響曲第1番 ホ短調 作品39 交響曲第4番 イ短調 作品63
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD861]
2  交響曲第2番 ニ長調 作品43 交響曲第3番 ハ長調 作品52
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD862]
3  交響曲第5番 変ホ長調 作品82 (第3稿) [CD863]
 音詩〈ある伝説 (En saga)〉作品9
 交響的幻想曲〈ポホヨラの娘 (Pohjolan tytar)〉作品49 [CD1225]
 悲しいワルツ (Valse triste) 作品44-1 [CD915]
 音詩〈フィンランディア (Finlandia)〉 作品26 [CD1125]
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)
4  交響曲第6番 ニ短調 作品104 交響曲第7番 ハ長調 作品105 交響詩〈タピオラ (Tapiola)〉作品112
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD864]
5  ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 (改訂稿)
  レオニダス・カヴァコス (ヴァイオリン) ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD500]
 2つの荘重な旋律 (Zwei ernste Melodien) 作品77 (チェロと管弦楽のための)
  マルコ・ユロネン (チェロ) ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1485]
 2つのセレナード 作品69 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 2つのユモレスク (2 Humoresques) 作品87 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 4つのユモレスク (4 Humoresques) 作品89 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
  ドン=スク・カン (ヴァイオリン) ヨーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮) [CD472]
6  交響詩〈クッレルヴォ (Kullervo)〉 作品7
  リリ・パーシキヴィ (メッツォソプラノ) ライモ・ラウッカ (バリトン) YL (ヘルシンキ大学男声合唱団)
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1215]
7  音詩〈森の精 (Skogsraet)〉(管弦楽のためのバラード) 作品15 [CD815]
 交響詩〈レンミンカイネン (Lemminkainen)〉 (4つの伝説) 作品22 [CD1015]
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)
8  〈カレリア (Karelia)〉組曲 作品11 [CD250]
 組曲〈歴史の情景 (Scenes historiques)〉第1番 作品25 [CD295]
  ヨーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮)
 アテネ人の歌 (Atenarnes sang) 作品31-3 (少年合唱、男声合唱と管弦楽のための) [CD1115]
  ヘルシンキ大学男声合唱団 ラハティ少年合唱団 ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)
 火の起源 (Tulen synty) 作品32 (バリトンと管弦楽のための)
  トンミ・ハカラ (バリトン) ヘルシンキ大学男声合唱団 ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)
 バラッド〈囚われの女王 (Vapautettu kuningatar)〉 作品48 (混声または男声合唱と管弦楽のための)
  ドミナンテ合唱団 ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1365]
 恋するもの (Rakastava) 作品14 (弦楽オーケストラ、ティンパニとトライアングルのための)
 アンダンテ・フェスティーヴォ (Andante Festivo) JS34b (弦楽オーケストラとティンパニのための)
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1265]
9  劇音楽〈国王クリスチャン二世 (Kung Kristian II)〉組曲 作品27 [CD228]
 劇音楽〈ペレアスとメリザンド (Pelleas et Melisande)〉 組曲 作品46 [CD237]
 劇音楽〈テンペスト (Stormen)〉 組曲第1番 作品109-2 (抜粋) 組曲第2番 作品109-3 (抜粋) [CD448]
  ヨーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮)
10  即興曲〈スネフリード (Snofrid)〉 作品29 (混声合唱と管弦楽のための)
  ユビラーテ合唱団 ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1265]
 音詩〈吟遊詩人 (Bardi)〉作品64 音詩〈オーケアニス (大洋の女神) (Aallottaret)〉作品73
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1225]
 音詩〈大気の娘 (ルオンノタル) (Luonnotar)〉作品70 (ソプラノと管弦楽のための)
  ヘレナ・ユントゥネン (ソプラノ) ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1565]
 6つの合唱曲 作品18 − そこなわれた声 (Sortunut aani) 舟の旅 (Venematka)
  わが心の歌 (Sydameni laulu)
  ヘルシンキ大学男声合唱団 (YL) マッティ・ヒュオッキ (指揮)
 恋するもの (Rakastava) (作品14) JS160c (ソプラノ、バリトンと混声合唱のための)
 祖国に (Isanmaalle)
 島の火 (Saarela palaa)
 響け、神への栄誉を讃えて (Soi kunniaksi Luojan) 作品23-6a
 平野と海辺の人びと (Man fran slatten och havet) 作品65a
  モニカ・グループ (メッツォソプラノ) サウリ・ティーリカイネン (バリトン) ユビラーテ合唱団
  アストラッド・リスカ (指揮) [CD825, 998]
 海へ (Till havs) 作品84-5 フリードリンの愚行 (Fridolins darskap) JS84
 ヨナの航海 (Jone havsfard) JS100
  オルフェイ・ドレンガル (OD) ロベルト・スンド (指揮)
 フィンランド狙撃兵 (イェガタイ) 行進曲 (Jaakarimarssi) 作品91a
  ヘルシンキ大学男声合唱団 (YL) ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)
 フィンランディア讃歌 (Finlandia-hymni)
  ユビラーテ合唱団 アストラッド・リスカ (指揮) [CD825]
11  黒いばら (Svarta rosor) 作品36-1
 だが、私の小鳥は姿を見せない (Men min fagel marks dock icke) 作品36-2
 葦よそよげ (Sav, sav, susa) 作品36-4 夕べに (Illalle) 作品17-6
 おとめが野原で歌っている (Im Feld ein Madchen singt) 作品50-3
 不安な胸から (Aus banger Brust) 作品50-4 静かな街 (Die stille Stadt)
  アンネ・ソフィー・フォン・オッター (メッツォソプラノ) ベンクト・フォシュベリ (ピアノ) [CD457, CD757]
 春はいそぎ過ぎゆく (Varen flyktar hastigt) 作品13-4
 あれから、私はたずねたことはなかった (Sen har jag ej fragat mera) 作品17-1
 秋の夕べ (Hostkvall) 作品38-1 アリオーゾ (Arioso) 作品3
  マリ=アンネ・ヘッガンデル (ソプラノ) ヨーテボリ交響楽団 ヨルマ・パヌラ (指揮) [CD270]
 水の精 (Nacken) JS138 (独唱、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
  モニカ・グループ (メッツォソプラノ) ラッセイ・ポユスティ (朗読) ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン)
  ヨエル・ラークソ (チェロ) フォルケ・グレースベク (ピアノ)
 クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」 (Julvisa "Giv mig ej glans, ej guld, ej prakt") 作品1-4
 私は一本の木 (Jag ar ett trad) 作品57-5 水の精 (Nacken) 作品57-8
 タイースへの賛歌 (Hymn to Thais) JS97 やまびこ (Kaiutar) 作品72-4
 あこがれは私の財産 (Langtan heter min arvedel) 作品86-2
 姉妹よ、兄弟よ (I systrar, I broder, I alskande par) 作品86-6
  モニカ・グループ (メッツォソプラノ) ルーヴェ・デルヴィンゲル (ピアノ) [CD657]
 三月の雪の上のダイアモンド (Demanten pa marssnon) 作品36-6
 愚者の歌う蜘蛛の歌 (Sangen om korsspindeln) 作品27-4
 海辺のバルコニーで (Pa verandan vid havet) 作品38-2 来たれ、死よ (Kom nu hit, dod) 作品60-1
  ヨルマ・ヒュンニネン (バリトン) ヨーテボリ交響楽団 ヨルマ・パヌラ (指揮) [CD270]
 泳げ、青い鴨 (Souda, souda sinisorsa) JS180  北の国 (Norden) 作品90-1
 水仙 (Narciss) JS140 初めてのくちづけ (Den forsta kyssen) 作品37-1
 夢だったのか (Var det en drom?) 作品37-4
 逢い引きから帰ってきた娘 (Flickan kom ifran sin alskings mote) 作品37-5
  アンネ・ソフィー・フォン・オッター (メッツォソプラノ) ベンクト・フォシュベリ (ピアノ) [CD457, CD757]
 考えること (Tanken) JS192
  アンネ・ソフィー・フォン・オッター (メッツォソプラノ) モニカ・グループ (メッツォソプラノ)
  ベンクト・フォシュベリ (ピアノ) [CD757]
12  モデラートとアレグロ・アパッショナート嬰ハ短調 JS131
 弦楽四重奏曲 イ短調 JS183 [CD1476]
 弦楽四重奏曲 ニ短調 作品56 《内なる声 (Voces intimae)》
  テンペラ四重奏団
13  ピアノ三重奏曲 ニ長調 JS209 《コルポ (Korpo)》
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) マルコ・ユロネン (チェロ)
  フォルケ・グレースベク (ピアノ) [CD1292]
 ピアノ五重奏曲 ト短調 J159
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) ラウラ・ヴィークマン (ヴァイオリン)
  アンナ・クレッタ・グリヴァイェヴィチ (ヴィオラ) ヨエル・ラークソ (チェロ) フォルケ・グレースベク (ピアノ)
 アシスの気取った行進曲「音楽好きの与太者」
  (La pompeuse marche d'Asis "De musikaliska liken") JS116 (ピアノ三重奏のための)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) マルコ・ユロネン (チェロ) フォルケ・グレースベク (ピアノ)
14  水滴 (Vattendroppar) JS216 (ヴァイオリンとチェロのための)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) タネリ・トゥルネン (チェロ)
 アンダンテ・カンタービレ 変ホ長調 JS30b (ピアノとハルモニウムのための)
  フォルケ・グレースベク (ピアノ) ハッリ・ヴィータネン (ハルモニウム) [CD1182]
 ヴァイオリンソナタ ヘ長調 JS178
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) フォルケ・グレースベク (ピアノ) [CD1023]
 メランコリー (Malinconia) 作品20 (ヴァイオリンとチェロのための)
  トゥールレイフ・テデーエン (チェロ) フォルケ・グレースベク (ピアノ) [CD817]
 4つの小品 (4 Pieces) 作品78 (ヴァイオリンとピアノのための)
  即興曲 (Impromptu) ロマンス (Romance) ヘ長調 レリジョーゾ (Religioso) リゴドン (Rigaudon)
 ソナティナ ホ長調 作品80 (ヴァイオリンとピアノのための)
  ニルス=エーリク・スパーフ (ヴァイオリン) ベンクト・フォシュベリ (ピアノ) [CD525]
 5つの田園舞曲 (5 Danses champetres) 作品106 (ヴァイオリンとピアノのための)
  − ラルガメンテ・アッサイ − ヴィヴァーチェ アッラ・ポルカ
  ニルス=エーリク・スパーフ (ヴァイオリン) ベンクト・フォシュベリ (ピアノ) [CD625]
15  組曲〈フロレスタン (Florestan)〉 JS82 [CD1202]
 即興曲 (Impromptu) ロ短調 作品5-5 ピアノソナタ ヘ長調 作品12 [CD1272]
  フォルケ・グレースベク (ピアノ)
 ロマンス 変ニ長調 作品24-9 [CD169]
 キュリッキ (Kyllikki) − 3つの抒情的な小品 作品41 [CD153]
 3つのソナティナ (Three Sonatinas) 作品67 [CD196]
 孤独な松の木 (Den ensamna furan/Yksinainen honka) 作品75-2
 トウヒ (もみの木) (Granen/Kuusi) 作品75-5 [CD230]
 ロマンティックな情景 (Scene romantique) 作品101-5
 村の教会 (The Village Church) 作品103-1 [CD278]
  エーリク・T・タヴァッシェルナ (ピアノ)
詳細情報提供/キング・インターナショナル




BIS 白神典子
モーツァルト(フンメル編曲):室内楽版ピアノ協奏曲シリーズ最終巻
1CD¥2400→¥2190

 モーツァルトのピアノ協奏曲を愛弟子フンメルが室内楽用に編曲したシリーズの最終巻。
 フンメルは編成だけでなく、ピアノ・パートも原曲を歪めない範囲内でロマン派風に書き直している。フンメル編曲のピアノ協奏曲は全部で7作あり、今回で完了だが、フィルアップに同編曲者・同編成による交響曲第40番が入っているのも魅力。
 モーツァルト・イヤーの最後を飾る注目盤。

BIS 1567
¥2400→¥2190
モーツァルト(フンメル編曲):
 ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.537(室内楽版)
 交響曲第40番ト短調 K.550(室内楽版)
白神典子(Pf)、
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)、
ピーター・クレメント(Vn)、
ティボール・ベーニ(Vc)


第1−3弾

BIS 1147
¥2190
モーツァルト(フンメル編曲):室内楽版ピアノ協奏曲
 (1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
 (2)ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
白神典子 (Pf)
ヘンリク・ヴィーゼ (Fl)
ペーター・クレメント (Vn)
ティボル・ベーニ (Vc)
ショパンやベートーヴェンのピアノ協奏曲を室内楽版で録音して話題になった白神典子(しらがふみこ)。今回はモーツァルトの後期協奏曲7篇を愛弟子ヨハン・ネポムク・フンメルがフルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの四重奏に編曲したもので、その第1弾は第20番と第25番。もちろん世界初録音。フンメルはオーケストラ・パートを室内楽用に直しているだけでなく、ピアノのパートも自分の時代流(つまりロマン派風)にしているのが興味深く、単にピアノの音域が拡大されているだけでなく、モーツァルトが考えなかったような装飾音が多用されているのに驚かされる。これほど興味深い編曲が世界初登場なのは、楽譜が極めて入手困難だったため。
BIS 1237
¥2190
モーツァルト(フンメル編):室内楽版ピアノ協奏曲Vol.2
 ピアノ協奏曲第10番変ホ長調 K.365
 ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K. 491
白神典子(Pf)
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)
ペーター・クレメント(Vn)
ティボル・ベーニ(Vc)
 モーツァルトの後期協奏曲を、愛弟子フンメルがフルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの四重奏に編曲したもの。もちろん世界初録音。
 K.365は2台のピアノのための協奏曲を1台2手用に直しているので、まさにフンメルの編曲の腕の見せ所になっている。
BIS 1537
¥2190
モーツァルト(フンメル編曲):
 ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K..537「戴冠式」(室内楽版)
 ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K..482(室内楽版)
白神典子(Pf)
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)
ペーター・クレメント(Vn)
ティボル・ベーニ (Vc)
白神典子によるモーツァルト=フンメルの第3弾。フンメルはピアノ書法もロマン派風に手を加えているということで、不完全なピアノ譜しか残っていない第26番「戴冠式」の編曲は要注目。というのも、フンメルはモーツァルト自身が独奏を務めた初演を聴いており、抜群の記憶力を誇った彼がそれを反映させ充実したソロ・パートを完成させているから。



ダウスゴー&スウェーデン室内管
シューマン:交響曲第2&4番
BIS SA 1519 (SACD Hybrid)\2500→¥2290

 期待の俊英トーマス・ダウスゴー、BIS初登場。
 ダウスゴーとスウェーデン室内管といえば、SIMAXレベールに録音したベートーヴェンの交響曲全集が高い評価を受けているが、今回はシューマン・シリーズ。第4番は原典版による演奏なうえ、あまり聴く機会のない序曲も含まれていて貴重。
 小編成で透明なサウンドを持つスウェーデン室内管の響きが、「灰色の管弦楽法」と評されるシューマンのイメージを一新させる。

BIS SA 1519
(SACD Hybrid)
\2500→2290
シューマン:
 (1)交響曲第2番ハ長調 Op.61
 (2)交響曲第4番ニ短調 Op.120(原典版)
 (3)「ゲーテのファウストからの情景」序曲
 (4)序曲「ジュリアス・シーザー」Op.128
トーマス・ダウスゴー指揮
スウェーデン室内管
SACDハイブリッド盤。


SIMAX旧譜
ダウスゴー&スウェーデン室内管弦楽団
ベートーヴェン:管弦楽作品全集 1CD¥2400→¥2190

PSC 1179

ベートーヴェン:ベーレンライター版による管弦楽作品全集vol.1
騎士バレエのための音楽、交響曲第1番、第2番
スウェーデン室内管弦楽団、
トマス・ダウスゴー指揮
 このディスクの冒頭におさめられた「騎士バレエのための音楽」は1791年の初演。初演時にはワルトシュタイン伯爵の作と偽って発表されたもの。聞いた瞬間は本当にベートーヴェンの作品かなとブックレットを見直した。出版もベートーヴェンの死後50年近くたってからだったらしい。まだ交響曲は一曲も書いていない時期の管弦楽作品の完全全曲版をシリーズ第1弾の冒頭に持ってくるというのもすごい。これはベートーヴェン・ファンなら一聴の価値あり。
 とはいえ、話題の中心は当然交響曲。どちらも血が飛び散り肉が裂けるような演奏。ときおり聴いたことのない旋律が聴こえてきてはっとさせられる。とくに第2番の生気溢れる演奏には聴いてるこちらもだんだん元気になってくる。

PSC 1180

ベートーヴェン:ベーレンライター版による管弦楽作品全集vol.2
交響曲第4番、第5番、コリオラン序曲
スウェーデン室内管弦楽団、
トマス・ダウスゴー指揮
 スピーディーでリズミカルな4番、5番は、これまでの常識を根底から覆す。しかしスピーディーであっても決して「軽く」はない。昨今流行の軽薄な演奏とは全く異質である。室内オケであるのに重厚で深い響き。鍛え上げられた筋肉が躍動する美しさである。楽譜を克明に追いながら聴いた担当の方が、「きわめて楽譜どおりだった」と首をかしげながら言っていた。これがダウスゴーの魔術なのか。ただ「運命」の終楽章はもっともっと締め上げてほしかった。
 そして上記「エグモント」同様、「コリオラン」もすごい。この圧倒的な存在感。おそろしいほどの緊張感。

PSC 1181

ベートーヴェン:ベーレンライター版による管弦楽作品全集vol.3
ピアノ協奏曲第1番、第2番、ピアノと管弦楽のためのロンド変ロ長調WoO.6

ボリス・ベレゾフスキー(pf)
スウェーデン室内管弦楽団、
トマス・ダウスゴー指揮
 ボリス・ベレゾフスキー。チャイコフスキー・コンクールで優勝、TELDECと契約し、キャラのかぶるスルタノフを蹴落としてレーベルの看板役者になったはずが、いつのまにか日本人ヴァイオリニストの伴奏者になったりしてきっと悔しい思いをしているだろうと思ったら、案の定マイナー・レーベルで出てきた。しかしベレゾフスキーもすごいのだが、伴奏オケがあまりにすごいので唖然とした。これがあのダウスゴー&スウェーデンだったのだ!ただ、ダウスゴー&スウェーデンの音色とベレゾフスキーのゴージャスなピアノが合うかどうかという問題はひょっとしたら残るかもしれないが、オーケストラは常に刺激的で魅惑的、反対にベレゾフスキーは変に萎縮することなく正統派スタイルで突っ切っている。それにしてもこんなに聴いてて楽しい1、2番は久しぶり、いや初めて。また珍しい曲を収録するというスタイルも変わらない。

PSC 1182

ベートーヴェン:ベーレンライター版による管弦楽作品全集vol.4
交響曲第7番、劇音楽「エグモント」全曲

ヘンリエッテ・ボンデ=ハンセン(sop)
スウェーデン室内管弦楽団、
トマス・ダウスゴー指揮
 これまでで最も過激だった。
 第7番終楽章はあのカルロス(ふたりの)もぶっ飛ぶ激烈演奏。終わった瞬間あまりの衝撃に頭がふらふらした。しかしそれなのに下品ではなく知的な印象をもたせてくれる。ここまでやっても「正統派」と呼びたくなるノーブルな雰囲気がこの人にはあるのだ。そしてさらに劇音楽「エグモント」全曲は、いきなりの序曲で羽交い絞めにあって窒息しそうになる。先月リリースされたホーレンシュタインの地獄的演奏もすごかったが、これもすごい。ダウスゴー傑物なり。これから3、6、8、9番が続くと思うと興奮を隠せない。なお、劇音楽「エグモント」に2曲あるソプラノ付きの曲で美声を披露するヘンリエッテ・ボンデ=ハンセンは、デンマーク語によるディーリアス歌曲集(Danacord DACOCD536) を歌ったソプラノ。
PSC1183 ベートーヴェン:ベーレンライター版による管弦楽作品全集Vol.5
 ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
 ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲ハ長調 op.56
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ウルバン・スヴェンソン(Vn)
マッツ・ロンディン(Vc)
トマス・ダウスゴー指揮、
スウェーデン室内管
 1990年チャイコフスキー国際コンクールの覇者ベレゾフスキーは言うまでもなく圧倒的なテクニシャンだが、このベートーヴェンのシリーズでは、決してロマン派的な重い弾き方ではなく、ダウスゴーのピリオド志向に呼応した、抑制したタッチで聴かせてくれる。

PSC 1184

ベートーヴェン:ベーレンライター版による管弦楽作品全集Vol.6
交響曲第6番ヘ長調《田園》Op.68
 《レオノーレ》序曲第1,2,3番
トマス・ダウスゴー指揮、
スウェーデン室内管
自然体でありながら激しい起伏をいたるところで見せてくれる、シリーズ中でもとくに名盤の誉れ高い演奏。
PSC 1280
¥2400→¥990
(在庫限り)
ベートーヴェン:交響曲 管弦楽曲 協奏曲全集Vol.7
 ピアノ協奏曲第4番
 ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61a
トマス・ダウスゴー指揮
ボリス・ベレゾフスキー(Pf)
スウェーデン室内管
デンマークを代表する指揮者のひとり、トマス・ダウスゴー(1963-)とスウェーデン室内管(オレブルー)によるシリーズ。ピリオド楽器の奏法を活かした、現代楽器による小編成オーケストラの透明な響きによる演奏は、新しいスタイルのベートーヴェンのひとつとして評価され、高い人気を誇る。4番のピアノ協奏曲と、ベートーヴェン自身によるヴァイオリン協奏曲のピアノへの編曲のカプリングも興味深い。1番から3番のピアノ協奏曲につづき、ダウスゴーが共演を望んだといわれるベレゾフスキーを起用して録音された。
PSC 1281 ベートーヴェン:管弦楽作品全集 Vol.8
 交響曲第3番変ホ長調作品55《エロイカ》
 12のコントルダンスWoO14
 劇付随音楽〈レオノーレ・プロハスカ〉WoO96
 ロマンス第1番ト長調作品40(ヴァイオリンと管弦楽のための)
 ロマンス第2番ヘ長調作品50(ヴァイオリンと管弦楽のための)
カタリーナ・アンドレアソン(Vn)
トマス・ダウスゴー指揮
スウェーデン室内管
デンマークの指揮者、トマス・ダウスゴー(1963-)と、スウェーデン室内管(オレブルー)によるシリーズ。ジョナサン・デル・マー校訂によるベーレンライター版を使用。現代楽器アンサンブルにピリオド楽器の奏法を活かした緻密な演奏、管楽器と弦楽器の程よいバランス、重苦しさと無縁の明快な響きなど、もっとも今日的なスタイルによるベートーヴェンのひとつとして人気を集めている。録音:2002年

もひとつおまけ


CHANDOS CHAN9814 \2300→¥2190
フランツ・リスト:ファウスト交響曲
トマス・ダウスゴー指揮/デンマーク国立放送交響楽団&合唱団/クリスティアン・エルスナー(T)

宇野功芳氏にも絶賛され、レコ芸特選にもなったダウスゴーの熱きリスト。
「それにしてもコーラスとオーケストラが一体になった強音部の迫力はすばらしい。ダウスゴーの集中力はさながら嵐のようだ」(宇野功芳)





オウェイン・アーウェル・ヒューズ/ラフマニノフ:交響曲全集
BIS 1665/66 (3CD 2枚価格)\4800→¥4490

 MARCO POLOなどからいくつか録音が出ていたが、目だった録音がなかったイギリスの若手指揮者ヒューズ。
 10年ほど前にBISから小川典子がラフマニノフのコンチェルトを出したとき伴奏を受け持っていて、これが才気あふれるなかなかの好演だった。これでBISから新録音が出るかな、と期待していたがそうはならなかった。
 あれから10年。壮大な演奏と欧米で絶賛されているラフマニノフの交響曲のほうが待望のセット発売。3枚組で2枚価格なうえ、若書きの「ユース・シンフォニー」や交響詩「ロスチスラフ王子」も入っているのが魅力。日本では不当に無視されているヒューズの知名度が少しでも上がりますように。

BIS 1665/66
(3CD 2枚価格)
\4800→¥4490
ラフマニノフ:交響曲全集
 (1)交響曲第1番ニ短調 Op.13
 (2)同第2番ホ短調 Op.27
 (3)同第3番イ短調 Op.44
 (4)ユース・シンフォニー
 (5)交響詩「ロスチスラフ王子」
 (6)ヴォカリーズ(作曲者編)
オーワイン・アーウェル・ヒューズ指揮
スコティッシュ・ナショナルO

<旧譜>

EMI
CZS 3759362
(2CD)
\1500→¥1290
ヒューズ/
 ヴェルディ:レクイエム
コネル、ガンソン、バーハム、トムリンソン、
ブライトン・フェスティヴァル合唱団
ロイヤル合唱協会
ロイヤル・フィル、
オウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮
ヒューズの録音がEMIにあったとは知らなかったが、英EMIの廉価盤CFPシリーズからヒューズの録音が登場した。
ヴェルディのレクイエム。しかしこのまま埋もれてしまうのか、ヒューズ。せめてこのレクイエムだけは聴いておきたい。彼自身のレクイエムにならなければいいけれど。
BIS 900
¥2300
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2、3番 小川典子(P)
オウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮
マルメ響
評論誌上では黙殺されたが、小川典子のきらめくピアノとヒューズのロマンティックなバックが絶妙のコンビネーションを成す名演。



エイヴィン・グローヴェン:交響曲第1番「山脈に向いて」
BIS 1312 1CD\2400→¥2190

 また興味深い未知の作品が。
 エイヴィン・グローヴェン (1901-1977)はノルウェーの作曲家にして民族音楽学者。民俗音楽の豊かな伝統を持つ地方に生まれ育ち、民俗楽器も巧みに演奏した。
 作曲家としてはあまり顧みられていないが、その作品は民謡本来の旋律的・リズム的性格を保ちつつも、独自の和声的な音楽を展開していて興味津々、北欧音楽ファンは無視できない。

BIS 1312
\2400→¥2190
エイヴィン・グローヴェン:
 (1)「ヒャラル・リョド」序曲 Op.38
 (2)交響曲第1番「山脈に向いて」Op.26 (1938)
 (3)ノルウェー交響舞曲第1番 Op.43 (1956)
 (4)同第2番 Op.53 (1967)
エイヴィン・アードラン指揮
スタヴァンゲルSO




ギャリック・オールソン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第3集
BRIDGE BCD9207 1CD¥2200→¥1990

 オールソンは1970年のショパン・コンクール1位を獲得して華々しいデビューを果たし、その後地道に活動を続けるも録音にはあまり恵まれていなかった(テンシュテットとのブラームスの協奏曲などあったが)。
 知的なアプローチで評判を呼んだ第1,2弾に続く最新盤。

BCD9207
¥1990
「ギャリック・オールソン・エディション〜
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第3集」
  第3番ハ長調Op.2-3、第9番ホ長調Op.14-1、
  第10番ト長調Op.14-2、第25番ト長調Op.79 演奏:録音:2003年
ギャリック・オールソン(Pf)


<第1&2弾>

BCD 9198
¥1990
「ギャリック・オールソン・エディション第2集」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第1弾!
 ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7
 ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78
 ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
ギャリック・オールソン(P)
ギャリック・オールソンによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ集が始動した。オールソンといえば、1970年のショパン国際ピアノコンクールの覇者(この時の第2位が内田光子だった)として知られている。オールソンのピアノの特徴である、明晰で鋭敏なタッチと、頭脳的とすら言えるコントロールから生み出される音楽は、このベートーヴェンでも最大限生かさている。ことに28番のソナタでの曖昧さの欠片もない演奏は聞きものである。
BCD 9201
¥1990
「ギャリック・オールソン・エディション第3集」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第2弾!
 ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
 ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」
 ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
ギャリック・オールソン(P)
オールソンのピアノ・ソナタ集の第2集。オールソンはは、一方で繊細な静かな美を持ちつつ、快活で力強い部分では気持ちよくピアノを鳴らしている。「告別」の冒頭は、その対比の鮮やかさが素晴らしい。また最後のソナタである第32番の、20分という長大な第2楽章を、オールソンは様々な表情で見事に纏め上げている。




ジョルダン、追悼の「革命」
CASCAVELLE VEL 3106 1CD\2300→¥2090

 ついこの9月、ジョルダンはバーゼルでオーケストラを指揮中に倒れ、病院に運ばれた。そして数日後帰らぬ人となる。
 まだ74歳。本当にこれからという年齢だった。
 これはCASCAVELLEがショスタコーヴィチ生誕100年記念におくった一枚。しかし期せずしてジョルダン追悼のアルバムとなってしまった。

 1985年から97年までスイス・ロマンド管と首席指揮者と音楽監督を務めたジョルダン。この録音はそのアメリカ・ツアーにおけるライヴ。しかも、このライヴが行なわれた1987年は、作品が初演された1937年11月からちょうど50年の節目にあたるということで盛り上がったらしい。夢半ばにして散ったスイスの名匠をしのびたい。

VEL 3106
\2300→¥2090
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」 アルミン・ジョルダン指揮
スイス・ロマン管
録音:1987年11月9日ロス・アンジェルス、UCLAロイス・ホール(ライヴ)
アンセルメ以来の黄金時代を築いたとの呼び声も高いアンサンブルは、見通しのすっきりした美しいサウンドが特徴。加えてここではライヴ特有の緊張感と熱も十分で、メモリアルにふさわしい内容といえるだろう。


ジョルダンのショスタコーヴィチ録音では、同レーベルへのオペラ「鼻」も高評価を得ていたことも記憶に新しい。
RSR 6183
(2CD)¥4600
ショスタコーヴィチ:鼻 アンドルー・シュレーダー(Br コワリョーフ)
ウラディミール・マトーリン(Bs イワン・ヤコウレヴィチ)
ジェニファー・スミス(S プラスコーヴィヤ・オーシポウナ,女商人)
ボー・パルマー(T 鼻),他
アルミン・ジョルダン指揮
ローザンヌ室内管
ローザンヌ歌劇場合唱団
ショスタコーヴィチ若き日の異色作「鼻」の久々の新録音!「鼻」はゴーゴリの戯曲に基づくオペラで、諷刺の利いた話と音楽は極めて独創的なもの。1929年に初演された。しかし人気はむしろ戦後になって上がり、1974年にモスクワ室内歌劇場でポクロフスキー演出が大成功を収めてから人気演目として定着している。録音はそのモスクワ室内歌劇場の1975年録音と、同じく1995年の映像があっただけ。西欧での録音はこれが初めて。しかも指揮は御大ジョルダン!ベルクからの影響が大の音楽を生き生きと鳴らしている。ローザンヌ歌劇場でのライヴ録音。録音:2001年11月11、13日



CEDILLE新譜から2タイトル
 1CD¥2200→¥1990


パシフィカ四重奏団/大戦間の弦楽四重奏曲
CDR90000 092 1CD¥2200→¥1990

 メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集がスマッシュ・ヒットとなったパシフィカ・クァルテットの最新録音。
 大戦間の弦楽四重奏曲と銘打ち、チェコ、ドイツ、そしてアメリカの作曲家を取り上げている。特にクロフォード・シーガーは近年再評価の著しいアメリカの女流作曲家。アメリカ民族主義と実験性の融合したユニークな弦楽四重奏曲である。

CDR90000 092
¥1990
「パシフィカ四重奏団/大戦間の弦楽四重奏曲」
 ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」(1928)
 ルス・クロフォード・シーガー:弦楽四重奏曲(1931)
 ヒンデミット:弦楽四重奏曲第4番(1922) 録音:2005年
パシフィカ四重奏団


フェルメール弦楽四重奏団&アレックス・クライン
CDR90000 093 1CD¥2200→¥1990

  TELDEC等に多くの名盤を残した名カルテットと元シカゴ響首席オーボエの共演。オーボエと弦楽四重奏のための珍しい作品を集めたアルバム。
 オーボエのクラインはシカゴ響に首席奏者として在籍したこともあり、その後ソリストとしてフィラデルフィア管、スイス・ロマンド管と共演、2002年にはグラミー賞を受賞、近年は指揮者としても活動する、この世界では有名な人。

CDR90000 093
¥1990
ブリテン:オーボエと弦楽三重奏のための幻想曲(1932)
ブリス:オーボエと弦楽のための五重奏曲(1927)
ブリテン:弦楽四重奏曲第3番(1975)
フェルメール弦楽四重奏団、
アレックス・クライン(Ob)




スティーヴン・スターリク
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
CENTAUR CRC 2803/5
(3CD)¥6900→¥6270

 名手スティーヴン・スターリク。
 1932年生まれ。シュムスキー、シュナイダーに学び、わずか17歳でトロント響のコンマスに就任。24歳でビーチャム率いるロイヤル・フィルのコンマスに抜擢された。その後ロイヤル・コンセルトへボウ管、シカゴ響のコンサート・マスターを歴任。多くの巨匠たちと経験をともにしてきた。
 そのスターリク、コンマス活動を終えた後、大学で教鞭を取る一方、1969年よりアメリカのピアニスト、ジョン・ペリーと「スターリク・ペリー・デュオ」を結成。多くの名演を生み出してきた。
 今回デジタル・リマスターが施されたベートーヴェンは、1980年と1982年に収録が行われた音源で、同コンビの至芸を存分に堪能できる記念碑的名演である。

CRC 2803/5
(3CD)
¥6900→¥6270
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(第1番〜第10番) スターリク・ペリー・デュオ
〔スティーヴン・スターリク(Vn)、
ジョン・ペリー(P)〕
1980年、1982年収録。




ヒコックス&ロンドン響
ヴォーン=ウィリアムズ:海の交響曲
CHANDOS CHSA 5047 1SACD\3200→¥2990

長きにに渡ってシャンドスの看板を背負うイギリス音楽のスペシャリストである名匠ヒコックス。ヒコックスの膨大なレパートリーの中でもヴォーン=ウィリアムズは特に重要な存在として録音や演奏機会は非常に多い。ヒコックスのヴォーン=ウィリアムズ・チクルス最新盤となる「海の交響曲」は、グリットンやフィンリーといった一流アーティストを迎えて2006年6月に行われたコンサートのライヴ録音。スタジオでのセッション録音を基本としているシャンドスにとってコンサートのライヴ録音のリリースは非常に珍しく興味深いポイントの1つである。この1月からゲルギエフを主席指揮者に迎えるなど飛ぶ鳥を落とす勢いを見せるロンドン交響楽団と、イギリス音楽のスペシャリストによるファン必聴盤の登場!

CHSA 5047
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
R・ヴォーン=ウィリアムズ:
 海の交響曲(交響曲第1番)/劇音楽《すずめばち》序曲
スーザン・グリットン(S)、
ジェラルド・フィンリー(Br)、
リチャード・ヒコックス指揮、
ロンドン響&合唱団



フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会管&合唱団
バッハ:ミサ曲ロ短調
CHANNEL CLASSICS CCSSA 25007
(2SACD /特別価格)¥5000

 2003年に発売された「クリスマス・オラトリオ」(CCSSA 20103)、次いで2005年に発売された「ヨハネ受難曲」(CCSSA 22005)が世界的な成功を収め、ここ日本でも大きな話題を呼んだフェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会によるバッハの大作のリリース。
 そして今回満を持してシリーズ第3弾として登場するのは「マタイ」、「ヨハネ」と並ぶ名作中の名作「ロ短調ミサ」。
 オランダ・バッハ協会による「ロ短調ミサ」は研究に研究を重ねた解釈と練り上げられた演奏、全世界で絶賛を浴びているチャンネル・クラシックスによる超優秀録音という素晴らしい要素を兼ね備えており、瞬く間に名盤の1つとして輝くことは間違いない。ソリストにもミールズ、ゾマー、ハーヴェイなど超一流の歌い手を迎えるなど布陣は万全。
 「ロ短調ミサ」でも前2作と同様にオランダで最大にしてヨーロッパ屈指の典礼用美術品のコレクションを持つカタレイネ修道院博物館(ユトレヒト)の全面協力によって、貴重な絵画や図版、写真が掲載された豪華仕様が実現。また採算度外視の重厚なベルベット・ボックスも健在。過去最大級の「ロ短調ミサ」が旋風を巻き起こすことは必至である。

CCSSA 25007
(2SACD Hybrid Multichannel/
特別価格)
\5000
J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232 ドロシー・ミールズ(S)、
ヨハネッテ・ゾマー(S)、
マシュー・ホワイト(A)、
チャールズ・ダニエルズ(T)、
ピーター・ハーヴェイ(Bs)、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会管&合唱団



フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会/過去の話題作

CCS 18198
¥2300→¥2090
モーツァルト:レクイエム ニ短調 k.626
               (ジェスマイヤー/フロスワス版)
バッハ:イントロティウス&キリエ —— 「死者のためのミサ」
マリー・ノエル・デ・カラタイ(S)
アンネッテ・マルケルト(A)
ロベルト・ゲッチェル(T)
ピーター・ハーヴェイ(B)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団&合唱団
CCSSA18102
(SACD)
¥3150→¥2900
 この録音で新しい版を生み出したマリウス・フロスワス(1914−2001)は、1955年から1974年にかけて、コンセルトヘボウ管弦楽団の芸術監督をつとめ、その後新モーツァルト全集にて数々の作品を編集したほか、1980年から1994年にかけて、ザルツブルクのモーツァルト調査研究所の所長を、1982年まではユトレヒト大学で、音楽学の教授をつとめる。
 マリウス・フロスワスはこう語っている。「エドゥアルト・ヴァン・ベイヌムは、モーツァルトの記念年である1941年にレクイエム演奏を試みた際、仲間たちの多くと同じ問題に直面した。ジェスマイヤー版は「完璧な」レクイエムであり、その点はうれしいことだった。だが、その完璧さゆえに、いくつか満足できない点もあったのだ。 1937年からコンセルトヘボウ管弦楽団の芸術監督をつとめており、またすでに、モーツァルト研究についていくつか出版物も出していた私は、ジェスマイヤーのスコアの問題点についてヴァン・ベイヌムと話し合い、私がこのスコアから「余計なものを取り除いて」「モーツァルトらしい」ものにすることにした」
CCSSA 20103
¥4900
(2SACD)
J・S・バッハ:クリスマス・オラトリオ ヨハネッテ・ゾマー(S)
アネッテ・マーケルト(A)
ゲルト・テュルク(T)
ピーター・ハーヴェイ(B)
ジョス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管&合唱団
Channel Classicsを率いる総帥ジャレッド・サックスがその手腕を存分に発揮したマルチ・チャンネル録音は、合唱とオーケストラが渾然一体となった響きを、実際のスケール感はそのままに、弦楽器の一本一本のボウイングのニュアンス、微妙なタンギングの違いといったミクロの部分まで克明にとらえた見事なもの。ノーマルCDで聴いてもその音は十分に素晴らしいが、SACDレイヤーの音は、録音会場となったアインドホーフェンのフリッツ・フィリップス音楽センター全体の豊かな響きと、その静寂な空気感をもリスニング・ルームに運んできてくれる。大手家電メーカー、オランダ・フィリップス社との提携により、ヨーロッパのクラシック・レーベルとしては最も早い時期にSACDフォーマットを導入し、着々とカタログを構築したジャレッド・サックスのこれまでの豊富な経験が万全に生かされた録音である。初のSACDフォーマットによる《クリスマス・オラトリオ》全曲録音にふさわしい、万全の仕上がりを誇っている。なお、リリースはハイブリッドSACDのみ。今回ノーマルCDはリリースされない。
さらに、添付された「ブック」! それは中世美術に関してヨーロッパ屈指のコレクションを誇るカタレイネ修道院美術館(オランダ・ユトレヒト)の全面協力により、数十点に及ぶ豊富な図版や写真をフルカラーで掲載したもの。キリストの生誕を描いた音楽がさまざまな時代に多様な形で生まれたのと同様、中世の多くの芸術家や画家たちも競うように聖書物語の各場面を絵画や彫刻に残した。それを数十点の図版で見比べることの出来る、まるで美術画集のような体裁を誇る「ブック」なのだ。クリスマス・オラトリオの中で歌われる情景—— 厩で生まれたイエス・キリスト、天使に救い主が生まれたことを告げられる羊飼い、東方の占星術学者3人の来訪(いわゆる「三人の王の礼拝」)—— など、新約聖書のキリスト生誕にまつわる各場面をとことん堪能できるという趣向だ。国内盤に比べて豪華な体裁をとることが多い輸入盤においても、ページ数こそ、今回と同等か、もっと大部なものはあったかもしれないが、全ページがカラーというのは聞いたことがない。
デジパック仕様のCDケースだけでも十分豪華なのに、さらに、ハードカヴァーに覆われた192ページのフルカラー・ブック(あえて「ブックレット」とは言いません!)とセットになって、金文字が箔押しされたベルベット・ボックスに収められた、ずしりと重い逸品!まるで王様への献上品のような絢爛豪華なCD。まさに「天上の王」キリストの生誕を祝う音楽アルバムにふさわしいパッケージといっていい。
CCS11397
(3CD)\6900
J・S・バッハ:マタイ受難曲 ジョス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管&合唱団
CCSSA 22005
(2SACD Hybrid)
¥4900
J・S・バッハ:《ヨハネ受難曲》BWV.245 ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管&合唱団
 2003年に発売された《クリスマス・オラトリオ/CCSSA 20103》が世界的な成功を収めているオランダ・バッハ協会によるバッハの大作最新作。この録音はバッハが1724年に初演した第1稿のスコアを音楽学者ピーター・ディルクセンが再構築した版を使用。オランダ・バッハ協会は10人の歌手と11人の器楽奏者で演奏。最近の調査によれば、この編成はバッハが初演した時の編成とほとんど違いがないことが検証されている。
 ジョス・ファン・フェルトホーフェンは、すでに日本のファンにもおなじみになりつつあるが、古楽の先進国を自認するオランダで今最も注目が集まる若きリーダーである。彼は、ユトレヒト王立大学で音楽学を学んだのちハーグ王立大学で合唱&管弦楽の指揮法を学び、トン・コープマンの助手などを経て、20年に渡ってオランダ・バッハ協会を率いてきた。
 オランダ・バッハ協会は彼の下、今や国際的に知られる古楽アンサンブルとして発展に次ぐ発展を遂げている。レオンハルト、コープマン、インマゼール、ヘレヴェッヘ、ヤーコプス、ブリュッヘン、ノリントンなどが常時客演し、その動向は常に注目される存在である。
前作同様、格調ある紙のハード・ケース、190ページ以上におよぶ豪華カラー・ブックレット付き。



COLUMNA MUSICA 新譜から2タイトル


ホアキン・ニン=クルメル&モンサルバーチェ/ピアノ協奏曲
1CM 0150 1CD¥2400→¥2190

 スペインの作曲家ホアキン・ニンの息子、キューバ系スペイン人のホアキン・ニン=クルメル(ちとややこしい)。パリ音楽院作曲科で首席卒業。ファリャに師事し研鑽を積む。その後アメリカにわたり、大学で教壇に立つ一方、ピアニストとしても活躍。この「ピアノ協奏曲」の初演は1952年ピエール・モントゥー指揮するサンフランシスコ響。もちろんピアノはホアキン・ニン=クルメル自身である。
 1912年生まれのスペイン作曲家モンサルバーチェ(2002年まで生きていた。)。コンチェルト・ブレーヴェ[短い協奏曲]は、華麗で情熱的なピアノ協奏曲。「小」とはいえ20分はある。第2楽章のジャジーでポップな雰囲気は一種独特の雰囲気でちょっといい。おすすめの秘曲。

1CM 0150
¥2190
ホアキン・ニン=クルメル(1908-2004):ピアノ協奏曲ハ長調(*)
シャビエ・モンサルバーチェ(1912-2002):
 コンチェルト・ブレーヴェ[短い協奏曲](Pと管弦楽のための)(*)
 Alborada en Aurinx

ダニエル・ブランク(P)
エンリケ・ペレス・メサ(指揮(*))
キューバ国立交響楽団(*)

録音:2005年6月、キューバ、ハバナ、アマデオ・ロルダン劇場



モンサルバーチェを愛してしまった人に。
COLUMNA MUSICAの旧譜。セールで。
1CD¥2400→¥2190

1CM 0036
¥2190
シャビエ・モンサルバーチェ(1912-):ピアノ作品全集
  3つのディヴェルティメント*/ラヴェルへのエレジー+
  余談#/4つの対話**/シューベルティアーダ#
  秋の牧歌#/ノアの方舟++
  スケッチ**/イヴェットのためのソナチネ+/5羽の自由な鳥+
  左手のための3つの小品
   [モンポウに##/オスカル・エスプラの思い出に寄せる子守歌+/
   ルビンシュタインのための1ページ***]/
   トゥリーナへの寓話+++
マルタ・サバレータ(P)*
マック・マクルーア(P)+
カルロータ・ガリーガ(P)#
ダグマル・ムニス(P)**
アルフレード・アルメーロ(ピアノ)++
カティア・ミッチェル(P)##
エミーリ・ブルガーリャ(P)***
ライモン・ガリーガ(P)+++
1CM 0042
¥2190
シャビエ・モンサルバーチェ(1912-):
  ピアノとヴァイオリン&ピアノとチェロのための作品全集
  マドリガル+/#/++/スケッチ*/#/デュエッティーノ*/**
  子守歌*/+/ファーナビーの主題による変奏曲*/#
  3つの彩色像*/#/想起+/#/ソナタ・コンチェルタンテ+/#
  ミクロラプソーディア+/#
アラ・ヴォロンコワ(Vn)*
レルマ・ゴッケン(Vc)+
マック・マクルーア(P)#
ゲラシム・ヴォロンコフ(Vn)**
マリサ・マルティンス(Ms)++
「マドリガル」は有名なカタルーニャ民謡「鳥の歌」の旋律に基づく作品。
1CM 0054
¥2190
シャビエ・モンサルバーチェ(1912-):
  バルセロナ・ブルース 器楽作品集
  バルセロナ・ブルース*/万華鏡*/ハープのための変奏曲+
  ギターのためのコリエンのアルバム 〜
    アダージェット・スピリトゥアーレ#
  ギターとハープのための変奏曲+/#
  ピアノとヴァイオリンのためのパラフレーズ・コンチェルタンテ**/++
  3つのディヴェルティメント**

ライモン・ガリーガ(P)*
マグダレーナ・バレーラ(ハープ)+
ジャウメ・トレント(G)#
マック・マクルーア(P)**
アラ・ヴォロンコワ(Vn)++

1CM 0063
¥2190
シャビエ・モンサルバーチェ(1912-):
  トリオ(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)*
  ストラディヴァリウスのための四科
   (ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)+
  サンティアゴへの祈り(ヴィオラとピアノのための)#
  クァルテート・インディアーノ(弦楽四重奏曲)**
作品と録音に関する情報をパソコンで再生できるCDプラス仕様。
アラ・ヴォロンコワ(Vn)*/+
ジョゼフィン・フィツパトリック(Va)+/#
マヌエル・マルティネス・デル・フレスノ(Vc)+マック・マクルーア(P)*/#
タリア弦楽四重奏団**


ボッケリーニ:ギターと弦楽のための五重奏曲全集
1CM 0153 (3CD)¥7200→¥4690

 全国の数少ないボッケリーニ・ファンのみなさまお待たせしました。
 ボッケリーニの隠れた名曲、ギターと弦楽のための五重奏曲の全集録音のセット。ボッケリーニの作品は、やっぱりスペイン系の演奏で聴きたい。

1CM 0153
(3CD)
¥7200→\4690
【特別価格】
ルイジ・ボッケリーニ:
 ギターと弦楽のための五重奏曲全集
  第5番ニ長調 G.449(*)/第4番ニ長調 G.448(*)
  第1番ニ短調 G.445(+)/第3番変ロ長調 G.447(+)
  第2番ホ長調 G.446(+)/第6番ト長調 G.450(#)
  第7番ホ短調 G.451(#)/
  第9番ハ長調「マドリッドの帰営ラッパ」G.453(#)
アルモディス
 ダビド・モラータ、
フェラン・デ・ラ・バルガ(Vn(*/+))
 ビエル・グラエリス、
オレゲル・ベルトラン(Vn(#))
 アンドレア・マメーリ(Va)
 イニャキ・エチェパレ(Vc)
 ジョアン・カルレス・マルティネス(ギター)
 ルドビカ・モスカ(カスタネット)
録音:2003年12月(*)、2004年11月(+)、バルセロナ、オンダ・スタジオ(*/+) 2005年8月、イェローナ、アルベルト・モラレーダ・スタジオ 既発売のVol.1〜3(1CM 0125, 0140, 0151)をスリップケースに収めたもので、2枚分の価格。モダーン楽器を使った演奏。




流通復活!
ENCHIRIADIS 至高の名盤
ムジカ・フィクタ/モラーレス:レクイエム
EN 2002 1CD¥2400→¥2190

 ずっと入ってこなかったENCHIRIADISの美しい名盤が久々に流通復活。ジャケットの美しさもあいまって、超マイナー・レーベルでありながらずっとベストセラーを続けていた。
 ビクトリアと並ぶスペイン・ルネサンスの大作曲家モラーレスの書いたレクイエムは2曲(4声、5声)残されているが、ここで収録された5声のレクイエムは、ビクトリアの6声のレクイエムと並び称される名曲中の名曲。
 当時のスペインではヴォーカルに管楽器やオルガンを重ねて演奏する習慣があったが、当演奏ではオルガンを採用。ムジカ・フィクタはルネサンス・ポリフォニーの演奏においてはスペイン随一のアンサンブル。現在はソリストとして大活躍中の美貌のソプラノ、ヌリア・リアルも参加している。

EN 2002
¥2190
クリストバル・デ・モラーレス(1500頃-1555):
 レクイエム(5声;1544)
 ヤコブは嘆きぬ/主よ、耳を傾けたまえ/われらを憐れみたまえ
ラウル・マリャビバレーナ(指揮)
ムジカ・フィクタ
 ヌリア・リアル(S) アリシア・ラモネット(A)
 ジョルディ・アベリョ(C-T)
 アルベルト・フォルク(T)
 トマース・マシェ(Bs)
 イグナジ・ジョルダ(Org)
録音:1998年5月、バルセロナ、エスペランサ礼拝堂




大指揮者によるヘンドリク・アンドリーセン交響曲全集
フルネ、オッテルロー、デ・ワールト、ファン・ラールト
ETCETERA KTC 1307
(2CD)¥4800→¥4390

 ヘンドリク・アンドリーセンは、オランダの音楽一家アンドリーセン一族最大の音楽家として歴史にその名を残している人物。神秘的で簡潔な音楽の作曲を行ったことにより、オランダ・カトリックの教会音楽を刷新したことで知られた。
 ・・・ということだが、アンドリーセン、そんな作風だったかな、と思って調べたら、オランダ現代音楽の旗手アンドリーセンは息子のルイスのほうだった。これは親父さんのほう。新古典派的作風で、上記のようにオランダの教会音楽関係の大人物だったらしい。
 で、そのヘンドリク・アンドリーセンの交響曲全集。いきなり。
 1曲くらい聴いたことがあるかな、とオランダ系オーケストラ自主制作ボックスCDをチェックしたが1曲も入っていなかった。というか、カタログを調べたが1曲もCDは出てなかった!
 そんな超マイナーなヘンドリク・アンドリーセンの交響曲全集。いきなり。
 しかしその演奏陣がすごい。まさに豪華絢爛。
 惜しまれつつも引退した巨匠フルネ、オランダの名匠オッテルロー、再浮上後熱心な活躍を見せているデ・ワールト、若き鬼才ズヴェーデン。そして1890年生まれ、ニキシュ、レーガーに師事した前世紀オランダの巨匠アルベール・ファン・ラールトまで登場する。
 まあ多少作品がつまらなくても(面白い可能性も十分ある)、これだけのメンバーでひとつの交響曲全集が聴けるというのは非常に貴重、且つ魅力的。
 聴く前からおすすめ。

KTC 1307
(2CD)
¥4800→¥4390
ヘンドリク・アンドリーセン(1892−1981):
 ヨハン・クーナウの主題による幻想曲とフーガ(録音:2005年5月2日/+)/
 交響曲第3番(録音:1968年9月4)/
 クープランの主題による変奏曲(録音:1965年1月13日/*)/
 交響曲第1番(録音:1947年5月23日/§)/
 リチェルカーレ(録音:2005年5月7日/#)/
 交響曲第2番(録音:1969年1月23日/*)/
 交響的エチュード(録音:1962年9月17日)/
 交響曲第4番(録音:1982年5月13日)
ジャン・フルネ指揮、
ウィレム・ファン・オッテルロー指揮*、
エド・デ・ワールト指揮#、
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮+、
アルベール・ファン・ラールト指揮§、
オランダ放送フィルハーモニー管



チェレプニン自作自演
FIRST EDITION FECD 0024 1CD¥2300→¥2090

伊福部昭や松平頼則の師匠として、日本音楽界に多大な貢献をしたロシアの作曲家アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)。
ぞっとするような前衛音楽と、恥ずかしくなるような土俗音楽、その両者をエネルギッシュに融合させ、聴く喜びを常に味あわせてくれる。
近年、交響曲やピアノ協奏曲が再評価されているだけに、世界初録音のこの音源は、時代を伝える意味もあって注目されるだろう。
全曲世界初録音の音源となるが、やはりチェレプニン自身のピアノが聴いてみたい!

FECD 0024
¥2090
A .チェレプニン(1 8 9 9 - 1 9 7 7):
 ピアノ協奏曲第2番(録音:1 9 6 1年5月1 0日)/
 交響曲第2番(録音:1 9 6 5年1月)/
 組曲(録音:1954年5月9日)#
 ※全曲世界初録音、#ルイヴィル管弦楽団委嘱作品
ロバート・ホイットニー指揮
ルイヴィル管、
アレクサンドル・チェレプニン(P)
チェレプニン賞を設置したことでも知られる作曲家が、自作自演で聴かせる協奏曲はパワフルな作風。



バドゥラ=スコダ/シューベルト第2集
GENUIN GEN 86057 1CD¥2200→¥1990

 ウィーン三羽烏の一人と言われたバドゥラ=スコダももう80歳になろうとしている。ウィーン・スタイルへの愛着と執着が、いつしか彼を忘却のかなたに追いやっていたが、今ここへ来て逆にその歴史的伝統的奏法が懐かしく新しく感じられる。変わらないスタイルが一巡りし、時代にもう一度受け容れられようとしているのか。
 そんなバドゥラ=スコダのシューベルト第2弾は、1966年から1971年までウィスコンシン大学付きの演奏家として指導していたころの演奏。演奏者自身、この録音はそこでの仕事と長いシューベルト研究の成果であり、自分の芸術のピークに位置するものだと言及している。32年後の今でも、その時の自分はシューベルトの意図に近づくことができたと述べている。

GEN 86057
¥1990
シューベルト:「3つのピアノ・ソナタ」
 ピアノ・ソナタイ長調op. 120, D664/
 へ短調D625/ハ短調D958
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
録音:1972年ウィーン・モーツァルト・ザール

<第1集>

GEN 86055
(2CD、特別価格)
\3500
シューベルト第1集
 楽興の時D.780,Op.94
 アレグレット ハ短調D.915
 4つの即興曲D.899,Op.90、
 4つの即興曲D.935, Op.142
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
ディジパック仕様の2枚組。録音:2005年5月12日,8月21−23日,10月7日



エンリコ・ガッティ/ソロ復帰!
GLOSSA移籍第2弾
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタOp.2より
GLOSSA GCD 921202 1CD\2400→¥2190

 いやあ、このまま大家然と指揮者におさまってしまうのかと思ったが、やはりこの人の体には19世紀のヴィルトゥオーゾの血が流れているのだ。いいじゃないか、ソロ復帰。おれたちは待っていた。
 バッハやらオラトリオやら、いずれももちろん悪くはなかったが、20世紀から21世紀にかけての時空を超えた大天才を証明するアルバムということはなかった(ストラデッラは、作品を楽しむ、という点では最高だったが)。ファンはずっとあの伝説のSYMPHONIAの一陣のアルバムの再来を願っていた。
 そしてここでヴィヴァルディのソナタ。彼がマンゼやビオンディを意識しているという話はよく聞く。この曲だといやでも彼らとの比較はまぬがれない。さあ、自らの音楽によって彼らをしのぐ才能を見せてくれ!

GCD 921202
\2400→¥2190
ヴィヴァルディ:
 12のヴァイオリンと低音のためのソナタ集Op.2(全12曲)より
  第2番/第3番/第4番/第7番/第1番/第9番/第5番
エンリコ・ガッティ(Vn)、
アンサンブル・アウロラ
バロック・ヴァイオリンの世界的奏者エンリコ・ガッティ待望の新作が遂に登場!Glossa(グロッサ)の専属契約第1弾となったストラデッラのオラトリオ「スザンナ」(GCD 921201)に続くリリース第2弾は、なんと後期イタリア・バロックの大御所ヴィヴァルディというファン感涙のプログラム。当時のデンマーク王フレゼリク4世に献呈された「ソナタ集Op.2」は全12曲で構成され、1709年にヴェネツィアで出版が行われた作品番号の付いた最初のヴァイオリン・ソナタ集である。1993年と1998年の2度に渡って「アントニオ・ヴィヴァルディ賞」を受賞しているガッティ。母国最大の巨匠の作品に立ち向かう姿勢と気迫の凄まじさは想像に難くない。そしてアルカナ時代同様ガッティ自身の解説によるブックレットに加えて、グロッサの洗練されたジャケットデザインは今回も健在。ファンの渇望を潤すガッティからの最高のプレゼントとなるだろう!



トーマス・ファイ快進撃!


トーマス・ファイ指揮&ハイデルベルク響
メンデルスゾーン:交響曲第1番
HAENSSLER 98 275 1CD\2300→¥2090

 おっと、まさかメンデルスゾーンにくるとは。しかも傑作ながら録音の少ない第1番からスタート。しかもしかも弦楽シンフォニアも入れての完全全集にするつもりらしい。
 しかしまあ、何よりもファイがメンデルスゾーンに目を向けてくれたのが嬉しい。
 ピリオド楽器はいうに及ばず、オーソドックスなオケでもなぜかメンデルスゾーンの交響曲全集には傑作録音が少ない。
 それはこれらの曲が、一般に思われているほどメンデルスゾーンの代表作でないということを大指揮者たちはなんとなく知っていたからか、ドイツ系指揮者がいろいろな理由からなんとなく振りにくかったからか、作品がライトに過ぎるためもうひとつ本腰を入れられなかったからか。
 さまざまな理由はあるにせよ、もろ手を挙げてお奨めできる全集がなかったのが正直なところだった。
 そこへファイ。これは悪くないかも。
 第1シンフォニーの颯爽としたノリのよさはもちろん彼にぴったりだし(第1楽章、終楽章なんてファイのはちきれそうな演奏が聴こえてきそう。)、店主は最高傑作と思っている2番目の交響曲「宗教改革」もきっと美しい「ドレスデン・アーメン」を聴かせてくれるだろうと思うし、第2番「賛歌」は晦渋な要素を切り捨てて魅力的な作品に仕上げてくれているだろう。そしてもちろん「イタリア」、「スコットランド」に関しては過去に例を見ない過激演奏を期待できると思う。とくに「イタリア」についてはカエターニを超える爆裂演奏を望みたい!
 うーん、久々に心躍るシンフォニー全集スタート。

98 275
\2300→¥2090
メンデルスゾーン:
 (1)交響曲第1番ハ短調Op.11
 (2)弦楽のための交響曲第8番ニ長調(管弦楽版)
 (3)弦楽のための交響曲第13番ハ短調(交響的断章)
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
録音:(1)2005年9月28、29日 (2)2006年7月4、5 & 7日 (3)2002年1月30日 プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス



ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン:パリ交響曲完結!
haenssler 98 268 1CD\2300→¥2090

 メンデルスゾーン・チクルスを開始したファイ、同時進行中の話題のハイドン。
 ようやく第82−87番の「パリ・セット」が完成。

98 268
\2300→¥2090
ハイドン:交響曲集
 (1)第69番ハ長調Hob.Ⅰ-69「ラウドン」
 (2)第87番イ長調Hob.Ⅰ-87
 (3)第86番ニ長調Hob.Ⅰ-86
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルクSO.
“先鋭のアーノンクール”と“熱狂のバーンスタイン”とに学んだファイの手になるハイドンは面白くないわけがない。モダンのピッチによるノン・ヴィブラート奏法の弦、金管楽器のみピリオド楽器を採用という独自のスタイルから繰り出される音楽はいつ聴いても新鮮で刺激的。ティンパニも加わりパリ・セットのなかでももっとも編成が大きく華やかな響きで知られる86番ほか、シリーズ第7弾となるこのたび「パリ・セット」6曲すべてが揃う。録音:(1)2006年3月22 & 23日 (2)2006年3月14 & 15日メーレンバッハ、ビュルガーハウス (3)2006年7月5 & 6日プファッフェングルント、ゲゼルシャフトハウス


<旧譜 \2300→¥2090>

98 407 ハイドン:交響曲第39番 ト短調,
          第34番 ニ短調,
          第40番 へ長調,
          第50番 ハ長調
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
ハイドンの1760年代から70年代の交響曲を4曲収録。同時期にニックネーム付きの交響曲が多数あるのに、あえて更の交響曲だけ取り上げているあたりにファイの意気込みが感じられる。いずれにしてもハイドンの傑作時期の作品、フェイのズバリと切り込む指揮が見事。録音:2002年
98 236 ハイドン:交響曲集
       第52番ハ短調Hob.Ⅰ-52 /
       第49番へ短調Hob.Ⅰ-49「ラ・パッシオーネ」 /
       第58番ヘ長調
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
いまもっとも尖がった音楽を聴かせるファイ。手兵ハイデルベルク響とのハイドン全集シリーズの最新アルバム、今回はいわゆる「疾風怒濤期」の3曲を収録。ことに短調で書かれた2曲における劇性に富む表現は出色。別名「受難」とタイトルされた、きわめて悲劇的な色彩の強い第49番。第2、4楽章での突き刺すような響きはオリジナル楽器のオケ以上に鮮烈。ハイドンなんてどれも退屈という向きにこそ、ぜひ一度聴いて頂きたい衝撃演奏。録音:2005年1月25-26日バド・デュルクハイム、ナチュラルホルンアカデミー(52&58番)2005年3月17、18日ヒルシュベルク=ロイターシャウゼン、アルテ・ジナゴーゲ(49番)
98 357 ハイドン:交響曲集
       第45番
       第64番
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
98 265 ハイドン:交響曲集
        第82番ハ長調Hob.Ⅰ-82「熊」
        第88番ト長調Hob.Ⅰ-88「V字」
        第95番ハ短調Hob.Ⅰ-95
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
いま最も刺激的なハイドンを聴きたければファイしかいない。モダン・オケに過激なピリオド・アプローチを持ち込み、師アーノンクールがかつてコンセルトへボウ管で行った以上の成果を生み出している。まさに藍より出でて藍より青し。ここでのパリ・セットの2曲とザロモン・セットで唯一短調の95番も、活き活きとしたリズムなど面白いことこの上なし。
録音:2001年2、3 & 5月メーレンバッハ、ビュルガーハウス / ザントハウゼン、テイエ・ヴァン・ギースト・音響スタジオ
98 425 ハイドン: 交響曲第83番 ト短調 「めんどり」,
           第84番 変ホ長調,
           第85番 変ロ長調 「王妃」
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
ハイドンのパリ交響曲集からの3曲。当時世界一優秀で大編成と謳われたパリのオーケストラのために作曲されただけに、作品の充実度はザロモンセットに負けず劣らず。「王妃」の第4楽章プレストは3分ちょいという猛スピードで駆け抜ける。録音:2002年
98 340 ハイドン: 交響曲第94番,
           第104番
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響
第1弾として登場した104番。


<ファイ旧譜>


ファイ新旧「ジュピター」


旧録音 過激!陵辱!ジュピター
RBM 6.3124 1CD¥1690

 録音は1990年頃。バリバリの旧譜である。ファイがまだ全く無名の頃。というか、今でも有名とはいいがたいファイだが・・・15年も前にこんな無茶苦茶なモーツァルトを残していたとは。
 当時といえばガーディナー、コープマン、ブリュッヘンといった古楽器オケ第一陣がようやく名を成し始めた頃。そしてまだ世の中には古楽器演奏に対して偏見や無理解が横行していた頃。そんな時期に、その偏見や無理解を思いっきり助長するような、こんな演奏が出ていたとは。
 どんな演奏かといえば、いわゆるアンチ古楽器ファンが言うところの「古楽器の演奏は、狂ったようなアグレッシヴさとみょうちくりんなテンポで聴衆を驚かせるだけの浅はかな音楽」。もうやめて!というくらいそのものズバリの演奏。たたきつけるようなティンパニといい、聴いててお腹を抱えるような妙なテンポといい、煽って煽って煽りまくる過激なデュナーミクといい、ああ、これじゃモーツァルトが墓の下で(やっぱりいなかったらしいが)泣くぞ、というような演奏。
 とはいえ・・・いつもながらこうした過激爆裂個性充満演奏を聴くと胸のつかえが取れてしまう。あっぱれと喝采を送りたくなる。誰もが犯しえなかったモーツァルトの最高傑作シンフォニーと、モーツァルトの作品中最も美しいコンチェルト。それをここまで蹂躙できるとは。

RBM 6.3124 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
        ピアノ協奏曲第21番
トマス・ファイ指揮
シュリエルバッハ室内管
エギノ・クレッパー(P)
製作1991年。
現在オーダー中。入ると思うのですが、かなり在庫が減っているので入らない可能性もありえます。


新録音 進化したジュピター
PROFIL PH 05047 1CD¥2300→¥2090

 ぎょぎょ。
 先日煽りまくった15年前に録音されたファイの「ジュピター」RBM盤。最近まれに見る激烈お馬鹿演奏で、本当に楽しませてもらったが、まさかあのコメントを読んで怒ったわけでもなかろうが、いきなり新録音を出してきた!
 なんでも2年近くにも及ぶ周到な準備期間を経て臨んだものらしく、それがさらなるお馬鹿演奏につながれば言うことなしだが、インディーズ作品を金と時間をかけてハリウッド・リメイクしてボロボロになることもある。期待と不安・・・。とはいえ、自身が創設したマンハイム・モーツァルト管で、しかもモーツァルト・イヤーにぶつけてきた録音が悪かろうはずがない。担当者のコメントでも「冒頭ティンパニの強打も鮮烈な「ティート」序曲。過激なほどにリズムが立って、前へと飛び出して来るフレッシュな音楽は、やはり師アーノンクールゆずりというべきか。」と言っているからやはりRBM盤に負けない過激なことをやってくれてそう。「これこそピリオド・アプローチの最前線をゆく大注目の演奏。」という担当者の言葉に期待したい!

 ということで入荷。聴いたらさすがにRBMほどの過激さはなく少し拍子抜け。しかし何度も聴くうちに表面的にはわからなかったさまざまな知的で大胆な試みが随所に仕掛けられていて、お馬鹿なRBM盤とは違った意味で楽しめる。さすがファイ、進化していた。

PH 05047
¥2090
モーツァルト:
 交響曲第39番変ホ長調K.543
 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
 歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲K.621
トーマス・ファイ指揮
マンハイム・モーツァルト管
モダンのオケとのハイドンやベートーヴェン(ヘンスラー)で刺激的な演奏を繰り広げてきたファイ。モーツァルト・イヤーの今年、新たにオリジナル楽器のオケを率いて傑作「ジュピター」と39番をリリース。ファイが2003年に創設したマンハイム・モーツァルト管弦楽団。ついこの前、モーツァルトの誕生日に合わせて今年1月27日にコンサート・デビューを果たしたばかり。当録音はで完成度の高さが光る。



<第33号紹介分>



ハイデルベルグ交響楽団自主制作盤
トーマス・ファイ 
1CD¥2500

 RBMのモーツァルトの交響曲第40番の異常演奏が話題になっているトーマス・ファイ。今度はPROFILから新録音も出るということでその人気はさらに急上昇しそうだが、そんなファイが設立したハイデルベルグ響の自主制作盤が手に入った。
 同オケは、由緒正しい歴史のあるオケかと思いきや、実際は1987年に仲間と設立したシュリーバッハ室内管弦楽団が大きくなってこのオケになったのだという。トランペットやティンパニなどにピリオド楽器を使用しそれ以外の楽器はモダンだが、とにかく最も過激な古楽風解釈で突き進む。なぜいまもそれほど日本で知名度が低いのか理解できない。気ままに自分の好きなオケで好きな曲をやるのが性に合っているから、宣伝などでもマイペースなのか。

 さて、そのファイとハイデルベルグ交響楽団の自主制作盤。もともとリリース点数の多くないファイなので、この自主制作盤は非常に嬉しい。
 在庫分は完売。12月再発注予定。

CDHS 300100 ヴィヴァルディ:四季 トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルグ交響楽団
2000年1月
ファイの「四季」と聞いて期待しないほうがおかしい。もちろん随所に個性爆発解釈を見せてくれる。そして意外にもアダージョ楽章でしんみりと聴かせてくれる。チェンバロの使い方がとても粋で印象的。じっくり聴かせてくれるなかなかの演奏。
CDHS 030301 ハイドン:交響曲第34、39番
クヴァンツ:フルート協奏曲 QV 5:174
ボッケリーニ:交響曲第6番「悪魔の家」 作品12-4
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルグ交響楽団
2001年1月(ハイドン34番)、2003年1月(それ以外)
やはり想像通りファイは古典派がすごい。ハイドンの39番から全開モード。フィナーレのアレグロもすさまじいばかりのアーティキュレーション。39番、こんな名曲だったか!そしてほとんど演奏されることのないボッケリーニの「悪魔の家」も、ファイの手にかかるとあっという間に古典派を代表するシンフォニーに。表情豊かで歯切れよいリズムが本当に心地よい。終楽章のかっこよさはモーツァルト以上。やはり時代がどうかなっていれば、ボッケリーニは古典派を動かしていた。・・・しかし演奏する人がすごいと、ボッケリーニは本当に活きる。
CDHS 040101 2004年ニュー・イヤー・コンサート
 ヘンデル:「王宮の花火の音楽」序曲
 モーツァルト:交響曲第32番(序曲) KV.318
 ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 J・シュトラウスⅡ世:ワルツ「芸術家の生活」
 ブラームス:大学祝典序曲
 ビゼー:「カルメン」序曲
 J・シュトラウス:ラデツキー行進曲
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルグ交響楽団
2004年1月1日。
ニュー・イヤー・コンサートということで、当然ライヴ。普段から火の玉演奏なので、ライヴではどうなるかと思ったが、一般人が逃げ出さない程度にいい感じに仕上げている。とはいえモーツァルトのKV.318 では妙なテンポを取ったり、「エグモント」では重厚な中にクールで異質な表現を盛り込んだりと見せ場はいろいろ用意されている。またファイのロマン派以降の作品録音はある意味貴重だが、やはりというか派手な作品ではすごさ爆発。中でも特筆ものは「カルメン」。こんな調子でロマン派シンフォニーを演奏されたら現役のほかの指揮者は逃げ出すんじゃないか、というような超快速テンポ。フレッシュでなめらかで生命力が吹き出るような演奏。ワルツ系は意外にまとも。「ラデツキー」では観客の手拍子あり。
CDHSL 050101 2005年ニュー・イヤー・コンサート
 ハイドン:序曲ニ長調
 J・シュトラウスⅡ世:ペルシャ行進曲
             春の声
             エジプト行進曲
             南国のバラ
 ロッシーニ:「セミラーミデ」序曲
 モーツァルト:「後宮からの逃走」序曲
 ヴェルディ:「ナブッコ」序曲
 ビゼー:「カルメン」序曲
 J・シュトラウス:ラデツキー行進曲
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルグ交響楽団
2005年1月1日。
ここでもやはり「カルメン」が大爆発。すでに聴かれたお客様が「史上最速のあまり、まるごと2回リピートしないと間が持たないというトンデモ演奏」とおっしゃっていて「どういうことだろう??」と思ったら、まさにそのとおりだった。2004年でさえ発狂演奏だったのに、それを軽く上回る異常演奏。ファイとオケも、おそらく開演前から「よーし、去年よりぶっ飛ばしていくぞー!」みたいなことを言っていたに違いない。きっとお客さんも昨年の噂を聞いてこの曲を聴きに来たんだろうなあ。ちなみに「ラデツキー」、今回も観客の手拍子あり。





異色のチクルス開始!
シトコヴェツキー&パッパーノ/モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1
HAENSSLER 98 251 1CD\2300→¥2090

 近年は指揮者としての活躍もめざましいヴァイオリニスト、シトコヴェツキー。そんな彼が今年モーツァルト・イヤーに合わせてソナタのシリーズをスタートさせた。ところがなんとまあ共演に迎えたのはイタリアの名指揮者パッパーノ(生まれはロンドンですが)。ボニーやボストリッジらとの録音を通じてピアノの名手としてもすでに広く知られるとはいえ、やはり本業は指揮。この異色の組み合わせが、果たしてモーツァルトでどんな音楽を聴かせるのか。

 パリで作曲された第28番はほかの短調の作に共通する暗さと緊張感が特徴。ふたつの楽器がほぼ対等な扱いとなり、やはり短調によるアンダンテの美が際立つ第36番。そして有名な女流ストリナザッキのために書かれ、このジャンルの最後のひとつで集大成的意味合いをもつ第40番。「ヴァイオリンの伴奏によるピアノ・ソナタ」とも云われるモーツァルトの作品だが、順に聴き進めてゆくと内容はじつにさまざま。

98 251
\2300→¥2090
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1
 第29番イ長調KV.305(293d), 第36番変ホ長調KV.380(374f),
 第28番ホ短調KV.304(300c), 第40番変ロ長調KV.454
ドミトリ・シトコヴェツキー(Vn)
アントニオ・パッパーノ(P)
録音:2006年2月5、6日英国サフォーク、ポットンホール


ノリントン&シュトゥットガルト放送響
正規盤世界初録音!
ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェッリーニ」1852年版
HANSSLER 93 105 (2CD)\4800→¥4380

 ノリントンのベルリオーズ・シリーズ、ついにオペラが登場!!
 「幻想」は聴くが、それ以外のベルリオーズ作品はほとんど聴いたことがない、という人も多い。ましてや長大なオペラなんて、と。
 そんな人にぜひ一度聴いてほしいのが、この「ベンヴェヌート・チェッリーニ」。
 この曲は「ローマの謝肉祭」の元になった作品としても知られ、決して難解だったり退屈だったりということはない。ベルリオーズらしい色彩豊かな派手な作品。話自体はオペレッタかヴェリズモかというような軽薄な恋物語だが、悪くない。
 ただこのオペラ、ベルリオーズが大変な意気込みで作曲したにもかかわらず、1838年のオペラ座での初演は無残な失敗。とはいうものの、当時ベルリオーズはスミッソンとの幸せか不幸せかわからない複雑な結婚生活を送っていた頃で、作曲家としてはレクイエム、交響詩「イタリアのハロルド」、劇的交響曲「ロメオとジュリエット」などの大作を作曲していたまさにピーク時。決して悪い作品ではない。
 で、実はその後ずっと経った1852年に、リストの後援で改作してワイマールで上演、ようやく好評を得たという。1852年当時といえば、歌手マリー・レチオとの恋に落ち、「テ・デウム」、オラトリオ「キリストの幼時」を発表していた晩年の傑作期。なのでどうせならその改訂版で聴いてみたいところ。
 ・・・なのだが、その1852年版の録音がなかった。
 そこでノリントン登場。ノリントンはこのワイマール稿を選択、正規盤として初録音を行った。貴重であることももちろんだが、それだけに留まらない、この作品の傑作ぶりを改めて世に知らしめる大きな意味を持つリリースとなるに違いない。
 至難のチェッリーニ役を歌うのは、ロッシーニ・テノールとして一世を風靡したブルース・フォード。ヒロインのテレーザは、近年フランスで活躍するローラ・クレイコム。二人ともテキサス出身。テレーザの父バルドゥッチには、バイエルンの名バス、フランツ・ハヴラタ、ズボン役のアスカーニオにはモニカ・グループと、強力なキャスト。

93 105
(2CD)
\4800→¥4380
ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェッリーニ」1852年版 ブルース・フォード(T チェッリーニ)
ローラ・クレイコム(S テレーザ)
フランツ・ハヴラタ(Bs バルドゥッチ)
モニカ・グループ(Ms アスカーニオ)
クリストファー・マルトマン(Br フィエラモスカ)
ほか
ロジャー・ノリントン(指)
シュトゥットガルト放送交響楽団
ライプツィヒMDR放送合唱団
録音:2003年9月19日(ライヴ録音)




ヤーコプス/「プラハ」&「ジュピター」
仏HMC 901958 1CD\2400→¥2190

 まさか。
 先日のハイドンの大成功に気を良くしてか、ヤーコプス、まさかのモーツァルト・シンフォニー、リリース。しかもいきなり「ジュピター」!
 すでに聴いた担当者のコメントでは、「冒頭の序奏部からしてイキのよさが断然違い、何が起こるのかわくわくしてしまう。つづく主部であらわれる様々な動機も、まさにヤーコプス・マジック、すべての要素がくっきりといきいきと聴こえてくる。第2楽章は、まさにモーツァルト円熟期の結晶ともいえる楽章だが、ヤーコプス・マジック120%炸裂、思わず息をのんで聴き入るばかり。そして第41番「ジュピター」。なといっても白眉は終楽章。生命力に富んだフーガを怒涛の推進力で展開している。どの楽章をとっても、そして一音一音が、ぴちぴちとした躍動感に満ちている1枚。フライブルク・バロック・オーケストラの奏者一人一人の集中力、そしてヤーコプスの棒の冴え具合ともにかつてないものすごさ、絶品のモーツァルトとなっている。」とのこと。
 きっとまたレコ芸各誌では酷評も待っているだろうが、かまうことはない、思う存分好きなだけ暴れてくれ!

HMC 901958
\2400→¥2190
モーツァルト:
 交響曲第38番「プラハ」、第41番「ジュピター」
ルネ・ヤーコプス指揮
フライブルク・バロック・オーケストラ



旧譜
ヤーコプス、ついにハイドンの交響曲に挑む!
HMC 901849 1CD¥2300→¥2090

 店主としてはその年最高のアルバムの一つだったヤーコプスのハイドン「四季」。その生命力にあふれた天真爛漫な美しさは、ハイドンの新たな魅力をたっぷりと感じさせてくれた。
 そしてそのとき、ないものねだりだが、ヤーコプスがハイドンのシンフォニーを録音してくれないものだろうか、と思ったものである。
 なかなかハイドンのシンフォニーの新録音、しかも名演というものにはお目にかかれない。しかしヤーコプスがもしまかりまちがってハイドンのシンフォニーを録音してくれたら、きっと2世紀を通じて最高の部類となる名演が生まれるに違いない・・・そんなふうに思っていた。
 そうしたら、その願いが通じた。そして、当然実際の演奏は期待を上回る出来。いや、ちょっとやりすぎくらい。なにもそこまで過激にしなくても、と思うほど。とくにオクスフォードの異常なまでの強弱の付け方は、驚きを通り越して感動に通じる(嫌悪感を抱く人ももちろんいると思う)。評論家の宇野氏が、「常識はずれと言ってもよく、嫌う人不自然だという人も多いだろうが、これだけ思い切られると、体をのけぞらせながらも、ドギモを抜かれ、応援したくなる。とにかく日ごろのモヤモヤが晴れて気持ちがすっきりすることは確か。」と思いっきり絶賛していた。まあ、怖いもの観たさでぜひどうぞ。

HMC 901849
¥2090
ハイドン:
 交響曲第91番 変ホ長調 Hob.I-91
 交響曲第92番 ト長調Hob.I-92「オックスフォード」
 シェーナ
  「私の美しい恋人よ、別れないで−
    ベレニーチェはどうする」Hob.XXIVa-10
ルネ・ヤーコプス指揮
フライブルク・バロックオーケストラ
ベルナルダ・フィンク(Ms)
録音:2004年2月、バーデン=バーデン




ヴラダー弾き振り
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21&24番
HMF HMC 901942 1CD\2400→¥2190

 生粋のウィーン流ピアニスト、ヴラダーによるモーツァルトのピアノ協奏曲の登場。
 ここまで移籍してから3作のアルバムをリリース、いずれもヴラダーの成長の後をうかがわせる深い作りこみを見せた。そしてここでついにヴラダーの真骨頂モーツァルト。しかも弾き振り。
 むかえうつは伝統あるカメラータ・ザルツブルク。冒頭の弦楽器と管楽器のかけあいから、まさにこれしかないという絶妙な間の取り方とぴちぴち感に満ちている。続くピアノの入りもきらきらとまばゆいばかり。ピアノのソロの曲も入魂の仕上がり。幻想曲の深刻な空気から、21番の澄み切った幸福感まで、モーツァルト・ワールドがたっぷりと堪能できる。
 モーツァルト・イヤーのしめくくりにもぴったりの、とびっきりの一枚。

HMC 901942
\2400→¥2190
モーツァルト:
 (1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
 (2)幻想曲ニ短調K.397
 (3)ロンド ニ長調K.382
 (4)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
シュテファン・ヴラダー(P&指)、
カメラータ・ザルツブルク



旧譜

HMC 901844
¥2090
ブラームス:ピアノ作品集
 7つの幻想曲集Op.116
 3つの間奏曲Op.117
 6つの小品Op.118
 4つの小品Op.119
シュテファン・ヴラダー(P)
 10年以上前、初期NAXOSからリリースされたベートーヴェンのコンチェルトが思わぬ名演で、このレーベル安いだけじゃないじゃん、と感動したのを覚えている。そのときのピアニストがヴラダーだった。まったく無名だったが、不毛といわれた若手オーストリア・ピアノ界にあって唯一のホープ、とあとで聞かされた。その後SONY、カメラータと契約、矢継ぎ早に新作をリリースした。新鮮でしなやかな感性のモーツァルトはなかなかのもので、90年代後半にリリースされたバッハのゴールドベルクも自然な歌心をもった美しい演奏だった。きっと多くの人がこれからヴラダーが大きく成長することを確信していたに違いない。
 ところがその後いつのまにかCD界からはほとんど姿を消し、最近ではすっかりその名を聞くことはなかった。

 そのヴラダーが今年になって仏HMから久々となる新録音をリリースした。タイトルはショパン。
 それほど大きな話題にはならなかったが、かつての新鮮な印象は、若干クールな大人の印象に変わっていた。バッハのゴールドベルクでピアニストとしての軌道修正がなされていた気がするが、ここへきてその軌道修正が完成したか、自分の個性がはっきり打ち出されてきた感がある。
 そして寡作家の彼としては珍しく、早くもHM第2弾が登場することに。これまた前作辛口ショパンの道を継承するかのような渋い選曲。ブラームスの晩年の作品集。
 今まで彼が何をしていたかは知らない。しかしさっそく聴かせてもらった作品116−5の沈鬱で思索に満ちたピアノは、この数年間の彼の心の逍遥とその成果を物語る気がした。
録音:2003年12月
HMC 905260
¥2300
ショパン:
 24の前奏曲 Op.28/バラード第1番ト短調 Op.23/
 同第2番ヘ長調 Op.38/同第3番変イ長調 Op.47/
 同第4番ヘ短調 Op.52
シュテファン・ヴラダー(Pf)
1965年ウィーン生まれのピアニスト、シュテファン・ヴラダーがハルモニア・ムンディに初登場。このショパンは甘さや感傷性を排した辛口の演奏で、その奥行きの深さ、落ち着いた音など、どこから見てもオトナ向き。ショパンの偉大さや怖さが全く納得できる1枚。
HMC 901890
\2300
シューマン:
 蝶々op.2、
 謝肉祭op.9、
 ウィーンの謝肉祭の道化op.26
シュテファン・ヴラダー(Pf)
今やウィーン音楽大学の教授もつとめ、若干41歳にして名実ともに巨匠の仲間入りを果たした音楽家の一人シュテファン・ヴラダー。そんな彼の新譜は、シューマンのピアノへの創作意欲がもっとも活発だったころの作品集。謝肉祭はクララへの愛の歌、さらにはショパンへのオマージュなど、詩・文学的な面からみても実に興味深い楽章がちりばめられており、ヴラダーはそれらひとつひとつをかみしめるように、しかし熱さをもって弾いている。また、「ウィーンの謝肉祭の道化」は謝肉祭の前の仮面をつけた人々が集うお祭の喧騒が感じられる曲だが、ヴラダーの演奏は一人一人の仮面の下までをも想像させるような、イマジネーションと独創性に満ちたものとなっている。





パニアグワ/「古代ギリシャの音楽」
JVC&仏HM JMXR 24200
XRCD\3600→¥3290

 LPで発売されたとき、多くの人がレコード屋に走ったと思う。その生々しい音質に本当に驚いた。音楽を聴く、というより「音」を聴く喜びをはじめて知った。その後いくつかの同様のLPが出たが、やはりこれに勝る衝撃はなかった。

 ずば抜けた優秀録音と独特の音響世界とでハルモニアムンディ・フランスの大ベストセラー、もはや説明不要という名盤中の名盤「古代ギリシャの音楽」。アナログ盤初出時に、今は亡きオーディオ評論家長岡鉄男氏が絶賛していたあの録音。その名盤を、今回JVCの協力を得てXRCD化したのである。
 XRCDは、オリジナル・マスターテープからCDへの最高音質の音質転送を可能にしたJVCの技術によって生み出されたCD(詳しくはhttp://www.jvc-victor.co.jp/media/mastering/xrcd.htmlをどうぞ。)。もちろん通常のCDプレーヤーで再生できる。これまでも、ビクターから何タイトルか発売され、多くのオーディオ・マニア、評論家からSACD以上に絶賛されてきた。

 
 聴き比べの楽しみこそオーディオの醍醐味。
 通常CD盤(HMA.1951015)でも十分に録音の素晴らしさを確かめられるが、それはそれ、より良い音で楽しみたいというのがオーディオ・ファイルの見果てぬ夢。XRCDで聴くと、アナログ録音の持つ風合い・空気感がダイレクトに届くはず。ぜひ、お手持ちの装置とご自分の耳でお確かめください。

 ぞっとするほどの生々しい優秀録音。 −オーディオ評論家 長岡鉄男−
 SN比がよく、残響がすごく長く豊かで美しく、しかも直接音は鮮明で力強い。音像の輪郭は自然、定位も自然で、音場は3次元的に深く広い。はるか彼方に雀の声がきこえる。雀の声はアルバムを通して絶えず入っている。Dレンジは圧倒的に広く、こんなに力感のある、厚みのある音はきいたことがない。ぞっとするほどの生々しさがある。こんな録音は通常の方法では不可能である。筆者の想像では、録音場所は、人里離れた修道院の、天井の高い礼拝堂、時間は早朝、マイクは2本、2トラックデッキ直結、リミッター、ドルビー、ミキシング等いっさいなし、というのを基本にしていると思う。とにかくすばらしい録音である。
(1980年ステレオ誌11月号より抜粋)

 ビクターから発売されているXRCDアイテムについては、xrcd をどうぞ。

JMXR 24200
\3600→¥3290
「古代ギリシャの音楽」
 序奏,「オレステース」のスタシモン,
 コントラポリノポリスの器楽曲断片,
 デルポイのアポロン讃歌 第1,テクメッサの嘆き,
 パピルス・ウィーン29825,太陽神への讃歌,
 ミューズ(ムーサ)への讃歌,ネメシスへの讃歌,
 パピルス・ミシガン,アエナオイ・ネフェライ(不断に流れる雲),
 セイキロスの墓碑銘,パイアン,ベレルマンの無名氏,
 ピュティア祝勝歌 第1,パピルス・オクシュリンコス,
 オクシュリンコスのキリスト教賛美歌,ホメロスの讃歌,
 パピルス・ゼノン・カイロ断片,テレンティウス「義母」第861行,
 「道徳詩」第1歌 第11?12行(ミーニュ版教父全集37,523:f),
 デルポイのアポロン讃歌 第2,パピルス・オスロ1413 A/B,終奏
グレゴリオ・パニアグワ指揮
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
ADD ステレオ 日本語解説・帯付 2chオリジナルマスター使用録音:1978年6月 / xrcdリマスタリング:2006年11月25日


パニアグワ衝撃的録音
JVC&仏HM シリーズ第2&3弾
「タランチュール=タランテラ」
「古楽狂想〜ラ・フォリア」
XRCD\3600→¥3290

 名盤中の名盤「古代ギリシャの音楽」と並ぶ大ベストセラー「ラ・フォリア」、「タランチュール=タランテラ」も熱いご要望にお答えしてXRCD化決定!

JMXR 24202
\3600→¥3290
「タランチュール=タランテラ」
 アンティドトゥム・タラントゥレー(毒グモの解毒剤)/
 コレア(舞曲)/タランテラ第1・第2・第3旋法/
 神秘な防壁/
 ナポリのタランテラ;フリギア旋法
 ブクステフーデの固執低音による
  ナポリのタランテラによるリトルネロわれは喜ぶ:詩篇第121番/
 タランテーラ/タランテラ、またの名クラウズラ/
 タランテーラ第1・第2・第3番/タランテラ;ヒポドリア旋法/
 ラ・タランテーラ/スコットランドのジグ/タランテーラ/
 タランテーラス/カントリーダンス「走る歩兵」/
 ラ・タランテーラ/魔法使いたちの踊り/
 タランテーラⅠ〜Ⅵ/ナーナ・アンダルーサ(アンダルシアの子守歌)/
 タラント・デアルメリア
グレゴリオ・パニアグワ指揮
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
急拍子のナポリ舞曲“タランテラ”はイタリア南部タラントの地名に由来するといわれ、またいわゆる音楽療法のひとつ、毒グモ“タランチュラ”に咬まれた際にこれを踊ると治るという民間伝承と結びついてきた。これをテーマに医学も修めたパニアグワが研究を重ねて、自由に遊んだ傑作アルバム「タランチュール=タランテラ」。文献資料をもとに自ら制作した古楽器のヴァラエティ豊かな音色が、うきうきする楽しさとなんともいえない安らぎを与えてくれる。
録音:1976年10月/xrcdリマスタリング:2006年9月12日 日本語解説・帯付 2chオリジナルマスター使用
JMXR24201
\3600→¥3290
「古楽狂想〜ラ・フォリア」
 生命の泉〜天使的早発性痴呆の〜ソファミレドによる/
 途方もなき〜微小なる栄光の〜ガラスの/
 フォリアに寄せる祈り〜名声は飛んで行く〜
 レモン風・南欧風/
 肝要なる・根源的の(一名《何ひとつ我に関せず》)〜
 正調インド風〜逆流的/貴族的倹約の/
 繊細なる〜深き淵より//壁の外に/通俗的なる//
 人々に知られざる〜そこはかとなくやわらかき/
 北欧的にして荒涼たる〜平凡にして金色なる/
 いとも高貴なる〜退嬰的かつ退廃的なる/
 牧人らの〜数学的:怒りの日〜黄昏の〜無名の〜
 わが霊魂は悲し〜武装せる強き騎馬兵の〜
 大胆の:運勢は助く〜包皮なき〜教会風の/
 劇場風かつ偽善的の〜田園の〜
 いまひとつの完全にインド風な/
 天界的忍耐の〜偽装的逃亡および凱旋の車
グレゴリオ・パニアグワ指揮
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
原題「スペインのフォリア」。こちらも「古代ギリシャの音楽」同様にロングセラーを続ける、もはやまったく説明不要の名盤中の名盤。フォリアとはスペイン(イベリア半島)起源の舞曲で、‘狂気’というトスカーナ語に由来して正気を失うほどにとても騒々しいもの。ここでも細かい理屈など吹き飛ぶ痛快なつくりはまさにアイデアの勝利!なお、このタイトルはSACD化(HMC.801050)もされており、こちらとの聴き比べもまたオーディオ・ファイルには楽しみなところ。
録音:1980年6月/xrcdリマスタリング:2006年9月12日日本語解説・帯付 2chオリジナルマスター使用




盲目のピアニスト、タマシュ・エルディ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21&23番
HUNGAROTON HCD 32448
1CD\2300→¥2090

 幼くして視力を失いながら音楽の才能に恵まれ、逆に極限まで高められた感覚が生み出す響きは極地ともいえる美しさ。
 1979年生まれとまだ若いエルディは、ヨーロッパ、アメリカを中心にすでに24カ国でコンサートを行っているという。ただのブームとかではなく、心して彼の演奏に耳を傾けたい。

HCD 32448
\2300→¥2090
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲第21番 ハ長調K.467
 コンチェルト・ロンド ニ長調K.382
 ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488
タマシュ・エルディ(P)
タマシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペスト室内響
ヴァーシャリ指揮ブダペスト室内響のきびきびとした音楽運びにのって、透徹したモーツァルトの世界を構築している。




アンジェラ・ヒューイット/ラモー:クラヴサン曲集(1724)より
HYPERION CDA 67597 1CD\2300→¥2090

 去る10月に行われた来日公演では聴衆に大きな感動を与え、2006年グラモフォン・アウォードでは“年間最優秀アーティスト賞”に選出されるなど更なる飛躍を見せている鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。
 10年という歳月をかけて録音が行われたバッハの鍵盤作品集に続き、クープラン、シャブリエ、そして遂にスタートとなったベートーヴェンのピアノ・ソナタ集が絶賛を博している。そんな中今回ヒューイットが贈る最新盤は、来日公演でも演奏を披露し話題となった、18世紀フランス音楽界の巨匠であり、近代和声学の父とも称されるラモー。
 ロマン派の多くの作曲家たちにも多大な影響を与えたラモーのクラヴサン曲集。ヒューイットの楽曲を深く掘り下げた綿密な解釈によって奏でられるラモーからは、18世紀当時の音楽の香りを感じ取ることが出来るだろう。もちろん来日公演でも演奏が行われた「新クラヴサン曲集第4組曲」も収録。これは大注目!

CDA 67597
\2300→¥2090
ラモー:クラヴサン曲集(1724)より
 第2組曲ホ短調/
 新クラヴサン曲集(第4組曲イ短調/第5組曲ト短調)
アンジェラ・ヒューイット(P)
SACDA 67597
(SACD Hybrid)
\3200→¥2990




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