アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  
ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

※ご確認事項※
掲載情報は公開時のもののため、時間の経過により入手不能となる場合がございます。
また、価格が変更となっている場合には、ご注文後にご連絡のうえ、ご了承いただいた時点でご注文確定となります。
なお、入手不能の場合にはご注文を承ることができませんのでご了承ください。

注文フォームへ

第37号単発セール
マイナー・レーベル新録音新譜から
(1)

 2007年前半にリリースが予定されている膨大な新譜の中で、とくにアリアCDが目をつけてセール価格でお贈りするコーナーです。


「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」による、クイケン2度目の「四季」
ACCENT ACC 24179 (SACD Hybrid)\2500→¥2290

 最近古楽界で流行している「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」によるシギスヴァルト・クイケンのヴィヴァルディの「四季」。
 ヴィオロンチェロ・ダ・スパラは一般的なチェロ奏法とは異なり、「スパラ(肩)」という名前の通りヴァイオリンと同様に肩に掛けて演奏される。音色はふくよかで柔らかく、低弦楽器のわりに繊細な響きを持っている。弦楽器製作者でもあるディミトリー・バディアロフ氏による演奏でBCJのコンサートでも何度か登場し、今年の目白バ・ロック音楽祭では寺神戸亮がバッハの無伴奏チェロ組曲を演奏する予定。
 S.クイケンは、そんな古くも新しい楽器「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」の復元に力をいれており、コンサートでもしばしば演奏している。S.クイケンにとっては、「四季」は1979年の以来の2度目の録音。前回はバロック・ヴァイオリンで鮮烈に聴かせてくれたが、ここでは新たな発見、試みを追及し、さらなる独自性を打ち出している。清廉で快活、様々な仕掛けのある演奏で挑戦を続けるS.クイケンの成果を再度示した画期的なアルバムといっていい。

ACC 24179
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」OP.8.1-4
 チェロ協奏曲 RV403 ニ長調、ソナタ「ラ・フォリア』RV63
シギスヴァルト・クイケン
 (ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ&指)
ラ・プティット・バンド



クレール=マリ・ル・ゲ/モーツァルト&ハイドン第2弾
ACCORD 442 9217 1CD\2300→¥2090

 前作に続き、待望の第二弾が満を持して登場。
 今作も無論vol.1を踏襲、同様に捻りの効いた副題が添えられており、いやが上にも聴く者のイメージを膨らませてくれる。ル・ゲといえば当レーベルの人気アイテム、ラヴェルのダフクロ・ピアノ版の録音で名を馳せたうら若きテクニシャンの感があり、前作ご案内時は「は?あのル・ゲが古典...?」等と思われた方も、出るべきところは出て引くべきところは引く節度と抑制や、ひけらかさない非メカニックな美しさには唸ったことだろう。これは最早ハイドンの音楽がどうとかモーツァルトの音楽云々ではなく、統合的な古典派の音楽として広義に捉えられた言うなればコンセプト・アルバム。
 1974年パリ生まれでパリ音楽院のプルミエ・プリを受けたのが17歳、そして今年まだ33歳にしてこの域ゆえ、本国での大人気も頷けるところ。数十年後には一体どのような弾き手に変貌を遂げていることか?大きな期待を禁じ得ないアーティストの一人です。

442 9217
\2300→¥2090
ハイドン-モーツァルト:ピアノ作品集Vol.2
  「ハ短調、或いはドラマの色調」
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調KV457(1785)
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第33番ハ短調XVI:20(1771)
 モーツァルト:幻想曲ハ短調KV475(1785)
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第58番ハ長調XVI:48(1789)
クレール=マリー・ル・ゲ(pf)
録音:2006年12月 パリ

<第1弾>

476 9154
¥2090
ハイドン=モーツァルト:ピアノ作品集 Vol.1
 ハイドン:
  ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 HobⅩⅥ:2
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K.282
  ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570
 ハイドン:ピアノ・ソナタ 第59番 変ホ長調 Hob ⅩⅥ:49
クレール=マリ・ル・ゲ(Pf)
 遂に、始動。
 クレール=マリのモーツァルト録音!ハイドンとモーツァルトの密接な関係性に焦点を当てた、音の万華鏡のようなアルバム。これまでに、「ダフニスとクロエ」のピアノ版といった珍しいレパートリーから、リスト、シューマンといった王道物まで幅広く録音してきたクレール=マリ・ル・ゲ。その範囲は昨年末のドビュッシーQとのショスタコーヴィチ(ARN 68675)にまで至り、彼女のピアニズムは常に次代の音楽シーンを切り開いてきた。
 そんな彼女が新しく挑んだのは、モーツァルト作品。モーツァルト・イヤーに因んだものかもしれないが、当然そのアプローチの方法は、他のどの音楽家とも違ったもの。ハイドンとモーツァルトの深い関係性は誰もが知るところだが、彼らの作品を対比することによって「ミラー・ゲーム」として、本質を浮き彫りにする手法がとられている。これは弦楽四重奏の分野では多く試みられているが、ピアノ・ソナタでは非常に稀。どちらの作曲家からも、初期作品が1作と後期作品が1作それぞれ選ばれており、これが互い違いに変ロ長調と変ホ長調という構成になっている。



デミジェンコ/ファツィオーリによるショパン作品集
AGPL 1-010 1CD¥2400→¥2190

 HYPERIONの看板アーティストとしてその溌剌としたヴィルトゥオーゾぶりをわれわれに見せつけていたデミジェンコだが、HYPERIONからめっきりリリースがなくなり、もっぱらミッド・シリーズのHELIOSから旧譜ばかり再発になっている。そんなデミジェンコの新録音を聴いてみたいと思ったのは店主だけではないと思うが(昔Sanctusからリリースされたシューマンはベストセラーになった)、なかなかHYPERIONでは期待できなかった。
 そんな彼を救ったのがドイツの新興レーベルAGPL(彼が創立に絡んでいたりするかもしれないが)。なんと第1弾でベートーヴェンのハンマークラヴィーアを用意し、ファンを狂喜させた。そしてスカルラッティ、シューベルトのアルペジョーネと続き、1年ぶりに現れた新譜はショパン!実に10数年ぶりの新録音となる。1980年代後半から1990年代前半にかけて次々とハイペリオンへ録音を行うなど、デミジェンコの名を世界にとどろかせたショパン。
 「AGPL」レーベルからのリリースでは一貫してイタリアの銘器ファツィオーリを使用しているデミジェンコ。今回のショパンはイタリアのサチーレにあるファツィオーリ・コンサート・ホールで収録が行われるなど、ファツィオーリが全面的にバックアップ。
 
 演奏される機会のあまり多くないロンドに始まり、ファツィオーリの効果を最大限に生かす「舟歌」に続く。そのひそやかな弱音が、デミジェンコの技巧とファツィオーリの機能性によって人肌のように響く。全体的にきわめて通好みの渋い出来上がり。円熟味を増したデミジェンコと銘器ファツィオーリのコンビが織り成す新たな名演の誕生。

AGPL 1-010
\2400→¥2190
ショパン:
 ロンド ハ短調Op.1/同変ホ長調Op.16/同ハ長調Op.73/
 舟歌嬰ヘ長調Op.60/ポロネーズ第8番ニ短調Op.71-1/
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
ニコライ・デミジェンコ(P)
ファツィオリは、ピアニストでもあった家具屋のパオロ・ファツィオリが1978年に創設した非常に新しいイタリア北部のメーカー。創業後わずか20年でスタインウェイやベーゼンドルファーなどと並ぶ名声を確立した。奇跡である。職人による手作りのため、生産は年間でグランドピアノが70台ほど作られる程度。日本でみることも極めてまれな幻のピアノ。チッコリーニがファツィオリ好きで知られるが、ベルマン、ヒューイットなども録音でファツィオリを使って話題となった。ポリーニも購入したらしい。


AGPL デミジェンコ旧譜
1CD¥2400→¥2190

AGPL 1-007
¥2190
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第6番Op.10-2/
 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》
ニコライ・デミジェンコ(P)
ハイペリオンよりバッハ=ブゾーニ編曲集をはじめ数々のベストセラー・アルバムをリリースしているデミジェンコのありそうで無かったベートーヴェンがドイツのレーベル“AGPL”よりリリースに!デミジェンコは1978年のチャイコフスキー国際コンクールを制覇するなど広大なレパートリーと脅威の技巧で注目を浴び続ける旧ソ連出身のピアニスト。感受性豊かで情熱に溢れたベートーヴェンで使用しているピアノはヒューイットも愛用しているイタリアのファツィオーリである。
AGPL 1-009
¥2190
D・スカルラッティ:ピアノ(チェンバロ)のための20のソナタ
 ソナタ ニ長調L361/同ロ短調L376/
 同ヘ長調L385/同ハ長調L355/同ハ短調L7/
 同ハ長調L303/同ハ長調L305/同ト短調L338/
 同イ長調L345/同嬰へ長調L35/同ホ長調L21/
 同ト長調L349/同ハ短調L360/同ハ短調L352/
 同ニ長調L415/同ニ短調L370/同ホ長調L375/
 同ハ長調L401/同ヘ長調L433/同ト長調L445
ニコライ・デミジェンコ(P)
デミジェンコの幅広いレパートリーを証明するスカルラッティ・アルバム。バッハやベートーヴェン、リスト、ショパンなどの録音とは一味違った音楽の流れとテクニックを味わうことのできる見事な演奏。こちらのスカルラッティでもベートーヴェンと同じくファツィオーリを録音に用いている。
AGPL 1-006
¥2190
シューベルト:チェロとピアノのための作品集
 アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821/
 ソナチネ第1番ニ長調D.384(ゴロホフ編)/
 ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934(ゴロホフ編)
レオニード・ゴロホフ(Vc)、
ニコライ・デミジェンコ(P)
 1986年ジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門の第1位である旧ソ連の名手レオニード・ゴロホフとベートーヴェン、スカルラッティなど新たなレパートリーを聴かせてくれたデミジェンコのデュオ・アルバム。ゴロホフとデミジェンコのデュオはASV Goldからラフマニノフ&ショスタコーヴィチ&シュニトケのロシア・アルバム(GLD 4006)もリリースしている。




井上喜惟&ジャパン・シンフォニア/マーラー:交響曲第4番
ALTUS ALT 144 1CD\2700→¥2390

 評論家鈴木淳史氏をして「天才」といわしめた異能の大器、井上喜惟氏の待望の新録音。ジャパン・シンフォニアは井上氏自らが結成したプロオケ。蔵野蘭子は二期会のホープで人気上昇中。演奏は井上氏らしい濃厚な美音のマーラーで許光俊氏も激賞するところ、またマニヤの多いルクーも絶品で美しさ全開。

ALT 144
\2700→¥2390
(1)マーラー:交響曲第4番*
(2)ルクー:弦楽のためのアダージョ
蔵野蘭子(S)(1)
井上喜惟(指揮)
ジャパン・シンフォニア
録音:(1)2006年4月29日 (2)2005年4月24日3


北原幸男&日本フィル/ブラームス:交響曲第1番
ALTUS ALT 143 1CD\2700→¥2390

 北原幸男といえばショスタコーヴィチの演奏に大変定評があるが、さすがドイツ仕込みだけありブラームスも恐ろしく立派。近ごろのドイツ人指揮者でもこれだけてらいのない堂々たる演奏はまれ。一聴後の充実感たるや大変なものがある。

ALT 143
\2700→¥2390
ブラームス:
 交響曲第1番
 二重協奏曲(戸田弥生Vn,山崎伸子Vc)
北原幸男(指揮)
日本フィル
録音:2005年横浜




世界初録音
ケックラン:弦楽四重奏曲第1&2番
AR RE−SE AR 2006-3 1CD¥2400→¥2190

 「フォーレやラヴェルが好きだ」というと「ああ、そう」、と言われ、「プーランクが好きだ」というと「まあ、おしゃれ」と言われ、「ケックランが好きだ」というと「お、かっこいい」と言われる。
 ケックランは1867年パリに生まれ、パリ音楽院でマスネ、フォーレに師事。その後、フォーレ、ラヴェル、シュミットらとともに「独立音楽協会」を設立。その一方で批評家、理論家としても活躍。評論執筆、作曲法の著作も多く残し、今はその作者としての名声のほうが高いかもしれない。
 生まれたときから「超」のつく大金持ち。超ブルジョア、超エリートの世界で育った。しかし大病を患い、20歳を過ぎてから本格的に音楽の道に進む(なので10歳も年下のラヴェルと同級生だった)。もともと理工大学で自然科学の学者になるのが夢だったらしく、その作品は知的で、しかし同時に純粋でナチュラル。だが、彼の持って生まれた「アルザス」の素朴な血と、莫大な資産ゆえか、彼は派手なパフォーマンスをすることもなく社交界で活躍することもなく、自由な作曲と研究にいそしんだ。
 だからケックランの作品はなんとなく知的で、品がよく、しかもおしゃれな感じがする。
 そんなケックラン、生涯に225もの作品を残した。今回の2作品は弦楽四重奏曲第1番と第2番。・・・なんと世界初録音である。

AR 2006-3
¥2190
シャルル・ケックラン(1867−1950):
 弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.51/
  同 第2番Op.57(全曲世界初録音)
アルデオ弦楽四重奏団
アルデオ弦楽四重奏団は、パリ国立高等音楽院で学んだフランスの若手女流奏者たちによるアンサンブル。2004年9月にモスクワで開催されたショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンテストでは2位と2つの特別賞を受賞するなどコンクールでの実績も数多い。

<ケックラン旧譜>

ケックランはものすごい映画オタクだった。そして同時にとても奥手な男だった故か、現実の女性よりも映画女優に恋焦がれることが多かった。
その中で最も有名なのがイギリスの大女優リリアン・ハーヴェイへの恋。もちろんそれは悲惨な結末を迎えるが、このアルバムに収録されている「リリアンのアルバム」は、ずばりリリアンに捧げられた愛の作品。一部の歌詞は自分で書いているというからラブレターと言っていい。
抒情一本やりでなく変化にとんだ傑作になっているところがさすがケックラン。
HELIOS
CDH 55107
\1300
シャルル・ケックラン:フルート作品集
 フルートとピアノのための14の小品 op. 157b
 2本のフルートのためのソナタ op. 75
 ピアノとフルートのためのソナタop. 52
 リリアンのアルバム 第1巻 op.139
 リリアンのアルバム 第2巻 op.149よりフルートとピアノのための4つの小品
 初見視奏曲
フェニック・スミス(Fl)
マーティン・アムリン(P)
1989年の録音。多作だったケックランの、フルートとピアノのための作品をほぼ網羅的にカバーしたディスク。エスプリ溢れる作風がフェウィック・スミスの澄み渡る音色と相俟って小気味よい。



ヴィトコフスキ:弦楽四重奏曲&ピアノ五重奏曲
ARION ARN 68715 1CD¥2400→¥2190

 ポーランド系フランス人作曲家ジョルジュ・マルタン・ヴィトコフスキ。同世代にはルーセル、マニャール、ロパルツ等がいる。音楽家人生の重要な時期をリヨンで活躍し同地に没した人だが、若き頃はV.ダンディが主催するパリのスコラ・カントルムに学び、彼より教えを受け、交響曲第一番は師の指揮でコンセール・コロンヌにより初演された。指揮者としても知られ、リヨン音楽院の院長も勤めた人という大人物。
 主要作品として、収録曲の他に、2つの交響曲、PとOrchのための組曲「我が湖」、PとVnのためのソナタ、Alt,Ten,Bar,Orchのための「一家の詩」、コミック・オペラ「歌の教師」、抒情劇「遥かなる王女」等挙げられる。
 ドビュッシーSQの通算6作目で突如現れたこのヴィトコフスキ。初耳の方が多いと思うが、カタログを見る限り、現在この人のCDはまったく出ていなかった。
 最も美しい現役女流ピアニストと店主が思う、マリー=ジョゼフ・ジュードが参加しているのがまた嬉しい。

ARN 68715 ジョルジュ・マルタン・ヴィトコフスキ(1867-1943):
 弦楽四重奏曲ホ長調
 ピアノ五重奏曲ロ短調 
ドビュッシー弦楽四重奏団
マリー=ジョゼフ・ジュード(p) 

<マリー=ジョセフィ・ジュード旧譜>

LYRINX
LYR 1130
\1800
ショック!廃盤!
ジョセフィ・ジュード/ブラームス
 8つの小品Op.76/2つのラプソディOp.79/4つのバラードOp.10
マリー=ジョセフィ・ジュード(P)
アンニュイでけだるいフランス女優のような美しい容姿を持つジュード。その演奏も容貌同様、決して燃え上がることなくクール。そんな中でのバラードでの一瞬のエクスタシーは聴いててゾクゾクする。




リンゼイズ・リーダー/ピーター・クロッパー
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.1
ASV GOLD GLD 4023 1CD\2300→¥2090

 イギリス随一の弦楽四重奏団として世界規模で活動し、ASVレーベルへ25年に渡ってレコーディングを行い続けながら昨年夏惜しくも解散したスーパー・クァルテット、リンゼイズ。2005年のグラモフォン・アウォードでは長年の活動の功績が讃えられ「特別功労賞」が贈られたことも記憶に新しい。そのリンゼイズのリーダーであるヴァイオリン奏者、ピーター・クロッパーがこのたびソリストとして登場。
 リンゼイズを支えてきたクロッパーが「ASV Gold」レーベルから世界に向けて発信するのは、大曲ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ!今回のリリース第1弾を皮切りとして全曲のリリースが予定されている。リンゼイズを牽引し続けてきたベテラン奏者の新たなる挑戦に注目頂きたい。

GLD 4023
\2300→¥2090
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.1
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1/
 同第7番ハ短調Op.30-2/同第10番ト長調Op.96
ピーター・クロッパー(ヴァイオリン)、
マーティン・ロスコー(P)



アロイス・ハーバ(1893-1973): 弦楽四重奏全集
BAYER BR 100282 (4CD)¥9200→¥8390

 1920年、若きアロイス・ハーバは当時革新的であった四分音を用いた弦楽四重奏曲第2番に着手した。それまでの彼は前衛的な音楽とは無関係であったが、1923年にプラハ音楽院教授に就任、翌年には「4分音学科」を音楽院に開設、さらに世界初の四分音ピアノを製造した。その後チェコスロヴァキア音楽界の中心として活躍するが、ナチスがチェコを占領してからは彼の作品の演奏は禁止される。戦後復帰するも、チェコスロヴァキア共和国が誕生するとまた迫害され、今に至るまで彼の作品は一般には正しく評価されていない。
 1916年にはフランツ・シュレーカーのマスタークラスで学び、教会旋法や伝統的な響きを追求する上で辿り着いた彼の微分音は、同時代の作曲家たちが理論として考え出した微分音とは少々異なり、どちらかというと「聴きやすい」もの。聴きなれてしまえば病み付きになるはず。

BR 100282
(4CD)
¥9200→¥8390
アロイス・ハーバ(1893-1973):
 弦楽四重奏全集
 弦楽四重奏と朗読のための日記帳 Op101
シュターミッツ弦楽四重奏団
ボフシュラフ・マトウシェク(第1Vn)、
ヨゼフ・ケクラ(第2Vn)、
ヤン・ペルシュカ(Va)、
ヴラディーミル・レクシネル(Vc)
のである。5歳の時、絶対音感を持つことがわかり6歳でヴァイオリンを学び始めたハーバ。1914年から15年にプラハ音楽院でヴィーチェスラフ・ノヴァークに師事し、自らの音楽を研究していくのである。戦争による中断がありこそすれ、彼は独自の音楽を切り開いて行ったのだ。だろう。


ワーグナー:歌曲全集
BAYER BR 100349 1CD¥2300→¥2090

 ワーグナーと言えばオペラだが、彼は少数ながら歌曲も書いている。
 とりわけ有名なのは“ヴェーゼンドンク歌曲集”で、当時の恋人であったマティルデ・ヴェーゼンドンクの詩に曲付けされた濃厚な歌曲。“トリスタン”と同時期の作品だけに(共通の楽想も使われている)むせるようなロマンチシズムに満ちた音楽。若きワーグナーがパリで身を立てようとした時期に書かれたユゴーなどフランス語の歌詞のついた曲も興味深いところ。歌曲全集とは言え、ルイス・クラフトのためのおどけ歌WWV.105は含まれていないが、“親愛王フリードリヒ・アウグストへの忠誠(WWV 71)”が収録されているのが異色。

BR 100349 ワーグナー:歌曲全集
 墓とバラ(WWV 56) ヴィクトル・ユゴー詩
 眠れ、わが子(WWV 53)  ヴィクトル・ユゴー詩
 恍惚 (WWV 54)  ヴィクトル・ユゴー詩
 君を待つ (WWV 55)  ヴィクトル・ユゴー詩
 かわいい人 (WWV 57) P.de.ロンサール詩
 全ては束の間の幻(WWV 58) J.ルブール詩
 2人のてき弾兵 (WWV 60) ハイネ=F.Aレーヴ・ヴェイマール詩
 メアリー・スチュアートの別れ (WWV 61)P.J.deベランジェ詩
 ゲーテのファウストのための7つの曲
  兵士の歌
  菩提樹の下の農夫たち
  ブランダーの歌
  メフィストフェレスの歌第1(蚤の歌)
  メフィストフェレスの歌第2(セレナーデ)
  糸を紡ぐグレートヒェン
  グレートヒェンのメロドラマ
 親愛王フリードリヒ・アウグストへの忠誠(WWV 71)
  ワーグナー詩
 樅の木(WWV 50) G。ショイアーリン詩
 ヴェーゼンドンク歌曲集( WWV 91 a)
  天使/止まれ/温室にて/悩み/夢
グンドゥラ・シュナイダー(Ms)
ヨッヘン・クプファー(Br)
フェリチタス・ストラック(P)
ヴュルテンベルク室内合唱団
ディーター・クルツ(指揮)
シュザンヌ・コルネリウス(S)
ベルンハルト・ゲルトナー(T)
エリザベス・フェルヘーヴェン(暗誦)


イタリアのオペラ座の夜
 木管とピアノによる編曲版イタリア・オペラ・アリア集
BAYER BR 100356 1CD¥2300→¥2090

 小粋な1枚。
 イタリアのオペラ・アリアを管楽合奏に編曲したもの。劇場に行かなくても、オペラを聴いた気分になれるのはもちろんのこと、全く新しい楽しみとして人々に定着していた。
 ルイジ・バッシはカルッリに学び、スカラ座のオーケストラの第1クラリネット奏者を務めた名手。その編曲作品はクラリネットの超絶技巧を極限まで生かしたもので、ベッリーニの美しいアリアの新しい魅力を引き出している。

BR 100356 イタリアのオペラ座の夜
 木管とピアノによる編曲版ロッシーニ、ベッリーニのオペラ・アリア集
  フェルディナンド・カルッリ:フルート、オーボエ、クラリネット、バス・クラリネットのための「オリイ伯爵」の三重唱
  イワン・ミューラー:クラリネットとピアノのための「セビリャの理髪師」からの2つのアリア
  ルイジ・バッシ:ベッリーニの「夢遊病の女」による2つのクラリネットとピアノのための協奏的二重奏
 ポンキエッリの2つのオリジナル作品
ルイジ・マジストレッリ(Cl)
ソロイスツ・オブ・アカデミア・デル・ラリオ
シルヴィア・トゥヤ(Fl)
マリノ・ベネッティ(Ob)
カルロ・デラクア(Cl)
Vsevolod Dvorkin & 北条すみこ(P)




華麗なる装丁
ガヴリエル・リプキン/バッハ:無伴奏チェロ組曲
Berlin Classics GLP0016132 (3SACD)\9000→¥8690

 いやはや、とにかくその装丁に驚いた。

 ガヴリエル・リプキン。メネセスなどに師事してコンクールなどによく顔を出していたが、これまでどちらかというと地味に活動してきた。そのリプキンがベルリン・クラシックスを介してセルフ・プロデュース・アルバムをリリースした。まあ、ものめずらしさもあって注文した。
 早く装丁のことを書きたいが、まずはやはり演奏。「父」と「子」と「精霊」という三位一体をこの曲で表現しようとしたリプキンの演奏は、確かに神がかり的だった。とにかく随所で自由自在なアレンジを見せる。その自由な感性はクニャーゼフ並みか。しかしそうでありながら、全体としては非常に引き締まった印象を与える。鮮烈でいながら重厚。なかなか聴き応えがある。

 そして装丁。これがすごい。
 紙箱に入った真っ黒の皮革っぽいセット。3つのポケットがあり、それぞれにリプキンのポートレート写真&曲紹介(宇宙図のようになっている)、CD、解説ミニ・ブックが入っている。表紙は点字も施され、裏ジャケともども金があしらわれる。これまでさまざまなジャケットのアルバムを扱ってきたが、竹細工でできたワールド・ミュージックのCDくらいに驚いた。CDアルバム、というよりは精巧で丁寧に作り上げられた工芸品。まず間違いなく再生産は無理だろうから、今のうちに入手しておくことをお奨めする。

 その後リプキンのサイトを訪れると簡単なバイオグラフィーがあって、見てみると彼は2000年(23歳)に演奏活動から身を引いてずっと隠遁生活に入っていたみたいである。上記で店主は「地味に活動してきた」と書いたが、明らかな間違い。リプキンは自らの芸術精神を向上させるために修行していたのである。そして下野していきなり放ったのが今回の2タイトルだったというわけである。

Berlin Classics
GLP0016132
(3SACD)
\9000→\8690
J.S.バッハ:
 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
ガヴリエル・リプキン(チェロ)
録音:2005年(デジタル)

小品と民謡
Berlin Classics GLP0016142 1CD¥3800→¥3490

 上記「無伴奏」と同時に第2弾として下記アルバムもリリースされた。「無伴奏」同様美しい豪華な装丁で作られたアルバム。ひとによってはこちらのアルバムが好みの方も多いと思う。

Berlin Classics
GLP0016142
¥3800→¥3490
小品と民謡
 モシュコフスキ、ヴィエニアフスキ、アルベニス、
 ディニク、ガブリエリ、ほか全23曲
ガヴリエル・リプキン(チェロ)
アレクサンドラ・ルバチャンスキー(P)
録音:2006年(デジタル)




世界初録音
シュニトケ:オラトリオ「長崎」
BIS 1647 1CD¥2400→\2190

 シュニトケの作品中でも、日本人にとって最も興味があるものながら、これまで全く聴くことのできなかったオラトリオ「長崎」。実に約50年ぶりの復活。
 オラトリオ「長崎」は、シュニトケの最初期の作で、アメリカの非人道性を訴えた冷戦時代ならではのプロパガンダ色濃厚なもの。あの反体制的なシュニトケもこうした御用達作品を書いたことに不思議な感慨を覚える。
 原爆の悲劇をテーマにした島崎藤村、米田栄作らの詩(ロシア語訳)がメゾソプラノ独唱と合唱で歌われ、後の作に見られるようなシニカルさの全くない極めて真摯な作風で心を動かされる。初演時にショスタコーヴィチに激賞された。
 カップリングは学生時代の習作の交響曲。ショスタコーヴィチの影響が濃いものの、すでにシュニトケならではの個性も現れていて聴き応え満点。
 ロシア音楽ファン必聴の超オススメ盤。

BIS 1647
\2190
シュニトケ:
 交響曲第0番 (1956/7)
 オラトリオ「長崎」(1958)〜
  メゾソプラノ、混声ChoとOrchのための 世界初録音
ハンネリ・ルペルト(Ms)、
オーワイン・アーウェル・ヒューズ指揮
ケープ・フィル、
ケープタウン歌劇場声楽パート




尾高忠明&BBCウェールズ・ナショナルO
グラズノフ:交響曲全集
BIS 1663/4 (5CD)\4800

 東洋人としてただ一人グラズノフの交響曲全集を録音した尾高忠明。その記念碑的な全5枚がわずかCD2枚分の価格でまとめられた。甘口でチャーミングなメロディの洪水にひたれる。


BIS 1663/4
(5CD)
\4800
グラズノフ:交響曲全集
 第1番ホ長調「スラヴ」 Op.5/第2番嬰ヘ短調 Op.16
 第3番ニ長調 Op.33/第4番変ホ長調 Op.48
 第5番変ロ長調 Op.55/第6番ハ短調 Op.58 
 第7番ヘ長調「田園」 Op.77
 第8番変ホ長調 Op.83/マズルカ Op.18 
 暗黒から光明へ Op.53/バラード Op.78
尾高忠明指揮
BBCウェールズ・ナショナルO





アッテルベリ編曲(弦楽オーケストラ版)
ブラームス弦楽六重奏曲第2番
BIS 1504 1CD¥2400→¥2190

 スウェーデン後期ロマン派の作曲家クット・アッテルベリ (1887-1974)の珍しい2篇。
 珍しいチェロ協奏曲は技巧的な作品だが、1923年に行なわれた初演ではアッテルベリ自身が独奏を務めたといういわくつきのもの。
 そしてブラームスの弦楽六重奏曲第2番をアッテルベリが弦楽オーケストラ用に編曲したという超珍品が驚き。マーラーの精神で行なった編曲、といった趣で、フル・オーケストラばりの重量感に大満足。
 チェロがフィンランド・チェロ界の大家モルク、指揮がクリスチャン・ヤルヴィ、と豪華極まりない内容。

BIS 1504
¥2190
アッテルベリ:チェロ協奏曲 Op.21
ブラームス(アッテルベリ編):
 弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36(弦楽オーケストラ版)
トルルス・モルク(Vc)、
クリスチャン・ヤルヴィ指揮
ノールランド歌劇場SO




マルゴーラ:ピアノ協奏曲&ヴァイオリン協奏曲
BONGIOVANNI GB 5147 1CD¥2200→¥1990

 その昔 DISCOVER レーベルから、マルゴーラという人のヴァイオリン作品集が出た。誰も見向きもしないような地味で質素なイメージのそのアルバム、しかし時代に打ち捨てられた近代イタリア器楽音楽の、美しく穏やかな抒情にあふれたすばらしい作品集だった。それ以来マルゴーラと聞けば胸が躍る。・・・しかしそういう機会はほとんどなかった。というのはめったにCDが出ないから。最近は誰かとカップリングの小品集があったりしたくらいで、単独のアルバムとなると実に10年位前のフルート作品集までさかのぼる。
 さて、そんないとしのマルゴーニの久々の作品集が出た。しかもなんとコンチェルト!まさかそんな大曲があったとは。
 フランコ・マルゴーラ。1908年生まれのイタリアの作曲家。現在はほとんどその名が聞かれることはないが、新古典主義のおしゃれで素敵な音楽を多く残した。いわゆるイタリアのオペラ・ブームのあとに小さく現れた「器楽作曲家」の一人とみなされている。
 今回収録のピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲は「子供のための」と名付けられているが、「前衛でない」という程度の意味らしく、決して本当に子供向けのために作られたわけではない。その証拠に(?)1955年にはミケランジェリがピアノ協奏曲を弾いたという。

GB 5147
¥1990
マルゴーラ:
 ピアノ協奏曲(子供のための協奏曲第1番)
 ヴァイオリン協奏曲(子供のための協奏曲第2番)
 弦楽のための三部作
 夜想曲とフーガ
ルッジェーロ・ルオッコ(P)
イレーネ・テッラ(Vn)
ヴィットーリオ・パリージ(指)
イ・ソリスティ・アクイラーニ
20世紀イタリアの作曲家、フランコ・マルゴーラ(1908 - 1992)の作品。演奏も優れていて、20世紀の隠れた佳作を楽しめる。録音:2005年

<BONGIOVANNI マルゴーラ旧譜>

GB5058
\1990
フルート作品集
 フルート・ソナタ、フルート四重奏曲第7番
 フルートとヴィオラのためのソナタ、ほか
ジャン・ルカ・ペトルッチ(Fl)
アマティ四重奏団



アルド・チェッカート&ポメリッジ・ムジカーリ管
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱」
 BOTTEGA DISCANTICA DISCANTICA 100 1CD\2400→¥2190

 サバタの義理の息子、手堅いオペラ指揮などで知られ、CDファンにはBISのマーラー編曲版シューマン交響曲全集でおなじみのアルド・チェッカート。突然の第9。・・・というより、基本的にバロック系の室内楽及びオルガン録音が中心のイタリアの超マイナー・レーベルが、こうやってベートーヴェンの大作シンフォニーをリリースしてきたその勇気に拍手を送りたい。
 ただBOTTEGA DISCANTICA、実はチェッカートと「ミサ・ソレムニス」もリリースしていたりするので、ひょっとしてひょっとすると録音が残っていれば続編もあったりするかもしれない。

DISCANTICA 100
\2400→¥2190
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125 ダンナ・グラセル(S)
モニカ・ファラッリ(Ms)
ステファノ・フェッラーリ(T)
ペテル・ミクラーシュ(バス)
ブルノ・フィルハーモニー合唱団
ポメリッジ・ムジカーリ管
アルド・チェッカート(指揮)
録音:2002年5月18日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場、ライヴ 規格番号は若いが、2006年に供給が開始された商品。



チェッカート/旧譜

DISCANTICA 94/95
(2CD)¥3300
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス Op.123 エレーナ・モンティ(S)
ルイーザ・マウロ(Ms)
ロザリオ・ラ・スピーナ(T)
アントニオ・カサグランデ(B)
アルド・チェッカート指揮
イ・ポメリッジ・ムジカーリ(管弦楽)
ブルノ・フィルハーモニー合唱団
録音:2001年10月27日、ミラノ、ヴェルメ劇場、ライヴ





テルミンの失われたアルバム
BRIDGE BCD 9208 1CD¥2200→¥1990

 忘れられたころに必ずまたブームが起きるテルミン。
 テルミンは、ロシア人テルメンが1924年に発表した電気楽器で、四角い箱から出ているアンテナに手を近づけたり遠ざけたりして演奏する。一時期映画までできてブームになったが、そのテルミンを語る上で忘れられないのがクララ・ロックモアの存在。ロックモアはロシアで生まれ、ヴァイオリンを学んで姉ナディア(1905年生まれ)と共にアメリカに行った。そこでテルミンと初めて出会ってこの楽器に魅せられ、テルミン演奏の第一人者となった。
 彼女は演奏活動から引退していた1975年に勧められて録音を行った。そのうち12曲はデロスから発売されたが、16曲は忘れられていた。ライゼンバーグの息子で批評家・放送キャスターのロバート・シャーマンが数年前にこれを知って今回のCD化となったという。

BCD 9208
¥1990
「テルミンの失われたアルバム」
 クライスラー:愛の悲しみ/
 ドヴォルザーク:ユモレスク/
 シューベルト:アヴェ・マリア/
 ショパン:夜想曲嬰ハ短調(遺作)/
 カサド:愛の言葉/
 J.S.バッハ:G線上のアリア/
 ガーシュウィン:サマータイム/
 ポンセ:小さな星
クララ・ロックモア(テルミン)、
ナディア・ライゼンバーグ(P)、
ホルヘ・モレル(G) 他
1975年7月録音



永遠の名盤
ダンディ:室内楽作品集 ついに復活!
CALLIOPE CAL 3891 (2CD)¥3000

 「クラシックは死なない!」で紹介、注文が相次ぐもこの数ヶ月まったく入ってこなくなっていたダンディの室内楽作品集、ミッド・シリーズになって再登場!
 以下、「クラシックは死なない!」より。

 「店主のマイナー作品好きはもうどうしようもないのだけれど、ときどきこういうとんでもない名作に出会えることがあるからやめられない。
 ダンディの弦楽四重奏曲全集&弦楽六重奏曲。マルコポーロで出ていたが(それが唯一の競合盤)、今回初めて聴いた。厳格な崇高さで知られるダンディは、有名なわりに作品が取り上げられることはあまりない。同時代も今も、多くの音楽人から尊敬されているにもかかわらず、なぜかその作品は忘れられていく一方である。フランス生まれながら印象派へ進まず、ドイツ音楽に傾倒しフランクに師事したため、どっちつかずの印象を与えてしまったせいかもしれない。そして常に最高の理論と高邁な精神を作曲に表現しようとしたあまり、その作品があまりに高度で難解すぎたのかもしれない。
 しかし今回この室内楽曲を聴いてそんな先入観は完全に吹き飛んだ。なんて美しい曲!しかもしっかりした曲!美しいだけでもなく、厳格なだけでもない。すぐれた構成に、拭い去れないフランス印象派的透明感と、精神性の高さをうかがわせる洗練されたメロディ、そして通好みをうならせる渋い雰囲気。言ってみれば、ベートーヴェンに匹敵する緊密さ、ドビュッシーに勝る美しさ、フランクに並ぶ崇高さ、ブラームスを思わせる充実度。・・・だから何回聴いてもまったく飽きない。それどころか聴けば聴くほどそのすばらしさを実感する。・・・また弦楽六重奏曲の典雅な美しさ(第1楽章なんて!)。弦楽四重奏曲第3番とともに、晩年室内楽に専念した大家の最後にたどり着いた崇高な境地といえる。
 こういうの作品が眠っているから、マイナー作品嗜好はやっぱりやめられない。」

 絶対お奨めのアルバム。

CAL 3891
(2CD)¥3000
ダンディ(1851-1931):室内楽作品集
【CD1】
 (1)弦楽四重奏曲第1番ニ長調op.35
 (2)弦楽四重奏曲第3番変ニ長調 op.96
【CD2】
 (1)弦楽四重奏曲第2番 ホ長調 op.45
 (2)弦楽六重奏曲 変ロ長調 op.92
ヨアヒム弦楽四重奏団
【CD2】
(2)フランソワ・メロー(Vla)
ミシェル・プーレ(Vc)
ダンディの室内楽作品集が超一級の名演奏で再発売。弦楽四重奏曲第1番は師であったセザール・フランクの死の直後に書かれた。師も得意とした循環形式で書かれている。六重奏曲は、2Vn、2Vla、2Vcのいわば二重トリオの編成をとっている。楽器の対比やリズムのかけあいなど、実に巧みな書法が用いられており、ヨアヒム弦楽四重奏団の名手達が聴かせてくれる。


カラプチェフスキー&ロワール管/チャイコフスキー:交響曲第5番
CALLIOPE 1CD¥2200→¥1990

 かつてフェニーチェ劇場音楽監督も務めたカラプチェフスキー。ロシアからブラジルに移民した家系の出で、イタリア、フランスでオペラ指揮者として活躍したが、ブーレーズ、フォルトナーに師事したという異才でもある。今はなきMONDO MUSICAレーベルからいくつか録音を出し、結構人気を博した。
 そんな彼の名前を久しぶりに聞いた。しかも彼の体を流れるロシアの血を激しく感じさせる作品。チャイコフスキーの交響曲第5番。代理店の話では、予想以上の名演に驚いた、とのこと。これは期待できるかもしれない。デルヴォーが育てたロワール管の豊かな色彩も魅力。 

CAL 9381
\1990
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64 イサーク・カラプチェフスキー指揮
フランス国立ロワールO


CALLIOPE 2007年カタログCD
ボーマディエ/ヴィヴァルディとテレマン
CAL 3630 \1500

 CALLIOPE、2007年のカタログCD。フランスが生んだ天才フルーティスト、ボーマディエが奏でるヴィヴァルディとテレマンの名品。その音色はどこまでも切れ味がよく澄み切ったもの。鳥のさえずりを思わせる軽やかな音楽作りに心躍る。
 この名盤がカタログ付特別価格で復活というのは、なんともうれしいニュース。

CAL 3630
\1500
(カタログ付特価)
ヴィヴァルディ:
 ピッコロのための3つの協奏曲RV 443、RV444、RV445/
 フルート協奏曲RV 108
テレマン:12のファンタジー(1732/33刊)より
 第1、2、4、5、8、9、12番
ジャン=ルイ・ボーマディエ(Fl、ピッコロ)
ジャン=ピエール・ランパル指揮
フランス国立管




ベルティーニのツァラトゥストラ!!
CAPRICCIO 71125
(SACD Hybrid Multichannel)\2700→¥2490

 マーラーの世界的権威として燦然と輝く数々の名演奏を繰り広げ、1998年に東京都交響楽団の第4代音楽監督に就任し日本の音楽界にも大きな足跡を残したガリー・ベルティーニ。2005年3月に77歳という年齢で急逝したベルティーニとケルン放送響のコンビが遺した貴重な音源の発掘を行う「エディション・ガリー・ベルティーニ」から待望の新作。
 第1弾の「モーツァルト」、第2弾の「フランス作品」に続く第3弾はなんとリヒャルト・シュトラウス。ニーチェの著作を題材としたシュトラウスの名作「ツァラトゥストラはかく語りき」での壮大な演奏は、ベルティーニとケルン放送響が過ごした充実の歳月と揺るぎない信頼関係の証明である。
 そして「ブルレスケ」ではロシア出身の名ピアニストであるレオンスカヤがソリストを務めるなど、イスラエルの巨匠とロシアの名ピアニストによる共演への期待度は非常に高い。ベルティーニのシュトラウスという滅多にお目にかかれない貴重なレパートリー。巨匠の大いなる遺産がまた1つ陽の目を浴びることとなる!

71125
(SACD Hybrid Multichannel)
\2700→¥2490
R・シュトラウス:
 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》/
 ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調
エリーザベト・レオンスカヤ(P)、
ガリー・ベルティーニ(指揮)、
ケルン放送交響楽団

<旧譜>


第1弾

71067
(SACD Hybrid)
\2900→¥2690
モーツァルト:レクイエムK.626(ジュスマイヤー版) クリスティーナ・ラキ(S)、
ドリス・ゾッフェル(Ms)、
ロベルト・スウェンセン(T)、
トーマス・クヴァストホフ(Br)、
ガリー・ベルティーニ指揮、
ケルン放送交響楽団&合唱団
マーラーの演奏があまりにも有名なベルティーニだが、古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーは、いずれも世界中から高い評価を受けてきた。“エディション・ガリー・ベルティーニ”第1弾はモーツァルトの名作中の名作である「レクイエム」。録音に恵まれているとは言い難いベルティーニだが、今回のリリースは1983〜91年まで指揮者を務めたケルン放送響との至芸を堪能することができる。
71068
(SACD Hybrid)
\2900→¥2690
モーツァルト:ミサ曲ハ短調K.427(大ミサ曲) アーリン・オジェー(S)、
ドリス・ゾッフェル(A)、
トマス・モーザー(T)、
スティーヴン・ロバーツ(Bs)、
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響&合唱団
アーリン・オジェーなど当代屈指の歌手をソリストに迎えたモーツァルトのミサ曲。サラウンドで響き渡るミサ曲からは、亡き巨匠の作り上げた美しき音楽を存分に感じさせてくれる。
71069
(SACD Hybrid)
\2900→¥2690
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第5番K.219/
 ピアノ協奏曲第25番K.503
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、
クリスティアン・ツァハリス(P)、
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響
いずれもモーツァルトを重要なレパートリーとしている2人のヴィルトゥオーソ、ツィンマーマンとツァハリスがベルティーニ&ケルン放送響のサポート受けて繰り広げる魅惑のモーツァルト!

第2弾

71093
(SACD Hybrid)
\2900→¥2690
ラヴェル:
 バレエ音楽《ダフニスとクロエ》組曲第2番/
 ピアノ協奏曲ト長調/
 管弦楽のための舞踏詩《ラ・ヴァルス》
アルゲリッチ(P)、
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響
ラヴェル・アルバムの目玉であるピアノ協奏曲で注目のソリストを務めるのはなんと女帝マルタ・アルゲリッチ!!アルゲリッチのラヴェルのピアノ協奏曲に対する厳しい姿勢は周知の通りなだけに、ベルティーニ&ケルン放送響のコンビとの共演は期待大である!
(録音=ダフニスとクロエ:1989年11月11日/ピアノ協奏曲:1985年12月7日/ラ・ヴァルス:1988年9月3日/すべてライヴ録音)
71092
(SACD Hybrid)
\2900→¥2690
ドビュッシー:
 管弦楽のための3つの交響的素描《海》/
 夜想曲/牧神の午後への前奏曲
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響、
ケルン放送合唱団
ケルン放送響とのコンビでも度々取り上げられ、日本でも復@?とァ・ル・ドビュッシー・プログラムのコンサートを魁?するなど、ベルテァ・ニぁ・意としていたドビュッシー。璽
その中でも名作として輝き続ける3 大作品のライヴ録音は、フランス印象派を代表する大作曲家の作品ならではの色彩感に満ち溢れた音の洪水を存分に堪能させてくれる。
(録音=海:1993年11月6日/夜想曲:1988年9月3日/牧神の午後への前奏曲:1987年11月30日/すべてライヴ録音)
71094
(SACD Hybrid)
\2900→¥2690
ベルリオーズ:
 幻想交響曲Op.14a/序曲《ローマの謝肉祭》Op.9/
 歌劇《ベンヴェヌート・チェルリーニ》序曲
ベルティーニ指揮、
ケルン放送響
全楽章を通して恋人を表現した旋律「イデー・フィクス(固定楽想)」が繰り返し登場するベルリオーズの大作「幻想交響曲」もベルティーニ&ケルン放送響が得意としていたレパートリー。大規模な編成と壮大なスケールを併せ持つ初期ロマン派の重要作品でもマエストロ・ベルティーニのタクトが冴え渡る!
(録音=幻想交響曲:1993年5月4日−8日/ローマの謝肉祭&ベンヴェヌート・チェルリーニ:1994年3月24日−25日)




世界初録音
アントルモン&ミッコラ
ショスタコーヴィチ:2台ピアノ版「交響曲第15番」
CASCAVELLE VEL 3102 1CD\2300→¥2090

 ショスタコーヴィチ・イヤーの残響か。
 交響曲第15番の2台ピアノ編曲版。作曲者自身による編曲らしいが、こんなものがあるとはまったく知らなかった。もちろんこれが世界初録音。しかも演奏は巨匠アントルモンとフィンランド期待の若手ミッコラ。いいじゃないの!

VEL 3102
\2300→¥2090
ショスタコーヴィチ:
 (1)交響曲第15番イ長調 Op.141
 (作曲者自身による2台のピアノ版) [世界初録音]
 (2)2台のピアノのための協奏曲 Op.94
フィリップ・アントルモン、
ラウラ・ミッコラ (2台Pf)



タネーエフ交響曲全集完結
CHANDOS CHAN 10390 1CD¥2300→¥2090

 CHANDOSの第2番&第4番がひそかなベストセラーを続けていたタネエフの交響曲。続編はいつ出るかと思って待っていたがあれからはや5年、ようやく続編・完結編登場。実は現在のカタログを見る限りタネエフの交響曲全集は存在しないようなので、カタログ的にも極めて貴重なリリースとなる。
 チャイコフスキーに作曲を師事したタネエフ。代表作第4番は「悲愴」初演の5年後に作られたロシア・シンフォニーの隠れた傑作。冒頭1分でなかなかの重量級の名作であることを確信できるはず。特に第1楽章ラストの高揚感、終楽章の堂々たる響きはドイツの交響曲大作にも比肩する。
 さて、今回登場するのは第1番、第3番。どんな作品かまったく知らない。西洋風の洗練された持ち味と、ロシア的民俗ロマンを絶妙にブレンドする能力のあるタネエフのこと、きっと印象的な作品に違いない。
 指揮は第1弾と同じ、ロジェンストヴェンスキー直伝のタクトさばきでシャンドスのロシアン・レパートリーを支えるマエストロ・ポリャンスキー。

CHAN 10390
¥2090
タネーエフ:交響曲第1番ホ短調/同第3番ニ短調 ワレーリー・ポリャンスキー指揮、
ロシア国立響

<第1弾>

CHAN 9998
¥2090
タネーエフ:
 交響曲変ロ長調(第2番)/交響曲第4番ハ短調
ポリャンスキ−指揮
ロシア国立響
19世紀ロシアの偉大なシンフォニスト、タネイエフはこれまでまとまった録音が少なかっただけに、ポリャンスキーによる録音が出ることは、ロシア音楽ファンにとって朗報。カリンニコフに通じるロシア流リリシズムと、師にあたるチャイコフスキーの華麗なスタイルを持つタネイエフのシンフォニーは、時代を超えて多くの人の心に訴えかけるものだ。交響曲第4番はヤルヴィ&フィルハーモニア盤(CHAN 8953)をはじめ競合盤がいくつかあるが、変ロ長調(第2番)はすでにインターナショナルなカタログからは姿を消してしまったフェドセーエフ盤があったくらいで、他に競合盤は見あたらないようだ。ロシア風の荒々しさとは無縁で、ひとつひとつのフレーズを丹念に描いてゆくポリャンスキーの確かな演奏への支持は、このところじわじわと高まってきている。


2007年最新カタログ・セット特別仕様盤
ヒコックス/ヴェルディ:レクイエム
CHANDOS CHAN CAT 07 1CD¥1990


 2007年最新カタログ・セット特別仕様盤。
 シャンドスの顔として長年に渡って膨大な数のレコーディングを行ってきたイギリスの名匠リチャード・ヒコックス。その莫大な録音の中でも名演の1つに数えられているヴェルディのレクイエムが特別仕様&特別価格で再登場!1995年に収録されたヒコックスのヴェルレクは、ファンファーレ誌やデイリー・テレグラフ誌から最大級の評価を獲得するなど名演の誉れが高い。この名盤にシャンドスの2007年最新カタログが封入されるスペシャル・ヴァージョン。
 315ページ&フルカラー&CDサイズという充実のCHANDOSコンプリート・カタログを入手出来るのはこの特別盤のみとのこと。

CHAN CAT 07
(CD+2007年最新カタログ
付き特別仕様/特別価格)
\1990
ヴェルディ:レクイエム ミシェル・クライダー(S)、
マルケラ・ハッツィアーノ(Ms)、
ガブリエル・シャーデ(T)、
ロバート・ロイド(Bs)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団



レイチェル・ポッジャー
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.4
CHANNEL CLASSICS
CAT 24607 (SACD Hybrid)\3200→¥2990

 発売中の第1集-第3集が、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ集」やヴィヴァルディ「ラ・ストラヴァガンツァ」を上回る勢いでベストセラーとなっているポッジャーによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集最新盤。ぞくぞく新たな才女が現れても、この人の鮮烈な魅力は変わることがない。まさにバロック・ヴァイオリンの天女。 
 ポッジャーはこれまでと同じく1739年ジェノヴァのペザリニウス製のヴァイオリンを存分に駆使。伴奏のクーパーはアントン・ワルター1795のデレック・アドラム1987年製レプリカを使用するなど演奏、楽器ともに超一級。ポッジャーが存分に高い芸術性を披露できるのも気心が知れた名手ゲイリー・クーパーの存在があってこそ。クーパーのフォルテピアノがポッジャーの演奏の魅力をさらに引き出すなど、当代最高のピリオド楽器奏者コンビと称しても言い過ぎでは無いだろう。


CCSSA 24607
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.4
 ヴァイオリン・ソナタ第26番変ホ長調K.302(293b)/
 同第4番ト長調K.9/同第28番ホ短調K.304(300c)/
 同第14番ニ長調K.29/同第42番イ長調K.526
レイチェル・ポッジャー(Vn)、
ゲイリー・クーパー(Fp)


関連旧譜

CCSSA 22805
(SACD Hybrid)
¥3200→\2900
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.2
 ヴァイオリン・ソナタ第27番ハ長調K.303/
 同第2番ニ長調K.7/同第25番ト長調K.301/
 同第15番ヘ長調K.30/同第41番変ホ長調K.481
レイチェル・ポッジャー(Vn)、
ゲイリー・クーパー(Fp)
RCCSSA 22805
(SACD Hybrid/国内仕様盤)
\3400
CCSSA 21804
(SACD Hybrid)
¥3200→\2900
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1
 ヴァイオリン・ソナタ第35 番ト長調K.379/
 同第1 番ハ長調K.6/同第43 番ヘ長調K.547/
 第34 番変ロ長調K.378
レイチェル・ポッジャー(Vn)、
ゲイリー・クーパー(Fp)
RCCSSA 21804
(SACD Hybrid/国内仕様盤)
\3400
CCS CAT 20067
(SACD Hybrid)
\1500
2006年最新カタログ付き
限定特別価格
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.3
  ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454/
  ヴァイオリン・ソナタ第13番ハ長調K.28/
  アンダンテとフーガ イ短調K.402
   (ヴァイオリン・ソナタ第37番)/
  アンダンテとアレグレット ハ長調K.404
   (ヴァイオリン・ソナタ第39番)/
  ヴァイオリン・ソナタ第3番変ロ長調K.8/
  ヴァイオリン・ソナタ第36番変ホ長調K.380
チャンネル・クラシックス創立15周年記念リリース第1弾となる当盤は、SACD Hybrid盤と128ページに及ぶフルカラーの最新カタログをスリップケースに封入した特別仕様。加えて採算度外視となる超特価でのご提供。
レイチェル・ポッジャー(Vn)、
ゲイリー・クーパー(Fp)




CHANNEL CLASSICS CCSSA 24707
(SACD Hybrid Multichannel)\3200→¥2990

 リリース時には各方面より大絶賛を博し、現在もベストセラーとして好評を得ている「ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集」(CCSSA 22605)以来となるウィスペルウェイとラツィック待望の新譜はブラームス。チェロ・ソナタ第1番は1992年9月にパウル・コーメンとのコンビで収録が行われており今回はウィスペルウェイにとって2度目の録音となる。また併録されている2曲のソナタは、それぞれ原曲がヴァイオリン・ソナタ、クラリネット・ソナタといったブラームスの室内楽作品を代表する名曲中の名曲をチェロ版へと編曲したもの。ブラームスの作曲家としての初期、中期、後期に書かれた3作品、しかも同一楽器の演奏で初期から晩年にかけての作風の変化を体感することができる。
 ウィスペルウェイ自身が「ラツィックは自分にとって最上のピアニストである」と語っているとおり、最高のコンビによる演奏の素晴らしさは前述のベートーヴェンで既に証明済み。ウィスペルウェイが再びブラームスの録音に踏み切ったのもラツィックの存在があったからこそということは想像に難くない。今回のブラームスで使用しているチェロは、もちろんイタリアのグァダニーニ製作(1760)によるもの。ロンドンのクリスマス・オークションでグァダニーニとしては過去に例のない世界最高の金額でウィスペルウェイが落札したチェロ・ファン垂涎の名器である。
 チャンネル・クラシックスの超優秀録音によってさらに輝きを増すウィスペルウェイのブラームスは最高のアルバムとなる予感が漂う。期待せずにはいられない!!

CCSSA 24707
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
ブラームス:
 チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38/
 チェロ・ソナタ ニ長調Op.78(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番)/
 チェロ・ソナタ ヘ短調Op.120-1
  (ウィスペルウェイ編曲/原曲:クラリネット・ソナタ第1番)
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)、
デヤン・ラツィック(P)



両者の注目旧譜

CCS 16298
1CD¥2300→¥2090
ウィスペルウェイ/ショパン:ワルツ曲(チェロ編曲版)集
 ワルツ第1番「華麗なる大ワルツ」変ホ長調 Op.18/
 前奏曲第2番 イ短調 Op.28/マズルカイ短調Op.67−4/
 ワルツイ長調 Op.42/前奏曲 第6番ロ短調 Op.28/
 マズルカハ長調Op.67−3/
 華麗なるポロネーズハ長調 Op.3/
 前奏曲第4番ホ短調 Op.28/マズルカイ短調 Op.68-2/
 チェロ・ソナタト短調 Op.65の第2楽章よりスケルツォ/
 マズルカ変ロ長調 Op./華麗なるワルツイ短調 Op.34−2/
 前奏曲第7番 イ長調 Op.28/練習曲ホ短調 Op.25−7/
 前奏曲第3番ト長調/マズルカト短調 Op.67−2/
 夜想曲嬰ハ短調/
 ワルツ第2番「華麗なるワルツ」変イ長調 Op.34−1
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)
デヤン・ラツィック(P)
チャンネル・クラシックスの看板アーティスト、世界が認める天才チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイと類稀な才能を持つ若手ピアニスト、デヤン・ラツィックによる興味深い作品。ショパンがピアノのために書いた作品をウィスペルウェイの超絶技巧、柔軟な音楽センスそしてラツィックのツボを得た演奏で堪能。美しい旋律を持つこれらの作品を艶やかなチェロの音色が色彩豊かに奏でる。
CCSSA 19703
(SACD Hybrid)
¥3100→¥2900
ハイドン:
 ピアノ・ソナタ第50番ハ長調Hob.XVI-50/
 ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52〔第62番〕
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
デヤン・ラツィック(P)
ヘリベルト・ベイゼル指揮
ボン・クラシック・フィル
ラツィックのソロ・アルバムは2年前までさかのぼる。自作カデンツァによるレコード史上初のベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番。
ヴァイオリン協奏曲の場合と違い、ベートーヴェンのピアノ協奏曲には作曲者自作のカデンツァがあり、それを弾くのが原典志向の現代では公然の約束事となっている。だが、ブラームス作曲のもの、後の時代でカサドシュ作曲のものなどいくつかのベートーヴェン用カデンツァ創作例があるのも事実。ラツィックはライナーの中で、若きフランツ・リストがベートーヴェンに会ったときのことを引き合いに出す。リストは初対面のベートーヴェンに向かってバッハのフーガを、まったく違う調に編曲して演奏したというのである。この逸話からも、ベートーヴェンの時代には、楽譜をそのまま弾くのだけがすべてではなかったという示唆が見つかる。現代の聴衆は、「カデンツァ」がもともとソロイスト個々の「経験」と「創造性」と「技術」を即興的に表現する「スペース」だったことを忘れている、とラツィックは主張する。
CHANNEL CLASSICS
CCS SA 22605
(2SACD Hybrid)
¥3800→¥3490
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲&変奏曲集
CD1
 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調op5-1/同第2番ト短調op.5-2/
 モーツァルトの『魔笛』の
  「娘か女か」の主題による12の変奏曲ヘ長調op.66/
 ヘンデルの『マカベウスのユダ』の
  「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調WoO.45
ピーター・ウィスペルウェイ
 (Vc/グァダニーニ 1760)
デヤン・ラツィック
 (P/スタインウェイ D)
CD2
 チェロ・ソナタ第3番イ長調op.69/同第4番ハ長調op.102-1/
 同第5番ニ長調op.102-2/
 モーツァルトの『魔笛』の「恋を知る男たちは」の
  主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO.46
 天才チェリスト、ウィスペルウェイが、ベートーヴェンの《チェロ・ソナタ全曲》の再録音を完成させた。パウル・コーメンとの録音(CCS 3592)から15年。(ちなみに《変奏曲集》も1994年にロイス・シャピロ(ピアノ)と録音(CCS 6494)していた。)発売時は高く評価されたこれらの録音があるにもかかわらず、10年あまりを過ぎてこれらの曲に再度挑んだということは、ウィスペルウェイの中にベートーヴェンに対する並々ならぬこだわりがあるからである。
 今回使用しているチェロは、イタリアの名器グァダニーニ製作(1760)によるもの。このチェロは昨年ロンドンのクリスマス・オークションでグァダニーニとしては過去に例のない世界最高の金額でウィスペルウェイが落札した名器。
 そしてピアノは、アリアCD店主一押しのピアニスト、ラツィック。実は今回の再録音はラツィックとの出会いが大きく影響したという。「ラツィックは自分にとって最上のピアニストである」とウィスペルウェイ自身が語っているとおり、今までに発売された2人のコンビによる作品は非の打ち所がない演奏を聴かせている。



4ヶ月ぶりの入荷!
ファソリス/四季

 「それでもクラシックは死なない!」で紹介した、おそらく録音史上最も過激で自由奔放な演奏であろうファソリスの「四季」。年末からずーーと入ってこなくて、ひょっとして廃盤か・・・と心配されたがこのたびようやく再入荷!この機会にどうぞ。

CLAVES
50-2204
¥2300→¥2090
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」
 マンドリン協奏曲 ハ長調RV 425
 協奏曲ニ短調 RV 128
 ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV363
 協奏曲ト長調 RV151「アラ・ルスティカ」
ドゥイリオ・ガルフェッテイ(Vnとマンドリン)
ディエゴ・ファソリス指揮
イ・バロッキスティ(古楽器)
「それでもクラシックは死なない!」でも紹介した衝撃のアルバム。
ビオンディ、カルミニョーラ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、アレッサンドリーニらと受け継がれた、カミソリ系アプローチの「四季」に名盤がまたひとつ。「またか」と思いつつリリースされるとやはり聴いてしまう。ここで超絶技巧の独奏を聴かせるガルフェッティは、’90年までイル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバー。藍より出でて藍より青し、とはまさにこのこと。イ・ムジチなどとは一線を画し、恐ろしく挑発的な演奏となってます。また併録の協奏曲では、ヴィヴァルディの弟子でもあったヨハン・ゲオルク・ピセンデル(1687-1755)がドレスデンでのコンサートで多用した、弦に管をダブらせる手法を復活させているのもポイント。



マルクス・ボッシュ/ブラームス:交響曲第1・4番
COVIELLO CLASSICS COV 30704
(SACD Hybrid) 1CD\2400→¥2190

 ブルックナー・シリーズが期待を集めるボッシュと手兵アーヘン交響楽団。こんどはブラームスのシリーズがスタート!今回もライヴ、SACDハイブリッド仕様でのリリースとなる。
 1969年生まれで指揮者としてはまだ若い世代に入るボッシュだが、ヴィースバーデン歌劇場のカペルマイスター(1996-2000年)、ザールブリュッケン歌劇場の監督(2000年?2002年)を相次いで務めた経歴からも、その実力は証明済み。10年先輩で同じく劇場あがりのルイージなどに通じるものがある。重厚な佇まいのなかに名門オケの確かな伝統が息づくブラームス。いっぽうで、若々しい風を送り込むボッシュのしなやかな感性もまた聴きどころのひとつとなっている。これまでと同様に古都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響はまさにSACDでの再生にも適している。

COV 30704
(SACD Hybrid)
\2400→¥2190
ブラームス:交響曲集
 (1)第1番ハ短調Op.68
 (2)第4番ホ短調Op.98
マルクス・ボッシュ指揮
アーヘンSO.



旧譜COVIELLO CLASSICS
マルクス・ボッシュ&アーヘン響/ブルックナー交響曲チクルス
(SACD Hybrid)\2400→¥2190

 ドイツ有数の古都アーヘンにそびえる大伽藍、聖ニコラウス教会でのライヴ録音。
 ドイツ最古のオーケストラのひとつアーヘン響は、R. シュトラウス、ワインガルトナー、ムック、プフィッツナー、クレメンス・クラウスそしてカラヤンが関わりを持った名門楽団。大聖堂の豊かな残響に包まれて聴く音楽格別の美しさ。音楽総監督を務めるドイツ期待の指揮者、マルクス・ボッシュも手兵アーヘン響を率いて若々しさに満ち溢れた見事な演奏を聴かせてくれる。

COV 30405
(CD+DVD-AUDIO)
¥2190
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 マルクス・ボッシュ指揮
アーヘン交響楽団
ドイツの古都アーヘンにそびえる大伽藍、聖ニコラウス教会でのブルックナー・ライヴ第2弾。大聖堂のたっぷりとした残響に包まれて味わう音楽の美しさは格別。通常のCD再生はもちろん、5.1ch再生ではさらに楽しみも倍増。2002/03のシーズンより音楽総監督を務めるボッシュの指揮も見事。なお、今後年1作のペースでライヴによる全集録音も決定。マルクス・ボッシュは1969年ドイツ生まれの期待の若手。
録音:2004年5月31日アーヘン、聖ニコラウス教会ライヴ
 [DISC 1]24bit ステレオ [DISC 2]5.1ch dtsサラウンド※DISC 2はハイブリッドではありません。dtsサラウンド対応のDVDオーディオ再生機能のあるプレーヤーでのみ再生可能です。
COV 30301
(CD+DVD-AUDIO)
¥2190
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース第2稿) マルクス・ボッシュ指揮
アーヘン交響楽団
(DISC 1) DDD ステレオ 24BIT (DISC 2) 5.1ch dts サラウンド
ドイツの鎌倉である古都アーヘンにそびえる大伽藍、聖ニコラス教会でのブル8ライヴ。アーヘン響は知る人ぞ知るドイツの名門団体。R.シュトラウス、ワインガルトナー、ムック、プフィッツナー、カラヤンなど錚々たる指揮者が関係した。まさにドイツドイツした団体。録音も大聖堂のたっぷりした残響の中で、美しく音楽が響き渡る。ヴァントの有名なリューベック大聖堂ライヴを思わせる美しさ。CDでも充分楽しめるが、5.1chディスクですとまるで巨大聖堂の中に瞬間移動したような錯角に。しかし何よりも演奏が立派。
(※DICS 2はハイブリッドではありません。dtsサラウンド対応のDVDオーディオ再生機能のあるプレーヤーのみ再生可能です。)
COV 30509
(SACD Hybrid)
¥2190
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 マルクス・ボッシュ指揮
アーヘンSO.
第8番(COV.30301)、第7番(COV.30405)と、一年に一作のペースで進行中のボッシュ&アーヘン響によるブルックナー。古都アーヘンの名刹聖ニコラウス教会でのライヴは、空間いっぱいに拡がる美しい響きでオーディオ・ファイルからも注目の的。前作まではdtsサラウンド(DVD)対応ディスクつきの2枚組だったが、今回からSACDハイブリッド仕様でのリリースとなる。録音:2005年5月16日アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)
COV 30614
(SACD Hybrid)
\2400→¥2190
ブルックナー:交響曲第3番ニ長調第1稿(ノヴァーク版) マルクス・ボッシュ指揮
アーヘン響
録音:2006年5月6日(ライヴ)アーヘン、聖ニコラウス教会




フルトヴェングラー:ヴァイオリン・ソナタ全集
CPO 777217-2 (2CD)\2200→¥1990

 自らを作曲家と信じていたフルトヴェングラーが1930年代に残したヴァイオリン・ソナタ。3つの交響曲とともに作曲家フルトヴェングラーの代表的作品である。
 これらの曲は交響曲第1番を作曲するためのステップにもなった作品であり、第1番は1時間、第2番は45分に及ぼうかという大作。ブラームスやブルックナーなどのロマン派音楽を突き詰めた形式と作風で、決して難解ではない。
 隠れた人気作でありながらこれまでTIMPANIなどごくごく限られたCDしかなかったため、今回のCPOからの全集リリースは多くのファンに歓迎されるだろう。

777217-2
(2CD、特別価格)
\2200→¥1990
フルトヴェングラー:<ヴァイオリン・ソナタ集>
 ヴァイオリン・ソナタ第1番/ヴァイオリン・ソナタ第2番
マティーアス・ヴォロング(Vn)、
ビルギッタ・ヴォレンヴェーバー(P)
ヴォロングはベルリン・ゾリステンのメンバーであり、シュターツカペレ・ドレスデンのコンサートマスターも務めた名手。


ヴラディゲロフ/管弦楽作品集
CPO 777125-2 1CD¥2200→¥1990

 ブルガリア最大の作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ (1899- 1978)。名前はものすごいが、作品はとても美しい。隠れファンも多い。
 チューリヒに生まれベルリンで学んだヴラディゲロフは、ナチスの台頭を嫌ってブルガリアに移り、亡くなる直前まで作曲に教育に活躍していた。彼の作品は、トルコの影響のあるエキゾチックなメロディと、鈴のように澄明な響きが魅力。これまでいくつか紹介してきたがすべてピアノ作品と室内楽作品だった。今回いよいよ本命ともいえる管弦楽作品が登場することに。もちろん代表作「ヴァルダル」を筆頭にいかにも美しそうな「ブルガリア舞曲」など、辺境クラシック・ファンにはわくわくするような内容!そして指揮が、店主が勝手に「ルーマニアのアバド」と呼んでいる名手アンドレースク。ベルリン放送響を振っての豪華演奏。

777125-2
¥1990
ヴラディゲロフ(1899-1978):
 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」/
 夢遊び組曲/7つの交響的ブルガリア舞曲
ホリア・アンドレースク(指揮)
ベルリン放送交響楽団
なかなか知る機会のないブルガリアの作曲家だが、1 9 3 0年代から民族主義的な作風を貫いており、この国の音楽を知るには格好の一枚。ヨーロッパ国民楽派音楽の穴を埋める、重要な作曲家だと言える。

<ヴラディゲロフ旧譜>

CPO
999733-2
\1700
ヴラディゲロフ:ブルガリアの印象−ピアノ二重奏曲全集 ピアノデュオ・ジェノワ&
ディミトロフ(pf)
ブルガリア出身のヴラディゲロフによる民族的要素の強い管弦楽作品などを、ピアノ・デュオにアレンジして演奏。「ブルガリア狂詩曲」「ブルガリア舞曲」などを収録し、20世紀の東欧音楽に触れる最高の一枚。
HUNGAROTON
HCD 32301
\2200→¥1990
ヴラディゲロフ:室内楽作品集
 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」,2つの即興曲 Op.7,
 2つの小品 Op.20,ラチェニツァ Op.18-2,ピアノ三重奏曲 Op.4
エードゥア・アマリラ・ザードリ(Vn)
ルドルフ・レオポルド(Vc)
ラルカ・スティルバト(P) 他
録音:2005年12月3-11日,2006年1月11日
1922年に作曲された「ヴァルダル」がことに有名で、多くのヴァイオリニストが取り上げている。ヴラディゲロフは、ブルガリアの音楽素材を用いているものの、強烈に前面に出すというわけではなく、伝統とうまく融合させているところに優れた手腕が感じられる。
GEGA
GD 239
\2000
パンチョ・ヴラディゲロフ/ピアノ・アルバム
 (1)3つの小品Op15
 (2)ソナチネ・コンチェルタンテOp28
 (3)即興曲
 (4)トッカータ
 (5)ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」(作曲者編)
デシスラヴァ・シチェレヴァ(Pf)(2)(5)
ラーダ・チョマコヴァ(Pf)(1)(3)(4)
 ブルガリア最大の作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ (1899- 1978)には魅力的なピアノ曲が多く、日本の音大でも良く弾かれているようだが、ここにようやく素晴らしい演奏によるCDが登場した。ことに「ソナチネ・コンチェルタンテ」はとても素敵。また彼の代表作である管弦楽曲「ヴァルダル」の作曲者自身によるピアノ編曲も注目。これまたGEGAレーベルなので入荷まで本当に強い辛抱が必要です。


ル・デュク:交響作品全集
CPO 777219-2 1CD¥2200→¥1990

 レオポルト・モーツァルトが言及したという程度にしか知られていない、1 8世紀フランスの作曲家。1742年生まれなのでボッケリーニとほぼ同い年。モーツァルトの一回り上。35年という生涯はモーツァルトと同じ。その35年という生涯の中、ヴァイオリニストとしても活躍した彼の才能を垣間見られるのが、この作品集。優雅さが印象的に残る作風。

777219-2 ル・デュク(1 7 4 2 - 1 7 7 7):<交響作品全集>
 交響曲(第1番)/同(第2番)/同(第3番)/
 管弦楽三重奏曲O p . 2 -1/同Op.2-2/同Op.2-3
ミヒャエル・シュナイダー指揮
ラ・スタジオーネ・フランクフルト(古楽器使用)


19世紀の怪人ヨーゼフ・マティアス・ハウアー
交響作品集
CPO 777154-2 (SACD-Hybrid)\2800→¥2590

 ヘッセ最後の大作「硝子玉遊戯」の主人公のモデルともなった音楽史上類を見ない変人、ヨゼフ・ハウアー。1883年ウィーン生まれ。独学でシェーンベルクより先に12音技法を確立し、その後2人で作品を共同制作するところまでいったにもかかわらず、「12音技法の生みの親」としての名声をあまりに強烈に主張したために仲違い、その後ナチスからもにらまれ音楽界から姿を消した天才。
 ただその後20年の間に1000もの作品を完成、戦後はクレンペラーやロスバウドに取り上げられたり、いくつかの賞を受けたり、いっとき小さなブームになったりした。
 ゲーテの色彩論、東洋音楽に影響されたその音楽哲学は凡人に理解できるところではないが、これまで彼のCD自体、ほとんど聴けなかった。そこに今回驚きの「交響作品集」登場。はたしてどんなことになっているかまったく想像もつかないが、震えて待ちたい。

777154-2
(SACD-Hybrid)
\2800→¥2590
ハウアー( 1 8 8 3 - 1 9 5 9 ):<交響作品集>
 黙示録幻想曲/ロマンティック幻想曲/
 組曲第7番/ヴァイオリン協奏曲/
 1 2音の遊び(9.08.1957)/12音の遊び(22.09.1957)
トーマス・クリスティアン(Vn)、
ゴットフリート・ラーブル(指揮)
ウィーン放送交響楽団
2 0世紀前半にシェーンベルクと同じく無調〜1 2音主義の作品を発表したものの、シェーンベルクとは違った進化を追求した1 2音技法により、孤高の存在となってしまったハウアー。さまざまな楽器を使ってシリーズ化された「1 2音の遊び」は代表作でもあり、シャープなサウンドを実現したこの録音が再評価を促すかも。

<わずかな旧譜>

CLASSICO
CASSCD 176
¥2000
ピアノ作品集 クレイン(P)  
ハウアーのピアノ作品集。
MD+G
613 10602
\2300→¥¥2090
「十二音の戯れ」より15曲 アンサンブル・アヴァンギャルド
上記CLASSICOでピアノ作品を、このMD+G盤で室内楽(及びピアノ作品)作品を聴くことができる。




イェルク・デームス、ベヒシュタインを弾く
南会津町御蔵入交流館文化ホール
DEMUSICA 99(ボーナスCD付き) 
限定40本特価¥2290
完売

 イェルク・デームスが日本の片隅の小さなホールのベヒシュタインを弾いた録音。
 どこかで聞いたことのある話だと思ったら、HMVのホームページに掲載された評論家の許光俊氏のエッセイだった。のんびり田舎旅行に向かった氏が出会った、極上のベヒシュタインによるコンサート。その望外によかったコンサート/旅の感想がそのエッセイに綴られていたのである。
 これはその後に同じ南会津町御蔵入交流館文化ホールで録音されたもの。ピアノは、もちろんベヒシュタイン。
 ベヒシュタイン。
 リストに絶賛され、ドビュッシーに「ピアノ音楽はベヒシュタインのために書かれるべきだ」と激賞された。第2次世界大戦までは世界最高のシェアを誇り、ヨーロッパの貴族に最も愛された。戦争により工房が破壊されてしまい、世界最高のシェアの座はスタインウェイに譲ったが、最近になってようやく復興してきた。とはいえ、現在もコンサート・ホールでベヒシュタインを見ることはほとんどない。そんな銘器が首都圏ではなく南会津の地方コンサート・ホールに入ったのは、奇跡的ともいえるが、関係者の涙ぐましい努力があったものと推察される。
 このコンサートで調律を務めた佐藤慎太郎氏はこう語る。「気高く純真以上に純真で、妖美とも凄艶ともなんとも形容しがたい官能に満ちた目の覚める、しかし陶酔的な響き。」。「演奏する方にしてみれば常に神経をすり減らす命がけのピアノ。それを演奏しきるということ自体、ある意味人間の理解できる範囲を超えていると思われる。」。しかしそれだけに「鍵盤楽器コレクター」デムスの心を捉えたのであろう。
 ここではその銘器を慈しむような名品が並ぶ。とくに後半の「月」を主題にしたドビュッシーは絶品。まさに夜の空に「月」が溶け込むようなしっとりとした夢のような時間が味わえる。

 ちなみにデムスがこだわって作成された、貴重な写真満載のブックレットは60ページに及び、1CDケースに入らなくなって2CDケースでの販売となる。それで、というわけではないがボーナスCDがつき、そこではデムスの愛する自作(1998年録音)が収録されている。実はこれもけっこういい曲だったりする。
 今回の価格は限定40本のみの特価。通常価格は3000円を超えるくらいになりそうなので、もしよろしければお早めに。

DEMUSICA 99 イェルク・デームス、ベヒシュタインを弾く
  南会津町御蔵入交流館文化ホール
 ブラームス:ラプソディ作品79-2
        間奏曲作品117-2
        6つの小品作品118
 リスト:ペトラルカのソネット第123番
     コンソレーション
 デムス:星の夜
      夕暮れのベル
 ドビュッシー:4手のための小組曲
         沈める寺
         月の光が注ぐテラス
         そして月は荒れた寺院に落ちる
         月の光

ボーナスCD:デムス自作自演集
イェルク・デームス(P)
福島県南会津町御蔵入交流館文化ホール、2006年10月10−12日。




メルヴィン・タン/ドビュッシー:前奏曲集 第1集、第2集
DEUX ELLES DXL 1092 (2CD)\2400→¥2190

 第30号で紹介したがその後入手不能という連絡が来ていたもの。当初2CD価格で案内しましたが1CD価格に訂正!

 メルヴィン・タン。
 いわゆるメジャー・レーベルにリストラに遭って消えてしまったアーティストの一人である。EMI/VIRGINからノリントンと組んでリリースされたモーツァルトやベートーヴェンのコンチェルト、そしてベートーヴェンのソロ作品の録音は、この優れた天才の明るい前途を雄弁に物語っていた。新時代のフォルテ・ピアノ奏者がたくさん現れた90年代にあって、最もドラマティックで熱い演奏家だった。たぐい稀なテクニシャンでありながら(ほんとにすごかった)もちろん演奏技術に溺れることなく、またフォルテピアノ奏者にありがちな理屈にとらわれることも無かった。明らかに理論より感性の演奏家だった。
 しかしノリントンがそうであったように、このひともあえなく不況の波に呑まれ、市場から消えた。その後歌曲伴奏やマイナー・レーベルで現代音楽作品の演奏に加わったりしていたのは見たことがあったが、完全なる主役としてのCDはずっとずっと見なかった。
 それが今回フランスの無名のマイナー・レーベルからドビュッシーをリリースしてきた。レーベルも初耳なら、ドビュッシーという選曲も意外である。そして使用楽器は現代ピアノ。果たしてこの数年間にあのタンがどんな変貌を遂げているのか非常に興味深い。

DXL 1092
(2CD)¥2190
ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻(全曲) メルヴィン・タン(P)
メルヴィン・タンは1956年シンガポール生まれ。5歳ですでに公開演奏会を開き、9歳のときラジオに出演。1967年〜74年ロンドンのメニューヒン音楽学校で学び、またヴラド・ペルルミュテール、ナディア・ブーランジェに師事した。さらに1974年にはロンドンの王立音楽大学でピアノとハープシコードの研鑽をつんだ。1975年レイモンド・ラッセル・ハープシコード賞を受賞し、1977年ロンドンのウィグモア・ホールでデビュー、以来主要オーケストラと共演するなど演奏会や放送に活躍を始めた。また同77年リーズ・ナショナル・ミュージシャンズ・プラットフォーム・コンクールに入賞、さらに同年ウィンザー音楽祭にクリフォード・カーゾン、ルドルフ・ゼルキン、スヴャトスラフ・リヒテルとともに参加。1979年パリ夏の音楽祭にも出演した。


<タンの名盤>

 とってつけた特集ではない。本当に面白い。

VBD 5623682
(5CD)
¥2700
メルヴィン・タン/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第1〜3番、5〜7番、11番、
 13&14番、16〜21番、23番、25&26番
メルヴィン・タン(Fp)
ときに優雅にときに情熱的に、タンのピアノは良く歌う。フォルテ・ピアノがこんなに雄弁だというのを知ったのは彼の演奏を聴いてからである。
VC 5622422
(4CD)\2300
タン&ノリントン
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集(5曲)、幻想合唱曲 他
タン(P)
ノリントン指揮
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
ちょうどソナタ集も復活したが、本来このコンチェルト集ももっと高く評価されるべき演奏である。タンとノリントン両者がともにVIRGIN−EMIからリストラされたから現在話題に上らないだけで、実際聞けばふたりの個性豊かな表現に思わず唸らされるはず。
VBD-5623432
(2CD)¥1600
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20、23,24&25番 メルヴィン・タン(P)
ロジャー・ノリントン指揮
ヒロ・クロサキ他
こまやかな感情表現と、才能あふれる即興性。実に魅力的。
TOCE 13136
国内盤¥1300
(1)シューベルト:楽興の時 D.780 (全6曲)
ベートーヴェン:
 (2)創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34
 (3)「エリーゼのために」
 (4)アンダンテ ヘ長調 WoO.57 「アンダンテ・ファヴォリ」
 (5)アレグレット ハ短調 WoO.53
(6)シューベルト:3つの小品
メルヴィン・タン(Fp)
正直ベートーヴェンの作品34なんて、そんなに聴いたこともなかった。しかしこの演奏を聴いて、とんでもない名曲だったことを知らされびっくりおったまげた。だが他の人の演奏で聴いてもこれほど感動することはなかった。実はタンの録音ではこのベートーヴェンの小品が一番お薦めだったりする。ようやくの復活。輸入盤で出ることはもうなないんだろうなあ。




コリン・ティルニー/モーツァルト集第6弾
DOREMI DDR 71149 1CD¥2300→¥2090

 往年のクラシックファンの方ならお馴染み、コリン・ティルニーは1933年ロンドン生まれのチェンバロ奏者。キャリア初期はデッカのオワゾリールやグラモフォンのアルヒーフなどの主要鍵盤アーティストとして活躍した名人上手。
 演奏は若い時から、古楽器の人には珍しく、遅めのインテンポ。実に堂々たる演奏でアルヒーフレーベルに録音したヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」など普通の演奏の倍のテンポで弾かれていて異様なインパクトがあった。しかしその知性派の名匠も今や御年70過ぎ。どうやらこれが最後の大仕事となりそうな気配。しみじみと味わいのある演奏で聴けば心に残ること受け合い。

DDR 71149
\2090
モーツァルト:
 (1)クラヴィーアソナタ第5番 ト長調 K283
 (2)クラヴィーアソナタ第12番 ヘ長調 K332
 (3)クラヴィーアソナタ第15番 ハ長調 K545
 (4)クラヴィーアソナタ第17番 ニ長調 K576
コリン・ティルニー(Fp)

<旧譜>

DDR 71137
¥2090
モーツァルト:
 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲K.265、
 サリエリの歌劇「ヴェネツィアの定期市」のアリア
   「わが愛しのアドーネ」による6つの変奏曲K.180、
 アダージョ ロ短調K.540、
 デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573、
 グルックの歌劇「メッカの巡礼」の
   「われら愚かな民の思うは」による10の変奏曲K.455
コリン・ティルニー(フォルテピアノ)
懐かしのティルニーによる最新録音は、フォルテピアノによるモーツァルト名変奏曲集。概ねオリジナル楽器の演奏が速めのテンポ設定をとっているのに対して、ティルニーのアプローチはクレンペラーばりに堂々としたもので、浮かび上がる巨大な音楽に思わず息を呑んでしまうほど。全曲を通しての格調の高さも申し分ない。
DDR 71139
¥2090
モーツァルト:ソナタ第4番変ホ長調K.282/
        組曲(ヘンデルの様式による)ハ長調K.399/
        小さなジーグト長調KV.574/
        メヌエットニ長調K.355/
        幻想曲ハ短調K.475/
        ソナタ第14 番K.457
コリン・ティルニー(Fp)
第1 弾の変奏曲集(DDR 71137 )に続くティルニーのモーツァルト・アルバム第2 集。オリジナル楽器演奏の大御所レオンハルトに師事しながらも快速アプローチをとらずに、落ち着いたテンポで淡々と弾き進めていくティルニーの行き方はまさに異色。あまた聴き慣れたモーツァルトから、全く別の音楽が聞こえて来る。
DDR 71142
¥2090
モーツァルト:
 ソナタ第2 番へ長調K.280/小葬送行進曲K.453a/
 幻想曲ハ短調K.396/ソナタ第8 番イ短調K.310/
 アダージョハ長調K.617a/ロンドイ短調K.511
コリン・ティルニー(Fp)
アナログ期からのファンには感慨一入の重鎮ティルニーによるモーツァルト第3集。ピリオド・アプローチとは距離をおいた、ゆったりとしてまさに夢のようなモーツァルト。味わいある音楽が心に染み渡る。このまま着実にリリースを重ねて頂きたいと願うばかり。ステレオ、DDD。
DDR 71144
¥2090
モーツァルト:
 ピアノ・ソナタ第3番K.281
 ピアノ・ソナタ第11番K.331「トルコ行進曲つき」
 幻想曲 ニ短調K.397
 アレグレットによる12の変奏曲変ロ長調K.500
 アレグレットによる6つの変奏曲ヘ長調K.54(547b)
コリン・ティルニー(Fp)
現役最長老のひとり、ティルニーの味わい深いモーツァルト・シリーズ最新作。セコセコしたところはゼロ。悠然と弾き進める格調の高さは、この時代にあって貴重というほかない。
DDR 71147
¥2090
モーツァルト:
 ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279
 ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284
 ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533
 ロンド ヘ長調K.494
コリン・ティルニー(Fp)
来年のモーツァルト・イヤーを控えて、ゆっくりとだが着実に進むティルニーのモーツァルト・シリーズ。文字通り大家の芸に魅了される一枚。使用楽器は1983年シアトル、ケネス・ベークマン製作によるアントン・ワルターのコピー。録音:2005年7月&9月





ウト・ウーギ新録音新譜!
ベートーヴェン、シュポア、ヴィオッティ
DYNAMIC CDS 522 1CD¥2200→¥1990

 な、な、なんと巨匠ウト・ウーギの新録音がDYNAMICから登場!
 世紀の大巨匠であるにもかかわらず極端に録音が少ない。ミラノの貴族であるし、おそらく大金持ちなのだろう、無理してCDを出す必要もない。気が向いたときにイタリアのマイナー・レーベルからポツポツと新譜を出すのみ。以前限定ボックスが出たときは、注文が殺到して多くのCDショップが初回注文数の少なさを嘆いた。
 日本にも熱烈なファンは多く、とくにそのお金に糸目をつけない楽器選びは有名。クロイツェルが愛用していたストラディヴァリウスや、超レアなガルネリを駆使してその美音を聴かせてくれる。さあ今回のアルバムで使われるヴァイオリンも、名器録音で知られるDYNAMICからのリリースだから、そんじゃそこらの楽器ではあるまい。

 今回のアルバム、名曲ベートーヴェンのロマンス2曲に、お得意のヴィオッティに加え、シュポアの協奏曲。
 このシュポアの協奏曲第8番は、「劇唱の形式で」という副題が点けられているように、3楽章の楽曲全体を巨大なオペラアリア風に見立てて作曲され、初演もミラノ・スカラ座だったというからふるっている。まさに超ゴージャス・ベルカント奏者ウーギにふさわしい名曲といえる。
 そしてバックにシモーネとイ・ソリスティ・ヴェネティが据えられているあたりもなんとも豪華絢爛。

CDS 522
\1990
ベートーヴェン:
 ロマンス第1番 ト長調 Op.40, ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
シュポア:
 ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 Op.47「劇唱の形式で」
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第3番 イ長調
ウト・ウーギ(Vn)
クラウディオ・シモーネ指揮
イ・ソリスティ・ヴェネティ
録音:2006年6月,スキオ


サッバティーニの ロドルフォ/ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」
DYNAMIC CDS 523 (2CD)¥4400→¥3990

 ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場の公演を積極的に収録しているDYNAMICから新録音。ヴェルディの「ルイーザ・ミラー」。
 「ルイーザ・ミラ−」はヴェルディの初期から中期にかけての重要な作品で、ヴェルディが初めて感情を写実的に表現した作品として知られる。ただ全曲録音は限られており、有名なのはレヴァイン(91年)、マゼール盤(79年)くらいか。そんな中での2006年の最新録音の登場はうれしい。そして今回の注目は、2005年ナポリのサンカルロ劇場の来日公演で歌って絶賛された、サッバティーニのロドルフォ。ロドルフォに決定的なカリスマ性がないとこの作品はまったくの乱痴気騒ぎで終わってしまうだけに、ここでイタリア屈指のテノーレ・リリコが登場したことでこの盤は今後しばらくこの演目の代表盤となろう。
 ルイーザを歌うダリーナ・タコヴァは、ブルガリアのソフィア生まれ。ロッシーニを中心に活躍している。
 アレクサンドル・ヴィノグラードフは2007年11、12月の新国立劇場でのビゼー「カルメン」に、アルチュン・コチニアンは2008年3月のヴェルディ《アイーダ》に出演予定。

CDS 523
(2CD)
\3990
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」 ジュゼッペ・サッバティーニ(T ロドルフォ)
ダリーナ・タコヴァ(S ルイーザ)
ダミアーノ・サレルモ(Br ミラー)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(Bs ヴァルター伯爵)
アルチュン・コチニアン(Bs ヴルム)他
マウリツィオ・ベニーニ指揮
フェニーチェ歌劇場管,合唱団
録音:2006年5月,ヴェネツィア




ロマン派セレナーデ集
EBS 6120 1CD¥2300→¥2090

 ロマン派のセレナーデを集めたアルバム。ヴォルフ=フェラーリとフーゴ・ヴォルフは有名だが、あとの二人は聴いたことがない。そのマイナーさがいい。ただボッシの“ゴルドーニ間奏曲”は、マーラーが最晩年にニューヨークで演奏したという記録もある。
 かっちりした書法による抒情的な作品集で、案外掘り出し物と見た。

EBS 6120
\2090
ロマン派の間奏曲とセレナーデ集
 マルコ・エンリコ・ボッシ (1861-1925):
  ゴルドーニ間奏曲Op.127
 エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ (1876-1948):
  弦楽合奏のためのセレナーデ
 フーゴ・ヴォルフ(1860-1903):
  イタリア風セレナーデ(弦楽オーケストラ版)
 L.C.ヴォルフ(1859-1932):
  弦楽オーケストラのためのセレナーデ ヘ長調 Op.30
プフォルツハイム南西ドイツ室内管
ヴラディスラフ・ツァルネツキ(指揮)
「セレナーデ」というジャンルでは何世紀にも渡って多くの作品が書かれているが、時代によってその作風はかなり異なっている。ロマン派及び後期ロマン派では、セレナーデは主に古典派の作風に基づいて書かれている。(チャイコフスキーの作品もそうです)


ルーマニア音楽の祭典
 〜ロリー・ワルフィッシュ復興〜
EBS 6146 1CD¥2300→¥2090

 EBSは不思議な企画アルバムを時々出してくる。
 エルンスト・ワルフィッシュはフランクフルト生まれの有名なヴィオラ奏者だが、このアルバムの主役はその奥さん、ローリー・ワルフィッシュ。
 ローリー・ワルフィッシュはプカレストの王立音楽院でフロリカ・ムジチェスク(ディヌ・リパッティ、ラドゥ・ルプーの教師として知られる)に師事、ここで研鑽を積んだ。1944年にヴィオラ奏者エルンスト・ワルフィッシュと結婚、以降35年間に渡り夫のよきパートナーとして活躍した。
 1964年からスミス・カレッジで教鞭を取っていて、それ以前にもクリーブランド、デトロイト、ブカレスト、スイス各国で指導者としてのたくさんの経験を積んでいる。彼女はヨーロッパ、オーストラリア、そして南アフリカでエネスクの音楽についての講義を行い、ルーマニアの音楽を広く普及させることに尽力した。ジョルジェ・エネスク室内合奏団を設立し、「アメリカ・エネスク協会」のメンバーでもある。また1981年のエネスコ生誕100周年の際に盛大な祝賀会を催した。つまりルーマニア音楽界の母、といってよい存在。このアルバムの詳細は不明ながら、彼女が夫と組んで披露したルーマニア音楽作品を集めたもの。録音年代は不明だが、70年代か??

EBS 6146
\2090
ルーマニア音楽の祭典
 〜ロリー・ワルフィッシュ復興〜
 ジョルジェ・エネスク、ミハイ・ホラ
 ディヌ・リパッティ
 コンスタンティン・シルヴェストリ
 パウル・コンスタンティネスク
 ニコラエ・ブランデュス
 ポール・ネグリアヌの作品
エルンスト・ワルフィッシュ, viola
ローリー・ワルフィッシュ, piano




アンドラーシュ・シフ/ベートーヴェン:ソナタ全集第4弾
ECM 476 5875 (1CD)¥2400→¥2190

 第1弾から第3弾まで静かに厳かにリリースされてきた。しかしそれらすべてがレコ芸特選となるなど、21世紀前半の最高のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集との呼び声も高い、シフのシリーズ。
 「かつてのグルダのアマデオ盤やブレンデルの3度目の全集に匹敵する。」、「すべてのソナタにわたり、「目立たぬ芸こそ名人芸」を地で行くような、耳の肥えた聴き手ほど賛美のほかないであろうシフ流の演奏が続く」・・・と、通にこそ高い評価を受けてきた。
 そして第4弾。
 このシリーズ、実直に作曲順に録音されているのがいかにもシフらしいが、今回は予定通りの中期12−15番。「月光」と「田園」という人気曲を含む。が、13番の幽玄の美がどう表現されているかも注目したい。

476 5875
¥2190
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第4巻
 ピアノ・ソナタ第12番変イ長調op.26
 ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調op.27-1
 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27-2《月光》
 ピアノ・ソナタ第15番ニ長調op.28《田園》
アンドラーシュ・シフ(pf)
アンドラーシュ・シフによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音は2005年から開始された。
その第4弾にあたる当アルバムには有名タイトルを含む4つのソナタが収録されている。作品にあらゆる角度から光をあてて精密に仕上げられたたシフのアルバムはいずれも高い評価を得ている。ブックレットに掲載のソナタ録音に関するシフへのインタヴューも大変興味深い内容。
録音:2005年4月 チューリッヒ〈ライヴ〉

<第1−3弾>

476 3054
(2CD)
¥4400→¥3980
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第1巻
 ピアノ・ソナタ第1番〜第4番
アンドラーシュ・シフ(Pf)
録音:2004年3月、チューリッヒ、トーンハレ
 ECMと契約後、ソロ、室内楽ともに多彩なリリースを届けてくれたアンドラーシュ・シフ。ペレーニとのチェロ・ソナタをリリースし大絶賛を得たのも記憶に新しい今秋、遂に、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ集第1弾リリースの情報が舞い込んだ。1巻目ということで、少々渋くも感じられるが、そう遠くない日にシフの全集を聴ける日がくるだろう。
476 3100
¥2400→¥2190
シフ/ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集 Vol.2
 ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10の1
 ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 作品10の2
 ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10の3
 ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 「悲愴」 作品13
アンドラーシュ・シフ(Pf)
作品10と「悲愴」!一作目は、曲目が渋い上に二枚組みというハンディ(?)を持ちつつも、世界中からの絶賛を浴び、早くもロング・セラー・アイテムとなりつつある。2巻目も同じく、チューリヒで2台のピアノを弾き分けた録音。今回は、「悲愴」という人気曲を含むベートーヴェンが30歳前に完成させたマスターピースということで、さらに期待が高まる。
476 3155
\2400→¥2190
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
 ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 作品49-1
 ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 作品49-2
 ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 作品14-1
 ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 作品14-2
 ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 作品22
アンドラーシュ・シフ(Pf)
 シフのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集シリーズ第3巻。
 今回は初期から中期にわたる作品を収録。19,20番は、番号は遅いが作曲年代的にはもっと早かったであろうという推測からの収録であろう。どちらかというと規模の小さい作品が集まった巻となっているが、こうしたところに現れる冴え渡るピアニズムこそがシフ特有の魅力。高評価だった前2作ともども必聴の一枚。ご自身で弾かれることも多いと思うこれらの曲を、シフの演奏で聴いてみて。




フリューベック・ブルゴス&ドレスデン・フィル
ブルックナー:交響曲第3番
GENUIN 1CD¥2200→¥1990

 GENUINのドレスデン・フィル・エディション第3弾は、我が国でもお馴染みの首席指揮者フリューベック・デ・ブルゴスのブルックナーの3番。数々の名録音で知られるドレスデン・ルカ教会で2006年の10月に4日間を掛けたセッション録音。
 ブルゴスと言えば様式が定まらず、落ち着きの無い演奏を想像しがちだが、ノヴァーク版第3稿というオーソドックスな版を採用し、全体にゆっくりとしたテンポで、第1楽章が、22分を越えている。演奏は隅々まで注意が行き届いており、しみじみとした風情も事欠かず、構えの立派な「ドイツ的」な演奏。ドレスデン・フィルの音色はいつにも増して美しく、点の辛いマニアも唸らせること必定。想定外のブルックナー指揮者として今後も目が離せない。
 70歳を超え、いよいよ円熟味を増してきた巨匠。ラテン系の名前で損をしているとしか思えない正攻法の名演。

GEN 87086
¥1990
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調「ワーグナー」(1889年版) ラファエル・フリューベック・ブルゴス指揮
ドレスデン・フィル
日本語解説付き 録音:2006年10月4日〜7日、ドレスデン・ルカ教会


<フリューベック・ブルゴス&ドレスデン・フィル>
GENUIN 旧譜

GEN 86074
¥1990
R.シュトラウス:アルプス交響曲、
          「薔薇の騎士」組曲
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 きわめて自主制作盤に近い形で、ドレスデン・フィルがGENUINと組んでCD制作を行うことになった。
 第1弾に登場したのは、2003年からヤノフスキーの後を継いで首席指揮者を勤めその後芸術監督も務めることになったフリューベック・デ・ブルゴス。そんな彼のアルプス交響曲と「薔薇の騎士」組曲。
 彼とドレスデン・フィルはBERLIN CLASSICSに「ドン・ファン」「ティル」「ドン・キホーテ」を既に録音している。またアルプス交響曲はウィーン響とも録音したり(CALIG)、日本で読響と演奏したりとまさに十八番の作品。この録音も巨匠の域に入ったデ・ブルゴスの迫真のライヴを高音質で完全再現。「薔薇の騎士」組曲のドレスデン・フィル管の豊穣な響きも必聴。
GEN 87081
\1990
「アンコール!フリューベック・デ・ブルゴス&ドレスデン・フィル」
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲/
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調op.72-2/変イ長調op.46-3/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/
 ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲/
 ヤロミール・ワインベルガー(1896-1967):
  歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」からポルカとフーガ/
 ボゼー:歌劇「カルメン」から4つの前奏曲/
 ベリオ:ボッケリーニの「マドリードの帰営ラッパ」の新規の4つの版/
 ファリャ:歌劇「はかない人生」から間奏曲と舞曲第1番/
 グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」から間奏曲/
 ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソンの舞踏会」から間奏曲/
 ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
ドレスデン・フィル
録音:2006年12月・2007年1月ライヴ 
 ここへきて中堅指揮者からジワジワ大指揮者へと変貌を遂げつつあるスペインの名匠フリューベック・デ・ブルゴス。70代中盤に差し掛かり、その演奏にはつややかな味わいが感じられるようになってきた。
 デ・ブルゴスはもともとドイツ系で、しかもドイツで学んだということもあり、華やかで情熱的なスペイン的要素と、しっかりした知的なドイツ的要素をもつ貴重な指揮者でもある。そういう意味で今回のアンコール・ライヴ集は彼の魅力を存分に味わえる格好の内容といえる。
 これまでの功績が認められ2003年ドレスデン・フィルの首席客演指揮者となり、翌年首席指揮者・芸術監督に就任したデ・ブルゴス。スペインの、ではなく世界的な指揮者としての栄光はもうすぐそこである。


バドゥラ=スコダ、シドニー・リサイタル
GENUIN GEN 86056 1CD¥2200→¥1990

 1952年に24歳のバドゥラ=スコダは初めてオーストラリアを演奏旅行し、熱狂的に歓迎された。30年後にシドニーに再び現れた時、歌劇場のホールは期待した聴衆で満員となり、バドゥラ=スコダはそれに十分こたえる演奏をした。彼は芸術的に成長し、力が増し、音色は多彩になったが、若い時の情緒と優雅さはそのままだった。
 ブラームスには情熱的でロマン的な力がみなぎっているが、バドゥラ=スコダはこのソナタの記念碑的演奏をしたエトヴィン・フィッシャーの生徒だった。
 バルトークの録音はほかにはないが、母はハンガリー生まれで、自身も1948年ブダペスト国際(バルトーク)コンクールに入賞するなど非常に縁が深い作曲家である。


GEN 86056
\1990
「バドゥラ=スコダ、シドニー・リサイタル」
 J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825/
 ブラームス:ソナタ第3番へ短調op. 5/
 バルトーク:組曲op. 14/
 ドビュッシー:版画/喜びの島
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
録音:1982年5月31日、シドニー・オペラ・ハウス、ライヴ



ヴェラール&アンサンブル・ジル・バンショワ
ヴェラール自作自演
GLOSSA PLATINUM GCD P32301
1CD\2400→¥2190

 中世音楽の演奏と解釈が世界最高峰と評されるドミニク・ヴェラール率いるアンサンブル・ジル・バンショワが遂にグロッサに登場。
 ヴェラール&アンサンブル・ジル・バンショワのグロッサ・デビュー盤となるのは、なんとヴェラール自身が作曲した5つの宗教作品集。ヴェラール自らが自身の作品を演奏するこの最新盤は、ヴェラールとグロッサの新たな芸術作品を創造したいという熱意が実現させたものなのである。
 30年以上に及ぶ演奏と研究に基づいたヨーロッパの伝統的な手法と宗教的題材に新たな感性を加えたヴェラールの宗教作品集は、これまで彼が手がけてきた中世音楽よりも強烈なインパクトを与えてくれるかもしれない。
 またスペインのトップ・デザイナーがデザインを手懸け、世界最高との評価を受けるグロッサ・プラチナムの斬新なジャケットも大きな話題。グロッサとアンサンブル・ジル・バンショワのコラボレーション第1弾に相応しい独創的なアルバムの登場である。

GCD P32301
\2400→¥2190
ドミニク・ヴェラール(1953−):
 十字架上のキリストの最後の7つの言葉/
 私の目はくもり/スターバト・マーテル/
 おお、全ての人々よ/ ミサ《神への賛課》
ドミニク・ヴェラール(指揮)、
アンサンブル・ジル・バンショワ



<ファイ&ハイデルベルグ響 序曲集>
HANSSLER 98 269
¥2300→¥2090

 毎年恒例のファイによるニュー・イヤー・コンサート。2004年と2005年の演奏曲目はオケの自主制作盤によってすでに知られていましたが、今回新たにサリエリの代表作と「フィガロ」とが追加されて内容がパワーアップ!名序曲のライヴは熱く鋭い音楽で注目を集めるファイの非凡さが端的に解るアルバムとなっています。

HANSSLER
98 269
¥2300→¥2090
(1)サリエリ:歌劇「タラール」第2幕への序曲
(2)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
(3)同:交響曲第32番ト長調KV.318(イタリア風序曲)
(4)同:歌劇「後宮からの誘拐」序曲
(5)ベートーヴェン:エグモント序曲
(6)ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲
(7)同:歌劇「セミラーミデ」序曲
(8)ブラームス:大学祝典序曲Op.80
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO.
録音:(3),(5),(6),(8)2004年1月1日、(4),(7)2005年1月1日、(1),(2)2006年1月1日ハイデルベルク、コングレスハウス・シュタットハレ(ライヴ)




アンドレイ・ボレイコ&シュトゥットガルト放送響
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
HAENSSLER 93 193 1CD\2400→¥2190

 東京交響楽団客演など、日本でもおなじみ、ロシア出身の現代音楽を得意としているアンドレイ・ボレイコ。現在ハンブルク響、ベルン響の主席指揮者を務め、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、ゲヴァントハウス管、コンセルトヘボウ管、チェコ・フィル、シカゴ響など、世界中のメジャー・オケに客演を重ねるロシアの俊英。
 今回はショスタコーヴィチ交響曲。それも謎めいた第4番なのが興味津々。むかしボレイコはドイツ学生連盟オーケストラを指揮して第1番を録音。学生オケとは思えない(だからこそ?)颯爽とした名演を聴かせてくれていた。今回はシュトゥットガルト放響がまるでマーラーのようなサウンドを生み出している、とのことで、ひとまわりもふたまわりも大きくなったボレイコの真骨頂を聴くことができるはず。
 ちなみに滅多に演奏されない「ムツェンスクのマクベス夫人」組曲は金管や打楽器が大活躍する、脂っこさとボルテージの高さ満点の痛快作。

93 193
\2400→¥2190
ショスタコーヴィチ:
 (1)交響曲第4番ハ短調 Op.43
 (2)「ムツェンスクのマクベス夫人」組曲 Op.29a(オリジナル版)
アンドレイ・ボレイコ指揮
シュトゥットガルト放送SO
のロシアの俊英アンドレイ・ボレイコによる初の



世界初録音
ヴァインベルク:ヴァイオリン・ソナタ第3番・第4番
HAENSSLER 93 190 1CD\2400→¥2190

 最近世界的な再評価が高まる旧ソ連の作曲家ミェチスワフ・ヴァインベルクだが、彼のヴァイオリンソナタ第3番と4番が世界初録音登場。ともに1947年の作で、全体ユダヤ的なメロディに満ち聴き応え満点。
カップリングはショスタコーヴィチのヴァイオリンソナタ。この作品を1969年にオイストラフが世界初演した際、作曲者の希望でピアノを弾いたのは他ならぬヴァインベルクだった。
その3曲をあの作曲家ボリス・ブラッハーの子息、コーリャが弾くのだから興味津々。ロシア音楽ファン必携の一枚。

93 190
\2400→¥2190
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタ Op.134
(2)ヴァインベルク:ヴァイオリンソナタ第3番 Op.37
(3)同:ヴァイオリンソナタ第4番 Op.39
コーリャ・ブラッハー(Vn)、
ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)



ヴァインベルク/ヴァイオリン協奏曲

NAXOS
8.557194
¥900
ミャスコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ヴァインベルク(1919-1996):ヴァイオリン協奏曲
イリヤ・グルーベルト(Vn)
ドミトリ・ヤブロンスキー指揮
ロシア・フィルハーモニー管
全曲を通して抒情的なメロディが流れ続け、第3楽章はバレエのような音楽が展開されるミャスコフスキー。根暗な中に無防備な能天気さが垣間見られる分裂気質的な強烈ヴァインベルクのコンチェルトもすごい。師コーガンから曲と音楽性を受け継いだグルーベルトの爽快な演奏。


クリスチャン・テツラフ/バッハ無伴奏ヴァイオリン全曲
98 250 (2CD)\4000→¥3690

 間違いなく現役奏者の中でも際立った技術と音楽性を持つテツラフ。鋭敏な感性を持っているので、そういう意味ではもっととんがった演奏活動をしてもよさそうだが、案外中身はデリケートなのか最近はもっぱら親しい人たちとの室内楽活動を好んでいた。
 そんな彼がいきなりバッハ無伴奏。そう、10年ほど前にVIRGINから一度出しているから2度目である。
 あのときの演奏は若者らしい決然とした清潔な演奏だった。2003年のタングルウッド音楽祭での演奏も同じような演奏だったと聞くから、今回も極端なアプローチの違いというのはないかもしれない。ただ録音会場にノルウェー有数の石造りの教会を選んだりして、そうした雰囲気作りにはかなり執心しているようである。

98 250
(2CD)
\4000→¥3690
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  BWV.1001-1006(全曲)
クリスチャン・テツラフ(Vn)
古典やロマン派作品からベルク、リゲティなどの現代ものまでどちらにも強い、1966年ハンブルク生まれの俊英テツラフ。ソロだけにとどまらず、アンスネスやフォークトとのデュオや、AVIのアルバムなど妹のターニャらとの室内楽の活動にも積極的な彼だが、ヴァイオリニストなら幾度となく目指す高み、バッハの無伴奏に再び挑戦した。持ち前のシャープな音色と研ぎ澄まされた音楽。12年の歳月を隔てて格段の成長のあとを感じさせる。高評価を得た前回93年録音(Virgin)も教会(イギリス、ブリストル、ブランドン・ヒル聖ジョージ教会)でのロケーションだったが、このたび録音会場に選ばれたのはノルウェー有数の石造りの教会。音響特性にすぐれた空間独特の響きの豊かさもポイント。録音:2005年3月、6月ノルウェー、オストレ・トーテン、ホフ・チャーチ

<最近のテツラフ>


テツラフ/2つのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

ARTE NOVA
82876 769942
¥580
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op61
 ロマンス第1 番ト長調Op.40& 第2 番ヘ長調Op.50
クリスティアン・テツラフ(Vn)
デイヴィッド・ジンマン指揮
チューリヒ・トーンハレ管
[録音] 2006 年6 月、 チューリヒ・トーンハレ
 磨きぬかれた知的なアプローチ、深い情熱と完璧な技巧。ヴァイオリンの名手として近年、日本でも高い評価を得ているクリスティアン・テツラフをフィーチャーしたヴァイオリンとオーケストラの協奏的作品集。
 早くから「21 世紀を担う大器」と謳われ優れた現代感覚と大きな風格を備えたテツラフ。満を持した再録音。
QUADROMANIA
222109
(4CD)\1400
ベートーヴェン:協奏曲作品集
 ピアノ協奏曲全曲/ヴァイオリン協奏曲/三重協奏曲
マイケル・ロール
エリザベス・レオンスカヤ
ジャン・ジャック・カントロフ
クリスチャン・テツラフ
ギーレン
バーデン・バーデン
ハワード・シェリー
ロイヤル・フィル
ベートーヴェンの自筆草稿によるオリジナル譜(カデンツァなども特異)を使用。ギーレンとの相性もぴったり。録音年代不詳。そんな最近ではない。

テツラフ//ケント・ナガノ&ロシア・ナショナル管弦楽団
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
PENTATONE PTC 5186022  1SACD¥3000

PTC 5186022
(Hybrid SACD Multichannel)
チャイコフスキー:
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ニコライ・ルガンスキー(P)
ケント・ナガノ指揮
ロシア・ナショナル管
先日も誰かのチャイコフスキーのこの曲の演奏をべた褒めした覚えがあるが、この演奏もなかなかいい。いや、なかなかでなく、ものすごくいい。テツラフだと知らずに聴き始めて、「ほほう、こんなに歌心のある人が最近いたんだなあ。なんてたっぷり歌う人だろう」と感心しながらジャケットを見たらテツラフ。「いや、それは違うだろう。きっとルガンスキーが間違えてヴァイオリンを弾いてしまったに違いない」と思ったほど。なにせ、この演奏で彼への印象がガラッと変わってしまった。だから今度のバッハも案外ヒューマンで温かな演奏を聴かせてくれるかも、と思ったりしている。



プレガルディエン/マーラー:「子供の不思議な角笛」より
HAENSSLER 98 256 1CD\2300→¥2090

 プレガルディエンが好きである。
 昔は知的で学究肌みたいな印象であまり聴きたいと思わなかったのだが、ギターと合わせた地味ーなアルバムがあって、それがなんともすこぶる素敵なアルバムだった。
 まだ物心つかない子供時分、ひざに傷を作りながら野原で遊んでいたら、ふと気づくとスナフキンのようなお兄さんが木陰の切り株に座っていて、ふわっと優しく微笑みながら口ずさんでいる。そんな感じ。ぼーっと口をあけて1時間聴いてしまった。
 あれから10年以上たち、最近はスケールも表現力も豊かになり、切り株は満員のホールに変わってしまったかもしれないが、それでもあの万年青年のような優しく穏やかな歌いっぷりは変わらない。そんなプレガルディエンの新作はマーラー。ドラマ性よりもその美しさ、やわらかさ、清らかさを聴いてみたい。

98 256
\2300→¥2090
マーラー:
 「子供の不思議な角笛」より
  魚に説教するパドゥアの聖アントニウス /
  だれがこの歌を作ったのだろう /
  高い知性への賛歌 / ラインの伝説 / 少年鼓手 /
  トランペットが美しく鳴り響くところ / 死せる鼓手 / 原光
 「リュッケルトの詩による歌曲」
  私はこの世に忘れられ / 真夜中に
 「さすらう若人の歌」
クリストフ・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ギース(P)
フランクフルト歌劇場での豊富なコレペティ経験ののち、長年プレガルディエンの伴奏を務めるギースは1953年生まれ。表情豊かな素晴らしいピアノで歌を引き立てる。
録音:2006年3月14〜15、18〜19日ケルン・フンクハウス、KvBザール



<前作>
プレガルディエン/シューマン:リーダークライス
HAENSSLER 98 235 1CD¥2300→¥2090

98 235
¥2090
シューマン:リーダークライスop.39
ヴォルフ:アイヒェンドルフの詩による歌曲
 〔追悼の辞、見知らぬ土地で その1&2&6、帰還、夜、友人、
 音楽師、絶望した恋人、セレナード、兵士その2、郷愁〕
プレガルディエン(T)、
ミヒャエル・ギース(Pf)
 齢50歳を迎え、ますますその叙情性に磨きがかかっているプレガルディエン。
 若い頃からリリングとのバッハ演奏で活躍しており、知性と熟考に裏打ちされた歌唱はリート演奏にもうってつけ。今やドイツを代表するリート歌いとしておしもおされぬ存在となっている。
 今回はシューマンの名曲リーダークライス。曲の美しさはもちろん、ドイツ語の発音の美しさも際立っている。ヴォルフの作品も、リーダークライスの詩人と同じアイヒェンドルフの詩によるものを集めており、選曲も心憎いものばかり。 プレガルディエンのドイツ詩に対する深い理解がうかがわれる一枚となっている。


<ずーっと前の旧譜>

独SIGNUM
SIGX9500¥2400
愛と死の歌
 ブラームス:7つのドイツ民謡
 シュポア:7つの歌曲
 シューベルト:10の歌曲
クリストフ・プレガルディエン(T)
ティルマン・ホプシュトック(G)
さあ、10年たって、今も入るのか。





ハレ管自主制作最新盤
マーク・エルダー&ハレ管
コリン・マシューズの編曲ドビュッシー「前奏曲集」
HALLE CDHLL 7513 1CD\2000→¥1790

 ハレ管弦楽団の自主制作最新盤は、フランス印象派を代表するドビュッシーの作品集。
 しかしこのドビュッシー・アルバム、ありがちな管弦楽作品集で終わっていないところがエルダー&ハレ管の企画力の凄さ。
 まずは正攻法で、フランス印象派音楽の代名詞である「海」。ハレ管の醸し出す色彩感を存分に生かした演奏が聴ける。
 そしてそのカップリングが、なんとあの「冥王星」を書き上げたコリン・マシューズの編曲による「前奏曲集」。もちろん世界初録音。この「マシューズ版前奏曲集」は、ドビュッシーの前奏曲集の中からマシューズが12曲を選び、盟友エルダー&ハレ管のために管弦楽版へと編曲を施したものなのである。
 エルダー&ハレ管は2007年5月6日にマンチェスターのブリッジウォーター・ホールで「マシューズ版前奏曲集」の演奏を予定しており、イギリスでは既にマスコミの注目を集めているという。
 マシューズとエルダー&ハレ管の信頼度の高さは「冥王星」の大成功で実証済み。ハレ管自主制作シリーズ最大の話題盤となるか。

CDHLL 7513
\2000→¥1790
C・ドビュッシー:
 管弦楽のための3つの交響的素描《海》/
C・ドビュッシー(C・マシューズ編曲):
 《前奏曲集》より 霧、西風の見たもの、吟遊詩人、カノプスつぼ、
 音と香りは夕暮れの大気に漂う、ヴィーニョの門、
 枯葉、風変わりなラヴィーヌ将軍、パックの踊り、
 交代する3度、野をゆく風、亜麻色の髪の乙女
マーク・エルダー(指揮)、
ハレ管弦楽団



アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック音楽監督就任
リチャード・エガー/ヘンデル:6つの合奏協奏曲(全曲)
HMU 907415 1CD\2400→¥2190

 チェンバロ奏者として着実にキャリアを重ねているリチャード・エガーが、盟友アンドルー・マンゼの後を継いで、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの新音楽監督に就任した。
 マンゼの時代から切れ味のよいエッジの効いた演奏を聴かせてくれていたAAMだが、エガーの統率によって、切れ味にまろやかさがプラスされ、より気品に満ちた演奏となっている。カップリングの5声のソナタは、AAMの名手たちとエガーのチェンバロによるプチ協奏曲といったところ。丁々発止のアンサンブルでたのしませてくれる。

HMU 907415
\2400→¥2190
ヘンデル:
 6つの合奏協奏曲(全曲)op.3
 5声のソナタ 変ロ長調 HWV.288
リチャード・エガー指揮
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)
HMU 807415
(SACD Hybrid)
\2500


シュタイアー/モーツァルト新作!
HMC 901941 1CD¥2400→¥2190

 それまでももちろん名手であることはよくわかっていた。しかしあのシュタイアーがここまでやるとは思わなかった。まるで妖怪変化にとりつかれたような変身。HMから突如リリースされたモーツァルトの2枚は、天変地異のようにクラシック業界に激震を巻き起こした。そして現れた3枚目。今回もすごい。
 1曲目の「プレリュード」からシュタイアー大暴れ。聴くものの度肝をぬくような過激さ。
 当時「プレリュード」は元来、ピアニストの技量をひけらかすために即興で演奏されることが多かったもの。「私は即興ができない(わ)・・・」というピアニストの方々のために、即興演奏を譜面に書き起こしたものが当時の「プレリュード」だった。ここに録音されているプレリュードはまさにモーツァルトの天才即興ぶりが譜面に記されたもの。ほかでは聴けない奇跡的な演奏がここにある。
 さらに楽器がまたすごい!この録音で用いられたシュタイン製の「ヴィザヴィ」(1777年)という楽器は、巨大な長方形のケースの中に二つの鍵盤楽器が組み込まれ、二つの短辺には鍵盤が付けられ、2人の奏者が向き合って演奏できるよう設計されたもの。片側 が一段鍵盤のピアノ、反対側が二段または三段鍵盤のチェンバロになっているが、チェンバロ側の鍵盤の一つはピアノのためのもので、反対側にあるピアノ専用鍵盤と連動するというもの。同様の楽器は今回録音に用いられたものも含めて2台しか現存していない。シュタインのピアノ工房を、モーツァルトは1777年に訪れたことがあり、そのピアノを大層気に入った。しかし、高価であったために購入を断念、父への手紙にも、今まではシュペート製のピアノが一番好きだったが、シュタインのピアノを聴いて断然こちらの方がよいと思う、という記述がみられる。シュタイン製のこのゴージャスで鮮烈な音色、そして演奏者に対する反応の良さをモーツァルトはおそらく気に入ったのかもしれない。
 楽器もすごいし、楽曲も貴重、演奏はまさに奇跡的名演。なんともものすごい一枚。

HMC 901941
¥2190
モーツァルト:am Stein Vis-a vis(1777)
 (1)転調するプレリュード(ハ長調から変ロ長調へ)
   (Modulierendes Pradludium)KV 284a
 (2)ピアノ連弾ソナタ 変ロ長調 KV.358*
 (3)転調するプレリュード(ヘ長調からホ短調へ)
   Modulierendes Praeludium KV deest(ケッヘル番号なし)
 (4)カンデツァKV.624(626a)
 (5)パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」の
  「主に幸いあれ」による6つの変奏曲 ヘ長調 KV.398
 (6)前奏曲とフーガ ハ長調 KV.394 (383a)
 (7)ショルンスハイムとシュタイアーによる即興演奏[1’36”]*
 (8)ピアノ連弾ソナタ ニ長調 KV.381*
 (9)6つのドイツ舞曲KV.509(ピアノ連弾編曲版)*
アンドレアス・シュタイアー&*クリスティーネ・ショルンスハイム(ピアノフォルテ)
使用楽器:ヴィザヴィ(1777年シュタイン製)
※(1)は本来は4つの部分からなっているが、この録音では、それらのうちの一番長い部分(ハ長調から変ロ長調へ転調する部分が含まれるもの)のみ演奏されている。また、最終楽曲の6つの舞曲は、オケ版のものをショルンスハイムとシュタイアーが編曲したものを用いている。



シュタイアー衝撃的旧譜

HMC 901815
¥2300→¥2090
モーツァルト:ピアノ作品集
 組曲 ハ長調 K.399(385i)
 ジーグ(小さなジーグ) ト長調 K.574
 ソナタ第4 番 変ホ長調 K.282
 グルックの歌劇『メッカの巡礼』の
  「われら愚かな民の思うは」による10 の変奏曲 ト長調 K.455
 幻想曲 ハ短調 K.475
 ソナタ第14 番 ハ短調 K.457
アンドレアス・シュタイアー(Pf)
シュタイアーのムンディ、ソロ初登場アルバム。多忙なコンサート活動をあえて中断、休息期間を取って臨んだモーツァルト。まるで作曲家と潜在意識で通じ合ってるかのような、まさに鬼演。幻想曲やハ短調ソナタが物凄いのはもちろんのこと、組曲も天才の極み。音の間に間に雷に打たれたような戦慄が身体の中をかけぬける。レコ芸特選は当たり前、レコード・アカデミーも最終選考にまで残っていた2004年を代表する名盤。
2003年3月。
HMC 901856
¥2300→¥2090
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
 同第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
 同第12番 ヘ長調 K.332
アンドレアス・シュタイアー
 (Fp 1785年頃のウィーン、
 アントン・ワルター製フォルテピアノのコピー
   1986年、マルブルク、モニカ・メイ作製)
いまやノリにノッているピアニスト、アンドレアス・シュタイアーのモーツァルトのソナタ第2弾は、1780年代初頭の傑作ソナタ3曲。
ウィーン・アクションのフォルテピアノを自由自在に操って、知性たっぷりの遊び心で大胆かつ斬新な切込みをし、それがバシバシ楽しい刺激になってくる。演奏会で聞いたら夢中になって歓声を上げそうな演奏ばかり。しかしそれだけではない!トルコ行進曲でとんでもないことをやってくれている!彼の使用したフォルテピアノは別に打楽器ペダルがついているというわけではない。しかし!!このトルコ行進曲は前代未聞!聞けば誰もが口アングリ!「いいのそんなことして??」と唖然とするだろう。何が起こったかは聞いてのお楽しみ!!
録音:2004年3月




ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管
シューマン交響曲集完成
HMC 901972 1CD\2400→¥2190

 前作から実に10年。
 このまま完結することはないかと思われたヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管によるシューマン交響曲集。ここへきて突然完結!
 第1番の冒頭から高らかに鳴り響く管楽器は、ピリオド楽器だからこそ味わえる鮮烈さに満ちており、またたくまに聴く者をシューマンの世界に引きずり込む。第2楽章も、シューマンの叙情たっぷりな世界を、一音一音磨きあげられた玉のような音色で展開している。一音一音の息を呑むような美しさにここまで感動できるのは、やはりヘレヴェッヘ・マジックとしかいいようがない。
 第3番の冒頭も、比較的厚めの響きが強調されがちな演奏が多い中で、一音一音のまばゆいばかりの輝きとエネルギーがひときわ異彩を放っている。
 ピリオド楽器オーケストラの風雲児は未だ健在、まさに心踊る内容。

HMC 901972
\2400→¥2190
シューマン:
 交響曲第1番 変ロ長調「春」op.38
 交響曲第3番 変ホ長調「ライン」op.97
ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管



前作 第2番&第4番 1CD¥1200

HMA 1951848 シューマン:交響曲第2番,第4番 フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管
10年の間に前作はバジェット盤に。
シューマンの交響曲は強い叙情性と内面に渦巻くようなロマンティシズムが独特の魅力で、様々なアプローチがなされてきた。ヘレヴェッヘはバランスから表情付けにいたるまで伝統的な演奏とは一線を画した独自の冴えを見せている。またシューマンの時代のオーケストラを意識した小規模なオリジナル楽器のオーケストラを用い、ことに木管楽器群の瑞々しさは、これでこそシューマンのオーケストレーションが生きるように思われる。



アンドレアス・ショル、HMで活動再開
渾身のヘンデル
HMC 901957 1CD\2400→¥2190

 アンドレアス・ショルがハルモニア・ムンディで活動再開。再登場第1弾は渾身のヘンデル。
 やわらかさ、深さとハリのある強さを併せ持つ摩訶不思議な魅力的美声は健在、いやむしろますます磨きがかかって他の追随を許さないものとなっている。まるでオペラのように劇的かつ豪華な音作りの「麗しのアマリッリ」は、1708年頃に完成されたとされている。1994年に初めて出版されており、後に傑作オペラ「リナルド」や「フラーヴィオ」にも転用されることとなる2曲目のアリアをはじめ、どの曲も宝石のような輝きを放った名作。他にもヘンデルの最初期の頃のカンタータとされる「愛の神が見て」など、ショル・ファンのみならず全ての方に聴いていただきたい。
 バックは今をときめくアカデミア・ビザンチーナ。ショルの美しい声と比類なき技巧に触発されたのか、極めてハイテンションの演奏を繰り広げており、ヘンデル作品のもつ力強い描写、劇的な変化、アンサンブルの妙、すべてが極上の仕上がり。至福の時を味わうことができる。
 今後もショルはムンディ・レーベルで続々リリース予定、ますますの充実ぶりに目が離せない。

HMC 901957
\2400→¥2190
ヘンデル:
 麗しのアマリッリHMV82
 カンタータ「優しい時に」HWV135b
 カンタータ「愛の神が見て」HWV175
 トリオ・ソナタop.2-1ロ短調
 カンタータ「私の心は騒ぐ」HWV132c
アンドレアス・ショル(C-T)、
エレーヌ・ギユメット(S)
オッターヴィオ・ダントーネ(指&Cem)
アカデミア・ビザンチーナ
【ステファノ・モンタナーリ(Vn)、
フィオレンツァ・デ・ドナティス(Vn)、
マルチェッロ・ガッティ(フラウト・トラヴェルソ)、
マルコ・フレッツァート(Vc)、
ティツィアーノ・バニャーティ(アーチリュート、テオルボ)、
マルタ・グラツィオリーノ(Hrp)】



アラン・プラネス/ドビュッシー・シリーズ完結
HMC 901947/8 (2CD)\3600→¥3290

 先日も書いたが、先頃リリースされたプラネスのドビュッシーの「映像」。これが絶品だった。
 アクのない、透明繊細な美しい演奏。しかしその向こうにたくましい生命力のようなものを感じた。優等生タイプのどうしようもない堅物だと思ったら、実は体育館の裏でタバコ吸ってたみたいな(ちょっとかわいすぎるか)。知性の向こうにちょっぴり垣間見える野生的な部分。誰かが「プルーストとワイルドを融合させたような」と評価していたのが今になってわかるような気がした。
 その「映像」は第1作から10年経過してのリリースだったが、今回の完結編はあっという間に登場。残された小品をガンガン詰め込んだ感じもしないではないけれど、まあもともと節操も屈託もない雰囲気がドビュッシーのよさでもあり、ここはプラネスの類いまれなセンスを味わうにはもってこいのアルバムかもしれない。

HMC 901947/8
(2CD)
\3600→¥3290
ドビュッシー:
 忘れられた映像/ボヘミア舞曲/夢想
 マズルカ/ロマンティックなヴァルス/バラード/舞曲
 夜想曲/ピアノのために/版画/コンクール用小品
 ハイドンを讃えて/小さい黒人/レントより遅く
 6つの古代のエピグラフ(独奏版)/英雄的子守歌
 慈善団体「負傷兵の衣類」のための小品/エレジー
 燃える炭火に照らされた夕べ
 リア王の眠り(ロジェ=デュカス編曲)
アラン・プラネス (Pf)
いつも高い評判を受けているプラネスのドビュッシー・シリーズがついに完成。今回は「版画」など名作から、連弾曲「6つの古代のエピグラフ」のドビュッシー自身による独奏版や最近楽譜が出版された絶筆「燃える炭火に照らされた夕べ」といった珍品、さらに初期の美しい小品まで盛りだくさん。「燃える炭火に照らされた夕べ」はすでにいくつか録音もあるが、プラネス級の名手によるものは初めて。ようやく曲の真価を知ることができる。プラネスは今年の「ラ・フォル・ジュルネ」 出演のため久々に来日が予定されている。



プラネス、前作のドビュッシー

HMC 901893
\2400→¥2300
ドビュッシー:
 ベルガマスク組曲/2つのアラベスク/
 子供の領分/映像第1集/映像第2集
アラン・プラネス (1902年製ブリュートナー・ピアノ使用)
プラネスのドビュッシー・シリーズはピアノの選択にこだわりを見せているが、今回は1902年製のドイツの名器ブリュートナー、幻の逸品を用いている。このピアノは高音部に4本目の共鳴弦(ピアノは通常3弦)が張ってあることで、豊かな倍音の響きが出るまさにドビュッシー向きの楽器。「映像」の諸曲や「月の光」など、ピアノとは思えぬ色彩感に驚かされる。絶品なのは「雪が踊っている」で、ヴェールに包まれたような幻想の世界が広がる。こんな不思議な音世界はミケランジェりでさえ創りえなかった。ドビュッシー・ファンも、目から鱗が落ちること間違いなしのアルバム。



シュッツ最晩年のモテット集
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮/コンチェルト・パラティーノ&コレギウム・ヴォカーレ
HMC 901895 (2CD)\4200→¥3890

 演奏するものを選び、聴くものを選ぶというシュッツ。
 だからシュッツのブームというのはこれまでもなかったし、これからもないだろう。
 かくいう店主も、普段の素行の悪さからきっと選ばれないに違いないと思ってシュッツにはなかなか近寄れない。
 今回のアルバムは、そんな人間脱落者には聴くことはおろか手に触れることも許されないようなもの。70歳を超えたシュッツが自分の死を意識し、演奏されることを念頭におかずに作り上げた最晩年のモテット集。
 シュッツは自分の仕事の集大成として、詩篇の内で最も長い、詩篇119(176の節をもつ)に曲をつけるという作業を始めた。シュッツのこの最期の作品は、二つの合唱のための11のモテットであると考えられ、現在の13のモテットとしての曲集のかたちに再構成され、演奏されるようになったのは1990年になってからのことだという。

 聴いてみますか?

HMC 901895
(2CD)
\4200→¥3890
シュッツ(1585-1672):Opus ultimum〜白鳥の歌(13のモテット)
【CD1】
 いかに幸いなことでしょうSWV.482
 あなたのしもべのためにお計らい下さいSWV.483
 主よ、あなたのおきてに従う道を示して下さいSWV.484
 あなたのしもべへの御言葉を思い起こして下さいSWV.485
 あなたはしもべに善きことをなさいます、主よSWV.486
 私の魂はあなたの救いを乞い求めSWV.487
 私はあなたの律法をどれほど愛していることでしょう!SWV.488
【CD2】
 移り気な心の者を私は憎みSWV.489
 あなたのあかしは驚くべきものですSWV.490
 心を尽くして呼び求めますSWV.491
 地位ある人々が理由もなく迫害しますがSWV.492
 全地よ、主に向かって喜びの叫びを上げよSWV.493〔詩篇第100〕
 私の魂は主をあがめSWV.494(1671)[2cho,器楽]〔ドイツ語マニフィカト〕
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コンチェルト・パラティーノ,
コレギウム・ヴォカーレ
( コーラスI 【ソプラノ】
ドロテー・ミールズ、ルート・ファン・デ・ヴェルデ、ドミニク・フェアキンデレン
【アルト】
マチュー・ホワイト、セシル・ピロルジェル、アレクサンダー・シュナイダー
【テノール】
アンドレアス・ヴェラー、マルコルム・ベンネット、マルクス・シュック
【バス】ペーター・コーイ、ロベルト・ファン・デル・ヴィンネ、フリッツ・ヴァンフレ
コーラスII 【ソプラノ】
セシル・ケンペナース、エドヴィゲ・カルドエン、マリア・ケプケ
【アルト】アレックス・ポッター、マルチン・ファン・デア・ツァイスト、
ウヴェ・ツィボッラ=シュレーダー
【テノール】
フリーデマン・ビュットナー、ゲルハルト・ヘルツル、ホセ・ピザッロ
【バス】
おがさわらよしたか、ピーター・ケーネ、バルト・ファンデヴェーゲ)


マリア・クリスティーナ・キール(S)
聖週間のための哀歌
HMC 901952 1CD\2400→¥2190

 キールによる最高純度の結晶のような歌声。受難を前にしたキリストを悼む哀歌が、澄み切った空気の中に響く。器楽のみの楽曲も、リュートをつまびく音一つ一つが真珠の涙の粒のような美しさ。
 至高の慰めがここにある。キリスト教では、枝の主日(キリストが、十字架につけられる前にロバに乗ってエルサレムに入城した日。人々は棕櫚の枝を掲げてイエスを迎えたことから「枝の主日」と呼ばれる)から、復活の主日までを聖週間という。この期間の夕刻からロウソクの火が消えて教会が暗闇と化す時まで朗唱された音楽が、「ルソン・ド・テネブル」の原型。声楽の場合、エレミアの哀歌の聖句が、歌詞の大部分を占める。ルネッサンス時代にこのジャンルは誕生し、ルイ14世下のフランスで発展を遂げた。イタリアでは、17世紀の前半にこのジャンルは流行し、ボローニャにある音楽博物館には、当時ローマで活躍していたあらゆる音楽家たちによる哀歌の23種類の曲集の譜が残されている。
 マリア・クリスティーナ・キールとコンチェルト・ソアーヴェが、これらの資料から、聖週間のための哀歌を再構築したもの。歌詞にも現れるdolor(悲しみ)、lamentatio(哀れみ)とい った言葉を、他に類を見ない純度の高い美しい結晶にして蘇らせ、聴く者の心に溶け入るように聴かせる。

HMC 901952
\2400→¥2190
聖週間のための哀歌〜Lamentations for Tenebrae
[聖水曜日]
 カリッシミ(1605-1674):エレミアの哀歌、ここに始まる
 カリッシミ:「おとめシオンより、栄光はことごとく去り」
 ロッシ(c.1601-1656):トッカータ・クヮルタ
 フレスコバルディ(1583-1643):「敵はその手を下し」
 パレストリーナ(c.1525-1594):「主よ、救いたまえ」
[聖木曜日]
 作曲者不明:エレミアの哀歌
 作曲者不明:彼らが傷ついた者のように
 カプスベルガー(c.1580-1651):トッカータ・クィント
[聖金曜日]
 作曲者不明:エレミアの哀歌
 作曲者不明:トッカータ・アルペッジャータ
 マルコレッリ(c.1615-c.1675):なにゆえ黄金は光を失い
 作曲者不明:預言者エレミアの祈り
マリア・クリスティーナ・キール(S)
ジャン=マルク・エメ(指、Org.)
コンチェルト・ソアーヴェ




≪キールの主要な旧譜≫

 これだけの人が日本ではまだそれほど認知されていないということがなんとも信じられない。
 初めて彼女の歌声に接した人は、その清楚で伸びやかで透明な歌声に心しびれる思いがするに違いない。
 キールはアルゼンチンで生まれ、早いうちからヨーロッパでバロックの声楽曲を習うためにルネ・ヤーコプスに師事した。その後たちまち頭角をあらわし、サヴァール、ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、レオンハルト、アーノンクールたち、まさにそうそうたる巨匠たちと共演、HMのいくつかのアルバムにも参加するようになる。
 世界的に注目を集めるようになったのは、8年前に録音されたカルダーラによるオラトリオ「キリストの足下のマッダレーナ」。日本を含め世界各地で絶賛を受けたこのアルバム。ヤーコプスの棒はもちろんだが、彼以上に、イエスに帰依して天上に導かれるマリア・マグダレーナの難役を、美しく立派に歌い上げたキールに賛辞の声が集まった。まさにヤーコプスの「秘蔵っ子」といわれたキールの本格的なデビュ−だったといっていい。
 そんな彼女が初めてソロ・アルバムを出して、さらにその素晴らしさを見せつけてくれたのが今から3年前。ジャケットの中の、ゆったりと椅子にもたれかかかり穏やかに微笑むその美しい彼女の容姿を見たとき、人は彼女の名前であり、彼女の得意のレパートリーであるところの「聖母マリア」を思い浮かべるだろう・・・。そして得心する、そうか、これがあのカルダーラのオラトリオでマリアを歌っていた人なんだ・・・。

HMC 901698
\2400→¥2190

マグダラのマリアの歌
 アニェレッティ:グローリア
 ルイジ・ロッシ:マグダラのマリアの嘆き
 フレスコバルディ:
  どちらに消え去ったのだろう、
  ハープによるトッカータとカンツォーナ、
  十字架の下に悲しめるマグダラのマリア
 ミケランジェロ・ロッシ:
  チェンバロのためのトッカータ第7番
 グラツィアーニ:モテット「主は我が光」
 マッツォッキ:それでは主よあなたはどこに、
         マグダラのマリアは再び泣いた、
         キリストの死についての考え
 ベルナベイ:ああ私はみすぼらしく不幸だ
 フェルラーリ:これらの鋭いとげは
マリア・クリスティーナ・キール(S)
ジャン=マルク・エーメ指揮
コンチェルト・ソアーヴェ
深く美しい声のキールが心をこめて歌い上げるマグダラのマリアに関係する歌の数々。コンチェルト・ソアーヴェはキールがエーメと共同設立した初期イタリア・バロック作品を専門に演奏する団体。

HMC901680
\2400→¥2190
モンテヴェルディ:聖母マリアの涙
  〜独唱のためのモテット集
マリア・クリスティーナ・キール(So)
ジャン=マルク・エーメ指揮
コンチェルト・ソアーヴェ
ヤーコプスの秘蔵っ子といわれるキール嬢の初ソロ・アルバム。モンテヴェルディの情熱的とさえ言える宗教アリアをのびやかに歌う。その知的で清楚な歌声は、ジャケットで優しく優雅に微笑む美しい彼女の容貌そのもの。技術的にも超A級の難曲を、これまでのバロック歌手にはないしなやかさで歌いきるそのスマートさには感服。
HMC 901544
(2CD)
\4800→¥4490
バッハ:世俗カンタータ集
 カンタータ「急げ、渦巻く風ども」BWV201,
 同「破れ、砕け、壊せ」BWV205,
 同:「我ら心を配り、しかと見守らん」BWV213
マリア・クリスティーナ・キール(S)
アンドレアス・ショル(C−T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
ジェイムス・テイラー(T)
ルネ・ヤーコプス指揮
ベルリン古楽アカデミー
RIAS室内合唱団
バッハのカンタータは熱心なファンがいる一方、厳格なイメージに「ちょっと…」という方も少なくないもの。しかしこのディスクを聞けば認識一変!!「急げ、渦巻く風ども」のなんと迫力満点なこと!オーケストラも歌手もライブ感覚で、ほとんどオペラ。バッハ嫌いの方にも推薦のバッハ。キールとショル、プレガルディエン、テイラーとソリストの魅力が全開。

HMC 901725
\2400→¥2190
A・スカルラッティ:カンタータ集
 (美しき花々の母,オルフェオはそれを知って,
  愛する胸に飛び込んで)
マリア・クリスティーナ・キール(S)
ジャン=マルク・エメ指揮
コンチェルト・ソアヴェ
イタリア・バロックの、いわゆる“ナポリ派”といわれる作曲家の中で最も重要な人物がアレッサンドロ・スカルラッティ。彼のオペラはまだまだ復興とはいっていないが、カンタータは録音が続々現れて再評価されている。この録音ではキールの澄み切った声が実に魅力的で、一時代を支配したこの大作曲家の偉大さを実感できるものとなっている。
HMC 905221
(2CD)
\4800→¥4390
カルダーラ:
 オラトリオ「キリストの足下のマッダレーナ」
マリア・クリスティー・キール(マグダラのマリア)
ローザ・ドミンゲス(マルタ)
ベルナルダ・フィンク(地上の愛)
アンドレアス・ショル(天上の愛) 他
ルネ・ヤーコプス指揮
バーゼル・スコラ・カントルム
17世紀後半のイタリアの重要な作曲家の一人、アントニオ・カルダーラの傑作オラトリオ「キリストの足下のマッダレーナ」。キールが世界的に注目を浴びるようになった大作である。
HMC 901774
\2400→¥2190
ディンディア:「マドリガルとカンツォネッタ集」
  「我が愛しきシターン」、「やわらげ、わが涙」、
  「独りぼっちのある日」、
  「私の厚かましい口付け、その口づけをあなたは咎める」、
  「ああ、フィリ、お前に口づけしたいけど」
  「さあ、シターンを取り上げ」、「私のアウローラ」、
  「お聞きなさい、小夜鳴き鳥が」(第1部)
  「彼は少しつぶやくと、突然、歌い出した」(第2部)、ほか
 トラバーチ:ガリアルダ、「ルッジェーロ」の旋律によるパルティータ、
       「ルッジェーロ」の旋律による半音階的パルティータ第6番
 マイオーネ:半音階的奏法が可能な鍵盤楽器によるトッカータ第5番
 マック:ストラヴァガンツァ第2番
マリア・クリスティーナ・キール(S) 
ジャン=マルク・エメ(指)
コンチェルト・ソアーヴェ
 ディンディアは、ジェズアルドの流れを汲む重唱マドリガーレでも有名。独唱マドリガーレ、有節アリアなど、モノディーの初期レパートリーに見られる総ての曲種を作曲しており、大胆な旋律線を作り出すと同時に、和声進行において、楽曲構成を緻密に計算し、終止形を極力控えるというモンテヴェルディ流の書法を用いて、最初期のモノディーが陥りがちだった単調さを克服。モノディー様式の発展に寄与した。
シチリアのパレルモに生まれ、イタリア全土で活躍したディンディアは、ヴェネツィア楽派とローマ楽派の両方から多くを学び、モンテヴェルディ、ジェズアルド、マレンツィオ、ヴェルトの様式を効果的に取り入れ昇華した。その彼の作風は、ポリフォニーに精通する高い職人的技量によって裏打ちされた叙情的表現力に、その大きな特徴がある。
 なお、3曲収録された2声のためのディンディアの作品では、当時もよく演奏されたパターンである、器楽版を使ったり、もう1つの声部をヴァイオリンもしくはヴィオラ・ダ・ガンバで演奏しており、他の声に邪魔されず、彼女の声を味わえるように録音されている。

PHILIPS TRIOシリーズ
473 2632
(3CD)
¥2600
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244 マリア・クリスティナ・キール(S)
クラウディア・シューベルト(A)
ニコ・ファン・デル・メール
イアン・ボストリッジ(T)
ペーター・コーイ(Bs) 他
聖パーヴォ教会少年合唱団
オランダ室内合唱団
ブリュッヘン指揮/18世紀オーケストラ
ブリュッヘンが「ヨハネ」に続いて世に問うたバッハの受難曲録音。「ソプラノのアリア「愛ゆえに」の声と木管の絡みの美しさには息を呑まずに入られない。キールの極力ヴィヴラートを抑えたソプラノの清澄な声は、至上の世界を夢見させてくれる(畑中良輔氏)」と、キールはここでも全出演者の中で際立っていた。



仏ハルモニア・ムンディカタログ付き特価CD
限定盤 1CD¥1490

 おなじみ仏ハルモニア・ムンディカタログ付きCD。過去の名盤に美麗なカタログをつけて廉価で贈るサービス企画。今回は2タイトル。
 ひとつは名盤中の名盤、ヘレヴェッヘの「真夏の夜の夢」。1994年の録音のこの名盤、リリースされてからもう12年も経つ。かれこれ干支も一巡りしているとは驚き。「ピリオド・オーケストラ」の風雲児的存在であったヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管の意気軒昂ぶり、意気揚々とした管楽器の音色はかくも美しく衝撃的なものであったかと驚かされる。ピオーの若き歌声にも興味津々、この名盤のカタログ付再登場に心躍る。
 そしてもうひとつはマンゼのジェミニアーニ。2000年に発売されたこのディスク、もともとは2枚組でHMU 907261という品番のもの。今回はdisc2のみをピックアップしたかたちとなっている。しかしそれにしても6曲目の「ラ・フォリア」の編曲はいつ聴いても実に新鮮、切れ味抜群。とにかくムチャクチャかっこいい。マンゼの代表的録音と言ってもよく、昨年ブリュッセルで聴いたときもしっかり取り上げていた。かつて「マンゼ・サンプラー」というのが出たときもやっぱりラストはこの録音をもってきていて、店主もその1曲でマンゼに心酔してしまった。リリースからはや7年たった今もなお根強い人気のこの1枚、万が一お持ちでいらっしゃらない方は是非これでお試しを!

HMX 2901502
\1490
メンデルスゾーン:
 (1)付随音楽「真夏の夜の夢」全曲
 (2)序曲「フィンガルの洞窟」
サンドリーヌ・ピオー、
デルフィーネ・コロー(S)
ヘレヴェッヘ指揮
シャンゼリゼ管弦楽団
シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ

HMX 2907262
\1490
ジェミニアーニ:コレッリのソナタOp.5の編曲による合奏協奏曲集より
 (1)第7番 ニ短調 (2)第8番 ホ短調 (3)第9番 イ長調
 (4)第10番 ヘ長調 (5)第11番 ホ長調
 (6)第12番 ニ短調(「ラ・フォリア」)
 (7)6つのチェロ・ソナタOp.5より第2曲ニ短調
アンドルー・マンゼ(Vn、指)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)
(1)(7)デヴィッド・ワトキン(Vc)
(7)リチャード・エガー(Cemb)、
アリソン・マクギリヴレイ(Vc)



優雅なひと時
ランツェッティ:チェロのための6つのチェロ曲集
HUNGAROTON HCD 32422 1CD¥2300→¥2090

 ナポリに生まれトリノで没したサルヴァトーレ・ランツェッティ(1710-1780)は、ボッケリーニの一世代前にあたり、先駆けて初めてチェロの黄金時代を築いたヴィルトゥオーゾで作曲家。生地の音楽院で学び、1723年以前はルッカの宮廷音楽家を務め、1727年以降はおそらく亡くなるまでの間ずっと、トリノでサルデーニャ王室に仕えた。そのかたわらシチリア、パリ、フランクフルトと幅広く演奏旅行を行なっている。バーニーら当時の著名な音楽評論家たちもその演奏を絶賛し、作曲家として36以上のチェロ・ソナタ、チェロを伴う室内楽を残している。
 ここに収められたソナタは、超絶技巧よりはむしろタイトルが示すとおり、ロココ調の軽快さと優雅さを狙った内容といえる。バロック・古典派の優雅で粋な弦楽合奏がお好みの方にはきっと気に入っていただけるのでは・・・。

 サヴァール、ミンコフスキほかのバロック・オケでソリストを務めるマーテーは1965年生まれ。自らはコンチェ ルト・アルモニコ、トリオ・クリストフォリ、トマジーニ・カルテットの設立メンバーでもあり、古楽アンサンブル、アウラ・ムジカーレの芸術監督として活動を続ける第一人者。

HCD 32422
¥2090
ランツェッティ:
 チェロのための気楽で優雅な趣味による6つの独奏曲(ソナタ)集[全曲]
  ソナタ第5番ニ長調 / ソナタ第1番ト長調 /
  ソナタ第2番イ短調 / ソナタ第3番ヘ長調 /
  ソナタ第4番ハ長調 / ソナタ第6番ホ短調
バラージ・マーテー(バロック・チェロ)
デーネシュ・カラッソン(バロック・チェロ)
イゴル・ダヴィドヴィチ(バロック・ギター、テオルボ、アーチ・リュート)
ジェレミー・ヨゼフ(チェンバロ、オルガン)
録音:2005年9月7-9、12-13日トルダシュ、ルター派教会


<コチシュ&ハンガリー国立管 バルトーク第2弾>
HUNGAROTON HSACD 32502
(SACD HYBRID)¥2500→¥2290

 オケコン(HSACD.32187)に続く、コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトーク・シリーズ第2弾は、「かかし王子」全曲とコッシュート。このたびもSACDハイブリッド仕様によるリリースとなります。
 「コッシュート」は、バルトークが1903年に音楽院の課程を終えたばかり、当時ブダペストに支配的なムードであった愛国的な熱狂ムードに興奮して、ハンガリー固有の民俗色への傾倒をはっきりと強めつつある時期に書かれた作品。内容的には「民族の年」1848年に決起したハンガリーの英雄を扱ったもので、R.シュトラウスの「ツァラトゥストラ」を聴き衝撃と影響を受けたと自ら認めるように、オーケストレーションとアイデアはシュトラウス、メロディとハーモニーはリストにつづく作風に特徴があります。
 オペラ「青ひげ公の城」の脚本と同じくベラ・バラージュが“ほかならぬバルトークのために”書き下ろしたバレエ「かかし王子」。こちらはストラヴィンスキーの影響が濃厚で、全体がグロテスクで原始的、ときに幻想的な雰囲気に包まれていますが、「青ひげ公」で見落としたことがきっかけとなって「かかし王子」は生まれたともいわれ、いっそう意欲的な試みが盛り込まれています。 ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」もそうですが、組曲よりもオリジナル全曲版のほうが作品の面白さをじっくり味わうことができるといえるでしょう。
 コチシュの明晰な指揮とともに、「チェコ・フィルのドヴォルザーク」、「ヘルシンキ・フィルのシベリウス」と並んで、このオケがバルトーク演奏に傾ける情熱と説得力はやはり特別のものがあり、ささくれ立った響きが見事にマッチしています。

HUNGAROTON
HSACD 32502
(SACD HYBRID)
¥2500→¥2290
バルトーク:
 交響詩「コッシュート」BB 31
 バレエ「かかし王子」全曲Op.13 BB 74, Sz.60
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立フィルハーモニックO.




アムラン最新作/ハイドン:ピアノ・ソナタ集
HYPERION CDA 67554 (2CD)¥2300→¥2090

昨年はブラームスのピアノ協奏曲第2 番(CDA 67550)や同じくブラームスのピアノ四重奏曲集(CDA 67471/2)、そして初のDVDVideoとなった「イッツ・オール・アバウト・ザ・ミュージック」(DVDA68000)を世に送り出し、聴衆の度肝を抜いた世界最強の“ スーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト” マルク=アンドレ・アムラン。否応なしに期待の高まる2007 年のリリース第1 弾は、なんとハイドン!!!
ウィーン古典派の中心的な役割を担うなど「交響曲の父」や「弦楽四重奏曲の父」とも称される大作曲家ハイドンのピアノ・ソナタは、まさに古典派音楽の集大成。ハイドンのピアノ・ソナタは全部で62曲という膨大な数に及ぶため、1 部の有名曲を除いて学習用として用いられることも多いが、マエストロ・アムランの手によってその秘められた輝きと魅力が完全に解き放たれている。
アムランは62 曲のピアノ・ソナタの中から中期〜後期にかけて作曲された10 曲を厳選。作品の本質を徹底的に研究してレコーディングに臨むなど、今回のハイドン・アルバムへの並々ならぬ意気込みが窺い知れる。キャリアの初期から驚異的な技巧を必要とする作品を数多くリリースしてきたアムランだが、古典派から現代曲までを弾きこなすレパートリーの広さと演奏の素晴らしさは絶賛を博したブラームスやコンサートでのパフォーマンスで既に証明済。
アムラン・ファン、ピアノ・ファンが渇望してきたアムランの古典派作品の演奏が遂に日の目を見る!話題沸騰間違いなしの大注目作!!

HYPERION
CDA 67554
(2CD / 1 枚価格)
¥2300→¥2090
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
 第50番/第40番 /第46番 /第41番 /第52番/
 第23番 /第43番 /第24番 /第32番/第37番
マルク=アンドレ・アムラン(P)


ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第42集
 アイヴィン・アルネス&シンディング:ピアノ協奏曲
HYPERION CDA 67555 1CD¥2300→¥2090

 ハイペリオンの大人気シリーズであるロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCシリーズ)も遂に第42集に到達。その名の通り知られざるロマンにあふれるピアノ協奏曲を次々と世に送り出すなど絶大な人気を誇るこのシリーズ。膨大なカタログ数を誇りながらも意外や意外、不思議とこれまで北欧の作品がラインナップされていなかったのだが、遂にノルウェーの作品集が登場!
 初の北欧作品集に選ばれたのは共にノルウェー・ロマン派を代表する作曲家であるシンディングとアルネス。シンプルで美し旋律を持った歌曲を多数残したことで知られているアルネス唯一のピアノ協奏曲は、今回が世界初録音となる貴重な音源。そしてグリーグに次ぐノルウェーを代表する名匠シンディングのピアノ協奏曲は、後期ロマン派のドイツ音楽の影響を色濃く受けた作品でありノルウェーの抒情との融合が素晴らしい傑作。シンディングのピアノ協奏曲は、NKFレーベルからグナルダールの演奏による録音がリリースさ れていたが今回のリリースはファン待望の最新録音となる。
 注目のピアニストは、ヒューイットやアムランを筆頭に世界トップクラスのピアニストが顔を揃えるハイペリオンの中でも当代随一の知性派ピアニストとして数々の名演を生み出してきたピアーズ・レーン。共演にはダラス響を鍛え上げたリットンが音楽監督兼主席指揮者を務めるノルウェーのベルゲン・フィルが参戦するなど期待度満点。

CDA 67555 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第42集
 アイヴィン・アルネス(1872−1932):
  ピアノ協奏曲ニ長調Op.27(世界初録音)/
 クリスティアン・シンディング(1856−1941):ピアノ協奏曲変ニ長調Op.6
ピアーズ・レーン(P)、
アンドルー・リットン(指揮)、
ベルゲン・フィルハーモニック管



アンジェラ・ヒューイット
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2
HYPERION CDA 67605 1CD\2300→¥2090

 当代最高のバッハ弾きとしての評価をさらに凌駕する活躍を続ける鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイットによるベートーヴェンのソナタ集第2巻。
 昨年10月の来日公演曲目の「熱情」を収録した第1集は、ヒューイットの類稀なる音楽性とイタリアの銘器ファツィオーリの豊かな響きが余すことなく発揮された名演として日本のみならず世界各国から絶大な評価を受けている。そんな第1集の「熱情」に続く今回のメイン・プログラムは、同じくベートーヴェンの3大ソナタの1つとして数えられる名作「悲愴」。ベートーヴェン自らの未来への不安や苦悩といった揺れ動く感情を、ヒューイットがピアノという最大の理解者を用いて聴き手へと伝えてくれる。ちなみに第2楽章「アダージョ・カンタービレ」は昨年の来日公演でアンコールとして演奏され、ホール全体を包み込むような優しく美しい旋律が全ての聴衆の心に深く大きな感動を与えた。 

CDA 67605
\2300→¥2090
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2
 ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28《田園》/
 同第8番ハ短調Op.13《悲愴》/同第3番ハ長調Op.2-3
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
SACDA 67605
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990

<第1弾>

CDA 67518
\2300→¥2090
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.1
 ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3/
 同第4番変ホ長調Op.7/
 同第23番ヘ短調Op.57《熱情》
アンジェラ・ヒューイット(P)
SACDA 67518
(SACD Hybrid)
\3200→¥2990



イッサーリス/バッハ:無伴奏チェロ全曲
HYPEIRON CDA 67541/2
(2CD)¥4600→¥4190

 そうか、イッサーリスはまだ「無伴奏」を録音していなかった。
 一時期の火が出るような大活躍の時期を超え、今はなんとなく達観した面持ちで1年に1枚あるかないかのペースでしか新録音を出してくれない。
 そんなイッサーリスが何を悟ったか、突然のバッハ無伴奏全曲リリース。
 聞いた話では2005/2006年にはヨーロッパでリサイタルもやっていたというから、本人にしてみれば全然突然ではないのだろうが、心の準備ができていなかった一般CDファンにはかなり驚きである。
 いまさらだが、イッサーリスは現代の金属(スチール)弦ではなく、昔ながらの羊腸(ガット)弦を張って弾く。モダン楽器でもなくピリオド楽器でもない。ズドズドドドズズズというような感じのひくーい音から、クキキュイーンというようなたかーい音まで、無理なく、そして熱くこちらの心に響く。チェロの音色が本来そうであるべきだったように、まるで人間の声のように。
 そんな彼のチェロによるバッハの無伴奏。案外今年最高の贈り物になるかもしれない。

CDA 67541/2
(2CD)
¥4190
J・S・バッハ:
 無伴奏チェロ組曲BWV.1007〜1012(全曲)、
 無伴奏チェロ組曲第1番より
  プレリュード(アンナ・マグダレーナの筆写譜による)、
 同(ヨハン・ペーター・ケルナーの筆写譜による)、
 同(ヨハン・クリストフ・ヴェストファル・コレクションの筆写譜による)/
 カタルーニャ民謡(サリー・ビーミッシュ編曲):鳥の歌
スティーヴン・イッサーリス(Vc)
「ミスター・ガット弦」名手イッサーリス、初のバッハ無伴奏!2005年にリリースされたブラームス以来となる「ミスター・ガット弦」イッサーリスの最新作は、遂にバッハの無伴奏チェロ組曲全曲が登場!!!多種多様なレパートリーで数多くのコンサートやレコーディングを行ってきたイッサーリスにとっても「バッハは究極の存在」だと言う。そんなイッサーリスにとって初となる今回の全曲録音。それはバッハの無伴奏組曲という偉大なる作品と対峙する覚悟、そして決して衰えることのない音楽への情熱が実現させた真の芸術と言えるだろう。響きや音色を重視してスチール弦ではなくガット弦を用い続けているため「ミスター・ガット弦」との異名を持つイッサーリス。単純なモダン楽器の演奏でもなく、ピリオド楽器の演奏でもない新たなバッハの無伴奏チェロ組曲がここに姿を現すこととなる。


<イッサーリス旧譜>

 最近のイッサーリスのアルバム。まさに悠々自適。ブラームスが2005年、「子供の」が2006年。・・・そういうペースである。

BIS 1562
1CD¥2300→¥2090
こどものチェロ
初歩用;
 ルートヴィヒ・レベル:東洋の子守歌/
 シャイラ・ネルソン:完全ガイキチ/
 アルフレッド・アーンショウ:タランテラ/
 ヨアヒム・ストゥチェフスキー:キンネレスとさすらい人の歌
中級用;
 アダム・カース:楽しいダンス/
 フランシス・パーセル・ウォーレン:秋の日曜の晩、子守歌/
 ジョン・グレーヴス:主教宮殿の堀を泳ぐ白鳥たち/
 ウィリアム・ヘンリー・スカイアー:田舎舞曲/
 ボッケリーニ:メヌエット/ゲイヴィン・ブライヤーズ:ミリアムと川辺で/
 アーノルド・トロウェル:ガヴォット/
 シベリウス:ルル・ワルツ/
 ジョージ・ダイスン:メロディ/フランク・ブリッジ:春の歌/
 エイミー・ビーチ:子守歌/
 ガブリエル・マリー:金婚式/
 ゲオルク・ゴルターマン:信仰
少年チェリスト;
 プーランク:セレナード/
 ジョゼフ・タビー:セレナード/
 フォーレ:子守歌/
 ポッパー:ガヴォット/
 メンデルスゾーン:無言歌/
 カサド:愛の言葉
ガブリエルの領分;
 ハワード・ブレイク:大天使の子守歌/
 オリ・ムストネン:睡蓮の上で踊るカエルたち/
 スティーヴン・ハフ:天使の歌、天使の踊り/
 スティーヴン・イッサーリス:お化け屋敷
スティーヴン・イッサーリス (Vc)、
スティーヴン・ハフ(Pf)
 人気・実力ともにチェロ界屈指のスティーヴン・イッサーリスがBIS初登場。それも名手ハフとの共演。
 こんな強豪が二人で組んでお贈りするのは・・・・・んん??「子供のためのチェロ曲集」??
 なんじゃそりゃ。
 ボッケリーニの「メヌエット」やマリーの「金婚式」など、なつかしの名曲集?
 いやいや、この二人がそれだけで終わるはずがない。しかもレーベルがBIS。いろいろ企画が用意されているはず。イッサーリスの愛息ガブリエルのためにムストネンやハフ、そしてイッサーリス自身が作曲した小品が収録されているあたりが怪しい。とくにイッサーリスの朗読付の「お化け屋敷」は超・怪しい。
 「子供のための」、といいながらそうとう質の高い個性的なチェロ小品集になっていると見た。

 はい、実際ひじょーに個性的でおもしろかったです。
CDA 67529
1CD¥2300→¥2090
ブラームス・チェロ・ソナタ集
 ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、同第2番へ長調Op.99
 ドヴォルザーク:森の静けさOp.68-5、ロンド ト短調Op.94
 スーク:バラード ニ短調Op.3-1、セレナード イ長調Op.3-2
スティーヴン・イッサーリス(Vc)
スティーヴン・ハフ(P)
 21歳という若き日のイッサーリスがデビュー・レコーディングとして録音を行い、Hyperion初期のベストセラーとなったブラームスのチェロ・ソナタ集(CDA 66159/廃盤)。いまでも復活が強く望まれていたイッサーリスのブラームスだが、長き沈黙を破り、なんと今回新録音での登場!
 さらに今回はブラームスに加えてドヴォルザーク、スークの小品もカップリング。絶賛を受けた旧録音の存在があるだけに、イッサーリス自身が並々ならぬ決意と意欲、そして覚悟を持って今回の録音に臨んだことは想像に難くない。また、ブックレットにはイッサーリス自身のブラームスのチェロ・ソナタへの想いなどが綴られているという。
 ピアノ伴奏はラフマニノフのチェロ・ソナタで抜群のコンビネーションを聴かせてくれた盟友スティーヴン・ハフ。



ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

※ご確認事項※
掲載情報は公開時のもののため、時間の経過により入手不能となる場合がございます。
また、価格が変更となっている場合には、ご注文後にご連絡のうえ、ご了承いただいた時点でご注文確定となります。
なお、入手不能の場合にはご注文を承ることができませんのでご了承ください。


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2006 ARIA−CD.All rights reserved.