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第37号新録音新譜(6)
2007年3月〜6月リリース予定


ALBANY 1CD¥2200

TROY 869 「愛の詩〜デーヴィッド・チャイトキン(1938-)作品集」
 (1)愛の詩、(2)即興曲/3つの舞曲、(3)ラプソディ
(1)クリスティーン・シャーデベルグ(S)、
クリストファー・オールドファザー(P)、
アンジェラ・フート(P)、
マーゴ・ガレット(P)、
(2)リチャード・ベッカー(P)、
(3)ナサニエル・チャイトキン(Vc)、
マリー=フランス・ルフェーヴル(P)
チャイトキンはニューヨークで生まれ、ポモラ大学とカリフォルニア大学で学び、ダラピッコラ、インブリーらに師事した。叙情的な作風と冒険的な和声で知られていて、ここに収録された作品にも皆繊細な感覚が感じられる。(1)1999・2004年(2)1991・2000年(3)1999年録音
TROY 871 (チャールズ・ウォリネン・シリーズ)
 「ウォリネン(1938-):
  「拍子への適用」〜室内楽作品集」猫のフーガ/キリストの十字架/
  12の短い小品/自分に似たワルツ/
  ハワード・クラインのためにアルバムの一葉/ヴァイオリン変奏曲/
  フレッドとイダのためのアルバムの一葉/
  evolutio/トルコ軍楽風の音楽/拍子への適用
ジェームズ・ウィン(P)、
エリザベス・ファーナムS)、
ベンジャミン・ハドソン(Vn)、
フレッド・シェリー(Vc)、
スティーヴン・シック(Perc)他
ウォリネンはアメリカにおける12音技法のレパートリーと理論に貢献し、12音技法を音価にも適用して作曲してきた。その音楽は知的な精密さと複雑な記譜で知られており、ここには多産な作曲活動からの35年近くに渡る作品が収録されている。一部KOCHから出ていたものの再発売。1978・1993・1995・2000年録音 
TROY 873 「アメージング・グレース〜
 アドルファス・ヘイルストークのオルガン音楽」
 「アメージング・グレース」によるファンファーレ/黒人霊歌組曲/
 ハルマゲドン(オルガンと2つの打楽器のためのソナタ)/
 「アメージング・グレース」による瞑想曲/
 「来たれエマニュエル」による前奏曲/
 「来たれエマニュエル」によるトッカータ
ジェームズ・コスニク(Org)、
東ヴァージニア・ブラス・クインテット、
フランク・ウォード(Bs-Br)、
デーヴィッド・ウォーカー、
ロブ・クロス(Perc)
ヘイルストークは作曲をダイアモンド、ブーランジェらに学び、教会のオルガン奏者を務めたこともある。「黒人霊歌組曲」は初めは礼拝のために書かれ、5曲がそれぞれバリトン独唱とオルガン独奏で演奏される。
TROY 874 リディア・エアズ:
 「ヴァーチャル・ガムラン〜
  純正調によるコンピュータ・ガムラン曲」前菜/
 月の影/くもの巣の影/生物発光/バリ島人/
 木のガムランのための主題と即興/メラピ他
コンピュータ音楽
エアズは木製のガムランのために純正調やインドの75音音階で作曲している。このCDは、ハリー・パーチやルー・ハリソンの音楽、バリ島で聴いたガムランとケチャの演奏、ジャワ島の活火山メラピなどに刺激されて作られた。
TROY 877 「谷の声−ダニエル・ウォーナー、
 ハドソン渓谷の作曲家たちの音楽を歌う」
  アラン・シュルマン(1915-):森の中の月祭の歌/
  ロバート・バクサ(1938-):「エミリー・ディキンソンの歌」から/
  ジェームズ・フィッツウィリアム(1963-):歌曲集「永遠」/
  ピーター・シックリー(1935-):結婚式のための3つの歌/
  ロベルト・シュターラー(1924-2001):アンナ・マルガリータの願い/
  オーロラ・ノースランド:「ユニコーンの愛の詩」から
ダニエル・ウォーナー(S)、
ジェームズ・フィッツウィリアム(P)、
バーバラ・ピックハード(P)、
ピーター・シックリー(P)、
スーザン・セリグマン(Vc)他
ニューヨーク州のハドソン峡谷で活動している作曲者・演奏者によるCD。ウォーナーはバロック初期から21世紀までの歌曲や歌劇をレパートリーとし、多数の現代作品を初演し、ハドソン峡谷フィル、ウッドストック室内管弦楽団などと共演している。2001・2002・2005年録音
TROY 880 「ジョージ・ウォーカー 生誕60年記念回顧」
 (1)ウォーカー:弦楽のための抒情詩、
 (2)ウォーカー:クラリネットとピアノのための「境界線」
 (3)リスト:ピアノ・ソナタロ短調
 (4)ウォーカー:木管合奏、声と合唱のためのカンバス
(1)ソン・ソノラ弦楽四重奏団
(2)スコット・アンダーソン(Cl)、
ロバート・ポロック(P)
(3)ジョージ・ウォーカー(P)
(4)ジョナサン・ハウエル(T)、
ユージーン・コーポロン指揮
北テキサスウィンド・シンフォニー
ウォーカーは1945年カーティス音楽院で最初の黒人の卒業生となり、卒業演奏でリストのソナタを演奏した。第1曲は翌年作曲された弦楽四重奏曲第1番第2楽章で、最もよく演奏されるアメリカ作品です。第4曲では作曲者が歌詞の一部を書いている。
TROY 884 モーツァルト:「フルート四重奏曲集」
 ニ長調K. 285/ト長調K. 295a/
 イ長調K. 298/ハ長調K.Anh. 171(285b)
スー・アン・カーン(Fl)、
佐藤瑛里子(Vn)、
ロナルド・カーボーン(Va)、
アレクサンドル・クーゲル(Vc)
オルフェウス室内管コンマスの佐藤瑛里子も参加アメリカフルート協会会長のカーン女史のモーツァルト。アメリカのフルート協会会長を務めるカーンは伸びやかなモーツァルトを聴かせます。オルフェウス室内管のコンサート・マスターとして知られる佐藤瑛里子は1966年第35回音楽コンクール、1971年ティボル・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで1位となり、1970年からヨーロッパ、1980年からアメリカとカナダで活動し、クイーン大学で教えています。最近アレン・ショーンの弦楽四重奏曲を録音した。2005年10月録音
TROY 885 「東洋、西洋に出会う」〜 ジュディス・ケロック&フレンズドナルド・ウォマック(1966-):
  23の中国のことわざ/
 チェン・イ(陳怡):夢の中のように/
 ローレンス・モス(1927-):チェロとソプラノのための3つの中国の詩/
 ピーター・アスキム:春の本質/
 細川俊夫(1955-):ソプラノとハープのための恋歌1
ジュディス・ケロック(S)、
アンナ・ウォマック(Va),
シェム・ギボンズ(Vn),
ドレーヌ・シャピロ(Vc),
ピーター・アスキム(Cb),
ソーニャ・イングルフィールド(Hp) 他
「恋歌」は万葉集と新古今集の和歌3首の英訳を歌詞としていて、1986年フライブルクで佐藤登和子により初演された。その他の歌詞は中国の詩の英訳です。ケロックはイタリアやギリシアの歌劇場に出演し、リサイタルや室内楽のほか、現代音楽でも高く評価されている。2004年7月・2005年11月録音
TROY 886 「閃光」〜 ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノのための室内楽
  デニス・カム(1942-):
  三重奏曲/
  ソナタ(イビス)〜
   クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)/
  ピーター・フレーザー・マクドナルド(1961-):ヴォカリーズ/
  ソフィア・クラエフスカ(1975-):私に触らないで/
  ランシング・マクロスキー(1964-):閃光/
  フレデリック・グレッサー(1956-):無意味な選択/
  ライナ・マーナック(1979-):ラガディア
イビス・カメラータ(IBIS CAMERATA)
ここで取り上げられた作曲家はマイアミ大学の教員か卒業生。カムのソナタは2002年にピアノ独奏曲として作曲され、その後異なる楽器編成の4つの版が作られました。ビス(bis)は2回の意で、これが4人から成るこの演奏団体の名の一部となりました。
TROY 890 「錬金術−オーボエとイングリシュ・ホルンのためのアメリカ音楽」
 ジョージ・ヒュセンスタム(1926-):
  無伴奏オーボエのための「錬金術」op. 60/
 デーナ・ウィルソン(1946-):オーボエとピアノのための「曼陀羅」/
 グレッグ・ダレッシオ(1963-):
  イングリッシュ・ホルンと電子音のための「歌についての省察」/
 ジョン・コリリャーノ(1938-):オーボエと弦楽五重奏のためのアリア/
 ガンサー・シュラー(1925-):オーボエとピアノのためのソナタop. 17/
 ティソン・ストリート(1943-):
  オーボエと弦楽五重奏のためのアダージョ変ホ長調
マーク・ヒル(Ob, Ehn)、
セス・クノップ(P)、
オードリー・アンドリスト(P)他
ヒルはニューヨーク州立大学を1976年に修了し、ニューメキシコ大学でも学び、ニューヨーク室内交響楽団、ナショナル・フィル、などで演奏してきました。またソリストとしてニューヨーク・フィルやナショナル響とも共演したこともあります。現代アメリカの作品をしばしば演奏し、このCDのうちの4曲は作曲者との強力によって作られました。2005年12月・2006年3月録音
TROY 891/92
(2CD)
ルドルフ・フリムル(1879-1972):オペレッタ「ほたる」(全曲初録音)  ロビン・ディレオン(S)、
ジャック・ビートル(T)、
ジェーソン・アルティエリ指揮
オハイオ・ライト・オペラ、
フリムルはプラハで生まれ、1906年アメリカに定住し、1912年に作曲した「ほたる」で有名になって、アメリカにおけるオペレッタの最盛期を作りました。「ほたる」という歌を街頭で歌う貧しい歌手ニーナが最後に裕福なジャックと結婚するという物語。2006年録音
TROY895 「マトリックス(母体):ルイ・カーチンの音楽」
 レトケの歌/無伴奏フルートのためのファンファーレとパヴァーヌ/
 マーティのためのファンファーレ/航海/
 打楽器のための四重奏曲/嘆き/母体と夢
ルーシー・シェルトン(S)、
スティーヴン・ゴスリング(P)、
パトリシア・スペンサー(Fl)、
マリリン・ノンケン(P)、
タイマー・サリヴァン(Sax)他 
カーチンは1951年フィラデルフィアで生まれ、タングルウッドでガンサー・シュラー、ウォリネン、カーターらに師事した。その作品は世界中で演奏され、ワシントン・スクエア現代音楽協会の指導者の一人としてしばしば指揮もしている。
TROY896 「私を飛ばせて〜アメリカ黒人の苦闘・慰め・生存の音楽」
 子供たちと一緒に歩け/それは良いニュースではないのか/
 神の精神に従え/ジョン・ヘンリー/私の肩の周りの虹/
 アーメン/私を飛ばせて/彼らは彼女をモーセと呼んだ
ジョニタ・ラティモア(S)、
ロバート・デ・コーミア指揮
カウンターポイント2006年8月録音
コーミアは1940年代末にユダヤ人の合唱団の指揮者となり、彼らが東ヨーロッパのイディッシュ語の歌や黒人霊歌に興味を持っていたことや、その頃からアフリカ系アメリカ人歌手たちと仕事をしたことから、ずっとアフリカ系アメリカ音楽に従事している。1963年にプロ合唱団「デ・コーミア・シンガーズ」を結成し、このCDにはそのために編曲した曲が多数収録されています。
TROY897 「ロバート・オーウェンズの歌曲と黒人霊歌集」
 「姿」から「姿を映さない」/4つの欲求/
 音楽のための詩の連/
 カウンティ・カレンの3つの詩/奇跡の野他
ダリル・テーラー(T)、
ロバート・オーウェンズ(P)、
スティーヴン・タッカー指揮
「奇跡の野」弦楽オーケストラ
オーウェンズは1925年テキサス州で生まれ、エコール・ノルマルでコルトーにピアノを学んで1952年ピアニストとしてデビューしました。1957年帰国し、黒人の詩人ラングストン・ヒューズに会って「奇跡の野」に作曲してほしいと言われた時から本格的に作曲を始めた。その後多数の歌曲を作曲しましたが、特定の人種のためではないと作曲者は強調している。
TROY901 トマス・パスティエリ:
 「ソングブック」夢の国/太り過ぎ、働き過ぎ/オフィーリアの嘆き/
 オスカー・ワイルドの3つの詩/
 ジェームズ・エージーの3つの詩/天使たちの精力的な活動 
シェリ・グリーナワルド(S)、
ヴィクトリア・リヴェングッド(Ms)、
カレン・スラック(S)、
ジョーダン・シャナハム(Br)、
ウォレン・ジョーンズ(P)
パスティエリはジュリアード音楽院在学中から仕事を始め、1984年までに多数のオペレッタで大成功を収めたが、再演されないことに飽き足らず、西海岸へ行って映画音楽を作曲しました。しかしパスティエリの天職は歌劇で、その作曲の合間に書いた歌曲がここに収録されている。2006年8月録音

ARTS

ARTS NEW HYBRID SACD

47717-8
(SACD Hybrid)
\2300
「J.S.バッハ:カンタータ集」
 音楽劇「満足せるエーオルス〜
  墓を裂け、破れ、打ち砕け」(世俗カンタータ)BWV205
 カンタータ「われらが口を笑いにて満たすべし」BWV110
ディエゴ・ファソリス指揮
イ・バロッキスティ(ピリオド楽器使用)
ルガーノ・スイス・イタリア語放送合唱団
N.アルジェンタ(S)、
K.メルテン(B)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)、ほか
好評を得ているファソリスのバッハ・シリーズ何と第11弾!ファソリスは合唱指揮者として名を成していたこともあってか当初宗教曲の録音を続けていた。最近ではピリオド楽器のアンサンブルを指揮して管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲も録音し高い評価を得ている。今回は久々のカンタータで3枚目の録音となる。高音質録音と相まってファソリスの酔疚なアプローチがバッハのカンタータに新たな光をあてている。 録音:2003-2004年
47612-8
(SACD Hybrid)
\2300
「J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ集」
 フルート・ソナタ ロ短調BWV.1030、
 フルート・ソナタ ト短調BWV.1020、
 無伴奏フルート・ソナタ イ短調BWV.1013、
 フルート・ソナタ 変ホ長調BWV.1031、
 フルート・ソナタ イ長調BWV.1032
マリオ・フォレーナ(Fl)
ロベルト・ロレジアン(Cemb)
フルートのフォレーナはランパルに師魔オた俊英でガーディナー、キャスリーン・バトルらと共演し多彩な活動を展開している。ロレジアンはコープマンに学んだ俊英で、CHANDOSレーベルに録音したパスクィーニのチェンバロ作品集は2004年のドイツ批評家賞を受賞した。録音:2003年4月、パドヴァ


SACD Hybridによる再発売分

47646-8
(SACD Hybrid)
\2300
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「調和の霊感」Op.3 第1集
 協奏曲第1番〜第6番
オッタヴィオ・ダントーネ指揮
アカデミア・ビザンチナ、
ステファノ・モンタナリ、
フィオレンツァ・デ・ドナティス、
パオロ・ツィザーニ、
ラウラ・ミッリ(以上Vn)、
マウロ・ヴァッリ(Vc)
47646-2のSACD盤 録音:2000年
47647-8
(SACD Hybrid)
\2300
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「調和の霊感」Op.3 第2集
 協奏曲第7番〜第12番
オッタヴィオ・ダントーネ指揮
アカデミア・ビザンチナ、
ステファノ・モンタナリ、
フィオレンツァ・デ・ドナティス、
パオロ・ツィザーニ、
ラウラ・ミッリ(以上Vn)、
マウロ・ヴァッリ(Vc)
47647-2のSACD盤 録音:2000年
47688-8
(SACD Hybrid)
\2300
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
 ギター協奏曲第1番イ長調op.30/
 第2番イ長調op.36
エドアルド・カテマリオ(G)、
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー
通常CD47688-2で発売になっていたものを、SACDハイブリッド化しての再発売。47688-2は廃盤の予定。2002年11月録音

AULOS(MUSIKADO) 1CD¥2300

AUL 66153 クロンベルク・アカデミー・ザ・ヴィジョン・シリーズVol.1〜
 ラースロー・フェンイェ(チェロ)
  コダーイ:J.S.バッハの様式による3つのコラール前奏曲/
  バルトーク:狂詩曲第1番Sz86/
  ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」からイタリア組曲/
  ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタニ短調op. 40
ラースロー・フェンイェ(Vc)、
オレク・ポリャンスキ(P)
コダーイは若い時バッハの音楽を好み、また子供の頃、家で弦楽四重奏を演奏する際はチェロを弾いたので、室内楽曲ではチェロのための作品を最も多く作曲している。「イタリア組曲」は、ペルゴレーシのチェンバロ曲に基づいてディアギレフのロシア・バレエ団のために作曲した「プルチネッラ」からの5曲をチェロとピアノ用に編曲したもの。 フェンイェは初めブダペストのリスト音楽院で学び、1994年から1998年までリューベックでダフィート・ゲリンガスに師事しました。1987年にハンガリー国内コンクールで1位となった後、数々のコンクールに入賞し、2004年パブロ・カザルス国際チェロ・コンクールで優勝し、2005年にはハンガリー国内のフランツ・リスト賞を受賞しました。ハンガリーの主要なオーケストラで演奏した後、フランクフルト放送交響楽団主席チェロ奏者を務めている。2006年4月録音
AUL 66157 「ジャクリーヌ・フォンティン(1930-):管弦楽作品集第2集」
 (1)アコーディオンと12の弦楽器のための協奏曲「東風」
 (2)緑の陰の中で
 (3)ピアノ協奏曲「寂しい岸」
 (4)希望
(1)ダニエル・グリュセル(アコーディオン)、
ヴォルフガング・ヘントリヒ指揮
ドレスデン・フィル
(2)(3)ペーター・ヒルシュ指揮
ザールブリュッケン放送響、
(3)コリア・レッシング(P)
(4)ロベルト・グロスロット指揮
フランダース青年フィル
フォンティンはベルギーのアンヴェルス(アントワープ)で生まれ、同地とパリでピアノと作曲、ウィーンでハンス・スワロフスキーに指揮を学んだ。1963年から1991年まで、アンヴェルス王立音楽院、続いてブリュッセル王立音楽院の理論教授を務めた。100曲以上の作品の多くは、自然の美しさや友人に触発されて作曲されたもので、和声の効果や楽器使用法の探求によってその語法を発展させてきました。「東風」はフィンランドの画家マッコネンの絵「東から来る風」、「緑の陰の中で」は中国の絵に刺激されて書かれた。「希望」はフランダース青年フィルが南アフリカの希望峰で演奏するために委嘱され、同国が平和で繁栄するようにという希望を表現している。2006・1999年録音

BRIDGE 1CD¥2200

BCD 9199 「歌曲集とアンコール集」
 ミルトン・バビット(1916-):現象/家の中のワルツ/
 チェスター・ビスカーディ(1948-):4つの風についての赤ちゃんの歌/
 メル・パウエル(1923-1998):レヴァトフの聖務日課/
 トビアス・ピッカー(1954-):
  生地の木/昆虫に/私たちが再会する時/
 デーヴィッド・ラコウスキ(1958-):音楽家/田園詩/サラ(ピアノ独奏)/
 クリストファー・バーグ(1949-):
  グレシアン・アーンについての頌歌 他
ジュディス・ベッティーナ(S)、
ジェームズ・ゴールズワーシー(P)、
カーティス・マコンバー(Vn)、
トム・コラー(ヴィブラフォーン)
ベッティーナはマンハッタン音楽学校在学中から現代音楽に取り組み始め、ここに収録されているのは、皆彼女と関係のある作曲家たちの作品。バビットはマンハッタン音楽学校でベッティーナを最初に激励した作曲家の一人で、バーグは同校で、ピッカーとラコウスキはプリンストンでベッティーナと共に学んだ。ベッティーナと夫のゴールズワーシー、ラコウスキはスタンフォード大学で教えていたことがあり、パウエルはバビットの友人。様式は、伝統的調性に近い全音階的和声語法(バーグ、ピッカー)から、時に調性に近づくけれども、より半音階的な語法(ビスカーディ、ラコウスキ)、調性から全く離れた語法(バビット、パウエル)まで様々。2004年9月録音 
BCD 9210 ポール・ランスキー(1944-):
 「ミュージック・ボックス(オルゴール)」
  無言/ピンのおしゃべり/黒いパヴァーヌ/へ音上で/2つずつ/
  上級生のための作曲計画/B-O-B-O/嬰へ短調の喜び/
  パッサカリア/オルゴール 2006年録音 
ポール・ランスキー(歌、電子音)、
ハンナ・マッケイ(歌)
ランスキーはジョージ・パール(BCD9214)、ミルトン・バビットに学び、プリンストン大学作曲教授を務めている。電子音楽やコンピュータ音楽を作曲し、アルゴリズムによる作曲というコンピュータ音楽の語法の開拓者として知られている。 ランスキーは、この数年電子音楽を作曲する時は復古的な状態で、新しい音の領域や聴き方を求めたりするよりは、和声進行を試したりするようなもっと旧式の仕事をするためにコンピュータに向かうと述べている。真面目な曲から妙な曲まで、5曲で作曲者と妻が歌(としゃべり)を担当している。「ピンのおしゃべり」はイギリス民謡の歌詞とラップ音楽の要素を取り入れた作品。
BCD 9214
(2CD)
ジョージ・パール(1915-):
 「回顧」9つのバガテル/
 無伴奏ファゴットのための3つのインヴェンション/
 2つのフランスのクリスマス・キャロル/
 ヴァイオリンとピアノのための3部作/
 弦楽四重奏曲第9番「短い出会い」/ピアノ協奏曲第2番/
 ヴァイオリンとヴィオラのための無伴奏パルティータ/
 ファゴット音楽/弦楽五重奏曲 他
ホラシオ・グティエレス(P)、ニューヨーク・ヴィルトゥオーソ・シンガーズ、カーティス・マコンバー(Vn, Va)、デポール弦楽四重奏団、リチャード・グード(P)、シカゴ弦楽四重奏団、他
パールはデポール大学とニューヨーク大学で学び、クルシェーネクにも私的に師事した。作曲家としてだけでなく、12音技法の理論家、音楽学者、演奏家、教育者として半世紀以上活動してきた。パールは初め、和声進行と構造の伝統的な手法はもう役立たないと感じ、シェーンベルクの12音技法も音階と動機として同時には機能しないと考えて当惑していた。1937年にベルクの「抒情組曲」の楽譜を見て、これがシェーンベルクの音列ではなく、5度の循環に基づいて構成されているとわかり、翌年最初の無調の曲を作曲し、「12音調性」という体系を作って発展させて行った。ここには1950年代から2004年までの作品が収録されている。1983・1993・2003・2005年録音

CLARTON

CQ 0078
\2200
「プラハからのモーツァルト〜フルートと管弦楽のための作品全曲」
 フルート協奏曲第1番ト長調K. 313/
 第2番ニ長調K. 314/
 フルートと管弦楽のためのアンダンテハ長調K. 315/
 フルートと管弦楽のためのロンドニ長調K.Anh. 184
パヴェル・フォルティン(Fl)、
ミラン・ライチク指揮
ヴィルトゥオーシ・プラゲンセス
チェコ・フィル、プラハ響のフルーティストを経て現在群馬交響楽団の首席フルーティスト、パヴェル・フォルティンのモーツァルト名作フルート協奏曲集。ロンドはヴァイオリンと管弦楽のためのロンドハ長調K. 373の編曲で、編曲したのはモーツァルトかF.A. ホフマイスターと思われる。2005年4・9月録音
CQ 0079
\2200
「夢」
 シューベルト:「白鳥の歌」からセレナード/
 メンデルスゾーン:歌の翼に/春の歌/
 J.S.バッハ(グノー編曲):アヴェ・マリア/
 マスネ:タイスの瞑想曲/
 ドヴォルザーク:ユモレスク/
 サン=サーンス:白鳥/
 フォーレ:夢のあとに/
 シチリアーナ/ビゼー:「アルルの女」からメヌエット/
 シューマン:「子供の情景」からトロイメライ/
 成田為三:浜辺の歌/
 本居長世:七つの子/
 山田耕筰:赤とんぼ他
パヴェル・フォルティン(Fl)、
三苫美智子(P)
優雅な演奏を聴かせるフォルティーンは、オストラヴァ音楽院とブルノのヤナーチェク音楽アカデミーで学び、1978年ポーランドのヴロシャコヴィツェ国際コンクール、1980年ブダペストの国際コンクールで入賞、1986年ホムトフのチェコ共和国木管コンクール全体の優勝者となりました。ヤナーチェク・フィル、チェコ・フィル、プラハ交響楽団の奏者を経て、群馬交響楽団の主席奏者を務めている。三苫美智子は江藤玲子、永富和子らに師事して国立音楽大学を卒業後、ウィーン音楽大学の夏期セミナー、パリのマスター・コースで学び、プラハ音楽アカデミーの夏期セミナーでパネンカとノヴォトニーに師事した。1996年からフォルティーンと共演している。2005年3・4月録音

COL LEGNO 1CD¥2400

WWE 20057 邦楽器作品、古典と細川俊夫の新作声と琴、
三味線のための音楽/
 日本の伝統と前衛音楽(ノイエ・ムジーク・ハノーバー1999より)
 吉沢検校二世:千鳥の曲(声と琴)
 八橋検校:八段の調べ(琴)
 山田検校:那須野(声、二つの琴と三味線)
 細川俊夫:
  夜(ノクテュルヌ)(十七弦筝のための)、挽歌(声と十七弦筝のための)、
  箏歌(声と十三絃筝のための)
谷 珠美(筝、唱)、
後藤真起子(筝)、
山岸妃貞子(筝)
草間路代(三味線)
日本の伝統音楽と現代作品を取り上げたライヴ。細川の琴歌は世界初録音。録音:1999年
WWE 20225 マイケル・スターンのアイヴズ作品集第2弾!
 アイヴズ:
  交響曲第3番「キャンプの集い」(1901-1904)
  ラグ・タイム・ダンス(1899-1904)
  ロバート・ブラウニング序曲(1908-1912)
マイケル・スターン指揮
ザールブリュッケン放送響
マイケル・スターンの交響曲第2番&ユニヴァース・シンフォニー(品番:20074)に続くアイヴズ管弦楽曲集第2弾。時代を超越した作曲家アイヴズですが「キャンプの集い」以外はあまり取り上げられることがないのでうれしいリリース。いずれも百年前の作曲とは思えない新鮮な音楽だ。ヨーロッパではマーラーが後期の交響曲に取り掛かり始めたころ。ストラヴィンスキーもミヨーもジョン・アダムス(笑)よりも前にこのような音楽が書かれていたとは!まさにアイヴズの前にアイヴズなし、アイヴズの後にアイヴズなし!録音:1999-2000年
WWE 20270 ジョルジュ・アペルギス:
 Recitation(暗唱)1-14(2001年ウィーン・モデルン版全曲世界初録音)
ドナティエンヌ・ミシェル・ダンサク(声)
度々来日して講演とコンサートを行っているギリシャ生まれのフランスの作曲家アペルギスの声のためのソロ作品。タイトル通り、暗唱したり笑ったり泣いたり叫んだりと声のあらゆる可能性を限界まで試している点でグロボカールやベリオの声のためのシアトリカルな作品と同一線上にある。歌手のドナティエンヌ・ミシェル・ダンサクはブーレーズのアンサンブル・アンテルコンタンポランでベリオのラビリントスを歌ったほか、レ・ザール・フロリザンでバロック・オペラを歌うなど、その活動は多岐に渡っている。録音:2001年ウィーン・モデルン
WWE 20037 ブルーノ・マデルナ(1920-1973):オーボエ協奏曲集
 オーボエ協奏曲第1番(1962)〜
  オーボエと室内アンサンブルのための
 オーボエ協奏曲第2番(1967)、
 オーボエ協奏曲第3番(1973)
ファビアン・メンツェル(Ob)
マイケル・スターン指揮
ザールブリュッケン放送響
20世紀イタリアを代表する作曲家マデルナの脂の乗り切った40〜50歳代の作品。切り詰められた響きはウェーベルンの影響が大きいが、そんななかにもオーケストラの音色の豊かさはさすがイタリア人というところ。オーボエ・ソロのメンツェルはマゼール、チェリビダッケ、サヴァリッシュらとも共演している若き俊英で来日したこともある。録音:1994-1996、ライヴ
WWE 20204 クリストバル・ハルフテル(1930b):管弦楽作品集
 オドラデック/フランツ・カフカへのオマージュ(1996)
 ドルトムント・ヴァリエーション(1986-87)
 第一旋法によるティエントと皇帝の戦い(1986)
クリストバル・ハルフテル指揮
フランクフルト放送響
スペインの重鎮ハルフテルの大管弦楽のための作品を集めた。いずれも管弦楽の機能を最大限に駆使した力作ばかりでオーケストラの絢爛たるサウンドが現代音楽ファンのみならず多くのファンを惹きつけるだろう。「オドラデク」はチェコ・フィル創立百周年のために書かれた曲でゲルト・アルブレフトによって初演された。タイトルはカフカの作品「家庭的な男の注意」の中からとられている。ドルトムント変奏曲とともに荒々しいサウンドが特長なのに対してパウル・ザッヒャーの80歳を祝って作曲された「第一旋法によるティエントと皇帝の戦い」はバーバーのアダージョのように穏やかに始まり、次第にクラスターの嵐になるかと思えばイギリス王朝の儀式を思わせる典雅な音楽となる、変化にとんだ面白い作品。 録音:1998年
WWE 20238 ニコラウス・ブラス作品集第3弾!
 ニコラウス・ブラス(1949b):弦楽四重奏曲集(全作品世界初録音)
  「記憶と忘却」〜弦楽四重奏のための(2004)
  弦楽四重奏曲第2番「無題」〜弦楽四重奏のための音楽
アウリトゥス四重奏団
ブラスは当初、医師を志していたが作曲家に転向、ヘルムート・ラッヘンマンに師事した。医師としての冷静な視点とラッヘンマン譲りの魂が軋むような音響が合体して人間の心の深淵を覗き込むような暗い音楽を書き綴っている。録音:2005-2006年
WWE 20249 モートン・フェルドマン(1926-1987):
 スリー・ヴォイシス/3つの声〜声とテープのための
マリアンヌ・シュッペ(声)
予め歌手の声を録音しマルチトラックで流しながら歌うというライヴ・エレクトロニクス作品で発想はライヒのエレクトリック・カウンターポイントなどと同じだが耳にした印象は全く異なる。フェルドマンのほかの作品と同じく、単調な流れの中で聴き手の関心はいつしか構造よりも音そのものに集中し、次第に音源が声であることを忘れてしまう。シュッペの音程の良さもあるが、声がやがて電子オルガンのように聞こえてくるから不思議だ。全11曲からなる大作。
WWE 20250 大物作曲家ヘンツェのピアノ作品集
 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1930):ピアノ作品集
  ルーシー・エスコット・ヴァリエーション(1963)、
  ピアノのための変奏曲(1948)、
  ひとつの小さなフレーズ〜映画《白鳥の愛》より(1984)、
  《トリスタン》への前奏曲(2003)
  ※世界初録音、
 ケルビーノ〜ピアノのための3つの細密画(1980/1981)、
 トッカータ・ミスティカ(1994)※世界初録音、
 ソナチネ1947(1947)※世界初録音、
 ピアノ・ソナタ(1959)
ヤン・フィリップ・シュルツェ(Pf)
管弦楽作品の多いヘンツェの初期から近作のピアノ曲を集めた珍しいアルバム。33歳の時の「ルーシー・エスコット・ヴァリエーション」は水彩画を思わせる印象派のような響きに始まり、やがてショパン、ベルク的と次第に濃厚なサウンドに変化してゆく。トッカータ・ミスティカではプロコフィエフとジャズの影響が、一番新しい《トリスタン》への前奏曲では寡黙で点描的な作風のなかに作曲家の最近の境地がうかがえる。ヘンツェ芸術の変遷を端的にたどれる恰好のアルバム。録音:2005年
WWE 20252 ラディスラフ・クービック(1946):室内楽作品集Ⅲ
 ポートレイト(2005)〜
  ピアノと打楽器のためのジバゴの歌(2002-2005)〜
 テノールとピアノのためのクラリネット、
  チェロとピアノのためのトリオ「変容」(2003)
 トロンボーンとピアノのためのソナタ(2004)
ジェームス・ナレイ(Pf)、
ジョアンナ・ソブコワ(Pf)、
アレクサンダー・イメネズ(Perc)ほか
クビークは旋法的な響き(特にメシアンの移調の限られた旋法など)を基礎にして豊穣な旋律あふれる音楽を作曲する。ここに収められた室内楽と歌曲はいずれも手堅い筆致で書き上げられた現代の古典ともいうべき秀作、佳作である。録音:2004-2006年
WWE 20253 ニコロ・カスティリオーニ(1932-1996):作品集
 キリスマ(1977)、トロッピ(1959)、子音(1962)、ダーレス(1979)、
 リゾナンツェ(1989)、イントネーション(1992)
 カントゥス・プラヌス(1990-1991)
アンサンブル・リゾナンツェ
イタリアの作曲家カスティリオーニの初期から晩年の作品を集めた。前衛の時代を生きた作曲家の例外にもれずウェーベルンの影響を受けた点描的な作風から特殊音響を駆使してオリジナリティを獲得した中期、晩年の声楽作品は調性的な響きも入り独自の境地に達している。録音:2004年
WWE 20254 珍楽器ハイパー・バス・フルートのための作品集
 ロベルト・ファブリチアーニ(1949b):滅びゆく氷河(2005)〜
  ハイパー・バス・フルートとテープのための
   1.ウルラシュラジュ氷河 2.パステルツェ 3.サウス・カスケード氷河
   4.フルトヴェングラー氷壁 5.キャロル氷河
   6.カルカルタヤ氷河
ロベルト・ファブリチアーニ(ハイパーバスFl)
ARTSレーベルやCOL LEGNOレーベルにフルーティストとして多数の録音をしているファブリチアーニの自作自演。バス・フルートを超えるハイパー・バス・フルートを作曲者自らが吹き(?)悠久の氷河の響きを表現する。フルートというより水道管かホースを吹いているような印象で、氷河のなかを吹き渡る風、崩れ落ちる氷塊のような音響が聴き手の想像力をかきたてる。録音:2005年
WWE 20271 クラウス・ラング(1971b):ミサ曲「幸いなるかな心貧しき者」
 1.導入、2.キリエ、3.グローリア、4.クレド、5.サンクトゥス、
 6.トッカータ・エレヴァショーネ、7.アニュス・デイ、8.エグズイスタス
ゲルヴィヒ・ロミラー神父(チャント)、
ナターリア・プシェニチュニコワ(声)、
ローラント・ダヒンデン(Trb)、
ギュンター・マインハート(Perc)、
トリオRGB、
トマス・ムージル(ライヴ・エレクトロニクス)
声とトロンボーン、打楽器、弦楽のために書かれた極めて真摯な音楽。鐘楼にも似た祈りの響きに導かれて始まる声明風のサウンドは秀逸。グレゴリオ聖歌にパーカッション、コンピューターサウンドを融合した現代のミサ曲。
WWE 20615
(SACD)
\2400
2004年ダルムシュタット講習会より
 ヴォルフガング・ミッテラー(1958)作品集〜
第42回ダルムシュタット夏期現代音楽コース2004より
 ミクスチュアⅤ〜オルガンとエレクトロニクス小さい巻物で遊ぶ〜
 オルガン・ソロヴォクス・アクータ〜オルガン・ソロbwv.org〜
 オルガンとエレクトロニクス
ヴォルフガング・ミッテラー(Org&elect)
オルガンの特殊な音響を追求した作品でエレクトロニクスと連動させシュールな世界が繰り広げられる。イルカ?それとも宇宙人の声?思わせる不思議なサウンド。メディテーション・ミュージックとしても聴ける。 録音:2004年ライヴ

DORON 1CD¥2300

DRC 3015 オルガンとピアノによるリスト:交響詩集
 リスト:「3つの交響詩(オルガンとピアノ用編曲)」
  マゼッパ/オルフェウス/タッソ、悲哀と勝利
ジャン・フランソワ=ヴォシェ(Org)、
クリスティアン・ファーヴル(P)
 リストはすべての交響詩を2台ピアノに編曲していたが、この演奏者たちは交響詩をオルガンとピアノ用に編曲したいと考えた。ピアノ的な部分はピアノに、管弦楽的な部分はオルガンに割り当て、2つの楽器の間に対話が保たれ、管弦楽版に劣らない壮麗な響きが作り出されている。 フランソワ=ヴォシェはベルンで生まれ、1975年ジュネーヴ音楽院を1等を得て卒業しました。1985年からローザンヌ音楽院教授となり、独奏者としても活動しています。ファーヴルは1955年ローザンヌで生まれの作曲家、ピアニスト。ローザンヌ音楽院を1等で卒業後、カール・エンゲル、ステファン・アスケナーゼ、グイド・アゴスティに師事しました。ローザンヌ音楽院教授を務めている。1987年4月録音
DRC 5027 フランソワ・パンティヨン(1928-):合唱作品集
 (1)無伴奏合奏曲集
  (16の合唱曲とピアノのための間奏曲、「アデライデの夢」「夢想」
 (2)混声合唱とピアノのためのカンタータ「ダフネ」
  (オヴィディウスのラテン語の歌詞による)
 (3)ソプラノ独唱、混声合唱とオルガンのためのカンタータ「羊飼いたちのクリスマス」
  (アルヌル・グレバンの歌詞による)
フランソワ・パンティヨン指揮
ベルン声楽アンサンブル
(1)ベルトラン・ルレ(P)、
(2)マルク・パンティヨン(P)、
(3)クリスタ・ゲッツェ(S)、
フィリップ・ラウプシャー(Org)
パンティヨンはラ・ショー・ド・フォンで生まれ、ブリュッセル王立音楽院でヴァイオリンと指揮を学んだ。ルツェルン音楽祭で師事したカラヤンに独奏ヴァイオリン奏者として雇われたが、間もなく指揮することを勧められ、1972年から1997年までトゥーン市立管弦楽団の指揮者・芸術監督を務めた。室内管弦楽団「カペラ・ベルネンシス」を創設し、スイス国内外を演奏旅行もしている。若い時から作曲し、いくつかの賞を受賞し、1986年のカンタータ「世界の叫び」の成功によって作曲家としての地位を確立した。歌劇、管弦楽曲、協奏曲なども作曲している。「ダフネ」でピアノを演奏しているマルクはフランソワの甥。 「羊飼いたちのクリスマス」の大部分は伝統的な様式によっているのに対し、「ダフネ」はやや現代的だが、いずれも響きの美しさを重視していることが感じられる。録音:2005年1991年1995年

GENUIN 1CD¥2200

GEN 87086
¥1990
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調「ワーグナー」(1889年版) ラファエル・フリューベック・ブルゴス指揮
ドレスデン・フィル
GENUINのドレスデン・フィル・エディション第3弾は、我が国でもお馴染みの首席指揮者フリューベック・デ・ブルゴスのブル3。数々の名録音で知られるドレスデン・ルカ教会で2006年の10月に4日間を掛けたセッション録音。ブルゴスと言えば様式が定まらず、落ち着きの無い演奏を想像しがちだが、ノヴァーク版第3稿というオーソドックスな版を採用し、全体にゆっくりとしたテンポで、第1楽章が、22分を越えている。演奏は隅々まで注意が行き届いており、しみじみとした風情も事欠かず、構えの立派な「ドイツ的」な演奏。ドレスデン・フィルの音色はいつにも増して美しく、点の辛いマニアも唸らせること必定。想定外のブルックナー指揮者として今後も目が離せない。70歳を超え、いよいよ円熟味を増してきた巨匠。ラテン系の名前で損をしているとしか思えない正攻法の名演。日本語解説付き 録音:2006年10月4日〜7日、ドレスデン・ルカ教会
GEN 86062 「シューマン:後期ピアノ作品集」
 シューマン:
  3つの幻想小曲Op.111、フゲッタ形式の7つのピアノ小品Op.126、
  暁の歌Op.133、主題と変奏(1954)、2つのコラール楽章(1855)、
  オレンジとミルテ(1853、4重唱とピアノのための)、
  「子供のアルバム」より
   「思い出」「小さなロマンス」「田舎風の歌」「ゆっくりと」、
  朗読とピアノのためのバラードOp.106、Op.122
トビアス・コッホ
(ピアノ、使用楽器:1855年製コンサート・グランピアノ、1850年製スクエア・ピアノ)
デュッセルドルフ・ジンガー・クレンツヒェン(歌の小花輪)、
ペーター=クリストフ・ルンゲ(朗読)
シューマンのヴァイオリンとピアノのための作品全集(GEN04043)が好評のトビアス・コッホのシューマン作品集。内容も凝ったもので、後期の名作の他、あまり録音のない「朗読とピアノのためのバラード」や「オレンジとミルテ」といった独奏作品以外も収録されている。録音:2007年1月デュッセルドルフ
GEN 86079 「愛の歌〜ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン重唱曲集」
 ブラームス:
  愛の歌(18のワルツ)Op.52、静かな夜に、別れの歌、
  おまえのやさしい恋人Op.65-4、
  私の胸の思いの全てOp.65-5他
 シューマン、メンデルスゾーンの重唱曲集
シュテファン・シュレッケンベルガー指揮
ムジカ・リングア、
ヴォルフガング・ルンケル(P)、
フリーデリケ・ヴィーズナー(P)
ブクステフーデ:祝祭カンタータ集(GMP020403)に続くムジカ・リングアのGENUINレーベル2枚目のアルバム。ムジカ・リングアは2人のソプラノ、カウンター・テナー、テノール、バスからなるアンサンブル。ブラームスの名作「愛の歌」をはじめドイツ・ロマン派作品が美しく歌われている。癒し系としても聴くことができる。録音:2006年4月
GEN 87087 「九重奏曲集」
 シュポア:九重奏曲ヘ長調Op.31
 クレメンティ:九重奏曲変ホ長調
  (断章、ピエトロ・スパーダ完成版、世界初録音)
 モーツァルト:
  ハフナー・ムジーク第2番ニ長調(ヤン・ベッチャー編曲)
ペルシウス・アンサンブル(Vn、Va、Vc、Cb、Fl、Ob、Cl、Hr、Fg)
古典派作曲家の九重奏曲集だが、オリジナルはシュポアの作品のみ。クレメンティの作品は未完の作品をピアニストでクレメンティ研究の第一人者ピエトロ・スパーダが完成させたもので世界初録音となる。またモーツァルト作品は当アンサンブルのオーボエ奏者ベッチャーが編曲したもの。室内楽の最大編成ともいえる九重奏曲だが、なかなか興味深いサウンドが楽しめる。
GEN 87088 「バッハ:ピアノ独奏へ編曲した協奏曲集」
 協奏曲第3番BWV.974
  (原曲:A.マルチェッロのオーボエ協奏曲)、
 協奏曲ニ長調BWV.1054
  (原曲:自作のヴァイオリン協奏曲)、
 協奏曲第4番BWV.975
  (原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲)、
 協奏曲第14番BWV.985
  (原曲:テレマンのヴァイオリン協奏曲)、
 協奏曲第6番BWV.977(原曲:不明)、
 協奏曲第7番BWV.978
  (原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲Op.3-3)、
 イタリア協奏曲
バベッテ・ヒアーホルツァー(P)
GENUINレーベルお得意の好企画盤。バッハは自作のみならず他の作曲家の作品もかなりクラヴィアのために編曲していた。そういった編曲作品が収録された後にイタリア協奏曲が演奏されている。フライブルク生まれのピアニストのヒアーホルツァーはベルリン・フィルを初めベルリン放送響やシュターツカペレ・ベルリン、ピッツバーグ交響楽団など共演もし、好評を博している。録音:2003年10月
GEN 86056
\1990
「バドゥラ=スコダ、シドニー・リサイタル」
 J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825/
 ブラームス:ソナタ第3番へ短調op. 5/
 バルトーク:組曲op. 14/
 ドビュッシー:版画/喜びの島
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
1952年に24歳のバドゥラ=スコダは初めてオーストラリアを演奏旅行し、熱狂的に歓迎された。30年後にシドニーに再び現れた時、歌劇場のホールは期待した聴衆で満員となり、バドゥラ=スコダはそれに十分こたえる演奏をしました。彼は芸術的に成長し、力が増し、音色は多彩になりましたが、若い時の情緒と優雅さはそのままでした。ブラームスには情熱的でロマン的な力がみなぎっていますが、バドゥラ=スコダはこのソナタの記念碑的演奏をしたエトヴィン・フィッシャーの生徒だった。バルトークの作品は他に録音していませんが、母はハンガリー生まれで、自身は1948年ブダペスト国際(バルトーク)コンクールに入賞している。録音:1982年5月31日、シドニー・オペラ・ハウス、ライヴ
GEN 86082 「青山聖樹モーツァルト、シューベルト:オーボエ作品集」
 モーツァルト:オーボエ・ソナタ(原曲:ヴァイオリン)ホ短調KV304/
 シューマン:
  アダージョとアレグロ(原曲:ホルン)op. 70/
  3つのロマンスop. 94/
  オーボエ・ダモーレ(原曲:クラリネット)と
   ピアノのための幻想小曲集op. 73/
 モーツァルト:
  アンダンテとフーガ(原曲:ヴァイオリン)イ長調KV402
青山聖樹(Ob)、
小山京子(P)
シューマンは「アダージョとアレグロ」にはホルン又はチェロ、ヴァイオリン、「3つのロマンス」にはオーボエ又はクラリネット、ヴァイオリン、「幻想小曲集」にはクラリネット又はヴァイオリン、チェロと、オリジナル以外の楽器の使用を許している。「アンダンテとフーガ」のモーツァルトの自筆譜はアンダンテの途中で終わっているとされているが、多くの音楽学者たちは、シュタードラーによるフーガの完成にはモーツァルトも協力したと推定していて、演奏者もそれに賛成している。青山聖樹はドイツで生まれ、インゴ・ゴリツキに師事した。ドイツのフィルハーモニア・フンガリカの主席オーボエ奏者を経て、2002年から2005年まで新日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者を務め、現在はNHK交響楽団で演奏している。また武蔵野音楽大学で後進を指導している。小山京子はワルシャワのショパン・アカデミー、ミュンヘン音楽大学を卒業し、独奏者・室内楽奏者として活動しながら武蔵野音楽大学で教えている。録音:2004年3月ソウル日本語解説付 
GEN 87081
\1990
「アンコール!フリューベック・デ・ブルゴス&ドレスデン・フィル」
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲/
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調op.72-2/変イ長調op.46-3/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/
 ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲/
 ヤロミール・ワインベルガー(1896-1967):
  歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」からポルカとフーガ/
 ボゼー:歌劇「カルメン」から4つの前奏曲/
 ベリオ:ボッケリーニの「マドリードの帰営ラッパ」の新規の4つの版/
 ファリャ:歌劇「はかない人生」から間奏曲と舞曲第1番/
 グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」から間奏曲/
 ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソンの舞踏会」から間奏曲/
 ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
ドレスデン・フィル
スペインのブルゴス生まれのフリューベック・デ・ブルゴスが、後半ではスペインあるいはスペインにちなんだ作品を生き生きと演奏している。2003年ドレスデン・フィルの首席客演指揮者となり、翌年首席指揮者・芸術監督に就任しました。ワインベルガーは、「バグパイプ吹きシュヴァンダ」によって19世紀ロマン派の民衆的歌劇にさかのぼり、チェコの歌劇の新しい楽派を作ろうとした。1927年の初演は大成功で、ドイツ語訳によって世界的な人気を得ました。ボッケリーニの「マドリードの帰営ラッパ」はギター五重奏曲で、当時ヨーロッパ中で人気があり、真夜中の帰営ラッパを描写している。録音:2006年12月・2007年1月ライヴ 
GEN 86073 フランク:大オルガンのための小品(1854)/
ジャン=アリスト・アラン(1911-1940):
 幻想曲第1番/幻想曲第2番/
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第7番op. 42-3
ヨハネス・ウンガー(Org)
アランはパリ音楽院でオルガンをデュプレ、作曲をデュカスに学び、1939年パリ郊外の聖ニコラス教会とパリのユダヤ教会堂のオルガン奏者になったが、翌年戦死した。幻想曲第1番はペルシアの詩人ウマル・ハイヤームの宗教的な4行詩に基づいている。第2番の特徴は旋法的な調子で、その起源は中欧の中世の宗教音楽だけでなく、アラビア語を話す国々の伝承音楽にもあります。10曲のオルガン交響曲で知られるヴィドール。この第7番は6楽章から成り、管弦楽書法をオルガンに移すだけでなく、この楽器固有の特性を十分に発揮させる形式が追求されている。ウンガーは1976年ドイツで生まれ、1998年デンマーク、オーゼンセの国際オルガン・コンクール、2000年英国セントオールバンズの国際オルガン・フェスティヴァルで優勝し、2003年からライプツィヒの聖トーマス教会のオルガン助手を務めている。2002年9月録音
GEN 86080 「コルネリア・プタセク(ソプラノ)オペラ・アリア集」
 トラエッタ(1727-1779)、モーツァルト、ケルビーニ、ヴェルディ、
 プッチーニ、リヒャルト・シュトラウス、
 フレデリック・シャスラン(1963-)のオペラからのアリア
コルネリア・プタセク(S)、
フレデリック・シャスラン指揮
マンハイム国立劇場管
プタセクはミュンヘンで生まれ、VDMK連邦コンクール、エリカ・ケート・コンクール、リッカルド・ザンドナイ国際コンクールに入賞した。ミュンヘンの摂政劇場でデビューし、バイエルン国立歌劇場で歌った後、ブレマーハーフェン劇場の合唱団員となり、2005-06年にはマンハイム国立劇場の歌劇合唱団員を務めた。トラエッタはナポリ派の歌劇のレチタティーヴォ・セッコとアリアの交代という常套的手法を改革し、音楽と劇との有機的な結び付きに配慮しました。最後の作品の作曲者で指揮のシャスランはパリで生まれ、1987-89年パリ管弦楽団とバイロイト音楽祭でバレンボイムの助手、続いてアンテルコンタンポラン合奏団でブーレーズの助手、1991年ルーアンのノルマンディー歌劇場、1999-2002年エルサレム交響楽団の主席指揮者、2005-06年マンハイム国立劇場音楽総監督を務めた。指揮のほかピアノ演奏、作曲も行っている。2006年7・8月録音
GEN 87083 ダンディ(1851-1931):「ピアノ作品集第1集」
 山の詩op. 15/旅の画集op. 33/
 主題、変奏、フーガと歌op. 85
ミヒャエル・シェーファー(P)
「山の詩」は、祖先の地である南仏ヴィヴァレの風景を描写した、3楽章から成る作品で、恋人の「固定楽想」が各楽章に現れる。形式におけるベルリオーズの影響だけでなく、リストのピアノ書法やワーグナーの和声の影響も明らかです。「旅の画集」は、シュヴァルツヴァルトとバイエルン地方のアルプスを旅行した時の印象を13の小品にしたもの。晩年の1925年に書かれた「主題、変奏、フーガと歌」は、単一の主題に基づき、絶対音楽に近づいた様式に変化しています。 シェーファーはミュンヘン音楽演劇大学教授を務め、ミュンヘン・ピアノ三重奏団などの一員として活動するほか、レスピーギのヴァイオリン・ソナタやシリル・スコットのピアノ・ソナタなど、忘れられた作品をGenuinレーベルに録音している。2005年12月録音
GEN 87089 ゲオルク・ゲーラー(1874-1954):「歌曲・二重唱曲集」
 恋人を悩ませる/彼は嵐と雨の中を来た/孤独に身をゆだねる人/
 天から来られた汝/5つのゼーゼンハイムの詩/
 フリードリヒ・リュッケルトの詩による3つの二重唱曲/熟慮op. 1/
 「2つの民謡」から/「インドの小さい歌曲集」から/雪片/
 一番すばらしい日よ、おやすみ
アンティエ・ペルショルカ(S)、
ヘンリク・ベーム(Bar)、
ヘンドリク・ブロインリヒ(P)
ゲーラーはツヴィッカウで生まれ、ライプツィヒ、ハンブルク、リューベック、アルテンブルクなどで指揮者として活動したが、1933年以降は作曲に専念した。管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、歌劇、合唱曲など広いジャンルの作品を残し、歌曲は200曲以上作曲した。ブロインリヒは、ゲーラーの楽譜などの資料を収集しているツヴィッカウの図書館がゲーラーの死後50年を記念する展示を行うと知って、これらの歌曲が忘れられないように録音したいと思った。ゲーラーは批評も行い、それを高く評価したシェーンベルクとは接触もあったが、ゲーラーの様式はドイツ・ロマン派に根差したものにとどまっていた。2005年10月−2006年7月録音

ロンドン・シンフォニエッタ/自主制作盤

SINF CD4-2006
\1800
チャールズ・ウォリネン(1938b):
 (1)キクロプス2000〜20人のプレーヤーのための
 (2)イゴール・ストラヴィンスキーのための聖遺物箱
オリヴァー・ナッセン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
好評のロンドン・シンフォニエッタ自主制作盤シリーズ最新盤。「イゴール・ストラヴィンスキーのための聖遺物箱」はストラヴィンスキー未亡人より夫の形見として手渡された未完の音楽の断片を素材として作曲されている。しかし作風は完全にウォーリネンのものであり烈しいコントラストが生み出す緊張感にあふれている。録音:(2)1994/(1)2001年

MEGADISC 1CD¥2400

MDC 7801 「ジョン・ケージ:14-7-10-3」
 フォーティーン(1990)〜
  Pf,Fl/picc&bass,Cl,B-Cl,Hrn,Trp,2Perc,2Vn,Va,Vc,Cb
 セヴン(1988)〜Fl,cl,Perc,Pf,Vn,Va,Vc、
 テン(1991)〜Fl,Ob,Cl,Trb,Perc,Pf,2Vn,Va,Vc、
 スリー(1991)〜3Perc 録音:2002-2005年
ザ・バートン・ワークショップ
オランダの現代音楽アンサンブル、バートン・ワークショップはケージの、数字だけの風変わりなタイトルの作品シリーズの第3弾。数字はどれも演奏者の数を表していて、編成によっていくらか様相は異なるがいずれも全楽器のトゥッティはなく、2、3の楽器が少しずつ弱音で長い音符を奏でてゆく瞑想的な音楽。THREEは3人の打楽器奏者のための作品だがシュールな音が最弱音で延々と続く。こんな音楽だがケージが純然たる打楽器作品を書いたのは久しぶりだった。
MDC 7802 アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー:
 タントラのカップリング
  (1)協奏交響曲「マイトゥーナ」
  (2)協奏交響曲「ジアオ」〜
   弦楽オーケストラ、増幅されたヴィブラフォン、
    鐘、チェレスタ、クラヴィノヴァのための
(1)ラビノヴィチ=バラコフスキー指揮
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
(2)ジャン=ポール・デシー指揮
ムジク・ヌーヴェル・アンサンブル
ラビノヴィチはアルゲリッチとの共演でも知られる作曲家、ピアニスト、指揮者で、最近は何故かラビノヴィチ=バラコフスキーと名乗っている。このアルバムはMEGADISCレーベルでの5枚目の作品集。今回はインドの宗教的なタイトルの作品です。タントラ教は、世界最古の信仰とされ、性愛(性交)を通し、宇宙の最高真理を知る事を目的としているそうだが、実際の音はいつものラビノヴィチ節でミニマルぽくチャカチャカと軽やかに明るく鳴っている作品。録音:(1)2005年12月17日ミラノ、ライヴ (2)2004年2月8日、ベルギー、ライヴ

MULTISONIC

31 0666
\2000
「モディーニャ〜ヴィラ=ロボス:ギター作品集」
 ブラジル風バッハ第5番〜第1楽章「アリア」/
 モディーニャ/12の練習曲/5つの前奏曲/神秘的な六重奏曲
ルボミール・ブラベツ(G)、
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)、
ジョフィエ・ヴォカーロヴァー(Fl)、他
 モディーニャは主にブラジルに伝承される抒情的な民謡の形式で、ヴィラ=ロボスはこの様式による歌曲集も作曲した。若い時からブラジル民謡に関心を持ち、同時にバッハや古典派・ロマン派のヨーロッパ音楽も熱心に研究した。9曲の「ブラジル風バッハ」や「神秘的な六重奏曲」における対位法はバッハの遺産に基づいている。練習曲集を献呈されたセゴビアはこれをショパンの練習曲集に相当するものと見なしたが、個々の技術的問題のヴィルトゥオーソ的な解決を超えた情緒的世界を作り出している。ブラベツはプラハ音楽院で学んで1974年パリの国際ギター・コンクールに入賞し、ロンドンの王立アカデミーで古楽を専攻した。30点以上の録音は数々の賞を受賞し、1989年にはブラジル政府からヴィラ=ロボス・メダルを授与された。2006年4月録音

NMC 1CD¥2200

NMC D112 「ブリテン:映画音楽集」
 夜間郵便列車(1935-36)、持参金/ロッシーニ組曲(1935)、
 王の紋章(1935)、黒人(1935)、海への道(1936)、電報(1935)、
 大英帝国の平和(1936)、メーターの背後の男たち(1936)、
 炭鉱夫の顔(1935)、君が愛を示そうとしている時に(1935)
マーティン・ブラビンス(指揮
バーミンガム現代音楽グループ、
バーミンガム市響合唱団、
バーミンガム・キング・エドワード学校合唱団
サイモン・ラッセル・ビール(語り)、
メアリー・カリュー(S)、
ブリテンはいくつか映画音楽を手がけているが、全て記録映画、教育用映画のためのもので劇映画のためのサントラではない。彼は生活のために勤めたイギリス郵政局映画部で後にイギリスの大詩人となるW.H.オーデンと出会い深い影響を受けることになる。それから二人で協力して映画を制作し音楽を作曲した(夜間郵便列車、炭鉱夫の顔)。作曲家としての地位が確立してから後は映画の仕事から離れるが、後にイギリス文部省の依頼でつけた教育映画「オーケストラの楽器」の音楽が後に「青少年のための管弦楽入門」になるなど、ブリテンにとって映画音楽は縁の深い分野であったようだ。録音:2006年
NMC D116 「デイヴィッド・ソウアー(1961b):管弦楽曲集」
 (1)引き出し、(2)交響組曲「朝から真夜中まで」、
 (3)水の記憶、(4)最も幸せな主役
(1)スザンナ・マルッキ(指揮)
(2)〜(4)マーティン・ブラビンス(指揮)
(1)(3)バーミンガム現代音楽グループ、
(2)(4)BBC交響楽団
ソワーはカーゲルに作曲を師事していることから前衛的なシアター・ピースかと思いきやジョン・アダムスかと思わせるエンターテイメント性の強い音楽。映画音楽的なところがあって楽しめる。指揮は注目の女性指揮者スザンナ・マルッキとイギリスものには定評のあるマーティン・ブラビンス。録音:2006年
NMC D129
\1600
デイヴィッド・ブレイク(1936b):
 (1)ヴァイオリン協奏曲(2)クリシュナ賞賛
(1)アイオナ・ブラウン(Vn)
ノーマン・デル・マー指揮
フィルハーモニア管
(2)テレサ・カヒル(S)
デイヴィッド・ブレイク指揮
ノーザン・シンフォニア
録音:1979年(ARGOレーベルで出ていたものの再発売)ブレイクはハンス・アイスラーに師事したこともあるイギリスのベテラン。ヴァイオリン協奏曲はベルクの影響を感じさせる佳作で、途中、ヴィエニャフスキかと思わせるロマン派の香りが折衷的に現われる。イギリス音楽の普及に生涯尽力したノーマン・デル・マーの知られざる録音。ヴァイオリンはアカデミー室内管のコンマスとしても有名なアイオナ・ブラウン。「クリシュナ賞賛」もベルクの影響の濃い作品。こちらは作曲者自作自演。
NMC D130 アンソニー・ペイン(1936b):作品集
 何もない風景、森の生活者、結び目と糸エドワード・トーマスの詩、
 石と、もの悲しい場所が歌う
ジェーン・マニング(S)
ロジャー・モントゴメリー指揮
ジェーンズ・ミンストレル(室内アンサンブル)
アンソニー・ペインは未完だったエルガーの交響曲第3番を補筆・完成させたことで、一躍有名になった作曲家。ペインはイギリス近現代の作曲家たち、つまりヴォーン・ウィリアムス、バックス、ラッブラ、ブリテンらの伝統を引き継いだ、全体に曇り空のようなトーンを持つメランコリックな作品を作曲する。歌手のジェーン・マニングはペイン夫人、ジェーンズ・ミンストレルは作曲家本人が組織した器楽アンサンブルでともに作品に深い理解を示している。録音:2006年

NORTHERN FLOWERS 1CD¥2200

ロシア音楽ファン待望の新譜が続々発売。ショスタコーヴィチの2台のピアノのための作品全集に、そのショスタコーヴィチの弟子ボリス・チャイコフスキーやティシチェンコの大作がまとめて登場!。好評だったタネーエフの弦楽四重奏の続編は五重奏曲全集。
NF/PMA 9941 「ショスタコーヴィチ:2台のピアノのための作品全集」
 (1)コンチェルティーノOp.94(1953)、
 タランテラ(1953)、メリー・マーチ(1949)、
 2台のピアノのための組曲Op.6(1922)、
 (2)ピアノ・ソナタ第2番Op.61、
  幻想舞曲集Op.5、「黄金時代」のポルカ
(1)(2)ピョートル・ラウル(P)、
(1)アレクサンドル・サンドレル(P)
NF/PMA 9942 ボリス・ティシチェンコ:
 (1)交響曲第1番Op.20(1961)
 (2)封鎖の記録交響曲Op.92(The Blockade Chronicle Symphony)
(1)エドゥアルト・セロフ、
(2)アンドレイ・チスチャコフ指揮
(1)(2)レニングラード・フィル録音:
(1)1970年4月、(2)1985年4月
NF/PMA 9943 セルゲイ・スロニムスキー(1932〜):
 オペラからのオラトリオ組曲「ヴィリネヤ」(1974)/
 シンフォニエッタ(1966)
ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ指揮
サンクト・ペテルブルグ国立カペラ管&合唱団
NF/PMA 9944/45
(2CD)
「セルゲイ・タネーエフ:五重奏曲全集」
 弦楽五重奏曲Op.14、Op.16、ピアノ五重奏曲
タネーエフ四重奏団、
タマラ・フィードラー(P)、
ユーリ・クラマロフ(Va)、
ベニャミン・モロゾフ(Vc)
NF/PMA 9946 ボリス・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(1969) エドゥアルト・セロフ指揮
オーゼンセ響、
ヴィクトル・ピカイゼン(Vn)
NF/PMA 9947 ボリス・ティシチェンコ:交響曲第6番
 (ムラヴィンスキーの思い出に〜
  ソプラノ、アルトと管弦楽のための)Op.105(1988)
ロジェストヴェンスキー指揮
ソヴィエト文化省響、
ヴァレンティナ・ユズヴェンコ(S)、
エレナ・ルビン(A)、

ORF 1CD¥2300

CD 460
(SACD Hybrid)
\2300
豊かな五月〜
 中世とルネッサンス期におけるイタリア宮廷の歌と踊り
 (ツァッカーラ・ダ・テラモ、ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ、アントニオ・カプリオリ、
 ギョーム・デュファイ、グリエルモ・エブレオ・ダ・ペサロ、ジョスカン・デプレ、
 ジョヴァンニ・アンブロシオ・ダルツァの作品、伝承曲)  
アンサンブル・ミクロロゴス
CDには収録日と場所についての記載が一切ないが、2005年9月24日に、ウィーンのリヒテンシュタイン博物館のヘルクレスザールで行われた演奏会のライヴ録音である。ミクロログスはイタリアの古楽団体。Opus 111やZig-Zagに多数録音をしており、高い評価を得ている。ライヴだけに、演奏には生気あるエネルギーが宿り、観客も徐々に熱狂していく。それでいて、演奏に疵が皆無なのは驚くしかない。中世音楽ファン必携のCDである。録音:2005年9月24日、ウィーン、ライヴ、DSD、65:30
CD 478
(2SACD Hybrid)
\4600
ヘンデル:オラトリオ《ユダス・マカベウス》
 (オリジナル版、英語上演)
コルネリア・ホラク(S)、
ヘルミーネ・ハーゼルベック(MS)、
トーマス・キュンネ(C-T)、
ダニエル・ヨハンセン(T)、
クレメンス・サンダー(B)、
ギュンター・フリードリ(B)、
ハインツ・フェルレシュ指揮
バルッコ(ピリオド楽器使用),
ウィーン・ジングアカデミー、
アルテンブルク少年合唱団
《ユダス・マカベウス》は、1847年、ヘンデルの比較的後期の作品。イスラエルの英雄、マカベアのユダを主人公にした劇的オラトリオで、これは1745年に反乱を起こしたチャールズ・エドワード・ステュアートに、カンバーランド公が勝利を収めた事実を、歴史劇として扱ったものです。表彰の音楽として有名な「見よ、勇者は帰る」に代表される音楽は、ヘンデルの円熟の極みを見せている。指揮のハインツ・フェルレシュは、1998年からヴィーナー・ジングアカデミーの指導者で、2002年にバルッコを設立している。オリジナルの英語の上演である。録音:2006年11月16日,コンツェルトハウス、ライヴ、DSD、127:00
CD 479
(SACD Hybrid)
\2300
美しい岸辺の傍で〜スコットランドの伝承歌 クワドリガ・コンソート
スコットランドの素朴で心に染みる歌を、古楽器の伴奏で演奏している。ペドロ&カプリシャスの「五番街のマリーへ」と瓜二つなことで有名な「美しい岸辺の傍で(ロッホローモンド)」も収録。クワドリガ・コンソートは2000年にグラーツで結成された古楽団体。歌のエリザベス・キャプランは南アフリカ出身のポップシンガーで、彼女の素朴で透明な声がスコットランドの古謡で絶大である。2006年7月ライヴ録音、DSD、68:20
CD 480 ロラント・フライジッツァー(1973〜):作品集
 (1)計画における第4の研究
 (2)バセット・クラリネット協奏曲
 (3)6人の音楽家のための音楽
 (4)第2オーボエ協奏曲
 (5)サクソフォン四重奏曲
 (6)ヴィオラ協奏曲
 (7)ナイト・ダンス
 
(1)ゴットフリート・ラープル(指揮)
アンサンブル・ディ・ライエ
(2)シュタッフェン・マルテンソン(バセット・クラリネット)、
(2)(4)(7)ペーター・コイシュニヒ(指揮)
(2)(4)アンサンブル・コントラプンクテ
(3)イゴール・ドロノフ指揮
モスクワ・ニュー・ミュージック・スタジオ
(4)クラウス・リエンバッハー(Ob)
(5)ウィーン・サクソフォン四重奏団
(6)ヘンリク・フレンディン(ヴィオラ)、
ローラント・フライジツァー指揮
GAGEEGO!
(7)モスクワ管
ロラント・フライジッツァーは1973年ウィーンに生まれた作曲家。父親の仕事の関係で、少年時代を長くモスクワやワルシャワなどで過ごしている。1990年代から作曲を開始、1999年にオーストリーに帰国、以来モスクワとウィーンで活躍している。録音:1997−2006年
CD 482
¥2090
ベートーヴェン:弦楽五重奏による「フィデリオ」
ハウアー:7つの性格的小品より(4曲)
トーマス・フェオドロフ(Vn)
ダヴィド・ドラベク(Vn)
ウルズラ・コルチャク(Va)
イルゼ・ヴィンコール(Va)
ルドルフ・レオポルド(Vc)
「フィデリオ」は、ベートーヴェンの同時代人による弦楽五重奏への編曲。原曲の味を生かした非常に巧みな編曲で、オペラを知っている人に楽しめるのはもちろん、純粋に弦楽五重奏としても優れた出来になっている。エルヴィン・シュタインハウアーの語りを挟んで進められる。ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(1883-1959)は、ウィーンの作曲家。シェーンベルクより先に12音音列の作曲技法を探求し、後に12音技法の始祖となったシェーンベルクを激しく非難したことで知られている。しかもナチスに排斥されたため、作品は完全に忘れ去られてしまった。近年、再評価が進んでいる。シェーンベルクに比べると、強烈さは乏しいが、洒落っ気も感じさせる知性的な魅力のある作風である。録音:2006年11月9日ライヴ、70:22

PIERRE VERANY 1CD¥2400

PV 706101 フォーレ:
 優しき歌op. 61(ピアノと弦楽による伴奏付き版)/
 ピアノ五重奏曲第1番ニ短調/月の光op. 46-2/
 憂鬱op. 51-3/牢獄op. 83-1
ジェローム・コレア(Bs-Br)、
フィリップ・ビアンコーニ(P)、
ドミニク・ドジャルダン(Cb)、
パリシー四重奏団
ここに収録された歌曲は皆ヴェルレーヌの詩につけられたもの。「優しき歌」は当時としては革新的な作品で、幸福な関係にあったエマ・バルダックを思って作曲され、彼女に献呈されました。ピアノ五重奏曲第1番はあまり演奏されませんが、最も優れた作品の一つで、難聴の兆候の出始めた1906年に完成し、イザイに献呈された。コレアはパリ音楽院で学び、世界各地でバロックから20世紀までの歌劇に出演し、トゥルーズ音楽院でバロック時代の歌唱法を教えている。1997年に17・18世紀のイタリア音楽を専門とするバロック・アンサンブル「レ・パラダン」を結成した。ビアンコーニはカサドシュ国際コンクールとベオグラード青少年音楽国際コンクールで優勝し、ヴァン・クライバーン国際コンクールで銀メダルを受賞した。ガルネリ四重奏団、東京クヮルテット、ジャン=ピエール・ランパルなどと共演している。2005年4月録音
PV 707021 クロード・バルバートル(1724-1799):「未出版のクラヴサン曲集」
 アリエッタと牧歌/アンダンテ/戦いの行進曲/前奏曲/
 陽気なエア/揺り床/前奏曲とロンドー/
 バルバートル氏のロマンス/メヌエット/ロマンス/
 ミュゼットと牧歌/狩他
ジャン=パトリス・ブロス(Cemb)
バルバートルは、18世紀パリで最も有名で、才能があり、活躍していたオルガン・クラヴサン奏者の一人でした。生地ディジョンのオルガン奏者を務めた後、1760年ノートル・ダム大聖堂のオルガン奏者、1766年王の弟(後のルイ18世)のオルガン奏者となり、マリー・アントワネットやシャトル公にクラヴサンを教えた。最初に出版されたのは1759年のクラヴサン曲集で、後にオルガンのためのノエル集などを出版している。ここに収録された作品は、1770年代末に書かれたと思われる、フランス国立図書館が所蔵する手稿譜「様々な作曲家によるクラヴサンと組織されたフォルテピアノの曲集」や、ヴェルサイユ市立図書館所蔵の、1777年の日付のある、バルバートル自筆と思われる手稿譜に含まれている。2006年6月録音
PV 707022/23
(2CD)
ヴィヴァルディ:「様々な楽器のための協奏曲集」
 協奏曲ハ長調RV558/葬送協奏曲変ロ長調RV579/
 協奏曲ハ長調RV555/協奏曲ハ長調RV560/
 協奏曲ハ長調RV559/協奏曲ハ長調RV556「聖ロレンツォの祝日のために」/
 協奏曲へ長調RV577/協奏曲へ長調RV572/
 2つのヴァイオリンの協奏曲ニ短調RV566/
 2群の合奏のための協奏曲イ長調RV585/協奏曲ハ長調RV557/
 ヴァイオリンとオーボエの協奏曲ト短調RV576
ジャン=クリストフ・スピノジ指揮
アンサンブル・マテウス
分売で出ていたスピノジの名盤ヴィヴァルディの協奏曲集(PV796023とPV704052)のセット化。アンサンブル・マテウスは1991年に演奏を始め、演奏曲目によって5人から35人の、古楽器又は現代の楽器を使用する若い演奏家で構成されます。特にヴィヴァルディの研究と演奏で評価され、日本を含む世界各地で演奏している。アムステルダムのファン・ヴァセナー国際コンクール、「付随音楽の最優秀作品に対する音楽批評家賞」、「アントニオ・ヴィヴァルディのディスク国際賞」、「年間最優秀ディスク賞」などを受賞した。1995年12月・1996年10月録音
PV 707031 ジョルジュ・オンスロー(1784-1853):
 弦楽五重奏曲第21番ト短調op. 51/
 弦楽五重奏曲第34番ホ長調op. 82
サロン・ロマンティク
【ピエール・フランク(Vn)、
ヴィオレーヌ・ド・グルネ(Vn)、
オディル・ポドポヴィトニ(Va)、
ソフィー・セルフ(Va)、
パウリーヌ・ワルニエ(Vc)】
サロン・ロマンティクによるオンスロウの弦楽五重奏曲集第2弾。オンスロウはJ.L. ドゥシェクとJ.B. クラマーにピアノを習い、1801年メユールの歌劇を聴いて作曲家になることを決め、A. レイハに作曲を学びました。貴族たちがパリの邸宅で過ごす冬には、そこで新作の主に室内楽曲を演奏した。1827年の歌劇「行商人」は成功を収め、1842年学士院会員となった。70曲の四重奏曲・五重奏曲を含む多数の室内楽曲のほか、3つの歌劇、4つの交響曲など100曲以上の作品がある。最後の室内楽曲となった第34番は、オンスロウの他の五重奏曲では楽器の選択が任意(ヴィオラかチェロ2つ、又はチェロとコントラバス)であるのに対し、ヴィオラ2つと指定されている。サロン・ロマンティクは、当時の楽器を用いて19世紀の室内楽曲を演奏し、サロンの雰囲気を再現しようとする弦楽合奏団で、編成は演奏する曲によって変わる。2006年6月録音

QUERSTAND 1CD¥1800

VKJK0708
(SACD Hybrid)
\2200→¥1990
ブルックナー:交響曲第7番 ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
話題の超名演「ブル8」の続編!前回の8番はゲヴァントハウス管の退任記念コンサートだったが、今回は退任後、名誉指揮者として初めて帰ってきたコンサートのライヴ。ブル7を二キッシュ指揮で世界初演を果たした伝統のゲヴァントハウス管が、現代最高のブルックナー指揮者ブロムシュテットと敬虔な祈りの音楽を奏でる。キリッと引締って精緻なアンサンブルはブロムシュテットのトレーニングの賜物。名誉指揮者として初登壇のコンサート・ライヴ。ゲヴァントハウス管のブル7は意外と少なく、コンヴィチュニー盤とマズア盤があるだけ。ブロムシュテットにとっては1980年のシュターツカペレ・ドレスデン盤以来の再録音で、実に26年振り。録音:2006年11月23-25日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
VKJK 0617 「ザクセンのオルガン第2集−
 ライプツィヒ、メッケルンのメンデルスゾーン・オルガン」
  メンデルスゾーン:
   前奏曲とフーガハ短調/オルガン・ソナタイ長調op. 65-3/
  ラインベルガー(1839-1901):
   オルガン・ソナタニ短調op.148からカンティレーナ/
  ジョルト・ガールドニュイ(1946-):モーツァルト変容/
  ジャン・ラングレ(1907-1991):
   3つのグレゴリオ聖歌のパラフレーズop. 3から
    第3番感謝の賛歌「テ・デウム」/
  J.S.バッハ:
   「フーガの技法」から対位法第11番/
   様々な手法による18のライプツィヒ・コラール集から
    「いと高きにある神にのみ栄光あれBWV662」
    「われは神より離れずBWV658」
    「今ぞすべての人よ神に感謝せよBWV657」/
   前奏曲とフーガホ短調BWV548 2006年8月録音 
ホルム・フォーゲル(Org)
使用されているオルガンは、1766年ライプツィヒの教会のためにシュヴァイネフライシが建造し、1901年、ライプツィヒの西方にある都市メッケルンの教会に移され、更に2004年に改修された。ハンガリーの作曲家ガールドニュイの「モーツァルト変容」は、モーツァルトのピアノ・ソナタニ長調K. 576第3楽章の主題に基づく、ジャズの要素の混じった陽気な作品です。フランスのラングレはオルガン作品と即興演奏で世界的な評価を得ている。盲目のオルガン奏者フォーゲルは1939年マイニンゲンで生まれ、ライプツィヒの音楽演劇大学で学んだ後、ヴァルヒャに師事した。1968年からライプツィヒの教会で、2000年からは同地のメッケルンの復活教会で教会音楽家として働いている。
VKJK 0619
(2CD)
ライオネル・ファイニンガー(1871-1956):
  「オルガンのためのフーガ集」
   ファイニンガー:
    フーガ第4番イ短調/第6番ハ長調/
    第7番ロ短調「父の思い出に」/
    第9番ホ短調/第10番イ短調/第11番変ホ短調/
    第12番「アハシュエロス」ト短調/第13番ニ長調/
  ハンス・ブレンナー((1892-1978):
   キリストは死の絆につかせたまえり/
  クルト・ディートマー・リヒター(1931-):パッサカリアの形式による結晶
マティアス・ドライスィヒ、
フランク・ディトマー、
アンドレアス・マルクヴァルト、バルバラ・フォン・ベルク、
ヨアヒム・ダリッツ、(Org)他
ファイニンガーはドイツ系アメリカ人。音楽家を両親としてにニューヨークで生まれ、ライプツィヒ音楽院で学ぶために乗った船の中で、突然画家になることに決め、その後ドイツの代表的な画家として活動したが、ナチスに「退廃芸術家」とされたため、1937年ニューヨークに戻りました。ファイニンガーはバッハのフーガの多層的構造を好み、それを自分の絵画の構成に用いようとした。これらは生前は「補足的作品」と見なされて少数しか演奏されなかったため、このCDのほとんどは世界初録音。 ブレンナーは歌劇、管弦楽曲、室内楽曲、オルガン曲などを作曲し、現代歌劇の指揮をするほか、「結晶」を含め、ファイニンガーの絵画に刺激された作品を書いている。
VKJK 0620 「バロック・マンドリンとリュートのための音楽」
 ヘンデル:ソナタト短調HWV452/
 ダリオ・カステッロ(17世紀):
  ソプラノ楽器独奏の為の3つのソナタ〜第1番/
 マラン・マレ:マレ風のソナタ/
 D.スカルラッティ:ソナタ第5番ト長調K. 91/
 J.S.バッハ:フランス組曲第3番ロ短調BWV814
ジョコンド二重奏団
【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、
ミルコ・シュラーダー(Lute)】
ここに収録された5曲のうち、ヘンデルとスカルラッティの作品はチェンバロ用で、他は楽器が指定されていない。カステッロは、イタリアの初期バロック音楽の作曲家。「マレ風のソナタ」は3曲から成る「音階および様々な合奏の小品」の第2曲。スカルラッのK. 91には「マンドリンとチェンバロのためのソナタ」という題がつけられ、緩急緩急の教会ソナタの形式によっている。 ソフィアで生まれたリヒテンブルクと1964年生まれのシュラーダーはケルン音楽アカデミーで出会い、1991年にジョコンド二重奏団を結成した。様々な国内・国際コンクールで優勝し、日本を含む世界各地で演奏している。1997年6−9月録音
VKJK 0621 「マンドリンとギター又はリュートのためのソナタ集」
 クリストフォロ・シニョレッリ(1731-1815):
  バロック・マンドリンとリュートのためのソナタト長調/
 アッバーテ・ラニエリ・カッポーニ(18世紀):
  バロック・マンドリンとリュートのためのソナタ第8番/
 ジャン・フランチェスコ・ディ・マーヨ(1732-1770):
  ナポリ型マンドリンとギターのためのソナタヘ長調/
 ガブリエレ・レオーネ(1725-1790頃):
  ナポリ型マンドリンとギターのためのソナタハ長調/
 ラファエレ・カラーチェ(1863-1934):
  ロマンティック・マンドリンとギターのための協奏曲第1番op. 113 1994年9月録音
ジョコンド二重奏団
【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、
ミルコ・シュラーダー(Lute)】
ナポリは18世紀ヨーロッパで音楽の最大の中心地の一つで、有名な作曲家たちが集まった。マンドリンはナポリの人々に特に好まれ、18世紀イタリアの室内楽曲や歌劇のアリアの伴奏にしばしば用いられた。17世紀から18世紀中ごろまで用いられたバロック・マンドリンは、リュートと同じ構造で、6対のガット弦が張られていた。18世紀中ごろから、4対の弦をヴァイオリンと同様に調弦したナポリ型マンドリンを音楽家たちは好むようになった。ここに収録されているのは皆ナポリの作曲家の作品で、バロックからロマン派までのマンドリン作品を概観することができる。
VKJK 0622 「マンドリンとギターのためのアメリカ音楽」
 スティーヴン・ファンク・ピアソン(1952-):
  山の荒地/
 ガーシュウィン:3つの前奏曲/
 ウィル・エイトン(1948-):マンドリンとギターのための3楽章/
 ブライアン・イスラエル(1951-1986):
  マンドリンとギターのためのソナティネッタ/
 ダニエル・ピンカム(1923-):序奏、夜想曲とロンド/
 ポール・ミッチェル=ダヴィドソン(1946-):ロンド/
 デーヴ・ブルーベック(1920-):
  3つは仲間/それはラグタイムのようなワルツ
ジョコンド二重奏団
【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、
ミルコ・シュラーダー(Lute)】
アメリカ音楽の特徴の一つは、クラシック音楽とポピュラー音楽の境界が流動的なことだろう。ピアソンはギター演奏のコンクールにも入賞していて、「山の荒地」にはジャズやポピュラー音楽の和声とのつながりを示している。エイトンは古楽に関心を持ち、「マンドリン・フェスティヴァル」コンクールで2位を受賞した「3楽章」もバロック音楽の痕跡を示している。「ソナティネッタ」は同コンクールで1位となった。ピンカムはピストン、コープランド、バーバー、オネゲルに学び、伝統的な音楽も電子音楽などの革新的な音楽も作曲している。ブルーベックはミヨーとシェーンベルクに学んだが、20世紀の最も重要なジャズ・ピアニストの一人でもある。1955年結成した「デーヴ・ブルーベック・カルテット」は最も有名なジャズ楽団の一つとなった。1996年3月録音
VKJK 0633
(2CD/1枚価格)
\1800→¥1690
シューマン没後150年記念コンサート3つの協奏曲
 シューマン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調/
  チェロ協奏曲イ短調op. 129/
  ピアノ協奏曲イ短調op. 54
ハルトムート・シル(Vn)、
ロディン=ゲオルゲ・モルドヴァン(Vc)、
アレクサンダー・マイネル(P)、
高橋直史指揮
アウエ・エルツゲビルゲ・フィル
シューマンの3つの協奏曲を一度に演奏するという珍しい演奏会は、シューマンの没後150年を記念して行われた。シルは1971年ライプツィヒで生まれ、1995年国際モーツァルト・コンクールに入賞し、1997年からローベルト・シューマン・フィルの第1コンサート・マスターとローベルト・シューマン四重奏団の第1ヴァイオリン奏者を務めている。モルドヴァンは1964年ルーマニアで生まれ、パレルモとパルマのオーケストラのチェロ奏者を務めた後、1993年ライプツィヒ・MDR中部ドイツ放送交響楽団の首席チェロ奏者になった。マイネルはハレ出身で、ライプツィヒ音楽演劇大学とジュリアード音楽院で学び、同大学とハレのルター大学で教えている。高橋直史は1973年に生まれ、東京芸術大学で遠藤雅古、若杉弘に師事し、ミュンヘン音楽演劇大学やメータ、ツァグロセク、ゲルギエフのマスター・クラスで学んだ。ブランデンブルク劇場、オスナブリュック市立劇場の指揮者を経て、2004年からエルツゲビルゲ劇場と管弦楽団を指揮し、2006年音楽監督となりました。1998年に新日本フィル、2006年に読売日本交響楽団を指揮し、2008年には名古屋フィルを指揮する予定。2006年10月 ライヴ録音

RCD

RCD 30108
\2000
ムソルグスキー:展覧会の絵
スクリャービン:
 炎に向かってOp.72、5つの前奏曲Op.74、ピアノ・ソナタ第5番Op.53
ミハイル・アルカディエフ(1958〜):
 ソナタ・ブレヴィスOp.1、
 アイネ・クライネ・ツァウバームジーク(小さな魔法の音楽)Op.3
ミハイル・アルカディエフ(P)
1958年レニングラード(現サンクト・ペテルブルグ)生まれのピアニスト・作曲家のミハイル・アルカディエフの「展覧会の絵」、スクリャービンに加えて自作自演が収録されたアルバム。ソナタ・ブレヴィスは暗い雰囲気の静けさと激しさの対照が見事な10分強の作品。アイネ・クライネ・ツァウバームジークはパロディックなタイトルの割りには不思議な感じの静かな小品。録音:1994年モスクワ、デジタル
RCD 30109
\2000
ショパン:
 練習曲全集12練習曲Op.10、
 12の練習曲Op.25、3つの新しい練習曲
ラドスラフ・クヴァピル(P)
ブルノ生まれのチェコの名ピアニスト、クヴァピルのショパン練習曲全集です。ドヴォルザークやヤナーチェクのピアノ作品全集(ヤナーチェクに至っては2度も)を録音するなどチェコ音楽の専門家と思われがちですが、ショパンやシューベルトも重要なレパートリーとしている。2002年にはアメリカでショパンの主要作品を録音している。情緒豊かな素晴らしいショパン。録音:1997年デジタル録音

TELOS 1CD¥2300

TLS 055 カール・アマデウス・ハルトマンのピアノ作品集
 「K.A.ハルトマン(1905-1963):ピアノ作品集」
  小組曲第1番、小組曲第2番、トッカータ、フーガ、ソナチネ、
  ソナタ第1番(トッカータ/ゆっくりした舞曲/終曲)、
  ソナタ《1945年4月27日》 演奏:録音:2004-2005年
ベネディクト・ケーレン(Pf)
近年再評価の著しいカール・アマデウス・ハルトマンは管弦楽曲、弦楽四重奏曲など多作だがピアノ作品だけを集めたCDは珍しい。作風は無調、厳格な対位法、ジャズなど多様なイディオムの折衷がクルシェネクあたりを思い出させる。ピアノのケーレンはゲザ・アンダらに師事した。ハルトマンの他、ヤナーチェク、ストラヴィンスキー、アンタイル、サティなどもテロス・レーベルに録音している。
TLS 105 「ヴァレリオ・サニカンドロ:室内楽作品集」
 私は照射する(2000)〜
  A.Fl,B.Cl,Vc,Pf(prepared),Perc、
 Repercussio(2002)〜Vc,Pf(prepared)、
 重点のコバルト(2001/2003)〜Ob,Cl,Va,Vc,、
 新しい形(2000)〜Pfルネサンス(2000)〜Vn,Pf(prepared)
 救うためには影で覆いなさい(2002)〜
  Fl,Cl,Vn,Vc,Pf(prepared)
E-Mex現代音楽アンサンブル
サニカンドロはヨーク・ヘラーとハンス・ツェンダーに師事した作曲家。2002年にはダルムシュタット夏期国際現代音楽講習会でも教鞭をとっている。作風は点描的、静謐さ、突然の音響爆発など、ここ20年くらいのヨーロッパ現代音楽界のトレンドを反映している。演奏:録音:2000-2004年
TLS 120 アコーディオンによるゴールドベルク変奏曲!
 J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲
ヴォルフガング・ディメトリク(アコーディオン)
右手で鍵盤、左手でボタンを操作して2つの鍵盤を弾くように演奏できるアコーディオンが1950年頃から現れた。それぞれの音域は5オクターヴ以上にわたり、ボタンによって3通りまたは4通りの音色を出すことができます。「ゴルトベルク変奏曲」が本来書かれた鍵盤楽器の演奏者にとってさえ困難なこの大作を、ディメトリクは鮮やかに演奏している。けれども、この作品に長い間に心を奪われていたディメトリクは、ポリフォニーを演奏できるこの楽器でこの作品に挑戦するのは自分にとって当然なことだと述べている。 ディメトリクは1974年オーストリアで生まれ、グラーツ音楽院とヴュルツブルクのヘルマン・ツィルヒャー音楽院のほか、多くのマスター・クラスで学びました。ウィーンのファメ・コンクール、グラーツの国内音楽学校コンクールほか多数の賞を受賞し、1998年からバイエルンのアルテティング音楽専門学校で教えている。2001年9月録音 
TLS 121 アコーディオンによるハイドン:ピアノ・ソナタ集
 ハイドン:「ピアノ・ソナタ集(アコーディオン用編曲)」
  ニ長調Hob. XVI-42/へ長調Hob. XVI-29/
  ニ長調Hob. XVI-33/変ホ長調Hob. XVI-28
ヴォルフガング・ディメトリク(アコーディオン)
ハイドンのピアノ・ソナタと現在称される作品のうち初期のものは、チェンバロでもフォルテピアノでも演奏されたが、ここに収録された、1770年代以降の作品は、音量を変化させることのできるピアノを想定して作曲されました。一方、上述した型のアコーディオンは、風圧によって音を出すという管楽器の特性を持つと同時に、ボタンによって音色やニュアンスを変化させることができる。ディメトリクは、ハイドンのピアノ・ソナタの音の特質や、異なる声部の透明な組み合わせ方によって、アコーディオンに内在する力を発揮させられると考え、これらの作品の新しい解釈を企てたと述べている。2003年4月録音
TLS 125 ダーフィト・フィリップ・ヘフティ(1975-):
 「創始者」無伴奏ヴァイオリンのための「日記」/
 無伴奏クラリネットのためのモザイク「おお、星よ」/
 フルート、打楽器とピアノのための「メランコリア1」/
 クラリネット協奏曲「創始者」
シュテファン・テンツ(Vn)、
ヴァレンティン・ヴァンデラー(Cl、バセットホルン)、
フィリップ・ラシーヌ(Fl)、
マティアス・ヴュルシュ(Perc)、
オリヴァー・シュナイダー(P)
スイスで生まれたヘフティは作曲をヴォルフガング・リーム、クラリネットをヴォルフガング・マイアに学び、ジョルジュ・エネスコ・コンクールで1位を受賞した。指揮者・クラリネット奏者としても活躍している。「メランコリア1」はサントリー音楽財団サマーフェスティバル2005<Music today 21>で演奏された。この曲名はデューラーが制作した「メランコリア」と題する一連の銅版画のうち、1514年の「メランコリア1」に由来し、そこには魔方陣が描かれている。「創始者」は5連作の第1作で、管弦楽部分は伝統的手法で作られているのに対して、独奏パートには現代的技法が多数用いられている。 2003・2005・2006年録音

TUDOR 1SACD¥2300

TUDOR 7144
(SACDHybrid)
¥2090
シューベルト: 交響曲第8(9)番ハ長調 D.944 「グレイト」 ジョナサン・ノット指揮
バンベルク響
ジョナサン・ノットとバンベルク交響楽団による、シューベルトの交響曲全集の第4集、これで全曲揃った。ノットが音楽監督に就任してから、今年で7年になる。就任当初、まだ30代の英国人指揮者が音楽監督になったというだけでも驚いたものだった。これほど良好な関係を築くと予想した人はいなかったろう。このシューベルトの大交響曲を聞くと、たしかに両者の蜜月が窺える。ノットの音楽はきちんと整理されているが、しかし無機的になることはなく、音楽は一貫して豊かで柔和なニュアンスが込められている。40代半ばの指揮者としては、極めて優れた演奏だろう。SACDでの発売。録音:2006年919-22日
TUDOR 7141
(SACDHybrid)
¥2090
シューベルト: 交響曲第1番、第3番、
 第7(8)番「未完成」(第3楽章冒頭の断片も収録)
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク響
好評のジョナサン・ノットのシューベルト:交響曲全集の第1作。通常CDで発売されていたものが、今後はSACDハイブリッドで出荷されることになりました(品番に変更はありません)。これで全曲がSACDで揃うことになる。「未完成」第3楽章の完成された断片も収録。
TUDOR 7137
(SACDHybrid)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
シャロウン・アンサンブル・ベルリン
【カール・ハインツ・シュテッフェンス(Cl)、
ガイ・ブラウンシュタイン(Vn)、
クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
ウルリヒ・クニェルツァー(Va)、
リヒャルト・デュヴァン(Vc)】
ベルリン・フィルのクラリネット奏者シュテッフェンスのTUDORへの6枚目のアルバム。モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲をカップリングしたSACD。カール=ハインツ・シュテッフェンスは、1961年、ドイツのトリーアに生まれたクラリネット奏者。1989年にバイエルン放送響のソロ・クラリネッ奏者に、さらに2000 年にはベルリン・フィルのソロ・クラリネット奏者に就任している。シャロウン・アンサンブル・ベルリンは、最大八重奏のアンサンブル。今回はベルリン・フィルの第1コンサートマスター、ガイ・ブランシュタインが率いる弦楽四重奏団で、全員がベルリン・フィルの団員。スーパー・オーケストラ、ベルリン・フィルの粋が結晶したような2曲である。
TUDOR 7149
\1800
アダージョ〜チェロとオルガンのための作品集
 (1)エネスコ:宗教的アンダンテ、
 (2)タルティーニ:コレッリの主題による変奏曲
 (3)バッハ:チェンバロ協奏曲第5番−アリオーソ
 (4)ケ=デルヴロワ:組曲 ニ短調、
 (5)シューベルト:八重奏曲−アダージョ
 (6)ヴィヴァルディ:ソナタ第6番
 (7)モーツァルト:
   ラリネット五重奏曲 イ長調 K.581−ラルゲット,
   セレナード第7番 ニ長調 K.250 「ハフナー」−ロンド
 (8)カザルス:鳥の歌、
 (9)ショスタコーヴィチ:アダージョ
アレクサンドル・モロシャヌ(Vc)
マグダレーナ・モロシャヌ(Vc,(1)〜(5))
ジョルジュ・アタナシアデ(Org)
チェロとオルガン伴奏による面白いアルバム。パイプオルガンの荘厳な音色と、チェロの渋さが相まって、非常に渋く美しい世界が繰り広げられる。アレクサンドル・モロシャヌは、ヴィオッティ国際コンクールで優勝したことのある名手。マグダレーナは彼の娘である。 録音:2006年8月28−30日

VAI(CD) 1CD¥2200

VAIA 1265
¥1990
ロシア出身、期待の若手クレショフのリスト
「ヴァレリー・クレショフ・プレイズ・リスト」
 リスト:
  ピアノ・ソナタ ロ短調、
  パガニーニによる超絶技巧練習曲集(全6曲)
  メフィスト・ワルツ第1番・第2番(ブゾーニ編)
ヴァレリー・クレショフ(P)
ヴァレリー・クレショフは1962年、ロシアのウラル地方の都市チェリャビンスクの生まれ。7歳でモスクワ音楽院に入学、9歳でオーケストラと共演してデビュー。1987年にイタリアのフェルッチョ・ブゾーニ国際コンペティション優勝。このときホロヴィッツの編曲作品を弾いた縁で、亡くなる直前のホロヴィッツから高く評価されていたことでも知られている。リストを得意としており、難易度の高い音楽にも音楽的な充実が満ちている。メフィスト・ワルツはブゾーニの編曲したもの。ブゾーニらしい合理的なピアニズムが生かされている。録音:2005年5月2-4日、オクラホマ、シヴィック・センター

VARS

VA 0159
\2200
アントン・クラフト(1749-1820):
 (1)チェロ協奏曲ハ長調op. 4
 (2)チェロ協奏曲ハ長調「サイドル協奏曲」
イジー・ホシェク(Vc)、
プルゼニ放送響
(1)ヨセフ・フルンチージ指揮
(2)ヨセフ・ブラキー指揮
クラフトはボヘミア西部のロキツァニーで生まれ、1778-90年、ハイドンが指揮するエステルハージ侯の楽団の主席チェロ奏者を務めた。その解散後、1795-1811年はロプコヴィツ侯の楽団に属した。第1曲は、親交を結んだベートーヴェンの管弦楽法を模倣しようとしており、第3楽章はフランスの協奏曲の様式を先取りしています。作品番号のない作品の多くは、プラハの西方の町ベロンの司祭ヨセフ・アントニーン・サイドルの遺産の中にありました。第2曲は、チェロを演奏しているホシェクの父が発見して再構成したもの。ホシェクは1955年に生まれ、プラハ、ハンガリー、フランスで学んで1980年プラハの春チェロ・コンクールで優勝した。1996年チェコ放送交響楽団の主席チェロ奏者となり、近代・現代の作品のほか、クラフトとポッパーの作品を録音している。
VA 0160
\2200
ニコラウス・クラフト(1778-1853):
 (1)チェロ協奏曲第1番ホ短調op. 3
 (2)チェロと管弦楽のための序奏、変奏とロンドop. 13
 (3)チェロと管弦楽のためのポロネーズop. 2
 (4)チェロと管弦楽のためのボレロop. 6
イジー・ホシェク(Vc)、
プルゼニ放送響
(1)イジー・マラート指揮
(2)(4)イジー・シュトルンツ指揮
(3)ボフミール・リシュカ指揮
ニコラウス・クラフトは、父アントンがエステルハージ侯の楽団に属していた時にエステルハーザで生まれ、1796年からロプコヴィツ侯の楽団に加わった。1801年からベルリンで学んだ後ヨーロッパを演奏旅行し、1814-1834年はシュトゥットガルトの歌劇場管弦楽団の指揮者を務めた。残した作品17曲のほとんどはチェロのためのもの。父の作品は古典派の様式に基づいているが、ニコラウスはロマン派を志向している。6曲のチェロ協奏曲や2つのチェロのための二重奏曲などは、旋律やヴィルトゥオーソ的技術の点でパガニーニの作品に似ている。

ARS HARMONICA

AH 158
\2400
ジョアキン・オムス生誕百年記念
 ジョアキン・オムス(1906-2003):
  ヴァイオリン・ソナタ(1941)(*)
  管楽八重奏曲(1968)(+)
  弦楽四重奏曲第7番(1968)(#)
  弦楽三重奏曲(1968)(**)
  ギターと打楽器のための即興曲(1971)(++)
  管楽五重奏曲−ロベルト・ジェラルドの記念に−(1971)(##)
アンリ・デクラン(Vn(*))
コンスタンチン・シモノヴィチ(指揮(+))
カタルーニャ現代音楽合奏団(+)
パレナン弦楽四重奏団(#)
 ジャック・パレナン、
 マルセル・シャルパンティエ(Vn)
 ドゥネ・マルトン(Va)
 ピエール・ペナソー(Vc)
 ジャック・パレナン(Vn(**))
 ジェラール・コセ(Va(**))
 ピエール・ペナソー(Vc(**))
 ジークフリート・ベーレント(G(++))
 ジークフリート・フィンク(Per(++))
コアン五重奏団(##)
 ラファエル・R・クロス(Fl)
 ホセ・ガルシーア(Ob)
 アドルフォ・ガルセス(Cl)
 ペレグリン・カルデス(Tp)
 ラファエル・アンヘル(Fg)
録音:1975年2月24日、ライヴ(*)/他不詳 バルセロナ生まれのオムスの作品を、カタルーニャ博物館所蔵の音源で聴くアルバム。ロベルト・ジェラルド(1886-1970)(##)は彼の作曲の師。

ARS PRODUKTION 1CD¥2400

ARS 38020
[SACD Hybrid]
\3000
忘れられた至宝 Vol.3
 ウィーン・コントラバス協奏曲集
  フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
  コントラバス協奏曲変ホ長調
 ヴェンツェスラフ・ピヒル[ヴァーツラフ・ピフル](1741-1805):
  コントラバス協奏曲ニ長調
 ヨハン・ヴァンハル(1739-1813):コントラバス協奏曲変ホ長調
デイヴィッド・シンクレア(ウィーン・コントラバス(*))
マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー
録音:2006年1月10-12日、ドイツ、ヴッペルタール、インマヌエル教会 使用楽器:1729年、ヨハン・クリストフ・ライドルフ製 好評のシリーズ第3弾は、ウィーン式チューニングを採用したコントラバスによる協奏曲集。現在、1695年から1830年までの間に書かれた作品をこのチューニングで演奏する奏者は世界で数十人いるそうです。デイヴィッド・シンクレアはトロントやボストンで学んだ後ウィーンに留学してルートヴィヒ・シュトライヒャーに師事、1987年にザルツブルク・モーツァルテウムのカメラータ・アカデミカの首席奏者に任命された。1992年にパリに本拠を移してからはピリオド、モダーン両方のオーケストラやアンサンブルに参加、現在はバーゼルのスコラ・カントールムでコントラバスとヴィオローネの教師も務めています。
ARS 38021
[SACD Hybrid]
\3000
ゴットフリート・ジルバーマンへのオマージュ
 ヨハン・クーナウ(1660-1722):
  聖書ソナタ 第3番「瀕死のヒゼキア王とその回復」ハ短調
 J.S.バッハ/オトフリート・ビュージング編曲):
  幻想曲とフーガ ニ短調(BWV1001/BWV539 による)
 ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(1714-1785):
  コラール前奏曲「ただ神の摂理に任す者」
 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):
  ヴィヴァルディによる協奏曲ロ短調
 ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):トリオ ハ短調
 クリウティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846):
  フルート協奏曲 Op.55
 メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ変ロ長調 Op.65 No.4
 グスタフ・アドルフ・メルケル(1827-1885):
  オルガン・ソナタ第8番 Op.178 から
   序奏とパッサカリア ロ短調
マルティン・シュメーディング(Org)
録音:2006年7月10-13日、コスタウ福音教会 使用楽器:1732年、ゴットフリート・ジルバーマン(1683-1753)製
ARS 38024
[SACD Hybrid]
\3000
忘れられた至宝 Vol.4
 ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):
  交響曲&協奏曲集
   ピアノ協奏曲ハ長調 Op.12(*)
   交響曲変ホ長調 Op.14
   フルート協奏曲ニ長調 Op.24(+)
パオロ・ジャコメッティ(Fp(*))
マルティン・ザントホフ(フルート(+))
マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー
録音:2006年2月23-25日、ドイツ、ヴッペルタール、インマヌエル教会 使用楽器:1815年頃、サルヴァトーレ・ラグラッサ(ウィーン派)製(*) 2001年、インスブルック、ルドルフ・トゥッツ製(+) (モデル:ドレスデン、ヴィルヘルム・リーベル製) 好評のシリーズ第4弾は、ドイツに生まれオランダに移住して活躍した作曲家ヴィルムスの作品集。チャンネル・クラシックス・レーベルへの録音で知られるジャコメッティとコンチェルト・ケルンの創設メンバーであるザントホフをソリストに迎えた豪華盤。
ARS 38452
モーツァルト:
 交響曲第4番ニ長調 K.19(#)
 フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(*/+/#)
 4つの歌曲(フルートとハープのための編曲版)(*/+)
  静けさは微笑み K.152(210a)/寂しい森の中で K.308(295b)
  クローエに K.524/夕べの思い K.523
 フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315(*/#)
 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から カンツォネッタ
  (フルートとハープのための編曲版)(*/+)
デヤン・ガブリチ(フルート(*))
ジルケ・アイヒホルン(ハープ(+))
ペーター・エーヴァルト(指揮(#))
エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団(#)
録音:2005年10月6-8日、エッセン、ヴィラ・ヒューゲル
ARS 38458
アレクサンドル・ブリンケン(1952-):弦楽のための作品集
 弦楽合奏のためのディヴェルティメント「四季」Op.20(2003)(*)
 ヴィオラと弦楽のための合奏協奏曲 Op.15(1991-1992)(+/*)
 弦楽四重奏曲第2番 Op.2(1972-1973)(#)
ミハイル・ベレズニツキー(Va(+))
ウラディスラフ・ブラーホフ(指揮(*))
室内管弦楽団「四季」(*)
弦楽四重奏団(#)
ドミートリー・ゲルマン(第1Vn)
マリア・カルナウホワ(第2Vn)
パーヴェル・シュダーノフ(Va)
アレクセイ・トルストフ(Vc)
録音:2004年5月(*)、10月(#)、モスクワ、スタジオ・モスフィルム アレクサンドル・ブリンケンはサンクトペテルブルクのドイツ家系に生まれた作曲家・ピアニスト・オルガニスト・音楽学者。1992年スイスのルツェルンに移住し、1998年スイスの市民権を獲得した。
ARS 38459
(2CD)
\2400
ベートーヴェン:
 ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集 Vol.1
  第1番ニ長調 Op.2 No.1/第2番イ長調 Op.2 No.2
  第3番変ホ長調 Op.12 No.2
エリザベス・ホプキンス(ピアノ)
ボリス・クチャルスキー(ヴァイオリン)
録音:2005年9月、スタジオ・ヴァインベルク 1枚目は演奏の断片をまじえたドイツ語の楽曲解説、2枚目に3つのソナタを収録。1枚分の価格。
ARS 38460
カントリアル・ハイライツ 2
 ヨーロッパのシナゴーグ音楽の復興(ユダヤ教)
  ダヴィート・アイゼンシュタット:シオンは聞きて喜べり
  パウル・ベン=ハイム:「安息日の夕べの儀礼」から 来たれ、わが愛する人よ
  ジャック・フロマンタル・アレヴィ:全地よ、主に向かいて歓呼せよ(詩篇100)
  ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:オペラ「ノルマ」から 清らかな女神よ
  レーナ・シュタイン=シュナイダー:平和の祈り
  ダヴィド・ゼハヴィ:わが神よ!わが神よ!
  ハインリヒ・シャリト:「ハドラト・コデシュ」から
    汝、汝の神を愛すべし,イスラエルの岩よ
  ルイス・レヴァントフスキ:われらを見捨てたもうな
  フェリクス・メンデルスゾーン:われら主を渇望す(詩篇42)
  マインツ伝承曲:律法の喜び(レオ・トレップ師による)
  ガリシア伝承曲:汝に平和あれ
  イスラエル・ゴルトハルプ:汝に平和あれ
  マイア・ファルケンシュタイン:全世代へ
  マイア:マッハテンベルク:われらを生かす者
ミミ・シェッフェル(カントール[歌])
シュテファン・シュック(Org)
ロルネ・リヒストーネ(P)
ジグリット・ハインリヒ(ハープ)
ARS 38461
チェロとピアノのためのフランス音楽
 ドビュッシー:ソナタ ニ短調/美しい夕暮れ
 フランソワ・クープラン:コンセール曲集(5曲)
 マスネ:タイスの瞑想曲/悲歌 Op.10
 フォーレ:
  ロマンス イ長調 Op.69/子守歌 Op.16/シシリエンヌ Op.78
 ルイ・ド・ケクス・デルヴロワ(1680頃-1760頃):組曲第2番ロ短調
 サン=サーンス:白鳥/ロマンス Op.36
 フォーレ:悲歌 Op.24
ヴォルフガング・シュルツ(Vc)
ギネッテ・コステンバーダー(P)
録音:2006年8月7-8日、ドイツ、ヴッペルタール、インマヌエル教会 ドイツ人ながらモーリス・ジャンドロンとピエール・フルニエというフランスの二人に巨匠に師事したシュルツ。フランス・バロック作品を取り上げているところなど、さすが。
ARS 38462
祝祭用合唱音楽
 エルガー/ゲルハルト・ラーベ編曲:
  汝民らよ、主をたたえよ/アヴェ・ヴェルム・コルプス
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 ヘンデル(1685-1759)/ゲルハルト・ラーベ編曲:ほめたたえ、栄光を示せ
 ゲルハルト・ラーベ[Gerhardt Rabe](1944-):Solang in mir die Seiten klingen
 ルネ・クローゼン[Rene: Clausen](1953-):聖フランシスの祈り
 フランク(1822-1890)/ゲルハルト・ラーベ編曲:アヴェ・マリア/天使の糧
 ゲルハルト・ラーベ:
  クリスマス・カンタータ「Uberall ist Bethlehem」
   (ボーイソプラノ、語り手、合唱とオルガンのための)
  ほめ歌[Lobgesang]
トーラルフ・ヒルデブラント(指揮)
ユーゲントカントライ・ヘーゼル(合唱)
ヨハネス・ハフラ(オルガン)
録音:2005年2月21-24日、2006年3月7-6日、9月28日、 ドイツ、ラーティンゲン、アドルフ・クラーレンバッハ教会 9歳から18歳までの少年から成るユーゲントカントライ・ヘーゼルによる、当レーベルから6枚目のなるアルバム。
ARS 38463
エカテリーナ&アレクサンドル・コロドフカ ピアノ・デュオ 1
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(*/+)
 リスト:ハンガリー狂詩曲第10番(*)
 ショパン:夜想曲ハ短調 Op.48 No.2(+)
 クライスラー/ラフマニノフ編曲:愛の喜び(*)
 リスト:ラ・カンパネッラ第3番(+)
 ファリャ/ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967)編曲:
  オペラ「はかない人生」からの2つの舞曲(*/+)
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57(*)
エカテリーナ・コロドフカ(P(*))
アレクサンドル・コロドフカ(P(+))
録音:2006年8月3日、ドイツ、ヘーク=ニーンボルク、NRW州立音楽アカデミー モスクワ生まれのピアニスト姉弟(アレクサンドルは1984年生まれ)によるデュオ&ソロ・アルバム。(*/+)は4手連弾による演奏。
ARS 38466
エカテリーナ&アレクサンドル・コロドフカ ピアノ・デュオ 2
 ラフマニノフ:前奏曲 Op.23 Nos.2,5(*)/同 Op.32 No.12(+)
 リスト:ダンテの読後に(*)
 モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」序曲(*/+)
 プーランク:ピアノ連弾ソナタ(*/+)
 ミヨー:スカラムーシュ(*//+)
 スクリャービン:幻想曲イ短調 Op.posth.(*//+)
 ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」からの3つの舞曲(*//+)
 ショスタコーヴィチ:タランテラ(*//+)
エカテリーナ・コロドフカ(P(*))
アレクサンドル・コロドフカ(P(+))
(*/+)は4手連弾、(*//+)は2台のピアノによる演奏。

ARTA 1CD¥2300

F1 0138
ヨセフ・クリチカ(1855-1937):オルガンのための演奏会用幻想曲集
 スメタナの交響詩「ヴィシェフラト」による幻想曲
 聖ヴァーツラフのコラールによる演奏会用幻想曲
 演奏会用幻想曲ハ短調/同ト短調/同嬰ヘ短調
ペトル・ライノハ(Org)
録音:チェコ、クロムニェジーシュ、聖モジーツェ教会 使用楽器:1910年、エマヌエル・シュチェパーン・ペトル製 ヨセフ・クリチカは30歳でプラハ、ルドルフィヌム・オルガン学校の教会音楽の教授に任命されたオルガニスト・作曲家で、管弦楽作品のオルガン用編曲や管弦楽的書法による交響的オルガン曲等を書いた。
F1 0142
カスタルディ、カプスベルガー、ピッチニーニ:テオルボ曲集
 カプスベルガー(1580-1651):前奏曲
 ベレロフォンテ・カスタルディ(1580-1640):
  ペルフィディオーサ(コッレンテ)/ソナタ 4/ソナタ 11
  アルペスカ(コッレンテ)/チェッキーナ(同)
 アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):トッカータ VII/モニカ(*)
 カプスベルガー:ガリアルダ
 ピッチニーニ:コッレンテ VII/ロマネスカによるパルティータ
 フレスコバルディ(1583-1643):
  フォリアによるパルティータ/モニカ
 カプスベルガー:トッカータ VIII
 カスタルディ:Lusingheuole passegio/ソナタ 1/一口のファンタジア
  半音階的(コッレンテ)/ソナタ 7/Mustazzin(コッレンテ)
  グリッラ(ガリアルダ)/ソナタ 9/サルタレッロ
 ピッチニーニ:フランスの歌「アレマーナ」によるパルティータ(+)
ヤン・クレイチャ(テオルボ)
ローベルト・フーゴ(Cemb、Org)
ヘレナ・ゼマノヴァー(Vn)
ヤン・ノヴォトニー(コントラバス)
チェコの奏者ヤン・クレイチャ(1972年生まれ)による、17世紀前半イタリアのテオルボ(低音域を拡大した大型リュート)のための音楽。(*)は(+)に基づいて演奏者が変奏を行ったもの。

BOTTEGA DISCANTICA

DISCANTICA 100
\2400→¥2190
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125 ダンナ・グラセル(S)
モニカ・ファラッリ(Ms)
ステファノ・フェッラーリ(T)
ペテル・ミクラーシュ(バス)
ブルノ・フィルハーモニー合唱団
ポメリッジ・ムジカーリ管
アルド・チェッカート(指揮)
録音:2002年5月18日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場、ライヴ 規格番号は若いが、2006年に供給が開始された商品。

CHALLENGE CLASSICS 1CD¥2400

CC 72168
(2CD)
\3600
ラフマニノフ:ソナタ第2番&前奏曲全集
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(*)
 前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2(+)
 10の前奏曲 Op.23(+)
 13の前奏曲 Op.32(+)
マリエッタ・ペトコヴァ(P)
録音:2005年4月20日、ロッテルダム、ライヴ(*)/2002年5月28日、ローザンヌ、ライヴ(+) マリエッタ・ペトコヴァはブルガリアのルーセに生まれ、ソフィア音楽アカデミーでリリ・アタナソヴァとギーナ・タヴァコヴァ、ウィーン音楽演劇大学でパウル・バドゥラ=スコダ、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でヤン・ウェインに師事、さらにジョルジ・シェベク(セボック)に教えを受けた。
CC 72170
アルゼンチンの情熱
 アストル・ピアソラ(1921-1992)/
  エリアス・アリスクレン&パブロ・エスカンデ編曲:3つのミロンガ(*)
   操り人形,ドン・ニカノール・パレーデスに,彼にタンゴを語る者
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983)/エリアス・アリスクレン編曲:
  パンペアーナ第2番
アルベルト・ヒナステラ/エリアス・アリスクレン&パブロ・エスカンデ編曲:
  アルゼンチン民謡集(*)
   チャカレーラ,悲しみ,サンバ,アローロ,ガト,忘却の木の歌
  バレエ組曲「エスタンシア」
 カルロス・グァスタビーノ(1912-2000)/同編曲:民謡集(*)
   兄弟,渇きの底,サンペドロの人,チャパナイのぶどう畑,鳩の誤解,
   二人兄弟のミロンガ
エレナ・グラヘーラ(Ms(*))
エリアス・アリスクレン指揮
コンフント・イベリコ・チェロ八重奏団
[イベリア・チェロ八重奏団]
CC 72173
TANGON
 フアン・ダルヘントン(1959-):Corrida en Fuerte Apache
 レオナルド・サンチェス(1966-):Muerte de Juan Tango(1989)
 ギリェルモ・ラゴ:(1960-):Pequenitos(2006)(*)
 グスタボ・ベイテルマン(1945-):Travesia
 フアン・ルイス・デル・ティロ(1961-):Esfera(2006)(*)
 アストル・ピアソラ(1921-1992):Toccata Rea/Milonga Loca
 フアン・パブロ・ドバル(1964-):Tangon(1999)(*)
 フアン・ルイス・デル・ティロ:Testarudo Tango(2006)(*)
 グスタボ・ベイテルマン:Una Memoria del Tango(2006)(*)
 フアン・パブロ・ドバル:Improvisacion
 フアン・ルイス・デル・ティロ:Tormenta Tango(2006)(*)
 アストル・ピアソラ:Mumuki
 ギリェルモ・ラゴ:El tonto del pueblo(2006)(*)
 アストル・ピアソラ:La Muerte del Angel
オーレリア・サクソフォン・クァルテット
ヨハン・ファン・デル・リンデン(ソプラノサクソフォン)
ニールス・ベイル(アルトサクソフォン)
アルノ・ボルンカンプ(テナーサクソフォン)
ウィレム・ファン・メルウィク(バリトンサクソフォン)
フアン・パブロ・ドバル(P)
ヴィッレ・ヒルトゥラ(バンドネオン)
録音:2006年9月19日、アムステルダム、ベタニア修道院、ライヴ (*)世界初録音。
CC 72200
(67CD)
\113900
J・S・バッハ:カンタータ全集 Vol.1−22 完全セット 独唱者
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管&合唱団
全22巻67枚をパックした商品。

CRD

CRD 5009
(5CD)
\5900
王政復古期とジョージ朝のアンセム集
 [CD-1: CRD 3504]
 ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):ヴァース・アンセム集
  My heart is inditing /
  O sing unto the Lord / Rejoice in the Lord alway
  Organ Voluntary in D minor /
  Praise the Lord O Jerusalem / My beloved spake
 [CD-2: CRD 3491]
 ウィリアム・クロフト(1678-1727):アンセム選集
  O Lord God of my salvation / We will rejoice in thy salvation /
  O Lord I will praise thee /
  Organ Voluntary in A minor / Hear my prayer
  God is gone up with a merry noise / I will sing unto the Lord /
  Organ Voluntary in D / We wait for thy loving kindness /
  O Lord rebuke me not
 [CD-3: CRD 3484]
 モーリス・グリーン(1696-1755):アンセム選集
  Lord let me know mine end /
  O clap your hands / Thou visitest the earth /
  God is our hope and strength /
  How long wilt thou forget me, O Lord /
  Let God arise / The King shall rejoice / Have mercy upon me /
  Organ Voluntaries 1, 8 & 11
 [CD-4: CRD 3483]
 ウィリアム・ボイス(1711-1779):アンセム選集
  O where shall be wisdom be found /
  Wherewithal shall a young man /
  I have surely / Voluntary IV (organ) /
  O praise the Lord / Turn thee /
  O give thanks / Voluntary I (organ) /
  By the waters of Babylon /
  The Lord is King / Voluntary VII (organ)
 [CD-5: CRD 3510] ジョージ朝のアンセム集
 サミュエル・ウェスリー(1766-1837):
  Exultate Deo / Constitues eos principes
 ウィリアム・クロッチ(1775-1847):How dear are thy counsels
 ジョナサン・バッティシル(1738-1801):Call to remembrance
 トマス・アトウッド・ウォルミスリー(1814-1856):Remember, O Lord
 トマス・アトウッド(1765-1838):Come, Holy Ghost
 サミュエル・ウェスリー:All go unto one place (Funeral Anthem)
 ジョナサン・バッティシル:O Lord, look down from heaven
 ウィリアム・クロッチ:The Lord, even the most mighty
 トマス・アトウッド・ウォルミスリー:Evening canticles in D minor
エドワード・ヒギンボトム指揮
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
ポール・プラマー、
ティモシー・モリス、
ゲイリー・クーパー、他(Org)
既発売盤をスリムボックス・セット化。5枚組で3枚分の価格となる。

EDITIONS ALBERT MORALEDA

7474
\2400
フアン1世の宮廷の前衛的音楽(14世紀)
 カメラーコ:Credo
 トレボール[ジャン・ロベール]:Quant joyne cuer(バラード)
 不詳:Kyrie "Rex inmensa maiestatis"/Kyrie
 ジャコブ・ド・サンルシュ:Fuions de ci(バラード)
 不詳:グローリア
 トレボール:Passerose de beaute(バラード)
 不詳:Kyrie "O Virgo sactara Maria"/Kyrie "Ave desideri"
 トレボール:En seumellant(バラード)
 グラシアン・レノー:Va t'en mon cuer(ロンド)
イン・カント・アンサンブル
 アレシャンドリーナ・ポロ(S)
 トニ・グバウ(A/C-T)
 ドロルス・セラ(フラウト・トラヴェルソ) ジョルディ・コメーリャス(ラベク)
 フェルナンド・キローガ(ビウエラ)
 ジョルディ・レグァント(Org)
録音:1997年?アラゴン=カタルーニャ連合国王フアン1世(1350-1396;在位1387-1396)の宮廷において演奏されたと考えられる、アルス・スブティリオールと称される「14世紀後半の前衛音楽」を収録したアルバム。

LIGIA DIGITAL 1CD¥2400

Lidi 0101170-06
ルイ・クープラン:5つのクラヴサン組曲
 ヘ長調(8曲)/ト短調(5曲)/
 ニ長調(6曲)/イ短調(5曲)/ハ長調(6曲)
ユゲット・グレミー=ショーリャク(Cemb)
録音:2005年5月30-31日、6月1日、リヨン、絨毯美術館 使用楽器:1716年、ピエール・ド・ドンズラーグ製(リヨン装飾博物館所蔵)
Lidi 0104171-06
\1700
モーツァルト:オルガン作品集
 序曲(序奏とフーガ)ハ長調 K.399(385i)
 グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356
 フーガ変ホ長調 K.153(375f)/同ト短調 K.154(358k)
 アンダンテと変奏曲 K.501(*)/フーガ ト短調 K.401(375c)(*)
 トリオ ト長調 K.443(385l)(*)
 アダージョとアレグロ(音楽時計のための幻想曲)ヘ短調 K.594(*)
 ああ、天よりみそなわせる神よ K.620b(対位法習作)
 小ジーグ(ライプツィヒの小ジーグ)ト長調 K.574
 小自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616(*)
 2つの小フーガ(ヴァーセット)K.154a
 アダージョとアレグロ(音楽時計のための幻想曲)ヘ短調 K.608(*)
オリヴィエ・ヴェルネ(Org)
セドリク・メックレル(Org(*);4手連弾)
録音:2006年5月25-27日、パリ、サン・ルイザンリール教会 使用楽器:2004年、ベルナール・オーベルタン製 2006年版レーベル・カタログ付き特別仕様盤。
Lidi 0302172-06
モーツァルト:
 ヴァイオリンとヴィオラのための3つの協奏的二重奏曲
  第2番変ロ長調 K.424/第1番ト長調 K.423/変ロ長調
ステファニー=マリー・ドガン(Vn(*))
ピエール・フランク(Va(+))
録音:2006年4月25-27日、ロランジュリー、ベルリーヴ=シュル=アリエ 使用楽器:1756年、ナポリ、ジェンナーロ・ガリアーノ製(*) 1685年、ミラノ、ジョヴァンニ&フランチェスコ・グランチーノ製(+)
Lidi 0202176-07
アレッサンドロ・スカルラッティ:
  オラトリオ「聖オルソラの殉教」(1705頃)
ステファニー・レヴィダ(S;聖オルソラ)
マリーナ・ヴェナン(S:フロリーダ)
ジャン=ポール・ボンヌヴァル(C-T;イエス)
フランソワ・ロシュ(T;エレオ)
ブノワ・アルヌル(ジュリオ・ティランノ)
フランク=エマニュエル・コント指揮
ル・コンセール・ド・ロスタル・デュー
録音:2006年8月31日、サン=ロベール・ド・ラ・シェズ・デュー修道院
Lidi 0101177-07
フレスコバルディ:カプリッチョ集第1巻(1624) ジャン=マルク・エメ(Cemb(*)、クラヴィオルガヌム(+)、Org(#))
ステファン・マクロード(Br)
録音:2006年12月、フランス、ドメーヌ・ド・ヴィラルソー、シャトー・デュ・オー、大サロン  2007年1月、スイス、パイェルヌ、修道院教会 使用楽器:エミール・ジョバン製(イタリア・タイプ)(*)  1988年、クァンタン・ブリュマンルーデル&エミール・ジョヴァン製(イタリア・ルネサンス・タイプ)(+) 1999年、ユルゲン・アーレント製(#)

NORTHWEST

NWC 211193
(SACD Hybrid)
\2500
オーステンレイク&オーステンレイク
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):オーボエのための作品集
  様々な楽器のための練習曲集(1739)から ソナタ ホ短調
  6つのカノン風ソナタ Op.5(1738)から 第3番ニ長調 TWV40:119
  無伴奏フルートのための12の幻想曲 から 第3番ロ短調
  「忠実な音楽の師」(1728)から ソナタ イ短調
  ソナタ第1番ト長調 TWV40:118(6つのカノン風ソナタ Op.5 から;1738)
  無伴奏フルートのための12の幻想曲 から 第2番イ短調
  様々な楽器のための練習曲集(1740)から ソナタ変ホ長調
パウリーネ・オーステンレイク(Ob)
リヒテ・ファン・デル・メール(Vc)
マイク・フェントロス(テオルボ)
シーベ・ヘンストラ(Cemb)
パウリーネ・オーステンレイク(1967-)はズウォレ国立音楽院とアムステルダム・スウェーリンク音楽院で学んだオランダのオーボエ、オーボエ・ダモーレ、イングリッシュホルン奏者で、現在ハーグ・レジデンティー管弦楽団の首席オーボエ奏者を務めています。古楽にも造詣が深く、当盤でもモダーン楽器を使用しながら、ピリオド楽器の名手たちとともに、まったく違和感無く自由闊達なテレマンを聴かせてくれます。一部の曲では2つのオーボエ・パートが多重録音されており、アルバム・タイトルはそのことを反映しているようです。録音:2002年11月、2005年4月、オランダ、レンスウォウデ、改革教会 
NWC 412152
(SACD Hybrid)
\2500
マレイン・シモンス(1982-):シークレット・ノーツ
  ヴァイオリン協奏曲第2番「シークレット・ノーツ」Op.19(*)
  A Ti Te Toca(2台のピアノと管弦楽のための)Op.23(+)
  交響曲第1番 Op.26(#)
マレイン・シモンス(Vn(*))
ジェイムズ・マクミラン(指揮(*))
オランダ放送室内管弦楽団(*)
アンナ&イネス・ヴァラホフスキ(P(+))
マルクス・R・ボッシュ(指揮(+))
アーヘン交響楽団(+)
マルティン・ジークハルト(指揮(#))
アルンヘム・フィルハーモニー管(#)

4歳で作曲を始め10歳で最初の弦楽四重奏曲を完成させた天才にして、ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしても知られるオランダのマレイン・シモンス。その二つの才能を共同させた(*)は指揮者エサ・ペッカ・サロネンの委嘱により作曲され、2002年にシモンスのソロ、サロネン指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック・ミュー・ミュージック・グループにより初演されました。(+)(#)は初演を収録したもの。(+)のタイトルはスペイン語で「今度は君が弾く番だよ」という意味だそう。録音:2005年2月、オランダ、ユトレヒト、フレーデンブルフ音楽センター(*)  2004年12月、ドイツ、アーヘン、エウログレス(+) 2005年4月、オランダ、ナイメヘン、デ・フェレーニヒング(#) 


PROPRIUS

PRSACD 2037
[SACD Hybrid]
\2500
ソアーヴィ・アッチェンティ(優しい調子で)
 モンテヴェルディ:
  西風が帰り(2声)/黄金の髪/ニンファの嘆き
 ダリオ・カステッロ(1590頃-1630?):
  2つのソプラノ声部とトロンボーンのためのソナタ第12番
 ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):地獄よ、門を開け
 ダリオ・カステッロ:
  2つのソプラノ声部とトロンボーンのためのソナタ第11番
 ジャコモ・カリッシミ:空の空[Vanitas Vanitatum]
 クラウディオ・モンテヴェルディ:シンフォニア−チェトラの調子を整えて
フレードリク・マルムベリ(指揮)
ハーモニー・オヴ・ヴォイシズ
録音:2006年10月2-5日、スウェーデン、ヘーレ教会
PRSACD 2039
[SACD Hybrid]
\2500
オーレム教会のバッハ
 J・S・バッハ:
  前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532/
  われ汝に別れを告げん BWV735
  喜べ、喜べ、キリスト者たちよ(*)/
  永遠の父なる神よ(キリエ)BWV672
  世の人すべての慰めなるキリスト BWV673/
  聖霊なる神よ(キリエ)BWV674
  いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV711/
  同 BWV715/同(*)
  来たれ、イエスよ、来たれ(モテット)BWV229(+)
  われらみな唯一の神を信ず BWV680/
  われら悩みの極みにありて BWV641
  おお、イエスはわれらの慰め(*)/
  天にいますわれらの父よ BWV762
  神はわれらに祈りを教えたもう(*)/
  いざ諸人、神に感謝せよ BWV657/同(*)
  オルガンのための協奏曲ト長調 BWV592
ウルフ・サムエルソン(Org)
ユーハン・ハンマルストレム(Org(+))
オラウス・ペトリ・ヴォカーリス(*/+)
オーレム教区合唱団(*/+)
録音:スウェーデン、スモーランド、オーレム教会 使用楽器:1842年、ペール・ザカリアス・ストランド製/2004、スーネ・フォンデル修復 (*)はスウェーデン語によるコラール合唱。

SOMM 1CD¥2400

SOMMCD 054
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 Vol.5
 前奏曲とフーガ ニ短調 Op.37 No.3(*)/
 ソナタ第5番ニ長調 Op.65(+)
 フーガ ヘ短調(18.7.1839)(*)/フーガ ハ短調(11.1.1835)(#)
 (トッカータ)ニ短調(断片)(**)/
 同曲(ジェニファー・ベイト補筆完成版)(**)
 アンダンテ ヘ長調(21.7.1844)(+)/
 アレグロ ニ短調(25.7.1844)(*)
 アンダンテ ヘ長調(28.12.1844)(++)/
 アレグロ変ロ長調(31.12.1844)(##)
 コラール ニ短調(26.1.1845)(+)/
 アンダンテ ニ長調(26.1.1845)(+)
 フーガ ニ短調(27.1.1845)(+)/
 アレグロ・マエストーソ変ロ長調(2.1.1845以前)(#)
ジェニファー・ベイト(Org)
録音:2003年11月12日、ロンドン・フリート・ストリート、テンプル教会(*)  2004年8月9日、ロンドン、マーガレット・ストリート、オール・セインツ教会(+)  2004年10月8日、ロンドン、アッパー・ノーウッド、聖ジョン教会(#) 2004年9月29日、ドーセット州ウィンボーン、ウィンボーン修道院(**) 2004年7月30日、ロンドン、ベイズウォーター、聖マシュー教会(++) 2004年9月28日、ドーセット州ボーンマス、聖ステファン教会(##)
SOMMCD 058
アントニーン・トゥチャプスキー(1928-):
 スターバト・マーテル(1989)(*)
 カンタータ「マリア・マグダレーナ」(1991)(+)
パヴラ・アウニツカー(Ms(*))
ロマン・ヤナール(Br(*))
日向野菜生(S(+))
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(*))
チェコ放送響(*)
プラハ混声合唱団
ヤン・ステイエル(Org(+))
トスチャプスキーはブルノ大学で音楽学と音楽教育を修めながらヤナーチェク音楽アカデミーで合唱指揮を学び、ヤナーチェクとノヴァークの弟子ヤン・クンツに作曲を師事しました。オストラヴァ大学講師時代にオストラヴァ児童合唱団とモラヴィア教員男声合唱団の指導者・指揮者として名声を高め、英国人ソプラノ歌手と結婚し1975年ロンドンに移住、トリニティ・カレッジ・オヴ・ミュージックの教授を務めた。録音:1999年3月31日、芸術家の家
SOMMCD 062
アーノルド、ランバート:ピアノ作品集
 マルコム・アーノルド(1921-):
  ソナタ ロ短調(1942)/2つの小品(1943)
  ウクライナ民謡による変奏曲 Op.9(1944)
 コンスタント・ランバート(1905-1951):
  ソナタ(1929)/悲歌(1938)/3楽章の組曲(1925)
  悲歌風ブルース(1927)
マーク・ベビントン(P)
録音:2005年8月23-24日、バーミンガム、シンフォニー・ホール

STRADIVARIUS 1CD¥2400

STR 33733
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-):「エル・シマロン」(1972) ニコラス・イシャーウッド(Bs)
マリオ・カローリ(Fl)
マグヌス・アンデション(G)
ロドルフォ・ロッシ(打楽器)
STR 33762
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
 シビラの予言[Prophetiae Sybillarum]
 マニフィカト「万物の連なりを超えて」
 [Magnificat "Praeter rerum seriem"]
 キリスト降誕の聖務日課[Officium Natalis Christi]
 初めに言葉ありき[In principio erat verbum]
ヴァルター・テストリン(指揮)
デ・ラビリント
ナディア・カリスティ、
ラウラ・ファブリス、アンナ・シンボリ、
ブロニスラワ・ファリンスカ、
アレッサンドロ・カルミニャーニ、
ルチアーノ・ボンチ、
ファビオ・フルナーリ、
ジャンルカ・フェッラリーニ、
レナート・グロット、
エンリコ・バーヴァ、
ダヴィデ・ベネッティ、
ギャリック・コモー、
マルコ・スカヴァッツァ
STR 57002
ジョルジ・クルターク(1926-):
 Jatekok[ゲーム]
  (ピアノ4手連弾のための;1973-1976)から(*)
 Szalkak[サールカーク]Op.6c
  (ツィンバロンのための;1973)(+)
 シュテファンのための墓石 Op.15c
  (ギターと器楽グループのための;1989)(#)

マールタ&ジョルジ・クルターク(P(*))
イルディコー・ヴェーコニ(ツィンバロン(+))
エレーナ・カーソリ(G(#))
ゾルターン・ペシュコー(指揮(#))
NDR交響楽団(#)

STR 33718
Changes Chances
 エリオット・カーター(1908-):Changes(1998)(*)
 ジョン・ケージ(1912-1992):Four6(1992)(+/#)
 テリー・ライリー(1935-):
  Ascencion(1993)(**)/Barabas(1995)(**)/Piedad(1995)(**)
エレーナ・カーソリ(G(*/+/**)、
アーチリュート(#))
使用楽器:Fritz Ober 1998(*/+)/Louis Panormo 1846(+/**) Robert Taylor 1996, Bertrand Martin 1982 & 1981(+) Pascal Goldschmidt 1992 [copy of Sellas 1613](#) フレデリク・ジガンテのディレクションによる「ギター・コレクション・シリーズ Vol.14」
STR 33749
シルヴァーノ・ブソッティ(1931-):
 サドによる受難曲「踊るこだま」
  (ジョヴァンナ・レイターノによる
  ハープ独奏と録音された語りのための版)
ジョヴァンナ・レイターノ(ハープ)
シルヴァーノ・ブソッティ(語り)
STR 33763
(5CD)
【特別定価】
\7200→¥6590
ショスタコーヴィチ:ピアノ独奏作品全集
 5つの前奏曲 Op.2(1919-1921)/
 3つの幻想的舞曲 Op.5(1920-1922)
 格言集 Op.16(1927)/ポルカ Op.22A(1962)/
 24の前奏曲 Op.34(1934)
 人形の踊り(子供のための7つの小品;1952)/
 ソナタ第1番 Op.12(1926)
 ソナタ第2番 Op.61(1943)/3つの小品(1920)
 子供の音楽帳(子供のための6つの小品)Op.69(1944-1945)
 ムルジルカ(1943)/グリンカの主題による3つの変奏曲(1957)
 24の前奏曲とフーガ Op.87(1950-1951)
ボリス・ペトルシャンスキー(P)
5枚組で3枚分の価格。
STR 57901
アンドレア・パドヴァ(1957-):Landscape in Motion
 Across the border line (to Bruce Springsteen)/
 The woman being away
 Highways (to Nick Drake)/ Constance/
 Landscape in Motion
 A jazzman, a friend/ Empty Landscape/ The Dancing Tarte
 Endless landscape/ The thinker/
 The snow asks the time to stop
 Some aspects of me/ Aloneness (to Bill Evans)
アンドレア・パドヴァ(P)
STR 33770
(2CD)
\3600
ミゲル・リョベート(1878-1938):ギター作品全集
  レスプエスタ(即興曲;1922)/ソルの主題による変奏曲(1908)
  マズルカ(1901)/カプリッチョ練習曲(1899)
  ロマンス(1896)/練習曲(1899)/スケルツォ=ワルツ(1909)
  アルゼンチン民謡の様式 第1番−第3番
  前奏曲;ホ長調(1935)/ホ長調(1928頃)/ニ長調(1916)
   ニ長調(1935)/ホ長調(1935)
  カタルーニャの歌集(13曲;1899-1927)
 R・ビラール(1875-1937)/リョベート編曲:スペイン舞曲/レオンの歌
 F・ブファレッティ(1862-1936)/リョベート編曲:セベリーナのマズルカ
 J・バルベルデ(1846-1910)/リョベート編曲:クラベリートス
ステファノ・グロンドーナ(G)
未出版を含めリョベートが残したすべての作曲・編曲を集大成したギター・ファン必携のアルバム。2枚組で1枚半分の価格。
STR 33765
ダビッド・デル・プエルト(1964-):
 交響曲第2番「ヌサンタラ」(ピアノと管弦楽のための;2005)(*)
 ヴァイオリン協奏曲(1997)(+)
アナンダ・スカルラン(P(*))
マヌエル・ギリェーン(Vn(+))
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
マドリッド市立響
スペインの作曲家デル・プエルトの2つの協奏作品を収録。「ヌサンタラ Nusantara」はインドネシアを指す古い呼び名で、もともとは単に「群島」を意味していた。ガムラン音楽に特徴的なペンタトニック音階を用いたこの作品のピアノ・パートは、インドネシア出身のアナンダ・スカルランのために書かれた。
STR 57003
ニコロ・カスティリョーニ(1932-1996):
 Inverno In-ver(小管弦楽のための11の詩;1973)(*)
 ソプラノ独唱のためのクオドリベット(「Figure」から;1965)(+)
 クオドリベット(ピアノと室内管弦楽のための小協奏曲;1976)(#)
 ディッキンソン歌曲集(ソプラノとピアノのための;1977)(**)
 12の声のための讃歌(1989)(++)
ジャンルイジ・ジェルメッティ(指揮(*))
シュトゥットガルト放送響(*)
イングリート・アーデ=イェーゼマン(S(+))
キウチ・サカエ(ピアノ(#))
ジョルジョ・ベルナスコーニ(指揮(#))
フライブルク新音楽インスティトゥート・アンサンブル
 [Ensemble des Instituts fuer Neue Musik Freiburg](#)
レギナ・カビス、アンネッテ・ノエディンガー(S(**)
ペーター・ホフマン(P(**))
クリトゥス・ゴットヴァルト(指揮(++))
スコラ・カントールム・シュトゥットガルト(++)

SWEDISH SOCIETY

SCD 1138
\2400
慰め、喜びとインスピレーションのために
 ショパン:夜想曲嬰へ短調 Op.48
 リスト:慰め[コンソレーション]
 シューベルト:即興曲第1番へ短調 Op.142
 ドビュッシー:前奏曲集第1&2巻 から
   雪の上の足跡,ヒースの草むら,
   風変わりなラヴィーヌ将軍,沈める寺
 ステーンハンマル(1871-1927):晩夏の夜 Op.33
ソルヴェイグ・フンセト[Solveig Funseth](P)
録音:2006年7月10-12日、ストックホルム、Nybrokajen 11

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