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第39号マイナー・レーベル新録音新譜(2)



INDESENS 1CD¥2600

INDE 001 グレート・フレンチ・コンチェルト【1948-1956】
 (1)デザンクロ(1912?1971):祈祷、呪詛と踊り
 (2)ジョリヴェ(1905?1974):トランペット協奏曲第2番
 (3)トマジ(1901?1971):トランペット協奏曲
 (4)シャルル・シェイヌ(1925?):
  トランペットとオーケストラのための協奏曲第1番
 (5)ジョリヴェ:トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ
エリック・オービエ(Tp)
マリウス・コンスタン(指)
パリ・オペラ座管弦楽団
トランペット吹きの憧れの存在、エリック・オービエは、パリ・オペラ座管の首席奏者を長年務め、現在は日本をはじめ世界各地でマスタークラスや演奏会に大忙しの日々をおくっている。そんな彼による新録音が登場。曲目はとりわけ管楽器ファンにはたまらないものが見事にそろった。近頃、のだめの影響もあって人気上昇中の作曲家、ジョリヴェのトランペット協奏曲は名曲かつ難曲。名手オビエは迫力満点、歌心たっぷりに高らかに聴かせる。しかもオケは文句なしのパリ管。エネルギーと叙情の核融合作曲家、ジョリヴェ独特のリズムも見事に決まって思わずうなってしまう出来栄えとなっている。シャルル・シェイヌはコンクールなどにも作品を提供している管楽器界の大御所。他にもトマジで聴かせる色彩豊かな音色、デザンクロで聴かせる官能性すら漂う音色・・・。何度も繰り返して聴きたくなる一枚となっている。
INDE 004 デュティユー:初期の作品集
 (1)サラバンドとコルテージュ
 (2)フルートとピアノのためのソナチネ
 (3)コラール、カデンツァとフガート
 (4)オーボエとピアノのためのソナタ
 (5)ピアノ・ソナタop.1 
(1)マルク・トレネル(Fg)
(2)ヴィンセント・ルーカス(Fl)
(3)ダニエル・ブレジンスキ(Tb)
(4)アレクサンドル・ガテ(Ob)
(1)-(5)パスカル・ゴダール(P)
なんと豪華、パリ管弦楽団のメンバーたちが勢ぞろいしてのデュティユーの初期作品集の登場。フルートとピアノのためのソナチネは、鋭敏な和声感覚が非常に印象深い作品だが、ルーカスが見事に演奏している。ファゴットのトレネルも名手ぶりを遺憾なく発揮、ブレジンスキのトロンボーンは神の声のように響く。若き日から格調高い作風で鳴らしていたデュティユーの魅力がたっぷりと味わえる一枚となっている。
INDE 002 フランス・トロンボーンの芸術
 デュティユー:コラール、カデンツァとフガート
 サン=サーンス:カヴァティーナop.144
 トマジ:アンダンテとスケルツォ
 ジョセフ・ギイ・ロパルツ:演奏会用作品
 カステレード:ソナティナ
 ロジャー・ブトリ:カプリッチョ
 デザンクロ:聖歌とアレグレット
 アレクサンドル・ギルマン:交響的断章
ジャン・ラファー(トロンボーン)
オオツ ユミ(P)
パリ・オペラ座管首席トロンボーン奏者、ジャン・ラファーによる珠玉のアルバム。サン=サーンスのカヴァティーナは、発表当時「今までこの楽器のためにこれほどまでに素晴らしい作品は存在しなかった」と絶賛された作品。トマジの作品は、もともとはオーケストラとトロンボーンのための作品だが、ここではピアノが伴奏。トロンボーンの冒頭のカデンツァはまさに神業。見事としかいいようがない。ロパルツの作品は、トロンボーン奏者たちの間で憧れの作品。どれをとっても珠玉の名曲を、この上ない名手が見事に演奏している。ピアニストは日本人で、CNSM出身。管楽器奏者との共演も多く、ここでもバッチリのサポートを聴かせてくれる。
INDE 003 ヴェルティージュ・ブラス・クインテット
 (1)ジェローム・ノレ:ヴェルティージュ
 (2)ヤン・ケトシェル:クインテットop.65
 (3)イヴァン・ジェヴティック:3人の中国の奴隷
 (4)ヴラディミール・コスマ:短い映画
 (5)アンドレ・ラフォッセ(ラフォース):短い組曲
ヴェルティージュ・ブラス・クインテット
ヴェルティージュ・ブラス・クインテットは、1999年、フランス国立パリ高等音楽院の学生達によって結成された団体。世界中の音楽学生なら誰もがあこがれる名門校の出身だけあって、皆とにかく上手い!これからがたのしみなブラス・クインテットの登場。

INTEGRAL

DSK 4074
\2500→¥2290
フランク:ソナタ イ長調
フォーレ:シチリアーナOp78、幻想曲ハ長調Op79、ソナタ イ長調
エマニュエル・パユ(Fl)、
エリク・ル・サージュ(P)
フルート音楽の眺望第4巻(DSK 4965)として発売されていた人気盤の番号変更、再発売。パユの艶やかな音が作品の持つ美点を引き立たせている。録音:1993年

K617

K617 203
(2CD)
\2600
モンテヴェルディ:「オルフェオ」 ヴィクトール・トレス(Br オルフェオ)
アドリアーナ・フェルナンデス(S エウリディーチェ)
グローリア・バンディテッリ(Ms 使者)
マリア・クリスティーナ・キール(S 希望,音楽)
アントーニオ・アベーテ(Bs カロンテ)
フリオ・ザナージ(Bs プルトーネ)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S プロセルピナ)
マウリツィオ・ロッサーノ(T アポッロ)

ガブリエル・ガッリード(指)
アンサンブル・エリマ
アントーニオ・イル・ヴェルソ合唱団
モンテヴェルディの「オルフェオ」が1607年にマントヴァで初演されてから、今年は400年。それを記念して、K617が名盤、ガッリード指揮のCDをお買い得で再発。数ある「オルフェオ」の中でも、ラテン的な明快さと果汁の滴るような美感では筆頭の演奏だけに、廉価盤での再発はありがたいもの。ディジパック仕様で、歌詞はついていません。さらに、ブックレット記載の指示(フランス語)に従うと、ガッリード指揮のモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」をダウンロードすることができます(2008年1月31日までの期間限定)。1つ買うと2度楽しめるうれしいCD。録音:1996年7月18?23日
K617 193
\2400
ジャン・ジル(1668-1705):モテット集
 グラン・モテ「神の御名をほめたたえよ」、「我が心決意したり」、
 「我、喜びに満ちたりて」、「神殿の幕は裂け」、プチ・モテ3曲
ギ・ローラン(指)
レ・フェット・ドルフェ
南仏を拠点に活動したフランス盛期バロックの作曲家ジャン・ジルのモテット集。傑作「レクイエム」以外はほとんど紹介される機会のないジャン・ジルの作品。この「レクイエム」は、1705年2月5日37歳の若さで亡くなった彼自身の葬儀で初演されたと言われ、また当時非常に人気のあったこの作品はルイ15世やラモーの葬儀の際にも演奏されていたよう。優美な旋律、ドラマティックでありながら静かな神秘性に満ちた名曲「レクイエム」同様、ここに収録されているグラン・モテも天上の美しさを湛えた作品。レ・フェット・ドルフェを率いるギ・ローランによる研究成果を感じさせるアルバム。録音:2006年11月

キング・インターナショナル

KDC 5030/31
BIS
(2SACD Hybrid)
\6000
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232 キャロリン・サンプソン、
レイチェル・ニコルズ(S)、
ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(T)、
ペーター・コーイ (Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
輸入盤発売済み。SACDハイブリッド盤。バッハ演奏で世界の注目を集めるBCJが、四大宗教曲の最後にして最高峰「ロ短調ミサ」を遂に録音した。バッハ生涯の総決算として、あらゆる創作技法と驚くべきエネルギーが凝縮された難曲を、精鋭18名の合唱がBCJならではの見事なハーモニーで歌い上げる。サンプソンはじめ世界屈指のソリストと器楽陣による、厳しいまでに純化されたロ短調ミサに感動させられる。日本語解説・訳詞付
KDC 5027
HMF
\2700
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61
 ヴァイオリンソナタ第9番イ長調 作品47「クロイツェル」
イザベル・ファウスト(Vn)、
アレクサンドル・メルニコフ(P)
イルジー・ビェロフラーベク(指)
プラハ・フィル
輸入盤発売済み。今年11月の来日公演が大いに期待されるイザベル・ファウスト。若い世代でもっとも注目される彼女が、ベートーヴェンのヴァイオリン2大傑作に挑戦した。その格調の高さ、スケールの大きさ、音楽性の深さいずれも女王の風格。「クロイツェル・ソナタ」ではメルニコフがピアノパートを担当。火花が飛び散るようなやりとりを楽しめる。日本語解説・訳詞付
KDC 5028
BIS
(SACD Hybrid)
\2700
ロドリーゴ:パストラール協奏曲
イベール:フルート協奏曲
ボルヌ:カルメン幻想曲
シャロン・ベザリー(Fl)、
ジョン・ネシリング(指)
サンパウロ交響楽団
輸入盤発売済み。SACDハイブリッド盤。フルートの美神ベザリーが近代の難曲として知られるロドリーゴとイベールに挑戦した。サンパウロ交響楽団が南米ならではのラテン的情熱を込めたバックを務めているのも魅力。鮮烈さと生命力にあふれている。日本語解説・訳詞付
KDC 5029
HMF
\2700
クープラン:
 神秘的なバリケード/ティク・トク・ショック/クープラン/信心女たち/
 さまよう亡霊たち/編み物をする女たち/シテール島の鐘/
 居酒屋のミュゼット/葦/アタラント/パッサカリア/
 プラチナ色の髪のミューズ/奇術/闘いの響き/子守歌/
 空想にふける女/ロジヴィエール/双生児/かわいい子供/デュフリ
アレクサンドル・タロー(P)
輸入盤発売済み。ロココ調チェンバロ芸術の魅力の頂点に位置するクープラン。これをタローがピアノで手掛けると、まるでラヴェルのような極彩色になるから驚き。タッチはあくまで繊細にして透明ながら、強い意志に満ちた硬派演奏。タロー恐るべし。日本語解説・訳詞付
KDC 5024
\2300
[harmonia mundi France]
スクリャービン:
 前奏曲 作品11の4
 ピアノソナタ第2番嬰ト短調 作品19
 2つの詩曲 作品32
 幻想曲ロ短調 作品28
 アルバムのページ 作品45の1
 2つの小品(欲望、舞い踊る愛撫)作品57
 ピアノソナタ第3番嬰ヘ短調 作品23
 5つの前奏曲 作品74
 皮肉 作品56の2
 ピアノソナタ第9番「黒ミサ」作品68
 マズルカ 作品24の3
アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ)
1973年生まれ、89年にシューマン、91年にエリザベート王妃国際コンクールでともに最年少優勝をはたした天才メルニコフ。彼のスクリャービンは繊細ながら病的でなく、艶のある音色で美しく聴かせてくれる。21世紀的スクリャービン演奏の出現と言えるだろう。日本語解説書付 輸入盤(HMN911914)発売済み。
KDC 5025
\2500
[Claves]
クラシック名作編曲集
 スメタナ(トレネチェク編):モルダウ
 リスト(レニエ編):ナイチンゲール、ため息
 バルトーク(メストレ編):ルーマニア民俗舞曲集 Sz68
 チャイコフスキー(メストレ編):3つのワルツ
 プロコフィエフ(ドゥーロヴァ編):
   前奏曲ハ長調 作品12の7、
   ハープのための小品、〈ロミオとジュリエット〉より朝のセレナード
 ハチャトゥリヤン:2つの小品
 ラヴェル(メストレ編):マ・メール・ロワ
 マテオ・アルベニス(サバレタ編):ソナタ
 グラナドス(ロートマン編):スペイン舞曲
 ファリャ(グランジャニー編):〈はかなき人生〉よりスペイン舞曲第1番
グザヴィエ・ドゥ・メストレ (ハープ)
25歳で天下のウィーン・フィルのハープ奏者となったメストレ。日本でも最も人気のあるハープの貴公子で、来日のたびに大きな話題となっている。彼のソロ・アルバムは古今の名曲をハープのヴィルトゥオーゾたちが独奏用に編曲したものを集めた嬉しい一枚。スメタナのモルダウ全曲から、チャイコフスキー、ラヴェルまで天上の響きを味わえます。高度なテクニックに加え、強靭な指による輝かしさも彼ならでは。日本語解説書付
KDC 5026
(SACD Hybrid)
\2600→¥2390
[Ondine]
 サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 作品78
 バーバー:祝祭トッカータ 作品36
 プーランク:オルガン協奏曲
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)、
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
フィラデルフィア管
エッシェンバッハ&フィラデルフィアOの最新盤は名作サン=サーンスの交響曲第3番を含むオルガンとオーケストラの饗宴集。オーディオ効果抜群の作品ですが、使用楽器も2006年5月に披露されたフィラデルフィアのヴェリゾン・ホールの巨大オルガン。6938本のパイプと110のストップを備え、想像を絶するサウンドを生み出す。演奏者は凄腕のオリヴィエ・ラトリー。SACD、5.0ch.サラウンドで、部屋の中がヴェリゾン・ホールと化する。
輸入盤(ODE1094)発売済み。日本語解説書付
KDC 7005
\2400→¥2190
(8/29紹介済)
宇野功芳の音盤棚「これがUNO !」 Vol.5
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲&交響曲第2番
エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)
ブルーノ・ワルター(指)
ニューヨーク・フィル
ライヴでのワルターの演奏はやはり圧巻とうなずける1枚。ニューヨーク・フィルとの素晴らしいライヴ録音集としてTAHRAから第1集(TAH 524)と第2集(TAH 545)が発売され、このアルバムは第2集の中から、エリカ・モリーニとのブラームス:ヴァイオリン協奏曲と交響曲第2番を取り上げている。一方の「ヴァイオリン協奏曲」は女流のエリカ・モリーニとの共演だ。父はイタリア人だが、母は生粋のウィーン子で、1904年ウィーン生まれ、ウィーン音楽院に学び、その音色には粘り気がある。当時40代半ばの全盛期で、楽器をよく鳴らして歌うだけではなく、ものすごい気迫で攻めてゆくところはチョン・キョンファを彷彿とさせる。(中略)ワルターはモリーニに合わせるというよりはリードしており、「コンチェルトにおけるテンポの責任は指揮者にある」という彼の信念をここに実践しているようである。録音:1953年12月20日(協奏曲)、1951年2月4日(交響曲) (宇野功芳〜ライナーノーツより)(TAHRA番号:TAH546)

LSO LIVE/ロンドン響自主制作盤

LSO 0607
(2SACD hybrid+
1DVD-VIDEO)
\4400→¥3980
(8/29紹介済)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 スーザン・グリットン(S)
サラ・ミンガルド(Ms)
マーク・パドモア(T)
アラステア・マイルズ(Bs)
テネブレ合唱団
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団
今年9月25日に80歳の誕生日を迎えるわれらがデイヴィス。去年の12月12日を最後に、彼は11年間にわたりその任にあったLSOの首席指揮者を勇退した。LSO Live最新アルバムはヘンデルの最高傑作「メサイア」ライヴ、デイヴィスが首席指揮者としての最後の晴れ舞台に選んだ、とっておきのプログラム。これまでにも折に触れて声楽を擁する大掛かりな作品を取り上げて、そのすぐれた腕前には定評がある巨匠デイヴィス。LSOとのメサイアではすでに前回のスタジオ盤(1966年)がモダン楽器によるスタンダードとの位置づけを獲得しているが、このたびのライヴの特色としては、ピリオド・アプローチを意識した試みが随所に挙げられる。まず、ソリストにミンガルドやパドモアらいずれも古楽の確かな実績を積んだ顔触れを揃えていること。デイヴィスとの共演機会も豊富なグリットンはマクリーシュのプロダクションでおなじみのソプラノ。なかでもきわめつけはバスのマイルズ。第2部「いかなれば、もろもろの国民は」と第3部「トランペットは鳴りて、死人は朽ちぬ者に蘇り」では、そのゆるぎない音程、流れるようなレガート、力強い発声をはっきりと確かめられるはず。さらに、これらソリストたちをもしのぐ活躍をみせたのがコーラス。あえて前回の録音に参加したロンドン交響合唱団に替えて迎えられたのは、最強の秘密兵器テネブレ合唱団。同じくバロック調の響きが求められた「キリストの幼時」(LSO.0606)に続いての起用はまさしくこの場にふさわしいものといえるでだろう。そして、いままさに絶頂にあるLSO。編成を絞ったオケではヴァイオリンに対向配置が採用され、旋律の掛け合いがとても効果的。また、オリジナル楽器のレプリカを使用したトランペットなど、デイヴィスの意欲的な取り組みは例外なくオケにも向けられている。なお、当セットには期間限定でシリーズ初の特典としてDVDビデオが付属。11トラックにおよぶライヴ演奏のハイライトとデイヴィスのインタビューは、無上の感動に包まれた一夜を巨匠とともに分かち合えるなによりのプレゼントとなることだろう。録音:2006年12月10-12日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ) プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン エンジニア:ジョナサン・ストークス & ニール・ハッチンソンDSDマルチチャンネルステレオ 140'(DVD 40') カラー16 : 9 サラウンドステレオ NTSC / Region 0 音声 : 英語 字幕なし
LSO 0127
\1500→¥1390
モーツァルト:
 レクイエム ニ短調KV.626(ジュスマイア版)
マリー・アーネット(S)
アンナ・ステファニー(Ms)
アンドルー・ケネディ(T)
ダレン・ジェフリー(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団、
ロンドン交響合唱団
LSO 0627
(SACD-hybrid)
\2400→¥2190
2007/08の今シーズン、9月25日に敬愛するプレジデントのデイヴィスが80歳の誕生日を迎えたばかりとあって、LSOは御祝いムード一色の中で幕を開けました。自然の流れで、手兵LSOを率いてかれがほどなく臨んだいくつかの演奏会はみな、実質的に“もうひとつのガラ・コンサート”になったといいます。LSO Live最新録音は巨匠デイヴィスによる「モツレク」。ピュア・モーツァルトと題されたこの日、内田光子が弾く第27番の協奏曲につづいて演奏されたレクイエムは、10月3日に行なわれた本来のSir Colin Davis 80th birthday galaの同じくメイン・プロ、しかもこれがレーベル初のモーツァルト・アルバムというおまけつき。ちょうどLSOとの歩みと重ね合わせるかのように、半世紀以上の長きにわたってモーツァルトに取り組んできたデイヴィス。オペラ、管弦楽曲、声楽曲といずれもたいへん得意にしていて実演ではもちろん、録音も数多く残している。じっさいレクイエムも、BBC響(67年)、バイエルン放送響(91年、ほかに84年のライヴ映像)と、当ライヴでじつに4種目。けれども長年の手兵LSOとは、かなり以前に大ミサや戴冠式ミサなどを録音しながら、レクイエムだけはこれまでチャンスがありませんでした。その意味でも、あらたに若手から抜擢されたソリスト、強力無比のロンドン交響合唱団をしたがえ、なにより楽団の歴史を通じてもまれにみるほど強く確かな結びつきをみせるLSOとの初顔合わせによる新録音は、タイミングといい、巨匠にとってまさに期するところがあったと考えて差し支えないだろう。ここでデイヴィスはアプローチがピリオド・スタイルではないとの指摘や異論を排して、これまでとは明らかに次元の異なる力と重みでわたしたちを惹きつけてやみません。なお、同一のキャストによりモツレクは、バービカンでの2公演に加えて10月17日にはニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホールでも取り上げられている。ソリストの内田光子がアンコールに、オケと一緒に“ハッピー・バースデー即興曲”を弾いて大いに会場を沸かせた当夜のライヴ。なかでもひときわ完成度が高く、実演に接した人びとから一刻も早いリリースをとの声が強く寄せられていたもの。録音:2007年9月30日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ) プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス

LYRINX

LYR 2233
(2SACD Hybrid)
\5400
ラヴェル:ピアノ独奏曲全集
 (1)水の戯れ (2)グロテスクなセレナード (3)鏡
 (4)前奏曲(1913) (5)ボロディン風に
 (6)シャブリエ風に (7)クープランの墓
 (8)古風なメヌエット (9)亡き王女のためのパヴァーヌ
 (10)ソナチネ (11)ハイドンの名によるメヌエット
 (12)高雅にして感傷的なワルツ 
 (13)夜のガスパール
フィリップ・ビアンコニ(P)
SACDハイブリッド盤。来日公演を通じてすっかりおなじみのビアンコニは1960年ニース生まれ、フランスを代表するピアニストのひとり。すべてライヴというラヴェルは、洒脱な味わいと録音のすばらしさが光ります。録音:(1)(2)(3)(7)(10)2003年11月12 & 14日(4)(5)(6)(8)(9)(11)(12)(13)2005年2月2 & 4日 “ラ・クリエ”マルセイユ国立劇場(ライヴ)DSD マルチチャンネル ステレオ

MIRARE 1CD¥2600

MIR 027 F.クープラン:クラヴサン作品集
 大殿様、シャブイの王女またはモナコのミューズ、軽はずみな女、
 フロール、メヌエット、二重生活者、嘆きのほおじろ、芸術家、おじけた紅ひわ、
 キタイロンの鐘、勝利者の歓喜、プレリュード第6番、機知、
 フランスのフォリアまたはドミノ、葦、プレリュード第8番、
 そしらぬ顔であざ笑う女、うなぎ、交差するメヌエット、手品
ピエール・アンタイ(Cemb)
名手ピエール・アンタイによる大クープランのクラヴサン作品集。美しさとシニカルさを持ったクープランの音楽世界を、想像を超えた表現力により描き出されている。アンタイの師であるレオンハルトの悠然とした格調高い演奏とは違い、洗練された表現と考え抜かれたアーティキュレーションで明晰さを感じさせる演奏となっている。奏される音、一音一音にはっきりとした意思を感じさせる強い音楽性を漂わせている。
MIR 048 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 シャオ・メイ・シュ(P)
シャオ・メイ・シュは上海出身のピアニスト。文化大革命の影響を受けるも、アイザック・スターンに見出され渡米。1985年からはパリに拠点を移して世界各地で演奏活動を行っている。MANDALAレーベルに1999年に録音されたゴルトベルク変奏曲(廃盤)は、ディアパゾンで5つ★を獲得した名演。この最新録音でも彼女独自の斬新な解釈により、他では聴くことの出来ない稀演となっている。
MIR 036 ビゼー:交響曲 ハ長調、組曲子供の遊びOp.22
シャブリエ:田園組曲
フランソワ=グザヴィエ・ロス(指)レ・シエクル
1971年生まれの新鋭グザヴィエ・ロス率いる室内オーケストラ、レ・シエクルによる演奏。2007年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも演奏されたプログラム、ビゼーとシャブリエ。シャブリエの「田園組曲」はピアノのための「絵画的小品集(全10曲)」のうち4曲をシャブリエ自身がオーケストラにアレンジした作品。華やかさと明るさに満ちた若々しい演奏で聴かせてくれる。またビゼーの交響曲も覇気に満ち、生気と新鮮さを前面に出した音楽。

NAIVE

V 5078
\2900→¥2690
エリック・タンギー(1968-):チェロ協奏曲集
 チェロ協奏曲第1番(1994-95)
 チェロ協奏曲第2番(2000)
アンヌ・ガスティネル(チェロ)【使用楽器:1960年Carlo Giuseppe Testore】
アラン・アルティノグル(指)
フランス国立管弦楽団
チェロ界の新しい女王アンヌ・ガスティネルの新譜は、人気作曲家、エリック・タンギーによる協奏曲集。1968年フランス生まれのエリック・タンギーは、今もっとも人気のある作曲家の一人。現代もの、というと敬遠されてしまうかもしれないが、聴いてみると非常に聴きやすい響きのもの。自身ヴァイオリニストでもある彼が書く室内楽作品で、チェロはいつも特別な地位を占めており、この協奏曲でもチェロの美点が遺憾なく発揮されている。94年に作曲された第1番はコッペイに、2000年に作曲された第2番はロストロポーヴィチに献呈されている。指揮者は同じくフランスの辣腕指揮者、アルティノグル。明晰な様式で書かれたこれらの作品を、クリアーに響かせる。
OP 30456
(2CD)
\2500→¥2290
グレゴリー・ソコロフ・プレイズ・ショパン
 ショパン:24の前奏曲op.28
 ショパン:ソナタ第2番変ロ短調 op.35、練習曲op.25(全曲)
グリゴリー・ソコロフ(Pf)
完璧無比のテクニックと、聴くものの心をわしづかみにする驚異的な集中力で、根強いファンを持つソコロフのショパンの名演奏が2枚組1枚価格のお買い得セットになって登場。ソコロフは、1966年、16歳という若さでチャイコフスキーコンクールに優勝、世間にその名を轟かせた。輝かしい経歴を持つにも関わらず彼の録音は極めて少なく、コンサート活動もあまり積極的には行っていない。それでも今なお人々の胸と耳に深い印象を与え続けている。ショパンの練習曲op.25といえば、かの難曲「木枯らし」などピアニストにとってなかなかの難物だが、ソコロフの「木枯らし」は聴く者に息をつく間も与えないほどパワフルかつ完璧。ソナタ第2番でも、天使のような軽やかさから重々しい葬送行進曲まで、変幻自在にその姿を変えながら、底に流れるただならぬ緊張感を常に感じさせる稀有な演奏。あらためてソコロフの魅力を是非、ご堪能ください。
V 5063
\3000→¥2690
エボカシオン
 ショーソン:
  ヘベop.2-6/魅惑op.2-2/セレナードop.13-2
  蜂雀op.2-7/愛と海の詩op.19よりリラの花咲くころ
 R.シュトラウス:おとめの花op.22(全4曲)
 ドビュッシー:
  星月夜/2つのロマンス(ブールジェ詩)より「そぞろな悩める心」
  麦の花/西風
 ツェムリンスキー:
  愛と春/バラのリボン/春の歌
  私が夜の森を歩くと/誘拐/夏op.27
 ケックラン:
  グラディスのための7つの歌op.151
   愛は私に言った/おまえは彼をとりこにしたと思った
   罠にとらわれて/ナイアス(The Naiad)
   サイクロン/ハト/運命
 シェーンベルク:
  四つの歌op.2
   期待/イエスの物乞い「あなたの金の櫛を渡しにおくれ」
   高揚/森の木漏れ日
サンドリーヌ・ピオー(S)
スーザン・マノフ(Pf)
「鈴を転がすような」という表現がぴったりの可憐な声、それでいて深くしっとりとした表情もたっぷりと含んだ歌声。魅惑のソプラノ、サンドリーヌ・ピオーによる最新録音の登場。吉田秀和氏をして「どんな時も、人肌のぬくもりから、遠く離れることはない。この声の与える手ざわり、その感触は--そう、精妙なガラス細工を思わせる」(レコード芸術2003年7月号)と絶賛せしめたピオーがとりあげたのは、女性にまつわる歌曲たち。ケックランで聴かせる甘い表現、ツェムリンスキー作品で聴かせる深い表現・・・。一音一音、一声一声すべてが違った表情をみせてくれる。曲ごとに、様々な色・素材のやわらかな布でくるまれるようなあたたかな気持ちになれる。アメリカ出身でラトヴィアとドイツの血を引くピアニスト、スーザン・マノフは現在パリ国立高等音楽院でも教鞭をとる傍ら、言葉と音に焦点を当てたコンサートやパフォーマンスで注目を集めている実力派。歌詞への深い洞察から生まれるタッチは絶妙。録音:2006年7月
V 5028
(2CD)
\5000
ルディ・シュテファン(1887-1915):歌劇「最初の人類」
 (作曲:1909-14年、
  オットー・ボルングレーバー原作のエロティックな神秘劇に基づく、
  1920年7月1日初演)
ミッコ・フランク(指)
フランス国立管弦楽団
ナンシー・グスタフソン(S チャヴァ)、
フランツ・ハヴラタ(Bs アダム)、
ヴォルフガング・ミルグラム(T チャベル)、
ドニー・レイ・アルベルト(Br カイン)
将来を嘱望されながら、28歳という若さで惜しくも戦死したルディ・シュテファンによるオペラ。舞台は春の荒れた大地。アダムとチャヴァの夫婦がいて、チャベルとカインはその息子。アダムはまじめに農業に従事して熱心に働いている。チャベルは毎日祈りを捧げる敬虔な息子だが、一方のカインは、その正反対で、さながら歩く煩悩といった人物。生贄の子羊を神に捧げる儀式もそこそこに、女性の姿を求めて荒野の果てまで駆けて行ったり、はては自分の母親に迫ったり・・・。おそらくは聖書の天地創造のその後についての創作だが、最後はアダムの「多くの人物が現われてはカインのようなことをするだろう、そしてこの果てしない世界の中を嵐のように駆け巡るだろう、しかし、星々もまた彼と同じように現われ、彼と同じように光を放ち、この安らぎのない世界における永遠の帆のように立ち続けるだろう」という暗示的な台詞で終わる。物語はあまり救いのない感じだが、つけられた音楽はいたって感情豊か、官能的で、後期ロマンから新ウィーン楽派のごく初期にかけての、ドロドロ濃厚の世界。キャストは、日本でも小澤の第九などで来日しているフランツ・ハヴラタ、つい最近もロリン・マゼール率いるトスカニーニ交響楽団とともに来日したナンシー・グスタフソンをはじめ、豪華な面々。彼らをまとめるは、ミッコ・フランク。深い読み込みで、この複雑なストーリーとからみあう音楽を見事にときほぐして聴かせてくれる。
OP 30439
(2CD)
\5200
モンテヴェルディ:「オルフェオ」 フリオ・ザナージ(Br オルフェオ)
アンナ・シンボーリ(S エウリディーチェ,プロセルピナ)
サラ・ミンガルド(A 使者,希望)
モニカ・ピッチニーニ(S 音楽)
セルジョ・フォレスティ(Bs カロンテ)
アントーニオ・アベーテ(Bs プルトーネ)
ルカ・ドルドロ(T アポッロ)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
2007年は、モンテヴェルディの「オルフェオ」がマントヴァで初演されてからちょうど400年。各地で記念公演が催され、新録音も登場している。その中にあって最も注目されているのが、このアレッサンドリーニの待望の録音!マドリガーレでの豊かな経験を駆使し、劇的でありながら、隅々まで考え抜いた知性が行き渡り、そして心を揺さぶる「オルフェオ」を作り上げている。アレッサンドリーニの指揮による「オルフェオ」は、来年スカラ座でも上演されることになっている。キャストも充実。フリオ・ザナージは近年オルフェオ役として最も信頼されている歌手。テノールで歌われることの多いオルフェオ役、しかしザナージのような柔らかい気品と情熱を兼ね備えたバリトンで歌われてこそ、神の血を引いた者の気高さが感じられる。重要な役どころである使者の女には、サラ・ミンガルドを配し、冥界の王プルトーネにはアントーニオ・アベーテ、幕切れを引っ張るアポッロにはルカ・ドルドロと、磐石です。多数の図版を含む160ページを越す豪華なハードカバー仕様(縦横はCDと同じサイズ)、この形では限定販売です。録音:2007年2月,ローマ

クリスマス・スペシャル・プライス・ボックス
完売の際はご容赦ください!

V 5128
(4CD→1枚価格!!)
\2500
MUSIC FOR THE FLUTE-フルートのための音楽
[CD1](原盤:V 4693)
 ベートーヴェン:
  フルート・ソナタ 変ロ長調(1792)/
  フルート・ソナタOp.17(ホルン・ソナタの編曲)/
  セレナードOp.41(フルートとピアノのための)
[CD2](原盤:V 4717)
 シューベルト:
  ソナティナ第2番D385/アルペッジョーネ・ソナタ イ短調D821/
  「しぼめる花」による変奏曲ホ短調D802
[CD3]
 ウェーバー(1786-1826):作品集
 ソナタ変イ長調Op.39、6つのソナタOp.10
[CD4](原盤:V 4925)
 (1)ドビュッシー:シランクス
 (2)ヴァレーズ:比重21.5
 (3)デュティーユ:フルート・ソナタ
 (4)ジョリヴェ:リノスの歌
 (5)メシアン:黒つぐみ
 (6)デュサパン:i pesci
 (7)エリック・タンギー:wadi
 (8)フィリップ・エルサン:5つのミニアチュール
[CD1-3]
エマニュエル・パユ(Fl)、
エリック・ルサージュ(P)
[CD4]
ジュリエット・ユレル(Fl)、
エレーヌ・クヴェール(P)
泣く子もだまるエマニュエル・パユの若き日の録音。シューベルトはいつ聴いても名演奏で、うっとりしてしまう。ウェーバーのソナタのピアノは、これまた豪華にルサージュ。ユレル女史のフランス音楽集も、名手ぶりとセンスが光る逸品。名手による名曲ばかりが合わさって1枚価格になってしまうとは!
V 5126
(4CD→1枚価格!!)
\2500
宗教音楽集
[CD1]
 ホルトゥス・デリキアルム-12世紀、
 修道女ヘラート・フォン・ランツベルク(ホーエンブルク)編纂の百科事典、他より
[CD2](原盤OP 30195/廃盤)
 ヴィヴァルディ:
  グローリア ニ長調R589,協奏曲ニ短調R128,
  マニフィカトR611(ヴェネツィア版),
  2本のトランペットとオーボエの協奏曲ニ長調R781(旧563)
[CD3]
 J.S.バッハ:
  第180番「装いせよ、おお、わが魂よ」、
  第49番「われは生きて汝をこがれ求む」、
  第115番「備えて怠るな、わが霊よ」
[CD4]
 モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427
[CD1]
ブリジット・レーヌ(指、S)
ディスカントゥス
[CD2]
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb,指)
デボラ・ヨーク,
パトリツィア・ビッチーレ(S)
サラ・ミンガルド(A)
アンドレア・ミオ(Ob)
ガブリエーレ・カッソーネ(Tp) 
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
[CD3]
バーバラ・シュリック(S)、
アンドレアス・ショル(A)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)、
クリストフ・コワン(ピッコロ・チェロ/指)、
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ、
アンサンブル・バロック・デ・リモージュ
[CD4]
サンドリーヌ・ピオー(S)、
アンネ=リーゼ・ソリード(S)、
ポール・アグニュー(T)、
フレデリック・カトン(Bs)、
エマニュエル・クリヴィヌ(指)
ラ・シャンブル・フィルハーモニク、
ロランス・エキルベイ(合唱指導)アクサンテュス
ナイーブが誇る往年の名録音の数々。コワンの指揮するカンタータなど、今きいてもまったく色褪せることのない感動をおぼえる名演奏。クリヴィヌ指揮のモーツァルトミサ曲は、ピオーの心洗われる歌声と、深い解釈が光っている逸演。ヴィヴァルディのにぎやかな作品からビンゲンの清澄な世界、バッハ、モーツァルトと、このセットでこころゆくまで堪能できる。
AM 143
(4CD→1枚価格!!)
\2500
ヨーロッパのバロック音楽
[CD1]
ヘンデル:
 オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調 HWV366、
 ヘ長調 HWV363、
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調 HWV367、
 イ短調 HWV362、ハ長調 HWV365、へ長調 HWV369、ト短調 HWV360
[CD2]
ヴィヴァルディ:協奏曲集
 協奏曲 ハ長調 RV.443、ト短調 RV.439「夜」、ハ短調 RV.401、
 ヘ長調 RV.433「海の嵐」、ロ短調 RV.424、
 ニ長調 RV.428「ごしきひわ」、ハ長調 RV.443
[CD3]
「フリオーゾ・マ・ノン・トロッポ」
 パンドルフィ:ラ・ビアンクッチャ、ラ・ベルナベーア、
 ディンディア:ディドーの嘆き/
 セルマ・イ・サラヴェルデ:丘に衣をまとわせた/
 フレスコバルディ:トッカータ第1番/
 ファルコニエーリ:ラ・ボルガ/
 カッチーニ:うるわしのアマリッリ/
 ヤッキーニ:ソナタ イ短調/
 ロッティ:カンタータ「わかります、目隠しした神よ」/
 コレッリ:ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」Op.5-12/
 ファルコニエーリ:「甘い調べが」とそのコレンテ
[CD4]
 P.D.フィリドール:
  オーボエ、通奏低音のための組曲第5番 ニ短調(1717)
 バリエール:
  トリオ・ソナタ第2番 ニ短調、チェロと通奏低音のためのソナタ第4番 ヘ長調
 ラ・バール:組曲第9番 ト長調
 オトテール:組曲第2番 ハ短調
 ボワモルティエ:トリオ・ソナタ ホ短調
[CD1]エロイーズ・ガイヤール、
アンサンブル・アマリリス
[CD2]エロイーズ&オフェリー・ガイヤール、
アンサンブル・アマリリス
[CD3]マリセール・ヴィツォレク(ソプラノ)
アンサンブル・アマリリス〔エロイーズ・ガイヤール(リコーダ、Ob)ヴィオレーヌ・コシャール(Cemb,Org)
オフェリー・ガイヤール(Vc)〕
[CD4]アンサンブル・アマリリス
魅惑の古楽アンサンブル集団、アンサンブル・アマリリス。エロイーズの奏でる、ヴィルトゥオーゾ性を充分に発揮したオーボエやリコーダーと、彼女を支える弦楽器奏者たちのセンスの光るアンサンブルは、常に私たちを魅了してきた。ここに収められたのは、廃盤になってしまっているものも含めた名盤ばかり。なかでもdisc4に収録されている、バロック時代のフランス・リコーダー名門家系のオトテールの作品は、なんと瑞々しい輝きを放っていることだろう。アンサンブル・アマリリスの軌跡をみることのできるセット。
V 5127
(4CD→1枚価格!!)
\2500
Music for Harp
[CD1]
 ロドリーゴ:
  アランフェス協奏曲(ハープ版)、
  ヒラルダの調べ(セビーリャ幻想)、
  セレナード風の協奏曲
[CD2]
 ヒナステラ:
  「エスタンシア(農場)」Op.8、ハープ協奏曲Op.25、
  パウ・カザルスの主題によるグロッサOp.4、
  「パナンビ(楽園の鳥)」Op.1b
[CD3]
 カプレ:ハープのための2つのディヴェルティメント
 トゥルニエ:ハープのための演奏会用練習曲「朝に」、さめない夢
 フォーレ:即興曲Op.86、塔の中の奥方Op.110
 ピエルネ:即興曲-カプリスOp.9
 ドビュッシー:小さな羊飼(子どもの領分より)
 サンカン:主題と変奏
 コンスタン:ハルパリュケ
[CD4]
 ラヴェル:序奏とアレグロ
 ドビュッシー:ハープ、2Vn、Va、Vc、Cbのための舞曲(ピエルネ編)
 カプレ:弦楽四重奏とハープのための幻想的な物語
 クラス:ハープ五重奏曲 
イザベル・モレッティ(Hrp)
[CD1]
エドモン・コロマー(指)
セビーリャ王立管
[CD2]
デイヴィッド・ロバートソン(指)
リヨン国立管弦楽団
[CD4]
ミシェル・モラゲス(Fl)、
パスカル・モラゲス(Cl)、
パリジイ弦楽四重奏団、
ドミニク・デジャルダン(Cb)
ハープ界の大御所中の大御所、イザベル・モレッティ女史による名盤4枚。ラヴェルの序奏とアレグロは、名盤として名高いものだが長らく廃盤だった。
OP 30455
(4CD→1枚価格!!)
\2500
完売
[CD1]
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」、ヴァイオリン協奏曲ハ長調R171、
 弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調「コンカ(ほら貝)」R163
[CD2]
ヴィヴァルディ:様々な楽器のための協奏曲集
 ハ長調 RV.559(2Ob、2Cl)、イ短調 RV.497(Fg、弦楽と通奏低音)、
 ニ短調 RV.566(2Vn、2つのフラウト・ドルチェ、2Ob、
 ファゴット、弦楽と通奏低音)、
 ハ長調 RV.534(2Ob、弦楽と通奏低音のための)、
 変ロ長調 RV.548(Ob, Vn、弦楽と通奏低音のための)、
 ニ短調 RV.454(Ob、弦楽と通奏低音のための)、
 ハ長調 RV.560(2Ob、2Cl、弦楽と通奏低音のための)
[CD3]
弦楽のための協奏曲集
 協奏曲イ長調RV159、ト短調RV153、ニ長調RV121、ニ短調RV129、
 ト短調RV154、ハ長調RV115、ヘ短調RV143、ヘ長調RV141、
 ハ短調RV120、ト短調RV156、イ長調RV158、ニ長調RV123
[CD4]
ファゴット、オーボエ協奏曲集第1集
 ファゴット協奏曲イ短調RV498、オーボエ協奏曲ハ長調RV451、
 オーボエとファゴットの協奏曲ト長調RV545、
 ファゴット協奏曲ニ短調RV481、オーボエ協奏曲イ短調RV461、
 ファゴット協奏曲変ロ長調RV501「夜」
[CD1]
ファビオ・ビオンディ(Vn)
エウローパ・ガランテ
[CD2]
アルフレード・ベルナルディーニ(指,Ob)
ゼフィーロ・バロック管
[CD3]
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
[CD4]
セルジョ・アッゾリーニ(Fg)、
ハンス・ペーター・ヴェスターマン(Ob)
ジョルジョ・ファーヴァ(指)
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカ

NAIVE 1CD¥1800

instants classiques〜クラシックの瞬間

ナイーブレーベルから、クラシック音楽の様々な時代、瞬間のエッセンスを1枚にぎゅっと閉じ込めたシリーズの登場。全15タイトル、どれも珠玉のトラックが並び、お買い得価格となっている。廃盤となっていたアレッサンドリーニによる「スターバト・マーテル」、「グローリア」や大ヒット映画「カストラート」のサントラが復活していたりと、熱心なファンにも見逃せないものが含まれている。
V 5100 アルビノーニ:アダージョ
ヴィヴァルディ:
 ファゴット、弦、通奏低音のための協奏曲イ短調からアレグロ
パスクイーニ:ジーガ
ボッケリーニ:五重奏曲ホ短調よりアレグロ
スカルラッティ:ソナタ ニ短調 アレグロ
ボッケリーニ:チェロ協奏曲ト長調よりアダージョ
クープラン:パルナッソス山、またはコレッリ讃
フレスコバルディ:2声のためのカンツォーナ第3番
モンテエルディ:五声のシンフォニア
ヴィヴァルディ:モンテズーマよりシンフォニア
ファルコニエーリ:件の悪魔たちの踊り
ペルゴレージ:スターバト・マーテルよりなんと嘆き悲しみ傷つく
カプスベルガー:チャッコーナ
アレッサンドリーニほか多数
「バロック」と聴いて思い浮かぶ曲から、あまりポピュラーではないかもしれないけれど、珠玉の名曲まで幅広く収録。トラック7のクープランは必聴。
V 5101 J.S.バッハ:
 トッカータとフーガ ニ短調/
 コラール「目覚めよ、と呼ぶ声あり」「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」他/
 プレリュードとフーガ イ短調/トッカータ ハ長調/
 ファンタジーとフーガ ト短調他 全13曲
ミシェル・シャピュイ(Org)
ナイーブ系列にもシャピュイは名録音をのこしていました。その中でもバッハの有名曲ばかりがピックアップされている。
V 5102 ベートーヴェン:
 ソナタ第14番「月光」よりアダージョ/
メンデルスゾーン:無言歌集第6番/
シューマン:子どもの情景より「見知らぬ国と人々から」/
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番よりスケルツォ/
シューベルト:ピアノ・ソナタ大20番より/
ブラームス:バラードop.10よりインテルメッツォ(全15曲)
ローラン・カバッソ、
フランソワ=フレデリク・ギイ、
グレゴリー・ソコロフほか
ナイーブが誇る名ピアニスト、ソコロフによる、テクニック、音楽性、すべてが絶妙のバランスでブレンドされたシューベルトをはじめ、ロマンティックなピアノ作品集がそろった。
V 5103 ビゼー:カルメン(ハイライト) ベアトリス・ウリア・モンゾン(カルメン)、
クリスティアン・パピス(ドン・ホセ)、
レオンティナ・ヴァドゥヴァ(ミカエラ)
アラン・ロンバール(指)
ボルドー=アキテーヌ国立管
モンゾンの名唱、カルメンのハイライト集。フランス語の美しさも見事なら、オーケストラのリズムもまた見事。名匠ロンバールの荒削りな音楽づくりが激情の内容にピッタリ。
V 5104 ブラームス:ハンガリー舞曲集(全21曲)&ワルツ(op.39) マリー=ジョゼフ・ジュード&
ジャン=フランソワ・エッセール(P)
ブラームスのヴァラエティに富んだハンガリー舞曲集を、ラテンの血が流れる二人のスリリングな演奏で。ワルツのかけあいも見事。
V 5105 ショパン:
 (1)練習曲op.10-3「別れの曲」 (2)前奏曲op.28-4
 (3)練習曲op.25-6 (4)ソナタ第2番より「葬送行進曲」
 (5)前奏曲op.28-16 (6)前奏曲op.28-24
 (7)マズルカop.68-1 (8)ポロネーズop.40-1
 (9)マズルカop.67-4 (10)マズルカop.17-4 (11)同op.17-2
 (12)ポロネーズop.40-2 (13)ノクターン嬰ヘ長調op.15-2
 (14)練習曲op.25-1 (15)前奏曲op.28-8 (16)前奏曲op.28-6
 (17)前奏曲op.28-17 (18)前奏曲op.28-20 (19)練習曲op.25-12
(1)ビレット
(7),(9)(12)オレイニチェク、
(13)オロツコ、
(2)-(6)(8)(14)-(19)ソコロフ
ショパンの珠玉の名曲をかぐわしい名手の演奏で。なかでも鬼才ソコロフの弾くナンバーはきわめて異形ながら絶大な存在感。
V 5106 ヘンデル:グラン・サラバンド
パッヘルベル:カノン
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第2番ト短調RV.439「夜」
コレッリ:合奏協奏曲第8番Op.6
J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番より
ラモー:第5組曲より第6コンセール「めんどり」
モーツァルト:ディヴェルティメント第17番より
ベートーヴェン:ロマンス第2番
ハイドン:交響曲第45番「告別」より
ロッシーニ:「セビリャの理髪師」序曲
カロル・トイチュ(指)
ヴロツワフ・レオポルディヌム室内管
パッヘルベルの代名詞、名曲カノンから、モーツァルト、ベートーヴェンやロッシーニまで、美しく気品ある演奏で愉しめる。
V 5107 ヘンデル(モーツァルト編):メサイアよりハレルヤ・コーラス
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
シューベルト:アヴェ・マリア
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番よりアンダンテ
アルビノーニ:アダージョ
ヴィヴァルディ:聖母マリアの生誕のための晩祷より、
 イスラエルがエジプトを出で
J.S.バッハ:カンタータ第140番
 「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」より
J.S.バッハ:カンタータ第49番
 「われは行きて汝をこがれ求む」よりシンフォニア
メンデルスゾーン:結婚行進曲
ワーグナー:「ローエングリン」より婚礼の合唱
ペルゴレージ:スターバト・マーテルより
J.S.バッハ:
 オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1060aより
  アレグロ
フォーレ:エレジー
ベンチーニ:アヴェ・マリス・ステラ
ゴスペル(マリオン・ウィリアムズ編)「グローリー、グローリー、ハレルヤ!」
ゴスペル(マリオン・ウィリアムズ、ジェローム・ヴァン・ジョーンズ編)
「オー、ハッピー・デイ!」
アンヌ・ガスティネル、
バドゥラ=スコダ、
シャピュイほか多数
メンデルスゾーンやワーグナーのそっくりそのままの内容から、広くゴスペルに至るまで結婚式にちなんだ音楽がもりだくさん。
V 5108 モーツァルト:
 レクイエム ニ短調KV.626(ジュスマイアー版)、
 レクイエム・フラグメント集
  [セクエンツィア/オッフェルトリウム/コンムニオ(アーメン・フーガ)]
イリデ・マルティネス(S)
モニカ・グループ(A)
スティーヴ・ディヴィスリム(T) 
ワングチュル・ユーン(Bs)
クリストフ・シュペリング(指)
ノイエ・オーケストラ, コーラス・ムジクス・ケルン
アマデウスの絶筆となった傑作をオリジナル楽器による清新なる演奏で。
V 5109 モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 (1)第9番変ホ長調KV.271「ジュノーム」
 (2)第21番ハ長調KV.467
パトリック・コーエン(フォルテピアノ)
クリストフ・コワン(指)
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
天才のきらめきと、めいっぱい幸福なムードにあふれたモーツァルトのコンチェルト。典雅で繊細なフォルテピアノのひびきに魅かれる。
V 5110 (1)ペルゴレージ:スターバト・マーテル
(2)ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
(1)ジェンマ・ベルタニョッリ(S) 
(2)サラ・ミンガルド(A)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cem & 指)
コンチェルト・イタリアーノ
廃盤のままだったアレッサンドリーニによるペルゴレージ。A.スカルラッティに換えて同じく廃盤だったヴィヴァルディを新カップリング。
V 5111 ロドリーゴ:
 アランフェス協奏曲(ハープ版)
 ヒラルダの調べ(セビリャ幻想)
 セレナード風の協奏曲
イザベル・モレッティ(Hrp)
エドモン・コロマー(指)
セビリャ王立管弦楽団
傑作「アランフェス」のハープ版ほか、名手モレッティによるロドリーゴ。
V 5112 ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8
 ヴァイオリン協奏曲ホ短調
 チェロ協奏曲ニ短調R.407
 2つのヴァイオリンのための協奏曲ト短調
 ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調
ファビオ・ビオンディ(Vn & 指)
エウローパ・ガランテ
それまでの演奏スタイルをひっくり返したビオンディの「四季」ほか、新編集によるきわめつけのヴィヴァルディ。刺激満載の内容。
V 5113 ヴィヴァルディ
 グローリア ニ長調R.589
 協奏曲ニ短調R 128
 マニフィカト R 611(ヴェネツィア版)
 2本のトランペットとオーボエのための協奏曲ニ長調R 781(旧563)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cem、指)
デボラ・ヨーク,
パトリツィア・ビッチーレ(S)
サラ・ミンガルド(A)
アンドレア・ミオ(Ob)
ガブリエーレ・カッソーネ(Tp)
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
ヴェネツィアとその同盟軍の対オスマン・トルコ戦における戦勝を記念したことが作品成立の背景にあるとされる「グローリア」。全12曲からなる大規模なこの作品、劇的なパッセージと穏やかなパッセージとの対比や、輝かしいトランペットにパワフルな合唱とじつに聴きどころの多いものとなっている。こちらも長らく廃盤となっていた権威アレッサンドリーニによる超一級の演奏。
V 5114 リカルド・ブロスキ:ハッセの歌劇「アルタセルセ」-私はあの船のように
ニコラ・ポルポラ:歌劇「ポリフェモ」-偉大なジュピターよ
リカルド・ブロスキ / ルセ編:もし私の唇を信じないのなら
同:歌劇「イダスペ」-忠実な影よ、私も
ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇「アルタセルセ」序曲
ヘンデル:歌劇「リナルド」-涙を流させてください
同:歌劇「リナルド」-いとしい花嫁よ
同:歌劇「リナルド」序曲
ハッセ:歌劇「クレオフェーデ」-立ち上がれ、勇気を出せ、わが心よ
ペルゴレージ:サルヴェ・レジナ
ニコラ・ポルポラ / ルセ編:歌劇「ポリフェモ」〜
  偉大なジュピターよ
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S)
デレク・リー・レイギン(CT)
クリストフ・ルセ(指)
レ・タラン・リリク
1994年製作の映画「カストラート」。この作品は伝説のカストラート“ファリネッリ”(本名カルロ・ブロスキ1705-1782)の数奇な生涯を描いて、当時一大ブームを巻き起こしました。そのサントラを担当したのはルセ率いるレ・タラン・リリク。演奏も高水準でサントラばなれした本格的な内容。3オクターブ半に及ぶ驚異的な声域をカバーしたというファリネッリの歌声を再現するにあたって、カウンターテナーのデレク・リー・レイギンとソプラノのエヴァ・マラス・ゴドレフスカの声をコンピュータで合成させたことでも話題となった。これもまた廃盤でしたが晴れて復活となる。

ONDINE 1CD¥2300

ODE 966 アイノラのクリスマス
 (1)シベリウス(ヨルマ・パヌラ編):
   クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」作品1-4
 (2)シベリウス(イルッカ・クーシスト編):雪はうずだかく積もり 作品1-5
 (3)シベリウス(イルッカ・クーシスト編):外は暗くなる作品1-3
 (4)シベリウス(ティモ・レヘトヴァーラ編):
   クリスマスはもうそこに作品1-1、クリスマスがやってくる 作品1-2
 (5)シベリウス(ヨルマ・パヌラ編):
   クリスマスの歌「幼子の飼い葉桶に」(1929)
 (6)アンダンテ・フェスティーヴォ JS34b
 (7)マデトヤ(イルッカ・クーシスト編):日々の苦労を忘れ
 (8)マデトヤ(サカリ・ヒルデーン編):天使のクリスマスの歌
 (9)「ピエ・カンツィオーネス」(シベリウス編)
   見よ、新しき喜びを 、天使が遣わされる
 (10)マルティン・ルター(ハッスラー、オトマイル編):
   いと高き天より 、シュレジェン民謡 この世はうるわし
 (11)「ピエ・カンツィオーネス」(ヘイッキ・クレメッティ編):
   歓びの歌を声高く歌え、めでたき海の星
 (12)シベリウス:ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ ホ長調 作品80
 (13)フランスのクリスマスキャロル
   (A・パップ、R・R・リューナネン編):み空をはせゆくみ使いたちよ
 (14)オット・コティライネン (イルッカ・クーシスト 編曲):クリスマスには
 (15)フィンランド民謡:
   クリスマスツリーは誇らしく 、冬のさなかに夏のような日が
 (16)ヨハン・シュトラウス一世:ラデツキー行進曲(ピアノ版)
(4)(8)(9)(10)(15)ティモ・レヘトヴァーラ(指)
カンピン・ラウル
(4)(8)(10)ペルッティ・エーロラ(Org)
(1)ヨルマ・ヒュンニネン(B)
タピオラ児童合唱団、
ヨルマ・パヌラ(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管
(2)(14)ライモ・シルッカ(T)
ペルッティ・ペッカネン(指)
ユヴァスキュラ交響楽団
(3)リトヴァ=リーサ・コルホネン(S)
キュオスティ・ハータネン(指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(5)アストリッド・リスカ(指)
ユビラーテ合唱団
(6)ペーテル・チャバ(指)
ヴィルトゥオージ・ディ・クフモ
(7)モニカ・グループ(Ms)
マルクス・レヘティネン(指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(11)ヘイッキ・セッパネン(指)
トゥルク城室内合唱団
(12)新井淑子(Vn)
エーロ・ネイノネン(P)
(13)エルッキ・ポホヨラ(指)
タピオラ児童合唱団
(16)マリタ・ヴィータサロ(P)
太陽が低く、陰鬱な日のつづく冬のフィンランド。アイノラの家に暮らすシベリウスの気分はすぐれない。そしてやってくるクリスマス。アイノラは明るい気分を取りもどす。シベリウスは《雪はうずだかく積もり》を弾き、娘たちはパパの作曲したクリスマスの歌を歌う。アイノ夫人は孫たちのために〈ラデツキー行進曲〉を弾いてみせた。Ondine のカタログから選んだクリスマスのナンバーに合唱団カンピン・ラウルの新録音を加えた "アイノラのクリスマス"!
ODE 985 作者不詳(ミヒャエル・プレトーリウス編):あの気高き白い鳩
シベリウス:
 クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」作品1-4、
 クリスマスの歌「幼子の飼い葉桶に」
ハンニカイネン:
 クリスマスの鐘、静かな夜のやすらぎのなかで、クリスマスの星よ、きらきらと
パルムグレン:そして、聖母マリアは幼子を抱き、平和の御子
メリカント(イルッカ・クーシスト編):クリスマスがやってきた
フィンランド民謡(T・I・ハーパライネン編):クリスマスツリーは誇らしく
コティライネン(イルッカ・クーシスト編):クリスマスがくると
マデトヤ(サカリ・ヒルデーン編):
 天使のクリスマスの歌、飼い葉桶に生まれ、日々の苦労を忘れ
マーサロ:クリスマスの鐘、 小さなイエスよ、あなたの元へまいります
ハンニカイネン:クリスマスの歌「かわいい御子イエス」
ソンニネン:クリスマス賛歌「平和、ただ平和だけを」
リッサネン:私は見つけた、
ヤーコ・ロユッティ(サデ・リッサネン編):喜びのしらせ
フランス民謡:はるか遠くの飼い葉桶、
シュレジェン民謡:この世はうるわし
グルーバー (ハンス・ミースナー編):聖しこの夜、
クーラ:祈り、
リンヤマ:クリスマスイブ
ミヒャエル・プレトーリウス/ヤン・サンドストレム:一輪のばらが咲いた
ティモ・ヌオランネ(指)
フィンランド放送室内合唱団
ヨハンナ・ルサネン(S)
ヴィッレ・ウルポネン(Org)
作者不詳の歌によるミヒャエル・プレトーリウスの単旋聖歌「一輪のばらが咲いた」(フィンランド名〈あの気高き白い鳩〉) に始まり、同じ作品をヤン・サンドストレムが16声部に改作した曲で終わるプログラム。さまざまな趣向で制作された Ondine のクリスマスアルバム。その中でももっとも美しい1枚でしょう。
ODE 1116 (1)カール・コッラン:ナイチンゲールのクリスマスの歌
(2)アルマス・マーサロ:おお、夜を照らす光が
(3)レーヴィ・マデトヤ:日々の苦労を忘れ
(4)クリスマスキャロル 荒れ野の果てに
(5)マルッティ・トゥルネン:クリスマスを祝おう
(6)M・ガブリエリ:おお、なんじ喜ばしき
(7)トイヴォ・クーラ:クリスマスの歌 作品22-1
(8)シベリウス:
 クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」、雪はうずだかく積もり
(9)シュレジェン民謡:この世はうるわし
(10)アルマス・マーサロ:さあクリスマスの星よ輝け、
ウーノ・クラミ:クリスマスイブ「星がひとつ空に輝き」
(11)伝承曲:見知らぬ星が空にひとつ、クリスマスがやってきた、
セーヴェ:トントゥのクリスマス
(12)グルーバー:きよしこの夜
(13)スルホ・ランタ:ありったけの美しい思い出
(14)マーサロ:クリスマスの鐘
スロ・サーリツ(1911-1990)、
マウノ・クーシスト(1917-)
ペイッポセット 他
Ondine の2007年クリスマスアルバム。フィンランド放送 (YLE) のアーカイヴに保存されている1954年から1956年の録音が集められた。スロ・サーリツ(1911-1990)、マウノ・クーシスト(1917-) ら半世紀も昔に活躍したポピュラー歌手 (シュラーガー・ミュージシャン) の歌が蘇る。合唱曲の作曲者としても名高いニルス=エーリク・フォウグステット(1910-1961) はフィンランド放送の合唱団を指揮。ペイッポセットはフォークミュージックの合唱団。ラジオから懐かしい歌が聞こえてくる。ノスタルジックな気分でクリスマスを!
ODE 1098 ヨーナス・コッコネン(1921-1996):管弦楽作品集
 チェロ協奏曲(1969)、
 交響曲第3番(1967)、
 交響曲第4番(1971)
マルコ・ユロネン(Vc)
フィンランド放送響
サカリ・オラモ(指)
ヨーナス・コッコネンは、シベリウスの "交響的思考" を受け継いだ作曲家のひとり。建築家アルヴァー・アールトと親交があり、「"質への情熱" が創作を支配する」というアールトの言葉をコッコネン自身も信念としてもっていた。コッコネンの音楽は作風により、大きく3つの時期に分けられる。ネオクラシカル、十二音と音列、自由調性。このディスクに集められた曲はいずれも、3番目の時期に属している。 打楽器が活躍する色彩的な交響曲第3番。"力で解決すること" を好まないコッコネンは、作品の最後にアダージョの楽章をもってきている。この交響曲は1968年のNOMUS(北欧音楽委員会) 賞を受けた。チェロ協奏曲はコッコネンが書いた唯一の協奏曲。ユーモアと活気みちた音楽の間に荘重な気分のアダージョがはさまれる5楽章の作品。第4番の交響曲は荒々しい情熱と宗教的内省が共存。コッコネンの代表作、オペラ「最後の誘惑」 を予示する音楽とも言われる。マルコ・ユロネンはラウタヴァーラ(ODE 819)とヨウニ・カイパイネン(ODE 1062)の協奏曲を録音したチェリスト。20世紀の音楽に共感を寄せるサカリ・オラモ。ペンティ・マンニッコの担当した録音がフィンランド放送交響楽団の色彩的な響きを鮮やかな音でとらえている。コッコネンの管弦楽作品をもっとも楽しめる、重要なディスク。録音:2006年3月、10月(交響曲) 文化の家 (ヘルシンキ) [制作:セッポ・シーララ  録音:ペンティ・マンニッコ]
ODE 1112
¥2090
フィンランドの情景 〜 フィンランド管弦楽作品集
 ウーノ・クラミ(1900-1961):演奏会序曲「スオメンリンナ」作品30
 セリム・パルムグレン(1878-1951):
  組曲「フィンランドの情景」作品24〜春の夢、そり旅
 レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):
  オペラ「ポホヤの人々」組曲 作品52〜囚われ人の歌
 ロベルト・カヤヌス(1856-1933):交響的序曲
 オスカル・メリカント(1868-1924):ゆるやかなワルツ 作品33
 アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958):前奏曲
 トイヴィ・クーラ(1883-1918):結婚行進曲作品3b-2
 タネリ・クーシスト(1905-1988):フィンランドの祈り 作品27-2
 アーレ・メリカント(1893-1958):イントラーダ
 シベリウス:悲しいワルツ 作品44-1、春の歌 作品16
セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
北欧でもっとも古い歴史を誇るヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団の創設125周年記念アルバムは、18世紀、フィンランド湾に建造された要塞の島、スオメンリンナを曲名とする序曲に始まり、春の深い悲しみを描くシベリウスの「春の歌」に終わるプログラム。1828年にヘルシンキ・フィルハーモニックを創設しシベリウスの交響曲第1番を初演、主に指揮者として活躍したロベルト・カヤヌスをはじめとするフィンランドの作曲家たちの作品が演奏されています。1995年以来、首席指揮者を務めるセーゲルスタムが指揮。2007年6月、ヘルシンキのフィンランディアホールで録音セッションが行われた。フィンランドの景色を収めたカラー写真18枚を使ったデジパックのアルバム。親しい人へのプレゼントにしたくなるかもしれない。録音:2007年6月 フィンランディアホール (ヘルシンキ) [制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ]
ODE 1118 Act 〜ロルフ・ヴァリーン(1957-):管弦楽のための作品集
 (1)Act(行動する) (2003)〜管弦楽のための
 (2)Das war schon! (きれいだった!) (2006)〜
   打楽器ソロと管弦楽のための
 (3)Tides (タイズ) (潮流) (1998) 〜
   6人の打楽器奏者と管弦楽のための
オスロ・フィル
(1)ヤープ・ファン・ツヴェーデン(指)
(2)マーティン・グルビンガー (打楽器)
(2)(3)ジョン・アクセルロッド(指)
(4)ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
クロウマータ打楽器アンサンブル
ノルウェーの作曲家、ロルフ・ヴァリーン(1957-)は今年、50歳。この5月にはオスロ・フィルハーモニックによる<ヴァリーン・フェスティヴァル> コンサートが行われた。オラヴ・アントン・トメセン、フィン・モッテンセン、ロジャー・レノルズ、ヴィンコ・グロブカール、湯浅譲二に学び、トランペット奏者としてアンサンブルに参加して実験的ジャズとロックなど、広い範囲の音楽を体験してきた。クラリネット協奏曲(Aurora ACD 5002、ACD 5011) で NOMUS (北欧音楽委員会) 賞を受賞。現代北欧を代表する作曲家のひとりとして、海外からも注目された。人の力が結集して生む<音の大伽藍>「Act」。鳥の歌とモーツァルトのメロディに基づく協奏曲「Das war sch嗜! (きれいだった!)」。潮の流れが絡み合い、ひとつの動きに収束する、6人の打楽器奏者と管弦楽のための合奏協奏曲「Tides (タイズ)」。初録音の曲を集めた作品集には、オスロ・フィルハーモニックの音楽監督ユッカ=ペッカ・サラステ、ヨーロッパ・コンサートホール機構の<Rising Artist 2007/08>に選ばれたオーストリアの打楽器奏者マーティン・グルビンガー(1983-)、スウェーデンの打楽器アンサンブル「クロウマータ」らが参加した。教室と語法に別れを告げた今日の音楽。ヴァリーンがオスロのホールで市民から親しく声をかけられていた姿と重なる。録音:2006年9月、10月、2007年2月 オスロ・コンサートホール [制作:アーリル・エリクスタード、録音:マーリト・アスケラン、オイスタイン・ノルデンゲン]
ODE 1105 フィーヴァー〜カリタ・マッティラ、ジャズコンサート
 コール・ポーター:イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー
 リチャード・ロジャーズ:私のお気に入り、ブルームーン
 ジョン・ダヴェンポート&エディー・クーリー:フィーヴァー
 ジャイミ・シルヴァ&ネウザ・テイシェイラ:ガチョウのサンバ
 アントニオ・カルロス・ジョビン:コルコバード
 ハロルド・アーレン:ストーミー・ウェザー
 ジョージ・ガーシュウィン:ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット
 ジェローム・カーン:煙が目にしみる
 ジョージ・ガーシュウィン:私の愛する人
 コール・ポーター:ユー・ドゥー・サムシング・トゥー・ミー、ラブ・フォー・セール
 ソニー・バーク&ポール・フランシス・ウェブスター:ブラック・コーヒー
 ビリー・ストレイホーン:ラッシュ・ライフ
 ハロルド・アーレン:降っても晴れても
カリタ・マッティラ(Vo)
フィーヴァー・バンド、
ストリングズ、
キルモ・リンティネン(P、指)、
ハウ・メニー・シスターズ
アンナ=マリ・カハラ(Vo)、
ピルヨ・アイットマキ(Vo)、
メルヴィ・ヒルトゥネン(Vo)
ミュージカル・ナンバーを歌う「ワンダフル」(ODE 848)、オーケストラをバックにシンガーソングライターの曲を歌った「海に歌う」(ODE 907)、キャバレーソングとミュージカルの歌もまじえた「カリタ・マッティラ、ライヴ・イン・ヘルシンキ」(ODE 968)。新しいノンクラシカル・アルバム「フィーヴァー」では、"世界のプリマドンナ" カリタ・マッティラ(1960-) がジャズを聴かせてくれます。メトロポリタン・オペラの舞台に招かれるようになり、アメリカの生活に馴染んだマッティラ。ジャズに挑むにふさわしい時がやってきた。 「まったく新しい、スタイルのまるっきり違うオペラの役を勉強するのに似てるわ……いい音楽って決して歳を取らないの」と語るマッティラとの素敵なひととき! コール・ポーター、リチャード・ロジャーズ、ガーシュウィン、ハロルド・アーレン。プラターズが歌ってヒットした〈煙が目にしみる〉。ジャズ・ミュージシャンたちもレパートリーにしているブラジル生まれの2曲、〈ガチョウのサンバ〉とアントニオ・カルロス・ジョビンの〈コルコバード〉。フィンランドでもっとも期待されるジャズ作曲家、ピアニストのひとり、UMO ジャズ・オーケストラを率いるキルモ・リンティネン(1967-)が編曲とピアノを担当。フィンランド・ジャズシーンで活躍する8人編成のフィーバー・バンド。マッティラのバックで歌うのは人気の高い女性ヴォーカルトリオ、ハウ・メニー・シスターズ。録音:2007年8月 タンペレホール (タンペレ、フィンランド) (ライヴ) [制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ]
ODE 1115
\1500
シベリウス:
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47、
 交響曲第2番ニ長調作品43
ペッカ・クーシスト(Vn)
セーゲルスタム(指)
ヘルシンキ・フィル
ODE 1101
(SACD Hybrid)
\2500
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):管弦楽作品集
 英雄的序曲(1952 rev.1969)
 交響曲第5番-シンフォニア・ディ・スフェーレ(空間の交響曲1974-75)
 風景(1965 rev.1968)
 交響曲第3番-シンフォニア・サクラ(神聖な交響曲1963)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
「感情と知力の理想的なバランスから音楽の永遠の美が生まれる」。そう語ったアンジェイ・パヌフニク (1914-1991) はポーランドの生まれ。ワルシャワとウィーンで作曲を学んだ。1954年、共産党による社会主義リアリズムの押しつけを嫌ってイギリスに亡命。祖国ポーランドでは存在が消されてしまった。キリスト教化されポーランド公国となった千年紀のために作曲した〈シンフォニア・サクラ〉は代表作のひとつ。宗教と愛国の感情を表現したこの作品は1963年モナコ皇太子レニエ三世作曲賞第1位を受賞。ルイ・フレモーの指揮で初演された後、ストコフスキー、シュミット=イッセルシュテット、ショルティも指揮しています。1952年オリンピック・ヘルシンキ大会で作曲者自身がフィンランド放送管弦楽団を指揮して初演した〈英雄的序曲〉。「空間の交響曲」のタイトルが内容を示唆する交響曲第5番。果てしない景色がメランコリーの気分を誘う〈風景〉。録音:2006年10月 タンペレ・ホール(タンペレ、フィンアンド) 制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ
ODE 1106
\2300
ペーテリス・ヴァスクス(1946-):
 合唱と管弦楽のための宗教作品集
  パーテル・ノステル(われらの父よ) (1991)
  ドナ・ノビス・パーチェム(われらに平安をあたえたまえ) (1996)
  ミサ曲(2000 rev.2005)
ラトヴィア放送合唱団、
リガ・シンフォニエッタ、
シグヴァルズ・クリャーヴァ(指)
交響曲第2番とヴァイオリン協奏曲(ODE1005)と交響曲第3番とチェロ協奏曲(ODE1086)が注目を集め、一般的な成功をおさめたラトヴィアの作曲家、ペーテリス・ヴァスクス(1946-)。3枚目のディスクでは、合唱と管弦楽のための宗教作品が紹介されます。「主の祈り」のラテン語テクストによる〈パーテル・ノステル〉 と通常文によるミサ曲。伝統の教会音楽とバルト地方の神秘主義の出会いから生まれた瞑想気分の音楽は、キリスト教徒にとどまらず、宗教心をもつ人々に広くアピールしそう。混声合唱とオルガン、混声合唱と弦楽オーケストラ。〈ドナ・ノビス・パーチェム〉には2つのバージョンがあり、シグヴァルズ・クリャーヴァとラトヴィア放送合唱団は、アイヴァルス・カレイスと共演してオルガンのための版を録音していた (BIS1145)。混声合唱と弦楽オーケストラの版は、ポール・ヒリアー指揮のエストニア・フィルハーモニック室内合唱団とタリン室内管弦楽団(HMU907311) (バルトの声 第1集) に次ぐ録音。録音:2007年1月 聖ヨハネ教会(リガ、ラトヴィア)

ORFEO

ORFEO 689061
\2600
サリヴァン:海のクリスマス・ベル,天なる神には
ガントレット:ダビデの村の厩の内に
サンズ:神が喜びをくださるように
メンデルスゾーン:天には栄え
ヘンデル:「メサイア」から
レンドナー:ああベツレヘムよ
ウェイド:神の御子は今宵しも
レオントヴィチ:キャロル・オブ・ベルズ
パーセル:夕べの讃歌
アダン:おお聖なる夜
メイソン:諸人こぞりて
ホルスト:木枯らし寒く吹きすさび
コーネリウス:三王 他
パッション・デ・キュイーヴル
コンスタンツェ・バッケス(S)
金管アンサンブルによるクリスマス音楽集、というのは決して珍しくはないが、使われている楽器が歴史的なものとなれば、俄然興味津々。パッション・デ・キュイーヴルは、二本のコルネット、ホルン、トロンボーン、オフィクレイドという編成。19世紀末のピリオド楽器を多く用い、19世紀後半の英国(ヴィクトリア朝の時代)で好まれた音楽を、時に和やかに、時に輝かしく演奏している。クリスマスの晩に、部屋を暖かくして心安らかに聞くに打ってつけのCD。
ORFEO 679071
\2600
ブラウンフェルス:テ・デウムOp.32 イッタ=マリア・シェーベリ(S)
ラーシュ=エリク・ヨンソン(T)
エリク・エリクソンCho.
マンフレート・ホーネック(指)
スウェーデン放送SO.&Cho.
当作品のライヴ録音(PH.06002)を遺した今は亡き巨匠ヴァントも云うように、ブラウンフェルスは1920-30年代にかけて、R.シュトラウスやシュレーカーと並び称されるメジャーな作曲家のひとりだった。ナチによって‘退廃作曲家’の烙印を押された彼が、独創性を開花させ始めるのは、第1次世界大戦で味わった恐怖体験と、自身のカトリックへの改宗した時期あたりから。代表作「テ・デウム」が書かれたのはちょうどその頃で、途切れることのない有機的な音楽の流れに、いくぶんワーグナーの面影をも感じさせる。全編が起伏に富み、たとえば来るべき審判の日を告げるマーチのリズムなど、作曲当時の時代的背景を越えてなお大きな訴求力がある。大規模な編成を要するドラマティックな内容だけに新録音が待たれていたが、ホーネックらによるライヴは期待に応える出来栄えとなった。録音:ストックホルム、ベルワルド・ホール(ライヴ)
ORFEO 029071
\2600
ミヒャエル・ハイドン:セレナード ニ長調MH 68(1764年ザルツブルク) ディーター・クレッカー(Cl)
ゲアノート・シュマルフス(指)
プラハ室内O.
18世紀末当時、ミヒャエル・ハイドンはたいへんな人気作曲家だった。ザルツブルグ司教に仕えている間じゅう、その命により宗教曲だけでなく独創性に富んだ室内楽作品を数多く作曲している。1764年に書かれたニ長調のセレナードは全体が9つの楽章から成り、その中に2つのコンチェルティーノ(ひとつはクラリネットのための、もうひとつはトロンボーンのための)をも含む大掛かりなもの。第1楽章は弦楽主導でオケとファゴットの妙技を示すのに対して、第5、第6楽章では独奏クラリネットを登場させ、美しいメロディと極上のカンタービレで酔わせる。ここでのカデンツァはもちろん名手クレッカーの独壇場。さらに第6楽章には驚くべき仕掛けが!なんと、このセレナードから数えて23年後に作曲されたモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でおなじみの上昇音型のモチーフが聞き取れる。ミヒャエルがモーツァルトに多大な影響を与えたことはよく知られているが 、こんなところにもその片鱗がみられ思わずニヤリとさせられる。また、解説文中クレッカー書き下ろしのくだりも、コンチェルティーノに関する専門家ならではの鋭い考察で興味が尽きない。録音:2006年9月25-30日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

ORFEO D’OR

ORFEOR 701072
(2CD)
\4600
モーツァルト(R.シュトラウス編):「イドメネオ」 ロバート・ギャンビル(T イドメネオ)
カミッラ・ニールント(S イズメーネ)
ブリッタ・シュタルマイスター(S イリア)
イリス・フェルミリオン(Ms イダマンテ) ほか
ファビオ・ルイージ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,
ドレスデン国立歌劇場合唱団
今年2007年から、伝統あるドレスデン国立歌劇場の音楽監督に就任したファビオ・ルイージ。この11月には両者の来日公演が待っている。オペラで極めて高い評価を得ているルイージだが、実はまだモーツァルトのオペラの録音がなかった。そこにORFEOから、ザルツブルク音楽祭でドレスデンのオーケストラと合唱団を起用しての「イドメネオ」が登場。フェルゼンライトシューレでのライブ録音です。これがただの「イドメネオ」じゃない、なんとシュトラウス版!歌詞はドイツ語。シュトラウスによってところどころ思い切った近代化を施された「イドメネオ」は、シュトラウスに定評の高いルイージにはピッタリ。歌手は、来日公演でタンホイザーを歌うギャンビル、サロメとエリーザベトを歌うニールントに加え、実力派のドイツのメッゾ、フェルミリオンに、ここ数年で台頭の著しいドイツのソプラノ、シュタルマイスターと、超強力。演奏会形式とは思えない緊張感の漲った演奏になっている。録音:2006年8月25日
ORFEOR 730071
\2300
ユリア・ヴァラディ/ウィーン国立歌劇場ライヴ
 (1)ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
 ヴェルディ:
  (2)「運命の力」,(3)「アイーダ」,(4)「トロヴァトーレ」,(5)「オテッロ」
ユリア・ヴァラディ(S)
(1)フランツ・グルントヘーバー(Br),
ウルフ・シルマー(指)
(2)ジュゼッペ・ジャコミーニ(T),
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)
(3)マリヤーナ・リポヴシェク(Ms),
フランツ・グルントヘーバー(Br),クリスティアン・バデア(指)
(4)ジュゼッペ・ジャコミーニ(T),
シュテファン・ショルテス(指)
(5)ジュゼッペ・ジャコミーニ(T),
ドナルド・ラニクルズ(指)
ウィーン国立歌劇場管
バイエルン国立歌劇場で活躍したユリア・ヴァラディは、1993年から96年までウィーン国立歌劇場でも歌っていた。ここに収録されているのはその時期のライヴ録音。いずれも彼女の得意とした役だけに、ドラマティックな声と表現力が楽しめる。このCDのお楽しみはもう一つ、ジュゼッペ・ジャコミーニとの共演。時間的にはあまり多くないとはいえ、「オテッロ」第3幕のデズデーモナとの場面が収録されているのは、ファンには要注目。録音:(1)1993年1月18日,(2)1993年5月5日,(3)1993年6月5日,(4)1996年2月24日,(5)1996年5月9日DDD ステレオ
ORFEOR 741073
(3CD)
\6900→¥6290
(8/29紹介済)
「シャーンドル・ヴェーグ /
ザルツブルク・モーツァルト・マチネー1988-1993」
[CD 1]78’15”
 モーツァルト:
  (1)カッサシオン ト長調KV.63
  (2)ピアノ協奏曲第11番ヘ長調KV.413
  (3)ディヴェルティメント第10番ヘ長調KV.247
[CD 2]77’52”
 モーツァルト:
 (1)カッサシオン 変ロ長調KV.99
 (2)ピアノ協奏曲第8番ハ長調KV.246
 (3)ディヴェルティメント ニ長調KV.136
 (4)交響曲第25番ト短調KV.183
[CD 3]71’44”
モーツァルト:
 (1)ディヴェルティメント第1番変ホ長調KV.113
 (2)ピアノ協奏曲第13番ハ長調KV.415
 (3)アリア「わからないわ、あの人の悩みは」KV.582
 (4)レチタティーヴォとアリア
  「どうしてあなたを忘れられよう…心配しなくともよいわ、愛しい人」KV.505
 (5)セレナード第13番ト長調KV.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
[CD 1]
(1)ジェラール・コルステン(Vn)
(2)アンドラーシュ・シフ
シャーンドル・ヴェーグ(指)
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク
[CD 2]
シャーンドル・ヴェーグ(指)
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク
[CD 3]
(2)(4)アンドラーシュ・シフ(P)
(3)(4)ダフネ・エヴァンゲラトス(Ms)
シャーンドル・ヴェーグ(指)
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク
1997年に名匠ヴェーグが世を去って今年で10年。これを記念してオルフェオから手兵カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクとのモーツァルト・アルバムがリリースされる。 生地ゆかりのコンビが奏でるモーツァルトづくしは5年分のマチネーから編まれたもの。アイネ・クライネ、ディヴェルティメント、小ト短調交響曲などの名曲をふんだんに収めたきわめつけの内容となっている。しかもコンチェルトのソリストは、全集録音でお互いにパートナーであったシフ。きらきらと美しい音色で、オケとのみごとな掛け合いが聴かれる。[CD 1]録音:(1)(3)1989年8月6日(2)1990年8月12日モーツァルテウム(ライヴ) [CD 2]録音:(1)(2)(4)1990年8月12日(3)1989年8月6日モーツァルテウム(ライヴ)[CD 3]録音:(1)(5)1993年7月25日(2)(3)(4)1988年7月31日モーツァルテウム(ライヴ)

PRAGA DIGITALS

PRDDSD 250242
(SACD Hybrid)
\3000
モーツァルト:
 (1)弦楽四重奏曲第15番ニ短調KV.421
 (2)弦楽四重奏曲第17番変ロ長調KV.458「狩り」
 (3)弦楽四重奏曲第19番ハ長調KV.465「不協和音」
プラジャーク四重奏団
ことし結成35周年を迎えたプラジャーク四重奏団が手掛けるモーツァルトの室内楽シリーズ。「プロシャ王セット」(PRD.250026 / 廃盤)、名手モラゲスとのクラリネット五重奏(PRDDSD.250200)などを経て、有名な「ハイドン・セット」にいよいよ着手。第1弾は快活優美で人気の「狩り」、大胆に“不協和音”を響かせる特徴的な序奏がニックネームの由来となった第18番、そして全6曲中唯一の短調による第15番の3曲。チェコ屈指の名門アンサンブルが奏でる音楽は香りと味わい豊か。“SACDのプラハ”が培ったこれまでの豊富な経験が蓄積された優秀録音であることも大きなポイントといえるだろう。
PRDDSD 250246
(SACD Hybrid)
\3000→¥2790
シューベルト / マーラー編:
 弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」(弦楽合奏版)
同 / カサド編:
 アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821(チェロ&弦楽オケ編曲版)
ミハル・カニュカ(Vc)
パヴェル・フーラ(指)
プラハ・カメラータ
SACDハイブリッド盤。マーラー編曲で人気を集める「死と乙女」と名手カサド編曲の「アルペジオーネ・ソナタ」。ともにシューベルトの傑作を弦楽オケ用に編成を拡大した結果、そこに現われたのはゾクゾクするような怖さとかなしさ。編曲作品の成否は手掛ける人も一流でなくてはさまにならないものだが、これらはみごとな成功例といえるだろう。DSDマルチチャンネルステレオ
PRDDSD 250230
(SACD Hybrid)
\3000
ブラームス:
 ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
 ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
プラハ・グァルネリ・トリオ
SACDハイブリッド盤。音の溶け合いに円熟を感じさせるグァルネリ・トリオの最新アルバムはブラームス。雄渾な主題から楽聖ベートーヴェンを意識させずにおかないOp.8。奇数楽章と偶数楽章間の短調と長調との交替が、ほかに類を見ない効果をあげている。また、1886年の夏トゥン滞在中の作Op.101では、スイスの大自然をほうふつとさせる雄大さと情熱のほとばしりが聴かれる。DSDマルチチャンネルステレオ

PREISER 1CD¥2300

PRCD 91128 ツィーラー エディション Vol.1 わが心はウィーンに
 ツィーラー:
  アウアーシュペルク行進曲Op.111
  ワルツ「わが心はウィーンに」Op.500
  ポルカ「軽やかな心」Op.182
  オペレッタ「3つの望み」〜「あなたのためだけに私は歌う」
  意地悪ポルカOp.424
  愛のワルツOp.537 他 全14曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)
オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団
マリア・ローゼンドルフスキー(Sp)マ
ルコ・ディ・サピア(Tn)
PRCD 91132 ツィーラー エディション Vol.2 笑って、いちゃついて、踊って
 ツィーラー:
  ワルツ「文化の絵」Op.563
  ポルカ「笑って、いちゃついて、踊って」
  オペレッタ「美しきリゴ」〜「我が美しきハンガリー」
  「小さな未亡人」行進曲Op.487
  ポルカ「男心」Op.54
  ガヴォット「黄金の青春時代」Op.523 他全15曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)
オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団
ユリア・コツィ(Sp)
マルティン・ミューレ(Tn)
PRCD 91136 ツィーラー エディション Vol.3 軍隊で
 ツィーラー:
  行進曲「軍隊で」 「勇敢な」 「軍服の魔力」
  「カール皇帝」 「トルコの祭り」 「軍隊」他全18曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)
オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団
PRCD 91123 ツィーラー エディション Vol.4 古きウィーンのメルヒェン
 ツィーラー:
  オペレッタ「放浪者たち」序曲
  ワルツ「古きウィーンのメルヒェン」Op.458
  行進曲「ウィーンは二つとない!」Op.475
  「ドナウの娘」ポルカOp.46
  エレクトリシュ・ポルカOp.492
  ワルツ「ウィーン、我がウィーン」遺作 他全16曲
ヘルベルト・モック(指)
ミュンヘン放送響
PRCD 91124 ツィーラー エディション Vol.6 ツィーラーへの挨拶 
 ツィーラー:
  行進曲「新世紀へ」
  ツィーラー作品パラフレーズ「ツィーラーへの挨拶」
  「ノイローゼ」ポルカ
  「ライプチッヒのクプレ」ポルカ
  「コロンブス」行進曲
  ウィーンの劇場のカドリーユ 他全14曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)
オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団
PRCD 91125 ツィーラー:オペレッタ「3つの望み」〜
 序曲
 偽善者行進曲
 オペレッタ「観光案内人」序曲
 フランツ・ヨーゼフ行進曲
 オペレッタ「放浪者たち」〜ワルツ「ミミ」
 ミロステンカ・スケルツォ・ポルカ 他全13曲
フランツ・バウアー・トイスル、
ヘルベルト・モック(指)
ウィーン放送響

PROFIL 1CD¥2400

PH 07013
\2400
ユオン:ピアノ四重奏曲第1番ニ短調「狂詩曲」Op.37
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op.23
アルティス・ピアノ四重奏団
ロシア出身のユオンとチェコのドヴォルザーク、ともに最初のピアノ四重奏曲は、感性のフレッシュさ、3楽章構成、ニ調と、いろいろな点で共通しているとのこと。ブラームスの影響も感じられる重厚で充実した内容が魅力。
PH 06032
\2400
ティッツ:
 (1)弦楽四重奏曲ハ短調Op.1-4
 (2)弦楽四重奏曲ニ短調Op.1-5
 (3)3つの弦楽四重奏曲集より第1番ト長調
 (4)3つの弦楽四重奏曲集より第3番イ短調
ホフマイスター四重奏団(オリジナル楽器使用)
ニュルンベルクに生まれたアントン・フェルディナント・ティッツ〔ティーツ〕(1742-1811)は、ロシアに渡って活躍したヴァイオリン奏者、作曲家。1771年にはサンクトペテルブルクの宮廷楽団のメンバーとなり、ロシアで最初に弦楽四重奏を作曲したと考えられている。作風は幅広い音域と独立的な動きをみせる上声部に特徴があり、とりわけアダージョに魅力が凝縮。ここでは1781年作の6つの弦楽四重奏と、1802年に書かれた3つの四重奏からそれぞれ2曲を収めている。
PH 08011
\2400→¥2190
(1)フランク:交響曲ニ短調
(2)レスピーギ:交響詩「ローマの松」
ユーリ・アーロノヴィチ(指)
ウィーン交響楽団
(2)ルドルフ・ショルツ(Org)
オーストリア放送協会提供の音源による復刻。戦時の実体験にもとづく迫真の「レニングラード」(PH.07009)が強烈な印象を与えた、アーロノヴィチによる注目のライヴ第2弾。数多くの録音を残し相性の良さをみせるウィーン響との顔合わせによる今回は、鬱蒼とした響きで重く濃い味わいのフランクと豪華絢爛なレスピーギというプログラム。当時Wiener ZeitungやDie Presseの演奏会評でも大きく取り上げられた。なお、当夜はほかにハインリヒ・シフの独奏でプロコフィエフの交響的協奏曲も演奏されている。録音:1985年3月20日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)ステレオ
PH 04066 ショパン:ワルツ集
 第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」/
 第2番変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」/
 第3番イ短調Op.34-2「華麗なる円舞曲」/
 第4番ヘ長調Op.34-3「華麗なる円舞曲」/ 第5番変イ長調Op.42 /
 第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」/ 第7番嬰ハ短調Op.64-2 /
 第8番変イ長調Op.64-3 / 第9番変イ長調Op.69-1「別れ」/
 第10番ロ短調Op.69-2 / 第11番変ト長調Op.70-1 /
 第12番ヘ短調Op.70-2 / 第13番変ニ長調Op.70-3 / 第14番ホ短調 /
 第16番変イ長調 / 第15番ホ長調 / 第19番イ短調 /
 第18番変ホ長調 / 第17番変ホ長調 /
 第2番変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」[初稿]
エフゲニー・ムルスキー(P)
ステレオ
PH 04069
(2CD)
ショパン:ポロネーズ集
 第1番嬰ハ短調Op.26-1 / 第2番変ホ短調Op.26-2 /
 第3番イ長調Op.40-1「軍隊」/ 第4番ハ短調Op.40-2 /
 第5番嬰ヘ短調Op.44 / 第6番変イ長調Op.53「英雄」/
 第7番変イ長調Op.61「幻想」/ 第8番ニ短調Op.71-1 /
 第9番変ロ長調Op.71-2 / 第10番ヘ短調Op.71-3 /
 ト短調 / 変ロ長調 / 変イ長調 / 嬰ト短調 / 変ロ短調 / 変ト長調 /
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
エフゲニー・ムルスキー(P)
2010年のアニヴァーサリーに向けてProfilで進行中のムルスキーによるショパン・シリーズ。ムルスキーは1975年ウズベキスタンのタシケント生まれ。ガヴリーロフやリュビーモフ、シチェルバコフを教えた名教師レフ・ナウモフに師事、コブリンとは同門にあたる。1994年ロンドン国際ピアノ・コンクール第1位。そして、過去6年間に2000年にオスロで開かれた権威あるグリーグのコンクールほか、2001年にはブレーメン・ピアノ・コンクール、2002年にナポリ・デンツァ・ピアノ・コンクールと幅広く賞を獲得している。第1弾のバラード集(PH.04065)もそうだったが、抜群のテクニックであざやかに聴かせる。ステレオ
PH 07071 「バッハ・リフレクションズ」
 (1)J.S.バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV.830
 (2)同:平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲とフーガ第22番変ロ短調BWV.891
 (3)ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87より第24番ニ短調
 (4)リスト:バッハの主題による変奏曲
デイヴィッド・テオドール・シュミット(P)
1982年エルランゲン生まれの気鋭シュミットによるアルバムは、この若さで彼自身が人生の一部と語るバッハと、その影響を受けた後世の作曲家たちのピアノ曲を収めている。幼少より慣れ親しんだバッハでの共感に満ちた演奏からは、未来の大器を予感させる。
PH 06062 ベートーヴェン:
 (1)弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
 (2)同 第9番ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」
フォーグラー四重奏団
1985年に結成、ベルリンを拠点にすでにオリジナル・メンバーで20年以上のキャリアを誇る名門フォーグラー・カルテット。最新録音はベートーヴェン中期の傑作ラズモフスキー2曲。第1番はデビュー間もない時期にも録音(92年RCA)しているが、ここでは2曲とも、とくに第9番フィナーレの英雄的で力強いフーガなどに大きな成長のあとを感じさせる。この流れで、ぜひ後期も聴いてみたくなる。
PH 07073 (1)ロドリーゴ:ある貴紳のための幻想曲
(2)アルベニス:スペインの歌Op.232
(3)トゥリーナ:ギター・ソナタ ニ短調Op.61(1931)
フリーデマン・ヴットケ(G)
セバスティアン・テヴィンケル(指)
プファルツハイム南西ドイツ室内O.
ドイツの名手ヴットケによるスペインのギター曲集。なかでも1998年に97歳の作曲者御前演奏し絶賛されたロドリーゴは絶品。ヴットケはロドリーゴ邸を訪ねた際に、天下のマエストロが有名なアランフェスの第2楽章のテーマをピアノで弾いてくれたことにいたく感銘を受けたと述懐している。
PH 04060 ハイドン:
 (1)変奏曲へ短調Hob.XVII-6
 (2)ソナタ ト長調Hob.XVI/11
 (3)ソナタ第23番ヘ長調Hob.XVI-23
 (4) ソナタ第20番ハ短調Hob.XVI-20
エフゲニー・コロリオフ(P)
ギレリスと同門でかのネイガウスに師事したコロリオフによるハイドン。ロンドン時代の有名な変奏曲、エステルハージ時代の2つのソナタをはさんで、ディヴェルティメントとも呼ばれる初期のト長調まで、コロリオフの確かな技術は得意のバッハにも通じる存在感。
PH 06022 ハイドン:
 (1)「ネルソン・ミサ」ニ短調Hob.XXII-11
 (2)4つの秘跡のレスポンソリウム(ラウダ・シオン)Hob.XXIIIc-4
 (3)めでたし、天の元后 イ長調Hob.XXIIIb-3
インガ・ニルセン(S)(3)
クリスティナ・ラキ(S)
リア・ボレン(A)
ハイナー・ホプフナー(T)
ギュンター・ライヒ(Bs)
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥットガルト室内Cho.、
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内O.
評価の高いベルニウス&手兵シュトゥットガルト室内合唱団によるハイドンの宗教曲集。
PH 08002
\2400
シュニトケ:チェロとピアノのための作品集
 (1)チェロソナタ第1番
 (2)同第2番
 (3)ムジカ・ノスタルジカ
 (4)バレエ音楽「ペール・ギュント」のエピローグ
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
タチヤナ・ゲリンガス(Pf)
シュニトケはロストロポーヴィチをはじめ、グートマン、イワシキンなど優れたチェロ奏者の友人に恵まれたためか、素晴らしいチェロ作品を多く残している。ロストロポーヴィチの愛弟子ゲリンガスもシュニトケの親しい友人のひとりでした。技巧的にはかなりの難曲ぞろいだが、ゲリンガスの完璧なテクニックと闇を垣間見せる深い音楽性に唖然とさせられる。
=エディション・シュターツカペレ・ドレスデン=
PH 07052
\2400
ティペット:オラトリオ「われらが時代の子」 ウテ・ゼルビヒ(S)、
ノラ・グービシュ(A)、
ジェリー・ハドリー(T)
ロベルト・ホル(Bs)
ドレスデン国立歌劇場合唱団

サー・コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
ヨーロッパ屈指の伝統と格式を誇るシュターツカペレ・ドレスデンによる選りすぐりのライヴをお届けする大人気のシリーズ。いま充実の時をむかえている巨匠デイヴィス登場の最新リリースは、ことし2007年12月16日と18日にバービカンでLSOとのライヴでも取り上げるティペットの「われらが時代の子」。1930年代に入り世界恐慌による社会不安が蔓延するなか、ティペットは作曲家として、失業や貧困で社会的に虐げられた人々との連帯を表明せねばならないとの使命感に駆られていた。その矢先、1938年11月7日、パリのドイツ大使館三等書記官エルンスト・フォン・ラトが、17歳のユダヤ人ハーシェル・グリンズバンによって銃撃を受け殺害されるという事件が起こります。これが引き金となり、11月9日夜から10日にかけてドイツ全土でかつてない大規模なユダヤ人排斥の暴動の嵐が吹き荒れることになります。「水晶の夜」とよばれるこの大暴動はティペットを怒りと恐怖で大いに震撼させ、戦時の1939年から2年の歳月を費やして書かれたオラトリオ「われらが時代の子」として結実する。親しい詩人T.S.エリオットの強い奨めでティペット自ら手がけたテキストは、人間の本来もつ「光と影」の部分を受け止めたうえで、さらに毅然と非人道的行為に立ち向かおうとする平和主義の哲学が色濃く反映されたものとなっている。3部からなる全曲は、ヘンデルのメサイアととくにJ.S.バッハのマタイ受難曲とをモデルにしつつ、さらにバッハでのコラールに替えて「黒人霊歌」の採用など異なるジャンルの混合がみられるのも特徴的。作曲家の信頼も厚く、この作品では過去にもBBC響と録音を残しているデイヴィスだが、これはまさに別格。さきのベルリオーズのレクイエム(PH.07014)に匹敵する、迫真のドラマを繰り広げていく。録音:2003年7月7、8日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)

RELIEF

CR 991092
\2500→¥2290
マーラー:交響曲第8番 「千人の交響曲」 フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
アリビナ・シャギムラトワ(S)
タチアナ・ボガチェワ(S)
レアンドラ・オーファーマン(MS)
エレナ・マニスティナ(Ms)
アンドレイ・グリゴリエフ(T)
ペーター・リンカ(B)
ヴィクトル・ポポフ(合唱指揮)
ロシア国立アカデミー大合唱団
フェドセーエフ&モスクワ放送響による「千人の交響曲」。充実の聴き応えのある音で、マーラーの音楽にどんどん深く切り込んでいき、聴衆を緊張感と興奮に導く。音楽の構成と秩序に重きをおいたフェドセーエフのマーラーには、過度的耽美な美しさはなく、彼自身が目指す音楽の核へ直進しているような印象を受ける。第2部での緊張感と音量ともに申し分なく、オケはもちろん合唱の力演で感動的なフィナーレを作り上げている。録音:2005年12月19日 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
CR 991089
(5CD)
\9000→¥7990
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1
 交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」 (45'29)
 交響曲第1番ハ長調 作品21 (24'35)
CD2
 交響曲第4番変ロ長調 作品60 (33'15)
 交響曲第2番ニ長調 作品36 (33'08)
CD3
 交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」 (28'56)
 交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」 (34'41)
CD4
 交響曲第7番イ長調 作品92 (34'21)
 交響曲第8番ヘ長調 作品93 (24'27)
CD5
 交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」 (67'14)
フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
オスカーナ・レスニーチャヤ(S)、
イリーナ・ロミシェフスカヤ(Ms)
アルギルダス・ヤヌタス(T)、
アルフレート・ムフ(B)
モスクワ国立室内合唱団
ヴラディーミル・ミーニン(合唱指揮)
ヴェスナ児童合唱団
アレクサンダー・ポノマレフ(合唱指揮)
1974年の首席指揮者就任以来、親密な関係を築いている巨匠フェドセーエフとモスクワ放送響。2006年の来日公演ではオール・ロシア・プログラムで日本のファンを熱狂させた両コンビの待望の新譜はなんと!ベートーヴェン交響曲全集。フェドセーエフ&モスクワ放送響というと、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチやムソルグスキーなどロシア・プログラムのイメージが強いが、1974年シーズンではベートーヴェンを取り上げ、70年代後半からは国営放送で録音(Sym.1,3,6,7,&9 etc…)、さらにフェドセーエフは1997年より首席指揮者を務めるウィーン響とベートーヴェン・チクルスを行うなどベートーヴェンの演奏にも精力的に取り組んでいる。フェドセーエフの演奏は抑えきれない感情を剥き出しにする爆演ではなく、悠々としたテンポで繰り広げていく演奏が主体だが、このベートーヴェン全集は予想を裏切り一撃でハッとさせられる勢いがある。所々にみせるフェドセーエフ節の濃密なフレージングに感涙し、襲いかかる迫力に息を呑む感動的な演奏。特に「英雄」では第1楽章を早めのテンポで駆け上がり第2楽章で重なり合った弦の重厚な響きに揺り動かされ興奮と感動が押し寄せる。また「第9」は非常に厚い音楽、独自のテンポ、フェドセーエフ・バランスを前面に押し出した重厚演奏。聴衆の心を掴み感動へと導くフェドセーエフの技に見事に引き込まれるBOX。録音:2004年1月21日(第7、8番)、2004年2月19日(第6番)、2004年3月8日(第1番) 2004年4月28日(第5番)、2004年12月6日(第3番)、2004年12月24日(第2番) 2005年1月16日(第4番)、2006年10月1日(第9番) モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

SIMAX

PSC 1287
\2500
グリーグ(スヴェン・ニューフース編):
 ノルウェーの農民の踊り「スロッテル」 作品72
  ピアノ編
  ハリングフェレ編
  クヌート・ダーレ(1834-1921):ミュラルグーテンによる婚礼行列の曲
(1)イングフリー・ブライエ・ニューフース(P)
[楽器:トロールハウゲンのグリーグ・ピアノ]
(2)オースヒル・ブライエ・ニューフース
(ハリングフェレ:1922年製ヨン・G・ヘランド)
(3)クヌート・ダーレ (ハリングフェレ)
ノルウェーの人たちが何百年もかけて伝承してきた農民の踊り、スロッテル。1901年、ヴァイオリニストとしても知られた作曲家、ヨハン・ハルヴォルセンはグリーグの依頼を受け、フィドル弾きのクヌート・ダーレ(1834-1921)の演奏から採譜。それに基づいてグリーグは、17曲のピアノ曲集「スロッテル」を作曲した。グリーグが作曲したピアノの「スロッテル」とハリングフェレによる原曲をひとつに収めたアルバムは、ステーン=ノクレベルクとクヌート・ビューエン(1948-)による録音がSimaxからリリースされている (PSC1040)。今回このアルバムでは、クヌート・ダーレが1912年に録音したワックスシリンダー録音により民俗音楽学者のスヴェン・ニューフースが新たに採譜したハリングフェレ版と、それに基づいてグリーグの「スロッテル」を改訂した版が演奏に使われている。イングフリー・ブライエ・ニューフース(1978-) はスヴェンの子。ノルウェー音楽大学、シベリウス・アカデミー、ハノーファー音楽劇場大学で学び、グリーグ没後100年の2007年にはGrieg Forceミュージシャンのひとりとして活躍。ノルウェー・ソロイスト賞も受賞しました。妹のオースヒル・ブライエ・ニューフース (1975-)は、ハリングフェレ奏者として活動する他、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団でヴィオラを弾いています。ピアノ版の録音は、グリーグ自身が弾いたピアノにより、トロールハウゲンのグリーグ博物館でセッションが行われた。録音:(1)(2)2007年1月12-14日グリーグ博物館(3)1912年(ワックスシリンダー録音)
PSC 1292
(SACD Hybrid)
\2900
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 HobVlle-1
アルビノーニ:トランペット協奏曲 変ロ長調 作品7-3
ネルダ(1706-1780):トランペット協奏曲 変ホ長調
フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調(1803)
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp) 
テリエ・トンネセン (指)
ノルウェー室内管
「私の大切な仕事のひとつは、新しい才能を発掘することだ」と語ったのは、Simax Classics を統括するプロデューサー、エーリク・ガルド・アムンセン。「素晴らしい音楽を聴かせる」 ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-) の演奏を聞きアムンセンは、トランペット協奏曲のスタンダード作品の録音をこの20歳の女性奏者に委ねた。金管楽器奏者よりも弦楽器奏者と歌手の演奏からインスピレーションを受け、音色の多彩に変化するトランペット。熟考した音楽と卓越した演奏技術。2006年、ウィーンで行われたコンペティション、ユーロヴィジョン・ヤングミュージシャン 2006に参加。第2位を獲得したヘルセットは、新鮮な魅力をもつ音楽で聴衆と審査員を驚かせたと伝えられる。彼女と共演するノルウェー室内管弦楽団は、オスロ・フィルハーモニックのコンサートマスター、テリエ・トンネセン(1955-) がリーダーを務める、スカンディナヴィアを代表する室内オーケストラのひとつ。アンスネスとの共演も多く、ハイドンとモーツァルトの協奏曲の録音でも知られている。
PSC 1155
\2500
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
 オルガン交響曲第9番 ハ短調 作品70 《ゴシック風》
 オルガン交響曲第10番 ニ長調 作品73 《ローマ風》
ビョルン・ボイセン(オルガン)
[オーフス大聖堂 (オーフス、デンマーク) のフローベニウス・オルガン (1928年)]
「われらのために御子が生まれた」を素材に使った第9番。グレゴリオ聖歌に基づく第10番。ヴィドール の最後のオルガン交響曲2曲をオスロ・コンサートホールのオルガニスト、ビョルン・ボイセンが録音しました。デンマーク、オーフス大聖堂のフローベニウス・オルガンは1928年に修復され、その作業にはヴィドールの弟子、アルベルト・シュヴァイツァーも参加。ドイツ式に設計されたオルガンをフランス風アクセントをもった北欧の楽器に変えることに一役買いました。ヴィドールはシュヴァイツァーの演奏したバッハのコラール前奏曲から教えられることがあったとか。ヴィドールの音楽を考えたオルガンの選択が行われたよう。
PSC 1227
\2500
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976):交響曲全集
 交響曲第1番 作品4 (1949-50)、
 交響曲第2番 作品8 (1951-54)、
 交響曲第3番 作品16 (1968)
ペーテル・シルヴァイ(指)
ノルウェー放送管
エドヴァルド・フリフレート・ブレインは、ノルウェーの第2次世界大戦後世代作曲家のひとり。指揮者としてベルゲンでデビュー。クラリネット四重奏のための「愉快な音楽家たち」(作品1) と「序曲」(作品2) (PSC 3117) を発表、作曲家協会のメンバーになった。交響曲第1番がオスロで初演された後、作曲家協会の奨学金を得てパリに留学。ジャン・ルヴィエの下で学んだ。オペラ「アンネ・ペーデルスドッテル」(PSC3121) が代表作。管弦楽のための「外海へむけて」(PSC3117, BIS 367) は、憧れの気分にみちた簡素なメロディをもち、もっとも演奏されることの多いノルウェー管弦楽作品となっている。交響曲は3曲。第2次世界大戦後の愛国的気分を反映した、伝統的語法の第1番。第2番は、表面的な装飾を排したネオクラシカルな音楽。オスロ・フィルハーモニックによる1964年の演奏を聴いた批評家、クラウス・エッゲ、ライマル・リフリング、フィン・モッテンセンの3人はそろって、ショスタコーヴィチの作品との類似性を指摘した。ドラマティックな単一楽章の第3番。3曲のうち対位法的手法がもっとも際立ち、不協和音のクラスターなど、モダニスト的手法も使われている。録音:2005年1月 ノルウェー放送 (NRK) (オスロ) 大スタジオ [制作:アーリル・エリクスタード、録音:モッテン・ヘルマンセン]

SPOTLIGHT

MK 20090
\2300
ロッシーニ:「エルミオーネ」
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」,「ドン・ジョヴァンニ」
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」,「ロベルト・デヴェル」
ヴェルディ:「エルナーニ」,「トロヴァトーレ」
 からのアリア
アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ(S)
エラルド・サルミエリ(指)
ブルガリア交響楽団
アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカは、ブルガリア出身のプリマドンナ。ドニゼッティ、ヴェルディのヒロインで高い評判を取りつつ、近年は古楽の世界にも足を踏み入れ、もうすぐ発売のヤーコプスが指揮した「ドン・ジョヴァンニ」でもエルヴィーラを歌っている。残念ながらまだ来日がないため、日本で知名度は今一つだが、ヨーロッパでは今が旬のソプラノとして大変人気がある。このCDは、2004年に祖国で録音したもの。彼女の得意なアリアばかり7曲収録されている。録音:2004年12月3-6日

韓国STOMP MUSIC 1CD¥2000

EKLD 0790 ピアソラ:
 (1)リベルタンゴ (2)ブエノスアイレスの冬 (3)忘却 
 (4)ミケランジェロ’70 (5)鮫 (6)天使のミロンガ (7)天使の死
 (8)ヴェルダリート (9)グランド・タンゴ
 (10)忘却(オーケストラ版) (11)タンゴ組曲〜アンダンテ
ソン・ユン(Vc),
クアトロ・シエントス
(会田桃子Vn,
北村聡バンドネオン、
林正樹Pf,
西嶋徹Kb)
鬼怒無月(Gt),
ソウルフィルメンバー
1974年、ソウル生まれの韓国の天才チェリストと日本のクアトロ・シエントスの共演。
EKLD 0822 ショパン:バラード
 (1)第1番 ト短調Op.23 (2)第2番 ヘ長調Op.38
 (3)第3番 変イ長調 Op.47 (4)第4番 ヘ短調 Op.52 (5)子守唄
 (6)ワルツ 変ト長調 Op.70-1 (7)タランテラ Op.43
 (8)マズルカ ヘ短調 Op68-4
パク・チョン(Pf)
2007年6月、フィレンツェでの録音。
EKLD 0817 パガニーニ:24の奇想曲 全曲Op.1 キム・スヴィン(Vn)
2007-8年、内田光子とアメリカツアーを行うキム・スヴィンのパガニーニ。
EKLD 0815 ブラームス:
 (1)クラリネットソナタ ヘ短調Op.120-1
 (2)クラリネットソナタ 変ホ長調Op.120-2
 (3)ジプシーの歌Op.103
ケ・ルチア・ヘジョン (Cl)
カン・サンウ(Pf)
韓国第1のクラリネット奏者、ケ・ヘジョンのブラームス。

SUPRAPHON

SU 3932
\2000
ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調Op.22(B 52)
同:管楽セレナードOp.44(B 77)
スーク:「聖ヴァーツラフ」のコラールによる瞑想曲Op.35a[弦楽合奏版]
ヤクブ・フルシャ(指)
プラハ・フィルハーモニア
新日本フィルへの客演を通じて、その実力のほどが日本のファンの間にも着実に浸透しつつあるチェコ期待の指揮者フルシャ。ことし10月の定期公演では「新世界」交響曲を振って、才気と共感いっぱいの熱演を繰り広げた。最新録音のドヴォルザーク・アルバム第3弾は、セレナード2作とドヴォルザークとは師弟の間柄であったスークの作品を収録している。
「私の考えでは、ドヴォルザークは誇張されたり、気負って飾りつけられたり、こうあるべきと過度に型にはめられたり、さらに何も考え無くあるいはわざとらしく技巧に走り始めた途端に、そのアプローチは正しくありません。私の目指すのは、その単純さと自然さとを強調することなのです。これが失われてしまえば、ドヴォルザークはもはやドヴォルザークではありません。」(ヤクブ・フルシャ)
SU 3925
(2CD)
\3400
マルチヌー:
 (1)バレエ「シュパリーチェク」(全3幕)
 (2)バレエ・カンタータ「幽霊の花嫁」〜
   K.J.エルベンの詩にもとづくバラッド
 (3)カンタータ「タンポポのロマンス」
 (4)「サクラソウ」〜
   モラヴィア民謡のテキストにもとづく5つの二重唱曲
独唱者たち、
カンティレーナ児童Cho.、
キューン混声Cho.
フランティシェク・イーレク(指)
ブルノ・フィルハーモニックO.
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハSO.
長らく入手難となっていたマルチヌーの名品がうれしい復活。祖国チェコへの郷愁の色が濃い名作「タンポポのロマンス」は、ミロスラフ・ブレシュによる民俗様式の詩にもとづくもので、戦地から恋人の帰還を7年間待ち続ける乙女の物語。チェコの著名な民謡収集家カレル・ヤロミル・エルベンの詩にもとづく“バレエ・カンタータ”幽霊の花嫁はバレエ「シュパリーチェク」初稿では終曲だったが、のちに演奏時間の問題でカットされていたもの。当アルバムではオリジナルの形に従ってともに収められている。ステレオ
SU 3918
\1700
マルチヌー:オラトリオ「ギルガメシュ叙事詩」 H.351 マルチェラ・マホトコヴァー(S)、イルジー・ザフラドニーチェク(T)、
ヴァーツラフ・ジーデク(T)、
カレル・プルーシャ(Bs)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハSO.
プラハ・フィルハーモニックCho.
旧品番11.1824。「ギルガメシュ叙事詩」は古代メソポタピア文明発祥の文学作品。実在したとされる伝説の王ギルガメシュをめぐる壮大な内容で、これにもとづき1955年マルチヌーは、初期バロック様式を用いて4人の独唱と語り、混声合唱とオケによるオラトリオを完成している。筆頭に挙げられるビエロフラーヴェク盤は長らく入手難だったためカタログ復活が待たれていたもの。録音:1976年4月プラハ、市庁舎スメタナ・ホールステレオ
SU 3922
\2000
(1)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
(2)ハース:弦楽四重奏曲第1番嬰ハ短調Op.3(1920)
(3)同:弦楽四重奏曲第3番Op.35(1938)
パヴェル・ハース四重奏団
2004年5月の「プラハの春」国際コンクール、同年6月のパオロ・ボルチアーニ・コンクール(世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつ)での相次ぐ優勝、デビュー盤ヤナーチェクとハースの第2番(SU.3877)がBBC Music Magazineで2007年の新人賞を獲得するなど注目を集める大器パヴェル・ハース・カルテット。アルバム第2弾は前作に引き続き、団体名の由来となった看板ハースの作品と、その師ヤナーチェクの第1番という内容。アウシュヴィッツで最期を迎えたハースの2曲。第1番はまだブルノ音楽院の学生だった1920年の作。幻想曲の様式で、演奏時間13分ほど単一のソナタ楽章に特徴がある。そして、全3楽章のフィナーレが主題と変奏の形をとる第3番は、創作活動のピークにあたる1938年に書かれたもの。悲劇的な音楽が急速に台頭してきたナチの脅威という時代の空気を反映している。そして、このたび2曲揃って完結篇となるヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」。わずか九日間で一気に書き上げられた傑作は、ドロドロとしたエロチシズム漂う内容が若き情熱で溢れるいまの彼らにぴったり。録音:2007年6月1-2、29-30日&7月30日プラハDDDステレオ

TDK

TDKAD 024
\2600
モーツァルト:
 交響曲第31番ニ長調K. 297パリ」
ハイドン:
 交響曲第83番ト短調Hob.I-83「雌鶏」、
 交響曲第86番ニ長調Hob.I-86
アンコール:
 モーツァルト:交響曲第31番ニ長調K. 297「パリ」第2楽章2nd ver.
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
今年で6年目を迎えたオーケストラ・リベラ・クラシカの第18回演奏会より、ハイドンの「パリ交響曲」から2曲を、モーツァルトの「パリ」とともに収録。完成度が高くアイデア満載の「パリ交響曲」を、長年培ったOLCのサウンドが最良のかたちで表現された演奏。またパリの大きなオーケストラでの演奏のため書かれたかなりの規模をもった交響曲「パリ」では、新メンバー4人も加わり当時の熱狂した聴衆を追体験するような、エネルギーに満ちた演奏を聴かせている。この作品の第2楽章には、依頼人の要望で書き換えた別バージョンがあり、アンコールとしてこの録音に収録されている。録音:2007年6月29日 東京・浜離宮朝日ホール(ライヴ) 音声収録編集:櫻井卓

TDKコア

TDKMA 301
\2600→¥2390
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 上岡敏之(指)
ヴッパータール交響楽団
録音:2007年5月13,14日 ヴッパータールシュタットハレ(ライヴ)
TDKMA 302
(2CD)
\4100→¥3790
初回在庫分に限り¥2390
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) 上岡敏之(指)
ヴッパータール交響楽団
録音:2007年9月8,9日 ヴッパータールシュタットハレ(ライヴ)
話題となりながら国内盤のなかった上岡とヴッパータール響の強力コンビ。日本では馴染みの薄いヴッパータール響ですが、上岡氏が総監督に就任するや、ドイツオーケストラ格付けでなんとAランクに浮上!ドイツのオケらしく深みがありながら美しい弦の響きが特徴です。上岡氏の彗星ぶりも大変で宇野功芳氏は彼の音楽を『薄味にならず、随所に名人芸が隠され、大爆発を起こす。つまりマイクに入り切らないタイプであり、本当に耳の良い音楽ファン、通のファンに真に喜ばれる演奏家』と手放しの模様。確かにこの2枚。恐ろしい出来栄でこのような演奏が日夜ヴッパータールで繰り広げられているとは羨ましい限りです。
上岡敏之とヴッパータール交響楽団:ヴァント、シュタイン、クナが生まれた西部ドイツ、ケルンやドュッセルドルフそばの経済的に古くから恵まれた大都市、ヴッパータール市のオーケストラである同交響楽団は150年の歴史があります。録音や演奏会に使用されるシュタットハレはサー・サイモン・ラトルによると「世界で最も美しい響きのホール」とのことで古風で豪華な内装はウィーンのムジークフェラインザール以上とされます。また上岡敏之は2004年にヴッパータール市音楽総監督就任。それ以前はヘッセン州立歌劇場の音楽総監督を務めました。まさに日本人でありながらドイツ叩き上げのドイツドイツしたマエストロであります。またザールブリュッケン音大の正教授でもあります。
初回入荷分に限り¥2390。在庫限定となります。

WAON

WAONCD 080
\2300
フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772):
 リコーダーソナタ集(ロンドン1724年)全6曲
  (1)第1番ニ短調 (2)第2番ハ長調 (3)第3番ト短調
  (4)第4番ハ短調 (5)第5番ヘ長調 (6)第6番変ロ長調
本村睦幸(リコーダー)
平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
櫻田亨(リュート)、
上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
バルサンティは、1690年にイタリアのルッカに生まれ、1714年にロンドンにわたり活躍した管楽器奏者・作曲家。18世紀初頭、ロンドンではリコーダーの黄金時代を迎えていた。そのような頃、1724年にバルサンティが最初の曲集として出版したのが6つのリコーダーソナタ集。ロンドンで出版された多くのリコーダー作品の中にあって、このバルサンティのソナタ集は、リコーダー音楽の喜びを感じさせる叙情性と議校正の双方に満ち溢れており、リコーダーソナタの最高傑作に挙げられる。本村が奏でる音色は澄み切った美しいもの。通奏低音の演奏陣も、レオンハルト、ホーホラントの愛弟子の上尾、「やすらぎのガット(WAONCD 060)」でも魅惑の音色を聴かせた櫻田、そして世界的なガンバ奏者の平尾と完璧な布陣。澄みきったリコーダーと、あたたかみのある通奏低音が、魅惑の世界を紡ぎ上げます。なお、第1番の第1、2、4楽章、第4番では、手ふいごオルガンが用いられており、ほんわかした音色がたのしめるのもポイント。

WERGO 1CD¥2400

WER 6692 アレクサンダー・ゲール(1932-):
 Symmetry Disorders Reach(対称的な無秩序が到達するもの)
 第1部
  プレリュード/インヴェンション/カプリッチョ/フゲッタ
  シャコンヌ/無窮動/インヴェンション/
  ブルレスケ/メートル法の迷路
 第2部
  和声の小迷宮/和声の小迷宮-ダブル
  エア/エア-ダブル/アダージョ/ヴィーヴォ
ヒュー・ワトキンス(P)
アレクサンダー・ゲールは、シェーンベルクに師事していた作曲家、ワルター・ゲールを父に持つ音楽名家出身。ベルリンに生まれましたがイギリスで育ち、パリとダルムシュタットでメシアンに師事。その後1960年代にはBBCのプロデューサーとして活躍、その後は様々な大学で教鞭をとり、ジョージ・ベンジャミンも門下生の一人。トラック(9)の「メートル法の迷路」はベンジャミンに献呈されています。この人が書くピアノ曲の傾向は、聴きやすいシェーンベルク風といったところ。曲によっては、間延びしたジャズのようなしゃれた和声も聴かれる。録音:2005年
WER 6561 トーマス・シュティーグラー(1966-):作品集
 (1)楽勝ソナタ〜プリペアード・ヴァイオリンのための
 (2)堀をめぐらせた城〜語りとアンサンブルのための
 (3)decage-decade〜ヴァイオリン、クラリネットとチェロのための
 (4)ユニゾン〜アンサンブルのための
 (5)名のない庭
 (6)そして。行った。〜までに。外に。〜女性の語りと12の声のための
(1)トーマス・シュティーグラー(プリペアード・ヴァイオリン)
(2)トルイケ・ファン・デア・ペール(女声)、
トゥームヒェン・アンサンブル、
エリック・オナ(指)
(3)クレメンス・メルケル(Vn)、
ディエゴ・モンテス(Cl)、
カスパール・ヨハネス・ヴァルター(Vc) 
(4)トゥルムヒェン・アンサンブル、エリック・オナ(指) 
(5)ボゾーニ弦楽四重奏団
(6)ブリギッタ・アッショイアー(女声)、
スコラ・ハイデルベルク、
ヴァルター・ヌッスバウム(指)
久々に「いかにも」、のディスク。一曲目の「楽勝ソナタ」は、かけた途端にガムテープをはがすような音がしばらく続き、しばらくすると「ああ、ヴァイオリンをギコギコやっているのか」となんとなくわかってくる。一体こんなものを誰が演奏しているんだろう、と思うと作曲者自身・・・。こんなのが6分続きますが、結構ハマッてくるから不思議です。(3)のdecage-decadeは、ジョン・ケージの没後1年の折に書かれた作品で、C-A-G-Eという音列が使われているようなのだが、一聴して判別するのはなかなか困難。さらに「ユニゾン」では、ヴィオラが井戸のポンプのような音を奏でたり、歯医者のあのいや〜な「キュイーン」の音を奏でたりする。
WER 6567 セバスティアン・クラーレン(1965-:作品集
 (1)ポテンキンI:ベイビー・ベイビー
 (2)ディテール (3)アルカン
 (4)地獄にて (5)チャームス・ダブ
(1)テオドロ・アンツエッロッティ(acc.)、トリオ・レシェルシエ
(2)(4)エンノ・ポッペ(指)アンサンブル・モザイク
(3)エルンスト・スルベルク(Pf)
(5)マティアス・ヘルマン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
(3)のアルカンは、19世紀の作曲家ピアニスト、アルカンにちなんで作曲されている。アルカンの作品は、今でこそアムランらの演奏によって知られているが、その超絶技巧があまりに難しいためもあってなかなか演奏されず、一時ほぼ忘れ去られた存在だった。この曲はアルカンを意識して書かれており、嫌味のように繰り返される様々な難しい音階や音型の中に、不思議とエクスタシーが感じられる作品。
WER 6563 エリック・オニャ(1961-):作品集
 (1)もう一つの声(6手ピアノのための)
 (2)Tiger und Patriarch
 (3)5つの歌
 (4)すべて近かったものが遠くなる
 (5)Jodeln
 (6)フクロウ・ソナタ
(1)ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ、エイミー・ディサナヤケ(P)
(2)(4)エリック・オンニャ(指)
トゥルムヒェン・アンサンブル
(3)トルイケ・ファン・デア・ペール(Ms)、
カスパル・ヨハネス・ヴァルター(Vc)
(5)ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ
(6)Bluチェロ三重奏団
アルゼンチンに生まれ育ったエリック・オニャの作品集。2歳半の時に、自宅にあった洗濯機のそばにずっと座って、洗濯機のうなる音と一緒にあわせて歌をうたっていたというツワモノ。そんな彼の研ぎ澄まされた聴覚が生み出す作品は、鼓膜を羽でこするような微妙な音によって構成されている。
WER 6696
\2400→¥2190
コンロン・ナンカロウ(1912-1997):
 (1)弦楽四重奏曲第1番
 (2)弦楽四重奏曲第3番
 (3)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第15番〜
  弦楽四重奏版(イヴァル・ミカースホフ編)*
 (4)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第31番〜
  弦楽四重奏版(パウル・ウシャー編)*
 (5)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第33番〜
  弦楽四重奏版(パウル・ウシャー編)*
 (6)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第34番〜
  弦楽三重奏版(コンロン・ナンカロウ編)*
 (7)ヴァイオリンとプレイヤーズ・ピアノのためのトッカータ
 (8)プレイヤーズ・ピアノのための三部作【A=72/B=50/C=92】*
  *世界初録音
アルディッティ弦楽四重奏団
プレイヤーズ・ピアノ(コンロン・ナンカロウ)
ナンカロウといえば、技術的に異常に困難な上に、細部にわたるまでくどいまでのテンポや強弱の指示のあるピアノ曲を書き、人間が演奏したものに決して満足できずに、ついにプレイヤーズ・ピアノ(穴を開けたロールを中に入れ、そのロールを回転させることによってピアノ動かし正確無比な演奏が得られる自動ピアノ)のために作品を書いたという、自分のこだわりを貫きとおした20世紀最大の奇人作曲家。しかしその作品は、意外に(?)いい。ジャズ風のもの、小気味よいリズムと軽めの和声など、結構楽しめる。ナンカロウが33歳のときに書いた弦楽四重奏曲第1番は、美しい和声を用いたミニマル・ミュージック風な部分あり、新古典風の要素あり、で、普通に「いい曲」。23歳(1935年)に書かれたトッカータは、最初は生身の人間が弾くピアノのためにかかれたが、演奏が難しい急速なテンポによる連打があるため、1980年代に、ナンカロウ自身がプレイヤーズ・ピアノの適用を決めた。音がめまぐるしく駆け巡るさまは快感すら覚えるが、この録音にあたって、スタジオ内にはアルディッティのファーストヴァイオリン奏者とプレイヤー・ピアノだけがいた(あった)だけだと想像すると、なんともいえない感じがする。1987年、75歳のときに書かれた弦楽四重奏曲第3番では、さすがナンカロウといった感じで、終楽章でアッチェレランド(次第に速度をはやめ、音も大きくなる)の部分があるが、各パートでその加速の割合が厳密に定められている(第1ヴァイオリンは3%、第2ヴァイオリンは4%、ヴィオラは5%、チェロは6%)など、よくそこまで、と逆に感心してしまう指定ぶり。迎えうつは現代ものを弾かせたら右に出るものはない団体、アルディッティ弦楽四重奏団。弦楽四重奏曲第3番は彼らのために書かれた作品とあって、正確無比な演奏が展開されている。聴けば聴くほど、ほんとによく演奏したなと感心の出来栄えとなっている。録音:2004年、2005年

WHISPERING WINDS

SPBO 0601
\2400
「風のささやき」〜塚谷水無子 ボニファティウス教会のオルガンを弾く
 J.S.バッハ:
  (1)トッカータとフーガ ニ短調BWV.565,
  (2)管弦楽組曲第2番〜ポロネーズ&バディネリBWV.1067,
  (3)前奏曲とフーガ ニ短調BWV.539
 モーツァルト:
  (4)アンダンテ ヘ長調K.616, (5)アダージョ ハ長調K.356
 (6)ハイドン:音楽時計の音楽
 (7)塚谷水無子:
   フルートとオルガンのための二つの日本の細密画
   「春の海」「ロンド・カプリチオーソ」
 (8)サティ:
   いつも片目をあけて眠る見事に太った猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ
 (9)ルイ・ジェイムズ・アルフレッド・ルフェビュール=ウェリー:
   ボレロ・ドゥ・コンセール
 (10)ジョン・トラヴァース:トランペット・ヴォランタリー ハ長調
 (11)バルバストル:ノエル第4番、第5番
 (12)ジョン・ラッター:
   古風な組曲〜前奏曲,オスティナート,シャンソン,ロンドー
 (13)ピエトロ・ボッシ:ソナタ
塚谷水無子(Org)
(2)(7)(12)マリアン・ヤスパース・ファイアー(Fl)
オランダの古い港街、メデムブリクのボニファティウス教会のパイプオルガンとフルートの組み合わせによる興味深いCDの登場。二つの楽器の大きさはずいぶん違うが、両方とも「管」による楽器で両者の奏でる「風のささやき」を楽しむことができる。

ZIG ZAG TERRITOIRES

ZZT 3071001
(5CD)
\4800→¥4390
CD1 (ZZT 051102)
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):
 ヴァイオリンとバッソコンティヌオのためのソナタ集
  リュリ氏のトンボー(ソナタ第7番)ハ短調、
  ソナタ第5番ニ長調「パラス・アテナ」、
  ソナタ第3番変ロ長調「アポロ」、
  ソナタ第6番変ロ短調、ソナタ第11番変ロ長調
録音:2005年6月20-24日
アマンディ〜ヌ・ベイェ(バロック・Vn)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ
〔アルバ・ロカ(Vn)、
アントワーヌ・トランチク(Ob)、
シャオ=ピン・クォ(Cemb)、
バルドメロ・バルチエラ(Gamb)〕
CD2 (ZZT 010301より)
ラモー:新クラヴサン曲集(1728)
 (第4組曲)
  アルマンド、クラント、サラバンド、3つの手、
  ファンファリネット、勝ち誇った女、ガヴォットと6つの変奏
 (第5組曲)
  トリコテ、無頓着な、メヌエット、雌鳥、3連音、
  未開人、エンハーモニック、エジプトの女
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb)
CD3 (ZZT 060201)
モーツァルト:
 2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調K.365、
 フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299、
 ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447
録音:2005年2月27日&3月1日(ブルージュ、コンセルトヘボウ)
ジョス・ファン・インマゼール(Pf&指)
金子陽子(Pf) 
フランク・トゥンス(Fl)
マルヤン・ド・ヘール(Hrp)
ウルリッヒ・フュブナー(Hrn)
アニマ・エテルナ
CD4 (ZZT 030801)
G.ボノンチーニ: セレナータ「恋の敵」(1693)
録音:2002年10月7-12日
 (フランス、フランシュ・コンテ地方、オート=ソーヌ県、フラーヌ=ル=シャトー教会)
キアラ・バンキーニ(指,第1Vn) アンサンブル415
アドリアーナ・フェルナンデス(クローリ:S)
マルティン・オロ(ティルシ:C-T)
フリオ・ザナッシ(フィレーノ:Br)
CD5 (ZZT 051003)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
 タンクレーディとクロリンダの戦い(第8巻) ニンファの嘆き(第8巻)
 さえぎられた希望(第7巻) 他の者は愛の神について歌えばよい(第8巻)
 今や天も地も(第8巻)
 他の者は軍神マルスについて歌えばよい(マリーノ 第8巻)
 唇よ、何とかぐわしく匂うことか(第7巻)
録音:2004年12月12-16日
フランソワーズ・ラセール(指)
アカデミア ヤン・ヴァン・エルサッカー(語り手:T) 
ギュメット・ロランス(クロリンダ:Ms) 
エルヴェ・ラミ(タンクレーディ:T)
レーベル創設10周年記念ボックス。インマゼール、ランヌー、ベイェなどレーベル屈指のアーティストが特価BOXに終結!美麗化粧箱入り。
ZZT 2060101
(3CD)
\3600
【CD1】
 ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集 (ZZT 2040301)
【CD2&3】
 F.クープラン: クラヴサン曲集 (ZZT 040401)
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb)




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