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第39号マイナー・レーベル新録音新譜(3)



2L

2L 40
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
モーツァルト/グリーグ:
 2台ピアノのためのソナタ集
  ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545/
  同第18番ヘ長調K.533/494/
  同第5番ト長調K.283/同第14番ハ短調K.457
デーナ・ピアノデュオ
〔ハイデ・ゲルツ(P)、
ティナ・マルガレータ・ニルセン(P)〕
モーツァルトのオリジナルに一切手を加えず第2ピアノのパートだけをグリーグが作曲したソロ・ソナタは4曲。この4曲全てを演奏した、非常にユニークで興味深いアルバムがノルウェーの2Lから登場。ドイツ人のゲルツ、ノルウェー人のニルセンによる師弟デュオが抜群のコンビネーションを披露してくれる。

AMESON 1CD¥2400

ASCP 0506 ヤニス・クセナキス(1922−2001):回帰-蛇行/
ジョルジュ・アペルギス(1945−):トーテム/
ロベール・パスカル(1952−):Au plus profond d'un etrange reve eveille/
カミーユ・ロイ(1934−):トレス/
ヴィンコ・グロボカール(1934−):Freu(n)de
ミシェル・ポツマンテル(指揮)、
現代音楽センターのチェリストたち
クセナキスを筆頭にグロボカールやアペルギスなどの作品で最大19人のチェリストたちの強烈な個性がぶつかり合う。チェロ・アンサンブルによる現代作品集。2005年の録音。
ASCP 0505 アンリ・デュティーユ(1916−):ピアノ・ソナタ/
カロル・ベッファ(1973−):シラージュ、6つの練習曲、母音
ロレーヌ・ドゥ・ラチュルド(P)
ロレーヌ・ドゥ・ラチュルドは、2003年のザイラー国際ピアノ・コンクール優勝の実績を持つ1979年フランス生まれの女流ピアニスト。ここではフランスの大ベテラン、デュテーユと若手作曲家ベッファの作品をカップリング。2005年の録音。

AMON RA 1CD−R¥2400

CD-SAR 25 モーツァルト:ディヴェルティメント集K.439bより 第1番〜第4番 クラシカル・ウィンズ
「クラシカル・ウィンズ」は、ピリオド楽器を用いたイギリスのバロック・アンサンブル。ここでは18世紀に製作された2本のバセットホルンとファゴットによる演奏が収録されている。まろやかな音色が心地よい。1986年1月の録音。
CD-SAR 22 オーボエ・コレクション
 スペイン民謡:アルボラーダ/雅楽:越天楽/トルコ民謡/
 ブルターニュ民謡:アン・ドロ・ネヴェス/
 13世紀:La Quinte Estampie Real/
 M・マレ:スペインのフォリアによる変奏曲/
 C・P・E・バッハ:ソナタ ト短調/
 J・W・カリヴォダ:サロン小品集/
 T・A・ワルミスリィ:ソナチナ第2番ト長調/
 L・パスクリ:
  歌劇《シチリア島の夕べの祈り》のモティーフによる大協奏曲
ロビン・カンター(オーボエ、ドゥルサイナ、篳篥、他)、
ジェームズ・ウッド(民族打楽器)、
アンソニー・プリース(チェロ)、
メルヴィン・タン(チェンバロ)、リチャード・バーネット(フォルテピアノ&ピアノ)
イギリス生まれのオーボエ奏者ロビン・カンターが現在のオーボエだけでなく、19世紀のロマンティック・オーボエとクラシカル・オーボエ、バロック・オーボエ、そして民族楽器でもあるドゥルサイナや篳篥など様々な種類の「オーボエ」を吹き分けた仰天のアルバム。メルヴィン・タンもサポート役として録音に参加。1985年2月の録音。
CD-SAR 19 フルート・コレクション
 L-C・ダカン:かっこう/
 J・オトテール編曲:Air de Mr de Luly/
 J・クヴァンツ:ソナタ ニ長調/
 J・デュフリ:La De Drummond/
 F・ドヴィエンヌ:ソナタ ホ短調/
 J-L・テュルー:ファンタジー・ブリラント/
 C・ニコルソン:ホーム・スウィート・ホーム/
 シューベルト(ベーム編曲):おやすみ
スティーヴン・プレストン(バロック・フルート)、
ルーシー・カロラン(チェンバロ)
ホグウッドやピノックたちと多くの名演を残してきた名手スティーヴン・プレストンが8種類のバロック・フルートを奏でており、時代の移り変わりによる音色の違いを体感できる。ちなみにリリース時には各メディアから絶賛された名盤である。1984年12月の録音。

AMON RA 1CD−R¥2300

CD-SAR 29 16世紀イギリスのヴィオール作品集 ——
 T・タリス:
  4声のイン・ノミネ第1番、5声のソルフェージュの歌、5声のファンタジア/
 C・タイ:5声のイン・ノミネ/
 W・コーニッシュ:3声のファ・ソ・ラ/
 J・ボードウィン:4声のイン・ノミネ/
 J・ブル:5声のイン・ノミネ/
 W・バード:3声のファンタジア第3番/
 J・タヴァナー:イン・ノミネ/他 全21曲
フレットワーク
ヴィオール・コンソートのために書かれた「イン・ノミネ」にスポット・ライトを浴びせたアルバム。ロンドン・バロックやパーセル・クヮルテットで活躍する一流奏者たちが集結して結成したのがフレットワーク。1986年1月にはウィグモア・ホール・デビューを果たしている。1987年2月の録音。(Amon Raはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。)
CD-SAR 28 ジョン・プレイフォードの名旋律集 ——
 Greenwood/Lady Catherine Ogle/
 The Granadees March/
 Lady Hatton's Almaine/Lilli Burlero/Parthenia/
 Paul's Steeple/The Lady Nevils Delight/Childgrove
ブロードサイド・バンド
ジョン・プレイフォードは17世紀イギリスの出版者として重要な地位にあった音楽家。ピリオド楽器の四重奏団ブロードサイド・バンドの素朴な音色が心地よい。1986年4月の録音。
CD-SAR 27 D・スカルラッティ:
 ソナタ ホ長調K.380/同ホ長調K.381/同ロ短調K.27/
 同ヘ短調K.446/同変ロ長調K.550/同変ロ長調K.551/
 同ホ短調K.263/同ホ長調K.264/
 同嬰ヘ長調K.318/同嬰ヘ長調K.319/同ニ短調K.417
マジー・コール(Cemb)
ヤコブ・カークマンによって1756年にロンドンで製作されたチェンバロと、アントワープのリュッカース(1638)によるチェンバロをアドラム・バーネットが再現したレプリカの2種類を用いたスカルラッティ。1986年3月の録音。
CD-SAR 35 ファゴット・コレクション
 G・A・ベルトリ:ソナタ第1番/
 D・シュペーア:ソナタ第1番&第2番/
 J・F・ファッシュ:ソナタ ハ長調/
 J・B・de・ボワモルティエ:2本のファゴットのためのソナタ第5番/
 F・ドヴィエンヌ:ソナタ ト短調Op.24-5/
 モーツァルト:ソナタ変ロ長調K.292/
 The Trout with apologies to Schubert/
 エルガー:ロマンスOp.62
フランセス・ユースティス(ファゴット&ショーム)、
アンドルー・ワッツ(ファゴット&ショーム)、
ジェニファー・ワード・クラーク(チェロ)、
ポール・ニコルソン(Org&Cemb&Fp)
イギリスの女流奏者が様々な種類のファゴットを用いて吹き込んだピリオド楽器による作品集。ここでは歴史的価値のあるファゴットだけでなく、オーボエの前身であるショームの音も聴ける。1987年11月の録音。(Amon RaはCD-R盤となります。)
CD-SAR 34 モーツァルト:オーボエのための音楽
 オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370/
 クラリネット五重奏曲変ロ長調K.516(オーボエ版)/
 ディヴェルティメント第11番ニ長調K.251
ロビン・カンター(Ob)、
ロンドン・バロック
バロック・オーボエの名手ロビン・カンターによるモーツァルト。クラリネット五重奏曲のオーボエ版といった珍しい収録曲だけでなく、カンターやロンドン・バロックの各声部がしっかりと聴き取れる録音も特筆もの。1987年11月の録音。
CD-SAR 30 トランペット・コレクション
 G・ファンティーニ:Modo per imparare a sonare di trombaより/
 モンテヴェルディ:しかし、それは本当なのか/
 フレスコバルディ:カンツォーナ/
 パーセル:戦の準備を!雄々しい殿よ!/
 A・スカルラッティ:Si suoni la tromba/
 H・ビショップ:アリアとワルツ、Thine for Ever/
 ドニゼッティ:lo L'udia/
 H・ケーニッヒ:ポストホルン・ギャロップ/
 J-B・アーバン:ヴェルディのリゴレットによる幻想曲/
 H・クラーク:カズン/
 G・エネスコ:伝説
クラリオン・アンサンブル
ナチュラル・トランペット、コルネット、ビューグル、スライド・トランペット、そして現在一般的に用いられているトランペットなどピリオドからモダンまでの8種類の楽器を駆使したアルバム。ちなみにアリアを歌うのはタリス・スコラーズのデボラ・ロバーツである。1986年12月の録音。
CD-SAR 32 L・M・ゴットシャルク:ピアノ作品集
 バナナの木/サバンナ/マンスニエのセレナード/
 プエル・トリコの思い出/ロマンス/ジプシーの歌/
 ポルカ変ロ長調/同変イ長調/私といっしょに/マンチャの調べ/
 ガッリーナ/セヴィーリャの夜/アンダルシアの思い出/
 マズルカ/子守歌/バラード第6番/瀕死の詩人
リチャード・バーネット(P)
アメリカに生まれ、中南米各地の民族音楽などの旋律やリズムを自らの作品へ存分に取り込んだゴットシャルク。ここではバーネット自慢のコレクションの中から19世紀中盤に製作されたエラール、ブロードウッド、グラーフといった3種類の歴史的ピアノを用いており、強調された輪郭とリズム感がゴットシャルクの音楽をさらに際立たせている。1988年3月の録音。Amon RaはCD-R盤でのご提供となります。
CD-SAR 48 J・フィールド:ピアノ作品集
 夜想曲第1番変ホ長調/同第5番変ロ長調/
 ソナタ変ホ長調Op.1-1/夜想曲第6番へ長調/
 同第4番イ長調/同第2番ハ短調/同第3番変イ長調/
 同第11番変ホ長調/同第12番ト長調/
 グランド・パストラーレ ホ長調/ロシアのアリアによる変奏曲イ短調/
 熊の踊り/アンダンテ ハ短調/
 カマリンスカヤによる変奏曲変ロ長調/
 ロシアの歌曲による変奏曲ニ短調/夜想曲第14番ハ長調
リチャード・バーネット(P)、
ローナ・フルフォード(P)
18世紀終盤から19世紀前半を生きたアイルランドの音楽家であり夜想曲の元祖ジョン・フィールドのピアノ作品集。歴史的ピアノの収集家として有名なバーネットが19世紀前半に製作された5台のピアノを使い分けるなど、作曲当時の音色の再現を追及した興味深い録音である。1990年3月&1991年3月の録音。
CD-SAR 44 C・P・E・バッハ:
 トリオ・ソナタ ロ短調Wq.143,H.567/
 同ト長調Wq.144,H.568/同ニ短調Wq.145,H.569/
 同イ長調Wq.146,H.570/同ハ長調Wq.147,H.571
ヌーヴォー・クヮルテット
ピリオド楽器のアンサンブル「ヌーヴォー・クヮルテット」は、イギリスのチェンバロ奏者ポール・ニコルソンを中心として古典派音楽を開拓する四重奏団。落ち着きのある心地よい演奏が印象に残る。1989年5月の録音。

ANTES EDITION 1CD¥2400

BM-CD 31.9226 レネ・エースペレ(1953−):
 フルート協奏曲第2番/カントゥス/
 チェロのためのコンチェルタートゥス・セラトゥス/クラリネット協奏曲
ネーメ・プンテル(Fl)、
マリウス・ヤルヴィ(Vc)、
トーマス・ヴァヴィロフ(Cl)、
リスト・ヨースト(指揮)、
タリン室内管
レネ・エースペレは、ハチャトゥリアンに師事した経験を持つエストニアの作曲家。これまでにアンテス・エディション(Antes Edition)から3枚の作品集をリリースしているエースペレは、エストニアの民族音楽からミニマムまでに精通しており若手作曲家の指導にも定評がある。
BM-CD 31.9229 フリートリヒ・ゲルンスハイム(1839−1916):
 ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.28/同第2番ロ長調Op.37
アレンスキー・トリオ
ブラームスの作品から強い影響を受けたドイツの音楽家ゲルンスハイムは保守的な作曲家として知られており、特に室内楽の分野に際立った作品が見られる。アレンスキー・トリオの表現力豊かな演奏が作品に華を添えている。

APR

APR 7301
(3CD)
\4200
ショパン ——
 初期(1827−1835):
  アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22、
  夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1、同第4番ヘ長調Op.15-1、
  同第5番嬰ヘ長調Op.15-2、同第6番ト短調Op.15-3、
  ボレロOp.19、マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1、同第9番ハ長調Op.7-5、
  同第8番変イ長調Op.7-4、バラード第1番ト短調Op.23、
  葬送行進曲ハ短調Op.72-2、ワルツ ホ短調Op.posth、
  ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》/
 中期(1835−1841):
  スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2、
  演奏会用アレグロ イ長調Op.46、ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3、
  同第5番変イ長調Op.42、ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》、
  マズルカ第23番ニ長調Op.33-2、スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、
  練習曲第13番変イ長調Op.25-1、同第14番ヘ短調Op.25-2、
  同第23番イ短調Op.25-11、同第24番ハ短調Op.25-12/
後期(1841−1849):
  子守歌変ニ長調Op.57、幻想曲ヘ短調Op.49、
  夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1、同第16番変ホ長調Op.55-2、
  ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、舟歌嬰ヘ長調Op.60、
  マズルカ第40番ヘ短調Op.63-2、同第51番ヘ短調Op.68-4、
  ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
ヴァレリー・トライオン(P)
幼少時代からBBC放送やコンサートなどで活躍してきたイギリスのベテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。メンデルスゾーンの作品集(APR 5595)は、「これまでで最も素晴らしいメンデルスゾーン」と評価されるなど多くの素晴らしい録音を作り続けている。ブランドン・ヒルのセント・ジョージ教会で新たに録音されたこのショパンはその生涯を3つに区切った形で作品が収録されており、その作風の移り変わりを捉えることが出来るように構成されている。

ASV

CDDCA 1186
\2300→¥2090
ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ全集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第3番/ヴァイオリン・ソナタ(1892)
スザンヌ・スタンゼレイト(Vn)、
グスタフ・フェーニョ(P)
スタンゼレイトはコーガン、ミルシテイン、パラシェフコフ、ヴェーグといった巨匠たちから直にヴァイオリンの教えを受けた女流ヴァイオリン奏者。2002年からはロンドン・カレッジ・ミュージック&メディアで弦楽部長を務めている。ここでは3曲のヴァイオリン・ソナタにディーリアスが30歳の時に作曲を行った通し番号なしのヴァイオリン・ソナタを加えた4作品を収録している。

ASV GOLD

GLD 4027
\2300
ベートーヴェン:
 七重奏曲変ホ長調Op.20/セレナード ニ長調Op.25
アンサンブル360
平均年齢30歳未満というイギリスの若き精鋭たちによって結成された室内楽団「アンサンブル360」。BBCミュージック・マガジンで最高評価の五つ星を獲得した第1弾のモーツァルト、第2弾のシュポアに続く第3弾はベートーヴェンの不朽の名作2作品。若さあふれる溌剌とした演奏に期待したい。

AVIE 1CD¥2400

AV 2139 チャイコフスキー:バレエ音楽集
 バレエ音楽《白鳥の湖》より(7曲)/
 バレエ音楽《眠れる森の美女》より(6曲)/
 バレエ音楽《くるみ割り人形》より(7曲)
ワシーリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィル
才能に溢れ将来を有望視されている若手アーティストに贈られる2007年度グラモフォン賞ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いたワシーリー・ペトレンコのリリース第2弾!昨年9月、名門ロイヤル・リヴァプール・フィルの主席指揮者に31歳という若さで電撃就任となったペトレンコ。ロイヤル・リヴァプール・フィルとのリリース第1弾では、フレイシュマン&ショスタコーヴィチの舞台作品(AV 2121)という独自のプログラムを打ち出し周囲に衝撃を与えたロシアの大器である。デビュー盤のプログラムから一転、同コンビの新作はチャイコフスキー。エネルギーと野心に満ちたペトレンコがロイヤル・リヴァプール・フィルを力強く牽引。熱いチャイコフスキーを堪能できそうだ!
AV 2132 F・クープラン:
 ヴィオール組曲第1番ホ短調/同第2番イ長調/
 コンセール第10番イ短調/同第12番イ長調/同第13番ト長調
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)、
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
アヴィー(Avie)から好調なリリースを続ける世界有数のヴィオール四重奏団「ファンタズム」の創立メンバーであり、現在もバス・ヴィオール奏者としてファンタズムの屋台骨を支えるマルック・ルオラヤン=ミッコラのソロ・アルバムが登場。また、現在ヘルシンキ・バロック管弦楽団の音楽監督としても活躍する同郷のアーポ・ハッキネンがチェンバロで録音に参加しており、フィンランド・コンビが実現している。18世紀フランスの宮廷音楽の再現をテーマとしたプログラムにはクープランの組曲とコンセールという聴き応えのある作品が並んでいる。第一線で活躍する一流アーティストによるクープランの新録音は古楽ファンにとっても嬉しいリリースである。
AV 2145 ジョン・ロード(1941−):ダラム・コンチェルト マシュー・バーリー(チェロ)、
ジョン・ロード(ハモンドオルガン)、
ルース・パーマー(ヴァイオリン)、
キャスリン・ティッケル(ノーザンブリアン・パイプ)、
ミッシャ・ダムフ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
「ディープ・パープル」の創設メンバー、ジョン・ロードの意欲作!イギリスのダラム大学の創設175周年を記念して作曲された「ダラム・コンチェルト」。この作品の作曲者は、なんと全世界を熱狂させたハード・ロック・バンド「ディープ・パープル」の創設メンバーであり、1976年の解散までキーボードとして活躍したジョン・ロードなのである!女王ムローヴァの夫君でありイギリスのトップ・チェリストの1人として名を馳せるマシュー・バーリー、自ら製作したCD(QTZ 2045)がクラシカル・ブリット・アウォード2007に輝き話題を呼んだ若きヴァイオリン奏者ルース・パーマー、イングランド北部の伝統楽器ノーザンブリアン・パイプの名手として絶大な人気を誇る女流奏者キャスリン・ティッケル、そして作曲者ジョン・ロード自身が弾くハモンドオルガンといった4人のソリストとオーケストラが効果的に絡み合う「ダラム・コンチェルト」。第1部〜朝、第2部〜午後、第3部〜夕暮れの3部で構成されており、世界文化遺産に登録されているダラム大聖堂やダラム城があるダラムの町並みが目に浮かぶような雄大な作品に仕上がっている。ロックのジョン・ロード、ワールドミュージックのキャスリン・ティッケル、そしてクラシックのアーティストたちがジャンルのしがらみに囚われることなく音楽を奏でる姿は素晴らしい。
AV 2119
(2CD/特別価格)
\3600→¥3290
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲) ——
 ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV.1046/
 同第3番ト長調BWV.1048/同第5番ニ長調BWV.1050/
 同第2番ヘ長調BWV.1047/
 同第4番ト長調BWV.1049/同第6番変ロ長調BWV.1051
トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ)、
ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル
25 年の歳月を経て実現したブランデンブルク協奏曲の新録音。名匠ピノックと当代一流の名手たちが至高の名演を生み出した!2006年12月16日で60歳を迎えたイギリスが生んだ古楽界の巨星トレヴァー・ピノック。この世界的名匠の60歳記念プロジェクトによって実現したピノックにとって2度目となる「ブランデンブルク協奏曲」の新録音がアヴィー(Avie)から遂に登場!ピノックの代名詞でもある「ブランデンブルク協奏曲」から名前を取った「ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル」(http://www.europeanbrandenburg.com/)とは、イングリッシュ・コンソート、キングズ・コンソート、アムステルダム・バロック・オーケストラ、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ガブリエリ・コンソートなど世界に名立たるピリオド・オーケストラで活躍する当代一流の名手たちがピノックの下に集い結成された古楽界のオールスター集団なのであるピノックの60歳記念のためだけに結成され、、イタリア、スイス、マレーシア、韓国、スペイン、ドイツ、イギリスなどでのコンサートや今回リリースとなるバッハの収録を行ってきたヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル。11月13日のイギリスでの最終公演を経て11月17日のミュンヘン公演が活動の最後を飾るラスト・コンサートとなる。1982年にイングリッシュ・コンソートとのコンビによってアルヒーフに録音された1度目の録音から25年の歳月を経て実現した今回の新録音。「ブランデンブルク協奏曲」の新たな決定盤としてだけでなく、ピノック自身、そしてクラシック界の大きな財産となることは必至である。2006年12月16日〜18日&2007年1月2日〜5日(シェフィールド・シティ・ホール)、2007年9月29日〜30日(ヘンリー・ウッド・ホール)でのセッション録音。
AV 2137
(SACD Hybrid Multichannel)
\3000
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調Op.93/
デトレフ・グラナート(1960−):
 管弦楽のための歌と舞曲《テアトルム・ベスティアルム》
セミヨン・ビシュコフ(指揮)、
ケルンWDR交響楽団
ビシュコフ&ケルン放送響の重要シリーズであるショスタコーヴィチの第7番「レニングラード」(AV 0020)、第8番(AV 0043)、第11番「1905年」(AV 2062)、第4番(AV 2114)に続く第5弾は第10番!交響曲第9番の完成から8年という歳月を経て1953年に作曲されたのがこの「交響曲第10番」。ショスタコーヴィチの名前をドイツ語で呼んだ際の最初の4文字となる「DSCH」音形のモチーフとしての使用や、第2楽章がスターリンの肖像であると言われるなど謎の多い作品として位置づけられている。またカップリングされているグラナートの「テアトルム・ベスティアルム」は、BBCからの委嘱によって作曲が行われ2005年9月のプロムスで初演が行われており現代作品の演奏にも定評のあるビシュコフの演奏が楽しみ。これまでのショスタコーヴィチの録音でケルンWDR響の新たな時代の到来を確かに実感させてくれたビシュコフの手腕は今回も健在。さらに深まったビシュコフ&ケルン放送響のコンビネーションに要注目。
AV 2135
\2190
プーランク:
 バレエ組曲《模範的な動物たち》〜ラ・フォンテーヌの寓話による/
 ピアノと管弦楽のための《田園のコンセール》/
 即興曲第13番イ短調/
 即興曲第15番ハ短調《エディト・ピアフの思い出》
ステファノ・ボラーニ(P)、
ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)、
フィラルモニカ'900
天才ボラーニが繰り広げる新鮮で斬新なプーランク!265年という由緒ある歴史を持ち、トスカニーニ、プッチーニ、シュトラウス、カラス、テバルディ、ステファノ、ドミンゴ、パバロッティといった超大物アーティストたちが活躍してきたイタリアのトリノ歌劇場のオーケストラ「フィラルモニカ'900」のプーランク・アルバム。イタリア北部の都市トリノを本拠地とするトリノ歌劇場は、今シーズンから新たにジャナンドレア・ノセダを音楽監督に迎えるなどさらなるレベルアップを図っている。元々はチェンバロのために作曲された「田園のコンセール」でソリストを務めるのは、なんとイタリアが生んだ天才ジャズ・ピアニスト、ステファノ・ボラーニ!現在はジャズを主な活躍の場としているボラーニだが、実はそのルーツはクラシックにある。1972年にミラノで生まれ15歳でプロデビューを果たしたボラーニは、1993年にフィレンツェのケルビーニ音楽院のピアノ科を卒業。フィラルモニカ'900だけでなくトスカニーニ管やミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管などからもソリストとして招かれるなど、クラシックの一流ピアニストとしても認められている。
ちなみに2つの即興曲ではボラーニによる本当の即興演奏が次々と展開されるなど、まさに型破り。クラシックで身に付けた演奏技術とジャズで培われたリズムとテクニック。これらが融合した新鮮で斬新なプーランクの世界をご堪能あれ!
AV 2140
\2190
メンデルスゾーン:
 協奏的変奏曲ニ長調Op.17/春の歌Op.19a-1(ピアッティ編)/
 チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45/冬の歌Op.19a-3(ピアッティ編)/
 チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58/アッサイ・トランクィーロ/
 無言歌ニ長調Op.109/ヴェネツィアの舟歌(ピアッティ編)
アントニオ・メネセス(Vc)、
ジェラルド・ワイス(P)
温もりのある歌心。メネセスのメンデルスゾーン!ブラジルが生んだ名チェリスト、アントニオ・メネセスのリリース第3弾はメンデルスゾーンのチェロ作品集!メネセスが16歳の時に南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会い渡欧を決意。この出会いが1977年のミュンヘン国際コンクール、1982年のチャイコフスキー国際コンクールでの優勝へのスタートとなったことは有名な逸話として知られている。また帝王カラヤンの晩年に共演を行ったR・シュトラウスの「ドン・キホーテ」やムターとのブラームス「二重協奏曲」は現在も名盤として知られている。今回のメンデルスゾーン・アルバムには、チェロ・ソナタなどチェロのために書かれた作品はもちろんのこと、アルフレード・ピアッティによってチェロ用に編曲された歌曲が見事なアクセントを加えている。メネセスのあふれんばかりの歌心が、美しき音色に乗って響き渡る。
AV 2141 アイ・シング・ザ・バース ——
 アンドルー・スミス(1970−):いざ来たれ、異邦人の救い主よ/
 グレゴリオ聖歌:今日、キリストがお生まれになった/
 G・P・da・パレストリーナ:今日、キリストがお生まれになった/
 作曲者不詳:御子はわれらに生まれたもう/
 K・レイトン:ルリ・ルラ/
 ペロタン(c.1160−1240):祝されし御身体/
 W・コーニッシュ:アヴェ・マリア/
 グレゴリオ聖歌:うるわしき救い主の御母よ/
 アイルランド民謡:The Darkest Midnight in December/
 P・M・デイヴィス:The Fader of Heven/
 作曲者不詳:ラーマの声が/
 C・ノン・パパ:ラーマの声が/
 ノルマンディー民謡:まぶねの中で/
 R・パーソンス:アヴェ・マリア/
 コヴェントリー・キャロル:ルリ・ルラ/
 グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア/
 15世紀イギリスのキャロル:Lullay lullow、Marvel not Joseph/
 R・スメルト:ノエル/
 グレゴリオ聖歌:いざ来たれ、異邦人の救い主よ/
 W・バード:おお、大いなる神秘/
 グレゴリオ聖歌:王なる主が来たまえり/
 C・ノン・パパ:三博士がやってきて/
 A・スミス:ヌンク・ディミッティス/
 グレゴリオ聖歌:ラーマの声
ニューヨーク・ポリフォニー、
エリザベス・バーバー(S)、
ルース・カンンガム(S)、
エミリー・ウィリアムス(A)
結成から僅か1年で新世代の男声ヴォーカル・アンサンブルとして急速に評価を高めているアメリカのアンサンブル「ニューヨーク・ポリフォニー」が新たに登場!4人の若き歌い手たちのエレガントな歌声と抜群のアンサンブル能力によって生み出されるハーモニーは、今後のさらなる成長を予感させてくれる見事なレベル。グレゴリオ聖歌から現代までの作品を色濃くじっくりと聴かせてくれている。クリスマス・アルバムとしてもオススメの1枚。
AV 2131 ロマンティック・フルート作品集 ——
 ウィドール:組曲Op.34/
 ゴダール:組曲Op.116/
 ライネッケ:フルート・ソナタOp.167《水の精》/
 フランク:フルート・ソナタ イ長調/
 サン=サーンス:ロマンスOp.37
ジェフリー・カーナー(Fl)、
フー・ソン(P)
1990年の就任以来、世界屈指の名門フィラデルフィア管の首席フルート奏者として活躍を続けるジェフリー・カーナー。アヴィー(Avie)からのリリース第5弾となる今回の新作は、ライネッケやフランクなどフルートのための重要レパートリーを集めたもの。これまでにリリースされた「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、「ブラームス」での演奏が全世界でリスナー、メディアから高く評価されており、当代一流のフルーティストによる最新盤、しかも人気レパートリーの録音は再び話題を呼ぶことだろう。
AV 2122 グロスター大聖堂のクリスマス ——
 J・ムトン:Nesciens Mater/
 ラフマニノフ:アヴェ・マリア/
 P・マンツ:E'en so, Lord Jesus, quickly come/
 H・ハウエルズ:汚れなきバラ、哀しきノエル/
 E・マコンキー:そのようなバラはない/
 A・ブルックナー:エサイの杖は芽を出し/
 J・ガードナー:明日は私の喜び踊る日/
 J・タヴナー:子羊/
 P・レッジャー編曲:クリスマスの夜/
 D・ウィルコックス編曲:まぶねの中で/
 R・ロドニー・ベネット:三艘の船がやってくる/
 W・マサイアス:御子が生まれた/
 M・ブラッチリー編曲:きよしこの夜/
 R・パヌフニク編曲:Sleep, Little Jesus, Sleep/
 S・ジャクソン:新しいクリスマス/
 J・ジュベール:灯り/
 P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン/
 C・ウッド編曲:ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ/
 R・ヴォーン・ウィリアムズ:清められた神の子/
 A・ワレル編曲:クリスマスおめでとう/
 H・ダーク:厳しい真冬に/
 D・ウィルコックス編曲:讃美歌111番《神の御子は》、ひいらぎ飾ろう
ロバート・フーザート(Org)、
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、
グロスター大聖堂聖歌隊
大人気映画「ハリー・ポッター」シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の撮影場所となり、日本でも一気に知名度が上がったイギリスのグロスター大聖堂。1539年の結成から400年以上という長大な歴史を持つグロスター大聖堂聖歌隊によるクリスマス・アルバムは、知名度抜群のクリスマス・キャロルと近代イギリスの作曲家による作品を織り交ぜたバラエティに富んだプログラムとなっている。
AV 2144 ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品Vol.2 ——
 G・エドムンドソン:トッカータ《高き天より、われは来たり》/
 J・アイアランド:悲歌的ロマンス/
 J・クロモリツキ:主題と変奏Op.34/
 O・ラヴァネッロ:アドラショーネ/
 G・ロパルツ:前奏曲とアレグロ・モデラート/
 L・ヴィエルヌ:ロマンス/
 G・ウェイツ:交響曲第1番
ジェイン・パーカー=スミス(Org)
1975年に急遽降板したフェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したコンサートでロイヤル・フェスティヴァル・ホールへのデビューを飾ったイギリスの女流オルガン奏者パーカー=スミス。このコンサートを契機として世界的なキャリアを積み始めたパーカー=スミスが得意としているロマン派のオルガン作品集第2弾。ロパルツ、ヴィエルヌなどの重要作品を収録している。
AV 2138
\2400
モーツァルト:
 ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457/同第15番ハ長調K.545/
 同第13番変ロ長調K.333/ロンド ヘ長調K.494/
 同ニ長調K.485/同イ短調K.511
マーシャ・ハジマーコス(Fp)
これまで「Zig-Zag Territoires」から録音のリリースを行っていた女流鍵盤奏者マーシャ・ハジマーコスがアヴィー(Avie)に移籍を果たし初登場!オレゴンに生まれパリ国立高等音楽院ではインマゼールに師事したハジマーコス。1995年には8回の演奏会でフランス初となるハイドンのソナタ全曲演奏会を成功させている。新たな境地となるモーツァルトのレコーディングにも期待大。

BAJKAL RECORDS

222016
\2500
ウッドワーク ——
 ピュア・アナログ・フォーエヴァー/
 ファイアーログより/イングレイブ/モノクローム
ウィンターストーマー

BNL 1CD¥2400

BNL 112911
¥2190
ベートーヴェン:後期三大ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/
 同第31番変イ長調Op.110/第32番ハ短調Op.111
オリヴィエ・ギャルドン(P)
オリヴィエ・ギャルドンは、7歳のときに名奏者リリー・クラウスからその才能を認められたニース出身のピアニスト。1973年のロン・ティボー国際コンクールで最高位となる2位を獲得。エリザベート国際音楽コンクールでも入賞を果たすなど抜群のコンクール実績を持つ。また教育活動にも並々ならぬ情熱を注いでおり、母国フランスだけでなく日本でも積極的にマスタークラスを開催。2004年のロン・ティボー国際コンクール優勝者であるソン・スーハンを育て上げるなど、その指導力の高さは折り紙つき。先日も来日を果たしており、日本での人気も高い。
2000年11月の録音。
BNL 112931
(CD+dts/2枚分価格)
\4800
J・S・バッハ:
 2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調BWV.1062/
 同第1番ハ短調BWV.1060/同第2番ハ長調BWV.1061/
 4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1065
ダフニ・コッコーニ(チェンバロ)、
フィリップ・ルロワ(チェンバロ)、
マレク・トポロフスキ(チェンバロ)、
ジョリ・ヴィニクール(チェンバロ)、
ディディア・タルパイン(指揮)、ラ・ロンドー
ポーランドの名手マレク・トポロフスキなど鍵盤演奏の実力者としての名声を勝ち得ている4人の奏者が一堂に会したバッハの協奏曲集。途切れることなく刻まれるチェンバロの音色とピリオド・オーケストラ「ロンドー」の一体感が演奏の質をさらに高めている。(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)
BNL 112935
(CD+dts/2枚分価格)
\4800
オーボエとオルガン ——
 ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713−1780):
  幻想曲第5番へ短調、おお神よ汝まことなる神よ、
  幻想曲第3番ヘ長調、イエス我が喜び/
 ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン(1679−1735):
  讃えられよイエス・キリスト、
  ああ神よ天より見たまえ、主よほめ歌わん/他
フィリップ・ペリシエール(オーボエ&オーボエ・ダ・モーレ&イングリッシュ・ホルン)、
カテリーヌ・トドロフスキ(オルガン)
トランペットやトロンボーンなどの金管楽器のオルガンの共演は比較的頻繁に耳にすることが多いが、オーボエとオルガンという組み合わせはなかなか珍しい。ペリシエールのオーボエの潤いのある音色がオルガンの音と一緒に空間に広がる。(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。)
BNL 112947
(CD+dts/2枚分価格)
\4800
グノー:
 レクイエム ハ長調/死のための小ミサ曲/
 葬送ミサ曲/モテット《Beati qui lavant》
リ・シン・ファン(S)、
ダイア・ドゥリメル(A)、
ピエール・ヴァエロ(T)、
ブルーノ・デュボワ(B)、
ベルナール・ラルマン(指揮)、
パリ仏独合唱団、
ヴェルサイユ弦楽五重奏団
19世紀後半のフランスを代表する作曲家の1人であるグノーにとって最後の作品となった「レクイエム ハ短調」をメインに据えた宗教作品集。4人のソリストと合唱団、オルガンと弦楽四重奏によって演奏されるこの作品は、アンリ・ビュセールによって編曲編集が行われグノーの死から数年後の1895年に出版されている。フランス合唱界の大ベテラン、ベルナール・ラルマンが鍛え上げたパリ仏独合唱団がグノーの「鎮魂歌」を荘厳に歌う。(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)
BNL 112952
(2CD+2dts/4枚分価格)
\9600
J・S・バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集BWV.1001〜1006
フレデリク・ペラッシー(Vn)
メニューイン・スクールでの実績で一躍有名となり、BNLからは16歳で初のアルバムをリリースするなど神童として注目を集めたペラッシー。2006年9月に収録された新録音は30歳を超えたペラッシーが遂に挑んだバッハの無伴奏。持って生まれた才能に風格が備わったペラッシーがバッハの神髄に迫る。(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。)dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)

CAPRICCIO

71135
(SACD Hybrid Multi)
\3000
ウィリアム・ヘイズ(1708−1777):
 シンフォニア ニ短調/協奏曲ニ長調/
 頌歌《受難》序曲/オルガン協奏曲ト長調/協奏曲ニ短調
カプリッチョ・バーゼル
イギリスの音楽一家に生まれたウィリアム・ヘイズは、オックスフォード・モードリン・カレッジのオルガン奏者と聖歌隊長などを歴任。作曲家としても和声や対位法に優れた楽曲を作曲するなど18世紀イギリスに確実な足跡を残した。ピリオド楽器を使用している「カプリッチョ・バーゼル」は、1999年に結成されたスイスのバロック・オーケストラ。バロック、古典派、初期ロマン派の作品を主なレパートリーとしており、前作グレゴリ&ストラデッラの作品集(71091)での新鮮な演奏と解釈が記憶に新しい。
71128
(SACD Hybrid Multi)
\3600
ゲーテと同時代の巨匠たち
 カール・エーベルヴァイン(1786−1868):
  ゲーテのファウストによる間奏曲と歌曲より 前奏曲/
 エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ(1735−1792):
  シンフォニア ホ短調、同ト長調/
 アンナ・アマリア(1739−1807):エルヴィンとエルミーレより 序曲と間奏曲/
 ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752−1814):
  エルヴィンとエルミーレより 序曲/
 フランツ・セラフ・フォン・デトゥシュ(1772−1844):シンフォニア ニ長調
ペーター・ギュルケ(指揮)、
ワイマール州立歌劇場管
ドイツが生んだ文豪ゲーテと同じ時代に活躍した音楽家たちによる音楽を集めた作品集。ゲーテをワイマールに招聘したアウグスト大公の母であるザクセン・ワイマール・アイゼナハ公爵夫人アンナ・アマリアの作品が収録されているところも興味深い。演奏は歴代の音楽監督にリストやR・シュトラウス、アーベントロートが名を連ね、400年という歴史を持つワイマール州立歌劇場管弦楽団。ゲーテも劇場監督を務めていたこともあり、アルバムのテーマに沿った最適な起用と言えるだろう。
71131
(SACD Hybrid Multi)
\3600
クリスティアン・スプレンガー(1976−):
 ルター派の賛美歌による幻想曲
クリスティアン・スプレンガー(指揮)、
ジェネシス・ブラス
ルター派の牧師であり多くの賛美歌を書いたパウル・ゲルハルト(1607−1676)の生誕400年を記念して企画されたブラス・アンサンンブルによる讃美歌集。2003年に結成されたジェネシス・ブラスは、ベルリン放送響やベルリン・シュターツカペレなどベルリンのオーケストラに所属する金管奏者たちによるアンサンブル。ドイツ特有の重厚な響きによって賛美歌が高らかに歌われる。
67190
\2300
J・S・バッハ:カンタータ集
 カンタータ第82番《われは満ち足れり》BWV.82/
 カンタータ第158番《汝に平安あれ》BWV.158/
 カンタータ第56番《われは喜びて十字架を担わん》BWV.56
ゴットホルト・シュヴァルツ(バリトン)、
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)、
ラ・スタジョーネ・フランクフルト
ロッシュ、シュライヤー、ポンマー、リリングなど超一流の音楽家たちの下で研鑽を積んだシュヴァルツの歌うバッハのカンタータ集。バロック唱法にも長けたシュヴァルツとドイツのバロック・アンサンブル、ラ・スタジョーネ・フランクフルトのコンビが大バッハの世界を深く追求している。

CAPRICCIO SACD COLLECTION

71123
(SACD Hybrid Multi)
\2400
C・P・E・バッハ:
 オルガン協奏曲ト長調Wq.34,H.444/前奏曲ニ長調Wq.70-7,H.107/
 オルガン協奏曲変ロ長調Wq.35,H.446/
 幻想曲とフーガ ハ短調Wq.119-7,H.103
ローランド・ミュンヒ(オルガン)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)、
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管
カプリッチョの豊富な音源をSACD Hybrid盤で復刻していく「SACDコレクション」シリーズ。C・P・E・バッハの作品の演奏経験が豊富なミュンヒのオルガンとドイツのマエストロ、ヘンヒェンのコンビで聴かせるオルガン協奏曲集。1985年9月の録音。
71120
(SACD Hybrid Multi)
\2400
テレマン:
 序曲ハ長調《ハンブルクの潮の満ち干》/
 序曲ホ短調/序曲ヘ長調《アルスターのエコー》
ハンス=マルティン・リンデ(指揮)、
カペラ・コロニエンシス
ヘンデルの「水上の音楽」と並び、もう1つの水上の音楽とも呼ばれるテレマンの管弦楽曲を代表する「ハンブルクの潮の満ち干」など3曲の序曲(管弦楽組曲)を収録。1985年〜1986年の録音。
71121
(SACD Hybrid Multi)
\2400
カール・ディタース・フォン・ディッタースドルフ(1739−1799):
 交響曲ハ長調《バスティーユ襲撃》/
 協奏曲イ長調/交響曲ハ長調《4つの時代》
ウェルナー・エアハルト(指揮)、
コンチェルト・ケルン、アンドレア・ヴィーグ(ハープ)、
ブダペスト・ストリングス、
ハンス=マルティン・リンデ(指揮)、
カペラ・コロニエンシス
貴重なコントラバス協奏曲の作曲者として知られる18世紀ウィーンの音楽家、ディッタースドルフの交響曲集。コンチェルト・ケルンやカペラ・コロニエンシスといったカプリッチョの中核を担うアーティストの演奏が嬉しい。1986年の録音。
71118
(SACD Hybrid Multi)
\2400
レーガー:
 モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132/
 アルノルト・ベックリンによる4つの音詩Op.128
イェルク=ペーター・ヴァイグレ(指揮)、
ドレスデン・フィルハーモニー管
かつてケーゲルの手兵として多くの名演を生み出したドレスデン・フィル。ヴァイグレとのコンビによるレーガーは1988年10月、1989年1月の録音。

CAVALLI 1CD¥2400

CCD 289 ベートーヴェン:
 ヘンデルのオラトリオ
  《ユダス・マカウベス》の主題による12の変奏曲ト長調WoO.45/
 チェロ・ソナタ ヘ長調Op.17(原曲:ホルン・ソナタ)/
 モーツァルトの歌劇
  《魔笛》の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO.46/
 3つの二重奏曲WoO.27/
 モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
レベッカ・ラスト(チェロ)、
フリードリッヒ・エーデルマン(ファゴット)、
フレデリック・ブルム(ピアノ)
巨匠ジュリーニ、チェリビダッケから称賛を受けイスラエル・フィル在籍時にはメータ、バレンボイムの下で活躍したカリフォルニア出身の女流チェリスト、レベッカ・ラストの最新盤はベートーヴェン。モーツァルトとヘンデルの主題による変奏曲に加えて収録されたソナタの原曲はホルンのために書かれた作品。チェロの音色で聴くホルン・ソナタも味わい深い。夫君であり元ミュンヘン・フィルの主席奏者としてチェリビダッケのタクトの下で活動してきたエーデルマンとの「3つの二重奏曲WoO.27」では、一糸乱れぬデュオを聴かせてくれている。皇室との交流もあり、大の親日家として知られるラスト&エーデルマン夫妻の今後の活動に期待したい。なお「《ユダス・マカウベス》の主題による12の変奏曲」は夫妻と親交の厚かった元京大教授中村行宏氏の退官を記念して録音が行われた。
CCD 292 バンベルク宮廷の音楽 ——
 ヨハン・ヤコブ・シュネル(1687−1754):
  パルティータOp.2-4、同Op.7-5、
  ソナタ ニ長調、パルティータOp.2-2/
 ヨハン・テオドール・ヘラルド(um.1660−1720):
  ソナタ第6番ハ長調、同第5番ハ短調/
 ヨーゼフ・ウムスタット(1711−1762):
  パルティータ ホ短調、同ト短調/
ムジカ・カンテレイ・バンベルク
18世紀バンベルクの宮廷で演奏されていた食卓の音楽を収めており、同時に当時のバンベルクで活躍していた3人の作曲家たちの作品にとっても貴重な録音となっている。ムジカ・カンテレイ・バンベルクはドイツの古楽器演奏家たちによって結成された四重奏団。個々のレベルも非常に高い水準にある実力派集団である。
CCD 453 ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1961−):晩祷 バンベルク教会聖歌隊、
カール=ハインツ・ベーム(Org)、
ルツ・ランドウ(Tp)、
ティル・ウェーザー(Tp)、
ヨハン・ヴォイトファー(Tb)、
フォルカー・ヘンシーク(Tb)、他
旧市街の全体が世界遺産に登録されている大司教の都市バンベルク。2007年のバンベルク1000周年を記念して作曲されたブッヘンベルクの「晩祷」は、オルガンによるファンファーレ風の導入から始まり、合唱やバンベルク響の金管奏者、朗読までが次々と登場するロマン派的な作風の宗教作品である。
CCD 330 アダム・フォン・フルダ(ca.1445−1505):ミサ曲、モテットと歌曲集 アンサンブル・スティムベルク
ドイツのヘッセン州の都市フルダで15世紀に活躍していたとされているドイツの知られざる作曲家アダム・フォン・フルダの声楽作品集。前作フィンクの声楽作品集(CCD 325)でも透き通るハーモニーを聴かせてくれたアンサンブル・スティムベルクは、2001年にミュンヘンで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット。
CCD 280 ホルスト・ローゼ(1943−):
 ヴァイオリンとピアノのための6つの幻想的小品《千匹皮》/
 無伴奏ヴィオラのための《ソリチュードⅡ》/
 ピアノのための《La naissance de feu》/
 ヴァイオリンとヴィオラのための《...unterwegs...》/
 ピアノのための《デディケーション》/
 無伴奏ヴァイオリンのための《Die Zeit ist ein uferloser Fluss》/
 ヴァイオリンとピアノのための《別れ》
ワレリー・ルービン(Vn)、
マーティン・ティンフス(Va)、
オートウィン・ストゥルマー(P)
1943年ドイツのクルムバッハ出身の作曲家ホルスト・ローゼの室内楽作品集。ローゼはバイロイトやザルツブルクのモーツァルテウムで作曲を学んでおり、その作品にはバンベルク芸術協会やオーフス交響楽団などから多くの賞が授与されている。

CENTAUR 1CD¥2300

CRC 2885 スティーヴン・ペリロ(1955−):
 交響曲第1番/アメリカの歌/
 オーボエ・セレナーデ/Hangoverture
ユヴァル・ワルドマン(指揮)、
サンクトペテルブルク交響楽団
これまでにセンター・レーベルから3枚の作品集をリリースしている1955年ブロンクス出身の作曲家スティーヴン・ペリロの管弦楽作品集。ペリロはポップス、クラシック、そして近現代の作風をミックスしたカラフルな作品が特徴的であり、劇的な展開もグッド。収録曲の中でも管楽器、打楽器が活躍する「交響曲第1番」は吹奏楽ファンならば思わず聴き入ってしまいそう。インパクトの大きいジャケット・デザインやワルドマン&サンクトペテルブルク響の起用、ロシアでの録音などもこのレーベルならではのユニークなポイント。ちなみに吹奏楽で有名な「メリロ」ではなく「ペリロ」なのでご注意を。
CRC 2848 グノー:宗教作品集 ——
 おお救い主よ 変イ長調/喜ばしき天の女王/聖金曜日/
 おお救い主よ 変ホ長調/遥かなる緑の丘/
 アヴェ・ヴェルム変ホ長調/ミゼレーレ/夕べの祈り/
 愛する心/おお救い主よ ハ長調/オッフェルトリウム/
 Per sanctissimam virginitatem/
 おお救い主よ 変ホ長調/From Thy Love as a Father
ジョアンナ・バートン(ソプラノ)、
ジェフリー・ウェッバー(指揮)、
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ聖歌隊
歌劇「ファウスト」の大成功によって世界的名声を確立した19世紀フランスの作曲家グノーの宗教曲を集めた作品集。グノーは有名な「アヴェ・マリア」だけでなく合唱を主体とする宗教作品の作曲を数多く手懸けており、知られざる名作も多い。1348年に創設され長い歴史を誇るケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ。チャールズ・ウッドがオルガニストを務めていた時期もあるこの聖歌隊は、BBCラジオへの出演やオーケストラの共演などでイギリスの合唱団らしい充実のハーモニーを聴かせている。
CRC 2860 シュターミッツ親子の音楽 ——
 J・シュターミッツ:交響曲イ長調、同ト長調/
 C・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調Op.1、協奏交響曲ニ長調
ドロスタン・ホール(指揮)、
カメラータ・シカゴ
マンハイム楽派の中心的存在として同楽派を導いたヨハンとカールのシュターミッツ親子の作品をそれぞれ2作品ずつ収録。ヨハンは交響曲、カールは協奏的作品という対比も面白い。ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで音楽を学んだドロスタン・ホールによって結成されたカメラータ・シカゴは、コンクールなどの受賞歴を持つ15歳から20歳までの音楽家たちが集まり2003年にスタートを切った新しい室内楽団である。
CRC 2910 W・ボルコム:
 ヴァイオリン・ソナタ第2番/同第3番《風変わりなソナタ》/
 同第1番/同第4番/グレースフル・ゴースト・ラグ
イリナ・ムレサヌ(ヴァイオリン)、
マイケル・レヴィン(ピアノ)
パリでミヨーとメシアンから作曲を学びニューヨークに戻ってからはラグタイムの復権に貢献した現代アメリカ音楽の重鎮ウィリアム・ボルコム。このボルコムのヴァイオリン作品集のヴァイオリニストは、フランスのレーベル「アル・レ=セ(AR RE-SE)」の代表盤でリリース時に大きな話題を呼んだ「ルクー&マニャールのヴァイオリン・ソナタ集」(AR 2006-0)でも演奏を担当したルーマニアの女流奏者ムレサヌ。ルクー&マニャールの時とはまた違ったスタイルの作品に対する適応力の高さは見事。
CRC 2876 モンタージュ ——
 ニールセン:霧が晴れるOp.41/
 L・ボッケリーニ:フルート・ソナタ ハ長調/
 ロッシーニ:アンダンテと変奏曲/
 ヨンゲン:遅い舞曲/
 イベール:間奏曲/
 宮城道雄(モルナー編):春の海/
 G・ショッカー:キマイラ(世界初録音)/
 C・ロチェスター・ヤング:ひばりの歌/
 フォーレ:祈りつつ
サンドラ・ルンテ(フルート)、
エリザベス・リヒター(ハープ)
古くは1743年生まれのボッケリーニから現在も活躍中のショッカー、ヤングといった4世紀にまたがるフルートとハープのための作品を集めたアルバム。世界初録音となるショッカーの「キマイラ」はメロディックで美しい作風を持っており、新たなレパートリーとして注目されそう。サンドラ・ルンテはアメリカのモンロー交響楽団の主席フルート奏者。ルイジアナ州立大学で後進の指導も行っている。
CRC 2883 パリからの手紙 ——
 ミヨー:コルコヴァード/
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品/
 F・クレンジャンス:2つのアリアOp.92b、2つのワルツOp.64/
 イベール:間奏曲、小品/
 L・モイーズ:Cantos de la Sierras/
 プーランク:3つの常動曲/
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、シランクス/
 サティ:3つのジムノペディ
ミシェル・ラポルテ(フルート)、
ジェラルド・ソルター(ピアノ)
アメリカのレーベル、センター(Centaur)に届いた「パリからの手紙」はフルートとギターのデュオによるその名通りフランスの作品集。共にニューヨークのファイブ・タウンズ・カレッジで教鞭を執る女流フルート奏者ラポルテとギターのソルターのデュオが絶妙の雰囲気をつくっており、特にギターの音色がいい味を出している。
CRC 2900 ラルフ・シャピーの音楽 ——
 ラルフ・シャピー(1921−2002):
  ファイヴ/マン・ソリ/パルティータ/
  エッチング/ミレニアム・デザイン
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)、
ブレア・マクミラン(ピアノ)
シカゴ大学コンテンポラリー・ジャズ・プレーヤーズの指揮なども務めたアメリカの現代作曲家ラルフ・シャピーのヴァイオリンのための作品集。名門ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学んだミランダ・クックソンは、インディアナポリス響やヴァージニア響、上海響、北京放送響などからソリストとして招かれているエリート。
CRC 2853 ライネッケ:前奏曲とアレグロ・アパッショナートOp.256
レーガー:クラリネット・ソナタ変イ長調Op.49-1
ブルグミュラー:二重奏曲Op.15
H・ゲンツマー:クラリネット・ソナタ
A・ウール:クライネ・コンチェルト
ドナルド・L・オーラー(クラリネット)、
ベンジャミン・ラヴィッツ=カステル(P)、
ジョナサン・バッグ(Va)
ドナルド・L・オーラーは、カロライナ木管五重奏団、ノース・カロライナ・オペラ・カンパニーの首席奏者として活躍するアメリカ人クラリネット奏者。ウールの作品はヴィオラを加えた三重奏編成の選曲の役に立ちそう。
CRC 2881 フルートのための作品集 ——
 M・マルケージ:春の音/
 J・マクガイア:悲歌と前奏曲、前奏曲、舞曲/
 R・スタインバーク:フルート・ソナタOp.26/
 C・D・ライター:The Life in a Dai/
 C・カリエンド:シンセリティ
ミッチェル・スタンリー(フルート)、
ブリット・スヴェンソン(Vn)、
ジェフ・ラクァトラ(G)、
モリタ・ヨリコ(Vc)、
サマー・ローズ(Va)、
ロバート・スピルマン(P)、
マルシア・マルケージ(P)
コロラド・バレエ・オーケストラの2番奏者&ピッコロ奏者を務める女流フルート奏者ミッチェル・スタンリーを中心とした室内楽作品集。1977年から2005年の間に作曲された作品を収録している。
CRC 2886 グリーグ:ピアノ作品集第7巻 ——
 ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.45/
 同ト長調Op.13/同ヘ長調Op.8
アントニオ・ポンパ=バルディ(P)、
マルシア・ヘンリー・リーベナウ(Vn)
1998年の「ロン・テイボー・コンクール」で優勝、2001年の「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で銀メダルを獲得した実績を持つポンパ=バルディのグリーグ最新巻はなんとヴァイオリン・ソナタ。
CRC 2878 コープランド:ヴァイオリン・ソナタ(コントラバス編曲版)/
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38(コントラバス編曲版)
ヴォルカン・オーホン(コントラバス)、
ローズ・シャンクラー・ファインブルーム(P)
コントラバスのために編曲されたコープランドとブラームスをカップリングしたアレンジ物ファン要チェックの好企画盤。低弦楽器特有の深みのある音色によって全く別の作品のように聴こえてしまうのだから不思議。ヴォルカン・オーホンはトルコ出身のコントラバス奏者。トルコ国立プレジデンシャル響を経て現在はアイオワ州を本拠地とするシーダー・ラピッズ交響楽団の主席奏者として活躍している。
CRC 2891 ロドリーゴ:ピアノ作品集
 ピアノのための組曲/スペインのセレナーデ/スペインの4つの小品/
 朱色の塔のかげに/カスティーリャのソナタ集/アマポーラの踊り/
 郷愁のプレリュード/アランフェス、わが想い
デナ・ケイ・ジョーンズ(P)
「アランフェス協奏曲」などギターのための名作を数多く作曲したことで知られるロドリーゴのピアノ作品集。哀愁の漂うメロディーが心に染み渡る。デナ・ケイ・ジョーンズはアメリカの女流ピアニスト。1900年から1950年に作曲されたスペインの知られざる作品の演奏やレクチャーを主な活動としている。
CRC 2854 無伴奏ヴィオラのための作品集
 J・S・バッハ:組曲第2番ニ短調BWV.1008/
 H・ヴュータン:奇想曲/
 M・レーガー:無伴奏ヴィオラのための組曲第1番Op.131d/
 ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.25-1/
 ストラヴィンスキー:悲歌/
 L・フックス:ソナタ・パストラーレ/
 M・ディック:スリー・フォー・ワン
ピーター・ミンクラー(Va)
現在アメリカのボルティモア交響楽団で副主席ヴィオラ奏者の任にあるピーター・ミンクラーのファースト・アルバム。バッハから20世紀の作曲家たちによる無伴奏作品を集めたアルバムからは奏者の実力がストレートに伝わってくる。
CRC 2841 20世紀のチェコのフルート作品集
 P・エベン:ソナチナ・センプリーチェ/
 E・ドリツガ:パルティータ/
 J・フェルト:フルート・ソナタ、アメリカン・ソナチネ/
 E・シュールホフ:フルート・ソナタ
ラナ・ジョーンズ(Fl)、
ジャッキー・エドワーズ=ヘンリー(P)
時代は20世紀、国はチェコに限定したフルート&ピアノのための作品を集めたアルバムは参考音源としても重宝する1枚。フルートのラナ・ジョーンズは、現在ミシシッピ州立大学のフルート科教授として後進の指導にあたっている女流奏者。
CRC 2827 ティム・トンプソン:So Long As This Land Exists/家路 リン・ジャーブ(ヴォーカル)、
エミリー・ラボン・ホール(ヴォーカル)、
トレイシー・マーブル(ヴォーカル)、
マティアス・アンタル(指揮)、
ハンガリー国立交響楽団、他
気象予報士であり作曲家でもあるティム・トンプソン。20世紀FOXのためのフィルム・スコアやアメリカン・バレエ・シアター、サン・フランシスコ・バレエなどのための作品を書いている。
CRC 2872 アラン・ホヴァネス(1911−2000):
 ホルン、声楽と弦楽のための音楽 ——
  ホルン協奏曲《Artik》Op.78/詩篇とフーガ第2番(世界初録音)/
  協奏曲第3番Op.94(世界初録音)/
  無伴奏ヴィオラのための《Chahagir》Op.56-1/
  声楽、ホルンと弦楽オーケストラのための
   カンタータ《天使の歌》Op.19(世界初録音)
ロビン・ダウアー(ホルン)、
スザンヌ・バニスター(S)、
カレン・グリーブリング(ヴィオラ&指揮)、
ヘンドリックス・カレッジ室内管
作品番号が付いたものだけでも400曲以上の作品を残した20世紀アメリカの作曲家ホヴァネス。ホヴァネスは、途中自らの作品をほとんど破棄しているため実際に作曲された作品の数は400曲をはるかに上回る。アーカンソー交響楽団のホルン奏者ロビン・ダウアーをメインとした今回のアルバムでは3作品が世界初録音。ホルン協奏曲からカンタータまで幅広いスタイルの作品を収録しており、ホヴァネス特有の神秘性にあふれた世界を聴くことができる。
CRC 2875 シャルル・ユレル(17世紀末):
 テオルボのための音楽:組曲ト長調/
 同ハ長調/同ニ短調/同ニ長調/同イ短調
クリストファー・ウィルク(テオルボ)
17世紀後半に活躍していたとされるフランス人音楽家シャルル・ユレル。テオルボ教師や音楽アカデミーの常任役員を務めていたとされているが、その生涯の多くは現在も謎に包まれている。ユレルがテオルボのために作曲した組曲集は現存する貴重な作品である。クリストファー・ウィルクは、テオルボからエレキギター、バロック・オペラからロック・バンドまでをこなしてしまうマルチ・プレーヤー。
CRC 2851 マネナ・コントレラス:
 弦楽四重奏のための《インスタント》/
 メゾソプラノ、フルートとピアノのための《Oyendo a un Pajaro》/
 フルート、クラリネット、チェロとピアノのための《2DOS》/
 無伴奏クラリネットのための《ナタリア・ミア》/
 メゾソプラノ、フルート、クラリネット、チェロとピアノのための《ハピネス》/
 オーボエ、クラリネットとファゴットのための《クラーヴェス》
モメンタ弦楽四重奏団、
ビエラ・ダ・コスタ(Ms)、
アンドレス・エロイ・ロドリゲス(フルート)、
ガブリエル・メネセス(P)、他
優れた音楽家を輩出し注目集めているベネズエラで生まれた女流作曲家マネナ・コントレラスの室内楽作品集。多くの作曲賞を獲得したコントレラスは、2005年にテンプル大学のコンポーザー・イン・レジデンスに選出されるなど活躍の場を広げている。
CRC 2861 ダニエル・ケスナー(1946−):サークリング/
フランク・カンポ(1927−):ファンタジー/
ダニエル・ホースケン:クラリネット,インタールプテッド/
リヴィウ・マリネスク:オマージュ・カレッジ/
ゲイリー・ショッカー(1959−):ディアー・ダイアリー/
ウィリアム・トータント(1948−):ソナチナ
ジュリア・ハイネン(Cl)、
シャリー・レイノル(P)
ジュリア・ハイネンは、アメリカン・ウィンド・シンフォニーで主席奏者を務める女流クラリネット奏者。ハイネンは新しく作曲されたレアなレパートリーに積極的に取り組んでおり、ここに収録された作品も音源として貴重なもの。
CRC 2869 エディ・バス:室内楽作品集 ——
 5つの歌/ヴィオラ・ソナタ/クラリネット・ソナタ/あの山で
ケリー・バーク(Cl)、
スコット・ロールズ(ヴィオラ)、
アンドルー・ウィリス(P)、
アンドルー・ハーリー(P)、
カルラ・ルフェーヴル(S)
1968年から1986年までグリーンズボロ交響楽団の主席トランペット奏者として活躍したエディ・バス。同団を退団後は1993年までノースカロライナ大学で作曲と音楽史の指導を行っていた。バスの作品は1989年の国際トロンボーン協会コンクールで1位に輝くなど国際的な評価を得ている。
CRC 2879/2880
(2CD)
ショパン:夜想曲(全曲) ジェーン・アレクシス・スミス(P)
ジュリアード音楽院、スタンフォード大学で音楽修士号を取得し、ソリストや室内楽奏者として活動を続ける女流ピアニストのショパン。丁寧なタッチと音楽作りが印象的。
CRC 2870 ウィリアム・R・ヒル:神秘的な風景/原始の楽器/環状列石 ジェイムズ・ペレリット(ネイティブ・アメリカン・フルート)、
バシル・ヴェンドレス(ヴィオラ)、
ジョン・キンジー(打楽器)、
ウィリアム・ヒル(打楽器)、他
コロラド交響楽団の首席ティンパニー奏者を務めたヒルの作品は、アメリカの民族音楽を取り入れるなどワールド・ミュージックとのクロスオーヴァー的な作風を持つ。

CHANDOS 1CD¥2400

CHSA 5057
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
エルガー:
 交響曲第3番Op.88(ペイン補筆完成版)/
 行進曲《威風堂々》第6番(ペイン補筆完成版)/
 過ぎ去りしあまた誠の王女たち(ペイン編曲/管弦楽版)
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、
エイドリアン・パーティントン・シンガーズ
イギリス音楽の達人ヒコックス。エルガーの交響曲第3番を遂に録音!シャンドスの代名詞であり、現代最強のイギリス音楽のスペシャリストとしてその名を馳せるリチャード・ヒコックスがエルガーの生誕150年記念として進めてきた交響曲の録音。交響曲第2番(CHSA 5038)、交響曲第1番(CHSA 5049)で成功を収めてきたヒコックスが遂に未完の交響曲第3番に着手!しかもカップリングも未完の威風堂々第6番!未完の交響曲第3番に対して「誰も手を付けてはならない」という言葉を残してこの世を去ったエルガーだったが、その死から数十年。BBCの委嘱を受けたイギリスの作曲家アンソニー・ペインの補筆によって1997年にエルガーの「交響曲第3番」が完成。翌年の1998年にロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われた待望の初演では、ペインに対してもスタンディング・オベーションが贈られたという。「交響曲第3番」と同じくエルガーの死によって未完となり、1996年までそのスケッチすら陽の目を見ることが無かった「威風堂々第6番」。2005年にアンソニー・ペインによって補筆が着手され、2006年のプロムスでその全容が明らかとなった「威風堂々第6番」はこのヒコックスによる演奏が世界初録音となる。また軍楽隊と合唱のために書かれた「過ぎ去りしあまた誠の王女たち」のペインによる管弦楽編曲版がカップリングされるなど、エルガーのアニヴァーサリー・イヤーを締め括るに相応しい充実の内容はイギリス音楽ファン必聴!シャンドスとヒコックスが打ち立てた新たな金字塔。要注目!※SACD Hybrid盤のみのリリースとなります。
CHAN 10442 ラフマニノフ:歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》 スヴェトラ・ワシレワ(S)、
ミシャ・ディディク(T)、
セルゲイ・ムルザエフ(Br)、
ゲンナジー・ベズベンコフ(Br)、
エフゲニー・アキモフ(T)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、
BBCシンガーズ
ノセダがまたもや本領発揮!ラフマニノフのフランチェスカ・ダ・リミニ!世界最大級のインディペンデント・レーベル「シャンドス」を代表するマエストロであり、知られざる名作の伝道師として数多くの作品を世に送り出してきたジャナンドレア・ノセダ。「我が祖国」以外の作品で構成したスメタナの管弦楽曲集(CHAN 10413)に続くのは、チャイコフスキーではなくラフマニノフのフランチェスカ・ダ・リミニ。ラフマニノフの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、ダンテの「神曲」の「地獄篇」を題材としたモデスト・チャイコフスキーの台本によるオペラであり、「アレコ」、「けちな騎士」と並ぶ完成された3つのオペラの1つとして知られている。ノセダはキーロフでのゲルギエフとの時間の中でロシア音楽に対する造詣を培っており、その見事な解釈と演奏はシャンドスへのデビュー盤となったプロコフィエフ(CHAN 10058)やショスタコーヴィチ(CHAN 10358)で既に証明済。ソリスト陣にも一級のアーティストを揃えており、ノセダのタクトとBBCフィルの熱演がラフマニノフの「フランチェスカ・ダ・リミニ」を再評価へと導くことは必至である。
CHAN 10441
¥2190
カップ一族の管弦楽作品集 ——
 アルトゥール・カップ(1878−1952):
  ドン・カルロ/
 エウゲン・カップ(1908−1996):
  民族叙事詩《カレヴィポエク》からの組曲/
 ヴィレム・カップ(1913−1964):交響曲第2番ハ短調
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
BBCフィルハーモニック
エストニアの作曲家一族カップ家の作品を、エストニアが生んだ巨匠ネーメ・ヤルヴィが演奏するというこの上ない組み合わせによる録音がシャンドスで実現!タリン音楽院で作曲科の教授を務め、1950年にスターリン賞を授与されタリン楽派を築き上げた「アルトゥール・カップ」。アルトゥールの息子であり弟子でもあった「エウゲン・カップ」は、エストニア作曲家同盟議長、共和国最高会議の常任議員などの要職を歴任した重鎮である。またエストニア共和国人民芸術家の称号を与えられた「ヴィレム・カップ」はアルトゥールの甥であり、エウゲンと同じく叔父から作曲を学んでいる。完成までに5年の歳月を費やしたというカップ一族の管弦楽作品集からは、19世紀のロマンティシズムとエストニアの豊かな民族性を感じ取ることが出来るだろう。ネーメ・ヤルヴィの祖国エストニアの音楽への熱い想いが込められた決定盤の登場だ。
CHAN 10443 ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.2 ——
 ロマンティックなワルツ/バラード/舞曲/映像/
 ピアノのために/版画/仮面/スケッチ帳より/喜びの島
ジャン=エフラム・バウゼ(P)
2005年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」への出演などで日本での知名度をさらに高めたフランスの実力派ピアニスト、ジャン=エフラム・バウゼ。新たにパートナーシップを結んだシャンドスからのリリース第2弾は、「映像」や「版画」を含むドビュッシーのピアノ作品第2集。前作の第1集(CHAN 10421)がサンデー・タイムズ誌やClassc FM、グラモフォン誌などで絶賛を浴び、日本でも注目を集めただけに第2巻への期待も大きい。
CHAN 0745
(3CD)
\4800
ヘンデル:オラトリオ《セメレ》HWV.58 ローズマリー・ジョシュア(S)、
ヒラリー・サマーズ(Ms)、
リチャード・クロフト(T)、
スティーヴン・ウォーレス(C-T)、
ブリンドリー・シェラット(Bs)、
ゲイル・ピアソン(S)、
クリスティアン・カーニン(指揮)、
アーリー・オペラ・カンパニー
ヘンデルのオペラ「パルテノーペ」の録音で鮮烈な登場を果たしたクリスティアン・カーニン&アーリー・オペラ・カンパニーの第2弾。ギリシャ神話の登場人物を題材とした「セメレ」は「メサイア」、「サムソン」に続くヘンデルのオラトリオ。オペラ的な要素を色濃く持っていたため論争を巻き起こした作品でもある。クリスティアン・カーニン率いるアーリー・オペラ・カンパニーは若手演奏家で結成されたプロフェッショナル・アンサンブル。ニューヨークでのデビュー、パルテノーペ(CHAN 0719)のリリースによってイギリス・バロック音楽のスペシャリスト集団として評価を上げている。
CHAN 10438 コルンゴルト(1897−1957):映画音楽集Vol.2
 《シー・ホーク》(ラモン・ガンバ版)
ラモン・ガンバ(指揮)、
BBCフィル
第1集を上回る衝撃!コルンゴルトの"シー・ホーク" !今年2007年で没後50年という節目の年を迎えたコルンゴルト。「ヴォルフガング」という共通点を持ち神童として桁外れの才能を見せていたため「モーツァルトの再来」と称されるなど、幼少期から次々と傑作を世に送り出したことは非常に有名。ナチス台頭によってアメリカに亡命したコルンゴルトは、ハリウッド・デビューをきっかけに当代最高の映画音楽作曲家として大成功を収めることとなる。当時のハリウッド・スター、エロール・フリンが主演を務めた映画「シー・ホーク」。1940年に製作されたこの映画は、16世紀イギリスの「海の鷹」呼ばれる海賊たちの活躍を描いた冒険活劇である。「シー・ホーク」のフィルム・スコアは抜群の迫力と巧みなオーケストレーションによって大絶賛を受けアカデミー賞音楽賞にノミネートされるなど、数あるコルンゴルトの映画音楽の中でも最高傑作としての呼び声が高い。「シー・ホーク」の録音に使用されたのは、長大なスコアの中から指揮者のラモン・ガンバ自身の手で1枚のCDに収まる形へと再構成を行った「ラモン・ガンバ版」。シャンドス映画音楽シリーズの守護神ラモン・ガンバが選りすぐった「シー・ホーク」は、作品の持つ魅力をストレートに伝えることのできる内容に仕上がっている。充実の内容で話題を呼んだ第1集(CHAN 10336)を上回るダイナミックで迫力満点のシンフォニック・サウンドが映画音楽ファンの魂を揺さぶること間違いなし!
CHAN 10439 ジョージ・ダイソン(1883−1964):
 カンタータ《ネブカドネザル》/
 2つの戴冠式アンセム/3つの賛美歌/ウッドランド組曲
マーク・パドモア(T)、
ニール・デイヴィス(バス・バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団
世界最強のイギリス音楽のスペシャリスト、リチャード・ヒコックスがジョージ・ダイソンの知られざる作品を録音!ウィンチェスター音楽祭のための1935年に作曲されたカンタータ「ネブカドネザル」は、新バビロニア国王ネブカドネザルを描いた世界初録音となる作品。ポスト・ロマン派としてのダイソンの作品からはヴォーン=ウィリアムズやブリス、ハウエルズの作風を感じることが出来る。ヒコックスとロンドン響の相性も抜群なだけにダイソンの新たな録音にも大きな期待が持てる。
CHSA 5055
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
J・ラインベルガー:宗教合唱作品集
 ミサ曲変ホ長調Op.109/3つのドイツ宗教曲Op.69/
 4つの6声のモテットOp.133/8声のための復活祭賛歌Op.134
チャールズ・ブラッフィー(指揮)、
フェニックス・バッハ・クワイヤー、
カンザス・シティ・コーラル
オルガン作品で有名な19世紀リヒテンシュタインの作曲家ラインベルガー。オルガン作品があまりにも有名なため陰に隠れがちだが、宗教作品にも高度な作品が存在しており現在再評価が進んでいる。
アメリカ有数の合唱指揮者ブラッフィーがフェニックス・バッハ・クワイヤーとカンザス・シティ・コーラルを率いたアルバムもこれで3枚目。美しきハーモニーは今回も健在である。※SACD Hybrid盤のみのリリースとなります。
CHSA 5056
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
交響的大曲
 C・トゥルヌミール:《テ・デウム》による即興曲/
 J・ボネ:妖精、悲歌/
 サン=サーンス:アレグロ・ジョコーソ/
 フランク:交響的大曲Op.17/
 E・ギゴー:スケルツォ/
 C-M・ウィドール:オルガン交響曲第4番Op.13
イアン・トレイシー(Org)
ラモン・ガンバ&BBCフィルとの共演によるフランス作品集(CHSA 5056)に続くイアン・トレイシーのシャンドスSACDシリーズ第2弾。プログラムは前作同様フランスの作曲家によるオルガン作品集だが今回はオルガン独奏による録音。イギリス最大級の規模を誇るリヴァプール大聖堂のヘンリー・ウィリス・オルガンが壮大に鳴り響く。※SACD Hybrid盤のみのリリースとなります。
CHAN 10448X
\2000
シャルパンティエ:真夜中のミサ曲/
プーランク:
 「クリスマスのための4つのモテット」より サルヴェ・レジナ、
 「悔悟節のための4つのモテット」より サルヴェ・レジナ
ジョージ・ゲスト(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
17世紀と20世紀のフランスを代表する2人の作曲家による宗教作品集がリマスターを施され復刻!宗教作品集としてだけではなくこれからのクリスマス・シーズンにもピッタリのアイテムである。1988年1月15日〜16日の録音。CHAN 8658からの移行再発売。

Chandos 2for1

CHAN 241-39
(2CD/1枚分価格)
\2400
アレクサンドル・イワーシキン・プレイズ・シュニトケ
 A・シュニトケ:
  チェロ協奏曲第1番/同第2番/
  合奏協奏曲第2番/チェロ・ソナタ第1番/同第2番
アレクサンドル・イワーシキン(Vc)、
イリーナ・シュニトケ(P)、
ワレリー・ポリャンスキー(指揮)、
ロシア国立交響楽団
シュニトケがチェロ作品を書いた3人のロシア人奏者の1人であり、作曲者自身の友人でもあったアレクサンドル・イワーシキン。これまでにイワーシキンがシャンドスに録音を行ったシュニトケの作品が1つのセットとなって新装登場。イリーナ未亡人とのデュオを含むなど、これがシュニトケのチェロ作品集の決定盤!

Chandos Opera In English

CHAN 3145
(2CD)
\4000
ヤナーチェク:歌劇《カーチャ・カバノヴァー》(英語版) シェリル・ベイカー(S)、
ジェーン・ヘンシェル(Ms)、
ロバート・ブルベイカー(T)、
カルロ・リッツィ(指揮)、
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団、他
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同制作による英語オペラの最新盤はヤナーチェク。カルロ・リッツィはこの「カーチャ・カバノヴァー」がシャンドスのデビュー録音となる。

CHANNEL CLASSICS

CCSSA 23407
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
リエゾンスVol.1〜
 スカルラッティ&バルトーク
  D・スカルラッティ:
   ソナタ ハ長調K.420、ソナタ ハ短調K.58、ソナタ ヘ長調K.82/
  バルトーク:民謡による3つのロンドSz.84/
  D・スカルラッティ:
   ソナタ ニ長調K.491、ソナタ ニ長調K.430、ソナタ ハ長調K.159/
 バルトーク:ピアノのためのスケッチSz.44/
 D・スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9、ソナタ ヘ長調K.17/
 バルトーク:葬送行進曲/
 D・スカルラッティ:
  ソナタ イ短調K.3 - Presto、
  ソナタ ホ長調K.380 - Andante comodo、
  ソナタ ホ長調K.135 - Allegro/
 バルトーク:ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
デヤン・ラツィック(ピアノ)
クロアチアの生んだ天才ピアニスト、デヤン・ラツィックがスタートさせる新たなシリーズ“リエゾンス”。“連結”などの意味を持つこのタイトルの第1弾はスカルラッティとバルトーク。一見まったく共通点が無いと思われるこの2人の作曲家の作品を、ラツィック独自のプログラミングによる演奏で共通性、関連性、そして対比を見出していくという画期的かつ意欲に満ちた挑戦なのである!この新たな挑戦によって自らの新境地の開拓に成功したデヤン・ラツィックの飛翔の時は、まさに今。1人のピアニストとして進化した新しいラツィックの姿がここにある!1977年にクロアチアのザグレブで生まれたデヤン・ラツィックは、幼少の頃よりピアノとクラリネットを学び両方の楽器で数々のコンクールに入賞。チャンネル・クラシックスからはラヴェル、モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェンなどの録音をリリースしており、いずれも日本だけでなく世界各国から称賛を浴びている。ちなみに今後は“リエゾンス”の第2弾としてシューマン&ブラームス、また協奏曲録音ではハチャトゥリアンやラフマニノフのリリースが予定されるなどラツィックの動向に要注目!
CCSSA 25707
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
フルヴィオ・カルディーニ(1959−):16の手紙Op.96/Bより
 ラウド/フェード・コントロールOp.47/C/キリストOp.59/C/
 クロックワーク・トッカータOp.68/C/
 四重奏のためのソナチナOp.65/F/
 ベアータ・ヴィセラOp.74/B/
 クロックワーク・ゲームOp.72/A/
 ペンシエリ・デル・トラモントOp.107
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテット
1978年の結成以来、その圧倒的な超絶技巧と豊かな音楽性で聴き手を魅了してやまない世界最高のリコーダーアンサンブル、アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテット。17世紀〜18世紀に活躍した作曲家たちの作品を収録した「夜想曲」(CCSSA 22205)に続く久々の新譜は現在活躍中のイタリア人作曲家フルヴィオ・カルディーニの作品集。ジョルジョ・サッケッティの門下生としてフィレンツェ音楽院で学んだカルディーニ。作曲だけでなく、ヴィヴァルディやモーツァルト、リストなどの作品の編曲、そしてピアニストとしても高い技術を発揮している音楽家である。これまでとは一味違ったルッキ・スターダスト・クヮルテットの演奏が聴けそうだ。
CCSSA 24307
(SACD Hybrid
Multichannel)
\3200
レスプリ・ガラ ——
 アントワーヌ・ボエセ(1586−1643):
  Noires forets、Que servent tes conseils、Me veux-tu voir mourir/
 エヌモン・ゴーティエ(ca.1575−1651):L'lmmortelle/
 ジェルマン・ピネル(ca.1600−1661):前奏曲/
 ミシェル・ランベール(ca.1610−1696):
  Vous eprouver toujours severe、Ombre de mon amant、
  Il n'est point d'amour sans peine、Rochers, vous etes sourds、
  Vos mepris chaque jour/
 ニコラ・オトマン(1614−1663):
  サラバンド、テオルボのための小品ニ短調/
 セバスチャン・ル・カミュ(ca.1610−1677):
  Forets solitaires et sombres、Ah! Fuyons ce dangereux sejour、
  Laissez durer la nuit、
  Qu'une longue tiedeur ennuie、Amour, cruel Amour/
 ロベール・ド・ヴィゼー(1660−a.1725):
  前奏曲、仮面舞踏会、シャコンヌとロンドー/
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643−1704):
  Ah! Laissez-moi rever H.441、
  Celle qui fait tout mon tourment H.450、
  Ah! Qu'on est malheureux H.443、
  Ruisseau, qui nourrit dans ce bois H.466、
  Sans frayeur dans ce bois (Chaconne) H. 467
ヨハネッテ・ゾマー(S)、
フレッド・ヤコブス(テオルボ)
ヨハネッテ・ゾマー、フランス・バロックを歌う。フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会との共演などでその存在感を発揮し続けているゾマーが歌うのは、シャルパンティエやランベール、オトマンら17世紀フランスの作曲家による歌曲集。16世紀後半から17世紀中期にかけてフランスの宮廷や上流階級ではリュートなどの器楽伴奏が付いた「エール・ド・クール」と呼ばれた世俗歌曲が流行し、アントワーヌ・ボエセは中心的役割を担っていたことで知られている。またボエセの次の世代となるシャルパンティエの「エール・セリユー」と呼ばれる世俗歌曲も収録されており、フランス歌曲の変遷をこの1枚のアルバムで聴くことができる。まさに阿吽の呼吸と言うに相応しいゾマーとヤコブスのコンビによる見事な演奏は、「光り輝くローマ」(CCSSA 19903)や「カッチーニの新音楽」(CCSSA 21305)で証明済。この「レスプリ・ガラ」は、バロック唱法&奏法のスペシャリストによるフランス音楽をたっぷりと味わえる極上の贅沢である。
CCSSA 27507
(SACD Hybrid
Multichannel)
\3200
エルガー:歌曲全集第1巻 ——
 私を慰めるもの/ああ、優しかりし歌の調べOp.59-3/月夜に/
 嘆願Op.48-1/糸を引く7人/黎明Op.59-6/暁の風/
 暁にOp.41-1/語れ音楽よOp.41-2/
 その汚れなき澄んだひとみの涙をぬぐい/いつでもどこでも/
 海の絵Op.37/ダマスクローズに似て/
 メアリー女王の歌/秋の歌/来たれ優しき夜
アマンダ・ルークロフト(S)、
コンラッド・ジャーノット(Br)、
ライニルト・メース(P)
チャンネル・クラシックスのエルガー生誕150年記念リリースは歌曲集!イギリスの音楽史を代表するエルガーが書いた全ての歌曲を網羅するこのシリーズは、20世紀歌曲協会のサポートを得たことで実現した企画なのである。チャンネル・クラシックスはこれまでにもシュレーカー、レスピーギ、シマノフスキの歌曲集で実績を残しているだけに今回のエルガーへの期待も大きい。第1巻に登場する歌い手はオニックスから初のリサイタル・アルバムをリリースするなど勢いに乗るソプラノ奏者ルークロフト、同じくイギリス出身でフィッシャー=ディースカウやリリンク直伝の歌声で注目を浴びるバリトンのジャーノットという実力派コンビ。これは強力!
CCSSA 26007
(SACD Hybrid
Multichannel)
\3200
ショスタコーヴィチ:
 弦楽四重奏曲第2番イ長調Op.68/同第4番ニ長調Op.83
カンディダ・トンプソン(Vn&音楽監督)、
アムステルダム・シンフォニエッタ
チャイコフスキーの弦楽六重奏曲《フィレンツェの思い出》の弦楽合奏版(CCSSA 21504)、ベートーヴェン&ウォルトンの弦楽作品の合奏版(CCSSA 23005)での斬新な編成と解釈で話題を呼んできたアムステルダム・シンフォニエッタが次に取り組んだのはショスタコーヴィチ。アムステルダム・シンフォニエッタは弦楽合奏の編成で演奏を行うことによって、ショスタコーヴィチの2つの弦楽四重奏曲から交響的な一面を引き出すことに成功している。アムステルダム・シンフォニエッタは23人による演奏を基本形態とするオランダの常設アンサンブル。1995年にコンサートマスターに就任したカンディダ・トンプソンが2003年から音楽監督を務めている。
CCSSA 26807
(SACD Hybrid
Multichannel)
\3200
コメディアン・ハーモニストの音楽 ——
 Veronika, der Lenz ist da/Eine kleine Fruhlingsweise/
 《セビリャの理髪師》序曲/Mein kleiner gruner Kaktus/
 ストーミー・ウェザー/アリ・ババ/すずしい谷間で/
 Als ik weer zin heb om te zingen/
 Wir sind von Kopf bis Fuss auf Liebe eingestellt/
 Schone Isabella von Kastilien/Morgen mus ich fort von hier/
 Wochenend und Sonnenschein/Nuit et Jour/
 Der Onkel Bumba aus Kalumba/Kannst du pfeifen Johanna?/
 Guter Mond/Holzhackerlied/Gitarren spielt auf/Lebe wohl, gute Reise
フローマーマン
1927年に結成され、両大戦の狭間の時期にベルリンで絶大な人気を博した男声ヴォーカル・アンサンブル「コメディアン・ハーモニスツ」。熱狂と極上のエンターテイメントを届けたコメディアン・ハーモニスツだったが、ナチスのユダヤ人弾圧によって解散。その活動は後年映画化されている。今回新たにチャンネル・クラシックスに加わるのは、「コメディアン・ハーモニスツ」のリーダーだったハリー・フローマーマンの名を冠したオランダの男声ヴォーカル・アンサンブル「フローマーマン」!2004年12月のアムステルダム運河フェスティヴァルからのリクエストによってテノール奏者マルセル・ライヤンを中心として結成された「フローマーマン」が歌うのは、アンサンブルのルーツである「コメディアン・ハーモニスツ」のレパートーリー。数十年の時を経て伝説のエンターテイメントが復活する。
CCSSA 80807
(SACD Hybrid
Multichannel)
\3200
ハロー・ミスター・パガニーニ ——
 パガニーニ:
  悲しみよ去りゆけOp.12(クライスラー編)/
  カプリース第24番イ短調Op.1-24(クライスラー編)/
  イギリス国歌による変奏曲Op.9/
  カンタービレ(キンスキー&ロスチャイルド編)/
  《わが心うつろになりて》による変奏曲/
  魔女たちの踊りOp.8(クライスラー編)/
  ラ・カンパネッラOp.7(クライスラー編)/
  《こんなに胸騒ぎが》による変奏曲Op.13(クライスラー編)
ニン・フェン(Vn)、
トーマス・ホッペ(P)
中国のアーティストによる中国伝統音楽の演奏をリリースしてきたチャンネル・クラシックスの「チャンネル・オヴ・チャイナ」シリーズ。中国の伝統作品を取り上げてきたこれまでの流れとは一味違うこのパガニーニ・アルバムには、2006年に第51回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで見事第1位に輝いた中国期待の新星ニン・フェンが登場!ニン・フェンは既に日本でもリサイタルを開催するなど急速にその名を広めており、現在は引く手あまたの状態だという。中国の天才がパガニーニの作品の持つ超絶的な外面と天使のような抒情詩的な内面をヴァイオリンを通じて伝えてくれる。

CHRISTOPHORUS 1CD¥2400

CHR 77297 宗教改革期フランスの声楽作品集 ——
 パスカル・ド・レストカール(c.1539−c.1584):
  Tu me seras tesmoin/
 ギョーム・モレイユ(c.1515−c.1560):Du fond de ma pensee/
 オルランド・デ・ラッスス(1532−1594):Le vertueux/
 アドリアン・ル・ロワ(c.1520−1598):Entens pourquoy je m'ecrie/
 クロード・グディメル(c.1510−1572):Du fond de ma pensee/
 ウスタシュ・デュ・コロワ(c.1549−1609):Fantasie XX/
 ルイ・ブルジョワ(c.1510−c.1561):Le cantique de Simeon/
 クロード・ル・ジューヌ(c.1530−1600):Alors qu'affliction me presse/
 ジャン・コウレリー(c.1556):Pere de nous-Pardonne nous/
 ユベール・ワールラント(c.1517−1595):
  Rendez a Dieu louange et gloire/
 ベネディクトゥス・アッペンツェラー(c.1510−1572):
  Du fond de ma pensee/他 全31曲
チャント1450〔太刀川昭(カウンターテナー)、
ジョヴァンニ・カンタリーニ(テノール)、
ダニエル・マンハート(テノール)、
ライティス・グリガリス(バリトン)、
菅原徳尚(リュート&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
グレゴール・エーサム(オルガン)〕
バッハ・コレギウム・ジャパン、コンチェルト・ヴォカーレ、アンサンブル・ヴォカール・ユーロペアンなどで活躍する日本人カウンターテナー奏者である太刀川昭を中心として新しく結成されたアンサンブルのデビュー・アルバム。様々な国籍のメンバーそれぞれがグレゴリオ聖歌やルネサンス音楽に深く精通しており、ミサ曲、モテットなどの宗教作品、シャンソン、グレゴリオ聖歌のスペシャリスト集団としてヨーロッパでは早くも大きな期待が寄せられている。来る2008年1月には、スイスのフランス語圏地方で今回リリースとなるルネサンス時代フランスの声楽作品集のプログラムでのコンサート・ツアーが予定されている。また今回のリリースはクリストフォルス(Christophorus)としては非常に珍しいディジパックと斬新なジャケットデザインに仕上げられており、こちらもファン注目のポイントになりそうだ。
CHE 0125-2
\1200
テレマン:カンタータ集 ——
 Tirsis am Scheidewege/
 Seufzen, Kummer, Angst und Tranen/
 Ach Herr, strafe mich nicht
アネッテ・マルケルト(アルト)、
イル・パルナソ・ムジカーレ
カプリッチョ(Capriccio)からリリースされているザンデルリンク&ベルリン交響楽団の名盤ブラームス全集に収録されている「アルト・ラプソディOp.53」を歌っているアネッテ・マルケルトによるテレマン。このテレマンはブラームスと同じ1990年に録音されており、マルケルトの素晴らしい歌声をたっぷりと聴くことが出来る。1990年12月3日〜5日の録音。
CHE 0126-2
(2CD)
\2400
コントラバスのための室内楽作品集 ——
 F・A・ホフマイスター:五重奏曲第2番/
 T・A・フィンダイセン:ロマンティック組曲Op.10/
 J・M・スペルガー:カッサシオン第3番、ソナタ ニ長調/
 ボッテシーニ:Tutto il mondo serra/
 ベートーヴェン:二重奏曲/
 B・ロンベルク:三重奏曲/
 ロッシーニ:二重奏曲/
 M・ハイドン:ディヴェルティメント変ホ長調
ゲルハルト・ツヴィツア(コントラバス)、
フランソワーズ・ポレ(ソプラノ)、
ウィンフリート・ラスマン(ヴァイオリン)、
アブ・コスター(ホルン)、
フカイ・ヒロフミ(ヴィオラ)、
ユーリ・セイラー(チェロ)、
クラウス・ストッペル(チェロ)、
セリーヌ・ドゥティリィ(ピアノ)
コントラバスを必要とする小編成の室内楽作品を集めた現役のコントラバス奏者にとっても嬉しい2枚組のセット。ゲルハルト・ツヴィツアは1938年生まれのドイツ人奏者。1961年の入団からハンブルク響の奏者として活躍し、1964年からはバイロイト祝祭管にも度々参加していたドイツを代表するコントラバス奏者の1人。1985年&1979年の録音。
CHE 0127-2
\1200
ヤクブ・ヤン・リバ(1765−1815):
 ボヘミアの羊飼いのミサ
ゲオルク・ミュンツェル(ソプラノ)、
オリヴァー・ペゲロウ(アルト)、
ハインツ・クルーセ(テノール)、
フランツ・グルントハーバー(バス)、
ユルゲン・ヘンシェン(オルガン)、
エッケハルト・リヒター(指揮)、
聖ニコライ室内管弦楽団、
ハンブルク室内合唱団
ヤクブ・ヤン・リバは、18世紀チェコにおける最も優れたカントルに数えられる音楽家。リバは本名や偽名などを使い分けて1400曲にも及ぶ作品の作曲を行ったとされているが、その手腕をより確認できるのは宗教作品であると言われている。1981年6月22日〜24日の録音。
CHE 0128-2
\1200
バロック時代のトランペット協奏曲集 ——
 テレマン:組曲ニ長調、協奏曲第21番ヘ短調/
 G・ロマニーノ:協奏曲ニ長調/
 J・J・クヴァンツ(ハンドリック編):ソナタ ロ短調/
 T・シュワルツコップ:組曲ハ長調/
 D・ガブリエリ:ソナタ第4番ニ長調
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロ・トランペット)、
ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ
1990年から1994年までカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学でトランペットを学んだドレスデン生まれの名手ヨアヒム・シェーファーによるバロック・アルバム。自らの名を冠したヨアヒム・シェーファー・トランペット・アンサンブルを主宰するなど精力的な活動を展開中。1997年11月14日〜17日の録音。
CHE 0129-2
\1200
ハーモニウムとピアノによるデュオ ——
 サン=サーンス:6つの二重奏曲Op.8/
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18/
 ウィドール:6つの二重奏曲
ヨハネス・ミヒェル(ハーモニウム)、
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)
オルガンの仲間であるハーモニウムとピアノという珍しい組み合わせによるデュエット集。1902年製のハーモニウムを弾くヨハネス・ミヒェルは、ピアノだけでなく教会音楽についても専門的に学んでおりハーモニウムやオルガンの演奏にも長けている。1997年5月19日〜21日の録音。
CHE 0130-2
\1200
ルネサンス時代の世俗音楽集 ——
 M・フランク:イントラーダ/
 G・マイネリオ:バッロ・フランチェーゼ/
 G・フォリアーノ:L'amor dona ch'io te porto/
 H・イザーク:Fortuna desperata/
 ジョスカン・デ・プレ:スカラメラ/他
アウグスブルク古楽アンサンブル
ルネサンス時代のイタリア、ドイツ、フランス、スペインで演奏されていたとされる作曲者不詳を含む声楽、器楽作品を集めたもの。アウグスブルク古楽アンサンブルのメンバーは5人だが1人が何役もこなすため幅広い表現を可能にしている。1989年1月の録音。

COLLEGIUM

COLCD 132
(2CD/1枚分価格)
\2400→¥2190
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(全曲) ジョアン・ラン(ソプラノ)、
メラニー・マーシャル(メゾソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
クリストファー・パーヴェス(バス・バリトン)、
ロバート・クィニー(オルガン)、
ベンジャミン・ベイル(チェンバロ)、
ティム・ギル(チェロ)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、
ロイヤル・フィル
イギリスの生きる合唱神ジョン・ラッター、ヘンデルのメサイアを録音!20曲を超えるヘンデルのオラトリオだけでなく、存在るする全てのオラトリオの中で最も親しまれ全世界で絶えず演奏されている名作「メサイア」。24日間という僅かな期間で完成させたと言われているこのヘンデルの大作を、これまでに数々の名作&名録音を世に送り出してきたイギリスの生きる合唱神ジョン・ラッターが遂に録音!合唱はもちろんジョン・ラッターが弟子たちと共に創設し手塩にかけて育ててきた世界有数の名門ケンブリッジ・シンガーズ。ラッター&ケンブリッジ・シンガーズのコンビは、ラッター自身の作品で数多くの名盤を残しているがフォーレ(COLCD 109)やプーランク(CSCD 506)、ベネット(CSACD 901)などラッター以外の作品を取り上げたアルバムもその素晴らしい演奏によって名盤としての評価を確立している。2007年3月にゴスペル・オークのオール・ハロウズ教会で収録されたこの「メサイア」では、ラッターが信頼を置く4人の実力派ソリストが集結。ソリストに高い技術と音楽性が要求される「メサイア」に対して万全の環境を整えている。芸術性や作品のイメージを意識してデザインされた美しいパッケージもこの「メサイア」の価値を高めており、これからのクリスマス・シーズンにも最適!「メサイア」の新たな名盤がここに誕生する!
CSCD 519
\2000
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(抜粋) ——
 序曲/人々よ、慰めなさい/すべての谷は高められ/かくして主の栄光は/
 見よ、乙女がみごもって/よい訪れをシオンに伝える者よ/
 見よ、暗闇が地をおおい/暗い中を歩いた人々は/
 ひとりのみどり子が、われらのために生まれた/シンフォニア・パストラーレ/
 このあたりに羊を飼うものがいたが/神に栄光あれ/その時、盲人の目は開かれ/
 主は牧者のように/主のくびきはやすく/主はわれらの悲しみを担われた/
 主の受けられた傷によって/われらは皆羊のごとく迷いて/
 あざけりが主の心を砕いて/これにまさる悲しみがあろうか/
 主は生きている者たちの地から断たれた/
 エホヴァはわが魂を冥府に捨て置かれはしない/ハレルヤ!/
 我は知る、我をあがなう者は永遠に生きることを/人によって死ぬということが始まり/
 見よ、私は奥義を告げよう/ラッパ鳴る時、死者は蘇り/
 小羊は栄光を受けるべきもの/アーメン
ジョアン・ラン(ソプラノ)、
メラニー・マーシャル(メゾソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
クリストファー・パーヴェス(バス・バリトン)、
ロバート・クィニー(オルガン)、
ベンジャミン・ベイル(チェンバロ)、
ティム・ギル(チェロ)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、
ロイヤル・フィル
こちらは上記全曲盤(COLCD 132)の中から特に人気の高い30曲を抜粋したハイライト盤。「1枚のディスクで「メサイア」を聴きたい!」という方にオススメ。
CSCD 305
(4CD/特別価格)
\4800
ジョン・ラッター:合唱作品集 ——
 子供のためのミサ/レクイエム/テ・デウム/マニフィカト/
 グリーリア&アンセム集/8つのアンセム/
 ジョン・ラッターによる2つの賛歌の編曲/8つのアンセム
キャロライン・アシュトン(S)、
ドンナ・ディーム(S)、
パトリシア・フォーブス(S)、
スティーヴン・オートン(チェロ)、
クェンティン・プール(オーボエ)、
ジョアンヌ・ラン(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル、
カンターテ児童合唱団
合唱の神様ジョン・ラッターの代表作を収録した自作自演集4タイトルがグッド・プライスの完全限定ボックス・セットで登場!コレギウムのカタログの中でも特に人気の高い代表盤であるCOLCD 112、COLCD 129、CSCD 504、CSCD 515の4タイトルを1度に揃えるチャンス。この機会をお見逃し無く!

CYBELE

2SACD 050.502
(2SACD hybrid)
\6400
メンデルスゾーン:6つのオルガン・ソナタOp.65/
ブラームス:フーガ変イ短調WoO.8、11のコラール前奏曲Op.122
ゲルト・ザッハー(オルガン)
ドイツ・ロマン派音楽の巨匠メンデルスゾーンとブラームスのオルガン作品を収録。1929年生まれの大ベテラン奏者ゲルト・ザッハーは、ヘルムート・ヴァルヒャやオリヴィエ・メシアンからオルガンを学んだ大御所的存在。演奏だけでなく空間の雰囲気までを感じることが出来る録音は非常に優秀。オルガンの音色の様々な表情を聴き取ることが出来るだろう。エッセン市ヴェルデンのエヴァンゲリスト教会に設置されている歴史的オルガンによる録音。Multichannel
SACD 050.114
(SACD hybrid)
\3200
シャルル・トゥルヌミール(1870−1939):
 オルガン曲集《神秘のオルガン》より
  聖務曲第2番/同第17番/同第48番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
トゥルヌミールは、フランクとヴィドールにオルガンを学び、メシアンやデュリュフレを育てた神秘主義のフランス人作曲家。この作品集第14巻に収録されている「神秘のオルガン」は教会歴のために作曲された壮大な規模を誇るトゥルヌミールの代表作である。Multichannel
SACD 160.601
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
クリストフ・マリア・ワーグナー(1966−):
 練習曲集第1巻/クロマトマニー/
 練習曲集第2巻/Vier bis fuenf Gesiter
クリストフ・マリア・ワーグナー(P)、
トマス・モンバウー(P)
現代ドイツのコンポーザー・ピアニストの自作自演集。ワーグナーはファゴットのダグ・イェンセンや岡崎耕治、オーボエのシュテファン・シーリらと共演を重ねている。

CYBELE 1CD¥2400

Cybele 360.901 ハンス・ガル(1890−1987):
 ヴァイオリン・ソナタOp.17/チェロ・ソナタOp.89
アネッタ=バルバラ・フォーゲル(Vn)、
フールベルト・スレンチカ(Vc)、
レネ・レクオーナ(P)
ニーダーライン響のコンサート・ミストレスを務めたフォーゲル、デュイスブルク・フィルのソロ・チェロ奏者スレンチカがソリストを務めるハンス・ガルの室内楽作品集。ピアノ作品を中心に録音が増えているハンス・ガルはブラームスから多大な影響を受けた作曲家として近年再評価が著しい。
Cybele 351.001 20世紀のクラリネット三重奏曲集
 ゴットフリート・フォン・アイネム(1918−1996):フェルデーア=トリオ/
 A・ベルク:アダージョ/
 フリードリヒ・ショルツ(1926−):主題と変奏/
 エルンスト・クルシェネク(1900−1991):三重奏曲
トリオ・コントラスツ
バルトークの名作をアンサンブルの名前に冠した「トリオ・コントラスツ」は、エッセンのフォルクヴァンク大学で学んだ3人のアーティストたちによって1997年に結成された三重奏団。クラリネットのクリスティアン・ドルフスは、ドレスデン・シュターツカペレでクラリネット奏者として活躍中の実力者である。
Cybele 360.401 ハーモニーとカウンターポイント
 ディートリヒ・ハーネ(1961−):フォーチューン/
 エリック・ルンド(1958−):ラコンティーニ/
 シュテファン・ヴォルペ(1902−1972):トリオ/
 スコット・ローラー(1959−):トリオ・セット/
 マンフレッド・スタンケ(1951−):リトゥス
ヴォルペ・トリオ
シュテファン・ヴォルペを筆頭にドイツとアメリカの20世紀の作曲家5人を取り上げたアルバム。フルート、ピアノ、チェロによるヴォルペ・トリオはこの録音がデビュー盤となった。

DANACORD 1CD¥2500

DACOCD 658 ヨアヒム・アンデルセン(1847−1909):
 フルートのための作品全集第5集 ——
  ハンガリーの旋律による序奏とカプリースOp.58/
  性格的な幻想曲Op.16/オランダ国歌による幻想曲Op.35/
  コンチェルトシュトゥックOp.3/タランテラOp.10
トマス・イェンセン(フルート)、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)、
南ユラン交響楽団
フルートの作品や教則本の作者としてもその名を知られ、自身も19世紀を代表するフルート奏者として活躍したヨアヒム・アンデルセンの作品を網羅するシリーズの第5弾。これまでの4作はフルートとピアノの組み合わせだったが今回は管弦楽伴奏付きの作品を収録。Op.58、Op.16、Op.10の3作品は原譜が発見されていないためアンデルセンのピアノリダクション譜に基づいてフレミング・ネアゴーが再オーケストレーションを行った楽譜を用いて演奏が行われている。1949年デンマーク出身で南ユラン交響楽団のソロ・フルート奏者として活躍するイェンセンもレベルの高い演奏を披露。フルート奏者&関係者にとって参考音源、資料としての価値も大と言えるだろう。
DACOCD 669
¥2290
2006年度フーズム城音楽祭ライヴ録音〜稀少ピアノ作品集第18集
 スクリャービン:2つの即興曲Op.12(セシル・リカド)/
 S・ボルトキエヴィチ:
  ピアノ・ソナタ第2番嬰ハ短調より第3楽章(ナデイダ・ヴラエヴァ)/
 A・リャードフ:前奏曲Op.57-1(ヘイミッシュ・ミルン)/
 N・メトネル:おとぎ話Op.51-3(H・ミルン)/
 パンチョ・ヴラディゲーロフ(1899−1978):
  ソナチナ・コンチェルタンテ嬰ヘ短調Op.28(マルク=アンドレ・アムラン)/
 C・V・アルカン:夢の中でOp.63-48(M=A・アムラン)/
 A・ソレル:ソナタ ト短調R.87&ソナタ ニ長調R.84(エルダー・ネボルシン)/
 J・S・バッハ(ルンメル編):
  カンタータ第127番《まことの人にして神なる主イエス・キリストよ》
  (ジョナサン・プロウライト)/
 レフ・プイシュノフ(1893−1955):小さなワルツ(J・プロウライト)/
 イルマリ・ハンニカイネン(1892−1855):夕べ(J・プロウライト)/
 R・シュトラウス(レーガー編):
  愛を抱いてOp.32-1(フレデリク・メインダース)/
 R・クィルター(ハフ編):
  真紅の花びらがまどろめばOp.3-2(F・メインダース)/
 F・メインダース:シューベルティアーナ(F・メインダース)/
 S・バーバー:バレエ組曲Op.28より
  第6曲ギャロップ(タール&グロートホイゼン・デュオ)/
 モイセス・モレイロ(1904−1979):ホローポ(ガブリエラ・モンテロ)
マルク=アンドレ・アムラン(P)、
ヘイミッシュ・ミルン(P)、
ジョナサン・プロウライト(P)、他
各曲の後ろの( )内に表記されているのが演奏ピアニスト
フーズム音楽祭2006!アムランもヴラディゲロフで参戦!超一級の世界的ピアニストたちが次々と繰り出す知られざるレパートリーによって、多くの支持を集めている「フーズム城音楽祭」の2006年ライヴ盤!1987年に第1回が開催された「フーズム城音楽祭」。2006年の公演にはアムラン、ミルン、プロウライトといったハイペリオンでお馴染みのピアニストを中心に豪華なピアニストが参戦。演奏された数々のレア・レパートリーは、ピアニストそれぞれの持ち味が存分に発揮できる魅力的な作品ばかり。その中でも特に注目なのは、やはりアムランの弾くヴラディゲロフ。ヴィルトゥオーソ的な作曲手法やブルガリア民謡の旋律を用いて書かれた作品で“スーパー・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト”が躍動する!2006年8月19日〜26日の録音。

DEUX ELLES 1CD¥2400

DXL 1019 ハリソン・バートウィッスル(1934−):
 ホケトゥス・ペトルス/リフレインとコーラス/ヘクターズ・ダウン/
 二重奏曲〜ストラブのための/リノイ/ジャンヌの子守歌/詩篇/
 おもちゃ屋の合唱/Sad SOng/遮られた終わらない旋律/
 Oockooing Bird/5つのディスタンス
ガリアード・アンサンブル、
リチャード・ショー(ピアノ)、
マーク・ロー(ピッコロ・トランペット)、
ロバート・マナッセ(フルート)
ナイトの称号である「サー」を与えられた現代イギリス作曲界の重鎮、ハリソン・バートウィッスルの木管楽器を中心とした管楽器のための作品集。2本のフルートとピッコロ・トランペットという不思議な組み合わせのために書かれた「ホケトゥス・ペトルス」などの作品も特徴的。いずれの作品でもバートウィッスルの革新的な作曲手法が存分に活かされている。ガリアード・アンサンブルは1993年にイギリスの王立音楽院の学生によって結成された木管五重奏団。近現代の作品に取り組む姿勢や、演奏レベルの高さには特に定評がある。2000年12月の録音。
DXL 917 18世紀フランスのチェンバロ作品集
 F・クープラン:序曲第7番、神秘なバリケード、田園詩、羽虫/
 A・フォルクレ:フォルクレ、ルクレール/
 F・クープラン:逸楽、ささいなこと/
 ラモー:リヴリ、エンハーモニク、エジプトの女/
 J-F・ダンドリュー:調和/
 F・クープラン:
  前奏曲第1番、憂い、第2アルマンド、陰鬱、お気に入り、茶目/
 J・デュフリ:フォルクレ
テレンス・チャールストン(チェンバロ)
ロンドン・バロックのメンバーとしても活躍する鍵盤奏者テレンス・チャールストンが、ルッカース(1624年)とパスカル・タスキン(1769年)のレプリカといった2台のチェンバロを録音に使用。クープラン、フォルクレ、ラモー、ダンドリュー、デュフリ・・・18世紀当時から現在に至るまでその名前と作品が語り継がれてきた大作曲家たちの鍵盤作品の魅力をこの1枚のディスクで堪能できる。録音面も非常に優秀。2000年1月の録音。
DXL 811 クリスマス・キャロル・コレクション
 W・ウォルトン:All this time/
 J・ラッター:キャロルよりも甘美などのような音楽を?/
 H・J・ガントレット:ダヴィデの村の/
 B・オード:アダムは縛られて/
 A・カーター:マリアのマニフィカト/
 伝承曲:The truth from above/
 H・ダーク:木枯らしの真冬に/
 P・エドワーズ:No small wonder/
 伝承曲:ああベツレヘムよ/
 P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン/
 W・J・カークパトリック:まぶねの中で/
 P・ワーロック:イエスの子守歌/
 P・コーネリウス:3人の王/
 J・ゴス:See amid the winter's snow/
 P・レッジャー:クリスマスの夜に/
 A・アダン:さやかに星はきらめき
ガレス・プライス(オルガン)、
エドワード・バルビエリ(指揮)、
コンソーシアム
イギリスの伝承曲とクリスマス・アンセムを収録した美しいクリスマス・アルバム。指揮者のバルビエリによって結成されたコンソーシアムはロンドンを拠点とする合唱団。聖アルバン教会の音響とドゥーゼル(Deux-Elles)の優秀録音、コンソーシアムのハーモニーが組み合わさることで生まれた優しいクリスマス・アルバム。純粋に1枚の合唱アルバムとしてもじっくりと聴くことの出来る充実の演奏となっている。これは掘り出し物!1998年5月2日&3日の録音。
DXL 1025 20世紀の木管五重奏曲集 ——
 イベール:3つの小品/
 ベリオ:作品番号獣番(オーパス・ナンバー・ズー)/
 リゲティ:6つのバガテル/
 F・ファルカシュ:17世紀の古いハンガリー舞曲/
 E・カーラパトーソ:5つの悲歌/
 ヒンデミット:小室内音楽/
 N・ハーラム:舞踏組曲
ガリアード・アンサンブル
イベールやファルカシュなど日本でも頻繁に演奏される定番作品から、内容、タイトルともにユニークなベリオの「作品番号獣番(オーパス・ナンバー・ズー)」など豊富なプログラムで楽しめるアルバム。演奏の水準も非常に高く、アンサンブル・コンテストの参考演奏としてもピッタリ。ガリアード・アンサンブルは1993年にイギリスの王立音楽院の学生によって結成された木管五重奏団。BBCラジオ3のヤング・アーティスト・フォーラムやメイジー・ルイス・アーティスト・アウォードを授与されるなど今後の活躍が注目されている。2000年10月の録音。
DXL 1039 アンドルー・パウエル(1949−):
 トランペット、電子楽器とテープのための《プラスモゲニーⅡ》/
ロジャー・スモーリー(1943−):
 トランペットとテープのための《エコーⅡ》/
ティム・ソースター(1943−1994):
 フリューゲルホルン、電子楽器とテープのための
  《聖ナルシサスのトランジスター・ラジオ》/
K・シュトックハウゼン(1928−):
 5本のトランペットのための《木曜の別れ》
ジョン・ウォーレス(トランペット)、
アンドルー・パウエル(ライヴ・エレクトロニクス)
フィルハーモニア管の首席奏者として幾多の名演を生み出し、スコットランド王立音楽院の学長、ウォーレス・コレクションの主宰を務めているイギリス・トランペット界の重鎮ジョン・ウォーレス。このアルバムに収録されたトランペットと電子音楽の共演という難題も、ウォーレスが演奏すれば初級者用エチュードと同じような難易度に聴こえてしまうのだから不思議。
DXL 1017 J・S・バッハ:
 トッカータ ニ長調BWV.912/
 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903/
 イタリア風アリアと変奏イ短調BWV.989/
 イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971/
 アリア ト長調BWV.988/前奏曲ハ短調BWV.999/
 前奏曲とフゲッタ ト長調BWV.902/
 幻想曲とフーガ ハ短調BWV.906
テレンス・チャールストン(チェンバロ)
ソリスト、室内楽奏者、そしてロンドン・バロックのメンバーとして精力的な活動を続けるイギリスの鍵盤楽器奏者テレンス・チャールストンのバッハ・アルバム。特にチェンバロと通奏低音に関してはロンドンの王立音楽院で教授として後進の指導を任されるなど、国内外から高い評価を受けている。アントワープのリュッカース(1638)のチェンバロをアンドルー・ガーリックが復元したレプリカを使用しての演奏。2002年7月&10月の録音。
DXL 1128 ライアン・サムエル(1944−):光と水 ——
 月のうさぎ/タイム・アウト・オブ・タイム/アンの庭/
 トリニティ/ピアノ四重奏曲《光と水》/
 ガスライト・スクエアⅡ
ルーシー・クロウ(S)、
サイモン・レッパー(P)、
ジェマ・ローズフィールド(Vc)、
チェニン・リー(P)、
ジョアナ・セアラ(S)、
アダム・ウォーカー(フルート)、
ジョン・ライド(P)、
フィデリオ・ピアノ四重奏団、
アンチテーゼ・ピアノ・デュオ
近現代作品の録音にも積極的に取り組んでいるドゥーゼル(Deux-Elles)の新譜は現代ウェールズの女流作曲家ライアン・サムエルの作品集。サムエルの作曲した「悲しみの交響曲」は、スラットキン&セントルイス響によって演奏が行われるなどその作品への評価はイギリスだけでなくアメリカでも高い。ちなみにサムエルは現在ロンドンのシティ大学で作曲家の教授を務めている。2007年4月の録音。
DXL 1126
(2CD/1枚分価格)
\2400
オーランド・ギボンズ(1583−1625):鍵盤楽器のための作品全集
 ファンタジアMB10/パヴァーヌMB17/ガイヤルドMB24/
 グラウンドMB26/マスク〜いと美しき乙女MB43/ファンタジアMB14/
 アルマンM35/ガイヤルドMB25/グラウンド〜イタリアのグラウンドMB27/
 マスク〜リンカーンズ・インMB44/プレリュードMB2/アルマンMB37/
 アルマンMB36/ファンタジアMB6/ファンタジアMB5/
 ハットンの娘のガイヤルドMB20/ガイヤルドMB23/ガイヤルドMB21/
 ファンタジアMB9/パヴァーヌMB16/
 グラウンド〜Whoop, do me no harm, good man MB31/
 グラウンド〜Peascod time, or, The hunt’s up MB30/
 ファンタジアMB7/アルマンMB33/フランスのクラントMB38/
 クラントMB39/マスク〜Welcome home MB42/プレリュードMB1/
 ヴァースMB4/ファンタジアMB11/アルマンMB34/クラントMB40/
 ファンタジアMB13/マスク〜The temple mask MB45/
 グラウンド〜The Queens's command MB28/
 グラウンド〜深い緑の森よMB29/フランスのエアーMB32/
 プレリュードMB3/ファンタジアMB8/パヴァーヌMB15/ガイヤルドMB22/
 マスク〜ナンのマスク、もしくはフランスのアルマンMB41/
 パヴァーヌ〜ソールズベリの道MB18/
 ガイヤルド〜ソールズベリの道MB19/ファンタジアMB12
ダニエル=ベン・ピエナール(P)
17世紀初期のイギリスにおける最大の作曲家の1人に数えられるオーランド・ギボンズ。ギボンズの名高い教会音楽に並ぶ個性を持った鍵盤作品での優れた手法も当時の音楽に多大な影響を残している。ギボンズの鍵盤作品全曲を取り上げたのは南アフリカの若き天才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナール。14歳でリストのピアノ協奏曲を弾いてデビューを果たしたピエナールはイギリス留学を経て世界各地で活躍を見せており、ヴァイオリン奏者の川畠成道との共演などで日本へも頻繁に来日している。
DXL 1044 14の銀の弦〜トッカータ、パルティータと舞曲
 G・カプスベルガー:
  トッカータ第9番、同第10番、パッサカリア イ短調、
  カンツォーネ第1番、バッロ第1巻、パッサカリア ニ短調、
  トッカータ第2番、“カプスベルガー”、アルペジアータ、カナリオ/
 A・ピッチニーニ:
  トッカータ第8番、Partite variate sopra la folia aria Romanesca、
  コレンテ第1番、トッカータ第3番、ガリアルダ第1番、トッカータ第4番、
  Partite variate sopra quest’ aria francese detta l’Alemana、
  コレンテ第4番、トッカータ第10番
マシュー・ワーズワース(テオルボ)、
ゲイリー・クーパー(チェンバロ&オルガン)、
マーク・レヴィ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イタリアの初期バロック時代に作曲家、リュート&テオルボの奏者として名声を得た2大巨頭、カプスベルガーとピッチニーニの作品集は登場アーティストが凄い。チャンネル・クラシックスにデビューを果たした盲目の天才奏者マシュー・ワーズワースを主役として、伴奏でチェンバロとオルガンを担当するのはなんと名手ゲイリー・クーパー!加えてイギリスのアンサンブル「コンコルディア」を率いるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者マーク・レヴィも馳せ参じるなど見事な顔触れが実現。もちろん演奏も抜群!2001年12月&2002年6月の録音。
DXL 1040 ピアノ・デュオによるラ・ヴァルス〜
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/
 ビゼー:子供の遊びOp.22/
 ラヴェル:マ・メール・ロア、ラ・ヴァルス
フィリップ・ムーア(P)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(P)
ロンドンの王立音楽院でヘイミッシュ・ミルンに師事したムーアとクロフォード=フィリップスは、1995年にピアノ・デュオとして活動を開始。2001年にはストラヴィンスキーの2台ピアノのための協奏曲でプロムスにデビュー。2004年にはスタインウェイのアーティストにも任命された若き実力者たちである。ストラヴィンスキー・アルバム(DXL 1081)での凄まじい演奏が記憶に新しいところだが、このフレンチ・アルバム、特にラ・ヴァルスでの色彩感は素晴らしい。2台ピアノによる演奏のさらなる可能性を提示してくれるアルバムである。2001年2月26日〜27日の録音。
DXL 1033 セシリア・マクドウォール(1951−):
 アークティック・サーク/イレブン/
 Tapsalteerie/6つの模倣作/
 3つの演奏会用練習曲/ヴェニスの晩祷/
 7つのインプレッションズ/
 Le Temps Viendra/サウンドトラックス/
 パヴァーヌ/パイパーズ・ドリーム/冬の音楽
エマ・ウィリアムズ(Fl)、
リチャード・ショウ(P)、
アンサンブル・ルミエレ
現代イギリスの女流作曲家セシリア・マクドウォールのフルートを中心とした室内楽作品集。ジョセフ・ホロビッツやアダム・ゴーブに作曲を学んだマクドウォールの作品は、ジェームズ・ゴールウェイやロンドン・モーツァルト・プレーヤーズによって演奏されるなど高い評価を獲得している。2001年4月&10月の録音。

ETCETERA 1CD¥2400

KTC 1329
\2190
ユリウス・レントヘン(1855−1932):チェロ協奏曲全集
 チェロ協奏曲第1番/同第2番/同第3番*
アルトゥーロ・ムルザバル(Vc)、
ポール・ワトキンス(指揮)、
オランダ放送室内フィルハーモニック管、
ヘンリク・シェーファー(指揮)*、
オランダ放送響*
オランダの濃密なロマンティシズム。レントヘンのチェロ協奏曲集!19世紀後半から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族「レントヘン家」最大の実力者ユリウス・レントヘン。ブラームスやグリーグとも親交を深め、ライネッケやリストから作曲を学んだレントヘン。後期ロマン派の作曲家として、アムステルダム音楽院の院長として多くの作品の作曲や後進の育成を行った音楽家である。レントヘンは生誕150年を迎えた2005年を機会にその作品の再評価が急速に進んでおり、ロマンティシズムにあふれた作品に注目が集まっている。ソリストのアルトゥーロ・ムルザバルは、現在オランダ放送フィル&オランダ放送室内フィルの主席奏者を務めるスペイン出身の名手。オーケストラをバックにムルザバルが堂々と繰り広げる演奏がレントヘンのチェロ協奏曲の魅力を存分に伝えてくれる。2004年12月&2006年6月の録音。
KTC 1344 テオ・ファーベイ(1959−):
 フラクタル交響曲/ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲
エティエンヌ・シーベンス(指揮)、
ハーグ・レジデンティ管、
エレン・コーヴァー(P)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック管、
スシェフ・ドウエス(クラリネット)、
マルクス・ステンツ(指揮)、
ロッテルダム・フィル
シャイー&コンセルトへボウ管によって演奏されたベルクの「ピアノ・ソナタ」の編曲者としても知られるオランダの作曲家テオ・ファーベイ。フランスの数学者マンデルブロによって提唱された「フラクタル」の考えを作曲に用いることによって生み出した「フラクタル交響曲」など、斬新な作品を次々と発表している。3作品は全てオランダのコンセルトヘボウを舞台として行われた初演を収録したライヴ録音。オランダのトップ・オーケストラがファーベイの世界を解析する。2005年〜2006年の録音。
KTC 1331
(2CD)
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.2 ——
 4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935/
 ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894《幻想》/
 同第7番変ホ長調D.568
ヤン・フェルミューレン(Fp)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーによって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用したシューベルト・シリーズの第2集。ヴィーラント・クイケンとの親交も深いベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェルミューレンは、当代きってのフォルテピアノ奏者として高い名声を誇る。特に「即興曲」での緩急と強弱を大胆に使い分けた演奏はまさにベテランの味である。2007年4月の録音。
KTC 1342 フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732−1817):
 6つのシンフォニアOp.2(世界初録音)
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指揮)、
オランダ放送室内管
イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深いイタリア人作曲家である。モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕上げている。全曲世界初録音。2002年1月の録音。
KTC 1346 1500年頃のボヘミア地方における聖歌とポリフォニー ——
 めでたし聖母/めでたしイエス
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、
カペラ・フラメンカ、
バルバラ・マリア・ウィリィ(Org)
チェコのフラデク・クラロフにある東ボヘミア博物館に保管されている「フラヌスの写本」、「スペシャルニクの写本」という未出版の2つの写本に基づいて1500年頃にボヘミア地方で演奏されていた音楽を再現。作曲者不詳の聖歌からジョスカン、オブレヒト、ギスラン=ヴェルボネなどの作品が歌われている。中世、ルネサンスのスペシャリスト、カピラ・フラメンカとチェコの聖歌隊が織り成す神秘的なハーモニーに心を奪われる。
KTC 4023 ピエ・カンツィオーネス〜中世フィンランドの賛歌(22曲) ゼフィーロ・トルナ、
アントワープ大聖堂聖歌隊
1582年にグライフスヴァルトで出版が行われた「ピエ・カンツィオーネス」は16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。ここでは70曲を超える聖歌を収めた「ピエ・カンツィオーナス」から22曲を収録している。声楽と古楽器による演奏が大半を占めており、民族的な要素が色濃く窺える。1996年に結成されたゼフィーロ・トルナは、声楽、リコーダー、中世リュート&バロック・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器で編成されており、ユルガス・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレなど、古楽ファンにお馴染みのアンサンブルに参加し腕を磨いた若手奏者が中心を担っている。
KTC 1339 ロッテルダムの弦楽四重奏曲 ——
 クラース・デ・フリース(1944−):弦楽四重奏曲第1番/
 バート・デ・カンプ(1959−2005):シャコンヌ/
 オスカー・ファン・ディレーン(1958−):弦楽四重奏曲/
 アストリド・クルイーセルブリンク(1972−):弦楽四重奏曲/
 エドワード・トップ(1972−):弦楽四重奏曲/
 ハンス・クールメース(1959−):ローゼン
ドゥーレン弦楽四重奏団、
アーサ・オルソン(S)、
ウィルバート・グローテンボーア(打楽器)
オランダの名門ロッテルダム音楽院で作曲を学んだ音楽家たちの「弦楽四重奏曲」を集めたアルバム。作品は1993年から2000年にかけて作曲されたものばかりとなっており、現代オランダの弦楽作品を知るには最適。ロッテルダム・フィルの本拠地であるデ・ドゥーレンをアンサンブル名に冠しているドゥーレン弦楽四重奏団。20世紀初期から現代までの作品を専門としており、オランダの作曲家たちからの信頼を受けている。
KTC 1340 シャルル・レヴェンス(1689−1764):
 ボルドー・聖アンドレ大聖堂の音楽 ——
  死者のためのミサ曲第1番/同第2番
ミシェル・ラプレニー(指揮)、
サジタリウス、
アンサンブル・ヴォーカル・アルページ
マルセイユに生まれ、聖ピエール大聖堂の音楽監督などを務めた18世紀フランスの音楽家シャルル・レヴェンスのミサ曲を収録したタイトル。1986年に結成されたサジタリウスは声楽とオルガン、通奏低音を加えたヴォーカル・アンサンブル。ラプレニーとのコンビで数々の名演奏を残している。LA 008-3(Lira d'Arco)からの移行再発売。
KTC 1353 ニュー ——
 デレク・ブルジョワ(1941−):オステオブラスト(骨芽細胞)/
 マルティン・パディング(1956−):And Trees Would Sing/
 J・P・スヴェーリンク(1562−1621):わが青春は過ぎ去り(フェルヘルスト編)/
 ルート・ファン・イーテン(1973−):パノラマ/
 エリック・エワイゼン(1954−):デュエット・フォー・アワー・タイム/
 ヤコブ・テル・フェルトハウス(1953−):来たれ、イエスよ/
 エンリケ・クレスポ(1941−):ワッツ・ニュー/
 マーク・ナイチンゲール(1967−):ターニング・バック・ザ・クロック
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ
オランダ発!驚異のスーパー・トロンボーン・アンサンブルのリリース第3弾。前作から約2年ぶりのリリースとなった今回の新作「ニュー(New)」には、声楽やオルガンのソロを加えた意欲的な作品など新たに作曲や編曲が行われた新作8曲を収録。特にブルジョワの「オステオブラスト」での圧倒的なスケールの演奏からは新時代の到来を確実に実感させてくれる。トロンボーン界の中心としての地位を確立したオランダの若き精鋭たちのハーモニーに要注目!
KTC 1354 コレクティヴ ——
 L・クープラン(ニッケル編):3つの舞曲/
 サスキア・アポン:トロンボーン四重奏曲第1番/
 D・ブルジョワ:スケルツォ・フューネブル/
 ドビュッシー(レヴィン編):3つのシャンソン/
 ハンス・コールメース:トロッター/
 E・クレスポ:ブルックナー・エチュード/
 R・V・イーテン:インナー・スペース/
 J・ハイドン(デリセ編):バリトン三重奏曲ト長調Hob.XI-123より アダージョとメヌエット/
 イリャ・レインハウト:ウェアー・ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ゴー・トゥデイ/
 J・P・スヴェーリンク(メルヴィク編):詩篇111番
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ
以前はオランダの「Q-Disc」からリリースされていたニュー・トロンボーン・コレクティヴのデビュー・アルバム「コレクティヴ」がエトセトラから移行発売に!定番中の定番であるドビュッシーや、ブルックナーの荘厳な響きを思わせるクレスポのブルックナー・エチュードなど重要レパートリーを数多く収録した強力盤。
KTC 1355
(3CD/特別価格)
\5100
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ ニュー・トロンボーン・コレクティヴ
コレクティヴ(KTC 1354)、トロンボーン(KTC 1284)、そして新譜のニュー(KTC 1353)の3タイトルをまとめたグッド・プライスのボックス・セットも同時に登場。ニュー・トロンボーン・コレクティヴはコンセルトヘボウ管首席トロンボーン奏者のヨルゲン・ファン・ライエン、ロッテルダム・フィルのレムコ・デ・ジェイガー、オランダ放送フィルの若きバス・トロンボーン奏者ブラント・アッテマらロッテルダム音楽院出身の若手実力派トロンボーン奏者9人によって結成されたトロンボーン・アンサンブル。

EUFODA

EUFODA 1366
\2400
ルミナ〜1500年代のクリスマス ——
 In Annunciatione Domini/In Nativitate Domini/In Circumcisione Domini
カピラ・フラメンカ
キリストの生誕を祝うために1500年頃に声楽と古楽器によって演奏されていた作品集。ベルギーの中世&古楽音楽のスペシャリストとして活躍中のヴォーカルとピリオド楽器によるアンサンブル、カピラ・フラメンカのアルバムとしても聴き応え十分。

EXTRAPLATTE 1CD¥2500

EX 663-2 クラヴィコードによるモーツァルト ——
 ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310/同第9番ニ長調K.311/
 《ああ、ママに言うわ》による
  12の変奏曲ハ長調K.300e(キラキラ星変奏曲)/
 ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545
ペーター・ヴァルトナー(クラヴィコード)
ヴァルトナーは、グスタフ・レオンハルト、ジャン=クロード・ツェンダー、イェスパー・クリステンセンなどの下で鍵盤奏法を学び、チェンバロ、オルガン、クラヴィコード、フォルテピアノなどを弾きこなすオーストリアの鍵盤奏者。ここではドイツの楽器製作者クリスティアン・ゴットローブ・フーベルトによるクラヴィコード(1771年製)のレプリカを使用しており、新鮮で刺激的なモーツァルトを楽しませてくれる。モーツァルトはその生涯において作曲時には小型のクラヴィコードを使用していたとも言われており、ここに収録されたクラヴィコードの演奏こそがモーツァルトの描いた本当の姿なのかもしれない。
EX 529-2 ハイドン:弦楽四重奏曲第32番ハ長調Op.20-2/
A・ベルク:弦楽四重奏のための抒情組曲/
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲変イ長調Op.105
クヮルテット・アルモニコ
「クヮルテット・アルモニコ」は、1995年に東京芸大の学生たちによって結成され弦楽四重奏専攻として同大学院を修了。2000年からのオーストリア留学中にはベルクの「抒情組曲」で第4回シューベルト国際音楽コンクールを制覇するなど、日本の若手弦楽四重奏団として大きな期待を浴びている。オーストリアのエクストラプラッテ(Extraplatte)からリリースされたこのアルバムは、オーストリア劇場博物館エロイカ・ザールで2001年4月26日に開催されたコンサートのライヴ録音。新たな時代の息吹きを伝えてくれる演奏である。
EX 686-2 モーツァルト:
 歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲/
 クラリネット協奏曲イ長調K.622/
 交響曲第41番ハ長調《ジュピター》K.551
フェッルディナンド・シュタイナー(バセットホルン)、
アンドレアス・シュタイナー(ディレクター)、
ザルツブルク・ゾリステン
「ザルツブルク・ゾリステン」は、モーツァルテウム管弦楽団の打楽器奏者を務めるアンドレアス・シュタイナーの呼びかけでモーツァルテウム管、モーツァルテウム音大、ウィーン・フォルクスオーパー管、ウィーン放送響に所属する14人の演奏家たちによって2005年から活動を開始したオーストリアの新しい室内楽団。序曲、協奏曲、交響曲というオーソドックスなスタイルのプログラム内容はもちろんモーツァルト。優雅な旋律と音楽の流れを大事にした演奏は、奏者1人1人の技量とアンサンブル能力の高さを代弁している。
EX 659-2 モーツァルト:
 ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526/
F・X・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.15
ノータ・ベーネ
〔エヴァ・シュタインシャーデン(ヴァイオリン)、
アレキサンダー・ヴァフター(ピアノ)〕
共にモーツァルテウム音楽大学で音楽を学んだオーストリアのアーティストによって1996年に結成された「ノータ・ベーネ」。大作曲家W・A・モーツァルトの作品とカップリングされているのは、モーツァルトの四男でモーツァルトⅡ世とも呼ばれたフランツ・クサヴァーの作品。モーツァルト親子の作品の対比を2人の故郷であるオーストリアのアーティストの演奏で聴けることは意義深い。
EX 501-2 ルブリン・コンサート ——
 D・カウフマン:クララのために、モンデュー・ムンディアル/
 B・ラング:
  マルティン・アルノルトⅡへのオマージュ、ルーム・フル・オヴ・シューズ/
 W・リーブハルト:ワルツ
エレーナ・ロザノワ(ピアノ)、
ウラディミール・キラディエフ(指揮)、
ヘンリク・ヴィエニャフスキ・フィルハーモニー
2001年4月20日にポーランドのルブリンで行われたオーストリア出身の作曲家たちの作品のコンサートを収録。カウフマンの「クララのために」は、クララ・シューマンと自身の妻であるクララ・カウフマンのために書かれたピアノ協奏曲である。キラディエフ&ヘンリク・ヴィエニャフスキ・フィルのコンビもマイナーオケ・ファン要チェック。

GAUDEAMUS

CDGAU 363
\2300→¥2090
ビーバー(1644-1704):1681年のヴァイオリン・ソナタ集(1681)Vol.2
 ソナタ第1番イ長調/同第4番ニ長調/
 同第6番ハ短調/同第8番ニ長調
モニカ・ハジェット(Vn)、
ソネリー
ビーバーの代表作「ロザリオのソナタ」を完結させたハジェット&ソネリーが同じくビーバーの「1681年のヴァイオリン・ソナタ集」の完結に乗り出した!この「1681年のヴァイオリン・ソナタ集」はザルツブルク大司教マックス・ガンドルフに献呈された作品。ハジェット&ソネリーは第1巻(CDGAU 203)でグラモフォン賞受賞するなど絶大な評価を獲得しており、ファン待望の続編が遂に登場となる。

GIMELL

CDGIM 039
\2400→¥2190
ジョスカン・デ・プレ(c.1440−1521):
 無名のミサ(ミサ・シネ・ノミネ)/フーガによるミサ(ミサ・アド・フガム)
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
PCDGIM 039
(国内仕様盤)
\3000
遂に全曲録音を決意したピーター・フィリップス&タリス・スコラーズが全世界に向けて発表する通算3枚目となるジョスカンのミサ曲集には、「無名のミサ」と「フーガによるミサ」の2作品を収録。「フーガによるミサ」では「サンクトゥス&ベネディクトゥス」、「アニュス・デイⅠ、Ⅱ&Ⅲ」の2曲で通常版に加えて演奏時間の短い異版を収録するなど、ジョスカンの合唱芸術に対する情熱は計り知れない。タリス・スコラーズの究極のポリフォニーによって展開されるジョスカンのミサ曲全集は、今後さらに6枚のリリースが行われ全9巻での完結が予定されている。ちなみにタリス・スコラーズによるジョスカンの録音は、1987年のグラモフォン賞大賞に輝き現在もベストセラーとして親しまれているミサ曲「パンジェ・リングァ」(CDGIM 009/MCDGIM 009)、そして1989年にリリースされ数々の賞に輝くなど、前出の「パンジェ・リングァ」にも劣らぬ名演「ミサ・ロム・アルメ」(CDGIM 019)の2枚がリリースされており、タリス・スコラーズの録音の中でも「アレグリのミゼレーレ」と並ぶ名盤として世界規模で絶大な評価を受け続けている。世界最高のア・カペラ・グループとして古楽界に君臨し、20年以上にわたってジョスカンの作品を歌い続けてきたタリス・スコラーズだからこそ実現させることの出来る壮大なプロジェクトがここにスタートする。日本大幅先行発売!
CDGIM 208
(2CD/1枚分価格)
\2400→¥2190
タリス・スコラーズ〜ウィリアム・バードを歌う ——
 バード:
  5声のミサ曲/4声のミサ曲/3声のミサ曲/
  モテトゥス《アヴェ・ヴェルム・コルプス》/モテトゥス《われは不幸なり》/
  目覚めていて/悲しみと不安が/怒りたもうな/導きたまえ、おお主よ/
  グレート・サーヴィス(大礼拝曲)/おお主よ、御身のしもべエリザベスが/
  おお神よ、高慢なる者らが/神に向かいて喜びもて歌え
ピーター・フィリップス(指揮)、
タリス・スコラーズ
エリザベス王朝の巨匠バードの傑作がここに揃う!タリス・スコラーズの大好評ベスト盤第8弾!王室礼拝堂の音楽家としてイギリス国教会のために作曲を行いながらも、カトリック教徒としての立場と信仰を貫き通したイギリス・ルネサンスの巨匠ウィリアム・バード。イギリス国教会のために書かれた「グレート・サーヴィス(大礼拝曲)」や「3つのミサ曲」、ラテン語による「モテット」、英語による「アンセム」はバードの作品としてだけでなくこの時代の宗教曲を代表する傑作として非常に名高い。特にタリス・スコラーズの歌うバードの作品はデュークスベリー大聖堂での歴史的名演奏に代表されるように、アレグリの「ミゼレーレ」やパレストリーナ、ジョスカンなどと並ぶ名演として絶賛を博し続けている。また現在ギメル(Gimell)からリリースされているバードの作品集には収録されていない「モテトゥス《われは不幸なり》」を聴けるのもこのベスト盤の大きな魅力である。ピーター・フィリップスによって1973年に結成された世界最高のア・カペラ・グループ「タリス・スコラーズ」は、去る6月に行われた来日公演で日本公演通算100回記念&世界公演通算1500回という偉業を達成。グループ名の由来となった16世紀イギリス音楽の大家トマス・タリスなどの偉大な作曲家たちの作品を続々と発売し、その確かな理論に裏づけされた歌唱法と群を抜くハーモニーで世界中のファンに大きな感動を与え続けている。

GLOSSA

GCD 921406
\2500
ジョゼッフォ・ツァルリーノ(c.1517−1590):
 ソロモンの雅歌/聖霊来たりたまえ/
 我らが父よ〜アヴェ・マリア
マイケル・ヌーン(指揮)、
アンサンブル・プラス・ウルトラ
調和概論の著者ツァルリーノの貴重なモテット集。1517年頃にイタリアのキオッジャで生まれたと伝えられているジョゼッフォ・ツァルリーノは特に音楽理論の分野で才能を発揮し、16世紀における対位法理論の第1人者として当時の音楽の発展に多大な影響を与えたと言われている。またツァルリーノの著書「調和概論」はこれまでの音楽史においても最も重要な著作の1つとされており、当時のヴェネツィア楽派の中でも突出した存在感を放っていたことが窺い知れる。1540年代後期に書かれた10曲のモテットで構成される「ソロモンの雅歌」と2つのモテットを収録した宗教作品集は、ツァルリーノの作曲家としての卓越した才能を証明する貴重かつ重要な録音となる。ルネサンス時代、その中でも屈指の名演と名高いゲレーロのレクイエム(GCD 921402)を筆頭としたスペインの作品を数多く手懸けてきたマイケル・ヌーン&アンサンブル・プラス・ウルトラ。ルネサンス音楽の演奏と解釈には絶大な実績と評価を持つだけに、今回のイタリア・ルネサンスの録音も演奏、資料の両面で重宝されることだろう。グロッサらしい意義深いリリースである。2005年5月の録音。
GSP 98006
\2400
アルベニス(ゲレーロ編):組曲《イベリア》(管弦楽版) ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)、
ガリシア交響楽団
フランシスコ・ゲレーロと言ってもルネサンス時代のゲレーロではなく、20世紀の現代スペインで活躍したフランシスコ・ゲレーロ(1951−1997)がオーケストラ用に編曲を行ったアルベニスの「イベリア」がグロッサから登場!全12曲の管弦楽編曲が予定されていたものの1997年のゲレーロの急死によって6曲の組曲となってしまったが、スペインの音楽史に輝く名作のオーケストラ演奏への挑戦は高く評価されるべき功績と言えるだろう。ちなみに収録されているのは、第3曲「セビーリャの聖体祭」、第10曲「マラガ」、第8曲「エル・ポーロ」、第7曲「エル・アルバイシン」、第11曲「ヘレス」、第5曲「アルメリア」の6曲となっている。ラ・コルーニャを本拠地としているガリシア交響楽団は、日本の人気ギター奏者村治佳織との共演でも知られるスペインのオーケストラ。演奏する作品は母国の大家アルベニス。燃え滾るような熱演を期待したい。
GCD 920925
\2400
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第5巻(1605)
 つれないアマリッリ/おお、わが心のミルティッロ/私の魂は/
 さあシルヴィオ/私があなたを愛しているのを/
 これ以上何をあなたにあげられようか/
 もしアマリッリと共にいる苦しみが甘美なら/
 ああ、美しい太陽に向かうように/この暴虐なる愛の神は/
 愛の神よ、もしお前が公正ならば/
 あなたを愛しています、私の生命よ/
 このように少しずつ/このすばらしい合奏
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、
ラ・ヴェネクシアーナ
待望の続編登場!モンテヴェルディのマドリガーレ集第5巻!去る6月に行われ大盛況を博した初の来日公演や、演奏と文献の両面からアプローチのできる前代未聞の「オルフェオ」のリリースなどルネサンス音楽の分野に旋風を巻き起こし続ける「ラ・ヴェネクシアーナ」。第8巻(GCD 920928)に続くモンテヴェルディのマドリガーレ・シリーズ最新作は、「オルフェオ」が完成する2年前となる1605年に出版された「マドリガーレ集第5巻」!「マドリガーレ集第5巻」は劇的な表現様式を追求したモンテヴェルディが通奏低音声部を加えるなど、革新的な手法を用いた作品として知られている。イタリア・ルネサンス音楽の申し子、鬼才クラウディオ・カヴィーナとラ・ヴェネクシアーナのコンビは、来日公演の大成功によって日本での知名度も急上昇!モンテヴェルディ&ジェズアルドのマドリガーレ集やモンテヴェルディの「オルフェオ」など筆頭とする才気に満ちたレコーディングを次々と打ち出しており、世界屈指のヴォーカル・アンサンブルとしての地位と評価を確立している。また今年2007年はモンテヴェルディの「オルフェオ」と「聖母マリアの夕べの祈り」の2大作品をプログラムとしたコンサート・ツアーが進行中。イタリア・ルネサンス音楽に対するその意欲の高さは計り知れない。
GCDSA 922204
(SACD Hybrid)
\2900
エルガー:
 交響曲第1番変イ長調Op.55/
 オラトリオ《神の国》Op.51より 前奏曲
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
フランダース放送管
グロッサのエルガー!?ブラビンズがベルギーの名門を振る!ニケやパンドルフォ、ブリュッヘン、メイヤーソン、ラ・ヴェネクシアーナ・・・数多くの世界的な古楽器奏者の録音をリリースしているグロッサからなんとエルガーの生誕150年記念アルバムが登場。しかもプログラムは交響曲第1番!グロッサ2度目の登場となる名門フランダース放送管を率いてこのエルガーでタクトを執るのは、ハイペリオンでもお馴染みのマエストロ、マーティン・ブラビンズ。有名無名にかかわらず膨大な数のイギリス作品をレパートリーとしているブラビンズは、イギリス音楽の新たなスペシャリストとして大きな期待を浴びている。古楽系レーベルとして世界的に有名なグロッサが自身を持って送り出すエルガーの世界・・・これは要チェック!

GUILD 1CD¥2400

GMCD 7315 アーサー・ウィルスの音楽
 アーサー・ウィルス(1926−):
  神よ、私たちはあなたをたたえます/ミサ・ブレヴィス/
  アヴェ・ヴェルム・コルプス/カヌート王のキャロル/イーリー/
  オルガンのための行進曲《イーリーの都市》/トゲのないバラはない/
  新しい歌を歌おう/夕暮れのカンティクル/
  子供のためのカンタータ《カエドゥモン》
ジョナサン・リリー(オルガン&ピアノ)、
ポール・トレプト(指揮)、
イーリー大聖堂少年聖歌隊
1958年から1990年までイーリー大聖堂の音楽監督、1964年から1992年までロンドン王立音楽院で教鞭を執ったイギリス人音楽家アーサー・ウィルスによる少年合唱のための作品集。作曲、演奏、教育など広い分野に従事してきたアーサー・ウィルスは、その音楽活動の功績が認められ1990年に大英帝国勲章(OBE)を受勲している。ウィルス自身が携わってきたイーリー大聖堂少年聖歌隊の初々しく透明感にあふれたハーモニーが印象に残る。
GMCD 7317 エイミー・ビーチ(1867−1944):ピアノ作品集Vol.1〜初期作品集
 スケッチ集Op.15/マンマ・ワルツ/
 メヌエット/ロマンス/小さなワルツ/
 アリアと変奏/ワルツ・カプリースOp.4/バラードOp.6/
 バル・マスクOp.22/子供の祭Op.25/性格的な3つの小品Op.28
カーステン・ジョンソン(ピアノ)
19世紀〜20世紀のアメリカで成功を収めた1867年生まれの女流作曲家エイミー・ビーチのピアノ作品集がギルド(Guild)からリリース開始!今回の第1集には1872年から1894年にかけて作曲が行われた初期の作品が収録されている。ロマン派の作風と美しい旋律を特徴としたビーチ初期のピアノ作品は、どことなくショパンのピアノ作品を連想させてくれる。演奏は、イギリス在住のアメリカ人女流ピアノ奏者カーステン・ジョンソン。スタインウェイのモデルDを使用している。
GMCD 7318 エマヌエル・ヌネス(1941−):
 《火と海の連祷》第1番&第2番/
ルドルフ・ケルターボーン(1931−):
 ピアノのための小品第1番〜第6番(世界初録音)
シー・シャン・ウォン(ピアノ)
現在も活躍中のポルトガル人作曲家ヌネスとスイス人作曲家ケルターボーンのピアノ作品をカップリング。ヌネスの「火と海の連祷」は全曲で演奏時間45分という大作であり、ケルターボーンの小品はこの演奏が世界初録音となる。チューリッヒを拠点に活動するシー・シャン・ウォンは1979年オランダ生まれのピアニスト。ブーレーズなどとの共演経験で培った技術で現代のポルトガルとスイスのピアノ作品を巧みに表現している。
GMCD 7314
\2400
新しいクリスマス ——
 メンデルスゾーン:喜び歌え、地の民よ/
 マイケル・ヘッド(1900−1976):ベツレヘムへの小道/
 ボブ・チルコット(1955−):シェファーズ・キャロル/
 14世紀ドイツ(ラッター編):Quem pastores laudevere/
 J・ラッター:メアリーの子守歌/
 ケネス・レイトン(1929−1988):コヴェントリー・キャロル/
 ジョナサン・ラスボーン(1957−):コーパス・クライスティ・キャロル/
 ジュディス・ウェアー(1954−):光を放て、エルサレムよ/
 モートン・ラウリッドソン(ローリゼン):大いなる神秘/
 フランス民謡(ジャクソン編):新しいクリスマス/
 ナジ・ハキム(1955−):ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ/
 ハンフリー・クルーカス(1941−):クリスマスに愛は来たる/
 ポール・エドワーズ(1956−):ノー・スモール・ワンダー/
 F・グルーバー(ラスボーン編):きよしこの夜/
 ジョン・ガードナー(1917−):明日は私の喜び踊る日/
 ナイジェル・ショート編:まぶねの中で/
 マルコム・サージェント編:ハワイアン・ララバイ/
 M・トーメ(スウィングル編):クリスマス・ソング/
 イギリス民謡(カーター編):12日間のクリスマス
フィオナ・マクウィリアムス(S)、
ニコラ・バルザン(S)、
ジース・スタンスフィールド(S)、
マシュー・ウッド(バリトン)、
ジェレミー・フィルセル(オルガン)、
ジェレミー・バックハウス(指揮)、
ヴァサーリ・シンガーズ
ギルド(Guild)のクリスマス・アルバムは、現役で活躍中の作曲家の作品や編曲作品を中心としたクリスマスのための新しい合唱作品を集めたもの。ラスボーン、ラウリッドソン(ローリゼン)、そしてラッターなど合唱界で広く知られる作曲家のオリジナル作品から、サージェントの編曲作品など非常にバラエティ豊かなラインアップとなっている。合唱王国イギリスでも堂々たる存在感を放つヴァサーリ・シンガーズのハーモニーにも注目が必要だ。

GUILD LIGHT MUSIC 1CD¥1800

GLCD 5140 軽音楽の黄金時代〜音楽の万華鏡Vol.2
 ファン・デル・リンデン:カレイドスコープ/
 ヤング:サーカス・ポルカ/
 バーンズ:ブロークン・ホースショー/
 バントック:海の侵略者、東洋の踊り/
 ルーカス:コロンバイン/他 全30曲
ドルフ・ファン・デル・リンデン&ヒズ・オーケストラ、
ジャッキー・ブラウン&ヒズ・オーケストラ、他
まさに軽音楽のパラダイス!反響が急激に伸びている「ギルド・ライト・ミュージック」シリーズ。20世紀中頃の名曲が、定評あるギルドのマスタリングで見事に復活する。
GLCD 5141 軽音楽の黄金時代〜世界旅行
 ダンカン:ブロード・ホライゾン/
 ハートリー:アルペン・フェスティヴァル/
 ドゥモン:スイス・ボーイ/
 ジャコマッツィ:イタリアン・テーマ/
 ワーグナー:フラメンコ・ラブ/
 ヴィンター:ポルトガル・パーティー/
 クィルター:3つのイギリス舞曲/他 全23曲
カート・レーフェルド(指揮)、
シュトゥットガルト放送管弦楽団、
ロバート・ファーノン(指揮)、
デンマーク放送管弦楽団、
モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、他
アルバム・タイトルの「世界旅行」に相応しく、様々な国を題材とした作品を収録。またイギリス、デンマーク、ドイツ、アメリカなどの団体による演奏が集められており、演奏面でも世界旅行を楽しめる。
GLCD 5139
\1800
軽音楽の黄金時代〜音楽の万華鏡Vol.1 ——
 シュレッケンベルガー:カレイドスコープ/
 マキシン:ダブル・クロス/
 伝承曲:オレンジとレモン/
 ウィリアムソン:《Rivers Of The North Of England》からの組曲/
 ヘンマン:オープン・ウィンドウズ組曲/他 全27曲
チャールズ・グローヴズ、
BBCノーザン・オーケストラ、
ギルバート・ヴィンター(指揮)、
BBCミッドランド・ライト・オーケストラ、他
軽音楽の宝庫として定着してきたギルド・ライト・ミュージック・シリーズからは新譜が2タイトル。BBCのオーケストラ7団体の演奏が含まれているところがポイント。
GLCD 5138
\1800
軽音楽の黄金時代〜四季の軽音楽 ——
 デューク:パリの4月/
 レイエ:4月の思い出/
 コーツ:夏の午後/
 イチーニ:ヴェニスの夏の日/
 コスマ:枯葉/
 ローズ:秋のセレナーデ/
 L・アンダーソン:そりすべり/
 シェファード:冬/クリスマス・ファンタジー/他 全24曲
エリック・コーツ&ヒズ・シンフォニー・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・シンフォニー・オーケストラ、他
古き良き時代を感じさせる音楽で巡る四季の旅。ライト・ミュージック・ファンにはお馴染みの往年の名作が多数盛り込まれている。

HORTUS 1CD¥2400

HORTUS 015 サン=サーンス:
 アヴェ・ヴェルム/祝婚曲ヘ長調Op.9/デウス・アブラハム/
 宗教的行進曲ヘ長調Op.107/即興曲第6番ロ短調Op.150-6/
 ピエ・イエズス/即興曲第7番イ短調Op.150-7/
 汝の祭壇はいとも美しく/3つの前奏曲とフーガOp.99
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
ジョエル・スービエット(指揮)、
レゼレマン室内合唱団
デザンクロやデュリュフレから現代の作曲家の作品集をオルトゥス(Hortus)に録音しているスービエット&レゼレマン室内合唱団のコンビによるサン=サーンス。合唱のハーモニーだけでなく、ジャンヴランのオルガンによる演奏も聴きどころの1つ。
HORTUS 004 ルイ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリ(1817−1869):
 サン・ヴェルジュのモテット
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
ラ・リーヌ・セラフィク&モデルヌ、他
サン・ロッシュ教会やサン・シュルピス教会のオルガン奏者などを歴任するなど、オルガン演奏、特に即興演奏の達人として知られたルフェビュール=ヴェリのオルガンと合唱のための作品集。
HORTUS 006
\2400
ワイマール時代のバッハ ——
 J・S・バッハ:
  フーガ ニ長調BWV.532/
  いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV.659a/
  われらキリストをたたえまつるBWV.696/
  いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV.599/前奏曲BWV.543a/
  イエスが十字架にかかりたまいし時BWV.621/
  主よ、われ汝に望みを抱けりBWV.712/他 全16曲
ヴァンサン・ジャンヴラン(Org)
ヴァンサン・ジャンヴランはパリのサン・ニコラ・デ・シャン教会でオルガニストであり、来日経験もあるフランスのオルガニスト。ここには大バッハがワイマール時代にオルガンオために作曲を行った16作品を収録。
HORTUS 021-022
(2CD)
\4800
ルイ・マルシャン(1669−1732):
 クラヴサン曲集第1巻/同第2巻/オルガン曲集第1巻
ローレン・スチュワート(Cemb)、
フレディ・アイケルバーガー(Org)
作曲と演奏の両面で天才的な才能を発揮したフランスの音楽家ルイ・マルシャン。マルシャン自身の出版に対する意欲がそれほどではなかったため現存する楽譜も限られており、その飛び抜けた才能を確認する手段は非常に少ない。2つのクラヴサン曲集と死後出版されたオルガン曲集、そしてヴェルサイユの手写本はマルシャンの作曲家としての手腕を証明する傑作として知られている。

HYPERION 1CD¥2400

CDA 67630
¥2190
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第44集
 ヘンリク・メルツェル(1869−1928):
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調/同第2番ハ短調
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)、
クリストフ・ケーニッヒ(指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団
超人気シリーズの第44集はポーランドのコンポーザー・ピアニスト!ロマン派時代の知られざる作曲家が生み出した知られざるピアノ協奏曲を次々とリリースしてきたハイペリオンの超人気シリーズであるロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCシリーズ)の第44集!前作ベネット&ベイシュの協奏曲を収録した第43集(CDA 67595)に続くのは、ポーランドのコンポーザー・ピアニスト、ヘンリク・メルツェル。メルツェルは当時のポーランドを代表するピアニストとしてアントン・ルビンシテイン・コンクール、パデレフスキ・コンクールなどの入賞を経験。教育者としてはワルシャワ音楽院の教授、院長を務めるなど、ポーランドの音楽の水準を一気に引き上げた功労者である。ピアノ協奏曲第1番はリストとショパンのスタイルを踏襲したスタイルで書かれた作品であり、スリリングなフィナーレが特徴的。対する第2番はポーランドの旋律を創造性豊かに用いて1898年に作曲された作品である。高度な技巧とスタミナを要求されるメルツェルの協奏曲に挑むのは英国の実力者ジョナサン・プロウライト。プロウライトはハイペリオンにストヨフスキの協奏曲とソロ作品、パデレフスキのソロ作品を録音するなど、ポーランドの音楽に凄まじいまでの情熱を注ぎ込んでおり今回の起用はまさに適役。ロマンと情熱が同居するポーランドのピアノ協奏曲、大注目!
CDA 67617
¥2190
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639−1682):
 オラトリオ《洗礼者聖ヨハネ》
アンケ・ヘルマン(ソプラノ)、
マルティン・オロ(カウンターテナー)、
アントニオ・アベテ(バス)、
フレドリク・アクセルベルク(テノール)、
エレーナ・チェッチィ・フェディ(ソプラノ)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)、
アカデミア・モンティス・レガリス
名匠デ・マルキ、ストラデッラでハイペリオン初登場!合奏協奏曲様式の土台を誕生させるなど、17世紀イタリア・バロックを代表する大作曲家として歴史にその名を残すアレッサンドロ・ストラデッラ。「洗礼者聖ヨハネ」や「スザンナ」といった優れたオラトリオによって当時の音楽に大きな功績を残したストラデッラだったが、私生活は波乱に満ちており枢機卿の怒りを買いローマから追放される。その後は貴族の愛人に手を出すなど以前からの女性関係で相変わらず周囲を騒がせ、最期は刺客に暗殺されてしまうという波乱万丈の生涯を送ったことでも有名な人物である。現代有数のイタリア・バロック音楽、特にヴィヴァルディの権威としての名声を確立したアレッサンドロ・デ・マルキがハイペリオンに初登場!オーケストラはもちろんこれまでにデ・マルキとのコンビで多くの成功を収めてきた若手古楽器奏者の精鋭集団アカデミア・モンティス・レガリス。ハイペリオンでの最初の録音がストラデッラ、しかも代表作「洗礼者聖ヨハネ」という組み合わせは、両者の今後の更なる快進撃を予感させるに相応しいプログラムであり期待は自然と膨らんでしまう!
CDA 67648 ダウランドのリュート歌曲集とブリテンのノクターナル ——
 J・ダウランド:
  騒ぎ立つ思いよ、愛の神よ,かつて出会ったことがあるか、
  悲しみよとどまれ、去れ自己愛の若者たちよ、
  ファンタジア第7番(リュート独奏)、
  来たれ甘い愛よ、眠れ定まらぬ思いよ/
 B・ブリテン:ノクターナル/
 J・ダウランド:
  来たれ深き眠り、流れよわが涙、わが嘆き、
  私の嘆きに心が動くなら、
  ディゴリー・パイパー大佐のガリアード(リュート独奏)、
  この思い遂げられぬとしたらどうしよう、
  君たち愛と運命に、
  今こそ別れねばならぬ、
  暗闇に住まわしておくれ
マーク・パドモア(テノール)、
エリザベス・ケニー(リュート)、
クレイグ・オグデン(ギター)
マーク・パドモア(テノール)、
エリザベス・ケニー(リュート)、
クレイグ・オグデン(ギター)
バロック音楽界で綺羅星の如き輝きを放つ世界有数のテノール歌手マーク・パドモア。20世紀イギリスの歌曲集「この子らはだれか?」(CDA 67459)以来となるハイペリオンからの久々のリリースはダウランド。定評あるパドモアの豊かな歌声と表現力、エリザベス・ケニーのリュートがダウランドの世界を物悲しく、そして美しく描いている。またパドモアとケニーはダウランドの手稿譜による異版も取り入れており、さらに魅力的な演奏を実現させている。またジュリアン・ブリームのために1963年に作曲されたブリテンのノクターナルを演奏するのは、世界を駆けるイギリス人ギタリスト、クレイグ・オグデン。こちらも期待大!
CDA 67645 マーラー:歌曲集《子供の不思議な角笛》より
 死んだ少年鼓手/高き知性への讃歌/ラインの伝説/
 塔に囚われ迫害を受けるものの歌/
 トランペットが美しく鳴り響くところ/
 番兵の夜の歌/この世の生活/
 魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/
 この歌をこしらえたのは誰だろう/
 不幸な時の慰め/むだな骨折り/少年の鼓手/原光
シュテファン・ゲンツ(バリトン)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
旧東ドイツで生まれた世界的な歌手兄弟であるゲンツ兄弟の弟、シュテファン・ゲンツのマーラー歌曲集第2集。ゲンツは聖トーマス教会聖歌隊のメンバーとしても活躍した経歴を持ち、フィッシャー=ディースカウやシュヴァルツコップから伝えられた歌唱力で世界を舞台に活躍しているバリトン奏者として高い人気を誇っている。伴奏のピアノは第1集に引き続いてゲンツが全幅の信頼を寄せるロジャー・ヴィニョールズが務めており、管弦楽伴奏を凌駕するスケールの大きさと繊細な表現でゲンツの歌声を支えている。
CDA 67606 アンリ・エルツ(1803−1888):ピアノ作品集
 創作主題第2番による主題と変奏Op.81/
 ロッシーニの歌劇《シンデレラ》の「悲しみは消えて」による変奏曲Op.60/
 3つの性格的な小品Op.45/バラード第1番Op.117-1/
 無窮動Op.91-3/劇的幻想曲Op.89/
 バラード第2番Op.117-2/幻想曲と変奏曲Op.158
フィリップ・マーティン(ピアノ)
ハイペリオンの超人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト」シリーズからも2枚の録音がリリースされているアンリ・エルツの独奏ピアノ作品集。19世紀フランスの作曲家であるアンリ・エルツは著名で人気のあったヴィルトゥオーソだったとされており、パリ音楽院でピアノ科の教授をつとめるかたわら、ピアノ製作にも興味を示し自分で工場を建設、経営までしてしまったという異色の経歴の持ち主なのである。演奏は8枚に及ぶゴットシャルクのピアノ作品集でリスナーを沸かせたダブリン生まれのピアノ奏者フィリップ・マーティン。フランスの知られざるロマン派作曲家のピアノ作品をどのように聴かせてくれるのか、楽しみなアルバムが登場。
CDA 67618
\2190
シューマン:
 ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11/
 フモレスケ変ロ長調Op.20
アンジェラ・ヒューイット(P)
SACDA 67618
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
バッハの録音を完結させ、現在はベートーヴェンのピアノ・ソナタの録音に取り組んでいる鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。現在リリースされている「熱情」を収録した第1弾(CDA 67518)、「悲愴」を収録した第2弾(CDA 67605)の2タイトルとも新たなベートーヴェンの解釈として世界各国の聴衆とメディアから称賛を浴びている。遂に6大陸25ヶ国での「アンジェラ・ヒューイット・バッハ・ワールド・ツアー」がスタートするなど、目下絶好調のヒューイットが贈る最新作はなんとシューマン!のちに妻となる最愛のクララに対する「君への私の心の叫びだ」というシューマンのあふれんばかりの愛情と切ない思いが込められた大作ピアノ・ソナタ第1番。そしてシューマンがクララを追って向かったウィーンで1839年2月に作曲された「フモレスケ」の2作品をカップリング。クララに対する熱き想いと葛藤、結婚が認められない状況への苦悩といった複雑に入り混じるシューマンの感情をヒューイットがピアノ通じて伝えてくれる。バッハやショパン、ベートーヴェンとはまた違ったヒューイットの魅力を感じさせてくれるアルバムの登場だ。
CDA 67551
¥2190
ブラームス:
 ピアノ五重奏曲へ短調Op.34/
 弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2
スティーヴン・ハフ(P)、
タカーチ弦楽四重奏団
大成功を収めたハイペリオンでのリリース第1弾「シューベルトの弦楽四重奏曲集」(CDA 67585)から約1年。さらに進化したタカーチ弦楽四重奏団の最新盤は、4度のグラモフォン・アウォードを筆頭に世界中のレコード賞を獲得しているイギリスの名手スティーヴン・ハフを迎えてのブラームス!世界屈指の弦楽四重奏団と英国の誇るヴィルトゥオーソ・ピアニストの才能が融合する「ピアノ五重奏曲」は注目度絶大。またブラームスの「弦楽四重奏曲第2番」で展開される楽譜を研究し尽くした演奏もシューベルトに続いて再び話題となるだろう!1975年にハンガリーのリスト音楽院に在学していた学生たちによって結成されたタカーチ弦楽四重奏団。ハンガリーより騎士十字勲章を授けられるなど、その実力と名声は周知の通り。数度のメンバー交代を経ながらも、長年にわたって世界最高の弦楽四重奏団の一つとして活躍を続けている。
CDA 67461/2
(2CD)
マイケル・ティペット(1905−1998):ピアノのための作品全集
 ピアノ協奏曲/ヘンデルの主題による幻想曲/
 ピアノ・ソナタ第1番/同第2番/同第3番/同第4番
スティーヴン・オズボーン(P)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
BBCスコティッシュ響
20世紀イギリスを代表する作曲家として特にイギリス音楽ファンから大きな支持を得ているマイケル・ティペット。音楽家としての経歴のスタートは比較的遅かったティペットだが、独創的なリズムと和声を用いた独自色の強い作品を打ち出すことによって自らの評価を確立した作曲家として知られている。1991年にクララ・ハスキル国際コンクールで優勝を果たしたスコットランド生まれの俊英スティーヴン・オズボーン。アムランやヒューイット、ハフといった超一流ピアニストを擁するピアノ大国ハイペリオンの中でも一際輝く存在感を発揮しているオズボーンは、ティペットの権威という知られざる一面を兼ね備えていた!ティペットのピアノ作品全6曲を収録した今回の新録音はスペシャリストの名に相応しい一大事業。これだけまとまった形でのリリースは珍しいだけに、オズボーン・ファンとティペット・ファンの両方から重宝されることは間違いない。
CDJ 33110 シューマン:歌曲集第10巻
 リーダークライスOp.39/美しいヘートヴィヒOp.106/
 2つのバラードOp.122/3つの詩Op.29/尼僧Op.49-3/
 私に何がいえようOp.27-3/春の挨拶/3つの2声部の歌曲Op.43/
 私の園Op.77-2/夏の安らぎWoO.7/
 乙女の歌Op.103/オレンジとミルテWoO.26-4
ケイト・ロイヤル(S)、
グレアム・ジョンソン(P)、
フェリシティ・ロット(S)、
アン・マレー(Ms)、
クリストフ・バンツァー(語り)、他
2004年に第9巻(CDJ 33109)がリリースされてから早数年。シューマン歌曲集に待望の第10巻が登場!豊かな才能を感じさせる若手奏者と、実績十分のベテラン奏者をバランス良く起用しているところもこの歌曲集の特徴の1つ。今回の第10巻でも実力、人気ともに評価急上昇中のケイト・ロイヤルや、数々の名演を世に送り出してきたフェリシティ・ロットとアン・マレー、ピアノ伴奏のグレアム・ジョンソンが集うなど素晴らしい陣容が実現している。収録曲も名作中の名作「リーダークライス」を含むなど充実度満点!いよいよ佳境に突入したシューマン歌曲集。今回も見逃せない!
CDA 67528 バーバー:歌曲集
 そんなひばりはいない/物乞いの歌/小暗き松林に/
 世捨て人の歌Op.29/雨は降り続くOp.10-1/さあ眠れOp.10-2/
 軍勢がこの国にOp.10-3/メロディ・パサジェールOp.27/
 ひなぎくOp.2-1/わが心は後悔に苦しむOp.2-2/
 夜想曲Op.13-4/この輝ける夜にOp.13-3/ドーヴァー・ビーチOp.3
ジェラルド・フィンリー(Br)、
ジュリアス・ドレイク(P)、
アロノヴィツ・アンサンブル
多彩なレパートリーで好評を博しているハイペリオンの歌曲シリーズに加わるのは、20世紀アメリカの大作曲家バーバー。「弦楽のためのアダージョ」で知られるバーバーだが、膨大な数の歌曲は20世紀の重要レパートリーとして位置付けられるなどバーバーの最重要分野としての声も多い。このバーバーの歌曲集に起用されたのは世界中から引く手あまたのバリトン奏者ジェラルド・フィンリー。作曲者自身も録音を残した「ドーヴァー・ビーチ」などの演奏も楽しみなところ。
CDA 67638 E・ブロッホ:
 ピアノ五重奏曲第1番/夜/
 2つの小品/ピアノ五重奏曲第2番
ピアーズ・レーン(P)、
ゴールドナー弦楽四重奏団
スイスに生まれ、アメリカに渡ってバルトークの教えを受けたユダヤ人ブロッホの中期から晩年にかけて作曲された室内楽作品集。ブロッホはユダヤの題材を用いた作品から新古典主義、十二音技法、無調音楽などその生涯で大きな作風の変化を見せている。ゴールドナー弦楽四重奏団は、1995年から活動を開始したオーストラリア屈指の弦楽四重奏団。ハイペリオンの看板アーティストの1人である知性派ピアニスト、ピアーズ・レーンの参戦も魅力的なポイントである。
CDA 67595
\2400→¥2190
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第43集
 ウィリアム・スタンデイル・ベネット(1816−1875):
  ピアノ協奏曲第4番へ短調Op.19、カプリッチョホ長調Op.22/
 フランシス・エドワード・ベイシュ(1833−1858):
  ピアノ協奏曲ホ長調Op.18(世界初録音)
ハワード・シェリー(P&指揮)、
BBCスコティッシュ響
ハイペリオンの大人気シリーズ第43集は19世紀イギリスの師弟コンビ!知られざるロマンあふれるピアノ協奏曲を次々と世に送り出すなど、絶大な人気を誇るロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCシリーズ)も今回のリリースで第43集に到達。ディーリアス&アイアランドを収録した第39集以来となる『イギリス』の作品集となる第43集の気になる内容は、19世紀イギリスの師弟コンビによるピアノ協奏曲集!ベネットの弟子であり将来の活躍を嘱望されながらも結核に冒され24歳という若さでこの世を去ったエドワード・ベイシュ。大きな魅力を持ちながらも未出版のため作曲から現在までほとんど演奏が行われてこなかったベイシュのピアノ協奏曲だが、ロンドンの王立音楽院に残されていた楽譜が発見されたことによって今回の録音が実現!師匠譲りの卓越した作曲技法によって書かれたピアノ協奏曲は、24年という短い生涯を駆け抜けたベイシュの大きな遺産である。師匠のスタンデイル・ベネットの作品は2曲を収録。メンデルスゾーンとシューマンから称賛を受けイギリスのロマン派最大の作曲家と称されるベネット。「ピアノ協奏曲第4番」と「カプリッチョ」はメンデルゾーンからの影響とベネット自身の個性が巧みに表現されている。ピアニスト、そして指揮者として世界規模の活躍を続けるハワード・シェリーが再びRPCシリーズに登場!モシュレス、エルツ、カルクブレンナーなどの録音でも見事な弾き振りを披露してくれており、今回のベネット&ベイシュでのパフォーマンスに懸かる期待も非常に大きい。
このアイテムは8/29更新新譜単発セール(1)でご紹介済みです。
CDA 67629 ブルックナー:
 アヴェ・マリア/この所は神が作り給いぬ/ミサ曲第2番ホ短調/
 キリストはおのれを低くして/王の御旗は翻る/
 正しい者の口は/エサイの杖は芽を出し/パンジェ・リングヮ
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ポリフォニー、
ブリテン・シンフォニア
ラッター、ペルト、ウィテカー、マクミラン、ラウリッドソン(ローリゼン)など独自のプログラミングと高いクォリティを兼ね備えたアルバムを続々と打ち出しているレイトン&ポリフォニー。特にペルトの作品集「トリオディオン」(CDA 67375)は2003年度のハイペリオン・ワールド・セールスのトップに輝くなど、歌声とレパートリーの両面が世界中から絶賛されている。合唱王国イギリスの中でも特筆した実力を誇る黄金コンビの最新作はブルックナーの宗教作品集。ブルックナーのシンフォニーを連想させてくれる大作「ミサ曲第2番」や美しきモテットで、レイトン&ポリフォニーの魂を揺さぶる神秘なるハーモニーが響く。
CDA 67671 マルティヌー:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集Vol.1
 フルート、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲H.252/
 2本のヴァイオリンと
  管弦楽のためのデュオ・コンチェルタンテH.264/
 2本のヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲ニ長調H.329
ボフスラフ・マトウシェク(Vn)、
ヤンネ・トムセン(Fl)、
レジス・パスキエ(Vn)、
ジェニファー・コー(Vn)、
クリストファー・ホグウッド(指揮)、
チェコ・フィル
20世紀ボヘミアの大作曲家マルティヌーのプロジェクトがスタート!全4巻のリリースとなる「ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」には、世界初録音となる作品や祖国チェコでは演奏が行われているものの国際的な知名度はこれからといった作品など豊富なレパートリーによって構成される。ヴァイオリンにはミルシテイン門下で読売日本交響楽団の元コンサートマスターとして活躍したマトウシェク。指揮者にはホグウッド、オーケストラはマルティヌーにも縁の深いチェコ・フィルが起用されるなど豪華な陣容が実現!
CDA 67590 サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875−1912):
 ピアノ五重奏曲ト短調Op.1/
 ヴァイオリンとピアノのための《バラード》Op.73/
 クラリネット五重奏曲嬰ヘ短調Op.10
ナッシュ・アンサンブル
驚異的な活動を展開しているイギリスのヴィルトゥオーソ集団ナッシュ・アンサンブルの新録音は、コールリッジ=テイラーの室内楽作品集。シエラレオネ人の父親とイギリス人の母親の間に生まれ、スタンフォードに作曲を支持したコールリッジ=テイラーの初期と晩年の3作品を収録しており作風の変化の聴き比べも面白い。ちなみにハイペリオンからは既に「ヴァイオリン協奏曲」(CDA 67420)がリリースされており好セールスを記録している。
CDA 67611
(2CDs/1枚分価格)
\2400
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.9 ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団
ハイドンの成熟した様式と創作力を証明している「弦楽四重奏曲集Op.9」を演奏するのは、ヴィヴァルディのチェロ協奏曲集(CDA 67553)で充実の演奏を聴かせてくれてジョナサン・コーエンを中心にイギリスの若手奏者によって結成されたロンドン・ハイドン弦楽四重奏団。グロッサではホープリッチとの共演でブラームスやモーツァルトの録音を行っている同アンサンブルは、ガット弦とバロック弓の使用を大きな特徴としている。
CDA 67628 C・F・アーベル:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽
 アダージョ/ヴィヴァーチェ/アレグロ/メヌエットのテンポで/
 アダージョ/アルペジオ/メヌエットと変奏曲/モデラート/
 アダージョ/フーガ/ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調/アレグロ/
 メヌエットのテンポで/アンダンテ/アルペジオ/アレグロ/
 メヌエットのテンポで/アンダンテ/アレグロ/アレグレット/アレグロ
スザンヌ・ハインリッヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィオラ・ダ・ガンバを語るうえで外せないのがドイツに生まれイギリスを主な活躍の場とした音楽家アーベル。ここには自らが名奏者としてヴィオラ・ダ・ガンバの復権に力を尽くしたアーベルが残した数多くの無伴奏作品とソナタをカップリングしている。スザンヌ・ハインリッヒは、キングズ・コンソートやパラディアン・アンサンブルなど著名なアンサンブルで活躍する女流奏者。ギルドホール音楽院で後進の育成にも力を注いでいる。
CDA 67649 ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18/同第3番ニ短調Op.30
スティーヴン・ハフ(P)、
アンドルー・リットン(指揮)、
ダラス交響楽団
スコアの原点に立ち帰ったライヴ・パフォーマンスが大きな話題呼ぶなどベストセラーとして絶賛を博している名手ハフのラフマニノフ。今回のリリースでは、全集(CDA 67501/2)の中から特に人気の高い第2番と第3番を抜粋。ハフの至芸によるピアノ協奏曲史上屈指の名作がこの1枚で味わえる。
CDS 44281/6
(6CD/特別価格)
\12000→¥10990
グランヴィル・バントック(1868−1946):管弦楽作品集
 ケルティック交響曲/アトラスの魔女/海の略奪者/
 ヘブリディーズ交響曲/異教徒の交響曲/緑日広場のフィフィネ/
 2つの英雄的なバラード/キプロスの女神/ヘレナ/
 交響詩《ダンテとベアトリス》/サッフォ/サピックの詩/
 《雅歌》への前奏曲/《オマル・ハイヤーム》への前奏曲/
 らくだのキャラバン隊/ キャリスティオーナ/行列/破壊者サラバ/
 ギリシャ悲劇への序曲 /荒野と孤独な場所/
 ピエロ・オヴ・ザ・ミニット/《雅歌》より 三つの情景
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロイヤル・フィル
バントックのスペシャリストであるハンドリー、ロイヤル・フィル、そしてハイペリオンが打ち立てた金字塔であるバントックの管弦楽作品集6タイトルがセットになって新装発売。収録時間は7時間33分!

HYPERION DYAD

CDD 22061
(2CD/1枚分価格)
\2400
悪魔のトリル
 タルティーニ:
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.1-10《捨てられたディドーネ》/
  同ハ短調Op.1-8/同ヘ長調Op.1-2/パストラーレ イ長調Op.1-13/
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.1-12/同ト短調《悪魔のトリル》/
  同ニ長調/同変ロ長調/同イ長調/同変ロ長調Op.5-6
ロカテッリ・トリオ
現在は「コンヴィヴィウム」という名称で活動を続けるロカテッリ・トリオ。アルビノーニやヴェラチーニ、ヘンデルなどと並ぶ代表盤であるタルティーニがセットになって新装リリース!CDA 66430&CDA 66485からの移行再発売。

HELIOS 1CD¥1500

CDH 55307 ブリテン:
 祝祭カンタータ《キリストとありて喜べ》Op.30/
 婚礼のアンセム《我愛す、ゆえに我あり》Op.46/
 祝祭テ・デウムOp.32/みどり児はお生まれになったOp.3
トーマス・トロッター(Org)、
マシュー・ベスト(指揮)、
コリドン・シンガーズ、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
抜群の完成度!ブリテンの神秘性に富んだ合唱作品をイギリスの名門が歌う ——。CDA 66126からの移行再発売。
CDH 55310 ハインリヒ・シュッツ:クリスマス物語SWV.435/
ジョヴァンニ・ガブリエリ:クリスマスの4つのモテット
ロバート・キング(指揮)、
キングズ・コンソート
ドイツとイタリアの巨星が書き上げたクリスマスのための音楽。CDA 66398からの移行再発売。
CDH 55319 ルイ=クロード・ダカン(1694−1772):
 オルガンまたはクラヴサンのノエルの新しい曲集
クリストファー・ヘリック(Org)
イギリスのヴィルトゥオーソが18世紀フランスが生んだ天才の作品を荘厳に響かせる。CDA 66816からの移行再発売。
CDH 55259 T・ウィールクス:アンセム集
 ヴォランタリーⅠ/アレルヤ、われとどろける声を聞けり/
 すべてをほめたたえよ/我嘆き疲れたり/王に汝の審判を与え給え/
 パヴァン/おお主よ、休みし所に立ち上がり給え/
 トレブルのためのサーヴィス/おお主よ、耳を傾けたまえ/
 ヴォランタリーⅡ/もしマナセ王なら/
 ダヴィデがアブサロムの殺されしを聞きしとき/おお、なんと愛すべき/
 グローリア、我が魂よ歌え/おおヨナタン/ダヴィデの子にホザンナ
デイヴィッド・ヒル(指揮)、
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊
マドリガルで大いなる才能を発揮したウィールクスの宗教音楽家としての姿。CDA 66477からの移行再発売。
CDH 55271 G・デュファイ:
 パドヴァの聖アントニウスのミサ曲/
 おお、イスパニアの後裔/おお、イスパニアの星
アンドルー・カークマン(指揮)、
バンショワ・コンソート
荘厳に奏でられるパドヴァの聖アントニウスのための音楽。CDA 66854からの移行再発売。
CDH 55280 ヘンデル:トリオ・ソナタ集
 トリオ・ソナタ第5番ト長調HWV.384/同第6番ニ長調HWV.385/
 同第4番ヘ長調HWV.383/同第3番変ホ長調HWV.382/
 同第2番ニ短調HWV.381/
 同第1番変ロ長調HWV.380/同第8番ト短調HWV.393(Op.2-8)
アンソニー・ロブソン(オーボエ)、
コンヴィヴィウム
オーボエのロブソンとヴァイオリンのウォルフィッシュが瑞々しい演奏を展開する!CDA 67083からの移行再発売。
CDH 55278 テレマン:ターフェルムジーク
 組曲ニ長調(ターフェルムジーク第2集より)/
 組曲変ロ長調(ターフェルムジーク第3集より)
ロバート・キング(指揮)、
キングズ・コンソート
キングズ・コンソートが奏でる王侯貴族たちの食卓の音楽!CDA 66278からの移行再発売。
CDH 55292 獅子心王の音楽
 Mundus vergens/Novus miles sequitur/
 A la doucour de la bele seson/Sol sub nube latuit/
 Hac in anni ianua/Anglia, planctus itera/Etas auri reditur/
 Vetus abit littera/In occasu sideris/L’amours dont sui espris/
 Purgator criminum/Li nouviauz tanz/Pange melos lacrimosum/
 Ma joie me semont/Ver pacis apperit/Latex silice
クリストファー・ペイジ(指揮)、
ゴシック・ヴォイセズ
勇猛なるイングランド王リチャードⅠ世の即位800周年を記念した演奏が復活。CDA 66336からの移行再発売。
CDH 55304 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23/
スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.20
ニコライ・デミジェンコ(P)、
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)、
BBC交響楽団
重戦車デミジェンコが突き進む!ラザレフのタクトが火を吹く!!CDA 66680からの移行再発売。



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