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第41号マイナー・レーベル新録音新譜(2)



10%オフ・セール

 こちらの商品はすべて10%引きとさせていただきます。値下げになっているものは、そこからさらに10%引きとなります(\2200→\1990の商品なら\1791です)。
 2008年初頭、4年ほど前の紹介新譜です。

 他のセールと競合してそちらの価格と違いが出るものもあると思いますが、ご了承ください。
 すでに入手不能になっていることもありえます。ご理解くださいませ。

 最終フォーマットで提示される価格や自動送信で送られてくる価格は元の値段になっておりますが、「お客様シート」に記載されるときはセール価格になりますのでごお安心ください。



INDESENS 1CD¥2600


INDE 006
プーランク:ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ
デュティユー:コラール、カデンツァとフーガ(トロンボーン、ピアノ)
マルク・デルマー(1885-1931):
 Ballade f仔rique(ホルン、ピアノ)
ピエリック・ウーディー(1928-):
 ディヴェルティメント(トランペット、ホルン、ピアノ)
アンドレ・チペリッチ(1962-):
 ヘトロクライト組曲【世界初録音】(トランペット、ピアノ)
ピエール・ガベイ(1930-):
 リクリエーション(トランペット、ホルン、トロンボーン、ピアノ)
フレデリク・メラルディ(トランペット)、
フランソワ・オーヴァル(ホルン)、
ギョーム・コテ=ドゥムリン(トロンボーン)、
ミクロス・シェーン(ピアノ)
パリ管といえば管楽器がうまいことでも知られているが、ここに集結したのはパリ管の首席奏者ばかり。一曲目のプーランクからいきなり衝撃。プーランク作品でパリ管メンバーといえば、RCAからリリースのある、かの名盤なくしては語れないが、ここではホルン奏者にフランソワ・オーヴァルを迎え、さらにパワーアップ。丁々発止のアンサンブルで、実にあざやかなプーランク。新進気鋭の作曲家たちによる新作も収録されており、新たなレパートリーまでをも提示した、なんとも豪華な内容となっている。
INDE 005 OR NOTES BRASS
 ミシェル・ブデ:ミーチャの太陽
 ジャン・バッハ:ラウデ
 マルセル・ランドフスキ:白と炎
 エドワルド・グレグソン:管楽器のための五重奏曲
 ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第1番〜
  ワルツ、ポルカ、フォックストロット
オア・ノーツ金管五重奏団
【トランペット:ジュリアン・レール、
アンソニー・シェヴィヨン,
トロンボーン:エティンヌ・ラマテル,
ホルン:ピエール・ルモンディエール,
テューバ:シルヴァン・ティロウ】
INDE 007 ロッシーニ/オペラ座のトランペット吹き
 「泥棒かささぎ」、「ウィリアム・テル」、「タンクレーディ」、
 「オテッロ」、「アルジェのイタリア女」、「チェネレントラ」、
 「ブルスキーノ氏」、「絹のはしご」よりアリア集
エリック・オービエ(tp)
アマウリ・ドゥ・クローセル(指)
ルーマニア放送フィル
抜群のテクニックで常に我々を魅了するトランペット奏者、エリック・オービエ。今回のアルバムは、ロッシーニの名オペラの中から選りすぐりのアリアをお届けします。

INTEGRAL 1CD¥2500

INTEG 221158 サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品14の1〜5
モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番KV.158
アンタレス四重奏団
INTEG 221101 サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品1の1〜5
モーツァルト:弦楽四重奏曲第3番KV156 第2楽章改訂版
アンタレス四重奏団

INTEG 221161
ルイーズ・ファランク(1804-1875):
 ヴァイオリンとピアノのための作品全集
  ソナタ第1番ハ短調、第2番イ長調、
  スイスの主題による協奏的変奏曲
ガエターヌ・プルヴォスト(Vn)
ローラン・カバッソ(P)
19世紀のフランス女流作曲家、ルイーズ・ファランク。ファランク作品は彼女の存命中に広く流布し、夫アリスティドの楽譜出版社によって出版されていたが、彼女の死後は演奏される機会がほとんどなかった。このアルバムには、世界初録音のソナタ第1番を含むヴァイオリンとピアノの作品を収録。日本語訳付。録音:2007年
INTEG 221159 フランス・ハープ作品集
 グランジャニー:子供の時間
 ピエルネ:即興的奇想曲
 カプレ:フランス風ディヴェルティメント、スペイン風ディヴェルティメント
 フォーレ:塔の中の姫君、即興曲
 ルーセル:即興曲
 トゥルニエ:ソナチネ
イザベル・ペラン(Hp)
フランス国立管弦楽団のハープ奏者として活躍中のイザベル・ペラン女史による19世紀後半から20世紀前半のフランスのハープ作品集。柔らかく透明感ある音色が美しく響き渡る。イザベル・ペランはエコールノルマル音楽院教授でもあり、後進の指導にも力を入れている。録音:2005年5月
INTEG 221160 ティエリー・ペクー(1965-):水を渡る者たち(アマゾンのカンタータ) ティエリー・ペクー(指)
アンサンブル・ゼリーグ、
ヤキ・カンドルー(Vo)
ティエリー・ペクーはパリ音楽院で学んだ現代音楽家。鋭い感性と西欧音楽への反骨心から生まれる独特の世界を作り出している。この作品はペクーが最も関心を示しているラテン・アメリカ先住民の音楽を題材にしている。録音:2005年12月

キング・インターナショナル


KDC 7008
(原盤番号 haenssler 98 146)
\2400
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.8
 モーツァルト:
  レクイエムKV.626(レヴィン版)
  キリエ ニ短調KV.341
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンゲン聖歌隊
シュトゥットガルト・バッハ合奏団
クリスティーネ・エルツェ(S)
インゲボルク・ダンツ(A)
スコット・ウィア(T)
アンドレアス・シュミット(Bs)
以上の物足りなさをレヴィンはかなりの慎ましさをもって補足している。ジュスマイヤーはなんといってもモーツァルトの弟子であり、彼の死の枕元で同曲の完成を依頼された人である。その際、終曲は「入祭文」と「キリエ」の音楽を再現させることを指示されたのかも知れない。レヴィンはもう少し補足したいのを我慢し、最小限の補筆にとどめ、成功したのだ。【宇野功芳氏ライナー・ノーツより】
モーツァルトの「レクイエム」の版については様々な復元版が出版され(ジュスマイヤー版、バイヤー版、モーンダー版、ランドン版など)、話題を呼びました。このCDでは1991年、モーツァルトの没後200年に新たにロバート・D・レヴィンによって補筆されたレヴィン版を使用。モーツァルト自筆の「アーメン・フーガ」のスケッチに基づいて補筆されているのが特徴です。その他は、ラクリモサ、ベネディクト、オザンナの修正、挿入など音の変更は細部にわたり、新たな姿を発見することができる。この版の初演にあたりヘルムート・リリングが尽力し、彼の演奏により1991年8月24日に初演、このアルバムはその直後に録音されたもの。宇野氏はこれまでのジュスマイヤー版の不満を一気に解消してくれる版は登場したことはまことに嬉しいことだと語っている。また今回のエッセイは読書編。愛読書、松浦寿輝著「川の光」(中央公論新社)について。作者への熱いメッセージがしたためられています。録音:1991年12月、ヘッセン放送局大ホール

LA DOGANA

782940 055556
(BOOK+CD)
\5000
CD付きブック
 シューマン:
  「女の愛と生涯」 Op.42
  ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」にもとづくリートと歌 Op.98a
  メアリー・ステュアートの詩 Op.135
  レクィエム Op.90-7
  「ミルテの花」 Op.25-君に捧ぐ,くるみの木,はすの花,ズライカの歌
  愛の歌 Op.51-5
  兵士の花嫁 Op.64-1
  新緑 Op.35-4
  捨てられた乙女 Op.64-2
  悲劇 Op.64-3
  隠者 Op.83-3
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)
ヘルムート・ドイチュ(P)
天下の名メッゾ、アンゲリカ・キルヒシュラーガーがシューマンの「女の愛と生涯」他の歌曲を録音。2006年、シューマン没後150年を記念した企画。キルヒシュラーガーの美しいメッゾの声と、繊細かつ豊かな歌が、シューマンに新鮮な命を吹き込んでいる。ヘルムート・ドイチュの伴奏も万全。約100ページの本体冊子(14.5cm× 20 cm)にCDが附属しています。録音:2006年,ウィーン
782940 055449
(BOOK+CD)
\5000
CD付きブック
 ヴォルフ:
  アナクレオンの墓
  ある娘の初めての愛の歌
  子どもと蜜蜂
  夜明け前の一時
  飽くことを知らぬ恋
  捨てられた娘
  巡り会い
  ミニョンⅠ 語れとはいわないで
  ミニョンⅡ ただ憧れを知る人だけが
  ミニョンⅢ この姿のままで
  ミニョン あの国をご存知じですか
  ジプシーの娘
  災難
  夜の魔法
  眠れぬものたちの太陽
  あらゆる美しいものよりも
  隠棲
  春に
  さようなら
  思ってみるのだ、心よ
  旅先で
  お入りなさい、立派な軍人さん
  恋人がひわのように歌う
  若い坊っちゃん
  朝霜の中をさすらう
  炭焼きの女房が酔っぱらって
  明るい月の何と輝かしいことか
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)
ヘルムート・ドイチュ(P)
今や世界でも屈指の人気のメッゾソプラノ、アンゲリカ・キルヒシュラーガーが録音したヴォルフの歌曲集。レパートリーの広いキルヒシュラーガーにしても、ヴォルフの歌曲は今のところこれが唯一の録音。温かみのあるメッゾの響きが心地よいもの。ヘルムート・ドイチュの熟練の伴奏と相まって、女声によるヴォルフとしては近年稀なほど充実したアルバム。本体は120ページ超のハードカバー書籍(14.5cm× 20 cm,仏語。別冊独訳小冊子付き)。CDは裏表紙の見返しに収容されています。録音:2003年8月26-29日,ウィーン

LSO LIVE


LSO 0663
(SACD hybrid)
\2400→¥2190
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」 ゲルギエフ(指)
ロンドンSO.
首席指揮者ゲルギエフを立てLSO Liveがその看板にかけて、鳴り物入りでスタートさせたマーラー交響曲全曲シリーズ。各紙のレビューが真っ二つに割れたことが示すとおり、第2弾「巨人」もまた、聴き手を唸らすかなり個性的な内容となっている。期待と関心の高さから実演の数ヶ月前にはすでにチケットが完売したといわれる、ゲルギエフによる「巨人」。本来、マーラーのシンフォニーのなかでも比較的親しみ易いものであるはずの作品だが、そこは鬼才ゲルギエフ。ここでも既存のマーラー観をことごとく破壊しようとでもするかのように、挑戦的なアプローチが随所に試みられている。たとえば第3楽章。いつものメランコリックなにおいが減退したのに反比例して、これまで描かれたことのない魅惑の場面があらたに提示されているのはなんとも刺激的な体験。
“葬送行進曲をもじった緩徐楽章では、断片的に少なからず魅力があり、すべてが過剰なほどはるかに洗練されていた。しかも、ほんのわずかだけれども、なかには絶妙に研ぎ澄まされた弦の演奏により、申し分のない満足感が得られた。”-クラシカルソース・ドットコム
このほかにも大胆なテンポの設定に始まり各声部の出し入れと、初めて気付かされる驚きの仕掛けがいろいろと施されていることに気付くだろう。そしてついにゲルギエフの野獣的な感性が一気に爆発して大荒れのフィナーレへとなだれ込む。
“そう、アッチェレランドは発狂したように速かった。しかし、詰まった鼻が一気に通るようなフィナーレの叫喚は、私がLSOから聞いたなかでも最も刺激的なことのうちのひとつでだった。”-インディペンデント・オン・サンデー
DSDマルチチャンネル ステレオ 録音:2008年1月13日ロンドン・バービカンホール(ライヴ) プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン

LSO 0623
(2SACD-hybrid)
\4000→¥3690
ベルリオーズ:
 オペラ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」H.76a, Op.23
グレゴリー・クンデ(チェッリーニ)
ローラ・クレイコム(テレーザ)
ジョン・レリア(教皇クレメンス7世)
アンドルー・ケネディ(フランチェスコ)
イザベル・カルス(アスカーニオ)
ジャック・インブライロ(ポンペーオ)
ダーレン・ジェフリー(バルドゥッチ) ピーター・コールマン=ライト(フィエラモスカ)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(ベルナルディーノ)
アラスデア・エリオット(カバラティア)
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団
ロンドン交響合唱団
巨匠デイヴィスがキャリアの総仕上げともいうべき段階に入り、手兵LSOを率いていままた手がけるベルリオーズ。シリーズ最新作の「ベンヴェヌート・チェッリーニ」は、前作「キリストの幼時」に先立ち2007年6月に演奏会形式で上演され、あらためて巨匠の傾ける情熱と驚くほど生き生きとした音楽づくりがガーディアン紙ほかでも大きく扱われて話題になった。ルネサンス時代に実在したフィレンツェの彫金師ベンヴェヌート・チェッリーニ(1500-1571)の自叙伝にもとづくこのオペラ。その波乱に富んだ生涯を綴った内容に劣らず、ローマ帰りのベルリオーズが徹底的に自らのやりたいことをやりつくした結果、初演からたった4回で公演が打ち切りとなり大失敗に終わっている。ヴァイイーとバルビエの台本は、主人公チェッリーニとテレーザの恋愛模様を軸に、これに横恋慕するフィエラモスカらの陰謀、さらに教皇より制作を依頼された像の行く末も絡み、見た目にも絢爛たる謝肉祭の描写さらには流血シーンありと、すべてが大団円を迎えるラストまでドキドキハラハラのストーリー展開が用意されている。誰もがみとめるベルリオーズの音楽の真髄、すなわち爆発的なエネルギーの原動力となる鮮明で大胆なリズムおよび、華麗な色彩効果と密接な対位法処理に象徴される、驚くべき独創性は、本作にしっかりと息づいている。にもかかわらず、初演の折に聴衆がそうしたのとまったく同じように、その演奏至難さゆえに演奏家からも長らく遠ざけられ、上演はおろか配役することさえもほとんど不可能とされた。そして、デイヴィスによる旧録音(BBC響・1972年)から30年以上の時を経た今でさえ録音もけっして多いとはいえず、ましてや実演でかかることは稀というのが現状の「ベンヴェヌート・チェッリーニ」。ところで、無念のベルリオーズがオペラのエッセンスを掬い取り、あらたに生み出された序曲「ローマの謝肉祭」にはいくつかの重要な主題が登場する。これらチェッリーニとテレーザによる愛の二重唱、謝肉祭の場面におけるサルタレッロのリズムと旋律などはそれでもほんのごく一例にすぎない。こんなものではまだまだとても収まり切らないほどオペラ全体は聴きどころの宝庫。そしていま、このオペラの異常なテンションとほんとうの魅力を伝えることが出来るのは、まさしく巨匠デイヴィスをおいてほかにいないだろう。しかもなんともすばらしいタイミングで、いまのかれはそれが実現可能なLSOとロンドン交響合唱団という願ってもない武器を手中に収めているのだから。さらにソリストについても云うことなし。タイトル・ロールにはネルソン盤でも同役を務めたクンデに、ノリントン盤でのテレーザ役も高評価のクレイコムと経験ゆたかなふたりを筆頭に、よくぞここまで揃えたという強力な布陣。録音:2007年6月26 & 29日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)

MATTHIAS HOEFS

GBP 1055002
\2500
トランペット・アクロバット-マティアス・ヘフス超絶技巧
 ビゼー/シュテファン・パイファー編曲:カルメン幻想曲
 ゲディケ/マティアス・ヘフス編曲:演奏会用練習曲Op.49
 エンリケ・クレスポ/マティアス・ヘフス編曲:パソドブレとオレ
 ヴィリー・ブラント/シュテファン・パイファー編曲:
  演奏会用小品第1番へ短調Op.11
 ディニク/ハイフェッツ/マティアス・ヘフス編曲:ホラ・スタッカート
 ジャン・バティスト・アーバン/ボリス・ブリンクマン編曲:
  「ヴェニスの謝肉祭」変奏曲
 ミシェル・ルグラン/ピーター・ローレンス編曲:
  How do you keep the music playing
 ピアソラ/ピーター・ローレンス編曲:タンゴの歴史
 ピーター・ローレンス:「サマータイム」変奏曲
マティアス・ヘフス(Tr)
ハンブルク・フィルハーモニック・ソロイスツ
 (ハンブルク国立歌劇場のメンバー):
ビョルン・ヴェストルント(Fl)
トーマス・ローデ(Ob)
ルパート・ヴァッヒャー(Cl)
ヨアヒム・クノール(Trb)
アントン・バラショフスキー、
リュドミラ・ミニバエヴァ(Vn)
ナオミ・ザイラー(Va)
ブリギッテ・マース(Vc)
ゲルハルト・ジザ(Kb)
エバーハルト・ハーゼンフラッツ(Pf)
フランク・ポルター、
ジェスパー・コルネリウゼン(Perc)
ジャーマン・ブラスのメンバーでハンブルク響、国立歌劇場、音楽大学等で活躍する、現在、世界最高のトランペット奏者、マティアス・ヘフスの自主制作CDを取り扱います。空前絶後の超絶テクニックと、テクニックだけにはしらない音楽性。そして美しい音!!!もしもモーツァルトがヘフスのトランペットを聴いていれば「僕、トランペット嫌い!」などと言わずに数曲のトランペット協奏曲を作曲していたでしょうに!

MIRARE

MIR 065
\2400
ハイドン:弦楽四重奏曲
 ト長調Op.54-1、ト短調「騎手」Op.74-3、
 変ロ長調「日の出」Op.76-4
モディリアーニ弦楽四重奏団
フィリップ・ベルナール(Vn)
ロイック・リオ(Vn)
フランソワ・キエフェル(Vc)
ローラン・マルフェング(Va)
モディリアーニ弦楽四重奏団は2003年に結成。イザイ弦楽四重奏団に師事。2006年にはメンデルスゾーン&シューマン弦楽四重奏曲(NS 01)でCDデビューを果たし、高い芸術性、確かな才能を感じさせる力作だった。このハイドンも絶妙なアンサンブルで生き生きとした演奏を聴かせてくれる。
MIR 073
\2400
シューベルト/レネゲイズ:
 3つの軍隊行進曲D733より
 楽興のときD.780より
 セレナードより
 即興曲より
 スケルツォD593より
 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」D810より
 交響曲「未完成」より
 「魔王」D328
 アヴェ・マリアD839
レネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラ
今年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマは「シューベルトとウィーン」。室内楽から交響曲、歌曲、ピアノ作品集まで、シューベルトの魅力を骨の髄まで味わいつくそうという音楽祭だが、ひときわ目を引くのが、スティール・バンド・オーケストラによるシューベルト作品のコンサート。シューベルトとスティール・バンド???という感じだが、これが聴いてびっくり、実にたのしく愉快。完全限定盤、在庫終了次第廃盤となります。2008年2月、ナントにおけるラ・フォル・ジュルネ音楽祭のライヴ録音
MIR 061
\2400
(音楽祭キャンペーン特価)
スクリャービン:
 ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 op.30
 2つの詩曲op.32
 ピアノ・ソナタ第5番 op.53
 2つの詩曲op.69
 ピアノ・ソナタ第8番op.66
 2つの詩曲op.71
 ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」op.68
 詩曲「炎に向かって」op.72
アンドレイ・コロベイニコフ(Pf)
ポゴレリッチの代役を務めた新星、1986年生まれのアンドレイ・コロベイニコフによる待望のソロ・アルバム。彼は法律の学問も修めており、法律関係の本を出版、さらにそれらは海外でも翻訳されているという頭脳派。彼の奏でるスクリャービンは、熱いタッチでいながら、きわめて明晰で見通しのよい音楽となっている。「若き怪物」コロベイニコフの才能がヴェールを脱ぐ。

NAIVE


V 5091
\2500→¥2290
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル(1876年オリジナル版)
 ★世界初録音
アレクサンドラ・コク(S)
レナータ・ポクピック(A)
パヴォル・ブレスリク(T)
マルクス・ブッター(B)
ブリジット・エンゲラー(Pf)
アクサントゥス
ロランス・エキルベイ(指)
最愛の子供たちと妻を相次いで亡くしたドヴォルザークが、深い哀しみの中で作曲した「スターバト・マーテル」。この作品は、最初に(1876年2月から5月)ドヴォルザークはスケッチとしてピアノと合唱のために書かれ、1877年にオーケストラ伴奏の作品として完成された、といわれてきた。しかし、実際にドヴォルザークの自筆譜にあたってみると、ピアノ版のスコアにも、細やかにアーティキュレーションや強弱の指示が書き込まれていることから、ピアノ版がスケッチではなく完成された作品であることが分かった。この盤は、ピアノ版によるスターバト・マーテルの世界初録音。冒頭の美しさはピアノで聴くとことさら格別。半音階で下がるくだりなど、エンゲラーの濃密な音楽も相俟って、感涙もの。アクサントゥスの声も、いつもながらの独特のあたたかく優しく深い表情を湛えており、この作品の裏にあるドヴォルザークの深い哀しみ、妻と子に対する愛、すべてを包括している。2007年の「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭」公演曲目だったので(当初はピアニストにエンゲラーが予定されていたが、急病のため急遽アラン・プラネスが演奏しました)、感動に酔いしれたご記憶をお持ちの方もいらっしゃることだろう。エンゲラーの濃密なピアノとアクサントゥスの柔らかな声がエキルベイの統率を得、我々を深い感動へと導きます。

V 5130
\4000→¥3590
→¥2990
ビゼー:
 「アルルの女」組曲,
 「カルメン」前奏曲と間奏曲
マルク・ミンコフスキ(指)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル,
リヨン歌劇場合唱団
ミンコフスキがnaiveに移籍!デビューCDは、ビゼーの「アルルの女」と「カルメン」!ミンコフスキは近年「カルメン」を積極的に取り上げて大好評を得ていた。このビゼーの二大傑作の録音も大名演!「アルルの女」は、通常演奏される第1組曲(4曲),第2組曲(4曲)に加え、合唱曲を伴なった音楽などを7曲を両組曲の間に置き、劇附随音楽の主要な音楽をあらかた網羅している。有名なファランドールの熱狂はさすがミンコフスキ!「カルメン」は、前奏曲と、間奏曲3つを収録。2008年のミンコフスキはますますの飛躍間違いなし!今後naiveでの活躍にご期待ください!!!録音:2007年★120ページ豪華フルカラーブックレット付き!

NIFC


NIFCD 005
\3000→¥2790
ショパン:ワルツ集
 第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大ワルツ」/
 第2番変イ長調Op.34の1/第3番イ短調Op.34の2/
 第4番ヘ長調Op.34の3/第5番変イ長調Op.42/
 第6番変ニ長調Op.64の1「小犬」/第7番嬰ハ短調Op.64の2/
 第8番変イ長調Op.64の3/第9番変イ長調Op.69の1「別れ」/
 第10番ロ短調Op.69の2/第11番変ト長調Op.70の1/
 第12番ヘ短調Op.70の2/第13番変ニ長調Op.70の3/第14番ホ短調
 3つのエコセーズOp.72
 舟歌Op.60
 子守歌Op.57
タチヤナ・シェバノワ(フォルテピアノ:1849年製エラール)
1980年に行なわれた第10回ショパン・コンクールで第2位(1位はダン・タイ・ソン)を受賞したシェバノワ。最近話題のスタニスワフ・ジェヴェツキの母上なのと、たびたび来日しているので日本でもおなじみの存在。彼女のショパンのワルツといえばポニー・キャニオン盤があるが、この最新録音ではフォルテピアノに挑戦、何とも華やかな色香に円熟が加わり、独特味わいに満ちている。録音:2007年5月

NIFCD 006
\3000→¥2790
ショパン:前奏曲
 (1)24の前奏曲Op.28
 (2)アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
ヴォイチェフ・シヴィタワ
(フォルテピアノ:1848年製プレイエル(1)、1849年製エラール(2))
1967年生まれ、シヴィタワの前奏曲集。1990年に行なわれた第12回ショパン・コンクールでポロネーズのベスト演奏賞を受賞。ついに「24の前奏曲」もフォルテピアノによる全曲演奏の登場。これまで気付かなかったニュアンスや効果など、驚きの発見の連続に興奮させられる。録音:2006年11月、2007年5月

ONDINE


ODE 1122
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
シベリウス:交響詩<クレルヴォ> 作品7 セーゲルスタム(指)
ヘルシンキ・フィル
ソイレ・イソコスキ(S)
トンミ・ハカラ(B)
ヘルシンキ大学男声合唱団(YL)
セーゲルスタム(1944-)にとって2度目となる<クレルヴォ>の録音。今回のオーケストラは、シベリウス交響曲全曲録音(ODE 1075) のヘルシンキ・フィルハーモニック。ギリシャ悲劇のコロスの役割を担い情景を語る男声合唱が、ヘルシンキ大学男声合唱団 (YL)。オスモ・ヴァンスカとラハティ交響楽団の東京公演と録音(BIS 1215)に参加したグループ。ヒュンニネンの後を継ぐバリトンのひとり、トンミ・ハカラがクッレルヴォを歌い、クッレルヴォの妹にはセーゲルスタムの最初の録音と同じイソコスキが起用されている。この録音には、ブライトコプフが2005年に出版した「ジャン・シベリウス作品全集」ではなく、ヘルシンキ・フィルハーモニックのライブラリー所蔵の楽譜が使われた。セーゲルスタム自身が修正を入れており、これまで聴いたことのない響きの聞こえる瞬間がある。セッポ・シーララの制作、エンノ・マエメツが担当した録音が、切迫した空気と雰囲気をリアルに伝えてくれる。フィンランド民族叙事詩『カレヴァラ』 (第31章-第36章) の悲劇に題材をとった交響詩<クレルヴォ>はシベリウスが26歳で発表した作品。伝統の吟唱法を暗示するスタイルも導入され、真にフィンランド的な音楽がロシア支配下にあったフィンランドの人々を熱狂させた。「それまで耳にしたことはなかったにしろ、これこそ、われらフィンランド人の旋律だとわかった」という、初演を聴いた作曲家のオスカル・メリカントの言葉が残っている。録音:2007年12月 フィンランディアホール (ヘルシンキ) 制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ [フィンランド語歌詞・英訳付き]

ODE 1131
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
チャイコフスキー:
 (1)交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」(49'32")
  【第1楽章19'48"、第2楽章7'56"、
   第3楽章9'12"、第4楽章12'36"】
 (2)ドゥムカOp.59* (9'43")
エッシェンバッハ(指&P*) 
フィラデルフィア管
2008年5月、いよいよクリストフ・エッシェンバッハがフィラデルフィア管を率いて来日。ショスタコーヴィチ交響曲第5番(ODE 1109)が発売されたばかりの彼らが、急遽新譜をリリース。今回はエッシェンバッハのアプローチが最も活きてくる作品であろうチャイコフスキーの「悲愴」。エッシェンバッハ独特の粘りや表情付けが濃厚に染み出し、逃げ出したくなるような緊迫感のもと、非常に完成度の高い演奏となっている。第1楽章の第2主題の美しさはフィラデルフィア管ならでは。また第3楽章の疾走感、第4楽章の激しく聴かせる盛り上がり方など、エッシェンバッハの思い描く「悲愴」を実現している。その昔、若き日のホロヴィッツが得意としていたドゥムカは、チャイコフスキーのピアノ曲の中でも特に演奏の難しいことで知られる作品。哀愁の旋律が華麗な中間部を挟み、エッシェンバッハの味わい深いピアノが堪能できる。2ch Stereo 5.0ch Surround録音:(1)2006年10月フィラデルフィア ヴェリゾン・ホール、(2)2006年11月パールマン・シアターエグゼクティヴ・プロデューサー:ケヴィン・クラインマン プロデューサー:マーサ・デ・フランシスコ レコーディング・エンジニア:チャールズ・ギャニオン

ODE 1121
\2300→¥2090
ユハ・ウーシタロ、ワーグナー・アルバム
 ワーグナー:
  「さまよえるオランダ人」〜
   序曲
   オランダ人のモノローグ「期限は切れた」
 「パルジファル」
  アンフォルタスの嘆き「いや、開けないでおけ」、
  第3幕「悲しや!悲しや!この身の上!」
 「タンホイザー」〜
  夕星の歌「死の予感のようにノおお汝、優しい夕星よ」
 「ジークフリート」〜
  第3幕第1場「愚か者のお前の耳に叫ぼう」
 「ヴァルキューレ」〜
  ヴォータンの別れ「さようなら、勇ましく立派なわが子」
ユハ・ウーシタロ(B)
レイフ・セーゲルスタム(指)
ヘルシンキ・フィル
フィンランドのバス・バリトン歌手、ユハ・ウーシタロ (1964-)。フルート奏者としてフィンランド国立オペラをはじめとするオーケストラで演奏した後、1997年、国立オペラの「ファルスタッフ」でタイトルロールを歌い、歌手デビューしました。同オペラの「さまよえるオランダ人」とウォルトンの「熊 」に出演。バイエルン国立オペラの2002年・2003年のシーズン、「ラインの黄金」と「神々の黄昏」を歌って国際的キャリアをスタートさせる。ミラノ・スカラ座、サンフランシスコ・オペラと出演がつづき、ウィーン国立オペラで歌った「ヴァルキューレ」は高く評価された。同オペラがヴェルザー=メストの指揮で上演する「指輪」への出演も決まり、2008年10月にはシュトラウスの「サロメ」でヨカナーンを歌い、メトロポリタン・オペラにデビューする予定。日本では2007年新国立劇場で「さまよえるオランダ人」に登場、話題を呼んだ。ラシライネンが指揮したシベリウスの「クッレルヴォ」で悲劇の主人公を歌ったウーシタロ。はじめてのソロアルバムではオランダ人、アンフォルタス、ヴォルフラム、さすらい人、ヴォータンを歌う。声をひけらかさず、巧みにコントロールした歌。オペラ経験の豊富なセーゲルスタムがヘルシンキ・フィルを指揮して共演。美しい響きと、おおらかな気分の音楽でウーシタロの歌を支える。録音:2007年10月 フィンランディアホール (ヘルシンキ) ドイツ語歌詞・英訳付き
ODE 1111
\2300
オスカル・メリカント:歌曲集
 リンゴの花 作品53-2、教会墓地の鳥に 作品52-2、
 夏の夕べのそよ風 作品87-2、思い出すとき作品11-2、
 なぜ私は歌うか 作品20-2、金のかたまり 作品20-1、
 海で 作品47-4、嵐の鳥 作品30-4、ラドガの湖 作品83-1、
 夕べの鐘 作品106-1、歌曲集「墓場から」 作品74、白い十字架、
 天国の門の歌うたい、夕べの教会墓地で、墓地は日の出に輝く、
 さようなら 作品87-3、おやすみ作品75-1、たそがれに作品96-1、
 人生に 作品93-4、アンニーナ 作品51-2、日暮れに作品69-2、
 夜想曲 、バラッド 作品69-4、青春賛歌 作品69-3、やさしく響け、
 わが悲しみの調べ 作品36-3、わたしは生きている 作品71-1
ヨルマ・ヒュンニネン(B) 
イルッカ・パーナネン(P)
2007年、東京・紀尾井ホールのコンサートでフィンランド歌曲の奥深い魅力を伝えたバリトン歌手、ヨルマ・ヒュンニネン (1941-) がオスカル・メリカンの歌曲を録音した。メリカントはシベリウスと同時代のフィンランドの作曲家。オペラのほかロマンティックな作風のピアノ曲や歌曲を書き、シベリウスに匹敵する人気を誇っていた。メロディ・メーカーのメリカント。「リンゴの花」「なぜ私は歌うか」「人生に」「アンニーナ」など、このアルバムで歌われる曲の多くが時代を超え、今も歌いつがれている。ヒュンニネンはオペラと歌曲の両方の分野で国際的な活躍をしてきた、20世紀フィンランドを代表する歌手。現代フィンランドの作曲家サッリネンの「クッレルヴォ」やラウタヴァーラの「アレクシス・キヴィ」は彼のために作曲されたオペラ。アルバムの録音は、来日に先立つ2007年4月、ヤルヴェンパーで行われた。ニューヨークやロンドンのコンサートでもヒュンニネンと共演したイルッカ・パーナネンがピアノを弾いている。録音:2007年4月 ヤルヴェンパー・ホールフィンランド語歌詞、英語訳付

ORFEO D’OR


ORFEOR 756081
\2300→¥2090
レオンカヴァッロ:「道化師」 プラシド・ドミンゴ(T カニオ)
イレアナ・コトルバス(S ネッダ)
マッテオ・マヌグエッラ(Br トニオ)
ハインツ・ツェドニク(T ベッペ)
ヴォルフガング・シェーネ(Br シルヴィオ)

アダム・フィッシャー(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
凄いライブが出てきた!1985年、ウィーン国立歌劇場での「道化師」。なんと言ってもカニオがドミンゴ!しかも1980年代半ばという、ドミンゴ全盛期のカニオ。気迫の歌唱には唯圧倒!そしてネッダはなんとコトルバス、これは珍しい記録。トニオをマヌグエッラが渋く好演。さらにベッペにツェドニク、そしてシルヴィオにはシェーネという、ウィーンらしい配役がまた嬉しいもの。指揮は、当時まだ35歳だったアダム・フィッシャー。翌年スカラ座にデビューするなど、国際的な名声を高めている頃で、勢いが感じられる。充実の「道化師」、オペラファンならぜひ!
録音:1985年6月6日,ウィーンADD ステレオ74'21''

PRAGA DIGITALS

PRDDSD 250247
(SACD Hybrid)
\3100
ウェーバー:
 (1)ピアノソナタ第3番ニ短調 Op.49
 (2)舞踏への勧誘 Op.65
 (3)ピアノソナタ第2番変イ長調 Op.39
ジャン=フランソワ・エッセール (フォルテピアノ:1874年エラール)
SACDハイブリッド盤。ウェーバーのピアノ曲は、彼一流のオペラ的旋律美に富み、ロマン的な雰囲気に満ち、華麗な技巧を駆使した逸品ばかりだが、残念なことにあまり演奏されない。かねて待たれていたオリジナル楽器によるディスクがついに登場。それもフランスの名手エッセールの演奏となると、期待するなという方が無理だろう。夢にあふれた「舞踏への勧誘」、大規模なソナタなど、軽やかなパッセージはさらに軽やかに、歌わせるところはよりたっぷりと、何とも華に満ちた世界を繰広げている。エッセールは「ラ・フォル・ジュルネ・ア・ジャポン」で「舞踏への勧誘」と「ソナタ第2番」を演奏(5月6日 15:00)予定。DSDマルチチャンネルステレオ

PRD 350030
(4CD)
\6900
シューベルト:初期弦楽四重奏曲集
[CD1]
 第1番D18/第2番ハ長調D32/第3番 変ロ長調D36
[CD2]
 第4番ハ長調D46/第5番変ロ長調D68/
 第6番ニ長調D74/四重奏断章ハ短調D103
[CD3]
 第7番ニ長調D94/第8番変ロ長調D112/第9番ト短調D173
[CD4]
 第10番 変ホ長調op.125-1, D87
 第11番ホ長調op,125-2, D353
 四重奏断章ハ短調D703+アンダンテ
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
1815年までに、10代のシューベルトは少なくとも10の弦楽四重奏曲を書いたといわれている。最初の7曲ほどは、サークルのたのしみのために書かれた家庭用音楽的要素が強いものだったが、次第に専門の演奏者を意識したものが書かれるようになった。どの作品も、若きシューベルトの才能を感じさせる、自然で美しい旋律に満ちている。四重奏断章ハ短調D703(第12番)は、細かく動くほの暗いトレモロに始まる密度の濃い内容が、熟慮された構成の中で展開されていて、いつ聴いても胸を打たれる。第2楽章にあたる未完のアンダンテ(41小節)も演奏されており、充実の初期作品4枚組となっている。
PRDDSD 250241
(SACD HYBRID)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集
 第2番ニ長調op.8 「セレナーデ」
 第3番ト長調op.9-1
 第5番ハ短調op.9-3
ベートーヴェン・ストリング・トリオ(ベートーヴェン弦楽三重奏団)
ベートーヴェン・ストリング・トリオはプラジャーク弦楽四重奏団のメンバーなどによって構成されるグループ。19世紀から現代ものにかけてをレパートリーの中心に据えている。見通しのよいアンサンブルが魅力。

PROFIL

PH 08014
\2400
ショスタコーヴィチ:
 交響曲第15番 Op.141a〜
  デレヴャンコ編によるピアノ三重奏と打楽器版
 ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
 同第2番ホ短調 Op.67
トリオOpus8
【ミヒャエル・ハウバー(Pf)、
エックハルト・フィッシャー(Vn)、
マリオ・デ・セコンディ(Vc)】
ギドン・クレーメルとクレメラータ・アンサンブルも録音しているショスタコーヴィチの交響曲第15番のピアノ三重奏版がドイツのトリオOpus8の最新録音で登場。こちらはクレーメルのような強烈さこそないものの、ショスタコーヴィチらしい軽妙さと毒を前面に出した美演となっている。2曲のピアノ三重奏曲も激しさと闇を兼ね備えていて見事。
PH 07068
\2400
ヴィヴァルディ:草原にて歌えRV 623
ヘンリー8世:良き友との気晴らし
伝承曲トラディショナル:グリーンスリーヴス
ウィリアム・コーニッシュ:狩人よ、汝の角笛を吹き鳴らせ
プレトリウス:テレプシコーレより燭台のブランル
ホルボーン:メランコリア像
プレトリウス:ヴォルタ
ヨハン・ミヒャエル・バッハ:そは偉大なる勝利
モンテヴェルディ:愛しきクローリ
モンテヴェルディ:私の甘いため息
モンテヴェルディ:おお、バラ色の小さなバラよ
A.スカルラッティ:愛するクローリから遠く
ヴィヴァルディ:いと公正なる怒りの激しさにRV 626
カッペッラ・ストラヴァガンテ
カタリン・フレイブルク(S)
クリスティアン・ハギッテ(Cem)
カトリン・ハギッテ(Fl & ポジティヴ・オルガン)
ユリア・プリッゲ(Vn1)
マルギット・ライニッケ(Vn2)
ステファノ・マコル(Va)
ローリー・ランドルフ(Gamb, G & Perc.)
ラインハルト・エゲル(Vc)
カッペッラ・ストラヴァガンテ・アンサンブルのデビュー盤。このレコーディングにあたり、ルネッサンスからバロックの絶頂期までのきわめて広範囲に及ぶ様式を網羅した、イタリア、イギリスそしてドイツの作品を選んでいる。

RADIO FRANCE

FRF 001
\3100
タンスマン:歌劇「誓い」 伯爵夫人:マリー・ドヴェルロー(S)、
伯爵:ジャン=セバスティアン・ブー(Br)、
ホセ:ファブリス・ダリ(T)、
ゴランフロ:アラン・ガブリエル(T)、
ロザリー:デルフィーヌ・エダン(Ms)、
エリック・ジェノヴェーズ(語り)、
フランス放送Cho、
アラン・アルティノグリュ(指)
フランス放送フィル
昨今ようやく本領の交響曲や器楽曲の録音が出始め、ギター一色だったディスコグラフィに彩が加わった感のあるタンスマン。ついにオペラの登場。2場から成る「誓い」はバルザックの「ラ・グランド・ブルテッシュ」に基づき、妻の浮気相手のスペイン男を殺害して壁に塗りこむ伯爵の話。1953年に作曲され、翌年クリュイタンスの指揮で放送初演された。タンスマン自身は「叙情的挿話」と命題しており、作風的にはヴィリズモ風。血なまぐさく狂気に満ちた世界が色彩豊かな管弦楽法で描かれる。アーンやオッフェンバックのオシャレな歌唱で最近注目のドヴェルローが迫真の演技を披露、ピアニストとしても知られる指揮者アルティノグリュの統率力も光る。

RCO LIVE


RCO 08002
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
ストラヴィンスキー:
 (1)バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
 (2)バレエ「春の祭典」
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトへボウO.
ヤンソンス&RCOによるストラヴィンスキー3大バレエがついに完結。「火の鳥」(バイエルン放送響 / 2004年ライヴ)、「春の祭典」(オスロ・フィル / 1992年)とも再録にあたるヤンソンス。いっぽうRCOにとっては、前任のシェフ、シャイーが「火の鳥」(1945年版 / 1995年)と「ペトルーシュカ」(1947年版 / 1993年)を録音しているものの(ほかに2002年収録の「春の祭典」と1993年収録の「火の鳥」のライヴ映像あり)、やはり3作すべてとなると単独の指揮者としてはコリン・デイヴィス(76?78年)以来の快挙となる。絶好調のこのコンビ、いつ聴いても驚くほど新鮮なのが一貫して変わらぬ魅力。前作デュティユー(RCO.8001)と同日の公演を中心とする「火の鳥」。バリバリの無調現代曲「夢の樹」がえもいわれぬ幻想的な美に彩られグッと身近に感じられたほどだから、同じ流れで演奏された「火の鳥」がどのようなものであるかは容易に想像できるだろう。フルート首席のバイノンがたちどころにそれと分かるように魅了する「王女たちのロンド」や「フィナーレ」でのホルン、「子守唄」でのファゴット・ソロと、木管はなにげないフレーズに至るまでしっかりと個性を主張している。いっぽうで「魔王カスチェイたちの凶悪な踊り」や「春の祭典」はあざやかなコントラストを形作り、荒々しいパワーにも不足していない。ティンパニとバスドラが地獄の地鳴りのように迫り、これにブラス・セクションが応酬してすさまじい大音響。それでもささくれ立ったどぎつさが強調されないのがRCOを特徴づける美点といえるでしょう。かつてヤンソンスがRCO首席指揮者就任直後の「ペトルーシュカ」(2004年 / RCO.05004)は、コンビの輝かしい未来を予感させるフレッシュな魅力にあふれた内容だった。そしていま、当アルバムはその予感がまぎれもなく現実のものとなったことを証明するとてつもない充実ぶり。それぞれにとって得意のレパートリーということもあるのだろうが、たっぷりとした響きのなかで比類なき美観が繰り広げられてゆくあたりはかれらのまさに真骨頂。名曲を理屈抜きに楽しませてくれる。なお、春祭の終演後には拍手が入ります。
録音:(1)2007年6月7、8日&12月14日 (2)2006年11月15、16日&2007年6月25日 アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ) DSD5.0マルチ チャンネルステレオ 55'27"

ROYAL OPERA HOUSE HERITAGE SERIES

ROHS 008
(4CD)
\6800→¥6290
入手困難
ワーグナー:《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 ジョン・トムリンソン(Br ザックス)
エスタ・ヴィンベルイ(T ワルター・フォン・シュトルツィング)
ナンシー・グスタフソン(S エファ)
カスリーン・ウィン・ロジャース(Ms マグダレーネ)
ヘルベルト・リッペルト(T ダーヴィット)
トーマス・アレン(Br ベックメッサー)
グウィン・ハウエル(Bs ポーグナー)

ベルナルト・ハイティンク(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
ついにこの録音が登場!ハイティンク指揮の「マイスタージンガー」のライヴ!!!ハイティンクは、1987年から2002年まで、コヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督を務めていた。その任期中でも、語り草になるほど大評判だったのが、この「マイスタージンガー」。ハイティンクの資質からして「マイスタージンガー」が打ってつけなのは容易に想像がつくだろう。明るく柔らかく自然体でありながら、大らかな豊かさに溢れ、しかも説得力が強い。さらにライヴならではの起伏や昂揚もあって、まさに「充実している」としか言い様のない演奏。幕切れ後の大喝采も当然の大名演。また、惜しくも2002年に亡くなってしまった、スウェーデンの名テノール、エスタ・ヴィンベルイの瑞々しいワルターが今となっては極めて貴重なワーグナー役の録音になってしまった。その他、トムリンソン、アレン、グスタフソン、リッペルト、ハウエルと、当時のロイヤル・オペラ最高の布陣です。録音も良好。録音:1997年7月7日STEREO
ROHS 010
(2CD)
\3400
入手困難
グルック:「アルセスト」 ジャネット・ベイカー(Ms アルセスト)
ロバート・ティアー(T アドメート)
ジョナサン・サマーズ(Br ヘラクレス)
モールドウィン・デイヴィス(T エヴァンドル)
ジョン・シャーリー=クワーク(Br 大祭司)
マシュー・ベスト(Br 預言者)
フィリップ・ジェリング(Bs 伝令官)

チャールズ・マッケラス(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
グルックのフランス語のオペラは、今でこそ人気があるが、かつては上演が非常に珍しいものだった。この1980年の上演では、ジャネット・ベイカーとロバート・ティアーという、1980年代のロイヤル・オペラを代表する名歌手が共演、さらに知性派のマッケラスが指揮した、当時最先端の上演でした。ベイカーの気品ある歌は、四半世紀以上経った今聞いても実に感動的。録音:1981年12月12日 STEREO

SUPRAPHON 1CD¥2000


SU 3921
(4CD)
\6600→¥5990
ドヴォルザーク:
 弦楽五重奏曲集、弦楽六重奏曲、
 ピアノ四重奏曲集 & ピアノ五重奏曲集
[CD 1]
 (1)弦楽五重奏曲第1番イ短調Op.1
 (2)弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
[CD 2]
 (1)弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.77
 (2)間奏曲(ノクチュルヌ)
 (3)六重奏曲イ長調Op.48
[CD 3]
 (1)ピアノ五重奏曲第1番イ長調Op.5
 (2)ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81
[CD 4]
 (1)ピアノ四重奏曲第1番ニ長調Op.23
 (2)ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調Op.87
[CD 1]
ヨゼフ・クルソニュ(Va)
パノハ四重奏団
[イルジー・パノハ、
パヴェル・ゼイファルト(Vn)、
ミロスラフ・セフノウトカ)Va)、
ヤロスラフ・クルハン(Vc)]
[CD 2]
(1)(2)パヴェル・ネイテク(Cb)
(3)ヨゼフ・クルソニュ(Va)
(3)ミハル・カニュカ(Vc)
パノハ四重奏団
[CD 3]
ヤン・パネンカ(P) パノハ四重奏団
[CD 4]
ヨゼフ・コドウセク(Va)
スーク・トリオ
[ヨゼフ・ハーラ(P)、
ヨゼフ・スーク(Vn)、ヨゼフ・フッフロ(Vc)]
どこか郷愁を誘うメロディが散りばめられ、相変わらず日本でも人気の高いドヴォルザーク。今でこそいくつか室内楽を集めたセットは入手できる状況とはいえ、作曲者のアニヴァーサリーに合わせて登場した室内楽大全集(15枚組 / 廃盤)は、量と質との両面においてさすがはSUPRAPHONが社運をかけて作り上げたと思わせる出来栄えだった。このたび、パノハによる弦楽四重奏全集(8枚組 / SU.3815)につづいて、4名以上の編成を要する作品があらためてセットになった。傑作ピアノ五重奏第2番から、録音でもあまり聴く機会のない弦楽五重奏第1番まで、分売も軒並み廃盤となって久しかったためこのたびのリリースはうれしいところ。なんといっても、このセットの強みは演奏陣の顔ぶれ。パノハのほか、スーク・トリオにパネンカ、プラジャークのメンバーであるクルソニュやカニュカと、コアなファンを十分満足させるものとなっている。録音:[CD 1](1)1996年6月5-6日(2)1996年5月23-24日 [CD 2](1)(2)1992年3月2-4日(3)1992年5月27-28日 [CD 3](1)1993年2月15-16日(2)1993年10月30-31日 以上プラハ、ドモヴィナ・スタジオ [CD 4]1982年6月6-13日プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホールステレオ 270'20"
SU 3942
(2CD)
\4000
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集BWV.1046-1051(全曲) マレク・シュトリンツル(指)
ムジカ・フロレア[ピリオド楽器使用]
いまをときめく名花コジェナーが歌うJ.S.バッハのアリア集で生き生きとした音楽を聴かせたムジカ・フロレア。コジェナーと同じく、チェコ屈指のオリジナル楽器によるアンサンブルは、チェリストで指揮者のマレク・シュトリンツルによって1992年に結成されている。新録のブランデンブルク全曲はなんといっても驚くべきテンポ設定に意気込みが表れていて刺激満点。しかも刺激一辺倒ではなく、しっかり優美も保たれていて、オリジナル楽器による演奏も出尽くしたと思われる向きにも、きっとあらたな発見を約束してくれるアルバム。録音:2006年6月27-28日(第3番-第6番) 2006年11月5-6日(第1番、第2番)プラハ
SU 3937 「戯れ〜マルチヌー:ピアノ小品集」
 戯れⅠ H.205(1931)*世界初録音
 戯れⅡ 6つのやさしい小品H.206(1931)
 4つの楽章H.170(1929)
 ミニチュアのフィルムH.148(1925)
 春 H.127(1921)*世界初録音
 恐るべき列車H.258(1937)
 第5の月の第5の日 H.318(1948)
 調理場のレビュー H.161(1927)*ピアノ版による世界初録音
 アダージョ〜思い出 H.362(1957)
カレル・コシャーレク(P)
来年2009年が没後50周年にあたるマルチヌーは生涯に膨大な数の作品を遺しました。ピアノ曲は200曲以上にもおよび、なかにはゼルキンやフィルクシュニーといった大家に捧げられたものもある。これまで多くのピアニストによって、これらの作品はヴァラエティゆたかな内容にふさわしく大きな関心が払われてきたが、小品については手付かずのままだった。このアルバムでは重要なパリ時代の作品を中心に、ジャズを取り入れたことで有名なバレエ「調理場のレビュー」のピアノ版の世界初録音のほか、小品に光があてられている。世界遺産にも登録されたクロムニェジーシェ生まれのコシャーレクは、同郷のコジェナーのリサイタルでもおなじみのピアニスト。マルチヌーの録音も多い彼の起用はまさにぴったりといえる。録音:2006年8月15-18日クロムニェジーシュ

SU 3941
スーク:交響曲 ホ長調Op.14
ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」Op.91
同:序曲「謝肉祭」Op.92
トマーシュ・ネトピル(指)プラハSO.
ビエロフラーヴェクの弟子で、クリーヴランド管弦楽団、ロンドン・フィル、ウィーン・フォルクスオーパーそしてNHK交響楽団にデビューを果たし注目される指揮者ネトピル(1977年生まれ)のスプラフォン・デビュー盤。ドヴォルザークとその弟子スークによる、祖国への深い愛情と民族色の濃厚な作品を熱くフレッシュな感性で歌い上げています。録音:2007年10月23-24日 プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)

SU 3940
(3CD)
\4800→¥4290
マルチヌー:交響曲全集
 交響曲第1番H.289(1942)
 交響曲第2番H.295(1943)
 交響曲第3番H.299(1944)
 交響曲第4番H.305(1945)
 交響曲第5番H.310(1946)
 交響曲第6番「交響的幻想曲」(1951-53)
ウラディーミル・ヴァーレク(指)
プラハ放送SO.
ヴァーレク&手兵プラハ放送響が母国マルチヌーの交響曲を一息に全集でリリース。多作家で知られるマルチヌーだが、第1から第5までの交響曲は5年以内という非常に短期間に集中的に書かれた。6曲中最長の第1番は裸一貫の状態でアメリカに辿り着いてから1年以内に書かれ、クーセヴィツキーが妻ナタリーの思い出に委嘱した作品として知られる。このほかラインスドルフ初演の第2番、シェイナ初演の第3番、オーマンディ初演の第4番、クーベリック初演の第5番と、カメレオンとあだ名されたストラビンスキー以上にとらえどころのない多彩な作風がみられる。ただ5曲に共通する戦時から戦後まもなくという時期が重要で、全てに少なからず戦争が影を落としている点も見逃せない。さらに、交響曲という枠組みから離れて3つの独立したファンタジーのスタイルをとる第6番。6曲中随一の人気作は初演者ミュンシュに献呈されている。ヴァーレクらによるセットは、当レーベルでは70年代のノイマン&チェコ・フィルの記念碑的録音以来となるもので、あらたなるスタンダードとしておおいに期待される。録音:2006年11月プラハ、チェコ放送スタジオA DDDステレオ 191'08"

WERGO 1CD¥2400


WER 6706
ジョン・ケージ&ハンス・オッテ:東洋と西洋
 (1)オッテ:響きの書-2
 (2)ケージ:ソナタ第7番
 (3)ケージ:ソナタ第8番
 (4)オッテ:響きの書-9
 (5)ケージ:インターリュード第1番
 (6)オッテ:響きの書-8
 (7)ケージ:ソナタ第2番
 (8)オッテ:響きの書-6
 (9)ケージ:ジェミニ
 (10)オッテ:時の本-39
 (11)オッテ:時の本-13
 (12)ケージ:ソナタ第3番
 (13)オッテ:時の本-16〜
  シェーンベルク:ピアノのための6つの小品よりop.19-2〜オッテ:時の本-17
 (14)ケージ:ソナタ第5番
 (15)オッテ:時の本-24
 16ケージ:ソナタ第11番
 17オッテ:時の本-19
 18ケージ:ソナタ第16番
 19オッテ:響きの書-10
 20オッテ:時の本-25-ケージ:ソナタ第6番-オッテ:時の本-48
フィリップ・ヴァンドレ【ピアノ(1)(4)(6)(8)(10)(11)(13)(15)17,19/プリペアド・ピアノ20】
エルマー・シュランメル【プリペアド・ピアノ(2)(3)(5)(7)(9)(12)(14)16,18/ピアノ20】
このCDに収められているのは、もともと、ハンス・オッテの80歳の誕生日のために催されたコンサートで演奏されたのとほぼ同じ内容。ヨハネ福音書は「初めに、言葉があった。」と書き起こすが、少なくとも、音楽においては、初めにあるのは「音」。音楽に言葉がつけられたものも存在するが、それは、音楽の内容を異口同音に反復しているにすぎないのであって、あくまでも音そのものだけで何らかの意味を成さない音楽は、不完全である、という考えのもとに組まれたコンサートだった。静寂に自然に溶け込む音が、我々に西洋と東洋のバックグラウンドを想起させる。オッテの「響きの書」は、催眠術のようなミニマルミュージック。実に美しい響きがはてしなく繰り返される中で少しずつアクセントの位置やハーモニーが変わってゆき、まさにヒーリングやニューエイジずばりそのもの。西洋音楽の新しい潮流の音楽。「時の本」は、西洋音楽の礎である調性を脱した「無調」で書かれている、ちょっと禅の空気を含む作品。禅の研ぎ澄まされた世界と、西洋音楽の究極の進化形のひとつの世界があわさっている。ケージのソナタの数々は、プリペアド・ピアノのために書かれており、ガムラン音楽のような呪術的要素を感じさせるもの。ヒーリングといってもお手軽なものではなく、耳も心もやさしくマッサージされるような気分になれる。
WER 6569 セバスティアン・スティーア(1970-):作品集
 (1)ダブル(2001)-20人の演奏家のための
 (2)尽線(2004)(ヴァイオリンとギターのための)
 (3)あちら こちら(2004/04)
  (Es管Cl、ヴァイオリン、アコーディオンのための)
 (4)二つの歌曲(1994)(児童ソプラノとヴィオラのための)
 (5)der und die(2002)(ソプラノ、クラリネットとチェロのための)
 (6)風の逃亡者Ⅱ(1998)(アルトフルートのための)
(1)アンサンブル・モデルン/ドミニク・マイ(指)
(2)Duo10
(3)アンサンブル・クラリネット・アコーディオン・プラス
(4)アルナス・ブロイティガム(S)、マルティン・フラーダ(Vla)
(5)ペトラ・ホフマン(S)、
アンサンブル・レシェルシェ
(6)ミヒャエル・シュミット(Fl)
爆発的なエネルギーを秘めた、スティーア作品集。作品の中でも音のエネルギーが自在に伸縮しているのを感じる。プリミティヴな感じもするが、魂が開放されるような気がする。

ZIG ZAG TERRITOIRES 1CD¥2600

ZZT 080201 フェルナンド・ソル:12のセギディーリャス・ボレラス グザヴィエ・ディアス=ラトール(G)
ラベリントス・インジニオソス
ギター奏者のグザヴィエ・ディアス=ラトールと彼が率いるアンサンブル、ラベリントス・インジニオソスによるスペイン音楽集のガスパル・サンスのギター作品(ZZT 061002)に続く第2弾。古典派ギターの第一人者フェルナンド・ソルのギター伴奏による歌曲、セギディーリャス・ボレラスを収録している。セギディーリャスはスペインに広く伝わる舞曲の形式。辛らつな歌詞とスペインの伝統的な舞曲はヨーロッパのサロンに取り入れられ流行しました。このアルバムは主にギター曲で知られているソルの新たな一面を教えてくれる。ソルはもちろんギター作品で高い評判を得ていたが、このセギディーリャスも大変人気があった作品群。1976年にブライアン・ジェファリ氏の編成により刊行されたギター伴奏による楽譜に基づいた演奏。次回のグザヴィエ・ディアス=ラトールのスペイン音楽シリーズはフランシスコ・ゲラウの作品を録音予定。録音:2007年11月13-16日(カタロニア)
ZZT 080302 サント=コロンブのトンボー〜作曲家たちの肖像
 サント=コロンブ:
  プレリュード/二つのヴィオールのための協奏曲第1番
 マラン・マレ:
  サント=コロンブ氏を悼むトンボー/リュリ氏を悼むトンボー/マリアンヌ
 J.B.フォルクレ:ラボルド/ラモー/クレール/フォルクレ/クープラン
 デニス・ゴーチェ:ゴーチェのトンボー、
 ラモー:ラモー/フォルクレ
マリアンヌ・ミュレ(指&Gamb)
アンサンブル・スピラーレ
このアルバムは17世紀フランスのヴィオールの名手サント=コロンブと同時代のフランスの作曲家たちの肖像を描いた内容。17世紀から18世紀のフランスの作曲家たちがトンボーを軸に同時代の作曲家や自身の思い出を作品に残している。マリアンヌ・ミュレ率いるアンサンブル・スピラーレは、このアルバムを「響きの博物館」として偉大な作曲家たちの作品に敬意を評し、彼らたちへのトンボーとして大切に作られた1枚。録音:2007年11月12-17日

ZZT 080203
ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731):
 オーボエと通奏低音のための組曲
  【ニ短調/ト短調/ハ長調/ニ短調/ト短調】
アントワーヌ・トゥレンチーク(Ob) 
アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ
ピエール・ダニカン・フィリドールは17から18世紀に活躍したフランスの音楽家一族フィリドール家の一員。一族の中ではフランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドールが有名だが、その大叔父ミシェル・ダニカン・フィリドールはオーボエ奏者としても活躍しジャン・オトテールとショーム(オーボエの前身)を元として楽器の改良を行った人物。オーボエ奏者のアントワーヌ・トゥレンチークは、オーボエの発展に大きく貢献したフィリドール家の一人であるピエール・ダニカンの作品に光を当てるべく、このアルバムを発表した。ピエール・ダニカンはオーボエ奏者、フルート奏者としても活躍していたが、宮廷の正式なポストがなかったためヴィオール奏者として在籍していたこともあったとのこと。流麗ながらも悲哀を感じさせる美しい音楽。




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