KML
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KML 1119
\2500→¥2290 |
フエゴ・イ・アグア〜火と水 ——
伝承曲:カプリチョ・ポル・ブレリアス/
マイテ・マルティン:愛のソネット/
ホセ・ルイス・モントン:インテンタロ・エンコントラル/
マイテ・マルティン:アカリシアメ・ポル・デントロ/
パコ・デ・ルシア:愛の歌/
ロドリーゴ:アデラ/
グラナドス:嘆きにくれるマハ/
ファリャ:ナナ/
ロドリーゴ:聖なる羊飼い/
伝承曲:ムーアの娘に恋をする/
マイテ・マルティン:ガゼル・デル・アモール・インプレビスト/
カルロス・ガルデル:スス・オホス・セ・セラーロン/
ファン・バルデラマ:ビダリータ/
伝承曲:バリアシオーネ・ソブレ・ウン・ソロンゴ |
マイテ・マルティン(ヴォーカル)、
カティア・ラベック(ピアノ)、
マリエル・ラベック(ピアノ) |
ラベック姉妹と熱きカンタオーラの出会い。フラメンコのカンテとピアノ・デュオが燃える!現代を代表するピアノ・デュオの代名詞ラベック姉妹の自主レーベル「KML
Recordings」の最新作は、バルセロナ生まれの天才カンタオーラを迎えてのフラメンコとピアノ・デュオのコラボレーション・アルバム!「カンタオーラ」とは「カンテ」(歌)を歌う女性フラメンコ歌手のことであり、1965年バルセロナ出身のマイテ・マルティンはフラメンコの世界に新たな風をもたらした世界有数のカンタオーラである。このマイテ・マルティンとラベック姉妹のコラボレーション・アルバムで取り上げられているのは、ファリャ、グラナドス、ロドリーゴといったスペインの音楽史にその名を刻む巨匠たちからアルゼンチンの幻のタンゴ歌手カルロス・ガルデルの作品などが並ぶ熱きレパートリー。マイテ・マルティンとラベック姉妹の持ち味である熱き情熱がほとばしる「フエゴ・イ・アグア」。フラメンコとピアノ・デュオのクロスオーバーが新たな世界を切り開く。 |
LINN
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CKD 291
(SACD Hybrid Multichannel)
\2700→¥2490 |
快楽の園 ——
ディエゴ・オルティス(c.1510−1570):
低音旋律によるレセルカーダ第2番/
ヤコブ・ファン・エイク(1589/90−1657):
人は夜何をする、最も美しい娘ダフネが、道化師/
ダリオ・カステッロ(fl.c.1620−1630):ソナタ第2番/
ジョン・ダウランド(1563−1626):悲しみよ、とどまれ/
ヨハン・ショップ(1590−1664):涙のパヴァーヌ/
ダウランド:もう泣くな、悲しみの泉よ/
ジョヴァンニ・バッサーノ(c.1558−1617):ある日スザンナは/
オルティス:定旋律によるレセルカーダ第2番/
ジョヴァンニ・バティスタ・フォンターナ(−c.1630):ソナタ第6番/
ビアージョ・マリーニ(1594−1663):パッサカリア/
フォンターナ:ソナタ第2番/
ファン・エイク:アマリリ麗し/
オルティス:「甘き想い出」によるレセルカーダ第1番/
バッサーノ:フレ&ガイヤール |
パメラ・トービー(リコーダー)、
アンドルー・ローレンス=キング
(ハープ&プサルテリー) |
パラディアン・アンサンブルの中核であり、ソリストとしても世に名高いスコットランドが生んだ世界的リコーダー奏者パメラ・トービーのバロック協奏曲集(CKD
217)、ヘンデルのソナタ集(CKD
223)に続くソロ・アルバム第3弾が登場!ルネサンス時代から初期バロック時代にかけての作品を集めた今回の「快楽の園」では、超絶技巧を要する凄まじい速さのパッセージを持った作品と、陰影を感じさせるメロディアスな作品の対比が印象的。中でもファン・エイクの作品でトービーが魅せる圧巻のテクニック、ダウランドの作品でローレンス=キングが奏でる哀しみと美しさを持った音色はこの作品集のハイライトと言えるだろう。自らが主宰するアンサンブルやサヴァールのエスペリオンⅩⅩで培ったローレンス=キングのハープの音色が絶妙の存在感を放っており、トービーのリコーダーを際立たせているところも見事と言う他ない。トービーとローレンス=キングによるこのアルバムは、様々な特色を持ったルネサンスと初期バロックの逸品が1つにまとまった音楽の花束である。 |
CKD 314
(SACD Hybrid Multichannel)
\2700 |
メシアン:室内楽作品集 ——
世の終わりのための四重奏曲/主題と変奏/
ピアノと弦楽四重奏のための小品/幻想曲/黒つぐみ |
ヘブリディーズ・アンサンブル
〔ウィリアム・コンウェイ(芸術監督&チェロ)、
アレクサンダー・ヤニチェク(ヴァイオリン)、
サラ・ビヴァン・ベイカー(ヴァイオリン)、
キャサリン・マーウッド(ヴィオラ)、
ローズマリー・エリオット(フルート)、
マキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)、
フィリップ・ムーア(ピアノ)〕 |
ヨーロッパで目覚しい活躍を展開している若手アーティストたちの精鋭集団、ヘブリディーズ・アンサンブル。1991年にエジンバラで結成されたこのアンサンブルは、芸術監督の任にありヨーロッパ室内管の首席チェロ奏者でもあるコンウェイ、マッケラスとのモーツァルトが記憶に新しいスコットランド室内管のディレクターを務めるヤニチェク、同じくスコットランド室内管の木管セクションを支えるクラリネット奏者マルティンなど凄腕のアーティストたちが集っており、これまでに40人を超える作曲家の新作初演を手懸けるなど近現代作品の演奏、解釈には特に定評がある。傑作「世の終わりのための四重奏曲」を中心としたメシアンの室内楽作品でも、ヘブリディーズ・アンサンブルの個々の実力の高さとアンサンブル能力が際立っており、聴けば聴くほどメシアンの世界に引き込まれていく・・・。非常に密度の濃い内容と超優秀録音を備えたメシアンの作品集である。 |
LIR CLASSICS 1CD¥2000
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LIR 007
¥1790 |
涙の聖母〜17世紀イタリアの聖歌とカンタータ
——
ディンディア:Piange Madonna
、O del cielo
d'amor/
ガリアーノ:E morto, il tuo
Signore、Tu
languisci e tu mori、Gioite,
gioite/
モンテヴェルディ: 聖母の嘆き/
フレスコバルディ:
Dove, dove Signor、Oscure
selve、
Aria di passacaglia、Dopo
si lungo error、A
pie della gran croce/
サラチーニ:Tra le pompe di
Morte、Aspra
fu la ferita/
カッチーニ:Vedro'l mio sol、
Fillide mia、Filli,
mirando il cielo/
カリッシミ:Ferma lascia ch’io
parlo |
ナンシー・ロング(メゾ・ソプラノ)、
トラジコメディア |
イギリスのレーベル『LIR Classics』の取り扱いを開始!アーティストから提供された録音のCD化を行い、新人アーティストやアンサンブルの世界進出をサポートするイギリスのインディペンデント・レーベル「LIR
Classics」。「LIR Classics」を通じて世界に発信されるさらに飛躍するであろうアーティスト、録音の機会に恵まれてこなかったアーティストたちのクォリティの高い演奏にご期待下さい。ハイペリオンからリリースされているシュトックハウゼンのシュティムンク(CDA
66115)の録音にも参加しているアメリカのメゾ・ソプラノ歌手ナンシー・ロングと、1987年にリュートのスティーヴン・スタッブス、ハープのアンドルー・ローレンス=キング、ヴィオラ・ダ・ガンバのエリン・ヘッドリーの3人によって結成された「トラジコメディア」の初共演盤。当時のヨーロッパの中でも特に隆盛を誇った17世紀イタリアの音楽という揺るぎないコンセプトがアルバムの価値をさらに高めている。バロック・ファン要チェック!1988年1月19日&20日の録音。 |
LIR 015 |
サムシング・ニュー〜金管五重奏のための近現代作品集
——
ヘスフォード:チャックス・ビッグ・リープス/
ナイマン:マスク・アリア/
バック:ロンドと舞曲/
マッケイブ:ホーク・イン・ウインター・ライト/
ワディントン:4つの小品 |
マルディ・ブラス |
「5人の金管楽器奏者のための5人の作曲家による5つの作品」を収録した金管五重奏のための新しい作品集。マイケル・ナイマンやジョン・マッケイブなど大物作曲家の作品など、新たなレパートリーの発掘に役立つことも間違いなし。マルディ・ブラスはロンドンの王立音楽院に在籍する学生たちによって1992年に結成された金管五重奏団。脈々と続くイギリスの伝統を受け継ぐ若き奏者たちによるアンサンブルの実力はまさに一級品。2007年1月6日〜9日の録音。 |
MSM
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MSM 0007
\2100 |
コリアン・ソングス ——
シン・グイボク:ヴィサージュ/
キム・ヒョグン:純白の白い雪/
キム・ヨンジュン:桔梗、詩人の死/
キム・ドンジン:私は家に帰りたい、新しいアリラン/
チョ・ドナム:舟歌/
伝承曲:パクヨンの滝/
リ・スイン:我が故郷への頌歌、我が心の川/
ハ・デウン:忘れられない/
ナ・ウンユン:詩篇23番/
キム・ヨンジュン:青い山脈より |
ウーキュン・キム(テノール)、
ヒジン・リー(ピアノ) |
ウーキュン・キムは、漢陽大学で声楽を学び、留学先のミュンヘン音楽大学ではヘルムート・ドイチュ教授のマスタークラスに参加して研鑽を積んだ韓国の若き逸材。ウィーンのベルヴェデーレ・コンクール、バルセロナのフランシスコ・ヴィニャス・コンクール、ロサンゼルスのプラシド・ドミンゴ・オペラリア国際コンクールを制覇するなど、既にその実績は十分。今回MSMからリリースされるウーキュン・キムにとって初のソロ・アルバムとなるこの「コリアン・ソング」は、文字通りウーキュン・キムの祖国である韓国の歌曲集。どこか親しみを覚えるシンプルな韓国歌曲でのウーキュン・キムの凛々しく優しい歌声は、次代のスターとしての可能性を十二分に感じさせてくれる。 |
MUSICA REDIVIVA
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MRCD 102
\2500 |
透明の響き ——
カタリーナ・パルメール(1963−):透明のひびき/
ミクロス・マロス(1943−):ゴルグ/
スタファン・ストルム(1964−):荒れ果てた庭からの三つの歌/
マルタン:ソナタ・ダ・キエザ/
ウレ・リュッツォ・ホルム(1954−):韻と対/
ベリー・ガイ(1942−):ウィッスル・アンド・フルート/
ヴィクトリア・ボリソヴァ・オラス(1969−):双子に捧げるセレナーデ/
ヘンリック・ストリンドベリ(1954−):モデル2/
レミジュス・シレイカ(1950−):トリオ |
トリオ・トリブカイト・ペッターソン・ベリィ
〔ベンクト・トリブカイト(オルガン、ピアノ、チェンバロ)、
ミカエル・ペッターソン(フルート)、
ダニエル・ベリィ(マリンバ、打楽器)〕 |
「トリオ・トリブカイト・ペッターソン・ベリィ」は、鍵盤楽器、フルート、打楽器という組み合わせで1996年に結成されこれまでに70曲以上の楽曲を提供されるなど、スウェーデンのコンテンポラリー・ミュージックを代表するアンサンブルである。また近現代作品の演奏、紹介だけでなく子供たちのための教育プログラムに対しても積極的な取り組みを行うなど、その姿勢も高い評価を受けている。 |
NATIVES
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CDNAT 09
(2CD)
\5200 |
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ全集 ——
CD-1:
チェロ・ソナタ イ短調RV.44、イ長調、変ロ長調RV.47、
ト短調RV.42、変ホ長調RV.39/
CD-2:
ホ短調RV.40/
イ短調RV.43/変ロ長調RV.45/
ヘ長調RV.41/変ロ長調RV.46 |
フィリップ・フロン(チェロ・アッリングレーゼ)、
ラクリメ・コンソート |
“チェロ・アッリングレーゼ”で聴くヴィヴァルディのチェロ・ソナタ。ブリュッセル王立音楽院では重鎮ヴィーラント・クイケンの下で研鑽を積み、クイケン後の世代を担う逸材として師からも大きな期待を寄せられているフィリップ・フロンのマラン・マレの作品集に続く二作目は、ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集。このヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集、明らかに通常のチェロとは音色が異なるのは研究に研究を重ねて再現にたどり着いた「チェロ・アッリングレーゼ」を用いているためなのである。ここでの研究の結論として再現された楽器は、CD-1で聴くことの出来る5本のガット弦と7本の金属製の共鳴弦を張った楽器、CD-2で聴くことの出来る5本のガット弦と12本の金属製の共鳴弦を張った楽器の2種類。ヴィヴァルディのチェロ協奏曲に指定がありながら、現在も謎のベールに包まれ様々な説が存在する「チェロ・アッリングレーゼ」。1つの研究成果から生まれた音色に耳を傾けてみていただきたい。 |
NBE LIVE
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NBECD 020
(CD+DVD-PAL/特別価格)
\5000 |
オランダ管楽アンサンブル〜夜 ——
ピート・シーガー:花はどこへ行った/
伝承曲:Gedonder in de glazen!/
コール・ポーター:I get a kick
out of you/
ウィル・グレゴリー:Interference/
マールテン・スプルイト:Tango
seduccion/
ファリャ:ナナ/
コダーイ::戦争とナポレオンの敗北/
ハンス・ヨアヒム・バッハ:ヨハンナ、口笛は吹ける?/
アントニオ・マセード:カンタ・カンタ・アミーゴ・カンタ/
ジョン・アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン/
ブルックナー:ロクス・イステ/
デイヴィッド・ドラム:ナイトメア#9/他
全21曲 |
オランダ管楽アンサンブル |
オランダ発!仰天のニューイヤー・コンサート!オランダの名門アンサンブル、オランダ管楽アンサンブルが2008年1月1日にアムステルダムのコンセルトヘボウで開催した仰天のニューイヤー・コンサートの模様を収録したライヴ録音。現在のオランダ管楽アンサンブルも、オーボエのバート・シュニーマンやトランペットのアンドレ・フーヴェルマン(ロッテルダム・フィル首席)、トロンボーンのブラント・アッテマ(オランダ放送フィル)、アレクサンダー・ヴァービーク(ロッテルダム・フィル首席)などこれまで以上にツワモノ揃い。クラシックあり、ジャズあり、民族音楽あり、ポップスあり、とジャンルの枠は完全に撤去。PAを駆使した演出、熱唱するヴォーカル、炸裂するブラス&パーカッション、熱狂する観衆(ブックにはホールに枕が飛び交う写真も)・・・こんなニューイヤー・コンサートを元旦に生中継で見てみたいかも!?
コンサートの模様を収録したDVD-VideoはPAL方式です。PAL方式対応のプレーヤー以外では再生が出来ません。ご注意下さい。 |
NIMBUS 1CD−R¥2300
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NI 2500-4
(5CD/特別価格)
\5400→¥4990 |
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲&
弦楽のための協奏曲とシンフォニア集Vol.1
——
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.208/ハ長調RV.186/
イ短調RV.356/ホ長調《恋人》RV.271/ハ長調RV.171/
ニ長調RV.230/ト長調RV.310/変ホ長調RV.254/
ハ短調《疑い》RV.199/ニ短調RV.249/ニ長調RV.232/
ホ長調RV.265/弦楽のための協奏曲ハ長調RV.114/
ホ短調RV.134/ホ短調RV.133/ニ長調RV.121/
ヘ長調RV.136/ニ短調RV.127/ハ短調RV.119/
変ロ長調RV.164/ト長調RV.150/イ長調RV.159/
イ長調RV.160/ヴァイオリン協奏曲変ホ長調RV.260/
ニ短調RV.237/協奏曲ニ長調《聖母被昇天のために》RV.582/
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.213/ニ長調RV.228/
イ長調RV.340/ト短調RV.328/
ニ長調《ピゼンデル氏のために》RV.205/ト短調RV.319/
ハ長調RV.172/変ロ長調RV.370/ト長調RV.302 |
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン&指揮)、
イスラエル室内管弦楽団 |
シュロモ・ミンツのヴィヴァルディ!ニンバス(Nimbus)からミュージック・マスターズ(Music
Masters)の復刻シリーズがスタート!1990年代に一世を風靡しながらも突如として市場から姿を消したミュージック・マスターズ。ニンバスから復刻が始まるミュージック・マスターズの豊富で質の高い音源の数々に要注目!復刻の第1弾であり最初のタイトルは、シュロモ・ミンツのヴィヴァルディ!生後まもなくロシアからイスラエルに移住したミンツにとって第2の故郷とも言えるイスラエルを代表する室内オーケストラ、イスラエル室内管弦楽団を引き連れてのヴィヴァルディではミンツがヴァイオリン・ソロに指揮者にと大車輪の如き活躍を展開。収録曲は5CDsで全35曲!ミンツの至芸を存分に堪能出来る充実のヴィヴァルディである。フランスのメッツ・アーセナルでの録音。(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。) |
NI 2507
\2000→¥1790 |
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV.988 |
ウラディーミル・フェルツマン(ピアノ) |
フェルツマンのゴルトベルクも復活!長い沈黙の後に突如としてメキシコのウアテクスト(Urtext)からショパンの夜想曲集(JBCC
048/049)を発表してファンの度肝を抜いた1952年モスクワ生まれの天才ピアニスト、ウラディーミル・フェルツマン。フェルツマンはミュージック・マスターズ時代にバッハ、ベートーヴェンの録音を行っているが現在は何れも入手困難状態。それだけに今回の復刻は、不思議な魅力を持つフェルツマンの“バッハ”の全容を知る又と無いチャンスとなるだろう。平均律やフーガの技法、協奏曲の復刻も楽しみ。1991年10月26日、モスクワ音楽院大ホールでの録音。 |
NI 2505
\2000 |
パガニーニ(フィスク編):24のカプリースOp.1 |
エリオット・フィスク(ギター) |
このギター版「パガニーニ:24のカプリース」は、アンドレス・セゴビアの愛弟子であり現代を代表するギタリスト、エリオット・フィスクがその超絶テクニックを徹底的に楽しませてくれるギター関係者必聴の大名盤。エリオット・フィスク自身の手によってアレンジされた「24のカプリース」は、この作品を知り尽くしている名ヴァイオリン奏者ルッジェーロ・リッチからも大絶賛のコメントが寄せられたほど。 |
NI 2506
\2000 |
コープランド:
アパラチアの春/弦楽のための九重奏曲/
弦楽四重奏のための2つの小品 |
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)、
セント・ルーク室内アンサンブル |
アメリカのセント・ルーク室内管弦楽団を母体とするセント・ルーク室内アンサンブルのコープランド・アルバム。メイン・プログラムの「アパラチアの春」では、大編成オーケストラ版ではなくオリジナルの13楽器版が用いられており、小編成ならではのシンプルでストレートな響きが心地よい。タクトを振るうのがリンツ・ブルックナー管とのコンビで話題を集めているアメリカ人指揮者、デニス・ラッセル・デイヴィスというところもポイント。1989年10月&11月の録音。 |
NI 2511
\2000 |
デューク・エリントン:4つのシンフォニック・ワークス
——
《ブラック、ブラウン、アンド・ベイジー》組曲/三人の王/
ピアノとオーケストラのための《ニュー・ワールド・ア・カミング》/
ジャズ・バンドとオーケストラのための《ハーレム》 |
モーリス・ペレス(指揮)、
アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラ |
アメリカが生んだ20世紀最高のジャズ・ミュージシャン、デューク・エリントンのスタンダード・ナンバーをオーケストラ・アレンジで楽しめるクロスオーヴァーなアルバム。アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラは、これまでに500人近くの作曲家の作品を取り上げ、100曲を超える世界初演を行ってきたアメリカ音楽の伝道師。フランク・ウェスやジミー・ヒースといったゲストも豪華! |
NI 2508-10
(3CD/特別価格)
\4200 |
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集Vol.1 ——
弦楽四重奏曲第16番変ホ長調K.428/
第22番変ロ長調K.589《プロシャ王第2番》/
第4番ハ長調K.157/第15番ニ短調K.421/
第14番ト長調K.387/第11番変ホ長調K.171/
第20番ニ長調K.499《ホフマイスター》/
第6番変ロ長調K.159/
第21番ニ長調K.575《プロシャ王第1番》 |
アメリカ弦楽四重奏団 |
アメリカ弦楽四重奏団は、2005〜2006シーズンで結成30周年を迎えた北米有数の弦楽四重奏団。メンバー全員がストラディヴァリウスの楽器を使用しており、そのハーモニーを作品へ最大限に反映させたモーツァルトはミュージック・マスターズに残した録音の代表作。今回のリリースが世界的にも高い評価を獲得し続けてきたモーツァルト全集の復刻第1弾となる。 |
NI 5818/20
(3CD/特別価格)
\4800 |
カルロス・グアスタビーノ(1912−2000):ピアノ作品全集
——
ガト/バイレシート/すばらしい故郷/ソナチネ/
ピアノ・ソナタ嬰ハ短調/3つのソナチネ/エスティロ/
ラ・シエスタ〜3つの前奏曲/パンペアーノ/リンコンの午後/
少女たち/クージョのロマンス/10の前奏曲/
10のアルゼンチン・カンティレーナ/3つの新しいロマンス/
私の小さな村/私の友だち/10の民謡 |
マーティン・ジョーンズ |
知られざる秘曲から名曲集までを広くカバーしアムラン並み膨大なレパートリーを持つニンバスの看板ピアニスト、マーティン・ジョーンズ。最近では、コルンゴルトやモンポウ、ストラヴィンスキー、アール・ワイルドのアレンジによるガーシュウィンなどをリリースしてきたマーティン・ジョーンズが新たに着目したのは、南米アルゼンチンの20世紀を代表する作曲家カルロス・グアスタビーノのピアノ作品。アルゼンチン北部の都市サンタ・フェで生まれ没したグアスタビーノの才能が特に発揮されているのは、未出版を含むと500曲を超える歌曲や、ピアノ作品だろう。遠く離れた南米アルゼンチンの風景や風の香り、人々の様子が見える、そんな抒情を感じさせてくれる美しい作品が並ぶ。2005年12月&2006年4月の録音。 |
NI 5821 |
エゴン・ヴェレス(1885−1974):弦楽四重奏曲集
——
弦楽四重奏曲第3番Op.25/
第4番Op.28/第6番Op.64 |
ウィーン・アルティス弦楽四重奏団 |
ウェーベルンやチェムリンスキーなどの「新ウィーン楽派」、そこに関わるヴァイグルやミュラー=ヘルマンなど近代オーストリアの作品を積極的に取り上げているウィーン・アルティス弦楽四重奏団。ニンバスからの5枚目となる録音は、「新ウィーン楽派」に属するユダヤ系の作曲家エゴン・ヴェレスの弦楽四重奏曲集。シェーンベルクに師事しながらも十二音技法に傾倒しなかったヴェレスの作風は幅広い。2005年12月11日〜13日の録音。 |
NI 5822/3
(2CD/特別価格)
\3600 |
スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ全集からのハイライト
——
ソナタ イ長調K.24/ニ短調K.141/ト長調K.124/
ロ短調K.27/ニ長調K.511/ハ長調K.513/ハ長調K.515/
ニ短調K.516/ニ短調K.517/ト長調K.523/ホ長調K.380/
ロ短調K.87/ト長調K.125/ト長調K.432/イ長調K.429/
ニ長調K.430/変ロ長調K.441/嬰ヘ短調K.447/
ト長調K.314/変ホ長調K.370/ニ長調K.122/
変ホ長調K.123/ハ短調K.126/ホ長調K.134/ハ長調K.251/
ニ長調K.137/ト長調K.455/ハ長調K.460/ハ長調K.461/
ニ長調K.145/ト長調K.146/ハ短調K.56/ニ短調K.9/
ニ長調K.33/変ロ長調K.202/ニ短調K.434/ト長調K.260/
ホ長調K.206/ニ長調K.415/ヘ長調K.205/ニ長調K.333/
ヘ短調K.239/ト長調K.520/ニ長調K.490/
ニ長調K.491/ニ長調K.492/変ロ長調K.57 |
リチャード・レスター(チェンバロ&フォルテピアノ) |
2000年から2005年にかけて録音が行われ、全7巻総枚数37枚という規模で完結となったリチャード・レスターのスカルラッティ全集から48曲のソナタを抜粋したハイライト版。有名どころをピックアップしたいリスナーにオススメ。 |
NI 5577 |
シューベルト:八重奏曲ヘ長調D.803 |
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団 |
1928年12月1日に結成されベルリン・フィルのメンバーによるアンサンブルの中で最も長い歴史を持つベルリン・フィルハーモニー八重奏団。往年の名手ゲルト・ザイフェルトがホルンに名を連ねているこのシューベルトは、1998年1月にアンサンブルの結成70周年を記念してベルリンのテルデック・スタジオで収録された名盤である。ちなみにシューベルトの「八重奏曲」は、1928年にアンサンブル結成のきっかけになった重要な作品でもある。ベルリン・フィルの中核をになっていた奏者たちのアンサンブル能力はやはり別次元。1998年1月の録音。 |
NI 5576 |
モーツァルト〜
ヨハン・ヴェントによるフルートと弦楽三重奏のためのオペラ編曲集
——
モーツァルト(ヴェント編):
歌劇《後宮からの逃走》より/
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より/歌劇《魔笛》より |
ウィーン・フォルクスオーパー・モーツァルト・アンサンブル |
当時の神聖ローマ皇帝ヨーゼフⅡ世が設立した宮廷合奏団のオーボエ奏者、ヨハン・ヴェントが室内楽用にアレンジを施したモーツァルトのオペラ集の第1巻。
アンサンブルのリーダーでもあるフルートのハンスゲオルク・シュマイザーは、ヴォルフガング・シュルツの門下生で現在はウィーン・フォルクスオーパーの首席奏者として活躍するウィーンの名手。フルートが牽引する小編成のオペラが爽やかに響く。1997年9月の録音。 |
NI 5578 |
ウルジー枢機卿のための音楽 ——
リチャード・ピゴット(b.c.1485−1549):ミサ曲《来たれ、聖霊よ》/
ジョン・マンソン(?−d.1548):おお、栄光の王 |
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊 |
ウルジー枢機卿によって創設され枢機卿の失脚後ヘンリーⅧ世によって再度設立された“クライスト・チャーチ”の聖歌隊が、ウルジー枢機卿の権力が頂点を極めていた時代に書かれた2つの宗教作品を歌う。1994年3月の録音。 |
NI 5580/1
(2CD/特別価格)
\3600 |
オルガンのためのコンテンポラリー作品集 ——
タヴナー:マンデリオン(世界初録音)/
ファニホウ:7つの星(世界初録音)/
メラーズ:Opus Alchymicum/
グラハム:オルガンのための3つの小品(世界初録音)/
イリフ:オルガンのためのトリオ(世界初録音)/
ゴワーズ:トッカータとフーガ/
リド:最後の七つの言葉/
ペルト:断続する平行/
バレル:Arched Forms with Bells(世界初録音) |
ケヴィン・ボウヤー(オルガン) |
ニンバスから全17巻に及ぶJ・S・バッハのオルガン作品集を発表したイギリスのオルガン奏者ケヴィン・ボウヤーの世界初録音となった音源を数多く含む「コンテンポラリー作品集」。ペルトの「断続する平行」など重要作も収録。1998年6月の録音。ト1999 |
NI 5584 |
ニコラエ・ブレタン(1887−1968):宗教声楽作品集
——
レイクエム/アヴェ・マリア/主の祈り/
小さなクリスマスの歌/神は来られた/エピタフ/他 |
ルドヴィク・コンヤ(バリトン)、
フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ)、
ロナルド・スタルフォード(オルガン)、
ドナルド・S・サザーランド(オルガン)、
フェルディナンド・ワイス(ピアノ)、
マルティン・ベルコフスキー(ピアノ) |
ニンバスが積極的にレコーディングを行っているニコラエ・ブレタンは、ハンガリーで生まれルーマニアで没した20世紀の作曲家。ブレタンの歌曲には欠かせないバリトンのコンヤ、ピアノのベルコフスキーも参加。1973年〜1976年の録音。 |
NOSTALGIA(新規取り扱い) 1CD¥2400
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Nostalgia 0701 |
リュートの飾り棚〜
フィリップ・フランツ・ルサージュ・デ・リシェー(17世紀頃):
曲集《リュートの飾り棚》
——
組曲レ短調/サラバンド
ラ長調/組曲ファ短調/シャコンヌ
ファ短調/
組曲レ長調/同ド短調/パッサカリア
ド短調(全曲世界初録音) |
佐藤豊彦(リュート) |
佐藤豊彦のリュートによって現代に甦る「リュートの飾り棚」。日本を、そして世界を代表するリュート奏者としてその名を知られる佐藤豊彦。1968年のバーゼル・スコラ・カントルムに留学し、1971年には世界初となるバロック・リュートによるLPのリリースを行いデビュー。1973年にはハーグ王立音楽院(オランダ)の教授に招聘され2005年1月に退官するまで後進の育成にも尽力するなど、リュート界の第1人者としての称号に相応しい世界規模での活躍を続けている。今回新たにリリースとなる2007年10月と11月に長崎の西海市大島文化ホールでレコーディングが行われた佐藤豊彦の最新録音は、フランスに生まれ17世紀後半に活躍したとされるルサージュ・デ・リシェーの曲集「リュートの飾り棚」。シャルル・ムートンに師事したということ意外はそのほとんどが謎に包まれているルサージュ・デ・リシェーの曲集「リュートの飾り棚」は、「歌うような様式」=「カンタービレ様式」的要素が強く、その美しくシンプルな旋律が心に染み渡る。使用楽器のラウレンティウス・グライフ製のオリジナル・リュートは1610年にインゴルシュタッドで製作され、現代オランダの楽器製作者ニコー・ファン・デア・ヴァールスの4年間という修復期間を経て演奏可能な状態に復元されたという歴史的価値も計り知れない銘器である。グライフのオリジナル・リュートとガット弦の組み合わせによる「リュートの飾り棚」では、楽器のコンディションに細心の注意を払いながら限りなくライヴに近い演奏を収録するために、レコーディングのカットを最小限に抑えるなど音質面に対する姿勢も徹底されている。録音:2007年10月25日〜26日&11月17日、西海市大島文化ホール/全曲世界初録音 |
Nostalgia 0401 |
華麗なる様式〜
ヨハン・ゲオルク・ヴァイヒェンベルガー(1676−1740):
組曲二短調/同へ長調/同ト長調/パルティータ
イ短調 |
佐藤豊彦(リュート) |
「華麗なる様式」を備えたヴァイヒェンベルガーのリュート音楽。1676年にオーストリアのグラーツで生まれ、1740年に同じくオーストリアのウィーンで没した17〜18世紀の知られざる音楽家ヴァイヒェンベルガー。大半の手稿譜は第2次世界大戦で行方不明となってしまったが近年になって再発見されており、徐々にヴァイヒェンベルガーのリュート音楽の全貌が明らかになり始めている。フランス派の「崩された様式」を基本としたドイツ語圏最後のリュート奏者の1人、ヴァイヒェンベルガーの「華麗なる様式」を持った傑作の数々を佐藤豊彦がグラーフのオリジナル・リュートとガット弦を用いて現代に伝えてくれる。またこの録音では、チャンネル・クラシックスのハイクォリティ・サウンドの産みの親である名エンジニア、ジャレッド・サックスがプロデューサーとエンジニアを担当しており、サウンド面の充実度も非常に高い。2002年11月4日〜6日&2003年5月、メノナイト教会(オランダ)での録音。 |
Nostalgia 0201 |
東雲のうた ——
日本古謡(佐藤豊彦編):蕗の曲/
日本古謡(オーイエン編):さくら/
日本古謡:黒田節(ギター独奏)/
日本古謡(オーイエン編):来るか来るか/
日本古謡(佐藤豊彦編):沖の鴎に/
日本古謡(オーイエン編):箱根八里/
日本古謡(オーイエン編):中国地方の子守唄/
日本古謡:五木の子守唄/
滝廉太郎:荒城の月/
山田耕筰:待ちぼうけ、からたちの花、ペチカ、曼珠沙華、かやの木山の、赤とんぼ/
藤井清水:信田の藪/
草川信:河原菜種/
弘田龍太郎(山田千代美編):叱られて/
杉山はせを(山田千代美編):花嫁人形/
近衛秀麿:ちんちん千鳥/
成田為三:浜辺の歌/
平井康三郎:あの子この子、平城山/
橋本国彦:お六娘 |
山田千代美(ソプラノ)、
ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(ギター) |
ソプラノとギターが織り成す「和」の心。佐藤豊彦が主宰するアンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」に中核メンバーとして参加している古楽声楽のスペシャリスト、山田千代美が歌う「日本のうた」。好物は刺身で趣味は三味線という大の日本びいきのオランダ人ギタリスト、オーイエンが1829年製オリジナルのパレルモ・ギター(佐藤豊彦所蔵)を奏でて山田千代美の歌声と共に何とも言えぬ「和」の空間を創り上げている。「日本のうた」の持つ旋律美と抒情的雰囲気、日本の心が余すことなく表現されたアルバムである。2001年12月、チャペル・スタジオ(オランダ)での録音。 |
ONYX
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ONYX 4032
\2400→¥2190 |
レミニセンス ——
マレ:組曲二短調/
ベンダ:グラーヴェ/
ブラームス:《F.A.E.ソナタ》より
スケルツォ
、子守歌/
ストラヴィンスキー:歌劇《マヴラ》より
ロシアの歌/
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》より
別れの場面とジュリエットの死/
マレ:5つの古いフランス舞曲/
ラヴェル:パヴァーヌ/
サティ:ジムノペディ第1番/
ラモー:村人 |
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、
ミハイル・ムンチャン(ピアノ) |
グラミー賞の受賞&ノミネートに輝くなど世界中から称賛を浴びた手兵モスクワ・ソロイスツ合奏団とのロシアン・プログラム(ONYX
4007/ONYX 4017)や、ここ日本でも話題を呼んだアジアン・プログラム(ONYX
4027)を世に送り出してきたロシアのカリスマ、ユーリ・バシュメット。今回新たにオニックス(Onyx)からリリースとなる最新盤は、バシュメット自身にとって数年振りとなるソロ・アルバム!長年にわたって共演を重ねてきたロシアの名ピアニスト、ミハイル・ムンチャン(ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの初演時にはピアノを担当!)を迎えてのソロ・アルバム「レミニセンス」で取り上げられているのは、バシュメットが選りすぐった珠玉の小品の数々。マレやベンダ、ラモー、ブラームスから、フランスのサティやラヴェル、お国物のストラヴィンスキーやプロコフィエフなど、「ロシアのカリスマ」の名に相応しい豊富で個性的なレパートリーは実に見事。これまでのキャリアの中でバシュメットがリサイタル・プログラムとして、またアンコール・ピースとして演奏を行ってきた作品を収めたこの「レミニセンス」は、バシュメットの集大成の1つと言っても過言ではないだろう。古き良き作品に新たな光を注ぐバシュメットの「レミニセンス」。「ロシアのカリスマ」の至芸と想いが凝縮された素晴らしき芸術品である。 |
ORPHEI DRANGAR
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ODCD-CAP 06
\2500 |
カプリース〜1991−1995 ——
オルフ:カルミナ・ブラーナより/
ワーグナー:タンホイザーより/
スンド:軍隊行進曲/ブルーベック:青いロンド/
シューベルト:夜の明かり/マスネ:ガヴォット/
バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリーより/
メーラー:サイヴァ、タンゴ/フェルステル:ポルニ・セストウ |
ロベルト・スンド(指揮)、
オルフェイ・ドレンガル、他 |
アルヴェーンやエリク・エリクソンが育て上げたスウェーデンの名門男声合唱団「オルフェイ・ドレンガル」のライヴ録音集。ここには1991年から1995年にかけての演奏が収録されており、「カルミナ・ブラーナ」やソリストを迎えての「ウェスト・サイド・ストーリー」などそのレパートリーは多岐に渡る。 |
PAVANE 1CD¥2400
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ADW 7522 |
2台ピアノによるフランス作品集
ドビュッシー:白と黒で/
ラヴェル:スペイン狂詩曲、ラ・ヴァルス/
フォーレ:組曲《ドリー》/
ミヨー:スカラムーシュ |
ピエール=アラン・ヴォロンダ(ピアノ)、
ジャン=クロード・ヴァンデン・エイデン(ピアノ) |
ベルギーで開催されている「エリザベート王妃国際音楽コンクール」の1983年ピアノ部門で見事に優勝を果たしたフランスのピアニスト、ピエール=アラン・ヴォロンダと現在はブリュッセル王立音楽院教授という要職に就いているベルギーの重鎮ジャン=クロード・ヴァンデン・エイデンのデュオによるフレンチ・アルバム。2台ピアノ用の作品としても定着している名曲5作品でのヴォロンダとヴァンデン・エイデンの絶妙な連携が“ピアノ・デュオ”の楽しさを存分に表現している。特に宝石のようにきらびやかな色彩感を放つ「ラ・ヴァルス」は絶品。1989年の録音。 |
ADW 7352 |
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集 ——
チェロ協奏曲ホ短調F.14/同ト長調第12番RV.413/
弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調/
チェロ協奏曲第15番RV.417/
弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調/
2つのチェロのための協奏曲ヘ長調RV.411 |
アレクサンドル・ドゥブリュ(チェロ)、
ジルベール・ブーシェ(指揮)、
アルペジオ室内管 |
4歳からチェロを弾き始めマイスキーとドロビンスキーの下で研鑽を積んだチェリスト、アレクサンドル・ドゥブリュが1995年に収録したデビュー・アルバム。ベルギー女王から名前を授けられた新生「トリオ・カルロ・ファン・ネステ」のメンバーの一員であり、2005年にはブエノスアイレスで開催された「アルゲリッチ音楽祭」に参加するなど躍進を遂げたチェリストの溌剌としたヴィヴァルディである。 |
ADW 7349 |
ファゴットのためのフランス作品集 ——
ピエルネ:ソロ・ドゥ・コンセール/
サン=サーンス:ソナタOp.168/
ギャロン:レシとアレグロ/
デュティーユ:サラバンドとコルテージュ/
アラール:パガニーニの主題による変奏曲/
ガバイエ:フルートとファゴットのためのソナチネ/
ジョリヴェ:
フルートとファゴット、ハープのための《クリスマス・パストラール》 |
田中雅仁(ファゴット)、
児嶋一江(ピアノ)、
東條茂子(フルート)、
井上えりか(ハープ) |
オランダのハーグ・レジデンティ管、南西ドイツ放送響、ベルギー王立モネ歌劇場管、新日本フィルの首席奏者を歴任し、日本を代表するファゴット奏者として世界中にその名を知られながらも2002年に客演先のカナダで急逝してしまった田中雅仁が遺したフランス作品集。高度な技術と表現力が必要とされる近代フランスの作品で、ストレスを感じさせないハイトーンや深いロウトーンを自在にコントロールする様は見事というほかない。1995年&1996年の録音。 |
ADW 7341
¥2190 |
ユベール・レオナール(1819−1890):
ヴァイオリン協奏曲第4番Op.26(コンツェルトシュトゥック)/
ギョーム・ルクー(1870−1894):
交響的練習曲第2番、半音階的幻想曲 |
シャルル・ジョンゲン(ヴァイオリン)、
ジェラール・カルティニー(指揮)、
ポール・シュトラウス(指揮)、
リエージュ交響楽団 |
19世紀ベルギーを代表する名ヴァイオリニスト、ユベール・レオナールと作曲家ギョーム・ルクーの作品を収録したヴァイオリンのための協奏的作品集。ベルギーのロマンティズムに満ちた3つの作品でソリストを務めるのは1937年リエージュ生まれのヴァイオリニスト、シャルル・ジョンゲン。またこの録音で収録を担当しているのは、フランスの伝説的録音技師として知られるアンドレ・シャルラン。演奏と録音両面の充実がベルギー音楽ファンの渇望を癒してくれる。1972年の録音。 |
ADW 7340 |
アンリ・ヴュータン(1820−1881):
ヴィオラとピアノのための《悲歌》Op.30/
ヴィオラ・ソナタOp.36/
ヴィオラとピアノのための《未完成ソナタ》Op.14/
ファンタジア・アパッショナータOp.35 |
テレーズ=マリー・ジリサン(ヴィオラ)、
ジャン=クロード・ヴァンデン・エイデン(ピアノ)、
シャルル・ジョンゲン(ヴァイオリン)、
ジェラール・カルティニー(指揮)、
リエージュ交響楽団 |
フランス=ベルギー派の代表的人物の1人に数えられる19世紀ベルギーの音楽家アンリ・ヴュータン。ヴァイオリニストとしても非常に高い名声を誇っていたヴュータンの作品、特に弦楽のための作品には自らの演奏家としての経験が還元された傑作が多い。「ファンタジア・アパッショナータ」の録音は、レオナール&ルクー(ADW
7341)と同じくアンドレ・シャルランによるもの。1985年6月の録音(Op.35のみ1972年6月)。 |
ADW 7348 |
シューマン:幻想曲Op.17/ダヴィット同盟舞曲集Op.6 |
ヘルベール・ドゥ・プレシス(ピアノ) |
フランスとイギリス双方の文化を背景に持ったヘルベール・ドゥ・プレシスは、ジョルジュ・シフラ、ルイス・ケントナーの薫陶を受け、国際シフラ財団からのサポートも得たピアニスト。1981年のウィグモア・ホール・デビューから順調にキャリアを積んでおり、ここでは決して勢いに流されずにじっくりと弾き込んだ丁寧なシューマンを展開。1995年の録音。 |
PENTATONE
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PTC 5186 302
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990 |
ドヴォルザーク:
交響曲第6番ニ長調Op.60/交響詩《水の精》Op.107 |
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、
オランダ・フィルハーモニック管 |
第9番「新世界」(PTC 5186 019)、第8番(PTC
5186 065)に続くクライツベルク&オランダ・フィルハーモニックのドヴォルザーク・チクルス第3弾は、交響曲第6番&交響詩「水の精」!2003年秋から首席指揮者を務めているオランダ・フィルとの関係がさらなる充実期に突入したクライツベルク。その証拠に前作「交響曲第8番」は世界中のメディアから高い評価を獲得しており、クライツベルク&オランダ・フィルのドヴォルザーク・チクルスの注目度は急上昇を遂げている。「第8番」&「第9番」といったドヴォルザークの2大メジャー以外を発表して行くここからがクライツベルクの腕の見せどころ。確実に巨匠への道を歩むクライツベルクのタクト捌きに要注目! |
PTC 5186 177
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200 |
シベリウス:
交響曲第5番変ホ長調Op.82/
同第7番ハ長調Op.105/交響詩《エン・サガ》Op.9 |
コリン・デイヴィス(指揮)、
ボストン交響楽団 |
高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるクァドラフォニック(RQR/4チャンネル録音)シリーズの最新作。1970年代のシベリウス録音の名演として親しまれ続けてきたコリン・デイヴィス&ボストン響のシベリウスがSACDハイブリッド盤で復活!交響曲は1975年1月、エン・サガは1980年3月の録音。会場は共にボストン・シンフォニー・ホール。 |
PHAEDRA 1CD¥2400
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DDD 92055
¥2190 |
In Flanders' Fields Vol.55 ——
ジョゼフ・ライラント(1870−1965):
ピアノ五重奏曲イ短調/
弦楽四重奏のためのアダージョ嬰へ短調Op.13/
弦楽四重奏曲第2番ヘ短調/アンダンテと変奏 |
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)、
シュピーゲル弦楽四重奏団、
ヨースト・ワーヘルマン(コントラバス) |
ベルギー、フランドル地方の作曲家による作品を世界中に向けて紹介する“In
Flanders' Fields”の第55集。ベルギーのフランドル地方における後期ロマン派の知られざる作曲家、ジョゼフ・ライラントの室内楽作品集は全曲が世界初録音。師であるエドガル・ティネルから受け継いだ作曲技法によって生み出されたライラントの室内楽作品は、どれも抒情に満ち溢れ豊かな響きを持っている。中でも「ピアノ五重奏曲」は優美な香りが漂うベルギーのロマンと呼ぶに相応しい作品である。 |
DDD 92053
¥2190 |
In Flanders' Fields Vol.53 ——
ダークネス〜ヘンリク・グレツキ(1933−):
木管五重奏、トランペット、トロンボーン、
弦楽四重奏、チャイムとピアノのための《小レクイエム》/
アンドレ・ラポルト(1931−):
ルート、バス・クラリネット、ヴァイオリン、
ヴィオラ、打楽器とピアノのための《リタニー・コン・エピフィオ》/
ステファーヌ・ヴァンデ・ギンステ(1971−):
木管五重奏、トランペット、トロンボーン、
弦楽四重奏、打楽器、ピアノと2人のナレーターのための《ダークネス》 |
エマーノン・アンサンブル |
“作曲家”ではなくフランドルの“演奏家”にスポットをあてた“In
Flanders' Fields”の第53集。管・弦・打楽器を中心とするエマーノン・アンサンブルは、フランドルの作曲家たちの新作初演を数多く手懸けるベルギーの室内楽団。個々の高い演奏技術と自在に編成を組み替えることのできる柔軟性を持っており、作曲家たちからは厚い信頼を受けている。グレツキの「小レクイエム」で聴かれるアンサンブル能力の高さも一級品。 |
PHONO SUECIA 1CD¥2500
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PSCD 171 |
ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス(1969−):作品集
——
交響詩《風の翼》/交響曲第1番
《天国の勝利》/
サクソフォン四重奏のための《恋する雄鶏たち》/
チェロ、ピアノとテープのための《僧院の庭》/
ピアノのための《沈黙の島》 |
マッツ・ロンディン(指揮)、
ノールショーピング交響楽団、
ラッシャー・サクソフォン四重奏団、
ピア・セーゲルスタム(チェロ)、
クリストフ・シロドー(ピアノ)、
エヴァ・シデーン(ピアノ) |
スウェーデン在住のロシアの女流作曲家ヴィクトリア・ボリソワ=オッラスのポートレート・アルバム。中でも「風の翼」は、ハーディング&ロンドン響によっても録音が行われたボリソワ=オッラスの代表作である。 |
PSCD 155 |
ポイント・ブランク ——
ドロー・フェイラー(1951−):
ポイント・ブランク/シャム・マイム/
死せるヨーロッパ人のための音楽/キ(Ki) |
ドロー・フェイラー(コントラバス&ソプラニーノ・サクソフォン)、
アンサンブル・ギャギーゴー、
ストックホルム・サクソフォン四重奏団 |
テル・アヴィヴ出身のミュージシャン&アーティスト、ドロー・フェイラーのサクソフォンをメインとしたコンテンポラリー・アルバム。「ポイント・ブランク」では、フェイラー自らがコントラバスとソプラニーノという2種類のサクソフォンを吹き分けている。 |
PIANO21
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P 21016-A
\2400 |
シューマン:
蝶々Op.2/花の曲Op.19/
アラベスクOp.18/子供の情景Op.15/幻想曲ハ長調Op.17 |
シプリアン・カツァリス(ピアノ) |
カツァリスのシューマンが新装登場!テルデック時代に収録したスタジオ録音以来となったカツァリスのシューマンが新装再登場!スタジオ録音だった旧盤に対して、こちらは全てライヴ音源。1977年、89年、98年、2003年と録音年代は様々だが、カツァリスの本領が発揮されるライヴでの圧倒的なパフォーマンスをストレートに楽しめる。 |
QUARTZ
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QTZ 2061
\2400 |
グリーグ:ピアノ作品集 ——
ホルベルグ組曲/詩的音画集Op.3/抒情小曲集より |
カーチャ・アペキシェワ(ピアノ) |
情感豊かなグリーグを奏でているカーチャ・アペキシェワは、グネーシン音楽院、エルサレム・ルービンアカデミー、ロンドンの王立音楽院で研鑽を積んだモスクワ生まれの女流ピアニスト。ソリストとしては、エルサレム響、ロンドン・フィル、モスクワ・フィルなどと共演を行い、1996年のリーズ国際ピアノ・コンクールでは6位入賞を果たすなど確実なキャリアアップを遂げている。2007年8月の録音。(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。) |
RONDEAU
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ROP 6021
\2500 |
J・S・バッハ:
カンタータ第21番《わがうちに憂いは満ちぬ》BWV.21より/
カンタータ第23番《汝まことの神にしてダヴィデの子よ》BWV.23より/
カンタータ第38番《深き苦しみの淵から、汝に叫ばん》BWV.38より/
コラール《われら悩みの極みにありて》BWV.641/
コラール《深き悩みの淵より、われ汝に向かいて呼ばわる》BWV.686/
モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225/
アラ・ブレーヴェ ニ長調BWV.589/コラール《ただ神の御旨に従う者は》BWV.642/
カンタータ第64番《見よ、父なる神の大いなる愛を》BWV.64より/
カンタータ第28番《感謝せん、今ぞ年は終わり》BWV.28より/
カンタータ第101番《われらより取り去りたまえ、主よ》BWV.101より |
クラウス・アイヒホルン(オルガン)、
ホルガー・アイヒホルン(指揮)、
ムジカリッシェ・コンパニー |
シュッツやラッススでの素晴らしい演奏で評価を高めてきた1972年創設の声楽とピリオド楽器によるベルリンのバロック・アンサンブル、ムジカリッシェ・コンパニーがバッハの作品集を発表。ここではカンタータの1部分やモテット、オルガン・コラールを組み合わせており、伸びやかな声楽陣の歌声、柔らかな古楽器の響き、堂々としたオルガンの音色が崇高な音世界を創り上げている。 |
SAXOPHONE CLASSICS
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SC 4001
\2400 |
センプリーチェ〜サクソフォン ——
ルビンシテイン:メロディ/
チャイコフスキー:悲しき歌Op.40-2/
ドヴォルザーク:ロマンティックな小品/
ラフマニノフ:ロマンス/
ショスタコーヴィチ:ロマンス/
R・R・ベネット:ニコルのテーマ/
ストリート:リフレクションズ、レイジー・アフタヌーン/
マクギャリー:無言歌/
クリスティ:夜想曲/
ヒース:ジェントル・ドリーム/
アルベニス:タンゴOp.165-2/
スコット:タンゴ/
ウィルソン:タンゴ ニ長調、7つのチャクラより/
バログ:パロタシュとフリス/
グールウィッチ:チャルダッシュ/
フォーレ:夢のあとにOp.7-1、5月Op.1-2/
ルイギ:バラ色の人生/
メンデルスゾーン:春の歌/
ノートン:ヤング・アット・ハート/
ノレ:ココノート/
ベンジャミン:ジャマイカン・ルンバ/
ベズウィック:フェアウェル・フォー・ア・フォックス/
ワッツ:秋のワルツ、うなぎの燻製のセレナーデ/
クレパン:セリーヌ・マンダリン/
マルシャク:ラ・プティット・キャナル/
ウィルソン:チャンプス・ヒル |
ジェフリー・ウィルソン(サクソフォン)、
ティム・ワッツ(ピアノ) |
イタリア語で「シンプル」を意味する「センプリーチェ」。今回「クラリネット」と「サクソフォン」の2タイトルが登場するこの「センプリーチェ」は、楽器の演奏を勉強中の初心者から中級者、管楽器の演奏にはあまり馴染みが無いというリスナーのために生まれた画期的、そして要注目の新シリーズ!
管楽器を練習するうえで欠かせない要素の1つに挙げられるのが「理想の音をイメージすること」。この「センプリーチェ」には、クラリネット&サクソフォンのオリジナル作品だけでなく、大作曲家たちの小品からのアレンジなどを数多く収録。ゆったりとしたバラードからリズミカルなタンゴなど様々なスタイルの作品をカバーしており、演奏をじっくりと聴きながらサウンド、テクニックの両面を参考にすることができるという大きな魅力を備えたシリーズなのである。「CC
0053」、「SC 4001」の両タイトルともエンハンスト仕様になっており、特典としてPDFファイルで収録されている“楽譜”の存在も見逃せない!「CC
0053」には「ワッツ:2つの夜想曲」、「SC
4001」には「ウィルソン:チャンプス・ヒル」のパート譜、ピアノ伴奏譜が収録されており、『「センプリーチェ」を聴いて音をイメージ
→ 楽器を練習 → 楽譜をプリントしてピアノ伴奏付きの演奏に挑戦!』、など用途は自由自在!クラリネットのヴィクトリア・ソームズ・サメクは、クラリネット・クラシックスの主宰も務めているイギリスの凄腕アーティスト。ソリスト、室内楽奏者としての経験も豊富でトリニティ・カレッジのクラリネット科教授としても活躍中。また、サクソフォンのジェフリー・ウィルソンは、クラシックはもちろんのこと、ポップス、ジャズ、コンテンポラリーのシーンでも活躍するイギリス有数のマルチ・プレーヤー。百戦錬磨の名手と呼ぶに相応しい実力者による「センプリーチェ」。管楽器関係者要注目!エンハンスト仕様(PDFによる「ウィルソン:チャンプス・ヒル」の楽譜付き)/特典付き |
SIGNUM 1CD¥2400
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SIGCD 122 |
海外のブリテン ——
ブリテン:
ミケランジェロの7つのソネットOp.22/
詩人のこだまOp.76/民謡編曲第2集《フランスの歌》/
真夜中に/ヘルダーリンの6つの断章Op.61 |
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、イアン・バーンサイド(ピアノ) |
ブリテンの声楽作品の中から、英語ではなく「ドイツ語」、「ラテン語」、「イタリア語」、「ロシア語」の歌詞と、英語とは違う海外の響きを持った“歌”にスポットをあてた、ブリテンの歌曲集。ブリテンの生涯で最大のパートナーでもあったピーター・ピアーズのために書かれた最初の作品「ミケランジェロの7つのソネット」もアルバムの冒頭に収録されている。このブリテンの歌い手は、飛ぶ鳥を落とす勢いで全世界を駆け巡るスーザン・グリットンとマーク・パドモアの強力コンビ。確実に現代の名歌手に数えられる両者の歌声によるブリテンには楽しみが募るばかり。 |
SIGCD 124 |
戦時中の歌 ——
アレック・ロス(1948−):
戦時中の歌/月の歌(ギター独奏)/
月の踊り(ギター独奏)/中国庭園 |
マーク・パドモア(テノール)、
フィリップ・オノレ(ヴァイオリン)、
アリソン・ニコルス(ハープ)、
モーガン・シマンスキー(ギター) |
目下絶好調のイギリスのテノール歌手マーク・パドモアが、ヴァイオリン、ハープ、ギターをバックにして歌うアレック・ロスの歌曲集。現在イギリスで急速に注目を集めているアレック・ロスは、ドイツとアイルランドをルーツとするイギリス出身の作曲家。ガムランなど東洋の音楽にも精通するロスは、インドの詩人ヴィクラム・セトとのコラボレーションにより斬新な歌曲を次々と発表している。杜甫の唐詩を題材にしたセトの歌詞を用いた「戦時中の歌」、バンクーバーの中国庭園で得たインスピレーションを基にした「中国庭園」などの新しい歌曲をパドモアが世に送り出す。 |
SIGCD 126 |
メシアン:室内楽作品集 ——
幻想曲/世の終わりのための四重奏曲/クロウタドリ/
ピアノと弦楽四重奏のための小品/初見視奏曲(世界初録音) |
マシュー・シェルホーン(ピアノ)、
フィルハーモニア管弦楽団のソリストたち |
今年2008年はカラヤンだけでなく、20世紀フランスの巨星オリヴィエ・メシアンの生誕100年という節目の年であるということも忘れてはいけない。イギリスのシグナム・クラシックスがリリースするメシアンの生誕100年記念盤は、世界初録音となる作品を含む室内楽作品集。メシアンの未亡人イヴォンヌ・ロリオ=メシアンお墨付きのピアニスト、マシュー・シェルホーンと、イギリスの名門フィルハーモニア管のソリストという陣容も非常に強力。第2次世界大戦前にエコール・ノルマルで教鞭を執っていたメシアンが作曲した2分弱の作品「初見視奏曲」は、このシグナム盤の演奏が世界初録音となる。 |
SIGCD 128 |
ソングス・オヴ・イノセンス ——
ニルス(ブリテン編):アイ・ワンダー・アズ・アイ・ワンダー/
黒人霊歌:イン・ザ・モーニン/
ブリテン:ディアフェニア、ふくろう、魔女たちの歌、室内音楽Ⅴ、虹、牛たち/
伝承曲(ブリテン編):小さなウィリアム卿/
バークリー:揺りかごの歌/
ワーロック:The bayly berith
the bell away/
ボイス(ポストン編):教えて、愛しいシェファード/
プラント編:スロー・トレイン/
伝承曲(ブリテン編):羊を追って/
ヘンデル(ヤコブセン編):静かな賛美/
ウッド:あなたはシルヴィア?/
伝承曲(プラント編):Caleno
Custure Me/
ヴォーン=ウィリアムズ:Dirge
For Fidele/
クィルター:夏の夕暮れ/
アイヴズ:遅い行進曲/
ディブディン(ブリテン編):トム・ボーリング/
ジェフリーズ:マシュー、マーク、ルークとジョン/
ウィリアムソン:マイ・ベッド・イズ・ボート/
バーバー:この輝ける夜に/
ウィリアムソン:スイート・アンド・ロウ |
アンドルー・スウェイト(トレブル)、
ジェムズ・ボウマン(カウンターテナー)、
アンドルー・プラント(ピアノ) |
チェルトナム・カレッジ、テュークスベリー修道院学校合唱団のコリスターとして絶大な人気を誇るイギリスの天才トレブル(ボーイ・ソプラノ)、アンドルー・スウェイトのソロ・アルバム。1994年生まれのアンドルー・スウェイトは、2005年にテュークスベリー修道院学校合唱団の共演で「ライト・オヴ・ザ・ワールド」(SIGCD
068)の録音をリリースしており、今回の第2作目ではイギリスとアメリカのトレブルのためのレパーリーを取り上げている。 |
SIGCD 123
(2CD/特別価格)
\4000 |
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870〜893 |
ジル・クロスランド(ピアノ) |
ウィーンではバドゥラ=スコダにピアノを学び、ムジークフェラインのブラームスザール(小ホール)でリサイタルを開催しウィーン・デビューを果たしたイギリスの女流ピアニスト、ジル・クロスランド。クロスランドはロンドンのウィグモア・ホールやサウス・バンクでの定期公演に加えてバッハを中心としたレコーディングにも取り組んでおり、この「平均律クラヴィーア曲集第2巻」はシグナム・クラシックスからのリリース第2弾となる。 |
SIGCD 120
(5CD/特別価格)
\7200 |
キングズ・シンガーズ・コレクション〜結成40周年記念ボックス
——
DISC-1(SIGCD 048)〜
ジェズアルド:月曜日、火曜日の聖務日課のためのレスポンソリウム/
DISC-2(SIGCD 056)〜
SIX ——
伝承歌(ローソン編):
ダウン・トゥ・ザ・リヴァー・トゥ・プレイ、
レノン&マッカートニー(ランズウィック編):ブラックバード、
タルボット:ザ・ウィシング・ツリー、
ジョエル:ララバイ、バーリン(ベネット編):青い空、
ヤング(ナイト編):アフター・ザ・ゴールドラッシュ/
DISC-3(SIGCD 061)〜
1605年反逆罪とディスコード、ウィリアム・バードと火薬陰謀事件
——
ダウランド:ジョージ・ホワイトヘッズ・アルマンド、
バード:4声のミサ、デリング:我が心は燃え上がり、
バード:汝の聖なる都は、
フィリップス:めでたし、マリア、
ダウランド:サー・ヘンリー・アンプトンの葬礼、
ウィールクス:主よ我が王に楽しみを、
バード:乙女より生まれし、
ダウランド:バクトンズ・ガリアルド、
ポット:マスター・トレシャム/
DISC-4(SIGCD 071)〜
タリス:40声のモテット《御身よりほかにわれは》、
キングズ・シンガーズのインタビュー/
DISC-5(SIGCD 090)〜
景色と時間 ——
ロドニー・ベネット:シーズンズ・オブ・ヒズ・メルシー、
マッケイブ:デゼルタの風景、
クレーク:4つのダヴィデの詩篇、
ヒル:リメンバード・ラヴ、
マックスウェル・デイヴィス:冬の家、
シベリウス:愛人、
コダーイ:夕べの歌、
チルコット:イーブン・サッチ・イズ・タイム
キングズ・シンガーズ、アンドルー・スウェイト(トレブル/DISC-5) |
「イギリスの6人の紳士たち」、結成40周年記念!ケンブリッジ・キングズ・カレッジの出身者たちが集い、1968年に「キングズ・シンガーズ」が結成されてから今年で40周年!2003年にリリースされたシグナム・クラシックス移籍第1弾となる「クリスマス・アルバム」(SIGCD
502)を皮切りに、以前にも増して新録音の発表に積極的な姿勢を見せてきたキングズ・シンガーズ。現在、彼らのメイン・ステージであるシグナム・クラシックが贈る結成40周年記念リリースは、同レーベルでのキングズ・シンガーズのハイライトとも言うべき5タイトルを1つにまとめた特別ボックス。キングズ・シンガーズのジャンルの枠を超えたスタイルと世界を魅了してきたハーモニーの証である。 |
SIGCD 121
\2400 |
シンプル・ギフト ——
ビリー・ジョエル(ローソン編):シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン/
ジェイムス・テイラー(ローソン編):目を閉じてごらん/
イギリス民謡(チルコット編):グリーンスリーブス/
アメリカ民謡(チルコット編):ささやかな贈り物/
黒人霊歌(ナイト編):揺れるチャリオット/
スティーブン・スティルス(ローソン編):どうにもならない望み/
黒人霊歌(ローソン編):深い河/
アメリカ&スコットランド民謡(チルコット編):私の愛しい人は黒髪/
イギリス民謡(ローソン編):我が愛を愛す、
ウォーター・イズ・ワイド/ランディ・ニューマン(ローソン編):ホエン・シー・ラブド・ミー/
スティング(ローソン編):ヴァルパライゾ/
イギリス民謡(ローソン編):きじばと/
ポール・サイモン(ローソン編):四月になれば彼女は/
黒人霊歌(チルコット編):逃れゆかん/
ジョン・デイヴィット(ナイト編):ユー・アー・ザ・ニュー・デイ |
キングズ・シンガーズ |
「イギリスの6人の紳士たち」からの贈り物。結成40周年を迎えた6人のイギリスの紳士たち、「キングズ・シンガーズ」のシグナム・クラシックス通算10枚目となる新作は、メンバーのフィリップ・ローソンとピーター・ナイト、イギリスの人気作曲家ボブ・チルコットのアレンジによる16曲のバラード、民謡、黒人霊歌を歌ったスタジオ録音によるア・カペラ・アルバム。ちなみにキングズ・シンガーズはシャンドスからリリースされているデビュー・レコーディング(CHAN
6562)でも多くの民謡を取り上げており、40周年という節目の年を迎え円熟味が増したイギリスの紳士たちが素晴らしいメロディーを素晴らしいハーモニーでじっくりと聴かせてくれる。2007年10月&2008年1月の録音。 |
SKIVBOLAGET
|
IBSN 2007
\2500 |
ナディール ——
クリストス・ハツィス:ナディール/
ヤコブ・ファン・エイク:鐘は鳴り響き、Blydschap
van myn vliedt/
廣瀬量平:瞑想曲/
吉嶺史晴:無題/
佐藤聰明:風の曲/
ヌッチオ・ダンジェロ:アルバ/
イスマーニ:Forkroppsligad/
作曲者不詳:イン・プロ |
カタリナ・ウィデル(リコーダー)、
クリストファー・オーマン(ヴィオラ)、
アンデルス・エムテル(ギター)、
ゴラン・マンソン(打楽器) |
既にヘルシンボリ響やドロットニングホルム・バロック・アンサンブルなどと共演を果たしているカタリナ・ウィデルは、2008年4月にスウェーデンの「ソロ・プライズ・アウォード」でファイナル進出を果たすなどメキメキと頭角を現してきた若きリコーダー奏者。日本人作曲家の作品、ファン・エイクの作品などプログラムもしっかりと練られている。 |
SOLO MUSICA 1CD¥2500
|
SM 120 |
イン・クローチェ ——
ニーステッド:合唱とチェロのための《スターバト・マーテル》/
ベルトルド・フンメル(1925−2002):無伴奏チェロのための《別れ》/
ペルト:合唱のための《ヌンク・ディミッティス》/
グバイドゥーリナ:前奏曲第5番/
バーバー:アニュス・デイ/
カンチェリ:無伴奏チェロのための《涙のあとに》/
タヴナー:合唱とチェロのための《聖なるもの》 |
ユリウス・ベルガー(チェロ)、
マリス・シルマイス(指揮)、
青年合唱団《Kamer...》 |
クラシックを中心としてクロスオーヴァー、ジャズにも精通するドイツのレーベル“Solo
Musica(ソロ・ムジカ)”と、系列レーベルで元ベルリン・フィル首席オーボエ奏者のシェレンベルガーが設立した“Campanella
Musica(カンパネラ・ムジカ)”の取り扱いを開始します。今回のご案内では3タイトルずつをご紹介。演奏、録音、パッケージと全てがハイクォリティの2レーベルにご期待下さい。1枚のアルバムの中で“合唱”と“チェロ”を融合させたのが、この「イン・クローチェ」。バーバーの「弦楽のアダージョ」を原曲とする「アニュス・デイ」やペルトの「ヌンク・ディミッティス」での神々しいまでの歌声。ベルトルド・フンメルやグバイドゥーリナ、カンチェリの無伴奏作品でチェロが描く混沌。混声合唱とチェロという異色の組み合わせが深い精神世界を創造している。マリス・シルマイスによって1990年に創設されたラトヴィアの混声合唱団、「Kamer...」が奏でるあまりにも美しいハーモニーは間違いなく一級品。1566年に製作されたアマティのチェロを弾き合唱との融合に臨むドイツのアウグスブルク出身の世界的チェリスト、ユリウス・ベルガー入魂の演奏も圧巻である。 |
SM 115 |
ローマ・アモール〜ハンガリーの伝統音楽 |
カランドス・アンサンブル |
爆走するツィンバロンとヴァイオリン!スイス、ドイツ、フランス、そしてハンガリーで聴衆を熱狂の渦に巻き込み大成功を収めてきたバンド、カランドス・アンサンブル。ヴァイオリン、ツィンバロン、ヴィオラ、クラリネット、コントラバスという編成のカランドス・アンサンブルの演奏は、猛スピードの曲もメロディアスな曲もどれも見事。アルバムの冒頭に収録されている「ソリよ急げ(ハンガリー舞曲第4番)」で爆走するツィンバロンとヴァイオリンの凄まじすぎる演奏に唖然茫然。これは凄い! |
SM 114 |
イン・メモリアム〜ハラルド・ゲンツマー(1909−2007):室内楽作品集
チェロ・ソナタ第2番/
ピアノ・ソナタ ハ長調/ピアノと打楽器のための協奏曲 |
ユリウス・ベルガー(チェロ)、
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)、
ペーター・ザードロ(打楽器) |
100歳を目前にして昨年惜しくもこの世を去った20世紀ドイツの長老作曲家ハラルド・ゲンツマー。ソロ・ムジカがリリースするゲンツマーの追悼盤は、チェロとピアノ、打楽器のために書かれた3作品を収録。チェロにはユリウス・ベルガー、ピアノには1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール第1位のマルガリータ・ヘーエンリーダー、そして打楽器にはチェリビダッケ時代から1997年の退団までミュンヘン・フィルの首席ティンパニ奏者を務めた名手ペーター・ザードロといった豪華な面々が集っており、ゲンツマーという人物の影響の大きさが窺い知れる。 |
SYRIUS 1CD¥2400
|
SYR 141413 |
J・S・バッハ:オルガン作品集Vol.4 ——
幻想曲ト長調BWV.572/
コラール《いと高きところにいます神にのみ栄光あれ》BWV.711/
小フーガ ト短調BWV.578/
コラール《いと高きところにいます神にのみ栄光あれ》BWV.717/
フーガ ハ短調BWV.575/
コラール《おお主なる神、われを憐れみたまえ》BWV.721/
フーガ ロ短調BWV.579/コラール《わが心からの望み》BWV.727/
フーガ ハ短調BWV.574/
コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.699/
コラール《イエス・キリスト、汝はたたえられよ》BWV.697/
コラール《主キリスト、神の独り子》BWV.698/
コラール《高き空よりわれは来れり》BWV.701/
コラール《神の御子は来たれり》BWV.703/
コラール《全能の神に讃美あれ》BWV.704/
コラール《われらキリストを讃えまつらん》BWV.696/
アラブレーヴェ ニ長調BWV.589/カンツォーナ
ニ短調BWV.588/
コラール《われらが神はかたき砦》BWV.720/
パッサカリア ハ短調BWV.582 |
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン) |
良質のオルガン作品集を数多くリリースしてきたシリウス(Syrius)の女流オルガン奏者シャウエルテの演奏によるバッハ作品集第4弾。この第4集では、1732年に名工ゴットフリート・ジルバーマンによって製作されフライブルクのサンクト・ペーター寺院に設置されている歴史的オルガンが使用されている。 |
SYR 141417
(2CD) |
ヴィエルヌ:自由な形式による24の小品 |
ジョルジュ・ベソネ(オルガン) |
「自由な形式による24の小品」は、ノートルダム大聖堂のオルガン奏者という大役を務め、「ウェストミンスターの鐘」や6曲の「オルガン交響曲」が特に知られる18世紀後期〜19世紀前半のフランスのオルガニスト、ルイ・ヴィエルヌの手腕を証明する大作。歴史的建造物でもあるペリグー大聖堂のグランド・オルガンを弾くジョルジュ・ベソネは、フランスのレーベルを中心に多くの録音を行ってきたベテラン奏者。歴史的観点を重視した録音会場の設定などフランスのレーベルらしい拘りが見受けられる。 |
TACTUS 1CD¥2400
|
TC 672247 |
ヴィヴァルディ〜鍵盤楽器のための稀少作品集
ヴィヴァルディ:
協奏曲ヘ長調RV.584、協奏曲ニ短調RV.541より
第2楽章、
協奏曲ヘ長調RV.775(アンメット補完)、
協奏曲ハ長調RV.774(アンメット補完)/
J・S・バッハ:協奏曲第8番ロ短調BWV.979/
ヴィヴァルディ:シンフォニア
イ長調RV.Anh.85/
J・G・ヴァルター:協奏曲ロ短調/
ヴィヴァルディ:
協奏曲ハ短調RV.766、協奏曲ト長調Op.3-3,RV.310、
協奏曲ハ長調RV.Anh.76より
第2楽章(タルボット補完)、
ラルゴとアンダンテRV.746、協奏曲ヘ長調RV.767 |
ファブリツィオ・アンメット(ヴァイオリン&ディレクター)、
スポレート・オルフェオ・アンサンブル |
未完に終わった楽曲を含むヴィヴァルディ“自身”による作品と、ヴィヴァルディの作品を題材として“後に”生まれた作品の2つをテーマとした世界初録音を含む稀少作品集。未完成の作品である「RV.775」、「RV.774」、「RV.Anh.76」の補筆完成版や、トレッリのヴァイオリン協奏曲が原曲という説が有力なバッハの「協奏曲第8番ロ短調BWV.979」では、敢えてヴィヴァルディの「RV.Anh.10」が原曲という説を取り入れるなどプログラム構成も非常に興味深い。この力作を演奏するスポレート・オルフェオ・アンサンブルは、ペルージャ出身のバロック・ヴァイオリン奏者ファブリツィオ・アンメットがディレクターとして率いるピリオド・アンサンブル。1988年の結成以来、歴史に埋もれた作品や曰く付きの作品などを積極的に取り上げてるなど、その取り組みへの注目度はかなり高い。 |
TC 552201 |
オラツィオ・ヴェッキ(1550−1605):
モテット集/カンツィオーネ・サクレ集/御復活のミサ |
ダニエレ・ボノンチーニ(ディレクター)、
モデナ大聖堂カペラ・ムジカーレ |
モデナに生まれモデナに没したイタリアの後期ルネサンス時代を代表する作曲家オラツィオ・ヴェッキの声楽のための宗教作品集。ヴェッキの宗教作品には卓越した和声、対位法の手法が見られ、ヴェッキの代名詞でもある劇音楽にも通ずる表現力も備えている。このヴェッキの宗教作品集のレコーディングの舞台となったのは、初期ロマネスク様式の傑作でユネスコの世界遺産にも登録されている「モデナ大聖堂」。2001年からディレクターの任にあるダニエレ・ボノンチーニの指揮によってモデナ大聖堂付きのヴォーカル・アンサンブル「カペラ・ムジカーレ」がモデナに縁の深いヴェッキの宗教作品を崇高に歌い上げている。 |
TC 700702 |
バルダッサーレ・ガルッピ(1706−1785):チェンバロの慰め
ソナタ第1番ヘ長調/同第2番イ長調/同第3番ハ短調/
同第4番ニ長調/同第5番変ロ長調/同第6番ホ長調 |
アンナリサ・マルテッラ(チェンバロ) |
ヴェネツィアが生んだイタリア・バロックにおけるオペラ・ブッファの重要作曲家、バルダッサーレ・ガルッピの珍しいチェンバロ・ソナタ集。6つのソナタが収められた1782年に出版された曲集「チェンバロの慰め」は、1782年にヴェネツィアを訪れたロシア大公夫妻に捧げられている。オペラ・ブッファの大家として有名なガルッピだがロシア時代に得た名鍵盤奏者としての評価が物語る通り、その優れた作曲技法は鍵盤作品にも確実に発揮されている。ちなみに「チェンバロの慰め」の全曲収録盤は珍しいだけに貴重な録音となるだろう。 |
TC 670001
¥2190 |
アダージョとカンタービレ〜イタリアのアダージョ
アルビノーニ:アダージョ/
マルチェロ:アダージョ/
ヴィヴァルディ:ラルゴとカンタービレ/
セバスティアーニ:輝ける君が窓は早や暗し/
ドニゼッティ:ラルゲット、ソロ/
レスピーギ:アリア/
ラヴァネッロ:前奏曲〜子守歌/
ランザート:夕方の祈り/ミュール・ラルゴ/
スカットリン:ピッコラ組曲/
ロータ:哀歌/
ジャルダ:哀歌/
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ/
サルヴァドーリ:キルケの踊り |
ジュリアーノ・ジュリアーニ(オーボエ)、
コンスタンス・フレイ(ヴァイオリン)、
エマヌエラ・デグリ・エスポスティ(ハープ)、
アンドレア・マンシナンティ(オルガン)、
アンジェラ・トロイロ(ヴォーカル) |
アルビノーニ、マルチェロからロータ、モリコーネまで、古今のイタリア人作曲家たちによる珠玉の“アダージョ”集。作品ごとにオーボエとヴァイオリンが交代で主役を務めたり、オルガン伴奏によるデュオを組んだりと編成を変えながら優美で物悲しい名旋律を届けてくれるイタリアのアダージョ集である。オーボエ、オーボエ・ダモーレ、イングリッシュ・ホルンを持ち替えて瑞々しい音色を奏でているジュリアーノ・ジュリアーニは、ボローニャ歌劇場室内管弦楽団の奏者やボローニャ音楽院のオーボエ科教授を務めるイタリアのオーボエ界の重鎮。バックミュージックやヒーリング・ミュージックとしても効果的! |
TC 652801 |
ジョヴァンニ・マリア・カジーニ(1652−1719):
オルガンのための《12の思い》 |
フランチェスコ・タシーニ(オルガン) |
ジョヴァンニ・マリア・カジーニは17世紀後半から18世紀初期にかけてのイタリアで随一のオルガニストと称され、ヴェラチーニなどを育てたイタリア・バロックの音楽家である。フィレンツェ大聖堂のオルガニスト、礼拝堂付き司祭などの要職を担ったカジーニの作品は、アレッサンドロ・スカルラッティからも絶賛されたほど。この「12の思い」の録音で使用されたオルガンは、1719年にアントニオ・フェリーチェ・パルリシーニによって製作され、2004年にリッカルド・ロレンツィーニの手で修復された歴史的価値も高い貴重な楽器。奇しくもこのオルガンが製作された年にカジーニはこの世を去っている。 |
TC 650702 |
ドメニコ・ガブリエリ(1659−1690):
オラトリオ《ボルゴーニャの聖シジスモンド》 |
エレーナ・ビスクオラ(アルト)、
ラウラ・アントナス(ソプラノ)、
パトリツィア・ヴァッカーリ(ソプラノ)、
ファビオ・フルナーリ(テノール)、
アンドレア・ファヴァリ(バス)、
アンサンブル・レ・ナシオン |
ドメニコ・ガブリエリは、1680年に他界した師フランチェスキーニの後任として聖ペトロニオ大聖堂のチェロ奏者に就任するなど当時を代表するチェロの名手、または声楽作品の作曲家として名声を得た17世紀イタリアの音楽家。ガブリエリの宗教作品の代表作ながらも、なかなかお目にかかれない「ボルゴーニャの聖シジスモンド」では、劇的な場面を強調する際にガブリエリが重用した「伴奏付きアリア」が作品を形成する重要な要素として効果を発揮している。 |
TC 970201 |
ティツィアーノ・ベデッティ(1976−):ピアノ作品集
練習曲(2004)/変奏曲(2002) |
ティツィアーノ・ベデッティ(ピアノ) |
イタリアのロヴィーゴ出身の若手アーティスト、ティツィアーノ・ベデッティの自作自演集。マリピエロの弟子ブルーノ・コルトラに作曲を師事したベデッティは、90年代からイタリアの作曲コンクールを次々と制覇するなど特に国内で高い評価を得ている。イタリアの「RAI
Trade」から出版されている「練習曲」と「変奏曲」は、クラシック、ジャズ、ポップスのスタイルを融合させたスタイルのピアノ作品。 |
THOROFON 1CD¥2500
|
CTH 2489 |
リスト&ロイプケ〜ピアノ・ソナタ集 ——
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調/
ユリウス・ロイプケ(1834−1858):ピアノ・ソナタ変ロ長調 |
クラウス・シュティッケン(ピアノ) |
クラウス・シュティッケンは、チューリッヒのトーンハレ、モスクワ音楽院大ホール、アテネのメガロン、ベルリンのコンツェルトハウスなどの檜舞台で活躍するドイツのピアニスト。リストとその弟子ロイプケのピアノ・ソナタに正面から向ったシュティッケンの演奏は、作品の持った様々な表情や感情をしっかりと伝えてくれる好演である。夭折の作曲家ロイプケの作品も新たな発見と言えるだろう。 |
CTH 2545 |
ハラルド・ゲンツマー(1909−2007):フルートのための音楽
——
フルート四重奏曲/2本のフルートのためのソナタ嬰ヘ短調/
2本のフルートのためのディアローグ/
2本のフルートのためのディアローグ・インターナショナル/
2本のフルートとチェロのための三重奏曲/
2本のフルートのためのソナタ第2番/
3本のフルートのための三重奏曲 |
エリザベート・ヴァインツィエル(フルート)、
エドムント・ヴェヒター(フルート)、
マリア・ロッテンワルナー(フルート)、
ダニエラ・ヴァイツェ(フルート)、
ティルマン・シュティーラー(チェロ) |
100歳を目前にして2007年にこの世を去った20世紀ドイツ作曲界の大御所ハラルド・ゲンツマー。近年ドイツのレーベルを中心にゲンツマーの作品集が続々とリリースされていることからも、その存在の大きさが窺える。大規模作品も手懸けたゲンツマーだが、多くの器楽、弦楽のための室内楽作品こそが最大の魅力という評価も多い。ミュンヘン・フルート・デュオをメインとしたこのフルート作品集からも、管楽器の使い方の巧さが感じられる。 |
CTH 2547 |
J・S・バッハ:2声のインヴェンションBWV.772〜786/
シューベルト:4つの即興曲D.899,Op.90 |
フランツ・フォーラバー(ピアノ) |
フランツ・フォーラバーは、ベーゼンドルファー賞、オーストリア連邦省賞、ハンス=ヨアヒム・エアハルト賞などの受賞実績を持つグラーツ出身のピアニスト。トロフォン(Thorofon)からリリースされたシューマンのピアノ独奏作品全集でシューマン弾きとしての株を上げたが、この勉強用のイメージを払拭したバッハやきめ細かいシューベルトも質が高い。 |
CTH 2549 |
ボヘミアのピアノ三重奏曲 ——
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲ヘ短調Op.65/
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15 |
ゲリウス・トリオ |
「ゲリウス・トリオ」は、チェリビダッケの時代からミュンヘン・フィル(MPHIL)のコンサートマスターとして活躍してきたヴァイオリンのスレテン・クルスティク、同じくMPHILで1981年から首席チェロ奏者を務めているミヒャエル・ヘル、アウグスブルク音大で教鞭を執り特にシューマンの演奏に定評のある女流ピアニスト、ミカエラ・ゲリウスといったミュンヘンを拠点とする一流奏者たちによる三重奏団。ボヘミアの民族色豊かな作品でピアノ三重奏曲の妙を味わらせてくれる。 |
CTH 2550 |
メシアン:アーメンの幻影 |
ウーテ・ガレイズ(ピアノ)、
クラウス=ゲオルク・ポール(ピアノ) |
1943年に2台ピアノのために作曲された「アーメンの幻影」は、聖書やカトリックといった言葉だけでは補いきれないメシアンの野心作。ガレイズ&ポールのデュオは、この「アーメンの幻影」でイタリアの銘器ファツィオーリを使用。ファツィオーリの響きとメシアンの音世界の融合が興味深い。 |
TIMPANI
|
1C 1124
\2500→¥2290 |
ガブリエル・ピエルネ(1863−1937):
歌劇《ソフィー・アルヌー》(世界初録音)/
バレエ・ド・クール |
ソフィー・マラン=ドゥゴール(ソプラノ)、
ジャン=セバスチャン・ブ(バリトン)、
ドリス・ランプレヒト(メゾ・ソプラノ)、
ニコラ・シャルヴァン(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団 |
世界初録音! ピエルネのオペラ“ソフィー・アルヌー”登場!「クセナキス」、「ロパルツ」、「ダンディ」と並ぶフランスのレーベル、ティンパニ(Timpani)の人気シリーズ「ピエルネ」の最新盤は世界初録音となる歌劇!ピエルネが音楽活動の後期となる1926年に完成させた「ソフィー・アルヌー」は、ラモーやグノーの歌い手として18世紀後半のフランスで人気を博した実在のプリマ・ドンナ、ソフィー・アルヌーを題材とした1幕のオペラである。盟友ガブリエル・ニゴンの台本によるこの「ソフィー・アルヌー」では、ピエルネの卓越したオーケストレーションはもちろんのこと、声楽面にも熟達した作曲技法が発揮されている。またカップリングの「バレエ・ド・クール(宮廷のバレエ)」は、キャリアの中期となる1901年から1904年にかけて書かれた6曲で構成された作品である。この「ソフィー・アルヌー」では、「サン=サーンス:交響曲第2番」(1C
1116)でタクトを執ったマエストロ、ニコラ・シャルヴァンとクセナキスの作品集でお馴染みの高性能オーケストラ、ルクセンブルク・フィルがコンビを結成。またソフィー役のソフィー・マラン=ドゥゴールを筆頭にソリストにも第一線で活躍するアーティストが起用されるなど、初となる「ソフィー・アルヌー」の録音に華を添えている。 |