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第43号マイナー・レーベル新録音新譜(2)



INTEGRAL

INTEG 221335
\2500
エネスコ:ヴィオラとピアノのための演奏会用小品
フランセ:ラプソディ
ミヨー:4つの顔
 【カリフォルニア娘/ウィスコンシン娘/ブリュッセル娘/パリ娘】
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第1番
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第2番
ピエール・レネール(Va)
使用楽器:1865年ジャン=バティスト・ヴュイヨーム製
セドリック・ティベルギアン(P) 
ヴィオラ音楽の発展に大きく貢献したモーリス・ヴューに捧げられたアルバム。彼はヴィオラのソロ楽器としての地位を確立させ、優秀なヴィオラ奏者を育て、レパートリーを増やした功労者の一人といって良いだろう。エネスコはモーリス・ヴューと同世代、多くのヴィオラ作品を残したミヨー、フランセとヴィオラの魅力を堪能できる1枚。パリ国立オペラ座管弦楽団のスーパー・ソリスト、ヴィオラの貴公子ピエール・レネールと1998年ロン・ティボー国際コンクール優勝し数々の有名オーケストラと共演、ハルモニア・ムンディ・フランスの録音も高い評価を得ている、こちらもピアノの貴公子セドリック・ティベルギアンのフランス音楽界注目の二人による演奏。録音:2006年3月

K617 1CD¥2400

K617 208
\2300→¥1990
(特別価格)
モーツァルト:レクイエムK 626(リオ・デ・ジャネイロ版) ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ(王室大厩舎・王宮付楽団)
ヒャルディス・ティボール(S)
ジェンマ・コマ=アラベール(Ms)
シモン・エドワーズ(T) アラン・ビューエ(B)
以前リリースされていたK617 180の上からスリーブケースで包装されており、ディスクとケースの間にカードが封入されている新装版。
ジャン・クロード・マルゴワール指揮&王室厩舎・王室付属楽団による、モーツァルト『レクイエム』は、1986年のジュスマイヤー版による録音があります。このK617盤の版は, リオ・デ・ジャネイロの大聖堂の書庫で発見されたもの。ジギスムント・フォン・ノイコムにより1819年にリオ・デ・ジャネイロで作曲され,「リベラ・メ」が最後に補筆されている。「ルクス・エテルナ」のあとに続く「リベラ・メ」は劇的な曲で感動!!マルゴワールは、この「リベラ・メ」を際立たせるために通常のレクイエムの部分を抑えて演奏していたかのように、生き生きと鮮やかに仕上げ極上の音楽を奏でている。リオの原稿から考察されるモーツァルト:レクイエムの新解釈への鍵がここに明らかになる。興味深いのが、同封されている正方形のカードに書かれているインターネットサイトにアクセスし、このCDをお求めになった日時と場所などを入力すると、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの演奏風景(マルゴワール)や、レクチャー風景などの画像が見られるサイト情報が送られてくるというもの。耳でも目でも、様々に楽しめるお楽しみディスク。録音:2005年11月 ライヴ
K617 209 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548?-1611):晩課(未出版ローマ手稿譜より) ラ・コロンビーナ
1975年、ローマのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世国立図書館で、知られざる130の手稿譜が発見された。これらはいまだに作品目録に正式に加えられていないが、これらがビクトリアの作品であることは、今や様々な研究による明らかだとされています。それぞれの聖歌はおそらくある一つの祝祭日に歌われたと考えられるが、ここでは一連の晩課の礼拝音楽として提示されている。どれも美しい作品ばかりで、天才の知られざる名曲が今またここに一つ新たに世に知らされることとなる。録音:2008年2月
K617 199 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
(1)イエス・キリストの復活の物語SWV50
(2)ムジカーリッシェ・エクセークヴィエンSWV 279, 280, 281
ブノワ・アレ(指)ラ・シャペル・レナーヌ
アスペルマイヤー、アレ(S) ケンマーレン(Ms) ゲッチェル&エーラース(A)
アレ、フォン・シュターデ、モルヴェ(T) ブノワ・アルノー&ドミニク・ヴェルナー(B)
イタリアから持ち込まれた新しい様式と、ルター主義のために極めて輝かしく豪華な音世界が特徴のシュッツの2大楽曲。10人の優れた歌い手、6つのヴィオール、厚い通奏低音セクションのメンバーが、巨匠の描いた豪華な音世界を色鮮やかに見事に描いています。録音:2007年7月
K617 200 アンジェロ・ポリツィアーノ:オルフェオ物語(1480) フランシス・ビッギ(指)
オルフェオとその友人/マキシム・バティステッラ(オルフェオ、セイレーン)他
メルクリウスとその音楽家/ジュリー・マツィッレ(フルート)、クリストフ・バルサ(リュート)
ポリツィアーノは、ルネサンス時代に活躍した人文主義者で、とりわけ詩人として歴史に名を残している人物です。ここに録音された音楽劇は、彼の詩による物語に曲をつけたもの。古来、詩というものは、実際に声を出して読みあげられるもので、それを聴くために人が集まった。そこでは詩人(あるいは読み手)は聴き手の眼前に、詩のもつ世界を色鮮やかに映し出すことが要求され、読み手は美しい声と詩にあった抑揚、さらに演劇的要素も交えて詩を朗読していました。朗読ではなく、音楽という媒体を用いて、偉大なる詩を聴き手に伝えようとしたのがこの1枚。構想から実際に音楽として完成するまで実に2年という時間がかかったということだが、オルフェオの物語が生き生きと再現されている。

MIRARE 1CD¥2600

MIR 059 メトネル:作品集
 3つのロマンス Op.3〜第2曲 のぞみの日々も流れ去り(プーシキン)*/
 4つのおとぎ話 Op.34〜第2曲 ホ短調/
 プーシキンの7つの詩 Op.29〜第4曲 馬*/
 3つのおとぎ話 Op.42〜第1曲 ヘ短調/
 8つの詩 Op.24〜なぜ水の上に柳は垂れる(チュッチェフ)♯/
 プーシキンの詩による7つの歌 Op.52〜第2曲 カラス♯/
 フェート、ブリューソフ、チュッチェフによる7つの詩 Op.28〜
  第5曲 
 春の静けさ(ウーラント/チュッチェフ)*/
 2つのおとぎ話 Op.14〜
  ヘ短調「オフィーリアの歌」、ホ短調「騎士の行進」/
 4つのおとぎ話 Op.35〜第4曲 ニ短調/
 2つのおとぎ話 Op.48〜第2曲 ト短調(妖精のおとぎ話)/
 ゲーテの詩による9つの歌 Op.6〜第3曲 妖精の歌♯/
 ハイネの3つの詩 Op.12〜第1曲 いとしい恋人、君の手を*/
 ゲーテの詩による9つの歌 Op.6〜第5曲 可愛い子供よ*/
 8つの詩 Op.24〜第1曲 昼と夜(チュッチェフ)♯/
 3つのロマンス Op.3〜第1曲 聖なる僧院の門の傍らに(レールモントフ)*/
 8つの詩 Op.24〜第4曲 夕暮(チュッチェフ)♯/
 8つの詩 Op.24〜第7曲 ささやき、微かな吐息(フェート)*/
 プーシキンの6つの詩 Op.36〜第2曲 花♯/
 チュッチェフとフェートによる5つの詩 Op.37〜
  第4曲 ヘ短調♯/
 4つのおとぎ話 Op.26〜第2曲 変ホ長調/
 チュッチェフとフェートによる5つの詩 Op.37〜
  第1曲 眠れずに(チュッチェフ)♯/
 プーシキンの7つの詩 Op.29〜第7曲 呪文*/
 2つの詩 Op.13〜第1曲 冬の夕べ(プーシキン)*/
 2つのおとぎ話 Op.20〜第2曲 ロ短調「鐘」
ボリス・ベレゾフスキー(P)
イヤナ・イヴァニロヴァ(S)♯
ヴァシリー・サヴェンコ(B)*
ベレゾフスキー自身も度々コンサートなどで取り上げているメトネルの作品をピアノと歌曲を交え録音したアルバム。バリトンのヴァシリー・サヴェンコはコンサートでもしばしばベレゾフスキーと共演している。ここ数年録音が急増したメトネルだが、超絶技巧ファンにも、哀愁の色濃いロシア音楽好きも満足できる1枚。20世紀前半を中心に活躍したロシアの作曲家・ピアニスト、ニコライ・メトネルは1880年ドイツ系ロシア人の両親のもと、モスクワ生まれる。モスクワ音楽院でスクリャービンの師であるサフォ〜ノフ教授に理論をアレンスキーとタネーエフに師事。ロシアで演奏活動、教授活動を続けるが、その後パリに亡命48歳の時にロンドンの王立音楽アカデミーの名誉会員に選出され、56歳で渡英。以後71歳で亡くなるまでロンドンで暮らした。メトネルが晩年暮らしたイギリスを中心に彼の音楽は再評価されつつあります。演奏機会の増えたピアノ音楽は、友人ラフマニノフ同様に技巧的で抒情的な美しい曲が多く近年人気が高まっている。まだまだ珍しい歌曲はロマンティックでこれもまた美しい作品ばかり。彼のピアノ作品は歌のない歌曲に喩えられるほど豊かな詩情を湛えているが、実際の歌曲はよりダイレクトにメトネルの感性が伝わってくる。録音:2007年12月
MIR 072 フォーレ:ピアノ作品全集Vol.1
 バラードOp.19 /マズルカOp.32 /
 ヴァルス・カプリス(全4 曲)/前奏曲Op.103
ジャン= クロード・ペネティエ(P)
フォーレ弾きジャン=クロード・ペネティエによるピアノ曲全集がスタート。ショパンと比較されることの多いフォーレのピアノ作品だが、フォーレの不思議な美しさを表現するのは難しく、フォーレ国際コンクールで優勝経験のあるペネティエはフォーレの自由な和声感を自在に操り思わず聴き惚れてしまう演奏。あのリストが「指が足りない」と言った難曲バラード。声部を縫うような美しい旋律線、緩急が付けられた楽想を見事に捉えた秀演。ヴァルス・カプリスは軽妙なサロン風音楽ですが、明るい調性、華やかな音楽、すり抜けるような掴みきれないリズムと共にフォーレ独特の雰囲気を持った作品。色っぽさと魅惑的メロディーに満ち溢れた4曲を大人の余裕で弾きこなしているペネティエに心酔。録音:2008 年1 月
MIR 062 メンデルスゾーン:
 無言歌集 第1巻より
  ホ長調「甘い思い出」Op.19-1、
 第6巻より
  嬰ヘ短調「失われた幻影」Op.67-2/
  変ホ長調「瞑想」Op.67-1/
  ハ長調「紡ぎ歌」Op.67-4、
 第7巻より ニ長調「悲歌」Op.85-4、
 第8巻より
  ホ短調「寄る辺なく」Op.102-1/
  ト短調「そよぐ風」Op.102-4/
  イ長調「楽しき農夫」Op.102-5/
  舟歌Op.102-7(遺作)
 厳格な変奏Op.54、
 ピアノ三重奏曲第1番Op.49、
 幻想曲 嬰ヘ短調「スコットランド・ソナタ」Op.28
シャニ・ディリュカ(P)
グリーグ:ピアノ協奏曲(MIR 026)でMIRAREデビューしたシャニ・ディリュカ。スリランカ国籍の両親のもとモナコで生まれ育ち、幼少の頃からピアノの才能を開花させ、晩年のグレース王妃に見いだされて世界各国で英才教育を受けた逸材。透明感のある音色、ロマンティックでチャーミングなシャニ・ディリュカの音楽は、この美しい描写音楽を表現するのにふさわしい演奏。
MIR 060
(2CD)
\4600
CD1:
 J.S.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV.807
 ショパン:バラード第2番 Op.38、ノクターン ヘ長調 Op.15-1
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
CD2:
 リスト:ロ短調ソナタ
 ラヴェル:古風なメヌエット
 ストラヴィンスキー:練習曲 ヘ長調 Op.7-4
 ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ:バガテル
 J.S.バッハ-S.フェインベルグ:
  オルガンのためのソナタ第5番より「ラルゴ」
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
演奏家、音楽家、作曲家として類まれな才能を持つ世界が注目するジャン=フレデリック・ヌーブルジェ。昨年秋、サントリーホールでセンセーショナルなデビューを飾ったリサイタルのCDが発売。未来の大演奏家になりうる可能性を持ったピアニストによる、記念すべき日本本格デビュー・リサイタルは、22歳という若さで多数のレパートリーを持ち、自身も作曲をするなど多彩な才能を持つジャン=フレデリックの魅力を充分に発揮したプログラム。録音:2007年11月17日 サントリーホール
MIR 078
\2200
(1)ラフマニノフ:
 2台のピアノのための組曲第1番Op.5「幻想的絵画」より
  バルカローレ
(2)メンデルスゾーン:無言歌 第6巻より
  嬰ヘ短調「失われた幻影」Op.67-2
(3)J.S.バッハ:前奏曲第3番ハ長調BWV872
(4)フォーレ:前奏曲第7番イ長調 Op.103
(5)スクリャービン:2つの詩曲Op.32 ハ長調より
  アンダンテ・カンタービレ
(6)ショパン:ノクターン ヘ長調 Op.15-1
(7)ショパン:バラード第2番
(8)メンデルスゾーン:無言歌 第1巻より
  ホ長調「甘い思い出」 Op.19-1
(9)ヘンデル:組曲ト短調 HWV432より
  パッサカリアの主題と3つの変奏より第1変奏
(10)リスト=シューベルト歌曲トランスクリプション:セレナーデ
(11)リスト:巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」-舟歌
(12)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」Op.72
(13)メトネル:4つのおとぎ話 Op.34〜第2曲 ホ短調
(14)チャイコフスキー:組曲「眠れる森の美女」(4手版=ラフマニノフ編)
(15)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.46 ソウセツカ
(16)メトネル:2つのおとぎ話Op.20〜第2曲 ロ短調「鐘」
(1)(10)(14)ブリジット・エンゲラー
(1)(13)(14)(16)ボリス・ベレゾフスキー 
(2)(8)シャニ・ディリュカ
(3)シャオ・メイ・シュ
(4)ジャン=クロード・ペネティエ
(5)(12)アンドレイ・コロベイニコフ
(6)(7)ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
(9)アンヌ・ケフェレック
(11)ニコラ・アンゲリッシュ
(15)クレール・デセール&エマユエル・シュトロッセ
フランスのプロヴァンス地方で毎年開催されるフェスティヴァル、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル。「熱狂の日」でお馴染みのルネ・マルタン氏が創設した若手からベテランまで幅広いピアニストが出演するピアノ界には欠かせないイベント。フェスティヴァルのいいとこ取りの公式アルバムを聴けば、この音楽祭の楽しみ方がわかるでしょう。

MUSICA REDIVIVA 1CD¥2300

MRSACD 017
(SACD hybrid)
\2300
J.S.バッハ: フーガの技法 BWV1080 ベンクト・トリブカイト(Org)
レウヴスタ・ブリューク教会のカーマン・オルガン(1728年製)
「バッハ・カーマン・トリブカイト」(MRCD 009)に次いで今回はバッハの最大傑作の一つ、「フーガの技法」が発売。ベンクト・トリブカイトの正確な演奏技術がこの作品のカウンターポイントをくっきりと刻み込んでいく。今回は同じカーマン製作のオルガンながらずっと規模の大きいローフスタ・ブリュークのバロック・オルガンを使用。大学都市ウプサラの近郊、18世紀に鉄鋼業で栄えた町レウヴスタ・ブリューク(ローヴスタブリューク)。この町の教会に設置されたオルガンは、当時スウェーデンで最高の技術をもっていたヨハン・ニクラス・カーマンが1727年から1728年にかけて造りました。20世紀に入り何回か改修。1997年、できるかぎり本来の姿に戻すことを目標にオーケルマン&ルンドとマッツ・アルヴィドソンが共同で修復作業することになった。ナイトハルト調律法。2006年6月奉献。響きの美しい楽器が蘇った。ベンクト・トリブカイト(1964-) はフリーランスのオルガニスト、室内楽奏者、伴奏者。ストックホルムの王立音楽アカデミーのトゥールヴァルド・トレーンとハンス・ファーギウス、イギリスのデイヴィッド・サンガーに学びました。録音:2007年4月12日-15日レウヴスタ・ブリューク教会(スウェーデン) 制作:藤本=ベリエル・里子、オオバ・ミカ 録音:トゥルビョーン・サミュエルソンSurround/stereo 78'22" 日本語解説付
MRCD 001 アルボー先生のダンス教室 (1589年) 第1集〜
 フランス・ルネサンスのダンス音楽と歌
コンヴィヴィウム・ムジクム
スヴェン・ベリエル(リーダー)
コンヴィヴィウム・ヴォカーレ
ミカエル・パウルソン(リーダー)
コンヴィヴィウム・ムジクム(リーダー:スヴェン・ベルイェル)は古楽を歴史的に正統な楽器を使って演奏することを目標としているアンサンブルで、メンバーは主に、スウェーデン、イェーテボリィ音楽大学の教師、学生、元学生達で構成されている。
MRCD 002 春が来た〜
 中世、ルネサンスの音楽をギターと歌で綴る
アンサンブル・ヴィラネラ(2ソプラノ+ギター+オブリガート)
アンサンブル・ヴィラネラは1987年に北欧スウェーデンの西海岸、ヨーテボリィ市の音楽大学で結成されました。当時の音大生3人(ソプラノ2人、ギター)とその教師(管楽器各種)という組み合わせ。

NAIVE

OP 30457
\2500→¥2290
ヴィヴァルディ:チェロのための協奏曲集vol.2
 チェロ協奏曲ヘ長調RV 411
 チェロ協奏曲ハ短調RV 401
 チェロ協奏曲変ロ長調RV 408
 チェロ協奏曲ト短調RV 417
 チェロ協奏曲ハ長調RV 399
 チェロ協奏曲ニ長調RV 403
 チェロ協奏曲イ短調RV 422
クリストフ・コワン(Vc)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)、
エンリコ・オノーフリ(コンサートマスター)
毎度毎度鮮烈なジャケットでおなじみのヴィヴァルディ・エディション、チェロ協奏曲集の第2弾がついに登場。ソリストのコワンはもとより、オケ、指揮者も同じメンバーとくれば、期待しないわけがない。ディスクの冒頭から、ヴィヴァルディのオペラを思わせる、華やかで軽快、さっそうとした作品が耳に飛び込んでくる。特に印象的なのが、3曲目のRV 408。ヴィヴァルディお得意の変ホ長調でかかれており、シンプルな旋律でありながら、実に洗練された伴奏がつけられている。ますますその芸に磨きがかかり脂の乗ったコワン、また、瑞々しい音でアンサンブルを展開するイル・ジャルディーノ・アルモニコの面々に脱帽の、胸のすくような爽快な1枚。
★クリストフ・コワン来日予定
 10月24日(金)トッパンホール(バッハ:無伴奏チェロ組曲3、2、4番)
 10月28日(火)札幌コンサートホール(モザイク弦楽四重奏団)
 10月31日(木)王子ホール(モザイク弦楽四重奏団)
 10月31日(金)いずみホール(モザイク弦楽四重奏団)
V 5149
\2400
モーツァルト:
 (1)ピアノ協奏曲第5番ニ長調 K.175
 (2)同第6番変ロ長調 K.238
 (3)同第8番ハ長調 K.246「リュッツォウ」
デーヴィッド・グレイルザンマー (Pfと指揮)、
スエダマ・アンサンブル
naiveレーベルから一風変ったデビュー・アルバムをリリースし、今年行なった来日公演で強い印象を与えたイスラエルの若手個性派グレイルザンマー。かつてヴァンガード・レーベルから発売されていた彼の弾き振りによるモーツァルトの初期協奏曲集がnaiveから再リリースされる。カデンツァも自作というのも聴きもの。スエダマ・アンサンブルはジュリアード音楽院とニューイングランド音楽院より選りすぐられた先鋭で構成された名人集団。SuedamaとはAmadeusを逆から読んだもので、グレイルザンマーらしいオタク性たっぷり。しかし音楽はごく正統派で、曖昧なところの全くない清潔な名演。
V 5075
\2500
ジャン=フランソワ・ジジェル/インプロヴィゼーション
 カリヨン、バリ、ロマンティーク、エピファニーほか
ジャン=フランソワ・ジジェル(Pf)
フィリップ・ベロ(Cl)、
トーマス・ブロッホ(グラスハーモニカ)、
ジャン・ブコール、
ジョニー・ラッセ(鳥の声)
ジャン=フランソワ・ジジェルは、フランスで大人気の教育者にして、テレビでもひっぱりだこのピアニスト。彼が出演する番組は毎回100万人以上の人が視聴していると言われる。ちょっと違うかもしれないが、さしずめ「フランスの青島広志」といったイメージだろうか。そんな彼はこれまた即興演奏の達人でもある。ここに収められているのはすべて即興演奏。鳥の声やグラスハーモニカも加わり極めてかわいらしくそれでいてスタイリッシュな、新しい感覚の一枚。

ONDINE 1CD¥2300

ODE 1130 カイヤ・サーリアホ(1952-):
 ノーツ・オン・ライト〜チェロと管弦楽のための 2006(世界初録音)、
 オリオン〜管弦楽のための 2002、
 蜃気楼〜チェロ、ソプラノと管弦楽のための 2007(世界初録音)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
パリ管弦楽団
アンシ・カルットゥネン(Vc)
カリタ・マッティラ(S)
2008年春、フランス各地をネットワークして<100%フィンランド・フェスティヴァル>が開催されました。フィンランドの革新的な文化活動が幅広く紹介された。クラシカル音楽で焦点の当てられたのはパリ在住のカイヤ・サーリアホ。今日のフィンランド音楽を代表する作曲家のひとり。新しいディスクは、このフェスティヴァルのオープニング・コンサートのライヴ録音。フィンランドのソプラノ、カリタ・マッティラのソロ、アンシ・カルットゥネンのチェロがエッシェンバッハ&パリ管と共演します。ボストン交響楽団125周年記念の委嘱作、「ノーツ・オン・ライト」(光についての備忘録)。「楽器固有の音には異なる光度がある」。サーリアホはチェロに【光源】を求め、「Translucent、secret(半透明、秘密の)「On fire (燃えて)」「Awakening (目覚め)」「Eclipse (蝕)」「Heart of Light (光の中心)」の5楽章の音楽を作曲した。これが初録音。ギリシア神話に登場する狩人、オーリオーンを曲名とする「オリオン」。サーリアホは、狂乱と平衡をともに、ひとつの作品のうちに表現することに挑みます。クリーヴランド管弦楽団の委嘱作。メキシコのシャーマン、マリア・サビーナの呪文の言葉からテクストが採られている「蜃気楼」。パリ管弦楽団、BBC交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団が共同委嘱。録音:2008年3月12日-13日 パリ、サル・プレイエル(ライヴ) 制作:アラン・デュシュマン、録音:ラッフィ・ケヴォルキアン]
ODE 1126 イソコスキ、オペラ・アリアを歌う
 チャイコフスキー:オペラ「エフゲニー・オネーギン」〜
  タチヤーナの手紙の場面「私は破滅してもいい」
 ビゼー:オペラ「カルメン」〜
  ミカエラのアリア「何を恐れることがありましょう
 グノー:オペラ「ファウスト」〜
  マルグリートの場面「あの若者が誰なのか/
  宝石の歌「なんと美しいこの姿 」
 プッチーニ:
  オペラ「ラ・ボエーム」〜私の名はミミ、
  オペラ「トゥーランドット」〜「氷のような姫君の心も」
 ヴェルディ:
  オペラ「シモン・ボッカネグラ」〜「夕やみに星と海はほほえみ」、
  オペラ「オテロ」〜柳の歌とアヴェ・マリア「泣きぬれてさびしい野にただ一人歌う
ソイレ・イソコスキ(S)
ミッコ・フランク(指)
ヘルシンキ・フィル
「けっしてオペラ歌手にはならないでしょう」。1987年ラッペーンランタのコンペティションで優勝した後、そう語ったイソコスキ。歌曲と教会音楽のコンサートと録音から経験を積んだ彼女は20年経った今日、欧米の主要なオペラハウスで新しい歓びとともにオペラを歌っている。最初オペラは1989年フィンランド国立オペラの「ラ・ボエーム」。ミミを歌いました。1993年、「魔笛」のパミーナ役でウィーン国立オペラ、2002年、「フィガロの結婚」の伯爵夫人役でメトロポリタンオペラにそれぞれデビューしている。「ばらの騎士」の元帥夫人に代表されるシュトラウスのオペラ、「ファルスタッフ」のフォード夫人をはじめとするヴェルディの作品、イソコスキは、さまざまな性格の役をレパートリーに加えてきました。モーツァルト (ODE1043/ODE698) につづくアリア集。タチヤーナ、ミカエラ、マルグリート、リュー、アメーリア、デズデーモナのアリアを歌っている。いずれもイソコスキのレパートリー。ヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮するミッコ・フランクは現在、フィンランド国立オペラの芸術監督と音楽総監督を務めています。ひとつのアリア、ひとつの場面にドラマが凝縮している。録音:2008年2月11日-12日、15日-16日 フィンランディアホール (ヘルシンキ) [制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ]

ORFEO

ORFEOR 776082
(2CD1枚価格)
\2300
シューベルト:
 ズライカ1 D.720
 ズライカ2 D717
 話せと命じないで下さい D.726
 ただあこがれを知る者だけが D.310
 このままの姿でいさせて下さい D.727
 君よ知るや南の国 D.321
ブラームス:
 アルトのための2つの歌 Op.91
 ジプシーの歌 Op.103(8曲)
ムソルグスキー:歌曲集(6曲)
チャイコフスキー:
 なぜ? Op.28-3
 彼はとても私を愛していた Op.28-4
 セレナード Op.63-6
 灼熱の灰のあるごとく Op.25-2
 狂おしい夜 Op.60-6
 昼の光が満ちようと Op.47-6
アンコール
 シュトラウス:夜 Op.10-3
 ブラームス:僕の恋は新緑だ Op.63-5
 シューベルト:至福 D.433
マリヤーナ・リポヴシェク(Ms)
エリザーベト・レオンスカヤ(P)
スロヴェニアのリュブリャナに生まれたマリヤーナ・リポヴシェクは、1980,90年代にドイツ語圏で活躍したメッゾソプラノ。ワーグナーのメッゾ役や、シュトラウスの「影のない女」の乳母役として知られた。一方で歌曲も得意としており、ここではドイツ・リートからシューベルトとブラームスを、ロシア歌曲からムソルグスキーとチャイコフスキーを取り上げている。どちらも全盛期の歌手の充実感の感じられるもの。伴奏がレオンスカヤというのも驚き。ステレオ 録音:1987年8月5日
ORFEO 740081
\2600
クラッシミラ・ストヤノヴァ アリア集
 ヴェルディ:「レニャーノの戦い」,「ルイーザ・ミラー」,「シモン・ボッカネグラ」
 プッチーニ:「レ・ヴィッリ」
 ゴメス:「フォスカ」,「グァラニー族」
 マイヤベーア:「ユグノー」
 アレヴィ:「ユダヤの女」
 オッフェンバック:「ホフマン物語」
 マスネ:「エロディアート」
  からのアリア
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
フリードリヒ・ハイダー(指)
ミュンヘン放送管
2006年3月、東京のオペラの森公演、ヴェルディ《オテロ》で一番評判だったのは、デズデーモナ役のソプラノ、クラッシミラ・ストヤノヴァだった。ブルガリア出身で、1998年からウィーン国立歌劇場と契約を結び、活躍している。ドラマティックな役を得意としつつ、声には独特の透明な美しさがあるのが特徴。このアリア集では、ヴェルディ、プッチーニですらマイナーなオペラからアリアを採用、さらにゴメス、マイヤベーア、アレヴィなど、マニアックな選曲に、彼女の意欲が表れている。録音:2007年6月20-24日,9月25日

ORFEO D’OR 1CD¥2300

ORFEOR 775081 (1)J.S.バッハ:イギリス組曲第3番
(2)ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」
(3)シューマン:交響的練習曲Op.13
(4)シューマン:交響的練習曲より除かれた5つの変奏曲
(5)J.S.バッハ:パルティータBWV825よりジーグ
ルドルフ・ブッフビンダー(P)
実に誠実で味わいとテクニックもあり、押しも押されぬ巨匠となったブッフビンダー教授の最新録音ともいえる逸品の1枚。録音もえらく優秀。近年の教授の充実ぶりを認識せしめた名ライヴ!!まさに誠実は力なり!デジタル

PRAGA DIGITAL

PRDDSD 350045
(SACD Hybrid)
\3100
「プラジャーク・カルテット・イン・コンサート /
 国際エヴィアン賞受賞より30年」
 (1)ハイドン:弦楽四重奏曲ニ長調Op.50-6「蛙」
 (2)マルチヌー:弦楽四重奏曲第3番H 26
 (3)フェルト:サクソフォーン五重奏曲J 194
 (4)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
ラーフ・ヘッケマ(sax)、
プラジャーク四重奏団
どの曲も終演後に拍手が入ります。録音:(1)(2)(4)2008年3月14日アムステルダム、コンセルトへボウ・小ホール(ライヴ) (3)2006年11月27日リヨン・オペラ座(ライヴ)DSDステレオ
PRDDSD 250255
(SACD Hybrid)
\3100
モーツァルト:フルート四重奏曲集&協奏曲
 (1)ニ長調K.285(1777) (2)イ長調K.298(1787)
 (3)ハ長調KV. App.171/ 285b 
 (4)ト長調K.285a(1778)
 (5)フルート協奏曲ト長調K.313(285c)(1778)
大嶋義実(Fl)
(1)-(4)コチアン弦楽四重奏団
(5)パヴェル・フーラ(指)
プラハ・カメラータ
大嶋義実はプラハに生まれ、現在は京都市立芸術大学で教鞭をとる、フルート界の重鎮。今回、大嶋によるモーツァルトの四重奏曲と名曲ト長調協奏曲がリリースされる。かっちりとした音楽作りながら、モーツァルトの瑞々しさをあますところ堪能できる、会心の出来。音符のひとつひとつがピチピチと喜びに溢れているような録音。さすがベテラン、安心してモーツァルトの世界に浸ることができる。(レコード芸術の海外盤試聴記ですでに紹介され、高い評価を得ている)録音:2007年10月&2008年2月
PRDDSD 250243
(SACD Hybrid)
\3100
フンメル(1778〜1837):作品集
 (1)序奏(アダージョ)、主題と変奏Op.102(オーボエ&オーケストラ)
 (2)七重奏曲Op.74(1816)
 (3)ファゴット協奏曲 ヘ長調
ヴラディスラフ・ボロフカ(Ob)、
イヴァン・クランスキー(Pf)、
パヴェル・ラングパウル(Fg)
パヴェル・フーラ(指)
チェコ・ノネット、プラハ・カメラータ
フンメルは、幼少の頃モーツァルトにも音楽の指導を受けた人物で、ヴァイオリンや鍵盤楽器に大変な才能を発揮した人物だった。交響曲を除くほとんどのジャンルに作品を残しており、初期ロマン派への道筋を作った人物ともいわれる。そんな彼による七重奏曲は、ピアノを中心に、それぞれの楽器が大活躍する作品。ファゴット協奏曲は、うるわしの管弦楽の序奏に続き、ファゴットと管弦楽との美しいかけあい、そしてところどころに散りばめられた技巧が光る名曲。
PRD 350044
\2300
シュニトケ:
 (1)無伴奏合唱のためのコンツェルト
 (2)レクイエム
ヤロスラフ・ブリフ(指)
プラハ・フィルハーモニック合唱団
無伴奏合唱のためのコンツェルトは、雪に覆われた極寒のロシアを思わせる分厚く、どこか荒涼とした響きが印象的な作品。レクイエムは、静かに始まるが、曲ごとに、効果的な不協和音、トーンクラスターのような効果などがみられる。また、「怒りの日」では、打楽器やオルガンがかき鳴らされるなど、変化にとんだ作品となっている。

PREISER

PRCD 91126
\2300
カール・ミヒャエル・ツィーラー:クリスマス作品集
 Herreinspaziert!(op.518)
 空に
 公園ポルカ(op.78)
 いきな亡霊、序曲
 100000 Eljen!(op.396)
 ダンス〜ポエジー(op.383)
 Sei wieder guad(op.396)
 おおはしゃぎの家政婦(op.69)
 古きウィーン(op.544)
 まさにウィーン的なもの(op.381)
 コリブリ(op.199)
 若者のいたずら(op.461)
 これこそ私に流れるウィーン人の血(op.367)
 ウィーンの空気(op.439)
カール・グレル、
ハンス・シャーデナウアー(指)
レナート・グレル、
ウィーン・ガルデムジーク弦楽オーケストラ、
ウィーン・ガルデムジーク弦楽四重奏団
ツィーラーによる器楽作品集。

PROFIL

PH 07063
\2400→¥2190
E.T.A.ホフマン:室内楽曲集
 (1)ハープ五重奏曲ハ短調AV 24
 (2)フォルテピアノ・ソナタ イ長調AV 22
 (3)同 ヘ短調AV 27
 (4)グラン・トリオ ホ長調AV 52
(1)長澤真澄(Hp;シングル・アクション・ペダル)
(2)(3)(4)荒木紅(フォルテピアノ)
(1)ホフマイスター四重奏団(ピリオド楽器使用)
(4)トリオ・マルゴー(ピリオド楽器使用)
E.T.A.ホフマンの室内楽作品を収めた注目のアルバム。ハープが幻想的な美しさを醸す五重奏に、モーツァルティアンとしての顔をのぞかせるソナタなど、基本的には古典派のソナタ形式に拠りながらときにハッとさせられるような独自の美を聴かせて惹かれます。インマゼールに師事した荒木紅ら、ピリオド勢の演奏もみごとなもの。録音も楽器の繊細な表情をあますところなく伝えている。録音:(1)〜(3)2007年11月(4)2006年2月ベルリン、グリューネヴァルト新教教会

RCO LIVE

RCO 08007
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
マーラー:交響曲第5 番嬰ハ短調 マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管
ことし2008 年11 月、第6 代首席指揮者として就任5 年目に突入したヤンソンスとともに、RCO は楽団創立120 周年の節目を迎える。これを飾るRCO Live 最新アルバムはマーラーの第5 番。マーラーこそは第2 代首席指揮者メンゲルベルクの時代より受け継がれてきた当オケの看板であり、アニヴァーサリーにあたりこれをおいてほかにないプログラムといえるだろう。ますます絶好調にあるヤンソンス初のマーラー第5。トランペット・ソロが高らかに鳴り渡ったあと、葬送行進曲はいたずらにドロドロと重く引きずるでもなく、未だ比較的淡々と進む。けれども第2 楽章になると全体が大きなうねりを形作り、つづくスケルツォや、さらにロンド・フィナーレでは、動と静、テンポが終始交替する内容がこの指揮者の本能を呼び覚ますのでしょうか、まぶしいくらいの躍動感が特徴的。それでもやはり白眉はアダージェット。開始はじんわりと染み出すように、やがて豊潤に押し寄せる、マーラー畢生というべき妖艶なる美の表現が閉じ込められた音楽では、ディナーミクにアゴーギク、そして弦のポルタメントが絶妙なバランス。大詰めではぐっとテンポを落としてきて、幾重にもビロードの弦が織り重なり、爛熟の美を咲かせます。どことなく、かつてその指揮ぶりで作曲者をも唸らせ、信頼も厚かったメンゲルベルクによる世界初録音を彷彿とさせるようでもあり、もはや、どこまでも溺れてみたいという衝動をおさえきれません。いまあらためて、マーラーを取り上げるときにRCO が奏でる音色のこのうえない適性といったらどうでしょう。その証しとして、これまでにハイティンク、シャイーと、歴代の首席指揮者たちとそれぞれ完成させてきた全集録音、ヤンソンスでは第6 番(RCO.6001)、第1 番(RCO.7001)が最高の評価を獲得してきた。ヤンソンスによる新たな第5番もまた、RCOの誇る輝かしいマーラー演奏の系譜がこれからもけっして揺るぎないことを物語る破格の出来栄えとなっている。DSD5.0 マルチ チャンネルステレオ 71’49=トラックタイム=Ⅰ .12'24 +Ⅱ .15'01 +Ⅲ .18'40 +Ⅳ .9'16 +Ⅴ .15'45(+拍手 0'30)= TT.71'49録音:2007 年10 月18 & 21 日、2008 年1 月16 & 17 日  アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)
RCO 08006
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
R.シュトラウス:
 (1)交響詩「ドン・ファン」Op.20
 (2)アルプス交響曲Op.64
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトへボウ管
記念すべき2004年9月4日首席指揮者就任記念コンサートの「英雄の生涯」(RCO.04005 / DVDはRCO.04103)以来となる、ヤンソンス&RCOによるシュトラウス第2弾。組み合わせは、大管弦楽のための最後の大曲「アルプス交響曲」と交響詩第1作目の「ドン・ファン」。これまでRCOとはレパートリーの再録を重ねてきたヤンソンスですが、ともに初録音となる。シュトラウスもまた、長い伝統を誇るRCOとはたいへんゆかりの深い作曲家。1897年から翌98年にかけて作曲された「英雄の生涯」がRCO第2代首席指揮者メンゲルベルクと当楽団に捧げられたことも少なからず関係してのことでしょうか。1915年10月の作曲者指揮による世界初演の翌年には、早くもメンゲルベルクの指揮で当RCOによるオランダ初演が行なわれた「アルプス交響曲」。さらにこの成功を受けて、一週間後には作曲者の指揮でもRCO再演が果たされています。こうした歴史的背景にも拘わらず、ここに至るまで録音といえばわずかにハイティンクによるただ一度きり(1985年)。作品の内容から考えて、天性の語り口のうまさで鳴らすヤンソンスによる新録となれば、これは期待しないわけにはゆきません。眼下に拡がる壮大なる音のパノラマ。日の出を迎えてのまばゆいばかりの輝きや、刻一刻と姿を変えゆく山の姿を、陰影ゆたかに、かつ破格のスケールで描いてゆきます。ヤンソンス自身は「アルプス交響曲」をウィーン・フィルとの実演などでも幾度となく取り上げてはいますが、こと録音に関して、ほかならぬRCOを起用したことは演奏の伝統を踏まえての納得の選択といえるでしょう。そして「ドン・ファン」。こちらもたくみなドラマづくりでライセンス・トゥー・スリルの異名をとるヤンソンスの独壇場。匂い立つような弦に、甘美なオーボエ・ソロ。ホルンによって力強く歌われるテーマ。その魅力を挙げてゆけばきりがありませんが、どんな場面においても磨き抜かれたRCOのひびきは雄弁このうえなく、たっぷりと酔わせてくれます。先ごろ一時は体調不良が伝えられたヤンソンスですが、その懸念を吹き飛ばすように手兵RCOとともに絶好調にあることを示すシュトラウス。このアルバムを聴くと、いよいよ今秋11月の来日が待ち遠しくてなりません。録音:(1)2007年10月18&21日、2008年1月16&17日 (2)2007年9月19, 20, 21 & 23日 アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)DSD5.0 マルチチャンネルステレオ 70'22

RELIEF

CR 991081
\2500→¥2290
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バービイ・ヤール」 フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団
モスクワ室内合唱団
セルゲイ・ アレクサーシキン(B)
RELIEFレーベルで着実にリリースを続けているフェドセーエフのショスタコーヴィチ交響曲チクルスの第5弾は、ショスタコーヴィチ最大の問題作交響曲第13番「バービイ・ヤール」。ユダヤ人虐殺問題を扱ったエフトゥシェンコの詩にもとづいて、バス独唱と合唱を含む5楽章の交響曲を1962年に作曲。独唱にはロシアの名バス、セルゲイ・アレクサーシキンをむかえ、壮絶な音圧と爆発寸前のフェドセーエフの狂演を体感できる。録音:2006年10月14日(ライヴ)
CR 991094
(2CD)
\5000
イラリオン・アルフェエフ(1966-):マタイ受難曲 ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団
国立トレチャコフ合唱団
ヴィクトル・シロフスキー(福音使者B)
オルガ・シャラエヴ(S)
イリーナ ロミシェフスカヤ(Ms)
アンドレイ・ネムザー(T)
アレクセイ・チホミーロフ(Bs)
イラリオン・アルフェエフはモスクワ総主教庁のもとにあるウィーン及びオーストリアの主教。聖職者でもあり神学者、歴史学者また教父学、教会史などいくつかの著書もある高官。宗教弾圧を行っていたソビエト政権崩壊後、聖歌作曲も活発化しイラリオン・アルフェエフなどの聖歌作曲家が現れてきた。イラリオン・アルフェエフは、モスクワ音楽学校などで10年間作曲を勉強。多くの宗教曲を作曲。そのほとんどはロシア正教会の基本原則通り無伴奏声楽曲です。このマタイ受難曲は、オーケストラと合唱と独唱者という構成で書かれ、ロシア正教会の通例通りロシア語で歌われます。キリストの受難を題材にレチタティーヴォ、フーガ、コラールそしてアリアによって構成された作品。録音:2007年3月27日 (ライヴ)

SDG

SDG 147
(2CD)
\4400
J.S.バッハ:カンタータ集
[CD1]
 三位一体後第8日曜日のためのカンタータ
   (1)主なる神われらの側にいまさずしてBWV 178
   (2)神よ、願わくばわれを探りてBWV 136
   (3)人よ、汝はさきに告げられたり、善きことの何なるかBWV 45
[CD2]
 三位一体後第10日曜日のためのカンタータ
   (1)考え見よ、われを襲いしこの痛みにBWV 46
   (2)われらより取り去りたまえ、主よBWV 101
   (3)主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずやBWV 102
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、
モンテヴェルディ合唱団
ジョアンヌ・ルン(ソプラノ)/
ロビン・タイソン、
ダニエル・テイラー(アルト)/
クリストフ・ゲンツ(テノール)/
ブラインドリー・シェッラート、
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)
ガーディナー・カンタータシリーズの最新盤。ガーディナーも「非常に素晴らしいカンタータ」と愛してやまない、ドラマティックな178番が収録されているのが魅力。合唱が活躍するカンタータのため、モンテヴェルディ合唱団のうまさを改めて認識することができる。また、通奏低音奏者は録音の際に「マタイ受難曲よりも、集中と高度な音楽性を要求される」と語っているほど、アリアも合唱も凝った内容となっている。他にも、美しいアリアが魅力の45番、また、リコーダーの活躍する46番など、聴き所満載の2枚組。録音:(1)2000年8月13日(2)2000年8月27日

SIMAX

PSC 1263
(SACD hybrid)
\2800
ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス第1巻&第2巻 エレン・ウゲルヴィーク(P)
アンプリファイドピアノのための黄道十二宮にちなむ12の幻想小品の副題をもつジョージ・クラム「マクロコスモス」2巻。ピアノの弦を直接指ではじく、たたく。ピアノの内部奏法が使われる作品。楽譜も十字架、円、螺旋などの形をとなっており、通常の五線譜からは想像出来ないスケールと精度を兼ね備えているのも大きな特徴。24曲それぞれに題名とともに、黄道十二宮の距星の名と、その星座に生まれた友人、知人、家族のイニシャルがつけられている。エレン・ウゲルヴィークはノルウェー生まれ。ベルゲンのグリーグ・アカデミーでアイナル・ロッティンゲン、アムステルダムでホーコン・アウストボー、ライプツィヒでシュテフェン・シュライアマッハーに学んだ。ノルウェーのロルフ・ヴァリーン、アスビョルン・ショートフン、クヌート・ヴォーゲ、オランダのルイ・アンドリーセン、日本の藤倉大、高野真理、そしてクラム。各国の作曲家と共同作業を行ってきた。音楽センスと技術をもったピアニスト。北欧の感じられるピアノの音。録音:2007年5月18日-21日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)[制作:トニー・ハリソン、録音:ジェフ・マイルズ](5.1 surround/stereo)

SKARBO

DSK 1072
\2500
J.S.バッハ:
 ソナタ第1番BWV1001ト短調、
 第2番BWV10003イ短調、
 第3番BWV1005ハ長調
ジャン・ジョフロワ(マリンバ)
バッハ演奏を得意とするマリンバ奏者ジャン・ジョフロワ。その実力は無伴奏組曲(DSK 1015)で実証済み。現フランス国立リヨン高等音楽院の教授。数々の音楽祭などに出演。もちろんバッハ演奏以外にも現代作曲家の新作演奏にも意欲的に取り組んでいる。録音:2006年12月30日、2007年7月6日

SOLI DEO GLORIA

SDG 702
\3300→¥2990
ブラームス:埋葬の歌Op.13
メンデルスゾーン:われら、人生のただ中にありてOp.23-3
ブラームス:運命の歌Op.54
同:交響曲第1番ハ短調Op.68
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
モンテヴェルディ合唱団,
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
ガーディナー自らが運営するモンテヴェルディ・プロダクションズのレーベル“ソリ・デオ・グローリア”から、「バッハのカンタータ巡礼」シリーズの大成功を受けて、いよいよ念願のブラームス・プロジェクトがスタートします。これは従来のモンテヴェルディ合唱団に加えて、ガーディナーが古典派とロマン派作品を演奏する際の手兵オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(ORR)を率いて、2007年秋から向こう2年間にわたり実演と並行して4つのシンフォニーのほかに、主要な合唱作品を録音してゆくというもの。「ブラームスの大規模な音楽は生気、ドラマそしてはげしい情熱であふれています。」と語るガーディナー。ガーディナーによると、このシリーズのユニークな特徴としては、交響曲を、ブラームスのほかの作品(すぐれていながらもしばしば顧みられない合唱音楽)と、ブラームスがたいへん賞賛した巨匠たち(シュッツやとりわけJ.S.バッハ)や、より最近のブラームスにとっての英雄たち(メンデルスゾーンやシューベルト、シューマン) の文脈のなかに置くことで、あらたな視点からブラームスの音楽を探ることにある。まさしくこのコンセプトに従って、第1弾のカップリングと構成もたいへん個性的。アルバム前半には実演と同じく合唱作品が配され、まず、このあたりはモンテヴェルディ合唱団の真骨頂。過去にドイツ・レクイエム(1990年)や愛の歌などでもとびきり美しく透き通るハーモニーを聴かせてくれた記憶があざやかに蘇ります。そして後半に置かれたメインの第1交響曲。ミュージカルクリティシズム・ドットコムは実演の模様をつぎのように伝えている。「第1楽章は荘重で推進力に富みながら、魅力的な軽さを維持しました。 これは、いくつかの輝かしい木管の演奏、とりわけミヒャエル・ ニーゼマンのオーボエ独奏の数々に特徴づけられるアンダンテ・ソステヌートまで進められた。木管セクションはいくつかの場合でも溶け合わず、それこそがまさにポイントのように思われた。つまり、いかにもブラームスらしい音のカベを作り出そうとする誘惑を避け、慎重に書かれた譜線の独立を維持するための。第3楽章では、ずっと自由なテンポを採り、最初の急速部では突然、惜しまずにスピードを上げたにもかかわらず、オケの奏者たちはとても敏感に反応して、これは結果としてスリリングな効果をあげた。フィナーレは終始、歓喜そのものだった。 長大な序奏はうまく盛り上がり、ナチュラル・ホルンは重要な主題においてじつに壮大だった。そして、楽章主部自体は、ガーディナーのアプローチの正当性をこの上なく示していました。また、スリリングでとても楽しく、そうであるからひとしお奏者たちにははっきりと楽しみを与えていた。なかには過ぎし年の偉大なるブラームス風なものにはあった歴史的価値がここにはないと主張するものがいるかもしれません。けれどもわたしにとって、この演奏はこのすばらしいシンフォニーからクモの巣を払いのけ、この状況において途方もないクライマックス(とりわけトランペットとホルンが壮麗にまばゆく輝くコラール主題の最後の反復)はわたしがかつて聴いたことがないほど心を打ちました。」加えて、優美なフレージングに明解なテクスチュア。そして慎重なポルタメントと柔軟性あるテンポ。時代考証派きっての碩学ガーディナーのことですから、このプロジェクトに着手する過程におけるモダン・オケでの成果も盛り込まれているとみるべきだろう。ベルリオーズ、シューマンやベートーヴェンからはるかに深化を遂げて帰ってきたガーディナー&手兵ORRによるブラームス。今後の続篇にもおおいに期待をつなぐシリーズの登場といえそう。録音:2007年秋ロンドン、パリ(ライヴ)

SUPRAPHON

SU 3949
\2000
(1)チャイコフスキー:
 ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出のために」
(2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
スメタナ・トリオ
イトカ・チェホヴァー(P)
ヤナ・ヴォナーシュコヴァー=ノヴァーコヴァー(Vn)
ヤン・パーレニーチェク(Vc)
スメタナ・トリオによるドヴォルザーク完結篇。第3番&「ドゥムキー」(SU.3872)、第1番ほか(SU.3927)ときて、このたびようやく4曲が揃った。けれどもスゴイのはむしろカップリングのほう。ドヴォルザークと同じくスラヴ系の血を引くチャイコフスキーだからということもあるのだろう。濃厚で哀切な音楽で知られる傑作に、熱い共感を寄せている。録音:2008年4月24-30日、5月1/2日プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオ

WAON RECORDS

WAONCD 090
\2300
うつろな瞳
 作者不詳:グリーンスリーブス変奏曲
 パーセル:ソナタト短調
 ジョン・ダニエル:うつろな瞳
 ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙
 ヨハン・ショップ:涙のパヴァーヌ
 エクルズ:スコットランド民謡によるグラウンド
 マシュー・ロック:組曲第4番ホ短調
 トレット:トレット氏によるグラウンド
 ジョン・ブル:メランコリー・パヴァーヌとガリアルド
 アンヌ・ダニカン・フィリドール:ニ短調
 作者不詳:イタリアのグラウンド
ラファエラ・ダンクザークミュラー(リコーダー)
西谷尚己(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
大塚直哉(チェンバロ/ヴァージナル)
バロック時代に大流行した歌曲、ダウランドの「流れよ、わが涙」。この作品は実に多くの作曲家たちによって引用・パロディされました。ここにおさめられているダニエルの「うつろな瞳」も実に丁寧な仕事ぶりが印象的な、パロディ作品。印象的な4度の下降音型が、ホロリと落ちる涙を連想させる。演奏者の3人は、同時期にアムステルダム、デン・ハーグなどオランダの音楽院でソリスト・ディプロマを取得したアーティストによるアンサンブル。素晴らしい音響のアートコートギャラリーでの収録で、あたたかみのあるアンサンブルの空気感、それぞれの楽器の魅力が遺憾なくとらえられている。

WERGO

WER 6694
\2400
レベッカ・サウンダース(b.1967):作品集
 (1)blaauw (2)ブルー・アンド・グレー
 (3)デュオ (4)ヴァーミリオン (5)興奮した静けさ
ムジーク・ファブリーク
管楽器が活躍する作品ばかり。どれも絶妙な「間」を感じさせる作品で、決してやかましい音楽ではないのだが、心臓をわしづかみにされるような鬼気迫る感じが漂う一枚。

ZIG ZAG TERRITOIRES 1CD¥2600

ZZT 080803
\2600
ヴィヴァルディ:
 協奏曲集『四季』 op.8-1-4
 ヴァイオリン協奏曲 RV.578a
 ヴァイオリン協奏曲 RV.372
 ヴァイオリン協奏曲 RV.390
グリ・インコグニティ
アマンディーヌ・ベイエ(バロック・ヴァイオリン、指揮)
フランスの女流バロック・ヴァイオリニスト、アマンディーヌ・ベイエが遂に「四季」を録音。ヴィヴァルディの代名詞でもある有名人気曲「四季」は、それぞれの楽章にソネットが付いており、鳥、犬の声、雷鳴、などの具体的描写を取り込み、多くの聴き手の心を掴む楽曲です。それだけに数多くの名演奏、名録音を残しているこの作品を、ベイエはどうアプローチしているのか興味をそそられる。個性を強調するだけの過激な解釈だけではなく、計算された意外性と多様性を見事に表現。随所にちりばめられたベイエ流のエッセンスが心地よい刺激となっている。この名曲にスマートに切れ込む明晰さとテクニックを兼ね備えた好演がまた一つ生まれた。録音:2008年1月14-18日レ・グリース・アルマンド(パリ)
ZZT 080101 バッハ/コルトレーン
 J.S.バッハ:
  フーガの技法?コントラプンクトゥスI(ラファエル・アンベール即興)
 J.コルトレーン:クレッセント
 J.S.バッハ:クラヴィーア協奏曲第5番 BWV1056 より
  「ラルゴ」(オルガン演奏Ver. Sax演奏Ver.)
 黒人霊歌「He nevuh said a mumbalin' word」
 J.S.バッハ:幻想曲 BWV 542(byアンドレ・ロッシ)
 J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232”Crucifixus”
 J.S.バッハ:フーガの技法?コントラプンクトゥスⅨ(byマンフレッドQ.)
 J.コルトレーン:Song of Praise/
 J.S.バッハ:モテット「イエスよ、わが喜びよ」BWV 227
 J.S.バッハ:カンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」
 R.アンベール:B-A-C-H/
 J.コルトレーン:The Father, the Son and the Holy Ghost
 M.ルター:喜びと平安もて我は死なん
 J.コルトレーン:Revernd King
 A.ロッシ:コラール
 J.S.バッハ:カンタータ BWV 45「人よ、汝に善きこと告げられたり」
ラファエル・アンベール(Sax)
アンドレ・ロッシ(Org)
ジャン=リュック・ディ・フレイヤ(Perc)
ミシェル・ペレス(Cb)
マンフレッド・クヮルテット
ジェラール・レーヌ(C-T)
モダン・ジャズ史上、最高のサックス奏者ジョン・コルトレーン。2007年の彼の没後40年に録音されたアルバム。フランスのジャズ・サックス奏者ラファエル・アンベールとオルガニストのアンドレ・ロッシの素敵な出会いによりこの企画は生まれた。バッハとジャズが相性の良いのは広く知られたことだが、この演奏はその想像をはるかに上回る面白いもの。バッハの作品の主要な部分はマンフレッド・クヮルテットとアンドレ・ロッシによって演奏され、ジャズ陣営のラファエル・アンベール、ジャン=リュック・ディ・フレイヤ、ミシェル・ペレスらが即興的に聴かせる。逆にコルトレーンのテーマをジャズ・マンが奏でマンフレッド・クヮルテットとの親密な対話を繰り広げています。バッハとコルトレーンの祈りの歌をリンクさせ神秘的な曲に仕上げ、幅広いジャンルの音楽を歌いこなすカウンターテナー、ジェラール・レーヌがカンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」を官能的に歌い上げるなど、絶妙な選曲と配置で心地よいが強い意志の感じられるアルバム。録音:2007年7月
ZZT 070901 COLORS
 Grey/Green/Yellow/White/Brown/Orange/Purple/Red/Blue/Cream
 *作曲:ブルーノ・アンジェリーニ(Creamのみジャン・フィリップ・ヴィレ)
 *作詞:ジェラール・レーヌ
ジェラール・レーヌ(CT)
ブルーノ・アンジェリーニ(P)
ジャン・フィリップ・ヴィレ(Cb)
ラモン・ロペス(Prec)
音楽界の既成の概念や慣習にとらわれることのない音楽活動を繰り広げている進歩的な4人のミュージシャンによるアルバム。作詞をしているジェラール・レーヌは特異なキャリアをもった歌手。初期はロックミュージシャンとして活動し、後に古楽の大家クリスティ、ヘレヴェッヘとカウンターテナー歌手として共演するなど類稀な才能の持ち主。フランスの個性派ジャズ・ピアニスト、ブルーノ・アンジェリーニ。衝撃のコントラバス奏者ジャン・フィリップ・ヴィレなど高名なジャズ・プレイヤーと共演。夏の日差しのような、グリーン、イエロー、オレンジのカラーサウンドが眩しい1枚。



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