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第44号マイナー・レーベル新録音新譜(1)


2L

2L 54SACD
(SACD Hybrid)
\2500
エリオット・カーター(1908- ):室内楽作品集
 チェロとピアノのためのソナタ/
 Figment for cello alone /
 Figment no.2〜アイヴィス氏の思い出(チェロ)
 Enchanted Preludes
  (フルートとチェロのための)/Scrivo in Vento
   (風に書く)(フルートのための)
 Gra (ゲーム) (クラリネットのための)/
 Con leggerezza pensosa: Omaggio a Italo Corvino
  (クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための)/
 Fragment no.1 (弦楽四重奏のための)/
 Fragment No.2 (弦楽四重奏のための)/
 エレジー (弦楽四重奏のための)
ヨハンネス・マッテンス・アンサンブル
【ヨハンネス・マッテンス(Vc)
ヨアシム・シェルソース・クヴェツィンスキ(P)
トム・オッタル・アンドレアセン(Fl) 
アンジェイ・マエフスキー(Cl)
アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)
イ・ヤン(Vn)
アンデシュ・レンスヴィーク(Va)】
2度のピューリッツァー賞を受賞するなどアメリカを代表する作曲家エリオット・カーターが今年の12月に100歳を迎えます。昨年2007年だけで9曲の新曲を発表するなど現在も活発な作曲活動を続けており、今年は世界各地で記念の演奏会が企画されています。このアルバムのエリオット・カーターの100歳を祝うとともに、マッテンスにカーターの音楽を紹介した師レナード・ステーンに捧げられた。チェロとピアノのための書かれた曲を弦楽四重奏のために改訂した「エレジー」とチェロとピアノのためのソナタと、40年以上を隔てて作曲されたソロとアンサンブルのための作品。オスロ・フィルハーモニック管弦楽団のチェリスト、ヨハンネス・マッテンスと彼の友人たちがアルバム・プロジェクトの中心。録音の準備にあたってマッテンスはニューヨークに渡り、カーターから解釈について個人的なアドバイスを受けました。ヴィオラのアンデシュ・レンスヴィークはフィルハーモニックの同僚。ノルウェー放送管弦楽団の首席奏者を務めるトム・オッタル・アンドレアセンはノルウェー室内管弦楽団でも演奏するフルーティスト。ノルウェー・オペラで演奏するアンジェイ・マエフスキーとイ・ヤン。ヨアシム・シェルソース・クヴェツィンスキはコンサートピアニスト、室内楽奏者として活躍しています。アンデシュ・シェルベリ・ニルソンは、オスロ・フィルハーモニックの第1コンサートマスターを務める父スティーグ・ニルソンのアルバム "Solo+" (2L 47SACD) でデュオ共演しています。作曲家のヴォルフガング・プラッゲがプロデュースを担当。録音:2008年1月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)[制作:ヴォルフガング・プラッゲ  録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ]

ACCENT

ACC 25307
(SACD Hybrid)
\2700
J.S.バッハ:カンタータ Vol.7
 第20番「おお永遠、そは雷のことば」BWV20
 第2番「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV2
 第10番「わが心は主をあがめ」BWV10
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
シーリ・トルンヒル(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)
ヤン・ファン・デル・クラッベン(B)
シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるOVPP方式による(各声部1人)カンタータ集シリーズの第7弾。バッハ最大最高の大傑作「コラール・カンタータ年巻(第2巻)」から第20番、第2番、10番を収録。コラール・カンタータの手法は、1つのコラールから、あらゆる作曲技法を駆使して発展させて音楽、歌詞全体を構成した作品。コラール・カンタータ年巻の中には色々なタイプの曲があるが、すべて1つのコラールを元に楽曲構成されています。第20番は堂々たるフランス風序曲で始まり、2部構成、全11曲の大規模な作品。説得力のある演奏と、緊張感、そして声の艶、音楽の豊かさと表現に富んだ聴き応えのある演奏。特に第3曲のテノールのアリアでは、ゲンツの苦悩と嘆きの歌唱が胸を打ちます。
ACC 24182
(SACD Hybrid)
\2700
J.F.ファッシュ(1688-1758):
 ドレスデン&ダルムシュタット協奏曲集
  2つのフルート、2つのオーボエ、2つのファゴット、
   弦楽と通奏低音のための協奏曲 FWV L:d7&L:D22
  オーボエ、ヴァイオリン、弦楽と
   通奏低音のための協奏曲 FWV L:d4
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 FWV L:A3
  フルート、オーボエ、弦楽と
   通奏低音のための協奏曲 FWV L:D11
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 FWV L:g1
イル・ガルデリーノ・アンサンブル
このアルバムはJ.F.ファッシュの没後250周年を記念して録音されたもの。ファッシュはドレスデンでピンゼルとダルムシュタットではグラウプナーと深い親交があり、たびたび楽譜を交換していました。そのおかげでドレスデンとダルムシュタットの図書館に多くの貴重な譜面が残されていました。ここに収録されている作品は、ドレスデンとダルムシュタットで発見された作品から選ばれている。ベルギー古楽の良き伝統を伝えているイル・ガルデリーノ・アンサンブルが表情豊かな美しい流れを描き出している。
ACC 24205
\2500
2つのリラ・ヴィオールのための作品集-Why not here
 トーマス・フォード(a.1580-1648):
  パヴァン、ガリアード、忘れな草、バグパイプ、
  ここでいいじゃないか、バーディのケイト
 ジョン・ジェンキンス(1592-1678):ファンタジア
 ジョン・ダニエル(1564-ca.1626):パッサメッツォ、ファンシー
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世(1578-1628):
  アルメン、ガリアード、コラント、スペインのパヴァン
 アンソニー・ホルボーン(--1602):わたしの窓から去れ
 リチャード・アリソン(--1606):わたしの窓から去れ
 トーマス・フォード(a.1580-1648):
  パヴァン、ガリアード、アルメン、ウィピットとトリピット
 ウィリアム・ロウズ(1602-1645):パヴァン、エア
ヒレ・パール(Gamb)
フリーデリケ・ホイマン(Gamb)
リー・サンタナ、ミヒャエル・フライムート(ルネッサンス・リュート)
リラ・ヴィオールとは17世紀にイギリスで人気の高かった小型の低音部用ヴィオラ・ダ・ガンバのこと。楽器自体は通常のヴィオラ・ダ・ガンバとほとんど異なりませんが、リラ・ヴィオールのために音楽的に重要な作品が多数作曲されています。またリラ・ヴィオールには60種近い調弦法が存在したということもこの楽器の歴史上非常に興味深い点。そして1601年から1692年にかけてリラ・ヴィオールのための18の印刷譜が発行されている。さらに50以上の手稿譜が存在し、断片も一部ありますが、大規模な作品選集となっている。本作はその作品群からジョン・ジェンキンス、ウィリアム・ロウズ、ジョン・ダニエルらの曲を収録。2003年にCARPE DIEMレーベルからリリースされ現在は廃盤となっており復活を待っていたファンも多いことだろう。演奏は日本でも人気のガンバ奏者ヒレ・パールとフリーデリケ・ホイマン。二人は10年程前からデュオを組んで活動している。録音:2001年1月
ACC 24186
\2500→¥2290
G.C. ヴァーゲンザイル(1715-1777):協奏曲選集
 オーボエ、ファゴット、
  管弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調 WWV 345、
 ハープと弦楽のための協奏曲 ヘ長調 WWV281*、
 フォルテピアノ、ヴァイオリンと
  弦楽のための協奏曲 イ長調 WWV325*、
 フルート、弦楽と
  通奏低音のための協奏曲 ニ長調 WWV342*
アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブ
アレクサンダー・ワイマン、
クリスチャン・ツィンケ
生涯のほとんどをウィーンで過ごしたヴァーゲンザイル。現在では殆ど知られていないが、当時は大変高名な音楽家であった。前古典派様式の作品を多く残し、ハイドンやモーツァルトもヴァーゲンザイルの作品を研究、演奏、その後の古典派様式の成立に大きな影響を与えた作曲家。アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブはガンバ奏者クリスチャン・ツィンケにより創設。クリスチャン・ツィンケもウィーン出身であり、生粋のウィーン人ヴァーゲンザイルの優雅で美しい作品を丹念に表現している。録音:2007年7月5-10日

ALBA 1CD¥2500

ABCD 256
\2500
ティモ=ユハニ・キュロネン(1955-):弦楽作品集
 交響曲第1番 作品8、アコーディオン協奏曲第1番 作品60、
 交響詩《リヒテンタール(光の谷)》 作品43 、
 合奏協奏曲 作品65
アレクサンドル・チェルヌシェンコ(指)
サンクトペテルブルク国立アカデミック・カペッラ交響楽団
マッティ・ランタネン(アコーディオン)
ティモ=ユハニ・キュロネンはフィンランド生まれ。スウェーデンでアコーディオン演奏を学び、1976年、奨学金を得てロシアに留学。グネーシン音楽学校でアコーディオンと管弦楽指揮法と教師のディプロマを取得した後、チャイコフスキー音楽院に進んで作曲を学んだ。作曲家仲間のカレヴィ・アホは、キュロネンの音楽がショスタコーヴィチとプロコフィエフが確立したロシアの伝統に大きく根ざしていることを指摘している。モスクワで過ごした学生時代の想いをまとめた交響曲第1番。ラテンアメリカ音楽への関心を反映した《アコーディオン協奏曲第1番》。ドイツ、バーデン・バーデンのシュヴァルツヴァルト (黒い森) の谷、リヒテンタールにあるブラームス・ハウスでインスピレーションを授かった交響詩《リヒテンタール》。ヴァイオリン、フルート、マリンバのソロと管弦楽のための《合奏協奏曲》。"ロシアの香りをもったフィンランド人作曲家" キュロネンの代表的管弦楽作品を集めた "ポートレート" アルバムは、2007年4月6日にグリンカホールで開かれたコンサートのリハーサル期間中に録音が行われました。録音:2007年3月28日-4月5日 グリンカホール (サンクトペテルブルク)]
NCD 32 クリスマスの光〜フィンランドのクリスマスキャロル
 ユシー・シュデニウス:クリスマスキャロル
 R・ラーラ/パーヴォ・キースキ、リュッピマキ・ストリングバンド編:
  リスマスの朝の教会
 ヴァルター・コッロ/(レイヨ・ケッコネン、リュッピマキ・ストリングバンド編):
  山の雪は激しく
 伝承歌(レイヨ・ケッコネン編):クリスマスツリーのまわりを
 ヴェサ・ペンティ/(ヴェサ・ペンティ、リュッピュマキ・ストリングバンド編):
  鳥たちのクリスマスキャロル
 オスカル・メリカント/(レイヨ・ケッコネン編):子供のクリスマス
 ハッリ・ヴェッスマン:スノーマン
 ヨウコ・トルマラ:ベツレヘム
 マルッティ・ヘラ:クリスマスの不思議
 イルマリ・ハンニカイネン/レイヨ・ケッコネン編:クリスマスの客を待ち
 ヴァイノ・ハンニカイネン/イルッカ・クーシスト編:吹きだまりの雪は汚れなく
 ユハニ・ポホヤンミエス/イルッカ・クーシスト編:ある冬の夕べ
 ヘイノ・カスキ/イルッカ・クーシスト編:小屋は雪の下に眠る
 テウヴォ・ハカサロ/キンモ・ハカサロ編:クリスマスの夜に
 ヤルッコ・キースキ:クリスマスのことづて
 マルッティ・トゥルネン:クリスマスを祝おう
 レーヴィ・マデトヤ/イルッカ・クーシスト編:日々の苦労を忘れ
オウライネン・ユース合唱団
タパニ・ティリラ(指)
ハーパヴェスティ室内管弦楽団
リュッピマキ・ストリングバンド
リリ=マルレーネ・プーセップ(Hrp)
ヴェリ・アイナリ(Org)
オウライネンはフィンランド、北部オストロボスニアの都市。オウライネン・ユース合唱団は、この町の高校生とその卒業生をメンバーとして1972年に結成された女声合唱団です。国内と国外へのツアーにより知名度も高く、オウライネンの音楽活動の中心的存在となっている。タパニ・ティリラはオウル大学とシベリウス・アカデミーを卒業、創立時からこの合唱団の指揮者を務めるほか、男声合唱団と混声室内合唱団を指揮している。オウライネン・ユース合唱団がクリスマスコンサートで歌ったキャロルを集めたアルバム。ハーパヴェスティ室内管弦楽団と、ヴァイオリン、リコーダー、マンドリン、マンドチェロ、ギター、ハルモニウム、ダブルベースで編成するリュッピマキ・ストリングバンド、そしてハープとオルガンが共演してクリスマスの華やいだ気分を伝える。録音:2006年1月、2007年1月、4月、6月 カラヨキ教会 (フィンランド)
NCD 34 真夜中のクリスマス
 伝承歌/フルーデ・フィェルハイム編:この世はうるわし
 サンナ・クルキ=スオニオ:ようこそ、恵まれた方
 ヘイノ・カスキ/ロッテ・レヒコイネン編:小屋は雪の下に眠る
 パイヴィ・オヤンペラ:クリスマスの夜の祈り
 アルマス・マーサロ:クリスマスの鐘
 アイヤ・プールティネン:沈黙
 パイヴィ・オヤンペラ:クリスマスの夜に/主はクリスマスの囁きを
 ミア・マカロフ:
  マリアの賛歌から/もっとも身分の低い娘、マリア/
  サウナを探す者/私の馬よ、息を/
  すでに神がお生まれに/イエスはゆりかごに眠る
 レーヴィ・マデトヤ/イルモ・リーヒマキ編:日々の苦労を忘れ
 フランツ・グルーバー/イルモ・リーヒマキ編:聖しこの夜
ピロメーラー女声合唱団
マルユッカ・リーヒマキ(指)
マルユッカ・リーヒマキの指揮するピロメーラーは、新しいアプローチによる合唱表現で知られる女声合唱団。「夢みるピロメーラー」(NCD9)、「Mieli」(NCD22) につづくアルバムのタイトルは「真夜中のクリスマス」。合唱団メンバーのパイヴィ・オヤンペラ、アイヤ・プールティネン、ミア・マカロフが新しく作曲した作品により今のクリスマスを響かせ、新たな編曲による伝統のキャロルでは潜在する魅力を瑞々しい歌として聞かせてくれる。録音:2007年2月17日-18日、4月13日-15日 クーサーホール (フィンランド)
ABCD 248 J.S.バッハ:オルガン小曲集〜待降節とクリスマスのコラール
 いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659/
 いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV599/
 神よ、その慈悲により、または神の子来たれり BWV600/
 神のひとり子なる主イエス BWV601/
 全能の神をたたえん (BWV602) (ヘッセン伯モーリツ編)/
 ベツレヘムに生まれし幼な子BWV603/
 イエス・キリストよ、汝はたたえられよ BWV604/
 かくも喜びに満てる日 BWV605/
 わが魂は主をあがめ BWV648/
 わが魂は主をあがめ BWV733/
 高き天より、われは来たり BWV606/
 天使の群れ、天より来たれり BWV607(ミヒャエル・プレトーリウス編)/
 甘き喜びのうちに BWV608/
 汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ BWV609/
 イエス、わが喜び BWV610/われらキリストをたたえまつる BWV611/
 われらキリスト者、今ぞ喜びにあふれ BWV612/
 高き天より、われは来たり BWV700
カリ・ヴオラ(Org)
ハンヌ・ヴオレラ(指)
カントゥス・メルクリアリス、
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団員
録音:2007年1月14日-15日 ナーンタリ修道院教会 (ナーンタリ、フィンランド)

ALIA VOX

AVSA 9862
(SACD Hybrid)
\3100
タルクィーニオ・メールラ(ca.1595-1665):Arie e capricci a voce sola
 1 信じる愚か者(そんなふうに思うなんて)
 2 Chi vuol ch'io m'inamori -(conzonetta spirituale)
 3 チャコーナのアリア「恋のリラにのせて」
 4 第2旋法によるトッカータ(harpe)
 5 Un bambin che va alla scola
 6小鳥たちが木靴を履いたとき
 7 カンツォネッタを聴いてごらん
 8 カプリッチョ (clavecin)
 9 Menti lingua bugiarda
 10 さあ眠りなさい(子守歌による宗教的カンツォネッタ)
モンセラート・フィゲーラス
トン・コープマン(Cem)、
ロルフ・リスレヴァン(lute)、
アンドルー・ローレンス=キング(リュート)、
ジョルディ・サヴァール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アストレ音源で廃盤になっていたものを高音質・高品質のSACDハイブリッドにリマスタリングして再リリースするこのシリーズの最新盤。バロック初期を代表するイタリアの作曲家メールラの名曲の数々、フィゲーラスの声と高音質で聴くと実に新鮮味が増し、心ゆくまで楽しめる内容となっている。録音:1993年3月 リマスタリング:2008年6月
AV 9858
\2500
Mireu el nostre mar〜フェラン・サヴァール
 伝統的カタルーニャ音楽をうたう
フェラン・サヴァール(声、ギター、ピアノ)
マリオ・マス(ギター)ほか
ジョルディ・サヴァールの子息フェラン・サヴァールによるソロ・アルバム。南アフリカの詩人達による作品や、カタルーニャの伝統的なメロディーを、聴きやすいサウンドに仕立てたもの。父親のジョルディが歴史的な視点からアプローチしている対象を、若者ならではのセンスでアレンジ、カタルーニャの伝統音楽に新しい風を吹き込む一枚。

AMBROISIE

AM 171
\2600→¥2390
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 Op.47 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
ロイヤル・フランダース・フィル
最近エクストン・レーベルに積極的な録音活動を行なっているオランダ注目の指揮者ズヴェーデン。彼がヘレヴェッヘの跡目を継いだロイヤル・フランダース・フィルとの共演がさっそくリリースとなる。それもショスタコーヴィチの交響曲第5番。多くの名盤に恵まれたこの人気作を過激に解釈。定評のあるブルックナーとは全く異なるズヴェーデンの音楽性を見せてくれる。
AM 134
\2600→¥2390
(1)ハイドン(1732-1809):変奏曲ヘ短調Hob.XVII: 6
(2)ラフマニノフ(1873 -1943):コレッリの主題による変奏曲op.42
(3)ベリオ(1925-2003):5つの変奏曲
(4)ラモー(1683-1764):ガヴォットと6つの変奏
(5)ブラームス(1833-1897):シューマンの主題による変奏曲op.9
ヴァネッサ・ワーグナー(ピアノ)
1973年フランスの古都レンヌに生まれた美貌のピアニスト、ヴァネッサ・ワーグナー。一つ一つの曲に込められた様々なエッセンスを浮きあがらせる鋭い感性とセンス、そして確かなタッチで、様々な時代の音楽を自分の言葉で表現できる彼女は、ヨーロッパを中心に、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭などで活躍している。今回のテーマは「変奏曲」。様々な時代の作曲家による作品も、「変奏曲」というくくりで見れば、演奏者の創造性やオリジナリティが問われるのはすべて同じ。彼女は、作曲者の創造性を借りながら、自らをも変幻自在に姿を変え、ミステリアスに私たちを魅了する。最後のブラームスは、ブラームス、シューマン、そしてクララ・シューマンの3人のそれぞれの思いがひしひしと感じられる、思わず涙の名演!!
AM 154
(2CD)
\5000
F.クープラン:作品集
 クラヴサン曲集第1巻より第2、第4組曲(1713)
 クラヴサン曲集第2巻より第9、第11組曲(1716-1717)
ヴィオレーヌ・コチャール(チェンバロ)
クリストフ・ルセの下で研鑽を積んだ実力派、ヴィオレーヌ・コチャールによるクープラン作品集。時に激しく、時に穏やかに、様々な表情を見せるクープラン作品を、実に巧みな語り口で見事に聴かせまる。AMBROISIEレーベルならではの豊かなサウンドも魅力。

AMBRONAY

AMY 010
\2600
ポーランドのバロック音楽
 マルチン・ミェルチェフスキ:
  モテット「勝利の日」/聞け、死すべき者ども
 ヤン・ポドビェルスキ:前奏曲(オルガン独奏)
 バルトロメイ・ピェンキエル:
  ミサ「ロンバルデスカ」/ディアローグ
 フランチシェク・リリウシュ:モテット「イエスは汝の喜び」
 スタニスワフ・サジンスキ:
  ようこそ、天の女王よ/急ぎ来て歌え
 ミコワイ・ジェレンスキ:マニフィカト/聖イグナツィのモテット
グラハム・オライリー(指)
アンサンブル・エウロペーン・ウィリアム・バード、
アンサンブル・ヴェントスム
ポーランドは、ロシア、ドイツ、オーストリアによって3国分割されるまでは、ヨーロッパ屈指の大国として華やかな文化を発展させていた。その時期のポーランドのバロック音楽には驚くほど美しい曲が多いものの、外国ではまとまって聴くことが難しい状況だった。このアルバムは主として宗教作品が集められているが、敬虔な祈りとひなびた美しさは絶品。合唱にクレマン・ジャヌカン・アンサンブルのメンバーが参加しているのも魅力。

ANIMA RECORDS

KDC 5060
\2600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第6番ヘ長調 Op.10-2
 第14番嬰ハ短調 「月光」 Op.27-2
 第13番変ホ長調 「葬送」 Op.27-1
 第17番ニ短調 「テンペスト」 Op.31-2
金子陽子(フォルテピアノ:
1800年アントン・ワルター・モデル/
クリストファー・クラーク2004年製作)
「ベートーヴェンをフォルテピアノで弾く?それとも現代ピアノで弾く?」イギリス近代劇作家ジョージ・バーナード・ショウの言葉は一体なにを意味するのか…。この問いかけに金子陽子が真正面から取り組んだアルバム。1800年頃に製造されたアントン・ワルターの楽器を元にクリストファー・クラーク氏が2004年に完成したフォルテピアノを用いている。ウィーン式アクションを備えたこの楽器は、現代ピアノとは異なる、奥深い繊細な表現、革新的な音色で、ベートーヴェンの音楽を忠実に完全に実現している。この録音を聴けばジョージ・バーナード・ショウの言葉が意味することを理解できるだろう。録音エンジニアは「ワンポイント録音」の名手タッド・ガーフィンクル氏。人口160人ほどのフランスの小さな村にある小規模で高音質なホールで録音され、艶やかで温かみのある音色が素晴らしい録音。録音2008年2月25-28日La Ferme de Villefavard(仏リムザン地方) エンジニア:タッド・ガーフィンクル(MA recordings) 日本語帯解説付

ANTHONELLO MODE

AMOE 10009
\2600
MARIE NISHIYAMA BACH EDITION 3
 J.S.バッハ(1685〜1750):
  2声のインヴェンションBWV772a - 786
  3声のシンフォニアBWV787 - 801
  2声のインヴェンション 第1番ハ長調 BWV.772
西山まりえ(チェンバロ)
「レコード芸術」「CDジャーナル」などのソフト専門誌で準特選・特選・注目盤となるなど絶賛され、オーディオ専門各誌のソフト紹介欄でも大きく取り上げられるなど、好評を博する西山まりえバッハエディション第3弾。バッハ自身も「インヴェンション」曲集の序文に書き記した「カンタービレの重要性」を、見事なまでに具現化する西山まりえの真骨頂が聴き取れる会心作。2声のインヴェンションの有名な第1番ハ長調(ドレミファレミド-♪)は現存する2つのヴァージョンを両方とも収録。それぞれ冒頭と最後に置かれた2つのヴァージョンは、ゴルトベルク変奏曲におけるアリアのように、全曲を貫くモチーフのように響くのも、このCDならではのポイント。この曲集が「定まった目的に向かう果てしない音楽の渦」であることを(あくまで結果的に)象徴的に示すことになった。今回もジャケットアートワークは人気漫画家さそうあきら氏の書き下ろし。AnthonelloModeは「コドモのコドモ」「おくりびと」「神童」など、映画化された話題作の作者さそう氏が一貫してアートワークを手がける。録音:2008年7月1-3日 岩舟町コスモスホール 24Bit/96KHz Recording 解説:西山まりえ ジャケット・アートワーク:さそうあきら(漫画家)

ARTE VERUM

ARV 005
\2500
バーバラ・sings・ブルース
 1.Lady Sings the Blues (Holiday / Nichols)
 2.Tell Me More and More (And Then Some) (Holiday)
 3.Trouble in Mind (Jones)
 4.Don’t Explain (Holiday, Herzog)
 5.My Man (Willemetz, Charles / Yvain)
 6.You’ve Been a Good Old Wagon (Henry)
 7.God Bless the Child (Herzog, Holiday)
 8.What a Little Moonlight Can Doinstr. (Woods)
 9.Billie’s Blues - I Love my Man (Holiday)
 10.Mood Indigo (Ellington, Mills, Bigard)
 11.Downhearted Blues (Austin / Hunter)
 12.Allhelgonabluesinstr. (Algotsson)
 13.Strange Fruit (Allan)
バーバラ・ヘンドリックス(Ms)
マグヌス・リンドグレン・クヮルテット
ヘンドリックスが幼い頃に初めて口ずさんだのは、父に連れられて通った教会で歌った黒人霊歌だったという。黒人霊歌は、もともとはアメリカ南部で過酷な労働を強いられた黒人奴隷が自分たちの苦しみや悲しみを表現するものだった。この秘められた苦しみや悲しみの精神は、ゴスペル、ジャズ、そしてブルースへも受け継がれています。ヘンドリックスは、芳醇なワインを思わせる豊かで深い大人の女性の声で、苦しみや悲しみ、様々な感情を胸に秘めつつ、抑えの効いたブルースを展開しています。マグヌス・リンドグレン・クヮルテットのメンバーも、皆北欧を中心にジャズの世界で活発に活動している名人ばかり。この上なく成熟したブルース。

ATMA

ACD2 2470
\2000
トゥルヌミール:オルガン作品集vol.1
 過越の祭りの犠牲者に基づくコラール即興
 レント(未刊)
 想念組曲op.74
 音楽の小さな花束op.66
 アンティエンヌ・ドゥ・マニフィカトのための後奏曲
 オルガン・ミスティーク第22番
ヴァンサン・ブシェール(オルガン)
オルガン:
サン=アグネス=ジャルディエン教会の
Casavantオルガン(ラシーヌ)
20世紀の作曲家、シャルル・トゥルヌミールのオルガン作品集。ブシェールは、オルガニストとして活躍するかたわら、経済アナリストとしても手腕を発揮している異色の経歴の持ち主。トゥルヌミールのオルガン作品全曲を録音していくという意欲的なプロジェクトということで、今後がたのしみ。
SACD2 2403
(SACD Hybrid)
\2400
J.S.バッハ:カンタータ集 Vol.4〜降誕節のためのカンタータ
 いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV61
 新しく生まれた嬰児の BWV122
 いと尊きインマヌエル BWV123
 天の主よ、汝を迎えまつらん BWV182
モントリオール・バロック
エリック・ミルンズ(指)
モニカ・マウフ(S)
マシュー・ホワイト(C-T)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(B)
ATMAとモントリオール・バロック・フェスティヴァルが進めているバッハ・カンタータ・シリーズ第4集。この時期にふさわしい降誕節のためのカンタータを集めたもの。ソリスト陣も毎回豪華で、ヒリアード・アンサンブルの演奏に度々加わるなど、活躍目覚しいドイツ人ソプラノ歌手モニカ・マウフ。彼女の声は可憐で美しく透明度抜群。また北米を中心に活躍してるカウンターテナー、マシュー・ホワイト。さらに柔らかな声質が魅力のイギリス古楽界の名テノール、チャールズ・ダニエルズ。自身のアンサンブルを設立するなど多彩な一面を見せるオランダのバス歌手ハリー・ヴァン・デル・カンプ。 優秀録音。
ACD2 2546
\2000→¥1790
シューベルト/ノルマン・フォーゲット編:冬の旅(室内楽版) クリストフ・プレガルディエン(T)
ジョゼフ・ペトリック(アコーディオン)
ペンタドル(管楽五重奏)
プレガルディエン3度目となる「冬の旅」の録音は室内楽版。この室内楽版は伴奏形態がユニークで管楽五重奏(Fl、Cl、Ob、Hrn、Fg)とアコーディオンという6人編成。主にアコーディオンが伴奏を引っ張り、原曲のピアノ伴奏に近いかたちで編曲。途中アンサンブルのメンバーのハミングで伴奏をするなど温かみのあるほっこりとした味わい深い演奏。また原作ミュラーの詩の順番通りに収録されている点も特徴的。プレガルディエンはオリジナル版の音楽風景から豊かな色彩を引き出し、表現を極限まで抑えた美しい歌唱に陶然と酔いしれる。録音:2007年10月(ケベック)
ACD2 2486
(2CD)
\3600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1
 CD1:第8番「悲愴」Op.13、第12番Op.26、第23番「熱情」Op.57
 CD2:第7番Op.10-3、第24番「テレーゼ」Op.78、第32番Op.111
クリスチャン・レオッタ(P)
クリスチャン・レオッタはイタリアのカタニア出身。彼は22歳という若さでベートーヴェン・ソナタ全32曲演奏会をモントリオールで行い、その後マドリード、メキシコシティ、リオ・デ・ジャネイロ、バンクーバー、ヴェネツィア、ケベック各地をまわり、そして彼の故郷イタリアでも大成功を収めた。これはバレンボイム以来の快挙とされ世界的に注目されているピアニスト。

BIS 1CD¥2500

BIS 1513/4
(2CD)¥4580
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集第2巻BWV870-893 鈴木雅明 (チェンバロ)
鈴木雅明は1996年に平均律クラヴィア曲集第1巻をリリースし、非常に高い評価を受けましたが、なかなか第2巻に取り組まず、ファンをやきもきさせていました。しかしこの度、10年以上の時を経て録音を実現させました。バッハのカンタータ連続演奏・録音をはじめ、主な大作の大半を手掛けた経験が反映され、作品の理解の深さと円熟味が他の追随を許さぬ出来となっています。とは言え、演奏はいたって過激で、驚くほど刺激的な時間を与えてくれます。
BIS 1520 ヴィラ=ロボス:ショーロス全集 Vol.3
 ショーロへの序章 (1929)-ギターとorch
 ショーロ追補2曲(1928)-VnとVc
 ショーロ第2番(1924)-FlとCl
 同第3番「きつつき」(1925)-男声Choと管楽
 同第10番「愛情の破れ」(1925)-混声Choとorch
 同第12番(1929)-orch
ジョン・ネシリング(指)
サンパウロSO、同合唱団、
ファビオ・ザノン (Guit)、
クラウディオ・クルス (Vn)、
ヨハネス・グラムシュ (Vc)、
エリザベート・プルンク (Fl)
ヴィラ=ロボスの「ショーロ」は番号付のもので14曲ありますが、楽器編成がバラバラなため、すぐれた演奏でまとめて聴く機会がなかなかありませんでした。ゆえにこのBISのシリーズはファンにとって、またとない朗報と申せましょう。いずれも地元ブラジルの若手名手の快演というのも魅力ですが、ショーロのための追補と序章までも含めている徹底ぶりが嬉しい限り。ヴィラ=ロボス・ファン必携の一枚です。
BIS 1642 ファッテイン・ヴァーレン:管弦楽曲全集 Vol.3
 海辺の墓地 Op.20
 静寂の島 Op.21
 孤独に寄す Op.35
 交響曲第4番 Op.43
 ピアノ協奏曲 Op.44
クリスチャン・エッゲン(指)
スタヴァンゲルSO、
アイナル・ヘンニング・スメビ (Pf)
ノルウェー近代の重要作曲家ファッテイン・ヴァーレン (1887-1952)の管弦楽曲全集の最終巻。あまり録音に恵まれなかった巨匠の全貌が明らかになりました。聴きものは彼最後の作品でもある交響曲第4番。ブラームスの同番交響曲を思わすシャコンヌで曲を閉じているのも謎めいています。またモーツァルトの協奏曲学習のために書かれた非ヴィルトゥオーゾ風ピアノ協奏曲も独特です。
BIS SA 1652
(SACD Hybrid)
\2600
超絶のヴァイオリン曲集
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:フィガロ/
 メトネル(ハイフェッツ編):おとぎ話/
 フランチェスカッティ:ポルカ/
 シューマン:トロイメライ/
 クラスラー:ジプシー女/
 リース:気まぐれ女/
 ハルフテル(シェリング編):ハバネラ/
 ヴィエニャフスキ:ファウスト幻想曲/
 ガードナー:前奏曲/
 ニーノ・ロータ:即興曲ニ短調/
 ジョン・ウィリアムズ:屋根の上のヴァイオリン弾きより/
 ブロッホ:ニーグン/
 ラヴェル:ツィガーヌ
ワジム・グルズマン(Vn)、
アンジェラ・ヨッフェ(Pf)
SACDハイブリッド盤。レーラ・アウエルバッハ作品の演奏で注目されたグルズマンの小品集。いずれもヴィルトゥーゾ的なものを集めていますが、冴えた技巧と蜂蜜のように甘い音色が魅力です。映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」のテーマでは、彼の父ミハイル・グルズマンの凝った編曲が聴きものです。
BIS SA 1723
(SACD Hybrid)
\2600
クルーセル:
 クラリネット協奏曲第1番変ホ長調 Op.1
 同第2番ヘ短調 Op.5
 同第3番変ロ長調 Op.11
マルティン・フレスト(Cl)、
オッコ・カム(指)
エーテボリSO
SACDハイブリッド盤。フィンランド出身で、自身クラリネットの名手として名を馳せたベルンハルト・ヘンリク・クルーセル (1775-1838)の協奏曲3篇に、スウェーデンの名手フレストが挑みました。クルーセルの協奏曲は技巧的にはたいへん難しく、北欧的色彩のほとんど感じられない端正な古典派風作風。フレストもごまかしや曖昧さの全くない正攻法の演奏を繰り広げている。
BIS SA 1691
(SACD Hybrid)
\2600
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.41
 第56番「われは喜びて十字架を負わん」BWV56
 第82番「われは足れり」BWV82
 第84番「われはわが命運に満ち足れり」BWV84
 第158番「われは行きて汝をこがれ求む」BWV158
キャロリン・サンプソン(S)
ペーター・コーイ(Bs) 
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。BCJの最新盤はソプラノとバスによるソロ・カンタータ集。キャロリン・サンプソンとペーター・コーイ両名人の至芸を堪能できます。ソプラノ用の82番はもともとバスのための作品(Vol.38に収録)で、当盤ではホ短調に移調され新たな魅力を放っている。オーボエが活躍する84番では三宮正満の美演が楽しめる。バス用の158番は恐らくバッハ自身でない編曲者により、様々な素材から寄せ集められたとされる。至難なヴァイオリン独奏を伴う大規模なアリアが聴きもの。
BIS 1649 魅せられて〜女性作曲家フルート協奏曲集
 (1)グバイドゥーリナ:希望と絶望の偽りの顔 (2005)
 (2)たかの舞俐:フルート協奏曲 (2004/6)
 (3)サリー・ビーミシュ:フルート協奏曲「カリスト」 (2005)
(1)シャロン・ベザリー (フルート)、
マリオ・ヴェンザーゴ(指)
エーテボリ響
(2)アンネ・マンソン(指)
スウェーデン室内管
(3)マーティン・ブラビンス(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
フルートの女神シャロン・ベザリーには、現代の作曲家から献呈された協奏曲が15曲以上ある。その中から女性作曲家による3篇、ロシアのグバイドゥーリナ、“リゲティの愛弟子”日本のたかの舞俐、イギリスのビーミシュ作品で、いずれも作曲者が録音に立会い、ブックレットの欧文解説も執筆していた。たかの作品の第2楽章は「The only flower in the world(世界でたった一つの花)」と題されているが、これはSMAPの大ヒット曲のタイトル。スキャンダルで叩かれつつも復活したクリエイター槙原敬之に共鳴して、大きな力の前で犠牲になる弱者が、それぞれの命(歌)を持っていることを表現したかったとのこと。ベザリーはどんな難所も余裕でこなし、旧ソ連、西ヨーロッパ、東洋の3女性の思いを見事に再現しています。グバイドゥーリナ作品はBIS-SA-1449と同一音源。
BIS 1714 響き〜スウェーデン合唱音楽の新たな展望
 ヤン・サンドストレム:山風の歌
 カリン・レーンクヴィスト:光の場 天の間で
 アーレ・モーレル:コップのポルスカ
 伝承曲(ガルデマル編):スロングポルスカ
 ステンハンマル:3つの合唱曲
 ヴィカンデル:谷間の百合王
 伝承曲(スタッファン・リンドベルイ編):収穫の歌
 ヒルボルイ:夏至の夜の夢
 ヘルマン・パルム:ナナカマドからライラックへ
 アルヴェーン:夕べ
 アドルフ・リンドブラド:子供の祈りの言葉で
 伝承曲(ヴィレマルク編):婚礼歌
セシリア・リディンエル=アーリン(指)
ウプサラ大学合唱団、
アンデシュ・ヴィドマルク(Pf)
1830年創立のウプサラ大学合唱団「アルメンナ・ソンゲン」。スウェーデンを代表する合唱団による同国の民謡から前衛作品までを俯瞰した好企画。彼らの魅力は若々しく新鮮な覇気に満ちていること。もちろん北欧合唱ならではの、水晶のように透明で純粋な響きに思わず聞き惚れてしまいます。
BIS 1747 フィンランドのクリスマス
 ジングルベル/サンタ・ルチア/サンタが街にやってきた
 赤鼻のトナカイ/ホワイト・クリスマス/リトル・ドラマー・ボーイ
 喜べ、シオンの娘よ/クリスマスの朝の教会/トントゥたち
 クリスマスの福音/オレのクリスマス/うまやのなかに他
エサ・ヘイッキラ(指)
ラハティSO、ラウルプーCho、
リキ・ソルサ、
パウリ・ピエティライネン(Org)
ウッラ・ライスキオ(Ms) 
ユッシ・ミールンパロ、
ペトリ・レーノ(T)
マルコ・プースティネン(Br) 
ヴェリ=ペッカ・ヴァイサネン(Bs)
サンタクロースが住む国として有名なフィンランドから、最高のクリスマス・アルバムの登場です。「ジングルベル」や「サンタが街にやってきた」、さらにはアーヴィン・バーリンの「ホワイト・クリスマス」までをフィンランドの歌手や合唱団でたっぷり楽しめます。さらに豪華なのはシベリウスの交響曲シリーズで名をはせたラハティ交響楽団がサポート。どこから見ても今年のクリスマスはこれで決まり!!
BIS 1717/8
(4CD2枚価格)
\5000→¥4590
チェレプニン:交響曲&ピアノ協奏曲全集
 交響曲第1番ホ長調 Op.42 (1927)
 同第2番変ホ長調 Op.77 (1947-51)
 同第3番嬰ヘ長調 Op.83 (1952)
 同第4番ホ長調 Op.91 (1958-9)
 ピアノ協奏曲第1番 Op.12 (1918-9)
 同第2番 Op.26 (1923)/同第3番 Op.48 (1931-2)
 同第4番「幻想曲」Op.78 (1947)/同第5番 Op.96 (1963)
 同第6番 Op.99 (1965)/偉大なる聖母 Op.41 (1926-7)
 祝典音楽 Op.45a (1930)
 交響的行進曲 Op.80 (1951)/交響的祈り Op.93 (1959)
小川典子(Pf)
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
ロシア出身で、戦前たびたび来日して伊福部昭、早坂文雄、松平頼則、江文也を教え、民族主義的作曲を鼓舞した、わが国音楽界の大恩人アレクサンドル・チェレプニン。これまでほとんど録音のなかった彼の交響曲とピアノ協奏曲を、高水準演奏でリリースしたBISの記念碑的シリーズが、何とセット組にての発売となりました。それも4枚組2枚価格というお得さ。6曲のピアノ協奏曲では小川典子の独奏なのが豪華。切れ味抜群です。チェレプニンの代表作である4篇の交響曲はいずれも力作。ショスタコーヴィチやプロコフィエフの交響曲が好きな向きに超オススメ。
BIS SA 1619
(SACD Hybrid)
\2600→¥2390
シューマン:
 (1)交響曲第3番変ホ長調「ライン」 Op.97
 (2)同第4番ニ短調Op.120(現行版)
 (3)「マンフレッド」序曲 Op.115
 (4)序曲「ヘルマンとドロテア」Op.136
トーマス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内管弦楽団
SACDハイブリッド盤。ダウスゴーとスウェーデン室内管による超新鮮なシューマンの交響曲シリーズの完成です。シューマンの原作に忠実ながら、オケを小さく刈り込むことで「灰色のオーケストレーション」を見事に払拭、新しい彼の交響曲像を創りあげている。交響曲第4番は原典版が既出(BIS SA 1519)だが、今回は現行(改訂)版。「ライン」ともども充実度満点と申せましょう。
BIS 1515 20世紀のチューバ協奏曲
 (1)ヴォーン・ウィリアムズ:チューバ協奏曲(1954)
 (2)アルチュニアン:チューバ協奏曲(1992)
 (3)トルビヨーン・イヴァン・ルンドクヴィスト:風景(1978)
 (4)ジョン・ウィリアムズ:チューバ協奏曲(1985)
オイスタイン・ボーズヴィーク (チューバ)
アンネ・マンソン(指)
シンガポール響
ノルウェーのチューバの怪人ボーズヴィーク。恐るべきテクニックと深い音楽性、聴衆を釘付けにするエンターテナー性も兼ね備えた、この楽器の新しいヒーローです。待望の新録音は、チューバのためのオリジナル協奏曲集。チューバを学ぶ人なら必ず手掛けるヴォーン・ウィリアムズの名作から、トランペット協奏曲で知られるアルチュニアン、さらには「ハリー・ポッター」や「スターウォーズ」の音楽で人気の大御所ジョン・ウィリアムズまで多彩。超人的技巧に唖然とさせられますが、豊かな歌心も誰にも真似できません。
BIS 1492 C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.18
 ソナタ 変ロ長調 Wq65/44(H211)
 ロマンスと変奏ト長調 Wq118/6(H226)
 幻想曲ト短調 Wq117/13(H225)
 メヌエット ハ長調 Wq116/5(H216)
 ポロネーズ風に Wq116/8(H219)
 ソナタ イ長調Wq65/43(H192)
 メヌエット ヘ長調 Wq116/7(H218)
 ソナタ ホ長調Wq65/46(H213)
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェント・ピアノ)
静かな人気を保っている同シリーズの第18巻。今回は1766年の作品で、メヌエットやポロネーズなどの舞曲が目を引く。疾風怒濤時代の音楽をたっぷり味わえる。
BIS 1915/75
(5CD)
\7500
シベリウス完全全集 その6/
 ヴァイオリンとピアノのための作品全集
  ヴァイオリンソナタ イ短調 JS177(1884)/
  アンダンテ・グラツィオーソ JS35(1884/5) /
  ソナタ断章ニ短調(1885) /プレスト JS7(1886) /
  メヌエット ニ短調(1886) /メヌエット ホ長調 JS67 (1886/7) /
  アンダンティーノ JS8(1886/7) /
  アレグレット ト長調 JS86(改訂稿)/
  テンポ・ディ・ヴァルス ロ短調JS89(ヤーッコ・クーシスト完成)/
  マズルカ イ長調 JS4/アンダンテ・モルト JS49/朝の歌 JS3/
  スケルツィーノ JS78/アンダンテ・エレジアーコ(1887) /
  アンダンテ・カンタービレ JS33/ソナタ・アレグロの提示部 JS90/
  組曲ニ短調 JS187/モデラート 変ホ長調 JS132/
  間奏とマエストーソ(1887/8) /レント 変ホ長調 JS76/
  アレグレット 変ホ長調 JS22/アレグレット ハ長調 JS19/
  テンポ・ディ・ヴァルス イ長調 (1888) /組曲ホ長調 JS188/
  アレグロ イ短調 JS26/ラルゲット(断片)(1889) /
  ヴァイオリンソナタ ヘ長調 JS178/ラルガメンテ(断片)(1889/91) /
  アダージョ ニ短調(1890) /グラーヴェ(断片)(1891/4) /
  2つの小品Op.2(1911年の改訂版)/
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
   (オリジナル版。作曲者自身による
     ヴァイオリンとピアノ版。第1楽章の
     ピアノ・パートはカレヴィ・アホの補筆による)/
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
   (現行版。作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ版)/
  愛の情景-スカラムーシュ Op.71より (1925編曲) /
  2つの荘重な旋律 Op.77/4つの小品 Op.78/
  6つの小品 Op.79/アンダンテ・ソステヌート(1915) /
  ソナチネ ホ長調 Op.80/5つの小品 Op.81/
  ノヴェレッテ Op.102/5つの田園舞曲 Op.106/
  4つの小品 Op.115/3つの小品 Op.116
  無伴奏作品:マズルカ ハ長調(1883)/
  即興曲ト短調(1884) /練習曲ニ長調 JS55/
  アレグレット(1889) /めでたき楽師 JS70/
  アレグレット ト長調(初稿)/2つの小品 Op.2(初版)/
  ロマンス Op.78の2(初版)/
  これら作品のossia(別項)もすべて収録
ヤーッコ・クーシスト、
ニルス=エリク・スパルフ、
佐藤まどか (Vn)、
フォルケ・グラスベック、
ベングト・フォシュベルイ(Pf)
大好評のシベリウス完全全集、第6巻の登場。今回は無伴奏ヴァイオリンおよびピアノ伴奏付きヴァイオリン曲を網羅している驚愕のBOX。既発の同ジャンル作品はもちろんすべて収録されていますが、加えてヴァイオリン協奏曲のオリジナル版と現行版の作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ版も新録音して収録しているのも超注目。演奏は同曲オリジナル版を本邦初演、ピアノ伴奏版を世界初演し、2つの版についての論文で東京藝術大学にて博士号を得た佐藤まどか。超期待です。ほかにも「アレグレット」「ロマンス」ほかのオリジナル版、断片や曲途中の「ossia」(別項)まで含めた徹底ぶり。これがたったCD3枚価格とは信じ難い喜びです。
BIS 9020/2
(10CD3枚価格)
\7500→6990
J.S.バッハ:6大宗教曲BOX
 マタイ受難曲 BWV244
 ヨハネ受難曲 BWV245 (1749年版)
 ミサ曲ロ短調 BWV232
 クリスマス・オラトリオ BWV248
 復活祭オラトリオ BWV249
 昇天祭オラトリオ BWV11
レイチェル・ニコルズ、
キャロリン・サンプソン、
モニカ・フリムマー、
野々下由香里、
緋田芳江、
イングリット・シュミットヒューゼン、
ナンシー・アージェンタ(Sop)、
ロビン・ブレイズ、
米良美一、
パトリック・ファン・フートヘム(CT)、
ゲルト・テュルク、
ヤン・コボウ、
櫻田亮 (Ten)、
ペーター・コーイ、
浦野智行(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
BISの看板シリーズ、BCJのバッハ・カンタータ全集録音が40巻(全体の3分の2)まで進んだことを記念して、彼らによるバッハの宗教的大作を6篇集め、CD10枚組にしました。これが何と3枚価格というありえない驚異的廉価でのご提供となる。独唱陣にも米良美一やナンシー・アージェンタなど企画初期に参加していたなつかしい名が見られます。いずれもレコ芸特選やレコード・アカデミー賞に輝いた超名演ばかり。まさに日本が世界に誇るシリーズ。BISも赤字覚悟の企画なため、初回プレス限定!!

BONGIOVANNI

GB 2433
(2CD)
\4800
ペロージ:オラトリオ「あがない主の誕生」
 +村の祭り
ダヴィデ・ペリッセロ(Br 語り手)
ディーノ・ディ・ドメニコ(T 天使ガブリエーレ)
エミーリア・ベルトンチェッロ(S マリア)
ルチア・ビーニ(Ms 敬虔な女)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ヴァッレ・ダオスタ交響楽団,
アヴィオ・カステルバルコ合唱団

村の祭り:
 アルトゥーロ・サッケッティ(指)
 ノヴァラ・カルロ・コッチャ交響楽団
BONGIOVANNIが進める、ロレンツォ・ペロージのシリーズの新刊。「あがない主の誕生」は、1898-99年に作曲されたオラトリオ。題名通り、キリストの誕生を題材にしている。「村の祭り」は13分ほどのオーケストラ作品。録音:2007年10月28日,トルトーナ 村の祭り:録音:2000年10月16日,トルトーナ

CALLIOPE

CAL 9406
\2400
Metissages〜混血
 現代作曲家たちによる女声合唱曲集〜
  M.オアナ:カリヨン/リンコラ:儀礼的舞曲ほか(全16曲)
カリオペ・女声合唱団
レジーヌ・テオドレスコ(指)
現代の合唱声楽作品を集めた1枚。世界の文化の影響が様々に感じられる、おもしろい響きの作品がつづく。

CASCAVELLE

VEL 3118
(3CD)
\3400→¥2990
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
 [CD 1] 第1番ハ長調Op.15 / 第3番ハ短調Op.37 (32'53" / 34'44")
 [CD 2] 第2番変ロ長調Op.19 / 第4番ト長調Op.58 (28'07" / 33'02")
 [CD 3] 第5番変ホ長調Op.73「皇帝」 (36'32")
クリスティアン・ツァハリアス(P)
アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンド管弦楽団
スイスのレーベルCASCAVELLEは、母国の名指揮者アルミン・ジョルダン(1932-2006) の功績を讃えてリリースに力を入れているが、ここに思いがけないライヴが登場。初登場となる内容は手兵スイス・ロマンド管弦楽団を振ったベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。ソリストはドイツに生まれ、ベートーヴェンをレパートリーの中心に据える本格派ツァハリアス。ジョルダンの志向として、ベートーヴェンに求められる力強さにも不足しませんが、総じてこの名匠の美質である、堅実な音楽運びとデリケートな美しさに惹かれる。いっぽうのツァハリアスはフォンク指揮シュターツカペレ・ドレスデンと全曲のセッション録音(1986-1989年)を行っており、彼自身の代表的録音に数えられるが、このたびのライヴもまた格別の出来栄え。剛のツァハリアスに対する柔のジョルダン。好対照をなす顔合わせでまさに協奏曲の醍醐味満点。なお、ツァハリスは1992年に指揮者としてのキャリアを当スイス・ロマンド管弦楽団よりスタートさせている。しかも当セット、優秀録音で価格もお手ごろというのもポイント。八面デジパック仕様。録音:1994年11月9 & 11日ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ライヴ)

CAVI MUSIC 1CD¥2600

シュパヌンゲン音楽祭2007-2タイトル同時発売。ケルン近郊の丘陵地帯にあるハイムバッハで開催される、ラルス・フォークトの主宰する室内楽音楽祭、シュパヌンゲン音楽祭。体系的に室内楽が体験できることで毎年話題を呼ぶこの音楽祭でこれまでに、クリスティアン・テツラフ、トルルス・モルク、ターニャ・テツラフ、ハインリヒ・シフ、ザビーネ・マイヤー、ユリア・フィッシャー、ダニエル・ホープ、キム・カシュカシアン、ダニエル・ハーディングをはじめ、多数のアーティストが出演しています。今回発売される2タイトルは昨年の音楽祭からの演奏。
4260085 531288 (1)ヒンデミット:クラリネット四重奏曲
(2)ドビュッシー:クラリネットとピアノのためのラプソディー第1番
(3)マンフレート・トロヤーン:クラリネットとピアノのための舞曲
(4)プーランク:2本のクラリネットのためのソナタ
(5)プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ
(1)(2)(3)(4)(5)シャロン・カム(Cl)
(1)(2)(5)ラルス・フォークト(P)
(1)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
グスタフ・ リヴィニウス(Vc)
(3)ポール・リヴィニウス(P)
(4)ディームト・シュナイダー(Cl)
録音:2007年 シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)
4260085 531271 (1)シューマン:ピアノ五重奏曲 Op.44
(2)エルガー:ピアノ五重奏曲 Op.84
(1)(2)ラルス・フォークト(P)
ラドスラフ・シュルツ(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va)
(1)クリスチャン・テツラフ(Vn)
グスタフ・ リヴィニウス(Vc)
(2)アンティエ・ヴァイトハース(Vn) 
クラウディオ・ボホルケス
録音:2007年 シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)
4260085 531233 サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.75
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
シューベルト(4260085530052)、ブラームス(4260085530595)のソナタ・アルバムで、その実力を披露したアンティエ・ヴァイトハース。ジャン=ギアン・ケラス率いる実力派カルテット、アルカント四重奏団のメンバーでもあり、現代ドイツを代表する女流ヴァイオリスニトの一人。今回はフランス・ヴァイオリン・ソナタ集と題し、世界のヴァイオリニスト達が愛好するサン=サーンス、ラヴェル、フォーレを取り上げる。堂々たる姿勢と充実した音楽性で聴かせる秀演。録音:2007年 ケルン

COVIELLO 1SACD¥2500

COV 30806
(SACD Hybrid)
¥2290
R.シュトラウス:
 (1)交響詩「英雄の生涯」Op.40
 (2)交響詩「死と変容」Op.24
ヨハネス・デンホフ(Vn)
ヨナス・アルバー(指)
ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団
アルプス交響曲(COV.30705)以来、首席指揮者&音楽監督アルバー率いる手兵ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団によるシュトラウス第2弾。このシリーズの何よりの魅力は、いにしえより今に伝わる味わい豊かなひびき。当楽団はその起源を1587年ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公爵ユリウスの創設した宮廷オケにまで遡る世界最古のオケのひとつであり、プレトリウス、シュッツ、リスト、そしてR.シュトラウスが自作を振るために楽壇に上がっている。すなわち、ドレスデン、コンセルトへボウと同様にこのオケもまた正真正銘シュトラウスゆかりのオケといえるでしょう。前作のアルプス交響曲もそうでしたが、ゆかりの作曲家を取り上げる自負に満ちており、各パートも粒揃い。古き良き伝統を感じさせる力の入った演奏となっています。マルチチャンネルステレオ
COV 50710
(SACD Hybrid)
ブラス5.1〜金管五重奏曲集
 アウスケトル・マウッソン:Shadows〜
  ソロ・トランペンットと金管五重奏のための〜*
 レスピーギ/マティアス・グロマー編:古風な舞曲とアリア
 オスカー・ベーメ:金管七重奏曲 変ホ長調 Op.30*
 ダニエル シュナイダー:金管五重奏曲、
 Little Songbook〜ソロ・トランペンットと金管五重奏のための〜*
ラインホルト・フリードリッヒ(Tp)*
マンハイム金管五重奏団
1990年に結成されたドイツのマンハイム金管五重奏団とトランペット奏者のラインホルト・フリードリッヒによる金管五重奏曲集。ルツェルン祝祭管で輝かしいサウンドを聴かせてくれる世界的名手ラインホルト・フリードリヒ。1986年ミュンヘン国際ARDコンクールにて優勝後、国内外の重要な音楽祭で活躍。1983年から1999年までフランクフルト・ラジオ・シンフォニー・オーケストラでソリストを務める。1989年から、カールスルーエ国立音楽大学教授就任。またソリストとして数々の有名なアンサンブル・オーケストラと世界中で共演。古典音楽から現代トランペットソロ楽曲の作曲まで幅広く作曲を行っている。録音:2007年1月15-19日
COV 20808
(SACD Hybrid)
ヘンデル:テノール・アリア集
 オラトリオ「イェフタ」より、
 セレナータ「アチ、ガラテアとポリフェーモ」より、
 アレクサンダーの饗宴より、
 オラトリオ「サムソン」より、オラトリオ「メサイア」より、
 バレエ組曲「テルプシコーレ」より、
 歌劇「ロデリンダ」より、歌劇「アルチーナ」より、
 オラトリオ「セメレ」より、歌劇「エツィオ」より、
 音楽劇「快活の人,沈思の人,穏和の人」より
クリストフ・ゲンツ(T)
ユリア・ワーグナー(S)
ダーフィット・ティム(指)
ハレ・ヘンデル祝祭管弦楽団
クリストフ・ゲンツはエアフルトに生まれ。ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団団員として学び、その後ケンブリッジ大学で音楽学を専攻、キングス・カレッジ・コーア団員に在籍。各国のコンサート、歌曲の夕べやオペラに招かれ、サー・サイモン・ラトル、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ジギズヴァルト・クィケン、サー・ジョン・エリオット・ガーディナーらと共演。録音はリリング指揮メンデルスゾーンの交響曲第2番「頌歌」など多数。深い音楽的解釈、響きのある声でヘンデルのオペラやオラトリオのアリアを歌います。録音:2008年3月25-29日
COV 30814
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1874年第1稿) マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団
ボッシュと手兵アーヘン交響楽団によるブルックナー・シリーズ第6弾は「ロマンティック」。使用楽譜にオリジナルの第1稿を選択しているところも注目。従来親しまれている第2稿との比較では第3楽章が顕著なように、斬新にすぎて初演では不成功に終わった第1稿だが、インバルやノリントン、ケント・ナガノ、ヤングらが近年こぞって採用しているように徐々に触れる機会も増えて、あらたな流れとなりつつあるようだ。古都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響はまさにブルックナー、そしてSACDでの再生にも適している。全集完成への期待度がいよいよ高まる。録音:2007年アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)=トラック・タイム=Ⅰ.18'59+Ⅱ.18'33+Ⅲ.12'39+Ⅳ.18'45=68'56
COV 30901
(SACD Hybrid)
\2500
ワーグナー:
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕への前奏曲*
 ヴェーゼンドンク歌曲集*
 「ジークフリート」より、森のささやき*
 ゲーテの「ファウスト」への7つの作品より、糸を紡ぐグレートヒェン*
 メアリー・スチュアートの別れ*
 ジークフリート牧歌
  * アンドレアス・N.タルクマンの室内オーケストラ編曲版
マリア・リッカルダ・ヴェセリング(Ms)
マルクス・ボッシュ(指)
グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニー
手兵アーヘン響とのブルックナー・シリーズが注目されるボッシュのワーグナー・アルバム。ここでボッシュは1999年以降自らが首席指揮者兼芸術監督を務める室内オケ(1989年創設)を率いている。スイス南東部に位置するグラウビュンデンは「アルプスの少女ハイジ」の舞台となったところ。土地柄を反映したかのようなのびやかで明るい音色が魅力で、これはメインのジークフリート牧歌にピッタリ。また、ジークフリート牧歌をのぞいて、すべて当代屈指の名編曲者タルクマン(1956年生まれ)の手による室内オーケストラ版によるのも興味深い趣向で、ワーグナーの官能世界があらたな切り口でいっそう浮き彫りになる仕組みとなっている。

DISC AUVERS

DAS 006
(2CD)
\3300→¥2990
ブラームス:
[CD1]
 (1)ピアノ・ソナタ第2番 嬰へ短調Op.2
 (2)ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調Op.1
[CD2]
 (1)スケルツォ 変ホ短調Op.4
 (2)ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.3
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(Pf)
期待の新星、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのブラームス作品集。スケルツォはブラームスが18歳の頃の作品で、いぶし銀のようながら、バリっとした聴きごたえのあるもの。ソナタの3曲はどれも、分厚い音の大規模な作品。若くしてすでに大家のオーラを発するジャン=フレデリックの才覚が光る。11月の「ル・ジュルナル・ド・ショパン」ではショパンの様々な作品を披露してくれる。ますます楽しみ。録音:2007年7月

DYNAMIC

CDS 591
(2CD)
\4200
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第15集
 協奏曲 変ロ長調D 120
 協奏曲 ニ長調D 27
 協奏曲 ハ長調D 8
 協奏曲 ト長調D 82
 協奏曲 ハ長調D 10
 協奏曲 ニ長調D 35
 協奏曲 イ長調D 100
 協奏曲 ホ長調D 52
ジョヴァンニ・グリエルモ(指)
ラルテ・デッラルコ
フェデリーコ・グリエルモ(Vn D 120,D 10)
カルロ・ラッザーリ(Vn D 27,D 82,D 100)
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn D 8,D 35,D 52)
タルティーニのヴァイオリン協奏曲全集も第15集まで進み、完結が間近となってきた。今回はCD2枚に8曲の協奏曲が収録されている。いずれの曲も世界初録音という充実した内容。ジョヴァンニ・グリエルモ率いるラルテ・デッラルコの演奏は、タルティーニのツボを見事に押さえた高水準のもの。今回もタルティーニをたっぷり楽しめる!録音:2006年5月14-19日
CDS 584
\2200
ボーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op.1
 ソナタ第2番 ハ短調
 ソナタ第3番 ニ長調
 ソナタ第9番 ト短調
 ソナタ第1番 イ長調
 ソナタ第11番 ホ短調
 ソナタ第10番 ハ長調
 ソナタ第12番 ニ短調
 ソナタ第13番 ヘ長調
アンドレア・フォッサ(Vc)
アンナ・フォンターナ(Cemb)
フランチスコ・ガート(アルチリュート)
アンドレア・デ・カルロ(バスヴィオール)
レナート・クリスクオーロ(Vc)
バロック時代のチェロ作品に興味がある人には逃がせないCDが登場。ピエトロ・ジュゼッペ・ガエターノ・ボーニ(1686-1741)は、17世紀の末頃ボローニャに生まれたチェリスト、作曲家。1711年にローマに移り、ピエトロ・オットボーニ枢機卿の元で活躍しました。オットボーニの館の楽団を率いていたのはかのアルカンジェロ・コレッリだから、ボーニはコレッリの直系にもあたる。チェロと通奏低音のためのソナタ集は1717年に出版されたもの。アンドレア・フォッサはローマ出身のピリオド系チェリスト。クリストフ・コワンやアンナー・ビルスマ、ヤープ・テア・リンデンらに学び、精力的に活躍している。録音:2006年6月19-21日,ローマ
CDS 612
\2200
エクレス:劇付随音楽「狂った恋人」からの組曲
ボノンチーニ:カンタータ「不実な惨いニンファ」序曲
エイヴィソン:協奏曲第10番 ヘ長調
ジェミニアーニ:音楽芸術の良い味わいについての論文から(5曲)
ヘンデル:24の英語の歌曲 HWV 228から(2曲)
バルサンティ:序曲 ニ短調 Op.4-2
ファブリツィオ・チプリアーニ(指)
アンサンブル・イル・ファルコーネ
エリザ・フランツェッティ(S)
18世紀の英国とイタリアに関連した音楽から、珍しい作品を取り上げている。エクレスの劇付随音楽「狂った恋人」からの組曲と、ボノンチーニのカンタータ「不実な惨いニンファ」のための序曲は世界初録音。エウローパ・ガランテのメンバーとして知られるバロック・ヴァイオリニスト、ファブリツィオ・チプリアーニの指揮。アンサンブル・イル・ファルコーネのメンバーには、チェロのマルチェッロ・スカンデッリや、チェンバロのパオラ・チャルデッラらがいる。録音:2008年1月,ジェノヴァ
CDS 595
\2200
アマリッリ・ニッツァ/プッチーニのアリア集!
プッチーニ:
 「ヴィッリ」/「エドガール」
 「マノン・レスコー」/「ボエーム」
 「トスカ」/「蝶々夫人」
 「西部の娘」/「つばめ」
 「外套」/「修道女アンジェリカ」
 「ジャンニ・スキッキ」
 「トゥーランドット」からのアリア
アマリッリ・ニッツァ(S)
ジャンルカ・マルティネンギ(指)
オストラヴァ・ドヴォルザーク劇場管弦楽団
※「三部作」の3作のみ
ジュリアン・レイノルズ(指)
パルマ・アルトゥーロ・トスカニーニ財団管弦楽団
プッチーニのヒロインのアリア集はあるが、全て一人のソプラノが歌ったものはまず他にないだろう。アマリッリ・ニッツァはミラノ生まれのソプラノ。この10年ほど、イタリアを中心に大活躍している。日本にも、2002年には新国立劇場に、プッチーニ「トスカ」とヴェルディ「トロヴァトーレ」に、2007年にはパレルモ・マッシモ劇場来日公演でヴェルディ「シチリア島の晩鐘」に出演している。正統派イタリア・ソプラノとして、ヴェルディとプッチーニを得意とするニッツァ、ここではプッチーニの全オペラのヒロインを歌っています。しかも「ボエーム」ではミミとムゼッタを、「トゥーランドット」ではトゥーランドットとリューを共に歌っている。いかに彼女が優れたソプラノか、わかることだろう。録音:2007年9月11-16日,オストラヴァ 録音:2007年2月9日,パルマ(ライヴ)

ELOQUENTIA

EL 0813
\2500
(1)ポワン・バクPoint Bak〜J.S.Bach:平均律クラヴィーア曲集に基づく(ジェラール・ルコント)
(2)ドビュッシーの仮面に基づく(ジェラール・ルコント)
(3)ノクテュルヌ(ドビュッシー/ルコント編曲)
パーカッションズ・クラヴィーア・ドゥ・リヨン
1曲目の「ポワン・バク」は、1997年、バッハをテーマとした音楽のために書かれました。平均律クラヴィーア曲集のいくつか曲を基にして書かれている。弱冠アレンジが加えられている部分もあるが、マリンバやヴィヴラフォンのアンサンブルにより、ほぼ原曲とおりに演奏されています。ミニマルミュージックかと思ってしまうような雰囲気だが、しかし、しっかりと「バッハ」です。他に収録されているドビュッシーの作品も、ドビュッシーらしい独特の美しい響きの世界がヴィヴラフォンにより倍増されている。夢の中でドビュッシーの曲がエンドレスで鳴り響いているような感じの、響きのおもしろい作品。
EL 0711
\2500
ルクレール(1697-1764):
 2つのヴァイオリンのための6つのソナタ(op.3)
アルモニー・ウニベルセル
[フロリアン・ドイター(VnI)
モニカ・ヴァイスマン(VnII)]
ルクレールの作品は、SP時代の往年のヴァイオリンの巨匠たちが好んでとりあげた時期もあったが、その後の古楽復興運動ではなぜかあまり注目されなかった。ルクレールの素晴らしさをあらためて広く知っていただきたい、という強い思いから、この録音が誕生致した。刺激的なパッセージ、重音の連続、丁々発止のアンサンブルが展開されている。

ENZO RECORDINGS

EZCD 10003
\2600
カプースチン&エシュパイ:サクソフォン協奏曲集
 (1)カプースチン:
  アルトサクソフォンと管弦楽のための協奏曲Op.49(世界初録音)
 (2)エシュパイ:ソプラノサクソフォンと管弦楽のための協奏曲
アレクセイ・ヴォルコフ(アルトサクソフォン、ソプラノサクソフォン)
マルク・ゴレンシテイン(指揮)、
オーケストラ《ニューロシア》
アムランなどの手によりその作品が相次いで録音され、楽譜出版も相次いで行われるなど、ここ10年ほどもっとも注目を集める作曲家となったカプースチン。そのジャズ・イディオムにのっとった即興性を遺憾なく発揮したサクソフォン・コンチェルトの新録音が登場。曲は「21世紀版ラプソディー・イン・ブルー」とでも形容したくなるような、驚くべき名作となっている。またエシュパイは過去に別の音源がリリースされていたようだが、現在は入手難。録音:2008年5月 モスフィルム・スタジオ(モスクワ) 日本語帯・解説付 デジタル

HAENSSLER 1CD¥2400

93 218
¥2400→¥2190
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1874年第1稿) サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
まったくあたらしいブルックナー像の到来を予感させる、ノリントンと愛器シュトゥットガルト放送響によるシリーズ第3弾は「ロマンティック」。第6番につづいてノリントン初のレパートリーである点とともに、画期的快挙と騒がれたインバル以来、最近ではヤングやナガノも取り上げて話題を提供している第1稿を採用していることも注目される。従来親しまれている第2稿との比較では第3楽章が顕著なように、ブルックナー・ファンのあいだでもまったく別の音楽だという声の多い第1稿。斬新にすぎて初演では不成功に終わった第1稿の選択頻度が近年ますます高まりつつある背景には、そもそも校訂譜の問題がつきまとうブルックナーにあって、かつてほどには違和感なく受容できる環境が整ってきたこともあるようだ。前2作も驚きをもって迎えられたノリントンのブルックナーだが、本作「ロマンティック」は衝撃度ではまちがいなくシリーズ随一といえるだろう。たとえば第1楽章開始から5分。ぐんぐんと一気に加速してゆき、小気味よいまでの清清しさに胸が躍ります。しかもあくまで自然。この感覚は過去のいかなる演奏からも聴くことの出来なかったもの。ここでの第1稿の選択にしても、弦のヴィブラート・フリーを基調とする「ピュア・トーン」固有の魅力もはたらいて、より鮮明に違いを印象づけるものと思われます。このたびの「ロマンティック」を頂点とする、ブルックナー3部作2007年ライヴ。ノリントン&シュトゥットガルトが目指してきたものがいよいよ完成の域に達していることを実感させる内容。録音:2007年4月26 & 27日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ)
=ノリントンのブルックナー第4番 トラック・タイム=
Ⅰ.15'49+Ⅱ.16'23+Ⅲ.11'27+Ⅳ.16'52=TT.60'33
93 226 ストラヴィンスキー:
 (1)カンティクム・サクルム
 (2)バレエ「アゴン」
 (3)レクィエム・カンティクルス
(3)ステラ・ドゥフェクシス(Ms)
(1)クリスティアン・エルスナー(T)
(1)(3)ルドルフ・ローゼン(Br)
(1)(3)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
ミヒャエル・ギーレン(指)
SWR南西ドイツ放送交響楽団
交響曲集(93.183)に続く、ギーレンによるストラヴィンスキー第2弾。このたびはすべて十二音技法を採用した点で共通する、後期の3作品を取り上げている。カメレオンと揶揄されたことでも知られるように、ストラヴィンスキーは生涯に大きく作風を変遷させた作家だったが、このアルバムでは晩年迎えてなおその実験的精神と旺盛な創作意欲がうかがえる仕組みとなっている。初めて十二音技法を用いたとされる「カンティクム・サクルム」につづいて、名振付師ジョージ・バランシン率いるニューヨーク・シティ・バレエ団のために書かれた「アゴン」。これは抽象バレエの舞踊技法と十二音技法という到底相容れないもの同士を調和させみごとに解決した作品。そして、演奏時間15分ほどの「レクイエム・カンティクルス」は、十二音技法による最後の大曲。古来のレクイエムとは様式的にもかけ離れており、ほかの2作品に比べてより複雑で集大成的色彩の濃い内容となっている。とくに、ここでは精鋭SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブルの起用も当たり、無機的な美ともいえる怜悧で特異な味わいが魅力。シェーンベルクほか一連の新ウィーン楽派の演奏でも示したとおり、ここでも豊富な情報量を引き出すギーレンの手腕にはみごとなものがあり、ストラヴィンスキーの天才をあますところなく解き明かしている。録音:(1)(3)2007年6月14-16日(2)2004年2月26-28日フライブルク、コンツェルトハウス
93 223
¥2400→¥2190
「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽Vol.3」
 (1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 (2)フロラン・シュミット:バレエ「サロメの悲劇」Op.50
 (3)ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」(1947年版)
(2)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル女声合唱
シルヴァン・カンブルラン(指)
SWR南西ドイツ放送交響楽団
名興行師ディアギレフ率いるロシア・バレエ団ゆかりの傑作シリーズ第3弾。1911年に上演された「ペトルーシュカ」に1912年の「牧神の午後」、そして1913年の「サロメの悲劇」の3作品を収録している。まず、アルバムの開始を告げるのは、象徴派の詩人マラルメによる同名詩に着想し、ドビュッシーが印象派と称される直接的な由来にもなった出世作「牧神の午後への前奏曲」。幻想的で夢のような時間が過ぎたあとには、フロラン・シュミットの個性が遺憾なく発揮された代表作が続く。同じ「サロメ」のエピソードを題材としたシュトラウスの楽劇と同様に、エキゾチックでおどろおどろしくも妖しい世界が繰り広げられるなか、狂気に満ちた終曲「恐怖の踊り」でピークを迎える。このくだりはどこか「春の祭典」を先取りしたようでもあり、じっさいこの作品はストラヴィンスキーに献呈されている。締め括りはそのストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」。カンブルランは前回の「春の祭典」(93.196)でも、類まれなる色彩のセンスを発揮してじっくりと描き上げていただけに、三大バレエ中もっともカラフルな魅力を放つ本作にも期待が高まるところ。
93 210 「ベルリオーズ:オーケストラ伴奏つきの声楽作品集」
 (1)美しき旅の女Op.2-4, H 42
 (2)囚われの女Op.12, H 60
 (3)ブルターニュの若い羊飼いOp.13-4
 (4)ツァイーデOp.19-1
 (5)水浴びするサラOp-11, H 69
 (6)トリスティアOp.18, H 119
 (7)神聖な歌Op.2-6, H 44
 (8)エレーヌOp.2-2, H 40
 (9)亡霊の踊りH 37
(3)(4)(5)ラウラ・アイキン(S)
(1)(2)(5)ラニ・ポールソン(Ms)
(6)(7)(8)(9)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
(合唱指揮:ティル・アリー)
(7)アレクサンドル・ユデンコフ(T独唱)
(9)フローリアン・ヘルシャー(P)
(1)-(8)SWR南西ドイツ放送交響楽団
シルヴァン・カンブルラン(指)
カンブルランによるベルリオーズ第2弾は、オーケストラ伴奏つきの歌曲集。ベルリオーズというと、どうしても出世作「幻想交響曲」や序曲集(93.201)における派手な効果をねらったイメージが強いようだが、対照的に歌曲は繊細で内向的なところに特徴があり、異端児のもうひとつの一面を聴くことができる。ここでも遅めのテンポですべての音を掬い取るように、カンブルランのアプローチは耽美的。優雅で洗練のきわみといえる「水浴びするサラ」、トマス・ムーアの詩に付曲した瞑想的な「神聖な歌」など、ベルリオーズの非凡な管弦楽法に歌声がうつくしく映える。なお、収録作品中唯一のピアノ伴奏による「亡霊の踊り」も奇怪でユニーク。録音:(1)-(5)2003年3月ベルリン、コンツェルトハウス(ライヴ) (6)-(9)2007年12月フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ)
98 297
\2300
シューベルト:ピアノ作品集 Vol.2
 ソナタ第20番 イ長調 D 959(1828)、
 ソナタ第1番 ホ長調 D157(1815)
ゲルハルト・オピッツ(P)
名実ともにドイツを代表するピアニスト、ゲルハルト・オピッツのシューベルト・プロジェクトの第2弾。晩年のソナタと初期のソナタを組み合わせた1枚。第20番のソナタはシューベルトのソナタの中でも1、2を争う人気曲。4楽章構成の大規模なソナタで随所に朗々とした旋律が歌われる美しい作品。長大な構成の中でもオピッツは自然な音楽の流れ、細かい音色の表情を描き出している。またシューベルト18歳の作品で最初のソナタ第1番は第4楽章を欠く全3楽章のソナタ。シューベルト独自の感性が垣間見ることが出来、初期の頃の愛らしさに加えロマン派への扉を開く強さを感じさせます。オピッツは作品の枠を決して崩すことなく、最大限に音楽を追求、表現する姿勢は、名人芸が乱立する昨今貴重な演奏スタイルと言えるでしょう。録音:2007年4月30、5月5日
98 518
\2300
ブラームス:
 (1)弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88
 (2)弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36
(1)(2)ヘルマン・フォス(Va)
(2)ペーター・ブック(Vc)
ヴェルディ四重奏団
弦楽四重奏曲第1番&第2番(98.393)、同じく第3番とクラリネット五重奏曲(98.473)に次ぐヴェルディ四重奏団のブラームス。第3弾は、明るく民謡風で、ブラームスが好んだヴィオラ2本を含む編成による内声部の充実と、緻密で堅固な構成が際立つ五重奏第1番に、ロマンチックでみずみずしい抒情をたたえた六重奏第2番という組み合わせ。なにより、ここでのポイントは名門メロス四重奏団(1965-2005)のメンバーふたりをゲストに迎えていることだろう。1985年に結成されたヴェルディ四重奏団もすでにベテランだが、2曲とも作品を熟知し室内楽演奏の流儀を心得た先輩ふたりに寄せる絶大な敬意と信頼が伝わってくる演奏となっている。美しく溶け合うひびきが申し分ありません。録音:(1)2006年11月20-22日(2)2007年9月28-30日 ドイチュラントラジオ、室内楽ホール(ドイチュラントラジオとの共同制作)
93 224
\2400
「アイヴズ:詩篇全集(10曲)」
 (1)詩篇第90番
 (2)詩篇第24番
 (3)詩篇第67番
 (4)詩篇第135番
 (5)詩篇第14番
 (6)詩篇第25番
 (7)詩篇第100番
 (8)詩篇第54番
 (9)詩篇第150番
 (10)詩篇第42番
マーカス・クリード(指)
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
(1)アレクサンドラ・ルスティヒ(S)
(1)(10)ユリウス・プファイファー(T)
(9)“コレギウム・イウヴェヌム”シュトゥットガルト児童合唱団、
フリーデマン・ケック(児童合唱指揮)
(1)(4)(6)(10)カイ・ヨハンセン(Org)
(1)(4)(7)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団のメンバー
クリード率いる手兵SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブルの最新アルバムは、アメリカの生んだ前衛音楽のパイオニア、アイヴズ。詩篇はアイヴズの初期を代表する作品。教会で詩篇を歌った経験が活かされ、それぞれ異なる手法を模索して、たとえば、全音三和音と不協和音のカノン(詩篇54)、多調性(詩篇67)、中心から放射する自由な鏡状カノン(詩篇24)、密集した不協和音とパンダイアトニック(全音階に拠りながら、古典的な機能和声でのさまざまな制約を排除した自由な和音使用)なフガートでの平行和音(詩篇150)など、実験精神に富んだもの。こうした複雑で多様なアイヴズの世界に、当アンサンブルはいつもながら驚異的な表現力で迫ります。録音:(1)(4)-(7)(9)(10)2007年11月26-29日べブリンゲン、シュタットキルへ (2)(3)(8)2007年3月21-22日シュトゥットガルト放送スタジオ

=SWR MUSIC=

93 222
\2400
「サン=サーンス:チェロと管弦楽のための作品全集」
 チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
 チェロ協奏曲第2番ニ短調Op.119
 組曲 ニ短調Op.16
 ロマンス ヘ長調Op.36
 アレグロ・アパッショナートOp.43
 白鳥
ヨハネス・モーザー(Vc)
ファブリス・ボロン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
「ブラームスと同時代の作曲家たち」をテーマにこれまで3枚のアルバムを発表してきたドイツの俊英チェリスト、モーザー。来日で人気も急上昇中の彼が第4弾にして初の協奏曲アルバムをリリース。内容はサン=サーンスが書いたオーケストラを伴うすべてのチェロ作品を収めたもの。聴く機会の多い協奏曲第1番をはじめ、極端に録音に恵まれないのがふしぎな隠れ名曲の第2番、アンコール・ピースとしておなじみの「白鳥」にいたるまで、知と情のバランスの取れた作品の数々は、ただの速筆の多作家ではないサン=サーンスを知るに十分。ときに若者らしく颯爽と、またときにじっくりと語りかけるようなモーザーのチェロは、ケラス、ブルネロ、ウィスペルウェイと実力を兼ね備えたイケメンのチェリストが居並ぶ中で、若き大器としての存在感を存分に感じさせるものとなっている。

=SWR MUSIC=

93 225
(8CD)
\12000
「メシアン:管弦楽作品集」
=収録内容=
[CD 1] 65’58
 (1)忘れられし捧げもの(1930)
 (2)キリストの昇天(1934)
 (3)ミのための詩(1948)
  イヴォンヌ・ナエフ(Ms)(3)
録音:(1)2002年1月17日(2)1999年1月13-15日
(3)2007年12月19&20日フライブルク、コンツェルトハウス
シルヴァン・カンブルラン(指)
SWR南西ドイツ放送交響楽団
[CD 2] 79’43
トゥーランガリラ交響曲(1948)
 ロジェ・ミュラロ(P)
 ヴァレリー・ハルトマン=クラヴリー(オンド・マルトノ)
  録音:2008年2月12&13日フライブルク、コンツェルトハウス
[CD 3] 60’33
 (1)鳥たちの目覚め(1953)
 (2)異国の鳥たち(1956) (3)クロノクロミー(1960)
  ロジェ・ミュラロ(P)(1)
  録音:
  (1)2007年6月27日バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
  (2)2008年2月12&13日
  (3)2005年2月24日フライブルク、コンツェルトハウス
[CD 4 & CD 5] 72’44 / 63’43
 (1)われ死者の復活を待ち望む(1964)
 (2)我らの主イエス・キリストの変容(1969)
  ロジェ・ミュラロ(P)(1)
 グンヒルト・オット(Fl), ヴォルフハルト・ペンツ(Cl),
 フランツ・ラング(シロリンバ), ホルスト・フリーデル(ヴィブラフォン),
 ヨッヘン・ショラー(マリンバ), ラインハルト・ラツコ(Vc),
 フロラン・ボファール(P),
 ヨスハルト・ダウス(合唱指揮)&オイローパコールアカデミー(4)
  録音:
   (1)2008年5月3日
   (2)2000年12月12-15日フライブルク、コンツェルトハウス
[CD 6 & CD 7] 53’36 / 68’41
 (1)峡谷から星たちへ(1974)
 (2)天より来たりし都(1987) (3)ほほえみ(1989)
  ロジェ・ミュラロ(P), ティエリー・レンツ(Hrn),
  ヨッヘン・ショラー(シロリンバ), マルクス・マイアー(カリヨン)(1)
  ロジェ・ミュラロ(P)(2)
  録音:
    (1)2007年4月25日-5月4日バーデン=バーデン
    (2)2007年4月23日-5月4日フライブルク、コンツェルトハウス
    (3)2008年1月27日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール
[CD 8] 76’29
彼方の閃光(1991)
 録音:2002年2月25日、9月19日フライブルク、コンツェルトハウス
生誕100年記念を飾るとっておきのメシアン。同じフランス生まれの鬼才カンブルランと手兵南西ドイツ放送響のコンビが、1999年から今年にかけてこの機会のために録りだめしておいた音源を一気に蔵出しリリース。すでにリリース済みの「彼方の閃光」「我らの主イエス・キリストの変容」「鳥たちの目覚め」「キリストの昇天」に加えて、あらたに人気作「トゥーランガリラ交響曲」に、最大編成の大曲「峡谷から星たちへ」など、全13曲中じつに主要作品の9曲が初発売となる。強烈な色彩感に、鳥の声やキリスト教にもとづく独特の宇宙観など、メシアンの音楽を構成する多様な要素を解き明かしてゆく、エキスパートとしてのカンブルランの手腕はさすがにみごとなもの。さらには、イヴォンヌ・ロリオの弟子であり、ピアノ曲全集録音でも実績のあるミュラロの参加も見逃せないところです。120ページのブックレット付属、クラムシェル仕様ボックス入り。

HAENSSLER 1CD¥2300

98 514 1. Maria durch ein’ Dornwald ging
2. Es ist ein Ros entsprungen
3. Freu dich Erd und Sternenzelt
4. Schlaf mein Kindlein
5. Den geboren hat ein’ Magd
6. Es ist fur uns eine Zeit angekommen
7. Vom Himmel hoch, o Englein kommt
8. Kommet, ihr Hirten
9. Aus der Kantate 〜Singt und klingt
 “ Was soll das bedeuten / Laufet, ihr Hirten /
  Grunet Felder, grunet Wiesen
10. O du frohliche
11. Sei uns willkommen, Jesus Christ
12. Zu Bethlehem der Engel sprach (Noel)
13. O Bethlehem, du kleine Stadt
14. Heut kam ein Engel
15. Inmitten der Nacht
16. Hort der Engel helle Lieder
17. Still, still, still
18. Stille Nacht
シュトゥットガルト聖歌児童合唱団、
ドイツ少年合唱団
エックハルト・ヴェヤント(指)
コレギウム・インストゥルメンターレ・シュトゥットガルト
最後の「きよしこの夜」で締め括られるまで、天国的という形容がピッタリの児童合唱によるクリスマス愛唱歌集です。シュトゥットガルト聖歌児童合唱団は1900年創設。すでに100年以上の伝統を誇り、戦後1946年にゲルハルト・ヴィルヘルム教授の指導の下に再建され、国際的な名声を獲得した由緒ある団体。
98 285 ジョン・フランシス・ウェイド(1740頃):信仰篤き人々よ
アンドレアス・ハマーシュミット(1611-1675):
 よろこべ、シオンの娘よ
ブクステフーデ:
 キリストのともがらよ、こぞって神をたたえまつれBuxWV. 202
パヴェル・ヨゼフ・ヴェイヴァノフスキー:
 ソナタ・ヴェスペルティナ ハ長調
J.S.バッハ:われここ汝の飼葉おけの側に立ちBWV.469
ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694):もろびと声上げ
ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612):
 第12旋法による8声のカンツォーナ
アンドレアス・ハマーシュミット:
 ‘たたえられよ、イエス・キリスト’によるソナタ
ゲオルク・べーム:たたえられよ、イエス・キリスト
コレルリ:合奏協奏曲ト短調Op.6-8「クリスマス協奏曲」
ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ(1734-1794):ノエルⅥ
作者不詳:
 エルツ山岳地方における降誕祭夜半の礼拝音楽〜予言
同:同〜牧人にほめたたえられしもの
ミヒャエル・ハイドン:聖夜
ヨハネス・ヴァイマン(1887-1931):
 クリスマスに〜‘天のいと高きより、おお天使は来たれり’による前奏曲
ヨハネス・クーロ(1856-1941):船がやってくる
ペーター・コルネリウス(1824-1874):
 ‘クリスマスの歌’Op.8より王様たち
リスト:「クリスマスツリー」より古いクリスマスの歌
ハインリヒ・ライマン(1850-1906):
 おやすみなさい、天の御子よ
モーリッツ・ヴィルヘルム・フォーゲル(1846-1922):
 たのしげに、しあわせに〜同名のコラール・ファンタジーOp.83-2による
ヤン・エルンスト(Org)
ハンス=ヨアヒム・ドレクスラー(指)
シュヴェーリン金管コレギウム
第1集(98.444)と同じ顔ぶれによる、ブラスとオルガンによるクリスマス・バロック名曲集。厳かななかにも温かみのある音楽が、クリスマスを心静かに迎えようというかたに喜ばれましょう。ドイチュラントラジオ・クルトゥーアとの共同制作アルバム。録音:2007年5月21、22、30&31日シュヴェーリン大聖堂
98 511 「いと高きところには神に栄光あれ〜
 リリングによるクリスマスのコラールと合唱曲集」
 カンタータ第191番
  「いと高きところには神に栄光あれ」BWV.191より第1曲 合唱
 カンタータ第40番
  「神の子の現われたまいしは」BWV.40より第1曲 合唱
 同 BWV.40より終曲 コラール
 カンタータ第63番
  「キリストの徒よ、この日を彫り刻め」BWV.63より第1曲 合唱
 同 BWV.63より終曲 合唱
 カンタータ第64番
  「見よ、父のわれらに賜いし愛の」BWV.64より、第1曲 合唱
 同 BWV.64より終曲コラール
 カンタータ第91番
  「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」BWV.91より第1曲コラール合唱
 同 BWV.91より終曲コラール(合唱)
 カンタータ第121番
  「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」BWV.121より第1曲コラール合唱
 同 BWV.121より
  終曲コラール(合唱)
 カンタータ第122番
  「新たに生まれし嬰児」BWV.122より第1曲コラール合唱
 同 BWV.122より
  終曲コラール(合唱)
 カンタータ第123番
  「いと尊きインマヌエル、虔しき者らを率いたもう君侯」BWV.123より
   第1曲コラール合唱
 同 BWV.123より
  終曲コラール(合唱)
 カンタータ第133番
  「われ汝にありて喜び」BWV.133より第1曲コラール合唱
 同 BWV.133より
  終曲コラール(合唱)
 カンタータ第191番
  「いと高きところには神に栄光あれ」BWV.191より第3曲 合唱
ヘルムート・リリング(指)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
シュトゥットガルト記念教会フィグラータ合唱団、
フランクフルト聖歌隊
ヴュルテンベルク室内管弦楽団
「バッハ大全集」でおなじみ、リリングのカンタータ録音からクリスマスにちなんだカンタータからのナンバーをセレクト。
98 293 「世にも美しきクラシックの名旋律集」
 ヘンデル:「王宮の花火の音楽」より序曲 /
  ネヴィル・マリナー(指)アカデミー室内O.
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調よりエア /
  ヘルムート・リリング(指)オレゴン・バッハ祝祭室内O.
 ヴィヴァルディ:「四季」より春-第1楽章 /
  アイオナ・ブラウン(指)アカデミー室内O.
 モーツァルト:
  セレナード第13番ト長調KV.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より
  第1楽章 / 同
 ハイドン:交響曲第94番「驚愕」より第3楽章 /
  トーマス・ファイ(指)ハイデルベルク交響楽団
 メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」より結婚行進曲 /
  ヘルムート・リリング(指)オレゴン・バッハ祝祭室内O.
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」より第1楽章 /
  ゲルハルト・オピッツ(P)
 グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲より朝 /
  ネヴィル・マリナー(指)アカデミー室内O.
 チャイコフスキー:「白鳥の湖」Op.20より情景 /
  クラウス=ペーター・ハーン(指)モスクワ放送SO.
 ショパン:華麗なる大円舞曲変ホ長調Op.18 / ヴラディーミル・ブーニン(P)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18より第1楽章 /
  ギャリック・オールソン(P) ネヴィル・ マリナー(指)アカデミー室内O.
98 524 「世にも美しきクラシックの名旋律集2」
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調よりバディネリ /
  ヘルムート・リリング(指)オレゴン・バッハ祝祭室内O.
 ヘンデル:「水上の音楽」よりアラ・ホーンパイプ /
  ネヴィル・マリナー(指)アカデミー室内O.
 ハイドン:交響曲第52番ハ短調Hob.Ⅰ-52より第1楽章 /
  トーマス・ファイ(指)ハイデルベルク交響楽団
 モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 /
  クラウス=ペーター・ハーン(指)モスクワ放送SO.
 ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調Op.50 /
  グラーフ・ムルジャ(Vn)クラウス=ペーター・ハーン(指)モスクワ放送SO.
 ドヴォルザーク:ユモレスク /
  セバスチャン・シルヴェストラ(Vn)、ゴルドン・シュルツ(P)
 グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65 /
  ネヴィル・マリナー(指)アカデミー室内O.
 チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」Op.71aより小序曲 /
  クラウス=ペーター・ハーン(指)モスクワ放送SO.
 スメタナ:交響詩「モルダウ」/ クラウス=ペーター・ハーン(指)モスクワ放送SO.
 パッヘルベル:カノン / アイオナ・ブラウン(指)アカデミー室内O.
 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調より第3楽章 /
  クリストフ・ポッペン(Vn)ヘルムート・リリング(指)
  シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
 ヘンデル:合奏協奏曲ト短調Op.6-6よりアレグロ /
  アイオナ・ブラウン(指)アカデミー室内O.
 ヴィヴァルディ:「四季」より夏-第3楽章 /
  アイオナ・ブラウン(指)アカデミー室内O.

HMF 1CD¥2600

HMC 902004
(2CD)
\4200
マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第2集
CD1
 若者と死 D.545/緑の中の歌 D.917
 秋の夜 D.404/静かな国へD.403
 秋の夕べ D.405/遠くへの渇望 D.770
 私の心へ D.860/さすらい人 D.649
 ヴィルデマンの丘を越えて D.884
 嘆き D.371/春の小川のほとりで D.361
 リュートに寄せて D.905/娘の恋の立ち聞き D.698
 まなざしの歌 D.297/君はわが憩い D.776
 音楽に寄せて D.547/泉に寄せて D.530
 岩のそばの歌手 D.482/竪琴との別れ D.406
 歌の終わり D.473
CD2
 郷愁 D.456/ドナウ河の上で D.553
 ウルフルが釣りをする時 D.525
 星の夜 D.670/帰り道 D.476
 秘密 D.491/ゴンドラの舟人 D.808
 夕べの星 D.806/勝利 D.805/夜の曲 D.672
 解消 D.807/語らずともよい、黙っているがよい(ミニョンの歌) D.877-2
 ただ憧れを知るひとだけが(ミニョンの歌) D.877-4
 ミニョンに D.161/竪琴弾きの歌 D.480(孤独に身を委ねる者は,涙を流しながら
 パンを食べたことのない者は,家々の門辺に歩み寄り)
 流れのほとりで D.160/恋人の近くに D.162
 漁師 D.225/湖上にて D.543/悲しみの喜び D.260
 出会いと別れ D.767
マティアス・ゲルネ(Br)
ヘルムート・ドイッチュ(P,CD1)
エリック・シュナイダー(P,CD2)
お待たせいたしました!大好評をいただいた第1集(HMC 901988)に続き、ゲルネのシューベルト歌曲集の第2集。今回はなんと一気に43曲!ゲルネならではの美声と知性の見事な融合が、シューベルトの歌曲に新たな生命をもたらしている。伴奏は、ドイッチュとシュナイダーの両ベテランが担当、質においても量においても圧倒的なアルバム!
HMC 902015 ブラームス:
 (1)ハンガリー舞曲第1-10番(作曲者編による独奏版)
 (2)8つの小品 Op.76
 (3)ワルツ集 Op.39(作曲者編による独奏版)
セドリック・ティベルギアン(Pf)
一見優男風ながら、硬質でクリアなタッチと深い音楽性で辛口な演奏を繰り広げるティベルギアン。彼の新譜はブラームス、それも作曲者自身による連弾名作の独奏版を中心とした個性的選曲。ハンガリー舞曲集の独奏版は、音の詰ったオクターヴの連続で非常に弾き難く、テンポを遅めたり流れの途切れた演奏になりがちだが、さすがティベルギアン、そのようなことは一切なく、ブラームスならではの迫力と重厚さで一気に聴かせる。この歳でこれほど深みのあるブラームスを実現したティベルギアン、ただものではありませぬ。
HMU 807452
(SACD Hybrid)
\2600
トイヴォ・トゥレヴ(エストニア):
 (1)8つの雅歌/(2)主は我が運命の羊飼いⅠ,Ⅱ 
 (3)喜べ、喜べ!/(4)春まで/(5)この苦しみから
ロビン・ブレイズ(CT)
ポール・ヒリヤー(指)
エストニア・フィル室内合唱団、
タリン室内管
トイヴォ・トゥレヴは1958年生まれのエストニアの作曲家。エイノ・タンベルクやスヴェン=ダーヴィド・サンドストレムに作曲を師事し、さらにケルン音楽大学で電子音楽も研究した。そのかたわらグレゴリオ聖歌を研究し、ソ連時代の80年代にはエストニア・フィル室内合唱団のメンバーでもあった。気難しい哲学者もしくは何かよからぬ研究でもしてそうな科学者風の容貌で、音楽も不思議な前衛性と宗教性が混ざり合った狂的魅力に富んでいます。ヒリヤーの神業のさることながら、バッハ・コレギウム・ジャパンで活躍のカウンターテナー、ロビン・ブレイズの美声が冴え渡る。
HMC 901984 ラッスス:Cancione Sacrae sex vocibus(6声による宗教音楽)
 神々の酒と食べ物
 服従の日々は延ばされぬ
 わが生命は嘆きのうちに尽きたり
 神を畏るる者は
 われは知りぬ
 主は人の道を見たもう
 主を畏るることは知恵の初め
 われは苦しめらるる時、主に対し
 われは策略を見たり
 神への畏れを知る者
 彼らはモーゼの歌を歌いぬ
 神はイスラエルに対し
 力強き主よ、われは御身を愛し奉る
 慈悲深きイエスよ、心に留めたまえ
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ
その指揮から引き出される音の美しさと響きのあたたかさが、至高の域に達しつつあるヘレヴェッヘによる最新録音。モテットの巨匠ラッススの、最後の作品にして、彼の最高傑作といえる作品。言葉のニュアンスを引き出すために複雑な書法を用いたパレストリーナと対照的に、ラッススは、知と情の完璧な均衡が保たれた平素な作品にしたてている。ヘレヴェッヘは、敬虔に丁寧に作品を読み込み、完璧なバランスで合唱を響かせているます。まさに「天上の響き」とはこのこと、と思わずにはいわれない、私たちの心にダイレクトに届く滋味溢れる名演。録音:2007年5月
HMU 907388 メルキオル・ノイジドラー(1531-1594):リュート音楽集
 ファンタジア、私はどれほど幸せなことか、他全24曲
ポール・オデット(リュート)
メルキオル・ノイジドラーは、16世紀の重要なリュート製作家にして作曲家でもあったハンス・ノイジドラーの長男としてNurembergに生まれた。メルキオルが育ったノイジドラー一家は18人の子供がいた大所帯で、住んでいた家を引き払わなければならないという困窮した時期もあった。メルキオルはアウグルブルクに幼い3人の弟たちと一緒に移り住み、そこでヨーロッパ有数の銀行家、フッガース家と出会います。音楽をこよなく愛する彼らと交流する中で、音楽会などで演奏する機会も増え、ノイジドラーは演奏者としての地位を確立していく。広い音域で展開される優雅にして繊細な装飾など、彼の腕前が相当なものであったことをうかがわせる。彼の作品は、17世紀の間はヨーロッパ各地で出版されていたが、その後リュート奏法の趣味が変わったこと、また資料がきちんと残されていなかったこともあり、忘れ去られていた。オデットは、ノイジドラーの作品に再び息吹を吹き込み、私たちに示してくれている。録音:2006年10月
HMC 901999 「O Felice memoire(幸せな死)〜16世紀イタリアの声楽作品」
 モンテヴェルディ:「私は怠惰の中に生まれ」/
 カプスベルガー(1580頃-1651):「死にゆく者を憐れみたまえ」/
 ファルコニエーリ(1585-1656):「つれなきアルミッラ」/
 カッチーニ(1551-1618):
  「東方より」、「誰がわたしを慰めてくれるのだろうか?」ほか、
 ディンディア、プリアスキらによる作品(全17曲)
ヨエル・フレデリクセン(バス、アーチリュート)
アンサンブル・フェニックス
第1弾の「エルフィン・ナイト」(HMC )で、スカボロー・フェアの原型のメロディをそのしびれるような美しい低い声で見事に聴かせてくれたフレデリクセン。第2弾は、バロック時代のイタリアに生きたシンガー・ソングライター達による作品集。カッチーニやカプスベルガー、プリアスキといった作曲家たちは、自身のリュート伴奏で自作品を歌っており、とりわけバスの声域のために優れた作品を残している。中には2オクターブ半という広い音域に渡る作品も含まれており、言葉と旋律、フレデリクセン自身によるアーチリュートの音色、何よりしびれる低声が耳と心に染み渡ります。録音:2007年11月
HMC 902010 マルティン・イ・ソレール:ハルモニームジーク音楽集
 歌劇「椿事」〜木管アンサンブルのためのアリア編曲集
 ディヴェルティメント第2番変ロ長調
 ディヴェルディメント第3番変ロ長調
 ディヴェルディメント第4番変ロ長調
ホアン・エンリク・ルナ(指)
ムーンウィンズ
モーツァルトのCDと間違えたかな、と思ってしまうほど、高貴さと美しいメロディに満ちた曲が並ぶ、「ヴェネツィアのモーツァルト」と称されるソレール作品集。それもそのはず、1作品目の歌劇「椿事」の木管編曲版は、モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の地獄落ち直前の晩餐のシーンで引用されていた楽曲です。ハルモニームジークとは、18世紀に流行した木管アンサンブル編成の音楽のことで、当時の上流階級の人々の食事会や集まりなどでよく演奏されました。ムーンウィンズとしては2枚目のディスク(第1弾はHMI 987071)。また、ホアン・エンリク・ルナはクラリネット奏者としても活躍しており、東京クヮルテットとのブラームス:クラリネット五重奏曲(HMI 98)でも名演を聴かせています。録音:2008年2月
HMC 901992 メンデルスゾーン(1809-1847):合唱作品集
 「野に歌う」op.41
 「野に歌う」op.48
 「野に歌う」op.59
 6つの歌op.88
 4つの歌op.100
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
RIAS室内合唱団
メンデルスゾーンは、合唱についてある4人組が集まって森に行ったりボートに乗ったりしたときに、そこで演奏するためにもって行ったり、時には暗譜して行ったりするのにもっとも自然な音楽だ、ということを述べている。美しい景色や鳥、自然を歌い上げたこれらの合唱作品は、音によって緻密に描かれた細密画のような繊細な美しさに満ちている。録音:2007年9月
ハルモニアムンディのオペラのカタログで、廉価盤としてリリースされたものが、再びフル・プライスの美麗装丁にて再発売。あんな名盤、こんな名演、まとめてご案内。この機会にいま一度、ヤーコプスの偉業を!
HMC 901818
(3CD)
\5400
モーツァルト:フィガロの結婚 サイモン・キーンリサイド(アルマヴィーヴァ伯爵)
ヴェロニク・ジャンス(伯爵夫人)
パトリツィア・チオーフィ(スザンナ)
ロレンツォ・レガッツォ(フィガロ)
アンジェリカ・キルヒシュラーガー(ケルビーノ)
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ケルン
(HMC 801818のSACDハイブリッド版も発売中)HMX 2961818は在庫終了次第廃盤。豪華な顔ぶれによるフィガロの結婚。レチタティーヴォ・セッコの伴奏がフィゲイレドなのも特筆もの。
HMC 901663
(3CD)
\5400
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」 ヴェロニク・ジャン,ベルナーダ・フィンク(S)
ヴェルナー・ギューラ(T)
マルセル・ボーン(Bs) 
ピエトロ・スパニョーリ(Bs)
グラシエラ・オドーネ(S)
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ケルン, ケルン室内合唱団
HMX 2901663, 2961663/HMC 951663(CD-ROMつき)は廃盤。あまりの強烈さに、恐れをなした人も多かった、いわくつきの名録音。
HMC 901515
(3CD)
\5400
カヴァッリ:「歌劇」カリスト(全曲) マリア・バーヨ、アレッサンドラ・マントヴァニーニ、
ソニア・セオドリドゥ(S)
グラハム・プシー、ドミニク・ヴィス(C-T)
 ギレス・ラゴン、バリー・バンクス(T)
マルチェロ・リッピ、シモン・キンリーサイド(Br)
 ダヴィッド・ピッシンガー(Bs)
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
HMX 2901515は廃盤。モンテヴェルディの直弟子、カヴァッリの傑作を見事に復活。ヴェネツィアの賑やかさに満ちた豊かな娯楽性をヤーコプスが最高に描いています。熱狂的なファンの多いバーヨの最良の録音でもあります。レコード芸術特選!
HMC 901385
(3CD)
\5400
ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」 ジェニファー・ラーモア(コントラルト)
バルバラ・シュリック(S)
ベルナルダ・フィンク(Ms) マリアン・レルホルム(S)他
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ケルン
HMX 2901385は廃盤。LP時代のリヒター盤などの後陽の目を見なかった「ジュリアス・シーザー」のCD初登場盤。シーザーのエジプト遠征時、クレオパトラとの愛の葛藤に王位争奪を絡めた英雄談を、ドラマティックに仕立てた音楽劇。ヤーコプスの鮮烈な指揮が見事。録音:1991年
HMC 901330
(3CD)
\5400
モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」 D.ボルス(S) G.ロランス(Ms)
J.ラーモア(Ms) A.ケーラー(C-T)
M.ショッペル(Bs) D.ヴィス(C-T)他
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
HMX 2901330は廃盤。ヤーコプスのモンテヴェルディ三大オペラの第1弾で、まさにここからモンテヴェルディが新たな時代に変わった記念碑的な録音。各国のディスク賞を総なめした歴史的大名盤。
HMC 901683
\2600
パーセル:歌劇「ディドーとエネアス」 ドミニク・ヴィス(C-T) マリア・クリスティーヌ・キール(S)
ジェラルド・フィンレイ(バリトン)他
クラレ・カレッジ・チャペルCho.
ジョン・トール(Cemb) ナイジェル・ノース(テオルボ)
ポーラ・シャートーヌフ(G)
ルネ・ヤーコプス(指)
エイジ・オブ・エンライトゥンメントO.
HMX 2901683, 2991683は廃盤。数多い同曲演奏の中でも筆頭の出来栄え。特にドミニク・ヴィスの役柄への入りっぷりにも注目。レコード芸術誌特選。
HMC 901989
\2600→¥2390
バッハに捧ぐ〜R.シューマン:ピアノ作品集
 子供のためのアルバム 作品68より
  第4番「コラール」第14番「小練習曲」
  第27番「カノン風な歌」
  第28番「追憶」第23番「曲馬」
  第30番「無題」第34番「テーマ」
  第42番「装飾されたコラール」
 スケルツォ、ジーグ、ロマンツェとフゲッタ 作品32
 フゲッタ形式の7つのピアノ小品 作品126より
   第4、5、6、7番
 森の情景 作品82(全9曲)
 子どもの情景 作品15(全13曲)
アンドレアス・シュタイアー(P)
使用楽器:1837年エラール社製ピアノ
シュタイアー待望のソロ新譜はシューマン作品集。シュタイアーが尊敬してやまないバッハのことを、シューマンもまた大いに尊敬していた。このアルバムは、シュタイアーがバッハへ敬意を表するために編まれた。「子どもの情景」は第1曲目から意外なテンポの速さに驚き。しかしこれは、メトロノーム記号に準じているから。有名な「トロイメライ」も思いのほか速く感じられる。聴き手が消えゆく和音の余韻を味わい、夢のような甘い世界に浸ることを阻止するかのよう。「夢」というもののはかなさ、夢は所詮夢さ、とでも言うような、ちょっと大人の哀愁すら感じてしまう「トロイメライ」。いつも曲にあった楽器を選ぶシュタイアー、ここでもエラール社製のピアノのあたたかく美しく響く音色が印象的。音と音との天才的な「間」に、シュタイアーの鬼才ぶりを実感。録音:2007年8月

HOMA DREAM

HR 1164
\2500
1.ショパン:子犬のワルツop.64-1
2.シューマン:トロイメライop.15-7
3.ブラームス:インテルメッツォop.118-2
4.ドビュッシー:夢
5.ラヴェル:メヌエット〜ソナチネより
6.プーランク:エディット・ピアフへのオマージュ
7.シベリウス:樅の木op.75-5
8.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏
9.プロコフィエフ:少女ジュリエット
10.プロコフィエフ:舞踏会へ急ぐシンデレラ
11.モンポウ:歌と踊り第6番
12.ヒナステラ:粋な娘の踊り
13.グラナドス:嘆き、またはマハと夜うぐいす
下森佳津美(Pf)

HUNGAROTON 1CD¥2300

HCD 32593 プレイエル:3つの弦楽四重奏曲集Op.11
第1番ト長調 / 第2番ハ短調 / ニ長調
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
めったにほかの作曲家のことを誉めたりしないモーツァルトが、1784年4月24日付父レオポルトに宛てた手紙の中で、プレイエルの作品1、エルデーディ四重奏曲についてつぎのように触れています。「ぼくは、ヨーゼフ・ハイドンの弟子プレイエルが作曲して、発表されたばかりのいくつかのカルテットのことをどうしてもあなたに伝えなくてはなりません。もし、ご存知ないなら、ぜったい押さえておくべきです。つまり、骨を折ってもさがす価値があることがわかるでしょう。このカルテットはとてもよく書かれていて、聴いてたいへん楽しいものだからです。」まさに作曲家プレイエルについて、これ以上たしかな言葉はないといえるでしょう。
このアルバムに収められた3曲は、プレイエルがもっとも充実していたストラスブール時代に古典派の様式で書かれたもので、すべて世界初録音。旋律、和声と様式のすべてにおいて、ハイドンやモーツァルトのそれをほうふつとさせる内容となっています。ただし、両大家とはちがい、第1番と第3番が急-緩-急の3楽章形式、短調の第2番はモデラート-モデラートの2楽章というのが興味深いところ。知られざるカルテットの再発見に情熱を傾けるアンサンブルの演奏に力があり、たいへん魅力的な仕上がりです。録音:2008年4月1-4日ジュレー改革派教会
HCD 32572 プレイエル:弦と管のための室内楽曲集
 (1)五重奏曲変ホ長調Op.10-3 Ben 282(1788)-
  フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
 (2)四重奏曲ト長調Ben 391(1797)-
  オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
 (3)四重奏曲ニ長調Ben 381(1789)-
  フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
 (4)四重奏曲ト長調Ben 394(1799)-
   オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
オルショイヤ・カチャンデル(Fl)
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va)
ペーテル・サボー(Vc)
当時もっともポピュラーだった室内楽のジャンルは弦楽四重奏、五重奏でしたが、プレイエルは、弦楽にひとりもしくはふたりの管という形で4、5人のメンバーが混成するグループのための室内楽曲を作曲しています。それらを収めたのがこちらのアルバムで、いずれも世界初録音。軽快かつ感傷的なムードをたたえたところが共通し、管のパートは協奏的四重奏風に書かれていて、ヴァイオリンとのソリスティックな掛け合いが楽しめます。シュトゥットガルト放送響首席レンチェシュをはじめ、演奏陣も粒揃い。おすすめです。録音:2007年12月11-14日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
HCD 32611 (1)テレマン:田園風序曲ヘ長調
 同:クリスマス・カンタータ集
(2)Hosianna! Dieses soll die Losung sein
(3)O Jesu Christ, dein Kripplein ist
(4)Uns ist ein Kind geboren
(5)クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
 クリスマス・コンチェルトFurchtet euch nicht
(2)-(5)マリア・ザードリ(S)
(2)(4)ユディト・ネーメト(Ms)
(2)ガーボル・カーライ(T)
(2)クラウス・メルテンス(Br)
パール・ネーメト(指)
カペラ・サヴァリア(ピリオド楽器使用)
バロック音楽の大家テレマンは1000曲をこえる宗教カンタータを書いている。これらはオペラ作曲家としての豊かな経験を踏まえて、テクストの意味を音楽にのせるセンスも冴えており、また、ひびきも華美にすぎないところがまた絶妙。ここに収められた降誕節にちなんだ内容は、かつてクィンターナ・レーベルで出ていたもので、久々のカタログ復活。カップリングにはドレスデンにて大家シュッツのもとで学んだベルンハルトのクリスマス協奏曲を収録。4つのアダージョによる器楽ソナタの間に、交互にソプラノのナンバーが挿入されるのが特徴。すべてドイツ語歌唱。録音:(1)1988年(5)1983年以上フンガロトン収録 (2)(3)(4)以上1991年クィンターナ収録
HCD 32587 クリスティアン・ガイスト(c.1650-1711):教会コンチェルト集
 (1)Alleluia-Surrexit pastor bonus
 (2)Beati omnes qui timent Dominum
 (3)Pastores dicite quidnam vidistis
 (4)Altitudo, quid hic jaces
 (5)Dixit Dominus Domino meo
 (6)Vater unser, der du bist im Himmel
 (7)Schopfe Hoffnung, meine Seele
 (8)Es war aber an der Statte-O Traurigkeit
 (9)Domine, ne secundum peccata nostra
 (10)Die mit Tranen saen
  (1)-(5)(9)ラテン語歌唱、(6)-(8)(10)ドイツ語歌唱
(1)(3)(4)(5)(7)(10)マリア・ザードリ(S)
(1)(3)(4)(6)(7)(9)(10)アーグネシュ・ピンテール(S)
(5)(7)(8)(9)(10)ペーテル・バラーニ(C-T)
(1)(5)(7)ゾルターン・メジェシ(T)
(1)(9)(10)ラースロー・カールマン(T)
(2)(3)(5)(7)(9)(10)クリスティアーン・チェル(Bs)
オルフェオ管弦楽団室内アンサンブル、
ジェルジ・ヴァシェギ(芸術監督、Cem、Org)
コペンハーゲンで没したガイストは、17世紀後半のスカンジナビアで活躍したドイツの作曲家、オルガニスト。ストックホルムのスウェーデン宮廷でオルガニストの職を得たガイスト。かの地で残した現存する作品のほとんどがラテン語の歌詞による宗教コンチェルト集。このアルバムでは、復活祭にちなんだ色彩的なものから、葬儀のためのしめやかな内容のものまでその真髄をたっぷりと聴くことができます。名花ザードリら声楽陣と、インマゼール率いるアニマ・エテルナに参加するラースロー・パウリクのヴァイオリンほかハンガリーの精鋭アンサンブルがその魅力をいまに伝える。録音:2008年2月11-16日フンガロトン・スタジオ


=バルトーク・ニュー・シリーズ=

HCD 32527 「バルトーク:ピアノ曲全集Vol.4」
 (1)アレグロ・バルバロBB 63, Sz 49
 (2)ルーマニアのクリスマスの歌(コリンダ)BB 67, Sz 57
 (3)6つのルーマニア民俗舞曲BB 68, Sz 56
 (4)ソナチネBB 69, Sz 55
 (5)組曲Op.14 BB 70, Sz 62
 (6)15のハンガリー農民歌BB 79, Sz 71
 (7)3つのハンガリー民謡BB 80b, Sz 66
 (8)3つの練習曲Op.18 BB 81, Sz 72
 (9)民謡による3つのロンドBB 92, Sz 84
 (10)アンダンテ(組曲Op.14のオリジナル第2楽章)
ゾルターン・コチシュ(P)
2007年新録音のアンダンテを追加収録 コチシュによるバルトークのピアノ曲。1980年から1999年にかけて、バルトーク演奏の第一人者コチシュが行ったピアノ独奏曲全集。HungarotonがPhilips(デッカ)のライセンスを得て、組み替え新装リリースするシリーズの第4集は、2007年最新録音のアンダンテを収めているのが大きなポイント。その8枚組の全集には未収録のこの曲は、当アルバムに収録されている「組曲」第2曲のオリジナル。ほぼ演奏時間は一緒だが、現行ではスケルツォとなっている。録音:(1)1993年8月20日(2)(9)1993年8月17日(3)(4)(7)1991年9月2日(5)1993年8月18日(8)1993年8月19日 以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ (6)1980年2月10-11日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール (10)2007年10月23日フェニックス・スタジオ




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