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第44号マイナー・レーベル新録音新譜(5)


ACCORD

480 1413
\2700→¥2490
サン=サーンス:
 ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
 ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103《エジプト風》
アルド・チッコリーニ(ピアノ) 
モンペリエ国立管弦楽団 
指揮:ローレンス・フォスター、
フリードマン・レイヤー
83歳を迎えた今なお、現代最高のピアニストとして精力的に活動を行い、後進の指導にも熱心な巨匠アルド・チッコリーニ。最近も当レーベルとの録音プロジェクトが始まり、第1弾のピッツェッティ(ピアノ協奏曲)が好評を博した彼だが、今回はフランスのピアノ協奏曲の中で最も重要なレパートリーに数えられる、サン=サーンスの第4番と第5番をお届け。巨匠の風格に満ちた至高の名演を、心ゆくまでお楽しみください。録音:2006年7月&2008年4月 モンペリエ <デジタル録音> 新録音

ECM 1CD¥2400

476 6280 「ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集」
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 第3巻 作品5
 ソナタ第8番ニ長調
 ソナタ第7番イ短調
 ソナタ第1番イ長調
 ソナタ第3番ホ短調
 ソナタ第4番変ロ長調
ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン)
ヤープ・テル・リンデン(チェロ)
ラース・ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)
音楽への深い造詣で知られる名ヴァイオリニストのホロウェイ。彼が愛してやまないバロック時代の偉大なヴァイオリニスト兼作曲家の中から、今回は18世紀フランスを代表するヴァイオリニストで、フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者でもあるルクレールのソナタ集をご紹介します。ホロウェイの美しくしなやかな演奏(5曲)に耳を傾けながら、彼自身による充実した解説文が掲載されたライナーノートも是非ご覧ください。録音:2006年11月27〜29日 ザンクト・ゲロルト修道院 ,オーストリア <デジタル録音> 新録音
476 6885 「B.A.ツィンマーマン:カント・ディ・スペランツァ(希望の歌)」
 1)ヴァイオリ協奏曲
 2)カント・ディ・スペランツァ(希望の歌)
 3)私は振り返り太陽の下で行われたすべての不正を見た
トーマス・ツェトマイヤー(ヴァイオリン)(1)
トーマス・デメンガ(チェロ)(2)
ゲルト・ベックマン、
ロベルト・ハンガー=ビューラー(語り)(3)
アンドレアス・シュミット(バス)(3) 
WDR ケルン放送交響楽団/
指揮:ハインツ・ホリガー
20世紀以降の現代音楽を語る上で、重要な作曲家の一人であるドイツのベルント・アロイス・ツィンマーマン。生涯どの派閥にも属さず、孤高を貫き通した彼の人生と作風を象徴する3曲(ヴァイオリン協奏曲、カント・ディ・スペランツァ、私は振り返り太陽の下で行われたすべての不正を見た)を、ツェトマイヤー、シュミット、ホリガー指揮・WDRケルン放送交響楽団ら、現代最高峰の演奏家たちの共演による名演奏でお届け。録音:2005年5月21&23〜25日 フィルハーモニー,ケルン 

MD+G 1CD¥2300

302 14672
(5CD)
\4600
「ポートレート・パウル・マイゼン」
CD1
 J.S.バッハ:フルート・ソナタ第1番 ロ短調BWV.1030
 レーガー:フルート・ソナタ嬰へ短調Op.84
CD2
 プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ短調Op.94
 ライネッケ:フルート・ソナタ ホ短調Op.167《ウンディーネ(水の精)》
CD3
 J.S.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ(パルティータ)イ短調BWV.1013
 C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調Wq.132
 デニゾフ:フルート・ソナタ(1982)
CD4
 ハイドン:6つのディヴェルティメントHob.IV:6−11
CD5
 ベートーヴェン:弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調Op.8
 同:セレナード ニ長調Op.25
パウル・マイゼン(fl)
エルネ・シェベシュティーン(vn)
ヴィルフリート・シュトレーレ(va)
マーティン・オステルターグ(vc)
名手パウル・マイゼンの75歳の誕生日を祝って企画された豪華5枚組。若干18歳で名指揮者カイルベルトに認められ、カールスルーエ&ハンブルク国立歌劇場の首席フルーティストとして活躍するかたわら、デトモルト北西ドイツ音楽院やミュンヘン音楽大学など教鞭もふるう彼の魅力がたっぷり詰まっている。J.S.バッハ、レーガー、プロコフィエフ、ライネッケ、デニゾフ、ハイドン、ベートーヴェンらの名曲名演奏をどうぞ。録音:1980年〜1990年
645 14072 プレイヤー・ピアノ Vol.7/コンロン・ナンカロウ Vol.4
 自動演奏ピアノのための習作第42番〜第48番
アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ(1927) 
アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ(1925)
アメリカの作曲家コンロン・ナンカロウは、自動演奏ピアノ(プレイヤー・ピアノ)用の作品を数多く残し、生身のピアニストには再現不可能なまでに微分化されたリズムを駆使した創作に生涯を捧げた。そんな「プレイヤー・ピアノ・シリーズ」の第7集にあたる本作には、ナンカロウの代表作として名高い《自動演奏ピアノのための習作》の第42〜48番を収録。人間には演奏不可能な、究極の実験音楽をたっぷりお楽しみください。録音:2005年6月19日—24日 
307 15312 「イェルク・ヴィトマン:弦楽四重奏曲集」
 弦楽四重奏曲第1番
 弦楽四重奏曲第2番(Choral Quartet)
 弦楽四重奏曲第3番(Hunting Quartet)
 弦楽四重奏曲第4番
 弦楽四重奏曲第5番(Attempt at the Fugue)*
ユリアーネ・バンセ(ソプラノ)* 
ライプツィヒ弦楽四重奏団:
アンドレアス・ザイデル、
ティルマン・ビュニング(ヴァイオリン)
イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)
マティアス・モースドルフ(チェロ)
世界的なクラリネット奏者としてだけでなく、作曲家としても着実にキャリアを築き上げているイェルク・ヴィトマン。彼の作品を初演者には、ブーレーズ&ウィーン・フィル、テツラフ、ブロンフマンなど錚々たる面々が並んでいるが、彼の5つの弦楽四重奏曲の初録音にあたる本作でも、名門ライプツィヒ弦楽四重奏団がみごとな演奏を繰り広げており、第5番では名歌手のバンセも加わって、美しく充実した演奏を聴かせてくれる。録音:2008年2月11日—12日、4月29日
342 15122 チャイコフスキー:
 ピアノ三重奏曲イ短調Op.50《ある偉大な芸術家の思い出のために》
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
ウィーン・ピアノ・トリオ
[シュテファン・メンデル(ピアノ)
ヴォルフガンク・レディック(ヴァイオリン)
マティアス・グレトラー(チェロ)]
942 15126
(SACD Hyrbid)
\3300
約20年間に渡って、世界第一級のピアノ・トリオとして活躍しているウィーン・ピアノ・トリオ。ドヴォルザーク、シューベルト、マーラー、シェーンベルク、ツェムリンスキーの瑞々しい演奏で多くの聴衆を魅了した彼らが満を持して、スメタナとチャイコフスキーの大作に挑む。若くして亡くなった愛娘を悼むスメタナが、旧友ルービンシュタインの死を悼むチャイコフスキーが、それぞれ捧げた美しくも悲しい追悼音楽の傑作。録音:2007年11月5-6日、12月5-6日 マリエンミュンスター修道院 〈デジタル録音〉
337 12112
¥2090
ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.11
 交響曲第14番ト短調Op.135《死者の歌》
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:ローマン・コフマン 
イアノ・タマール (ソプラノ) 
タラス・シュトンダ(バス) 
937 12116
(SACD Hybrid)
\3300→¥3090
好評裡のうちに着々と進行してきた、コフマン&ボン・ベートーヴェン管の「ショスタコーヴィチ交響曲全集」がついに完結!!最後を飾る第11集には、第14番《死者の歌》を収録。11の楽章からなり、ソプラノとバスの独唱が付いていることから、マーラーの《大地の歌》との類似性も指摘される作品。複雑なショスタコーヴィチ音楽の魅力を余すところなく伝えてきたコフマンの至芸の総決算を、たっぷりお楽しみください。録音:2004年3月&7月19〜21日 バード・ゴーデスベルク聖十字架教会,ボン<デジタル録音>
605 15162 Jewels from a German Christmas/クリスマス歌曲&オルガン作品集
 聖ヤコブ教会(ローテンブルク)の鐘/
 ウォシャウスキー:クリスマス・マーチ/
 ジルヒャー:扉を開けよ/
 J.S.バッハ:真心もて、おお人の子らよ/
 ウォシャウスキー:神の子来りぬ/
 エッカルト:山を越えてマリアが行く/
 レーガー:それはいとおしき聖母様の夢/
 ディストラー:マリアは茨の森を通って行った/
 ウォシャウスキー:クリスマス・キャロル前奏曲集/
 シュレーター:愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ/
 プレトリウス:小聖歌/
 エッカルト:高き空よりわれは来たれり/
 ウォシャウスキー:高き空よりわれは来たれり/
 J.S.バッハ:私は貴方が眠る飼葉桶の傍におります/
 同:おお可愛いイエス/同:こぞりて喜べ、汝らキリスト者よ/
 ウォシャウスキー:クリスマス協奏曲/
 プレトリウス:エサイの根より/同:ヨーゼフ、大好きなヨーゼフ/
 ウォシャウスキー:きよしこの夜/
 ティエル:主を讃えよ/
 ウォシャウスキー:いざ歌え、いざ祝え/
 聖ヤコブ教会(ローテンブルク)の鐘                             
ヴュルツブルク・バッハ合唱団
指揮:クリスティアン・カビッツ
ゲルト・ウォシャウスキー(オルガン)
ドイツで生まれたクリスマス歌曲やオルガン作品を集めた珠玉の1枚。アルバムの最初と最後には、ゴシック建築を代表する聖ヤコブ教会の美しい鐘の音が流れ、J.S.バッハ、ウォシャウスキー、エッカルト、レーガー、プレトリウスらの名曲が次々と登場。聴き手の耳と心を、聖ヤコブ教会の素敵なクリスマスに贈り届けてくれることだろう。録音:1993年&1995年 <デジタル録音>

TELARC 1CD¥2300

CD 80705 ムソルグスキー:
 交響詩《はげ山の一夜》(リムスキー=コルサコフ編)
 組曲《展覧会の絵》(ラヴェル編)
 歌劇《ホヴァンシチチナ》〜前奏曲(モスクワ河の夜明け)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
シンシナティ交響楽団
SACD 60705
(SACD Hyrbid)
\3700
シンシナティ交響楽団、ドイツ・カンマーフィル、フランクフルト放送響、エストニア国立管のポストに加え、2010年からエッシェンバッハの後任としてパリ管弦楽団の音楽監督への就任が決まったパーヴォ・ヤルヴィ。昨今ではドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェン、フランクフルト放送響とのブルックナー・チクルスなど、録音面でも話題の尽きない若きマエストロが音楽監督を務めるシンシナティ交響楽団との14枚目の録音に選んだのは、ムソルグスキーの代表作3曲。性格の異なるオーケストラとそれぞれにじっくりと付き合い、シンシナティ交響楽団とはその持ち味を生かせるカラフルな作品を取り上げて生きたい!と語るヤルヴィとシンシナティ響の見事なアンサンブルが作り上げた名演。来年の来日公演が待ち遠しくなる一枚。録音:2008年1月 シンシナティ、ミュージック・ホール
CD 80704
¥2090
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15
 ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ジョン・オコーナー(ピアノ)
ロンドン交響楽団/
指揮:アンドレアス・デルフス
その昔、フィールドのノクターン集をテラークで発表して話題を呼んだオコーナー。昨今ではベートーヴェンのピアノソナタ全集で高い評価を得、昨年はピアノ協奏曲録音第1弾をリリースして好評を得た。今回のこの3曲で協奏曲も録音が完結!指揮者アンドレアス・デルフスは、ミルウォーキー交響楽団の音楽監督を10年務めたあと、ごく最近ホノルル交響楽団の首席指揮者に任命された中堅指揮者。20歳の時にハンブルク大学オーケストラの音楽監督、そしてハンブルク州立歌劇場の歴代最若手のアシスタントを務めた実績ある人として知られている。録音:2008年2月14-17日 ロンドン、アビーロード・スタジオ
CD 80711
(CD+DVD)
\2300
「革命〜レヴォリューショナリー」
 エチュード 作品10の12 《革命》(ショパン/カーペンター編)
 トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(バッハ/カーペンター編)
 ソリチュード(デューク・エリントン、アーヴィン・ミルズ/カーペンター編)
 オクターヴ(6つの練習曲集 作品5より)(Demessieux)
 メフィスト・ワルツ第1番《村の居酒屋での踊り》(リスト)
 ラヴ・ソング No.1(カーペンター)
 前奏曲とフーガ(マルセール・デュプレ)
 エチュード 作品10の1(ショパン/カーペンター編)
 コラール《来たれ、異教徒の救い主よ》 BWV659(バッハ)
 ビゼー《カルメン》の主題による変奏曲(ホロヴィッツ/カーペンター編)
 クラウス・キンスキーへのオマージュ(カーペンター)
DVD収録曲:
 エチュード 作品10の12 《革命》(ショパン/カーペンター編)
 トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(バッハ/カーペンター編)
 ビゼー《カルメン》の主題による変奏曲(ホロヴィッツ/カーペンター編)
キャメロン・カーペンター
SACD 60711
(SACD Hyrbid+DVD)
\3700
まさにオルガン界に革命を巻き起こすキャメロン・カーペンター、デビュー!グラムロック・ファッションを身にまとい、フレッド・アステアのごときフットワークでやってくるキャメロン・カーペンターを見て、彼がよもやオルガニストだと思う人はいないでしょう。まさにオルガン界に革命をもたらす彼、キャメロンはジュリアードでオルガンを学んだ超テクの持ち主。「もしも自分が音楽学校や教会で教わったようにオルガンを弾かなければいけないのならば、僕は狂ってしまう!」と語るキャメロン。彼は悪名高いニューヨークのクラブ・キッズでした。ジュリアード音楽院在学中の6年間もグラムロック風の服装で通した彼にとってのヒーローは、オルガン界の巨匠ではなく、ヌレエフであり、デヴィッド・ボウイ、あるいはカール・ラガーフェルド。クラシック音楽の中でも最も保守的と思われていたオルガン界に突如現れた革命児のデビュー盤! 映像と共にどうぞ、お楽しみください。

CANARY CLASSICS

CC05
\2600→¥2390
チャイコフスキー:偉大なる芸術家の思い出に イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)/
ギル・シャハム(ヴァイオリン)/
トルルス・メルク(チェロ)
ギル・シャハムの個人レーベルであるCanary Classics の新譜はチャイコフスキーの不朽の名作。この曲はチャイコフスキー(1840-1893)の親友であり、けんか仲間であったニコライ・ルビンシュテインの追悼のために書かれた曲として知られます。冒頭から悲痛な趣に満ちながらも、至るところで奏者三人が火花を散らすといういかにもチャイコフスキーらしいメロディアスで華麗な音楽。ここで演奏を繰り広げる三人について、いまさら何の説明も不要だろう。友情、そして熱き情念、信頼。美しい音楽を聴きたい人は迷わずこれを。

NAXOS 1CD¥1100

8.559382 アンダーソン:管弦楽作品集5
 1-11.ミュージカル「ゴルディロックス」抜粋/
 12-17.キャロル組曲(木管合奏版)/
 18.ゴルディロックスより「待っているご婦人」ワルツ/
 19.ゴルディロックスより「どうぞ、私の心を奪ってちょうだい」(インストゥルメンタル)
キル・クリスウェル(ソプラノ)/
ウィリアム・ダズリー(バリトン)/
BBC コンサート・オーケストラ/
レナード・スラットキン(指揮)
「ゴルディロックス」とは元来、民話に出てくる少女の名前。日本では「3 匹の熊」という題名で知られているが、そのエピソードが転じて“ちょうどよい”という塩梅をあらわす言葉として使われているようです。ここではミュージカル女優が大金持ちと映画監督のどちらを選ぶかという話。ありがちな話といえばそれまでだが、付けられた音楽はまさに夢のように美しく楽しいもの。木管合奏による「キャロル組曲」は、クリスマスだけでなく、1 年中聴いていたいほど。
8.669019 メノッティ:歌劇「アマールと夜の訪問者」 アマール・・・イケ・ハウカースミス(B-Sop)/
母・・・クルステン・ガンログソン(Ms)/
カスパール王・・・ディーン・アンソニー(T)/
メルヒオール王・・・トッド・トーマス(Br)/
バルタザール王・・・ケヴィン・ショート(B-Br)/
王の従者・・・バート・レファン(バリトン)/
ナッシュヴィル交響楽団/
アラスティア・ウィリス(指揮)
NBC 放送からの委嘱により作曲されたこのオペラは、1951 年のクリスマス・イブに初めてテレビ放送され大好評を博しました。以来世界中で500 回を超える上演回数を記録、クリスマスの奇跡劇として絶大なる人気を誇っている小さな作品。イエスの生誕を祝福するために旅をしている3 人の博士が出会った、愛と感謝に満ちた小さな奇跡。平易なメロディとわかりやすいストーリーは時代を超えて聴き手の心に暖かい光を灯していくことでしょう。
8.572113 「ブタが飛べた」20 世紀の児童合唱集
 H.スケンプトン:ブタが飛べた/
 ブリテン:コーパス・クリスティ・キャロル/
 タヴナー:われらの父よ/
 ヴォーン=ウィリアムズ:フィデルのための挽歌/
 P.M.ディヴィス:はしけの番人/
 ブリテン:5 月/コルプ:花の歌/
 ブリス:ハタオリドリは悲嘆を満足させる/
 ラター:大地の美のために/
 ベネット:昆虫の世界/
 モウ:キャリコのパイ 他
ニュー・ロンドン児童合唱団/
ロナルド・コルプ(指揮)/
アレクサンダー・ウェリス(p)
児童合唱。その穢れのない澄んだ声は何世紀にも渡って教会音楽の中で好んで使われてきた。しかしここに収録された作品は、子どもたちの可能性を更に伸ばしつつ、新しいジャンルへ挑戦する喜びを感じさせてくれるものばかり。14 人の作曲家たちによる楽しくて魅力的な作品を歌うのはニュー・ロンドン児童合唱団。驚くほど見事なハーモニーと子どもらしいユニークな表現に驚くほかありません。
8.570499 L.モーツァルト:おもちゃの交響曲
 シンフォニア ト長調(Eisen G8)/
 ベルヒテス・ガーデンの音楽「おもちゃの交響曲」/
 シンフォニア ニ長調(Eisen D15)/シンフォニア イ長調(Eisen A1)/
 シンフォニア ト長調「新ランバッハ交響曲」
トロント室内管弦楽団/
ケヴィン・マロン(指揮)
50 年ほど前は、ハイドンの作品として親しまれていた「おもちゃの交響曲」だが本当はモーツァルトの父であるレオポルドが作曲した「カッサシオン ト長調」の中の第3・4・7 楽章がこの曲の正体です(1951 年にバイエルン州立図書館で全曲が発見されました)。この演奏は小編成のオーケストラにオカリナやバード・ホイッスル、ハーディ=ガーディを加えた手作り感たっぷりのもの。何だか聴いているだけで口元が緩んでくるような気がする。
8.570759 ドビュッシー:管弦楽作品集 第1 集
 1.牧神の午後への前奏曲/
 2-4.海(海の夜明けから真昼まで/波の戯れ/風と海との対話)/
 5.バレエ音楽「遊戯」/
 6-11.子どもの領分(A.カプレによるオーケストラ版)
 〈グラドゥス・アド・パルナッスム博士/象の子守歌/人形のセレナード/
 雪は踊る/小さな羊飼い/ゴリウォッグのケークウォーク)
準・メルクル指揮
フランス国立リヨン管
カップリング変更再登場2007 年の来日公演でも大成功を収めた準・メルクルとリヨン管弦楽団によるドビュッシー(1862-1918)の管弦楽全集の第1 集。昨年の発売時とはカップリングを変更しての再登場。自らも作曲家として知られるカプレによる編曲の「子どもの領分」でのめくるめく響きの豊かさを味わい、演奏機会のあまり多くない隠れた名曲「遊戯」での興味深さに胸を震わせ、「海」での柔らかい響きに心を奪われる・・・そんな満足行くひとときをたっぷり味わってください。
8.570993 ドビュッシー:管弦楽作品集 第2 集
— 色々な人の手で塗り絵を施されたドビュッシーの作品集 —
 1.「ペレアスとメリザンド」交響曲(M.コンスタントによる編曲版)/
 2.ベルガマスク組曲より「月の光」(A.カプレによる管弦楽版)/
 3-5.夜想曲〈雲/祭/シレーヌ〉/6.英雄の子守歌/
 7-9.12 の練習曲より「3 つの練習曲」(M.ジャレルによる管弦楽版)
 〈第9 番「反復する音符のための」/第10 番「対比的な響きのための」/
 第12 番「和音のための」〉 ライプツィヒMDR 放送合唱団・・・5 のみ
準・メルクル指揮
フランス国立リヨン管
カップリング変更再登場準・メルクルによるドビュッシーの第2 集。こちらは「夜想曲」以外は全て他の人による編曲版が収録されている。オペラやピアノ曲での特徴ある響きをどのように管弦楽へと置き換えているのか、興味の尽きないところ。以前リリースされていた「夜想曲」にはシレーヌが収録されていなかったので、ここでようやく全貌が明らかになった。合唱を伴う幽玄で茫洋とした響きのなかから沸き起こる明確な旋律線に思わずはっとさせられる。
8.559359 コープランド(1900-1990):舞踏交響曲
 1-3.交響曲 第1 番/
 4-6.交響曲 第2 番「短い交響曲」/7-9.舞踏交響曲
ボーンマス交響楽団/
マリン・オールソップ(指揮)
アメリカ近代作曲家の中でも、とりわけ有名なコープランド。彼は従来のアメリカ音楽にインディアン、黒人、移民たちの様々な音楽的要素を投げ込み、熟成させた。ここに収録された音楽には、どれも熱き高ぶりがみなぎっている。
8.572130 ハイドン(1732−1809):交響曲集 第34 集
 1-4.交響曲 第62 番 ニ長調 Hob.I:62 /
 5-7.交響曲 変ロ長調 Hob.I:107(シンフォニアA)/
 8-11.交響曲 変ロ長調 Hob.I:108(シンフォニアB)/
 12-16.序曲「変わらぬまこと」 Hob.Ia:15/
 17-19.序曲「薬剤師」Hob.Ia:10
トロント室内管弦楽団/
ケヴィン・マロン(指揮)
ハイドン交響曲集ここに完結!!
8.570720 カラ−エフ(1918-1982):交響曲 第3 番 他
 1-4.交響曲 第3 番(1964)/
 5.交響詩「レイリとメジヌン」(1947)/
 6-13.交響的エッチング「ドン・キホーテ」
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団/
ドミトリ・ヤブロンスキ(指揮)
8.570356 スタンフォード(1852-1924):交響曲集 第4 集
 1-4.交響曲 第1 番 変ロ長調/
 5-7.クラリネット協奏曲 Op.80
ロバート・プレーン(クラリネット)/
ボーンマス交響楽団/
デヴィッド・ロイド=ジョーンズ
8.570568 チャイコフスキー(1840-1893):マンフレッド交響曲 他
 1-4.マンフレッド交響曲/
 5.交響的バラード「ヴォエヴォーダ」(ミツキェーヴィチのバラードによる)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団/
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
8.570509 ペンデレツキ(1933-):チェロと管弦楽のための作品集
 1-6.3 つのチェロと管弦楽のための合奏協奏曲 第1 番(2000)/
 7-9.チェロと管弦楽のためのラルゴ(2003)/
 10-11.チェロと管弦楽のためのソナタ(1964)
イワン・モニゲッティ(チェロ)・・・1-6,10-11/
アルト・ノラス(チェロ)・・・1-9/
ラファウ・クヴィアトコウスキ(チェロ)・・・1-6/
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団/
アントニ・ヴィト(指揮)
ペンデレツキは、その時代ごとに作風を変えてきた人で、ここで聴ける3 つの作品も、その時の気分が敏感に反映されています(現代に近い方がロマンティックだったりします)。モニゲッティとノラス、2 人の名手と、ヴィトの競演が聴きどころです。
8.570295 カルウォヴィチ:交響詩集 第2 集
 1. 寄せては返す波 Op.9/
 2.悲しい物語(永遠への前奏曲) Op.13/
 3-5.永遠の歌 Op.10
ニュージーランド交響楽団/
アントニ・ヴィト(指揮)
雪崩に巻き込まれ亡くなった悲劇の作曲家、カルウォヴィチの作品集第1 集(8.570452)に続く第2 集。ヴァグナー、R・シュトラウスなどの濃厚な音が好きだったら必ずはまります。
8.570871-72
(2CD)
グリーグ(1843-1907):ペール・ギュント全曲版
ペール・ギュント/南の修道院にて Op.20/ベルグリョート Op.42
ペール・ギュント・・・ハンス・ヤコブ・サンド/
オーゼ・・・アン・マリト・ヤコブセン/
ソルヴェイグ・・・イサ・カタリナ・ゲリッケ 他/
マルメ交響楽団/
ビヤルテ・エンゲセト(指揮)
あの有名な「朝」で始まるのは、ペール・ギュント組曲でして、この全曲盤は「朝」に行き着くまでに様々な物語を経なくてはいけません。山あり谷あり、とにかく楽しい物語を始めから楽しんでください。結構ペール・ギュントって、いいかげんなオトコですね・・・。
8.570979 オネゲル(1892-1955):映画音楽集
 1-5.リゲイン(二番芽) 第1 組曲/6-10.罪と罰 組曲/
 11-12.ヒマラヤの悪魔(2 つの交響的楽章)/
 13.観念
ジャック・チャムケーテン(オンドマルトノ)・・・6-12/
スロヴァキア放送交響楽団&合唱団(11-12 のみ)/
アドリアーノ(指揮)
MARCO POLO 8.223466,8.223467 より移行盤
8.557528 シェーンベルク(1874-1951):ワルシャワの生き残り
 1.ワルシャワの生き残り Op.46/
 2.「創世紀」組曲への前奏曲 Op.44/
 3.千年を三たび Op.50a/4.詩編130 番「深き淵より」Op.50b/
 5.ナポレオンへの頌歌 Op.41/6.ヴァイオリン協奏曲 Op.36
サイモン・ジョリー・コラーレ/
フィルハーモニア管弦楽団/
ロバート・クラフト(指揮) 他
8.572097 ヒル(1869-1960):弦楽四重奏曲集 第2 集
 1-4.弦楽四重奏曲 第4 番 ハ短調/
 5-8.弦楽四重奏曲 第6 番 ト長調「子どもたち」/
 9-12.弦楽四重奏曲 第8 番 イ長調
ドミニオン弦楽四重奏団
8.570496 ティペット(1905-1998):弦楽四重奏曲集 第1 集
 1-3.弦楽四重奏曲 第1 番 イ長調/
 4-7.弦楽四重奏曲 第2 番 嬰ヘ長調/
 8-11.弦楽四重奏曲 第4 番
ティペット弦楽四重奏団
8.570986 ドルネル(1680?-1757?):リコーダー、フルート、通奏低音のための室内楽曲集
 1-4.四重奏のためのソナタ/
 5-9.ソナタ第4 番 ニ長調 Op.2「ラ・フォルクレ」/
 10-16.クラヴサン組曲より第5 組曲 ハ長調/
 17-22.ソナタ第2 番 ニ長調 Op.3「成功」/
 23-28.第3 組曲 ホ短調 Op.2/
 29-32.ソナタ第7 番 ニ短調 「3 を越えて」Op.3/
 33-36.ソナタ第3 番 ロ短調 Op.3
パッサカリア
8.570178 M・ハイドン&シュターミッツ:ディヴェルティメント&オーボエ四重奏曲
 1-3.M・ハイドン(1737-1806):ディヴェルティメント ハ長調 P.115/
 4-6.シュターミッツ(1745-1801):オーボエ四重奏曲 ニ長調 Op.8-1/
 7-9.シュターミッツ:オーボエ四重奏曲 へ長調 Op.8-3/
 10-12.シュターミッツ:オーボエ四重奏曲 変ホ長調Op.8-4
アレッサンドロ・バッキーニ(コーラングレ,オーボエ)/
ヌォーボ弦楽四重奏団/ルカ・ステヴァナート(コントラバス)
8.570786 レーガー(1873-1916):弦楽三重奏&ピアノ四重奏曲全集 第2 集
 1-4.ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.133/
 5-7.弦楽三重奏曲 ニ短調 Op.141b
アペルト・ピアノ四重奏団
8.570472/3
(2CD)
ダングルベール(1629-1691):ハープシコードのための組曲
 1-13.組曲第1 番 ト長調/組曲第2 番 ト短調/
 組曲第3 番 ニ短調/組曲第4 番 ニ長調
エリザベス・ファー(ハープシコード)・・・第2 番&第3 番,
(リュート=ハープシコード)・・・第1 番&第4 番
ダングルベールは17 世紀に活躍したオルガニスト。ルイ14 世にも仕えた人で、フランスにおけるクラヴサン奏法の確立者としても知られている。このアルバムは彼の代表作を収めたもの。前作のバッハが発売されるや否や、大評判となったリュート=ハープシコードの音色再び。今回は曲によってはハープシコードでも演奏されているので、一層その音色の特質が際立つ。
8.570787 チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ作品集
 四季 Op.37b/ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.80
イリヤ・ラシュコフスキ(ピアノ)
“四季”の録音はすでに8.550223 でリリースされていますが、ほぼ20 年近く経て新しい“四季”の登場となりました。1 曲ごとに込められた感情の揺れが、あまりにも見事で、ついつい聴き惚れることまちがいありません。
8.570399 ボッテシーニ(1821-1889):ルチアによる幻想曲
 1.「ランメルモールのルチア」による幻想曲/
 2.エレジー 第2 番 ホ短調「ロマンツァ・ドラマティカ」/
 3.序奏とボレロ/4.ロマンス「愛しの唇」/
 5.カプリッチョ・ブラヴーラ/6.二調のエレジー/
 7.「ベアトリーチェ・テンダ」による幻想曲/
 8.グランド・アレグロ「メンデルスゾーン風協奏曲」
トーマス・マーティン(コントラバス)/
アンソニー・ホルステッド(ピアノ)
8.570503 ヴィラ=ロボス(1887-1959):ピアノ作品集 第7 集
 1.アマゾナス(ピアノ版)/
 2-6.ギターのための5 つの前奏曲(ピアノ版・・・J.V.ブランダーオ編)/
 7.ブラジル風バッハ 第2 番より「藪の思い出(踊り)」/
 8.ワルツ・スケルツォ/9.地獄の踊り/
 10.あぶなくないフェジョアータ(豆と肉の料理)/
 11-14.おとぎ話/15-19.真心の歌/
 20.婚礼の随行/21.ワルツ・レント(断章)
ソニア・ルビンスキ(ピアノ)
8.570468 スカルラッティ:鍵盤音楽全集 第11 集 ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)
8.660209/10
(2CD)
リュリ(1632-1687):歌劇「アルミードの悲劇」 アルミード・・・シュテファニー・ハウトツェエール(メゾ・ソプラノ)/
ルノー・・・ロバート・ゲッチェル(テノール)/
イドラオ・・・フランソワ・ループ(バス)/
アルテミドール・・・ウィリアム・シャープ(バリトン)/
フェニース・・・アン・モノイオス(ソプラノ)/
シドニー・・・ミリアム・ドブロウ(ソプラノ)/
デンマークの騎士・・・トニー・ブッテ(テノール)/
アロント・・・ダレン・ペリー(バリトン)/
英雄的な女羊飼い・・・アトリア・マクローチ(ソプラノ)/
ナイアード・・・タラ・マクレディ(ソプラノ)/
オペラ・ラファイエッテ/
リャン・ブラウン(指揮)
8.559273 アイヴズ(1874-1954):歌曲集 第5 集
 パラケルスス/ピーク/完璧な日/絵画/予感/
 虹(そうかもしれない)/宗教/記憶/レクイエム/解決/
 ロック・オブ・ エイジズ/ロザムンデ(第1 版)/
 ロザムンデ(第2 版)/スコットランドの子守唄/海の挽歌
ジャンナ・バティ(ソプラノ)/
パトリック・カルフィッチ(バリトン)/
ロバート・ガードナー(バリトン)/
ダグラス・ディクソン(ピアノ) 他
8.559394 コリリアーノ(1938-):ディラン・トーマスの詩による三部作 トーマス・アレン(バリトン)/
ティ・ジャクソン(ボーイ・ソプラノ)/
ジョン・テシェール(テノール)/
ナシュヴィル交響楽団&合唱団/
レナード・スラットキン(指揮)
8.557078 シューマン(1810-1856):歌曲集「女の愛と生涯」他
 歌曲集「女の愛と生涯」Op.42/7 つの歌 Op.104/
 メアリー・シチュアート女王の詩 Op.135/6 つの歌 Op.107
シビラ・ルーベンス(ソプラノ)/
ウタ・ヒールシャー(ピアノ)
8.555314-16
(3CD)
モンテヴェルディ:マドリガル集 第7 巻「コンチェルト」
CD1.
 1.チェトラの調べに合わせて/
 2.やさしい心と恋の炎を燃やさぬ人は/
 3.この楡の木、この木陰に/4.おお、あなたは何とやさしいことか/
 5.私はすてきな羊飼いの娘/6.おお燃えさかる炎/
 7.口づけしたいよ、おお娘さん/
 8.私のもっとも美しいリコーリは言う/
 9.ああ、もし信頼を破ることに同意しなければ/
 10.星はもう見えない/
 11.近寄って、おお美しい虎のような女よ/
CD2.
 1.柳の間にどうして逃げるの/
 2.戻っておいで、おおかわいい口づけ/3.心地よい解放/
 4.もしあなたの心が、恋人よ/5.断ち切られた望み/
 6.小鳥よ、歌声は空に響き/7.とげを隠した美しさ/
 8.さあ私は口づけを待つばかり/
 9.打ち明けようか、あわれな男、それとも黙っていようか/
 10.眠っているの、ああむごき心/11.星の光に/
 12.唇よ、何とかぐわしく匂うことか/
 13-16.ロマネスカ/
CD3.
 1-5.恋文-もしも私の憂い瞳が/
 6-10.愛の別れ-もし天の定めと望みであるならば/
 11.金色の髪、美しい宝/
 12.愛の神よ、私のなすべきことは/13.ティルシとクローリ
デリティエ・ムジケ
マルコ・ロンギーニ
「コンチェルト」と題されたモンテヴェルディ(1567-1643)のマドリガル集第7 集は第6 集から5 年後に発表されたもので、作風の明確な変化が見て取れる興味深い作品集です。それまでは合唱のために書かれていたものが重唱やソロのために、またヴァイオリンを加えてみたり、と実験的な要素も感じられます。この録音のために、マルコ・ロンギーニの新しい校訂版が用いられています。
8.557400 P.M.ディヴィス(1934-):ナクソス四重奏曲 第9 番&第10 番
 1-6.ナクソス四重奏曲 第9 番
 (アレグロ/ラルゴ・フレッシビレ/プレスト/
  レント/行進曲風に/アレグロ)/
 7-11.ナクソス四重奏曲第10 番
 (こわれたリール/ゆっくりと飛行、そしてわめく/
 パッサメッツォの告別/悪魔の杖と大臣/未完成のホーンパイプ)
マッジーニ弦楽四重奏団
<メンバー>
ローレンス・ジャクソン(第1 ヴァイオリン)・・・1-6/
ロレーヌ・マッカスラン(第1ヴァイオリン)・・・7-11/
デヴィッド・エンジェル(第2 ヴァイオリン)
マーティン・ウートラム(ヴィオラ)
ミハウ・カズノフスキ(チェロ)
ナクソス・レーベルのために書かれた「ナクソス四重奏曲」もいよいよこれで完結です。彼の音楽のイディオムはニューヨークタイムズ紙によると「コンビネーション」と位置づけられているようです。確かに中世の神秘主義、厳格な現代主義、そして便利なアクセシビリティ、などさまざまな要素をはらんでいます。9 番、10 番ともに作曲家自身が楽しんで書いている様子が想像できる生き生きとした作品です。
8.557567 シューベルト・ドイツ語歌曲全集 第28 集
 シューベルト:シューベルトと友人たち 第3 集
  1.漁夫の歌 D.881/2.歌手の持ち物 D.832/
  3.墓堀人の歌 D.869/4.秘めごと D.491/
  5.孤独 D.620/6.雷雨ののちに D.561/
  7.別れ D.475/8.怒れるディアナに D.707/
  9.夜の曲 D.672/
  10.リンツの判事補ヨーゼフ・シュパウン殿に D.749/
  11.丘へ登る若者 D.702/12.小人 D.771/
  13.別れ D.578/14.至福の世界 D.743/15.白鳥の歌 D.744
ライナー・トロスト(テノール)/
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
大好評!シューベルト(1797-1828)の歌曲集。今作はマイアホーファーを始めとするシューベルトの友人たちの歌詞につけた作品群です。肩の力の抜けた愛すべき作品たちの中にもきらりと光る名作があちらこちらに見受けられるのはさすが。最後に置かれたもう一つの「白鳥の歌」の美しさにもしみじみ感服です。ライナー・トロストの張りのある美声でどうぞ。
8.559272 アイヴズ:歌曲集 第4 集
 1.マジョリティ/2.メープルリーフ/3.マリー Ⅰ/
 4.マリー 「私は庭ではっきりと見た」/
 5.記憶:とても楽しい/6.記憶:ちょっと悲しい/
 7.愛の歌/8.ミラージュ/9.霧/
 10.私の親愛なる老いた母へ/11.私のルー・ジェニー/
 12.私の故郷 Ⅰ第1 稿/13.私の故郷 Ⅰ第2稿/
 14.私の故郷 Ⅱ/15.自然の方法/
 16.あの国には必要ない/17.新しい川/
 18.5 月の霜の夜/19.夜の歌/20.夜に思うこと/
 21.これ以上/22.1920 年11 月2 日「選挙の日」/
 23.昔の恋人/24.古き家の日/25.年老いた母/
 26.予兆と神託/27.裁判官の歩行/28.対蹠地点上で/
 29.カウンターの上で/30.一つの方法/
 31.1 人だけの息子/32.全ての梢の上で「イルメナウ」
リール・バーマン(ソプラノ)/
ロバート・ガードナー(バリトン)/
ケネス・ターヴァー(テノール)/
ダグラス・ディクソン(ピアノ) 他
今回の歌曲集もヴァラエティに富んだアイヴズ(1874-1954)の世界を体験させてくれる。冒頭の曲だけ聴くと、「これはちょっと難しいかも・・・」と思ってしまう人も多いかもしれませんが、実はここでも結構ユーモラスな部分があって、聞き込めば耳に自然となじんでくるでしょう。オススメはフルートのソロを伴ったトラック24。耳懐かしい旋律がこれでもかとばかりに出てきます。これは面白いです。
8.559330 マッケイ:エポック
 エポック〜アメリカン・ダンス・シンフォニー
  (1.象徴の肖像/2.田園曲/3.西方へ!/
   4.機械世代のブルース)世界初録音
ケンタッキー大学女声合唱団・・・2/
ケンタッキー大学交響楽団/
ジョン・ノラドリリョ(指揮)
クリスティアン・シンディングとセリム・パルムグレンに師事したアメリカの作曲マッケイ(1899-1970)は、ジャズやラグタイムを採り入れた歌曲などで知られています。この作品は1935 年に作曲されましたが、70 年以上も忘れ去られていた。しかし、社会的混乱、世界恐慌、機械文明などさまざまな問題を孕んだ社会を、当時の最新の音楽技法を用いて描いた4 つの場面からなる大作は、現代に生きる我々にも深い考察を促すことでしょう。
8.559331 コリリアーノ:Mr.タンブリンマン
 1-8.ボブ・ディランの7 つの詩による
  「Mr.タンブリンマン」(前奏曲「Mr.タンブリンマン」/
 物乾し綱/風が吹く/戦争のマスターズ/
 ずっと時計台/自由の鐘/後奏曲「永遠の若者」)/
 8-10.3 つの幻覚(犠牲/賛歌/儀式)
ヒラ・プリトマン(ソプラノ)・・・1-7/
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ボブ・ディランの名作「タンブリン・マン」の詩を知ったコリリアーノ(1938-)は、その響きの美しさと内容の深さに感激し、彼はそれらを自らの音楽語法で再構築することを試みました。ロックやポップスとは全くアプローチが違う「反対方向でのクロスオーヴァー」。もちろんディランも賛同し、この作品が完成したのです。21 世紀の新しい歌曲をお楽しみください。
8.559381 L・アンダーソン:管弦楽作品集 第4 集
 1-6.アイルランド組曲/
 7.マクダウェル:荒れ野のバラ(アンダーソン編)/
 8.夏の空/9-12.スコットランド組曲/
 13.ブルー・タンゴ/14.忘れられた夢(ロバート・ウェンデル編)/
 15.舞踏会の美女/16-19.わが母校/
 20.クリスマス・フェスティヴァル7・・・世界初録音/
 9-12・・・組曲として世界初録音/
 13-15・・・歌付きヴァージョン世界初録音
キム・クリスウェル(ソプラノ)・・・13-15/
ウィリアム・ダズリー(バリトン)・・・15/
BBC コンサート・オーケストラ/
レナード・スラットキン(指揮)
新作が出るたびに話題沸騰!アンダーソン(1908-1975)の作品集第4 集も興味深い曲が並んでいる。ヴァイオリンの音色が切ない「荒れ野のバラ」。どこかで聴いたことのあるメロディが目白押し、アイルランド組曲。おなじみ「ブルー・タンゴ」の歌入りもぞくぞくするほどの艶かしさ。そして注目のクリスマス・フェスティヴァル。早くこのアルバムを家に連れて帰って、すぐに聴いてあげてください!
8.559383 ウィンクラー:ピアノ協奏曲 他
 1-3.ピアノ協奏曲(2006)/
 4-7.エレメンツ・コンチェルティ(2005)
アレクサンダー・パニッツァ(ピアノ)/
オルケストラ・シンフォニカ・デ・ラ・ユニヴァーシダッド・デ・クージョ/
デヴィッド・ヘンデル(指揮)…1-3/
アンナ・ラヴィドワ(ヴァイオリン)/
オルケストレ・デ・シャンブレ・フランセ/
イヴァン・メイルマンス(指揮)…4-7
コロンビア大学で学んだウィンクラー(1948-)は、ヨーロッパ、南アメリカ、およびアジアでさまざまな音楽を研究し、新しい音を追求しています。世界中の音楽シーンへの貢献度も高く、彼の書く作品は常に注目の的となっている。この協奏曲集はNAXOS レーベルへの初の作品集で、神秘的な音色に満ちた素晴らしい音楽です。現代の“四大元素”とも言える「エレメンツ・コンチェルティ」を聴けば彼の美質がよくわかる。
8.559393 モラヴェク:室内交響曲 他
 1-4.室内交響曲/5.秋の歌/6-8.冷えた炎
スティーブン・ウィリアムソン(クラリネット)・・・1-4/
エリック・ラルスケ(ホルン)・・・1-4/
片岡綾乃(マリンバ)・・・1-4

二宮綾野(ヴァイオリン)・・・1-4,6-8/
ジェシカ・リー(ヴァイオリン)・・・6-8/
シンシア・フェルプス(ヴィオラ)・・・6-8/
エドゥアルド・アーロン(チェロ)・・・1-4,6-8/
マルヤ・マーティン(フルート)/
ジウォン・パーク(ピアノ)
NAXOS ではおなじみの作曲家モラヴェック(1957-)。すでに2 点のリリースがあり(8.559323 と8.559267)どちらもその斬新さで高い評価を受けています。今回の室内楽作品集においても、もちろん彼の才能を目の当たりにすることができる。柔和な「秋の歌」、ハイテンションの「室内交響曲」など、どれもその絶妙な音の扱いが耳を興奮させてくれます。2 人の「AYANO」の素晴らしい妙技にも感動するほかない。
8.570321 ブラームス&シューマン:ヴァイオリン協奏曲集
 1-3.ブラームス(1833-1897):
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77/
 4-6.シューマン(1810-1856):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)/
ボーンマス交響楽団/
ピエタリ・インキネン(指揮)
この2 曲の協奏曲、曲も演奏も派手さは全くありません。とにかく滋養に満ちた味わい豊かな音楽が詰まっている。心に直接語りかけてくるようなカーラーのヴァイオリンの音色をしっかりと暖かく受け止めるインキネンの指揮。とりわけシューマンでの渋い美しさは絶品。もちろんブラームスも初めて聴くかの如く新鮮な印象です。
8.570445 ヴィヴァルディ:宗教音楽全集 第3 集
 1-10.マニフィカト RV 610/611/
 11-14.サルヴェ・レジナ RV 617/
 15.協奏曲ニ短調「マドリガル風」 RV 129/
 16-24.ニシ・ドミヌス RV 608/25-27.キリエ RV 587/
 28-31.モテト「正しい怒りの激しさに」 RV 626
カルラ・フータネン(ソプラノ)・・・11-14,25-31/
リン・マクマートリー(メゾ・ソプラノ)・・・1-10,16-27/
イヴ・レイチェル・マクロード(ソプラノ)・・・・25-27/
ジェニファー・エンス・モドロ(メゾ・ソプラノ)・・・25-27/
アラディア・アンサンブル/
ケヴィン・マロン(指揮)
ヴィヴァルディ(1678-1741)の宗教音楽全集第3 集は、マニフィカトを中心にした選曲。まるでオペラのアリアを聴くかのような刺激的で力強いソロが散りばめられた表情豊かな作品は、聴き手を圧倒的感動へと導いてくれます。メゾ・ソプラノのマクマートリーの芯の太い美声にも惚れ惚れとしてしまいます。マロン率いるアラディア・アンサンブルの溌剌とした演奏にも感涙に耐えません。
8.570461 アイアランド:ピアノ作品集 第3 集
 1-3.ピアノ・ソナタ/4.独白/
 5.前奏曲 第1 番「低い音」/6.前奏曲 第2 番「妄想」/
 7.前奏曲 第3 番「聖なる少年」/
 8.前奏曲 第4 番「春の炎」/9.アーモンドの木/
 10.誕生日の朝に/
 11-13.緑の道(桜の木/いとひば/5 月の椰子)/
 14.記憶のために/15.アンバレーの荒ぶる小川/
 16.昼と夜が同じ長さの日/
 17.春が待てない/18.ロンドン・ナイトのバラード
ジョン・レネハン(ピアノ)
20 世紀のイギリス・ピアノ作品の中でも、とりわけ愛好家が多いのがこのアイアランド(1879-1962)の音楽。文学への傾倒、異なる宗教への憧憬(中でもケルト神秘主義への関心の高さは目をひきます)。そして愛の道行きへの甘く苦しい思い。これらが入り混じった不思議な感情をオブラートで包んだ品の良い音楽です。ナイジェル・ケネディとの共演やジャズ演奏でも評価されるレネハンの説得力ある演奏で。
8.570464 アルウィン:ピアノ作品集 第2 集
 1-12.12 の前奏曲/13-15.狩人の月/
 16-17.2 つのアイルランド風の小品/
 18-24.コンテス・バルバレス(ポール・ゴーギャンへのオマージュ)/
 25.シンデレラ/26.睡蓮/27.夜の考え/28-30.動き
アシュリー・ウェイス(ピアノ)
ピアノ曲に対するアルウィン(1905-1985)のアプローチは基本的にロマン派のそれ。ドビュッシー、ラヴェルにおける印象主義と、リストやラフマニノフにおけるピアノ音楽の伝統を受けつつ、その上に彼らしい新たな表現を盛り込んだもの。若きピアニストの不慮の死を悼んで書かれた曲(トラック5)はまるでブラームスのように静謐な美しさを湛え、「狩人の月」はあのグレインジャーのように親しみ易さたっぷり。他にも彩り豊かな作品が並びます。
8.570542 リンドベルイ:ピアノ作品全集
 1.2 台のピアノのための音楽(1976)/
 2.ピアノのための小品(1977)/
 3-5.ピアノのための3 つの小品(1978)/
 6-8.Play Ⅰ(1979)/9.ひも(1988)/
 10-15.ジュビリー(2000)/
 16.エチュード No.1(2001)/17.エチュード No.2(2002)
マールテン・ファン・フェーン(第2 ピアノ)・・・1,6-8/
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
フィンランドの現代作曲家の1 人、リンドベルイ(1958-)のピアノ作品集。1970 年代、および80 年代の初めに書かれた曲と、21 世紀になってから書かれた作品を収録。とりわけ1988 年の「ひも」と2000 年の「ジュビリー」の間に横たわる12 年の年月は、彼の作曲語法が熟成するための充分な時間だったといえるでしょう。美しく妖しく煌く音色は、まるでメシアンの作品のような肌触りを感じさせる。
8.570581 ブクステフーデ:ハープシコード作品集 第3 集
 1-4.組曲 イ長調 BuxWV243/
 5.カンツォネッタ ニ短調 BuxWV168/
 6-9.組曲 ヘ長調 BuxWV238/
 10.前奏曲 ト長調BuxWV162/
 11-42.アリア「カプリッチョーサ」による32 の変奏曲 ト長調 BuxWV250
  DACAPO 8.224118 より移行盤
ラルス・ウルリク・モーテンセン(ハープシコード)
この第3 集、一番の聴きどころは何と言っても「カプリッチョーサ」の変奏曲。これぞまさにブクステフーデ(1637-1707)の「ゴルトベルク変奏曲」と申しても過言ではありません。鍵盤楽器におけるありとあらゆる技巧を駆使した30 分近くにもなる華麗なる音絵巻。もし、あのピアニストが演奏していたならば、もっと有名になったと思われるスゴイ曲です。
8.570716 ムソルグスキー:展覧会の絵(スラットキン他、多数の編曲者による版) 他
 1-3.リスト(1811-1886):ピアノ協奏曲 第1 番
 4-19.ムソルグスキー(1839-1881):展覧会の絵
  プロムナード(D.W.オコーア編)/小人(S.ゴルチャコフ編)/
  プロムナード(W.ゲール編)/古城(E.ナウモフ編)/
  プロムナード(G.V.コイレン編)/テュイリー(G.V.コイレン編)/
  ブイドロ(V.アシュケナージ編)/プロムナード(C.シンプソン編)/
  卵の殻をつけた雛のバレエ(L.カイリエ編)/
  2 人のユダヤ人(H.ウッド編)/
  プロムナード(L.レオナルド編)/
  リモージュの市場(L.フランク編)/カタコンブ(J.ボイド編)/
  死者とともに死者の言葉で(M.ラヴェル編)/
  ババヤガ(L.ストコフスキー編)/キエフの大門(D.ガンリー編)
 20.星条旗(アメリカ国家)(R.マテス編)
ペン・ペン(ピアノ)…1-3/
ナッシュビル交響楽団&合唱団/
レナード・スラットキン(指揮)
展覧会の絵の管弦楽版というと、どうしてもラヴェルのものが頭に浮かびます。確かに、ストコフスキーを始めとした大勢のチャレンジャーが編曲を試みてはいるものの、なかなかラヴェルを超えるものは出てこないのが実情。ならばこれはどうでしょう?「豪華特上幕の内弁当」のような特選素材の盛り合わせは、全ての人を満足させるに違いありません。そうそう、リストでソリストを務めるペンペンはこの当時14 歳の逸材です。
8.570724 シマノフスキ:スターバト・マーテル 他
 1-6.スターバト・マーテル Op.53/
 7.来たれ、創造主よ Op.57/
 8-9.処女マリアへの連祷 Op.59/
 10.喜び Op.37b/11.ペンテジレーア Op.18
イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)・・・1-9,11/
エヴァ・マルツィニエツィ(メゾ・ソプラノ)・・・1-6,10/
ヤロスワヴ・ブレンク(バリトン)・・・1-6/
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団/
アントニ・ヴィト(指揮)
数多ひしめくスターバト・マーテル(悲しみの聖母)の中でも、とりわけ人気があるシマノフスキ(1882-1937)の作品。神秘的な瞑想の中に一瞬漲る狂気の気配は、この時代ならではの爛れた美しさです。NAXOS レーベルには、すでにこの曲の録音(8.553687)がありますが、ここでヴィトの演奏を投入するということは、この録音がいかに自信に満ちたものかがご理解いただけることでしょう。
8.570761 ハイドン:交響曲集 第33 集
 1-3.交響曲 第25 番 ハ長調/
 4-7.交響曲 第42 番 ニ長調/
 8-11.交響曲 第65 番 イ長調
シンフォニア・フィンランディア /
パトリック・ガロワ(指揮)
着々と進行するNAXOS のハイドン(1732-1809)交響曲全集第33 集。今回は3 曲を収録。あまり知られていない第25 番は緩徐楽章を持たない3 楽章形式の曲。第42 番は劇的で鋭い感覚に支配された中期の傑作。そして機知と独創性に富んだ第65番は渋い輝きを放つ作品です。今回も最近活躍著しいガロワの指揮による、的確かつ爽やかな演奏でお届けいたします。
8.570773 マルケヴィチ:管弦楽作品全集 第1 集
 1-3.パルティータ(1931)(序曲/コラール/ロンド)/
 4-5.失われた楽園(1933-34)(第1 部/第2 部)
マルタイン・ファン・デン・フーク(ピアノ)…1-3/
ルーシー・シェルトン(ソプラノ)・・・イヴ/サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)・・・人生/
ジョン・ガリソン(テノール)・・・サタン/
オランダ・コンサート合唱団・・・4-5/
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団・・・1-5/
クリストファー・リンドン=ギー(指揮)
マルケヴィチ(1912-1983)のこの作品集は、以前MARCO POLO で7集までリリースされていたものの再編集盤。パルティータは実質上ピアノ協奏曲の形式を取る彼の20 歳の時の作品です。オラトリオ「失われた楽園」はストラヴィンスキーのオイディプス王やペルセフォネとの関連も指摘される大作。作品が完成した3 年後に作曲者自身の指揮でBBC交響楽団に於いて初演したという逸品です。
8.570800 バッジーニ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 1.キャラブレーゼ Op.34-6/
 2-4.3つの叙情小品集 Op.41(夜想曲/スケルツォ/子守歌)/
 5.アラスの鐘 Op.36/
 6-7.2つのサロン風小品集 Op.12(出発/帰還)/
 8-9.2 つの大練習曲集 Op.49/
 10-12.3 つのソナタ形式の小品集 Op.44/
 13.悪魔のロンド Op.25
クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)/
カスパール・フランツ(ピアノ)
1818 年にブレーシアに生まれたバッジーニ(1818-1897)は、ヴァイオリンの名手として名を馳せましたが、どうしても偉大なるパガニーニの影に隠れてしまい、とうとう後世に名が残ることがなかった。長年演奏旅行に飛び回っていましたが、結局イタリア戻って、ミラノ音楽院の最初の教授となりマスカーニとプッチーニを指導しました。彼の作品のほとんどはサロン風の小品ですが、これら曲たちの何と味わい深いことでしょう。最近めきめきと頭角を現してきたクロエ・ハンスリップの演奏でお楽しみください。
8.572033 期待の演奏家シリーズ/ペトリット・チェク ギター・リサイタル
 1-4.J.S.バッハ(1685-1750):ソナタ第2 番 BWV.1003(W.デスパリー編)/
 5.レゴンディ(1822-1872):練習曲 第6 番 ニ短調/
 6.レゴンディ:練習曲 第4 番 ホ長調/
 7-9.アセンツィオ(1908-1979):
  バレンシア風組曲(前奏曲/カンツォネッタ/ダンス)/
 10-12.ロドリーゴ(1901-1999):ギターのための牧歌
ペトリット・チェク(ギター)
またもや、ぴっちぴちの若手ギタリストのご紹介。2007 年、ミケーレ・ピッタルーガ・ギター・コンクールの優勝者チェク。彼は1985 年ブリズレン生まれの23 歳。2002 年にザグレブに移り音楽の勉強を続けた。この頃より各地のコンクールを次々と制覇国際的にも注目を浴び始めました。最近ではバルエコやブローウェルらの指導も受け、ますます期待を一身に集めている人です。ここではバッハ、ロドリーゴなど多面的な作品を熱演。天から与えられた才能を見せ付けます。
8.660225-26
(2CD)
ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):歌劇「抜け目のない未亡人」
 CD1.1-7.第1 幕/8-11.第2 幕(途中まで)
 CD2.1-4.第2 幕/5-10.第3 幕
ロザウラ・・・アンネ=リーゼ・ソッリード(ソプラノ)/
ルネビフ閣下・・・マウリツィオ・ムラーロ(バス)/
ムッシュー・ル・ブロー・・・エマヌエーレ・ダグアンノ(テノール)/
ボスコ・ネーロ伯爵・・・マーク・ミルホファー(テノール)/
ドン・アルヴ
ァーロ・ディ・カスティーリャ・・・リッカルド・ザネッラート(バス)/
マリオネット・・・エレーナ・ロッシ(ソプラノ)/
アルレッキーノ・・・アレックス・エスポジト(バリトン)/
ビリーフ・・・クラウディオ・ザンコペ(バリトン)/
フォレット・・・ルカ・ファヴァロン(テノール)/
ドン・アルヴァーロの召使・・・アントーニオ・カーザグランデ(バス)/
ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団/
カール・マルティン(指揮)
すでにDVD としてリリースされている2.110234-35 のCD としてのご紹介。映像を見る時とは違った魅力を再発見できることでしょう。魅力的な旋律、思いのほか重厚な響き、そして各々の役にはまりきった名歌手たちの華麗なる歌声。映像がない分、却ってあなたの心の中であなただけの仮面舞踏会を演出できるのです。オペラを音だけで聴く楽しみ。これはステキ。

MARCO POLO

8.225288
\2000
J.シュトラウスⅠ世:作品集 第12 集
 1.タリオーニ・ワルツ Op.110/
 2.ロンドン・シーズン・ワルツ Op.112/
 3.ワルツ「山の精霊」 Op.113/
 4.ワルツ「ばらのはなびら」Op.115/
 5.ワルツ「ウィーン情緒」Op.116/
 6.ミルテのワルツ Op.118/
 7.ワルツ「ダンスのレシピ」Op.119/
 8.流行のカドリーユ Op.138
スロヴァキア・シンフォニエッタ/
エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
“ワルツの父”J.シュトラウス1 世の全作品を聴こう(踊ろう)と思ったら一体どのくらいの時間を必要とするのでしょうか?この第12 集にも興味深い作品が目白押し。7 曲のワルツと1 曲のカドリーユ(その時に流行っている曲を集めた組曲のようなもの)が聴けます。ちょっと気が早いかもしれませんが、そろそろ「ニュー・イヤー」の気分を準備するのもいいかも。

DACAPO 1CD¥2000

6.220548 クロノス・プレイズ・ホルムグレーン
ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932-):
 1.弦楽四重奏と管弦楽のための合奏協奏曲(1990/2006)/
 2-3.バリトンと弦楽四重奏のための「ムーヴィング・スティル」(2004)/
 4.弦楽四重奏と海のための「ラスト・グラウンド」(2006)
クロノス・クァルテット…1-4/
デンマーク国立放送交響楽団/
トマス・ダウスゴー…1/
ポール・ヒリヤー(バリトン)/
ゲルト・スェーレンセン(音響効果)…2-3/
ウェイン・シーゲル(音響効果)
1932 年生まれの作曲家ホルムグレーンは、極めて異色な作風とアクティヴな表現によって全世界に広く知られている。このアルバムでは、なんとクロノス・クァルテットをフィーチャー。その上、ポール・ヒリヤーまでもが参加するという豪華すぎる布陣。最後の曲では、なんと「海」までも投入。これはこれは!!!音響的にも一度は聴いておきたい極珍盤・・・いや超名盤です
8.226054 ニルス・ペテル・イェンセン(1802-1846):フルート・ソナタ集
 フルートとピアノのためのソナタ Op.6/
 フルートのための3つの幻想曲と狂詩曲 Op.14 より/
 フルートとピアノのためのソナタ Op.18(1828)
ルーネ・モスト(フルート)/
フローデ・ステンゴー(ピアノ)
8.226537 完全なる地面からの落下
 1.クリステンセン:完全なる地面からの落下(2004-06)/
 2.ロージング=ショウ:ボルヘスの2 つのソネット(2005/03)/
 3.オルセン:幻影/
 4.イェルゲンセン:月光に照らされて/
 5.フロウインベルイ:前奏〜航海〜ヨツンヘイム
アンサンブル・アルテナンス
ヘレーネ・ジェリス(メゾ・ソプラノ)・・・2/
小林真理(メゾ・ソプラノ)・・・4

CPO 1CD¥2600

777363-2
(22CD)
\16200
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品全集  ゲルハルト・ヴァインベルガー(Org)
Vol.1 からVol.21 までの22 枚をBOX にし、168 ページ(ドイツ語、英語)のブックレットをつけた愛蔵盤。
777314-2
(2CD)
\2600
アルベルト・ディートリッヒ(1829-1908):交響曲とヴァイオリン協奏曲
 1.交響曲 ニ短調 Op.20/
 2.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.30
エリザベス・クフェラス(ヴァイオリン)/
マリー・ルイーズ・ノイネッカー(ホルン)/
オルデンブルク州立管弦楽団/
アレクサンダー・ランプ(指揮)
777334-2 アンドレス・エリアッソン(1947-):
 ヴァイオリンとピアノと弦楽オーケストラのための二重協奏曲
ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン)/
ロランド・ペンティネン(ピアノ)/
スウェーデン放送交響楽団/
ヨハネス・グスタフソン(指揮)
777413-2
(2CD)
\4000
カール・ニルセン(1865-1931):ピアノ作品全集
 5 つの小品集 Op.3/交響的組曲 Op.8/
 6 つのユモレスク・バガテル Op.11/新世紀のための祝祭前奏曲/
 夢について「静かな夜」/シャコンヌ Op.32/主題と変奏 Op.40/
 組曲 Op.45/3 つの小品集 Op.59/
 若い人と老人のためのピアノ音楽Op.53/ピアノ小品(1931)
クリスティーナ・ビェルケ(ピアノ)
777362-2 ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800 年
 ゼッレ:
  イエス・キリスト我らの救い主、我らから神の怒りを取り去りたまえ/
 シャイデマン:悲しみよ、とどまれ/
 ショップ:われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ/
 ダウランド:我は神から離れまじ 他
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)/
ステファニー・プティローレン(ソプラノ)/
ハンブルク・ラツムジク/ジモーネ・エッケルト(指揮)
777408-2 アレッサンドロ・メラーニ(1639-1703):祝祭劇「エウロパ」と宗教作品集
 1.祝祭劇「エウロパ」/2.レクイエム/
 3.詩編111「幸いな人」/4.マニフィカト
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)/
コーネリア・ザムエリス(アルト)/
カイ・ヴェッセル(バス)/
ダス・クライネ・ムジーク/
ヘルマン・マックス(指揮)
777320-2 ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):交響的作品集
 1.春の音楽/2.牧歌/3.収穫祭(世界初録音)
ウィーン放送交響楽団/
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)
777206-2
\2600
ビシュホフ(1868-1936):交響曲 第2 番 他
 1-4.交響曲 第2 番 ニ短調/5.序奏とロンド
ドイツ. ラインラント= プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団/
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト
非常に高い能力を有していたにも関わらず、残された作品があまりにも少なかったためか、現在ではすっかり忘れ去られてしまった作曲家ヘルマン・ビシュホフの交響曲を聴いてみてください。彼はR・シュトラウスに絶賛され、音楽的環境も整えてもらったにも関わらず68 年の生涯に2 曲の交響曲、短い2 つの管弦楽曲、2 作(1 作は未完)のオペラ、そして一握りの歌を書いたのみ。そんな寡作な人だが、ここで聴ける作品は存分に牧歌的で魅力的。もっとたくさんの作品を聴いてみたいものだが、CD であと1 枚分くらいの作品しか残されていないのが本当に残念。
777289-2
\2600→¥2390
サイグン(1907-1991):ピアノ協奏曲集
 1.ピアノ協奏曲 第1 番 Op.34/
 2.ピアノ協奏曲 第2 番 Op.71
ギュルジン・オーネイ(ピアノ)/
ビルケント交響楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
トルコの作曲家、サイグンのピアノ協奏曲を2 曲。この作品は1950 年代に作曲され、いかにもサイグン的でありながら、さまざまな作曲家たちの色彩もほのかに感じさせるもので、演奏回数も多く、今でも人気を博している。バルトークの影響、新古典主義への傾倒、そしてラヴェルの色彩感、その他色とりどりのパレットから絵の具を塗ったかのような多面性が魅力。ここでピアノを演奏するオーネイ女史は、サイグンの弟子であり、解釈においては他の追従を許しません。
777317-2
(2CD)
\5200
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」全3 幕 ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)・・・フルート夫人/
アンネッテ・マルケルト(メゾ・ソプラノ)・・・ライヒ夫人/
フェルディナント・フォン・ボスマー(テノール)・・・フェントン/
アルフレード・ライター(バス)・・・ファルスタッフ/
ミヒャエル・ドリース(バス・バリトン)・・・カユス 他/
ミュンヘン放送管弦楽団/
バイエルン放送合唱団/
ウルフ・シルマー(指揮)
あのヴェルディの名作「ファルスタッフ」と同じ、シェイクスピアの名作を元にするニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」の登場。大酒飲みのファルスタッフを懲らしめてやろうと立ち上がった女たち。彼女たちの仕組んだ仕返しとは???名花バンゼにぜひ注目ください。
777341-2
\2600
ビルセ(1816-1902):ワルツ,マーチとポルカ集
 1.嵐のようなマーチギャロップ/
 2.樹木公園通りのポルカ/
 3.マリアのワルツ/4.あなただけ/5.シレジア人の歌/
 6.カドリーユ「カタリーナ」/
 7.ヒューステンシュタイナーのワルツ/
 8.爆弾とガーネット/9.冬模様のギャロップ/
 10.勝利のワルツ/11.王様のポロネーズ/
 12.州のワルツ/
 13.コンチェルトハウスのポルカ/
 14.射撃の名手行進曲 Op.13
ケルン西部ドイツ放送オーケストラ/
クリスティアン・ジモーニス(指揮)
ベンヤミン・ビルゼと言えばベルリン・フィル設立のための功労者(?)と言えるだろう。なぜならば、彼が率いていたオーケストラから「待遇が不満」という理由で、1882 年に脱退したメンバー54 人が母体となって「ベルリン・フィル」が生まれたから。とは言え、当時のベルリンでは彼は大人気を博しており、彼が1885 年にリーグニツへ赴く時には暴動が起こることを危惧した警察が出動する騒ぎにもなったということで、才能ある指揮者、作曲家であったことは間違いない。このアルバムでその片鱗を。
777392-2
\2000→¥1890
ワインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲集 第2 集
 1.弦楽四重奏曲 第7 番 Op.59/
 2.弦楽四重奏曲 第11 番 Op.89/
 3.弦楽四重奏曲 第13 番 Op.118
ダネル弦楽四重奏団
第1 集(777313-2)が静かなブームとなった、ショスタコーヴィチの友人ワインベルクの弦楽四重奏曲集第2 集。ユダヤの民族音楽から12 音まで、幅広い要素を含んだ彼の作品はショスタコーヴィチに高く評価され、ことある事に「この音楽はいい」と推薦したと言われている。恐らく2 人の音楽語法やインスピレーションの源泉はとても近いところにあったのでしょう。暗さと重さ、そして美しさを伴った弦楽四重奏曲、このアルバムでも3 曲お聴きいただけます。
999901-2
(2CD)
\4000→¥3690
クロイツェル(1766-1831):
 ヴァイオリンのための40 のエチュードと奇想曲
 CD1.1-27 番/
 CD2.28-40 番
エリーザベト・ヴァルフィッシュ(ヴァイオリン)
最近、少しずつ人気が復興してきたベルサイユ生まれの作曲家クロイツァー。彼はフランスのヴァイオリン奏者、教師として当時一世を風靡した。13 歳の時に最初のヴァイオリン協奏曲を書き絶賛され、その名声が一生が続いたという稀有な人。この40 の奇想曲はヴァイオリン習熟のために役立つプログラムとして知られるもの。もちろん音楽的にも優れている。バロック・ヴァイオリンの名手ヴァルフィッシュの明晰な演奏。

MARSYAS 1CD¥2600

MAR 18032 ヤニナ・ベヒレ
 アーン、ツェムリンスキー、ブーランジェ、
 ミヨー、アルマ・マーラーを歌う
  1-7.アーン:灰色の歌/
  8-13.ツェムリンスキー:6 つの歌/
  14-17.ブーランジェ:4 つの歌/
  18-25.ミヨー:ユダヤの詩/
  26.アルマ・マーラー:讃歌
ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)/
チャールズ・スペンサー(ピアノ)
ハンブルク生まれの実力派メゾ・ソプラノ、ヤニナ・ベヒレ。2004 年からは、ウィーン歌劇場のメンバーとしてオルトルートやブランゲーネなどを歌い、また小澤の指揮でマーラーの「復活」や、ケント・ナガノの「大地の歌」でもソリストを務めている。彼女の声は驚くほど艶やかな響きを持ち、その上抜群の表現力をも兼ね備えてたもの。このアルバムに収録された、いわゆる「世紀末の歌」にはまさにうってつけの逸材といえそう。ホールの空気感をしっかり捉えた録音のすばらしさも特筆もの。
MAR 18012
(旧譜)
パリのメカニーク
 リースラー:メランコリックなイントロダクション、イ・ヴェンティ/
 ピエルネ:祝典序曲/
 ジャン・フランソワ:エキゾチック・ダンス/
 プーランク:2つのクラリネットのためのソナタ/
 ミヨー:スカラムーシュ/
 サティ:びっくり箱/
 アンダーソン:
  タイプライター、シンコペーテッド・クロック、
  ジャズ・ピチカート /
   他、ジョプリン、ゴヨンヌ、モリコーネの作品
ザビーネ・マイヤー/
ヴォルフガング・マイヤー/
ライナー・ヴェーレ/
ミヒャエル・リースラー(以上Cl)/ピエール・シャリアル(バレル・オルガン)
ザビーネ・マイヤーをはじめとした4 人のクラリネットの名手たち。彼らと競演するのは不思議な音色のバレルオルガン。奏でる音楽は20 世紀初頭から最近のものまで色とりどり。小粋なプーランクやサティの合間を縫って聞こえてくるのは、おなじみアンダーソンの名曲たち。鳥の声で始まり、鳥の声で終わる、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、楽しい曲と音色の洪水。
MAR 18022
(旧譜)
BRASS ダニエル・シュナイダー(1961-)作品集
 1-3.トランペット協奏曲/
 4-9.ソリストとブラス五重奏のための「小さな歌の本」/
 10-12.サブ・ゼロ
ラインホルド・フリードリヒ(トランペット)/
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
クリスティアン・ヤルヴィ(指揮)…1-3/
マンハッタン・ブラス
<メンバー>
ウェイン・ドゥ・マイン(トランペット)/
レウ・ソロフ(トランペット)/
アン・エルスツェル(フレンチ・ホルン)/
マイク・ゼルツァー(トロンボーン)/デヴィッド・テイラー(バス・トロンボーン)/
ダニエル・シュナイダー…4-9/
アブソリュート・アンサンブル/
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)/
デヴィッド・テイラー(バス・トロンボーン)…10-12
このアルバム、管楽器好きには本当にたまりません!トランペット協奏曲ですばらしいソロを聴かせるのは、あのバロック・トランペットの名手ラインホルト・フリードリヒ。いつもの厳粛な姿とは一転、モダン楽器の極限を追求したスゴイ吹きっぷり。マンハッタン・ブラス・クインテットの華麗なる名技にも舌を巻く。バス・トロンボーンのための超絶技巧がたっぷり詰まった「subZERO」も驚異的な音楽。

PHOENIX EDITION 1CD¥2600

PE 103
(SACD Hyrbid)
\2600
シュニトケ:ピアノ協奏曲集
 1-3.ピアノ協奏曲(1960)/
 4.ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲(1979)/
 5.4 手ピアノと室内オーケストラのための協奏曲(1988)
エヴァ・クピエツ(ピアノ)/
マリア・レットベリ(ピアノ)・・・5/
ベルリン放送交響楽団/
フランク・ストローベル(指揮)
シュニトケ(1934-1998)の音楽を論じるのはとても困難なことと言われる。なぜなら彼は時代に即してその作風を変えてきたから。このアルバムではショスタコーヴィチの影響を受けたと思われる最初期の作品からセリー、12 音、多様式と時代に合わせて形を変えてきた彼の音楽性を楽しむことができる。26 歳の時に書かれた最初のピアノ協奏曲(2005 年にクピエツが公式に演奏するまで忘れられていた作品)と、4 手のための協奏曲など3 つの協奏曲がすべて収録されている。
PE 104
¥2390
モーツァルト:オペラ「劇場支配人」 オットー・シェンク(語り/劇場支配人)/
ノエミ・ネーデルマン(ソプラノ)/
オフェーリア・サラ(ソプラノ)/
ローター・オディニウス(テノール)/
カーステン・サブロフスキ(バス)/
ベルリン・ドイツ交響楽団/
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
この作品は、モーツァルト(1756-1791)が皇帝ヨーゼフ2 世の依頼により1786 年に作曲したもの。とはいえ、序曲とアリアが4 曲あるのみで、あとはセリフで補ったり他のバレエ曲をあわせたりと上演の際は色々と趣向が凝らされます。この演奏はあの名演出家オットー・シェンクが劇場支配人となって絶妙な語りを聴かせます。あの有名な「こうもり」での名演出&看守フロッシュ役での名演技を彷彿させるなんとも楽しい一人芝居。ドイツ語がわからずともこの雰囲気はしっかり伝わるはずです。
PE 105 マーラー:さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌 他
 1-4.さすらう若人の歌/5-9.なき子をしのぶ歌/
 10-13.「少年の不思議な角笛」より
  (死んだ鼓手/少年鼓手/番兵の夜の歌/
   魚に説教するパドヴァの聖アントニウス)
トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)・・・1-9/
ホーカン・ハーゲゴール(バリトン)・・・10-13/
ケルン放送交響楽団/
ガリー・ベルティーニ(指揮)
CAPRICCIO 71124 の再発盤。(SACD から通常盤への変更あり)今なお忘れがたきベルティーニのマーラー(1860-1911)。この歌曲集でも涙が溢れるほどの共感できる名演を聴かせてくれます。柔軟な「若人」、思いの他引き締まったテンポが新鮮な「なき子」。息つく暇もなくマーラーの世界へと引き込まれることでしょう。ソリストも万全。瑞々しいクヴァストホフ、表現力豊かなハーゲゴート。2 人の持ち味を存分に生かした選曲も見事。
PE 113 ヘンツェ:交響曲 第8 番 他
 1-3.歌劇「バッカスの巫女たち」より
  アダージョ、フーガと侍女たちの踊り/
 4-8.夜曲とアリア/
 9-11.交響曲 第8 番
クラウディア・バラインスキ(ソプラノ)/
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
マルクス・シュテンツ(指揮)
CAPRICCIO 71134 の再発売盤(SACD から通常盤への変更あり)現代のドイツで最も重要な作曲家の一人であるヘンツェ(1926-)。彼は多彩な音色を駆使した特異で重厚な作品を発表し続け高い人気を誇っています。このアルバムは、歌劇「ルプパ」の初演などで評価され、ヘンツェ解釈の第一人者と目されているシュテンツの指揮によるもの。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に着想を得たという交響曲第8 番など特有の濃厚な世界が広がります。
PE 114 グルリット:ゴヤ交響曲/4 つの劇的な歌曲集
 1-14.ゴヤ交響曲/
 15-18.4 つの劇的な歌曲集(イゾルデの歌/
 16.グレトヒェンの歌Ⅰグレトヒェンの歌Ⅱ/グレトヒェンの歌Ⅲ)
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)・・・15-18/
ベルリン放送交響楽団/
アントニー・ボーモント(指揮)
作曲家、指揮者グルリット(1890-1972)をご存知でしょうか?終戦後ドイツを逃れ、縁あって来日、幾多のオペラを初演し、音楽教育にも貢献した人です。多くの作品を書いているのですが、そのほとんどは忘れ去られてしまいました。彼の名前が残っているのは、「ヴォツェック」や「軍人たち」など、皮肉にも他の作曲家によって同名のオペラが書かれた時の比較としてでしょうか。何はともあれ、この時代の「典型的な」音楽に満ち溢れた作品です。「4 つの劇的な歌曲集」は彼の4 番目の妻となった日高久子のために書かれたもの。
PE 119 ピアソラ:タンゴ・ヌェーボ
 2 台のピアノのための「グラン・タンゴ」/
 2 台のピアノのための「フーガとミステリオ」/
 4 手連弾「リベルタンゴ」による変奏曲/その他
デュオ・ヴィラルソー(アレクサンドラ・ソストマン&ユディス・モシュ)
ピアソラについては、もう多くを語る必要はないでしょう。アルゼンチンの民衆のためのダンス音楽であったタンゴを芸術的な域にまで高めた彼の偉業を知らない人がいるのでしょうか??? そんなピアソラの名曲の数々を現代作曲家マーカス・ホルンがるピアノデュオに仕立て上げたものです。もちろん彼自身の手による「ピアソラのオマージュ」も含まれています。バンドネオンやチェロの音色とは一味違う華麗なる音色をお楽しみいただけます。
PE 127 アレクサドル・ピエール・フランソワ・ボエリ:ソナタとカプリース集
 1-3.ソナタ ハ短調 Op.1-1/
 4-23.ピアノのための30 のエチュードとキャプリースより/
 24-26.ソナタ ト長調 Op.1-2
クリスティーネ・ショルンスハイム(フォルテピアノ)
アレクサンドル・ピエール・フランソワ・ボエリ(1785-1858)はパリ生まれの作曲家、オルガン奏者、ピアニスト。彼が活躍した時代は古典派からロマン派への移行期で、愛国心に満ちた曲が次々と書かれた頃でもありましたが、フレスコバルディやクープランを愛した彼はその波に乗ることもなく生涯厳粛な曲を書き続けたのです。ハイドンやシューベルトでこの上なき名演を披露したショルンスハイムの絶妙な演奏で。
PE 128 ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ協奏曲集
 1-4.チェロ協奏曲 第1 番/
 5-7.チェロ協奏曲 第2 番
ドミトリ・マスレンニコフ(チェロ)/
北ドイツ放送交響楽団/
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
冷戦終了後のロシアは、非常に才能ある音楽家を多く排出しています。ここでチェロを弾く1980 年生まれのマスレンニコフもその一人。並外れた才能を持ち、既に幾つものオーケストラと共演を重ね高い評価を受けていますがフランス政府の給費留学生として3 年間の研鑽を積み、その際、エッシェンバッハの目に留まりました。この若き才能をエッシェンバッハは大切に育み一層優れた音楽家として育て上げたのです。このデビュー盤で名技を確かめてください。
PE 129 クジェネク:ピアノ・ソナタ 他
 1-5.5 つのピアノのための小品 Op.39/
 6-8.ピアノ・ソナタ 第2 番 Op.59/
 9-12.ピアノ・ソナタ 第4 番 Op.114/
 13-19.ジョージ・ワシントンの変奏曲 Op.120/
 20-26.オーストリアからの反響 Op.166/
 27.フォックストロット Op.138
ミハイル・コルジェフ
チェコの血をひくクジェネク(1900-1991)はシュレーカーに作曲を師事し、ウィーンで活躍した音楽家で、この当時の作曲家らしく作風を時代に合わせて変えていった人です。初期は後期ロマン派、無調、多調を経て、ジャズも採り入れ、12 音から電子まで行きました。多くの作品を残したクジェネクですが、ピアノ曲はとりわけ重要な位置を占めており、生涯にわたって作品を書いていました。このアルバムでは彼の70 年間に及ぶ作風の変遷が味わえる。
PE 133 シェーンベルク、ウェーベルン、ベルク:弦楽四重奏曲集
 1-4.シェーンベルク(1874-1951):
  弦楽四重奏曲 第2 番 Op.10/
 5.ウェーベルン(1883-1945):
  弦楽四重奏のためのラングザマー・ザッツ/
 6.ベルク(1885-1935):叙情組曲より「ラルゴ」
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)・・・3,4,6/
ペーターゼン弦楽四重奏団
近代・現代音楽を得意とするソプラノは数多くあれど、このシェーファーに勝る人はそうはいないのではないでしょうか。硬質な中に不思議な温かみを帯びた彼女の声はまさに混沌とした世界に降り注ぐ一条の月の光のよう。20 世紀の音楽に抜群の理解度を示すペーターゼン弦楽四重奏団の明晰な解釈には有無を言わせぬ説得力があります。
PE 135
(5CD)
\4500→¥3990
プロコフィエフ:交響曲全集
CD1.
 交響曲 第1 番 ニ長調 Op.25「古典的」/
 交響曲 第7 番 嬰ハ短調 Op.131/
CD2.
 交響曲 第2 番 ニ短調 Op.40/
 交響曲 第3 番 ハ短調 Op.44/
CD3.
 交響曲 第4 番 ハ長調 Op.47(1930 年オリジナル版)/
 交響曲 第4 番 Op.112(1947 年改訂版)/
CD4.
 交響曲 第5 番 変ロ長調 Op.100/
CD5.交響曲 第6 番 変ホ短調 Op.111
ケルン・ギュルツェニヒ管
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
ショスタコーヴィチの交響曲で明晰でクールな解釈を披露し、大好評を博しているキタエンコ。とにかく爆発的な表現が話題となっている人ですが、このプロコフィエフ(1891-1953)でも期待通りの凄演を聴かせてくれる。明晰なテンポ、切れのあるアンサンブル、そして随所に漲るエネルギーの噴出には驚く他ありません。ロシア音楽と新古典主義の融合から生まれた傑作をこれでもか!とばかりに表出。これは価値ある5 枚組。
PE 142
¥2390
フランク:室内楽曲集
 1-3.ピアノ五重奏曲 へ短調/
 4-7.弦楽四重奏曲 ニ長調
アルトゥール・ピッツァーロ(ピアノ)/
ペーターゼン弦楽四重奏団
ここに収録された2 曲の室内楽作品はフランクの晩年に書かれたもので、その緻密な構成と激渋さは、あの交響曲すら凌駕するものであり、室内楽の新しい時代を予見させるものでもある。サン=サーンスに献呈されたピアノ五重奏の重苦しい響きはオルガン奏者としてのフランク(1822-1890)の特徴がよく顕れているものでしょう。ポルトガル生まれの名手ピッツァーロの輝かしいピアノの音色が華を添える。また弦楽四重奏での堅固で格調高い音楽も、まさに「通向け」。
PE 144 シューベルト:
 1.オペラ「4 年間の歩哨兵勤務」全1 幕 D.190/
 2.オペラ「双子の兄弟」全1 幕 D.647
アガ・ミコライ(ソプラノ)/
シュテファン・ゲンツ(バリトン)/
アンドレアス・カラシアク(テノール)/
トーマス・ヤーコプス(テノール) 他/
コーラス・ムジクス・ケルン/
ダス・ノイエ・オーケストラ/
クリストフ・シュペリング(指揮)
歌曲での高い評価に比べ、なぜか忘れられてしまっているシューベルト(1797-1828)のオペラ。最近になって、ようやく復興の兆しは見えてきたものの、まだまだ納得の行く演奏に出会うことは困難。そんな状況に救いの手を差し伸べるであろうこのアルバムの登場です。18 歳の作品で、解放戦争を題材にした「4 年間の〜」と、生まれてすぐに婚約させられた相手を見間違えたことで起こるドタバタ劇、「双子の兄弟」の2 本が収録された嬉しい1 枚。シュペリンク&ダス・ノイエ・オーケストラの溌剌とした演奏を聴くことで、シューベルトの新しい魅力を発見する喜びに浸れることでしょう。
PE 145
(2CD)
\3400
プフィッツナー(1869-1949):カンタータ「ドイツの精神」
 CD1.第1 部 人と自然/
 CD2.第2 部 人生と歌
ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)/
ナタリー・シュツッツマン(アルト)/
クリストファー・ヴェントリス(テノール)/
ローベルト・ホル(バス)/
ベルリン・ドイツ交響楽団/
インゴ・メッツマッハー(指揮)
10 月3 日の東西ドイツ統一の日。2007 年のこの日のためにDSO とメッツマッヒャーの用意したプログラムがこのカンタータ「ドイツの精神」でした。観衆の興奮、熱狂の度合いは尋常ではなく、賛否両論があったにせよ、居合わせた全ての人がドイツの歴史について思いを馳せた。メッツマッハーは最良の歌手たちを揃え、この大作を極めて詩的に演奏。曲としての価値を認めさせるに充分の説得力を備えたものとして語り継がれることでしょう。



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