アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  
ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ

第45号マイナー・レーベル新録音新譜(6)



ALBANY 1CD¥2200

TROY 1042
(SACD Hyrbid)
\2200
モートン・グールド(1913-1966):
 カウボーイ・ラプソディ(1943)
ロイ・ハリス(1898-1979):
 交響曲第11番(1967)
セシル・エッフィンガー(1914-90):
 小交響曲第1番Op.31(1945)
ダグラス・ムーア(1893-1969):交響曲第2番(1945)
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
アメリカを代表するシンフォニスト、ロイ・ハリスの交響曲を軸としたアルバム。グールドの「カウボーイ・ラプソディ」はコープランドの「ロデオ」と同じ雰囲気を持つ10分ほどの快活な曲。ロイ・ハリスの交響曲はコープランド、オネゲルなどのエコーを感じさせつつ硬質の抒情のなかに20世紀半ばのアメリカの楽観主義を感じさせる。アーロン・ジェイ・カーニスの系譜に連なる音楽と言えよう。エッフィンガーもハリスと同じくナディア・ブーランジェの弟子で、プロコフィエフの影響を感じさせるエネルギッシュな音楽。ムーアもブーランジェの弟子で基本的に新古典主義的な作風。録音:2008年
TROY 1061 「グレート・アメリカン・オーケストラ・ワークスVol.1」
 ジョージ・ウォーカー:管弦楽作品集
  「アドレス」/序曲「愚の賞賛のなかで」/
  シンフォニア第1番/シンフォニア第3番/
  フープラ(喜びの接触)
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジョージ・ウォーカー(1922b)は黒人として始めてピューリッツァー賞を獲得した作曲家。黒人はジャズほかポップス方面に行く音楽家が多い中、ウォーカーはクラシック系の音楽の作曲にこだわってきた。激しいリズムとエネルギッシュな展開、調性、無調を駆使したダイナミックな音楽は映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミスを思わせる。録音:2007-2008年
TROY 1010 「デヴィッド・マスランカ(1943):独奏と吹奏楽のための作品集」
 (1)砂漠の道(2005)〜クラリネットと吹奏楽のための4つの歌
  (砂漠の道/独白-知らないこと/家に帰る/
  闇のなかの清らかな声のための祈り)
 (2)ダヴィデの書(2006)〜
  独奏パーカッショニストと吹奏楽のための
  (今日は苦痛にもってこいの日だ/
   我らはひとりの神を信じる/汝の魂と汝の夢は瞬間に../
   忘れがたい傷/それで充分だ)
スティーヴン・K.スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
(1)デヴィッド・グレシャム(Cl)
(2)デヴィッド・コリアー(Perc)
吹奏楽の世界では絶大な人気があるデヴィッド・マスランカの最近の大作を2曲。どちらも聖書に関わりのある作品で、作曲者によれば「砂漠の道」は内的探求の時間の旅であり、クラリネットと吹奏楽のためのロマンティックな無言歌であること、交響的表現というよりむしろ作曲者の愛するシューベルト、シューマン、ブラームスの歌曲と親密な関係があるという。「ダヴィデの書」はバッハの4声のコラールをモティーフとして、マルチ・パーカッション・ソロと吹奏楽が穏やかな対話を繰り広げる。録音:(1)2005年11月、(2)2006年11月
TROY 1048 アンドリュー・インブリー&キム・ヒヒョン独奏・二重奏作品集
 (1)インブリー:わが子へ(2006)
 (2)キム:クリスタル・ドロップ(2003/06)
 (3)インブリー:伽耶琴のための旋律(2006)
 (4)キム:ある物語(2006)
 (5)インブリー:2人の友のための二重奏(2002)
 (6)キム:綱引きして2年(2007)
 (7)インブリー:ムカシ、ムカシ(1997)
(1)(2)(7)高橋アキ(Pf)
(2)(7)レエ・イマムラ(Pf)
(3)(4)アエリ・ジ(伽耶琴)
(5)(6)ジョン・サケット(Cl)
5 (6)ジャン=ミシェル・フォントノー(Vc)
キム・ヒヒョン単独の作品集(TROY1002)にひき続き高橋アキが日系のピアニスト、レエ・イマムラとの連弾で登場。インブリーはナディア・ブーランジェ、ロジャー・セッションズに師事、キムはインブリーの弟子で、パリではジェラール・グリゼイに師事している。ともにセリー、点描主義的な作風で二人が韓国の琴:伽耶琴(カヤグム)のために書いた作品は注目。日本の高橋アキが参加しているのも話題のひとつ。
TROY 1049 「独白」〜
 ハープシコードとオルガンのための新しい日本と中国の音楽
 朝岡真木子(1956-):ハープシコードのための4つの小品
 長尾愛作(1938-):ハープシコードのための「古代都市」
 平林朝子(1960-):ハープシコードのためのソナタ第1番
 ペイルン・ベッキー・チャン(1966-,台湾系):オルガン・ソナタ
 チャン・カ・ニン(1949-,香港系):
  オルガン独奏のためのリフレクションとプロムナード
 ワン・アンミン(1929-,中国系):オルガンのためのファンタジー
 武満徹(1930-96):ハープシコードのための「夢見る雨」
 田中カレン(1961-):ハープシコードのための「草の庭」
 有馬礼子(1933-):「雅(みやび)」〜オルガンのためのバラード
カルヴァート・ジョンソン(Cemb,Org)
日本と中華系アメリカ人作曲家のチェンバロ、オルガン曲を集めた珍しい作品集。カルヴァート・ジョンソンは現在アグネス・スコット・カレッジでチェンバロ、オルガン、宗教音楽、音楽史の教師として教鞭をとっている。演奏家としてはアメリカのみならずヨーロッパ、日本でも幅広く演奏活動を行っている。録音:2007年
TROY 1040 「ラトヴィアのクリスマス・カンタータ」
 ヴィルニス・サラクス(1939-):クリスマス・イヴに
 ウギス・プラウリンス(1957-):新世界におけるラトヴィアの至点
 ブルノ・スクルテ(1905-1976):クリスマス・タイム
 パウルス・ダンビス(1936-):ようこそクリスマス!
 ユリス・カルルソンス(1948-):クリスマス・カンタータ
 リハルズ・ドゥブラ(1964-):我らの主の誕生
アンドレイス・ヤンソンス指揮
ニューヨーク・ラトヴィア・コンサート合唱団、
新リガ室内管弦楽団、
バルシス・ユース合唱団、
ソリスト
ラトヴィア出身の作曲家による新作クリスマス・カンタータ集という珍しい企画。新作といっても現代音楽的ではなく、どれもヒーリング系や映画音楽のような聴きやすい音楽。子供の合唱が清らか。クリスマス・パーティでかけるとよいでしょう。録音:2008年 リガ
TROY 1041 オン・コース/ローリー・アルトマン作品集
 弦楽四重奏のための「ニュージャージーの南」(1997)
 八重奏のための「ストラヴィンスキーへのオマージュ」(2006)
 ソプラノ、フルートとピアノのための「苦味の通り」(1995)
 2台ピアノのための主題と変奏、フィナーレ(1985)
 バリトンとピアノのための3つの南極の歌(2006)
 八重奏のための「オン・コース」(2006)
 弦楽四重奏とピアノのための「カム・ダンス・ウィズ・ミー」(2005)
 独唱のための「ステーツ・オブ・ウェイティング」(1989)
K.エリソン(Cl)、
T.ブックリュー(アルトsax,バスcl)、
J.デイ(G)、
R.バウアー(Pf)、
V.ゲレフ(Vn)、
Z.ブロック(Vn)、
C.バーハン(Va)、
E.トンプソン(Vc)、
R.オクス(指)、
パトリス・マイケルズ(S)、ほか
ローリー・アルトマンはセロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンらのモダン・ジャズの影響を受けたジャズ・ピアニスト。それらとクラシック系現代音楽を融合しようとしている。弦楽四重奏のための「ニュージャージーの南」はクロノス・カルテットが好みそうな小品。彼は「ストラヴィンスキーへのオマージュ」を作曲していることからもわかる通り、ジャズや様々な音楽の要素を取り入れたストラヴィンスキーこそアルトマンが敬愛し、模範とする作曲家であることは想像に難くない。録音:2007年
TROY 1043 「ダーク・ラヴ・イン・ワンダーランド」
ホセ・ルイス・グレコ(1953-):作品集
 (1)「ダーク・ラヴ」〜ヴァイオリンとピアノのための6つのエッセンス(2000)
 (2)「ニラ」〜チェロ・ソナタ(1998)
 (3)「南の安らぎ」〜ヴィオラ・ソナタ(2003)
 (4)ワンダーランド〜弦楽三重奏(2001)
ファトゥム弦楽三重奏団:
【ユリア・イグリノヴァ(Vn)、
アントン・ガッケル(Vc)、
ジュリア・マルコヴァ(Va)】
イロナ・ティムチェンコ(Pf)
グレコはニューヨーク生まれで1994年以来マドリッドに住んでいる。スペインの国立バレエ団のために作曲することもある彼の音楽はダンサブルで激しく、時に無調、クラスターも使用されるが基本は調性で書かれ聴きやすい。弦楽三重奏のための「ワンダーランド」は様々なアイデアあふれる、文字通りワンダーランドに迷い込んだような佳品。録音:2008年スペイン
TROY 1046 「絵とお話」〜レイモンド・ウォイチク(1957-):作品集
 (1)スケッチ・ブック(2006)/
 (2)消えた島(2002)
 (3)セドレー卿の仮面、あるいは明らかにされた愛の酒盛り(1982)/
 (4)クローザー・トゥ・ホーム(1999)
 (5)海の歌(1981/1997)
レイモンド・ウォイチク指揮
(1)〜(3)モラヴィア・フィル団員、
(4)ジェショフ・フィル、
(5)モラヴィア・フィル、
(1)アーサー・ウィルソン(語り)ほか
(3)ダグラス・ウートン(T)
(5)リュドミラ・ホドゥリコヴァ(アコーディオン)
当レーベルでは2枚目となるウォイチク作品集(1枚目はTROY898)。童話を朗読つき音楽劇に仕立てている。ラヴェルの「子供と魔法」を聴くようなメルヘンチックな音楽。
TROY 1047 おばけ(BUGABOO)
 〜クレイグ・ウォルシュ(1971)作品集
 ズーク(1997)/ラインズ(2000)/ネシャニック・ウェインズ(2007)/
 ズーム(1995)/おばけ(2002)/1098.5における0〜33(1994)
ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル:
【J.コッパルト(Cl)、
N.バルム(Trp)、
L.クzン(Vn)、
C.フィンケル(Vc)、
S.ゴスリング(Pf)、
D.ドラックマン(Perc)、
ジェイムズ・ベーカー指揮ほか】
彼の音楽は激しくエネルギッシュな音楽で反復性もあるが決してミニマルではない。すばやい音の運び、点描主義、静寂のなかにも緊張した音空間を作るなど、ヨーロッパの前衛に似たスタイルを持つ。全てアコースティック楽器のための作品だが、ウォルシュは電子音楽の研鑽も積んでいるため、音色に対するアイデアにひらめきがある。またアメリカの作曲家にありがちなポップスとの安易なクロスオーバーはない。近年のアメリカの作曲家の中では久々の硬派現代音楽作曲家の登場である。録音:2007年
TROY 1050 「漂流と影」〜新世紀のためのアメリカの歌
 トム・シプロ:漂流と影/
 デヴィッド・エドルマン:
  どれだけあなたを愛しているか,
  私たちはお互いを完全に理解している/
 デーロン・ヘイゲン:さあ行こう/
 マーティン・ヘネシー:「反芻」から3つの歌/
 リチャード・ハンドリー:準備して私を見よ,地と大気のなかの糸/
 リー・ホイビー:私はそこにいる
エレム・エリー(Br)
J.J.ペンナ(Pf)
エレム・エリーはアメリカ各地のオペラ・ハウス(シンシナティ、ハワイ、ニューヨーク・リリック・オペラなど)で活躍、スタンダードなレパートリー以外にアメリカの新作オペラにも数多く携わっている。CDは当Albanyの他にNAXOSなど複数レーベルよりリリースされている。録音:2007年
TROY 1051 「絶滅の危機に瀕して」〜ピアノ作品集
 ジョセフ・フェニモア:5つの川(2007-08)/
 ピーター・リーバーソン:海に洋の東西はない(1997)/
 ヒラリー・タン:「崖」から光(2005)/
 ジョン・ケネディ:Naturali Periclitati(絶滅した自然) (2007)/
 スティーヴ・ハイツェグ:カナダ鶴(1998)
マーサンナ・ヴァービット(Pf)
ヴァービットは20世紀の作曲家の作品の演奏に力を入れており、彼女の最初のレコーディングはシリル・スコット作品集であった。その後、シマノフスキ、アンタイルの作品を積極的に取り上げた。とりわけ19世紀後半から20世紀初めにかけてのアメリカの作曲家に力を入れており、当レーベルにはこれまでに2枚録音している(TROY072:シリル・スコット&ジョージ・アンタイル作品集、TROY146:飛行機ソナタ〜ジョージ・アンタイル:ピアノ作品集)。
TROY 1052 「天使の死」〜20世紀のピアノ四重奏曲
 トゥリーナ:ピアノ四重奏曲Op.67/
 タンスマン:スイート・ディヴェルティスマン(喜遊的組曲)
 スリナッチ(1915-97):ピアノ四重奏曲
 ピアソラ:死の天使(ブラガト編)
アメス・ピアノ四重奏団
タンスマンの喜遊的組曲はよき時代のパリの香り漂う小品集、スリナッチの作品は新古典主義のなかにスペイン情緒溢れる佳品、そしてピアソラ作品はこのアルバムのなかではアンコール的な位置づけだが、あらためて聴くと、ファリャ、トゥリーナらと比肩するシリアスな作曲家であったことがわかる。録音:2007年
TROY 1053 「新しき夜明け」〜
 カーソン・クーマン(1982-)の歌曲集とピアノ作品
  (1)ダイヤモンドへの黄金(全4曲)/
  (2)新しき夜明け/(3)コラール前奏曲/
  (4)ベル・モザイク/(5)7つの俳句/
  (6)子供のための組曲「オークデール・スケッチブック」/
  (7)アリア:まだ明るい光/(8)レイン・シャワー/
  (9)カーレンベルク
  (10)長引く孤独を呼び出す(全8曲)/
  (11)ウィンター・ソナチネ/
  (12)山のトッカータ
ジェフリー・グロスマン(Pf)
(1)(5)(10)アマンダ・フォーサイス(Sop)
クーマンは1982年生まれで作曲をバーナード・ランズ、ジュディス・ウィアーに学んだ。しかし彼の作風は穏健で、時にグリーグ、プロコフィエフと素朴な抒情を感じさせる。録音:2008年
TROY 1054 BUZZED(ぶんぶん鳴らせ)
 〜現代のチューバ作品集
  (1)クリステル・ダニエルソン(1942-1989):
   チューバと4つのホルンのための小協奏的組曲
  (2)ジェームズ・グラント(1954):3つの怒り
  (3)ジェームズ・メドール(1974):相互関係
  (4)ジェームズ・グラント(1954):スタッフ
  (5)ヤン・サンドストローム(1954):宝くじの歌
  (6)ジェームズ・メドール:6つのパック
  (7)涙色のローズの詩(クリスティアン・リンドベルイ編)
  (8)ザ・ヒューマン・ファクター(打ち合わせ風景)
ティモシー・バズビー(チューバ)
(1)オグニベネ(Hr)、
ベルンハルトセン(Hr)、
ヨエルセン(Hr)、
フリドフィンセン(Hr)
(3)(7)ジェシカ・バズビー(Trb)
(5)ジュディ・ソーバーグソン(Pf)
(7)J.E.キャルタンスドッティル(Vn)、
トルファドッティ(Vn)、
バルドゥルソン(Va)、
B.ビョルグビンスドッティル(Cb)、
T.ヨハンソン(Cb)
ティモシー・バズビーはテキサス出身でアカプルコ・フィルの首席チューバ奏者を勤めた後、シカゴ響とも共演、その後シンガポール響の首席となり、ベルリン・フィルと共演する機会も得、現在、世界各地で活躍している。BIS、NAXOS、SONYなどたくさんのレーベルの録音に参加している。このアルバムは洒落た小品ばかりを集めたもので、彼の妙技を知るのにうってつけである。チューバ&ユーフォニウム・ファン(世間にはそういう方々もいるでしょう)、吹奏楽ファンにお薦め。録音:2008年
TROY 1055 「マンハッタン・ストーリー」
 〜フェイ=エレン・シルバーマン作品集
  (1)トランスレーション(2004)/(2)対話(1976)/
  (3)続けられた対話(1976)/(4)慣らされてゆく怒り(2003)/
  (5)守られた眠り(2006)/
  (6)サラ・ティースデイルの詩による愛の歌(1997)/
  (7)レフト・ビハインド(2006)
(1)B.アイヒャー(Vn)、
K.J.ドクター(Vc)、
(2)(3)(7)A.エルスワース(Hrn)、
(2)(3)A.ボーヴ(Tuba)、
(3)L.アルブレヒト(Trb)、
(4)(6)M.バルト(Fl)、
(5)D.ジョリー(Hrn)、
M.リプシー(マリンバ)、
J.C.ゴフィ=フィン(Sop)、
J.ウィリアムソン(M.Sop)、
シルバーマンはニューヨーク出身、作曲をハーヴァード大ほかで学んだ。ホルンとチューバのデュオ、マリンバとホルンのデュオ、ホルン、トロンボーンとチューバのトリオなど、その組み合わせからもわかるように彼女の音楽はユニークである。録音:2007年
TROY 1056 「私の兄は戦場にいたか?」〜戦争歌曲集
 (1)W.ステッフェ:リパブリック賛歌(1862)
 (2)S.フォスター:
  父アブラハムよ、われらは30万人余でやってきた(1862)
 (3)C.アイヴズ:3つの戦争の歌(1917/1919)
 (4)G.シェアー/リー・ムジカー編:第二次世界大戦からの声(2000)
 (5)T.レーラー:とても長いよ、母さん(1965)
 (6)M.フランダース&D.シュワン:ダチョウ
 (7)T.レーラー:ワイルド・ウェストに僕はなりたかった(1953)
 (8)S.ハーニック:メリー・リトル・ミニュエット(1958)
 (9)エリック・ボーグル/D.ゴンパー編:
  そしてバンドはワルツィング・マチル ダを演奏した(1976)
 (10)ボブ・ディラン/ D.ゴンパー編:戦争の親玉(1963)
 (11)トム・パクストン/ D.ゴンパー編:ジミー・ニューマン(1969)
 (12)S.フォスター:私の兄は戦場にいたか?(1862)
 (13)D.ゴンパー:ミセス・ビクスビーの息子(2004)
スティーヴン・スウォンソン(Br)、
デヴィッド・ゴムパー(Pf)、
(3)ニコール・エスポジート(Fl,Piccolo)
アメリカの戦争に因んだ歌を集めた。CMソングでお馴染みの「リパブリック賛歌」を立派なバリトンで聴ける。スウォンソンはバロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、、スイス、ドイツ、オーストリアの歌劇場で活躍している。このディスクはスウォンソン自身が企画したもので、フォスターからポピュラー音楽まで、19世紀から21世紀の戦争の歌を集めることで反戦の意志を示そうとしている。録音:2007年

GENUIN 1CD¥2200

GEN 88128 「クラリネットとオーケストラ」
 ロッシーニ:導入、主題と変奏曲
 ドビュッシー:狂詩曲第1番
 ブゾーニ:クラリネット協奏曲 Op.48
 ニールセン:クラリネット協奏曲 Op.57
フランソワ・ベンダ(クラリネット)
クリスティアン・ベンダ(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
フランソワ・ベンダはブラジル出身のクラリネット奏者。祖先は、ボヘミアの音楽一族、ベンダ家の一人で、プロイセン王フリードリヒ2世に仕えたフランツ・ベンダ。フランソワは1988年いチューリヒ・トーンハレ管弦楽団のクラリネット奏者を皮切りに、ソリストとして広く活躍している。クリスティアン・ベンダもベンダ家の末裔で、プラハ・シンフォニアの音楽監督を務めている。録音:1993年6月12,13日
GEN 88527 「音の眺め」
 ブローウェル:
  新しい簡単な練習曲(10曲)/悲歌/悲しげなキューバの風景/
 ドメニコーニ:シャコンヌ
ライナー・シュテークマン(ギター)
レオ・ブローウェルは、1939年、キューバ生まれの作曲家、ギタリスト。「新しい簡単な練習曲」は、10曲がドビュッシー、プロコフィエフ、ストラヴィンスキキーなど十人の作曲家を讃えるとしている。「悲歌」は武満徹に捧げた作品。カルロ・ドメニコーニは、1947年イタリア生まれの作曲家。ライナー・シュテークマンは、ヘッセン州マインハウゼンの出身。録音:2008年5月20−24日51'22
GEN 89138 「美しい夜」〜男声合唱作品集
 ヴォーン=ウィリアムズ:
  茂みといばら/リンデン・リー/キジバト/
 シューベルト:
  美しい夜に D.903/セレナード D.920/
  現在の中の過去 D.710/夜の明かり D.892/
 ジルヒャー:
  菩提樹/溌剌と歌う/ターラウのエンヒェン/
  ペルシャの夜の歌/さらば/遠くで/ローレライ/不実/
 ナーゲル:指環/来ておくれ、世界の慰めよ/美しい夜/
 プラハト:暁/シューマン:谷に咲くバラ Op.65-1/
 トゥルベリ:麗しき水晶/アルヴェーン:海の夜明け
ヤン・シューマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
様々な男声合唱作品を集めている。フリードリッヒ・ジルヒャー(1789-1860)は、「ローレライ」の作曲家として有名なドイツの作曲家。ヴィルヘルム・ナーゲル(1871-1955)はドイツの作曲家、指揮者。ロベルト・プラハト(1878-1961)は、カールスルーエを拠点として活躍した作曲家。その他、オット・フレードリク・トゥルベリ (1802-1853)や ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960)の作品も収録。カメラータ・ムジカ・リンブルクは1999年創立、ヤン・シューマッハーの指揮で活動している。録音:2008年4月11-13日、DDD,70'06
GEN 89140 「フランスのオルガン音楽」
 アレクサドル=ピエール=フランソワ・ボエリ(1785-1858):
  アンダンテ・コン・モト 変ホ長調/
  アレグロ・マ・ノン・トロッポ ヘ短調/アレグレット ロ短調/
  オクターブのカノンホ短調/幻想曲とフーガ ロ長調
 クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724-1799):
  前奏曲とロンド ハ長調/題名のない小品 ロ長調/
  前奏曲 ニ長調/デュオ ニ長調/クリスマス イ長調/
  題名のない小品 ハ長調/題名のない小品 ニ長調(3曲)/
  カノナード ニ長調/死を弔う鐘 へ長調/
  ラ・マルセイエーズ行進曲とサ・イラ ハ長調
マキシム・アインツ(オルガン)
18世紀に活躍したバルバトル(1724-1799)と、19世紀前半に活躍したボエリ(1785-1858)の二人のオルガン作品を収録。マキシム・アインツはフランスのオルガニスト。フランス、グリニャンのサン=ソヴール参事会教会のオルガンを使用。録音:2008年8月8-11日、DDD、72'05

KAIROS 1CD¥2400

12652KAI
(2CD)
ヘルムート・ラッヘンマン(1935-)
CD1)
 (1)コードウェルのための祝砲
  〜2人のギタリストのための(1977)
 (2)慰め〜16人の投票人と管弦楽のための(1967-68/1977-78)
CD2)
 (3)コンチェルティーニ(2005)
(1)W.ブルック&T.ロス(ギター)
(2)W.ヌスバウム&スコラ・ハイデルベルク、J.カリツケ指揮
WDRケルン放送交響楽団
(3)J.カリツケ指揮
クラングフォルム・ウィーン
2人のギタリストのための《コードウェルのための祝砲》は既に日本でも度々演奏される隠れたギター名曲(?)。終始、特殊奏法で構成され、プリプリ、ピリピリとさながらコンピューター音楽のような音響が続く。《慰め》は同名の連作シリーズのひとつでヴォーカル・アンサンブルの「アウイアウイ・・・」といった奇妙な歌声にパリッ!キリリ!ヒュ〜ン!パシャン!といった管弦楽のこれまた奇天烈な音響が絡んでゆく。最近作のコンチェルティーニは禁欲的なラッヘンマンの音楽には珍しく激しい音の運動がドラマティックな緊張感を生み出す。録音:(1)(2)2005年(3)2006年
12842KAI ベアト・フラー(1954-):
 (1)ピアノ協奏曲(2007)
 (2)インヴォケーションⅥ
  〜ソプラノとバス・フルートのための(2003)
 (3)スプール
  〜ピアノと弦楽四重奏のための(1998)
 (4)ファマⅥ
  〜声とコントラバス・フルートのための(2005)
 (5)先頭へ〜ピアノ三重奏のための(1984)
 (6)ロトファゴスⅠ
  〜ソプラノとダブル・ベースのための(2006)
(1)ニコラス・ヘッジス(Pf)、P.ルンデル指揮ケルン放送響
(2)P.ホフマン(S)、エヴァ・フラー(B.Fl)
(3)(5)ベルリン現代音楽室内アンサンブル
(4)I.メンケ(声)、E.フラー(B.Fl)
(6)T.アウゲシュタット(S)、U.フッセネッガー(Db)
KAIROS常連の作曲家フラーは当レーベルの他ORFからも多くの作品がリリースされている。作曲家は度々来日し作品は近年わが国でも頻繁に取り上げられるようになってきており、関心が高まっている。最新作のピアノ協奏曲は打楽器的なピアノに管弦楽のメタリックで鮮やかな響きが絡んでくる緊張感あふれる秀作。ロトファゴスⅠではソプラノがお経を唱えるようなけったいな発声をしたかと思えば、コントラバスのハーモニクスと絶妙なハーモニーを奏でる。録音:2007-2008年

NEOS 1SACD¥2700

NEOS10824
(SACD Hybrid)
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.1」
 ①ハンス・ツェンダー(b.1936):ロゴス=断片(2007)/
 ②クラウス・フーバー(b.1924):
  「平和とは何か?心の理由に向かって」(2007)
  (テキスト:ジャック・デリダ、オクタビオ・パス、
  シモーヌ・ヴェイユ、クラウス・フーバー)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク交響楽団、
①シルヴァイン・カンブルラン(指揮)
SWRヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト、
②ルペルト・フーバー(指揮)、
N.シール(アラビアの打楽器)
前衛音楽界を牽引してきた2大巨匠の最新作オーケストラ大作を聴く。ツェンダー作品は合唱の呻くような旋律の帯に時折オーケストラが音のくさびをザクザクと打ち込む表現主義的大作。指導者としてもカリスマ的な存在であるフーバーは今年85歳になるが、そんなことを全く感じさせないパワフルな作品に驚愕する。テキストにジャック・デリダ、オクタビオ・パス、シモーヌ・ヴェイユからフーバー本人の詩を使ったフーバーの集大成的な作品。録音:2007年ライヴ
NEOS10825
(SACD Hybrid)
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.2」
 ①ハンス・トマッラ(b.1975):「叫び」(2007)/
 ②ジェームズ・ゾーンダーズ(b.1972):「#211007」(2006/07)/
 ③アルヌルフ・ヘルマン(b.1968):怪物の歌(2007)/
 ④フランソワ・サーハン(b.1972):
  インスタレーション、
  トークス・タイム・ナッシング/歌の名前(2007)/
①②③ヨハネス・カリツケ指揮
アンサンブル・モデルン、
③ニナ・ヤンセン(Cl)、
④F.ローデス(Perc、語り)、
アンサンブル・ルシェルシュ、
エクスペリメンタル・スタジオSWR(ライヴ・エレクトロニクス)
トマッラはオペラを初め多くの作品を発表しており現在はアメリカでも教鞭を取っている若手。ゾーンダーズはエクスペリメンタル・スタジオSWRで研鑽を積んだことがアコースティック楽器の作品でも大きく反映している。ヘルマンとサーハンもパリのIRCAMでやはり電子音響の研鑽を積んだことが作品に反映している。録音:2007年ライヴ
NEOS10826
(SACD Hybrid)
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.3」
 ①マーク・アンドレ(b.1964):「...の上...Ⅲ」(2005/07)/
 ②ヘルムート・エーリング(b.1961):「ゴヤⅠ〜私は見た」(2006)/
 ③エンノ・ポッペ(b.1969):楔状(2005/06)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク交響楽団、
①③シルヴァイン・カンブルラン(指揮)、
②ルペルト・フーバー(指揮)
アンドレもIRCAMで研鑽を積んだ作曲家。打楽器と弦の激しい連打音、フルートのむら息に似た奏法に(作曲家本人は意識していないだろうが)どこか民族音楽を思わせるテイストが感じられる。エーリングはギタリストとしても活躍。前衛作曲家だが、ストラヴィンスキー、ヴァレーズ、アイスラーを思わせる部分がある。ダイナミックな曲で音響的にも楽しませる。ポッペは新しい世代のなかでは最もよく知られた存在で、クラスターの響きの堆積のなかからクラシカルな響きが浮かび上がってくる。アイデアもさることながら大変熟達した管弦楽法に圧倒される。録音:2007年ライヴ
NEOS40808
(SACD Hybrid)
(NEOSジャズ) 「ドナウエッシンゲン音楽祭2007」〜
 「戦争地帯〜SWR2ナウ・ジャズ」
 ①エリオット・シャープ(1951-):リップルズ・フロム・ザ・バング
 ②ベルンハルト・ラング(1957-):パラノイア(2007)
ラタシャ・N.ネヴァダ・ディグス(語り、Vo)、
フィリップ・ジェック(ターンテーブル)、
ハンス・コッホ(リード楽器)、
ベルンハルト・ラング(キーボード、エレクトロニクス)、
エリオット・シャープ(8弦ギター・ベース、エレクトロニクス)、
フレディ・スチューダー(Perc)、他
当レーベルではもうお馴染み、ニューヨークのノイズ派の巨匠エリオット・シャープの最新作。エレクトリック・ギターのクラスター、サンプリング、ラップのリズム、電子音響が激しくぶつかり合う、まるでニューヨークの壁に描かれた落書きのような作品。ラングは前衛とフリー・ジャズの間を行き来する作曲家だが、ここでもターンテーブルまで動員しタイトル通りのパラノイアックな世界を現出させる。
NEOS30806-08
(3CD 2枚価格)
\5200
「クリスマスの朝の祈り」
 〜クリスマス聖日前夜のためのグレゴリオ聖歌集
  (近年発見された聖歌集)
ルペルト・フーバー指揮
WDRケルン放送合唱団
クリスマスに因んだグレゴリオ聖歌集。しかしNEOSからのグレゴリオ聖歌、普通であるわけがありません。現代音楽のスペシャリスト達によるグレゴリオ聖歌、これほど現代的な歌い方をしたグレゴリオ聖歌も珍しいでしょう。でも何より驚きなのが女声、男声共演による混声合唱版であることです。アンティフォナでは女性と男性が呼び交わしまでしています。近年新発見された楽譜による学術的にも貴重な録音の登場です。録音:2007年12月
NEOS20803
(SACD Hybrid)
「悲愴〜ユン=ベートーヴェン=ユン」
 尹伊桑(ユン・イサン)(1917-1995):小陽陰(1968/1996)/
 尹伊桑:5つの小品(1958)/
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」/
 尹伊桑:間奏曲A
ハン・カヤ(ピアノ)
日本生まれで現在はドイツで活躍、カールスルーエ音楽大学の教授でもあるハン・カヤの2008年の新録音。作曲家から絶大な信頼を得ていたハン・カヤのユン作品の決定的演奏。陰気な現代的サウンドのユン作品の間にベートーヴェンの「悲愴ソナタ」を持ってきた大胆なプログラムで、録音の少ないハン・カヤの充実した演奏です。録音:2008年3月1〜5日
NEOS20805
(SACD Hybrid)
「ドビュッシー&ストラヴィンスキー:4手ピアノ作品集」
 ドビュッシー:白と黒で/
 ストラヴィンスキー:2台のピアノのためのソナタ/
 ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘/
 ストラヴィンスキー:春の祭典(4手ピアノ版)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ
同時代を生きた二人の盟友の4手のためのピアノ作品を集めた。春の祭典は最近のファジル・サイ編曲版がよく知られているが、こちらは作曲者自身による版。現代音楽を得意とするシューマッハーとグラウの精妙な演奏で聴かせる。録音:2006年11月
NEOS10803
(SACD Hybrid)
エルンスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):
 管弦楽作品集(世界初録音)
  ①重なりあった干渉(1988-1990)/
  ②沈黙させられた言葉!…拡大(1993-1994)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク響
①ローター・ツァグロセク(指揮)、
W.F.セルゲ(Vc)、
SWRエクスペリメンタル・スタジオ(Live Elec)、
②オラフ・ヘンツォルト(指揮)、
鈴木優子(打楽器)、
フランマーはドイツ出身で当初、数学を学んだ後、音楽に転向、クラウス・フーバー、ファーニホーに師事した。チェロ協奏曲である《重なりあった干渉》はチェロと管弦楽が終始、息もつかせぬスピードで文字通り《干渉》しあうアグレッシヴな作品。金属系打楽器の目の覚めるような響きとライヴ・エレクトロニクスのシュールな音響が一体となって鮮やかな音響流動体を作ってゆく。打楽器協奏曲《沈黙させられた言葉!・・・拡大》は日本の若きホープ鈴木優子のソロが聴きもの。録音:①1990年②1995年
NEOS10804
(SACD Hybrid)
トーマス・フンメル(b.1962):
 《トラキラより》〜失踪したオヴィッドの捜索(2003-2006)
 (ハイパー・リアリスティック・レコーディング…
  話し手とアンサンブルのための)
クリストフ・オギアマン(ヴォイス・アーティスト)
ホルスト・シンフォニエッタ
フンメルは自然科学を学んだ後、音楽に転向、シュパーリンガーに作曲を師事。後にIRCAMでも研鑽を積む。終始劇的な展開は控えられ、高音主体の色彩、密度の変化だけで曲が構成されている。録音:2005-2006年
NEOS10813
(SACD Hybrid)
アンダース・エリアソン(b.1947):
 砂漠のポイント(1981)/オスタコリ(1987)/
 弦楽のための交響曲(2001)
アルコス室内管弦楽団、
エリアソンはスウェーデン出身。ジャズ・ミュージシャンとしての活動後、リゲティに作曲を師事した。このアルバムは弦楽オーケストラのための作品を集めたもので《砂漠のポイント》《オスタコリ》はシュニトケあたりを想起させる。世界初録音となる《弦楽のための交響曲》は前2作よりロマン的な香りが濃く、ベルク、バルトークのエコーを感じさせる悲しくも美しい作品。北欧音楽の好きな御仁にお薦め。録音:2008年
NEOS10814
\2600
ホセ・マヌエル・ロペス=ロペス(b.1956,スペイン):
 ①月の香り(2003)/
 ②シエスタの技法(2005)/
 ③ア・テンポ(1998)/④レア(1989)
ファビアン・パニセロ指揮
プルーラル・アンサンブル、
①A.メルシエ(Vn)、
②E.アルゴラ(アコーディオン)、
③D.アペラニス(Vc)、
④アンサンブル・オーケストラル・コンテンポラン、
ロペス=ロペスはマドリッド出身ので地元の大学で学んだ後、IRCAMで研鑽を積む。ノーノ、ブーレーズ、ドナトーニ、ハルフテル、デ・パブロ、メシアンらから幅広く影響を受けつつ独自の語法を確立した。クラスター的な音の推移を音楽の推進力としながらもほのかに調性を感じさせる音響、鳥の声を思わせる(さすがはスペインと言うべきか?) モティーフの多用など詩的な香りを湛えた音楽である。録音:2006年

QUERSTAND 1CD¥1800

VKJK 0722
(2CD)
バッハ:
 無伴奏“チェロ”・ソナタ&パルティータ全集
 ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001
 パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
 ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003
 パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
 ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005
 パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006
ノルベルト・ヒルガー(チェロ)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全集を、チェロで弾いたもの。ヒルガーの演奏には、単に技術的にこなしていえるだけでなく、チェロでこの作品を演奏するにおける可能性を追い求めた深みが感じられ、ヴァイオリン演奏とはまた違った魅力をもっている。録音:2007年5月&2008年2月 DDD,138'14
VKJK 0824 「ティムール」
 クライスラー:愛の悲しみ,ウィーン風小行進曲/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ/チャイコフスキー:ロシア風ダンス/
 シューベルト:アヴェ・マリア/ファリャ:スペイン民謡組曲/
 マスネ:タイスの瞑想曲/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/
 ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア/
 モンティ(メルニク編):チャルダッシュ
ティムール・メルニク(ヴァイオリン)
潮田紀子(ピアノ)
セバスティアン・グレゴ(ギター)
ワン・ツォンツォン(ヴァイオリン)
ティムール・メルニクは、1985年ウクライナ生まれの若いヴァイオリニスト。2007年、大阪国際音楽コンクールのグランプリを受賞。ウィーン国立音楽大学で学び、将来が大いに期待されている。安定したテクニックと、瑞々しい音色が素晴らしい。潮田紀子(うしおだのりこ)は、2007年にウィーン国立音楽大学大学院を修了したピアニスト。※裏ジャケには日本語も表記されています。
VKJK 0803 “メイド・イン・ライプツィヒ”
 ヴァイスマン:詩篇第23番「主は我が良き羊飼い」/
 レーガー:
  人はただ少しばかりの時を生きて耐え抜く/朝の歌/
  夜の歌/聖母様の夢/十字軍の歌/
  アニュス・デイ/私たちは神を信じる/
 メンデルスゾーン:私の心は神を、主を崇める/
 ディストラー:
  主に新しい歌を歌え/真に、彼は我々の病を負った/
  私が我が家に居たなら
カルムス・アンサンブル・ライプツィヒ:
【アニャ・リプフェルト(ソプラノ),
セバスティアン・クラウゼ(カウンターテノール),
トビアス・ペヘ(テノール),
ルートヴィヒ・ベーメ(バリトン),
ヨエ・レースラー(バス)】
レーガーの宗教声楽作品を中心とした、マニアックな選曲のアルバム。カルムス・アンサンブル・ライプツィヒは、1999年結成の声楽アンサンブル。録音:2007年11月,2008年9月、DDD
VKJK 0807 「チャカン(リコーダー)のためのヴィルトゥオーゾ作品集」
 クレーマー:
  導入、変奏とポロネーズOp.6,
  華麗な変奏曲 Op.18,ハンガリー風ロンド Op.28/
 フニャディ:
  アダージョ、ウン・ポコ・アレグレット,
  コンチェルト=ポロネーズ Op.14/
 ラヴォッタ:
  ハンガリー民俗舞踊第2番,同第4番,
  故郷の思い出集第1番,同第2番,同第3番/
 ゲリネク:ロンド/ヘベルレ:アダージョ,ア・ラ・メヌエット
ジリ・ロファトカイ=ゾーンス(チャカン(リコーダー))
ラヨス・ロヴァトカイ(ターフェルクラフィア)
チャカンは、19世紀のハンガリーで人気のあったリコーダー属の楽器。通常のリコーダーよりも素朴な音色がする。収録されている作曲家は、エルネスト・クレーマー(1795−1837)、ヤーノシュ・K・フニャディ(1807−1865)、ヤーノシュ・ラヴォッタ(1764−1820)、アッベ・ヨゼフ・ゲリネク(1758−1825)ら、いずれも19世紀の作曲家。ジリ・ロファトカイ=ゾーンスはハノーファー生まれのリコーダー奏者。録音:2008年1月、DDD
VKJK 0820
(2CD 1枚価格)
\1800
「軽音楽と楽器の女王」
 アイレンベルク:ペテルブルグのソリ走り/
 シブルカ:ステファニー=ガヴォット/
 J.シュトラウス:トリッチ=トラッチ=ポルカ,シュネル=ポルカ/
 ワルトトイフェル:スケートをする人々,スペイン・ワルツ/
 ヴィンクラー:ナポリの子守歌/
 ノアック:小人の見張りの行列/
 パーロー:アンボス=ポルカ/
 フチーク:フィレンツェの行進曲/
 ランガー:お婆ちゃん/
 リンケ:アミーナ,蛍の牧歌,ベルリンの風/
 ホルツマン:銃砲、放て!/
 ツィーラー:お入りください!/
 シュランメル:ウィーンはウィーン/
 ドエレ:白いリラがまた咲いたら/
 ジロー:パリの空の下/
 シュトレッカー:ロバウにて/
 ライスフィールト:私の小さな緑のサボテン/
 ユレーク:ドイツ騎士団長連隊行進曲/
 シュトルツ:二人の心はワルツを奏で/
 カールマン:私は踊りたい/
 ブロン:勝利の旗の下で/
 トランスラトイア:ウィーンのプラターの生活/
 スーザ:自由の鐘
ウルズラ・ハウザー(オルガン)
いずれもウィーンを中心とした当時の軽音楽を、オルガンで演奏している。スイスのチューリヒ・トーンハレのオルガンと、ヴァーデンス・ヴィルのグルベンマン教会のオルガンを使用。録音:1997年,2005年、DDD
VKJK 0836 「ライプツィヒ打楽器アンサンブルと仲間たち」
 (1)クリストフリート・シュミット:室内楽曲第6番(打楽器四重奏)
 (2)ルー・ハリソン:
  ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲
 (3)シュライアーマッヒャー:注意!(ホルン四重奏と打楽器四重奏のための)
 (4)シェンカー:4人の打楽器奏者のための四重奏曲
ライプツィヒ打楽器アンサンブル
(2)アンドレアス・ハルトマン(ヴァイオリン)
(3)ライプツィヒ・ホルン四重奏団
ライプツィヒ打楽器アンサンブルは1983年創立のベテランの打楽器アンサンブル。クリストフリート・シュミットは1932年、マルケルスドルフ生まれの作曲家。シュテッフェン・シュライアーマッヒャーはハレ生まれ。「注意! Acht!」は、ホルン四重奏と四人の打楽器奏者のアンサンブルで、「8 acht」と掛けたタイトル。録音:1996−2003年、DDD、73'26

WEITBLICK

SSS 0090-2
(2CD 1枚価格)
\2200→¥1990
「スヴェトラーノフ・ワーグナー・アーベント1988」
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜
  第1幕、第3幕前奏曲/
 「ローエングリン」〜第1幕、第3幕前奏曲/
 「タンホイザー」序曲/
 「トリスタンとイゾルデ」〜「前奏曲と愛の死」/
 「ジークフリート」〜「森の囁き」/
 「ジークフリート牧歌」/
 「ワルキューレ」第3幕〜「ワルキューレの騎行」
スヴェトラーノフ指揮
ミュンヘン・フィル
旧ソ連の巨匠指揮者エフゲニ・スヴェトラーノフが、チェリビダッケが完全統治をなしたミュンヘン・フィルに客演したワーグナー・アーベント(恐らくこれが唯一の共演と思われます)・ライヴ。ゆっくり、たっぷりとしたテンポが採用され、ソビエト国立響との演奏で聴かれたバリバリ、ガリガリの雄叫びは陰を潜め、しっとりとした落ち着きと極大な包容力を誇る魅力たっぷりの名演集です。1988年というとチェリビダッケが鍛えに鍛えた全盛期のミュンヘン・フィルです。シルキーで透明な弦楽合奏の美音、マッシヴな金管の咆哮、アンサンブルの精緻は滅多に耳にすることのできない逸品と申せましょう。「ミュンヘン・フィルを隅々まで知る男」許光俊氏、「スヴェトラーノフを味わいつくした男」はやしひろし氏による微細に渡る分析と、丁寧な紹介が嬉しいライナーノートも魅力です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。1988年12月ガスタイク・フィルハーモニー、デジタル・ライヴ録音
許光俊氏のライナーノートより
 最初の「マイスタージンガー」第1幕前奏曲はやや雑然としているが、2曲目の第3幕前奏曲以後は、この指揮者とオーケストラが意外なほどに調和しているさまが見て取れる。これは、すでに老いを自覚し、雑念や欲から逃れようとする主人公がもの思いに耽る場面で奏される音楽である。オペラ全体の中でもっとも深みのある音楽のひとつとされているけれど、ここでのスヴェトラーノフのように感情豊かに奏でた例は空前絶後ではないか。おそらく劇場では難しいであろうほどのゆっくりしたテンポで、ひとりの男の胸に去来するもの、すなわち自分は去らねばならないと知った人間の悲しみをじっくりと描き出す。豊満な音色の弦楽器は時にすすり泣くようにも聞こえるし、2分過ぎからなど、まさしく溜め息そのものような音楽だ。ヴァイオリンやフルートのあまりにも澄んだ響きは、さすがにチェリビダッケとともに繰り返しブルックナーを演奏し続けてきた楽団ならではの美しさである。
 続く「ローエングリン」第1幕前奏曲も息をのむような美しさで、陶酔的だ。単に音響的に美しいというだけではない。醜悪なこの世界を逃れて、美しい世界に憧れる強い気持がどうしようもなく切々と示されているのである。私はこの「ローエングリン」第1幕前奏曲ほど、現実の世界に絶望し、別世界を夢想してそれに殉じようとするロマン主義芸術家たちの悲惨と栄光と誇りを表現したものはないと思っているが、スヴェトラーノフが奏でたのはまさしくそのような音楽だ。ついに感極まったように金管楽器群が圧倒的な音響の大伽藍を築きあげるとき、そこに鳴っているのはまさにひとつの精神である。先の曲と同じくこの曲でも、時間が完全に止まっているのではないかという不思議な印象を受ける。これに比べれば、たとえばカラヤンの演奏など、いかに美麗であっても、ただの雑音に過ぎない。

はやしひろし氏のライナーノートより
では、この演奏、客演機会が少ない場合のご多分にもれず平凡なものか? それも否である。 この演奏、オケが実に活き活きとしてよく鳴っているのだ。 弦が表情タップリに深々と大きめの呼吸の元で奏でられ、木管がリズミカルに跳ね、金管がスパーンと強く奏される。 この開放的な鳴りの良さはとても魅力的である。
スヴェトラーノフが客演すると共通して「オケの音とスケールが普段より大きくなった」とよく言われる。 N響への客演で実際にそう感じられた方も多いだろう。これは、彼が左手を振り上げそう要求していることもあるが、彼を前にすると、楽団員が無意識のうちに、自身を開放させ、呼吸が大きくなり、結果、強く大きな音が出るようになるらしい。 <中略>スヴェトラーノフとチェリビダッケ支配下のミュンヘン・フィル、そしてワーグナー。いずれの組み合わせも、固定観念では発想しがたく、実現した経緯も半分イベント的な意図だったかもしれない。しかし、その結果、高い次元でスタンダードさと開放的な力強さのバランスが取れた名演が生まれた。 最もドイツ的なオケによる力の漲った鳴りっぷりのいいワーグナーの名演、と言ってもいいかもしれない。 それは、逆にこのコンビだったからこそ誕生し得たものであり、いつもとは異なり、自国の音楽をストレスフリーで楽しんでいる楽員の活き活きとした表情が見えるかのようなワーグナーなのである。
SSS 0095-2
\2200→¥1990
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ジョルジュ・プレートル指揮
ウィーン交響楽団、
ウィーン楽友協会合唱団
キム・ベグリー(T)、
ロベルト・ホル(Br)、
クラシミラ・ストヤノヴァ(S)、
キャサリン・ゲルドナー(Ms)
今年はウィーンフィル、ニューイヤーコンサート出演を皮切りに、WEITBLICKからはマーラー第5、第6の凄演が登場し、音楽ファンを狂喜させた。一躍注目を集める存在となった最後の巨匠プレートル。最新盤は、何と第9の登場。お相手はもちろんウィーン交響楽団!2006年ウィーン芸術週間のハイライトとも言える名演。巨匠も盛り上がって怒鳴る、唸る、足踏みするわで、大変なノリの良さ。第1楽章、第2楽章の恐ろしい緊張感、第3楽章におけるしみじみとした、そして美しい音色が嬉しく、第4楽章は一撃突進の大迫力。巨匠プレートルの情熱のバトンが閃き、演奏会初日故の高揚が止まりません。まさに感性の芸術家プレートルの真骨頂です。来年早々には、何と「ブル8」が予定されている。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 録音:2006年5月30日ムジークフェラインザール・ウィーン デジタル・ライヴ録音

WEITBLICK

SSS 0096-2
\2200→¥1990
ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァーク版) ジョルジュ・プレートル指揮
ウィーン交響楽団
今やブレイク中のマエストロ、プレートル。ついに世界中の交響曲の中で聳え立つ傑作ブル8の登場です。プレートルはマーラーと同様にブルックナーについても並々ならぬ意欲を見せており、ウィーン響とは第1番、第4番、第5番、第9番を取り上げておりますがディスクは無論初登場です。ニューイヤーコンサートで沸かせに沸かせたムジークフェラインに一ヶ月をおいて戻ってきたプレートルが、頻々とテンポを動かし、ドラマを楽想に抽入しアグレッシヴなブルックナーを聴かせます。火の玉のようなプレートルの情熱には脱帽です。ウィーン響の献身的な演奏もこの名演の大きな魅力と申せましょう。録音:2008年2月20,21日ムジークフェラインザール・ウィーン、デジタル・ライヴ録音 タイミング(14:58, 14:47, 27:26, 22:41) 英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

ALMAVIVA

DS 0148
\2600
マヌエル・カスティリョへのオマージュ
 フアン・アルフォンソ・ガルシア(1935-):
  墓碑銘(2006)(*)
 インマクラダ・アルメンドラル、
 マリア・デ・アルコス、テレサ・カタラン、
 ピラル・フラド、ラケル・フラド、エレナ・メンドサ=ロペス、
 マリア・ルイサ・オサイタ、ディアナ・ペレス、イルミナダ・ペレス、
  ドロレス・セラノ共作:女性たちのカスティリョ(2006)(+)

マヌエル・デ・ファリャ管弦楽団(*)
ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥ(指揮(*))
マリア・フロリスタン(ピアノ(+))
コルドバ管弦楽団(+)
ジュアン・ルイス・ペレス(指揮(+))

録音:2006年11月16日(*)、24日(+)、カディス(スペイン)、ファリャ大劇場、ライヴ セビーリャ生まれのスペインの作曲家マヌエル・カスティリョ(1930-2005)を記念する2作品。(+)は女性作曲家10人の共作。

ARS PRODUKTION

ARS 38043
(SACD Hybrid)
\3000
フィルム・ミュージック サウンズ・オヴ・ハリウッド
 クラウス・バデルト(1968-)/テッド・リケッツ編曲:パイレーツ・オブ・カリビアン
 ジョン・ウィリアムズ(1932-)/ジェリー・ブルーバッカー編曲:
  ハリー・ポッターと炎のゴブレット
 ジェイムズ・ニュートン・ハワード(1951-)/テッド・リケッツ編曲:キング・コング
 ジョン・ウィリアムズ:ターミナル
 ジョン・ウィリアムズ/ジョン・C・ホイットニー編曲:スター・ウォーズ
 ハワード・ショア(1946-)/ジェリー・ブルーバッカー編曲:ロード・オブ・ザ・リング
 ハンス・ジマー(1957-)/ジョン・ワッソン編曲:グラディエーター
 ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト
 ジョン・ウィリアムズ/ジョン・モス編曲:ジュラシック・パーク
 アラン・シルヴェストリ(1950-)/カルヴィン・カスター編曲:
  フォレスト・ガンプ、一期一会
 カルヴィン・カスター編曲/
  モンティー・ノーマン(1928-):007 ジェームズ・ボンドのテーマ
  ビル・コンティ(1942-):007 ユア・アイズ・オンリー
  ポール・マッカートニー(1942-):007 死ぬのは奴らだ
  ジョン・バリー(1933-):007 ゴールドフィンガー
 ホイト・カーティン(1922-)/ボブ・セルッリ編曲:フリントストーン

フォクトラント・フィルハーモニー
 (グライツ=ライヒェンバッハ・フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団)
シュテファン・フラース(指揮)

録音:2008年7月14-17日、ドイツ、ライヒェンバッハ、ノイベリンハウス
ARS 38044
(2SACD Hybrid)
\4500
ハイドン(1732-1809)/ルイーゼ・リンザー(1911-2002)台本:
  われらの救い主の十字架上での最期の七つの言葉(朗読付き管弦楽版)
アニヤ・シッフェル(朗読)
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2008年3月21日、ドイツ、エッセン・フィルハーモニー、 アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ 1954年にケルンにて創設以来すでに半世紀以上に渡って活動しているピリオド楽器オーケストラ、カペラ・コロニエンシスによるハイドンの管弦楽大作のライヴ録音。ドイツの社会派女性作家ルイーゼ・リンザーの著作から引用されたテキストの朗読(もちろんドイツ語)が楽章間に挿入されています。
ARS 38048
(SACD Hybrid)
\3000
クララ・シューマン、シューマン、リーム:ピアノ三重奏曲集
 クララ・シューマン(1819-1896):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17(1846)
 ローベルト・シューマン(1810-1856):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.110(1852)
 ヴォルフガング・リーム(1952-):見知らぬ情景 III(1983/1984)
ブーランジェ三重奏団
 カルラ・ハルテンヴァンガー(ピアノ)
 ビルギット・エルツ(ヴァイオリン)
 イローナ・キント(チェロ)
録音:2008年3月、ベルリン、ジーメンスヴィラ 2006年ハンブルクで創設された女性トリオ、ブーランジェ三重奏団のデビュー・ディスク。
ARS 38908
\2400
ティミー、オペラを発見
  オペラハウスで/ティミー、「魔笛」を発見/ティミー、「魔弾の射手」を発見
  ティミー、「ヘンゼルとグレーテル」を発見/使用された音楽とその出典
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート、歌)
マティアス・ハーケ(ピアノ) 他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2008年4月11-13日、ドイツ、デュッセルドルフ、ラインラント、ムーフ おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)によるアルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS PRODUKTION 1CD¥2400

ARS 38037
(SACD Hybrid)
\3000
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
  天上の宴(聖餐式)
  主の降誕
ヴォルフガング・ジーバー(オルガン)
録音:2007年12月23日、ドイツ、エッセン・フィルハーモニー、アルフリート・クルップ・ザール 使用楽器:2004年、キューン製
ARS 38438
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(+)
ノラ・チャステイン(ヴァイオリン)
リュディガー・ボーン(指揮(*))
シンフォニエッタ・テュービンゲン(*)
ルドルフ・ルッツ(指揮(+))
ザンクトガレン室内アンサンブル(+)
(P)1991(*)/2006(+)
ARS 38812
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.2
 ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):
  交響曲ハ短調 Bryan c2(1764/1767)
 イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
  交響曲ニ長調 Benton126(1785)
  交響曲変ホ長調 Benton152(ロンドン、1792)
クリスティアン・ビルンバウム(指揮)
ウィーン・コンツェルト=フェライン(ウィーン交響楽団員)
録音:2007年6月10日、 イグナツ・プレイエル協会(IPG)主催、プレイエル生誕250年記念演奏会、ライヴ

ARTA 1CD¥2300

F 10152
赤い死の仮面 打楽器のための音楽
 スヴァトプルク・ハヴェルカ(1925-):312 Azusa Street L.A.(*)
 イヴァナ・ロウドヴァー(1941-):荒野の声(+)
 ミッコ・ヘイニオ(1948-):冬(#)
 フリオ・ロロフ(1951-):打楽器奏者のための変奏曲(**)
 ルボシュ・フィシェル(1935-1999):E・A・ポーへのオマージュ(++)
ラデク・クランプル(マリンバ、ヴィブラフォン(*))
トマーシュ・モフル(ドラム(+))
トマーシュ・コウベク(ドラム(+/**))
カテジナ・ウレフロヴァー(ハープ(#))
マルケータ・マゾウロヴァー(マリンバ、ヴィブラフォン(#))
ダナ・ヘゲロヴァー(フルート(++))
ダニエル・ミコラーシェク、マルチン・ヒブネル、
イヴォ・ヘルマノフスキー、ヤン・ホルヴァト(ドラム(++))
録音:2004年11月22日、2006年4月27-28日、6月26日、2007年4月14日、プラハ芸術アカデミー音楽学部音響スタジオ
F 10165
(4CD)
\4600
平均律クラヴィコード曲集
 J・S・バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869(*)
  平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870-893(+)
ヤロスラフ・トゥーマ(クラヴィコード)
録音:2000年1月(*)、2002年8月(+)、Studenky u Jihlavy 使用楽器:1999年、マルティン・ケーター[Martin Kather]製 (ダーヴィト・タンネンベルクが1761年頃に記した手書き図面による)(*) 1997年、マルティン・ケーター製(モデル:ドイツの製作家のフレンチ・スタイル作品)(+) チェコを代表するオルガニスト・歴史的鍵盤楽器奏者の一人でありアルタ・レーベルの顔でもあるトゥーマが、クラヴィコードで聴かせる「平均律」。(*)はスプラフォンからのライセンス音源。
F 10169
暗闇に私は住みたい
 ジョン・ダウランド(1563-1626):今こそ別れねば(*)
 チェコ語訳詩朗読:流れよ、わが涙
 ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙(+)
 ジョン・ダウランド:さあもう一度、愛が呼んでいる(*)
 チェコ語訳詩朗読:行け、透明な涙よ
 ジョン・ダウランド:行け、透明な涙よ(+)
 ジョン・ダウランド:もし私の嘆きが
 チェコ語訳詩朗読:私は見た、あの人が泣くのを
 ジョン・ダウランド:私は見た、あの人が泣くのを(+)
 ジョン・ダウランド:愛に望みを託す者は
 チェコ語訳詩朗読:彼女は許してくれようか
 ジョン・ダウランド:彼女は許してくれようか(*)
 民謡:グリーンスリーヴズ(チェコ語訳詩)
 民謡:Vim ja jeden hajecek
 チェコ語訳詩朗読:騒ぎ立つ思いよ
 ジョン・ダウランド:騒ぎ立つ思いよ
 チェコ語訳詩朗読:悲しみよ、とどまれ
 ジョン・ダウランド:悲しみよ、とどまれ
 フランシス・ピルキントン:眠れ、うるわしのニンフらよ
 チェコ語訳詩朗読:暗闇に私は住みたい
 ジョン・ダウランド:暗闇に私は住みたい
ヤナ・レヴィトヴァー(歌、朗読、ヴィオラ、ハープ)
ウラディミール・メルタ(歌、朗読、リュート、バロック・ギター、
  12弦ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フルート、打楽器)
ズデンカ・コペチナ(歌(*))
ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
録音:2007年夏、チェコ、ホテツ、聖カテジナ教会  2008年冬(初頭?)、ウラディミール・メルタ・スタジオ ダウランドのリュート歌曲のチェコ語訳詩朗読(BGM付き)を交えたユニークなアルバム。

BOTTEGA DISCANTICA

DISCANTICA 148
レクレアシオン
 アントン・ガルシア・アブリル(1933-):6つのソナタ
   (アントニオ・ソレール(1729-1783)原曲)
 クリストバル・アルフテル(1930-)編曲:ティエント第1旋法と皇帝のバターリャ
   (アントニオ・デ・カベソン(1510-1566)原曲)
 クラウディオ・プリエト編曲(1934−):ファンダンゴ(アントニオ・ソレール原曲)
 ホセ・ルイス・トゥリーナ(1952-)編曲:
  アロンソ・ムダーラのファンタジアによるファンタジア
   (アロンソ・ムダーラ(1510-1580))
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
アルド・チェッカート(指揮)
録音:2006年12月、スペイン、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部 スペインのルネサンス・バロック時代に書かれたチェンバロやビウエラのための作品の、20世紀スペインの作曲家による大胆な管弦楽用編曲を集めた珍曲集。スペイン最南部マラガのオーケストラとその音楽監督チェッカート(1934年ミラノ生まれ)による胸のすくような演奏を楽しめます。再創造(re-creacion)による気晴らし(recreacion)というところでしょうか。
DISCANTICA 175
ノルウェー、コングスベルグ教会のグローガー製オルガン
 J・S・バッハ(1685-1750):
  トッカータとフーガ ニ短調(ドリア旋法)BWV538
  ようこそ、慈悲深きイエスよ(コラール変奏曲)BWV768
  暁の星のいと美しきかな BWV739/幻想曲とフーガ ニ短調 BWV549a
  パストラーレ ヘ長調 BWV590/パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
アドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2008年1月28日、ノルウェー、コングスベルグ教会 使用楽器:1764年、ゴットフリート・ハインリヒ・グローガー製
DISCANTICA 176
パウル・ヒンデミット(1895-1963)/
 ヘートヴィヒ・ミヒェル&フランツィスカ・ベッカー台本:
  子供のためのクリスマス劇「トゥッティフェントヒェン」
   (1922;クイリーノ・プリンチペ翻訳によるイタリア語版)
クイリーノ・プリンチペ(語り)
ミラノ・ジゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ファブリツィオ・ドルシ(指揮)
DISCANTICA 180
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
  シンフォニア ヘ長調 Fk67
  チェンバロと弦楽のための協奏曲イ短調 Fk45
  シンフォニア ニ短調 Fk66
  チェンバロと弦楽のための協奏曲ホ短調 Fk43
ミケーレ・ベヌッツィ(チェンバロ)
アルコメロ・アンサンブル
録音:2007年9月3-6日、イタリア、クレモナ県パラッツォ・ピニャーノ、 聖マルティノ教区司祭教会
DISCANTICA 181
レクレアツィオーニ
 ジャンフランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):
  ヴィヴァルディアーナ(ヴィヴァルディの音楽による)
 ルイジ・ダッラピッコラ(1904-1975):
  タルティーニアーナ(タルティーニのヴァイオリン・ソナタによる
   ヴァイオリンと管弦楽のためのディヴェルティメント)
 アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
  パガニニアーナ(パガニーニの音楽によるディヴェルティメント)Op.65
 オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
  ロッシニアーナ(ロッシーニの小品による管弦楽のための組曲)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
アルド・チェッカート(指揮)
録音:2008年2月18-22日、スペイン、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部 DISCANTICA 148 のイタリア版ともいえる内容ですが、収録曲の知名度はこちらのほうがかなり高いでしょう。活動時期が重なる4人の作曲家のオーケストレーションにおける個性の比較も楽しめます。
DISCANTICA 182 小さな仕立屋の物語
 ティボル・ハルシャーニ(1898-1954):
  「小さな仕立屋の物語」(グリムの童話による音楽寓話;イタリア語版)(*)
 ジャン・フランセ(1912-1997):
  休暇(2つのヴァイオリン、チェロとピアノのための)(+)
 ピエール・ヴェローヌ(1889-1938):
  子象ババールの冒険(ピアノ四手連弾のための7つの平易な小品)(#)
エウジェニオ・フィナルディ(語り(*))
アントラクト(器楽アンサンブル)
 アンドレア・ペコーロ、エレーナ・ファッカーニ(ヴァイオリン(*/+))
 ヤコプ・ルートヴィヒ(チェロ(*/+))
 パオラ・フレ(フルート、オッタヴィーノ(*))
 デニス・ザンケッタ(クラリネット(*))
 エヴァンドロ・ダッローカ(ファゴット(*))
 マウロ・エダンティッペ(トランペット(*))
 エリオ・マルケジーニ(打楽器(*))
 アンドレア・カルカーノ(ピアノ(*/#))
 アンドレア・レバウデーニョ(ピアノ(#))
カルロ・ボッカドーロ(指揮(*))
DISCANTICA 184
モーツァルト(1756-1791):
  オペラ「皇帝ティトゥスの慈悲」K.621 から 序曲,夢に見し花嫁姿(*)
  バセットホルン協奏曲(クラリネット協奏曲)ヘ長調 K.622(+)
  フリーメイソンの葬送音楽 ハ長調 K.477
  バセットホルン(クラリネット)と弦楽のための五重奏曲 K.581b(断章)(#)
カルメーラ・レミージョ(ソプラノ(*))
デニス・ザンケッタ(バセットホルン(+))
イ・ポメリッジ・イ・ムジカーリ管弦楽団(#以外)
アントネット・マナコルダ(指揮(#以外))
アントラクト(#)
録音:2007年6月1日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場

CHALLENGE CLASSICS 1CD¥2500

CC 72309
J・S・バッハ:音楽の捧げ物 BWV1079 トン・コープマン(チェンバロ)
アムステルダム・バロック管弦楽団のメンバー
(ウィルベルト・ハーゼルゼット(フラウト・トラヴェルソ)
キャサリン・マンソン、ダヴィド・ラヴィノヴィチ(ヴァイオリン)
ジェーン・ロジャース(ヴィオラ)
ジョナサン・マンソン(チェロ)
クリスティーネ・シュティヒャー(ヴィオローネ)
ティニ・マト(チェンバロ))
録音:2008年7月、アムステルダム、フランス改革派教会 ブクステフーデ全曲録音に邁進中のコープマンにとっては久々となるバッハの器楽作品の録音が登場。
CC 72313
ニコラウス・ファン・クルフト(1778-1818):
 ファゴットとピアノのためのソナタ集
  ピアノとファゴットのオブリガートのためのソナタ ヘ長調(1807)
  ピアノとファゴットのオブリガートのための大ソナタ変ロ長調 Op.34(1818)
ワウター・フェルスフーレン(ファゴット(*))
キャスリン・コック(フォルテピアノ(+))
録音:2008年5月14-16日、オランダ、メインスヘーレンラント、ラウレンティウス教会 使用楽器:1810年頃、Cuvillier a St.Omer、10 keys(*) 2007年、ユトレヒトにてGerard Tuinman製 (モデル:1805年頃、Walter und Sohn製、5 1/2オクターヴ)(+) 国務大臣の息子としてウィーンに生まれたニコラウス・ファン・クルフトはアルブレヒツベルガーに作曲を師事しましたが、ウィーン大学で哲学と法学を学び文官として宮廷と政府に仕えました。彼は39歳という若さで亡くなり、伝記作家はそれを、夜寝る間を惜しんで作曲に没頭したことによる過労死だったとしています。収録作品はいずれも世界初録音。ワウター・フェルスフーレンは王立ハーグ音楽院でドンナ・アグレルに師事、アムステルダム・バロック管弦楽団の首席を務めるファゴット奏者。合衆国ニューヨークに生まれたキャスリン・コックは王立ハーグ音楽院でトン・コープマンとティニ・マトの夫妻にチェンバロを、バルト・ファン・オールトにフォルテピアノを師事。
CC 72248
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 IX
 オルガン作品集 Vol.4
  前奏曲ハ長調 BuxWV138/来たれ、聖霊よ、主なる神よ BuxWV199
  カンツォネッタ ト長調 BuxWV172
  こぞって神をたたえよ、キリストの輩よ BuxWV202
  われら御身に感謝す、主イエス・キリストよ BuxWV224
  前奏曲ト長調 BuxWV147
  われは御身に向いて呼ばわる、主イエス・キリストよ BuxWV196
  カンツォネッタ ト長調 BuxWV171
  天にましますわれらの父よ BuxWV219
  マニフィカト第1旋法 BuxWV203
  前奏曲ヘ長調 BuxWV144
  いざ、わが魂よ、主をたたえよ BuxWV212
  わがもとに来たりて語りたまえ、神の御子よ BuxWV201
  カンツォネッタ ハ長調 BuxWV167
  今ぞわれらに救いは来たれり BuxWV186
  イエス・キリスト、われらの救い主 BuxWV198
  父なる神はわれらとともに住まわれる BuxWV190
  われらより取り去りたまえ、主よ BuxWV207
  御身はたたえられよ、イエス・キリストよ BuxWV189
トン・コープマン(オルガン)
録音:2007年10月、ドイツ、バゼドウ村の教会 使用楽器:1683年、ザムエル・ゲルケ、ハインリヒ・ヘルプスト製(1983年復元)
CC 72192
アグネス・ヤーマ(1911-1993):音楽作品全集
  ピアノ・ソナタ(1942)
  3つの歌曲(1953)(*)
  ヴァイオリンとピアノのための組曲(1952)(+)
  Vocatio(メゾソプラノ、クラリネットとピアノのための;1971)(#)
  チェロ・ソナタ(1957頃)(**)
 ソーシャ・シトロエン:母に捧げる歌[Song for Ma](1997)(++)
マルセル・ウォルムス(ピアノ)
イレーネ・マーセン(ソプラノ(*))
ウルズラ・ショッホ(ヴァイオリン(+))
ヘレナ・ラスケル(アルト/メゾソプラノ(#))
イファール・ベリクス(クラリネット(#))
ダニエル・エッセル(チェロ(**))
ソーシャ・シトロエン(歌(++))

録音:2008年2月13-14日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ オーストリアに生まれ(父はスロヴェニア人の画家、母はオランダ貴族出身)、オランダでピアニストとして活躍したアグネス・ヤーマの全音楽作品を収録。彼女の娘でジャズ・シンガーのソーシャ・シトロエンが解説も執筆しています。

CC 72196
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):
  ヴァイオリン・ソナタ集 Op.16(1819)
   第1番ヘ長調/第2番ハ短調/第3番イ長調
モダーンタイムズ_1800
 イリヤ・コロル(ヴァイオリン)
 ナターリャ・グリゴリエワ(フォルテピアノ)
録音:2007年10月5-7日、ウィーン、ハイリゲンシュタット、ベートーヴェンザール
CC 72295
マリオン・フォン・ティルツァー:キルワーニ再訪
  David & Batsheva / Batsheva's Song / Inner Bells
  Tante Lotte / Kisagotami Ouverture / Kirvani Revisited
  Touched by an Angel / Color of Pommegranate / Wild Duck
マリオン・フォン・ティルツァー(ピアノ)
リアト・アルカン=ヘイマン(ソプラノ)
ラニ・ヘイマン(クラリネット)
ジュリアン・ショーヴァン、イェルン・ファン・デル・ウェル(ヴァイオリン)
ヨースト・ケイゼル(ヴィオラ)
サンネ・ファン・デル・ホルスト(チェロ)
レンネケ・ファン・スターレン(インディアン・ヴァイオリン)
ヘイコ・デイケル(タブラ)
録音:2007年6月22-23日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ オーストリア生まれの作曲家マリオン・フォン・ティルツァーに影響を与えたインドのラーガ「キルワーニ」をタイトルに掲げたアルバム。
CC 72302[SACD Hybrid]\2600
シューベルト(1797-1828):
 歌曲集「白鳥の歌」D.957
 ザイデルの詩による歌曲(7曲)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
CC 72305
愛のシャンソン
 ミシェル・マーニュ(1930-1984):Cent mille Chansons(*)
 ルイ・ド・ケクス・デルヴロワ(1675頃-1760):エール
 ジャン・フェラ(1930-):故郷の山[La montagne](*)
 マラン・マレ(1656-1728):ギター(ヴィオール曲集第3巻 から)
 ルイ・グリェルミ(1916-1991):ばら色の人生[La vie en rose](*)
 エミール・ステルン:リラの季節[Un jour, un enfant](*)
 ルイ・ド・ケクス・デルヴロワ:La Montguichet
 ユベール・ジロー(1920-):パリの空の下[Sous le ciel de Paris](*)
 マラン・マレ:冗談
 ミシェル・ルグラン(1932-):風のささやき[Les Moulins de mon coeur](*)
 J・S・バッハ(1685-1750):主よ、人の望みの喜びよ
 ジャック・ブレル(1929-1978):行かないで[Ne me quitte pas](*)
 アントワーヌ・フォルクレ(1671-1745):
  シャコンヌ「ラ・ビュイソン」(組曲第2番ト長調)
 ロラン・ヴァンサン:Pour un flirt(*)
ラルフ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マタンギ弦楽四重奏団(*)
ヘイン・ファン・デ・ヘイン(コントラバス(*))
録音:2008年2月7-8日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ ヤープ・テル・リンデンに師事したヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ラルフ・ルソーがモダーン弦楽器奏者とともにシャンソンの名曲を演奏したユニークなアルバム。バロック作品は彼のソロ演奏。
CC 72306
泣いている幼な児 クインク・ヴォーカル・アンサンブルで聴くクリスマス
  Gloria in cielo e pace in terra / O Jesu dolce
  Nino Dios d'amor herido / Pastores, si nos quereis
  Oyd, oyd, una cosa divina / Virgen sancta
  A un nino llorando / A Virgin most pure
  Ding Dong! merrily on high / It came upon a midnight clear
  King Jesus hath a garden / God rest ye merry, gentlemen
  Past three a clock / A Venezuelan Christmas Carol
  O kerstnacht, schooner dan de dagen
  Laat ons met harten reine
  O herders, laat uw bokken en schapen
  Het komet een schip geladen
  O little town of Bethlehem / Away in a manger
  Celebrate this Holy One / Follow that star
  The Christmas song / Have yourself a merry little Christmas
クインク・ヴォーカル・アンサンブル
 マリオン・ストレイク、
 マリエッテ・ウルデリク(ソプラノ)
 エルスベート・ヘリトセン(アルト)
 ハリー・ファン・ベルネ(テノール)
 ケース・ヤン・デ・コニング(バス)
録音:2008年6月23-25日、オランダ、メインスヘーレンラント、N.H.教会
CC 72310
ポーランドのピアノ三重奏曲
 アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):ピアノ三重奏曲嬰ハ短調(1953)
 クシシュトフ・メイエル(1943-):ピアノ三重奏曲 Op.50(1980)
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
 クラウス=クリスティアン・シュスター(ピアノ)
 アミラム・ガンツ(ヴァイオリン)
 アレクサンダー・ゲーベルト(チェロ)
録音:2005年、ウィーン、ORF放送局、ラジオ文化館大ホール
CC 72311
(2SACD Hybrid)
\4000
モンテヴェルディ(1567-1643):
  聖母マリアの晩課(聖母マリアの夕べの祈り)
ゲルリンデ・ゼーマン、マリー・クイケン、
アレッサンドロ・カルミニャーニ、
ジャン・フランソワ・ロンバール、
ファビオ・フルナリ、フルヴィオ・ベッティーニ、
マルコ・スカヴァッツァ、パオロ・コスタ、
ヴァルテル・テストリン(声楽ソリスト)
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティト・バンド

COLUMNA MUSICA 1CD¥2600

1CM 0166
マティルデ・サルバド(1918-2007):対岸の声 歌曲集
  5つの子守歌/対岸の声(アメリカの女性詩人たちへのオマージュ;4曲)
  3つの子守歌/つるぼらん[蔓穂蘭](7曲)/他
イザベル・モナル(ソプラノ)
マック・マクルーア(ピアノ)
録音:2007年10月26-27日、リェロナ(スペイン)、アルベルト・モラレダ・スタジオ
1CM 0174
20世紀カタルーニャの作曲家の木管三重奏曲集
 ジョアキン・オムス(1906-2003):
  オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
  フルート、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
 シャビエ・ボリアルト(1948-):
  動物寓話集(オーボエ、クラリネットとファゴットのための)
 ジュアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):
  フルート、イングリッシュホルンとクラリネットのための三重奏曲
 アントニ=オラフ・サバテル(1959-):
  That's(フルート、オーボエとクラリネットのための)
 ドメネク・ゴンサレス・デ・ラ・ルビア(1964-):
  オーボエ、クラリネットとファゴットのための田園三重奏曲
クリスティアン・ファローニ(フルート)
ディサ・イングリッシュ(オーボエ、イングリッシュホルン)
ラリー・パッシン(クラリネット)
シルビア・コリセリ(ファゴット)
録音:2006年1-2月、バルセロナ、スタジオ・テディサウンド
1CM 0182
ホセ・ルイス・グレコ(1953-):
 ブードゥー・イン・ニューヨーク モア・ミュージック・フォー・ダンス(1990-2007)
  青[Azul](バスクラリネット、アルトサクソフォンとチェロのための;1995)(*)
  ホルモンの状態[Estado hormonal](4つの女声のための;1998)(+)
  熟した果実[Fruta Madura] (2001) /ベル組曲[Belle Suite](2007)
  もう遅い[It's Late Now](テノールのための;1992)(#)
  タイムレス[Timeless](1990)/ブードゥー・イン・ニューヨーク(1990)
  ある男の夢[The Dream of a Man](メゾソプラノのための;1990)(**)
マイケル・ムーア(バスクラリネット、アルトサクソフォン(*))
エドゥアルト・ファン・レヒテレン・アルテナ(チェロ(*))
エリザ・モリス、ドゥニーズ・ペルディキリス、
マーガレット・ジョヴァ、テレサ・ニエト(声(*))
ブライアン・ギャリフォード(テノール(#))
ミーケ・ドゥスホット(メゾソプラノ(**))
表記されている以外にも様々な楽器や音響が使われています。
1CM 0185
シェーンベルクとバルセロナ
 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)/エドゥアルト・シュトイアマン編曲:
  浄められた夜 Op.4(ピアノ三重奏版)
 ロバート・ジェラード(1896-1970):ピアノ三重奏曲
 ジュアキン・オムス(1906-2003):2つの即興曲(*)

カンディンスキー三重奏団
 コラド・ボルシ(ヴァイオリン)
 アンパロ・ラクルス(チェロ)
 エミリ・ブルガリャ(ピアノ)

録音:2007年7月27、29-30日、バルセロナ、リセウ高等音楽院 1932年、シェーンベルクは教え子のジェラードに招かれバルセロナに6ヵ月間滞在、その間に「浄められた夜」を指揮しました。ジェラードの教え子オムスの(*)は世界初録音。
1CM 0186
私は巡礼者 中世音楽の道
  Gloria'n cielo[天には栄光](コルトーナのラウダ集(13世紀)から)
  Laude novella[新しいラウダを](同上)
  In Taberna[酒場にて](カルミナ・ブラーナ(13世紀)から)
  Ich was ein chint so wolgetan[かつては無垢な少女だった](同上)
  Totus floreo[私は花盛り](同上)
  Wer daz elend bauen will(サンティアゴの歌;14世紀ドイツ)
  Quant voi la flor nouvelle[新しい花を見ると](トルヴェールの歌;13世紀)
  Fi, Maris, de vostre amour(アダン・ド・ラール(1230-1287)作曲)
  Byrd one brere(13世紀イングランド)
  Edi beo thu Hevene Queene[祝福あれ、天の女王](同上;器楽)
  Dum pater familias(サンティアゴ賛歌;カリクストゥス写本(12世紀)から)
  La rosa enflorese[バラの花](セファルディムのロマンス)
  Durme, durme[おやすみ、おやすみ](同上)
  Para que quiero yo mas vivir(セファルディムのエンデチャ)
  Io son un pellegrin
   (バッラータ;ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(1350年頃活躍)作曲)
  Il Lamento di Tristano[トリスターノの嘆き](14世紀イタリア;器楽)
  Rotta de Il Lamento di Tristano[トリスターノの嘆きのロッタ](同上)
  Ecco la primavera[春が来た]
   (バッラータ;フランチェスコ・ランディーニ(1325-1397)作曲)

カピリャ・アンティグア・デ・チンチリャ
 ルイサ・マエッソ、フアン・フランシスコ・サンス(歌、打楽器)
 ホセ・フェレロ(歌、シンフォニア、ドレーライアー、ラベル、中世ハープ)
 マリア・ホセ・ロペス(ラベル、レベック、ビオラ・ダ・ブラッチョ)
 アナ・ロペス・ピントル(フィドゥラ)
 セルヒオ・アロンソ(ラベル、トロンバ・マリーナ、コーラス) ミゲル・モレル(ウド、シトラ)
 アルフォンソ・サエス
  (笛、アハベバ、シャリュモー、スルナ、角笛、クルムホルン、コーラス)
 ミゲル・アンヘル・オレロ(打楽器、サントゥル、オーボエ・ダ・カプスラ、コーラス)
ホセ・フェレロ(指揮)

録音:2007年9月23-30日、チンチリャ・デ・モンテアラゴン(スペイン)、聖フリアン教会
1CM 0187
ジョルディ・セルベリョ(1935-):ピアノ作品集
  アラベスク(2002)/プレルディアンド[Preludiando](2004)
  フランツ・シューベルトに(1993)/学習幻想曲[Studio-Fantasia](1982)
  楽興の時(1996)/小組曲(1996)/思考(2007)/間奏曲(2007)
  ため息(1995)/バラード−ルービンシュタインへのオマージュ(1973)
ホセ・エンリケ・バガリア(ピアノ)
録音:2007年11月7-8日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂
1CM 0188
アルベルト・ギノバルト(1962-)/ジョルディ・ガルセラン台本:
  クリスマス・カンタータ「羊飼いたち」

ジョルディ・ボシャデラス(語り)
ヴィヴァルディ合唱団[カタルーニャ少女合唱団]
器楽アンサンブル
 エドゥルネ・ビラ(ヴァイオリン)
 フランセスク・ピュチ(クラリネット)
 フェラン・アルメンゴル(打楽器)
 ギリェルモ・プラッツ(コントラバス)
 アルベルト・ギノバルト(ピアノ)
オスカル・ボアダ(指揮)

録音:2007年11月10-11日、バルセロナ、アクサ・ウィンタールトゥール・ホール

CORO

COR 16066
\2300
ヘンデル(1685-1759):
  戴冠式アンセム(1727)
   司祭ザドク HMV258/汝の御手は強くあれ HMV259
   王は喜び HMV260/わが心は歌う HMV261
  オラトリオ「ソロモン」HWV67 から シバの女王の入場
  オラトリオ「メサイア」HWV56 から
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
ヘンデルが英国王ジョージ2世の戴冠式のために書いた音楽。なかでも「司祭ザドク」は歴代国王の戴冠式で必ず演奏されてきた重要な曲です。
COR 16064
(4CD)
\5400
ヒリアード・ライヴ ザ・コレクション
ペロティヌスとアルス・アンティクァ 〔COR 16046〕
 不詳(13世紀):
  Vetus abit littera/Deus misertus hominis/Veni Creator Spiritus
 ペロティヌス(1200頃活躍):すべての人は見た[Viderunt omnes]
 レオニヌス(1163-1190頃活躍):わが贖い主に栄光あれ[Gloria, redemptori meo]
 不詳(13世紀):
  Hec dies/Stirps lesse/Mundus vergens/Procurans odium
 不詳/ペロティヌス:Allelulia. Nativitas
 グレゴリオ聖歌(13世紀):Christus surrexit
 ペロティヌス:王たちは座り[Sederunt principes]

ヒリアード・アンサンブル

録音:1996年8月、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1001


オケゲムに捧ぐ 〔COR 16048〕
 ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):
  ミサ・ミ・ミ[ミサ「ほとんど死にかけて[Presque transi]」)から
   キリエ,グローリア
 アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):ヒュドラリウスに
 ヨハネス・オケゲム:ミサ「次第に[De plus en plus]」から クレド
 ロワゼ・コンペール(1445-1518):
  あらゆる善きものに満ちた[Omnium bonorum plena]
 ヨハネス・オケゲム:ミサ・カプト から サンクトゥス
 ヨハネス・ルピ(1506頃-1539):Ergone continuit
 ヨハネス・オケゲム:ミサ・プロラツィオヌム から アニュス・デイ

ヒリアード・アンサンブル
ボブ・ペック(朗読)

録音:1997年以前、ハムステッド・ガーデン、セント・ジュード=オン=ザ=ヒル教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1002


ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」 〔COR 16052〕
 アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515頃):
  ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から キリエ,グローリア
 不詳:「コルトーナのラウダ集」から おお、神の処女、花よ
 アントワーヌ・ブリュメル:幸あれ、栄光に満てる処女
 不詳:「コルトーナのラウダ集」から めでたし、慈悲深き処女
 アントワーヌ・ブリュメル:父の御母/ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から クレド
 アントワーヌ・ブリュメル:喜びから誕生−あなたの誕生は、神の御母よ
 不詳:「コルトーナのラウダ集」から 至上の元后よ
 アントワーヌ・ブリュメル:
  ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
 不詳:「コルトーナのラウダ集」から Oi me lasso
 アントワーヌ・ブリュメル:おお、十字架、幸あれ、唯一の希望よ
 アントワーヌ・ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から アニュス・デイ

ヒリアード・アンサンブル

録音:1997年6月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1003


デュファイ:ミサ「もしも顔が青いなら」 〔COR 16055〕
 ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
  ミサ「もしも顔が青いなら」から キリエ,グローリア
  花のなかの花[Flos florum](モテット)
  ミサ「もしも顔が青いなら」から クレド
  わが魂は萎え[Anima mea liquefacta est](アンティフォナ)
  ミサ「もしも顔が青いなら」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
  美しい乙女[Vergene bella](カンツォン)
  幸あれ、天の元后[Ave Regina celorum](モテット)
  ミサ「もしも顔が青いなら」から アニュス・デイ
  天はほめたたえ、喜び踊れ[Exultet celum laudibus](賛歌)

ヒリアード・アンサンブル

録音:1998年1月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1004

既発売盤のセット化。4枚組で2枚半分の価格です。

DIES

DIES 200714
\2600
このように子供たちは歌う
 ヘスス・グリディ(1886-1961):
  このように少年たちは歌う(3曲)/子供の6つの歌
 アントン・ガルシア・アブリル(1933-):子供の歌集(10曲)
 キニト・バルベルデ(1875-1918)&トマス・L・トレグロサ(1863-1913):
  サルスエラ・コミカ「小学校の子供たち」
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
アルベルト・パドロン(ピアノ)
ハビエル・マルティネス・カルメナ(指揮)
録音:2006年6月、エル・エスコリアル修道院講堂

ENCHIRIADIS 1CD¥2600

EN 2022
ビウエラのコンパスで
 ラファエル・ボナビータ:
  聖ヨハネの朝(ピサドル原曲)/即興によるファンタジア
 ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):
  ファンタジア第4旋法/牛の見張り
 ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561):イタリアのパヴァーヌ
 アロンソ・ムダラ(1500頃-1580):
  クラロス伯爵−不詳(イングランド):クラロス伯爵
 ルイス・デ・ナルバエス:リカフォルテの憂鬱
 アロンソ・ムダラ:ルドヴィコ
 ミゲル・デ・フエンリャナ(1535-1578):モラレスのデュオ
 ルイス・デ・ナルバエス:クラロス伯爵
 アロンソ・ムダラ:パヴァーヌ−ガイヤルド
 ルイス・デ・ミラン:様々な旋法によるファンタジア/別のパヴァーヌ
 ナルバエス:対位法のバス
 クローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562)/
  ミゲル・デ・フエンリャナ:花咲く齢に生きるかぎり
 ジョスカン・デプレ/ナルバエス:皇帝の歌
 エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556):ソネット
 ラファエル・ボナビータ:私の歌(ボーナス・トラック)
ラファエル・ボナビータ(ビウエラ)
録音:2007年11月、マドリード
EN 2023
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):ビリャネスカ集 Vol.3
  「宗教的カンシオンとビリャネスカ集」(1589)から
   Dios los estremos condena / La tierra s'esta gozando /
   Vana speranca / Adios, verde ribera / Alma, mirad vuestro Dios /
   Dexo del mundo / Quiere Dios que le ofrezcamos /
   Alma, si sabes d'amor / Prado ameno, gracioso / Virgen Santa /
   Claros y hermosos ojos / Esclarecida madre / ! O grandes pazes ! /
   Juycios sobre una estrella / Sanctissima Maria / ! O que nueva ! /
   Si del jardin del cielo / que plazer! / Dios inmortal /
   Pastores, si nos quereis / Acaba de matarme / Oyd, oyd una cosa
ムジカ・フィクタ
 オラリャ・アレマン、
 マグダレナ・パディリャ(ソプラノ)
 マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
 グァルディオラ(テノール)
 ルイス・ビセンテ(バス)
アンサンブル・フォンテガラ
 マヌエル・ビラス(ハープ)
 ラファエル・ボナビータ(テオルボ)
ラウル・マリャビバレナ(指揮)
録音:2007年8月、マラガ県ロンダ(スペイン)、跣足カルメル会旧修道院
EN 2024
ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
 テノールのためのカンタータとリコーダー・ソナタ集
  カンタータ第1番「美しいマイラの瞳の中で愛の神が眉をひそめる」(*)
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ第1番ハ長調
  オルガンのためのヴォランタリー第2番ハ長調
  カンタータ第5番「コリドン」(*)
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ第4番ヘ長調
  オルガンのためのヴォランタリー第14番/同第9番
  カンタータ第2番「クレオーラ」(*)
  オルガンのためのヴォランタリー第11番/同第1番
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ第5番変ロ長調
  カンタータ第3番「愛の神に穏やかな熱情があったとき」(*)
  オルガンのためのヴォランタリー第12番
フェリクス・リーント(テノール(*))
ラ・テペスタ・バーゼル
 フィリップ・ミクォー(ファゴット)
 ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ロブベルト・ブロッジーニ(チェンバロ、オルガン)
 ムリエル・ロハート・リーント(リコーダー、指揮)

録音:2006年9月、ベートベルク教会(ドイツ) 英国で活躍し「乞食オペラ」で知られるドイツ人作曲家ペープシュ。英語カンタータを歌うフェリクス・リーント(1970-)とリコーダー&指揮のムリエル・ロハート・リーント(1971-)の夫妻は共にスイスのバーゼル生まれ。


IVM(バレンシア音楽協会) 1CD¥2600

PMV 004
天使の歌 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
  Ben Pode, Santa Maria(第189番;竜とバレンシアの男のカンティガ)
  En quantas guisas os saeus acorrer(339番;アリカンテのカンティガ)
 聖母被昇天の神秘劇(13-14世紀)から Stella Maris Fulgentis
 ベルナルト・デ・ヴェンタドルン(活躍:1147-1170):Misterios Asuncionistas
 エルス(エルチェ)の聖母被昇天の神秘劇(15-16世紀)から
  Ai, triste vida corporal(Llanto de Maria)
 モンセラートの朱い本(14-15世紀):
  Cuncti simus concanentes: Ave Maria/Polorum Regina
 バレンシアの聖クララ会修道院の合唱歌集 から Gaude, flori virginali
 シビラの歌(15世紀):
  Iudicii signum(アラゴンのドン・マルティン1世(在位:1396-1410)の祈祷文)
カペリャ・デ・ミニストレルス
バレンシア自治州合唱団
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2006年5月16-17、19日、バレンシア(スペイン)、 ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール リカヌス・レーベルでおなじみのカペリャ・デ・ミニストレルスが登場。スペインの地中海沿岸地方(カタルーニャ、バレンシア、ムルシア)に関係のある音楽が集められています。
PMV 005
フランシスコ・クエスタ(1890-1921):ピアノ作品集&3つの歌曲
  前奏曲/バレンシアの歌/バレンシア舞曲イ長調/同ト長調
  オリエンタル舞曲/子供の情景/擲弾兵/5つの前奏曲
  ガヴォット/スペイン奇想曲/セレナード
  エル・ココ(子供をさらう妖怪)(*)/詩的モチーフ(*)/戻る恋人の歌(*)
マルタ・マテウ(ソプラノ(*))
リカルド・ロカ(ピアノ)
録音:2006年7月10日、2007年7月5日、トレント(スペイン)、ラウディトリ 夭折したバレンシア・ナショナリズムの作曲家クエスタの作品。
PMV 006
ビセント・ガルセス(1906-1984):バレンシアの5つの歌 作品選集
  バレンシアの5つの歌(ソプラノと管弦楽のための)(*)
  バレエ「マリナダ」からの舞曲集(ピアノのための)(+)
  ルイス・ミランに捧げる組曲(ピアノのための)(+)
  歌と舞曲(ギターのための)(#)
  カンティガ(合唱のための)(**)/合唱の祭壇画(**)
  田園詩集(ソプラノとピアノのための)(++)
エリカ・エスクリバ・アスタブルアガ(ソプラノ(*/++))
バレンシア自治州青年管弦楽団(*)
マヌエル・ガルドゥフ(指揮(*))
リカルド・ロカ(ピアノ(+))
ジョセ・ルイス・ルイス・デル・プエルト(ギター(#))
バレンシア自治州合唱団(**)
フランセスク・ペラレス(指揮(**))
ミゲル・アンゲル・ゴレア(ヴァイオリン(++))
録音:2006年6月23-25日2007年6月4-6日、リリア(スペイン)、音楽会館コンサートホール(+) 2006年12月27-28日(+/#/++)、2007年6月4-6日(**)、 バレンシア(スペイン)、音楽&議事堂(+/#/**/++) 寡作の人、バレンシアの作曲家ガルセスの作品。

LICANUS

CDM 0822
\2600
聖母の誉を称えるために アラゴン王国のアルス・アンティクァ
 タラゴナ、サンタ・クレウス[聖十字架]修道院?(13世紀)
  Ab hac familia(器楽)
  聖母の謙虚さが世に救いをもたらした[Sospitati dedit mundum]
  サンクトゥス/天の軍団はこぞりて御身をたたえる[Te laudant agmina]
  罪を除きたまえ[Crimina tollit]
 タラゴナ県エスカラデイの修道院長
  神の御母よ[Mater Dei]
 タラゴナ、サンタ・クレウス[聖十字架]修道院?(13世紀)
  聖母マリアの生誕を[Nativitas Marie virginis]
  御身はあまたの称賛に値し[Promeneris summe laudis]
  栄光に満てる神の御母は[Gloriose matris Dei]
 ジロナ県リポイの聖マリア修道院(13世紀)
  冬の寒さが緩み[Cedit frigus hiemale]
 タラゴナ県トルトザの大聖堂(13世紀)
  イザヤは歌った[Isaias cecinit]
  春の花の姿で[Veri floris sub figura]
  忠信を捧げる者たちよ、喜べ[Gaudeat devotio fidelium]
 バルセロナ県ムルタのサン・ジェロニ[聖ジェロニモ]修道院(14世紀)
  至高の父の誉を称えるために[Ad honorem summi Patris]
 シビラの歌(ジローナ? 12世紀)
  審判の徴[Iudicii Signum]
カペリャ・デ・ミニストレルス
 ピラル・エステバン(ソプラノ)
 アルベルト・グァルディオラ、
 ホセ・ピサロ(テノール)
 ダビド・アンティク(リコーダー)
 カルレス・マグラネル(ヴィエール)
 エフレン・ロペス(中世リュート、ギテルナ)
 イグナジ・ジュルダ(オルガン)
 パウ・バリェステル(鈴、打楽器)
リュイス・ビク・ヴォカーリス(男声合唱)
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2007年12月29-30日、バレンシア(スペイン)、 ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール アラゴン王国に併合されたカタルーニャにおける、古い技法(ars antiqua)による教会ポリフォニー音楽。

LIGIA DIGITAL

Lidi 0202196-08
\2500
ジャン・ジル(1668-1705):
 レクィエム
 歌え、ヨルダンの民よ(モテット)

アンヌ・マグエ(ソプラノ)
ヴァンサン・リエヴル=ピカール(ハイ・テナー)
ブルーノ・ボテルフ(テノール)
アラン・ビュエ(バリトン)
レゼルマン室内合唱団
ジョエル・シュービエット(合唱指揮)
レ・パシオン(モントバン・バロック管弦楽団)
ジャン=マルク・アンドリュー(指揮)

ジャン・ジルは南フランス、アヴィニョン近郊のタラスコンに生まれ、エクサンプロヴァンスのサン=ソヴール大聖堂聖歌隊学校でポワトヴァン(カンプラの師でもある)に師事した作曲家。37歳で亡くなるまで南フランスを離れず、エクサンプロヴァンス、アヴィニョン、トゥールーズ等で活躍しました。彼は死期を悟り自分の葬儀のためにこのレクィエムを書いたといわれています。没後、この作品は名声を博し、ラモーの葬儀(1764)、国王ルイ15世の葬儀(1774)でも演奏されるなど、18世紀のフランスにおいて最も愛好されるレクィエムとなりました。「ディエス・イレ」や「リベラ・メ」のような重暗くなりがちな楽章を持たないこともあり、音楽はプロヴァンスの陽光と柔らかな空気、そして純朴な祈りの雰囲気に満ちています。現代人の心をも癒すレクィエムの名作といえるでしょう。録音:2008年


LINDORO

MPC 0118
\2600
音楽の高貴なるざわめき イギリス・ルネサンスの声楽&器楽名曲集
 ジョン・ブル(1562頃-1628):In Nomine IV(**)
 トマス・タリス(1505頃-1585):Iam lucis orto sidere(#)
 ジョン・レドフォード(1486頃-1547):O lux beata Trinitas(#)
 リチャード・アリソン(1560頃-1610頃):Quadran Pavan(+)
 不詳(16世紀イングランド):
  In Paradise(*/++) / I love unloved(++)
 ウィリアム・ミュア・オヴ・ローラン(1594-1657):
  Kathrein Bairdie(+) / Gypsies Lilt(+) /
  Ouer the Dek Davie(+) / Corn Gaird(es)(+)
 ウィリアム・バード(1543-1623):Fantasia I a 6(++)
 アントニー・ホルボーン(1545頃-1602):
  Galliard The Teares of the Muses(++)
 ウィリアム・バード:Ave verum corpus(#)
 ジョン・コプラリオ(1570頃-1626):Fortune and glory(*/+)
 ジョン・ダニエル(1564-1626頃):
  Can doleful notes ?(**) / Time, cruel time(##/+)
 トマス・キャンピオン(1567-1620):Author of light(*/+)
 トマス・タリス:When shall my sorrowful sighing slack(#)
 エドワード・コラード(活躍:1598年頃):Go from my window(+)
 ジョン・ブル:English toy(**) / Irish toy(**)
 不詳(16世紀イングランド):Farewell the Bliss(*/++)
クリストファー・フィールド(カウンターテナー(*))
イスラエル・ゴラーニ(リュート(+))
マティアス・ハフィンハ(オルガン(#))
ヨハン・ホーフマン(ヴァージナル(**))
ロイヤル・ウインド・ミュージック(++)
パウル・レーンハウツ(指揮(++)、リコーダー(##))
録音:2004年6月21-25日、フランスム(オランダ)、改革派教会   2004年6月26日、ウットゥム(ドイツ)、改革派教会

NIBIRU

NIBIRU 0148-2
\2300
ヤン・ヨセフ・イグナーツ・ブレントネル(1689-1742):
  晩課(5つの詩篇とマニフィカト)
   Dixit Dominus / Confitebor / Beatus vir / Laudate pueri /
   Laudate Dominum / Magnificat
  神への賛歌 Op.3 から
   Domine non sum gignus / In te confido / Oderit me totus mundus /
   Parce mihi Domine / Gloria et honore / O beata
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
レスター・ラルデノイエ(男性アルト)
ヤロミール・ブジェジナ(テノール)
トマーシュ・クラール(バス)
アンサンブル・イネーガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2008年9月6-9日、プラハ、鎖の下の聖母マリア教会 ブレントネル(ブレントナー)は後期バロック的なコンチェルタート様式を得意としたボヘミアの作曲家で、「神への賛歌」はその特徴がよく表れています。ゼレンカの前作2枚で好評を博したアダム・ヴィクトラ&アンサンブル・イネーガルの精緻な演奏はここでも見事!!

NUMERICA 1CD¥2300

NUM 1169
プロジェクト・クロスオーヴァー
 ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ:Zzapping(*)
 サラ・カルヴァリョ:Cleave II
 アントニオ・シャガス・ロザ:Cassandra's Song(+)
 エフゲニー・ズディルキン:Revelacao [Revelation]
 サラ・カルヴァリョ:Sound Bridges
 イザベル・ソヴェラル:Pinos Baja Cross Worlds(#)
ペルフォルマ・アンサンブル
 イザベル・ノゲイラ(声)
 ジョルジェ・サルガド・コレイラ(フルート)
 ルイス・カルヴァリョ(クラリネット)
 エレナ・マリニョ(ピアノ)
 アントニオ・シャガス・ロザ(ピアノ(+))
 ヴァルテル・マテウス(チェロ)
 マリオ・テイシェイラ(打楽器)
 [賛助参加]
 ポール・ルディ(声(*))
 エミディオ・コウティニョ(チェロ(#))
 アレシャンドレ・アルヴェス(打楽器(#))
 ジョルジェ・レイス(ソプラノサクソフォン(#))
 ルイス・ピント(ヴィブラフォン(#))
NUM 1172
ルゾフォニアの歌
 ペドロ・デ・クリスト(?-1618):Ay mi Dios(ポルトガル)
 不詳:Hanacpachap cussicuinnin(ペルー;リマの祈祷書(1631)から)
 ガスパル・フェルナンデス(1570-1629):Tleycantimo choquiliya(メキシコ)
 不詳(16世紀):Dadme albricias(スペイン)
 ガスパル・フェルナンデス:Toquen, toquen los rabeles(メキシコ)
 不詳(16世紀):Sa qui turo zente pleta
   (ポルトガル、コインブラのサンタクルス修道院)
 エウリコ・カラパトゾ(1962-):Tiko funa(モザンビーク)
 シマン・バレト(1940-):Bastiana(マカオ)
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):Balaio(ブラジル)
 シマン・バレト:Kole Lele Mai(東ティモール)
 カルロス・エウジェニオ・フェレイラ:Bailados do Concao(ゴア)
 ロウディニョ・バレト(1938-1997)校訂:Ruzari saibinni(ゴア)
 カイミ/グラエスホルム:Saudade da Bahia(ブラジル)
 ヴァスコ・マルティンス(1956-):Niscimento d'morna(カボ・ヴェルデ)
 マテウス・ダス・ネヴェス(1907-1984):
  Nina, boboi, nina(マラッカ)/Gingli Nona(マラッカ)
 エウリコ・カラパトゾ:Coral B (O Serpa)(ポルトガル)
 ジャック・シャイー(1910-1999):Vira do Minho(ポルトガル)
アンサブル・ペレグリナサン
テレジタ・グティエレス・マルケス(指揮)
録音:2008年1月、リスボン国立音楽院、サロン・ノブレ 「ルゾフォニア」とはポルトガルから見た「ポルトガル語圏」のことで、ここでは時代も地域も様々な新旧ポルトガル語圏の合唱曲が集められています。アンサンブルには一部ピアノや打楽器も含まれています。
NUM 1173
20世紀の表現
 カロル・シマノフスキ(1882-1937):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9
 エルネスト・ブロッホ(1880-1959):ヴァイオリン・ソナタ第1番
 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
  劇付随音楽「空騒ぎ」Op.11 から ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
ブルノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)
録音:2008年2月、カシアス
NUM 1174
パレデスの中に
 カルロス・パレデス(1925-2004):
  ディヴェルティメント/ティティに/ファンタジア第2番(*)
  作用/ダンス/緑の年(+)/あやつり人形/ファンタジア第2番(*)
  セデ・エ・モルテ[渇きと死」/手紙−アナ・リタ・カニャン(#)
  根/二人の田舎者の踊り(*)/思い出/人生を変える(底の音楽)/無窮動

クアルテット・アルテサックス
 ジョアン・ペドロ・シルヴァ(ソプラノサクソフォン)
 ジョアン・ペドロ・コルデイロ(アルトサクソフォン)
 ルイ・コスタ(テナーサクソフォン) ウゴ・ガイト(バリトンサクソフォン)パウロ・ソアレス(ポルトガル・ギター(*))
アナ・ブランダン(歌(+)、朗読(#))

録音:パルメラ(ポルトガル)、サンティアゴ教会、サン・ジョアン映画館 ポルトガル・ギターの巨匠カルロス・パレデスが書いた作品をサクソフォン・クァルテットで演奏したユニークなアルバム。

PNEUMA 1CD¥2600

PN 700
聖母マリアのカンティガ あまたのバラの中のバラ
 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
  第371番「難破に遭った女」/第412番「あまたの暁の中の暁」
  第41番「われらの主の母なる処女」/第233番「あの世の騎士たち」
  第376番「ドン・マヌエルの指輪」/第358番「細工の歌」
  第18番「蚕」/第97番「讒言に遭ったマテオ」
  第111番「溺死した聖職者」/第12番「トレドのユダヤ人たち」
ムシカ・アンティグア
 マリア・ルス・アルバレス、パウラ・ベガ、
 パトリシア・パス、クララ・セラノ(ソプラノ)
 ルイス・ビセント(カウンターテナー、カンノ)
 セサル・カラソ(テノール、ビオラ・デ・ブラソ) 
 ヘルマン・トレリャス(バス)
 ハイメ・ムニョス(アハベバ、リコーダー)
 エンリケ・アルメンドロス(三穴縦笛&太鼓、ダルシマー、バグパイプ、ハープ)
 ベゴニャ・オラビデ(プサルテリウム)
 ワフィル・シェイク(リュート)
 ルイス・パニアグア(ビオラ・オリエンタル)
 マヌエル・パスクアル(ツィンク)
 ルイス・デルガド(パンデロ、リュート、トロンバ・マリーナ、鍵盤ビオラ、シトロン、
  サントゥル、カンタラ、タンボル・コン・テンソレス、タンバリン)
 エドゥアルド・パニアグア(シタラ、プサルテリウム、ダルシマー、サントゥル、斜笛、
  パルメアド・ソブレ・アグア、
パンデロ、ツィンバロム、鐘)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
PN 1020
ムデハルの芳香 15世紀アンダルシアの様式によるモーロのロマンセと歌曲
  モーロの王は散策していた(ロマンセ)
  イシビリヤ(フェリペ・サンチェス・マスクニャノ作曲;器楽)
  聖ヨハネの朝(ロマンセ)/それらは私のもの(歌曲)
  私のただ一人のラウレオラ(器楽)/アンテケラから(ロマンセ)
  ため息[リフカン](歌曲)/三人のモーロの娘(歌曲)
アヒビル・アルハミア
 セサル・カラソ(歌、フィドゥラ)
 シュルショ・バレラ(歌、弓奏ビウエラ)
 ワフィル・S・ジブリル(打楽器、ウード)
 ハイメ・ムニョス(ネイ、カバル、アハベバ、バグパイプ、コルナムサ、シャリュモー)
 ハビエル・パシャリーノ(フラウタ・トラベセラ・デ・カニャ、シャリュモー)
 ホタ・マルティネス(ハーディ・ガーディ)
 ペドロ・エステバン、ダビド・マヨラル(打楽器)
 フェリペ・サンチェス・マスクニャノ(リュート、中世ギター)
 [賛助参加] エドゥアルド・パニアグア(カヌン)
フェリペ・サンチェス・マスクニャノ(指揮)
ペドロ・サンス(フラメンコのカンテ)

録音:2008年2月、スタジオ・インフィニティ

PN 1040
恋の虜 エジプトにおけるアル=アンダルスのムワッシャハ
 イブン・サナ・アル=ムルク(1155-1211):
  恋に絶望して(器楽)/夢の中で君に行き着いた
  これほどの甘美/恋の妄想に取り憑かれて(器楽)
  芳醇なワイン(器楽)/恋、苦き甘美/恋の虜
ムシカ・アンティグア
 サレーブ・ファウジ(歌、タブラ)
 アミン・サヒン(アルグル)
 エル・ワフィル・シャイクヘルディネ(リュート、デルブカ、レク、コーラス、手拍子)
 エドゥアルド・パニアグア(ベルブカ、タル、コーラス、手拍子)
 [賛助参加]
 ダビド・マヨラル(デルブカ)
 ハイメ・ムニョス(ミズマル[ボンバルダ]、カヴァル)
録音:2008年、カイロ、マドリード

PORTUGAL SOM 1CD¥2300

PS 5008
(6CD)
\7000
ミシェル・ジャコメッティ(1929-1990)、
 フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994)音源収集・監修:
 ポルトガル各地方の音楽
 CD-1:ポルトガルの歌と踊り
 CD-2:ミーニョ地方の音楽
 CD-3:トラス=オス=モンテス地方の音楽
 CD-4:ベイラス地方の音楽
 CD-5:アレンテジョ地方の音楽
 CD-6:アルガルヴェ地方の音楽
ポルトガル各地方に伝わる民俗音楽を収録した資料的にも貴重なディスク。ポルトガル国民楽派が素材とした旋律やリズムが聞こえてくるかもしれません。
PS 5009
(2CD)
\4000
アントニオ・テイシェイラ(1707-1759)/
 アントニオ・ジョゼ・ダ・シルヴァ(1705-1739)台本:
  オペラ「プロテウスの変容」(全3幕;1737)
マリオ・ジョアン・アルヴェス(テノール:プロテウ[プロテウス])
スザナ・テイシェイラ(ソプラノ:シレーヌ)
マリア・レパス・ゴンザルヴェス(ソプラノ:マレジア)
アルマンド・ポッサンテ(バリトン:カランゲージョ)
パウラ・ピレス・デ・マトス(ソプラノ:ドリンダ)
ルイ・バエタ(バリトン:ポント王)
カルロス・ギリェルメ(テノール:ポリビウス)
ア・エスコラ・デ・レトリカ・メトリカ・エ・アルモニカ(管弦楽)
ステファン・ブル(指揮)
録音:2005年6月、リスボン、ベレン文化センター ポルトガルソム久々の新録音は、ローマで学んだポルトガルの作曲家テイシェイラのポルトガル語オペラというレアもの。オーケストラはピリオド楽器を使用しています。ブックレットに解説・歌詞の英訳を記載。
PS 5010
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):カモンイス・マドリガル集
  無伴奏混声合唱のためのカモンイス・マドリガル集(10曲;1930-1943)
  無伴奏男声合唱のためのカモンイス・マドリガル集(10曲;1943-1949)
  無伴奏女声合唱のためのカモンイス・マドリガル集(8曲;1943-1949)
グルベンキアン合唱団
フェルナンド・エルドロ(指揮)
録音:2006年6月、リスボン、英国人墓地教会 名門グルベンキアン合唱団による、ポルトガル音楽ファン&合唱ファン注目要の新録音。ポルトガル史上最大の詩人ルイス・デ・カモンイス(Luis de Camoes;1524頃-1580)の詩をテキストとした古風なマドリガルです。
PS 5011
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):合唱作品集
  2つの古いロマンス(1956)/太陽をたたえて(2曲;1956)
  コインブラの娘たちに(1951)
  カモンイスの4つのレドンディーリャ(女声合唱のための;1951-1953)
  カモンイスの3つのカスティーリャ語詩(1954-1955)
  3つの呪文(1956)/水夫の歌(7曲;男声合唱のための;1978)
グルベンキアン合唱団
ジョルジェ・マッタ(指揮)
録音:リスボン、グルベンキアン財団ホール 名門グルベンキアン合唱団による、ポルトガル音楽ファン&合唱ファン注目要の新録音。特記以外は混声合唱のための作品です。
PS 5012
ルイ・コエーリョ(1889-1986):
  バレエ「鉄の靴をはいたお姫様」(*)/夏の散歩(*)
  ヴァイオリン・ソナタ第1番(+)/同第2番(+)
RDP交響楽団(*)
シルヴァ・ペレイラ(指揮(*))
ヴァスコ・ヴァルボザ(ヴァイオリン(+))
グラジ・バルボザ(ピアノ(+))
録音:1980年12月11、12、16、19日、メルセス教会 ルイ・コエーリョはリスボン音楽院で学んだ後、ベルリンでシェーンベルクらに、パリでヴィダルに師事し多調・無調の技法を身につけましたが、帰国後はポルトガル民族主義を前面に出した作風を貫きました。「鉄の靴をはいたお姫様」はポルトガルで最初の民族主義的バレエ音楽とされています。
PS 5013
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1983):
  三重奏ソナタ
  ピアノ四重奏曲(*)
ボンテンポ三重奏団
 マヌエル・ヴィルエンダス(ヴァイオリン) クレリア・ヴィタル(チェロ)
 ネラ・マイサ(ピアノ)
バルバラ・フリードホフ(ヴィオラ(*))
録音:1981年5月25日-6月2日、スタジオ・ジョルソム アルマンド・ジョゼ・フェルナンデスはリスボンに生まれ、リスボン音楽院でフレイタス・ブランコらに、さらにパリでブランジェらに師事、帰国後は主としてポルトガル国営放送関連の仕事に携わり、室内楽を好みました。
PS 5014
ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モタ(1868-1948):リート集
  小川 Op.3 No.1/春の雨 Op.3 No.2/日曜日 Op.3 No.3/子守歌 Op.4
  見出され Op.5 No.1/おやすみなさい Op.5 No.3/民謡調で Op.8 No.1
  森の中の乙女 Op.8 No.3/黄昏時に Op.8 No.4/成就 Op.10 No.3
  悲しみに包まれて Op.13 No.2/聖ヨハネの日 Op.15 No.1
  ファルケンシュタインの歌 Op.15 No.2/覚え書き Op.15 No.3
  モニカの夢 Op.15 No.4/星(*)/最後の歌(*)
エルヴィラ・アルシェル(ソプラノ)
アントン・イレンベルゲル(ピアノ)
録音:1981年5月25日-6月26日、スタジオ・ジョルソム ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モタはリスボン音楽院で学んだ後ドイツに渡りシャルヴェンカ、リスト、ビューロに師事、傑出したピアニストとして名を成し、とくにバッハとベートーヴェンの権威と見なされました。収録曲はポルトガル語の2曲(*)以外すべてドイツ語のテキストによる歌曲。彼がドイツ・リートの書法をも習得していたことをうかがわせます。

PROPRIUS 1CD¥2400

PRCD 2045
地球の人間
 クヌート・ニューステット(1915-):
  私は平和をあなたがたに残し Op.43 No.2/叫び声をあげ(1955)
 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):アヴェ・マリス・ステラ EG150
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1540-1611):おお、大いなる神秘
 スヴェン=エーリク・ユーハンソン(1919-1997):
  地球の人間とは何だ?/思考/雨だれ/秋の葉
 ヒルドル・ルンドヴィーク(1885-1951):
  ヴェルレーヌの気分で/花咲くアーモンドの木のように
 オーケ・マルムフォシュ(1918-1951):枝垂れ柳
 オスカル・リンドベリ(1887-1955):君の瞳は星のきらめき
 ペーテル・ニューグレン:ざくろの香り
 マッティン・バッゲ(1958-):
  小さなマドリガル/夕暮の二つの月/ぼくの妹の友だち、ラウリータへ
  ぼくの妹、イザベリータへ/娘の耳の中に
 トロン・クヴェルノ(1945-):聖体拝領のキャロル
 ヘンニング・ソンメッロ(1955-):
  3つのグレゴリオの思い/アヴェ・マリア
  見よ、乙女は身ごもって/天よ、露をしたたらせ
 マッティン・ユンストランド:地に咲く花
 オスカル・リンドベリ(1887-1955):聖霊降臨祭
スールヴィグ・オーグレーン(指揮)
ステッラ(スールヴィグ・オーグレーン室内合唱団)
録音:スウェーデン、レンゲブルー、イェーンブオース、テュスリンゲの教会 スールヴィグ・オーグレーン率いる室内合唱団ステッラのセカンドアルバム。ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーから、「ヨハネによる福音書」、「イザヤ書」、「雅歌」にテクストを求めた宗教的内容の曲、ガルシア・ロルカの詩による歌を中心とするプログラム。本拠とするオレブルー大学のペーテル・ニューグレンマッティン・ユンストランド Martin Junstrand の曲も歌われています。
PRCD 2046
ヴァリエーションズ
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):ガリアルダ
 Hook:Polonesse
 トマス・モーリー(1557-1602):手をつなごう/おお、わが愛しの女よ
 クリストファー・シンプソン(1605頃-1669):ディヴィジョン・CS
 不詳:リュートのガヴォット
 Hook:Serra Ko:ningsberg
 ジョン・プレイフォード(1623-1686)編纂:ノーフォーク公
 ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):メヌエット
 M・S・スヴェノニウス:Polonesse - Proportio - Serra
 伝承曲/エードルンド:愉快な夜
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):アッフェトゥオーソ/ヴィヴァーチェ
 ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):タンブラン
 民謡:O'Mary's
 トマス・モーリー:蛙のガリアード
 民謡/バッハ/エードルンド:Rebens Opfer
マリア・リンダル(指揮)
REバロック
録音:2008年2月7-9日、ストックホルム、スウェーデン・ラジオ・スタジオ3 ルネサンス・バロック音楽と民俗音楽の境目を探究したアルバム。REバロックは1998年にストックホルム・バロック管弦楽団として創設され改称したピリオド楽器オーケストラ。
PRCD 2050
十二月
 スウェーデン民謡/ペール=ヘンリク・ホルゲション編曲:
  Mitt Hjerte Altlid Vanker
 ジェイムズ・ピアポント/エーリク・ヴェストリング編曲:ジングル・ベル
 ヨアキム・ホルゲション編曲:冬の国(*)
  B・リンデボリ:Hej Mitt vinterland −
  F・コーリング:Nej se det snoar −
  ウォルター・ロリンズ&スティーヴ・ネルソン:雪だるまのフロスティ −
  ルロイ・アンダーソン:そりすべり
 ウェールズ民謡/ジーン・プアリング編曲:ひいらぎ飾ろう
 伝承曲/A・エクダール編曲:Staffansvisan
 ペギー・リー、ソニー・バーク/ヨアキム・ホルゲション編曲:ベラ・ノッテ(*) −
  リー・ハーライン/ヨアキム・ホルゲション編曲:星に願いを(*)
 ジョン・ラター:降誕のキャロル
 A・ニーベア:Den Signade Dag
 ミヒャエル・プレトリウス/ヨアキム・ホルゲション編曲:エサイの根より(*)
 ジョン・ラター:キャンドルライト・キャロル
 フランツ・グルーバー/アニタ・ケール編曲:聖しこの夜
 シロンスク民謡/アンドレアス・フリッフェト編曲:Harlig Ar Jorden
 ヨアキム・ホルゲション編曲:Nu Tandas Tusen Juleijus(*)
ハンナ・ホルゲション(ソプラノ(*))
ペール=ヘンリク・ホルゲション(指揮)
ラウデス(合唱)
様々な器楽奏者
録音:2007-2008年、スウェーデン、トーンゾーン・スタジオ、オーデンサラ教会 1990年代初めに指揮者ペール=ヘンリク・ホルゲションによって創設された混声合唱団。現在ストックホルムを本拠地としており、当録音では団員43名。ややポップな味付けが施され、楽しく聴けるクリスマス・アルバムに仕上がっています。

RTVE

CD 65293
\2500
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):サルスエラ「クロ・エル・デ・ロラ」 ホセ・フリアン・フロンタル(バリトン:クロ)
エリサベテ・マトス(ソプラノ:ロラ)
ルト・ロシケ(ソプラノ:トリニ)
アウレリオ・プエンテ(テノール:リッチモンド)
トメウ・ビビロニ(バリトン:エシハノ)
エスペランサ・フェルナンデス(フラメンコのカンタオラ:アングスティアス)
エスコラニア・デ・ヌエストラ・セニョラ・デル・レクエルド(児童合唱)
スペイン放送交響楽団&合唱団
フアン・デ・ウダエタ(指揮)
録音:2007年9月3-8日、マドリード、モヌメンタル劇場、ライヴ

STRADIVARIUS 1CD¥2400

STR 33774
テレマン(1681-1767):
 音楽の練習帳[Essercizi Musici]から
  リコーダーと通奏低音のための独奏曲ハ長調
  リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調
  リコーダー、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ長調
  ヴァイオリンと通奏低音のための独奏曲ヘ長調
  チェンバロのための独奏曲ヘ長調
  リコーダー、
   チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ変ロ長調
ステファノ・バリャーノ(リコーダー)
クラウディオ・アストロニオ(チェンバロ)
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン)
コレギウム・プロ・ムジカ
ピエトロ・ボスナ(チェロ)
マルコ・ファッキン(チェンバロ)
ピエトロ・プロッセル(テオルボ)
STR 33811
ガブリエル・エルコレカ(1969-):独奏者と管弦楽のための作品集
 Afrika(マリンバと管弦楽のための;2002)
 Kantak(ピッコロと室内管弦楽のための;1996)
 Jukal(ギターと室内管弦楽のための;2000)
 Akorda(アコーディオンと管弦楽のための;1999)
ペドロ・カルネイロ(マリンバ)
ミヒャエル・シュミット(ピッコロ)
ネレケ・テル・ベルグ(ギター)
イニャキ・アルベルディ(アコーディオン)
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
マドリード市立管弦楽団
ガブリエル・エルコレカはスペイン、バスク地方ビルバオに生まれ、英国でマイケル・フィニシー師事した作曲家。
STR 57009
ジャコモ・マンツォーニ(1932-):自画像
 エミリー・ディッキンソンの10の詩句
  (ソプラノ、弦楽四重奏、2つのハープと10の弦楽器のための;1988)
 ファウストのための交響的情景(合唱と管弦楽のための;1984)
 前奏曲−グラーヴェ−フィナーレ
  (クラリネット、3つの弦楽器と女声のための;1956)
 Percorso GG(クラリネットとテープのための;1979)
 夜の音楽(5つの管楽器、ピアノと打楽器のための;1966)
 ジョスカンへのオマージュ(女声と5つの楽器のための;1965)
リリア・ショメイ(ソプラノ)
ダニエル・パチッティ(指揮)
モルドヴィア国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
エミリオ・ポマリコ(指揮)
エコー・アンサンブル
「ジョスカンへのオマージュ」はジョスカン・デプレ(1450/1455-1520)の「オケゲムの死を悼む挽歌」のトランスクリプション作品。
STR 57908
GATES TO EVERYWHERE
 チック・コリア(1941-):チルドレンズ・ソングズ(1984)
 カーラ・ブレイ(1936-):ロマンティック・ノーションズ(1989)
 フレッド・ハーシュ(1955-):左手のためのノクターン(2001)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
ジャズ・ピアノの巨匠たちの作品集。

SWEDISH SOCIETY

SCD 1140
\2400
ニルス・リンドベリ(1933-):
 組曲「ダーラナ反映」(ダーラナの旋律による管弦楽のための変奏曲)(*)
  レークサンドの歌,フルーダの旋律,踊りのゲーム,
  マールングのバラード,ガグネフの婚礼歌,
  トゥーン・エーリクのポルスカ,モックフィエードの結婚の調べ
 組曲「神話の肖像」(ソプラノサクソフォンと管弦楽のための協奏曲)(+)
  プロローグ,家のトムテ、トムプカル,森の女ランダ,
  水の精フォスカル,エピローグ
アンデシュ・パウルソン(ソプラノサクソフォン(+))
ビャッテ・エンゲセット(指揮)
ダーラナ・シンフォニエッタ
オーショッタ・シンフォニック・ウィンドアンサンブル(+)
録音:2007年9月20日-21日、スウェーデン、ファールン、クリスティーネ・ホール(*)  2005年9月29日、スウェーデン、リンショーピング、コンサートホール(+) ニルス・リンドベリはスウェーデンのジャズピアニスト・作曲家。(+)はリンドベリが生まれ育ったダーラナ地方の民謡を基に作曲、ビャッテ・エンゲセット(1958-)とダーラナ・シンフォニエッタが初演した作品。民話から得たインスピレーションによる協奏曲(+)は、スウェーデンを代表するソプラノサックス奏者、アンデシュ・パウルソン(1961-)のために書かれた作品で、トムテのトムプカル、森の女ランダ、水の精フォスカルは、ダーラナ地方の子どもたちがよく知っている妖精たち。ファールンでの初演に続き、スウェーデン・ノルウェー連合解消 (ノルウェー独立) 100周年を記念して、同じメンバーによりスウェーデンとノルウェーの都市で演奏された。

VERSO 1CD¥2600

VRS 2047
(2CD)
\4000→¥3690
マリア・テレサ・プリエト(1896-1982):交響的作品全集
 交響的印象(1940)/交響曲第1番「アストゥリア交響曲」(1942)
 交響詩「チチェン・イツァ」(1944)
 交響曲第2番「短い交響曲」(1945)/アダージョとフーガ(1948)(*)
 交響曲第3番「ダンサ・プリマのための交響曲」(1951)
 バレエ組曲「パロ・ベルデ」(1967)/静物画(1965/1967)
 十二音技法による主題変奏とフーガ(1967)
カルロス・プリエト(チェロ(*))
コルドバ管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2005-2006年、コルドバ大劇場(スペイン) マリア・テレサ・プリエトはスペイン、アストゥリアスのオビエドに生まれた女性作曲家。内戦を避けメキシコに移住、それでも故郷アストゥリアスの音楽語法を取り入れた作品を書き続けたが、帰国を果たせぬまま亡くなりました。彼女の音楽はエーリヒ・クライバー、アタウルフォ・アルヘンタ、カルロス・チャベス、マヌエル・ポンセ、ストラヴィンスキーらから高く評価されていましたが、最近祖国スペインでも再評価が進み、このたびフル・オーケストラのための全作品が世界初録音されました。メキシコのチェロ奏者、カルロス・プリエトは甥にあたります。
VRS 2050
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス(1956-):ピアノ作品集
 一定のものと変動するもの(ピアノとエレクトロニクスのための;1994)
 敬具[Bien a toi](2000)/キジアーナの窓(2000)
 ジュアキン・オムスの記念に(2005)/ヒュブリス[Hybris](2002)
 オクタンドル(エドガー・ヴァレーズ(1883-1965)の作品(1923)の編曲;2001)
 入口・出口(2004)/その時の一瞬間(ピアノと操作者のための;2006)
アルベルト・ロサド(ピアノ)
録音:2006年9月8-10日、マドリード、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス専門音楽院 ホセ・マヌエル・ロペス・ロペスはマドリードに生まれ、ルイス・デ・パブロ、ルイジ・ノーノ、アントン・ガルシア・アブリルらに師事したスペインの作曲家。
VRS 2052
トマス・マルコ(1942-):ピアノ作品集
  お守り(1967-1968)/バンデルビラの悲歌(1997-1998)/孤独(1982)
  大西洋ソナタ(1999)/3つの小品(1999)/バッハグラウンド(2001)
  エスペリデスの庭園(2002)
マヌエル・エスカランテ(ピアノ)
録音:2003年1月、マドリード、スペイン国営放送スタジオ
VRS 2056
それは愛、ああ、ああ スペイン・バロックの世俗的トノ集
 フアン・イダルゴ(1614-1685):Dulce ruisenor / Ay amor, ay ausencia
 フアン・セルケリア・デ・リマ(?-1726頃):Mares, montes, vientos
 フアン・アラニェス(?-1650頃):Digame un requiebro
 セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):Sosieguen, descansen
 フアン・デル・バゴ(1625頃-1691):Con amor se paga el amor
 フアン・イダルゴ:Ay que si, ay que no
 不詳:Ay, amargas soledades
 フアン・イダルゴ:? Por que mas iras buscas ?
 フアン・ロメオ(活躍:1675頃?):Ay de quien de amor es el fuego
 ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):Ay, Dios aleve
 クレマンデ・イマニャ(活躍:17世紀後半?):Filis, yo tengo un dolor
 フアン・セルケリア・デ・リマ:Atiende y da
 フアン・イダルゴ:Ay triste que a sus rayos
 トマス・トレホン・イ・ベラスコ(1644-1728):Cuando el bien que adoro
 ホセ・マリン(1619頃-1699):No se yo como es
 不詳(17世紀終盤):Es el amor, ay, ay
 音楽の冗談「El Barrocson」から Es el amor, ay, ay
レヒナ・イベリカ
 マリア・ヘスス・プリエト(ソプラノ)
 ミゲル・ベルナル(テノール)
 ギリェルモ・M・コンセプシオン(チェロ)
 ラウラ・カサノバ(チェンバロ)
ラウラ・カサノバ(指揮)
録音:2007年9月、マドリード県(スペイン)、ヘタフェ専門音楽院ホール トノは17−18世紀にスペインで流行した1〜数声部の短い歌のこと。
VRS 2057
51年世代のスペインの作曲家たち
 ルイス・デ・パブロ(1930-):「描写と転写」第2巻(2001/2002)から 軽い−重い
 クリストバル・アルフテル(1930-):カデンツァ(1983/1993)
 アントン・ガルシア・アブリル(1933-):遠景(2005)
 トマス・マルコ(1942-):ベスペリアのソナタ(1977)
 ジュアン・ギンジュアン(1931-):さようならバロック(1979/1980)
オラシオ・ラバンデラ(ピアノ)
録音:2007年9月13-14日、マドリード県(スペイン)、ヘタフェ専門音楽院ホール
VRS 2060
ホアキン・ニン=クルメル(1908-2004):トナダ集
  第1巻−第4巻(全48曲)

ペドロ・ピケロ(ピアノ)

録音:2007年9月3-5日、グラナダ(スペイン)、マヌエル・デ・ファリャ・ホール ニン=クルメルはスペインの作曲家ホアキン・ニン(1879-1949)とキューバの歌手ロサ・クルメルの間に生まれた作曲家。トナダ(トナーダ)はスペイン語の「小唄」とでも称すべきジャンルですが、収録作品はそれをピアノで表現したものです。




ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2008 ARIA−CD.All rights reserved.121