アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  
ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ

第46号マイナー・レーベル新録音新譜(2)



INTEGRAL 1CD¥2500

TRI 331156 チャイコフスキー:
 ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「偉大な芸術家の思い出」
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
トリオ・タルヴェーク
(アレクサンダー・グルーニング(Pf)
セバスチャン・スレル(Vn)
セバスチャン・ワルニー(Vc))
マルタ・アルゲリッチに「この若いトリオは間違いなく世界中から注目を浴びる!」と絶賛されているトリオ・タルヴェーク、会心のCD。
TRI 331114 シューマン:
 ペダル・ピアノのための練習曲Op.56
 ペダル・ピアノのためのスケッチOp.58
 バッハ名によるフーガOp.60
ブルーノ・モラン(Org)
パリ、聖シュルピス教会、カヴァリエ・コル・オルガン使用
ペダル・ピアノはオルガンのようにペダル鍵盤を取り付けたピアノでシューマンのほかにアルカン、グノーも作曲している。ここではパイプ・オルガンで演奏されている。
TRI 331119 オリヴィエ・グレフ:
 ①ソナタ・ディ・レクエイム
 ②3つのシャンソン・アポクリフェ
 ③ラヴェルの墓 ④死のフーガ
①オリヴィエ・グレフ(Pf)
クリストフ・ヘンケル(Vc)
②マリー・デヴェルリュー(Pf)
オリヴィエ・グリフ(Pf)
③オリヴィエ・グレフ,アンリ・バルダ(Pf)
④シュテファン・ゲンツ(Br)
シネ・ノミネ四重奏団
グレフ(1950~2000)はフランスの作曲家、ピアニスト。パリ音楽院、ジュリアード音楽院で学びベリオにも師事した。2000年に急逝したが最近評価が急激に高まっている。Harmoniamundiも録音を始めているが「あたしのほうが先に彼の才能を見つけたのよ!」とTRI tonのプロデューサーは主張している。
TRI 331128 ショスタコーヴィッチ:ピアノ三重奏曲ホ短調Op.67
オリヴィエ・グレフ:ピアノ三重奏曲「深き淵より」
ヤン・オラヴィエツ(Vn)
ディミトリー・マスレンニコフ(Vc)
ヨナタン・ベニチョウ(Pf)
TRI 331144 メシアン:世の終わりのための四重奏曲
パスカル・デュサパン:
 ピアノ、ヴァイオリン、チェロのためのトリオ・ランバッハ(1997)
トリオ・エレジアック
(ローラン・ル・フレシエール(Vn)
ヴィルジニー・コンスタン(Vc)
フランソワ・デュモン(Pf)
ジャン=フィリップ・ヴィヴィエ(Cl)
TRI 331143 ドビュッシー:
 金色の魚、
 組み合わされたアルペッジョのための練習曲、
 オンディーヌ、雪の上の足跡
フレデリック・ヴェリエレス(1968-):パラフレーズ
カロル・ベッファ(1974-):3つの練習曲
フランク・クラフチック(1969-):トッカータ
ティエリー・エスケシュ(1965-):暗闇の連祷
ダナ・ショカリー(Pf)
フランスの若手現代音楽作曲家たちがドビュッシーの作品に触発されて創作した作品を、交互に収録した意欲作。
TRI 331121 ギヨーム・デュファイ、クロード・ジェルヴェーズ、
ベルンハルト・シュミット、ヤコプ・ペ、
オルランド・ギボンズ、トーマス・プレストン、
ウィリアム・バード、スヴェーリンク、フレスコバルディ、
ハスラー、ブクステフーデ、フランソワ・クープラン、
ペルゴレージ、ジャン・アレン(1911-1940)、
ジャック・ベルティエ(1923-1994)らの作品
アンドレ・イゾワール(ガティネ地方ロリのノートル=ダム教会のオルガン)
ヨーロッパ最古級(1501年)のオルガンの響きが思う存分楽しめる、オルガン好きにはたまらないCD。
INTEG 221164 ムソルグスキー:展覧会の絵
ショパン:
 幻想曲 ヘ短調 Op.49、子守唄Op.57、
 4つのマズルカOp.33、英雄ポロネーズOp.53
マリラン・フラスコーヌ(Pf)
「ディアパゾン」の評より:これらの名曲にはラスコーヌの色彩豊かなピアニズムによって独自の魅力が与えられている。繊細な彼女のピアニズムは多くのピアニストが力まかせで押し付けがましくなりやすいところでも、実に美しく音楽を表現している。日本語解説付
INTEG 221227 ティエリー・エスケシュ(1965〜):3つのつかの間の幻影(1994)
ラーション(1908-1986):4つのテンポ(1968)
タファネル(1844-1908):木管のための五重奏曲
ヒルボルイ(1954〜):木管五重奏のための6つの小品(2007/2008)
イベール:3つの小品(1930)
ストックホルム王立木管五重奏団
ピーター・フリートホルム(Fl)
フレデリク・セーングレン(Ob)
スタッファン・モルテンセン(Cl)
ハンス・ラーション(Hrn)
フレデリク・エクダール(Fg)
“Le Monde de le Musique”より:ストックホルムの王立歌劇場のソリストによって結成されたアンサンブルによる主に北欧の近現代曲。素晴らしいテクニックでこれらの曲をいかにも容易に、そして自然に自分たちのものにしていて聴くものをひきつける。
INTEG 221154 J.S.バッハ:パルティータ第5番、2番、6番 ブルーノ・プロコーピオ(Cemb)
米Fanfare,仏Diapason,Repertoire誌で絶賛されたCD,ついに日本登場!
INTEG 221165
\2500→¥2290
ブラームス:
 ①創作主題による変奏曲 Op.21の1
 ②6つの小品 Op.118
 ③シューマンの主題による変奏曲 Op.23(連弾)
エリック・ハイドシェック(Pf)、
ターニャ・ハイドシェック (Pf)③
ハイドシェックが昨年4月にパリで行った最新録音。彼は近年とみにブラームスへの親近感を見せていますが、ここでも自信作を誰にも真似の出来ぬ至芸で聴かせてくれます。ことにブラームス最晩年の寂寥感に満ちた「6つの小品」の語り口の巧さはまさに神業、つぶやきのようなピアニッシモから爆発するようなエネルギーまでボルテージの高さはハイドシェックならでは。またそれほど弾かれる機会の多くない「創作主題による変奏曲」も非常に感動的。何と良い曲だろうかと聞き惚れてしまいます。ターニャ夫人との連弾による「シューマンの主題による変奏曲」も聞きもの。シューマンが精神病院で書きとめた旋律によるこの変奏曲からしみじみとした物語を引き出しています。録音:2008年4月 / パリ

IPPNW 1CD¥2400

IPPNW 62 スヴィリドフ、ボルトニャンスキー、
チャイコフスキー、タネーエフらの合唱曲
ボグダン・プリッシュ(指)
クレド室内Cho
中田千穂子(朗読)
栗原貞子は海外では非常に著名な原爆詩人。爆心地の4キロ北の自宅で被爆したため、反戦・平和を訴え続けていた。ドイツやロシアでは小学生でも彼女の詩を暗誦しているほど知名度もあり人気もあるという。そもそもIPPNW (核戦争防止国際医師会議) CONCERTS というレーベルそのものが、核兵器に反対するコンサートの記録から始まったためにサダコの詩を取り上げるのはあたりまえかも。スヴィリドフの哀愁に満ちた音楽とともにサダコの詩を聴くと異様な感銘に襲われます。核兵器にもテポドンにも脅かされない平和な日々を送りたいものであります。
IPPNW 64 ショーソン:
 ピアノ、ヴァイオリン、弦楽四重奏のためのコンセールOp.21
ヴァシリー・ロバノフ(Pf)
コーリャ・ブラッヒャー(Vn)
ブロイニンガー四重奏団
2008年5月21日ベルリン・フィルハーモニーLive
IPPNW 54
(2CD)
ベートーヴェン:
 「伯爵様が踊るなら」による変奏曲WoO40
 「失くした小銭への怒り」Op.129
モーツァルト:
 ケーゲルシュタット三重奏曲KV498?ロンド、アレグレット
 ヴァイオリンソナタKV296?アンダンテ・ソステヌート、ロンド・アレグロ
 Pf,Vn&VcのためのソナタKV13?アンダンテ
J.S.バッハ:
 フーガの技法BWV1080?カノン
 無伴奏チェロ組曲第5番?サラバンド
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ?前奏曲
チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデOp.26
ジャンゴ・ラインハルト:Nuages,Swing42
コーデリア・ヘーファー(Pf)
カールハインツ・シュテッフェンス(Cl)
トーマス・ティム(Vn)
マルティン・シュテークナー(Va)
ヘルムート・ニーベルレ(Gt)
ゲッツ・トイッチュ(Vc)
モニカ・ハンゼン、
オットー・ザンダー(朗読)
音楽の合間にアルバート・アインシュタインの手紙「モーツァルトの音楽はあまりに純粋で美しい」やその他の詩などの朗読が収録されています。2005年2月13日ベルリン・フィルハーモニー
IPPNW 63 ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
ブロイニンガー四重奏団
2008年5月21日Live

K617 1CD¥2400

K617 184 「プティ・モテ集」
 アンリ・マダン:
  「かくも尊き」、聖処女(聖母マリア)のためのモテット、
  「わたしは心を尽くして主に感謝をささげる」、
  聖体奉挙のモテット「汝をあがめまつる」、
  「天の元后よ」、修道会設立の共通典礼のためのモテット、
  「主よ、王に勝利を与え」、
  「慈しみとまことを御心に留められ(新しい歌を主に向かって歌え)」、
  「主よ、王に勝利を与え」、
  「主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う」、
  聖母被昇天および処女殉教者の共通典礼のためのモテット
 クレランボー:シャコンヌ、ソナタ第1番「アノニマ」
アンヌ=カトリーヌ・ビュシェ(指、Org、Cemb)、
ル・コンセール・ロラン
宗教音楽の伝統におけるカンプラの後継者であり、聖職者でもあったマダンは、同時代の最も美しいモテットの作曲家と高く評価されていました。この録音は、その清冽美麗なプティ・モテを集めたもの。特に、トラック12の「主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う」は、マダンの作品の中で最も有名で評価の高いもの。ビュシェ率いるル・コンセール・ロランは、これらの曲の美点を余すことなく表現することに成功しています。録音:2006年5月17-20日モーゼル県、ヴァレリスタル、サントーギュスタン礼拝堂
K617 195 「リスボンの花々〜
 カンソン、ヴィリャンシーコとポルトガル風ロマンセ」
 マヌエウ・マシャード:
  「2つの星が」、「一歩一歩」、「外へ、外へ出ろ」
 マヌエウ・コレーア師:
  「ああ、イエス、抗議する人を」、「教えて、美しい花よ」
 ロドリーゲス・コエーリョ:ティエント第3番(第4旋法による)
 作曲者不詳:「ポルトガルの娘さん」
 作曲者不詳:「歩哨」によるディフェレンシアス
 フランシスコ・マルティンス:「丘のふもとにいなさい」
 レズビオ:「やさしいそよ風」
 ペドロ・デ・アラウージョ:第6旋法による作品
 マドレ・デ・デウス:「はっきりと陽気に拍手せよ」
ロジェリオ・ゴンサルヴェス(指)、
ア・コルト・ミュジカル
ポルトガルは、アヴィシュ王家の血統が絶えるとスペイン王国との同君連合時代を迎えました。その時代のポルトガルの実情は、経済的には低迷、人口も大幅減少、直前の黄金時代には世界の首都としてわが世を謳歌したリスボンも、イベリア半島の1地方都市と成り下がり、ポルトガル国内にいた作曲家たちも、主にスペインへ流出して行きました。そのような時代に活躍したポルトガル出身の作曲家たちは、かつて、他国の作曲家たちが褒め称えたポルトガル独自の伝統を保ち、質の高い作品を作り続けることで、スペインの宮廷や教会で高い地位を得ていました。この録音は彼らの作品のうち、同君連合が始まった1580年頃から、ブラガンサ王家がポルトガル王朝復古を成し遂げ、政情が落ち着く1700年頃までの間から特徴的なものを選んでいます。たおやかでいて力強い作品の特徴を、ゴンサルヴェス率いるア・コルト・ミュジカルはうまく引き出しています。録音:2007年4月24-27日スイス、ヴォー州サント・クロワ聖堂

キング・インターナショナル

KDC 22
\1800→¥1690
モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.620
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
シベリウス:即興曲 作品5の5
舘野泉(ピアノ)
渡邉暁雄指揮
日本フィル
今日左手のピアニストとして活躍する舘野泉が1980年の若き日、デビュー20周年を記念して行なったコンサート幻のライヴ。大反響のラフマニノフに次いでの第2弾は大曲ブラームスのピアノ協奏曲第1番。オーケストラが渡邉暁雄指揮日本フィルというのも非常な魅力。渡邉氏のブラームスのピアノ協奏曲第1番はここでしか聴くことができませんが、緊張感にあふれた大きな音楽作りがさすが巨匠。また「魔笛」序曲も氏ならではの人間的温かみに満ちた滋演。舘野の演奏も雄大かつ緊張感あふれ、難技巧の要求されるこの協奏曲を余裕で征服しています。表現もナイーヴで清潔感に満ちています。渡邉暁雄のサポートともども、二大巨匠によるこれほどの充実の名演が埋もれてきたのは驚きの限り。もともとレコード発売を前提としていたため、録音も本格的。会場にいるかのようなリアルなサウンドを再現しています。加えて、アンコールとして弾かれたシベリウスの小品も絶品。若き舘野の至芸を味わえます。録音:1980年5月24日/東京文化会館(ライヴ)

LABORIE 1CD¥2500

LC 003 ハイドン:
 ①リラ・オルガニザータのための協奏曲第1番 ハ長調 Hob VIIh: 1
  〔2つのリラ・オルガニザータ、2Hrn、2Vn、2Vla、Vc、Cb〕
 ②協奏的ディヴェルティメント イ短調/イ長調 op.31-3 Hob. X-3
  〔バリトン、2Hrn、Vla、Vc、Cb〕
 ③ノットゥルノ ト長調 Hob.Ⅱ-27(ロンドン版)
  〔2Hrn、Fl、Ob、2Vn、2Vla、Vc、Cb〕
 ④ディヴェルティメント ト長調 Hob. X-12
  〔バリトン、2Hrn、Vla、Vc、Cb〕
 ⑤ノットゥルノ Hob.Ⅱ-32 ハ長調
  〔2つのリラ・オルガニザータ、2Hrn、2Cl(C管)、2Vla、Vc、Cb〕
クリストフ・コワン(指揮、バリトン)
リモージュ・バロック・アンサンブル、
モザイク弦楽四重奏団
マティアス・ロイプナー、
ティエリー・ヌア(ハーディ・ガーディ)
ハイドンのリラ・オルガニザータ協奏曲は、他の楽器に置き換えて演奏された盤はいくつかありますが、これは、本当にリラ・オルガニザータを用いた貴重な録音。いずれも明るく快活、極上の娯楽作品となっています。バリトンを弾くコワンの技術も見事。
≪リラ・オルガニザータ≫
ハーディ・ガーディとオルガン、二つの楽器のあいのこのような楽器。L字型ハンドルを回して、弦を動かし、同時にパイプを鳴らすフイゴも動かします。鍵盤は、張ってある弦に対してはヴァイオリンの弓のような役割をし(音を出し、音程を変える。しかし、実際に動くのはハンドル動力による弦)、同時に木製パイプに通じていて、オルガンのようでもあります。その音色は、ポコポコしたオルガンのような、木管楽器と弦楽器の中間のような、不思議な魅力に満ちています。現代でいうマルトノのような、テルミンのような、奏法をマスターするのがかなり困難な楽器であることは間違いありません。また、コワンが奏でるバリトンは、弦がたくさんあるおばけチェロのような楽器。これはヴィオール属の楽器で、18世紀の終わり頃まで使用されていましたが、演奏が非常に困難なため廃れてしまった楽器。録音:2006年6月
LC 04 J.S.バッハ:作品集
 ①フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV 1035
 ②フルートとチェンバロ・オブリガートのためのソナタ ロ短調 BWV 1030
 ③フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034
 ④トリオ・ソナタ ト長調 BWV 1039/ 27
マリア・テクラ・アンドレオッティ(フラウト・トラヴェルソ)
ヤン=ヴィレム・ヤンセン(チェンバロ)
クリストフ・コワン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)
アンサンブル・バロック・ド・リモージュのソリストたちによる饗宴。曲も名曲そろい、②のロ短調のソナタは、もともとこの曲はリュートとフルートのために作曲されたという研究者の説に則り、リュート・チェンバロを用いて演奏されています。リュート・チェンバロは鍵盤が一段しかなく、2段鍵盤のチェンバロと異なり音の厚みなどを出すことができないという不利な点があるとはいえ、独特の典雅さと素朴さを持ち合わせた音色が魅力です。ファゴットも古楽器独特のモロモロとした音色満開、名手アッツォリーニ(OP 30379ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集ではソリストとして活躍)の妙技が堪能できます。通奏低音奏者として見事な黒子ぶりを発揮するコワンの腕前も特筆に価します。録音:2006年
LC 05 アレクサンドル・ピエール・フランソワ・ボエリ(1785-1858):作品集
 ①トリオ ハ長調 op.5-2
 ②チェロとエクスプレッシフ・オルガンのための三つのメロディより
  アンダンテ・ラルゲット(第1番 ハ短調)
 ③弦楽四重奏曲第1番 イ短調 op.27
 ④弦楽四重奏のためのムヴマン ホ長調
 ⑤チェロとエクスプレッシフ・オルガンのための三つのメロディより
  ウン・ポコ・レント(第2番 ホ長調)
 ⑥七重奏曲?自作の交響曲による
 ⑦チェロとエクスプレッシフ・オルガンのための三つのメロディより
  アンダンテ・ソステヌート(第3番 ト長調)
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
クリストフ・コワン(チェロ)
モザイク弦楽四重奏団
ボエリは、フランスで、作曲家、オルガニスト、ピアニストとして活躍しました。バッハのオルガン音楽をフランスに紹介した人物で、ハイドン、モーツァルト、そして若きベートーヴェンのことを称賛していました。大胆な転調と半音階を多用しており、古典派の和声に支配された部分と、ロマン派的な要素もあわせもった作品となっています。録音:2008年10月
LC 01 ラランド(ミシェル=リシャール・ド・)(1657-1726):
 カルデーニオの祭り
クリストフ・コワン(指)
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
ラランド(ドゥラランド)は、モテットが今でも広く知られていますが、「若者のバレエ」や世俗作品も多く書いています。ドン・キホーテにまつわるこれらのバレエ音楽は、どれも当時の宮廷の典雅さに溢れており、フランス・バロックが好きな人にはたまらない曲ばかりです。カルデーニオとは、セルバンテス作の『ドン・キホーテ』の挿入話に登場する人物。『ドン・キホーテ』の原作(カスティーリャ語)は1605年に出版、1612年には英語版がロンドンで出版、翌1613年には舞台化されました。ヨーロッパ中を夢中にさせました。フランスではシャルル=アントワーヌ・コアペル(画家、父はヴェルサイユ宮殿の装飾画家アントワーヌ・コアペル)という人物がこれをバレエの台本へと翻案、ラランドと振付師バロン(幼き日のルイ15世のバレエの教師も勤めた)の協力を得てバレエが完成しました。完全なスコアは残されていませんが、様々な資料から47曲がこのバレエのために作曲されたとされています。この録音では41曲が収録されています。録音:2004年10月
LC 02 セバスティアン・ド・ブロサール(1655-1730):グラン・モテ集
 ①イン・コンヴェルテンド・ドミヌス
 ②ミゼレーレ・メイ、デウス
 ③カンティクム・ユシャリスティクム・プロ・パーチェ
デルフィン・コロー(S)、
カテリーヌ・パドゥ(S)、
ジャン=ポール・フォシェクール(C-T)、
ジル・ラゴン(T)、
オリヴィエ・ラルート(Br)、
ジェローム・コレアー(Bs)
クリストフ・コワン(指)
合唱:アクサントゥス(合唱指揮:ロランス・エキルベイ)
ブロサールはフランスの辞書編纂者、愛書家、理論家、作曲家、聖職者などとして活躍した才人。現在ブロサールの名は、フランスでは初めての「音楽辞典」を編纂したことによって知られています。しかし、音楽家としても、シャルパンティエやラランドらと同じくらいに活躍していました。彼は他の音楽家とちがって、合唱隊などに参加せず、個人レッスンで理論と楽譜を学びました。録音:2005年秋

LR MUSIC 1CD¥2500

CMBK 0818 「おお、美しき薔薇よ〜
 エル・エスコリアルの歌曲集IV a 24第3巻」
  作曲者不詳:
   1「全きオスの馬に」、
   4「私は少しもうまくいったことがない」(器楽曲)、
   9「もし、私が不用意なら/来たれ聖職者よ」(器楽曲)、
   17「私はあなたに哀れみを請う」、
   19「我が主よ、いまどちらにいらっしゃるのですか」(器楽曲)
 デュファイ:
  2「厚遇を受けるしもべとして」(器楽曲)、
  10「気高く淑やかな心よ、すべての女性にもまして艶やかな」
   (ブクスハイム写本)、
  11「気高く淑やかな心よ、
    すべての女性にもまして艶やかな」(器楽曲)、
  13「数知れぬ挨拶をあなたに」(器楽曲)
 ヨハネス・ピュロワ:3「厚遇を受けるしもべとして」
 ヨハネス・ベディンガム:
  5(/ウォルター・フライ)「慰められることのない私のために」、
  14「麗しき婦人」(器楽曲)、
  20「おお、美しき薔薇よ/やあ、ロビネ」、
  21「おお、美しき薔薇よ」(器楽曲)、
  22「おお、美しき薔薇よ」(6声のための)
 エルウェイ・ベヴィン:6「我が愛しのブラウニング」(器楽曲)
 バンショワ:
  7「彼は奴隷になれる」(ブクスハイム写本)、
  8「彼は奴隷になれる」、
  15「苦悶の悲しみ、とてつもない激怒」(ブクスハイム写本)、
  16「苦悶の悲しみ、とてつもない激怒」(器楽曲)
 チコーニア:
  12「おお、美しき薔薇よ」(バチカン写本RU1411)、
  18「おお、美しき薔薇よ」(器楽曲)(バチカン写本RU1411)
カルロス・メーナ(C-T)、
エルネスト・シュミート(指&bfl)、
スペクルム
[ラミ・アルカイ、
アルフレード・バラレス(弓奏ビウエラ)、
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)、
シメオン・ガルドゥフ(サックバット)、
ホアキン・ゲラ(ショーム(シリミア))、
アルベルト・マルティネス・モリーナ(ポジティフOrg)、
フランシスコ・マルティネス・ルビオ(ツィンク)]
録音3作目となる、エル・エスコリアルの歌曲集。今回は、この写本の一番目に収められている名曲「おお、美しき薔薇よ」を中心に、この写本所収の有名作曲家の作品と、その作品に関連のある、他写本の曲を加え、構成されています。この「おお、美しき薔薇よ」は、かつてダンスタブルの代表作として知られていましたが、現在は、ベディンガムの作品と推定されています。また、レオナルド・ジュスティニアーニが書いたこの詩にはチコーニアも作曲しています。このような関連性のある曲を対置することで、この録音で、写本の特色を描き出しています。メーナの歌唱もますます冴え、フォル・ジュルネでの演奏が楽しみです。録音:2008年10月
CMBK 0714 「アルフォンソ5世寛大王の宮廷におけるサンティリャーナ侯爵
 (その詩による歌曲集)〜エ ル・エスコリアルの歌曲集IV a 24第2巻」
 作曲者不詳:
  1「ああ、なんて嘆き悲しむのでしょう」、
  2「それは大きな間違いだ」、3「苦しみが始まってから」、
  4「たとえ1日分の仕事を売るとしても」、5「嘆くなかれ」、
  6「時祷は決して」、
  7「ああ、持続する死よ、私はお前の方に行く」、
  8「ガレー船に乗るお前の奴隷は」、
  9「そこから始まるにもかかわらず、愛している」、
  10「愛よ、愛よ、汝の奉仕は」、11「女たちの勝利」、
  12「先日、ガチョウが争っていた」、14「誇り高き美女の」、
  15「私のいい人を見ながら死ぬ」、16「おお、貴い宝物よ」、
  17「愛の神様にお礼を」、18「老婆はいつまでも」
 コルナーゴ:13「あんなざまで現われたんだから」
カルロス・メーナ(C-T)、
エルネスト・シュミート(指&bfl)、
スペクルム
[ラミ・アルカイ、
アルフレード・バラレス、
ホセ・マヌエル・エルナンデス(弓奏ビウエラ)、
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)、
ダヴィド・マヨラル(perc、サントゥール)]
前作では、作曲者不詳のイタリア世俗歌曲に焦点をあて、作品を集めていましたが、2作目となる今回は、ルネサンス期スペインを代表する宮廷人、統治に優れた実績を残した政治家であり、同時代を代表する、傑出した詩人として知られる、第1代サンティリャーナ侯爵、イニゴ・ロペス・デ・メンドーサに焦点をあてています。この時期のスペインは、統治下にあったナポリ王国を通じて、イタリア・ルネサンスの影響を色濃く受けており、侯爵の詩にも曲にも、それが表れています。録音:2007年9月
CMBK 0815 「地中海の芸術」
 作曲者不詳(セファルディ、15世紀):
  1「1時に私は生まれ」、2夜曲、3「何故泣くの、清らかな少女よ」
 作曲者不詳(朱い写本より、14世紀):
  4「処女なる御母を讃えん」、
  5「母なるマリアよ」、6「喜びの都の女王」
 ランディーニ:
  7「愛よ、この娘が」、8「優しいご婦人よ、さらば」、
  12「かく物思いにふけり」、16「春は来たりぬ」
 作曲者不詳(王の写本より、14世紀)
  9エスタンピー(・レアル)第7番、
  15エスタンピー(・ロワイヤル)第1番、
  17エスタンピー(・レアル)第5番
 作曲者不詳(ウエルガス写本より、13-14世紀)
 10「ベリアルは狡猾なるもの」
 F.グアミ:11リチェルカーレ第3番
 ティボー4世:13「愛は」
 チコーニア:14「うわさされるかぎり」
 パオロ・ダ・フィレンツェ:18「ベネディカムス・ドミノ」
エルネスト・シュミート(指&bfl)、
スペクルム[ラミ・アルカイ、
アルフレード・バラレス(弓奏ビウエラ)、
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)、
ダヴィド・マヨラル(perc、サントゥール)、
セルゲイ・サプリシェフ(Perc)、
ランベール・クリマン、
フアン・サンチョ(T)
ホセ・エルナンデス、
ダヴィド・サガストゥメ(C-T)]
中世・ルネサンス初期に作られ、欧州側地中海(スペイン、フランス南部、イタリア)で演奏されていた曲を集めた名曲集。シュミート率いるスペクルムは、変化に富むこれらの曲を、各々の曲の魅力を損なうことなく、同時にアルバムとしてのバランスも良く保った演奏をしています。録音:2007年マドリード

LSO LIVE

LSO 0628
(2SACD Hybrid)
\4000→¥3690
ハイドン:オラトリオ「天地創造」(全曲) サリー・マシューズ(S 天使ガブリエル、イヴ)
イアン・ボストリッジ(T 天使ウリエル)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br 天使ラファエル、アダム)
ロンドン交響合唱団(合唱指揮:ジョセフ・カレン)
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団
ハイドン歿後200周年を迎える2009年、LSO Liveがおくる超強力盤はデイヴィスによる「天地創造」。巨匠が80歳の誕生日を迎えるシーズンの呼び物のひとつとして、2007年10月におこなわれたライヴ。「天地創造」は晩年の2度にわたる英国滞在中に、「メサイア」などヘンデルの大作におおいに触発され着想した、その規模内容ともにハイドンの最高傑作といわれるオラトリオ。旧約聖書の「創世記」と「詩篇」、ミルトンの「失楽園」をテキストの題材として、神による創造の第1日から第4日まで、生き物が出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場と、創世の七日間を時系列に沿って3部構成で描いています。このように直截的にキリスト教的世界観で彩られた内容と、絵画的ともいうべき巧みな手法でわかりやすく活写される動物たちの魅力や、大合唱が動員されて聞き栄えすることなどから、欧米ではとりわけ人気も高く特別な作品として迎えられています。こうした作品だけに「天地創造」は、すぐれた腕前で声楽作品を意欲的に取り上げてきたデイヴィスにふさわしいものとおもわれます。このたびの特色としてデイヴィスはヴァイオリン両翼型配置を選択。舞台下手から第1ヴァイオリン、チェロ、指揮者のすぐ正面に通奏低音、ヴィオラ、第2ヴァイオリン、上手奥にコントラバスという具合に、2006年12月の「メサイア」(LSO.0607)のときと同じくヴィブラートも控えめに、あきらかにピリオド・アプローチを意識したアプローチを行なっている点も注目されます。なお、声楽陣では「優秀さがあまりに凄すぎてそのためかあまり強調されることがありません」(クラシカルソース・ドットコム)という、LSOに匹敵するもうひとつの手兵ロンドン・シンフォニー・コーラスに加え、目を引くのが名実ともにスター歌手を揃えたソリストたち。クリスティ盤のラファエルや、ヤーコプスの「四季」でのシモンが知られるヘンシェル。ミンコフスキの指揮でザルツブルク音楽祭2009でも同名役を歌う予定の、英国の誇りボストリッジ。そしてデイヴィスのお気に入りでマシューズという顔触れが並んでいます。あらためて、当ライヴが取り上げられた時期については、デイヴィス80歳ガラ・イヴニングとして9月に行なわれたモーツァルトの「レクィエム」(LSO.0127, 0627)、さらに12月のティペットの「われらが時代の子」(LSO.0670)、そして前作、翌2008年4月のマクミランの「聖ヨハネ受難曲」世界初演(LSO.0671)という流れにあって、この上ない充実ぶりをみせているという事実も見逃せないところでしょう。録音:2007年10月7日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ) プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン エンジニア:ジョナサン・ストークス & ニール・ハッチンソン DSD マルチチャンネル ステレオ

MAGUELONE

MAG 111175
\2400
エネスコ:クレマン・マロ(1496〜1544)の7つの歌曲
 「アンヌへの心づけ」、「私を苦しませる」、
 「恋人に手紙を書かない怠惰なお嬢さん方へ」、
 「薔薇のエトレンヌ」、 「白い贈り物」、「言葉を変えよう」、
 「愛の歌を歌いすぎだ」、「つらい思いにうちひしがれて」
ラヴェル:クレマン・マロの二つのエピグラム
 「雪を投げつけたアンヌ」、「スピネットを弾くアンヌ」
レイナルド・アーン:
 シャルル・ドルレアン(ルイ12世の父)(1394〜1465)の詩による
 「どうぞあなたの意のままに」、「館に囚われたとき」
ドビュッシー:フランスの3つの歌
 シャルル・ドルレアンの詩による
  「季節は上着を脱ぎ去り」、「喜びの死により」
 トリスタン・ルミレットの詩による「洞窟」
 フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
  「恋人に捧ぐ」、「母の願いにより聖母に祈る」、「パリ女のバラード」
ジャック・ルゲルネイ(1906〜1997):ロンサールの詩による
 「ああ、なんと素敵なもてなし」、
 「恋人に」「エピパリノディ(付随改詠詩)」
プーランク:ロンサールの詩による
 「帰属関係」、「墓」、「バレエ」、
 「私にはもはや骨しかない」、「彼の小姓に」
ディディエ・アンリ(Br)
アンヌ・ル・ボゼック(Pf)
フランス歌曲といえばボードレール、ヴェルレーヌ、ヴィクトル・ユゴーの詩につけたものというイメージがありますが。ここでは古いフランスの詩にアーン(初めて古い伝統的なフランス詩に音楽をつけた)、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクらの歌曲が収められています。

MARIINSKY

ロシア、ペテルブルグの至宝マリインスキー劇場。ゲルギエフの精力的活動とあいまって、今日世界最高のオペラ劇場のひとつとしてカリスマ的な人気を保っています。これまでユニバーサル系レーベルから数多くの名盤をリリースしてきましたが、今回、劇場自体が独自レーベルをたちあげることとなりました。響きの良さで定評のあるマリインスキー・コンサートホールを用い、レコーディングにはグラミー賞受賞のプロデューサー、ジェイムズ・マリンソンとミキサーのジョン・ニュートンを起用、SACDハイブリッド高音質録音を目指しています。何よりゲルギエフ自身が意欲満点で、新しいレパートリーも興味深く、彼らの芸術を存分に堪能できます。ご期待下さい。
MAR 0501
(2 SACD Hybrid)
\3300→¥2990
ショスタコーヴィチ:歌劇「鼻」(全曲) コヴァリョーフ:ヴラジスラフ・スリムスキー(Br)、
イワン・ヤコヴレヴィチ:アレクセイ・タノヴィツキ(Bs)、
警察分署長:アンドレイ・ポポフ(Ten)、
鼻:セルゲイ・セミシュクル(Ten)、
床屋の妻:タチヤナ・クラフツォワ(Sop)、
医者:ゲンナジー・ベズズベンコフ(Bs)、
イワン:セルゲイ・スコロホドフ(Ten)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団、同合唱団
ショスタコーヴィチ初期の問題作がゲルギエフの演奏でついに登場します。当時22歳のショスタコーヴィチのとんがり方は危険なまでに鋭く、まさに才気煥発のひとことに尽きます。主人公の鼻が勝手にひとり歩きを始めるという荒唐無稽なゴーゴリの原作を、ショスタコーヴィチならではの皮肉で人をくったような音楽が彩っています。作風的にはかなり前衛的で、これまで難解とされてきましたが、さすがゲルギエフ、テンポの良さや強烈な金管などからお馴染みのショスタコ色を引き出し、何と面白い作品かと驚かせてくれます。強い緊張感とオケのコントロールも驚異的で、これまで誰も実現できなかったレベルで作品の真価を知らしめてくれます。マリインスキーの歌手陣も熱演。ショスタコ・ファンなら絶対に聴かねばならないアルバムです。録音:2008年7月15-25日(セッション録音)DDD 5.1マルチチャンネル ステレオ120’ 10”

MATTHIAS HOEFS 1CD¥2500

GBP 1055003 J・バストン:トランペット協奏曲 ニ長調
テレマン:ターフェルムジーク1733 第2番 ニ短調〜アレグロ
ヘンデル:「メサイヤ」〜「汝の頭を上げよ」
ベートーヴェン:「月光」ソナタ〜第1楽章
J・シュトラウスII世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
メンデルスゾーン:詩篇〜汝らのために天使に命じた
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
M・モーレス:アディオス・パンパ・ミーア
J・R・モートン:ブラック・ボトム・ストンプ
Z・アブレウ:ティコ・ティコ
C・ポーター:イッツ・オーライト・ウィズ・ミー
E・クレスポ:わが心のホルンたち
ダヴェンポート&クーリー:フィーバー
P・B・ルイス:キエン・セラ
メンデルスゾーン:森からの別れ
ジャーマン・ブラス
マティアス・ヘフス、
ウーヴェ・ケラー、
ヴェルナー・ヘックマン、
クリストフ・ベルヴィント(Tp)
エンリケ・クレスポ、
アレクサンダー・エルプリッヒ・クロフォード(Trb)
ヴォルフガング・ガーク、
クラウス・ヴァレンドルフ、
フィリップ・レーマー(Hrn)
シュテファン・アンブロジウス(Tb)
ヘルベルト・ヴァヒター(Perc)
GBP 1055004 グリーンスリーヴス
ファーナビー:古いスパニョレッタ、トイ、新サ-ホー
バード:ジグ
ジョンソン:妖精のマスク
ブル:ジグ-ブル博士自身
ホルボーン:やれやれ、休日だ
バストン:トランペット協奏曲第2番ニ長調
ターナー:ミラの歌と美しさについて
ヘンデル:シルヴィアに、トランペット・ソナタト長調Op.1-5
ウッドコック:トランペット協奏曲第3番ニ長調
ボイス:トランペット・ヴォランタリー第1番ニ長調
スタンリー:トランペット・ヴォランタリー ニ長調Op.6-5、アダージョ、
スタブレー:トランペット・ヴォランタリー ハ長調
作曲者不詳:
 「パリの見識」「朝の会合」「恋する心配性のニンフ」他全25曲
マティアス・ヘフス(Tp)
マティアス・イェンス(Org)
ブラスの魅力たっぷりの2枚。「ジャーマン・ブラス in Concert」はアンサンブルの楽しさあふれる1枚。「English Concert」はトランペットとパイプオルガンによる渋いながらも美しさあふれる1枚。ラッパ好きにはたまらない2枚です。

MIRARE
1CD\2600
2CD\4600

MIR 038 J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
 フルートと通奏低音のためのソナタ ト短調BWV1034、
 フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調BWV1033、
 フルートとチェンバロのための組曲 ニ短調BWV997、
 フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調BWV1035、
 フルートと通奏低音のためのソナタ ト短調BWV1030b
ヒューゴ・レーヌ(フラウト・トラヴェルソ)
ピエール・アンタイ(Cemb)
エマニュエル・ギゲス(Gamb)
古楽界の名手3人が繰り広げるバッハのフルート・ソナタ集。バッハのフルート・ソナタは真作、偽作と議論されていますが、古今のフルート・ソナタの中でも屈指の名作揃いです。クリスティ、ヘレヴェッヘ、レオンハルトの後を継ぐ新世代の実力派ヒューゴ・レーヌ、そして、ピエール・アンタイ、エマニュエル・ギゲスらの初稿、自筆譜の絶え間ない研究が結実したアルバムです。数々の名盤を凌駕しえる魅力と味わい深い演奏を聴かせてくれます。録音:2006年12月5-7日、2007年4月21-23日 ルールマラン城(フランス) フラウト・トラヴェルソ使用楽器:Ernst Meyer d’apres Denner (BWV 1034 & 997) Tim Cranmored’apres Stanesby junior (BWV 1033) Frederick Morgan et Joanne Saunders d’apres Bressan (BWV 1035) Jean-Francois Beaudin d’apres Hotteterre et Stanesby junior (BWV 1030b)
MIR 088 W.F.バッハ:幻想曲、ソナタ、フーガ、ポロネーズ
 ポロネーズ第1番 ハ長調、
 フーガ第1番 ハ長調、ソナタ ト長調 FK 7、
 フーガ第2番 ハ短調、幻想曲 ハ短調 FK nv2*、
 ポロネーズ第10番 ヘ短調*、
 フーガ第3番 ニ短調、幻想曲 ニ短調 FK 19、
 ソナタ ニ長調 FK 3、
 ポロネーズ第11番 ト長調、
 ポロネーズ第7番 ホ長調、ポロネーズ第8番 ホ短調*、
 フーガ第6番 ホ短調、幻想曲 イ短調 FK 23
 クラヴィコード演奏*
モード・グラットン(Cemb)
 
W.F.バッハは大バッハの長男で息子たちのなかでは最も才能に恵まれ、可愛がられていたと言われていますが、その作品を耳にする機会は多くありません。即興性に富んだ彼の作品はとても魅力に溢れています。12の作品からなるポロネーズは、揺らぐテンポ、気まぐれなリズムが独特の作風を際立たせています。幻想曲は幻惑させられる半音階進行は彼の驚くべき才能とセンスが感じられます。先の読めない独特の楽想を新星モード・グラットンの優れた音楽性と多彩な音で聴かせてくれます。モード・グラットンは1983年フランス生まれの若手注目株。パリ国立音楽院にて学び、2000年サン・ジェルマン・デ・フォセ・コンクール第1位、2003年ルージュ国際古楽コンクール第2位など数々の受賞歴があり様々な音楽祭に出演。ピエール・アンタイ、クリストフ・ルセなど古楽界の巨匠から次々と指名をされている新星です。
MIR 057 J.S.バッハ:
 カンタータ第131番「深き淵より、我、主よ、汝に呼ばわる」BWV131
 カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV 182
 カンタータ第4番「キリストは死の縄目につながれたり」BWV4
フィリップ・ピエルロ(指)
リチェルカール・コンソート
キャサリン・フュージュ(S)
カルロス・メーナ(C-T)
ハンス=イェルク・マンメル(T)
ステファン・マクラウド(B)
フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートの各パート一人のOVPP(OneVoicePerPart)を採用したカンタータ集。「悔改めの礼拝」のためのカンタータ第131番。ミュールハウゼンでの大火後の礼拝のために書かれたものといわれています。「死の淵」を表すために冒頭に5度下降するモチーフを用いています。哀切漂う歌声が心に響きます。第182番のカンタータはバッハがワイマール宮廷楽師長に就任後第1作目。聴き所は第5曲のアルトのアリア「救い主の御前に」。カルロス・メーナのピュアで透明な美しい歌唱は必聴です。コラール変奏曲という珍しい形式をとった作品第4番。キリストの死と復活、生と死の戦いを歌ったもの。聴き終えたときに生への喜びが感じられる感動的な演奏です。フィリップ・ピエルロは深遠なるバッハの世界を見事描いています。録音:2007年11月
MIR 085 J.S.バッハ:
 チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
 チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058
 チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056
 チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
ダニエル・キュイエ(Vn&指)
ストラディヴァリア
ベルトラン・キュイエ(Cemb)
フランス古楽界の草分け的存在ダニエル・キュイエが音楽監督を務めるストラディヴァリアと若手チェンバロ奏者ベルトラン・キュイエによる協奏曲集。ベルトランド・キュイエは、チェンバロ奏者ジョスリン・キュイエを母に持ち、8歳でチェンバロをはじめ、その後ナント国立音楽院で学ぶ。若くして世界の古楽シーン活躍してきたベルトランドの演奏に注目です。アンサンブルとのバランスも良く、透き通った音色、明解、明晰な音楽で溌剌とした演奏を披露しています。録音:2008年12日1-4日
MIR 074 ラインケン:
 トリオ・ソナタ集「音楽の園」より
  第1番イ短調、第4番ニ短調
ブクステフーデ:
 ソナタ 第1番 ト長調 BuxWV271、
 ソナタ ハ長調 BusWV266、
 ソナタ ヘ長調 BuxWV269、
 シャコンヌ ハ短調 BuxWV159(2台のオルガン用編曲)
ラ・レヴーズ
バンジャマン・ペロー(テオルボ&指)
ラインケンとブクステフーデのJ.S.バッハに大きな影響を与えた作曲家2人の作品。ラインケンはオラダンダ出身のハンブルクで活躍した教会オルガニスト。ラインケンの「音楽の園」をもとにJ.S.バッハが3曲鍵盤楽器用に編曲をするほど、バッハ自身もラインケンを深く尊敬していたようです。ラインケンは長寿であり幅広く活躍していましたが即興を得意としていたため非常に限られた作品しか残っていません。この「音楽の園」は唯一の室内楽作品。この作品と通ずるところがあるブクステフーデのトリオ・ソナタ。様々な楽想が変化していく奥行きのある作品。2台のオルガン用に編曲されたシャコンヌ ハ短調は悲しげなメロディーが美しい曲。「音楽の父」と称されたバッハがお手本とした2人の作曲家の重要性をラ・レヴーズがしっかりと伝えてくれる1枚です。録音:2008年7月
MIR 041 ニコラウス・ブルーンス:深き淵より、主は天に御座を堅く据え
 ディートリヒ・ベッカー:
  パヴァーヌ第5番、ソナタ第3番
 フランツ・トゥンダー:最愛のイエス、我に与えたまえ
 ブクスデフーデ:我はシャロンの花
 ヨハン・クリストフ・バッハ :
  ラメント「神よ、なぜわたしに怒りたもうか」
フィリップ・ピエルロ(指)
リチェルカール・コンソート
ステファン・マクラウド(B)
BCJでも活躍し日本でもお馴染みのバス歌手のステファン・マクラウドを迎え、フィリップ・ピエルロとリチェルカール・コンソートによる17世紀の北ドイツで活躍した音楽の作品。ブクステフーデが認めた夭折の音楽家ニコラウス・ブルーンス。17世紀のドイツ室内楽で重要な役割を果たしたヴァイオリニストでもあるディートリヒ・ベッカー。北ドイツ・オルガン楽派の1人フランツ・トゥンダー。そのトゥンダーの娘と結婚した巨匠ブクステフーデ。バッハ一族としてJ.S.バッハと同様に当時オルガニストとして名声を得ていましたが、その後の不遇により長い間忘れ去られていたヨハン・クリストフ・バッハ。録音:2007年3月
MIR 079 サン=サーンス:
 ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品22
 ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」
ブリジット・エンゲラー(P)
アンドレア・クイン(指)
パリ室内管弦楽団
表現力の幅広さはピカイチのブリジット・エンゲラー。新録音はサン=サーンスの協奏曲。ダイナミックな表現力と歌心溢れる音楽性で聴かせてくれます。リストが高く評価し現在も最も人気のあるサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番。名人芸が堪能できる作品で、エンゲラーは華麗なテクニックを駆使しながら、美しい演奏を披露しています。サン=サーンスがエジプト滞在中に作曲された第5番。異国情緒漂う雰囲気の第2楽章ではエンゲラーの鮮烈な演奏が印象的です。タクトを振るのは1964年生まれのイギリス女流指揮者アンドレア・クイン。録音:2008年6月ルヴァロワ・ペレ(フランス)
MIR 076 ハイドン:
 ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob.XVI..23
 ソナタ 第53番 ホ短調 Hob.XVI..34
 アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII..6
 ソナタ 第50番 ハ長調 Hob.XVI..50
 ソナタ 第62番 変ホ長調 Hob.XVI..52
シャオ・メイ・シュ(P)
ラ・フォル・ジュル・ネでのお馴染みのピアニスト、シャオ・メイ・シュ。上海生まれで、幼い時に母親によって音楽教育を受け、8歳の時にはラジオやテレビで注目を集めていました。しかし文化大革命の影響で数年間地方に過ごし、その後北京で勉強を再開。1980年にアメリカへ、そして1984年にはパリへ移住し、世界各地で演奏活動を行い現在はパリで教鞭を取っています。録音ではゴルトベルク変奏曲(MIR 048)、平均律クラヴィーア曲集(MIR 044)ではその高い音楽性が注目されました。今回のアルバムは2009年のハイドン・イヤーを祝う内容。60曲以上あるハイドンのソナタから音楽的にも充実した中期から後期の作品、そして間に哀愁ただよう変奏曲が盛り込まれています。中でも最後のピアノ・ソナタ第62番は音楽性に富み、複雑な技巧を要する作品。シャオ・メイ・シュの深い音楽性が作品の豊かさ、美しさを際立たせています。録音:2008年6月パリ
MIR 086
(2CD)
\2600→¥2390
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1]
 組曲第1番ト長調BWV 1007(18’29)
 組曲第2番ニ短調BWV 1008(22’14)
 組曲第6番ニ長調BWV 1012(29’55)
[CD2]
 組曲第3番ハ長調BWV 1009(21’48)
 組曲第4番変ホ長調BWV 1010(23’55)
 組曲第5番ハ短調BWV 1011(26’31)
タチアナ・ヴァシリエヴァ(Vc)
2001年ロストロポーヴィチ・チェロ・コンクールでロシア人初の優勝を果たし、今最も注目の実力派女流チェリスト、タチアナ・ヴァシリエヴァ。日本では2008年のゲルギエフ&ロンドン交響楽団の日本ツアーでプロコフィエフのチェロ協奏曲を熱演、2009年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭では舞踊家の勅使河原三郎氏とのコラボレーションによるコンサートが予定されています。MIRAREレーベル登場第1弾として挑んだのがチェロ奏者たちの旧約聖書ともいえる「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲」。彼女の魅力は驚異的なテクニックと深い響きを持った音。独特の色気と流動感に満ちた演奏で新しいバッハ像を聴かせてくれます。録音:2008年11月(シオン、スイス)
MIR 058
(2CD)
フランソワ・フランクール&フランソワ・ルベル:
 叙情悲劇「ピラムとティスベ」
トーマス・ドイル(ピラム)
ユディット・ヴァン・ワンロイ(ティスペ) 他
ダニエル・キュイエ(指)
アンサンブル・ストラディヴァリア
フランソワ・フランクールはヴァイオリニストとして成功後、パリのオペラ界でも作曲家として名声を得た人物。またフランソワ・ルベルも同様にヴァイオリニストとして活躍。後に2人はオペラ座監督を務めています。親友であった二人が共作したのがこの叙情悲劇「ピラムとティスベ」。ピラムとティスベは愛し合っていましたが、対立関係にある両家。ある時ふたりは夜中に駆け落ちをすることにしましたが、誤解と行き違いからピラムはティスベが死んだと思い、自殺。その事実を知ったティスベもまた後を追い、命を絶ってしまう。というロミオとジュリエットのような悲恋のお話。演奏はフランス古楽界を代表するダニエル・キュイエ率いるアンサンブル・ストラディヴァリア。録音:2007年5月(ナント)
MIR 081
(2CD)
\4600→¥3580
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232 谷村由美子(S)
ヴァレリー・ボナール(Ms)
セバスチャン・ドロイ(T)
クリスチャン・イムラー(B)
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル
合唱曲の大家、ミシェル・コルボ。フォーレのレクイエム(MIR 028)、シューベルトのミサ曲第6番(MIR 051)とMIRAREレーベルに次々と新名盤を生み出してきたコルボが遂にロ短調を録音。まず合奏の美しさに驚かされます。流麗な旋律に清楚で繊細な合唱が心地よく響き、安心感のある音楽を形成。高度な合唱に劣らず、4人のソリストたちのテクニックも文句なし。コルボの秘蔵っ子、谷村由美子の充実した声量と伸びのある声に感嘆。独特の声質で惹きつけるヴァレリー・ボナール。メリハリのある明るい美声のセバスチャン・ドロイ。艶がありキリリと引き締まった素晴らしいバス、クリスチャン・イムラー。個々の高いレベルを感じさせる演奏です。感動的な終曲「ドナ・ノビス・パチェム」は圧巻。聴き終えた後もしばらく静かな余韻に浸りたくなるアルバムです。録音:2008年8月La Ferme de Villefavard(仏リムザン地方)

MUSICA LYRICA

ML 001
\2600
J.M.オトテール(ル・ロマン)(1674-1763):
 フルートと通奏低音のための組曲集 第1巻(作品2)&第2巻(作品5)
  第1巻 組曲 第3番 ト長調 作品2の3
  第1巻 組曲 第4番 ホ短調 作品2の4
  第1巻 組曲 第1番 ニ長調 作品2の1
  第2巻 組曲 第1番 ト短調 作品5の1
  第1巻 無伴奏フルートのためのエコー 作品2 
  第2巻 組曲(ソナタ)第4番 ロ短調 作品5の4
前田りり子(バロック・フルート)
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロベール・コーネン(チェンバロ)
日本を代表する美しきフルート奏者、前田りり子の最新盤は、フレンチ・フルート・スクールの始祖オトテール・ル・ロマン作品集。オトテールは、史上初のフルート教則本を書き、ド・ラ・バールについで史上2番目のフルート曲集を出版。その名声はヨーロッパ中に響き渡っていました。オトテールらフランスのフルート奏者・製作家たちの手により誕生した円錐型バロック・フルートは、瞬く間にヴェルサイユの貴族達の心を魅了し、数々の名手を生みました。まさに、現代にまで繋がるフルートのルーツを体感できるCDとなっています。前田のフルートのひたむきな音色、コーネンと市瀬が紡ぐ温かな通奏低音、見事なバランスの録音です。録音:2008年6月

MUSICAPHON 1CD¥2400

M 56893 ①カム・トゥゲザー
②サムシング
③マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー
④オー!ダーリン
⑤オクトパスズ・ガーデン
⑥アイ・ウォント・ユー
⑦ヒア・カムズ・ザ・サン
⑧ビコーズ
⑨ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー
⑩サン・キング
⑪ミーン・ミスター・マスタード
⑫ポリシーン・パン
⑬シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム
⑭ゴールデン・スランバーズ
⑮キャリー・ザット・ウエイト
⑯ジ・エンド
アトリウム・アンサンブル
(セバスチャン・リップ、
フィリップ・ノイマン(Tn)
マルティン・シューバッハ(Br)
フランク・シュヴェムマー(Bs))
ビートルズのアルバム中、最高の売り上げ(1,300万枚)を記録した「アビーロード」をベルリンを中心に活動している「アトリウム・アンサンブル」がアカペラ男声四重唱で録音したもの。「ハー・マジェスティー」は収録されていない。
M 56909
(SACD Hybrid)
\2400
R.シュトラウス:
 「ドン・ファン」Op.20「ティル・オイレンシュピーゲル」Op.28
ストラヴィンスキー:「春の祭典」
ロマン・ブログリ-ザッヒャー(指)
リューベック・フィル
リューベック・フィルは1897年創立。アーベントロート、フルトヴェングラーも第1次大戦前は指揮をしていた。録音:シュトラウス2007年7月8/9日、ストラヴィンスキー2008年6月8/9日リューベック音楽ホールDSD Multi 74’09
M 56905
(SACD Hybrid)
\2400
バーンスタイン:「ウェストサイド・ストーリー」
ハロルド・アーレン:「オズの魔法使い」?「虹の彼方に」
フレデリック・ロー:「マイ・フェア・レディ」より
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」より
リノス・サキソフォン・四重奏団
(アンドレーアス・ヒルナー(Sp-sax)
マルティン・ヒルナー(Alt-sax)
ローランド・リヒタース(Tn-sax)
セバスチャン・ポットマイアー(Br-sax))
トールステン・ブルームベルク(Perc)
「ウェストサイド」はSp-saxのアンドレーアス・ヒルナー、「オズ」「マイ・フェア・レディ」はBr-saxのセバスチャン・ポットマイアーの編曲。ブルームベルクはケルン放響のティンパニー奏者。DSD Multi 74’09
M 56903 ヨーゼフ・クロイツァー(1790-1840):トリオOp.16
アントン・ディアベッリ(1781-1858):
 セレナータ・コンチェルタンテOp.105
ヴェンツェスラフ・マティエガ(1773-1830):ノットゥルノOp.21
トリオ・コントラステ(ステファニー・ハンブルガー(Fl)クリスチャン・オイラー(Va)
マクシミリアン・マンゴールド(Gt))

MUSICA REDIVIVA

MRCD 101
\2300
ある風景の中で− 独奏マリンバのための作品集
 新実徳英:マリンバのために
 ジョン・ケージ :ある風景の中で
 ミクローシュ・マロシュ:マリンバカプリッチョ
 坪能克裕 :メニスクス
 ヘンリク・マッテーン:流れのなか、歩を運ぶ
 ヘイメル・シェーブルム:マリンバのためのイマジネーション
 ダニエル・ベリ:月を越えて
 三木 稔 :マリンバ・スピリチュアル
ダニエル・ベリ (マリンバ)
フレードリク・アンデション、
フレードリク・ビョーリン、
フレードリク・ティーゲル(Perc)
[日本語解説付]
MRSACD 019
(SACD Hybrid)
\2400
①デュカス:「ラ・ペリ」へのファンファーレ
②グレインジャー:「モールバラ公爵」のファンファーレ
③ブルックナー:ロークス・イステ
④ブラームス:
 コラール前奏曲「私はこの世から去らねばならぬ」op.122-11
⑤ヒンデミット:
 金管のための「朝の音楽」-プレーン音楽祭のために
⑧シベリウス:ティエラ
⑨マーラー:原光
⑩マーラー:交響曲第5番〜アダージェット(6’24”)
⑪山本訓久:「日本の子どもの歌による組曲」
 あんたがたどこさ、さくらさくら、ずいずいずっころばし、浜辺の歌
⑫J.ランナー:シュタイヤー舞曲集op.165
⑬J.シュトラウスI世:愛すべきアンネンポルカop.137
⑭ヨハンとヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカートポルカ
⑮J.シュトラウスII世:ポルカ「ハンガリー万歳!」op.332
⑯マーラー:交響曲第3番〜アダージョ‐愛が私に語ること‐(8’28”)
山本訓久(指、編曲③④⑨⑩⑫⑬⑭⑮⑯)
アンサンブル・ペガサス トウキョウ
現在、日本を代表する大編成ブラス・アンサンブルである「アンサンブル・ペガサス トウキョウ ENSEMBLE PEGASUS, TOKYO」(以下EPTと略す)は2002年に結成以来、年1度の日本国内での演奏会とともにチェコ、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデンなどヨーロッパ各国で数多くの公演を行なって来た。EPTの音楽的コンセプトは、その15名の基本編成[3trp/picctrp/flghn/2hn/4trb/bsflghn/euph/2tub]に端的に表れている。金管楽器本来の輝かしい音色を持つトランペット、トロンボーン、ホルンに加えて、より柔和なサウンドのフリュ−ゲルホーン、バス・フリューゲルホーン、ユーフォニアム、2本のテューバ(FおよびC管)を取り入れて中低音域の充実を図り、リーダー・山本訓久のスペシャル・アレンジによってこれまでのブラス・アンサンブルにない独自のレパートリーを創り上げている。またルネサンス、バロックなど歴史的なレパートリーを取り上げる際には、古楽のアーティキュレーションを用いて作品本来の姿を再現すべく配慮している。現代楽器によるブラス・アンサンブルにおいて、古楽奏法を用いて演奏している例は他にほとんどみられない。EPTによるこの試みは世界に先駆けるものとして注目されている。

NAIVE 1CD¥2500

DE 001
¥2290
フィリップ・エルサン:
 ①ヴァイオリン協奏曲
 ②さすらい人〜管弦楽と室内楽と女声のための
 ③ストリーム〜ピアノとオーケストラのための
①オーギュスタン・デュメイ(Vn)、
ジョナサン・ダーリントン(指)、
フランス国立管弦楽団
②ラジオ・フランス合唱団〔ミシェル・トランシャン(合唱指揮)〕
ジョナサン・ダーリントン(指)
フランス国立管弦楽団
③アリス・アデール(Pf)、
トーマス・ダウスゴー(指)
ラジオ・ダノワーズ交響楽団
現代フランスを代表する作曲家、エルサンの作品集。透明な音世界が魅力のヴァイオリン協奏曲では、デュメイがソリストをつとめます。録音:①2004年1月②2004年2月 ③2004年1月
DE 002 フランソワ=ベルナール・マシュ(1935-):
 ①時の河口(l’estuaire du temps)
 ②熾(braises)
 ③アンドロメダ
①ミカエル・レヴィナス(サンプリング)、
エルガー・ホワーズ(指)
ラジオ・フランス管弦楽団
②エリザベス・チョイナッカ(チェンバロ)、
パスカル・ローフェ(指)
ラジオ・フランス管弦楽団
③ジャン=フランソワ・エッセール、
ジャン・ケルナー、
ジェラール・フレミ(Pf)
ジルベール・アミ(指)
新ラジオ・フランス管弦楽団
1曲目の「時の河口」は、絶え間ない水が流れるような音の中に、かすかにフルートやヴァイオリンなどの高速パッセージが聞こえる作品。時折すべての流れを中断するような声のような音が入るなど、時空がゆがめられたような感じです。録音:①1993年9月 ②1999年4月 ③1980年6月
DE 003 パスカル・ザバロ:作品集
 ①フラッシュ〜
   1.東京2.カイロ3.パリ4.ヴァルソヴィア
   5.ニューヨーク〜オーケストラのための
 ②磔刑に関する三つのスタディ〜オーケストラのための
 ③メタル・ミュージック〜
   銅のアンサンブルとパーカッションのための
 ④ファイバーグラス・ミュージック〜
   2つの弦楽四重奏団のための
①②③芸術監督フィリップ・ペリシエ
④クリムト弦楽四重奏団ほか
ザバロは、ヴィルトゥオーゾ・マリンバ奏者にして即興演奏家。ソロからオーケストラ作品まで、幅広いジャンルの作品を書いています。マリンバ奏者ということもあって、リズムが独特。このディスクに収められた作品も、リズムが印象的。最後のファイバーグラス・ミュージックは、ナイマンを思わせるミニマル風音楽。録音:①2003年9月②2004年2月 ③2000年12月 ④2004年12月
DE 004 ギョーム・コネッソン:
 ①Athanor〜
  ソプラノ、バリトン、混声合唱とオーケストラのための
 ②超新星
①ヴィルジーヌ・ペシュ(S)、
ナイジェル・スミス(Br)、
ラジオ・フランス合唱団、
ジョナサン・ダーリントン(指)
フランス国立管弦楽団
②ムハイ・タン(指)
フランス国立管弦楽団
莫大なエネルギーが凝縮された「炉」は古代ギリシアの詩を基にしています。録音:①2004年2月②2002年
DE 005 フィリップ・エルサン:
 ①廃墟のある風景②見知らぬ国で
 ③南の歌④ミサ・ブレヴィス(12声のための)
ダニエル・ザレイ、ジョエル・スピロン、
フレデリック・シャンジュネ、
シルヴァン・ダンゴワーズ、
ポール・マリノフスキ、
クリスティアン・プレヴォ、
デルフィヌ・ボーデ
どこか東洋的なかおりのする①、モダンな和声ながら透明な美しさを保ったミサ曲(④)など、新しい時代を感じる1枚です。

ONDINE 1CD¥2300

ODE 1133 ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):
 チェロとオーケストラのための作品集
  チェロ協奏曲 作品30 (2003)、
  ヘルマ 作品17 (1995) (チェロと弦楽オーケストラのための)
トルルス・モルク(Vc)
スコットランド室内管弦楽団
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
トルルス・モルクは、古典やロマンティックな作品とともに今日の音楽にも積極的に取り組んでいます。Ondine の新しいアルバムでモルクはアイスランドの作曲家ハブリジ・ハトルグリームソンの作品を2曲、演奏しています。「目覚めていても心を鎮めてくれる大規模な子守歌、不思議な夢」と作曲者が語るチェロ協奏曲は、単一楽章で書かれた約29分の作品です。作曲者が子どものころチェロで弾いたグリーグの「子守歌」(抒情小曲集第2集 第1曲) が音楽の素材になっています。この曲は、オスロ・フィルハーモニック、アイスランド交響楽団、スコットランド室内管弦楽団が共同で委嘱し、モルクに献呈されました。「ヘルマ」のタイトルはアイスランド語。「重要な情報を告げる」の意で使われていたのが現在はもっぱら、「誰かの言葉を繰り返す」あるいは「真似る」を意味するフレーズに使われています。音楽は "言葉" を暗示。独奏チェロのパートは、長く、切れ目のないモノローグに似ています。スコットランド室内管弦楽団の首席チェロ奏者ウィリアム・コンウェイのために作曲されました。録音:2007年4月12日-14日 グレイフライアーズ教会 (エディンバラ、スコットランド)
ODE 1140 ビザール・バザール (Bizarre Bazaar)
 1.Dances from Korond
 2.Babsi's Decision
 3.Deine SOhne seien gesegnet
 4.Kokh a glezl vayn 5.Dance of Joy
 6.Wedding Waltz 7.Cafe 1930 8.Bordel 1900
 9.Mashaal 10.Longa 11.Dhikrayat
 12.Menino do Bairro Negro 13.Feira de Castro
カリ・クリーク(Cl)
タピオラ・シンフォニエッタ
ヤン・セーデルブルム (指、Vn)
新鮮な発想と創意に富んだ演奏で知られ、現代を代表するクラリネット奏者のひとりに挙げられるカリ・クリーク (1960-) の新しいアルバムは "Bizarre Bazaar"。<奇想天外のオリエント市> とでも訳すのか、ユダヤ音楽のクレズマー、ポルトガルの民俗歌謡ファド、アルゼンチン・タンゴ、アラブ音楽、彼が旅先で出会ったさまざまな民俗音楽が集められています。直感のままに演奏したと語るクリークの情熱を感じる、楽しいコンサートのライヴ録音です。録音:2008年5月 セッラホール (エスポー、フィンランド) (ライヴ)
ODE 1141
\2300→¥2090
ヒンデミット:管弦楽つきピアノ音楽〜
 左手のためのピアノ協奏曲 Op.29(世界初録音)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
カーティス交響楽団
レオン・フライシャー(P)
メーリー・ルイーズ・カーティス・ボックが1924年、フィラデルフィアに創立したカーティス音楽学校は、高度なプロフェショナル教育を行う音楽学校として知られます。サミュエル・バーバー、レナード・バーンスタイン、アラン・ギルバート、ヒラリー・ハーン、ラン・ランらがカーティスの出身です。厳しいオーディションを経て入学を許された学生には全員、長所と才能に応じて奨学金が給付され、授業料に充てられます。オーケストラとオペラのプロフェッショナルを養成する課程を中心に、鍵盤楽器、作曲、指揮の教育も行われ、2008/09年度には162名の学生が在籍しています。カーティス交響楽団は、14歳から25歳まで100名を超すプレーヤーで構成され、フィラデルフィア管弦楽団が本拠とするヴェリゾンホールで年3回のコンサートを行っています。2008年4月27日のコンサートで彼らは、ヒンデミットの「管弦楽つきピアノ音楽」とドヴォルザークの「新世界」を演奏。ヒンデミットの左手の協奏曲は、フライシャーが初演をして世界各地で演奏を行っている曲で、ラヴェル同様ヒンデミットが第一次大戦で右手を負傷したピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインへ献呈。そのまま演奏されることなく彼の遺品から発見され、その後フライシャーが手に入れ2004年にラトル&BPOとともに初演されました。録音:2008年4月27日 ヴェリゾンホール (フィラデルフィア、ペンシルヴェニア州) (ライヴ)
ODE 1084
(2SACD Hybrid)
\3300→¥2990
マーラー:
 ①交響曲第6番イ短調「悲劇的」、
 ②ピアノ四重奏曲イ短調(1876)
①クリストフ・エッシェンバッハ(指)
フィラデルフィア管弦楽団
②クリストフ・エッシェンバッハ(P)
[フィラデルフィアO.のメンバー]
デイヴィッド・キム(Vn)
チューン=ジン・チャン(Va)
エフェ・バルタチギル(Vc)
KDC 5014の直輸入盤。録音:①2005年11月(ライヴ)②2006年3月フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール
ODE 1128
\2300→¥2090
J・S・バッハ/ティモ・コルホネン編:3つの無伴奏ヴァイオリンソナタ
 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 ト短調 BWV1001
 無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 BWV1003
 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
ティモ・コルホネン(G)
楽器:リヒャルト・ヤーコブ・ヴァイスゲルバー(1928年)
世界各地のコンサートと主要フェスティヴァルへの出演で人気を集める、知る人ぞ知るギタリスト、ティモ・コルホネン(1964-)。代表作はオンディーヌ最大のヒット作、タレが編曲によるショパン作品集(ODE903)や、レオ・ブロウウェルから献呈された「ヘルシンキ協奏曲(ギター協奏曲第5番)」 (ODE979) は2003年度カンヌ・クラシカルアウォードを受賞しました。幼いころから親しんだJ・S・バッハの3つの無伴奏ヴァイオリンソナタをコルホネンはギターのために編曲、出版しました。その編曲をみずから演奏した録音。コルホネンがとりわけ留意したのは原曲に忠実に編曲すること、そしてバッハの様式に沿って演奏することでした。深いタッチから生み出されるバッハの真髄を堪能することができます。フィンランドのナーンタリ教会での残響を生かした美しい録音です。通常のCDとしてリリースされますが、収録は 24bit DXD 録音。録音:2007年11月 ナーンタリ教会(ナーンタリ、フィンランド)
ODE 1145
(4CD)
\6300→¥5790
限定盤
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):8つの交響曲
 CD1:交響曲第1番(2003年改訂版)、交響曲第2番
 CD2:交響曲第3番、交響曲第4番「アラベスカータ」
 CD3:交響曲第5番、交響曲第6番「ヴィンセンティアーナ」
 CD4:交響曲第7番「光の天使」、交響曲第8番「旅」
ベルギー国立交響楽団
ミッコ・フランク(指) [第1番]
ライプツィヒ放送交響楽団
マックス・ポンマー(指)[第2、3、4&5番]
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
マックス・ポンマー(指)[第6番]
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
レイフ・セーゲルスタム(指)[第7、8番]
2008年10月9日に80歳を迎えたラウタヴァーラの交響曲の道程をたどるアルバム。タングルウッドでコープランドに学んでいたころに作曲したクラシカルな第1番、もっと鋭い現代的な語法による第2番、ブルックナーのロマンティシズムをモデルにしながら、技法は十二音に基づく第3番、音列技法による禁欲的なモダニズムの第4番。それまでのスタイルを融合、ゆたかな色彩とテクスチュアをもつ、流れるようなスタイルに新たな展望を見いだした単一楽章の第5番、ゴッホを題材とするオペラ《ヴィンセント》に基づき、《星の夜》以下4つの楽章をもつ交響曲第6番、自由に流れる表現的なメロディが鮮やかな色世界に誘う第7番《光の天使》、果てない海洋に導くかのような第8番《旅》。第1番はミッコ・フランクとベルギー国立交響楽団が録音した、「ポエティコ」の楽章を追加した2003年改訂版が収録されました。録音:1989年-2005年
ODE 1127
\2300
キンモ・ハコラ(1958-):
 ピアノ協奏曲(1996)
  【第1楽章フリオーゾ、第2楽章カプリッチ、
  第3楽章フォルツァ、第4楽章トッカータ、
  第5楽章フオーコ、第6楽章カデンツァ、
  第7楽章マエストーゾ、第8楽章トリステ、第9楽章ルックス】、
 シンフォニエッタ(1999)
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
フィンランドでもっとも注目される作曲家のひとりキンモ・ハコラ。ピアノ協奏曲はヘルシンキ・フェスティヴァルから委嘱を受け、1996年に完成。9つの楽章からなる演奏時間約56分の大曲。カデンツァが独立した楽章とされたことが注目されます。力強さと輝かしさ、深い情緒とユーモア。ヴィルトゥオーゾ的書法のパッセージとともにピアノ協奏曲のさまざまな魅力にあふれた記念碑的な作品です。ヘンリ・シーグフリードソンはフィンランドのトゥルクに生まれ。シベリウス・アカデミーで学び、1994年にヴァイマールで行われた国際フェレンツ・リスト・ピアノ・コンペティションの第1位を獲得した後、ヨーロッパ各地のコンクールで優勝もしくは上位に選ばれています。シベリウスのピアノ・トランスクリプション集(hanssler 98.261)、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番・第3番(hanssler 98.259)は国際的に高く評価され、新しい聴衆を獲得することに成功しました。管弦楽のための「シンフォニエッタ」は、情熱的、リズミカルな音楽が一貫する単一楽章の作品です。ヨン・ストゥールゴールズとタンペレ・フィルハーモニック管弦楽団がヴィルトゥオーゾ的な音楽を鮮やかな音で楽しませてくれます。広がりのあるダイナミックな音、温もりのある響き。ゆったりした空間を誇るタンペレのホールで録音セッションが行われました。録音:2007年12月 タンペレホール (タンペレ、フィンランド) 制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ

ORFEO

ORFEO 673091
\2600
「クラリネットのためのコンチェルティーノ集」
 ①カール・ベールマン:
   2つのクラリネットと管弦楽のためのコンチェルタンテ変ホ長調
 ②メンデルスゾーン:
  クラリネット、バセットホルンと
   管弦楽のためのコンツェルトシュテュック第1番ヘ短調Op.113
 ③同:
  クラリネット、バセットホルンと
   管弦楽のためのコンツェルトシュテュック第2番ニ短調Op.114
 ④カール・ベールマン:
  2つのクラリネットと管弦楽のための
   デュオ・コンチェルタント変ホ短調/変ホ長調Op.33
ディーター・クレッカー(第1 Cl)
①④ジュゼッペ・ポルゴ(第2 Cl)
②③ルイジ・マジストレッリ(バセットホルン)
プラハ室内管弦楽団
クラリネット・ヴィルトゥオーゾとして19世紀ヨーロッパ各地で熱狂的な人気を集めたハインリヒとカールのベールマン父子。カールによって語られる面白いエピソードは同時代に生きたメンデルスゾーンとの親交の深さをよく示すもの。別名 “甘いダンプリングとシュークリーム、クラリネットとバセットホルンのためのグラン・デュオ”とも呼ばれるメンデルスゾーンによる2つのコンツェルトシュテュック。これはベールマン父子がコンサート・シリーズのためにサンクトペテルブルクへ赴く途中、1832年末にベルリンで、彼らとメンデルスゾーンとのあいだで闘わされた料理対決から派生したものです。大御所クレッカーを中心に、名手マジストレッリと愛弟子ポルゴがなにげないフレーズにもとびきりの腕前を聞かせてじつに楽しい仕上がりのアルバムとなっています。録音:2004年11月23-27日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ DDD ステレオ 52’24”
ORFEO 759081
\2600
リスト:超絶技巧練習曲集S139(全12曲) ミロスラフ・クルティシェフ(P)
1985年ロシアのレニングラードに生まれたミロスラフ・クルティシェフは、2007年の第13回チャイコフスキー国際コンクールでピアノ部門最高位(第1位なしの第2位)に輝いた逸材。すでに、ウィーンのムジークフェラインザール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ニューヨークのエイブリー・フィッシャー・ホールに登場するいっぽうで、巨匠ワレリー・ゲルギエフのお気に入りとして数々の音楽祭にも出演しています。現在はペテルブルク音楽院に在学中のクルティシェフが弾くオルフェオ・デビュー盤は、リストの超絶技巧練習曲集。チャイコフスキー・コンクールの予選でも弾いて聴衆の度肝を抜いた第4、9、12番をはじめ、恐るべきヴィルトゥオーゾぶりに磨きをかけています。

ORFEO D’OR

ORFEOR 626041
\2300
ベリオ:
 ①エピファニー〜
   管弦楽と女声のための(1965-61/1965改訂)
 ②コロ〜
   合唱と管弦楽のための(1975/76)
キャシー・バーベリアン(Ms)
ウィーンORF合唱団
レイフ・セーゲルスタム(指)
ORF交響楽団
20世紀を代表する作曲家ベリオを、やはり現代有数の作曲家でもあるセーゲルスタムが取り上げたライヴ。ブレヒト、サングイネーティ、さらにプルーストやジョイスといった複数のテクストに拠る「エピファニー」は、声とオーケストラのための伝統的なカンタータ形式が採られた作品。それぞれが単体で演奏することも可能な、7つの管弦楽のパートと5つの声のパートの全12章で構成されています。これらはまた、演奏順序の入れ替えが可能なため、配置次第ではテクストの意味に影響を及ぼすという“偶然性”も特徴的。ここではなんといっても元ベリオ夫人で現代作品のスペシャリストとして名を馳せたキャシー・バーベリアンの参加が注目されます。カップリングは作曲から間もない時期の「コロ」。29のエピソードからなるこの作品は、ベリオ自身が“進行中の作品”と述べており、1964年作の「フォークソング」の要素とも強くリンクしたものとなっています。録音:①1974年8月19日フェルゼンライトシューレ ②1977年8月8日モーツァルテウム [オーストリア放送(ORF)収録] ADD ステレオ 77’12”

PARADIZO

PA 0007
\2500
A French Collection〜フレンチ・コレクション
 ルイ・マルシャン:
  プレリュード(Livre1)、シャコンヌ(LivreI)
 ジャック・デュフリ:
  ラ・ドゥ・ベロンブル(LivreⅢ)、愛(LivreⅢ)、
  ラ・フェリックス(LivreⅡ)、ロンドー(LivreⅠ)、
  シャコンヌ(LivreⅢ)、ロンドー(LivreⅣ)
 A.L.クープラン:ロンドー(1751)
 クロード・バニニュ・バルバストル:
  ジーグ、ラ・スザンヌ、エリクール、ラ・デュ・カーズ
 ミシェル・コレット:エトワール
 パンクラス・ロワイエ:
  アルマンド(LivreⅠ)、スキタイ人の行進(LivreⅠ)
スキップ・センペ(チェンバロ)
センペのチェンバロの魅力はじゃらんじゃらんとゴージャスな音、そして鮮烈なリズム感、ものすごい推進感。チェンバロという楽器をここまで鳴らせる奏者はなかなかありません。このディスクの最後のトラックに収められている「スキタイ人の行進」(トラック17)ではまさにゴージャス・センペ節が爆発します。もちろん、静かでゆったりとした作品では、ため息が出るようなセンシティブな歌を聴かせてくれます。フランス・バロックの熱くゴージャスな世界を心行くまで堪能できる、素晴らしいディスクです。録音:2006年

POLYMNIE 1CD¥2400

POL590430 モーツァルト:
 管楽八重奏曲ト短調 KV183(交響曲第25番 編曲)
シューベルト:
 管楽八重奏曲変ロ長調 D485(交響曲第5番 編曲)
サティ:風変わりな美女
チック・コリア:「チルドレンズ・ソング」より
ネポムク管楽八重奏団
クリストフ・パトリックス、
ドミニク・ボワサン(Ob)
クサヴィエ・ブトン、
クリスチャン・モネ(Cl)
ダヴィッド・アノワ、
ニコラ・ゲニャール(Hrn)
フィリップ・レカール、
サンドリーヌ・シャルエ(Fg)
ニコラ・シャロン(Kb)
POL 490347 モーツァルト:
 オーボエ五重奏曲 ト短調 KV516
 オーボエ四重奏曲 へ長調KV370
 フルート四重奏曲 ニ長調KV285,ハ長調KV171
デヴィッド・ワルター(Ob),
ミシェル・モラゲス(Fl)
ジュヌヴィエーヴ・ローランソー、
リシャール・シュムクレール(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
ディアナ・リゲティ(Vc)
POL 160328 ベートーヴェン:
 連作歌曲「はるかなる恋人に寄す」Op.98
 遠い国からの歌WoO.137
 のみの歌Op.75
 マルモットOp.52
 なんと時は永くWoO.116
 ロマンスWoO.128
 いらだつ恋人- アリエッタ・ブッファOp.82
 いらだつ恋人- アリエッタ・アッサイ・セリオーサOp.82
 友情の幸せOp.88
 この暗き墓場にWoO.133
 ゲレルトの詩による6つの歌Op.48
 25のアイルランドの歌WoO.152,153,154より
 みんな楽しく輪になって
 アイルランド男の胸は高鳴る
 古老が教えてくれてから
 やさしい乙女よ、そなたが残した口づけは
マリオ・アカール(Br)
クロード・コレ(Pf)
フランク・デラ・ヴァッレ(Vn)
フレデリック・ドヴィーユ(Vc)

PRAGA DIGITALS

PRDDSD 250250
(SACD Hybrid)
\3100
マルティヌー:
 ①ピアノ四重奏曲H.287
 ②ピアノ五重奏曲第1番H.229
 ③同第2番 H.298
イヴァン・クラーンスキー(Pf)
コチアンSQ
多作家で知られるマルティヌーはピアノ五重奏曲も2篇残しています。いずれも四楽章構成の大規模な本格的作品で、聴き応え満点。初期の第1番は当時流行していたジャズの影響の濃いモダンな作品。第2次世界大戦中の第2番とピアノ四重奏曲はチェコの民族色香る軽快な作品ですが、どこか不安な雰囲気に満ちています。チェコきっての名手クラーンスキーとコチアンSQが見事なアンサンブルを聴かせてくれます。録音:①2008年3月19-20日 ②2008年10月12、17日 ③2007年3月31日 プラハ、マルティヌー・コンサートホール DSDマルチチャンネル ステレオ 72’ 04”

PROFIL 1CD¥2400

PH 05028 ①グノー:聖チェチーリアの荘厳ミサ曲
②ビゼー:テ・デウム
①アンジェラ=マリア・ブラシ(S)、
クリスティアン・エルスナー(T)、
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
②アンジェラ=マリア・ブラシ(S)、
クリスティアン・エルスナー(T)
ミュンヘン・モテット合唱団
ハンス・ルドルフ・ツェベレイ(指)
ミュンヘン交響楽団
当時の基準で技巧的な点でも、またオペラ的な様式の導入という点でも画期的で、グノーの教会音楽家としての名を不動にした聖チェチーリアの荘厳ミサ曲。当代の名バリトン、ヘンシェルが参加しているのに注目です。ほかにビゼーの珍しい宗教曲を収録。
PH 06021 ブラームス:
 ①3つの四重唱曲Op.31
 ②3つの四重唱曲Op.64
 ③4つの四重唱曲Op.92
 ④6つの四重唱曲Op.112より憧れ / 夜に
アンドレアス・ロートコプフ(P)
シュトゥットガルト室内合唱団
フリーダー・ベルニウス(指)
うつくしいハーモニーと精度の高いアンサンブルで評価の高いベルニウス率いるシュトゥットガルトのチームによるブラームス。
PH 07002 ブルックナー:
 ①舌もて語らしめよWAB 33
 ②乙女らは王の御前に導かれWAB 1
 ③王の旗は翻るWAB 51
 ④われらがためキリストは死のもとにWAB 10
 ⑤この場所は神が造り給うWAB 23
 ⑥正しき者の唇は知恵を語るWAB 30
 ⑦私は僕ダヴィデを選びWAB 20
 ⑧主よ、我を解き放ちたまえWAB 21
 ⑨アヴェ・マリアWAB 6
 ⑩愛する者よ、あなたはすべてに美しいWAB 46
 ⑪エサイの枝は芽を出しWAB 52
 ⑫見よ、大いなる司祭をWAB 13
⑦ヴォルフガング・チェルスタ、
クラウス・バウエルレ、
ペーター・レトヴィグ、フリッツ・レシュ(Tb)
⑧⑩⑫マンフレート・フーク(Org)
⑩オリ・ファフ(T)
ハンス・ザノテッリ(指)
シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル
カーリヒ原盤の再発。
PH 09011
(SACD Hybrid)
\2400
1.-3. マルセル・デュプレ(1886-1971):
 オルガン交響曲 第2番 作品26
4. ジャイルズ・スウェイン(1946-):
 オルガンのためのリフ-ラフ(1983)
5. ジョセフ・ジョンゲン (1873-1953):英雄ソナタ 作品94
6. フランク・ブリッジ(1879-1941):アダージョ ホ長調
7.-8.マルセル・デュプレ:2つのスケッチ作品41
トビアス・フランク(Org:クラウス・オルガン使用)
二つのタイプの近現代オルガン傑作を集めたCDがProfilより発売となります。まず、ジョセフ・ジョンゲンとフランク・ブリッジは、オルガンの伝統的なスタイルを持ちながら、シェーンベルク、ベルク、ブーレーズといった現代作曲家のような新しい音楽のパイオニアに感化されていない作風が印象的な作品です。一方、デュプレとスウェインは、自国の伝統的スタイルを捨て、オルガンの可能性を追求した、新しいアイディアと概念を含む新たな美学を追求した作品です。中でも注目がマルセル・デュプレの作品です。デュプレは20世紀のコンサート・オルガニスト、作曲者として最も重要な存在です。彼は特に即興音楽の名手で、オルガンのための数多くの作品を残しております。ここで収録されているオルガン交響曲第2番は彼の初期の作品で、フランスのロマン的なメロディをモチーフに壮大なオルガン交響曲に書き上げました。使用オルガンはシュヴァイクルベルクのベネディクト修道院の2000年建造されたクラウス・オルガンです。オルガン・ビルダーのクラウスは教会建築に理想的な響きを追求した結果、連動オルガンを造りました。これは独立した二つのオルガンを教会の両側に配置し、演奏は教会の中央に置かれたコンソールにより演奏できるというものです。音響効果を考慮した選曲に加え、ハイブリッドSACDですので、教会の中央で聴いているかのような臨場感と迫力をお楽しみいただけます。演奏のトビアス・フランクはミュンヘン音楽・演劇大学でオルガン演奏を学び、バイエルンのアイヒシュテット教会オルガニストとして研鑽を積みました。これまでにヴィンセント・ワーナー(フランス)、ジャン=パーカー・スミス(イギリス)、ハンス=オラ・エリクソン(スウェーデン)に師事しております。2008年10月よりノイブランデンブルグの聖ヨハネス教会の専属オルガニストとなり教会の礼拝式をはじめコンサートも行っております。本録音は彼のコンサート・オルガニストとしての実力がわかる19世紀〜20世紀にかけてのフランス・イギリスのオルガン作品の傑作集です!!録音:2007年12月10-12日ニーダーバイエルン、シュヴァイクベルク、ベネディクト修道院DSD マルチチャンネル ステレオ 70’ 49”
PH 09004
(3SACD Hybrid)
\6000→¥5490
ワーグナー:「ローエングリン」 ヨハン・ボータ(T ローエングリン)
アドリアンヌ・ピエチョンカ(S エリーザベト)
ペトラ・ラング(Ms オルトルート)
ファルク・シュトゥルックマン(Br フリードリヒ・フォン・テルラムント)
クワンチュル・ユン(ハインリヒ王)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br 伝令)
セミヨン・ビシュコフ(指)
ケルンWDR交響楽団,
ケルンWDR放送合唱団,NDR合唱団,
プラハ室内合唱団
最近、充実のワーグナーが聞けないとお嘆きのワグネリアン諸氏に、PROFILから朗報が舞い込んで来ました!ビシュコフと手兵ケルンWDR交響楽団による「ローエングリン」です。2008年5月28日に演奏会形式で上演した後、エリーザベトとハインリヒ王を交代し、2週間かけて録音したもの。最大の特徴は、たいへんに豪華なキャスト!現時点で最高レベルを揃えています。タイトルロールにはボータ、そしてエリーザベトにはピエチョンカを投入。重要なオルトルートにはラング、そしてテルラムントにシュトゥルックマンと、バイロイト音楽祭じゃ絶対にできない豪華さ。もちろん、ビシュコフの指揮も充実。当代最高の布陣を揃えた「ローエングリン」、逃がす手はありません!!!録音:2008年5月30日-6月14日,ケルン
PH 07069
(SACD Hybrid)
\2400
「ジャコモ・カリッシミ:ヴィルトゥオーゾ・ソプラノ・モテット集」
 ①来たれ、死すべき者たちよ
 ②油はとめどなく流れ
 ③明けの明星のように
 ④主よ、わたしの神よ
ロバート・クロウ(ソプラニスタ)
ミヒャエル・エーベルト(Org)
「驚くべき天賦の才能をもつソプラニスタ(男性ソプラノ)」(ニューヨーク・タイムズ)と絶賛されるロバート・クロウのソロ・デビュー盤。4つのモテットは、おそらく17世紀の中ごろに、大家ジャコモ・カリッシミ(1605−1674)がローマの聖アッポリナーレ教会で演奏するために書いたとされるもの。当時の偉大なるカストラートたちが歌うことを念頭に作曲された内容ですが、こうして当時のカストラートにもっとも近いとされるソプラニスタによって感情表現もみごとに歌われると、初めて妖美な魅力の真価が解き明かされてゆくような興奮をおぼえます。なお、収録場所である教会のふりそそぐような残響を体感できるように、マルチチャンネルステレオ再生可能なSACDハイブリッド仕様でのリリースというのも魅力的。録音:2007年10月1、3、4 & 5日ミンデルハイム、“マリアのお告げ”イエズス会教会[バイエルン放送との共同制作] DSD マルチチャンネル
PH 09008
(2CD)
\4800
メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」Op.36 ザビーネ・ゲッツ(S)
ドロテー・ツィンマーマン(A)
マルクス・ブルーチャー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
ドリス・ハーゲル(指)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス
ヴァイルブルク・シュロス教会合唱団
音楽史上の偉業、J.S.バッハの「マタイ受難曲」復活蘇演でも知られるように、メンデルスゾーンが創作上の理想としたのはバッハやヘンデル、モーツァルトといった古典への回帰でした。1834年初めから1836年春にかけて作曲された第1作目のオラトリオ「聖パウロ」は、そのヘンデルを規範としたもので、続く「エリヤ」と並んで力強い合唱が生み出す劇的な緊張感が大きな魅力となっています。1992年結成のアンサンブルと、1986年以来カントリンを務めるヴァイルブルク・シュロス教会合唱団を率いるハーゲルはアーノンクールに学んだ逸材。録音:2008年9月18-22日ヴァイルブルク、シュロス教会 ステレオ
PH 08022
\2400
ルーペルト・イグナツ・マイヤー(1646−1712):
 “われ主に感謝せん”〜詩篇、モテット&協奏曲集
  Ascendit Deus / Scapulis suis /
  Sacri concentus psalmorum,
   antiphonarum, Op.3: Confitebor tibi /
  Jubilate Deo / Meditabor /
  Sacri concentus psalmorum,
   antiphonarum, Op.3: Beati omnes /
  Dominus regnavit / Confitebor /
  Sacri concentus psalmorum,
   antiphonarum, Op.3: In terras descendam /
  Credidi / Passer invenit /
  Sacri concentus psalmorum,
   antiphonarum, Op.3: Ave regina coelorum /
  Laudate Dominum /
  Sacri concentus psalmorum,
   antiphonarum, Op.3: Formula votiva sodalium /
 Gazophylacium musico-sacrum: Confitebor
メヒティルド・バッハ(S)、
エリーザベト・ポピアン(A)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス・ヴォカリス
ラルパ・フェスタント
ドリス・ハーゲル(指)
ミュンヘンの宮廷で活躍していた時期に、パリに派遣されてリュリのもとで学んだという経歴を持つマイアーは、17世紀末から18世紀初頭にかけて一時代を築いた教会音楽の作曲家、ヴァイオリニスト。声楽と器楽とが等しく主題を受け持つ点や、リズムの躍動感などにその特徴があると云われます。ここでオリジナル楽器の演奏陣を率いるハーゲルはザルツブルクのモーツァルテウムで、アーノンクールのもと、歴史的奏法の実践を学んだ指揮者。彼女はまたソプラノ、オルガニスト、音楽学者でもあり、こうした経験を踏まえて各パートへの目の行き届いたアプローチが光ります。
PH 09006
(SACD Hybrid)
\2400→¥2190
①モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
 ②第1楽章カデンツァ;
   リッシェ、ブゾーニ、ブラームス、フンメル、ベートーヴェン
 ③第3楽章カデンツァ;
   リッシェ、ブゾーニ、クララ・シューマン、
   フランツ・クサヴァー・モーツァルト、ベートーヴェン
ミヒャエル・リッシェ (Pf)
ハワード・グリフィス(指)
ケルンWDR交響楽団
純ドイツ風ピアニズムが味のミヒャエル・リッシェ。作曲家としてもミルコ・ケレメン門下の彼が自作のカデンツァでモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾いていますが、自作以外、ベートーヴェンの有名なものからブラームス、ブゾ−ニの各種カデンツァを聴かせてくれます。第3楽章ではモーツァルトの令息フランツ・クサヴァー作が入っているのも注目です。マルチチャンネル ステレオ

REFERENCE RECORDINGS 1CD¥2100

RR 117 パーシー・グレインジャー:
 モールバラ公爵のファンファーレ、リンカシャーの花束、
 陽気な王様、こどものマーチ*、コロニアル・ソング、
 モック・モリス、ガム・サッカーズ・マーチ、岸辺のモリー、
 スプーン・リバー、アフター・ワード*、
 「ワムフレイの若者たち」行進曲、
 デリー地方のアイルランド民謡、羊飼いの呼び声
ダラス・ウィンド・シンフォニー
ジェリー・ジャンキン(指)
アーツ・ディストリクト・コーラス*
ダラス・ウィンド・シンフォニーは、アメリカでも数少ないプロ吹奏楽団。1985年に創設された比較的新しい団体ではありますが、アメリカの吹奏楽界を牽引する存在です。REFERENCE RECORDINGSレーベルからも数タイトル発売され、その実力は実証済み。このアルバムはパーシー・グレインジャーの作品集。グレインジャーは1882年オーストラリアのメルボルンに生まれ、ドイツで音楽を学び、その後イギリスで主に活動し、第一次大戦後アメリカに移住し成功を収めた作曲家、ピアニスト。演奏、録音されることが少ない珍しい合唱つきの「アフター・ワード」や不朽の名作「リンカーンシャーの花束」、「コロニアル・ソング」など美しいメロディーと印象的な和音で、どの作品もカッコイイ名曲ばかり。吹奏楽ファン必聴の1枚です。録音:2008年8月23-24日マイヤーソン・シンフォニーセンター(ダラス) (HDCD)
RR 118 ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集
 第1番ハ短調、第2番ト長調、第3番イ長調、
 第4番変ロ長調、第5番ニ短調
バロック・ヌヴー
【チャールズ・シャーマン(cemb)、
アンソニー・マーティン(Vn)、
シュテファン・シュルツ(バロックFl)、
ジョセフ・リー(viora da gamba)】
18世紀フランスにおける室内楽作品の傑作ラモーのコンセールによるクラヴサン曲集。古楽器を使用したアンサンブル、バロック・ヌヴーはフィルハーモニア・バロック管弦楽団のメンバーやアメリカ古楽界のスペシャリストたちで構成されています。切れ味の良い演奏で巧みに音色を操るチャールズ・シャーマン。アンソニー・マーティンの流れを作る音楽性、シュテファン・シュルツ、ジョセフ・リーのふくよかな音が親密さと音楽の広がりをより一層感じさせます。さらに、あの有名な世界最高峰の音響効果を提供しているスタジオ、スカイウォーカ・サウンドで録音。音質良好。録音:2008年6月12-14日 スカイウォーカー・サウンド・スタジオ (HDCD)

SDG

SDG 153
(2CD)
\4400
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.20
[CD1]
 「おのがものを取りて、行け」BWV 144
 「われはわが幸に満ち足れり」BWV 84
 「われは神の御胸の思いに」BWV 92
[CD2]
 「天より雨下り、雪落ちて」BWV 18
 「軽佻浮薄なる精神(こころ)の者ども」BWV 181
 「主よ、われらを汝の御言葉のもとに留めたまえ」BWV 126
ギリアン・キース(S)、
アンガラード・グルフィッド・ジョーンズ(S)
ロビン・タイソン(A)、
ジェームス・ギルクリスト(T)、
ステファン・ロージェス(B)
モンテヴェルディ合唱団
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
復活節前第9、8日曜日のためのカンタータ集。神の御言葉について説いた聖句が読まれる日曜日のため、どのカンタータも「言葉」そのものに重点を置いています。84番はソプラノ・ソロのためのカンタータ。終曲のコラールは、神への純粋な信仰を表現しています。ガーディナーはコーラスに「ア・カペッラ」でコラールを歌わせており、歌詞がいっそう印象深く響きます。録音:2000年2月

SIMAX

PSC 1833
(2CD)
\5000→¥4590
ノルウェーの偉大な演奏家たち
 1945年-2000年 第4集-ロベルト・リフリング
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109、
 第31番 変イ長調 Op.110、第32番 ハ短調 Op.111、
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58*、
 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
ロベルト・リフリング(P)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
カシュテン・アンデシェン(指)*
ガブリエル・フムーラ(指)
20世紀後期、ノルウェーを代表する音楽家たちの遺産シリーズ。第4集のアーティストは、ピアニスト、ロベルト・リフリングです。リフリングが音楽家生涯を通じてバッハの作品とともに追求し、「明快、開放的、極点に達した」と評されるベートーヴェンのソナタと協奏曲。後期のソナタ3曲は1979年ベルゲン国際フェスティヴァルのホーコン王の館でのコンサート、ピアノ協奏曲は1986年(第4番) と1981年(第5番) のオスロ・コンサートホールでの演奏をノルウェー放送がライヴ録音した音源です。ステーン=ノクレベルグ、ホーヴァル・ギムセ、アウストボー、アンスネスらによって引き継がれたノルウェー・ピアノ芸術の伝統の記念碑ともみなされる演奏。ベルゲンとオスロの聴衆の拍手がそのすばらしさを物語ります。アウドゥン・ストリーペの手でアーカイヴ録音に丁寧で音楽的なマスタリングが施され、そのおかげでリフリングの音楽を臨場感ゆたかな音で楽しむことができます。録音:1979年5月28日 ホーコン王の館(ライヴ/ソナタのみ)、1986年9月25日*、1981年10月21日 オスロ・コンサートホール(ライヴ) ノルウェー放送 (NRK) アーカイヴの音源 マスタリング:アウドゥン・ストリーペ
PSC 1278
(SACD hybrid)
\2800
ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):
 ①ヴァイオリン協奏曲(マッド・キャップ・トゥートリング) (2003)
 ②チェロ協奏曲(ウェット・ブラバー・スープ)(2002)
 ③Gus (突風) (2005) (ダブルベースとヴィオラのための)
 ④ロウ・ジャイヴ(2007) (管弦楽のための)
①②ペーテル・ヘレスタール(Vn)
オイスタイン・ビルケラン(Vc)
③ダン・ステュッフェ(ダブルベース)
カスリーン・ブロック(Va)
①②④オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
ペーテル・シルヴァイ(指)
現在50歳以下の作曲家たちはポピュラー音楽と一緒に育ちながら、なぜアートミュージックとポピュラーミュージックの対話を試みる人たちがほとんど見あたらないのだろうか。 Byヘンリク・ヘルステニウス そんな疑問に答えるように独自の活動を続けている作曲家ヨン・オイヴィン・ネスの作品集。彼は、イギリスとアメリカのポピュラーミュージックとの関わりを常に持ちつづけてきました。新しい着想のセル(細胞)が次々と現れ、ひとつの作品を作り上げていきます。《マッド・キャップ・トゥートリング》はヴァイオリン協奏曲。タイトルの"無鉄砲者がペラペラ"が示すのは、メディアを前にイラクへの侵攻をぶち上げた米国合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュです。チェロ協奏曲の《ウェット・ブラバー・スープ》。"湿ったブラバー (鯨の脂肪) スープ" のタイトルは、イギリスのバンド10ccのメンバーだったケヴィン・ゴドリーとロル・クレームが脱退後に結成したポップ・デュオ、ゴドリー&クリームの歌の題名のもじりです。ダブルベースとヴィオラのデュエット曲のタイトル《Gust》は自然と文化の交わす対話を示唆します。《ロウ・ジャイヴ》のタイトルは、カルト的人気を誇ったイギリスのパンク、ニュー・ウェイヴのバンド、スージー・アンド・ザ・バンシーズの歌《スローダイブ》の歌詞の一部。タイトルが示すとおりオーケストラの低域に響きと音色の中心が置かれています。この曲にかぎらずネスの音楽には常にストラヴィンスキーの影がつきまとっているようです。①②録音:2008年4月28日-30日 オスロ・コンサートホール ③録音:2008年6月25日 ノルウェー音楽大学 (NMH) リンデマンホール (オスロ) [PSC1288] ④録音:2008年2月6日-7日 オスロ・コンサートホール (ライヴ)5.1 surround/stereo
PSC 1279
(2SACD hybrid)
\5000
グリーグ:ピアノ三重奏曲 ハ短調
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 作品15
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50
グリーグ三重奏団
【ヴェービョルン・アンヴィーク(P)
ソルヴェ・シーゲルラン(Vn)
エレン・マルグレーテ・フレショー(Vc)】
グリーグ三重奏団は1987年の結成以来、変わらないメンバーで着実に評価を重ねてきました。フレドリクスターのオストシーデン教会で録音の行われた最新アルバムではロマンティックな3つの作品が演奏されています。グリーグが三重奏曲の緩徐楽章として作曲しながら、彼の死後出版された《アンダンテ・コン・モート》、病死した娘の追悼のためにスメタナが書いたト短調の三重奏曲。チャイコフスキーのイ短調三重奏曲は、ニコライ・ルビンシテインの死をきっかけに作曲されたロマンティックな大作。グリーグ三重奏団が1993年・1994年度ノルウェー批評家賞を受賞することになったコンサートで演奏されたのが、この作品でした。録音:2007年3月13日-16日、19日-20日 オストシーデン教会 (フレドリクスター、ノルウェー)5.1 surround/stereo
PSC 1029
\2500
ブラームス:チェロ作品集
 チェロ・ソナタ第1番&第2番、
 6つのリート Op.3-第1番 愛のまこと、
 5つのリート Op.49-第4番 子守歌、
 5つのリート Op.71-第5番 恋の歌、
 6つのリート Op.86-第2番 野の寂しさ、
 5つのリート Op.94-第4番 サッフォー風頌歌、
 5つのリート Op.105 第1&2番
トゥルルス・モルク(Vc)
ラーゲルスペッツ(P)

SUPRAPHON

SU 3978
\2000
①ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(1914-21)
②ノヴァーク:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調(1891)
③ネドバル:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調Op.9(1893-94)
イヴァン・ジェナティー(Vn)
マルティン・カシーク(P)
19世紀末から20世紀初頭にかけて作曲されたチェコの3つのヴァイオリン・ソナタ。ヤナーチェクの名作に、ドヴォルザークの高弟ふたり、ノヴァークとネドバルの初期作品を収録しています。演奏は同じチェコの中堅ふたり、1962年生まれ、スークに学んだジェナティーと、1976年生まれで、ベルマン、バドゥラ=スコダ、クラーンスキーに師事したカシーク。ノヴァークのソナタは学生時代の作、ドヴォルザークのクラスに入って最初の作品。ノヴァークは強情な生徒でドヴォルザークと衝突を繰り返し、師に意見されて完成までに何度も改訂が重ねられました。血気盛んな「疾風怒濤」(ノヴァークの論文作者ヴラディミール・レーブル)の内容は従来ショパンやリストの影響を指摘されてきましたが、内省的な箇所はむしろチャイコフスキーや、フィビヒを含むほかの後期ロマン派の影響が認められます。音楽院卒業間もない20歳の作となるネドバルのソナタは、当時チェコ四重奏団の活動でヴィオラを担当していた経験も活かされて、ピアノ・パートとのバランス、両楽器の扱いも巧み。また、創意ゆたかな旋律と様式美が際立っています。様式的にロマン派の色彩を強くとどめているこれら2作を聴いたあとでは、対してヤナーチェクのソナタは円熟した巨匠の作であり、まぎれもなく20世紀の音楽であることが分かります。録音:2008年12月8-10日プラハ、アカデミー・オブ・ミュージック、マルチヌー・ホール
SU 3844
\2000
「スメタナ:ピアノ曲集Vol.4」
 ①3つのサロン用ポルカOp.7
 ②6つのアルバムブラットOp.2
 ③性格的小品Op.3
   (ロベルト・シューマンに /
   旅人の歌 / ざわめき、沸き立ち)
 ④スケッチ集Op.4
  (前奏曲 / 牧歌 / 思い出 / 根気のよい努力)
 ⑤スケッチ集Op.5
  (スケルツォ-ポルカ / 憂鬱 / 懐かしい景色 / ラプソディ)
 ⑥3つの詩的ポルカOp.8(変ホ長調 / ト短調 / 変イ長調)
 ⑦メロディー集(前奏曲 / カプリッチョ / 終曲)
イトカ・チェホヴァー(P)
ショパン弾きとして有名だったスメタナは、ショパンにならい、長短調すべてを用いて24曲からなるアルバムブラットの作曲を構想していました。スメタナは、まず、初めに6曲をOp.2としてライプツィヒで出版するものの、それ以後の作品については順序正しく出版される見込みが立たないように思われたので、このプランを断念。続いて8曲を選び、スケッチ集Op.4とOp.5として、さらに別個に、このアルバムではOp.3として収録されているうち、「ロベルト・シューマンに」と「旅人の歌」を出版しています。シリーズ第4集では、上記アルバムブラットの構想に遵い、内容的に関連性のある作品のほか、当時のチェコで人気があり、スメタナが好んで書いたポルカまで、技巧的にして素朴な味わいの作品の数々を楽しむことができます。録音:2008年11月24、25 & 27日&12月1-3日プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオ
SU 3977
\1700
①フランティシェク・ベンダ(1709-1786):
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調
②ヴァーツラフ・ピフル(1741-1805):
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.3-1
③アントニーン・ヴラニツキー(1761-1820):
 ヴァイオリン協奏曲ハ長調
④[ボーナスビデオ]
 ヴラニツキー:ヴァイオリン協奏曲ハ長調より第1楽章
ガブリエラ・デメテロヴァー(Vn)
プラハ室内管弦楽団(コンサートマスター:ミラン・ライチーク)
旧品番SU.0002のミドルプライス移行再発。時の王侯貴族たちに仕え、作曲家として、カペルマイスターとして、なによりすぐれたヴァイオリニストとして活躍した点で共通する、ベンダ、ピフルそしてヴラニツキー。様式上、後期バロックから古典派全盛期におよぶその内容は、いずれも技巧的で当時の最先端をゆく独創性にあふれ、今日の演奏家をもじゅうぶん惹きつけてやまないものです。チェコを代表するヴィルトゥオーゾ、デメテロヴァーが存分に腕前を発揮した録音は長らく廃盤でしたがようやく復活となります。なお、CDエキストラ仕様により、WindowsもしくはAppleのPCではヴラニツキーのコンチェルト第1楽章の演奏シーンをご覧になれます。録音:1994年10月17-19日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
SU 3979
(2CD)
\3400
モーツァルト:
 ①ディヴェルティメント ヘ長調K 247
 ②ディヴェルティメント 変ロ長調K 287(271b)
 ③ディヴェルティメント ニ長調K 334(320b)
ズデニェク&ベドジフ・ティルシャル(Hrn)
シュターミッツ四重奏団
旧品番11.1523(K.247)と旧品番11.1524(K.287)に、K.334をあらたに加えてセット化。3曲のディヴェルティメントは、いずれも6楽章形式で、モーツァルトがザルツブルク時代に作曲したもの。すべてに優雅なメヌエットが置かれているのも特徴となっています。なお、このアルバムのポイントはなんといっても名手ティルシャル兄弟の起用で、極上のひとときを演出しています。録音:1991年1月29-31日、2月1-2日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
SU 3976
\2000→¥1790
①ドヴォルザーク:ミニアチュアOp.75a(B.149, 1887)
②同:バガテルOp.47(B.79, 1878)
③同:テルツェット ハ長調Op.74(B.148, 1887)
④ヨゼフ・スーク(1874-1935):ピアノ四重奏曲イ短調Op.1(1891)
ヨゼフ・スーク(Vn)
①②③ミロスラフ・アンブロシュ(Vn)
①③④カレル・ウンターミューラー(Va)
②④イジー・バールタ(Vc)
ヤン・シモン(②ハルモニウム、④ピアノ)
チェコを代表する名手で、数多くの録音や度重なる来日公演を通じて私達にもなじみの深いヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークはことし2009年に80歳を迎えます。ドヴォルザークが創作中に「まるで壮大なシンフォニーを書いているかのように、わたしを喜ばせる」と音楽出版社ジムロックに打ち明けた「ミニアチュア」は、まもなくヴァイオリンとピアノに編曲された名作「ロマンティックな小品」のオリジナル。あたたかな温もりを感じさせ、ときにメランコリックにと、人懐こい旋律の魅力にあふれたドヴォルザーク3作に続くのは、直弟子スーク27歳のときのピアノ四重奏曲。3楽章形式で、劇的に開始され、夢みるようなアダージョを経て、情熱のほとばしるフィナーレで閉じられます。大家スークが息子や孫の世代にあたる仲間たちとの最新録音は、曾祖父ドヴォルザークと、祖父で同名の作曲家スークによる室内楽というアニヴァーサリーにもってこいのプログラムとなっています。録音:2008年10月27日、11月1、3 & 4日プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオDDD ステレオ 73’24”
SU 3967
\1700→¥1590
マルチヌー:
 ①ヴァイオリン協奏曲第1番H 226
 ②ヴァイオリン協奏曲第2番H 293(1943)
 ③ラプソディ・コンチェルト〜ヴィオラと管弦楽のためのH.337(1952)
ヨゼフ・スーク(Vn & Va)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
チェコ・フィル
一時期、チェコ・フィルの第2ヴァイオリン奏者を務めていたこともあるマルチヌー。マルチヌーがパリ時代に名手サミュエル・ドゥシュキンのために書いたヴァイオリン協奏曲第1番(1933年完成)が、ようやく世界初演されたのは1973年のこと。ショルティ&シカゴ響のもと、ソリストを務めたのがヨゼフ・スークでした。同じ1973年に、第1番の初演者スークが、同郷のノイマン&チェコ・フィルというこれ以上ない万全のサポートを得て、第2番との組み合わせで発表したヴァイオリン協奏曲のアルバムは、1978年度のアカデミー・シャルル・クロのディスク大賞を獲得しています。このような名盤だけに、同じ顔ぶれで追加新録したラプソディ・コンチェルトを加え、すでにCD化(11.1969)されていますが、2009年にマルチヌーが歿後50年の節目を迎えるにあたり、同時に傘寿を迎えるスークを祝して、最新リマスタリングで新装リリースされることになりました。あらためて内容は決定盤と呼ぶにふさわしいものです。録音:①1973年11月5-7日②1973年9月24-26日③1987年11月18&20日プラハ、ルドルフィヌム(ディレクター:①②エドゥアルド・ヘルツォーク③パヴェル・キューン、エンジニア:①②ミロスラフ・クルハン③ヴァーツラフ・ロウバル) リマスタリング:2009年プラハ、ルドルフィヌム・スタジオ(エンジニア:オルドジフ・スレザーク)DDD (③のみ)  AAD ステレオ  72’46”

TALENT 1CD¥2500

DOM 291194
¥2290
ドヴォルザーク:
 弦楽四重奏曲 ヘ長調(1881)より 10’19”
シューベルト:
 弦楽四重奏断章 ハ短調 9’52”
チャイコフスキー:
 弦楽四重奏曲 変ロ長調(1865) 15’29”
ヨーゼフ・ヨアヒム:
 弦楽四重奏曲 ハ短調 16’38”
イスラエル四重奏団
単一楽章の弦楽四重奏曲を集めた興味深いカップリング。チャイコフスキーは25歳の時の習作。ドヴォルザークは有名な「アメリカ」の前に作曲されたチャーミングな曲。ヨアヒムは世界初録音。
DOM 2911126
¥2290
ロドルフ・クロイツェル(ロドルフ・クレゼール)(1766-1831):
 ヴァイオリン協奏曲 第9番 ホ短調
 ヴァイオリン協奏曲 第13番 ニ長調
 「ネル・コル・ピゥ」変奏曲
 カニグーの農民の歌
ホセ・フェレイラ・ロボ(指)
オルケストラ・ド・ノルテ、ポルト
サスキア・レティエク(Vn)
ベートーヴェンの最も重要なヴァイオリン・ソナタ第9番は当初、イギリス人のブリッジタワーに捧げられる予定でしたが、ふたりの不和により、当時ヴィルトゥオーゾとして有名だった、フランス人のクロイツェルに捧げられました。彼は結局、ベートーヴェンのこのソナタを一度も演奏しなかったのですが、ベートーヴェンのソナタの強烈なパワーにより音楽界だけでなく、トルストイの小説や、ヤナーチェクの作品にも彼の名前は登場し歴史に永遠に名前を残すことになりました。そんなクロイツェルのヴァイオリン協奏曲は親しみやすいメロディと、当時の超絶技巧を駆使した書法により、これからは音楽の魅力で歴史に名を残すことになるかもしれません。
DOM 2910108 ウジェーヌ・ジグー(1820-1925):大合奏のディアローグ
フランク:カンタービレ
ボエルマン(1862-1897):幻想的ディアローグOp.35
マルセル・デュプレ(1886-1971):英雄的詩曲Op.33,供奉と連祷
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):サンフォニーOp.42
サン=サーンス:「オルガン」交響曲-終曲
ヤン・ヴェルメール(Org)
オットーネ・ブラス・クインテット
【アラン・デ・ルッダー、
スティーヴン・ヴェルヘールト(Tr)
エリツ・エルカンプ(Hrn)
ヤン・スメツ(Trb)
マーク・レイノルヅ(Tuba)
カルロ・ヴィレムス、ピーテルヤン・ヴランクス(Perc)】
ドイツ、クックスハーフェン、聖ペトリ教会のオルガン使用。
DOM 291187 ミシェル・ブラッセルマン(1886-1960):
 フランダース・ラプソディ(1931)
モーリス・シューメイカー(1890-1964):
 フランダース・ラプソディ(1931)
マリヌス・デ・ジョング(1891-1890):
 フランダース・ラプソディ(1935)
ジャン・アプシル(1893-1974):
 フランドル民謡による狂詩曲(1928)
ルーセル(1869-1937):フランドル狂詩曲(1936)
アウグスト・デ・ブーク:ダホメヤン・ラプソディ(1893)
アレクサンダー・ラハバリ(指)
ブリュッセルBRTNフィル
日本では「フランダースの犬」が本国ベルギー以上に有名ですが、ベルギー北部のフランドル地方(フランダース)にちなんだラプソディ集。

WHISPERING WINDS

SPBO 0901
\2400
①マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調
②塚谷水無子:オーボエとオルガンのための さくら,さくら
③フォーレ:オーボエとオルガンのための小品
④フォーレ:フルートとオルガンのためのパヴァーヌ
⑤リムスキー・コルサコフ:くまん蜂の飛行(Fl&Org)
⑥ハイドン:音楽時計の音楽〜
 アレグロ・モデラート、アレグレット
⑦J.S.バッハ:小フーガ ト短調BWV542, 協奏曲 ヘ長調BWV978
⑧ジョン・トラヴァース:コルネット・ヴォランタリー ハ長調
⑨ブクステフーデ:シャコンヌ ホ短調BuxWV160
⑩アド・ヴァムメス(1953):トッカータ・クロマティカ
⑪アレクサンドル・フェッシ:奉献曲
⑫ルフェビュール・ウェリー:
 行進曲 ハ長調、オルガン独奏 ト短調
塚谷水無子(Org)
①②③パウラ・オーステンリク(Ob)
④⑤マリアン・ヤスパース・ファイアー(Fl)
塚谷水無子「風のささやき」シリーズ待望の第2弾発売!!「トッカータとフーガ ニ短調」「管弦楽組曲第2番(オルガン版)」等を収録した第1弾(SPBO.0601)に続くCD。オランダを中心にヨーロッパで活躍中の塚谷はキングレコードからも「癒しのオルガン」(KICC-729 4月8日発売)で国内盤デビュー。

ZIG ZAG TERRITOIRES 1CD¥2600

ZZT 090202
¥2390
アルビノーニ:6つの4声のシンフォニア Op.2
 ソナタ第1番ト長調、ソナタ第2番ハ長調、
 ソナタ第3番イ長調 ソナタ第4番ハ短調、
 ソナタ第5番変ロ長調、ソナタ第6番ト短調
キアラ・バンキーニ(Vn,指)
アンサンブル415
アルビノーニの隠れた名曲作品2。ヴィヴァルディ、マルチェッロ、ロッティなど豊富な人材を輩出した当時のヴェネツィア。アルビノーニもその一人ではありますが、あの有名な「アダージョ」のほか(レモ・ジャゾットによる捏造説あり)作品7、作品9の協奏曲集は良く耳にするでしょう。この秘曲作品2は1700年に出版されたもの。4声のシンフォニアと5声の協奏曲の全12曲からなる作品。ここでは6つのシンフォニアを収録しています。各4楽章形式に、ヴァイオリン2本、ヴィオラ2本、コントラバス、テオルボ、クラヴサンのアンサンブル。快活で色彩に溢れ、美しいメロディー、ヴァネツィア派らしい華やかな作品です。演奏はタルティーニ(ZZT080502)で衝撃的な演奏を聴かせたバロック・ヴァイオリンの巨匠キアラ・バンキーニ率いるアンサンブル415。冴え渡るアンサンブル、明るく爽快なバンキーニの開放的演奏が作品の魅力を際立たせています。録音:2008年5月26-30日(パリ)
ZZT 090104 J.S.バッハ:
 さあ来てください、
  異教邦人の救い主〜プレリュード&フーガ
 「さあ来てください、異教邦人の救い主」BWV659(ブゾーニ編)、
 平均律クラヴィーア曲集第1巻
  第2番ハ短調BWV847、
  第15番ト長調BWV860、
  第10番ホ短調BWV855、
 「おお愛する魂よ、汝を飾れ」
  (ブラームス:11のコラール前奏曲よりOp.122-5)、
 平均律クラヴィーア曲集第1巻
  第9番ホ長調BWV854、
  第19番イ長調BWV864、 
  第6番ニ短調BWV851、
 「イエスよ,わたしは主の名を呼ぶ」BWV639(ブゾーニ編)、
 平均律クラヴィーア曲集第1巻
  第12番ヘ短調BWV857、
  第11番ヘ長調BWV856、
  第22番変ロ短調BWV867、
 「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645(ブゾーニ編)、
 平均律クラヴィーア曲集第1巻
  第21番変ロ長調BWV866、
  第17番変イ長調BWV862、
  第7番変ホ長調BWV852
エドナ・スターン(P)
ピアノとフォルテピアノを見事弾きわけニュアンスに富んだ演奏をするエドナ・スターンの新譜はバッハの平均律を軸に構成された意欲的な内容。J.S.バッハはルターが作ったルーテル教会会衆のコラールを自身の教会音楽の中心に据え作曲家活動を行っていました。「さあ来てください、異教邦人の救い主」は典型的な例の一つです。ルーテル教会は待降節第1主日用として選んだこのコラールをバッハは3つのカンタータ(BWV61、62、36)、いくつかのオルガン作品の主題に採用しています。このような関係性は今回のアルバムにも密接に関わっています。エドナ・スターンはバッハの鍵盤作品についてもカンタータ同様の一連の関連的要素を提示しようとしています。エドナ・スターンの新たなアプローチでそれぞれの作品の表情を丁寧に浮かび上がらせています。次回のエドナのアルバムはモーツァルトのピアノ協奏曲が予定されています。録音:2008年4月




ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2008 ARIA−CD.All rights reserved.98