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第47号マイナー・レーベル新録音新譜(2)



INTEGRAL 1CD¥2500

KANT 02 ラス・ウエルガス写本〜童貞マリアのミサ アンサンブル・カンティガ
(キルスティン・ヘーフェナー(指Ms),
カルロッタ・ブイアッティ(Ms)、
キンガ・チェルジェシ(Sp)、
カドリ・ハント(At)、
エマニュエレ・トマ(Sp))
北スペインのブルゴスに1187年にカステーリャ王アルフォンソ8世によって建てられたシトー派の女子修道院、ラス・ウエルガス国立修道院に伝えられた宗教歌曲集《ラス・ウェルガスの写本 》から13-14世紀にそこで歌われたであろう2声のミサ。ノルマンジー、シトー派モールテン修道院での録音。
PARATY108105 ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻 全曲 イヴァン・リック(Pf)
パリでもっとも注目されている28歳のアメリカ人ピアニスト、イヴァン・リックのドビュッシー。パリ市当局がこのレコーディングのスポンサーになっている。
PARATY 208106
\2500
メンデルスゾーン:
 ロンド・カプリッチョーソOp.14
 無言歌「ヴェニスの舟歌 第2」Op.30-6,
 「デュエット」Op.38-6,Op.38-2,
 「甘い思い出」Op.19-1,「蜜蜂の結婚」Op.67-4
 幻想曲嬰へ短調「スコットランド・ソナタ」Op.28
 前奏曲とフーガOp.35-1
 厳格な変奏曲 ニ短調Op.53
 3つの練習曲Op.104b
シューマン:子供のためのアルバムOp.68〜「思い出」
シリル・ユヴェ(ブロードウッドPf 1840)
メンデルスゾーンのチャーミングなピアノ曲を当時のブロードウッド・ピアノで弾いたもの。ひなびた響きが美しく、最後にシューマンがメンデルスゾーン追悼のために作曲した「思い出」まで聴きすすむとメンデルスゾーンの幸せな音楽と彼の短い生涯が思い起こされ感動的です。メンデルスゾーンの生誕200年をシューマンと現代の我々が寿ぐようなCD。
TRI 331192
\2500
大島ミチル編曲:浜辺の歌、赤とんぼ、五木の子守唄
大島ミチル:月の光
フォーレ:エレジー、夢のあとに、蝶々Op.77
シューベルト:アヴェ・マリア
シューマン:トロイメライ
ブロッホ:祈り
グラナドス-カサド:間奏曲
カザルス:鳥の歌
カサド:愛の言葉
クリストフ・ボー(Vc)
勝呂真也(Pf)
「天地人」「純情きらり」「ショムニ」「ごくせん」などの作曲家、大島ミチルが友人のチェリスト、クリストフ・ボーのために作曲した「月の光」まで聴けるのが大収穫。日本語解説付き
INTEG 221229
(2CD)
\5000
シューベルト:
 ピアノソナタ 変ロ長調D960(1828)、
 ト長調D894(1826)
ロール・コルダン(D960,フィリップ・モリトールPf/D894,ヨーゼフ・アンクストPf)
オーストリアの古楽器界の重鎮、ヨハネス・カルダ修復によるピアノフォルテでシューベルト晩年のピアノソナタを弾いたもの。モリトールはナポリで製作されたものでアントン・ワルターと同じ響版支柱。アンクストは1825年のモデルでビーダーマイアー自体に典型的なウィーンの大型モデル。日本語解説付き
ME 0209
\2500
グレゴリオ聖歌〜スティルプ・ジェッセ
 ガブリエル・フュメ:
  「ル・シッド」によるルネッサンス様式のメロディ
 テレマン:ファンタジー イ短調
 J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調
 C.P.E.バッハ:無伴奏フルートソナタ イ短調
 シュターミッツ:ロンド・カプリッチョ
 カール・ヨアヒム・アンデルセン(1847-1909):
  ロマンティックな練習曲
 ドビュッシー:シランクス
 オネゲル:牝山羊の踊り
 ラファエル・フュメ(1898-1979):インターポール(極の間)
ガブリエル・フュメ(Fl)
フルート1本の単旋律によってたどるモノディーの歴史。日本語解説付き
POL 170418
\2400
ラヴェル:ソナチネ
ドビュッシー:狂詩曲
フォーレ:夢のあとに
ジル・レナル:オーボエ・ソナタOp.21
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
カバレフスキー:子供のための小品
シューベルト:即興曲
エマニュエル・サヴォワ:オーボエ・ソナタ
ダヴィッド・ワルター(Ob)
中島由紀(Pf)
POL 150442
(2CD)
\4800
ルーセル:ソナティナ
 疑い、前奏曲、フーガ、時は過ぎ行く、人形のお話、
 ミューズの歓待、永続する小カノン、組曲 嬰へ調
 田舎風な曲、3つの小品
デジレ・エンカワ(Pf)
TRI 331130
(3CD)
\7500
メンデルスゾーン:
 3つの前奏曲とフーガ ハ短調、ト長調、
 ニ短調Op.37(1837)、前奏曲 ハ短調(1839)、
 フーガ ホ短調、ヘ短調(1839)、アンダンテ ニ長調(1823)、
 幻想曲とフーガ ト短調(1823)、
 コラール変奏曲「全能の神のみ業は大いなるかな(1823)、
 フーガ ニ短調(1820)、
 フゲッタ イ長調(1828)、前奏曲 ニ短調(1820)、
 オスティナート ハ短調(1823)、
 オルガンソナタ第1番 ヘ短調Op.65-1(1844)、
 第2番 ハ短調Op.65-2(1831/39/44)、
 第3番 イ長調Op.65-3(1829/44)、
 第4番 変ロ長調Op.65-4(1844)、
 第5番 ニ長調Op.65-5(1844)、第6番 ニ短調Op.65-6(1845)、
 アンダンテ ヘ長調(1844)、コラールと変奏曲(1840)、
 アンダンテ ニ長調(1844)、アレグロ 変ロ長調 (1844)、
 アレグロ コラールとフーガ ニ短調(1844)
ジャン=バティスト・ロバン(Org)
メンデルスゾーンは、生涯にわたって積極的にオルガン曲を作曲し自らも各地でバッハ、ベートーヴェン、自作のオルガン曲を演奏していた。このCDではメンデルスゾーンも実際に弾いた、レータ、ゲオルゲン教会、マリーエン教会、フライブルク、ペトリ教会のジルバーマン・オルガンが使用されている。生誕200周年を祝う最適なCDと申せましょう。
TRI 331118
\2500
ルイ・マルシャン(1669-1732):オルガン曲全集 ジャン=バティスト・ロバン(Org)
ルイ・マルシャンは各地の教会、ルイ14世の宮廷礼拝堂のオルガニストを務めました。1717年ドレスデン宮廷での大バッハとのオルガン競演を前に、バッハの名声を恐れて逃亡したといわれていますがこのCDを聴くと、にわかには信じがたい思いがします。かのジャン・フィリップ・ハモーも青年時代、一日にかけもちでパリのオルガンを弾いてまわるマルシャンの追っかけをしていたといいます。パイプオルガンの魅力をこれほど教えてくれるCDがフランスの小さなレーベルからひょっこり出てくるから、この商売はやめられません。
INTEG 221166 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、アンダンテ(1885)
フランク:
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 アンダンティーノ・クイエトーソOp.6
サン=サーンス:
 序奏とロンド・カプリチオーソ、
 ワルツ形式の練習曲(イザイ編曲)
スヴェトリン・ルセフ(Vn)
エレーネ・ロザノヴァ(Pf)
18世紀イタリアのヴィオッティに源流を辿る「フランコ・ベルギー派」のヴァイオリン奏者。イザイ、ティボー、エネスコ、ヌヴー、グリュミオー、フェラス、ボベスコに至る演奏家たちに連なる新たなヴァイオリニストの登場です。
INSO 221334 ブラームス:
 ピアノ三重奏曲第2番Op.87
 ピアノ三重奏曲第3番Op.101
グラーフ・モウルヤ(Vn)
フランソワーズ・グローベン(Vc)
ペーター・ラウル(Pf)
「コントラストの豊かさ、パワフルな感情のほとばしり、エネルギッシュなテンポ、ビブラートが各小節にスリリングな刺激をもたらす」(仏「ディアパゾン」誌)
INTEG 221162 ドビュッシー:
 牧神の午後への前奏曲、白と黒で、リンダラハ、
 夜想曲(ラヴェル編曲)、イベリア(カプレ編曲)
ベンザクン・デュオ(ローラン・カルセンティ、ダニエル・ベンザクン)(Pf)
「非常に明瞭で率直な演奏」(仏「ピアニスト」誌)
INTEG 221163 ヴィヴァルディ:協奏曲集
 チェロ協奏曲RV406,RV412,
 フルート協奏曲RV428「ごしきひわ」,RV439「夜」RV433「海の嵐」
 ヴァイオリン協奏曲RV230,265
 弦楽のための協奏曲RV128,RV169
クリスチャン・メンドーズ(指&Fl)
ムジカ・アンティカ・プロヴァンス
「コントロールの行き届いたビブラート、完璧なイントネーション、乱れのない呼吸、そしてデリケートな感受性」仏“le Monde la musique”
MAG 111174
\2400
ピアソラ:ナイトクラブ1960
グラシアーヌ・フィンズィ:印象タンゴ
ブロッホ:懺悔、ニーグン
ローラン・メットロー:出現
ベルナール・カヴァナ:失踪者
ジョエル・レアンドル:ブルー・バタフライ
ルノー・ガニュー:3つの新しい民族舞曲
バルトーク:6つのルーマニア民族舞曲
パスカル・コンテ(Accordeon)
マリアンヌ・ピケティ(Vn)
「楽器の王様」と呼ばれるヴァイオリンと「貧乏人のオルガン」と揶揄されることもあるアコーディオンの見事なコラボ。パスカル・コンテのアコーディオンにゾクゾクします。
MAG 111165
\2400
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ピエルネ:ヴァイオリン・ソナタ Op.36、バスク幻想曲 Op.49
マリアンヌ・ピケティ(Vn)
ローラン・カバッソ(Pf)
セザール・フランクのヴァイオリン・ソナタにも比肩されるルクーの絶美のヴァイオリン・ソナタ。グリュミオー、ボベスコに続く美演の登場を喜びましょう。
010 601
\2500
ロドリーゴ:アランフェス
アルベニス:アストゥリアス(デュオ&ソロ) グリーンスリーヴス変容
ヘンデル:サラバンド
カルロ・ドメニコーニ:コユンババ
タレガ:アルハンブラの思い出
バリオス:カテドラル 他
アルノー・デュモン(Gt)
SNG 07FL01
(2CD)
\4600
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1/2/3番BWV1001-1003
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1/2/3番BWV1004-6
フレデリック・ラロック(Vn)
パリ・バスティーユ・オペラ、コンサート・マスター、フレデリック・ラロックによる無伴奏全曲。日本語解説付き。

IPPNW 1CD¥2400

IPPNW 59
\2190
ブラームス:
 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調Op.102
シューマン:交響曲第4番 ニ短調Op.120 (1851年改訂版)
マレク・ヤノフスキー(指)
ベルリン放響
ガイ・ブラウンシュタイン(Vn)
アルバン・ゲルハルト(Vc)
2006年11月19日、もうひとつのノーベル賞「ライト・ライヴリフッド(Right Livelihood)」受賞記念のためにベルリンのフィルハーモニーでおこなわれたコンサートのCD。ブラウンシュタインはベルリン・フィルの第1コンサートマスター。
IPPNW 60
\2190
モーツァルト:ピアノ四重奏曲 変ホ長調KV452
 (PF,Ob,Cl,Hrn,Fgの為の五重奏の編曲)
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調Op.47
ベルリンフィル・ピアノ四重奏団
(パヴェル・ギリロフ(Pf)
ライナー・ゾンネ(Vn)
ライナー・メーネ(Va)
マルクス・ニコス(Vc))
モーツァルトとベートーヴェンの二人が名作を残したピアノと木管四重奏のための五重奏曲をピアノ四重奏に編曲した録音が貴重。編曲者ははっきりしないようだが、フランツ・ヤーコプ・フライシュテットラーと思われる。録音:2006年12月6日 ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール
IPPNW 56 シュニトケ:弦楽三重奏曲
ブラームス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.60
アンサンブル・ベルリン-シャンハイ
(イン・シャン(Vn)
ウルリッヒ・クネルツァー(Va)
ニコラス・アルツシュテット(Vc)
フランチェスコ・ピエモンテージ(Pf))
録音:2005年12月9日ベルリン国立図書館Live
IPPNW 53 時には母のない子のように〜
 ベルリン・プロコペッツ・JAZZ・オーケストラ
ベルリン・プロコペッツ・JAZZ・オーケストラ
ハンネス・ツェルベ(指、Keyboard)
キャロリン・ヴェーゲナー(Pf)
カトリン・ヴァール(Gt)
クリストフ・リッゲルト(Kb)
アンドレ・ゾワーデ(Perc)
アルミン・レトヴィック(At,Sop-sax,Fl)
ルート・シェペルス(At-sax)
ライナー・メールホルン(Tn-sax,Bs-Cl,Cl)
アレクサンダー・バイアーバッハ(Tn-,Br-sax,Fl)
イェンス・ボーデンブルク(Br-sax)
アンドレイ・ウゴリエフ、
ヨアヒム・ズッケルト、
フローリアン・ユンカー(Trb)
ミヒャエル・コルン(Tb)
フランク・ランゲ、
スティヴ・フィッシュ、
クラウディア・ハルティッヒ、
トビアス・ツェルベ(Tp)
ヨアヒム・グライヒマン(Tp,Fluegel-Hrn,Harmonika)
JAZZオーケストラという名前ですが聴いてみると大編成のブラスバンドによるワールドミュージックという趣もあります。

キング・インターナショナル

KDC 24
\1800→¥1690
諸井三郎記念コンサート・ライヴ
 諸井三郎:
  ①交響的断章 (1928)
  ②ピアノ協奏曲第2番 Op.31(遺作)
  ③交響曲第3番 Op.25
園田高弘(ピアノ)
山田一雄指揮
東京都交響楽団
Naxosの日本作曲家シリーズで大きな衝撃と感動を与えた諸井三郎の交響曲第3番。碩学・片山杜秀氏もしばしば引き合いに出していた山田一雄による1978年の驚愕のライヴ音源が発見されました。これは前年77年3月に世を去った諸井三郎を追悼し、友人の中島健蔵、今日出海、江戸英雄、柴田南雄、團伊玖磨らが主催して行ったコンサートで、遺作となったピアノ協奏曲の世界初演も行われました。当録音は、このコンサートが後世の宝になると確信した中島ら主催者一同が、旧アジアレコードの浅野芳廣氏に録音を依頼、念入りかつ丁寧な仕事がなされました。しかし時期尚早で発売のめどがつかないままお蔵となり、忘却の彼方へ沈みましたが、今回満を持してのリリースとなります。演奏はさすが山田一雄。白髪を振り乱し、指揮台の上を飛び跳ねる入魂ぶりで、異常なボルテージの高さと音楽の大きさに圧倒させられます。まるでブルックナーのような大作・交響曲第3番は彼のベスト演奏のひとつに数えられると申せましょう。園田高弘も難技巧の要求されるピアノ・パートを巨匠風に征服。いずれも今日では味わえない大物の演奏となっています。ピアノ協奏曲第2番は、その後再演されておらず唯一の音源。もともとレコード発売を前提としていたため、録音も本格的。会場にいるかのようなリアルなサウンドを再現しています。ブックレット解説はもちろん片山杜秀氏の書き下ろし。氏にとっても思い出のコンサートだけに非常な力作となっています。録音:1978年4月6日/東京文化会館(ライヴ) ADD 77’ 47” STEREO

KOHO UNO

ムジークレーベン・レーベルから発売されていた2タイトルを、取扱い開始。
MLU 3500
(2CD)
\2500
CD1: モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
 ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱つき」Op.125より
  第1楽章冒頭「ワルター風」「宇野風」
CD2:
 ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調
宇野功芳(指)
東京フィルハーモニー交響楽団
2006年「運命」、2007年「英雄」に行われたコンサートのライヴ録音。両日のアンコール曲目に加え、宇野氏が敬愛するワルター・ヴァージョンの「第9」と宇野節の「第9」を両方(第1楽章冒頭のみ)収録。宇野功芳ファン必聴の熱演ライヴです。録音:CD1/2006年9月25日 東京文化会館(ライヴ) CD2/2007年9月14日 東京オペラシティ・コンサート・ホール(ライヴ)
DICM 23001
\2000
モーツァルト:「魔笛」ファンタジー
 第1幕
  【タミーノの登場、3人の侍女の3重唱/
  パパゲーノのアリア/パパゲーノ、タミーノ、
  侍女の5重唱/モノスタートス、パミーナ、
  パパゲーノの3重唱/パミーナ、パパゲーノの2重唱】
 フィナーレ
  【3人の童子とタミーノ/タミーノの独唱/
  パミーナとパパゲーノの2重唱/
  モノスタートスと奴隷たち/奴隷たちの合唱/
  パミーナ、パパゲーノの2重唱/終幕の合唱】
 第2幕
  【僧たちの合唱/3人の童子の3重唱/パパゲーノのアリア】
 フィナーレ
  【3人の童子とパミーナ/
   2人の武士、タミーナ、パミーナ/
   パミーナ、タミーノの試練と合唱/
   パパゲーノの独唱/パパゲーノと3人の童子/
   パパゲーナとパパゲーノの2重唱/
   モノスタートス、夜の女王、侍女の5重唱/
   地獄落ちとザラストロの登場/終幕の合唱】
宇野功芳(指)
宮下恵美(P)
跡見学園女子大学合唱団
美しく楽しいモーツァルトの世界を宇野功芳率いる跡見学園女子大学合唱団が清らかに歌い上げます。モーツァルトの魅力を身近に感じることの出来るアルバムです。日本語歌唱。
録音:2000年12月3日 川口総合文化センター リリア音楽ホール(ライヴ)

LIPKIND PRDUCTIONS 

数年前単発で取り上げましたが、このたび代理店が登場。驚異のチェリスト、ガブリエル・リプキン「Lipkind Productions」取り扱い開始です!
ガブリエル・リプキンは1977年イスラエル生まれ。10代で数々のコンクールで最高位に輝き、15歳でメータ&イスラエル・フィルと共演、その後も錚々たる音楽家と共演を重ねてきました。2000年から演奏活動を休止。ドイツの山中に籠もり芸術的精神を向上させるため、ひたすら音楽と向き合う日々を選択。その音楽修行の成果を結実させたのが自身のプロデュースによるこの「Lipkind Productions」レーベル。2006年にリリースされたバッハの無伴奏と小曲集「ミニアチュール&フォークロア」の2枚のアルバムは世界的に高い評価を得ました。今後のリリース予定もかなり魅力的なラインナップ。ザスラフスキーとのデュオ・アルバムやリプキン・カルテットとしての室内楽作品集、チェロ協奏曲集、無伴奏チェロ作品集など充実しており、これからも目が離せないアーティストの一人です。
GLP 0016132
(3SACD Hybrid)
\7800
J.S.バッハ:
 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
ガブリエル・リプキン(Vc)
使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)
録音:2006年
GLP 0016142
\2400
ミニアチュール&フォークロア
 モシュコフスキ:ギターラ Op.45-2、
 ヴィエニアフスキ:スケルツォタランテラ Op.16、
 アルベニス:タンゴ、
 ディニーク:ホラ・スタッカート、
 ガブリエリ:リチェルカーレ第5番*、
 チェレプニン:歌と踊り Op.84-2、
 プロコフィエフ:ワルツ Op.65、
 グラズノフ:アラブの旋律、
 ベン=ハイム:Lively*、
 スクリャービン:ロマンス、
 ストゥチェフスキー:オリエンタル・ダンス、
 ツィンツァーゼ:チョングリ*、
 メンデルスゾーン:無言歌集より第43番、
 ポッパー:妖精の踊り Op.39、
 フォーレ:アレグレット・モデラート**、
 チャイコフスキー:子守歌
 デュポール:エチュード第7番*、
 イベール:白い小さなろば、
 カサド:インテルメッツォ・エ・ダンツァ・フィナーレ、
 ブロッホ:祈り、
 ピアッティ:カプリース第5番、
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、
 クライスラー:中国の太鼓
ガブリエル・リプキン(Vc)
使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)
アレクサンドラ・リュプチャンスキー(P)
録音:2006年 *チェロ・ソロ **2台チェロ(多重録音)

LSO LIVE

LSO 0685
(SACD Hybrid)
\2400→¥2190
バルトーク:オペラ「青ひげ公の城」Op.11, Sz.48(全曲) エレーナ・ジドコーワ(Ms ユディット)
サー・ウィラード・ホワイト(Bs-Br 青ひげ公)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロンドン交響楽団
ゲルギエフのLSO Live最新アルバムは、当コンビ初のオペラ録音となるバルトークの「青ひげ公の城」。2009年の1月に演奏会形式で上演され、白熱の模様がタイムズ紙ほかでも絶賛されたプログラムです。バルトーク唯一のオペラ「青ひげ公の城」は、青ひげとその新妻ユディットという、わずかふたりの登場人物と、大編成の管弦楽によって繰り広げられる激烈なるドラマ。シャルル・ペローの童話集「マ・メール・ロワ」の一篇を題材にしながら、シュールで象徴的な内容を孕んだ台本を手掛けたのは、バルトークとの名コンビで知られるべラ・バラージュ。血塗られた狂気の物語は進みます。わたしを愛しているなら鍵を渡し、城の7つある扉の向こうのすべてを見せてとせがむユディット。これに対して、何も訊かずにただ愛して欲しいと求める青ひげ。やがて、ついにユディットが過去の3人の女性とともに自らも第7の扉のなかに消えてゆくショッキングなラストまで、今でいうサスペンス・ホラーばりの緊迫したやりとりが見せ場となっています。「青ひげ公の城」といえば、LSOが1960年代に2度のセッション録音を行なっていることは広く知られています。まず、1962年にドラティの指揮で、次いで1965年11月には首席指揮者ケルテスという具合に、いずれもハンガリーの名匠に拠る点が共通していました。また、LSOは最近でも2008年5月にブーレーズの指揮で本作を“憑かれたように”(クラシカルソース・ドットコム)取り上げていることからも、本録音に向けての環境は十分整えられていたとみるべきでしょう。このたびはソリストも揃い、青ひげ役は絶大なる存在感で現代屈指の同役歌いとして知られながら、これが初録音となるホワイト。かれはまた、知的で雄弁な英語でプロローグの吟遊詩人による語り(ピーター・バルトークによる翻訳)も担当しています。ユディットにはスカラ座やネーデルラント・オペラでも同役を歌って、やはり当たり役とするジドコーワ。ロシア出身でベルリンを拠点に活動するメッツォは、ゲルギエフのお気に入りでプロムスやマリインスキー劇場にも登場しています。「ゲルギエフはありとあらゆる無数の色彩をこの鮮明なスコアから引き出しました。そしてユディットが第5のドアを開くとき、作品のクライマックスは息をのむようでした。…ユディット役のエレーナ・ジドコーワは、センセーショナルというにほかならないものでした。」(MusicOMH) すでに手兵マリインスキー劇場をはじめ、数々の劇場でオペラの場数を踏んできたゲルギエフですが、扇情的ということではなにより本作の内容はゲルギエフの志向と合っているように思われます。じっさい、ゲルギエフは今シーズンに予てよりの手兵マリインスキー劇場管とも4月23日にエカテリンブルクで、また25日にはモスクワのイースター・フェスティヴァルでも再演しています。マーラーのシリーズでも速めのテンポで現代に生きる不安や焦燥を抉り出すかのようなアプローチを聞かせていたことなども思い起こすと、ここでも一級の心理劇として描き出し、スコアの核心に迫るものと期待されるところです。録音:2009年1月27 & 29日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン / エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス *ハンガリー語歌唱(プロローグは英語)。DSD5.1 マルチチャンネルステレオ 59’

MARIINSKY

MAR 0502
(SACD Hybrid)
\2000→¥1890
ショスタコーヴィチ:
 ①交響曲第1番ヘ短調 Op.10
 ②同第15番イ長調 Op.141
ワレリー・ゲルギエフ (指)
マリインスキー劇場管弦楽団
音楽ファンの間で熱い注目を集めているマリインスキー・レーベルの第2弾はゲルギエフによるショスタコーヴィチの交響曲。ゲルギエフはユニヴァーサル・レーベルにショスタコの4番から9番までの交響曲を録音し、いずれも絶賛されていますが、残りは当レーベルからリリースされます。まず、ショスタコーヴィチ最初と最後の交響曲をカップリングした1枚が待望の登場。ショスタコーヴィチ作品のなかでは前衛的な第1番と、軽快で謎めいた第15番をゲルギエフならではの解釈で納得、堪能させてくれます。グラミー賞受賞録音スタッフによるクリアなサウンド(ライヴ)も聴きもの。ショスタコーヴィチ交響曲にまた新たな一石が投じられる一枚です。録音:2008年7月24,25日 マリインスキー劇場コンサートホール(ライヴ録音)

MIRARE

MIR 080
(1CD+1DVD)
\2600→¥2390
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーア」
 第19番ト短調Op.49-1
 第20番ト長調Op.49-2
 エリーゼのために イ短調 WoO59
特典DVD:
 ハンマークラヴィーアの真髄へ迫る旅(ルネ・マルタン出演)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
新進気鋭のピアニスト、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ。日本でも急速に人気が高まっており、聴き逃す事の出来ないピアニストです。MIRAREレーベルではツェルニー(MIR 023)、ライヴ・アット・サントリーホール(MIR 060)の2タイトルが既に発売されて、高い評価を受けています。今回の収録曲はベートーヴェンのピアノ・ソナタの中でも最も長大で演奏が難しいとされている「ハンマークラヴィーア」を中心に構成されたプログラム。「ピアノ曲のエベレスト」、「大きな壁」と言われているこの作品ですが、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェは緻密な楽曲分析と卓越した技術を最大限に活かし、この高い頂に果敢に挑戦しています。また特典としてこの難曲に挑戦する若きピアニストを追ったDVDが付属されています。彼を見出した敏腕プロデューサーのルネ・マルタンも登場。この「ハンマークラヴィーア」は2009年の来日リサイタルの演目にもなっていて、彼の演奏にますます注目が集まりそうです。

MUSICA LYRICA

ML 002
\2600
前田りり子/バロック・フルート〜
 J.S.バッハと同時代の作曲家達によるフルート音楽
 ①G.F.ヘンデル:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 HWV359b op.1-1b
 ②テレマン:「12のファンタジア」より
   第1番 イ長調、第2番イ短調
 ③J.S.バッハ:
  フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調BWV 1030
 ④C.P.E.バッハ:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 Wtq.124
 ⑤J.G.ミューテル:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調
前田りり子(バロック・フルート)
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロベール・コーネン(チェンバロ)
アルケミスタレーベルからリリース(ALQ-0003)されて好評だったものの長らくメーカー在庫切れとなっていたフルート作品集が、前田りり子のレーベル「Musica Lyrica」から再登場。再発売にあたり、マスタリングを少し変えていますが、収録曲目などに変更はありません。録音:2002年5月11-12日

NAIVE 1CD¥2500

OP 30479
\2500→¥2290
モーツァルト:オペラ序曲集
 『皇帝ティートの慈悲』‐序曲、行進曲
 『魔笛』‐序曲、僧侶の行進
 『フィガロの結婚』-序曲、行進曲(第3幕フィナーレ)
 『コシ・ファン・トゥッテ』-序曲
 『ドン・ジョヴァンニ』-序曲
 『レ・プティ・リアン』(バレエ)-序曲
 『後宮からの誘拐』-序曲
 『劇場支配人』-序曲
 『ポントの王ミトリダーテ』-序曲、行進曲(第1幕第10曲)
 『イドメネオ』-序曲、行進曲(第3幕第7曲)、パスピエ
 『バスティアンとバスティエンヌ』-導入
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
ノルウェー国立オペラ管弦楽団
オペラの序曲は、オペラ全体への期待を高めるために様々な仕掛けがなされているもの。聴きどころのメロディーがギュギュッと詰まっていて、なおかつちょうど良い長さのものばかり。アレッサンドリーニは、古楽演奏での経験を活かしながら、モダン・オケを見事に統率。色彩豊かな音色の選び方、時にドキッとするような和音の響かせ方、効果的な強弱のつけ方、絶妙なテンポ選び。どこをとっても全く新しい序曲集となっています。録音:2008年5月
OP 30471
(3CD)
\6000→¥5590
ヴィヴァルディ:歌劇『ファルナーチェ』 ジョルディ・サヴァール(指)、
ル・コンセール・デ・ナシォン、
エドゥアルド・エグエス(Lute)
フリオ・ザナッシ(ファルナーチェBr)、
アドリアーナ・フェルナンデス(ベレニーチェS)
サラ・ミンガルド(タミリA)
グロリア・バンディテッリ(セリンダS, A)
ソニア・プリナ(ポンペオMs)
チンツィア・フォルテ(ジラーデS)
フルヴィオ・ベッティーニ(アクィリオMs)
サルスエラ劇場合唱団
もともとALIA VOXからリリースされていたこの録音、このたびヴィヴァルディ・エディションに仲間入りすることとなりました。1731年成立時に含まれていたアリアや合唱曲、さらに1738年に初演された際の改変楽曲も含む、文字通りの全曲版。2001年にマドリッドでサヴァールらによって上演された際のライヴ録音。恐ろしいまでの臨場感をもつレチタティーヴォ、また、ダ・カーポ・アリアで歌手たちが見せる素晴らしい装飾など、今なお鮮烈な印象を私たちに与えてくれる名録音です。録音:2001年10月26&28日マドリッド,サルスエラ劇場(ライヴ)
V 5179
\2500
ベートーヴェン:
 ①ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
 ②ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
フランソワ=フレデリック・ギィ(ピアノ)
フィリップ・ジョルダン(指)
ラジオ・フランス管弦楽団
ベートーヴェンのソナタ全曲を1週間で演奏するリサイタル企画で話題を呼んだギィと、ベルリン国立歌劇場の首席客演指揮者もつとめ、スカラ座、チューリッヒ歌劇場での客演など、活躍著しいフィリップ・ジョルダン指揮による、新時代のベートーヴェン・ピアノ協奏曲シリーズ。ジョルダン率いるラジオ・フランス管は、実にすっきりと見通しのよい明るい音が魅力。突如として爆発するエネルギーなど、ベートーヴェンの譜面を効果的に鳴らします。ギィのピアノも終始隙のない音作りで、ロンド楽章でみせるオケとの掛け合いでは、絶妙なバランスで聴かせます。キビキビとした厳密な音作りで、決して表現に溺れず、凄い推進力で音楽を進めていきます。録音:2008年12月
V 5159
\2500
シューマン:
 リーダークライス Op.39(全12曲)
 歌曲集「女の愛と生涯」 Op.42(全8曲)
 ライオンの花嫁 Op.31-1
 くるみの木 Op.25-3
 時は春 Op.79-23
 ローレライ Op.53-2
 君に捧ぐ Op.25-1
マリー=ニコル・ルミュー(A)
ダニエル・ブルメンタール(P)
コントラルトのマリー=ニコル・ルミューが歌うシューマンのリート集です。ルミューはバロック音楽で高い評価を得ていますが、元々彼女は歌曲を非常に得意とする歌手で、naiveから先に発売されたアーンを中心としたフランス歌曲集(V 5022)も大きな評判を呼びました。今回はシューマンの二つの傑作歌曲集「リーダークライス」 Op.39と「女の愛と生涯」に挑戦。今年で34歳になるルミューの声は、若々しい瑞々しさを湛えつつも、コントラルトならではの深々とした美しさもたっぷりで、しかも温もりと柔らかに優れているもの。まさにシューマンには打ってつけの声。表現力も豊かで、「女の愛と生涯」では、抑えようとしても溢れる喜びの冒頭から、悲しみを噛み締めるような終曲まで、まだ30代前半とはとても思えない完成度の高さ。さらに特筆すべきは「ライオンの花嫁」、決して有名とは言えない、9分もかかるこの大曲を、ルミューは真っ正面から攻め、感動的に歌い上げています。リート・ファンも要注目のルミューです!録音:2008年11月,ケベック
V 5178
\2500
スラヴの歌
 ①ラフマニノフ:シメオンの賛歌?晩祷 Op.37より
 ②ドホナーニ:「ルラリア・フンガリカ Op.32b」〜
  アンダンテ、プレスト
 ③ユダヤ民謡「シューベルトの思い出」「舞曲」
 ④チェレプニン:「歌と踊り Op.84」?タタール舞曲
 ⑤クラフチク:「ヤナーチェクのモラヴィア民謡」〜
  子供の遊び
 ⑥プロコフィエフ:「アレクサンドル・ネフスキー」〜
  死の戦場
 ⑦マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲
 ⑧マーラー:私はこの世に捨てられて
ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)、
クリストフ・マング(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロストロポーヴィチとジャンドロンの薫陶を受け、フランスを中心に活躍する女流チェロ奏者ソニア・ヴィーダー=アサートン。その渋く沈思するような独特な音楽性は根強いファンを獲得しています。今回はスラヴ系諸国の音楽を集め、彼女ならではのチェロで奏でています。活躍は独墺でもチェコ出身のマーラーやユダヤの伝統音楽まで入っていて多彩。
OP 30483 ヘンデル:オペラの二重唱集
 「ポーロ」
 「オルランド」
 「ラダミスト」
 「フラーヴィオ」
 「タメルラーノ」
 「エツィオ」
 「リナルド」
 「アレッサンドロ」
 「アマディージ」
 「オットーネ」
  からの二重唱,アリア、ほか
サンドリーヌ・ピオー(S)
サラ・ミンガルド(Ms)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
ヘンデル・イヤーに、バロック歌姫ファン大喜びの録音が登場しました。バロック音楽界の二大女声スター、ピオーとミンガルドが共演したCD。歌うは全てヘンデルの二重唱とアリア。二人の歌が絡むと、ヘンデルの音楽の愉悦がグッと増します。ゆったりした曲の情感に浸るも良し、急速な曲のスリルに興奮するもよし。しかも伴奏はアレッサンドリーニ!初夏のイタリアの風を思わせるようなサラリとした風合いのヘンデルが、二人の歌をさらに引き立てています。
OP 30472 ヘンデル:
 「シローエ」
 「オルランド」
 「アグリッピーナ」
 「セルセ」
 「アルチーナ」
 「タメルラーノ」
 カンタータ「愛の戦から逃れよ」
 カンタータ「アポッロとダフネ」
  からのアリア
ロレンツォ・レガッツォ(Bs)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
ソプラノやテノールに比べ、バスがアリア集になることは極めて稀。それがバロックものなら尚のこと。その状況を突き破ったのが、ヴェネツィア生まれの名バス歌手、レガッツォ。既にnaiveからヴィヴァルディのバスのためのアリア集(OP 30415)が発売され賞讃されたレガッツォ、ここでも期待に違わぬ素晴らしい歌で、深々とした味わいに加え、知性的な歌と鮮やかなコロラトゥーラは最高。様々な役がいずれも強い個性を放っています。レガッツォだからこそできたヘンデルのバスのためのアリア集、ご堪能あれ!録音:2008年3月

NIFC 1CD¥3000

NIFCD 009
¥2790
ショパン:
 ①「奥様お手をどうぞ」による変奏曲 Op.2
 ②ポーランドの歌による幻想曲 Op.13
 ③ロンド・クラコヴィアク Op.14
 ④アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ Op.22
 ⑤ポーランド国歌(オーケストラ演奏)
ネルソン・ゲルネル(フォルテピアノ:1849年エラール)、
フランス・ブリュッヘン(指)
18世紀オーケストラ
ダン・タイ・ソンと共演した協奏曲が大ヒットしたブリュッヘンと18世紀オーケストラ、待望の第2弾登場です。それも協奏曲以外のピアノとオーケストラのための作品をすべて収めているのが贅沢の極み。ショパンの協奏曲の古楽器による録音はともかく、他の作品は初のお目見え。演奏は充実のひと言につき、またまた聴き惚れさせられます。今回のソリストは1969年生まれのアルゼンチンのヴィルトゥオーゾ、ネルソン・ゲルネル。当シリーズでバラード全曲(NIFCD003)をリリース済み。アルゲリッチが絶賛しているゲルネルの才能は、単に技巧派なだけでなく、深い音楽性に驚かされます。彼が1849年製エラールのフォルテピアノを用いて、ゾクゾクするほど魅力的なショパンを聴かせてくれます。さらに嬉しいのは、ポーランド国歌をブリュッヘンと18世紀オーケストラで聴けること。もちろん古楽器では初めてです。録音:②⑤2006年8月30日、テアトル・ヴィエルキでのライヴ ①③④2007年11月11日、ポーランド放送コンサート・スタジオでのライヴ
NIFCD 007
¥2790
ショパン:
 ①12のエチュード Op.10
 ②同Op.25
タチヤナ・シェバノワ(フォルテピアノ:1849年製エラール)
1980年に行なわれた第10回ショパン・コンクールで第2位(1位はダン・タイ・ソン)を受賞したシェバノワ。彼女のショパンの練習曲演奏は、ロシアン・ピアニズムならではの切れ味の良い技巧とスピード感で定評がありますが、ここではフォルテピアノに挑戦、軽やかさと色香がさらに増し、曲の真髄を味わせてくれます。

OBSIDIAN 1CD¥2400

イギリスの古楽レーベルOBSIDIANの取扱いを開始いたします。レーベルの名前「OBSIDIAN(オブシディアン)」はガラス質の火成岩、黒曜石(黒曜岩)のこと。洗練された黒曜石の輝きは、古代からのメッセージのように神秘的であり、その闇から放たれる光は多くのことを教えてくれるようでもあります。OBSIDIANレーベルは、そのような過去からの光とメッセージを今に伝えるべく設立されました。フレットワークやアンドルー・ローレンス=キングなどイギリスが誇る古楽の巨匠たちの参加にも注目です。
OBSCD 701 ジョスカン・デ・プレ:ミサ、モテット、ションソン集
 「御身以外の方を愛することなど(D'ung aultre amer)」
  (オケゲムのシャンソンによる)
 ミサ曲「御身以外の方を愛することなど」
  (キリエ/グロリア/クレド/サンクトゥス
  (ただひとり奇蹟を行う御身)/アニュス・デイ)、
 あらゆる良いものに満ち(De tous biens plaine)、
 千々の悲しみ(Mille regretz)、
 アヴェ・マリア(Ave Maria)、
 以前 運命の女神は(Fortuna d'un gran tempo)、
 ダヴィデこの悲しみの歌もて(Planxit autem David)、
 ただそれだけ(Cela sans plus)、
 美しい愛を(Qui belles amours)、
 サンクトゥス・ダン・オートル・アメ(Sancus 'D'ung aultre amer')、
 主、御父の光と輝き(Tu lumen tu splendor patris)、
 ラ・ベルナルディーナ(La Bernardina)、
 ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス、
  御身以外の方を愛することなど
  (Victimae paschali laudes/ D'ung aultre amer)、
 さようなら、わが愛するものたちよ(Adieu mes amours)、
 ジョスカンのファンタジー(Ile fantazies de Joskin)、
 ただひとり奇蹟を行う御身
  (Tu solus qui facis mirabilia/ D'ung aultre amer)
アラミレ デイヴィッド・スキナー(指)
アンドルー・ローレンス=キング(Hrp)
ヴォーカル・アンサンブルのアラミレとアンドルー・ローレンス=キングによるジョスカン・デ・プレの作品集。ジョスカン・デ・プレのミサ曲D'ung aultre amer/ダン・オートル・アメ、同名のオケゲムのシャンソン、ダン・オートル・アメが原型となったモテットなどを含んだシャンソンやモテットを含んだアルバムです。デイヴィッド・スキナーにより2005年に創設されたヴォーカル・アンサンブル、アラミレは音楽の密度が濃く、繊細でストレートな表現で美しく歌い上げます。またバロック・ハープの名手アンドルー・ローレンス=キングが加わり、表現に一層の幅が広がり、素晴らしい演奏を聴かせてくれます。録音:2007年4月12日聖マグダラのマリア教会、オックスフォード 2007年5月24日、7月26-27日聖ミカエル教会、オックスフォード
OBSCD 702 トマス・トムキンズ〜
 心が乱れた時の悲しみのパヴァーヌ
  パヴァーヌⅠ、全能の神よ、すべての叡智の泉よ、
  わが祈りを聞きたまえ、おお主よ、テ・デウム(第5篇)、
  ファンシー、歓呼せよ(第5篇)、おお主よ、どれほど多くの、
  パヴァーヌⅦ、天からこう告げる声が聞こえた、
  マニフィカト(第5篇)、心が乱れた時の悲しみのパヴァーヌ、
  ヌンク・ディミティス(第5篇)、パヴァーヌⅧ、
  主よ、私をどうか覚えておいてください、
  ダヴィデが聞いたとき、
  私の助けはどこからくるのだろうか
フレットワーク アラミレ
17世紀前半イギリスは激動の中にありました。1642年勃発したピューリタン革命に破れ1649年に国王チャールズ1世は公開処刑。トマス・トムキンズはこの処刑後、「心が乱れた時の悲しみのパヴァーヌ」を作曲しました。ルネサンス黄金期を代表する作曲家トムキンズはこの激動の時代、ピューリタン革命前後のイギリスの不安と混迷を鎮める音楽を書き続けました。演奏はイギリスの新鋭ヴァーカル・アンサンブルとヴィオールの名人集団フレットワーク。イギリス古楽界の層の厚さを感じさせる見事な演奏です。録音:2007年6月11-14日シドニー・サセックス・カレッジ教会(ケンブリッジ)

ONDINE

ODE 1144
\2000
ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン(1854-1924):春の響き
フランス・アルフレード・フリーベリ(1822-1913):歌い手たちの旗
グスタフ・アードルフ・ヘルテル(1836-1876):君を歓迎す
ロベルト・カヤヌス(1856-1933):YL行進曲
エドゥアルド・ヘルメス(1818-1905):木こりの乾杯の歌
クリスチャン・フレードリク・クレス(1767-1812)/
 フレードリク・パーシウス編:ポリ行進曲
ヨーゼフ・ハルトマン・シュトゥンツ(1793-1859):学生歌
伝承曲:春の歌
ハムプス・ヴェッテルリング(1830-1870):お眠り、美しい君
フレードリク・パーシウス(1809-1891):スオミの歌、乾杯の歌
伝承曲/ヨハン・ヒー=クヌセン(1896-1975)/Canorus編:
 いざ楽しまん
伝承曲/ヘイッキ・クレメッティ(1876-1953)/編:おお尊きフィンランド
エミール・イェネツ(1852-1930):男の歌
カール・ミカエル・ベルマン(1740-1795):酒を飲みほせ
フランツ・アプト(1819-1885):夏の朝
エミール・イェネツ(1852-1930):森の礼拝
作者不詳/Canorus編:夏の讃歌
トイヴォ・クーラ(1883-1918):メーデーの歌
ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン(1854-1924):
  いつの日ふたたびポホヨラを
エミール・イェネツ(1852-1930):フィンランド万歳
ヨーセッピ・リーパ(1868-1896)/
 サカリ・ヒルデーン(1954-)編:わが祖国フィンランド
ジョン・ファラー(1946-)/カレ・オッリネン編:
 ミュージカル映画「グリース」からYou're the one that I want
ウォルター・レイ/カレ・オッリネン編:タヒチ
伝承曲/エーリク・ベリマン(1911-2006)編:飲みほせ一杯目
グンナル・ヴェンネルベリ(1817-1901):二杯目
ニルス=エーリク・フォウグステット(1910-1961):三杯目
YL (ヘルシンキ大学男声合唱団)
マッティ・ヒュオッキ(指)
ヤンッキ・ネノネン&イルタ・ピラッラ・トリオ
レポレッロ・カルテット
春は学生の合唱団にとって最高の季節! フィンランドの春の歌、祖国の歌、女と酒の歌を YL の略称で愛されるヘルシンキ大学男声合唱団が歌います。ブラームスが「大学祝典序曲」のフィナーレに使い、ロンバーグのオペレッタ「学生王子」でも歌われる学生歌「いざ楽しまん」。意外な曲は、「You're the one that I want」。ミュージカル映画「グリース」でオリヴィア・ニュートン=ジョンとジョン・トラヴォルタが歌ったナンバーです。「飲みほせ一杯目」「二杯目」「三杯目」。アルバムの最後、学生たちはショットグラスで飲むシュナップスを楽しみます。YL。彼らは「歌」ではなく「春」を歌っています。祖国を愛し、恋する人に想いを捧げ、友と飲む酒を愛する。歌が人々の心に響くために、高い技術とともに必要なものがある。YL の合唱を聴くにつけ、そのことを思います。録音:2008年9月12日-14日 ヤルヴェンパーホール (ヤルヴェンパー、フィンランド) 歌詞:フィンランド語、ラテン語、スウェーデン語 (対訳なし)

ORFEO

ORFEO 777082
(2CD)
\5200
ドヴォルザーク:「悪魔とカーチャ」 ミシェル・ブリート(Ms カーチャ)
ペーター・シュトラーカ(T 羊飼いイルカ)
ペテル・ミクラーシュ(Bs 悪魔マルブエル)
オルガ・ロマンコ(S 女領主)
アルチュン・コチニャン(Bs ルツィフェル)
ほか
ゲルト・アルブレヒト(指)
WDRケルン交響楽団,
WDRケルン放送合唱団
「レアものオペラ大好き」なアルブレヒトは、ドヴォルザークのオペラにも大きなを入れており、ついに6作目の全曲録音が登場。「悪魔とカーチャ」は、1899年に初演されたオペラ。オドロオドロしい題名と裏腹に、とても面白い喜劇です。アルブレヒトは、ドヴォルザークのボヘミア色を生かしつつ、ケルン放送交響楽団から洗練された響きを引き出すことで、実は大のワグネリアンだったドヴォルザークの近代性を浮き上がらせることも忘れていません。カーチャ役は南アフリカ出身のドイツのメッゾ・ソプラノ、ブリート。2005 年4月に新国立劇場の「フィガロの結婚」でケルビーノを歌って好評を博し、近年の活躍は目覚ましいもの。イルカ役のペーター・シュトラーカはドイツのテノール。1970年代からチューリヒを中心に活躍する大ベテラン。チェコ語のオペラにも頻繁に出演するので「ペテル・ストラカ」とチェコ人と間違えられることすらあります。ロマンコはモスクワ出身で、1980年代末に西側に出て来て活躍しているソプラノ。トスカが当たり役。コチニャンはアルメニア出身で、ベルリン・ドイツ・オペラのバスとして活躍した人。ペテル・ミクラーシュはチェコのベテランのバス。かなり強力なキャストです。録音:2007年11月23日-12月1日,ケルン

PREISER

PRCD 90765
(2CD)
\4600→¥4190
トーンキュンストラー・ライヴ
[CD 1]
 ハイドン:交響曲第82番ハ長調Hob.I:82「熊」
  録音:2006年5月14, 16, 17日ウィーン・ムジークフェライン
 ハイドン:交響曲第83番ト短調Hob.I:83「めんどり」
  録音:2006年11月25, 26, 29, 30日ウィーン・ムジークフェライン
 ハイドン:交響曲第84番変ホ長調Hob.I:84
  録音:2006年8月28, 29, 30日ウィーン・ムジークフェライン
[CD 2]
 ハイドン:交響曲第85番変ロ長調Hob.I:85「王妃」
  録音:2006年3月12, 14, 15日ウィーン・ムジークフェライン
 ハイドン:交響曲第86番ニ長調Hob.I:86
  録音:2007年5月16, 19, 21日ウィーン・ムジークフェライン
 ハイドン:交響曲第87番イ長調Hob.I:87
  録音:2006年12月16, 17, 22, 23日ウィーン・ムジークフェライン
クリスチャン・ヤルヴィ(指)
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
(現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
ウィーンのレーベル、プライザーから注目のシリーズがスタートします。その名も「トーンキュンストラー・ライヴ」。ウィーンを活動拠点に置く名門楽団の自主制作レーベルとして、プライザーを発売元に今後1シーズンに1、2作のペースでリリースしてゆくというものです。ハイドン・イヤーに合わせての第1弾は現首席指揮者クリスチャン・ヤルヴィによる「パリ・セット」全曲。いまもウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の名で親しまれている当楽団は、1907年10月10日の本拠ウィーン・ムジークフェラインにおける第1回演奏会以来、一世紀以上の伝統を誇ります。正式名称をニーダーエステライヒ・トンキュンストラー・オーケストラということからも分かるように、現在ではウィーンおよびニーダーエステライヒのザンクト・ペルテンを拠点に活動しており、さらにグラフェネッグ国際音楽祭のレジデント・オケとしても活動の場を拡げています。長い歴史を反映してフルトヴェングラーやクレンペラー、クナッパーツブッシュも指揮台に立っているほか、過去の首席指揮者の顔ぶれにはファビオ・ルイージ(1994−2000)、イサーク・カラブチェフスキー(1988−1994)、ハインツ・ワルベルク(1964−1975)、クルト・ヴェス(1946−1951)らの名前がならんでいます。2004年より首席指揮者を務め、現在音楽監督のポストも兼任するクリスチャン・ヤルヴィは1972年タリン生まれ。ネーメ・ヤルヴィを父に、活躍目覚ましいパーヴォ・ヤルヴィを兄に持つというエストニアの音楽家系に育ち、LSOやシュターツカペレ・ドレスデンへの客演でも注目されるサラブレッドです。きびきびとしたリズムで快活な魅力にあふれ、人気の高い「パリ・セット」でも、アンサンブルの切れ味がすばらしく、その非凡な才能の一端を垣間見せます。さらに、当アルバムのポイントといえるのが、黄金のホールと謳われるムジークフェラインの大ホールにおけるレコーディング。美しいホールトーンが優雅と気品をみごとに演出しています。

PROFIL

PH 09038
\2400
ハイドン:
 「フィレモンとバウキス(バウチス)、
  またはユピテルの地球への旅」Hob.XXIXa : 1(1773)
マヌエル・ヴァルヴィッツ(T フィレモン)
ナタリー=マリア・ヴィンセント(Ms バウキス)
ベルンハルト・ベルヒトルド(T アレット)
ウルリケ・ホーフバウアー(S ナルキッサ)
ヴォルフガング・ブルンナー(指)
ザルツブルク室内合唱団
ザルツブルク・ホーフムジーク
ドイツ語のためのマリオネット・オペラ「フィレモンとバウキス」の世界初録音。この作品は、おそらくはエステルハーザ宮殿を訪れた女帝マリア・テレジアも聴き、新設されたマリオネット劇場の?落としで上演されたと考えられているものです。残念なことにハイドンの音楽は断片的ですが、じっさいの物語の肝である中間部はほとんど完全な形で残されました。マリオネット劇場のための作品のほとんどが失われた今日でも現存する数少ないもののひとつで、のちにジングシュピールにも改作されています。ハイドン・イヤーにまたとない聞きものといえるでしょう。録音:2002年5月1-2日ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール
PH 09040
\2400→¥2190
①ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 (1933)
②フセヴォロド・ザデラツキー:24の前奏曲 (1934)
ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
ショスタコーヴィチをはじめとする芸術家たちが、ソヴィエト時代にどれほどひどい目にあったかが明るみに出ていますが、本当に悲惨だったのはここに収められたフセヴォロド・ザデラツキー (1891-1953)のような人。プロコフィエフと同世代で、モスクワ音楽院でタネーエフらに学んだ後、帝政末期にニコライ二世の皇子アレクセイの教師を務めたことなどが原因で、処刑こそ免れたものの生涯の大半を流刑地と牢獄で過ごすこととなりました。1926年の逮捕時には音楽作品の草稿すべてを焚書にされ、その音楽は謎につつまれ、音楽辞典にも名がありません。ここに納められた「24の前奏曲」はもちろん世界初録音。作風は同時期のショスタコーヴィチよりはショパンに近く、美しい曲が多いのも特徴です。ソ連の虐げられた作曲家の復活に力を注ぐネムツォフ入魂の演奏が感動的です。
PH 09043
\2400→¥2190
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 ユーリ・アーロノヴィチ(指)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
Profilがおくるアーロノヴィチによる注目のライヴ・シリーズ。首席指揮者(1975−1986)を務めた手兵ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのブルックナー第7番は、名匠アーロノヴィチの確かな手腕と、当オケがヴァントゆかりのオケであったということも思い起こされるもの。ドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の正規音源使用で、音質も良好です。録音:1979年9月6日ケルン、ドイチュラントフンク(ライヴ) ステレオ 66’47”

QUINDECIM

QP156
(5CD)
\7500
エストレリータ〜ポンセ、ギターのための作品全集
<ギターとオーケストラのための>
 南の協奏曲
<ギターとハープシコードのための>
 ソナタ、前奏曲
<ギター独奏>
 「ラ・フォリア」の主題による変奏曲とフーガ
 カベソンの主題による変奏曲とフーガ
 クラシック・ソナタ「ソルを讃えて」
 ロナンティック・ソナタ「シューベルトを讃えて」
 南方ソナティナ
 ソナタ「メキシコ」
 24の前奏曲、メキシコ風スケルツィーノ、
 マズルカ、ルンバ、エストレリータほか
マヌエル・ロペス・ラモス、
ラファエル・ヒメネス、
デュオ・パボン・レイエス、
グリエルモ・ゴンザレス・フィリップス、
アレハンドロ・モラ、
エルネスト・マルティネス、
アルトゥーロ・エルナンデス、
ヘラルド・ディアス・デ・レオン、
ビクトル・ガルドキ、
パウル・ザンブラノ(Gt)

RCOC

RCOC 0800
(3CD)
\5400
ドミンゴ・ミゲル・ベルナベ・テラデーリャス(1713−1751):
 アルタセルセ(3幕の音楽劇/台本:メタスタージオ)
アンナ・マリア・パンツァレッラ(アルタセルセ; S)
セリーヌ・リッチ(アルバーチェ; S)
マリーナ・コンパラート(マンダーネ; Ms)
スンヘ・イム(セミラ; S)
アグスティン・プルネル=フリエンド(アルタバーノ; T)
マリヴィ・ブラスコ(メガビーゼ; S)
ホアン・バウティスタ・オテロ(指揮)
王立室内オペラカンパニー
テラデーリャスは、ナポリ楽派の作曲家。古典派を思わせる流麗なメロディー旋律と、イタリア・バロックのスパっと刻むリズムを併せ持つ作風が魅力です。モーツァルトのオペラを思わせるような魅力あるレチタティーヴォ、そして複雑な恋愛もようを描く華麗・充実のアリアの数々はまるでスペイン・バロックから古典派の魅力的なエッセンスがギュッとつまった玉手箱のよう。演奏者たちも意欲満点、きっちりとしたアンサンブルで聴かせます。
=「アルタセルセ」のあらすじ=
ペルシャ王セルセ、彼の護衛軍の一人であったアルタバーノによって殺されます。アルタバーノは、自分の息子アルバーチェが、セルセの娘であるマンダーネと恋仲にあることを咎められ追放されたことへの復讐を果たし、さらに国家を治める権力を握ろうとします。そこへ、殺された王の息子であるアルタセルセが登場。アルタバーノは、自分に国王殺害の疑いが向けられないように様々に策を弄し、しまいには自分の息子に罪を着せて投獄するという暴挙に出ます。途中様々な恋愛もようを絡めながら、最終的にすべての事実は暴かれ、アルタセルセはすべてを許す、という内容。録音:2008年6月

RCO LIVE

RCO 09002
(2SACD Hybrid
特別価格)
\2500→¥2290
[SACD 1] 56’43”
 ブルックナー:交響曲第3番ニ短調WAB103
  (1889年第3稿ノヴァーク版)
[SACD 2] 67’09”
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」WAB104
  (1878-80年第2稿ノヴァーク版)
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトへボウ管
この2009年秋に首席指揮者就任5周年の節目を迎えるヤンソンス率いるRCOの最新アルバムは、ブルックナーの交響曲第3番と第4番「ロマンティック」。レーベルの特色として、実演でひんぱんに取り上げ準備を重ねてきたプログラムであることはもちろん、このたびは2作同時にリリースというのもユニークで、ファンに必ず驚きと興奮を約束するヤンソンスならではのこころみとしても注目されます。みずみずしさを決して失わない音楽づくりで幾度となくわたしたちを魅了してきたヤンソンスですが、ブルックナーでも、スケルツォ楽章でのダイナミックなリズムの躍動といい、緩徐楽章の馥郁たる美しさといい、とにかくその表情のゆたかなこと。マエストロが送り込む新鮮な息吹と、世界屈指の名門オケの熟成された薫り高い響きとはどこまでも、そして何にも替えがたい魅力で、このあたり英国グラモフォン誌2008年12月号の「世界の偉大なオーケストラ2008」と題するランキングでRCOが堂々の第1位に輝いたのも頷けるというものです。ヤンソンスによるブルックナー・アルバムは、オーディオ・ファイルの圧倒的な支持を集める高品位のSACDフォーマットというポイントも相俟って、第3代首席指揮者ベイヌムに遡るRCOの栄光のブルックナー演奏史に価値ある1ページを刻む内容といえるでしょう。録音:[SACD 1] 2007年2月7、8日&2008年8月28日[SACD 2] 2008年9月17、18、19&21日 アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ) DSD5.0マルチチャンネル ステレオ
=トラックタイム=
・交響曲第3番   22’56”+13’58”+6’56”+12’48”=TT.56’38”
・交響曲第4番   19’19”+16’20”+10’46”+20’26”=TT.66’51”

SDG

SDG 156
(2CD)
\3400
J.S.バッハ:三位一体後第7日曜日のためのカンタータ集
[CD1]
 カンタータ「われらに救いの来たれるは」BWV 9
 カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV 170
 モテット「義人ほろぶれども」
[CD2]
 カンタータ「魂よ、つまずくなかれ」BWV 186
 カンタータ「汝なんぞ悲しみうなだるるや」BWV 107
 カンタータ「彼らみな汝を待ち望む」BWV 187
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
ソリスト
[CD1]
ジョアンヌ・ルン(S)、
マイケル・チャンス(C-T)、
ジェームス・ギルクリスト(T)、
ステファン・ヴァーコー(Bs)
[CD2]キャサリン・フーグ(S)、
リチャード・ウィン・ロバーツ(C-T)、
コビー・ファン・レンスブルク(T)、
ステファン・ロジェ(Bs)
長大な二重唱が魅力の186番、後にバッハ自身が自らのト短調ミサ曲にも転用した187番など、充実のカンタータ集。イングリッシュ・バロック・ソロイスツの合奏の上手さ、モンテヴェルディ合唱団の合唱の見事さが際立つ曲が並びます。また、170番はアルトのソロ・カンタータで、世界的カウンターテナー、マイケル・チャンスの肩の力の抜けた歌唱が見事です。録音:[CD1]2000年7月、[CD2]2000年8月

SIMAX

PSC 1238
\2500
ノルウェー歌曲選集〜
 エヴェ・サーシュ・ナンセンへの捧げ物
 アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907):
  歌曲集「海辺の歌」 作品17より「琥珀」「夜更けて」、
  歌曲集「10の詩」作品31より
   「ヴァルプルギスの夜」「鳥が鋭く鳴いた」、
  歌曲集「子供の春の日」作品42より「夕暮れに」、
  歌曲集「母さんが歌う」作品52より
   「蝶々を追って」「かささぎ」、
  歌曲集「5つの花飾り模様」作品23「菩提樹」「りんごの花」
  「白と青のアネモネ」「睡蓮」「すみれ」、
 ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):
  「お前が道を知ってさえいたなら」(1852)、
  「魅惑の調べ」(1854)、
  歌曲集「ビョルンスチェーネ・ビョルンソンの5つの歌」作品14より
  「夕べの想い」「まどろみ」「秘めし愛」「湖畔にて」
  「どうすればいいだろう」
  「歌っておくれ、愛しいナイチンゲールよ」(1851)
  「夕べの想い<静かで明るい日が>」(1861)、
  歌曲集「8つのノルウェーの歌」作品6より
   「シュンノヴェの歌」「イングリーの歌」
   「ヴェネヴィル」「高い山を越え」、
 リカルド・ノルドローク(1842-1866):
  「木は芽吹き葉をつけ」音楽「日がな一日、若者は森をさすらい」
イーサ・カタリーナ・ ゲーリケ(S)
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)
フラム号に乗って北極を探険し、外交官そしてヒューマニストとして尊敬され、ノーベル平和賞を受賞した科学者フリチョフ・ナンセンの妻エヴァ・サーシュ・ナンセン。彼女は、クリスチャニア大学の動物学教授ミケール・サーシュの子に生まれ、ベルリンに留学してオペラを学んだ後、歌手として活躍しました。エドヴァルド・グリーグとも親交があり、アルネ・ガルボルグの詩による歌曲集「ハウグトゥッサ」は1899年、彼女が歌って初演しました。初演の歌を聴いたガルボルグはすぐさまグリーグに宛てて熱狂的な手紙を書き送ったといわれます。イーサ・カタリーナ・ ゲーリケとクリスチャン・イーレ・ハドランのふたりがエヴァ・サーシュを偲ぶこのアルバム。彼女のレパートリーから、グリーグの親友リカルド・ノルドローク、ハルフダン・シェルルフ、アガーテ・バッケル・グロンダールの歌曲が歌われています。エヴァ・ナンセンの音楽の夕べを再現するため、オスロ郊外のリサーケルにあり、フリチョフ・ナンセン研究所になったナンセン夫妻の家プールホーグダで録音が行われました。録音:2008年5月2日-4日 プールホーグダ (オスロ郊外、リサーケル)

SKARBO 1CD¥2500

DSK 4073 フォーレ:ドリー
ラヴェル:マ・メール・ロワ
ポール・ラドミロー(1877-1944):ゲール・ラプソディ
ジャン・クラス(1879-1932):子供の魂
ローラン・ブコウザ、
ジャン-ピエール・フェレイ(Pf)
ジャン−ピエール・フェレイはピアニストとしてだけでなく、プロデューサーとしてもharmoniamundi, Auvidis等でも働いてきました。この録音でもFazioliのピアノの音が美しく録られています。
DSK 1985 ケクラン:
 ①ヴァイオリン・ソナタOp.64
 ②ヴィオラ・ソナタOp.53
①マリー・ヴィオ(Vn)
ミレーユ・ギヨーム(Pf)
②ミシェル・ミカラカコス(Va)
マルティーヌ・ガニェペン(Pf)

SUPRAPHON

SU 3995
\1700→¥1550
EU加盟国国歌集(全27カ国)
 EU賛歌(ベートーヴェン/カラヤン編曲)/オーストリア/
 ベルギー/ブルガリア/キプロス/チェコ/
 デンマーク/エストニア(パーシウス)/
 フィンランド(パーシウス/カヤヌス編)/フランス/
 ドイツ(ハイドン/ヴァルデンマイア編)/ギリシャ/
 ハンガリー(エルケル)/アイルランド/イタリア/
 ラトヴィア/リトアニア/ルクセンブルク/マルタ/
 オランダ/ポーランド/ポルトガル/ルーマニア/
 スロヴァキア/スロヴェニア/
 スペイン/スウェーデン/イギリス
ヤン・クチェラ(指)
プラハ放送響
国歌のCDは意外な需要があり驚かされますが、フル・オケによる最新録音盤が登場します。収録されているのはEU加盟の27カ国とEU賛歌(カラヤン編曲によるベートーヴェンの「喜びの歌」)の28曲。もともと国歌は有名な作曲家の手によるものも多く、また後世の作曲家が素材として用いたりとクラシック音楽に密接な関係があります。EU加盟国ということでアメリカ、ロシア、日本の国歌が入っていないのが残念ですが、バルト三国やスロヴェニアなど馴染みの薄いものも収録されているのが嬉しさ倍増。全体に重厚かつ色彩的なオーケストレーションで、音楽作品として存分に楽しめます。録音もクリア。録音:2009年2月10日、2008年11月28日 プラハ、チェコ・ナショナル・シンフォニー・オーケストラ・スタジオ
SU 4005
\2000
「追憶〜ハイドン:歌曲集」
 ・創作されたカンツォネッタ集Hob.XXVIaより
  人魚の歌(第25番) / 追憶(第26番) / 絶望(第28番) /
  牧歌(第27番) / 心地よい苦痛(第29番) / 誠実(第30番) /
  さすらい人(第32番) / おお美しい声よ(第42番) / 精霊の歌(第41番)
 ・クラヴィーア伴奏によるドイツ歌曲集Hob.XXVIaより
  ごくありふれた話(第4番) / 捨てられた女(第5番) /
  ティルジスに(第8番) / 田舎の楽しみ(第10番) /
  恋の歌(第11番) / 遅すぎた母の到着(第12番)
 ・スコットランド&ウェールズ民謡Hob.XXXIa, bより(*)
  ヒースの花(b.30) / 岩を越えて(b.17) /
  朝は早く起きて(a.28) / 鷲の頂(b.20) /
  樫の木の下の豚(b.16) / 羊小屋(a.13) /
  寂しい谷間(a.175) / ひばりは揚がる(b.1) /
  幸せなカンブリア人(b.32)
マルティナ・ヤンコヴァー(S)
ジェラール・ワイス(P)
*ゴーティエ・ビュルギュンデール(Vn)、
グンタ・アベレ(Vc)
ハイドン・イヤーにちなんで2009年1月に録音されたばかりの歌曲集が特急リリース。ウィーンに出たばかりの少年時代には美声で知られる聖歌隊員であったハイドンですが、清澄かつ素朴な味わいを留めた歌曲には他に替え難い魅力があります。1780年代の「ドイツ語歌曲」では、声楽パートがクラヴィーア譜の上声部と一致するというシンプルなものでしたが、1790年代半ばの「カンツォネッタ」になると、二段構えのクラヴィーア譜を脱して、声楽パートも独立し表現の幅もぐっと拡がります。1972年チェコ生まれのヤンコヴァーは、1998年以降、チューリヒ・オペラのソリストとしてガーディナー、アーノンクール、ヘレヴェッヘ、ラトル、ヴェルザー=メストのプロダクションにも参加している期待のソプラノ。また、ガーディナーによるJ.S.バッハのカンタータ録音でもその名を知られています。清楚な美声が内容にぴったり。録音:2009年1月20-22日チューリヒ、放送スタジオ DDD ステレオ 70’28” 
SU 3994
\2000
①マルチヌー=ズビニェク・ヴォストジャーク編:
 歌劇「ジュリエッタ」組曲〜大オーケストラのための
②マルチヌー:
 歌劇「ジュリエッタ」からの3つの断章H.253A(1939)【世界初録音】
   森の場面 / 記憶の場面 / 第3幕のフィナーレ
  *フランス語歌唱
②マグダレーナ・コジェナー(Msジュリエッタ)、
スティーヴ・ダヴィスリム(Tミシェル)、
フレデリク・ゴンサルヴェス(Bs-Br)、
ニコラ・テスト(Bs)、
ミシェル・ラグランジュ(Ms)
サー・チャールズ・マッケラス(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ことし2009年のマルチヌー・イヤーに本家SUPRAPHONより大注目のリリースです。初録音となる「ジュリエッタ」からの3つの断章は出来立てほやほや、昨年2008年12月11日と12日にプラハのルドルフィヌムで行われた世界初演ライヴ。「ジュリエッタ」は、“夢の鍵”という副題も示すように、“夢の斡旋所”やら“記憶を売る男”が登場したりする不思議オペラ。マルチヌーのパリ時代の作にあたる、このオペラはプラハでの上演を念頭に当初チェコ語で作曲されました。けれども、作品にとって効果的な宣伝をより確かなものにするために、また、すでにジョルジュ・ヌヴーによるオリジナルの戯曲にもとづいてフランス語台本で準備を進めていたこともあり、マルチヌーはフランス語のラジオ放送にもっとも関わりのあるシーンのハイライトをどうにかしたいと考えました。しかし、ついに放送されることは無く、このたびの初演までおよそ70年もの間待たされることになります。そして、この記念すべき世界初演の指揮を担当したのが、チェコ音楽のスペシャリスト、マッケラス卿。彼のもと名門チェコ・フィルに加えて、なんと表題役にはブルノ出身の世界的歌姫コジェナーが起用されるという、これ以上望むべくもない豪華なキャスト。ちなみに、コジェナーは2009年3月のバービカンにおいて、フランス語版の演奏会形式による全曲上演(ビエロフラーヴェク指揮)でも同役を歌い、高い評価を得ていました。なお、カップリングには、1969年にヴォストジャーク(1920−1985)が手掛けた、マルチヌー同様にエッセンスを凝縮した管弦楽組曲を収めています。録音:①2008年12月5-6日プラハ、ルドルフィヌム(セッション) ②2008年12月11-12日プラハ、ルドルフィヌム(ライヴ)

WAON RECORDS

WAONCD 140
\2300
①ヤコプ・ファン・エイク:期待に胸躍るフィリス
②-④〈デイヴィジョンフルート第2巻〉より
 ペープシュ氏のプレリュード/
 モーガン氏のシャコンヌ/ヒルズ氏のディヴィジョン
⑤ギヨーム・ド・マショー:私はその花を愛する
⑥アウレリオ・ヴィルジリアーノ:バッターリャによるリチェルカータ
⑦-⑩ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:組曲作品35の6
⑪ローラント・モーザー:曼荼羅華
⑫エルネスト・クレーメル:ディヴェルティメント作品4の3
⑬篠原眞:Fragmente〈断片〉
⑭ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカータ第3番
⑮-⑱ヨハン・ゼバスティァン・バッハ:パルティータ
⑲作者不詳:トリスタンの嘆き
本村陸幸(リコーダー)
リコーダーは長い歴史を持つ楽器で、初期の楽器は、13世紀以前にすでに存在していました。このCDでは、14世紀から20世紀までの600年におよぶ、無伴奏リコーダーの広大なレパートリーを巡る旅にお誘いしましょう。中世、ルネサンス、初期バロック、後期バロック、モダンの各種タイプのリコーダー10本を駆使して、千変万化のリコーダーソロ世界がすべて凝縮された必聴の1枚です。録音:2008年7月

WERGO 1CD¥2400

WER 6708
\2400
①モートン・フェルドマン:4手のための作品
②エドガール・ヴァレーズ:アメリカ
 (2台ピアノ、8手版/エレナ・ブガッロ編)
③モートン・フェルドマン:5台のピアノ
ピアノ/ブガッロ-ウィリアムズ・ピアノ・デュオ
(エレナ・ブガッロ、エイミー・ブガッロ)、
エイミー・ブリッグス、
ベンジャミン・エンゲリ、
ステファン・ワース
「動」の作曲家エドガール・ヴァレーズと、ヴァレーズを敬愛してやまなかった、「静」の作曲家フェルドマンの作品集。①と③のフェルドマンの作品は、彼ならではのひたひたと寄せては返す波のような音楽。5台のピアノによって演奏されても、不思議と静寂が増幅されているような感覚です。間に挟まれているのは、ヴァレーズの「アメリカ」。「春の祭典」の影響を受けたことが濃厚に感じられる作品です。もともとは50人の管楽器奏者と、ほぼ絶え間なく打ち続けられる打楽器パートを備えた大規模な管弦楽作品。タイトルの「アメリカ」とは、その地理的なものを示すのみでなく、革新、冒険、発見といったものの象徴としての意味を含んでいます。規模の大きな作品がどのようにアレンジされているか、注目です。ヴァレーズの死後、フェルドマンは「ヴァレーズがいなかったら私の人生はどうなっていただろう?」と書いているほど、ヴァレーズに心酔し、自ら自分はヴァレーズを模倣している、とまで述べていました。二人の作曲家の作品を並列して聞くことにより、新たな聴覚が切り開かれます。録音:2008年12月
WER 6572
(SACD Hybrid)
\2400
ジェイ・シュヴァルツ:作品集
 ①オーケストラのための音楽
 ②6つの声のための音楽
 ③12のチェロのための音楽
 ④5弦の楽器のための音楽
①ディエゴ・マッソン(指)
フランクフルト放送交響楽団
②シュトゥットガルト新声楽アンサンブル
③シュトゥットガルトSWR交響楽団のチェロ奏者
④カイロス四重奏団+マティアス・バウアー
ジェイ・シュヴァルツは1965年サンディエゴ生まれ。さまざまな音楽祭で作品を発表し、委嘱作品も多く、2000年にはベルント・アロイス・ツィンマーマン賞を受賞した実力派です。聴きものはトラック2の「6つの声のための音楽」。ぼんやりと聴き流していると、人の声だとは思えないような不思議な音質の連続。超不思議人声の嵐です。録音:2005-2008年
WER 6713 ジョン・ケージ:ドリーム
 ①ピアノ協奏曲
 ②フリーマン・エチュード
  (ヴァイオリン版/ステファノ・スコダニッビオ編)
 ③ドリーム
  (ピアノとコントラバス版/ステファノ・スコダニッビオ編)
 ④竜安寺
  (コントラバスとテープ版/ステファノ・スコダニッビオ編)
 ⑤ラジオ・ミュージック(5人の演奏家のための)
ファウスト・ボンゲッリ、
マヌエル・ズリア、
ラブリツィオ・オッタヴィウッチ(Pf)、
マイク・スヴォボダ(Trb)、
ジョヴァンニ・ダミアーニ、
ステファノ・スコダニッビオ(指)
色々なイライラがたまって突然叫びたくなる瞬間、なんともいえない気分になることが誰でもあるのでは。ケージのピアノ協奏曲は、そんな気分が持続しているような作品。突如として噴出する不満のような各楽器、時折入る叫び声など、ぎりぎりの狂気が収められています。「竜安寺」は、スコダニッビオが生前のケージの前で演奏し、「これ以上完璧な演奏は聴いたことがない」と激賞されたといいます。禅僧たちの読経の声のようでもあり、あの世とこの世の境、意識と無意識の境にある重く固い扉を徐に開こうとするようでもある低い音。ケージが描こうとした禅の世界を究極の形で音にして私たちに提示してくれます。録音:1995-2008年
WER 6714
¥2190
カール・アマデウス・ハルトマン(1905−1963):作品集
 ①ブルレスケ・ムジーク
 ②ピアノ、管楽器と打楽器のための協奏曲
 ③葬送協奏曲
 ④ヴィオラとピアノのための、管楽器と打楽器伴奏による協奏曲
ベンヤミン・シュミット(Vn)、
ヨルク・クローネンベルク(Pf)、
エリザベル・クッフェラート(Vla)、
フローリアン・ウーリヒ(Pf)
ポール・グッドウィン(指)
カイザースラウテルンSWR放送管弦楽団
バリバリ系ドイツが好きな方にはたまらない、逸演のハルトマン作品集。ハルトマンの作品は、時にシェーンベルク、時にマーラー、特にブルックナーを思わせる瞬間がある作風ですが、高いテンションの持続、時折挟み込まれるピアノやピアニッシモによるソロの官能的な美しさなど、たまりません。ドロドロとした官能の後期ロマンの世界の色合いが強いですが、葬送行進曲はフス派のコラールに基づいているナチへの抵抗作品であることなど、社会的メッセージも大変強い作品集となっています。録音:2004、2007年
WER 6707
(SACD Hybrid )
ヘルスキー(b.1953):悲劇a-n ヨハンエス・デブス(指)
ムジーク・ファブリーク
「音はどこから生まれ、どこへ消えてゆくのか」。ルーマニアに生まれたドイツ人ヘルスキーの頭からこの問いが離れることはありません。彼女にとって、音楽創作活動は彫刻活動のようなもの。彼女の作品は、あらゆる方向から飛び出て来て、聴く人の体に突き刺さります。色々な楽器を効果的に響かせる技は見事です。 ★通常CDと同じ価格なのもうれしいところ。録音:1999年11月(ライヴ録音)
WER 6573 スヴェン=インゴ・コッホ:作品集
 ①ふぞろいの時間たち ②貫通
 ③大きながみがみ声の克服
 ④月のアスパラガス
 ⑤そして。広い。飛んだ。
ペーター・フォン・ヴィーンハルト(Cem)、
アンサンブル・ポリフォニーT、
マンフレート・シュライアー(指)、
シュトゥットガルト新声楽アンサンブル他
コッホは、1974年生まれの作曲家。ファーニホウに師事し、ファーニホウのアシスタントも務めました。今現在はドイツに住んでいますが、学生時代をすごしたカリフォルニアのビーチが恋しくて仕方がない、ということです。作風はなんとなく全体的に中途半端な印象もぬぐいきれません。でも、誰かが話していて途中でもごもご聞こえなくなってしまうと、「で、結局その先どうなったの?」と却って気になってしまうような感じに似ているかもしれません。録音:2005年、2008年

ZIG ZAG TERRITOIRES 1CD¥2600

ZZT 090303 レーガー:
 クラリネット・ソナタ Op.49-1 変イ長調、
 クラリネット・ソナタ Op.49-2 嬰ヘ短調
フローラン・エオー(Cl)
パトリック・ジグマノフスキー(P)
マックス・レーガーのクラリネット・ソナタ作品49を収録したCD。フランスの異才クラリネット奏者フローラン・エオーが安定したテクニックと抜群の音楽センスで聴かせてくれます。ブラームスのクラリネット・ソナタに触発されて作曲したといわれているレーガーのソナタ。非常に魅力的なクラリネット・レパートリーの一つです。鍵盤の名手であったレーガー。このソナタのピアノ・パートも大変高度な技術を必要とします。エオーとデュオを組んでいるジグマノフスキーの切れ味の良い演奏も言うことなし。エオーの自由な発想と味わいのある音色で、作品の良さを再発見させてくれることでしょう。録音:2002年7月1-4日
ZZT 090402 メディテラネア〜トルバドゥールの歌
 Aisso com es sobronrada (ギラウト・リキエル)
 I' vo' bene a chi vol bene a me-バラード(ギランデッロ・ダ・フィレンツェ)
 Oh bel vision(トスカーナ民謡より/カルロ・リッツォ)
 Or piangiamo, che piange Maria-ラウダ(作者不詳)
 Isabella(インストのみ、作者不詳)
 Madonna santa Maria-ラウダ(作者不詳)
 Bella figliola ca te chiamme Rsa(ナポリ民謡より)
 A chantar m' er de co qu'eu no volria-カンソ
 IPrincipio di virtu(インストのみ、作者不詳)
 Oh re re lu passierelle n'dalla vena-タランテラ
 Salterello(インストのみ、作者不詳)
 Camini por altas torres
 A la una yo naci(インストのみ)
 Un pregon pregono el rey
 Durme, durme, hermozo hijico(子守歌)
 Nani, nani(子守歌)
アラ・フランチェスカ
ブリジット・レーヌ(Vo、Hrp、Perc)
ピエール・アモン(Rec、Fl)
カルロ・リッツォ(タンバリン、Vo)
南仏、地中海に面した地域で歌われていたトルバドゥールの歌を集めた1枚。アラ・フランチェスカの清々しい演奏は、地中海の香り高いメロディーを存分に楽しむことができます。収録されている歌は、聖母マリアへのラウド、イタリア・トレチェント、エスタンピー、バルスーズ、フォルクローレなど多岐に渡り中世の地中海沿岸を音楽で旅をするような感覚を味わうことができます。録音:2007年6月18-20日(パリ)
ZZT 090103 A.ピアソラ:
 アディオス・ノニーノ、オブリビオン*、カフェ・1930*、
 コントラステス、ラ・ミスマ・ペナ、
 天使のミロンガ、インビエルノ・ポルテーニョ*、
 タンガータ、サン・ルイ・アン・リル*、オブリビオン(ジャズ・ヴァージョン)
 セバスチャン・イラディエル:ラ・パロマ(鳩)
 カルロス・ガルデル/アルフレッド・レ・ペラ:想いの届く日
 J.C.サンダース/C.ヴェダーニ:アディオス・ムチャーチョス
 G.H.M.ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
  (*ヨハン・ファルジョー、アルノー・ソレッテ共同編曲)
アンサンブル・コントラスト
【アルノー・ソレッテ(指、Va)
ヨハン・ファルジョー(P)
ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(Vn)
ラファエル・マーリン(Vc)】
マガリ・レジェ(S)
カリン・ドゥシェー(Ms)
パリ=ソルボンヌ合唱団
デニス・ロジェ(合唱指)
ラファエル・アンベール(Sax)
アンドレチェッカレリ(ドラム)
19世紀の終わり、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれたタンゴ。今や世界中の人々がその独特のリズムと情熱的で官能的なタンゴに魅了されています。このアルバムにはタンゴの革命児アストル・ピアソラの数々の有名曲から、アルゼンチンの国民的タンゴ歌手カルロス・ガルデルの名曲「想いの届く日」などタンゴの名曲がふんだんに収録されています。2000年に結成された若いグループ、アンサンブル・コントラストのメンバーによるオリジナル・アレンジと現代的な感覚を交えた演奏、ラファエル・アンベールやアンドレチェッカレリらジャズ・シーンで活躍しているアーティストも参加しタンゴの名曲の数々を新しい視点で愉しむことができます。録音:2008年10月13-17日(パリ)




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