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<CDアトランダム>


<2009.10.2>
 
アナスタシア・ヒトルーク(Vn)


 とてつもない大天才の超新星とかいうつもりはないけれど、もう少し注目されてもいいんじゃないかな、という人。

 随分前になるけれど、NAXOSからミクローシュ・ロージャのヴァイオリン協奏曲が出て、演奏も現代的でスマートで結構愛聴していた。ロージャは今はちょっと忘れられているが、映画音楽作曲家としてアカデミー作曲賞に17回ノミネートされ3回受賞した大家。ただ本格クラシック作品は映画音楽と違ってあくまで「本格」的作品。親しみ易くはないがハンガリー民謡を取り入れたとても緊密で充実した彼の音楽は、これからもっと聴かれるようになるだろう。
 さて、そこでヴァイオリンを弾いていたのがアナスタシア・ヒトルーク。アメリカ人らしいが、アナスタシアという名前から推察されるとおりロシア生まれの女流奏者。
 1995年のパガニーニ・コンクールで特別賞を取って、NAXOSの第1作ではグラミー賞にノミネートされたという。

NAXOS
8.570350
\1100
ロージャ:
 ヴァイオリン協奏曲 Op.24/
 ヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 Op.29
アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)
アンドレイ・チェクマゾフ(チェロ)・・・協奏交響曲のみ
ドミトリ・ヤブロンスキ(指揮)
ロシア交響楽団
ハンガリーの作曲家、ロージャ(1907-1995)は映画音楽の大家として知られているが、並行してコンサートホールのためにも積極的に曲を書いた。ハンガリーの民謡を巧みに取り入れた数々の作品はどれもが親しみやすくどこか懐かしい風情を保っている。ヴァイオリン独奏はアナスタシア・ヒトルーク。現在の若手有望株の中でも最もパッション溢れる演奏家の一人。


 そのグラミーにノミネートされたという第1作はハンドシキンのヴァイオリン曲集。ハンドシキンはロシアの女帝エカテリーナ2世の時代に活躍して「18世紀ロシア最上のヴァイオリニスト」と呼ばれた作曲家。まさにアナスタシアという名前の女流奏者が演奏するにふさわしい。ちなみにその作風は、後のコテコテ・ロマンのロシア音楽とはちょっと違った、ロシア古典派とでも呼んだらいいのか、高雅で貴族っぽい音楽。モーツァルトと同世代のロシアの作曲家はこんな優雅な音楽を作っていた。無伴奏ソナタなど、なかなか切なくていい。

NAXOS
8.570028
\1100
ハンドシキン(1 7 4 7 - 1 8 0 4):
 <エカテリーナ2世の宮廷のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン曲集>
  ヴァイオリン・ソナタ第1番/同第2番/同第3番/
  ヴァイオリンのための6つの古いロシアの歌*
アナスタシア・ヒトルーク(Vn)、
ドミトリ・ヤクボフスキー(Va)*、
キリル・エフトゥシェンコ(Vc)*
ロシアの女帝エカテリーナ2世時代に、サンクト・ペテルブルク宮廷オーケストラの楽員となり、ロシアで最初のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾと呼ばれたハンドシキン。
収録された無伴奏ソナタ3曲でもその実力は証明され、ロシア音楽にまたひとつ、新しい光が灯ったと言えるだろう。


 そのアナスタシアの新作が、かなり間が空いたがようやく出てきた。作品は・・・サン・リュバン・・。やっぱり全然知らない人。イタリア生まれだがウィーンで活躍し、リスト、シュポア、メンデルスゾーンらとも交流があったという。
 で、その音楽はヴァイオリン版ショパンorリストといったらいいのか、当時ウィーンで人気だっただろう超絶技巧的サロン音楽。聴いてぶったまげる傑作ではない代わりに、粋で優雅で聴いていて心地よい。

NAXOS
8.572019
\1100
サン・リュバン:ヴァイオリン超絶技巧作品集第 1 集
 1-4.協奏的大ニ重奏曲 Op.49/
 5.「ランメルモールのルチア」の主題による幻想曲 Op.46/
 6.創作主題とタールベルクの練習曲 Op.45a/
 7.アダージョ・レリジオーゾ Op.44/
 8.オベールの歌劇「許婚」の主題によるポプリ Op.35/
 9-10.2 つのサロン風小品 Op.47-1<夜想曲/ロンディーノ>/
 11-12.2 つのサロン風小品 Op.47-2<夜想曲/ポロネーズ>
アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)/
エリザベータ・コペルマン(ピアノ)
このヴァイオリンにおける独自の才能を示した作曲家サン・リュバン(1805-1850)は、フランス革命の後に、語学教師としてイタリアに移住した士官の息子として1805 年にトリノで生まれました。幼い頃の彼については何もわかっていません(もちろん音楽辞書にも載っていませんし、彼を研究している音楽学者もいません)が、成長してからは、ベートーヴェンとも会ったことがあり、ヴァイオリン協奏曲の小さなカデンツァを献呈したという記録が残っています。1827 年頃パガニーニの完璧な技巧に魅了された彼はウィーンで生活することを決意しました。リスト、シュポア、メンデルスゾーンらとも交流のあったという、そんな彼の忘れられた作品集が、若きアメリカの名手ヒトルークの手によって21 世紀に甦りました。


 それにしてもアナスタシア女史、古典派期のロシアの作曲家、ハンガリー生まれの近代作曲家、そして19世紀イタリア生まれの作曲家・・・と、随分広範囲なレパートリー。しかしアンチ・メジャー路線をひた走るストイックさ。おそらくアナスタシア女史、こうしたちょっと時代から忘れられた作品を演奏するのが好きなのだろう。
 いずれにしても3作に共通なのは貴族的でありながらなんとなく生々しい雰囲気の作品。そしてそれほど埃にまみれていない新鮮さを持った音楽。
 アナスタシア女史、きっとかなりエキセントリックなちょっと怖そうなおばちゃんヴァイオリニストなんだろう・・・。でも技術的なすごさはもちろん、凛とした演奏をするのが爽快です。

 ・・・と思ったら、あるときどこかにモデルかと見間違うほどのとんでもない美貌のヴァイオリニストの記事が載っていた。
 で、なんとなくそのヴァイオリニストの名前を見たら・・・アナスタシア・ヒトルーク。
 ・・・うそ、ほんとに・・・?






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