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第49号マイナー・レーベル新録音新譜(6)



ALBANY 1CD¥2200

TROY1140 「エスペランツァ〜希望の歌」〜ラテン・アメリカのピアノ音楽
 カルロス・ガスタビーノ(1912-2000):ラ・シエスタ/
 アルベルト・ウィリアムス(1862-1952):
  「男の子の歌」第1番、牧場よさようなら/
 アストル・ピアソラ(1921-1992):タンゴ集
  (セナ川、センティード・ウニコ、天使のミロンガ、さらばパリ)/
 フロロ・ウガルテ(1884-1975):
  ロマンティックな前奏曲、
  「ミ・ティエラ」組曲(快活に、非常に遅く、速く)/
 フリアン・アギーレ(1868-1924):クレオールの風/
 アンヘル・ラサラ(1914-2000):ロマンティックに/
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):3つのアルゼンチンの舞曲
ロサ・アントネッリ(Pf)
ピアソラ、ヒナステラは知っていても、その他の作曲家の名前を多くの人は知らないのではないだろうか。おそらくこれが本邦初紹介となるであろう作曲家ばかり。しかし、どれをとっても珠玉の名品ばかり。少し前に坂本龍一がタンゴやラテンのスタイルで曲を書いてアルバムを作ったことがあったが、本家本元の作曲家が書くと、坂本よりも、もっと濃くなります。映画のテーマ曲になりそうな名旋律ばかりで泣けます!とってもお洒落。大人の恋がしたければ、これを聴いて感性を磨こう!自信を持ってお奨めします。録音:2007年
TROY1133 「RAW EMOTIONS〜アメリカのチューバ協奏曲集」
 ①ブルース・ボートン:チューバ協奏曲
 ②ジェームズ・グラント:「3つの怒り」
 ③スティーヴン・ウィンターレッグ:チューバ協奏曲
 ④バーバラ・ヨーク:チューバ協奏曲
ティモシー・バズビー(Tuba)、
ジャコモ・ラファエロ・バイロス指揮
アイスランド交響楽団
「BUZZED(TROY1054)」に続くバズビーのALBANYへの2枚目のアルバム。チューバ協奏曲といったらヴォーン=ウィリアムズくらいしか思い出せないほど独奏楽器としてのチューバは影が薄い。低音パートを受け持つ縁の下の力持ち楽器だけに作曲家にとっては協奏曲が書きにくかったのは事実だ。しかしここに、管弦楽伴奏による本格的なチューバ協奏曲ばかりを集めたアルバムが登場した。バックを受け持つオーケストラはなんとレイフスやシベリウスに定評があるアイスランド交響楽団!そしてそのアイスランド響のチューバ奏者がバズビーだ。曲はやはりヴォーン=ウィリアムズの流れを汲むような、北欧、イギリス系の清新な空気感のある美しい曲ばかりである。ボートン作品はヴォーン=ウィリアムズにスター・ウォーズ、ハリーポッターのサウンド・トラックを合わせたような感じ、グラントはジャズ系、ウィンターレッグはショスタコーヴィチとウォルトン系?ヨークはニールセンにジャズを加えたテイスト。オーケストラはどれも色彩鮮やか。バズビーの妙技は今更言うまでもありません。録音:2007-2008年
TROY1130 「命の絶えざる流れ」
 〜デヴィッド・マスランカ:吹奏楽作品集
 ①モーニング・スター(1997)/
 ②命の絶えざる流れ(2007)/
 ③ラウダムス・テ(1994)/
 ④この日をわれらに(吹奏楽のための短い交響曲)(2005)
スティーヴン・K.スティール指揮
イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ
おなじみ吹奏楽界を代表するマスランカの最新作。《命の絶えざる流れ》は作曲者がベトナムの仏教寺院を訪れた際に受けた霊感をもとに作曲された。信頼関係のあるイリノイ州立大のダイナミックなブラスの咆哮が聴きもの。録音:2009年3月
TROY1132 デヴィッド・マスランカ:
 ①トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(2007)
 ②交響曲第8番(2008)
スティーヴン・K.スティール指揮
イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ
①スティーヴン・パーゾンズ(Trb)、
①アドリアーナ・ラ・ロサ・ランソム(Vc)
トロンボーン協奏曲におけるS.パーソンズの柔らかなトロンボーン・ソロが聴きもの。この曲では吹奏楽では珍しくチェロが参加していて、事実上、トロンボーンとの二重協奏曲となっている。第2楽章でのチェロのゆったりとしたカンタービレは絶品。交響曲第8番はミニマル・ブラスとでも言ったらよいか、ジョン・アダムス、フィリップ・グラスが吹奏楽に手を出したら、こんな感じではなかろうか。華麗な和音の持続が心地よく、終盤はアメリカ独立記念日万歳!?と叫びたくなるような荘厳なクライマックスを迎える。録音:2007年、2008年
TROY1122 「パーカッショニークPERCUSSIONIQUE」
 〜マイケル・S.ホーウッド:打楽器作品全集
 (パーカッショニークな小品第1番、第3番、第4番、第5番、
  第6番《レクイエム》/ダイナマイト/あなたのドラムの影/
 リトル・ボウ・ピース/数学/フラグメンツ)
トロント・パーカッション・アンサンブル
ホーウッドは1947年バッファロー出身で作曲をルーカス・フォスに学んだ。活発に創作活動を行い「国立公園組曲」や「遊園地組曲」、交響曲第1番、他(TROY943)が入った管弦楽作品集は意外なヒット作。伝統的な作風から実験主義まで多様な作品を発表。1960年代から最近の作まで収められ、初期はヴァレーズ、ケージ(3つのコンストラクションなど)を思わせる。近作はコンピュータ音響の発想に近づいているように感じられる。作曲者自らも演奏に参加している。また全集なのに「パーカッショニークな小品第2番」が収録されていないのは、作曲者によって破棄されたから、とのこと。録音:1972-2008年
PTROY1129 マイケル・デライラ(1949-)歌劇:《チェリ》抜粋 マーク・シャピロ指揮
アクターズ・スタジオ・ワークショップ・プロダクション
デライラはニューヨークを中心に活躍する作曲家でオペラ、ミュージカルを多数発表している。《チェリ》は2005年に初演された室内オペラで本盤はそのハイライト。ポップとクラシックの要素が折衷された、バーンスタイン直系のオペラ。録音:2005年
TROY1131 カリム・アル=ザンド(1970-):室内楽作品集
 ①パターン・プレリュード第1集〜ピアノのための(2005)
 ②レイラ〜バリトン、ギター、弦楽四重奏のための(2001)
 ③戦争被害への哀悼/ゴヤの絵を見て〜
   弦楽六重奏のための(2006)
 ④ハープとヴィオラのためのデュエット(1998)
 ⑤チェロとピアノのための《タブローとディテイル》(2006)
①カロゲロ・ディ・リベルト(Pf)、
②③エンソ弦楽四重奏団
②P.バッセルバーグ(Br)、
A.ホルツマン(G)
③キャサリン・ルイス(Va)、
V.リッチー(Vc)
④モリー・マーキュソン(Hrp)、
アブヒジト・セングプタ(Va),
⑤フィッシャー・デュオ
アル=ザンドは1970年生まれ。既に米国内で数多くの賞を受賞し作品はアメリカ、カナダで演奏されている。《パターン・プレリュード》はバッハ、ショパン、ドビュッシーを下敷きにして時に無調、時にブルース調にパラフレーズを行う。その他、戦争被害へのラメンテーション、デュエット、タブローとディテイルでは硬質の音の中にも乾いた抒情が拡がっている。録音:2005〜08年
TROY1135 ジェームズ・ボレ作品集
 ①交響曲第3番/②交響曲第2番「E」
 ③ヴァイオリン・ソングズ/④交響曲第4番
①③④ジェームズ・ボレ指揮
モナドノック音楽祭管弦楽団
②スーザン・ナルッキ(S)、
Cマコンバー(Vn)
ボレはイリノイ州出身の作曲家で指揮者。ハーヴァード大学で作曲を学んだ。指揮者としてはニュー・ハンプシャー交響楽団の音楽監督を1974年から28年もの間務めた。またボレが創設したモナドノック音楽祭は1966年に始まり、現在まで続いている。交響曲はどれも小編成のオーケストラのために書かれている。作風はストラヴィンスキーの新古典主義期の作品に近い。限られた少ない音を最大限に使って大きな波を作ってゆくのが特徴。録音:2005〜08年
TROY1136 ロバート・クサヴァー・ロドリゲス(1946-):室内楽作品集
 ①メタ4(1997)/②トリオⅢ「Sor(tri)lege」(2007)/
 ③トリオⅡ(1970)/④トリオⅠ(1971)
①コロラド四重奏団、
②③クラヴィア三重奏団
④ヴォイシズ・オヴ・チェンジ
ロドリゲスは1946年サンアントニオ出身。ブーランジェに1969年から10年間師事した。全米で作品が演奏され、タングルウッド音楽祭でも演奏されたことがある。ここには弦楽四重奏とピアノ三重奏のための作品が収録されている。旋法的で叙情的な作風が信条のようだが、トリオⅠでは新ウィーン楽派への接近も感じられる。
TROY1138 「ヴァイオリンガイスティックス」〜アメリカン・ヴォイセズ
 K.ビーヴァーズ(b.1971):ヴァイオリン・ソナタ(1996)/
 W.ボルコム(b.1938):グレイトフル・ゴースト・ラグ(1983)/
 チン=チュ・フー(b.1969):スノウ・アッシュ(2008)/
 ブライト・シェン(b.1955):ストリーム・フロウ〜
   無伴奏Vnのための/
 J.パケット(b.1977):口語のスレッド(2003)/
 K.プッツ(b.1972):アリア
スコット・コンクリン(Vn)、
アラン・ハックルベリー(Pf)
アメリカの新世代の作曲家のヴァイオリン作品を集めた。ビーヴァーズ作品は自由な無調を使いながらジャズのイディオムを持った痛快な一曲。ボルコム作品は1930年代のダンス音楽と見紛うばかりのノスタルジックな小品。中国系作曲家のブライト・シェン作品は、中国の民謡的な節回しと現代的な語法が融合したエキゾチックな曲でタン・ドゥンや佐藤聡明が好きな人にはたまらないだろう。1977年生まれの若手作曲家パケットの作品も汎民族的(アジア的なテイスト満点)要素とポップス、ミニマル的要素が折衷していて、こういう姿勢はこの世代の作曲家の特徴だろう。作品のクオリティはどれも高く理屈抜きに楽しめる。ヴァイオリンのコンクリンはアメリカ中西部を中心に活動、ALBANYに多数の録音がある。録音:2008年1月
TROY1139 J.マーク・シアース(1960-):「99の神の美しき名前」
 (イスラムの祈りに基づく)第1巻-第4巻
ジョン・チーク(Pf)
シアースは管弦楽、オペラ、室内楽など様々な作品を手がけている。《99の神の美しき名前》はイスラム教の祈りの言葉に基づいたピアノ曲集で、10曲ほどのシリーズが4巻揃っている。作風は20世紀最大のオカルティスト、グルジェフの音楽やキース・ジャレットを思わせるエキゾティシズムとモダニズムがほどよく融合したもの。曲中、ドビュッシーの「沈める寺」があからさまに引用されるのは、この曲集が祈りの音楽だからだろうか。

BIDDULPH

80229
\2200→¥1990
「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集」
 F.A.E.ソナタよりスケルツォ ハ短調/
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78/
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100/
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
サイモン・フィッシャー(Vn)
レイモンド・フィッシャー(Pf)
サイモン・フィッシャーは多彩なキャリアを持つヴァイオリニストでフィルハーモニア管弦楽団とチャイコフスキー、メンデルスゾーンの協奏曲を一万人の聴衆の前で演奏したこともある。アシュケナージ、チャールズ・グローヴス、プレヴィンらとも度々共演している。悠々とした弾きっぷりと、ややくすんだ音色に往年の巨匠を思わせる。録音:2006年8月、10月ヘンリー・ウッド・ホール,ロンドン

BRIDGE

BCD 9306
\2200→¥1990
クリスティアン・シンディング(1856-1941):
 ピアノ作品集
  ピアノ・ソナタ ロ短調Op.91/炎のように/
  メロディ/グロテスクな行進曲/セレナーデ/
  狂気の光/カプリッチョ/カプリース/
  行進曲風に/ 尊大に/春のささやき
ジェローム・ローウェンタール(Pf)

これぞ北欧の抒情! 名曲「春のささやき」を含むシンディング:ピアノ作品集

録音:1986年 ※Arabesqueで出ていたもの

グリーグと並んでノルウェーを代表する作曲家シンディングは「春のささやき」が有名だが、それ以外にも数々の美しい小品を作曲している。このCDも20分を超える大作「ピアノ・ソナタ」以外は全て2〜3分の小品である。音楽的にはグリーグと共有する要素があるものの、ドイツ滞在が長かったせいか、しっかりとした構成の中に彼の個性がある。これからの季節、暖かい部屋でこれを聴きながら、北欧に思いを馳せましょう。前回発売のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲全集が好評のローウェンタールは1932年生まれ、コルトー、ルビンシュタインに教えを受けたヴォルトゥオーゾだが、こうした抒情的な小品を弾かせると深い味わいがある。

BCD 9302
\2200→¥1990
「サロン・ブエノスアイレス」
 〜ミゲル・デル・アギラ(b.1957)の音楽
  (1)チャランゴ奇想曲
  (2)プレスト 2
  (3)サロン・ブエノスアイレス
  (4)人生は夢
  (5)時計(全6曲)
カメラータ・サン・アントニオ
 (1)2Vn,Va,2Vc,4手Pf
 (2)2Vn,Va,Vc
 (3)Fl,Cl,Vn,Va,Vc,Pf
 (4)2Vn,Va,Vc,語り
 (5)2Vn,Va,Vc,Pf

痛快!ゴキゲン!ラテン・アメリカ情緒たっぷりの現代音楽! ピアソラのスピリットを受け継ぐ作曲家アギラの奔放な世界!

録音:2008年6月、8月

ミゲル・デル・アギラは1957年生まれで、アメリカでは既に地位の確立した作曲家。アルゼンチンを始めとする南米音楽の要素とクラシック、現代音楽を融合したピアソラの精神を受け継いだ、実に新鮮な感性を持った作曲家だ。サロン・ミュージックの親しみやすさを持っているものの、その志しの高さ、実験精神は、やはり現代音楽。親しみやすい民謡的な旋律が朗々と歌っていたかと思えば、ピアノが内部奏法をするわ、フルートが尺八のような「むら息」を奏でて南米の荒野に吹く乾いた風を表現するわ、勢いあまったダンスはついにクラスターの大爆発となるなど、面白さ全開。民族音楽、ポップ・ミュージックのたくましさと、現代音楽の実験精神を兼ね備えた新エスニック・モダン・ミュージック。クロノス・カルテットが好きな人におすすめ。

BCD 9309
\2200
ドヴォルザーク:
 (1)ピアノ協奏曲 ト短調Op.33
 (2)詩的音画Op.85より(第1、3、8、6、12曲)
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)
 (1)ジャスティン・ブラウン指揮
   オーデンセ交響楽団

絶好調!プリマコフ君のドヴォルザーク:ピアノ協奏曲

録音:2009年6月オーデンセ,デンマーク

現在人気急上昇中のピアニスト、プリマコフのBRIDGEへの6枚目となる最新盤は初のドヴォルザーク。プリマコフは1979年モスクワ生まれでアメリカに渡り、ジュリアードでJ.ローウェンタールに師事、今アメリカで最も将来を嘱望されるピアニストとされている。ドヴォルザークのピアノ協奏曲ではこれまでの繊細なタッチに骨太なダイナミズムが加わり、一回り大きくなったことを感じさせる。オーデンセ響はデンマークのオケながらユーラシア的で大らかな響きを出している。詩的音画における民族色豊かなソロも聴きもの。やはりスラヴ系の音楽はお手のもののようだ。

BCD 9305
\2200
ベートーヴェン:
 チェロ・ソナタ 第4番ハ長調Op.102-1
 チェロ・ソナタ 第5番ニ長調Op.102-2
 6つのバガテルOp.126
 チェロ・ソナタ 第3番イ長調Op.69
ターニャ・トムキンス(Vc:ピリオド楽器)、
エリック・ジヴィアンン(Forte Piano)

若手ピリオド楽器奏者トムキンスのベートーヴェン

録音:2008年

タニヤ・トムキンスはバロック、モダンともに秀でた若手チェリストでアンナ・ビルスマに師事した。現在、フィルハーモニア・バロック・オーケストラ、ポートランド・バロック・オーケストラの首席チェロ奏者。ピアノのジヴィアンはピーター・ゼルキンほかに師事、作曲家としても活躍しているマルチ・タレント。ピリオド楽器にこだわりつつも、ヒストリカル演奏がこんなに伸び伸びと、若々しく演奏された例はそんなにないのではないだろうか。

BCD 9310
\2200
デヴィッド・ラコウスキ:
 練習曲集 第3集(全24曲)
エイミー・ブリッグズ(ディサナヤケ)(Pf)
録音:2008年6月

ラコウスキの練習曲集の第3集(第1集はBCD9121、第2集はBCD9157)。ラコウスキは作曲をミルトン・バビッドに師事、アメリカ・ローマ大賞を始めとして数々の作曲賞を得ている。この作品集は、それぞれ意味深なタイトルが付けられた24曲からなり自由な無調、拡大されたブルース、印象派的な響きなど、近現代音楽のイディオムを自由奔放に展開している。BRIDGEからは他に4種のCDが出ている。ちなみに第1集・第2集の演奏者と異なる姓だが同一人物(ディサナヤケ→ブリッグズ)。

CD ACCORD

ACD 146
(デジパック)
\2400→¥2190
シューベルト:
 交響曲第5番 変ロ長調 D.485
 交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」
イェジー・セムコフ(w揮)
ポーランド青年交響楽団
巨匠セムコフが故郷ポーランドの若者のオーケストラを指揮したシューベルトの交響曲。セムコフといえばEMIやVOXなどに録音があったものの、ローカルな指揮者、または廉価盤の指揮者というイメージがありましたが、最近はブレハチの伴奏ながらコンセルトヘボウを振ったDG盤やDUXレーベルからブルックナーやマーラーが発売になるなど、にわかに注目されています。この録音も、80歳を迎えたセムコフの筋金入りの音楽と、瞑たちの新鮮さで直向な演奏が見事に融合し、驚くほどの充タを見せている。ことに「グレイト」第4楽章の高揚は素晴らしい。録音:2008年12・7-20日,74'48
ACD 123
(デジパック)
\2400
「カスカンド」〜アガタ・ズベル:コ内楽作品集
 ①弦楽l重奏曲第1番
  (4つのチェロとコンピュータのための)
 ②カスカンド
  (声、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのための)
 ③ユニソーノⅠ
  (声、打楽器とコンピュータのための)
 ④ユニソーノⅡ
  (声、アコーディオン、コンピュータのための)
 ⑤マキシマム・ロード(打楽器とコンピュータのための)
アガタ・ズベル(②〜④声、①⑤コンピュータ)、
①チェロネット
②シアトル・チェンバー・プレイヤーズ
③⑤ヤン・ピルフ(Perc)、
③④C.ドゥフノフスキ(コンピュータ)
④M.モック(アコーディオン)
アガタ・ズベルはポーランドの若手ヴォーカリスト、作曲家。作曲家としてのデビューは2001年「ワルシャワの秋」音楽祭であった。彼女の作品は都会的でキッチュ、そしてアグレッシヴであり、ノイズ系ロックを思わせ、まるでジョン・ゾーンとイヴァ・ピトヴァ、そしてルトスワフスキが握手しているような音楽である。弦楽l重奏曲第1番ではチェロとコンピュータが相互の音を模倣しているようでもあり、作曲者自らのヴォーカルによる《カスカンド》、《ユニソーノ》では各?フ特殊唱法が駆使され、彼女のヴォーカリストとしての才能はキャシー・バーベリアン、メレディス・モンクの上を行くと行ってもよい。ヴォーカルと打楽器はコンピュータの合成により変幻自在に変化する。タ験的でありながらほのかに感じさせる民族音楽のテイスト、そしてポップ・カルチャーの香り。すごい才能が現れたものだ。アガタ・ズベルはポーランドの若手ヴォーカリスト、作曲家。作曲家としてのデビューは2001年「ワルシャワの秋」音楽祭であった。彼女の作品は都会的でキッチュ、そしてアグレッシヴであり、ノイズ系ロックを思わせ、まるでジョン・ゾーンとイヴァ・ピトヴァ、そしてルトスワフスキが握手しているような音楽である。弦楽l重奏曲第1番ではチェロとコンピュータが相互の音を模倣しているようでもあり、作曲者自らのヴォーカルによる《カスカンド》、《ユニソーノ》では各?フ特殊唱法が駆使され、彼女のヴォーカリストとしての才能はキャシー・バーベリアン、メレディス・モンクの上を行くと行ってもよい。ヴォーカルと打楽器はコンピュータの合成により変幻自在に変化する。タ験的でありながらほのかに感じさせる民族音楽のテイスト、そしてポップ・カルチャーの香り。すごい才能が現れたものだ。録音:2007-08年

CEDILLE 1CD¥2200

CDR90000 111 「ポッパー&ピアティゴルスキー:チェロ作品集」
 ダヴィト・ポッパー(1843-1913):
  チェロとピアノのための組曲Op.69/
  3つの小品Op.11/森のなかでOp.50
 グレゴール・ピアティゴルスキー(1903-1913):
  パガニーニの主題による変奏曲
ウェンディ・ワーナー(Vc)
アイリーン・バック(Pf)
生前チェリストだった二人の作曲家の作品をまとめたCD。ポッパーはほぼグリーグと同世代のチェコの作曲家で多くのチェロ作品を残している。作風は穏健でメンデルスゾーンかブラームスを思わせる。多くのチェロ好きに愛好されているが、近年はマニア以外の聴き手からも愛好されるようになった。ピアティゴルスキーは演奏家としての名前の方が有名だが、収録の作品はパガニーニの有名な24のカプリスの主題を使っている。それぞれの変奏は彼の友人たち(メニューイン、シゲティ、ホロヴィッツなど)の名前が付けられ、彼らに捧げられている。ウェンディ・ワーナーは1990年ロストロポーヴィチ・コンクールで優勝、ロストロポーヴィチ、プレヴィンらとも共演したことがあり、録音もバーバーのチェロ協奏曲(NAXOS)、ヒンデミット:チェロ室内楽作品全集(BRIDGE)などが発売になっている。録音:2007-08年シカゴ
CDR90000 112 リタ・グリアー(1937-):声楽作品集
 こどものための5つの歌曲、スニーズルス、
 《シュロップシャーの若者》からの5つの歌曲、
 エミリー・ディキンソンの詩による2つの歌曲、
 《スプーン・リバー》からの歌曲、《ピースメーカーの反響》
M.アレイザガ(S)、
R.シムズ(Br)、
E.ノーマン(So)、
A.トール(Ten)、
L.ヘルナンデス(Br)、
W.ビリングハム(Pf)、
シカゴ児童合唱団、ほか
ロシアの作曲家グリエールと同じスペルの作曲家リタ・グリアーはラジオ・プロデューサーでもあり、16歳にしてニューヨーク・フィル・ヤング・コンポーザー・コンテストに優勝している。ジュリアードでルーカス・フォス、ロイ・ハリスに作曲を学んだ。教育者、マネージャーとしても活動をしている。作風は穏健で親しみやすい歌曲ばかりである。録音:2008-2009年

CELESTIAL HARMONIES

13277
\2200

ショパン:
 ピアノ協奏曲第2番へ短調
  (ピアノと弦楽四重奏のためのオリジナル版)
ベートーヴェン:
 ピアノ四重奏曲第3番ハ長調WoO36

ロジャー・ウッドワード(Pf)、
アレキサンダー弦楽四重奏団

さすが奇才ウッドワード、ただものではない!!ショパンのピアノ協奏曲弦楽四重奏伴奏版!

ショパン:ピアノ協奏曲第2番のオーケストラ・パートを弦楽四重奏にした版はオーケストラ伴奏版の初演後、1832年にショパン自身の手で編曲された。ピアノが現れるまでの長い弦楽四重奏パートは全く別の曲を聴いているようであり、これは新発見されたショパンの弦楽四重奏曲なのではないかと錯覚するほどである。その他の部分においても弦楽四重奏としての書法は堅実、緻密で、オーケストラ版では気づきにくい室内楽的な各声部の動きに新たな発見と驚き。また実質上のピアノ五重奏の形態になることでピアノとアンサンブルの一体感が増し、お互いの当意即妙なやりとりは手に汗握るほど。ベートーヴェンとショパンは全く作風の異なる別次元の作曲家を思われがちだが、二人の生きた年代は驚くほど近接しており、ウッドワードは二人の音楽に内在する共通点と時代のダイナミズムを見事にリアリゼーションしている。ベーゼンドルファー275のやや硬めに調整された響きが冴え渡る。


DIVINE ART

DDA 25076
\2200

「ピアノ・アット・ザ・カーニヴァル」
 ハチャトリアン:
   「仮面舞踏会」組曲(A.ドルハニアン編曲)
 シューマン:
  謝肉祭Op.9
 ショパン:
  パガニーニの思い出(ヴェニスの謝肉祭)
 リスト:
  ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」
 シドニー・スミス:
   ヴェルディの仮面舞踏会による華麗なる幻想曲
 ドヴォルザーク:
  序曲「謝肉祭」(P.クレンゲル編曲)

アンソニー・ゴールドストーン(Pf)

謝肉祭にちなんだピアノ作品集 浅田真央で有名な「仮面舞踏会」のピアノ版も収録!

録音:2008-2009年イングランド

カーニヴァル(謝肉祭)に因んだ古今のピアノ曲を収録。ピアノのゴールドストーンはリヴァプール出身でマンチェスター音楽院で学び、BBCプロムスにも度々出演、彼が演奏したブリテンのディヴァージョンは作曲者に絶賛された。当Divine artにはソロの他クレモフと組んだピアノ・デュオの録音が多数あり、特に管弦楽の名曲を編曲したものが評判となっている。最初の収録曲は、スケートの浅田真央が使用して一躍有名になったハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。憂愁を帯びたワルツに始まりますが、最後のギャロップなど酒場のピアノみたいで受けること間違いなし。シューマンの大作のあとはショウピースが連発の楽しいアルバム。

DDA 25077
\2200

「聖なる心と聖なる音楽」
 〜映画「セイクリッド・ハーツ」のための
  サウンド・トラック
   パレストリーナ:
    ミサ「来たれキリストの花嫁」、
    聖土曜日の哀歌
   パレストリーナ、デ・ローレ:
    モテット集、
    聖アグネスの祝日のための聖歌集

ムジカ・セレクタ&
 セレスチャル・セイレーン

映画のためのサントラですが、真面目な古楽アルバムです

録音:2009年4月

サラ・デュナント原作の映画《セイクリッド・ハーツ》(日本未公開)のサウンド・トラックでパレストリーナのミサ曲ほか数々のモテットが収録。女声コーラスにハープ、オルガン、ヴィオールが加わる。ムジカ・セレクタは1990年設立、16世紀後半から17世紀前半にかけての宗教曲を専門とする。セレスチャル・セイレーンは2003年設立のアマチュア・コーラス・グループだが、素朴で衒いのない歌唱はパレストリーナに相応しい。


DORON

DRC3052
\2300
リスト:
 巡礼の年 第1年「スイス」
 ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から最後のシーン
クリスティアン・シャモレル(Pf)
クリスティアン・シャモレルは1979年スイス、ローザンヌ生まれ。ゲルハルト・オピッツに師事。マリア・カナルス・コンペティション優勝ほか数々のコンクールに上位入賞を果たしている。リストの名作品集「巡礼の年第1年」にアンコール的にワーグナーの編曲作品を収録。骨太なタッチと音楽作りは近年稀有な才能と言えよう。録音:2008年10月

DREYER GAIDO 1CD¥2200

CD21051 アルベニス:スペイン組曲(B.ボラルヒンホ編)
ベートーヴェン:七重奏曲
アンサンブル・メディテライン:
【L.R.フェレレス(cl)、D.ババノフ(Hr)、
E.カルサダ(Fg)、D.ユング(Vn)、
オリ・カム(Va)、B.ボラルヒンホ(Vc)、
青江宏明(Cb)】
もともとピアノ曲のアルベニス:「スペイン組曲」はベートーヴェンの七重奏曲と同じ編成の7楽器に編曲され、色鮮やかな音のミニアチュールに生まれ変わった。管弦楽ほど派手ではなく、スペイン情緒に溢れた実に気持ちのよい出来栄え。カップリングの同じ編成のベートーヴェンの七重奏曲も名手たちによる見事な演奏。2002年にベルリンで結成されたアンサンブル・メディテラインはベルリン・コミッシェ・オパーのソロ・クラリネット奏者ローラ・ルイス・フェレレスとドレスデン・フィルのチェリスト、ブルーノ・ボラルヒンホの二人にベルリン・フィルや北ドイツ放送響、シュトゥットガルト放送響、ミュンヘン・フィル、などドイツの名だたるオケで活躍する奏者を固定ゲストに迎え、ヨーロッパ各地で活動している。レパートリーは古典から20世紀作品まで幅広い。録音:2009年4月ベルリン
CD21049 「20世紀クラリネット・ソロ作品集」
 ベリオ:セクエンツァⅨ/
 シュトックハウゼン:友情をこめて/
 メシアン:鳥たちの深淵/
 ドナトーニ:クレール/
 ペンデレツキ:前奏曲/
 デニソフ:ソナタ/
 ヴァレンティノ・ブッキ:コンチェルト
ローラ・ルイス・フェレレス(Cl)
20世紀のクラリネット・ソロ曲の代表的作品(最低限これだけは、というもの)を収録。スペイン出身のクラリネット奏者ローラ・ルイス・フェレレスは数々の受賞歴を持ち、現在はベルリン・コミッシェ・オパー管弦楽団の首席奏者である。またアンサンブル・メディテラインのメンバーでもある。演奏至難の曲を軽々とこなしてしまう美人奏者。録音:2009年1月
CD21050
¥1990
ナデル・マシャイェヒ(1958-):
 ペルシャの歌手と管弦楽のための作品集
 ①フィエ・マ・フィエ(私の自立への依存)Ⅱ
 ②モウラナ サラル・アギリ(歌)
フランク・クラーマー指揮
ミュンヘン放送管弦楽団
イランの指揮者で現代作曲家ナデル・マシャイェヒ初のまとまった作品集。もっとも当DREYER GAIDOには彼が指揮者として録音したテヘラン交響楽団ライヴ(CD21036)で自作のフィエ・マ・フィエⅢを演奏している。マシャイェヒは1958年テヘラン生まれ。テヘラン音楽院でピアノと作曲を学んだ後、ウィーンに留学、ウルバンナー、ハウベンシュトック=ラマティに作曲を師事した。現在はケージやフェルドマン、フランク・ザッパら西側の音楽をイランに紹介する活動も行っている。フィエ・マ・フィエⅡ、モウラナともにアラビア風の朗誦に現代的な音響が絡む。それはリゲティ風の分厚いクラスターの雲であり、時に民族音楽的であり、いわばリゲティ、カンチェリを折衷したような激しい表出力をもった音楽。ぜひとも一聴をお奨めします。録音:2008年4月

GEGA NEW 1CD¥2000

GD342 ミロスラフ・ダネフ(1958-):
 管弦楽&室内楽作品集
  ①イーオン(2000)
  ②カルヌーシュカ(2006)
  ③パッサカリアとトッカータ(2007)
  ④木管五重奏曲(1986)
  ⑤フルート・ソナタ(1987)
  ⑥弦楽四重奏曲(1996)
①〜③ブルガリア国立放送交響楽団
①ミレン・ナチェフ(指揮)、
②グリゴル・パリカロフ(指揮)
③ゲオルギ・アンドレエフ(指揮)
④K.アチェヴァ(fl)、
K.イオツォフ(ob)、
V.タンガロフ(cl)、
Y.テオドシエフ(Hr)、
I.マリンスカ(Fg)
⑤クリスト・クリストフ(fl)、
マリオ・アンゲロフ(Pf)
⑥L.ネンチェフ(Vn)、
N.ディミトロフ(Vn)、
O.コンスタンティノフ(Va)、
C.タネフ(Vc)
ダネフは1958年生まれのブルガリアの作曲家。当初フルートを学び、後に作曲をオランダのトン・デ・レーウに師事した。またブルガリア国立放送の音響エンジニアと音楽顧問を務める変り種。作風は自由な無調という感じで、巧みなオーケストレーションでSF映画のサントラばりに派手に暴れまくる。類似の作曲家としてヒンデミット、バルトーク、ショスタコーヴィチ、ピストンといった作曲家の名前が浮かんでくるが、それら全ての折衷ともいえる。録音:1992-2008年
GD346 「チェロとピアノのためのロマンティックな作品集」
 パガニーニ:ロッシーニの主題による変奏曲/
 パンチョ・ヴラディゲロフ:歌/
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ/
 ブラームス:チェロ・ソナタ第2番Op.99/
 ポッパー:ハンガリー狂詩曲Op.68
ディリアナ・モムチロヴァ(Vc)
ローラ・チェコラトヴァ(Pf)
古今のチェロ名曲を収録。チェロのモムチロバはブルガリア生まれで後にジュリアード音楽院でヤノシュ・シュタルケルの指導を受けた。伸びやかな音色を歌い回しが魅力のチェリストである。現在はニューヨークを拠点に室内楽を中心とした活動を行っている。ピアノのチェコラトバもブルガリアで教育を受けた後、ジュリアードに学び、シーモア・リプキンに師事、やはり現在はニューヨークを中心に活動している。録音:2008年ニューヨーク
GD330 「擬人化」〜
 テオドッシ・ソパソフとブルガリア国立放送ビッグバンド(全14曲)
  作曲:
   テオドッシ・スパソフ、スタイコ・スタイコフ、
   ミレン・クコシャロフ、クラッシミール・ミレトコフ、
   ステファン・ディミトロフ、チャーリー・ミンガス
テオドッシ・スパソフ(カヴァル(笛))
ブルガリア国立放送ビッグバンド
ブルガリア国立放送交響楽団
ブルガリアのジャズ(?)。作風は様々で主に放送用に制作されたものと思われる。聴いているとブルガリアの日常的な風景が目に浮かんでくる。妙にアメリカナイズされた傾向があり、時に下手なクインシー・ジョーンズ、時に不器用なキース・ジャレット、時に陳腐なアイザック・ヘイズといった感じで笑える。創作の世界では何かを真似しようとして真似しきれず、全く別物になってしまい、結果として独創的なもの出来てしまうことがたまにあるが、これもそんなものかもしれない。「擬人化」というアルバム・タイトルは、そういうこと?だとしたら確信犯?制作:2009年

GENUIN 1CD¥2200

GEN 89155
¥1990
ブラームス:
 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
  (ボーナス・トラック:
   エドウィン・フィッシャー演奏(1945年)の第1楽章断片)
パウル・バドゥラ=スコダ(Pf)
フェリックス・コロボフ(指揮)
スタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ・モスクワ音楽劇場管弦楽団
これは注目だ。80歳のバドゥラ=スコダがモスクワを訪れ、難曲ブラームスのピアノ協奏曲第1番を新録音した。傘寿の巨匠が奏でる音楽は、枯淡の味わいの中に、半世紀以上一流のピアニストとして活躍してきた経験の深みが宿っている。素朴な感動に満ちた第2楽章、強い集中力で老体を奮い立たせた第3楽章、いずれも感動的だ。コロボフの厚みのある伴奏も素晴らしい。なお、CDにはブラームスのピアノ協奏曲第1番のみの3トラックで、収録時間は43'32と表示されているが、その後バドゥラ=スコダによる英独仏伊語による紹介とともに、彼の師匠エドウィン・フィッシャーが演奏した第1楽章の断片が収録されている。録音:2008年6月14−17日,モスクワ、51'00
GEN 89160 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ドビュッシー:
 忘れられていた映像,映像 第1集,映像 第2集
アンリ・ボナミ(ピアノ)
アンリ・ボナミは、1979年生まれのフランスのピアニスト。1999年、パリ国立高等音楽院を修了。2002年カサグランデ国際ピアノコンクール第3位受賞によって注目を浴び、若い世代のフランスのピアニストとして注目されている。ドビュッシーはまさにフランス人だからこその美感をたっぷり湛えている。一方、「展覧会の絵」は、豪快さよりも洗練された感覚を生かした演奏だ。録音:2009年4月6,7日
GEN 89157 「大聖堂から」〜男声宗教合唱曲集
 メンデルスゾーン:
  2つの宗教的合唱曲Op.115
  「主よ、見下ろしてください」Op.121
  オラトリオ「キリスト」 Op.97〜「彼はその背に」
 コルネリウス:男声のための悲しみの合唱Op.9(8曲)
 シューベルト:
  聖霊への讃歌 D.948,詩篇第23篇 D.706
  サルヴェ・レジナ D.811,信仰、希望、愛 D.954
アンドレアス・ウェラー(T)
ゼバスティアン・コールヘップ(T)
イェンス・ハマン(Br)
ゼバスティアン・クンツ(Br)
アドルフ・ザイデル(B)
アンドレアス・フレーゼ(Pf)
ヤン・シューマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
珍しい男声合唱宗教曲を集めている。中ではメンデルスゾーンの晩祷歌 「主よ、見下ろしてください」は日本でも親しまれている名曲である。カメラータ・ムジカ・リンブルクは1999年創設の男声合唱団。録音:2009年5月21-24日,72'05

KAIROS 1CD¥2400

12952KAI ヴォルフガング・リーム(1952-):
 ①協奏曲《ディテュランベ》(酒神礼賛)
  〜弦楽四重奏と管弦楽のための(2000)
 ②ソット・ヴォーチェ「夜想曲」(1999)
 ③ソット・ヴォーチェ2「カプリチオ」(2007)
①アルディッティ四重奏団、
ジョナサン・ノット指揮
ルツェルン交響楽団
②③ニコラス・ホッジズ(Pf)、
ジョン・アクセルロッド指揮
ルツェルン交響楽団
リームの最新作を含む近年のオーケストラ作品集。なかでも先頃のN響への客演や10月のバンベルク響との来日で話題のジョナサン・ノットが指揮した弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲(弦楽四重奏の協奏曲というのも凄い発想だが)《酒神礼賛》が最大の聴き物。終始、息もつかせぬほどのハイ・スピードでザクザクとリズムを刻みまくる弦楽四重奏にオーケストラの合いの手、挑発が入り、両者が火花を散らす。オーケストラ作品の聴かせどころのつぼを押さえた見事な作品である。もう一人期待の若手アクセルロッドが指揮する2つの《ソット・ヴォーチェ》は「柔らかな声で」のタイトル通り前作とは打って変わった静謐な作品で、常にエネルギッシュで表出力の強い作品を生み出してきたリームの作品には珍しい、ゆっくりと穏やかで抒情的な音楽。18世紀から19世紀の語法がリーム流にリミックスされ、その後期ロマン派的な音の流れにはうっとりとさせられてしまう。録音:①2007年、②③2008年ルツェルン
12812KAI
(3CD)
サルバトーレ・シャリーノ(1947):
 「同心円の詩の上で」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(1987)
  〜独奏者と管弦楽のための
 Ⅰ:チェロと管弦楽のための
 Ⅱ:フルート、クラリネット、チェロと管弦楽のための
 Ⅲ:フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・モーレと管弦楽のための
アンサンブル・ルシェルシュ:
【ルーカス・フェルス(Vc)、
マーティン・ファーレンボック(fl)、
岡静代(cl)、
メリーゼ・メリンガー(Vn)、
バーバラ・マウラー(Vaダモーレ)】
ペーター・ルンデル指揮
ベルリン放送交響楽団
現代音楽のセット物としては異例のヒットとなった管弦楽作品集(12802KAI,3枚組)に続く2組目のセット。驚異の音響の魔術師と称えられ、ノーノからは「鋭い音響の亡霊」と称えられるシャリーノの第二期にあたる1987年の大作オーケストラ作品。彼のそれまで作風と同じく、フォルテは極力抑えられ、オーケストラのトゥッティもなく、終始、最弱音の持続のなかで音響の霧が舞い、うごめき、神秘の時空間が延々と広がる。全3部作、それぞれ独奏楽器は異なるものの、全体の雰囲気は同様で、薄明のなかに広がってゆく霧のような美しい弦楽パートを背景に各独奏楽器の特殊奏法を多用したモノローグが重なる。現代という孤独な森に彷徨いこんだような不思議な感覚。こういう聴き方は作曲者の本意ではないかもしれないが、一種のアンビエント・ミュージックとしても楽しめ、おそらく現代音楽としては異例の癒し系音楽としても聞ける美しさである(ただし、ペルトや佐藤聡明らの音楽を想像すると大間違いである。)録音:2004年1月13-16日
12932KAI アルベルト・ポサダス(1967b):フラクタルの典礼
 〜5つの弦楽四重奏のサイクル(2003-2007)
  (音の波の時間/変調方式/
   軌道/アボレセンシアス/分岐)
ディオティマ弦楽四重奏団
ポサダスは1967年生まれの作曲家で作曲をフランシスコ・ゲレーロに師事した。彼は数学の諸理論とフラクタル理論に強い関心を寄せ、それを音楽的に翻案させるところに彼の個性とスタンスを見出している。微分音、常に振動するトレモロの運動体、音群的書法にリゲティのエコーを聴くことができる。ハーモニクスの静かな響きには中世の聖歌を思わせるものがあり、聴き手に様々なイマジネーションを喚起する作品である。録音:2009年

LONDON SINFONIETTA

SINF CD2-2009
\1800

The Jerwood Series 6
 (1)ジェームズ・オルセン(b.1982):
  カメレオン協奏曲
 (2)クリスティアン・メイソン(b.1984):
  からみあった時間の中で、
   結びとめられた空間で
 (3)ラリー・ゴーヴズ(b.1980):
  春の時
 (4)クラウディア・モリター(b.1974):
  無題40[デスク・ライフ]
 (5)ケネス・ヘスケス(b.1968):
  記録の詳細

ロンドン・シンフォニエッタ
(1)デヴィッド・ポルセリーン(指揮)
(2) バルダー・ブロンニマン(指揮)
(3) オリヴァー・ナッセン(指揮)
(1)C.グールド(Vn)、R.ハインド(Pf)、
(3)J.フレーザー(Sop)

これは面白い!前作に続きイギリスの若手作曲家を紹介!

録音:2005-2008年

1960〜1980年代生まれのイギリスの若手から中堅世代の作曲家の作品を集めた。前衛、ミニマル以後のイギリス作曲界を俯瞰するのに最適のCDで、この国で若い世代を中心に才能豊かな作曲家が育ってきているのがわかる。1982年生まれのオルセンは既にLSO、ベルリン響で作品が取り上げられている。彼の《カメレオン協奏曲》は狭義の前衛を乗り越えた新しい作風で、デフォルメされたロック、民族音楽、パンク、コミカルな身振りがスピーディに移り変わってゆく様はまさにカメレオン。メイソンの《時間にからんで、宇宙で結びとめられた》は電子音響を室内オーケストラのためによる作品で中東風の音楽が大変抽象化された形で取り入れられたロンドン・シンフォニエッタ創立40周年委嘱作品。ヘスケスの《記録の詳細》は日本の古事記から霊感を得て作曲され、その色彩感には目を見張らされる。彼らは現代音楽の様々な流派の手法を取り入れながら、結果的にはどの流派にも属さない、非常にユニークな存在である。今、イギリス新世代の作曲家たちが面白い!


MARQUIS

MAR81375
\2200

「バッハ・イン・トゥ・ザ・ウィンド」
 〜吹奏楽によるバッハ:オルガン名曲集
  前奏曲とフーガ ニ短調BWV539/
  トッカータ、アダージョとフーガ
   ハ長調BWV564/
  幻想曲とフーガ ト短調BWV542/
  パッサカリアとフーガ
   ハ短調BWV582/
  もろびと声あげBWV729/
  キリストは死の絆につきたまえり
   BWV625/
  汝の御座の前にわれはいま進み出で
   BWV668/
  われらが神はかたき砦BWV720/
  いざ来たれ、異教徒の救い主よ
   BWV659/
  小フーガ ト短調BWV578

モルデチャイ・レヒトマン(指揮・編曲)
モントリオール・フェスティバル・
 ウィンド・オーケストラ

吹奏楽によるバッハ:オルガン名曲集

録音:2007年

バッハのオルガン曲を管弦楽に編曲、演奏した例はストコフスキーがあるが、考えてみると、オルガンの金属パイプに風を送って音を鳴らす構造は管弦楽より吹奏楽に近いわけだし、実際、オルガンと吹奏楽の相性は抜群。各パートの対位法的な差異もよりはっきりと浮き出てダイナミズムも圧倒的。木管アンサンブルの部分の繊細な味わいはこの編曲ならではのものです。吹奏楽をやっている若人諸君はもちろん、多くの方々に聴いて頂きたい一枚。

MAR 81409
\2200

メンデルスゾーン:
 ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.49(第1番)
 ピアノ三重奏曲 ハ短調Op.66(第2番)

トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン:
 【ホン・スジン(Vn)、
  ホン・スキョン(Vc)、
  イェンス・エルヴェキール(Pf)】

フレッシュなメンデルスゾーンのピアノ・トリオ

録音:2007年,デンマーク

韓国出身のホン姉妹にデンマークのエルヴェキールが1999年に結成したトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン。2002年のミュンヘン国際音楽コンクールで最高位(1位なしの2位)を受賞以来各地のコンクールで絶賛される。最新録音は歌謡性溢れるメンデルスゾーン。韓国に弦の名手が多いのはチョン・キョン・ファ以来の伝統か。大らかに歌いつつ、情に流されず、無駄なくきりりとまとめ上げる手腕はメンデルスゾーンをさながらブラームスのように聴かせる。


METIER

MSV28514
\2000
「夜の沈黙」ジェフリー・ルイス(1942-)の音楽
 ①夜の沈黙〜Sop,Pf
 ②デュオローグ〜Vn,Pf
 ③セレーノ(穏やかな)〜Pf solo
 ④シェーナ〜Vn,Pf
 ⑤ストラトス〜Cl,Vn,Vc,Perc,E.Gtr,Pf,Cond
デヴィッド・ジョーンズ(①〜④Pf,⑤指揮)、
①キャロライン・マクフィ(S)、
②④ツェン=ユー・ウー(Vn)、
⑤W.スタッフォード(Cl)、
H.チャップマン(Vc)ほか
ジェフリー・ルイスは1942年生まれ。ダルムシュタットとシュトックハウゼンとリゲティに師事した。現在はウェールズ大学で教鞭を取っている。作風は正統的な前衛とでもいおうか、室内アンサンブルのための「ストラトス」ではほのかな調性も感じられる。録音:2007年
MSV 28511
(2CD)
\4000

「バッハ・プラス」
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第1番/
 B.A.ツィンマーマン:
  無伴奏チェロ・ソナタ/
 J.S.バッハ:
   無伴奏チェロ組曲第2番/
 ハワード・スケンプトン:
  6つの形/
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第3番/
 サイモン・ホルト:
  フィート・オブ・クレイ/
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第4番/
 ゲラルド・バリー:
  トリオルチック・ブルース/
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第5番/
 H.W.ヘンツェ:
  無伴奏チェロのためのセレナーデ

ウルリヒ・ハイネン(Vc)

バッハの無伴奏チェロの名曲の間に 20世紀に書かれた無伴奏チェロ作品を置いた意欲作

録音:2008年9月、12月CBSOセンター,バーミンガム

バッハの無伴奏チェロの名曲の間に20世紀に書かれた無伴奏チェロ作品を置いた意欲作。ツィンマーマンの錯乱気味の狂気の世界はバッハとの間に激しいコントラストを作り、スケンプトン作品はバッハの様式を模倣しつつスウィンギーなジャズの要素を加えた粋な音楽。ヘイネンはサイモン・ラトルの招きでバーミンガム市響の首席を長らく勤める一方、現代音楽の紹介に力を入れている。

MSV 28510
\2000

「アウト・オブ・ザ・クール」
 〜イギリス現代のフルート作品集
  リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):
   冬の音楽/
  ロバート・サクストン(b.1953):
   クリスタレン/
  セシリア・マクドウォール(b.1951):
   月の踊り/
  アーサー・バターワース(b.1923):
   オーバード/
  リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):
   夏の音楽/
  デイヴィッド・ヒース(b.1956):
   アウト・オブ・ザ・クール/
  ブライアン・ロック(b.1967):
   フルート・ソナタ

スーザン・ミラン(Fl)、
アンドリュー・ボール(Pf)

録音:2008年

重鎮ベネットを始め、決して前衛的ではなく、親しみやすさとモダニズムが程よくブレンドしたウェル・メイドな佳曲揃い。スーザン・ミランはロイヤル・フィルの首席を勤めた後、ソリストとして多くの同時代の作曲家から信頼され作品を献呈されている。CHANDOSレーベルに多数の録音があり、また山形由美の師匠の一人でもある。

MSV 28513
\2000

「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」
 〜オーボエとアンサンブルのための現代音楽
  (1)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):
   オーボエ五重奏曲
  (2)マイケル・フィニシー(b.1946):
   グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム
  (3)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):尖筆
  (4)クリストファー・フォックス(b.1955):
   オーボエ五重奏曲
  (5)ハワード・スケンプトン(b.1947):
   ガーランド(オーボエと弦楽三重奏のための)
  (6)マイケル・フィニシー(b.1946):
   この形ではない
  (7)ジェームズ・クラーク(b.1957):
   オーボエ五重奏曲

クリストファー・レッドゲイト(Ob,E-Hr)
(1)(4)(7)クロイツァー四重奏団
(3)ジュリアン・ウォーバートン(Perc)
(5)R.レッドゲイト(Vn)、
 B.キャレイ(Va)、
 R.マイケル(Vc)
(6)アンサンブル・エクスポセ

録音:2003-2006年

イギリスの中堅からベテラン世代の作曲家によるオーボエをメインとした室内楽曲集。フォックスのオーボエ五重奏曲はナイマンの流れを汲むようなミニマリズムと民族音楽のクロスオーバー。フィニシーの中東音楽をデフォルメしたような「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」、クラークのパンクともノイズ・ミュージックともつかない、終始ギリギリ、ギャーギャーと掻きむしるような響きで満たされたオーボエ五重奏曲など、変化に富んだ内容。


NBB

NBB 23
\2400
「ザ・ダーク・サイド・オブ・ザ・ベース」
 ①ヴィルモシュ・モンターグ(1908-91、ハンガリー):
   コントラバス・ソナタ ホ短調 (1967)
 ②ハンス=ペーター・リンデ(1937-):
   コントラバス・ソナタ ホ短調 (1967)
 ③パウル・ヒンデミット(1895-1963):
  コントラバス・ソナタ ロ長調(1949)
フランチェスコ・フライオーリ(コントラバス)
フランチェスコ・ブッカレッラ(ピアノ)
※非常にマイナーな(ヒンデミットはコントラバスのレパートリーとして有名だが、アルバム・タイトルはこのマイナー性によるものと思われる)近代のソナタを3曲収録。ヒンデミットとは違って情報が少ないモンターグ、リンデについての詳しい解説が(日本語でも!)ついている。フライオーリはナポリ生まれ。ナポリの音楽院でV.グゥエリーニに師磨Aその後F.ペトラッキ、L.シュトライヒャー、ゲイリー・カー他に師磨Bこれまでに、フィレンツェ五潔ケ楽祭管、サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団、ローマRAI国立響(?ネ)に在籍、現在はローマ近郊のテルニ音楽院でコントラバス科の教授を務める傍らローマ歌劇場などの客演?ネ奏メとして活躍している。ソリストとしては近現代作品をよく取り上げている。ピアノのブッカレッラはイ・ムジチ合奏団のコントラバス奏メを父に持ち幼少の頃から母にピアノを学び、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院を16歳で首席卒業。現在はイ・ムジチ合奏団のメンバーとしても活躍。録音:2009年7月 日本語解説付き)
NBB 24
(ゴールドCD)
\2400
「シュテファン・モクラーニャッツへのオマージュ」
 モクラーニャッツ(1856-1914):聖歌集(全9曲)/
 デスピッチ:
  シュテファン・モクラーニャッツへのオマージュOp.132(1997)/
 タイチェヴィッチ:
  3つのコミタスの歌(1932)、シング(1928)
ベース・コーラス(コントラバス五重奏,リーダー:ゾラン・マルコヴィッチ)
セルビアの作曲家モクラーニャッツに捧げた14トラックからなる。モクラーニャッツはセビリアで紙幣に肖像画が載っているほど現地では功績のある人物。多くの聖歌を作曲した。アカペラの聖歌をコントラバス五重奏で演奏しているのだが、コントラバスならではの低音の重厚さ、高音域の音色、倍音奏法の癒合が見事で荘厳な雰囲気をかもし出している。演奏はNBB15でお馴染みのスロヴェニアのコントラバス奏メゾラン・マルコヴィッチが率いるコントラバス五重奏団「べース・コーラス」。マルコヴィッチの生徒達であろうか?礪のコントラバス奏メ達の実力も相当高いことが伺える。コントラバスファンには是非コレクションに加えて欲しい。新ジャンルのコントラバスCDと言えるかもしれない。録音:2008年11研スロヴェニア・フィルハーモニー,リュブリャナ
NBB 25
\2400
「イル・クインテット・ライヴ 」
 ①ハード・ヘッド・ウーマン(Demetruis)/
 ②キッコのスピーチ/ 
 ③ヴォルガの舟歌 (G.Miller)/
 ④フロール・ドゥルーナ(T.Coster)/
 ⑤モーツァルト2006(Mozart/Pighi)/
 ⑥トゥ・スィ・ナ・コーザ・グランデ(D.Modugno) /
 ⑦トゥ・ヴォ・ファ(AA.VV)/」
 ⑧パローレ (Chiosso/Del Re/Ferrio)/
 ⑨カルトーン・ファンタズィー(AA.VV)/
 ⑩オブリビオン(A.Piazzolla)/
 ⑪ジャンゴロジー(Reinhardt/Grappelli)/
 ⑫ネル・ブルー・ディピント・ディ・ブルー(D.Modugno)/
 ⑬ファンタジア・スコンチエルタンテ(R.Granci)/
 ⑭ラテン・ストリングス・メドレー
   (エル・クンバンチェロ、マシュ・ケ・ナーダ,
   ティコティコ,テキーラ,他9曲) (AA.VV)/
 ⑮ノン・ティ・フィダール(G.Kramer)/
 ⑯フォー・ブラザーズ(J.Giuffre)
イル・クインテット:
【ロザリオ・ジェノヴェーゼ(第1Vn)、
ルッジェーロ・スフレゴーラ(第2Vn)、
ジョヴァンニ・レオネッティ(Va)、
フランチェスコ・ディドンナ(Vc)、
アンドレア・ピーギ(Cb,ザ・ベース・ギャング)】
(編曲:フランチェスコ・ディドンナ,アンドレア・ピーギ,ボビー・クラブス)
ベース・ギャング・メンバーのピーギが結成!弦楽五重奏版ベース・ギャングザ・ベース・ギャングのアンドレア・ピーギが結成したザ・ベース・ギャングの弦楽l重奏+コントラバス版である。曲目もコンセプトも殆ど同じでコントラバスのファンにも普通のクラッシクファンにも、また、「クラッシックはちょっと」と言う方にもお勧めである。全員がイタリアの誇る超一流オーケストラ、サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団のメンバーで演奏も素晴らしいの一言に尽きる、とにかく面白い。録音:2009年1・日,ローマ・パルコ・デラ・ムジカ音楽堂・サンタ・チェチーリア・ホール,ライヴ録音

NMC

NMC D140
\2200

「知られざるブリテン」
 (1)《イリュミナシオン》(1939)
  (コリン・マシューズ補作の
   追加された3曲付き、全12曲)/
 (2)ロンド・コンチェルタンテ(1930)〜
  ピアノと弦楽のための/
 (3)デニス・ブレインの追憶に(1958)〜
  4つのホルンと弦楽のための/
 (4)無題断片(1930)〜弦楽のための/
 (5)変奏曲(1965)〜ピアノのための/
 (6)クラリネット協奏曲のための楽章(1942年頃)
  (第1・3楽章:コリン・マシューズによる補作)

(1)〜(4)(6)トーマス・ツェートマイアー
 指揮ノーザン・シンフォニエッタ、
(1)サンドリーヌ・ピオー(Sop)、
(2)(5)ロルフ・ハインド(Pf)、
(3)マイケル・トンプソン(Hr)、
 リチャード・ワトキンス(Hr)、
 ピーター・フランコウム(Hr)、
 クリス・グリフィス(Hr)
(6)マイケル・コリンズ(Cl)

宝の山!!ブリテンの未出版、未発表作品多数!名歌手ピオーが歌う《イリュミナシオン》補作全曲版登場!!

ほとんどが世界初録音となるブリテンの珍しい作品集。草稿の段階で残されたものはマーラーの交響曲第10番でデリック・クックの補佐としてオーケストレーションを完成させたことで知られるコリン・マシューズが補作、管弦楽化している。現在普及している《イルミナシオン》は10曲からなるが、後にブリテンが追加しようと構想しスケッチを残していた3曲を新たに加えた完全全曲版。バロックを中心に活躍、吉田秀和氏も絶賛の名歌手サンドリーヌ・ピオーが歌っています。デニス・ブレインのための書かれた《デニス・ブレインの追憶に》は短いながらもオペラの一幕を思わせる気の利いた一品。ベニー・グッドマンを想定して構想されながら未完に終わった《クラリネット協奏曲のための2つの楽章》、ほとんど完成間近だったピアノ協奏曲のロンド楽章ほか、ブリテン・ファン、イギリス音楽マニアは必聴!君の想像力が曲を更に完成させる!!

NMC D157
(2CD)
\4400

ピーター・マックスウェル・デイヴィス(b1934):
 歌劇「タヴァナー」(作曲者自身の台本による)

オリヴァー・ナッセン指揮
BBC交響楽団、
ロンドン・ヴォイシズ、
新ロンドン児童合唱団、
フレットワーク
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル)、
マーティン・ヒル(T)、
デヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)、
フィオーナ・キム(MS)、
マイケル・チャンス(C-T)、他

ルネサンス期の作曲家タヴァナーの波乱の人生をP.M.デイヴィスが現代オペラで再現!

録音:1996年BBC

スコットランド北の海岸沖オークニー諸島に在住し、ひたすら幻想を追い求める孤高の作曲家マクスウェル・デイヴィスの最初の歌劇が今、ここに初CD化。1972年に作曲され、コヴェントガーデン王立歌劇場で初演後、1996年になってこの録音がなされ放送されたが、以来お蔵入りとなっていた貴重な音源である。タイトルから察せられる通り、主人公はイギリスで16世紀半ばに活躍した作曲家ジョン・タヴァナー。彼はほぼ教会つきの音楽家として活躍したが、ルター派のスキャンダルに関わり投獄されたりするなど波乱の人生を送っている。そんな彼の作品を引用(著名なアンサンブル、フレットワークも登場!)しながら、デイヴィスは現代における信仰の危機をオーヴァー・ラップさせている。作風は表現主義の手法で書かれ、時にベルクを思わせる。ルネサンスの宗教曲、世俗曲の様式は現代風にデフォルメされている。オリヴァー・ナッセン率いる歌手陣、BBC響の一糸乱れぬ緊張感あふれる演奏も聴きもの。


ORF 1CD¥2300

CD 3072
¥2090
「モーツァルトの音楽棚より」
 モーツァルト:
  アレグロ〜ザルツブルクの音楽帳より、
  アレグロとメヌエットKV.7、アリア、
  ロンドンのスケッチ帳よりKV.15(8曲)/
 アドルガッサー:アレグロ・アッサイWV17.05/
 ベンダ:ソナタ第6番二長調/C.P.E.バッハ:ボヘミア人/
 J.N.ティッシャー:プレスト イ長調/
 J.J.アグレル:アレグロ ホ短調/
 J.C.バッハ:ソナタ第6番WVA6
フロリアン・ビルザク(チェンバロ、クラヴィコード)
珍しいアルバムである。これまでほとんど知られることがなかったモーツァルトの若書きの作品(その中にはスケッチの域を出ないごく短い曲を含む)とモーツァルトが作曲の勉強にした先輩作曲家の作品を収録している。これらを比べて聴いていると、モーツァルトが先人の何を吸収して成長していったかがわかる。またモーツァルトの後の名曲を予感させる小品、断片なども散見し興味深い。録音:2006-2007年ザルツブルグ
CD 3030 ジークフリート・シュタインコグラー(1968b):作品集
 ①《ブロダイエズ》組曲(2008)
 ②青緑の天の木々(1999)
 ③チェルト(1997)
 ④インコンチェルタミエント
 ⑤フラメンコ・デル・トロ(2003)
 ⑥悲しみの歌を伴うシンメトリックな小品(2001)
 ⑦ロッキーは斑点だらけ〜電子ポップ・アート・コラージュ(2001)
 ⑧湖での飛行機(2000)
①クリスチャン・ラドナー指揮
ザルツ・カンマー・グート・アンサンブル
②C.ラッツェンベック(Vo)、
S.シュタインコグラー(G)
③M.ヴォルフスベルガー(ハーモニカ)、
オーストリア現代音楽アンサンブル弦楽三重奏団
④S.アイヒホルン(hrp)、
オーストリア現代音楽アンサンブル
⑤トリオ・スペクトル(Vc、Cl、Pf)
⑥フェリクス・フリードリヒ(Org)
⑧ワシリー・カザンディエフ指揮
ブルガリア国立管
シュタインコグラーは1968年生まれのオーストリアの作曲家。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でW.ヴィンベルガーに作曲を師事、その後スペイン、マドリードのリール音楽院で学んだ。新しい作曲家を紹介する場合、読み手にわかりやすくするために、有名な誰それの曲に似ているとか、誰それと誰それを掛け合わせた感じ、などと表現するものだが、この作曲家はそれが全く通用しない。ヨーロッパの現代音楽の諸潮流に全く属していないのだ。ああ、これはスペクトル楽派だな、とかラッヘンマンに似てるな、などなどが通用しない。ある意味、おちゃらけたマーラーのようでもあり、明るいショスタコーヴィチ、マイケル・ナイマン?でも違うよなぁ、という調子なのだ。では様々な作曲家の要素を折衷しただけの作曲家かといえばそうではない。ハーモニカと弦楽三重奏のためのツェルトは編成も面白いが、楽器法、色彩など独創的で次の展開が予測できない。オルガン・ソロのためのシンメトリックな小品もプーランク風な和声があったかと思えばクラスターあり。といって多様式主義というわけではなく、ただ、シュタインコグラーの音楽、としか言いようがない。新しい才能の発見である。録音:1999-2009年
CD 3065
(SACD Hybrid)
\2300
「ライヒェンタールのオルガン」
 G.B.マルティーニ:トッカータ、グラーヴェ、アル・ポスト・コムニオ/
 D.スカルラッティ:ソナタK.287,328,288/
 作者不詳(18世紀ピストイア):エレヴァツィオーネ/
 ジュゼッペ・ゲラデシ(1759-1815):ロンド/
 ニコロ・モレッティ(1763-1821):ソナタとシンフォニア/
 J.V.ラートゲバー(1682-1750):アリア・パストラーレ/
 J.S.バッハ:
  コラール変奏曲BWV.678、ソナタBWV525、
  パッサカリアBWV582
グスタフ・アウツィンガー(Org)
ライヒェンタールはオーストリア北部の中都市。アウツィンガーは1953年生まれでウィーン音楽院でミハエル・ラドレスクにオルガンを学んだ。SACDならではの鮮やかで臨場感あふれるオルガンの響きは天から降り注ぐ、神のご意思か光の蜜か。オーディオ・ファンにはお薦めしたい一枚。録音:2008年ライヒェンタール教区教会、ライヴ録音
CD 3067
(2CD)
「ディー・アンデレ・ザイテ(ほかの弦)音楽祭Vol.1」
CD1)
 F.ゲスラー、E.ハルニク、ベルンハルト・ラング、
 E.C.リンナー、H.デンカー、J.ヴォツニー、P.ラックナーの作品
CD2)
 O.トウフェクツィス、S.L.チャン、H.ザンデ、A.シャウフラー、
 K.ドルフェッガー、ゲルト・キュール、C.クライン、T.アマンの作品
様々な演奏家
「ほかの弦」という名の現代音楽祭は1987年に作曲家ベルンハルト・ラングが設立した音楽祭で毎年行われている。その中からオーストリアの中堅から若手世代の作曲家の作品を選りすぐった。作風はかなり多様でベルク風の表現主義的な作品があるかと思えば、ミニマルではないが、独自の反復構造によるリンネル作品、オーストリアのフェルドマンかと思わせるデンカー作品など面白い曲が揃っている。世代も作風もヴァラエティに富んでいて、日本でいうとの日本現代音楽教会の秋の音楽展のようなものかもしれない。録音:1988-2004年
CD 3068
(SACD Hybrid)
\2300
「エリザベト・シマナ:スペース#1」
 ①テザールで、②モスクワ
エリザベト・シマナ(電子音響)
①コルドゥラ・ベスツェ(フルート)
エリザベト・シマナは作曲家、パフォーマー、サウンド・エンジニア。そうした肩書きを裏付けるかように、この作品も、フルートのむら息や倍音をコンピュータで加工したライヴ・エレクトロニクスの作品。トンネルの中を拭きぬける風の音のようでもあり、声明の読経の音にも聴こえ、様々な音響の変化を聴かせることを主眼とした作品である。紙ジャケで表面・裏面が逆さに印刷された独特の体裁。
CD 3070 「ヨブ」〜ヨブ記の朗読(ドイツ語)と音楽
 シュニトケ:ピアノ三重奏曲/
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタBWV.1005〜ラルゴ、
  無伴奏チェロ組曲BWV.1011〜
   サラバンド、ピアノのための二重奏BWV.802/
 モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのフーガK.402/
 ケルバー:顕微鏡の反射
ウィーン・メルリン・アンサンブル
【マルティン・ヴァルフ(Vn)、
ルイス・ツォリタ(Vc)、
ティル・アレクサンダー・ケルバー(Pf)】、
ペーター・マティッチ(朗読)
旧約聖書の「ヨブ記」の朗読の合間に演奏が入っている。ドイツ語学習者向けCD。録音:2008年5月ライヴ、ウィーン
CD 3071 「自由への声」〜中央ヨーロッパの実例1989-2009
 オトマール・マハ:フィニス・コロナト・オプス(2002)
 フリードリヒ・チェルハ:三重奏曲(2005)
 ミクロシュ・コチャール:トリオ・ソナタ(1963/1994)
 ミコワイ・グレツキ:6つのバガテル(1997)
ウィーン・アルテンベルク三重奏団
オーストリア、東欧諸国のベテラン作曲家によるピアノ三重奏曲を集めた。1曲終わるごとに中欧の詩など1〜2分の朗読が入る。このなかではチェルハ、グレツキらが有名。保守的な作品が多いが、チェルハ作品はベルクの流れを汲むトリオは特に優れている。マハ作品は2002年の作品ながら、シューマン、ブラームスを思わせる書法。グレツキの1997年の作品もオーソドックスな中に深い味わいがある。録音:2008、2009年
CD 3076 リュリ(1632-1687):オペラからのパスティッチョ
 歌劇《愛の勝利》、《ファエトン》、《アルミード》、《アマディス》、
 《カドモスとヘルミオネ》、《ベレロフォン》、
 《ペルセウス》からアリアとデュエット集
レ・サンティマン:
【エリザベト・ドビン(S),
マティアス・ヘルム(B),
アンネ・マリー・ドラゴシツ(Cemb)、
エウゲネ・ミケランジェリ(指揮、Cemb)】
リュリのオペラからアリアとデュエットを収録。これらの作品は1680年前後に集中的に作曲された。甘い典雅な味わいは格別。レ・サンティマンは2006年ウィーンで4人の演奏家によって結成されたアンサンブル。録音:2008年8月

PIERRE VERANY 1CD¥2400

PV709011 「フランス・ルネサンス期の歌と踊り」
 モデルヌ(v1495-1562)、スサート(v1500-v1562)、
 セルミシ(1490-1562)、ジャヌカン(v1485-1558)、
 イサーク(v1445-1517)、ジョスカン・デ・プレ(v1440-1521)、
 ル・ロワ(1520-1598)、コストレー(v1531-1606)、
 アノー(v1505-1561)、カスティーユ(1188-1252)、
 エル・サビオ(1221-1284)、ピコー(12世紀)、
 作者不詳の作品、全14曲
イヴ・エスキュー指揮
ポリフォニア・アンティクァ
タイトル通り、フランス・ルネサンス期の歌曲と舞曲を収録。終始楽しい雰囲気に包まれたアルバム。ポリフォニア・アンティクワは笛、声、打楽器、リュートなどからなる8人のアンサンブル。録音:1984年
PV709031 「ヘンデル・プリマドンナ」〜
 ソプラノとカウンター・テナーのための華麗なアリア集
  ヘンデル:
   「ロドリーゴ」序曲、セメレからアリア、合奏協奏曲Op.6-7、
   カンタータ「むごき暴君、愛の神」、
   ジュリアス・シーザーからアリア、「セメレ」序曲、
  ほか全24トラック
アンサンブル・アリアンナ、
オペラ・フオコ、
ル・パラダンほか
これまでリリースされたヘンデルのアリア集(PV700229)、オラトリオ「セメレ」(PV704121)、オラトリオ「イェフタ」から有名なアリア、レチタティーボを抜粋したコンピレーション。合奏協奏曲Op.6-7は5つの楽章が間奏曲のようにあちらこちらにちりばめられている。録音:2001/2003/2005年
PV709061
¥2190
ペルゴレージ:歌劇《奥様になった女中》 イザベル・プルナール(Sop)
フィリップ・カントール(Br)
ジルベール・ベッツィーナ指揮
ニース・バロック・アンサンブル
録音:1995年8月

QUERSTAND

VKJK 0913
\1800
テレマン:リコーダーとガンバのためのトリオ・ソナタ全集
 テレマン:ブロックフレーテとディスカントガンベ、
   バス・コンティヌオのためのトリオ・ソナタ全集 + ソロ・カンタータ集
    トリオ・ソナタ ト短調/
    トリオ・ソナタ ト長調/
    カンタータ「興奮を抑え」/
    トリオ・ソナタ ハ長調/
    トリオ・ソナタ 変ロ長調/
    カンタータ「呪われよ、忌々しい声よ」/
    トリオ・ソナタ ニ短調
アンサンブル・ルクスリアンス
マーガレット・ハンター(ソプラノ)
アリーナ・ロタウ(チェンバロ)
録音:2008年3月25-27日,ブレーメン、59'09
テレマンの様々なトリオ・ソナタとソロ・カンタータを2曲収録。ディスカントガンベは小型の高音ヴィオラ・ダ・ガンバのこと。アンサンブル・ルクスリアンスは、2004年にチェンバロ奏者のアリーナ・ロタウによって設立されたバロック・アンサンブル。カンタータを歌うM.ハンターは、米国マサチューセッツ州ノースハンプトン出身のソプラノ。バロックから古典派までの音楽で活躍している。
VKJK 0810
\1800
「ライプツィヒでバッハと共に」
 モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り〜グローリア/
 ジョスカン・デ・プレ:主よ、私はあなたの慈悲に期待した/
 ゼレ(1599-1663):主よ、お聞きください/
 ハスラー(1564-1612):ヴィエルテ・イントラーダ/
 バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565,
  フーガの技法 BWV.1080〜コントラプンクトゥス9,
  管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068〜エア(G線上のアリア),
  フーガ ト短調 BWV.578,トッカータ ニ短調 BWV.913/
 グロール(1947-):B-A-C-H,アンナ・マグダレーナとのコーヒータイム
オーパス4(トロンボーン四重奏団):
 【イェルク・リヒター(Trb),
 ディルク・レーマン(Trb),
 シュテファン・マイナー(Trb),
 シュテファン・シュミッカー(Trb)】

G線上のアリアや小フーガ、トッカータとフーガまで! トロンボーン四重奏団オーパス4のバッハを中心とした作品集。トロンボーン四重奏団、オーパス4による、バッハを中心とした演奏。オーパス4は1994年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーで結成された。ゲヴァントハウス管の首席を25年以上務めたJ.リヒターとゲヴァントハウス管の現首席D.レーマンが創立以来のメンバー。大半の曲はアルトとテナー・トロンボーン担当のヨルク・リヒターによる編曲。録音:2009年4月、ライプツィヒ、66'42

VKJK 0420
\1800
「オーパス4のバッハからブロードウェイまで」
 J.G.C.シュテールル:塔の音楽/
 シャイン:パドゥアーナ/
 メルヒオール・フランク:組曲/
 バッハ:G線上のアリア、前奏曲イ短調/
 ティルマン・スザート:組曲/
 ブルックナー:アヴェ・マリア、アンティフォン、見よ司祭を/
 J.シャルパンティエ:典礼様式による四重奏/
 ガーシュイン:ポートレイト/
 ハチャトゥリアン:剣の舞/
 パット・バラード:ミスター・サンドマン
VKJK 0516
\1800
「オーパス4のクリスマス」
 V.ハウスマン/A.ガブリエリ/L.オシアンダー/A.ラセリウス/
 J.H.シャイン/J.S.バッハ/G.P.パレストリーナ/M.ヴルピウス/
 M.プレトリウス/A.コスタンティーニ/J.クレメンス・ノン・パパ/
 J.バストン/S.カルヴィシウス/M.フランク/
  以上の作曲家全28トラック

VKJK 0813
(1CD)
\3700

「トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロストのオルガン」
 クレプス:前奏曲 ハ長調 Krebs-WV 401,
  幻想曲 Krebs-WV 548,幻想曲 Krebs-WV 524,
  幻想曲 Krebs-WV 422,トリオ 変ロ長調 Krebs-WV 451,
  フーガ 変ロ長調 Krebs-WV 434,
   4つの小前奏曲 Krebs-WV 412-415/
 キッテル:前奏曲 ト長調,前奏曲 ハ長調/
 バッハ:幻想曲 ハ短調 BWV.1121,
  トリオ「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」 BWV.655,
  コラール「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV.680,
  コラール「装いせよ、おお愛する魂よ」 BWV.654,
  フーガ イ短調 BWV.947,フーガ ト長調 BWV.577/ほか
フェリックス・フリードリヒ (オルガン)
録音:1998-2008年
8世紀前半にドイツで活動したオルガン製作者、トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト(1680頃−1759)の製作した4つのオルガンを演奏している。グローセンゴッテルンの聖ヴァルプルギス教会のオルガン、ヴァルタースハウゼンの市の教会(シュタットキルヒェ)のオルガン、アルテンブルクの城の教会(シュロスキルヒェ)のオルガン、アイゼンベルクの城の教会を使用。フェリックス・フリードリヒは、ドイツ、ザクセン州のデベルン出身。1991年からテューリンゲン・オルガン・アカデミーの指導者を務めている。ヨハン・ルートヴィヒ・クレプス(1713−1780)の研究者として知られており、このCDにも多数の曲が収録されている。縦長ブック装丁 縦長ブックの特別仕様につき特価
VKJK 0822
\1800
「カルヴィジウス(1556-1615):宗教声楽作品集」
 高い天から私はここへと来た/喜び歓声を上げよ/
 ヨゼフよ、愛する私のヨゼフよ/グローリア/
 甘い歓声で/私の魂は神のもとで穏やかだ/
 古い年が過ぎ去った/平和と喜びで/
 今日、神の子が勝利し/神は堅固な城/
 主は忠実な羊飼い/主に新しい歌を歌え/
 楽の響き、愛らしい歌/神の神聖さを讃えよ/
  ほか全20曲
グレゴール・マイヤー(指揮)
ヴォーカルコンソート・ライプツィヒ,
アンサンブル・ネオマ・ライプツィヒ
録音:2009年2月16−22日,ヴュルツェン、71'16
ドイツ・バロック音楽マニア待望のCD。ゼトゥス・カルヴィジウス(1556−1615)は、1594年から亡くなるまでライプツィヒのトーマス教会のカントル務めた大家で、バッハの6代前の先輩となる。存在は知られているものの、録音は少なく、まとまったCDはおそらく初めてかもしれない。貴重なだけでなく、音楽的に極めて高水準なことに驚かされる。グレゴール・マイヤーは1979年生まれの若い合唱指揮者。1999年、弱冠二十歳でヴォーカルコンソート・ライプツィヒを設立、大きな評価を得ている。
VKJK 0909
\1800
「ゲミューゼ、ゲミューゼ」
 イゲルホフ:この歌には歌詞がない/
 ユールマン:ヴェロニカ、春が来たよ/
 ペーターブルスキ:ああドンナ・クララ/
 シュミットゼーダー:ギターを弾き始めるんだ/
 ライモンド:「青い仮面」〜ブダペストのユリスカ/
 マイ:歌は世界を巡る/
  ほか全19曲
ファイヴ・ジェントルメン
  (男声四重唱&ピアノ)
録音:2009年3-5月,ライプツィヒ、63'17
ドイツ語のオペレッタ、映画音楽、ポピュラー曲などが男声四重唱で歌われている。ファイヴ・ジェントルメンは、カウンターテノールのファルコ・テュムラー、テノールのマティアス・メーネルト、バリトンのトビアス・ライスナー、バスのアンドレアス・コンラート、そしてピアノのグレゴール・マイヤーによる団体。この録音では様々なゲストを迎え、陽気な音楽を奏でている。

WEITBLICK

SSS0091-2
\2200→¥1990
ベートーヴェン:
 ①交響曲第2番
 ②交響曲第5番「運命」
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン交響楽団
お待ちかね、ザンデルリングのベートーヴェン・ライヴ。手兵ベルリン交響楽団を駆使して、本場物のドイツ音楽を堪能させてくれます。第2番は愛奏曲で活動最後期まで演奏を繰り返しました。この時代から大巨匠の風格十分のゆったりした悠久の名演。第5番「運命」は、途中からレパートリーから外してしまった曲目です。こちらは、シャウシュピールハウス、ベルリン(現コンツェルトハウス、ベルリン)の?落とし公演で、旧東ベルリン芸術週間の枠組みの記念コンサートです。かつてCAPRICCIOから出たことがありますが入手困難になっておりました。今回はDRA提供のマスター・テープよりの復刻で既出盤よりも残響が抑え目になっており、細かい所の混濁が避けられています。力強い横綱相撲とでも例えたい極めつけの名演。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。録音:①1973年7月28日メトロポールシアター、ベルリン ②1984年10月1日シャウシュピールハウス、ベルリン 全てステレオ・ライヴ録音
SSS0092-2
\2200→¥1990
ブラームス:交響曲第1番 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
我が国でも実演を何度と無く繰り返している十八番レパートリーですが、何とCDは初登場のレパートリーとなります。シュターツカペレ・ドレスデンのブラ1というのも、意外と少なくザンデルリングだけではないでしょうか。演奏は誠実そのもののブロムシュテット流。はったりこけおどし一切無しでここまで説得力がある名演はそうそうありません。ブロムシュテット先生も「いずれも現在の私の解釈とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」とリリースを許されました。嬉しいのは先生ご本人のライナーノートという点、期待できます!英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。録音:1991年6月7日クルトゥア・パラスト・ドレスデン、ステレオ・ライヴ録音
SSS0093-2
\2200→¥1990
ベルリオーズ:幻想交響曲 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
これまたブロムシュテットにとってもシュターツカペレ・ドレスデンにとっても音盤初レパートリーです。妙技集団として知られるだけにアクロバティック交響曲の元祖「幻想」をどう料理してくれるか?興味と期待が尽きません。ブロムシュテット先生は「第5楽章の鐘がちょっときつ過ぎる様な気がする」と録音状態とホールトーンを指摘なさいましたがマスタリングによりこの辺りは改善されているそうです。ブロムシュテット先生、この「幻想」もブラームス同様「現在の私の解釈とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」とリリースを許されました。こちらも先生ご本人のライナーノート!英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。録音:1978年5月25日クルトゥア・パラスト・ドレスデン、ステレオ・ライヴ録音

ALMAVIVA 1CD¥2500

DS 0147 ホセ・マリア・サンチェス=べルドゥ(1968-):Alqibla
  Alqibla(1998)
  喜びと過ちの風景(2003); ガラスの庭園,絹の庭園,黄金の庭園
  Taqsim(2002)/Ciacona(2003)/Qabriyyat(2000)
録音:2005年9月、セビリャ(スペイン)、アポロ劇場
セビリャ王立交響楽団
フアン・ルイス・ペレス(指揮)
DS 0150
毒蛇 18世紀マラガ&カディス大聖堂の音楽
 ハイメ・トレス(1741-1803):無原罪の宿りのアリア「毒蛇」(1771)(*)
 フアン・フランセス・デ・イリバレン(1699-1767):
  聖体の秘蹟のカンタータ「人間の力は限られているが」(1739)(*)
 フアン・ドミンゴ・ビダル(1735-1808):
  5声のミサ(1788)から キリエ(*/#)
  3声の詩篇「僕らよ、主をほめたたえよ」[Laudate pueri Dominum](#)
 フアン・フランセス・デ・イリバレン:
  聖体の秘蹟の二重唱曲「至高のベスビオ」(1748)(*)
 フアン・フランセス・デ・イリバレン:
  聖体の秘蹟のカンタータ「美しいカーネーション」(1720)(*/+)
  聖体の秘蹟のカンタータ「天の食卓で」(1756)(+)
 ルイス・デ・メンドサ・イ・ラゴス(1718-1798):5声のマニフィカト(*/#)
 フランシスコ・デルガド(1719-1792):8声の詩篇「われは信ず」(1771)(#)
 フアン・フランセス・デ・イリバレン:
  4声のビリャンシコ「ああ、聖なるキューピッド」(1734)(#)
  6声のビリャンシコ「今夜、私は着る」(1753)(*/+/#)
マリア・エスパダ(ソプラノ(*))
ダビド・サガストゥメ(男性アルト(+))
アンダルシア・バロック合唱団(#)
セビリャ・バロック管弦楽団
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
録音:2006年11月27-28日、セビリャ(スペイン)、ラ・パス修道院内教会 マラガ、カティスはともにアンダルシア地方南部の港湾都市。フアン・フランセス・デ・イリバレンは18世紀スペイン音楽における重要な音楽家の一人。サラマンカで16年間オルガニストを務めた後、1733年にマラガ大聖堂の楽長に就任、1766年の引退まで33年にわたり活躍しました。バリー・サージェントとベントゥラ・リコにより1995年に創設されたピリオド楽器オーケストラ、セビリャ・バロック管弦楽団とその併設合唱団として創設されたアンダルシア・バロック合唱団をスイスの名匠ファゾリスが指揮した充実の演奏。最終トラックでアンダルシアの熱気が噴出します。

ARS PRODUKTION

ARS 38059
(SACD Hybrid)
\3000→¥2790
メンデルスゾーン(1809-1847):
  ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49(1839)(*/#)
  ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66(1844/1845)(*/#)
  ピアノ、ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ハ短調(1820)(*/+)
  チェロとピアノのための無言歌 Op.109(1845)(#)
  アルバムの綴り(1843)(#)
アルテ・ムジーク・ケルン
 クリスティーネ・ロクス(ヴァイオリン(*))
 マティアス・フェーガー(ヴィオラ(+))
 クラウス=ディーター・ブラント(チェロ(#))
トビアス・コッホ(ピアノ)
録音:2009年1月、ホンラート、福音教会 ピリオド楽器使用。
ARS 38066
(SACD Hybrid)
\3000
very british ブラス・アンサンブルのための英国音楽
 ウィリアム・バード(1543-1623)/エルガー・ハワース編曲:
  オックスフォード伯爵の行進曲
 レイモンド・ユージン・プレムル(1934-1998):
  ディヴェルティメントからの5つの楽章
 ゴードン・ラングフォード(1930-):ロンドン・ミニアチュアズ
 伝承曲/ジョン・アイヴソン編曲:ロンドンデリー・エア
 ジム・パーカー(1934-):ニューヨークのロンドン人(パート2)
 レッド・ツェッペリン/ブルース・コリングズ編曲:天国への階段
 エドワード・エルガー(1857-1934)/ロジャー・ハーヴィー編曲:
  エニグマ変奏曲 より ニムロッド(第9変奏)(*)
wes10brass
 ヤン・エシュ、
フロリアン・キルナー、
マルクス・クラーマー、
 ユルゲン・シュスター(トランペット)
 シリル・サンドス(トランペット(*))
 オリヴァー・ニコライ(ホルン)
 フリート・デイツ、マテョアス・ミュラー、
ハリー・リース(トロンボーン)
 ローラント・ギレッセン(バストロンボーン)
 タカハシ・ヒデユキ(テューバ)
ミヒャエル・フォルスター(指揮)
録音:2009年4月5-8日、ヴッパータール、インマヌエル教会 ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン(北ライン=ウェストファリア)管弦楽団の金管メンバー10名と指揮者ミヒャエル・フォルスターにより結成された金管アンサンブル、wes10brassのデビュー・アルバム。バードからレッド・ツェッペリンまで、まさに英国尽くし。
ARS 38485
\2400
エール・ド・ブラヴール トランペットとピアノのための20世紀フランス音楽
 アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):エール・ド・ブラヴール
 ジャック・イベール(1890-1962):即興曲
 フィリップ・ゴベール(1879-1941):カンタービレとスケルツォ
 マルセル・ビッチ(1921-):ドメニコ・スカルラッティの主題による4つの変奏曲
 レイモン・ガロワ=モンブラン(1918-1994):サラバンドとフィナーレ
 ジャン・バティスト・アルバン(1825-1889):チロルの歌による変奏曲
 ジョルジュ・エネスコ(1881-1955):伝説
 アンリ・トマジ(1901-1971):三部作
 アルテュール・オネゲル(1892-1955):イントラーダ
 ジャン・フランセ(1912-1997):ソナティネ
マヌエル・リヒテンヴェーラー(トランペット)
カタリン・サルカディ(ピアノ)
録音:2008年9月29日-10月8日、ヴィンディシュガルステン(オーストリア)、文化館 マルメ音楽アカデミーでホーカン・ハーデンベルガーに師事したオーストリアのトランペット奏者、マヌエル・リヒテンヴェーラー(1983年生まれ)のソロ・デビューCDと思われます。

ARTA

F 10180
(2CD)
\3000→¥2690
ピリオド楽器オーケストラによるドヴォルジャークの交響曲
  交響曲第7番ニ短調 Op.70(*)/交響的変奏曲 Op.78(+)
  交響曲第8番ト長調 Op.88(+)/オペラ「ヴァンダ」Op.25 序曲(*)
  プラハ・ワルツ集 S.Op.(*)/ポルカ「プラハの学生たちのために」Op.53(*)
ムジカ・フロレア
マレク・シュトリンツル(指揮)
指揮者マレク・シュトリンツルと、彼がバロック音楽の演奏を目的として1992年に創設したチェコのピリオド楽器オーケストラ、ムジカ・フロレアは、西欧の一流どころに匹敵する高水準の演奏が古楽ファンに高く評価されています。そんな彼らがドヴォルジャークまで演奏していたとは驚きですが、聴いてみたところ結果は予想以上。モダーン楽器ではシャープに響いてしまうところでもドヴォルジャークの音楽自体が持つ「素朴な力強さ」が発揮され、今までにない印象が残ります。特に管楽器の音色とトゥッティでの全体のサウンド・バランスにその傾向が顕著で、第8番第4楽章でホルンの咆哮する部分など、「おお、こうじゃなくっちゃ!」と思えるところがいくつもあります。ピリオド楽器云々にかかわらず、ドヴォルジャークの音楽に「ボヘミア的なもの」を求めるリスナーにはきっと満足していただけることでしょう。録音:2004年6月17日、プラハ、チェコ国民銀行コングレス・センター(*)
    2005年11月5日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール(+)
F 10157
(3CD)
\3500
プラシのオルガン
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
  オルガニストのための曲集[Apparatus musico-organisticus]から
   トッカータ第12番,パッサカリア ト短調
 ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
  われら皆一の神を信ず(コラール編曲)
  イエス・キリスト、われらの救い主(コラール編曲)
  アダムの罪により、物皆滅びたり(コラール編曲)
  シャコンヌ ニ短調/マニフィカト第3旋法
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
  トッカータ ニ長調/トッカータ イ短調
 ヤロスラフ・トゥーマ(1956-):トッカータ−即興演奏
 ジョン・ブル(1562頃-1628):イン・ノミネ
 ウィリアム・バード(1539頃-1623):ファンタジア「ド、ミ、レ」
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
  ファンタジア ハ長調「こだま」/半音階的ファンタジア ニ短調
 ザムエル・シャイト(1587-1654):
  変奏曲「イエスが十字架に掛けられし時」
  変奏曲「イエス・キリスト、われらの救い主」
  変奏曲「ほめたたえられよ、イエス・キリスト」
 アントニ・ファン・ノールト(1619頃-1675):詩篇24
 マティアス・ヴェックマン(1621-1674):トッカータ ハ長調
 ヤロスラフ・トゥーマ:バターリャ ハ長調−即興演奏
  [ボーナス]
 ブラームス(1833-1897):わが心の切なる願い Op.122 No.10
 ヤロスラフ・トゥーマ:即興演奏 I-VI
録音:2006年9月、プラシ(チェコ)、処女マリア被昇天教会
使用楽器:1688年、アブラハム・シュタルク製(復元:2006年、ヴラディミール・シュライフ)
ヤロスラフ・トゥーマ(オルガン)

AUTOR 1CD¥2400

SA 01421
サルバド・ブルトンス(ブロトンス)(1959-):2つの交響曲
  二分(にぶん)の交響曲[Sinfonia Dicotoma]Op.25
   (1981/2007改訂)
  過剰の交響曲[Sinfonia Pletorica]Op.33(1983-1984/2007改訂)
 録音:2007年10月16-20日、マラガ(スペイン)、カランケ・ホール
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
サルバド・ブルトンス(指揮)
SA 01582
モンセラート・カバリエ アイ・ラヴ・ユー
  Mi Lola(with ロス・デル・リオ)
  Mi amiga Rigoberta(with カルロス・カノ
   (P)1997 Sony BMG Entertainment)
  Ensueno(with フレディ・マーキュリー (P)1992 EMI)
  Bohemian rhapsody
   (with ブルース・ディッキンソン
    (P)1997 Sony BMG Entertainment)
  The golden boy(with フレディ・マーキュリー (P)1992 EMI)
  Like a dream(with ヴァンゲリス
     (P)1997 Sony BMG Entertainment)
  Kalinka(with ニコライ・バスコフ)
  Ochi chornye(with ニコライ・バスコフ)
  Ci vorrebbe il mare
   (with マルコ・マジーニ (P)1997 Sony BMG Entertainment)
  Salve finisterrae(with カルロス・ヌニェス (P)Carlos Nunez)
  Navidad marinera(with ロス・デル・リオ)
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
共演歌手(with 上記) 他
ポピュラー系アーティストとの共演集。フレディ・マーキュリー(1946-1991)とのトラックはデジタル・リマスターされています。
SA 01590
(2CD)
\2400
【特別価格】
アルベニス(1860-1909):組曲「イベリア」(全曲)/ナバラ
 録音:J・マルチ財団コンサートホール
マリサ・モンティエル(ピアノ)
マリサ・モンティエルはスペイン・ピアノ音楽の名演奏家ホセ・クビレス(1894-1971)に師事したピアニスト。2枚組で1枚分の価格です。

COLUMNA MUSICA 1CD¥2500

1CM 0195
ジュゼプ・スレル(1935-):神の声
  マリアの生涯(リルケの詩による;歌唱、オーボエ、チェレスタ、
   ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1979/2006改訂)(*/**)
  天使たちのコンサート
  (オーボエ、チェロ、チェンバロとオルガンのための;1992/2007)(**)
  マリアの生涯
   (リルケの詩による;歌唱とピアノのための;1959/2003改訂)(*/+)
  頭蓋骨のある情景(クラリネットとピアノのための;2007)(#/+)
  神の声(Djalal-od-Din Rumi)(歌唱とピアノのための;1993)(*/+)
録音:2007年11月22日、2008年2月3日、3月2日、バルセロナ専門音楽院
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
アントン・カルド(ピアノ(+))
バダロナ器楽グループ(**)
ジュアン・ペレ・ジル・ボンフィユ(クラリネット(#)、指揮(**))
1CM 0197
ウェーバー&ロッシーニ クラリネットとピアノのための作品集
 ロッシーニ(1792-1868)/イヴァン・ミュラー(1786-1854編曲):
  オペラ「セビリャの理髪師」より 今の歌声は(カヴァティーナ)
 アルナウ・バタリェル(1977-):ロッシーニ風の3つの楽章
 ロッシーニ:クラリネットとピアノのための幻想曲
 スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):エヴォカツィオーネ・ロッシニアーナ
 ベーラ・コヴァーチ(1937-):乾杯、ロッシーニさん!
 フアン・A・メディナ(1971-):パッサカリア・フォン・ウェーバー
 ウェーバー(1786-1826):
  クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲 Op.48
録音:2008年3月29-30日、マドリード王立専門音楽院、マヌエル・デ・ファリャ・ホール
ホセプ・フステル(クラリネット)
イサベル・エルナンデス(ピアノ)
1CM 0198 私のルセロ ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、子守歌と民謡を歌う
 モンサルバジェ(1912-2002):黒人の子守歌
 シューベルト(1797-1828):子守歌
 ファリャ(1876-1946):子守歌
 モンサルバジェ:アイルランドの子守歌
 ブラームス(1833-1897):子守歌
 ジェニ・サデーロ(1886-1961):シチリアの子守歌
 エルネスト・アルフテル(1905-1989):パンショリナ
 セファルディムのロマンス:おやすみ、かわいい坊や
 ドヴォルジャーク(1841-1904):できる見込み
 カタルーニャ民謡:聖母の御子
 バスク民謡:Din Dan Boleran
 カタルーニャ民謡:ヨゼフとマリア
 シューベルト:シルヴィアに
 ペルゴレージ(1710-1736):「奥様女中」から 私の怒りんぼうさん
 カタルーニャ民謡:マルガリデタ
 カントルーブ(1879-1957):「オーベルニュの歌」から しっ、しっ
 カタルーニャ民謡:紡ぎ娘
 A・スカルラッティ(1660-1725):すみれ
 ドリーブ(1836-1891):カディスの娘
 カタルーニャ民謡:やまうずらの羽
 カントルーブ:「オーベルニュの歌」から さあ、まぐさをおやりなさい
 カタルーニャ民謡:三つの太鼓
 ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):
  サルスエラ「ラ・テンプラニカ」から タランチュラ
 ロッシーニ(1792-1868):二匹の猫の愉快な二重唱
 マルエル・ガルシア・モランテ(1937-):
  ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスに歌を(*)
録音:1950-1992年/2008年(*) 原盤:Collins/Columna Musica/EMI
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
アリシア・デ・ラローチャ、
マルエル・ガルシア・モランテ、
ジェフリー・パーソンズ、
ジェラルド・ムーア、(ピアノ)
オスカル・ギリア、
レナタ&グラシアノ・タラゴ(ギター)
パリ音楽院管弦楽団
ロンドン交響楽団
スペイン国立管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
コンセール・ラムルー管弦楽団
ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスが生前に協力していたカタルーニャ・ダウン症財団とビクトリア・デ・ロス・アンヘレス財団の共同制作盤。最後の1曲(*)はダウン症の子供たちによって歌われています。
1CM 0202
ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」Op.24
録音:2008年8月12-13日、バルセロナ、ライヴ
カリナ・マツタ(ヴァイオリン)
ダニエル・ブランク(ピアノ)
カリナ・マツタはポーランド、ダニエル・ブランクはカタルーニャ(スペイン)の出身。
1CM 0203
ジロナ XXI Vol.2
 エステベ・パレト・イ・ミル(1981-):ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲(*)
 リョレンス・バルザク(1953-):4つの素描(ギターと弦楽のための)(+)
 バルジ・シュリヴァスタヴ(1950-):
  ロンドンのインド人(シタール、ヴァイオリンと弦楽のための)(#)
録音:2008年10月1-4日、バルセロナ県グラマネト(スペイン)、
    サンタ・コロマ音楽学校ホール
ジュアン・ウルペリャ(ヴァイオリン(*))
ジュアン・カルレス・マルティネス・プラト(ギター(+))
バルジ・シュリヴァスタヴ(シタール(#))
ウリオル・アルゲロ(ヴァイオリン(#))
ジロナXX
マヌエル・バルディビエゾ(指揮)

CORO

COR 16076
\1500
アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):
 スターバト・マーテル(1727)(*)
ヘンデル(1685-1759):
 ディクシト・ドミヌス[主は言われた]BWV232(1707)(+)
エリン・マナハン・トマス、グレース・ダヴィドソン(ソプラノ)
ルース・マッシー(アルト(+))
ジェレミー・バッド、マーク・ドベル(テノール)
ロブ・マクドナルド(バス(*))
イーモン・ドゥーガン(バス(+))
シックスティーン(合唱&管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ステッファーニはドイツで活躍したイタリア人作曲家・聖職者・外交官。ミュンヘンの宮廷オルガニストやハノーファー選帝侯の宮廷楽長等を務めました。作品は得意の室内二重唱曲やオペラ等世俗音楽が大半ですが、「スターバト・マーテル」は教会音楽の分野に残した代表作で、6声と管弦楽のための壮麗な作品。ステッファーニは一世代下のヘンデルの才能を高く評価し、彼のハノーファー選帝侯の宮廷楽長任命に手を貸したと伝えられています。「ディクシト・ドミヌス」はヘンデルがイタリアで書いた5声と弦楽のための詩篇曲(詩篇109)。古楽ファンのみならず合唱ファンにも人気のある若々しい勢いのある作品で、まさにシックスティーンにぴったりです。録音:2009年5月、ロンドン、ケンティッシュ・タウン、殉教者聖サイラス教会
COR 16066
【旧譜・再案内】
\1500
2009年英グラモフォン・アウォード、ダブル受賞!
バロック声楽部門≫ ≪アーティスト・オヴ・ザ・イヤー≫
ヘンデル(1685-1759):
  戴冠式アンセム(1727)
   司祭ザドク HMV258/汝の御手は強くあれ HMV259
   王は喜び HMV260/わが心は歌う HMV261
  オラトリオ「ソロモン」HWV67 から シバの女王の入場
  オラトリオ「メサイア」HWV56 から
ハリー・クリストファーズ(指揮)シックスティーン
激戦を勝ち抜いたバロック声楽部門、そして年間最優秀アーティスト賞。2009年はシックスティーン(1977年創設)にとって記念すべき年となりました。「戴冠式アンセム」はヘンデルが英国王ジョージ2世の戴冠式のために書いた音楽。なかでも「司祭ザドク」は歴代国王の戴冠式で必ず演奏されてきた重要な曲。
COR 16074
\1500
ウィーン流で ハプスブルク帝国宮廷の音楽
 レオポルト1世(1640-1705):ああ、何と正しいことか
  (アントニオ・チェスティ(1623-1669)のオペラ「黄金のりんご」より)
 フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
  オペラ「ジャゾーネ」から 不幸な者よ、私は何を聞く?
 ジャック・ド・サン・リュク(1616-1710):Francois Ginter のトンボー
 ヨハン・ハンリヒ・シュメルツァー(1623-1680) :
  オペラ「愛の強さ」から 流れよ、流れよ、涙の小川
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
  パルティータ「Auf die Mayerin」FbWV605
 レオポルト1世:「思い違いの兄妹愛」から
  どれほど私は押さえ付けられていることか
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):シャコンヌ
 アントニオ・サルトリオ(1630-1680):オペラ「オルフェオ」から 冷酷な蛇が
 ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):トッカータ
 アントニオ・サルトリオ:オペラ「オルフェオ」から 私は恋をしているが不幸だ
 アントニオ・ドラーギ(1635-1700):オペラ「タジェアのレニーダ」から 運命が
 ヨハン・シェンク(1656-1717頃):「ドナウのこだま」から ソナタ第6番
 ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):
  オラトリオ「救済の泉」から 私は知っている
  オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から 小さなつばめ
ル・ジャルダン・セクレ
 エリザベス・ドビン(ソプラノ)
 ソフィー・ヴァンデン・エインデン(テオルボ、バロックギター)
 デイヴィッド・ブルンデン(チェンバロ)
 ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 マリアン・ミネン(チェロ、バス・ド・ヴィオロン)
音楽を愛し、自ら作曲・演奏、宮廷楽団を大幅に拡大して音楽の発展に取り組んだハプスブルク家の神聖ローマ皇帝レオポルト1世の時代のウィーン宮廷の音楽。2007年、イギリスのアーリー・ミュージック・ネットワーク・ヤング・アーティスツ・コンペティションで優勝した若手アンサンブル、ル・ジャルダン・セクレのデビューCDです。録音:2009年5月、ロンドン、ケンティッシュ・タウン、殉教者聖サイラス教会
COR 16072
(5CD)
\4500
バッハ・コレクション
 バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248[*]
リンダ・ラッセル(ソプラノ)
キャサリン・ウィン=ロジャース(アルト)
マーク・パドモア(テノール:福音史家)
マイケル・ジョージ(バス:ヘロデ)
リビー・クラブトリー(天使、こだま)
シックスティーン(合唱)
シンフォニー・オヴ・ハーモニーアンド・インヴェンション(管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
バッハ:カンタータ集[+]
 第50番「今ぞ救いと力は来たれり」BWV50
 第34番「おお、永遠の炎、おお、愛の源よ」BWV34(*)
 第147番「心と口と行いと生活もて」BWV147(+)
ジリアン・フィッシャー(ソプラノ(+))
デイヴィッド・ジェイムズ(カウンターテナー(*/+))
イアン・パートリッジ(テノール(*/+))
マイケル・ジョージ(バス(*/+))
シックスティーン(合唱)
シンフォニー・オヴ・ハーモニーアンド・インヴェンション(管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
バッハ:ミサ ロ短調 BWV232[#] キャサリン・デュボスク、
キャサリン・デンリー(ソプラノ)
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
マイケル・ジョージ(バス)
シックスティーン(合唱)
シンフォニー・オヴ・ハーモニーアンド・インヴェンション(管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
COR 16017 (2CD)[*]、16039[+]、16044 (2CD)[#]の3点をスリップケースに収めたセット。

CRD

CRD 3526
\1500→¥1390
武満徹(1930-1996):ピアノ独奏作品集
  フォー・アウェイ(1973)
  リタニ−イケル・ヴァイナーの追憶に(1989)
  子供のためのピアノ小品(1979)
  遮られない休息(瀧口修造の詩による;1952、1959)
  雨の樹 素描(1982)
  閉じた眼 II(1989)
  ピアノ・ディスタンス(1961)
  ロマンス(1948/1949)
  雨の樹 素描 II−オリヴィエ・メシアンの追憶に(1992)
  閉じた眼 I(1979)
 ポール・クロスリー:A Vision of Takemitsu(1999)
ポール・クロスリー(ピアノ)
録音:ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア
メシアンに強い影響を受けた武満と、メシアンに才能を見い出されたイギリスのピアニスト、ポール・クロスリー(1944-)。彼らは親友であり、クロスリーは武満の音楽の優れた解釈者でした。1990年、八ヶ岳コンサートホールで撮られた二人のスナップ写真がジャケットになっています。
CRD 3325
【新装再発売】
\1500
ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4 RV269,315,293,297
  ヴァイオリン協奏曲「海の嵐」Op.8 No.5 RV253
  ヴァイオリン協奏曲「喜び」Op.8 No.6 RV180
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)
イングリッシュ・コンサート
トレヴァー・ピノック(指揮)
録音:1972年
CRD 3412
【新装再発売】
\1500
夏が続くうちは楽しい 春と夏の祭りに関する中世音楽と伝承音楽
  Kalenda maya / Ce fut en mai / Estampie reale / Miri it is while sumer ilast
  Ye have so longe keepyt o / Me lyketh ever lenger the bet
  Chominciamento di gioia / Unter den linden / Amor mi fa cantar
  L'alma mia piange / Cuckoo's nest / Morris Dance Trunkles / The cuckoo
  The Merry Sherwood rangers
セント・ジョージズ・カンツォーナ
ジョン・サズコット(指揮)
録音:1982年5月7-8日、ロンドン、クラーケンウェル、聖ジェイムズ教会

DIES 1CD¥2500

DIES 200815
ねんねんころり 子守歌
 エルガー(1857-1934):子守歌
 チャールズ・コリンズ:Tuuri, tuuti tummaistani
 ロジャー・クイルター(1877-1956):Weep You No More
 アルベルト・パドロン:Nana al hijo de trapo
 ホセ・サラテ:Dorm
 グスタボ・サンチェス:Nana al nene
 ブラームス(1833-1897):子守歌
 チャイコフスキー:嵐の中で
 中国民謡:Crece, cana de bambu
 フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):セビリャの子守歌
 イスラエル民謡:Numi, numi
 モンサルバジェ(1912-2002):黒人の子守歌
 ポーランド民謡:子守歌
 ホピ族民謡:Pu'va pu'va
 コーサ族民謡:Thula babana
 シューマン(1810-1856):子守歌
 ギリシャ民謡:Aide, aide
 シチリア民謡:Ninna nana
 バングラデシュ民謡:Ghoom!
録音:2007年7月、エル・エスコリアル修道院講堂
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
フランシスコ・ハビエル・ロドリゲス・ブラオホス(ボーイアルト)
ハビエル・マルティネス・カルメナ、
アルベルト・パドロン(ピアノ)
ダビド・マヨラル(打楽器)
レアル・カピリャ・エスクリアレンセ
グスタボ・サンチェス(指揮)
DIES 200817
ヴィヴァルディ(1678-1741):
  サルヴェ・レジナ RV616/スターバト・マーテル RV 621
  カンタータ「やめてくれ、もうやめてくれ」RV684
J・S・バッハ(1685-1750):
  カンタータ第170番 BWV170 から 満ち足りし安らぎ
録音:2007年7月、エル・エスコリアル修道院講堂、会計人室
フランシスコ・ハビエル・ロドリゲス・ブラオホス(ボーイアルト)
アルベルト・パドロン(オルガン)
ハビエル・マルティネス・カルメナ(オルガン、指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊員であるフランシスコ・ハビエル・ロドリゲス・ブラオホスのソロ・アルバム。

GRIFFIN

GCCD 4037
\1400
英国王室の式典のための音楽
 ホルスト:I Vow to Thee, My Country[ジュピター](Royal duty)
 Love Divine[Blaenwern](Royal duty)
 S・S・ウェズリー:Wash Me Throughly(王室洗足式)
 ヒルトン:Lord, for Thy Tender Mercy's Sake(王室洗足式)
 Give Rest, O Christ(コンタキオン)(戦没者追悼式)
 クロフト:O God, Our Help in Ages Past(戦没者追悼式)
 マッキー:I Will Lift up Mine Eyes(マーガレット王女の結婚式)
 ジェイムズ:Hen Wlad fy Nhadau(ウェールズ国歌)(立太子式)
 マサイアス:立太子記念祭ファンファーレ(立太子式)
 マンセル・トマス:皇太子のためのラプソディ(立太子式)
 Gwyn a Gwridog, Hawddgar Iawn[Hail the day that sees Him rise](立太子式)
 デイヴィッド・ウィン:到着のファンファーレ(立太子式)
 神よ、プリンス・オヴ・ウェールズを祝福したまえ(立太子式)
 ウォルトン:Set Me as a Seal(アンドルー王子の結婚式)
 テンプル/ネアリー編曲:Make Me a Channel of Your Peace(ダイアナ妃の葬儀)
 Abide With Me[Eventide](王室の葬儀)
ウェストミンスター・アビー聖歌隊
ロンドン・ブラス
マーティン・ネアリー(指揮)
スランダフ大聖堂聖歌隊
ウェールズ・ナショナル・オペラ・ブラス
GCCD 4003
【旧譜・低価格帯へ移行】
\1400
ヘンリー8世の時代の音楽
 ヘンリー8世(1491-1547):
  真の愛/名高き貴公子/ああ、奥様/愛が支配するならば
  さようなら奥様/恵みを懇願する者は
 コーニッシュ:ああ、ロビン/ホルンを吹き鳴らせ、狩人たちよ
 フェヴァン、ゼンフル、リシャフォール、ファン・ヒゼヘム、イザーク、ペゼンティ、
 イザーク、ナルバエス、クーパー、ファン・ヴィルダー、作曲者不詳の作品
トリニティ・バロック
ジュリアン・ポッジャー(指揮)
フォーバリー・コンソート
アラン・クランプラー(指揮)
ホルベイン・コンソート
マーティン・ポープ(指揮)
ゲスト:スティーヴン・プレイヤー(リュート、パーカッション、ルネサンス・ギター)
録音:1995年4月2-6日、ヘアフォードシャー、レオミンスター・プライオリー
GCCD 4026
【旧譜・低価格帯へ移行】
\1400
聖母をたたえて
 ビクトリア:マニフィカト第1旋法
 グレゴリオ聖歌:王の御旗は進む/主はよみがえりぬ/来たれ聖霊
 ラッスス:スターバト・マーテル(クラーク・ウェアリング校訂)
 リスト:アヴェ・マリア/サルヴェ・レジナ
 ブルックナー:完璧に美しい/エサイの杖は
 メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
スティーヴン・クレバリー(指揮)
アンドルー・ライト(オルガン)
録音:1981年、ウェストミンスター大聖堂

IVM(バレンシア音楽協会) 1CD¥2500

PMV 003
チャピ、パラウ、アセンシオ:弦楽四重奏曲集
 ルペルト・チャピ(1851-1909):弦楽四重奏曲第2番(1904)
 マヌエル・パラウ(1893-1967):民謡様式の四重奏曲(1928)
 ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):五人組のための四重奏曲(1931-1932)
録音:2005年11月4-10日、テルエル県アルバラシン(スペイン)、聖マリア教会ホール
カナレス四重奏団
 フアン・リナレス、
 エステル・ルビオ(ヴァイオリン)
 ルイス・リャセル(ヴィオラ)
 ハビエル・アルバレス(チェロ)
ACTUAL 005
アンドレス・バレロ=カステイス(1973):
  交響曲第3番「沈黙の疫病」(+)/ペガサス(*)/銀のファンファーレ(+)
録音:2006年4月21日(*)、7月23-25日(+)
オットー・ザウター(トランペット(*))
バレンシア自治州青年管弦楽団
マヌエル・ガルドゥフ(指揮)

LICANUS 1CD¥2500

CDM 0823
恋と恋歌 12-13世紀、アラゴン王国のトルバドゥール
 ライモン・デ・ミラヴァル(12世紀-13世紀):Bel m'es q'ieu chant
 ベレンゲル・デ・パロウ(12世紀):
  Bona dona / De la gensor qu'om vey' / Ab la fresca clardat
  Totz temoros e duptans / Dona, la genser qu'om veya
  Aital dona / Tant m'abelis
 ポンス・ドルタファ(12世紀-13世紀):Si ai perdut mon saber
 ギラウト・リキエル(?-1292):Pus astres no m'es donatz
 不詳(サン・ジュアン・デ・レス・アバデセス歌集 から;13世紀):
  Era us preg / S'anc vos ame / Amors, merce no sia / Ara lausetz, lauset
 Matieu de Caersi[マテュー・デ・ケルシ?](13世紀):Tant suy marritz
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
ジョルディ・リカルト(バリトン)
カペリャ・デ・ミニストレルス
 ダビド・アンティク(各種フルート)
 フアン・マヌエル・ルビオ(ウード、ハープ、ハーディガーディ)
 エフレン・ロペス(ウード、ハーディガーディ、中世リュート、giterna)
 パウ・パリェステル(打楽器)
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2008年2月1-2日、バレンシア(スペイン)、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール トルバドゥールの重要な活躍地の一つであったアラゴン王国(スペイン北東部の内陸)の宮廷で歌われた恋愛歌を集めたアルバム。
CDM 0826
女の声 ラス・ウエルガスの写本(12-14世紀)
 女子修道院のためのモノディーとポリフォニー
  Promereris sume laudis(主の受胎告知のプローサ)(*)
  Gaude, chorus omnium [Angelus Domini](モテトゥス)
  O Monialis Concio Burgensis
   (女子修道院長アグエロの死を悼むプランクトゥス)
  Ave caro splendida [Omnes](コンドゥクトゥス・モテトゥス)
  Belial vocatur(主の奉献のコンドゥクトゥス・モテトゥス)
  Ex illustri(聖カタリナのモテトゥス)
  Maria, Virgo Virginum(聖処女マリアのプローサ)
  Rex obiit(アルフォンソ8世の死を悼むプランクトゥス)
  Dum sigillum(コンドゥクトゥス)
  Hec est Mater Domini(聖処女マリアのオルガヌム)
  Ad celsi conubia(聖チェチーリアのプローサ)(*)
  Rex eterne maiestatits(マグダラの聖マリアのプローサ)
  Amor vincens/Mariae praeconio [Aptatur](聖処女マリアのモテトゥス)
  Quis dabit capiti meo(プランクトゥス)
  Mulierum hodie/Mulierum(聖アンナのモテトゥス)
  Fa fa mi/Ut re mi(ソルフェージュの練習)
  Iam nubes/Iam novum [Solem](モテトゥス)(*)
  O Maria Virgo [In veritate](聖処女マリアのコンドゥクトゥス・モテトゥス)
  Plange Castella misera(サンチョ王の死を悼むプランクトゥス)
  Virgines egregie(プローサ、Comun de las Virgenes)
  Verbum bonum et suave(オルガヌム、聖マリアのプローサ)
ピラル・エステバン、
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
エリカ・エスクリバ=アスタブルアガ、
ヨランダ・マリン(ソプラノ)
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2007年4月9-11日、バレンシア(スペイン)、 ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール カスティリャ王アルフォンソ8世(1155-1214/在位:1158-1214)により1178年、スペイン北部の都市ブルゴスに創設されたラス・ウエルガス女子修道院。この修道院で編纂された写本に収められた楽譜は、中世ポリフォニー音楽の最重要資料の一つとなっています。当然ながら歌手は女声のみ。(*)は器楽演奏。

LINDORO 1CD¥2500

MPC 0716
レルマのオルガン
 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):オルガン作品集
  ティエント第5旋法(第5番)/ティエント第4旋法(第17番)
  ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ第7旋法(第27番)
  ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・バホン第1旋法(第35番)
  ティエント第5旋法(第20番)/ティエント第1旋法(第13番)
  ティエント第4旋法(第18番)/陽気な羊飼い(第66番)
  ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ第10旋法(第36番)
  たいへん有名な歌「スサナ(スザンヌ)」(第61番)
  ティエント第1旋法(第14番)
アンドレス・セア(オルガン)
録音:2004年12月16-17日、ブルゴス県レルマ(スペイン)、聖ペドロ神学校 使用楽器:1616年、ディエゴ・キハノ製 フランシスコ・コレア・デ・アラウホはスペイン音楽のルネサンス期からバロック期にかけて活躍したセビリャ出身(異説もあり)のオルガニスト・作曲家・聖職者。スペインにおけるフランドル派オルガン製作の典型とされる歴史的楽器を、アンダルシア・オルガン・アカデミーの校長を務めるアンドレス・セアが弾いています。
MPC 0717
ドメニコ・スカルラッティとスペインのオルガン音楽
 ホセ・リドン(1748-1827):「Sacris Solemniis」によるフーガ第6番
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
  ソナタ ニ長調 K.177/ソナタ ニ短調 K.92/ソナタ ニ短調 K.434
 ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):インテント(試み)[Intento]ト短調
 ドメニコ・スカルラッティ:
  ソナタ ト長調 K.372/ソナタ ロ短調 K.87/ソナタ ニ短調 K.213
 ホアキン・オヒナガ(1719-1789):インテント ニ長調
 ドメニコ・スカルラッティ:
  ソナタ変ロ長調 K.66/ソナタ ヘ短調 K.481/ソナタ ハ短調 K.58
 ホセ・デ・ネブラ:インテント ハ長調
 ドメニコ・スカルラッティ:
  ソナタ ヘ短調 K.185/ソナタ ハ長調 K.384/ソナタ イ長調 K.343
 ホセ・リドン:「Quem terra」によるフーガ第2番

アンドレス・セア(オルガン)

録音:2007年2月17-18日、マドリード、王宮礼拝堂 使用楽器:1788年、レオナルド・フェルナンデス・ダビラ&ホルヘ・ボスク完成 師弟二代で完成させたスペイン王宮のオルガンの響きをオンマイク気味に捉えた鮮烈な録音。マドリード貯蓄銀行財団によるレーベルをまたいだ企画「黄金世紀(Los SIGLOS de ORO)」シリーズの一枚。

PNEUMA 1CD¥2500

PN-1060
岸から岸へ アンダルシアの歌集(セファルディムとアラビア語の歌)
  ブランカ・ニーニャ[色白の子供](セファルディム=アンダルシア)
  モレニカ(セファルディム)/リ・ハビービ(アンダルシア)
  Miragres Muitos(聖母マリアのカンティガ第122番)
  トレ・ゼルマニカス・エラン(セファルディム)/アンタ・アフラ(アンダルシア)
  火のカンティガ(セファルディム)/イェディ・クレー(セファルディム)
  コルト・ヤ・アシア(アンダルシア)/アルタ・エス・ラ・ルナ(セファルディム)
  ハコ(セファルディム)/Des oge(聖母マリアのカンティガ第1番)
サミラ・カディリ(歌)
アンサンブル・アラベスク
 ナビル・アクビブ(ヴァイオリン、指揮)
 モハメド・ロチディ・ムファレジ(カーヌーン)
 イハム・ズベイリ(ウード)
 ムスタファ・アハカム(ナイ)
 アブデリラー・デムナティ(チェロ)
 モハメド・ハリフィ(打楽器:タル、デルブカ、ベンディール)
スペイン系ユダヤ人の伝承歌(ラディノ語による)とアンダルシアのアラビア語の歌を中心に、アルフォンソ10世編纂のカンティガを挿入したアンダルシア歌集。歌っている女性歌手サミラ・カディリは、モロッコのテトゥアンやタンジールで伝統音楽のディレクターも務める音楽家。タイトルの「岸から岸へ」とは、セファルディムとアラブ・アンダルシア音楽、またセファルディム文化が興った西地中海のスペイン〜マグレブと、レコンキスタ後に離散して行った東地中海(ギリシア、トルコ、バルカン、シリア)の双方をイメージしているようです。セファルディムの歌とアラブ・アンダルシア音楽が分離せず見事にブレンドされた演奏。(近藤博隆)
PN-1070
アラルコスの骨笛 ハゲタカの翼骨製の笛による12−13世紀のメロディー
 トルヴェールのメロディ:戦いの前に/グアディアナ川/ハゲワシの飛行
 ラインバウト・デ・バケイラス(?-1180-1205-?):新鮮な風、戦いの後に
 ナバラ王テオバルド1世(シャンパーニュ伯ティボー4世;1210-1253):良き愛
 カスティリャ王アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:
  聖母マリアのカンティガ第322番「カラトラバの忠告」
 コロン・ド・ベテュヌ(1155頃-1219/1220):
  アルカサバ、アルフォンソ8世はアラルコスを失う
 ナバラ王テオバルド1世:眠っている間、夢の中で
 ナバラ王テオバルド1世/獅子王リチャード1世(1157-1199):
  ハゲタカの翼、ライオンの心
エドゥアルド・パニアグア
  (ハゲタカの骨製縦笛、プサルテリウム、ダルブガ、手拍子、水音)
ハイメ・ムニョス(ハゲタカの骨製三穴横笛、長太鼓)
ダビド・マヨラル(カンタラ、ダルブガ、太鼓、タンバリン)
珍しい骨笛(三穴横笛はアラルコスで見つかったものの複製)で、アラルコスの戦い(1195年、スペイン、キリスト教徒軍とイスラム教徒軍の戦い)をテーマとした音楽を綴るという企画。収録曲のタイトルはいずれも原曲とは異なります。
PN-1080
ブルゴスのカンティガ
 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
  第242番「カストロヘリスの石切り工」
  第249番「カストロヘリスの石切り工の転落」
  第266番「カストロヘリスの木製の梁」
  第373&267番「カンタブリア海の波間」(器楽)
  第252番「カストロヘリスでの砂からの救出」
  第361番「ラス・ウエルガス修道院の像」
  第303番「ラス・ウエルガス修道院で少女に」
  第274番「ブルゴスの修道士」
録音:2008年、マドリード、Axis
ムシカ・アンティグア
 セサル・カラソ(歌、ビオラ)
 ルイス・アントニオ・ムニョス(歌、フィドル)
 サムエル・クルス(カウンターテナー)
 ハビエル・コブレ(手回しオルガン、鐘)
 フェリペ・サンチェス(中世ギター、シトラ、ビウエラ・デ・ペニョラ)
 ハイメ・ムニョス(ボンバルダ、シャリュモー、アハベバ、カラモ、フラビオル)
 ダビド・マヨラル(ダルブガ、ドゥンベク、ダフ、タンバリン、カンタラ)
 エドゥアルド・パニアグア
  (プサルテリウム、カーヌーン、リコーダー、太鼓、タール、銅鑼)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
PN-1090
ドイツのカンティガ
 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
  第14番「ケルンの聖ペーター修道院のドミニコ会修道士」
  第42番「指輪と彫像」/第294番「ドイツ人のいかさま師の女がプーリアで」
  第149番「聖体の秘蹟を疑う者」/第95番「隠者アルバン伯」
録音:2008年、マドリード、Axis
ムシカ・アンティグア
 ハビエル・コブレ(手回しオルガン、鐘)
 フェリペ・サンチェス(ビウエラ・デ・ペニョラ)
 ハイメ・ムニョス(ボンバルダ、シャリュモー、アハベバ、カラモ)
 ダビド・マヨラル(ダルブガ、ドゥンベク、カンタラ、タンバリン、鈴)
 エドゥアルド・パニアグア
  (プサルテリウム、カーヌーン、リコーダー、太鼓、タール、ナカラス)
 セサル・カラソ(歌、ビオラ) ルイス・アントニオ・ムニョス(バリトン)
 サムエル・クルス(カウンターテナー)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
PN-1110
アル・アンダルースの宝庫 11−12世紀、タイファ諸王国の古典音楽
  挨拶の答え(モロッコのアンダルシア音楽 Qaim ua nisf Ram al Maya)
  私の心を捕らえたのは誰(モロッコのアンダルシア音楽 Basit Isbihan)
  驚嘆すべき夜
   (モロッコのアンダルシア音楽 Leilum hadzib. Betayhi Garibat al Husein)
  バシュラフ・サマーイ(トゥネスのアンダルシア音楽)
  勝利の王国の到来(モロッコのアンダルシア音楽 Quddam Iraq)
  預言者は首飾りの真珠(モロッコのアンダルシア音楽 Basit Ram al Maya)
  私の心が行ってしまう、愛しい人よ
   (トゥネスのアンダルシア音楽 アブラハム・イブン・エズラのハルチャ)
  神は素晴らしい(モロッコのアンダルシア音楽 Darch Ram al Maya)
  全ての恋人たち(モロッコのアンダルシア音楽 Betayhi Ram al Maya)
  私は訪問を希望(トゥネスのムワッシャハ Zarani muniati)
  光は神の玉座に昇る (モロッコのアンダルシア音楽 Quddam Ram al Maya)
  最高の恋人(モロッコのアンダルシア音楽 Qaim ua nisf Ram al Maya)
  カモシカの牧者(シリア、アレッポのモアッシャハ Ya rai)
  その夜、私は分別を取り去った
   (モロッコ、スーダンのアンダルシア音楽 Laila)
録音:2008年
ムシカ・アンティグア
 ハイメ・ムニョス(ナイ、カヴァル、アハベバ、カラモ、キリミア、ガイタ)
 ダヴィッド・マヨラル(カンタラ、ダルブガ、タンバリン、ダフ、タール、レク、コーラス)
 エドゥアルド・パニアグア(カーヌーン、ファル、笛、キリミア、デルブカ、コーラス)
 ワフィル・シャイケルディヌ(歌、アラブ・リュート、デルブカ)
 セサル・カラソ(歌、フィドル)
 フェリペ・サンチェス(シトラ、リュート)
 共演:ルイス・アントニオ・ムニョス(フィドル)
 ホタ・マルティネス(ハーディガーディ)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
レコンキスタが始まる前のイベリア半島の音楽状況を再現した演奏内容。タイファとは、かつてイベリア半島に存在したイスラム教諸王国およびその君主を指す語で、1031年、後ウマイヤ朝が滅亡した後に生まれた、アラビア語で「分立している集団」「部族集団」等を意味する「ターイファ」に由来する名称。トゥネスとは紀元前4世紀にチュニスの地に存在した古代都市トゥネス(Thunes)で、国名のチュニジアはトゥネスが転訛したもの。因みにアンダルスの語源は、ローマ帝国末期にヨーロッパ中央部に侵入し、北アフリカのカルタゴを中心にヴァンダル王国を建国したゲルマン人の一派ヴァンダル人(アラビア語ではアル・アンダリーシュ)の名前が訛って変化したものと考えられています。7曲目のハルチャ(Jarcha)とは、アラビア語の長詩モアシャッハの末尾に付された短詞のことで、多くは女性の心を歌っています。(近藤博隆)
未案内旧譜
PN-120
アルアンダルスの庭
 チュニジアのマルーフとムワッシャハの伝統における
 中世セビリャのアラブ・アンダルシア音楽
  Las Noches del Encuentro(ライリ・アル・ワスル;ムワッシャハ)
  Consoladme(ウードのタクシーム)
  Consoladme: Ninas al Alba(ウアッダアウニ;チュニジアの歌)
  El Nacimento del Profeta(タリラトゥ・アル・ワティア;チュニジアの歌)
  Beyati(ベヤーティ旋法のウード・タクシーム)
  Bashraf Samai Asba'ayn(ヌーバ・アスバアインの器楽前奏曲;マルーフ)
  Eh Chicas, Mi Corazon Emocionado y Dolorido(チュニジアの歌)
  Traje Verde de Washy(ウードのタクシーム)
  Me Visito Mi Amado(ザラーニ・アル・マフバブ;ムワッシャハ)
  La Chica Soltera(タリラトゥ・アル・アルサ;チュニジアの歌)
  Bashraf Samai Sika(ヌーバ・スィカーの器楽前奏曲;マルーフ)
  El Alba(ウードのタクシーム)
  Nana Andalusi
   (ニンニ・ニンニ・ジャハーヌム;チュニジアのアンダルシア発祥の地の歌)
  Despedidme(ウードのタクシーム等)
録音:1997年、トレロドネス(スペイン)/1998年、ウルエニャ(スペイン)
ムシカ・アンティグア
 ワフィル・シェイク(ウード[リュート]、スイセン、ビオラ、ダルブガ、タール、手拍子)
 ハミラ・ガルミ(歌、手拍子)
 ルイス・デルガド(カンタラ、ナカラト、ダルブガ、タンバリン、タール、カラケブ、手拍子)
 エドゥアルド・パニアグア(ファル[カスバ]、ナイ、カラモ、ベンディール、タンバリン、
  アグアル、タール、銅鑼、ダルシマー、カラケブ、アホルカ、手拍子)
北アフリカのチュニジアに残る中世セビリァ起源のアラブ・アンダルス系音楽(マルーフとムワッシャハ)の演奏。曲によってはフラメンコに見られるパルマ(手拍子)などを取り入れ、スペインのリズムを強調した面もあります。(近藤博隆)
PN-130
ジクルとサマア アンダルスのスーフィー音楽
 第1部 イフティターヒッヤー(前奏曲)
 第2部 トゥブ(旋法):グリブト・ル・ハスィン、グリバ・ムハッララ、スィカー
 第3部 アル・イマーラ、法悦またはトランスのスーフィー・ダンス
      トゥブ(旋法):
       アル・ヒヤーズ・アル・マシュリキ、ラムル・ル・マーヤ&ハムダーン
録音:タンジェ(モロッコ)、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
アル・シューシュタリー
オマル・メティウイ(指揮)
ジクルとサマアはイスラーム神秘主義のスーフィー儀礼の中で歌われる宗教声楽の重要な形式で、中東各地域に同名で存在しますが、ここではアンダルス音楽の色彩で染め上げられた両ジャンルの独唱や合唱が聞かれます。「ラー・イラーハ・イッラー・ラー(アッラーの他に神はなし)」の文句が繰り返されるのが中東一帯のジクルの典型的イメージ。仏教の念仏やキリスト教の連祷のイメージに近いと言えば、当たらずとも遠からずでは。アラブ古典声楽のムワッシャハやマウワルを間に挿入しながらも、スーフィー音楽の特色を付加した演奏になっています。(近藤博隆)
PN-140
エル・シドのロマンス
  ロドリゴ、父のところに来る/ロドリゴの勇敢さ
  ヒメナ、フェルナンド王に乞う/エル・シド、サンティアゴへの巡礼に行く
  レル・シド、アブダラに敗れる/ヒメナ、産婦のミサに行く
  ドン・サンチョ、サモラ近く/ベリド・ドルフォスの裏切り
  ディエゴ・オルドニェス、サモラに挑む
  アリアス・ゴンサロ、息子エルマンを埋葬する/サンタ・ガデアの宣誓
  エル・シドの追放/エル・シド、正義を求める/エル・シドの遺言
録音:1999年、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
ホアキン・ディアス(歌、ギター)
ヘルマン・ディアス(ハーディガーディ)
ルイス・デルガド
 (鍵盤オーボエ、長太鼓、角笛、鍵盤チェロ、中世リュート、トロンバ・マリーナ)
スペインの英雄エル・シド(本名ロドリゴ・ディアス)の物語から、スペイン・トラッドの大物ディアスが年代順に抜粋し、カスティリャ地方の伝承旋律とオリジナルの作曲によってロマンス組曲に仕立てたアルバム。
PN-150
アル・アンダルシアのアル・アーラ
 I ヌーバ・アル・ヒジャーズ・アル・マシュリキ
  ブギャ/トゥーシア1/インシャード1/トゥーシア2/トゥーシア3
  トゥーシア4/インシャード2/トゥーシア5/トゥーシア6
  インシャード3/トゥーシア7
 II ヌーバ・イラク・アル・アヤム
  ブギャ/トゥーシア/インシャード4(ミザーン・ブタイヒ)
  サナア・フティントゥ・ミン・ナズラ/ ウードのタクシーム
  サナア・ヤー・カウミ・ハヤルニ/サナア・カルビ・マン・ユリダク
  マウワル・ティー・ダララン/サナア・サキルナ・ワ・タブ・シュルブナ
  サナア・ヤ・ワルダ・ッザワン/サナア・カドゥル・ル・カラム
録音:タンジェ(モロッコ)、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
オマル・メティウイ・アンサンブル
モロッコの古典音楽で、アーラとはサマーウ(またはアッサマー、宗教音楽の意)に対する世俗音楽を指す言葉で、同時に楽器も意味します。本作で登場するトゥーシアやブギャは、アーラを構成する代表的な楽曲形式。ヌーバ・アル・ヒジャーズ・アル・マシュリキの中のマシュレクは「東」の意味、ヒジャーズ(スペイン語の綴りではヒヤーズ)は聖地メッカのある地方名なので、遥か東にあるイスラームの聖地をイメージしている旋法と思われます。ブギャはフリーリズムの器楽曲で曲の冒頭に置かれ、続くトゥーシアは拍節のある器楽曲。ヒジャーズ・アル・マシュリキを構成する7つのトゥーシアの間に挿入されるインシャードは声楽曲で、新しい音楽の要素を導入します。イラク・アル・アヤムに出てくるサナアとは歌の意味で、サナア以下がアラビア語のタイトル名。(近藤博隆)
PN-160
アンダルス音楽 ラバト楽派
  ムシャリッヤ・リ・クビラ(*)/ヌーバ・アル・イスティフラル(+)
  ヌーバ・ラスト、ミザーン・ブタイヒ(#)
  ラムル・ル・マーヤのヴィオラ・タクシーム
録音:1958年(#)/1959年(+)/1962年(*)
モロッコ放送楽団
ムライ・アフメド・ルキリ(指揮)
アラブ・アンダルス楽団の歴史的録音。モロッコの首都ラバトの名を冠するこの流派は、1909年フェズ生まれのリーダー、ルキリが創設者。この盤の監修は、彼らのアンダルス音楽の後輩オマル・メティウィ。古えのアンダルス音楽の典雅な響きを堪能する一枚。(近藤博隆)
PN-190
フェズ楽派
  ミザーン・クッダム・アル・マーヤ/インシャード、ムハメド・ジサースィ・タブ
  マウワル、ムハメド・ジサースィ・タブ(ラムル・ル・マーヤ旋法)
録音:1960年(*)
オルケスタ・ブリヒ
アブデルカリム・ライス(指揮)
アブデルカリム・ライス(1912-1996)はモロッコ、フェズのアンダルシア音楽の巨匠。雅やかで引き締まったアンサンブルの演奏は、実に華があります。(近藤博隆)
PN-200
アル・アンダルスの神秘主義
 I ハッラーキヤー同砲団のイスラーム神秘主義の歌
  クッリ・フ・ウユーダク(わが主よ),
   スカーニ・ハドゥ・ル・ムダム・ヤー・ウッシャーキ
  マウワル、ワ・アフサヌ・アフワーリー
  トゥリド・ヤー・フカッヤル,アン・ハワクム・カイファ・アンサリフ,
  ヤー・ウハイラ・ル・ヒマー,ムタカーリブ アッラーフ・マー・サッリ
 II アス・サマー(*)
  アザーン/コーラン朗唱、バカラ(雌牛)章 285-286節
  アル・マウリディッヤー/ヤダ・ビ・ル・ウィサル
  アタリキ・サヒラ・ル・ラヤーリ/マウワル ブー・ビ・ル・ガラミ
録音:タンジェ(モロッコ)、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
モハメド・ベッラク、
ハサン・アジャル、
アブデッセラム・エル・アムラニ(独唱(*))
アル・シューシュタリー
オマル・メティウイ(指揮)
コーラン朗唱のムアッジン含む9人ほどの歌唱と、ウード、ナイ、ヴァイオリン、ベンディール他の伴奏。アンダルス音楽とマグレブのスーフィー音楽の接点が窺える作品。ペルシア起源のシューシュタリーという語が、アンダルスでも聞ける点に興味深いものがあります。(近藤博隆)
PN-230
アルハンブラの詩
 イブン・ザムラク(1333-1393)作詩:
  Palacio de Comares / Palacio de los Leones
録音:2000年4-5月、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
エル・アラビ・セルギーニ・モハメッド(歌、ヴィオラ、ダルブガ)
ジャマル・エッディン・ベン・アラル(ヴァイオリン)
エドゥアルド・パニアグア(笛、カーヌーン、他)
ラルビ・アクリム(ラウード)
ルイス・デルガド(ラウード・アンダルスィ、ダフ、ブザク・アルビー、ダルブガ、他)
イスラム王朝下の中世スペインのアルハンブラ宮殿で流れた音楽を想像させる内容。音楽は典雅なアラブ・アンダルシア音楽。詩は2部構成。アラビア語歌詞とアルハンブラの細部の写真入り解説の美しさは特筆もの。(近藤博隆)

PROPRIUS

PRCD 2052
\2400
スウェーデンのシンフォニック・オルガン
 ヴァルデマール・オーレーン(1894-1982):アレグロ・フェスティヴォ
 ベドジフ・ヤナーチェク(1920-2007):
  おお、イエス・キリスト、慈悲の泉よ/トッカータ
 ユングヴェ・ショルド(1899-1992):アダージョ
 ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):幻想曲とフーガ
 スタファン・ストルム(1964-):光は暗闇の中で輝く
 ヒルディング・ルーセンベリ:幻想曲ニ短調
 ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758)/ベドジフ・ヤナーチェク編曲:
  ドロットニングホルムの音楽(1744)より 3曲
 ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):交響的小品

アンデシュ・ヨンソン(オルガン)

録音:マルメ(スウェーデン)、聖ヨハネ教会
PRCD 2044
スウェーデンのヴィルトゥオーゾ
 ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):
  シンフォニア ニ短調 BeRI27/パルティータ ハ短調 BeRI8
  ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 BeRI52/フルート協奏曲ト長調
  トリオ・ソナタ ト短調 BeRI113/シンフォニア ホ短調 BeRI22
  ドロットニングホルムの音楽 BeRI2 から 第1楽章
Rebaroque
マリア・リンダル(ヴァイオリン、指揮)
PRCD 2048
大空の夏
 Stig Olin(1920-):夏を信じて(+/#)
 Juul Hansen(1913-1981):誰もが夏を待ち望む
 Christian Hartmann:ミョーサの湖に帆をかけて(+)
 Tove Karoline Knutsen:夏の風(**)
 Sten Carlberg(1925-1998):夏、夏、夏(#)
 Ketil Bjornstad(1952-):フィヨルドの夏の夜(*)
 Henry Haagenrud(1925-):緑の牧場(#)
 Evert Taube(1889-1976):海がこれほど美しく光ることは(**/++)
 Bjarne Amdahl(1903-1968):帆船スクムヴェルのワルツ(+)
 Georg Riedel(1934-):イーダの夏の歌
 Jens Christian Hostrup(1818-1892):ヨット乗り(+)
 Mats Paulson(1938-):風の草原に歌う(#)
 Sven Gyldmark(1904-1981):夏だ、太陽だ、日曜だ
 Finn Kalvik:夏の島(*)
ウーレ・エドヴァルド・アントンセン(フリューゲルホルン(*))
Bjarne Brondbo(歌(+))
オイヴィン・ファルメン(アコーディオン(#))
Wenche Merete Helbaek(オーボエ(**))
Frode Angelsen(ギター(++))
ノルウェー空軍軍楽隊

STRADIVARIUS 1CD¥2400

STR 33822
¥2190
雅に、巧みに 後期ルネサンスの技巧的声楽・器楽作品集
 バルトロメオ・セルマ・イ・サラベルデ(1570頃-1638頃):
  パレストリーナの「野山は花のにぎわい」によるディミニューション
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1597頃):
  チプリアーノ・デ・ローレの「別れの時には」によるディミニューション
 フロレンティオ・マスケーラ(1540頃-1584): カンツォーナ第15番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ:
  アヴェ・ヴェルム(パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション)
 ジョルジョ・マイネリオ(1535-1582):パッセメッツォ・モデルノ
 リッカルド・ロニョーニ(1550頃-1620以前):
  「主、来臨のとき」によるディミニューション
 アウレリオ・ヴィルジリアーノ(活躍:1600頃):
  チプリアーノ・デ・ローレの
   「美しく澄んだ青空がのぞいたら」によるディミニューション
 ジョルジョ・マイネリオ:サルタレッロ・モデルノ
 フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ(1585-1624頃):
  パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション
 ジョヴァンニ・バッサーノ(1560年頃-1617):
  パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション
 フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ:ソナタ第2番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ:
  パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション
 ジョヴァンニ・バッサーノ:
  パレストレリーナの「Cosi le chiome」によるディミニューション
 ジョルジョ・マイネリオ:ラ・ビリアルダ(ビリヤード)
 ジョン・ダウランド(1563-1626):私の命よ [ボーナス・トラック]
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)
ブルース・ディッキー(コルネット[ツィンク])
ガラテア
パウル・ベイエル(指揮)
ディミニューションとは、一つの長い音符を多数の短い音符に分割する形で様々なパターンの装飾を行う変奏法のこと。チャンス、ハジェット、ディッキーがそれぞれ声、ヴァイオリン、コルネットで技巧合戦を繰り広げそうな予感がします。
STR 33826
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ全集 Vol.11
  チェンバロのための練習曲(ソナタ)集 Part 2
   ト長調 K.2 F.518/ニ短調 K.3 F.519 L.378/ヘ長調 K.6 F.522
   K.9 F.525 L.413「パストラーレ」/ハ短調 K.11 F.527 L.352
   ト長調 K.13 F.529/ト長調 K.14 F.530/ホ短調 K.15 F.531 L.374
   ヘ長調 K.16 F.531/ヘ長調 K.17 F.533 L.384 P.73/ニ短調 K.18 F.534
   ヘ短調 K.19 F.535 L.383 P.79/イ長調 K.24 F.540
   ヘ短調 K.25 F.541 L.481/ロ短調 K.27 F.538 L.449
エミリア・ファディーニ(チェンバロ)
ドメニコ・スカルラッティ没後250年であった2007年に続き2009年11月にも来日しているスカルラッティの権威にしてチェンバロ界の大御所、ファディーニ女史が当シリーズに久々の登場。
STR 33848
シュポア(1874-1859):
  ヴァイオリンとハープのためのソナタ ホ短調 WoO.27(1806)
  ハープとフルートのための協奏ソナタ ホ長調 Op.113(1806)
  「Je suis encore dans mon printemps」による
   ハープのための変奏曲 Op.36(1807)
  ハープのための幻想曲ハ短調 Op.35(1807)
  ハープとフルートのための協奏ソナタ ホ長調 Op.114
   (モーツァルトの「魔笛」の主題によるポプリ;1811)

アルパルラ
 ダヴィデ・モンティ(ヴァイオリン)
 マリア・クリスティーナ・クレアリー(ハープ)

「そのとき瞳は閉じられ」というような意味のアルバム・タイトルが付けられています。フルート・パートもヴァイオリンで演奏。オリジナル楽器による世界初録音とのことですが、これがピリオド楽器を意味しているのかどうかは現在不明です。
STR 33849
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲集
  ト長調 Op.77 No.1 Hob.III:81(1799)
  ヘ長調 Op.77 No.2 Hob.III:82(1799)
  ニ短調 Op.42 Hob.III:43(1785)
アレア・アンサンブル
フィオレンツァ・デ・ドナティス、
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッチ(ヴィオラ)
マルコ・フレッツァート(チェロ)
ピリオド楽器使用。
STR 33724
カッチーニ:愛の歌
 不詳:サルタレッロ
 ジュリオ・カッチーニ(1550頃-1618):Mentre che fra doglie e pene(*)
 アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):トッカータ第2番
 ジュリオ・カッチーニ:Queste lagrim'amare(*)
 不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):カッサンドラ
 ジュリオ・カッチーニ:Titolo: Sfogava con le stelle(*)
 不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):ヴォルタ
 ジュリオ・カッチーニ:Non ha 'l cielo cotanti lumi(*)
 アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第6番
 ジュリオ・カッチーニ:Amor io parto(*)
 不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):バレット
 ジュリオ・カッチーニ:Dalla porta d'oriente(*)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1575頃-1661):トッカータ第1番
 ジュリオ・カッチーニ:Tutto 'l di piango(*)
 不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):コッレンテ・フランチェーゼ
 ジュリオ・カッチーニ:Odi Euterpe(*)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:前奏曲第1番
 ジュリオ・カッチーニ:Alme luci beate(*)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:
  ラ・フォリアによるパルティータ「ロマネスカ」
 ジュリオ・カッチーニ:Torna deh torna(「ロマネスカ」のバスによる)(*)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:コッレンテ第10番
 ジュリオ・カッチーニ:Al fonte al prato(*)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:前奏曲第5番
 ジュリオ・カッチーニ:Se voi lagrime a pieno(*)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:サラバンダ
 ジュリオ・カッチーニ:Se in questo scolorito(*)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:ガリャルダ第10番
 ジュリオ・カッチーニ:Belle rose purpurine(*)
 アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第4番
 ジュリオ・カッチーニ:Ohime begli occhi(*)
クロディーヌ・アンセルメ(ソプラノ(*))
パオロ・ケリーチ(リュート、アーチリュート、テオルボ)
STR 33784
ビウエラのための曲集
 ルイス・デ・ミラン(1500頃-1560頃):
  ファンタシア第10番/パバナ第1番−第6番/ファンタシア第11番/同第8番
 ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):
  皇帝の歌(原曲:ジョスカン・デ・プレ)/「牛の番」による4つのディフェレンシア
  「牛の番」によるさらに3つのディフェレンシア
  バハ・デ・コントラプント/「クラロス伯爵」による22のディフェレンシア
  モーロの王は散歩していた
 アロンソ・ムダラ(1500頃-1580):
  ルドヴィコの手法によるハープを模したファンタシア/アレクサンドルのパバナ
  ガリャルダ/ジョスカンのミサの「プレニ」/ギターのためのファンタシア
 エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556):
  ソネト第2番/ファンタシア第4旋法/ソネト第1番
 ディエゴ・ピサドル(1509/10-1557以後):パバナ
 ミゲル・デ・フエンリャナ(1535-1578):
  ティエント第2旋法/ジョスカンのミサ・デ・エルクレスのデュオ
 エステバン・ダサ(1537頃-1591/1596):
  Gritos daba la morenica so el olivar/ファンタシア第22番
 ディエゴ・ピサドル:サン・フアンの手法
マッシモ・ロナルディ(ビウエラ)
STR 33852
エクス・ノーヴォ・アンサンブル 30°
 サルヴァトーレ・シャッリーノ(1947-):反転空間[Lo spazio inverso](1985)
 クラウディオ・アンブロジーニ(1948-):俗語論[De vulgari eloquentia](1984)
 アルド・クレメンティ(1925-):スケルツォ(1985)
 シツヴァーノ・ブッソッティ(1931-):鷲の協奏曲[Concerto a l'Aquila](1986)
 フランチェスコ・ペンニージ(1934-2000):
  疑問があるなら[Se appare il dubbio](1996)
 ミケーレ・ダッロルガノ(1957-):ゼロ(2009)
 ロレンツォ・フェッレーロ(1951-):3つの簡潔な歌(2009)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
 カルロ・テオドロ(チェロ)
 カルロ・ラザーリ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 ダヴィデ・テオドロ(クラリネット)
 ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
 アルド・オルヴィエート(ピアノ)
STR 33485
【未案内旧譜】
オネゲル(1892-1955):ヴァイオリンとピアノのための作品集
  ヴァイオイン・ソナタ(第0番)ニ短調 H.3(1912)
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 H.17(1916-1918)
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 H.24(1919)
  コンクール用小品 H.179(1945)/アリオーソ H.214
ウルフ・ヴァリン(ヴァイオリン)
パトリシア・パニー(ピアノ)
STR 33502
【未案内旧譜】
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ全集 Vol.3 イベリアのナポリ
   [オルガン・ソナタ](*)
  ニ長調 F.235 K.287/ニ長調 F.236 K.288/ト長調 F.276 K.328
   [チェンバロ・ソナタ](+)
  ハ長調 F.366 K.420/ハ長調 F.367 K.421/ハ長調 F.109 K.159
  ハ長調 F.404 K.460/ハ長調 F.405 K.461/ホ短調 F.340 K.394
  ト長調 F.421 K.477
セルジョ・ヴァルトロ(オルガン(*)、チェンバロ(+))
STR 33789
マイケル・グレン・ウィリアムズ(1957-):ディジタル・アニメーション
  Five Abstract Pieces(*) / Suite for piano / Scherzo / Anger Burst
  Nocturne / Canzicranz Dance / Moments / Tone Poems / Digital Animation

エンリコ・ポンピーリ(ピアノ)
ガブリエーレ・バルドッチ(ピアノ(*))

マイケル・グレン・ウィリアムズはアメリカ合衆国の折衷主義の作曲家。
STR 33833
現代イタリアの声楽作品集 Vol.4
 シルヴァーノ・ブソッティ(1931):ラクリメ(1978)
 マウロ・バリトロッティ(1926-2007):影[Schatten](1995)
 マルチェッロ・アッバード(1926-):
  「セビーリャの理髪師」の「Ma se mi toccano dov'e il mio debole」による
   ヴォカリーズ
 フランコ・ドナトーニ(1927-2000):
  そして一斉に扉を叩く[...ed insieme bussarono](1978)
 キャシー・バーベリアン(1928-1983):ストリプソディ[Stripsody](1966)
 ジルベルト・ボスコ(1946-):…夢の中で[...im Traume](2007)
 リッカルド・ピアチェンティーニ(1958-):モーツァルトに[An Mozart](2008)(*)
デュオ・アルテルノ
 ティツィアーナ・スカンダレッティ(ソプラノ)
 リッカルド・ピアチェンティーニ(ピアノ)
ペンデレツキ弦楽四重奏団(*)
STR 33836
1685 バッハ、ヘンデル、スカルラッティ:オルガン作品集
 J・S・バッハ(1685-1750):幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
 ヘンデル(1685-1759):ソナタ ヘ長調 HG II(1720)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ニ長調 K.287/同ニ長調 K.282
 J・S・バッハ:カンツォーナ ニ短調 BWV588
 ヘンデル:前奏曲とソナタ ト短調 HG II/iii/9
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.304/同ハ長調 K.79
 J・S・バッハ:イタリア風アリアと変奏曲 K.989
 ヘンデル/ジョン・ウォルシュ編曲:オルガン協奏曲ヘ長調 Op.4 No.5(1738)
マウリツィオ・クローチ(オルガン)
STR 57907
ランベルト・クルトーニ:LANDSCAPES
  Landscape(*/+) / Subway (Intro) (*)/ Subway I(*/+) / Subway II(*/+)
  Subway III(+) / Slow(*) / Oceano Mare(*/+) / Respiro(*) / Rome(*/+)
  La,la,la(*) / Tokyo(+) / Mutazione(*) / Skyline(+) / Preghiera(*)
  Landscape outro(*/+)
ランベルト・クルトーニ(チェロ)
シモネッタ・アリョッティ(ピアノ)
STR 57909
ジョーク
 ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):雷鳴と電光
 ピアソラ(1921-1992):リベルタンゴ
 伝承曲:ピッツィカート・ミロンゲアード
 バーンスタイン(1918-1990):ウエストサイド・ストーリー
 ニコラ・ピオヴァーニ(1946-):人生は美しい
 モーツァルト(1756-1791):フィガロの結婚
 エンニオ・モリコーネ(1928-):ウエスタン組曲
 バッハ/ビートルズ/ガルフェッティ:ミッシェル
 カール・コムツァーク(1850-1905):無窮動
 ピアソラ:天使の死
 伝承曲:ケルト舞曲
 ガーシュウィン(1898-1937):私の彼氏
 ドゥイリオ・ガルフェッティ:ビスラッコ・スイング
 ピアソラ:メロディ イ短調
 ジミ・ヘンドリックス(1942-1970):紫の煙
 アルミン・カウフマン(1902-1980):ミトカ・ドラゴミルナ
クインテット・ビスラッコ
 ワルター・ザガート、
 ドゥイリオ・ガルフェッティ(ヴァイオリン)
 グスタヴォ・フィオラヴァンティ(ヴィオラ)
 マルコ・ラダエッリ(チェロ)
 エンリコ・ファゴーネ(コントラバス)
「ちょっとイカレた五重奏団」を名乗る連中が繰り広げるチョイ悪ノリ系クラシック。いきなり歌ったりします(笑)。

VERSO 1CD¥2500

VRS 2054
¥2290
マヌエル・マンリケ・デ・ララ(1863-1929):管弦楽作品全集
  交響的三部作「オレスティアダ」(1891/1894)
  交響曲ホ短調(1892)
録音:2007年7月、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部(スペイン)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
マンリケ・デ・ララはスペインのカルタヘナに生まれルペルト・チャピ(1851-1909)に師事した作曲家。しかし本業は軍人だったため、管弦楽作品全集といっても2作のみです。交響曲はベートーヴェン〜ブラームス、「オレスティアダ」はワーグナー〜R・シュトラウス、プフィツナーの流れをくむ作風。
VRS 2055 エディソン・デニソフ(1929-1996):サクソフォンのための音楽
  小協奏曲/アルトサクソフォンとチェロのためのソナタ
  2つの小品/アルトサクソフォンとピアノのためのソナタ
  ピアノとサクソフォン・クアルテットのための五重奏曲
録音:2007年10月14、28-29日
フランシスコ・マルティネス(サクソフォン)
グループ・サックス・アンサンブル
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
VRS 2058 ヘロニモ・デ・カリオン(1660-1721):ああ、四元素
  Con el ayre ayrecillo que corre / Ay tortolilla triste
  戦いのミサ第8旋法
  Con perlas la aurora / A la salud de los Reyes
  Aves, ayres, fuentes / Gilguerillos, juguete festivo
  Ah de los elementos
録音:2007年7、9月、セゴビア(スペイン)、サン・キルセ王立アカデミー

カピリャ・ヘロニモ・デ・カリオン
アリシア・ラサロ(指揮)

VRS 2059
カルロス・ベルメホ(1965-):一方、その間
  声[Koe](2007)(*)
  太陽の暗い暴力(2004)(+)
  一方、その間[Mientras Tanto](2004)(#)
録音:シュトゥットガルト(ドイツ)、SWR・フィッラベルク・スタジオ
    マドリード王立高等音楽院/マドリード、MINCARS、アウディトリオ400
菅原幸子(ピアノ(*))
エステバン・アルゴラ(アコーディオン(+))
トリオ・アッカント(#)
 マルクス・ヴァイス(アルトサクソフォン)
 クリスティアン・ディエルシュタイン(打楽器)
 菅原幸子(ピアノ)
VRS 2061
協奏的二重奏 オーボエとピアノのためのロマン派作品集
 ポンキエッリ(1834-1886):奇想曲
 アントニオ・パスクッリ(1842-1924):
  ヴェルディのオペラ「シチリア島の夕べの祈り」の主題による大協奏曲
 シューマン(1810-1856):
  3つのロマンス Op.94/アダージョとアレグロ変イ長調 Op.70
 サン=サーンス(1835-1921):ソナタ Op.166
 ヨハネス・ヴェンツェスラウス(ヤン・ヴァーツラフ)・
  カリヴォダ(1801-1866):サロン用小品 Op.228
録音:2007年6月15-17日、グラナダ(スペイン)、聖バルトロメ教会
エドゥアルド・マルティネス・カバリェル(オーボエ)
リッカルド・チェッケッティ(ピアノ)
VRS 2062
ホセ・ルイス・トゥリナ(1952-):肖像
  出会いの場所(1979)(*)/悔悛(1983)(+)
  十字架にかけられ(1979)(#)/水の八重奏曲(1994/2004)(**)
  2つの練習曲(1989)(++)/チェンバロで触られる芸術(2000)(++)
録音:1989年、ロンドン(*)/1989年、ポズナン(ポーランド)(+)
    2005年、2007年、マドリード(**/++)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
青年管弦楽団(#)
マドリード自治州立管弦楽団管楽グループ(**)
ホセ・ルイス・テメス(指揮(*/+/#/**))
マリア・テレサ・チェンロ(チェンバロ(++))
VRS 2063
クリストバル・アルフテル(1930-):ピアノのための音楽
  フォルマント(2台のピアノのための動機)Op.29(1961)
   (Version A: I-C-D-A-F-B-E-C-VII)(*)
  序奏、フーガとフィナーレ Op.15(1959)/カデンツァ(1983/1993)
  El Ser humano muere solamente cuando lo olvidan(1987/1993)
  古きオルガンのこだま(2001)
  非同時空間(2台のピアノのための;1995/1997)(*)
  忘れられた玩具(2007)
  フォルマント(2台のピアノのための動機)Op.29(1961)
   (Version B: I-D-E-B-A-F-C-D-VII)(*)
録音:2007年5月5-6日、バリャドリド(スペイン)、
    ミゲル・デリベス文化センター室内ホール
アルベルト・ロサド(ピアノ)
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ(*))
VRS 2064
エドゥアルド・ペレス・マセダ(1953-):室内オペラ「ボノメと白鳥」(2003)
録音:2007年10月、スタジオ Percusonic
ホセ・ルイス・ゴメス(語り)
セリア・アルセド(ソプラノ)
ダビド・アスルサ(カウンターテナー)
エミリオ・サンチェス(テノール)
マドリード自治州立管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
VRS 2065
ボッケリーニ(1743-1805):チェロ・ソナタ集
  ト長調 G.5/ハ長調 G.3/ハ長調 G.6/イ長調 G.4
録音:2008年8月26-28日、
 アビラ県アレナス・デ・サン・ペドロ(スペイン)、 パラシオ・デ・モスケラ
ラ・リティラータ
 ホセチュ・オブレゴン(チェロ、アーティスティック・ディレクター)
 エンリケ・ソリニス(ギター)
 ダニエル・サピコ(テオルボ)
 マリア・サンチェス(チェロ)
VRS 2066
ピアノのためのスペイン音楽 バロックから現在まで
 アントニオ・ソレル(1729-1783):ソナタ ニ短調 SR104/ソナタ ニ長調 SR74
 マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):バラード ロ長調「夜」Op.20
 アルベニス(1860-1909):アストゥリアス(伝説)
 グラナドス(1876-1946):
  嘆き、またはマハとナイチンゲール(「ゴイェスカス」から)
 ファリャ(1876-1946):アンダルシアのセレナード
 モンポウ(1893-1987):内なる印象
 トマス・マルコ(1942-):孤独
 コンスエロ・ディアス(1958-):暗闇への手紙
 ダニエル・ステファニ(1958-):悲歌 II/マクンバ(前奏曲と舞曲)
録音:2008年8月、マドリード、アルフレド・クラウス文化センター
マリオ・プリスエロス(ピアノ)
VRS 2067
エミリオ・レーンベルグ(1905-1959):管弦楽作品集
  グラナダ(1931)/アタルデセルの印象(1931)
  アンダルシア組曲(1942)/交響曲(1950)
録音:2008年9月、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部(スペイン)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
エミリオ・レーンベルグはドイツ人を父にマラガで生まれ、ハワード・ハンソンに師事、主として交響的作品や映画音楽の分野で活躍しました。
VRS 2068
マヌエル・バルボア(1958-2004):器楽アンサンブルのための作品全集
  ブリガンティアのヘラクレス(1984)/不在の年譜(1985)
  ハバネラと2つの前奏曲(1985/1988)/無関心の衝動(1986)
  夜想曲風に(1987)/理性の宮殿の三つの庭(1989)
  E・M・フォスターへのオマージュ(1989)/ソラメンテ(1991)
  トンボー(1991)/バガテル(1996)/切迫(2000)/ユケル II
録音:2008年4月、コルニャ(スペイン)、パラシオ・デ・ラ・オペラ、室内ホール
20世紀器楽グループ(シグロXX)
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
VRS 2069
マドリードの作曲家たち Vol.1
 ゴンサロ・デ・オラビデ(1934-2005):通行
 トマス・マルコ(1942-):チェロ協奏曲(*)
 アルフレド・アラシル(1954-):
  アダージョと変奏曲(ヴォルフのアダージョによる)
録音:2002年10月、マドリード/2004年11月、パンプロナ(スペイン)
    2006年11月、マラガ(スペイン)
アシエル・ポロ(チェロ(*))
マドリード自治州立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
VRS 2070
スペインの歓喜 Vol.2 弦楽合奏のための音楽(19−20世紀)
 ホセ・イルデフォンソ・ヒメノ・デ・レルマ(1842-1903):メヌエット
 ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):メヌエットとトリオ
 マヌエル・フェルナンデス・カバリェロ(1835-1906):
  弦楽四重奏曲ハ長調 から アンダンテ
 ロベルト・ゴベルナ(1858-1934):華麗な行進曲
 フェデリコ・オルメダ(1865-1909):
  宗教的アンダンテ(ベートーヴェンを模した弦楽四重奏曲)
  頌歌フーガ/哀歌
 アンドレス・ガオス(1874-1959):古風な組曲
 ファクンド・デ・ラ・ビニャ(1876-1952):「スペインの捕虜」から 哀歌
 フリオ・ヒメネス(1886-1973):宮廷舞曲とスケルツォ
録音:2008年10月25-26日、スタジオ Percusonic
カメラータ・デル・プラド
トマス・ガリド(指揮)
VRS 2071
ディエゴ・ピサドル(1509?-1557?):優雅なる騎士
  「ピウエラ曲集」(1552)から
   Fantasia / Mal ferida va la garca (villancico)
   Sparsi Sparcium (cancion francesa)
   Flerida para mi dulce y sabrosa (soneto)
   Fantasia sobre mi la sol mi fa
   Gentil cavallero dadme agora un beso (villancico)
   Dezilde al cavallero (villancico)
   Diferencias sobre el canto del cavallero (Antonio de Cabezon)
   Si la noche haze escura (villancico)
   Si te vas a banar Juanica (villancico /Anonimo)
   Las bacas con sus diferencias para discantar
    (Luis Venegas de Henestrosa)
   Passeavase el rey Moro (romance)
   Pavana muy llana para taner/Recercada IV (Diego Ortiz)
   Con que la lavare (villancico /Anonimo)
   Mon pere aussi ma mere ma voulu marier (cancion francesa)
   Dezilde al cavallero (villancico /Nicolas Gombert)
   Toti voria contar (villanesca)
   Para que es dama tanto quereros (endechas de Canaria)
   Fantasia sobre la sol fa mi re
   Si la noche haze escura (villancico /Anonimo)
   Quien tuviesse tal poder (villancico)
   Si me llaman, a mi llaman (villancico /Alonso de Mudarra)
録音:2007年6月、サラマンカ、オスペダリア・デ・フォンセカ、リハーサル・ホール
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)
オラリャ・アレマン(ソプラノ)
VRS 2072
エディー・モラ(1965-):室内音楽
  七重奏のための断章 I
   (弦楽四重奏、ピアノと2人の打楽器奏者のための;2006)
  ギターのための断章 II(2006)/肖像画(弦楽四重奏のための;2005)
  沈黙 I(ヴァイオリンとピアノのための;2006)
  沈黙 II(チェロとピアノのための;2006)
  沈黙 III(トロンボーン、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;2006)
  沈黙 IV(ヴァイオリンとチェロのための;2007)
  少女と風(弦楽、シンセサイザーとピアノのための;2003)
録音:2008年8、9月、サンホセ(コスタリカ)

エディー・モラ(ヴァイオリン)
アンサンブル・コンテンポラネオ・ウニベルシタリオ

VRS 2073
プロコフィエフ、カサゴ、ウェーベルン:チェロとピアノのための音楽
 プロコフィエフ(1891-1904):チェロ・ソナタ ニ長調 Op.119
 ガスパル・カサド(1897-1966):
  古いスペインの様式によるソナタ/愛の言葉
 グラナドス(1867-1916)/ガスパル・カサド編曲:
  オペラ「ゴイェスカス」より 間奏曲
 ウェーベルン(1883-1945):2つの小品/3つの小品 Op.11)
録音:2009年11月17-18日、アムステルダム

ホセチュ・オブレゴン(チェロ)
イグナシオ・プレゴ(ピアノ)

ホセチュ・オブレゴンはスペイン、バスク地方のビルバオに生まれ、アンナー・ビルスマ、マルシオ・カルネイロらに師事したチェリスト。バロック・チェロも演奏する彼はピリオド楽器アンサンブル、ラ・リティタータ(上記 VRS 2065、ARSISレーベル 4229)の主宰者でもあります。
VRS 2075
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):室内音楽集
  新千年紀のための四重奏曲(弦楽四重奏のための;2005)
  アグリッパの四重奏曲
   (クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1994)(*/+)
  道の夜明け(ピアノ五重奏曲;2007)(*)
録音:2008年10月24-25日、ヘタフェ専門音楽院(スペイン)
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ(*))
ホセ・ルイス・エステリェス(クラリネット(+))
レオノル四重奏団
VRS 2078
ルイス・デ・パブロ(1930-):ピアノ三重奏曲集
  三重奏曲(1993)
  フェレリコ・モンポウの記念に(1987)
  Trio de doses(ミゲル・ウリャンのテキストによる;2008)(*)
  三重奏曲第2番(2005)
録音:2009年2月、マドリード、市立サン・フェルナンド学校ホール
アルダ・カイエリョ(ソプラノ(*))
アルボス三重奏団
VRS 2079
セバスティアン・マリネ(1957-):カムスのための音楽
  Mes Dances(2004)/VS.(2001)/Cuatro Temas(1994/1997)
  Dances(2003)/BSO(2007)
録音:2009年2月7-8、3月21-22日、マドリード王立高等音楽院

アレテイア四重奏団

スペイン映画監督マリオ・カムス(1935-)の依頼で書かれた音楽。
VRS 2080
(2CD)
\3600
マドリードの作曲家たち Vol.2 グループ・コスモス21 創設20周年記念
 トマス・マルコ:宇宙の物質[Materia cosmica]
 マルエル・セコ:五重奏曲[Quintettino]
 カルロス・ガラン:物質の音楽[Musica Materica]XXVII Op.72
 ヘスス・ルエダ:無現[L'infinito]
 ハコボ・ドゥラン=ロリガ:Ba kua(8つのトリグラム)
 ホセ・イヘス:既成協奏曲[Concierto ready-made]
 ロベルト・モスケラ:夜の横顔[Perfil nocturno]II(a)
 エンリケ・イゴア:賛歌のための種子[Semilla para un himno]Op.48
 カルロス・ガレン:ディヴェルティメントV
 ワルテル・マルチェッティ:Apocrate sedutto sul loto
 カルロス・ガラン:激しい愛の炎[Llama de amor viva]Op.57(*)
 ガブリエル・フェルナンデス・アルベス:
  狂人(カルロスのための幻想曲)[Nutcase, Una fantasia para Carlos]
 ロレンス・バルベル:裸の音楽[Musica nuda]
 カルロス・ガラン:
  合奏協奏曲への前奏曲[Preludio al Concerto Grosso]Op.62b
 ラモン・バルセ:筋[Trama]
 ガブリエル・フェルナンデス・アルベス:宇宙進化論[Cosmogonia]
 カルロス・ロドリゲス:コスモーツァルト[Cosmomozart]
 マルエル・テバル:ラッソの香り[Il profumo di Lasso](+)
録音:2008年7月18-19日、10月18-19日、モストレス音楽院(スペイン)(*/+以外)
    2003年6月16日、コルメアル・デ・オレハ劇場(スペイン)(*)
    2008年11月、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ(スペイン)(+)
グループ・コスモス21
カルロス・ガラン(指揮)




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