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第50号マイナー・レーベル新録音新譜(2)



LE CHANT DU MONDE

LDC 2781151
¥2500→¥2290
ジャック・ボワガレ(1927-):
 (1) ソナタ 第1番( ヴァイオリンとピアノのための )
 (2)「トッカータ」(2 台のピアノのための )
 (3)「パッサカリア」( ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための )
 (4)「ディヴェルティメント」( クラリネット、ヴァイオリン、
  チェロ、ピアノのための )
 (5) 弦楽四重奏曲 第 1 番
(1)(3)(4)ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン),
 ロレーヌ・ドゥ・ラテュル (ピアノ)
(2)フィリッパ・ニュートブーム、
 ザカリー・ディーク( ピアノ)
(3)(4)セバスティアン・ヴァン・クイーク(チェロ)
(4)ジェローム・コンテ (クラリネット)
(5)シントニア弦楽四重奏団
ミヨーにも師事。 現代の響きの中に息づく熱いメロディ ジャック・ボワガレの室内楽集

録音:① 2004 年 1 月 6 日、② 2007 年 4 月 24 日、③④ 2005 年 1 月 26 日、⑤ 2005 年 2 月 28 日、パリ、68’00”

ジャック・ボワガレは 1927 年 8 月 9 日フランス生まれ。幼少期よりピアノを学びました。1955 年よりダリウス・ミヨー、ジャン・リヴィエに作曲を学び、同時期ルーセル、ストラヴィンスキー、バルトークの音楽に影響を受けます。その後パリを離れ、本格的に作曲活動を行います。彼が作曲した管弦楽の ための協奏曲は Le Chant du Monde より発売され、トニー・オーバン指揮、フランス放送管弦楽団により初演されました。これをきっかけにユーモラスで知的なボワガレの作風は評価されました。室内楽を集めたこのアルバム、現代曲と言っても非常に聴きやすく、同時代の作曲家の影響を感じさせます。 また演奏者も実力派揃い!ソナタの演奏をしたロランソーはストラスブール生まれの若手ヴァイオリニスト。ピアノのラテュルとともに切れ味のよい音色が彼の作品の魅力を一層際立たせます。


LSO LIVE

LSO0662
(SACD HYBRID)
\2400 →¥2190
マーラー:交響曲第4番ト長調 ラウラ・クレイコム(S)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロンドン交響楽団

シリーズ再開の第7弾、ゲルギエフ&ロンドン響による マーラーの第4交響曲

録音:2008年1月12日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) 、プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン、エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス、DSD5.1マルチチャンネル、ステレオ、54’48”

現代のカリスマ的指揮者、ゲルギエフと手兵LSOによるマーラー・シリーズがいよいよ再開されます。第7作にあたる第4番は、第1番「巨人」(LSO0663)の前日、2008年1月12日にバービカンでおこなわれた演奏をライヴ収録したものです。
【LSOによるマーラーの第4交響曲のレコーディング】
第1番とならんでマーラーの交響曲のなかでも、親しみ易い魅力にあふれる自作「歌曲」との関連やサイズがコンパクトなこともあり、いち早く人気を獲得していた第4番。これまでにLSOは、1961年にブリテンとオールドバラでライヴ録音(BBCB8004・廃盤)、1989年にモリスとセッション録音、2002年にはプレヴィンの指揮でライヴ録音(未発売)しています。
【ゲルギエフによる個性的なアプローチ】
現代に生きる焦燥と不安を煽り立てるかのようなアプローチを聴かせた第6番(LSO0661)など、これまでのシリーズの流れからもわかるように、第4番もゲルギエフの手にかかるとなにかありそうな予感がよぎります。特徴的なのが第3楽章。
「緩徐楽章において、ゲルギエフは、音楽に内在する霊感を見失わずに、滞りなく先へと音楽を進めることによって、なにかすぐれた、ほんとうに不思議なことを成し遂げた。そのほかの部分をどう思われたとしても、この演奏はまさにそこに価値があった。」(ガーディアン紙)
第3楽章の壮絶さでは、ゲルギエフとはタイプは異なるものの、どこか同じロンドンを舞台に異常なマーラー演奏を繰り広げたテンシュテットが1976年に南西ドイツ放送響とおこなったライヴ録音なども思い起こされます。レビューの伝える模様から、その出来ばえにおおいに期待したいところです。
【クレイコムが華を添える第4楽章】
「ラウラ・クレイコムが、“天上の生活” における子どもがみた楽園のながめをこのうえなくデリケートに歌い上げたフィナーレでようやく、もしかして力強さには不足していたとしても、ほんとうにマーラーの精神が呼び覚まされたのだ。」(タイムズ紙)
独唱のクレイコムは、2003年にライヴ収録されたティルソン・トーマス盤での歌唱も光りましたが、ゲルギエフ盤ではどのような表現で応えているのかにも注目されます。
【佳境にさしかかるゲルギエフのマーラー】
「マーラーの第4番を彼のシンフォニーの中でもっとも穏やかなものだと思っている人たちは、ゲルギエフの徹底的な演奏解釈によって、その考えに疑問を投げかけられたと気づいたかも知れません。明るくて、のどかな牧歌的であるのとはほど遠く、これはなにか安らかなノスタルジアというよりはむしろ不安や緊張になりがちなものでした。演奏をたいへん魅力的に、そして音楽をひどく気がかりなものにしたのは、おそらく安らぎと懸念との間のこうした苦闘でした。[中略]全般的な印象は、新鮮に表現され、いやおうなしにどっぷりと引きつけるマーラーの第4番でした。」(デイリー・テレグラフ紙)
ただ、漫然と演奏を受け容れることを許さないところが、いかにもこのシリーズらしさを象徴しているようにも思われます。ますます意識的に挑発するような刺激で迫るゲルギエフとLSOによるマーラー・シリーズも、第5番と第9番の残すところあと2作。なお、ゲルギエフとLSOは、2010年秋のアジア・ツアーのプログラムにマーラーを予定していることからも、これはぜひともおさえておきたいところです。

LSO 0689
(SACD-HYBRID)
\2400→¥2190
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64 ベルナルド・ハイティンク(指)
ロンドン交響楽団

黄金時代を迎えたLSOを得て、 23年ぶりのライヴ再録音 巨匠ハイティンクによる「アルプス交響曲」

プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン / エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
録音:2008年6月8 & 10日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ) 、 DSD5.1マルチチャンネルステレオ、58'

巨匠ハイティンクを迎えたLSO Live最新アルバムは、R.シュトラウスの「アルプス交響曲」。2008年6月8日と10日、年内限りでコンサート活動か らの引退を表明していたアルフレート・ブレンデルがモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を弾くことでも話題を集めた舞台で、両日ともコンサート後半に 演奏されたプログラムです。
【シュトラウスのエキスパート、ハイティンク】 交響曲全曲録音を通じて特にマーラー、ブルックナーのスペシャリストとして名高いハイティンクにとって、R.シュトラウスもまた巨匠にとって重要なレパー トリー。メンゲルベルクとともにシュトラウスより「英雄の生涯」を献呈された、ゆかりあるロイヤル・コンセルトへボウ管(RCO)の首席指揮者(1961− 1988)を長年にわたり務めた経緯もあってのことでしょう。ハイティンクは主要な交響詩をRCOとともにレコーディングしています。
まず、その「英雄の生涯」を1970年にセッション録音、1973年に「ドン・ファン」と「ツァラトゥストラはかく語りき」をセッション録音、1977年に「ドン・ キホーテ」をセッション録音、1981年に「死と変容」と「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」をセッション録音したのち、さらに1982年には「ド ン・ファン」をセッションで再録音、そして1985年に「アルプス交響曲」をセッション録音しています。 また、舞台作品では1990年に「ばらの騎士」全曲を、やはり作曲者とのゆかり深いことで知られるシュターツカペレ・ドレスデンとセッションで録音して いたことなども記憶されます。
なお、ハイティンクは同じLSOで「英雄の生涯」を、このたびの「アルプス交響曲」より一週間後、2008年6月15日と17日にバービカンで指揮して いましたし、現在首席指揮者のポストにあるシカゴ響と「英雄の生涯」を2008年12月のシカゴにつづき、2009年2月の来日公演でも取り上げており、 本拠地シカゴでの模様はCSO RESOUNDよりCD化も予定されています。
こうしたシュトラウス作品に関する録音と実演両面の充実ぶりは、そのままハイティンクのエキスパートとしての姿を明らかにするものといえるでしょう。
【ハイティンク&LSO、ライヴによる再録音】
RCOとのセッション録音を経て、あらたにLSOとのライヴでのレコーディングという流れが、2003年と2004年に行なわれたブラームス、2005年から2006年にかけてのベートーヴェンの交響曲全集と共通する、ハイティンク指揮によるシュトラウスの「アルプス交響曲」。前回のRCOとの「アルプス交響曲」は名門の熟成されたひびきを存分に活かしたみごとな内容でしたが、以来じつに23年ぶりのハイティンクにとっての再録音は、LSOにとっても1990年のフリューベック・デ・ブルゴスとのセッション録音以来となるものです。
【傘寿を迎えた巨匠ハイティンクと黄金時代を迎えたLSO】
伝統ということにかけては1904年の楽団創設より一世紀以上の歴史があるLSO。2009年3月に傘寿を迎えたハイティンクに加え、プレジデントのコリン・デイヴィス、首席客演指揮者のハーディング、そして、あらたな首席指揮者ゲルギエフの加入による刺激もおおきな要因とおもわれますが、多彩な顔ぶれで、いままさに黄金時代を迎えています。
「堂々たる暗闇より現われ、また暗闇へと陥ってゆき、ハイティンクとその手兵は作品のいかなるドラマにも敏感に反応していた。けれども、おそらくは、このうえない静寂の部分こそが、シュトラウスのスコアとこのパフォーマンスとで最も印象的であった。」(クラシカルソース・ドット・コム) 「リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲のみごとなパフォーマンス。山頂への長い道のりが、ここまでたしかな決意をもって感じられたことはめったにありませんでした。ハイティンクが日の出の、そして夕闇におけるオーケストラの色彩を完璧に統率したことによって、ちょうど色彩の束が暗闇のモノクロームの輪郭から浮かび上がり、そしてふたたび陥ってゆくように、この演奏は、音楽それ自体をめぐる形而上学的な葛藤と克服を具現化するものとなりました。」
(タイムズ紙)
各紙レビューが伝える状況からも、ハイティンクとLSOがあらたに取り組んだ「アルプス交響曲」でどのような内容を聴かせてくれるのか、おおいに期待されるところです。


MARIINSKY

MAR 0504
(2SACD HYBRID)
\3200→¥2990
シチェドリン:
 (1)歌劇「魅せられた旅人」
 (2)バレエ音楽
  「イワンと仔馬(せむしの仔馬)」より4篇
 (3)管弦楽のための協奏曲
  「お茶目なチャストゥーシカ」
セルゲイ・アレクサーシキン(Bs)、
クリスチーナ・カプスチンスカヤ(Ms)、
エフゲニー・アキーモフ(Ten)、
ワレリー・ゲルギエフ (指)
マリインスキー劇場管弦楽団、
同合唱団
長老シチェドリン健在! リムスキー=コルサコフばりの音の魔術で 自在に描く世界をゲルギエフが再現!!
SACD ハイブリッド盤。先頃も感動の日本公演を行ったゲルギエフとマリインスキー劇場管、今世界で一番熱い団体と申せましょう。今回の新譜は旧ソ連時 代以来の重鎮シチェドリン作品集。ソ連作曲家同盟議長歴任のいわゆる体制側幹部だったため低く見る向きもありますが、ソヴィエト音楽の伝統を今日に継承する人間国宝的存在といえます。ゲルギエフはシチェドリンを非常に高く評価し、積極的に演奏、録音することを宣言していて頼もしい限り。

「魅せられた旅人」は演奏会用オペラと称される大掛かりな舞台を必要としない作品で、独唱は3人。2002 年にマゼール指揮ニューヨーク・フィルで初演さ れましたが、ロシアでは何故か 2007 年まで演奏されませんでした。原作はショスタコーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」と同じニコライ・レスコフで、 農奴の息子イワンが旅をするなかで修道院へ入ったり、タタールをキリスト教に改宗させたり、ジプシー女に入れあげた皇子が出てきたりと抱腹絶倒の民話風 小説。シチェドリンはリムスキー=コルサコフばりの作曲技法と管弦楽法の魔術で見事に作品化しています。さらに彼の代表作「イワンと仔馬(せむしの仔馬)」や、 先日の来日公演のアンコールで奏され、その演奏効果とボルテージの高さで聴衆を釘付けにした「お茶目なチャストゥーシカ」が入っているのも嬉しい限り。ゲ ルギエフとマリンスキー管の魔術に酔わされます。[録音:2009 年 7 月 マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]、140’00”


MIRARE

MIR 107
\2600→¥2390
ショパン:
 チェロ・ソナタOp.65、序奏と華麗なポロネーズ Op. 3
アルカン:演奏会用ソナタ ホ長調 Op. 47
タチアナ・ヴァシリエヴァ(Vc)
ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ(P)

タチアナ&ジャン=フレによるショパン 若きアンサンブルが奏でる ショパンの苦悩と美しさ 難曲アルカンのソナタは必聴!

録音:2009年9月、73mm

第7回ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで ロシア人初の優勝を果たし、その後世界的指揮者、オーケストラとの共演を重ね、昨年のラ・フォル・ジュルネでも注目を集めた期待のチェリスト、タチアナ・ヴァシリエヴァと新進気鋭のピアニスト、ジャン・フレデリック・ヌーブルジェによる「ショパン・アルバム」。
ショパンが残した最後の大作チェロ・ソナタとアルカンのソナタ。この2つのソナタはフランスのチェリスト、オーギュスト・フランショムに献呈されたという共通項をもつ作品。
幅広い表現、細かなニュアンス、移りゆく微妙な色合いまでも、2人の息の合ったアンサンブルで聴かせてくれます。二人の演奏が非常にロマンティックで美しいショパン。
高度なテクニックで書かれたアルカンのソナタは演奏機会の少ない曲ですが、完成度の高さとアルカンの挑戦が結実したロマン派を代表するチェロ作品。
踊り狂ったようなチェロとピアノが、強烈なサルタレッロ風の終楽章は圧巻。
またショパンとジョルジュ・サンドを思わせる意味深なジャケットにも注目です。

MIR 110
\2600
ショパン:
 バラード第1番/第2番/第3番/第4番
 ノクターン op.15-1/op.15-2 /op.9-2/op.48-1
 幻想曲 ヘ短調 op.49
広瀬悦子(P)

遂に世界デビュー! 広瀬悦子が描くショパンの本質

録音:2009年11月9-11日 フランス・リモージュ、68mm

「シャコンヌ」「ラ・ヴァルス」と超絶技巧によるトランスクリプション(編曲)を続けてリリースしてきた広瀬悦子が、満を持してショパン・アルバムを発売。
パリに拠点を戻し3年目。ヨーロッパでの生活から自然についてきた感性、そして音楽への影響がここに収められています。
ショパンがインスパイアされた誇り高きポーランド魂を伝える繊細で儚い詩情を見事描き出した演奏です。2010年新たな広瀬悦子の魅力が開花する予感。世界中の音楽ファンが注目する「ショパン・イヤー」に欠かせない1枚となるでしょう。

MIR 106
\2600→¥2390

フランク/ジョリス・ルジューヌ編:
 十字架上のキリストの最後の7つの言葉
グノー:十字架上のキリストの最後の7つの言葉

ミシェル・コルボ(指揮)
ローザンヌ声楽アンサンブル
ソフィー・グラフ(S)
ヴァレリー・ボナール(A)
マティアス・ロイサー(T)
ヴァレリーオ・コンタルド(T)
ファブリス・エヨーズ(B)
ロール・エルマコラ(Hrp)
マルチェロ・ジャンニーニ(Org)

フランクとグノーの秘曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」コルボの崇高なる祈りの音楽が、この上ない幸福に導く!

録音:2009年8月7&8日ラ・フェルム・ド・ヴィルファヴァール、62mm

至高のハーモニーを奏でる合唱の大家ミシェル・コルボの最新録音。
フランクとグノーの知られざる名曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」を合唱とオルガンによる新版で演奏。1850年頃再発見されたこの重要な宗教テーマ「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。同じテキストを使って全く違う音楽が創造され、この正反対の2人の作曲家が、ほぼ同時期に同じテーマで作曲したというのは、興味深い事実です。
決して難解ではない2つの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」は、美しい和声と透明感あふれる響き、そして柔らかいヴォーカル・アンサンブルが際立った作品。フランクの作品は、フランク研究家のジョリス・ルジューヌによって編曲。合唱とオルガンの他にハープとチェロを用い、オリジナルのオーケストラ編成の効果を引き出しながら、より幅広く演奏できる編成。
コルボの音楽に秘められた神秘性は崇高なる祈りとして、聴くものの心に響いてきます。

MIR 102
(CD+DVD)
\2600

J.S.バッハ:マニフィカト
 マニフィカトBWV243、
 マニフィカト「わが心は主をあがめ」にもとづく
  フーガBWV733、
 ミサ曲 ト短調 BWV235、
 プレリュードとフーガ ト長調BWV541
特典DVD:マニフィカト

フィリップ・ピエルロ(指揮)
リチェルカーレ・コンソート

ピエルロのマニフィカト清冽な美しさが響き渡る!

録音:2009年4月、65mm+43mm
特典DVD: 監督:ピエール=ユベール・マルタン、NTSC 43mm、言語:仏、英

バッハの声楽曲の中でも明るく喜びに満ちた曲調が多いマニフィカト。
マニフィカトBWV243はバッハがライプツィヒに着任した年のクリスマスの晩課のために作曲されました。クリスマスを迎えるに相応しい壮麗な作品です。マニフィカトによるオルガン編曲「わが心は主をあがめ」、キリエとグロリアで構成され、すべてカンタータからの転用であるミサ曲BWV235などそれぞれの関連性を考えた曲目構成で体系的に聴くことができます。
フィリップ・ピエルロとリチェルカーレ・コンソートは、繊細な美しさの中に凛とした美しさが際立った美演を聴かせてくれます。


MN RECORDS

MNRCD 116
¥2400
「The Glare」
 デイヴィッド・マッカルモン&
  マイケル・ナイマンによるSongs
   1. Take the Money and Run
   2. Secrets, Accusations and Charges
   3. City of Turin
   4. Friendly Fire
   5. In Rai Don Giovanni
   6. In Laos
   7. Going to America
   8. Fever Stick and Bones
   9. A Great Day in Kathmandu
   10. Underneath the Hessian Bags
   11. The Glare
マイケル・ナイマン・バンド&
 デイヴィッド・マッカルモン

ナイマンと、世界が注目するシンガー、 マッカルモンによるコラボレーション・アルバムの登場。

録音:2008年

glareとは、「けばけばしさ」や「目立つこと」の意。タイトル通り、実に刺激的な作品が収録されています。デイヴィッド・マッカルモンは、歌手で、アル・ グリーンやマーヴィン・ゲイエらの声の魅力的なエッセンスをすべてあわせもつとも言われるほどの声と才能の持ち主。24時間常に新しい情報が溢れる現代に埋もれてしまいがちな、小さなことに対する個人の様々な感情に着目したマッカルモンが、ナイマンの曲に詞をつけました。21世紀の海賊を主題とした7曲目、セックス・シンボルとしてドン・ジョヴァンニを描いた第5曲など、様々な情景が多角的に浮き上がってくる秀作で、自分の中にある、様々な感情が喚起される1枚です。


NAIVE

V 5200
¥2500→¥2290
ジョルジュ・オンスロー(1784-1853):弦楽四重奏曲集
 (1)弦楽四重奏曲第28番 変ホ長調 op.54
 (2)弦楽四重奏曲第29番 ニ短調 op.55
 (3)弦楽四重奏曲第30番 ハ短調 op.56
ディオティーマ弦楽四重奏団

「フランスのベートーヴェン」オンスロー弦楽四重奏曲集

録音:2009年7月

オンスローは、その生涯に36曲の弦楽四重奏曲を遺したとされています。ベートーヴェンやメンデルスゾーンなどと同時代に生き、フランスの音楽史上に大きな足跡を遺したとして近年再評価が高まっています。ここに収められているのは、オンスローがベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲のパリ初演を聴いて、その衝撃にどっぷりと浸かっていた時期の作品。4人の奏者に一貫して緊密なアンサンブルが要求される29番、冒頭のチェロの広い音域が印象的な30番など、興味深い作品が並びます。ディオティーマ弦楽四重奏団は、細川俊夫やファーニホウや現代作曲家たちからの信頼も厚く、幅広いレパートリーを誇るカルテットです。ここでも鮮やかで切れ味のよいアンサンブルで聴かせます。

V 5194
\2500
R. シュトラウス〜ア・カペッラ
 (1)ドイツ語のモテット
  「天地創造はなしとげられた」
 (2)夢の光(男声合唱)
 (3)夕べ(2 つの歌 op.34)
 (4)賛歌(2 つの歌 op.34)
ロランス・エキルベイ(指揮)
アクサントゥス、
ラトヴィア放送合唱団
ジェーン・アーチボルド(S)、
ダグマール・ペコーヴァー(A)、
エリック・スコロッサ(T)、
ロバート・グレアドー(Bs-Br)
エキルベイ&アクサントゥス最新盤 R.シュトラウスの豊かな合唱作品

録音:2009 年 6 月

アクサントゥスとラトヴィア放送合唱団とのコラボレーションによるR.シュトラウスの合唱作品集。「天地創造はなしとげられた」は、20のパートから成り、どのパートも広い音域とテクニックが要求されるため、なかなか良い演奏に接する機会のない作品。このリリースは、合唱ファンにとってもシュトラウス声楽ファンにとっても待望の名録音の登場といえるでしょう。「天地創造」とタイトルにもあるとおり、最初は混沌とした雰囲気で始まり、光が差し、様々な劇的場面を経て、最後は子守唄のような、まるで天上の世界を思わせる優しさに満ちて幕を閉じます。半音階や異名同音の転調が随所に現れる複雑な作品ですが、エキルベイの指揮にかかると、不思議なやさしさをもって聴き手を包み込みます。2つの歌op.34も16の声部から成る大規模な合唱作品で、滋味溢れる声による芸術を堪能できます。管弦楽と声の扱いに長けていたシュトラウスならではの、効果的な合唱作品集となっています。

V 5223
¥2500→¥2290
ストラヴィンスキー:
 映画「シャネル&ストラヴィンスキー」サウンドトラック盤
  ストラヴィンスキー:「春の祭典」(全曲)
  ストラヴィンスキー:5つのやさしい小品
  ストラヴィンスキー:5本の指で
  ガブリエル・ヤレド: Preambule(予兆)、
   Coco&Igor(ココ&イゴール )、
   Depart pour Grasse、 Les Amants(恋人たち)、
   La Lettre(手紙)、Desaccord parfait(不和)、
   La Balancelle(ぶらんこ)、Parfums du passe(過去の香)、
   Derniers instants(最後のとき)、
   Generique de fin(クレジット)、
   Evocations(エヴォカシオン)
  ストラヴィンスキー:5本の指で
サイモン・ラトル(指)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・ブクディアン(ピアノ)
ジェフ・アタマジアン(指)
アナ・ムグラリス(シャネル役)&
マッツ・ミケルセン(ストラヴィンスキー役)
による映画内の連弾シーンより

映画「シャネル&ストラヴィンスキー」〜話題盤 「N°5」と「春の祭典」に秘められた愛の物語。
2010年正月、シネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマ、新宿武蔵野館 ほか全国ロードショー。 出演:アナ・ムグラリス(シャネル役)、マッツ・ミケルセン(ストラヴィンスキー役)ほか
サウンドトラックCD、ナイーブより発売。ラトル&ベルリン・フィルによる「春の祭典」!

録音:2009年(春の祭典のみ2003年)

2010年1月公開の映画「シャネル&ストラヴィンスキー」のサウンドトラック盤。「春の祭典」の初演で出会った、シャネルとストラヴィンスキーの激しい恋の物語が、美しい映像と音楽で描かれます。この映画のストーリーの要となっている「春の祭典」は、映画をとおして印象的に響きます。その演奏がラトル指揮ベルリン・フィルハーモニーのものとあれば、音楽ファンにも、映画ファンにも、大変興味深いCDの登場と申せましょう。
ガブリエル・ヤレド書き下ろしの映画シーンのための曲も、「春の祭典」の冒頭のファゴットの旋律が、朦朧としたなかでリフレインされるものなど、一度映画を見た人なら誰でも印象的にのこるものばかり。映画の芳しい官能の世界が眼前に蘇ります。ディスクの最後に収められている「5本の指」は、主演のアナ・ムグラリス(シャネル役、実際にCHANELブランドのミューズとしても活躍するモデル・女優)とマッツ・ミケルセン(ストラヴィンスキー役の俳優)による演奏。すでに親密な仲となった二人がピアノで連弾をする映画シーンの音がそのまま収録されており、ストラヴィンスキーとシャネルの話し声や笑い声もどことなくセクシーに響きます。


OBSIDIAN

イギリスの古楽レーベル。レーベルの名前「OBSIDIAN(オブシディアン)」はガラス質の火成岩、黒曜石(黒曜岩)のこと。洗練された黒曜石の輝きは、古代からのメッセージのように神秘的であり、その闇から放たれる光は多くのことを教えてくれるようでもあります。OBSIDIAN レーベルは、そのような過去からの光とメッセージを今に伝えるべく設立されました。フレットワークやアンドルー・ローレンス=キングなどイギリスが誇る古楽の巨匠たちの参加にも注目です。
OBSCD 705
\2400
1.ジョン・タヴァナー:
 よき羊飼イエス・キリストよ
2.作者不詳:王のパヴァーヌ
3.作者不詳:イングランドの喜び
4.ヘンリー8世:コンソート第12番
5.作者不詳:恋する貴婦人
6.ヘンリー8世:タンデルナーケン
ロイヤル・クワイアブックからモテット集より
 (大英帝国図書館所蔵)
7.サンプソン:Salve radix
8.サンプソン:Psallite felices
9.Benedictus de Opitiis:
 Sub tuum presidium
10.サンプソン:Quam pilcra est
11.作曲者不詳:Hec est preclarum
12.ジャコタン:Beati omnes
13.ヘンリー8世:コンソート第13番
14.ヘンリー8世:私の心よ
15.ヘンリー8世:ああマダム
16.ヘンリー8世:Though some saith
17.フィリップ・ヴェルドロ:
 Nil majus superi vident
18.ヘンリー8世:コンサート第8番
19.ヘンリー8世:さようならマダム
20.ヘンリー8世:真実の愛に
21.フェアファックス:
 Lauda vivi alpha et oo
アラミレ
デイヴィッド・スキナー(指)
アンドリュー・
 ローレンス=キング(Harp)

ヘンリー8世によるロイヤル・クワイアブックからモテット集

録音:2006年4月、2008年5月、9月聖マグダラのマリア教会、聖ミカエル教会、ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学、76‘28

2009年はイギリス国王ヘンリー8世戴冠500年をむかえた記念の年でした。ヘンリー8世は作曲家を優遇し、また自身でも作曲家を行うなど音楽 愛好家として知られています。そのヘンリー8世の写本(大英帝国図書館所蔵)から 15 曲選び、ジョン・タヴァナーらの作品6曲をカップリングしたア ルバム。古楽ハープ界のスター、アンドリュー・ローレンス=キングも参加し、イギリスの新鋭古楽アンサンブル、アラミレがイギリスに脈々と流れる音楽の歴史を伝えてくれる1枚です。

OBSCD 704
\2400

ルートヴィヒ・ゼンフル (1486-1543):
 ミサ・パスカリス、モテット、歌曲集
  1.Missa Paschalis(Kyrie)/
  2.Missa Paschalis(Gloria)/
  3.So ich sie dann/4.Carmen in Re/
  5.Im Maien/
  6.Missa Paschalis(Sanctus)/
  7.Missa Paschalis(Agnus Dei)/
  8.Ach Elslein/9.Ich Stuend/
  10.Wohl auf
  11.Ave Maria (super Josquin)
  12.Was wird/13.Carmen in La/
  14.So man lang macht/
  15.Fortuna ad voces musicales/
  16.Quis dabit oculis (Festa; arr. Senfl?)

クイントエッシェンシャル
アンドリュー・
 ローレンス=キング(Harp)
クリストファー・ワトソン(T)
ロバート・マクドナルト(B)
ケンブリッジ・シドニー・
 サセックス大学合唱団
デイヴィッド・スキナー(指)
録音:2008 年 5 月、7 月 ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学 聖エメラム教会(レーゲンスブルク)、66‘51

ルートヴィヒ・ゼンフルは当時ヨーロッパを牽引する作曲家でマクシミリアン1世にも寵愛され宮廷作曲家に任命されています。この録音はゼンフル宗教音楽セレクションの一環で、オルガニストと5人の管楽器奏者によるアンサンブル、クイントエッシェンシャルとローレンス=キングによるシリーズ・ア ルバム。シンプルで感動的な旋律線が特徴的なゼンフルの作品を堪能できる内容です。

OBSCD 703
\2400

フィリップ・ヴェルドロ:
 チューダー王のためのマドリガル集
  1.Italia mia benche 'l parlar sia indarno
  2.Con l'angelico riso
  3.Quanto sia lieto il giorno
  4.Lasso che se creduto
  5.O dolce note
  6.Madonna qual certezza
  7.Afflicti spirti mei
  8.Dentr'al mio cor
  9.Quando nascesti Amore?
  10.Piove dagli occhi della donna mia
  11.Pur troppo donn'in
   van tant'ho sperato
  12.I vostri acuti dardi
  13.Chi non fa prova Amore
  14.Lieta e madonna et io
   pur come soglio
  15.Con lacrim'et sospir
  16.Donna se fera stella
  17.Ognun si duol d'amore
  18.Altro non e 'l mio amor che
   'l proprio inferno
  19.Madonna io v'amo et taccio
  20.Si suave e l'inghanno
  21.Se ben li occhi mia infermi
  22.Cortese alma gentile
  23.Quanta dolceca Amore
  24.Donna che sete fra le donne belle
  25.La bella donna a cui donast' il core
  26.Deh quanto e dolc'amor
  27.Donna leggiadra et bella
  28.Madonna per voi ardo
  29.Amor io sento l'alma
  30.Ultimi miei sospiri

アラミレ
デイヴィッド・スキナー(指)
リンダ・セイス
 (Lute &ルネサンス・ハープ)

録音:2006年4月27,28日、10月31日 聖ミハエル教会(オクスフォード)、66‘58

フィリップ・ヴェルドロは16世紀前半イタリアにおけるマドリガーレの重要な作曲家。フランス生まれながらイタリアで生活し1520年頃からフィレンツェ大聖堂の教会楽長を務め、マドリガーレの創始者とも言われています。ヴェルドロのマドリガーレを集め、アラミレの見事なアンサンブルでまとめて聴く貴重な1枚です。


ONDINE

ODE 1162
¥2000→¥1790
ロベルト・シューマン:
 序奏とアレグロ・アパッショナート (コンチェルトシュテュック)
  ト長調作品92 (1849)
 主題と変奏 変ホ長調 WoO24 《最後の楽想による幻覚の変奏曲》(1854)
 序奏と協奏的アレグロ ニ短調・ニ長調 作品134 (1853)
ロベルト・シューマン/ドビュッシー編(2台のピアノのための):
 ペダルピアノのための練習曲 作品56 (6つのカノン形式の練習曲) *
NDR北ドイツ放送交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
ツィモン・バルト(P)
クリストフ・エッシェンバッハ(P)*

エッシェンバッハこだわりの選曲による シューマン生誕200年記念アルバム バルトとエッシェンバッハのデュオ収録!

録音:2009年5月4日-6日、8日 NDR ロルフ・リーバーマン・スタジオ (ハンブルク)、 制作:ハンス=ミヒャエル・キッシング、録音:ヨハネス・クッツナー

2010年はロベルト・シューマン生誕200年にあたります。これを記念し、アメリカのピアニスト、ツィモン・バルトが、長年の親友、2月に70歳の誕生日を迎えるクリストフ・エッシェンバッハと共演して後期のピアノ作品を録音しました。ピアノと管弦楽のための「序奏とアレグロ・アパッショナート」と「序奏と協奏的アレグロ」。この2曲の間にピアノ独奏のための「最後の楽想による幻覚の変奏曲」を "緩徐楽章" としてはさみ、"ピアノ協奏曲" として聴かせる趣向です。アンコールとして、ドビュッシーが編曲した「ペダルピアノのための練習曲」をエッシェンバッハ(第1ピアノ)とバルトがデュオ演奏しています。

ODE 1155
¥2000
Talescapes
 ペルットゥ・ハーパネン(1972-):Talescapes(2007)(男声合唱のための)
 タピオ・トゥオメラ(1958-):
  『カンテレタル』の乾杯の歌(1985 rev.1997) (男声合唱のための)
 エーリク・ベリマン(1911-2006):
  夜 作品139(1997)
   (アルトフルート、カウンターテナー、バリトンと男声合唱のための)
    白夜〜夜のない日、北極の夜〜昼のない夜】
 タリック・オレーガン(1978-):
  哀悼の歌(2005)(男声四重唱と男声合唱のための)
 ミッコ・ヘイニオ(1948-):司教さまの春の夢(2005)(男声5部のための) *
 リーカ・タルヴィティエ(1970-):
  記憶の長いとどろき(2006)(オーボエと男声合唱のための)
   【母さんの子守歌、叫び、落ち葉の中に】
ヘルシンキ大学男声合唱団 (YL)
マッティ・ヒュオッキ(指)
エリナ・ユコラ(アルトフルート)
パシ・ヒュオッキ(CT)
サムリ・シーカヴィルタ(B)
ヴェーラ・ペス(Ob)
タッラ・ヴォーカルアンサンブル*
パシ・ヒュオッキ (ソプラニスタ、指) *

「アリス・イン・ワンダーランド」をモチーフにした合唱作品など フィンランドの老舗合唱団YLによる新録音!

録音:2009年4月18日-19日、10月11日 クーサンコスキホール (クーサンコスキ、フィンランド) 、制作:セッポ・シーララ,録音:エンノ・マエメツ、51’09

ヘルシンキ男声合唱団 (YL) は2008年、創設125周年を迎えました。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を基に作曲者自身がテクストを書 いたペルッティ・ハーパネンの「Talescapes」などYL が6人の作曲家に委嘱した作品を集めたアルバム。
6人の作曲家が求めた男声合唱の新たな地平線。タイトルのとおり、さまざまな "物語の景色" が見えてきます。合唱ファンだけでなく音楽ファンも楽し めるアルバムです。

ODE 1143
¥2000
ウーノ・クラミ(1900-1961):
 管弦楽のための幻想曲「北極光」作品38 (1946)
 チェレミス幻想曲 作品19 (1931) (チェロと管弦楽のための)
 カレヴァラ組曲 作品23 (1943)
  【大地の創造、春の芽吹き、テルヘンニエミ、
   レンミンカイネンの子守歌、サンポの鋳造】
サムリ・ペルトネン(Vc)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
ヨン・ストゥールゴールズ (指)

クラミの多彩な音楽性を堪能!色彩豊かな録音にも注目

録音:2009年1月30日、2月2日、9月11日 フィンランディアホール (ヘルシンキ、フィンランド) 、制作:セッポ・シーララ,録音:エンノ・マエメツ、65’25

シベリウス後のフィンランドを代表する管弦楽曲作家といえばウーノ・クラミの名がまず挙げられます。そのクラミの作品を3曲、2008年に首席指揮 者に就任したヨン・ストゥールゴールズ がヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮して録音しました。クラミが10年以上かけて作曲した「カレヴァラ組曲」 は、彼の代表作のひとつ。ナショナル・ロマンティシズムやシベリウスの「レンミンカイネン組曲」の "カレヴァラ様式" に別れを告げ、表現力の強い鮮 やかな色彩を施した新しいスタイルの音楽は高い評価を受け、コンサートのプログラムでもしばしば取り上げられてきました。ヴォルガ川流域に住むフィ ノ=ウゴル語族、チェレミスに素材を採った、独奏チェロと管弦楽のための「チェレミス幻想曲」と、ベルリオーズ、シャブリエ、リムスキー=コルサコフ、 ラヴェル、ストラヴィンスキーの遺産を継ぐ管弦楽法で書かれた「北極光」はともに、雰囲気ゆたかで詩的な音楽です。ヘルシンキ・フィルハーモニック の若いチェロ奏者、サムリ・ペルトネンが「チェレミス幻想曲」のソロを弾きました。フィンランディアホールで録音セッションが行われ、ダイナミックレンジの広い録音が、繊細で色彩的なクラミの管弦楽法を際立たせます。


PRREISER

PRCD 90773
(SACD HYBRID)
\2300→¥2090

ベートーヴェン:
 交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
  (マーラー編曲版)

ガブリエレ・フォンターナ(S)
バルバラ・ヘルツル(A)
アルノルト・ベズイエン(T)
ラインハルト・マイヤー(Bs)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
 (現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
クリスチャン・ヤルヴィ(指)

首席指揮者クリスチャン・ヤルヴィ&名門トーンキュンストラー管、ベートーヴェンの「第9」マーラー版

録音:2006年9月29日、10月1日ウィーン・ムジークフェライン(ライヴ)、マルチチャンネル・ステレオ / 2.0ステレオ、59’44”

ハイドンの「パリ・セット」(PRCD.90765)につづく、プライザーの「トーンキュンストラー・ライヴ」第2弾は、首席指揮者クリスチャン・ヤルヴィによるベートーヴェンの「第9」。2006年秋に、ウィーンのムジークフェラインザールで行われた演奏会の模様を収めたものです。
【マーラー編曲版によるベートーヴェンの「第9」】
「ベートーヴェンの交響曲は、たいていの指揮者にとって単純には解決できない問題をもたらす。そのことをわたしはいよいよ見抜くのだ。ベートーヴェンの交響曲は間違いなく、解釈と改訂が必要なのだ。」
1900年の冬、マーラーは友人のナタリー・バウアー=レヒナーに向けてこのように述べています。ひとりの指揮者として、そしてひとりの作曲家として、マーラーはベートーヴェンの「第9」を、当時すでに確立されていた演奏方法に遵って演奏することがどうしてもできませんでした。マーラーは、ベートーヴェンの時代とみずからの時代との間に起きた途方も無い、オーケストラ組織全体における技術の発展を考慮したうえで、作曲当時のオリジナルの音響バランスを想定し、「第9」のオーケストレーションをやり直すことに決めました。すなわち、オーケストレーションを増強し、具体的には、ブラス・パート改良された技術上の発展性に適合させて、倍管をはじめ、さまざまなパートの人数を倍にしたり、フレージングとアーティキュレーションを強めたりと手を加えています。
【「新クリティカル・マーラー・エディション」にもとづく最初の録音】
ベートーヴェンの交響曲といえば、先ごろクリスチャンの兄パーヴォがドイツ・カンマー・フィルとの顔合わせで全集録音を完成させており、2008年に収録された「第9」はベーレンライター版による演奏でした。
これに対して、おなじく“作品のオリジナルの姿”に立ち返るという立場でも、弟クリスチャンがここでマーラーによる編曲版の楽譜を選択しているのはたいへん興味深いところです。第1弾のハイドンでも、モダン楽器使用の手兵を相手に、持ち前のリズム感のよさと懐の深いアプローチを聞かせていただけに、たとえばアダージョのすいこまれるような美しさやフィナーレでのドラマづくりなど、このたびの「第9」の出来ばえにもおおいに期待が高まります。
なお、当アルバムは、国際グスタフ・マーラー協会の公認した、ウィーンのウニフェルサル・エディションとの協力により、音楽出版社ヨゼフ・ワインベルガーによる「新クリティカル・マーラー・エディション」にもとづく最初の録音になります。
【黄金のホール、ムジークフェラインザールでの録音】
さらに、当アルバムのポイントといえるのが、前作に引き続き「黄金のホール」と謳われるムジークフェラインの大ホールにおけるレコーディングである点。このたびは、SACDハイブリッド仕様ということで、美しいホールトーンが、よりいっそうご堪能いただけるつくりとなっています。
【トラックタイム】1.13’41”+2.10’37”+3.12’13”+4.23’13”=TT.59’44”


PREISER

=ツィーラー・エディション=

19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンで活躍、ワルツにポルカ、行進曲、そしてオペレッタと、およそ600曲にも及ぶ作品で、 同時代のヨハン・シュトラウス2世に匹敵する名声を博したツィーラー(1843−1922)。古き良きウィーンの香りをそのまま今に伝え るツィーラーづくしの人気シリーズをまとめてご紹介いたします。
PRCD 91160
¥2300

「ツィーラー・エディションVol.12−人生は喜び」
 1. Es gibt kein zweites Wien!ー行進曲Op.475
 2. Singen, Lachen, Tanzen-ワルツOp.486
 3. Leben heisst geniessen-ポルカ・シュネルOp.325
 4. Susse Melodie-オペレッタ「Die verliebte Eskadron」よりリート
 5. Doblinger Elite-フランス風ポルカOp.112
 6. Donauweibchen-ポルカ・マズルカOp.46
 7. Eine Nacht bei Schwender-ポルカ・シュネルOp.169
 8. Purpurne Gondel-オペレッタ「愛のワルツ」よりリート
 9. Meerleuchten-ワルツOp.462
 10. Liebesbrief-フランス風ポルカOp.370
 11. Walzerlehre-オペレッタ「愛のワルツ」より二重唱
 12. Grossstadtisch-ポルカ・シュネルOp.438
 13. Alt-Wien-ワルツOp.366
 14. Immer lustig-ポルカ・シュネルOp.324
 15. Herzens-Barometer-ポルカ・マズルカOp.421
 16. So dunn, dunn war die Leopoldin-「3つの望み」よりクプレ
 17. 'S ist mein echt's Wienerblut-行進曲Op.367
 18. Tanz-Poesie-ポルカ・マズルカOp.383
 19. Die Lustigmacherin-ポルカ・シュネルOp.4
 20. Ohne Tanz kein Leben-ワルツOp.391
 21. Werner-MarschOp.439

ペーター・ザイフェルト(T)、
レナーテ・ホルム(S)、
ギュンター・フランク(Bs-Br)
ミュンヘン放送管弦楽団
ウィーン・ライムント劇場管弦楽団
カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
ヘルベルト・モック(指)
79’18”
PRCD 91159
¥2300
「ツィーラー・エディションVol.11−波瀾に満ちた生涯」
 1. Couragiert
 2. Der Nordpolfahrer
 3. Bewegtes Leben波瀾に満ちた生涯
 4. オペレッタ「Der Husarengeneral」より
  Alte Liebe, neue Liebe
 5. Die Ballmama
 6. オペレッタ「Das dumme Herz」より
  Gut is gangen, nix is gschehn
 7. Paradies-Klnge
 8. Das Leben fr unsern Kaiser
 9. オペレッタ「観光案内人」よりO Wien, mein liebes Wien
 10. In der Eile
 11. Liebestelephon
 12. オペレッタ「Der Husarengeneral」よりLiebchen
 13. Feuer und Flamme
 14. Die Tanzgelehrten
 15. オペレッタ「Deutschmeisterkapelle」より
  Im siebten Himmel ist der Wiener
 16. En vogue
 17. オペレッタ「宮廷舞踏会」より
  Ich habe mirs wohl anders gedacht
 18. Militr-Marsch
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)
PRCD 91157
¥2300
「ツィーラー・エディションVol.10−
 カール・ミヒャエル・ツィーラーの『愛のワルツ』」
  オペレッタ「愛のワルツ」(ハイライト)
ジョン・ディッキー、
ジルヴァーナ・ドゥスマン、
ハンス・クレマー、
エファ・クリスティン・ライマー(独唱者)
カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
PRCD 91155
¥2300
「ツィーラー・エディションVol.9−空中に」
 1.オペレッタ「Furst Casimir」より序曲
 2.Duch die Lufte空中に
 3.オペレッタ「Furst Casimir」よりKinder, da bi i z'Haus
 4.Minnespiele
 5.Carnevalsgeister
 6.オペレッタ「Furst Casimir」よりSchon, schon muss man sein
 7.Blaue Augen
 8.Wiener Weltausstellungs-Walzer
 9.Kaiser Karl Marsch
 10.オペレッタ「Herr und Frau Biedermann」より
  Weisst du, was die Baume singen
 11.Wildfeuer-シュネル・ポルカ
 12.Florette-ポルカ・マズルカ
 13.オペレッタ「Ein tolles Madel」より
  ワルツの歌「Entree der Rosette」
 14.Unsere Edelknabenーワルツ
 15.Flirt-ギャロップ
 16.オペレッタ「Furst Casimir」より
  二重唱「Mausi, Katzi, du susses Kind」
 17.Zivil und Militar-ポルカ・シュネル
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)
PRCD 91147
¥2300
「ツィーラー・エディションVol.7−ウィーンのおすすめ」
 1.Wiener Spezialitatenウィーンのおすすめ-ワルツOp.170
 2.Die beiden Nachtigallen
 3.Giskra Marsch
 4.オペレッタ「3つの望み」よりSchon Gretelein
 5.Regentropfen
 6.Nadelstiche
 7.オペレッタ「3つの望み」より
  Es war ein susser holder Trug
 8.Furst Karol
 9.オペレッタ「3つの望み」よりEntree der Schauspieler
 10.In jungen Jahren
 11.Mein Vaterland ! Mein Osterreich !
 12.オペレッタ「愛のワルツ」よりLieben ist leicht
 13.Freudenauer Wettrennen
 14.Im Schwarzwald
 15.オペレッタ「ジェローム王」よりVerliebt
 16.Landlich, sittlich
 17.オペレッタ「宮廷舞踏会」より
  Herz du bist ein dummes Ding
 18.Der Vater des Regiments
リタ=ルチア・シュナイダー(S)
イェルク・シュナイダー(T)
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)

PROFIL

PH 09028
\2400
「ピアノと室内オーケストラのための作品集」
 リスト:ピアノと弦楽のための呪い
 メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲イ短調(1822)
 クレメンティ:ピアノ協奏曲ハ長調
クセニヤ・ノーシコワ(P)
ウィリアム・ラリュー・ジョーンズ(指)
プロ・コルド・チェンバー・コンソート
名手ノーシコワの弾くピアノ秘曲アルバム!!レーラ・アウエルバッハのピアノ曲 (PH07064) で注目されたノーシコワが、技巧的でありながら、あまり聴く機会の少ない作品を取り上げたアルバム。 現在、アイオワ大学でピアノ科の教授を務めるノーシコワですが、「巡礼の年」全曲のアルバム (Centaur Records) で高い評価を得ているリストをはじめ、みごとなテクニックで聞かせます。メンデルスゾーンとクレメンティでは、カデンツァをノーシコワ自ら手がけているのも注目です。使用楽器はスタインウェ イ D。録音:2008 年 5 月 21-23 日 USA、アイオワ州アイオワ・シティ、クラップ・リサイタル・ホール(セッション)、ステレオ、73’42”
PH 06026
\2400

(1)ミヒャエル・ハイドン:
 聖ウルスラをたたえるミサ「キームゼー・ミサ」MH.546
(2)モーツァルト:アヴェ・ヴ ェルム・コルプスK.618
(3)モーツァルト:レジナ・チェリK.127

ミュンヘン・レジデンス管弦楽団
ハンス・ルドルフ・ツェベレイ(指)
ミュンヘン・モテット合唱団
(1)ユリアーネ・バンゼ(S)、
 メヒトヒルト・バッハ(S)、
 ガブリエーレ・ビンダー(A)
 カール=ハインツ・ランペ(T)、
 ヨアヒム・ゲプハルト(Bs)
(3)ユリアーネ・バンゼ(S)、
 メヒトヒルト・バッハ(S)
バンゼも参加、モーツァルトとミヒャエル・ハイドンの宗教曲 ステレオ、62’56” CALIG音源のライセンス発売。
PH 06028
\2400
ハインリヒ・シュッツ:
 われらの主イエス・キリストの生誕
  (クリスマス・オラトリオ)SWV 435
 シンフォニア・サクレ第3部(ハイライト)より
 息子よ、なぜこんなことをしたのですSWV.401
  種まきが種をまきに出ていったSWV.408
  わたしは目を上げるSWV.399
 全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよSWV.49
ミュンヘン・ハインリヒ・シュッツ・アンサンブル
ミュンヘン・モンテヴェルディ管弦楽団
 (オリジナル楽器使用)
ヴォルフガング・ケルバー(指)
録音:1994年、ステレオ、63’45” CALIG音源のライセンス発売。
PH 09020
¥2400→¥2190
モーツァルト:
(1)フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
(2)アンダンテ ハ長調 K.315
(3)ハープ( ピアノ )協奏曲 K.107-1
ゲアノート・シュルツ( 指 )
バート・ブリュッケナウ・バイエルン室内管弦楽団
 (バイエルン放送との共同制作)
(1)ピルミン・グレール (Fl)、マリア・グラーフ(Hrp)
(2)ピルミン・グレール (Fl)
(3)マリア・グラーフ(Hrp)
ジャック・ズーンの弟子グレールと大家グラーフとの共演 モーツァルトの「フルートとハープ」

ステレオ 46’41”

大家グラーフと、新進のグレールとの対話が実に新鮮な感興をさそう名曲「フルートとハープ」ほか、モーツァルトの作品を集めたアルバムで、K.107 は J.C. バッハのピアノソナタ作品 5 の編曲作として知られるピアノ協奏曲をハープで演奏しています。 ピルミン・グレール…カールスルーエとベルリンで、レナーテ・グライス=アルミンとジャック・ズーンに師事したドイツのフルート奏者。2002 年にデンマー クのオーデンセにおけるカール・ニールセン国際フルート・コンクールで第 1 位ほか、ドイツ国内および国際的なコンクールでの入賞歴多数。2002 年よりベルリン・コンツェルトハウス管の首席奏者。ソリストとして、バイエルン放送響、ベルリン響に出演、また、ロッケンハウスや、ラインガウ音楽祭といっ た有名な音楽祭にも招聘を受けています。2006 年 1月にサントリーホールでの新日本フィルとの共演で日本デビューを果たしています。 マリア・グラーフ…カラヤンやチェリビダッケといった大物指揮者の信頼も厚い、ミュンヘン生まれの世界的なハープ奏者。生地でウルズラ・レントロットに、 パリでは、ドビュッシーと仕事を通じて結びつきが深く、作曲者のお気に入りの奏者であったピエール・ジャメに師事。1997 年よりベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学のハープ科教授。

PH 07027
(2CD)
¥4800
J.S.バッハ:ミサ曲
 [CD 1]
  (1)ヘ長調BWV.233、(2)イ長調BWV.234
 [CD 2]
  (3)ト短調BWV.235、(4)ト長調BWV.236
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
(1)(2)エリーザベト・シュパイザー(S)
インゲボルク・ルシュ(A)
ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)、
(3)インゲボルク・ルシュ(A)
ヨーン・ファン・ケステレン(T)
ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)、
(4)エリーザベト・シュパイザー(S)
インゲボルク・ルシュ(A)
ヨーン・ファン・ケステレン(T)
ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)

大家リリングによる J.S.バッハの「ミサ曲集」旧録音。J.S.バッハ演奏の権威であるリリングがシリーズの総監修を手がけ、宗教作品をはじめとする収録曲の大半の演奏を担当した偉業「バッハ大全集」。J.S.バッハの特徴のひとつ、自作からの転用を多く含み、器楽伴奏つきの独唱アリアなどの構成からカンタータ風のミサ曲」とも呼ばれる4つのミサ曲は、ヘンスラー社より刊行されているその大全集にも収められていますが、こちらは別演奏。ここでは1940年チューリヒ生まれのシュパイザー、1934年ベルン生まれのシュテンプフリのスイス勢に、1921年ハーグ生まれのオランダの名テノール、ケステレンといった顔ぶれが換え難い存在感を示しており、ソリストにシェーファーやクヴァストホフらを迎えた1990年代の再録音とはまた別の趣きが魅力となっています。


PRO PIANO

PPR224 512765
(CD+DVD)
\3000→¥2790
ショパン:スケルツォ 第2番、バラード 第1番
ドビュッシー:練習曲 第11番、前奏曲集第2巻〜花火
バッハ:
 平均律クラヴィーア曲集 第2巻〜前奏曲とフーガ 第14番
ベルク:ピアノソナタOp1
小野寺 美輪
(Pf. Hamburg Steinway D-274#0920)

PRO PIANO久しぶりの新譜は着物を着るピアニスト、 小野寺 美輪のCD+DVD2枚組。着物を着た日本女性のモノクロームの写真、帯とProPianoのロゴだけが赤という印象的なジャケ。40タイトル近い<PRO PIANO> レーベルのジャケットの中でも最も「上品」と申せましょうか?なかには、アーチストにモザイク処理をしたアダルトか?と疑わせる ジャケもあっただけに、5年ぶりの新譜に期待が高まります。ただ「着物を着るピアニスト 小野寺 美和」との日本語があるのが気 にかかります。着物を着てピアノを弾くのが、そんなに特別なことですか?着物には「大リーグボール養成ギブス」のような負荷があ るのでしょうか?CDを聴いていてもそんな疑問は解消されないのですが、DVDの映像を見ていると「着物を着る」ことにこだわっ た気持ちがわかるような気がしてきます。CD 44’29+、DVD Video(5.1 surround )、44’40


RCO

RCO 09003
(SACD Hybrid)
¥2500
ホライゾン2〜オリヴィエ・メシアンに捧ぐ
 (1)ポール・デュカス/ゲールト・ファン・クーレン:
  牧神の遥かな嘆き(1920/ 2007オーケストラ版)*
 (2)メシアン:忘れられた捧げ物
 (3)ダルバヴィー:la source d’un regard(2007)*
 (4)メシアン:クロノクロミー
 (5)ロブ・ズイダム:アダム=インタリュード*
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ジョージ・ベンジャミン(指揮(1)〜(4))
インゴ・メッツマッハー(指揮(5))

色彩感豊かなオーケストラの響きに魅了される1枚、コンセルトヘボウ管によるメシアンへのオマージュ!!RCOによる現代ものシリーズ「Horizon」第2弾。RCOは、2007−08のシーズンで、メシアン作品を集中的に取り上げました。20世紀の最も偉大な音楽家の一人、オリヴィエ・メシアン(1908-1992)は、神学、鳥類学、音を色彩としてとらえる美学、リズム、和声的語法、旋法など、様ざまな要素を含む極めてユニークな音楽作品を多く残しました。思考者として、教師として、20世紀の後半の音楽世界を大きく変化させる功績を残し、メシアンという人物とその作品を超えるものは未だ現れていません。このCDは、メシアンへのオマージュと題されており、メシアン作品だけでなく、彼の音楽語法を受け継ぐ現代の作曲家達の作品も取り上げることにより、メシアンの作品の魅力と偉大さを様々な角度から再認識できる一枚となっています。指揮者ジョージ・ベンジャミン(b.1960)は、コンセルバトワールでメシアンに薫陶を受けた人物。現代ものを得意とするメッツマッハーも注目。 二人が名人揃いのオーケストラから巧みに色彩感豊かな音色を引き出します。録音:(1)-(4)2007年11月8,9日、(5)2008年6月13、14日(ライブ録音)*=ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団委嘱作品/世界初演、世界初録音 72’31、 Multichannel 5.0


Red Priest Recordings

RP 007
\1800
ジョン,アイム・オンリー・ダンシング
 J.S.バッハ:
  ①プレリュード(無伴奏パルティータ ホ長調 BWV1006より)
  ②アンダンテ(フルート・ソナタ ホ短調 BWV1034より)
  ③トッカータとフーガ ニ短調(BWV565)
  ④プレリュード(無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012より)
  ⑤ラルゴ・エ・ドルチェ
  (フルート・ソナタ イ長調 BWV1032より)
  ⑥プレリュード ト短調
  (平均律クラヴィーア曲集第2巻第16番BWV885より)
  ⑦プレリュードとフーガ ハ短調
  (平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番BWV847より)
  ⑧アレグロ(フルート・ソナタ ハ長調BWV1033より)
  ⑨ソナタ イ短調(オーボエ・ソナタ ト短調BWV1020より)
  ⑩アリオーソ (チェンバロ協奏曲 ヘ短調 BWV1056より)
  ⑪ブーレ(イギリス組曲第2番イ短調BWV807より)
  ⑫サラバンド(イギリス組曲第3番イ短調BWV807より)
  ⑬イントロダクションとジーグ
   (トッカータ ニ長調BWV912より)
  ⑭メヌエット(管弦楽組曲第2番BWV1067より)
  ⑮バディヌリー(管弦楽組曲第2番BWV1067より)
  ⑯ラルゴ(ブランデンブルク協奏曲 第3番ト長調BWV1048より)
レッド・プリースト
【ピアーズ・アダムス(Re)
ジュリア・ビショップ(Vn)
アンジェラ・イースト(Vc)
ハワード・ビーチ(Cmeb)】

「ポップ・バッハ」と「正統派バッハ」の見事な融合

バッハの偉大さは今さら誰が語るものではなく、世界中の人々が周知の事実。その偉大さはクラシック界だけではなく、音楽のジャンルを超えて、様々 なアーティストが影響されています。ポップ・アレンジされたバッハも数多くリリースされています。古界の過激派レッド・プリーストは、そのポップなバッ ハに正統派の崇高さ厳粛さをプラス。選曲にもこだわりを持って、つい口ずさむような、体がむずむずするような作品をチョイス。アルバム・タイトルに はは20世紀を代表するイギリスを代表するロック・スター、デヴィッド・ボウイの曲「ジョン,アイム・オンリー・ダンシング」を。レッド・プリーストだからこそ出来る、新しいバッハをご堪能下さい。録音:2009年8月、69’04

RP 006
(2CD)
\3400→¥3090
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007-1012 アンジェラ・イースト(バロック・チェロ)

アンジェラ・イーストによる型破りなバッハの無伴奏 音楽一家に育ったアンジェラ・イースト。モダン楽器の演奏者としてキャリアをスタートさせましたが、1970年代後半から古楽器に魅せられ、現在で はヨーロッパの有数のバロック・オーケストラと共演しています。1997年のレッド・プリースト結成当初から、存在感のある演奏で注目を集めてきました。 そして満を持してバッハの無伴奏を録音。確かな実力と自由な発想。他では聴くことのできない個性的な演奏を作り出しています。録音:2001年5月(no.1,3,5&6)、2004年8月(no.2&4)

RP 005
\1800
バロック・チェロ・イルミネーションズ
 ①ヘンリー・エックレス/
  フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ:
   ソナタ第11番ト短調(ヴァイオリン・ソナタより編曲版)
 ②ウィレム・デ・フェシュ:ソナタ ニ短調 Op.8-3
 ③ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調 RV40
 ④F.クープラン:
  演奏会用小品(バズレール/アンジェラ・イースト編)
 ⑤ジュゼッペ・サンマルティーニ/マーティン・バルトー:
  ソナタ Op.1a-3 ト長調
 ⑥J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
アンジェラ・イースト(バロック・チェロ)
ルース・アルフォード(バロック・チェロ)
ハワード・ビーチ(ハープシコード)

イマジネーションの泉がわき上がる! 超過激古楽アンサンブルのチェリスト、アンジェラ・イースト

73’42

過激な演奏解釈で聴衆を刺激するレッド・プリーストのメンバー、アンジェラ・イーストによるバロック・チェロによるアルバム。 チェロ学習者の初期に挑戦する作品を中心に収録。もちろんレッド・プリーストがこれらの作品をシンプルに演奏するわけがありません!官能美をたたえ た穏やかな演奏あり、溌剌とした華麗な技巧ありと、アンジェラ・イーストの溢れだすイマジネーションにより、オーソドックスなレパートリーがイルミネー ションの如く輝きだします。

2009年来日予定
12月5日 兵庫県立芸術文化センター
12月6日 福井県立音楽堂ハーモニーホール
12月8日 札幌コンサートホール
12月9日 旭川市音楽堂大雪クリスタルホール
12月11日 浜離宮朝日ホール
12月12日 厚木市文化会館


SDG

SDG 165
(2CD)
\3400
J.S.バッハ:カンタータ集
 [CD1]
 J.S.バッハ:
  (1)「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV 2
  (2)「わがこころは主をあがめ」BWV 10
 (3)シュッツ:天は神の栄光を讃えSWV 386
 (4)バッハ:
  カンタータ「もろもろの天は神の栄光を語り」BWV 76
 [CD2]
  J.S.バッハ:
   (1)「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV 21
   (2)「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」BWV 135
   (3)フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲
    イ短調 BWV 1044
[CD1]リサ・ラルソン(S)、
ダニエル・テイラー(A)、
ジェームス・ギルクリスト(T)、
スティーヴン・ヴァーコー(Bs)
[CD2]キャサリン・フーグ(S)、
ロビン・タイソン(A)、
ヴァーノン・カーク(T)、
ジョナサン・ブラウン(Bs)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、
モンテヴェルディ合唱団

バッハの青年時代の記念碑的大作21番 シュッツ、三重協奏曲も収録された充実の2枚!

録音:2000年7月(ライヴ/CD1サン=ドニ大聖堂 CD2チューリヒ)

シュッツのモテット、バッハの三重協奏曲も入った魅力的な2枚組の登場。特にシュッツのモテットは、ガーディナーが6歳のころ、父親が歌ってくれた記憶も鮮明に残っている、ガーディナーのお気に入りの作品。カンタータでは、バッハの青年時代に書かれた、二部から成る記念碑的な21番が目玉。
冒頭のシンフォニアは、様々な語法を駆使し、嘆きの表現がなされた心に迫る楽章。三重協奏曲は、ブランデンブルクの第5番に似ているようでもあり、バッハの息子たちの前古典派を思わせる作風でもあります。CD1は特にサン=ドニ大聖堂でのライヴ録音ということもあり、音響も臨場感もいっそうバッハの世界を盛り上げます。

SDG 177
\2400
「永遠の火」バッハのカンタータよりの合唱曲集
 「おお永遠の火、おお愛の源よ」BWV 34より第1曲合唱、
 「汝らは泣き叫び」BWV 103より第1曲合唱、
 「われらが神は堅き砦」BWV 80より第1曲合唱、
 「主なる神われらの側にいまさずして」
  BWV 178より第1曲コラール合唱、
 「われらより取り去りたまえ、主よ」
  BWV 101より第1曲コラール合唱、
 「飢えたる者に汝のパンを分かち与えよ」
  BWV 39より第1曲合唱、
 「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV 12より第1曲合唱、
 「傲りかつ臆するは」BWV 176より第1曲合唱、
 「かくて戦い起これり」BWV 19より第1曲合唱、
 「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」
  BWV 27より第1曲合唱、
 「おお永遠、そは雷の言葉」BWV 20より第1曲合唱、
 「魂よ、つまずくなかれ」BWV 186より第1曲合唱、
 「キリストこそわが生命」BWV 95より第1曲合唱、
 「いと尊き御神よ、いつわれは死なん」
  BWV 8より第1曲合唱
モンテヴェルディ合唱団、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)

モンテヴェルディ合唱団の名演を堪能!

74’58

カンタータの冒頭をかざる合唱曲には、聴衆の心をひきつける華やかなもの、また、カンタータの内容を見事に反映させた内容の濃いものがたくさんあります。これまでの録音の中から、冒頭合唱曲のいいとこどりの1枚。モンテヴェルディ合唱団の上手さが際立ちます。


SEELENKLANG

FIT 1
¥2400→¥2190
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:声楽作品集
 歌曲集
  1. 友よ、君は歌を僕に送る(ウーラント) (1895)
  2. 祖国(ウーラント) (1896)
  3. 忍耐(ハイゼ) (1897)
  4. 思い出(ケルナー)
  5. 宝を探す男(アイヒェンドルフ)
  6. 哀しき猟師(アイヒェンドルフ)
  7. 兵士(シャミッソー) (1899)
  8. いましめ(ゲーテ)(1897)
  9. 湖の上で(ゲーテ)(1900)
  10. かもめが飛んでいる(マイヤー)(1900)
  11. 天使がハープをかき鳴らし(シルヴァ)(1898?)
  12. テ・デウム(日本初演)(1909)

1.-7. 細岡 雅哉(バリトン)
 生田 美子(ピアノ)
8.-11. 山口 克枝(メゾ・ソプラノ)
 岡 珠世(ピアノ)
12.フルトヴェングラー没後50周年記念合唱団、
 辻 秀幸(合唱指揮)
 太田 小百合(ソプラノ)
 柏木 綾(アルト)
 小林 勉(テノール)
 吉川 賢太郎(バリトン)
東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団
 野口 剛夫(指揮)

あのエレクトーンオーケストラのブルックナーで世間を震撼させた 野口剛夫(東京フルトヴェングラー研究会会長)が 生オーケストラで送るフルトヴェングラー研究にかかせぬ作品集大成!

録音:1.-7. 2006年1月25日 タワーホール船堀小ホール【フルトヴェングラー生誕120周年記念コンサート 音楽家フルトヴェングラーの誕生】、8.-11. 2008年3月12日 本郷中央教会【東京フルトヴェングラー・フェスト2008 室内楽演奏会】、12. 2004年11月28日 アミューたちかわ大ホール【フルトヴェングラー没後50周年記念演奏会】、編集:東京フルトヴェングラー研究会、制作:音と言葉社、デジタル

待望の作曲家フルトヴェングラーの作品シリーズが始まります。第1弾は声楽作品集で、歌曲とテ・デウム。東京フルトヴェングラー研究会は1995年の設立以来、一貫してフルトヴェングラーの作品を紹介し続けてきましたが、このCDには、2004〜2008年に行われた演奏会のライブ録音が収められています。フルトヴェングラーの歌曲は全て十代に書かれており、既に抒情的な感性と哲学的な思索が融合した独自の音楽となっております。テ・デウムは1909年、23歳の時の作品。作曲家フルトヴェングラーの代表作と言ってよいほどの充実を見せており、2004年の日本初演ライブで聴けるのも大変魅力です。(野口剛夫)


SIMAX

PSC 1276
(SACD Hybrid)
¥2900
つねに待ち望む心を〜クリスマスをティーネと
 グスターヴ・ホルスト (1874-1934):
  木枯らしの風、ほえたけり
 伝承曲:それは愛らしい幼子が、つねに待ち望む心を
 マックス・レーガー (1873-1916):
  マリアの子守歌作品 76-52
 ヘンリー・トマス・スマート (1813-1879):
  み空をはせゆくみ使いたちよ
 G・F・ヘンデル (1685-1759):
  アン女王の誕生日のためのオード「神々しい光の永遠の源泉」
 ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):シンフォニア ニ長調
 J・S・バッハ (1685-1750) /
  シャルル・グノー (1818-1893):アヴェ・マリア
 ティーネ・ティング・ヘルセット (1987-):天使の舞
 伝承曲:教会は堅き岩の上に
 G・F・ヘンデル (1685-1759):
  オラトリオ「サムソン」〜輝けるセラフたちを
 ニルス・ラーシェン:賛歌
 伝承曲:永遠の平安は誰にも望めない、天の砦を知っている
 アドルフ・アダン (1803-1856):
  クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
 ヨハンネス・クロッツ:甘き喜びのうちに
 シュレジェン民謡:この世はうるわし
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp)
イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S)
エリセ・ボートネス(Vn)
ノルウェー室内管弦楽団

トランペットの新星ヘルセットによるクリスマス・アルバム 、ヘルセットの溢れだす「音楽」がクリスマスを彩る!ノルウェーのプレーヤー、ティーネ・ティング・ヘルセット (1987-) のファーストアルバム、ノルウェー室内管弦楽団と共演したトランペット協奏曲集 (PSC1292) は、このレパートリーでも近年指折りの素敵なアルバムでした。演奏する曲に共感し、表現したいことを " 音 " として聴き手に伝える技術 を身につけたミュージシャン。彼女のトランペットからは、トランペットという楽器の音とともにハイドン、アルビノーニ、ネルダ、フンメルの " 音楽 " がしっかり聞こえてきます。 今回は、デンマーク敬虔主義の宗教家、H・A・ブロアソンの賛美歌『つねに待ち望む心を』をタイトルとするセカンドアルバム。このアルバムでもノルウェー室内管弦楽団と共演し、北欧とヨーロッパ各地のクリスマスの音楽を演奏しています。 「ノルウェー歌曲選集、エヴェ・サーシュ・ナンセンへの捧げ物」(PSC1238) のイーサ・カタリーナ・ゲーリケ、そして、バルトークのヴァイオリンとピ アノのための作品集 (PSC1174) を録音した、オスロ・フィルハーモニックの第 1コンサートマスター、エリセ・ボートネスが録音セッションに参加しました。

PSC 1265
(SACD HYBRID)
\2800
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏第13番 作品130、
 大フーガ 作品133
ヴェルターヴォ・カルテット
【オイヴォール・ヴォッレ(Vn)
 ベーリット・カルダス(Vn)
 ヘンニンゲ・ランドース(Va)
 ビョルグ・ルイス(Vc)】
ノルウェーの宝、ヴェルターヴォQの 初ベートーヴェン カルテットの醍醐味がここにある!1984年に結成されたノルウェーの女性4人によるヴェルターヴォ・カルテットは2009年11月に結成25周年を迎えました。現在は全員が母となり、 子育てと演奏活動を両立させ、意欲的にコンサート、音楽教育などを行っています。また幅広いレパートリーを持ち、母国ノルウェーの作曲家の作品も 積極的にも取り組んでいます。CDでは、SIMAXレーベルからリリースされたニールセン、シューマン、ブラームス、グリーグ、ドビュッシーなどがあり、 いずれも各音楽誌で高い評価を受けています。今回結成25周年を記念して録音されたのは、ヴェルターヴォ初のベートーヴェン。ベートーヴェンの室内楽の中で最高峰と言われる第13番(大フーガ付き)。彼女たちの確かな構成力、伸びやかに歌い上げる美しい音色、そして緻密なアンサンブルはカルテットの醍醐味を感じさせる演奏です。録音:2008年6月16-20日ソフィエンベルグ教会(オスロ)

SUPRAPHON

SU 4012
\2000→¥1890
「ドヴォルザーク:交響詩集」
 (1)交響詩「水の精」Op.107, B 195
 (2)交響詩「真昼の魔女」Op.108, B 196
 (3)交響詩「金の紡ぎ車」Op.109, B 197
 (4)交響詩「野ばと」Op.110, B 198
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指)

チェコ音楽のエキスパート、 マッケラス&名門チェコ・フィル 血も凍るエグさが突き刺さる、 ドヴォルザークの交響詩集

(2)収録時期:2008年12月11−12日(ライヴ)、(3)収録時期:2001年6月14日(セッション)、(4)収録時期:2009年9月9−10日(セッション)、収録場所:プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール、ステレオ、79’46”

ヤナーチェクをはじめ、チェコ音楽のエキスパートとして知られるマッケラスの最新アルバムは、ドヴォルザークの交響詩集。さきにリリースされたマルチヌーの「ジュリエッタ」からの3つの断章(SU3994)と同日のライヴ収録による「水の精」と「真昼の魔女」。2001年のセッション録音で、交響曲第6番(SU3771)にカップリングされていた「金の紡ぎ車」、そして、2009年9月の最新セッション録音による「野ばと」という内容です。
ドヴォルザークがアメリカより帰還後の1896年に作曲されたこれら4曲は、チェコの国民詩人、カレル・ヤロミール・エルベン(1811−1870)のバラードに着想されたもので、その異常なまでに残酷で凄惨な題材が共通することから“殺人交響詩”とも呼ばれています。ドヴォルザークの演奏で独自の存在感を示してきたチェコ・フィルは、1959年にターリヒと「水の精」を除いた3曲を録音、1987年にグレゴルと全集録音をおこなっています。
チェコ・フィルは、マッケラスとも実演およびレコーディングで数多くの共演を重ねており、これまでに十分な成果を示してきたのは広く知られる通りです。
ドヴォルザーク作品では、マッケラスの指揮で2002年に交響曲第6番をライヴ録音しているほか、スラヴ舞曲集(SU3808)、交響的変奏曲、スケルツォ・カプリチオーソ、伝説曲(SU3533)などの録音もおこなっています。
2010年には85歳を迎え、近年ますます旺盛な表現意欲をみせているマッケラス。こうしていままた、理想的というべき名門チェコ・フィルを得て、あらたに取り組んだドヴォルザーク・アルバムはおおいに期待できる内容といえそうです。

SU 3957
\2000
プロコフィエフ:
 (1)弦楽四重奏曲第1番ロ短調 Op.50
 (2)2本のヴァイオリンのためのソナタ Op.56
 (3)弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.92
  「カルバダの主題による」
パヴェル・ハースSQ

まるでロック、若き美形四重奏団によるノリの良さ最高のプロコフィエフ。プロコフィエフの弦楽四重奏曲は、同じ旧ソ連のショスタコーヴィチのものに比べるとイマイチ影の薄い存在ですが、音楽自体はスピード感あふれアグレッシヴでまさにプロコの真骨頂。プロコフィエフは第2次世界大戦中、指揮者テミルカーノフの故郷でもあるコーカサスのカルバダに疎開していましたが、当地の民俗音楽を採り入れて弦楽四重奏曲第2番を作曲しました。過激な第1番に比べると温和ですが、中東風のエキゾチックな素材をバルトーク風に処理した個性的作品。チェコの若手四重奏団パヴェル・ハースSQはロックのようなエネルギーとノリの良さで超カッコよく熱演しています。録音:2009年4月、6月 プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)、60’42”

SU 4003
(3CD)
¥3600

「ザ・ベスト・オブ・チェコ・クラシックス〜弦楽四重奏篇」
 [CD 1] 77’43”
  (1)スメタナ:弦楽四重奏曲第 1 番ホ短調「わが生涯より」
  (2)スメタナ:弦楽四重奏曲第 2 番ニ短調
  (3)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第 10 番
   変ホ長調 Op.51, B.92
 [CD 2] 70’38”
  (4)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第 12 番
   ヘ長調「アメリカ」Op.96, B.179
  (5)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第 13 番
   ト長調 Op.106, B.192
  (6)ヨゼフ・スーク:「聖ヴァーツラフ」の
   コラールによる瞑想曲 Op.35a
 [CD 3] 71’53”
  (7)ノヴァーク:弦楽四重奏曲第 2 番ニ長調 Op.35
  (8)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第 1 番「クロイツェル・ソナタ」
   ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第 2 番「ないしょの手紙」

(1)(2)(7)スメタナ四重奏団
(3)(4)(5)(6)パノハ四重奏団
(8)シュカンパ四重奏団

スメタナ、パノハ、シュカンパ 「弦の国」チェコを代表する 名門アンサンブルの名盤より厳選 ドヴォルザーク、スメタナ、ヤナーチェクらの室内楽

(1)録音:1962 年 3 月19-22 日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ(2)録音:1962 年 3 月12-15 日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ(3)録音:1985 年 6月9-14日プラハ、チェコ・フィルハーモニー合唱団リハーサル・ホール(4)録音:1982 年 11 月 6-8 日プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール (5)録音:1984 年 11 月 5-8 日プラハ、チェコ・フィルハーモニー合唱団リハーサル・ホール(6)録音:2006 年 4 月 8 日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(7)録音:1973 年 6 月 27-28 日プラハ放送スタジオ(8)録音:2001 年 2 月、3 月プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール

スメタナ、パノハ、シュカンパと、「弦の国」チェコが誇る歴代の名門アンサンブルが残した弦楽四重奏の名録音を、SUPRAPHON の豊富な音源より厳選してまとめたセット。ドヴォルザークの「アメリカ」、スメタナの「わが生涯より」そしてヤナーチェクと、このジャンルの不滅の名曲をきわめつけの演 奏で楽しめます。


TALENT

DOM 2910904
\2500→¥2290
ラロ:ヴァイオリン協奏曲
 第2番 ニ短調「スペイン交響曲」
 第3番 ト短調「ロシア協奏曲」
掘米ゆず子 (Vn)
マルコ・グイダリーニ ( 指 )
ニース・フィル
堀米ゆず子のスペイン交響曲!!!

現在ベルギーを拠点に活躍する国際的ヴァイオリニスト堀米ゆず子、久々の協奏曲はラロのスペイン交響曲&ロシア協奏曲です。堀米ゆず子は1980 年に日本人として初めてエリザベート王妃国際コンクールで優勝したことで有名です。このコンクールは委嘱作品など、レパートリーの広さも求められ、その優勝者ということからもわかるとおり、バッハから現代まで幅広い演奏活動で成功しております。近年、録音セッ ションは室内楽に力を入れており、今回の新譜は期待の協奏曲録音と言えましょう。ラロの演奏、音楽全体は均整のとれた解釈ですが、一音一音に魂をこめて弾く演奏は極めて情熱的です。演奏の際に呼吸が聞こえるほどのフレージングの大きさが、演奏を豊かにさせておりゆず子 ファンだけでなく全ての音楽フ ァン必聴の名盤の誕生と申せましょう。

DOM 2910100
\1600
ベートーヴェン:
 交響曲第4番変ロ長調Op.60
 交響曲第7番イ長調Op.92
ロイヤル・フランダース・フィル
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)

プライスダウンして通常盤で再発 ヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィル ベートーヴェンの交響曲第4番&第7番

録音:2004年11月ベルギー(ライヴ)、ステレオ

交響曲全集シリーズのスタートを飾ったアルバムが、プライスダウンして通常盤で再発となります。第9番ではオリジナル楽器の手兵シャンゼリゼ管を率いていたヘレヴェッへが、ピリオドのイディオムを導入しながらも、もうひとつの手兵ロイヤル・フランダース・フィルとあらたに取り組むプロジェクトということでもおおいに話題を集めました。
なお、通常盤のリリースに伴い、現行のSACDハイブリッド盤(DOM2929100)は廃盤となります。


VDE GALLO

GALLO 1277
\2100→¥1890
カロリーヌ・ボワシエ・ビュティーニ(1786-1836):
 (1)協奏曲 第6番「スイス」(ピアノ、フルートのための)
 (2)オルガン小曲
 (3)ピアノ・ソナタ 第1番
 (4)ディヴェルティメント
(1)エヴァ=マリア・ツィマーマン(ピアノ)、
 リギュラ・クーファー(フルート)
 ベルン室内管弦楽団、
 マティアス・クーン(指)
(2)ニコレッタ・パラシベスク(オルガン)
(3)バベッタ・ドーン(ピアノ)
(4)ディディエ・プントス(ピアノ)、
 ミシェル・ウェストファル(クラリネット)
 カロリーヌ・ペピン(バスーン)

名曲揃いの世界初録音、なんと心地よく優美なメロディ!ジュネーヴ生まれの女性作曲家、ビュティーニ(1786-1836)作品集

録音:(1)2008年3月18日 グランド・サル音楽院、ベルン、(2)2008年8月22日 テオドール教会(クーン・オルガン)、バーゼル、スイス、(3)2009年2月26日 ヒンデミット財団ホール、ブロネイ、(4)2009年2月27日 ヒンデミット財団ホール、ブロネイ

一聴後、心地よく流れる美しき旋律!ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンを思わせる、カロリーヌ・ボワシエ・ビュティーニは1786年ジュネーヴで生まれ1836年3月に故郷で亡くなった女性作曲家です。ヨーロッパ中で評判の医者の父を持ったカロリーヌは家族と共に様々な国の音楽に触れ、その経験が彼女を豊かな音楽家とさせました。ピアノ協奏曲第6番では民謡をもとに作曲されたフルートとのかけ合いが美しい曲です。シンプルな冒頭と中間部の技巧的なピアノ・パートが魅力で、19世紀のサロン・ミュージックの前身とも言うべき音楽がここにあります。これまで、ほとんどの作品が草稿しか世に知られていませんでしたが、この度「スイスの遺産」が陽の目をみることができたと申せましょう。

GALLO 1289
\2100
モーツァルト:
 ディヴェルティメント 第1番 変ロ長調KV439b(Anh 229)
シューベルト:弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.471
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ハ短調 作品9-3
トリオ・レニータ
【セルジュ・シャルレ(ヴァイオリン),
フランソワ・マルティニエ(ヴィオラ),
ギョーム・マルティニエ(チェロ)】

録音:2009年4月21-23日 コルソー、スイス

若き才能の溢れたフランスとスイス出身のトリオ・レニータによるモーツァルト、シューベルト、ベートーヴェンの三重奏曲集。ビロードのようなシャルレのヴァイオリンが名曲をきらびやかに演出いたします。

GALLO 1296
\2100
フェリックス・メンデルスゾーン:
 ヴァイオリン・ソナタ全集
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1820年)
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4(1825年)
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838年)
トーマス・ウィッキー=シュタム
(ヴァイオリン (使用楽器:
カルロ・フェルディナンド・ランドルフィ、
ミラノ1772年))、
カルロ・レヴィ・ミンツィ(ピアノ)

録音:2009年8月3-5日、バーゼル、スイス

メンデルスゾーン生誕200周年である2009年に録音されたヴァイオリン・ソナタ全集。ヴァイオリンのウィッキー=シュタムはスイス生まれ。ヨーロッパ、アメリカをはじめ、日本にも来日の実力派ヴァイオリニスト。室内楽にも積極的に参加しており、ブダペストでバルトーク四重奏団のもと研鑽を積みました。ピアノのミンツィと息の合った演奏です。

GALLO 1290
\2100
ナポレオン・コスト(1805-1883):
 幻想ソナタ op.34-b,オーボエ協奏曲,スーベニア作品17
ベルリオーズ:アレグレット
ベートーヴェン:アデレード
シューベルト:ソナチネ D.384
 以上、コスト編曲
デュオ・コスト
【ファブリス・フェレ(オーボエ),
フィリップ・ルー(ギター)】
ベルリオーズの友人でもあったナポレオン・コストのオーボエとギターのデュオ作品集。
コストはギターにとって不遇な時代とされる19世紀の中期のロマン主義時代に生きたフランスの巨匠。コスト編曲によるベルリオーズ、ベートーヴェン、シューベルトの3曲も注目。
GALLO 1286
\2100
エリック・ゴディベール(1936-):
 「オーシャンズ」(フルートのための)
 「アルバムの綴り」(アルトのための)
 クラリネット協奏曲、他
ブリジット・ブクストルフ(フルート)
クリスティーナ・ソーレンセン(アルト)
ルネ・メイヤー(クラリネット)
エリック・ゴディベール(ピアノ)
アルペジョーネ室内管弦楽団ホーエネムス
ジャン・フランソワ・アントニオーリ(指)
スイス現代作曲家エリック・ゴディベール(1936-)のオーケストラを中心とした作品集。
GALLO 1297
\2100
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
J.S.バッハ:「シャコンヌ」
リスト:「死の舞踏」
アンヌ・ショレ
(オルガン/ヴァルガー製オルガン使用)

録音:聖フランソワ教会、ローザンヌ

聖フランソワ教会の歴史的オルガンによるクラシック名曲集。いずれも原曲はパイプオルガンではありませんが、オルガンの効果を最大に生かした響き は圧巻です。

GALLO 1302
\2100
ヘンデル:シバの女王
クリストフ・シュトゥルツェネッガー(1976-):
 GBQ(ジュネーヴ・ブラス・クインテット)のためのファンファーレ
アラン・スティーヴンソン:五重奏曲
アレクサンドル・アルチュニアン:アルメニアン・シーン「朝の歌」
クルト・シュトゥルツェネッガー:4つのファンファーレ
リチャード・ロブリー:アメリカのイメージより
ジュネーヴ・ブラス・クインテット
【サミュエル・ゴール、
リオネル・ウォルター(トランペット)、
クリストフ・シュトゥルツェネッガー(Cor)、
デヴィット・レイ(トロンボーン)、
エリック・レイ(テューバ)】
華やかなブラス五重奏曲集。演奏のクリストフ・シュトゥルツェネッガーは自作の演奏でデビュー(GALLO-1162)しており、このCDにはジュネーヴ・ ブラス・クインテットのためのファンファーレを披露しております。
GALLO 1298
\2100
ヴィクター・ウルマン、グスタフ・マーラー、
 アルバン・ベルク、R.シュトラウス歌曲集
バーバラ・フックス(ソプラノ)
ユディット・ポルガー(ピアノ)
19世紀から20世紀にかけて作曲された美しき歌曲集。
GALLO 1300
\2100
J.S.バッハ:
 (1)カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV82
 (2)ミサ曲イ長調 BWV234より 第3曲
 (3)ミサ曲ト短調 BWV235より 第3曲
 (4)マニフィカト ニ長調 BWV243より 第5曲
 (5)マタイ受難曲 BWV244より第23,42,57,64,65曲
 (6)ヨハネ受難曲 BWV245より第48曲
 (7)クリスマス・オラトリオBWV248より第8,47曲
ピエール=アラン・サヴァリー(バリトン)
クリスティーナ・インゼンク=ラジット(オルガン)
クレール・マルカート(ヴァイオリン)、
パトリック・マルガレット(オーボエ)
ブレイズ・ヴァートル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
GALLO-1270でのオペラ・アリア集でも好評のピエール=アラン・サヴァリーと小編成によるバリトンによるバッハの名曲選です。
GALLO 1312
\2100
シューベルト:
 ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 遺作D.960
リスト:「ダンテを読んで」
エリザベス・ヘルビン(ピアノ)
シューベルトの傑作ピアノ・ソナタ第21番、リスト「ダンテを読んで」という重厚なカップリング。演奏のエリザベス・ヘルビンは作曲家ルネ・ヘルビ
ン(GALLO-711)の娘で、今その才能が期待されているピアニストです。
GALLO 1295
\2100
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
ラヴェル:道化師の朝の歌
ショーソン:詩曲
ポンセ(ハイフェツ編曲):エストレリータ
ミヨー(ハイフェッツ編曲):ブラジルの女
エルガー:愛の挨拶 作品12
モーカン・ラザレヴィッチ(ヴァイオリン)
スザンヌ・ウッソン(ピアノ)

録音:2009年6月26,27日

優美な音色が魅力のヴァイオリニスト、ラザレヴィッチと名コンビのウッソンによるR.シュトラウスの傑作、ヴァイオリン・ソナタをはじめとしたヴァイ オリンの名曲集です。

GALLO 1305/7
(3CD)
\3200
CD-1
 (1)ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番 作品38、第2番 作品99
CD-2
 (2)アンドレ・プロヴォー:ソナタ
 (3)メシアン:イエスの永遠性への賛歌
 (4)マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番
 (5)フォーレ:チェロ・ソナタ第2番
CD-3
 (6)インドルジフ・フェルト(1925-):
  チェロ協奏曲
 (7)ドヴォルザーク:
  チェロ協奏曲ギュイ・ファロの芸術
ギュイ・ファロ(チェロ)
①‐③リタ・ポッサ(ピアノ)、
④エマニュエル・ラマーゼ(ピアノ)、
⑤モニク・ファロ(ピアノ)、
⑥フランス国立管弦楽団、
 アントニオ・デ・アルメイダ(指)、
⑦バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団
 (現バーデンバーデン&
  フライブルクSWR交響楽団)、
 アンドレ・ジュヴ(指)
ラヴェルの室内楽の録音でも有名な巨匠ギュイ・ファロ。GALLOレーベルに録音したソナタ、協奏曲のお得な3枚組です。

YSAYE RECORDS

NS 04
¥2200
シューベルト: 弦楽四重奏曲
 第8番変ロ長調D.112, Op.168
 第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
 第14番ニ短調D.810「死と乙女」
ヴォーチェ四重奏団
サラ・デイヤン(1st Vn)
セシル・ルーバン(2nd Vn)
ギヨーム・ベケール(Va)
ジュリアン・ドゥコワン(Vc)
2006年10月に行われた第61回ジュネーヴ国際音楽コンクールで弦楽四重奏部門の最高位に輝いたヴォーチェ四重奏団。2008年1月には日本デ ビューも果たし、一躍その名を知られるところとなりましたかれらが恩師であるイザイ四重奏団のレーベルより、いよいよアルバム・デビューを果たします。 「フランスのクァルテットの世界ですでに欠かせない存在であり、素晴らしい音楽性を持ち、つねに豊かな好奇心をもって音楽に取り組む彼らは、若手の 中でもとりわけ魅力的なクァルテットであり、彼らの指導は私にとっても大きな喜びだ」と語るのはイザイ四重奏団のヴィオラ奏者ミゲル・ダ・シルヴァ。 すべてシューベルトで固められたプログラムは、とめどなく溢れ返る歌と若々しい感性が弾けて、師の言葉をそのまま裏付ける内容となっています。
【ヴォーチェ四重奏団】…2004年にパリ国立高等音楽院の卒業生により結成されたフランス新進のアンサンブル。2005年第8回クレモナ国際弦楽四重奏コンクー ル第3位、フランスのノルマンディー地方で開催された「フォーラム・ミュージカル・ド・ノルマンディー」コンクール優勝、同時にドビュッシーの演奏に対して「音 楽の遺産賞」を授与される。2006年第61回ジュネーヴ国際音楽コンクールで最高位(第2位)を獲得。2007年第3回ヨーゼフ・ハイドン国際室内楽コンクール (ウィーン)第3位入賞。2007年夏に開催された第5回ボルドー弦楽四重奏国際コンクールでは、現代音楽作品の優れた演奏に対して「SACEM賞」と、モーツァ ルトの優れた演奏に対し「セルゲ・デン・アレント賞」を授与される。 結成直後よりフランス内外の音楽祭やコンサートで演奏を重ねるのと並行して、プロ・クァルテット=ヨーロッパ室内楽センターの推薦により、2005年からはパリ 国立高等音楽院でイザイ四重奏団の指導を受ける。またヴァレンティン・エルベン、ヴァルター・レヴィン(ラサール四重奏団)、アルテミス・カルテットなどにも師 事する。さらに、クリストフ・コワン(モザイク・クァルテット)、マーティン・ロヴェット(アマデウス四重奏団)、ジャン・ムイエール(ヴィア・ノヴァ四重奏団)、フ ランソワ・サルク、ターリヒ四重奏団から度々アドバイスを受けている。録音:2008年10月26−31日フランス、サルテ、プリューレ・ド・ヴィヴォアン(セッション・ステレオ)、74’09”
NS 06
¥2200
(1)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
(2)ヤナーチェク:おとぎ話
(3)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)
(1)シモン・ガウデンツ(指)
ジュネーヴ室内管弦楽団
(2)バラージュ・フュレイ(P)
(3)バラージュ・フュレイ(P)
2008年10月に行われた第63回ジュネーヴ国際音楽コンクール「チェロ部門」の覇者、イシュトヴァーン・ヴァールダイ。グートマンやシュタルケル らの薫陶を受けたハンガリーの気鋭は、エルガーをはじめ、すべてのナンバーで美しくのびやかな音色とスケール豊かな音楽が際立つ魅力。ペレーニなど、 多くの優秀なチェリストを輩出してきたハンガリーのチェロ楽派にあって、まことに継承者たるにふさわしい逸材の登場といえるでしょう。 【イシュトヴァーン・ヴァールダイ】…1985年ハンガリー生まれ。2004年よりフェレンツ・リスト音楽院でラースロー・メジェーに師事。2005年にウィー ン音楽アカデミーでラインハルト・ラツコーのクラスを受講。また、ナターリャ・グートマン、ナターリャ・シャホフスカヤ、ヤーノシュ・シュタルケル、フ ランス・ヘルメルソンに学ぶ。 2007年チャイコフスキー国際音楽コンクール第3位、併せて特別賞受賞。2008年10月に行われた第63回ジュネーヴ国際音楽コンクール「チェロ部門」 で優勝、併せて3つの特別賞「オーディエンス賞」「ピエール・フルニエ賞」「Coup de Coeur Breguet賞」をも獲得。1998年にハーグでデビュー以来、 これまでにロンドン、フィレンツェ、プラハ、神戸、フランクフルト、モスクワ、ミュンヘン、サンクト・ペテルブルク、ニューヨーク、中国と世界的な舞台へと飛躍する期待のチェリスト。録音:2009年6月22−26日スイス・ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送、アンセルメ・スタジオ(セッション・ステレオ)、66’06”





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