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第54号マイナー・レーベル新録音新譜(1)



2L

2L 71SACD
(SACD HYBRID)
¥2500
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第 10 番 変ホ長調 作品 74「ハープ」
アルネ・ヌールハイム:弦楽四重奏曲 (1956)
バルトーク:弦楽四重奏曲第 3 番 Sz85
エンゲゴール四重奏団
【アルヴィド・エンゲゴール (Vn)
 アトレ・スポンベルグ (Vn)
 ジュリエット・ジョプリング (Va)
 ヤン=エーリク・グスタフソン (Vc)】
ノルウェーの人気カルテット、エンゲゴール四重奏団4 つの楽器の緻密で繊細な対話を 2 Lの名録音で!

録音:2009 年 4 月 ソフィエンベルグ教会 ( オスロ、ノルウェー )/制作・録 音:モッテン・リンドベルグ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ/5.1 surround/stereo、66’31

スタンダードのレパートリーに現代ノルウェーの作品を加えた、アルヴィド・エンゲゴールをリーダーとする四重奏団のシリーズ。ハイドン、ライフ・スールベリ、グリーグの弦楽四重奏曲 (2L 53SACD) に次ぐ第 2 集では、ベートーヴェンの「ハープ」、バルトークの第 3 番、そしてノルウェー音楽のモダニズム運動の導き役を務めたアルネ・ヌールハイム (1931-2010) の作品が演奏されます。1956 年の弦楽四重奏曲はノールハイムが「エッセイ」(1954)と「エピグラム」(1955) につづいて弦楽四重奏のために書いた作品です。" 光と闇 " の「即興曲風のレント」、無窮動の「間奏曲」、暗い色彩の「墓碑銘」の 3 楽章。自由な調性で、表現的な音世界を実現した作品です。
2L 62SACD
(SACD HYBRID)
¥2500
ヨハンネス・ホールクロウ (1847-1925):歌曲集
 海辺で 作品 2-2/ 木 作品 11-3/ ハウケリのカッコー 作品 10-1/
 春の願い 作品 9-1/ 夏の夜 作品 9-2/ 音 (1889)/
 わが最愛の人に 作品 10-3/ わたしの弦を直してくれ 作品 10-2/
 夜にため息をついているのは何だろう 作品 32-4/
 赤いばらを手に 作品 23-1/ 夏の夜 作品 12-1/
 トーラが歌う 作品 32-1/ シュンノヴェの歌 作品 2-1/
 そして陽が昇る 作品 32-5/ 別れのあとに 作品 23-3/
 ブランコの歌 作品 11-2/ 五月の夜 作品 12-2/ 思い出 作品 11-1
リンダ・オヴレボー (S)
クリスティン・フォスハイム (P)
ホールクロウのロマンスと歌曲を集めた「歌の花束」

録音:2008年10月6日-9日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)/制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録 音:ハンス・ペーテル・ロランジュ/5.1 surround/stereo、43’43

ヨハンネス・ホールクロウは、ヨステダール氷河の下流、ハウケダーレンのホールクロウ農場に生まれ、クリスチャン・カッペレンと L・M・リンデマンの下でオルガンと音楽理論を学びました。1873 年から二年間、ライプツィヒの音楽院に留学しています。ベルゲンで作曲家、指揮者として成功を収めた後、教区オルガニストの職を得てクリスチャニア ( 現オスロ ) に移りました。作曲家として、4 曲の交響曲をはじめ、協奏曲、オペラ、「聖オラヴの伝説」、「宗教改革カンタータ」などの作品を残しました。
このアルバムは、ソプラノのリンダ・オヴレボーとピアニストのクリスティン・フォスハイムが共演。ビョルンスチェーネ・ビョルンソン、シーグル・ボトケル、ペーテル・ルーセンクランツ・ヨンセン、ヴィルヘルム・クラーグ、クヌート・ハムスン、ペール・シヴレ。同じ時代の空気を知る作家たちの詩をテクストとする曲が主に選ばれました。人生の歓び、メランコリー、自然、愛、夜の気分、妖精の踊り。さまざまな雰囲気の歌が歌われます。作曲家でピアニストのヴォルフガング・プラッゲ (1960-) が制作を担当。ジャケットのアートワークにはホールクロウと同時代のノルウェーの画家、ニコライ・アストルプ (1880-1928) の『六月の夜』が使われました。
2L 65SACD
(SACD HYBRID)
¥2500
スヴェッレ・ユーダン (1889-1972):作品集~ロマンサ
 ・ロマンス 作品 6-2( ピアノのための )
 ・歌っておくれ、わたしの弦よ 作品 41-3
 ・氷の花 作品 27-1
 ・3 つのピアノの小品【エレジー、カプリッチョ、マズルカ】
 ・春の歌 作品 21-4
 ・さあ、もっとも豊かな時だ 作品 21-5
 ・涙 作品 41-2
 ・子どもは眠る 作品 54-2
 ・楽興の時 作品 12( ピアノのための )【ワトーの情景、水彩画】
 ・フルートとピアノのためのソナティナ 作品 61
 ・聴いてくれ 作品 11-4
 ・グロテスク 作品 3-2( ピアノのための )
 ・ほら、見ろ彼女は 作品 2-5
 ・ピアノのための3つの小品作品29【ユモレスク、夕べの気分、楽しいメロディ】
 ・小川 作品 18-6
 ・眠り (S?vnen) 作品 18-5
 ・ベッティラ女王の子守歌 作品 18-4
ヒルデ・ハーラルセン・スヴェーエン (S)
グルー・サンヴィーク (Fl)
テューリド・バッケ・ブラウト (P)
ノルウェーの女性ミュージシャン三人が、ユーダンの豊かな音楽の世界を映し出す

録音:2006 年 11 月、2008 年 4 月 ソフィエンベルグ教会 ( オスロ、ノルウェー )/制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ/5.1 surround/stereo、63’13

スヴェッレ・ユーダンは、1907 年から 1914 年にかけてベルリンで作曲とピアノを学んだ後、ベルゲンを本拠に作曲家、編曲者、ピアニスト、指揮者、学者、作家、ベルゲン国際フェスティヴァルのオーガナイザーとして活躍しました。クヌート・サムスンの詩によるメロドラマ《熱狂の詩》と管弦楽のための《ホルベアのシルエット》( PSC 3107) が代表作に挙げられ、ホルン、ピアノ、ヴァイオリンのための協奏曲のほか、管弦楽曲、器楽曲、室内楽曲を多数作曲しています。歌曲は 200 曲を超え、リタ・シュトライヒをはじめとする歌手もレパートリーに加えていました。新しい和声を取り入れたことから、モダニスト、反抗児と非難されることもあったものの、今では、彼の音楽はロマンティシズムの世界を自然にひろげたにすぎない、と考えられています。ピアノソロのための《楽興の時》、《3 つの小品》、フルートとピアノのためのソナティナ、抒情的でロマンティックな歌曲。
2L 64SACD
(SACD HYBRID)
¥2500
「来たれ、死よ」
 コルンゴルト:道化の歌 作品 29 より「来たれ、死よ」
 ヴォルフガング・プラッゲ:セーデルグラン歌曲集 作品 146 より
  「君の声の温もりをとらえられない」「恋の歌 を歌う鳥がいた」
  「君の憧れは海」「雲」
 シベリウス:シェイクスピアの「十二夜」の 2 つの歌 作品 60 より
  「来たれ、死よ」
 マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ:ひと休み (2008)
 ジェラルド・フィンジ:花輪をささげよう 作品 18 より
  「来たれ、死よ」
 ムソルグスキー:歌曲集《死の歌と踊り》
マリアンネ・ベアテ・シェラン (Ms)
セルゲイ・オサドチュク (P)
「死」をアルバムコンセプトに置いた、知的に構成された美しいアルバム

録音:2009年1月5日-7日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)/制作・録音:モッテン・リンドベルグ、共同制作:ヴォルフガング・プラッゲ、マヤ・ラトシェ/5.1 surround/stereo、63’32

現代スカンディナヴィアを代表するオラトリオとリートの歌手、マルタンの《ゴルゴタ》の新録音 (HMC 902056) にも起用されたノルウェーのメッツォソプラノ、マリアンネ・ベアテ・シェランと、ウクライナ生まれのピアニスト、セルゲイ・オサドチュクの共演するアルバム。死は愛とおなじように自然なこと。誰も免れることのできない " 死 " がアルバムのコンセプトです。
「Come away, come away, death/And in sad cypress let me be laid...(くるがいい、くるがいい、死よ/この身を杉の柩に横たえよ......)」(ウィリアム・シェイクスピア『十二夜』から「来たれ、死よ (Come Away, Death)」小田島雄志訳 )。
この道化の歌をテクストとする曲を作ったコルンゴルト、シベリウス ( スウェーデン語訳による )、フィンジ。ノルウェーのヴォルフガン・プラッゲは、スウェーデン語文学の最初のモダニストのひとりと言われるスウェーデン系フィンランドの詩人エーディト・セーデルグランの 1916 年に出版された『詩集』にテクストを求めました。ノルウェー音楽シーンで作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとして多彩な活動をするマヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェの《ひと休み》は、地球から人類への命令であり嘆願です。「人類は速度をおとさねばならない」。壊れやすいもの、美しいものすべてへのオマージュとして、彼女は、ベートーヴェンの《月光ソナタ》の嬰ハ短調のコードを響かせました。プログラムの最後はムソルグスキーの歌曲集《死の歌と踊り》。

ALBA

ABCD 312
(SACD HYBRID)
¥2200
モーツァルトは踊る
 モーツァルト:
  交響曲第 17 番 ト長調 K129、5 つのコントルダンス K609、
  行進曲 K445/320c、ディヴェルティメント ヘ長調 K138/125c、
  セレナード第 6 番 ニ長調 K239「セレナータ・ノットゥルナ」、
  アダージョ ホ長調 K261 ( ヴァイオ リンと管弦楽のための )、
  6 つのドイツ舞曲 K571、行進曲 K335/320a
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス (指)
レイヨ・トゥンカリ(Vn)
レイヨ・トゥンカリ(Vn)
テイヤ・パーコネン (Vn)
ティモ・カンガス (Va)
ユリウス・ピュルホネン (Cb)
フィンランド、コッコラのホールで行われる「モーツァルトは踊る」コンサートの再現

5.1 multichanel/stereo、66’02

1972 年にユハ・カンガスが設立、オストロボスニア室内管弦楽団は、1989 年からプロのオーケストラとして活動するようになりました。モーツァルトの音楽をプログラムとする最初のコンサートが行われたのは 1990 年。均質な響き、弾むリズム、緻密なアンサンブル、ダイナミックなインパクト。
彼らのモーツァルトは大きな成功を収め、その後、海外ツアーでも演奏され人気を集めてきました。《セレナータ・ノットゥルナ》のソロ弦楽四重奏のメンバーは、レイヨ・トゥンカリとテイヤ・パーコネンのヴァイオリン、ティモ・カンガスのヴィオラ、ユリウス・ピュルホネンのダブルベース。トゥンカリは、《アダージョ》のソロも弾いています。
ABCD 301
¥2200
ディエゴ・オルティス (c.1510-c.1570):
 レセルカーダ(リチェルカーレ)第1番「パッサメッツォ・アンティーゴ」
 レセルカーダ第 2 番「パッサメッツォ・モデルノ」
 レセルカーダ第 4 番「ガンバ」
 レセルカーダ第 8 番「ガンバ」
 レセルカーダ第 5 声部「ルッジェーロ」
 レセルカーダ第 3 番「パッサメッツォ・モデルノ」
 レセルカーダ第 6 番「ロマネスカ」
 レセルカーダ第 7 番「ロマネスカ」
クリストファー・シンプソン (c.1602-1669):
 前奏曲 ニ長調、グラウンド ニ長調、前奏曲 イ短調、
 グラウンド イ短調、前奏曲 ト短調、グラウンド ト長調
 前奏曲 ホ短調、グラウンド ホ短調
マラン・マレ (1656-1728):スペインのフォリア
アントワーヌ・フォルクレ (c.1672-1745):シャコンヌ
ミカ・スイヒコネン ( ヴィオラダガンバ )
バッロ・デッラ・バッタリア
フィンランドのガンバの名手ミカ・スイヒコネンによるガンバの祭典!ローレンス=キングも参加

68’57

16世紀から18世紀に生きた4人の音楽家のガンバ作品集。ヴィオール演奏に関する即興と装飾技法の最初の教本とされる <Tratado deGlosas > (1553) を著したスペインの作曲家、音楽学者ディエゴ・オルティス。ヴィオールの独奏とアンサンブルの華麗な技巧曲を載せた本を発表したイギリスの音楽家、作曲家クリストファー・シンプソン。フランスの宮廷に仕えた、ヴィオラダガンバの名手ふたり、マラン・マレとアントワーヌ・フォルクレ。フィンランドの音楽祭やヨーロッパ各地のコンサートに出演してきたヴィオラダガンバ奏者、ミカ・スイヒコネンとバッロ・デッラ・バッタリアに、彼らと定期的に共演しているイギリスのハープ奏者、アンドリュー・ローレンス=キングの加わったアンサンブルによる録音です。
ABCD 306
(SACD HYBRID)
¥2200
シャルル=マリー・ヴィドール (1844-1937):
 オルガン交響曲第 3 番 ホ長調 作品 13-3
 オルガン交響曲第 8 番 ロ短調 作品 42-4
ヤン・レヘトラ (Org)
 [聖フランソワ教会(リヨン、フランス)の
  カヴェイエ=コル・オルガン(1879年製)]
歴史的オルガンで聴くヴィドールのオルガン交響曲

5.0 multichanel/stereo、77’39

フィンランドのオルガニスト、ヤン・レヘトラの「歴史的オルガンと作曲家」シリーズの第 2 作は、ヴィドールの 2 曲のオルガン交響曲。初期のスタイルを代表し、後年改訂された第 3 番。大規模で、高度な技術を求められる第 8 番。この録音にレヘトラは、ヴィドールが 1838 年から 1889 年にかけてオルガニストを務めたリヨンの聖フランソワ教会に 1879 年に設置されたオルガンを選びました。この楽器を建造したアリスティード・カヴァイエ=コルは、ヴィドール家と交際があり、ヴィドールのブリュッセル留学を整えたことで知られるオルガン製作者。ヴィドールの作品は、オルガニストとオルガン製作者の協力が見事な結果をもたらした最良の例とも言われます。
NCD 40
(SACD HYBRID)
¥2200
夜明けに−伝統と新しいクリスマスキャロル
 ヘイッキ・リーモラ:待降節の入祭唱
 ヘイノ・カスキ:小屋は雪の下に眠る
 ピエ・カンツィオーネス:めでたし、花と飾りの教会よ
 ユハニ・コムライネン:慈悲深きイエス・キリストよ
 ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン/イルマリ・ハンニカイネン編:
  クリスマスイブに
 T・イルマリ・ハーパライネン編:クリスマスツリーは誇らしく
 ヘイッキ・リーモラ:幼児イエスへのクリスマスの贈り物
 セリム・パルムグレン:平和の御子
 ピエ・カンツィオーネス:歓びの歌を声高く歌え
 ヘイッキ・クレメッティ編:歓びの歌を声高く歌え
 ヘイッキ・リーモラ:クリスマスキャロル
 マルッティ・ヘラ:静かなクリスマスキャロル
 ヘイッキ・リーモラ:
  クリスマスのキャンドルの煌めきのなかに、夜明けに
 ヨウコ・リンヤマ:クリスマスイブ
 イルマリ・ハンニカイネン:クリスマスキャロル
 ヘイッキ・リーモラ:わが心のクリスマス
 ユハニ・コムライネン:めでたき海の星
 エイノユハニ・ラウタヴァーラ:
  クリスマスの賛美歌、マルヤッタのクリスマス賛美歌
 シベリウス:5 つのクリスマスの歌 作品 1
【クリスマスはもうそこに / クリスマスがやってくる /夜のとばりがおりて /
 クリスマスの歌「私には富も名声もい らない」/雪はうず高く積もり】
ハルユ室内合唱団
ヘイッキ・リーモラ(指)
ヤン・レヘトラ (Org)
multichanel/stereo、70’29

フィンランド、タンペレ市の混声合唱団。コープランド、エルガー、マデトヤ、フォーレ、ラターの作品を歌った『ルクス・エテルナ』(NCD19) のハルユ室内合唱団がクリスマスアルバムを録音しました。指揮者のヘイッキ・リーモラ (1958-) はシベリウス・アカデミーの出身です。ヨルマ・パヌラとエーリク・エーリクソンに学び、1977 年からハルユ室内合唱団 ( 旧 ハルユ青年合唱団 ) の指揮者に就任。フィンランド各地の合唱団を指揮し、1998 年にはフィンランド合唱指揮者協会の最優秀指揮者に選ばれました。ラテン語の聖歌集「ピエ・カンツィオーネス」の曲、カスキ、ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン、パルムグレン、ラウタラーヴァをはじめとするフィンランド作曲家の曲、リーモラが新たに作曲した曲によるプログラム。シベリウスの「5つのクリスマスの歌」は、トペリウスの詩による第 1 曲から第 4 曲がスウェーデン語、ヨウカハイネンの詩による第 5 曲がフィンランド語と、すべてオリジナルの歌詞で歌われています。
NCD 41
(SACD HYBRID)
¥2200
クリスマスへの旅
 アルマス・マーサロ / ヨウコ・トルマラ編:
  小さなイエスよ、あなたの元へまいります
 ピエ・カンツィオーネス / カリ・アラ=ポラネン編:
  おお学生たち、おなじ声で − 歓べ
 ピエ・カンツィオーネス / ヘイッキ・クレメッティ編:歓びの歌を声高く歌え
 ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン:クリスマスの鐘
 ペッカ・コスティアイネン:静かなひととき
 レナード・ワークハウス / ペッカ・コスティアイネン編:
  リンリンとそりの鈴が鳴る
 オット・コティライネン / サンナ・サルミネン編:クリスマスの朝の雀
 イーヴァル・ラスムセン / カリ・アラ=ポラネン編:天使の歌
 伝承曲 / ペッカ・コスティアイネン編:真夜中にめざめが
 伝承曲 /( カリ・アラ=ポラネン編:御子が生まれた時
 伝承曲 / サンナ・サルミネン編:ディンドン、空高く
 伝承曲 / カリ・アラ=ポラネン編:マリアに御子が生まれた
 伝承曲 / セッポ・ホヴィ編:スウィート・リトル・ジーザス・ボーイ
 オッリ・モイラネン:旅
 伝承曲 / サンナ・サルミネン編:旅
 伝承曲:救い主よ讃えられよ
 伝承曲:われらに御子が生まれた
 フランツ・クサヴァー・グルーバー /
  サンナ・サルミネン、ペッカ・コスティアイネン編:きよしこの夜
 アドルフ・アダン:クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
ヴォックス・アウレア
サンナ・サルミネン (指)
multichanel/stereo、53’00

ラテン語で " 黄金の声 "、ヴォックス・アウレアは、1968 年、11 歳から 17 歳の才能ある児童を集めユヴァスキュラ市に創設された合唱団です。トシュテン・リンドフォシュ、カリ・アラ=ポラネン、ペッカ・スティアイネンをはじめとする指揮者の下、海外ツアーを含むさまざまな活動を行い、フィンランドを代表する児童合唱団のひとつに成長しました。ペッカ・コスティアイネンの 2 つの自作自演集『、ロルライレー』(NCD7) と『1000 ×1000 年』(NCD36) につづく録音は、クリスマスキャロル集。フィンランド歌われてきた歌と世界各国のキャロルが集められました。ヴォックス・アウレアとムジカ室内合唱団のボイストレーナーと副指揮者から、この合唱団の指揮者に就任し、各国との交流などさまざまに活躍するサンナ・サルミネンが指揮しています。

ALIA VOX

AVSA 9872
(5SACD HYBRID)
特別価格
¥4500→¥3990
マレ:ヴィオール曲集全5巻より
 [CD1] 第1巻(1686 刊)より
  組曲ニ短調、シャコンヌ ト長調、組曲ト長調
 [CD2] 第2巻(1701 刊)より
  「スペインのフォリア」(II-20)、「人間の声」(II-63)、
  組曲ロ短調(II-83~95)
 [CD3] 第3巻(1711 刊)より
  組曲第1番イ短調、同第4番ニ長調、同第7番ト長調
 [CD4] 第4巻(1717 刊)より異国風の組曲
 [CD5] 第5巻(1725 刊)より
  組曲ト短調、組曲ホ短調/ホ長調
ジョルディ・サヴァール(Gamb)
ホプキンソン・スミス(テオルボ,バロック G)
[1][3]-[5]トン・コープマン (Cemb)
[1] クリストフ・コワン (Gamb)
[2] アンヌ・ガレ (Cemb)、
[5] ジャン=ミシェル・ダミアン(ナレーター)
音質向上、名盤復活。サヴァールの代表作登場!!アリア・ヴォックス・ヘリテージ・シリーズ。

録音:[1]1978 年 4 月フランス、オルヌ(県)、アブロヴィルの教会、[2]1975 年 7 月、[3] 1992 年 1 月、[4]1977 年 1 月、[5]1983 年 3 月フランス、イヴリーヌ、サン=ランベール・デ・ボワのロマネスク教会
DDD、(デジパック)、51’45”+50’30”+63’10”+48’25”+51’20”

サヴァールの旧作を最新技術で蘇らせるヘリテージ・シリーズ。最新作はサヴァールの代表作で代名詞とさえ言える、マレのヴィオール曲集全5巻(抜粋)。
サヴァール、コープマン、ホプキンソン・スミスを核として録音されたこの曲集は、各巻からの抜粋とはいえ、他の追随を許さない高水準の演奏。また、映画「めぐり逢う朝」を1つの象徴とする、マレ復権の烽火を上げた記念碑的作品です。作曲当時、このタイプの音楽の演奏場所であった城内は、豊かで華麗な響きが特長。初発売当初から名盤の声が高いこのアルバムですが、音楽そのものに身を委ね、心から楽しむ演奏が、その特長を生かした、より美しい音で蘇りました。
なお、サヴァールは、ヴィオール曲集第2巻から2つの組曲を 2003 年に Alia Vox レーベルに録音しています(AV9828)。そのうちの1曲(組曲ロ短調)が再録音ですが、新録と旧録の一番の違いは楽器編成にあります。具体的には、旧録は、旋律を受け持つヴィオール、通奏低音のクラヴサンとテオルボという固定した編成で、組曲の一体性に重点を置いているのに対し、新録は、通奏低音を各曲毎に、テオルボ、ギター、クラヴサン、ヴィオールの中から適宜選択し、組曲内の各曲の表現の幅を最大限生かすことを目指している点にあります。比べてお聴き戴けると、マレの音楽の、本質的で変わらない部分と、音質的な変化による表現の彩の楽しみを味わって戴けます。

ALTARA

ALT 1042
¥2000
パトリック・ヤブロンスキー、ピアノ・パール
 (1)ショパン:
  ワルツ 第3番イ短調/前奏曲第7番イ長調/同第 20 番ハ短調/幻想曲 Op.49
 (2)シューマン:トロイメライ
 (3)サティ:3つのジムノペディ
 (4)ドビュッシー:アラベスク第1番/月の光
 (5)ブラームス:ワルツ Op.39 の 15
 (6)バッハ:前奏曲ハ長調
 (7)ラフマニノフ:前奏曲ト短調 Op.23 の 5
 (8)ベートーヴェン:ピアノソナタ「月光」より第1楽章
パトリック・ヤブロンスキー (Pf)
パトリック・ヤブロンスキーこだわりの珠玉小品集

DDD

ペーテル・ヤブロンスキーの3歳下の弟パトリックのポピュラー名曲集。一見コンピレーション盤風ですが、最新セッション録音。本人の談によれば、自身の愛奏曲中から最も美しいものを集めたもので、弾く度に聴衆のみならず自身までも歓びを感じるそうです。秋の夜長の友に最適と申せましょう。

ALTUS

ALT 197/8
(2CD)
¥4400→¥3990
ブルックナー:交響曲第 8 番 ( ハース版 ) ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
ギュンター・ヴァント(指揮)
まさに鬼神の迫力!ギュンター・ヴァント
手兵 北ドイツ放送響を率いた初の来日演奏会1990 年秋、サントリーホールにおける伝説的大演奏ブルックナー交響曲第 8 番 !

録音:1990 年 11 月 3 日 サントリーホール(東京)におけるライヴ録音/収録:N H K マスタリング:斎藤啓介(アルトゥス)/デジタル、正規盤初出、日本語解説付

このヴァントのブルックナー第 8 番は、手兵 北ドイツ放響との最初の来日公演で、大変緊張感につつまれた名演として知られ、発売がまたれておりましたが、予想を大きく上回る抜群の音質で登場。演奏はヴァントの絶頂期の始まりの年と言われる 1990 年。気力体力も充実、その音楽の緻密さはスイス時計のごとしとも言われた名人芸を思う存分堪能できます。その上、音楽の迫力はまさに圧倒的の一語です。ちなみに Altus レーベルからは約 2 週間前のチェリビダッケとミュンヘン・フィルの 8 番 (ALT 183) も発売されており、両者 NHK 収録で共に Altus の丁寧なマスタリング、しかも同じサントリーホールということもあり、演奏解釈は対極的ともいえるブルックナー演奏の大巨匠 2 人の 8 番をほぼ同条件で聴きくらべる楽しみもございます。興味の尽きぬリリースでございます。

ANIMA RECORDS

ANM 100500001
¥2500
オリヴィエ・グレフ (1950-2000):室内楽作品集
 (1)「Oi Akashe」Op.170( チェロとピアノ )
 (2)チェロとピアノのための小品 Op.167
 (3)チェロとピアノのための小 品 Op.173
 (4)チェロ独奏のための「No^」Op.154
 (5)「ヴェニ・クレアトール」Op.103( チェロとピアノ )
 (6)ヴァ イオリンとピアノのための小品 No.1 Op.83
 (7)ヴァイオリンとピアノのための小品 No.2 Op.84
 (8)コレットのカプ リス Op.185( ヴァイオリン独奏 )
 (9)ヴァイオリンとピアノのための小品 No.3 Op.104
 (10)ピーター・フィリップス による変奏曲 ( ヴァイオリンとピアノ )
 (11)ピアノのためのロンド「四十二番街」Op.33a
 (12)ジョルジュ・オーリッ ク / オリヴィエ・グレフ編:
  「さらばニューヨーク」Op.349
   (ピアノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ)
デルフィーヌ・バイロン(Vc)
ベルトラン・ジロー(P)
マシュー・ゴデフロイ(Vn)
フレデリック・シャトゥー(Fl)
アレクサンドレ・シャボー(Cl)
没後10年オリヴィエ・グレフ:「さらばニューヨーク」

録音:2009 年 12 月 9-10 日、2010 年 1 月 7 日サン = マルセル寺院(パリ)。61’04”

2000年に50歳で 急逝したオリヴ ィエ・グレフ。2010年は没後10年を記念した録音がいくつかリリースされ、グレフの再評価が高まってきています。
この室内楽作品集は、パリ管弦楽団のチェロ奏者デルフィーヌ・バイロン、ANIMA レーベルの主催者でもありピアニストのベルトラン・ジローらグレフの音楽に共感する音楽家が集まり録音。
美しい陰影を描くチェロとピアノの作品「ヴェニ・クレアトール」。ジョルジュ・オーリックのピアノ作品をグレフが室内楽用に編曲した「さらばニューヨーク」などジャズ風にアレンジされた作品など、独自の作風を確立したグレフの作品を幅広く取り上げています。
ANM 90900001
¥2500
ドビュッシー:歌曲集
 マンドリン、3 つのシャンソン、忘れられたアリエッタ、
 フランスのシャンソン、 2 人の恋人の散歩道、
 艶なる宴 1 集艶なる宴 2 集、3 つのバラート
フィリップ・カントール(Br)
ソフィー・リヴ(P)
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの名バリトン、フィリップ・カントール

録音:2009 年 5 月 3-5 日。58’07

クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの名演、名盤に参加していたバリトン歌手フィリップ・カントールによるドビュッシーの歌曲集。柔らかいカントールの歌声とピアノの響きが、繊細なドビュッシーの音楽に溶け合い、不思議な魔力となって独特の歌世界を作り上げています。
ANM 90600001
¥2500
フィリップ・フォルジェ:室内楽作品集
 Vent d'Yver(2 つのチェロのための)
 Canaa(メゾ・ソプラノとトリオのための)
 チェロ組曲第 1 番、第 2 番
 ヒロシゲによるピアノのための 5 つの閃光
アニエス・ヴェスターマン (Vc)
パトリック・ランゴ (Vc)
ロゼリーヌ・アルーシェ(Ms)
トリオ・デ・オーヌ
独自の視点で世界を切り取るフランスの奇才

録音:2008 年 6 月 27 日、2009 年 3 月 2-4 日

作曲家、合唱指揮者でもあるフィリップ・フォルジェによる室内楽作品集。歌を含んだ作品が多く、その作風は現代社会を独自の目線で切り取った個性的なもの。
「Canaa」はレバノン侵攻が起きた 2006 年に作曲された作品。恐怖の叫びを思い起こさせる悲痛な曲。「ヒロシゲによるピアノのための 5 つの閃光」は浮世絵師安藤広重(歌川広重)のヒロシゲ・ブルーに触発された作品。「Vent d'Yver」はフィリップ・フォルジェの友人である現代アーティスト、エティエンヌ・イヴェールとのプロジェクトによって作曲された小品集。叙情詩的なチェロ組曲はアニエス・ヴェスターマンの豊かな音色と繊細な音楽性で十分に表現されています。

ARTE DELL’ARCO JAPAN

ADJ 029
¥2600
ラ・フォンテヴェルデ /「文学の響き」イタリアン・マドリガル集
 1. ジャッケス・アルカデルト (c.1505-1568):
  「白く優しい白鳥」Il bianco e dolce cigno
 2. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  「星に向かって打ち明けた」Sfogava con le stelle
 3. モンテヴェルディ:「誰も私に忠告するな」Alcun non mi consigli
 4. ジュゼッペ・カイモ (c.1540-1584):「嘆け、谷よ」Piangete valli
 5. モンテヴェルディ:「死んでしまいたい」Si, ch'io vorrei morire
 6. アドリアン・ヴィラールト (c.1490-1562):
  「愛は私を死なせる」Amor mi fa morire
 7. シジスモンド・ディンディア (c.1582-1629):
  「無慈悲な慰め」Dispietata pietate
 8. モンテヴェルディ:
  「さあ、さあ、可愛い羊飼いたちよ」Su, su, su pastorelli vezzosi
 9. ディンディア:「“ああ”、とフィレーノは言った」"Lasso", dicea Fileno
 10. フィリップ・ヴェルドロ (1480-1532):「わがイタリアよ」Italia mia
 11. チプリアーノ・デ・ローレ (c.1516-1565):
  「別れのとき」Ancor che col partire
 12. シジスモンド・ディンディア (c.1582-1629):
  「“情けを”、と泣きながら叫んでも」"Merce!", grido piangendo
 13. モンテヴェルディ:「ああ私の愛しい人はどこに」Ohime dov'e il mio ben
 14. カイモ:「カッコーが鳴く間に」Mentre il cuculo
 15. モンテヴェルディ:「私は若い娘」Io mi son giovinetta
 16. マルコ・ダ・ガリアーノ (1582-1643):
  「あのころ私は燃えていた」Arsi un tempo e l'ardoro
 17. オラツィオ・ヴェッキ (1550-1625):
  「知っているよ、誰が楽しい思いをしているか」So ben mi c'ha bon tempo
 18. ルカ・マレンツィオ (1553-1599):「千回の口づけを」Basciami mille volte
 19. マレンツィオ:「輝く愛しい星に告げた」Dissi a l'amata mia lucida stella
 20. ジョバンニ・ジャコモ・ガストルディ(c.1550-1622):
  「勝ち誇る愛の神」Amor vittorioso
ラ・フォンテヴェルデ
 【星川美保子、鈴木美登里、山村奈緒子(ソプラノ)
  上杉清仁 ( カウンター・テナー )
  谷口洋介 ( テノール )
  浦野智行、小笠原美敬 ( バス )
  上尾直毅 ( チェンバロ、オルガン )
  金子浩 ( リュート )】
鈴木美登里を中心に結成された日本を代表する歌手陣による実力派声楽アンサンブル《ラ・フォンテヴェルデ》待望の初アルバムが遂にリリース!

録音:2010 年 6 月 10 〜 13 日、秩父ミューズパーク音楽堂/DDD

鈴木美登里を中心に結成された実力派声楽アンサンブル “ラ・フォンテヴェルデ” の初アルバムが遂に登場!モンテヴェルディ他マドリガーレ作曲家達による珠玉の作品を集め、「声による言葉の表現」に焦点を当てて精緻なアンサンブルを聴かせてくれます。

「日本人によるマドリガーレのグループを作りたい」という想いを 10 年程も持ち続けた後、2002 年に《ラ・フォンテヴェルデ》は誕生した。メンバーの殆どは古楽の分野で活躍している歌手であったがマドリガーレに関しては初体験に近く、試行錯誤の日々が続いた。更に 8 年の年月を経た今、ようやく録音に至ったことはこの上ない喜びである。( プログラムノート鈴木美登里 より )
ADJ 028
¥2600
モーツァルト:
 ピアノ四重奏曲 ト短調 K.478
 ピアノ四重奏曲 変ホ長調 K.493
 ピアノ・トリオ ト長調 K.564
スタンリー・ホッホランド (フォルテピアノ)
若松夏美(ヴァイオリン)
成田寛(ヴィオラ)
鈴木秀美(チェロ)
枯淡の風格を排す、鈴木秀美とOLCメンバー若松夏美、成田寛そして、名匠ホッホランド共演による最新録音オリジナル楽器による極上のモーツァルト

録音:2010 年 6 月 6-9 日、秩父ミューズパーク音楽堂/STEREO、DDD

フォルテピアノの名匠スタンリー・ホッホランドとの共演によるモーツァルトのピアノ四重奏曲 2 曲 ( ト短調 K.478、変ホ長調 K.493) と、ピアノ三重奏曲 ( ト長調 K.564) です。四重奏曲の 2 曲、特にト短調の方は比較的よく演奏されますが、オリジナル楽器で聴くと全く違った色合いや風景が現れてきます。まさに極上のモーツァルト!優れた手腕を備えた 4 人の音楽家によって奏でられる、真の音楽ここにありと申せましょう。演奏のホッホランドはフォルテピアノ奏者の先駆者の一人として数多くの録音を行い今もなお勢力的に演奏活動をしております。鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカとの共演によるモーツァルト:ピアノ協奏曲ニ短調 K.466、また名手ヴェラ・ベスとの共演によるシューベルト作品集 (CCAD 030) はレコード芸術をはじめ高い評価を得ております。

AUDITE

AU 92545
(SACD HYBRID)
¥2500
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第 1 番「クロイツェル・ソナタ」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第 2 番「ないしょの手紙」
 ( ヴィオラ・ダモーレによるオリジナル版 ) *
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第 2 番「ないしょの手紙」
 ( ヴィオラによる現行版 ) +
グンター・トイフェル (ヴィオラ・ダモーレ)*
マンデルリング四重奏団
ゼバスティアン・シュミット、
 ナネッテ・シュミット (Vn)
ローラント・グラッスル (Va) +
ベルンハルト・シュミット (Vc)
精鋭マンデルリング四重奏団ヴィオラ・ダモーレ版「ないしょの手紙」をカップリングヤナーチェクの弦楽四重奏

録音:2009 年 12 月 16-19 日クリンゲンミュンスター ( デジタル・セッション )/DDD、マルチチャンネル、ステレオ、67’14”

SACD ハイブリッド盤。弦楽四重奏というジャンルは、弦の醸す親密なひびきや手頃なサイズという事情もあって、多くの作曲家にとって内面の心情を吐露するのに向いているようで、とくにヤナーチェクのケースはそういった傾向が顕著なようです。
弦楽四重奏曲第 2 番「ないしょの手紙」はそのままずばり、老いらくの恋の相手カミラ・シュテッスロヴァーへ宛てた手紙のひとつを音化させたヤナーチェク最後の室内楽曲。結局は、実際的運用の問題から断念することになりましたが、作曲の過程でヤナーチェクは当初通常のヴィオラではなく、古楽器のヴィオラ・ダモーレにしようとしていたと云われています。
17 世紀後半から 18 世紀にかけて人気のあったヴィオラ・ダモーレは 14 本の弦を持ち、ヴァイオリンやヴィオラの輝かしさや力強さもないかわりに、無類の快い甘さを備えています。19 世紀に入り一時人気が衰退するも、ふたたび 19 世紀後半から 20 世紀初頭に人気が復興した際には、ヒンデミットなども作品を残しています。ヤナーチェクも “愛のヴィオラ (Viola d ‘amore)” という名前を持つこの楽器に惚れ込んだひとりで、ほかに「シンフォニエッタ」やオペラ「カーチャ・カバノヴァー」「マクロプロス事件」でも使用しています。
ここで、マンデルリング四重奏団はヴィオラ・ダモーレに名手グンター・トイフェルを迎えて、ヤナーチェクが意図したオリジナルのひびきを再現。さらに、ヴィオラによる現行版も収めていることから、聴き比べも楽しみな内容といえるでしょう。
AU 92573
(SACD HYBRID)
¥2500
「聖なる待降節のための前奏曲集」
 (1)シーダーマイアー:前奏曲ニ長調
 コプリッヒ:
  (2)パストラーレ イ長調、(3)パストラーレ ニ長調、
  (4)パストラーレ ト長調
 作曲者不詳:
  (5)ソナタ ハ長調、(6)パストラーレ ヘ長調、(7)ソナタ ハ長調
 ヨハン・エルンスト・エーベルリン
  (8)「1 月のための:アリア」、(9)「12 月のための:メヌエット」、
  (10)「キリストの 月のための:子守唄」
 フランツ・クサーファー・シュニッツァー:(11) -(13)ソナタ ト長調
 (14)シーダーマイアー:前奏曲変イ長調
 グリュンベルガー
  (15)田園風オルガン曲変ロ長調、(16)田園風オルガン曲変ホ長調、
  (17)田園風オルガン曲ハ長調
 ピッシ(18)田園風前奏曲ヘ長調、(19)田園風前奏曲ト長調
 (20)アルプリンガー:パストラーレ ト長調 フィーレル
 (21) - (26)「クリスマスプレゼント」
ヨハンネス・シュトロープル
 (Org;スイス,アールガウ州ムーリ,
 修道院所属教会の大オルガン使用)
お馴染みムーリ修道院の素晴らしい響き!!キリスト生誕を待ちわびる瞑想的オルガン!!

録音:2008 年 8 月 7-9 日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会。DDD、73’04”

お馴染みムーリ修道院所属教会における今回の録音は、待降節に演奏されるオルガン曲。存命当時、非常な人気を博したフィーレルは、現在でも地元の教会でその作品を耳にすることができ、モーツァルト父子に高く評価されたエーベルリンは、1つの作品が長らく J.S. バッハの作品と思われるなどといった、渋みのある一線級の作曲家の作品が集められています。彼らは、年代的には 18 世紀末から 19 世紀初頭。地域的には南ドイツ、オーストリア、ボヘミア、クロアチア。宗教的にはカトリックの伝統に属しています。
AU 92565
(SACD HYBRID)
¥2500
「エサイの根より~クリスマスの合唱とオルガン曲」
 (1)プレトリウス:「エサイの根より」
 (2)オルガン即興演奏(ホルツ)
 (3)ハインリッヒ・カミンスキ:「マリアは茨の森を通り」
 (4)オルガン即興演奏(ホルツ)
 (5)ヴォルフガング・ザイフェン:「闇は深まり」
 (6)オルガン即興演奏(ホルツ)
 (7)サンドストレム:グロリア
 (8)レーガー:「アヴェ・マリア」Op.80-5
 (9)モートン・ローリゼン:「おお、大いなる神秘」
 (10)ブラームス:「エサイの根より」Op.122
 (11)ディーストラー :
  「クリスマス物語」より「エサイの根」の主題に基づく変奏曲
 (12)アルノルト・シュリック:「優しきマリア」
 (13)サンドストレム:「エサイの根より」 J.S. バッハ
 (14)「クリスマス・オラトリオ」より「まぶねのかたえに我は立ちて」
 (15)パストラーレ ヘ長調 BWV590
 (16)「クリスマス・オラトリオ」より「われ努めて汝を保たん」
カリン・フライスト=ヴィッシング(指)、
シュテファン・ホルツ(Org)、
ウォクス・ボナ
キリスト生誕と聖母マリアに思いをはせる、静謐で内面的なクリスマスの音楽!!

録音:2009 年 2 月 7-9 日(合唱)ケルン=ロンドルフ、イマヌエル福音教会、(オルガン)ボン、聖十字架教会。DDD、80’49”

喧騒と虚飾にまみれた現代のクリスマスとは対照的に、ウォクス・ボナの歌う待降節のための曲は、キリスト生誕と聖母マリアを思う、静謐で内面的なものです。声楽の間に効果的にオルガン曲やオルガンの即興演奏が挟み込まれ、アルバム・タイトルにもなっている、数曲の 「 エサイの根より 」 を中心とし、関連する曲も含まれ、1つの音楽世界を形作っています。
なお、「エサイの根より」のエサイはダビデ王の父の名。この曲はもともと、聖母マリアを讃えていた23節からなるカトリックの歌でしたが、プレトリウスが、最初の 2 節のみを抜き出し、幼児キリストに歌詞の重点を移して以後、プロテスタントの待降節の曲となっていった歴史を持っています。

BIS

BIS SA 1861
(SACD HYBRID)
¥2600
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.47
 (1)第 36 番「嬉々として舞い上がれ、星々の高みまで」BWV36
 (2)第 47 番「誰であれ、高ぶるものは低くせられ」BWV47
 (3)第 27 番「誰が知ろう、いかにわが終りの時が迫り来るかを」BWV27
 (4)第 27 番のアルト・アリアの別稿(オルガン版)
ハナ・ブラシコヴァー (Sop)
ロビン・ブレイズ (A)
水越啓 (Ten)
ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJ が癒し+元気を与えてくれる稀有なアルバム

64’16”

SACD ハイブリッド盤。BCJ のカンタータ・シリーズ第 47 弾は 1726 年の作品を集めています。いずれも珠玉の名品ですが、ルターのコラール「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」に基づく第 36 番は世俗カンタータ「喜びわき起こり」のパロディで、オペラ風のアリアが異色。BCJ の演奏も躍動感に満ち、元気を与えてくれます。
BIS SA 1769
(SACD HYBRID)
¥2600→¥2390
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
 (1)オーボエ協奏曲ヘ長調
 (2)同ニ短調
 (3)オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調
 (4)オーボエ、ヴァイオリンのための協奏曲ハ短調
 (5)復活祭オラトリオよりアダージョ
アレクセイ・オグリンチュク (Ob と指揮 )
アリーナ・イブラギモヴァ (Vn)
スウェーデン室内管
イブラギモヴァも共演。ロイヤル・コンセルトヘボウ管首席オーボエのオグリンチュク、バッハに挑戦。

64’16”

SACD ハイブリッド盤。かつてベートーヴェンの未完のオーボエ協奏曲を世界初録音して話題を呼んだオグリンチュク。ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席奏者も務める彼の新譜は大バッハのオーボエ協奏曲集。もちろんバッハの作品表にオーボエ協奏曲はありませんが、カンタータ等で絶美なソロを多用している所からも、好んでいたといわれています。当アルバムのヘ長調作品はチェンバロ協奏曲第2番、オーボエ・ダモーレのものは同4番、ヴァイオリンとの二重協奏曲は 2 台のチェンバロのための協奏曲に基づきますが、いずれも原曲がオーボエ協奏曲だったという説があり、それを復元。オグリンチュクの妖艶な美音もさることながら、イブラギモヴァとの共演も注目です。
BIS 1753
¥2500→¥2290
ヤルネフェルト:
 (1)交響幻想曲 (1895) (2)組曲変ホ長調 (1897)
 (3)セレナード (1893) (4)子守歌~ Vn と Orch (1904)
ヤーッコ・クーシスト(Vn と指揮)
ラハティ交響楽団
あの「子守歌」の作曲家ヤルネフェルトの秘作集

DDD、77’07”

シベリウスの義兄で美しい「子守歌」1 曲のみで知られるアルマス・ヤルネフェルト (1869-1958)。他の作品にも関心がつのりますが、待望のオーケストラ曲アルバムの登場です。これが期待以上に魅力的なものばかり。パリ時代の「セレナード」は恩師マスネの影響の濃いチャーミングな作品。一方「交響幻想曲」はバイロイト詣直後の作で、まるでワーグナー。名ヴァイオリニスト、ヤーッコ・クーシストの指揮も光ります。
BIS 1785
¥2500
昨日のうた
 (1)ヨーク・ボウエン:リコーダーとピアノのためのソナチネ Op.121
 (2)ラッブラ:リコーダーとチェンバロのためのソナチネ Op.128
 (3)同:「いくばくかの後悔」に基づくパッサカリア Op.113
 (4)シリル・スコット:オーバード
 (5)ハーバート・マリル:リコーダーとチェンバロのためのソナタ
 (6)ウォルター・リー:リコーダーとピアノのためのソナチネ
 (7)バークリー:リコーダーとピアノのためのソナチネ Op.13
ダン・ラウリン(リコーダー)
アンナ・パラディソ(Pf, Cem)
これは面白い。近代作曲家によるオリジナル・リコーダー曲

DDD、67’27”

北欧の虚無僧ことダン・ラウリンがたいへん興味深いジャンルに挑戦しました。リコーダーといえば古楽か現代音楽が主ですが、イギリスの名手カール・ドルメッチ (1911-97) が自身のウィグモア・ホールでのコンサート用に当時の大物作曲家たちへ新作を委嘱、その結果不思議なリコーダー曲がいろいろ生まれました。ヨーク・ボウエンやシリル・スコットらが芸風を変えることなく作ったリコーダー曲はラフマニノフ風の濃厚なロマンやドビュッシー風の印象主義、さらにプロコフィエフ風の運動性まで、あの素朴な楽器とは思えぬ変貌を遂げています。ラウリンも舌を巻く巧さで堪能させてくれます。
BIS 1839/40
(3CD2 枚価格)
¥5000→¥4490
ニールセン:交響曲全集
 交響曲第1番ト短調 Op.7 /第2番「4つの気質」Op.16 /
 第3番「ひろがり」Op.27 /第4番「不滅」Op.29 /
 第5番 Op.50 /第6番 FS166 /序曲「ヘリオス」Op.17 /
 夢の古譚 Op.39 /パンとシュリンクス Op.49
オスモ・ヴァンスカ(指)
BBC スコテッシュ交響楽団
ラハティ交響楽団
ヴァンスカのニールセン交響曲、新録音も含めセット発売。

DDD、4h 01’23”

ベストセラーのシベリウスやベートーヴェンの交響曲と並んでヴァンスカの名を高めたニールセンの交響曲が全集となり、さらに新録音の管弦楽曲3篇も収められた嬉しいアルバムとして登場します。いずれもヴァンスカならではのボルテージの高さで、さらにニールセンの代表作「ヘリオス」まで楽しめます。これが 3CD2 枚価格というお買い得品、一家に一セット揃えたい逸品です。
BIS 1875
¥2500
フェリー・テールズ
 (1)ボーズヴィーク:大丈夫/ブルーリボン踊り/タンゴ
 (2)エルレン・スコムスヴォル:
  イーゴリ公(ボロディンの主題による幻想曲)/
  シンプルなメロディ/賛歌/無言/歌
 (3)ハロルド・アーレン(スコムスヴォル編):虹の彼方に
 (4)ビャーネ・アムダール(スコムスヴォル編):挽臼ワルツ
 (5)ケティル・ビョルンスタド(スコムスヴォル編):フィヨルドの夏の宵
 (6)クヌーズ・トムセン(スコムスヴォル編):芝生摘み
 (7)ボーズヴィーク(スコムスヴォル編):大丈夫I
オイスタイン・ボーズヴィーク(チューバ)
エルレン・スコムスヴォル (Pf)
トロンドヘイム・ソロイスツ
チューバの怪人ボーズヴィーク、歌と驚きに満ちた超楽しきアルバム

DDD、63’58”

「チューバの怪人」として人気急上昇中のオイスタイン・ボーズヴィーク。技巧、音楽性の高さはもちろんながら、エンターテナー性と圧倒的な存在感を誇る大器です。今回はノルウェーのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家として有名なエルレン・スコムスヴォルと組んで破天荒なプレイを聴かせてくれます。以前、ふたりがジョイント・ツアーを行った際、フィヨルドをめぐるフェリーの旅でアルバム・コンセプトをひらめいたというもの。ボロディンの「だったん人」やオズの魔法使いの「虹の彼方に」が予想もしないアレンジで、チューバが哀しくも甘い美音でフェロモンを撒き散らします。
BIS 1824
¥2500
ベルリン・リサイタル〜シュテファン・シュルツ
 (1)ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
 (2)シュレック:ソナタ「ガブリエリの声」
 (3)レベデフ:バス・トロンボーン協奏曲第 1 番
 (4)ダニエル・シュナイダー:バス・トロンボーン協奏曲「零下」
 (5)ヤン・サンドストレム:ロッタに捧ぐ歌
シュテファン・シュルツ(バス・トロンボーン)
沢野智子 (Pf)
アレクサンダル・イヴィチ (Vn)
マリア・シュナイダー(マリンバ)
ユリアン・ズルツベルガー (Perc)
舌を巻く巧さ。ベルリン・フィルのバストロ奏者シュルツ、ソロ・デビュー

[ ライヴ録音 ]。DDD、56’22”

2002 年以来ベルリン・フィルのバス・トロンボーン奏者を務めるシュルツ。現在世界最高のバストロ奏者と称される彼初のソロ・アルバム。2008年にベルリン・フィル室内音楽ホールで行われたコンサートのライヴで、興奮と熱気が伝わってきます。ロマンティックな旋律を歌うレベデフとシュレックからブラームスの歌曲までシュルツの歌ごころ満点。ジャズ風なシュナイダーの協奏曲も個性的。いずれも舌を巻く巧さです。
BIS SA 1720
(SACD HYBRID)
¥2600→¥2390
レスピーギ:
 (1)ローマの噴水 (2)ローマの松 (3)ローマの祭
ジョン・ネシュリング(指)
サンパウロ交響楽団
物凄いボルテージの高さと極彩色の絵巻物

63’41”

SACD ハイブリッド盤。シェーンベルクとボダンツキーの血をひくブラジルの指揮者ネシュリングの「ローマ三部作」。もともとエネルギッシュで血の気の多い作品ですが、南米のオーケストラならではのボルテージの高さで、ローマというよりリオのカーニバルばり、理想的な名演となっています。
BIS SA 1754
(SACD HYBRID)
¥2600
モーツァルト:
 (1)ヴァイオリン協奏曲第 3 番ト長調 K.216
 (2)同第 5 番イ長調 K.219
 (3)協奏交響曲変ホ長調 K.364
リチャード・トニェッティ(Vn)
クリストファー・ムーア (Va)
オーストラリア室内管
ビタミン・ドリンクのように爽快。新時代のモーツァルト

79’ 52”

SACD ハイブリッド盤。オーストラリア室内管弦楽団のリーダーにしてヴァイオリニストのトニェッティによるモーツァルト・ヴァイオリン協奏曲全集の第1弾。「ビタミン・ドリンクをがぶ飲みするよう」と称されるトニェッティの爽快なソロをご堪能下さい。
BIS 1713
¥2500→¥2290
ソラブジ:100 の超絶技巧練習曲より第 44-62 番 フレドリク・ウレーン (Pf)
妖しいまでに美しい異常なピアノ音楽

DDD、80’25”

身の毛のよだつ難曲で、全部通すと 7 時間かかる超大作ソラブジの「100 の超絶技巧練習曲」。この前人未到の難事業に挑戦中のウレーン。3 枚目は第 44 曲から 62 曲を収めています。いずれ狂気じみた音楽ながら、ピアノならではの妖しい美しさに満ちています。これだけ弾けるのはウレーンしかいないと申せましょう。
BIS 1715
¥2500
女王の音楽〜17 世紀イギリスの二重唱と三重唱
 カリッシミ:船上のふたり
 チェスティ:私はすでに死んでいる
 ルイージ・ロッシの作品
 フレスコバルディ:トッカータ第 2 番/同第 8 番/同第 9 番
 カンツォーナ第 7 番「スペルバ」
エマ・カークビー、
 スサンネ・リュデーン (Sop)
ピーター・ハーヴェイ (Br)
ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマン (Vc)
ラーシュ・ウルリク・モルテンセン(Cem)
17 世紀スウェーデンで華開いたイタリア音楽

スウェーデン 17 世紀のクリスティーナ女王はスウェーデンの文化水準を高めた偉人。当時バルストロード・ホワイトロックに贈られた写本には女王がかかわった曲も含まれており、その収録曲で構成したのが当アルバム。フレスコバルディ作品は器楽曲ですが、他は声楽曲で、カークビーの魔術のような至芸で陶酔できます。

BONGIOVANNI

GB 2449
(2CD)
¥4800
シニコ:「マリネッラ」 ダックス・ヴェレニク(T フランチェスコ・カッペッロ)
ジョヴァンニ・アルベリコ・スピアッツィ
 (Bs ファルコ,布告役人)
マリアンナ・プリッツォン(S マリネッラ)
ジュリアーノ・ペリツォン(Br バッチョ)
イウリア・サボ(Ms ドンナ・エルヴィーラ,アニェーゼ)
セヴェリーノ・ザンネリーニ(指)
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア・
 オペラジョコーサ管弦楽団,合唱団
録音:2010 年 1 月 3 日,トリエステ/DDD、90m

たいへん珍しい作品の世界初録音です。ジュゼッペ・シニコ(1836 -1907)はトリエステ出身の作曲家。トリエステではかなり親しまれていた作曲家でした。「マリネッラ」は、ヴィクトル・ユゴーの『王は楽しむ』(《リゴレット》の原作)を、1500 年のトリエステを舞台にした物語に翻案したもの。
1854 年に初演され大成功を収めたものの、1883 年の上演を最後に埋もれてしまいました。復活上演となった演奏会形式上演のライヴ録音です。
GB 1217
(2CD→1CD価格)
¥2400
ジュゼッペ・ヴェンディテッリ アリア集
 ベッリーニ:「ノルマ」
 ヴェルディ:「アッティラ」,「トロヴァトーレ」,「アイーダ」,「オテッロ」
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,「パリジーナ」
 レオンカヴァッロ:「道化師」
 プッチーニ:「マノン・レスコー」,「外套」
 ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
 サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
 マスネ:「エロディアード」,「ル・シド」 からのアリア,場面
 トスティ:私は死にたい
 ダンツァ:おいで
 カルディッロ:つれない心
ジュゼッペ・ヴェンディテッリ (T)
録音:1976-1995 年,ライヴ/158'33

ジュゼッペ・ヴェンディテッリは 1942 年、サン・ヴィットーレ・デル・ラーツィオ生まれのイタリアのテノール。BONGIOVANNI から発売されたマスカーニ「パリジーナ」の全曲録音(GB 2440 2 枚組)でウーゴ・デステを歌っていました。

COVIELLO

COV 21013
(2CD)
¥5000
ラモー:「パラダン(遍歴騎士)」 アンドレス・J.ダーリン(T アティス)
アンナ・ウィロフランスキー(Ms アルジ)
イウリア・エレナ・ソゥルドゥ(S ネリーヌ)
トーマス・マイケル・アレン(T マント)
ライモナス・パウティエニウス(Br オルカン)
アドリアン・サンペトレアン(Bs アンセルム)
コンラート・ユングヘーネル(指)
ノイエ・デュッセルドルファー・ホフムジーク
 (新デュッセルドルフ宮廷楽団)
ラモーの名作「パラダン」、久々の新録音登場!!指揮はユングヘーネルだ!

録音:2010 年 3 月 30 日 -4 月 6 日,デュイスブルク(ライヴ録音)/DDD、121'06

ラモーの「パラダン」といえば、シャトレ座で絶賛を浴びたウィリアム・クリスティ指揮、ジョゼ・モンタルヴォ演出の舞台が日本でも上演され、大きな話題になりました。一方 CD では、1990 年にマルゴワールが指揮した録音があっただけ。そこに今回、20 年ぶりの新録音が登場しました。指揮は、名リュート奏者にして、最近はバロックオペラの指揮にも力が入っているコンラート・ユングヘーネル。ピリオド楽器使用のノイエ・デュッセルドルファー・ホフムジークと活きの良い音楽を聞かせてくれます。
歌手は優秀な若手が集められています。アティスのアンドレス・J.ダーリンは、1975 年生まれのスウェーデンのテノール。ここ十年ほどバロック音楽のテノールとしてメキメキ頭角を現しています。アルジのアンナ・ウィロフランスキーは、1978 年、ザンクトペテルブルグ生まれのソプラノ。1990 年にイスラエルに移住しています。2004 年からボン歌劇場に所属、娘役を得意としています。ネリーヌのイウリア・エレナ・ソゥルドゥはルーマニア出身。
ライン・ドイツオペラで活躍しています。魔法使いのマントを歌うトーマス・マイケル・アレンは、この中ではベテランの域になる米国の個性派テノール。
いずれも瑞々しい歌を披露してくれます。
COV 21008
(2SACD HYBRID)
¥3400→¥3090
ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ
 CD1:(69’51)
  第 1 番ニ短調「受胎告知」、第 2 番イ長調「訪問」、
  第 3 番ロ短調「降誕」、第 4 番ニ短調「拝謁」、
  第 5 番イ長調「神殿のイ エス」、
  第 6 番ハ短調「オリーヴの山で苦しみ」、第 7 番ヘ長調「鞭打ち」、
  第 8 番変ロ長調「いばらの冠をのせられ」、
  第 9 番イ短調「十字架を背負う」、第 10 番ト短調「磔刑」
 CD2:(54’45)
  第 11 番ト長調「復活」、第 12 番ハ長調「昇天」、
  第 13 番ニ短調「聖霊降臨」、第 14 番ニ長調「聖母被昇天」、
  第 15 番ハ長 調「聖母の戴冠」、パッサカリア ト短調
ダニエル・ゼペック(Vn)
 使用楽器:
  ヤコブ・シュタイナー(c1617-1683)
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リー・ サンタナ(テオルボ)
ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb,Org)
ドイツ・カンマーフィルのコンマス、ダニエル・ゼペック名器ヤコブ・シュタイナーを用いて大作「ロザリオ・ソナタ」に挑むパール&サンタナ、ベーリンガーの豪華共演者にも注目

録音:2009 年 10 月 12-19 日コルンラーデ教会 ( ドイツ )

ドイツ・バロックのヴァイオリン音楽の発展に大きく貢献したビーバーの「ロザリオ・ソナタ」。聖母マリアとイエス・キリストの生涯を、受胎告知からキリストの受難・復活、聖母マリアの戴冠まで 15 の場面に分け、15 のソナタと無伴奏のパッサカリアから構成された作品。そして「ロザリオ・ソナタ」はスコルダトゥーラ(変則調弦)が用いられていることも大きな特徴です。
この超大作に挑むのが、アルカント・カルテットのメンバーでもあり、現在ドイツ・カンマーフィルハーモニー管のコンサートマスターのダニエル・ゼペック。
またバロックの名手ヒレ・パール、リー・サンタナ、ベーリンガーらと共に、ゼペックはドイツ・チロルの名器ヤコブ・シュタイナーを使用して、真の解釈を提示します。
ドイツの北部コルンラーデ教会で録音。COVIELLO ならではの豊かな響きとクリアーな音像で楽しむことができます。

DYNAMIC

CDS 665
(7CD→3CD価格)
¥6300
チャイコフスキー:
 ロシア風スケルツォ 変ロ長調 Op.1-1/即興曲 変ホ短調 Op.1-2/
 ハプサールの思い出 Op.2/ヴァルス・カプリース ニ長調 Op.4/
 ロマンス ヘ短調 Op.5/ヴァルス・スケルツォ イ長調 Op.7/
 カプリッチョ 変ト長調 Op.8/3 つの小品 Op.9/
 2 つの小品 Op.10/6 つの小品 Op.19/
 一つの主題による 6 つの小品 Op.21/3 つの小品/情熱的な告白/
 軍隊行進曲/「ロシア義勇艦隊」行進曲 ハ長調/
 子供のためのアルバム Op.39/グランド・ソナタ ト長調 Op.37/
 四季 Op.37a/ドゥムカ Op.59/
 即興曲 「地方長官」の主題によるポプリ/3 つのロマンス/
 主題と変奏 イ短調/ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.80/
 12 の小品 Op.40/6 つの小品 Op.51/18 の小品 Op.72
フランコ・トラブッコ (P)
チャイコフスキーのピアノ曲全集が激安で!

録音:2007 年,ジェノヴァ(ライヴ)。DDD、487'08

チャイコフスキーは多数のピアノ曲を書き残しており、名曲も多々あるのですが、案外と話題になりません。そこで Dynamic が全集を出してきました。演奏するはイタリアのピアニスト、フランコ・トラブッコ。ジェノヴァ近郊のレイヴィに生まれ、幅広く活躍しているベテランのピアニストです。たっぷり 8 時間強を7CD に収録、しかもなんと 3 枚価格!この機会にぜひチャイコフスキーのピアノ曲をお楽しみください!
CDS 588
(2CD→1CD価格)
¥2200
レオナルド・レオ:「アリドーロ」 フランチェスカ・ルッソ・エルモッリ(Ms エリーザ )
マリア・グラツィア・スキアーヴォ(S ファウスティーナ )
ヴァレンティーナ・ヴァッリアーレ(S ゼーザ)
マリア・エルコラーノ(S ルイージ)
ジュゼッペ・デ・ヴィットーリオ(T ドン・マルチェッロ)
ジャンピエロ・ルッジェーリ(Br メーオ)
フランチェスコ・モラーチェ(Br ジャングラツィオ)
アントーニオ・フローリオ (指)
カペッラ・デッラ・ピエタ・デイ・トゥルキーニ
録音:2008 年 2 月,レッジョ・エミーリア。DDD、165m

先に DVD(DYNDVD 33588)で発売されていた、レオナルド・レオ (1694-1744) の「アリドーロ」が CD でも発売です。レオは、南イタリアのブリンディジ近郊に生まれ、ナポリで学んだ作曲家。「アリドーロ」は 1740 年に初演されたオペラ。18 世紀前半のオペラブッファは楽譜が現存するものが極めて少なく、こうして復活上演されるだけでもちょっとした事件なのです。加えて演奏が、ナポリのバロック音楽の権威、フローリオとトゥルキーニですから尚のこと。最近ムーティがオペラに抜擢したことで知られるスキアーヴォや、トゥルキーニとの共演でお馴染みの歌役者デ・ヴィットーリオなど、水準の高いキャストをソロています。もちろん世界初収録。しかも 2CD で 1 枚価格!
CDS 613
(2CD)
¥4200
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲全集第 16 巻
 協奏曲 ニ長調 D30、協奏曲 ヘ長調 D66、
 協奏曲 変ロ長調 D119、協奏曲 ト長調 D81、
 協奏曲 ホ長調 D53、協奏曲 ニ長調 D38、
 協奏曲 イ長調 D108、協奏曲 ヘ長調 D69、
 協奏曲 イ長調 D104、協奏曲 ハ長調 D12、
 協奏曲 ニ長調 D29
カルロ・ラザーリ
 (Vn D30,D119,D69,D104,D29)
フェデリーコ・グリエルモ
 (Vn D66,D81,D53,D38,D108,D12)
ラルテ・デッラルコ
完結まで残すところあと一つ!タルティーニのヴァイオリン協奏曲全集、ついに第16巻!

録音:2008 年 1 月,2009 年 7 月/DDD、77'05

DYNAMIC 社が 1996 年から進めている、ジュゼッペ・タルティーニのヴァイオリン協奏曲全集、いよいよゴールが目前となりました。全 17 巻予定の第 16 巻です。このシリーズは、単なる全集ではなく、残された手稿譜や古い印刷譜に基づいた楽譜を使用、ピリオド楽器による演奏と、タルティーニ演奏の最先端を行くもの。加えて、ソリストを務めるカルロ・ラザーリとフェデリーコ・グリエルモは、いずれも新イタリア合奏団のヴァイオリン奏者として活躍している名手。ここでの 11 曲もどれも名演揃いです。

〜新シリーズ デリーツィエ・ムジカーリ〜

DM 8001
¥900
ビーバー親子:トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ集
 カール・ハインリヒ・フォン・ビーバー:
  ソナタ(クラリーノ、4 つのトランペット、弦楽、
   ティンパニと通奏低音のための)
  パスカリス・ソナタ(4 つのトランペット、弦楽、通奏低音)
  3つのクラリーノ・ソナタ(トランペット、弦楽、通奏低音)
  ソナタ(4 つのトランペット、弦楽、ティンパニ、通奏低音)
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:
  5 声のソナタ第 4 番(トランペット、弦楽、通奏低音)
  描写ソナタ(ヴァイオリン独奏、弦楽、通奏低音)
  パルティータ第 5 番(トランペット、弦楽、通奏低音)
  5 声のソナタ第 7 番(2 つのヴァイオリン、通奏低音)
ガブリエレ・カッソーネ
 (ナチュナル・トランペット)
アントーニオ・フリジェ(Org)
アンサンブル・ピアン・アンド・フォルテ
DDD、68'47

旧 CDS 234。ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644 -1704)と、カール・ハインリヒ・フォン・ビーバー(1681-1749)による、様々な種類のソナタを集めています。ガブリエレ・カッソーネは、1960 年生まれのイタリアのトランペット奏者。様々な古楽団体でソリストとして活躍しています。
DM 8002
¥900
フュルステナウ:フリーメイソンのための音楽
 6 つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター)
 12 の小品 Op.16(フルート、ギター)
 6 つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター)
マリオ・カルボッタ (Fl)
アルド・マルティノーニ (G)
ディエゴ・ファソリス(指)
スイス・イタリア語放送男声合唱団
DDD、57'05

旧 CDS 250。ドイツのフルート奏者カスパール・フュルステナウ(1772 -1819)による、フリーメーソンのための音楽。今ではバロック音楽の指揮者として大人気のディエゴ・ファソリスの比較的初期の録音です。
DM 8003
¥900
ジュゼッペ・サンマルティーニ:
 チェンバロ協奏曲 イ長調
 フルート協奏曲 ニ長調
 フルート協奏曲 イ長調
 オーボエ協奏曲第 9 番 変ロ長調
 オーボエ協奏曲第 12 番 ハ長調
ドナテッロ・ビアンキ (Cenb)
パオロ・フェリガート (Fl)
フランチェスコ・クワランタ (Ob)
パオロ・スッパ(指)
イ・ムジチ・アンブロジアーニ
DDD、62'24

旧 S 2020。ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695 -1750)は、ミラノ生まれで、ロンドンで活躍したオーボエ奏者、作曲家。ここに収録されている 5 つの協奏曲はいずれも世界初録音でした。チェンバロ協奏曲は、サンマルティーニの没後 1754 年に出版された曲。2 曲のフルート協奏曲は、初期の作品と推測されているもの。2 曲のオーボエ協奏曲は、英国図書館所蔵の手稿譜に収められているもの。

FARAO

B 108058
¥2400
(1)チャイコフスキー(プレトニョフ編):
 「眠りの森の美女」組曲 Op.66(全11曲)
(2)同(同編):「くるみ割り人形」組曲 Op.71(全7曲)
(3)同:子供のアルバム Op.39(全 24 曲)
アンナ・マリコワ (Pf)
ピアノだけでも大満足。効果満点のチャイコフスキーのバレエ音楽にベテラン、マリコワが挑戦

録音:2009 年 8 月。DDD、74’02”

たびたび来日しておなじみのアンナ・マリコワ。レフ・ナウモフ門下で 1990 年ショパン・コンクール第5位、93 年ミュンヘン国際コンクール優勝の実力派。彼女の最新譜は日本でもコンサートで披露して問い合わせの多かったチャイコフスキーの「眠りの森の美女」と「くるみ割り人形」、ついに登場です。どちらもあのプレトニョフの編曲によるピアノ独奏版で、原曲の必要な音はすべて拾っているため、音楽の親しみやすさに比べ、演奏するのは非常な難曲です。マリコワは余裕の技巧で再現、ピアノからフル・オーケストラの迫力と色彩を引き出しています。フィル・アップは「子供のアルバム」。
一見教材用の作品ですが、チャイコフスキーのスケッチ帳的なもので、ここから「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」、各種オペラに素材として使っています。
「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」と並べることでバレエ的要素をさらに納得させてくれます。

GLYNDEBOURNE

GFOCD 008
(3CD)
¥5700
ブリテン:「ピーター・グライムズ」 アンソニー・ディーン・グリフィー(T ピーター・グライムズ)
ヴィヴィアン・ティアニー(S エレン・オーフォード)
スーザン・ゴートン(Ms おばさん)
カミラ・ティリング(S 第一の姪)
リンダ・チュヴァス(S 第二の姪)
ジョン・グレアム=ホール(T ボブ・ボウルズ)
スタッフォード・ディーン(Bs スワロー)
ほか
マーク・ウィグルスワース(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
グラインドボーン合唱団
グラインドボーン音楽祭 2000 年上演「ピーター・グライムズ」!

録音:2000 年

グラインドボーン音楽祭は、20 世紀の英国を代表する作曲家ベンジャミン・ブリテンのオペラのうち、「ルクレシアの陵辱」(1946 年)と「アルバート・ヘリング」(1948 年)が初演された場所です。しかし1948 年にブリテンがオールドバラ音楽祭を催すようになってから、ブリテンが亡くなるまでは、彼のオペラの上演が途絶えていました。1980 年代からグラインドボーン音楽祭はブリテンのオペラを積極的に取り上げるようになり、今日に至っています。
ブリテンの代表作の一つ「ピーター・グライムズ」は、1992 年、1994 年、2000 年と取り上げられ、この CD には 2000 年の上演がライヴ収録されています。タイトルロールのアンソニー・ディーン・グリフィーは、1970 年、米国、ノースカロライナ州のハイポイント生まれのテノール。ピーター・グライムズはグリフィーの当たり役で、2008 年にはメトロポリタン歌劇場でも歌い、これは映像収録されほど。ヴィヴィアン・ティアニーは英国のベテランのソプラノ。20 世紀オペラを得意にしています。また第一の姪が、今ではすっかり人気ソプラになったカミラ・ティリングだったり、スワローには当時 63歳の英国を代表する性格バス、スタッフォード・ディーンが配されていたりと、さすがグラインドボーン音楽祭。マーク・ウィグルスワースは、1964 年生まれの英国の指揮者。

HAENSSLER

93 261
¥2400
ケクラン:ピアノ曲集 Vol.3
 (1)ジンジャー・ロジャースのための舞曲 Op.163 (1937/9)
 (2)ソナチネ第3番 Op.59 の 3 (1915/6)
 (3)アンダンテ・コン・モト (1896)
 (4)古い田舎屋敷 Op.124 (1923/33)
 (5)小品(アダイジョ・トレ・カルム)Op.83bis (1923)
 (6)ソナチネ第2番 Op.59 の 2
 (7)12 のエスキス Op.41 (1905/15)
ミヒャエル・コルスティック (Pf)
個性的かつ美しいケクランのピアノ曲、第 3 弾

DDD、76’39”

コルスティックによるケクランの第3弾。「展覧会の絵」のプロムナードを想わす「古い田舎屋敷」の冒頭、ガーシュウィンかサティのようにオシャレな「ジンジャー・ロジャースのための舞曲」、バッハのインヴェンション風な「12 のエスキス」など美しい曲の発見に興味津々ですが、独特のユルさが全体を覆う世界にはまるとなかなか抜け出せられません。
98 611
¥2300→¥2090
ハイドン:
 (1)ホルン協奏曲ニ長調 Hob.VIId-3
 (2)ホルン協奏曲ニ長調 Hob.VIId-4
 (3)交響曲第 31 番ハ長調 Hob.I-31「ホルン信号」
ヴィルヘルム・ブルンス (ナチュラル・ホルン)
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク交響楽団
ファイ&ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第 14 集ナチュラル・ホルンの名手ブルンス、大活躍 !「ホルン信号」& ホルン協奏曲集

(1)収録時期:2008 年 4 月 16 日(16’03”)/(2)収録時期:2008 年 1 月 21 日(14’11”)/(3)収録時期:2008 年 11 月 5、6 日(26’27”)/DDD、ステレオ、56’41”
収録場所:バート・ドュルクハイム、インタルナツィオナーレ・ナトゥールホルン・アカデミー ( デジタル・セッション )

ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第 14 集。すべてホルンが活躍するナンバーばかり、2 つの協奏曲に加えて、エステルハージ侯の楽団に 4 人のホルン奏者が在籍していた時期の 1765 年に作曲され、第 1 楽章の冒頭から全編ホルンづくしの内容から「ホルン信号」というニックネームで人気の第 31 番を収録しています。
ハイデルベルク響のメンバーとして、協奏曲でソリストを務め、交響曲でもトップを務めるヴィルヘルム・ブルンスは、1963 年ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州ミュンスター近郊のグレーヴェン生まれのホルン奏者。エッセンのフォルクヴァング音楽大学で、ナチュラル・ホルン奏者の草分けヘルマン・バウマンに師事。1988 年以降、マンハイム国民劇場の首席奏者を務めています。1985 年にドイツ・ナチュラル・ホルン・ゾリステンが設立されると、ブルンスはナチュラル・ホルンの演奏に熱心に専念するようになります。ベルリン古楽アカデミーやウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとも共演を果たすなど、ソリストとして精力的に活動を展開するかたわら、ブルンスはフランクフルトやザールブリュッケン、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学、カールスルーエ音楽大学でも教鞭をとっています。
ちなみに、ブルンスは 2004 年にもファイの指揮でモーツァルトのホルン協奏曲集をセッション録音 (PH05046) しており、そこでもやはりナチュラル・ホルンを吹いてみごとなテクニックを披露していました。
このアルバムでは、いつものようにファイの鮮烈なる持ち味はそのままに、ナチュラル・ホルンの醸す温かくもどこかこっけいな魅力が全開で、ブルンスの腕前が際立つ内容となっています。
98 619
(2CD)
¥2500→¥2090
ハイドン:
 (1)交響曲第 82 番ハ長調 Hob.I-82「熊」
 (2)交響曲第 83 番ト短調 Hob.I-83「めんどり」
 (3)交響曲第 84 番変ホ長調 Hob.I-84
 (4)交響曲第 85 番変ロ長調 Hob.I-85「王妃」
 (5)交響曲第 86 番ニ長調 Hob.I-86
 (6)交響曲第 87 番イ長調 Hob.I-87
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク交響楽団
うれしいお買い得価格でのセット化!ファイ&ハイデルベルク響によるハイドンの「パリ交響曲集」全曲

(1)収録:2001 年メルレンバッハ・ビュルガーハウス ( デジタル・セッション )(26’49”)/(2)収録:2002 年ヴィースロッホ・パラティン ( デジタル・セッション )(23’36”)/(3)収録:2002 年ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス ( デジタル ・セッション )(23’14”)/(4)収録:2002 年ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス ( デジタル ・セッション )(24’39”)/(5)収録:2006 年ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス ( デジタル・セッション )(26’23”) /(6)収録:2006 年メルレンバッハ・ビュルガーハウス ( デジタル・セッション )(24’22”)/DDD、ステレオ、149’03”

鬼才ファイによるハイドンの交響曲全曲シリーズのうち、これまで 3 枚にまたがっていた「パリ・セット」全 6 曲をまとめた再編集盤。レコード芸術誌「海外盤 REVIEW」において、音楽学の安田和信氏が “特選盤” として絶賛する当シリーズ、安田氏いわく「『他人とは同じようにやりたくない』という意欲が剥き出しの演奏」は、あらためてこうした形で聴くと、ファイの強烈な個性=ハイドンの底知れぬ魅力に直結しているのがすごいところ。リアルに「交響曲の父ハイドン」という姿が実感されることでしょう。なお、このたびのセット化にあたり、ファイのハイドンを気になりつつも未体験の方にこそお手に取っていただきたいという願いを込めて、よりお求め易い価格でのご提供となっております。
93 265
¥2400→¥2190
「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽 Vol.7」
 ジョルジュ・オーリック:
  バレエ音楽「うるさがた」
  バレエ音楽「牧歌劇」*世界初録音
クリストフ・ポッペン(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル
ロシア・バレエ団シリーズ第 7 集ポッペン & ドイツ放送フィル、オーリックのバレエ「牧歌劇」世界初録音

録音:2009 年 3 月 30 日 -4 月 11 日ザールラント放送、グローサー・ゼンデザール ( デジタル・セッション )/DDD、ステレオ、67’21”

「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽」の第 7 集。「フランス 6 人組」のオーリックは多作家として知られ、とくにジャン・コクトーとのコラボによる映画音楽の仕事は重要で、ほかにも150 近くに上る作品のフィルム・スコアを手掛けています。
そのオーリックが創作初期の 1924 年から 1926 年の間に、ディアギレフのために書いたバレエ音楽は全部で 3 つ。そのうち、もっとも成功した「船乗りたち」以外はほとんど知られていません。
ピカソとならびキュビズムを創始したことで有名な画家ジョルジュ・ブラックが舞台装置、衣裳、緞帳をデザインした「うるさがた」。シナリオは、恋人を追いかける若い男が、さまざまなウルサイ奴らによって何度も何度も恋路を邪魔されるというもので、17 世紀のモリエール作品にヒントを得て台本を手掛けたのは、ディアギレフの片腕と云われたボロ・コシュノ ( ボリス・コフノ )。一方、1926 年のプロダクションで、ジョージ・バランシン振付による「牧歌劇」は、ディアギレフのために書いた第 3 作にして最後のバレエ音楽。物語は田舎での一本の映画撮影と、村人と映画のキャスト、スタッフとの間の緊張関係を巡って展開します。
ここで、ゆたかなユーモア精神を交えながら、メロディ、テクスチュア、形式の明晰さへの回帰という「6 人組」の基本精神を強く打ち出した内容は、終生、平易な作風を心がけたオーリックの方向性を先取りしているものといえ、おおいに注目されるところ。ポッペンの丁寧な音楽づくりもあって、魅力的な仕上がりです。
93 264
¥2400→¥2190
「シューマン:ピアノと管弦楽のための作品全集」
 シューマン:
  ピアノ協奏曲 ( 協奏曲断章 ) ニ短調 (1839)
  アベッグ変奏曲~ピアノと管弦楽のための (1830/31) *
  ピアノ協奏曲イ短調 Op.54(1841/45)
  序奏とアレグロ・アッパッシオナート(コンツェルトシュテュック) ト長調 Op.92(1849)
  序奏とアレグロ ニ短調・ニ長調 Op.134(1853)
フローリアン・ウーリヒ (P:スタインウェイ D)
クリストフ・ポッペン(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル
ウーリヒの弾くシューマン・シリーズ、オケ伴奏つき「アベッグ変奏曲」世界初録音を含むピアノと管弦楽のための作品全集

録音:2010 年 6 月 15-18 日 ( セッション・デジタル )/DDD、ステレオ、74’33”

2010 年のシューマン・アニヴァーサリーを機に、最新のクリティカル・エディションによるピアノ独奏曲全集シリーズをスタートさせたドイツの若手ウーリヒが、こんどは有名な協奏曲イ短調を含むピアノと管弦楽のための作品全集をリリース。ソロ・アルバム (98.603) 同様に、ここでも最新の研究成果がしっかり盛り込まれています。
第 1 楽章のみの「ピアノ協奏曲ニ短調」は、1986 年にピアニストで研究者のヨゼフ・デ・ベーンハウアーが復元 & 補完し、1988 年にヨアヒム・ドラハイムが校訂した版による演奏。そして、本アルバムの目玉といえるのが、現行のピアノ独奏版と同時期に着想された、オケ伴奏つきの「アベッグ変奏曲」。
シューマンのオリジナルによる、ピアノと管弦楽版の草稿を 2010 年にドラハイムが復元したもので世界初録音となります。
すべてドイツ勢で揃えた演奏陣の顔ぶれは、指揮のポッペンがほかのレコーディングで知られるように、ウーリヒ共々シューマンを熟知していることもあり、演奏はきわめて高水準。同じウーリヒの弾く独奏曲シリーズと併せて注目の内容といえるでしょう。
98 608
¥2300
トゥリーナ:
 「セビリアの歌」(7 曲)
 「カンシオーネス形式による詩曲」(5 曲)
 ファルッカ
 サエタ
ルチア・ドゥショニョヴァー (Ms)
セルソ・アントゥネス(指)
ハノーファー NDR 放送フィルハーモニー管
まさにスペイン!濃厚なスペイン情緒渦巻くトゥリーナの歌曲!!

録音:2010 年 1 月 26-29 日,ハノーファー

ホアキン・トゥリーナ(1882 - 1949)は、20 世紀のスペインを代表する作曲家の一人であるにもかかわらず、録音はほぼ同世代のマヌエル・デ・ファリャに比べて圧倒的に少ないままです。これはファリャがフランコ独裁政権を嫌って亡命したのに対して、トゥリーナがスペインに残って政権と妥協したため、という政治的事情ゆえなのですが、スペイン音楽ファンには残念なことです。今回 hanssler が発売する CD には、トゥリーナの管弦楽伴奏の歌曲が収録。
「セビリアの歌」はトゥリーナの代表作の一つ。聞けば「まさにスペイン!」と唸るような濃いスペイン情緒たっぷり。ファリャがお好きな方なら絶対ハマるでしょうし、ラヴェル辺りの近代ものが好きな方にもお勧めです。セルソ・アントゥネスは、1959 年、ブラジル生まれの指揮者で、現在はドイツ語圏を中心に活躍しています。ルチア・ドゥショニョヴァーはスロヴァキアのメッゾ。
98 609
¥2300
「もうすぐクリスマス / ベルリン・ヴォイシズ」
 ・もろびとこぞりて
 ・いと高き処に我らは聞きたり、御使いたちが ( 荒野の果てに )
 ・きよしこの夜
 ・世界中がクリスマス
 ・静かに小舟きたる
 ・来たり聞けよ、御告 ( みつ ) げを ( インストゥルメンタル )
 ・メドレー:
  牧人 羊を ( まきびとひつじを ) / ア・チャイルド・イズ・ボーン
   ( 詞:アレック・ワイルダー / 曲:サド・ジョーンズ )
 ・マリアの子守歌
 ・馬槽 ( まぶね ) のかたえに 我は立ちて ( イェルク・アヒム・ケラー編 )
 ・何故ゆえにイエスは
 ・コヴェントリー・キャロル
 ・もみの木 ( インストゥルメンタル )
 ・ユー・メイク・イット・フィール・ライク・クリスマス
   ( 詞曲:ニール・ダイアモンド )
  [ ボーナストラック ]
 ・馬槽 ( まぶね ) のかたえに 我は立ちて ( マティアス・ベッカー編 )
ベルリン・ヴォイシズ
 [ エステル・カイザー、
 サラ・カイザー、
 マルク・セカラ、
 クリストファー・ベン ]
ヘンドリク・ゾル
 (P、フェンダー・ローデス、Org、Synth)
ブルーノ・ミュラー (G)
クリスティアン・フォン・カプヘングスト
 (Cb & フェンダー・ジャズ・ベース )
マルティン・ヴィンク(ドラムス )
ほかゲスト・ミュージシャン
おしゃれなジャズ・テイストによるクリスマス・アルバム

録音:ベルリン、グレーヴェ・シュトゥーディオ (セッション)。DDD、52’01”

女性、男性ふたりずつ、ドイツで注目のジャズ・ヴォーカル・グループによる「クリスマス・アルバム」。クリスマス定番のナンバーから、サド・ジョーンズやニール・ダイアモンドまで、ジャズのテイストで聴く数々は、歌もアレンジもとてもおしゃれ。いつもとすこし変わったクリスマスを演出するのにおすすめです。
98 622
(3CD)
¥5400
J.S. バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248( 全曲 ) クリスティナ・ラキ (S)
ギゼラ・ポール (A)
カール・マルクス (T)
ベルトルド・ポッスマイヤー (Bs)
シュトゥットガルト聖歌児童合唱団
ゲルハルト・ヴィルヘルム (指)
アンサンブル’76・シュトゥットガルト
名門シュトゥットガルト児童合唱による記念碑的録音J.S. バッハの「クリスマス・オラトリオ」再発

録音:1982 年 12 月 27-30 日、1983 年 1 月 2-7 日ルートヴィヒスブルク、カールシェーエ教会 ( セッション・ステレオ )。ADD、ステレオ、156’51”

シュトゥットガルト聖歌児童合唱団(シュトゥットガルト・ヒムヌス少年聖歌隊とも)は、ライプツィヒやドレスデンといった名門少年合唱団に触発され、1900 年、当時シュヴァーベン地方有数の興行主のなかでも特に傑出したひとりであったパウル・フォン・レフラー (1849 -1925) が率先して設立に尽力したことにその歴史を遡ります。大戦間期に一時活動が中断されたものの、少年時代にみずからもメンバーであったゲルハルト・ヴィルヘルムによって 1946 年に再興され、彼のもと世界的な名声を獲得するようにまでなります。
J.S. バッハの「クリスマス・オラトリオ」で、コーラスに児童合唱を起用したレコーディングとしては、ヨッフムやアーノンクールの試みも知られていますが、ここでは引退するまでの 40 年以上に亘り、ヴィルヘルムが薫陶を授けた内容のゆたかさがそのまま伺え、ソフトで自然な佇まいが印象的。
なお、付属のブックレットはトラック表のほか、ドイツ語歌詞に英訳が付いた仕様となっています。旧品番 94.031 よりの移行再発リリース。
98 621
(2CD)
¥2200
「クリスマス・シーズン~フェイヴァリット・クリスマス・ソングス」
[CD 1]
 1. Lobt Gott, ihr Christen alle gleich
 2. Jauchzet, ihr Himmel, frohlocket, ihr Engel
 3. Magnificat anima mea 4. Brich an, du schones Morgenlicht
 5. Zu Bethlehem geboren (Puer natus in Bethlehem)
 6. Sollen wir uns heut nicht freuen 7. Zion, hort die Wachter singen
 8. Freuet euch, ihr Christen alle 9. Nun komm der Heiden Heiland
 10. Wie soll ich dich empfangen 11. Sieh nicht an, was du selber bist
 12. Ehre sei Gott in der Hohe 13. Furchtet euch nicht
 14. Seid froh, dieweil 15. Es ist ein Ros entsprungen
 16. Vom Himmel hoch 17. Ehre sei Gott in der Hohe
 18. Jauchzet frohlocket 19. Frohlich soll mein Herze springen
 20. Nun zeiget der Himmel die schonsten Gebarden
 21. Wohl mir, dass ich Jesus habe
 22. Wie schon leuchtet der Morgenstern 23. Nun singet und seid froh
 24. Wir singen dir in deinem Heer 25. Uns ist ein Kindlein heut geborn
 26. Auf, Christen lasst uns unsern Gott
リリング、シュテッツェルほか
[CD 2]
 1. Ehre sei Gott in der Hohe 2. Gelobet seist du, Jesu Christ
 3. O du frohliche 4. Nun seid ihr wohlgerochen
 5. Dies ist die Nacht, da mir erschienen 6. Ach, mein herzliebes Jesulein
 7. Gottes Sohn ist kommen 8. Dein Glanz alle Finsternis
 9. Kommt, und lasst uns Christus ehren 10. Gloria in excelsis Deo
 11. Du Kind, zu dieser heilgen Zeit 12. Jesus, richte mein Beginnen
 13. Ehre sei Gott in der Hohe 14. Als der gutige Gott
 15. Lasst uns nun gehen gen Bethlehem 16. Ehre sei Gott in der Hohe
 17. Zwar ist solche Herzensstube 18. Nun komm, der Heiden Heiland
 19. Lobt Gott, ihr Christen alle gleich 20. Nach seinem gnadenvollen Rat
 21. Dies ist der Tag, den Gott gemacht 22. Ich will dich mit Fleis bewahren
 23. Ich steh an deiner Krippe hier 24. Nun singet und seid froh
 25. Stille Nacht
リリングほかで聴くクリスマス・ナンバーたっぷり 2 時間超え

DDD、ステレオ、128’20”

リリング指揮による J.S. バッハの「クリスマス・オラトリオ」(92.076)、「コラール集-待降節とクリスマス」(92.078)、そしてシュテッツェル指揮によるリンクの宗教作品集 (98.262) のナンバーを中心に、ほかにオルガン曲など、こちらはいかにもクリスマスらしい楽曲と演奏ばかり、たっぷり CD2枚分に収めたお得盤。
98 620
(172CD+1CD ROM)
¥31500→¥28990
「J.S. バッハ:新バッハ・エディションによる大全集」
 ~ベーレンライター新バッハ全集版による
  Vol.1-60(60CD) 教会カンタータ集
  Vol.61-68(8CD) 世俗カンタータ集
  Vol.69-73(7CD) モテット、ミサ曲、マニフィカト集
  Vol.74-77(9CD) 受難曲 & オラトリオ集
  Vol.78-85(9CD) コラール・ブック
  Vol.86-101(20CD) オルガン曲集
  Vol.102- 117(26CD) 鍵盤作品集
  Vol.118-124(10CD) 室内楽曲集
  Vol.125-132(10CD) 管弦楽作品集
  Vol.133-140(13CD) その他の作品
【演奏家陣容(おもなもの)】
 ヘルムート・リリング(指揮)
 シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、
 シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、
 フィッシャー=ディースカウ、
 アンドレアス・シュミット、
 ペーター・シュライアー、
 アーリーン・オジェー、ヘレン・ドナート、
 ドリス・ゾッフェル、ユリア・ハマリ、
 アン・マレー、クリストフ・プレガルディエン、
 トーマス・クヴァストホフ、
 クリスティーネ・シェーファー カイ・ヨハンセン、
 マルティン・リュッカー (Org)
 トレヴァー・ピノック、ロバート・レヴィン (Cem)
 ドミトリ・シトコヴェツキー、
 イザベル・ファウスト (Vn)
 ボリス・ペルガメンシコフ (Vc)
 ヒレ・パール(Gamb)
お買い得価格&新装丁 BOX にて再、再登場!ヘンスラーの看板企画「リリングによるJ.S.バッハ大全集」

2000 年に発売され、大ベスト・セラーを記録し、さらに 2008 年に iPod 版「デジタル・バッハ・エディション」もおおきな話題を提供した、リリング監修による「バッハ大全集」。初発売以来10年の節目ということで、たいへんお求めやすい新価格で装いもあらたに登場します。
国際的バッハ研究家として著名なリリング自ら校訂に参加したベーレンライター新バッハ・エディションによる大全集は、豪華演奏陣の魅力も合わせて、ドイツ本流、バッハ演奏の王道として高い評価を獲得してきました。
このたびのセットでは完成度の高い CD172 枚の内容はそのままに、ブックレット 2 冊と CD ROM 1枚が付属します。別冊ブックレットは通常のトラックリスト (296 ページ ) と、CD ナンバーおよび作品番号のいずれもから検索可能なインデックス (144 ページ ) という構成。また、CD ROM には、声楽曲の歌詞 ( ドイツ語・ 英語・フランス語・スペイン語 ) とライナーノート ( 英語・フランス語・ドイツ語 ) のオリジナル PDF のほかに、J.S. バッハのバイオグラフィなどのデジタル・ブックレット (FlippingBook) がふんだんに収められています。
なお、ボックスの寸法は前回より大幅にコンパクトになって、奥行き 141 ミリ×高さ 135 ミリ×幅 393 ミリ、重量は 3.9 キロとなっています。
人類の宝というべきリリングによる大バッハの大全集、この機会にぜひ、お買い求めください。

HMF

HMU 907521
¥2600
シューマン:
 リーダークライス op.24(全 9 曲)
 詩人の恋 op.48(全 16 曲)
フランツ・パウル・ラッハナー(1803-1890):
 ハイネの詩による歌曲集「Sangerfahrt」op.33
マーク・パドモア(テノール)
クリスティアン・ベズイデンホウト
 (フォルテピアノ)
孤高のテノールパドモア、シューマンを歌う天才フォルテピアノ奏者、ベズイデンホウトの伴奏が胸に沁みる

使用楽器:エラール、パリ、1837年(Edwin Benuk, Enschede, オランダのコレクション)/録音:2010 年 6 月

イギリス生まれのテノール、マーク・パドモアの最新盤は、天才フォルテピアノ奏者のベズイデンホウトのコンビによるシューマン。パドモアの声の美しすぎる子音の立ち方がとにかく印象に残ります。音楽に、これほど鮮やかに詩をのせて歌ってくれると、ハイネの詩自体が音楽的に書かれていることを実感します。
そして、フォルテピアノの伴奏が大変に素晴らしい!フォルテピアノ独特の音色の立ち上がりが、パドモアの歌い方とマッチしています。もちろん音楽作り、音楽運びはさすがのベズイデンホウト、天衣無縫に、絶美の歌を聴かせます。19 世紀の音楽界の重鎮にしてシューベルトの親友でもあった、フランツ・ラッハナーがハイネの詩に作曲した、ドラマティックな雰囲気が印象的な歌曲も 5 つおさめられた、充実の内容。旬のテノール、旬のフォルテピアノ奏者による至福の 1枚です。
HML 5908366
(3CD)
¥2700→¥2390
J.S. バッハ:
 [CD1&2]
  ロ短調ミサ BWV 232
 [CD3]モテット
  (1)「おそるるなかれ、われ汝とともにあり」BWV 228
  (2)「イエスよ、わが喜び」BWV 227
  (3)「来ませ、 イエスよ、来ませ」BWV 229
  (4)「主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ」BWV 230
  (5)「主に向かいて新しき歌をう たえ」BWV 225
  (6)「おお、イエス・キリスト、わが生命の光」BWV 118
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ、
シャペル・ロワイヤル
[CD1&2]ヴェロニク・ジャン
 ヨハネッテ・ゾマー (S)
 アンドレアス・ショル (A)
 クリストフ・プレガルディエン (T)
 〔バス〕ペーター・コーイ
  ハンノ・ミュラー=ブラッハマン (Bs)
[CD3]〔ソプラノ〕アニェス・メロン
 グレタ・デ・レイゲール (S)
 〔アルト〕ヴァンサン・ダラス (A)
 〔テノール〕ハワード・クルック (T)
 〔バス〕ペーター・コーイ (Bs)
ヘレヴ ェッヘ、バッハ・エディション第2弾4タイトルリリース
ヘレヴェッヘの指揮が光る絶美の「ロ短調」モテットの徹底したアーティキュレーション付けも見事

録音:[CD1&2]1996 年 7 月/ [CD3]1985 年 11 月

「キリエ」冒頭を聴くだけでこの録音の物凄さを実感する、ヘレヴェッヘのロ短調。劇的な演奏や悲痛な演奏、様々なものがありますが、ヘレヴェッヘのはとにかく「美」が前面に出ています。モテットでも細かなアーティキュレーションが徹底して施されています。
HML 5908360
(3CD)
¥2700→¥2390
J.S. バッハ:
 [CD1]
  (1)カンタータ「キリストの徒よ、この日を彫り刻め」BWV 63
  (2)マニフィカト BWV 243a 変ホ長調
 [CD2]
  (1)マニフィカト BWV 243(ニ長調)
  (2)カンタータ「われらが神は堅き砦」BWV 80
 [CD3]
  (1)カンタータ「いと尊き御神よ、いつわれは死なん」BWV 8
  (2)カンタータ「平安と歓喜もて われはいく」BWV 125
  (3)カンタータ「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV 138
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ
[CD1]キャロリン・サンプソン (S)
 インゲボルク・ダンツ (A)
 マーク・パドモア (T)
 セバスティアン・ノアーク (Bs)
[CD2]バーバラ・シュリック(S)
 アニェス・メロン(S/ BWV 243)
 ジェラール・レーヌ(A)
 ペーター・コーイ(B)
[CD3]デボラ・ヨーク (S)
 インゲボルク・ダンツ (A)
 マーク・パドモア (T)
 ペーター・コーイ (B)
録音:[CD1]2002 年 10 月 [CD2]1990 年 1 月 [CD3]1998 年 2 月

クリスマスの時期にふさわしいセット。[CD1] に収められているのは、マニフィカト BWV 243(ニ長調)の初稿。クリスマス用の 4 つの挿入曲を含みます。改訂稿と比べてやや荒削りの印象のする部分もありますが、楽器の用法など、捨てがたい魅力に溢れています。待降節のカンタータなどが中心に収められているので、大変に華々しいセットとなっています。それにしてもヘレヴェッヘの指揮にかかると、トランペットなどのファンファーレもなぜかしっとりとした独特の質感を帯びるのが不思議であり、たまらなく魅力的です。
HML 5908369
(3CD)
¥2700→¥2390
J.S. バッハ:待降節&クリスマスのためのカンタータ集
 [CD1]
  (1)カンタータ「喜び勇みて羽ばたき昇れ」BWV 36
  (2)カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV 61
  (3)カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV 62
 [CD2]
  (1)カンタータ「賛美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」BWV 91
  (2)カンタータ「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」BWV 121
  (3)カンタータ「われ汝にありて喜び」BWV 133
 [CD3]
  (1)カンタータ「新たに生まれし嬰児」BWV 122
  (2)カンタータ「笑いは、われらの口に満ち」BWV 110
  (3)カンタータ「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV 57
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ
[CD1]シビッラ・ルーベンス (S)
 サラ・コノリー (A)
 クリストフ・プレガルディエン (T)
 ペーター・コーイ(B)
[CD2]ドロテー・ブロツキー=ミールズ (S)
 インゲボルク・ダンツ (A)
 マーク・パドモア (T)
 ペーター・コーイ(Bs)
[CD3]ヴァジリカ・イェゾブシェク (S)
 サラ・コノリー (A)
 マーク・パドモア (T)
 ペーター・コーイ (B)
華麗!豪華!!充実した合唱と管弦楽が魅力の豪華カンタータがぎっしり

録音:[CD1]1996 年 11 月 [CD2]2001 年 12 月 [CD3]1995 年 12 月

クリスマスはキリスト教の中でも特に重要な行事なだけに、カンタータ作曲にも熱が入ります。ここに収められているのはどれも充実した器楽パート、華やかな合唱など、非常に楽しめる内容のものばかり。ヘレヴェッヘ率いるコレギウム・ヴォカーレの奏者たちの巧さもあらためて実感の出来栄えです。
HML 5908372
(3CD)
¥2700→¥2390
J.S. バッハ:ソロのためのカンタータ集
 [CD1] バスのためのカンタータ集
  (1)われは満ちたれり BWV 82
  (2)われは喜びて十字架を負わん BWV 56
  (3)平安 汝にあれ BWV 158
 [CD2] アルトのためのカンタータ集
  (1)満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ BWV 170
  (2)罪に手むかうべし BWV 54
  (3)霊と心は驚き惑う BWV 35
 [CD3] ドイツ・カンタータ集
  フランツ・トゥンダー(1614 - 1667):
   (1)主はわが光 (2)汝の怒りをひるがえし
   (3)われらが神は堅き砦
  ヨハン・クー ナウ(1660 - 1722):
   (4)神よ、あなたの恵みによって
  ニコラウス・ブルーンス(1665 - 1697):
   (5)私は横になり眠る
  クリストフ・グラウプナー(1683 - 1760):
   (6)主よ、水の流れが生し
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ
[CD1]
 ペーター・コーイ(バス)
[CD2]
 アンドレアス・ショル(カンターテナー)
ペーター・コーイ、アンドレアス・ショル奇跡の歌声

録音:[CD1]1991年1月 [CD2]1997年7月 [CD3]1999年9月

ペーター・コーイは今なおバッハ・コレギウム・ジャパンなどでも抜群に安定した歌唱で聴く者を唸らせ続けていますが、これはコーイの約 20 年前の声が聴ける興味深い盤。何も飾らず、一切の小細工なしに、カンタータの言霊を私たちに伝えてくれます。管弦楽パートが美しいのは言うまでもありません。ショルのソロ・カンタータ集も奇跡としかいいようのない美しさ。ドイツ・カンタタータ集では、コレギウム・ヴォカーレの巧さが光ります。
HMU 907508
¥2600
アメリカのクラリネット&ピアノのための音楽集
 ジョン・ノヴァーチェク (b.1964):
  2 人の Jon のための 4 つのラグ(2006)
 パキート・ドゥ・リヴェラ (b.1948):
  ザ・ケープ・コッド・ファイルズ
 バーンスタイン (1918-1990):
  クラリネットとピアノのためのソナタ
 ガーシュウィン:
  3 つの前奏曲(ジェームス・コーン編)、
  アイ・ガット・リズム(ジェームス・コーン編)
ジョン・マナシー(Cl)
ジョン・ナカマツ(ピアノ)
天才クラリネット奏者、ジョン・マナシー最新盤はバーンスタイン!

録音:2009 年 12 月

ニューヨーク・フィルの首席クラリネット奏者もつとめていたジョン・マナシーと、ジョン・ナカマツによるデュオの最新盤。この編成の王道レパートリー、バーンスタンのソナタや、ノヴァーチェクとドゥ・リヴェラによる世界初録音 2 作品も含む注目の内容です。ノヴァーチェクの作品はユーモラスな味わいが魅力のもの。ドゥ・リヴェラの作品もクラリネットのポトポトとした音色が味わい深いです。バーンスタインはクラリネットもさすがですが、ジョン・ナカマツのリズム感抜群のピアノが光ります。ガーシュウィンの 3 つの前奏曲は 20 世紀音楽の古典とも呼ばれるもともとはピアノソロの名曲ですが、ここではクラリネットとピアノの編成で演奏されています。二人のジョンの名手ぶりが光る 1 枚です。
HMC 902072
¥2600→¥2390
ヴィヴァルディ:シンフォニア「聖なる墓にて」RV 169
G.B. ペルゴレージ:
 サルヴェ・レジーナ (2 声のための )、スターバト・マーテル
ロカテッリ:アリアンナの嘆き~4 声のコンチェルト 変ホ長調
ベルナルダ・フィンク(Ms)
アンナ・プロハスカ(S)
ベルリン古楽アカデミー
ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)
ベルナルダ・フィンク最新盤ベルリン古楽アカデミーとのペルゴレーシ

録音:2009 年 12 月

アーノンクールとの来日も待ち遠しいフィンクの新譜は、ペルゴレージを中心に据えたバロックの宗教作品集。コントロールの効いた、落ち着いた歌声が、十字架の下で嘆き悲しむ母マリアを切々と歌いあげます。ソプラノに迎えられたのは、1983 年生まれの若手注目ソプラノ、アンナ・プロアスカ。
彼女は、2006 年ベルリン国立歌劇場でのバレンボイム指揮のカルメンのフラスキータ役で一挙に世界から注目される存在となりました。現代ものから古楽まで、そのピンと筋のとおった美声で歌いこなします。このディスクのペルゴレージやサルヴェ・レジーナは、曲のこれまでのイメージを一新するような鮮烈な出来栄え。器楽パートをうけもつベルリン古楽アカデミーの血の滴るような哀切感漂う演奏に支えられ、この世のものとは思えない美しさです。ディスクの冒頭に収録されているヴィヴァルディのシンフォニアも見事の一語。充実の 1 枚です。
HMX 2908379
(3CD)
特別価格
¥4500→¥3990
タロー/ Baroque ボックス
 [CD1]
  ラモー:新しいクラヴサンのための組曲(1728)
   ~ピアノ版, ドビュッシー:ラモーを讃えて
 [CD2]
  F. クープラン:
   (1)神秘的なバリケード (2)ティク・トク・ショック
   (3)クープラン (4)信心女たち (5)さまよ う亡霊たち
   (6)編み物をする女たち (7)シテール島の鐘 (8)居酒屋のミュゼット*
   (9)葦(あし) (10)アタラント (11)パッサカリア
   (12)プラチナ色の髪のミューズ (13)奇術 (14)闘いの響き
   (15)子守歌、またはゆりかごの中のいとし い子 (16)空想にふける女
   (1)7ロジヴィエール (18)双生児
   (19)かわいい子ども、または愛らしいラジュール
   (20)デュ フリ(1715 - 1789):ラ・ポトゥワン
 [CD3]
  J.S. バッハ:
   協奏曲 ニ短調 BWV 596 -シシリエンヌ/協奏曲 ト短調 BWV 975 /
   パストラーレ ヘ長調 BWV 590 /イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971 /
   協奏曲 ニ短調 BWV 974 /協奏曲 ハ短調 BWV 981 /
   協奏曲ト長調 BWV 973 /協奏曲 ロ短調 BWV 979 -アダージョ
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
[CD2] の*パブロ・ピコ(タンブール)
音色の魔術師アレクサンドル・タロー心をわしづかみにする音色

録音:[CD1]2001 年 5 月 [CD2]2006 年 7 月 [CD3]2004 年 9 月

音色の魔術師ピアニスト、アレクサンドル・タロー。彼が世に広く知られるきっかけとなった鮮烈なバロックものの名録音が、3 枚組のボックスでお買い得価格になって登場!ラモーで魅せるはっとするようなポエジー、クープランでの強烈なインパクトを放つティク・トク・ショク。そして、バッハの協奏曲集では、グールドを思わせるような天性のひらめきに、衝撃を覚えます。イタリア協奏曲の鋭さと華やかさをあわせもつフィナーレは必聴。タローの魅力にどっぷり浸かれる、大変価値ある 3 枚組ボックスとなっています。
HMX 2907561
(3CD)
特別価格
¥4500→¥3990
ガッティ conducts チャイコフスキー
 チャイコフスキー:交響曲集
  [CD1]
   1交響曲第 4 番ヘ短調 op.36 2イタリア奇想曲 op.45
  [CD2]
   交響曲第 5 番 ホ短調 op.64, 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
  [CD3]
   交響曲第 6 番「悲愴」ロ短調 op.74、
   弦楽合奏のセレナード ハ長調 op.48
ダニエレ・ガッティ(指)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ダイナミックにして見通しのよいチャイコフスキー

録音:[CD1]2004 年 12 月 13、14 日[CD2]録音:2003 年 7 月 31 日,8 月 1 日、アビーロード・スタジオ(交響曲), 1998 年 5 月 6,7 日、ワトフォード・コロシアム(幻想序曲)

ガッティの指揮するチャイコフスキーも 3 枚組ボックスになって登場。ダイナミックで刺激的、そして響きの美しさが際立つガッティ&ロイヤル・フィルによるチャイコフスキーは聴く者を圧倒します。ヴァイオリン両翼型配置による第 4、第 5 交響曲ではフレーズの受け渡しもこれまでになく明快で、きわめて見通しの良い美演が楽しめます。また、陽気なムードいっぱいの「イタリア奇想曲」。ラテン系の指揮者の血を呼び覚ましたかのように、内容との相性の良さが印象的。よりいっそう弾けた出来栄えです。注目の「悲愴」で、ガッティは「この録音に全魂を捧げたと言っても過言ではない」と語っており、重苦しさとは無縁なガッティらしいクリアーで鋭敏な演奏を聴かせてくれます。第 1 楽章は、焦燥感を煽り果敢に音楽を展開し、第 2 楽章ではロシア民謡風のリズムを痛快に仕上げ、感傷的部分を残しつつ息つく間もなく旋律が流れていきます。ガッティの演奏のダイナミックな持ち味が十分に発揮された第 3 楽章、苦悩、悲観、悲痛な叫びを爆発させ , クライマックスへの導く第 4 楽章。一聴の価値ある異色の 「 悲愴 」です。
HMC 902042
(4CD)
¥4200→¥3790
テレマン:ターフェルムジーク(完全全曲)
 [CD1]
 =第I部=
  (1)序曲 ホ短調
  (2)四重奏曲 ト長調
  (3)フルート、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ長調
   カール・カイザー(Fl)/ペトラ・ミュレヤンス(Vn)
 [CD2]
  (1)トリオ ホ長調
  (2)フルート・ソナタ ロ短調
   カール・カイザー(Fl)
  (3)シンフォニア ホ短調「終結部」
 =第II部=
  (4)序曲 ニ長調
  (5)五重奏曲 ニ短調
 [CD3]
  (1)3つのヴァイオリンのための協奏曲
   ペトラ・ミュレヤンス、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ、
    アン ヌ・カタリーナ・シュライバー(Vn)
  (2)トリオ ホ短調
   カール・カイザー(Fl)/アン=カトリン・ブリュッゲマン(Ob)/
    ス テファン・ミューライゼン(Vc)/ミヒャエル・ベーリンガー(Cem)
  (3)ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ペトラ・ミュレヤンス(Vn)
  (4)終結部 ニ長調
 [CD4]
 =第III部=
  (1)序曲 変ロ長調
  (2)四重奏曲 ホ短調
  (3)2つのホルンと弦のための協奏曲 変ホ長調
  (4)トリオ ニ長調
   カール・カイザー&スザンネ・カイザー(Fl)/ヴィオラ・ダ・ガンバ:
    ヒル・パール/リー・サンタナ(Lute)/トルステン・ヨハン(Cem)
  (5)オーボエ・ソナタ ト短調
   カタリーナ・アルフケン(Ob)/グイド・ラリッシュ(Vc)/
    ミヒャエル・ベーリンガー(Cem)
  (6)終結部 変ロ長調
フライブルク・バロックオーケストラ
名人集団、フライブルク・バロックオーケストラによるターフェルムジーク完全版新録音の登場!しかもうれしいお買得価格!

録音:2009年2, 7, 9月。4h03’

ハルモニアムンディ・フランスから、「ターフェルムジーク」完全版新録音の登場!どのディスクのどの楽章をかけても、活きがよく、縦横のラインがたっぷりと豊かに絡み合うアンサンブル、たっぷりと潤いをたたえた美しい音の魅力にあふれたうれしい 4枚組。アンサンブルの巧さと、音色の調和の見事さは言うまでもありませんが、特に管楽器のソロの素晴らしさには驚かされます。Disc4の「2つのホルンと弦のための協奏曲」でのホルンの豊かな音色は必聴。オリジナル楽器のホルンはこんなにも音色豊かだったのか、と耳が開かれる思いです。弦楽器のアンサンブルも、中音域のたっぷりとした響きに豊かな気分になれます。完全全曲収録、すべて聴くには 4時間 3分かかりますが、音楽の愉悦に浸って次々とディスクを換えていくうちに、一息に 4枚すべて聴けてしまいそうな活力と美しさに満ちています。
HMC 902073
¥2600
ショパン:マズルカ集
 1. マズルカ op.68-2/2. マズルカ op.6-3/
 3. マズルカ op.7-1/4. スケルツォ 第 1 番 ロ短調 op.20/
 5. マズルカ op.17-2/6. マズルカ op.17-4/
 7. マズルカ op.24-2/8. マズルカ op.24-4/
 9. ノクターン op.48-1/10. マズルカ op.56-1/
 11. マズルカ 59-1/12. マズルカ op.59-2/
 13. マズルカ op.59-3/14. 幻想ポロネーズ op.61/
 15. マズルカ op.63-3/16. マズルカ op.68-4
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
ロン=ティボー国際コンクールの覇者、ティベルギアン最新盤。完璧なコントロール、時にあたたかく煙ったような音色、時に氷を思わせるようなクールなタッチ、ピアノの魔術師ティベルギアン、本領発揮

録音:2010 年 1 月。70’18

1975 年生まれの注目株、ティベルギアンの最新盤はショパンの作品集。バラード第 1 番での鋼のような音色、マズルカで魅せる完璧なコントロールが生み出す、時にあたたか、時に涙に煙るような音色など様々な音に驚かされます。そしてティベルギアン持ち前の物凄い推進力、集中力、そして一曲一曲の余韻にただよう辛口の香りが、聴く者をとらえて離しません。ティベルギアンはブックレット掲載のインタビューで、「2、あるいは 3 拍目にアクセントがくるというマズルカのシンプルな大原則に則りながら、これだけの多様な音楽を生み出したショパンには敬服するほかありません」と語っています。ショパンが残した多彩なマズルカを、これだけ見事に 1 曲 1 曲弾き分ける腕をもつティベルギアン。これからますます目が離せません。

来日決定!
2010年12月7日(火)19:00 浜離宮朝日ホール
≪リサイタル≫ ラヴェル:夜のガスパール他

HMX 2918163
(10CD)
¥7500→¥6990

「Early Music box」
[CD1] 古代の音楽
 (1)古代ギリシアの音楽 (2)旧約聖書の音楽 (3)ビザンチン聖歌
 (4)メルキト教徒の聖歌 (5)ゴール(ガリア)のアレルヤとオッフェルトリウム
  (1)アリアンナ・サヴァール他 (2)アドルフ・アッティア (T)
  ミシェル・シェルプ (Br) エミール・カスマン (Bs) モーリス・ベナム(合唱指揮)
  (3)(4)マリー・キーロウズ修 道女 (5)レズニコフ
[CD2] 初期キリスト教の聖歌集
 (1)聖アンブロジウス聖歌 (2)古代ローマ聖歌(7、8 世紀)
 (3)ベネヴェント典礼の音楽 (4)モザラベ聖歌 (5)古代ローマ聖歌(6 ~ 13 世紀)
  M. ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
[CD3] グレゴリオ聖歌集
 (1)グレゴリオ聖歌集大成 (2)1000 年のミサ(抜粋) (3)サンチャゴ・デ・コンポステッラのための聖歌
 (4)シトー修道会の聖歌(12 世紀) (5)オルガヌム大全(12 世紀)
  (1)ドミニク・ヴェラール (T) (2)デラー・コンソート (3)アノニマス 4 (4)アンサンブル・オルガヌム
  (5)シアター・オブ・ヴォイシズ/ヒリアー(指)
[CD4] 吟遊詩人の歌
 (1)トルバドゥールの歌(南フランス、11 & 12 世紀)
 (2)トルヴェールの歌(北フランス、12 & 13 世紀) (3)カンティーガ(スペイン)
 (4)ミンネゼンガー(ドイツ、13 世紀~吟遊詩人の宮廷の恋物語) (5)カルミナ・ブラーナ(13 世紀)
  (1)クレマンシック・コンソート (2)シアター・オブ・ヴォイシズ、ハープ・コンソート
  (3)デュファイ・コレクティヴ  (4)ドリュー・ミンター(C-T)
[CD5] ポリフォニーの誕生
 (1)アキテーヌ公のポリフォニー(12 世紀)
 (2)ノートル・ダム楽派(12 世紀)
 (3)バンベルク写本/ホケトゥス(13 世紀)
 (4)モンペリエ写本(13 世紀)
 (5)ブルターニュのグラドゥアーレ(13 & 14 世紀) (6)ソールズベリのミサ
  (1)(2)(3)シアター・オブ・ヴォイシズ(ヒリアー指揮) (4)(5)アノニマス (4)(6)アンサンブル・オルガヌム
[CD6] アルス・ノーヴァ
 (1)コンテスタツィオン (2)最初のポリフォニーによるミサ曲 (3)フランスのアルス・ノーヴァ(マショーのミサ曲)
 (4)イタリアのアルス・ノーヴァ(ランディーニらによるミサ曲) (5)14 世紀英国の世俗音楽
  (1)クレマンシック・コンソート (2)アンサンブル・オルガヌム (3)(4)アンサンブル・オルガヌム、アノニマス
  (4)(5)ヒリアード・アンサンブル
[CD7] ルネッサンス期前の音楽
 アルス・スブティリオル
 (1)アルス・スブティリオル(グイード、ソラーゲらによる作品)
 (2)15 世紀の英国(ダンスタブルの作品)
 (3)フランコ-フレミッシュ・ポリフォニーの勃興(ギョーム・デュファイ、オケゲム、ビュノワの作品)
  (1)フェッラーラ・アンサンブル、アンサンブル・オルガヌム
  (2)オルランド・コンソート、ヒリアード・アンサンブル
  (3)オルランド・コンソート
[CD8] ルネッサンス期の宗教音楽
 (1)ミサ(ジョスカン・デ・プレ、ジャヌカンらのミサ曲)
 (2)ルネッサンスのモテット(デ・プレ:サルヴェ・レジーナ他)
 (3)宗教改革の歌曲と詩篇(ラッスス、タリスらの作品)
  (1)(3)アンサンブル・クレマン・ジャヌカン (2)シアター・オブ・ヴォイシズ他
[CD9] ルネッサンス時代の世俗音楽(歌曲)
 (1)ポリフォニーのシャンソン(ジョスカン・デ・プレ、ル・ジュヌ、ジャヌカン他)
 (2)イタリアのマドリガル(マレンツィオ、ジェズアルド他)
 (3)エリザベス朝イングランドの歌曲(バード、ダウランド)
  (1)アンサンブル・クレマン・ジャヌカン (2)ヒリアード・アンサンブル (3)カークビー、デラー、フレットワーク
[CD10]「器楽」の誕生【15 ~ 16 世紀】
 (1)トランスクリプションとリダクション(デュ・ロワ、ファン・アイク、ジョスカンらの作品)
 (2)演奏するための音楽(フェラボスコ、カプスベルガーらの作品)
 (3)ダンスのための音楽(舞曲)(ピエール・アテニャンらの作品)
  (1)カール・エルンスト・シュレーダー、クロフォード・ヤング (Lute) 他
  (2)ポール・オデット、アンドレアス・マルティン (Lute)
  (3)ザ・キングス・ノイズ、ザ・ブロードサイド・バント
ハルモニア・ムンディ・Century editionの前半10 巻がお買い得になって「Early Music box」として復活リリース!ムンディが誇る名演奏家による名演奏をご堪能ください!

2005 年年末にリリースされた、古代ギリシアの音楽から現代音楽までを網羅した 20 枚シリーズ「センチュリー・エディション」の前半 10 枚ボックスと同内容。新たな外装箱と新たな価格で再登場です。

[CD1] 断片的に残された古代ギリシアの楽譜と、当時のレリーフなどに描かれた楽器や舞踊の様子から復元された音楽。愛のこと、快楽のこと、神への祈り・・・詩に託された人類普遍の思いが、悠久のときを越えて鮮やかに蘇ります。ハルモニア・ムンディの大ベストセラー「古代ギリシアの音楽」(HMA1951015)他の抜粋です。
[CD2] 中世のはじまり、キリスト教が勢力を増し始めたころの各地の聖歌です。こうして色々な聖歌を聴き比べてみると、絶大な勢力を拡げはじめた初期キリスト教ではありましたが、その典礼(音楽)は、各地の昔からの伝統を色濃く残したものであったことがよくわかります。ポリフォニーの萌芽がみられるのもこの時代からです。
[CD3] キリスト教の典礼音楽がほぼヨーロッパ全土で統一されたのは、グレゴリウス 1 世の死後のことでした。こうしてまとめて聴いてみると、初期のキリスト教典礼音楽よりも、典礼の順序や形式が定まっていったことがよくわかります。
[CD4] 中世の世俗音楽集。当時、教会の外で歌われ親しまれていた詩と音楽は、主に吟遊詩人たちによって奏でられていました。騎士とお姫様の恋・・なんともロマンティックでございます。
[CD5] 中世も後期に近づくと、次第に音楽も多声のものが増えていきます。それまでは 2 声の場合、低声部は長い保続音で高声部が自由に動くかたちが主流でしたが、この時代になると両方の声部が自由に動くようになり、より複雑で魅力的な響きが生み出されます。
[CD6] 記譜法も発展してきたこのころ、複雑なリズムを多数の演奏者たちが演奏することが可能になりました。リズム定型が各声部から時間差で聴こえてきます。繰り返される多声リズムは、教会内の反響も加わって、神の言葉として礼拝参加者たちに圧倒的な力をもって響いたことでしょう。
[CD7]ゴシック期に入ると、多声音楽がよりさかんに生み出されるようになります。「アルス・スブティリオル」は「繊細な技法」の意。動機や旋法、調の用い方が実に凝っていて、その響きは複雑かつ美しいものです。天にむかってストイックにそびえたつゴシックの教会さながらに聴く者を圧倒します。
[CD8] 古典派およびロマン派時代、作曲家にとっての試金石が交響曲であったように、このルネッサンス時代の作曲家にとってミサは大変重要なジャンルでした。初期のころのポリフォニー音楽(vol. 5)と比べて、各声部の動きかたが自由になり、いかにこのジャンルが発展を遂げたかがよくわかります。
[CD9] 教会の外でもやはり歌は重要なジャンルでした。ポリフォニーあり、単旋律あり、歌詞の内容は恋だの愛だのばかりではなく、戦いの歌や lalalaといった特に内容のないものまで、実に自由になっています。
[CD10] ルネッサンス時代、リュート、オルガンといった楽器が、人の声と混ざることなく鳴り響くようになったころの作品です。当時は声楽作品を器楽でなぞって演奏することも多く、同じ強さで音を保持できる声楽とは異なる「消え入る音(diminishing tone)」は人々の耳に新鮮に響いたことでしょう。とはいっても、当時器楽は主に口頭伝承であったため、それ以前にも器楽のみの楽曲が演奏されていたであろうとされています。

HELICON

HEL 029632
\2300→¥2090
ドヴォルザーク:交響曲第 9 番「新世界より」ホ短調 op.95
R. シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき op.30
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
メータとオケの完璧な意思疎通、実に壮大なスケールで描かれるR.シュトラウス

「新世界」の冒頭もかっ飛ばすのではなく、弦の細かな刻み、様々な楽器間での旋律の受け渡し、すべてが実に丁寧。終楽章の弦楽器のリズムの食いつきも絶妙で、メータとオケの間の意思疎通が完璧なものであることをうかがわせます。有名な旋律では、ところどころに隠し味的にちりばめられた微妙なポルタメントが印象的に響きます。R. シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」は、まさに期待通りの壮大な演奏。華麗にオーケストラが鳴り響きます。メータの一挙手一投足にオケが実に敏感に反応しているのがうかがわれる力演です。室内楽風の場面では、弦楽器のメンバーの巧さが際立ちます。
HEL 029631
\2300→¥2090
(1)モーツァルト:交響曲第 38 番 ニ長調「プラハ」K.504
(2)シューベルト:交響曲第 9 番「グレイト」D.944
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
メータの棒の確かさが光るモーツァルト&シューベルト

ライヴ録音(1)録音:2010 年 1 月(2)録音:2006 年 11 月

「プラハ」の序曲を思わせる出だし、「グレイト」の有名な冒頭、一切の小細工なしに主題をひとつひとつ丁寧に提示させるところなど、メータのオケの誠実かつ真摯な仕事ぶりが実に光る演奏です。「グレイト」の終楽章も、絶妙のテンポとリズムで楽しませてくれます。
HEL 029633
\2300→¥2090
ハイドン:交響曲第 88 番 ト長調
チャイコフスキー:交響曲第 6 番 ロ短調「悲愴」op.74
クルト・マズア(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
朗々と気高く響くハイドン

録音:2008 年 6 月(ライヴ)

ハイドンでは、朗々と鳴り響き、気高さも兼ね備えた演奏にハッとさせられます。終楽章での滑舌のよい語り口は小気味よい仕上がり。「悲愴」は歌心に溢れています。各メロディー、各フレーズの中での絶妙なデュナーミクと独特の「溜め」は見事。マズアの思い入れをオーケストラがよく汲み取った秀演となっています。
HEL 029628
¥2300→¥2090
ベートーヴェン:
 交響曲第 5 番 ハ短調「運命」op.67
 プロメテウスの創造物 op. 43
 第 6 番 ヘ長調「田園」op.68
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
オケのうまさが光る王道プログラム公演曲目の「田園」収録の白熱ライヴ

ライヴ録音:2009年7月8, 10, 15, 16日/テルアビブ、マン・オーディトリウム

抜群の弦楽セクションの魅力で世界有数のオケとして知られるイスラエル・フィル。このライヴ演奏でも、底なりがするような力強い「運命」、そして朗々と歌われる有名な旋律が魅力の「田園」など、メータとオケの実力を存分に味わうことができる充実の1枚です。

HEL 029629
¥2300→¥2090
ブラームス:ドイツ・レクイエム チェン・レイス (S)、
ハンノ・ミュラー=ブラッフマン (Br)
ガリー・ベルティーニ・イスラエル合唱団
 (合唱指揮:ローネン・ボルシェフスキー)
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
メータのコントロールが冴えわたる感動のドイツ・レクイエム

ライヴ録音:2009年10月10, 17日/テルアビブ、マン・オーディトリウム

メータのさすがの統率力が光るドイツ・レクイエム。第 2 曲「人はみな草のごとく」の合唱は圧倒的です。美貌のソプラノ、チェン・レイスの高みへと私たちを連れて行ってくれるような歌唱は感動的。バリトンのミュラー=ブラッフマンは、シャイーなどとも共演を重ねた実力派で聴かせます。
HEL 029623
¥2300→¥2090
1. ブロッホ:アヴォダート・ハコデシ(神聖祭儀)
2. J.S. バッハ:
 カンタータ「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」BWV 140
ズービン・メータ(指揮)、
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1. トーマス・ハンプソン(Br)、
 ラファエル・フリーダー(語り手)
2. タリア・オール (S)、
 ダグラス・パーセル (T)、
 クラウス・ハーガー (Br)、
 イリヤ・コノヴァロフ (Vn)、
 ドゥブ・カルメル (Ob)、
 イスラエル・カストリアーノ(通奏低音オルガン)、
 ザ・コレギエイト・コラール
ブロッホのアヴォダート・ハコデシ、ユダヤの深く壮大な祈りの音楽

ライヴ録音:2008年7月17- 27日/エルサレム、ICC国際センター

ブロッホによる、ユダヤ教会堂の典礼音楽「アヴォダート・ハコデシ」。深い祈りの気分とオリエンタルな雰囲気、充実した管弦楽の響きの融合が魅力の作品。終楽章の合唱の壮大さはさすがメータ、抜群の統率力で聴かせます。ハンプソンのソロの美声にしびれます。

HUNGAROTON

HCD 10340
¥2300
「チャールダーシュからジャズまで」
 ~サンタ Jr. が弾きまくるヴァイオリン名曲集
  (1)ロージャヴェーギー:楽しい祭り
  (2)メドレー・ソング
  (3)メドレー・ソング
  (4)ブラームス:ハンガリー舞曲第 4 番
  (5)ディニーク:ホラ 変ホ長調
  (6)黒い瞳
  (7)オールド・ロシアン・ロマンス
  (8)ガーシュウィン ( ハイフェッツ編曲 ):
   ポギーとベスより「そんなことはどうでもいいさ」
  (9)『スイート・ジョージア・ブラウン』
  (10)エルガー:愛の挨拶
  (11)カルロス・ガルデ:ポル・ウナ・カベーサ
  (12)ピアソラ:リベル・タンゴ
  (13)メドレー・ソング
  (14)チャールダーシュ・ メロディ
フェレンツ・サンタJr.
 & フェレンツ・サンタ・バント
ワールド・ミュージックのアプローチによるジャンルを越えた名曲集

録音:2010 年 3 月 29 日〜 4 月 1 日、フンガロトン・スタジオ、ブダペスト/DDD

7 歳でヴァイオリンを弾き始め、フランツ・リスト音楽院を卒業、以後国内外を問わず活躍しているフェレンツ・サンタ Jr. と彼が率いるバンド、2010 年の最新録音はチャールダーシュからジャズのナンバーまでジャンルをこえたオムニバス・アルバムです。サンタ Jr. はアルバム「ハンガリー舞曲」(HCD 10330) など、いわゆる伝統音楽のアプローチでクラシック音楽を演奏し、ツィンバロンの響きがワールドミュージック感を表しています。
HCD 32665
¥2300
ジュラ・チャポー (b.1955):
 (1)The Great Initial−humanvoicetimesculpture
   (voices of all ages, computer)(2005 - 2009)
 (2)Concerto for Viola and a Changing Environment(2004 - 2009)
(1)ハンガリー、パーパ、
 ベラ・バルトーク音楽学校の生徒
  &教師 ハンガリー、パーパ、
 エルデイ人民の家の住民
 ハンガリー、パーパ、
 ボビタ介護センターの子供たちのグループ および、
  その他の個人
(2)リヴカ・ゴラニ (Va)
 ラースロー・ティハニ (指)
MR 交響楽団
あらゆる世代のヒトの声を掻き集めたチャポーの怪奇なサンプリング曲

(2)収録:2005-2009 年ハンガリー放送、ブダペスト・ミュージック・センター、 ハンガリー - ピリシュチャバ・アートフィールド・スタジオ、カナダ・サスカチュワン大学/DDD、ステレオ、55’44”

1955 年生まれのチャポーは、リスト音楽院の作曲科を修了してジェルジ・クルターグやペーテル・エトヴェシュらの流れを汲む一方で、ダルムシュタットやパリの IRCAM、アメリカでモートン・フェルドマンにも学んだという、ユニークで幅広い経歴の持ち主。
“ヒューマンボイスタイムスカルプチャー” という別名をもつ第 1 曲は、“あらゆる世代のヒトの声” をコンピュータでサンプリングして、そのフレーズをコンピュータで組み合わせたもので、シンプルながら不思議な感覚の作品。この作品には 32 あるトラックのどこからスタートして反復再生してもよい、との但し書きがあります。
ほかに、ここでソリストを務める現代屈指のヴィオラ奏者リヴカ・ゴラニの委嘱で作曲された「ヴィオラ協奏曲」を収録。
HCD 32575
¥2300
イシュトヴァーン・ラーング (b.1933):
 (1)Broken off Paragraphs(2002 - 2003)
 (2)第 6 交響曲~ 39 の弦楽器のための (1993 - 1994)
 (3)Diamond in the Dust of Earth
  -オットー・オルバーンの一節にもとづくカンタータ (2004) *
(1)ラースロー・ティハニ (指)
 MR 交響楽団
(2)ラースロー・コヴァーチュ (指)
 MR 交響楽団
(3)ラースロー・ティハニ (指)
 MR 交響楽団、
 MR 男声合唱団
(1)収録時期:2004 年 3 月 17 日 (2)収録時期:1997 年 3 月 7 日 (3)収録時期:2007 年 10 月 8 日/ すべてハンガリー放送による収録。*ハンガリー語歌唱。/DDD、ステレオ、70’34”
ハンガリー作曲界を代表するイシュトヴァーン・ラーングの近作を収めたアルバム。
HCD 32576
¥2300
ヨージェフ・シャーリ (b.1935):
 (1)Sonnenfinsternis
  -管弦楽のための 4 つのコメンタリーズ (1999 - 2000)
 (2)Leoniden ~ツィンバロンと管弦楽のための (2004)
 (3)Zenith -ベラ・バルトークの思い出に (1995・1996 改訂 )
(1)ラースロー・コヴァーチュ (指)
 MR 交響楽団
(2)イルディコー・ヴェーコニ (ツィンバロン)
 ラースロー・コヴァーチュ (指)
 MR 交響楽団
(3)ヤーノシュ・コヴァーチュ (指)
 MR 交響楽団
(1)収録時期:2005 年 10 月 5 日(2)収録時期:2005 年 11 月 21 日(3)収録時期:2004 年 3 月 20 日/すべてハンガリー放送による収録。/DDD、ステレオ、65’46”
「さらばグレン・グールド (1983)」や、ハンガリーの民俗楽器ツィンバロンを用いた作風 (HCD.31857) で知られるシャーリの作品集。
HCD 32633
¥2300
ヨハン・ジギスムント・クッサー (1660 - 1727):
 ダブリン宮廷のための 2 つのセレナータ
  ・4 声のセレナータ〜ウィリアム三世の戴冠記念のための
  ・5 声の劇場用セレナータ〜ユトレヒト条約の祝典ための
   *英語歌唱
スーザン・ハミルトン(S 名声、勝利)
アンドレア・チェレキエイ(Sアルバニア、至福)
ヨージェフ・チャポー(Sアポロ)
マリアム・サルキシャン (Ms 平和 )
エーヴァ・ラクス (Ms 豊穣 )
ガーボル・カーッライ(T 不調和 )
ペーテル・メーサーロシュ(T マーキュリー )
ドミニク・ヴェルナー (Bs ネプチューン )
および合唱 アウラ・ムジカーレ (ピリオド楽器使用)
バラージュ・マーテー(芸術監督)
アンタル・サボー(Org & Cem.)
オペラ作曲家クッサーが本領を発揮!“ミニ・オペラ”セレナータ、世界初録音

録音:2010 年 4 月 6-9 日ジューロー、カルヴァン派教会 ( デジタル・セッション )/DDD、ステレオ、67’33”

世界初録音。「セレナータ」とは 17、18 世紀に、一般に宮廷もしくは貴族社会で、王侯貴族の慶事や政治的行事を祝って、疑似演劇的に演奏された大規模なカンタータ風の作品を指します。内容は決まって田園的、寓話的、あるいは神話人物的であるか、場所、川、自然界の物の擬人化であり、オペラより短いけれど独唱カンタータよりは長く、重要な機会には合唱が導入されることもありますが、基本的にレチタティーヴォとアリアから構成されています。
こうした特徴にピッタリあてはまるふたつの「セレナータ」は、順に 1707 年から 1714 年の間、そして 1713 年に作曲されたもので、ブラチスラヴァ ( 当時のハンガリー領ポジョニ ) に生まれたクッサーがオペラ作家としてすでに成功したのち、ダブリンで歿するまでの、イギリスとアイルランドで生活していた時期にあたります。いずれも、クッサーが 10 代半ばから 20 代初めにかけて師事したリュリゆずりの輝かしいオーケストラ・サウンドの魅力に加え、すぐれたオペラ監督としての資質と経験が活かされた内容で、全体合唱で幸福なムードのうちに閉じられる様はひときわ感動的。
クッサー作の管弦楽組曲「ミューズの祭り」全曲 (HCD.32337、32552) をリリースしているマーテー率いる古楽器アンサンブルによる続篇アルバムです。
HCD 32669
¥2300→¥2090
ウィリアム・シールド (1748 - 1829):弦楽三重奏曲集
 ( ヘ長調 / ト長調 / イ長調 / 第 1 番変ホ長調 /
  第 2 番ニ長調 / 第 3 番イ長調 / 第 5 番ハ長調 )
トリオ・サバディ ヴィルモシュ・ サバ ディ(Vn)
シルヴィア・コヴァーチュ(Va)
ジェンジ・ウーイハージ (Vc)
ハイドンの友人で人気オペラ作曲家シールド世にも美しき弦楽三重奏、世界初録音

録音:2010 年 4 月 19-21 日フンガロトン・スタジオ ( セッション )/DDD、ステレオ、62’44”

世界初録音。ヨーゼフ・ハイドンの友人で、コヴェント・ガーデンの座付きを務めるなど、生前英語によるオペラがいくつか大当たりを出した、イギリスの作曲家ウィリアム・シールド。現在ではほとんどその名を忘れ去られていますが、キャリアを造船会社の見習いからスタートしたシールドは、やがて国王付き楽団のメンバーを経て、そこの楽長 ( 大英帝国初の音楽家 ) に任命され、最後の宮廷オードを作曲するまでに登り詰めています。
ウェストミンスター・アビーの墓地に埋葬され、人々に愛され広く人気を博したシールドはいっぽうで、つねに民謡やエキゾチックなものに関心を示していて、さまざまな機会に自ら民謡を収集しては出版したり自作に取り入れたりしています。
2 つのシリーズからなる、シールドの弦楽三重奏曲は、国王付き楽団に迎えられる以前、コヴェント・ガーデンの支配人と不和から大陸に渡っていた時期、1792 年から 1796 年の間に作曲されたもの。各々 2 楽章から 4 楽章形式を採り、いずれもアマチュア向けに書かれているところが共通しますが、なかには 5/4 拍子のメロディというテンポがユニークだったり、また、スラヴ民謡への興味と 18 世紀後半の異国趣味といった、シールドの実験的スタイルを証明するものも含まれています。
全曲を通じて、得意のヴァイオリン演奏を足がかりに異例の出世を遂げたシールドの経歴を思い起こさせ、美しいメロディに対する嗅覚に長けたシールドのセンスに新鮮な驚きを覚える内容となっています。
HCD 32652
¥2300
ジェンナーロ・マンナ (1715 - 1779):
 聖週間のためのレスポンソリウム集 (1741)
  ・聖木曜日のためのレスポンソリウム
  ・聖金曜日のためのレスポンソリウム
  ・聖土曜日のためのレスポンソリウム
   *ラテン語歌唱
パーセル合唱団
オルフェオ・オーケストラのメンバー
チッラ・ヴァーリ (Vc)
レヴェンテ・ジェンジェシ (Org)
ジェルジ・ヴァシェギ(指)
18 世紀ナポリきっての宗教音楽の大家G. マンナのレスポンソリウム集、世界初録音

録音:2010 年 3 月 19-26 日フンガロトン・スタジオ ( セッション )/DDD、ステレオ、66’07”

自筆譜による世界初録音。18 世紀を通じてナポリで活躍した音楽家一族の出身として、ナポリに生まれ育ち、ナポリで歿したジェンナーロ・マンナは、オペラ・セリエと宗教音楽で知られる作曲家。代表作「ティート・マンリオ」を含むたくさんのオペラ・セリエと一握りの小さな舞台作品で成功を収めたマンナは、ナポリ大聖堂の楽長に就任後しばらくは舞台作品の作曲を続けていましたが、後半生のほとんどを宗教音楽の作曲と、ふたつのナポリ大聖堂、サンティッシマ・アンヌンツィアータと聖ジェンナーロの楽長としての活動に専念するようになります。
マンナの宗教音楽は非常に数も多く、変化に富んでいて、10 のオラトリオのほかに 150 を越える作品が伝えられています。それらはおもに自筆譜で残され、10 のミサ曲、いくつかのマニフィカト、2 つのテ・デウム、リタニ、詩篇、聖歌、ゼクヴェンツ、哀歌などが含まれます。「聖週間のためのレスポンソリウム集」は 1741 年、マンナが 26 歳のときの作品。限られた短い楽章の中で、瞑想的なパートからキリスト受難のもっとも劇的な瞬間まで表現のすべてをカバーした内容からは、マンナの生きた時代、すでに 2 世紀に及ぶレスポンソリウムの伝統を誇っていたイタリアの高度な音楽事情を垣間見ることができます。
HCD 32681
¥2300
「デーネシュ・グヤーシュ / テノール・アリア集」
 ・サリエリ:「ファルスタッフ」よりフォードのアリア “ああ、悪者よ”
 ・ドニゼッティ:「愛の妙薬」より
   ネモリーノのアリア “なんと美しく、なんと可愛い”,“人知れぬ涙”
 ・ドニゼッティ:「ラ・ファヴォリータ」より
   フェルナンドのアリア “天使のような乙女”
 ・ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より
   エドガルドのアリア “わが祖先の墓よ”
 ・ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」よりエルネストのアリア
  “哀れなエルネスト!...誰も知らない、遠く、寂しいところを”
 ・エルケル:「フニャディ・ラースロー」よりラースローのアリア
  “ついにすこしばかりの平穏な時が”,ラースローとマーリアの二重唱
  “何たる幸せ!ようやくわたしのそばにあなたを迎えられて” *
 ・ヴェルディ:「リゴレット」より マントヴァ公爵のアリア
  “あれか、これか”,“さらわれてしまった!...彼女の涙が見えるようだ
   ...強き愛の力がわれに命ずる” ※,“風のなかの花のように(女心の歌)”
 ・ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」より
   ガブリエーレのアリア “わが心に炎が燃える”
 ・プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より
   リヌッチョのアリア “フィレンツェは花咲く樹のように”
デーネシュ・グヤーシュ (T)
マグダ・カルマール (S) *
タマーシュ・パル(指)
 サリエリ室内管弦楽団
ヤーノシュ・フェレンチ ーク、
 ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)
 ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
ハンガリー国立歌劇場合唱団※
録音:1983-1995 年/DDD、ステレオ、65’20”

ハンガリーを代表する世界的テノール、デーネシュ・グヤーシュのアリア集。デーネシュ・グヤーシュは 1954 年ブダペスト生まれ。1978 年にリスト音楽院オペラ専攻を修了後、ハンガリー国立歌劇場と契約。1979 年に International Giovanni Cantanti Lirici vocal competition で第 2 位を獲得して以降、スカラ座、コヴェント・ガーデンをはじめとするヨーロッパの劇場やコンサートホールに活躍の場を拡げる。1982 年フィラデルフィアで開催されたルチアーノ・パヴァロッティ国際コンクールで第 1 位獲得。
1989 年にはグヤーシュはハンガリー国立歌劇場におけるグノーの「ロメオとジュリエット」でプロデューサー・デビューも果たし、1995 年よりリスト音楽院声楽科で教鞭をとっています。
ここでは、ソプラノのカルマールがゲストで参加するエルケル曲のハンガリー語を除き、ほかはすべてイタリア語歌唱。





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