ALBANY
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「エドワード・ジョセフ・コリンズの音楽Vol.9」
エドワード・ジョセフ・コリンズ(1886-1951):
歌劇《南部の娘》〜1幕2場のための |
マリン・オールソップ指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
合唱団
P.オーティ(T)、J.K.ワトソン(B,Br)、
A.ベイカー(MS)、R.ウォーレン(T)ほか |
アメリカ人なのにトコトン、イギリス的なコリンズの歌劇!人気指揮者オールソップのオペラ指揮も要注目!
録音:2009年5月グラスゴー、DDD、75'06
ALBANYレーベルではこれが第9集となるE.J.コリンズの作品集(先に第10集が発売になっている)はコリンズの歌劇《南部の娘》。プッチーニの歌劇に似たタイトルですが、こちらは南北戦争さなかのアメリカ・ヴァージニア州を舞台にした恋の物語。E.J.コリンズはイリノイ州生まれでベルリンで音楽を学んだものの、その作品はバックス、モーラン、ディーリアスらイギリス田園楽派に驚くほど似ていてアメリカ音楽とは思えないほどの品位と豊かさを持っています。アメリカ南部を舞台にしているだけあって、黒人音楽の旋律もふんだんに使われており、ディーリアス、パーシー・グレインジャーの音楽を思わせる部分もあります。ALBANYはコリンズ作品全集を録音する予定で、これを機にコリンズのリヴァイヴァルが進むことでしょう。第2集(TROY267)、第3集(TROY625)、第4集(TROY630)、第6集(TROY650)、第7集(TROY657)に続いて、現在注目の女性指揮者マリン・オールソップの登場です。 |
TROY1253
\2200
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ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):吹奏楽作品集
ディヴェルティメントOp.42/
仮面舞踏会Op.102/ ページェントOp.59/
バンドのための交響曲(交響曲第6番)Op.69/
詩篇Op.53/ 寓話IX Op.121 |
スティーヴン・K・スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー |
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー最新録音!パーシケッティ吹奏楽作品集!
DDD、70:09
吹奏楽ファンの信任厚いイリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーの最新作。アメリカ作曲界と吹奏楽界に大きく貢献したパーシケッティの主要な吹奏楽曲をまとめた吹奏楽ファン必聴の一枚。 |
TROY1226/27
(2CD)
\4400
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ホルヘ・マルティン(b.1959):歌劇《夜が来る前に》
〜レイナルド・アレナスの自伝に基づく2幕のための |
ジョセフ・イリック指揮
フォート・ワース歌劇場管弦楽団&
合唱団、ソリスト達 |
録音:2010年DDD,69:24&79:45
作品の原作となった自伝を執筆したキューバの作家レイナルド・アレナスはカストロ政権下で反体制的な作品を発表したため投獄、作品はすべて発禁にされ、後にアメリカに亡命、1987年にエイズが発覚、1990年に自殺した。原作は映画化もされ、作家は主役として登場する。キューバ音楽のイディオムもさかんに登場し全体にメランコリーな中にもノスタルジックな雰囲気を醸し出している。ホルヘ・マルティンもキューバ生まれの作曲家で、幼少期にアメリカに移った。 |
TROY1232
\2200
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ハロルド・ファーバーマン(b.1929):
コミック・オペラ《ダイヤモンド・ストリート》 |
ハロルド・ファーバーマン指揮
アンサンブル
C.P.スプロウルズ(B)、P.レイトン(T)、
キース・スペンサー(Br)、
M.ウェストン(S)、M.D.ハック(MS)ほか |
録音:2010年、DDD,61:10
ハロルド・ファーバーマンはボストン交響楽団の打楽器奏者を長らく勤めた後、作曲と指揮に転向、ロンドン響やフィルハーモニア管などを指揮する傍ら、多くの管弦楽曲、室内楽を作曲し、ピューリッツァー賞にノミネートされたこともある。「ダイヤモンド・ストリート」は彼の最近の作品で19世紀から20世紀に変わる頃のニューヨーク・ハドソン川付近を舞台にした政治風刺を含めたコミック・オペラ。ブロードウェイ・ミュージカルに近いテイストを持っている。 |
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「呼び声」
〜ダリット・ハダス・ウォーショウ(b.1974)の音楽
(1)デザート・コール(2001)/(2)変容(2007)/
(3)《ドレイドゥル》変奏曲(2007/10)/ (4)寓話(2007)/
(5)《キダッシュ・ハ・レヴァナー》〜ソプラノとピアノのための(2002)
(6)《ニズコラー》〜2つのテレミンとピアノのための(2010) |
(2)(3)(5)(6)リット・ハダス・ウォーショウ
(テレミン(2)(6)/Pf(3)(5)(6)、(6)は多重録音)
(1)ウェンディ・ワーナー(Vc)
(2)(4)モメンタ四重奏団(SQ)
(5)リュートベン・ゼエフ(Sop) |
ダリット・ハダス・ウォーショウはコロンビア大学とジュリアード音楽院でミルトン・バビットとデヴィッド・デル・トレディチに師事、数々の作曲賞を受賞して作品はニューヨーク・フィル、ボストン響、クリーヴランド管などで演奏されている。彼女はテレミン奏者としても活動し、このCDではクララ・ロックモアが使用したテレミンで自作自演している。音楽は現代の抒情主義とでもいうべきロマンティックな作風である。 |
TROY1239
\2200
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「時の本」〜ウィリアム・マシューズ(b.1950)の音楽
(1)ピアノ三重奏のための「時の本」
(マーティンの猫まね鳥、朝の歌、
アーノルド・シェ・・・の午後に、宵闇の歌、
金曜の夜に魚が飛ぶ、モンクの墓)
(2)「ジョナサン・クレーマーのために」〜
ピアノ三重奏とエレクトロ・アコースティック音のための
(3)「島」〜エレクトロ・アコースティック音のための
(4)ヴァイオリンとピアノのための二重奏 |
キャピタル三重奏団:
【ダンカン・カミング(Pf)、
ヒラリー・カミング(Vn)、
セーレン・ダイクナー(Vc)】 |
DDD、65:10
ウィリアムズ・マシューズはオハイオ州出身で当初フルート奏者として活動の後、作曲家に転向。イェール大学でドラックマン、ペンデレツキに師事した。作品のタイトルに「アーノルド・シェ(ーンベルク)の午後に」とか「(セロニアス)モンクの墓」がある事からも察せられるようにジャズが好きでアンチ・現代音楽志向の作曲家である。調性、ジャズ和声、ニュー・エイジ的な感性を感じさせる作品。エレクトロ・アコースティック音の入る「島」は波の音が入ってまさにヒーリング・ミュージック。 |
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「ダーク・ダンセズ」
〜ジョン・アルマイアー作品集
(1)複数の声(Fl、バスCl、Vn、Va、Vc)
(2)ダーク・ダンセズ(打楽器アンサンブルのための)
(3)至点(Fl、アルトSax、Vn、Vc、Cb)
(4)4(Vn、Va、Vc、Pf) |
E.フレチェッテ(Fl)、
A.クロムウェル(Vn)、K.ルイス(Va)、
M.フレッチュ(Vc)、S.テイヒャー(Pf)、
UNCシャーロッテ打楽器アンサンブルほか |
DDD,59:23
ジョン・アレマイアーはアメリカン・レコード・ガイドで「神秘的で甘美なセンスを持った作曲家」と評され、アメリカのみならずヨーロッパ、アジアでも作品が演奏されている。ジャズ、民族音楽、無調を器用に折衷した独自の世界を確立している。 |
TROY1244
\2200
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「なんて甘い響き」〜ダリル・テイラー黒人霊歌を歌う
アメージング・グレース、深い河、
ピーター鐘を鳴らしに行きなさい、主よ私は参ります、
私の足を導いて下さい、高い山への登り、
誰かここにいる?他全20曲 |
ダリル・テイラー(C.Ten)
ブレント・マックマン(Pf) |
録音:2010年、DDD、69:03
ダリル・テイラーはミシガン州出身のカウンター・テナー歌手でカーネギー・ホール、ケネディ・センターを始めとする全米はもとよりヨーロッパでも盛んに活動している。黒人特有の柔らかい高音はまさにアルバム・タイトルの「How
sweet the sound」である。 |
TROY1245
\2200
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ジェイムズ・ウィリー(b.1939):
弦楽四重奏曲第3番/弦楽四重奏曲第7番/
弦楽四重奏曲第8番 |
エステルハージ四重奏団 |
録音:2010年1-5月、 DDD,60:12
ジェームズ・ウィリーはハワード・ハンソン、ガンサー・シュラーに師事、作品はバッファロー・フィル、ミネソタ響、ロチェスター・フィルなどによって演奏されている。ベルク、バルトークの影響を感じさせる表現主義的な暗い叙情性を持った烈しい音楽。 |
TROY1246
\2200
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「肖像とパッセージ」〜イーサン・リックマンの音楽
メスキータの聖ヴィンセントのためのインヴェンション(2003)/
ピアノのためのパッセージ(2008/10)/
禁断の類似点(2005)/冬に〜主題の残響(2010)/
ハッブルの道具箱のなかに(2009) |
ニコラス・フィリップス(Pf) |
DDD,57:06
イーサン・リックマンはアスペン・コンサート・オーケストラ、ファーゴ・ムア・ヘッド響、ニュートン響などで作品が演奏されている。バッハ、ストラヴィンスキー、バルトークの影響の上にジャズ、ロックのイディオムが加えられたアメリカ人らしい乗りのよい音楽。 |
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矛盾の音楽/デヴィッド・S・レフコウィッツ作品集
デュオ(2台ピアノのための)/
WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Fl独奏)/
(Sur)Real(Cine-)MUSIC 1:エッシャーの変容(Fl、Vn、2つのG)/
WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Hrp独奏)/
当惑のためのサーファー・ガイド(あるいは荒れ狂う海のヨナ)/
WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Fl、Vc)/
エ・デュオ・ウナム(2つのVa)/
WITH/WITHOUT[Con/Sol(-action)](Fl、Vc、Hrp)/
標準的な変奏曲(2つCl)/洒落た組曲(Pf) |
ザ・ディフィニエン・プロジェクトほか |
録音:2003-2010年、 DDD、79:21
レフコウィッツはニューヨーク出身の若手作曲家でイーストマン音楽院とコーネル大学でジョージ・クラム、カレル・フサに師事、作品は米国、アジア(日本を含む)、ヨーロッパで演奏されている。エッシャーの絵画に影響を受けているというレフコウィッツの音楽はミニマルではないが、幾つかの音形パターンの持続とその変容で構成され、民族音楽、ジャズからの影響も感じられる。 |
TROY1248
\2200
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「ショート・ストーリーズ」
〜ガーノット・ウルフガング室内楽作品集
程度の低い議題(Fg、Cb)/テレミンの旅(テレミン、Pf、電子音響)/
回転する丘とぎざぎざした尾根(Vn、Pf)/静かな時(Va、Pf)/
遭遇(Vn、Fg)/澄み切った水(Pf)/
3つのショート・ストーリーズ(Va、Fg) |
J.ファーマー(Fg)
J.P.マーティン(テレミン,Pf)
S.パーキンス(Vn)
デンボウ(Va)ほか |
録音:2010年DDD、65:52
ガーノット・ウルフガングはオーストリア出身で現在はカリフォルニア在住の作曲家。ジャズの演奏と理論家としての地位も確立しており、TV、映画音楽も手がけている。作品はジャズ風のものからメシアン風の和声を使った純現代音楽、テレミン、電子音楽までと多種多様。 |
TROY1249
\2200
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「インヴォケーション」〜イングリット・アローコの音楽
エンヴォイ(終結部)〜ピアノのための/
リトルノ(反復)〜ピアノのための/
ピエロのためのオマージュ〜ピアノのための/
幻想的四重奏曲(Vn、Vc、Cl、Pf)/
チェロ・ソナタ/ピアノ四重奏曲 |
M.ベングトソン(P)
岡ひろの(Vn)
バーチャード・タン(Va)
J.コーエン(Vc)
P.デーマー(Cl)
C.アブラモビック(Pf)ほか |
DDD、53'30
アローコはジョージ・クラム、ジョージ・ロックバーグらに師事、作品はアトランタ響などで演奏されている。20世紀ヨーロッパの正統的な作曲技法に基づいたしっかりとした構成が特長。作品からはラヴェルからベルク、デュティーユといった20世紀前半の洗練された作曲家たちの影響が聴き取れる。 |
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「大西洋横断の物語」〜フェイ=エレン・シルバーマンの音楽
行列(G)/3つのギター(G三重奏)/
影のなかで(3つの歌と2つの間奏曲)(S、G、Cl)/
ワイルドの世界(オスカー・ワイルドの詩による)(T、Va、G)/
デンマークの日の光(S、G)/産休(Gギター四重奏)
(ボーナス:映像トラック付き) |
フォルクマール・ツィンマーマン(G)
コロナ・ギター四重奏団
J.ルンド(T)
SYZYGY(Cl、G、S)
M.S.ガーマーク(Cl)ほか |
録音:2009年、DDD、61:20
フェイ=エレン・シルバーマンはハーバード大学で作曲を学び、13才でレオポルド・ストコフスキーに才能を認められて作曲家としてデビュー。アメリカ内外で作品が演奏されている。このCDはデンマークのギタリスト、フォルクマール・ツィンマーマンとの出会いから生まれたギターを中心とした作品集。無調的な作風の中にほの暗いロマンティシズムが漂う。 |
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「マッド・ダンセズ」〜サクソフォンとピアノのための現代アメリカ音楽
リビー・ラーセン(1950-):ホリー・ローラー
ケヴィン・J・アイザックス(1959-):スクークム組曲
ウィリアム・オルブライト(1944-98):サクソフォン・ソナタ
デヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):サクソフォン・ソナタ
デヴィッド・デル・トレディチ(1937-):
アクロスティック・ソング〜ファイナル・アリスより |
ダン・ゴブル(Sax)
ラッセル・ハーシュフィールド(Pf) |
録音:2009年、DDD、60:50
ダン・ゴブルはニューヨーク・フィル、ブルックリン・フィルとも共演、ヒンデミット、ウェーベルンなど現代音楽を得意としている。本CDはアメリカの中堅からベテラン作曲家の作品が収められており、いずれも現代音楽とはいえ、ジャズ、民族音楽の影響のある親しみやすい作品ばかりである。 |
TROY1252
\2200
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「コミッションズ・アンド・コンチェルトズ」
(1)マーク・エンジェブレットソン:吹奏楽のための交響曲
(2)ジェルジー・サピイェフスキ:
トランペットと吹奏楽のための協奏曲
(3)フリジェシュ・ヒダーシュ:
バス・トロンボーンと吹奏楽のための狂詩曲
(4)黛敏郎:打楽器と吹奏楽のための協奏曲
(5)カール・ベールター:山々とメサ |
ポーラ・ホルコム指揮
SUNYフレドニア・ウィンド・アンサンブル
(2)A.ジョキピー(Trp)
(4)ランドール・ホーズ(Trb) |
DDD、62:12
フレドニアはニューヨーク州北部(カナダ国境近く)の街で、SUNYフレドニア・ウィンド・アンサンブルはその街の音楽院の教授と学生によるウィンド・アンサンブル。 |
TROY1254
\2200
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「コメディア」〜ユーディ・ワイナー(1929-)作品集
(1)コメディア(2002)/(2)デ・ノヴォ(1971)/
(3)パルティータ(1952)/(4)贖罪の踊り(1976)/
(5)カデンツァ!(1969) |
(1)リチャード・ストルツマン(Cl)、
Y.ワイナー(Pf)
(2)〜(5)IBISカメラータ |
DDD、68:54
BRIDGEレーベルから3枚の作品集が発売になっているピューリッツァー賞作曲家ユーディ・ワイナー(室内楽作品集・BCD9134、管弦楽作品集・BCD9282、宗教作品集・BCD9333)。アメリカでは評価が高く、ALBANYレーベルからも作品集が発売になりました。1曲目の「コメディア」はなんと名クラリネット奏者リチャード・ストルツマンが吹いています。 |
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「ザ・ロング・グッドバイ」
〜チャールズ・ベスター(b.1924):管弦楽作品集
(1)交響曲第1番「夜に見える3つの道」/(2)レクイエム/
(3)フレンチ・ホルン協奏曲/(4)ザ・ロング・グッドバイ |
(1)-(4)ランフランコ・マルセレッティ指揮
カユガ室内管弦楽団、
(2)ウィリアム・ハイト(T)、
(3)ローラ・クロック(ホルン) |
録音:2010年6月
チャールズ・ベスターはイェール大学でヒンデミットに、ジュリアード音楽院でパーシケッティに師事。ジュリアード音楽院では教鞭も執り多くの後進を育てた。12音技法とジャズを組み合わせた作風としてアメリカ国内で独自の地位を確立した。現代音楽色はなく、ジェリー・ゴールドスミス、ジョン・ウィリアムズらの映画音楽を思わせる抒情的な作品ばかり。 |
TROY1256
\2200
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「愛の影」〜コンスタンティン・カヴァフィの詩による4つの歌曲集
デイヴィッド・ゴムパー(b.1954):愛の影
ジェレミー・デール・ロバーツ(b.1934):同じ空間で
カトリーナ・スタマテロス(b.1951):愛と恐怖
リチャード・ピアーソン・トーマス(b.1957):遠方> |
ジョン・ムリエロ(Br)
デイヴィッド・ゴムパー(Pf) |
録音:2010年3月 DDD,58:22
コンスタンティン・カヴァフィ(1863-1933)はギリシャ人の両親のもとエジプトで生まれ、後にイギリス国籍を得た詩人でノーベル文学賞を受賞している。彼の詩に4人の作曲家が曲をつけたCD。 |
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「ナイト・ストリングス」〜ヴィオラとギターのための音楽
(1)ビル・ドビンズ編:
夜の組曲(ナイト・ドリーマー(ウェイン・ショーター)/
ラウンド・ミッドナイト(セロニアス・モンク)/
チュニジアの夜(ディジー・ガレスピー)
(2)ファリャ:スペイン民謡組曲/(3)サミュエル・アドラー:光の放射界へ/
(4)ラダメス・グナターリ:ソナタ/(5)マイケル・キンバー:ヒスパニック幻想曲 |
ジョージ・テイラー(Va)
ニコラス・ゴルーゼス(G) |
DDD,58:56
ヴィオラとギターの二重奏という珍しい組み合わせ。ヴィオラのジョージ・テイラーはイーストマン音楽院出身でアフリカ系アメリカ人作曲家の作品の初演と紹介を行うことで知られているという(本人もアフリカ系)。ジャズの名曲の編曲からラテン情緒あふれるファリャのスペイン民謡組曲、キンバーのヒスパニック組曲までご機嫌な作品が揃っている。ヴァイオリンと違い、ヴィオラの音は落ち着いたアルト歌手の声を思わせ、リラックスして楽しめる内容。 |
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(1)フランク・ティチェリ(b.1958):
アメリカの夢(歌の交響曲)
(2)ランシング・マクロスキイ(b.1964):
プレックス・ペニテンティアリス |
(1)レイラー・ディオン・エズラ(S)、
ゾー・ゼニオディ指揮フロスト交響楽団
(2)アンドレア・フリングトン(S)、
ブラッド・ラブマン指揮HGNM室内管弦楽団 |
ティチェリは南カリフォルニア大学で学び、作品はアトランタ響、フィラデルフィア管、デトロイト響などでさかんに演奏されているという。武満トーンの影響が感じられる詩的なオーケストラ付き歌曲である。マクロスキイもアメリカ国内の作曲賞を数々受賞し、作品からは武満、ストラヴィンスキーと幅広い影響が聴き取れる。 |
TROY1259
\2200
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フロレンシオ・アセンホ(b.1926)の音楽
(1)バトラチョミョマキア/(2)手のひらの物語/
(3)バジルズ・ペンタメロン |
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア・ナショナル交響楽団 |
録音:2010年9月ブラティスラヴァ、DDD,58:47
カーク・トレヴァーのアセンホの管弦楽作品集第4集(既発売はTROY822、TROY1019、TROY1128)、更にトレヴァーはMMCレーベルに4枚のアセンホ作品集をいれています(面白いことにこの8枚、チェコとスロヴァキアの7つオーケストラを起用しています)。
アセンホはアルゼンチン・ブエノスアイレス出身の作曲家で現在はピッツバーグに在住しアメリカで活動している。交響曲、室内楽、オペラとたくさんの作品を発表している。平易でラテン情緒のある親しみやすいオーケストラ作品。コープランドと近い雰囲気を持っている。(1)は4分程度の短い作品。 |