SONY(DVD−VIDEO)
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8869790720-9
(6DVD)
\9000
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ウラディミール・ホロヴィッツ・ザ・ヴィデオ・コレクション
DVD 1
ホロヴィッツ・コンサート/ザ・ラスト・ロマンティック
〔ピアノを選ぶホロヴィッツ/
バッハ〜ブゾーニ編:来たれ、異教徒の救い主よ/
ピアノの調整/
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
/
思い出話/
シューベルト:即興曲変イ長調作品90-4 /
演奏について/
ショパン:マズルカ第13番イ短調作品17-4
/
ショパンについて/
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調作品20
/
モーツァルト、シューベルトについて/
リスト:コンソレーション第3番変ニ長調/
思い出話/
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調作品32-12/
シューマンについて/
シューマン:ノヴェレッテ ヘ長調作品21-1
/
スクリャービンについて/
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調作品2-1/
ショパンについて/
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調作品53-6
「英雄」/
モシュコフスキー:練習曲ヘ長調作品72-6〕
収録:1985年4月19日〜30日、ニューヨーク、ホロヴィッツ自宅 |
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ドイツ・グラモフォンと初めて専属契約を結んだホロヴィッツがその最初の録音をニューヨークの自宅で行う際に収録されたドキュメンタリー。この録音は、しばらく演奏活動から遠ざかっていたホロヴィッツが完全に復調し、最晩年の充実した演奏を繰り広げるようになる端緒となった。RCA時代からホロヴィッツの録音を手掛けてきたジャック・ファイファーのプロデュースで、収録が進められてゆく過程がホロヴィッツやワンダ夫人へのインタビューとともに描かれた名ドキュメンタリー。 |
DVD 2
ホロヴィッツ・イン・ロンドン
〔D.スカルラッティ:ソナタ変イ長調K.127,L.186,同ヘ短調K.466,L.118,
同ヘ短調K.184,L.189,同イ長調K.101,L.494,同ロ短調K.87,L.33,
同ホ長調K.135,L.224 /
ショパン:
幻想ポロネーズ変イ長調作品61 ,バラード第1番ト短調作品23
/
ホロヴィッツ ホロヴィッツを語るⅠ/
同Ⅱ/シューマン:子供の情景作品15 /
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品36
/
ショパン:ワルツ第9番変イ長調作品69-1
「別れのワルツ」〕
収録:1982年5月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ・レコーディング |
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1982年5月、31年ぶりにヨーロッパに演奏旅行し、チャールズ皇太子の招待によってロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われ、全世界に中継放映された演奏会の全演目を収録した映像。同時にRCAによる録音も行われ、演奏曲目の一部が「ホロヴィッツ・イン・ロンドン」としてLP発売され、ベストセラーを記録した(RCAへの最後の録音となった)のみならず、映像がVHSやベータマックス・テープで発売され、ホロヴィッツにとって初の映像ソフトとなった。 |
DVD 3
ホロヴィッツ・イン・モスクワ
〔D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調K.87,L.33,同ホ長調K.380,L.23,
同ホ長調K.135,L.224 /
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
/
ラフマニノフ:前奏曲ト長調作品32-5,同嬰ト短調作品32-12/
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調作品2-1,
同嬰ニ短調作品8-12 /
シューベルト:即興曲変ロ短調作品142-3/
シューベルト〜リスト編:ウィーンの夜会第6番イ長調/
リスト:ペトラルカのソネット第104番ホ短調/
ショパン:
マズルカ第21番嬰ハ短調作品30-4、
同第7番ヘ短調作品7-3、
ポロネーズ第6番変イ長調作品53-6 「英雄」/
シューマン:子供の情景〜トロイメライ/モシュコフスキー:火花作品36-6
〕
収録:1986年4月18日&20日、モスクワ音楽院大ホールでのライヴ・レコーディング |
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1986年4月、61年ぶりに?国ソ連を訪れ、2週間滞在したホロヴィッツはモスクワとレニングラードでリサイタルを行った。そのうち全世界に中継放映され、ドイツ・グラモフォンからレコード化されたモスクワ音楽院のリサイタルの全演目を収めた映像で、ホロヴィッツへのインタビューやドキュメンタリー映像も含まれている。 |
DVD 4
ホロヴィッツ・イン・ウィーン
〔モーツァルト:ロンド ニ長調K.485、ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333/
シューベルト:即興曲変ト長調D.899-3 /
シューベルト〜リスト編:ウィーンの夜会第6番イ長調/
シューマン:子供の情景作品15 /
ショパン:マズルカ第25番ロ短調作品33-4,ポロネーズ第6番変イ長調作品53-6
「英雄」/
リスト:コンソレーション第3番変ニ長調/
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D.780-3
/
モシュコフスキー:火花作品36-6 〕
収録:1987年5月31日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング |
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1987年5月、50年ぶりにウィーンのムジークフェラインザールで行ったソロ・リサイタルの全演目を収録した映像。この約3週間後、6月21日のハンブルクでのリサイタルが生涯最後の公演となったため、ホロヴッツのライヴ映像としてはほぼ最後の記録と位置付けられる貴重なもの。 |
DVD 5
ホロヴィッツ・プレイズ・モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
〔イントロダクション─録音開始まで/
第1楽章の録音セッション/
録音会場でのインタビュー/
第2楽章の録音セッション/
スタッフとの会話/
プレイバック、コントロール・ルームにて/
第3楽章の録音セッションの一部/
第3楽章の録音セッション/
ジュリーニ、楽団員、夫人との会話〕
共演:カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団
収録:1987年3月、ミラノ、アバネラ・スタジオ |
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1987年3月、生涯初のモーツァルトのピアノ協奏曲の録音をドイツ・グラモフォンに行った時のセッションの模様を追ったドキュメンタリー。共演は名匠ジュリーニ指揮するミラノ・スカラ座管弦楽団。録音会場で行われたジャーナリストへの記者会見の模様も収められている。 |
DVD 6
ドキュメンタリー「ホロヴィッツの想い出」
〔ラフマニノフ:前奏曲 第23番 嬰ト短調
作品23-12、
スクリアビン:練習曲 嬰ハ短調 作品2-1、詩曲「焔に向かって」
作品72、
シューマン:子供の情景 作品15〜トロイメライ、
ショパン:序奏とロンド 変ホ長調 作品16〕
収録:1974年〜1993年 |
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ホロヴィッツの没後に制作されたドキュメンタリーで、ホロヴィッツとワンダ夫人のさまざまなインタビューとホロヴィッツの演奏を織り交ぜてその生涯をたどるドキュメンタリー。演奏シーンはさまざまな映像作品から取られているが、特筆すべきは1974年に自宅で収録されたスクリャービン「炎に向かって」とショパン「序奏とロンド」の全曲演奏映像である。 |
類稀なるヴィルトウォーゾ、20世紀最大のピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ(1904-1989)の1982年から1987年にかけてのさまざまな演奏を収録した6巻の映像作品を一つまとめたボックス・セットがソニー・クラシカルから登場します。
これまで複数のレーベルから発売されていた6種類の映像が一つにまとめられたのは今回が初めてで、その晩年のいわば最円熟期の演奏をたっぷりと味わうことが出来ます。ニューヨークの自宅、モスクワ、ウィーン、ミラノなどさまざまな会場での演奏シーンのみならず、本人やワンダ夫人へのインタビュー、リハーサル・シーンなども交えて制作されたこれらの映像は、この世紀の名ピアニストの本質を探る上で欠かせない貴重なドキュメントといえましょう。
・DVD2「ホロヴィッツ・イン・ロンドン」は完全版としては世界初DVD化。
・DVD4「ホロヴィッツ・イン・ウィーン」は過去にユニバーサル・ミュージックより一度だけDVD化されていましたが長らく入手困難でした。
・音声は全編新規リマスタリング
・仕様:アマレイ・ボックス収納 ・音声:リニアPCMおよびドルビーデジタル/ステレオ予定 ・画面: 4:3 ・フォーマット:NTSC、カラー ・字幕:フランス語、ドイツ語 ・総収録時間:8時間32分 |
ARTHAUS(映像)
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101595
(DVD)
\6300→¥5690 |
プラシド・ドミンゴ
バレンボイム&スカラ座
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」全曲
プロローグと3幕アントニオ・ガルシア=グティエレスの戯曲「シモン・ボッカネグラ」原作
フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ台本(アリーゴ・ボーイトによる追加と変更を含む) |
シモン・ボッカネグラ…プラシド・ドミンゴ(Br)/
アメーリア・グリマルディ(マリア・ボッカネグラ)…アニヤ・ハルテロス(S)/
ヤーコボ・フィエスコ…フェルッチオ・フルラネット(B)/
ガブリエーレ・アドルノ…ファビオ・サルトーリ(T)/
パオロ・アルビアーニ…マッシモ・カバレッティ(B)/
射手隊長…アントネッロ・チェロン(T)/
ピエートロ…エルネスト・パナリエッロ(Br)/
アメーリアの侍女…アリサ・ツィノフエーワ(Ms)/
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/
ダニエル・バレンボイム(指揮)/
フェデリコ・ティエッツィ(舞台演出)/
ピエール・パオロ・ビスレリ(装置)/
ジョヴァンナ・ブッツィ(衣装)/
マルコ・フィリベック(照明) |
108039
(Blu-ray)
\6300→¥5690 |
カリスマ的人気を持つ、海賊のシモン・ボッカネグラ。彼自身には政治的野心は全くなかったのですが、愛する人マリアが政治的に敵対している人物フィエスコの娘だったため、関係をとりなしてもらうために、ジェノヴァ総督になることを決意します。それから25年、彼の行方知れずになっていた娘アメーリアを巡っての親子愛と複雑に絡みあう愛憎劇は、ついにシモンを死へと追いやるのですが、息を引き取る間際にシモンが行ったのは、長年の敵対相手への和解だったのでした。実在の人物を題材とした史劇「シモン・ボッカネグラ」は、ヴェルディ(1813-1901)の中期の代表作の一つです。台本はピアーヴェが書いたものの、ヴェルディ自身が詳細なスケッチを起こし、万全の態勢で初演に臨みました。しかし、結果的には聴衆の満足を得られず、初演から20年ほどを経て、ボーイトの協力を得て改作を施し、より一層綿密な構成を持つ作品として生まれ変わったのです。
女性はヒロイン以外はほとんど登場することなく、ひたすら男たちの陰謀と戦い、栄光が描かれるという汗くさい作品です。ここで、シモンを演じる「3大テナー」の一人ドミンゴですが、ボッカネグラ役はバリトンのはず、と疑問に思った方も多いことでしょう。とは言え、本来ドミンゴはバリトン歌手としてキャリアを始めており、歌手生活50年を経て、またバリトンへ戻ってきたことは全く不思議なことではありません。70歳という年齢を感じさせない若々しい歌と、深みと凄みを帯びた声、そして圧倒的なまでの存在感。まさに「ドミンゴのため」のこのオペラです。
2010年ミラノ・スカラ座ライブ収録/収録時間:149分/音声:〈DVD〉ステレオ2.0/DD
5.1〈BD〉ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:伊(オリジナル)、独、英、仏、西、日、韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/〈DVD〉片面2層ディスク〈BD〉・・・二層50GB
1080i FULL HD |
101593
(DVD)
\6300→¥5690 |
アンゲラ・デノケ
シュテファン・ゾルテス&ベルリン・ドイツ響
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」全曲
1幕オスカー・ワイルド台本 |
サロメ…アンゲラ・デノケ(S)/
ヘロデ…キム・ベグリー(T)/
ヘロディアス…ドリス・ゾッフェル(Ms)/
ヨカナーン…アラン・ヘルド(Br)/
ナラボート…マルセル・レイヤン(T)/
ベルリン・ドイツ交響楽団/
シュテファン・ゾルテス(指揮)/
ニコラス・レーンホフ(舞台演出)/
ハンス=マルティン・シュローダー(舞台デザイン) |
108037
(Blu-ray)
\6300→¥5690 |
死んだ女を思わせる蒼い月が空にかかる時、歪んだ欲望が蠢き出す・・・。王は義理の娘を見つめ、その妻は嫉妬の炎に身を焦がす。聖なる預言者は救世主を待ち焦がれ、娘は禁断の捧げものを要求する。純朴な兵士の死、妖艶な踊り、銀の皿に載った捧げもの、娘の果てない情念。全ては一夜の夢物語・・・オペラ「グントラム」と「火の欠乏」を世に送り出し、次の題材を探していたシュトラウス(1864-1949)の目に留まったのは、フランス語で書かれたオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」でした。聖書では名もなき娘として登場するこの少女(原作では16歳)に、ワイルドは生々しいまでの肉付けを行い、世紀末特有のファム・ファタールとして描き出したのですが、あまりにも過激な内容のため、賛否両論を巻き起こしていたのです。シュトラウスはフランス語版も考えたのですが、結局はラッハマンのドイツ語訳をほとんどそのまま台詞として用い、1幕の凝縮されたドラマを創り上げました。調性崩壊すれすれの半音階進行を用い、ハープ、チェレスタ、ハルモニウムまでを加えた大編成のオーケストラが妖艶なる世界を描き出します。主役サロメを歌うためには、もちろん強靭な声が必要であり、可能であれば「外見は少女で、なおかつ成熟した色気を放ち、中身は戦車なみの頑丈さ」を持つソプラノが望ましいところです。ここでサロメを歌うデノケは、少女と称するには無理がありますが、そこは完璧なる歌唱と妖艶さで勝負をかけてきます。若干控え目なレーンホフの演出は、最近の「行き過ぎ感のある」サロメを見慣れた目には物足りないかもしれませんが、それが却って想像力をかき立てるようにも思います。2011年バーデン・バーデン祝祭劇場ライブ収録/収録時間:112分/音声:〈DVD〉ステレオ2.0/DD
5.0〈BD〉ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:独(オリジナル)、英、仏、伊、西、日、韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/〈DVD〉片面2層ディスク〈BD〉単層25GB
1080i FULL HD |
101585
(DVD)
\6300 |
マギフィーク〜チャイコフスキー組曲
バレエ・ビアリッツ |
コレオグラフィ…ティエリー・マランダン/
音楽…ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/
装置&衣装…ホルヘ・ガラルド/
照明…ジャン・クロード・アスクィー |
108034
(Blu-ray)
\6300 |
チャイコフスキーの3つのバレエ作品「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」「白鳥の湖」は、どれもが高い人気を誇り世界中の劇場で繰り返し上演されています。この名曲から、マリインスキー劇場の音楽監督であったマリウス・プティパとレフ・イワノフが一夜の上演として踊れるように、「3つの管弦楽組曲」として選び出したものが、この作品です。「くるみ割り人形」だけは、作曲家自身が組曲を編纂していますが、他の作品も全く違和感ありません。そんな「組曲」に、気鋭の振付師マランダンが素晴らしく斬新な踊りをつけました。みみず腫れを連想させるかのような、皮膚をはい回るかに見える刺繍を施したコスチュームを着て踊るダンサーたちのエロティックで艶めかしいダンスは、肉体の神秘を越えた畏怖すら覚えさせてくれます。もしかしたら、皮膚の亀裂からは何かが出てくるのかもしれません・・・。
タイトルの「マギフィーク」仏語のMAGNIFIQUE(すばらしい!)という単語から「N」を外した造語で、魔法使いや、その他いろいろな意味を思い起こさせる、内容にふさわしい謎めいたものとなっています。家族みんなで観るというよりは、深夜、皆が寝静まってからこっそりと鑑賞したい「ぞくぞくする」映像と言えるかもしれません。
2011年ガレ・ドゥ・ミディ収録/収録時間:80分+25分(ボーナス映像:マギフィークができるまで…マランダンへのインタビューとダンサーたちの楽屋裏)/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏(ボーナスのみ)/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/〈DVD〉片面2層ディスク〈BD〉単層25GB
1080i FULL HD |
101588
(DVD)
\3900 |
エリザベス・ナスケ(1963-):歌劇「赤毛のゾラ」
クルト・ヘルト原作 |
ゾラ…オリヴィア・フェルモイレン(Ms)/
ブランコ…エイドリアン・シュトローパー(T)/
ニコラ…クリストフ・シュローター(T)/
デューロ…デヴィッド・ウィリアムス/
ベルリン・コーミッシェ・オーパー/
カトリーヌ・ラーセン=マギュー(指揮)/
ジャスミナ・ハジアーメトヴィク(演出) |
ファミリー・オペラと銘打たれたこの作品は、ドイツの児童文学者クルト・ヘルトの原作を元にしたものです。もともとはプロレタリア文学の作家であり、ナチスの迫害をのがれスイスに亡命。反骨精神たくましい作風は、この子ども向けの作品にも存分に表れています。主人公は12歳の男の子ブランコで、ある日彼の母が亡くなってしまし、家すらも失ってしまいます(父はさすらいのヴァイオリン弾きであり、全く家に寄り付きません)。途方にくれたブランコは、道に落ちていた魚を拾い、警察に捕まるのですが、彼に手を差し伸べたのが、赤毛の女の子「ゾラ」でした。ブランコはゾラとその仲間とともに、ちょっとした悪いことをしながら、たくましく生きていくのです。彼らを巡る街の騒動が、美しい地中海の雰囲気とともに、強烈なリズムで描かれた作品です。演ずる歌手たちは、残念ながら「少年、少女」には見えませんが、物語の持つ雑然さと活力は存分に伝わってくることでしょう。
収録時間:114分/音声:ステレオ2.0/字幕:独(オリジナル),英,韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |
101592
(DVD)
\6300 |
レハール:喜歌劇「パガニーニ」
3幕パウル・クネプラー&ベラ・イェンバッハ(脚本) |
パガニーニ…アントニオ・テーバ(T)/
アンナ・エリーザ…テレサ・ストラータス(S)/
フェリーチェ・バッキオッキ公爵…ヨハネス・ヒースターズ(Br)/
ベッラ・ギレッティ…ダグマール・コラー(S) 他/
クルト・グラウンケ交響楽団/
ヴォルフガンク・エーベルト(指揮)/
オイゲン・ヨーク(演出)/
ロルフ&アレクサンドラ・ベッカー、
オイゲン・ヨーク(映像監督) |
実在の人物で名ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニを主人公に、領主であったナポレオンの妹アンナ・エリーザとの恋の物語。これは史実に基づくものであったようですが、レハール(1870-1948)は想像を膨らませ、一つの悲恋物語を創り上げました。喜歌劇となっていますが、内容は全く「歌劇」と呼んでも差し支えないほど綿密に書かれていて、もちろん笑いの場面もほとんどありません。1925年、この作品を初演したのは、当時甘い声で人気を博したリチャード・タウバー。彼の歌は全ての聴衆の心をがっしり捉えたようです。それから50年を経て行われた放送用の映像では、テレサ・ストラータスを始めとした魅力的な歌手たちを揃え、魅惑的な世界を再現しています。
1973年映像収録/収録時間:107分/音声:ステレオ2.0/字幕:独(オリジナル),英,仏/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/片面2層ディスク |
107513
(3DVD)
\5400→¥4690 |
ドヴォルザーク:マスターワークスBOX
豪華演奏家陣
1.交響曲第7番ニ短調 Op.70/
2.交響曲第8番ト長調 Op.88/
3.交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」/
4.チェロ協奏曲ロ短調 Op.104/
5.ピアノ協奏曲ト短調 Op.33/
6.ヴァイオリンのためのロマンスヘ短調 Op.11/
7.スラヴ舞曲集第2集Op.72 |
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ミッシャ・マイスキー(vc)…4/
イゴール・アルダシェフ(p)…5/
イヴァン・ジェナティー(vn)…6/
プラハ交響楽団/
イエジー・ビエロフラーヴェク(指揮)…1.6.7/
ペトル・アルトリヒター(指揮)…2.5/
リボル・ペシェク(指揮)…3.4 |
宗教曲BOX(107512)に続く、プハラ交響楽団によるドヴォルザーク(1841-1904)の作品集BOXセットです。
こちらは器楽作品の集大成となっており、交響曲は「新世界より」を含む最後の3つの作品、チェロ協奏曲、ピアノ協奏曲、スラヴ舞曲などが収録されています(ヴァイオリン協奏曲は107512に収録)。チェコを代表する名指揮者たちの姿はもちろんのこと、実力派ピアニストのアルダシェフによるピアノ協奏曲や、名手マイスキーによる滔々と歌うチェロ協奏曲も見ものです。以前分売されていた102135,102139,102141のBOX化です。
1993年アルテ・オパー・フランクフルトライブ収録/収録時間:本編277分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS
5.1/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク |
101587
(DVD)
\6300→¥4990 |
ペーター・コンヴィチュニー(演出)
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
3幕アレクサンドル・デュマ原作/
フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ台本 |
ヴィオレッタ・ヴァレリー…マーリス・ペーターゼン(S)/
フローラ…クリスティーナ・アントニー・フェールス(Ms)/
アンニーナ…フラン・ルバーン(S)/
アルフレード・ジェルモン…ジュセッペ・ヴァラーノ(T)/
ジョルジョ・ジェルモン…ジェームズ・ラザーフォード(Br)/
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団/
グラーツ歌劇場合唱団/
テクウィン・エヴァンズ(指揮)/
ペーター・コンヴィチュニー(演出)/
ヨハネス・ライアッカー(装置&衣装)/
ヨアヒム・クライン(照明) |
(Blu-ray:既発盤108036)
夜の社交界の花形ヴィオレッタは、あまりにも多くの男と接していたせいか「真実の愛」を知る機会がありませんでした。しかし、ある夜のパーティで紹介されたアルフレードの純朴さに気が付いた瞬間、彼女は恋に落ちます。2人は都会を離れ愛の巣をつくるのですが、そこに現れたのがアルフレードの父ジェルモン。彼は、アルフレードの妹が結婚を控えていることを理由に、ヴィオレッタにアルフレードと別離を迫ります。泣く泣く要求を呑むヴィオレッタ。彼女はアルフレードの前から姿を消し、次に会った時には別の男のものになっています。逆上するアルフレード、失意の内に崩れ落ちるヴィオレッタ・・・そして物語は悲しすぎる第3幕へと進むのです。古今東西のオペラの中でもとりわけ高い人気を誇るヴェルディ(1813-1901)の名作「椿姫」。数多くの演奏家たちだけでなく、数多くの演出家が斬新な舞台を作ることに精力を傾けているといっても過言ではありません。
ここで斬新な解釈を見せているのが、鬼才演出家コンヴィチュニーです。彼は現代的でシンプルな装置と衣装を用い、歌手たちに客席と舞台を効果的に行き来させることで、この物語が18世紀初頭のパリではなく現代で起こっていることを強く認識させてくれることでしょう。物語の最後、ヴィオレッタは死を迎えるのではなく、闇の中へ溶けて行くのですが、これは観る人の想像力を存分に働かせることとなるのです。ヴィオレッタを歌うペーターゼンは、この舞台がデビューであり、センセーショナルな成功を収めたことは言うまでもありません。
2011年グラーツ歌劇場 ライブ収録/収録時間:本編110分+20分(ボーナス…トラヴィアータ・イン・グラーツ-P.コンヴィチュニーとM.ペーターゼンのインタビュー、舞台裏とリハーサル風景)/音声:ステレオ2.0/DD
5.0/字幕:伊(オリジナル),英,独,仏,西,日,韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/片面2層ディスク |
BEL AIR(映像)
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マドリッドで大成功を収めた「マハゴニー市の興亡」
ブレヒト&ワイルの毒が現代に蘇る!!
ワイル:「マハゴニー市の興亡」(英語上演) |
ジェーン・ヘンシェル(Ms レオカディア・ベグビック)
ドナルド・カーシュ(T ファッティ)
ウィラード・ホワイト(Bs 三位一体のモージズ)
ミーシャ・ブルガーゴーズマン(S ジェニー・スミス)
ミヒャエル・ケーニヒ(T ジム・マッキンタイア)
ジョン・イースターリン(T オブライエン,ヒギンズ)
オットー・カッツマイアー(Br 銀行口座ビル)
スティーヴン・ヒュームズ(T アラスカの狼ジョー)ほか
ラ・フラ・デルス・バウス
パブロ・エラス=カサド(指)
マドリッド交響楽団
コーロ・インテルメッツォ |
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ラ・フラ・デルス・バウス、またしても!!マドリッドで大成功を収めた「マハゴニー市の興亡」ブレヒト&ワイルの毒が現代に蘇る!!
アレックス・オレ,カルルス・パドリッサ(演出)、アルフォンス・フロレス(舞台美術)、ルック・カステルス(衣装)、ウルス・シェーネバウム(照明)
収録:2010 年9 月、マドリッド
(Blu-Ray) リージョン・オール、1080i Full
HD、PCM Stereo,Dolby Digital 5.1、字幕:英独仏西
(DVD) リージョン・オール、NTSC 16:9 138m、PCM
Stereo,Dolby Digital 5.1、字幕:英独仏西
またしてもラ・フラ・デルス・バウスがやってくれました!
2010年9月、マドリッドのレアル劇場で上演されたワイル「マハゴニー市の興亡」です。
ベグビック、ファッティ、モージズという三人のいわくつきたちが荒野に作った街マハゴニーは、自由と歓楽を売りにして大いに繁栄する。しかしそこにやってきた人々の運命は拝金主義に翻弄され、死者が続出、ついには人々の暴動が起きて街は荒廃する、と言った話。
1927 年に初演された小規模な作品(通称「小マハゴニー)を元に大規模なオペラへと拡大したもので、鬼才ベルトルト・ブレヒトとワイルのコンビの作品の中でも現代社会への痛烈な皮肉に満ちていることでは随一なもの。
その毒ゆえに1930 年の初演時からしばらくは大きな評判となったものの、1933
年にナチが上演を禁止、十分に広まらぬまま終わり、劇中歌「アラバマ・ソング」だけが知られる存在となっていました。社会問題が顕在化した1960、1970
年代に「再発見」されて人気が上がり、ことに近年は経済の行き詰まりなどから注目すべき上演が続いています。
このマドリッドの上演では、スペインの舞踊集団ラ・フラ・デルス・バウスが招かれ、中心メンバーであるアレックス・オレとカルルス・パドリッサが演出を担当。
繁栄の崩壊を鼻先に突きつけられている現代ヨーロッパの問題をズバリと描いた舞台は大成功を収めました。実はレアル劇場の現総監督はあのジェラール・モルティエ。ザルツブルク音楽祭やパリのオペラ座で鮮やかな手腕を振るったモルティエならば納得の、現代社会に訴えかける刺激的なプロダクションです。
ワイルのオペラには珍しいほど大物歌手が多数起用されています。街を築いた中心人物であるベグビックには、米国のベテラン名ソプラノ、ジェーン・ヘンシェル。同じく中心人物の三位一体のモージズには、2004
年に下級勲爵士に叙任され「サー」の称号を得たジャマイカ生まれの名バス・バリトン、ウィラード・ホワイト。ジェニーは、個性的なファッションでも知られるカナダのソプラノ、ミーシャ・ブルガーゴーズマン。
指揮のパブロ・エラス=カサドは、1977 年、スペインのグラナダに生まれた若い指揮者。ここ数年の活躍は目覚しく、日本でもこの2011
年6 月にNHK交響楽団を指揮しています。近現代の音楽を得意とする一方、オペラ指揮者として劇場のピットにも度々入っており、「マハゴニー市の興亡」のような作品では打ってつけです。
なおオリジナルはドイツ語ですが、ここではマイケル・ファインゴルドによる英訳を用いています。 |
C MAJOR(映像)
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アラーニャとユリア=モンゾン、今日最高の組合せによる「カルメン」!
ビゼー:「カルメン」 |
ベアトリス・ユリア=モンゾン(Ms カルメン)
ロベルト・アラーニャ(T ホセ)
エルウィン・シュロット(Br エスカミーリョ)
マリーナ・ポプラフスカヤ(S ミカエラ)
エリアナ・バイヨン(S フラスキータ)
イチャロ・メンチャカ(S メルセデス)
マルク・カントゥリ(Br ダンカイロ)
フランシスコ・ヴァス(T レメンダート)
アレックス・サンマルティ(Br モラレス)
ジュゼップ・リボト(Bs スニガ)
マルク・ピオレ(指)リセウ大劇場交響楽団、合唱団,
カタルーニャ・ヴィヴァルディ少年少女合唱団 |
70 7308
(2DVD)
\4800→¥4190
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ビエイトの強烈な舞台を鮮明映像で!!
カリスト・ビエイト(演出)、 アルフォンス・フロレス(装置)、
メルセ・パロマ(衣装)、 シャビ・クロフ(照明)
収録:2010 年10 月、バルセロナ
(Blu-Ray) リージョン・オール、HD、16:9、156
m、DTS HD Master 5.1,PCM Stereo、字幕:仏,
英, 独, 西, カタルーニャ, 中, 韓
(DVD) リージョン・オール、NTSC、16:9、156m、DTS
5.1,PCM Stereo、字幕:仏, 英, 独, 西, カタルーニャ,
中, 韓
大人気作「カルメン」に注目すべき新たな映像が登場です!2010
年10 月、バルセロナのリセウ大劇場での上演のライヴ収録です。この上演では今ホセを歌わせたら天下一のロベルト・アラーニャが大絶賛されました。相変わらずの美声に加え、どこか哀愁漂う姿、そして幕切れでの激情と、文句なしのホセです。
カルメンは、この役のスペシャリストとして知られるベアトリス・ユリア=モンゾン。2008
年、ローザンヌ歌劇場来日公演での「カルメン」で急遽代役として来日、大好評を博したのはまだ記憶に新しいでしょう。エスカミーリョも、この役を得意として日本でも歌ったことのあるエルウィン・シュロット。ミカエラは、ロシア出身で今メトロポリタン歌劇場で次代のプリマドンナとして期待されているマリーナ・ポプラフスカヤ。主要四役に力のある歌手が集められています。指揮のマルク・ピオレはパリ生まれの中堅指揮者。現在ヴィースバーデン・ヘッセン州立歌劇場の音楽総監督を務めています。
とかく過激な演出ばかりが話題になりがちなカリスト・ビエイト、しかしこの「カルメン」では現代化された舞台はわりと堅実。初演時にビゼーが狙った下層社会に生きる人たちの生々しい愛憎模様が、まるで最近の海外ドラマのような雰囲気で蘇っています。
HD 収録の鮮明画像はことにBlu-Ray で存分にお楽しみいただけるでしょう。 |
DYNAMIC(DVD−VIDEO)
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ベッリーニのオペラ2作がまとまってお得に!
ベッリーニ:
(1)「ノルマ」
(2)「カプレーティとモンテッキ」(1830年ミラノ版) |
(1) ディミトラ・テオドッシュウ(S ノルマ)
ニディア・パラチオス(Ms アダルジーザ)
カルロ・ヴェントレ(T ポリオーネ)
リッカルド・ザネッラート(Bs オロヴェーゾ)
ほか
ジュリアーノ・カレッラ(指)
カターニャ・ベッリーニ歌劇場管弦楽団,合唱団
(2)パトリツィア・チョーフィ(S ジュリエッタ)
クララ・ポリート(S ロメオ)
ダニロ・フォルマッジャ(T テバルド)
フェデリーコ・サッキ(Br カペッリオ)
ニコラ・アモーディオ(Bs ロレンツォ)
ルチアーノ・アコチェッラ(指)
イタリア国際管弦楽団 |
リージョン・オール、 NTSC、 LINEAR PCM 2.0,
16:9
(1)演出:ワルター・パリアーロ/ 収録:2005
年6 月,カターニャ,ベッリーニ大劇場/DOLBY
DIGITAL 5.1、 164m、 字幕:日英独仏伊西
(2)演出:デニス・クリーフ/ 収録:2005 年8
月/DTS 5.1、 136m、 字幕:伊英独仏西
DYNDVD 33493とDYNDVD 33504で発売されていた二つのベッリーニのオペラがまとまってお買い得セットになりました。
「ノルマ」はカターニャ・ベッリーニ歌劇場が2005
年6 月に新演出上演した際の収録。今日ノルマを歌わせたら最高峰のディミトラ・テオドッシュウを軸に据えた上演は素晴らしい出来栄えで、翌2007
年6 月にほぼ同メンバーによる来日公演も絶賛を博しました。なおテオドッシュウはDynamic
が2007 年8 月にマチェラータ音楽祭で収録した「ノルマ」でもノルマを歌っています(DYNDVD33561)。同じ制作会社が二度同じ歌手のタイトルロールを収録するのは極めて異例なことで、それでも構わないくらいテオドッシュウのノルマが素晴らしいものだったのです。
ベッリーニの「カプレーティとモンテッキ」は、南イタリア、プーリア州のマルティーナ・フランカで催されるイトリアの谷音楽祭での収録。若い頃にこの音楽祭に多数出演して国際的名声を高めたパトリツィア・チョーフィが2005
年に恩返ししに出演したもの。国際的プリマドンナになったチョーフィの歌は胸に迫るもの。新たに作成されたクリティカル・エディションを使用し、1830
年にミラノで上演された際の珍しい楽譜を使用したことでも話題となりました。
限定特価でのご提供です。 |
EUROARTS(映像)
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パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管〜フォーレ作品集
フォーレ:
パヴァーヌ Op.50
エレジー Op.24
詩篇「バビロンの流れのほとりで」
ラシーヌの雅歌 Op.11
レクィエム Op.48
+ [特典映像] パーヴォ・ヤルヴィ・インタビュー |
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チェン・レイス(S)
マティアス・ゲルネ(Br)
エリック・ピカール(Vc)
フィリップ・アイシュ(Vn)
パリ管弦楽団合唱団(スティーヴン・ベトリッジ:合唱指揮)
パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
強力盤。話題の内容が映像で登場、パーヴォ・ヤルヴィ&
パリ管、フォーレの「レクィエム」2011 年ライヴ
録音:2011 年2 月10 日パリ、サル・プレイエル(ライヴ・デジタル)
PCM ステレオ/ ドルビー・デジタル5.1 / dts
サラウンド5.1、 本編72’ + ボーナス27’、カラーNTSC
16 : 9 /
Region All、字幕:羅・英・独・仏
2010/11 年のシーズンより音楽監督に就任したパーヴォ・ヤルヴィがパリ管を指揮して、「レクィエム」ほかフォーレの楽曲をまとめて演奏した映像作品は、先行してリリースされたCD
と収録曲は同一ですが、CD と同時期の2011 年2
月10 日に行われたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
メインの「レクィエム」をはじめ、すぐれた演奏内容はCD
からもすでに知られるところですが、やさしく美しい調べの宝庫であるはずの「レクィエム」でも、ときにデモーニッシュなまでの緊迫感がなんとも衝撃的で、フルオーケストラと大編成の合唱とが織りなす、陰影豊かで重厚な音楽があらためて独特の魅力を備えています。
なお、「レクィエム」のソリストについて、CD
ではカウンターテナーのジャルスキーの起用も話題を集めましたが、ここではバイエルン国立歌劇場の「ばらの騎士」ゾフィー役でも一躍注目され、「リゴレット」のジルダを当たり役とするイスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが聴かせる清楚で染み渡る美声がまた心に残ります。
パリ管の本拠でもある収録会場のサル・プレイエルは、オリジナルが1839
年にオープンして、当時フォーレそのひとも自作の初演を手掛けたことでも知られ、2006
年に大規模な改修工事を経て現在に至る由緒あるホール。熟成されたひびきも素晴らしく、合唱音楽が本来持つ、やわらかく包み込むような感覚を味わえるということでは、サラウンド再生ではその効果も抜群といえるでしょう。 |
EUROARTS(映像)
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クラウディオ・アラウ80歳誕生日リサイタル
(1)ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
(2)同:ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(3)ドビュッシー:水の反映
(4)リスト:エステ荘の噴水
(5)同:バラード第2番ロ短調
(6)ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20 |
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クラウディオ・アラウ(Pf)
監督:ピーター・ローゼン |
まさにいぶし銀の芸術、アラウ晩年の貴重映像
[ 収録:1983 年2 月6 日/エイヴリー・フィッシャー・ホール(ニューヨーク)]/リージョンフリー、NTSC
4:3、PCM STEREO、約111’、オリジナル言語:英語、字幕:独仏西
20 世紀最大の巨匠ピアニストのひとりクラウディオ・アラウが80
歳の誕生日にニューヨークで行ったリサイタルの映像。アラウの映像をDVD
化したシグナチャー・パフォーマンス・シリーズの第4
巻で完結篇。かつてフィリップスからレーザーディスクで発売されていましたが、長らく入手困難となっていました。アラウの演奏は枯淡の芸というべき滋味あふれるもので、一音一音がしみじみと心に沁みます。正座して拝聴したい、あたかも高僧の法話を聴くようなありがたい気持ちになれる超俗的芸術と申せましょう。リストの作品での技巧もしっかりしていて、巨匠の技を披露してくれます。 |
EURO ARTS(映像)
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ブーレーズ&シュターツカペレ・ベルリン
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」 |
ディアナ・ダムラウ(S)
ペトラ・ラング(Ms)
ベルリン国立歌劇場合唱団
シュターツカペレ・ベルリン
ピエール・ブーレーズ(指揮) |
アニヴァーサリー・イヤーを機にブルーレイで登場ブーレーズによるマーラーの「復活」
収録:2005 年3 月26-27 日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/89’、
1080i Full HD 16:9 / Region All、 音声:PCM
ステレオ/ DTS HD、 Master Audio、 字幕:英・独・仏・西
2011 年の作曲者歿後100 周年に合わせて、ブーレーズがシュターツカペレ・ベルリンを指揮して、マーラーの「復活」を演奏した映像作品がブルーレイディスクとして登場します。
このマーラーの「復活」は、ブーレーズの盟友であるバレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンが中心となって行う音楽祭「ベルリン・フェストターゲ」期間中の、2005
年3 月26、27 日の2 日間に亘り、ブーレーズが客演指揮者として登場し、ベルリンのフィルハーモニーでおこなったコンサートの模様をライヴ収録したものです。
こののち2007 年、2009 年にも、ブーレーズはバレンボイムとともに、シュターツカペレ・ベルリンを指揮して「マーラーの交響曲連続演奏会」に取り組んでいますが、ここでブーレーズもまたシュターツカペレ・ベルリンとは息の合ったところをみせているのが特徴的。濃厚で激情型のバレンボイムとはまるで対照的ながらも、ブーレーズ持ち前の整然として的確な音楽運びと、ライヴ特有の高揚感とがうまい具合にブレンドされ、たいへん感銘深い仕上がりとなっています。
もともとハイビジョン撮影、DTS HD Master Audio
による収録で、画質・音質ともきわめてすぐれているため、このたびのブルーレイディスクでのリリースを待たれていた方も少なくないものとおもわれます。 |
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バレンボイム&チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル
ブラームス:
(1)ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83 |
ダニエル・バレンボイム(P)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮) |
孤高の巨匠にひたむきに寄り添うピアノ、チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル、バレンボイム独奏によるブラームスのピアノ協奏曲集
(1)収録:1991 年エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)、(2)収録:1991
年ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)/111’
カラーNTSC 4 : 3 / Region All、 音声:PCM
ステレオ
かつてメトロポリタン・ミュニヒが制作した一連のチェリビダッケ&
ミュンヘン・フィルのコンサート映像作品のなかから、バレンボイムをソリストに迎えたブラームスのピアノ協奏曲集がEUROARTより初DVD
化されます。
チェリビダッケにとって、正規の商業録音としては両曲とも唯一の内容であるブラームスのふたつのピアノ協奏曲は、入念なリハーサルに裏付けられた精緻な音色のセンスと悠然たるテンポを基調に、途方もなく巨大な音楽が展開されるというもので、チェリビダッケ晩年の様式美が顕著な内容として有名です。
いっぽう、ピアノ独奏を務めるバレンボイムは、1978
年4 月にミュンヘンのヘルクレス・ザールにおけるライヴで、クーベリック指揮のバイエルン放送響との共演でピアノ協奏曲第2
番、さらに2004 年5 月にアテネの野外ライヴで、ラトル指揮のベルリン・フィルとの共演によるピアノ協奏曲第1
番という具合に、ブラームスのピアノ協奏曲の映像作品を異なる顔合わせでも発表していて、いずれも高い評価を得ていました。
かねがねバレンボイムは、チェリビダッケについて「わたしがこれまでに巡り合ったもっとも偉大なる音楽家のひとり」と公言してきましたが、ここでのバレンボイムのひたむきな表情からは、それが単なる言葉だけではないことがはっきりと見て取れます。
この顔合わせでは、ブラームスとともにチャイコフスキーやシューマンのピアノ協奏曲の映像作品も同時期にまとめてリリースされていましたが、すでに廃盤で中古盤市場ではプレミアがつき、長らく入手難が続いていたので、まずはブラームスのカタログ復活は広く歓迎されるものとおもわれます。なお、収録時期について、初出時のクレジットでは第1
番が1991 年7 月、第2 番が1990 年11 月となっていました。 |
GLOSSA(映像)
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ショパン生誕200周年スペシャル・バースデー・コンサート
〜
ショパン:ピアノと管弦楽のための作品集
日本先行発売!日本語字幕付き!そして日本語解説書付き!
ポーランド民謡による大幻想曲イ長調Op.13/
ネルソン・ゲルナーのインタビュー(Part.1)/
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11/マズルカ第6番イ短調Op.7-2/
ケヴィン・ケナーのインタビュー/
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22/
マルク・デストリュベのインタビュー/
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21/
マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30-4/
ヤヌシュ・オレイニチャクのインタビュー/
演奏会用ロンド《クラコヴィアク》ヘ長調Op.14/
ネルソン・ゲルナーのインタビュー(Part.2)/
モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の
「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調Op.2/
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/
ネルソン・ゲルナーのインタビュー(Part.3) |
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ネルソン・ゲルナー
(ピアノ/エラール1849)
ケヴィン・ケナー
(ピアノ/エラール1849)
ヤヌシュ・オレイニチャク
(ピアノ/エラール1849)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ |
ショパン・スペシャル・バースデー・コンサート!2010年2月の"ワルシャワの奇跡"がDVDで登場!
日本先行発売!日本語字幕付き!そして日本語解説書付き!
2010年2月26日、ショパン生誕の地ワルシャワで行われた「ショパン生誕200周年スペシャル・バースデー・コンサート」。
"ピアノの詩人"ショパンの生誕200周年を祝うためにワルシャワのフィルハーモニー・コンサート・ホールに集ったのは、ネルソン・ゲルナー、ケヴィン・ケナー、ヤヌシュ・オレイニチャクといった世界有数のショパン弾きたち、そしてフランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラ!!
ショパンの祖国ポーランドが国家を挙げて創り上げた全てのピアノ・ファン、ショパン・ファンのためのコンサート・ライヴが最高のクォリティで登場です!
ゲルナー、ケナーとオレイニチャク、18世紀オーケストラのコンサートマスター、マルク・デストリュベのインタビューは日本語字幕付き!
3大ピアニストが弾く楽器は、NIFCが所有するショパン存命当時の銘器、1849年製のエラール!
※録音(ライヴ):2010年2月26日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド) |
IDEALEAUDIENCE(映像)
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ギャリック・オールソン/ショパン:ピアノ協奏曲第1、2番
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調
(2)同第2番ヘ短調 |
ギャリック・オールソン(Pf)
アントニ・ヴィト(指)
ワルシャワ・フィル |
水晶のように透明なオールソンの美演に溜息。ショパンを愛する人々のために、ますます高画質で登場
[ 録音:2009 年/ワルシャワ・フィルハーモニー]/リージョンオール、1080i
HD 16:9、PCM STEREO/ DD 5.1、& DTS 5.1、約97’(本編)、約53’(ボーナス)、字幕(ボーナス):英仏独
2010 年8 月にDVD 発売した名盤のブルーレイ盤化。ショパン生誕200
年を記念して制作された映像で、ドキュメンタリーとコンサートのライヴ映像から成ります。ドキュメンタリーにはキーシン、アンデルシェフスキ、ユジャ・ワン、ギャリック・オールソン、ベラ・ダヴィドヴィチら大物ピアニストが出演。またアルトゥール・ルービンシュタインのお宝映像や、アルゲリッチ、ツィメルマン、キーシンらの若かりし頃の映像とショパンに対する彼らの感性を示しています。
コンサート映像は1970 年ショパン国際ピアノコンクールの覇者ギャリック・オールソンがショパンの2篇のピアノ協奏曲をワルシャワ・フィルと共演。ますます高画質となり、ショパンの芸術を存分に堪能できます。 |
ONYX(映像)
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ONYX 4087
(DVD-Video/NTSC)
\3600
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ヴィクトリア・ムローヴァ 〜 メイキング・オヴ・ペザント・ガール
デュオウード(バーリー編):フォー・ネディム(フォー・ナディア)
ジョン・ルイス/ブラッチ(バーリー編):ジャンゴ
フロリアン・ヘルマン(バーリー編):黒い瞳
ブラッチ(バーリー編):
エル・ネモ・クランツ・ウィズ・バルトーク・デュオス
ウェザー・リポート(ザヴィヌル/バーリー編):ペザント
バルトーク:
デュオス・ウィズ・インプロヴィゼイションズ(44の二重奏曲より)
バーリー:ユーラ 〜 ロシア民謡リューバによる
ブラッチ(バーリー編):ビ・ロヴェンゴ
ウェザー・リポート(ザヴィヌル/バーリー編):貴婦人の追跡 |
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
マシュー・バーリー・アンサンブル
〔マシュー・バーリー(チェロ)、
ジュリアン・ジョセフ(ピアノ)、
ポール・クラーヴィス
(ドラムス&パーカッション)、
サム・ウォルトン(パーカッション)〕 |
ヴィクトリア・ムローヴァのDVD!ペザント・ガール・プロジェクト!
ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァの新しいクロスオーヴァー・プログラム「ペザント・ガール」。
ムローヴァとマシュー・バーリー・アンサンブルの2011年のコンサート・プログラムであり、オニックス(Onyx)からリリースされたレコーディング(ONYX
4070)が世界各国で大反響を呼んでいる「ペザント・ガール」のドキュメンタリー、レコーディング・セッションを収録したDVD『メイキング・オヴ・ペザント・ガール』が登場!
「ジプシー音楽」、「伝統音楽」、そしてムローヴァのルーツ「ウクライナ」をキーワードとする「ペザント・ガール」。
この「メイキング・オヴ・ペザント・ガール」は、ムローヴァとマシュー・バーリー・アンサンブルのメンバーたちが「ペザント・ガール・プロジェクト」に注ぐ熱き情熱と想いの記録である。
ロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われたレコーディング・セッション、ドキュメンタリーが、あの「鏡の国のアリス」に続く「ペザント・ガール」誕生の裏側に迫る!
※DVDフォーマット:NTSC/Region 0/DVD9 |
SIGNUM VISION(映像)
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キングズ・シンガーズ 〜 クリスマス
伝承曲(ローソン編):久しく待ちにし/
プレトリウス:エサイの根より/
伝承曲(デイヴィス編):立て羊飼いたちよ、そしてついて来なさい/
ローソン:眠れ、いとしいわが子よ/伝承曲(ケイ編):喜び祝え/
ラッター:ある木に咲いた花/
伝承曲(ローソン編):新しいノエル/
伝承曲(リチャーズ編):カタルーニャのビリャンシーコ/
伝承曲(J.S.バッハ編):優しくも愛らしきみどり子/
伝承曲(ナイト編):巡礼/
グル—バー/モール(ラッター編):きよしこの夜/
メイスン/ワッツ(ローソン編):もろびとこぞりて/
伝承曲(リチャーズ編):愛しい幼子/
デイヴィッド(ナイト&フィリップ編):新たな日に生まれ/
ピアポント(ラングフォード編):ジングル・ベル/
トーメ/ウェルズ(ナイト編):クリスマス・ソング/
伝承曲(キーティング編):世の人忘るな/
デイヴィス/オノラーティ/シメオーン(マッカーシー編):
リトル・ドラマー・ボーイ/
伝承曲/オリファント(ラングフォード編):ひいらぎかざろう |
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キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(カウンターテナー)、
ティモシー・ウェイン=ライト(カウンターテナー)、
ポール・フェニックス(テノール)、
フィリップ・ローソン(バリトン)、
クリストファー・ガビタス(バリトン)、
ジョナサン・ハワード(バス)〕 |
キングズ・シンガーズのクリスマスDVD!舞台はロンドンのLSOセント・ルークス!
6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズの「ライヴ・アット・ザ・BBCプロムス」(SIGDVD
005)に続く新しいDVDは、ロンドンのLSOセント・ルークスで収録されたクリスマス・プログラム!
キングズ・シンガーズのメンバーやラッター、ラングフォードたちのスペシャル・アレンジで輝くクリスマスのトラディショナル・キャロル。
ここにフィリップ・ローソン、ジョン・ラッターの音楽を加えたプログラムには、ア・カペラの王様であり世界屈指のエンターテイナー、キングズ・シンガーズの魅力が満載!
キングズ・シンガーズがLSOセント・ルークスから贈る最高のクリスマス・ショー。クリスマス・シーズンの超強力アイテムの登場です! |
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