IDIS
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ヤング・アルゲリッチ Vol.2
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
(1959年9 月25 日ジュネーヴ。ライヴ)
(2)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
(1959年1 月19日ローザンヌ。ライヴ)
(3)リスト:演奏会用練習曲第2番「軽やかさ」
(1957 年ボルツァーノ。ライヴ) |
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マルタ・アルゲリッチ(Pf)
ルイ・マルタン(指)、
スイス・ロマンド管(1)
シャルル・デュトワ(指)
ローザンヌ室内管 |
アルゲリッチあの幻の音源がついにカタログ復活!!
圧倒的な才能! 超新星のように光り輝いていたアルゲリッチ!!!
MONO、ADD、61’54”
これは嬉しいリリース。かつてアルゼンチン盤が限定的に入手できるのみだった幻のアルバムが、通常発売となります。当時アルゲリッチは1957
年にブゾーニとジュネーヴのふたつの国際コンクールで優勝、彗星のように出現した天才として注目されていました。
ブゾーニ国際コンクールのファイナルの実況のリストの演奏会用練習曲第2
番は、玉を転がすようなタッチの美しさに加え、色彩の無限の変化を見せているのが驚き。これを聴けば、彼女の優勝を疑うはずなしの神業。ショパンのピアノ協奏曲第1番はその2
年後、18 歳の折の演奏で、自由奔放かつエネルギーと霊感に満ち、その後のどの演奏よりも彼女の天才性を実感させてくれます。ラヴェルの協奏曲は後に夫となるデュトワとの初共演時という歴史的な記録。これもフレッシュ極まりない快演で、デュトワの伴奏の巧さも光ります。すべての方々に聴いていただきたい、すさまじく光り輝いていた10
代のアルゲリッチを実感できる超オススメ盤です。 |
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ヤング・アッカルド
パガニーニ:
(1)魔女たちの踊り
(2)パイジェッロの「うつろな心」による変奏曲
(3)常動曲
(4)ヴァイオリンソナタ ホ短調Op.3の6
(5)祈りのソナタ
(6)ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による変奏曲
(7)「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲 |
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サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
アントニオ・ベルトラミ(Pf) |
パガニーニの再来と騒がれた少年アッカルドの妙技復活
[ 録音:1959 / 60 年]/MONO、ADD、52’50”
1958 年に行われたパガニーニ国際コンクールに17
歳で優勝を果たし、「パガニーニの再来」と称されたサルヴァトーレ・アッカルド。彼がその直後に行った貴重な録音が日の目をみました。演目は得意のパガニーニ。少年とは思えぬ驚異的なテクニックは天晴れですが、イタリアの太陽のように明るい音色、オペラ歌手顔負けの朗々たる歌ごころに陶酔させられます。いずれの作品も後年再録音していますが、鮮烈な生命感と真摯さは少年時代ならではです。 |
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カラヤン&ベルリン・フィル/新世界
ドヴォルザーク:
交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界」
スラヴ舞曲第1番 ハ長調 Op.46-1
スラヴ舞曲第10番 ホ短調 Op.72-2
スラヴ舞曲第3番 変イ長調 Op.46-3
スラヴ舞曲第16番 変イ長調 Op.72-8
スラヴ舞曲第7番 ハ短調 Op.46-7 |
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ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:1958、1959 年/ADD、65'06
新世界交響曲は英COLOUMBIA(= EMI)録音。カラヤンはEMI
に二度新世界交響曲を録音しており、これは旧録音。スラヴ舞曲集はDG
録音。 |
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ナルシソ・イエペス
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
作者不詳:禁じられた遊び
ド・ヴィゼー:サラバンド,ブーレ
ラモー:メヌエット
D.スカルラッティ:ソナタ L.352
バッハ:ガヴォット
ソル:
メヌエット イ長調 Op.11-8、ソナタ Op.22—ロンド
ハ長調
メヌエット ト長調 Op.11-1,ト長調 Op.11-3
サンス:フォリア |
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ナルシソ・イエペス(G)
アタウルフォ・アルヘンタ(指)
マドリッド室内管弦楽団 |
録音:1953-1957 年/ADD、55'54
名ギタリスト、ナルシソ・イエペスの比較的初期の録音を集めています。 |
IDIS
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ステレオ最初期、バルビローリのエルガー。チェロはナヴァラ!
エルガー:
エニグマ変奏曲 Op.36
チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
弦楽のためのエレジー Op.58 |
ジョン・バルビローリ(指)
ハレ管弦楽団
アンドレ・ナヴァラ(Vc) |
録音:1956、1957 年/ADD、59'05、STEREO
英NIXA(= PYE、後のPRT)録音。ステレオ最初期の録音。バルビローリはエルガーの作品を度々録音しており、上記3
曲はいずれも後にEMI で録音、エニグマ変奏曲はこの前の1947
年にも録音していました。
チェロ協奏曲はナヴァラの代表的演奏として知られるもの。 |
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ナルシソ・イエペス30 代前半の若々しい演奏
ヴィラ=ロボス:前奏曲
タレガ:アルハンブラの思い出、アラビア風奇想曲、グラン・ホタ
マラツ:スペインのセレナーデ
アルベニス:入江のざわめき、アストゥリアス
ファリャ:粉屋の女房の踊り
サビオ:ブラジルの風景 |
ナルシソ・イエペス(G) |
録音:1960 年頃/ADD、41'55
スペイン サフィロ録音と思われます。ナルシソ・イエペス30
代前半の若々しい演奏を楽しめます。 |
ILD
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フランスの老舗レーベル、ILDの歴史的録音です。 |
ILD 642278
\2000 |
カーメン・ドラゴン 星空のコンサート
〜レナード・ペナリオも登場!
アディンセル(1904-1977):ワルソー・コンチェルト(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ただ憧れを知る者だけが
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲嬰ハ短調
Op.3 No.2(*)
ウェーバー(1786-1826)/ベルリオーズ(1803-1869):舞踏への勧誘
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27
より アダージョ(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):くまばちの飛行
ワイルドマン(1916-2002):スウェーデン狂詩曲(*)
シベリウス(1865-1957):悲しいワルツ
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番(*)
ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第5番
バス(1883-1945):コーニッシュ狂詩曲(*)
マスネ(1842-1912):劇付随音楽「復讐の女神たち」から
悲歌
リトルフ(1818-1891):交響的協奏曲 から
スケルツォ(*)
エルガー(1857-1934):行進曲「威風堂々」第1番 |
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レナード・ペナリオ(ピアノ(*))
ハリウッド・ボウル交響楽団
カーメン・ドラゴン(指揮) |
録音:1956、1957年、モノラル、ADD 原盤:Capitol 発売:2009年
ハリウッドで作曲家、指揮者として活躍、映画「カヴァー・ガール」ではアカデミー賞を受賞したカーメン・ドラゴン。
映画音楽の世界で活躍する一方、ワルターやハイフェッツなどのレコーディングなどでも手腕を発揮し、指揮者としても一流オケと共演、日本でも読売日響を指揮している。
また彼が結成したグレンデイル響は超一流奏者の集まりとして知られ、録音の状況によってコロンビア交響楽団、RCAビクター交響楽団、キャピトル交響楽団、ハリウッド・ボウル交響楽団と名前を変えていた。つまりカーメン・ドラゴンのこの当時の録音は、ハリウッド最高の音楽集団による貴重な音源なのである。ただの軽いポピュラー音楽集と思っているととんでもない。
2枚のLP「Starlight Concert」、「Concert
under the Stars」の音源を1枚に収めたCD。
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カーメン・ドラゴン スペインのこだま
マスネ(1842-1912):オペラ「ル・シッド」から
カスティリャナ
マルキナ(1873-1948):エスパーニャ・カーニ
メンドサ・イ・コルテス(1859頃-1957):シエリト・リンド
アルベニス(1860-1909):セギディリャ
メキシコ民謡:ハラベ・タパティオ
アブレウ(1880-1935):ティコ・ティコ
ロッシーニ(1792-1868)/レスピーギ(1879-1836)編曲:踊り
アルベニス:タンゴ ニ長調
レクオナ(1896-1963):シボネイ
ファリャ(1876-1946):オペラ「はかない人生」から
スペイン舞曲
シャブリエ(1841-1894):狂詩曲「スペイン」
ファリャ:バレエ「恋は魔術師」から 火祭りの踊り
グラナドス(1867-1916):オペラ「ゴイェスカス」間奏曲
レクオナ:アンダルシア
ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963):ジェラシー
ポンセ(1882-1948):小さな星
レクオナ:マラゲニャ
パディリャ(1889-1960):エル・レリカリオ |
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ハリウッド・ボウル交響楽団
カーメン・ドラゴン(指揮) |
録音:1956、1957年、モノラル、ADD 原盤:Capitol 発売:2009年
2枚のLP「La Danza!」、「Echoes of Spain」の音源を1枚に収めたCD。
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モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター
オデオン録音集(1956-1959)
エド・マーシャル:ヴィーナス(ボレロ)
アグスティン・ララ:グラナダ
ルイス・ボンファ:映画「黒いオルフェ」より
オルフェの歌
ジョージ・ガーシュウィン:私の愛した男(スロー)(*)
トレヴァー・ハーバート・スタンフォード:ルーレット(チャールストン)
ジョゼフ・レノー:
クロウタドリとズアオアトリ(2つのトランペットのためのポルカ)(+)
アレクサンドル・プティ:ミルト(ポルカ)(*)
グリゴラシュ・ディニク:ホラ・スタッカート(*)
ルロイ・アンダーソン:セレナータ(スロー)(*)
ジョルジュ・ユルメール:バン=バン=バン(グアラチャ)
ジョゼフ・コスマ:枯葉(スロー)(*)
マルグリット・モノ:ミロール(チャールストン)
レナート・ラシェル:ローマのそよ風(ミディアム・バウンス)
サンドロ・タッカーニ&ヴィンチェンツォ・ディ・パオラ:
コメ・プリマ(スロー・フォックス)
ユベール・ジロー:プリュ・ジュ・テーム(ボレロ)
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム(スロー)(*)
ユベール・ジロー:
Je te tendrai les bras[ぼくは手を差し伸べるだろう](ボレロ・ビギン)
デューク・エリントン:キャラヴァン(スロー)(*)
サミー・フェイン:ア・カーテン・スマイル(フォックス)
Gumm:J'ai tant besoin de toi[ぼくには君が必要だ](スロー)
不詳:ヴェネツィアの謝肉祭(民謡による変奏曲)(*)
リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行(*)
ルネ・ドノンサン:Bons biasers, a bientot[愛の口づけ、またすぐに] |
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モーリス・アンドレ(トランペット)
管弦楽団(*)
ジャン・フォースタン(指揮(*)) |
録音:1956-1959年、モノラル、ADD 原盤:Odeon(フランス) 発売:2010年
17センチ盤で発売された音源を集めたアルバム。ポップス的要素が強いが、アンドレの神業はもちろん健在。
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ウィーンの軽音楽
レハール(1870-1948):オペレッタ「メリー・ウィドウ」から
ワルツ(+)
ヨシトモ:日本の提灯踊り(*)
ツィーラー(1843-1922):ウィーンの子供たち(+)
Kella Bela/L・ヴェニンガー編曲:フランス様式の序曲(*)
レハール:金と銀(+)
クリスティアン・シンディング(1856-1941):春のささやき(*)
ワルトトイフェル(1837-1915):スケートをする人々(#)
伝承曲:小セレナード(*)
イヴァノヴィチ(1845-1902):ドナウ川のさざ波(+)
ランナー(1801-1843):シェーンブルンの人々(+)
ハイケンス(1884-1945):セレナード(*)
ツィーラー:子供の謝肉祭(+)
コムザーク(1850-1905):バーデン娘(+)
パウル・リンケ(1866-1946):シャムの衛兵のパレード(*)
ワルトトイフェル:とてもかわいい(美の極み)(#)
ブラーウ:祖母の時計(*)
ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870):オーストリアの村つばめ(+)
ツィーラー:陽気なウィーン(+)
ファールバッハ(1815-1885)/ヴェーバー編曲:ゼラニウムのファランドール(*)
ツィーラー:オペレッタ「観光案内人」から
ビロードとシルク(+)
ランナー:宮廷舞踏会(+) |
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ウィーン管弦楽団(*)
ハンス・コレサ(指揮(*))
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団(+)
マックス・シェーンヘル(指揮(+))
ウィーン・オペラ管弦楽団(#)
アントン・パウリク(指揮(#)) |
録音:1958年(*)、1959年(+)、モノラル、ADD 発売:2011年 |
MELODIYA
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オイストラフ・トリオ
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56 |
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レフ・オボーリン(ピアノ)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
マルコム・サージェント(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
オイストラフ・トリオの代表的名演。ベートーヴェンがMelodiyaから復活!
20世紀ロシアのレジェンドたち、オイストラフ、オボーリン、クヌシェヴィツキーのアンサンブル、オイストラフ・トリオのベートーヴェン。
「ピアノ三重奏曲第3番」、サージェント&フィルハーモニア管との「トリプル・コンチェルト」は、オイストラフ・トリオの代表的名演奏。
※録音:1967年(Op.56)&1979年(Op.1-3)/ディジパック仕様/初CD化(Melodiya提供の情報に基づく) |
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ロジェストヴェンスキーのシューマン!1978年の"交響曲全集"
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
交響曲第4番ニ短調Op.120 |
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ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
エストニア国立交響楽団 |
ロジェストヴェンスキーのシューマン!1978年の"交響曲全集"が本家から登場!
ロジェストヴェンスキーがエストニア国立交響楽団を振ったシューマンの「交響曲全集」が本家メロディアより復活!
改訂版(今回のメロディアからの情報では「ジョージ・セル版」と表記されている)の解釈をロジェストヴェンスキーが採り入れたシューマンは、旧ソ連時代の貴重な全集録音として高名な演奏である。
※録音:1978年/ディジパック仕様 |
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フランツ・リスト生誕200周年に捧ぐ
CD-1 〜リスト:
メフィスト・ワルツ第1番
〔ウラディミール・アシュケナージ/録音:1959年〕/
タランテラ〔ラザール・ベルマン/録音:1975年〕/
超絶技巧練習曲第9番変イ長調《回想》
〔ウラディミール・オフチニコフ/録音:1985年〕/
ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
〔グレプ・アクセルロート/録音:1988年〕/
ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調、ピアノ・ソナタ
ロ短調
〔アレクサンドル・スロボジャニク/録音:1971年〕/ |
CD-2 〜リスト:
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
〔パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ)、
キリル・コンドラシン(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団/録音:1975年〕/
交響詩《前奏曲(レ・プレリュード)》
〔ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
モスクワ放送交響楽団/録音:1979年〕/
交響詩《オルフェウス》、交響詩《プロメテウス》
〔マルク・エルムレル(指揮)、
ソヴィエト国立文化省交響楽団/録音:1989年〕 |
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ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)
ラザール・ベルマン(ピアノ)
ウラディミール・オフチニコフ(ピアノ)
グレプ・アクセルロート(ピアノ)
アレクサンドル・スロボジャニク(ピアノ)
パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ)
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ放送交響楽団
マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立文化省交響楽団 |
メロディアが贈るハンガリーの巨匠フランツ・リストの生誕200周年記念リリースは、ロシアの大演奏家たちのピアノ・ソロ、ピアノ協奏曲、管弦楽作品を集めた特別なプログラム。
アレクサンドル・スロボジャニクが弾く「ハンガリー狂詩曲第6番」と「ピアノ・ソナタ」は、1975年のハンガリー・フランツ・リスト賞に輝いている。
※録音:1959年−1989年/ディジパック仕様 |
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スヴェトラーノフ&ソヴィエト国立響
バラキレフ:管弦楽作品集
スペインの行進曲の主題による序曲/
3つのロシアの歌の主題による序曲/劇音楽《リア王》/
交響詩《ルーシ》/交響詩《ボヘミアにて》/
交響詩《タマーラ》/組曲ロ短調 |
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エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 |
ロシア五人組のボス、「イスラメイ」の作曲家というイメージが強いバラキレフを、19世紀後半のロシアにおける管弦楽作品の大作曲家として再評価へと導いたスヴェトラーノフ&ソヴィエト国立響の重要な録音。
※録音:1977年−1984年/ディジパック仕様 |
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チャイコフスキー:
聖ヨハネス・クリソストモスの典礼Op.41 |
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)
ソヴィエト国立文化省室内合唱団 |
近年はシャンドスでのレコーディングが印象的なワレーリー・ポリャンスキーの"合唱指揮者"としての姿を記録したチャイコフスキー。
1992年にロジェストヴェンスキーの後任としてソヴィエト国立文化省響の首席指揮者に就任したポリャンスキーだが、合唱指揮者としての評価もかなりのもの。
※録音:1988年、スモレンスク生神女大聖堂/ディジパック仕様 |
MELCD 1001869
(2CD)
\4200
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チャイコフスキー:歌劇《地方長官》 |
ウラディーミル・マチューリン(バス)
レオニード・ジムネンコ(バス)
アレクサンドラ・ファトキナ(ソプラノ)
ガリーナ・クズネツォーワ(ソプラノ)
ウラディーミル・コジューハル(指揮)
ソヴィエト国立文化省交響楽団
モスクワ放送合唱団、他 |
1867年から1868年にかけて作曲が行われながらも、チャイコフスキー自身の手によって破棄されてしまった3幕の歌劇「地方長官(ヴォエヴォーダ)」。
コジューハル&ソヴィエト国立文化省響の録音は、遺された楽譜から復元された歌劇の全曲を収録したメロディアならではのレア音源。
※録音:1982年/ディジパック仕様 |
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ネステレンコ, ヴィシネフスカヤ, アトラントフ
リムスキー=コルサコフ:歌劇《皇帝の花嫁》 |
エフゲニー・ネステレンコ(バス)
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
ウラディーミル・アトラントフ(バス)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾ・ソプラノ)
フアト・マンスロフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団、他 |
皇帝の花嫁」は、レフ・メイ(1822−1862)の同名の戯曲を題材として作曲され、1899年11月3日にモスクワで初演されたリムスキー=コルサコフの9番目のオペラ。
ソリストを務めているのは、ネステレンコやヴィシネフスカヤ、アトラントフ、アルヒーポワなど、ロシアの名歌手たち!
※録音:1973年/ディジパック仕様 |
MELODIYA
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MELCD 1001837
(2CDs)
\2100
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テミルカーノフ&ボリショイ!
シチェドリン:歌劇《死せる魂》(全曲) |
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
ウラディミール・ミーニン(指揮)
モスクワ室内合唱団
アレクサンドル・ヴォロシロ(バリトン)
ウラディスラフ・ピアフコ(テノール)
ラリッサ・アヴディエヴァ(メゾ・ソプラノ)
ボリス・モロゾフ(バス)
ガリーナ・ボリソヴァ(メゾ・ソプラノ)
ヴィタリー・ウラソフ(テノール) |
シチェドリンの"死せる魂"!テミルカーノフ&ボリショイ!
旧ソ連時代には1973年から1990年までソ連作曲家同盟の議長を務めていたロシア音楽界の重鎮中の重鎮ロディオン・シチェドリン(1932−)。
ニコライ・ゴーゴリ(1809−1852)の原作を題材として1976年に作曲された歌劇「死せる魂(The
Dead Souls)」はシチェドリンの代表的オペラの1つ。
ちなみにテミルカーノフとボリショイ劇場管弦楽団&合唱団は、シチェドリンの「死せる魂」の初演者である。1977年の録音。ディジパック仕様。 |
MEMBRAN
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233471
(30CD)
\5000→¥4590 |
マリア・カラス録音集成
Maria Callas/LA DIVINA (30CD)
CD 1+2
Gaetano Donizetti ・ Anna Bolena
Tragedia lirica in 2 Akten (Gesamtaufnahme)
Tragedia lirica in Two Acts (Complete Recording)
Libretto: Felice Romani (nach / after: Marie-Joseph
de Chenier‘s Henri VIII & Alessandro
Ercole Graf
Pepoli‘s Anna Bolena)
Maria Callas ・ Nicola Rossi-Lemeni ・ Gianni
Raimondi
Gianandrea Gavazzeni (1957, live)
CD 3+4
Christoph Willibald Gluck ・ Alceste (Alkestis)
Tragedie-opera in 3 Akten (Gesamtaufnahme)
Tragedie-opera in Three Acts (Complete Recording)
Libretto: Rainieri de’ Calzabigi (nach /
after Euripides‘
Alkestis)
Maria Callas ・ Renato Gacarini ・ Rolando
Panerai Carlo Maria Giulini (1954, live)
CD 5+6
Christoph Willibald Gluck
Ifigenia in Tauride (Iphigenie en Tauride)
Tragodie in 4 Akten
(Gesamtaufname in italienischer Sprache)
Tragedy in Four Acts (Complete Recording
in Italian)
Text: Nicolas-Francois Guillard (nach / after:
Claude
Guimond de la Touche‘s Iphigenie en Tauride)
Maria Callas ・ Dino Dondi ・ Francesco Albanese
Nino Sanzogno (1957, live)
CD 7-9
Amilcare Ponchielli ・ La Gioconda
Dramma lirico in 4 Akten (Gesamtaufnahme)
Dramma lirico in Four Acts (Complete Recording)
Libretto: Arrigo Boito (alias Tobia Gorrio
? nach Victor Hugos
Angelo, tyran de Padoue / after Victor Hugo‘s
Angelo,
tyran de Padoue)
(Gesamtaufnahme /Complete Recording)
Maria Callas ・ Fiorenza Cossotto ・ Pier
Miranda Ferraro Antonino Votto (1959)
CD 10+11
Giacomo Puccini ・ Manon Lescaut
Dramma lirico in 4 Akten (Gesamtaufnahme)
Dramma lirico in Four Acts (Complete Recording)
Libretto: Ruggero Leoncavallo, Marco Praga,
Domenico
Oliva, Giulio Ricordi, Luigi Illica &
Giuseppe Giacosa
(nach / after Abbe Prevost‘s Histoire du
chevalier Des
Grieux et de Manon Lescaut)
Maria Callas ・ Giulio Fioravanti ・ Giuseppe
di Stefano Tullio Serafin (1957)
CD 12-15
Arien aus / Arias from: Medea ? La Vestale
? Dinorah
Il barbiere di Siviglia ? Il turco in Italia
? Lucia di
Lammermoor ? Norma ? La sonnambula ? I puritani
Hamlet ? I vespri siciliani ? Il trovatore
? Don Carlo
Rigoletto ? Ernani ? Nabucco ? Macbeth ?
La forza del
destino ? Aida ? La Traviata ? Lakme ? Mefistofele
La Wally ? Manon Lescaut ? Madama Butterfly
? La
boheme ? Suor Angelica ? Gianni Schicchi
? Turandot
Adriana Lecouvreur ? Andrea Chenier
Orchestra del Teatro alla Scala di Milano,
Orchestra del
Maggio Musicale Fiorentino, Philharmonia
Orchestra, Orchestra
della RAI, Orchestra del Palacio de las Bellas
Artes
Dirigenten / Conductors: Tullio Serafin,
Antonino Votto,
Leonard Bernstein, Herbert von Karajan, Nicola
Rescigno,
Victor de Sabata and others
Aufnahmen zwischen / Recordings between:
1951-1959
CD 16-17
Die schonsten Duette aus / The Most Beautiful
Duets from: Lucia di Lammermoor ? Cavalleria
rusticana ? Madama Butterfly ? Il Turco in
Italia ? La
Traviata ? Rigoletto ? Norma ? I puritani
? La Forza
del Destino ? Aida
Duettpartner / Duet Partners: Giuseppe di
Stefano
Nicolai Gedda ? Lucia Danieli ? Franco Calabrese
? Tito
Gobbi ? Ebe Stignani ? Nicola Rossi-Lemeni
? Richard Tucker
Fedora Barbieri ? Cesare Valletti
Aufnahmen zwischen / Recordings between:
1953-1955
CD 18
Amilcare Ponchielli ・ La Gioconda (excerpts)
Paolo Silveri, Maria Amadini, Fedora Barbieri,
Ginni Poggi,
Giulio Neri, Orchestra Sinfonica di Torino
della RAI, Antonino
Votto, recorded in 1952
Vincenzo Bellini ・ Norma (excerpts)
Giulietta Simionato, Kurt Baum, Nicola Moscona,
Orchestra
del Palacio de las Bellas Artes, Mexico City,
Guido Picco,recorded in 1950
CD 19
Luigi Cherubini Medea (excerpt)
Orchestra del Teatro alla Scala di Milano,
Leonard Bernstein,
recorded in 1953
Richard Wagner ・ Parsifal (excerpts sung
in Italian)
Africo Balzelli, Giuseppe Modesti, Orchestra
Sinfonica di
Roma della RAI, Vittorio Gui, recorded in
1950
Richard Wagner
Tristan und Isolde (excerpt sung in Italian)
Orchestra Sinfonica di Torino della RAI,
Arturo Basile,recorded in 1949
CD 20
Giuseppe Verdi ・ Nabucco (excerpts)
Gino Bechi, Amalia Pini, Gino Sinimberghi,
Orchestra del
Teatro San Carlo, Napoli, Vittorio Gui, recorded
in 1949
Giuseppe Verdi ・ I Vespri Siciliani (excerpts)
Boris Christoff, Giorgio Bardi Kokolios,
Enzo Mascherini,
Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino,
Erich Kleiber,recorded in 1951
CD 21
Giuseppe Verdi ・ Macbeth (excerpts)
Enzo Mascherini, Angela Vercelli, Dario Caselli,
Orchestra
del Teatro alla Scala di Milano, Victor de
Sabata, recorded
in 1952
Giuseppe Verdi ・ La Traviata (excerpts)
Cesare Valleti, Giuseppe Taddei, , Orchestra
del Palacio de
las Bellas Artes, Mexico City, Oliviero de
Fabritiis, recorded in 1951
CD 22
Giuseppe Verdi ・ Aida (excerpts)
Mario del Monaco, Giuseppe Taddei, Oralia
Dominguez, Ignacio
Ruffino, Roberto Silva, , Orchestra del Palacio
de las Bellas
Artes, Mexico City, Oliviero de Fabritiis,
recorded in 1951
Il Trovatore (excerpts)
Ana Maria Feuss, Leonard Warren, Kurt Baum,
Orchestra
del Palacio de las Bellas Artes, Mexico City,
Guido Picco,recorded in 1950
CD 23
Giacomo Puccini ・ Tosca (Highlights)
Tosca: Maria Callas, Mario Cavaradossi: Giuseppe
di Stefano,
Scarpia: Tito Gobbi, Cesare Angelotti: Franco
Calabrese,
Sagrestano: Melchiorre Luise, Spoletta: Angelo
Mercuriali,
Sciarrone: Dario Caselli, Un pastore (A shepherd):
Alvaro
Cordova, Orchestra e Coro del Teatro alla
Scala di Milano,
Victor de Sabata, recorded in 1953
CD 24
Arien aus / Arias from: Lakme ? Il barbiere
di
Siviglia ? Dinorah ? Semiramide ? Hamlet
Orchestra Sinfonica di Roma della RAI, Orchestra
del Teatro
alla Scala di Milano
Dirigenten / Conductors: Oliviero de Fabritiis,
Carlo Maria
Giulini, Alfredo Simonetto
Aufnahmen zwischen / Recordings between:
1952-1956
CD 25
Gioachino Rossini ・ Armida (excerpts)
Rinaldo: Francesco Albanese ・ Ubaldo: Mario
Filippeschi
Carlo: Gianni Raimondi
Orchestra del Teatro Comunale di Firenze
-
Tullio Serafin (26.04.1952)
Il Turco in Italia
Narciso: Nicolai Gedda ・ Geronio: Franco
Calabrese
Selim: Nicola Rossi-Lemeni
Orchestra del Teatro alla Scala -Gianandrea
Gavazzeni (1954)
CD 26
Vincenzo Bellini ・ I Puritani (excerpts)
Orchestra del Palacio de las Bellas Artes
- Guido Picco
-1952
Arturo: Giuseppe di Stefano ・ Riccardo:
Rolando Panerai
Giorgio: Nicola Rossi-Lemeni
Orchestra del Teatro alla Scala - Tullio
Serafin (1953)
CD 27
Gaetano Donizetti ・ Lucia di Lammermoor
(excerpts)
Orchestra del Palacio de las Bellas Artes,
Mexico City,Guido Picco (1952)
CD 28
Vincenzo Bellini ・ Norma
Adalgisa: Ebe Stignani - Pollione: Mirto
Picchi
Orchestra of the Royal Opera House Covent
Garden,
Vittorio Gui (1952, live)
Adalgisa: Ebe Stignani ? Pollione: Mario
del Monaco -
Clotilde: Rina Cavallari
Orchestra Sinfonica di Roma della RAI,Tullio
Serafin (1955, live)
CD 29
Luigi Cherubini ・ Medea
Neris: Fedora Barbieri ? Giasone: Carlos
Maria Guichandut
Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino,
Vittorio Gui(1953, live)
CD 30
Giuseppe Verdi ・ La Traviata
Alfredo: Giuseppe di Stefano ・ Germont:
Piero Campolonghi
Orchestra del Palacio de las Bellas Artes,
Mexico City,Umberto Mugnai (1952, live) |
オランダ音楽学会
NETHERLANDS MUSIC INSTITUTE (NEDERLANDS MUZIEK
INSTITUUT)
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オランダの音楽的遺産の保護のために創設されたオランダ音楽学会の自主レーベル。 |
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19-20世紀オランダの名ピアニストたち
グリーグ(1843-1907):結婚行進曲
ユリウス・レントゲン[レントヘン](1855-1932)(ピアノ) 録音:1907年頃
ディルク・シェーファー(1873-1931):練習曲変ホ長調
Op.3 No.8
ヨハン・ワイスマン(1872-1913)(ピアノ) ピアノロール記録:1906年頃(*)
モシェレス(1794-1870):半音階練習曲 録音:1925年頃、Columbia
ショパン(1810-1849):ワルツ変イ長調 Op.42 録音:1924年頃、Musica
ディルク・シェーファー(1873-1931)(ピアノ)
ヴォルフ(1860-1903):ねずみ捕りの男/楽師
クンラート・ファレンタイン・ボス(1875-1955)(ピアノ)
マック・ハレル(1909-1960)(バリトン) 録音:1949年頃
バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ嬰ハ長調
BWV849
ウィレム・アンドリーセン(1887-1964)(ピアノ) 録音:データ記載なし
バッハ/テオ・ファン・デル・パス(1902-1986)編曲:
オルガンのためのトッカータ ハ長調 BWV564
より アダージョ 録音:1955年
ショパン:マズルカ ヘ短調 Op.68 No.4 録音:1951年
テオ・ファン・デル・パス(1902-1986)(ピアノ)
ドヴォルジャーク(1841-1904)/ジョルジュ・ファン・レネッセ(1909-1994)編曲:
スラヴ舞曲 Op.72 No.10 録音:1932年
ショパン:夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2 録音:データ記載なし
ジョルジュ・ファン・レネッセ(1909-1994)(ピアノ)
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第14番ハ短調
K.457 から 第3楽章
ハンス・ヘンクマンス(1913-1995)(ピアノ) 録音:データ記載なし
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23 録音:1937年
ショパン:ワルツ イ短調 Op.posth./華麗な大ワルツ
イ短調 Op.34 No.2
ブラームス(1833-1897):ワルツ変イ長調
Op.39 No.15
録音:1980年頃、KRO(ラジオ放送)、「今週のワルツ」2回分の放送用
サス・ブンヘ(1924-1980):南米のリズムによる練習曲第6番(1974)
サス・ブンヘ(1924-1980)(ピアノ) 個人録音:1978年頃
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 から
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV850
録音:1933年、Columbia
ブラームス:狂詩曲ト短調 Op.79 No.2 録音:1952年
ファニア・シャピロ(1926-1994)(ピアノ)
シューマン(1810-1856):子供の情景 Op.15
から
見知らぬ国々と人々から/鬼ごっこ/トロイメライ/むきになって
ブラム・ブレー(1927-2008)(ピアノ)
個人録音:1962年10月1日、VARA 1(ラジオ放送)(のエアチェック?)
ファン・バーレン(1929-1933):ウィレム・パイパーを記念するソナティネ
テオ・ブラインス(1929-1993)(ピアノ) 録音:1979年頃 |
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マルガレート・クリル著「オランダのピアニストたち」(Bekking
& Blitz 刊)に合わせて制作された歴史的音源CD。(*)(ピアノロール再生)以外モノラル録音。 |
ORFEO D’OR
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クリップス&ウィーン国立歌劇場
ヴェルディ:「トラヴィアータ」 |
イレアナ・コトルバス(S ヴィオレッタ)
ニコライ・ゲッダ(T アルフレード・ジェルモン)
コーネル・マックニール(Br ジョルジョ・ジェルモン)
エミー・ローゼ(Ms アンニーナ)
クルト・エクヴィルツ(T ガストーネ)
エディタ・グルベローヴァ(S フローラ)
エルンスト・グートシュタイン(Br ドゥフォル男爵)
ハラルト・プレーグルホフ(Bs オビニ侯爵)
ヘルベルト・ラックナー(Bs 医師グランヴィル)
マリオ・グッジャ(T ジュゼッペ)
ルドルフ・レッシュ(Bs フローラの召使)
リュボミール・パンチェフ(Br 使者)
ヨーゼフ・クリップス(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団 |
ウィーンの名匠クリップスが指揮する「トラヴィアータ」、正規盤初登場!コトルバス、ゲッダ、さらにグルベローヴァまで!しかもステレオ!!
録音:1971 年12 月25 日、ウィーン/(C 816
112 I)/STEREO
1971 年のクリスマスにウィーン国立歌劇場で上演された「トラヴィアータ」のライヴ録音です。指揮はなんとウィーンの名匠ヨーゼフ・クリップス。
さすがウィーンのオーケストラの魅力を見事に引き出しており、これほど柔らかな美しさに溢れたヴェルディは珍しいでしょう、何気ないところでの弦や管のとろけるようにまろやかな魅力はたまりません。オペラ指揮者クリップスの本領を発揮した演奏です。ヴィオレッタは、この役が当たり役だったイレアナ・コトルバス。当時まだ32
歳、ウィーン国立歌劇場に所属して国際的名声を高めている最中でした。
後年と比べてもなお瑞々しい声で切々とヴィオレッタを歌っています。アルフレードのニコライ・ゲッダは、この頃が一番脂の乗り切った時期。第2
幕のアリアでは、当時としては珍しくカバレッタ「おお、恥ずかしいことだ」を歌い、ハイCを伸ばして大喝采を貰っています。ジェルモンは、メトロポリタン歌劇場で活躍した米国のバリトン、コーネル・マックニール。スタジオ録音だと分かりづらいマックニールのとてつもなく巨大な声がはっきり収録されています。スペシャルサプライズに、フローラがエディタ・グルベローヴァ!二日前に25
歳を迎えたばかりのグルベローヴァの声が、ほんの少しだけですが楽しめます。さらにアーノンクールのバッハ録音でおなじみのウィーンの万能テノール、クルト・エクヴィルツ、長年活躍した知る人ぞ知る名脇役、エルンスト・グートシュタインと、クリスマス公演ならではの豪華さ。ありがたいことに良好なステレオ録音です。今ほぼ失われてしまったウィーン風の優美豪華なヴェルディをたっぷりお楽しみください。 |
OTAKEN RECORDS
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クレンペラー &アムステルダム・コンセルトヘボウ管
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」 |
オットー・クレンペラー 指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管および合唱団
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト) |
クレンペラーのマーラー2番(’51 ライヴ)奇跡の再生音で“復活”!!
録音:1951 年7 月12 日 オランダ音楽祭におけるライヴ録音/
音源:未開封非売見本盤
当演奏の既出CD の音質は、ノイズを取りすぎて演奏の生気まで失われたものや、音質をさわらないのは良いが、歪みやノイズが演奏の鑑賞を妨げるもの等、満足出来るものはありませんでした。今回、未開封非売品見本盤から復刻された音質は、にわかにこれが1951
年の録音であることが信じることが出来ないぐらいすばらしいものです。音の古さを全く感じさせない周波数レンジの広さと、クレンペラーのどこまでも延びて行く、とてつもないクレッシェンドに充分堪え得るダイナミックレンジの広さには、驚くばかりです。しかもどんな強音でも音自体が割れたりすることなく、そこに微動だにしない安定感があります。早世の名花、キャスリ−ン・フェリア−のどこまでも深いコントラルトを大変リアルに捕らえているのも嬉しいかぎりです。持続する小プチノイズはアセテート原盤に由来するもので、気になるものではありません。アセテートは慎重に保存すれば、テ−プより高音質を保持出来ると言われ、今回はその成功例と言えましょう。演奏は正直、既出盤の音質の悪さも手伝って、注目していませんでしたが、今回の音で聞くと、途方もなく優れた演奏であったことが、判明しました。クレンペラーのマラ2のベスト、否、すべてのマラ2のベストとして良いのではと思える程です。同年の夏にはかの「バイロイトの第九」が生まれますが、凄い年もあったものだなぁと痛み入ります。
翻ってわが国を鑑みるにつけ、今年始はニューイヤーも良いが、この「復活」を聴いて国の復興、復活に思いを馳せたいと存じ上げる次第です。
(オタケン・レコード太田憲志) |
OTAKEN
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オタケン・ブライトクランク第3弾フルヴェン「田園」、非売品見本盤より復刻!
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
(2)スメタナ:交響詩「モルダウ」〜「わが祖国」より
(3)リスト:交響詩「前奏曲」 |
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ヴェルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
高評価(レコ芸89点)にして大好評の音質!オタケン・ブライトクランク第3弾フルヴェン「田園」他、非売品見本盤より復刻!
録音:(1)1952年11月24〜25日、(2)1951年1月24日、(3)1954年3月3日
ウィーン・ムジークフェラインザール 音源:ブライトクランク白レーベル非売品見本盤
いわゆる白レーベル非売品見本盤とは、作り立てのメタル原盤から最初に手動でプレスされ、音楽評論家を始め一部の関係者に一般発売前に配布されたレコードのことです。これらのレコードは、私どもが昔聴いた自動プレス量産市販品とは似て非なるもので、その音質の違いは一聴瞭然です。
この度、ほとんど手付かずの状態で発見された一連のブライトクランク非売品見本盤は、元のブラクラの音はこんなに美しく自然なものであったかと、ブラクラに対する評価を一変させるものと思われます。当CDに収められた田園は、今回のブラクラシリーズの中でも特に盤質が良く、ヘッドフォン試聴レベルでも極小プチノイズすらほとんど感知出来ない程です。又、音溝もまことにきれいで驚くべき鮮度の再生音が確保され、これなら本CDをもって、フルヴェンの田園のスタンダードとすることに何らの躊躇もいらないのではと思える程です。
併録の2曲もほれぼれとする復刻で、これもベスト復刻と言えるのではないでしょうか?ぜひ貴方様の御耳でお確かめくださいませ。特に、色々なことがあった今年の暮れは、第九も良いが、フルヴェンの田園を聴いて、慎んで国の安寧に思いを馳せたいと存じ上げます。
(オタケン・レコード太田憲志) |
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PARNASSUS
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忘れられたピアニスト
ジェイコブ・ラテイナーの芸術
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.2 No.1
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31 No.3
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
プロコフィエフ(1891-1953):トッカータ
ハ長調 Op.11
ブラームス(1833-1897):パガニーニの主題による変奏曲
Op.35
メンデルスゾーン(1809-1847):スケルツォ
ロ短調 |
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ジェイコブ・ラテイナー(ピアノ) |
オリジナル・アルバム・タイトルの直訳は「ジェイコブ・ラテイナーの失われた芸術」。
ジェイコブ・ラテイナー(1928-2010)はポーランド人を両親にキューバのハバナに生まれたピアニスト。10歳にしてエルネスト・レクオナ指揮ハバナ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾きデビューという神童ぶりを発揮しました。その2年後、一家はアメリカ合衆国に移住し、ジェイコブは弟イジドア(1930-2005;ヴァイオリニスト)とともにカーティス音楽学校に入学、イザベラ・ヴェンゲーロヴァに師事しました。16歳でユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演でチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾き合衆国デビュー。1960年代にはヤッシャ・ハイフェッツ、ウィリアム・プリムローズ、グレゴール・ピアティゴルスキーの室内楽コンサート・シリーズに参加。その後1990年代までコンサート・ピアニストとして活躍、また1966年から亡くなるまでジュリアード音楽院で教えていましたが、1967年を最後に商業用録音を行わなかったためか、2010年の逝去時には忘れられたピアニストとなっていました。
当盤に収録の音源については詳細未詳ですが、初CD化であるとのことです。このCDがジェイコブ・ラテイナー再評価のきっかけになるかもしれません。録音:1977年、ADD |
POLSKIE NAGRANIA(MUZA)
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PNCD 1354
\2000
【再発売】
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クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):
ウトレニヤ[朝課](1969-1970)
第1部「キリストの埋葬」(*)/第2部「キリストの復活」(+) |
デルフィナ・アンブロジャク(ソプラノ(*))
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ(+))
クリスティナ・シュチェパンスカ(メゾソプラノ)
カジミェシュ・プステラク(テノール)
ヴオジミェシュ・デニセンコ(バス(*))
ベルナルト・ワディシュ(バス(+))
ボリス・ツァルメリ(バッソ・プロフォンド(*))
ペーター・ラッガー(バッソ・プロフォンド(+))
ハルツェルスキ合唱団
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アンジェイ・マルコフスキ(指揮) |
「PNCD 018」(廃盤)の新装再発売。旧盤での録音データは「1973年、ワルシャワ」となっておりましたが、当盤では「(P)(C)1972,
2011」と表示されているので、録音は1972年以前だったのではないかと推測されます。
「ウトレニヤ」はロシア正教の聖土曜日の朝課(一部聖金曜日の晩課)の典礼文による、5人の独唱者、2つの合唱団と管弦楽のための大作。録音:データ記載なし |
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クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):アヴァンギャルド作品集
ダヴィデ詩篇(混声合唱と打楽器のための;1958)(*)
ストロフィ(ソプラノ、朗読と10の楽器のための;1959)(+)
アナクラシス(打楽器と弦楽器のための;1959/1961)(#)
時と静寂の次元(40声の混声合唱、打楽器と弦楽器のための;1960)(**)
広島の犠牲者に捧げる哀歌(52の弦楽器のための;1961)(++)
Flourescenes(管弦楽のための;1962)(##)
ポリモルフィア(48の弦楽器のための;1961)(***) |
ゾフィア・スタフルスカ(ソプラノ(+))
フランチシェク・デレクタ(朗読(+))
ワルシャワ国立フィルハーニー合唱団(*/**)
ワルシャワ国立フィルハーニー管弦楽団(+以外)
シロンスク・フィルハーモニー室内管弦楽団(+)
アンジェイ・マルコフスキ(指揮) |
録音:1966年1月8日(*/#/##)/1972年6月24日(**)
1959年9月17日(+)、1961年9月22日(++)、1963年9月26日(***)、
「ワルシャワの秋」、ライヴ(+/++/***)
(*)(**)(++)(***)は「PNCD 017」(廃盤)と同一音源。他がCD初出であるかは不明です。 |
PREISER
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半世紀のプッチーニ「ボエーム」
エレナ・アリスメンディ(S) ルクレツィア・ボリ(S) マリア・チェボタリ(S) ジェラルディン・ファラー(S)
チェジーラ・フェラーニ(S) ミレッラ・フレーニ(S) ローザ・ポンセル(S) ロッテ・シェーネ(S)
レナータ・テバルディ(S) イレーネ・アイジンガー(Ms) リューバ・ヴェリッチュ(Ms) カルロ・ベルゴンツィ(T)
ユッシ・ビョルリング(T) エンリコ・カルーソー(T) ベニアミーノ・ジーリ(T) コロマン・フォン・パタキ(T)
ティート・スキーパ(T) ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T) マルセル・ヴィットリッシュ(T) フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
エットレ・バスティアニーニ(Br) ジュゼッペ・デ・ルカ(Br) ハインリヒ・シュルスヌス(Br) チェーザレ・シエピ(Bs)
ヴァンニ・マルク(Bs) |
録音:1914-1961 年
25 人の名歌手が、「ボエーム」の様々な曲を歌っています。貴重なのは、チェジーラ・フェラーニ(1863
− 1943)の録音。彼女は「マノン・レスコー」のタイトルロールと「ボエーム」のミミを初演で歌ったソプラノです。 |
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半世紀のヴェルディ「トラヴィアータ」
リチア・アルバネーゼ(S) ルクレツィア・ボリ(S) マリア・カラス(S) マルゲリータ・カロージョ(S)
マリア・チェボタリ(S) アメリタ・ガリ・クルチ(S) アンナ・モッフォ(S) クラウディア・ムツィオ(S)
グラツィエッラ・パレート(S) ジョン・サザランド(S) レナータ・テバルディ(S) ヴィルジニア・ゼアーニ(S)
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T) アルフレード・クラウス(T) ジョン・マコマーック(T) ジャン・ピアース(T)
ジャチント・プランデッリ(T) ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T) ティート・スキーパ(T) リチャード・タッカー(T)
ジュゼッペ・デ・ルカ(Br) ロバート・メリル(Br) ハインリヒ・シュルスヌス(Br) カルロ・タリアブエ(Br) |
録音:1914-1961 年
24 人の名歌手が歌うヴェルディ「トラヴィアータ」の名場面集。半世紀に渡る様々な歌を聞けます。 |
SOMM
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ウォルトン:
ベルシャザールの饗宴
(録音:1953年9月10日−14日)
交響曲第1番変ロ短調
(録音:1956年4月15日−31日)* |
エイドリアン・ボールト(指揮)
フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
(ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
デニス・ノーブル(バリトン) |
近代イギリスの偉大なるパトロン、名匠エイドリアン・ボールトがロンドン・フィルを振ったウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」。壮麗壮大なサウンド創りに圧倒させられる。 |
SOMM-BEECHAM 23
\1800
〔注目旧譜〕
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ビーチャム・コレクション
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201
オルウィン:交響曲第3番(初演)
グリーグ:交響的舞曲* |
トーマス・ビーチャム(指揮)
BBC交響楽団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団* |
ビーチャムがBBC交響楽団を振ったオルウィンの「交響曲第3番」は、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの初演時の記録。
録音:1956年10月10日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール&1955年12月、マイダ・ヴェール・スタジオ1(MONO/ADD) |
SOMM-BEECHAM 22
\1800
〔注目旧譜〕
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ビーチャム・コレクション
ボッケリーニ:序曲ニ長調*
グレトリ:組曲《ゼミールとアゾール》*
リスト:ローレライ+
フランク:交響詩《のろわれた狩人》+
エルガー:エニグマ変奏曲+ |
トーマス・ビーチャム(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロジーナ・レイズベック(ソプラノ)
アラン・シヴィル(ホルン) |
ボッケリーニ、リスト、フランク、エルガー、そしてなんとグレトリ!トーマス・ビーチャム卿のレパートリーの広さに改めて驚かされる。
録音:1956年8月23日、アッシャー・ホール*&1954年11月22日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール+(MONO/ADD) |
SUPRAPHON
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ヨゼフ・スーク追悼企画、初期の代表的録音がまとめて復活
「ヨゼフ・スーク / アーリー・レコーディングス」 |
[CD 1]
・ドヴォルザーク:4 つのロマンティックな小品Op.75,
B 150
ヨゼフ・ハーラ(P)
収録時期:1956 年3月21日 (セッション・モノラル)
・ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
ト長調Op.100, B 183
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1958 年1月29日、2月2日、3月20日(セッション・モノラル)
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ
ヘ長調Op.57, B 106
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1957 年5月2日、3日(セッション・モノラル)
・ヨゼフ・スーク(1874 − 1935):4 つの小品Op.17
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1957 年12月9、12 &
21日(セッション・モノラル)
収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 2]
・ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1958 年4月23 & 24日(セッション・モノラル)
・スメタナ:わが故郷より
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1962 年6月22日(セッション・ステレオ)
・ヤロスラフ・イェジェク(1906 − 1942):ヴァイオリン・ソナタ(1933)
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1965 年12月31日(セッション・ステレオ)
・マルチヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1
番H 157
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
収録時期:1964 年9月28 − 30日(セッション・ステレオ)
・マルチヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第2
番H 371
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
収録時期:1966 年6月30日(セッション・ステレオ)
収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
・グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45
ヨゼフ・ハーラ(P)
収録時期:1956 年3月26 − 29日(セッション・モノラル)
・シューマン:夕べの歌Op.85-12
ヨゼフ・ハーラ(P)
収録時期:1956 年3月23日(セッション・モノラル)
・レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調(1917)
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1958 年1月16 − 17日(セッション・モノラル)
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
ヨゼフ・ハーラ(P)
収録時期:1956 年3月22 − 23日(セッション・モノラル)
・ブラームス:ワルツ イ長調Op.39-15
ヨゼフ・ハーラ(P)
収録時期:1956 年7月11日(セッション・モノラル)
収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 4]
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1962 年6月18日(セッション・ステレオ)
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1962 年6月21日(セッション・ステレオ)
・シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番ニ長調D
384, Op.137-1
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1962 年6月25日(セッション・ステレオ)
・シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲イ長調D
574, Op.162
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1962 年6月27日(セッション・ステレオ)
収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 5]
・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1958 年5月29 − 30日(セッション・モノラル)
・ドビュッシー:月の光〜ヴァイオリンとピアノ用編曲版
ヨゼフ・ハーラ(P)
収録時期:1956 年5月23日(セッション・モノラル)
・ドビュッシー:レントよりおそく〜ヴァイオリンとピアノ用編曲版
アルフレード・ホレチェク(P)
収録時期:1966 年9月22日(セッション・ステレオ)
・プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1967 年1月23 & 25日(セッション・ステレオ)
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ヤン・パネンカ(P)
収録時期:1967 年1月25、27、30 &
31日(セッション・ステレオ)
収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 6]
・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番
変ロ長調K. 424
ミラン・シュカンパ(Va)
収録時期:1961 年12月27 − 28日(セッション・ステレオ)
・オネゲル:ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
収録時期:1964 年9月28 − 30日(セッション・ステレオ)
・コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
収録時期:1964 年9月28 − 30日(セッション・ステレオ)
収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ |
ヨゼフ・スーク(Vn) |
429’15”
2011年7 月6 日に81歳で世を去ったチェコを代表する世界的ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク(1929
−2011)。その不滅の業績を讃えて、母国チェコのSUPRAPHON
よりスークの追悼盤が登場。
曾祖父にドヴォルザーク、祖父に同姓同名の作曲家ヨゼフ・スークを持つ恵まれた家系に生まれたスークは、ヤロスラフ・コチアン(
ヤン・クべリーク( クーベリックとも) とともにオタカル・シェフチークに学んだ名ヴァイオリニスト)
によって幼少より、その才能を見出され薫陶を授かっています。
プラハ音楽院に進んだのちもスークはコチアンに師事していますが、チェコのヴァイオリン楽派の流れを汲むソリストとして、本格的に活動を開始して国際的な名声を得るのは1950
年代中頃からで、ほぼ時を同じくしてレコーディング活動も開始しています。
このたびの「アーリー・レコーディングス」と題された6
枚組のセットには、まさにそうした時期にスークがSUPRAPHON
へおこなった録音のなかから、ソナタ作品を中心としたナンバーが集められているのが特徴で、その得も言われぬ美音が「練り絹のよう」と喩えられ、日本のファンにも愛されたスークの魅力をストレートに味わえる内容となっています。
収録内容については、権威あるフランスのアカデミー・シャルル・クロ・ディスク大賞を受賞したドビュッシーとヤナーチェクをはじめ、パネンカ(1922-1999)、ホレチェク(1917-1989)、ハーラ(1928-)
と組んだソナタの数々から、フランスの名チェリスト、ナヴァラ(1911-1988)
と組んだものまで、いずれも味わい深いものばかり。
過去に日本コロムビアよりCD 化されたものも含まれていますが、こうしてまとまった形で入手可能となったのはなによりといえるでしょう。また、SUPRAPHON
でのCD 化に際して、入念なリマスタリングが施されているとのことですので、音質面でも期待が持てそうです。 |
TAHRA
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ポール・パレー、デトロイト・ライヴ
グールド共演&怒涛のマラ5
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(3)マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 |
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グレン・グールド(Pf)(1)
アーノルド・スタインハード(Vn)(2)
ポール・パレー(指)デトロイト響 |
必聴!グールドの天才性光るベートーヴェンの2
番と、驚くべき強烈さのパレーのマラ5
(1)録音:1960年10月13日 (2)録音:1959 年11
月12 日 (3)録音:1959 年11 月12 日/ADD、MONO、55’17”、62’32”
往年のフランスの指揮者ポール・パレーがデトロイト響を振った一枚。
グールドとパレーによるベートーヴェンの2
番は、これまで海賊盤をはじめ入手可能でしたが、今回TAHRA
から正規発売となりました。マスターテープ劣化に起因する音とびはありますが、グールドの独奏は冴えに冴えています。グールドのベートーヴェンの2番といえば、バーンスタインとの共演盤が有名ですが、こちらはより自由で、グールドの面目躍如たる芸風を示しています。曖昧さのない明快なタッチ、不思議なオーラと音楽の乗りの良さは比類なく、決して耳を逸らさせません。どの音もグールド節が明瞭で、お決まりの唸りもかえって心地よく、興奮させられる逸品。CD
バックカバーには1960 年12 月13 日のライヴとありますが、実際は10
月13 日です。
そしてパレーとしては異色のレパートリーといえるマーラーの5番。各楽章の演奏時間は
第1楽章 11 分12 秒
第2楽章 13 分02 秒
第3楽章 15 分05 秒
第4楽章 8 分19 秒
第5楽章 14 分27 秒
で、カットなし。
第1楽章は早めのテンポで淡々と進みますが、第2楽章以降は豹変し、尻上がり的に調子づいてきます。マーラーならではの後ろ向きな所はなく、荒れ狂いうねる強烈な世界が描かれます。有名なアダージェットも陶酔的ではなく、弱音を強調することもなく、それでありながら世紀末的な雰囲気を醸します。圧巻はフィナーレ。パレーは息をつく暇もなくオーケストラをドライヴしていきます。バーンスタイン以前のアメリカのオーケストラがこんなマーラーを演奏していたとは驚き。マーラー・ファン必聴の超個性的演奏と申せましょう。 |
TAHRA
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ハンガリー幻の名手エディット・ファルナディの超貴重なリスト
リスト:
(1)ハンガリー幻想曲【録音:1956年3 月3
日】
(2)死の舞踏【録音:1956年3 月3 日】
(3)ピアノ協奏曲第1番変ホ長調【録音:1959
年3 月15 日】
(4)同第2番イ長調【録音:1959 年3 月15
日】 |
エディット・ファルナディ(Pf)
サー・エードリアン・ボールト(指)
ロンドン・フィル(1)(2)
ウィーン国立歌劇場管(3)(4) |
ADD、MONO、64’51”
エディット・ファルナディ(1921-1973) はハンガリー出身の女流ピアニスト。12
歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き振りしたという神童で、フランツ・リスト音楽アカデミーでアルノルド・セケーイに師事。ゲオルク・ショルティ、アニー・フィッシャー、ルイス・ケントナーと同門で、ファルナディはさらにレオ・ヴェイネルとバルトークに室内楽も師事するという豪華な経歴を誇っています。在学中にリスト賞を2度受賞し、フバイ、フーベルマン、タシュナーといった巨匠とも共演、1942
年までブダペスト音楽アカデミーの教授も務めました。
ステレオ以降の録音が少なく、またCD 化されていないものも多いため人気、知名度はイマイチなものの、聴けばその凄さに圧倒されます。決してひけらかしはしないものの、曖昧なところのない高度な技巧、木目調の音色、繊細さで独特の香り高い演奏を繰り広げます。興味深いのは「ハンガリー幻想曲」冒頭に付けたカデンツァ。実に堂々としているだけでなくジプシー風味横溢で、19
世紀的グランドマナーを存分に味わえます。 |
TOKYO FM
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ヘルベルト・フォン・カラヤン& ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
絶頂期にして生涯最後のライヴによるベートーヴェン・チクルス
CD-1
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調
作品21、第3番「英雄」 変ホ長調 作品55
録音:1977年11月13日、東京 普門館、ライヴ録音
CD-2
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調
作品36、第8番 ヘ長調 作品93
録音:1977年11月14日(2番)17日(8番)、東京 普門館、ライヴ録音
CD-3
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」ヘ長調
作品68、第5番「運命」ハ短調 作品67
録音:1977年11月16日、東京 普門館、ライヴ録音
CD-4
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調
作品60、第7番 イ長調 作品92
録音:1977年11月15日、東京 普門館、ライヴ録音
CD-5
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125
演奏:バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、ヘルイェ・アルゲルヴォ(アルト)、
ヘルマン・ヴィンクラー(テノール)、ハンス・ゾーティン(バス)、
プロ合唱団連盟、東京藝術大学合唱団[
田中信昭(合唱総指揮)]
録音:1977年11月18日、東京 普門館、ライヴ録音 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン&
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
大注目盤!!初回限定で豪華32ページの写真集付き!!絶頂期にして生涯最後のライヴによるベートーヴェン・チクルス!奇跡的に保存されていたカラヤンBPO
のステレオ・ライヴ
ステレオ、日本語解説書付
2010 年9 月に発売したカラヤン& ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン・チクルス(1977)
がいよいよセットで登場致します。全集の初回特典として32
ページの豪華写真集付き( ブックレット・サイズ)
が封入されております。( 別紙参照)
TOKYO FM が全曲をなんと全曲録音しておりました。しかも録音にあたってはお馴染みTOKYO
FM の名プロデューサーだった東条碩夫氏( 現・音楽ジャーナリスト)
があたり、さらにストコフスキーも絶賛した腕前の日本が誇る名エンジニア若林駿介氏を動員し、万全の体制で臨みました。すこぶる良好な大ステレオ録音!また、トラなしのベルリン・フィル正規メンバーのみで臨んだ「運命」「田園」は朝日放送がテレビでモノラル放送したためFM
未放送で今回がステレオ録音初公開!ちなみにティンパニーはかのテーリヒェンが第2,4,8,7
番を担当、残りをフォーグラーがたたいています。カラヤンとテーリヒェンのレコードは少なく貴重です。また、コンサート・マスターは第1,3
番がシュヴァルベ、残りをシュピーラーとブランディスが担当。そして、カラヤンが激賞した田中信昭氏率いる合唱団とが第9
で日本人離れしたとんでもないボルテージの合唱を展開!必聴と申せましょう。
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VISTA VERA
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ボリショイ劇場弦楽四重奏団
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲第66番ト長調
Op.77 No.1 Hob.III:81(*)
フランク(1822-1890):ピアノ五重奏曲ヘ短調(1879)(+) |
ボリショイ劇場弦楽四重奏団
イサーク・ジュク(第1ヴァイオリン)
ボリス・ヴェリトマン(第2ヴァイオリン)
モリス・グルヴィチ(ヴィオラ)
イサーク・ブラフスキー(チェロ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(+)) |
録音:1949年(+)/1956年5月17日(*) |
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ヤコフ・フリエール Vol.1 1946-1947年の録音から
J・S・バッハ(1685-1750)/サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲:
ラルゴ(オルガンのためのトリオ・ソナタ第5番
BWV529 より)(*)
J・S・バッハ/ブゾーニ(1866-1924)編曲:シャコンヌ
(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
BWV1004 より)
ブラームス(1833-1897):
6つの小品 Op.118 から 間奏曲イ長調(No.2)/4つのワルツ
Op.39
アルベニス(1860-1909):
スペイン組曲 Op.47 から グラナダ/スペインの歌
Op.232 から コルドバ
ショパン(1810-1849):
夜想曲ホ長調 Op.62 No.2/夜想曲嬰ヘ短調
Op.48 No.2
マズルカ イ短調 Op.17 No.4(*)/マズルカ変イ長調
Op.50 No.2(*)
ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44 |
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ヤコフ・フリエール(ピアノ) |
録音:1946年(*)/1947年(*以外) |
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ヤコフ・フリエール Vol.2 1946-1948年の録音から
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)/
アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924)編曲:
オペレッタ「こうもり」のワルツの主題によるパラフレーズ(+)
ワーグナー(1813-1883)/リスト編曲:
オペラ「タンホイザー」より ヴォルフラムのロマンス(#)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より イゾルデの死(#)
リスト(1811-1886):
慰め(コンソレーション)第3番 S.172
No.3(#)
詩的で宗教的な調べ S.173 から 葬送(No.7)(#)
超絶技巧練習曲集 S.139 から 第10番ヘ短調,第12番イ長調「吹雪」(*)
ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125(**) |
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ヤコフ・フリエール(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団(**)
ニコライ・アノーソフ(指揮(**)) |
録音:1946年(*)/1947年(+)/1948年(#) 1948年5月26日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(**)
ヤコフ・フリエールはモスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムーノフに師事したユダヤ系ソヴィエト(ロシア)のピアニスト。リヒテル、ギレリス、ベルマンらに匹敵する実力と人気の持ち主でしたが、西側での華々しい活躍の前に亡くなってしまい、旧共産圏以外では「幻の巨匠」となってしまいました。シューマン、ショパン、リスト、ブラームス、ラフマニノフ等のロマン派音楽を得意とし、モスクワ音楽院教授としてロジオン・シチェドリン、ヴィクトリア・ポストニコワ、ミハイル・プレトニョフ、レフ・ヴラセンコ、ベーラ・ダヴィドヴィチらを輩出しました。 |
WEITBLICK
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ミケランジェリ&チェリビダッケ 夢の共演!
「皇帝」とシューマン
(1)ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(2)シューマン:ピアノ協奏曲 |
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送交響楽団 |
「音楽の浄財II」
遂にヴェールを脱いだ!ミケランジェリ&チェリビダッケ
夢の共演!「皇帝」とシューマン放送局蔵出し音源からCD化!
(1)1969 年5 月20 日ヘルシンキ・フェスティヴァル、文化会館ライヴ(フィンランド放送提供) (2)1967
年11 月19 日ストックホルム・コンサートホールライヴ(スウェーデン放送提供)
ついにこの日がやってまいりました!ミケランジェリとチェリビダッケという孤高の巨匠が四つに組んだ超名演、「皇帝」とシューマンのカプリングが登場です。内容は数多くのプライヴェート盤で知られるとおりの高水準ですが、音質もスウェーデン放送、フィンランド放送からの蔵出し音源で万全の体制であることは申し上げるまでもありません。
「皇帝」は、1969 年5 月20 日のヘルシンキ・フェスティヴァルへの客演ライヴであることが特定されました。チェリビダッケがスウェーデン放送響の首席指揮者の任にあった最盛期のライヴだけに、練習がすみずみまで行き届き、「皇帝」など意外な軽やかさ、明るさ、華やかさでビックリさせられます。まるでラヴェルやドビュッシーを聴くかのような絶美の名演です。優秀なステレオ録音で「皇帝」の中の「皇帝」と申せましょう。
シューマンは、1967 年11 月19 日の本拠地ストックホルム・コンサートホールでのライヴです。モノラルなのが惜しいところですが、リリシズム、ロマンティシズムを堪能できるのはこちらかも知れません。物思いにふけるかのようなしみじみとした風情。官能的な揺れや、気だるさすら漂う繊細な味付けは、鋭敏なセンスを誇るこのコンビならではです。
今回は未曾有の大災害に見舞われた日本に対して、チェリビダッケ氏子息の御理解を得てのリリースとなります。この協奏曲集に加えて、ミケランジェリのフィンランドに於けるソロ・リサイタルも近々発表できるかと思います。これら2
タイトルの売上より、「音楽の浄財II」として50
万円を日本赤十字社に寄付致します。 |
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