2012.3.2〜5.2の紹介新譜
IDIS
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IDIS 6632
(2CD)
\3600 →\3290
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パヴァロッティのまさにデビュー公演
プッチーニ:「ボエーム」 |
ルチアーノ・パヴァロッティ(T ロドルフォ)
アルベルタ・ペッレグリーニ(S ミミ)
ビアンカ・ベッレージア(S ムゼッタ)
ヴィート・マッティオーリ(Br マルチェッロ)
ドミトリ・ナボコフ(Bs コッリーネ)
ワルテル・デ・アンブロシス(Br ショナール)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
レッジェ・エミーリア市立劇場管弦楽団,合唱団 |
ハイCに会場がどよめく、スター誕生の生々しい記録、久々の復活!
録音:1961 年4 月29 日、レッジョ・エミーリア
偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティ(1935—2007)は、小学校教師を2
年務めた後、本格的に声楽を学び、そして1961
年に故郷モデナの隣の都市、レッジョ・エミーリアでのアキッレ・ペーリ国際コンクールで優勝、そのご褒美として4
月29 日に当地の劇場で「ボエーム」のロドルフォを歌って舞台デビューを飾りました。そしてこれがまさにそのパヴァロッティ・デビュー公演のライヴ録音。25
歳のパヴァロッティの初舞台での歌は、まさに世紀の天才が世に現れたことを高々と告げるもの。まだ緊張した面持ちこそ残すものの、若く瑞々しい声とひた向きな歌いっぷりは、間違いなく一流テノールのもの。「冷たい手」で素晴らしく美しいハ音を朗々と伸ばすと、会場から驚嘆のどよめきが湧き、アリアが終わるや割れんばかりの大喝采。大スター、パヴァロッティが誕生した瞬間です。彼の素晴らしさに触発されて、公演そのものが異様な熱気に包まれた興奮に満ちたものになっています。
ミミのアルベルタ・ペッレグリーニは、有名な歌手でこそないものの、1960
年代に活躍したソプラノ。ミミは得意とした役で、フィレンツェで体調不調から途中降板したレナータ・テバルディの代役としてミミを歌ったことがあるほど。実力のある歌手であることはこの録音からも分かります。コッリーネ役のドミトリ・ナボコフは、「ロリータ」で有名な作家ウラジーミル・ナボコフの息子。彼も同じコンクールのバス部門で優勝し、これがオペラ舞台のデビューでした。この公演が録音されたのも、もともと彼の歌を記録しておくためだったと言われています。
指揮は名匠フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ。若い歌手たちを巧みにリードして、上演を成功に導いています。 |
ILD
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モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター
オリジナル録音集(1957-1961)
Rhapsody in blue / Divertissement d'apres
le Concerto en Fa
Un Americain a Paris / Summertime / Siboney
/ Serenade pres de Mexico
Revoir Paris / Les 7 Mercenaires / Parlez
moi d'amour / Le Grand Sam
Tenderly / Serenade de Schubert / Sans
toi je n'ai plus rien / Perdido
Clopin-clopant / La paloma |
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モーリス・アンドレ(トランペット)
ジャン・フォースタン楽団
ジャック・ダンジャン楽団 |
録音:1957-1961年
2012年2月25日に亡くなったフランスの名トランペット奏者モーリス・アンドレ(1933年生まれ、享年78)の追悼として編集されたライト・クラシック系歴史的録音の復刻盤。
冒頭4曲はガーシュウィンの作品を基にした楽曲と思われます。 |
ILD 642300
\2000 →\1890
【旧譜 再入荷】
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モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター
オデオン録音集(1956-1959)
エド・マーシャル:ヴィーナス(ボレロ)
アグスティン・ララ:グラナダ
ルイス・ボンファ:映画「黒いオルフェ」より
オルフェの歌
ジョージ・ガーシュウィン:私の愛した男(スロー)(*)
トレヴァー・ハーバート・スタンフォード:ルーレット(チャールストン)
ジョゼフ・レノー:
クロウタドリとズアオアトリ(2つのトランペットのためのポルカ)(+)
アレクサンドル・プティ:ミルト(ポルカ)(*)
グリゴラシュ・ディニク:ホラ・スタッカート(*)
ルロイ・アンダーソン:セレナータ(スロー)(*)
ジョルジュ・ユルメール:バン=バン=バン(グアラチャ)
ジョゼフ・コスマ:枯葉(スロー)(*)
マルグリット・モノ:ミロール(チャールストン)
レナート・ラシェル:ローマのそよ風(ミディアム・バウンス)
サンドロ・タッカーニ&ヴィンチェンツォ・ディ・パオラ:
コメ・プリマ(スロー・フォックス)
ユベール・ジロー:プリュ・ジュ・テーム(ボレロ)
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム(スロー)(*)
ユベール・ジロー:
Je te tendrai les bras[ぼくは手を差し伸べるだろう](ボレロ・ビギン)
デューク・エリントン:キャラヴァン(スロー)(*)
サミー・フェイン:ア・カーテン・スマイル(フォックス)
Gumm:J'ai tant besoin de toi[ぼくには君が必要だ](スロー)
不詳:ヴェネツィアの謝肉祭(民謡による変奏曲)(*)
リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行(*)
ルネ・ドノンサン:Bons biasers, a bientot[愛の口づけ、またすぐに] |
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モーリス・アンドレ(トランペット)
管弦楽団(*)
ジャン・フォースタン(指揮(*)) |
録音:1956-1959年、モノラル、ADD 原盤:Odeon(フランス) 発売:2010年
17センチ盤で発売された音源を集めたアルバム。 |
MARSTON
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54003-2
(4CD、3枚価格)
\7200 →\6590
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世紀の奇人、ウラディーミル・ド・パハマン全録音集
多分・・・すぐに売り切れます。お早めに。 |
ウラディーミル・ド・パハマン(Pf) |
GRAMOPHONE AND TYPEWRITER録音、ロンドン
ショパン:
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/夜想曲 ト長調
Op.37-2/
前奏曲 ト短調 Op.28-22/前奏曲 ヘ長調
Op.28-23/
マズルカ 変イ長調 Op.50-2/
練習曲 変ト長調 Op.25-9 「蝶々」/
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」/
ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/
ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
(1907年)
GRAMOPHONE COMPANY録音、ロンドン
ショパン:練習曲 Op.10-12 「革命」
メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ
ホ長調 Op.140
リスト:リゴレット・パラフレーズ
ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
(1909年6月14、22日)
VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音、キャムデン
ショパン:
夜想曲 ヘ長調 Op.15-1/即興曲 変イ長調
Op.29/
前奏曲 ヘ長調 Op.28-23/前奏曲 ニ短調
Op.28-24/
練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」/
マズルカ 変イ長調 Op.50-2/マズルカ
イ短調 Op.67-4/
マズルカ ハ長調 Op.33-3/練習曲 ハ長調
Op.10-1/
練習曲 ヘ短調 Op.25-2
リスト:華麗なマズルカ/リゴレット・パラスレーズ/
メンデルスゾーン:無言歌 ハ長調 Op.67-4
「紡ぎ歌」/
シューマン:予言の鳥 Op.82-7/
ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
(以上 1911年11月7、8日)
ショパン:
夜想曲 ト長調 Op.37-2/練習曲 ホ長調
Op.10-3 「別れの曲」/
練習曲 ホ短調 Op.25-5/マズルカ 嬰ヘ短調
Op.59-3/
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
「葬送」—第3楽章/
練習曲 ハ短調 Op.10-12 「革命」/
前奏曲 イ長調 Op.28-7/前奏曲 嬰ハ短調
Op.28-10/
前奏曲 ハ短調 Op.28-20/夜想曲 ヘ短調
Op.55-1/
ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1/バラード
変イ長調 Op.47
メンデルスゾーン:
無言歌 嬰ヘ短調 Op.30-6 「ヴェネツィアの舟歌2」/
無言歌 ハ長調 Op.67-4 「紡ぎ歌」
(以上 1912年4月25、26日)
英COLUMBIA録音、ロンドン
ショパン:
即興曲 変イ長調 Op.29/夜想曲 変ホ長調
Op.9-2/
マズルカ イ短調 Op.67-4/前奏曲 ヘ長調
Op.28-23/
前奏曲 ニ短調 Op.28-24/練習曲 ヘ長調
Op.25-3/
前奏曲 変ロ短調 Op.28-16/
リスト:ポロネーズ第2番 ホ長調
(以上 1915年12月)
ショパン:
夜想曲 変ニ長調 Op.27-2/マズルカ ハ長調
Op.33-3/
練習曲 ヘ長調 Op.25-3/マズルカ ロ短調
Op.33-4/
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58〜第2楽章/
ワルツ 変ト長調 Op.70-1/エコセーズ
変ニ長調 Op.72-3-3
シューマン:気まぐれ Op.12-4/
リスト:愛の夢第3番 変イ長調/リゴレット・パラフレーズ/
ブラームス:カプリッチョ 嬰ハ短調 Op.76-5/
ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
(以上 1916年1月)
VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音、キャムデン
シューマン:ノヴェレッテ第1番 ヘ長調
Op.21-1/
ショパン:
即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36/夜想曲
ロ長調 Op.32-1
(以上 1923年12月14日)
ショパン:前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」(2種の演奏)
(1924年5月26日)
シューマン:
ノヴェレッテ ヘ長調 Op.21-1(2種の演奏)/予言の鳥
Op.82-7/
メンデルスゾーン:無言歌 イ長調 Op.62-6
「春の歌」
(以上 1924年9月23日)
GRAMOPHONE COMPANY録音、ロンドン
ショパン:
即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36/夜想曲
変ニ長調 Op.27-2/
夜想曲 ロ長調 Op.32-1(パハマンのコメント付き)/
練習曲 ヘ長調 Op.25-3/ワルツ 嬰ハ短調
Op.64-2/
前奏曲 ロ短調 Op.28-6/マズルカ ト長調
Op.67-1/
マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ
変イ長調 Op.50-2
(以上 1925年6月6日)
ショパン:
ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1/
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」(2種、共にパハマンの前口上付き)/
ワルツ 変イ長調 Op.64-3/ワルツ 変ト長調
Op.70-1
(以上 1925年12月15日)
ショパン:
前奏曲 ロ短調 Op.28-6/前奏曲 ト長調
Op.28-3/
前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/
練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」(パハマンの前口上付き)/
夜想曲 ホ短調 Op.72-1/マズルカ 嬰ハ短調
Op.63-3/
マズルカ イ短調 Op.67-4/
メンデルスゾーン:前奏曲 ホ短調 Op.35-1
(以上 1927年11月3日)
ヴェルテ=ミニョン社のピアノ・ロール録音から
ヘンゼルト:ゴンドラ Op.13-2(1925年)
バダジェフスカの乙女の祈りに基づくパハマンの即興演奏(1906年)
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ピアノ・マニア待望のド・パハマン全集!
ADD,278'19
待望のパハマン全集の登場である。
19世紀後半から20世紀前半にかけての偉大なショパン弾きとして名高いウラディーミル・ド・パハマン(1848−1933)の演奏は、古い録音を超えて21世紀の今なお聞くべき高い内容を持ったものだ。柔軟で軽やかなタッチから生まれる繊細かつ自在なショパンは、ショパンがサロンで演奏されていた時代の流儀を受け継いだもので、すごぶるファンタジックなもの。
高名かつ長命したことで、19世紀前半生まれの音楽としては異例な数の録音を残したことから、パハマンのピアノを愛する人は世界中におり、日本ではあらえびす=野村胡堂がパハマンの弾くショパンの葬送行進曲を絶賛したことが有名だ。広いホールでグランドピアノを轟かせる現代のショパンに慣れた耳には、パハマンの演奏はかえってとても新鮮に聞こえるだろう。
パハマンの録音の網羅的全集はこれが初となる。しかも今日では所在が不明になってしまった未発売録音のテストプレスからの録音まで含まれており、完全全集といえよう。パハマンはまた奇人として逸話の多い人で、演奏中ブツブツと呟いたり、演奏の前に前口上や自由な和音を入れたりして、それらが一部の録音に残されているのも楽しい。 |
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「ブラジルの歌の女王」〜エルシー・ヒューストン
ファリャ:7つの有名なスペイン民謡/
ヴィラ=ロボス:望み/秋の安らぎに/
手回しオルガン/空からの星は新しい月/
シャンゴ ラヴェル:草の上で/
ニルヴァー:私がこの調べを歌うと/バーロー:桜の木/
ニン:アンダルシアの民謡/ガリシアの民謡/
カスティーリャの民謡/
タヴァレス:バイーア/ブラジルの歌:ココ椰子が/
ああ!森のツグミ/私の鳩はどこを回っている/
子守歌/遊び/運命/穏やかな夜に/ ほか |
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エルシー・ヒューストン(ソプラノ)
ルシーリア・ギマランエス(ピアノ)
パブロ・ミゲル(ピアノ)
ブラジリアン・オーケストラ、ほか |
録音:1928−1941年、ADD、79'22
エルシー・ヒューストン(1902−1943)はブラジル出身のソプラノ。彼女はリリー・レーマンやニノン・ヴァランの元で学んだ高度な発声を身に付けたソプラノ歌手だが、ヨーロッパ音楽ではなく、ブラジルの民謡およびブラジルの作曲家の歌曲を歌う活動に専念した。ことにヴィラ=ロボスの歌曲を広めた人物として高名である。未発表録音も含め様々な録音が集められている。 |
MELODIYA
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MELCD 1001927
(2CDs)
\4200 →\3290
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スヴェトラーノフのメトネルが復活!
巨星が指揮者&ピアニストとして大活躍!
メトネル:
ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.33*
8つの情景画Op.1より 第2番+、第3番+、第4番+
葬送行進曲ロ短調Op.31-2+
川の歌Op.38-4+
おとぎ話ヘ短調Op.42-1+
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.50#
ソナタ回想イ短調Op.38-1+
ソナタ=エレジー ニ短調Op.11-2+
ダンツァ・グラツィオーサ イ長調Op.38-2+ |
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タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ*)
アブラム・シャツケス(ピアノ#)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮&ピアノ+)
ソヴィエト国立交響楽団 |
旧MELODIYA(BMGから発売される以前)からSUCD規格で発売されていた2枚のCDを組み合わせたもので、この形での発売は初めてと思われます。
エフゲニー・スヴェトラーノフの"指揮者"と"ピアニスト"両面の至芸を記録したメトネルの「ピアノ作品集」が本家メロディアから復活!"指揮者"スヴェトラーノフが手兵ソヴィエト国立響を振る「ピアノ協奏曲第1番」ではタチアナ・ニコラーエワ、「ピアノ協奏曲第2番」ではアブラム・シャツケスと共演。
そして"ピアニスト"スヴェトラーノフが弾く抒情的なメトネルのピアノ独奏作品もスヴェトラ・ファン垂涎の音源です!
※録音:1980年(Op.1、Op.31-2、Op.38-4、Op.42-1、Op.38-2)&1959年(Op.50)&1983年(Op.38-1、Op.11-2) |
MELCD 1001959
(2CDs)
\4200 →\3290
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スヴェトラーノフ&ボリショイ劇場管
グラズノフ:バレエ音楽《ライモンダ》Op.57 |
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
オレグ・ウサチェフ(トランペット)
セルゲイ・カリノフスキー(ヴァイオリン)
ヴェーラ・ドゥロワ(ハープ) |
グラズノフのバレエ音楽「ライモンダ」の全曲盤は、スヴェトラーノフのボリショイ時代を代表する名盤の1つ。
グラズノフの最高傑作との呼び声も高い「ライモンダ」だが全曲録音は決して多くは無いだけに、スヴェトラーノフ盤の復活は嬉しいところ。1961年の録音。
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MELCD 1001972
(2CDs)
\4200 →\3290
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ボロディン・クヮルテット
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲変ロ長調
弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.22
弦楽四重奏曲第3番変ホ短調Op.30
弦楽六重奏曲ニ短調Op.70《フィレンツェの思い出》* |
ボロディン・クヮルテット
〔ロスティスラフ・ドゥビンスキー(第1ヴァイオリン)、
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(第2ヴァイオリン)、
ドミトリー・シェバリーン(ヴィオラ)、
ワレンチン・ベルリンスキー(チェロ)〕
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)*
ゲンリフ・タラリャン(ヴィオラ)* |
現在まで脈々と続くボロディン・クヮルテットの歴史の原典。ドゥビンスキーが第1ヴァイオリンを務めた"オリジナル・メンバー"時代のチャイコフスキー全集が、いよいよメロディアから復刻登場。「フィレンツェの思い出」ではロストロポーヴィチが共演!1952年−1965年の録音。
新装再発売 |
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ボロディン・クヮルテット
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調 |
ボロディン・クヮルテット
〔ロスティスラフ・ドゥビンスキー
(第1ヴァイオリン)、
ヤロスラフ・アレクサンドロフ
(第2ヴァイオリン)、
ドミトリー・シェバリーン(ヴィオラ)、
ワレンチン・ベルリンスキー(チェロ)〕 |
フランスのエスプリとは一線を画すかのような旧ソ連、ボロディン・クヮルテット流の解釈で繰り広げられるラヴェル&ドビュッシー。ショスタコーヴィチやチャイコフスキーと並ぶオリジナル・メンバー時代の名演である。 |
MELCD 1001945
(2CDs)
\4200 →\3290
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ボリス・ハイキン/ボリショイ劇場管
チャイコフスキー:
歌劇《エフゲニー・オネーギン》 |
ボリス・ハイキン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
ガリーナ・ヴィシュネフスカヤ(ソプラノ)
ヴァレンティナ・ペトロワ(ソプラノ)
エフゲニー・ベロフ(バリトン)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、他 |
コンドラシンやエルムレルの師であり、キーロフやボリショイなどロシアの歌劇場を主な活躍の場としたボリス・ハイキンが振る「エフゲニー・オネーギン」の全曲録音。1955年の録音。
新装再発売 |
MUSIC&ARTS
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M&ACD 1261
(2CD)
\4400 →\3990
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「コチャルスキ、ショパンを弾く」〜1945・48年放送録音
マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ ロ短調
Op.33-4/
マズルカ 変イ長調 Op.50-2/夜想曲 変ロ短調
Op.9-1
夜想曲 ロ長調 Op.32-1/夜想曲 ホ短調 Op.72-1/
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」/
ワルツ イ短調 Op.34-2 「華麗なる円舞曲」/
ワルツ ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる円舞曲」/
ワルツ 変イ長調 Op.64-3/ワルツ ホ短調/
前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/前奏曲
嬰ハ短調 Op.45/
練習曲 ヘ長調 Op.10-8/即興曲 変イ長調
Op.29
幻想曲 ヘ短調 Op.49/幻想即興曲 嬰ハ短調
Op.66/
ポロネーズ イ長調 Op.40-1 「軍隊」3つのエコセーズ
Op.72-3/
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58/ピアノ協奏曲第2番
ヘ短調 Op.21 |
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ラウル・フォン・コチャルスキ(ピアノ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
ポーランドの大ピアニスト、コチャルスキのショパン!
録音:1945年、1948年、ベルリン 140'21、AAD
ラウル・フォン・コチャルスキ(1884−1948)は、ポーランド出身の偉大なピアニスト。驚くべき神童であり、またショパンの愛弟子カール・ミクリに学んだ、ショパンの孫弟子でもある。録音は比較的多くあるが、今回M&AがCDにしたものは、第二次世界大戦後、ベルリンのRIASが収録した録音で、今回初めてCD化されるものも多い。19世紀ロマンティシズムを引き継いだ最後のピアニストといわれるコチャルスキの自由な演奏には、21世紀の現在からは発見も多いだろう。ピアノ協奏曲第2番の伴奏を、当時ベルリン・フィルの常任指揮者だったチェリビダッケが受け持っているのも貴重。 |
ナクソス・ヒストリカル 1CD¥1100
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8.111384 |
クライスラー:完全録音集第4集
1.ブランドル(1835-1913):昔の歌/
2.グラナドス(1867-1916):アンダルーサ/
3.クライスラー(1875-1962):ロマンティックな子守歌Op.9/
4.ドヴォルザーク(1841-1904):わが母が教え給いし歌/
5.マスネ(1842-1942):タイスの瞑想曲/
6.クライスラー:愛の喜び/
7.クライスラー:クープランの様式によるプロヴァンス朝の歌/
8.フォスター:故郷の人々/
9.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第5番/
10.スメタナ(1824-1884):わが故郷から「ボヘミアの幻想」/
11.チャイコフスキー(1840-1893):アンダンテ・カンタービレ/
12.ボッケリーニ(1743-1805):メヌエット/
13.クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ/
14.ビゼー(1838-1875):アルルの女から「アダージェット」/
15.スペンサー(1878-1944):星の下に/
16.ハベル(1879-1954):ビッグ・ショー「プア・バタフライ」/
17.シューベルト(1797-1828):ロザムンデより「アンダンティーノ」/
18.ウィンターニッツ(1872-1948):若き夢/
19.パデレフスキ(1860-1941):メヌエット/
20.クライスラー:道化役者/
21.シューベルト:楽興の時Op.94-3/
22.ラモー(1683-1764):タンブーラン/
23.キング(1862-1932):美しきオハイオ/
24.クラカウアー(1866-1894):天国にて/
25.クライスラー:ジプシーの女/
26.バルデス:セレナーデ・ドゥ・ツィガーヌ |
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フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
カール・ラムソン(ピアノ)…1-10/
モーリス・アイスナー(ピアノ)…21.22/
スタジオ・オーケストラ…15-20,23-26/
ジョセフ・A・パステルナック(指揮)…15-20,23-26
他 |
1914年に第一次世界大戦が勃発、ニューヨークに住んでいたクライスラーも召集され、東部戦線に出征しますが、重傷を負い名誉の除隊となります。その後、演奏活動を再開、このアルバムで演奏が聴くことができる1916年から1919年頃は、彼のアーティストとしての絶頂期といっても過言ではないでしょう。1916年に録音された「愛の喜び」を含む一連の作品は、驚異的な技術と、彼独特の「話すように歌う」奏法が駆使されていて、グラナドスの「アンダルーサ」や、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」などは、その特徴をはっきり物語るものと言えます。また「美しきオハイオ」は後に州の公式ソングにもなるほどの人気を博しました。
録音 1916,1917,1919年ウォード・マーストン復刻 |
8.111385 |
ジョン・マッコーマック録音集 第9集
ビクター・トーキング・マシン・カンパニー・レコーディングス(1920-1923)
1.ウィッガーズ:ザ・ベアフット・トレイル/
2.ヘンデル(1685-1759):セメレHMV58より「おお眠りよ,なぜ私から去るの?」/
3.シューマン(1810-1856):歌人の慰めOp.127-1/
4.伝承曲:次の市の日/
5.伝承曲:A Ballynure Ballad/
6.ラフマニノフ(1873-1943):夜の静けさにOp.4-3/
7.ラフマニノフ:乙女よ、もう私のために歌うなOp.4-4/
8.クレーマー(1890-1969):最後の時/
9.ジョンソン(1873-1954):君去りし後/
10.マーシャル(1857-1927):僕を呼ぶあなたの声が聞こえた/
11.ヒルシュ(1887-1924):オブライエンの少女-笑ってごらん/
12.サンダース(1882-1956):古い都の小さな街/
13.ロブレド:朝3時/
14.カーン,グリフィン,ライマン:島の母/
15.サイモンズ(1896-1949):彼女の系図-ばらを思い出して/
16.サリヴァン(1842-1900):失われた音階/
17.バーンビー(1838-1896):イエス、わが主、わが神、わがすべて/
18.ニコルズ(1888-1964):瞳の中の王国/
19.メリカント(1868-1924):炎の妖精の物語/
20.ラフマニノフ:子どもたちにOp.26-7/
21.ホワイトマン,グローフェ:ワンダフル・ワン/
22.オープンショウ:小さなばらの花束で愛を伝えよう/
23.エイヤー:虹の彼方に/
24.エイヤー:世界のどこかに/
25.ルックウッド:モリーを見て/
26.スクヮイア(1871-1963):夢よ再び/
27.ブレーヘ(1885-1956):神への感謝
録音 1920-23年ウォード・マーストン復刻 |
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ジョン・マッコーマック(テノール)
エドウィン・シュナイダー(ピアノ)…3-9/
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)…6-9/
スタジオ・オーケストラ/
ジョセフ・A・パステルナック(指揮)…1-2,10-17,20/
ロザリオ・ブールドン(指揮)…18,21-27 他 |
NAXOSの人気シリーズ、マッコーマックの第9集です。アイルランドが生んだ比類なきテノール、マッコーマックはその絶妙な息のコントロールで美しい響きを生み出し、オペラ・アリアだけでなく、故郷のアイルランドの民謡や、当時流行していた歌まで幅広く歌い、絶大なる人気を誇っていました。この第9集には、1920年4月から1923年9月にニュージャージーのカムデンで録音された27曲を収録しています。トラック6-9まではクライスラーとのコラボレーションです。またメリカントと、ラフマニノフの「子どもたちに」、シューマン「歌人の慰め」はマッコーマックの生前にも発表されたことがなく、今回初めてのリリースとなります。 |
OPUS蔵
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OPK 2100
(2CD)
\3600 →\3290
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OPUS 蔵、渾身の復刻!
カザルス・トリオ ピアノ・トリオ全録音
(1926 〜 28)
[CD1]
ベートーヴェン:ピアノ・トリオ第7番 変ロ長調作品97「大公」
(録音:1928年)
シューマン:ピアノ・トリオ ニ短調作品63
(録音:1928年)
[CD2]
ハイドン:ピアノ・トリオ ト長調作品73−2
(録音:1927年)
シューベルト:ピアノ・トリオ第1番変ロ長調,
D898
(録音:1926年)
メンデルスゾーン:ピアノ・トリオ第1番ニ短調
作品49
(録音:1927年) |
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カザルス・トリオ
[アルフレッド・コルトー(ピアノ)、
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、
パブロ・カザルス(チェロ)] |
OPUS 蔵、渾身の復刻!音楽史上に残るカザルス・トリオの名演奏「大公」を含むピアノ・トリオ全録音(1926〜28
年)が登場!
原盤:SP 盤 US-Victor,UK-HMV, J-Victor
今回のオーパス蔵による復刻をマスタリング調整・試聴盤で聴いて、最高に感動的だったのは、やはりカザルス・トリオ最後の1928
年録音となったベートーヴェンの《大公》だ。第1
楽章から惹きこまれて、つい何度も聴くことになってしまうのは、まったく自然そのままといった演奏姿勢から生まれる純粋な音楽の美しさだが、第3
楽章アンダンテ・カンタービレこそ、ベートーヴェンの心からなる訴えと演奏者の感動的な共感が一体となった辞世の歌ではないだろうか。ここでの第1
変奏、ピアノの3 連音による豊潤そのもののアルペッジョが、まるで吐息のような、途切れがちのチェロの長いフレージングを、優しく美しく庇うように弾いていく。ここでのコルトーのピアノも魅惑的だが、カザルスのチェロが聴かせる低音域の響きは、まさしく無技巧の技巧そのもの。
ごく短いフレーズをティボーが完璧に受け継いで、この3
人が「音楽の演奏とは、書いてある楽譜をただ音にするということだけではなく、作曲家がその曲に託した想いを、聴く人に〈音〉として伝えること」に徹しているという、昔なにかの本で読んで感銘を受けたことばを、ふと思いださせる名演奏だ。(小林利之) |
カザルス・トリオの「大公」、これを出すまではやめられない。との思いで取り組んできましたが、これでやめるという訳ではありません。ただ肩の荷が下りて気が楽になったことは確かです。1
枚で出すか、彼らの録音を全てまとめ3 枚とするか、迷いましたが、ピアノ・トリオと呼ばれるものだけを集めると、丁度CD2
枚となりました。初期の電気録音なので曲により音の状態に差があり、また盤の状態もばらつきがありましたが何とかまとまりました。(オーパス蔵代表:相原 了) |
〜カザルス・トリオについて〜
アルフレッド・コルトー(ピアノ)、ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、パブロ・カザルス(チェロ)という、そのころパリを本拠として活躍中の親しい友人同志だった若い3
人が申し合わせて1905 年に結成した三重奏団。
3 人は、27 歳のコルトーは熱情と幻想の華麗さで人気抜群のピアニスト。カザルスをして「彼のベートーヴェン解釈は秀逸だった」と言わしめた真の音楽家。24
歳のティボーは繊細な感受性に恵まれたフランス的で洗練されたヴァイオリニスト。そして28
歳のカザルスは現代チェロ奏法の開拓者であるとともに演奏家として「楽譜を高みから見下ろして作品全体を把握する桁外れな音楽家」という形容に相応しい雄渾無類の造形力と精神性の豊かさを持つ存在。というそれぞれが独自の個性を持った3人だったが、トリオとして音楽の解釈では完全に合致する、まさしく意気の合ったアンサンブル・チームであった。
この3 人は、毎シーズンの1 ケ月ほど演奏契約をやりくりしてチーム活動したが、第1
次世界大戦中、カザルスがアメリカ遠征からヨーロッパに帰れなくて5年ほど活動を停止したことがあった。トリオとしての録音は3人ともHMVの専属契約中であったが、1926
〜 28 年の3 年間に5 曲の録音を残したのみ。彼等の最後の公開演奏会は1934
年、イタリアのフィレンツェであった。 |
OPUS蔵
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マイラ・ヘス名演集
シューベルト:ピアノ・トリオ第1番変ロ長調
D.898 <録音:1927年>※
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調
D.664 <録音:1928年>
シューベルト:ロザムンデ <録音:1928年>
バッハ:ジーグ−フランス組曲第5番より <録音:1928年>
スカルラッティ:ソナタ ト長調 Kk14 <録音:1940年>
バッハ〜ヘス編:「主よ、人の望みの喜びよ」の2ヴァージョン <録音:1928年&1940年> |
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マイラ・ヘス(P)
ジェリー・ダラニー(Vn) ※
フェリックス・サルモンド(Vc) ※ |
マイラ・ヘスの弾くシューベルトのソナタとピアノ・トリオを中心としたヘス名演集
原盤:US-Col 78s,Col-LP (Sonata),HMV78s
先の見えない戦局、ナチスドイツの空襲に怯えながらのロンドンにおける彼女のナショナル・ギャラリー・コンサートは人々に慰めや勇気、明日への希望を与えたものとして語り継がれておりますが、今の日本にもふさわしいものでもあり、何とか1
枚と思っていました。今回当時(1940)に録音されたヘス自身が編曲し、演奏した「主よ、人の望みの喜びよ」のSP
レコードが手に入りましたので、彼女のよさを出しきったシューベルトと合わせてまとめました。(オーパス蔵代表 相原 了)
シューベルトのピアノ・トリオ第1 番のはじめ、アレグロ・モデラート、Vn
とVc のユニゾンで出る第1主題とそれを規則正しく和音で伴奏していくピアノ…「ああ、これは1927,8
年という録音年代にしては分離のいい録音だな」と思っている間に、やがてVn
の刻む伴奏形にピチカートのVc がからんで曲頭とは逆に第1主題をピアノが弾きはじめる。そのピアノが楽譜どおりのpp
で、つつましく響かせるのだが、はやくもマイラ・ヘスのピアノに聴きての耳をしびれさせる魅力を覚えるこのトリオ演奏、第2
主題を弾くサルモンドのVc もとてもストレートで、それを受け継ぐダラニーのVn
のキメこまやかな細身の音と技巧もすごく感じがいい。ダラニーのVn
に惚れ込んだラヴェルが名作「ツィガーヌ」を作曲献呈したことを思い出す。このトリオは、やはりマイラ・ヘスの室内楽演奏の適格性が音楽的な支えとなっているのだが、ロマンティシズムに覆われたカザルス・トリオに対して、このトリオは演奏様式的には明らかに次世代の新しさが印象的である。第3、第4
楽章のテンポとリズム感がことのほか鮮やかな若々しさにみちている。(小林利之) |
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トスカニーニの名演集
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944‘ザ・グレート’ <録音:1947年>
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」作品17
(第2部より〜ロメオひとり−キャプレット家の饗宴−
星の出ている夜、愛の情景)<録音:1947年>
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢—スケルツォ <録音:1946年> |
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アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC 交響楽団 |
旺盛な生命力に満ちたトスカニーニの名演集、トスカニーニが若い頃から愛していたシューベルトの‘ザ・グレート’、ベルリオーズの‘ロメオとジュリエット’の1947年録音
音源: 米RCA‐SP
トスカニーニの‘ザ・グレート’ はLP とCD
を何種か持っていますが、1947 年の演奏が最もトスカニーニらしいと感じていました。SP
盤を入手し改めてそのよさを実感しましたので、復刻しました。組合せは同じ年に録音されたベルリオーズの‘ロメオとジュリエット’(抜粋)が入手できましたので、組み合わせました。(オーパス蔵代表 相原了)
この録音におけるOPUS 蔵が用いた音源はすべてSP
用のラッカー盤。音質はじつに生々しく、響きに伸びがあってメリハリが利き、迫力も豊かだ。
SP 特有のサーフェース・ノイズが消されずに残っているが、そのぶん、音楽の活力も自然に残されている。また、SP
の盤面に合わせて曲を分割して録音したかどうかわからないが、流れはきわめて自然で、変化に富んでいる。演奏も、1953
年盤よりも旺盛な生命力にみちている。このCD
に収録のロミジュリ第2 部抜粋は、カーネギー・ホールでセッション録音されたものである。また《真夏の夜の夢》のスケルツォは1946
年11 月6 日に、カーネギー・ホールではなく、NBC
放送のスタジオ3A でセッション録音されたもの。SP
では《ザ・グレート》のセットの最終面に収められていた。軽捷な運動性、弾力とスピード感など、短い時間に、トスカニーニ芸術のエキスがつまった演奏である。(山崎浩太郎) |
ORFEO D’OR
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ORFEOR 856123
(3CD)
\6900 →\4790
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1977年カラヤン、ウィーン国立歌劇場復帰公演
モーツァルト:「フィガロの結婚」 |
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs フィガロ)
イレアナ・コトルバス(S スザンナ)
アンナ・トモワ=シントウ(S 伯爵夫人)
トム・クラウゼ(Br アルマヴィーヴァ伯爵)
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms ケルビーノ)
ジュール・バスタン(Bs バルトロ)
ジャヌ・ベルビエ(M:マルツェリーナ)
ハインツ・ツェドニク(T ドン・バジーリオ)
クルト・エクヴィルツ(T ドン・クルツィオ)
ゾルターン・ケレメン(Bs アントーニオ)
ジャネット・ペリー(S バルバリーナ,第1 の娘)
ヘルミーネ・ザイドゥラ(S 第2 の娘)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団 |
ウィーン国立歌劇場に戻ったカラヤンの「フィガロの結婚」!ステレオ・ライブ!
録音:1977 年5 月10 日、ウィーン/(C 856
123 D)、ADD、171'57、STREO
1977 年5 月、カラヤンは1964 年にウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任してから初めてウィーンのピットに戻り、5
月8、12、15 日にヴェルディ「トロヴァトーレ」を、5
月10、14、18 日にモーツァルト「フィガロの結婚」を、そして5
月13、16、20 日にプッチーニ「ボエーム」を上演、鮮やかに復帰を果たしました。
このCD には5 月10 日の「フィガロの結婚」が収録されています。
カラヤンは1972 年から1976 年までの毎夏ザルツブルク音楽祭で「フィガロの結婚」を上演、このウィーン復帰にはザルツブルクでのジャン=ピエール・ポネル演出の舞台を持ち込んでいます。キャストもザルツブルクでの上演で歌った人が多く起用されており、例えばジョゼ・ヴァン・ダム、トム・クラウゼ、ゾルターン・ケレメンは1972
年から、ジャヌ・ベルビエは1973 年から、フレデリカ・フォン・シュターデは1974
年から高い頻度で出演、当然カラヤンの意図を十分に理解した歌を繰り広げています。その一方で、スザンナにウィーンで大ブレイクしたイレアナ・コトルバスを投入、そして伯爵夫人にアンナ・トモワ=シントウ、バルバリーナにジャネット・ペリーとカラヤン御贔屓のソプラノを起用して、ますます豪華な布陣になっています。
ORF による録音で、もちろんステレオ。カラヤン復帰に沸くウィーンの聴衆の熱狂も込みでお楽しみいただけます。 |
ORFEO D’OR
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ORFEOR 836112
(2CD→1CD特別価格)
\2300 →¥1990
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マタチッチ&ウィーン放送響
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」全曲
[CD 1] 42’25”
第1曲 高い城(ヴィシェフラド) 16’46”
第2曲 モルダウ(ヴルタヴァ) 13’43”
第3曲 シャールカ 11’25”
[CD 2] 44’39”
第4曲 ボヘミアの牧場と森から 13’48”
第5曲 ターボル 15’01”
第6曲 ブラニーク 15’32” |
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ウィーン放送交響楽団
(オーストリア放送交響楽団)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮) |
マタチッチ&ウィーン放送響の「わが祖国」1982
年1月15日ムジークフェラインザール・ライヴ。以前Weitblickから出ていたも(SSS0084)のと同じ。
録音:1982 年1 月15 日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ・ステレオ)[ORF
収録]/ADD、87’04”
巨匠マタチッチがオーストリア放送交響楽団を指揮して、スメタナの「わが祖国」全曲を演奏したアルバムがORFEO
よりリリース。
1968 年のNHK 交響楽団とのライヴ演奏でも知られるように、マタチッチはこの作品にたいへん思い入れが強いようで、1982
年1 月のオーストリア放送響との最後の公演曲目のひとつとして、ぜひとも「全曲演奏」でと、マタチッチたっての強い希望でコンサートが実現したものです。
「黄金のホール」ウィーンのムジークフェラインザールでの収録もポイントに挙げられる内容は、すでに国内では別のレーベルからリリースされて、19
世紀末生まれで古き良き伝統を汲むマタチッチの共感たっぷり、かたまりのような巨大な音楽づくりが、熱心なファンから絶大な支持を得ていました。 |
PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 350056
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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リヒテルvsザンデルリンク
世紀のラフマニノフ 録音がSACD で登場
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
(2)同第2番ハ短調Op.18
(3)前奏曲嬰ヘ短調OP.23の1/イ長調Op.32の9/
ロ短調Op.32の10/嬰ト短調Op.32の10 |
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
クルト・ザンデルリンク(指)
(1)モスクワ放送響
(2)レニングラード・フィル |
ますます近寄り難い大きさとなった。
(1)録音:1955年2月18日/ライヴ(モノラル) (2)録音:1959年2月2日/ライヴ(モノラル) (3)録音:1960年10月28日/ニューヨーク、ライヴ(ステレオ)/ADD、75’40”
SACD ハイブリッド盤。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番といえば、やはりリヒテルの演奏が不滅の名盤として燦然たる輝きを失わずにいます。
それがSACD ハイブリッド盤となりました。あらためて聴いてみれば、神がかり的に凄い演奏であることが実感されます。ラフマニノフ自身でさえ、ここまで圧倒的な演奏は実現できなかったであろうという出来になっています。また、リヒテルの手の大きさと打鍵の強靭さ、鐘のように深く重い音から水晶のように透明な音までが鮮やかに聴こえるのが鳥肌モノの感動。細部まで明瞭なため、一音さえもおろそかにしないリヒテルのピアニズムを存分に堪能できます。
さらに特筆すべきはザンデルリンクのバック。何よりムラヴィンスキー時代のレニングラード・フィル、ガウク時代のモスクワ放送響ならではの、いにしえのロシアのオーケストラの咆哮する金管と粘る弦に興奮させられます。ザンデルリンクもいつにもまして大きな音楽作りで、リヒテルの巨人的なオーラに少しもひけをとっていないのがさすが。2大巨匠が、甘さや感傷性の全くない「男のラフマニノフ」を聴かせてくれます。 |
PRIMA VOCE
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プリマ・ヴォーチェ・パーティ
デラノワ:フィリピン
メンデルスゾーン:たったひとつの言葉にのってOp.63-1
モシュコフスキ:かわいいナイチンゲール
ツェラー:ナイチンゲールの歌/他 |
ユーグ・キュエノー(テノール)
ローザ・ポンセル(ソプラノ)
リヒャルト・タウバー(テノール)
ミリザ・コルジャス(ソプラノ)
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、他 |
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行うニンバスの「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌声を収めた貴重なシリーズ。
1910年-1941年の演奏を収録した「プリマ・ヴォーチェ・パーティ」は同レーベルのベスト盤。Prima
Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
PROFIL
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PH 12008
(3CD)
特別価格
\2500 →\2290
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リヒター「1958年のマタイ」/2012年新マスタリング
J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV 244 |
エルンスト・ヘフリガー(T 福音史家)
キート・エンゲン(Bs イエス)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
アントニー・ファーベルク(S)
ヘルタ・テッパー(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
マックス・プレープストル(Bs)
エッケハルト・ティーツェ、
ヘトヴィヒ・ビルグラム(Org)
ミュンヘン少年合唱団
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮) |
2012年新マスタリングで不滅の傑作がいっそう感銘深いものに!リヒター「1958年のマタイ受難曲」
録音:1958 年6 月-8 月ミュンヘン、ヘルクレスザール(
セッション・ステレオ)[DGG 音源]
マスタリング:2012 年ホルガー・ジードラー(ths-studio)/ADD、ステレオ、71’22”/77’41”/48’
「バッハの権威」カール・リヒターが遺した不朽の名盤「1958
年録音のマタイ受難曲」が、2012 年の最新マスタリングでProfil
より登場。
いくつかあるリヒターが指揮した「マタイ受難曲」のなかでも、とりわけ1958
年盤は、バッハの音楽に全身全霊を捧げたリヒターの求道者にも似た表現意欲と、その意図を十全に汲み取るソリスト、アンサンブルとが生み出す厳しくも共感にあふれた造形がスタイル・時代を超越し、マタイ演奏のひとつの頂点を築いた内容として普遍的な魅力を湛えたものです。
Profil の社主ギュンター・ヘンスラー氏によれば、「ホルガー・ジードラーによるマスタリングの仕上がりも申し分ない」とのことですので、その出来ばえに期待したいところです。
ブックレットには独語によるトラックと独語歌詞のみ掲載。 |
PROFIL
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テンシュテット指揮によるハイドンとモーツァルト、注目のライヴ
(1)モーツァルト:
協奏交響曲イ長調K.Anh.104(320e)☆
レチタティーヴォとアリア
「うつくしい恋人よ、さようなら…とどまれ、
いとしき人よ」K.528※
アリア「心配しないで愛する人よ」K.505#※
(2)ハイドン:交響曲第64番イ長調Hob. I-64 |
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(1)プロ・アルテ弦楽三重奏団
[豊田耕児(Vn)、
ステーファノ・パッサージョ(Va)、
ゲオルク・ドンデラー(Vc)] ☆
ディーター・クレッカー(Cl) #
ゲルティ・ツォイマー=ペール(S) ※
クラウス・テンシュテット(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団(ベルリン放送交響楽団)
(2)クラウス・テンシュテット(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR
交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団) |
テンシュテット指揮によるハイドンとモーツァルト、貴重なレパートリーを取り上げた注目のライヴ
(1)録音:1974 年9 月11 日(ベルリンRIAS 収録) (2)録音:1976
年8 月20 日ハンス・ロスバウト・スタジオ(SWR
収録)
ADD、ステレオ、52’02”
1970 年代の半ば、西側に出て注目を集め始めたころのテンシュテットが、当時のベルリン放送響と南西ドイツ放送響に客演した際の貴重なライヴ音源がProfil
よりCD 化されます。
モーツァルトとハイドンからなる収録曲はすべて、これまで正規の商業録音では聴くことの出来なかったもので、得意としていたマーラーでの激しい表現とは打って変わって、意外なほど端正な音楽運びが印象的で、注目の内容といえるでしょう。
【協奏交響曲】
モーツァルトの協奏交響曲はおよそ演奏時間13
分ほどの断片で、有名な変ホ長調K.364 とほとんど同時期の1779
年晩夏もしくは秋にザルツブルクで書かれたとされ、弦楽三重奏が独奏パートを受け持つのが特徴。ここでは当時のベルリン放送響のメンバーにより結成されたアンサンブル、第1
コンサートマスターの豊田耕児、ヴィオラのパッサージョ、首席チェリストのドンデラーがソリストに起用されています。ちなみに、パッサージョとドンデラーはドロルツ四重奏団の交代メンバーとしても有名。
【レチタティーヴォとアリア】
K.528 のレチタティーヴォとアリアは、1789
年秋に「ドン・ジョヴァンニ」のプラハ初演を果たした直後のモーツァルトが、名ソプラノ、ヨゼファ・ドゥーシェクのために書き上げたもので、「ドン・ジョヴァンニ」にも通じるシリアスでドラマティックな曲調が印象的な作品。
歌うのは1943 年ブラウンシュヴァイク生まれのツォイマー=ペール。1970
年以降ベルリン・ドイツ・オペラのメンバーとして活躍、またカール・リヒターとの共演でも知られるソプラノが、意欲漲るテンシュテットの指揮で、どのような反応をみせてくれるのかに注目です。
もうひとつのアリアK.505 では、オブリガート独奏をフォルテピアノのかわりにクラリネットで演奏。名手ディーター・クレッカーが担当しています。
【交響曲第64 番】
「時の移ろい」というニックネームで呼ばれることもあるハイドンの交響曲第64
番は、いわゆる「シュトルム・ウント・ドランク」時代の作品で、ラルゴのミステリアスな進行や、おだやかなフィナーレとみせかけて、突如、荒々しく攻撃的なフレーズや、コントラスト鮮やかに短調に切り替わる場面が現れたりと、20
分ほどの演奏時間のなかに多様な仕掛けが施されています。この作品はテンシュテットが好んで取り上げていたナンバーのようで、1970
年代後半にキール歌劇場管、ボストン響、ドレスデン・フィルなどとも演奏していて、あたかもギュンター・ヴァントにおける第76
番の例を思わせます。ちなみに、南西ドイツ放送響を指揮したマーラーの第4
交響曲(PH05039)とのカップリングで、当日演奏されていたのもこの曲でした。 |
PROFIL
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生誕100年記念の録音が復活
ダルベール:「出立」 |
ウィリ・フェレンツ(Br ギルフェン)
ロッテ・シェードル(S ルイーゼ)
エルヴィン・ヴォールファールト(T トロット)
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団 |
ダルベールの愉快な1幕オペラ「出立」生誕100年記念の録音が復活、早世した性格テノール、ヴォールファールトの貴重な録音
録音:1964 年4 月6 日、ミュンヘン¥/47'07、MONO
偉大なピアニストにしてバックハウスの師匠としても知られるオイゲン・ダルベール(1864
− 1932)は、作曲家としてもかなりの成功を収めており、ことにオペラは20
作も書いています。中でもドラマティックな「低地」の人気が高いのですが、この「出立」は1
幕ものの軽い喜劇。1898 年にフランクフルトで初演され人気を博しました。ギルフェンとルイーゼは倦怠期の夫婦。ギルフェンは長旅を計画しているものの、不在の間に妻が浮気するのではないかと心配して決行できない。夫妻の友人トロットがギルフェンに出立を促し、ようやくギルフェンは旅立つ。すぐにトロットはルイーゼを口説き出すが、彼女は彼を拒む。実は偽りの旅立ちだったギルフェンが家に戻ってみると、妻が貞淑だったことが明らかになって、夫妻は愛を取り戻す。
この録音はダルベールの生誕100 年を記念してバイエルン放送が制作したもの。かつてCALIG
社から発売されていたもの。指揮は、ヨッフム時代のバイエルン放送交響楽団を補佐した楽長のヤン・クーツィール。ルイーゼのロッテ・シェードルは1926
年、フュッセン生まれのソプラノ。娘役を得意としました。
ギルフェンのウィリ・フェレンツは1923 年、ウィーン生まれのバリトン。個性的な役を得意とした達者な歌手です。トロットのエルヴィン・ヴォールファールトは、バイロイトでベームが指揮した「指環」で強烈なミーメを怪演したテノール。彼はこれからという1968
年に36 歳で早世してしまったので、この録音は貴重です。 |
PROFIL
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PH 12019
(12CD)
特別価格
\6400 →\5990
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「フェルディナント・ライトナー / アニヴァーサリー・エディション」 |
フェルディナント・ライトナー(指揮) |
[CD 1] (PH04063) 51’45”
・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56
シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立管弦楽団 / 録音:1952
年
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23 番イ長調K
488
モニク・アース(P) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953 年1月23− 25日
・ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「マドンナの宝石」
−間奏曲第1番 / 間奏曲第2番
シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立管弦楽団 / 録音:1949
年4月28日
[CD 2] (PH04051) 74’05”
・ハイドン:交響曲第6番ニ長調Hob.I-6「朝」
・ハイドン:交響曲第7番ハ長調Hob.I-7「昼」
・ハイドン:交響曲第8番ト長調Hob.I-8「晩」
バイエルン放送交響楽団 / 録音:1972
年3月
[CD 3] (PH04050) 71’10”
・モーツァルト:交響曲第28番ハ長調K 200(189k)
・モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K 385「ハフナー」
・モーツァルト:歌劇「劇場支配人」K 486(全曲)
バルバラ・キルダフ(S) エディト・ヴィーンス(S)
デオン・ファン・デア・ヴァルト(T) グイン・ハウエル(Bs)
バイエルン放送交響楽団 / 録音:1989
年6月
[CD 4] (PH04062) 66’31”
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番K
219
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
ウィーン交響楽団 / 録音:1952 年
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1 番ト短調Op.26
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn) バンベルク交響楽団
録音:1952年4月28 − 30日
・ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調Op.40
・ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調Op.50
ルドルフ・ケッケルト(Vn) バンベルク交響楽団 / 録音:1953年2月18−19日
[CD 5 & 6] (PH08037) 56’07” / 45’32”
・コルネリウス:喜歌劇「バグダッドの理髪師」
ハンス・ゾーティン(Bsアブル・ハッサン)、
フリッツ・ペーター(T ババ・ムスタファ・カーディ)、
マルガ・シムル(Ms ボスターナ)、デイル・デュージング(Br
カリフ)、
ヘレン・ドナート(S マルギアーナ)、
ホルスト・ラウベンタール(T ヌレディン) 他,
ケルンWDR 交響楽団&合唱団 / 録音:1974年1月31日&2月1日,ケルンWDR
[CD 7, 8, 9 & 10](PH09009) 60'02”/41’31”/61’30”/
76’41”
・ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルジファル)、
マルタ・メードル(クンドリ)、
グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス王)、
オットー・フォン・ロール(グルネマンツ)他、
ヴュルテンベルク州立歌劇場(シュトゥットガルト州立歌劇場)
合唱団、
パリ・オペラ座管弦楽団 / 録音:1954年3月26日パリ・オペラ座(ライヴ)
[CD 11 & 12] 79’59” / 65’16”
・ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」【初CD
化!】
フランツ・マツーラ(Bs タメルラーノ)、ドナルド・グローブ(T
バヤゼート)、
ヘレン・ドナート(S アステーリア)、キート・エンゲン(Bs
アンドローニコ)、
ライリ・コスティア(イレーネ)、カリ・ヌルメラ(Br
レオーネ)
バルメン=ゲマルケ・カントライ、カペラ・コロニエンシス
録音:1966年3月25日ケルンWDR |
生誕100 年記念企画!ドイツの本流の巨匠フェルディナント・ライトナー
ドイツ・グラモフォンに200 以上の録音を残したライトナーは1912
年にベルリンで生まれ1996 年にチューリヒで亡くなりました。彼は作曲をシュレカー、指揮をプリューヴァー(ブラームスの愛弟子)に学びましたのでブラームスの孫弟子にあたりドイツの本流指揮者でありました。芸風は暖かみのある弦楽に木管などは第2
オーボエなどを強調し、独特の立体感のある表現が印象的。芸歴は30
年間シュトゥットガルト州立歌劇場の音楽監督を務めた後チューリヒトーンハレ首席、チューリヒ音楽院院長を歴任。
このセットは既発6 セットに新譜「タメルラーノ」をセット化したものですが、評価の高かった「パルシファル」をバラで購入するよりお買得の大変なサービス品となっております。
なお、今後はライトナー指揮北ドイツ放送交響楽団ライヴ集も発売が予定されており、ライトナーに目が離せません。 |
SUPRAPHON
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SU 4082
(2CD)
特別価格
\3000 →\2690
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名盤「マルチヌーの第4 交響曲」ほか
トゥルノフスキーのスプラフォン録音がまとめて復刻
[CD 1]
・マルチヌー:交響曲第4番H 305
(録音:1965年9月プラハ、ルドルフィヌム)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
・マルチヌー:チェロのためのコンチェルティーノH
143
(録音:1966年6月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ)
アンドレ・ナヴァラ(Vc) プラハ室内フィルハーモニー管弦楽団
・イベール:チェロと管楽器のための協奏曲(1925)
(録音:1966年6月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ)
アンドレ・ナヴァラ(Vc) プラハ室内フィルハーモニー管弦楽団
・ヒンデミット:ヴィオラと弦楽のための葬送音楽(1936)
(録音:1961年12月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ)
ラディスラフ・チェルニー(Va) プラハ室内管弦楽団
・マルチヌー:3つのリチェルカーレH 267
(録音:1965年9月プラハ、ルドルフィヌム)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 |
[CD 2]
・ヨゼフ・ミスリヴェチェク:シンフォニア
ニ長調
(録音:1955年9月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ)
*モノラル
プラハ室内管弦楽団
・ビゼー:小組曲「子供の遊び」Op.22
(録音:1967年9月、10月プラハ、ルドルフィヌム)
プラハ交響楽団
・サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」
(録音:1967年9月、10月プラハ、ルドルフィヌム)
パヴェル・シュテパーン、イリヤ・フルニーク(P)
プラハ交響楽団
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.63
(録音:1964年12月プラハ、ルドルフィヌム)
ラディスラフ・ヤーセク(Vn) プラハ交響楽団 |
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マルティン・トゥルノフスキー(指揮) |
2012 年最新リマスタリング( エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ)/ADD、149’11”、ステレオ、*モノラル
クーベリック、シェイナに続くグレート・チェコ・コンダクターズ第3
弾は、マルティン・トゥルノフスキー。
1928 年プラハに生まれたトゥルノフスキーは、プラハ音楽アカデミー在学中(1948
− 1952) に、カレル・アンチェルとロベルト・ブラックに師事。
1952 年プラハ響に指揮者デビュー、1958 年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を果たしてキャリアをスタートさせます。
1960 年代に入ると、1960 年にブルノ国立フィルの指揮者に任命されたのを皮切りに、プラハ放送響(1962
− 66)、プルゼニュ放送管(1963 − 67)の音楽監督という具合に、国内のポストを歴任したのち、トゥルノフスキーはシュターツカペレ・ドレスデンのカペルマイスター(1967
− 68) も務めています。
1968 年、ワルシャワ条約機構軍がプラハに侵攻すると、トゥルノフスキーはオーストリアに逃れて市民権を獲得、母国を離れるまではチェコ・フィルの終身客演指揮者(1960
− 1968) のポストにもありましたが、1989 年のビロード革命で帰還するまでのあいだ、オスロのノルウェー国立オペラの音楽監督(1975
− 80) や、ボン歌劇場の音楽監督(1979 − 83)
を務めながら、欧米を舞台に数多くの客演をこなすようになります。
同じく1968 年にトゥルノフスキーはクリーヴランド管を指揮してアメリカ・デビューを果たしますが、これはトゥルノフスキーの父と馴染みの間柄であり、1956
年に自身が師事したことのあるジョージ・セルの招きで実現したもの。
チェコに復帰してプラハ響の常任指揮者(1992
− 96) を務め、1998 年4 月からは群馬交響楽団首席客演指揮者にも就任してわが国にもなじみ深いトゥルノフスキーは、1960
年代にSupraphon に数多くのレコーディングを行っています。
ここでの収録内容は、フランス・ディスク大賞を獲得した名盤「第4
交響曲」をはじめ、トゥルノフスキー得意のマルチヌーを中心に、名手ナヴァラとの貴重な共演など、すべてSUPRAPHON
初CD 化となるもので、たいへん価値ある復刻といえるでしょう。 |
SUPRAPHON
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=グレート・チェコ・コンダクターズ= |
SU 4081
(2CD)
特別価格
\3000 →¥2790
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名匠シェイナの職人気質のたしかな腕前をたっぷり
[CD 1]
(1)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492−序曲
(2)モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
(3)モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621−序曲
(4)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
[CD2]
(1)シューベルト:交響曲第8(7) 番ロ短調D
759「未完成」
(2)マーラー:交響曲第4番ト長調 |
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マリア・タウベロヴァー(S)[マーラー]
カレル・シェイナ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 |
チェコ・フィル激動期の「副官」カレル・シェイナ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、マーラー
2012 年最新リマスタリング(エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ)/AAA、145’51”
[CD1](1)録音:1962年11 月19 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・ステレオ)/(2)録音:1953年8
月7 日、9月11 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(3)録音:1956年4
月5 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(4)録音:1953年3
月6 − 7 日&9 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
[CD2](1)録音:1950年5 月3 日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)/(2)録音:1950年4
月6、7、29 日&5月2 日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)
グレート・チェコ・コンダクターズ第2 弾は、2012
年に歿後30 年を迎えるカレル・シェイナ(1896
− 1982)。
プラハ音楽院でコントラバスを学び、チェコ・フィルの首席コントラバス奏者を経て、ターリヒの強い勧めで指揮者に転向したシェイナは、ターリヒ時代の1922
年に臨時指揮者として初めてチェコ・フィルの指揮台に立つと、1937
年に副指揮者に就任、1941 年のクーベリックの音楽監督就任後も引き続き副指揮者を務め、1949
年には一時、ノイマンと共に音楽監督、そして1950
年よりアンチェルのもとで再び副指揮者を務めたという経歴の持ち主で、いわば「悲運の副官」として激動期のチェコ・フィルを支えました。
シェイナ指揮チェコ・フィルによるSUPRAPHON
録音といえば、以前に「わが祖国」と「スラヴ舞曲集」が国内盤で復刻され、そのロマンティックで熱い演奏がおおいにファンを沸かせたのも記憶にあたらしいところです。
チェコ・フィル団員の信任も厚かったという、シェイナの職人気質のたしかな腕前をたっぷり堪能できる2
枚組の収録内容は、かつてマーラーのみ国内盤で復刻されていましたが、すべてSUPRAPHON
初CD 化となるもので、2012 年に最新リマスタリングが施され、音質面での効果にも期待が持てそうです。 |
SU 4094
(2CD)
\3400 →¥3090
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名指揮者ハラバラ&チェコ・フィル、「シェエラザード」&「ガイーヌ」
[CD 1]
(1)リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
(2)ムソルグスキー(R.=コルサコフ編):交響詩「はげ山の一夜」
[CD 2]
(3)ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」(ハイライト) |
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チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・ハラバラ(指揮) |
名匠ハラバラ&チェコ・フィル、「シェエラザード」「ガイーヌ」ほか十八番のロシアものを振る!
(1)録音:1953年12月7− 9日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(2)録音:1955年11月23日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(3)録音:1953年9月29−30日&10月2日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/AAD、モノラル、108’49”
チェコのオペラ演奏史を語る上で欠かせぬ名指揮者ズデニェク・ハラバラ(1899-1962)
が、2012 年に歿後60 年を迎えるにあたり、チェコ・フィルを指揮した録音の数々がSUPRAPHON
より初CD 化となります。
長年、劇場を拠点に活動し、コンサートホールではごくまれにしか指揮をしなかったハラバラが吹き込んだ内容は、オペラではなくコンサート・レパートリーを取り上げているのが貴重で、母国チェコとならんで得意としたロシアものというのも注目されます。
1925 年より、ブルノ→プラハ→オストラヴァ→ブルノ→ブラチスラヴァ→プラハとオペラ監督を歴任し、ドヴォルザークやノヴァーク、フェルステルのほか、「イーゴリ公」「ボリス・ゴドゥノフ」「ホヴァンシチナ」「見えざる町キーテジ」などのオペラでおおきな成功を収めていたハラバラは、プラハに戻った1953
年以降、おもな焦点をチェコとスラヴ系の作品に合わせ、その完成度に磨きをかけてゆきます。
ハラバラが、さかのぼること1939 年に、エリザヴェタ・ニコリスカヤが振付を担当し、プラハ国民劇場で上演された、ミハイル・フォーキンの台本にもとづくバレエ・プロダクションのなかで出会ったリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」をはじめ、いずれの作品でも、細部の緻密な仕上げと表現力も豊かな音楽づくりをたしかめることができます。
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SUPRAPHON
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SU 4080
(2CD)
特別価格
\3000 →\2690
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クーベリック、チェコ・フィル時代の貴重な音源!
ドヴォルザーク:
交響曲第8番 ト長調 Op.88
ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調
Op.70
マルチヌー:交響曲第4番 リディツェへの追悼
ドビアーシュ:「スターリングラード」 |
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ラファエル・クーベリック(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・フィルクスニー(P)
ズデニェク・オタヴァ(Br)
ティポグラフィア男声合唱団 |
クーベリック、チェコ・フィル時代の貴重な音源!ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ、マルチヌー!
録音:1944 年11 月30 日(ドヴォルザーク交響曲),1946
年6 月4 日(ドヴォルザーク協奏曲), 1945
年12 月13 日(ショスタコーヴィチ),1948
年6 月10 日(マルティヌー交響曲), 1946
年3 月14-15 日(リディツェへの追悼),1945
年11 月7 日(ドビアーシュ)/154m
20 世紀を代表する偉大な指揮者の一人、ラファエル・クーベリック(1914
− 1996)は、チェコ出身で、1941 年から1948
年までチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めたものの、チェコスロヴァキアの共産化に反発して亡命、チェコ民主化後の1990
年まで祖国を離れていたことはよく知られています。
このCD には、クーベリックがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者の地位にあった頃の貴重な音源が収録されています。
ドヴォルザークの交響曲第8 番はまだ第二次世界大戦が終結する前の録音。ピアノ協奏曲は、第二次世界大戦中にチェコを追われ米国に帰化した名ピアニスト、ルドルフ・フィルクスニー(1912
− 1994)が第1 回のプラハの春音楽祭に参加するために帰国した演奏。
ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、1945
年11 月3 日にレニングラードで初演されてからたったの40
日後の演奏で、おそらくこの曲の初録音。
マルチヌーの交響曲第4 番とリディツェ村への追悼は、いずれもマルチヌーが第二次世界大戦を避けて米国に移住していた時期の作品。リディツェへの追悼は、ナチによって見せしめ的に全滅させられたチェコの小村リディツェ(ナチはこの件を広く宣伝した)を追悼する作品。
ヴァーツラフ・ドビアーシュ(1909 − 1978)は、20
世紀半ばのチェコの重要な作曲家の一人。「スターリングラード」は、バリトン独唱と男声合唱のためのカンタータ。これは世界初演の際の録音。クーベリックは若い頃から完成度の高い演奏をなしていたことで知られており、ここでもいずれも単に若々しい演奏に留まらない、極めて立派なものです。
ブックレットには若きクーベリックの貴重な写真も多数掲載されています。
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TAHRA
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ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル未発表音源
チャイコフスキー・コンクール優勝の4年前のクライバーンとの共演ライヴ!
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 |
ルドルフ・ゼルキン(1)
ヴァン・クライバーン(2)(Pf)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ニューヨーク・フィル |
ゼルキンも凄い、クライバーンも凄い、全盛期ミトロプーロス&ニューヨーク・フィルの神業が何と初出!
(1)録音:1950年1 月8 日(ライヴ) (2)録音:1954年11
月14 日(ライヴ)/ADD、MONO、68’32”
驚愕の音源が残されていました。
ミトロプーロスがニューヨーク・フィルの首席指揮者を務めたのは1951
年から57 年までですが、最初の共演は1949 年とされています。ここでは1950
年1 月8 日のライヴで、当時47 歳のルドルフ・ゼルキンを独奏者としたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と、チャイコフスキー・コンクールで優勝して大スターになる4年前のクライバーンと共演した超お宝ライヴがカップリング。
ゼルキンによるベートーヴェンの第4協奏曲録音は数点が入手可能ですが、ほとんどが老大家となってからのもので、壮年期の記録はまことに貴重。後年の肩の力の抜けた自然な演奏と異なる、感情の起伏大きい力演で、物凄いボルテージの高さ。ピアノのきらめくように美しい粒ぞろいもしびれます。
弱冠20 歳のクライバーンは、まばゆいばかりの輝きと、あふれるばかりの才気で只者ではないと確信させられるオーラに満ちています。このチャイコフスキーのエネルギーと推進力は、彼がコンクール優勝後に残したどの同曲録音よりも強力と申せましょう。
その2天才をバックアップするミトロプーロスの巧さは絶品。ぴったり付けていながら、しっかり自己主張していて、完全にミトロプーロスの音楽となっているところが流石。久々に興奮するアルバムの登場です。 |
TAHRA
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ハスキル晩年の至芸、初出のシューマン/ピアノ協奏曲
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21 |
クララ・ハスキル(Pf)
(1)ラファエル・クーベリック(指)
デンマーク放送響
(2)パリ音楽院管 |
あまりの神々しさにひれ伏したくなる、ハスキル晩年の至芸。初出のシューマン
(1)録音:1955年2 月17 日(初出。ライヴ) (2)録音:1960年1
月31 日(ライヴ)/ADD、MONO、60’27”
ハスキル十八番のシューマンのピアノ協奏曲はアンセルメやオッテルローとの共演盤が知られていますが、クーベリックとの1955
年ライヴが初めて日の目を見ます。夢の共演ですが、当時はレコード会社の契約の問題で商品化が実現できませんでした。さらに電話回線を使って録音されたためか、第2
楽章終結部と第3 楽章冒頭の約2 分間が欠落していて、ハスキル本人がリリースを拒否したとされます。今回、欠落箇所を1953
年7 月にクレツキと共演した同曲録音から補い復元しました。ハスキルの演奏は相変わらず冴えていて、思いのほか強いタッチと推進力で引き込まれます。
カップリングのショパンは彼女が亡くなった年の1960
年1 月31 日にパリで行われたライヴ。この作品も同年のマルケヴィチとの共演盤がありますが、ライヴゆえの熱気と、妖気とさえいえる不思議なオーラに満ちた名演となっています。ロマン溢れる同曲が、まるでモーツァルトのピアノ協奏曲第27
番を彷彿させる清明、純化された世界となり、あまりの神々しさゆえ近寄りがたいほどです。ショパンのピアノ協奏曲第2
番のファン必携の一枚と申せましょう。 |
TOKYO FM
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バルシャイ&モスクワ室内管、日本初演ライヴ
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番ト短調op.135「死者の歌」 |
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
モスクワ室内管弦楽団
マクワラ・カスラシヴィリ(ソプラノ)
エフゲニー・ネステレンコ(バス) |
バルシャイ未亡人激賞の大演奏!
バルシャイ&モスクワ室内管、日本初演ライヴ。ショスタコーヴィチ交響曲第14番。1975
年5月16日東京文化会館。
「この音こそが作曲家の思い描いた響きそのものであった。」工藤庸介(ショスタコーヴィチ研究家)
録音:1975 年5 月16 日、東京文化会館、ライヴ
同曲世界初演者バルシャイの日本初演壮絶ライヴ!
録音もTOKYO FM シリーズ中最高と云っていいほどで、スタジオレコーディング顔負けの素晴らしい音質、うなる低弦や炸裂する打楽器のなまなましさは無類、そのうえ名人ネステレンコのバスの歌声が背筋が寒くなるほどのリアルさでとらえられています。曲の内容と相まって忘れられぬ印象を残す一枚です。 |
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伝説中の伝説ライヴ「わが祖国」!
本家チェコ・フィルによる日本初演!
スメタナ:「わが祖国」全曲 |
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 |
伝説中の伝説ライヴ「わが祖国」本家チェコ・フィルによる日本初演!1974年6月30
日東京文化会館
録音:1974 年6 月30 日、東京文化会館、ライヴ
クラシックの公開録音の応募に11 万通を超えるハガキと云う空前の反応のあった当公演は、当日も抽選にもれたファンが会場に押し掛け押し問答があったという、いわくつきの公演でもありました。ノイマンたっての希望でおこなわれたチェコ陣営での日本初演だけあり大変な迫力で終演後には爆発的喝采が収録されています。チェコ人ならずとも熱いなにかがこみあげてくる、まさに大演奏で、この時代の熱気に打たれました。 |
WEST HILL RADIO ARCHIVES
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「リヒテル・プレイズ・リスト 1958-61ライヴ」
(1)愛の夢第2番S.541-2/
(2)愛の夢第3番S.541-3/
(3)忘れられたワルツ第1番S.215-1/
(4)忘れられたワルツ第2番S.215-2/
(5)忘れられたワルツ第3番S.215-3/
(6)メフィスト・ワルツ第1番S.110-2
(7)ハンガリー幻想曲S.123/
(8)ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125/
(9)「詩的で宗教的な調べ」〜「葬送」S.173-7 |
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スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
(7)(8)ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立交響楽団 |
リヒテル・プレイズ・リスト!1958-61 年ライヴ集
録音:(1)-(6)1958年2月5日ライヴ,モスクワ/(7)(8)1961年7月27日ライヴ,ブダペスト/(9)1958年2月11日ライヴ,ブダペスト/
モノラル録音(2012年オーディオ修復:キット・ヒッギンソン)
20世紀最大のピアニストと言われ、未だ絶大な人気を誇るリヒテル(1915-1997)。このディスクには有名なDGによる録音が行われた前後のモスクワとブダペストでのライヴ録音が収められている。
まだ40代の脂の乗り切った時期に得意としていたリストの録音ばかり集めた注目盤です。またモノラル録音ですが、2012年の新リマスタリングが施され、とても聴きやすい音に仕上がっています。 |
WHRA-6042
(4CD、3枚価格)
\6600 →\5990
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「エマヌエル・フォイアマン、全アコースティック
録音(1921-26)とライヴ録音(1938-41)」 |
エマヌエル・フォイアマン(チェロ) |
CD1
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調〜
アダージョ,アレグロ
(2)ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
(3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(4)シューマン:トロイメライ,晩の歌
(5)シューマン:トロイメライ,晩の歌/
バッハ:管弦楽組曲第3番〜エア/
グノー:アヴェ・マリア/ドヴォルザーク:ロンド/
不詳:古いイタリア民謡/キュイ:カンタービレ/
ポッパー:セレナーデ
(6)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲〜
アダージョ・マ・ノン・トロッポ/
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
(7)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47 |
(1)(7)フリーダー・ヴァイスマン(指揮)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
((1)1921年12月15日,(7)1930年1月27日)
(2)マックス・ザール(Hrp)
(3)フリーダー・ヴァイスマン(Pf)
(4)フリーダー・ヴァイスマン(指揮)管弦楽団、
カール・シュタベルナック(Org)
((2)-(4)1922年4月8日)
(5)フリーダー・ヴァイスマン(Pf)、
フリッツ・オールマン(Org)、
マックス・ザール(Hrp)、
(1924年6月4日)
(6)ミヒャエル・タウベ(指揮)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
(1926年3月25日) |
CD2
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調
Op.104
(2)ドヴォルザーク:
森の静けさ Op.68-5,ロンド Op.94
ブロッホ:シェロモ |
(1)ハンス・ランゲ(指揮)シカゴ交響楽団
(1941年1月9日)
(2)レオン・バージン(指揮)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
(1940年11月10日) |
CD3
(1)ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op.68
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲〜
アダージョ・マ・ノン・トロッポ
(3)ダルベール:チェロ協奏曲 Op.20
(4)レイハ:チェロ協奏曲 イ長調 Op.4-1
(5)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番(抜粋)
(6)ショパン:夜想曲Op.9-2/ファリャ:ホタ |
(1)パウル・クレツキ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(1932年9月2日)
(2)トスカニーニ(指揮)NBC響
(1940年2月25日)
(3)(4)レオン・バージン(指揮)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
((2)1940年4月22日、(4)1940年1月27日)
(5)アルバート・ハーシュ(Pf)(1941年2月2日)
(6)T.サイデンバーグ(Pf)(1940年8月22日) |
CD4
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調
Op.104
(2)R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」 |
(1)レオン・バージン(指揮)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
(1940年1月27日)
(2)トスカニーニ(指揮)NBC響
(1938年10月22日) |
20世紀前半の大チェリスト、フォイアマン録音集!
20世紀前半の偉大なチェリスト、フォイアマン(1902-42)の初期録音とライヴ録音をCD4枚に収録。フォイアマンは39歳という若さで亡くなってしまったことと、ユダヤ系だったため第二次世界大戦で米国へ亡命を余儀なくされたことから、残された録音は決して多くない。特に1940年代のライヴ録音は、フォイアマンの実像を伝えるものとして貴重である。しかも初期録音、ライヴ録音とも、今回初めてCD化される音源が18種も発掘されている。フォイアマン・ファン、チェロ・マニアは必携。 |
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