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第62号
マイナー・レーベル歴史的録音新譜(2)


2012.3.2〜5.2の紹介新譜


IDIS



IDIS 6643
\1800→\1690
グールド・プレイズ・バッハVol.2
 (1)ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
 (2)ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
 (3)3声のインヴェンションBWV787-801
グレン・グールド(Pf)
(1)ニコラス・ゴールドシュミット(指)
 CBC 交響楽団
(2)ポール・パレー(指)
 デトロイト交響楽団
 ミーシャ・ミシャコフ(Vn)
 アルバート・トリプトン(Fl)
グールドで一番聴いてみたかったブランデンブルク協奏曲第5 番。何と指揮はパレー、物凄い集中度で金縛りの一時間。

(1)1957年9月11日トロント。ライヴ(2)1960年10月13日デトロイト。ライヴ(3)1955年3月15日トロント。ライヴ/MONO、ADD、57’33”

 West Hill Radio レーベルからリリースされた6 枚組のグールド・アルバムと同一ソースですが、買いやすい1枚モノとなりました。音質は万全とはいえませんが、グールドのピアノは冴えに冴えていて痺れます。ピアノ協奏曲第5 番は遅めのテンポによる明快きわまりないソロで、グールド節満開。甘美な第2 楽章も孤高な気品漂う逸品です。ブランデンブルク協奏曲第5 番はグールドのソロとならんで、ポール・パレー指揮というのも興奮のライヴ。パレーらしいビシっと決まったアンサンブル、快調なテンポと大きな表現が魅力です。グールドも冒頭からノリまくり、トゥッティのなかでも唸り声が響き渡りますが、物凄い没入ぶりで聴き手の心を掴んで離しません。ことに第1 楽章のカデンツァは期待以上の名人芸で息をのみます。グールドにしかできない、至高のブランデンブルク協奏曲と申せましょう。

IDIS 6644
\1800
ハイフェッツ・プレイズ・フレンチ・ミュージックVol2
 (1)ショーソン:
  ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21
 (2)同:詩曲Op.25
 (3)フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
(1)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
 ヘスス・マリア・サンロマ(Pf)
 ミュージカル・アートSQ
(2)アイズラー・ソロモン(指)
 RCA ビクター交響楽団
(3)イスラエル・ベイカー(Vn)
 ウィリアム・プリムローズ(Va)
 グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
 レナード・ペナリオ(Pf)
すべてハイフェッツ節満開。凄すぎるテクニックと魔法の音色

(1)1941 年スタジオ録音(2)1952年スタジオ録音(3)1961年スタジオ録音/MONO、ADD、77’01”

 いずれもRCA の名盤と同一音源。全盛期のハイフェッツは本当に凄すぎます。ヴァイオリンが現れたとたん、魔術にかかったような感覚に陥ります。
 漠然としたイメージのショーソンの詩曲もハイフェッツの手にかかるとゾクゾクするほど神秘的になります。また、大曲の協奏曲もきびきびとテンポが早く、表現もドライながら信じられないほどの説得力に満ちています。これを聴きこむと、他の演奏が受け付けられなくなるような麻薬性ディスクと申せましょう。


lDlS 6642
\1800→\1690
プレスティ初期録音集
ド・ヴィゼ:メヌエット,ブーレ,メヌエット,ガヴォット
バッハ:組曲 ハ長調 BWV.1009-クーラント,ソナタ BWV 1003-アンダンテ
パガニーニ:ロマンス イ短調
アルベニス:入り江のざわめき
マラツ:スペインのセレナーデ
フォルテア:アンダルーサ
モレーノ・トローバ:ソナティーナ イ長調—アレグロ
ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番 ホ短調
ソル:アンダンテ・ラルゴ Op.5-5
プジョル:グアヒラ
ラゴヤ:夢,カプリス
イダ・プレスティ(G)
若くして亡くなった名ギタリスト、プレスティの初期録音集 スタジオ録音 1938−1956

録音:1938-1956 年/MONO、ADD、49’44”

 イダ・プレスティは、1924 年、フランス北部シュレンヌの生まれ。子供の頃からギターの才能を示し、まだローティーンの頃に初録音を果たしているほど。
 1955 年に5 歳年下のエジプト出身のギタリスト、アレクサンドル・ラゴヤと結婚、依頼夫婦の二重奏活動も評判でした。名声を築いたプレスティでしたが、肺癌が原因の体調不良から1967 年、楽旅先の米国で亡くなってしまいました。あと一月で43 歳になるという若さでした。そうした事情から彼女の録音はいずれも貴重なものです。この録音には、まだ少女だった頃の録音から30 代始めまでの、プレスティの見事な腕前を楽しみ事ができます。

IDIS



IDIS 6632
(2CD)
\3600→\3290
パヴァロッティのまさにデビュー公演
 プッチーニ:「ボエーム」
ルチアーノ・パヴァロッティ(T ロドルフォ)
アルベルタ・ペッレグリーニ(S ミミ)
ビアンカ・ベッレージア(S ムゼッタ)
ヴィート・マッティオーリ(Br マルチェッロ)
ドミトリ・ナボコフ(Bs コッリーネ)
ワルテル・デ・アンブロシス(Br ショナール)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
レッジェ・エミーリア市立劇場管弦楽団,合唱団
ハイCに会場がどよめく、スター誕生の生々しい記録、久々の復活!

録音:1961 年4 月29 日、レッジョ・エミーリア

 偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティ(1935—2007)は、小学校教師を2 年務めた後、本格的に声楽を学び、そして1961 年に故郷モデナの隣の都市、レッジョ・エミーリアでのアキッレ・ペーリ国際コンクールで優勝、そのご褒美として4 月29 日に当地の劇場で「ボエーム」のロドルフォを歌って舞台デビューを飾りました。そしてこれがまさにそのパヴァロッティ・デビュー公演のライヴ録音。25 歳のパヴァロッティの初舞台での歌は、まさに世紀の天才が世に現れたことを高々と告げるもの。まだ緊張した面持ちこそ残すものの、若く瑞々しい声とひた向きな歌いっぷりは、間違いなく一流テノールのもの。「冷たい手」で素晴らしく美しいハ音を朗々と伸ばすと、会場から驚嘆のどよめきが湧き、アリアが終わるや割れんばかりの大喝采。大スター、パヴァロッティが誕生した瞬間です。彼の素晴らしさに触発されて、公演そのものが異様な熱気に包まれた興奮に満ちたものになっています。
 ミミのアルベルタ・ペッレグリーニは、有名な歌手でこそないものの、1960 年代に活躍したソプラノ。ミミは得意とした役で、フィレンツェで体調不調から途中降板したレナータ・テバルディの代役としてミミを歌ったことがあるほど。実力のある歌手であることはこの録音からも分かります。コッリーネ役のドミトリ・ナボコフは、「ロリータ」で有名な作家ウラジーミル・ナボコフの息子。彼も同じコンクールのバス部門で優勝し、これがオペラ舞台のデビューでした。この公演が録音されたのも、もともと彼の歌を記録しておくためだったと言われています。
 指揮は名匠フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ。若い歌手たちを巧みにリードして、上演を成功に導いています。

ILD



ILD 642325
\2000→\1890
モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター
 オリジナル録音集(1957-1961)
  Rhapsody in blue / Divertissement d'apres le Concerto en Fa
  Un Americain a Paris / Summertime / Siboney / Serenade pres de Mexico
  Revoir Paris / Les 7 Mercenaires / Parlez moi d'amour / Le Grand Sam
  Tenderly / Serenade de Schubert / Sans toi je n'ai plus rien / Perdido
  Clopin-clopant / La paloma
モーリス・アンドレ(トランペット)
ジャン・フォースタン楽団
ジャック・ダンジャン楽団
録音:1957-1961年
2012年2月25日に亡くなったフランスの名トランペット奏者モーリス・アンドレ(1933年生まれ、享年78)の追悼として編集されたライト・クラシック系歴史的録音の復刻盤。
冒頭4曲はガーシュウィンの作品を基にした楽曲と思われます。


ILD 642300
\2000→\1890
【旧譜 再入荷】
モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター
 オデオン録音集(1956-1959)
 エド・マーシャル:ヴィーナス(ボレロ)
 アグスティン・ララ:グラナダ
 ルイス・ボンファ:映画「黒いオルフェ」より オルフェの歌
 ジョージ・ガーシュウィン:私の愛した男(スロー)(*)
 トレヴァー・ハーバート・スタンフォード:ルーレット(チャールストン)
 ジョゼフ・レノー:
  クロウタドリとズアオアトリ(2つのトランペットのためのポルカ)(+)
 アレクサンドル・プティ:ミルト(ポルカ)(*)
 グリゴラシュ・ディニク:ホラ・スタッカート(*)
 ルロイ・アンダーソン:セレナータ(スロー)(*)
 ジョルジュ・ユルメール:バン=バン=バン(グアラチャ)
 ジョゼフ・コスマ:枯葉(スロー)(*)
 マルグリット・モノ:ミロール(チャールストン)
 レナート・ラシェル:ローマのそよ風(ミディアム・バウンス)
 サンドロ・タッカーニ&ヴィンチェンツォ・ディ・パオラ:
  コメ・プリマ(スロー・フォックス)
 ユベール・ジロー:プリュ・ジュ・テーム(ボレロ)
 ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム(スロー)(*)
 ユベール・ジロー:
  Je te tendrai les bras[ぼくは手を差し伸べるだろう](ボレロ・ビギン)
 デューク・エリントン:キャラヴァン(スロー)(*)
 サミー・フェイン:ア・カーテン・スマイル(フォックス)
 Gumm:J'ai tant besoin de toi[ぼくには君が必要だ](スロー)
 不詳:ヴェネツィアの謝肉祭(民謡による変奏曲)(*)
 リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行(*)
 ルネ・ドノンサン:Bons biasers, a bientot[愛の口づけ、またすぐに]
モーリス・アンドレ(トランペット)
管弦楽団(*)
ジャン・フォースタン(指揮(*))
録音:1956-1959年、モノラル、ADD 原盤:Odeon(フランス) 発売:2010年
17センチ盤で発売された音源を集めたアルバム。

MARSTON



54003-2
(4CD、3枚価格)
\7200→\6590
世紀の奇人、ウラディーミル・ド・パハマン全録音集
 多分・・・すぐに売り切れます。お早めに。
ウラディーミル・ド・パハマン(Pf)
 GRAMOPHONE AND TYPEWRITER録音、ロンドン
  ショパン:
   舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/夜想曲 ト長調 Op.37-2/
   前奏曲 ト短調 Op.28-22/前奏曲 ヘ長調 Op.28-23/
   マズルカ 変イ長調 Op.50-2/
   練習曲 変ト長調 Op.25-9 「蝶々」/
   ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」/
   ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/
  ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
   (1907年)

 GRAMOPHONE COMPANY録音、ロンドン
  ショパン:練習曲 Op.10-12 「革命」
  メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.140
  リスト:リゴレット・パラフレーズ
  ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
   (1909年6月14、22日)

 VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音、キャムデン
  ショパン:
   夜想曲 ヘ長調 Op.15-1/即興曲 変イ長調 Op.29/
   前奏曲 ヘ長調 Op.28-23/前奏曲 ニ短調 Op.28-24/
   練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」/
   マズルカ 変イ長調 Op.50-2/マズルカ イ短調 Op.67-4/
   マズルカ ハ長調 Op.33-3/練習曲 ハ長調 Op.10-1/
   練習曲 ヘ短調 Op.25-2
  リスト:華麗なマズルカ/リゴレット・パラスレーズ/
  メンデルスゾーン:無言歌 ハ長調 Op.67-4 「紡ぎ歌」/
  シューマン:予言の鳥 Op.82-7/
  ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
   (以上 1911年11月7、8日)
  ショパン:
   夜想曲 ト長調 Op.37-2/練習曲 ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」/
   練習曲 ホ短調 Op.25-5/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3/
   ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」—第3楽章/
   練習曲 ハ短調 Op.10-12 「革命」/
   前奏曲 イ長調 Op.28-7/前奏曲 嬰ハ短調 Op.28-10/
   前奏曲 ハ短調 Op.28-20/夜想曲 ヘ短調 Op.55-1/
   ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1/バラード 変イ長調 Op.47
  メンデルスゾーン:
   無言歌 嬰ヘ短調 Op.30-6 「ヴェネツィアの舟歌2」/
   無言歌 ハ長調 Op.67-4 「紡ぎ歌」
    (以上 1912年4月25、26日)

 英COLUMBIA録音、ロンドン
  ショパン:
   即興曲 変イ長調 Op.29/夜想曲 変ホ長調 Op.9-2/
   マズルカ イ短調 Op.67-4/前奏曲 ヘ長調 Op.28-23/
   前奏曲 ニ短調 Op.28-24/練習曲 ヘ長調 Op.25-3/
   前奏曲 変ロ短調 Op.28-16/
  リスト:ポロネーズ第2番 ホ長調
   (以上 1915年12月)
  ショパン:
   夜想曲 変ニ長調 Op.27-2/マズルカ ハ長調 Op.33-3/
   練習曲 ヘ長調 Op.25-3/マズルカ ロ短調 Op.33-4/
   ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58〜第2楽章/
   ワルツ 変ト長調 Op.70-1/エコセーズ 変ニ長調 Op.72-3-3
  シューマン:気まぐれ Op.12-4/
  リスト:愛の夢第3番 変イ長調/リゴレット・パラフレーズ/
  ブラームス:カプリッチョ 嬰ハ短調 Op.76-5/
  ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2
   (以上 1916年1月)

 VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音、キャムデン
  シューマン:ノヴェレッテ第1番 ヘ長調 Op.21-1/
  ショパン:
   即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36/夜想曲 ロ長調 Op.32-1
    (以上 1923年12月14日)
  ショパン:前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」(2種の演奏)
   (1924年5月26日)
  シューマン:
   ノヴェレッテ ヘ長調 Op.21-1(2種の演奏)/予言の鳥 Op.82-7/
  メンデルスゾーン:無言歌 イ長調 Op.62-6 「春の歌」
   (以上 1924年9月23日)

 GRAMOPHONE COMPANY録音、ロンドン
  ショパン:
   即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36/夜想曲 変ニ長調 Op.27-2/
   夜想曲 ロ長調 Op.32-1(パハマンのコメント付き)/
   練習曲 ヘ長調 Op.25-3/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/
   前奏曲 ロ短調 Op.28-6/マズルカ ト長調 Op.67-1/
   マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ 変イ長調 Op.50-2
    (以上 1925年6月6日)
  ショパン:
   ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1/
   ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」(2種、共にパハマンの前口上付き)/
   ワルツ 変イ長調 Op.64-3/ワルツ 変ト長調 Op.70-1
    (以上 1925年12月15日)
  ショパン:
   前奏曲 ロ短調 Op.28-6/前奏曲 ト長調 Op.28-3/
   前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/
   練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」(パハマンの前口上付き)/
   夜想曲 ホ短調 Op.72-1/マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/
   マズルカ イ短調 Op.67-4/
  メンデルスゾーン:前奏曲 ホ短調 Op.35-1
    (以上 1927年11月3日)

 ヴェルテ=ミニョン社のピアノ・ロール録音から
  ヘンゼルト:ゴンドラ Op.13-2(1925年)
  バダジェフスカの乙女の祈りに基づくパハマンの即興演奏(1906年)
ピアノ・マニア待望のド・パハマン全集!

ADD,278'19

 待望のパハマン全集の登場である。
 19世紀後半から20世紀前半にかけての偉大なショパン弾きとして名高いウラディーミル・ド・パハマン(1848−1933)の演奏は、古い録音を超えて21世紀の今なお聞くべき高い内容を持ったものだ。柔軟で軽やかなタッチから生まれる繊細かつ自在なショパンは、ショパンがサロンで演奏されていた時代の流儀を受け継いだもので、すごぶるファンタジックなもの。
 高名かつ長命したことで、19世紀前半生まれの音楽としては異例な数の録音を残したことから、パハマンのピアノを愛する人は世界中におり、日本ではあらえびす=野村胡堂がパハマンの弾くショパンの葬送行進曲を絶賛したことが有名だ。広いホールでグランドピアノを轟かせる現代のショパンに慣れた耳には、パハマンの演奏はかえってとても新鮮に聞こえるだろう。
 パハマンの録音の網羅的全集はこれが初となる。しかも今日では所在が不明になってしまった未発売録音のテストプレスからの録音まで含まれており、完全全集といえよう。パハマンはまた奇人として逸話の多い人で、演奏中ブツブツと呟いたり、演奏の前に前口上や自由な和音を入れたりして、それらが一部の録音に残されているのも楽しい。

51011-2
\2400
「ブラジルの歌の女王」〜エルシー・ヒューストン
 ファリャ:7つの有名なスペイン民謡/
 ヴィラ=ロボス:望み/秋の安らぎに/
 手回しオルガン/空からの星は新しい月/
 シャンゴ ラヴェル:草の上で/
 ニルヴァー:私がこの調べを歌うと/バーロー:桜の木/
 ニン:アンダルシアの民謡/ガリシアの民謡/
 カスティーリャの民謡/
 タヴァレス:バイーア/ブラジルの歌:ココ椰子が/
 ああ!森のツグミ/私の鳩はどこを回っている/
 子守歌/遊び/運命/穏やかな夜に/ ほか
エルシー・ヒューストン(ソプラノ)
ルシーリア・ギマランエス(ピアノ)
パブロ・ミゲル(ピアノ)
ブラジリアン・オーケストラ、ほか
録音:1928−1941年、ADD、79'22

 エルシー・ヒューストン(1902−1943)はブラジル出身のソプラノ。彼女はリリー・レーマンやニノン・ヴァランの元で学んだ高度な発声を身に付けたソプラノ歌手だが、ヨーロッパ音楽ではなく、ブラジルの民謡およびブラジルの作曲家の歌曲を歌う活動に専念した。ことにヴィラ=ロボスの歌曲を広めた人物として高名である。未発表録音も含め様々な録音が集められている。

MELODIYA


Anthology of Piano Music by Russian and Soviet Composers Part 1 Disc 3
MELCD 1001965
\2100→\1890
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジーVol.3
 レフ・レヴュツキー:歌*
 フセヴォロド・ザデラツキー:ソナタ第2番(世界初録音)+
 ニコライ・ロースラヴェツ:5つの前奏曲、2つの詩曲
 サムイル・フェインベルク:ソナタ第5番Op.10
 セルゲイ・プロトポポフ:ソナタ第3番Op.6+
 ウラディーミル・デシェヴォフ:線路#
ユーリ・ファヴォリン(ピアノ)
ティホン・フレンニコフ・ジュニア(ピアノ)*
フョードル・アミーロフ(ピアノ)+
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)#
ロシアン・ピアノ・アンソロジーVol.3 & 4!ロシア&ソヴィエトのピアノ音楽の歴史!

 新生メロディアが30巻での完結を目指す壮大なスケールの新シリーズ「ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジー」。
 旧ソヴィエト連邦時代の音楽(1917年−1991年)をテーマとするシリーズ第3巻には、政府の弾圧により流刑地送りとなったザデラツキーや、ロシアン・アヴァンギャルドのロースラヴェツ、プロトポポフ、デシェヴォフなど、"前衛"に舵を切り始めたロシアのピアノ音楽の流れを刻印している。ザデラツキーの「ソナタ第2番」とレヴュツキーの「歌」は世界初録音!ディジパック仕様。

Anthology of Piano Music by Russian and Soviet Composers Part 1 Disc 4
MELCD 1001966
\2100→\1890
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジーVol.4
 エディソン・デニゾフ:変奏曲
 アンドレイ・ヴォルコンスキー:厳格な音楽
 ユーリ・ブツコ:パルティータ*
 アレクサンドル・ヴスティン:哀歌*
 ニコライ・カレトニコフ:2つの小品*
 ロスティスラフ・ボイコ:キプロスのスケッチ+、ソナチナ+
 エドヴァルド・ミルゾヤン:詩曲#
 ソフィア・グバイドゥーリナ:シャコンヌ**
アレクセイ・グロツ(ピアノ)
ミハイル・トゥルパノフ(ピアノ)*
V・サルニコフ(ピアノ)+
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)#
セルゲイ・クズネツォフ(ピアノ)**
 前3作よりもさらに時計の針を前へと進めた「ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジー」の第4巻では、20世紀ロシアの大作曲家デニゾフとグバイドゥーリナが登場!
 名家に生まれながらも弾圧を受け亡命を余儀なくされたヴォルコンスキー、ロシア人民芸術家の称号、国家賞を授けられたボイコなど、同世代でありながらも正反対の境遇を生きた作曲家たちの音楽のコントラストも興味深いところ。ディジパック仕様。
Anthology of Piano Music by Russian and Soviet Composers Part 1 Disc 1
MELCD 1001963
\2100→\1890
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジーVol.1
  ミャスコフスキー:ピアノ・ソナタ第3番Op.19
  ハチャトゥリアン:トッカータ*
  ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34#
  フレンニコフ:
   5つのピアノ小品Op.2(世界初録音)+
   3つのピアノ小品Op.5(世界初録音)+
ユーリ・ファヴォリン(ピアノ)
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)*
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)#
ティホン・フレンニコフ・ジュニア(ピアノ)+
ロシアン・ピアノ・アンソロジーがスタート!ロシア&ソヴィエトのピアノ音楽の歴史!

 メロディア(Melodiya)の新シリーズ「ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジー」がスタート!
 全30巻に及ぶ壮大で長期的なシリーズとなるメロディアのロシアン・ピアノ・アンソロジー。第1巻はミャスコフスキー、ハチャトゥリアン、ショスタコーヴィチ、フレンニコフ。泣く子も黙るロシアの大物作曲家たちが勢揃い!ディジパック仕様。
Anthology of Piano Music by Russian and Soviet Composers Part 1 Disc 2
MELCD 1001964
\2100→\1890
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジーVol.2
  タクタキシヴィリ:詩曲(世界初録音)
  ガビチヴァーゼ:
   《6つのピアノ小品》より スケルツォ、回想(世界初録音)
  カラーエフ:6つの前奏曲*
  ワインベルク:ピアノ・ソナタ第5番#
  シュニトケ:即興とフーガ+
  ポルトラツキー:2つの前奏曲とフーガ**
  ババジャニアン:6つの絵画**
ルーカ・オクロスツヴァニゼ(ピアノ)
ナターリャ・ルーチキナ(ピアノ)*
アーシャ・コレパノワ(ピアノ)#
ミハイル・トゥルパノフ(ピアノ)+
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)**
 メロディアのロシアン・ピアノ・アンソロジー第2巻では、タクタキシヴィリやバナジャニアンなど民族的なカラーが色濃い作曲家たちが登場!タクタキシヴィリとガビチヴァーゼの作品は世界初録音。ディジパック仕様。


Daniil Shafran: cello
MELCD 1001938
(5CDs/特別価格)
\5200→\4790

ダニール・シャフラン 〜 チェロ名演集5枚組
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番、第4番、第6番
  (録音:1973年&1974年)
 ショパン:チェロ・ソナタOp.65(録音:1985年)
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタOp.19(録音:1979年)
 ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番Op.38、チェロ・ソナタ第2番Op.99
   (録音:1980年)
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタOp.40(録音:1946年)
 プロコフィエフ:
  チェロ・ソナタOp.119(録音:1970年)、
  交響協奏曲Op.125(録音:1961年)
 ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調(録音:1966年)
 ハイドン:チェロ協奏曲第2番Op.101(録音:1977年)
 チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33
  (録音:1949年)
ダニール・シャフラン(チェロ)
アントン・ギンズブルク(ピアノ)、他
ロストロポーヴィチと並び立つ20世紀ロシアの大チェリスト、ダニール・シャフラン(1923−1997)がメロディアに遺した名演のボックス・セットが復活リリース!
バッハの無伴奏、ショパン、ラフマニノフ、ロシアのチェロ・ソナタ、そしてチェロ協奏曲集。旧ソ連という時代が生んだチェロの名手の至芸が蘇る。BOX仕様。

 ロストロポーヴィチと1950 年「プラハの春」国際音楽コンクールの1位を分け合った名匠ダニール・シャフラン。リヒテルはシャフランについて「ロストロポーヴィチに感動したって?でもシャフランを聴くまでは待ったほうがいい」と言った。そもそも録音自体が貴重。そしてなにより演奏が・・・すごい。その哀切極まりない歌い方はまるで19世紀的。小曲もすごいが、ここまで大曲をまとめてくれたMELODIYAに拍手。
Rimsky Korsakov: Sadko (opera)
MELCD 1001979
(3CDs)
\6300
ニコライ・ゴロワノフ指揮&ボリショイ劇場管
 リムスキー=コルサコフ:歌劇《サトコ》
ニカンドル・ハナーエフ(テノール)
ゲオルギー・ネレップ(テノール)
ニコライ・ゴロワノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団、他
名門ボリショイ劇場の芸術総監督を務め、奇才と呼ばれたロシアのオペラ演出家、ボリス・ポクロフスキー(1912−2009)の生誕100周年を記念したアニヴァーサリー・リリース。ディジパック仕様。

MELCD 1001981
\2100
ロシアの聖なる復活大祭 〜
 聖三位一体セルギイ修道院の祝祭賛歌集
聖三位一体セルギイ修道院聖歌隊
モスクワ神学アカデミー合唱団
マトフェイ修道院長(指揮)
ロシア正教会の復活大祭(西方教会の復活祭)で歌われる11世紀〜12世紀から伝わる24曲の賛歌集。1979年の録音。ディジパック仕様。

MELODIYA



MELCD 1001927
(2CDs)
\4200→\3290
スヴェトラーノフのメトネルが復活!
 巨星が指揮者&ピアニストとして大活躍!
メトネル:
 ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.33*
 8つの情景画Op.1より 第2番+、第3番+、第4番+
 葬送行進曲ロ短調Op.31-2+
 川の歌Op.38-4+
 おとぎ話ヘ短調Op.42-1+
 ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.50#
 ソナタ回想イ短調Op.38-1+
 ソナタ=エレジー ニ短調Op.11-2+
 ダンツァ・グラツィオーサ イ長調Op.38-2+
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ*)
アブラム・シャツケス(ピアノ#)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮&ピアノ+)
ソヴィエト国立交響楽団
 旧MELODIYA(BMGから発売される以前)からSUCD規格で発売されていた2枚のCDを組み合わせたもので、この形での発売は初めてと思われます。
 エフゲニー・スヴェトラーノフの"指揮者"と"ピアニスト"両面の至芸を記録したメトネルの「ピアノ作品集」が本家メロディアから復活!"指揮者"スヴェトラーノフが手兵ソヴィエト国立響を振る「ピアノ協奏曲第1番」ではタチアナ・ニコラーエワ、「ピアノ協奏曲第2番」ではアブラム・シャツケスと共演。
 そして"ピアニスト"スヴェトラーノフが弾く抒情的なメトネルのピアノ独奏作品もスヴェトラ・ファン垂涎の音源です!

※録音:1980年(Op.1、Op.31-2、Op.38-4、Op.42-1、Op.38-2)&1959年(Op.50)&1983年(Op.38-1、Op.11-2)


MELCD 1001959
(2CDs)
\4200→\3290
スヴェトラーノフ&ボリショイ劇場管
 グラズノフ:バレエ音楽《ライモンダ》Op.57
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
オレグ・ウサチェフ(トランペット)
セルゲイ・カリノフスキー(ヴァイオリン)
ヴェーラ・ドゥロワ(ハープ)

 グラズノフのバレエ音楽「ライモンダ」の全曲盤は、スヴェトラーノフのボリショイ時代を代表する名盤の1つ。
 グラズノフの最高傑作との呼び声も高い「ライモンダ」だが全曲録音は決して多くは無いだけに、スヴェトラーノフ盤の復活は嬉しいところ。1961年の録音。



MELCD 1001972
(2CDs)
\4200→\3290
ボロディン・クヮルテット
 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲全集
  弦楽四重奏曲変ロ長調
  弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11
  弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.22
  弦楽四重奏曲第3番変ホ短調Op.30
  弦楽六重奏曲ニ短調Op.70《フィレンツェの思い出》*
ボロディン・クヮルテット
 〔ロスティスラフ・ドゥビンスキー(第1ヴァイオリン)、
  ヤロスラフ・アレクサンドロフ(第2ヴァイオリン)、
  ドミトリー・シェバリーン(ヴィオラ)、
  ワレンチン・ベルリンスキー(チェロ)〕
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)*
ゲンリフ・タラリャン(ヴィオラ)*
 現在まで脈々と続くボロディン・クヮルテットの歴史の原典。ドゥビンスキーが第1ヴァイオリンを務めた"オリジナル・メンバー"時代のチャイコフスキー全集が、いよいよメロディアから復刻登場。「フィレンツェの思い出」ではロストロポーヴィチが共演!1952年−1965年の録音。
 新装再発売


MELCD 1001973
\2100→\1690
ボロディン・クヮルテット
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
 ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
ボロディン・クヮルテット
 〔ロスティスラフ・ドゥビンスキー
   (第1ヴァイオリン)、
  ヤロスラフ・アレクサンドロフ
   (第2ヴァイオリン)、
  ドミトリー・シェバリーン(ヴィオラ)、
  ワレンチン・ベルリンスキー(チェロ)〕
 フランスのエスプリとは一線を画すかのような旧ソ連、ボロディン・クヮルテット流の解釈で繰り広げられるラヴェル&ドビュッシー。ショスタコーヴィチやチャイコフスキーと並ぶオリジナル・メンバー時代の名演である。


MELCD 1001945
(2CDs)
\4200→\3290
ボリス・ハイキン/ボリショイ劇場管
 チャイコフスキー:
  歌劇《エフゲニー・オネーギン》
ボリス・ハイキン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
ガリーナ・ヴィシュネフスカヤ(ソプラノ)
ヴァレンティナ・ペトロワ(ソプラノ)
エフゲニー・ベロフ(バリトン)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、他
 コンドラシンやエルムレルの師であり、キーロフやボリショイなどロシアの歌劇場を主な活躍の場としたボリス・ハイキンが振る「エフゲニー・オネーギン」の全曲録音。1955年の録音。
 新装再発売

MUSIC&ARTS



M&ACD 1261
(2CD)
\4400→\3990
「コチャルスキ、ショパンを弾く」〜1945・48年放送録音
 マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ ロ短調 Op.33-4/
 マズルカ 変イ長調 Op.50-2/夜想曲 変ロ短調 Op.9-1
 夜想曲 ロ長調 Op.32-1/夜想曲 ホ短調 Op.72-1/
 ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」/
 ワルツ イ短調 Op.34-2 「華麗なる円舞曲」/
 ワルツ ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる円舞曲」/
 ワルツ 変イ長調 Op.64-3/ワルツ ホ短調/
 前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/
 練習曲 ヘ長調 Op.10-8/即興曲 変イ長調 Op.29
 幻想曲 ヘ短調 Op.49/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66/
 ポロネーズ イ長調 Op.40-1 「軍隊」3つのエコセーズ Op.72-3/
 ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58/ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
ラウル・フォン・コチャルスキ(ピアノ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
ポーランドの大ピアニスト、コチャルスキのショパン!

録音:1945年、1948年、ベルリン 140'21、AAD

 ラウル・フォン・コチャルスキ(1884−1948)は、ポーランド出身の偉大なピアニスト。驚くべき神童であり、またショパンの愛弟子カール・ミクリに学んだ、ショパンの孫弟子でもある。録音は比較的多くあるが、今回M&AがCDにしたものは、第二次世界大戦後、ベルリンのRIASが収録した録音で、今回初めてCD化されるものも多い。19世紀ロマンティシズムを引き継いだ最後のピアニストといわれるコチャルスキの自由な演奏には、21世紀の現在からは発見も多いだろう。ピアノ協奏曲第2番の伴奏を、当時ベルリン・フィルの常任指揮者だったチェリビダッケが受け持っているのも貴重。

MYTO


304
(2CD)
\2000
アルフレード・クラウス
 ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
アルフレード・クラウス(マントヴァ公爵) 
アルド・プロッティ(リゴレット) 
ジャンナ・ダンジェロ(ジルダ) 
ジョルジョ・タデオ(スパラフチーレ) 
ブルーナ・ロンチーニ(マッダレーナ) 
アルベルト・エレーデ指揮 
ヴェルディ劇場トリエステ管弦楽団、合唱団
1961年3月2日 ヴェルディ劇場でのライヴ
※臨場感ある、とても良い音質です。


305
(2CD)
\2000→\1890
ケルテス指揮
 モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」
ルート=マルグレート・ピュッツ(コンスタンツェ) 
レナーテ・ホルム(ブロント) 
フリッツ・ヴンダーリヒ(ベルモンテ)

エルヴィン・ヴォールファールト(ペドリロ) 
ジェルジ・リッタシー(オスミン) 
アンドレアス・ヴォルフ(大守セリム:語り役) 
イシュトヴァーン・ケルテス指揮 

ザルツブルク・モーツアルテウム管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
1961年8月4日 ザルツブルクでのライヴ
※以前、MMレーベル 他から発売あり。指揮者ケルテスが世界的に注目されるきっかけと成ったザルツブルク音楽祭でのヴンダーリヒ(ベルモンテ)とのアルバムです。

310
(2CD)
\2000
マリア・カラス/サバタ&スカラ座
 ヴェルディ:歌劇「マクベス」
マリア・カラス(マクベス夫人)
エンツォ・マスケリーニ(マクベス) 
ジーノ・ベンノ(マクダフ) 
イタロ・ターヨ(バンクォー) 
ヴィクトル・デ・サーバタ指揮

ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
※以前、多くのレーベルから発売あり。今回MYTO HISTRICALレーベルが手に入れたオリジナル・マスターからの復刻。
マリア・カラスの若々しく張りつめた声の威力が存分に楽しめるアルバムです。1952年12月7日 スカラ座でのライヴ

MYTO



306
(2CD)
\2000→\1890
ベーム指揮 R.シュトラウス:歌劇「ダフネ」
 1944年5月ウィーン
※ボーナス・トラックとして
 カール・ベーム指揮ウィーン・フィルによる
 ヴェルディ:レクイエム(ハイライト)を収録。
  イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、
  エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
  アントン・デルモータ(テノール)、
  ヘルベルト・アルゼン(バス)
  1945年4月4日ウィーン国立歌劇場※
マリア・ライニング(ダフネ) 
メラニー・フルチュニック(ゲア) 
カール・フリードリヒ(アポロ) 
アントン・デルモータ(ロイキッポス) 
ヘルベルト・アルゼン(ペナイオス) 
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィル、
ウィーン国立歌劇場合唱団
 以前、PREISER、WALHALL (WLCD0147:廃盤)レーベル他から発売あり。歌手陣及び、この曲を献呈されたベームの指揮、オーケストラも万全の出来。高い評価を得ている名演奏。待望の復刻です。
 ※録音年月日の古さは否めず、マスターに起因する多少の傷が聴かれますが満足できる音質です。


307
(3CD)
\3000→\2790
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」 ラウリツ・メルヒオール(ジークムント) 
エマニュエル・リスト(フンディング)
ヨエル・ベルグルント(ヴォータン) 
アストリッド・ヴァルナイ(ジークリンデ) 
ヘレン・トローベル(ブリュンヒルデ) 
ケルスティン・トールボリ(フリッカ) 
パウル・ブライザッハ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
 1946年3月30日 メトロポリタンでのライヴ※以前、ARCHIPEL(ARPCD0069:廃盤)レーベル他から発売あり。貴重な録音。待望の復刻です。
 ※録音年月日の古さは否めませんが、満足できる音質です。アセテート盤より復刻です。


308
(2CD)
\2000→\1890
マリア・カラス(ノルマ) 
 ベッリーニ:歌劇「ノルマ」 1952年
マリア・カラス(ノルマ) 
エベ・スティニャーニ(アダルジーザ) 
ミルト・ピッキ(ポリオーネ) 
ジャコモ・ヴァーギ(オロヴェーソ) 
ジョーン・サザーランド(クロティルデ) 
ヴィットリオ・グイ指揮 
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
 1952年11月8日 コヴェント・ガーデンでのライヴ※以前、MELODRAM レーベル他から発売あり。カタログの穴を埋める名演奏の待望の復刻です。
 ※録音年月日の古さは否めませんが、満足できる音質です。

ナクソス・ヒストリカル 1CD¥1100

フラジェッロ:マーティン・ルーサー・キングの受難/リンフィニート/ランド(フラジェッロ)
8.112065

ニコラス・フラジェッロ自作自演集
 1-10.マーティン・ルーサー・キングの受難曲
  <オザンナ・ダヴィデの子/非暴力の中心をなすものは/
  イエスの御心よ/自由のために闘争しよう/
  自身の民の罪のために/これから困難な日々が待っている/
  死は避けられない/悲しみの聖母/神をたたえよ/私は夢を持つ>/
 11.リンフィニート/
 12-17.ランド
  <鷲/梟/ウタツグミ/オーク/マツユキソウ/隠れたところに咲く花>
エツィオ・フラジェッロ(バス・バリトン)/
レスリー・ピアソン(オルガン)…1-10/
アンブロジアン・シンガーズ…1-10/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団…1-10/
イ・ムジチ・ディ・フィレンツェ…11-17/
ニコラス・フラジェッロ(指揮)
 ニコラス・フラジェッロは1928年ニューヨーク生まれ。幼い頃からピアノとヴァイオリンを学び、10歳になる前から作曲を始めました。ローマの聖チェチーリア音楽院に留学し、新ロマン派の作風で知られるジャンニーニとピッツェッティに学ぶことで作曲家としての才能が完全に開花したのです。フラジェッロの作品は革新的な和声や技法を感じさせながらも、最終的にはロマンティックな潮流から外れることがなく、まるで映画音楽のような迫力と、溢れる情感に満ちた心地良い音楽に満たされているものです。1974年に作曲されたオラトリオ「マーティン・ルーサー・キングの受難曲」は、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として活動したキング牧師をモデルにした作品で、この録音の後、アメリカ全土、お及びカナダでも演奏され高い評価を受けました。ピツェッツィの影響を受けた「リンフィニート」、詩人テニソンによる歌曲集「ランド」もシンプルな詩を、音楽を以って心行くまで発展させた感情豊かな作品です。どの作品でも彼の弟であるエツィオ・フラジェッロが見事なバリトンを聴かせます。
 録音 1969年5月1.3日ロンドン,バーキング・アッセンブリー・ホール…1-10, 1962年9月イタリア ローマ…11-17


ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」(フラグスタート/スヴァンホルム)(1956)
8.112066-69
(4CD)
\4400→\3990

キルステン・フラグスタート
 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」より第3夜「神々の黄昏」
ブリュンヒルデ…キルステン・フラグスタート(ソプラノ)/
ジークフリート…セット・スヴァンホルム(テノール)/
グートルーネ…イングリート・ビョーナー(ソプラノ)/
グンター…ヴァルデマル・ヨンセン(バリトン)/
アルベリヒ…ペール・グレンベリ(バリトン)/
ハーゲン…エジル・ノルドフェー(バス)/
ヴォークリンデ…ウンニ・ブッゲ=ハンセン(ソプラノ)/
ヴァルトラウテ…エヴァ・グスタヴソン(メゾ・ソプラノ)/
ヴェルグンデ…カレン・マリー・フラグスタート(メゾ・ソプラノ)/
スタジオ・コーラス/
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団/
ノルウェー国立放送管弦楽団/
エイヴィン・フィエルスタート(指揮)
 当時、EMIとの軋轢のために歌うことから退いていた名歌手フラグスタート。しかし彼女自身は本心から歌うことに終止符を打ったわけでもなく、機会さえあれば(他のレコードメーカーの依頼ならば)もう一度歌ってもよいと考えていたのです。そんな噂を聞きつけた名プロデューサー、ジョン・カルショーはまず彼女に歌曲リサイタルとワーグナー(1813-1883)のLPの制作の意向を問います。しかし彼女は本当は、その頃ノルウェーのラジオ放送用に歌った「神々の黄昏」の演奏を商業レコードとして発売されることを望んでいました。しかし、その演奏にはかなりの欠落や不満があったため、カルショーは不足した分についての録音セッションを組むことを考案します(もちろん全てを補てんできたわけではなく、いくつかの欠落があります)。もちろん問題は山積でしたが、とにかくカルショーは「今でも全く衰えのないフラグスタートの声」を音盤として残したかったのです。放送音源分については収録日に諸説がありますが、ここでは、原盤に基づいた日を記載しておきます。
 録音 1956年1月5.8.10日オスロ ノルウェイ放送スタジオ, 1956年3月14日 オスロ大学大ホール

ナクソス・ヒストリカル 1CD¥1100


8.111384
クライスラー:完全録音集第4集
 1.ブランドル(1835-1913):昔の歌/
 2.グラナドス(1867-1916):アンダルーサ/
 3.クライスラー(1875-1962):ロマンティックな子守歌Op.9/
 4.ドヴォルザーク(1841-1904):わが母が教え給いし歌/
 5.マスネ(1842-1942):タイスの瞑想曲/
 6.クライスラー:愛の喜び/
 7.クライスラー:クープランの様式によるプロヴァンス朝の歌/
 8.フォスター:故郷の人々/
 9.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第5番/
 10.スメタナ(1824-1884):わが故郷から「ボヘミアの幻想」/
 11.チャイコフスキー(1840-1893):アンダンテ・カンタービレ/
 12.ボッケリーニ(1743-1805):メヌエット/
 13.クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ/
 14.ビゼー(1838-1875):アルルの女から「アダージェット」/
 15.スペンサー(1878-1944):星の下に/
 16.ハベル(1879-1954):ビッグ・ショー「プア・バタフライ」/
 17.シューベルト(1797-1828):ロザムンデより「アンダンティーノ」/
 18.ウィンターニッツ(1872-1948):若き夢/
 19.パデレフスキ(1860-1941):メヌエット/
 20.クライスラー:道化役者/
 21.シューベルト:楽興の時Op.94-3/
 22.ラモー(1683-1764):タンブーラン/
 23.キング(1862-1932):美しきオハイオ/
 24.クラカウアー(1866-1894):天国にて/
 25.クライスラー:ジプシーの女/
 26.バルデス:セレナーデ・ドゥ・ツィガーヌ
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
カール・ラムソン(ピアノ)…1-10/
モーリス・アイスナー(ピアノ)…21.22/
スタジオ・オーケストラ…15-20,23-26/
ジョセフ・A・パステルナック(指揮)…15-20,23-26 他
 1914年に第一次世界大戦が勃発、ニューヨークに住んでいたクライスラーも召集され、東部戦線に出征しますが、重傷を負い名誉の除隊となります。その後、演奏活動を再開、このアルバムで演奏が聴くことができる1916年から1919年頃は、彼のアーティストとしての絶頂期といっても過言ではないでしょう。1916年に録音された「愛の喜び」を含む一連の作品は、驚異的な技術と、彼独特の「話すように歌う」奏法が駆使されていて、グラナドスの「アンダルーサ」や、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」などは、その特徴をはっきり物語るものと言えます。また「美しきオハイオ」は後に州の公式ソングにもなるほどの人気を博しました。
録音 1916,1917,1919年ウォード・マーストン復刻

8.111385
ジョン・マッコーマック録音集 第9集
 ビクター・トーキング・マシン・カンパニー・レコーディングス(1920-1923)
 1.ウィッガーズ:ザ・ベアフット・トレイル/
 2.ヘンデル(1685-1759):セメレHMV58より「おお眠りよ,なぜ私から去るの?」/
 3.シューマン(1810-1856):歌人の慰めOp.127-1/
 4.伝承曲:次の市の日/
 5.伝承曲:A Ballynure Ballad/
 6.ラフマニノフ(1873-1943):夜の静けさにOp.4-3/
 7.ラフマニノフ:乙女よ、もう私のために歌うなOp.4-4/
 8.クレーマー(1890-1969):最後の時/
 9.ジョンソン(1873-1954):君去りし後/
 10.マーシャル(1857-1927):僕を呼ぶあなたの声が聞こえた/
 11.ヒルシュ(1887-1924):オブライエンの少女-笑ってごらん/
 12.サンダース(1882-1956):古い都の小さな街/
 13.ロブレド:朝3時/
 14.カーン,グリフィン,ライマン:島の母/
 15.サイモンズ(1896-1949):彼女の系図-ばらを思い出して/
 16.サリヴァン(1842-1900):失われた音階/
 17.バーンビー(1838-1896):イエス、わが主、わが神、わがすべて/
 18.ニコルズ(1888-1964):瞳の中の王国/
 19.メリカント(1868-1924):炎の妖精の物語/
 20.ラフマニノフ:子どもたちにOp.26-7/
 21.ホワイトマン,グローフェ:ワンダフル・ワン/
 22.オープンショウ:小さなばらの花束で愛を伝えよう/
 23.エイヤー:虹の彼方に/
 24.エイヤー:世界のどこかに/
 25.ルックウッド:モリーを見て/
 26.スクヮイア(1871-1963):夢よ再び/
 27.ブレーヘ(1885-1956):神への感謝
  録音 1920-23年ウォード・マーストン復刻
ジョン・マッコーマック(テノール)
エドウィン・シュナイダー(ピアノ)…3-9/
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)…6-9/
スタジオ・オーケストラ/
ジョセフ・A・パステルナック(指揮)…1-2,10-17,20/
ロザリオ・ブールドン(指揮)…18,21-27 他
 NAXOSの人気シリーズ、マッコーマックの第9集です。アイルランドが生んだ比類なきテノール、マッコーマックはその絶妙な息のコントロールで美しい響きを生み出し、オペラ・アリアだけでなく、故郷のアイルランドの民謡や、当時流行していた歌まで幅広く歌い、絶大なる人気を誇っていました。この第9集には、1920年4月から1923年9月にニュージャージーのカムデンで録音された27曲を収録しています。トラック6-9まではクライスラーとのコラボレーションです。またメリカントと、ラフマニノフの「子どもたちに」、シューマン「歌人の慰め」はマッコーマックの生前にも発表されたことがなく、今回初めてのリリースとなります。

OPUS蔵



OPK 2100
(2CD)
\3600→\3290
OPUS 蔵、渾身の復刻!
 カザルス・トリオ ピアノ・トリオ全録音 (1926 〜 28)
[CD1]
 ベートーヴェン:ピアノ・トリオ第7番 変ロ長調作品97「大公」
  (録音:1928年)
 シューマン:ピアノ・トリオ ニ短調作品63
  (録音:1928年)
[CD2]
 ハイドン:ピアノ・トリオ ト長調作品73−2
  (録音:1927年)
 シューベルト:ピアノ・トリオ第1番変ロ長調, D898
  (録音:1926年)
 メンデルスゾーン:ピアノ・トリオ第1番ニ短調 作品49
  (録音:1927年)
カザルス・トリオ
 [アルフレッド・コルトー(ピアノ)、
  ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、
  パブロ・カザルス(チェロ)]
OPUS 蔵、渾身の復刻!音楽史上に残るカザルス・トリオの名演奏「大公」を含むピアノ・トリオ全録音(1926〜28 年)が登場!

原盤:SP 盤 US-Victor,UK-HMV, J-Victor
 今回のオーパス蔵による復刻をマスタリング調整・試聴盤で聴いて、最高に感動的だったのは、やはりカザルス・トリオ最後の1928 年録音となったベートーヴェンの《大公》だ。第1 楽章から惹きこまれて、つい何度も聴くことになってしまうのは、まったく自然そのままといった演奏姿勢から生まれる純粋な音楽の美しさだが、第3 楽章アンダンテ・カンタービレこそ、ベートーヴェンの心からなる訴えと演奏者の感動的な共感が一体となった辞世の歌ではないだろうか。ここでの第1 変奏、ピアノの3 連音による豊潤そのもののアルペッジョが、まるで吐息のような、途切れがちのチェロの長いフレージングを、優しく美しく庇うように弾いていく。ここでのコルトーのピアノも魅惑的だが、カザルスのチェロが聴かせる低音域の響きは、まさしく無技巧の技巧そのもの。
 ごく短いフレーズをティボーが完璧に受け継いで、この3 人が「音楽の演奏とは、書いてある楽譜をただ音にするということだけではなく、作曲家がその曲に託した想いを、聴く人に〈音〉として伝えること」に徹しているという、昔なにかの本で読んで感銘を受けたことばを、ふと思いださせる名演奏だ。(小林利之)
 カザルス・トリオの「大公」、これを出すまではやめられない。との思いで取り組んできましたが、これでやめるという訳ではありません。ただ肩の荷が下りて気が楽になったことは確かです。1 枚で出すか、彼らの録音を全てまとめ3 枚とするか、迷いましたが、ピアノ・トリオと呼ばれるものだけを集めると、丁度CD2 枚となりました。初期の電気録音なので曲により音の状態に差があり、また盤の状態もばらつきがありましたが何とかまとまりました。(オーパス蔵代表:相原 了)

〜カザルス・トリオについて〜
 アルフレッド・コルトー(ピアノ)、ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、パブロ・カザルス(チェロ)という、そのころパリを本拠として活躍中の親しい友人同志だった若い3 人が申し合わせて1905 年に結成した三重奏団。
 3 人は、27 歳のコルトーは熱情と幻想の華麗さで人気抜群のピアニスト。カザルスをして「彼のベートーヴェン解釈は秀逸だった」と言わしめた真の音楽家。24 歳のティボーは繊細な感受性に恵まれたフランス的で洗練されたヴァイオリニスト。そして28 歳のカザルスは現代チェロ奏法の開拓者であるとともに演奏家として「楽譜を高みから見下ろして作品全体を把握する桁外れな音楽家」という形容に相応しい雄渾無類の造形力と精神性の豊かさを持つ存在。というそれぞれが独自の個性を持った3人だったが、トリオとして音楽の解釈では完全に合致する、まさしく意気の合ったアンサンブル・チームであった。
 この3 人は、毎シーズンの1 ケ月ほど演奏契約をやりくりしてチーム活動したが、第1 次世界大戦中、カザルスがアメリカ遠征からヨーロッパに帰れなくて5年ほど活動を停止したことがあった。トリオとしての録音は3人ともHMVの専属契約中であったが、1926 〜 28 年の3 年間に5 曲の録音を残したのみ。彼等の最後の公開演奏会は1934 年、イタリアのフィレンツェであった。

OPUS蔵



OPK 2098
\2400→¥2190
マイラ・ヘス名演集
シューベルト:ピアノ・トリオ第1番変ロ長調 D.898 <録音:1927年>※
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664 <録音:1928年>
シューベルト:ロザムンデ <録音:1928年>
バッハ:ジーグ−フランス組曲第5番より <録音:1928年>
スカルラッティ:ソナタ ト長調 Kk14 <録音:1940年>
バッハ〜ヘス編:「主よ、人の望みの喜びよ」の2ヴァージョン <録音:1928年&1940年>
マイラ・ヘス(P)
ジェリー・ダラニー(Vn) ※
フェリックス・サルモンド(Vc) ※
 マイラ・ヘスの弾くシューベルトのソナタとピアノ・トリオを中心としたヘス名演集

原盤:US-Col 78s,Col-LP (Sonata),HMV78s

 先の見えない戦局、ナチスドイツの空襲に怯えながらのロンドンにおける彼女のナショナル・ギャラリー・コンサートは人々に慰めや勇気、明日への希望を与えたものとして語り継がれておりますが、今の日本にもふさわしいものでもあり、何とか1 枚と思っていました。今回当時(1940)に録音されたヘス自身が編曲し、演奏した「主よ、人の望みの喜びよ」のSP レコードが手に入りましたので、彼女のよさを出しきったシューベルトと合わせてまとめました。(オーパス蔵代表 相原 了)
 シューベルトのピアノ・トリオ第1 番のはじめ、アレグロ・モデラート、Vn とVc のユニゾンで出る第1主題とそれを規則正しく和音で伴奏していくピアノ…「ああ、これは1927,8 年という録音年代にしては分離のいい録音だな」と思っている間に、やがてVn の刻む伴奏形にピチカートのVc がからんで曲頭とは逆に第1主題をピアノが弾きはじめる。そのピアノが楽譜どおりのpp で、つつましく響かせるのだが、はやくもマイラ・ヘスのピアノに聴きての耳をしびれさせる魅力を覚えるこのトリオ演奏、第2 主題を弾くサルモンドのVc もとてもストレートで、それを受け継ぐダラニーのVn のキメこまやかな細身の音と技巧もすごく感じがいい。ダラニーのVn に惚れ込んだラヴェルが名作「ツィガーヌ」を作曲献呈したことを思い出す。このトリオは、やはりマイラ・ヘスの室内楽演奏の適格性が音楽的な支えとなっているのだが、ロマンティシズムに覆われたカザルス・トリオに対して、このトリオは演奏様式的には明らかに次世代の新しさが印象的である。第3、第4 楽章のテンポとリズム感がことのほか鮮やかな若々しさにみちている。(小林利之)


OPK 2099
\2400→¥2190
トスカニーニの名演集
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944‘ザ・グレート’ <録音:1947年>
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」作品17
 (第2部より〜ロメオひとり−キャプレット家の饗宴−
  星の出ている夜、愛の情景)<録音:1947年>
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢—スケルツォ <録音:1946年>
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC 交響楽団
 旺盛な生命力に満ちたトスカニーニの名演集、トスカニーニが若い頃から愛していたシューベルトの‘ザ・グレート’、ベルリオーズの‘ロメオとジュリエット’の1947年録音

音源: 米RCA‐SP

 トスカニーニの‘ザ・グレート’ はLP とCD を何種か持っていますが、1947 年の演奏が最もトスカニーニらしいと感じていました。SP 盤を入手し改めてそのよさを実感しましたので、復刻しました。組合せは同じ年に録音されたベルリオーズの‘ロメオとジュリエット’(抜粋)が入手できましたので、組み合わせました。(オーパス蔵代表 相原了)

 この録音におけるOPUS 蔵が用いた音源はすべてSP 用のラッカー盤。音質はじつに生々しく、響きに伸びがあってメリハリが利き、迫力も豊かだ。
 SP 特有のサーフェース・ノイズが消されずに残っているが、そのぶん、音楽の活力も自然に残されている。また、SP の盤面に合わせて曲を分割して録音したかどうかわからないが、流れはきわめて自然で、変化に富んでいる。演奏も、1953 年盤よりも旺盛な生命力にみちている。このCD に収録のロミジュリ第2 部抜粋は、カーネギー・ホールでセッション録音されたものである。また《真夏の夜の夢》のスケルツォは1946 年11 月6 日に、カーネギー・ホールではなく、NBC 放送のスタジオ3A でセッション録音されたもの。SP では《ザ・グレート》のセットの最終面に収められていた。軽捷な運動性、弾力とスピード感など、短い時間に、トスカニーニ芸術のエキスがつまった演奏である。(山崎浩太郎)

ORFEO D’OR


Mozart: Le nozze di Figaro, K492
ORFEOR 856123
(3CD)
\6900→\4790
1977年カラヤン、ウィーン国立歌劇場復帰公演
 モーツァルト:「フィガロの結婚」
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs フィガロ)
イレアナ・コトルバス(S スザンナ)
アンナ・トモワ=シントウ(S 伯爵夫人)
トム・クラウゼ(Br アルマヴィーヴァ伯爵)
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms ケルビーノ)
ジュール・バスタン(Bs バルトロ)
ジャヌ・ベルビエ(M:マルツェリーナ)
ハインツ・ツェドニク(T ドン・バジーリオ)
クルト・エクヴィルツ(T ドン・クルツィオ)
ゾルターン・ケレメン(Bs アントーニオ)
ジャネット・ペリー(S バルバリーナ,第1 の娘)
ヘルミーネ・ザイドゥラ(S 第2 の娘)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
ウィーン国立歌劇場に戻ったカラヤンの「フィガロの結婚」!ステレオ・ライブ!

録音:1977 年5 月10 日、ウィーン/(C 856 123 D)、ADD、171'57、STREO

 1977 年5 月、カラヤンは1964 年にウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任してから初めてウィーンのピットに戻り、5 月8、12、15 日にヴェルディ「トロヴァトーレ」を、5 月10、14、18 日にモーツァルト「フィガロの結婚」を、そして5 月13、16、20 日にプッチーニ「ボエーム」を上演、鮮やかに復帰を果たしました。
 このCD には5 月10 日の「フィガロの結婚」が収録されています。
 カラヤンは1972 年から1976 年までの毎夏ザルツブルク音楽祭で「フィガロの結婚」を上演、このウィーン復帰にはザルツブルクでのジャン=ピエール・ポネル演出の舞台を持ち込んでいます。キャストもザルツブルクでの上演で歌った人が多く起用されており、例えばジョゼ・ヴァン・ダム、トム・クラウゼ、ゾルターン・ケレメンは1972 年から、ジャヌ・ベルビエは1973 年から、フレデリカ・フォン・シュターデは1974 年から高い頻度で出演、当然カラヤンの意図を十分に理解した歌を繰り広げています。その一方で、スザンナにウィーンで大ブレイクしたイレアナ・コトルバスを投入、そして伯爵夫人にアンナ・トモワ=シントウ、バルバリーナにジャネット・ペリーとカラヤン御贔屓のソプラノを起用して、ますます豪華な布陣になっています。
 ORF による録音で、もちろんステレオ。カラヤン復帰に沸くウィーンの聴衆の熱狂も込みでお楽しみいただけます。

ORFEO D’OR


Smetana: Ma Vlast
ORFEOR 836112
(2CD→1CD特別価格)
\2300→¥1990
マタチッチ&ウィーン放送響
 スメタナ:連作交響詩「わが祖国」全曲
[CD 1] 42’25”
 第1曲 高い城(ヴィシェフラド) 16’46”
 第2曲 モルダウ(ヴルタヴァ) 13’43”
 第3曲 シャールカ 11’25”
[CD 2] 44’39”
 第4曲 ボヘミアの牧場と森から 13’48”
 第5曲 ターボル 15’01”
 第6曲 ブラニーク 15’32”
ウィーン放送交響楽団
 (オーストリア放送交響楽団)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
 マタチッチ&ウィーン放送響の「わが祖国」1982 年1月15日ムジークフェラインザール・ライヴ。以前Weitblickから出ていたも(SSS0084)のと同じ。

録音:1982 年1 月15 日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ・ステレオ)[ORF 収録]/ADD、87’04”

 巨匠マタチッチがオーストリア放送交響楽団を指揮して、スメタナの「わが祖国」全曲を演奏したアルバムがORFEO よりリリース。
 1968 年のNHK 交響楽団とのライヴ演奏でも知られるように、マタチッチはこの作品にたいへん思い入れが強いようで、1982 年1 月のオーストリア放送響との最後の公演曲目のひとつとして、ぜひとも「全曲演奏」でと、マタチッチたっての強い希望でコンサートが実現したものです。
 「黄金のホール」ウィーンのムジークフェラインザールでの収録もポイントに挙げられる内容は、すでに国内では別のレーベルからリリースされて、19 世紀末生まれで古き良き伝統を汲むマタチッチの共感たっぷり、かたまりのような巨大な音楽づくりが、熱心なファンから絶大な支持を得ていました。

PIANO CLASSICS



PCLM 0036
(5CD)
\2600→\2390
ブルース・ハンガーフォード
 ベートーヴェン:ピアノソナタ選集
Disc.1
 ピアノソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第17番「テンペスト」、
 第21番「ワルトシュタイン」/
Disc.2
 第2番、第4番、第5番/
Disc.3
 第6番、第7番、第13番、アンダンテ・ファヴォリWoO.57/
Disc.4
 第1番、第12番、第19番、第20番、ロンドOp.51-1、
 メヌエット変ホ長調、喜びと悲しみWoO.54、エリーゼのために/
Disc.5
 第24番「テレーゼ」、第30番、第31番、第32番
ブルース・ハンガーフォード(pf)
オーストラリアのピアニスト、ブルース・ハンガーフォード(1922〜1977)。
メルボルンでロイ・シェパード、シドニーFRイグナツ・フリードマン、ニューヨーク/ジュリアードでアーネスト・ハッチソン、マイラ・ヘス、カール・フリードベルクに師事。ベートーヴェンの解釈に定評があったが、このベートーヴェンのソナタ集の録音に取り組んでいる途中で自動車事故死を遂げてしまう。彼の強力で劇的な演奏をボックスとして発売できることはとても意義あることと思われます。
素晴らしいピアノ演奏技術、音楽的才能だけでなく、古生物学者およびエジプト学者としても活躍していました。 Licensed from Entertainment One

POLSKIE NAGRANIA(MUZA)


PNCD 1399
(2CD)
\3200
【再発売】
タデウシュ・バイルト(1928-1981):作品選集
  4つの愛のソネット(第2版;バリトン、弦楽とチェンバロのための;1969)
  アンジェイ・ヒオルスキ(バリトン)
  ポーランド放送クラクフ管弦楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
  録音:1978年7月、クラクフ、ポーランド

  コラ・ブルニョン(古様式による弦楽合奏とフルートのための組曲;1951)
  ポーランド国立放送交響楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
  録音:1955年5月、カトヴィツェ、ポーランド

  トルヴェールの歌
   (アルトまたはメゾソプラノ、2つのフルートとチェロのための歌曲集;1963)
  クリスティナ・ショステク=ラトコヴァ(メゾソプラノ)
  ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団員 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
  録音:1968年1月24日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド

  5つの歌(メゾソプラノと室内管弦楽[16楽器]のための;1968)
  クリスティナ・ショステク=ラトコヴァ(メゾソプラノ)
  ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団 アンジェイ・マルコフスキ(指揮)
  録音:1974年6月、フィルハーモニー・ホール、ヴロツワフ、ポーランド

  サイコドラマ(管弦楽のための;1972)
  ポーランド国立放送交響楽団 ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)
  録音:1979年2月1日、カトヴィツェ、ポーランド

  恋愛詩(ソプラノと交響楽のための6つの愛の歌;1961)
  ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
  ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
  録音:1963年4月21日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド

  交響曲第3番(1969)
  ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
  録音:1969年6月10-11日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド

  悲歌(管弦楽のための;1973)
  ポーランド国立放送交響楽団 ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)
  録音:1979年2月1日、カトヴィツェ、ポーランド

  ヴィオラ協奏曲(1975)
  ステファン・カマサ(ヴィオラ)
  ポーランド放送クラクフ管弦楽団 ヤツェク・カスプシク(指揮)
  録音:1977年4月10日

  彼方からの声(バリトンと管弦楽のための歌曲集;1981)
  イェジ・アルティシュ(バリトン)
  ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
  録音:1982年1月22日、ライヴ、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド
旧規格番号 PNCD 525の新装再発売。

PNCD 1402
\2300
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):歌曲集
  おお、信じるな/新しい春から/ときどき/悲しむ少女へ Op.1 No.1
  一番星が輝くところから Op.1. No.2/失望 Op.1 No.4
  私は覚えている、静かで、明るい、黄金の日々を Op.1 No.5
  私の心は悲しむ Op.1 No.6/木々から枯葉が落ちる
  もっと私に話して Op.3 No.1/恋愛詩から Op.3 No.2/野を行く Op.3 No.3
  穏やかな暗い海 Op.3 No.4/夜の輝きの中に眠る Op.3 No.5
  永遠の夜の前に Op.3 No.6/私のことで泣かないで Op.3 No.7
  夕べの静けさの中に Op.3 No.8/広い広い海の彼方 Op.3 No.9
  魔法にかけられた王女 Op.3 No.10/プラタナスの木の下で
  雪の上で Op.1 No.3(*)
アンジェイ・ヒオルスキ(バリトン(*以外))
エヴァ・ポドレシ(アルト(*))
イェジ・マルフヴィンスキ(ピアノ)
録音:データ記載なし(1972年頃?(*以外)/1980年頃?(*))


PNCD 1404
\2300→\2090
ブロニスワフ・ギンペルが弾くヴィエニャフスキ
 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
  ポロネーズ イ長調 Op.21/ポロネーズ ニ長調 Op.4
  グノーのオペラ「ファウスト」の主題による幻想曲イ長調 Op.20
  旅芸人(性格的マズルカ)Op.19 No.2/クヤヴィアク イ短調
  オベルタス(性格的マズルカ)Op.19 No.1/伝説 ト短調 Op.17
  スケルツォ=タランテッラ ト短調
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
アルノルト・レズレル(指揮)
録音:1962、1963年
ブロニスワフ・ギンペル(1911-1979)はポーランド出身(生地は現ウクライナのリヴィウ)のアメリカ合衆国のヴァイオリニスト。

PRAGA DIGITALS


Rachmaninov: Piano Concertos Nos. 1 & 2
PRDDSD 350056
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
リヒテルvsザンデルリンク
 世紀のラフマニノフ 録音がSACD で登場

ラフマニノフ:
 (1)ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
 (2)同第2番ハ短調Op.18
 (3)前奏曲嬰ヘ短調OP.23の1/イ長調Op.32の9/
  ロ短調Op.32の10/嬰ト短調Op.32の10
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
クルト・ザンデルリンク(指)
(1)モスクワ放送響
(2)レニングラード・フィル
ますます近寄り難い大きさとなった。

(1)録音:1955年2月18日/ライヴ(モノラル) (2)録音:1959年2月2日/ライヴ(モノラル) (3)録音:1960年10月28日/ニューヨーク、ライヴ(ステレオ)/ADD、75’40”

SACD ハイブリッド盤。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番といえば、やはりリヒテルの演奏が不滅の名盤として燦然たる輝きを失わずにいます。
 それがSACD ハイブリッド盤となりました。あらためて聴いてみれば、神がかり的に凄い演奏であることが実感されます。ラフマニノフ自身でさえ、ここまで圧倒的な演奏は実現できなかったであろうという出来になっています。また、リヒテルの手の大きさと打鍵の強靭さ、鐘のように深く重い音から水晶のように透明な音までが鮮やかに聴こえるのが鳥肌モノの感動。細部まで明瞭なため、一音さえもおろそかにしないリヒテルのピアニズムを存分に堪能できます。
 さらに特筆すべきはザンデルリンクのバック。何よりムラヴィンスキー時代のレニングラード・フィル、ガウク時代のモスクワ放送響ならではの、いにしえのロシアのオーケストラの咆哮する金管と粘る弦に興奮させられます。ザンデルリンクもいつにもまして大きな音楽作りで、リヒテルの巨人的なオーラに少しもひけをとっていないのがさすが。2大巨匠が、甘さや感傷性の全くない「男のラフマニノフ」を聴かせてくれます。

PREISER



PRCD 93481
\2300→\2090
ミレッラ・フレーニ 初期録音
 ベッリーニ:「夢遊病の女」−おお花よ、こんなにも早く
 ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」−おお幾たびか
 ビゼー:「カルメン」−何も恐れることはない
 ヴェルディ:「ファルスタッフ」−夏のそよ風に乗って
 マスカーニ:「友人フリッツ」−ささやかな花ですわ
 プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」−私のお父さん
 プッチーニ:「修道女アンジェリカ」−母もなく
ミレッラ・フレーニ(S)
イーノ・サヴィーニ(指)
ミュンヘン放送管弦楽団
録音:1959 年
 プッチーニ:
  「ボエーム」
   −ええ、私はミミと呼ばれます
   −おお可愛い娘よ
   −あなたの愛の声に呼ばれて
  「トゥーランドット」
   −ご主人様、お聞きください
   −氷のような姫君
  「蝶々夫人」−晩になった(愛の二重唱)
ミレッラ・フレーニ(S)
ヴィクトル・レムゼイ(T)
ジーノ・ダル・フェッロ(T)
アルジェオ・クワドリ(指)
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
録音:1961 年頃
20 代のフレーニの瑞々しい歌声! ミレッラ・フレーニ 初期録音

 ミレッラ・フレーニがまだ若手歌手だったころのアリア集2枚をCD1枚にまとめたもの。1959年のアリア集は、フレーニの最初期のスタジオ録音。
 ベッリーニ2 曲が貴重。プッチーニのアリアと重唱は1960 年代初頭のDECCA 録音で、おそらくまとまってCD 化されたのはこれが初めてだと思われます。どちらも20 代のフレーニの驚異的に瑞々しい声を堪能できます。
 なお、「蝶々夫人」のピンカートンを歌っているテノールは、ジーノ・ダル・フェッロ Gino dal Ferro と表記されていますが、LP ではジャンニ・ダル・フェッロ Gianni dal Ferro と表記されていました。


PRCD 93483
\2300→\2090
ジュリエッタ・シミオナート伝説の肖像
 ロッシーニ:
  「タンクレーディ」−たくさんの胸騒ぎに
  「アルジェのイタリア女」−ひどい運命!
  「セビリアの理髪師」−先ほどの声が
  「チェネレントラ」−悲しみと涙のうちに生まれて
 ドニゼッティ:「ファヴォリータ」−ああ私のフェルナンド
 ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」−ああ!美しい魂よ
 ヴェルディ:
  「トロヴァトーレ」−炎は燃えて
  「仮面舞踏会」−地獄の王よ
  「ドン・カルロ」−酷い運命よ
 マスカーニ:
  「カヴァレリア・ルスティカーナ」−ママも知るとおり
 トーマ:「ミニョン」−オレンジの花咲く国をご存知ですか?
  ( 君よ知るや南の国)
 サン=サーンス:「サムソンとデリラ」−春は目覚めて
 ビゼー:「カルメン」−恋は野の小鳥(ハバネラ)
 マスネ:「ウエルテル」−泣かせておいて
 パエール:出発のキス
 ゴルディジャーニ:牧人の別れ
 バーリン:「アニーよ、銃を取れ」−あなたには負けない
アルジェオ・クワドリ(指)
 ミラノ交響楽団
フランコ・ギオーネ(指)
 サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団
マリオ・ロッシ(指)
 RAIトリノ管弦楽団
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
 RAI ミラノ管弦楽団
アルトゥーロ・バジーレ(指)
 RAIトリノ管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団
アルベルト・エレーデ(指)
 フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
ほか
偉大なメッゾソプラノ、シミオナートの戦後の歩みを聞く!

録音:1949-1960 年/72'05

 2010 年に百歳まであと7 日で惜しまれつつ亡くなった偉大なメッゾソプラノ、ジュリエッタ・シミオナートの戦後の様々な録音を集めています。
 シミオナートはイタリア的な美しい声、ヴェルディのメッゾ役に求められるドラマティックな表現力はもちろんのこと、ソプラノ音域も歌える声域の広さや柔軟でしなやかな歌い口でも評価が高く、しかも50 歳を過ぎても衰えを見せないという驚異的な歌手でした。このCD ではイタリアオペラ界のメッゾの女王として君臨した約10 年のシミオナートを様々な角度から聞くことができます。

PRIMA VOCE


NI 7839
CD-R\1800
プリマ・ヴォーチェ・パーティ
 デラノワ:フィリピン
 メンデルスゾーン:たったひとつの言葉にのってOp.63-1
 モシュコフスキ:かわいいナイチンゲール
 ツェラー:ナイチンゲールの歌/他
ユーグ・キュエノー(テノール)
ローザ・ポンセル(ソプラノ)
リヒャルト・タウバー(テノール)
ミリザ・コルジャス(ソプラノ)
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、他
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行うニンバスの「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌声を収めた貴重なシリーズ。
1910年-1941年の演奏を収録した「プリマ・ヴォーチェ・パーティ」は同レーベルのベスト盤。Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

PROFIL



PH 12008
(3CD)
特別価格
\2500→\2290
リヒター「1958年のマタイ」/2012年新マスタリング
 J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV 244
エルンスト・ヘフリガー(T 福音史家)
キート・エンゲン(Bs イエス)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
アントニー・ファーベルク(S)
ヘルタ・テッパー(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
マックス・プレープストル(Bs)
エッケハルト・ティーツェ、
 ヘトヴィヒ・ビルグラム(Org)
ミュンヘン少年合唱団
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)
2012年新マスタリングで不滅の傑作がいっそう感銘深いものに!リヒター「1958年のマタイ受難曲」

録音:1958 年6 月-8 月ミュンヘン、ヘルクレスザール( セッション・ステレオ)[DGG 音源]
マスタリング:2012 年ホルガー・ジードラー(ths-studio)/ADD、ステレオ、71’22”/77’41”/48’

 「バッハの権威」カール・リヒターが遺した不朽の名盤「1958 年録音のマタイ受難曲」が、2012 年の最新マスタリングでProfil より登場。
 いくつかあるリヒターが指揮した「マタイ受難曲」のなかでも、とりわけ1958 年盤は、バッハの音楽に全身全霊を捧げたリヒターの求道者にも似た表現意欲と、その意図を十全に汲み取るソリスト、アンサンブルとが生み出す厳しくも共感にあふれた造形がスタイル・時代を超越し、マタイ演奏のひとつの頂点を築いた内容として普遍的な魅力を湛えたものです。
 Profil の社主ギュンター・ヘンスラー氏によれば、「ホルガー・ジードラーによるマスタリングの仕上がりも申し分ない」とのことですので、その出来ばえに期待したいところです。
 ブックレットには独語によるトラックと独語歌詞のみ掲載。

PROFIL



PH 10050
\2400→\1790
テンシュテット指揮によるハイドンとモーツァルト、注目のライヴ
(1)モーツァルト:
 協奏交響曲イ長調K.Anh.104(320e)☆
 レチタティーヴォとアリア
  「うつくしい恋人よ、さようなら…とどまれ、
   いとしき人よ」K.528※
 アリア「心配しないで愛する人よ」K.505#※
(2)ハイドン:交響曲第64番イ長調Hob. I-64
(1)プロ・アルテ弦楽三重奏団
 [豊田耕児(Vn)、
  ステーファノ・パッサージョ(Va)、
  ゲオルク・ドンデラー(Vc)] ☆
 ディーター・クレッカー(Cl) #
 ゲルティ・ツォイマー=ペール(S) ※
 クラウス・テンシュテット(指揮)
 ベルリン・ドイツ交響楽団(ベルリン放送交響楽団)
(2)クラウス・テンシュテット(指揮)
 バーデン=バーデン&フライブルクSWR
 交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
テンシュテット指揮によるハイドンとモーツァルト、貴重なレパートリーを取り上げた注目のライヴ

(1)録音:1974 年9 月11 日(ベルリンRIAS 収録) (2)録音:1976 年8 月20 日ハンス・ロスバウト・スタジオ(SWR 収録)
ADD、ステレオ、52’02”

 1970 年代の半ば、西側に出て注目を集め始めたころのテンシュテットが、当時のベルリン放送響と南西ドイツ放送響に客演した際の貴重なライヴ音源がProfil よりCD 化されます。
 モーツァルトとハイドンからなる収録曲はすべて、これまで正規の商業録音では聴くことの出来なかったもので、得意としていたマーラーでの激しい表現とは打って変わって、意外なほど端正な音楽運びが印象的で、注目の内容といえるでしょう。
【協奏交響曲】
 モーツァルトの協奏交響曲はおよそ演奏時間13 分ほどの断片で、有名な変ホ長調K.364 とほとんど同時期の1779 年晩夏もしくは秋にザルツブルクで書かれたとされ、弦楽三重奏が独奏パートを受け持つのが特徴。ここでは当時のベルリン放送響のメンバーにより結成されたアンサンブル、第1 コンサートマスターの豊田耕児、ヴィオラのパッサージョ、首席チェリストのドンデラーがソリストに起用されています。ちなみに、パッサージョとドンデラーはドロルツ四重奏団の交代メンバーとしても有名。
【レチタティーヴォとアリア】
 K.528 のレチタティーヴォとアリアは、1789 年秋に「ドン・ジョヴァンニ」のプラハ初演を果たした直後のモーツァルトが、名ソプラノ、ヨゼファ・ドゥーシェクのために書き上げたもので、「ドン・ジョヴァンニ」にも通じるシリアスでドラマティックな曲調が印象的な作品。
 歌うのは1943 年ブラウンシュヴァイク生まれのツォイマー=ペール。1970 年以降ベルリン・ドイツ・オペラのメンバーとして活躍、またカール・リヒターとの共演でも知られるソプラノが、意欲漲るテンシュテットの指揮で、どのような反応をみせてくれるのかに注目です。
 もうひとつのアリアK.505 では、オブリガート独奏をフォルテピアノのかわりにクラリネットで演奏。名手ディーター・クレッカーが担当しています。
【交響曲第64 番】
 「時の移ろい」というニックネームで呼ばれることもあるハイドンの交響曲第64 番は、いわゆる「シュトルム・ウント・ドランク」時代の作品で、ラルゴのミステリアスな進行や、おだやかなフィナーレとみせかけて、突如、荒々しく攻撃的なフレーズや、コントラスト鮮やかに短調に切り替わる場面が現れたりと、20 分ほどの演奏時間のなかに多様な仕掛けが施されています。この作品はテンシュテットが好んで取り上げていたナンバーのようで、1970 年代後半にキール歌劇場管、ボストン響、ドレスデン・フィルなどとも演奏していて、あたかもギュンター・ヴァントにおける第76 番の例を思わせます。ちなみに、南西ドイツ放送響を指揮したマーラーの第4 交響曲(PH05039)とのカップリングで、当日演奏されていたのもこの曲でした。

PROFIL



PH 12020
\2400→\2190
生誕100年記念の録音が復活
 ダルベール:「出立」
ウィリ・フェレンツ(Br ギルフェン)
ロッテ・シェードル(S ルイーゼ)
エルヴィン・ヴォールファールト(T トロット)
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団
ダルベールの愉快な1幕オペラ「出立」生誕100年記念の録音が復活、早世した性格テノール、ヴォールファールトの貴重な録音

録音:1964 年4 月6 日、ミュンヘン¥/47'07、MONO

 偉大なピアニストにしてバックハウスの師匠としても知られるオイゲン・ダルベール(1864 − 1932)は、作曲家としてもかなりの成功を収めており、ことにオペラは20 作も書いています。中でもドラマティックな「低地」の人気が高いのですが、この「出立」は1 幕ものの軽い喜劇。1898 年にフランクフルトで初演され人気を博しました。ギルフェンとルイーゼは倦怠期の夫婦。ギルフェンは長旅を計画しているものの、不在の間に妻が浮気するのではないかと心配して決行できない。夫妻の友人トロットがギルフェンに出立を促し、ようやくギルフェンは旅立つ。すぐにトロットはルイーゼを口説き出すが、彼女は彼を拒む。実は偽りの旅立ちだったギルフェンが家に戻ってみると、妻が貞淑だったことが明らかになって、夫妻は愛を取り戻す。
 この録音はダルベールの生誕100 年を記念してバイエルン放送が制作したもの。かつてCALIG 社から発売されていたもの。指揮は、ヨッフム時代のバイエルン放送交響楽団を補佐した楽長のヤン・クーツィール。ルイーゼのロッテ・シェードルは1926 年、フュッセン生まれのソプラノ。娘役を得意としました。
 ギルフェンのウィリ・フェレンツは1923 年、ウィーン生まれのバリトン。個性的な役を得意とした達者な歌手です。トロットのエルヴィン・ヴォールファールトは、バイロイトでベームが指揮した「指環」で強烈なミーメを怪演したテノール。彼はこれからという1968 年に36 歳で早世してしまったので、この録音は貴重です。

PROFIL



PH 12019
(12CD)
特別価格
\6400→\5990

「フェルディナント・ライトナー / アニヴァーサリー・エディション」
フェルディナント・ライトナー(指揮)
 [CD 1] (PH04063) 51’45”
  ・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56
   シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立管弦楽団 / 録音:1952 年
  ・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23 番イ長調K 488
   モニク・アース(P) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1953 年1月23− 25日
  ・ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「マドンナの宝石」
   −間奏曲第1番 / 間奏曲第2番
    シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立管弦楽団 / 録音:1949 年4月28日

 [CD 2] (PH04051) 74’05”
  ・ハイドン:交響曲第6番ニ長調Hob.I-6「朝」
  ・ハイドン:交響曲第7番ハ長調Hob.I-7「昼」
  ・ハイドン:交響曲第8番ト長調Hob.I-8「晩」

   バイエルン放送交響楽団 / 録音:1972 年3月

 [CD 3] (PH04050) 71’10”
  ・モーツァルト:交響曲第28番ハ長調K 200(189k)
  ・モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K 385「ハフナー」
  ・モーツァルト:歌劇「劇場支配人」K 486(全曲)

   バルバラ・キルダフ(S) エディト・ヴィーンス(S) 
   デオン・ファン・デア・ヴァルト(T) グイン・ハウエル(Bs)
   バイエルン放送交響楽団 / 録音:1989 年6月

 [CD 4] (PH04062) 66’31”
  ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番K 219
   ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
   ウィーン交響楽団 / 録音:1952 年
  ・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1 番ト短調Op.26
   ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn) バンベルク交響楽団
    録音:1952年4月28 − 30日
  ・ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調Op.40
  ・ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調Op.50

   ルドルフ・ケッケルト(Vn) バンベルク交響楽団 / 録音:1953年2月18−19日

 [CD 5 & 6] (PH08037) 56’07” / 45’32”
  ・コルネリウス:喜歌劇「バグダッドの理髪師」
   ハンス・ゾーティン(Bsアブル・ハッサン)、
   フリッツ・ペーター(T ババ・ムスタファ・カーディ)、
   マルガ・シムル(Ms ボスターナ)、デイル・デュージング(Br カリフ)、
   ヘレン・ドナート(S マルギアーナ)、
   ホルスト・ラウベンタール(T ヌレディン) 他,
   ケルンWDR 交響楽団&合唱団 / 録音:1974年1月31日&2月1日,ケルンWDR

 [CD 7, 8, 9 & 10](PH09009) 60'02”/41’31”/61’30”/ 76’41”
  ・ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」
   ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルジファル)、
   マルタ・メードル(クンドリ)、
   グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス王)、
   オットー・フォン・ロール(グルネマンツ)他、
   ヴュルテンベルク州立歌劇場(シュトゥットガルト州立歌劇場) 合唱団、
   パリ・オペラ座管弦楽団 / 録音:1954年3月26日パリ・オペラ座(ライヴ)

 [CD 11 & 12] 79’59” / 65’16”
  ・ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」【初CD 化!】
  フランツ・マツーラ(Bs タメルラーノ)、ドナルド・グローブ(T バヤゼート)、
  ヘレン・ドナート(S アステーリア)、キート・エンゲン(Bs アンドローニコ)、
  ライリ・コスティア(イレーネ)、カリ・ヌルメラ(Br レオーネ)
  バルメン=ゲマルケ・カントライ、カペラ・コロニエンシス
   録音:1966年3月25日ケルンWDR
生誕100 年記念企画!ドイツの本流の巨匠フェルディナント・ライトナー

 ドイツ・グラモフォンに200 以上の録音を残したライトナーは1912 年にベルリンで生まれ1996 年にチューリヒで亡くなりました。彼は作曲をシュレカー、指揮をプリューヴァー(ブラームスの愛弟子)に学びましたのでブラームスの孫弟子にあたりドイツの本流指揮者でありました。芸風は暖かみのある弦楽に木管などは第2 オーボエなどを強調し、独特の立体感のある表現が印象的。芸歴は30 年間シュトゥットガルト州立歌劇場の音楽監督を務めた後チューリヒトーンハレ首席、チューリヒ音楽院院長を歴任。
 このセットは既発6 セットに新譜「タメルラーノ」をセット化したものですが、評価の高かった「パルシファル」をバラで購入するよりお買得の大変なサービス品となっております。
 なお、今後はライトナー指揮北ドイツ放送交響楽団ライヴ集も発売が予定されており、ライトナーに目が離せません。

REGIS


RRC1381
\1100
イギリスの名曲集
 チャールズ・ウィリアムズ:悪魔のギャロップ/
 ファーノン:浮気者の肖像/
 ウッド:バーウィック・グリーン/
 ファーノン:Sunny side up/
 ロン・グッドウィン:Red Cloak/
 トーチ:ロンドン急行組曲/
 アンジェラ・モーリー:スターライト/
 ジョージ・シラヴォ:Bumps A Daisy/
 エリック・コーツ:
  スリーピー・ラグーン、
  テレビジョン・マーチ、ロンドン組曲より、序曲「メリーメーカーズ」、
  コーリング・オール・ワーカーズ、ロンドン・アゲイン組曲より/
 グレインジャー:
  カントリー・ガーデン、羊飼いの呼び声、岸辺のモリー、ロンドンデリーの歌
ヴァリアス・アーティスツ
録音:1931年〜57年

RRC1382
\1100
マリア・ジョアン・ピリス
 モーツァルト:

  ピアノソナタ第15番〜第18番
  幻想曲K.397 
マリア・ジョアン・ピリス(pf)
1974年録音

RRC1383
\1100
フィッシャー=ディースカウ&ジェラルド・ムーア
 シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジェラルド・ムーア(pf)
1951年録音

SOLSTICE


SOCD 283/5
(3CD)
\6000→\5490
イヴォンヌ・ルフェビュール(1898-1986) 未発表録音集
CD1
 ラモー:ガヴォットと6つの変奏
 J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト長調 BWV542
 ハイドン:変奏曲Hob ⅩⅦ 6
 モーツァルト:
  幻想曲 K.396 &475、ソナタ 第14番K.457、
  キラキラ星変奏曲K.265
 シューベルト:ソナタ 第19番 D958‐第2&3楽章
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)

フランス放送管弦楽団、
指揮:マニュエル・ロザンタール
CD2
 ショパン:
  マズルカ op.7-3&5,op17-4,op-41-2,po56-2、
  バルカローレ op.60
 シューマン:蝶々 op.2、幻想曲 op.17
 ブラームス:インテルメッツォ op.119-1&0p118-6
CD3
 リスト:
  バラード S171、悲しみのゴンドラ Ⅱ S200、
  紡ぎ歌(さまよえるオランダ人)
 バルトーク:ブルガリアのリズムによる6つの舞曲(ミクロコスモスより)
 アンリ・バロー(1900‐1997):ピアノ協奏曲(1939)*
 アンリ・マルテッリ(1935‐):5つの舞曲 op.47*
 デュカス:牧神のはるかな嘆き*
 アンリ・バロー(1900‐1997):ピアノ協奏曲(1939)*
未発表録音集1(SOCD133/5),同2(SOCD959)(いずれも製造中止)に初CD化の3曲(*)を加えて待望のリニューアル発売。

SOCD 281/2
(2CD)
\4000→\3690
アンドレ・マルシャル讃
CD1
 J.S.バッハ:
  パルティータ「恵み深きイエスよ、よくぞ来ませり」BWV.768
 ニコラ・グリニ:ティエルス・アン・ターユのレシ、5声のフーガ
 F.クープラン:
  単旋律聖歌、クロモルヌのレシ/
 カルヴィエール:小品
 ルイ・ヴィエルヌ:
  即興曲(幻想的小品集op.54より)、オルガン交響曲第4番
アンドレ・マルシャル(オルガン)
CD2
 オーギュスタン・バリエ:トッカータop.7-3 /
 シャルル・トゥルヌミール:公現祭の聖務日課
 ジュアン・アラン:
  アニ・ヤヴィシュタに捧げる2つの舞曲、連祈
  終課の為の後奏曲
 アンドレ・マルシャル:6つの即興曲
一部INA原盤

SUPRAPHON



SU 4082
(2CD)
特別価格
\3000→\2690
名盤「マルチヌーの第4 交響曲」ほか
 トゥルノフスキーのスプラフォン録音がまとめて復刻

[CD 1]
 ・マルチヌー:交響曲第4番H 305
  (録音:1965年9月プラハ、ルドルフィヌム)
   チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ・マルチヌー:チェロのためのコンチェルティーノH 143
  (録音:1966年6月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ)
   アンドレ・ナヴァラ(Vc) プラハ室内フィルハーモニー管弦楽団
 ・イベール:チェロと管楽器のための協奏曲(1925)
  (録音:1966年6月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ)
   アンドレ・ナヴァラ(Vc) プラハ室内フィルハーモニー管弦楽団
 ・ヒンデミット:ヴィオラと弦楽のための葬送音楽(1936)
  (録音:1961年12月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ)
   ラディスラフ・チェルニー(Va) プラハ室内管弦楽団
 ・マルチヌー:3つのリチェルカーレH 267
  (録音:1965年9月プラハ、ルドルフィヌム)
   チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
[CD 2]
 ・ヨゼフ・ミスリヴェチェク:シンフォニア ニ長調
  (録音:1955年9月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ) *モノラル
   プラハ室内管弦楽団
 ・ビゼー:小組曲「子供の遊び」Op.22
  (録音:1967年9月、10月プラハ、ルドルフィヌム)
   プラハ交響楽団
 ・サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」
  (録音:1967年9月、10月プラハ、ルドルフィヌム)
   パヴェル・シュテパーン、イリヤ・フルニーク(P) プラハ交響楽団
 ・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.63
  (録音:1964年12月プラハ、ルドルフィヌム)
   ラディスラフ・ヤーセク(Vn) プラハ交響楽団
マルティン・トゥルノフスキー(指揮)
 2012 年最新リマスタリング( エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ)/ADD、149’11”、ステレオ、*モノラル

 クーベリック、シェイナに続くグレート・チェコ・コンダクターズ第3 弾は、マルティン・トゥルノフスキー。
 1928 年プラハに生まれたトゥルノフスキーは、プラハ音楽アカデミー在学中(1948 − 1952) に、カレル・アンチェルとロベルト・ブラックに師事。
 1952 年プラハ響に指揮者デビュー、1958 年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を果たしてキャリアをスタートさせます。
 1960 年代に入ると、1960 年にブルノ国立フィルの指揮者に任命されたのを皮切りに、プラハ放送響(1962 − 66)、プルゼニュ放送管(1963 − 67)の音楽監督という具合に、国内のポストを歴任したのち、トゥルノフスキーはシュターツカペレ・ドレスデンのカペルマイスター(1967 − 68) も務めています。
 1968 年、ワルシャワ条約機構軍がプラハに侵攻すると、トゥルノフスキーはオーストリアに逃れて市民権を獲得、母国を離れるまではチェコ・フィルの終身客演指揮者(1960 − 1968) のポストにもありましたが、1989 年のビロード革命で帰還するまでのあいだ、オスロのノルウェー国立オペラの音楽監督(1975 − 80) や、ボン歌劇場の音楽監督(1979 − 83) を務めながら、欧米を舞台に数多くの客演をこなすようになります。
 同じく1968 年にトゥルノフスキーはクリーヴランド管を指揮してアメリカ・デビューを果たしますが、これはトゥルノフスキーの父と馴染みの間柄であり、1956 年に自身が師事したことのあるジョージ・セルの招きで実現したもの。
チェコに復帰してプラハ響の常任指揮者(1992 − 96) を務め、1998 年4 月からは群馬交響楽団首席客演指揮者にも就任してわが国にもなじみ深いトゥルノフスキーは、1960 年代にSupraphon に数多くのレコーディングを行っています。
 ここでの収録内容は、フランス・ディスク大賞を獲得した名盤「第4 交響曲」をはじめ、トゥルノフスキー得意のマルチヌーを中心に、名手ナヴァラとの貴重な共演など、すべてSUPRAPHON 初CD 化となるもので、たいへん価値ある復刻といえるでしょう。

SUPRAPHON


=グレート・チェコ・コンダクターズ=


SU 4081
(2CD)
特別価格
\3000→¥2790
名匠シェイナの職人気質のたしかな腕前をたっぷり
[CD 1]
 (1)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492−序曲
 (2)モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
 (3)モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621−序曲
 (4)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
[CD2]
 (1)シューベルト:交響曲第8(7) 番ロ短調D 759「未完成」
 (2)マーラー:交響曲第4番ト長調
マリア・タウベロヴァー(S)[マーラー]
カレル・シェイナ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チェコ・フィル激動期の「副官」カレル・シェイナ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、マーラー

2012 年最新リマスタリング(エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ)/AAA、145’51”
[CD1](1)録音:1962年11 月19 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・ステレオ)/(2)録音:1953年8 月7 日、9月11 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(3)録音:1956年4 月5 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(4)録音:1953年3 月6 − 7 日&9 日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
[CD2](1)録音:1950年5 月3 日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)/(2)録音:1950年4 月6、7、29 日&5月2 日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)

 グレート・チェコ・コンダクターズ第2 弾は、2012 年に歿後30 年を迎えるカレル・シェイナ(1896 − 1982)。
 プラハ音楽院でコントラバスを学び、チェコ・フィルの首席コントラバス奏者を経て、ターリヒの強い勧めで指揮者に転向したシェイナは、ターリヒ時代の1922 年に臨時指揮者として初めてチェコ・フィルの指揮台に立つと、1937 年に副指揮者に就任、1941 年のクーベリックの音楽監督就任後も引き続き副指揮者を務め、1949 年には一時、ノイマンと共に音楽監督、そして1950 年よりアンチェルのもとで再び副指揮者を務めたという経歴の持ち主で、いわば「悲運の副官」として激動期のチェコ・フィルを支えました。
 シェイナ指揮チェコ・フィルによるSUPRAPHON 録音といえば、以前に「わが祖国」と「スラヴ舞曲集」が国内盤で復刻され、そのロマンティックで熱い演奏がおおいにファンを沸かせたのも記憶にあたらしいところです。
チェコ・フィル団員の信任も厚かったという、シェイナの職人気質のたしかな腕前をたっぷり堪能できる2 枚組の収録内容は、かつてマーラーのみ国内盤で復刻されていましたが、すべてSUPRAPHON 初CD 化となるもので、2012 年に最新リマスタリングが施され、音質面での効果にも期待が持てそうです。


SU 4094
(2CD)
\3400→¥3090
名指揮者ハラバラ&チェコ・フィル、「シェエラザード」&「ガイーヌ」
[CD 1]
 (1)リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
 (2)ムソルグスキー(R.=コルサコフ編):交響詩「はげ山の一夜」
[CD 2]
 (3)ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」(ハイライト)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・ハラバラ(指揮)
 名匠ハラバラ&チェコ・フィル、「シェエラザード」「ガイーヌ」ほか十八番のロシアものを振る!

(1)録音:1953年12月7− 9日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(2)録音:1955年11月23日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/(3)録音:1953年9月29−30日&10月2日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)/AAD、モノラル、108’49”

 チェコのオペラ演奏史を語る上で欠かせぬ名指揮者ズデニェク・ハラバラ(1899-1962) が、2012 年に歿後60 年を迎えるにあたり、チェコ・フィルを指揮した録音の数々がSUPRAPHON より初CD 化となります。
長年、劇場を拠点に活動し、コンサートホールではごくまれにしか指揮をしなかったハラバラが吹き込んだ内容は、オペラではなくコンサート・レパートリーを取り上げているのが貴重で、母国チェコとならんで得意としたロシアものというのも注目されます。
 1925 年より、ブルノ→プラハ→オストラヴァ→ブルノ→ブラチスラヴァ→プラハとオペラ監督を歴任し、ドヴォルザークやノヴァーク、フェルステルのほか、「イーゴリ公」「ボリス・ゴドゥノフ」「ホヴァンシチナ」「見えざる町キーテジ」などのオペラでおおきな成功を収めていたハラバラは、プラハに戻った1953 年以降、おもな焦点をチェコとスラヴ系の作品に合わせ、その完成度に磨きをかけてゆきます。
ハラバラが、さかのぼること1939 年に、エリザヴェタ・ニコリスカヤが振付を担当し、プラハ国民劇場で上演された、ミハイル・フォーキンの台本にもとづくバレエ・プロダクションのなかで出会ったリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」をはじめ、いずれの作品でも、細部の緻密な仕上げと表現力も豊かな音楽づくりをたしかめることができます。


SUPRAPHON



SU 4080
(2CD)
特別価格
\3000→\2690
クーベリック、チェコ・フィル時代の貴重な音源!
ドヴォルザーク:
 交響曲第8番 ト長調 Op.88
 ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 Op.70
マルチヌー:交響曲第4番 リディツェへの追悼
ドビアーシュ:「スターリングラード」
ラファエル・クーベリック(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・フィルクスニー(P)
ズデニェク・オタヴァ(Br)
ティポグラフィア男声合唱団
クーベリック、チェコ・フィル時代の貴重な音源!ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ、マルチヌー!

録音:1944 年11 月30 日(ドヴォルザーク交響曲),1946 年6 月4 日(ドヴォルザーク協奏曲), 1945 年12 月13 日(ショスタコーヴィチ),1948 年6 月10 日(マルティヌー交響曲), 1946 年3 月14-15 日(リディツェへの追悼),1945 年11 月7 日(ドビアーシュ)/154m

 20 世紀を代表する偉大な指揮者の一人、ラファエル・クーベリック(1914 − 1996)は、チェコ出身で、1941 年から1948 年までチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めたものの、チェコスロヴァキアの共産化に反発して亡命、チェコ民主化後の1990 年まで祖国を離れていたことはよく知られています。
 このCD には、クーベリックがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者の地位にあった頃の貴重な音源が収録されています。
 ドヴォルザークの交響曲第8 番はまだ第二次世界大戦が終結する前の録音。ピアノ協奏曲は、第二次世界大戦中にチェコを追われ米国に帰化した名ピアニスト、ルドルフ・フィルクスニー(1912 − 1994)が第1 回のプラハの春音楽祭に参加するために帰国した演奏。
 ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、1945 年11 月3 日にレニングラードで初演されてからたったの40 日後の演奏で、おそらくこの曲の初録音。
 マルチヌーの交響曲第4 番とリディツェ村への追悼は、いずれもマルチヌーが第二次世界大戦を避けて米国に移住していた時期の作品。リディツェへの追悼は、ナチによって見せしめ的に全滅させられたチェコの小村リディツェ(ナチはこの件を広く宣伝した)を追悼する作品。
 ヴァーツラフ・ドビアーシュ(1909 − 1978)は、20 世紀半ばのチェコの重要な作曲家の一人。「スターリングラード」は、バリトン独唱と男声合唱のためのカンタータ。これは世界初演の際の録音。クーベリックは若い頃から完成度の高い演奏をなしていたことで知られており、ここでもいずれも単に若々しい演奏に留まらない、極めて立派なものです。
 ブックレットには若きクーベリックの貴重な写真も多数掲載されています。


TACET


200
\2500
The Welte Nignon Mystery Vol.XVIII
 スイングなどラグ・タイムのピアノの饗宴 (1907-1928の演奏) 
 ①Just Another Day Wasted Away (作曲:charles Tobias)
  Howard Lutter (ピアノ) 1928年1月
 ②Russin Rag (作曲:George Leo Cobb)
  hans Hauser (ピアノ) 1920年12月
 ③Sam, The Old Akkordeon Man (作曲:Walter Donaldson)
  Frank Banta (ピアノ) 1927年7月
 ④The Whistling Rufus (作曲:Kerry Mills)
  Kupfernagel (ピアノ) 1907年
 ⑤When You Waltz (作曲:Al Sherman)
  Earl Hampden (ピアノ) 1927年7月
 ⑥Tulip Time (作曲:Dave Stamper)
  George Gershwin(ピアノ) 1920年頃
 ⑦Sometimes I'm Happy (作曲:Vincent Youmans)
  Hans Sommer (ピアノ) 1928年1月
 ⑧Blue Skies (作曲:Irving Berlin)
  Howard Lutter (ピアノ) 1927年9月
 ⑨Yearning (作曲:Neil Moret)
  George Gershwin(ピアノ) 1920年頃
 ⑩The Wedding Glide (作曲:Louis A.Hirsch)
  Orlando Merrigan (ピアノ) 1914年
 ⑪Just a Lettle Longer (作曲:Irving Berlin)
  Howard Lutter (ピアノ) 1926年12月
 ⑫I am in love Again (作曲:Cole Porter)
  Hans Sommer (ピアノ) 1927年12月
 ⑬Pobre Percanta ! (作曲:Manuel Joves)
  Bobby Rice (ピアノ) 1927年3月
 ⑭Mine (作曲:James Fred Hanley)
  Howard Lutter (ピアノ) 1928年1月
 ⑮Will You Remember (作曲:Sigmund Romberg)
  Ted Oliver (ピアノ) 1920年頃
 ⑯Smiles (作曲:Lee S.Roberts)
  George Gershwin(ピアノ) 1920年頃
 ⑰Idolzing (作曲:Sam Messenheimer)
  Earl Hampden (ピアノ) 1927年7月
 ⑱So Blue (作曲:Ray Henderson)
  Hans Sommer (ピアノ) 1928年1月
 ピアノ・ロールに刻まれた歴史的録音の再現 Vol.18 ガーシュウィン他
 それぞれの年代に記録されたピアノ・ロールを2011年にSteinway Dと高音質録音で有名なTACETレーベルの技術陣によって再現。
※今回は、アメリカのスイングなどラグ・タイムを集めた聴いていてステップを踏みたくなるような楽しいアルバムです。

TAHRA



TAH 724
\2500→\2290
ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル未発表音源
 チャイコフスキー・コンクール優勝の4年前のクライバーンとの共演ライヴ!
 (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
 (2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
ルドルフ・ゼルキン(1)
ヴァン・クライバーン(2)(Pf)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ニューヨーク・フィル
ゼルキンも凄い、クライバーンも凄い、全盛期ミトロプーロス&ニューヨーク・フィルの神業が何と初出!

(1)録音:1950年1 月8 日(ライヴ) (2)録音:1954年11 月14 日(ライヴ)/ADD、MONO、68’32”

 驚愕の音源が残されていました。
 ミトロプーロスがニューヨーク・フィルの首席指揮者を務めたのは1951 年から57 年までですが、最初の共演は1949 年とされています。ここでは1950 年1 月8 日のライヴで、当時47 歳のルドルフ・ゼルキンを独奏者としたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と、チャイコフスキー・コンクールで優勝して大スターになる4年前のクライバーンと共演した超お宝ライヴがカップリング。
 ゼルキンによるベートーヴェンの第4協奏曲録音は数点が入手可能ですが、ほとんどが老大家となってからのもので、壮年期の記録はまことに貴重。後年の肩の力の抜けた自然な演奏と異なる、感情の起伏大きい力演で、物凄いボルテージの高さ。ピアノのきらめくように美しい粒ぞろいもしびれます。
 弱冠20 歳のクライバーンは、まばゆいばかりの輝きと、あふれるばかりの才気で只者ではないと確信させられるオーラに満ちています。このチャイコフスキーのエネルギーと推進力は、彼がコンクール優勝後に残したどの同曲録音よりも強力と申せましょう。
 その2天才をバックアップするミトロプーロスの巧さは絶品。ぴったり付けていながら、しっかり自己主張していて、完全にミトロプーロスの音楽となっているところが流石。久々に興奮するアルバムの登場です。

TAHRA



TAH 736
\2500→\2290
ハスキル晩年の至芸、初出のシューマン/ピアノ協奏曲
 (1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
 (2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
クララ・ハスキル(Pf)
(1)ラファエル・クーベリック(指)
 デンマーク放送響
(2)パリ音楽院管
あまりの神々しさにひれ伏したくなる、ハスキル晩年の至芸。初出のシューマン

(1)録音:1955年2 月17 日(初出。ライヴ) (2)録音:1960年1 月31 日(ライヴ)/ADD、MONO、60’27”

 ハスキル十八番のシューマンのピアノ協奏曲はアンセルメやオッテルローとの共演盤が知られていますが、クーベリックとの1955 年ライヴが初めて日の目を見ます。夢の共演ですが、当時はレコード会社の契約の問題で商品化が実現できませんでした。さらに電話回線を使って録音されたためか、第2 楽章終結部と第3 楽章冒頭の約2 分間が欠落していて、ハスキル本人がリリースを拒否したとされます。今回、欠落箇所を1953 年7 月にクレツキと共演した同曲録音から補い復元しました。ハスキルの演奏は相変わらず冴えていて、思いのほか強いタッチと推進力で引き込まれます。
 カップリングのショパンは彼女が亡くなった年の1960 年1 月31 日にパリで行われたライヴ。この作品も同年のマルケヴィチとの共演盤がありますが、ライヴゆえの熱気と、妖気とさえいえる不思議なオーラに満ちた名演となっています。ロマン溢れる同曲が、まるでモーツァルトのピアノ協奏曲第27 番を彷彿させる清明、純化された世界となり、あまりの神々しさゆえ近寄りがたいほどです。ショパンのピアノ協奏曲第2 番のファン必携の一枚と申せましょう。

TOKYO FM



TFMC 0038
\2600→\2390
バルシャイ&モスクワ室内管、日本初演ライヴ
 ショスタコーヴィチ:交響曲第14番ト短調op.135「死者の歌」
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
モスクワ室内管弦楽団
マクワラ・カスラシヴィリ(ソプラノ)
エフゲニー・ネステレンコ(バス)
 バルシャイ未亡人激賞の大演奏!
 バルシャイ&モスクワ室内管、日本初演ライヴ。ショスタコーヴィチ交響曲第14番。1975 年5月16日東京文化会館。
 「この音こそが作曲家の思い描いた響きそのものであった。」工藤庸介(ショスタコーヴィチ研究家)

録音:1975 年5 月16 日、東京文化会館、ライヴ

 同曲世界初演者バルシャイの日本初演壮絶ライヴ!
 録音もTOKYO FM シリーズ中最高と云っていいほどで、スタジオレコーディング顔負けの素晴らしい音質、うなる低弦や炸裂する打楽器のなまなましさは無類、そのうえ名人ネステレンコのバスの歌声が背筋が寒くなるほどのリアルさでとらえられています。曲の内容と相まって忘れられぬ印象を残す一枚です。


TFMC 0039
\2600→\2390
伝説中の伝説ライヴ「わが祖国」!
 本家チェコ・フィルによる日本初演!
  スメタナ:「わが祖国」全曲
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 伝説中の伝説ライヴ「わが祖国」本家チェコ・フィルによる日本初演!1974年6月30 日東京文化会館

録音:1974 年6 月30 日、東京文化会館、ライヴ

 クラシックの公開録音の応募に11 万通を超えるハガキと云う空前の反応のあった当公演は、当日も抽選にもれたファンが会場に押し掛け押し問答があったという、いわくつきの公演でもありました。ノイマンたっての希望でおこなわれたチェコ陣営での日本初演だけあり大変な迫力で終演後には爆発的喝采が収録されています。チェコ人ならずとも熱いなにかがこみあげてくる、まさに大演奏で、この時代の熱気に打たれました。

TOKYO FM(SACD)


※再生にはSACDプレーヤーが必要です。

 この新DSD マスター制作はAltus 斎藤啓介氏で、通常の5 倍の時間をかけて制作。録音当時にトラブルがあったとされる第9 終楽章後半なども前情報なく虚心に聴きますと録音の不備が全くと言っていいほど感じられず、カラヤンの素晴らしい音楽に没入できます。また解説書は各SACD ごとに異なる8 ページのカラーページ付で、ムラヴィンスキーの写真等ででおなじみの写真界の重鎮山本成夫氏のカラヤン新たな未発表写真を掲載!

TFMCSA 0025
(SACD)
\4200
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
 ベートーヴェン交響曲全集I
  交響曲第1番 ハ長調 作品21、第3番「英雄」 変ホ長調 作品55
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
新DSDマスターで一新の音質、SACD非圧縮シングルレイヤーで登場!この厚み!この響き!これぞカラヤン絶頂期の壮絶大英雄

録音:1977 年11 月13 日、東京 普門館、ライヴ録音/シングルレイヤー、ライヴ、ステレオ、日本語解説付
TFMCSA 0026
(SACD)
\4200
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
 ベートーヴェン交響曲全集II
  交響曲第2番 ニ長調 作品36、第8番 ヘ長調 作品93
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
圧巻の2 番!カラヤン&BPOならではの低音の魅力を満喫

録音:1977 年11 月14 日(2 番)17 日(8 番)、東京 普門館、ライヴ録音/シングルレイヤー、ライヴ、ステレオ、日本語解説付
TFMCSA 0027
(SACD)
\4200
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
 ベートーヴェン交響曲全集III
  交響曲第6番「田園」ヘ長調 作品68、第5番「運命」ハ短調 作品67
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ステレオ初公開!大迫力!思わずのけ反るこれぞ「運命」「田園」

録音:1977 年11 月16 日、東京 普門館、ライヴ録音/シングルレイヤー、ライヴ、ステレオ、日本語解説付
TFMCSA 0028
(SACD)
\4200
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
 ベートーヴェン交響曲全集IV
  交響曲第4番変ロ長調 作品60、第7番 イ長調 作品92
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽
ドイツ流儀のトゥティ!テーリヒェンのティンパニーが炸裂!

録音:1977 年11 月15 日、東京 普門館、ライヴ録音/シングルレイヤー、ライヴ、ステレオ、日本語解説付
TFMCSA 0029
(SACD)
\4200
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
 ベートーヴェン交響曲全集V
  交響曲第9番ニ短調 作品125
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ヘルイェ・アルゲルヴォ(アルト) 
ヘルマン・ヴィンクラー(テノール)
ハンス・ゾーティン(バス)
すごいボルテージ!カラヤン完全燃焼の第9。合唱も特筆

プロ合唱団連盟、東京藝術大学合唱団[ 田中信昭( 合唱総指揮)]
録音:1977 年11 月18 日、東京 普門館、ライヴ録音/シングルレイヤー、ライヴ、ステレオ、日本語解説付

新DSD マスターにより、音質が一段と明らかに本当に向上して、見事な音に仕上がりました。同演奏の音質的決定稿と申せましょう。

URANIA


WS 121.176
(2CD)
\1600
トスカニーニ指揮&NBC交響
 ヴェルディ:歌劇「オテロ」
    1947年
ラモン・ヴィナイ(T)
ヘルヴァ・ネッリ(S)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)
ナン・メリマン(Ms)、他
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団、合唱団

WS 121.177
(2CD)
\1600
ドラティ&コヴェント・ガーデン
 ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
 1960年
ジョージ・ロンドン(Br)
レオニー・リザネク(S)
ジョルジョ・トッツィ(Bs)
カール・リーブル(T)
アンタル・ドラティ指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団

WALHALL


WLCD0356
(2CD)
\2000
初出! アラン・ヴァンゾ
 グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」
アラン・ヴァンゾ(ロメオ) 
 ユゲット・リヴィエール(ジュリエット) 
 ジャック・マルス(ローラン神父) 
 アンリ・ペロット(メルキューシオ)
ピエール=ミッシェル・ル・コント指揮 
リリック放送管弦楽団、合唱団 
(リリック放送管弦楽団はフランス放送フィルの前身の楽団です)
また、演奏も大変素晴らしく、同曲で多くの名盤を残しているロメロ役のアラン・ヴァンゾ(テノール)も立派です。1960年12月2日 パリでのライヴ

WLCD0360
(2CD)
\2000
初出! ラインスドルフ指揮
 ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
ジョージ・ロンドン(ヴォータン) 
ノーマン・ミッテルマン(ドンナー) 
ロバート・ナジ(フロー) 
カール・リーブル(ローゲ) 
ジェローム・ハインズ(ファゾルト) 
エルンスト・ヴィーマン(ファフナー)
ラルフ・ハーバート(アルベリヒ) 
パウル・クーエン(ミーメ) 
アイリーン・デイリス(フリッカ) 
エーリヒ・ラインスドルフ指揮 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年12月16日 ニューヨーク、メトロポリタンでのライヴ
※音質はとても良いです。
※メトロポリタンにとって56-57年のシーズン以来のリング・サイクルから。
ミーメ役のパウル・クーエンのメト・デビュー。ヴォータン役のジョージ・ロンドン
のリアリズム、ローゲ役のカール・リーブルの美声が特に印象的です。

WLCD0361
(2CD)
\2000
ロス・アンヘレス
 フロトー:歌劇「マルタ」(英語版)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(レディ・ハリエット・ダラム)
ロザリンド・エリアス(ナンシー) 
ロレンツィ・アルヴァリー(トリスタン・ミクルフォード卿) 
リチャード・タッカー(ライオネル) 

ジョルジョ・トッツィ(プランケット) 
ニーノ・ヴェーキ指揮 Nino Verchi
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年2月25日 ニューヨーク、メトロポリタンでのライヴ
※以前、COLUMNA(スペイン)レーベル 他から発売あり。
※音質はとても良いです。

VENEZIA



CDVE00028
(3CD)
\1800→\1690
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)の芸術 Vol.2
CD. 1 ショパンのバラード全曲とスケルツォ第1、2番
ショパン:
 ①バラード第1番 ト短調 op.23
 ②バラード第2番 ヘ長調 op.38
 ③バラード第3番 変イ長調 op.47
 ④バラード第4番 ヘ短調 op.52
 (バラード第4番の一部にマスターに起因する音の揺れが聴かれます。ご注意ください。)
 ⑤スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
 ⑥スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
  1989年録音
CD. 2 ショパンのスケルツォ第3、4番
 ショパン:
  ①スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
  ②スケルツォ第4番 ホ長調 op.54
   1989年録音

 ロシアの作曲家による協奏曲集
  ③カバレフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.23
   ドミトリー・キタエンコ指揮 Dmitri Kitaenko
   モスクワ・フィル  
    1984年 ライヴ録音
  ④シチェドリン:ピアノ協奏曲第2番
   エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮 Evgeni Svetlanov
   ソビエト国立交響楽団
    1977年 ライヴ録音
CD. 3 ラフマニノフの協奏曲集 (※2曲共に初CD化かと思われます)
 ①ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
  エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮 Evgeni Svetlanov
  ソビエト国立交響楽団 
   1978年 スタジオ録音
   ※とても甘味で美しい伴奏と合いまったアナログLP時代から名盤との定評ある演奏です。
 ②ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
  ボリショイ劇場管弦楽団 
   1966年 スタジオ録音
ニコライ・ペトロフ(P)
※一部にマスターに起因する音の揺れや傷が聴かれます。ご注意ください。
※強靭なタッチと超絶技巧と華麗な音色を併せ持つピアニストペトロフの芸術第2弾。
※情熱的で、荒々しいショパン、強烈なリズムが特徴的なカバレフスキーとシチェドリンの協奏曲。ペトロフの力量が存分に味わえます。
今回は、ラフマニノフの2曲(CD化初出かと思われます)で醸し出されるロマンティシズムに注目です。


旧譜
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)の芸術 Vol.1

CDVE00015
(3CD)
\1800→\1690
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)の芸術 NIKOLAY PETROV
CD.1
 ①サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番から
   アレグロ・スケルツァンド(ビゼー編)
 ②サン=サーンス:6つの練習曲op.111から
   トッカータ
 ③サン=サーンス:6つの練習曲op.52から
   ワルツ形式の練習曲
    1984年
 ④シューマン:
   パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 op.10
    1982年
CD.2
 ⑤ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ピアノ版)  1974年
 ⑥リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲集 1982年
CD.3
 ⑦ベルリオーズ:「幻想交響曲」
  (リスト、ニコライ・ペトロフ編) 1987年
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)
 「クラシックB級グルメ読本(洋泉社)」で池尾拓氏が超・絶賛したペトロフの「リスト「パガニーニ練習曲」の初版」。
 リスト「パガニーニ練習曲」の初版は1851年の通常版に先立つこと14年前作られた。ただでさえ超絶技巧の「パガニーニ練習曲」だが、実はこの初版を平易にしたものだという・・・。じゃあ初版ってどんだけ難しいんだよ!!・・・まさに人間離れした宇宙人的難易度の作品。
 池尾拓氏によると、「(第4番は)鍵盤の下から上まで腕が駆け巡って分厚い和音を叩きまくって大暴れ。・・・初版を目の前でやられた日には、聴衆一同茫然自失失禁モノ。」、「(第6番第9変奏は)通常版の分散和音の音域を無理やり3倍くらいに広げてさらに弾きにくくしたグチャグチャの難曲・・・。」、「元祖超絶ピアノ・ヴィルトゥオーゾたるリストの真骨頂を見た気がした」、「これぞ『聴き手の予想を壮絶に凌駕した音楽パワーで迫る』ヴィルトゥオーゾの基本」、・・・というまさにピアノ・マニア垂涎の作品といっていい。
 「そしてその前代未聞の難曲を弾いたのがペトロフ。 「この異常難曲を喜々として弾いたアホがいるんですわ。ニコラ・ペトロフ。あの旧ソ連産の豆タンク親父が、国家的訓練機構仕上げのバカテクで豪快且つ正確に弾いているんですね。(池尾拓氏)」




CDVE00027
(3CD)
\1800→\1690
ワシリー・ネボルシン(指揮者)の芸術
CD.1   
  ①リャードフ:「キキモラ」(アナログ盤からの復刻)
   ※初CD化かと思われます。
   ボリショイ劇場管弦楽団
  ②ボロディン:「中央アジアの草原にて」 ※初CD化かと思われます。
  ③チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
   レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
   ソビエトRTV大交響楽団  
CD.2
 ④ヴァノ・ムラデリ:交響曲第2番(1945年の作品) ※初CD化かと思われます。
  ソビエトRTV大交響楽団
CD.3
 ⑤スクリャービン:交響曲第2番
  ボリショイ劇場管弦楽団
ワシリー・ネボルシン指揮
録音は1938年から1950年の間です。音質はアナログ盤からの復刻であるリャードフを除き、非常に良い音質です。
※ワシリー・ネボルシン(Vasili Nebolsin 1898-1958)
 主にボリショイ劇場のオペラ指揮者として有名で、多くのロシアや西側のオペラを手がけ1950年にはスターリン賞を授与されました。
 現在では、そのオペラ作品以外に紹介される事があまり無いネボルシンですが、今回のアルバムでは彼がオーケストラ作品の演奏でも、素晴らしい功績を残している事が聴き取れます。
 オペラを通して西側の音楽に精通しており、洗礼された音作りが基本ですがロシア音楽を集めたこのアルバムでは、ロシアと西側のバランス感覚が見事にあいまって、高貴な音楽を作り出しています。
 また、アルバムでは、特にムラデリ(Vano Muradeli 1908-1970)の作品が聴けるのが注目です。
 ソビエト連邦共産党の書記アンドレイ・ジダーノフよって芸術様式の統制と批判(ジダーノフ批判 1948-1958)の発端とされているオペラ「偉大なる友情(The Great Friendship : 1948)」の作曲家であるムラデリによる、批判の3年前に書かれたこの作品は、強い民族色を感じさせる興味深い約48分の大作です。
 スターリンの死後にムラデリの名誉は回復され1968年にソビエト人民芸術家の称号を得ましたが、現在においてはほとんど聴くことができない作曲家の一人であり貴重な録音です。


CDVD00105
(1DVD+2CD)
\2500→\2290
ティモフェイ・ドクシツェル(トランペット)の芸術
DISC. 1 (DVD)
 インタビューや、ソロ、室内楽の演奏をまとめた映像集


DISC. 2 CD. 1  独奏集
 ①ショパン:前奏曲 op.28-24
 ②ショパン:練習曲 op.10-3
 ③ショパン:練習曲 op.25-9
 ④R.シュトラウス:「さびしい泉のほとり」 op.9-2
 ⑤シューベルト:即興曲 op.90-3
 ⑥シューベルト:セレナード D.957-4
 ⑦メンデルスゾーン:無言歌集 op.62-6
 ⑧スクリャービン:練習曲 op.8-11
 ⑨スクリャービン:練習曲 op.8-12
 ⑩チャイコフスキー:「感傷的なワルツ」 op.51-6
 ⑪ラフマニノフ:「春の奔流」 op.14-11
 ⑫ドビュッシー:アラベスク第1番
 ⑬リスト:コンソレーション第3番
 ⑭リスト:「おお、夢に来ませ Oh! Quand je dors」
  セルゲイ・ソロドヴニク(ピアノ) Sergei Solodovnik
  1987年 スタジオ録音

DISC. 3 CD. 2  ロシアの作曲家による協奏曲集
 ①アルチュニアン:トランペット協奏曲
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 Gennadi Rozhdestvensky
  ボリショイ劇場管弦楽団 
   1968年 スタジオ録音
   ※一部にマスターに起因する音の揺れなどが聴かれます事ご了承下さい。
 ②ヴァインベルク:トランペット協奏曲
  アルギス・ジュライチス指揮
  ボリショイ劇場管弦楽団 
   1968年 スタジオ録音
 ③ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ※初CD化かと思われます。
  ヴィクトリア・ポストニコワ(ピアノ)
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
  ソビエト文化省交響楽団 
   1984年モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
トランペットは 全て ティモフェイ・ドクシツェル
 ポストニコワの鋭いアタックと加速するテンポに丁々発止とやり合うドクシツェルの技巧が聴きものです。
 素晴らしい技巧と英雄的で高らかな音量が魅力。真にロシア的なトランペット奏者であるドクシツェルのDVD映像(Disc.1)と音盤(CDx2枚)のアルバムです。
 DVDはテレビ放映用にインタビューや、ソロ、室内楽の演奏をまとめた映像集。サラサーテ、ラフマニノフ、リムスキー=コルサコフ、メンデルスゾーン等9トラック。69分24秒。NTSC。視聴地域(リージョン・コード)ALL。字幕無し。モノラル録音。非常に古い映像も、含まれており、音や映像の傷などがございます。

WALHALL



WLCD0357
\1200→\1090
カイルベルト指揮 
 R.シュトラウス:歌劇「平和(講和)の日」
ヨゼフ・メッテルニヒ(司令官) 
ヒルデガルト・ヒレブレヒト(マリア) 
マックス・プレープストル:バス(Wachtmeister) 
リヒャルト・ホルム:テノール(Schutze) 
ベンノ・クシェ:バス(Konstabel) 
ペーター・アルブレヒト:バリトン(Musketier) 
ハインツ・ヘルマン・ニッセン:バス(Offizer) 
ヨゼフ・カイルベルト指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
 1960年8月13日 ミュンヘンでのライヴ※良い音質です。
 ※ベラスケスの絵画「ブレダの開城」と1948年のウェストファリア条約締結を重ね合わせた物語:共に戦い合い傷ついた両軍が講和条約の知らせの前に長く続いた憎しみで和解を信じる事が出来ず、更に戦おうとするが、前線司令官の妻マリアが両軍に平和と和解を解き、共に和解を喜び合いクライマックスを迎えるという1幕の歌劇です。


WLCD0358
(2CD)
\2000→\1890
バスティアニーニ
 ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
ボーナス・トラック
 「ナブッコ」からの抜粋
  1961年2月16日
 ヴィットリオ・グイ指揮
 パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団合唱団
 エットレ・バスティアニーニ、
 ミルト・ピッキ、イヴォ・ヴィンコ
エットレ・バスティアニーニ(ナブッコ)
ルイジ・オットリーニ(イズマイーレ) 
イヴォ・ヴィンコ(ザッカリア)
ミレッラ・パルット(アビガイッレ) 
アンナ・マリア・ローダ(フェネーナ) 
ブルーノ・バルトレッティ指揮 
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団
 1961年8月26日 フィレンツェでのライヴ
 ※以前、GOP、MYTO (2MCD 051.305:廃盤)レーベル他から発売あり。※良い音質です。名盤の復刻。


WLCD0359
(2CD)
\2000→\1890
テバルディ  
 ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」
フランク・グァレーラ(シモン・ボッカネグラ) 
ジョルジョ・トッツィ(ヤコポ・フィエスコ) 
エツィオ・フラジェッロ(パオロ・アルビアーニ) 
ノーマン・スコット(ピエトロ) 
レナータ・テバルディ(マリア・ボッカネグラ) 
リチャード・タッカー(ガブリエレ・アドルノ) 
ニーノ・ヴェルキ指揮 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年2月18日 メトロポリタン歌劇場でのライヴ※以前、SRO、MYTO (2MCD 052.308:廃盤)レーベル他から発売あり。
※強力なキャスト陣です。※良い音質ですが、所々マスターに起因する傷が聴かれます。名盤の復刻。

WEST HILL RADIO ARCHIVES



WHRA-6043
\2200→\1990
「リヒテル・プレイズ・リスト 1958-61ライヴ」
 (1)愛の夢第2番S.541-2/
 (2)愛の夢第3番S.541-3/
 (3)忘れられたワルツ第1番S.215-1/
 (4)忘れられたワルツ第2番S.215-2/
 (5)忘れられたワルツ第3番S.215-3/
 (6)メフィスト・ワルツ第1番S.110-2
 (7)ハンガリー幻想曲S.123/
 (8)ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125/
 (9)「詩的で宗教的な調べ」〜「葬送」S.173-7
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
(7)(8)ヤーノシュ・フェレンチク指揮
 ハンガリー国立交響楽団
リヒテル・プレイズ・リスト!1958-61 年ライヴ集

録音:(1)-(6)1958年2月5日ライヴ,モスクワ/(7)(8)1961年7月27日ライヴ,ブダペスト/(9)1958年2月11日ライヴ,ブダペスト/ モノラル録音(2012年オーディオ修復:キット・ヒッギンソン)

 20世紀最大のピアニストと言われ、未だ絶大な人気を誇るリヒテル(1915-1997)。このディスクには有名なDGによる録音が行われた前後のモスクワとブダペストでのライヴ録音が収められている。
 まだ40代の脂の乗り切った時期に得意としていたリストの録音ばかり集めた注目盤です。またモノラル録音ですが、2012年の新リマスタリングが施され、とても聴きやすい音に仕上がっています。


WHRA-6042
(4CD、3枚価格)
\6600→\5990
「エマヌエル・フォイアマン、全アコースティック
 録音(1921-26)とライヴ録音(1938-41)」
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
CD1
 (1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調〜
  アダージョ,アレグロ
 (2)ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
 (3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 (4)シューマン:トロイメライ,晩の歌
 (5)シューマン:トロイメライ,晩の歌/
  バッハ:管弦楽組曲第3番〜エア/
  グノー:アヴェ・マリア/ドヴォルザーク:ロンド/
  不詳:古いイタリア民謡/キュイ:カンタービレ/
  ポッパー:セレナーデ
 (6)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲〜
  アダージョ・マ・ノン・トロッポ/
  ポッパー:ハンガリー狂詩曲
 (7)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
(1)(7)フリーダー・ヴァイスマン(指揮)
 ベルリン国立歌劇場管弦楽団
 ((1)1921年12月15日,(7)1930年1月27日)
(2)マックス・ザール(Hrp)
(3)フリーダー・ヴァイスマン(Pf)
(4)フリーダー・ヴァイスマン(指揮)管弦楽団、
 カール・シュタベルナック(Org)
 ((2)-(4)1922年4月8日)
(5)フリーダー・ヴァイスマン(Pf)、
 フリッツ・オールマン(Org)、
 マックス・ザール(Hrp)、
 (1924年6月4日)
(6)ミヒャエル・タウベ(指揮)
 ベルリン国立歌劇場管弦楽団
 (1926年3月25日)
CD2
 (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
 (2)ドヴォルザーク:
 森の静けさ Op.68-5,ロンド Op.94
 ブロッホ:シェロモ
(1)ハンス・ランゲ(指揮)シカゴ交響楽団
 (1941年1月9日)
(2)レオン・バージン(指揮)
 ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
 (1940年11月10日)
CD3
 (1)ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op.68
 (2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲〜
  アダージョ・マ・ノン・トロッポ
 (3)ダルベール:チェロ協奏曲 Op.20
 (4)レイハ:チェロ協奏曲 イ長調 Op.4-1
 (5)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番(抜粋)
 (6)ショパン:夜想曲Op.9-2/ファリャ:ホタ
(1)パウル・クレツキ(指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  (1932年9月2日)
(2)トスカニーニ(指揮)NBC響
 (1940年2月25日)
(3)(4)レオン・バージン(指揮)
 ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
 ((2)1940年4月22日、(4)1940年1月27日)
(5)アルバート・ハーシュ(Pf)(1941年2月2日)
(6)T.サイデンバーグ(Pf)(1940年8月22日)
CD4
 (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
 (2)R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
(1)レオン・バージン(指揮)
 ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
 (1940年1月27日)
(2)トスカニーニ(指揮)NBC響
 (1938年10月22日)
20世紀前半の大チェリスト、フォイアマン録音集!

 20世紀前半の偉大なチェリスト、フォイアマン(1902-42)の初期録音とライヴ録音をCD4枚に収録。フォイアマンは39歳という若さで亡くなってしまったことと、ユダヤ系だったため第二次世界大戦で米国へ亡命を余儀なくされたことから、残された録音は決して多くない。特に1940年代のライヴ録音は、フォイアマンの実像を伝えるものとして貴重である。しかも初期録音、ライヴ録音とも、今回初めてCD化される音源が18種も発掘されている。フォイアマン・ファン、チェロ・マニアは必携。



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