6/8までの紹介分
AMATI (6/6)
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AMI 2503
(2CD)
\4800 |
テレマン:『ヨハネ受難曲』(1749年版, TWV.5:34) |
ブリッタ・シュヴァルツ(Ms),
ミヒャエル・ツァバノフ(T),
トーマス・フレップ(T),
トビアス・ヴォルナー(T),
ゼーレン・フォン・ビラーベック(Br),
ミヒャエル・ショル(指揮)
テレマン・コンソート・マクデブルク(ピリオド楽器アンサンブル)
ビーデリッツ・カントリオ室内合唱団 |
《録音》2008年3月 (デジタル:ライヴ)
テレマンは3000以上作品を作曲し、受難曲だけでも48曲(うち2曲は不明)もハンブルクのために作曲したそうです。「新しい作品を書くことが神への奉仕」と考える当時の作曲家の中でも、これだけ毎年受難節のために書いた作曲家はテレマンぐらいだったのではないでしょうか。11ものヨハネ受難曲を書いたテレマン。バッハは1曲しかヨハネを書きませんでしたが、1749年はバッハが最後に自分のヨハネ(4稿版)を演奏した最後の年でした。このテレマンの1749年版は、前半に明るい雰囲気、後半に向かってイエスの深い心情を深く掘り下げていくような組立によって、ドラマティックな絵画的手法が採られています。 |
AMI 9902
(2CD)
\4800 |
テレマン:『マタイ受難曲』(1758年版, TWV.5:43) |
フレデリケ・ホルツハウゼン(Sp),
エリザーベト・グレンガー(Sp),
レナーテ・カッペルト(Sp),
フレデリック・メイラン(A),
セバスティアン・ライム(T),
ロラント・フェネス(Br),
ラルフ・グローベ(Br),
ミヒャエル・ショル(指揮)
マクデブルク・バロックオーケストラ(ピリオド楽器アンサンブル)
ビーデリッツ・カントリオ室内合唱団 |
《録音》1999年3月 (デジタル:ライヴ)
テレマンは3000以上作品を作曲し、受難曲だけでも48曲(うち2曲は不明)もハンブルクのために作曲したそうです。「新しい作品を書くことが神への奉仕」と考える当時の作曲家の中でも、これだけ毎年受難節のために書いた作曲家はテレマンぐらいだったのではないでしょうか。テレマンの初期のマタイ受難曲は、既により複雑な対位法を使用していました。テレマンの設定は、その後の啓蒙主義の時代への情熱だったのです。しかしこの晩年のマタイの音響は、完全に精巧でかつ合理的で明確に処理されており、バッハのそれとは大きく異なった、心に繰り広げられるドラマが展開されていきます。 |
ARION (6/6)
ARIONは新譜案内が来ても入荷までひどく時間がかかる場合や、最悪入らないことがあります。哀しい話ですが、どうかご了承ください。 |
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ARN 48018
\2400 |
《ドビュッシー&ラヴェル:ピアノ三重奏曲集》
『ドビュッシー:ピアノ三重奏曲ト長調』
『ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調』 |
"トリオ・ラヴェル
〔シャンタル・ド・ビュシー(P),
クリスティアン・クレーネ(Vn),
マンフレート・シュティルツ(Vc)〕 |
《録音》1982年 (デジタル:セッション)
ドビュッシー17才の時から書き始めた作品で、ドイツのヘンレ社から1986年に出版されました。この演奏は出版前に世界初録音されたもので、ドビュッシーらしい甘美で切ない音楽が奏でられます。ラヴェルの作品は20世紀の偉大なピアノ三重奏のひとつで、厳格な構成力、凝縮された緊張感を持つ作品です。旧品番:
ARN268018からの再発売となります。 |
ARN 248128
(2CD)
\4800 |
《ドビュッシー:ピアノ・デュオのための作品全集》
『ディアーヌ序曲』『放蕩息子』『交響曲ロ短調』
『アンダンテ・カンタービレ』『バッカスの勝利』
『民謡の主題によるスコットランド行進曲』『リンダラハ』
『ディヴェルティスマン』『小組曲』
『牧神の午後への前奏曲』『間奏曲』『春』
『白と黒で』『6つの古代碑銘』『海』 |
クリスティアン・イヴァルディ & ノエル・リー(P) |
《録音》1990年 (デジタル:セッション)
ARIONレーベルで、ピアノ・デュオの数々の名盤を送り出しているお馴染みのリー&イヴァルデ。ここでも息の合った演奏で、珍しい作品を含む作品も収録。どの曲もシンプルながら聴く人の心を瞬時に捉える典雅な美しさを演出してくれます。旧品番:
ARN268128からの再発売となります。 |
ARN 68825
\2400 |
《セバスティアン・デュロン:作品集》
『Diferencias sobre la gaita』『Vuela mariposa』
『Pues me pierdo en lo que callo』
『Ay, galan de mi vida』『Obra de sexto
tono』
『Cuando muere el sol』『Canarios』
『Gaitilla de mano izquierda (Flute)』
『Gaitilla de mano izquierda (Clavecin)』
『Sosieguen, descansen』『Duerme rosa,
y descansa』
『Gaitas』『Una zagaleja soy』『Gran duque』
『Que es esto, alevoso』『La borrachita
de amor』
『Obra en lleno de tercer tono』『La majestad
soberana』
『Y pues de tu error los suspiros』 |
ムジカ・フィクタ
〔ジャイロ・セラーノ(テノール, パーカッション,
バロック・ギター),
ジュリアン・ナヴァーロ(バロック・ギター,
テオルボ),
カルロス・セラーノ(リコーダー, ダルシアン),
エリザベス・ライト(Cemb)〕 |
《録音》2010年 (デジタル:セッション)
セバスティアン・デュロン(1660-1716)は、アントニオ・デ・リテレスとともにこの時代の最も偉大なスペインの作曲家のひとりでした。若き頃の経歴は知られていないようですが、オルガニストとして20歳になる前にいくつかの重要なポストを与えられ、特にサルスエラの作曲家としても功績を残しました。4人のバロック・アンサンブル「ムジカ・フィクタ」は、ラテン
アメリカとスペイン・バロックのレパートリーとしたアンサンブルで、情熱的で多彩なレパートリーを発信に努めており、高い評価を得ています。 |
ARN 68824
\2400 |
《皇太子妃マリー・アントワネットへのオマージュ》
ルイ=シャルル・ラゲ(1744-1793):『ソナタ第1&2番』
ジャン=バティスト・カルドンヌ(1730-1792):『皇太子妃』
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):『皇太子妃』
ジャン=バウア(1715-1773):『ソナタ第1&2番』
ジャック=アントワーヌ・ミグノー(1700年代):『ソナタ第1番』 |
トリオ・ドーフィンヌ
〔クララ・イザンベール(Hp),
マリー・ファン・ライン(クラヴサン),
モード・ギゲ(バロックVn)〕 |
《録音》2010年 (デジタル:セッション)
フランス王室に仕えた作曲家たちによる、皇太子妃への思いを綴った作品集。1728年にシングルアクション・ハープがウィーンの宮廷に紹介され、翌年にはフランスに持ち込まれて次第にもてはやされる楽器となっていきます。この流行に輪をかけたのが1770年にフランスの王太子妃となったマリー・アントワネットで、自らハープを弾いて宮廷、サロンを中心にハープはなくてはならない楽器となりました。「トリオ・ドーフィンヌ」は3人の女流器楽奏者によるアンサンブル。ここではピリオド楽器を使用していますが、モダン楽器による現代音楽まで幅広いレパートリーによってフランス音楽を紹介しています。 |
ARN 48326
\2400 |
《ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集》
『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77』
『ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129』 |
マリー・シューブレ(Vn)
ジェイムズ・デプリースト(指揮)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 |
《録音》1995年 (デジタル:セッション)
マリー・シューブレのデビュー盤だった演奏。いきなりデビューからしてデプリーストのバックによる重量級なアルバム。そこで展開される感情的に平板で冷めきった「クールビューティ」ともいえる演奏です。旧品番:
ARN68326からの再発売となります。 |
ARN 48292
\2400 |
D・スカルラッティ:
『4声のための「マドリード・ミサ」』
モンテヴェルディ:
『6声のための「ミサ・イン・イッロ・テンポレ」』 |
モーリス・ブルボン(指揮)
メタモルフォーゼ・ドゥ・パリ
声楽アンサンブル「コエリ・エト・テラ(天と地)」 |
《録音》1994年 (デジタル:セッション)
モンテヴェルディが1610年に作曲した6声のミサは、教皇パウロ6世に献呈された作品です。伝統的な対位法によって書かれていますが。彼らしい流麗で深い響きをもっています。500曲以上のソナタを作曲したD・スカルラッティは宗教曲にも珠玉の作品を残しており、モンテヴェルディから100年後のこの作品は、D・スカルラッティは、バロック音楽の華やかさが前面に出た一品です。モーリス・ブルボンは音楽研究家かつ作曲家で、ルネサンス声楽音楽を専門とする男声アンサンブル、メタモルフォーゼを指揮して、これらの作品を見事な緻密さをもった感覚で蘇らせています。旧品番:
ARN68292からの再発売となります。 |
ARN 48272
\2400 |
《ギデオン・クライン(1919-1945):器楽と声楽のための作品集》
『ピアノ・ソナタ』『2つのMadigaux』『原罪』
『高声とピアノのための3つの歌』
『ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏』
『ディヴェルティメント』『ヴァイオリンとチェロのための二重奏』
『弦楽四重奏のための4つの楽章Op.2』 |
アンサンブル2E2M
パウル・メファーノ(P&監修) |
《録音》1992年, パリ (デジタル:セッション)
ギデオン・クラインは、チェコのブロジェロフ出身のユダヤ系の作曲家。6歳で音楽的天性を示し、11歳でピアノの才能を発揮。作曲をアロイス・ハーバに師事。1941年にナチスの収容所に送致されましたが、そこは所内で芸術活動が推奨された数少ない収容所でした。その時期の書かれた作品は、アルバン・ベルクの作風を髣髴とされる作品でした。その後アウシュヴィッツ、そしてフュルステングルーベに移送され他界。1990年にクラインの友人が保管していた彼のスーツケースか発見されたもの中心に録音されたものです。アンサンブル2E2Mは、退廃音楽を中心に知られざる作品の復活演奏を試みています。旧品番:
ARN68272からの再発売となります。 |
ARN 68820
\2400 |
《バッハへのトリビュート》
『J・S・バッハ:コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639』
『メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ第1番Op.35-1』
『フランク:前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調Op.18(ハロルト・バウアー編),』
『リスト:孤独な中の神の祝福』
『フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調』
『J・S・バッハ:前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調BWV.849』 |
セリメーヌ・ドーデ(P) |
《録音》2010年11月, プロヴァンス・リリック・アート (デジタル:ライヴ)
フランス・トゥーロン地方音楽院教授を務めるセリメーヌ・ドーデ。彼女のデビュー・アルバムは、バッハとそれにまつわる作品集。どの作品もバッハを意識して書かれたもので、暖かみを帯びた骨太なタッチで、濃厚なロマンティシズムに彩られながら、まるで巨大な建造物を組みたてるように描き出される。壮麗で構築力溢れたアルバムです。 |
ARN 48110
\2400 |
《レ・ミュジシャン・ドゥ・プロヴァンス/プロヴァンスの笛》
『Branle En Faux-Boudon』
『Contredanse "" La Cins rit
""』
『Sonate Que Sias Et Mountagno』
『Berceuse ""Lou Rei E Soun Pagi""』
『Ballade de La Reine D’Avril』『Ballet
Et Branle Double』
『Les Gaudets:Menuet & Rigaudon』『De
Los Alamos』
『La Quatre Estampie Reale』
『Marche Du Lieutenant Du Prince D'amour』
『Lei Grand Dansare:Premier Er Dei Dansare』
『Second Er Del Dansare』『Lei Chivau-Frus』
『Le Forze D'ercole』『Faunes Et Dryades』『Branle』
『Deux Musettes』『Serenade』
『Bergers Qui Passez Dans La Plaine』
『Anuech Quand Lou Gau Cantovo』
『L'annouciatien』『Marche De ""Colinette
La Cour""』
『Andantino Pour 2 Fltets Et Tamboourins』
『Contredanse Avec Valse』
『Possado- Er Dei Courso- La Reino Sabo』 |
レ・ミュジシャン・ドゥ・プロヴァンス |
《録音》1975年頃 (ステレオ:セッション)
13〜18世紀プロヴァンス地方の笛のための舞曲を中心としたアルバム。プロヴァンスの笛の音楽といったら「ビゼー:アルルの女」のファランドール。この地方の民俗舞踊で、男女が手をつなぎあって踊る8分の6拍子の曲で、笛(ガルベ)やタンブランで伴奏される心まで踊らされる楽しい音楽です。もちろんファランドールだけでなく、様々な時代の笛(リコーダーや横笛)を使用した民族的な演奏で、絶妙な間の取り方がたまりません。 |
ARN 48134
\2400 |
《18世紀フリーメイソンの音楽集》
フランソワ・ジルースト(1738-1799):
『フリーメイソンの葬送の音楽』
モーツァルト:
『結社員の旅 K.468』
『フリーメイソン小カンタータ「われらが喜びを高らかに告げ」K.623』
『おお、聖なる絆 K.148』『カンタータ「汝、宇宙の魂に」K.429』
『ドイツ語小カンタータ「無限なる宇宙の創造者を崇敬する汝らが」K.619』
ベートーヴェン:『行進曲変ロ長調WoO.29』『奉献歌WoO.126』
フンメル:『フリーメイソンの喜び』
アンリ=ジョセフ・タスカン(1779-1852):
『フリーメイソンの葬送行進曲』 |
"レ・ミュジシャン・ドゥ・パリ、他
ロジェ・コット(監修) |
《録音》1970年頃 (ステレオ:セッション)
映画「ダ・ヴィンチ・コード」等で話題となった秘密結社フリーメイソン。数多くの作曲家や音楽家がフリーメイソンに関係していた・・・。というわけで、モーツァルトを中心とした18世紀そのころの作曲家たちのフリーメイソンのために書かれた作品を収録した盤です。1970年頃の録音盤ですが、発売当時話題となった演奏です。旧品番:
ARN68134からの再発売となります。 |
ECM
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476 4193
\2400 |
ハイナー・ゲッペルス(1952〜):
①『Stifters Dinge』
(「霧」「塩」「水」「風」「木」「物体」「雨」
「雷」「音」「嵐」「海辺」)
②『Exhibition of Objects』 |
ハイナー・ゲッペルス (作曲&ディレクター)
フーベルト・マハニック (プログラミング&コラボレーション)
ウィリ・ボップ (サウンド・デザイン)
クラウス・グリュンベルク (セット・デザイン&照明、映像) |
「俳優のいない舞台」と「音の出る彫刻」の幻想的世界
ゲッペルスは、1952年生まれ。70年代の左翼的ブラスバンドでの活動を始め、アルフレート・23・ハルトとのデュオや、ハルト、
クリス・カトラー、クリストフ・アンダースらとのバンド「カシーバー」でオルタナティヴ・ミュージックの
重要なキー・パーソンとして知られる一方、作曲家として多くの劇場音楽、映画音楽等を発表。また、80年代より
「ミュージック・シアター」の制作を手掛け、ハイナー・ミュラー
作品の演出で高い評価を得ています。
この「Stifters Dinge」は、オーストリアの作家・画家であったアダルベルト・シュティフター(1805-1868)に触発されて作曲。舞台に5台の自動ピアノが絵画のように飾られ、無人演奏でピアノが奏でられていきます。さらにバッハの作品、エキゾチックな民族音楽、ニューギニアの儀式、水の流し込みやチェーンソーの音などがコラボレーションされ、空想的な世界が繰り広げられます。「人間の魂の風景が、自然のパラレルワールドでミラー化されている音楽」とゲッペルスは語っています。
《録音》2007年10月20〜21日, ルクセンブルク市立大劇場
(デジタル:セッション) 《編集&ミックス》
2010年7月, by ハイナー・ゲッペルス&マックス・フェーダーホーファー(南西ドイツ放送)
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278 4395
\2400→\2190 |
母フィーゲラスに捧ぐ、美しい歌々
《Hirundo Maris・・・ヨーロッパ南方北方地方の歌》
『カタロニア民謡:El mestre』
『セファルディ民謡:Buenas noches』
『セファルディ民謡:Ya sali? de la mar』
『ノルウェー民謡:Om kvelden』
『カタロニア民謡:El mariner』
『A・サヴァール:Le Chant des ?toiles』
『セファルディ民謡:Morena me llaman』
『ノルウェー民謡:Bendik og ?rolilja』
『ノルウェー民謡:Ormen Lange』
『Lucas Ruiz de Ribayaz:Tarantela』
『スコットランド民謡:The Water Is Wide』
『カタロニア民謡:El noi de la mare』
『カタロニア民謡:Josep i Maria』
『P・U・ヨハンセン:Penselstr?k』
『ノルウェー民謡:Halling』
『カタロニア民謡:Yo m’enamor? d’un aire』
『Margit Holmberg:Trollmors vuggesang』 |
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アリアンナ・サヴァール(歌, ゴシック・ハープ,
イタリアン・トリプル・ハープ)
ペッテル・ウドラン・ヨハンセン(歌, ハルダンゲル・フィドル,
マンドリン)
スヴェイヌング・リレハイアー(歌, ギター,
ドブロ)
ミゲル・アンヘル・コルデロ(歌, ダブルベース)
ダビード・マヨラル(歌, パーカッション) |
2011年11月に惜しくも亡くなったモンセラート・フィーゲラス。彼女の娘であるアリアンナ・サヴァールが、彼女を偲んで制作したアルバムです。
フィーゲラスの古楽の知識と、地中海域一帯の音楽の多様な伝統との交わりを重要視した自然な歌唱法はアリアンナにも受け継がれています。そして彼女の音楽仲間でもあるノルウェー出身のヨハンセンは名フィドル奏者としても有名で、彼に触発されたアリアンナは中世や民謡を現代的にアレンジ。ハープの伴奏によってカタロニアやノルウェーなどの民謡が、まるで吟遊詩人のように歌われます。
《録音》2011年1月5〜7日, オーストリア、ザンクト・ゲロール (デジタル:セッション)
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MD+G (6/6)
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303 17552
\2300→\2090 |
《レオン・ボエルマン:室内楽作品集》
『ピアノ三重奏曲ト長調Op.19』
『ピアノ四重奏曲ヘ短調Op.10』*
『チェロとピアノのための2つの小品Op.31』
『2つのピアノ三重奏曲』 |
トリオ・パルナッスス
〔ヤメイ・ユ(Vn),
ミヒャエル・グロス(Vc),
チアオ・チョウ(P)〕
ジェラール・コセ(Va)* |
ゴシック組曲で有名なオルガン作曲家ボエルマンの魅惑の室内楽
すでに20年以上のキャリアを誇るトリオ・パルナッスス。ブラームスの名演の他、メンデルスゾーン、ラインベルガー、モーツァルト、レーガー、フンメル、ラロ、バルギールなど、様々なレパートリーで優れた演奏を聴かせる彼らは、室内楽ファンにはおなじみの存在です。レオン・ボエルマン(1862-1897)は、35歳で早世したオルガニスト。教師、評論家としても活躍しました。彼は宗教音楽で定評のあるニーデルメール学校出身で、教会旋法や二線記譜法を用いた典礼用声楽作品やオルガン曲を多く作曲しました。ここに収録された室内楽作品も彼の優れた創作分野でした。ピアノ四重奏では世界的ヴィオリスト、ジェラール・コセが参加しています。
《録音》2011年11月22〜24日, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション) |
304 17492
(2CD)
\3000 |
《フランソワ・ドヴィエンヌ:オーボエとファゴットのためのソナタ集》
①『オーボエと通奏低音のためのソナタOp.70-1〜3』
②『オーボエと通奏低音のためのソナタOp.71-4〜6』
③『ファゴットと通奏低音のためのソナタOp.24-5&2』 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
インゴ・ゴリツキ(Ob),
セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
イルゼ・グラドゥ(Vc), 池田愛(Fg),
ディエゴ・カンタルピ(リュート),
クリスティアン・ニークイスト(Fp) |
ロココ風の流麗ながら個性的な雰囲気
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)は、コンセール・スピリテュエルで活躍したもん木管楽器奏者。フルートとファゴットを演奏し、パリ・オペラ座でファゴットを演奏し、パリ音楽院の最初のフルート教授のひとりでもありました。ここに収録されたソナタは通奏低音が独立した動きをとっているのが特徴的です。古典派への過渡期ということで、リュートとフォルテ・ピアノが通奏低音として使用されています。オーボエの大御所インゴ・ゴリツキとファゴットの鬼才セルジオ・アッツォリーニによる演奏は、流麗ながら個性的な雰囲気を醸し出しています。
《録音》①②:2007年9月, ③:2011年8月,
マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション) |
603 17522
\2300→\2090 |
《カルロス・ミチャンス:室内楽作品集》
①『ピアノ五重奏曲』
②『ドラヴィダ・ムーズ』
③『弦楽八重奏のためのディヴェルティメント』 |
ユトレヒト弦楽四重奏団
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P:①)
パウリーネ・オーステンレイク(Ob:②)
ロイスダール弦楽四重奏団(③) |
世界の民俗音楽とリズムの要素を取り入れた作曲家
カルロス・ミチャンス(1950-)は、ブエノスアイレス出身で、1982年にオランダに移住した作曲家です。彼は世界中を旅し、民族音楽と言葉から多大な影響を受けています。そしてそれらが結合し、彼独特なスタイルの素晴らしい表現力が形成されました。このアルバムには南インドのドラヴィダの言葉、文化、民謡、宗教などから影響され作曲した作品を収録。雰囲気は抽象的でありながら、ヨーロッパの音楽形式にのっとった作品3作です。
《録音》2011年10&12月, (デジタル:セッション) |
906 17536
(SACD Hybrid)
\3000 |
《ノルデンのシュニットガー・オルガンVol.3》
『シュザンヌ・ファン・ソルトの鍵盤音楽帳より
「シャンパーニュのブランル」』
『シャイト:讃歌「来たれ創り主なる聖霊よ」SSWV153』
『ブクステフーデ:「前奏曲とフーガ ニ短調」BuxWV.140』
『J・S・バッハ:
コラール・ファンタジー「主なる神、我らの側にいまさずして」BWV
1128』
『モーツァルト:「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲ハ長調K.265(キラキラ星変奏曲)』
『J・S・バッハ:「トッカータ、アダージョとフーガ
ハ長調」BWV.564』
『ゲオルク・ベーム:コラール変奏曲「愛する御神の統べしらすままにまつろい」』
『ブクステフーデ:「テ・デウム・ラウダームス」BuxWV.218』
『モーツァルト:「アンダンテと5つの変奏曲ト長調」K.501』 |
アグネス・フルターハント(Org)
ティエモ・ヤンセン(Org)
(1690年頃アルプ・シュニットガー製オルガン) |
北ドイツにおけるバロックオルガンの代表的製作者
アルプ・シュニットガー(1648?〜1719)は、当時最も有名であったオルガン製作者の一人で、北ドイツにおけるバロックオルガンの代表的製作者でした。彼の活動範囲は北ヨーロッパに広がっており、100基を超えるオルガンを製作しました。現在も約30基は、その基本部分が保存されています。彼のオルガンは国際的名声を博し、ブクステフーデ、バッハ、ヘンデルらも見学に訪れています。1708年にはプロイセン王のオルガン製造者に指名されました。当アルバムには、この楽器の特性であるポリフォニックな性質をもったストップが多用された作品を選んで収録され、力感に満ちた演奏美学が堪能できます。モーツァルトの作品は、演奏者アグネス・フルターハント編曲によって演奏されています。
《録音》2011年11月, ノルデン、聖ルートゲリ教会
(デジタル:セッション)《ハイブリッドSACD仕様:CD
Stereo/ SACD Stereo/ SACD Multi》 |
901 17546
(SACD Hybrid)
\3000→\2590 |
《ウェーバー:クラリネット協奏曲集》
『クラリネット協奏曲第1番ヘ短調』
『クラリネット協奏曲第2番変ホ長調』
『クラリネット小協奏曲』
『歌劇「オベロン」序曲』
『序曲「幽霊の支配者」』 |
マルティン・シュパンゲンベルク(Cl&指揮)
オーケストラ・M18 |
ミュンヘン宮廷の名クラリネット奏者ベールマンを識ったウェーバーは、3つのクラリネット協奏曲を立て続けに作曲しました。これらはクラリネットのロマン性、幻想的な旋律、そして華麗さを融合した、クラリネット協奏曲作品の傑作として親しまれています。
シュパンゲンベルクは、23才でミュンヘン・フィル首席となったクラリネット奏者。ボンでのドイツ音楽コンクールで優勝し、バイロイト音楽祭の首席も務めています。またワイマール国立音楽大学教授も務めています。「オーケストラM18」は、グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラなどの若いメンバーが集結したオーケストラで、シュパンゲンベルクが吹き振りをし、多様な音楽性を表現していきます。
《録音》2011年10月, 2012年2月, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)《ハイブリッドSACD仕様:CD
Stereo/ SACD Stereo/ SACD Multi》
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613 15242
(2CD)
\3000 |
《モートン・フェルドマン:ヴァイオリンとピアノのための作品集》
『spring of chosroes(1977)*』『エクステンションズ
1 (1951)*』
『エクステンションズ 3 (1952)*』
『vertical thoughts 2 (1963)*』『vertical
thoughts 4 (1963)』
『アーロン・コープランドのために (1981)*』
『ヴァイオリンとピアノのための小品 (1950)*』『プロジェクション
IV (1951)*』
『4台のピアノのための小品 (1957)』『ジョン・ケージのために
(1982)』 |
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)
アンドレアス・ザイデル(Vn)* |
1950年代のはじめから、ケージらとともにニューヨークを拠点として前衛美術家たちと交わりつつ、戦後アメリカ音楽の新しい流れを開拓していった作曲家フェルドマン。点描的で寡黙、音に対して厳しい態度で知られています。図形楽譜を最初に用いたことでも有名です。現代音楽のピアニストとして、ケージの全集をはじめMDGに多くの録音を残しているシュライエルマッヒャーが、フェルドマンの作風である微妙に移ろう音と揺らいだリズム、研ぎ澄まされた美しさと緊張感を表現していきます。
《録音》2009年11月, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション) |
MD+G
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940 17456
(SACD Hybrid)
\3000→\2590 |
指揮者ツァハリアス!
刺激的なシューマン交響曲全集第1弾!
シューマン:
『交響曲第2番ハ長調Op.61』
『交響曲第4番ニ短調Op.120』 |
クリスティアン・ツァハリアス(指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団 |
《録音》2011年9月14〜16日, ローザンヌ・メトロポール
(デジタル:セッション)
独創的で、全体のバランス、一体感、自然体の美しさを大切にした「シューマン:ピアノ協奏曲」を聴かせてくれたツァハリアス。確かにあそこで弾き振りをしていたが・・・まさか本格的に指揮者として「シューマン:交響曲全集」に挑むとは・・・。
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第1弾は2番&4番です。
ベートーヴェンやシューベルトが最後の交響曲を書きあげてから、シューマンの最初の交響曲まで10年以上のブランクがあります。その間作曲法の中心は古典派からロマン派へと移行し、シューマンの感情がむき出された音楽が作曲されました。シューマンの交響曲は、彼の精神不安がそのまま音楽になっているともいわれますが、ツァハリアスは「大胆な発明」と考えます。創造的で緊張感を伴うこれらの曲を、ツァハリアスはロマンティックな審美性と、独特な音色を可能とするナチュラル・ホルンを使用したオーケストラで録音しています。多様なスタイルに対応可能な柔軟なオーケストラを率いて、常にフレッシュでありながら考え抜かれたシューマン世界が展開されています。
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904 17476
(SACD Hybrid)
\3000→\2590 |
ショパンの時代のピアノによる練習曲集
ショパン:練習曲集(全27曲)
〔Op.10, Op.25, 3つの新しい練習曲〕 |
ハーディ・リットナー(Fp:1835年コンラート・グラーフ製) |
《録音》2011年11月14〜16日, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)
ヒストリカル・ピアノの響きをいかした数々の成功により、若くして世界的なトップ・ピアニストの仲間入りをしたリットナー。彼は1981年生まれの若手で、ザルツブルクのモーツァルテウムでジークベルト・ランペに学んだ鍵盤楽器奏者です。ここで使用されている1835年グラーフ製のピアノは、ちょうどショパンが練習曲Op25を作曲した時期に製作されました。同時代のフォルテピアノ同様に、音の立ち上がりもまろやかで、素朴な音色。そして、この楽器に付いているダブル・モデレーターによる効果は、まさにOp.25-2のために作られたもののようです。速い節回しでも一音一音丁寧な発音が可能で、誠実で渋味な音色ながら叙情的な音楽が奏でられています。 |
903 17426
(SACD Hybrid)
\3000→\2590 |
ギターの名手ホアキン・クレルチの協奏曲集
ホアキン・クレルチ:
『フルート協奏曲「秋」』
『ギターのためのカセレス協奏曲』 |
アネッテ・マイブルク(Fl),
ホアキン・クレルチ(G),
トーマス・ガブリッシュ(指揮)
ハバナ室内管弦楽団 |
《録音》2011年3月, ハバナ (デジタル:セッション)
ホアキン・クレルチは、単なるギターの名手というだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウムでアンソニー・シピリやアーノンクールらに古楽をも学びました。「彼の演奏は、優れた技術、非常に詩的で知的な能力は尋常ではない」と高評価を得ています。フルートのマイブルクとの、溢れんばかりの才能で描いた前作「クラシカ・クバーナ」は、クラシック音楽とワールド・ミュージックを巧みに融合した新境地を切り拓き、Echo
Klassik賞の栄冠にも輝きました。今回はクレルチ自身が作曲した作品集で、2曲とも楽器のヴルトゥーゾ性にあふれた、魅惑的に美しい作品です。 |
906 17466
(SACD Hybrid)
\3000→\2590 |
ハンス・レオ・ハスラー:
『モテット「言葉は肉となりて」』
ハインリヒ・シャイデマン:
『ハスラーのモテット「言葉は肉となりて」によるIntavolierung』
『ファンタジア ニ短調』『キリエ』『ダウランドの「涙のパヴァーヌ」』
『ガイヤルドと変奏』『われを憐れみたまえ、おお主なる神よ』
『おお神よ、我らは汝の恵みに感謝する』『プレアンブルム
ニ調』
『トッカータ ト長調』『Jesu, du wollst
uns weisen』
『天にましますわれらの父よ』『神はわがやぐら』『Registervorfuhrung』 |
レオ・ファン・ドゥセラール (1643年製ハーヘルベール・オルガン) |
宗教美術館ともいわれる聖ピーテルス教会。その教会の歴史的オルガンを使用したシャイデマン作品集。
《録音》2011年10月13〜15日, オランダ、ライデン、聖ピーテルス教会 (デジタル:セッション)
シャイデマン(1595-1663)は、ハンブルクのカタリナ教会のオルガニストであった父に学び、1611〜14年奨学生としてスヴェーリンクに師事。1629年に父の職を継ぎ、オルガニスト、オルガン鑑定家、作曲家、教師として高く尊敬されました。彼の多数のオルガン作品は、北ドイツ・オルガン楽派の基礎を築き、その様式はブクステフーデにまで影響を与えました。特にオルガン・コラールとプレアンブルムは、彼の作品の中でも重要で、コラールからの素材を基礎として対位法的なテクスチュアの織なす絡み合いは、忘れがたい魅力を持っています。
中堅レオ・ファン・ドゥセラールは、イゾワール、ビルソン、インマゼールらに師事したオランダのオルガニスト・ピアニスト・指揮者で、現在オランダで最も活躍しているオルガニストといえましょう。ライデンにある美しく巨大な聖ピーテルス教会のオルガンと、その響きをお楽しみください。 |
603 17482
\2300→\2090 |
ルディ・シュテファン:《歌曲集》
『異なる作家の詩による7つの歌』
『ゲルダ・フォン・ロベルタスの詩による6つの歌』
『2つの厳粛な歌』『真夜中』『森の午後』『聖なる夜に想う』
『Auf den Tod einer jungen Frau』
『エピローグ』『森の沈黙』『生きることを忘れるなかれ』
ムソルグスキー:『忘れられた者』 |
ゾフィー・ハルムセン(Ms),
アレクサンドル・ヴァシリエフ(Bs),
ミリー・ヤンポルスキー(P),
諸岡 亮子(ハーモニウム), |
28歳という若さで戦死した、表現主義者の先駆者ルディ・シュテファン
《録音》2011年9月27〜29日, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)
ルディ・シュテファン(1887-1915)はロシアで28歳という若さで戦死し、表現主義者の先駆者として名を馳せたドイツの作曲家です。シュテファンの作品は、R・シュトラウスやプフィッツナーの作曲法に近いといわれていますが、彼の作曲する題材には「人間の存在の終わり」についてのものが多かったようです。一部に「生きることの喜び」を感じさせるものもありますが、それすら内面の憂鬱との対比で扱われています。シュテファンの音楽の多くは火事によって焼失されましたが、ここに収録された歌曲は火事からのがれた奇跡的なものです。ほとんどが世界初録音で、1901年製スタインウェイと貴重な歴史的コンサート・ハーモニウムの伴奏によって歌われます。 |
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