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第69号
マイナー・レーベル新譜(2)
2013.2.12〜2013.4.5


IDIS


VERMEER 40001
\1800
マッシモ・アゴスティネッリ(G)
 メルツ:吟唱詩人の調べ Op.13から(18曲)
マッシモ・アゴスティネッリ(G)
 19 世紀前半に一世を風靡したメルツの代表作、吟唱詩人の調べ

 録音:2012 年10 月23、25 日、アンコーナ/57' 49"57' 49"、DDD

 IDIS から2012 年の最新録音が登場。ヨハン・カスパール・メルツ(1806—1856)は、ポジョニ(現在のブラティスラヴァ)生まれのギタリスト、作曲家。ウィーンを中心に活躍し、ロマンティックな作風で大きな人気を博しました。吟唱詩人の調べ Op.13 はメルツの代表作で、1847 年からメルツの没後まで15 回に分けて発刊された曲集。ここではそこから18 曲が演奏されています。この時代のギター作曲家というと南欧系が主流ですが、彼らとはまったく違った、ウィーンやボヘミアのしっとりとした情感を持った作風は、ギターマニアのみならず注目すべきものです。
 マッシモ・アゴスティネッリは、イタリア、アドリア海沿いの港町、アンコーナ生まれのベテランのギタリスト。ナポリで学んだだけあって、透明感のある美しい音色が持ち味です。

INTEGRAL



INTEG 221191
\2300→\2090
フランスのヴィオラの名手レネール
 プロコフィエフ(ボリゾフスキー編):
  (1)バレエ音楽『ロメオとジュリエット』(全8曲)
 チャイコフスキー(ボリゾフスキー編):
  (2)ミニョンの歌op.25-3 (3)舞踏会のざわめきの中で
  (4)ドン・フアンのセレナードop.38-1 
  (5)狂おしい夜op.60-6 (6)嵐の中の子守歌op.54-10
  (7)子守歌 
 ドビュッシー(ボリゾフスキー編):
  (8)ロマンス (9)星月夜 (10)ピエロ (11)出現
  (12)麦の花 (13)美しき夕べ
ピエール・レネール(Va)
ジェフ・コーエン(Pf)
 プロコ、ドビュッシーの名作の数々をヴィオラで演奏!フランスの名手レネールによる注目盤

 録音:2011 年6 月、オペラ・バスティーユ(パリ)

 ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタのヴィオラ編曲版(INTEG 221243)を演奏し注目を集めた名手ピエール・レネールが、再びヴィオラの編曲作品を取り上げた新譜をリリース!ヴィオラのために生涯をかけて250 以上もの作品を編曲したロシアのヴィオラ奏者、ボリゾフスキーの編曲作品が収録されています。プロコフィエフのバレエ音楽『ロメオとジュリエット』は、原曲から「前奏曲」「街の目覚め」「少女ジュリエット」「メヌエット- 客人たちの登場」「騎士たちの踊り」「謝肉祭」「マーキュシオの死」「ジュリエットの死」の8 曲を抜粋・編曲したもの。ピッチカートやフラジオレットといった様々な演奏技法が鏤められ、多彩な管弦楽の響きがヴィオラ1 本の中に見事に詰め込まれています。さらに、チャイコフスキーとドビュッシーの歌曲を編曲した作品を多く収録。メッゾ歌手が深々と歌い上げているような、ヴィオラならではの艶やかな音色に聴き入る1 枚です。

K617


K617 242
\2400
名匠シュネーベリによるシャルパンティエのオラトリオ
 2011年ヴェルサイユ宮ライヴ

  シャルパンティエ:
   (1)オラトリオ『ユディト、または解放されたベトゥリア』
   (2)『幼児虐殺』
ダグマー・サスコヴァ(S)
アーウィン・アロス(C-T)
ジャン=フランソワ・ノヴェッリ(T)
アルノ・リシャール(Br-Bs)ほか
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮)
レ・パージュ&
 レ・シャントレ・ドゥ・サントル・ドゥ・
  ムジーク・バロック・ドゥ・ヴェルサイユ
  (ヴェルサイユ・バロック音楽センター聖歌隊)
 2011年ヴェルサイユ宮ライヴが早くもアルバム・リリース!

 録音: 2012年10 月5-6 日、ヴェルサイユ宮殿内王室礼拝堂でのライヴ録音(フランス)

 「K617」レーベルよりフランス・バロックの名録音を多く発表してきた指揮者オリヴィエ・シュネーベリが2012 年にヴェルサイユ宮で行ったシャルパンティエのオラトリオ『ユディト』と『幼児虐殺』のライヴが、早くもアルバムとしてリリースされる運びとなりました!フランス・バロック界の第一線で活躍する名門レ・パージュ&レ・シャントレ・ドゥ・サントル・ドゥ・ムジーク・バロック・ドゥ・ヴェルサイユ(ヴェルサイユ・バロック音楽センター聖歌隊とも)を率い、素朴さと艶やかさを兼ね備えた絶美の演奏で話題を集めた公演です。ソリストたちはいずれもフランス・バロックオペラ界を牽引する名手たち。ライヴ録音のため、各作品の演奏後に拍手が入っております。
 マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643?-1704)は、かのリュリと並びフランス初期バロックを代表する作曲家。その才を危険視したリュリによって宮廷から追い出され、パリの劇場や教会のために様々な作品を残しました。彼の作品の中でもとかく人気が高いのが宗教作品。フランス・バロックらしい柔和な旋律と、活気あふれる舞曲のリズム感に加え、宗教音楽ならではの心洗われる清澄な響きが絶品です。今回収録されている2 作品はいずれも聖書を主題としたラテン語のオラトリオ。『ユディト』はソリストたちの活き活きとした重唱の掛け合いが魅力である一方、『幼児虐殺』では作品全体を大きく盛り上げる荘厳な合唱が聴き所です。いずれも小編成の器楽伴奏を伴い、過度なヴィヴラートを廃した素朴な歌声と古楽器が織りなす優しいハーモニーが深々と心に響きます。

 【各作品のあらすじ】
 ・『ユディト』…旧約聖書に登場するユダヤ人の未亡人女性ユディトの物語。ある日、彼女が住む町ベトリアはアッシリア軍に包囲され、陥落寸前に追い込まれた。降伏を覚悟する周囲に反し、ユディトは敵軍の司令官ホロフェルネスを陥れる作戦を思いつく。道案内を装ってホロフェルネスと合流したユディトは持ち前の美貌で彼を虜にし、酒宴で泥酔した彼の寝所へ共に入る。二人きりになったユディトは彼の首を短剣で切り落とし、ベトリアの街へと持ち帰った。司令塔を失ったアッシリア軍は動揺し敗走。町は陥落から逃れた。
 ・『幼児虐殺』…新約聖書のマタイによる福音書のエピソード。この世に新たな王が生まれるという知らせを聞いたヘロデ王は、自らの地位を揺るがしかねないその存在を恐れ、ベツレヘムにいる2 歳以下の全ての男子を殺すよう命を出す。この危機をお告げで知ったヨセフとマリアはエジプトに逃れ、イエスは虐殺から逃れたが、多くの男子が虐殺された。この幼児虐殺によって亡くなった幼子たちはキリスト教最初の殉教者とされ、聖人として讃えられる。

LABORIE



LA 01
\2500→\2290
セルゲイ・ナカリャコフ登場! 
 チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
 ショスタコーヴィチ:室内交響曲Op.110A(バルシャイ編)
 エフゲニー・ガルペリン(b.1975):パー・クール*
新ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラス・クラウゼ(指)
セルゲイ・ナカリャコフ(Tp)*
  録音:2012 年4 月/61’43

 2002 年にニコラス・クラウゼが創設した新ヨーロッパ室内管弦楽団による新プロジェクト。
19 世紀から21 世紀の作曲の作品を意欲的に録音演奏し、このアルバムではチャイコフスキー「弦楽サレナード」、ショスタコーヴィチ「室内交響曲」などのロシアの作曲家を取り上げています。
 エフゲニー・ガルペリンの「パー・クール」では、人気トランペット奏者セルゲイ・ナカリャコフが演奏しています。エフゲニー・ガルペリンは映画音楽を主に手掛ける現代作曲家。ニコラス・クラウゼの依頼でこの「パー・クール( 心で)」を作曲しました。依頼された当時彼は映画「Parker」の仕事をしており、フランス語で「Par Coeur」の発音がこれに似ていることからタイトルを冗談半分で付けたという事。ナカリャコフの音楽性に刺激を受け、クラシックとジャズ、そしてロックなど様々な音楽に影響された作風。ナカリャコフの安定した音程と色彩豊かな音色が冴える演奏です。




LA DOLCE VOLTA



LDV 11
\2500→\2290
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
 シャルル=ヴァランタン・アルカン(1813-1888):ピアノ作品集

 ノクターン ロ長調 op.22(1844 出版)
 舟歌 op.65-6(歌の第3集より)(1870出版)
 海辺の狂女の歌 op.31-8
  (すべての長調と短調による25の前奏曲より)(1847出版)
 大ピアノ・ソナタ「4つの時代」op.33(1848出版)
 スケッチ 第1巻 op.63 より
  第4番「鐘」、第1番「幻影」、第11番「嘆息」(1861出版)
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
 アニヴァーサリー作曲家、アルカンのピアノ作品集。シフラの直系、パスカル・アモワイヤルが詩情と色彩豊かに歌いあげる!

 録音:2012 年3 月26-28 日/日本語ライナーノート付

 1971 年生まれのフランスのピアニスト、パスカル・アモワイヤルによるアルカンの登場。アモワイヤルはシフラの直系にあたる奏者ですが、19 世紀ロマン派音楽をとりわけ得意としていたシフラの薫陶を受けたということもあいまって、ぴちぴちとした音色、指先からあふれでるような詩情、気持ちのよいリズム感など、まさに理想ともいえるようなアルカン作品の演奏が展開されています。

 =アモワイヤルのコメント=
 アルカンのもついろいろな面を、雑多な形で見せたいと思いました。『大ピアノ・ソナタ 4 つの時代』は、その規模の大きさと巨大な形式において、ロマン派ソナタの理想として、リストの『ソナタ ロ短調』におそらく影響を与えたと思います。
 この大作の逆の面として、『エスキス〔素描〕』を選びました。ここでアルカンは、瞬間をつかむことができることも見せています。それから、当時の風潮に根を張っていると同時に、大変な先見性もみられる作品も数曲選びました。『舟歌』はメンデルスゾーン的であると同時にサティを予告しています。『嘆息』にはスクリャービンや、さらにはドビュッシーも感じられます。『ノクターン』はショパンの作品32 に近い曲ですが、『鐘』や『前奏曲』、『海辺の愚女の歌』などは、アルカンがどれだけ現実的なもの、普通のもの、奇妙なもの、尋常ではないものに魅了されていたかが読み取れる作品となっています。



 

Schumann: Kreisleriana and Fantasie in C major
LDV 10
\2500→\2290
ホアキン・アチューカロ新譜!
 シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
  幻想曲 ハ長調 op.17
  クライスレリアーナ op.16
ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
 スペインが生んだ巨匠アチューカロ、注目のシューマン新譜の登場!こうして新録音(10年前ですが)が出てきてくれることを感謝。

 録音:2003 年10 月、マドリード、サンタ・マリア・デル・ボスク/日本語解説付

 美しいパッケージ、チッコリーニの最新盤でもおなじみのラ・ドルチェ・ヴォルタ・レーベルから、スペインが生んだ天才ピアニスト、ホアキン・アチューカロの注目新譜が発売されます!
 「ピアノが歌を歌うように奏でることを常にこころがけている」と語る巨匠アチューカロは、1932 年生まれ。ファリャの「スペインの庭の夜」を初演したピアニスト、ホセ・クレビスや、マルグリット・ロン、ワルター・ギーゼキング、ニキタ・マガロフらの薫陶を受けています。「このような音はルービンシュタインでしか聞いたことがない」(メータ)、「ピアノからこのような音を紡ぎ出せる音楽家は極めて少ない」(ラトル)と絶賛されているとおり、なんといってもアチューカロの魅力はその音色。シューマン独特のうねりや強弱の推移も、ピアノがまさに歌っているように、非常に自然に流れています。幻想曲の冒頭のあふれ出る歌心には打たれます。クライスレリアーナでも、ともすると情熱で押し切られてしまいがちな冒頭曲から、シューマンの詩情をたっぷりと響かせています。ロマンティシズムと詩情にあふれた、アチューカロにしか出すことのできない音色によるシューマンをご堪能下さい!




<アチュカーロの貴重な大作コンチェルト映像>

 CDが出るのは極めて珍しいが、これだけの大作が映像で出ている。まさに巨匠の音楽。CD化されたらもっと大きな反響を呼んでいただろうと思う。


OPUS ARTE
DVD映像
OA1022D
\4000→¥3690
ホアキン・アチューカロ
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83

    収録:2009年5月
        ロンドン、セント・ルークス、ジャーウッド・ホール(ライヴ)
[特典映像]
 ●ホアキン・アチューカロの50年:
  プラシド・ドミンゴ、サイモン・ラトル、ズビン・メータ等のインタヴューによるドキュメンタリー
 ●アチューカロ、プラド美術館にて
  ブラームス:《3つの間奏曲》作品117
  ショパン:《24の前奏曲》より、第15番、第16番
  スクリャービン:《左手のための二つの小品》作品9
  アルベニス:《イベリア》作品47より、第1集第2曲「港」
ピアノ:ホアキン・アチューカロ
指揮:サー・コリン・ディヴィス
ロンドン交響楽団
OPUS ARTE
OABD7054D
(Blu-ray映像)
\5000→¥4590
ホアキン・アチューカロが、ブラームスの《ピアノ協奏曲第2番》でロンドン交響楽団(指揮:サー・コリン・ディヴィス)と共演。一つ一つの音を慈しむように、大切に弾くその演奏からは、偉大な人物が持つオーラが漂います。国際デビューから50年間を振り返るドキュメンタリーではメータ、ドミンゴ、ラトルなど、アチューカロと親交の深いアーティストも出演します。(解説:広瀬大介) 
DVD製品仕様:収録時間   全プログラム131分(本編53分) 字幕 仏・西・伊・独 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層 品番  [日本語解説書付]
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム131分(本編53分) 字幕仏・独・西・伊 ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様   ①PCM 2.0 ②PCM 5.1 ディスク仕様  BD50 [日本語解説書付]




LIGIA DIGITAL


LIDI 0104254
\2400
アンドレ・ギユマン(1837-1911):作品集
 ソナタ第1番 op.42
 アヴェ・マリアop.65
 ソナタ第5番 op.80
オリヴィエ・ヴェルネ
 (オルガン/
  モナコ大聖堂のトーマス・オルガン)
 フランクとならぶフランス・オルガンの重要人物アンドレ・ギユマン作品集

 録音:2013 年1 月27,28 日

 アンドレ・ギユマンは、フランクと並びフランスのオルガン楽派にとって重要な人物。ギユマンは、音楽学者として、そしてオルガンの作曲家として、そして彼自身、演奏者として教会と演奏会の両方で活躍していました。作品はソナタと題されていますが、非常に大きな規模の作品で、ソナタというより交響曲とも呼べるもので、バッハやベートーヴェンといったドイツの流れを汲んでいます。アヴェ・マリアは非常に静謐な雰囲気。名手ヴェルネが、モナコのオルガンを自在に操り変幻自在にギユマンの作品を鳴り響かせています。
 

LIDI 0109250
\2400
20 世紀フランスのオルガン作品集
デュリュフレ:
 前奏曲とフーガ ト長調Op.7(1912)、
 アランの名による前奏曲とフーガOp.7(1942)
ルイ・ヴィエルヌ:
 24の幻想曲より「夜の星」Op.54-3、
 「即興曲」Op.54-2、「月の光」Op.53
ジャン・アラン:
 幻想曲第1 番JA72、幻想曲第2 番JA117、典礼JA119
メシアン:キリストの昇天
ジャン= ピエール・レコウディ
 (Org; エヴルー大聖堂/
  パスカル・コワラン設計)
 名建造家パスカル・コワラン作によるオルガンで聴く20 世紀フランスのオルガン作品集

 録音:2012 年10 月28 日エヴルー大聖堂、フランス

 フランス北西部にある街エヴルーにあるゴシック建築の大聖堂に2006 年新しいオルガンが設置されました。オルガン制作はフランスのオルガン建造家パスカル・コワラン氏が担当。美しく色彩豊かな響きが魅力で、大聖堂に新たな命を吹き込みました。
 アルバムに収録されているのは20 世紀フランスの作曲家モーリス・デュリュフレ、ジャン・アランらによるオルガン作品集。演奏は数多くのレパートリーを持ち、華麗な技巧と豊かな感性で定評のあるフランスのオルガニスト、ジャン= ピエール・レコウディです。

LIMEN CLASSIC/EGEA



CDVD009 C009
(1CD+1DVD)
\3000→\2690
アッカルド、シャリーノをも魅了するプロメテオQ
【CD】
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95「セリオーソ」
 シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」
【DVD】収録曲目同上
 特典映像:
  サルヴァトーレ・アッカルド氏、サルヴァトーレ・シャリーノ氏が
   プロメテオ弦楽四重奏団を語る
プロメテオ弦楽四重奏団
 「セリオーソ」「死と乙女」に挑む!

 録音:2011 年9 月Limen Music Studio,ミラノ/CD:59’21、NTSC

 1998 年プラハの春国際音楽コンクールで優勝し、その後数々のコンクールで輝かしい受賞歴をもつイタリアのカルテット、プロメテオ弦楽四重奏団。
 彼らによるベートーヴェン「セリーソ」、シューベルト「死と乙女」という重厚名作プログラムです。冒頭の緊張感、この上なく美しい第2 楽章、感動的な終楽章、凝縮されたエネルギーと天国的な美しさをあわせ持つ「セリオーソ」。圧倒的集中力と安定したテクニックで聴かせます。シューベルト「死と乙女」ではシューベルトの晩年の境地を見事に描く、迫力の演奏となっています。
 また、DVDの特典映像(字幕なし)にはイタリアを代表するヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルド氏と現代作曲家のサルヴァトーレ・シャリーノ氏がプロメテオ弦楽四重奏団の素晴らしい音楽性について語っております。

LSO LIVE



LSO 5061
特価\1190
ロト&LSO
 次世代を担う10 名の新進作曲家たちの作品集

「The Panufnik Legacies」
 ・アンドルー・マコーマック:インセンティヴIncentive
 ・クリスティアン・メイソン:
  …照りつける日差しからの逃避…… from bursting suns escaping …
 ・チャーリー・パイパー:浮遊Fleotan
 ・エロイーズ・ジン:サクラSakura
 ・エドワード・ネズビット:類似 I Parallels I
 ・エドワード・ネズビット:類似 I Parallels II
 ・ジェイソン・ヤード:ひどい幻滅!Rude Awakening!
 ・マーティン・サックリング:
  新生児のためのファンファーレFanfare for a Newborn Child
 ・クリストファー・メイヨー:サーマTherma
 ・エリザベス・ウィンターズ:
  突然の豪雨、突然の曇りSudden Squall, Sudden Shadow
 ・ヴラド・マイストロヴィチ:ハロHalo
ロンドン交響楽団
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 超優秀録音。ロト&LSO、次世代を担う10 名の新進作曲家たちがLSOのために書き下した作品集

 録音:2012 年10 月/ロンドン、LSO セント・ルークス/プロデューサー:ジョナサン・ストークス
 DSD5.0、マルチチャンネル、ステレオ

 LSO Live の新シリーズLSO Discovery 第1 弾。10 名の若き新進作曲家たちの新作を収めた内容はすべて、もともと「LSO パヌフニク・スキーム」の一環として委嘱された作品で、ロンドン交響楽団(LSO)がその音楽を世界中で分かち合い、プロモートできるように、あらたにレコーディングされたものです。
 ポーランドが生んだ20 世紀を代表する作曲家サー・アンジェイ・パヌフニク(1914 − 1991)は、生前にLSO が3 つの作品を委嘱して、その交響作品の多くをレコーディングしたことから楽団とのゆかりの深かったことで知られています。
 「作曲家で私の夫は、今日ではどうしたら若い作曲家たちが最高水準のオーケストラとの絶対不可欠な経験を得ることができるのかを気にかけていました。このプロジェクトこそが彼の夢をかなえるのです。」
 このように語るカミラ・パヌフニク夫人の協力のもとLSO によって、LSO パヌフニク・スキーム(The LSO Panufnik Scheme)は、今は亡き作曲家パヌフニクを追悼する目的で、創設されました。2005 年にスタートしたスキームでは、著名な作曲家コリン・マシューズの指導を受けて、毎年6 名の作曲家たちにLSO のための演奏時間3 分間の曲を書く機会を提供しています。スキームの開始以降、この作曲家たちの多くが、引き続きLSO よりさらなる作品の委嘱を受けるようになっています。
 このアルバムでは、このプロジェクトの最初の5 年間から厳選された作曲家たちの作品の数々を紹介していますが、その経歴や作風はじつにさまざま。
 グラスゴーの生まれで、作曲家への転向以前の青春期を、スコットランド中を演奏して廻るフォークバンドのヴァイオリン弾きとして過ごしたサックリング。
 クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」とのサントラの一部の譜面起こし、オーケストレーションおよび演奏を手掛けたマコーマック。作曲家、アレンジャー、プロデューサーそしてジャズ・サックス奏者としてすでに名高いヤードは、2013 年3 月のLSO セント・ルークス10 周年記念式典の一環として、2013 年4 月のワークショップで演奏予定の、LSO ブラスとパーカッション・セクションのための新作も委嘱さ ここで選ばれた10 名を含め、このアルバムはいま現在もこのスキームを通じてオーケストラと共同作業をする過去総勢45 名の作曲家たちによる多岐に亘るスタイルと影響の範囲の一端を示すものといえるでしょう。
 なお、指揮を手掛けるロトは、LSO が1990 年より2 年おきに行うドナテッラ・フリックLSO 指揮コンクール(The Donatella Flick LSOConducting Competition)で2000 年に優勝を果たし、最長1 年間LSO のアシスタント・コンダクターを務めるチャンスを得てキャリアの足掛かりを築き、世界の舞台へと羽ばたいていった指揮者でもあります。
 2003 年のオープンから10 周年を迎えるLSO セント・ルークスは、LSO のリハーサルや演奏会およびレコーディングのためのホール。もとは18 世紀にニコラス・ホークスムーアが設計した教会で、第一級指定建造物にも登録されており、外観が当時の様子を留めているのとは対照的に、内部には録音機材など最新鋭の設備が整えられています。
 公開リハーサルや、年間を通して毎週木曜日に開催される、BBC ラジオ3 放送番組用のクラシック・ランチタイムコンサートの会場として活用されると同時に、クラシックのほか、ワールドミュージックやポピュラーを取り入れた音楽教育プログラムLSO Discovery も実施しています。
 


LSO 0726
(2SACD YBRID)
\4000→\3690
デイヴィス&LSOによるヴェーバーの「魔弾の射手」
 ヴェーバー:
  歌劇「魔弾の射手」(全曲)[ドイツ語歌唱]
サイモン・オニール(テノール:マックス)
ラルス・ヴォルト(バス‐バリトン:カスパール)
クリスティーン・ブルーワー(ソプラノ:アガーテ)
サリー・マシューズ(ソプラノ:エンヒェン)
シュテファン・ローゲス
 (バス‐バリトン:オットカール/ザミエル)
マーティン・スネル(バス:クーノー)
マーカス・ファーンズワース(バリトン:キリアン)
ギドン・サクス(バス:隠者)
ルーシー・ホール(ソプラノ:花嫁に付き添う4 人の乙女)
マルコム・シンクレア(語り)
ロンドン・シンフォニー・コーラス
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団
 超優秀録音。巨匠22 年ぶりの再録音、デイヴィス&LSOによるヴェーバーの「魔弾の射手」

 録音:2012 年4 月19 日 & 21 日/ロンドン、バービカン・ホール(演奏会形式によるライヴ上演)/DSD5.1、マルチチャンネル、ステレオ
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン / エンジニア:ジョナサン・ストークス& ニール・ハッチンソン

 2012 年秋に85 歳を迎えたコリン・デイヴィスを記念するリリースが続くLSO Live。最新アルバムは、デイヴィス指揮によるヴェーバーのオペラ「魔弾の射手」全曲。前作ベルリオーズの「レクィエム」より2 か月ほど前の、2012 年の4 月19 日と21 日に、本拠バービカン・ホールで行われた演奏会形式による上演の模様をライヴ収録したものです。
 デイヴィス指揮の「魔弾の射手」といえば、1990 年1 月にドレスデンのルカ教会でシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して全曲のセッション録音をおこなっていたので、デイヴィスにとっては22 年ぶり2 種目の録音ということになります。
 マクミランへの委嘱作やニールセンの交響曲のように、デイヴィスはあらたなレパートリーに対して情熱を傾けつつ、そのいっぽうでこれまでの長きに亘るキャリアを通じて解釈を深めてきたベルリオーズやシベリウスといった納得のプログラムの総仕上げをおこなってもきました。
 そうしたなかで、2006 年にデイヴィスがLSO のプレジデントに就任したあたりから現在まで、いずれのケースにおいても桁違いの充実ぶりを示してきたのは、この間に構築したディスコグラフィを通じて確かめられるところで、このたびの演奏内容についても、やはりその出来ばえにはすばらしいものがあります。
 それにしても、これから繰り広げられる場面のテーマをたくみに散りばめた「序曲」といい、楽譜に書き留められたうちでもっとも邪悪で残忍な描写として名高い「狼谷の場面」における緊迫感とボルテージといい、デイヴィスは年輪を重ねてかえってなおもエネルギッシュでみずみずしく、想像をはるかに上回る圧倒的な音楽で満たしています。
 意外なことに、これが初の「魔弾の射手」全曲録音となるLSO にしても、2000 年以降の毎シーズン必ずコンサート形式でのオペラ上演に取り組んで着実に実績を重ねており、その結果生み出されたベルリオーズやベートーヴェンのオペラ録音が物語るように、デイヴィスとの呼吸も申し分ありません。
 さらに、主要キャストも、マックスのサイモン・オニール(「オテロ」)、アガーテのクリスティーン・ブルーワー(ヴェルディの「レクィエム」)、エンヒェンのサリー・マシューズ(「天地創造」)という具合に、過去のLSO Live のリリースで起用されたデイヴィスのお気に入りで固められ、巨匠の信頼にみごとに応えています。
 ドイツ・ロマン派オペラの幕開けを告げ、来たるワーグナーへの道筋を準備した画期的な傑作の魅力を余すところなく引き出したデイヴィス率いるLSOによる「魔弾の射手」。ここにまたひとつデイヴィスを代表するアルバムが加わったといえるでしょう。
 なお、このたびの上演に際して、オリジナルのドイツ語歌唱に並行して、アマンダ・ホールデンによる新英語訳のナレーションを、英国の名優マルコム・シンクレアが語るというスタイルが採用され、物語のスムーズな進行と理解に役立っていました。

MIRARE


MIR 217
特別価格\1600→\1490
ルネ・マルタンのレ・ク・ドゥ・クール 2013
 ラ・フォル・ジュルネ2013 年音楽祭の仕掛け人、ルネ・マルタンがセレクトしたナントでの音楽祭のハイライト集!

 ジョルジュ・ビゼー(1838-1875)
  「カルメン」 第2組曲
   1- 密輸入者の行進/2- ハバネラ/3- 夜想曲/4- 闘牛士の歌/
   5- 衛兵の交代/6- ジプシーの踊り
    シンフォニア・ヴァルソヴィア ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999)
  アランフェス協奏曲
   7- アレグロ・コン・スピリート/8- アダージョ/9- アレグロ・ジェンティーレ
    フアン・マヌエル・カニサレス(ギター) シンフォニア・ヴァルソヴィア
    ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
 モーリス・ラヴェル(1875-1937)
   10- ボレロ
    ラムルー管弦楽団 フェイサル・カルイ(指揮)
 ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923)
   11- ≪ルイス・アロンソの結婚式≫より(カスタネットとオーケストラのための)
    ルセロ・テナ(カスタネット) ラムルー管弦楽団 フェイサル・カルイ(指揮)
 ジョルジュ・ビゼー(1838-1875)
   12-「 カルメン」第1 組曲 - 闘牛士
    ルセロ・テナ(カスタネット) ラムルー管弦楽団 フェイサル・カルイ(指揮)
   13- 即興演奏
    ルセロ・テナ(カスタネット)
 
 ルネ・マルタンのレ・ク・ドゥ・クール 2013

 録音:2013 年2 月にナントでおこなわれたラ・フォル・ジュルネ音楽祭のライヴ/71’

 東京での開催も今年で9 回目を迎えるラ・フォル・ジュルネ音楽祭。一足先、今年2 月にナントで行われた音楽祭のハイライト(ライヴ録音)をルネ・マルタンがセレクトしたディスクが販売されます!なんといっても注目はカスタネットのルセロ・テナ。1938 年メキシコ生まれの彼女は、スペインを中心に活躍する世界的フラメンコ・カスタネット奏者。その驚異の超絶技巧と豊かな表現力で、ロストロポーヴィチ、バイエルン放送響、イスラエル・フィル、ロンドン・フィル等とも共演しています。ロドリーゴも彼女のために作品を書いているほど。また、ギターのカニサレスも、ベルリン・フィルと共演するなど、世界的なギター奏者。ほかに、「ボレロ」を初演した伝統あるラムルー管弦楽団による「ボレロ」など、聴きどころ満載!LFJ の予習ディスクとしても、また、純粋にパッション溢れるライヴ録音ディスクとしても大いにたのしめる内容です!



 
MIR 193
\2600→\2390
ネムタヌ(Vn)&ツェトマイアー(指)
 フォーレ&サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集

  サン=サーンス:
   序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28、
   ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調Op.20、
   ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス ハ長調Op.48
  フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」Op.80、子守歌Op.16
デボラ・ネムタヌ(Vn)
パリ室内管弦楽団
トーマス・ツェトマイアー(指)
 フランスの華麗なるヴァイオリニスト、デボラ・ネムタヌによるフォーレ&サン=サーンスのオケとヴァイオリン作品集

 録音:2012 年9 月サンキャトル、パリ/50’00

 師弟関係にありながらも、お互いに刺激し合う良きライバルとして深い親交があったサン=サーンスとフォーレ。彼らの間で交わされた往復書簡は有名です。そんなフランス近代音楽を代表する2 人の作品をパリ室内管弦楽団のコンサートミストレスのデボラ・ネムタヌが溢れんばかりの感性で聴かせます。
 ちなみにデボラは、映画「オーケストラ」で吹き替え演奏したことで話題となった女流ヴァイオリニスト、サラ・ネムタヌと姉妹。
 「序奏とロンド・カプリチオーソ」はサン=サーンスの作品の中でも人気が高くヴァイオリンの名手がこぞって取り上げています。そしてサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲といえば第3 番が有名ですが、ここに収録されている第1 番はサン=サーンスらしいおしゃれで上品な旋律が魅力の短い作品。サン=サーンスはこれらの作品を同時代の名演奏家サラサーテに捧げています。ネムタヌは哀愁たっぷりの音色と圧倒的な技術で聴かせます。
 またフォーレの「子守歌」では、美しい弦の響きと伸び伸びとした演奏で、フォーレ独特の優美で幻想的な旋律を堪能できます。
 併録されている組曲「ペレアスとメリザンド」は、本場フランスの響きを感じさせる優雅かつ典雅な趣のある演奏です。
 
MIR 188
(2CD)
特価\2600→\2390
モディリアーニ弦楽四重奏団
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調
 サン=サーンス:弦楽四重奏曲第1番Op.112
 ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
モディリアーニ弦楽四重奏団
 【フィリップ・ベルナール(Vn)
  ロイック・リョー(Vn)
  ローラン・マルフェング(Va)
  フランソワ・キエフェル(Vc)】
 俊英、モディリアーニQによるフランス近代弦楽四重奏曲集

 録音:2012年4 月、9 月

 夢幻的な抒情美に溢れたドビュッシー。色彩的で官能的な響きが感じられるラヴェル。優しく穏やか、かつ情熱を秘めたサン=サーンス。フランス近代の弦楽四重奏曲の名作を収録したアルバムです。作品からにじみ出る繊細で洒脱な雰囲気をモディリアーニ弦楽四重奏団が見事なアンサンブルで美しく表現しています。
 
MIR 167
\2600→\2390
ジャン=クロード・ペネティエ(P)
 リスト:

 ・「詩的で宗教的な調べ」よりパーテル・ノステル
 ・昇階曲「キリストは我らのために」
 ・前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」S.179
 ・讃歌「王の御旗は進み」
 ・十字架への道
ヴォックス・クラマンティス
ヤーン= エイク トゥルヴェ(指)
ジャン=クロード・ペネティエ(P)
 深淵なるリストの世界をペネティエが描く〜十字架への道

 71‘00

 ペネティエ渾身の演奏で聴く、リストの「十字架への道」。この作品は無調的な曲ではありますが、リストの晩年の敬虔な信仰心が感じられる美しい作品です。キリストが死を前にし、十字架を背負いゴルゴダの丘へと歩いていく様子をピアノと合唱による14の場面で描かれています。ヴォックス・クラマンティスの美しい声とペネティエの神聖な響きを意識した極上のピアノが印象的な演奏です。アルバムは「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」や「パーテル・ノステル」などのリストの宗教的なピアノ作品を収録し、「十字架への道」へと誘導するような構成となっています。
 
MIR 204
\2600→\2390
リチェルカール・コンソート
 マティアス・ヴェックマン(1621-1674):宗教曲集〜コンユラティオ

 教会コンチェルト
  第1番「泣くな、ユダ族の獅子、ダヴィデの若枝は勝てり」
  第2番「シオンは言う、主は割れを見捨てられたと」
  第3番「主よ、我汝だけをもち得るなら」
  第4番「町はなんと荒れ果てていることか」
 コラール
  「いざや喜べ、愛するキリストの徒よ」
  「すべて重荷を負うて苦労している者は、私のものにきなさい」
  「主がシオンの捕虜を放たれた時」
 第1旋法によるプレルーディウム
 第2旋法によるマニフィカト
リチェルカール・コンソート
フィリップ・ピエルロ(指)
 慈悲に溢れたリチェルカール・コンソートの演奏で聴くハンブルクの巨匠ヴェックマンの宗教曲集

 79’00

 バロック初期から最盛期にかけて活躍した北ドイツの作曲家マティアス・ヴェックマン。ハンブルクの聖ヤコブ教会のオルガニストを務め、音楽団体「コレギウム・ムジクム」を設立、公開演奏会はハンブルクの人々の注目を集めました。
 1663 年にハンブルクを襲った疫病で、妻や友人を亡くしたヴェックマン。ここに録音されているのは、この悲劇を悼み作曲された、孤独と破滅、戦いと希望などのイメージを呼び起こす聖書のテキストを用いた宗教曲集です。リチェルカール・コンソートとピエルロによる慈愛に満ちた美しい演奏で聴くことができます。
 
MIR 195
\2600→\2390
イド・バル=シャイ(P)
 F.クープラン:クラヴサン曲集

 さまよう亡霊たち/修道女モニク/
 ティクトクショック、またはオリーヴしぼり機/
 プラチナ色の髪のミューズ/恋のナイチンゲール/
 ナイチンゲールの変奏/子供時代-ミューズの誕生-幼年期/
 タンブラン/神秘的な女/小さな皮肉/ロジヴィエール/
 子守歌、またはゆりかごの中のいとし子/ おしゃべり女/
 心地よい恋やつれ/ 花咲く果樹園/ 葦/胸飾りのリボン/
 煉獄の魂/収穫をする人びと/ 髪の油/ 嘆きのほおじろ/
 騒がしさ/クープラン/ 神秘なバリケード
イド・バル=シャイ(P)
 自由自在なイド・バル=シャイのクープラン

 70’00

 フランソワ・クープランのクラヴサン曲集は、当時のロココ趣味を凝縮した洗練された優雅な旋律の鍵盤音楽。1977 年イスラエル出身のピアニスト、イド・バル=シャイ。クープランの魅力を心ゆくまで堪能することのできる内容で、独特のシニカルさと色彩豊かな世界を描き出しています。
 
MIR 190
\2600
子ども時代
 フォーレ:組曲「ドリー」Op.56
 ビゼー:子供の遊びOp.22
 ドビュッシー:小組曲
 ラヴェル:マ・メール・ロワ
クレール・デセール(P)
エマニュエル・シュトロッセ(P)
 デセールとシュトロッセの息の合った演奏で繰り広げる天真無垢な世界、子供の世界に魅せられた作曲家たち〜フォーレ、ラヴェル、ドビュッシー、ビゼー

 録音:2012 年6 月16-18日TAP、ポアチエ、フランス/66’00

 無邪気で天真爛漫な子供の世界に魅了されたフランスの作曲家たちの連弾作品をクレール・デセールとエマニュエル・シュトロッセの黄金コンピがノスタルジックに描き出します。フォーレの知人バルダック家の娘エレーヌの誕生日を祝って毎年1 曲ずつ書いた曲集「ドリー」。愛らしい子供の世界を表情豊かに描いた12 の小曲からなるビゼーの「子供の遊び」。ドビュッシー初期の作品で魅力的な旋律と特徴的なリズムをもった「小組曲」。子供好きであったラヴェルが友人夫妻の子供たちのために作曲した「マ・メール・ロワ」。
 デセール、シュトロッセの色彩豊かな音色とエスプリ溢れる音楽性で、心優しく爽やかに聴かせてくれます。
 

MIR 177
\2600
ヘンリー・ローズ:歌曲集
 ・朝日を見たことがあるか?/・ゆるやかに流れよ、銀色の川/
 ・ただ生きよと命じて下さい/
 ・グラウンドによるディヴィジョン(フランシス・ウィシィ?)/
 ・前奏曲(ダニエル・バチェラー?)/
 ・私は起き上がり、深く悲しむ/・あなたか私か、罪を犯した/
 ・ため息も 涙も 悲しみもなく(ニコラス・ラニアー?)/
 ・2つのリュートのためのアルマイン/クーラントI/
  クーラントII(ウィリアム・ローズ?)/
  Whither are all her false oaths blown ?/
 ・私は恋の病(ウィリアム・ローズ?)/
 ・草原はもはや花に覆われることなく(ニコラス・ラニアー?)/
 ・トレギアンのグラウンド/
 ・あわれにも愛の喜びから追放された君が/
 ・穏やかに眠れ/・離せ、愛していた /
 ・クーラント
  (ジャック・ゴーティエ/アングレテールのゴーティエ)/
 ・ゴーティエ氏の鐘
  (ジャック・ゴーティエ/アングレテールのゴーティエ)/
 ・きみよ まだ帰らないでおくれ/
 ・おお、愛を教えて!おお、運命を教えて!/
 ・ディヴィジョン:
  ジョン、今すぐ私にキスして(クリストファー・シンプソン?)/
  Wert thou yet fairer than thou art/
 ・なぜそう青白く暗いのか、盲目的に恋する者よ
  (ウィリアム・ローズ?)
ラ・レヴーズ
フローレンス・ボルトン(指、Va)
ベンジャミン・ペロー
 (指、Lute、テオルボ&バロック・ギター)
ジェフリー・トンプソン(T)
ベルトラン・キュイエ(ハープシコード)
 17 世紀イギリスを代表するヘンリー・ローズ歌曲集

 69‘00

 17 世紀中期のイングランドの作曲家、ヘンリー・ローズ。ダウランドとパーセルのちょうど間の世代でもあります。詩と音楽の絶妙なバランスと表現豊かな旋律が魅力です。弟のウィリアム・ローズは短命でありましたが、作曲家としての才能に溢れ多分野で数多くの作品を残しました。一方兄ヘンリーは、歌曲作曲家として名声を得ていました。彼の歌曲として知られているのは400 曲を超え、35 歳の頃チャールズ1 世付きの音楽家に任命された以降、繊細さと多彩な感情表現を具えた自由な作風へと変化し、円熟期へと入って行きます。王室に仕えることで宮廷詩人と交流し、カルー、ウォラー、ヘリックらの詩による歌曲を発表しています。
 ヘッリクの詩による「ただ生きよと命じて下さい」は、快活な3 拍子の有節歌曲。カルーの詩による「あわれにも愛の喜びから追放された君が」では、旋律線、リズム、フレージングなどが詩の劇性に溶け合った手法で聴き応えがあります。
 きりっと引き締まった美しいアンサンブルが魅力のラ・レヴーズが会心の演奏を聴かせてくれます。

NAIVE


V 5338
\2500
ノートル・ダム大聖堂建設850 周年記念
(1)N.セジャン(1745-1819):スイスのノエル
(2)G.A.カルヴィエール(1695-1755):オルガンの小品
(3)L.C.ダカン(1694-1772):ノエル、グランジュと二重奏
(4)C.バルバトル:マルセイエーズによる行進曲と「サ・イラ」
(5)ボヴァルレ=シャルパンティエ(1734-1794):タンブランのノエル
(6)A.ギルマン(1837-1911):オルガン・ソナタ第1番よりフィナーレ
L.ヴィエルヌ(1870-1937):24の幻想的小品集より
 (7)月の光 (8)鬼火 (9)ウェストミンスターの鐘
J.P.ルゲ(1939*):19の前奏曲集より
 (10)第9番 (11)第6番 (12)第7番
(13)P.コシュロー(1924-1984):
 ボレロ〜グランド・オルガンとパーカションのための
(14)O.ラトリー(1962*):サルヴェ・レジーナのテーマに基づく即興曲
オリヴィエ・ラトリー(Org)
(13)エマニュエル・キュルト&
 フロラン・ジョドゥレ(Perc)
 ノートル・ダム大聖堂建設850 周年記念、大聖堂の名器で聴くオルガン作品集、演奏は世界的名手オリヴィエ・ラトリー!

 録音:2013 年1 月、ノートル・ダム大聖堂(パリ)

 2013 年、凱旋門やエッフェル塔らと並び、パリの一大シンボルとして多くの観光客や巡礼客を集めているノートル・ダム大聖堂が建設開始から850周年を迎えます。現地では2012 年末から既に数々の記念祝典が開催され、盛り上がりを見せているとのこと。この記念すべき年に、ノートル・ダム大聖堂のオルガン奏者を務める世界的名手、オリヴィエ・ラトリーが、「naive」レーベルからオルガン作品を一挙収録したアルバムをリリースいたします!フランス大革命の前から現代までにいたる約3 世紀の間、この大聖堂付のオルガニストとして活躍した音楽家たちの作品を中心に選曲し、アニバーサリーにふさわしいアルバムに仕上がっています。ダカン、ヴィエルヌ、コシュロー……当時のオルガン界を代表する大家揃いのプログラムに、この大聖堂で行われてきた豊穣な音楽活動ぶりが伺えます。
 使用楽器はもちろん、ノートル・ダム大聖堂のグランド・オルガン!フランス最大級のパイプ・オルガンの一つであり、多くのオルガン奏者に愛される名器です。2013 年の祝典に合わせて20 年ぶりに行われた修理・清掃などの調整を終え、より煌びやかになった音色を、ラトリーの見事な演奏によって余すところなく収録。コシュローのボレロでは、パーカッションに名門フランス国立管の首席奏者エマニュエル・キュルトと、同団ソリストのフロラン・ジョドゥレを配し、安定感抜群のアンサンブルで魅せてくれます。プログラム、演奏ともにオルガン・ファンにとっては見逃せない注目盤といえましょう!
 【オリヴィエ・ラトリー】
 現代最高峰のオルガニストの一人として世界的に活躍するフランスの名手。23 歳の若さでノートル・ダム大聖堂付のオルガニストに抜擢され、一気に注目を集める。大聖堂での活動の傍ら、現在まで日本をはじめとする世界各地でリサイタルを行い、数多くのオーケストラと共演。その卓越した演奏技術と表現力で評価を確立している。2000 年にはメシアンのオルガン作品を全曲録音。naive レーベルからはシャマユと共演した「フランク作品集(V5208)」、リストなど超絶技巧で圧倒した「ペダル・ピアノ作品集(V 5278)」などを既にリリースし、好評を博している。
 


V5285
(2CD)
\2400→\2190
コパチンスカヤの最新録音!
 バルトーク:
  ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz 112
 エトヴェシュ:セヴン
 リゲティ:ヴァイオリン協奏曲
パトリシア・コパチンスカヤ(Vn)
ペーテル・エトヴェシュ指揮
フランクフルト放送響(バルトーク、エトヴェシュ)
アンサンブル・モデルン(リゲティ)
 リリースされるたびに物議をかもすコパチンスカヤ、もう普通のレパートリーを出すことはないだろう。ということで昨年発売されてなぜか紹介しないままになっていたコパチン嬢の最新作はバルトーク、エトヴェシュ、そしてリゲティ。

NOVALIS



NOV150 199
\2300→\2090
スイス・オクテット
 シューベルト:
  幻想曲 へ短調 Op.103,D.940(8重奏版)
  ロンド イ長調 Op.107,D.951(8重奏版)
  ドイツ舞曲 Op.33,D.783(6重奏版)
  アレグロ イ短調「人生の嵐」(8 重奏版)
スイス・オクテット
 なんと華やかな編曲!スイス・オクテットが奏でるシューベルトの名曲

 録音:2012 年2 月18-20日、ノイミュンスター教会、チューリヒ/DDD

 シューベルトの4 手のためのピアノ曲を名手スイス・オクテットが8 重奏版で披露!アンサンブル力の高さと表現力の豊かさが魅力の同団ならではの演奏で原曲のもつ世界観をなくすことなく演奏しています。スイス・オクテットは1990 年に創設されたスイスきっての室内楽アンサンブルで、創設時よりロマン派音楽の開拓者シューベルトの作品の編曲演奏に力を入れてきました。以後、シューベルトは重要なレパートリーとして演奏し、古楽から現代まで幅広い楽曲を演奏してきました。創設20 年を過ぎ、ますます充実した演奏を聴くことができます。
 


NOV150 198
\2300→\2090
パトリシア・パニー
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」Op.13
  ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調「田園」Op.28
  ピアノ・ソナタ第23番 へ短調「熱情」Op.57
パトリシア・パニー(ピアノ:YAMAHA CFX)
 情熱の個性派ピアニスト、パトリシア・パニー白熱のベートーヴェン・ライヴ!「悲愴」「田園」「熱情」ソナタ集

 録音:2011 年12 月10 日、ドイツ、ライヴ録音/DDD

 躍動感に満ち、情感たっぷりに歌い上げるパトリシア・パニーの新譜ソロ・アルバムはベートーヴェンの名曲「悲愴」「田園」「熱情」ソナタ!決して過剰な演出をするのではなく楽曲のもつ空気を最大限に表現します。繊細なタッチから堂々たるタッチなど、実に立体的な音楽を聴かせてくれます。パニーの演奏に魅了されたファンは多く、度々来日公演も行っております。世界各国でその素晴らしい演奏は高い評価を得ております。Novalis レーベルには2009 年掛川市でのライヴ録音をおさめたシューマンの謝肉祭(NOV150 195)、チェロのアレクサンダー・ヒュルショフと共演したブラームスのチェロ作品全集(NOV150 193) など、数多くリリースしており、いずれも好評を博しております。
 


NOV150 201
\2300→\2090
クララとロベルトの2つのイ短調 ピアノ協奏曲
 クララ・シューマン(1819-1896):
  ピアノ協奏曲 イ短調 Op.7
  協奏曲 へ短調(1847) 断片
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
パトリシア・パニー(ピアノ:YAMAHA CFX)
クロード・ヴィラレ(指揮)
スイス・イタリアーナ管弦楽団
 名手パニーによる満を持してのクララ&ロベルト・シューマンのピアノ協奏曲!

 録音:2012 年5 月2-4 日、ルガーノ/DDD

 名手パトリシア・パニーが遂にロベルト・シューマンのピアノ協奏曲を録音!ファン待望のアルバムと言えましょう!
 しかもカップリングはロベルトの妻クララのピアノ協奏曲!クララの協奏曲はシュポアに献呈され、オーケストレーションはロベルトが担当しました。10代半ばで作曲されたとは思えぬほどの出来栄えで、ロベルトの助言もあいまって作られた素晴らしい作品です。
 またクララのへ短調の協奏曲は第1 楽章のみ残され全楽章完成することはありませんでした。

 クララ・シューマンがわずか10代半ばで書き残したピアノ協奏曲。夢見る天才少女クララが書いた愛の花園のような作品。・・・単なる飾り言葉で言っているのではない。本当にそうなのである。
 作曲年代は13歳から16歳。一般の人から見ると何とも早すぎる年齢だが、ゲーテなどの前で演奏を披露してきたクララにしてみれば、すでにその音楽的才能は十分開花していた。
 そして音楽的に早熟だった天才少女は、精神的にも早熟だった。後に結婚するロベルト・シューマンとの間の愛もすでに花開いていたのである。
 それはこの曲を聴けばおのずと知れる。クララ・シューマンのピアノ協奏曲イ短調。
 このコンチェルト、実はまず第3楽章から完成された。
 オーケストレーションをロベルトに手伝ってもらって、独立した形で初演もされた。不思議な話しだが、その後、第1楽章と第2楽章が追加され、現在の形となったとされる。
 ・・・クララはなぜそんなことをしたのか?
 それは、彼女はこの曲をロベルトと自分との愛の歴史として残したかったからである。
 まず、第1楽章を聴いてほしい。
 つまらない。決定的につまらない。
 薄味のショパンか、曇りガラスに映ったメンデルスゾーンか。とにかくそこには天才のかけらも見当たらない。聴いた瞬間、「失敗した」と思った。
 ・・・しかし、それはクララがわざとそう仕掛けたのである。それは第2楽章の途中で気づくようにできている。
 第2楽章、オーケストラは忽然と姿を消してしまう。冒頭からずーっとピアノ・ソロなのである。カデンツァではない。まるで協奏曲であることを忘れているかのように、ピアノはずっとひとりで歌い続ける。美しく憂いに満ちたロマンスを。
 ・・・しかし何かが足りない、何かが欠けている。そんな思いがふと心に訪れたときに・・・現れるのである。一弦のチェロが。
 厚く豊かなチェロの音色は、清らかで純粋なピアノの音色にぴったり寄り添い、優しく抱きしめる。なんと第2楽章はラストのラスト直前までピアノとチェロの完全な二重奏、いや二重唱で終始するのである。
 それが何を意味するか、もちろんお分かりだと思う。
 だから第1楽章がまったくつまらない音楽だったのは当然である。なぜならそのとき彼女の前にまだロベルトは現れておらず、そんな世界は彼女にとって退屈な模倣の世界に過ぎなかったから。
 しかしロベルトが現れて世界は変わる。協奏曲であることも忘れてふたりだけで愛を奏でるのである。そしてやがてふたりは、ふたりで作り上げた、華麗で壮麗な、愛と苦悩に満ちた第3楽章に突入するのである。

 後年ブラームスは自作のピアノ・コンチェルトの第2番で同様にチェロの独奏部分を取り入れた。もちろんブラームスはこのクララのコンチェルトの中でチェロが何を意味するか知っていた。だからこそ、今度はみずからの作品で自分をチェロにみたてることで、ロベルトの身代わりを演じようとしたのである。・・・それはクララへのはかなきラブレターでもあったか。(「このNAXOSを聴け!」より)




パトリシア・パニーはブラームスのチェロ曲全集録音の伴奏もやってる

NOV150 193
\2300→\2090
ブラームス:チェロとピアノのための作品全集
 チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、野の寂しさOp.86-2、
 調べのようにOp.105-1、サッフォーの頌歌Op.94-4、
 子守唄Op.49-4、愛のまことOp.3-1、恋歌Op.71-5、
 チェロソナタ第2番ヘ長調 Op.99 、ハンガリー舞曲より
アレクサンダー・ヒュルショフ(Vc)
パトリシア・パニー(P)
色彩豊かなパニーのピアノと存在感のあるヒュルシェフのチェロが紡ぎだすブラームス。


ORFEO



ORFEO 865131
\2600→\2390
ベチャワ、ヴェルディ・アリア集
 (1)リゴレット〜「さらわれてしまった」
 (2)シチリアの夕べの祈り〜「これがギイ・ド・モンフォールです」
 (3)イル・トロヴァトーレ〜「やっと私たちだけになった」
 (4)イル・トロヴァトーレ〜「私はあなたの子どもではないのか」
 (5)イル・トロヴァトーレ〜「ああ美しい人」
 (6)第一回十字軍のロンバルディア人〜「私の喜びを」
 (7)アイーダ〜「もしその将軍なら〜清きアイーダ」
 (8)椿姫〜「あのひとから離れていて」
 (9)マクベス〜「おおわが子よ」
 (10)レクイエム〜「かくは罪ゆえに」
 (11)仮面舞踏会〜「永久に君を失えば」
 (12)ドン・カルロ〜「あの方だ、まさにあの方」
ピョートル・ベチャワ(Ten)
エヴァ・ポドレシュ(コントラルト)
マリウシュ・クフィエチェン(Br)
ウカシュ・ボローヴィチ(指)
ポーランド放送響
 お待たせしました。ヴェルディ・イヤー最強のアルバム登場。ベチェワ渾身のアリア集

 [ 録音:2011 年8-10 月、2012 年9、10 月/ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサート・ホール]/DDD、67’ 47”

 ヴェルディ生誕200 年記念アルバム。今やメトの大看板なだけでなく、世界中でひっぱりだこのベチャワ、待望のソロ・アルバム第2弾はヴェルディ。ワルな女たらしぶりが光る「リゴレット」のマントヴァ侯爵に始まり、「イル・トロヴァトーレ」マンリーコの迫真の演技、若さあふれる「アイーダ」のラダメス、「椿姫」のアルフレードのお坊ちゃんぶりなど、彼の多彩な魅力をすべて味わえます。彼の魅力は透明で甘い独特の声質がこのアルバムにあますところなく収められています。
 同郷の共演陣も豪華。「イル・トロヴァトーレ」第2幕の「私はあなたの子どもではないのか」ではベテラン・コントラルトのエヴァ・ポドレシュ(ポドレス)が凄みのある低音のコントラストでベチャワの光り輝く声を際立たせています。さらに「ドン・カルロ」の二重唱「あの方だ、まさにあの方」では人気急上昇のバリトン、マリウシュ・クフィエチェンとの夢の共演。ハイC も決まり、オペラの醍醐味を満喫できます。
 今年はヴェルディで世界でまわる予定のベチャワ。世界が認めた新時代のヴェルディ・テノール、まさに脂の乗りきった最高のアリア集、必聴です。


ベチャワの「ボエーム」!

73 4773
(DVD)
\3700→\3390
ダニエレ・ガッティ&ウィーン・フィル
 アンナ・ネトレプコ&ピョートル・ベチャワ
  《プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」全曲》
演出:ダミアノ・ミキエレット
映像監督:ブライアン・ラージ
アンナ・ネトレプコ………ミミ
ピョートル・ベチャワ……ロドルフォ
ニーノ・マチャイゼ…………ムゼッタ
マッシモ・カヴァレッティ……マルチェッロ
アレッシオ・オアルドゥイーニ……ショナール
カルロ・コロンバーラ………コルリーネ
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィル
指揮:ダニエレ・ガッティ


73 4772
(Blu-ray)
\4400→\3990
新演出によるネトレプコのザルツブルク音楽祭ライヴ!
 ネトレプコのボエーム録音といえば、ビリャソンとの名コンビによる2008年録音(オケはバイエルン放送響)が既にDGからリリースされていますが、今回は作品ザルツブルクで行われた新演出による舞台の映像作品。
 斬新な演出による今回の舞台は、コンクリート打ちっぱなしの居室のドタバタ劇からスタートします。ネトレプコの圧倒的に透明な歌唱がミミの悲劇を現代社会に違和感なく運び込み、感動の結末に聴衆を引き込む見応え十分な映像です。
 〔収録〕2012年8月 ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ)


PRAGA



PRDDSD 250295
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ツェムリンスキーQ、スペインを弾く
 アリアーガ:弦楽四重奏曲第3番変ホ長調
 トゥリーナ:闘牛士の祈りOp.34
 トルドラ:海へのまなざし
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター五重奏曲Op.143※
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
※ミリアム・ロドリゲス・ブリューロヴァ(G)
 録音:2012 年12 月5-6日プラハ/69’15

 ツェムリンスキー弦楽四重奏団によるスペインの作曲たちの弦楽四重奏曲集。
 夭折の天才作曲家アリアーガの「弦楽四重奏曲第3 番」。『スペインのモーツァルト』と呼ばれるアリアーガらしい活き活きとした情熱溢れる作品。フランス近代音楽の影響を受けながらも、抒情豊かなスペイン風味の音楽が魅力のトゥリーナ。「闘牛士の祈り」は元々リュート四重奏曲として書かれ、後にトゥリーナ自身が弦楽四重奏曲→弦楽合奏曲に編曲しました。闘牛士の緊張と不安が描写されたトゥリーナ特有のほの暗く美しい旋律が魅力的な作品です。
 またトルドラの「海へのまなざし」は繊細で色彩豊かな曲。そしてテデスコのギター五重奏曲は、ツェムリンスキーQの面々がギターを上手く引き立てて、ギターも爽快に自然な表現で、センチメンタルで美しい旋律が繰り広げられます。

PREISER


PRCD 91217
\2300
「ウィーン・ブラス・コネクション」1st アルバム
 (1)ショスタコーヴィチ:祝典序曲
 J.ウィリアムズ:
  (2)サモン・ザ・ヒーローズ
  (3)7月4日に生まれて
 (4)H.ジマー:グラディエーター
 (5)B.コンティ:南北戦争物語 愛と自由への大地
 (6)ウィリアムズ:
  戦没者への賛歌〜映画『プライベート・ライアン』より
 (7)E.W.コルンゴルト:シーホーク
 (8)Z.ウェッブ:マッカーサー・パーク
 (9)M.テイラー:ブラス・マシーン
ウィーン・ブラス・コネクション
 オーストリアの名門オケのメンバーからなる「ウィーン・ブラス・コネクション」1st アルバム

 オーストリアで活躍する金管奏者17人と、3 人のパーカッション奏者からなる大編成のブラス・アンサンブル「ウィーン・ブラス・コネクション」が、PREISER RECORDS より記念すべきファースト・アルバムをリリース!ウィーンフィル、ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー、モーツァルテウム管弦楽団といった名門で活躍する名手たちによる注目の新譜です。
 いずれもブラス・バンドにはお馴染みの作品を選曲し、ブラスならではの迫力と煌びやかなサウンドを存分に堪能できる充実したプログラムが組まれています。
 アルバムの最初を飾るのはショスタコーヴィチの「祝典序曲」。2 曲目の「サモン・ザ・ヒーローズ」はロサンゼルス・オリンピックで用いられたファンファーレで、オリンピック音楽としては他のファンファーレにも増して人気の高い作品。トランペットの高音域が連続する屈指の難曲として知られており、当団が誇るトランペッターたちの妙技が期待されます。作曲者のジョン・ウィリアムズは「スター・ウォーズ」、「インディ・ジョーンズ」などの音楽も手がけており、ハンス・ジマーと共に金管楽器をドラマティックに用いた作風で定評がある作曲家。ウィーン・ブラス・コネクションのメンバーは楽器を思う存分に鳴らし、キレのあるリズム感と音の厚みで圧倒してくれます。ライヴではノリのよい演奏スタイルで観客から喝采を浴びているウィーン・ブラス・コネクション。本アルバムでもメリハリの利いた軽妙洒脱な演奏を聴かせてくれます。



 
PRCD 91218
\2300
トロンボーン・アトラクション
 「Zug um Zug」

 G.リチャーズ:ファンファーレ〜「トロンボーンのための組曲」より
 ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲
 ガーシュウィン:ポートレイト
 J.シュトラウス2世:浮気心op.319
 B.ホリデイ:ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド
 プレトリウス:テルプシコーレ舞曲集より抜粋
 マンシーニ:ピンク・パンサー
 J.シュトラウス2世:ピッツィカート・ポルカ
 P.デスモンド:テイク・ ファイヴ
 J.アグレル:ゴスペル・タイム
 L.パウル:タイアド・ボーンズ ほか全17曲
トロンボーン・アトラクション
 期待の若手トロンボーン四重奏団「トロンボーン・アトラクション」1st アルバム

 ドイツからデビューした新進気鋭のトロンボーン四重奏団「トロンボーン・アトラクション」が待望の1st アルバムをリリース!タイトルの「Zug umZug」は直訳すると「電車から電車へ」という意味で、次から次へと電車を乗り換えていく意味合いも含まれているそう。その言葉通り、プレトリウスのフランス舞曲やシュトラウス2 世のポルカから、ジャズの定番ナンバーである「テイク・ファイヴ」や「ゴスペル・タイム」まで、時代やジャンルにとらわれない多彩なプログラムに次々と魅せられるアルバムに仕上がっています。ガーシュインの「ポートレイト」は、「ラプソディー・イン・ブルー」「サマー・タイム」などの代表作をおさめたメドレー。「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」は「レディ・デイ」の呼称で知られる世界的歌手、ホリデイが第二次世界大戦後の絶頂期に発表した名曲です。快活なリズムが愉しいアグレルの「ゴスペル・タイム」では、それぞれに用意されているソロも聴き所。アルバム・ラストに置かれた「タイアド・ボーンズ」は、2009-2010 年の日本ツアーでも話題を集めたムノツィル・ブラスのトロンボーン奏者、レオンハルト・パウルの作品です。
 バロック、古典、ジャズ、ゴスペル、と様々な曲調を見事に表現しわけているトロンボーン・アトラクションの瑞々しい演奏に聴き入ると共に、多彩な音色を持つトロンボーンの魅力の真髄を味わうアルバムとなっております。



PROFIL



PH 13024
〔輸入盤〕
\2400→\2190
ドイツ在住のピアニスト塚本聖子デビュー!
 モーツァルトin C

  モーツァルト:
   幻想曲ハ短調K.475
   ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
   きらきら星変奏曲K.265
   ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K.545
塚本聖子(ピアノ)
KKC 5298
〔国内盤〕
\3000
日本語解説付き
 ドイツ在住のピアニスト塚本聖子デビュー!定評のあるモーツァルトで登場!

 録音:2011 年6 月13-15 日ファルテルモント,オンデア・デ・ リンデン(オランダ)
 レコーディング・エンジニア:西脇義訓(N&F)

 ドイツ在住ヨーロッパで活躍するピアニスト塚本聖子が、Profil から日本と世界同時デビューを果たします。プログラムは塚本聖子自身のこだわりで選んだモーツァルトのC の調性の作品を集めて収録。塚本聖子のモーツァルトは『真珠のように軽やかで、かつ高貴な音楽性と研ぎ澄まされた感覚の生き生きした素朴なモーツァルト!』とヨーロッパでも高い評価を受けています。
 2013 年7 月には新日本フィルハーモニーとクリスティアン・アルミンクとモーツァルトのピアノ協奏曲第26 番を演奏する予定です。アルミンクが塚本聖子の音源を聴いてオファーし共演することになりました。
 今後注目されること間違いない実力を持つピアニストでしょう。

Mozart in C

 プロフィール

 フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学び、1994 年、審査員満場一致のプルミエ・プリを得て卒業。
 その後、同音楽院大学院、ハノーファー音楽大学ソリストコースにて研鑽を積む。エリザベート王妃国際音楽コンクールにてファイナリストほか、ダブリン国際ピアノコンクール、ウクライナのウラディミール・ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール、ジュネーヴ国際音楽コンクールなど、主要国際コンクールにて上位入賞している。
 紀尾井ホールや彩の国さいたま芸術劇場の“ピアニスト100” シリーズをはじめ、ダブリンのナショナル・コンサートホール、テル・アヴィヴ・ミュージアム、ブリュッセルのモネ劇場、ハンガリーのリスト音楽院、北京音楽庁など、ヨーロッパ、アメリカ各地で演奏している。
 また、ユーディ・メニューイン指揮メニューイン・フェスティヴァル・オーケストラ、イスラエル室内管弦楽団、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン・“モーツァルティステン” などと共演するほか、ドイツのブラウンシュヴァイク、マイセン、ブラウンラーゲ、イタリアのグッビオ、ハンガリーのセゲド、ギリシャのナフプリオンなどの国際音楽祭に招待され、高く評価されている。1999 年には、イスラエルの“モーツァルトとピアノ” シリーズにてイスラエル・カメラータと共演し、エルサレムポスト紙に絶賛された。
 近年は室内楽にも熱心に取り組み、ヴァイオリンのアンドレイ・ビエロフやクラリネットのシャーリー・ブリル、チェロのタニヤ・テツラフらと共演している。
 ドイツ在住。

 公演情報
  新・クラシックへの扉
  7 月19 日(金)14:00 開演 会場:すみだトリフォニーホール
  7 月20日(土)14:00 開演 会場:すみだトリフォニーホール
 ★プログラム
  モーツァルト:ピアノ協奏曲第26 番ニ長調「戴冠式」K.537
  チャイコフスキー:交響曲第5 番ホ短調Op.64
  新日本フィルハーモニー、指揮:クリスティアン・アルミンク
  ピアノ:塚本聖子
 


PH 12037
(9CD)
\7300→\6590
エカテリーナ・デルジャヴィナ(Pf)
 ハイドン:ピアノソナタ全集

 CD1
  (1)第16番変ホ長調X VI:16 /(2)第5番イ長調X VI:5 /
  (3)第12番イ長調X VI:12 /(4)第13番ホ長調X VI:13 /
  (5)第14番ニ長調X VI:14 /(6)第6番ト長調X VI:6 /
  (7)第2 番変ロ長調X VI:2
   [録音:1997-2008年]
 CD2
  (1)変ホ長調(作品番号なし)/
  (2)変ホ長調(作品番号なし)/(3)第1番ハ長調X VI:1 /
  (4)第7番ハ長調X VI:7/(5)第8番ト長調X VI:8 /
  (6)第9番ヘ長調X VI:9 /(7)第10番ハ長調X VI:10 /
  (8)ト長調X VI:G1 /(9)変奏曲ニ長調X VII:D1
   [録音:2002-2005年]
 CD3
  (1)第3番ハ長調X VI:3 /(2)第4番ニ長調X VI:4 /
  (3)ニ長調X IV:5 /(4)第47番bis ホ短調X VI:47/
  (5)第45番変ホ長調X VI:45 /(6)第19番ニ長調X VI:19 /
  (7)第46番変イ長調X VI:46
   [録音:2002-2008年]
 CD4
  (1)第18番変ロ長調X VI:18 /(2)第44番ト短調X VI:44 /
  (3)第21番ハ長調X VI:21 /(4)第22番ホ長調X VI:22 /
  (5)第23番ヘ長調X VI:23 /(6)第24番ニ長調X VI:24
   [録音:1995-2007年((4)のみライヴ)]
 CD5
  (1)第25番変ホ長調X VI:25 /(2)第26番イ長調X VI:26 /
  (3)第27番ト長調X VI:27/(4)第28番変ホ長調X VI:28 /
  (5)第29番ヘ長調X VI:29 /(6)第30番イ長調X VI:30 /
  (7)第31番ホ長調X VI:31
   [録音:1993-2007年]
 CD6
  (1)第32番ロ短調X VI:32 /(2)第35番ハ長調X VI:35 /
  (3)第36番嬰ハ短調X VI:36 /(4)第37番ニ長調X VI:37/
  (5)第38番変ホ長調X VI:38 /(6)第39番ト長調X VI:39
   [録音:1995-2008年((4)のみライヴ)]
 CD7
  (1)第20番ハ短調X VI:20 /(2)第43番変イ長調X VI:43 /
  (3)第33番ニ長調X VI:33 /(4)第34番ホ短調X VI:34 /
  (5)第40番ト長調X VI:40 /(6)第41番変ロ長調X VI:41
   [録音:1999-2008年]
 CD8
  (1)第42番ニ長調X VI:42 /(2)第48番ハ長調X VI:48 /
  (3)第49番変ホ長調X VI :49 /(4)第52番変ホ長調X VI:52
   [録音:1999-2008年]
 CD9
  (1)第50番ハ短調X VI:20 /(2)第51番ニ長調X VI:51 /
  (3)ニ長調X IV:5 (1767-70頃) /(4)第47番ヘ長調X VI:47/
  (5)第15番ハ長調X VI:15 /(6)第17番変ロ長調X VI:17/
  (7)アンダンテ ト短調X VI:11-II/
  (8)メヌエット ト長調X VI:11-III/
  (9)アレグロ・モルト ニ長調(断片)/(10)アリア ヘ長調/
  (11)メヌエット 嬰ヘ長調
   [録音:1996-2008年]
エカテリーナ・デルジャヴィナ(Pf)
 こんなハイドン聴いたことがない!昨年のフォルジュルネ音楽祭で大評判となったピアニスト、デルジェヴィナがハイドンのピアノソナタ全集に挑戦。

 STEREO

 昨年のフォルジュルネ音楽祭に出演し、演奏に接した人々の間で大評判となったエカテリーナ・デルジャヴィナ、待望のProfil レーベル登場です。
 今回はロシア物でも得意のバッハでもなくハイドンのピアノソナタ全曲に挑戦。
 1967 年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事し、1993-2006 まで母校で教鞭をとり、さらに2003 年からはモスクワ音楽院でも教えています。
 一見アイドル風の容姿で、当アルバム内にもオシャレな写真が多数掲載されていますが、ソ連英才教育を受けた典型的ロシア・ピアニズムの持ち主で、演奏は重く情念に満ちています。
 ハイドンのソナタは明るく古典的で、しばしば教材用にも使われますが、デルジャヴィナはそんなイメージ皆無の尋常ならざる演奏を繰り広げていて慄然とさせられます。同じような音楽が続くにもかかわらず、ひとつひとつがドラマを描いていて、聴き手を一秒たりとも飽きさせません。とは言え、演奏そのものは正確かつ楷書的。こんなハイドンは聴いたことのない新鮮な驚きの連続です。
 きら星のようなピアニストのひしめくロシア・ピアノ界でも特異な存在として頭角を現していくこと間違いなしの逸材、要注目と申せましょう。
 
Brahms: Ein Deutsches Requiem, Op. 45
PH 13023
\2400→\2190
合唱音楽界の巨匠ロルフ・ベック
 ブラームス:ドイツ・レクィエム op. 45
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
トーマス・E.バウアー(バリトン)
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団
 (リューベック)
ロルフ・ベック(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
 録音:2012 年7 月28 日、29 日/リューベック、ムジーク・ウント・コングレスハレ(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、69’48

 1945 年生まれ、1968 年より合唱指揮者として40 年以上のキャリアを築いてきたロルフ・ベックが、手兵シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団を指揮して、ブラームスの「ドイツ・レクィエム」を演奏したアルバムが登場します。
 ヴィルヘルム・エーマンとヴォルフガング・ゲネンヴァインに師事し、フランクフルト・アン・マインの音楽大学ではヘルムート・リリングのクラスで指揮を学び、合唱指揮の最終課程を修めたのち、バンベルク交響合唱団の指揮者を20 年以上に亘り務めたベックは、現在、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭アカデミー合唱団の創設者で芸術監督のポストにあり、バンベルク響、シンフォニア・ヴァルソヴィアにもデビューを果たし、近年オーケストラ指揮者としての活躍にも目覚ましいものがあります。ベックはまた、ギュンター・ヴァント時代、ハンブルクNDR響のインテンダントとして巨匠の信頼も厚かったことで熱心な日本のファンのあいだでもその名を知られていました。
 このたび登場する「ドイツ・レクィエム」は、2012 年のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でのコンサートの模様をライヴ収録したもので、ベックとシュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団はやはり、2010 年の音楽祭期間中にライヴ収録されたフォーレのレクィエムほかを収めたアルバム(98.628)でも、美しいハーモニーを基調としたすぐれた内容を聴かせていたので、ここでの演奏にもおおいに期待が高まるところです。
 1984 年にスイスのさまざまな音楽院の卒業生により結成されたバーゼル室内管(総勢54 名)は、これまでにアントニーニとのベートーヴェン・シリーズをはじめ、ホグウッドやグッドウィンらとのレコーディングを通じておおきな話題を提供してきたことで知られており、フレッシュでみずみずしさが持ち味のアンサンブルと、大家ベックとの顔合わせもたのしみなところといえるでしょう。
 ソリストについて。バイエルン州のフォイヒトヴァンゲンに生まれたクリスティアーネ・カルクは、2006 年のザルツブルク音楽祭にデビューして以降、オペラ、コンサート、リートと多方面の活躍で、急速に注目を集めているドイツのソプラノ。幼少期にレーゲンスブルク大聖堂少年合唱団で基礎を積んだトーマス・E.バウアーは、シャイー、ハイティンク、アーノンクール、ヤーコプス、ガーディナー、ヘレヴェッヘ、インマゼール、ベルニウス、クリードらとの共演機会も多数で、巨匠たちの信頼も厚いドイツのバリトン。
 なお、ブックレットにはドイツ語歌詞のみが掲載されています。




RCO LIVE



RCO 13001
(SACD HYBRID)
¥2500→\2290
ヤンソンス&コンセルトへボウ
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調op.93
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 優秀録音。ヤンソンス&コンセルトへボウあの「レニングラード」以来ふたたび極上の美感で描かれるショスタコーヴィチの交響曲第10 番

 録音:2009 年1 月29 日、2 月1 日& 4 日/アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/DSD5.0 マルチチャンネルステレオ、53’ 17”

 マリス・ヤンソンスが首席指揮者を務めるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)を指揮して、ショスタコーヴィチの交響曲第10 番を演奏したアルバムがRCO LIVE より登場します。
 【集中的に取り組んでいた時期のレコーディング】
 このたびの演奏は2009 年1 月29 日、2 月1 日と4 日にコンセルトヘボウで行われた定期公演の模様をライヴ収録したものです。
 ヤンソンスとRCO は本拠を皮切りに、2008 / 09 年のシーズンを通じて交響曲第10 番を実演で取り上げており、1 月30 日にブリュッセルのパレ・ド・ボーザール、2 月9 日にバーゼルのシュタットカジノ、2 月10 日にウィーンのムジークフェラインでも演奏していたほか、さらに8 月22 日にコンセルトヘボウで再演したのちに、29 日のザルツブルク祝祭大劇場、9 月1 日のロイヤル・アルバートホール、9 月4 日のルツェルン・カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール、9 月5 日のベルリン・フィルハーモニー、9 月8 日のフランクフルト・アルテオーパーでも演奏して大成功を収めています。
 ヤンソンスが首席指揮者就任より5 シーズン目に入り、RCO との関係をさらに深めていたのがこの時期であり、この収録直後の2 月5 日、6 日にはヤンソンスはドヴォルザークの「レクィエム」(RCO.10001)を演奏して高い評価を獲得していました。
 【ヤンソンスが得意とするショスタコーヴィチの交響曲】
 豊富な録音点数が端的に示す通り、ロシア音楽を得意とするヤンソンスがチャイコフスキーとならびもっとも力を傾けてきたレパートリーが、ショスタコーヴィチの交響曲。
 2005 年に完結した全集シリーズで、ヤンソンスは交響曲第10 番を1994 年にフィラデルフィア管とセッション録音していたので、このたびは15 年ぶり2 種目の録音ということになります。
 【RCO によるショスタコーヴィチの交響曲録音】
 1970 年代後半に、ショスタコーヴィチの交響曲をRCO の重要なレパートリーとして定着させたのは、常任客演指揮者キリル・ コンドラシンと第5 代首席指揮者ベルナルド・ ハイティンクであり、その功績はディスコグラフィから辿ることが可能です。
 モスクワ・フィルと「世界初のショスタコーヴィチの交響曲全集」を完成したコンドラシンは、RCO を指揮して1968 年に第6 番、1971 年に第4 番、1980 年に第9 番をいずれもライヴ録音で残し、エキスパートとしての存在感を十分に刻印していました。
 RCO が第5 番、第6 番、第8 番と第11 番から第14 番までの7 曲を演奏したハイティンクによる全集録音は、輝かしい響きでショスタコーヴィチのあらたな魅力を強く印象付けていましたし、のちにハイティンクとは2010 年3 月に第15 番もライヴ録音しています。
 そうしたなかでRCO は、第10 番を1985 年にハイティンク指揮でライヴ録音、1990 年にクラウス・ペーター・フロール指揮でセッション録音しており、前回より19 年ぶり3 種目の録音となります。
 【交響曲第10 番初演者ムラヴィンスキーとヤンソンス】
 ヤンソンスは1971 年、カラヤン国際指揮者コンクール第2 位に輝き、同じ年にはレニングラード・フィルを指揮してプロ・デビューを果たし、1973年よりレニングラード・フィルの副指揮者を務めています。
 「ムラヴィンスキーの助手として間近で多くを吸収した」と述懐しているように、ショスタコーヴィチについてもこの時期にヤンソンスはムラヴィンスキーから多くのことを学んだのでしょう。
 そのムラヴィンスキーによって初演された交響曲第10 番は、スターリンの死の直後に着手されほどなく書き上げられたことなどから、その内容についてさまざまな憶測を呼び、作品が成立した時代背景および政治的な文脈のなかで長らく語られてきた作品でもあります。
 ムラヴィンスキーがレニングラード・フィルを指揮した演奏には、張り詰めた空気や異常なまでに研ぎ澄まされたアンサンブルに、作曲家と同時代を生きた初演者の自負にも似た迫真の説得力が備わり、長らくこの曲の決定盤に挙げられてきました。
 【ヤンソンス& RCO による交響曲第10 番】
 ヤンソンスとRCO にかかると、スターリンの肖像を音で描写したといわれる第2 楽章アレグロも近代オーケストラの機能美全開、優雅な気品さえ漂うのはまさしく当コンビならでは。従来のロシア勢による演奏モデルを特徴づけていた、ささくれ立った弦、悲鳴にも似た木管、粗暴なブラスに替えて、ここでは磨き抜かれた美の表現にこそその真骨頂があるといってよいでしょう。
 荒々しい場面や目まぐるしいパッセージでも響きはけっして混濁することなく、あくまで美感を損なうことがないというところは、やはり2006 年に収録された前作「レニングラード」とも重なるばかりか、格段の洗練をみせている面も。
 緻密な精度を誇るRCO を得てヤンソンスは純器楽的なアプローチにより、かつてない美感で全曲を染め上げ、作品に流れる痛ましいまでの抒情美をみごとに表現し尽くしています。これには、演奏の傾向を踏まえたポリヒムニアのチームによるすぐれた録音がまた大きく貢献して、すばらしい効果を生んでいるといえます。
 ショスタコーヴィチは「この作品のなかで、わたしは人間の感情と情熱を描きたかったのだ」とも述べていますが、ヤンソンスがあらたにRCO と取り組んだ交響曲第10 番のレコーディングは、抑圧やあらゆる非人道的行為に対するプロテストがこれほどまでに壮絶なる美しさを備え得ることを提示したもので、作曲から60 年目を迎える2013 年に、この傑作の普遍的な真価をあらためて問いかける内容といえるでしょう。

 =ヤンソンスによるショスタコーヴィチの交響曲第10 番トラックタイム比較=
  ・RCO/2009年        I.22’55+II.4’37+III.12’33+IV.13’09= 53’17
  ・フィラデルフィア管/1994年 I.21’48+II.4’19+III.12’02+IV.12’58= 51’07

ロッテルダム・フィル/自主制作盤



KKC 4005/8
(4CD)
\10400→\9390
※値下再案内
ロッテルダム・フィル自主制作盤ゲルギエフ4枚組アルバム
【CD1】
 ・チャイコフスキー:交響曲第4 番 へ短調 op.36
   収録:1988 年11 月2 日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
 ・シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39
   収録:2003 年12 月13 日、アムステルダム・コンセルトヘボウ[NPS AVRO TROS]
【CD2】
 ・プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」op.64 より(全17 曲)
   収録:2004 年6 月6 日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
 ・ストラヴィンスキー:春の祭典
   収録:1996 年5 月31 日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
【CD3】
 ・ショスタコーヴィチ:交響曲第11 番 ト短調 op.103
   収録:1990 年11 月17 日、アムステルダム・コンセルトヘボウ[VARA]
 ・ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」より「鬼火のメヌエット」「妖精の踊り」「ハンガリー行進曲」
   収録:1997 年9 月25 日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
【CD4】
 ・シュニトケ:ヴィオラ協奏曲 ( ユーリ・バシュメト(va))
   収録:1993 年3 月13 日、アムステルダム・コンセルトヘボウ[VARA]
 ・デュティユー:ヴァイオリン協奏曲「夢の木」 レオニダス・カヴァコス(vn)
   収録:2007 年9 月14 日、ロッテルダム、デ・ドーレン[KRO]
 ・ティシチェンコ:バレエ「ヤロスラヴナ」より(全6曲)
   収録:2007 年9 月15 日、ロッテルダム、デ・ドーレン[KRO]
ゲルギエフ(指)、
ロッテルダム・フィル
 アリアCDでは何回かご紹介したことのあるロッテルダム・フィル自主制作盤のゲルギエフ4枚組アルバム。国内代理店登場でお安くなって再紹介!
 超貴重音源満載。若きゲルギエフの凄さを実感できるゲルギエフ&ロッテルダム・フィル20年の軌跡。

 DDD、直輸入盤・日本語解説書付、900セット完全限定盤

 ゲルギエフのロッテルダム・フィル、デビュー20 周年を記念して、過去のライヴ音源から9作品を厳選した4 枚組アルバム。ゲルギエフは1987 年に同オーケストラ・デビュー、95 年からは首席指揮者を務め、水準向上に多大な貢献を果たしました。
 ここに収められた最初期の記録は、ソ連邦が崩壊する前1988 年11 月のチャイコフスキーの交響曲第4番。当時ゲルギエフは34 歳で、まだ国際的な評価を受けていませんでしたが、これが驚きの名演。ロシアの指揮者ならではの旋律のうねりと底知れぬメランコリーの表出、ムラヴィンスキーに通じる力強さと緊張感と古典的とさえ言える感情のバランスを示すなど、タダモノでない才能を実感させてくれます。
 次に古いショスタコーヴィチの交響曲第11 番は1990 年11 月のライヴ。彼は2009 年にマリインスキー劇場管と同曲をリリースしていますが、それまではゲルギエフの一般入手のできる録音のなかった作品だけに貴重。これがライヴで燃えるゲルギエフの真骨頂を示すだけでなく、若いエネルギー爆発の凄演。1時間を息もつかせず音楽に引きずり込みます。
 注目はシベリウスの交響曲第1番。ゲルギエフのCD レパートリーになく、さらにヴァイオリン協奏曲以外あまりシベリウス作品をとりあげないので興味津々。シベリウス作品のなかでもロシア音楽の影響の濃さを指摘される作品ゆえ、ゲルギエフの美点全開。咆哮する金管、荒々しいアレグロ、戦車のような重量感すべて新鮮。まるでリムスキー=コルサコフかラフマニノフを想わせます。シュニトケもゲルギエフの同時代作曲家ながら、あまりとりあげませんが、ヴィオラ協奏曲だけはバシュメトとしばしば共演、最高の演奏を聴かせてくれます。ここでも極上の旧ソ連音楽家の実力を披露、死の匂いすら漂うひとときを味あわせてくれます。
 ロシア音楽ファンにとって嬉しいのがティシチェンコのバレエ音楽「ヤロスラヴナ」。ティシチェンコはショスタコーヴィチ門下で、2010 年に歿した作曲家。「ヤロスラヴナ」は1974 年の作品ながらこれがオランダ初演で、作曲者も臨席。典型的なソ連的作風ですが、オーケストラの分厚い響き、テンションの高さなどまさに才気煥発で興奮させられます。ゲルギエフならではの爆演を楽しめます。
 音質も良好、ゲルギエフの真摯な音楽性を存分に味わえるセットです。
 ※ こちらのセットはオーケストラ自主制作完全限定盤のため、日本国内には900 セット完全限定入荷となります。買い逃しにご注意下さい。

SAKURA



SAKURA 1
\2900→\2690
HISAYA、魔界のヴァイオリン〜佐藤久成
 (1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番ヘ長調 作品24「春」
 (2)ブラームス(ハイフェッツ編):コンテンプレーション
 (3)ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
 (4)マリー:金婚式
 (5)ドルドラ:想い出
 (6)クライスラー:プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
 (7)マスネ:タイスの瞑想曲
 (8)モンティ:チャールダーシュ
 (9)ショパン(ミルシュテイン編):ノクターン遺作
佐藤久成(ヴァイオリン)
鳥羽泰子(ピアノ)
 宇野功芳企画。音楽評論家・宇野功芳氏がいのちを懸けて推薦する、天才ヴァイオリニスト佐藤久成の最新録音!

 すごいCD が出た。桁はずれの、これはことによると世紀の名演だ。〜宇野功芳〜

 自由な歌い回しのスプリング・ソナタ、爆裂チャールダーシュなど聴きごたえ充分の大新譜!

 録音:2012年9月25 〜26日、埼玉県富士見市民会館、キラリふじみ 大ホール/DDD、65’01”

 音楽評論家・宇野功芳氏がいのちを懸けて推薦する、天才ヴァイオリニスト、HISAYA こと、佐藤久成の最新録音が遂に発売!すでに、レコード芸術2012 年11 月号の氏のエッセイ欄「楽に寄す」で録音の様子は詳述されており、あの佐藤久成の神技がいよいよ聴けることになりました。
 注目の収録内容は絶賛を博した、2012 年7 月、東京文化会館での宇野功芳ライブ企画「佐藤久成、ヴァイオリン・リサイタル」をさらにパワー・アップしたもので、絶品のスプリング・ソナタ、天才の名人芸をうかがえるチャールダーシュ、陶酔的なタイスの瞑想曲、などどの作品にも佐藤久成の魂がうかがえる白熱の演奏です。
 当録音も宇野功芳氏のプロデュースによるもので、氏は半年を費やしリハーサルに立ち会い、理想の録音を追求しました。あの熱狂的な公演のプログラムをもとに、伴奏者には宇野氏が世界の10 大現役ピアニストに推す、鳥羽泰子を起用し、理想の組み合わせが実現しました。
 録音はDSD(Direct Stream Digital)1bit の高品位録音。空気感たっぷりに、天才の自由奔放・天衣無縫な芸術が余すところなく眼前に現れます。またライナー・ノートは宇野功芳氏、曲目解説は佐藤久成自身、すべて英文翻訳付きです。

 〜宇野功芳氏のライナー・ノートより〜
 すごいCD が出た。(中略)まずは「春のソナタ」。過去に耳にした名人、巨匠たちの誰よりすばらしい。(中略)8 曲の小品は100%の久成節である。(中略)これはことによると世紀の名演。異常ではあるが、他のヴァイオリニストの絶対に実現不可能な、桁はずれの演奏なのではないかと考えるようになった。久成の微細な息遣いまでをキャッチした迫真の録音がそれを助長する。(中略)この破格な、魔界に入る寸前までに達したHISAYA に、一分の隙もなくつけていく鳥羽泰子の音楽性に大拍手!

SDG



SDG 185
\2300→\2090
ガーディナー(指)&イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
 J.S.バッハ:カンタータ集VOL.28〜昇天祭のためのカンタータ

  カンタータ第43番「神は歓呼の声とともに上がり」BWV43
  カンタータ第37番「信じて洗礼を受けるものは」BWV37
  カンタータ第128番「ただキリストの昇天にのみ」BWV128
  カンタータ第11番「御国にまします神をたたえよ」BWV11
   (昇天祭オラトリオ)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
レネケ・ルイテン(S)
メグ・ブラグレ(A)
アンドルー・トータス(T)
ディートリヒ・ヘンシェル(Bs)
 名作揃いの昇天節のためのカンタータ、ガーディナーの華やかな魅力に溢れた演奏

 2012 年5 月11-12日聖ジャイルズ・クリップルゲート教会、ロンドン、ライヴ/77’08

 ガーディナーのバッハ・カンタータ巡礼シリーズ第28 集。
 復活したイエス・キリストが天に昇ったことを祝う昇天祭のために書かれた作品です。昇天節の音楽は「昇天祭オラトリオ」とも称されるカンタータ第11番をはじめ傑作揃い。カンタータ第43 番は2 部構成のトランペットを含む華やかなカンタータ。テノールの美しいアリアが印象的なカンタータ第37 番。
 イエスの昇天に従い我も昇らんと高らかに歌う伸びやかなカンタータ第128 番。トランペットやティンパニが活躍する華やかなカンタータ第11 番。ドラマティックかつ宗教的感動も得られる名演です。

SIMAX



PSC 1284
(2CD)
\3400→\3090
ダウスゴー&スウェーデン室内管
 ベートーヴェン:管弦楽作品全集 第11集

  バレエ「プロメテウスの創造物 」Op.43
  12のメヌエットWoO.7、12のドイツ舞曲 WoO.8
スウェーデン室内管弦楽団
トマス・ダウスゴー (指揮)
 ダウスゴー&スウェーデン室内管が生み出す独特のサウンド、鋭い切り込みで描き出すベートーヴェン「プロメテウスの創造物」

 録音:2009 年1 月19 日-24 日 オレブルー・コンサートホール (オレブルー、スウェーデン)
 [制作:アンドリュー・キーナー、録音:ジェフ・マイルズ]/CD1:64’47、CD2:40’18

 トマス・ダウスゴー(1963-) 率いるスウェーデン室内管弦楽団とのベートーヴェンの管弦楽作品全曲録音プロジェクト。ノン・ビブラートの飾り気のない響きの刺激的な演奏で注目を集めています。
 第11 集はバレエ《プロメテウスの創造物》と2 つの舞曲集です。「ギリシャ神話、ティーターン神族のひとり、プロメテウスは土塊から男女一体ずつ、ふたつの像を造った。人間となった像をプロメテウスはパルナッソスのアポロとムーサたちの元に届ける」。イタリアの舞踊家サルヴァトーレ・ヴィガノが振付を担当するバレエのためベートーヴェンは、序曲、序奏と16 曲の管弦楽曲を作曲。1801 年にウィーンのブルク劇場で初演が行われました。ベートーヴェンは、第16 曲〈終曲〉の主題をピアノのための変奏曲と《エロイカ》交響曲の変奏曲の主題として使っています。ドイツ舞曲とメヌエットは当時の人々に人気があり、ハイドン、モーツァルト、シューベルトも作曲を手がけました。ベートーヴェンの2 組の曲集は、ウィーン芸術家年金基金のため1795 年11 月に開かれた舞踏会で演奏され、その2 年後、同様の催しの際、若干の手が加えられ再演されました。レガートを抑え、アクセントをつけながら、キビキビと音楽を運ぶ演奏は、第1 集から一貫するスウェーデン室内管弦楽団とダウスゴーのスタイルです。
 スウェーデン室内管弦楽団は団員数38 のアンサンブルで、その首席指揮者を務めるデンマークのマエストロ、トマス・ダウスゴー。2009 年1 月、オレブルーのコンサートホールで録音セッションが行われ、アンドリュー・キーナーとジェフ・マイルズのチームが制作とエンジニアリングを担当しました。



 

PSC 1329
(2CD)
\5000
シェティル・ハウグサン (チェンバロ)
 J・S・バッハ:イギリス組曲

  第1番 イ長調 BWV806/第2番 イ短調 BWV807/
  第3番 ト短調 BWV808/第4番 ヘ長調 BWV809/
  第5番 ホ短調 BWV810/第6番 ニ短調 BWV811
シェティル・ハウグサン (チェンバロ)
 ノルウェーを代表するチェンバロ奏者シェティル・ハウグサン

 [ 楽器: マルティン・スコヴロネック製作 (1985) のドイツ様式2 段鍵盤チェンバロ]

 BWV806-811 の作品番号がつけられたチェンバロのための6 つの組曲は、「あるイギリスの貴族のために作曲された」という理由から、《イギリス組曲》の名で呼ばれています。「二分の三拍子のフランス風クラント、舞曲ドゥーブル、装飾音に彩られた高貴なサランバンドをもち、イタリア的色彩が多々見られる《フランス組曲》よりも明らかにフランスの伝統に根ざしている」と、フランスのクラヴサン奏者クリストフ・ルセが言う曲集。ノルウェーを代表するチェンバロ奏者シェティル・ハウグサンが、2011 年にリリースされ高い評価を受けたフォルクレの全集 (PSC1317) につづき、この《イギリス組曲》を録音しました。この組曲は、かつてはJ・S・バッハの後期の作品とされ、近年の研究では、1720 年に完成したという説のある《無伴奏チェロ組曲》とほぼ同じ時期、1718 年から1720 年頃に作曲されたともみなされています。《ゴルトベルク変奏曲》 (PSC1192) や《6 つのパルティータ》 (PSC1086)の録音に見られるとおり、ハウグサンはつねに、音楽の瑞々しい魅力を最大限にひきだすため、作曲の時代と様式を意識した解釈と演奏を心がけていると言われます。「三十代」のバッハの音楽。この録音のためにハウグサンが選んだ楽器は、ブレーメン在住のマルティン・スコヴロネックが1985 年に製作したドイツ様式の2 段鍵盤チェンバロです。

SKARBO

DSK 1125
\2300
ナダフ・ヘルツカ(Pf)待望のデビューアルバム!
 チャイコフスキー:
 (1)ピアノ・ソナタ嬰ハ短調op.80
 (2)四季(全曲)op.37b
ナダフ・ヘルツカ(Pf)
 イスラエル期待の逸材、ナダフ・ヘルツカ待望のデビューアルバム!

 録音:2012 年3 月20 日&5 月23 日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 ロンドンを拠点に世界的活躍を行っている若きピアニスト、ナダフ・ヘルツカがSkarbo レーベルよりデビューいたします!14 歳でオーケストラ・デビューを果たして以来、10 年以上にわたり長らく演奏活動に邁進してきただけに、今回のファースト・アルバムは待ちに待ったリリースと申せましょう。
 1986 年イスラエル生まれのヘルツカは、未だ20 代半ば過ぎの若手ではありますが(2013 年現在)、チャイコフスキーのピアノ独奏曲の中でも著名なピアノ・ソナタ嬰ハ短調と「四季」をカップリングし、持ち前の真摯な音運びと多彩な表現力で堂々たる演奏を聴かせてくれます。ピアノ・ソナタでは強音と弱音の見事なコントラストで魅せる一方、「四季」では響きの明暗鮮やかな表現のコントラストで12 曲からなる小品それぞれを絶妙に描写し分けています。
 繊細なタッチから生み出されるピアニッシモの透明感は素晴らしく、明るい中にもどこか翳りを帯びた深い響きは絶品。今後の更なる円熟へ大いに期待を持たせてくれる、充実したデビューアルバムに仕上がっています!



 
DSK 2137
\2300
フレデリック・ルドロワ:レクイエム(全曲)op.50 ジャンヌ・クルソ(S)
アンナ・デストラエル(Ms)
マチュー・ミュリオーニ(T)
チーロ・グレコ(Br)
ジャン=ピエール・フェレ(Pf)
フランソワ=アンリ・ウバール(Org)
フレデリック・ルドロワ(パイプオルガン)
マリー=クリスティーヌ・パヌティエ(指揮)
グループ・ヴォーカル・プロ・オミネ
 パリ初演を手掛けた精鋭達による仏の現代作曲家ルドロワの「レクイエム」

 録音:2012 年6 月22-24日、マドレーヌ教会(パリ)

 「Skarbo」レーベルでオルガニストとしても活動しているフランスの作曲家、フレデリック・ルドロワ。2012 年6 月にパリ初演が行われ、盛況のうちに終えた話題の「レクイエム」が早くもアルバム・リリースされる運びとなりました!歌手陣、演奏陣、録音場所すべてにおいて、初演と同じ環境で収録されたものとなります。
 ルドロワのレクイエムは、ピアノ、オルガン2 台、合唱、4 人のソリストからなる荘厳な宗教作品。ラクリモーザをはじめとする続唱がいくつか省略されていることや、最後がイン・パラディスムで終わることを除けばヴェルディのレクイエムの構成に似ており、全14 曲からなる大作です。はじめにプレリュードを置いていることも特徴的。不協和音の要素もありますが、おおむね調性的な響きといってよく、現代的な響きの中にどこか中世的な響きを併せ持ったハーモニーが独特の神秘的音響空間を作り出しています。器楽伴奏はパイプオルガン、オルガン、ピアノだけで、ソリストの重唱や合唱の歌声そのものが持つ厳かな響きが際立っているのも印象的です。作品の随所で重厚に鳴り響くパイプオルガンはルドロワ自身が演奏。ピアノはルドロワと定期的にコンサートを行ってきた盟友ジャン=ピエール・フェレが担当しています。

SUPRAPHON


SU 4134
\2000
J.S.バッハ:ソプラノ・カンタータ集
 結婚カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV 202
 カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV82a
 カンタータ第51番「すべての地にて歓呼して神を迎えよ」BWV51
マルティナ・ヤンコヴァー(S)
ヘレナ・ゼマノヴァー(Vn)
クセニア・レフラー(バロック・オーボエ)
ユリエ・ブラナー(バロック・フルート)
ヤロスラフ・ロウチェク(バロック・トランペット)
コレギウム1704
ヴァーツラフ・ルクス(指)
 チューリッヒ歌劇場のソリスト、マルティナ・ヤンコヴァー、ソプラノのためのカンタータを輝かしいハリのある歌声で聴かせる!

 録音:2012 年9 月30 日& 10 月1 日アダルベルトゥス教会、オパヴァ、チェコ(ライヴ)/59’01

 1998 年からチューリッヒ歌劇場のソリストを務めるソプラノのマルティナ・ヤンコヴァー。ザルツブルク音楽祭に頻繁にゲスト出演し、ガーディナー、アーノンクール、フェドセーエフ、ヘレヴェッヘ、ラトルなど名だたる世界的指揮者と共演し高い評価を得ています。
 今回はチェコのバロック・アンサンブル、コレギウム1704 とJ.S. バッハのソプラノ・ソロのためのカンタータに挑みます。結婚の喜びを冬が終わり春の訪れと重ねて描いている結婚カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」。安らぎに溢れる美しい旋律を優しく伸びやかに歌いあげます。カンタータ第82番はバスの独唱カンタータとして有名ですが、第2 稿のソプラノ独唱版も親しまれています。カンタータ第51 番はソプラノ、トランペットとヴァイオリンの協奏曲のような形式で書かれており、曲調の陰影が見事な作品。ソプラノの抒情性も聴きどころですが、トランペットも活躍する華やかな作品です。
 マルティナ・ヤンコヴァーの煌びやかな歌声がバッハの美しいソプラノ・カンタータを色彩豊かに表現しています。
 
SU 4129
\2000→\1890
若きチェコ・フィル、コンサートマスターのヨゼフ・シュパチェック
 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
 スメタナ:わが故郷より〜 2つの二重奏曲
 プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
  同:ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ短調 Op.80
ヨゼフ・シュパチェック
 (ヴァイオリン;Jean Baptiste Vuillaume,1855)
ミロスラフ・セケラ(ピアノ;Steinway)
 美演に感動!チェコの新星、若きチェコ・フィル、コンサートマスターのヨゼフ・シュパチェック期待のアルバム登場!

 録音:2012 年12 月、ドヴォルザーク・ホール、プラハ( セッション録音)/DDD、67’18”

 チェコ期待の新星、1986 年生まれのヨゼフ・シュパチェックがSupraphon レーベルより得意のレパートリーを引っさげて登場!シュパチェックの経歴は華々しく弱冠24 歳で名門チェコ・フィルのコンサートマスターに抜擢され、2011 月9 月より就任しております。今最も注目されているこの若き演奏家はソロ、室内楽の演奏にも情熱を注いでおり、2013 年2 月にチェコ・フィル・ストリング・カルテット、そしてソロとしても来日しております。非常に端正でありながら音楽構築がしっかりとした演奏スタイルでゆるぎない技術の裏付けとともに類まれな才能の持ち主であることがわかります。
 このアルバムの収録曲はヤナーチェク、スメタナ、そしてプロコフィエフです。全てシュパチェックのお得意の楽曲で、そのどれをとっても美演を聴かせてくれます。ヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタの冒頭では独特の雰囲気を見事に醸し出し、スメタナでは心あたたまる演奏を、そしてオイストラフに献呈されたプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1 番では技術的に余裕すら感じさせる、若々しくも艶やかな演奏を聴かせてくれます。若手演奏家をリードするシュパチェックの演奏、必聴です!

 ヨゼフ・シュパチェック( ヴァイオリン)
 ジュリアード音楽院でパールマンのもとで研鑽をつみ着実にキャリアをのばしてきました。これまでにドイツ、イングランド、フランス、アメリカ、スイス、フィンランド、デンマーク、中国、日本、ポーランド、オーストラリア、ニュージーランドと世界各国で演奏し成功をおさめてきました。2011 月9 月より名門チェコ・フィルのコンサートマスターに就任。オーケストラを中心にソロ、室内楽など幅広い活動を行っているチェコ期待の新星です。これまでにイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集(Czech Philharmonic Orchestra) のアルバムをリリースしております。



 


SU 4131
\2000→\1890
注目の俊英ネトピル
 プラハ放送響とのヤナーチェク管弦楽曲集

ヤナーチェク:
 (1)シンフォニエッタ
 (2)バラード「ヴァイオリン弾きの子供」
 (3)交響詩「ブラニークのバラード」
 (4)狂詩曲「タラス・ブーリバ」
(1)プラハ城警護隊音楽隊
(2)ペテル・ズドヴィハル(Vn Solo)
トマーシュ・ネトピル(指揮)
プラハ放送交響楽団
  録音:2012 年6 月22-24、29 日&9 月30 日、ルドルフィヌム(プラハ)/68’31”

 2012 年3 月に新国で『さまよえるオランダ人』を指揮し、日本でもますますの注目を集めているチェコの俊英指揮者、ネトピルによるヤナーチェク管弦楽作品集。チェコが誇る名門プラハ交響楽団を率い、今回も力強いサウンドを聴かせてくれます。ヤナーチェクがオーケストラのために残した数少ない大規模な作品の中から、「シンフォニエッタ」、「タラス・ブーリバ」といった代表作を4 曲収録。チェコの民族色を色濃く感じさせつつも、他の作曲家にも類のないヤナーチェク独特のユニークな音響世界が、ネトピルの活き活きとした指揮に導かれ、鮮やかに表現されています。

 【トマーシュ・ネトピル】1975 年チェコ生まれ。2002 年フランクフルト・ ショルティ国際指揮コンクールで優勝、さらに2010 年には急逝したサー・マッケラスの代役でベルリン・フィルを指揮。この大舞台で見事成功を収め、高い注目を集めました。2007 年に指揮者として初来日し、N 響と共演。日本でも着実に注目度を高めている若手指揮者の一人です。2009-2012 年までプラハ国民劇場の芸術監督を務め、現在もヨーロッパ各地のオーケストラや劇場に活躍の幅を広げているネトピル。2012 年にはバイエルン放送響、ゲヴァントハウス管にもデビューを果たしており、近年の躍進ぶりから目が離せません。次世代を担う実力派として世界中から注目と期待を集めている逸材です。
 


SU 4125
\2000→\1890
俊英ヴォイタ、待望のデビュー・アルバム!
(1)ヤロスラフ・コフロニュ:ピアノのためのソナティナ
(2)ズデニェク・シェスターク:
 フレンチ・ホルンとピアノのためのコンチェルティーノ 第2番 ヘ長調
スラヴィツキー:
 (3)ホルンとピアノのためのカプリッチョ
 (4)独奏ホルンのための音楽
(5)エミル・フロビル:フレンチ・ホルンとピアノのためのソナタ
プジェミスル・ヴォイタ(フレンチ・ホルン)
沢野智子
 躍進著しいチェコの俊英ヴォイタ。待望のデビュー・アルバム!20 世紀チェコのホルン・ソナタ集

 録音:2012年11 月& 2013 年1 月/ベルリン・ブランデンブルク放送、クライナー・ゼンデザール/60’05”

 プジェミスル・ヴォイタは、2010 年ミュンヘン国際コンクールにて第一位、聴衆賞、新作演奏賞、オーケストラからの特別賞を総なめにした注目の若手ホルニスト。SUPRAPHON レーベルからは、すでにスメタナ・トリオによる「ブラームスの三重奏曲集」(SU 4072)に登場しておりますが、ソリストとしてはこれがデビュー・アルバムとなります!2012 年9 月には来日公演を行い、見事なR. シュトラウスのホルン協奏曲第2 番を披露して絶賛されたばかりなだけに、注目必至のアルバムと申せましょう!
 記念すべき最初の収録曲として彼が選んだのは、チェコを代表する20 世紀音楽家らによるホルン・ソナタ。コフロニュ(1921-1966)、スラヴィツキー(1910-1999)、フロビル(1901-1987)、シェスターク(*1925)……ヤナーチェク、ヒンデミットらの流れを汲む作曲家たちの作品が収録されています。リリースにあたり、「今回のレコーディングが、作曲された時代、そして当時を生きた人々を回顧するものとなりますように」と、アルバムへの熱意を語ったヴォイタ。その言葉通り、第二次世界大戦を生き抜いた音楽家たちによる珠玉の作品の数々を蘇演する注目のプログラムとなっています。ピアニストとしてヴォイタのホルンを支えるのは、管楽器のコレペティとしてヨーロッパに活躍する名手、沢野智子。難曲尽くしの選曲を物ともせず、堂々たるアンサンブルを聴かせてくれます。
 【プジェミスル・ヴォイタ】
 1983 年ブルノ生まれ。プラハ音楽院を卒業後ベルリン芸術大学へ進学し、元ベルリン・フィル首席ホルン奏者のクリスティアン・ダルマンへ師事。数々の国際コンクールで輝かしい受賞歴を誇り、2010 年にはミュンヘン国際コンクールで圧巻の優勝を果たしました。力強い音色と卓越した演奏技術が高い評価を受け、現在はシュターツカペレ・ドレスデンで活躍する傍ら、20 世紀チェコ音楽を主たるレパートリーに据えたソリストとして活動中。今後の活躍に注目必至の若手実力派です!




TELOS



TLS 135
\2200→\1990
グロースとグルーエンバーグのヴァイオリン・ソナタ集
 ヴィルヘルム・グロース(1894-1939):
  ヴァイオリン・ソナタ Op.6
  ヴァイオリン・ソナタ“ジャズバンド”
 ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964):
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.18
クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン)
ディーター・ラリンガー(ピアノ)
 ジャンルの垣根をこえたエキサイティングなサウンド!グロースとグルーエンバーグのヴァイオリン・ソナタ集

 DDD

 ヴィルヘルム・グロースとルイス・グルーエンバーグのエネルギッシュなヴァイオリン・ソナタ集。いずれの作品も演奏される機会がほとんどありません。グロースは45 歳の若さで亡くなったオーストリアの作曲者でナチスを逃れイングランドへ亡命し、1938 年にはアメリカに移住しました。クラシック音楽の垣根をこえた作風で、代表作はジミー・ケネディとのコラボによる『カプリ島』『夕日に赤い帆』『ハーバー・ライト』などでこれらは世界的な大ヒットとなりました。
 ジャズバンドと題されたヴァイオリン・ソナタからもわかるように即興的な要素がおりこまれたソナタとなっております。一方のルイス・グルーエンバーグはアメリカ生まれの作曲家でベルリン、ウィーンで研鑽をつみ1919 年に故郷であるアメリカに戻ってきました。いわゆるカラフル・ミュージックに属す作品を多く作曲しました。演奏のクリストフ・シケダンツはハンブルク音楽大学の教授に就任しているヴァイオリニストで、telos レーベルから「コルンゴルトとクルシェーネクのヴァイオリン・ソナタ集」(TLS 060)のディスクが発売されており高い評価を得ております。
 

TLS 166
(2CD→1CD価格)
\2200
オケ創設100 年記念、24 の世界初録音集
1.ゲオルク・カッツァー:アン・ルイス
2.ヴァレリオ・サンニカンドロ:イントラ・ルミーナ
3. マーティン・マタロン:モバイルズ
4.ルトガー・ブリューマー:ライン、パズル
5.シドニー・コーベット:アマング・ザ・レミングス
6.フィリップ・ユレル:前奏曲
7.ニーナ・センク:エコーII
8.オリヴィエ・シュネラー:Wu Xing
9.フローレンス・バシュット:アンテプリマ
10.テドレフ・ホイジンガー:
 オーボエ・ダ・モーレ、ヴィオラ、チェンバロのための三重協奏曲*
11.ダニエル・テルッジ:Circling Waters
12.ルイ・アントゥネス・ペナ:In Hyperventilation
13.ニコラ・サニー:海景画
14.ジョヴァンニ・ヴェッランド:The Sinopia of Dulle Griet
15.トーマス・ミドウクロフト:Peacemaker Tattoo ♪
16.ロベルト・プラッツ:Blau,See I ♪
17.アンネッテ・シュランツ:De lonh
18.ルイス・デ・パブロ:ラルゴ
19.アトリ・インゴルフソン:マニ
20.イエルク=ペーター・ミットマン:Phantasma
21.ジェフリー・ロベルツ:Shadows of Tang
22.伊藤弘之:A Chant from the East
23.ヤコポ・ボドニ・シュリンジ:Natura Phoenix
24.カヤ・チェルノウィン:Esh
エヴァン・クリスト(指)
コットブス州立劇場フィルハーモニー管弦楽団
 *[サイモン・ストレーサー(オーボエ)
  カレン・ロレンツ(ヴィオラ)
  エルンスト・ズベルク(チェンバロ)]
♪モザイク・アンサンブル
 コトブス州立劇場フィルハーモニー管弦楽団、創設100 年記念、俊英エヴァン・クリストが選出した24 の世界初録音集

 録音:2009-2012年/DDD

 2012 年10 月、コトブス州立劇場フィルハーモニー管弦楽団は設立100 周年を迎えました。このアルバムはこの周年を記念して、アメリカの俊英エヴァン・クリスト指揮のもと、世界初録音24 曲を収録しました。ドイツに存在する数多のオーケストラのなかでも歴史があり、新作を含む様々な作品を積極的に取り上げてきた当オーケストラの記念碑的アルバムです!
 
TLS 119
(2CD)
\4400
クロール:ピアノのための日記より
  No.1-56,58,61-63,65-67,69,70,
  72-78,80-103,105-107,109,
  114,116,118,119,128,133-135,
  139-140,143,145,148,150,153,
  155-159,161,162,164,166,167,
  177-180,201,229,242
ウド・ファルクナー(ピアノ)
 エリアス・カネッティの詩からインスパイアされたピアノ小品、ゲオルク・クロール作曲のピアノのための日記より

 DDD

 ゲオルク・クロールによるピアノ小品集「ピアノのための日記より」から収録されたアルバムです。この曲集は「群衆と権力」(1971) や「眩暈」(1972)などで有名なノーベル文学賞受賞者であるブルガリアの詩人・思想家、エリアス・カネッティ(1905-1994) が残した” The Secret Heart of theClock” にインスパイアされた作曲した作品で、1987 年より作曲されました。カネッティの世界観を見事なまでに音楽で再現した素晴らしい内容です。
 


TLS 142
\2200→\1990
ゾルタン・コチシュ編曲の「2つの映像」
バルトーク:
 2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz 119 BB 115
 2つの映像 Op. 10, BB 59(コチシュ編曲)
 2台のピアノのための組曲 Op.4b, BB 122
アドリエンネ・ソーシュ&
 イーヴォ・ハーグ(ピアノ)
アンドレアス・ベルガー&
 クリスティアン・ハルトマン(打楽器)
 ゾルタン・コチシュ編曲の2つの映像にも注目!バルトークのピアノ・デュオ作品集

 録音:2011 年12 月、2012 年6 月、チューリヒ/DDD

 バルトークの2 台のピアノが活躍する楽曲を集めた1 枚。2 台のピアノと打楽器のためのソナタはのちにバルトーク作曲の2 台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲(1940) にされたもので、打楽器とピアノを組み合わせたユニークな作品です。また収録された2 つの映像 Op.10( 花ざかり/ 村の踊り)は、原曲は管弦楽曲ですが、ここではゾルタン・コチシュ編曲によるピアノ・デュオ版が収録されております。

THE CHOIR OF KING’S COLLEGE



KGS 0002
(1SACD HYBRID
& 1CD)
\1800→\1690
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団によるモツレク
 SACD:
  モーツァルト:レクイエム(ジュスマイヤー版&補作)
 CD:
  モーツァルトのレクイエムについて
   (オーディオ・ドキュメンタリー)
エリン・マナハン・トーマス(S)
クリスティーヌ・ライス(Ms)
ジェイムス・ギルクリスト(T)
クリストファー・パーヴス(B)
エンシェント室内管弦楽団
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
 秀逸! 補筆合作版、名門、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団によるモツレク

 録音:2011 年6 月26-27日、9 月27 日キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)

 イギリスの名門「ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団」の、自主レーベル「THE CHOIR OF KING'S COLLEGE」の第2 弾アルバムはモーツァルトのレクイエム。ソリストにソプラノのエリン・マナハン・トーマス、クリスティーヌ・ライス、テノールのジェイムス・ギルクリスト、バリトンのクリストファー・パーヴス、そしてエンシェント室内管弦楽団を迎え、美しい音響に定評のあるキングズ・カレッジ聖堂で収録されました。
 モーツァルト自身はレクイエムを完成することは出来ませんでしたが、弟子のジュスマイヤーが補筆完成。しかし後世ジュスマイヤーの補作に異論を唱える声が多く上がり、様々な人がこの大作の再構築を試みています。ここでは、ジュスマイヤー版を基本に、「アーメン(フーガ)」をC. リチャード・F. モンダー、「サンクトゥス」をR. レヴィン/F. バイヤー、「ベネディクトゥス」をD. ドゥルース、「クム・サンクティス・トゥイス」はR. レヴィン、「ラクリモサ」をイギリスの現代作曲家マイケル・フィニスィー(1946-) が補作した版を用いています。またボーナスCD には、ソプラノのエリン・マナハン・トーマスがモーツァルトのレクイエムについて解説したトラックが収録されています。
 厳かで透明感があるケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団と独唱陣の感動的な歌唱が溶け合った天上の美しいハーモニーを聴かせてくれます。
 また3rd アルバムではブリテンの「聖ニコラス」が予定され、今後の活動にも注目が集まります。




TYXART

TXA 12015
\2500
ヨハン・パトロクロス・メラーのオルガン
 J.S.バッハ:
  トッカータとフーガ ニ短調BWV538、
  シンフォニア へ長調BWV156/1&BWV156/2より、
  トリオ ハ長調BWV1014/3より、
  協奏曲ニ短調BWV974より、
  コラール「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」BWV659、
  「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV645、
  「偽りの世に 別れを告げん」BWV95/3、
  「偽りの世に 別れを告げん」BWV166/3、
  「装いせよ、わが魂よ」BWV180/3、
  パッサカリア ハ短調BWV582
 C.P.E. バッハ:
  2本のフルートのためのデュエット ニ長調より、
  2本のクラリネットのためのデュエット ハ長調より
 ハインリヒ・ニコラウス・ゲルバー:
  インヴェンツィオ ト長調より、ハ長調より
ゲルハルト・ヴァインベルガー(Org)
 ドイツの歴史的オルガンを名奏者ヴァインベルガーが弾く

 録音:2012 年12 月マリエンミュンスター修道院、ドイツ/71’00

 ドイツ西部に位置するノルトライン=ヴェストファーレン州のマリエンミュンスターの修道院教会の歴史的オルガンで演奏されたアルバム。このオルガンは、1736-1738 年にオルガン建造者ヨハン・パトロクロス・メラーによって作られ、その後長い間演奏されていませんでしたが、おおよそ2 年間の研究を基に修復され、この度演奏することができるようになりました。42 + 2 のレジスター、3 段の手鍵盤、2748 本のパイプを有する壮麗なオルガンで、演奏するのは、この地を愛する名オルガニスト、ゲルハルト・ヴァインベルガー教授。華麗で多彩な表現で見事な演奏を聴かせてくれます。




VDE GALLO


GALLO 1400
\2100
ジュネーヴ・ブラス・クィンテット
(1)J.S.バッハ:
 ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041より第1楽章
  (ブラス五重奏編曲版;ミシェル・トレイユ)
(2)クリストフ・ストゥルゼネガー(1976-):
 トリプティーク
  (女声アンサンブルとブラス・クィンテットのための)
(3)アラダイス・マロン(1965-):
 スナップ(パンフルートとブラス・クィンテットのための)
(4)ルードヴィヒ・ニューロウ(1983-):
 ガーディアン・エンジェルズ
(5)エリック・シュミット(1907-1998):
 協奏曲(オルガンとブラス・クィンテットのための)
(6)ジャン=フランソワ・ミシェル(1957-):
 ベルエポックの3つのパステル画
ジュネーヴ・ブラス・クィンテット
 [サミュエル・ガイル(tp)、
  リオネル・ワルター(tp)、
  クリストフ・ストゥルゼネガー(Cor)、
  ダヴィッド・レイ(trombone)、
  エリック・レイ(tuba)]
(2)アンサンブル・ポリュヒュムニア
(3)ミシャル・ティラボスコ(パンフルート)
 ヴィンセント・テヴェナ(オルガン)
 スイスのジュネーヴ・ブラス・クィンテットがバッハから現代若手作曲家作品までさまざまなレパートリーを披露!

 録音:2011-2012年/DDD

 スイスが誇るジュネーヴ・ブラス・クィンテット(GBQ) がバッハから現代若手作曲家作品までさまざまなレパートリーを披露。当アルバムの冒頭、バッハのヴァイオリン協奏曲第1 番ではブラス・クィンテット版に編曲。ブラスならではの息使いと躍動感に満ちた演奏を聴かせてくれます。この他、スイス国内外で活躍するアーティストによる共演した作品をおさめており、女性合唱アンサンブル、アンサンブル・ポリュヒュムニアとの共演したトリプティークはGBQ のメンバーであるクリストフ・ストゥルゼネガーが作曲した作品で、声とブラスのかけ合いが非常に魅力的です。また、エリック・シュミット作曲の協奏曲ではホールに響き渡るオルガンとブラスが溶け合うように響きます。ブラス・クィンテットの新たな魅力を発見できる1 枚です。
 

GALLO 1328
\2100
ハルモニウム・ファン必聴!
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
 ワルツ Op.23/祈りと子守歌 Op.27/
 カンツォネッタ Op.28/フゲッタ Op.29/
 神への望み Op.30/スケルツォ Op.31/
 ブリエッタ Op.32/マズルカ用サロン Op.35/
 オルガン・ソナタ第4番
ジャック・ニコラ・レメンス(1823-1881):
 祈り/夜想曲/子守歌/幻想/ワルプルギスの夜
ヨリス・フェルダン(ハルモニウム)
 ハルモニウム・ファン必聴のシリーズ第3弾はオルガンの巨匠ギルマンとレメンスの作品リファレンス・ハルモニウム Vol.3

 録音:1996 年5 月、モンティ・チャペル/DDD

 好評を博しているリファレンス・ハルモニウム・シリーズの第3 弾登場。今回取り上げられたのは、オルガンの名手であったギルマンとレメンスのハルモ創立者の一人です。オルガンの名手であったセザール・フランクに傾倒し、オルガン、ハルモニウムの特性を熟知した上で実に多彩な作品を残しました。
 一方、ジャック・ニコラ・レメンスはギルマンより14 歳先輩のオルガニスト、作曲家で、ギルマンはレメンスにオルガンを師事したこともあります。ここに収められた小品はいずれも心安らぐハルモニウムの音色を楽しむことができる作品です。同シリーズ第1 弾(GALLO 1326)、第2 弾(GALLO 1327) と合わせてお楽しみください。
 


GALLO 1399
\2100→\1990
トリオ・レニータ
 モーツァルト:バッハの作品による6つの前奏曲とフーガ K.404a
 J.S.バッハ(ギ・ボヴェ編曲):
  トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV 530より第2、第3楽章(弦楽三重奏版)
トリオ・レニータ
 [セルジュ・シャルレ(ヴァイオリン)、
 フランソワ・マルティニエ(ヴィオラ)、
 ギョーム・マルティニエ(チェロ)]
 輝かしい響き!俊英、トリオ・レニータによるモーツァルト&バッハ作品集

 録音:2012年、スイス/DDD

 若き才能の溢れたフランスとスイス出身のトリオ・レニータの新譜はモーツァルトのバッハの作品による6つの前奏曲とフーガ K.404aとオルガニスト、ギ・ボヴェ編曲のJ.S. バッハのトリオ・ソナタ第6 番です。
 前作モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェンの三重奏曲集(GALLO 1289) でも聴かせてくれたように今回もビロードのように煌びやかなシャルレのヴァイオリンが冴えわたります。
 バッハの作品による6つの前奏曲とフーガはJ.S.バッハ、W.F.バッハの作品の編曲と思われていますが、現在はモーツァルトの作品か疑問です。しかし非常に高貴な旋律は弦楽トリオでこそ味わえる極上の贅沢です。


トリオ・レニータ前作

GALLO 1289
\2100→\1990
モーツァルト:
 ディヴェルティメント 第1番 変ロ長調KV439b(Anh 229)
シューベルト:弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.471
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ハ短調 作品9-3
トリオ・レニータ
【セルジュ・シャルレ(ヴァイオリン),
フランソワ・マルティニエ(ヴィオラ),
ギョーム・マルティニエ(チェロ)】

録音:2009年4月21-23日 コルソー、スイス

若き才能の溢れたフランスとスイス出身のトリオ・レニータによるモーツァルト、シューベルト、ベートーヴェンの三重奏曲集。ビロードのようなシャルレのヴァイオリンが名曲をきらびやかに演出いたします。



WAON

WAONXA 116
(DVD-ROM)
\4500
ワオンレコードのハイ・レゾ音源ソフト
バロックな対話
 (1)作者不詳:ああ 別れが苦しみの理由となり
 (2)ダニエル・パーセル(c.1664-1717):
  最愛の人よ 最も美しい人よ
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  (3)トランペットを吹き鳴らせ (4)薔薇よりも甘く
  (5)つかの間の音楽 
 (6)マシュー・ロック(c.1621/3-1677):アルマンド ト短調
 (7)パーセル:恋の病から飛び立とうとしても
 (8)トーマス・オーガスティン・アーン(1710-778):
  チェンバロソナタ第3番 ト長調
 (9)ヘンリー・ロウズ(1596-1662):キスの対話
 (10)ヘンデル:いくつもの矢が私の心を射す
 (11)ジェミニアーニ:チェロソナタ 変ロ長調
 (12)パーセル:ニューグラウンド〜ここに神々が示される
 (13)ジョン・ブロウ:ああ天よ! 私は何を聴いているのでしょう?
 (14)ヘンリー・パーセル:運命の時が
 (15)ヘンリー・パーセル:私の平穏は永遠に失われ
ラ・スフェラ・ムジカーレ
 〔広瀬奈緒(ソプラノ)
  マジッド・エル・ブシュラ
   (カウンターテナー)
  マリア・ザッカリアドゥ
   (バロックチェロ)
  林美枝(チェンバロ)〕
WAONXA 118
(DVD-ROM)
\4000
※CD、SACD、DVD、Blu-rayプレーヤーでは再生できません。
 ワオンレコードのハイ・レゾ音源ソフト

 ハイレゾリューション・オーディオ・データ
 パソコンで再生する新しいオーディオ。CD をはるかに凌駕するハイサンプリングと高ビット深度が、溢れる音楽の熱情とともに広大な音場の空気感までを再現します。
 CD,SACD,DVDプレーヤーでは再生できません。

 録音:2007 年7 月4-6日、高島市生涯学習センター・アイリッシュパーク ガリバーホール
 [使用楽器] バロックチェロ:ロビン・エイチソン 1999 年制作 英国製/ チェンバロ:1 段鍵盤Ruckersモデル(トラック6)春山直岳 2006年制作/ 2段鍵盤Ruckers モデル 春山直岳2005年制作
 WAONXA 116(DVD-ROM) 96kHz 24bit WAVE、STEREO・WAVE、PC-AUDIO
 WAONXA 118(DVD-ROM) 2.8224MHz DSDIFF、STEREO・DSDIFF、DSD-AUDIO(High Resolution Audio Data)

 英国を中心に活躍のメンバーによる、アンサンブル、ラ・スフェラ・ムジカーレのデビュー盤がハイ・レゾリューションソフトで登場!
 ラ・スフェラ・ムジカーレは、2003 年Royal College of Music 古楽コンクール第1位をはじめ、2005 年古楽コンクール<山梨>アンサンブル部門トップ、2006 年ブルージュ国際古楽コンクールHonorable Mention 受賞など、その音楽性は折り紙付きのアンサンブル。全員でのアンサンブルはもちろん、メンバーそれぞれのソロ、アカペラデュオなど、このアンサンブルの魅力を余さず納めたアルバムです。高音質により、広瀬の美しい歌声もより一層なまめかしく響きます。
 【再生上の注意】
 ワオンレコードのオリジナルマスターをあまさず収めたこの高音質音源をお楽しみ頂くには、DVD-ROM を読み込み可能なディスクドライブを接続したパソコンと、適切なソフトウェア、オーディオ・インターフェース機器をご用意いただく必要があります。

WERGO

WER 6858
\2400→\2190
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
 ミヒャエルの旅(リヒトの「木曜日」第2幕より)
マルコ・ブローウ(トランペット・ソロ)
ニコラ・ユルゲンセン(バセットホルン・ソロ)
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
 トランペット大爆発!現代音楽の猛者集団、ムジークファブリークによる圧巻のシュトックハウゼン

 録音:2008 年12 月13,14日(MC93(パリ)、ライヴ)

 現代音楽の猛者集団、ムジークファブリークによる、シュトックハウゼンの大作「リヒト」の第2 幕。歌劇「リヒト」の「木曜日」の第2 幕です。
 ミヒャエルは、人の姿で地上に舞い降りた天使。人類を天国へと導く役割をします。ここではトランペット・ソロがミヒャエル役。エヴァは愛、命の神。バセットホルンがエヴァ役となります。ミヒャエル(トランペット)は文字通り、アメリカ、日本、バリなどを旅し、最後はエヴァ(バセットホルン)と一心同体(両者が長いトリルを演奏し、最後はそれがシンクロする)となり天に昇る、といった大きなストーリー。その中に、シュトックハウゼンらしく様々な仕掛けがなされています。
 現代音楽の猛者集団ムジークファブリークは、この「ミヒャエルの旅」を、パフォーマンス集団「ラ・フラ・デルス・バウス」とのコラボレーションで、2008 年にヨーロッパ各都市で上演しました。このCD はこの一連のツアーのライヴ録音。ちょうど没後一年にあたる時期の演奏とあり、独特の熱気と興奮もとらえられた、注目の1 枚です。

 =スタジオ・ライン・シリーズ=
 〜 Studio Reihe Nerer Musik スタジオ・ライン・新音楽シリーズ〜
 2012 年に50 周年を迎えた、現代音楽の名門レーベルWERGO。1960 年代から、豪華演奏陣による充実の演奏をリリースしており、現代音楽シーンの牽引役レーベルとして高く評価されています。レーベル初期はLP でのリリースで、現在はCD に移行していますが、LP で発売されたものの中には、CD 化されていないものもたくさんあります。この50 周年という記念の年を迎え、WERGO は、レーベル初期に生み出された名録音をあらためて世に送り出します。20 世紀の音楽史のハイライトともいえるこれらの録音は、現在もなおその作品や演奏の新鮮味とオーセンティックさを高く保っています。また、録音の質も驚くほどの良さ。丁寧なマスタリングとともに、20 世紀音楽の音楽史の貴重なページが、約40 年ぶりに、CD となって鮮やかによみがえります。

WIGMORE HALL LIVE



WHLIVE 0057
\1400
メゾ・ソプラノ、アリス・クートによる「冬の旅」
 シューベルト:冬の旅D911(全曲)
アリス・クート(Ms)
ジュリアス・ドレイク(P)
 成熟した歌唱で聴かせるアリス・クート女声版「冬の旅」に新たな名演誕生!

 録音:2012 年1 月26 & 28 日ウィグモアホール、ロンドン、ライヴ/78’47

 イギリスのメゾ・ソプラノ、アリス・クートによる「冬の旅」。
女声版「冬の旅」といえば往年の名ソプラノ、ロッテ・レーマンや1994 年に引退したドイツのメゾ・ソプラノ、クリスタ・ルートヴィヒの録音が初代として注目され、その後ファスベンダーや白井光子などの録音が発表されています。またウィグモアホールでは、1993 年にクリスタ・ルートヴィヒが「冬の旅」でリサイタイルを行っています。それを引き継ぐかたちで、アリス・クートが2012 年に、長年温めていたプログラムで挑みました。
 丁寧に歌い上げる歌唱が聴き手の感性に強く訴えかけ、クートの感情と知性が一体となった表現は、作品の魅力を深く味わう事ができます。またピアノ伴奏者としてシューベルトの歌曲に深い理解があるジュリアス・ドレイクの好演も光ります。
 


WHLIVE 0058
\1400
シモン・トルプチェスキの華麗で端正な演奏
 シューベルト:16のドイツ舞曲D783、「さすらい人」幻想曲D760
 J.S.バッハ/リスト編:プレリュードとフーガ イ短調BWV543
 リスト:
  ペトラルカのソネットNo.104、エステ荘の噴水、
  ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244

【アンコール】(曲紹介の音声含む)
 シューベルト/ リスト編:セレナーデ
 ショパン:前奏曲ニ短調 Op.28-4
シモン・トルプチェスキ(P)
 シモン・トルプチェスキの華麗で端正な演奏に酔う

 録音:2012 年3 月18 日ウィグモアホール、ロンドン、ライヴ/79’41

 1979 年マケドニア生まれのピアニスト、シモン・トルプチェスキ。2001 年ロンドンで行われた世界ピアノ・コンクールで優勝し、その後世界的なコンクールで数々の賞を獲得している実力派。
今回のプログラムは、高度なテクニックと柔軟な音楽性を要する超絶技巧作品ばかり。
シューベルトの16 のドイツ舞曲は、シューベルティアーデが頻繁に開かれていた頃の作品で斬新な構成とめまぐるしく転調を繰り返す、愉しい作品群。
 またこの前年1822 年には対照的な大曲「さすらい人」幻想曲を作曲しています。トルプチェスキは生命力に満ちた歌心でこのシューベルトの2 作品を仕上げており、特に「さすらい人」幻想曲では、この奥深い作品を卓越した技巧と表現力によって、ピアノから輝かしい響きを存分に引き出しています。
 そしてリストの作品では、トルプチェスキの魅力が全面に出た勢いのある演奏を聴かせてくれます。華やかで技巧的なパッセージが効果的に散りばめられた「ハンガリー狂詩曲第2 番」では、抜群のテクニックで、細部のニュアンスが多彩な演奏を披露しています。


旧譜
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)
AVIEからのラフマニノフ
R. Rachmaninov-Rachmaninov: Piano Concertos 2 & 3
AVIE
AV 2192
\2400→\1990
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
 ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団
Trpceski/Petrenko-Rachmaninov: Piano Concertos Nos. 1 & 4
AVIE
AV 2191
\2400→\1990
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
 ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
 パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団
マケドニアの英傑とロシアの若獅子!トルプチェスキ&ペトレンコのラフマニノフ!
ロシアの若獅子ワシリー・ペトレンコと、旧ユーゴスラビア、マケドニアが輩出したワールドクラスのピアニスト、シモン・トルプチェスキの強力タッグによるラフマニノフ!
雄大なスケール、余裕すら感じさせる完成された技巧。




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