≪アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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4/10(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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AU 92667
(SACD HYBRID)
\2500 →\2290
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アンネ=カテリーネ・ハインツマン(Fl)
フルート・ソナタ集
(1)プーランク:フルート・ソナタ
(2)ヒンデミット:フルート・ソナタ 変ロ調
(3)デュティユー:ソナチネ
(4)ムチンスキ:フルート・ソナタop.14
(5)マルタン:フルートとピアノのためのバラード |
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アンネ=カテリーネ・ハインツマン(Fl)
トーマス・ホッペ(Pf) |
ドイツの中堅、ハインツマンによる20 世紀フルート・ソナタ集
録音:2012 年6 月26-28 日、イエス・キリスト教会(ベルリン)/59’46”
ドイツのフルート界の中堅を担う名手アンネ=カテリーネ・ハインツマンが、AUDITE
レーベルより初となるソナタ・アルバムをリリースしました!プーランク、ヒンデミットといった20
世紀の作品を中心としたプログラムとなっています。
ハインツマンは1999 年にフランクフルト歌劇場管弦楽団の副主席奏者に抜擢されて以来、世界的躍進を続けている女流フルート奏者。A.
ニコレやP. マイゼンなど、独仏双方の匠に師事し、粋を継いだ実力派だけに期待もひとしおと言ったところでしょう。
4 曲目には、2010 年に惜しまれながらも逝去したアメリカの現代作曲家ムチンスキのソナタを収録。ジャズの要素を取り入れた独特のリズム感が魅力的で、ピアノとフルートが息を呑むほどの勢いでリズムの応酬を繰り広げます。激しい掛け合いの中にも垣間見える、民族的なメロディも聴き所。
ピアノ伴奏を務めるのはI. パールマンやJ.
ベルらとも共演経験のあるベテラン、トーマス・ホッペ。ハインツマンとはデュオを組んで演奏活動を共にしており、アンサンブルの息もぴったりです。フルート・ピアノ双方に高い演奏技術と表現力を求められる難曲尽くしのプログラムですが、常にも増す絶妙なアンサンブルで聴かせてくれます。
録音場所はお馴染みのイエス・キリスト教会。高音質SACD
Hybrid 盤ということで、多くの名演を生んだ教会の素晴らしい音響と共に、ハインツマンの澄んだフルートの音色を存分に堪能できます。 |
FARAO
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アトス三重奏団
(1)シャミナード:三重奏曲第2番 イ短調op.34
(2)フランセ:ピアノ三重奏曲(1986)
(3)ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調(4
楽章)
(4)L.ブーランジェ(1893-1913):
ある春の朝に〜ピアノ三重奏曲のための |
アトス三重奏団
{アンネッテ・フォン・ヘーン(Vn)、
シュテファン・ハイネマイヤー(Vc)、
トーマス・ホッペ(Pf)} |
結成10 周年!アトス三重奏団によるフレンチ・アルバム
66’40”
2013 年で早くも結成10 年目を迎えるアトス三重奏団による近現代フランスのトリオ作品集。ドビュッシー、シャミナード、フランセ、ブーランジェという4
人のフランス人作曲家の作品を一挙に収録しています。
2005 年より様々なリリースを行ってきた彼らですが、フランスものを扱ったアルバムのリリースは今回が初めて。10
年目にしてなお、この三重奏団の新たな可能性を見せてくれる意欲的なアルバムといえましょう!
アンサンブルの安定感はさすがの一言で、何よりも好ましいのがその響きの厚み。シュテファン・ハイネマイヤーの味わい深い重みを持ったチェロの音色がアンサンブル全体の響きをぐっと落ち着かせ、アトス三重奏団の紅一点、アンネッテ・フォン・ヘーンのヴァイオリンが上品な華やかさでアンサンブルに彩りを与えています。最もベテランのトーマス・ホッペは、I.
パールマンやJ. ベルら巨匠たちの伴奏を務めるピアニストとしても専ら知られておりますが、当団においてはその流麗な音運びを前面に押し出し、アンサンブルを見事にまとめあげています。
プログラムの希少性もこのアルバムの魅力のひとつ。ドビュッシーの甘美な音の色彩から、シャミナードの情熱的な音世界、一転ジャジーな雰囲気漂うフランセの音楽まで……多彩なフレンチ・サウンドを見事に魅せきった演奏に要注目です! |
SUPRAPHON
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イトカ・チェホヴァー(Pf)
スメタナ:ピアノ作品全集Vol.6
(1)6つの性格的な小品op.1 (2)森の感覚と印象
(3)カプリス ト短調 (4)つかの間の思い
(5)6つのアルバムの綴り (6)ワイマールの思い出※
(7)アレグロ・カプリチオーソ
(8)ロマンツァ 変ロ長調 (9)性格的小品 変ハ長調
(10)プラハ学生部隊の行進曲 (11)国民軍行進曲
※ 世界初録音 |
イトカ・チェホヴァー(Pf) |
チェコの女流チェホヴァーによるスメタナ:ピアノ作品集Vol.6
録音:2012 年11 月26、27、29、30 日、12
月17-19 日、マルティネクスタジオ(プラハ)/75’45”
チェコの女流ピアニスト、イトカ・チェホヴァーが2006
年より開始しているスメタナのピアノ作品全集シリーズ最新盤。第5
集(SU 3845)までと同様、今回も管弦楽曲や室内楽曲のイメージが先行しがちなスメタナのピアノ作品の魅力を再認識させてくれる魅力的なアルバムに仕上がっています。
第6 集は、1840 年代後半から50 年代、研鑽期を経て躍進を遂げつつあった若きスメタナの作品に焦点を当てたプログラム。作曲家としてよりも先にピアニストとして活躍していたスメタナはこの時期に多くのピアノ作品を残しておりますが、その殆どが現在ではなかなか演奏される機会に恵まれません。
「6つの性格的な小品」は、若きスメタナが敬愛するリストへ献呈した小品集。「6
つのアルバムの綴り」は、良く知られた作品2
の同題の小品集とは異なり(こちらは第4 集(SU
3844)で収録済です)、後に伴侶となるカテジナをはじめ、6
人へ捧げた6 つの小品をまとめた曲集になります。
ワイマールにあるアーカイヴスで新たに発見された小品「ワイマールの思い出」は、世界初録音です!いずれもスメタナらしい、どこか儚げな繊細さを湛えた抒情性が随所にちりばめられ、その美しい旋律の節々には
若々しい純粋さも垣間見えるよう。こんな美しい作品が隠されていたのか、と瞑目してしまうものばかりです。
チェホヴァーの演奏はほどよい揺れと芯の通った清廉な音運びが心地良く、若きスメタナの詩情を見事に聴かせています。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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ワルターのオープンリール・テープ復刻第10弾!
モーツァルト:
(1)セレナード第13番 ト長調 K.525
“アイネ・クライネ・ナハトムジーク”
(2)歌劇「劇場支配人」序曲 K.486
(3)歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲 K.588
(4)歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492
(5)歌劇「魔笛」序曲 K.620
(6)フリーメーソンのための葬送音楽 K.477
(7)歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲 K.588
(8)歌劇「イドメネオ」序曲 K.366 |
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ブルーノ・ワルター(指揮)
(1)-(6)コロンビア交響楽団
(7)(8)ベルリン国立歌劇場管弦楽団 |
モーツァルトの管弦楽曲集、ボーナス・トラックは希少SP
復刻
録音:(1)1958年12月17日、(2)-(5)1961年3月29、31日、(6)1961年3月8日、以上、アメリカン・リージュン・ホール、
(7)(8)1924年頃(初出:1925年3月)
使用音源:(1)-(6)Columbia (U.S.A.) MQ 543
(オープンリール・テープ、4トラック、19センチ)、(7)Polydor
(Germany) 66072 (Matrix: B 20531-646az, 78
rpm) 、(8)Polydor (Germany) 66072 (Matrix:
B 20532-649az, 78 rpm)
■制作者より
ワルターのオープンリール・テープ復刻第10
弾はワルターが最も敬愛したモーツァルトの、有名管弦楽曲集です。演奏内容については改めて触れるまでもないでしょう。また、ボーナス・トラックには希少なSP
盤からの序曲を加えました。これらは日本ブルーノ・ワルター協会の会員用LP
が唯一のLP復刻で、「イドメネオ」のみウィング・ディスク(WCD29)でCD
化されただけで、「コシ・ファン・トゥッテ」は世界初CD
化となります。
■解説書の内容
英CRQ(Classical Recordings Quartely) の2011年冬号に掲載された「ブルーノ・ワルター/オーケストラの錬金術師」を特別の許諾により全訳して掲載します。これはフリーのジャーナリスト、ジョン・トランスキーがワルターと演奏した経験を持つ音楽家へのインタビューで構成されたものです。(
以上、平林 直哉) |
PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 350090
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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フャリャの名演がオリジナル・テープからSACDリマスタリング
ファリャ:
(1)バレエ音楽「恋は魔術師」 (1925 年版)
(2)クラヴサン協奏曲
(3)7つのスペイン民謡
(4)4つのスペイン小品
(5)ベティカ幻想曲 |
(1)マリーナ・デ・ガバライン(Ms)
エルネスト・アンセルメ(指)
スイス・ロマンド管
(2)ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Cem)
アタウルフォ・アルヘンタ(指)
ナショナル・オブ・スペイン
(3)ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sop)
ゴンサロ・ソリアーノ(Pf)
(4)(5)アリシア・デ・ラローチャ(Pf) |
LP で親しんだ名演がオリジナル・テープからSACDリマスタリング。驚くほど明快かつ地方もないエネルギーを秘めた新装盤に変身
(1)1955年 (2)1957年6月 (3)1961年12月-62年1月 (4)(5)1958年/STEREO、78’53”
SACD ハイブリッド盤。
「恋は魔術師」といえば、いまだに決定盤の誉れ高いアンセルメ&スイス・ロマンド管によるデッカ盤。今回オリジナルのオープンリール・テープから名人カレル・ソウクレニークによるSA
リマスタリング。マスターテープに起因するヒスノイズはデジタル録音に比較すれば感じられますが、各楽器の解像度が格段に向上してぐっと接近し、生々しいエネルギーまで放つようになったのが驚き。
ファリャの凝ったオーケストレーションがすさまじい効果をあげていて、とても60
年近く前の録音とは思えません。
ヴェイロン=ラクロワとアルヘンタによるクラヴサン協奏曲は未CD
化音源だったため大歓迎。ラクロワの草食的な演奏とアルヘンタの肉食的推進力が不思議な世界を作り上げています。各楽器の名手ぶりも光ります。
ロス・アンヘレスとソリアーノによる「7つのスペイン民謡」はEMI
音源。スペイン情緒満点で、ロス・アンヘレスの息遣いまで生々しく蘇えりました。
ラローチャは1958 年のイスパボックス音源。当時35
歳の若々しさはじける快演。やはりスペイン音楽はこうした熱い演奏だと格別。誰にも真似できぬ至芸と申しましょう。 |
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PRDDSD 350070
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
シューマン:
(1)交響的練習曲 Op.13(遺作の5変奏付き)
(2)幻奏曲ハ長調Op.17
(3)ウィーンの謝肉祭の道化芝居Op.26 |
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf) |
奇跡の78 分。人間業とは思えぬ驚異の演奏がリアルに蘇る
(1)録音:1956 年12 月12 日/プラハ (2)録音:1959
年11 月2 日/プラハ/MONO、78’21”
SACD ハイブリッド盤。リヒテルの十八番のシューマン3
篇。うち2 点は1958、9 年のプラハ・ライヴで、当時のリヒテルは「鉄のカーテン」で隠され、幻のピアニストとして西側音楽界の伝説となっていましたが、この凄さは今日でも驚嘆のレベル。「交響的練習曲」も主題の深く沈んだ表情から、あたかも物語を語り紡ぐように各変奏を描いていく様、センチメンタリズムのみじんもない男のロマン、激しい部分での炎のようなエネルギーいずれも巨人な名にふさわしい芸術。「ウィーンの謝肉祭の道化芝居」は録音年月日の記載がありませんが、ライヴのノイズが感じられません。演奏は冴えに冴え、長い第1
楽章も一気に聴かせてしまうだけでなく、第2
楽章ロマンツェの情感とピアノの音色は人間業と思えぬ、まさに奇跡。リヒテルのシューマンを再認識させてくれます。 |
<メジャー・レーベル>
<映像>
DECCA(映像)
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74 3810
(Blu-ray)
\4400→\3990 |
ティーレマン(指揮)&シュターツカペレ・ドレスデン
ルネ・フレミング
R・シュトラウス:歌劇『ナクソス島のアリアドネ』(全曲) |
ルネ・フレミング(Sp:アリアドネ、プリマドンナ),
ソフィー・コッシュ(Ms:作曲家),
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br:音楽教師),
ロバート・ディーン・スミス(T:バッカス、テノール歌手),
ジェーン・アーチボルド(Sp:ツェルビネッタ),
ルネ・コロ(T:執事長),
クリスティアン・バウムゲルテル(T:舞踏教師),
ニコライ・ボルチェフ(Br:道化),
ケネス・ロバーソン(T:スカラムッチョ),
スティーヴン・ヒュームズ(Bs:トルファルディン),
ケヴィン・コナーズ(T:ブリゲッラ),
ミヒャエル・ヴェントウ(T:士官),
ダヴィド・イェルサレム(Bs:かつら師),
ローマン・グリュブナー(Br:召使),
クリスティーナ・ランドシャーマー(Sp:ナイヤード),
レイチェル・フレンケル(Ms:ドリヤード),
レネケ・ルイテン(Sp:エコー)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
演出&装置&照明:フィリップ・アルロー,
衣裳:アンドレア・ウーマン,
振付:アン=マリー・グロス,
映像演出:ブライアン・ラージ |
74 3809
(DVD)
\3700→\3390 |
ティーレマンの才能を見せつけられた話題の舞台
【収録】2012年, バーデン・バーデン祝祭劇場でのライヴ
21世紀を担う巨匠クリスティアン・ティーレマンがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮し、オペラ指揮者としての才能を見せつけた話題の舞台です。
METほか世界の歌劇場で引っ張りだこのルネ・フレミング、当代一のフランス人メゾ・ソプラノ、ソフィー・コッシュをはじめとする豪華歌手陣も垂涎もの。フランス生まれでパリ・オペラ座、バイロイトなどで活躍中の演出家、フィリップ・アルローによるスタイリッシュな演出など見どころ満載の演奏です。 |
NAIVE(映像)
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DR 2159
(DVD)
\4200 →\3790
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フィリップ・ジョルダン(指)&パリ・オペラ座
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」 |
ステファヌ・ドゥグー(Br ペレアス)
エレナ・ツァラゴワ(S メリザンド)
ヴァンサン・ル・テクシエ(Br-Br ゴロー)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs アルケル)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
(Ms ジュヌヴィエーヴ)
ジュリー・マトヴェ(S イニョルド)
ジェローム・ヴァルニエ(医師)
フィリップ・ジョルダン(指)
パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団 |
ウィルソン演出の「ペレアス」、待望の映像化!美人ソプラノのツァラゴワ、ジュヌヴィエーヴはオッター!適材適所のバスティーユでの「ペレアス」!!
ロバート・ウイルソン(演出)/ジュゼッペ・フリジェーニ(演出補)/フリーダ・パルメッジャーニ(衣装)/ハインリヒ・ブルンケ(照明)
収録:2012年3 月、パリ、オペラ座(バスティーユ歌劇場)/リージョン・コード:0、NTSC、16:9、2時間49分、DOLBY
DIGITAL、字幕:仏英
2012 年3 月にバスティーユ歌劇場で上演されたドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」の映像です。評判の高いロバート・ウィルソン演出の「ペレアス」ということで話題になりました。
このプロダクションは1997 年に、オペラ座とザルツブルク音楽祭の共同制作のために作られたもの。ウィルソン独特の極度にスタティックで照明の妙と歌手のポージングによって美しさを醸す舞台は、「ペレアス」のような象徴性の高い物語では極めて効果的で、これまで様々な劇場で再演されてきた名舞台です。今回パリでの再演に当たって待望の映像収録がなされました。
そうした舞台なので、演じる歌手も歌だけ良くても務まりません。今回の目玉はメリザンドのエレナ・ツァラゴワ。ロシア、北オセチア共和国の首都ウラジカフカスの生まれ。若く美人のソプラノとしてデビューしてすぐに注目され、2008
年10 月にバスティーユ歌劇場で上演されたヤナーチェク「利口な女狐の物語」のビストロウシカは大きな評判となりました(EuroArts
から DVD【30 78388】とBlu-ray Disc【30 78384】がリリース)。特にパリとミュンヘンで人気の高い人です。ここではまさにウィルソンのイメージした通りのメリザンドになっています。ペレアスは、今乗りに乗っているフランスのバリトン、ステファヌ・ドゥグー。バロックオペラでの活躍が知られるドゥグーですが、ペレアスも当たり役で、既にブリュッセルのモネ劇場、アン・デア・ウィーン劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でも歌っています。のびのある美声がよく響き、しかも品と節度が感じられるペレアスです。ゴローは、フランスのベテランのバス=バリトン、ヴァンサン・ル・テクシエ、非常に存在感があります。そしてジュヌヴィエーヴにはなんとアンネ・ゾフィー・フォン・オッターが。
アルケルのフランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ、イニョルドのジュリー・マトヴェら、いずれも適役です。フィリップ・ジョルダンの密度の濃い音楽作りも見事。
数ある「ペレアスとメリザンド」の映像の中でも屈指のものでしょう。 |
4/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
WERGO
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リゲティ生誕90 周年!
大迫力のトーン・クラスター「ヴォルーミナ」ムジカ・リチェルカータのオルガン版!
リゲティ(1923-2006):
(1)ムジカ・リチェルカータ(1951-53)/
シュステックによるオルガン版(原曲:ピアノ)
(2)オルガンのための2つの習作
1.ハーモニーズ 2.クレ(流出)(1967/69)
(3)ドミニク・シュステック(b.1977):
話すシグナル(オルガンのための即興(2012))
(4)リゲティ:ヴォルーミナ(1961/62, 1966
改訂) |
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ドミニク・シュステック(オルガン) |
録音:2012 年8 月6-9 日/聖ペテロ文化ステーション(ケルン)/77’51
シュトックハウゼンの「星座のための12 のメロディー」オルガン版(WER
6736) で強烈な印象をあたえたドミニク・シュステックが、今度はリゲティに挑戦!
リゲティは、オルガンのためにのこした作品は3
曲のみ(ヴォルーミナ、ハーモニーズ、クレ)ですが、リゲティの作曲の発展過程において重要な足跡となっているだけでなく、現代のオルガン作品の新しい道を切り開いたといえるでしょう。
「ヴォルーミナ」は、トーン・クラスターの作品。メロディー、リズム、ハーモニー(方向運動を伴うもの)を排したもの。時間的な芸術というより、空間的な芸術として聴き手に届く作品で、オルガンならではの迫力と、シュステックの巧みな音色選び、そして素晴しい残響が、この大規模な作品を見事に響かせます。「2
つの習作」の「ハーモニーズ」は、たえず10
の音からなる和音が鳴り響き、その和音が少しずつ変容していくというもの。「クレ」は虫の羽音のように細かく動き続ける音型が、アメーバのように形を変えていきます。
ムジカ・リチェルカータは、リゲティが30
歳になる前頃に書いた作品。11 曲から成り、もともとはピアノの作品ですが、オルガンで聴いてもこれがまた面白い!第1
曲はラの音のみで構成され、単音、オクターブで重ねられるラの音、そしてリズムという要素で構成されています(一番最後にレの音が現れる)。オルガンの残響や、様々な音色で次々と現れるラの音を聴いていると、精緻に織り上げられた響きにだんだんがんじがらめにされていくような気分になります。ピアノでは味わえない迫力があると申せましょう。続く楽曲も、音の素材を極限まで制限したものが続き、4
曲目は「手回しオルガン風ワルツ」ですが、大道芸人がひろばでまわしている手回しオルガンとは違い、どちらかといえば不気味さ濃厚のワルツで、これがまたオルガンで聴くと効果抜群!8曲目の有名なセリー音楽的な曲も、軽快なリズムで、様々なストップを駆使して実に効果的に響かせています。シュステックは、リゲティが織り上げた緻密な音の細密画を、オルガンによって、空間に見事に再現しています。
シュステックの即興作品は、単なるオルガンとは思えないような、ノイズとしか思えない音や、ウィンドチャイムを思わせるような響きやマリンバ的な音色など、様々な音色を駆使したもの。楽器が壊れないかと心配になるほど、シュステックが楽器を弾きまくっています。
今年はリゲティ生誕90 周年、彼の記念碑的オルガン作品を核とした、非常に魅力的なディスクの登場といえるでしょう! |
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リーム弦楽四重奏作品集
ヴォルフガング・リーム(b.1952):作品集
(1)弦楽四重奏曲第11番(1998/2010)
(2)インタースクリプトゥム(弦楽四重奏とピアノのためのデュオ)
(2000/02)
(3)グラーヴェ(トーマス・カクシュカの思い出に)(2005) |
ミンゲット・カルテット
(1)マルクス・ベルハイム(ピアノ) |
アルバン・ベルク弦楽四重奏団のトーマス・カクシュカの思い出に捧げられた悲痛な「グラーヴェ」大曲、弦楽四重奏曲第11番!
録音:2011 年12 月11-12 日'(1)/ 2012 年1
月16-19 日(2)(3)
リームは弦楽四重奏曲を多数書いており(番号が付されているものだけでも12
曲(2 番は欠番))、そのひとつとして同じようなスタイルで書かれているものはありません。リーム自身、弦楽四重奏は、楽器の組み合わせ方の一種で、チェロの低音域からヴァイオリンの高音域にまで亘る広い音域が、多様な対話のありかたを可能にするもの、というふうに考えており、古典派・ロマン派の伝統とは意図的に距離を置いています。
弦楽四重奏第11 番は、第11 番とされていますが、完成は第12
番(2000/01)の後。1998 年に着手され、2010
年に完成しました。抑制と爆発、簡易な部分とヴィルトゥオーゾ的な部分と、対照的な動きを繰り返しながらピークに達します。4
楽章から成り、演奏に約35 分かかる大曲です。
「インタースクリプトゥム」は、副題に「弦楽四重奏とピアノのためのデュオ」とあり、弦楽四重奏が一つの楽器として扱われ、弦楽四重奏とピアノによる二重奏、というかたちで書かれています。両者によるどのような対話が展開されるか、興味深い作品。
「グラーヴェ」は、アルバン・ベルク弦楽四重奏団のヴィオラ奏者だったトーマス・カクシュカ(1940
〜 2005)の思い出に捧げられた作品。アルバン・ベルク弦楽四重奏は、リームの作品の初演を多く手掛けており、リームは、弦楽四重奏曲第4
番を彼らに捧げています。「グラーヴェ」の冒頭は、イ短調、イ長調、変ホ短調の3
つの調をさまよいます。続いてメロディックな部分があらわれ、時折聴かれる2
度下降の音型は、ため息を表します。最後は浄化と救済で終わりますが、悲痛な気分が残る作品です。
ミンゲット・カルテットは、芸術は大衆に愛されるものであるべき、と唱えた18
世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠したカルテット。リームの弦楽四重奏作品の全曲録音プロジェクトを手掛けるほか、ルジツカの弦楽四重奏曲全集録音やイェルク・ヴィトマンの弦楽四重奏の全曲演奏プロジェクトなどを手掛ける一方、J-P.
サラステやゲルハーヘルらとも多く共演を重ねている、多ジャンルにわたり活躍している団体です。 |
ABC CLASSICS
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ラ・コンパーニャ 〜 おお、ポルトガル
作者不詳:漆黒の南蛮靴
マチャド:神聖なモテット
ゲレーロ:王は星に従う
ミラン:第8幻想曲、他 |
ラ・コンパーニャ、
シボーン・スタッグ(ソプラノ) |
南半球オーストラリアの古楽系器楽アンサンブル!
ルネサンスと初期バロックの音楽の演奏のために1997年に結成されたオーストラリアの古楽器アンサンブル、ラ・コンパーニャが繰り広げる16世紀イベリア半島の作品集。即興での装飾、巧みな技術、ダイナミックなアンサンブルはオーストラリア古楽界の高いレベルを示している。 |
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パーセル&ヘンデル:作品集
パーセル:
歌劇《アーサー王》Z.628より 最も美しい島よ、ホーンパイプ/
歌劇《妖精の女王》Z.629より
私はしっかりと錠を降ろしにきた、もし恋が甘い情熱ならば/
歌劇《インドの女王》Z.630より 序曲、なぜ人は争うのか/
彼女は恋をし告白するZ.413/《来れ,歓喜よ》Z.339/3より/
《アテネのタイモン》Z.632より/《オイディプス王》Z.583より/
おぉ,美しいチェダリアZ.402/シャコニーZ.730/
ヘンデル:
トリオ・ソナタ ト長調Op.5-4 HWV.399
モテット《風よ静まれ》HWV.242 |
ミリアム・アラン(ソプラノ)
アイアンウッド |
2009年にグラインドボーン音楽祭でオペラ・デビューを果たしたオーストラリアのソプラノ、ミリアム・アランと2006年にオーストラリアで結成されたピリオド系弦楽四重奏団、アイアンウッドによるパーセルとヘンデルの作品集。気品ある歌声と生気に満ちた弦の響きが見事。オーストラリア発のクオリティの高いパーセル&ヘンデル作品集です。
2009年4月−7月、ウジェーヌ・グーセンス・ホールでの録音。 |
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ダウランド:歌曲&リュート作品集
ダウランド:
悲しみよ留まれ/君よ、それほど私を困らせたいなら/
行け、水晶の涙よ/私の愛しい人が泣くのを見たのです/
言葉であの人に訴えるべきか/恋人よ、まだ帰らないで/
あふれよ、わが涙/常にダウランド、常に嘆いている*/
泉よ、そんなに湧き急ぐな/
愛しい人よ、もしも君が心変わりするなら/
蛙のガイヤード*/時は静止して/
愛と運命に裏切られし者よ/来たれ、重苦しい夜よ/
暗闇に住まわせておくれ/涙*/
もう泣くのはお止め、悲しげな泉よ |
ジャスティン・バーウッド(テノール)
ローズマリー・ホジソン(リュート)* |
オーストラリアのリュート奏者、ローズマリー・ホジソンとカナダ生まれのテノール歌手、ジャスティン・バーウッドの共演によるダウランドのリュート歌曲&リュート作品集。柔らかい歌声とリュートの軽やかな響きがゆったりと時を流してくれる。
2011年1月5−7日&3月31日、聖フィールズ・カトリック大聖堂での録音。 |
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ウェストレイク:
ミサ・ソリス 〜 《レクイエム・フォー・エリ》 |
リアム・クリザンティ(ボーイソプラノ)
メルボルン交響楽団&合唱団
ナイジェル・ウェストレイク(指揮) |
コンポーザー=コンダクターのナイジェル・ウェストレイク(1958−)のラテン語によるレクイエム。2008年に事件で亡くした自身の息子「エリ」に向けたレクイエムとなっている。悲しみの果てにたどり着いき完成させた音楽。太陽とエリを重ね合わせ、いつまでも輝き続ける美しくドラマティックな音楽である。2012年2月28日&3月1日&2日、メルボルン・タウン・ホール、2012年4月29−30日、ウジェーヌ・グーセンス・ホールでの録音。 |
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ストリング・ラインズ
ウェストレイク:ハイ・テンション・ワイヤー
エドワーズ:コラールとエクスタティック・ダンス
スタンホープ:フォスフェリクス
ヒンドソン:テクノロジック135
クリヴィチ:マントラ* |
エレクトラ弦楽四重奏団
クリストファー・レイサム(ヴァイオリン)
ヤン・イ・マ(ヴァイオリン)*
ロマーノ・クリヴィチ(ヴァイオリン)
ルドルフ・クリヴィチ(ヴィオラ)
サリー・マー(チェロ)
マージェリー・スミス
(サクソフォン&バス・クラリネット) |
オーストラリアのコンテンポラリー・コンポーザー、ロマーノ・クリヴィチがアーティスティック・ディレクターを務めるエレクトラ弦楽四重奏団。その演奏は高圧の電流が通るような衝撃と突き抜けるような爽快感のある演奏を聴かせてくれる。2003年3月−11月、ボンディ・パヴィリオン・レコーディング・スタジオでの録音。 |
AVIE
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ヴァイオリン&ギター!タンゴの歴史
ピアソラ:タンゴの歴史
ファリャ:スペイン民謡集
パガニーニ:協奏的ソナタ、モーゼ幻想曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン |
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
パブロ・サインツ・ビジェガス(ギター) |
不屈の天才ハーデリッヒのラテン・プログラム!スペイン・ギターの俊英ビジェガスとのデュオ!
奇跡の生還を果たしたヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのアヴィー(Avie)第3弾となるレコーディングは、スペインのギタリスト、パブロ・サインツ・ビジェガスとのデュオ・アルバム!
ピアソラ、ファリャ、パガニーニ、サラサーテの高いセンスもテクニックも求められるラテン・プログラムでは、ハーデリッヒのヴァイオリンとビジェガスのギターとのコンビが、絶妙なバランスで、華麗で鮮やかなラテンのカラーを描いてくれている。
1984年にドイツ人の両親の下、イタリアで生まれたハーデリッヒ。困難を乗り越えた不屈の天才が奏でる音楽には、豊かな生命力と喜びが息づいている。
※録音:2012年8月29日−9月1日、ニューヨーク(アメリカ) |
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天使の声 〜 イートン・クワイア・ブックからの音楽Vol.2
ブラウン:おおマリア、救い主の御母(8声)
コーニッシュ:アヴェ・マリア(4声)
デイヴィ:めでたしイエス、神の独り子よ(5声)
ラム:アヴェ・マリア、恵みに満ちた方
ウィルキンソン:めでたし、天の女王 |
オックスフォード・クライスト・
チャーチ大聖堂聖歌隊
スティーヴン・ダーリントン(指揮) |
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊は、1520年代にウルジー枢機卿によって創設されたオックスフォードのカレッジの聖歌隊であり、初代音楽監督はジョン・タヴァナー(c.1490−1545)が務めたイギリスの由緒ある合唱団。
500年以上という長き歴史に育まれた歌声、サイモン・プレストンやスティーヴン・ダーリントンへと受け継がれたバトン。オックスフォードの名門が歌う「イートン・クワイア・ブックからの音楽」は、15世紀イギリスの宗教音楽の栄光そのものである。
※録音:2012年9月11日−14日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード) |
CENTAUR
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トゥリーナ、ロドリーゴとグラナドスの音楽
トゥリーナ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番Op.82
ロドリーゴ:ルーマニア
グラナドス:《スペイン舞踊》より、アンダルシア舞曲
ロドリーゴ:ソナタ・ピンパンテ
グラナドス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ |
ホルヘ・アビーリャ(ヴァイオリン)
アドリエンヌ・キム(ピアノ) |
ホンジュラスの名ヴァオリニスト!
ニューヨークタイムズ誌で〝強いヴァイオリニスト"として絶賛された、ホンジュラス生まれのホルヘ・アビーリャ。
2008年にニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われたローマ法皇ベネディクト16世による屋外ミサでコンサートマスターを務めたのが、このホンジュラス生まれの実力派ヴァイオリニストである。ジャケットデザインの荒波に立つヴァイオリニスト、インパクト大!ジャケ買いもオススメ!?
2006年10月4−6日、プルチャーズ・リサイタル・ホール(ニューヨーク)での録音。 |
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星の素晴らしさ
リン・チン・チェン:
カプチーノ・ラブリー/海/万華鏡/
大海/フライスケープ/星の素晴らしさ |
リン・チン・チェン(マリンバ) |
台湾出身で打楽器、マリンバ奏者、作曲家として活動するリン・チン・チェンの自作自演によるファーストアルバム。「カプチーノ・ラブリー」ではタイトルから想像できるようなかわいらしい曲調にマリンバの音色がとてもマッチしている。
2010年4月、アカデミーホール(ベルギー)での録音。 |
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シャノン・メルセル(ソプラノ)
ベルリオーズ:歌曲集《夏の歌》Op.7
パレイ:詩人と戦争、天の高きより水を滴らせよ |
シャノン・メルセル(ソプラノ)
グループ・オブ・トゥエンティ・セヴン
エリック・パートコー(指揮) |
サンフランシスコ・オペラの有名なメローラ・オペラ・サマー・プログラムで経験を積んだシャノン・メルセルは繊細で優美な歌声の持ち主。モンペリエ国立歌劇場でのマレの「セメレ」やポーランド・バロックとのJ・S・バッハ「ヨハネ受難曲」、さらには現代オペラなど、そのレパートリーは幅広い。2011年4月1日、オン・ザ・ヒル・グレース教会(トロント)での録音。 |
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ブレスレス
ハウエル:
シルヴァー・ブラッド/時空/ブレスレス/
フロム・ザ・ウィロウズ・キープ/帰宅/予知 |
デイヴィッド・コープ(電子音楽) |
アメリカの作曲家、作家、科学者デイヴィッド・コープ(1941−)が1990年に製作したコンピューター・プログラム「エミリー・ハウエル」が作曲した作品集。電子音楽独特の音色、人間が組んだコンピューター・プログラムが、ジャケット・デザインの様に宇宙空間へ迷い込んだ感覚を与えてくれる。2009年〜2012年の録音。 |
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キース・ゲイツの歌曲集
ゲイツ:詩篇121番/詩篇23番/ロリカ/祈り/
女性作家の詩による3つの歌曲/週初めの日/
フー・イズ・ア・ゴッド・ライク・アワー・ゴッド?/
孤児/さすらい人の夜の歌/柳の歌/1つの荒れ地/
ホエン・ホープ・スティル・ハド・イッツ・チャンス/
独り言 |
キャロル・ライン(ソプラノ)
リナ・モリタ(ピアノ)
ジュディ・ハンド(フルート) |
キース・ゲイツ(1948−2007)は、アメリカ吹奏楽界の大作曲家、ヴィンセント・パーシケッティに作曲を学び、ウインド・オーケストラやオーケストラ、合唱のために100を超える作品を遺したアメリカの作曲家。艶やかな歌声とピアノにフルートが飾りを付けた歌曲は色彩豊か。シャーマン美術芸術劇場(アメリカ)での録音。 |
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CDCMコンピューター・ミュージック・シリーズVol.39
オースティン:ヴァイオリンとコンピューター音楽のための「再来」
ビザル:ヒザリング
トーマス・クラーク:第四天使/他 |
パトリシア・ストランジ(ヴァイオリン)
ジェフリー・スニダー(ナレーター)
ヨーゼフ・クレイン(指揮) |
アコースティック楽器と電子音楽の融合を目指すCDCMコンピューター・ミュージック・シリーズの第39弾。 |
<メジャー・レーベル>
DG
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479 0838
\2200→\1990 |
《Heart's Delight》〜ピョートル・ベチャワ/R・タウバーを歌う
レハール:喜歌劇『ほほえみの国』より「あなたは私の心の喜び」,
ジーツィンスキー:『ウィーン、わが夢の街』,
レハール:喜歌劇『メリー・ウイドゥ』より「とざした唇に」,
カールマン: 喜歌劇『伯爵夫人マリツァ』より
「ジプシーがやってくる」「ウィーンへ愛をこめて」,
レハール:喜歌劇『パガニーニ』より
「私は女たちにキスするのが好きだった」,
R・タウバー:『Du bist die Welt fur mich』,
シュトルツ:『歌は終わった』,
レハール:喜歌劇『ジュディッタ』より
「友よ 人生は生きる価値がある」,
シュトルツ:『私の美しいナポリ』『ブロンド、黒髪、全ての女性が大好きさ』,
アーヴィン:『奥様お手をどうぞ』,
ロンバーグ:ミュージカル『学生王子』より
「学生王子のセレナード」,
シュトルツ:『私はあなたを愛す』,
ベーム:『夜の静けさ』,
レハール:喜歌劇『ほほえみの国』より「君はわが心のすべて」 |
ピョートル・ベチャワ(T)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ロイヤル・フィル |
魅力的な華のあるきらびやかなテノール、ピョートル・ベチャワ
【録音】2012年10月, ロンドン、エンジェル・スタジオ
(デジタル:セッション)
世界の歌劇場で最も注目されているテノールのひとりであるピョートル・ベチャワ。南ポーランド出身のベチャワは、カトヴィツェで音楽を学び、その後リンツ州立劇場での活躍を経て、1997年よりチューリッヒ歌劇場に所属。それ以後めきめきと頭角を現し、この数年だけでもロイヤル・オペラ・ハウス、メトロポリタン歌劇場、ウィーン、チューリッヒ、ハンブルク、ドレスデンの歌劇場、マリインスキー劇場、パリ国立オペラ座などに主役級で出演。現在では観衆を始めメディアからも圧倒的な支持を受けています。今回のDGへのソロ・アルバムは、スター歌手という枠を超え、映画や放送でも活躍したリヒャルト・タウバーが得意とし愛したオペレッタからのアリア集。ベチャワの甘さと勢いを兼ね備えた声でお楽しみください。 |
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479 1303
\2200 |
《Morgenlicht》〜ベルリン放送合唱団
1.Morgenlicht leuchtet (Morning Has Broken,
arr. Rutter),
2.Aus meines Herzens Grunde,
3.Pr?ludium in G-dur, J. S. Bach BWV 568**,
4.Bewahre uns Gott,
5.Grosser Gott, wir loben dich,
6. Lobe den Herren, den m?chtigen K?nig
der Ehre,
7.Pr?ludium in C-dur, J.S. Bach, BWV 846*,
8.Laudate omnes gentes (Lobsingt ihr V?lker
alle),
9.Geh aus, mein Herz, und suche Freud,
10.Jesu meine Freude,
11.Wie lieblich ist der Maien,
12.Nun ruhen alle W?lder ,
13.Ich lobe meinen Gott von ganzem Herzen,
14.Ein feste Burg ist unser Gott**,
15.Nun danket alle Gott,
16.Von guten M?chten treu und still umgeben,
17.Der Mond ist aufgegangen,
18.Ave verum corpus,
19.Wohl denen, die da wandeln (*,**印曲は器楽ソロ) |
サイモン・ハルシー(指揮)
ベルリン放送合唱団
マリア・トッテンハウプト(Hp)*,
イェルク・ストゥロットホフ(Org)** |
究極の美しさが引き出された讃美の響き
【録音】2012年11月, ベルリン、アウエン教会(デジタル:セッション)
最近、新レパートリーと素晴らしいパフォーマンスで話題の「ベルリン放送合唱団」。彼らのDGへの初アルバムとなります。ハープとオルガン伴奏、またはアカペラ編曲によるこれらの作品を、驚くほど明快で透明感あふれる歌声で聴かせてくれます。美しい讃美の響きが聴き手に至高の感動を届けます。 |
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481 0312
\2200→\1990 |
チョン・ミョンフン/「運命」&「皇帝」
ベートーヴェン:
①ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73
《皇帝》
②交響曲 第5番 ハ短調 作品67 《運命》 |
キム・ソヌク(ピアノ①)
ソウル・フィル
指揮:チョン・ミョンフン |
ソウル・フィル&チョン・ミョンフンの録音第5弾!
録音:2013年1月 ソウル
アジアから世界へ!チョン&SPOのシリーズ第5弾!今回は名門リーズ国際コンクール最年少&アジア人初の優勝者キム・ソヌクを迎えた協奏曲《皇帝》をカップリング。
チョン&SPO、①ドビュッシー&ラヴェル、②マーラー交響曲第1番、③マーラー交響曲第2番《復活》、④チャイコフスキー交響曲第6番《悲愴》に続くチョン&SPOシリーズ第5弾です。
【チョン・ミョンフン】 1953年ソウル生まれの指揮者・ピアニスト。ヴァイオリニストのチョン・キョンファの弟。1974年チャイコフスキー・コンクールのピアノ部門で第2位。フランス放送フィル音楽監督。ソウル・フィル音楽監督。
【キム・ソヌク】 2006年リーズ国際ピアノ・コンクール史上最年少、かつアジア人として初優勝し世界的注目を集める。1988年ソウル生まれ。3歳からピアノをはじめ、10歳でリサイタル・デビュー、12歳で協奏曲デビュー。リーズの他にも2004年エトリンゲン、2005年クララ・ハスキル両コンクールで優勝。
【チョン・ミョンフン来日情報】 ■フェニーチェ歌劇場日本公演〈招聘:朝日新聞社) 4/10、11、13大阪、4/14名古屋、4/17、18、19東京
■NHK交響楽団 6月14、15、19、20日東京 ■アジア・フィル 7/29東京、7/30広島 ■フランス国立放送フィル(アリス=紗良・オットと共演) 9月
【キム・ソヌク来日情報】 ■リサイタル7/11名古屋、7/12大阪、7/19東京 ■九州交響楽団 7/17福岡 ■日本センチュリー交響楽団2014年1/19京都 |
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476 4902
\2200→\1990 |
チョン・ミョンフン/チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調
作品74 《悲愴》
ラフマニノフ:ヴォカリーズ |
ソウル・フィル
指揮: チョン・ミョンフン |
死に対峙した激昂と永遠の安らぎ!
録音:2011年8月 ソウル
来日記念盤。フェニーチェ歌劇場来日公演で指揮するチョン・ミョンフンがソウル・フィルを振ったチャイコフスキー。カップリングはラフマニノフのヴォカリーズ。
アジアから世界に羽ばたくチョン×ソウル・フィルのDGレーベル第4弾。
あの3.11東日本大震災の時にチェコ・フィルと来日中であったチョン・ミョンフン。その際はツアー途中でオーケストラが帰国してしまったが、同年5月にソウル・フィルと再来日し、5/10サントリーホールで東日本大震災チャリティ・コンサートを行いました。この時は東フィルやN響メンバーも参加し、《悲愴》を演奏。日韓の音楽交流も含め非常に感動的なコンサートでした。
この録音はその3カ月後にソウルで録音されたものです。 |
<国内盤>
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