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≪アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像



5/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


GUILD



GMCD 7391
\2400→\2190
ピアノ・フランセ 〜 20世紀フランスのピアノ協奏曲集
 リヴィエ:コンチェルト・ブレーヴェ
 カサドシュ:カプリッチョ Op.49
 ヴィエネル:ピアノ協奏曲第1番《フランコ・アメリカン》
  (フランス・アメリカ風の協奏曲)
 カステレード:ピアノ協奏曲
ティモン・アルウェッグ(ピアノ)
ジル・コリャール(指揮)
トゥールーズ室内管弦楽団
 独創的な色彩。20世紀前半フランスのピアノ協奏曲集!

 "20世紀フランスの作曲家たち"、リヴィエ、カサドシュ、ヴィエネル(ヴィエネ)、カステレードのユニークで貴重なフランスの「ピアノ・コンチェルト集」。
 コンポーザー=ピアニスト、ロベール・カサドシュ(1899−1972)や、管楽器のための作品で有名なジャック・カステレード(1926−)など、20世紀前半のフランスにおけるピアノ協奏曲が持つ独創的な作風や響きをたっぷりと味わいたい。

 ※録音:2012年5月29日−31日、トゥールーズ(フランス)
 

GMCD 7396
\2400
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.2
 ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3
 ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97《大公》
ヨーロピアン・ファイン・アーツ・トリオ
 〔トマシュ・トマシェフスキ(ヴァイオリン)、
  ピ=チン・チェン(チェロ)、
  フランソワ・キリアン(ピアノ)〕
 ミュンヘン国際音楽コンクールの入賞者で、ベルリン・ドイツ・オペラの第1コンサートマスター、ベルリン芸術大学の教授として活躍するヴァイオリニスト、トマシュ・トマシェフスキを中心として1999年に結成されたアンサンブルのベートーヴェン第2集。
 プロデューサー、エンジニアは、トリトナス(Tritonus Musikproduktion GmbH)のマーカス・ハイランドが担当。アンサンブルの演奏だけでなく音質面も楽しみ。

 ※録音:2009年6月29日−7月1日(スイス)




CANARY CLASSICS



CC-10
\2600→\2390
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
 ニーグニム-ヘブライの旋律

 1.ジョセフ・ボニーム(1891-1959):ヘブライの踊り/
 2.ジョセフ・アクロ(1886-1943):ヘブライの旋律 Op.33/
 3-6.アヴナー・ドーマン(1975-):ヴァイオリン・ソナタ 第3 番「ニーグムン」/
 7-8.アクロン:2 つのヘブライの小品 Op.35<子守歌/舞曲>/
 ジョン・ウィリアムズ(1932-):シンドラーのリストより/
  9.テーマ/10.ユダヤ人街/11.追憶/
 12.レオ・ザイトリン(1884-1930):
 エリ・ザイオン/エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
   バール・シェム/
    13.Vidui-懺悔/14.Nigun-即興/
    15.Simchas Torah-歓喜
ギル・シャハム(ヴァイオリン)/
オッリ・シャハム(ピアノ)
録音 2011 年4 月13 日、25 日/アメリカニューヨーク,92nd Street Y
 19 世紀の終わりころ、ジョセフ・アクロンをはじめとしたユダヤの血をひく作曲家たちが、彼らの民族音楽を元にした音楽を書きました。
 イスラエルの名ヴァイオリニスト、ギル・シャハムは彼の祖父母の故郷であるポーランドを訪れた時に多くの事を考えずにはいられなかったと語ります。
 圧倒的貧困にもかかわらず、ユダヤ人の共同体には常に音楽と芸術が溢れていました。命を脅かすほどの厳しい現実に向き合った際にも、音楽が心の糧となり、常に現実を乗り越えてきたユダヤ人たち。これらの音楽に、ジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」を付け加えることで、ギル自身の思いを込めた作品として完結させています。




CEDILLE

CDR90000141
\2000
Delights & Dances-喜びと踊り
 1.マイケル・エイベルズ(1962-):
  弦楽四重奏と弦楽オーケストラのための「喜びと踊り」/
 2-4.ベンジャミン・リース(1924-2010):
  弦楽四重奏とオーケストラのための協奏曲/
 5.アン=ルン・ファン-AN-LUN HUANG(1949-):
  サイベイ組曲 第2 番-サイベイ・ダンス/
 6-14.バーンスタイン(1918-1990):ウェスト・サイド・ストーリー
  (R.フライシャー編曲による弦楽四重奏とオーケストラ版)
   <マンボ/チャ・チャ/マリア/トゥナイト/プロローグ/
    アメリカ/クィンテット/カデンツァ 2/フィナーレ>
     ※世界初録.…5-14
シカゴ・シンフォニエッタ/
ハーレム四重奏団/
陳美安-チェン・メイアン(指揮)
 この、はちきれそうなエネルギーに満ち溢れた音楽を演奏しているのはシカゴ・シンフォニエッタと女性指揮者チェン・メイアン。彼.は台湾出身で1989 年からアメリカに在住し、デンマークで3 年に1 回行われる若手指揮者の登竜門である「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」で、2005 年女性初の優勝者となったことで知られています。
 このアルバムは、アメリカ近現代の4人の作曲家の作品を収録していますが、ここでフィーチャーされているのは、優秀な若手軍団である「ハーレム四重奏団」であり、彼らのために書かれたエイベルズとリースの音楽は、ジャズ、ブルース、ブルーグラス、ラテンダンスを取り入れたもので、すばらしくエネルギッシュなものです。中国系カナダ陣の作曲家アン=ルイ・ファンの作品は、北京の近くの風光明媚な山岳地帯「サイベイ」にちなんだタイトルを持つもので、地域の民謡がうまく取り入れられています。バーンスタインの名曲も新たな装いを纏い、また違った魅力に満ち溢れたものです。




Philharmonia Baroque



PBP06
\2600→¥2290
ベートーヴェン:
 交響曲第4番変ロ長調 Op.60
 交響曲第7番イ長調 Op.92
ニコラス・マギーガン指揮
フィルハーモニア・バロック管
2012年11月10-11日(第4番)、2009年9月12-13日(第7番)、カリフォルニア州、バークレー、ファースト・コングリゲーショナル教会でのライヴ録音

 イギリス古楽器奏者達が口をそろえて素晴らしいアーティストだというマギーガン。
 きちんとしたたたずまいに、すっきりした解釈という印象の指揮者。そのマギーガンが現在音楽監督を務めるのがフィルハーモニア・バロック管弦楽団・・・そのオーケストラが創立30周年を記念した自主制作盤をリリース。
 まだリリース数は少ないのだが、最近ちょっと新録音がご無沙汰だった両者の充実した演奏が楽しめる。今回は古楽器オケの宿命であり最大の腕の見せ所であるベートーヴェン。しかも4番7番!
 


PBP05
\2600→¥2290
ブラームス:
 セレナード第1番ニ長調 Op.11
 セレナード第2番イ長調 Op.16
ニコラス・マギーガン指揮
フィルハーモニア・バロック管 
録音時期:2010年2月13-14日(第1番)、2012年3月10-11日(第2番)
 録音場所:カリフォルニア州、バークレー、ファースト・コングリゲーショナル教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)



フィルハーモニア・バロック自主制作盤旧譜
Haydn: Symphonies 88, 101 ‘Clock’ & 104 ‘London’
フィルハーモニア・バロック自主制作盤
PBP02
¥2600→¥2290
ハイドン:
 (1)交響曲104番「ロンドン」
 (2)交響曲88番
 (3)交響曲101番「時計」
ニコラス・マギーガン指揮
フィルハーモニア・バロック管弦楽団
(1)2007年2月10、11日、(2)2008年11月15、16日、(3)2009年9月12、13日 First Congregational Churchライヴ

 1950年、ロンドン生まれの指揮者マギーガン。
 ケンブリッジとオックスフォードで教育を受け、1970年代初期に本格的な音楽活動を開始、ホグウッドなどの多くの録音にバロック・フルート奏者として参加した。
 その後1985年から、今回の主役であるサンフランシスコのフィルハーモニア・バロック管弦楽団の音楽監督となり、その後ずっと活動をともにしてきた。マギーガンはスコットランド歌劇場の首席客演指揮者、スウェーデンのドロットニングホルム劇場の首席指揮者として活動しているが、やはりその活動の中心はフィルハーモニア・バロック管弦楽団にあるといっていいだろう。
 しかしマギーガンはアメリカ中心の活動のせいか日本での知名度は異常に低い。が、ロンドン王立音楽大学名誉学位、ドイツのハレ・ヘンデル・フェスティヴァルのヘンデル賞、ドロットニングホルム劇場友の会の名誉勲章を受賞、さらにゲッティンゲン大学の哲学科の名誉教授となり、そして先日はついに大英帝国勲章のOBEが与えられた。まさに伝説的な指揮者といっていい。
 そのマギーガンといえばヘンデル。これまでグラミー賞にノミネートされたり、グラモフォン賞を受賞したヘンデルの録音が有名である。しかし今回取り上げたのはハイドン。そしてやはりロンドン生まれのマギーガンだけあって、まずは名刺代わりに第104番「ロンドン」。今までのマギーガンに抱いていた印象そのままの、きわめて紳士的で洗練された演奏。フェイとは比べるまでもなく、ガーディナーやブリュッヘンたちとも違った、古楽器第3楽派とでもいうべき、まっすぐな演奏。これが英国紳士の解釈であり、アメリカ西海岸の演奏なのである。
Berlioz Les Nuits d’Ete & Handel Arias
フィルハーモニア・バロック自主制作盤
PBP01
¥2600→¥2290
追悼/ロレイン・ハント・リーバーソン
 ベルリオーズ:夏の夜 Op. 7
 ヘンデル:オペラ・アリア集
    〜「ジューリオ・チェーザレ」、「オットーネ」、
     「クレタのアリアンナ」、「ラダミスト」、「アグリッピーナ」
ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ)
ニコラス・マギーガン指揮
フィルハーモニア・バロック管弦楽団
 フィルハーモニア・バロック自主レーベルがリリースした第1弾は、2006年7月に、癌のため53歳で惜しくも亡くなった、アメリカの名メゾ・ソプラノ、ロレイン・ハント・リーバーソン(1954-2006)の名唱集。
 追悼盤ということではないのかも知れないが、マギーガンにとっては忘れられぬアーティストだったのだろう。情感を込めた非常に芯の強い歌声。アメリカの古楽界は惜しい人を亡くした。
Vivaldi: The Four Seasons
フィルハーモニア・バロック自主制作盤
PBP03
¥2600→¥2290
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲「四季

 ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV.375
 ヴァイオリン協奏曲ホ短調「お気に入り」RV 277
 ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「恋人」 RV 271
エリザベス・ブルーメンストック(Vn)
ニコラス・マギーガン指揮
フィルハーモニア・バロック管弦楽団
フィルハーモニア・バロック、そしてアメリカン・バッハ・ソロイスツでもリーダーを務めるエリザベス・ブルーメンストックをソリストにヴィヴァルディの「四季」をお贈りする。
これからの発売ということになるが、おそらく昨今流行の過激系演奏ではなく、きわめて穏当なしかし気品あふれる演奏になるのではないか。





ZIG ZAG TERRITOIRES


Beethoven: Sonates Volume 3
ZZT 318
(3CD)
¥5000→\3990
ランソワ=フレデリク・ギィ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第3巻

 No. 1 、No. 2 、No. 3 、No. 26、No. 27
 No. 29、No. 30、No. 31、No. 32
フランソワ=フレデリク・ギィ
 早くも、新時代の定盤なるや。
 第1巻から話題騒然。フランスの若獅子ギィが放つ、とてつもないカリスマ性に貫かれた「鍵盤音楽の新約聖書」ことベートーヴェンの32曲。
 Naive レーベルでフィリップ・ジョルダン指揮フランス放送フィルと録音したベートーヴェンの協奏曲5曲が、時として辛辣な批評もいとわないフランスの批評界を騒然とさせたのも、はや数年前のこと。アンヌ・ガスティネルとのチェロ・ソナタも軒並み高評価、その後Zig-Zag Territoires に移籍し、あのリスト中期の難曲集『詩的で宗教的な調べ』の全曲録音で圧倒的な存在感を印象づけ、日本でも『レコード芸術』特選をもぎとったあと、やおら登場した「鍵盤音楽の新約聖書」ことベートーヴェンのソナタ全32曲録音プロジェクト。ついに完結。


ランソワ=フレデリク・ギィ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第1・2巻
 
Beethoven: Sonates Volume 1
ZZT111101
(国内盤・日本語解説書つき・
3枚組)
\5040
ランソワ=フレデリク・ギィ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第1巻
  ソナタ第4番〜第14番 「作品7」から「月光」まで

ベートーヴェン:
《CD I》
 ①ソナタ第14 番嬰ハ短調op.27-2「月光」②ソナタ第9番ホ長調op.14-1
 ③ソナタ第10 番 ホ長調op.14-2 ④ソナタ第11 番 変ロ長調op.22
《CD II》
 ⑤ソナタ第8番 ハ短調op.13「悲愴」⑥ソナタ第5番 ハ短調op.10-1
 ⑦ソナタ第6番 ヘ長調op.10-2 ⑧ソナタ第7番 ニ長調op.10-3
《CD III》
 ⑨ソナタ第13 番 変ホ長調op.27-1「幻想曲風」
 ⑩ソナタ第12 番 変イ長調op.26「葬送」⑪ソナタ第4番 変ホ長調op.7
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
ZZT111101
(輸入盤・3枚組)
日本語解説なし
¥5000→\3990

 ギィというピアニストは「艶やかさを備えた硬派」、本格的にベートーヴェンの音楽世界と組み合えるだけの力量をそなえているうえ、音の仕上がりをただ質実剛健なだけにしてしまわない、絶妙なセンスで言葉を選んでみせる魅力的な話し相手のような、そんな作品解釈を縦横無尽、思うがままに展開してみせます。
 「悲愴」「幻想曲風」「葬送」「月光」、確かに今回の3枚には綽名つきの傑作も少なからず含まれてはいるものの、収録されているのは第4番から14番(あえて最初の曲集「作品2」にまとめられた第1〜3 番を外しているのがもう、ものすごく意図的でワクワクするじゃありませんか——シリーズ後続刊、どんな手で攻めてくるのか?)、作曲年代にして1796〜1802 年ときわめて短期間に集中していますから、作風的にはかなり似通ったものばかりになっているはずなのに、ひとつとして同工異曲な印象を与えない。ごらんのとおりの意図的な曲順もあるのでしょうが、曲構造をがっちり打ち出しながら、微妙な間、繊細なタッチの妙ひとつで曲のリアリティというか、身近さがぐいっと強くなる。
 いや、これは聴いてみていただくのが一番でしょう。曲配列・音楽内容についてわかりやすく解き明かす解説文(全訳付)も圧倒的な読みごたえ。先々まで愉しめる、否「新たな決定盤」になること必至の全曲録音のスタートです!

 
 
Beethoven: Sonates Volume 2
ZZT304
(国内盤・日本語解説書つき・
3枚組)
\5040
フランソワ=フレデリク・ギィ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集vol.2

《CD I》
 ①ソナタ第15 番 ニ長調op.28「田園風」
 ②ソナタ第19 番ト短調op.49-1
 ③ソナタ第20番 ト長調op.49-2
 ④ソナタ第21 番 ハ長調op.53「ヴァルトシュタイン」
《CD II》
 ①ソナタ第16 番 ト長調op.31-1
 ②ソナタ第17 番 ニ短調op.31-2「テンペスト」
 ③ソナタ第18 番 変ホ長調op.31-3「狩」
《CD III》
 ①ソナタ第23 番 ヘ短調op.57「熱情」
 ②ソナタ第25番 ト長調op.79
 ③ソナタ第24 番 嬰ヘ長調op.78「テレーゼ」
 ④ソナタ第28番イ長調op.101
 ⑤ソナタ第22 番 ヘ長調op.54
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
ZZT304
(輸入盤3枚組)
日本語解説なし
¥5000→\3990

 全集第2巻は、初期の終わりから「傑作の森」にかけて、中期のいちばん充実したところを収録!
 未来の巨匠候補が続々とあらわれ、欧州楽壇の勢力図が静かに塗り替わりつつある昨今、21世紀の「ベートーヴェン弾き」として着実に存在感を強めてきたフランスの若獅子、フランソワ=フレデリク・ギィ。昨年末に日本リリースされたソナタ全曲録音シリーズ第1巻(ZZT111101)もさっそく『レコード芸術』特選に輝きましたが、今度の「第2巻」はそこでふくらんだ期待感をさらに盛り上げてくれる内容!
 なにしろ前作では、比較的作風の似通った曲が多いような印象もある初期作品ばかりを集め、そのひとつひとつの個性をあれだけ明確に際立たせてくれたのですから、そのあと「テンペスト」近辺から「熱情」近辺にいたる、交響曲で言えば第3番「英雄」から第6番「田園」くらいまでのあいだに書かれた、いわゆる「中期の森」の傑作をすべからく収めた今回の第2巻が、どうしてファンの心を躍らせずにいられましょう?!
 しかも、あの謎めいた「第28番」と、番号では19〜20番にはなっているものの作曲年代は第1〜第3ソナタとほぼ同時期にあたる2曲の小ソナタも含め、おそらくベートーヴェンの初期から後期へと至る作風の広がりを最も端的に味わえるのは、ギィの全曲録音ではこの第2巻ということになるわけです。
 現代作曲家であり音楽祭主宰者でもあるマルク・モネのお墨付きコメント(第1巻解説)にあったとおり、ギィは選曲・曲順にこだわりぬき、彼自身の磨き抜かれた、そして自然体を崩さないのにオーラを放ってやまない個々の絶妙解釈を、最も深く味わえる曲順で配列しているようです。
 大気が呼吸するかのように柔軟な「ヴァルトシュタイン」、静かな謎めきが息づく「テンペスト」、そして痛快な「熱情」...と超・有名曲がじっくり聴き深めるに足る銘解釈なのはもちろん、他のさまざまなソナタの個性が気持ちいいくらい明確に感じられるのは、やはり弾き手の傑出した腕前ゆえのこと。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GUILD HISTORICAL



GHCD 2397
\1600→\1490
カール・ランクル 〜 マーラー&デュカス1954
 マーラー:交響曲第4番ト長調*
 デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
カール・ランクル(指揮)
ウィーン交響楽団
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)*
 名匠カール・ランクルのマーラー"交響曲第4番"!

 シェーンベルク、ウェーベルンの門下生であり、クレンペラーのアシスタントを務めたことでも知られるオーストリアの指揮者カール・ランクル(1898−1968)。
 第2次世界大戦の戦火を避けるためにイギリスへ渡り、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管の首席指揮者、コヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督として活躍したランクルが、終戦後に祖国ウィーンに戻り、ムジークフェライン・ザールでウィーン交響楽団を振った1954年1月23日のライヴ・レコーディング。
 ORFの前身となるロート・ヴァイス・ロート放送によって放送用音源として収録されたマーラー&デュカス。約10年前に発見された貴重なテープからの復刻が、カール・ランクルの至芸を伝える。

 ※録音:1954年1月23日、ムジークフェライン・ザール(ウィーン)
 ※リマスタリング:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
 ※マスター・ソース:ロート・ヴァイス・ロート放送収録(プライヴェート・アーカイヴ)
 


GHCD 2400/01
(2CD)
\3200→\2890
マックス・レーガー 〜 レコーディングス1936-1943
 ◆喜劇序曲 Op.120(録音:1941年5月10日)
   フリッツ・レーマン(指揮)、ベルリン・シュターツカペレ
 ◆セレナード ト長調 Op.95(録音:1943年7月18日)
   オイゲン・ヨッフム(指揮)、
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ◆バレエ組曲 Op.130(録音:1943年5月17日−21日)
   エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)、
   アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ◆2人だけの森 Op.76-3、子供の祈り Op.76-22
   (録音:1936年3月11日)
   アンニ・フリンド(ソプラノ)、
   ブルーノ・ザイドラー・ヴィンクラー(指揮)
 ◆マリアの子守歌 Op.76-52、眠り Op.76-59
   (録音:1937年11月2日&22日)
   エリザベート・シューマン(ソプラノ)
 ◆ロマンティックな組曲 Op.125(録音:1942年4月7日−15日)
   フリッツ・レーマン(指揮)、ブリュッセル放送交響楽団
 ◆モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
   (録音:1943年5月17日−21日)
   エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)、
   アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ◆愛国的序曲 Op.140(録音:1942年11月10日)
   ロベルト・ヘーガー(指揮)、ベルリン市立管弦楽団
オイゲン・ヨッフム
エドゥアルト・ファン・ベイヌム
フリッツ・レーマン
ロベルト・ヘーガー、他
 巨匠たちの指揮でマックス・レーガーの功績が蘇る。

 後期ロマン派から次代への橋渡し役も担ったドイツの大作曲家マックス・レーガー(1873−1916)。
 カールスルーエのマックス・レーガー研究所のユルゲン・シャールヴェヒター博士が所有するコレクションから復刻された作品集には、ヨッフムやベイヌムの演奏が収録されており、20世紀前半におけるレーガーの存在感の大きさを物語っている。

 ※録音:1936年−1943年
 ※リマスタリング:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
 ※マスター・ソース:ユルゲン・シャールヴェヒター・コレクション(マックス・レーガー研究所)




GUILD LIGHT MUSIC

GLCD 5205
\1800
ヒアーズ・トゥ・ホリデイズ
 ストット:スカイウェイズ
 ラスチェル&シグマン:さようならローマ
 ビュッヘル:コスタ・ブラバ
 ハンリー&マクドナルド:インディアナ
 ナンセイ:バトー・ムーシュ
 サザーランド:ヒアーズ・トゥ・ホリデイズ
 ショウ:ヴィーナス&バック
 ダンカン:ワインの収穫祭
 ジョンズ:ホリデー・バウンド
 ファン・デル・リンデン:ジャマイカ・ロード/他
ウォルター・ストット(指揮)
クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ
リチャード・ハイマン&ヒズ・オーケストラ
ロジャー・ロジャー(指揮)
モード・シンフォニー・オーケストラ
セドリック・デュモン(指揮)
ニュー・コンサート・オーケストラ、他

 ライト・ミュージックの黄金時代を良質なリマスターで蘇らせるギルド・ライト・ミュージック・シリーズ(Guild Light Music)。
 シリーズの第105集は「休日」がテーマ。イタリアからスペイン、フランス、アメリカ、カリブ海、極東を経て、モンテカルロが終着点となるミュージカル・ジャーニー!1953年−1962年の録音。

 
GLCD 5206
\1800
ノン・ストップ・トゥ・ノーウェアー
 ハーニック&ボック:天使の側に
 ザバック:ハレム万才
 ハベル&ゴールデン:プア・バタフライ
 プレヴィン:《黙示録の四騎士》より 愛のテーマ
 リーズマン:海のバラード
 アンソニー:ノン・ストップ・トゥ・ノーウェアー
 アイレス&ハード:ペドロの目覚め
 ハーゲン&スペンサー:グラスホッパー
 アームストロング:ピカデリー・ホー=ダウン/他
アルフレッド・ニューマン&
 ヒズ・オーケストラ
フローリアン・ザバック&
 ヒズ・ヴァイオリン・アンド・オーケストラ
フィリップ・グリーン&ヒズ・オーケストラ
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ
ピカデリー・ストリングス、他
 蒸気機関車のイラストが印象的なギルド・ライト・ミュージックの第106集。
 パーシー・フェイスのアレンジによるアンドレ・プレヴィンの「黙示録の四騎士」からの「愛のテーマ」は、パーシー・フェイス・オーケストラの演奏。1942年−1962年の録音。




HAENSSLER



98 017
(2CD)
\3600→\3290
リリングの名盤メンデルスゾーンのエリヤが再発!
 メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」Op.70
クリスティーネ・シェーファー(S)
コルネリア・カリッシュ(T)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ヴォルフガング・シェーネ(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
 名盤復活!傘寿記念! リリングの名盤メンデルスゾーンのエリヤが再発!極上シェーファーの美声に感動

 録音:1994 年9 月3-7 日、シュトゥットガルト

 誉れ高きヘルムート・リリングの名演集からリリングの傘寿を記念して、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」が再発致します!リリングといえば、バッハの合唱曲を全曲録音した最初の人物として知られhanssler から発売しているJ.S. バッハのカンタータ全集は名演中の名演として知られていますが、当メンデルスゾーンのエリヤもきわめつけの演奏です!
 エリヤは序唱、序曲と2 部42 曲で構成されたオラトリオです。「汝ら心からわれを求めれば(テノール)」「聞け、イスラエルよ、主の御言葉を(ソプラノ)」「主よ足れり(バス)」など非常に美しい曲で構成され、シェーファー、カリッシュ、シャーデ、シェーネと言った充実の歌手陣により、リリングが思い描く天国的な美しい響きを作り上げております。ブックレットにはドイツ語、英語の歌詞がついております。





<メジャー・レーベル>

DG


DG 20世紀の音楽シリーズ



479 1512
\1700→\1590
アイヴズ:
 『交響曲第2番』
 『はしご車のゴングあるいはメイン・ストリートをゆく消防士のパレード』
 『音の道第1番』『賛美歌』『ハロウィーン』
 『宵闇のセントラル・パーク』『答えられない質問』
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィル
【録音】1987〜1988年、ニューヨーク (デジタル:ライヴ)
「交響曲第2番」は20世紀初頭に作曲されながら、初演されたのは半世紀後にバーンスタイン初演されました。
 このDGに録音されたライヴ録音盤でのバーンスタインは、アイヴズの熱烈な支持者で、素朴な書法の中にある「アメリカ」を、熱い想いで描き切っています。
 


479 1514
\1700→\1590
ベルク:
 『初期の7つの歌』(1928年管弦楽版)
 『ワイン』(オーケストラを伴うコンサート・アリア)
 『管弦楽のための3つの小品 Op.6』
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィル
【録音】1992〜1993年、ウィーン、ムジークフェラインザール 
マーラー的な世紀末の音楽のロマン派最後の輝き「初期の7つの歌」。そして前衛的な「ワイン」「管弦楽のための3つの小品」。
 驚異的なレパートリーの広さを誇る魅惑のメゾ・ソプラノ、オッターが、アバド&ウィーン・フィルをバックに、艶のある歌声を披露しています。
 


479 1516
\1700→\1590
ヘンツェ:
 『エル・シマロン』
 逃亡奴隷・エステバン・モンテホの自叙伝による
ウィリアム・ピーアソン(Br),
カールハインツ・ツェラー(Fl),
ツトム・ヤマシタ(Perc),
レオ・ブラウアー(G),
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(指揮)
【録音】1970年7月、ローマRCAスタジオ(ステレオ:セッション)
非西洋的な響きを取り込んだメッセージ性の強い作品「エル・シマロン」。「4人の音楽家のための朗読劇」と副題がつけられ、ツトム・ヤマシタのパッカーションのために書かれた作品ともいわれています。
 ヘンツェ自身による指揮による貴重な名演の復活です。
 


479 1518
\1700→\1590
グバイドゥリーナ:
 ①『オフェルトリウム』(ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲)
 ②『T.S.エリオットへのオマージュ』(八重奏とソプラノのための)
①:ギドン・クレーメル(Vn)
シャルル・デュトワ(指揮)
ボストン交響楽団,
②:クリスティーン・ウィトルシー(Sp),
ギドン・クレーメル(Vn),
イザベル・ファン・クーレン(Vn),
タベア・ツィマーマン(Va),
ダヴィート・ゲリンガス(Vc),
アロイス・ポシュ(Cb),
エドゥアルト・ブルンナー(Cl),
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr),
クラウス・トゥーネマン(Fg)
【録音】1987〜1988年(デジタル:セッション)
オフェルトリウムは、1979〜1980年に、ギドン・クレーメルのために作曲された作品。バッハの「音楽の捧げもの」の「王の主題」の音列が主題となっています。
 ヴァイオリン・ソロだけでなく巧みに組み編み出されたオーケストレーションによる多彩な音色が、この作品の美しさを際立たせています。「八重奏曲」ではクレーメルのロッケンハウスの仲間たちの演奏による献身的な演奏が印象的です。
 


479 1520
\1700→\1590
エリオット・カーター:
 『クラリネット協奏曲』
 『シンフォニア「我は過ぎゆく希望の対価なり」』
マイケル・コリンズ(Cl)
オリヴァー・ナッセン(指揮)
BBC交響楽団
【録音】1998年(デジタル:セッション)
 アメリカの作曲界をリードしてきた、エリオット・カーターの比較的新しい作品2曲。伝統的クラシック音楽形式の中でどれだけ新しいことができるか、挑戦する姿勢が垣間見える作品です。
 クラリネット協奏曲は、ブーレーズ指揮アンサンブル・アンテルコンタンポランによって初演されました。オーケストラ楽器グループごとに区分けされ、その間をすり抜けるクラリネット・ソロが動き回る斬新な作法。クラリネットの名手コリンズと作曲家でもあるナッセンの指揮によって、カーターの知的柔軟さが見事に表現された興味尽きないアルバムです。


DG First Choice

479 1675
\1700
ヴェルディ:
 歌劇『運命の力』序曲,
 歌劇『ルイザ・ミラー』序曲,
 歌劇『ナブッコ』序曲, 歌劇『アイーダ』序曲,
 歌劇『椿姫』第1幕への前奏曲,
 歌劇『マクベス』よりバレエ音楽,
 歌劇『椿姫』第3幕への前奏曲,
 歌劇『ドン・カルロ』第2幕への前奏曲,
 歌劇『シチリア島の夕べ祈り』序曲
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィル
【録音】1996年5月, ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション)
ロマンティック、情熱、愛、憎しみなど、各ヴェルディのオペラ全曲がこの各序曲の中に凝縮されているといっても過言ではないでしょう。もちろんアバドの指揮による表現だけでなく、ベルリン・フィルの名人芸、合奏力など、圧倒的完成度が凝縮した究極の演奏です。
 
479 1115
\1700
フランク:
 『英雄的小品 ロ短調』
 『前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調Op.16』
 『大オルガンのための3つのコラール』
オリヴィエ・ラトリー(Org)
【録音】2003年12月, パリ、ノートルダム大聖堂(デジタル:セッション)
フランス出身のオルガニスト、オリヴィエ・ラトリーによるロマンティック・オルガンの先駆者、フランクの作品集。「英雄的小品」を除けば、サン=サーンスら当時の作曲家・演奏家に献呈した作品が収録されているのも興味深いところ。オリヴィエ・ラトリーは1985年、23歳の若さで、パリ、ノートルダム寺院の正オルガニストに抜擢され、フランス・オルガン演奏だけでなく、フランスの伝統である“即興演奏”の第一人者としても高い評価を得ています。ここでは、パリ、ノートルダム大聖堂のオルガンを使用し、壮大なロマンを描き出しています。
 
479 1679
\1700
ベートーヴェン:
 『ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調 Op.24「春」』
 『ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」』
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ランバート・オーキス(P) 
【録音】1998年8月, ヴィースバーデン(デジタル:ライヴ)
標題どおりの爽やかな幸福感やロマン的な雰囲気を十全に表現した「春」。スケルツォの導入や展開部の充実などに新しい傾向が見られます。劇的緊張感や圧倒的な迫力が第2楽章の静謐な情緒と対比されて、充実した音の世界を形作る『クロイツェル』。ヴァイオリン・ソナタの最高傑作と称されるベートーヴェンの2曲を、ムターとオーキスが1998年に行った全曲演奏会のライヴ録音で収録しています。風格のあるムターの堂々たる名盤です。
 
479 1677
\1700
ラヴェル:
 『ボレロ』
 『亡き王女のためのパヴァーヌ』
 『ラ・ヴァルス』
 『ダフニスとクロエ』第2組曲 
ダニエル・バレンボイム(指揮)
パリ管弦楽団
【録音】1981年5月, パリ(デジタル)
バレンボイムがパリ管弦楽団の音楽監督時代の録音。このオーケストラは1967年の創設以来次々と音楽監督が代わっていますが、1975年にバレンボイムがその地位に就任してからは、得意のフランス音楽を中心に積極的な活動を展開するようになりました。このアルバムでもオーケストラの素晴らしい音色を生かした洗練された演奏を聴かせてくれます。首席フルートのデボストの名技も見事。
 
479 1681
\1700
《オリエントの夢》
 『モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」序曲』
 『イジア音階によるトルコ風協奏曲』
 『ユリュク・セマイのリズムによる最後のトルコ伝承曲』
 『グルック:歌劇「思いがけないめぐり会い(メッカの巡礼)」序曲』
 『イブラヒム・アガ:兵士の行進曲』
 『タタール・ハン・ガジ・ギライ:トルコ兵士の行進曲』
 『クラウス:歌劇「スレイマーン2世、または3人の王」からのバレエ〜アレグロ』
 『作者不詳:皇帝サルタンの入場』
 『クラウス:歌劇「スレイマーン2世」からのバレエ〜
  皇帝サルタンの入場/奴隷たちの入場/
  エルミラの踊り/トルコ兵士の行進曲』
 『トルコの伝承曲:メッカへの巡礼者たちの聖歌』
 『クラウス:歌劇「スレイマーン2世」からのバレエ〜ロクスラナの入場』
 『クラウス:歌劇「スレイマーン2世」からのバレエ〜戴冠式』
 『トルコの伝承曲:苦行派托鉢修道僧の歌』
 『クラウス:歌劇「スレイマーン2世」からのバレエ〜苦行派托鉢修道僧の入場』
 『ジュスマイア:トルコ風シンフォニア ハ長調』,他
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
コンチェルト・ケルン
ヴラディーミル・イヴァノフ(指揮)
アンサンブル・サルバンド
【録音】2002年11月, ケルン(デジタル:セッション)
18世紀にヨーロッパで流行したトルコ風の音楽と、トルコの伝統的な民族音楽を合わせて収めた独特なプログラミングによるアルバム。1800年頃のヨーロッパでは、トルコの軍楽隊の音楽が大流行。モーツァルトやベートーヴェンも「トルコ行進曲」など、トルコ風音楽を作品に取り込み、オペラなどにもトルコを題材としたものも多く作曲されました。
 はじけるパーカッションなどトルコ風が強調されたコンチェルト・ケルンと古典的オリエント音楽のスペシャリストであるアンサンブル・サルバンドらによる興味深い独特なプログラミングによる演奏です。


DG


480 7308
(2CD)
\1800
《ワーグナー:オペラ・デュエット集》
 『さまよえるオランダ人』より
  「過ぎ去った遥かな時の彼方からのように」〜
   ベルント・ヴァイクル(Br), シェリル・ステューダー(Sp),
   ジュゼッペ・シノーポリ(指揮) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団/
 『ローエングリン』より「甘き歌は消え」〜
  ジェイムズ・キング(T), グンドゥラ・ヤノヴィッツ(Sp),
  ラファエル・クーベリック(指揮) バイエルン放送交響楽団/
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
  「Gruβ Gott, mein Junker!」「Gruβ Gott, mein Evchen!」〜
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
   プラシド・ドミンゴ(T), カタリーナ・リゲンツァ(Sp),
   オイゲン・ヨッフム(指揮) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団/
 『タンホイザー』より
  「Geliebter, sag’, wo weilt dein Sinn?」
  「Dir tone Lob! Die Wunder sei’n gepriesen」〜
   ビルギット・ニルソン(Sp), ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T),
   オットー・ゲルデス(指揮) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団/
 『パルジファル』より
  「Ach! Ach! Tiefe Nacht! Wahnsinn! ? Furchtbare Not!」
  「Du siehst, das ist nicht so」〜
   ドゥニャ・ヴェイゾヴィチ(Sp), ジグムント・ニムスゲルン(Bs),
   クルト・モル(Bs), ペーター・ホフマン(T),
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/"
 『ラインの黄金』より「Wotan! Gemahl! Erwache!」〜
  ジョセフィーヌ・ヴィージー(Ms), ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/
 『ワルキューレ』より
  「Schlafst du, Gast?」「Wintersturme wichen dem Wonnemond」
  「Du bist der Lenz, nach dem ich verlangte」
  「O suβeste Wonne! Seligstes Weib!」
  「War Walse dein Vater, und bist du ein Walsung」
  「Siegmund, den Walsung, siehst du, Weib!」
  「So tatest du, was so gern zu tun ich begehrt’」
  「Nicht streb’, o Maid, den Mut mir zu storen」
  「Leb’ wohl, du kuhnes, herrliches Kind」〜
   グンドゥラ・ヤノヴィッツ(Sp), ジョン・ヴィッカーズ(T),
   トーマス・スチュアート(Br), レジーヌ・クレスパン(Sp),
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/
 『ジークフリート』より
  「Ewig war ich, ewig bin ich」
  「Dich lieb’ ich: o liebtest mich du!」「Lachend mus ich dich lieben」〜
   ジェス・トーマス(T), ヘルガ・デルネッシュ(Sp),
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/
 『神々の黄昏』より
  「Zu neuen Taten, teurer Helde」
  「Mehr gabst du, Wunderfrau, als ich zu wahren weis」
  「Schlafst du, Hagen, mein Sohn?」〜
   ヘルガ・デルネッシュ(Sp), ヘルゲ・ブリリオート(T),
   ゾルターン・ケレメン(Bs), カール・リッダーブッシュ(Bs),
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/
 『トリスタンとイゾルデ』より
  「O sink’ hernieder, Nacht der Liebe」
  「Einsam wachend in der Nacht」「Lausch’, Geliebter!」
  「Doch uns’re Liebe, heist sie nicht Tristan und…Isolde?」
  「So starben wir」「Rette dich, Tristan!」
  「Tatest du’s wirklich? Wahnst du das?」〜
   マーガレット・プライス(Sp), ルネ・コロ(T),
   ブリギッテ・ファスベンダー(A), ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
   ヴェルナー・ゲッツ(T), クルト・モル(Bs),
   カルロス・クライバー(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン
2人の声が共鳴し描きつくすワーグナー・オペラ・デュエットの魅力
【録音】1967年〜1991年
 ワーグナーのオペラには「愛」と「葛藤」が綴られており、それらの歌と音楽に魅力を感じます。このアルバムにはワーグナーの主要作品からデュエットによる名場面ばかりが収録。
 「指環」のカラヤン盤や、「トリスタンとイゾルデ」のクライバー盤などDGの名盤からの名唱部分からとられており、どっぷりと官能的な音楽に浸ることができましょう。




DECCA


DECCA 20世紀の音楽シリーズ


478 5425
\1,700→\1590
ヒンデミット:
 ① 交響曲『世界の調和』
 ② 八重奏曲 
①:ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
②:ウィーン八重奏団
【録音】1997年6月, ライプツィヒ(①)、1964年6月, ウィーン、ゾフィエンザール(②)
 ケプラーの生涯と思想を題材とする大作オペラの完成に先だって、バーゼル室内管弦楽団の創立25周年記念の委嘱作品として書かれたもので、中世の音楽分類法に対応する3章から成り立っています。ブロムシュテットの正確な手腕による均整のとれた演奏が、ヒンデミットならではの有機的な響きの美しさを印象的に描き出しています。
 


478 5429
\1,700→\1590
プロコフィエフ:
 『ピアノ・ソナタ第6番 Op.82』
 『ピアノ・ソナタ第7番 Op.83』
 『ピアノ・ソナタ第8番 Op.84』
ウラディーミル・アシュケナージ(P)
【録音】1993〜1994年, ルツェルン(デジタル:セッション)
プロコフィエフはヴィルトゥーゾ・ピアニストとしても知られていましたが、その技巧的なピアノ作品は彼の超人的なテクニック無しには生まれなかったでしょう。
 これら「戦争ソナタ」とよばれる3曲は第2次世界大戦中に作曲された壮絶な名曲。アシュケナージの同郷の作曲家によせる共感と、完璧なテクニックによって、聴く者を圧倒します。
 


478 5430
\1,700→\1590
クセナキス:
 ①『シナファイ』(第1ピアノ協奏曲)
 ②『アロウラ』(12奏者のための)
 ③『対地星』(バレエ音楽)
 ④『ケクロプス』(第3ピアノ協奏曲)
ジョフリー・ダグラス・マッジ(P:①),
エルガー・ハワース(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管(①〜③),
ロジャー・ウッドワード(P:④),
クラウディオ・アバド(指揮)
グスタフ・マーラー・ユーゲント管(④)
【録音】1975年11月、ロンドン(①〜③), 1992年10月, ウィーン(④)
ルーマニア生まれのギリシャ系フランス人で、20世紀を代表する現代音楽作曲家ヤニス・クセナキス。多様な音楽手法を取り入れ、さまざまなスタイルに変化・成長し留まることのない音楽は、どの流儀にも属さない独特なもの。革新と驚きに満ちた膨大な作品中、代表する4曲が収録されています。
 


478 5670
\1,700→\1590
ヤナーチェク:
 ①『シンフォニエッタ』
 ②『タラス・ブリーバ』
 ③『ラッシュ舞曲集』
チャールズ・マッケラス(指揮)
ウィーン・フィル(①②),
フランソワ・ユイブレシュト(指揮)
ロンドン・フィル(③)
【録音】1980年3月、ウィーン、ゾフィエンザール(①②), 1970年10月, ロンドン(③)
 ヤナーチェク演奏のスペシャリストであるマッケラスの指揮による名盤。ウィーン・フィルの色彩豊かな音色、抜群なリズム等、さすがヤナーチェク研究の第一人者!
 自筆譜から研究し直し、多くの箇所をオリジナルに戻して演奏しています。抜群のDecca録音による名演です。
 


478 5424
\1,700→\1590
コープランド:
 ①バレエ音楽『ビリー・ザ・キッド』
 ②『エル・サロン・メヒコ』
 ③ バレエ音楽『聞け!汝ら!』
ディヴィッド・ジンマン(指揮)
ボルティモア交響楽団(①②),
オリヴァー・ナッセン(指揮)
ロンドン・シンフォニエッタ(③)
【録音】1993年1月、ボルティモア(①②), 1993年6月, ロンドン(③)
アメリカの指揮者ジンマンがボルティモア響による、自国の大作曲家コープランドの作品。「ロデオ」や「ビリー・ザ・キッド」などアメリカらしい親しみやすい作品。
 現代音楽作曲家でもある ナッセンによる「聞け!汝ら!」は、その音楽を確実にとらえ見事なファンタジーを描きだしています。


Decca Virtuoso

478 5692
\1200
ヴォーン・ウィリアムズ:
 ① 『グリーンスリーヴズによる幻想曲』
 ②『トーマス・タリスの主題による幻想曲』
 ③『揚げひばり』
 ④『交響曲第5番ニ長調』
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団(①〜③)
ロジャー・ノリントン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(④)
【録音】①〜③:1971年5月, ロンドン(ステレオ:セッション), ④:1996年11月, ワトフォード(デジタル:セッション)
 ヴォーン・ウィリアムズは19世紀末から20世紀の前半にかけてのイギリス国民楽派を代表する作曲家。大規模な交響曲やオペラも作曲しましたが、彼の美点は「グリーンスリーヴズによる幻想曲」に代表される、民謡調の平易な旋律や、牧歌的な小編成の楽曲に最も発揮されています。マリナー、ノリントンともに作品の性格を押さえたさわやかな演奏が耳に心地よさを運んできます。
478 5694
\1200
《ディスカヴァー・チャイコフスキー》
 『ピアノ協奏曲第1番第1楽章より』〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P)
  ロリン・マゼール(指揮) ロンドン交響楽団,
 『幻想序曲「ロメオとジュリエット」より』
 『バレエ「白鳥の湖」より』
 『バレエ「眠れる森の美女」より』
 『バレエ「くるみ割り人形」より』〜
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ウィーン・フィル,
 『交響曲第6番「悲愴」第1楽章より』
 『交響曲第5番より第3楽章』〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) フィルハーモニア管弦楽団,
 『「弦楽セレナーデ」より第2楽章』〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
  サンクトペテルブルク・フィル,
 『ヴァイオリン協奏曲ニ長調より第3楽章』〜
  ジョシュア・ベル(Vn)
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) クリーヴランド管弦楽団,
 『序曲「1812年」よりフィナーレ部分』〜
  ズービン・メータ(指揮) ロサンジェルス・フィルハーモニック
チャイコフスキー(1840-1893)は、帝政ロシアが生んだ偉大な作曲家。壮大で美しく、どこかメランコリックな情緒も漂うチャイコフスキーの音楽は日本でも大人気で、テレビのCMや映画などで多く耳にします。今作はそんな彼の作曲した様々な有名曲から選りすぐりの部分だけを厳選しています。
 
478 5691
\1200
ショパン:
 ①『バラード第1〜4番』
 ②『スケルツォ第1〜4番』
クラウディオ・アラウ(P)
【録音】①:1977年4月(ステレオ:セッション), ②:1984年4月, (デジタル:セッション)
 20世紀の名ピアニストのなかでも屈指の名匠に数えられるアラウ。70歳を越えて録音したショパンの作品の中から、バラードとスケルツォを収録。ショパンも彼が愛着を持つ作曲家のひとりで、多くの録音が残されていますが、これらの演奏はどの一曲にもアラウの滋味あふれる暖かみがあり、この巨匠の人間味が感じられます。
 
478 5690
\1200
ブルックナー:『交響曲第7番ホ長調』  ベルナルト・ハイティンク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管
【録音】1966年11月, アムステルダム(ステレオ:セッション)
ハイティンクは、コンセルトヘボウと1966年, 1978年の2回録音をしていますが、当盤は最初の録音。ハイティンクの演奏は正統的で雄大なスケールを合わせ持っていますが、この録音は淡泊でブルックナーの本来の純朴さを表現した演奏です。
 
478 5693
\1200
《ディスカヴァー・ベートーヴェン》
 『交響曲第5番「運命」より第1楽章』〜
  ベルナルト・ハイティンク(指揮)
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,
 『ピアノ・ソナタ第14番「月光」より
  第1楽章』
 『エリーゼのために』『ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」より第2楽章』〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P),
 『交響曲第7番より第2楽章』〜
  アンタル・ドラティ(指揮) ロンドン交響楽団,
 『ヴァイオリン協奏曲ニ長調より第3楽章』
  アルトゥール・グリュミオー(Vn) 〜
  アルチェオ・ガリエラ(指揮) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
 『ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」より第4楽章』〜
  ヘンリク・シェリング(Vn) イングリッド・ヘブラー(P),
 『ピアノ協奏曲第5番「皇帝」より第2楽章』〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P&指揮)
  クリーヴランド管弦楽団,
 『ピアノ三重奏曲第7番「大公」より第2楽章』〜
  ボザール・トリオ,
 『交響曲第6番「田園」より第5楽章』〜
  コリン・デイヴィス(指揮) ドレスデン・シュターツカペレ,
 『ピアノ協奏曲第2番より第3楽章』〜
  スティーヴン・コヴァセヴィチ(P)
  コリン・デイヴィス(指揮) BBC交響楽団,
 『交響曲第9番第4楽章より』〜
  ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮) ウィーン・フィル
誰でも一度は耳にしたことのある「運命」「田園」「第九」「月光」「皇帝」・・・・。ベートーヴェンの音楽は私たちにとってとても身近なものでしょう。このアルバムは、DeccaやPhilipsに録音された巨匠たちによる演奏で、ベートーヴェンの聴きどころを厳選し、1枚にたっぷり収録したベスト盤です。



オーストラリア Eloquence



480 7722
\1200
アシュケナージ(指揮)&フィルハーモニア管
 ベートーヴェン:

  ①『交響曲第6番へ長調「田園」Op.68』
  ②『エグモント序曲』
  ③『レオノーレ序曲第3番』
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
【録音】①1982年2月, ②1983年2月, ③1981年3月 (デジタル:セッション)
 自然に対する賛美と伸びやかな感情に彩られた牧歌的な楽想。標題音楽的な書法による巧みな自然描写が印象的な「田園交響曲」。ヴラディーミル・アシュケナージの豊かな感受性が、「人間の感情と気分」「自然」といったテーマを水彩画のように描き出した「田園」です。
 


480 7401
\1200
ゾルターン・コチシュ(P)
 ワーグナー:トランスクリプション集

 『ローエングリン』より
  「聖堂へむかうエルザの婚礼の行進」(リスト編)
 『トリスタンとイゾルデ』より
  「前奏曲(序奏)」(コチシュ編)
 『トリスタンとイゾルデ』より
  「イゾルデの愛の死」(リスト編)
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
  「第1幕への前奏曲」(コチシュ編)
 『パルシファル』より
  「聖杯グラールへの祝典行進曲」(リスト編)
ゾルターン・コチシュ(P)
【録音】1980年9月, ロンドン(デジタル:セッション) 【音源】PHILIPS
 コチシュ ならではの好企画。収録5曲中3曲はリスト編曲によるもの。2曲はコチシュ自身による編曲。もちろんこれらを弾きこなすには破格の技巧が必要とされ、ピアノ1台の上にワーグナーの官能的世界を見事に描き上げていきます。編曲と演奏の両面で彼の才気溢れる名演がお楽しみ頂ける1枚です。
 


480 7267
\1200
キュッヒル弦楽四重奏団
 モーツァルト:

  弦楽四重奏曲第21番ニ長調「プロシャ王第1番」K.575
  弦楽四重奏曲第23番ヘ長調「プロシャ王第3番」K.590
キュッヒル弦楽四重奏団
【録音】1975年9月(ステレオ:セッション)
 ウィーン・フィル・コンサートマスターのライナー・キュッヒルが、1973年に結成したキュッヒル弦楽四重奏団。現在ではウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団と名匠は変更されましたが、そのウィーン的な心は設立当時からそのまま。ウィーン・フィルのメンバーによるアンサンブルは多い中、様々な感情の思いを直接的に語りかけてくる独特なフレージングは、このアンサンブルならではのものといえましょう。
 


480 4711
\1200
ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団
 モーツァルト:

  弦楽四重奏曲第20番ニ長調K.499
  弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調「プロシャ王第2番」K.589
ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団
【録音】1961年3月, ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション)
 ボスコフスキー率いるウィーン・フィルハーモニー四重奏団。モーツァルトの清冽な音符を、息の合った見事なフレージングによるアンサンブルで心を込めて奏でていきます。これこそ香り高い魅力的なモーツァル演奏でしょう。
 


480 4712
(2CD)
\1800→\1690
ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団
 シューベルト:

  弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」D. 810
  弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調D.87
  弦楽四重奏曲第12番 ハ短調「四重奏断章」D.703
  弦楽三重奏曲第1番 変ロ長調D.471
  弦楽五重奏曲 ハ長調D.956*
ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団
リヒャルト・ハランド(Vc)*
【録音】1962〜1963年, ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション)
 ボスコフスキー率いるウィーン・フィルハーモニー四重奏団。
 シューベルトの抒情的でよく歌う旋律やノスタルジックな和声が存分に発揮され、ロマンティックで緊迫感のある弦楽のための室内楽。古きよき時代のウィーンを偲ばせる流麗なアンサンブルで、美しいハーモニーを紡ぎ出しています。
 


480 7311
(4CD)
\3600→\3290
ピーター・バセットによる、「ニーベルングの指環」へのEXPLORATIONS
 ピーター・バセット [ナレーション(英語)]
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィル
ワーグナー・オペラ研究家ピーター・バセットの解説によるワーグナーの魅力
【ナレーション録音】2012年 【演奏録音】1958〜1964年
 作家、プロデューサー、外交官、そしてワーグナー・オペラ研究家としても有名なピーター・バセットが誘う「ニーベルングの指環」の世界。
 彼は、1998年からワーグナー・オペラについての翻訳や研究などの著作物を発行しており、今年2013年のワーグナー・イヤーは、世界中でワーグナーの魅力を語る公演が行われています。このCDは、名盤であるショルティの「指環」からの魅力的な部分、そしてそれらを解説するピーター・バセット自身のナレーション(英語)が収録されたものです。




EMI


CDCW-9344762
\2200
コンラッド・タオ/Voyages
 1 メレディス・モンク:Railroad (Travel Song)(1981)
 ラフマニノフ:5つの前奏曲
  2     作品32 第5番 ト長調
  3     作品32 第12番 嬰ト短調
  4     作品23 第7番 ハ短調
  5     作品32 第10番 ロ短調
  6     作品23 第2番 変ロ長調
  コンラッド・タオ(1994−):Vestiges(2011−2012):
   7     Upon waking alongside green glass bottles
   8 Upon ripping perforated pages
   9 Upon being
   10 Upon viewing two porcelain figures
  ラヴェル:夜のガスパール(1909):
   11  オンディーヌ
   12  絞首台
   13  スカルボ
 14コンラッド・タオ(1994−):iridescence, for piano and iPad(2012)
コンラッド・タオ(ピアノ)
 アメリカで活躍する18歳のコンポーザー・ピアニストのEMI クラシックスからの第1弾!2011年「フォーブス」誌アンダー30音楽部門で、レディー・ガガらと名を連ね、クラシックで唯一選出された逸材。作曲家としても、8年連続でASCAP MORTON GOULD YOUNG COMPOSER AWARDSを受賞。
 ダラス交響楽団よりJ.F.ケネディ暗殺50年の曲も委嘱されている。
 すでにコンサートでも、ニューヨーク、モスクワ、香港にサン・パウロと世界の舞台で活躍中の期待のピアニスト!
 アルバムには、ピアノとiPadのために自身が作った曲も収録されており、 新世代のクリエイティブな才能をみせつける! ジュエル・ケース、12ページ前後のブックレット(予定)


コンラッド・タオ
PENTATONEの旧譜

PENTATONE
PTC 5186 505
(SACD HYBRID)
\2700
コンラッド・タオ
 ゲッティ:ピアノ小品集

  組曲《宿題(予習)》/組曲《先祖》/
  3つの伝統的な小品/初めての冒険/
  ライズ・ザ・カラーズ/アンダンティーノ/
  スケルツォ・ペンシエローソ
コンラッド・タオ
 (ピアノ/シュタイングレーバー)
 作曲家の道を選んだ石油王の御曹司。ゴードン・ゲッティのピアノ小品集!

 アメリカの石油王ジャン・ポール・ゲッティの息子であり、ゲッティ・オイルの資産相続人でもあった1933年、ロサンゼルス出身の作曲家ゴードン・ゲッティ(1933−)。
 その作曲家としての力量は歌劇「太っちょジャック(プランプ・ジャック)」(PTC 5186 445)などでも高い評価を得ている。
 ゲッティの作曲家人生のハイライト、サンフランシスコ音楽院在学中の1962年に作曲された「組曲《宿題》」から2012年の新作「スケルツォ・ペンシエローソ」を収録した小品集を弾くのは、中国系アメリカ人のコンポーザー=ピアニスト&ヴァイオリニスト、コンラッド・タオ(1994−)。
 レディ・ガガやテイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバーも名を連ねた2011年のフォーブス誌「30 Under 30」(30歳未満の30人)の音楽部門にクラシック音楽界から唯一選出された早熟の天才である。2012年7月、スカイウォーカー・サウンド(カリフォルニア)


5 CLASSIC ALBUMS SERIES

人気アーティストのオリジナル・アルバム5枚を1ボックスにまとめ、お得なプライスでご提供する新シリーズ。
EMIはこれまでも似たような企画を出してきたが、安さとお洒落な装丁のため、いつも早々と完売してしまう。今回も限定盤ということでどうぞ要注意。
各CDをおさめた紙ケースには、オリジナル・ジャケットの絵柄を使用。
*各クラムシェル・ボックス、ブックレットなし。収録曲と録音情報は紙ケース裏に表示。


CZSW-9844412
(5CD)
\3200→\2990

(限定盤)

マルタ・アルゲリッチ

CD1
 シューマン&ラヴェル (072455710123)
 ピアノ:マルタ・アルゲリッチ、コンセルトヘボウ管弦楽団
  録音:1978年、79年
CD2
 バッハ、バルトーク、他  (0724355697523)
  コンセルトヘボウ管弦楽団
   録音:1978年、79年
CD3
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 (0724355777324)
  チェロ:ミッシャ・マイスキー、ヴァイオリン:ルノー・カピュソン
CD4
 ショパン:ピアノ協奏曲 (0724355679826)
  デュトワ指揮/モンテ・カルロ交響楽団
CD5
 プロコフィエフ、バルトーク:ピアノ協奏曲 (009463465328)
  デュトワ指揮/モンテ・カルロ交響楽団
 ピアノの女王アルゲリッチの名作5枚が一組に!
  


CZSW-9844172
(5CD)
\3200→\2990

(限定盤)

サラ・チャン
CD1
 シベリウス&メンデルスゾーン 協奏曲集 (07243556418923)
  マリス・ヤンソンス指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
 ヴィヴァルディ:四季 (0094639443123)
  オルフェウス室内管弦楽団
CD3
 3つのソナタ集  (0724355767820)
  ピアノ:ラルス・フォークト
CD4
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲&五重奏曲 (0724355572123)
  コリン・ディヴィス指揮/
  ロンドン交響楽団、レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)他
CD5
 ショスタコーヴィチ&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 (0094634605328)
  サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィル
 神童としてデビューし、すっかり実力派ヴァイオリニストに成長したサラ・チャン。
 


CZSW-9844232
(5CD)
\3200→\2990

(限定盤)

トーマス・ハンプソン
CD1
 シューベルト:冬の旅 (0724355644527)
  ピアノ:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
CD2
 マーラー:大地の歌 (0724355620026)
  サイモン・ラトル指揮/バーミンガム市交響楽団他
CD3
 マーラー:歌曲集ー亡き子をしのぶ歌他 (0724355644329)
  ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)
CD4
 マイヤベーア&ロッシーニ歌曲集 (0077775443622)
  ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
CD5
 ヴェルディ:オペラ・アリア集 (0724355711328)
 


CZSW-9844292
(5CD)
\3200→\2990
(限定盤)

エマニュエル・パユ

CD1
 ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集 (0094634721226)
 フルート:エマニュエル・パユ、トネッティ指揮/
 オーストラリア室内管弦楽団
CD2
 モーツァルト:フルート協奏曲 (0724355636522)
  クラウディオ・アバド指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD3
 テレマン:フルート協奏曲集 (0724355739728)
  ベルリン・バロック・ゾリステン
CD4
 ハイドン:フルート協奏曲集 (0724355657725)
  ハイドン・アンサンブル・ベルリン
CD5
 バッハ:ブランデンブルク協奏曲 (0724355711120)
  ベルリン・バロック・ゾリステン
 キング・オブ・フルート、パユの名盤5枚!
 


CZSW-9844352
(5CD)
\3200→\2990
(限定盤)

マキシム・ヴェンゲーロフ

CD1
 ヴェンゲーロフ&ヴィルトゥオージ (0724355716422)
   イ・ヴィルトゥオージ
CD2
 ブリテン&ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲 (0724355751027)
  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮/ロンドン交響楽団
CD3
 アンコール集 (0724355791627)
  ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ
CD4
 ラロ&サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 (0724355759320)
  アントニオ・パッパーノ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
CD5
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 (0094633640320)
  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮/ロンドン交響楽団




VIRGIN CLASSICS



VCW-9341192
\1600→\1490
プラッソン/
 Guan Xia:アース・レクイエム
ミシェル・プラッソン指揮/
中国国家交響楽団&合唱団
Yao Hong (S),
Liu Shan (MS),
Jin Yongzhe(T),
Sun Li (Br)
He Wangjin (Qiang Flute),
Shen Fanxiu (Organ)
 フランスの巨匠プラッソンが、中国の作曲家、Guan Xiaが作曲した中国初のレクイエムを録音!
 この曲は、2008年の四川大震災を悼み2011年5月に北京で演奏、録音されました。 100人のオーケストラと150人の合唱団員、オルガンと4人のソロ歌手が演奏します。
 ジュエル・ボックス、12ページ前後のブックレット(予定)

<LP>


DG(LP)


479 1505
(6LP)
\14000→\13000

ワーグナーLPコレクション


ワーグナー:
 【LP1】《オペラ合唱曲集》『さまよえるオランダ人』より
  「水夫の合唱(1)」「糸巻きの合唱」「水夫の合唱(2)」,
  『タンホイザー』より「入場行進曲」「巡礼の合唱」,
  『ローエングリン』より
    「ローエングリンの登場の場」「エルザの聖堂への入場」「結婚行進曲」,
  『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
   「ザックスを讃える歌」,
  『神々の黄昏』より「ギービヒ家の家臣の合唱」,
  『パルシファル』より「聖餐の合唱」〜
   ウィルヘルム・ピッツ(指揮) 
   バイロイト祝祭管弦楽団と合唱団[録音:1958年]
【LP2】
 『トリスタンとイゾルデ』より
  「トリスタン!-イゾルデ!-不実にして優しき人!
   (イゾルデとブランゲーネの二重唱)」
  「寂しく私が見張るこの夜に(イゾルデとトリスタンの愛の二重唱)」
  「イゾルデの愛の死」〜
   アストリッド・ヴァルナイ(Sp), ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T),
   ヘルタ・テッパー(A),
   フェルディナント・ライトナー(指揮) バンベルク交響楽団[録音:1959年]
【LP3】
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
  「はじめよ!」「朝はバラ色に輝いて」,
 『ローエングリン』より
  「Hochstes Vertraun hast du mir schon zu danken」
  「In fernem Land, unnahbar euren Schritten」,
 『ワルキューレ』より
  「Ein Schwert verhies mir der Vater」,
 『ラインの黄金』より「Immer ist Undank Loges Lohn」,
 『リエンツィ』より「Allmacht'ger Vater, blick herab」,
 『パルジファル』より「Nur eine Waffe taugt」〜
  ジェス・トーマス(T),
  ヴァルター・ボルン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音:1963年]
【LP4】
 『リエンツィ』序曲, 『タンホイザー』序曲,
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲,
 『パルジファル』第1幕への前奏曲〜
  カール・ベーム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1978年]
【LP5】
 『トリスタンとイゾルデ』(ハイライト)〜
  マーガレット・プライス(Sp), ルネ・コロ(T),
  ブリギッテ・ファスベンダー(A),
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
  カルロス・クライバー(指揮) ドレスデン・シュターツカペレ
   [録音:1981年]
【LP6】
 『タンホイザー』序曲, 『ジークフリート牧歌』,
 『トリスタンとイゾルデ』より「第1幕への前奏曲」「イゾルデ愛の死」〜
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
  ジェシー・ノーマン(Sp)[録音:1987年]
 DGに録音されたワーグナー名録音作品を、LPで完全限定発売いたします。
 【LP1】合唱指揮の第一人者ピッツとバイロイト音楽祭合唱団による、一糸乱れずに繰り広げられる分厚いワーグナーのオペラからの合唱部分を収録したもの。その重厚な合唱の素晴らしさを堪能できます。
 【LP2】「第2幕第2場」と「イゾルデの愛の死」の、このオペラの最高の聴きどころが収録されたもの。ヴァルナイとヴィントガッセンの熱唱は圧巻。
 【LP3】正統ワーグナー・テノール、ジェス・トーマスによるアリア集。気品と力強さ、スマートで清らかな歌声は、まさにここに収録された曲の理想的な歌唱といえましょう。
 【LP4】ベームとウィーン・フィルによる壮大で重厚な演奏。構築感のある魅力的なワーグナーの序曲集です。
 【LP5】名盤の誉れ高い、クライバーの「トリスタンとイゾルデ」からのハイライト。クライバーの引き締まった絶妙な音楽、ルネ・コロ、M.プライスの繊細で魅力的な名唱を堪能。
 【LP6】1987年夏、ザルツブルク音楽祭のカラヤンとウィーン・フィルとのマチネー・コンサートのライヴ録音で、ライヴならではの気迫と熱気が漲る完成度の高い演奏を展開しています。意外にもカラヤンと初共演となった絶頂期のノーマンによるイゾルデの愛の死も圧巻!



<国内盤>


CALLIOPE



CAL1210
(国内盤)
\2940
アニー・ダルコ/アンドレ・ナヴァラ
 フレデリク・ショパン(1756〜1791):

  1.ピアノのためのワルツ 第1〜14 番
   (アニー・ダルコ…ピアノ)
  2.ピアノとチェロのためのソナタ op.65
   (アンドレ・ナヴァラ…チェロ/エリカ・キルヒャー…ピアノ)
アンドレ・ナヴァラ(vc)
エリカ・キルヒャー(p)
アニー・ダルコ(p)
 高雅で知的なピアニズム、艶やかさと豪放さを兼ね備えた確かな中低音弦の妙——
 「フランス19世紀の作曲家」ショパンの魅力を確かに伝えてくれるのは、フランス特有の独特の音楽感性を身につけた、20世紀の異才たち...至高のCalliope音源、ここに復活。

 「フランスの高雅なるエスプリ」「理知の国フランス」——そうしたフランス独特の文化に気高いプライドを持っているフランス人たちは、今では少しずつ少なくなっているのでしょう。国粋主義的なプライドから諸外国の文化をみとめないのは、その国の文化にとっても決してプラスではないところ、そういうバランス感覚の欠如がなくなってゆくはよい流れなのだと思うのですが、そのかたわら、国ごとの文化的特徴のようなものはもう、20 世紀の頃よりもすっかり減じてしまっているのが、この21 世紀という時代なのかもしれません。
 何はともあれ、20 世紀のフランスは、英語圏を横目に何百年も文化大国だった誇りを背景にしてか、諸外国のスタイルに流されないユニークな文化土壌「を背景に」、周辺諸国からの影響をいろいろなかたちで受けながら、その比較のなかで絶妙のアイデンティティを保っていたところ——
 映画産業はハリウッド的なものを軽妙に受け流しながら彼らなりによいところを取り入れ、美食の世界はかたくなに伝統料理を守ろうとするシェフたちのかたわらヌーヴェル・キュイジーヌという「軽い」料理の萌芽がみられ、哲学や文学などフランス語による「知」の世界でも国際的なイニシアティヴをドイツやアメリカと分かち合い...そして音楽の世界では、「管楽器の王国フランス」の威信にかけてオーケストラの色彩的サウンドが独特の魅力を保つなか、ピアニストたちも弦楽器奏者たちも「フランスならでは」と言って差し支えない、高雅さと理知とを兼ね備えたユニークな個性を世界に発信しつづけていた頃。そんな時代の録音シーンを支えてきたCalliope レーベルは、近年屋号をIndesens!レーベルのディレクターに譲渡して心機一転、嘗てのコンサヴァティヴな路線での新録音を続けながらも、廃盤になってしまった過去の録音群をこうして丁寧に拾いあげ、あらためて世に出す労も惜しみません。
 ここで嬉しくも復活してくれたのが、ロン=ティボー国際コンクールにその名を残す名手マルグリット・ロンの高弟、名盤あまたのアニー・ダルコによる薫り高きショパンのワルツ!そして戦後ドイツでも教鞭をとるようになったチェロの巨匠で、その晩年の名盤群がCalliope に眠っているアンドレ・ナヴァラによる、艶やかにして逞しいチェロ・ソナタの名演——Indesens!傘下で復刻された原盤にはない新規の日本語解説も添え、ファンは多いにもかかわらず現行盤が圧倒的に少ないナヴァラやアニー・ダルコの名録音をお届けできるのは、いちフランス演奏家ファンの担当としても嬉しいかぎりでございます。
 


CAL1209
(国内盤)
\2940
フランス × ピアノ × ロシア
 〜バレエ・リュスと作曲家たち プロコフィエフ、
  ストラヴィンスキー、リムスキー=コルサコフ〜

リムスキー=コルサコフ(1844〜1908):
 ①交響詩「シェエラザード」(ギヨン=エルベール編)
ストラヴィンスキー(1882〜1971):
 ②『ペトルーシカ』より 3章
プロコフィエフ(1891〜1953):
 ③『シンデレラ』からの6章op.102より 3章
 ④『ロメオとジュリエット』からの10章 op.75より6章
フィリップ・ギヨン=エルベール(p)
 「バレエ音楽」の「ピアノ編曲」は、なぜこんなにも愛されるのか——「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」などの成功作がさまざまなレーベルから相次いだのち、今度は20世紀初頭のバレエ・リュスに焦点をあてた極上盤がCalliopeから…これぞフランスの「いま」を示す名演。

 近年、ピアニストたちはなぜかバレエ音楽に注目しているようです。諸外国が陸続きで隣りあい、移動も至便なヨーロッパでは、ただでさえ腕ききのピアニストたちがいたるところで活躍しており、国境を越えて個性を競い合ってもいるわけですが、そこで「別ジャンル」とのコラボレーションなどにも力を注ぐ実力派ピアニストが多いところ、無声映画やダンサーとの共演などでも名をあげている人も少なくありませんが、実はそうした動きとは全く別に、日本のユーザーさまにも「ピアノでバレエ音楽を」という企画盤はことのほか愛着がわく部分が多いもよう——
 ここ数ヵ月でもフランスのSaphir から『くるみ割り人形』のピアノ連弾版(LVC1177)、ドイツのNCA からも『眠れる森の美女』(NCA60251)の連弾版...と相次いでチャイコフスキー作品のピアノ編曲版アルバムがリリースされ、意外なまでに早い出足でイニシャル分が完売してしまう快挙もみられたのですが、それはおそらくバレエの音楽が、小学生時代のバレエ教室通いなどで体にしみこんでいる方も多いからでは...と。そのうえピアノの音もまた、多くの家に家具並の普及率で置かれていた楽器ならではの「親しみある響き」と感じられるのかもしれません。
 そういった「バレエ音楽+ピアノ」の親和性のかたわら、今度はかつての過程音楽の定番スタイルである連弾ではなく、プロのピアニストならではの、技巧あらたかな独奏編曲による秀逸盤がフランスから届きました。
 テーマは「バレエ・リュス」!
 20 世紀初頭のパリを拠点に活躍をみせたセルゲイ・ディアギレフ傘下のロシア・バレエ団(フランス語で「バレエ・リュス」)は、ドイツの脅威を牽制する露仏同盟の親和性のもと、革命ムードとあいまってフランスを続々訪れる才能ある作曲家たち・ダンサーたちとのコラボレーションで『ペトルーシカ』『春の祭典』などのストラヴィンスキー作品をはじめ、数多くの傑作を世に送り出してきたカリスマ的団体。彼らが舞台にかけた作品を中心に、ロシア音楽特有の躍動感あふれるリズム、高雅で端正な作品美をあざやかにピアノ上の十指で再現してみせる俊才、パリ音楽院直系の俊才ギヨン=エルベール——壮大な傑作管弦楽曲「シェエラザード」は自ら編曲も手がけ(これがまた実にあざやかな名品に…)、凄腕ピアニストとしても知られていたプロコフィエフの有名な編曲版でも巧みなセンスを発揮、ファツィオーリの透明なサウンドを縦横無尽に活かしながら、スタイリッシュなフランス流儀のピアニズムで、夢幻の異国情緒へと私たちを誘ってやみません。
 充実した作品解説片手に、極上のバレエ音楽のひとときを。


最近注目のチャイコフスキーのピアノ編曲もの

SAPHIR
LVC1177
(国内盤)
\2940
〜2台のピアノで聴く、チャイコフスキーの3傑作〜
 チャイコフスキー:
  1) 交響的幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(アンセル編)
  2) 『くるみ割り人形』組曲(エコノム編)
 パウル・パプスト(1854〜1897):
  3) チャイコフスキーの歌劇『エフゲニー・オネーギン』
   による演奏会用パラフレーズ
リュドミラ・ベルリンスカヤ、
アルチュール・アンセル(p)
LVC1177
(輸入盤/日本語解説書なし)
\2600→\2390
 クリスマス前に、これは嬉しいリリース——ロシアとフランスのつながりは、いつだって実り豊か。
 ボロディン四重奏団の伝説的名チェロ奏者の娘ベルリンスカヤが、気心の知れたフランスの俊才とくりひろげる絶妙のデュオは、最高にファンタスティック、息をのむほど玄妙で、シンフォニック。
 今から10 年くらい前、とある料理雑誌のプレ創刊号で「二か国料理」という絶妙な特集が組まれていたことがありました。フレンチ×和食、エスニック×イタリアン...というように、常識にとらわれず明らかに違うタイプの料理をふたつかけあわせて素敵なおいしさにたどりつこう、というアイデアの提案で、目から鱗のレシピがたくさん載っていて刺激を受けたのをよく覚えています。ともあれ、そこまで世間の通念をくつがえさなくても、昔から豊穣な結果を生む組み合わせの「お国柄」というのは多々あったのも事実。中国のお茶を好きになった英国人たちのアフタヌーンティ、オランダ人やベルギー人たちのゴシック〜ルネサンス絵画が妙に似合うスペインのプラド美術館、なぜかアルメニア人が妙に活躍している20 世紀アメリカ文学...例をあげだすときりがないのですが、そうした異文化交流でもとくに間違いなく実り豊かな結果が生まれやすいのは、やはりフランス文化とロシア文化のむすびつきではないでしょうか——
 そもそもフランス料理のフルコースからしてロシアの正餐の要素を取り入れた産物だと言われますし、かたやロシアは19 世紀半ばくらいまで、上流階級の人々がロシア語では手紙も書けず、パーティなどの集まりでもロシア語では洗練された会話術もないためフランス語でしか話さない...などという時代が続いたとか。そして芸術の領域では言うまでもなく、ディアギレフ率いるパリのロシア・バレエ団がストラヴィンスキーと上演してきた素晴しい舞台の数々を思い浮かべずにはおれない——
 そう、この二つの国は何よりもまず、音楽と舞踏によって阿吽の呼吸で心を交わすことができるのです。
 そうしたロシア=フランスの芸術的親和性をあらためて痛感させてくれるのが、そぞろクリスマスのことを考えつつ、フランスの新酒を待ちながらロシアの雪景色に思いを馳せたり...というような気分になってくる頃、お目見えするこのアルバムぱSaphir レーベルではフランス派の大御所ヴァイオリニスト、ジェラール・プーレとの録音ですでに一度登場しているロシア新世代の俊才ピアニスト、リュドミラ・ベルリンスカヤ(ボロディン四重奏団のチェロ奏者ベルリンスキーの愛娘で、ただでさえ才能に恵まれているところ、父の友人たちである大御所奏者たちに早くから薫陶を受けてきたサラブレッド的名手です)。
 異様なまでのバランス感覚と舞踏センスさえ感じさせるピアニズムをみせるフランス人奏者アルチュール・アンセルと組んで描きあげる、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲を中心とする管弦楽作品やオペラの「2台ピアノ版」の数々。
 連弾よりもさらにシンフォニックな表現が可能な2台ピアノのアンサンブルは、彼らのふたりの名手にかかるや実に多元的なめくるめく世界を描き出す——
 瑞々しくも多彩な音色美のカラフルさは、フランス人ならではのセンス全開なDigipack のジャケットの美麗さとあいまって実に心地良く、バレエ音楽のリズムで続く音の紡ぎ方、完璧な阿吽の呼吸に、まさに「くるみ割り人形」の物語のごとく、どんどん陶酔の世界へと引き込まれること間違いなしです。
 辛口なフランス批評界も、このアルバムには続々と絶賛を寄せはじめているところ——秋冬のあいだじっくり付き合いたくなる、素敵な1枚なのです。

NCA60251
(国内盤)
\2940
チャイコフスキー/ラフマニノフ編:
  バレエ音楽『眠りの森の美女』〜連弾版全曲
オリガ・ホテーエヴァ、
アンドレイ・ホテーエフ(p)
NCA60251
(輸入盤/日本語解説書なし)
\2600→\2390
クラシック・ファンよりもむしろ、バレエ・ファンが黙ってはいられないような...こういうのがCD というフォーマットのよいところだと思います。
かわいすぎる絶美のDigiPack ジャケットにくるまれているのは、リヒテル直系のロシア人奏者による“妥協なしのロシア・バレエ音楽”!

 バレエ女子ならかつて一度は憧れたチャイコフスキー『眠りの森の美女』を、絶妙のフェミニンなデザインのDigipack でくるんで送り出してくるあたり、センスの良さにドキドキします。
 演奏内容は「いっさい妥協なしの生粋ロシア芸術」!かつて巨匠フェドセーエフとのチャイコフスキー協奏曲全集(Koch)で度肝を抜いたロシア・ピアニズム直系の超実力派ホテーエフ(!)と妻ホテーエヴァによる、ひたすら堅牢でありながらどこまでも優美、隅々まで抜かりのない絶妙解釈で織り上げられてゆくこの編曲版を手がけたのは...なんと『眠り』初演時にはまだ10 代の若者だった未来の巨匠、天才少年セルゲイ・ラフマニノフ(!!)なのです!チャイコフスキーは『眠り』を当時自らのバレエ音楽の最高傑作と自認しており、その普及のため連弾編曲を名手ジロティに依頼したのですが、ジロティは多忙なため、よい研鑽になるとの考えから門下の有能な若者ラフマニノフを紹介。
 彼が巨匠の叱咤激励を受けながら完成させた編曲版は、最終的にその未来を嘱望させる才覚をチャイコフスキーに強く印象づけることとなったのでした。抜粋盤ではたびたび演奏される機会もあるものの、このような全曲盤での録音はまさに画期的!
 容赦ない超絶技巧をものともしない編曲の妙をじっくり鑑賞するもよし、もちろんバレエ教室時代をなつかしめる絶妙のギフトアイテムとしてもばっちり活躍してくれそうな、外面的にも内容的にもセールスポイントに事欠かない優良盤なのです!





CYPRES



MCYP4635
(国内盤・訳詩付)
\2940
アイブレクツ(1899〜1938)歌曲作品全集
 〜ベルギー近代の人知れぬ天才〜

アルベール・アイブレクツ(1899〜1938):
 ①サーディの薔薇 ②秋の歌
 ③それは、妖精たちの夕暮れ時だった
 ④忘れまいとして
 ⑤星占いの歌
  (一月生まれ/六月生まれ/七月生まれ/十一月生まれ)
 ⑥小唄(花の心)⑦田園詩 ⑧呪われた詩人の墓所
 ⑨ある馬鹿正直な女に捧ぐ祈り ⑩シシリエンヌ**
 ⑪エドガー・アラン・ポーの三つの詩
  (エルドラド/どうなろうが気にするものか/川辺にて)
 ⑫ミルリトン
 ⑬ヴェラーレンの二つの詩
  (日陰も輝き/ああ、穏やかな夏の庭)
 【編成】
   無印:ピアノ伴奏
    *:弦楽四重奏伴奏 **: ピアノ独奏
ロール・デルカンプ(S)
マリー・ルノルマン(Ms)
マルシャル・ドフォンテーヌ(T)
リオネル・バムス(p) MP4四重奏団
 ルクーやイザイ、ジョンゲンらを生んだフランス語圏ベルギー近代、さらなる天才が復権中…!
 ルーセルとプーランクのあいだをゆくような、玄妙さと洒脱さのあわいを突く歌曲の数々。訳詩つきでじっくり味わうに足る、ベネルクス気鋭陣たちの気合の入った演奏に心蕩けます。

 フランス語圏の近代芸術、なかんずく19 世紀末から20 世紀初頭にかけてのフランス語文学は、ベルギー人の詩人たちの活躍なくしては考えられません。また美術の世界でもアール・ヌーヴォー建築家のオルタ、象徴主義の画家クノップフなど、全世界に冠たる影響力を誇った異才が続々——そんなフランス語圏ベルギー(というか、この頃の同国ではまだオランダ語が公の言葉としては非常に劣勢でした)の近代芸術シーンが、音楽においても飛びぬけてすぐれていたことに、明敏な音楽ファンたちはもうかなり前から気づいています。フランコ=ベルギー派の名匠グリュミオーやボべスコの弾くルクーのヴァイオリン・ソナタ、あるいはイザイの無伴奏ソナタやジョンゲンの管弦楽作品...
 そしてフランス語圏の近代音楽で、とくに見過ごせない重要ジャンルのひとつが「歌曲」。フランス語歌曲のCD もまた、実はかなりの数が輸入盤リリースされているにもかかわらず、日本語情報の圧倒的不足のために流通に困難が生じているのも確かではないでしょうか。
 しかし、ひとたび確かな流れで出れば、誰もが「ドビュッシーとフォーレだけがフランス語歌曲ではない」ことくらいとうにわかっている現在、どうしても手がのびてしまうのがファン心理...まして、それが注目に値する作風の作曲家であれば、なおのことです。アイブレクツはプーランクと同じ1899 年生まれ、内向的な気質からほとんど楽譜を世に出さず、その作品が(近代作曲家たちの擁護者として知られる)スプレイグ=クーリッジ夫人主宰のコンクールで入賞し夫人自ら会いたいと言ってきたにもかかわらず、その千載一隅のチャンスに怖気づいて雲隠れしてしまったという、現在無名なのも致し方ない芸術家——しかし近年ではさまざまなベルギーの音楽機関が、遺族との連携のもと、見過ごしがたいその作品群の復権にいそしむ風潮がとみに強まっており、同国の作曲家たちの再評価に意欲的なCypres レーベルも(かつてのジョンゲン作品復権に次ぎ)全面的にその後援につとめています。
 今回はルーセルやラヴェルにも比しうる逸品が出並ぶ、思わぬ名曲揃いの歌曲集!時に弦楽四重奏伴奏の作品もあり、ゾクゾクするような憂愁と耽美のあいだをゆく音作りは、同い年のプーランクとはまったく別世界で、近代歌曲の奥の深さ、フランス語歌曲の高雅さをあらためて痛感させてくれます。解説充実全訳付、もちろん歌詞訳付。フランス近代ファンには迷わずお勧めの1枚なのです!

<映像>


VIRGIN CLASSICS



DVBW-9849169
(DVD)
\2200→\1990
ダムラウ/リサイタル・アット・バーデン・バーデン
      ドキュメンタリー:ディーヴァ、ディヴィーナ
 ■リサイタルの演奏曲:
  シューマン:花嫁の歌 I&II
         はすの花
  フォーレ: 夢のあとに
         月の光
         トスカーナのセレナーデ
         さらば
         私達の愛
  ドビュッシー:星の輝く夜
         月の光
         マンドリン
         美しき夕暮れ
         出現
  R.シュトラウス:何も知らず
         懐かしい幻影
         私の思いのすべて
         響け!
         セレナード
  JSバッハ/グノー:アヴェ・マリア 他
   2009年 バーデン・バーデン祝祭劇場にて撮影 (約86分55秒)
 ■ドキュメンタリー「ディーヴァ、ディヴィーナ」
  A film by Beatrix Conrad
   (約52分)
ディアナ・ダムラウ(S)、
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
 ドキュメンタリー映像がカップリングされたエキサイティングなDVD登場!
 得意とするR.シュトラウスの歌曲やドビュッシー、フォーレなどを、バーデン・バーデン祝祭劇場にて、ハープのグザヴィエ・ドゥ・メストレとの共演でしっとりと歌いあげる。
 一方、ドキュメンタリー映像は、「オペラ・スターとの9ヶ月間」というタイトルの ついた映像作品で、映像作家Beatrix Conradgが9ヶ月をかけてディーヴァを追っかけ取材して撮影した貴重な映像が満載。
 ジュネーヴ、ニューヨーク、パリにミュンヘンそして録音スタジオにもカメラが潜入。そして、視聴者は、ディーヴァの男の子出産の喜びをもわかちあえるという内容。

 黒のトール・ケース、4ページ前後のブックレット(予定)


ディアナ・ダムラウ、最近のアルバムから
COLORaturaS
VC 5193132
\2200→\1990
ディアナ・ダムラウ/COLORaturaSコロラトゥーラ
 1.グノー:「ロメオとジュリエット」-
    私は夢に生きたい(ジュリエット)
 2.ヴェルディ:「リゴレット」-慕わしい人の名は(ジルダ)
 3.R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」-
    Grossmachtige Prinzessin(ツェルビネッタ)
 4.ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」-
   今の歌声は心にひびく(ロジーナ)
 5.ストラヴィンスキー:「放蕩者のなりゆき」-
    No word form Tom…Quietly night…I go to him(アン・トゥルーラヴ)
 6.プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん(ラウレッタ)
 ヴェルディ:「仮面舞踏会」-
  7.空の星をご覧なさい(オスカル)
  8.どんな衣装か知りたいだろう(オスカル)
 9.ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」-この心の光り(リンダ)
 10.トマ:「アムレット」-A vos jeux, mes amis(オフェリア)
 11.バーンスタイン:「キャンディード」-Glitter and be gay(クネゴンド)
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
ミュンヘン放送管弦楽団、
ダン・エッティンガー指揮
ジュエル・ボックス 40Pブックレット(ノート-英/仏/独語、歌詞テキスト)
「クラシック音楽のメリル・ストリープ」と呼ばれるドイツのコロラトゥーラ・ソプラノ、 ダムラウの多面性を発揮したアリア集
「ディアナ・ダムラウは現代の最もスリリングなハイ・ソプラノだ」(オブザーヴァー)
19世紀〜20世紀のアリアからの選曲でもさらにその歌のパワーを十二分に発揮しています。

VCW-6286640
\2200→\1990
ダムラウ、ティーレマン/ポエジー〜R.シュトラウス:歌曲集
1.花束を編みたかった 作品68の2
2.森の喜び 作品49の1
3.小川 作品88の1
4.冬の霊感 作品48の4
5.あすの朝 作品27の4
6.万霊節 作品10の8
7.ツェツィーリエ 作品27の2
8.アモール 作品68の5
9.ささやけ、愛らしいミルテよ 作品68の3
10.懐かしい面影 作品48の1
11.セレナード 作品17の2
12.たそがれの夢 作品29の1
13.子守歌 作品41の1
14.わが子に 作品37の3
15.母親の自慢 作品43の2
16.献呈 作品10の1
17.ばらの花環 作品36の1
18.帰郷 作品15の5
19.あなたの歌が私の心に響くとき 作品68の4
20.詩人の夕べの散歩 作品47の2
21.夜に 作品68の1
22.女たちの歌 作品68の6
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
ミュンヘン・フィル
ティーレマン指揮
ジュエル・ボックス 44Pブックレット
 前作「Coloraturas」(VC-5193132)で「超越的なアートの演奏」(オペラ・ニューズ)と絶賛されたダムラウ。そんな彼女の新作は、ドイツの新世代を代表するティーレマン指揮R.シュトラウスのオーケストラ伴奏版による歌曲集。オケはミュンヘン・フィルデ、収録地も作曲者のホームタウン、ミュンヘン。
 「近年、ドイツ出身の中で最もきらめきを放つスター」(サンデイ・タイムズ)と評されるソプラノ、ダムラウ自身もバイエルン州出身で、シュトラウスの生地でもある州都、ミュンヘンのガスタイク・フィルハーモニーで2009年3月に行われたコンサートを収録(16曲)、さらに6曲をスタジオ収録して本アルバムが完成しました。
 「神々しいソプラノ、ダムラウは無理なくコロラトゥーラの流れを作り出した・・・静かであれ陽気なものであれ、愛に対してアイロニカルであれ夢中なものであれ。」(Abendzeitung)

 


DVBW-9289919
(2DVD)
\3400→\3090
アイム/モンテヴェルディ:ポッペアの戴冠 
 モンテヴェルディ:ポッペアの戴冠
ポッペア・・・ソニャ・ヨンチェヴァ
ネローネ・・・マックス・エメヌエル・チェンチッチ
オクタヴィア・・アン・ハレンベルク
Othon・・ティム・ミード
セネク・・・Paul Whelan
Drusilla・・・Amel Brahim−Djelloul 他
エマニュエル・アイム指揮/
ル・コンセール・ダストレ
演出:ジャン=フランソワ・シヴァディエ
Coproduction:Opera de Lille, Opera de Dijon
2012年に収録されたこの舞台映像は、フランス、リールのオペラハウスにて、ジャン=フランソワ・シヴァディエ演出によるプロダクション。
バロックの旗手、アイム率いるコンセール・ダストレと旬な歌手達による名演。
トール・ケース、約12ページ前後のブックレット(予定)


今一番輝いている女性指揮者じゃないかと思う。
エマニュエル・アイム


VCS-9565022
(2CD)
\2200→¥1990
デジパック/限定盤
エマニュエル・アイム他/バロックの祭典(International Version) 
 デセイ、ジャルスキー、フォン・オッター、プティボン他、旬の歌手達が華やかに登場!
  〜Une Fete Baroque−10th Anniversary Concert

CD1
 1.ラモー:優雅なインドの国々〜Danse du Calumet et la Paix et duo Forets paisibles
  ナタリー・デセイ(S)、ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
 2.ラモー:イポリートとアリシー〜Quelle plainte en ces lieux m'appelle ?
  アンネ・ゾフィ・フォン・オッター(M.S)
 3.ラモー:ダルダニュス〜La descente de Venus
 4.ラモー:ダルダニュス〜Calme des sens
 5.ラモー:ダルダニュス〜Tambourins
 6.ラモー:イポリートとアリシー〜恋のうぐいす
 7.ラモー:イポリートとアリシー〜狩りにて
   ヤエル・アッザレッティ、アウレリア・ルゲイ(S)、ダヴィッド・プランティエ(ヴァイオリン)
   アレクシス・コセンコ(フルート)、ジェロエン・ビリエ、ヤニック・マイエ(合唱)
 8.ラモー:ダルダニュス〜Monstre affreux, monstre redoutable
  ステファーヌ・ドゥグ(Br.)
 9.ラモー:プラテー〜Ballet-bouffon
  パトリシア・プティボン(S)
 10.ラモー:イポリートとアリシー〜Bruit de tonnerre
 11. ラモー:カストールとポリックス〜悲しい支度
  カリーヌ・デシェイエ(M.S.)
 12.ラモー:ダルダニュス〜シャコンヌ
 13.ラモー:インドの優雅な人々〜Regnez, plaisirs et jeux
  ソニヤ・ヨンチェバ
 14.ラモー:ダルダニュス〜Lieux funestes
 15. ラモー:ダルダニュス〜Pais favorable, paix adorable
   トピ・レーティプー(T)、フランソワーズ・マセ(S)、ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
 16.リュリ:テーゼオ〜序曲と行進曲
 17. リュリ:テーゼオ〜Vivez contents dans ces aimables lieux
  ヤエル・アッザレッティ、フランソワーズ・マセ、ステファーヌ・ドゥグー
CD2 
 1.パーセル:アーサー王、またはイギリスの偉人〜What Power art thou
  クリストファー・パーヴス(Bs.)
 2.パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード〜トランペットよ鳴りわたれ
   パスカル・ベルタン、フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
 3.ヘンデル:リナルド〜あの矢の森の中で
 4.ヘンデル:リナルド〜私を泣かせて下さい
   ラウラ・クレイコム(S.)、ロレンツォ・ラガッツォ(Bs-Br.)、アン・ハレンベルク(M.S.)
 5.ヘンデル:アグリッピーナ〜Come nube che fugge dal vento
  レナータ・プクピッチ(M.S.)
 6.ヘンデル:アチスとガラテア〜Fra l'ombre e gl'orrori
  クリストファー・パーヴス(Bs.)
 7.ヘンデル:オルランド〜Fammi combattere
  マリヤーナ・ミヤノヴィチ(A)
 8.ヘンデル:主は言われた〜De torrente via bibet
   ナタリー・デセイ(S.)、カリーヌ・デシェイエ
 9.ヘンデル:愛の狂乱〜Un pensiero voli in ciel
  マガリ・レジェ、(S.)ステファニー・マリ・ドゥガン(ヴィオラ)
 10.ヘンデル:復活〜Piangete, si, piangete
  サラ・ミンガルド(M.S.)
 11. ヘンデル:タメルラーノ〜Ciel e terra armi di sdegno
   ロランド・ヴィラゾン(T)
 12.ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ〜Son nata a lagrimar
  アンネ・ォフィ・フォン・オッター(M.S.)、フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
 13.ヘンデル:時と悟りの勝利〜Voglio tempo per risolvere
  ヤエル・アッザレッティ、マリアーナ・ミャノヴィッチ、トピ・レーティプー(T.)
 14.ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ〜E pur cosi in un giorno
  サンドリーヌ・ピオー(S.)、オリヴィエ・ブニシュー
 15. ヘンデル:リナルド〜Venti turbini
  フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
 16.ヘンデル:アチスとガラテア〜Benche tuoni e l'etra avvampi
  デルフィーヌ・アイダン(M.S.)
 17. ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ〜Che sento…Se pieta
  ナタリー・デセイ(S.)、ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
 18.ヘンデル:テオドラ〜How strange their ends
 19.ヘンデル:メサイア〜ハレルヤ・コーラス
ル・コンセール・ダストレ、
エマニュエル・アイム指揮
 フランスのバロック界を牽引する女性指揮者アイムが創設したル・コンセール・ダストレの創立10周年を記念して発売された2枚組アルバム。
 ブリリアント・ボックス、24ページ・ブックレット(英語、独語)


エマニュエル・アイムのアルバムから

VC-5455242
\2200→\1790
ヘンデル:二重唱集
 「ああ、人間の運命は」、「鳩は悩み、泣き、ため息をつく」、
 「盲目の愛の神、あなたを信じまい」、「行け、気まぐれな希望」、
 「あなたをじっとみつめていたい」、「私の悩みのいとしいお方」、
 「夜明けにほほえむその花を」、「愛の絆は楽しく幸福」、
 「多くの矢を私の胸に放ち」 ほか全10曲
ナタリー・デセイ
ヴェロニク・ジャンス
パトリシア・プティボン(S)他 
エマニュエレ・アイム指揮
ル・コンセール・ダストレイ
いま注目の女流指揮者、ハイムの専属第1弾。デセイ、ジャンス、プティボン・・・その歌唱陣を見ただけで頭がクラクラしてくる。

VC 5190442
\2500→\2290
ヴィラゾン、デセイ、ジャルスキー、ジャンス、ディドナート、チョーフィ
 〜意欲的実験作〜「ラメント」

 カヴァッリ:D'Hipparco, e di Climene(エジストの嘆き)(「エジスト」)/
   ロランド・ヴィラゾン(テナー)

 モンテヴェルディ:太陽神がまだ世界に昼を(ニンフの嘆き)(「戦と愛のマドリガル曲集(第8巻)」)/
   ナタリー・デセイ(ソプラノ)、サイモン・ウォール(テナー)、
   トピ・レーティプー(テナー)、クリストファー・パーヴェス(バリトン)

 ストロッツィ:L'Eraclito amoroso(「カンタータ、アリエッタと二重唱」)/
   フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)

 モンテヴェルディ:われを死なせたまえ(「アリアンナの嘆き」)/
   ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)

 ランディ:Superbe colli/
   クリストファー・パーヴェス(バリトン)
 モンテヴェルディ:さらば、ローマよ(「ポッペアの戴冠」)/
   ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)

 カヴァッリ:Acate, Ilioneo(エネアの嘆き)(「ディドーネ」)/
   トピ・レーティプー(テノール)

 カリッシミ:Ferma, lascia ch'io parli(マリア・スチュアルダの嘆き)/
   パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)

 チェスティ:Dure noie(アタマンテの嘆き)(「L'Argia」)/
   ローレン・ナウリ(バス・バリトン)

 カヴァッリ:Alle ruine del mio regno(エクバとカッサンドラの嘆き)(「ディドーネ」)
   マリー=ニコル・レミュー(アルト)、パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)
 モンテヴェルディ:わが生命なる女よ、君死にて(オルフェオの嘆き)(「オルフェーオ」)
   ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ル・コンセール・ダストレイ
エマニュエル・アイム指揮
「ラメント」にテーマを絞ったアイムのアルバム。
モンテヴェルディ「アリアンナの嘆き」でよく知られる17世紀に隆盛を誇った音楽「ラメント」を集めた実験的ともいえるプログラム。
ヴィラゾン、デセイ、ジャルスキー、ジャンス、ディドナート、チョーフィなど豪華な旬の歌手たちと作り上げた意欲作。

DVBW-0709399
\2900→\2590
ナタリー・デセイ、ローレンス・ザッゾ、ドミニク・ヴィス
 エマニュエル・アイム指揮/ル・コンセール・ダストレ
  ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ

   歌唱:イタリア語
ナタリー・デセイ(S)・・・・・・・・・・・クレオパトラ
ローレンス・ザッゾ(CT)・・・・・・・・ジュリオ・チェーザレ
イザベル・レオナード(MS)・・・・・・セスト
ヴァルドゥヒ・アブラハムヤ(MS)・・コルネリア
クリストフ・デュモー(CT)
ナタン・ベルク(B−Br)
ドミニク・ヴィス (CT) 他
エマニュエル・アイム指揮/
ル・コンセール・ダストレ
演出:ロラン・ペリ
 バロック・オペラの中でも絶代な人気を誇るヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」。その中でもとりわけ光を放つ役柄、女王クレオパトラを、2011年にナタリー・デセイがパリ・オペラ座(ガルニエ宮)で演じた、ロラン・ペリー演出版。
 タイトル・ロール役のローレンス・ザッゾはじめ、ドミニク・ヴィスなど実力派カウンター・テナーの登場にも注目!
 そして店主的にはやはり指揮のアイム。女性指揮者が普通に登場するような時代になってきたが、そのなかでもこのアイムの存在は特筆すべきもの。指揮をするというより、大地から湧き上がるエネルギーを汲み取って演奏者に投げかけるような、そんな不思議な人。2008年3月にベルリン・フィルにデビューしていて、その活躍の場はどんどん広がりそう。
 バロック・オペラ復権が現実のものとなりつつある今、この人の活躍を知らないとちょっと恥ずかしい。

 黒のトールケース、2DVD (NTSC)



アイムとデセイのレコーディング風景が見られる。コチラ








ARTHAUS


101685
(DVD)
\3900→\3590
ヤンソンス&バイエルン放送響/マーラー:交響曲 第2番 ハ短調
 マーラー:
  1.交響曲 第2番 ハ短調「復活」/
  2.私はこの世に忘れられ(C.ゴットヴァルトによる16 声部の合唱編)
アニヤ・ハルテロス(S)…1/
ベルナルダ・フィンク(A)…1/
バイエルン放送交響楽団…1/
バイエルン放送合唱団…2/
ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)…2/
マリス・ヤンソンス(指揮)


108081
(Blu-ray)
\6300→\5690
 マーラーにおけるヤンソンスの指揮の素晴らしさは、既に定評があり、例えば、コンセルトヘボウ管、またはオスロ・フィルと、それぞれオーケストラの特徴を生かした最上の演奏が繰り広げられていることはご存知の通りです。そして今回、真打登場とも.えるバイエルン放送響との「復活」の登場です。
 ソリストは、ハルテロスとフィンク。センシティヴなハルテロス、そしてやさしく包み込むようなフィンク。この2人の声の対比も見事です。
 光り輝く最終の場.に向けてぐいぐいと曲を引っ張っていくヤンソンスの集中力、そしてマーラーに対する愛がひしひしと伝わってくる素晴らしい.絵巻です。
 同時収録の「私はこの世に忘れられ」は本来「リュッケルト歌曲集」の中の1 曲ですが、最近は、このゴットヴァルト編曲による16 声部の合唱ヴァージョンが人気であり、多くの合唱団が愛唱していることでも知られるものです。
 もともと、あの「アダージェット」と似た雰囲気を持つ内省的な曲が、まるで宗教曲のような荘厳さを纏って立ち現れます。
 2003 年にバイエルン放送交響楽団の.席指揮者に就任したマリス・ヤンソンス。日本来日時のコンサートも高く評価されるなど、彼の卓越した.楽性はますます冴えを見せています。
 この演奏は2011 年に収録された映像。
  2011 年 ミュンヘンフィルハーモニー・ガスタイクライヴ収録/収録時間:96 分/音声: <DVD>ステレオ2.0/DD 5.0, <BD>ステレオ2.0/dts-HD マスターオーディオ5.0/字幕:独(原語).英.仏...伊.韓/画.:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>..2 層ディスク/<BD>単層 25GB 1080i FULL HD




THE MASTERCLASS MEDIA FOUNDATION(映像)

MMF4 044
(DVD)
\6000→\5490
マスタークラスDVD
 ボリス・クシュニール/ヴェルビエ音楽祭アカデミー

  モーツァルト:
   ヴァイオリン協奏曲第4番K218(第1&2楽章)
生徒:
 マイア・カベサ(Vn)
 アルブレヒト・メンツェル(Vn)
 ラクリン、スナイダーを育てたクシュニール

 120mm、画面:NTSC 16:9、音声:ステレオ、リージョン:0

 1948 年キエフ生まれのヴァイオリニスト、ボリス・クシュニール。モスクワ音楽院でボリス・ベレンキー、室内楽をボロディン弦楽四重奏団のワレンチン・ベルリンスキーに師事。数々の世界的コンクールで受賞し、ショスタコーヴィチやオイストラフとも親交があり彼の音楽性に大きな影響を与えています。ソリストとしてはもちろん室内楽奏者としても活躍し、モスクワ弦楽四重奏団(1970)、ウィーン・シューベルト・トリオ(1984)、ウィーン・ブラームス・トリオ(1993)、コペルマン弦楽四重奏団(2002)を創設しています。また指導者としても高く評価され現在はウィーン音楽院の教授を務め、彼の弟子としてジュリアン・ラクリン、ニコライ・スナイダーなどがいます。また世界中でマスタークラスを開催しており、この映像に収められているヴェルビエ音楽祭アカデミーでも毎年行っています。
 ここではモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4 番の第1 &第2 楽章を取り上げています。技巧的なカデンツァを有した楽曲で、充実した内容のレッスンを展開しています。
 生徒は日本生まれのトロント育ち、ブエノス・アイレス国際ヴァイオリン・コンクール優勝など数々の受賞歴を持つマイア・カベサ、2010 年モスクワのオイストラフ国際ヴァイオリン・コンクールで第3 位を獲得したアルブレヒト・メンツェル。


















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