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≪アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
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国内盤
映像




6/7(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


キング・インターナショナル

KKC 4013
\2400
鈴木・ライナー・龍一、満を持してデビュー!
 チェロ作品集〜my cello my soul

 グラズノフ:吟遊詩人の歌 作品71
 チャイコフスキー:ペッツォ・カプリチオーゾ 作品62
 レスピーギ:アダージョと変奏(1921)
 ドヴォルザーク:ロンド 作品94
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20(編曲:鈴木・ライナー・龍一)
 ブルッフ:コル・ニドライ作品47
 ポッパー:ハンガリー狂詩曲 作品68(カデンツァ:鈴木・ライナー・龍一)
 R.シュトラウス:ロマンス 作品AV75
鈴木・ライナー・龍一(Vc)
エバーハルト・ハーゼンフラッツ(P)
 ベルリン在住の音楽ジャーナリスト城所孝吉氏も絶賛!今もっともヨーローッパで注目されている天才チェリスト!

 録音:2010 年9 月18 日ハインリッヒ=ハインツ・ホール、ハンブルク、ドイツ/70’10/日本語解説書帯付

 チェリビダッケの薫陶を受け、ドイツの音楽伝統を引き継ぐベルリン生まれの本格派チェリスト、鈴木・ライナー・龍一。チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルで首席コントラバス奏者代行(1971-2005 年) を務めた鈴木良範氏の息子として早くから音楽的な環境で育ち、幼少の頃から親交のあったチェリビダッケにも師事し、音楽的に多大な影響を受けています。2000 年からはハンブルク州立歌劇場及びハンブルク・フィルの次席奏者を務めるほか、ソリストとしても活躍している注目のチェリストです。このCDは、グラズノフやチャイコフスキーの難曲かつ珠玉の名作を取り上げ、また自身の編曲による「ツィゴイネルワイゼン」などヴィトゥオーゾを追求した内容となっています。既に巨匠の風格を漂わせる彼の音楽性に心酔する1 枚です。

 鈴木・ライナー・龍一/ 無伴奏チェロ・リサイタル
  2013 年7 月15 日(月)JTアートホール




CARPE DIEM



CARPE 16297
\1800→\1690
ケイコ・ヤマグチ(ヴァイオリン)
 魔法のランプ

 パガニーニ(1782-1840):
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第3番(*)
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第2番(*)
  メヌエット[Minuetto simigliato alla gentilissima sig.a Emiglia Denegno]
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第15番(*)
  ギター・ソナタ第35番
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第5番(*)
  ギターのためのソナティナ
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第6番(*)
  メヌエット[Minuetto che va chiamando Dida]
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第17番(*)
  カンタービレ Op.17(ヴァイオリンとギターのための編曲版)(*)
Keiko Yamaguchi(ヴァイオリン(*))
ロザリオ・コンテ(ギター)

録音:2012年6月3-6日、受胎告知修道院、ロヴァート、イタリア
使用楽器:1822年、パリ、ニコラ・ルポ製(ヴァイオリン)
      1995年、ローマ、マリオ・ロザッツァ=フェラリス製(モデル:ニコラ・グロベール製)

Keiko Tamaguchiは東京芸術大学で清水高師に、バーゼルでアデリーナ・オプレアンとジェラール・ヴィスに、ルツェルン音楽院でジュリアーノ・カルミニョーラに師事した後、バーゼルのスコラ・カントールムでキアラ・バンキーニにバロック・ヴァイオリンを師事したヴァイオリン奏者。スイスを本拠にソロ活動の他、アンサンブル415やルツェルン祝祭弦楽合奏団等ピリオド、モダーンを問わず数多くのアンサンブル、オーケストラのメンバーとして活躍しています。
 彼女が弾くヴァイオリンは「フランスのストラディヴァリウス」と称されたニコラ・ロポ製のオリジナル楽器。

 

CARPE 16298
\1800
パーセニア〜歴史上最初に出版されたヴァージナル曲集
 ウィリアム・バード(1540頃-1623):
  前奏曲/ウィリアム・ピーター卿のパヴァーとガイヤルド
  前奏曲/ブラウンロー夫人メアリーのガイヤルド
 ウィリアム・バード/サイモン・マクヘイル編曲:
  ソールズベリー伯爵のパヴァーヌとガイヤルド、第2のガイヤルド
 ジョン・ブル(1562頃-0628):
  前奏曲/トマス・ウェイク卿のパヴァーヌとガイヤルド
  パヴァーヌ/ガイヤルド/ガイヤルド/ガイヤルド
 オーランド・ギボンズ(1583頃-1625):ガイヤルド/4部のファンタジア
 オーランド・ギボンズ/カタリナ・ビセンス編曲:
  ソールズベリー卿のパヴァーヌとガイヤルド(*)/女王の命令(*)
 オーランド・ギボンズ:前奏曲
カタリナ・ビセンス(ヴァージナル、チェンバロ、スピネット)
レベッカ・ルソー(トレブル・ヴィオル、ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))

録音:2013年1月22-26日、バート・クロツィンゲン城、ドイツ

歴史上最初に出版されたヴァージナル曲集「パーセニア」(1612/1613?)に収録されたイングランドの3人の作曲家の作品を収録。
カタリナ・ビセンスはチリのサンティアゴに生まれ、カーティス音楽学校(アメリカ合衆国フィラデルフィア)でライオネル・パーティに、フライブルク音楽大学(ドイツ)でロバート・ヒルに、バーゼル・スコラ・カントールム(スイス)でアンドレア・マルコンに師事したチェンバロ奏者。

 

CARPE 16291
\1800
【旧譜】
アレクサンドル・ダニレフスキ(1957-):不確定性原理
  ラウダ−レイチェル・ベックウィズの記念に(*)
  黙示録−アルフレト・シュニトケの記念に(無伴奏チェロのための)(+)
  悲しみへのオード(*)
  リコーダー・クアルテットのためのアンティフォナ(#)
アンサンブル・シンタグマ(*)
 ジュジャンナ・トート(ソプラノ) 
太刀川昭(カウンターテナー)
 守谷敦(リコーダー) 
アレクサンドル・ダニレフスキ(リュート、指揮)
 ニマ・ベン・ダヴィド、
ソフィア・ダニレフスキ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランダース・リコーダー・クアルテット(#)
 トム・ベーツ、
バルト・スパンホーフ、
パウル・ファン・ルイ、
 ヨリス・ファン・ゲーテム(リコーダー)
ラリッサ・グルーネフェルト(チェロ(*/+))

録音:時期の記載なし、AMUZ、アントウェルペン、ベルギー

ロシアのサンクトペテルブルクに生まれフランスに移住した作曲家・リュート系&フィドル系楽器奏者でアンサンブル・シンタグマ主宰、アレクサンドル・ダニエレフスキの瞑想的作品集。
 レイチェル・ベックウィズは自分の誕生日のプレゼントの代わりに発展途上国の飲料水問題の克服を推進する非営利団体への寄付を求めたアメリカ合衆国の少女。彼女は誕生日の直前に自動車事故に巻き込まれ9歳で亡くなってしまいましたが、彼女の願いはソーシャル・ネットワークによって広く知られるところとなり、寄付額は亡くなって3週間で1万ドルを超えました。
 「ラウダ−レイチェル・ベックウィズの記念に」の歌詞は15世紀イタリアのラウダ(賛歌)から採られています。





NUMERICA


NUM 1201
\2000
フェルナンド・ロペス・グラサ(1906-1994):
  レクイエム

   ポルトガルにおけるファシズムの犠牲者に捧げる Op.210(1979)
シルヴィア・コヘイア=マテウス(ソプラノ)
ミラ・シュキルチル(メゾソプラノ)
ボリス・ステパノフ(テノール)
ミハイル・ルコニン(バリトン)
ピョートル・ミグノフ(バス)
サンクトペテルブルク・スモルニー大聖堂合唱団
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
マリオ・マテウス(指揮)

録音:2007年5月3-6日、聖エカテリーナ福音教会、サンクトペテルブルク、ロシア

ポルトガルはサラザル政権(1933-1968)およびカエタノ政権(1968-1974)によるファシズム独裁体制が40年続いていました。ポルトガルの作曲家ロペス・グラサは共産党に入党し独裁政権に反対、1974年のカーネーション革命による政権崩壊の後、ファシズムの犠牲者に捧げるレクイエムを書き上げました。テキストはカトリックのラテン語典礼文。当盤の演奏者はソプラノと指揮者がポルトガル人で他はロシア勢。


NUM 1206
\2000
サラ・カルヴァリョ(1970-):7つのざくろの種
  Clave (II) (室内アンサンブルのための;2008)
   ペルフォルマ・アンサンブル
  The moon lost her name(ヴァイオリンのための;2007)
   菅野みえこ(ヴァイオリン)
  Motion machines (II) (室内アンサンブルのための;2006)
   トリオ・ノイエ・ムジーク
  Solos IV(ソプラノのための;2000)
   ラケル・カマリニャ(ソプラノ)
  Hollow[くぼみ](室内アンサンブルのための;2009)
   オフィシナ・ムジカ・ヴィヴァ
  Postlude, still in fugue(ピアノのための;2009)
   エレナ・マリニョ(ピアノ)
  Blows Hot & Cold(弦楽四重奏のための;1996/改訂:1997)
   Sebastian Wiegers, Yan Pipal, Trevor Mctait, Oliver Parr
   アントニオ・ローレンソ(指揮)

録音:2008年12月、2009年4月、アヴェイロ大学コミュニケーション&アート学部、ポルトガル

サラ・カルヴァリョはポルトガル政府給費留学生としてニューヨーク大学でニコラ・レファニュに師事した女性作曲家。


NUM 1236
\2000
ヌノ・コルテ=レアル(1971-):悦楽 室内楽作品集
  悦楽[Volupia]Op.35(2つのチェロとピアノのための;2008)
  対位法練習曲[Estudo de Contraponto](ピアノのための;2005)
  11の望み[Onze desejos]Op.13
   (ヴァイオリンとB♭管バスクラリネットのための;2001)
  ゴルトベルク注解曲[Glosa Goldberg]Op.38
   (ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;2010)
  最も親密なラルゴ[Largo intimissimo]Op.28
   (B♭管クラリネット、チェロとピアノのための;2006)
  幻想曲[Fantasia](チェロのための;2006)
  涙[Pranto]Op.17b(ヴァイオリンとヴィオラのための;2002)
  コインブラ[Coimbra]Op.18(チェロとピアノのための;2003/2008)
アンサンブル・ダルコス
 ガエル・ラサールト、
ユーハンネス・レールスタード(ヴァイオリン)
 レイェス・ガッラルド(ヴィオラ)
 エルデル・マルケス(ピアノ)
 フィリペ・クアレスマ、
マッツ・リドストレム(チェロ)
 ファウスト・コルネオ(クラリネット、バスクラリネット)

録音:2011年8月25-28日、ベレン文化センター大ホール、リスボン、ポルトガル

ヌノ・コルテ=レアルはリスボンに生まれ、オランダのロッテルダム音楽院で学んだ作曲家・指揮者。

 

NUM 1241
\2000
ポルトガルのクリスマスの歌
 カルロス・マレコス(1963-):アレンテージョ地方の3つのクリスマスの歌(2011)
  お入りなさい、羊飼いたちよ、お入りなさい,緑の牧草地の羊飼いたち,
  エルヴァスのクリスマス
 ヴァスコ・ペアルセ・デ・アゼヴェド(1961-):悲しむ羊飼い娘(2011)
 セルジオ・アゼヴェド(1968-):男児の眠り(2011)
 ヴァスコ・ペアルセ・デ・アゼヴェド:祝福と称賛あれ(2011)
 ジョアン・マドゥレイラ(1971-):クリスマスのファド(2011)
 [ボーナス・トラック]
 マリオ・リベイロ(1984-):ダンボールのおともだち(2012)
リスボン音楽院少年少女合唱団
イネス・イグレジャス(合唱指揮)
カメラータ・デ・リジュボア
ジョアナ・カルネイロ(指揮)
録音:2012年9月、リスボン、ポルトガル
 

NUM 1244
\2000
二つの世界から ダヴィド・ペレスとその時代
 ダヴィド・ペレス(1711-1778):
  フルート協奏曲(1759頃?)
  オペラ「シローエ」(1740)から
   ラオディーチェのアリア「わが思いのあやふやさ」(第1幕第16場)(*)
  オペラ「ゼノビア」(1751)から ラダミストのアリア
   「ああ、せめて心の一部が失われるなら」(第1幕第2場)(*)
 ホセ・パロミノ(1755頃-1810):
  チェンバロまたはピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのための
   協奏曲または五重奏曲(1785)(+)
 ダヴィド・ペレス:オペラ「デメートリオ」(1766)から クレオニーチェのアリア
   「私は知っている、妬む心の苦しみがどんなものか」(第3幕第3場)(*)
 ガエターノ・マリア・スキアッシ(1698-1754頃、イタリア→ポルトガル):
  フルート、2つのヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのための5声の協奏曲
 アントニオ・レアル・モレイラ(1758-1819):
  オペラ「スパルタの英雄たち」から イスメーネのアリア
   「私は惨めだ−ああ、彼の愛情を変えることはできない」(第5場)(*)
アマゾナス・バロック・アンサンブル
 ミリアム・アバド(ソプラノ(*)) 
マルシオ・パスコア(フルート、指揮)
 グスタヴォ・メディナ、
バルバラ・ソアレス(ヴァイオリン)
 ガブリエル・リマ(ヴィオラ) 
オシャナ・サガイド(チェロ)
 シルヴァネイ・コヘイヤ(コントラバス) 
ヴァネッサ・モンテイロ(チェンバロ)
 マリオ・トリリャ(チェンバロ独奏(+))

録音:2012年10月4-6日、英国聖公会教会、リスボン、ポルトガル

イタリアからポルトガルに渡ってイタリア・オペラを書いたペレスとスキアッシとイタリア・オペラを書いたポルトガル人作曲家レアル・モレイラのオペラ・アリアを中心とするプログラム。パロミノはポルトガルで活躍したスペイン人作曲家。アマゾナス・バロック・アンサンブルはブラジルのアマゾナス・バロック・オーケストラを母体とするピリオド楽器アンサンブル。

 

NUM 1245
\2000
リスト(1811-1886):ピアノ作品集
  ソナタ ロ短調/演奏会用大独奏曲/B-A-C-H の主題による幻想曲とフーガ

ジョアン・ベッテンコールト・ダ・カマラ(ピアノ)

録音:時期の記載なし、パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー、ポルトガル

1988年ポルトガルのリスボンに生まれ、リスボン音楽院を卒業後ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで学んだピアニスト、ジョアン・ベッテンコールト・ダ・カマラのデビューCD。

 

NUM 1246
\2000
フェデリコ・デ・フレイタス(1902-1980):
 ピアノ伴奏歌曲集 ファドから芸術歌曲まで

  告知/若者のための4つの歌/緑の帯/ぶどうの木のショラ
  最後の歌/おやすみなさい/ルイス・デ・カモンイスの2つのソネット
  アントニオ・クアドロスの3つの歌/九月の雨/トルバドゥールの6つの歌
  醜く老いた愚かな主婦/旦那様、おかみさん方/あなたは悲しんでいた
  10のガリシアの歌 から 恋人,風の歌,孤独,機織り女の歌
  あなたの巻き毛

イザベル・アルコビア(ソプラノ)
エレナ・マリニョ(ピアノ)

録音:時期の記載なし、アヴェイロ大学コミュニケーション&アート学部、ポルトガル

フェデリコ・デ・フレイタスはリスボンに生まれ、リスボン音楽院でルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955)に師事した作曲家・指揮者。

 

NUM 1249
(2CD)
\3000
エウリコ・トマス・デ・リマ(1908-1989):聴くを知る
 ピアノ作品集 Vol.2 ソナタ&ソナティナ全集

  ソナタ第1番嬰ハ短調(1933)/ソナタ第2番ホ短調(1935)(*)
  ソナティナ第1番イ長調(1938)(*)/組曲「アルガルヴェ」(1941)
  プログラム・ノートの朗読(ポルトガル語)
  ソナタ第3番イ短調(1948/第2版:1963)(*)/ソナティナ第2番ハ長調(1950)
  ソナタ第4番ヘ長調(1954)/組曲「天国の島」(1966)
  プログラム・ノートの朗読(英語)
ミゲル・カンピニョ(ピアノ)

録音:2012年8月6-10日、パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー・ホール、ポルトガル

エウリコ・トマス・デ・リマはリスボン国立音楽院でヴィアンナ・ダ・モッタ、ルイス・デ・フレイタス・ブランコ他に師事したポルトガルのピアニスト・作曲家・音楽教育家。(*)は世界初録音と表示されています。CD-1、CD-2の最後に朗読されるプログラム・ノートの内容は「Vol.1」(NUM 1210)と統合されたものになっています。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DOREMI



DHR 8009
\2300→\2090
ユリアン・フォン・カーロイの芸術 VOL.2
 (1)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調
 (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番作品73「皇帝」
 (3)シューベルト:さすらい人幻想曲
ユリアン・フォン・カーロイ(P)
(1)ルガーノ・マスタープレイヤーズ管弦楽団
 リヒャルト・シューマッハ(指)
(2)バイエルン放送交響楽団
 ロベルト・ヘーガー(指)
 カーロイの絶品ベートーヴェン「皇帝」

 録音:(1)1967年 (2)(3)1958 年

 ハンガリー出身のピアニスト、ユリアン・フォン・カーロイ(1914-1993)。ドホナーニとコルトーに師事し、ハンガリー動乱の際にドイツへ亡命しました。ショパン弾きとして知られ、瑞々しい感性で魅力的に聴かせます。ここではハイドン、ベートーヴェンの協奏曲を収録。軽やかに明朗に聴かせるハイドン、人間味のある柔軟さのある演奏のベートーヴェン、そして内省的な深みのあるシューベルトのさすらい人幻想曲とユリアン・フォン・カーロイの音楽的魅力に溢れる1 枚となっております。
 

DHR 7996
\2300
セゴビアとその同時代人たち第12集
 (1)ナポレオン・コスト:ブリランテ
 (2)ソル:アンダンティーノ
 (3)ポンセ:3つのメキシコ民謡第1曲、第2曲
 (4)J.S.バッハ:サラバンド
 (5)ダニエル・フォルティ:タレガへの哀歌、アラブ風奇想曲、厚紙人形の踊り
 (6)グラナドス:スペイン舞曲第5番
 (7)バルトロメ・カラタユット:マルチャ・ウンガラ、カヴォタ
 (8)ルイス・ミラン:パヴァーヌ1、2 & 3/ ドゥランダルテ
 (9)ミゲル・デ・フエンリャーナ:物憂げにさすらうムーアの王
 (10)ヴァスケス:君ゆえに死ぬ想い
 (11)ディエゴ・ピサドール:A las armas moriscote
 (12)ファリャ:粉屋の踊り/ はかなき人生
 (13)ファリャ:ドビュッシー讃歌
 (14)ミゲル・リョベート:エル・メストレ
 (15)タレガ:プレリュード第1、2 & 5番/ アラブ風奇想曲
 (16)タレガ:スケルツォ- ガヴォタ
 (17)J.S.バッハ:ブーレ(Vn のための無伴奏パルティータ)
 (18)タレガ:演奏会用大ホタ、アルマンブラの想い出
 (19)作曲者不詳:シモン・ラミレス、ギター練習曲
 (20)タレガ:マリア- ガヴォタ
(1)-(4)ミゲル・リョベート(G)
(5)(6)ダニエル・フォルティ(G)
(7)バルトロメ・カラタユット(G)
(8)-(12)エミリオ・プジョル(G)
(13)(14)アンドレス・セゴビア(G)
(15)ジョセフィーナ・ロブレード(G)
(16)(17)レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(G)
(18)(19)ロシータ・ロデス(G)
(20)フランシスココ・タレガ(G)
 ギター・ファン必見のシリーズ

 DOREMI の好評シリーズ「セゴビアとその同時代人たち第12 集」。
 20 世紀のクラシックギターの大ギタリスト、作曲家であるタレガが1899 年か1908 年頃に録音した最初期の録音や、タレガの高弟リョーベトに学んだロシータ・ロデスによる1897 年から1901 年にかけての録音など貴重な音源が多数収録されています。


<メジャー・レーベル>
 

DG


Virtuosoシリーズ


478 5695
\1200
ケンプ/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21,26,29番
 ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
 ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調「告別」 Op.81a
 ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」 Op.106
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
巨匠ケンプによる、神への敬虔な祈りにも似たベートーヴェン像
【録音】1964年, ハノーファー、ベートーヴェン・ザール[ステレオ:セッション]
 ベートーヴェン抜きにはケンプを語ることが出来ません。人間味溢れる温かな眼差しで深く精神を見つめ続けたケンプの、神への敬虔な祈りにも似たそのベートーヴェン演奏は、今のピアニストには求め得ないものです。聴き終えた後の深い感動は、ケンプならでは!
 

478 5696
\1200
ゼルキン/モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番&24番
 ①ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
 ②ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
ルドルフ・ゼルキン(P)
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団
聴くほどに味わいを増す、誠実なゼルキンの演奏
【録音】① 1982年, ロンドン、キングズウェイ・ホール, ②1985年, ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール[デジタル:セッション]
 20世紀を代表するピアニストの一人、R.ゼルキンが晩年にアバドと組んで録音したモーツァルトの協奏曲集からの2曲を収録しています。魅力的な美しさをもつ第23番と、充実した交響的手法と劇的なパトス表現による第24番。いずれもその後のロマン派を先取りした作品と評される、モーツァルトの味わい深い作品です。晩年のゼルキンによる誠実で高雅なたたずまいを備えた演奏は、まさに至高のものといえるでしょう。
 

478 5697
\1200
マゼール/ラフマニノフ:交響曲第2番、他
 ①『交響曲第2番ホ短調Op.27』
 ② 歌劇『アレコ』より間奏曲
 ③『ヴォカリーズ Op.34-14』
ロリン・マゼール(指揮)
ベルリン・フィル
情熱的、ロマンティシズムの極みによるマゼールの熱演
【録音】①1982年, ②③1983年, ベルリン、フィルハーモニー [デジタル:セッション]
 マゼールとベルリン・フィルによる演奏は、鮮明なフレージングを真っ直ぐに積み重ねて行くポリフォニー。そこに人間的な感情のゆらぎが加わって、絶妙な緊張感が生み出されています。決して過剰な演出を求めるわけではなく、ごく自然に作品の妙味を完璧に引き出していきます。ベルリン・フィルの怜悧ともいえるアンサンブルに豊麗な響きが加味された見事な名演です。
 
479 1275
(2CD)
\2400

ワーグナー:《クリスティアン・ティーレマン〜マイ・ワーグナー・アルバム》

【CD1】
 『歌劇「リエンツィ」序曲』〜
  クリスティアン・ティーレマン(指揮)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[2002年録音],
 『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」』より
  「リラの花が何と柔らかく」〜
   オットー・エデルマン(Bs) ヒルデ・ギューデン(Sp)
   ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [1950年録音],
 『歌劇「タンホイザー」序曲』〜
   ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [1951年ローマ録音],
 『楽劇「トリスタンとイゾルデ」』より
  「イゾルデ、いとしい女! トリスタン、いとしい人!」
  「寂しく私が見張るこの夜に」〜
   マーガレット・プライス(Sp) ルネ・コロ(T)
   ブリギッテ・ファスベンダー(A)
   カルロス・クライバー(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン[1981年録音],
 『楽劇「神々の黄昏」』より「葬送行進曲」〜
  クリスティアン・ティーレマン(指揮) ウィーン国立歌劇場管弦楽団[2011年録音],
 『舞台神聖祝典劇「パルジファル」』より
  「その通り、ああ、哀しくもつらいこの身の頭上に禍いあれ」
  「効くのはたった一つの武器のみ」「このうえない救いの奇跡よ」〜
   トーマス・スチュアート(Br) ジェイムズ・キング(T)
   ピエール・ブーレーズ(指揮) バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団[1970年録音]
【CD2】
 『楽劇「ラインの黄金」』より「Zur Burg fuhrt die Brucke」〜
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [1967年録音],
 『楽劇「ワルキューレ」』より
  「父上は私に刀を約束してくださった」「ワルキューレの騎行」
  「さようなら、大胆で輝かしかった娘よ」「魔の炎の音楽」〜
   ジョン・ヴィッカーズ(T) トーマス・スチュアート(Br)
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    [1966年録音],
 『楽劇「ジークフリート」』より
  「ノートゥング!ノートゥング!羨むべき剣よ」「太陽に祝福を」〜
   ジェス・トーマス(T)
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    [1968年録音],
 『楽劇「神々の黄昏」』より「ジークフリートの死」「葬送行進曲」〜
   ヘルゲ・ブリリオート(T)
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[1969年録音]
ティーレマンが影響を受けたワーグナーの名録音集
21世紀ワーグナー芸術を牽引する指揮者クリスティアン・ティーレマン。彼が大きく影響を受けたワーグナーの名演奏・名場面を収録したアルバムです。



DECCA


478 5245
(2CD)
\2400→\2190
バレンボイム&スカラ座管/
 ヴェルディ:レクイエム
アニャ・ハルテロス(ソプラノ)/
エリーナ・ガランチャ(メッゾ・ソプラノ)/
ヨナス・カウフマン(テノール)/
ルネ・パーペ(バリトン)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
指揮:ダニエル・バレボイム
ヴェルディ生誕200年、スカラ座来日記念。
バレンボイム指揮の下、綺羅星のごとき歌手が集結した新録音!
【録音】2012年8月 ミラノ
 ヴェルディ生誕200年のシーズン開幕直前に演奏された超豪華レクイエム!
 ハルテロス、ガランチャ、カウフマン、パーぺ・・・歌手陣の豪華な顔ぶれを見るだけで垂涎もののレクイエムが登場!
 昨年8月、スカラ座の新シーズン開幕を前に行われたヴェルディのレクイエムは、作曲家生誕200年のシーズンを迎えるにふさわしい超豪華なメンバーによる演奏となり、集まった超満員の聴衆を魅了しました。
 このアルバムはそのときのライヴ録音。巨匠バレンボイムのもと、全演奏者がひとつになって奏でた響きは、大きな感動をよびました。これまでにいくつもの名盤が誕生してきたレクイエムに、あらたな名盤が加わると言っても過言ではないでしょう。
 


478 5346
\2200→\1990
アシュケナージ/ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番&2番
悲しみの三重奏曲
 ①第1番 ト短調
 ②第2番 ニ短調 作品9
ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイ(ヴァイオリン)
マッツ・リドストレーム(チェロ)
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
アシュケナージ、来日記念盤。
【録音】 2012年 サフォーク、ダンウィッチ ポットン・ホール
 ピアノ・ソロ作品の次は室内楽!アシュケナージと二人の若手実力派奏者による《悲しみの三重奏曲》!
 昨年、ラフマニノフのピアノ・ソロ作品全曲録音を成し遂げたピアニスト、アシュケナージ。マエストロが次に録音したのがラフマニノフの代表的室内楽作品である2曲の《悲しみの三重奏曲》。第1番はラフマニノフ19歳の頃に書かれ、同じ編成であるチャイコフスキーのピアノ三重奏曲《ある偉大な芸術家の思い出のために》の影響を強く受けています。
 そして第2番は、チャイコフスキーの訃報を受けて書かれた作品。チャイコフスキーが師の訃報を聞いたときにピアノ三重奏曲を書いたように、ラフマニノフもまた、尊敬する大作曲家の訃報を受けてこの第2番を書いたと言われています。
 今回アシュケナージと共演するのは若く実力のある奏者二人。長年培ってきたラフマニノフ作品への思いを次の世代に伝えるかのように音楽が流れていきます。
 


478 5433
(2CD+Blu-rayオーディオ)
\5000→\4590
ブリテン:『戦争レクィエム』Op.66(全曲)
【CD1】
 『戦争レクィエム』(全曲)
【CD2】
 リハーサル録音
【Blu-ray-Audio Disc】
 『戦争レクィエム』(全曲) ・・・24bitリニアPCMで収録
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(Sp),
ピーター・ピアーズ(T),
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
パリ合唱団,
ロンドン交響合唱団,
ハイゲート学校合唱団,
サイモン・プレストン(Org),
メロス・アンサンブル,
ロンドン交響楽団
ブリテン生誕100年記念 最新リマスター、Blu-ray-Audio付!
【録音】1963年1月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
 1962年5月に、イギリス、ウォリックシャーのコヴェントリー聖マイケル教会に新たに建立された大聖堂の献堂式を行うために、この教会の委嘱によって書かれた作品。
 ブリテンとしては異例とも云えるほどメッセージ性の強いこの作品で、反戦という普遍的なテーマを扱っていることから作品の価値は現代においても色褪せることはありません。ブリテンは初演のソリストとして、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ、ピーター・ピアーズ、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとすることを初めから考慮して作曲したといわれています。
 初演は渡英できなくなったヴィシネフスカヤに代わってヘザー・ハーパーが務めましたが、録音ではヴィシネフスカヤが参加して行われました。
 このブリテン自身指揮による演奏は、まさに記念すべき永遠の名盤といえましょう。第1回目レコード・アカデミー大賞受賞作品。今回の発売では、オリジナル・マスターテープより、最新技術によるハイ・ビット・リマスタリングを使用。
 また、カルショーが保存していたというリハーサル音源も収録(こちらはリマスターされておりません)。
 さらに、ブルーレイ・オーディオ・ディスク(音声のみ)が付いており、その新リマスター音源を、非圧縮音声(24bitリニアPCM)でそのまま収録。ブルーレイ・ディスク再生機器によってこの記念すべき作品をお聴きいただくことができます。


<国内盤>


ALPHA



Alpha187
(国内盤・訳詞付)
\2940
ダウランドのリュート、ダウランドの歌
 〜リュート独奏曲とリュート・ソングさまざま〜

 ジョン・ダウランド(1563〜1626):
  ①プレルディウム ②ほら、もう一度! と恋神も誘っている(STTB)
  ③好機よ、わが仇敵よ ④デンマーク王のガリアード
  ⑤好きなひとが泣いていた(TB)⑥流れよ、わが涙(SB)
  ⑦ダウランドは変わらず、憂いは変わらず ⑧悲しみよ、留まれ(SB)
  ⑨憂愁のガリアード ⑩彼女は許してくれるだろうか(STTB)
  ⑪或る夢 ⑫落ちるがいい、水晶のごとき涙よ(STTB)
  ⑬ラクリメ(涙)⑭かえるのガリアード
  ⑮もう——ああ、もう行かなくては(STTB)
   ※特記なしはリュート独奏
トーマス・ダンフォード(リュート)
ルビー・ヒューグズ(S)
レイナウト・ファン・メヘレン(T)
ポール・アグニュー(T)
アラン・ビュエ(B)
 フランス古楽界の大御所ガンバ奏者を父に持つ俊才、ついに世に問うソロ・アルバムは伝説的古楽レーベルAlphaから——
 同レーベル初の単体ダウランド盤を飾るにふさわしい名歌手たちのしなやかな歌唱が折々興を添える、このうえないリュート盤に仕上がっています欧州古楽界の「実勢」、つまり「私たちの心を奮わせてくれる音楽をどれだけ届けられるか」は、同じ演奏家が同じだけリサイタルを行える環境にない遠隔地である日本には、なかなか伝わりにくいもの——畢竟、私たちは録音やインターネットラジオなどを通じてその魅力を知ることが多いのですが、こうして頼れるレーベルから充実した美しいパッケージで届けられるCD は、手にする喜びも含め格別なものがあるのではないでしょうか。
 そんな喜びを他のどのレーベルよりも深く伝えてくれるAlpha が、基本シリーズ187 番目のアルバムにしてついに、英国ルネサンスの憂愁のシンガーソングライター、ダウランドの単体アルバムをリリースしてくれましたぼ 私室でゆっくり鑑賞する音楽でも、ダウランドの作品はいつだって(リュート独奏でも、歌が入っていても)格別なものですが、さすがは秀逸古楽レーベルAlpha、人選が絶妙。弾き手のトーマス・ダンフォードは、フランス古楽界では知らぬ人がいないほど多忙な活躍を続けている若手最前線の俊才で、父親である凄腕ガンバ奏者にして名教師ジョナサン・ダンフォード(彼もAlpha やAS MUSIQUE に名盤がありますね)のもと、いたるところで通奏低音奏者・歌曲伴奏者として玄妙な響きを作ってきた「頼れる現場の人」。
 昨年はSaphir で制作され欧州各地の古楽専門誌などから絶賛された、フランス17 世紀後半の歌曲(エール)の達人バシイの作品集でも、一部のソロ・トラックを含め素晴しい演奏を聴かせてくれていました。
 その彼が正面からダウランド盤に取り組むと知って、黙ってはいないのが欧州古楽界の腕利きソリスト歌手たちぼヘレヴェッヘやガーディナー、コープマンといった超大物指揮者たちからも信頼を寄せられている歌手たちが一部トラックで添える二重唱・四重唱の歌声は、この時代の英語発音にも一家言あり・の彼らだけに、もはや神がかり的といってもよいほど美しく...例によって解説も充実(歌詞ふくめ全訳付)、Alpha ならではのオーガニックな秀逸自然派録音、同時代の細密画をセンス良くあしらった美麗Digipack 外装も含め、「古楽=静かに味わう大人の音楽」という構図を強く印象づけずにはおかない、とびきりの1枚なのです。お見逃しなく
 


Alpha813
(国内盤13枚組)
\7665
エリック・ル・サージュ
 シューマン:ピアノ独奏作品全集

 ①蝶々op.2 ②六つのインテルメッツォop.4
 ③ダーヴィト同盟舞曲集op.6 ④ピアノ・ソナタ第3番op.14
 ⑤クララ・ヴィークの主題による即興曲op.5 ⑥幻想曲ハ長調op.17
 ⑦フモレスケop.20 ⑧ピアノ・ソナタ第1番op.11 ⑨色とりどりの小品op.99
 ⑩交響的練習曲op.13⑪ノヴェレッテンop.21 ⑫四つの行進曲op.76
 ⑬ピアノ・ソナタ第2番op.22 ⑭四つの夜曲op.23 ⑮幻想小曲集op.111
 ⑯暁の歌op.133 ⑰幻想小曲集op.12 ⑱クライスレリアーナop.16
 ⑲四つのフーガop.72 ⑳子供のためのアルバムop.68
 (21)アレグロop.8 (22)ウィーンの謝肉祭の道化op.26
 (23)四つのピアノ小品op.32 (24)子供のための三つのソナタop.118
 (25) パガニーニの奇想曲による大練習曲集op.3
 (26)パガニーニの奇想曲による演奏会用大練習曲集op.10
 (27)アベッグ変奏曲op.1 (28)子供の情景op.15 (29)謝肉祭op.9
 (30)三つのロマンツェop.28 (31)アラベスケ(アラベスク)op.18
 (32)トッカータop.7(33)アルバムの綴りop.124 (34)花の曲op.19
 (35)フゲッタ形式による七つのピアノ曲op.126
 (36)天使の主題による変奏曲(幽霊変奏曲)WoO.24
 (37)ベートーヴェンの主題による変奏曲 (38)森の情景op.82
エリック・ル・サージュ(ピアノ/スタインウェイD)
 来日公演でのソロ演奏も好評、ますます存在感を強めてきたル・サージュがAlphaに残した偉業、ピアノ版のほうも日本語解説付にてBOX リリースとあいなります!フランソワ=サッペイ教諭の的確な解説もさることながら、演奏の確かさは比類なし。
 じっくり聴きたい13枚組!
 4月のラヴェル協奏曲での素晴しい立ち回りに続き、5月の単独来日公演も大成功、コンサートゴウアーたちにもソリストとしての風格をいかんなく示したフランス最前線の超実力派、エリック・ル・サージュ!
 個々の作品への情熱もあらたかに、しかし絶妙の客観性をもって的確な演奏解釈に結実させてゆくセンスの確かさは、あらためて日本のシーンにも深く記憶されることとなったのではないでしょうか。
 ともあれ、CD コレクター側ではすでに2006 年から2011 年初頭にかけ、シューマン生誕200 周年をはさみ、サティやメトネルにさきがけてピアノ音楽史上とりわけユニークな傑作を多々残したこのロマン派の大家の「ピアノ曲、およびピアノを含む室内作品」をすべて録音していたことが記憶に新しいところ。
 それがAlpha という、全曲シリーズ開始直前までは大半が古楽or 古楽器演奏ばかりだった秀逸小規模レーベルで行われたことは、この「もとBMG アーティスト」にとっても、またレーベル側にとっても、ひとつの快挙でした。フランス語によるシューマン単体研究書も出している音楽学者B.フランソワ=サッペイ教授が全面的に解説執筆を続けてきた、シューマンを知る、いやドイツ・ロマン派音楽を知るうえでのレファレンスともいうべきこの傑作シリーズから、先日リリースされた室内楽部分のみのBOX に続き、ピアノ音楽のほうを全て収録したBOX も完全日本語解説付にてお届けいたします!
 BOX 発売にさいし、日本語解説は1冊子にまとめるべく完全再編集。
 川田朔也氏による適切な注解も単体リリース時同様に含まれ(他に同氏による序文付)、BOX としての商品性にすぐれた逸品です。
 全集でなければめったに演奏されない作品まで抜かりない解釈。




RAMEE



RAM1207
(国内盤・2枚組)
\4515
パスカル・デュブリュイユ(チェンバロ)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
  六つの組曲 通称『イギリス組曲』

  1.第1 番イ長調BWV806 4.第4 番ヘ長調BWV809
  2.第2 番イ短調BWV807 5.第5 番ホ短調BWV810
  3.第3 番ト短調BWV808 6.第6 番ニ短調BWV811
パスカル・デュブリュイユ(チェンバロ)
使用楽器:アムステルダムのティテュス・クライネン1996年製作
(リュッケルス1624年製作モデルによる復元楽器)
バッハの肝は「音楽のことばづかい」、いわゆる音楽修辞学。
 この道を究めるフランスの名手、新たに世に送り出した充実録音は、なんと「あの名曲集」——
 バッハの組曲語法の粋が凝縮された音楽、1音1音の含蓄はとてつもなく深く...RAMEEならではの自然派録音で!
 ラ・プティット・バンドやリチェルカール・コンソートなどベルギー最前線の古楽バンドでバロック・ヴァイオリンを弾いてきたライナー・アルントが、自ら録音技師やプロデュースまでつとめる秀逸古楽レーベル、RAMEE。
 近年のリリースからもわかるとおり、基本的には誰も聴いたことのないような、それでいて多くの人の耳と心に理屈抜きで刺さる古い音楽(現存最古の15 世紀チェンバロ、16 世紀のフランス語教会音楽、ルネサンス・フルート合奏...)を選んでくるセンスがずばぬけているレーベルですが(このあたり、録音技師自身が古楽器奏者である点も大きいのでしょう)、そのセンスそのままに有名作曲家の王道名曲盤を作ったときの仕上がりの洗練度たるや、いつも破格のものがあり。
 そのことは、2008 年末に制作された同レーベル初の2枚組アルバム、バッハの『パルティータ』全6編でいかんなく示されていました。その弾き手であるフランス最前線の名手パスカル・デュブリュイユが満を持して新たに世に送り出すのが、新たなるバッハの名演、『イギリス組曲』の全曲盤! デュブリュイユはフランスのレンヌ音楽院でチェンバロのみならず「音楽修辞学」、つまり古い音楽の音の並びがどういう「語順」で組み立てられていて、それぞれ何をいわんとしていたのか?についての研究でも確たる信頼を勝ち得てきた人物で、こうした音楽修辞学がバッハの音楽を演奏するうえでいかに大切か、『パルティータ』盤では説得力あふれる演奏のみならず、長大な解説(同盤は全訳添付にて発売中)でも詳述していました。
 実際、それがあるとないとでは、ただでさえタッチの強弱で音の強弱を変えられないチェンバロという楽器での演奏は、これほど大きく変わってくるのか——そのことをあらためて印象づけずにおかないのがデュブリュイユの演奏なら、この最新新譜もまさにそういう意味で圧倒的な存在感を放っていると言ってよいでしょう。
 名工ティテュス・クライネンが作ったチェンバロはRAMEE レーベルでの過去録音でも愛奏している精巧かつ充実した銘器で、その美音のニュアンスを的確に拾いあげ、多すぎない残響感とともに自然な響きで私たちの耳に届けてくれるオーガニックなエンジニアリングも、なんと快いこと...そうした「お膳立て」が整っているからこそ、私たちはバッハの音楽の深さをいっそう奥まで体感できるのかもしれません。
 充実解説の全訳も完備、意外に全曲盤の新録音が出ないこの傑作集を、ありとあらゆる角度から味わい尽くす逸品!

<映像>


ELECTRIC PICTURE(映像)



EPC02BD
(Blu-ray)
\6400→\5790
オスロ・オペラ・ハウス〜北欧のボエーム
 プッチーニ:歌劇「ボエーム」全曲

  ボーナス:
   出演者紹介とインタビュー
マリタ・ソルベルグ(ミミ)
ディエゴ・トーレ(ロドルフォ)
ワシリー・ラデュク(マルチェッロ)
ジェニファー・ローリー(ムゼッタ)
ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(コルリーネ)
エスペン・ラングヴィク(ショナール)、他
ノルウェー国立歌劇場管弦楽団&合唱団
エイヴィン・グルベルグ・イェンセン(指揮)
演出:シュテファン・ヘアハイム

EPC01DVD
(DVD)
\5400→\4990
2012年1月31日、2月4日 オスロ・オペラ・ハウスでのライヴ
Blu-ray:収録時間:127分 16:9、1080i High Definition LPCM Stereo& DTS-HD Master Audio 5.1  字幕:イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語 Region All




6/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

INTEGRAL

INTEG 221248
\2300
〜帝政ロシア、ツァーリ時代の歌曲集〜
 チャイコフスキー:(1)「初春の日々」 (2)「なぜ?」
 (3)グリンカ:「ヒバリ」
 リムスキー=コルサコフ:
  (4)「八行詩」 (5)「たなびく雲は薄くなり」
  (6)「ばらのとりこになったナイチンゲール」
 (7)バラキレフ:「グルジアの歌」
 (8)ムソルグスキー:「ばあや、お話して」
 ラフマニノフ:
  (9)「思い」 (10)「いや、お願いだ、行かないで」
  (11)「わが子よ、おまえは花のように美しい!」
  (12)「おお悲しまないで」 (13)「私は彼女の家に行った」
  (14)「夜の静けさに」 (15)「あなたは皆に愛される」 
  (16)「彼女は真昼のように美しい」 (17)私は哀しい恋をした
 チャイコフスキー:『四季—12の性格的描写』より
  (18)3月「ヒバリの歌」 (19)7月「草刈り人の歌」 (20)8月「収穫」
(1)-(17)マリー=シルヴィ・ベーア(Ms)
 ダナ・ショカリー(Pf)
 ロシアの血を受け継ぐメッゾが歌う、帝政ロシアの歌曲集

 録音:2009年12 月18 日/50’43”

 ロシア人を父に持つメッゾ、マリー=シルヴィ・ベーアによるロシアの歌曲集。「ツァーリ時代の歌曲集」というアルバムのタイトル通り、チャイコフスキー、グリンカ、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフといった、19 世紀の帝政ロシアに活躍した作曲家の作品を集めた内容となっております。厳しい冬の雪解けを喜ぶ歌あり、愛しい人を讃える歌あり、悲恋や失恋に慟哭する歌あり……どこか郷愁の念を駆り立てられる、物哀しくも美しいピアノの伴奏に乗って響く、ロシア語ならではの柔らかくも深い歌声に静かに聴き入ります。さらに、アルバムの最後には、伴奏を務めたダナ・ショカリーによるチャイコフスキーのピアノ独奏曲「四季—12 の性格的描写」を抜粋・収録。月刊雑誌『ヌーヴェリスト』の各月号に、季節にちなんだロシア語の詩とともに曲を掲載する企画として作曲された連作で、本アルバムでは3 月の「ヒバリの歌」、7 月の「草刈り人の歌」、8 月の「収穫」が選曲されています。プログラム全体を通して、帝政ロシアの大地に息づくメロディを存分に堪能できるアルバムに仕上がっています!




NAIVE



V 5314
\2500→\2290
セルゲイ・ハチャトリャン(Vn)
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

 (1)第1番 ト長調「雨の歌」op.78
 (2)第2番 イ長調op.100
 (3)第3番 ニ短調op.108
セルゲイ・ハチャトリャン(Vn)
ルシーネ・ハチャトリャン(Pf)
 ハチャトリャン、注目必至の最新盤!姉ルシーネと描く深遠なブラームス

 録音:2012 年7&8 月、ウィグモア・ホール(ロンドン)

 圧巻のJ.S.バッハの無伴奏(V 5181)で大きな注目を集めたアルメニアが誇る若き逸材、セルゲイ・ハチャトリャンが待望の新譜をリリースいたします!
 「naIve」レーベルより5 枚目のリリースとなる今回、セルゲイが選んだのは甘露な旋律美しきブラームスのヴァイオリン・ソナタ。セルゲイの驚くべき集中力と深い呼吸、そして何より彼が生み出す中低音の響き厚き艶やかなヴァイオリンの美音の魅力が遺憾なく発揮されたプログラムで、期待を裏切らぬ白眉の出来栄えです。また、フランク& ショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタ集(V 5122)以来となる、ルシーネとの姉弟共演も本アルバムの大きな見所!気品のある落ち着いたルシーネとの絶妙なアンサンブルに、抒情性にあふれながらも決して我を失うことのない、セルゲイの成熟した表現力が光ります。日本音楽財団より貸与されている1740 年製グァルネリ・デル・ジェス『イザイ』の極上の音色も聴きどころ。驚くべき軽やかさと深奥さを併せ持った絶美の響きは、ハチャトリャンの巧みな運指と運弓あってのたまものでしょう。静かな夜に一人きり、じっくりと味わいたくなるような滋味あふれる演奏に魅入られる1 枚です。







GENUIN

GEN13264
(2CD)
\4400
「ジークフリートとヴィオレッタ」あるいは
 「リシュト・ラシュト・ルストそしてルンゲ」〜

  リヒャルト・ワーグナーとジュゼッペ・ヴェルディの
   音楽に基づく4本のホルンと語りによる3幕のオペラ断章
ジャーマン・ホルン・サウンド:
 【シュテファン・ショットシュテット(Hr)、
  ゼバスティアン・ショル(Hr) 、
  クリストフ・エス(Hr)、
  ティモ・シュタイニンガー(Hr)】
カール・ディートリヒ・グレーヴェ
 (語り、テオドロ)
マルティン・ザイフェルト(語り、ワーグナー)
 ワーグナー&ヴェルディ生誕200年記念、ホルン四重奏と語りによる「ジークフリートとヴィオレッタ」!?

 録音:2012年11月26-28日ベルリン

 ワーグナー、ヴェルディの生誕200 年を記念した企画アルバム。二人の代表的なオペラ、楽劇の中から特に有名な曲をホルン4 本に編曲し収録。さまよえるオランダ人、タンホイザー、トリスタンとイゾルデ、ローエングリン、椿姫、リゴレット、アイーダ、オテロ、マイスタージンガー、パルジファルなどから多数収録。曲の合間に語り手が二人の人生や作品について語る。ジャーマン・ホルン・サウンドはバンベルク響を始めとするドイツのオーケストラの若手奏者により2009 年に結成された。
 
GEN13271
\2200

「クロード・デルヴァンクール(1888-1954):作品集」
 ヴァイオリン・ソナタ(1923)
 「ボッカチオ」(1926)〜デカメロンの4つの肖像(ピアノのための)
 ヴァイオリンとピアノのための舞曲集(1935)
 ヴァイオリンとピアノのための「熟考」(1935)

イロナ・テン=ベルグ(Vn)
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
 粋の極み!知られざる近代フランスの作曲家デルヴァンクール

 録音:2012年4月、6月ミュンヘン

 デルヴァンクールはパリ音楽院でアンリ・ビュッセル、シャルル=マリー・ヴィドールに師事し後にローマ大賞を受賞した。第一次大戦では徴兵され重傷を負ったが、1940 年にはパリ音楽院の院長に就任した。第二次大戦下のパリではユダヤ系の音楽家が強制収容所に送られないよう、尽力したとされる。作品は管弦楽から室内楽まで幅広く、ラヴェルをさらに現代的に先鋭化したような雰囲気を持ち、ラヴェルとデュティーユを結ぶ様式的架け橋といっても言い過ぎではない。ひとつひとつの音の選び方から全体の構成まで、洗練と彫琢の限りが尽くされている。作品がまとまって一枚のアルバムになるのはおそらくはこれが初めての画期的リリース。レスピーギ・シリーズ等近代の珍しいヴァイオリン作品の紹介で定評のあるテン=ベルグ&シェーファーのコンビによる演奏です。
 
GEN13270
\2200
〜2011年ドイツ音楽コンクール優勝者〜
 「フル・パワー」〜ハノーヴァー・トロンボーン・ユニット

  ダニエル・シュニーダー(b.1961):
   8本のトロンボーンのための「オリンピア」
  サスキア・アポン(b.1957):トロンボーン四重奏曲
  クリスティアン・リンドベリ(b.1958):
   4本のトロンボーンのための「枕の下」
  デレク・ブルジョア(b.1941):
   8本のトロンボーンのための「葬送のスケルツォ」
  ダニエル・シュニーダー:トロンボーン四重奏曲
  フォルケ・ラーベ(b.1935)&ヤン・バルク(b.1934):ボロス
  デレク・ブルジョア:8本のトロンボーンのための「骨芽細胞」
ハノーヴァー・トロンボーン・ユニット:
 【フレデリック・ベッリ、
  マテウス・ドヴレツキ、
  ラルス・カーリン、
  アンゲロス・クリティコス、
  トメール・マシュコフスキ、
  トビアス・シースラー、
  マテウス・スツェンジーナ、
  ミヒャエル・ズュール】
 録音:2012年10月ベルリン

 ハノーヴァー・トロンボーン・ユニットは2008 年にハノーヴァー大学音楽学部で学ぶ8 人の若手トロンボーン奏者によって結成された。2011 年の彼らは現在、バンベルク響、ベルリン・ドイツ響、SWR バーデン・バーデン・フライブルク響、オーフス響などの団員としても活動している。収録されている作品はいずれも親しみやすいものばかりでトロンボーンの新しいレパートリーを探している関係者は必聴。
 

GEN13272
\2200
アニカ・トロイトラー(Pf)
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  幻想小曲集Op.12
  幻想曲ハ長調Op.17
アニカ・トロイトラー(Pf)
 録音:2011年11月

 アニカ・トロイトラーは今年22 歳になるドイツのピアニストで2010 年にドイツ交響楽団とシューマンのピアノ協奏曲を弾いてデビューした。これまでにミュンヘン国際ピアノ・コンクール優勝、ドイツ国際音楽コンクール特別賞など、多くのコンクールに優勝もしくは上位入賞している。澄み切った音色と完璧にコントロールされた感情とエネルギーの配分など、これからの活躍が期待される若手。
 

GEN13276
\2200
ダニエル・バイルシュミット(Org)
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
  聖なる三位一体の神秘についての瞑想
ダニエル・バイルシュミット(Org)
 録音:2012年12月パリ

 ダニエル・バイルシュミットはドイツの中堅オルガニストのひとりでライプツィヒ大学で学んだ後、アメリカ、北欧、メキシコなどで多忙な演奏活動を行う。レパートリーはバロックからロマン派、現代まで幅広く、モヴィメント・フェスティヴァルではバッハ作品とここに収録されたメシアンを演奏し好評を博した。豪華絢爛、極彩色のメシアンの世界を見事に再現した同作品の決定盤となるディスク。
 
GEN 13280
\2200→\1990
「シュンケ一家の管弦楽曲」(全曲世界初録音)
 (1)フーゴー・シュンケ(1823-1909):
  ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための小協奏曲
 (2)ヨハン・クリストフ・シュンケ(1791-1856):
  ホルンのための小協奏曲
 (3)ヘルマン・シュンケ(1825-1898):交響曲変ロ長調Op.6
パヴェル・バレフ(指揮)
バーデン=バーデン・フィル
(1)井手上 康(Vn)
 デヴィッド・ピア(Vc)
(2)ロベルト・ラングバイン(Hr)
 録音:2012年6月,78'37

 代々、25 人の音楽家を輩出しているドイツのシュンケ・ファミリーの管弦楽曲集。20 世紀初頭まで存命したフーゴーの二重協奏曲は様式的には初期ロマン派でメンデルスゾーン、ウェーバー、シュポアの影響が感じられる。フーゴーの父ヨハン・クリストフのフレンチ・ホルン協奏曲は古典派、初期ロマン派の折衷様式でもっとも若い世代であるヘルマンの交響曲はベートーヴェン、シューベルト、シューマンらの影響が感じられる抒情的な作品であるが、終楽章では、もろベートーヴェンの交響曲第7 番そっくりの主題が現れる。井出上康はバーデン=バーデン・フィルのコンサート・マスター。
 
GEN13281
\2200
「ウィニペグ/音楽と亡命」
 ラモン・ゴリゴイティア(b.1958):
  「ウィニペグ」(2010)〜
   2人の歌い手と室内アンサンブルとテープのための
 ザビエル・ベンゲレル(b.1931):
  ファンタジア・ドマラティカ(2010)〜
   ピアノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
    チェロと打楽器のための
 フェルナンド・ガルシア(b.1930):
  「夜明けが来る」(1978)〜ソプラノと弦楽四重奏のための
 マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):
  チェンバロまたはピアノのための協奏曲(1923-26)〜
   チェンバロまたはピアノ、フルート、オーボエ、
    クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
アンサンブル・イベロアメリカーノ
 録音:2012年3月

 20 世紀スペインとラテン・アメリカの作曲家の室内アンサンブルの作品を収録。チリ出身のゴリゴイティアの「ウィニペグ」は歴史に題材を取った作品でテープで演説が流されるなど、政治的な内容を併せ持つ。
 ベンゲレールはスペイン出身で作品はスペイン内戦に題材を取っている。ガルシアはチリの作曲家でノーベル文学賞受賞のチリの詩人パブロ・ネルーダの詩をテキストにした瞑想的な作品。ファリャのチェンバロ協奏曲として知られるこの作品はここではピアノで演奏されている。はもはや民族主義を超えたキッチュな名曲で新古典主義時代のストラヴィンスキーと同様の先進的なモダニズムに溢れている。
 
GEN13294
\2200
「ポートレイト」〜10フォー・ブラス
 デュカス:ラ・ペリのためのファンファーレ/
 ガブリエリ:カンツォンXIV/
 J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ/G.F.ヘンデル:シバの女王の到着/
 マーラー:私はこの世に捨てられて/
 エンリケ・クレスポ(b.1941):ブルックナー・エチュード/
 ショスタコーヴィチ:祝典序曲/ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/
 ヴィクター・ヤング(1900-56):星影のステラ/
 デューク・エリントン(1899-1974):キャラヴァン/
 アーヴィング・バーリン(1888-1989):プティン・オン・ザ・リッツ
10 フォー・ブラス
 (10forBrass,金管アンサンブル)
 録音:2012年7月ヨハネス教会,フェルクセン・ドイツ

 10 フォー・ブラス(ブラスのための10)はユンゲ・ドイチェ・フィル、マーラー・ユーゲント・オーケストラ等で活躍する若手奏者達により2010 年に結成された金管アンサンブル。編曲物を中心に金管アンサンブルの定番レパートリーの多くを収録、バロックからジャズまで肩の力を抜いて楽しめる内容。




KAIROS


13252KAI
\2400
「エンノ・ポッペ(b.1969)作品集」
 (1)労働 I(2007)
 (2)ヴェスペ(すずめばち) (2005)〜ソロ・ヴォイスのための
 (3)労働 II(2007)
 (4)葡萄(2004-05)〜ピアノ三重奏のための
 (5)労働 III(2006-07)
 (6)クローゼット(1989-2009)〜9人の音楽家のための
 (7)塩(2005)〜アンサンブルのための
(1)(3)(5)エルンスト・スルバーグ
 (ヴァーチャル・ハモンド・オルガン)
(2)ダニエル・グローガー(カウンター・テナー)
(4)(6)(7)エンノ・ポッペ(指揮)
 アンサンブル・モザイク
 評価の高いドイツの前衛作曲家エンノ・ポッペ作品集第2弾

 録音:2010-2011年ジーメンス・ヴィラ

 「インター・ゾーン(12552KAI)に続くエンノ・ポッペのKAIROS レーベルへの第2 弾。
 ポッペは数学の理論を作曲に応用した作品や電子音楽で知られており、ここに収められた作品にもその姿勢が顕著に表れている。「労働」と題された3 曲はヴァーチャル・ハモンド・オルガンの多彩な音色がコンピュータ音楽と見紛うほどの音響効果を生み出す。「ヴェスペ(すずめばち)」ではテキストの詩の韻を執拗に繰り返すなど、狂気に満ちた異様な音楽。「クローゼット」は20 年がかりで書かれた11 の小品からなる大作で、点描主義的な音楽からアイヴスばりのストリート・ミュージックまで様々な様式の音楽が万華鏡のように現われては消える。




MSR



MS1436
\2200→\1990
「ヴァイオリンとピアノのための子守歌と夜想曲」
 フランツ・ネルーダ:子守歌/
 ストラヴィンスキー:子守歌(「火の鳥」より)/リャプノフ:子守歌/
 クライスラー:ロマンティックな子守歌/フィールド:夜想曲第6 番/
 ショパン:夜想曲変ニ長調/シューマン:夕べの歌/
 ゴダール:子守歌(「ジョスラン」より)/ブラームス:子守歌/
 ドビュッシー:夢/シューベルト:子守歌/
 リスト:夜想曲第3番(愛の夢)/シマノフスキ:ノットゥルノ/
 ホヴァネス:オロール(子守歌)/
 ラヴェル:ガブリエル・フォーレの名による子守歌/
 フォーレ:子守歌(「ドリー」より)/
 チャイコフスキー:嵐の中の子守歌/グリーグ:ゆりかごの中で
デイヴィッド・ヘイズ(Vn)
ピーター・コリンズ(Pf)
 ヴァイオリンで聴く子守歌と夜想曲の有名・無名の名旋律!

 録音:2011 年7 月

 子守歌、夜想曲と名付けられた古今の名曲をヴァイオリンとピアノに編曲して演奏。
 原曲は歌曲、管弦楽曲、器楽曲など様々。中にはシマノフスキ、ホヴァネスなど珍しい曲も含まれている。デイヴィッド・ヘイズはミネソタ響、シカゴ響などで演奏の他、タングルウッド・インスティテュート・ユース管のコンサート・マスターを務めている。
 

MS1308
\2200

「サウンド・ポートレイツ」〜
 ヴィヴィアン・アデルバーグ・ルードー(b.1936)作品集

  (1)スピリット・オブ・アメリカ〜
   アーボ・ターボ(アーバン・タービュランス)
  (2)ジョンの歌
  (3)《ジョンの歌》変奏曲I
  (4)あなたの愛のスムーズ・ストーン
  (5)レベッカの星間の虹のレース
  (6)レベッカの歌
  (7)ゴー・グリーン!
  (8)キューバの法律家ジャン・ブランコ
  (9)夜明けの旅
  (10)癒される土地
  (11)癒しの場所
  (12)ムー・ゴー・ジパン・スマッシュ!

(1)ジェフリー・シルバーシュラーグ(指揮)
 ロンドン・フィル、
(2)エドワード・ホフマン(Trp)
 ジョナサン・ジェンセン(キーボード)
(2)(6)(9)(10)(12)ヴィヴィアン・A.ルードー(Elec)
(3)ディアナ・ボガート(キーボード)
(4)スティーヴン・ケイツ(Vc)
 ユン・ジュン・ション(P)
(5)(9)ジェフリー・チャペル(Pf)
(6)(9)エリック・コンウェイ(Pf)
(7)(10)サラ・ニコラス(Fl)
(7)ロナルド・マッチニク(指揮)
 セント・ジョン管弦楽団
(8)フアン・ブランコ(語り)
 シェリフ・シャーラン(ラテン・キーボード・リズム)
(11)レス・ミュージック・アメリカ(アンサンブル)
 録音:1985-2012 年

 ヴィヴィアン・アデルバーグ・ルードーはアメリカの作曲家、指揮者、プロデューサーで多くの管弦楽曲、室内楽曲、歌曲を発表している。作風はジャズ、クラシックなどを折衷したもので、「スピリット・オブ・アメリカ」はブロードウェイ・ミュージカルの序曲を思わせるよい意味で明るく溌剌とした音楽。そのほかミュージカルのナンバーを思わせる旋律豊かな歌曲やそれに基づく器楽曲を収録。
 

MS1395
\2200
「コール&エコー」〜アメリカのトランペット・ソナタ集
 ジェームズ・スティーヴンソン(b.1969):トランペット・ソナタ(2001)
 スタンリー・フリードマン(b.1951):トランペット・ソナタ(1995)
 ケント・ケナン(1913-2003):トランペット・ソナタ(1956)
 ロバート・スーダーバーグ(b.1936):
  室内音楽VII「トランペットとピアノのための儀式」(1984)
エリック・バーリン(Trp)
ナディーン・シャンク(Pf)
 録音:2010 年、ベザンソン・リサイタル・ホール,マサチューセッツ大学

 エリック・バーリンは1998 年以来、オルバニー交響楽団の首席奏者を務めており、これがMSR での二枚目のアルバムとなる。彼はトランペットのための新しい作品の紹介を意欲的に行っており、新作の委嘱・初演も多い。ここに収められたソナタはいずれもトランペットの特性を生かした演奏効果が高く、親しみやすい作品ばかりである。
 

MS1420
(2CD)
\3400
「ピリオド楽器で聴くブラームス:後期ピアノ作品集」
 CD1)幻想曲集Op.116/ピアノのための小品Op.118
 CD2)3つの間奏曲Op.117/ピアノのための小品Op.119/
 (特別トラック)
  グウェンドリン・モクとデイヴィッド・ボウルズの対話
   「ブラームスと彼のピアノについて」と
    比較演奏(間奏曲イ単調Op.116-2 と間奏曲ハ長調Op.119-3を
     モダン・ピアノとピリオド楽器で弾き比べ)
グウェンドリン・モク(Pf)
 CD1)1868 年製エラール・グランド・ピアノ使用/CD2)1871 年製シュトライヒャー・グランド・ピアノ使用

 グウェンドリン・モクはニューヨーク出身のピアニストで当MSR では二枚目のアルバムとなる。ペルルミュテールの最後の弟子である彼女は前作でエラール・グランド・ピアノを使用しラヴェルのピアノ曲全曲(MS1070)に取り組み、作曲家が活躍した時代に制作されたピアノを使って演奏することをライフ・ワークとするユニークなピアニスト。今日のピアノとはかなり趣きを異にする19 世紀のピアノを使ってブラームスの音楽の本質が炙り出される。
 
MS1424
\2200
セルティ弦楽四重奏団
 ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲Op.10
セルティ弦楽四重奏団
 録音:2008 年5 月

 セルティ弦楽四重奏団は1994 年に結成されニューヨーク、テネシー、ミシガンの諸州を中心に活動している。ブラームスとドビュッシーという全く作風の異なる作曲家の弦楽四重奏曲を共に古典的な枠組みの中でとらえ、骨太な演奏に仕上げている。
 

MS1432
\2200
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):
 歌曲集「ハーモニウム」Op.50(1951)
シェリー・オーヴァーホルト(Sop)
ジョシュア・ピアース(Pf)
 録音:2012 年1 月、ニューヨーク

 アメリカ現代音楽の重鎮パーシケッティは保守派の作曲家に属するが、ジュリアード音楽院ではフィリップ・グラスや一柳慧など新しい傾向の音楽を書く優秀な弟子を多く輩出している。ワラス・スティーヴンスの詩をテキストとする20 曲からなる歌曲集は全編、無調で書かれた表現主義的な厳しい音楽である。ソプラノのオーヴァーホルトはメトロポリタンの舞台にも度々立つ実力派。
 

MS1450
(2CD)
\3400
メアリー・コスタンツァ(Vc)
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全6曲)

  CD1) 第1番BWV.1007/第3番BWV.1009/第5番BWV.1011
  CD2) 第2番BWV.1008/第4番BWV.1010/第6番BWV.1012
メアリー・コスタンツァ(Vc)
 録音:2008 年3 月レイクヴィル

 メアリー・コスタンツァはニューヨーク出身の若手チェリストでカーティス音楽院で学んだ後、ロチェスター・フィルハーモニーの副首席奏者となった。その後、クリーヴランド音楽院、ジュリアード音楽院で再び研鑽を積み、現在はソリストとして活動している。大変清潔感のあるバッハで、安定したテクニックと誠実な音楽作りに今後の更なる飛躍が期待できる。
 

MS1465
\2200
ジェームズ・ブローン(Pf)
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ集Vol.1

  (第1番へ短調/第3番ハ長調/第23番ヘ短調「熱情」)
ジェームズ・ブローン(Pf)
 録音:2012 年4 月21-23 日、サフォーク、イギリス

 ジェームズ・ブローンはイギリス出身の中堅ピアニストで現在はニュージーランドに在住し、オーストラリア、イギリス、アメリカでさかんに活動している。アンドラーシュ・シフ、タマシュ・ヴァーシャリ、フー・ツォンらに師事しレパートリーはバロックから現代まで幅広い。大げさな身振りを一切廃したベートーヴェンは古典派というよりむしろバロック的といってもよい。




SOLSTICE


SOCD 294
\2000→\1890
セザール・フランク:
 ルツ〜聖書「ルツ記」によるオラトリオ
 ※世界初録音
ブリジット・アントネル(ソプラノ)
カロリーヌ・カザドゥシュ(ソプラノ)
ルーラ・サファール(メゾ・ソプラノ)
ジャン=ルイ・セル(バリトン)
ピエール・ヴェロ(テノール)
マルタン・バラール指揮
パリ第11大学(オルセー)交響楽団、合唱団    
録音:2012年
 1843〜45年、フランク21歳〜23歳の作品。 世界初録音 スリップケース仕様


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SOLSTICE

SOCD 289
\2000
ピエール・ラブリック(オルガン)
 ユジェーヌ・ルーシュセル (1900-1988):
  プロヴァンスの散歩道(全13曲)
ピエール・ラブリック(オルガン)
 録音: 1974年4月、10月 ルーアン、サントゥアン大修道院のカヴァイユ=コル・オルガン
 ユジェーヌ・ルーシュセルは1900年リオンで生まれ、作曲とオルガンの名門家系で育った。
 「プロヴァンスの散歩道」は3巻に分かれて作曲され、1938年(第1巻、2巻)、1973年(第3巻)に出版された。13曲の其々がプロヴァンスの風景、自然の音を写し取った「音楽のポストカード」ともいうべき作品である。
 オルガンのレパートリーが豊富なSOLSTICEらしいCDです。デジパック仕様
 ※1曲目の録音状態があまり良くなく、音飛び、音ユレが若干発生してます。2曲目以降は良好です。1974年録音ということで、ご承知おき願います。(代理店)




SUPRAPHON


SU 4137
\2000
ドヴォジャーコヴァー/アリア集
ワーグナー:
 (1)『タンホイザー』第3幕より エリーザベトの祈り「全能のマリアよ」
 (2)『トリスタンとイゾルデ』第1幕より 
  「あの人たちはさんざん私を笑い物にする歌を歌ったけれど」(イゾルデ)
 (3)同劇第3幕より イゾルデの愛の死 「優しいかすかな彼のほほえみ」
 (4)『パルジファル』第2幕より
  「いいえ、パルジファル、愚かにして清らかな人よ!」(クンドリー)
 (5)『ワルキューレ』第1幕より 
  「一族の男たちがすべて、この部屋に集まっていました」(ジークリンデ)
 (6)『ジークフリート』第3幕より 
  「甘い憧れを永遠に感じて」(ブリュンヒルデ)
 (7)『神々の黄昏』第3幕より 
  ブリュンヒルデの自己犠牲「ライン川の岸辺に大きな薪を」
スメタナ:
 (8)『ダリボル』第2幕より 「私はどうすればよいのか?」(ミラダ)
 (9)『リブシェ』第2幕より 「お父さん」(クラサヴァ)
 (10)『二人のやもめ』第2幕より 「彼らは共に去り」(アネシュカ)
ルドミラ・ドヴォジャーコヴァー(S)
ルドルフ・ヴァサータ(指揮)
プラハ国民劇場管弦楽団
 20 世紀チェコが生んだ世界的ソプラノ、ドヴォジャーコヴァーのアリア集

 録音:(1)-(3)、(5)-(7)1966 年5月31日&6 月1-2日、スプラフォン・ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)(8)1972年6月7日、(4)(9)(10)1976 年11月18日、いずれもチェコ放送局でのスタジオ録音(プラハ)/75’03”

 1960 年代、ヨーロッパ・オペラ界の第一線で脚光を浴びたチェコの名ソプラノ、ルドミラ・ドヴォジャーコヴァー(ドヴォルジャコヴァーとも)。日本では突出した知名度には恵まれていませんが、メッゾとしても十分なほどの厚みのある艶やかな歌声と、息の長いフレーズでも声の張りを失わない安定した歌唱力、さらにドラマティックな役作りで高い評価を得ていたドヴォジャーコヴァーは、これまでにチェコ地域から輩出された多くの歌手たちに先んじる最初の世界的ソプラノであったと言っても過言ではありません!
 ドヴォジャーコヴァーの生誕90 周年となる2013 年、「SUPRAPHON」レーベルから、このレーベルが持つドモヴィナ・スタジオと、当時のチェコ=スロヴァキア放送局のスタジオで収録された録音から編まれた、初のアリア集がリリースされる運びとなりました!
 1960 年代から1970 年代の録音ということで、ドヴォジャーコヴァー黄金期の歌声を余すところなく収録したアルバムとなっております。さらに嬉しいのは、彼女が十八番としたワーグナーとスメタナのアリアという選曲の素晴らしさ。ワーグナーのアリアの多くは1966 年の録音ということで、翌年1967 年にバイロイト音楽祭で行われたベーム指揮『神々の黄昏』のグートルーネ役で魅せた熱演ぶりも予期させる、艶やかな歌声が収録されています。スメタナのアリアでは、張りのある高音域を中心に、ドヴォジャーコヴァーの卓越した歌唱力を存分に知ることが出来ることでしょう。

 【ルドミラ・ドヴォジャーコヴァー】
 1923 年生まれ。エマ・デスティノヴァーやマリア・イェリッツァらの流れを汲む、チェコ出身の20 世紀を代表する世界的ソプラノ歌手。チェコ(当時はチェコ=スロヴァキア)のオストラバでデビューして間もなくプラハのオペラ界から注目され、1954 年にプラハ国民劇場と専属契約を交わす。それから60 年代にかけて、ウィーンやベルリンの歌劇場をはじめ、ヨーロッパの大劇場にも次々とデビュー。その歌声に魅入られたヴィーラント・ワーグナーの招きを受けてバイロイト音楽祭にも出演し、1966 年にはメト・デビューを果たすことで名実ともに世界的ソプラノ歌手の仲間入りを果たした。




TIMA CLUB

1971年にマウリツィオ・ティベリが創設したイタリアの声楽録音復刻専門レーベル、TIMA Clubの扱いを開始いたします。

CLAMACD 10
\2400
アウグスト・フェラウト(テノール;1903-1986)
 アリア、歌曲&カンツォーネ録音集
 

CLAMACD 22
\2400
ルチアーノ・ネローニ(バス;1909-1951)
 アリア&ロマンス録音集
 

CLAMACD 24
(2CD)\4800
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール;1892-1979)
 ラ・ボエーム・セレクション
 

CLAMACD 27
\2400
アロルド・リンディ(テノール;1888-1944)
 オペラ・アリア&歌曲録音集
 

CLAMACD 28
\2400
イリス・アダーミ・コラデッティ(ソプラノ;1904-1998)
 オペラ・アリア&歌曲録音集
 

CLAMACD 37
(3CD)
\7200
ガリアーノ・マジーニ(テノール;1896-1986)
 コロムビア、グラモフォノ、チェトラへの全録音&ライヴ録音集
 

CLAMACD 32
\2400
アドリア市立劇場 名オペラに聴く名歌手の声
 

CLAMACD 33
\2400
キオッジャの歌 劇場、オペラ、声
 

CLAMACD 34
\2400
ルチアーノ・アンジョーネ カンツォーネ名曲録音集
 

CLAMACD 35
(4CD)
\9600
ロゼッタ・パンパニーニ(ソプラノ;1896-1973) 声と芸術
 

CLAMACD 37
(2CD)
\4800
ヴェルディ:オペラ「オテロ」(準全曲)
 

CLAMACD 38
\2400
ルチアーノ・ネローニ(バス;1909-1951)
 アリア&ロマンス録音集 Vol.2
 

CLAMACD 39
\2400
アリーチェ・ガッバイ(メゾソプラノ) 歌曲録音集
 

CLAMACD 40
\2400
エレーナ・リッツィエーリ(ソプラノ;1922-1985) アリア&歌曲録音集
 

CLAMACD 43
\2400
ルチアーノ・アンジョーネ ロマンティック・メロディー
 

CLAMACD 45
\2400
ルチアーノ・アンジョーネ イン・コンサート
 

CLAMACD 49
(2CD)
\4800
フランチェスコ・アルバネーゼ(テノール;1912-2005)
 音楽に捧げた人生
 

CLAMACD 50
\2400
エミリオ・レンツィ(別名アルド・ヴィスコンティ、テノール;1908-1990)
 音楽に捧げた人生
※外装の一部に「CLAMA ML-14」と表示されておりますが、弊社では「CLAMACD 50」として管理いたします。(代理店)

CLAMACD 51
\2400
アゴスティーノ・フェリン(バス;1928-1989)
 音楽に捧げた人生
 

CLAMACD 52
\2400
ルチア・ダニエリ(1927-2005)
 音楽に捧げた人生
 

CLAMACD 54
\2400
ニーロ・オッサーニ(別名ジュゼッペ・ダル・パーネ、テノール;1912-1997)
 音楽に捧げた人生
 

CLAMACD 55
\2400
リーナ・カヴァリエーリ(ソプラノ;1874-1944)
 音楽に捧げた人生


<国内盤>


Studio N.A.T


NAT12421
\2800
枝並千花(vn)
 「naked ネイキッド」

 E.W. コルンゴルド:から騒ぎ 作品11
  〜ヴァイオリンとピアノのための4 つの小品
 B. ワルター:ヴァイオリンソナタ
 R. シュトラウス:ヴァイオリンソナタ  変ホ長調 作品18
枝並千花(vn)
長尾洋史(pf)
ブルーノ・ワルター没後50 年に寄す、「ヴァイオリンソナタ」日本初録音。
師マーラーに傾倒し作曲家としても多くの作品を残した20 世紀を代表する指揮者、ブルーノ・ワルター。
幻の名曲と早くから存在が注目されていた、ヴァイオリンソナタの日本人による待望の初CD が登場。
2012 年4 月、楽壇に大きな話題を呼んだソロリサイタルの曲目をセンッション録音にて完全収録。
しなやかで力強く絹のような美音を放つ、枝並千花待望のセカンド・アルバム。

枝並千花(ヴァイオリン):
 4歳よりヴァイオリンを始める。
 桐朋学園女子高等学校音楽科を経て、同大学音楽学部卒業。1998年第52回全日本学生音楽コンクール中学生の部全国第1位。東儀賞、兎束賞、都築音楽賞受賞。
 2001年第10回日本モーツァルト音楽コンクールヴァイオリン部門第3位入賞。03年第24回ミケランジェロ・アバド国際ヴァイオリンコンクール優勝、及びソナタ賞受賞。ミラノにて受賞コンサート出演。04年「井上道義の上り坂コンサート」にソリストとして出演。同年、大友直人指揮、東京交響楽団と共演。05年ソウルにて日韓交流演奏会に出演するなど多くの演奏会に参加する。
 クールシュヴェール音楽アカデミー(2002.2005フランス)、京都フランスアカデミー(2003)、クールシュヴェール国際音楽アカデミーinともべ(2005)、ビアリッツ音楽アカデミー(2005フランス)に参加。これまでに奥村和雄、辰巳明子各氏に師事するほか、ザハール・ブロン、ジェラール・プーレ、レジス・パスキエ、ドン・スク・カン、シュロモ・ミンツ、竹澤恭子各氏に指導を受ける。
 06年4月東京交響楽団へ入団。退団後はソロ、室内楽など幅広い分野で活動するほか、日本フィルハーモニー交響楽団等にゲストコンサートマスターとして招かれる。
 クァルテット・パーチェメンバー。2009年CHANEL Pygmalion Days のアーティストとして一年間ソロコンサートを行い好評を博す。2009年宮崎国際音楽祭、ラ・フォル・ジュルネに出演。同年マ・レコーディングスよりデビューCD「夢のあとに」をリリース。2010年よりラ・フォル・ジュルネ新潟に出演。
 2012年4月に開催されたリサイタルでは、ブルーノ・ワルターのヴァイオリンソナタをはじめとする意欲的な作品を取り上げ高い評価を得た。また六本木スイートベイジル、青山Future SEVENなどでのクラシックにとどまらないジャンルレスな活動でも注目を集めている。2013年4月には東北復興チャリティ「千の音色でつなぐ絆コンサート」に復興のヴァイオリンを演奏し参加。
 2013年中には、名古屋フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲での協演が決まっている。




ソニー・ミュージックダイレクト


MECO-1016
(SACD Hybrid)
\3000
新居由佳梨/透明な風〜ラヴェル名曲集
 1. 前奏曲
 2. ハイドンの名によるメヌエット
 3. 水の戯れ
 クープランの墓
  4. 第1曲 前奏曲
  5. 第2曲 フーガ
  6. 第3曲 フォルラーヌ
  7. 第4曲 リゴードン
  8. 第5曲 メヌエット
  9. 第6曲 トッカータ
 夜のガスパール
  10 第1曲 水の精
  11 第2曲 絞首台
  12 第3曲 スカルボ
 13 亡き王女のためのパヴァーヌ
新居由佳梨(ピアノ)
きらめく音のプリズム、精細な音の流動、たゆたうハーモニー...
 スイス国立ジュネーヴ音楽院での研鑽後、イタリア・モノポリ国際ピアノコンクール他国内外のコンクールに多数入賞、伝説のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルとのRCAレーベルへの録音など、真摯な音楽活動を繰り広げる新居由佳梨によるオール・ラヴェル・アルバムです。その類まれなる深い感受性、きらめく音のプリズム、精細な音の流動、たゆたうハーモニーは、まさに新居の真骨頂です。フランス音楽本流のエスプリを纏う新居のピアニズムが、ラヴェル生粋の名曲を通して、我々を深い感動の境地にいざないます。富士見市文化会館でのセッションレコーディング(DSDレコーディング)
録音:2013年1月30日?2月1日 富士見市文化会館(セッションレコーディング)

■アルバムについて(ライナーノーツより)
 新居由佳梨のラヴェルは鮮烈だ。かつてラヴェル「水の戯れ」や「鏡」などを主軸としたリサイタルを聴いたことがあるが、もとより大きな起伏や振幅などダイナミズムでぐいぐいと押していくタイプではない。繊細な叙情表現や精妙に移り行く心象風景の表現にこそ、新居由佳梨の本質がある。人間の感情や内省のきめ細やかな機微を実に丁寧に、そして巧緻に彫琢していくのである。
「水の戯れ」での運動性や玲瓏なタッチ、研ぎ澄まされた感性にはラヴェルへの深い共感が垣間見えたし、何よりラヴェルが持つフレーズの音型と和製の色彩感が縦横無尽に変容していく描写は新居由佳梨の鮮やかなポテンシャルを如実に示している。
ラヴェルが意図した多彩なファクター、即ちガラス細工のような儚さ、煌めくような響き、輪郭は明晰ながらパステル画のように淡い詩情、怜悧な情感に立ち昇る芳醇な香り、静謐な中に陶酔的な官能を織り上げた情景描写などは、新居由佳梨という類稀なピアニストによる斬新な表徴として、このディスクを彩っている。
解説:真嶋 雄大

■新居由佳梨(ピアノ) Yukari Arai, Piano
東京藝術大学、同大学院修士課程を経て、スイス国立ジュネーヴ音楽院(ソリストディプロム取得)を修了。留学中、パリでのショパン・フェスティヴァルなどの音楽祭やリサイタルシリーズに出演、オーケストラと共演。第7回イタリア・モノポリ国際ピアノコンクール第3位(併せてアジア人賞)などコンクールでの受賞多数。
 日本では、スタインウェイ・ジャパン㈱によるYoung Virtuoso Series、旧東京音楽学校奏楽堂デビューコンサートシリーズ、ホロヴィッツのピアノ(No.314503)による記念コンサート、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演など、幅広く活躍。シャネル㈱「Pygmalion Days」シリーズ07年度アーティスト。(財)地域創造「公共ホール音楽活性化事業」2012・13年度登録アーティスト。
 2009年3月に伝説のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルとの共演CDリリースを皮切りに、国内外の著名器楽奏者との録音・共演も数多く、安定感ある技巧と細やかな心配りで室内楽奏者としても厚い信頼を寄せられている。日本音楽コンクールで特別賞(共演賞[ヴァイオリン部門])を2度受賞。
 ソロデビューCD「メランコリー」(スタインウェイレーベル)は毎日新聞社紙上の“今月の3枚”に選ばれ、13年には渾身の自主企画「ラヴェル全曲演奏会シリーズ〜ラヴェルが愛した世界とともに〜」をスタートし、ソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメントから「透明な風〜ラヴェル名曲集」をリリース。
 ピアノを上野敬子、田中修二、渡辺健二、故ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ、ドミニク・メルレの各氏に、室内楽を漆原啓子、本荘玲子の各氏に師事。東京藝大伴奏助手(07?09年度:弦楽器科 / 10?12年度:管楽器科)および洗足学園音大ピアノ科非常勤講師。
 スタインウェイ・アーティスト。
オフィシャルブログ「con brio!」ameblo.jp/piano-yukari


<映像>


ELECTRIC PICTURE(映像)



EPC04BD
(Blu-ray)
\6400→\5790
ヴェルザー=メスト&ウィーン国立歌劇場
 R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」
エミリー・マギー(アラベラ)
ゲニア・キューマイヤー(ズデンカ)
トマシュ・コニェチュニ(マンドリーカ)
ミヒャエル・シャーデ(マッテオ)
ヴォルフガング・バンクル(ヴァルトナー伯爵)
ゾリアナ・クシュプラー(アデライーデ)、他
ウィーン国立歌劇場管&合唱団
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)
EPC03DVD
(DVD)
\5400→\4990
2012年5月6,9日、ウィーン国立歌劇場でのライヴ 
Blu-ray:152分 16:9、1080i High Definition LPCM Stereo & DTS-HD Master Audio 5.1 字幕:ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、韓国語、日本語 Region All
DVD: 152分 16:9 2.0ch (stereo) リニア PCM, ドイツ語 - 5.1ch DTS 字幕:ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、韓国語、日本語 NTSC Region All



















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