GENUIN
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「ジークフリートとヴィオレッタ」あるいは
「リシュト・ラシュト・ルストそしてルンゲ」〜
リヒャルト・ワーグナーとジュゼッペ・ヴェルディの
音楽に基づく4本のホルンと語りによる3幕のオペラ断章 |
ジャーマン・ホルン・サウンド:
【シュテファン・ショットシュテット(Hr)、
ゼバスティアン・ショル(Hr) 、
クリストフ・エス(Hr)、
ティモ・シュタイニンガー(Hr)】
カール・ディートリヒ・グレーヴェ
(語り、テオドロ)
マルティン・ザイフェルト(語り、ワーグナー) |
ワーグナー&ヴェルディ生誕200年記念、ホルン四重奏と語りによる「ジークフリートとヴィオレッタ」!?
録音:2012年11月26-28日ベルリン
ワーグナー、ヴェルディの生誕200 年を記念した企画アルバム。二人の代表的なオペラ、楽劇の中から特に有名な曲をホルン4
本に編曲し収録。さまよえるオランダ人、タンホイザー、トリスタンとイゾルデ、ローエングリン、椿姫、リゴレット、アイーダ、オテロ、マイスタージンガー、パルジファルなどから多数収録。曲の合間に語り手が二人の人生や作品について語る。ジャーマン・ホルン・サウンドはバンベルク響を始めとするドイツのオーケストラの若手奏者により2009
年に結成された。 |
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「クロード・デルヴァンクール(1888-1954):作品集」
ヴァイオリン・ソナタ(1923)
「ボッカチオ」(1926)〜デカメロンの4つの肖像(ピアノのための)
ヴァイオリンとピアノのための舞曲集(1935)
ヴァイオリンとピアノのための「熟考」(1935)
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イロナ・テン=ベルグ(Vn)
ミヒャエル・シェーファー(Pf) |
粋の極み!知られざる近代フランスの作曲家デルヴァンクール
録音:2012年4月、6月ミュンヘン
デルヴァンクールはパリ音楽院でアンリ・ビュッセル、シャルル=マリー・ヴィドールに師事し後にローマ大賞を受賞した。第一次大戦では徴兵され重傷を負ったが、1940
年にはパリ音楽院の院長に就任した。第二次大戦下のパリではユダヤ系の音楽家が強制収容所に送られないよう、尽力したとされる。作品は管弦楽から室内楽まで幅広く、ラヴェルをさらに現代的に先鋭化したような雰囲気を持ち、ラヴェルとデュティーユを結ぶ様式的架け橋といっても言い過ぎではない。ひとつひとつの音の選び方から全体の構成まで、洗練と彫琢の限りが尽くされている。作品がまとまって一枚のアルバムになるのはおそらくはこれが初めての画期的リリース。レスピーギ・シリーズ等近代の珍しいヴァイオリン作品の紹介で定評のあるテン=ベルグ&シェーファーのコンビによる演奏です。 |
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〜2011年ドイツ音楽コンクール優勝者〜
「フル・パワー」〜ハノーヴァー・トロンボーン・ユニット
ダニエル・シュニーダー(b.1961):
8本のトロンボーンのための「オリンピア」
サスキア・アポン(b.1957):トロンボーン四重奏曲
クリスティアン・リンドベリ(b.1958):
4本のトロンボーンのための「枕の下」
デレク・ブルジョア(b.1941):
8本のトロンボーンのための「葬送のスケルツォ」
ダニエル・シュニーダー:トロンボーン四重奏曲
フォルケ・ラーベ(b.1935)&ヤン・バルク(b.1934):ボロス
デレク・ブルジョア:8本のトロンボーンのための「骨芽細胞」 |
ハノーヴァー・トロンボーン・ユニット:
【フレデリック・ベッリ、
マテウス・ドヴレツキ、
ラルス・カーリン、
アンゲロス・クリティコス、
トメール・マシュコフスキ、
トビアス・シースラー、
マテウス・スツェンジーナ、
ミヒャエル・ズュール】 |
録音:2012年10月ベルリン
ハノーヴァー・トロンボーン・ユニットは2008
年にハノーヴァー大学音楽学部で学ぶ8 人の若手トロンボーン奏者によって結成された。2011
年の彼らは現在、バンベルク響、ベルリン・ドイツ響、SWR
バーデン・バーデン・フライブルク響、オーフス響などの団員としても活動している。収録されている作品はいずれも親しみやすいものばかりでトロンボーンの新しいレパートリーを探している関係者は必聴。 |
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アニカ・トロイトラー(Pf)
ロベルト・シューマン(1810-1856):
幻想小曲集Op.12
幻想曲ハ長調Op.17 |
アニカ・トロイトラー(Pf) |
録音:2011年11月
アニカ・トロイトラーは今年22 歳になるドイツのピアニストで2010
年にドイツ交響楽団とシューマンのピアノ協奏曲を弾いてデビューした。これまでにミュンヘン国際ピアノ・コンクール優勝、ドイツ国際音楽コンクール特別賞など、多くのコンクールに優勝もしくは上位入賞している。澄み切った音色と完璧にコントロールされた感情とエネルギーの配分など、これからの活躍が期待される若手。 |
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ダニエル・バイルシュミット(Org)
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
聖なる三位一体の神秘についての瞑想 |
ダニエル・バイルシュミット(Org) |
録音:2012年12月パリ
ダニエル・バイルシュミットはドイツの中堅オルガニストのひとりでライプツィヒ大学で学んだ後、アメリカ、北欧、メキシコなどで多忙な演奏活動を行う。レパートリーはバロックからロマン派、現代まで幅広く、モヴィメント・フェスティヴァルではバッハ作品とここに収録されたメシアンを演奏し好評を博した。豪華絢爛、極彩色のメシアンの世界を見事に再現した同作品の決定盤となるディスク。 |
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「シュンケ一家の管弦楽曲」(全曲世界初録音)
(1)フーゴー・シュンケ(1823-1909):
ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための小協奏曲
(2)ヨハン・クリストフ・シュンケ(1791-1856):
ホルンのための小協奏曲
(3)ヘルマン・シュンケ(1825-1898):交響曲変ロ長調Op.6 |
パヴェル・バレフ(指揮)
バーデン=バーデン・フィル
(1)井手上 康(Vn)
デヴィッド・ピア(Vc)
(2)ロベルト・ラングバイン(Hr) |
録音:2012年6月,78'37
代々、25 人の音楽家を輩出しているドイツのシュンケ・ファミリーの管弦楽曲集。20
世紀初頭まで存命したフーゴーの二重協奏曲は様式的には初期ロマン派でメンデルスゾーン、ウェーバー、シュポアの影響が感じられる。フーゴーの父ヨハン・クリストフのフレンチ・ホルン協奏曲は古典派、初期ロマン派の折衷様式でもっとも若い世代であるヘルマンの交響曲はベートーヴェン、シューベルト、シューマンらの影響が感じられる抒情的な作品であるが、終楽章では、もろベートーヴェンの交響曲第7
番そっくりの主題が現れる。井出上康はバーデン=バーデン・フィルのコンサート・マスター。 |
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「ウィニペグ/音楽と亡命」
ラモン・ゴリゴイティア(b.1958):
「ウィニペグ」(2010)〜
2人の歌い手と室内アンサンブルとテープのための
ザビエル・ベンゲレル(b.1931):
ファンタジア・ドマラティカ(2010)〜
ピアノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
チェロと打楽器のための
フェルナンド・ガルシア(b.1930):
「夜明けが来る」(1978)〜ソプラノと弦楽四重奏のための
マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):
チェンバロまたはピアノのための協奏曲(1923-26)〜
チェンバロまたはピアノ、フルート、オーボエ、
クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 |
アンサンブル・イベロアメリカーノ |
録音:2012年3月
20 世紀スペインとラテン・アメリカの作曲家の室内アンサンブルの作品を収録。チリ出身のゴリゴイティアの「ウィニペグ」は歴史に題材を取った作品でテープで演説が流されるなど、政治的な内容を併せ持つ。
ベンゲレールはスペイン出身で作品はスペイン内戦に題材を取っている。ガルシアはチリの作曲家でノーベル文学賞受賞のチリの詩人パブロ・ネルーダの詩をテキストにした瞑想的な作品。ファリャのチェンバロ協奏曲として知られるこの作品はここではピアノで演奏されている。はもはや民族主義を超えたキッチュな名曲で新古典主義時代のストラヴィンスキーと同様の先進的なモダニズムに溢れている。 |
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「ポートレイト」〜10フォー・ブラス
デュカス:ラ・ペリのためのファンファーレ/
ガブリエリ:カンツォンXIV/
J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ/G.F.ヘンデル:シバの女王の到着/
マーラー:私はこの世に捨てられて/
エンリケ・クレスポ(b.1941):ブルックナー・エチュード/
ショスタコーヴィチ:祝典序曲/ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/
ヴィクター・ヤング(1900-56):星影のステラ/
デューク・エリントン(1899-1974):キャラヴァン/
アーヴィング・バーリン(1888-1989):プティン・オン・ザ・リッツ |
10 フォー・ブラス
(10forBrass,金管アンサンブル) |
録音:2012年7月ヨハネス教会,フェルクセン・ドイツ
10 フォー・ブラス(ブラスのための10)はユンゲ・ドイチェ・フィル、マーラー・ユーゲント・オーケストラ等で活躍する若手奏者達により2010
年に結成された金管アンサンブル。編曲物を中心に金管アンサンブルの定番レパートリーの多くを収録、バロックからジャズまで肩の力を抜いて楽しめる内容。 |