クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ




≪アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




6/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

GLOSSA CABINETシリーズ



GCD C81601
\2000→\1890
エルヴェ・ニケ(指揮)&コンセール・スピリチュエル
 パーセル:歌劇《ディドーとエネアス》(全曲)
エルヴェ・ニケ(指揮)
コンセール・スピリチュエル、
ラウラ・パドウェル
 (メゾ・ソプラノ/ディドー、魔法使いの女)
ピーター・ハーヴェイ(バス/エネアス)、
サロメ・ハラアー(ソプラノ/ベリンダ、第1の魔女)
マリー=ルイーゼ・デュトワ
 (ソプラノ/第2の女、第2の魔女)
ニコラス・マイール(テノール/水夫)
マシュー・ホワイト
 (カウンター・テナー/魔法使いの女の霊)
 鬼才エルヴェ・ニケ&コンセール・スピリチュエル!記念すべきグロッサ専属第1弾のパーセル!

 数々の古楽革命を起こし、フランス・バロック音楽の復興を実現させてきた稀代の鬼才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル。
 2012年で結成25周年を迎えたコンセール・スピリチュエルとエルヴェ・ニケのグロッサ(Glossa)専属第1弾となったのが、このヘンリー・パーセル(1659−1695)の歌劇「ディドーとエネアス」の全曲録音。
 ニケ&コンセール・スプリチュエルにとって「アーサー王」と並ぶ重要なレパートリーであり、イギリスにおけるバロック・オペラの代表的作品、パーセルの「ディドーとエネアス」では、序曲からビロードのような美しい響きで聴き手を幻想の世界に誘う。
 ディドーを歌うラウラ・パドウェル、エネアスを歌うピーター・ハーヴェイなど、古楽界の名歌手たちが集ったソリストたちの深い歌唱にも注目。

 ※録音:2000年5月、ノートルダム・デュ・リバン教会(パリ)



 


GCD C80109
(2CD)
\3200→\2890
ホセ・ミゲル・モレーノ
 常にダウランド、常に悲しく 〜 ジョン・ダウランド(モレーノ編):
  ルネサンス・リュートとギター(テオルボ)のための二重奏曲集

  ジョン・ダウランド(1563−1625)/
  ホセ・ミゲル・モレーノ編:ウィンター夫人のジャンプ/
  靴屋の女房/蛙のガリアード/
  ジョン・ラングトン氏のパヴァン/
  ラングトン氏のガリアード/わが窓より立ち去れ/
  ジョン・スミス卿のアルメイン/華やかな戦いのガリアード/
  ファンタジー/ラ・ミア・バルバラ(私のバルバラ)/
  ノリッシュ夫人の喜び/ニコルス夫人のアルメイン/
  ファンシー/常にダウランド、常に悲しく/
  デンマーク王のガリアード/(タイトルのない作品)/
  ケイス博士のパヴァン/ガリアルダ/
  ラクリメ(ラクリメ・パヴァン〔涙のパヴァン〕)/
  レイトン夫人のアルメイン/プレルディウム(前奏曲)/
  ウィロビー閣下ご帰館/若い娘/ストラング卿のマーチ/
  運命/ぼくの受けた苦しみを/
  ホワット・イフ・ア・デイ(1日でもあるとすれば)/
  ハンスドン夫人のパフ(アルマンド)/ファンシー/
  ソルス・クム・ソラ(男ひとりに女ひとり)/
  エリザベス女王のガリアード/タールトンの復活
ホセ・ミゲル・モレーノ
 (ルネサンス・リュート:
  2002年製 ホセ・ミゲル・モレーノ作)
エリジオ・キンテイロ
 (テオルボ:
  1997年製 ルールデス・ウンシャーリャ作/
  ギター:1999年製 カルロス・ゴンザレス作)
 リュートの賢人の遊び心に満ちた新解釈。ホセ・ミゲル・モレーノが奏でる地中海風ダウランド!

 16世紀英国出身のリュート奏者兼作曲家ジョン・ダウランド(c.1563−1626)と、現代のスペインが誇るピリオド・ギターとリュートの賢人エミリオ・モレーノの時空を超えた邂逅が生んだ「ダウランドの二重奏曲集」!
 モレーノは、リュート・ソロで演奏することを想定したダウランドのリュート作品を、キンテイロのギター&テオルボを従え、敢えてすべてデュオで奏でるという遊び心に満ちた新解釈を披露。
 「常にダウランド、常に悲しく」や「ラクリメ(涙のパヴァン)」などの傑作が、モレーノとキンテイロ、名手2人の見事な掛け合いによって、地中海風の雰囲気に包まれながら優しく響く——。

 ※録音:2002年9月、サン・ミゲル教会(クエンカ、スペイン)



 


GCD C80905
\2000→\1890
ラ・ヴェネクシアーナ
 ルッツァスキ:マドリガーレ集第5巻

 そよ風はめぐり/わが燃ゆる吐息よ、往くがいい/
 わが恋人よ、おまえから離れ/もしもおまえがわたしの命なら/
 そよ風はめぐり*/おお、愛の奇跡/おお、甘く、おお、うるわしい/
 ああ、わがむごき運命よ、無上の星よ!/
 あなたが去るなら、わたしは死ぬ/うるわし恋人よ、おまえは喜ぶ/
 いとしい人よ、あなたに命を与えるために/
 おお、甘く、おお、うるわしい*/
 雪におおわれ、わたしは甘く燃え上がる/
 すぐにこの心は歓喜にふるあえるだろう/
 わたしを信じてください/あなたから遠く離れてわたしは生きる/
 この身はあなたのもとから離れても/
 身を焦がしつつ、わたしは死んでゆく/
 すぐにこの心は歓喜にふるあえるだろう*/
 どうしてこの心が生きられようか/喜ぶがいい、美しいひとよ/
 運命がわたしをあなたから遠ざけても/
 見つめるな、おまえが見つめると/
 往け、わたしの嘆きよ(マドリガーレ集第6巻より)/
 わたしを信じてください*/
 美しいひとよ、たとえ遠くに離れていても(マドリガーレ集第6巻より)/
 心楽しく歌うがいい(マドリガーレ集第7巻より)
  *=女声三重唱と器楽による演奏
ラ・ヴェネクシアーナ
 〔ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
  ナディア・ラーニ(ソプラノ)、
  ダニエラ・ガーリ(ソプラノ)、
  クラウディオ・カヴィーナ
   (カウンターテナー&ディレクター)、
  サンドロ・ナリア(テノール)、
  ジュゼッペ・マレット(テノール)、
  ダニエレ・カルノヴィチ(バス)、
  ロレダーナ・ジントーリ(ダブル・ハープ)、
  フランコ・パヴァン(リュート)、
  ガブリエーレ・パロンボ(リュート)、
  ロドニー・プラーダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ)〕
 ラ・ヴェネクシアーナが歌うルッツァスキ!アルフォンソ2世の秘密のレパートリーを知る。

 ルッツァスコ・ルッツァスキ(c.1545−1607)は、イタリアのフェラーラで生を受け、モンテヴェルディ、マレンツィオと並ぶマドリガーレの作曲家、フレスコバルディの師、アルフォンソ2世の宮廷音楽家として音楽史にその名を残す大作曲家。
 フェルラーラ宮廷の音楽家としては、アルフォンソ2世に仕える「コンチェルト・デッレ・ダーメ」(女声による重唱アンサンブル)が歌い、各地の王侯貴族から注目を集めた門外不出の秘密のレパートリーを作曲するという大役を担っている。
 クラウディオ・カヴィーナが率いるヴォーカル・アンサンブルは、この「マドリガーレ集第5巻」の中で、女声三重奏と器楽、つまりアルフォンソ2世の秘密のレパートリー、雰囲気の再現を試みている。
 ルッツァスキの再評価の契機となったラ・ヴェネクシアーナの名唱です。

 ※録音:1999年2月、コレット聖母マリア教会(ロレット)



 


GCD C80807
(2CD)
\3200→\2890
名手ハーツェルツェットのバッハ!
 J.S.バッハ:フルート・ソナタ集

 フルートと通奏低音のためのソナタ第2番ホ短調 BWV.1034/
 フルートとチェンバロのためのソナタ第3番ホ短調 BWV.1032/
 フルートと通奏低音のためのソナタ第3番ホ長調 BWV.1035/
 フルートと通奏低音のためのソナタ第1番ハ長調 BWV.1033/
 フルートとチェンバロのためのソナタ第1番ロ短調 BWV.1030/
 フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1021/
 フルートとチェンバロのためのソナタ第2番変ホ長調 BWV.1031/
 フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV.1020
  (原曲:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV.1020)/
 《音楽の捧げもの》より トリオ・ソナタ ハ短調 BWV.1079
ウィルベルト・ハーツェルツェット
 (フラウト・トラヴェルソ)
ジャック・オッホ
 (チェンバロ&
  ジルバーマン・フォルテピアノ)
ヤープ・テル・リンデン(バロック・チェロ)
 古楽大国オランダの名手ハーツェルツェットのバッハ!時代考証とバッハ研究に基づくフルート・ソナタ集!

 古楽大国オランダの古楽系フルーティスト、ウィルベルト・ハーツェルツェットと、ジャック・オッホ、ヤープ・テル・リンデンという古楽界の名奏者たちの豪華共演によるJ.S.バッハのフルート・ソナタ集。
 綿密な時代考証、バッハ研究に基づき、「フルートとチェンバロのためのソナタ」の1部や「音楽の捧げもの」からの「トリオ・ソナタ」では、鍵盤パートにジルバーマン・フォルテピアノを採用。
 「トリオ・ソナタ」(BWV.1079)での各楽器への旋律の振り分け、「BWV.1021」のフルート版など、知性派ハーツェルツェットの新機軸が多く打ち出されているところが大きなポイントである。

 ※録音:2001年3月&2002年2月、ユトレヒト(オランダ)


 


GCD C80307
\2000→\1890
ヌリア・リアル(ソプラノ)!
 コルセッリ:スペイン宮廷の音楽

 歌劇《スキュロス島のアキレス(シロのアキレス)》より 序曲
 クリスマス・カンタータ
  《美しい声でさえずる姿の見えないうぐいす》より
   レチタティーヴォとアリア
 歌劇《スキュロス島のアキレス》より 行進曲
 聖土曜日の第2朗読
 オラトリオ《サンタ・クロチルド》より 序曲
 聖木曜日の哀歌
 歌劇《イル・ファルナーチェ》より シンフォニア
 《アスタ・アクイ、ディオス・アマンテ》より
  レチタティーヴォとアリア
 歌劇《イル・ファルナーチェ》より 行進曲
ヌリア・リアル(ソプラノ)
エミリオ・モレーノ(指揮)
エル・コンチェルト・エスパニョール
 18世紀オーケストラの首席ヴィオラ奏者とバルセロナの歌姫が共演!

 18世紀オーケストラの首席ヴィオラ奏者であるエミリオ・モレーノが主宰するスペインのピリオド・オーケストラ、エル・コンチェルト・エスパニョールのデビュー・タイトルとなったのが、バルセロナに現れた古楽界の歌姫ヌリア・リアルを迎えてのフランチェスコ・コルセッリ(1705−1778)の「スペイン宮廷での音楽」。
 フランス人の両親を持つ18世紀イタリアの作曲家コルセッリは、1734年にマドリード王宮の司教補佐宮廷楽長、37年には司教補に就任。その後は王室礼拝堂の名目的楽長、少年聖歌隊の学校長を務めるなどスペインを活躍の場とした音楽家である。
 母国イタリアのペルゴレージやガルッピからの影響に、スペインで身に着けた色彩豊かな旋律とリズム、新鮮なソノリティが加わったコルセッリの音楽は、18世紀スペインの重要作である。

 ※録音:2002年2月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)



 


GCD C80007
\2000→\1890
ゲドロン:宮廷歌曲集 〜
 ロベール・バラール、ニコラ・ヴァレ、エリアス・メルテル、
  アントワーヌ・フランシスクのリュート前奏曲付き

   前奏曲 第3番(ニコラ・ヴァレ)/人間よため息をつくのをやめなさい/
   前奏曲 第13番(ニコラ・ヴァレ)/ある日恋人のシルヴィーは/
   前奏曲 第175番(エリアス・メルテル)/どのような癒やされる希望が/
   前奏曲 第131番(エリアス・メルテル)/こうしてやむを得ず/
   リュートによる第1アントレ(前奏曲)(ロベール・バラール)/
   愛の混じったため息/前奏曲 第8番(ニコラ・ヴァレ)/
   私はとても歌いたい/
   リュートによる第5アントレ(前奏曲)(ロベール・バラール)/
   もうだめだ、もう見ないだろう/恋するルアンドルが/
   前奏曲(アントワーヌ・フランシスク)/何という激しい苦しみ/
   前奏曲第109番(エリアス・メルテル)/羊飼いの楽しみに、喜びに/
   前奏曲 第97番(エリアス・メルテル)/結局、何ということだ/
   前奏曲 第207番(エリアス・メルテル)/
   この思いは終わることなく/前奏曲 第93番(エリアス・メルテル)/
   初めて彼女を見た時/何を? だから恋人が/
   前奏曲 第179番(エリアス・メルテル)/
   私の魂が決して傷つかないならば/
   前奏曲 第3番(エリアス・メルテル)/それ故この天の驚異は
クロディーヌ・アンセルメ(ソプラノ)
パオロ・ケリーチ(リュート)
 舞台は17世紀初頭のフランス宮廷。ピエール・ゲドロンの宮廷歌曲集!

 17世紀初頭のフランス王室で、国王と国王の母の室内楽団音楽監督、総監督を務めるなど、フランスの宮廷において重要な地位にあったピエール・ゲドロン(c.1565−c.1620)。
 生没年も含めてその生涯は不明な点が多いものの、優れた「エール・ド・クール」や「バレ・ド・クール」を作曲し、シャイトやスヴェーリンクからも一目置かれていたという逸話が残るなど、宮廷音楽家としてだけでなく、17世紀初頭のフランスにおける歌曲の発展に与えた影響は非常に大きい。
 ジュネーヴ出身の古楽系ソプラノ、クロディーヌ・アンセルメとミラノ音楽院で教鞭を執るリュート奏者パオロ・ケリーチのデュオが、フランスの王宮で花開いたゲドロンの音楽の魅力をじっくりと教えてくれる。

 ※録音:1995年10月、エレモ・ディ・ロンザーノ(ボローニャ)







LABEL−HERISSON


LH 01
\2400
ルクレール:室内楽作品集
 易しい音楽の慰み第2集 ト短調 Op.8
 ソナタ ニ短調 Op.4-1
 ソナタ 変ロ長調 Op.4-2
 ソナタ ニ短調 Op.4-3
 ソナタ ヘ長調 Op.4-4
パスティッチョ・バロッコ
 〔ダヴィッド・ワルター(オーボエ)、
  エレーヌ・ギューレ(オーボエ)、
  ファニー・マセリ(ファゴット)、
  エステル・ブライエ(コントラバス)、
  パトリック・アイルトン(チェンバロ)〕
 バロック音楽をレパートリーの中心とするフランス、パリの新興レーベル「Label Herisson(レーベル・ヘリソン)」の取り扱いを開始します。

 フランコ=ベルギー派の開祖とも称される18世紀フランスのヴァイオリンの巨匠であり、トリノ、ロンドン、ハーグなどヨーロッパを巡り、フランスとイタリアの様式を共存させたジャン=マリー・ルクレール(1697−1764)のソナタ集。
 パスティッチョ・バロッコは、パスカル・モラゲス木管五重奏団のオーボイスト、ダヴィッド・ワルターや、パリ室内管弦楽団のファゴット奏者ファニー・マセリ、レ・シクエルの首席コントラバス奏者でジャズのフィールドでも活躍するエステル・ブライエなど、フランスで活躍する実力者たちによるアンサンブル。
 パスティッチョ・バロッコのルクレール、艶やかで優雅な世界は絶品です。2006年7月の録音。
 


LH 02
\2400→\2190
C.P.E.バッハ:クラヴィコードのための作品集
 ファンタジア第1番ヘ長調 Wq.59-5/
 ファンタジア第2番ハ長調 Wq.59-6/
 ソナタ ホ短調 Wq.65-30/ソナタ ホ短調 Wq.59-1/
 ソナタ ト短調 Wq.65-27/幻想曲嬰ヘ短調 Wq.67《感情》/
 わがジルバーマン・クラヴィーアからの別れ Wq.272
マチュー・デュピュイ(クラヴィコード)
 プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷にチェンバロ奏者として仕え、後に続くハイドンやベートーヴェンに大きな影響を与えた大バッハの二男、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(1714−1788)。
 パリ音楽院のチェンバロと通奏低音で1等賞を獲得した1977年生まれの気鋭の鍵盤奏者、マチュー・デュピュイが弾くクラヴィコードは、クリスティアン・ゴットローブ・フーベルトの1787年製フレット式クラヴィコードのレプリカモデル。
 クラヴィコードの特色に着目したC.P.E.バッハの奥深きアイディアを味わいたい。2008年4月21日−23日の録音。
 

LH 03
\2400
テレマン:楽しみと喜び 〜 室内楽作品集
 三重奏曲第12番 変ホ長調
 ファゴット・ソナタ ヘ短調
 オーボエ・ソナタ 変ロ長調
 ファゴット・ソナタ ホ短調
 オーボエ・ソナタ ホ短調
 パルティータ第4番ト短調
ダヴィッド・ワルター(オーボエ)
ファニー・マセリ(ファゴット)
マチュー・デュピュイ(チェンバロ)
レミ・カサーニュ(テオルボ)
ヴァレリ・デュラック(チェロ)
 パスカル・モラゲス木管五重奏団のオーボエ、ダヴィッド・ワルターと、1979年イタリア出身でパリ室内管弦楽団の首席ファゴット奏者、ファニー・マセリが知的なソロを披露してくれるテレマンのソナタ集。
 チェンバロのマチュー・デュピュイなど、通奏低音のメンバーたちの安定感、一体感が、ソロの美しさをひきたてている。2007年9月の録音。
 

LH 04
\2400
スカルラッティ:ソナタ集
 ソナタ ト短調 K.121/ヘ短調 K.204/変ホ長調 K.193/
 イ短調 K.175/ト長調 K.124/ハ長調 K.513/
 ト長調 K.431/ニ長調 K.178/ニ短調 K.64/ニ短調 K.213/
 ニ短調 K.141/変ロ長調 K.273/ヘ長調 K.419/
 ト長調 K.284/イ長調 K.113/ロ短調 K.87/ロ短調 K.409/
 ハ長調 K.157/ハ長調 K.423/ニ短調 K.138/
 ニ長調 K.214/ニ長調 K.490/ニ長調 K.491/ニ長調 K.492
マチュー・デュピュイ(チェンバロ)
 1977年生まれ、パリ音楽院を一等賞で卒業したエリート、マチュー・デュピュイ。
 チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノの古楽系鍵盤楽器の演奏から、伝統音楽、ジャズなど、時代やジャンルを問わずスタイルの持ち主でもあるデュピュイが、スカルラッティのソナタで弾く楽器は、1710年頃にナポリで製作されたオリジナルのチェンバロ。1段目の鍵盤には金属弦、2段目の鍵盤にはガット弦が張られた18世紀初期の銘器から響く音色、仕掛けが非常に興味深いところ。2009年11月の録音。




LCMS


LCMS 901
\2400
ア・プレイス・ビトウィーン
 タヴナー:イコン・オヴ・ジョイ・アンド・ソロウ(世界初録音)
 ペルト:偉大な都市への賛歌
 クナイフェル:
  天の王(弦楽四重奏、ソプラノ、ピアノ&チェレスタ版世界初録音)
 シルヴェストロフ:
  イコン(世界初録音)、《25.X.1893》より 子守歌(世界初録音)
 ペルト:主よ、平和を与えたまえ(弦楽四重奏版世界初録音)
 グレツキ:グッド・ナイト(おやすみ)Op.63
 ケージ:ある風景のなかで
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)
カリーノ弦楽四重奏団
マイケル・マクヘイル(ピアノ&チェレスタ)
イオアナ・ペトク=コーラン(ヴァイオリン)
ヴォウニーン・ライアン(フルート)
スティーヴン・ケリー(打楽器)
 2006年に設立されたイギリス、アイルランドのラウズ・コンテンポラリー・ミュージック・ソサエティの自主レーベル「LCMS」の取り扱いを開始します。
 イギリスのタヴナーとアメリカのケージ、ポーランドのグレツキ、旧ソ連諸国の作曲家たちによる宗教的題材を持つ作品集。
 1937年ウクライナ出身のヴァレンティン・シルヴェストロフの「イコン」では、弦楽四重奏による崇高なる祈りの音楽が、清らかに、そして穏やかに奏でられてゆく。2009年の録音。
 
LCMS 1001
\2400

パス
 ヤノフ=ヤノフスキー:チャン・ミュージックIV(世界初録音)
 ペルト:
  Von Angesicht zu Angesicht(世界初録音)
  スンマ(ギター四重奏版世界初録音)
 メドユルヤノヴァ:永遠の平和(世界初録音)
 ヴレバノフ:スペルIII(世界初録音)
 タヴナー:エピストル・オヴ・ラヴ(世界初録音)
 ナダレシュヴィリ:四重奏曲第1番第3楽章
 タヴナー:サーマ・ヴェーダ(世界初録音)

ラウズ・コンテンポラリー・
 ミュージック・ソサエティ
 イギリスのタヴナー、セルビアのヴレバノフ、グルジアのナダレシュヴィリ、エストニアのペルトなど、西欧、東欧、バルト諸国の多国籍プログラム。
 ペルトの「Von Angesicht zu Angesicht」では、ソプラノのパトリシア・ロザリオやザ・シックスティーンのイーモン・ドゥーガンが参加。響きのなかに存在する現代の作曲家たちの主張が、ストレートに訴えかけてくる。2009年−2010年の録音。
 
LCMS 1201
\2400→\2190
ヒリヤード・アンサンブル
 夜の音楽

 ユスポヴァ:キーテジ-19
 ヤノフ=ヤノフスキー:夜の音楽
 アリ=ザデー:アスク・ハヴァシ
 グバイドゥーリナ:リペンタンス
 ヤノフ=ヤノフスキー:朝
ヒリヤード・アンサンブル、
イヴァン・モニゲッティ(チェロ)
リディア・カヴィーナ(テルミン)
ジャン・トーレル(指揮)
EQアンサンブル、他
 ヒリヤード・アンサンブルや、モスクワ音楽院におけるロストロポーヴィチ最後の弟子イヴァン・モニゲッティなどが参加する"シルクロード"の国々のコンテンポラリー作品集。
 ドミトリー・ヤノフ=ヤノフスキーの「夜の音楽」は、ヨーヨー・マのシルク・ロード・アンサンブルのために2000年に作曲された作品。2010年&2011年の録音。
 

LCMS 1202
\2400
メタモルフォージス
 ヤノフ=ヤノフスキー:全てのものは見た
 アリ=ザデー:偽りの変容
 グバイドゥーリナ:深淵の淵で
 クナイフェル:おお、聖霊
 グバイドゥーリナ:幻覚: ダンシングサン
チェリ・モニゲッティ
 旧ソヴィエト連邦を形成していた国々の作曲家たち、タタールスタン共和国のグバイドゥーリナ、ウズベキスタンのクナイフェル、アゼルバイジャンのヤノフ=ヤノフスキーとアリ=ザデーのチェロ八重奏のための新しい音楽。
 グレゴリオ聖歌の「怒りの日」が引用されているグバイドゥーリナの「深淵の淵で」では、チェロ・アンサンブルとウォーターフォンの相乗効果が、独特のセンスと世界観を創り出している。2011年10月の録音。




BR KLASSIK


900312
\2300
ミヒャエル・ヴォッレ:バリトン・リサイタル
 1.ヘンデル(1685-1759):
   メサイア HWV536-まことに、万軍の主はこう言われる /
 2.ヘンデル:テ・デウム ニ長調 HWV283 "デッティンゲン"-
  なしたまえ、主よ、この日われらが罪を犯さぬように/
 3.モーツァルト(1756-1791):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K527 第2幕-
  さあ、おいで、窓辺へ(セレナーデ)/
 4.モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K527 第1幕 -酒の歌/
 5.モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K492 第4幕-
  すっかり用意ができた〜眼をちょっと見開いて /
 6.シューベルト(1797-1828):シルヴィアに Op.106-4 D891
  (M.スピンドラーによる管弦楽伴奏編)/
 7.シューベルト:タルタルスの群れ Op.24-1 D583
  (M.レーガーによる管弦楽伴奏編)/
 8.シューベルト:魔王 Op.1 D328(F.リストによる管弦楽伴奏編)/
 9.ワーグナー(1813-1883):歌劇「タンホイザー」 第3幕-
  闇は死の予感の如く大地を覆い…おお、愛しき夕星よ/
 10.ワーグナー:楽劇「パルジファル」第1幕-
   ならぬ、覆いはそのままに/
 11.ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕-迷え、迷え/
 12.ヴェルディ(1813-1901):レクイエム-ディエス・イレ:コンフィタティス /
 13.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」第3幕 -カルロよ、聞け/
 14.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」第2幕-夢か、まことか /
 15.ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」第1幕-おい小僧…名誉だと!この悪党めが/
 16.ミレッカー(1842-1899):喜歌劇「ガスパローネ」第2幕-君にバラを/
 17.レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」第1幕-マキシムへ行こう
ミヒャエル・ヴォッレ(バリトン)/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ラルフ・ヴァイケルト(指揮)
 堅実に実力を伸ばし、いつの間にか世界の歌劇場で確固たる地位を築いている歌手たちが多く存在します。
 とりわけ、それはテノールやソプラノなどの「目立つ声域」ではなく、今回のヴォッレのようなバリトンや、メゾ・ソプラノに顕著です。ミヒャエル・ヴォッレ(フォレ)は、1960年にシュヴァルツバルトのフロイデンシュタットで生まれ、数多くのコンクールで入賞。2007/8年のシーズンからバイエルン国立歌劇場で歌っています。
 彼の兄ハルトムートは著名な俳優です。彼はバイエルンだけでなく、ヨーロッパ全土の歌劇場でも様々なレパートリーをこなし、またコンサート歌手としてリタイタルも積極的に行っています。
 ワーグナー、モーツァルト、R・シュトラウスなどのドイツ・オペラからチャイコフスキー、ドビュッシー。そして今回のアルバムに含まれるオペレッタなども得意としています。
 このアルバムでは、2013年に生誕200年を迎えるワーグナーとヴェルディでも見事な歌を聞かせています。




DYNAMIC

CDS-7651
\2300
近現代イタリアのピアノ作品集
 1-3.カルロ・ガランテ(1907-1978):
  Tre Intermezzi alla notte-3つの夜の間奏曲/
 4-11.ジーノ・コンティッリ(1959-):
  Otto studietti dodecafonici-8つの12音による練習曲/
 12-18.ジァン・ピエロ・レベルベーリ(1939-):
  Sette improvvisi-9つの即興 Op.11
フランコ・トラブッコ(ピアノ)
録音 2003年4月11日 イタリア ジェノヴァ,ニコロ・パガニーニ・コンセルヴァトーリオ ライヴ収録
 チャイコフスキーのピアノ曲全曲(CDS665…7枚組)でファンの間ではすでにお馴染み、1946年イタリア,レイヴィ生まれのピアニスト、フランコ・トラブッコによるイタリア近現代の知られざる作曲家によるピアノ曲集です。彼は1969年から2009年まで、ニコロ・パガニーニ音楽院でピアノ科の教授を務め、数多くの才能を育てあげた音楽界の重鎮であり、その演奏も国際的に高く評価されています。
 収録されている3人の作曲家の曲は、どれもどことなく懐かしく聞きやすい音楽ばかり。歌心溢れるガランテの作品、流動的なコンティッリの12音作品、そして自由な響きに満ちたレベルベーリの作品。現代音楽が苦手な人でも、案外抵抗ないのではないでしょうか。
  
CDS-7652
\2300
ベートーヴェン/フォーレ/ブラームス:室内楽作品集
 1-4.ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」Op.24/
 5.フォーレ(1845-1924):エレジー Op.24/
 6-9.ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲 ハ長調 Op.87
ランニング三重奏団
<メンバー:フェリックス・アーヨ(ヴァイオリン)/
アンドレア・ディンゴ(ピアノ)/
ジョヴァンニ・リッカルディ(チェロ)>
録音 2000年11月20日 ジェノヴァ カルロ・フェリーチェ劇場「エウゲニオ・モンターレ」アウディトリウム
 スペイン、セスタオに生まれ、パリ、シエナ、ローマで学び、1952年に「イ・ムジチ」の創設メンバーの一人となり、16年に渡りリーダーをして活躍した名手フェリックス・アーヨ。この演奏は2000年、彼の67歳の時のもの。確かにこの人の音楽は、音程やテクニックに切れ味を求める人には不向きかもしれないが、その代わり何とも言えない味わいとコクがあることは確か。
 ベートーヴェンの冒頭も、若干危なげな風情を漂わせながらも、曲が進むにつれどんどん音楽に埋没していくのが、巨匠たる所以。フォーレでの滋養溢れる音色も素晴らしく、ブラームスでは極めて親密な空気を感じさせてくれる。
 
CDS-7656
\2300
ビン・ファン 〜ベートーヴェンとバッハを弾く
 1-3.ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61/
 4.J.S.バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1004より「シャコンヌ」
ビン・ファン(ヴァイオリン)/
ジェノヴァ・ユース・オーケストラ/
ミケーレ・トレンティ(指揮)
録音 1995年&2000年
 現在の中国で、その将来を最も嘱望されているヴァイオリニストの一人、ビン・ファン。4歳からヴァイオリンを学び始め、9歳で北京中央音楽院に入学、14歳の時にリブリンで開催された「若い人のためのヴィエニアフスキー国際ヴァイオリン・コンクール」で、あのマキシム・ヴェンゲーロフとともに1位を獲得し一躍注目を浴びました。高校卒業後はアメリカに留学、その後は1994年のイタリアのパガニーニ国際、ミュンヘン国際の2つの大きなコンクールで入賞。ワシントン・ポストなどの著名なメディアでその才能を高く評価されています。NAXOSからも「バロック・ヴァイオリンの名曲集(8.555960)がリリースされており、こちらも人気を誇っています。
 このベートーヴェンとバッハは、いわば至高の名曲であり、ヴァイオリニストたちが全精力を傾けて曲に対峙する瞬間を味わうことができる作品です。彼女は2曲とも「ガルネリ・デル・ジェス」を使用して演奏しています。ベートーヴェンは1742年製であのパガニーニも所持していた名器で奏で、バッハは1732年製の「Isaac Stern, ex Panette」で演奏。こちらも数々の名奏者の手を経たものです。この美音をとことんお楽しみください。
 
CDS-7657
\2300
オーボエとオルガンのためのソナタ集
 1-3.J.W.ヘルテル(1727-1789):パルティータ 第3番/
 4-7.F.A.ジェミニアーニ(1680-1752):ソナタ 第3番/
 9-11.G.P.テレマン(1681-1767):ソナタ イ短調/
 12-15.J.B.ルイエ(1680-1730):ソナタ ハ長調
サン・スーシ・バロック・アンサンブル
<メンバー:
ジュセッペ・ナリン(バロック・オーボエ)/
アルド・フィオレタン(オルガン)>
録音 2012年9月 スタジオ・パドヴァ
 もともと「ソナタ」というのは「カンツォーナ」と同義語であり、バロック時代の「ソナタ」は1人から4人で演奏される器楽曲を指すものでした。もちろん「ソナタ形式」が定まったのは古典派以降のことで、この当時のソナタは、大まかに“教会ソナタ”と“室内ソナタ”そして3声部からなる“トリオソナタ”に分類されます。教会ソナタはミサの合間に演奏される器楽曲で、室内ソナタは人々の楽しみのための音楽であり、中には舞曲も含まれていました。もちろん前述の通り、形式はあいまいで、ここで聴くことのできる4曲も、ジェミニアーニの曲は「組曲」であり、テレマンの曲にはシチリアーノなどの舞曲も含まれています。オルガンとオーボエの組み合わせは、ちょっと意外な感もありますが、聴いてみるとなかなか絶妙です。




GRAND PIANO

Schulhoff: Piano Works Volume 2
GP631
\2000
エルヴィン・シュルホフ:ピアノ作品集 第2集
 1-5. 5つのピトレスク集 Op.31
  <フォックストロット/ラグタイム/イン・フォトゥルム/第1歩/マシーシェ>/
 6-9.ピアノ・ソナタ 第2番/10-11.2つの練習曲/
 12-15. ピアノのための音楽 Op.35
  <前奏曲/主題と変奏/活発に、そしておどけるように/退場の音楽>/
 16-21.ジャズのスケッチ
  <ラグ/ボストン/タンゴ/ブルース/チャールストン/ブラック・ボトム>
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
録音 2012年3月,8月 ドイツ,ハンブルク音楽・演劇学校
 幼い頃から素晴らしい音楽的才能を示したシュルホフ(1894-1942)。彼の母ルイーズは幼いエルヴィンに対して最高の教育を施すため、ヨーロッパ中の有名な教師に指導をしてもらえるよう依頼、一度はドヴォルザークに白羽の矢が立ったのですが、結局それはかなわず、他の教師からピアノを学びプラハ音楽院に進学しました。やがて、彼はライプツィヒでマックス・レーガーから作曲を学び、そこでブラームスやバッハ、ベートーヴェンなどの音楽を研究したことでも知られています。彼のピアノ曲は、そんな堅固な下地の上に積み重ねられた数多の技法から成り立っており、当時流行の音楽(ジャズやラグなど)と、やはり流行の「ダダイズム」が絶妙に組み合わせられた独自のものばかりです。一番のオススメはトラック3の「イン・フォトゥルム」でしょう。方法論は違うといえ、結果的にはジョン・ケージの名曲「4分33秒」を完全に先取りしたものなのですから。
 
Tcherepnin: Piano Music, Vol. 3
GP635
\2000
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品全集 第3集
 1-8. 8つの小品 Op.88(1954-1955)
  <瞑想/間奏曲/夢想/即興曲/祈り/追いかけっこ/練習曲/ブルレスケ>/
 9-12.自由な綴り Op.10(1920)…世界初録音
  <重々しく、荘重に/痛み/興奮/ゆっくりと悲しく>/
 13-16. 4つのノスタルジックな前奏曲(1922) Op.23
  <ゆっくりと/少し快速に/嵐のように/悲しげに>/
 17-20. 4つの前奏曲 Op.24(1922-1923)…世界初録音
  <ジョコーソ/アダージョ/アレグレット/アレグロ>/
 21.間奏曲 Op.33a(1924)…世界初録音/
 22.舞曲 Op.posth(1927)…世界初録音/
 23-29. 7つの練習曲集 Op.56(1938)/
 30-39.印象 Op.81
  <入口/詩の時間/奇想曲/白い牛の愚かな物語/夜の盗人/
   公正に/舟歌/目の見えない男のなめし革/夜明けに/出口>
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2011年3月13日 スイス ルガーノ,スイス・イタリア語放送,コンセルヴァトリオ
 父ニコライが、あのリムスキー・コルサコフに師事したという作曲家であったため、自宅には常に最高の音楽家たちやクリエイティブな人々が集っていたという、恵まれた環境で育ったアレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)。もちろん幼い頃からピアノを演奏し、作曲もこなしていたという早熟の天才でした。そんな彼、当時のロシアの過酷な状況(飢饉、コレラの流行、革命による政治的動乱など)を避けるために10代後半でグルジアに亡命した際には、すでにピアノ・ソナタを含む数百曲の作品を書いていたのです。しかし結局はグルジアも避け、パリへ亡命。ここで本格的に作曲家、ピアニストとしての活動を始め、ラヴェルやストラヴィンスキー、六人組などとも交流を深めました。その後の彼は、アメリカ、日本、中国などを訪れ、数多くのものを吸収し、彼自身の音楽へと反映させていくのです。このアルバムには若き頃の作品から、酸いも甘いも噛み分けた円熟期の作品までがバランス良く収録されています。ピアニストのコウクルはマルティヌーの解釈者として知られル名手です。
《アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品集》 第1集…GP608 第2集…GP632
 
Balakirev: Complete Piano Works, Vol. 1
GP636
\2000
ミリー・アレクセイヴィチ・バラキレフ:ピアノ作品全集 第1集
 1-4.ピアノ・ソナタ 変ロ短調(1905)/
 5-7.ピアノ・ソナタ 第1番 変ロ短調 Op.5(1856)/
 8-12.ピアノ・ソナタ 変ロ短調「大ソナタ」Op.3(1855)
  ※8-12…世界初録音
ニコラス・ウォーカー(ピアノ)
録音 2012年6月10-13日 UK ウィアストン・レイズ
 ロシア五人組の一人、バラキレフ(1837-1910)。彼のピアノ曲というと、真っ先に頭に浮かぶのが、例の「イスラメイ-東洋風幻想曲」でしょうか?
 ロシア音楽普及の先鋒として、またまとめ役として多彩な活動をしたにも拘わらず、彼自身は自作について猜疑心を抱いていたようで、一時期は音楽界から退くなど(ワルシャワ鉄道の事務員として働いていた)紆余曲折、挫折の日々を送っていたというバラキレフ。そんな彼が残した作品は思いの他多くありません。ここに収録された3つのソナタをつぶさに見ても、彼の逡巡が理解できるような気がします。
 実はこれらのソナタは1855年にまずOp.3が書かれ、その翌年それを改作、Op.5とします。しかしその約50年後に、もう一度手を入れて完成形としたのです。一番顕著なのは2楽章に置かれたマズルカであり、素材は同じではありますが、どのくらい進化していくのかは実際にお聞きいただければ納得していただけるでしょう。
 1905年のソナタは、第1楽章からフーガで始まるなどかなり独創的。その上、シューマンやブラームス、ショパンの影響もほのかに感じさせる完成度の高いものとなっています。
 

Alfred Cortot: Piano Arrangements
GP641
\2000→\1890
アルフレッド・コルトー:ピアノのための編曲集
 1-6.フォーレ(1845-1924):組曲「ドリー」Op.56(コルトー編)
  <子守歌/ミ・ア・ウー/ドリーの庭/キティ・ワルツ/
   かわいらしさ/スペイン風の踊り>/
 7.J.S.バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/
 8.ブラームス(1833-1897):5つのリート Op49-4「子守歌」/
 9.J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 ヘ短調 BWV1056 第2楽章 ラルゴ/
 10.ショパン(1810-1849):チェロ・ソナタ ト短調 Op.65 第3楽章 ラルゴ/
 11.シューベルト(1797-1828):野ばら D257/
 12-14.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  ※全てアルフレッド・コルトーによるピアノ独奏編曲版
ユエ・ヘ (ピアノ)
録音 2012年10月27-28日 中国 廈門市 中央音楽学院 鼓浪嶼ピアノ・スクール,ミュージック・ホール
 20世紀前半を代表するピアニストの一人、アルフレッド・コルトー(1877-1962)。彼はフランス人の父と、スイス人の母のもと、スイスに生まれ、幼い頃から音楽教育を受けました。パリ音楽院予備科では、高名なルイ・ディエメに師事、しっかりとした基礎を築いたのち(とはいえ落第経験もあり)、ピアニストとしてデビューします。若き頃はワーグナーの作品に傾倒し、1896年から1897年まではバイロイト音楽祭の「合唱、歌手のトレーナー」など助手を務め、やがては指揮者として「神々の黄昏」のフランス初演を行うほどのめり込んだというエピソードはよく知られています。
 その後は、ジャック・ティボー、パプロ・カザルスとともにカザルス三重奏団を結成、1920年代後半まで素晴らしい活躍をします。教育者としても実績を誇り、1919年には自身の理想を実現するために「エコールノルマル音楽院」を設立、精力的に後進の指導に当たったことでも知られています。この一連の編曲集は、彼自身が提唱した「健全な技術的基礎」を構築するために書かれたものであり、ホロヴィッツの編曲のような自らの技巧を誇示するためのものとは若干意味合いが違うと言ってもよいでしょう。ただし、フランクのヴァイオリン・ソナタは超難曲です…。




ORCHID CLASSICS


ORC100032
\2000
ジャン=マリー・ルクレール:ソナタ集・音楽の慰め 第2集
 1-4.ソナタ ホ短調 Op.9-2/
 5-11.音楽の慰め 第2集 Op.8
  <オーヴァチュア/フォルレーヌ/サラバンド/メヌエット/
   バディネージ/シャコンヌ/タンブーラン>/
 12-15.ソナタ ト長調 Op.9-7
ザ・フォー・ネイションズ・アンサンブル
<メンバー:チャールズ・ブリンク(フラウト・トラヴェルソ)/
クリスタ・ベニョン・フィーニー(ヴァイオリン)/
ロレッタ・オサリヴァン(チェロ)/
アンドリュー・アップル(ハープシコード&指揮)>
録音 2011年8月 ニューヨーク,ハドソン 聖メアリー教会
 バロック音楽の作曲家であり、18世紀フランスのヴァイオリン演奏における巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)の没後250年を記念して制作されたアルバムです。彼の音楽はまさにロココのエレガンスを極めたものであり、上品さと軽妙さ、そして程よい装飾性を帯びた魅惑的で眩惑的なものです。
 演奏しているのは1986年に創設されたピリオド楽器による「ザ・フォー・ネイションズ・アンサンブル」。17世紀から18世紀にかけての作品を的確な解釈で演奏し、アメリカを中心に高い人気を誇っています。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BR KLASSIK


Great Wagner Voices
900310
\2300→\2090
偉大なるワーグナー歌手たち
 1.歌劇「タンホイザー」第2幕 おごそかなこの広間よ
  <イングリート・ビョーナー(ソプラノ) 録音 1963年11月10日 コングレスザール>/
 2.歌劇「タンホイザー」第3幕 エリーザベトの祈り「マリア様、願いをおきき下さい」
  <エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ) 録音 1964年3月8日 コングレスザール>/
 3.歌劇「ローエングリン」第1幕 ひとり寂しく悲しみの日々を
  <マーティナ・アーロヨ(ソプラノ) 録音 1969年7月9日 バイエルン・音楽スタジオ>/
 4.歌劇「ローエングリン」第3幕 はるかな国に何たりとも近づけえぬ場所が
  <ルドルフ・ショック(テノール) 録音 1963年1月26日 コングレスザール>/
 5.歌劇「さまよえるオランダ人」 第2幕 ヨホホエ!海原に船を見かけましたか?
  <アニャ・シリヤ(ソプラノ)/
   バイエルン放送合唱団 録音 1966年7月15日 バイエルン放送 第1スタジオ>/
 6.歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕 娘よ、この見知らぬ方を歓迎しておくれ
  <ゴットロープ・フリック(バス) 録音 1965年3月14日 コングレスザール>/
 7-8.歌劇「ワルキューレ」第3幕 ヴォータンの告別-魔の炎の音楽
  <テオ・アダム(バス) 録音 1966年1月16日 コングレスザール>/
 9.楽劇「神々の黄昏」 第1幕 古きなじみの音が遠くから聞こえてくる
  <ヨーゼフ・グラインドル(バス) 録音 1968年7月1日 バイエルン放送 第1スタジオ</
 10.楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第2幕 にわとこのモノローグ/
 11.楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕 迷いだ、迷いだ
  <フランツ・クラス(バス) 録音 1970年10月13-14日 バイエルン放送 第1スタジオ>/
 12.楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕 おだやかに静かに彼がほほえんで
  <カタリーナ・リゲンツァ(ソプラノ) 録音 1971年1月24日 バイエルン放送 第1スタジオ>
ミュンヘン放送管弦楽団/
アルノルト・クヴェンネット(指揮)…1/
クルト・ペーター・アイヒホルン(指揮)…2.7.8.10.11.12/
ハンス・ギールスター(指揮)…3.9/
ホルスト・シュタイン(指揮)…4/
フリッツ・リーガー(指揮)…5/
ジークフリート・ケーラー(指揮)…6
ワーグナーの生誕200周年記念盤。これはバイエルン放送の持つ豊富なアーカイブの中から、1963年から1971年までの名演を選りすぐり、高音質でマスタリングしたものです。
 このシリーズはミュンヘン放送の人気シリーズ「日曜コンサート」の記録であり当時最高の演奏家たちが挙って、名演を披露したことでも知られています。ここに収録された歌手たちの名前を見ただけでもわくわくするようなラインナップ。
 もちろん指揮者もホルスト・シュタイン、アイヒホルンなど錚々たる顔ぶれです。どっしりとしたビョーナー、清楚で芯のあるグリュンマーの「エリーザベト」の聞き比べや、テオ・アダムの伝説的なヴォータン、他にもグラインドルやアーロヨ、ショックなどの名唱が楽しめる1枚です。




DYNAMIC


CDS-7654
(2CD)
\3000→\2790
オルロフ(指揮)&ボリショイ劇場管
 チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ・オネーギン」全曲
ラーリナ…バシャ・アボルスカヤ(メゾ・ソプラノ)/
タチアーナ…エレナ・クルグリコーヴァ(ソプラノ)/
オルガ…マリア・マクサコーヴァ(コントラルト)/
フィリピエヴナ…ファイナ・ペトローヴァ(メゾ・ソプラノ)/
オネーギン…アンドレイ・イヴァノフ(バリトン)/
レンスキー…イワン・コズロフスキー(テノール)/
グレーミン…マルク・ライゼン(バス)/
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団/
アレクサンドル・オルロフ(指揮)
1948年 スタジオ録音
 ボリショイ劇場管弦楽団による「エフゲニ・オネーギン」の録音は、年代ごとにいくつか存在しますが、このオルロフによる演奏はとりわけ優れていると言われています。同じ指揮者による1937年の全曲盤も現在入手可能で、こちらもなかなか素晴らしいのですが、やはりこの48年盤は音質がクリアであり、ロシアのオケの底力をじっくり堪能できるのではないでしょうか。
 なお、タチアーナを歌っているのは、同じグルグリコーヴァ。10年以上を経て落ち着きと艶を増した彼女の歌声はとても魅力的です。


<国内盤>


キング・レコード


KICC 1004/5
(2CD)
\2500
大阪交響楽団ディスカヴァリー・クラシックシリーズ第4弾!
ミャスコフスキー:
 交響曲 第24番「ウラジーミル・デルジャノフスキーの思い出」(日本初演)
児玉宏(指揮)
大阪交響楽団
ヘンゼルト:ピアノ協奏曲 ヘ短調 作品16
フランツ・シュミット:交響曲 第4番 ハ長調
寺岡清高(指揮)
大阪交響楽団
長尾洋史(ピアノ)
大阪交響楽団ディスカヴァリー・クラシックシリーズ第4弾!




ベルウッド・レコード



BZCS-3074
\3000
近藤嘉宏(ピアノ)
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタⅥ〜3Last Sonatas

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番、31番、32番
近藤嘉宏(ピアノ)




マイスター・ミュージック



MH-2154
¥2957
ラ・フォリア 〜イタリアン・バロックのソナタ&協奏曲〜
 A. マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調
 G. サンマルティーニ:ソプラノ・リコーダー協奏曲 へ長調
 A. ファルコニエーリ:3声のためのフォリア ニ短調
 F. バルサンティ:リコーダー・ソナタ ハ長調
 A. コレッリ:「ラ・フォリア」ト短調 作品5-12
 D.M. ドレイヤー:オーボエ・ソナタト短調
 D. ビガーリャ:リコーダー・ソナタ イ短調
江崎 浩司 リコーダー&バロック・オーボエ
宮崎 容子 バロック・ヴァイオリン
廣海 史帆 バロック・ヴァイオリン
深沢 美奈 バロック・ヴィオラ
西澤 央子 バロック・チェロ
中村 恵美 チェンバロ
2つのラ・フォリアを軸にした華やかなイタリアン・バロックの世界
 即興性と色彩感に富んだ演奏で、バロックの醍醐味を存分に楽しませてくれる古楽界のスター、江崎浩司の新録
音は、その名旋律で人気も高い『ラ・フォリア』。今回は、2つのラ・フォリアを軸に、華やかなイタリアン・バロックの世界が展開していくプログラム。
 古楽界きっての俊英を揃えたアンサンブルをバックに、江崎の「笛」が鮮やかに歌います。


MM-2155
¥2957
ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)
 コンチェルティーノ

 J.S. バッハ:フルート・ソナタ ホ長調 BWV1035
 モーツァルト:ソナタ ヘ長調 K.376
 R. シューマン:3つのロマンス作品94
 C. シャミナード:コンチェルティーノ作品107
ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)
田原さえ(ピアノ)
強靭な表現意志を貫いてきた者のみが到達できる境地
 知的でコントロールが行き届き、アーティキュレーションが細部まで揺るぎなく(フレーズの骨格と結びつく入念な強弱法と、そこに意味を与える息圧の使い方は彼一流のもの!)、かみしめるほどに味のある歌い口。
 LP時代の昔から無数のファンを魅了してきた“グラーフ節”は健在だ。そしてさらに深みを増している。(木幡 一誠)2013年2月21日ヤマハホールにてライブ・レコーディング

MM-2156
¥2957
エレジー 〜クラリネット小品集〜磯部 周平(クラリネット)
 磯部 周平(A.F.G. バック):エレジー(悲歌)
 北爪 やよひ:クラリネットとピアノのための『ソナチネ』
 C. ドビュッシー:第一狂詩曲
 A. ボーカン:哀歌
 F. プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ
 J. リヴィエ:クレマンのための子守歌
 G. モンブラン:コンチェルトシュトゥック
 A. ドゥ・ブック:即興曲
 藤家 溪子:初心者のための『2つの練習曲』
 安田 芙充央::小品
 ラヴェル:ハバネラ形式による『小品』
磯部 周平(クラリネット)
大島史子(ピアノ)
可憐で詩的なクラリネットの近・現代オリジナル作品集
 可憐で詩的な作品が聴覚を心地よく刺激する…
 クラリネットのために作曲された近・現代の小品でプログラムを編んだ人気の『エレジー』が、リマスタリングを施され高音質で復活。同楽器の第一人者、磯部周平ならではのインテリジェンス溢れるアルバムは、必聴です。

<映像>


DYNAMIC(映像)

DYNBRD55616
(Blu-ray)
\4000
グティエレス/ラグーサ/アライモ
 ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」全曲
アミーナ:テレサの養女,エルヴィーノの婚約者…
 エグリゼ・グティエレス(ソプラノ)/
エルヴィーノ:村の裕福な地主…
 アントニーノ・シラグーサ(テノール)/
ロドルフォ伯爵:領主…シモーネ・アライモ(バス)/
テレーザ:水車屋の女主人…
 ガブリエッラ・コレッキア(メゾソプラノ)/
リーザ:エルヴィーノに恋する旅館の女将…
 サンドラ・パストラーナ(ソプラノ)/
アレッシオ:リーザに恋する農夫…
 ガブリエレ・ナーニ(バス) 他/
カリアリ劇場管弦楽団&合唱団/
マウリツィオ・ベニーニ(指揮)/
ウーゴ・デ・アーナ(演出・衣装・装置)/
ゲオルゲ・イアンク(振付)
2008年10月 カリアリ劇場収録/収録時間:141分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:伊(原語),仏,独,西,英/画面:16:9/REGION All(Code:0) ※Blu-ray 世界初発売 DYNDVD33616と同内容

 ベッリーニ(1801-1835)が1831年に作曲した歌劇「夢遊病の女」。ミラノのカルカロ劇場で3月6日に初演が行われた時は、歌手たちの名唱とその抒情的な物語で大きな成功を収めました。物語の主人公は、若き地主エルヴィーノとの結婚を控えている娘アミーナ。彼女は実は「夢遊病」という問題を抱えています。そのためある夜、知らぬ間に他の男の部屋に行ってしまい一時は婚約を取り消されそうに。そんなエルヴィーノに片思いしているテレーザも加わって、事態は一層混乱を招きます。物語のクライマックスは、夢うつつの状態でアミーナが歌う「狂乱の場」。ふらふらと屋根を伝いながら超絶技巧を駆使したアリアを歌うヒロインの姿に人々は熱狂したのでした。全ての物語はのどかなスイスの山村で起こる一編の田園詩と言ってもよいでしょう。そんな美しい物語を演出したのはウーゴ・デ・アナ。まるでウィリアム・ターナーの絵画のように美しい背景、ビデオプロジェクションがもたらす神秘的な雰囲気。これらを的確に用い「近年のこの作品の中でも最も美しい」と称賛されました。この舞台は、あの1955年のヴィスコンティによる伝説的なプロジェクトへのオマージュでもあります。
 ヴェローナのフィラルモニコ劇場との共同制作です。歌手たちについては文句なし。日本でも人気のシラグーザのエルヴィーノとベテラン、アライモを中心とした男声もさることながら、キューバ出身のソプラノ、エグリゼ・グティエレスのはかなげなアミーナからは目が離せません。















6/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALIA VOX



AVSA 9898
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
ジョルディ・サヴァール
 バルカン・スピリット

 (1)セルビア南地方の舞曲: Borin Cocek
 (2)ルーマニアの哀歌& 民俗舞曲:Doina, hora
 (3)ギリシャ、ミティリーニ島の伝承歌:
  「木」&タブーリ・ジェミル・ベイ:歌曲「チェチェンの少女」
 (4)ブルガリア北西地方のお祭りの舞曲:チコヴァータChichovata
 (5)オスマン・トルコのマカーム(伝統音楽):
  「Der makam-i Huseyni Sakil-i Aga Riza」(作曲者不詳)〜
   ディミトリエ・カンテミール編纂『文字による音楽の知識の書』より
 (6)アレクサンダー・サリイェフスキ:
  「ソバの実、 ソバの実 Zajdi, Zajdi 」
   (マケドニアの伝承歌を元に作られた歌曲)
 (7)ブルガリア北東地方の舞曲:スボレンカSborenka
 (8)ハンガリーの伝承歌:
  「君のために酷く泣いてしまったAzt hittem hogy minden konnyem」
 (9)結婚を祝うクルド族の伝承歌:「白鳩Kovn」
 (10)旧約聖書、アブラハムを題材にしたセファルディム(ユダヤ人)のロマンス:
  「ニムロド王の時代Cuando el Rey Nimrod」
 (11)クレタ島の舞曲:スースタSousta
 (12)トラキア地方の舞曲:Galabovska Ruchenitsa
 (13)ピリン(ブルガリア南西地方)の伝承歌曲:「Bilijana」
 (14)ルーマニア/ セルヴィアの舞曲:Ciocarlia / Seva
 (15)ルーマニアとロマの伝承組曲:Doina, Purtata, Hora ka la kaval
 (16)リチャード・スタイン:「鐘のついたソリSanie cu zurgalai」(器楽曲版)
 (17)ルーマニア/ ロマの伝承組曲:
  Hora de ascultare, Hora mare, Hora lui Dragoi
 (18)セルビア中央部の舞曲:Vrcavo Kolo
 (19)ボーラ・ドゥージシ(1949-):エレジーPastirska Elegija
ジョルディ・サヴァール
 (指揮、
  ヴィオラ・ダ・ガンバ、
  ハーディ・ガーディ)
エスペリオンXXI ほか
 歴史譚シリーズ最新盤の舞台はバルカン半島、ロマのリズム、バルトークの響き…サヴァール渾身のプログラムでおくる「バルカン・スピリット」

 録音:2012 年10、12 月&2013年1 月、2 月、カルドナ教会(スペイン、カタルーニャ)(180 ページブックレット)

 2013 年待望の再来日も間近な、サヴァール渾身の歴史譚シリーズ最新盤!
 「アルメニアの心(AVSA 9892)」に次いで、今回サヴァールが誘ってくれる舞台は諸民族が集う文化のるつぼ、バルカン半島!かつて『ヨーロッパの火薬庫』と称されたこともあるこの地域は、古くはビザンツ帝国の時代より現代にいたるまで、大国の侵略と支配、そして民族同士の動乱を数多く経験してきました。長き歴史の中で国名を変え、形を変えども、人々の根底に変わらず息づいている「バルカン・スピリット」。その魅力の粋を伝えるべくサヴァールがプログラムに編みこんだのは、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、ギリシャ、トルコといった国々の音楽。各地域に根付く伝承曲を基本としつつ、18 世紀から20 世紀までの多岐にわたる舞曲や歌曲がたっぷりと収録されています。アルバム全体を通して、舞曲ではロマ独特のリズムが愉しく、19 世紀の歌曲からはバルトークやコダーイの存在も垣間見えるのも興味深いところ。いずれも自国の民族音楽の響きを色濃く投影した作品ばかりで、時代を超えて綿々と受け継がれていく「バルカン・スピリット」の多様な魅力を知ることが出来るプログラムに仕上がっています。
 3 曲目に収録された「チェチェンの少女」を作曲したタブーリ・ジェミル・ベイは、オスマン・トルコ時代最後の弦楽器奏者と言われた名手で、自国の古典音楽の継承に尽力した人物。5 曲目には、そのベイが愛したオスマン・トルコ古典音楽に欠かせぬ大作曲家、ディミトリエ・カンテミール(1673-1723)が選集した器楽曲集『文字を使う表記法による音楽書』から、作曲者不詳のマカーム(オスマン・トルコ伝統の旋法)を収録しています。すでに歴史譚シリーズ「イスタンブール」(AVSA 9870)で大きく取り上げられた重要な曲集でもあり、中東の響き厚き独特の魅力を堪能出来ます。アレクサンダー・サリイェフスキは、1950 年代に伝承歌をベースにしたレパートリーで人気を博した歌手。「ソバの実、ソバの実」は彼がマケドニアの伝承歌をベースに作った歌曲で、郷愁の念を掻き立てる旋律が美しい作品です。16 曲目の「鐘の付いたソリ」は、ピアフが歌ったことで一躍有名となった歌曲で、ユダヤ人作曲家リチャード・スタインが1937 年に作曲したもの。ルーマニアの伝承歌をベースにしたもので、今回は器楽曲バージョンで収録されています。アルバムの最後を飾るのは、セルビアの作曲家ボーラ・ドゥージシが作曲したエレジー。結婚のために村を離れることとなり、幼馴染の男性と離れ離れになってしまう悲恋を歌った哀切な作品です。
 今回の録音にあたって、サヴァールはプログラムに編みこんだ国の演奏家たちをゲスト・アーティストとして招致。豪華アーティストの顔ぶれは、バルカン半島さながらの多国籍ぶりとなっております。カヴァル(ブルガリア伝承の笛)、ナーイ(トルコ伝承の笛)、カーヌーン(ツィンバロンに似た弦楽器)といった中東の響き鮮やかな民族楽器と共に織りなす古器楽隊エスペリオンXXI のハーモニーは、本アルバムでなければ聴くことのできない魅力であふれています。180 ページにわたる充実したブックレットには、バルカン半島の歴史の年譜と共に、サヴァール自身による解説も載せられており、本アルバム制作にいたる彼の熱き思いと、バルカン半島の平和に対する切なる願いを伺い知ることが出来ます。




ENZO RECORDINGS

EZCD 10023
\2600
スライド・パラノイア
1. キー・ウォーター 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜 (2013)
  一ノ瀬響&村田厚生
2. タブラ・イスト 〜トロンボーン・ソロのための〜 (2008)
  村田厚生
3. 超ラセンIII 〜2本のトロンボーンのための〜 (2007)
  福井とも子※
4. インナー・ミラー 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜 (2013)
  一ノ瀬響
5. スライド・パラノイア 〜トロンボーン・ソロのための〜(2011)
  村田厚生
6. 遠日点・近日点〜トロンボーンとエコー楽器のための〜 (2010)
  ヴァレリオ・サニカンドロ
7. コラールM 〜4本のトロンボーンのための〜 (2013)
  村田厚生※
8. 輪郭主義III 〜トロンボーンとピアノのための〜 (2012)
  山本裕之
9. 「中国の不思議な役人」よりアレグロ (1918-1924)
  ベーラ・バルトーク(トロンボーン12 重奏アレンジ : 村田厚生)※
10. 西新宿ブルース 〜トロンボーン・ソロのための〜(2010)
  小出稚子
村田厚生(トロンボーン)
中村和枝(ピアノ)
村田厚生による多重録音※
 稀代のソリスト村田厚生による日本人初の前衛トロンボーン・アルバム

 録音:2012-2013 年/DDD、61’42”

 スライド偏執症!Slide Paranoia!
稀代のソリスト村田厚生による日本人初の前衛トロンボーン・アルバム。インドの民族楽器タブラ。その口伝の世界を特殊奏法でエミュレートしたTabla-、完全五度を五等分した独自の音階によるChoral M、スライドの機能に固執したSlide Paranoia などユニークな発想の自作。
 最高音域で干渉し絡み合うグリッサンド・福井とも子作品。ディジュリドゥ・クローンから喚起される鏡ばりの世界・一ノ瀬響作品。ピッチとリズムでトロンボーンとピアノがせめぎ合う山本裕之作品。西新宿の哀愁・小出稚子作品など収録。バルトーク作曲「中国の不思議な役人」は村田が12 本のトロンボーンのためにアレンジしオーケストラ・トロンボーン奏者へのオマージュとして捧げられている。

 村田厚生( トロンボーン)
 桐朋学園大学音楽学部卒業。ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生としてベルリン芸術大学卒業。
 J.ケージ、K.シュトックハウゼン、I.クセナキス、M.カーゲル等の作品を日本初演。独ダルムシュタット国際現代音楽講習会、サントリー音楽財団サマーフェスティバル、ISCM2001 横浜大会、アジア音楽祭、ソウルPAN ミュージックフェスティバル、香港Musicarama フェスティバル、文化庁舞台芸術国際フェ ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と邦人作品を初演。また邦人ソリストとして初めて武満 徹/ ファンタズマカントス2を演奏。 シリーズ・リサイタル「yes-yes」、「トロンボーンの新事実」、「コンテンポラリー・デュオ」やサイト上での奏法解説で新しいレパートリーの開発に貢献している。
 前衛ブラスアンサンブル「ブラス・エクストリーム・トウキョウ」、室内楽団「アール・レスピラン」、伝統的なウィーンスタイルの「東京トランペットコアー」に所属。




WERGO

WER 6783
\2400
マーク・アンドレ:作品集
 (1) S1 (2台ピアノのための)(2009-2012)
 (2) Un-fini III (ピアノのための)(1993-95)
 (3) iv 11a (ピアノのための)(2011)
 (4) iv 11b (ピアノのための)(2011)
 (5)コントラプンクトゥス(ピアノのための)(1998-99)
 (6) iv 1(ピアノのための)(2010)
Tomoko Hemmi(ピアノ)
(1)(6)Yukiko Sugawara(ピアノ)
 マーク・アンドレが追及した極限の音世界、様々な音色、様々な残響効果・・・

 録音:2012 年5 月

 マーク・アンドレのピアノ作品集。アンドレが、消え去ってしまう「音」の反射と衰退を緻密に研究した成果に基づいています。トーン・クラスター、弦を指でさすって音を出すなどの様々な音色が聴かれます。さらに、その音色がもたらす残響効果もバッチリ録音されています。アンドレ自身が最も信頼している楽器・ピアノで音・音色・音響を極限まで追及した成果がここにあります。
 マーク・アンドレは1964 パリ生まれの作曲家。パリ国立高等音楽院にてクロード・バリフとジェラール・グリゼイに師事、その後シュトゥットガルトでラッヘンマンの薫陶を受けています。ドナウエッシンゲン音楽祭などでオーケストラ賞など数々の名誉ある賞を受賞。2012 年にはモーツァルト週間のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、今もっとも注目されている作曲家です。現在は、ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽院で教授を務めています。ベルリン在住。



 

WER 6764
\2400
spaces& spheres 〜直観的な音楽
 (1)ungone
 (2)銀の舌の
 (3)液状の恐怖
 (4)ライト・ブライト・ナイト 
 (5)彼女は空気を浄化した
 (6)再び見えざるもの
マルクス・シュトックハウゼン
 (トランペット、フリューゲルホルン)
タラ・バウマン
 (クラリネット、バス・クラリネット)
ステファノ・スコダニッビオ(コントラバス)
ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(ピアノ)
マルク・ナウセーフ(打楽器)
 5人の現代音楽シーンを彩る演奏家たちによる直観的な音楽

 ワルター・クインタス(編集)
 録音:2008 年2 月

 1980 年代から共演を重ねている5 人の現代音楽シーンを彩る音楽家が、彼らの直観の赴くままに、4 日間に渡って、ディスカッションも無しに奏でた音楽を、ワルター・クインタスが編集したディスク。このメンバーの一人、コントラバスの名手スコダニッビオは2012 年に惜しまれつつ亡くなりました。
 このディスクは、スコダニッビオに捧げるものでもあります。
 
WER 6859
\2400
リザ・リム(b.1966)
 見えざる舌〜
  即興するピアニスト、バリトンと16の音楽家のための
   テキスト:
    ヨナタン・ホルメス(ハーフェズの詩に基づく)
ウリ・ケーヌ(Pf)
オマール・エブラヒム(Br)
アンサンブル・ムジークファブリーク
アンドレ・ド・リダー(指揮)
 西洋楽器と声の即興が織り成すペルシアの世界

 中国人の両親のもと、オーストリアに生まれた(1966 年)リザ・リムによるこの「見えざる舌」は、ペルシア語圏最大の詩人、ハーフェズ(14 世紀頃)の詩にインスパイアされたもの。作曲されたものと即興の要素を巧みに融合させ、無限の広がりを見せる作品です。







ATOLL


ACD 884
(CD-R)
\2400
ソロ 〜 無伴奏チェロ作品集
 カサド:無伴奏チェロ組曲
 ヒナステラ:
  プネーニャ第2番 Op.45《パウル・ザッハーへのオマージュ》
 リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
サンティアゴ・カニョン・バレンシア
 (チェロ)
 1995年コロンビアの音楽一家に生まれた若手女流チェリスト、サンティアゴ・カニョン・バレンシアが奏でる無伴奏チェロ作品集。バレンシアは6歳の時にボコタ・フィルハーモニー管弦楽団と初共演を果たすなどの神童ぶりを見せている。若々しくダイナミックかつ繊細な音色は南米の神童の名に相応しい。2010の北京国際チェロ・コンクール最高位など実績も十分。

 2011年8月&2012年2月の録音。
 ※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

ACD 111A
(CD-R)
\2400
ブレス 〜
 アイルランドとニュージーランドのフルートのための新しい音楽

  バックリー:星座/J.ウィルソン:アルレッキーノ/
  ロッジ:月夜/ハモンド:ウェーヴ・スペース/
  カストロ=ロビンソン:ブレス/マーティン:2つの小品/
  ディーン:テケリ・リ/ウィリアムズ:カラ・ダンダ/
  クラーク:エレジー/マシューズ:テ・アオ・マーラマ/
  オコネル:発作/I.ウィルソン:フェアリー・フォートの風/
  ドワイヤー:カラス
ウィリアム・ダウダール(フルート)
リチャード・ナンス(タオンガ・プオロ)
 アイルランドのダブリン生まれのフルーティスト、ウィリアム・ダウダールのアイルランドとニュージーランドの作曲家を集めたモダン・フルート作品集。ダウダールは21歳でRTEコンサート・オーケストラの首席に就任し、1979年から2004年までRTE国立交響楽団で首席フルート奏者を務めた経歴の持ち主。特殊奏法の参考として、フルートの新レパートリーの発掘にも役立つ秀演です。
 

ACD 149
(CD-R)
\2400
チャーム&ノット 〜 デヴィッド・グリフィス:歌曲集
 ショーリケン/5つの愛の歌/チャーム&ノット
デイヴィッド・グリフィス(バリトン)
クリスティーン・グリフィス(ピアノ)
 ニュージーランド出身の作曲家でオペラ歌手、デヴィッド・グリフィスによる自作自演の歌曲集。ピアノは妻のクリスティーン・グリフィスが弾いており、夫婦ならではの阿吽の呼吸が、南半球の歌曲の魅力を高める。
 

ACD 412
(CD-R)
\2400
アラパーティキ 〜 ホワイトヘッド:作品集
 タオンガ・プオロ、聖歌と小アンサンブルのための
  ハイン・テ・カカラ
 キャメロットの詩
 アラパーティキ
 スリー・ウィンドウズ・オン・ザ・ウェザー
 ナガ・ハ・オ・ネヘラ
ベン・ホードリー(ファゴット)
リチャード・ナンス(タオンガ・プオロ)
ステファン・デ・プレッジ(ピアノ)、他
 アメリカのハートフォード響の首席を務め、ボストン響やボストン・ポップスと共演を重ねたオークランドのファゴッティスト、ベン・ホードリーのフィーチャリング・アルバム。ホワイトヘッドの前作「プハカ・キ・テ・ランギ」(ACD 107)に収録されていた「タオンガ・プオロ、聖歌と小アンサンブルのためのハイン・テ・カカラ」のニューヴァージョンも収録。
 ※タオンガ・プオロは、ニュージーランドの先住民マリオ族の伝統楽器。




BGS


BGS 121
\2400
ギター四重奏版"ラプソディ・イン・ブルー"!
 ラプソディ

 ガーシュウィン(ステル編):ラプソディ・イン・ブルー
 アーノルド(アシュフォード編):イギリス舞曲集第2集 Op.33
 クリッテンデン:スコットランド幻想曲
 ゴーブ(イーデン編):イディッシュ・ダンス(インドの踊り)
ヴィーダ・ギター四重奏団
 英国ギター界の俊英たち!ギター四重奏版"ラプソディ・イン・ブルー"!

 2007年に結成されたイギリスのギター・クヮルテット、ヴィーダ・ギター四重奏団のセカンド・アルバムは、ガーシュウィンとアーノルドの"ギター・クヮルテット版"がメイン。
 ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」では4本のギターのブレンド感、アーノルドの「イギリス舞曲集第2集」ではカラフルな舞曲とギターの音色との相性が抜群!
 ミネアポリス・ギター四重奏団の委嘱作品であるクリッテンデン、吹奏楽関係者にはお馴染みのゴーブの「イディッシュ・ダンス」など、ギター・アンサンブルの愉しさが伝わってくる充実のプログラムが魅力です。2012年11月の録音。




DISCOVERY



DMV 103
\2400→\2190
アガサ・クリスティ — 名探偵ポワロ 〜
 ミュージック・フロム・ザ・テレビジョン・シリーズ

  ガニング:
   ベルギーの探偵/田園の別荘/ABC殺人事件/
   灰色の脳細胞/湖へ/二重の罪/戦争/
   キャロライン・クレイルの無実/エイミアスの最後の絵/
   あなたの庭はどんな庭?/イングルソープ夫人の死/
   ファッションの頂点/1つ2つお靴のバックルとめて/
   戦勝記念舞踏会事件/ナイルに死す

スタン・サルツマン
 (ソプラノ&アルト&テナー・サクソフォン)
デイヴィッド・エマニュエル(ヴィオラ)
ニック・ロドウェル(クラリネット)
レスリー・ピアソン(ピアノ)
アントニー・プリース(チェロ)
ヴィクトル・シムチスコ(ヴァイオリン)
クリストファー・ガニング(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団

 "名探偵"ポワロのサウンドトラックが新録音を加えて新装登場!

 日本でも人気の高いアガサ・クリスティ原作のイギリスの探偵ドラマ、「名探偵ポワロ」のサウンドトラックが3曲の新録音を加え新装登場!
 権威あるBAFTA賞(英国グラミー賞)の受賞作曲家で、「エディット・ピアフ 〜 愛の賛歌」の音楽などを手がけた英国サントラ界の大物、クリストファー・ガニング(1944−)作曲の「名探偵ポワロ」の音楽。
 ドラマの「名探偵ポワロ」は、いよいよ最終シリーズの撮影を迎えており、サクソフォンの旋律が印象深いテーマ音楽「ベルギーの探偵」で幕が上がる新たなサウンドトラックの登場はベストタイミング。
 旧盤は長らく入手不可能な状態が続き、オークションや中古市場では高値で取引が行われてただけに、今回の新装盤はポワロ・ファン必携のアイテムとなることでしょう!

 1992年&2004年の録音。




MUSIC&MEDIA

MMC 103
\2400
イギリスのリコーダー作品集
 L.バークリー:ソナチネ/アーノルド:ソナチネOp.41/
 ジェイコブ:リコーダ弦楽四重奏のための組曲/
 アーノルド:ソリテール/ボーウェン:ソナタOp.121/
 ラッブラ:悲しみの心による瞑想曲 Op.67/
 アーノルド:リコーダーと弦楽四重奏のための幻想曲
ジル・ケンプ(リコーダー)
アレクサンダー・スラム(ピアノ)
ブロドフスキー弦楽四重奏団

 マルコム・アーノルド(1921−2006)、ヨーク・ボーウェン(1884−1961)など、20世紀英国を代表する作曲家たちによるリコーダー作品集。
 ジル・ケンプは2007年のロイヤル・オーヴァーシーズ・リーグ木管&金管コンクールで、57年の歴史において初のリコーダー優勝者となった、イギリスの女流奏者。ミカラ・ペトリ門下の秘蔵っ子が母国英国を謳った、イギリスのリコーダー・プログラムです。

 2010年9月4日−6日の録音。

 

MMC 104
\2400
マーガレット・ウェミスのリュート・ブックからの音楽
 作曲者不詳:朝のドーズ、Sinkapace
 ゴルティエ:アーモンド・ゴルティエ、カレント・ゴルティエ
 C.リスパイン:カレント・リサベル
 メルフィーユ:メルフィーユのサラバンド
 メッサンジョー:アーモンド・ゴーティエ
 デュフォル:カレント・ダフォ/他
マーティン・イーストウェル
 (リュート)
 スコットランドのファイフ地方出身、マーガレット・ウェミス(1629−1648)のリュート・ブックによる作品集。
 わずか19歳でこの世を去ったウェミスが所有した、91のソロ作品からなるリュート・ブックは1980年代に再発見された貴重な資料である。世界各地で演奏を行いレコーディング活動も盛んなマーティン・イーストウェルが、ウェミスの知られざるリュート・ブックに新たな息吹を吹き込む。




QUARTZ



QTZ 2098
\2400→\2190
ブゾーニ・コンクール優勝、ショパン・コンクール第3位、クライバーン・コンクール優勝
 アレクサンダー・コブリン(ピアノ)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタニ長調第37番 Hob.XVI−37
 ピアノ・ソナタホ短調第34番 Hob.XVI−34
 ピアノ・ソナタ変ホ短調第32番 Hob.XVI−32
 ピアノ・ソナタ変ホ長調第52番 Hob.XVI−52
 アンダンテと変奏曲ヘ短調 Hob.XVII-6
アレクサンダー・コブリン(ピアノ)
 コブリンの美音が光る。 古典派ハイドンのピアノ・ソナタ集!

 ネイガウスの高弟レフ・ナウモフ(1925−2005)の愛弟子であり、1999年のブゾーニ国際ピアノコンクール優勝、2000年のショパン国際ピアノコンクール第3位、2003年の浜松国際ピアノコンクール第2位(最高位)、2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝など、輝かしい経歴を持つロシアのピアニスト、アレクサンドル・コブリン。
 前作のブラームスからプログラムはウィーン古典派へ。ハイドンのシンプルな音列が、コブリンの軽やかな美音を更に際立たせている。

 2010年12月3日−6日の録音。
 


QTZ 2100
\2400→\2190
スコルダトゥーラ
 フェッラボスコ2世:
  《リラ・ヴァイオルのためのレッスン集》より 第17番、第19番
 フィレンツェ:セント・ダムール
 フェッラボスコ2世:
  《リラ・ヴァイオルのためのレッスン集》より 第8番、第9番
 ウェルガス写本:メンテ・プラ
 ガブリエリ:リチェルカーレ第6番、第7番
 J.S.バッハ:組曲第5番
フェルナンド・マリン
 (リラ・ダ・ガンバ/
  ヴィエラ/
  バロック・チェロ)
 ピリオド楽器が栄華を極めた時代へのオマージュ・アルバム"スコルダトゥーラ"。
 リラ・ダ・ガンバ、ヴィエラ、バロック・チェロを弾き分けるフェルナンド・マリンは、スペインのアリカンテ出身で巨匠ヴィーラント・クイケンに師事したガンビストである。バロック期にしばしば奏された変則的な調弦法スコルダトゥーラを用いた、擦弦系ピリオド楽器の音色は要注目です!

 2012年6月24−27日の録音。
 

QTZ 2097
\2400
夢と祈り クラリネットと弦楽四重奏のための近現代作品集
 ゴリホフ:盲イサークの夢と祈り
 オレアリー:サウンド・シェイプスII
 ロス:
  クレズマー・クラリネット、バス・クラリネットと
   弦楽四重奏のためのクラリネット五重奏曲
ポール・ロー(クラリネット)
コンテンポ弦楽四重奏団
 アイルランドのゴールウェイ音楽財団の設立10周年を祝した、クラリネットと弦楽四重奏のための近現代作品集。
 グラミー賞受賞の経歴を持つアルゼンチンの作曲家、オスバルド・ゴリホフ(1960−)らの作品は、室内楽とクレズマーを1つにした意欲作。財団専属の若手弦楽四重奏団であるコンテンポ弦楽四重奏団と、アイルランド国立交響楽団で首席クラリネット奏者を務めるポール・ローが奏でる。

 2010年5月23日−25日の録音。




DYNAMIC



CDS-7663
\2000→\1890
アルゲリッチ&バルドッチ
 2台ピアノのための作品集

 1-3.モーツァルト(1756-1791):ソナタ ニ長調 K448/
 4.ショスタコーヴィチ(1906-1975):コンチェルティーノ イ短調 Op.94/
 5-8.ラフマニノフ(1873-1943):組曲 第1番「幻想的絵画」
  <バルカロール/夜と愛と/涙/復活祭>/
 9-11.ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ Op.165b/
 12.ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス(作曲家自身による2台ピアノ版)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)/
ガブリエレ・バルドッチ(ピアノ)
 若き才能を見出すことにかけて他の追従を許さないマルタ・アルゲリッチ。そんな彼女が最近重用している注目アーティストが、このガブリエル・バルドッチ!
 とは言え、彼はすでに33歳にして、ピアニスト、指揮者、教育者として一連の評価を受けた名手であり、アルゲリッチの強烈なオーラをがっちり受け止めてはねかえすだけのパワーの持ち主でもあります。すでに何枚かのCDもリリースしていて、DYNAMICからはベートーヴェン=リストの交響曲全集が予定されていたり、またARTSレーベルからはニーノ・ロータの作品集が出ています。
 そんな彼は6歳からピアノのレッスンを始めましたが、マルタ・アルゲリッチの演奏を聴いた瞬間に「恋に落ちた」というほど、彼女の演奏に衝撃を得たといいます。彼自身の憧れの対象であったアルゲリッチにショパンのバラードを聴いてもらった時には、まさに天にも昇る思いだったに違いありません。彼の才能に魅力を感じたアルゲリッチは自身のプロジェクトに招待し、アルゼンチンとルガーノで初の4手作品の演奏を果たすことになります。そんなアルゲリッチとバルドッチがここで選んだのは、モーツァルト、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、ミヨー、ラヴェルの5人の作曲家の作品です。モーツァルトは、アニメで有名になった、根強いファンを持つ名作「K448」です。アニメでもキャラの立った2人が仲良く演奏していましたが、こちらは更に熱いモーツァルトが堪能できます。
 激しいバトルが展開されるショスタコーヴイチはまさに手に汗を握るかの如く。
 ラフマニノフとラヴェルは、いかにもアルゲリッチが得意とするレパートリー。うねる感情と気合、そして飛び散る汗が視覚化されるような演奏です。
 ミヨーのスカラミューシュの軽妙なやりとりもさすが。これは確かに素晴らしい演奏です。録音 2008年 リヴォルノ ライブ収録




BOMBA PITER


CDMAN 476-12
\1700
クラシック・キャバレー・ジャズ
 シューベルト(1979-1828):流れの上で(+)
 モーツァルト(1759-1791):オペラ「皇帝ティートの慈悲」から 私は行く(#)
 ベティ・ロー(1930-):夫人への三人の訪問者(+/*)
 J・S・バッハ(1685-1750)/ナタリア・バイコヴァ編曲:
  マタイ受難曲 BWV244 から われを憐れみたまえ(+)
 モーツァルト/アディル・フョードロフ編曲:
  オペラ「皇帝ティートの慈悲」から 夢に見し花嫁姿(#)
 J・S・バッハ/ナタリア・バイコヴァ編曲:
  クリスマス・オラトリオ BWV248 から 備えよ、シオン(+)
 サイモン・サーゴン(1938-):パターンズ・イン・ブルー(#)
 シューベルト:岩の上の羊飼い(**)
ガリーナ・シドレンコ(メゾソプラノ)
アリーサ・ブラツラフスカヤ(ピアノ(*以外))
ナタリア・バイコヴァ(チェロ(+))
アディル・フョードロフ(クラリネット(#))
セルゲイ・クリストフィリス(クラリネット(**))

録音:2010年1月-2012年2月、ラジオ・ハウス、サンクトペテルブルク、ロシア
 ガリーナ・シドレンコはサンクトペテルブルク音楽院で学び、1996年以来マリーンスキー劇場を中心に活躍しているメゾソプラノ。

 

CDMAN 499-12
\1700
メゾソプラノとオルガンによるバロック音楽
 ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ト長調(オルガン独奏)
 ヘンデル(1685-1759):テ・デウム から Dignare
 J・S・バッハ(1685-1750):
  クリスマス・オラトリオ BWV248 から「備えよ、シオン」
  マニフィカト BWV243 から 成したまえ[Dignare]
 ペルゴレージ(1710-1736):オペラ「ウーティカのカトーネ」から カトーネのアリア
 J・S・バッハ:ミサ ロ短調 BWV232 から「御父の右に座りたもう者よ」
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  オラトリオ「勝利のユディータ」から ヴァガンテのアリア
 ヘンデル:オラトリオ「サムソン」から ミカのアリア
 J・S・バッハ:復活祭オラトリオ BWV249 から「告げよ、ただちにわれに告げよ」
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):トッカータ第7番(オルガン独奏)
エレーナ・エレメーエヴァ(メゾソプラノ)
マリーナ・ヴャイシャ(オルガン)

録音:2012年5月21日、聖マリア・ルター派福音教会、サンクトペテルブクル、ロシア
 ※外装、ディスク印刷面とも規格番号表記がございませんのでご注意ください。

 

CDMAN 499-13
(2CD)
\3400
メランコリー ピアノのための音楽
 [CD 1]/[CD 2:ヴラディーミル・スハレフ(サウンド・デザイン)]
 J・S・バッハ(1685-1750):
  平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ変ホ短調
 モーツァルト(1759-1791):ソナタ第12番ヘ長調 K.332
 シベリウス(1865-1957):悲しいワルツ Op.44 No.1
 ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲イ短調「海とかもめ」Op.39 No.2
 ベートーヴェン(1770-1828):ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57 から 第3楽章
 イーゴリ・ドルーフ:ソナタ第2番「わが母の思い出に」
 ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第2巻 から 雪の上の足跡(No.6)L.117
 リスト(1811-1886):
  ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」より、イゾルデの愛の死 S.447
  コンソラシオン第3番 S.172
ポリーナ・フラトキナ(ピアノ)

録音:2012年6月、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ、サンクトペテルブルク、ロシア
 ポリーナ・フラトキナは1971年サンクトペテルブルクに生まれ、サンクトペテルブルク音楽院、イスラエルのテルアヴィヴ音楽アカデミーで学んだピアニスト。
[CD 1]に通常のピアノ演奏、[CD 2]にサウンド・デザイン処理が施された演奏を収録。

 

CDMAN 415-10
\2000
【未案内旧譜】
ユーリー・シャポーリン(1887-1966):
  交響的カンタータ「クリコヴォの戦場で」(1937)
ガリーナ・コヴァリョーヴァ(ソプラノ:花嫁)
リュドミラ・フィラトヴァ(メゾソプラノ:母)
コンスタンチン・プルジニコフ(テノール:騎士)
ニコライ・オホチンコフ(バス:ドミートリー・ドンスコイ)
レニングラード放送合唱団
グリゴリー・サンドレル(合唱指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィクトル・フェドトフ(指揮)

録音:1980年、大コンサートホール「十月」、レニングラード、ソヴィエト





DUTTON



CDLX 7300
\1700→\1590
世界初録音
 フレデリック・デルランジェル(1832-1911):協奏的作品集

  ロマンティック前奏曲(1934)
  チェロと管弦楽のための交響的アンダンテ Op.18(1903)(*)
  心を挙げよ!(管弦楽のための前奏曲;1919)
  チェロと管弦楽のためのバラード(1926)(*)
  ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲(1921)(+)
ガイ・ジョンストン(チェロ(*))
ヴィクター・サンジョルジョ(ピアノ(+))
BBCコンサート管弦楽団
ヨハンネス・ヴィルトナー(指揮)

録音:2012年3月27-29日、ワトフォード・コロシアム、イギリス

世界初録音と表示されています。

 

CDLX 7301
\1700
スティーブン・マクネフ(1951-):
  シンフォニア(2007)
  ハイリゲンシュタット(2005)
  天候(2007)(*)
  秘密の目的地−チャールズ・コーズリーに捧げる(2005)
ボーンマス交響合唱団(*)
ボーンマス交響楽団
ドミニク・ウィーラー(指揮)

録音:2012年7月24-25日、ライトハウス、プール、ドーセット、イギリス

世界初録音と表示されています。

 


CDLX 7302
\1700→\1590
世界初録音
 シリル・スコット(1879-1970):協奏曲集

  ペレアスとメリザンドへの前奏曲 Op.5(1900)(*)
  ピアノ協奏曲ニ長調 Op.10(1900)(+)
  チェロ協奏曲 Op.19(1902)(#)
ピーター・ドノホー(ピアノ(+))
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ(#))
BBCコンサート管弦楽団
マーティン・イェーツ(指揮)

(*)マーティン・イェーツによる手稿譜からの校訂版(2012)
(+)マーティン・イェーツによるリアライゼーション&コンピレーション版(2012)
(#)マーティン・イェーツによる補完&改訂およびラファエル・ウォルフィッシュによる
  チェロ・パート校訂版(2012)

録音:2012年11月26-28日、ワトフォード・コロシアム、イギリス

世界初録音と表示されています。

 


CDLX 7303
\1700→\1590
世界初録音
 ヴィドールのチェロ協奏曲&交響曲第2番

  シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
   サン=ジャンの漁師たち(3つの管弦楽前奏曲;1905)
   チェロ協奏曲 Op.41(1878)(*)
   交響曲第2番イ長調 Op.54(1882)
トルレイフ・テデーン(チェロ(*))
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
マーティン・イェーツ(指揮)

録音:2012年9月27-28日、ロイヤル・コンサートホール、グラスゴー、イギリス

世界初録音と表示されています。





PROPRIUS



PRCD 2056
\2400→\2190
ギター伴奏によるバッハ
 J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン・ソナタ集(ギター伴奏)

  フォルカー・ヘー(1959-)編曲:
   ソナタ ホ短調 BWV1023/ソナタ ト長調 BWV1021
  ティルマン・ホップストック(1961-)編曲:ソナタ イ短調 BWV1020
  ダーヴィド・ヘーレンスタム(1972-)編曲:ソナタ ヘ長調 BWV1022
  ミヒャエル・ランガー(1959-)編曲:ハ長調 BWV1033
ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン)
ダーヴィド・ヘーレンスタム(ギター)

録音:2012年、場所の記載なし(Recorded by Per Hallgren Konfonium Audio AB)

ヴァイオリンはピリオド楽器(バロックヴァイオリンと表示)、ギターはモダーン楽器(単にギターと表示)と思われます。





SWEDISH SOCIETY


SCD 1154
\2400
アンデシュ・ヨルミン(1957-):
 詩的組曲「Between Always and Never(いつでもと決しての間)」

  Aviaja[アヴィアヤ]/Haiku[俳句]/Karleksvisa[愛の歌]
  Vagen ar ode[道はさびれ]/Sol och mane[太陽と月]
  Dans - ur Stenars tystnad[踊り−石の沈黙から]
  Mellan alltid och aldrig[いつでもと決しての間]
  Shakespeare cogitatio[シェイクスピア思考]
  Karleksvisa - triptyk[愛の歌−トリプティク]
  Dans - till Solars lek[踊り−太陽の遊戯へ]
  Eviga tanke[永遠の思考]/Hemingway cogitatio[ヘミングウェイ思考]
レーナ・ヴィレマーク(ヴォーカル)
アンデシュ・ヨルミン(ダブルベース)
ヨンショーピング室内合唱団
ヨンショーピング・シンフォニエッタ
フレードリク・ビューステット(指揮)
録音:2011年9月、ヨンショーピング・コンサートホール、スウェーデン


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

DUTTON



CDVS 1921
\1000
セルゲイ・ラフマニノフ・プレイズ・ラフマニノフ
 ラフマニノフ(1873-1943):
  交響曲第3番イ短調 Op.44(*)
  ヴォカリーズ Op.34 No.14(+)
  交響詩「死の島」Op.29(#)
フィラデルフィア管弦楽団
セルゲイ・ラフマニノフ(指揮)
録音:1939年12月11日(*)/1929年4月20日(+/#)
原盤:DB5780-4 (CS045636-44)(*)/D2013 (CVE48978)(+)/D2011-3 (CVE48973-7)(#)
 


CDBP 9817
\1400→\1290
エリー・ナイ・プレイズ・モーツァルト&ブラームス
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450(*)
 ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83(+)

エリー・ナイ(ピアノ)
室内管弦楽団(*)
ウィレム・ファン・ホーホストラーテン(指揮(*))
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
マックス・フィードラー(指揮(+))

録音:1935年10月1日、ベルリン(*)
    1939年1-2、5-6日、1940年4月29日、アルテ・ヤコプストラッセ・スタジオ、ベルリン(+)
原盤:Cat. no. DB4435-7; Mat. no. 2RA769-74(*)
      Cat. no. 67566-71; Mat. no. 1139/41-6 & 1470-4(+)

マックス・フィードラーは1939年12月1日に亡くなっているので、(+)の1940年のセッションでの指揮者は不明ということになります((レーベルのウェブサイトの表示から)。

 


2CDBP 9818
(2CD)
\2000→\1890
アーサー・ブリス・コンダクツ・ブリス
アーサー・ブリス(1891-1975):カンタータ「至福」(ソプラノ、テノール、合唱と管弦楽のための)(*)
 ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)
 リチャード・ルイス(テノール)
 不詳(合唱団、管弦楽団)
 アーサー・ブリス(指揮)
 録音:1962年5月26日、コヴェントリー劇場、イギリス
 音源:BBC Home Service broadcast
アーサー・ブリス:序奏とアレグロ
 不詳(管弦楽団)
 アーサー・ブリス(指揮)
 録音:1955年11月23-24日、キングズウェイ・ホール、ロンドン、イギリス
 原盤:Cat. no. LXT5170; Mat. no. ARL2949
アーサー・ブリス:映画音楽「来るべき世界」からの組曲(*)
 ロンドン交響楽団
 アーサー・ブリス(指揮)
 録音:1957年6月17日、ウォルサムストー・タウン・ホール、ロンドン、イギリス
 原盤:Cat. no. SDD255; Mat. no. ZAL9601
アーサー・ブリス:パストラール「羊の群は野に安らう」
 ナンシー・エヴァンズ(メゾソプラノ)
 ギャレス・モリス(フルート)
 ヘンリー・テイラー(ティンパニ)
 BBC合唱団
 ジェイクス弦楽合奏団
 レジナルド・ジェイクス(指揮)
 録音:1951年1月10日 原盤:Cat. no. AX565-8; Mat. no. AR15733-40
アーサー・ブリス:色彩交響曲 Op.24
 ロンドン交響楽団
 アーサー・ブリス(指揮)
 録音:1955年11月23-24日、キングズウェイ・ホール、ロンドン、イギリス
 原盤:Cat. no. LXT5170; Mat. no. ARL2948-9
アーサー・ブリス:行進曲「不死鳥(フランスを称えて)」
 フィルハーモニア管弦楽団
 コンスタント・ランバート(指揮)
 録音:1946年3月29日 原盤:Cat. no. C3518; Mat. no. 2EA10957-8
(*)はステレオ録音、他はモノラル録音。
 


CDBP 9819
\1400→\1290
シューリヒト/クララ・ハスキル/ファン・ベイヌム/グッドール・プレイ・ベートーヴェン
 1940年代のデッカ・レコーディング
ベートーヴェン(1770-1827):バレエ「プロメテウスの創造物」序曲 Op.43(*)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
  録音:1946年11月29日 原盤:Mat. no. AR10901
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
 クララ・ハスキル(ピアノ)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・ゼッキ(指揮)
  録音:1947年7月4日 原盤:Cat. no. K1944-7; Mat. no. AR11426-33
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」Op.62
 ナショナル交響楽団
 レジナルド・グッドール(指揮)
  録音:1945年11月28日 原盤:Cat. no. K1355; Mat. no. AR9875-6
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
 スイス・ロマンド管弦楽団
 カール・シューリヒト(指揮)
  録音:1947年2月14、17-18日、放送スタジオ、ジュネーヴ、スイス
  原盤:Cat. no. K1610-3; Mat. no. ARS136-43
(*)は未発表音源と表示されています。


<国内盤>


オクタヴィア・レコード

OVCL-00505
(SACD Hybrid)
\3000
小林研一郎+ロンドン・フィル
 チャイコフスキー交響曲全集 第1弾!

  チャイコフスキー:交響曲第4番、イタリア奇想曲
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィル
 ファン待望のチャイコフスキー交響曲全曲・管弦楽曲集プロジェクト開始!!
 小林研一郎+ロンドン・フィル チャイコフスキー交響曲全集 第1弾!!
今まで、幾度もの名演を重ねてきた小林研一郎のチャイコフスキー。「小林ならではのチャイコフスキー」は演奏の度に、録音の度に進化し続け、常に新しいチャイコフスキー像を我々に提供してきました。
 70歳を越え、指揮者として円熟味を増す昨今、殊に海外の主要オーケストラで指揮をする機会が増えている小林が、ファン待望のチャイコフスキー:交響曲全集、管弦楽曲集のスタジオ録音を名門・ロンドン・フィルを率いて敢行しました。
  ロンドンの文化遺産ともいえる由緒あるスタジオ、「アビー・ロード・スタジオ」での収録で、小林は今までの指揮者人生を総括すべく今回の録音に臨み、また、小林の意気込みを感じ取ったロンドン・フィルはその総力を挙げて小林のチャイコフスキーを奏でました。ファン待望、コバケン+ロンドン・フィル+チャイコフスキーと揃い踏みの一大プロジェクトの全貌が姿を現します!!
2013年2月28日〜3月2日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオにて収録
 
OVCL-00512
(2SACD Hybrid)
\4410
インバル&都響 新マーラー・ツィクルス 第2弾
 マーラー:交響曲第2番「復活」
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
澤畑恵美(ソプラノ)
竹本節子(メゾ・ソプラノ)
二期会合唱団(合唱)
長田雅人(合唱指揮)
<インバル&都響 新マーラー・ツィクルス 第2弾>
 現代のマーラー演奏の最高峰がここに!
 巨匠インバルと東京都交響楽団の<新マーラー・チクルス>第2弾、交響曲第2番「復活」の登場です。
 圧倒的な技術と精度の高いアンサンブル、そして説得力のある解釈により、現代のマーラー演奏の極地が表現されるこのツィクルス。もうすでにコンサートが大絶賛を受けていますが、ついにライヴCDの登場となります。このコンビは2010年に同曲を取り上げ、ライヴCDもリリース。そのアルバムがマーラー「復活」の最高名盤として演奏、録音ともに大絶賛を受けました。
 そのコンサートから2年が経ち、さらなる洞察が加わりより深みのあるマーラーとなりました。
まだまだ進化し続けるインバルのマーラーには驚きを隠せません。細部まで及ぶ徹頭徹尾マーラー演奏に対する哲学・美学を貫き通した演奏はまさに圧巻。そしてそのインバルに見事に答える精度の高い都響の演奏。世界に誇る日本オーケストラの金字塔です。
 一つの音も聞き逃すことの出来ないマーラー・シリーズ第2弾。録音も最良。豪華デジパック仕様。
 すべてにおいて特別のシリーズです。
 2012年9月29日 東京芸術劇場、9月30日 横浜みなとみらいホールにて収録
 
OVCT-00097
\3150
蔵島由貴(ピアノ)〜ショパン
 ショパン:
  エチェードOp.10 Op.25
  3つのエチェード
蔵島由貴(ピアノ)
 蔵島由貴が、新たなる地平を拓くショパン!
 蔵島由貴の東芝EMIから移籍第1弾アルバム。
 かつて、ラフマニノフの協奏曲やチェクナヴォリアンの「ノスタルジア」で話題を呼んだ蔵島由貴がこのたび世に問うのは、ショパンのエチェード。屈指の難曲である上に、演奏家の資質のようなものが透けて見えてしまうという畏怖さえもはらんだ、古今ピアノ作品の牙城ともいえる名品。単なる「練習曲」の域をこえ、技巧を十全とクリヤーの上、作品全体を包み込む香気や品格を乗せていかねばならぬという、二重三重の関門を開いていかねばなりません。
 蔵島由貴は、持ち前の美しい音をベースに、決然と「エチェード」の世界に踏み込んでいます。新たなる意志の焔(ほむら)を10本の指にみなぎらせた、すがすがしいショパン像の登場です。
収録: 2013年3月6-8日 埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)にて収録

蔵島由貴:
 7歳でピアノを始める。東京藝術大学を首席で卒業。イタリア・イモラ音楽院に入学。R.リサリティ、L.マルガリウスに師事、またミシェル・ダルベルトやタマーシュ・ヴァシャーリと言った世界的ピアニストの薫陶も受ける。ミラノをはじめイタリア各地でリサイタルを開催、いずれも高評を博した。2006年東芝EMIからデビュー、2枚のアルバムを発表。デビュー・アルバム収録のチェクナヴォリアン「ノスタルジア」がテレビ東京「美の巨人たち」のエンディング・テーマに使用された。
 エリック・カンゼルやフィリップ・アントルモン指揮によるスーパー・ワールド・オーケストラのソリストとして、日本各地でコンサート。また、北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団からも招かれ、ドイツと我が国各地で楽旅。2007年にはハンガリーのオーケストラとラフマニノフピアノ協奏曲第2番を共演、ブタペスト中の話題をさらった。2008年には、小学館で自身が監修したDVDブック「大人初心者のための1日30分30日でベートーヴェンが弾ける」を発売し好評を得た。
2010年「FLOWERS-フラワーズ」(東宝系)にピアニスト役で出演するなど多方面での活動の場も広げている。
 
OVCC-00101
\3150
ネクサス At the Nexus
 フサ:金管五重奏のためのディヴェルティメント
 チータム:アルージョン
 プログ:4つのスケッチ
 ヤン・バック:ラウデス
 ディロレンツォ:セイレーン・ソング、ネクサス、GO 
センター・シティ・ブラス・クインテット
アントニー・ディロレンツォ(トランペット)
※ソリスト、作曲家として活躍
ジェフリー・ハードキャッスル(トランペット)
※バッファロー・フィル所属
リチャード・キング(ホルン)※クリーヴランド管首席
山本浩一郎(トロンボーン)※シアトル響首席
クレイグ・ノックス(テューバ)※ピッツバーグ響首席
 全米最強のブラス・クインテット!これが金管だ!!
 日本を代表するトロンボーン奏者、山本浩一郎が加わり、新生センター・シティ・ブラス・クインテット始動!
 現在全米最強と言われる、センター・シティ・ブラス・クインテットがクリストン・レーベルより初登場です。
 アメリカを代表する名手がずらりと揃い、まさに唖然とするかのような完璧なテクニックとパワーを魅せつけます。 クリーヴランド管やピッツバーグ響など金管楽器最強軍団の中心的存在が集まれば、このような夢のサウンドが聞けるのも納得です。圧倒させるサウンド、驚異のテクニック、豊かな音で歌い上げるハーモニー。金管楽器の醍醐味がすべて詰まったようなアンサンブルです。
 日本でも大友直人指揮東京交響楽団と共演したりするなど、驚愕の演奏を聴き多くの人がファンとなっております。
 そして、その中で負けず劣らず強靭なサウンドを聴かせるトロンボーン山本浩一郎。シアトル響の首席やトロンボーン・フェスのソリストなど世界的にも活躍をする金管奏者の日本人は他にいません。山本浩一郎を新たに迎え、新生センター・シティ・ブラス・クインテットとして始動します。
 これぞ金管!これぞアンサンブルの極地!ぜひこれを聴いて驚いて下さい。
 2012年10月5-7日 コロンバス・レガシーホールにて収録


<映像>


ARTHAUS(映像)

101684
(DVD)
\3900
マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
 1.ブラームス(1833-1897):交響曲 第2番 ニ長調 Op.73/
 2.ヤナーチェク(1854-1928):グラゴル・ミサ
タチアナ・モノガロワ(ソプラノ)/
マリナ・プルデンスカヤ(メゾ・ソプラノ)/
ルドヴィット・ルーダ(テノール)/
ペーター・ミクラーシュ(バス)/
イヴェタ・アプカルナ(オルガン)/
ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)/
バイエルン放送交響楽団/
バイエルン放送合唱団(…2)/
マリス・ヤンソンス(指揮)

108080
(Blu-ray)
\6300
 先頃、2018年までバイエルン放送響との契約延長が決定した名指揮者マリス・ヤンソンス。これまで以上に素晴らしい演奏を次々と繰り出してくることは間違いありません。そんなヤンソンスのブラームスは、以前にも聴く機会がありましたが、ヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」についてはレアな選曲と言ってもよいでしょう。
 ブラームスはいつもの如く流麗で、つぼをついた解釈。全てが躍動的であり力強さも存分に備えている納得の演奏です。かたやヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」は教会スラヴ語の典礼文に曲が付けられた独創的な作品。ヤナーチェク晩年の作品であり、崇高な理念と愛の精神が結びつけられた熱い音楽です。
 ここでは演奏者、指揮者、歌手、合唱、そしてオルガンの全てが融合、音による巨大な大伽藍が構築されています。
 ソリストたちの熱唱もさることながら、これまた特異な才能の持ち主として知られる女性オルガニスト、イヴェタ・アプカルナの目もくらむような虹色の音色にも眩惑されること間違いありません。
2012年 ルチェルン KKLコンサート・ホール ライヴ収録/収録時間:88分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.0 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:独,英,仏,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 
102317
(2DVD)
\7000
ベルリン・ドイツ・オペラ
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」

  全3幕 リヒャルト・ワーグナー(台本)
トリスタン…ルネ・コロ(テノール)/
イゾルデ…グィネス・ジョーンズ(イゾルデ)/
マルケ王…ロバート・ロイド(バス)/
クルヴェナール…ゲルト・フェルドホフ(バリトン)/
メーロト…ペーター・エデルマン(テノール)/
ブランゲーネ…ハンナ・シュヴァルツ(アルト)/
牧人…ウヴェ・ペーター(テノール)/
舵手…イワン・サルディ(バリトン)/
若い水夫…クレメンス・ビーバー(テノール) 他/
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団(合唱指揮…ヘルヴァルト・マッティセン)/
イルジー・コウト(指揮)/ゲッツ・フリードリヒ(演出)

108083
(Blu-ray)
\6300
1993年 東京 NHKホール ライヴ収録/収録時間:233分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:独(原語),英,仏,西,伊,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×2 <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 叔父マルケ王の花嫁となるイゾルデを迎えに行く騎士トリスタン。しかし、誤って媚薬を飲んでしまい、イゾルデと相思相愛になってしまいます。若い2人はひと時も離れることができず秘密の逢瀬を交わすのですが、もちろんそれは禁断の愛。王の家臣に討たれたトリスタンは絶命、イゾルデも愛を讃えながら死んでゆくのです。
 ワーグナー(1813-1883)自身が、作曲当時恋愛関係にあったマティルデ・ヴェーゼンドンクの姿を投影したかのような夢幻的な物語ですが、音楽的にも最先端を行くもので、ここで使われた「永遠に解決しない和声」は後の12音への先鞭をつけたと言っても過言ではありません。「歌唱、演出、装置、演奏、全てにおいて模範的、基本的な演奏」と評価され続けている永遠の名演がこれ。時々羽目を外すゲッツ・フリードリヒも、ここではいい具合にはまっています。トリスタンを歌うルネ・コロもこの時期にはすっかり重鎮としての貫録を身に着けており、若い頃に言われていた「ヘルデンテノールらしからぬ軽い声」からは脱却、誰もが成しえないほどの素晴らしい表現でこの役を易々歌いこなしています。またグィネス・ジョーンズのイゾルデは、まさに高貴な花が香り立つかのような風情であり、他の追随を許さない孤高のヒロイン像を作り上げています。
 
100011
(DVD)
\3900
イル・ジャルディーノ・アルモニコ 〜イタリアのバロック音楽集
 ◎ダリオ・カステッロ(?-1630?):「ソナタ・コンチェルターテ」第2巻より/
  2台のヴァイオリンとヴィオローネ、通奏低音のための3声のソナタ 第4番&第5番 /
 ◎ジョヴァンニ・バッティスタ・スパーディ(?):「再びわかれて」
  (チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレによる)/
 ◎ビアッジョ・マリーニ(1594-1663):
  2台のヴァイオリンと通奏低音のための「ラ・モニカ」による3声のソナタ/
 ◎タルクィニオ・メールラ(1595-1665):
  2台のヴァイオリンと通奏低音のための3声のチャコーナ/
 ◎アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):リュート協奏曲 二長調 RV93/
 ◎アントニオ・ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」RV90/
 ◎アントニオ・ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調「夜」RV104
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
<メンバー:ジョヴァンニ・アントニーニ(リコーダー,フラウト・トラヴェルソ)/
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)/
マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)/
パオロ・ベスキ(チェロ)/ルカ・ピアンカ(リュート)/
ルカ・グリエルミ(ハープシコード)>/
パウル・フェンカルト(ディレクター)/
ベルンハルト・フライシャー(プロデューサー)
収録時間:60分/音声:ステレオ2.0/字幕:独,仏,蘭/画面:4:3/REGION All(Code:0)/DVD…片面単層ディスク/100010(PAL)と同内容
 以前、PALのみで発売されたため、多くの日本のファンが悔しがったという伝説の映像がNTSCで再発売となりました。
 1985年にルカ・ビアンカとジョヴァンニ・アントニーニによってミラノで結成されたイタリアの古楽アンサンブル「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」は、当時、多くのファンが抱いていた思い…「バロック音楽は穏やかで抒情的である」をことごとく打ち砕く鮮烈な演奏を披露。その表現力のあまりの激しさに賛否両論を巻き起こしたものです。以降、バロック音楽の演奏も変遷の一途を辿り、他にも刺激的な演奏が数多く登場しましたが、やはり彼らを超える演奏はなかなか登場しないのではないでしょうか。
 この映像での彼らは、ヴィヴァルディ以外はほとんど知られていない作曲家の作品を取り上げ、その力強い生命力と喜びに満ちた音楽を存分に楽しませてくれています。
 
101687
(DVD)
\6300
1962年 アン・デア・ウィーン ライヴ
 カール・ベーム&ウィーン・フィル
  アルバン・ベルク:歌劇「ルル」

    2幕版 アルバン・ベルク(台本)/
  フランク・ヴェーデキント「地霊」&「パンドラの箱」(原作)
ルル…エヴィリン・リアー(ソプラノ)/
シェーン博士…パウル・シェフラー(バリトン)/
アルヴァ(シェーン博士の息子)…ルドルフ・ショック(テノール)/
医事顧問官…グィド・ヴィーラント(語り)/
画家…クルト・エクヴィルツ(テノール)/
力技師(ロドリーゴ)…ハンス・ブラウン(バス)/
シゴルヒ…ヨーゼフ・クナップ(バス)/
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢…ギーゼラ・リッツ(メゾ・ソプラノ) 他/
ウィーン・フィル/
カール・ベーム(指揮)/
キャスパー・ネーアー(演出)/
ヒル・ライーズ=グローメス(衣装)/
アルトゥール・ゼルニチェク(照明)
 1962年 アン・デア・ウィーン ライヴ収録(オーストリア初演)/収録時間:135分/音声:ステレオ2.0/字幕:独(原語),英,仏,西,伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク
 1905年、カール・クラウスによる演劇「パンドラの箱」を観たベルクは、その作品から強い感銘を受けました。そしてオペラ化にとりかかったのが1929年。同じ原作者の「地霊」(2作で“ルル2部作”と呼ばれる)を組み合わせてベルク自身が台本を起こし、長い時間をかけてコツコツと作曲していたベルクですが、1935年、かねてから可愛がっていたマノン・グロピウス(アルマ・マーラーとヴァルター・グロピウスの娘)が亡くなったため、「ルル」の作曲を中断、即時にあの「ヴァイオリン協奏曲」を書き上げることになりました。その後すぐにこの世を去ってしまうことになるベルク(1885-1935)。結局「ルル」は完成されることなく、残されたのは第3幕第1場までのスコアと、残りの抜粋楽譜、そして第3幕の終結部(組曲)だけだったのです。そのため通常は2幕版で演奏され、このベームによるオーストリア初演も2幕版によるものです。
 スキャンダラスな内容は当然物議をかもしましたが、曲の持つ不思議な魅力と、魅惑的で頽廃的な登場人物たちが織りなす摩訶不思議な物語で、普遍の人気を獲得するに至りました。オットー・シェンクによる演出も文句なしです
 
102308
(DVD)
\3900
1973年 グラインドボーン音楽祭
 モンテヴェルディ:歌劇「ウリッセの帰還」

  プロローグと3幕 ジャコモ・パドアーロ(台本)/
  ホメロス「オデュッセイア:第13-23巻」(原作)
ウリッセ…ベンジャミン・ラクソン(テノール)/
ペネロペ…ジャネット・ベイカー(ソプラノ)/
ネットゥーノ…ロベルト・ロイド(バス)/
ミネルヴァ…アン・ハウエルズ(ソプラノ)/
ジオーヴェ…ブライアン・バロウズ(テノール)/
テレーマコ…イアン・キャレイ(テノール)/
エリクレア…ヴァージニア・ポポーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ロンドン・フィル/
グラインドボーン合唱団/
レイモンド・レッパード(指揮)/
ピーター・ホール(演出)/
ジョン・バリー(装置)/
ロバート・ブライアン&ハドリー・ヴァーセイ(照明)
1973年 グラインドボーン音楽祭 ライヴ収録/収録時間:128分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊(原語),独,英,仏,西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク
 グラインドボーン音楽祭とは、イギリスのイースト・サセックス州、ルイス近郊のカントリー・ハウス(農村において貴族およびジェントリの住居として建設された邸宅)であるグラインドボーンで開かれるオペラの祭典です。1934年に資産家のジョン・クリスティによって創設され、ほぼ毎年(改装工事が行われた1993年を除く)開催されるこの音楽祭は、クリスティ家の代表者が主催となり、現在ではジョンの孫であるガスがその任に当たっています。この映像は1973年の公演のもの。今回もピーター・ホールの気の利いた演出が光ります。
 トロイア戦争が終わっても帰ってこない夫ウリッセ(ユリシーズ)を待つ妻ペネロペ。そろそろ3人の求愛者を拒むのも疲れてきてしまいました。夫は死んでしまっただろうと待つのを断念した彼女は求愛者たちに「夫の弓を引けた者と結婚しても良い」と宣言します。そんな彼女の前に現れたみすぼらしい姿をした男がいとも簡単にその弓を…。貞淑な妻を演じるのは、名歌手ジャネット・ベイカー。ラクソンらお馴染みの歌手たちも華を添えています。







ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2013 ARIA−CD.All rights reserved.