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第70号
マイナー・レーベル新譜(1)
2013.4.9〜2013.6.14


ACCENT



ACC 24223
\2500→\2290
アントン・シュテック率いるシュパンツィヒ四重奏団
 ハイドン:弦楽四重奏曲選集 Vol.3
  弦楽四重奏曲ト長調Op.54-1
  弦楽四重奏曲ハ長調Op.20-2
  弦楽四重奏曲ト短調「騎手」Op.74-3
シュパンツィヒ四重奏団(ピリオド楽器使用)
アントン・シュテック(Vn)
フランク・ポールマン(Vn)
クリスティアン・グーセンズ(Va)
アンティエ・ゴイセン(Vc)
 シュパンツィヒ四重奏団によるハイドン選集完結!

 録音:2011 年

 近年注目を集めているバロック・ヴァイオリン奏者アントン・シュテック率いるシュパンツィヒ四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲集第3 弾。
 オーストリアの名ヴァイオリニストであり指揮者であったイグナツ・シュパンツィヒ(1796-1830)が1796 年に組織したシュパンツィヒ四重奏団。その伝統ある名前を引き継ぎ、ちょうど200 周年の記念の年であった1996 年に誕生した新生シュパンツィヒ四重奏団。このハイドンの弦楽四重奏曲選集もこの第3 集で完結します。ピリオド・アプローチによる鮮烈で鋭角的な演奏であるのはもちろん、ハイドンの弦楽四重奏曲の新たな魅力を引き出した純度の高い響きで聴かせてくれます。安定したテクニックと完成度の高いカルテットならではの充実のアルバムです。


シュパンツィヒ四重奏団
 ハイドン:弦楽四重奏曲選集第1巻、第2巻
Haydn - String Quartets Volume 1
ACC 24197
\2500→\2290
ハイドン:弦楽四重奏曲選集 Vol.1
 第24番イ長調 Op.9-6、
 第72番ハ長調 Op.74-1、
 第49番ニ長調 Op.50-6 「蛙」
シュパンツィヒ弦楽四重奏団(ピリオド楽器使用)
【アントン・シュテック(Vn)
フランク・ポールマン(Vn)
クリスティアン・グーセンズ(Va)
アンティエ・ゴイセン(Vc)】
 NAIVEのヴィヴァルディ・エディションでもその鬼才ぶりを発揮したアントン・シュテック率いるピリオド楽器を使用したカルテット、シュパンツィヒQ.。
 シュパンツィヒQ.は1996年に創設。ベートーヴェンの四重奏を初演したことで名が知られている1796年設立のシュパンツィヒ四重奏団がモデル。現代のシュパンツィヒQ.もベートーヴェンの録音でなじみがありますが、今回はハイドン没後200年を祝う企画でハイドン:弦楽四重奏曲選集をACCENTレーベルからリリース。「蛙」のゲロゲロという鳴き声が聴こえてくる終楽章が特徴的な第49番。明瞭な輪郭、純粋な響き自然な表現方法で組み立てられた演奏です。彼らの快活なテンポ感、音楽の推進力はピリオド楽器で演奏する魅力を良く伝えてくれる1枚です。録音:2007年12月5-8日
Haydn - String Quartets Volume 2
ACC 24220
\2500→\2290
ハイドン:弦楽四重奏曲選集 Vol.2
 弦楽四重奏曲ト長調Op.77-1、
 弦楽四重奏曲ニ長調Op.64-5、
 弦楽四重奏曲ニ短調Op.9-4
シュパンツィヒ弦楽四重奏団(ピリオド楽器使用
【アントン・シュテック(Vn)
 フランク・ポールマン(Vn)
 クリスティアン・グーセンズ(Va)
 アンティエ・ゴイセン(Vc)】
 ピリオド楽器を使用した常設カルテットの代表格シュパンツィヒ弦楽四重奏団。その伝統ある名前を冠にし、近年勢いのある演奏家の一人ヴァイオリンのアントン・シュテックを中心に新しい刺激を求めて挑んだ、ハイドンの弦楽四重奏曲集の第2弾。たくさんの石ころから宝石を拾い出すように、作品の奥から深い音楽性を引き出す端正な演奏は、音楽家の結晶のように純度が高く美しい。



旧譜
アントン・シュテックのヴィヴァルディ
A. Vivaldi-Vivaldi: Concerti Per Violino,  Vol. 2 - Di Sfida
NAIVE
OP 30427
\2300→¥2090
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集第2集
 協奏曲RV 232ニ長調、RV 264ホ長調、RV 325ト短調、
 RV353イ長調、RV243 ニ長調「senza cantin」、RV 368変ロ長調
アントン・シュテック(Vn)
モード・アンティコ、
フェデリコ・マリア・サルデッリ
 流浪の名人、コンチェルト・ケルンのメンバーであり、ドイツのトロッシンゲンにある音楽院で後進の指導にもあたっている、アントン・シュテック。シュテックは、インタビューで、「鬼才パガニーニの先駆者は、ロカテッリ(1695-1764)であったと考えていた。しかし、ロカテッリにはヴィヴァルディというものすごいライバルがいた、ということを痛感させられたレコーディングとなりました」と語っているように、超絶技巧の嵐に息つく暇もない!高度なテクニックと知力とを兼ね備えたシュテックによる演奏は、音符ひとつひとつが溌剌としていて踊っているかのよう。デュナーミクの対比、ふとした瞬間に翳るニュアンス、どの曲もどの小節どの音も、驚きと喜びに満ちている。
 一度聴いたらやめられない刺激的な一枚。

 


ACC 24261
(2CD)
\4200→\3790
名手ドンゴワによる名盤が復活!
 コルネットの黄金時代

 CD1:
  パレストリーナ:主、来臨の時
  伝承:フィレンツェ風に(パヴァーヌ、ガイヤルドとサルタレッロ)
  ボヴィチェッリ:私は急ぎ、市民を包囲しよう
  伝承:ナポリ風に(ガイヤルド)
  パンドルフィ=メアッリ:ソナタ「ラ・クレメンテ」
  チプリアーノ・デ・ローレ:別れの時
  カステッロ:ソナタ第2番
  ロニョーニ&パレストリーナ:イオ・ソン・フェリート
  伝承:モニカ/ サルタレッロ
 CD2:
  グランディ:サルヴェ・レジナ
  カステッロ:ソナタ第3番
  フォンタナ:ソナタ第3番
  カステッロ:エクスルターテ・ユビラーテ、ソナタ第2番
  スカラーニ:ソナタ第6番
  モンテヴェルディ:聖母の嘆き
  フォンタナ:ソナタ第7番
  グランディ:おお、あなたはなんと美しい
  フォンタナ:ソナタ第11番
  グランディ:レジナチェリ
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)
ル・コンセール・ブリゼ
 録音:2003 年& 2005 年

 コルネットの名手ウィリアム・ドンゴワと ル・コンセール・ブリゼによるアルバム。以前リリースされていたものが廃盤となり、今回待望の再発売となります。
 ヴァイオリンと肩を並べるソロ楽器として発展したコルネットは17 世紀初頭にイタリアで黄金期を迎えます。コルネットは人間の声のように柔らかく繊細な表現が可能で、透明感のある独特の響きが当時の教会での演奏には欠かせませんでした。
 ウィリアム・ドンゴワの超絶的技巧が冴えわたる名盤となっております。
 
ACC 24281
\2500→\2290
コレッリ没後300年
 コレッリを愛した作曲家たちによるコンチェルト・グロッソ
コレッリマニア〜合奏協奏曲集
 コレッリ:合奏協奏曲Op.6 〜第4番ニ長調、第1番ニ長調、第7番ニ長調
 モッシ:合奏協奏曲Op.3 第3番ニ短調
 ロカテッリ:合奏協奏曲Op.1 第4番ホ短調
 ヴィヴァルディ:
  協奏曲ヘ長調RV765(2本のヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)
 ジェミニアーニ:
  合奏協奏曲第12番(コレッリOp.5に基づく)「ラ・フォリア」
フロリアン・ドイター、
モニカ・ヴァイスマン(Vn, 指)
アルモニ・ユニヴェルセル
  録音:2012 年10 月8-11 日/72’53

 2013 年はコレッリの没後300 年にあたります。イタリア・バロックを代表する作曲家でありヴァイオリンの名手としても活躍しました。とりわけ合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)の様式を確立したことで有名で、コレッリの合奏協奏曲作品6 は彼の最高傑作でもあります。このコレッリの功績は後の作曲家たちへ影響を与え、このアルバムにはそのような作曲家たちの作品を収録しています。
 ジョヴァンニ・モッシはコレッリの弟子であったと言われており、作風にもその影響は見てとれます。ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとして知られるロカテッリ。初期の作品はコレッリの影響を受けており、ここに収録されている作品1 として発表した12 曲の合奏協奏曲の第4 番は、まだヴァイオリンの技巧的な面はみられません。そしてイタリアでヴァイオリンのための作品を多く作曲したヴィヴァルディはコレッリの後を受け、合奏協奏曲を発展させています。
 そしてコレッリの後継者として名高いジェミニアーニ。恩師への敬意を表したコレッリの作品5 に基づく12 の合奏協奏曲集があります。
 演奏はフロリアン・ドイター率いるアルモニ・ユニヴェルセル。2003 年に結成され、鋭い感覚を持つ若手ピリオド楽器アンサンブルです。
 
ACC 24262
\2500
イル・ガルデッリーノ
 ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ:ベルリン室内ソナタ集

 室内ソナタ
  ト短調「おおこうべは血にまみれ」 (Ob,Vn,Va,Bc)
  ハ長調 Op.4 (トラヴェルソ,2Ob,Bc)
  ニ長調「エコー」Op.5(トラヴェルソ、Ob,Gamba)
  ハ短調(トラヴェルソ,Ob,Bc)
イル・ガルデッリーノ
 〔マルセル・ポンセール(Ob)
  ヤン・デ・ウィンネ(トラヴェルソ)
  ヴィム・ヴァンデンボッシュ( トラヴェルソ)
  寺神戸亮(Vn)
  フランソワ・フェルナンデス(Vn,Va)
  フィリップ・ピエルロ(Gamb)
  ロエル・ディールティエンス(Vc)
  シャレフ・アド=エル(Cemb)
  トーマス・フリッチュ(Cemb)〕
 名人集団イル・ガルデッリーノが描くフリードリヒ大王の宮廷を彩ったヤニチュの室内ソナタ

 録音:2000 年10 月、2001 年4 月/65’10

 シュヴァイトニツ(=シレジアは、現在のポーランド南西部からチェコ北東部の地域)生まれの作曲家ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1763)の室内ソナタ集。ヤニチュは1736 年に皇太子フリードリヒ(後のフリードリヒ大王)の私設楽団の一員となり、その後ラインスベルクに移り有名な「金曜アカデミー」を開始。1740 年にフリードリヒ即位に際して再結成された楽団のコントラヴァイオリン奏者として活躍し、ベルリンで生涯を送りました。
 ヤニチュはC.P.E. バッハやクヴァンツなど何人かの音楽家とともに宮廷舞踏会などのために作曲依頼を受けるなど、当時高い評価を受け多くの著名人から支持を集めていました。この室内ソナタも熟達した技法、音楽性に富み、旋律は独特の雰囲気を持つ面白い作品が揃っています。
 演奏はベルギーを代表する古楽アンサンブル、イル・ガルデッリーノ。ヤニチュの豊かな音楽性を正当に表現しています。

ACCENTUS MUSIC



ACC 30274CD
\2300→\2090
アバド、ルツェルン祝祭管とのライヴ
 ブルックナー交響曲第1番、注目のウィーン稿!

ブルックナー:
 交響曲第1番ハ短調WAB101(ウィーン稿1891)
クラウディオ・アバド(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
KKC 5313
日本語解説付き
\2800

 録音:2012 年8 月ルツェルン音楽祭、ライヴ/50’08

 2012 年ルツェルン音楽祭での、アバドによるブルックナー交響曲第1 番の演奏。
 ブルックナーの交響曲は版の問題が複雑ですが、この第1 番は大きく分けてリンツ稿とウィーン稿があります。ウィーン稿は作曲から25 年後( 第8 番第2 稿より後) に作曲者自身によって改訂されており、ウィーン稿の響きは初期の作品というより、後期ロマン派を感じさせるものとなっています。
 アバドのブルックナーは第1、4、5、9 番と録音されていますが、ブルックナーの交響曲の中でも演奏される機会の少ないこの第1 番を好んで取り上げています。これまでの録音ではリンツ稿を主に使用していますが、今回はウィーン稿。ウィーン稿でのブルックナーの第1 番といえば、ヴァント& ケルン放響とシャイー& ベルリン放響などがありますが、今回のアバド& ルツェルン祝祭管の演奏は初期作品の活気ある雰囲気を残しつつも、後期の洗練されたオーケストレーションを堪能出来るウィーン稿の良さをより味わえる演奏となっています。

 <2013年来日スケジュール>
  クラウディオ・アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団
   10 月15 日(火)19 時 / 17日(木)19 時 サントリーホール
    ・シューベルト: 交響曲第7(8) 番「未完成」
    ・ブルックナー: 交響曲第9 番
   10 月20 日(日)時間未定 / 21日(月)19時 サントリーホール
    *協奏曲 曲目未定  (ピアノ: ラドゥ・ルプー)
    ・ベートーヴェン: 交響曲第3 番「 英雄」




ALBA

ABCD 350
\2200
ヘイニネン&ニールセン/フルート協奏曲
 パーヴォ・ヘイニネン(1938-):フルート協奏曲「昔」
 カール・ニールセン:
  フルート協奏曲 FS119、
   アレグレット ウン・ポコ (第2楽章、オリジナル版)*
ミカエル・ヘラスヴオ(Fl)
サイマー・シンフォニエッタ
ティボル・ボガーニ( 指)
 ニールセンの世界初録音を含むフルート協奏曲

 * 世界初録音/57’28

 エーリク・ベリマンやウスコ・メリライネンとともにフィンランド音楽を代表するモダニスト、パーヴォ・ヘイニネン。1958 年の作品、十二音技法による表現主義の交響曲第1 番が、オーケストラの演奏拒否に遭い全曲初演されなかったことは、フィンランド音楽史に残るスキャンダルとして語られます。
 しかし、みずからの音楽に必要と考えれば決して妥協しないという気概をもったヘイニネンの手からは、数多くの輝かしい作品が生まれました。ミカエル・ヘラスヴオとティボル・ボガーニ指揮サイマー・シンフォニエッタが録音したヘイニネンのフルート協奏曲《昔》は、「スケルツォとエレジー」「ソナタ」「子守歌とデュオニソス賛歌」の3 楽章の作品です。フィンランドでもっとも大きな湖、フィンランド南東部のサイマー湖畔にあるラッペーンランタ市のオーケストラ、サイマー・シンフォニエッタの委嘱により作曲されました。
 カール・ニールセンのフルート協奏曲は、コペンハーゲン木管五重奏団のホルガー・ギルバート=イェスパセンに捧げられた高雅でユーモアをもった作品です。アレグロ・モデラートの第1 楽章、アレグレット、ウン・ポコの第2 楽章。このアルバムでは、ニールセンが終結部を付け加えた、現在一般に演奏される版とは別に、1926 年10 月21 日、パリのサル・ガヴォーで行われたカール・ニールセン・コンサートで初演された際のオリジナル版も合わせて収録され、これが初録音となります。
 

ABCD 357
\2200
フランス風ティエント〜 20世紀フランスとスペインのギター音楽
 イベール:フランス風、サマズイユ:セレナード、
 オーリック:アロンソ・ムダーラへのオマージュ、
 タイユフェール:ギター、ミヨー:セゴビアーナOp.366、
 プーランク:サラバンド、オアナ:ティエント、
 ミゴ:クロード・ドビュッシーへのオマージュにかえて
  【前奏曲/ パストラーレ/ 後奏曲】、
 ルーセル:セゴビア、イベール:アリエッタ、
 アセンシオ:内なる想い【心静かに/ 宝物/ 静寂/ 歓び/ 憧れ】
 サティ:グノシエンヌ 第1番
オット・トロネン(G)
 フィンランドの若きギタリストが描くフランスとスペイン

 59’02

 シューベルト、バルトーク、ピアソラのヴァイオリンとギターのための音楽によるアルバム (CCR62025) でリンダ・ヘードルンドと共演したフィンランドのギタリスト、オット・トロネンのソロアルバムは、20 世紀フランスとスペインのギター音楽のプログラム。イベール、サマズイユをはじめとする作曲家の小品、ミゴとアセンシオの小曲集。サティの《グノシエンヌ第1 番》だけが編曲で、他はすべてギターのための作品です。
 オット・トロネンは1980 年生まれ。フィンランドのギタリスト。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでティモ・コルホネンとユッカ・サヴィヨキに学び、2005 年にディプロマ、2008 年に修士号を取得。ワイマールのフランツ・リスト音楽大学のトーマス・ミュラー=ペリングの下で研究を続け、シエナのオスカル・ギリアの講習に参加する。2008 年、スペインのアンドレス・セゴビア・コンペティションとドイツのマルクノイキルヒェンのコンペティションで第1 位、2009 年の東京と GFA ( アメリカ) のコンペティションで第2 位。ルネサンスのリュート音楽から今日の音楽までのレパートリー。特にヘンツェ作品の解釈は国際的に高い評価を得てきた。フィンランド放送交響楽団、ユヴァスキュラ交響楽団などのオーケストラと共演。エスポーの音楽学校をはじめとするフィンランド国内の学校で教え、ドイツ、イタリア、アメリカ、ブラジルでマスターコースを行った。現在、シベリウス・アカデミーの博士課程に進む予定で準備中。楽器はフィンランドのケイヨ・コレリン製作のギター。弦はダダリオ (D'Addari) を使う。
 


ABCD 351
(SACD HYBRID)
\2200→\1990
初録音!メリカントの交響曲第2 番
メリカント:
 交響曲第2番 イ長調 Op.19「戦争の交響曲」(1918)
 ソプラノと管弦楽のための「エコー」(1922)
アヌ・コムシ(S)
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
ペトリ・サカリ (指揮)
 5.1 multichannel/stereo

 メリカントは、1920 年代フィンランドのモダニズムを代表する作曲家のひとり。モダニズムへの無理解に苦しめられた挫折の時期を経て、民俗音楽的要素と色彩をモダニズムと巧みに結びつけた独自の作風を開拓していきました。1951 年にはシベリウス・アカデミー作曲家の教授に就任。コッコネン、サッリネン、パーヴォ・ヘイニネンといった20 世紀のフィンランド音楽を代表する作曲家を育てています。アーレ・メリカントは、3 つの作品を「交響曲」として発表しました。2010 年に録音された第1 番と第3 番 (ABCD336) につづき、第2 番を収めたディスクがリリースされます。演奏は、同じペトリ・サカリ指揮のトゥルク・フィルハーモニック管弦楽団です。交響曲第2 番は、1918 年、メリカントの後期ロマンティシズム期に作曲されました。第一次世界大戦 (1914-1918) の時代と重なり、「戦争の交響曲」の副題でも知られます。
 作曲家のヨウニ・カイパイネンは、メリカントのオーケストレーションとテクスチュアが第1 番よりも自信を深めていることを指摘し、音楽学者のキンモ・コルホネンは、トロンボーンのグリッサンドが繰り返される第2 楽章の音楽を印象的な楽章に挙げています。交響曲第2 番は、これが初録音です。「エコー」は、1922 年、メリカントのモダニズム期初期の作品です。シベリウスの「フィンランディア讃歌」で名が知られるV・A・コスケンニエミの詩がソプラノ独唱で歌われ、「独唱の移りゆく気分に寄り添いながら、超自然的かつ具象的な風景を確かな感性で彩色する」 ( カイパイネン) オーケストラが共演します。ソプラノ独唱は、アヌ・コムシ。ダイナミックなコロラトゥーラと知的な解釈の歌により国際的な評価が高まってきています。

ALIA VOX



AVSA 9898
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
ジョルディ・サヴァール
 バルカン・スピリット

 (1)セルビア南地方の舞曲: Borin Cocek
 (2)ルーマニアの哀歌& 民俗舞曲:Doina, hora
 (3)ギリシャ、ミティリーニ島の伝承歌:
  「木」&タブーリ・ジェミル・ベイ:歌曲「チェチェンの少女」
 (4)ブルガリア北西地方のお祭りの舞曲:チコヴァータChichovata
 (5)オスマン・トルコのマカーム(伝統音楽):
  「Der makam-i Huseyni Sakil-i Aga Riza」(作曲者不詳)〜
   ディミトリエ・カンテミール編纂『文字による音楽の知識の書』より
 (6)アレクサンダー・サリイェフスキ:
  「ソバの実、 ソバの実 Zajdi, Zajdi 」
   (マケドニアの伝承歌を元に作られた歌曲)
 (7)ブルガリア北東地方の舞曲:スボレンカSborenka
 (8)ハンガリーの伝承歌:
  「君のために酷く泣いてしまったAzt hittem hogy minden konnyem」
 (9)結婚を祝うクルド族の伝承歌:「白鳩Kovn」
 (10)旧約聖書、アブラハムを題材にしたセファルディム(ユダヤ人)のロマンス:
  「ニムロド王の時代Cuando el Rey Nimrod」
 (11)クレタ島の舞曲:スースタSousta
 (12)トラキア地方の舞曲:Galabovska Ruchenitsa
 (13)ピリン(ブルガリア南西地方)の伝承歌曲:「Bilijana」
 (14)ルーマニア/ セルヴィアの舞曲:Ciocarlia / Seva
 (15)ルーマニアとロマの伝承組曲:Doina, Purtata, Hora ka la kaval
 (16)リチャード・スタイン:「鐘のついたソリSanie cu zurgalai」(器楽曲版)
 (17)ルーマニア/ ロマの伝承組曲:
  Hora de ascultare, Hora mare, Hora lui Dragoi
 (18)セルビア中央部の舞曲:Vrcavo Kolo
 (19)ボーラ・ドゥージシ(1949-):エレジーPastirska Elegija
ジョルディ・サヴァール
 (指揮、
  ヴィオラ・ダ・ガンバ、
  ハーディ・ガーディ)
エスペリオンXXI ほか
 歴史譚シリーズ最新盤の舞台はバルカン半島、ロマのリズム、バルトークの響き…サヴァール渾身のプログラムでおくる「バルカン・スピリット」

 録音:2012 年10、12 月&2013年1 月、2 月、カルドナ教会(スペイン、カタルーニャ)(180 ページブックレット)

 2013 年待望の再来日も間近な、サヴァール渾身の歴史譚シリーズ最新盤!
 「アルメニアの心(AVSA 9892)」に次いで、今回サヴァールが誘ってくれる舞台は諸民族が集う文化のるつぼ、バルカン半島!かつて『ヨーロッパの火薬庫』と称されたこともあるこの地域は、古くはビザンツ帝国の時代より現代にいたるまで、大国の侵略と支配、そして民族同士の動乱を数多く経験してきました。長き歴史の中で国名を変え、形を変えども、人々の根底に変わらず息づいている「バルカン・スピリット」。その魅力の粋を伝えるべくサヴァールがプログラムに編みこんだのは、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、ギリシャ、トルコといった国々の音楽。各地域に根付く伝承曲を基本としつつ、18 世紀から20 世紀までの多岐にわたる舞曲や歌曲がたっぷりと収録されています。アルバム全体を通して、舞曲ではロマ独特のリズムが愉しく、19 世紀の歌曲からはバルトークやコダーイの存在も垣間見えるのも興味深いところ。いずれも自国の民族音楽の響きを色濃く投影した作品ばかりで、時代を超えて綿々と受け継がれていく「バルカン・スピリット」の多様な魅力を知ることが出来るプログラムに仕上がっています。
 3 曲目に収録された「チェチェンの少女」を作曲したタブーリ・ジェミル・ベイは、オスマン・トルコ時代最後の弦楽器奏者と言われた名手で、自国の古典音楽の継承に尽力した人物。5 曲目には、そのベイが愛したオスマン・トルコ古典音楽に欠かせぬ大作曲家、ディミトリエ・カンテミール(1673-1723)が選集した器楽曲集『文字を使う表記法による音楽書』から、作曲者不詳のマカーム(オスマン・トルコ伝統の旋法)を収録しています。すでに歴史譚シリーズ「イスタンブール」(AVSA 9870)で大きく取り上げられた重要な曲集でもあり、中東の響き厚き独特の魅力を堪能出来ます。アレクサンダー・サリイェフスキは、1950 年代に伝承歌をベースにしたレパートリーで人気を博した歌手。「ソバの実、ソバの実」は彼がマケドニアの伝承歌をベースに作った歌曲で、郷愁の念を掻き立てる旋律が美しい作品です。16 曲目の「鐘の付いたソリ」は、ピアフが歌ったことで一躍有名となった歌曲で、ユダヤ人作曲家リチャード・スタインが1937 年に作曲したもの。ルーマニアの伝承歌をベースにしたもので、今回は器楽曲バージョンで収録されています。アルバムの最後を飾るのは、セルビアの作曲家ボーラ・ドゥージシが作曲したエレジー。結婚のために村を離れることとなり、幼馴染の男性と離れ離れになってしまう悲恋を歌った哀切な作品です。
 今回の録音にあたって、サヴァールはプログラムに編みこんだ国の演奏家たちをゲスト・アーティストとして招致。豪華アーティストの顔ぶれは、バルカン半島さながらの多国籍ぶりとなっております。カヴァル(ブルガリア伝承の笛)、ナーイ(トルコ伝承の笛)、カーヌーン(ツィンバロンに似た弦楽器)といった中東の響き鮮やかな民族楽器と共に織りなす古器楽隊エスペリオンXXI のハーモニーは、本アルバムでなければ聴くことのできない魅力であふれています。180 ページにわたる充実したブックレットには、バルカン半島の歴史の年譜と共に、サヴァール自身による解説も載せられており、本アルバム制作にいたる彼の熱き思いと、バルカン半島の平和に対する切なる願いを伺い知ることが出来ます。

ALIUD


ACDBO 062
\2400
ラズヴァン・ストイカの魅惑の演奏
(1)パガニーニ:ロンド op.37,MS.78
(2)ポルムベスク:望郷のバラード op.29
(3)パガニーニ::「うつろな心」による序奏と変奏曲
(4)J.S.バッハ:アリオーソ BWV1056
(5)ビゼー:カルメン幻想曲
(6)チャイコフスキー:感傷的なワルツ op.51-6
(7)ショーソン:詩曲
(8)ステファン・グラッペリ:フランス映画「バルスーズ」テーマ
(9)ペルト:フラトレス
(10)ピアソラ:忘却
(11)アクロン:ヘブライの旋律
デュオ・ストイカ
 [ラズヴァン・ストイカ(ヴァイオリン)&
  アンドレア・ストイカ(ピアノ)]
 ポルムベスク「望郷のバラード」も収録!ルーマニアの血を受け継ぐ情熱のヴァイオリスト、ラズヴァン・ストイカの魅惑の演奏

 DDD

 ヴァイオリンのラズヴァン・ストイカとピアノのアンドレア・ストイカの姉弟デュオによる情熱的なヴァイオリン小品集。その内容はビゼーのカルメン幻想曲やショーソンの詩曲などの名曲からフランスのジャズ・ヴァイオリニスト、ステファン・グラッペリが作曲・演奏していたフランス映画「バルスーズ」のテーマ、ピアソラの忘却など多岐に渡ります。なんと言っても注目は邦人ヴァイオリニスト、天満敦子の代名詞とも言える名曲、ポルムベスクの望郷のバラードが収録されていることではないでしょうか。ルーマニアの血を引くストイカならではの民族的ニュアンスが反映されています。また最後に収録されたアクロン作曲のヘブライの旋律はヤッシャ・ハイフェッツが愛奏した小品で涙をさそう主題とエキゾチックなメロディが魅力の名曲です。
 1986 年6 月、ルーマニア生まれヴァイオリニスト、ラズヴァン・ストイカは音楽一家に生まれました。2003 年、ロレンツォ・ペロージ・コンクールにて優勝した後、主にヨーロッパを中心に活動しております。テクニックはもちろんのこと、ウクライナの民族的要素を含んだ演奏スタイルはストイカならではの音色を聴くことができます。近年は姉のアンドレアとともにデュオ・ストイカとして演奏活動をしております。
 

ACDBE 066
(SACD HYBRID)
\2400
クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724-1799):
 クラヴサン曲集第1集

  (1)ラ・ド・カーズ/(2)ラ・デリクール/
  (3)ラ・セギュール/(4)ラ・モンマルトル/
  (5)ラ・ブーローニュ/(6)ラ・カステルモール/
  (7)ラ・クルテイユ/(8)ラ・ベロー/(9)ラ・ラマルク/
  (10)ラ・ベルヴィユ/(11)ラ・リュジャック/
  (12)ラ・シュザンヌ/(13)ラ・ジャンティ/
  (14)ラ・マルゼルブ/(15)ラ・ベリエ/
  (16)ラ・ラポルト/(17)ラ・モリッソー
コーネル・ベルノレ(チェンバロ)
 クロード・ラモーに師事したバルバトルの名作、クラヴサン曲集第1集若手実力派チェンバリスト、コーネル・ベルノレによる演奏

 DDD

 クロード=ベニーニュ・バルバトルはジャン=フィリップ・ラモーの弟であるクロード・ラモーに師事した作曲家で、パリのノートルダム大聖堂、宮廷礼拝堂のオルガニスト、マリー・アントワネット付きのクラヴサン教師を努めた経歴を持ちます。ここに収録されたクラヴサン曲集は彼の代表作で1759 年に作曲されました。ラモー流れを感じさせる名曲です!
 

ACDBB 030
(SACD HYBRID)
\2400
フランス人作曲家によるオーボエ作品集
 (1)プーランク(1899-1963):オーボエ・ソナタ
 (2)アンリ・デュティユー(1916-):オーボエ・ソナタ
 (3)ウジェーヌ・ジョゼフ・ボザ(1905-1991):
  ファンタジア・パストラーレ〜オーボエとピアノのための
 (4)ピエール・サンカン(1916-2008):
  ソナチネ〜オーボエとピアノのための
 (5)サン=サーンス(1835-1921):オーボエ・ソナタ op.166
 (6)ガブリエル・マリー・グロヴレーズ(1879-1944):
  サラバンドとアレグロ〜オーボエとピアノのための
 (7)プーランク:トリオ〜ピアノ、オーボエ、バスーンのための
ヨリス・ヴァン・デン・ファーウェイ
 (オーボエ)
ダリア・ウズィエル(ピアノ)
エティエンヌ・ブードロー(バスーン)
 エスプリ香るフランス人作曲家によるオーボエ作品傑作集、オーボエはブリュッセル・フィルのソロ・オーボエ奏者ファーウェイ!

 DDD

 フランス人作曲家によるオーボエ作品傑作集です。この中ではサン=サーンス、プーランクのオーボエ・ソナタが有名ですが、この他、デュティユー、ボザ、サンカン、グロヴレーズといった作曲者によるオーボエ作品も注目です。
 オランダ生まれのオーボエ奏者ヨリス・ヴァン・デン・ファーウェイは、1983 年クラウディオ・アバド指揮のヨーロッパ・ユース・オーケストラでの演奏経験をきっかけに国内外で活躍するようになりました。現在はブリュッセル・フィルのソロ・オーボエ奏者として演奏しております。
 

ACDBO 063
\2400
シュニットガー制作の歴史的オルガン
(1)ゲオルク・ベーム(1661-1733):
 「ああ、何とむなしく、何とはかない」
(2)ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):
 組曲イ短調
(3)ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):ファンタジア
(4)同:ブランシュローシュ氏の死に
(5)ハンス・コッター(1480-1541):前奏曲
(6)フィリップ・ハインリヒ・シャイデマン(1595-1663):前奏曲
(7)同:ガイヤルド ニ短調
(8)スザンヌ・ファン・ソールト:Wt de diepte o Heere
(9)ヴィンツェント・リューベック(1654-1740):前奏曲とフーガ
(10)J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲ト長調
ヨハン・ブラウワー
 (チェンバロ
  [ルビオ制作
   (ジュスティ制作のコピー)])
パイプオルガン
 (パイプオルガン
   [シュニットガー制作])
 シュニットガー制作の歴史的オルガンを使用した鍵盤作品集!演奏はレオンハルトに師事した名手ブラウワー

 DDD

 名オルガン・ビルダー、アルプ・シュニットガー(1648-1719)が制作した歴史的オルガンとダヴィッド・ルビオが1977 年に制作したチェンバロ(ジョヴァンニ・ジュスティの銘器のコピー)を用いた様々時代の鍵盤作品です。このシュニットガーオルガンは1695 年に制作されたポジティフオルガンです。ちょうどJ.S. バッハが生きた時代に制作され、オルガン文化が最も栄え流麗な響きと華やかさを兼ね備えた音色が魅力です。1968 年にメッツラーにより修復され、当時の響きを蘇らせました。一方ジュスティのコピーのチャンバロは発音がよく当時の華やかな鍵盤作品に合った響きが特徴です。
 演奏のヨハン・ブラウワーは1943 年オランダ生まれ。グスタフ・レオンハルトに師事しオルガン、チェンバロ、これらの楽器による即興音楽などを学びました。流石、レオンハルトの弟子だけあって、絶妙な間合いとニュアンスを表現できる演奏者です。オランダを拠点にフランス、ポルトガル、スウェーデン、ドイツなど各国で演奏しております。

AMBRONAY



AMY 038
\2600→\2390
アラルコンによる熱いモーツァルト!
モーツァルト:
 (1)クラリネット協奏曲 イ長調 KV 622
 (2)レクイエム KV 626
レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮)
ナミュール室内合唱団
ニュー・センチュリー・バロック
ベンジャミン・ディールティエンス(クラリネット)
ルーシー・ホール(S)
アンジェリック・ノルドゥス(Ms)
フイ・ジン(T)
ヨセフ・ワーグナー(Bs-Br)
  録音:(1)2012年4月22-26日 (2)2012年9月28日-10月2日

 1976 年生まれ、古楽を中心に、声楽・合唱指揮でもとりわけ高い評価を得ているアルゼンチンの指揮者、アラルコンによるモーツァルトの登場。アラルコンの指揮は、抜群のリズム感覚と、声楽作品では言葉に対する鋭敏なセンスを持ち、音楽のもつドラマのちからをストレートに引き出して聞き手に届けてくれるもの。レクイエムでは、一音一音の細かな表情づけ、言葉の切り方などにアラルコンの抜群のセンスを感じさせます。また、合唱指揮者としての力量も確かなものだと納得。クラリネット協奏曲は、モーツァルトが、当時活躍していたクラリネットの名手シュタートラーのために書いたものですが、この協奏曲、そして名曲クラリネット五重奏曲のクオリティをみると、モーツァルトにとってのクラリネットという楽器は、バッハにとってのオルガンのように重要な存在だったのではとアラルコンは語っています。
 クラリネットのベンジャミン・ディールティエンスは、ヴォルフガング・マイヤーに師事、ロイヤル・フランダース・フィルの首席奏者などを務めたほか、ベルリン古楽アカデミー、オクトフォロスなどにもしばしば登場しています。また、モダン楽器も演奏、コンセルトヘボウ管弦楽団にも登場したほか、20 世紀の音楽を演奏する団体でも活躍しました。ブリュッセル音楽院のクラリネットの教授を務めています。


レオナルド・ガルシア=アラルコン、お奨めの一枚

RICERCAR
MRIC 285
(国内盤・日本語解説書つき)
\2940
〜シュッツとモンテヴェルディの時代 ガンバからヴァイオリンへ〜
 カルロ・ファリーナ(1600 頃?〜1640)

  ①パヴァーナ 第3番(第4曲集より)
  ②「絶望したソナタ」と呼ばれたる2声のソナタ(第5曲集より)
  ③「海辺」と呼ばれたる2声のカンツォン(第1曲集より)
  ④「北アフリカの少女」と呼ばれたる2声のソナタ(第1曲集より)
  ⑤3声のバレット(第1曲集より)
  ⑥3声のパッサメッツォ(第4曲集より)
  ⑦「小麦粉(ファリーナ)」と呼ばれたる2声のソナタ
   (第1曲集より)
  ⑧ 酔狂なる奇想の曲(カプリッチョ・ストラヴァガンテ)
   (第2曲集より)
アンサンブル・クレマチス (古楽器使用)
ステファニー・ド・ファイー(vn)
ジローラモ・ボッティリエーリ(vn/va)
アンドレア・デ・カルロ、
エルナン・カドラド、
ジェローム・ルジュヌ(vg)
エリック・マトート(cb)
トーマス・ダンフォード (テオルボ、g)
レオナルド・ガルシア=アラルコン (室内オルガン、ヴァージナル、総指揮)
RIC 285
(輸入盤・日本語解説書なし)
\2600→\1990
 内容で選ぶんじゃなくCDのジャケットだけで判断して買ってしまうことを「ジャケ買い」というのだそうですが、けっこうその「ジャケ買い」は馬鹿にできない、というのがCD屋の間のもっぱらの評判です。
 なんだか呼ばれるような気がして買ってしまうんですよね。でもそれが「当たり」になることが結構あるんです。
 このアルバム、ジャケットのカワイさから言ったらほんとにこれまでで一番かも。楽譜を前にしてネコがいろいろ言い争ってるんです。それをふくろうが上から「ホッホッホ」と見てたりして。
 内容はよくわかりません。
 ・・・ってだめですよね。
 作曲は聞いたこともない人でカルロ・ファリーナという人。1600年生まれですから、そうとう昔の人です。そのファリーナという人の作品集。歌は入ってません。
 面白いのは動物の鳴き声やいろんな音を楽器がまねするんです。ニャーニャーとか。同じようなことをしていた人がほかにもいましたよね。そういうのが流行だったのでしょうか。
 でもそんな真似っこの曲ばかりでもなくて、とてもしっとりとしたきれいな曲もあって、今はこのアルバムがお気に入りです。(スタッフ女子談)
 これぞ、バロック時代のヴァイオリン芸術のエッセンス——酔狂で荒唐無稽、歌心もたっぷり!
 ジャケット絵画のかわいさもさることながら、ガット弦から繰り出されるサウンドはねこの啼き声、いぬの喧嘩、撃ち交わされるマスケット銃、さまざまな管楽器(?)…何でもあり?Ricercar は創設1980年。前ページのアルバムのように、古い音源は本当にとほうもない宝だらけなのですが、創設以来主宰者も制作ポリシーも変わっていないわけで、最新録音も内容充実度はまったく衰えていません——何しろ主宰者ジェローム・ルジュヌ氏は、現役の音楽学者でもあり録音技師でもあるマルチタレント。「知られざる古楽器シリーズ」ではクルムホルン片手に演奏にも加わっていましたが、なんと今度はガンバ奏者として登場!こうした旺盛な活躍意欲もさることながら、ルジュヌ氏が素晴しいのは、古楽大国ベルギー内外の最前線で活躍する若手奏者たちから、真に才能ある演奏家を見抜く慧眼のあるところでしょう。
 本盤でもパンドルフォの愛弟子(!)たるイタリア人ガンバ奏者アンドレア・デ・カルロ、すでに録音多数の気鋭テルプシコルド四重奏団のボティリエーリといった気鋭新世代奏者たちが集う「クレマチス」なるアンサンブルが起用されていますが、まあこれが期待にたがわずウマいことウマいこと!
 で、肝心の演目ですが——カルロ・ファリーナ。ご存知でしょうか?モンテヴェルディを育てたマントヴァに生まれ、ドレスデン宮廷にシュッツがどーんと構えてきた時代に「本場イタリアから来た」ヴァイオリンの名手として活躍、さらにポーランドやドイツ北方、プラハなどでも活躍をみせたこの作曲家、ルネサンス末期風の楽曲形式でしおらしい叙情的作品を書いたかと思えば、謎めいたタイトルを付した技巧的合奏曲もお手のもの、きわめつけはルネサンス版画の唐草模様のごとく、ガット弦とバロック弓で考えられるあらゆる技巧を盛り込んで、動物の鳴き声だの戦争だの管楽器の模倣だの、常軌を逸した多彩さで、20分以上にわたりめくるめく音響世界を描き出す「酔狂なる奇想の曲」…。


ANIMA RECORDS

ANM1 30300002
(2CD)
\4200→\3790
豪華コンビ!
 ブルーノ・カニーノ(Pf)&ベルトラン・ジロー(Pf)
  シャブリエ:ピアノ作品全集

 [CD1] 〜 2手のための作品〜
  (1)ブレー・ファンタスク (2)エール・ド・バレ
  (3)小さなワルツ (4)ハバネラ
  (5)セポイの行進曲 (6)10の絵画風小品
 [CD2] 〜 4手のための作品〜
  (1)ブリュノーの思い出 (2)即興曲 (3)カプリス
  (4)遺作の5 つの小品 (5)3つのロマンティックなワルツ
  (6)序曲とフランス風行進曲 (7)道化の行列
  (8)ミュンヘンの思い出(全5曲)
ブルーノ・カニーノ(Pf)
ベルトラン・ジロー(Pf)
【使用楽器:ファツィオリ】
 甘美で軽妙洒脱な旋律が魅力!シャブリエ:ピアノ作品全集

 録音:サン・マルセル寺院(パリ)

 「ANIMA RECORDS」の中核で活動するフランス人ピアニスト、ベルトラン・ジローが、6 月に来日を控えるイタリアの名手ブルーノ・カニーノを迎え、エマニュエル・シャブリエのピアノ作品全集をリリースいたしました!
 シャブリエは19 世紀後半、ワーグナー音楽に湧くフランスに生きた作曲家。多くのジャンルに作品を残しておりますが、やはりシャブリエを語るにはピアノ音楽は欠かせないでしょう。様々な国を旅し、インスピレーションを受けたシャブリエの、ユーモアあふれるリズム感や独特の和声……ドビュッシーやラヴェルら次世代の音楽家の響きも予見させる作風の魅力をたっぷりと堪能できるプログラムに仕上がっています。また、ワグネリアンだったことでも知られるシャブリエ。「ミュンヘンの思い出」は、彼がミュンヘンでワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』を観劇したときの衝撃を受けてメサージュと共に作った作品。あまりの衝撃に、シャブリエは前半生を費やした内務省を退職し、作曲活動に専念する決意をしたといわれています。5 つの小品からなる本作には『トリスタンとイゾルデ』の動機が用いられており、シャブリエのワーグナーに対するオマージュの深さを思わせます。
 全体的に優雅で甘美な曲調の作品が多く、超絶技巧で圧倒するというよりも、2 人のピアニストが織りなす軽妙洒脱な掛け合いに聴き入る内容に仕上がっている本アルバム。何よりも、シャブリエのみを取り上げ、さらに全集としてまとめあげたアルバムは大変希少。フランス近代のピアノものがお好きな方には是非ともおすすめしたい新譜です!

APARTE


AP 056
\2500
シューベルト:ピアノ連弾(1台4手のための)作品集
 (1)ファンタジー ヘ短調 D940
 (2)アレグロ イ短調「 人生の嵐」 D 947
 (3)ソナタ ハ長調「 グラン・デュオ」D812
イスマエル・マルゲン、
ギョーム・ベロン(ピアノ)
 シューベルトのピアノ作品集傑作3 曲

 録音:2012 年7月

 シューベルトは1 台4 手のピアノ作品を32 曲書きました(オリジナルのもの)が、そのどれもが美しく、リートのような親密さに満ちたもの。ここに収められているのはその中でも特に優れた3 曲です。ヘ短調は傑作と名高いもの。1828 年に作曲され、その何年か前にシューベルトが恋に落ちたカロリーヌ・エステルハージ嬢に献呈されています。1828 年5月にシューベルティアーデで初演されました。シューベルトが優れた作品を書いた時期に書かれたハ長調D812 は、失われた交響曲のスケッチなのではとする説もあります。「人生の嵐」(出版社ディアベッリによるタイトル)は、冒頭の和音がピアノの音域ギリギリまで使った幕開けで、アレグロの部分は嵐のよう、続く部分はコラール風で、嵐とはまったく別世界のようになっています。
 1992 年生まれのイスマエル・マルゲンは、ジャック・ルヴィエやロジェ・ムラロらに師事した若手で、2012 年12 月のロン=ティボー国際音楽コクールで第3位および聴衆賞を受賞しています。ギョーム・ベロンも1992 年生まれ、アンゲリッシュ、フランク・ブラレイ、レオン・フライシャー、ペヌティエらに支持しています。2008 年のブザンソンでの若き音楽家コンクールでピアノ部門賞を受賞。ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのトリオを初演するなど、室内楽の分野でも活躍が期待されている新人です。
 


AP 053
\2500→\2290
ガイヤール待望の新譜はブラームス!
 ブラームス(1833- 1897):室内楽作品集
  (1)チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 op.99
  (2)チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 op.38
  (3)クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114
オフェリー・ガイヤール
 (チェロ/
  フランチェスコ・ゴフリラー、
  1737年)
ルイ・シュヴィッツゲーベル=ワン(ピアノ)
ファビオ・ディ・カソラ(クラリネット)
 繊細にして熱さを秘めた音色、ガイヤールの表情にぴたりと寄り添うピアノも逸品!クラリネット三重奏曲ではファビオ・ディ・カソラ登場!

 録音:2012 年8 月17-20 日、アルク・アン・シェーヌ、サル・ドゥ・ムジーク、ラ・ショー・ド・フォン、スイス

 バロックとロマン派を自在に往来している女性チェリスト、ガイヤール。最近国内盤化されたバッハの無伴奏チェロ組曲(AP.017 / KKC.5275)も非常に高い評価を受けています。そんな彼女の待望の新譜は、ブラームスの室内楽作品集。ピアニストに迎えた俊英、シュヴィッツゲーベル=ワンの、ガイヤールの繊細にうつろう表情にぴたりと合わせたピアノは見事。そしてクラリネット三重奏曲ではベテランのファビオ・ディ・カソラを迎え、ほとばしる情熱と気高い音色、そして魅惑のアンサンブルを展開しています。
 ブラームスのチェロ・ソナタ第2 番は、円熟期の1886-88 年に作曲されました。ほとばしるような冒頭から一気に引き込まれます。繊細にして、熱さも秘めたガイヤールの音色は絶品。第3 楽章でのピアノのざわめく波と、それにのってガイヤールが奏でる激しい旋律の絡みあいは圧巻です。第1 番、第1 楽章冒頭のほの暗い旋律も、ガイヤールの高貴な音色による演奏は非常にセンシティヴ。ピアノもガイヤールの表情にぴったりと寄り添っています。終楽章はバッハのフーガの技法をモチーフにしていて、対位法も凝りに凝ったつくりとなっていますが、バロックも得意とするガイヤールの面目躍如的楽章といえるでしょう。トリオでは、クラリネットのファビオ・ディ・カソラのやわらかく非常に安定した音色も聴きどころ。第2 楽章の入りの天上から降り注ぐような美しい旋律は絶品です。

 ルイ・シュヴィッツゲーベル=ワン(ピアノ)
 1987 年、中国系スイス人の家庭に生まれる。リーズ国際音楽コンクール第2 位受賞、同時に最年少のファイナリストとしてその名を聴衆に印象付けた。
プレスラー、ツァハリアス、ゲルネルらの薫陶を受け、ジュリアード音楽院にて、E. アックス、ロバート・マクドナルドらの指導を受けた。世界の名だたるオーケストラ、そしてデュトワ、ルイージ、ヤノフスキら指揮者とも共演多数。

 ファビオ・ディ・カソラ(クラリネット)
 1990 年、23 歳という若さでジュネーヴ国際音楽コンクールでクラリネット奏者として初めて第1 位を獲得(それまではクラリネット部門は第1 位該当なしが続いていた)。翌年ヴィンタートゥール市立管弦楽団の首席に就任。アバド、ロストロポーヴィチ、クレーメル、ホリガー等が主催する音楽祭オーケストラの首席も務めている。1998 年にはスイス音楽賞を受賞。ソニーからリリース多数。





ガイヤール、好評のバッハ無伴奏再録音
APARTE
AP 017
(2CD)
\3400→¥3090
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
 [CD1] 第1番 ト長調 BWV 1007、
  第2番 ニ短調 BWV 1008、第3番 ハ長調 BWV 1009
 [CD2] 第4番 変ホ長調 BWV 1010、
  第5番 ハ短調 BWV 1011、第6番 ニ長調 BWV 1012
オフェリー・ガイヤール
 (チェロ/フランチェスコ・ゴフリラー
  (1737 年))
第6番のみピッコロ・チェロを使用
11年ぶりの再録音、肩の力がぬけてどこまでも自然、慈愛とバッハへの敬愛、音楽をすることへの喜びに満ちたガイヤールのバッハ。
録音:2010 年5 月/録音技師:ニコラ・バルトロメー





ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 036
\2600→\2390
ラ・フォンテヴェルデ
 カルロ・ジェズアルドの芸術

 1.かぎりなく優しいわが愛しの人よ—第5巻
 2.綺麗な天使さん—第1巻
 3.麗しい方がその姿を—第1巻
 4.苦しみがこんなにも甘美なら—第2巻
 5.ああ、今まで私の苦しみに残酷だったとしても—第3巻
 6.優しい愛の精よ—第3巻
 7.ああ、悲しい喜び—第5巻
 8.おまえが逃げるなら—第5巻
 9.私は黙るだろう—第4巻
 10.「情けを」と泣きながら叫んでも—第5巻
 11.麗しの人は胸に氷を—第1巻
 12.あなたが私の死を望むなら—第6巻
 13.フランス風カンツォン
 14.おまえは私を殺す、おお、残酷な人よ—第5巻
 15.ああ、絶望的な人生よ—第3巻
 16.にこやかで美しく—第6巻
 17.私は去る—第6巻
 18.あなたに慈悲があるのなら—第3巻
 19.ああ、私は死ぬ、悲しみゆえに—第6巻
ラ・フォンテヴェルデ
 [鈴木美登里(ソプラノ)、
  星川美保子(ソプラノ)、
  上杉清仁(カウンターテナー)、
  谷口洋介(テノール)、
  中嶋克彦(テノール)、
  浦野智行(バス)、
  小笠原美敬(バス)]
 ラ・フォンテヴェルデが放つ待望の第2弾は数奇な運命を辿ったジェズアルドの異常な音楽

 録音:2012 年10 月1-4 日、秩父ミューズパーク音楽堂/DDD

 これがルネサンス?! 苦悩や死、陰鬱を表す強烈な不協和音と半音階、幻想的な和声。数奇な運命を辿ったジェズアルドの音楽です。鈴木美登里率いるラ・フォンテヴェルデが作り出す声楽アンサンブルならではの絶妙な響きです!




ATMA CLASSIQUE


ACD2 2490
(2CD)
\3600
クリスチャン・レオッタ(Pf )
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.5

 CD1:
  第14番嬰ハ短調Op.24「月光」、
  第2番イ長調Op.2-2、第16番ト長調Op.31-1
 CD2:
  第6番ヘ長調Op.10-2、第18番変ホ長調Op.31-3、
  第22番ヘ長調Op.54、第28番イ長調Op.101
クリスチャン・レオッタ(Pf )
 イタリアのベートーヴェン弾きクリスチャン・レオッタ、ピアノ・ソナタ全曲シリーズ遂に完結!

 録音:2012 年グスタフ・マーラー音楽堂(ドッビアーコ、イタリア)

 今最も注目されるベートーヴェン弾きの一人、クリスチャン・レオッタによるベートーヴェン・ソナタ集。2002 年に22 歳という若さでベートーヴェンのソナタ全曲演奏会を成し遂げ、バレンボイム以来の快挙として一躍注目を集めたレオッタ。2008 年よりリリースされてきた彼のベートーヴェン・チクルスも、この第5 弾をもって遂に完結致します。2013 年2 月には待望の来日コンサートがあり、独自のベートーヴェン像を日本の聴衆に披露しました。
 32 曲のピアノ・ソナタの中でも表題付きソナタの人気作品である第14 番「月光」が収録されています。研ぎ澄まされた音色で、ベートーヴェンの音楽の深淵なる世界を描いています。また後期の傑作群を作曲する前の過渡期にあたる重要な作品第28 番。中期の力強さと後期の複雑な内面性をあわせ持った曲で、全体を通してベートーヴェンのピアノ・ソナタを深く研究したレオッタならではの、充実した演奏を聴かせてくれます。
 

ACD2 2679
\2000
フランス・デュオ作品集〜クラリネットとフルート
 ケクラン:
  フルートとクラリネットとソナチネ・モダーレ イ長調Op.155、
  フルートとクラリネットのための古代様式のモテット、
  フルート、クラリネットとピアノのためのパストラーレOp.75bis、
  クラリネットのためのモノディ イ長調Op.229第4,6,7,8,9,10番
 シュミット:
  フルートとクラリネットとハープシコードのためのトリオ・ソナチネOp.85
 ジャン・リヴィエ:フルートとクラリネットのためのデュオ
 ジャン・カルタン:フルートとクラリネットのためのソナチネ
 ウジェーヌ・ボザ:フルートとクラリネットのための3 つの楽章
ジャン=ギィ・ボワヴェール(Cl)
クリスチャン・ラフラーム(Fl)
ジャン=ウィリー・クンツ(Clavecin,Pf)
 優雅さ、美しさ、繊細さが凝縮したフランス音楽の魅力が詰まったデュオ作品集

 録音:2012 年

 フランスの作曲家によるフルートとクラリネットのためのデュオ作品集。1921 年から1974 年の間にパリ音楽院の課題曲として作曲されたもの。エスプリ溢れる美しい旋律が魅力のケクラン。フランスの響きとドイツの形式美をあわせ持った作風のフローラン・シュミット。颯爽とした雰囲気と遊び心が感じされる作風のジャン・リヴィエ。主に室内楽作品を書いたジャン・カルタン。色彩的な和声とロマンティックな旋律が特徴のウジェーヌ・ボザ。フランス音楽の美しさと魅力を堪能できる1 枚です。
 演奏は現代作品も積極的に取り上げるカナダ人クラリネット奏者ジャン=ギィ・ボワヴェール。モダン楽器はもちろんバロック・フルートも吹きこなすクリスチャン・ラフラーム。オルガニストとしても活躍するジャン=ウィリー・クンツと、多才な顔ぶれです。

AUDITE



AU 92667
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
アンネ=カテリーネ・ハインツマン(Fl)
 フルート・ソナタ集

 (1)プーランク:フルート・ソナタ
 (2)ヒンデミット:フルート・ソナタ 変ロ調
 (3)デュティユー:ソナチネ
 (4)ムチンスキ:フルート・ソナタop.14
 (5)マルタン:フルートとピアノのためのバラード
アンネ=カテリーネ・ハインツマン(Fl)
トーマス・ホッペ(Pf)
 ドイツの中堅、ハインツマンによる20 世紀フルート・ソナタ集

 録音:2012 年6 月26-28 日、イエス・キリスト教会(ベルリン)/59’46”

 ドイツのフルート界の中堅を担う名手アンネ=カテリーネ・ハインツマンが、AUDITE レーベルより初となるソナタ・アルバムをリリースしました!プーランク、ヒンデミットといった20 世紀の作品を中心としたプログラムとなっています。
 ハインツマンは1999 年にフランクフルト歌劇場管弦楽団の副主席奏者に抜擢されて以来、世界的躍進を続けている女流フルート奏者。A. ニコレやP. マイゼンなど、独仏双方の匠に師事し、粋を継いだ実力派だけに期待もひとしおと言ったところでしょう。
 4 曲目には、2010 年に惜しまれながらも逝去したアメリカの現代作曲家ムチンスキのソナタを収録。ジャズの要素を取り入れた独特のリズム感が魅力的で、ピアノとフルートが息を呑むほどの勢いでリズムの応酬を繰り広げます。激しい掛け合いの中にも垣間見える、民族的なメロディも聴き所。
 ピアノ伴奏を務めるのはI. パールマンやJ. ベルらとも共演経験のあるベテラン、トーマス・ホッペ。ハインツマンとはデュオを組んで演奏活動を共にしており、アンサンブルの息もぴったりです。フルート・ピアノ双方に高い演奏技術と表現力を求められる難曲尽くしのプログラムですが、常にも増す絶妙なアンサンブルで聴かせてくれます。
 録音場所はお馴染みのイエス・キリスト教会。高音質SACD Hybrid 盤ということで、多くの名演を生んだ教会の素晴らしい音響と共に、ハインツマンの澄んだフルートの音色を存分に堪能できます。

BIS



BIS 2065
\2500→\2290
知られざるシベリウス
 (1)フィンランドは目覚める(「フィンランディア」の原典版)
 (2)交響詩「海の精」Op.73(1914 年エール版)
 (3)4つのフラグメント (1930-57)*
 (4)行列聖歌Op.113 の6(管弦楽版)(1927/1938)
 (5)セレナータ JS169 〜 2vn, vc のための
 (6)劇付随音楽「トカゲ」Op.8
 (7)連弾のためのアダージョ JS161
 (8)アンダンティーノ ニ長調 (1889)*
 (9)即興曲 ロ短調 (1893 頃)*
 (10)アダージョ ホ長調 JS13*
 (11)2 つのイタリア民謡編曲 JS99
 (12)君に口づけしたい (1889-91)
 (13)来たれ恋人よ、来たれ JS211
 (14)思い (1915) JS192
 (15)フリードリンの愚行 JS84 (1917)
 (16)ヨナの航海 JS100 (1918)
  * 世界初出
(1)(2)(4)オスモ・ヴァンスカ
(3)オッコ・カム(指)
(5)(6)ラハティ交響楽団
 ヤーッコ・クーシスト
 ラウラ・ヴィクマン(Vn)
 タネリ・トゥルネン(Vc)
(7)-(13)フォルケ・グラスベック(Pf)
(7)ペテル・レンクヴィスト(Pf)
(12)ヘレナ・ユントゥネン(Sop)
(13)ガブリエル・スオヴァネン(Br)
(14)アンネ・ソフィ・フォン・オッター
 モニカ・グロープ(Ms)
 ベングト・フォシュベリ(Pf)
(11)ヨルマ・ヒュンニネン(Br)
 ドミナンテCho
(15)(16)ロベルト・スンド(指揮)
 オルフェイ・ドレンガル
 まだ世界初録音がありました!最新発見を含む超貴重なシベリウスの宝物を公開

 録音:1995-2013 年1月/79’17、日本語解説・帯付(歌詞訳無し)

 BIS の執念で、徹底録音が続けられるシベリウス・シリーズですが、さらなる未知作品が出現しました。過去未収録のオーケストラ曲4 篇とピアノ曲3篇収録。他は既存のアルバムからよりぬきの珍品を集めています。
 4 つのフラグメントは、草稿がフィンランド国立図書館に所蔵されているものの、解読困難なうえ、オーケストレーションのわずかな手掛かりしか残っていない状態でした。それをティモ・ヴィルタネンの尽力で演奏可能な形となりましたが、いずれも20 秒から1 分強の断片のみ。おそらく1930 年代前半の所産ですが、ピアノ曲「ロマンスOp.24 の2」の編曲である第3 曲を除くと、シベリウス後期の大胆な和声感が広がり、かの交響曲第8 番にかかわる可能性が指摘されています。シベリウス・ファン必聴の重要作と申せましょう。
 ピアノ曲「アンダンティーノ ニ長調」と「即興曲ロ短調」は2012 年までハーバード大学の音楽資料館に草稿が人知れず所蔵されていた作品。前者は1889 年7 月28 日に家族と友人のために作曲した3 分程の小品。後者は1893 年頃の作で、後の「6 つの即興曲Op.5」の第5 曲と6 曲が組み合わされた7 分の作品。「アダージョ ホ長調」は1907 年の作で、草稿は長らく個人蔵でしたが、2012 年にフィンランド国立図書館に所有権が移ったため日の目を見ました。主題の一部が、後に弦楽四重奏曲「親愛の声」の緩徐楽章に用いられています。いずれも驚きの連続で、数あるシベリウスのアルバム中でも最重要の一枚の登場です。日本語解説付(歌詞訳無し)も嬉しい限りです!
 


BIS SA 1987
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ダウスゴー(指揮)&スウェーデン室内管
 シューベルト交響曲集第2 弾

シューベルト:
 (1)交響曲第6番ハ長調“小さなハ長調”
 (2)劇付随音楽「ロザムンデ」より間奏曲第1〜 3番、
  バレエ音楽第1、2番
トーマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団
 ダウスゴーによるシューベルト交響曲集の第2 弾が登場!現代的感覚満点の鮮烈オーケストレーション!

 録音:2012 年2 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/62’76

 SACD ハイブリッド盤。現在勢力的に演奏・録音活動をしている指揮者のひとりトーマス・ダウスゴーのシューベルトの交響曲集第2 弾が登場です!
 第1弾である「未完成」と「グレート」(BIS SA 1656)では現代的感覚満点の解釈で斬新なシューベルトを聴かせてくれました。第2 弾では交響曲第6 番ハ長調と劇付随音楽「ロザムンデ」より抜粋が収録されました。
 長大な第8 番に対して小規模ということで「小ハ長調(或は「小さなハ長調」)」といわれている第6 番ですが、音楽構成は第8 番を予感させる作品です。
 カップリングのロザムンデも絶品でダウスゴーならではの歯切れ良く、明るく煌めくようなオーケストレーションはこのアルバムでも炸裂です!すっきりとした演奏をすることによって見通しがよくなりシューベルトの音楽がもつ自然さが聴こえてきます。
 

BIS SA 1842
(SACD HYBRID)
\2600
ゴルトマルク交響曲集
 カール・ゴルトマルク(1830-1915):

  (1)交響曲第1番「田舎の婚礼」op.26
  (2)交響曲第2番変ホ長調 op.35
ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団
 絶好調のラン・シュイ&シンガポール響によるゴルトマルクのシンフォニー!ブラームスが絶賛した「田舎の婚礼の交響曲」を含む民族色に富むメロディ結婚式の引き出物にも最適です!

 録音:(1)2009 年8月 (2)2011年7、8月/エスパラネード・ホール(シンガポール)/76’22

 SACD ハイブリッド盤。BIS レーベルでおなじみの指揮者ラン・シュイとシンガポール交響楽団による最新盤はハンガリーの作曲家ゴルトマルクが作曲した2 つの交響曲です。ゴルトマルクと言えばとりわけヴァイオリン協奏曲が有名ですが、ここに収録された交響曲も絶品です。特出すべきゴルトマルクの才能と言えば豊かなオーケストレーション、先祖から受け継がれたユダヤの民族色に富むメロディで、これらの交響曲でも反映されております。
 1875 年に作曲された交響曲第1 番「田舎の婚礼」はゴルトマルクの最も有名な作品の一つです。初演時より観客に称賛され、ゴルトマルクの友人であるブラームスは「明確で完全無欠な作品」と激賞したと言われております。全5 楽章からなるこの交響曲は、第1 楽章「婚礼の行進」、第2 楽章「婚礼の唄」、第3 楽章「セレナーデ」、第4 楽章「庭園にて」、第5 楽章「舞踊」とそれぞれ副題がついており、それぞれの楽章は“民族色豊かなメロディアスな組曲” のようです。かつてビーチャムやバーンスタインも頻繁に演奏するなど巨匠も愛した傑作としても知られております。
 交響曲第2 番変ホ長調 op.35 は「田舎の婚礼の交響曲」ほどは演奏されませんが、より形式で、牧歌的要素に富んだ、やはりゴルトマルクの民族色に富んだ作品です。



 


BIS SA 1659
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):弦楽四重奏曲集第1集
 (1)弦楽四重奏曲第4番イ短調Op.25
 (2)組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲 Op.39
 (3)弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.18
ステンハンマル弦楽四重奏団
 [ペータ・オロフソン(1st vn)、
  ペール・エマン(2nd vn)、
  トニー・バウアー(va)、
  マッツ・オロフソン(vc)]
 隠れた名曲! スウェーデンの作曲家ステンハンマルの弦楽四重奏曲集の第1弾が登場!

 録音:(1)2011年4月、10月 (2)(3)2012年6月/スウェーデン/73’47

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデンを代表する作曲家、ヴィルヘルム・ステンハンマルが残した名作、弦楽四重奏曲の録音が始動!ステンハンマルはといえばピアニストとして成功した作曲者として知られていますが、オペラ、交響曲、協奏曲、声楽曲など、様々な音楽形態の作品を残したことも見逃せません。ここに収録された弦楽四重奏はステンハンマルの芸術を知る上で最も優れた作品群です。
 弦楽四重奏曲第3 番ヘ長調op.18 は1897 年に書き始めましたが、オペラ「ティルフィング」の制作があったことから手掛けてから3 年ほどの1900年頃に完成されています。豊かなユニゾンと各声部に際立つメロディをもつ美しい作品です。
 弦楽四重奏曲第4 番イ短調は1904-09 年に作曲されました。サン=サーンスの弦楽四重奏第1 番を思わせる第1 ヴァイオリンの優美さとアンサンブルの緻密さを感じられます。
 組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲は1919 年に作曲されました。すすり泣くようなヴァイオリンのメロディと温かなヴィオラ、チェロの低音部が絶妙に絡み合う作品です。
 2002 年に結成されたステンハンマル弦楽四重奏団はその名の通りステンハンマルの作品を中心に演奏しており、スウェーデン国内外で高い評価を得ております。近年、現代音楽にも力を入れアメリカ、イギリスなどの作曲家から多くの委嘱作品を依頼されております。圧倒的な技術と解釈でこのシリーズにおいても今後期待されるクァルテットです。



 


BIS 9044
(4CD)
\6000→\5590
ピアノ・ラプソディ/ローランド・ペンティネン
Disc 1
 (1)J.S.バッハ:『平均律第一巻』第1番前奏曲ハ長調 BWV846/
 (2)ベートーヴェン:エリーゼのために/
 (3)ヴェーバー:無窮動/
 (4)シューベルト:楽興の時 変イ長調D.780 No.2/
 (5)ヘンデル:メヌエット ト短調/
 (6)ショパン:夜想曲第9番 ロ長調 op.32 No.1/
 (7)ロッシーニ(プレンツィオ編):小荘厳ミサ曲よりアニュス・デイ/
 (8)ショパン:前奏曲 変ニ長調「雨だれ」/
 (9)同:ボレロ op.19/
 (10)同:マズルカ第20番 変ニ長調 op.30 No.3/
 (11)同:マズルカ第25 番 イ短調 op.33No.4/
 (12)同:夜想曲第18 番 ホ長調 op.62 No.2/
 (13)スカルラッティ:ソナタ へ短調 L118/
 (14)メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーゾOp.14/
 (15)シューマン:トロイメライ/
 (16)ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作
Disc 2
 (1)ルビンシテイン:ワルツ・カプリス 変ホ長調/
 (2)ラフマニノフ:リラの花/
 (3)同:ひな菊/(4)同:V.R. のポルカ/
 (5)同:前奏曲 嬰ハ短調 op.3 No.2/
 (6)リスト:夕べの鐘/
 (7)クライスラー:愛の喜び/
 (8)ショパン:マズルカ イ短調 op.17 No.4/(9)バラード第2番 ヘ長調 op.38 /
 (10)リスト:愛の夢第1番/(11)同:愛の夢第2番/
 (12)同:愛の夢第3番/
 (13)同:忘れられたワルツ第1番/
 (14)J.シュトラウスII(カール・タウジヒ編):ワルツ「人生はただ一度だけ」/
 (15)モシュコフスキ:火花/
 (16)ドビュッシー:月の光/
Disc 3
 (1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23* /
 (2)同(ラフマニノフ編):子守歌/
 (3)ステンハンマル:幻想曲 ロ短調 op.11 /
 (4)グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日/(5)同:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16*
Disc 4
 (1)ニーノ・ロータの主題による三部の即興演奏/
 (2)ファリャ:アンダルシア舞曲/
 (3)サティ:ジュ・トゥ・ヴ/
 (4)コスマの「感傷的なプロムナード」による即興演奏(ベネックスの「ディーヴァ」)/
 (5)サティ:3つのジムノペディ/
 (6)アルベニス:タンゴ イ短調op.164 /
 (7)セイメル:太陽の目/
 (8)サティ:幻想曲=ワルツ/
 (9)ペンティネン:映画音楽/
 (10)ブゾーニ:クリスマスの夜/
 (11)プロコフィエフ:トッカータ ニ短調 op.11 /
 (12)ヒナステラ:いきな娘の踊り/
 (13)グラナドス:嘆き又はマハと夜鳴きうぐいす/
 (14)サティ:グノシェンヌ第1番/
 (15)同:グノシェンヌ第4番/
 (16)同:グノシェンヌ第5番/
 (17)アルベニス:「イベリア」よりエボカシオン/
 (18)ヤナーチェク:フリーデクの聖マリア/
 (19)ロータの思い出(フェリーニの「アマルコルド」による即興演奏)
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
バンベルクSO.*
 究極に美しいタッチ!ローランド・ペンティネンの名演集が4 枚組お買い得BOX で登場!

 録音:1984-2003 年/ストックホルム、スウェーデン *1987年/バンベルク(協奏曲)

 紡ぎ出す一音一音に独特な色気があり、非常に美しいタッチが魅力のローランド・ペンティネンがBIS レーベルのこれまでの録音から選りすぐりの名演を集めたお買い得4 枚組BOX が登場しました。ペンティネンはレパートリーも広く技巧はもちろんのこと、清潔で品のある演奏が最大の魅力です。バッハ、ショパン、リスト、ラフマニノフの作曲したピアノ名曲から現代作品まで、また自作を含む即興演奏も得意とし、いろいろな顔を持ち合わせたピアニストです。ピアノ名曲を楽しむのはもちろんのこと、ペンティネンの至芸を堪能できるこの上ないセットものです!
 ローランド・ペンティネンは1963 年に生まれ、ストックホルム音楽大学で学んだ後もジョルジュ・シェベックやエリザベート・レオンスカヤに就いて研鑽を積み、BIS レーベルに多くのディスクを録音しています。ソロの録音はもちろんのこと伴奏者としてつとめたアルバムも高い評価を得ております。とりわけヴィオラ奏者の今井信子はペンティネンに絶大なる信頼をしておりBIS レーベルに収録した「ヴィオラ・レボリューション」(BIS 829)、ヒンデミット:ヴィオラとピアノのための作品全集(BIS 651)、ロシアのヴィオラ(BIS 358)はいずれも名録音として知られております。
 


BIS SA 2024
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
フランク・ペーター・ツィンマーマン&パーヴォ・ヤルヴィ
パウル・ヒンデミット(1895-1963):
 (1)ヴァイオリン協奏曲(1939)
 (2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタop.31-2(1924)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調op.11-1(1918)
 (4)ヴァイオリン・ソナタ ホ調(1935)
 (5)ヴァイオリン・ソナタ ハ調(1939)
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
 [使用楽器;
  ストラディヴァリウス 1711クレモナ
   ‘Lady Inchiquin’]
(1)パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
 hr 交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)、
(3)-(5)エンリコ・パーチェ(ピアノ; Steinway D)
 歿後50 周年のヒンデミット、ヴァイオリンのために書かれた数々の名作をドイツ正統派ヴァイオリストF.P.ツィンマーマンが録音!P.ヤルヴィ&hr 響による好サポートを得た協奏曲は圧巻!

 録音:(1)2009 年9 月/アルテ・オーパー(旧オペラ座)、フランクフルト、ドイツ/(2)-(5)2012 年5 月/ドッビアーコ文化センター、イタリア/68’18

 SACD ハイブリッド盤。1965 年ドイツのデュイスブルク生まれのドイツ正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマン。BIS レーベルからは近年、アントワーヌ・タムスティ( ヴィオラ)、クリスチャン・ポルテラ( チェロ) との“トリオ・ツィマーマン” でベートーヴェン(BIS SA 1857/KKC 5222)、モーツァルト、シューベルト(BIS SA 1817/KKC 5202)のアルバムを発売し、いずれもレコード芸術特選盤でベストセラーとなっております。F.P. ツィンマーマン、注目の新録音は2013 年に歿後50 年を迎えたパウル・ヒンデミットの作品集です!
 パウル・ヒンデミット(1895-1963)は作曲者としてだけでなくヴァイオリニスト、ヴィオリストとして活動していた関係から弦楽器の作品を多く残しました。1934 年、ナチスにより無調的作風など、その現代的傾向の音楽が腐敗した芸術であるとされ圧迫をうけたために翌35 年に休職、38 年にスイスに移り、大戦を避けて40-47 年にはアメリカに移り住みました。このアルバムに収められた作品はアメリカに亡命する以前の1918 年から1939 年に作曲された作品です。
 ヴァイオリン協奏曲は指揮者メンゲルベルクの委嘱作品で初演は1940 年、メンゲルベルク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ヴァイオリン独奏はコンサートマスターのフェルディナント・ヘルマンでした。ヒンデミット独特の流れるような旋律ではじまるこのヴァイオリン協奏曲。当録音ではツィンマーマンらしい非常に柔らかいボーイングと煌めくような美しい演奏を聴かせてくれます。またヴァイオリンとオーケストラが対話するような旋律が随所にあらわれるパートでは、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、hr 交響楽団が寄り添うようにサポートし音楽表現も難しいとされるこの作品を見事に演奏しております。同曲の決定盤が登場したと言えましょう!カップリングのヴァイオリン・ソナタでピアノをつとめたのはツィマーマンと数々の録音をし、絶大な信頼関係にあるエンリコ・パーチェです。歯切れのよいリズムなど一糸乱れぬ演奏をしております。



 


BIS SA 2012
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ラン・シュイ&シンガポール響/スドビン(P)
 ラフマニノフ:
  (1)交響曲第1番ニ短調 op.13
  (2)ピアノ協奏曲第1番嬰へ短調 op.1
ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団
(2)エフゲニー・スドビン(ピアノ)
 好評!ラン・シュイ&シンガポール響によるラフマニノフ作品集、ロシアン・ピアニズムを受け継ぐ超人的テクニック炸裂のスドビンが弾くピアノ協奏曲第1番と高揚する交響曲第1番

 録音:2012 年8 月/エスパラネード・ホール(シンガポール)/70'58

 SACD ハイブリッド盤。ラン・シュイ& シンガポール響によるラフマニノフ作品集。第3 弾は交響曲第1 番ニ短調op.13 とエフゲニー・スドビンをソリストに迎えたピアノ協奏曲第1 番嬰へ短調op.1 です。
 交響曲第1 番ニ短調は1897 年に初演されましたが、それが不成功に終わり、以後ラフマニノフの生前には演奏されず、1945 年に復活上演された作品です。ラン・シュイは若きラフマニノフの漲るエネルギーを感じさせるこの作品をパワフルに演奏しております。
 カップリングは1980 年サンクトペテルブルク生まれのエフゲニー・スドビンによるラフマニノフの記念すべき作品1 であるピアノ協奏曲第1 番嬰へ短調です。スドビンによるラフマニノフは定評がありパガニーニの主題による狂詩曲op.43 を収録したアルバム(BIS SA 1988)でも強靭でロマンティックなロシアン・ピアニズムを聴かせてくれました。スドビンは信じられないほどの技巧の持ち主で、特にこのカデンツァは驚きを隠せません。これほど情感豊かな演奏は30 歳にして巨匠の域に達していると言えるでしょう。ラン・シュイ率いるシンガポール響のオーケストラの盛り上げ方も素晴らしく、最終楽章の歯切れのよいトランペットなど爆演と言えるほど熱気に満ちています!



 


BIS SA 1778
(SACD HYBRID)
\2600→\2390

ウーレ・エドヴァルド・アントンセン
 (1)アンリ・トマジ(1901-71):トランペット協奏曲(1944)
 (2)アンドレ・ジョリヴェ(1905-74):
  トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ(1948)
 (3)ロベール・プラネル(1908-94):トランペット協奏曲
 (4)アルフレッド・デザンクロ(1912-1971):祈祷、呪詛と踊り

ウーレ・エドヴァルド・アントンセン
 (トランペット)
ラン・シュイ(指揮)
サン・パウロ交響楽団(OSESP)
(2)オルガ・コピロヴァ(ピアノ)
 フランス人作曲家によるトランペット協奏曲集、名手アントンセンがエスプリ漂う変幻自在の色彩感を放つ!

 録音:2010 年2 月、サラ・サンパウロ、ブラジル/71'32

 SACD ハイブリッド盤。BIS レーベルの数々の優秀録音で知られるトランペット奏者、ウーレ・エドヴァルド・アントンセンによる最新アルバムはフランス人作曲家によるトランペット協奏曲集です。卓越した技術と抜群の表現力が持ち味のアントンセンですがBIS レーベルならではの高音質録音によりトランペットとオーケストラの奏でる音楽がホール全体に響き渡り、非常に立体的なサウンドを作り上げております。
 アンリ・トマジはパリ音楽院で学び、パリ放送をはじめ1930-1935 年までフランス領インドシナ放送の音楽監督を務めました。このトランペット協奏曲は1944 年の作品でトマジらしいエネルギッシュなサウンドです。アンドレ・ジョリヴェは非ヨーロッパ地域の神秘的題材を好みこのトランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノでもその作風が反映されております。次のロベール・プラネルは1945 年からパリ市の音楽教育の総括監察官として活躍した作曲家で、パリ地方音楽院を創設しました功績があります。このトランペット協奏曲はプラネルの代表的作品です。最後のアルフレッド・デザンクロはサクソフォーン四重奏曲が有名な作曲家ですが、この「祈祷、呪詛と踊り」はタイトルの通り、祈るようなトランペットの旋律が印象的です。
 


BIS SA 2041
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
鈴木雅明(指揮)&バッハ・コレギウム・ジャパン
 J.S.バッハ:世俗カンタータVol.3

  (1)いとも尊きレーオポルト殿下よBWV173a
  (2)しりぞけ、もの悲しき影BWV202
  (3)喜び勇みて羽ばたき昇れ BWV36c
  (4)クォドリベット(断片)BWV524
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
ジョアン・ラン(sop)
青木洋也(C-T)
櫻田亮(tr)
ロデリック・ウィリアムズ(br)
三宮正満(オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ)
若松夏美(ヴァイオリン&ヴィオラ・ダ・モーレ)
 ついに結婚カンタータの「しりぞけ、もの悲しき影」が登場!BCJによる至福の世俗カンタータ第3 集

 録音:2012 年7 月/しらかわホール、名古屋/77'26

 SACD ハイブリッド盤。BCJ の世俗カンタータの第3 集は通称「結婚カンタータ」で知られる「しりぞけ、もの悲しき影」BWV202 を含む至福のカンタータ集。今回も充実ソリスト陣で澄み切った美しい声が魅力のジョアン・ランや実力派バリトン歌手ロデリック・ウィリアムズなど満を持してのキャスティングです。
 「いとも尊きレーオポルト殿下よ」BWV173a はケーテン侯レーオポルトの誕生日祝賀用の作品です。バッハのカンタータの中で横型フルートが用いられるのは、この作品が初めてとされています。「しりぞけ、もの悲しき影」BWV202 はソプラノ独唱のための結婚カンタータです。ジョアン・ランの透き通るような声とそれを包み込むようなBCJ の演奏には脱帽です。「喜び勇みて羽ばたき昇れ」 BWV36c はBWV36 関連作品の第1 稿で、年配の大学教授の誕生日を祝うための作品と考えられており、1725 年ライプツィヒで書かれた作品とされております。最後の「クォドリベット」BWV524 は複数の俗謡を同時に歌って、即興的なハーモニーを作り出す曲で、誰かの結婚祝いの際に歌われたと推測されています。偽作説もありますがそれぞれの声部のかけ合いが美しい曲です。
 

BIS 2072
(4CD)
2枚組価格\5000
ベルリン・フィル木管五重奏団
 THE SEASONS

Disc 1 “春” 〜木管合奏のためのフランス近代作品集
 (1)イベール:3つの小品(1930)
 (2)トマジ:管楽六重奏のための「春」(1963)
 (3)ミヨー:組曲「ルネ王の炉辺」作品205(1939)
 (4)ケックラン(1867-1950):七重奏曲
 (5)フランセ:管楽五重奏曲(1958)
 (6)ボザ(1905-):スケルツォ作品48(1948)
   (2)(4)マンフレッド・プライス(アルト・サキソフォン)、
   (4)ゲルハルト・シュテムプニク
    (コールアングレ(イングリッシュホルン))
   [ 録音:1991 年10 月6-9 日、アンドレアス教会(ドイツ)]

Disc 2 “夏” 〜夏の音楽
 (1)バーバー(1910-81):夏の音楽
 (2)エリオット・カーター(1908-2012):木管五重奏曲
 (3)ガンサー・シューラー(1925-):組曲
 (4)カジミエシュ・マハラ(1948-):アメリカ民謡組曲
 (5)フリオ・メダリア(1938-):南米のベル・エポック
 (6)ヴィラ=ロボス(1887-1959):ショーロス形式の五重奏曲
 (7)リドゥイノ・ピトンベイラ(1962-):Ajubete jepe amo mbae
 (8)メダリア:ブラジル俗謡組曲
   (6)ナイジェル・ショア(コールアングレ)
   [ 録音:1998 年4 月、ベルリン]

Disc 3 “秋” 〜近代ドイツ木管五重奏曲集
 (1)ヒンデミット(1895-1963):小室内音楽Op.24-2
 (2)ヘンツェ(1926-2012):木管五重奏曲
 (3)同:管楽七重奏曲
 (4)ヒンデミット:5 人の管楽奏者のための「秋」
   (4)マンフレート・プライス(バス・クラリネット)&
    トーマス・クラマー(トランペット)
   [ 録音:1995 年9 月11-14 日、ベルリン]

Disc 4 “冬” 〜冬の歌
 (1)ブレット・ディーン(1961-):冬の歌(1994 / 2000)
 (2)エルッキ=スヴェン・トゥール(1959-):アルキテクトニクスI(1984)
 (3)ヴァスクス(1946-):亡き友に捧ぐ音楽(1982)
 (4)ペルト(1935-):小五重奏曲Op.13
 (5)ニールセン(1865-1931):木管五重奏曲Op.43
   (1)ダニエル・ノルマン(テノール)
   [ 録音:2002 年4 月、10 月]
ベルリン・フィル木管五重奏団
 [ミヒャエル・ハーゼル(フルート)、
  アンドレアス・ヴィットマン(オーボエ)、
  ワルター・ザイファース(クラリネット)、
  ファーガス・マクウィリアム(ホルン)、
  ヘニング・トローク(ファゴット)]
 完璧なまでの緻密なアンサンブル!ベルリン・フィル木管五重奏団による20 世紀の木管アンサンブル「THE SEASONS」がお買い得BOX で登場!

 4h28’ 43

 ベルリン・フィル木管五重奏団はBPO の長い歴史の中で、初めて定常的に設けられたアンサンブルで、1988 年に創設されました。レパートリーは古典から現代までの幅広い領域をカヴァーしており、BIS レーベルの当シリーズをはじめ数多くの録音を行っております。当団は演奏技術が求められる現代の作品でも完璧なまでの緻密なアンサンブルを構築し、ベルリン・フィルの響きで室内楽を楽しめる極上の音楽を堪能できます。


当セットのDisc 2[Summer Music]およびDisc 3 [L'AUTUNNO]のレーベル面に印字されている内容と録音内容が逆に
なっております。
正しくは
Disc 2と表記されている盤の収録内容はDisc 3[L'AUTUNNO]
Disc 3と表記されている盤の収録内容はDisc 2[Summer Music]
となります。
 


BIS SA 2022
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ダウスゴー(指)&スウェーデン室内管のワーグナー
 美声、シュテンメによるヴェーゼンドンク歌曲集は必聴!!

ワーグナー:
 (1)「さまよえるオランダ人」序曲(初稿版)
 (2)女声のための5つの詩(ヴェーゼンドンク歌曲集)
  [1.天使 2.止まれ 3.温室にて 4.悩み 5.夢](管弦楽伴奏版)
 (3)「さまよえるオランダ人」序曲(最終稿版)
 (4)ジークフリート牧歌
 (5)「夢」〜ヴェーゼンドンク歌曲集より
  (ヴァイオリン独奏&管弦楽版)
 (6)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲
トーマス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内管弦楽団
(2)ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
(5)カタリナ・アンドレアソン(ヴァイオリン)
 ワーグナー・イヤーに相応しいダウスゴーの新譜!

 録音:2012 年5,6,8 月/エレブルー・コンサートホール/74’10”

 SACD ハイブリッド盤。近年、BIS レーベルより勢力的にリリースを続けているダウスゴー。まるでバレエ音楽のような演奏のチャイコフスキーの第6交響曲(BIS SA 1959) や透き通るようなブラームスの第1 交響曲(BIS SA 1756) など、これまでリリースしたアルバムでは名曲に新たな一面を見出し、聴き手に衝撃を与えてきました。
 大期待の新譜は2013 年生誕100 周年のワーグナー作品集です。同番でもダウスゴーならではの大胆なオーケストレーションとエネルギーに満ちあふれております。2004 年よりスウェーデン室内管の首席指揮者をつとめているダウスゴーはオケからも絶大なる信頼を得ており、その結果、自由自在なオーケストレーションを聴かせてくれ、自身が目指す音楽を最大限に表現できていると言えましょう。
 注目はニーナ・シュテンメがソロをつとめたヴェーゼンドンク歌曲集(マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩)です。シュテンメは堂々たる存在感を示し、ヴェルディのアイーダ(BAC 022) をはじめ高い評価を得ています。ビロードのような美しい声がワーグナー作品にもマッチしており、オーケストラの伴奏版ということもあり、よりドラマティックに歌い上げます。



 


BIS SA 1879
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
サカリ・オラモ(指)&ロイヤル・ストックホルム・フィル
 エルガー:
  (1)交響曲第2番変ホ長調Op.63
  (2)ため息Op.70
  (3)悲歌Op.58
サカリ・オラモ(指)
ロイヤル・ストックホルム・
 フィルハーモニー管弦楽団
 オラモ& ストックホルム・フィルによるエルガーの交響曲第2番と美しすぎる「ため息」&「悲歌」

 録音:(1)(2)2011年6月 (3)2012年8月/ストックホルム・コンサート・ホール、スウェーデン/63’54”

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデンを代表するオーケストラ、ストックホルム・フィルと2008 年より首席指揮者をつとめるサカリ・オラモとの新録音はエルガーです。主軸は交響曲第2 番。この曲は1909-11 年に作曲され、初演は1911 年ロンドンでエドワード7 世の追悼に捧げられました。当録音は初演からちょうど100 年経った記念すべきアルバムです。この他に収録されたのは、ほぼ同時代に作曲された弦楽、ハープとオルガンのために書かれた「ため息」、そして「悲歌」でいずれも哀愁に満ちた美しい演奏です。
 オラモはフィンランド出身の指揮者ということからシベリウスをはじめとする北欧の作曲家作品を得意のレパートリーとしていますが、イギリスの音楽、とりわけエルガーのオーケストレーションに魅了され近年積極的に取り組んでおります。この録音でもオラモらしくオケを意欲的に駆使しながら見事にコントロールしております。
 2013 年BISレーベルとスウェーデンを代表するストックホルム・フィルとのコラボレーションは30 年目を迎え、その記念に相応しい新録音と申せましょう!
 


BIS SA 2007
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
アレクセイ・オグリンチュク(Ob と指揮)
 モーツァルト:
  (1)オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
  (2)オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
  (3)ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調(オーボエ編曲版)
アレクセイ・オグリンチュク(Ob と指揮)
 (1) [ボリス・ブロフツィン(vn)、
   マキシム・リザノフ(va)、
   クリスティーヌ・ブラウマネ(vc)]
(2)リトアニア室内管弦楽団
(3)レオニード・オグリンチュク
 (ピアノ; Steinway D)
 ヴィオラ奏者リザノフも参加!RCO 首席オーボエ奏者オグリンチュクによるモーツァルト作品集

 録音:(1)(2)2012 年4 月、リトアニア・ナショナル・フィルハーモニー・ホール、ヴィリニュス/ (3)2011 年8 月、ブレーメン、ドイツ/55’52”

 SACD ハイブリッド盤。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者アレクセイ・オグリンチュク。BIS レーベルから発売したバッハのオーボエ作品集(BIS SA 1769) では妖艶な美音を聴かせてくれましたが、今回もより磨きのかかったふくよかなオーボエを披露しています。期待の新譜はモーツァルトのオーボエ作品集です。内容は名曲オーボエ協奏曲を筆頭にオーボエ四重奏曲そしてヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調のオーボエ編曲版です。この協奏曲はオーボエ奏者ジュゼッペ・フェルレンディス(1755-1805) のために作曲された作品で、オーボエの魅力を引き出した名曲です。また、オーボエ四重奏曲では共演陣にも注目!近年目覚ましい活躍のヴィオラ奏者マキシム・リザノフ。バシュメットの後継者との呼び声も高く世界各地で幅広い活躍をしております。そして、ヴァイオリンのブロフツィンとチェロのブラウマネの若手演奏家が加わりオグリンチュクの豊かなオーボエの音色が一層際立ちます。今後の活躍にも大注目です!
 

BIS 1995
\2500→\2290
ロンドン・バロック
 18世紀ドイツのトリオ・ソナタ

 (1)ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク:トリオ・ソナタ ハ長調
 (2)ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:
  トリオ・ソナタ ハ短調 FWV N:c2
 (3)ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:
  トリオ・ソナタ ヘ長調 W.VII/3
 (4)ヨハン・ゴットリープ・グラウン:トリオ・ソナタ 変ロ長調
 (5)ゲオルク・フィリップ・テレマン:
  トリオ・ソナタ ト長調 TWV42:G10
 (6)カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
  トリオ・ソナタ 変ロ長調 Wq158
ロンドン・バロック
 ロンドン・バロックの好評シリーズ第8弾はテレマン、C.P.Eバッハ、J.G.ゴルトベルクなどの18世紀のドイツに生きた作曲家によるトリオ・ソナタ集

 録音:2011 年9 月/聖マーティン教会、イングランド/67’00”

 ロンドン・バロックの好評シリーズ、トリオ・ソナタの第8 弾は18 世紀ドイツの作曲家です。J.S. バッハが様々な形態のトリオ・ソナタを作曲しましたがここで紹介されているのは大バッハ以外の18 世紀に活躍した作曲家です。J.G. ゴルトベルク(1727-56) は優れたクラヴィア奏者として活躍しました。
 J.S. バッハに学んだこともあり、かの有名な「ゴルトベルク変奏曲」は彼のための作品と言われております。この他、J.F. ファッシュ、J.C.F. バッハ、J.G. グラウン、テレマン、そしてC.P.E バッハのトリオ・ソナタを収録しております。今回もロンドン・バロックの質の高い素晴らしい演奏です!


旧譜
「17世紀イタリア」、「18世紀イタリア」も好評!

BIS 1795
\2500→\2290
17世紀イタリアのトリオ・ソナタ
 (1)チーマ:3声のソナタ
 (2)トゥリーニ:第2旋法による3声のソナタ
 (3)ブオナメンテ:「ラ・ロマネスカ」によるソナタ第8番
 (4)カステッロ:3声のソナタ第10番
 (5)メルーラ:チャコンナ
 (6)ウッチェリーニ:「ラ・プロスペリーナ」によるソナタ第26番
 (7)ファルコニェロ:フォリア
 (8)カッザティ:チャコンナ
 (9)マリーニ:「逃れよ、悲しい心よ」によるソナタ
 (10)カヴァッリ:3声のカンツォン
 (11)レグレンツィ:3声のソナタ
 (12)パンドルフィ:マルケッタ第2番
 (13)ボノンチーニ:ソナタ第5番
 (14)ヴィターリ:チャコンナ
 (15)ペストロッツァ:ソナタ第12番
 (16)コレッリ:ソナタOp.1の12
ロンドン・バロック
 旋律美に陶酔。ロンドン・バロックの魅力全開。

 [ 録音:2010 年9 月/聖マーチン教会(イギリス)]/DDD、68’51”

 これまでフランス、ドイツ、イギリス17 世紀と続いたロンドン・バロックのトリオ・ソナタシリーズ、ついにその発祥の地イタリアへ辿り着きました。「トリオ・ソナタ」という名称は後に使われたもので、17 世紀イタリアでは「2 声のソナタ」もしくは「3 声のソナタ」が一般的でした。ロンドン・バロックは、この形態最初期のチーマの「3 声のソナタ」(1610) からコレッリの名作「ソナタOp.1 の12」まで、発生から発展の好例16 篇を厳選。学術的にも価値がありますが、いずれもイタリアならではの美しいメロディに満ち、リッチな気分にひたれるものばかりです。


BIS 2015
\2500→\2290
18世紀イタリアのトリオ・ソナタ
 (1)アルビノーニ:バレット ト長調Op.3の3
 (2)ボンポルティ:ソナタ ト短調Op.6の7
 (3)ヴィヴァルディ:ラ・フォリアOp.1の12
 (4)ボノンチーニ:室内ソナタ第2番
 (5)ポルポラ:ソナタOp.2の3
 (6)サンマルティーニ:ソナタ第5番ヘ長調
 (7)ロカテッリ:ソナタ ニ長調Op.8の8
 (8)ガッロ:ソナタ第1番ト長調
 (9)タルティーニ:3声のソナタ ニ短調
ロンドン・バロック
 トリオ・ソナタ様式末期の輝きをロンドン・バロックの美演で

 [ 録音:2012 年4、5 月/セント・マーティン教会(ハンプシャー)]/DDD、77’14”

 「17 世紀イタリアのトリオ・ソナタ」(BIS 1795) の続編にして、ロンドン・バロックのトリオ・ソナタシリーズ第7 弾。17 世紀にイタリアで発祥したトリオ・ソナタ形式の、約百年後の進化の様を示してくれます。良く知られたヴィヴァルディの「ラ・フォリア」のほか、ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」または「イタリア組曲」の原曲がペルゴレージではなくドメニコ・ガッロの作で、ここに収められた「ソナタ第1 番ト長調」第1 楽章はまさに「プルチネッラ」序曲と同じメロディが響くのに感動させられます。このほか、当時の大ヴァイオリニストでもあったロカテッリとタルティーニ、ハイドンやファリネッリの師としても知られるポルポラの作品など、トリオ・ソナタの伝統がロココ様式へと変化していく様子を実感させてくれます。


 


BIS 9043
(4CD)
\6000→\5490
白神典子の代表盤、フンメル編のモーツァルトが4枚組BOXで登場!
モーツァルト(フンメル編曲):
 室内楽版ピアノ協奏曲集、交響曲第40番
  Disc1
   (1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
   (2)ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
  Disc2
   (3)ピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365
   (4)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
  Disc3
   (5)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
   (6)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
  Disc4
   (7)ピアノ協奏曲第18 番変ロ長調K.537
   (8)交響曲第40番ト短調K.550(室内楽版)
白神典子
 (Pf; (1)(2)Bosendorfer、
  (3)-(6)Fazioli、
  (7)(8)Yamaha S6)
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)
ピーター・クレメント(Vn)
ティボール・ベーニ(Vc)
 
 録音:(Disc1)2003 年6 月、(Disc2)2004 年6 月、(Disc3)2005 年5 月、(Disc4)2006 年6 月/バイエルン・スタジオ、ミュンヘン/4h 14’48”

 白神典子の代表盤、モーツァルト=フンメルの室内楽版によるピアノ協奏曲(No.10,18,20,24,22,25,26)、交響曲第40 番が4 枚組のボックスセットで登場。モーツァルトの弟子として言わば「正統的な継承者」であったフンメルは編成を室内楽にするだけでなく、ピアノの魅力を一層引き出すためにロマン派風に手を加えております。またこの録音で白神は3 台の異なるピアノを使用しており、それぞれの音色の違いを聴くことができます。原曲との違いを楽しめるばかりではなく、モーツァルトの名曲に新たな魅力を発見できます。同編曲版の名盤であることは間違いなしのお買い得BOX です!

BISCOITO FINO



BC 2272
\2300→\2090
コーエン&ネシリングのラフマニノフ最新盤
ラフマニノフ:
 (1)パガニーニの主題による狂詩曲イ短調 Op.43
 (2)ピアノ協奏曲第3 番 ニ短調 Op.30
アルナルド・コーエン(ピアノ)
ジョン・ネシリング(指揮)
サンパウロ交響楽団
 今回はパガニーニの主題による狂詩曲と大曲第3 番!ブラジルの陽光のごとく煌めく音色に感動!

 録音:(1)2008 年4 月、(2)2006 年3 月/サラ・サンパウロ/DDD

 BIS レーベルでもおなじみのサンパウロ交響楽団とブラジル生まれのピアニスト、アルナルド・コーエンのラフマニノフの最新アルバムは、名曲、パガニーニの主題による狂詩曲と大曲ピアノ協奏曲第3 番です!ブラジル生まれのアルナルド・コーエンは1972 年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの覇者です。
 巨匠ユーディ・メニューインが「最も才能に満ちたピアニスト」と激賞し一躍脚光を浴びました。卓越したテクニックはもちろんのこと、ブラジルの陽光のごとく煌めく豊かな表現は感動をおぼえます。ネシリングとの阿吽の呼吸でオーケストラもぴったりと合い、ラフマニノフの大曲に挑みます。コーエンが弾くラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2 番&第4 番(BC 273)と合わせてお聴きください!




旧譜
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2 番&第4 番

BC 273
\2300→¥2090
ネシュリング&サンパウロ響
 ヴィルトオーゾ、アルナルド・コーエンをソロにむかえたラフマニノフ

ラフマニノフ:
 (1)ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
 (2)ピアノ協奏曲第4番 ト短調 作品40
アルナルド・コーエン(Pf)
(1)ジョン・ネシュリング(指)
(2)ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指)
サンパウロ交響楽団
録音:(1)2008 年4 月、(2)2009 年8 月、ブラジル、サンパウロ、DDD

ブラジルのBiscoito Fino レーベルより、またも注目盤登場!BIS レーベルでもおなじみのサンパウロ交響楽団の新録音で、ブラジル生まれのピアニスト、アルナルド・コーエンをむかえた、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2 番ハ短調 作品18( 指揮はジョン・ネシュリング) そして、近年注目度が高まり録音も増えつつある同じくラフマニノフのピアノ協奏曲第4 番ト短調 作品40( 指揮は、サンパウロ響の首席指揮者に就任したヤン・パスカル・トルトゥリエ)です。アルナルド・コーエンは1972 年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの覇者で、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団など世界の主要なオーケストラと共演を重ねてきました。「非凡な才能」〜 BBC Magazine、「最も才能に満ちたピアニスト」〜ユーディ・メニューイン( ヴァイオリニスト) 、と評され、現在ブラジルを代表するピアニストの一人です。第2 番のコンチェルトでは凛とした第1 楽章、第2 楽章の歌心のある美しいタッチ、そして煌めくような第3 楽章と圧巻の演奏です。なおコーエンはBIS レーベルにリストのピアノ協奏曲集(BISSA 1530)、同じくリストのピアノ作品集(BIS1253) などをリリースしており、骨太で力強い演奏は非常に高い評価を得ています。


BONGIOVANNI


GB 5176
\2400
一味違うギター演奏のスカルラッティ
 D.スカルラッティ:ソナタ集

 ソナタ
  ト長調 K391 L79、ハ長調 K544 L497、
  ニ長調 K490 L206、ロ短調 K27 L449、
  イ長調 K208 L238、イ長調 K209 L428、
  ホ長調 K380 L23、ハ短調 K11 L352、
  イ長調 K322 L483、ニ短調 K213 L108、
  ニ長調 K140 L107
ルチオ・ドッソ(G)
 
 録音:2012 年2 月8 日、ローマ/54 分50 秒

 ドメニコ・スカルラッティのソナタをギターで弾いています。スカルラッティをギターで弾くのは珍しくありませんが、CD 丸々1 枚というのは多くはありません。
 ルチオ・ドッソはローマ生まれのギタリスト。1989 年のアンドレア・セゴヴィア・コンクールで優勝。欧米で幅広く演奏活動をするほか、ピエモンテ州アレッサンドリアのヴィヴァルディ音楽院の指導者も務めています。スカルラッティの繊細な感性を丁寧な演奏で弾きだしています。
 

GB 2563
\2400
カルロ・レポーレ アリア集 “ブッフォだけじゃない”
 ロッシーニ:
  「ランスへの旅」—比類ない記念の品々
  「チェネレントラ」—娘たちのうちのどちかが
  「アルジェのイタリア女」—胸の中にただならぬ熱い思いが
  「セビリアの理髪師」—陰口の歌
 ヴェルディ:
  「シモン・ボッカネグラ」—引き裂かれた心
  「マクベス」—空が急変するように
  「エルナーニ」—不幸なものだ
  「ドン・カルロ」—彼女は私を愛したことはなかった
  「ファルスタッフ」—名誉だと
 モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」−カタログの歌
 グノー:「ファウスト」−眠ったふりをせずに
 レスピーギ:霧
 トスティ:セレナータ
カルロ・レポーレ(Bs)
ジョヴァンニ・ヴェッルーティ(P)
 実力派バッソ・ブッフォがお送りする愉快なロッシーニと重厚なヴェルディのアリア

 録音:2012 年6 月25日、ローマ/59 分32 秒

 カルロ・レポーレはナポリ生まれでローマ在住のバス。バッソブッフォとして高名で、ことにロッシーニを得意としています。
 このアリア集は「ブッフォだけじゃない」の題名で分かるとおり、お得意のロッシーニの愉快なアリアの他、ヴェルディのシリアスな役のアリア、歌曲など、盛りだくさんの内容。声楽的能力が高い人なので、いずれも巧みにこなしています。
 

GB 5175
\2400
ジムナジウム・フルート四重奏団
バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068 −エア
ヘンデル:フーガ第3番,第4番
ベルトミュー:アルカディ
ボザ:3つの小品
チェレプニン:フルート四重奏曲 Op.60
カステレード:笛吹きの休日
ジムナジウム・フルート四重奏団
 67 分20 秒

 イタリアのジムナジウム・フルート四重奏団による演奏。アレクサンドル・チェレプニン(1899 − 1977)のフルート四重奏曲、ウジェーヌ・ボザ(1905− 1991)の3 つの小品、マルク・ベルトミュー(1906 − 1991)のアルカディ、ジャック・カステレード(1926 −)の笛吹きの休日と、20 世紀のオリジナルのフルート四重奏曲の有名曲が集められています。

B−SHARP

 注目の新レーベル、b-sharp(ビー・シャープ):
 2013 年に設立された、ベルリン発信の新しいレーベルです。
 レーベル代表は、トーンマイスターのフィリップ・ネーデル。これまでに、ソニー・クラシカル、ドイツ・グラモフォン等の有名レーベルで録音を行い、アーノンクール、バレンボイム、バシュメット、マイスキー、アルゲリッチ等のCD を収録しています。
 b-sharp のCD は、すべてネーデル自身のプロデュースにより制作・収録されます。またレーベル運営には、ベルリン在住の音楽ジャーナリスト、城所孝吉氏が参加しています。
 今後は、年間5〜6 タイトルのペースで、クレーメルなどの有名アーティスト、新進アンサンブル等の録音を発表してゆく予定です。
BS 0003
\2400→\2190
来日記念盤!美録音!
 これほどまでに美しい録音が存在したとは!

シューベルト:
 弦楽四重奏曲第14番ニ短調《死と乙女》 D. 810
  (グスタフ・マーラーによる弦楽オーケストラ版)
ショスタコーヴィチ:
 室内交響曲op. 110a
  (ルドルフ・バルシャイによる弦楽四重奏曲第8 番ハ短調の編曲)
ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団
ミヒャエル・エルクスレーベン(指揮・ヴァイオリン)
 
 収録:2013 年3 月14 日(ベルリン・コンツェルトハウス小ホール)/日本語解説付、デジタル
 プロデューサー:フィリップ・ネーデル エンジニア:マルティン・キストナー 編集:ハンスイェルク・ザイラー

 ベルリン・コンツェルトハウスは、東ベルリンの中心に位置するコンサートホールです。ここに所属するベルリン・コンツェルトハウス管(旧称ベルリン交響楽団)は、クルト・ザンデルリングのもと黄金時代を迎えた名門オーケストラ。2009 年には、室内アンサンブル「ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団」が発足しています。
 本CD は、彼らのデビュー盤。ここでは、シューベルト「弦楽四重奏第14 番《死と乙女》」(マーラーによる弦楽オーケストラ版)とショスタコーヴィチ「室内交響曲」(「弦楽四重奏曲第8 番のルドルフ・バルシャイによる編曲)という、ふたつのカルテットの弦楽合奏版が演奏されています。
 本盤の魅力は、シューベルトとショスタコーヴィチの鋭利な弦楽四重奏が、後期ロマン的な豊かな響きに読み替えられ、新たな側面を描き出していることでしょう。シューベルトがマーラーに霊感を与え、またマーラーがショスタコーヴィチに強い影響を及ぼしている事実も、このプログラムに知的な一貫性を与えています。
 ベルリン・コンツェルトハウス管は、ここ5年ほどで団員の若返りを経験し、伝統を踏まえつつもフレッシュな新時代のオケに変貌しました。ドイツの新しい室内オーケストラの清新な演奏にご期待ください。

 ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団
 ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団は、2009 年、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の室内アンサンブルとしてスタートした。ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、1952 年にベルリン交響楽団の名前で設立されたオーケストラで、クルト・ザンデルリング、クラウス・ペーター・フロール、エリアフ・インバル等の首席指揮者のもとで国際的評価を確立。現在の名称は、2006 年より用いられている。2012/13 年シーズンからの首席指揮者は、イヴァン・フィッシャーである。
 室内管弦楽団は、ベルリン・コンツェルトハウスにおいて毎シーズン定期公演を行っている。モットーは、「メンバーによる自主運営」。芸術監督日下紗矢子(ベルリン・コンツェルトハウス管第1コンサートマスター)のもと、プログラム、編成、ソリストの決定は、団員自身によって行われる。2012 年には、オランダ・アイントホーフェンのストリオーニ音楽祭で、ミッシャ・マイスキーと共演。またドイツ・グラモフォンにダニエル・ホープ独奏による「リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター〜ヴィヴァルディ《四季》」を録音している。


 ◆ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団来日情報◆
  7月1日[月] 19:00 東京・武蔵野市民文化会館(小)
  7月4日[木] 19:00 高松・アルファあなぶきホール(小)
  7月5日[金] 19:00 西脇市立音楽ホールアピカホール
  7月6日[土] 15:00 豊田市コンサートホール
  7月7日[日] 15:00 横浜・フィリアホール




C-AVI MUSIC



4260085532773
\2600→\2390
ベートーヴェン・トリオ・ボン
 ロシア・ピアノ三重奏曲集

  アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32
  ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏」
  ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
  カプースチン:ピアノ三重奏曲Op.126
ベートーヴェン・トリオ・ボン
 【濱 倫子(P)
  ミハイル・オヴルツキ(Vn)
  グレゴリー・アルミャン(Vc)】
 注目のピアニスト濱倫子率いるベートーヴェン・トリオ・ボン、抜群の相性で聴かせるロシアン・トリオ集

 録音:2012 年5 月/78’47

 ドイツで活躍する日本人のピアニスト濱 倫子、モスクワ出身でベートーヴェン・オーケストラ・ボンの首席を務めるヴァイオリンのミハイル・オヴルツキとチェロのグレゴリー・アルミャンによるベートーヴェン・トリオ・ボン。2005 年の結成以来高い評価を得ており、ヨーロッパ各地で行われているコンサートは成功を収めています。
 このアルバムにはロシア系の作曲家たちによるピアノ三重奏曲を録音しています。アレンスキーのピアノ三重奏曲第1 番は、濃厚なロマンティシズムが漂う、隠れた名曲。ラフマニノフ初期の作品「悲しみの三重奏」曲集、ここに収められているのは音楽院時代の習作でラフマニノフの死後出版された第1 番です。
 ショスタコーヴィチ17 歳の時、病気療養中に作曲し、当時恋をしていたタチヤーナ・グリヴェンコに献呈されたピアノ三重奏曲第1 番。単一楽章の作品で美しい中間部、感動的なフィナーレなど若きショスタコーヴィチの情熱が感じられます。ジャズの要素を取り入れた独創的な作風のカプースチン。技巧的なピアノ曲を多数作曲していますが、このピアノ三重奏曲も独特な響きとリズムでカプースチンの魅力に引き込まれます。
 自由で華やかな音楽性の濱、抜群のテクニックで聴かせるオヴルツキ、優れた構築力で作品をまとめ上げるアルミャン。ベートーヴェン・トリオ・ボンはお互いの感性が呼応しあい、それぞれの魅力を上手く引き出しています。
 【ベートーヴェン・トリオ・ボン】
 ドイツの名門オーケストラ、ベートーヴェン・オーケストラ・ボン第1コンサートマスターのミハイル・オヴルツキ、同楽団首席チェリストのグレゴリー・アルミャン、A. ウゴルスキの薫陶を受けたドイツ在住のピアニスト、濱倫子により2005 年に結成。それぞれソロ活動も活発に行う傍ら、トリオとしては名前の由来であるベートーヴェン作品の他にも、この編成のレパートリーを積極的に取り上げ、ヨーロッパ内外で活動を続けている。
 


4260085532834
\2600→\2390
ミネッティ弦楽四重奏団新作!
 モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K581
 ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
 バルドゥイン・ズルツァー(1932-):
  クラリネットと弦楽四重奏のためのインヴェンション
ミネッティ弦楽四重奏団
 【マリア・エーマー(Vn)、
  アンナ・クノップ(Vn),
  ミラン・ミロジチク(Va)、
  レオンハルト・ロチェック(Vc)】
マティアス・ショルン(Cl)
 ウィーン・フィルのマティアス・ショルンとウィーンの注目のカルテット、ミネッティQによるクラリネット五重奏の黄金カップリング

 録音:2012 年6 月、12 月/74’05

 オーストリアの若手で結成されたミネッティ弦楽四重奏団とウィーン・フィルの首席クラリネット奏者マティアス・ショルンによるクラリネット五重奏曲集。
 クラリネット作品の最高峰モーツァルトとブラームスの五重奏曲。クラリネットの柔らかな響きが絶品のモーツァルトと深い悲哀に満ちたメロディーを見事に表現したブラームスとショルンが白眉の演奏を披露。またミネッティ弦楽四重奏団も溌剌とした音楽性と美しいハーモニーで作品をまとめ上げています。カップリングのバルドゥイン・ズルツァーのクラリネット五重奏は世界初録音。ズルツァーはオーストリア出身の作曲家でオペラ、交響曲、宗教曲、ピアノ曲、室内楽と幅広い分野の作品を350 以上書いています。

 【ミネッティ弦楽四重奏団】
 2003 年に結成されたオーストリアを代表する若手カルテット。ウィーン国立音楽演劇大学でヨハネス・マイスル教授およびアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事。06 年にはグラーツのフランツ・シューベルト国際弦楽四重奏コンクール第1 位。07 年ウィーンのヨゼフ・ハイドン国際室内楽コンクール第2 位。ハイドン賞を受賞。同年フィレンツェのリンボッティ国際弦楽四重奏コンクール第1 位。など輝かしい受賞歴を誇る。08 年からウィーン学友協会、ザルツブルグ・モーツァルテウムを始め、パリ、アムステルダム、ブリュッセル、ルクセンブルク、バーミンガム、アテネ、ケルンなど世界の主要都市でのコンサート活動を行っている。



ミネッティ四重奏団旧譜

98 589
\2300→¥2090
ハイドン:弦楽四重奏曲集
 ①第66番ト長調Op.64-4
 ②第74番ト短調Op.74-3「騎士」
 ③第79番ニ長調Op.76-5「ラルゴ」
ミネッティ四重奏団
マリア・エーマー(Vn)、
アンナ・クノップ(Vn)
マルクス・フーバー(Va)、
レオンハルト・ロチェック(Vc)
録音:①2008年2月②2008年10月③2008年12月
オーストリア、ブルゲンラント、フランツ・リスト・センター・ライディング

 ジャケ写をみてのけぞった。
 こんな美男美女が集まってクァルテットを結成して、しかもアイドル・グループなどではなく超・実力派で、先日の日本公演も大盛況だったというのだからたまらない。
 2003年結成の新鋭ミネッティ・クァルテット。アルバン・ベルク四重奏団やアルティス四重奏団といった、同じオーストリア勢の名アンサンブルのメンバーに師事。
 すでにヨーロッパでは着実にキャリアを積み上げていて、2007年のフィレンツェのリンボッティ国際弦楽四重奏コンクール第1位をはじめコンクール入賞歴も数多く、今シーズンは2008年10月にアムステルダムのコンセルトへボウ、2009年に入り4月にウィーンのムジークフェラインザール、6月にバーデン=バーデンなど主要な会場でのコンサートも注目を集めているという。
 そんな彼らのデビュー・アルバムは、2008年11月の初来日公演の折にも話題を呼んだハイドン。なにせウィーンのヨーゼフ・ハイドン・コンクールでハイドン賞に輝いたというから思い入れもたっぷりということらしい。まさに自信の演目。要注目です。

*****

 その来日公演は名古屋でも行われた。マリアとアンナ。信じられないかもしれないが実物はジャケットよりも美しい。誰もがはっと息を呑むようなモデル系美人のマリアと、その後ろで一歩引いて楚々としているがよくみると実はものすごい美人だったという感じのアンナ。こんな対照的な二人をよく見つけてきたな・・・映画や漫画のような取り合わせ。まるでステージがエーゲ海の宮殿のようだった。
 で、演奏はどうかって?いやいや、これがなかなかのもので、とくに「騎士」のリズミカルな激しさ面白さというのはちょっと普段聴けない。とにかく聴いていてかっこいいし、面白い。単純にそれだけですごい。ハイドンで名を成したというのは全くだてじゃない。CDのほうは実演と比べるとさすがにちょっとおとなしいが、何度も何度も聴きたくなる質の高いアルバム。ハイドンはこれから面白くなってくるなあ。


CHROMART CLASSIC〜TYXART


TXA 13022
\2500
ハープ&クラリネット編曲集〜
 古いもの、新しいもの、借りたもの、青いもの

  ドビュッシー:ベルガマスク組曲(デュオ・イマジネール編)
  ベートーヴェン:
   からくり時計のためのアダージョ ヘ長調 WoO 33
    (ジュリアス・ビーチ/ デュオ・イマジネール編)
  カルロス・ミチャンス:ハープとクラリネットのための音楽
  グラナドス:トナディーリャスより(デュオ・イマジネール編)
  ヨハン・G.H.バックオーフェン:デュオ・コンチェルタンテ ヘ長調op.7
  ロッシーニ:
   セビリヤの理髪師よりカヴァティーナ「今の歌声は」
    (イヴァン・ミュラー編)
  セルジュ・ラッセン:デュオ・コンチェルタント
デュオ・イマジネール
 【ジョン・コルベット(Cl)
  シモーネ・ザイラー(Hp)】
 クラリネットとハープの新鮮な響きに酔う

 録音:2011年7月/71’27

 ブリュッセルの小さなカフェで誕生したクラリネットとハープのデュオ、「デュオ・イマジナール」による作品集。ドビュッシーのベルガマスク組曲などをクラリネットとハープ用に編曲したものから、ブラジル出身オランダで活躍した作曲家カルロス・ミチャンスのオリジナル作品など、多彩なプログラムで楽しませてくれます。クラリネットの明るく柔らかな音色と、流麗で美しいハープの響きの絶妙なコンビネーションが新鮮で、聴く者に驚きと安らぎを与える演奏です。

COVIELLO


COV 21307
\2500
〜瞑想と厳格さ〜
 L.クープラン:プレリュード
 マラン・マレ:
  プレリュード/ アルマンド・ラ・ブロン/
  ロンドー・ル・プラント/ カプリス・ラ・ベルモン/
  サラバンド・エスパニョール/ シャコンヌ
 サント=コロンブ:プレリュード
 マラン・マレ:
  膀胱結石の手術図/
  サント・コロンブ氏のためのトンボー/ 戯れ
 ジャック・デュフリ:フォルクレ
 アントワーヌ・フォルクレ:
  マレッラ/ クレマン/ サラバンド・ラ・ド・ボンヌ/
  パシーのカリヨン/ ラトゥール/ パシーのカリヨン
 F.クープラン:プレリュード
 アントワーヌ・フォルクレ:クープラン
サラ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ニクラス・トラステッド
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミラ・ランゲ(チェンバロ)
 フランス・ヴィオール音楽の双璧マレとフォルクレ

 録音:2011年2 月1-5日/60’54

 17 世紀後半から18 世紀にかけて、フランスで活躍したヴィオール奏者・作曲家であったフォルクレとマレのヴィオラ・ダ・ガンバ作品集。フランス宮廷音楽の優雅で艶やかな作風のマレと快活で荒々しいフォルクレの音楽は、「天使のマレ」と「悪魔のフォルクレ」と言われるほど二人の音楽は対照的。
 演奏は、女流ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の第一人者ヒレ・パールの娘サラ・パールとデュオのパートナー、チェンバロ奏者のミラ・ランゲ、そしてドイツのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ニクラス・トラステッド。
 激しく情熱的な部分と瞑想的なヴィオラ・ダ・ガンバの響きを堪能できる1 枚となっております。
 


COV 31305
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
モルターのトランペット&クラリネット協奏曲、世界初録音の交響曲も収録!
ヨハン・モルター:
 トランペット協奏曲第3番MWV VII.14
 交響曲ニ長調MWV IV.24(世界初録音)
 クラリネット協奏曲第1番イ長調MWV VI.41
 トランペット協奏曲第2番MWV IV.13
 クラリネット協奏曲第3番ト長調MWV VI.40
 トランペット協奏曲第1番MWV IV.12
ヴォルフガング・バウアー(Tp)
マーティン・シュパンゲンベルク(Cl)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
ルーベン・ガザリアン(指)
 録音:2011 年

 ヨハン・メルヒオール・モルターは、ドイツ後期バロックから前古典派にかけて活躍した作曲家。カールスルーエやアイゼナハの宮廷楽団の楽長を務め、前古典派様式の多ジャンルの作品を数多く作曲。特にクラリネット協奏曲は歴史上最も早く作曲された作品として知られています。また3 曲のトランペット協奏曲はいずれもカールスルーエの宮廷トランペット奏者であったカール・プファイファーのために作曲された、高音域が活かされた快活な曲調と美しい旋律が印象的な作品です。
 ソリストを務めるヴォルフガング・バウアーは、数々の有名オーケストラでソリストとして招かれ、現在はシュトゥットガルト放送響きの首席トランペット奏者。また自身のバロック・アンサンブルを創設するなど古楽演奏にも精通し、古楽から現代までの幅広いレパートリーをもつ名奏者です。クラリネットのマーティン・シュパンゲンベルクはミュンヘン・フィルの首席奏者として活躍するほかワイマール・フランツリスト音楽大学で教鞭をとっています。またバックは、2002 年よるハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管を率いているアルメニア出身の指揮者ルーベン・ガザリアンが務めています。



 

COV 51306
\2500
イダ・ビーラー(Vn)
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

  第1番ト長調Op.78「雨の歌」
  第2番イ長調
  第3番ニ短調Op.108
イダ・ビーラー(Vn)
ジェイムズ・マドックス(P)
 ブラームスの音楽構造を掘り下げた充実の演奏、イダ・ビーラーによるヴァイオリン・ソナタ

 録音:2011 年

 イダ・ビーラーによるブラームスのヴァイオリン・ソナタ集。イダ・ビーラーは、以前ヒンデミットの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(COV61114)で、その技巧と多彩な音楽性を披露しました。メロス四重奏団の第2 ヴァイオリニストとして活躍した後、ハイネ四重奏団で第1 ヴァイオリンを務めています。
 伴奏のジェイムズ・マドックスはオーストラリア出身でシドニーの音楽院で学び、その後ヨーロッパで演奏活動を行っています。1995 年からデュッセルドルフのロベルトシューマン音楽大学で教鞭をとり、2008 年にボン近郊のエンデニヒで毎年行われる音楽祭ブラームス・ターゲを創設し、現在は芸術監督を務めています。
 今回は、ブラームスの音楽に造詣が深いピアニストを迎え、ヴァイオリンの美しさや、ブラームスの音楽の構造的な側面を掘り下げた、意欲的な演奏を聴かせてくれます。



 
COV 21305
\2500
フランツ・ダンツィ:序曲&フルート協奏曲
 ・オペラ「カミラとオイゲン、もしくはガーデン・キー」〜序曲
 ・フルート協奏曲第1番ト長調作品30
 ・デュオドラマ「クレオパトラ」〜序曲
 ・フルート協奏曲第2番ニ短調作品31
 ・ウィリアム・テル〜序曲
オルケストル・ル・フェニックス
アニー・ラフラム(フルート・トラヴェルソ)
 モーツァルトを敬愛したダンツィのフルート協奏曲、生誕250周年を記念し世界初録音の序曲も収録

 録音:2012 年10 月23-26日ベルゲン/54’18

 ベートーヴェンと同時代に活躍したイタリア系ドイツ人作曲家のフランツ・ダンツィ。2013 年は生誕250 周年にあたります。マンハイム、ミュンヘン、シュトゥットガルト、そしてカールスルーエの宮廷で活躍し、オペラ、宗教曲、交響曲、協奏曲、室内楽などを残し、特に木管五重奏曲は現在でも木管奏者にとって大事なレパートリーとなっています。
 ここではフルート協奏曲2 作品と世界初録音となる序曲3 作品が収録されています。フルート協奏曲は、敬愛していたモーツァルトの影響が感じられる美しく愛らしいメロディーが印象的な作品。アニー・ラフラムの流麗自在なトラヴェルソが魅力的です。
 またダンツィは作曲人生の節目に序曲を書いており、ここに収録された3 つの作品はダンツィの作風の変化が表れています。
 オルケストル・ル・フェニックスは2008 年にクリスティン・メイヤーとマティアス・クライベーメルの2 人のチェリストによって設立。すべてのメンバーがモダンとピリオドの演奏を両方学んだ経歴を持ち、幅広い音楽性を発揮しています。
 

COV 61303
\2500
クリスティアン・ヨスト(1963-):レクイエム・トリロジー
 〜トランペット、トロンボーンとアルト・サクソフォンのための協奏曲

  【1. ピエタ(トランペット協奏曲)
   2. ディエスイレ(トロンボーン協奏曲)
   3. ルクスエテルナ(アルト・サクソフォン協奏曲)】
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)
マイク・スヴォボダ(Tb)
アルノ・ボーンカンプ(A-Sax)
ラインラント=プファルツ州立
 フィルハーモニー管弦楽団
ジョージ・ペーリヴァニアン(Cond)
 現代ドイツを代表する作曲家ヨストの歌のないレクイエム

 録音:2008 年5 月19-24日/65’51

 ラインラント=プファルツ州トリアー出身の作曲家クリスティアン・ヨスト。「ハムレット」(2009)、ミクロポリス(2011)、「ハートストラ」(2013)と意欲的なオペラ作品を続々と発表し高い評価を得ています。
 このアルバムにはトランペット、トロンボーンとアルト・サクソフォンのための3 曲の協奏曲をテキスト、典礼のないレクイエムとして作曲した「レクイエム・トリロジー」が収録されています。ソリスト陣は、トランペットのラインホルト・フリードリヒは、フランクフルト放送交響楽団のソリストとして活躍した世界的トランペット奏者。現代音楽のトロンボーン者として名高く作曲家としても活動するマイク・スヴォボダ。現代を代表するオランダのサクソフォーン奏者アルノ・ボーンカンプと高い実力を持った管楽器奏者が担当しています。

DB PRODUCTIONS


DBCD 151
\2500
「未来の古典」シリーズの第2 弾
ブリッタ・ビューストレム(1977-):
 10の秘密の扉(2010) (管弦楽のための)
ユルヴァ・スクーグ(1963-):
 彼女の名は「アイ」(1998) (弦楽オーケストラのための)
アンドレア・タッローディ(1981-):
 ゼピュロス(2010) (シンフォニエッタのための)
ユハンネス・グスタフソン(指揮)
ヴェステロース・シンフォニエッタ
 dB Productionsレーベルの「未来の古典」シリーズの第2 弾が登場!

 録音:2012 年5 月、ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース、スウェーデン)[ 制作・録音:エーリク・ニルソン]/DDD、47’34”

 インスピレーションの感じられる感受性豊かな作品を発表しその活動が注目されているスウェーデンの女性作曲家3 人、ビューストレム、スクーグ、タッローディの作品集。KMW トリオの演奏するピアノ三重奏の作品を収録した『未来の古典 (DBCD133) につづく『未来の古典 II』では管弦楽のための作品が紹介されます。ブリッタ・ビューストレム(1977-) の《10 の秘密の扉》は、〈コン・モート〉〈ドルチェ〉〈エネルジーコ〉など10 の楽章から構成された組曲。「音楽がいとま乞いもせずに立ち去る」感覚を与えることを意図し、変形と、音による舞台転換によるスタイルをとった作品です。作曲者は曲中にロベルト・シューマンの《子供の情景》から〈見知らぬ国と人々から〉の短い引用を「忍ばせ」ました。ユルヴァ・スクーグ(1963-) の《彼女の名は「アイ」》は、文字と絵を学習し人間とコミュニケートすることを学んだと話題になった京都大学霊長類研究所の雌のチンパンジー「アイ」( 愛) のストーリーに感激して作曲。ギリシア神話の西風の神を曲名にとったアンドレア・タッローディ (1981-) の《ゼピュロス》は、「おお、踊れ、夏の嵐よ 教会のオルガンの深い響きにあわせ……」というダーン・アンデション (1888-1920) の詩 『西風に寄せる歌』からインスピレーションを受けて作曲されました。
 ヴェステロース・シンフォニエッタは、スウェーデン中部のスヴェアランド・ヴェストマンランド地方、ストックホルムから100 キロほどのところにあるメーラレン湖畔の都市、ヴェステロースのオーケストラ。1883 年に設立された音楽協会オーケストラが発展したスウェーデン最古のオーケストラのひとつです。
 ユハンネス・グスタフソン(1975-) は、スウェーデンの音楽シーンでもっとも活躍する若い指揮者のひとり。ノルウェー国立音楽アカデミーでトムテルにヴィオラを学び、ルードとトンメセンに学んだ指揮法のディプロマを取得、ヨルマ・パヌラの下でも研究を続けました。デンマーク放送のオーケストラを指揮してC・E・F・ホーネマンの管弦楽作品集を録音。2013 年秋からフィンランド、オウル交響楽団の首席指揮者に就任することが決まっています。

DUCALE MUSIC



DUC 045
(3CD)
\4800→\4390
リッカルド・ムーティ指揮!
 メルカダンテ:「二人のフィガロ」(世界初録音)
アントーニオ・ポーリ(アルマヴィーヴァ伯爵)
アスデ・カラヤヴズ(伯爵夫人)
ローザ・フェオーラ(イネツ)
アンナリーザ・ストロッパ(ケルビーノ)
マリオ・カッシ(Br フィガロ)
エレオノーラ・ブラット(S スザンナ)
アニーチョ・ゾルジ・ジュスティニャーニ(トリービオ)
オマール・モンタナーリ(プラージョ)
リッカルド・ムーティ(指)
ルイージ・ケルビーニ若者管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニア合唱団
スペランツェ・スカップッチ(Fp)
 ムーティがまたも埋もれた傑作を発掘!「フィガロの結婚」の後日談、メルカダンテの「二人のフィガロ」!!

 録音:2011 年6 月、ラヴェンナ/2 時間46 分

 すっかり好例となった、ムーティが若手歌手を起用してのレア・オペラ発掘、2011 年はサヴェーリオ・メルカダンテ(1795 − 1870)の「二人のフィガロ」です。
 メルカダンテは、ドニゼッティより2 歳年上で、1820 年代半ばから1840 年代まで活躍、ドニゼッティや初期のヴェルディのライバルとして知られています。1826 年、メルカダンテはスペイン、マドリッドのイタリア劇場の監督に就任、「二人のフィガロ」はそこで発表する二つ目のオペラのはずでした。しかし内容が検閲を通らず、上演中止に。怒ったメルカダンテは楽譜を残してマドリッドを去ってしまいました。それから9 年も経った1835 年になってようやく残された楽譜がマドリッドで初演されました。台本はベッリーニ「ノルマ」やドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」で有名なフェリーチェ・ロマーニ。もともと1820 年にミケーレ・カラーファという作曲家のために書いたもの(BONGIOVANNI からDVD が発売されています。AB 20015)。ボーマルシェの「フィガロの結婚」の設定を受け継いでいますが、ボーマルシェとは関係のない後日談。伯爵夫妻にはイネツという娘がいる。彼女を愛する召使トリビドにフィガロが入れ知恵し、トリビドは貴族ドン・アルヴァーロに変装する。一方、やはりイネツを愛するのがかのケルビーノ。彼は自らの従者に変装し、フィガロという名で伯爵の城を訪れる。イネツを巡る二人のフィガロによる争いが巻き起こる、といった内容。最後にケルビーノがドン・アルヴァーロがトリビドであることを明かし、自らも正体を明かしたケルビーノとイネスが結ばれます。ここでは主人公はケルビーノで、本物のフィガロはむしろ謀略の人物です。
 伯爵夫妻やスザンナも活躍しますので、モーツァルトの「フィガロの結婚」がお好きなら当然楽しめる作品でしょう。
 ムーティは2011 年6 月10、12 日にザルツブルクで「二人のフィガロ」を指揮、その直後の24、26 日にラヴェンナ・フェスティヴァルとしてアリギエーリ劇場で上演。この録音はその時のライヴ録音です。ムーティはさらに2012 年3 月に初演地マドリッドで、同年8 月にはブエノスアイレスで指揮するなど、この作品をすっかり気に入ったようです。
 歌手は基本的に皆若手です。ケルビーノのアンナリーザ・ストロッパは、イタリアのメッゾソプラノ。モーツァルトの方でもケルビーノを得意としており、また2012 年にはローマ歌劇場でロッシーニ「セビリアの理髪師」のロジーナを歌うなど、メッゾソプラノとして期待の若手です。フィガロのマリオ・カッシは、既に人気のバリトンとしてイタリア各地やウィーンなどで活躍、ロッシーニやドニゼッティを得意としています。イネツのローザ・フェオーラは、1986 年生まれのソプラノ。2010 年、オペラリアで第2 位および聴衆賞を受賞。モーツァルトの娘役やプッチーニ「ボエーム」のムゼッタを得意としています。スザンナのエレオノーラ・ブラットは、1982 年、マントヴァ生まれのソプラノ。2007 年にスポレートでのアドリアーノ・ベッリ・コンクールに優勝。2013年夏にはザルツブルク音楽祭でのズビン・メータ指揮のヴェルディ《ファルスタッフ》でナンネッタを歌う予定。アルマヴィーヴァ伯爵のアントーニオ・ポーリは、近年著しく注目を浴びているテノール。イタリア、ヴィテルボ生まれ。柔らかくも濃厚な味わいのある美声の持ち主で、ドニゼッティ「愛の妙薬」のネモリーノが当たり役。2013 年2 月にはスカラ座でヴェルディ「ファルスタッフ」のフェントンを歌い、来日公演でも受け持つ予定です。伯爵夫人のアスデ・カラヤヴズは、1982 年、イスタンブール生まれのメッゾソプラノ。2004 年に生地でデビュー。2007 年からスカラ座アッカデミアで研鑽を積み、2010年頃から各地で活発に活動しています。

ELOQUENTIA



EL 1238
\2500→\2290
子供の不思議な角笛による歌曲集、
 広瀬悦子も参加

マーラー:子供の不思議な角笛
 (1) Verlor’ ne Mueh’ むだな骨折り
 (2) Um schlimme Kinder artig zu machen いたずらな子をしつけるためにも
 (3) Wer hat dies Liedlein erdacht? だれがこの歌を作ったのだろう?
 (4) Das irdische Leben この世の生活
 (5) Das himmlische leben あの世の生活*
 (6) Abloesung im Sommer 夏に小鳥はかわり
 (7) 交響曲第4番 より第2楽章 落ち着いたテンポで、慌ただしくなく*
 (8) Wo die schoenen Trompeten blasen 美しいトランペットが鳴り響くところ
 (9) Scheiden und Meiden 別離と忌避
 (10) Aus aus 外へ、外へ
 (11) Stake Einbildungskraft たくましい想像力
 (12) Selbstgefuehl うぬぼれ
 (13) Rheinlegendchen ラインの伝説
 (14) Es sungen drei Engel einen suessen Gesang 3人の天使がやさしい歌をうたう
 (15) Ich ging mit Lust durch einen gruenen Wald 私は緑の森を楽しく歩いた
オモ・ベッロ(ソプラノ)
ジュリアン・グエヌボー(ピアノ)
広瀬悦子(ピアノ⑤⑦)*
 
 録音:2012 年7月

 「子供の不思議な角笛」は、ブレンターノらが収集したドイツの民衆歌謡。マーラーは、この歌詞に基づいた歌曲を多数作曲(24 曲、歌曲全体の約半数)しており、これらは歌曲集『若き日の歌』、『子供の魔法の角笛』、『最後の7つの歌』にばらばらに収められています。この盤では、愛、自然についてなどを歌った歌曲を中心にまとめています。パリ国立高等音楽院で声楽を学び、その後もテレサ・ベルガンサ、トーマス・クヴァストホフ、グレース・バンブリーらの薫陶を受けたオモ・ベッロはモーツァルトも得意としていて、清潔感ある歌声が魅力。言葉の世界を素直に引き出しています。ピアノのグエヌボーはブルノ・リグット、アルフレート・ブレンデルらに師事した実力派。指揮活動も行っており、スケール感ある演奏で聴かせます。交響曲第4 番の終楽章「あの世の生活」、そして終楽章と対照的な性格をもつ第4 番の第2 楽章が収録されています。なお、この2 作品のピアノは、2 台ピアノ編成で演奏されており、セカンドを広瀬悦子が務めているのもポイントです。手堅いピアノの音色がマーラーの世界を盛り上げます。

ENZO RECORDINGS

EZCD 10023
\2600
スライド・パラノイア
1. キー・ウォーター 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜 (2013)
  一ノ瀬響&村田厚生
2. タブラ・イスト 〜トロンボーン・ソロのための〜 (2008)
  村田厚生
3. 超ラセンIII 〜2本のトロンボーンのための〜 (2007)
  福井とも子※
4. インナー・ミラー 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜 (2013)
  一ノ瀬響
5. スライド・パラノイア 〜トロンボーン・ソロのための〜(2011)
  村田厚生
6. 遠日点・近日点〜トロンボーンとエコー楽器のための〜 (2010)
  ヴァレリオ・サニカンドロ
7. コラールM 〜4本のトロンボーンのための〜 (2013)
  村田厚生※
8. 輪郭主義III 〜トロンボーンとピアノのための〜 (2012)
  山本裕之
9. 「中国の不思議な役人」よりアレグロ (1918-1924)
  ベーラ・バルトーク(トロンボーン12 重奏アレンジ : 村田厚生)※
10. 西新宿ブルース 〜トロンボーン・ソロのための〜(2010)
  小出稚子
村田厚生(トロンボーン)
中村和枝(ピアノ)
村田厚生による多重録音※
 稀代のソリスト村田厚生による日本人初の前衛トロンボーン・アルバム

 録音:2012-2013 年/DDD、61’42”

 スライド偏執症!Slide Paranoia!
稀代のソリスト村田厚生による日本人初の前衛トロンボーン・アルバム。インドの民族楽器タブラ。その口伝の世界を特殊奏法でエミュレートしたTabla-、完全五度を五等分した独自の音階によるChoral M、スライドの機能に固執したSlide Paranoia などユニークな発想の自作。
 最高音域で干渉し絡み合うグリッサンド・福井とも子作品。ディジュリドゥ・クローンから喚起される鏡ばりの世界・一ノ瀬響作品。ピッチとリズムでトロンボーンとピアノがせめぎ合う山本裕之作品。西新宿の哀愁・小出稚子作品など収録。バルトーク作曲「中国の不思議な役人」は村田が12 本のトロンボーンのためにアレンジしオーケストラ・トロンボーン奏者へのオマージュとして捧げられている。

 村田厚生( トロンボーン)
 桐朋学園大学音楽学部卒業。ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生としてベルリン芸術大学卒業。
 J.ケージ、K.シュトックハウゼン、I.クセナキス、M.カーゲル等の作品を日本初演。独ダルムシュタット国際現代音楽講習会、サントリー音楽財団サマーフェスティバル、ISCM2001 横浜大会、アジア音楽祭、ソウルPAN ミュージックフェスティバル、香港Musicarama フェスティバル、文化庁舞台芸術国際フェ ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と邦人作品を初演。また邦人ソリストとして初めて武満 徹/ ファンタズマカントス2を演奏。 シリーズ・リサイタル「yes-yes」、「トロンボーンの新事実」、「コンテンポラリー・デュオ」やサイト上での奏法解説で新しいレパートリーの開発に貢献している。
 前衛ブラスアンサンブル「ブラス・エクストリーム・トウキョウ」、室内楽団「アール・レスピラン」、伝統的なウィーンスタイルの「東京トランペットコアー」に所属。

EVIL PENGUIN RECORDS

EPRC 013
\2400→\2190
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)&ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
 マーラー:「子供の不思議な角笛」による歌曲全曲

  (1)死んだ鼓主 (2)ラインの伝説 (3)たくましい想像力
  (4)私は緑の中を楽しく歩いた (5)別離と忌避
  (6)番兵の夜の歌 (7)外へ、外へ!
  (8)シュトラスブルクの砦に (9)塔の中の囚人の歌
  (10)むだな骨折り (11)うぬぼれ (12)不幸なときの慰め
  (13)少年鼓手 (14)夏に小鳥はかわり (15)この世の生活
  (16)魚に説教するパドゥヴァの聖アントニウス
  (17)いたずらな子をしつけるために (18)もう会えない
  (19)だれがこの歌を作ったのだろう
  (20)美しいトランペットが鳴り響く所
  (21)高い知性への賛美 (22)原光
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
 ヘンシェルの知的で力強い声ベレゾフスキーのオーケストラを思わせるピアノ、マーラーの「子供の不思議な角笛」の詩に基づく歌曲を集めた注目盤!

 録音:2012 年5 月22-27 日/ロッテルダム

 「子供の不思議な角笛」は、ブレンターノらが収集したドイツの民衆歌謡。マーラーは、この歌詞に基づいた歌曲を多数作曲(歌曲全体の約半数)しており、これらは歌曲集「若き日の歌」、「子供の魔法の角笛」、「最後の7 つの歌」にばらばらに収められています。
 ヘンシェルは、マーラーが、自作の「子供の不思議な角笛」による歌曲に統一性をもたせていたかどうかはわからなけれど、これらの底に横たわる共通のドラマトゥルギーのようなものを発見できるのでは、と考え、「子供の不思議な角笛」の歌曲だけを集めて録音を行いました。「子供の不思議な角笛」の歌詞自体は一見すると平易ですが、その背後には不気味な闇が広がっています(マーラーの音楽はまさにこの闇に焦点を当てているといえるでしょう)。
 詩の内容が戦いであれ、おとぎばなしであれ、愛についてであれ、これらの詩は、すべての幸せは不幸と表裏一体、禍福は糾える縄のごとし、的要素があります。ベレゾフスキーの懐が深く情景感たっぷりのピアノが、さながらオーケストラのように大きなうねりとなって、ヘンシェルが歌う詩の世界を見事に増幅させています。




FARAO

B 108073
\2400
アトス三重奏団
 (1)シャミナード:三重奏曲第2番 イ短調op.34
 (2)フランセ:ピアノ三重奏曲(1986)
 (3)ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調(4 楽章)
 (4)L.ブーランジェ(1893-1913):
  ある春の朝に〜ピアノ三重奏曲のための
アトス三重奏団
 {アンネッテ・フォン・ヘーン(Vn)、
  シュテファン・ハイネマイヤー(Vc)、
  トーマス・ホッペ(Pf)}
 結成10 周年!アトス三重奏団によるフレンチ・アルバム

 66’40”

 2013 年で早くも結成10 年目を迎えるアトス三重奏団による近現代フランスのトリオ作品集。ドビュッシー、シャミナード、フランセ、ブーランジェという4 人のフランス人作曲家の作品を一挙に収録しています。
 2005 年より様々なリリースを行ってきた彼らですが、フランスものを扱ったアルバムのリリースは今回が初めて。10 年目にしてなお、この三重奏団の新たな可能性を見せてくれる意欲的なアルバムといえましょう!
 アンサンブルの安定感はさすがの一言で、何よりも好ましいのがその響きの厚み。シュテファン・ハイネマイヤーの味わい深い重みを持ったチェロの音色がアンサンブル全体の響きをぐっと落ち着かせ、アトス三重奏団の紅一点、アンネッテ・フォン・ヘーンのヴァイオリンが上品な華やかさでアンサンブルに彩りを与えています。最もベテランのトーマス・ホッペは、I. パールマンやJ. ベルら巨匠たちの伴奏を務めるピアニストとしても専ら知られておりますが、当団においてはその流麗な音運びを前面に押し出し、アンサンブルを見事にまとめあげています。
 プログラムの希少性もこのアルバムの魅力のひとつ。ドビュッシーの甘美な音の色彩から、シャミナードの情熱的な音世界、一転ジャジーな雰囲気漂うフランセの音楽まで……多彩なフレンチ・サウンドを見事に魅せきった演奏に要注目です!

GLYNDEBOURNE



GFOCD 018
(2CD)
\4200→\3790
ウラディーミル・ユロフスキ&エイジ・オブ・エンライトゥンメント管
 ロッシーニ:「チェネレントラ」
ルクサンドラ・ドノーセ(S アンジェリーナ)
マキシム・ミロノフ(T ドン・ラミーロ)
アレッサンドロ・コルベッリ(Bs ドン・マニーフィコ)
ピエトロ・スパニョーリ(Br ダンディーニ)
ウンベルト・キウンモ(Bs アリドーロ)
ラクエラ・シーラン(S クロリンダ)
ルチア・チリッロ(Ms ティスベ)
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
 ユロフスキがピリオド・オーケストラを指揮したロッシーニ!優秀なロッシーニ歌手たちが揃った「チェネレントラ」初出のグラインドボーン2007年ライヴ!!

 録音:2007 年6、7、8 月、グラインドボーン/2時間33分12秒

 2007 年のグラインドボーン音楽祭でのロッシーニ「チェネレントラ」のライヴ録音です。これは2005 年の新制作で、その際の映像が既に商品化されていますが、これはその時の好評を受けての2007 年の再演。アンジェリーナのルクサンドラ・ドノーセ、ドン・ラミーロのマキシム・ミロノフ、クロリンダのラクエラ・シーラン、ティスベのルチア・チリッロはいずれも引継ぎ。一方、ドン・マニーフィコには大ベテランのバッソ・ブッフォ、アレッサンドロ・コルベッリを起用。彼は2009 年にはMET でもマニーフィコを歌っています。偽王子を務めるダンディーニには、小洒落た歌い口で人気の高いロッシーニ・バリトン、ピエトロ・スパニョーリ。この軽妙だけれどかなりインチキ臭いダンディーニは絶品です。アリドーロのウンベルト・キウンモは、ヘンデルなどバロック・オペラでも活躍する人。ウラディーミル・ユロフスキのロッシーニはちょっと意外に感じられるかもしれませんが、彼はまだ25 歳の1997 年にロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで大作「モイーズとファラオン」の指揮を任されており、ここでも颯爽としたロッシーニを聞かせてくれます。そして2005 年の上演との大きな違いが、ピリオド・オーケストラであるエイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団を起用していること。ピリオド・オーケストラを用いたロッシーニのオペラはこれまでにもなくはなかったのですが、「チェネレントラ」のような大作では珍しいことです。ことに木管やホルンなどでエイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の響きが大きな効果を発揮しています。
 ちなみにenlightnment のen は少なくとも英国では「エン」の発音の方が主流で、また英国ではtn のn をしっかり発音する傾向にありますので、「インライトゥメント」よりは「エンライトゥンメント」の方が発音に近いと思われます。

GRAPPA

GRCD 4424
\2500
バディング・ローズ − Where Were eY All?〜ブロンテ姉妹の詩を歌う
 作曲:テリエ・ヨハンネセン
  詩:エミリー・ブロンテ、アン・ブロンテ、シャーロット・ブロンテ
   ・Budding Rose (芽吹くバラ) 
   ・Where Were Ye All? (みんなどこにいたの?) 
   ・Passion (情熱)・She Dried Her Tears (彼女は涙を拭った) 
   ・The Night Is Darkening (夜は暗くなり) ・Awaking (目覚め)
   ・True to Myself (私自身に誠実に) ・Fall Leaves (落葉) 
   ・Tell Me (わたしに教えて) *
   ・Lines Composed in a Wood on a Windy Day
    (風の吹く日に森で書いた詩)
   ・Happiest When Most Away (遠くはなれた時がいちばん幸せ)
バディング・ローズ
 録音:2006 年-2011年 ノルウェー、ニューヨーク */45’37

 『ジェーン・エア』のシャーロット、『嵐が丘』のエミリー、『ワイルドフェル屋敷の人々』のアン。イギリスのヴィクトリア時代を彩ったブロンテ姉妹の詩が、美しい歌のアルバムに作られました。女性を中心に今も愛好者の多いブロンテ姉妹の詩。その詩を歌集に作ったのは、ノルウェーのトランペッターでギタリスト、テリエ・ヨハンネセンです。ヨハンネセンは、『Budding Rose』から『Happiest When Most Away』まで11 の詩を選び、作曲。パーカッションとプログラミングを担当したマッティン・ホーントヴェトとキーボード担当のモッテン・クヴェニルが共同で編曲を行い、姉妹の詩を幻想的かつ現実的な作品に作り上げました。ソロ・ヴォーカルのリーネ・ホーントヴェトは、アルバム "A Livingroom Hush" がイギリス BBC の2002 年最優秀ジャズアルバムに選ばれたノルウェーの実験的ジャズ・バンド、ジャガ・ジャジストのヴォーカリストです。9 曲目の《Tell Me》はデュエット曲。トマス・デュブダールがニューヨークで録音したヴォーカルがリーネのヴォーカルに重ねられています。
 アルバムのライナーノーツは、BBC のブロードキャスター、フィオナ・トーキントンが担当しました。彼女はブロンテ姉妹の作品に特別な思いをもっていて、その詩が歌になったことを知っても、それほど期待していなかったと言います。ところが、バディング・ローズの音楽を聴くや、「子供のころから愛してきた作家たちとその言葉が、私の前に新しい姿で現れた」と、一転、賛辞を呈しています。このアルバム『みんなどこにいたの?』は、ヨハンネセンの「小さな芽吹いたバラ」、娘マリアの思い出に捧げられました。
 
GRCD 4426
\2500
トルビョルン・デュールード − これぞわが家(ノルウェー・ポップス)
 Detti er heme (これぞわが家)
 Detti var sangen var (私たちが歌った歌)
 Na kjaem lyset (今、日の光が) *
 Slik er det mae aelt Spetakkelsangen (大仕掛けの歌) **
 Visa om a Mari og'n Jon (マリとヨンの歌)
 Hu som star utafor (彼女は外に立っていた)
 Kveldssang for smabarnsforeldre - drommen om den perfeket nabo
  (両親のための夕べの歌 − 完璧な隣人の夢)
 Eina stasjon 1922 (アイナ駅 1922 年)
 Unnskyld for i sta (意地っ張りですまん)
トルビョルン・デュールード(Vo,P)
ヨン・アンデシュ・ナールム(G)
ビョルン・ホルム( ベース)
クリステン・オールン・デュールード(Vo)
スチャン・カシュテンセン
 (アコーディオン、バンジョー、カヴァル)*
マルクス・デュールード(Tp)*
ヤコブ・デュールード(ドラムズ)**
ヘルマン・クルーセ・スカトルード(Gossin gutt)**
 録音:2012年6月-2013 年3 月 Eastlake Studio、Kapp MjOlkefabrikk(ヴェストレ・トーテン、ノルウェー)、2012年2月4日 ロサンジェルス(弦楽)]/43’21

 トルビョルン・デュールードは、ノルウェー東部、トーテン地方の生まれ。オスロの国立音楽アカデミーで教会音楽家の資格を得た後、ストックホルムの王立音楽大学でアンデシュ・エビに師事し、合唱指揮者のディプロマを取得しました。ヴォーカルアンサンブルのギンヌンガガップ、オスロ室内合唱団、コールの指揮者を務め、オルガニスト、作曲家、即興音楽家として幅広い活動をつづけています。そして、アルバム『これぞわが家』でデュールードは、新たにシンガーソングライターとしてデビューします。「良きこと、まじめなこと、楽しいこと、美しいこと」。アイツヴォル・ヴェルクで8 年を過ごした後、家族とともにトーテンに戻ったデュールードの日常の想いがトーテン地方の言葉で綴られます。デュールードのピアノ、ヨン・アンデシュ・ナールムのギター、ビョルン・ホルムのベース、クリステン・オールン・デュールードのヴォーカルを基本に、Farmers Market のスチャン・カシュテンセンたち、友人ミュージシャンの演奏と弦楽アンサンブルが加わります。ヴェストレ・トーテンのカップ牛乳製造所で録音セッションが行われ、ロサンジェルスで録音された弦楽アンサンブルの音楽がミックスされました。

HAENSSLER

93 301
\2400→\2190
実は壮絶なる名曲
 ・・・コダーイ「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」

ゾルタン・コダーイ(1882-1967):
 ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲op.7
シェイベル・マーチャーシュ(1905-1960):
 ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
ロージャ・ミクローシュ(1907-1995)[ボリス・グレーヴィチ編曲]:
 ヴァイオリンとチェロによる
  シンフォニア・コンチェルタンテの主題と変奏曲op.29a
ゾルタン・セーケイ(1903-2001):
 ヴァイオリンとチェロのためのポリフォニーとホモフォニーop. 2
ジョルジュ・リゲティ(1923-2006):ヒルディング・ローゼンベルクへのオマージュ
ベラ・バルトーク(1881-1945)[アイヒホルン&ヒュルスホフ編曲]:
 2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲から(ヴァイオリンとチェロ版)
フリーデマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)&
アレクサンダー・ヒュルスホフ(チェロ)
 コダーイ、バルトークから生誕90 周年のリゲティの作品まで20 世紀を代表するハンガリーの作曲家によるヴァイオリンとチェロのためのデュオ集

 録音:2008 年4 月22-24日、SWR スタジオ/DDD

 ヴァイオリニストのフリーデマン・アイヒホルンとチェリストのアレクサンダー・ヒュルスホフの演奏による20 世紀を代表するハンガリーの作曲家のヴァイオリンとチェロのためのデュオ作品を集めたアルバム。デュオと言えばヴァイオリンとピアノのための作品数が圧倒的ですが、ヴァイオリンとチェロのために書かれた作品も少なからず存在し名曲もあります。ヴァイオリンとチェロという組み合わせから広音域の表現を可能にし、ピアノにはない弦楽ならではの統一感、一体感があります。
 ここに収められた曲の中でコダーイのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲op.7 は特に有名ではないでしょうか。次のシェイベル・マーチャーシュはブダペストでコダーイに師事した作曲家で、作風はジャズ的要素を含んだ作品を残しております。また、ハンガリーを代表する現代作曲家リゲティは2013 年生誕90 周年を迎え、近年演奏会でも頻繁に取り上げられるようになりました。ここに収録されたヒルディング・ローゼンベルクへのオマージュはアルディッティ弦楽四重奏団が愛奏していることでも有名な名曲です。この他、ゾルタン・セーケイはバルトークの友人でありハンガリー弦楽四重奏団の第1 ヴァイオリンをつとめていた作曲家で、今やヴァイオリンのアンコールピースでも有名で人気の高いバルトークのルーマニア民族舞曲をヴァイオリンとピアノ編曲したのはこのセーケイによるものです。
 ここに収められたすべての作品がヴァイオリンとチェロにために書かれたオリジナル作品ではありませんが、コダーイからバルトーク、リゲティへと主に20 世紀に活躍したハンガリーの作曲者の作品に触れることができるのはもちろんのこと、ヴァイオリンとチェロのデュオの魅力と可能性を広げた画期的なアルバムと言えましょう!
 ヴァイオリンのフリーデマン・アイヒホルンは1971 年ドイツ生まれ。haenssler レーベルにはリストのヴァイオリンとピアノのための作品集(98 588)やピアソラのタンゴ・アルバム(93 205、98 508) でも注目される実力派です。一方、チェロのアレクサンダー・ヒュルスホフは1969 年ドイツ生まれ。
 現在はフォルクヴァンク芸術大学で教授をつとめる一方で室内楽を中心に現在世界で最も活躍するチェリストの一人です。最近では名作でありながら演奏機会の少ない作品を積極的に取り上げ、ドイツの作曲家フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916) のチェロ協奏曲を蘇演するなど、レパートリーも広い演奏家です。

HEILO

HCD 7279
\2500
リュドヴァール、ミェルヴァ〜砕氷船(ノルウェー伝統音楽)
 ・Ridmarsch efter Byss-Calle, polska (ビュス=カッレの乗馬行進曲)
 ・Den eldste, springar (もっとも古いメロディ)
 ・ Viksdalsbruna, marsj(ヴィクスダールの花嫁)
 ・ Skoren, laus (halling) (ショーレン)
 ・Fogelvikar'n, polska (フーゲルヴィークのポルスカ)
 ・Beethovens polska (ベートーヴェンのポルスカ)
 ・Prillar-Guri, springar (プリラル=グリ)
 ・Isbrytaren, polska (砕氷船ポルスカ)
 ・Baggbolebackens klagan, vals (バッグボーレ村の小川の嘆き)
 ・Heimhaugen, lydarlatt (ハイムハウゲン)
 ・Godvaersdagen, springar (天気のいい日)
 ・Ditte i Finnskogen, finnskogspols (フィンスクーゲンのディッテ)
 ・Vid Stormyren, polska (ストルミューレンで)
 ・Jornvrengja, springar (ヨルンの「ねじり」)
エーリク・リュヴァール
 (ニッケルハルパ)
オラヴ・ルクセンゴール・ミェルヴァ
 (ハリングフェレ)
 録音:2013 年1月15日-16日 オール教会 (オール、ハリングダール、ノルウェー)/50’01

 『Isbrytaren ( 砕氷船)』は、スウェーデンとノルウェー、レパートリーも演奏スタイルも異なる伝統楽器を演奏するふたりのフォークミュージシャンのデュオ・アルバムです。スウェーデンのエーリク・リュドヴァールは、キー付きフィドル、ニッケルハルパを弾き、ノルウェーのオラヴ・ルクセンゴール・ミェルヴァは、共鳴弦をもったフィドル、ハリングフェレを弾く。ふたりのミュージシャンが出会い、インスピレーション豊かでスリリングな音楽が生まれる。ふたりが行った一連のコンサートは大きな成功を収め、その成功を受けてこのデビュー・アルバムが制作されました。
 スウェーデンの北部、ウプランド地方のニッケルハルパ奏者ビュス=カッレ ( 別名 カール・エーション・ボッサ) のポルスカに始まり、ノルウェーのハリングダールに伝わるスプリンガルに終わるプログラム。伝統の曲とともに、リュドヴァールとミェルヴァの作ったオリジナル曲も演奏されます。11 曲目の《ハイムハウゲン》は、ハリングダールのアスラク・サンネストーレンの作品です。踊るためではなく聴くための舞曲として作られました。録音セッションはハリングダールのオール教会で行われ、リュドヴァールとミェルヴァの音楽が自然な響きの音に捉えられました。ブックレットに全15 曲の解説がノルウェー語と英語で掲載されています。
 
HCD 7271
¥2500
ユンニ・ローヴリ〜 光
 ひとつ
  (夕べの賛美歌「一日が終わる」/ 今、太陽が沈む/
   日の光が静かに消えていく/ 先生、教えてください!/
   小さな歌「闇の訪れる夕暮れになると」/
   西に太陽が沈む/ 子守歌
ユンニ・ローヴリ(ヴォーカル)
ホーコン・テリーン(ベース)
ランディ=メレーテ・ルーセット(グラス)
リヴ=ヨールン・ベルグセット(グラス)
 光をテーマにした北欧の歌

 37’53

 ノルウェーでもっとも多彩な活動をするフォークシンガーのひとり、ユンニ・ローヴリ。彼女がこれまでに発表してきたアルバムはそれぞれに独自のコンセプトをもち、その主題に沿った選曲が行われています。このアルバム『光 (Lux)』は「避けられないもの」が主題です。「夜のとばりが道に降り、秋が近づいてくる」あるいは「太陽は沈み、夕暮れのやすらぎが大地にひろがる」、そして究極は「死」……「灯を消し、わが扉を閉じる」。《小さな歌》は、リとベーシストのホーコン・テリーンが行い、作曲家のヨン・オイヴィン・ネスも2 曲の編曲に参加しています。
 録音セッションは、オスロのレインボースリとベーシストのホーコン・テリーンが行い、作曲家のヨン・オイヴィン・ネスも2 曲の編曲に参加しています。録音セッションは、オスロのレインボースタジオで行われ、ECM のアルバムで知られるヤン・エーリク・コングスハウグがペール・エスペン・ウシュフィヨルドと共同で録音とマスタリングにあたりました。ブックレットには、ノルウェー語の原詩と合わせて短い注釈がノルウェー語、英語、フランス語、ドイツ語で掲載されています。
 
HCD 7274
¥2500
イェルムン・ラーシェン・トリオ〜旅
 旅の歌/トイエンワルツ/ エレセウスの子守歌 I/
 花嫁の歌/ メヌエット イ長調/ 銀/
 オマーンワルツ/ ソリストポルカ/
 エレセウスの子守歌/ 真夜中の歌
イェルムン・ラーシェン・トリオ
 【イェルムン・ラーシェン(フィドル)
  アンレアス・ユートネム(ピアノ、ハルモニウム)
  ソンレ・マイスフィヨルド(ベース)】
 北欧民族楽器トリオが奏でる新たな旅

 録音:2012年12月3日-5日 ペッテシェン・コロニアル音響スタジオ(ホネフォス、ノルウェー)/38’18

 ノルウェーのフィドル奏者、作曲家でもあるイェルムン・ラーシェン。オーレ・ブル・アカデミーの学生時代にフィドルグループ、マヨルシュトゥーエンのメンバーになり、ノルウェーのグラミー賞にあたるスペルマン賞を受賞、全国規模の民俗音楽コンペティションに優勝、ノルウェー= フィンランドのバンド、フリッグ Frigg で演奏、クリスチャン・ヴァルムロードのコンテンポラリーミュージック・アンサンブルに参加と、彼は若くして輝かしい名声を獲得し、すでに、ジャンルを超えた活躍で知られるフィドル奏者のニルス・オークランの後を継ぐ音楽家と目されています。イェルムンがアンレアス・ユートネム、ソンレ・マイスフィヨルドと組んだトリオ。2008 年スペルマン賞を受けた『到着』 (HCD7235)、『黄金』(HCD7252) につづくアルバム第3 作は『旅』です。
 最初の《旅の歌》から《真夜中の歌》まで、「中部ノルウェー、ノルトロンデラグに伝わる音楽を基礎にみずからの新しい音楽宇宙を創造する」の考えに沿った10 曲はイェルムンが作曲しました。妻となる女性への結婚のプレゼントに書いた《花嫁の歌》のように、イェルムンの私生活を垣間見せる作品もはさまれます。編曲はトリオの三人で行いました。ホネフォスの新しいスタジオ、ペッテシェン・コロニアル音響スタジオでセッションが行われました。





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