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≪第71号アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像



7/17(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDITE


AU 92675
(SACD HYBRID)
\2500
ヴィエルヌ/オルガン交響曲全曲録音シリーズ第2 弾
 ヴィエルヌ:
  (1)オルガン交響曲第3番嬰へ短調 op.28(1911)
 (2)オルガン交響曲第4番ト短調 op.32(1914)
ハンス=エーベルハルト・ロス(オルガン)
 Auditeレーベルの社主でプロデューサー& エンジニア、ルトガー・ベッケンホーフ氏の自信作!歿後75周年のヴィエルヌが作曲したオルガン交響曲全曲録音シリーズ第2 弾は第3 番嬰へ短調と第4 番ト短調!

 録音:2012 年3 月28-30 日、メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン/64’49”

 「オルガンのレーベル」と言っても過言ではないドイツのAudite レーベル。このジャンルにおいて数々の優秀録音をリリースしてきましたが、2013 年に歿後75 周年を迎えたヴィエルヌのオルガン交響曲全曲録音が開始しました。第1 弾の交響曲第1 番、第2 番(AU 92674)に続き、第2 弾はオルガン交響曲第3 番嬰へ短調 op.28 と第4 番ト短調 です。
 ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれつき盲目に近かったのですが、6 歳で弱視へ快復したと言われています。1881 年、ヴィエルヌが11 歳の時には国立パリ盲学校に進学し、その後ヴァイオリン、ピアノそしてオルガン学び、セザール・フランクが弾くオルガン演奏を聴いて感銘を受けて以来、パイプオルガンを熱心に学びました。ヴィエルヌはフランクやオルガン交響曲第5 番のトッカータが有名なシャルル=マリー・ヴィドールなど、著名なオルガニストに師事し、オルガン演奏及び作曲を習い、歿年までパリのノートル・ダム大聖堂の首席オルガニストを務めました。
 演奏のハンス=エーベルハルト・ロスは数々の国際コンクール受賞歴を持つ逸材で、Audite レーベルからフランクのオルガン作品全集(AU21413)をリリース、非常に高い評価を得ています。当シリーズ第1 弾でも卓越した技術と確かな解釈でヴィエルヌの代表盤の呼び声高い名演奏を聴かせてくれます。
 Audite レーベルの社主でプロデューサー& エンジニアのルトガー・ベッケンホーフ氏、満を持しての録音だけに自信を持ってご紹介できる優秀録音です。







ACTE PREALABLE



AP 0235
\2000→\1890
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):室内楽作品集 Vol.2
  弦楽四重奏曲第3番ホ長調「幻想四重奏曲」(*)
  ヴィオッティの主題による変奏曲とフーガ(弦楽四重奏曲のための)
  ユーモラスな弦楽四重奏曲ニ長調「各自自己流で」
  向かい合って−トラム二重奏曲−
   音楽のユモレスク(ヴァイオリンとチェロのための)

フォー・ストリングス弦楽四重奏曲
 ルツィナ・フィエドゥキェヴィチ(第1ヴァイオリン) グジェゴシュ・ヴィテク(第2ヴァイオリン)
 ベアタ・ラシェフスカ(ヴィオラ) ウーカシュ・トゥジェシュ(チェロ)

録音:2012年10月5-6日、福音教会、ミコルフ、ポーランド(*)  2012年12月15日、グジェゴシュ・フィテルベルク記念国立音楽学校コンサートホール、 ホジュフ、ポーランド(*以外)
 ジグムント・ノスコフスキはワルシャワに生まれ、ワルシャワとベルリンで学んだ作曲家・指揮者。音楽教師としてカロル・シマノフスキ(作曲家)やグジェゴシュ・フィテルベルク(作曲家・ヴァイオリニスト・指揮者)らを輩出しました。世界初録音と表示されています。

 

AP 0269
\2000
ラフマニノフ、ショパン、ムソルグスキー:ピアノ作品集
 ラフマニノフ(1873-1943):ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(第2版;1931)
 メンデルスゾーン(1809-1847)/リスト(1811-1886)編曲/
  ウラディーミル・ホロヴィッツ(1903-1989)編曲:結婚行進曲と変奏曲
 ショパン(1810-1849):
  アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
  スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
 ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」

クリスティアン・トカチェフスキ(ピアノ)

録音:2012年7月25-26日、ポーランド放送スタジオS1、ワルシャワ、ポーランド
 クリスティアン・トカチェフスキは1980年ポーランドのタルヌフに生まれ、ヴロツワフ音楽アカデミーでオルガ・ルジナに、ハートフォード大学ハート音楽院(アメリカ合衆国コネチカット州)でオクサーナ・ヤブロンスカヤに師事したヴィルトゥオーゾ・タイプのピアニスト。

 

AP 0275
\2000
ロマン・マチェイェフスキ(1910-1998):ヴァイオリンとピアノのための作品集
  パガニーニの奇想曲 Op.1 No.24/パガニーニの奇想曲 Op.1 No.16
  ソナタ/パガニーニの奇想曲 Op.1 No.5/パガニーニの奇想曲 Op.1 No.9
  パガニーニの奇想曲 Op.1 No.13/夜想曲
  パガニーニの奇想曲 Op.1 No.14/パガニーニの奇想曲 Op.1 No.17
マチェイ・ワベツキ(ヴァイオリン)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)

録音:2012年3、6月、ヘンリク・チシ記念室内楽ホール、ウーチ・フィルハーモニー、 ウーチ、ポーランド
 ロマン・マチェイェフスキはベルリンに生まれたポーランド人作曲家。ベルリン、ワルシャワで学んだ後パリでナディア・ブーランジェに師事、その後ポーランドには戻らずフランス、イギリス、スウェーデン、アメリカ合衆国に移住し、再度渡ったスウェーデンで没しました。世界初録音と表示されています。上記曲目の作品番号はパガニーニの原曲のものです。

 

AP 0276
\2000
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):歌曲集
  8つの日本の歌「Kai-Kai」(1918)/5つの歌(1927)
  「音楽のための詩集」(1934)から 6つの歌
  シェークスピアの4つのソネット(1955)
マウゴジャタ・ヴォルトマン=ジェブロフスカ(メゾソプラノ)
バルバラ・ドモホフスカ(ピアノ)

録音:2013年2月1日、アウラ・ノヴァ(新ホール)、I・J・パデレフスキ音楽アカデミー、ポズナン、ポーランド
 「8つの日本の歌」はポーランドの詩人レミギウシュ・クフャトコフスキ(1884-1961)による日本の短歌のポーランド語訳詞に作曲した歌曲集。1933年、タンスマンが来日した際、萩野綾子の歌とタンスマンのピアノで日本初演されました。世界初録音と表示されています。

 

AP 0280
\2000
ボグスワフスキ、クシャノフスキ:アコーディオンのための作品集
 エドヴァルト・ボグスワフスキ(1940-2003):アコーディオンのためのサプリメント(*)
 アンジェイ・クシャノフスキ(1951-1990):アコーディオン・クアルテット第1番(+)
 エドヴァルト・ボグスワフスキ:
  ポーランド民謡集(合唱、アコーディオン・アンサンブルと打楽器のための)(#)
エヴァ・グラボフスカ=リス(アコーディオン)
ダニエル・リス(アコーディオン(+/#))
レシェク・コウォジェイスキ、
エネアシュ・クビト(アコーディオン(+))
ピオトル・ホウォウォヴィチ、
アグニェシュカ・バギンスカ(アコーディオン(#))
マルチン・ヤブウォンスキ、
アダム・ポテラ(バスアコーディオン(#))
パウリナ・ドジャズゴフスカ(打楽器(#))
マグダレナ・セマン(ソプラノ(#))
カトヴィツェ音楽アカデミー室内合唱団(#)
チェスワフ・フレウント(指揮(#))

録音:2012年10月5日(+)、23日(*)、国立総合音楽学校、ビェルスコ=ビャワ、ポーランド
 世界初録音と表示されています。

 


AP 0281-83
(3CD)
\5100→\4690
マリア・シマノフスカ(1789-1831):ピアノ作品全集
 [CD 1]
  6つのメヌエット
  今は亡きユゼフ・ポニャトフスキ公を称える国民的歌謡によるポロネーズ
  ささやき(夜想曲)/ポーランド舞曲
  24のマズルカまたはポーランドの国民的舞曲
  コティヨン、または形容的ワルツ/ささやき(3手連弾のための夜想曲)(*)
  3手連弾のための4つのワルツ; ヘ長調(*),ヘ短調(+),ヘ長調(#),ト短調(**)
  夜想曲変ロ長調
 [CD 2]
  ジョコンドのロマンスによる奇想曲/4手連弾のための大ワルツ(++)
  チェロを伴うセレナード(C)
  様々なジャンルの18の舞曲(第7曲のみ3手連弾(**))
  幻想曲/アレクサンドル・ガリーツィン公のロマンス
  [CD 3]
  20の練習曲と前奏曲/6つの行進曲
  ヴァイオリンを伴うディヴェルティメント(V)
スワヴォミル・P・ドブジャンスキ(ピアノ)
ヤンカ・クライチョヴァ(ピアノ(*))
エドゥアルド・オロスコ(ピアノ(+))
トマス・アルベリチ(ピアノ(#))
バリー・チ・ジャン(ピアノ(**))
ヴァージニア・ヒュースター(ピアノ(++))
チュン・チャウ(チェロ(C))
ブランカ・ベドナシュ(ヴァイオリン(V)

録音:2011年6月23日、11月18日、12月6日、2012年2月15日、オール・フェイス・チャペル、カンザス州立大学、マンハッタン、カンザス州、アメリカ合衆国(#/C/V以外)  2011年10月1日、ディッキンソン大学、カーライル、ペンシルヴェニア州、アメリカ合衆国(#/C/V)
 ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト&コンポーザーの先駆けとも称されるポーランドの女性音楽家、マリア・シマノフスカ。ヨーロッパ各地で精力的な演奏活動を行った後、1828年ペテルブルクに移住、ロシア宮廷ピアニストとして活動し、この地で生涯を終えました。彼女の音楽はショパンに影響を与えたとも言われています。
 スワヴォミル・P・ドブジャンスキはワルシャワのショパン音楽アカデミーとコネチカット大学で学んだピアニストでカンザス州立大学准教授。マリア・シマノフスカの伝記を英語で書いた最初の著作家でもあります。世界初録音と表示されています。

 

AP 0260
\2000
【旧譜 再案内】
マリア・シマノフスカ(1789-1831):バラード&ロマンス集
  オルタンス女王のロマンス/別れ
  パリのジャルダン・デュ・ロワで物乞いをしていた盲人の嘆き
  ジョゼフィーヌのロマンス
  6つのロマンス
   苦しみと喜び/柳のロマンス/バラード/夜のロマンス/知っている?
   もしも言えたら
  ガリツィン公のロマンス(ピアノ独奏のための編曲版)
  歴史歌曲集(ユリアン・ ウルシン・ニェムツェヴィチのテキストによる)
   カジミェシュ大王(1310-1370)/ポーランド女王ヤドヴィガ(1374-1399)
   ヤン・アルブリフト(1459-1501)
   ミハイル・グリンスキー公(1470-1534)の物語
   ステファン・チャルネツキ(1599-1665)
  ヴィリアの歌/塔の歌/アルプハラ、バラード
  シフィテジャンカ(シフィテシ湖の水の精)/2声のカンティレーナ
エリサベト・ザポルスカ(メゾソプラノ)
バルト・ファン・オールト(フィルテピアノ)

録音:2011年6月20-22日、オランダ改革派教会、ローン、オランダ 使用楽器:1825年、ブロードウッド製 (ヨープ・クリンクハーメル・コレクション、アムステルダム)
 ワルシャワ生まれのメゾソプラノ、エリサベト・ザポルスカは1988年フランスに本拠を移し、2009年にマリア・シマノフスカ協会を創設し総裁に就任。同協会のプロジェクト「Maria Szymanowska (1789-1831) - a Woman of Europe」の一環として制作されたこのCDの録音には、作曲者が活躍した時代に製作されたフォルテピアノが使用されています。
 弾いているのはオランダの名手バルト・ファン・オールト。世界初録音と表示されています。

 

AP 0284
\2000
マイケル・キンバー(1945-):ヴィオラのための音楽
  3つのアメリカの印象/12の奇想曲 から 6曲/Murovisation
  ヴィオラ・ファイト・ソング(*)/ラ・フォリア(*)
  クリスマス・メドレー(*)/ジングル・ベル(*)
  スペインの様式による2つの小品(*)/ダンシング・ヴィオラ(*)
  I really love to play viola(*)/I am lost without my beautiful viola(*)
  奇想曲変イ長調

マルチン・ムラフスキ(ヴィオラ)
エディタ・ヘジェルスカ、
ユステュナ・コヴァルチク、
アレクサンドラ・バザン(ヴィオラ(*))

録音:2013年3月27日(*)、2013年4月17日(*以外)、アウラ・ノヴァ(新ホール)、 I・J・パデレフスキ音楽アカデミー、ポズナン、ポーランド
 マイケル・キンバーはアメリカ合衆国のヴィオラ奏者・作曲家。1965年頃から1985年まではヴィオラの学習と演奏に専念していました。
 2004年以来アイオワ・シティを本拠に活躍しています。世界初録音と表示されています。





STRADIVARIUS



STR 33961
\2200→\1990
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ソナタ集、チャコーナとフォリア
  チャコーナ ト長調 Op.2 No.12/トリオ・ソナタ ニ短調 Op.3 No.5
  ソナタ ヘ長調 Op.5 No.4/フォリア ト短調 Op.5 No.12
  トリオ・ソナタ ニ長調 Op.2 No.1/ソナタ ト短調 Op.5 No.8
  トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.2 No.3/トリオ・ソナタ イ短調 Op.3 No.9
ロレンツォ・カヴァサンティ、
ルイーザ・ブスカ(リコーダー)
アッカデーミア・デル・リチェルカーレ
 アントニオ・ファンティヌオリ(チェロ) 
 ウーゴ・ナストルッチ(テオルボ、ギター)
 クラウディア・フェッローロ(チェンバロ)
 ピエトロ・ブスカ(アーティスティック・ディレクター)

録音:2011年9月9-11日、聖マリア教会、ロマーノ・カナヴェーゼ、トリノ県、イタリア
 コレッリがヴァイオリンのために書いたソナタのほとんどはリコーダーのために編曲されロンドンで出版されました。当盤では主に18世紀初めのジョン・ウォルシュ(1665/1666-1736)による出版譜が使用されています。
ロレンツォ・カヴァサンティはペドロ・メメルスドルフに師事したイタリアのリコーダー奏者。ピリオド楽器アンサンブル「トリプラ・コンコルディア」の創設メンバーであり、イタリアの古楽演奏におけるリーダー的存在の一人です。
 ルイーザ・ブスカは8歳で国際青少年リコーダー・コンクール優勝、ロレンツォ・カヴァサンティ、ドロテー・オーバーリンガー、ケース・ブケに師事したイタリアのリコーダー奏者。

 

STR 33805
(2CD)
\3000
ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクション Vol.5
  弦楽四重奏曲(第1番)(1944)/弦楽三重奏曲(1958)
  弦楽四重奏曲第2番(1961)
  Khoom(遥かな国の書かれざる愛と死の物語の7つのエピソード;ソプラノ、
   2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ホルンと打楽器のための;1962)(*)
  弦楽四重奏曲第3番(1963)/弦楽四重奏曲第4番(1964)
  弦楽四重奏曲第5番(1984/1985)
アルディッティ弦楽四重奏団
平山美智子(ソプラノ(*))
フランク・ロイド(ホルン(*))
マウリツィオ・ベン・オマル(打楽器(*))
アルド・ブリッツィ(指揮(*))
録音:1988年5月15-17日、市立ホール、エルクラート、ドイツ 1988年7月29-30日、文化センター、リンドラー、ドイツ 1988年12月17-18日、シュトルベルガー・スタジオ、ケルン、ドイツ
 音源提供:WDR(西ドイツ放送、ケルン)
 

STR 33875
\2200
ハーモニカと管弦楽のための音楽
 グレアム・ウェッタム(1927-2007):
  ハーモニカと小管弦楽のためのコンチェルト・スケルツォ
 フォーレ(1845-1924)/ジャンルーカ・リッテラ編曲:パヴァーヌ
 アラン・ホヴァネス(1911-2000):7つのギリシャ民族舞曲 Op.150
 アストル・ピアソラ(1921-1992):オブリビオン
 ヴィレーム・タウスキー(1910-2004):ハーモニカ協奏曲

ジャンルーカ・リッテラ(ハーモニカ)
ステシコロス管弦楽団
フランチェスコ・ディ・マウロ(指揮)

録音:2010年7月、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ劇場、カターニア、イタリア
 クラシックとジャズの両ジャンルで国際的に活躍するイタリアのハーモニカ奏者ジャンルーカ・リッテラによる、稀少なハーモニカ協奏作品集。オリジナル協奏曲での技巧はもちろん、「パヴァーヌ」「オブリビオン」での哀愁に満ちた音色にも魅了されます。
 グレアム・ウェッタムはイギリスの作曲家。ヴィレーム・タウスキーはヤナーチェクに師事したチェコの作曲家・指揮者。ナチスを避けフランスに移住、戦後はイギリスで活躍しました。

 

STR 33962
\2200
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):月に憑かれたピエロ Op.21(1912)(*)
フランコ・エヴァンジェリスティ(1926-1980):箱(1962-1963)(+)
リヴィア・ラード(朗読)
アンサンブル・プロメテオ
マルコ・アンジウス(指揮)

録音:2011年10月1-3日、アウディトリウム・パガニーニ、パルマ、イタリア(*) 2010年10月28-30日、レンツ劇場、パルマ、イタリア(+)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AUDITE



AU 95625
\2000→\1890

ジョージ・セル(指揮)&ルツェルン祝祭管弦楽団
 (1)ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 op.88
 (2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68

ジョージ・セル(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
 [旧ルツェルン祝祭管弦楽団
  (スイス祝祭管弦楽団]
 ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第3 弾はジョージ・セルによるドヴォ8とブラ1の歴史的名ライヴ。セルが亡くなる前年1969 年のドヴォ8は円熟の極み!1962 年のブラ1もセルらしい楷書的な名演!

 録音:(1)1969 年8 月30 日 I.10’50+II.10’33+III.6’36+IV.9’58 = 37’57、(2)1962 年8 月29 日 I.13’28+II.9’07+ III.4’25+IV.16’04= 43’04/ルツェルン、ライヴ

 定評あるAudite レーベルの1st マスター・リリースによる注目シリーズのルツェルン・フェスティヴァル。
 第1 弾のハスキル&カサドシュ(AU95623)、第2 弾のスターン(AU 95624)に続き、第3 弾はジョージ・セルによるドヴォルザークの交響曲第8 番とブラームスの交響曲第1 番というベスト・カップリングです!
 1897 年、ブダペストに生まれたセルはウィーンに移住し、ウィーン音楽院で学びました。16 歳の時にはウィーン響を指揮し、1924 年にはベルリン国立歌劇場でエーリヒ・クライバーの指揮の下で第1 指揮者になったほどの逸材で、若くして指揮者として成功していました。1939 年、ニューヨーク滞在中に第二次世界大戦の影響によりそのままアメリカに留まることになりました。その後、セルが世界有数のオーケストラに育て上げたクリーヴランド管弦楽団とともに世界各国で積極的な演奏活動を行ってきました。
 このアルバムに収められたドヴォルザークの交響曲第8 番とブラームスの交響曲第1 番はともにセルが得意とした楽曲で、特にドヴォルザークはセル晩年の1970 年4 月、生涯最後のレコーディングとなった演奏が名演として知られています。当フェスティヴァルでの録音はその前年にあたる1969 年となります。このルツェルン祝祭管弦楽団との演奏もセルの集大成とも言える円熟の極みの演奏ですが、緻密で明晰な演奏を作りあげるためには一切の妥協も許さない、極めて厳しいリハーサルがあったと想像できるほど完璧な演奏を聴かせてくれます。とりわけ、第3 楽章では温かさの感じられるふくよかな演奏をしています。ドヴォルザークを生涯演奏し、第8 交響曲を大事に温め、翌年のあの名ライヴにつながる演奏となったと考えると感慨深いものがあります。
 カップリングのブラームスの交響曲第1 番は1962 年の録音。セルのブラ1 と言えば1957 年、1967 年にクリーヴランド管弦楽団と録音したものが有名ですが、当ライヴはちょうどその間にあたる録音です。いかにもセルのブラームスらしい構築のしっかりとした楷書的なスタイルで、ライヴならではの情熱も加わった聴き手に心地よい演奏です。クリーヴランド管弦楽団以外でもこれだけの名ライヴが聴けるのは非常に喜ばしいことでしょう。







BERLIN CLASSICS


BC0300534
(2CD)
\2400
Precious Baroque/バロック音楽集
 ヴィヴァルディ:四季
  エンリコ・カサッツァ(Vln)ラ・マニフィカ・コムニタ
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
  ピーター=ヤン・ベルダー指揮、ムジカ・アムフィオン
 

BC0300535
(2CD)
\2400
From Vienna with love/ウィーンのピアノ協奏曲集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番、第21番
  クララ・ヴュルツ(pf)
  ディルク・フェルミューレン指揮、プリマ・ラ・ムジカ/
 ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11
  ヨランダ・ヴィオランテ(pf)
  フェデリコ・グリエルモ指揮、ラルテ・デラルコ/
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番
  杉谷昭子(pf)ジェラルド・オスカンプ指揮、ベルリン交響楽団/
 フンメル:ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ Op.73
  アレッサンドロ・コンメラート(pf)
  ディディア・タルパイン指揮、ソラメンテ・ナチュラリ
 

BC0300536
(2CD)
\2400
ブラームス:愛の歌 
 ワルツ集「愛の歌」Op.52、新・愛の歌、
 ワルツOp.65、3つの四重唱曲Op.31、
 3つの歌Op.42、3つの四重唱曲Op.64、4つの四重唱曲Op.92、
 6つの四重唱曲Op.112、13のカノンOp.113より、ジプシーの歌Op.103
ニコル・マット指揮、
ヨーロッパ室内合唱団、他
 

BC0300537
(2CD)
\2400
Piano Music grand-mondain/フランスの作曲家によるピアノ曲集
 ドビュッシー:2つのアラベスク、版画、喜びの島 
  マリアンジェラ・ヴァカテッロ(pf)/
 ラヴェル:水の戯れ、ソナチネ、鏡、ハイドンの名によるメヌエット
  ミケランジェロ・カルボナーラ(pf)/
 デュカス:
  魔法使いの弟子(2台ピアノ版)、
  ピアノソナタ変ホ短調、
  ハイドンの名による悲歌的前奏曲
   マルコ・ラペッティ、リッカルド・リサリティ(pf)/
 サティ:
  ジムノペディ
   ホーカン・アウストボ(pf)
  風変わりな美女
   サンドラ&イェローン・ファン・フェーン(pf)
 

BC0300538
(2CD)
\2400
ロシアの作曲家によるピアノ曲集
 ムソルグスキー:展覧会の絵/
 チャイコフスキー:四季Op.37a
  アレクサンダーヴァレンベルグ(pf)/
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番/
 スクリャービン:ピアノソナタ第1番
  ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(pf)/
 リャードフ:
  バラードOp.21、スピリキンスOp.2、24の変奏曲とフィナーレ、
  マリオネットOp.29、音楽の玉手箱Op.32、舟歌Op.44
    マルコ・ラペッティ(pf)
 

BC0300539
(2CD)
\2400
チェコの作曲家による作品集
 スメタナ:わが祖国/
 ドヴォルザーク:
  チェコ組曲Op.39、序曲「自然の中で」Op.91、
  「謝肉祭」Op.92、「オセロ」Op.93、交響的変奏曲Op.78
テオドレ・クチャル指揮、
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
 

BC0300540
(2CD)
\2400
リスト:作品集
 ピアノ協奏曲第1番、第2番、死の舞踏
  ネルソン・フレイレ(pf)
  ミシェル・プラッソン指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団/
 ハンガリー狂詩曲より
  アルトゥール・ピサロ(pf)
 

BC0300541
(2CD)
\2400
モーツァルト:コンサートアリア集
 アリア「行け、怒りにかられて」K.21、
 アリア「誠実に身を守れ」K.23、
 アリア「ジギスムントの功績は」K.36、
 アリア「いとしい人よ、もし私の苦しみが」K.deest、
 レチタティーヴォとアリア
  「ああ、私はそれを知っていた。ああ、私の眼の前から去って」K.272、
 アリア「ああ、私を見捨てないで」K.486a、
 アリア「この胸に、ああ、いとしい人よ来て。天が私にあなたを返して下さるとき」K.374、
 アリア「わが感謝を受けたまえ、やさしい保護者よ」K.383、
 アリア「いいえ、あなたにはできません」K.419、
 アリア「願わくは問いたもうな」K.420、
 アリア「激しく堪えがたき苛責」K.432、
 四重唱「せめて言っておくれ、どんな過ちをしたのか」K.479、
 三重唱「いとしのマンディーナ」K.480、
 ロンド「もういいの、私は全てを聞いた。恐れないで、愛する人よ」K.490、
 ロンド「どうしてあなたを忘れられようか。恐れないで、愛する人よ」K.505、
 アリア「わが美しき恋人よ、さようなら。とどまって下さい、いとしい人よ」K.528、
 アリア「ああ、情け深い星たちよ、もし天にいて」K.538、
 ドイツ軍歌「われはカイザーたらん」K.539、
 アリエッタ「御手に口づけ」K.541、
 ロンド「君を愛する人の願いに」K.577、
 アリア「誰が知るでしょう、いとしい人の苦しみを」K.582、
 アリア「私は行きます、でもどこへ」K.583、
 アリア「この美しい御手と瞳に」K.612、
 アリア「お前に別れを告げる、いとしい人、さようなら」K.Anh.245  
フランシーヌ・ファン・デル・ヘイデン(Sop)
ミランダ・ヴァン・クラリンゲン(Sop)
マルセル・レイヤン(Ten)
エツィオ・マリア・ティシ(Bs)
アントニア・ブルヴェ(Sop)
アンナ・ハッセ(MSop)
マレイレ・リヒディ(Sop)
ユカ・マツオカ・ライマッヒャー(Sop)
エト・スパンヤールト指揮、
ヨーロピアン・シンフォニエッタ/
ウィルヘルム・カイテル指揮、
ヨーロッパ室内管弦楽団/
ニコル・マット指揮、
ヨーロッパ室内ソロイスツ
 

BC0300542
(2CD)
\2400
Essential Guitar/ギター曲集
 ジュリアーニ:ギター協奏曲第1番 
  クラウディオ・マッカーリ(Guitar)アンドレア・ロニョーニ指揮、アンサンブル・オットチェント/
 D.スカルラッティ:ソナタK.32、K.213、K.292 ルイジ・アッタデモ(Guitar)/
 ソル:幻想曲第13番「悲しみのファンタジア」Op.59
  ステファノ・パラミデッシ(Guitar)/
 ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4番G.448「ファンダンゴ」
  エロス・ロゼッリ(Guitar)ラ・マニフィカ・コムニタ/
 アルベニス:
  スペイン組曲Op.47(ギター編曲版)、スペインの歌Op.232より(ギター編曲版) 
   ジュゼッペ・フェオラ(Guitar)/
 ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番、ブラジル民謡組曲より
  フレデリック・ジガンテ(Guitar)/
 バリオス:みつばち、大聖堂、最後のトレモロ 
  クリスティアーノ・ポルケッドゥ(Guitar)/
 プホール:ソナチネ、カラー・セピア
  ジョルジオ・ミルト、ビクトル・ビジャダンゴス(Guitar)
 

BC0300543
(2CD)
\2400
Sacred baroque music/バロック宗教曲集
 ペルゴレージ:スターバト・マーテル、サルヴェ・レジナ 
  ティモシー・ブラウン指揮、ケンブリッジ・ソロイスツ、他/
 モンテヴェルディ:小品集 
  マウリツィオ・クロチ指揮、イル・ペガソ、他/
 フレスコバルディ:モニカの歌によるミサ、フィレンツェの歌によるミサ
  セルジオ・バレストラッチ指揮、ラ・スタジオーネ・アルモニカ/
 フレスコバルディ:小品集
  マウリツィオ・クロチ指揮、イル・ペガソ、他




HMF

HMA 1951750
\1500→\1390
フランク・ブラレイ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

  ピアノ・ソナタ
   第14番「月光」,第23番「熱情」,第31番
フランク・ブラレイ(ピアノ)

 それは大人のベートーヴェンだった。
 フランク・ブラレイの3作目のアルバム。
 妙に哲学的になることも、精神論をぶちあげることもない。
 情熱的なのだが青臭いそれではなく、過去に何かあったのかな、と思わせるようなユラユラと少しアンニュイな情熱。
 即興的なところを多分に含むのに、それがどこまで計算されたものなのかも分からない。1882年製スタインウェイの色と香りを伝えるために、さまざまな演奏上の工夫が施されているのだろうが、それもどこまで計算されているのか分からない。
 まるでバーの片隅のピアノで、憎いほど男前の外国人がタバコを吸いながらダララランと気ままに弾いている感じ。
 手練手管にたけたドン・ファンのようにも思えるが、実は恐ろしくシャイだったりするのかもしれない。
 「月光」の1楽章も、「熱情」の3楽章も、31番の終楽章も、とんでもないエネルギーと痛いほどの感性に満ちているのに、本人はいたってクール・・・。
 そして演奏が終わってふうっと息をついた後に、静かにこちらを振り返って寂しげに微笑む。
 ・・・誠に心憎いベートーヴェン。

 フランク・ブラレイ。1968年生まれ。
 フランス生まれなのだが、もはや誰も彼をフランス限定のピアニストとして考えてない。
 スケールがでかいのである。
 しかしそれを正面切ってアピールするような無様なことはしない。
 すべてが洒落ている。そして決まっている。
 また2003年のアルゲリッチ音楽祭で急遽アルゲリッチの申し出で代役として来日。ラクリン、マイスキーとベートーヴェンの三重協奏曲を披露した。「爽やかな好演」と評した人がいたが、突然アルゲリッチの代役として3日間だけ来日し、ラクリン、マイスキーという怪物と組んでベートーヴェンの三重協奏曲を爽やかに演奏して帰る、などという芸当ができる若手ピアニストが果たしてどれだけいるか??

 吉田秀和氏絶賛!透明感と辛味のあるブラレイのベートーヴェン

 録音:2001 年4 月

 吉田秀和氏も大絶賛した、ブラレイのベートーヴェン。
 「このあたりのブラレイのひき方は細かな心遣いが行き届いているだけでなく、いかに彼が楽譜の中に深く喰い入って、そこからベートーヴェンの「真意」を音に移すのにまじめに取り組んでいるかを示すものとして、私には快く感じられたものである。」(レコード芸術2002 年5 月号より)



 
HMA 1951996
\1500→\1390
ベルリン古楽アカデミー
 ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697 − 1763):

 (1)コレッリに基づく合奏協奏曲第10番ヘ長調(544)
 (2)チェロ・オブリガートをともなう合奏曲(VIII)ニ長調
 (3)コレッリに基づく合奏協奏曲第4番ヘ長調(540)
 (4)「オーボエのための」協奏曲ト短調(644)
 (5)コレッリに基づく合奏協奏曲第5番ト短調(541)
ベルリン古楽アカデミー
シェニア・レッフラー(Ob)
セバスティアン・ヘス(Vc)
ゲオルク・カルヴァイト
 (コンサートマスター、独奏Vn)
 陽性の魅力。バロック時代のオーボエの名手、プラッティによる作品集

 録音:2007年11 月

 プラッティは、イタリアに生まれ、ドイツのヴュルツブルクの宮廷に仕えた作曲家。自身、オーボエのとてつもない名手であったため、最初はオーボエ奏者として雇われたそうですが、ほどなくして作曲家としても才覚を発揮した人物です。オススメはトラック6 から始まる②のチェロ・オブリガートを伴う協奏曲。痛快なテンポで刻まれる弦楽器による前奏を経て、チェロが上下にめまぐるしく動く旋律を奏でてゆきます。ベルリン古楽アカデミーの面々の一糸乱れぬアンサンブルは見事。そしてオーボエ協奏曲は、多感様式を思わせるような雰囲気を漂わせる豊かな表情が印象的です。
 
HMA 1951881
\1500→\1390
エカテリーナ・セメンチュク(Ms)
 ロシア・ロマンス集

 (1)ラフマニノフ:
  昔から恋には慰めは Op.14の3 /リラの花 Op.21の5 /
  夜は悲しい Op.26の12 /わが子よ、お前は花のよう Op.8の2 /
  夢 Op.8の5 /花はしぼんだ
 (2)チャイコフスキー:
  夜 Op.73の2 /わが守護神、わが天使/ミニヨンの歌 Op.6の6 /
  眠る前の夢 Op.27の1 /地上に闇はたれこめ Op.47の3 /
  眠れ、悲しむ友よ Op.47の4 /カッコウ Op.54の8 /
  眠れ Op.57の4 /死 Op.57の5 /君だけ Op.57の6
 (3)グラズノフ:
  東方のロマンス Op.27の2 /スペインのメロディ Op.4 の4
 (4)タネーエフ:人は眠る Op.17の10 /鍾乳石 Op.26の6 /泉 Op.26 の7
 (5)グリエール:
  人間の涙 Op.6の2 /おお、もし私の悲しみが Op.28の3 /
  夜が訪れる Op.50の1 /恋焦がれ Op.46の3
 (6)グレチャニノフ:東洋の歌/夜 Op.47の7/雪つぶ Op.47の9
エカテリーナ・セメンチュク(Ms)
ラリーサ・ゲルギエワ(Pf)
 美貌のメゾ・ソプラノ、エカテリーナ・セメンチュクのデビュー盤!

 2013 年ザルツブルク音楽祭ではエボリ公女役で登場が予定されているなど、今、実力・人気ともに注目株のセメンチュクのデビュー盤。オペラもロシアものからフランスもの、宗教作品から歌曲リサイタルまで、幅広いレパートリーをもつ彼女の表現の幅広さは、既にこのデビュー盤でも発揮されていました。



 
HMA 1951780
\1500→\1390
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
 コルンゴルト:歌曲集(未出版曲多数含む)

 12の歌曲「神様とパパはこう望んだ」,
 6つのやさしい歌曲集Op.9 より(3曲),
 4つの別れの歌Op.14,3つの歌曲Op.18,
 5つの歌曲Op.38,他全36曲
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
ヘルムート・ドイチュ(P)
 クリムト的世紀末甘美の世界

 コルンゴルトの歌曲は、クリムト的な世紀末の甘美な世界のものが多いですが、未出版曲も多数あり、なかなかまとまった録音がありませんでした。このCD は、米国から自筆譜を多く取り寄せ、ドイッチュが書き起した楽譜をもとに録音したものも収められています。またコルンゴルトの最高傑作に挙げる人も多い作品14 の歌曲集は、陶酔の音楽。ドイツ・ロマン派の最後の最後の偉大な傑作です。ヘンシェルの知性と抑えの効いた表現が、曲の甘美な世界に溺れてしまうことなく、コルンゴルトの旋律を聴かせます。ドイチュの伴奏もピタリと見事。
 
HMA 1951961
\1500→\1390
トリオ・ヴァンダラー
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲

 (1)第1番 ニ短調 Op.49
 (2)第2番 ハ短調 Op.66
トリオ・ヴァンダラー
 高貴にして官能的!メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲集

 録音:2006 年9 月

 高貴な薫りに満ちた美音の弦楽器が展開する、官能的で時にむせび泣くような表現に引き込まれます。ピアノがまた素晴らしい!たとえば第2 番のスケルツォ楽章で、真珠の粒のように美しく転がる音が、弦とたわむれ、時に熱いうねりとなって盛り上がる様子は、神がかりともいえる美しさです。トリオ・ワンダラーが誘う、たまらなく官能的でディープなメンデルスゾーンです。
 
HMA 1951722
\1500→\1390
アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)
 「オペラ座のクラリネット」

 マスカーニ(カルロ・デッラ・ジャコマ編):
  「カヴァレリア・ルスティカーナ」幻想曲
 ロッシーニ(ジローラモ・サリエーリ編):
  「エドァルドとクリスティーナ」導入、主題と変奏曲
 プッチーニ(デッラ・ジャコマ編):「トスカ」幻想曲
 ベッリーニ(ルイージ・バッシ編):「夢遊病の女」
 ヴェルディ(バッシ編):「リゴレット」協奏幻想曲
アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)
アンドレア・ディンド(P)
 ベルカント・クラリネット

 2000 年3,4 月

 カルボナーレは、1967 年イタリア、デゼンツァーノ( ヴェネツィア近郊) 生まれ。アバドとのバセット・クラリネットを使用したモーツァルトの協奏曲録音でも知られ、リヨン歌劇場管弦楽団、イタリア人としては異例のフランス国立管弦楽団首席を経て、2003 年より、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席奏者を務め、現在に至ります。この録音はフランス国立管時代のもの。恐るべき超絶技巧と豊かな歌心が要求されますが、カルボナーレは誰にも真似できぬ余裕の名演を繰り広げています。
 
HMA 1951952
\1500→\1390
マリア・クリスティーナ・キール(S)
 聖週間のための哀歌〜

 [聖水曜日]
  (1)カリッシミ(1605-1674):エレミアの哀歌、ここに始まる
  (2)カリッシミ:「おとめシオンより、栄光はことごとく去り」
  (3)ロッシ(C.1601-1656):トッカータ・クヮルタ
  (4)フレスコバルディ(1583-1643):「敵はその手を下し」
  (5)パレストリーナ(C.1525-1594):「主よ、救いたまえ」
 [聖木曜日]
  (6)作曲者不明:エレミアの哀歌
  (7)作曲者不明:彼らが傷ついた者のように
  (8)カプスベルガー(C.1580-1651):トッカータ・クィント
 [聖金曜日]
  (9)作曲者不明:エレミアの哀歌
  (10)作曲者不明:トッカータ・アルペッジャータ
  (11)マルコレッリ(C.1615-C.1675):なにゆえ黄金は光を失い
  (12)作曲者不明:預言者エレミアの祈り
マリア・クリスティーナ・キール(S)
ジャン=マルク・エメ(指、Org.)
コンチェルト・ソアーヴェ
 これだけの人が日本ではまだそれほど認知されていないということがなんとも信じられない。
 初めて彼女の歌声に接した人は、その清楚で伸びやかで透明な歌声に心しびれる思いがするに違いない。
キールはアルゼンチンで生まれ、早いうちからヨーロッパでバロックの声楽曲を習うためにルネ・ヤーコプスに師事した。その後たちまち頭角をあらわし、サヴァール、ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、レオンハルト、アーノンクールたち、まさにそうそうたる巨匠たちと共演、HMのいくつかのアルバムにも参加するようになった。
 マリア・クリスティーナ・キール&コンチェルト・ソアーヴェ、音楽による至高の慰めキールの純度の高い結晶のような歌声

 キールによる最高純度の結晶のような歌声。受難を前にしたキリストを悼む哀歌が、澄み切った空気の中に響きます。器楽のみの楽曲も、リュートをつまびく音一つ一つが真珠の涙の粒のような美しさです。至高の慰めがここにあります。
 キリスト教では、枝の主日(キリストが、十字架につけられる前にロバに乗ってエルサレムに入城した日。人々は棕櫚の枝を掲げてイエスを迎えたことから「枝の主日」と呼ばれる)から、復活の主日までを聖週間といいます。この期間の夕刻からロウソクの火が消えて教会が暗闇と化す時まで朗唱された音楽が、「ルソン・ド・テネブル」の原型。声楽の場合、エレミアの哀歌の聖句が、歌詞の大部分を占めます。ルネッサンス時代にこのジャンルは誕生し、ルイ14 世下のフランスで発展を遂げました。イタリアでは、17 世紀の前半にこのジャンルは流行し、ボローニャにある音楽博物館には、当時ローマで活躍していたあらゆる音楽家たちによる哀歌の23 種類の曲集の譜が残されていますが、この盤は、マリア・クリスティーナ・キールとコンチェルト・ソアーヴェが、これらの資料から、聖週間のための哀歌を再構築したもの。歌詞にも現れるdolor(悲しみ)、lamentatio(哀れみ)といった言葉を、他に類を見ない純度の高い美しい結晶にして蘇らせ、聴く者の心に溶け入るように聴かせます。
 
HMA 1957333
\1500→\1390
オルランド・コンソート
 アントワーヌ・ビュノワ:

  モテ「喜べ、天のような女性よ」
  シャンソン「私はある女性に御辞儀をした」
  シャンソン「愛は私たちを名誉を持って扱う」
  シャンソン=モテ「喜べ、フランスの大地よ」
  賛歌「星々の優しき創造主よ」
  ミサ「おお木の十字架」
  シャンソン「もう彼にそれを当てにさせないよう」
  シャンソン「君はつま先だって歩いている」
  シャンソン「終わりのある慈悲はあるのだろうか」
  モテ「限りなきこと」
オルランド・コンソート
 〔ロバート・ハリー=ジョーンズ(CT)
  マーク・ドウベル(T)
  アンガス・スミス(T)
  ドナルド・グレイグ(Br)〕
 オケゲムの影にかくれてしまった作曲家ビュノワの真価がここに!

 録音:2003 年11 月2-5 日

 アントワーヌ・ビュノワ(1430 頃-1492)は、15 世紀後半の、いわゆるフランドル楽派の作曲家。ブルゴーニュのシャルル勇胆公と、その後継ぎのマリーに仕え、ベルギーのブリュージュで亡くなっています。大先輩であるオケゲム(1410 頃-1497) の圧倒的な名声の前にビュノワは隠れがちでしたが、しかし残された彼の作品はどれも高度なものばかり。ビュノワは多数のシャンソン(現存するのは60 曲ほど)と、いくつかの宗教曲を残しています。このCDには、それらの中から10 曲が選ばれています。御存知オルランド・コンソートが、いつもながらの練り上げたカルテットを聞かせてくれます。ビュノワの再評価を促す演奏です。
 
HMA 1951727
\1500→\1390
ネーヴェル&フエルガス・アンサンブル
 パドヴァーノ(1527-1575):24声のミサ
パウル・ヴァン・
 オルガンの大家、パドヴァーノによる24 の声のためのミサ

 ヴェネツィア楽派の作曲家にしてオルガン奏者、パドヴァーノの声楽作品。パドヴァーノはオルガン作品などで知られていますが、声楽作品も貴重。
 
HMA 1951519
\1500→\1390
ペレス&アンサンブル・オルガヌム
 モサラベ聖歌〜スペイン中世キリスト教聖歌集
マルセル・ペレス(指)
アンサンブル・オルガヌム
 ペレス&アンサンブル・オルガヌムが紡ぐ中世スペインの宗教音楽のタペストリー

 モサラベ聖歌はイベリア半島特有のもの。モサラベとは、アラブ支配下の、スペインのキリスト教徒をさす言葉。今もモサラベ典礼を行うところはありますが、その歌唱はまれだと言われています。ペレス率いるアンサンブル・オルガヌムが、モサラベ聖歌の独特の世界を濃密に織り上げています。


<映像>


IDEALEAUDIENCE(映像)

30 79078
(5DVD)
\8500→\7690
ザ・マジック・マウンテン
 ヴェルビエ音楽祭アニヴァーサリー・エディション
  アルゲリッチ、コヴァセヴィッチ、グリモー、バシュメット、クヴァストフ、ベル、カプソン、グラハム、ユジャ・ワン
  タカーチ=ナジ、サロネン、マズア、ほか!
 DVD1
  ・J.S.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
    マルタ・アルゲリッチ(P)
  ・モーツァルト:ピアノ4手のためのアンダンテと5つの変奏曲ト長調K.501
    マルタ・アルゲリッチ&スティーヴン・コヴァセヴィッチ(P)
  ・グリーグ:チェロとピアノのためのソナタ イ短調Op.36
    マルタ・アルゲリッチ&ミッシャ・マイスキー(Vc)
  ・バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1 番Sz75
    マルタ・アルゲリッチ・ルノー・カプソン(Vn)
  ・ルトスワフスキ:2台ピアノのためのパガニーニの主題による変奏曲
    マルタ・アルゲリッチ&ガブリエラ・モンテーロ(P)
  ・ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
    マルタ・アルゲリッチ ジョシュア・ベル(Vn) ヘンニング・クラッゲルード(Vn)
    ユーリ・バシュメット(Va) ミッシャ・マイスキー
 DVD2
  ・シューマン:詩人の恋 Op.48 より「あの歌を聞くと」「若者が娘を恋し」「まばゆい夏の朝に」
    トーマス・クヴァストホフ(B) エレーヌ・グリモー(P)
    収録:2007 年7 月29 日
  ・シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
  ・ドビュッシー:前奏曲集 第2集より
     第7番「月の光がふりそそぐテラス」第6 番「風変わりなラヴィーヌ将軍」
    アダム・ラルーム(P)
    収録:2010 年7 月17 日
  ・ビゼー:4 月の歌・ラヴェル:くじゃくフォーレ:ヴォカリーズ練習曲
    スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ) マルコム・マルティヌー(ピアノ) 
    収録:2009 年7 月18 日
  ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
    マルティン・ヘルムヒェン(P)
    収録:2011 年7 月23 日
 DVD3
  ・モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451
    ラルス・フォークト(P) 
    ガ−ボル・タカーチ=ナジ(指)ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
     収録:2011 年7 月19 日
  ・ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1 番ハ短調Op.35
    マルタ・アルゲリッチ(P) ダヴィド・ゲリエ(Tp) 
    ガーボル・タカーチ=ナジ(指)ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
     収録:2009 年7 月22 日
  ・サロネン:LA ヴァリエイション
    エサ=ペッカ・サロネン(指)UBS ヴェルビエ・フェスティバル・オーケストラ
     収録:2007 年7 月26 日
 DVD4
  ・メンデルスゾーン:
   ピアノ六重奏曲ニ長調 Op.110,
   ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25,
   交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
  ・ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章( ボーナス)*
    ユジャ・ワン(P)*
    クルト・マズア(指)ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
    キリル・トルソフ(Vn) ディヴィット・アーロン・カーペンター(Va) マクシム・リサノフ(Va) 
    ソル・ガベッタ(Vc) レイ・メッシュ(Kb) 
     収録:2009 年7 月29 日(Op.110)、7 月30 日(Op.25、Op.56)、8 月1 日(ボーナス) 
 DVD5
  ドキュメンタリー
   「ザ・マジック・マウンテン」(2003)
   「マウンテン・エアーズ」(1995)
     監督:ケン・ハワード
 大御所から若手まで世界中の音楽家が集結する豪華音楽祭、ヴェルビエ音楽祭20周年を記念する豪華DVDセット

 画面:NTSC 16:9(DVD5 のみ4:3)、音声:PCM ステレオ、DD5.0、DTS5.0、リージョン:0、言語:英、独、仏、383mm

 スイスのスキーリゾート地で1993 年から毎年夏に行われているヴェルビエ音楽祭は、2013 年で20 周年を迎えます。アルプスの山々に囲まれた穏やかな雰囲気や、若手の育成に力を入れるプログラム、そして世界有数のトップアーティストが集結する豪華な演奏会など見どこと満載の音楽祭です。このDVD は、開催20 周年を記念した豪華5 枚組BOX セットです。1995 年〜 2012 年までのアルゲリッチ、マイスキー、サロネン、マズア、ユジャ・ワン、グリモーなどの豪華アーティストたちによる、選りすぐりのコンサート映像がたっぷり収録されています。また特典映像としてケン・ハワードによるドキュメンタリー「ザ・マジック・マウンテン」(2003)とドキュメンタリー「マウンテン・エアーズ」(1995)が収められています。













7/16(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HEILO

HCD 7282
¥2500
オストフォルク (Ostfolk)
 オンソイの結婚行進曲/ 地下の行進曲/
 さあ待とう, ファンテレッダ/ 美しいアンナ/
 昔のマズルカ/ カブトムシ/ 五月が近づくと/
 スプリングダンス/ カーリの子守歌/
 ほら、教会の鐘が誘っている/ ハリング/
 ゆりかごの歌/ オースルンのワルツ/
 ネーセの山/ 小さなペッテル
オストフォルク
ヴェーガル・ヴォールダール(フィドル)
リン・アンドレア・フグルセト(ヴォーカル)
オースムン・ライスタ(マンドラ、ギター)
 録音:2012年2月13日-16日 オストレ・フレドリクスタ教会、2013 年2月15日 ファーゲルボルグ教会/43‘45

 フォークミュージックのバンド、ラスクでフィドルを担当し、ミュージシャン、ダンサー、音楽教師として活躍するヴェーガル・ヴォールダーl。中世の音楽、フォークミュージック、現代の音楽と幅広いレパートリーで知られる女声アンサンブル、トリオ・メディイーヴァルのリン・アンドレア・フグルセト。ギター、ベース、マンドラ、バンジョー、マンドリンを演奏、ロック、ポップ、ジャズの要素を取り入れたスタイルのフォークミュージック・バンド、シャトー・ヌフ・スペレマンスラーグにも参加したオースムン・ライスタ。ノルウェーのフォークミュージック・シーンで活躍する三人が集まったバンド、オストフォルクは、オスロの南に位置するオストフォル県の子供と青少年に自分たちの伝統の音楽を教えるためのスクールコンサート・プロジェクトとしてスタートしました。
 記録に残された音楽は少ないものの、『オストフォルの民謡』『14 の古いオストフォルの踊り』『オストフォルの民謡の旋律』『オストフォルの民俗舞曲』に収められた歌と舞曲と使うことで、おもしろいプログラムが組めたと言います。このアルバムは、好評を博した彼らのコンサートをオストフォルを超えた聴き手に届けるために制作されました。




SIMAX



PSC 1322
¥2500→\2290
ヘンニング・クラッゲルード/『ムンク組曲』
 ファビアン・ミュラー (1964-): ムンクの夢(トラウマ)-『女』
 アーロン・ジェイ・カーニス (1960-): 生命の踊り-『 生命の踊り』
 ピーター・シーボーン (1960-): 出会い-『 出会い』
 マルクス・パウス (1979-): 橋の上の女性たち-『橋の上の女性たち』
 ストーレ・クライベルグ (1958-): 灰 -『 灰 』
 オンジェイ・クカル (1964-): 夕べのひととき-『 夕べ』
 ナジ・ハキム (1955-):『海辺の若者たち』による幻想曲-『海辺の若者たち』
 アリッサ・フィルソヴァ (1986-): 海の月明かり-『海辺の月明かり )』
 ロルフ・マッティンソン (1956-): 景色-『海辺』
 ゲイブリエル・カヘイン (1981-): エチュード:コバルト治療-『水浴する女と子供たち』
 アナスタシア・ツァノウ (1971-): 海の眺望-『浜辺にいる二人の女』
 ダニエル・ネルソン (1965-): 海辺の男と女-『海辺の男と女』
 マリア・コーヴァル: ふたり。孤独な者-『人間ふたり。孤独な人たち』
 オラヴ・アントン・トンメセン (1946-): 月明かりの海辺の接吻-『浜辺の接吻/ 月明かりの接吻』
 ローラン・プティジラール (1950-): 海辺の木々-『海辺の木々』
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
 ムンク生誕150周年を記念して地元ノルウェーのレーベルが発売するアルバム、ムンクの絵画からインスピレーションをうけて作曲された作品集

 録音:2012年12 月21 日-23 日 レインボー・スタジオ(オスロ)/60’50
 制作: ショーン・ルイス  録音: ヤン・エーリク・コングスハウグ

 2013 年はエドヴァルド・ムンク(1863-1944) の生誕150 周年にあたります。その記念の年、ヴァイオリニストのヘンニング・クラッゲルードがユニークなアルバムをリリースします。『ムンク組曲』。10 カ国、15 人の作曲家がムンクの絵画15 点からインスピレーションを得て作曲したヴァイオリン・ソロのための小品を「組曲」としてまとめた作品です。
 この企画は、ヴェストフォル県に1991 年に創設されたヴェストフォル音楽祭のディレクター、スヴェン・エーリクセンの発案によるものです。オスロ・フィヨルドに面したヴェストフォルはムンクと縁が深く、オースゴールストランの町は、ムンクがたびたび訪れ、その景観が彼にインスピレーションを与え、また、作品の背景となったところです。エーリクセンは、トンスベルグにあるハウガル・ヴェストフォル美術館で2010 年に『愛の岸辺』と題したムンク展が開催されることを知り、ムンクの作品を音楽と結びつけることを考えました。ムンクの絵画に基づく音楽のコンサートを美術館で行う。美術館のスペースは限られており、ヴァイオリンのソロによるコンサートがよさそうだ。エーリクソンからアイデアを聞かされたクラッゲルードが興味を示し、プロジェクトがスタートしました。スイスのファビアン・ミュラー、アメリカのアーロン・ジェイ・カーニス、イギリスのピーター・シーボーン、ノルウェーのマルクス・パウス、フランスのローラン・プティジラール……。ムンクの絵画に自由に想像をめぐらせ、ムンクを生んだノルウェーの優れた音楽家のための作品を作る。
 委嘱を打診された15 人の作曲家からは「熱い」返事が寄せられたといいます。2010 年6 月5 日、ムンクの絵が展示された美術館の一室に60 席が設けられ、クラッゲルードが1744 年製ガルネリ・デル・ジェスを弾いて『ムンク組曲』を初演しました。その後も『ムンク組曲』は、オスロの国立美術館でのコンサートをはじめ、さまざまな機会に演奏されてきました。ホールのコンサートは、プロジェクターで映し出されたムンクの絵を背にクラッゲルードが演奏するスタイルで行われます。この Simax のアルバムは、210×152×42 ミリの大きさの黒マット仕上げの紙パッケージに、ムンクの絵を表に、作曲者と作品の紹介を裏に印刷したポストカードが15 枚、CD と一緒に収められ、『ムンク組曲』コンサートを自宅で疑似体験できるよう工夫されています。 アルバムの録音セッションは、2012 年の12 月、オスロのレインボー・スタジオで行われました。ショーン・ルイスがプロデュースと編集にあたり、クラッゲルードが信頼を寄せるヤン・エーリク・コングスハウグがバランス・エンジニアリングを担当しました。アルバム『ムンク組曲』は、ネット配信はなく、CD アルバムとして限定リリースされます。
 ノルウェーを代表する芸術家のひとり、クラッゲルードのディスコグラフィを栄誉とともに美しく飾るアルバムの誕生です。



何度でも紹介します。
クラッゲルードの北欧ヴァイオリン協奏曲集。すごいです。
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲/シンディング:ヴァイオリン協奏曲第1番(クラッゲルード/ボーンマス響/エンゲセト)
NAXOS
8.557266
¥1100
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
       2つのセレナードから第2番
シンディング:ヴァイオリン協奏曲

        ロマンス
ヘンニング・クラッゲルード(vn)
ビャーテ・エングスト指揮
ボーンマス響
 ヘンニング・クラッゲルードというヴァイオリニストのシベリウスのヴァイオリン協奏曲。
 すごい。
 ほんとにすごい。
 技巧は完璧。しかしそんなことはどうでもいい。このヴァイオリニストの放つ強烈、且つ甘美なエネルギーに魅せられたのである。
 ヴィオラ・ソリストとしても活躍しているからなのか、ヴァイオリンとは思えないような野太い音。一音一音に込めるずっしりとした思いのようなものが伝わってくる。それは早いパッセージでも同じで、決して安直に弾き流さない。ジェラール・プーレも同じように一音一音を大事に弾くが、プーレが軽快なのに対してクラッゲルードは重い。グルベルトも同じように一音一音を大事に弾くが、グルベルトが殺気立っているのに対してクラッゲルードはもっと颯爽としている。
 そのずば抜けた存在感は単なるマッチョな太さや、根暗な鈍重さからくるものではない。なんだかスケールのでかさを感じさせる安心感。男が惚れる男気のようなものか?とにかくかっこいいのである。
 こんなにも重厚で颯爽としていて、そしてセクシーなシベリウスは初めてである。この曲は男には弾けない、となんとなく思っていたが(クレーメルやトゥルバンの演奏があってもなお)、今回完全に撤回する。 
 あのベストセラー・アルバム「ノルウェー・ヴァイオリン名曲集」から6年。クラッゲルードは音楽を愛する気持ちはそのままに、ひとまわりもふたまわりも大きくなって、男らしくなって我々の元に返ってきたのである。





ABC CLASSICS

 

ABC 454 511-2
\2400
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
 サムシング・ワンダフル

 カタラーニ:さようなら、ふるさとの家/
 ヘンデル:わたしを泣かせて下さい、シオンの娘よ,大いに喜べ/
 モーツァルト:見て,恋人よ/
 バルフ:大理石のホールに住んでいた夢を見た/
 レハール:私の唇は熱いキスをする、ヴィリアの歌/
 J.S.バッハ:汝が我がそばに居てくれるのなら/
 シューベルト:エレンの歌第3番 D.839/
 グリーグ:君を愛す Op.5-3/R.シュトラウス:あすの朝 Op.27-4/
 カントルーブ:子守歌/ブラームス:子守歌 Op.49-4/
 オルフ:天秤棒に心をかけて/
 ロドリーゴ:ポプラの林に行ってきた/ノヴェロ:心のワルツ/
 カワード:アイル・フロウ・マイ・シークレット・ハート/
 マーレイ:あなたのそばで歩くでしょう/
 モンク:我がもとにとどまれ/
 伝承曲:ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデン、グリーン・スリーヴス/
 コープランド:昔々/ロジャース:サムシング・ワンダフル
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
メルボルン交響楽団
ウラディミール・カミルスキ(指揮)
 オーストラリア勲章を授与された大ソプラノ、イヴォンヌ・ケニー(1950−)が歌う歌曲集。大ヒットしたシンプル・ギフト(ABC 442 509-2)で共演したメルボルン響とカミルスキと共に再びステージにあがり、46才の頃の繊細な歌声を聴かせてくれる。

 1996年5月3日−9日の録音。
 


ABC 442 374-2
(2CD)
\3600→\3190
スワグマン・プロムナード 〜
 オーストラリアン・ライト・クラシックス

 ブランビー:勝利の歌、祝典序曲のテーマ
 エヴァンス:牧歌(グッドマン)
 ドレフュス:ラッシュのテーマ
 カーマイケル:
  トランペット協奏曲、カントリー・フェア(ハースト編)、
  コンチェルト・フォルクローリコ
 ハイド:序曲《幸せの時》
 ベンジャミン:序曲《イタリアン・コメディ》、大舞踏会
 グランヴィル=ヒックス:3つのジムノペティ
 ハムナー:ブルー・ヒルズ・ラプソディー
 ハースト:スワグマン・プロムナード
シドニー交響楽団
パトリック・トーマス(指揮)
西オーストラリア交響楽団
リチャード・マイルズ(指揮)
イザドー・グッドマン(ピアノ)
メルボルン交響楽団&合唱団
ジョージ・ドレフュス(指揮)
バリー・デイヴィス(コールアングレ)
ケヴィン・ジョンストン(トランペット)、他
 オーストラリアのライト・クラシックを集めた作品集。ドレフュスの「ラッシュのテーマ」、ハムナーの「ブルー・ヒルズ・ラプソディ」、ハーストの「スワグマン・プロムナード」など、オーストラリアの定番ライト・ミュージックが盛り沢山!南半球のライト・ミュージック・プログラム。かなりのカッコよさです!
 


ABC 476 272-2
\2400→\2190
オーストラリアン・ライト・ミュージック 〜ハイド・パーク・シャッフル
 ベンジャミン:
  ジャマイカン・ルンバ、サン・ドミンゴより、
  《カリビアン・ダンス》より ニュー・ジャマイカン・ルンバ/
 クリップス:
  セレナータ・ピッコラ、ロマンス、ブルー・マウンテン、レジェンド/
 ケニー:オーシャン・ロード/
 パーカー:ロングフォードの下り坂/ホワイト:アルゼンチン/
 ジャップ:ボブスレー/
 ヒル:マオリ族のポイ/グリムズリー:レベッカの夢/
 ティコ:《シドニー組曲》より ライフセイバーのマーチ/
 ドレフュス:小楽団のためのセレナーデ/
 ラヴロック:ハイド・パーク・シャッフル
アデレード交響楽団
ガイ・ノーブル(指揮)
 オーストラリアのライト・ミュージック・アルバム。人気の高いベンジャミンの「ジャマイカン・ルンバ」、ヒルの「マオリ族のポイ」からケニーの「オーシャン・ロード」のような珍しい作品など、幅広いライト・ミュージックを網羅するプログラム。オーストラリアの魅力を存分に伝えてくれること間違い無し。

 1998年8月25日−28日、2001年5月17日ー18日の録音。
 

ABC 476 6435
(2CD)
\3600
サン=サーンス:ピアノ三重奏曲全集
 サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.92/
 七重奏曲変ホ長調 Op.65(ピアノ三重奏版)/
 ミューズと詩人たち Op.132/《動物の謝肉祭》より 白鳥*/
 ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調 Op.18/
 チェロ・ソナタ第1番ハ短調 Op.32/
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.75
オーストラリアン・トリオ
パウル・リカード・フォード(ピアノ)*
 1863年〜1910年にかけて作曲されたトランスクリプションを含む、カミーユ・サン=サーンス(1835−1921)のピアノ三重奏曲集。演奏は、シドニー交響楽団のコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト、ロナルド・ハゼルウッドが率いるオーストラリアン・トリオ。確かなテクニックで安定感のあるアンサンブルを披露してくれる。

 1999年9月&2006年8月の録音。
 
ABC 462 0162
\2400
マイルズ:弦楽のための協奏曲集
 マイルズ:
  チェロ協奏曲
  ヴァイオリン協奏曲
  ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲
リチャード・マイルズ(指揮)
タスマニア交響楽団
スー=エレン・パウルセン(チェロ)
バーバラ・ジェーン・ギルビー(ヴァイオリン)
ジャネット・ラザフォード(ヴィオラ)
 オーストラリアのコンポーザー=コンダクター、リチャード・マイルズ(b.1949)の自作自演集。ソリストは、いずれもタスマニア響で首席奏者を経験してきた名手ぞろい。1996年12月9日−17日の録音。




CHAMPS HILL RECORDS



CHRCD 055
\2400→\2190
ラトビアの美貌のアコーディオン奏者クセーニャ・シドロワ!
 おとぎ話

  モシュコフスキ(リプス編):スペイン奇想曲/
  トロヤン:アコーディオン協奏曲《おとぎ話》/
  ヴァシリエフ:操り人形は誰?/グリーグ:ホルベルク組曲/
  メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):《真夏の夜の夢》より スケルツォ/
  ロンドノフ:スケルツォ=トッカータ/ピアソラ(レネハン):忘却
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン)
クラーク・ランデル(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 
 1988年、ラトビア出身の美貌のアコーディオン・プレーヤー、クセーニャ・シドロワ。
 リガからロンドンへと渡り、英国王立アカデミーでオーウェン・マレー教授に師事し、2009年にはウィグモア・ホールにデビュー。
 ラトビアやロシア、イタリア、リトアニアの国際コンクールでも受賞を重ね続けるアコーディオン界に現れたニュースターである。
 チェコの作曲家ヴァーツラフ・トロヤン(1907−1983)のコンチェルトなどのオリジナルや、モシュコフスキ、メンデルスゾーンのアレンジを組み合わせたセンスの高さを感じさせてくれるプログラムも魅力的。
 使用楽器は、イタリアの銘器ピジーニ(Pigini)。

 2012年5月&9月の録音。







DANACORD

DACOCD 733
\2500
ニナ・カフタラージェ(ピアノ)
 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
  4つの即興曲 Op.90,D.899より 第1曲&第4曲
ニナ・カフタラージェ(ピアノ)
 モスクワ音楽院でレフ・オボーリンに師事したロシアの女流ピアニスト、ニナ・カフタラージェ。
 これまでにシューマン、ワーグナー、ブラームスなど、多くのドイツ・レパートリーを手がけており、シューベルト晩年の傑作、ピアノ・ソナタ&4つの即興曲を丁寧なタッチで紡ぎだす。

 2012年10月18日−20日の録音。




DISCOVERY


DMV 105
\2400
ガニング:
 交響曲第5番/弦楽四重奏曲第1番

クリストファー・ガニング(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ジュノ弦楽四重奏団

 「名探偵ポワロ」の音楽など、映画やテレビの音楽の作曲者として有名なイギリスの作曲家、クリストファー・ガニング(1944−)。
 "クラシックの作曲家"としての手腕を発揮した前作"協奏曲"から、プログラムは"交響曲"へ。「交響曲第5番」はラッブラやR.R.ベネットから作曲を学んだガニングの、約50分というスケールで書かれた壮大なシンフォニー。

 2011年5月&2008年1月の録音。




LAWO CLASSICS


LWC 1038
(SACD HYBRID)
\2900
C.P.E.バッハ:交響曲&協奏曲集
 交響曲ホ短調 WQ.178
 オーボエ協奏曲変ホ長調 WQ.165
 チェンバロ協奏曲ニ短調 WQ.17
 交響曲ニ長調 WQ.183/1
バロッカネルネ
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)
クリスティアン・ショス(チェンバロ)
 ベルナルディーニ&バロッカネルネ!ノルウェ−のピリオド・オーケストラのC.P.E.バッハ!

 1989年に設立された古楽器アンサンブル、バロッカネルネのラウォー(LAWO)デビュー・アルバムはカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714−1788)の「交響曲と協奏曲」。アンサンブル・ゼフィロの創設者で古楽界有数のバロック・オーボエ奏者、アルフレード・ベルナルディーニとノルウェー人として初めてヨーロピアン・ユニオン・バロック・オーケストラに参加したチェンバロ奏者、クリスティアン・ショスの活躍が素晴らしい。ノルウェーで長い伝統を誇るバロック・オーケストラが、宮廷音楽家として活躍し、ハンブルクでこの世を去るまでのC.P.E.バッハの曲を見事に表現している。

 2012年4月19日−22日の録音。
 
LWC 1044
(SACD HYBRID)
\2500
弦楽オーケストラのための作品集
 グリーグ:ホルベルク組曲 Op.40
 クヴァンダール:弦楽のためのソナタ Op.79
 グリューネル=ヘッゲ:弦楽のための「悲しい旋律」
 ニーステッド:コンチェルト・アルクタンドリエ Op.128
アンサンブル・アレグリア
 2007年に設立されたノルウェーの弦楽オーケストラ、アンサンブル・アレグリアの5周年を記念したアニヴァーサリー・アルバム。2012年にノルウェーのスタトイル・タレント・アワードを受賞し、勢いにのるアレグリア。19、20世紀を代表するノルウェー・プログラムはアニヴァーサリーに相応しい完成度。

 2012年8月6日−9日の録音。
 

LWC 1041
\2500
エリ・クリスティン・ハンスヴェーン(ソプラノ)
 常に自由に 〜 オペラ・アリア集

 ヴェルディ:
  歌劇《椿姫》より 不思議だわ!、ああ,多分あの人なのね、花から花へ
 プッチーニ:
  間奏曲、私のお父さん、歌劇《つばめ》より ドレッタの素晴らしい夢
 マスネ:歌劇《マノン》より まだ頭がぼーっとして
 ドニゼッティ:
  歌劇《連隊の娘》より では,決まってしまったのね…富も栄華の家柄も、
  身分も富も、フランス万歳!、
  歌劇《ランメルモールのルチア》より あたりは沈黙に閉ざされ、
  あの方が燃える情熱に心を奪われた時
 ラヴェル:お下がり!いい子は温めてあげるけど
 モーツァルト:
  歌劇《ツァイーデ》より 安らかにおやすみ下さい,私の大切な人よ、
  歌劇《魔笛》より 夜の女王のアリア
 R・シュトラウス:私は身のうちに感じてる
 シャルパンティエ:歌劇《ルイーズ》より その日から
エリ・クリスティン・ハンスヴェーン
 (ソプラノ)
ジョン・フィオーレ(指揮)
ノルウェー国立歌劇場管弦楽団
 「新しいオペラ界の歌姫の登場」と絶賛され、ノルウェーで鮮烈なデビューを飾ったソプラノ、エリ・クリスティン・ハンスヴェーンのオペラ・アリア集。自身のソロ初CDとなる今回のアルバムは音楽の中からその意気込みが伝わってくるような熱く、力強い歌声が魅力的。ノルウェー・オペラ界の歌姫のアリア集。オペラ・ファン要注目です。
 

LWC 1042
\2500
音楽、美しい調べと芸術へのあこがれ
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  リュートを弾くオルフェウス、美しい人よ目覚めよ、
  テイク・オー・テイク、屋根より高い大空は、澄んだ真夜中(夜の讃美歌)
 ローズ:
  ただ生きよと命じてください、まだ帰らないでおくれ、
  スライド・ソフト・ユー・シルヴァー・フラッズ、
  汝はまだ汝の芸術よりも公平だ、並外れた美しさ
 トリエット:神授の、ああ,今の芸術は夢、ダイビング、子守歌
 ラニエー:
  No more shall meads be deck'd with flow'rs/Love's constancy、
  これ以上泣かない
 テイラー:わたしが死ぬか生きるかは教えない
エリサベト・ホルメルツ(ソプラノ)
フレドリク・ボック(バロック・ギター&テオルボ)
ポウル・ヘクスブロ(ロー・ホイッスル)
 2002年にオペラ・デビューを果たし、レパートリーの幅を広げ、バロックから現代音楽など様々なステージで活躍するノルウェーのソプラノ、ホルメルツ。様々なギター属、リュート属を操り、ルネッサンス、バロック音楽を得意とするボック。「小さい楽器の偉人」と呼ばれる、ロー・ホイッスルのパイオニア、ホクスブロの3人が、美しいアンサンブルを展開する。

 2012年3月6日−8日の録音。
 
LWC 1043
\2500
リーヴェッツ:ピアノ作品集
 3つの民謡 Op.3/ノルウェーの民謡/
 Vals til Annemor/Jappusdanser Op.1/
 Vuggesang til Jappus/Spill og Dans Op.2
ルネ・アルヴァ(ピアノ)
 ノルウェーのベルゲン出身のピアニスト、ルネ・アルヴァのリーヴェッツの作品集。弁護士、判事、作曲家の様々な才能を持ち、ノルウェーにとっても重要な作曲家でもあるヨハンネス・ミデルファート・リーヴェッツ(1902−1988)。コンサートでもプログラムに取り入れるなどリーヴェッツの音楽の普及に貢献しているアルヴァ。軽快でどこか懐かしいリーヴェッツの音楽を柔らかな音で描く。

 2012年4月10日−12日の録音。
 

LWC 1037
(SACD HYBRID)
\2500
ノルウェー3世代の作曲家による三重奏曲集
 ヴォスレフ:三重奏曲
 ヴァーレン:三重奏曲 Op.5
 エッゲ:三重奏曲 Op.14
ヴァーレン三重奏団
 ノルウェーの偉大な作曲家、ファルティン・ヴァーレン(1887−1952)から名を冠した三重奏団、ヴァーレン三重奏団の、ノルウェーの3世代の作曲家を集めた三重奏曲集。ヴァーレン三重奏団のために書かれ、2011年に初演されたヴォスレフ。無調の中に後期ロマン派の匂いを残すヴァーレン。ソ連とフィンランドの間での戦争を題材にしたエッゲ。様々なスタイルの作品のコントラストをノルウェーのトリオの演奏で聴き比べる。

 2011年6月20日−23日の録音。




MUSIQUES SUISSES


MGB-NV 23
\2500
フォルトゥナート・フレーリッヒ&
 クリスティアン・ツェーンダー 〜
  稲妻

   フレーリッヒ:アルプス組曲*/
   コル・ヴィリル1+/
   10デア6**/コル・ヴィリル2+/
   ルルルハ**/チュマー*
クリスティアン・ツェーンダー(ヴォーカル)
ミヒャエル・プフェウティ(ベース)
トーマス・ヴァイス(打楽器)
フォルトゥナート・フレーリッヒ(指揮)
カザル弦楽四重奏団*
アマール弦楽四重奏団**
コル・ヴィリル+
 "声"の超絶技巧!"グローバル・ヨーデリング"大活躍!

 ジャズ・ギターとクラシックの声楽(バリトン)を学んだ後、「倍音唱法(喉歌、ホーミー)」に開眼。
 チロルのヨーデルを発展させた「グローバル・ヨーデリング」という新ジャンルを確立したスイスのミュージシャン、クリスティアン・ツェーンダーが、2002年のスイス万博でも活躍した作曲家フォルトゥナート・フレーリッヒの作品集で大活躍!
 「声」の超絶技巧とクラシックの「モダン」。スイスを代表するアンサンブル、カザル弦楽四重奏団やアマール弦楽四重奏団との共演での、「倍音唱法」と「クラシック」の摩訶不思議なクロスオーヴァーの世界は、聴けば聴くほど惹き込まれること請け合いです!
 

MGB CTS-M 139
\2500
バーダー=ノブス:
 エスカペイド/弦楽四重奏曲第1番/
 スパイアーズ/弦楽三重奏曲/
 気まぐれな楽章/弦楽四重奏曲第2番
ストライフ弦楽四重奏団
エギディウス・ストライフ(ヴァイオリン)
コーリャ・レッシング(ヴァイオリン)
ケイティ・ゴール(チェロ)
 スイス、ジュラ州のドレモン出身の女流作曲家ハイヂ・バーダー=ノブス(1940−)の弦楽のための作品集。
 パウル・ザッハーのバーゼル室内管弦楽団のコンサートマスター、ロドルフォ・フェリカーニからヴァイオリンを学んだ経験が作品に反映されている。

 1996年−2012年の録音。
 

MGB CTS-M 137
(2CD)
\5000
グラモン・セレクション5
 グラウス:亡命者のパッサカリア/
 ヴァイスベルク:G.H.のためのハウスムジーク/
 プロフォス:リアル・ファイヴ/
 サタピ:Im Keim der Liebe erschlagen/
 ヘンキング:Keine Zeit ist zeiting mit der Sehnsucht Zeit/
 ホリガー:2つの小品/ペーター・シュナイダー:ディーゼルベン/
 ロト:ラウバー=フラグメント/タラ:ホルデ/
 ヴュートリッヒ:ペリフェリーとミッテ/
 ファッシャー:L'instant c'est deja la solitude.
 ケラー:シュヴェステルン
バーゼル・シンフォニエッタ
アンサンブル・プロトン・ベルン
バーゼル・マドリガリステン
アンサンブル・フェニックス
アントン・ケルニャク(ピアノ)、他
 2011年に世界初演が行われた、12人のスイスの作曲家たちの作品集。ハインツ・ホリガーなど、現代のスイスのリーディング・コンポーザーたちの新作が並ぶ。




QUARTZ


QTZ 2096
\2400
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品全集Vol.3
 赤ちゃんの一族 第1組曲《お人形たち》/
 子供の組曲第1番/子供の組曲第2番/
 フランセットとピア/子供の謝肉祭/
 オリオンの3つ星
マルセロ・ブラトケ(ピアノ)
 クラシックからジャズまで幅広いジャンルで活躍するブラジルのピアニスト、マルセロ・ブラトキが取り組む、エイトール・ヴィラ=ロボス(1887−1959)のピアノ作品全集。
 第3巻は、初心者向けの作品や子供を題材にしたプログラムで構成されており、長年音楽教育に携わったヴィラ=ロボスの功績も窺い知れるプログラム。

 2012年4月の録音。




SILVERDOOR


SIDO 012 CD
\2400
ドイル 〜 リマスター版初期作品集:
 ビター・スウィート・スイート/セオル・シー/
 オルッツォ・ノー/オブスティナート/
 フルートと弦楽のための2つのムーヴメント/
 エムティゴンのテーマ/エクストラ・ビット/
 ベイビー・グランド/タリア/ソーラー・アイズ
ロジャー・ドイル
 (スペシャル・ピアノ、
  電子&コンクリート音、
  ドラムキット、ギター)、他
 演劇、映画、ダンスなど幅広い舞台で活躍するアイルランドの電子音楽作曲家、ロジャー・ドイル(1949−)。
 フランスのブールジュ国際電子音楽コンクールで、1997年にプログラム賞を、2007年に教導職賞受賞という経歴を持つドイル。ピアノ、電子音、ドラムキットなど、あらゆる音を駆使して繰り広げるドイルの初期作品集は、『オルッツォ・ノー(1975年)』と『タリア(1978年)』のLPからのリマスター・アルバム。

 2002年の録音。
 
SIDO 014 CD
\2400
ザ・サウザンド・イヤー・オルド・ボーイ
 ドイル:
  テムワニ/ナデ/ギアッサ/ザ・サウザンド・イヤー・オルド・ボーイ/
  ガンドハルヴァ/アプサラ/
  ザ・サン・イズ・シャイニング・オン・テラス・オブ・ファイア/
  インパフェクト・メモリー/オレシア/ルムグツリー/
  ナイフ・リーブス・メイク・ヴィンテージ・ファブリック・オン・ザ・スカイ/
  テムワニ・スリープス
ロジャー・ドイル(電子音楽)、他
 アイルランドの現代作曲家、ロジャー・ドイルのエレクトリックサウンドと、アコースティック楽器、歌声とのコラボレーション・アルバム。




SLEEVELESS RECORDS

SLV 1002
\2400→\2190
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)
 ショパンの思い出

 ショパン:
  幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66-4/夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2/
  練習曲第5番変ト長調 Op.10-5《黒鍵》/
  夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2/
  練習曲第13番変イ長調 Op.25-1《エオリアン・ハープ》/
  前奏曲第4番ホ短調 Op.28-4/練習曲第8番ヘ長調 Op.10-8/
  前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》/
  ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1《小犬》/
  ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2/
  夜想曲第20番嬰ハ短調 Op.posthum/
  練習曲第12番ハ短調 Op.10-12《革命》/
  パガニーニの思い出イ長調/バラード第1番ト短調 Op.23
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)
 英国を中心に活躍する若手ピアニスト、ウォーレン・メイリー=スミス。数々の受賞歴を持ち、ウィグモア・ホール、カーネギー・ホールでデビューを飾った彼の演奏は批評家たちの間で"ファンタスティック"、"センセーショナル"と称賛を浴び、2011年にはRPOとの共演も果たしている。
 ウォーレン・スミスのショパンは、オーソドックスな解釈だが決して退屈さを感じさせない、悠然たる好演。内に秘めた情感がクリアな美音となって静かに零れ落ちる、心地よい演奏である。

 2008年8月&2009年6月の録音。
 

SLV 1007
\2400
バックス:チェロとピアノのための作品集
 チェロとピアノのためのソナチナ ニ長調
 無伴奏チェロのためのラプソディック・バラード
 チェロとピアノのための《民話》
 チェロとピアノのための《伝説ソナタ》嬰へ短調
ライオネル・ハンディ(チェロ)
ナイジェル・クレイトン(ピアノ)
 英国の作曲家、アーノルド・バックス(1883−1953)のチェロとピアノのための作品集。
 ミュリエル・テイラー・コンクールで第1位入賞の経歴を持つイギリスのチェリスト、ライオネル・ハンディ。ASMFで10年間首席チェロ奏者を務め、LOS、ハレ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団など、英国有数のオーケストラと共演も果たしており、その華々しい経歴に裏付けされた伸びやかな音色が持ち味。20世紀イギリス音楽を得意としており、バックスはまさに最適なプログラム。

 2012年7月16日−17日の録音。




SOMM

SOMMCD 224
\2400
〔旧譜〕
イギリス歌曲の1世紀 Vol.3
 ガーニー:
  雪、私は乙女でなければならない、私は父と耕しに行く、
  いつか死が来るとき、オン・ザ・ダウン*、ゆりかごの歌、
  耕す者の歌、種まき*
 ウォーロック:
  ロイスター・ドイスター*、考える、秋の夕暮*、
  テイク,オー・テイク・チューズ・リップス・アウェイ、
  ストラットン船長の空想*、リリーゲイ
 クィルター:
  夢の谷、泉のアマリリス、沈黙の土地*、おお、
  五月の月*、古いキャロル、アラドの愛の歌、秋の夕暮*、
  今真紅の花びらは眠る、愛の哲学
サラ・レオナード(ソプラノ)
ジョナサン・ヴェイラ(バリトン)*
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
 19世紀から20世紀のイギリスの作曲家による歌曲集の第3弾。サラ・レオナードはBBCシンガーズとエンディミオン・アンサンブルで活躍したイギリスのソプラノ。ガーニー、ワーロック、クィルターという英国歌曲の重要な作曲家が並ぶ。

 1999年11月15−16日の録音。
 
SOMMCD 220
\2400
〔旧譜〕
エドワード・エルガーの歌曲集
 メアリー女王の歌、ロンデル、秋の歌、
 夜明けの風、詩人の人生、パンの笛、夜明けに、
 川、アラビアのセレナード、他
キャスリン・ウィン=ロジャース(メゾ・ソプラノ)
ニール・マッキー(テノール)
クリストファー・マルトマン(バリトン)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
 キャスリン・ウィン=ロジャース、ニール・マッキー、クリストファー・マルトマンという今を輝くイギリスの名歌手たちが歌う素晴しきエルガー。名伴奏者マルコム・マルティヌーのピアノも相変わらず美しい。

 1999年4月24−25日の録音。
 

SOMMCD 223
\2400
〔旧譜〕
フランツ・シューベルト 〜 ニュー・パースペクティヴ Vol.1 〜
 テレーゼ・グローブ・ソングブック
  テレーゼ・グローブ・ソングブック/
  糸を紡ぐグレートヒェン D.118/
  小川のほとりの若者 D.192/春に寄せて D.283/
  ただあこがれを知る者だけが D.310/君よ知るや南の国 D.321
ドロシー・ジャンセン(ソプラノ)
フランシス・グリアー(ピアノ)
 ソム(Somm)のシューベルト歌曲集第1巻。シューベルトの初恋の相手、テレーゼ・グローブのためのソングブックを歌うのは、ドロシー・ジャンセン。ケルン・オペラ・アカデミーからケルン歌劇場、バイエルン国立歌劇場へとステップアップを遂げた名ソプラノである。

 2000年9月23−24日の録音。
 

SOMMCD 221
\2400
〔旧譜〕
トゥチャプスキー:協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲*
 ヴィオラ協奏曲+
ヴィテスラフ・クズニーク(ヴァイオリン)*
パヴェル・ペリナ(ヴィオラ)+
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団*
ペトル・ヴロンスキー(指揮)*
プラハ交響楽団+
エリ・ヤッフェ(指揮)+
 イギリス在住のチェコの作曲家アントニーン・トゥチャプスキー(b.1928)の協奏曲集。2つの協奏曲は、チェコの民族色を感じさせる佳作。東欧音楽ファンにオススメ。

 1999年3月28日*、2000年1月28日+の録音。
 
SOMMCD 222
\2400
〔旧譜〕
テノールと弦楽四重奏のための音楽
 ロジャース:黄金の川の王様(世界初録音)
 バックス:
  おお、私の愛する人よ(世界初録音)、
  わが両目は美しい人に思い焦がれる(世界初録音)
 ラッブラ:
  アモレッティ第2集 Op.43
   (エドマンド・スペンサーによる5つのソネット)
  2つの中世の歌(世界初録音)
 ヴォーン・ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで*
リチャード・エドガー=ウィルソン(テノール)
コウル弦楽四重奏団
ジェームス・リスニー(p)*
 ヴォーン・ウィリアムズ、ラッブラ、バックスなどイギリスの作曲家たちによるテノールと弦楽四重奏のための作品集。ヴィクトリア朝の評論家、作家のジョン・ラスキンの童話を題材としたサラ・ロジャース(1953−)の歌曲は世界初録音。

 1999年10月21−23日の録音。
 
SOMMCD 219
\2400→\2190
〔旧譜〕
ルトスワフスキ・アット・ザ・ギルドホール Vol.1
 ルトスワフスキ:
  GSMDのための前奏曲(ライヴ録音:1989年5月11)*
  チェロ協奏曲(ライヴ録音:1989年5月11)*
  交響曲第2番(ライヴ録音:1997年1月16日)**
  ノヴェレッテ(ライヴ録音:1997年1月16日)**
  ルイビルのためのファンファーレ(ライヴ録音:1997年1月16日)**
ヴィトルト・ルトスワフスキ(指揮)*
ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)**
ルイーズ・ホプキンス(チェロ)
ギルドホール交響楽団
 1997年にルトワフスキ追悼のために行なわれたコンサートのライヴと、1989年にバービカンで収録されたルトワフスキの自作自演をカップリング。ギルドホール交響楽団の緊迫感に満ちたパフォーマンスはルトワフスキとの強い絆の証明。
 

SOMMCD 218
\2400
〔旧譜〕
火と露
 ジェフリーズ:バリトンのための21の歌曲集
ジョナサン・ヴェイラ(バリトン)
シェリー・カッツ(ピアノ)
 イギリス、サネット島出身の作曲家ジョン・ジェフリーズ(1927−2010)のバリトンのための歌曲集。グリーグやグレインジャーを思わせるジェフリーズの情感豊かな歌曲は、20世紀イギリスの隠れた秀作である。

 1998年5月24日、7月18−19日の録音。



SOMM(CELESTE)


SOMMCD 0125
\2000
歌の楽園 〜 キング:ピアノ作品集
 歌の楽園/夕暮れのメロディー/3つのミニチュア/
 マロー・リーチの6月の夜/マネー・スパイダー/
 ユーモレスク/月光の幻想/3つの印象/春の草原/
 バルコニーのピエロ/ビーサイド・ザ・レイク/
 雨の中のライラック/掌の陰/瞑想/夏のそよ風/
 夢見る柳/過ぎ去る雲/アネモネ/夕方
マーク・ベビントン(ピアノ)
 ディーリアス、バックス、ヴォーン・ウィリアムズなど、英国音楽の録音で多くの賞を獲得し、近代イギリス作品のスペシャリストとして名高いマーク・ベビントン。
 最新作でも英国出身の作曲家、レジナルド・キング(1904−1991)のピアノ作品集を手がけ、23の小品たちを表情豊かに彩る。

 2012年1月5−6日の録音。
 

SOMMCD 0124
\2000
メイヤール:ピアノ作品集 Vol.1
 イヌサフラン/フジ/マツヨイグサ/水族館組曲/
 マリーゴールド/スペインの格子より/指人形組曲/
 しだれ柳/レールロード・リズム/シベリアの哀歌/
 スリー・コントラスト/風のハープ/浅い水/ロボット
フィリップ・マーティン(ピアノ)
 20世紀英国のコンポーザー=ピアニスト、ビリー・メイヤール(1902−1959)。ライト・ミュージックを多く手がけ、生涯で300を超えるピアノ独奏作品を残している。木や花を題材にした作品が多く、タイトルに因んだ愛らしい小品たちをアイルランドのコンポーザー=ピアニスト、フィリップ・マーティンが軽快に奏でる。

 2012年1月3−4日の録音。



<歴史的録音>

ABC CLASSICS



ABC 461 900-2
(3CD)
\5100→\4590
ノエル・ミュートン=ウッド 〜ザ・レジェンダリー・レコーディングス
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(録音:1952年) 、
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第8番ト長調 Op.30-3(録音:1941年)
  アルベニス(クライスラー編):マラゲーニャ Op.71-6(録音:1941年)
  ショパン:タランテラ変イ長調 Op.43(録音:1941年)
  ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.24(録音:1941年)
  リスト:
   巡礼の年第2年《イタリア》より ペトラルカのソネット第47番、104番
    (録音:1953年頃)
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44(録音:1952年)
  ショスタコーヴィチ:
   ピアノ、トランペットと弦楽のための協奏曲第1番 Op.35(録音:1953年)
  シューマン:子供の情景 Op.15(録音:1950年頃)
  ブゾーニ:
   ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ホ短調 Op.36a(録音:1952年)
  ティペット:少年時代の終わり、心のよりどころ(録音:1952年)
ノエル・ミュートン=ウッド(ピアノ)
ユトレヒト交響楽団
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
ヴィンタートゥーア交響楽団
ヴァルター・ゲール(指揮)、他
 1922年オーストラリアのメルボルンに生まれ、14歳でイギリスに渡り、18歳にしてビーチャムと共演デビューを果たし、批評家と聴衆から絶賛を受けたミュートン・ウッド。軽やかなタッチとエレガントな音と知的で抑制されたロマン的資質でもって難解きわまりない技巧的な作品を好んで演奏した。
 しかし恋人の突然の死のショックから抜け出せず自らの命を絶ったのは、彼がわずか31歳のときだった。
 これはそんな彼が残した貴重な録音集。ベートーヴェンやチャイコフスキーの大作、シューマンの有名曲、そしてイダ・ヘンデルとの共演も聴かれる。



<国内盤>


Studio N.A.T


NAT11511
\2800
「アシュグの唄」
 ハチャトゥリアン: ソング=ポエム (フルート版初録音)
 アミロフ:6つの小品
 グバイドゥーリナ:森の響き、アレグロ・ルスティコ
 プロコフィエフ:
  無伴奏ソナタ 作品115 (フルート版初録音)
  フルート・ソナタ ニ長調 作品94
吉岡次郎(fl.)
長尾洋史(pf.)
芽ぐむノスタルジー、吟遊詩人(アシュグ)の調べ

ユーラシア大陸における民族交差点の何たるかを物語る空気感と色彩感……。

およそ地球上すべての文化圏が共有財産とする“笛” に生来の特性として備わる、広き野を渡る風のような響きが、時空を超えたイメージを喚起する。

プロフィール
吉岡次郎(フルート):
東京都出身。武蔵野音楽大学卒業後、1999年スイスに留学。
2002年 バーゼル音楽院コンツェルトクラスにて、国家演奏家資格を最優秀の成績で取得し卒業。2002-03年 バーゼル交響楽団研修団員。その後ドイツ・カールスルーエ音楽大学にて室内楽を学ぶ。
帰国後は、第12回日本フルートコンヴェンションコンクール・ピッコロ部門第2位、第3回東京音楽コンクール木管部門 最高位入賞(1位なし2位)などの賞を受賞する他、2004年(東京文化会館)、2005年(津田ホール)、2009年(東京文化会館、パリ・サンマルセル教会)を中心として、国内外で定期的にソロ・リサイタルなどの演奏活動を行う。協奏曲のソリストとしてこれまでに名古屋フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。
 2008-09 神奈川フィルハーモニー管弦楽団契約首席奏者。2010-11年度 財団法人地域創造「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティスト。
2011年 津田ホールにて、N響メンバーを中心とした弦楽オーケストラと共に第4回目となるリサイタル「協奏曲の夕べ〜Sturm und Drang」を開催。シュニーダー作曲「フルートと打楽器のための協奏曲」を日本初演。
これまでに3枚のCDアルバム「シュナイダー(シュニーダー)・フルートの世界〜マンハッタンの風」WWCC-7621 LIVE NOTES、「ドビュッシー_ラヴェル 双璧の風」VCCM-8116 VISION CLASSIC、「疾風怒濤 (シュトゥルム・ウント・ドランク) 吉岡次郎フルートリサイタル」ALCD-9122 ALM Recordsをリリース。
フルートを白尾 隆、フェリックス・レングリ、笠井 潔、レナーテ・グライス=アルミンの諸氏に師事。現在はソリスト、室内楽奏者、オーケストラの客演奏者として演奏活動する他、後進の指導を行っている。ムラマツ・フルートレッスンセンター講師。桐朋学園芸術短期大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。

長尾洋史(ピアノ):
東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、パリ・エコールノルマルに留学。
 帰国後は、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など主要オーケストラと共演。
 ソロ・リサイタル、多数の国内外の作品初演、主要音楽祭に出演するほか、ミシェル・ベッケ(トロンボーン)、エリック・オビエ(トランペット)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)などの国内外の管楽器、弦楽器奏者と共演するなど、その活動は多岐にわたっている。
 CDは、「エボカシオン」「長尾洋史プレイズ ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影(2台ピアノ/共演:藤原亜美)」、「リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)などをリリース。
 透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、非常にみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。国立音楽大学准教授、東京藝術大学非常勤講師。






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