≪第71号アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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7/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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S.クイケン&ラ・プティット・バンドが管組を再録音!
J.S.バッハ:管弦楽組曲(全曲)
第1番ハ長調 BWV 1066
第3番ニ長調 BWV 1068
第2番ロ短調 BWV 1067
第4番ニ長調 BWV 1069 |
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
バルトルド・クイケン(トラヴェルソ) |
本当の音を追求するS.クイケンのこだわりが結実した1枚!
録音:2012 年9 月29 日-10 月1 日ベギンホフ教会、シント・トルイデン、ベルギー/79’17
古楽界の巨匠シギスヴァルト・クイケン率いる名門古楽アンサンブル、ラ・プティット・バンドによるバッハの管弦楽組曲が発売されます。1972
年にS. クイケンとG. レオンハルトにより結成されたラ・プティット・バンドは2012
年に40 周年を迎えました。彼らは1981 年に管弦楽組曲を録音しており、この再録音は40
年間の絶え間ない研究と卓越した技術が結実した演奏となっています。そして通常2
枚組で販売されることの多い管弦楽組曲ですが、クイケンならではの型破りの快速テンポで1
枚に収め、爽快で生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
今回も作曲された当時の響きを再現するために、S.
クイケンは最小編成のアンサンブルで、基本的には「1
パート1 人」で演奏し、各声部の進行をより明白にしています。通奏低音はチェンバロの他に、いわゆる8
フィートのヴィオローネと言われるチェロの前身の楽器バス・ド・ヴィオロンが使用されています。さらに特筆すべきはブランデンブルク協奏曲(ACC
24224/KKC5138)の時と同様に、バッハの時代の純正な響きを再現するために、何年もかけて探した優秀なバロック・トランペット奏者ジャン=フランソア・マデフを起用し、調整バルブがないナチュラル・トランペットを用いている点です。また1981
年の最初の録音と同じく第2 番ではバルトルド・クイケンがソロを務めており、繊細で柔軟な香り高い演奏を披露しています。
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ACC 24283
(2CD)
\4200 →\3790
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コレギウム1704
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV232 |
コレギウム・ヴォカーレ1704
コレギウム1704
ヴァーツラフ・ルクス(指揮)
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ソフィー・ハームセン(Ms)
テリー・ヴァイ(CT)
エリック・シュトクローサ(T)
トマーシュ・クラール(B)
マリアーン・クレイチーク(B) |
チェコ古楽界を牽引する実力派集団コレギウム1704
のロ短調ミサ
録音:2013 年1 月6-10 日、プラハ、スタジオ・ドモヴィナ/101’26
ボヘミアのバッハと言われるゼレンカのレクイエム(ACC24244)の録音で高い評価を得た、チェコ、プラハのバロック・アンサンブル、コレギウム1704。今回はそのバッハの作品の中でも最高峰とされる「ロ短調ミサ」を録音しました。
現代の研究結果により、バッハが実際に演奏した当時の編成で演奏することが主流となってきて、小規模編成で各パートの線をより明確に表現しています。
この演奏も、合唱はソプラノI:3
名、ソプラノII:3
名、アルト:5 名、テノール:4
名、バス:5
名の計18 名。ソリストは合唱も歌う6
名。オーケストラは30
名という小編成。
ヴァーツラフ・ルクス率いるコレギウム1704
は、1970 年生まれのチェンバロ奏者ヴァーツラフ・ルクスが1991
年に創設。躍進めざましいチェコの古楽界を牽引する気鋭のアンサンブルです。一人ひとりが素晴らしい力量をもったアンサンブルで、コーラスもソリストも粒ぞろい。卓越した技術と美しい響き、早めのテンポで躍動感溢れる演奏で新しいバッハの世界を聴かせてくれます。
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GLOSSA
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GCD 922701
(3CD/特別価格)
\4800 →\4390
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レ・ヌーヴォー・カラクテールGlossaデビュー!
ラモー:オペラ=バレ《愛の驚き》(1757年版)
序曲
第1幕:アドニスの誘拐
第2幕:魔法の竪琴
第3幕:アナクレオン |
レ・ヌーヴォー・カラクテール、
セバスティアン・デラン(指揮)
ヴィルジニ・ポション(ソプラノ)
カロリーヌ・ミュテル(ソプラノ)
アメル・ブラヒム=ジェルール(ソプラノ)
カリーヌ・デシェイエ(ソプラノ)
アンデシュ・ダーリン(テノール)
ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)
ジャン=セバスティアン・ブ(バリトン) |
リヨンの古楽の精鋭レ・ヌーヴォー・カラクテール!ラモーのオペラ=バレで堂々のGlossaデビュー!
ヴィオラ・ダ・ガンバのファミ・アルカイ、バロック・チェロのホセチュ・オブレゴンに続き、グロッサ(Glossa)に新たな古楽界の若き才能が仲間入り!
フランスのチェンバリスト、セバスティアン・デランが率いるピリオド・アンサンブル、レ・ヌーヴォー・カラクテールが、ジャン=フィリップ・ラモー(1683−1764)のオペラ=バレ「愛の驚き(アモルの驚き)」でグロッサ初登場!
フランス・バロックにおける劇音楽の大家ラモーの音楽と、ピエール=ジョゼフ・ベルナール(ジャンティ・ベルナール)の台本による「愛の驚き」。
1748年にヴェルサイユで初演が行われた「愛の驚き」は、1757年と1758年に改訂が行われており、声楽のエールやディアローグ、デュエットに加え、戦いや眠り、踊りの場面、雷鳴の描写など、ラモーの傑出した作曲技法が発揮された管弦楽の活躍も、このオペラ=バレの大きな魅力である。
フランス、リヨンを拠点に活躍するレ・ヌーヴォー・カラクテール。フランス古楽界の若き精鋭たち、ラモーで堂々のデビューです!
※録音:2013年3月8日−14日、ヴィルールバンヌ(フランス)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
OPUS蔵
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ブルーノ・ワルター 序曲とワルツを振る(1929-1938)
(1)ブラームス:大学祝典序曲op.80(ウィーン・フィル)<1937年録音>
(2)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
(ブリティッシュ交響楽団)<1932年録音>
(3)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲(ロンドン交響楽団)<1938年録音>
(4)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(パリ音楽院管弦楽団)<1938年録音>
(5)J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲(パリ音楽院管弦楽団)<1938年録音>
(6)J.シュトラウス:ワルツ「ウィーンの森の物語」
(ブリティッシュ交響楽団)<1929年録音>
(7)J.シュトラウス:ワルツ「南国のばら」(ベルリン・フィル)<1930年録音>
(8)J.シュトラウス:ワルツ「ウィーン気質」
(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)<1929年録音>
(9)J.シュトラウス:ワルツ「皇帝円舞曲」(ウィーン・フィル)<1937録音> |
ブルーノ・ワルター(指) |
ブルーノ・ワルター、2 タイトル登場!モーツァルト3
大交響曲は2013年リマスター版!
(9)以外は初出 (9)は新マスター(2013)/原盤SP:
UK-Columbia, UK-HMV, JP-Columbia
ワルターはSP 電気録音の初期から活発に録音をしているため、小品の録音が多くあります。中でもワーグナーの録音がかなり多いのですが、ここではプロムナード・コンサートのイメージで、1929
年から1938 年までの10 年間に録音された、ワーグナーを除いた序曲とワルツでまとめてみました。ワルターの録音相手は多く、本CD
でも6つのオーケストラを振っており、録音場所もロンドン、ベルリン、ウィーン、パリと多彩です。政治的事情で亡命を繰り返す生活でしたが、これだけの録音を残したということは皆に愛された指揮者であったことを示しています。
なおワルツはSP 1枚に入れるため、初期の録音は短縮された演奏になっています。(
相原了) |
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ブルーノ・ワルターによるモーツァルト3大交響曲(1929-1938)
<2013年新マスター版>
モーツァルト
(1)交響曲第39番変ホ長調K.543(BBC 交響楽団)
<1934年録音>
(2)交響曲第40番ト短調K.550(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
<1929年録音>
(3)交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551(ウィーン・フィル)
<1938年録音> |
ブルーノ・ワルター(指) |
原盤SP:いずれもJP-Columbia
ワルターはモーツァルト演奏を復活させた指揮者のひとりであり、SP
時代に主要な交響曲を録音しています。39,40,41
番、いわゆる3大交響曲もSP で聴くことができます。
オーパス蔵ではワルターのウィーン・フィルとの録音を中心に復刻してきましたので、第41
番「ジュピター」と第39 番、第40 番は別のCD
として発売しました。これらCD は2001 年に出されましたが、時間も経ちましたので新しくマスターをし直し、また多くのリクエストにお応えして、3
曲をまとめることにしました。アメリカに移ってからのニューヨーク・フィルとの録音、晩年のコロンビア交響楽団との録音とは異なる、ワルター壮年時代のヨーロッパ録音を味わってください。(相原了) |
WEITBLICK
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「ケーゲル+ライプツィヒ放送響 管弦楽名曲集1」
(1)ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
(2)ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」
(3)ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」
(4)ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
(5)ウェーバー(ベルリオーズ編):「舞踏への勧誘」
(6)ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
(7)スメタナ:交響詩「モルダウ」 |
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ライプツィヒ放送交響楽団 |
ヘルベルト・ケーゲル待望の新譜!「管弦楽名曲集」
録音:(1)-(3)1969 年2 月4 日ライヴ、(4)(5)1973
年9 月4 日ライヴ、(6)1975 年9 月2 日ライヴ、(7)1968
年5 月14 日ライヴ
巨匠と言われる指揮者ほどこうした小品も一点一画を疎かにしない真剣勝負で聴かせてくれるものですが、やはりケーゲルです。シュトラウス演奏も洒脱さからは程遠い軍隊調の規律、例えばライナー+シカゴ響の厳粛な演奏を想起させるような硬派な名演です。テレビ向けのシュトラウスコンサートだった模様ですが浮かれた感じはまるでありません。ラデツキー行進曲もそのノリで突っ走っています。コワモテ指揮者ケーゲルの面目躍如です。一転してウェーバーはほの暗いドイツ・ロマン色の濃い演奏で、希代のロマンティストでもあった一面を見せてくれます。最後の「モルダウ」がこれまた素晴らしい!声涙下る感情移入演奏とは一線を画したそれでいて、この曲が如何に歴史的に重要で名曲であるかを物語る目から鱗の必聴盤です。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 |
<国内盤>
<映像>
BELAIR
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BAC 480
(Blu-ray)
\4900 →\4490
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鬼才チェルニャコフ演出の「ドン・ジョヴァンニ」!
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
+ボーナス
エクサン・プロヴァンスの「ドン・ジョヴァンニ」 |
ボー・スコウフス(Br ドン・ジョヴァンニ)
カイル・ケテルセン(Br レポレッロ)
マルリス・ペーターゼン(S ドンナ・アンナ)
コリン・バルツァー(T ドン・オッターヴィオ)
クリスティーネ・オポライス(S ドンナ・エルヴィーラ)
シェシュティン・アヴェモ(S ゼルリーナ)
ダヴィド・ビジッチ(Br マゼット)
アナトーリ・コチェルガ(Bs 騎士長)
ルイ・ラングレ(指)
フライブルク・バロックオーケストラ
イングリッシュ・ヴォイシズ |
BAC 080
(2DVD)
\4800 →\4390
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スコウフスの極め付けのジョヴァンニ、ペーターゼン、オポライス、アヴェモの美女三人!しかもラングレ指揮のピリオド・オーケストラ!!
ディミトリ・チェルニャコフ(演出)、ディミトリ・チェルニャコフ、エレナ・ザイツェワ(衣装)、グレブ・フィルスティンスキー(照明)
収録:2010 年7 月、エクサン・プロヴァンス
(Blu-ray) リージョン・コード:ABC(フリー)、HD 16:9、183
分+27 分、2.0 PCM / 5.1 DTS HD Master Audio、字幕:伊英独仏西
(DVD) リージョン・コード:0(フリー)、NTSC 16:9、183
分+27 分、2.0 PCM / 5.1 Dolby Digital、字幕:伊英独仏西
2010 年7 月にエクサン・プロヴァンスで上演されたモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の映像が登場。今もっとも話題の鬼才ディミトリ・チェルニャコフが演出ですので、ありきたりの「ドン・ジョヴァンニ」ではありません。舞台はすべて騎士長(大金持ち風)の館の中。ドンナ・アンナが彼の娘で、ドン・オッターヴィオがその婚約者というのは設定通り。しかしゼルリーナはアンナの娘という設定(前夫との子ということ)。マゼットはその婚約者。ドンナ・エルヴィーラはアンナの従姉という設定。ドン・ジョヴァンニはエルヴィーラの夫ですが、くたびれた中年姿のジョヴァンニは明らかに一族の中で浮いています。
レポレッロは騎士長の親族でこの館で暮らしている若者で、ジョヴァンニと通じ合うものを感じている。このようにチェルニャコフは「ドン・ジョヴァンニ」を華やかだけれど空虚で偽善的な世界の中でジョヴァンニがさ迷うような舞台に仕立て、人間の内面を深く抉ることに成功しています。
そんな舞台ですので、出演者がかなり重要。ドン・ジョヴァンニには、この役が当たり役のボー・スコウフス。若い頃からジョヴァンニを得意としてきたスコウフスですから歌はバッチリ、加えてチェルニャコフの要求するジョヴァンニ像にも打ってつけ。女性三人、アンナのマルリス・ペーターゼン、エルヴィーラのクリスティーネ・オポライス、ゼルリーナのシェシュティン・アヴェモは、いずれも美女揃いで、さらに衣装でますます魅力的。レポレッロは米国生まれでいまグングン人気急上昇中のバリトン、カイル・ケテルセン。そしてウクライナのベテランのバス、アナトーリ・コチェルガが非常に存在感の強い騎士長。
モーツァルトを得意とするフランスの指揮者、ルイ・ラングレが、ピリオド楽器のフライブルク・バロックオーケストラを指揮してキビキビした音楽を聞かせてくれます。 |
EUROARTS(映像)
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20 59528
(DVD)
\2400 →\2190
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ルドルフ・バルシャイ〜音符・ひとつの音への生涯の問い |
(1)幼少時代と家族/(2)マーラーの交響曲第10番/(3)音楽修業/
(4)第二次世界大戦/(5)ベートーヴェンとショスタコーヴィチ/
(6)スターリンの葬儀/(7)指揮芸術/(8)ソ連体制での生活/
(9)伝説的音楽家との仕事/(10)日本人妻そだ・てるこ/
(11)フーガの技法/(12)亡命/(13)マーラーの交響曲第10番の補筆完成
制作・監督:オレグ・ドルマン
演奏曲目(いずれも断片)
シューマン:おとぎ話Op.132/
プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」〜百合を持つ乙女の踊り/
ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ
【バルシャイ(Va)、シュライプマン(Pf)】
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K.550/
協奏交響曲K.364
【オイストラフ(Vn)、バルシャイ(Va)】/
ピアノ協奏曲第22 番変ホ長調K.482
【リヒテル(Pf)】/バッハ(バルシャイ編):フーガの技法/
ロクシーン:マルガレーテの歌/ヴィヴァルディ:四季【スミルノフ(Vn)】
以上バルシャイ(指)モスクワ室内管
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲第1
番/同第8 番
以上バルシャイ(指)ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
マーラー:交響曲第4 番ト長調
バルシャイ(指)バーゼル放送交響楽団
マーラー(バルシャイ編):交響曲第10
番
バルシャイ(指)ユンゲ・ドイチェ・フィル
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
エレーナ・バルシャイ(Org) |
ロシアに興味ある方々必見。暗黒の歴史の証人バルシャイが、人生の終りにすべてを語った衝撃のドキュメント!
リージョン 0、NTSC 16:9、PCM STEREO、90分、ロシア語、字幕:英仏独
超貴重なドキュメンタリーの登場です。巨匠ルドルフ・バルシャイ(1924-2010)
の死の数週間前に、ロシア気鋭のドキュメンタリー監督のオレグ・ドルマンがスイスのバルシャイ宅で10
日間、約60 時間にわたるインタビュー映像を残しました。それを中心に、バルシャイの波乱の人生を描きます。
バルシャイはショスタコーヴィチらよりひと世代後ですが、青春期にスターリンの暗黒時代を経験、さらに日本女性との結婚と強制離婚、西側への亡命等、まさにソ連史の生証人といえましょう。加えてショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ワインベルク、オイストラフなど大物音楽家たちと親しく、回想録を切望されたひとりでもありました。
ここではそれらの話をテーマ別に十三章に分け、バルシャイがロシア語(英仏独字幕付)で淡々と語ります。当時の貴重な写真資料も興味津々。最後はバルシャイの葬儀の実写映像まで収められています。
彼のライフワークだったマーラーの交響曲第10
番と、バッハの「フーガの技法」の完成について、それが1977
年の亡命の理由だったことなども詳細に語っています。当DVD
の奇妙なタイトルは、彼がマーラーの10 番を自筆譜で最初から調べ直し始めた際、楽理的にありえない「変ト」音を発見、インクのしみかと見過ごそうとしたものの、気になり、結局「変ト」音にすることで憑きものがとれたように仕事が捗ったことによります。
彼の指揮するモスクワ室内管やユンゲ・ドイチェ・フィルのほか、ヴィオラの名手としての貴重な演奏もBGM
で豊富に流れます。
ロシア、ソ連音楽に興味のある向きは興奮すること間違いなしの超オススメ盤。「ショスタコーヴィチの証言」に次ぐ衝撃と申せましょう。
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7/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
PROFIL
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PH 12016
(2CD)
特別価格\4200 →\3790
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ティーレマン(指)&ドレスデン国立管、ピアノはバルト!
(1)ブゾーニ:交響的夜曲Op.43
(2)プフィッツナー:ピアノ協奏曲変ホ長調Op.31
(3)レーガー:ロマンティック組曲Op.125 |
ツィモン・バルト(Pf)
クリスティアン・ティーレマン(指)
ドレスデン国立管弦楽団 |
来日記念盤。ドイツ的な重厚さ満点。20 世紀初頭の大物3
者の秘曲にティーレマンが挑戦
録音:2011 年6 月& 9 月/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/DDD、51'
54"、28' 57"
20 世紀初頭のドイツ音楽界に君臨した大物3名の作品を、ティーレマンとドレスデン国立管の演奏で聴くことのできる豪華ライヴ。いずれも当時大きな影響力を持ちながら、作風は全く異なるうえ、イタリア系のブゾーニと、モスクワ生まれのプフィッツナーは別の国の作曲家と言ってもよいほどで、仲も良くなかったと伝えられています。
この3 作曲家は晦渋な音楽のイメージがありますが、ここに採りあげられた作品は例外的に親しみやすいものばかり。プフィッツナー唯一のピアノ協奏曲は1923
年の作で、ギーゼキングに捧げられました。同じ年のヴァイオリン協奏曲の厭世性とは反対に、明るく英雄的な大曲。ピアノ・パートは両手のオクターヴの連続や分厚い和音奏法が多用される難物で、被献呈者ギーゼキングの古い録音が決定盤とされていますが、待望の新録音登場となります。
深い森の中を彷徨うような緩徐楽章が魅力的です。エッシェンバッハのお気に入りピアニストでもあるツィモン・バルトは、ティーレマンからも可愛がられ絶妙なアンサンブルを繰り広げています。
ブゾーニの「交響的夜曲」は1912 年の充実期の作。濃密な情感にあふれたお化けが出てきそうな音楽。
レーガーの「ロマンティック組曲」も1912
年の作ですが、重厚長大なレーガーのイメージからほど遠い、ハープを多用したドビュッシーを思わすフランス印象派的な雰囲気に驚かされます。「夜曲」「スケルツォ」「フィナーレ」の3
曲から成り1 曲目と3 曲目の出だしは同一です。レーガーならではの錯綜した対位法を駆使しながらも、疑バロック的な所は全くなく、カッコいいの一言に尽きます。 |
CHANDOS
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ムジカ・イタリアーナ 〜 マスカーニ・イン・コンサート
マスカーニ:
コウノトリの神格化/叙情的映像/
異国風の踊り/主の祈り/アヴェ・マリア/
人形のガヴォット/私の最初のワルツ/
《永遠の都》への付随音楽 |
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
トリオ王立歌劇場フィラルモニカ'900
ルチアーノ・ガンチ(テノール) |
ノセダのムジカ・イタリアーナ最新作!"コンサート・ホール"でのマスカーニ!
知られざる傑作の伝道師、灼熱のマエストロ、ジャナンドレア・ノセダが振るシャンドス(Chandos)の「ムジカ・イタリアーナ」最新作は、"コンサート・ホール"でのピエトロ・マスカーニ(1863−1945)!!
1963年にイタリアのリボルノでパン屋の息子として生まれ、ミラノ音楽院ではポンキエッリに師事するものの途中退学。
その後、指揮、作曲で生計を立てていたマスカーニは、思いがけずコンクールに応募、1等入賞となった代表作「カヴァレリア・ルスティカーナ」の爆発的ヒットにより、瞬く間に一流作曲家の仲間入りを果たすことになる。
ノセダとトリノ王立歌劇場の自主運営オーケストラ、フィラルモニカ'900とのコンビは、「カヴァレリア・ルスティカーナ」があまりにも有名になりすぎたため、スポットライトを浴びることなく音楽史の片隅に追いやられてしまったマスカーニの管弦楽作品を発掘!
"オペラ・ハウス"ではなく"コンサート・ホール"のためのマスカーニの音楽。トリノ王立歌劇場とBBCフィルハーモニックを主な活躍の場とするノセダのタクト捌きがここでも冴え渡る!
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CHAN 10787
(2CD)
\4600 →\4190
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ジェームズ・エーネス・プレイズ・プロコフィエフ
〜
プロコフィエフ:ヴァイオリン作品全集
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調
Op.56
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94
ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディ
Op.35bis |
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
エイミー・シュワルツ・モレッティ(ヴァイオリン)
アンドルー・アームストロング(ピアノ)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
BBCフィルハーモニック |
才気渙発!ジェームズ・エーネス登場!プロコフィエフのヴァイオリン作品全集!
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ誌)という最大級の評価を受ける21世紀のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
シャンドスではハンガリーのバルトークをメインとして世界中で称賛を受けてきたエーネスが、ロシアン・プログラム、"プロコフィエフのヴァイオリン作品全集"を送り出す!
ヴァイオリン協奏曲第1番と第2番、プロコフィエフの傑作であり難曲に臨むのは、エーネス、ノセダ、BBCフィルの強力トライアングル。
世界トップクラスの才能と音楽性の共演は、別次元のスケールを持つプロコフィエフを聴かせてくれるに違いない。
また「ヴァイオリン・ソナタ」では、バルトークで見事なコンビネーションを披露してくれたアンドルー・アームストロングと再共演。
カナダの天才ジェームズ・エーネスの歴史に、プロコフィエフという新しく、そして特別な1ページが加わる
——!
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CHSA 5126
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ネーメ・ヤルヴィ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
ワーグナー:序曲&前奏曲集
歌劇《妖精》序曲/序曲《クリストファー・コロンブス》(モットル校訂)/
歌劇《リエンツィ》序曲/歌劇《恋愛禁制、またはパレルモの修道女》序曲/
ファウスト序曲/歌劇《さまよえるオランダ人》序曲/
歌劇《ローエングリン》より 第3幕への前奏曲/
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲/
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より
前奏曲 |
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 |
ネーメ・ヤルヴィの豪快壮大なるワーグナー!歌劇《さまよえるオランダ人》序曲は初登場!
エストニアの名門音楽一家、ヤルヴィ一族の長であり、驚異的なペースでレコーディング、リリースを続けているネーメ・ヤルヴィ。
長年の盟友、ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団(RSNO)と共に完成させた"オーケストラのみ"によるワーグナー・シリーズから、ネーメ・ヤルヴィの熱気に満ちた「序曲」と「前奏曲」が結集!
未発表の「さまよえるオランダ人」序曲を加え、さらにパワーアップしたネーメ・ヤルヴィのワーグナーの「序曲&前奏曲」。
豪快なヤルヴィ・サウンドでワーグナーの「序曲」と「前奏曲」を徹底的に味わえる強力なプログラム。
思わずジャケ買いしてしまいそうな(!?)インパクト特大、オーラが輝くジャケット・デザインも見逃せないポイントです!
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CHSA 5123
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ガードナーのムジカ・ポルスカ第7巻
シマノフスキ:
スターバト・マーテル Op.53
バレエ音楽《ハルナシェ》 Op.55* |
エドワード・ガードナー(指揮)
BBC交響楽団&合唱団
ルーシー・クローウェ(ソプラノ)
パメラ・ヘレン・スティーヴン
(メゾ・ソプラノ)
ガボール・ブレッツ(バリトン)
ロバート・マレイ(テノール)* |
ENO音楽監督ガードナーのムジカ・ポルスカ!第7巻はシマノフスキのスターバト・マーテル!
イングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督として大活躍中のイギリスのマエストロ、エドワード・ガードナー。
BBC交響楽団とのコンビで進行中の「ムジカ・ポルスカ(ポーランドの音楽)」第7巻は、カロル・シマノフスキ(1882−1937)の第2弾!
シマノフスキがタトラ山脈の民族音楽へと傾倒してゆく創作期後期の「スターバト・マーテル」と「ハルナシェ」。
テノール独唱、合唱、オーケストラによる「ハルナシェ」(1927−31)は、バレエ・パントマイムのために作曲され、シマノフスキ後期の典型的なスタイルの持つバレエ音楽。
そしてシマノフスキが「ペザント・レクイエム(農民の鎮魂歌)」と述べ、ラテン語ではなく"ポーランド語"で歌われる「スターバト・マーテル」(1925−26)は、20世紀の東欧で誕生した近代の宗教音楽の頂点の1つである。
母国の民族音楽に魅了されたシマノフスキ後期の2つの傑作を、ガードナーとBBC交響楽団の盤石の演奏で!
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CHAN 0797
(3CD/特別価格)
\4800
〔CHACONNE〕
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アーリー・オペラ・カンパニー
ヘンデル:歌劇《セルセ》 HWV.40 |
アーリー・オペラ・カンパニー
クリスティアン・カーニン(指揮)
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)
アンナ・ステファニー(メゾ・ソプラノ)
ヒラリー・サマーズ(コントラルト)
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
ブリンドリー・シェラット(バス)
ジョエル・ハーヴェイ(ソプラノ)
アンドレアス・ヴォルフ(バス・バリトン) |
アーリー・オペラ・カンパニーのセルセ!舞台は紀元前5世紀のペルシャ!
ヘンデルの「セメレ」(CHAN 0745)や「アルチェステ」(CHAN
0788)、「フラーヴィオ」(CHAN 0773)、そして「パルテノーペ」(CHAN
0719)などでの上質で洗練された演奏、サウンドが印象深いアーリー・オペラ・カンパニー。
1994年にクリスティアン・カーニンによって結成されたイギリスの古楽アンサンブルの次なるヘンデルは、「オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰よ)」が美しい1738年初演の歌劇「セルセ」。
紀元前5世紀、ペルシャを舞台として、アケメネス朝ペルシャの王セルセ(クセルクセス1世)を中心に繰り広げられていく全3幕の喜劇。アーリー・オペラ・カンパニーのヘンデルには欠かせない古楽系ソプラノ、ローズマリー・ジョシュアもロミルダを歌います。 |
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シューベルト・アンサンブルのエネスコ第2弾!
エネスコ:
ピアノ三重奏曲イ短調
ピアノ五重奏曲イ短調 Op.29
アリアとスケルツィーノ |
シューベルト・アンサンブル
レムス・アゾイテイ(ヴァイオリン) |
シューベルト・アンサンブルのエネスコ第2弾!エネスコの手稿譜の研究に基づくピアノ三重奏曲!
2013年で結成30周年を迎えたロンドンのピアノと弦楽器の五重奏団シューベルト・アンサンブル。
オーケストラ・アンサンブル金沢の第1コンサートマスターとしても活躍するヴァイオリニスト、サイモン・ブレンディスを擁するロンドンの歴史あるアンサンブルの2タイトル目となるエネスコの室内楽作品集。
1916年に作曲された未完の「ピアノ三重奏曲」は、ルーマニアの作曲家パスカル・ベントイウ(1927−)の補筆完成版をベースとして、レコーディングの数週間前に入手したエネスコの手稿譜の研究に基づく校訂を反映させるなど、作曲者の意図した姿の再現にチャレンジした意欲作である。 |
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ジョン・トムリンソン(バス)
ミケランジェロ歌曲集
ブリテン:ミケランジェロの7つのソネット
Op.22
(デイヴィッド・オーウェン・ノリスによるバス・ヴァージョン)
ヴォルフ:ミケランジェロの3つの詩による歌曲集
ショスタコーヴィチ:ミケランジェロの詩による組曲
Op.145 |
ジョン・トムリンソン(バス)
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ) |
ジョン・トムリンソンのミケランジェロ歌曲集!ルネサンス時代の芸術家が結ぶ3人の作曲家たち。
イタリア・ルネサンスの偉大な芸術家、ミケランジェロ・ブオナローティ(1475−1564)の"詩"をテーマとした歌曲集。
ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の「システィーナ礼拝堂天井画」でも知られるミケランジェロの芸術は、様々な形で音楽にも大きな影響を与えている。
ミケランジェロ歌曲集を歌うのは、世界各地のオペラハウスや、バイロイト音楽祭などで活躍してきたイギリスの世界的バスであるサー・ジョン・トムリンソン。
ブリテン、ヴォルフ、ショスタコーヴィチの歌曲が、"ミケランジェロ"というテーマで1つのストーリーとなる。 |
<国内盤>
<映像>
EUROARTS(映像)
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20 59618
(DVD)
\2400
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ドキュメンタリー:ゴットフリート・ヘルンヴァインとドリーミング・チャイルド
ボーナス:ビデオ・クリップ&フォトギャラリー
監督:リサ・カーク・コルバーン
ギル・ショハット(1973-):オペラ「チャイルド・ドリーム」(ハノッホ・レヴィン作)
監督:リサ・カーク・コルバーン、デイヴィッド・スターン(指揮)
舞台監督:オムリ・ニツァン 舞台装置&衣裳:ゴットフリート・ヘルンヴァイン |
社会的に物議を醸す強烈なメッセージを含んだ作品を次々と発表する世界的に注目されているアーティスト、ゴットフリート・ヘルンヴァイン、イスラエル人作家とタッグを組んだ衝撃オペラの製作過程を追ったドキュメンタリー
画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:0、字幕:英(原語)独仏、本編:72mm、ボーナス:10mm
オーストリアの芸術家ゴットフリート・ヘルンヴァイン。社会のタブーや傷を題材とした作品に取り組んでおり、傷ついた子供たちをリアルスティックに描いた水彩画などで知られ、画家、写真家、彫刻家、パフォーマーとして様々な手法で活動しています。近年ではオペラなどの舞台製作や衣装デザインなども行っています。現在はロサンゼルスとアイルランドを拠点とし活動を行っています。
このドキュメンタリーはイスラエルの詩人・劇作家ハノッホ・レヴィンが書いたオペラ「チャイルド・ドリームズ」をヘルンヴァインが共に作り上げていく過程を撮ったものです。ヘルンヴァインにとって子供たちは無垢であり裏切りの対象であり、彼の作品には痛み、悲しみ、怒りに満ちた子供たちが登場します。このオペラは、自由と平和を求めた子供たちの希望と夢を描き、2010
年にテル・アヴィヴで上演されました。
ボーナスには3 つのビデオ・クリップとフォギャラリーが含まれております。 |
7/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BIS SA 2018
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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リンドベルイが遂にチャイ5を録音!
チャイコフスキー:
(1)交響曲第5番ホ短調op.64
(2)バレエ組曲「白鳥の湖」より
(第2幕第10番『情景』、第2幕第2番『ワルツ』、
第3幕第13番『白鳥の踊り』、第2幕第13番-
変奏第5『情景』*、
第3幕第20番『ハンガリーの踊り』、第4幕第28番、第29番『情景』) |
クリスティアン・リンドベルイ(指)
アークティック・フィルハーモニック・オーケストラ
*ミハイル・シモニアン(ヴァイオリン・ソロ) |
リンドベルイらしい金管華やかなオーケストレーション「情景」のヴァイオリン・ソロには俊英ヴァイオリニスト、ミハイル・シモニアンが担当!!
録音:2012 年1,2 月& 2013 年2 月/ハルスタド文化会館(ノルウェー)/DDD、70’48”
SACD ハイブリッド盤。BIS レーベルが誇る天才トロンボーン奏者で指揮者のクリスティアン・リンドベルイ(クリスチャン・リンドバーグ)が遂にチャイコフスキーの交響曲第5
番をレコーディングしました!リンドベルイは近年、指揮活動に力を入れておりますが、その中でも当新録音はリンドベルイの代表盤となるであろう素晴らしい出来栄えです。トロンボーン奏者であるリンドベルイだけあって金管の歯切れのよさ、オーケストレーションの華やかさは一際光ります。またアークティック・フィルの見事なアンサンブル能力の高さも好印象です。
カップリングのバレエ組曲「白鳥の湖」も絶品!各パート洗練された美しさで演奏されております。中でも注目は俊英ヴァイオリニスト、ミハイル・シモニアンがヴァイオリン・ソロをつとめた第2
幕第13 番の『情景』です。シモニアンはノヴォシビルスク生まれのヴァイオリストで、今最も期待されている若手ヴァイオリニストの一人です。ソリストとして世界の主要なオーケストラとの共演をはじめ、来日公演でも高い評価を得ております。落ち着いた硬派な演奏で、のびやかな高音域の音色が魅力です。才能豊かなヴァイオリニストのソロが当録音で加わることにより一層素晴らしい演奏となっております。
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BIS SA 2021
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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鈴木雅明(指)&バッハ・コレギウム・ジャパン
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.54
(1)第100番「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV100
(2)第14番「神もしこの時われらと共にいまさずば」BWV14
(3)第197番「神はわれらの確き望みなり」BWV197
(4)「いと高き神に栄光あれ」BWV197a[ 断片] |
ハナ・ブラシコヴァ(Sop)
ダミアン・ギヨン(C-T)
ゲルト・テュルク(Ten)
ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン |
BCJ カンタータ集もいよいよ大詰め!第54
集はライプツィヒ時代1730〜1740 年代のカンタータ、ライプツィヒ時代のバッハ円熟期のカンタータ集
録音:2012年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/DDD、75’40”
SACD ハイブリッド盤。バッハ・コレギウム・ジャパンによるカンタータ集もいよいよ大詰めの第54
集が登場です!今回は「ライプツィヒ時代1730〜
1740 年代のカンタータ」より、第100 番「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV100、第14
番「神もしこの時われらと共にいまさずば」BWV14、第197
番「神はわれらの確き望みなり」BWV197、そして、「いと高き神に栄光あれ」BWV197a[
断片] が収録されております。バッハの音楽の円熟期であるライプツィヒ時代の名作をBCJ
の演奏でお楽しみいただけます。
「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV100
は三位一体後第15 または第21 主日用に作曲され初演は1734
年頃、再演は1742 年頃とされています。S. ローディがストのコラールによる3
曲のカンタータ(他にBWV98、BWV99)中、最後の作品です。ティンパニとトランペットが活躍する非常に華やいだ冒頭、終曲をはさみ、美しいアリアまたは二重唱の中間諸曲で構成された全6
曲の作品です。
第14 番「神もしこの時われらと共にいまさずば」BWV14
は公現後第4 主日用の全5 曲で構成された作品で、初演は1735
年とされています。ルターの同名コラールに基づくコラール・カンタータで現存するバッハの作品のうちでは、バッハが全楽章を新作した最後のカンタータと推定されています。言わばバッハのカンタータの中で、最も円熟して密度が高く、冒頭楽曲などにみられる驚嘆すべき技法の練達が示されています。
第197 番「神はわれらの確き望みなり」BWV197
は1736/7 年頃の作品。全2 部、全10 曲構成で、大規模な婚礼用のカンタータです。第6
曲及び第8 曲は、ピカンダーの台本によるクリスマス用カンタータ《いと高き神に栄光あれ》BWV197a
からの転用が見られます。 |
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BIS SA 2053
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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オルフェイ・ドレンガル男声合唱団
〜深き淵より De Profundis 〜
(1)エストニアの賛美歌(グンナル・イーデンスタム(1961-)
編曲):
おおキリストよ、汝は光なり(男声合唱とオルガンのための)
(2)キリルス・クレーク:ダヴィデの詩編137番
(3)ルネ・エースペレ(1955-):栄化(ソプラノ、男声合唱とオルガンのための)
(4)アンドレス・レムバ(1968-):グローリア
アウグスト・セーデルマン(1832-1876)(エイナル・ラルフ(1888-1971
編曲):
(5)キリエ/(6)ドミネ
(7)スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942-):サンクトゥス
(8)ジェルジュ・オルバーン(1947-):忍び寄る悪魔
(9)グリーグ:アヴェ・マリス・ステッラ
(10)ニルス=エーリク・フォウグステット(1910-1961):夜のマドンナ
(11)フランツ・クサヴァー・ビーブル(1906-2001):
アヴェ・マリア(主の天使)(7部の男声合唱のための)
(12)ミヨー(1892-1974):詩編121番
(13)ロッシーニ (1792-1868):祈り
(14)ボブ・チルコット(1955-):ニュートンの『アメイジング・グレース』
(15)ジャン・ラングレ(1907-1991):
詩編150番「主を賛美せよ」(3人の男声とオルガンのための)
(16)ペルト(1935-):深き淵より(男声合唱、オルガンと打楽器(任意)のための) |
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オルフェイ・ドレンガル男声合唱団
セシーリア・リューディンゲル・アリーン(指)
(1)(3)(15)(16)アンドリュー・カニング(オルガン)
(3)(5)エリーン・ロムブー(ソプラノ)
(11)ウッレ・エングルンド(テノール)
エーリク・ハートマン(バス)
(16)マグヌス・エイナション(パーカッション) |
優秀録音。中世に建立された昔日の面影を残すベーリンゲ教会にて収録された歴史あるスウェーデンの男声合唱団、オルフェイ・ドレンガルによる最新アルバムが登場!
録音:2013 年2 月/ベーリンゲ教会(ウプサラ、スウェーデン)/DDD、66’23”
SACD ハイブリッド盤。北欧でもっとも古い大学のあるスウェーデンの都市ウプサラ。1853
年、この街に男声合唱団のオルフェイ・ドレンガル(OD)が結成され、160
年が経ちました。作曲家として知られるアルヴェーン、合唱指揮者のエーリク・エーリクソンとロベルト・スンドの後、2008
年からセシーリア・リューディンゲル・アリーン(1961-)
が芸術監督を務め、20 歳から55 歳まで、約80
名の歌手が集まった「ヴォーカル・シンフォニー」は、「オルフェウスの僕(しもべ)たち」として、さらなる深みを目指した活動を続けています。
オルフェイ・ドレンガルのコンサートでは、「カプリース」に代表される愉しいステージとともに、宗教作品もプログラムに取り上げられます。『深き淵より』は、彼らの宗教作品のレパートリーから16
曲を選び、「一夜のコンサート」のスタイルに制作したアルバムです。プログラムは、オルガニストのイーデンスタムが編曲したエストニアの賛美歌に始まり、クレーク、エースペレ、レムバと、エストニアの作曲家の美しい作品、躍動する作品がつづいて歌われます。
後期ロマンティズム時代スウェーデンのセーデルマンのラテン語のミサ曲から2
曲。国際的に人気が高く、スウェーデンでもっとも多作の作曲家とされるスヴェン=ダーヴィド・サンドストレムは、近年、バッハの伝統に倣った一連の宗教作品を発表しています。《サンクトゥス》は、オルフェイ・ドレンガルとリューディンゲル・アリーンのために作曲され、彼らの国内と海外のツアーの曲として定着しました。
ルーマニア生まれ、ハンガリーのジェルジュ・オルバーンの《忍び寄る悪魔》は、中世の賛美歌がテクスト。ノルウェーのグリーグは、豊かなハーモニーの優美な音楽で聖母マリアを讃えます。31
歳で亡くなったエーディト・セーデルグランの詩を同じフィンランドのフォウグステットが合唱曲にした《夜のマドンナ》では、聖母マリアと御子イエスの最初のクリスマスの情景が描かれます。フランツ・クサヴァー・ビーブルの《アヴェ・マリア》は、バスとテノールのソロをともなう男声合唱が歌う、天使の受胎告知と聖母マリアへの祈り。美しい和声進行の音楽です。
「主の家に行こう、と人々が言ったとき、わたしはうれしかった」(詩編122
番・新共同訳による)をテクストとするミヨーの曲。ロッシーニ《祈り》はイタリア語による、室内楽の雰囲気をもった作品です。この詩編150
番をフランスのオルガニストで作曲家のラングレはオルガンをともなう内省的な歌に作りました。イギリスの作曲家チルコットの《ニュートンの『アメイジング・グレース』》は、南米ガイアナの詩人ジョン・アガード(1949−)
がジョン・ニュートン作詞の《アメイジング・グレース》に触発されて書いた詩に曲を書いた2
節を《アメイジング・グレース》とひとつにした作品です。カナダの男声合唱団コール・レオーニとオルフェイ・ドレンガルが共同委嘱し、オルフェイ・ドレンガルとリューディンゲル・アリーンに献呈されました
「深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます」(新共同訳)。さまざまな作曲家にインスピレーションを与えた「詩編130
番」をペルトが男声合唱のために書いた作品を歌い、このアルバムの終曲にふさわしい幻想的な雰囲気を作り上げております。
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BIS SA 1570
(SACD HYBRID)
¥2600
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エンペラー四重奏団
ブリテン(1913-76):
(1)弦楽四重奏曲第1番ニ長調op.25
(2)アラ・マルシア(1933)
(3)弦楽四重奏曲第3 番op.94 |
エンペラー四重奏団
[マーティン・バージェス(1st vn)、
クレア・ヘイズ(2nd vn)、
フィオナ・ボンズ(va)、
ウィリアム・スコフィールド(vc)] |
幻想的響きが織りなす世界!!イギリス期待の俊英エンペラーQによるブリテンの弦楽四重奏曲集の第2弾!
録音:2005 年5 月/ポットンホール、サフォーク、イングランド/DDD、55’40”
SACD ハイブリッド盤。イギリス期待の俊英エンペラー四重奏団による20
世紀を代表するイギリスの作曲家ブリテンの弦楽四重奏曲集の第2
弾が登場しました。
弦楽四重奏曲第1 番ニ長調 op.25 は1941 年の作品です。国際現代音楽祭に数回入選後、渡米した際の作品で初演もロサンゼルスで行われました。
この時代はブリテンにとってはあまり良い時期とは言えず、彼の作品、オペレッタ「ポール・バニヤン」を初演するもあまりよい評価を得ずニューヨークからカリフォルニアへ言わば“逃げてきた”
時期となります。作風は当時としては鮮烈で非常に幻想的で各パートそれぞれ違う高さの音を何小節も全音をのばし、徐々に変化してくような冒頭です。その後、第1
ヴァイオリンの躍動的なメロディが続き、各パートが不協和音とともに絡み合っていきます。激しさと美しさを兼ね備えたブリテンが28
歳の時の作品です。
一方、弦楽四重奏曲第3 番op.94 は晩年にあたる1975
年の作品です。アマデウス弦楽四重奏団による委嘱作で緩急緩急緩の5
楽章からなります。
歌劇「ベニスに死す」直後の作品ということから全体的にマーラーへのオマージュが見られます。響きや構成は、ショスタコーヴィッチの弦楽四重奏を思わせ、ブリテン晩年の世界観が表現されております。
イギリス期待の俊英エンペラー四重奏団、生き生きとした躍動感と緻密なアンサンブルが魅力です。ブリテンの弦楽四重奏曲集第1弾(BIS
SA 1540)(弦楽四重奏曲第2 番ハ長調/ 3 つのディヴェルティメント(1936)
/小組曲(1929) /弦楽四重奏曲ニ長調(1931/74))をはじめ、マルチヌー弦楽四重奏曲(BIS
1389)、ビーミッシュ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲集(BIS
1511)など、BIS レーベルに様々な作品を収録したアルバムをリリースしております。
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BIS SA 2027
(SACD HYBRID)
¥2600
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ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
ヘンデル:
(1)水上の音楽 HWV348-350
(2)「オケイジョナル・オラトリオ」HWV62
より序曲 |
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
マンフレート・フス(指揮) |
BIS が誇るハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンが遂にヘンデルの「水上の音楽」を録音!まるで避暑地のようなさわやかで心地よい「水上の音楽」
録音:2012 年3月/オーストリア/DDD、61’42”
SACD ハイブリッド盤。団体名の通り、ハイドンの作品を中心に演奏・録音してきたハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンですが、ついにヘンデルの「水上の音楽」をレコーディングしました。当団体率いるマンフレート・フスのもと、持ち味とも言える簡潔でストレートな解釈は当盤でも聴くことができます。当録音は2007
年改定修正された完全版で演奏されております。また、「オケイジョナル・オラトリオ」HWV62
より序曲も秀逸です!
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンはBIS
が誇る名プライヤーが集まった古楽アンサンブルで数多くレコーディングしております。なかでも、ハイドンの初期ディヴェルティメント全集(BIS
1806)や序曲全集(BIS 1818)は非常に高い評価を得ております。
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SUPRAPHON
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SU 4110
(2CD)
¥3000 →\2690
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パヴェル・ハース四重奏団&石坂団十郎
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
(2)弦楽五重奏曲 ハ長調op.163 |
{ヴェロニカ・ヤルツコヴァ(1stVn)、
ナレク・ツヴィーベル(2ndVn)、
パヴェル・ニクル(Va)、
ペテル・ヤルシェク(Vc)}
(2)石坂団十郎(Vc) |
チェコ屈指の実力派パヴェル・ハースSQ、ついにシューベルトを録音!圧巻の「死と乙女」&石坂団十郎をゲストに迎えた弦楽五重奏曲大注目の最新盤!
録音:(1)2013 年4 月27&28 日、(2)2013
年7 月17&18 日
チェコを代表する実力派カルテット「パヴェル・ハース四重奏団」が、SUPRAPHON
レーベルから5 枚目となる待望の最新盤をリリースいたします!
これまでヤナーチェク、ハース、プロコフィエフ、ドヴォルザークと録音してきた彼らが今回、ついにシューベルトを録音!
2012 年から2nd ヴァイオリンにマレク・ツヴァイベルを加えての初録音となります。デビュー当初から数々の著名な賞を総なめにし、新進気鋭の若手四重奏団として名を挙げてきた当団。
結成10 年を過ぎ、ますます洗練されたアンサンブルぶりを発揮しているだけに、期待もひとしおといったところでしょう!
まず注目されるのは、聴き応え十分なプログラム。数ある弦楽作品の中でも屈指の人気を誇る、弦楽四重奏曲第14
番「死と乙女」と弦楽五重奏曲ハ長調の大作2
つをカップリングした内容で、満を持してこのプログラムの録音に挑んだパヴェル・ハース四重奏団の意気込みが感じられます。「死と乙女」は2011
年の来日公演でも注目されたプログラムであっただけに、今回の収録は嬉しい限り。彼らならではのダイナミックな表現と、中低音の響き厚きハーモニーで聴かせてくれます。さらに見逃せないのは、ゲストに石坂団十郎を迎えた弦楽五重奏曲!石坂はこの作品を東京クヮルテットとも共演し、素晴らしい演奏を聴かせているだけに、これ以上の盤石の布陣はありません。2013
年4 月&7 月の録音ということで、まさに彼らの最新の演奏が収録されたアルバムになります。プログラム・演奏ともに、是非とも聴き逃せない大注目のタイトルです!
【パヴェル・ハース四重奏団】
2002 年に結成された四重奏団。2004 年に、フィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞を受賞。翌年5
月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝を飾り、若手屈指の実力派団体としてデビュー当初から高い注目を集めた。2009
年には初来日を果たし、日本でも高い評価を得る。同年、ヤナーチェクとハースの四重奏曲(SU
3877)を収録したアルバムでSUPRAPHON レーベルからデビュー。2007
年にも同作曲家の四重奏曲(SU 3922)を録音し、「パヴェル・ハース」の名を冠すにふさわしい評価を確立。2010
年にはプロコフィエフ(SU 3957)、ドヴォルザーク(SU
4038)の四重奏曲集をリリースし、若手ながらこのレーベルの看板アーティストとして活躍している。 |
CENTAUR
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バッハのクラリネット作品!?
J.S.バッハ:無伴奏クラリネット作品集
無伴奏ソナタ第1番 S.1001
無伴奏ソナタ第2番 S.1003
無伴奏ソナタ第3番 S.1005
無伴奏パルティータ第1番 S.1002 |
マーガレット・ドナヒュー・フラヴィン
(クラリネット) |
女流クラリネット奏者、マーガレット・ドナヒュー・フラヴィンによる、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータのクラリネット・トランスクリプション。
フラヴィンは世界各国で精力的に演奏活動を行う傍ら、マイアミ大学フロスト音楽校で教鞭をとるなど教育者としても名高いクラリネット奏者。
自身でクラリネット版へと編曲を行った大変興味深いプログラミングを、美しく優雅な音色で奏でた好演。
編曲作品ファンにもオススメ。
2009年5月28日&29日の録音。 |
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ハイドンへのトリビュート
ピアノ・ソナタ第52番ト長調 Hob.XVI-39
ピアノ・ソナタ第47番変ロ短調 Hob.XVI-32
ピアノ・ソナタ第46番ホ長調 Hob.XVI-31
ピアノ・ソナタ第12番イ長調 Hob.XVI-12
ピアノ協奏曲第11番ニ長調 Hob.XVIII-11
(カデンツァ:ダリア・グロウホヴァ) |
ダリア・グロウホヴァ(ピアノ)
パヴェル・ゲルシテイン(指揮)
スタジオ・オーケストラ |
2006年より演奏活動をスタートさせたロシアのピアニスト、ダリア・グロウホヴァ。知られざる音楽作品や独自のトランスクリプションを得意とし、ハイドンの協奏曲でも自作のカデンツァを用いてその手腕を発揮。さっぱりとした切れ味のよいタッチでハイドンの作品を軽快に奏でる。
2011年12月の録音。 |
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ハイドン:ピアノ三重奏曲集 Vol.3
ピアノ三重奏第41番ト長調 Hob.XV-41
ピアノ三重奏第14番変イ長調 Hob.XV-14
ピアノ三重奏第26番嬰ヘ短調 Hob.XV-26
ピアノ三重奏第10番変ホ長調 Hob.XV-10
ピアノ三重奏第27番ハ長調 Hob.XV-27 |
メンデルスゾーン・ピアノ三重奏団
〔ピョートル・シロチン(ヴァイオリン)、
フィオナ・トンプソン(チェロ)、
チャン・ヤティン(ピアノ)〕 |
メンデルスゾーン・ピアノ三重奏団が贈るハイドンのピアノ三重奏曲集の第3弾。
軽やかなピアノにヴァイオリンの繊細な音色が寄り添い、チェロと見事な調和を示している。ロシア、台湾、イギリスの多国籍アンサンブルが息のあった好演を繰り広げる。
2011年12月20日−22日、タコマパーク(アメリカ)での録音。 |
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CRC 3256/3257
(2CD)
\4600
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アルベニス:組曲《イベリア》(全曲) |
ポール・ヴェローナ(ピアノ) |
スペインの作曲家イサーク・アルベニス(1860−1909)の晩年の傑作であり、ドビュッシーやメシアンから称賛の的となった組曲「イベリア」。イタリアのヴァルセージア国際音楽コンクール、ロマン派ピアノ部門入賞の経歴を持つアメリカのピアニスト、ポール・ヴェローナのデビューレコーディング。
スペインの民族音楽に影響を受けたアルベニスの代表作を、色彩豊かな響きと柔らかなタッチで描いている。
2008年10月6日、9日&11月14日の録音。 |
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コンスタンティニデス:協奏曲集
2つのヴァイオリンと管弦楽のための詩編協奏曲
LRC185b *
ピアノと管弦楽のための協奏曲 LRC252**
ギターと室内オーケストラのための古典協奏曲
LRC149+
チェロと管弦楽のための協奏曲−中国IV深セン
LRC139b ++ |
ディノス・コンスタンティニデス(指揮)
ルイジアナ・シンフォニエッタ
レナータ・アラド(ヴァイオリン)*
エスペン・リルシュラッテン(ヴァイオリン)*
カルロス・リアズエロ(指揮)**
LSU交響楽団**
マイケル・グルト(ピアノ)**
ロナルド・カドー(ギター)+
デニス・パーカー(チェロ)++ |
ルイジアナ州立大学(LSU)作曲学科長、ルイジアナ・シンフォニエッタの音楽監督の任にある現代ギリシャの巨匠ディノス・コンスタンティニデス(1929−)。ブルックリン大学国際室内楽コンクールを皮切りに数多くの作曲賞を獲得しているコンスタンティニデスの自作自演集が登場。革新的で自由な手法を用いた作品を、世界各国で活躍するLSU交響楽団の実力派ソリストらと共にダイナミックに奏でる。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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ピエール・フルニエの弟ジャン・フルニエによる優美なモーツァルト
モーツァルト:
(1)ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」
(3)ドビュッシー:レントよりおそく
(4)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
(5)フォーレ:子守唄op.16
(6)ラヴェル:一寸法師(組曲「マ・メール・ロワ」より)
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ジャン・フルニエ(ヴァイオリン)
(1)(2)ミラン・ホルヴァート指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
(3)-(6)ジネット・ドワイヤン(ピアノ) |
全曲世界初CD 化!チェリスト、ピエール・フルニエの弟ジャン・フルニエによる優美なモーツァルトのヴァイオリン協奏曲、第3
番、第5 番「トルコ風」
ボーナス・トラックは超稀少な日本録音!!
録音:(1)(2)1952 年6 月、ウィーン、コンツェルトハウス、セッション録音
(3)-(6)1958 年2 月19 日、東京、赤坂、ラジオセンター・第1スタジオ)、セッション録音/モノラル
使用音源:(1)(2)Westminster (U.S.A.) XWN
18549(33 rpm)、(3)-(6)Westminster (Japan)
WF 9001(45 rpm)
■制作者より
チェリスト、ピエール・フルニエの弟でヴァイオリニストのジャン・フルニエ(1911-2003)。彼は非常に柔らかく、粋な演奏することでも知られていますが、このモーツァルトの2
つの協奏曲はその代表的遺産です。こんなに優雅でしゃれた演奏は、もはや今日では聴くことが出来ません。
■超稀少な日本録音
フルニエは妻でありピアニストのジネット・ドワイヤン(1921-2002)と世界各地を回っていましたが、1958
年初頭、夫妻は日本を訪れ、その際日本のレコード会社によって小品が収録されました。この録音は45
回転盤のみの発売だったせいか、その存在はほとんど忘れ去られており、中古市場でも極めて入手が難しいものです。さらに、解説には当時、ウエストミンスターの文芸部長だった今堀淳一氏による録音現場の貴重な証言を、ご遺族の特別の許諾により転載しています。(以上、平林直哉) |
HAENSSLER
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マゼール20代、シュトゥットガルト放響との気迫の演奏!
ベートーヴェン:コリオラン序曲ハ短調 op.62
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 op.36
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116 |
ロリン・マゼール(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団 |
ベートーヴェンの交響曲第2番と当時の現代曲であったバルトークの管弦楽のための協奏曲を熱演まさに歴史的価値の高い録音!
録音:1958 年12 月3 日、シュトゥットガルト、リーダーハレ、(SWR
収録)/ADD、モノラル
巨匠ロリン・マゼールの若かりし演奏が当シリーズで初登場しました。マゼールは1930
年生まれとのことですから、1958 年はマゼール28
歳となります。マゼールは同年9 月にルツェルン・フェスティヴァルにも登場し、アイザック・スターン独奏のチャイコンでも好サポートをした名演(Auidite
レーベル AU 95624)を残しております。
1958 年12 月、まさに新進気鋭の指揮者が演奏したのは、ベートーヴェンの交響曲第2
番、コリオラン序曲、そして、バルトークの管弦楽のための協奏曲でした。レパートリーが広く“苦手分野”
がないと思わせる程、様々な演奏形態の作品を演奏しているマゼールですが、20
代にしてベートーヴェンと当時の現代曲とも言えるバルトークを取り上げていたのは、やはりただものではなかったことがわかります。バルトークの管弦楽のための協奏曲Sz.116
は1943 年作曲、翌44 年にボストン市にてセルゲイ・クーセヴィツキー指揮のボストン交響楽団によって初演された作品です。マゼールはこのバルトーク晩年の傑作に挑む知識と情熱により演奏しました。当録音は非常に歴史的価値の高い演奏と言えましょう。 |
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「ゲザ・アンダSWR 録音集Vol.4」
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調
op.15
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」
op.73 |
ゲザ・アンダ(ピアノ)
(1)カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク
(2)南西ドイツ放送交響楽団
(現:バーデン=バーデン&フライブルクSWR
交響楽団)
ハンス・ロスバウト(指揮) |
気品の極み!ゲザ・アンダの名演集の第4弾はロスバウト指揮のベートーヴェンの「皇帝」と弾きぶりの第1番!
録音:(1)1960 年2 月9日、SDR シュトゥットガルト
(2)1956 年4月18日、SWRバーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(SWR収録)/ADD、モノラル
ゲザ・アンダのSWR 放送録音シリーズ第4 集は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1
番と第5 番「皇帝」です。当シリーズの前作「ゲザ・アンダSWR
録音集Vol.3 / モーツァルト& ラヴェル」(94
216)でも気品と音楽に対する敬愛を感じさせる演奏を聴かせてくれましたが、今回もアンダの持ち味であるこのスタイルで演奏されております。
アンダと言えばモーツァルトのピアノ協奏曲全曲をカメラータ・アカデミカ・ザルツブルクとの弾きぶりした演奏が名盤として知られておりますが、当盤ではベートーヴェンの初期の作品、ピアノ協奏曲第1
番を当団とやはり弾きぶりで演奏しております。気品の極みの演奏で丁寧な音楽作りの中から美しい音楽を紡ぎ出しております。
「皇帝」では信頼関係の厚い、ハンス・ロスバウトを指揮に迎え、堂々たる演奏を披露しております。技巧的な箇所も音楽的に自然な流れを大切に演奏をしており、単に丁寧なだけではない、確固たる実力と表現力に圧倒されます。ゲザ・アンダ・ファンにはたまらない、新たな名演が当シリーズに加わりました。なお、アーカイヴのマスター・テープは状態も良く、モノラルながら聴きやすい音質でございます。 |
<メジャー・レーベル>
SONY
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8888375181-2
\2400→\2190 |
アンドレア・バケッティ(P)
J.S.バッハ:
『カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV
992』
『イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989』
『協奏曲第1番ニ長調BWV972(原曲:ヴィヴァルディ)』
『協奏曲第3番ニ短調BWV974(原曲:ヴィヴァルディ)』
『イタリア協奏曲ヘ長調BWV971』
『コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV659』
『コラール「覚めよと呼びわたる物見の声」BWV654』 |
アンドレア・バケッティ(P) |
アンドレア・バケッティ/イタリアン・バッハVol.1
バケッティ=バッハ・チクルス第2弾。これぞ21世紀のバッハ演奏。鬼才バケッティが挑むバッハの名演。
昨年発売した「フランス組曲」に続き、イタリアを代表する鬼才ピアニストの一人、アンドレア・バケッティのソニー・クラシカルへのバッハ・チクルス第2弾が登場。今年スカルラッティのソナタ集を発売したばかりのバケッティですが、彼がライフワークとして取り組み、これまでさまざまなレーベルで録音してきたバッハの作品でも、歴史的チェンバロ奏法を研究しそれを応用した自由な発想によって、様々な角度から作品の魅力や特徴を捉えています。
ソニー・クラシカルには、これまで他レーベルに録音してきた作品も含め、バッハの全鍵盤作品を録音する予定ですが、今回は比較的演奏が少ない「BWV992」と「BWV989」や、バッハがイタリア音楽を学ぶためにヴィヴァルディの協奏曲をソロ鍵盤楽器のために編曲した「BWV.972」と「BWV.974」など、バッハがイタリア風協奏曲の原理を取り入れ作品を収録。
今回もファツィオリの多彩な音色を駆使し、見事なテンポとアコーギグ、柔軟で軽やかさで表現した絶品な美しさ、そして千変万化のニュアンスを引き出しています。
【録音】2013年、イタリア、サチレ、ファツィオリ・コンサート・ホール (デジタル:セッション) |
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8888375229-2
(2CD)
\2400→\2190 |
クリスティアン・ゲルハーヘル/歌の芸術(リート・ベスト)
【Disc1】
シューマン:『詩人の恋Op.48』より
「美しい五月には」「僕のあふれる涙から」
「ばらに百合に鳩に太陽」「君の瞳に見入る時」
「あれはフルートとヴァイオリン」「あの歌を聞くと」
「若者が娘を恋し」「まばゆい夏の朝に」「僕は夢の中で泣いた」,
シューベルト:『白鳥の歌 D.957』より
「セレナーデ」「鳩の便り」,
シューベルト:
『春にD.882』『夜曲D.672』『月に寄すD.193』『ギリシアの神々D.677
(第2稿)』,
ベートーヴェン:
『連作歌曲「遥かなる恋人に寄す」Op.98』『アデライーデOp.46』,
ハイドン:『不幸な愛の慰め』,
ブラームス:『窓辺で』『恋人のところへ行く道』,
グリュック:『不実(涼しい谷底で)』,
シューベルト:『美しき水車小屋の娘D.795』より「さすらい」「どこへ?」「苛立ち」「凋んだ花」
【Disc2】
シューベルト:
『冬の旅D.911』より
「おやすみ」「風見の旗」「氷結」「菩提樹」「春の夢」「辻音楽師」,
シューベルト:
『夕映えのなかでD.799』『ミューズの子D.764』『きみは憩いD.776』
『若者と死D.545』『死と乙女D.531』『墓堀人の郷愁D.842』,
ブラームス:『ああ、死よ、人間にとってOp.121-3』,
シューマン:『リーダークライスOp.39』より
「異郷にて」「森の対話」「静けさ」「月の夜」「春の夜」,
シューマン:『6つの詩Op.36』より「セレナード」,
マーラー:
『ラインの伝説』『夏の歌い手交替』『恋人の婚礼の時』
『5.美しさゆえに愛するのなら』,
ヴォルフ:
『さあ、もう仲直りしようよ、いとしいひと』
『もうこれ以上うたいつづけられない、だって風が』 |
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クリスティアン・ゲルハーヘル(Br),
ゲロルト・フーバー(P) |
クリスティアン・ゲルハーヘル/歌の芸術(リート・ベスト)
同日発売されるボックスセット(88883751482)から、ドイツの気鋭バリトン、クリスティアン・ゲルハーへル演奏のさらに厳選された名唱が収録されたベスト盤です。
今までARTE NOVA,RCA Red Seal, Sony Classicalに録音して数多くの録音から、最も彼らしい知的な歌唱が堪能できるドイツ語の歌曲が選曲されています。
ドイツ・リートへの入門アルバムとしても好適です。
解説書には歌詞テキストとユルゲン・ケスティングによるライナーノーツを掲載。(日本語訳はありません。)【録音】1999〜2012年
(デジタル:セッション) |
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8888371155-2
\2400 |
エドゥアルド・パニアグァ古楽団の名盤再発売
アルフォンソ10世(賢王)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」 |
エドゥアルド・パニアグァ(指揮)
エドゥアルド・パニアグァ古楽団 |
13世紀スペインの「聖母マリア頌歌」から,マリアの生涯をたどった歌を集めたもの。当時のマリア信仰の篤さを感じられ、キリスト教とイスラム教が交錯する民族的雰囲気も感じさせてくれます。
エドゥアルド・パニアグァはかつて古楽演奏に衝撃を与えたグレゴリオの弟で、さまざまな時代楽器を駆使したアレンジを展開します。そして独特なリズム感で親密で心暖まる歌と、人間の心に響く信仰心を感じる演奏を聴かせてくれます。
インターナショナル盤としては長らく生産中止となっていたものの再発売となります。
【録音】1996年6月, スペイン、バリャドリッド、聖エスピーナ修道院[デジタル:セッション] |
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8888373859-2
\2400→\2190 |
オルガ・ペレチャッコ/アラベスク〜名オペラ・アリア集
モーツァルト:
『アリア「ああ、情け深い星たちよ、もし天にいて」K.538』
『ドン・ジョヴァンニ〜
「酷いですって・・・そんな事はおっしゃらないで下さい愛しい人よ」』
『フィガロの結婚〜「恋人よ、早くここへ」』,
ロッシーニ:『テーティとペレーオの結婚〜「ああ、彼女たちは逆らえぬ」』,
ベッリーニ:『清教徒〜「私は美しい乙女」「あなたの優しい声が」』,
ヴェルディ:『シチリア島の夕べ祈り〜「ありがとう
皆さん」』,
グノー:『ミレイユ〜「おお、身軽なつばめよ」』,
ビゼー:『ヴァスコ・ダ・ガマ〜「きみの心を開いてくれ(スペインのセレナード)」,
エヴァ・デラックァ:『ヴィラネル』,
アルディーティ:『くちづけ』,
J.シュトラウス:『こうもり〜「無垢な田舎娘を演じる時は」』,
アラビエフ:『ナイチンゲール』 |
オルガ・ペレチャッコ(Sp),
エンリケ・マゾッラ(指揮)
北ドイツ放送交響楽団 |
ロシアの名花ペレチャッコのソニー・クラシカル第2弾。
今年のザルツブルク音楽祭で「ルーチョ・シッラ」をヴィラゾンと共演するペレチャッコの多彩な実力が発揮されたアリア集が登場。
2010年の「ラ・フォル・ジュルネ〜熱狂の日」で、ピアニストのベレゾフスキーと共演。その美しい舞台姿と圧倒的な声で聴衆を魅了したソプラノ、オルガ・ペレチャッコ。1980年サンクトペテルブルク生まれのペレチャッコは、小さい時からマリインスキー劇場で児童合唱のメンバーを務めました。2005年からはハンブルク州立歌劇場のメンバーとなり、2007年に「オペラリア」コンクールで第2位を受賞。その後ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、シャンゼリゼ劇場に登場し喝采を浴びました。
またロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルの常連メンバーでもあります。
現在はベルリンを拠点に活躍、今年はヴィラゾンと共演するモーツァルト「ルーチョ・シッラ」でザルツブルク音楽祭にデビューするほか、2014年にはスカラ座やメトロポリタン歌劇場にも出演するなど、世界が彼女の歌に魅了されています。日本では、ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニのオペラ・アリアを歌いましたが、彼女のレパートリーは驚くほど幅広く、ヘンデル、モーツァルトからワーグナー、R.シュトラウスまでをも含みます。
前回のアルバムにもましてそのテクニックと魅惑的な情緒も加わり、その驚異的なコロラトゥーラと、強靭な声、情熱的な語り口で歌い上げています。【録音】2013年,
[デジタル:セッション] |
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8876541307-2
\2400 |
シンフォニー・ディ・ヴィオール〜
ルネッサンスから初期バロック時代イタリア・ヴィオール合奏作品集
ロレンツォ・アレグリ:『Primo ballo della
notte d'amore』,
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ:
『Canzona Franzesa a 4 per concerto
de viole ad arco』
『Gagliarda cromatica a cinque detta
la Trabacina a 5』
『Canzona Franzesa cromatica』『Canzona
Franzesa a 4』,
マルコ・アントニオ・フェッロ:
『SonataVI』『Sonata IX a 4 viole』『Sonata
X a 4 viole』,
ケルビーノ・ワエシック:『Canzona ottava
& terza』,
ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ:
『Liquide perleamor: Lautendiminution
uber Luca Marenzio: Madrigal』,
ジョヴァンニ・バッサーノ:
『Liquide perle amor: Diminution uber
Luca Marenzio: Madrigal』,
ビアージョ・マリーニ:
『Passacalio』『Canzon terza a quattro
tromboni o viole』,
アレッサンドロ・ピッチニーニ:『Toccata
a dui liuti』,
グレゴリオ・ストロッツィ:
『Euphonia, capricci da sonare』
『Gagliarda III "e per concerto
di viole"』
『Passa y Calla (Toccata de Passacagli)』,
ジョヴァンニ・レグレンツィ:
『Sonata sesta a 4 viole da gamba o come
piace』 |
ザ・シリウス・ヴィオールズ |
ヴィオール属はヴァイオリン属とは異なり、弦の数がヴァイオリン属は4本に対してヴィオールは6〜7本で調律法も異なり、演奏するときは両足で挟み込んで弾くなどの違いがあります。
またヴァイオリン属に比べて弦の張力が弱いため、ヴァイオリンのような強くて輝かしい音は出せない代わりに、繊細で滋味溢れる音色が特長といえます。ルネッサンス時代からバロック期においてのヴィオール属は華であり、数多くの作曲家・演奏者がいました。しかし16世紀にイタリアで発達したヴァイオリン族の流行とともにあまり使われなくなっていきます。
このアルバムでは、ルネッサンスから初期バロック時代イタリアのヴィオール合奏のための作品が収録されています。
名手ヒレ・パールと彼女の同僚や弟子などから結成されたヴィオール・アンサンブル「ザ・シリウス・ヴィオールズ」によって、フランスとは異なった美しさを堪能できます。【録音】2012年9月,
ドイツ、ゼングヴァルデン福音教会[デジタル:セッション] |
DHM
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8872546803-2
\2400 |
J.Sバッハ:カンタータ集
J.S.バッハ:
コラール前奏曲「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV687
カンタータ第38番「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV38
コラール前奏曲「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たり」BWV684
カンタータ第7番「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たり」BWV7
コラール前奏曲「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV741
カンタータ第2番「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV2 |
ローランド・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアータ(ピリオド楽器アンサンブル)
ラ・シャペル・ドゥカーレ(声楽アンサンブル) |
コラールは、もともとルター派教会にて全会衆によって歌われるための賛美歌です。
マルティン・ルターは、教会でラテン語ではなくドイツ語を用いるべきであると主張し、新しいコラール作品を作曲、収集し、ルター自身もいくつかのコラールを作曲しました。彼のこうした宗教改革によって、ドイツ音楽も独自の発展を遂げていきました。
信仰は個人と神の間に成立するものという固い信念のもとに成立したルター派のキリスト教。バッハもその信仰者であり、ゆかりの地ザクセンはとりわけルター派の根強い土地柄でした。毎週行われるミサのために、バッハはルターの残した旋律をいくつか借用し、カンタータに取り入れていきました。そうしたルターの詩によるカンタータの中から3曲を、ローランド・ウィルソン(指揮)
のムジカ・フィアータとラ・シャペル・ドゥカーレが起用され、バッハらしい独特なドイツ伝統的なポリフォニーが展開されます。豊かで壮麗なハーモニーが素直で暖かい音楽となり、心を打ちます。バッハが1703年〜05年にオルガニストをつとめたアルンシュタットのボニファティウス教会での録音です。【録音】2012年8月,
ドイツ、アルンシュタット、ボニファティウス教会[デジタル:セッション] |
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8888372282-2
\2400 |
ポッジャーの実兄ジュリアンの歌うイギリス・リュート歌曲集
ジョン・ダウランド:
『Aloe』『Come Away』『Fie on This Feigning』
『Were Every Thought an Eye』『Mrs. Vaux's
Gigge』
『Can She Excuse My Wrongs』『Flow Not
So Fast, Ye Fountains』
『If My Complaints』『Fair Sweet Cruel』『La
mia Barbara』
『All Ye, Whom Love of Fortune Hath Betrayed』『GoCrystal
Tears』
『Weep You No More, Sad Fountains』『Awake,
Sweet Love』
『Can She Excuse My Wrongs』『Come Again』『Mignarda』,
トーマス・キャンピオン:
『Follow Thy Fair Sun I』『Follow Thy Fair
Sun II』,
ウィリアム・バード:
『Thou Poet's Friend』『Ambitious Love』『The
Match That's Made』,
ロバート・ジョンソン:
『Tell Me Dearest, What Is Love? I』
『Tell Me Dearest, What Is Love? II』
『Tell Me Dearest, What Is Love? III』 |
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ジュリアン・ポッジャー(T),
リー・サンタナ(リュート),
ザ・シリウス・ヴィオールズ |
リー・サンタナ&ジュリアン・ポッジャー/リュート・ソングズ〜ダウランドの時代のイギリス・リュート歌曲集
バロック・ヴァイオリニストとして有名なレイチェル・ポッジャーの実兄ジュリアン・ポッジャーによる、多様な手法によってエリザベス朝の庶民の生活感情を率直に歌い上げたダウランドを中心としたリュート伴奏による歌曲集。
リュートの名手リー・サンタナをバックに、メランコリックな味わいを持ったこれらの歌曲の哀調を帯びた旋律の魅力を引き立てる、素晴らしい歌唱を披露しています。【録音】2013年,
[デジタル:セッション] |
<映像>
7/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ANIMA RECORDS
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ANM1 30300001
(2CD)
\4200 →\3790
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エレーナ・ロメロ:ピアノ作品全集
[CD1]
(1)2つの冬の前奏曲 (2)道化師の踊り (3)ソナタ ニ長調
(4)「ファルスタ」に基づくフーガ (5)ソナタ ト短調
(6)トゥーリナへ捧げる歌 (7)アルバイシンでの夜に
(8)田舎の踊り (9)日は沈み、子は眠る
[CD2]
(1)ピアノのためのシャンソネット
(2)ピアノのための「ギター・ソング」の主題に基づく2つの楽章
(3)3つの音に基づく歌と踊り (4)ピアノのための3つの小品
(5)主題に基づく幻想曲
(6)ピアノあるいはオルガンのための3つの楽章
(7)夜想曲「田園詩」 (8)暗示 |
アルベルト・ポルトゥゲイス(Pf) |
20 世紀スペインの女流作曲家エレーナ・ロメロのピアノ作品全集
録音:2010 年2 月、セント・ポール大聖堂(ロンドン)
シャブリエのピアノ作品全集(ANM1 30300002)に引き続き、Anima
Records レーベルからピアノ・ファン必見の希少なピアノ全集がリリースされる運びとなりました!
エレーナ・ロメロ(1908-1996)は、スペインのマドリードに生まれた20
世紀の女流作曲家。ピアニストとして活躍する傍ら、数々の作品を残しました。
12 歳という若さでピアニストとしてデビューした彼女は、その前半生にスペイン内戦を経験します。動乱の中でなおコンサート活動を続けた彼女が、本格的に作曲活動を始めるのは1940
年代のこと。本アルバムでは、彼女が1942 年から1991
年までにわたって残したピアノ作品を一挙収録しています。
作品の多くは母国スペインにまつわるものが多く、新古典主義の響き、ロマン主義の響き、バロックの響き…様々な響きを取り入れつつも、その根底には母国スペインの地域色を感じさせる旋律が聞こえてきます。どこかラヴェルに近い響きも思わせる、不思議な和声の混じりこんだ独特の響きは魅力的。時に愉しく、時に哀切な旋律が胸を打ちます。全体的に超絶技巧で魅せるというよりも、シンプルな音構成の中に深い味わいを持たせた作品ばかり。夜に一人、オーディオ・ルームでじっくりと集中するにはとっておきの音楽が詰まっています。
今回、歴史の陰に埋もれてしまったロメロの作品に光を当てたのは、2011
年に70 歳を迎えた往年の名手アルベルト・ポルトゥゲイス。スペイン語を公用語とするアルゼンチン出身ということで、ロメロの作品が持つ民族情緒あふれる響きを見事に表現しています! |
HAENSSLER
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98 636
(2CD)
\3600
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ヘルムート・リリング(指揮)&SWR シュトゥットガルト放送響
オネゲル:火刑台上のジャンヌ・ダルク |
シルヴィエ・ロレール(ジャンヌ・ダルク)
エオシュ・キスファルディ(修道士ドミニク)
カレン・ウィエルズバ(処女)
キズマラ・ペッサッティ(カトリーヌ)
レティツィア・シェラー(マルグリート)
ジャン=ノエル・ブリアン(T)
フランソワ・ル・ルー(Bs)
コレギウム・イウヴェヌム・シュトゥットガルトのメンバー
(子供の声)
マルティーヌ・サニテ(酒樽母さん)
ジャン=ピエール・ケレ(ベドフォード)
フロリアン・シュミット=ボーン(ギョーム・ド・フレヴィ)
コレギウム・イウヴェヌム・シュトゥットガルト少年合唱団
ゲヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト
ヘルムート・リリング(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団 |
リリングによる渾身のジャンヌ・ダルク!!
録音:2011年4 月2 & 3 日、シュトゥットガルト・リーダーハレ・ベートーヴェンザール/DDD
リリングが2011 年4 月に収録したオネゲルによるジャンヌ・ダルク!この曲は1934-35
年にオネゲルによって作曲され、初演は1938
年にバーゼル(演奏会形式)、1950 年にパリ・オペラ座(舞台)にて上演されました。編成は3
人のソプラノ、アルト、4 人のテノール、バス、子どもの声、そして5
人の語り手になっており、詞はP. クローデルによるものです。内容はヨーロッパに迫りつつあったファシズムの危機感の中で、救国の英雄ジャンヌ・ダルクをうたった作品で、ジャンヌは女優の語りだけで歌は歌いませんが、説得力と気迫に満ちたオネゲルの傑作です。 |
MARIINSKY
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MAR 0526
(2SACD HYBRID)
\3400 →\3090
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ゲルギエフ(指)&マリインスキー劇場管
ワーグナー:「ラインの黄金」 |
ルネ・パーペ(Bs ヴォータン)
ニコライ・プチーリン(Br アルベリヒ)
シュテファン・リューガマー(T ローゲ)
エフゲニー・ニキーチン(Bs ファーゾルト)
ミハイル・ペトレンコ(Bs ファーフナー)
アンドレイ・ポポフ(T ミーメ)
エカテリーナ・グバノワ(Ms フリッカ)
ヴィクトリア・ヤストレボワ(S フライア)
ズラータ・ブリチョワ(Ms エルダ)
アレクセイ・マルコフ(Br ドンナー)
セルゲイ・セミシュクール(T フロー)
ジャンナ・ドンブロフスカヤ(S ヴォークリンデ)
イリーナ・ワシリエワ(Ms ヴェルグンデ)
エカテリーナ・セルゲーエワ(Ms フロースヒルデ)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団 |
ゲルギエフ&マリインスキー、「指環」第2弾今回も名歌手勢揃いの「ラインの黄金」!!
録音:2010 年6 月7-10 日、2012 年2 月17、18
日、4 月10 日、サンクトペテルブルク/147’42”
ゲルギエフ&マリインスキーによる「ニーベルングの指環」、第2
弾は「ラインの黄金」です!2010 年6 月9 日のマリインスキー劇場のコンサートホールでの演奏会形式上演を中心に念入りに収録を重ねたもので、ゲルギエフの力の入れようが感じられます。
第1 弾の「ワルキューレ」(MAR 0527)と同様、ここでも優れたキャストが集められています。ヴォータンは美声バスのルネ・パーペ。パーペは、「ラインの黄金」のヴォータンを、バレンボイムの指揮でベルリンとミラノでも歌っており、さすがよくこなれています。悪役も得意とするパーペですから、時々利かせる凄みもさすが。もう一人のドイツ人、ローゲのシュテファン・リューガマーもベルリンでバレンボイムに重用された万能型テノール。モーツァルトも歌う人なので、柔らかくけれどずる賢いローゲを巧みに歌っています。この二人以外はマリインスキー劇場から育った優秀な歌手たちが起用されています。
アルベリヒには、度々の来日で日本でも有名なバリトン、ニコライ・プチーリン。この荒々しくも油断ならぬアルベリヒは秀逸。ヴォータン、ローゲ、アルベリヒの場面は、ゲルギエフの緊張感のある指揮も含めて、今回の録音の聞きどころです。巨人兄弟にも、エフゲニー・ニキーチンとミハイル・ペトレンコというマリインスキー劇場から国際的に羽ばたいたバス二人を惜しげもなく投入。さらにフリッカには、スカラ座やメトの来日公演にも参加して評判だったエカテリーナ・グバノワ。ラインの乙女まで、優れた人材を起用できるのはさすがゲルギエフ。
そのゲルギエフの音楽は、華やかさや迫力、重厚さで押すワーグナーではなく、細部まで神経を巡らせ、歌とオーケストラが良く絡み合うことでワーグナーが本来狙った効果を上げる音楽作り。しばしば歌付きの交響詩のようになってしまうワーグナーのオペラが、もっと繊細かつ斬新な音楽劇であることをゲルギエフはよく分かっています。ことに対話が重要な「ラインの黄金」ではその効果は絶大。もちろん、必要なところではマリインスキー劇場管弦楽団がフルで稼動する華麗な音楽も引き出しています。
優秀録音がSACD Hybrid で発売というのも嬉しいもの。オーディオマニアも注目です!
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TACTUS
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ハープ・デュオのためのヴェルディの演奏会用パラフレーズ集
デ・ロッキス:ヴェルディの歌劇《エルナーニ》より
「乾杯の合唱」と「芝生に光る露のごとく」
Op.13
ヴェルディの歌劇《エルナーニ》のモチーフによるポプリ
Op.14
カラミエッロ:ヴェルディの歌劇《エルナーニ》によるデュエット
ザマーラ:
ヴェルディの歌劇《ルイザ・ミラー》によるディヴェルティスマン
ヴェルディの歌劇《リゴレット》によるディヴェルティスマン |
アルキミア・デュオ
〔アリーチェ・カラデンテ(ハープ)、
アレッサンドラ・ヅィヴェリ(ハープ)〕 |
ヴェルディの旋律に魅了されたイタリアの音楽家たち。ハープ・デュオのための演奏会用パラフレーズ集!
フランツ・リストに代表されるように多くの作曲家たちを魅了し、様々な楽器のための作品として生まれ変わったジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901)のオペラのメロディ。
イタリアのタクトゥス(Tactus)が集めたヴェルディの演奏会用パラフレーズ集は、ピアノや管楽器ではなく「2台のハープ」のためのオリジナル作品!
19世紀〜20世紀初期のイタリアの音楽家たち、マリアンナ・クレティ・デ・ロッキス(1822−1890)、ジョヴァンニ・カラミエッロ(1838−1938)、アントニオ・ザネッラ(1829−1901)の"ヴェルディの旋律"をテーマとした作品は、全てが優雅で華麗。
2台のハープの調べに乗ってイタリアに舞った優美なる音楽。ハープ・デュオのために生まれ変わったヴェルディの旋律も、また格別です。2013年2月、マッサ・フィナレーゼ(イタリア)での録音。 |
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TC 882480
(3CD/特別価格)
\4800 →\4380
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ザンドナーイ:室内楽&室内オーケストラのための作品集
シンフォニエッタ・セッテチェンテスカ RZ.231/
弦楽のための子守歌 RZ.207/
セレナータ・メディオエヴァレ RZ.213/スプリーン
RZ.228/
イル・フラウト・ノットゥルノ RZ.226/
コンチェルト・アンダルーソ RZ.227/
弦楽四重奏曲ト長調 RZ.210/
三重奏曲〜ヴァイオリン、チェロとピアノのためのセレナータ
RZ.217/
カンツォーネ《シェーナ・デリ・ウッチェリーニ》
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夕べ RZ.211/ワルツのテンポで RZ.212/
テレフンケン RZ.21/ニンナ・ナンナ RZ.18/
アリエッテ RZ.93/ノッティ・ダゴスト RZ.96/
眠っているのか、美しい人よ、眠っているのか
RZ.113/
ヴォカリッツォ/ヴァル・ディ・ソーレの春
RZ.220 |
トリオ・グァリーノ
トレント室内管弦楽団《アンサンブル・ザンドナーイ》
ジェシカ・ダルサント(フルート)
ステファーノ・グァリーノ(チェロ)
ジャンカルロ・グァリーノ(指揮) |
イタリア・オペラの名匠ザンドナーイの卓越した管弦楽法がここに!
マスカーニに作曲を学び、リコルディ社の中興の祖ジュリオ・リコルディにもその才能を認められたイタリアの作曲家リッカルド・ザンドナーイ(1883−1944)
未完に終わったプッチーニの歌劇「トゥーランドット」の補筆者にも筆頭候補として推薦されるなど、師であるマスカーニやプッチーニの伝統を受け継ぐイタリア・オペラ界の重要な作曲家である。
イタリア・オペラの作曲家としてその名を広めたザンドナーイだが、優れた管弦楽法の持ち主でもあり、中でも「コンチェルト・アンダルーソ」は、器楽作品の作曲家としての才能が発揮された代表作である。
これだけまとまった形でのザンドナーイの室内楽、室内オーケストラ作品集は非常に貴重。ザンドナーイのもう1つの姿を映し出す見事な企画です。2004年、ロヴェレート(イタリア)での録音。 |
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ガッフーリオ:
ミサ・デ・カルネヴァル
スターバト・マーテル
モテット集 |
イル・コンヴィット・アルモニコ
バスケニス・アンサンブル
ステファノ・バスキーニ(指揮) |
15世紀後期〜16世紀初期のイタリアにおける最も重要な音楽理論家の1人、フランキーノ・ガッフーリオ〔フランキヌス・ガッフリウス〕(1451−1522)の教会音楽集。
代名詞でもある音楽理論に支えられ、優れた対位法と旋律を併せ持ったガッフーリオの教会音楽。
音楽理論家としてはもちろんのこと、ベルガモ大聖堂の音楽監督、ミラノ大聖堂の楽長を歴任するなど、ガッフーリオが当時のイタリアの教会音楽の発展に与えた影響は大きい。2012年1月、ルニジャーナ(イタリア)での録音。 |
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アルベルト・ファーノ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
幻想ソナタ ニ短調/アルバムのページ/
アンダンテ・アパッショナート/アンシエタ/
J.S.バッハ(ファーノ編):ソナタ ニ長調
BWV.1016 |
デュオ・コンマ
〔ロベルト・コスタ(ヴァイオリン)、
フィリッポ・ファリネッリ(ピアノ)〕 |
19世紀後半〜20世紀前半のイタリアで、コンポーザー=ピアニスト、教師として活躍したグイード・アルベルト・ファーノ(1875−1961)。
「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」に収められている作品は、ボローニャで師事したマルトゥッチを思わせる古典的な器楽の作曲技法が特徴的。
未出版や初出版の作品、バッハのソナタのアレンジなどを通して、ブゾーニやマルトゥッチ、レスピーギも一目置いた20世紀イタリア器楽界の知られざる1面が見えてくる。2011年6月&2012年11月、ペルージャ(イタリア)での録音。 |
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14世紀のサンタ・マリア・マッジョーレのコラール集
アレルヤ/ロラーテ・チェリ/サンクトゥスI/
キリエ/サンクトゥスII/グローリア/アレルヤ/
サンクトゥス/パトレム/サンクトゥス/
サルタレッロ/サンクトゥス/サルタレッロI/
ベネディクタとベネラビリス/アニュス・デイ/
アニュス・デイ/ランディーニ:愛よ、この乙女を |
アンサンブル《デ・ボン・パローレ》
マルコ・ジャチントゥッチ(指揮) |
イタリア中部アドリア海沿岸のアブルッツォ州や周辺地域の音楽家たちによる聖歌を収めた「グアルディアグレーレ写本」。
1979年までグアルディアグレーレに保管されていたサンタ・マリア・マッジョーレ(聖母マリアの聖堂)のための14世紀の音楽が、古楽アンサンブル、デ・ボン・パローレの異国情緒あふれる響きで、長き封印から解放される。2013年2月、キエーティ(イタリア) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
HAENSSLER
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98 022
(2CD)
\3600
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リリングの名演、モーツァルト編による「メサイア」が復活!!
ヘンデル(モーツァルト編):
オラトリオ「メサイア」K.572 |
ドンナ・ブラウン(S)
コルネリア・カリッシュ(S)
ロベルト・サッカ(T)
アラステア・マイルズ(Bs)
ヘルムート・リリング(指)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム |
録音:1991年
リリングの録音の中でも誉れ高き名演、モーツァルト編曲によるヘンデルの「メサイア」が嬉しい復活となります。ウィーンの音楽愛好家の男爵から私的上映用に編曲を依頼されたモーツァルト編曲版はトランペットの大胆なアレンジなど聴きどころがたくさんあります。 |
MARSTON
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52071-2
(2CD)
\4800 →\4380
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「フレデリック・ラモンド〜希少放送音源とアコースティック録音選集」 |
フレデリック・ラモンド(ピアノ) |
CD1)
[放送用音源]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37(カデンツァ:クララ・シューマン版)
共演:
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (録音:1939年10月29日)
リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
共演:
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (録音:1937年2月7日)
リスト:小人の踊りS.145,No.2
(録音:1937年2月7日コンセルトヘボウ・ブロードキャスト・アンコール)
[アコースティック・レコーディング・セレクション]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
(録音:1921年11月7日)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2
(録音:1922年4月3日-6月16日)
CD2)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
(録音:1923年6月16日-9月18日)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
(録音:1922年6月16日-1923年9月18日)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調「熱情」Op.57 (録音:1923年9月18日)
ショパン:マズルカ嬰ハ短調Op.63-3 (録音:1941年12月17日)
★未発表録音
ショパン:マズルカ ヘ短調Op.7-3 (録音:1941年12月17日)
★未発表録音
[1945年3月25日放送のBBC放送音源]
「ラモンド氏、リストとの最初の出会いを語る」(スピーチ)(1945年3月6日収録)
リスト:鬼火 (1945年3月8日録音)
「ラモンド氏、リストの伝説について語る」(スピーチ)(1945年3月6日収録)
リスト:愛の夢(1945年3月8日録音) |
リストの高弟にしてブラームスやビューローからも直接学んだフレデリック・ラモンドの貴重な録音集
リマスタリング:2013年ウォード・マーストン
フレデリック・ラモンド(1868-1948)はスコットランド出身で19世紀後半から20世紀にかけて活躍したピアニスト。ドイツに留学し、マックス・シュヴァルツとハンス・フォン・ビューローに師事、1885年にはワイマールとローマで最晩年のフランツ・リストに教えを受けている。また1886年にはブラームスから直接、ブラームス作品についての指導を受けるなど、19世紀に活躍した大作曲家の演奏様式を今日に伝える重要な役割を担った。一方、彼の弾くベートーヴェンは早くから定評があり、アルトゥール・シュナーベルが登場するまでヨーロッパではその方面の第一人者と目されていた。1920年代から30年代にかけて多くのベートーヴェンの作品を録音し、当ディスクはその一部を中心に構成されている。また僅かながら得意のリストと短いながらレイモンド自身のレクチャーも収録されており、作曲者直伝の演奏様式を知る上で大変貴重。なお音源はコンセルト・ヘボウとBBCの放送音源のほかは全てEMIによるもので、今回のディスク化に際してワード・マーストン氏による細心のリマスタリングが施されているためノイズも少なく、この時代の録音としては最良のコンディション。 |
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55001-2
(5CD 3枚価格)
\7200
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「アーサー・エンドレーズ(バリトン)全集」 |
アーサー・エンドレーズ(バリトン) |
CD1)
●「1929-1932年フランス・オデオン録音」
「プロヴァンスの海」(ヴェルディ:椿姫)/「二人は同じ」(ヴェルディ:リゴレット)/
「地獄の亡霊」(トマ:ハムレット)/
エンドレーズ、フランスのラジオ放送で
ソプラノのエイデ・ノレーナとハムレットの役について語る(スピーチ)/
「夜想曲」(フランク)/「悪魔め鬼め」(ヴェルディ:リゴレット)/
「闘牛士の歌」「私はエスカミーリオ」(ビゼー:カルメン)/ほか全21トラック
CD2)
●「1929-1932年フランス・オデオン録音(続き)」
エンドレーズ、フランスの放送でヴェルディ:オテロのヤーゴ役について語る(スピーチ)/
「私は残酷な神を信じる」(ヴェルディ:オテロより)/
「あなたの妻の手の中におそらく」(ヴェルディ:オテロより)
共演:ルネ・ヴェルディエール(T)/
「それはあなたです、私は最後にあなたを」(ビゼー:真珠取りより)
共演:ポール=アンリ・ヴェルニュ(T)/
ほか全9トラック
●プッチーニ:「トスカ」抜粋(フランス語版,フランス・オデオン録音)
「妙なる調和」、「歌に生き愛に生き」ほか全17トラック
CD3)
●プッチーニ:「トスカ」抜粋(フランス語版,フランス・オデオン録音)続き「星は光りぬ」ほか全3トラック
共演:ニノ・ヴァラン(S)、エンリコ・ディ・マッゼイ(T)、ポウル・ペイェン(Br)
●マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」抜粋(フランス語版,フランス・オデオン録音)
「前奏曲とシチリアーナ」「ママも知るとおり」「間奏曲」「乾杯の歌」「母さんあの酒は強いね」、他全11トラック
共演:
ゲルメイヌ・セルネイ(MS)、ガストン・ミケレッティ(T)、
マディ・アーティ(A)、アリス・エナ(S)
●「1932-1938年パテ録音」
「私の息子...」(ロッシーニ:ウィリアム・テルより)/「ここに薔薇がある」(ベルリオーズ:ファウストの劫罰より)/
ほか全4トラック
CD4)
●「1932-1938年パテ録音(続き)」
「無知な死を」(ワーグナー:タンホイザーより)/
「王の娘」(マイアベーア:アフリカ女より)/
「偉大な別れさらば愛する子よ」(ワーグナー:ワルキューレより)/ほか全16トラック
CD5)
●「1932-1938年パテ録音(続き)」
「金の子牛」(グノー:ファウストより)/
「ゆりかご」「秋」(フォーレ)/「通り過ぎて」(パーセル)/
「詩人の恋」より4曲(シューマン)/ほか全15トラック
●「1930年代後半〜1940年代前半頃の放送録音」
「悲しい風景」(ボルデ)/「青春の女神」(ショーソン)/「ナニー」(ショーソン)/
「あなたはどこを歩いているの」(ヘンデル:セメレより)/
「詩人の恋」より4曲(シューマン)/ほか全14トラック |
アメリカ生まれフランスで活躍した名バリトン、エンドレーズ全集
リマスタリング:2013年ウォード・マーストン
アーサー・エンドレーズは1893年シカゴに生まれ、1974年に同地で没したアメリカのバリトン歌手。1921年に奨学金を得てフランス、フォンテーヌ・ブローのコンセルヴァトワール・アメリカに留学、その後、その生涯の大半をフランスで過ごし、1930年代のパリのオペラ界を席巻した。19世紀から20世紀初頭のフランスの洗練されたスタイルを身につけた歌唱は今でもオールド・ファンに根強く支持されている。エンドレーズはフランスものはもとより、ヴェルディ、プッチーニを得意とし、さらにはワーグナーそしてシューマンの歌曲、粋な小歌まで幅広いレパートリーを持ち、しかもそのどれをも自己薬籠中にする優れた技術と強い個性を兼ね備えていた。当Boxはこの稀代のバリトン歌手の今日聴くことの出来るすべての録音を集成している。最新のマスタリング技術によりおよそ80年前の録音が鮮やかに甦る。 |
<国内盤>
<映像>
C−MAJOR(映像)
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71 3504
(Blu-ray)
\5400 →\4990
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ネルソンス&バイエルン放送交響〜「新世界」
アイヴズ:答えのない質問
ジョン・アダムズ:スロニムスキーのイアーボックス
ストラヴィンスキー:ナイチンゲールの歌
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」 |
アンドリス・ネルソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団 |
71 3408
(DVD)
\3400 →\3090
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世界中からひっぱりだこのネルソンス得意の「新世界」を師ヤンソンスの手兵バイエルン放響で振る!
収録:2010 年12 月3& 4 日、ミュンヘン、ヘルクレスザール/
映像監督:アグネス・メス
(Blu-ray) 画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.1,
PCM ステレオ、95mm
(DVD) 画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1,PCM
ステレオ、95mm
世界で最も注目を集めている若手指揮者、アンドリス・ネルソンス。29
歳の若さでバーミンガム市響の首席指揮者と第12
代音楽監督に就任、そして2013/2014 シーズンから第15
代ボストン響音楽監督に就任することが決まっており、今最もオファーの多い指揮者の一人です。
この映像は、師匠ヤンソンスが首席指揮者を務めるバイエルン放送響との演奏で、ドヴォルザークの交響曲第9
番「新世界より」とアメリカの作曲家アイヴズとジョン・アダムズ、そして得意とするストラヴィンスキーの作品を取り上げています。
「新世界」はウィーン・フィルと来日した2010
年、そしてバーミンガム市響と来日予定の今年2013
年のプログラムにも含まれ、バイエルン放響とは2012
年の録音がCDとして発売されているほど、ネルソンスが頻繁に取り上げる作品です。この映像は2010
年12 月に行われたコンサートの模様が収録されています。弦と木管をたっぷり歌わせ、金管も輝かしく華やかに、実に若々しく勢いのある個性的な快演を聴かせてくれます。
アイヴズの「答えのない質問」は、フルート4
本、トランペット、弱音器付の弦楽5 部で書かれています。沈黙の響きの中トランペットが繰り返し奏する「存在の永遠の質問」の主題など革新的な手法で描かれたオーケストラ作品。そしてポスト・ミニマリズムの作曲ジョン・アダムズの「スロニムスキーのイアーボックス」は、ストラヴィンスキーの「ナイチンゲールの歌」に基づいて作曲された作品で、標準的なミニマリズムとより複雑なミニマリズムの作曲法を融合させた管弦楽作品です。ロシア系アメリカ人の音楽評論家ニコラス・ソロニムスキーに捧げられました。そのストラヴィンスキーの「ナイチンゲールの歌」は、中国が舞台の作品で東洋的な響きを色彩鮮やかに躍動的に演奏しています。
■アンドリス・ネルソンス(指揮)バーミンガム市交響楽団 2013年来日予定
11月18日東京オペラシティコンサートホール
11月19 日東京オペラシティコンサートホール |
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71 3304
(Blu-ray)
\5400 →\4990
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タングルウッド音楽祭創立75周年記念ガラ・コンサート
ネルソンス&ボストン響初録音を収録!
ムター、ヨーヨー・マ、ゼルキンなど豪華出演
(1)コープランド:庶民のファンファーレ
(2)バーンスタイン:「オン・ザ・タウン」より3つのダンス・エピソード
I. ザ・グレート・ラヴァー/ II.ロンリー・タウン:パ・ドゥ・ドゥ/
III.タイムズ・スクウェア
(3)ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック
【虹の彼方に
(アーレン/ハーバーグ、Shall We Dance?
(ロジャーズ/ハマースタイン)、
オール・マン・リヴァー(カーン/ ハマースタイン)】
(4)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調〜第2楽章、第3楽章
(5)チャイコフスキー:チェロと弦楽のための「アンダンテ・カンタービレ」
(6)サラサーテ:ヴァイオリンと管弦楽のための「カルメン幻想曲」
(7)ラヴェル:「ラ・ヴァルス」
(8)ベートーヴェン:幻想曲 ハ短調 Op.80「合唱幻想曲」
ボーナス:
タングルウッド音楽祭の歴史、
タングルウッドのジョン・ウィリアムズ |
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(1)-(3)ボストン・ポップス管弦楽団
(1)(2)キース・ロックハート(指)
(3)ジェームズ・テイラー(Vo)
ジョン・ウィリアムズ(指)
(4)エマニュエル・アックス(P)
(4)-(6)タングルウッド音楽センター・オーケストラ
(4)ステファン・アズベリー(指)
(5)ヨーヨー・マ(Vc)
(6)アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)
(6)(7)アンドリス・ネルソンス(指)
(7)(8)ボストン交響楽団
(8)ピーター・ゼルキン(P)
タングルウッド音楽祭合唱団
デーヴィッド・ジンマン(指) |
71 3208
(DVD)
\3400 →\3090
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ネルソンス&ボストン響初録音を収録!タングルウッド音楽祭創立75
周年記念ガラ・コンサート、ムター、ヨーヨー・マ、ゼルキンなど豪華出演陣にも注目!
収録:2012年7 月14 日クーセヴィツキー・ミュージック・シェド(アメリカ/タングルウッド)
2012 年に75 周年を迎えたタングルウッド音楽祭。クーセヴィツキーをはじめ、ミュンシュ、バーンスタイン、小澤征爾などが音楽祭の音楽監督を務め、世界中から有名アーティストが集結しコンサートを行ってきました。
75 周年を迎えた2012 年は、夏の間毎週コンサートが行われ、特に7
月14 日はボストン響、ボストン・ポップス・オーケストラ、ジョン・ウィリアムズ、ヨーヨー・マ、アンネ・ゾフィー・ムター、アンドリス・ネルソンス、ピーター・ゼルキン、デーィッド・ジンマンら豪華メンバーが集まり盛大にコンサートが行われました。この映像は、その時のガラ・コンサートの模様を収録しています。このタングルウッドには音楽祭創始に尽力した当時ボストン響の音楽監督クーセヴィツキーと日本が世界に誇るマエストロ小澤征爾の名を冠したホールがあり、このコンサートはクーセヴィツキー・ミュージック・シェドでの映像です。
そして、何といっても注目なのは、2013/2014
シーズンから第15 代ボストン響音楽監督に就任するアンドリス・ネルソンスのボストン響初録音が収められていることです。演目はラヴェルのラ・ヴァルス。ラヴェルとボストン響と言えば、ミュンシュ時代の名盤がありますが、新シェフとなったネルソンスのラヴェルも、めくるめく色彩感と自由奔放な演奏で堪能できます。また、ムターがソリストとして登場したサラサーテのカルメン幻想曲は、ボストン響のメンバーを多く輩出するタングルウッド音楽センター・オーケストラとの演奏で、未来の仲間たちと最高の演奏を繰り広げています。
本編には、コンサート映像の他、出演者たちの音楽祭に関するショート・インタビューが含まれ、10
分のボーナス映像には、音楽祭の歴史と音楽祭期間中に80
歳を迎えたジョン・ウィリアムズのインタビューが収録されています。
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EUROARTS(映像)
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20 55107
(Blu-ray)
\4700
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シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」 |
リッカルド・シャイー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
マッシミリアーノ・ピサピア(リッカルド)
フランコ・ヴァッサッロ(レナート)
キアーラ・タイギ(アメーリア)
アンナマリア・キューリ(ウルリカ)
ユン・イー・ユー(オスカル)
ライプツィヒ・バレエ
ライプツィヒ歌劇場合唱団 |
シャイーの仮面舞踏会、ブルーレイになって登場!
アルナルド・ポモドーロ(舞台、衣装)エルマンノ・オルミ(演出)、他
収録:2005 年11 月23 日・26 日、ドイツ、ライプツィヒ歌劇場(ライヴ)
(Blu-ray) 画面:1080i Full HD、16:9、音声:PCM
ステレオ、DTS HD Master、字幕:英独仏西伊、137mm
ライプツィヒの顔シャイーが得意のイタリア・オペラを劇場で指揮した映像がブルーレイで登場!この「仮面舞踏会」は、ライプツィヒ・オペラの首席指揮者に就任して、初めて指揮した作品です。歌手はヨーロッパで活躍中の顔ぶれですが、オペラ・ファンには新しい才能を探し出すのに最適な一枚だと言えるでしょう。またシャイー指揮のオペラ録音は思いのほか少ないだけに、貴重な映像となっています。 |
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