≪第71号アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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8/9(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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敬虔な気持ちを高める1枚、イタリアの室内カンタータ集
「Memento mori」〜メメント・モリ〜
(1)モンテヴェルディ:「僕に恋の戯れをお望みなら」
(倫理的・宗教的な森より)
(2)ルイージ・ロッシ:彼の絶望は
(3)作曲者不詳:マッダレーナの嘆き
(モンテヴェルディの「アリアンナの嘆き」に基づく)
(4)ルイージ・ロッシ:おお、哀れな瀕死の男のおろかさ |
レ・クリ・ドゥ・パリ
ジェフロワ・ジュルダン(指揮) |
録音:2012 年7-8 月
「Memento mori」とはラテン語で「死を記憶せよ」、すなわち、自分はいつか死ぬ運命にあることを忘れるな、といった意味。ここに収録された音楽は、確証はありませんが、17
世紀初頭、カトリックの祈祷室で祈りをささげる人々の厳粛な気持ちを高めるために演奏されたと考えられる室内カンタータ。
祈祷室では、様々な集会などが、ラテン語ではなく、イタリア語の各地の方言で執り行われていました。聖職者たちは、当時流行し始めていたオペラなどの世俗的なジャンルの要素をもつ音楽で、しかもラテン語ではなくイタリア語の歌詞をもつものが、参加者たちにメッセージを伝えるのに有効な手段だと感じはじめていました。
ここでは、イタリア初期バロックの大家、ルイージ・ロッシ(1957-1653)による作品などを収録。舞曲風のリズムをもつ器楽作品や、劇的なレチタティーヴォ風の楽章など、歌詞は必ずしも聖書的なものばかりでなく、恋愛のことなども描かれているものもありますが、さながらバッハのカンタータのイタリア版、といった感もある、心震わす作品が並びます。 |
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ルイ・シュヴィッツゲーベル=ワン(ピアノ)
(1)ラヴェル:夜のガスパール
(2)リスト:オーベルマンの谷
(3)ハインツ・ホリガー(b.1939):
Elis、またはピアノのための3つの夜の小品
シューベルト(リスト編):
(4)セレナーデ (5)水の上で歌う (6)君はわが憩い
(7)魔王 |
ルイ・シュヴィッツゲーベル=ワン(ピアノ) |
センス抜群、シュヴィッツゲーベル=ワンが魅せる詩的世界
録音:2013 年4 月
ガイヤールのブラームス作品集(AP 053)でもパンチの効いたピアノを聴かせていたルイ・シュヴィッツゲーベル=ワンのソロピアノCD
が登場。
「ポエム」と題したこのアルバム、詩にインスパイアされたピアノ作品を収録しています。「夜のガスパール」はルイ・ベルトランの詩にインスパイアされたラヴェルが書いた作品で、冒頭の「オンディーヌ」のミステリアスなハーモニーの響かせ方からセンス抜群。「オーベルマンの谷」は厳密には小説に基づいていますが、移ろう気分を繊細に表現しています。
ホリガーの作品は、象徴主義のトラークルの詩に着想を得て、1961
年、ブーレーズの下で作曲を学んでいた頃にこの作品を書かれたもの。Elis
とは、詩にあらわれるミステリアスな少年。このホリガーの作品もミステリアスな雰囲気です。そしてシューベルトの名リートの数々をリストが編曲したもので締めくくっています。 |
ARTS ET SPECTACLES
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「ほとんどアナーキー。壊れている。」〜片山杜秀氏
プルーデルマッハー編:ピアノ独奏版「春の祭典」
(1)ストラヴィンスキー(プルーデルマッハー編):
春の祭典(ピアノ独奏版)
(2)ジョルジュ・パチンスキ:祭典から戦いへ |
ジョルジュ・プルーデルマッハー(Pf)
ジョルジュ・パッチンスキー(Drums)(2)
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これは凄すぎる。ピアノの超絶技巧を極限まで追求した恐るべき「春の祭典」編曲
録音:2013 年2 月1 日/セルジー・ポントワーズ(フランス)(ライヴ)/DDD、68’38”
2011 年4 月22 日、東日本大震災直後にもかかわらず来日し、東京のトッパン・ホールで自編の「春の祭典」を披露して聴衆の度肝を抜いたジョルジュ・プルーデルマッハー。元来が大管弦楽のための複雑巧緻な「春の祭典」を、10
本の指で弾くことは誰もが無理と思いますが、プルーデルマッハーは東京でも、この録音のフランスでも公衆の面前で立派に証明しています。東京での演奏を、片山杜秀氏は朝日新聞紙上に「上手に指に収まる編曲で破綻なくまとめるつもりは微塵もない。ドンキホーテ的に突撃する。ほとんどアナーキー。壊れている。しかしこの無茶からこそ〈春の祭典〉の圧倒的な色彩と力がピアノ1台で蘇る。はじめ呆然、やがて陶酔」と評しています。山下洋輔ばりにひじや腕でのクラスター奏法や強音主体の演奏ゆえ、ピアノの音が渦を巻いて鳴り響きます。
プルーデルマッハーは教育面でも活躍していますが、自身の演奏・解釈は伝統や常識に則すという気はさらさらなく、音譜を素材に、それだけ気ままに流動し、豊かな響きが奏でられるか実験するという、ジャズの即興の精神に近いものがあります。それゆえか、ジャズ・ドラムのジョルジュ・パチンスキ(日本ではパッチンスキーと表記される)との共演で、31
分にわたるエキサイティングな即興を聴かせてくれます。
彼らは10 年にわたりクラシックとジャズの内的融合を探求し、スタンダードな即興から、あらゆる枠をとりはらった斬新な境地に至りました。その実践がここに収められた「祭典から戦いへ」。これもほとんどアナーキー、壊れた世界が続きます。プルーデルマッハー、恐るべきピアニストと申せましょう。 |
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CKD 452
(2SACD HYBRID Multichannel/
特別価格)
\4000→\3490
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ベンジャミン・ザンダーのマーラー!
LINNに舞台を移してチクルスが"復活"!
マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》 |
ミア・パーション(ソプラノ)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
ベンジャミン・ザンダー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
フィルハーモニア合唱団 |
ボストン・フィルハーモニックの音楽監督を務める指揮者であり、教育者。さらには、ビジネスリーダーたちを集めた講演会に招かれ続ける名スピーカーであり、「The
Art of Possibility(チャンスを広げる思考トレーニング)」の著者でもある英国のマエストロ、ベンジャミン・ザンダー。
リン・レコーズ(Linn Records)初登場となるベンジャミン・ザンダーが振るのは、代名詞でもあるマーラー!交響曲第2番「復活」!
アメリカのテラーク(Telarc)でフィルハーモニア管弦楽団と共に進行中だったマーラー・チクルス。
7曲の交響曲をリリースした時点で中断となっていたザンダーのマーラー・チクルスだったが、リン・レコーズに舞台を移して遂に再開!
ソリストにミア・パーション、サラ・コノリーを迎えたの「交響曲第2番」。
多彩な才能の持ち主であり、イギリスのマーラー指揮者、そしてマーレリアンであるザンダーのマーラー、ここに"復活"! |
PENTATONE
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PTM 1026
(3SACD HYBRIT)
\5100 →\4590
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マレク・ヤノフスキ"ニーベルングの指輪"新録音!
ワーグナー・プロジェクト第9弾"ジークフリート"!
ワーグナー:楽劇《ジークフリート》 |
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
トマシュ・コニェチュニ(さすらい人/ヴォータン/バリトン)
スティーヴン・グールド(ジークフリート/テノール)
ヴィオレッタ・ウルマーナ(ブリュンヒルデ/ソプラノ)
アンナ・ラーション(エルダ/アルト)
マッティ・サルミネン(ファーフナー/バリトン)
ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(アルベリヒ/バリトン)
クリスティアン・エルスナー(ミーメ/テノール)
ゾフィー・クルスマン(森の小鳥/ソプラノ) |
いよいよ完結が目前に迫ってきたマレク・ヤノフスキ、ベルリン放送交響楽団、そしてペンタトーン・クラシックス(PentaTone
Classics)のトライアングルによる、ワーグナーの主要オペラ10作品の演奏会形式でのライヴ・レコーディング「ワーグナー・エディション」。
「ワルキューレ」に続くシリーズ第9弾は「ニーベルングの指輪」の第2日、楽劇「ジークフリート」!
ドレスデン・シュターツカペレを振った旧録音から約30年振りとなるヤノフスキの「ニーベルングの指輪」。
「ジークフリート」の新録音では、「トリスタンとイゾルデ」でトリスタンを歌ったテノール、スティーヴン・グールドが"ジークフリート"で再び登場!
"さすらい人&ヴォータン"は「ワルキューレ」と同じくトマシュ・コニェチュニが務め、ヴィオレッタ・ウルマーナ、アンナ・ラーション、マッティ・サルミネン、ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー、クリスティアン・エルスナー、ゾフィー・クルスマンなど、「ジークフリート」に起用された世界有数の名歌手たちの豪華共演は、シリーズの終盤に相応しい。
ヤノフスキのワーグナーも「神々の黄昏」を残すのみ。壮大なフィナーレへ向けて、英雄ジークフリートが堂々の登場です!
※録音:2013年3月1日、ベルリン・フィルハーモニー(演奏会形式、ライヴ・レコーディング) |
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PTC 5186 515
(2SACD HYBRID Multichannel/
特別価格)
\4300
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ジェイク・ヘギー&ジーン・シーア:
ヒアー/アフター 〜失われた声の歌
カミーユ・クローデル 〜 火の中/
ピーシーズ・オヴ・9/11 〜ヒューストンの追憶に/
フルートとピアノのための《独り言》/
友情ある説得 〜 プーランクへのオマージュ/
ライズ&フォール/クエスチョン・オヴ・ライト/
フュリー・オヴ・ライト |
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
タリーゼ・トレヴィーニェ(ソプラノ)
スティーヴン・コステロ(テノール)
ネイサン・ガン(バリトン)
キャロル・ヴィンセンス(フルート)
アレクサンダー弦楽四重奏団
エカテリーナ・ゴルロワ(ソプラノ)
アシュリー・トラウバー(ソプラノ)
ジェイク・ヘギー(ピアノ)、他 |
コンポーザー・イン・レジデンスを務めたサンフランシスコ・オペラなど、アメリカのオペラハウスを中心に活躍するコンポーザー=ピアニスト、ジャック・ヘギー(1961−)と、同じくアメリカのソングライター、台本作家のジーン・シーア(1958−)のコラボレーションによる歌曲集。
ジャック・ヘギーの2012年の新作「カミーユ・クローデル
〜 火の中」をジョイス・ディドナートが、2008年の「友情ある説得
〜 プーランクへのオマージュ」をスティーヴン・コステロが歌うなど、アメリカ歌曲の"現在"と同時に、その世界トップクラスの歌声も楽しみ。
2012年9月4日−11日&10月5日−6日の録音。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
PENTATONE(RQR)
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PTC 5186 198
(SACD HYBRID)
\2700
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クリスマス 〜 ウィンチェスター大聖堂聖歌隊
ガントレット:ダビデの村に/グルーバー:きよしこの夜/
作曲者不詳:恵み深き救い主の母よ/
作曲者不詳:キリストが生まれたとき/
ホプキンス:われらはきたりぬ/
作曲者不詳:コヴェントリー・キャロル/
ベルリオーズ:羊飼いたちの別れ/ピアサル:諸人声あげ/
メンデルスゾーン:天には栄え/バード:子守唄/
作曲者不詳:荒野の果てに/
作曲者不詳:なんとかぐわしきこの香り/
作曲者不詳:ひとりの嬰児がわたしたちのために生まれた/
ゴス:冬の雪に囲まれて/M・プレトリウス:エサイの根より/
作曲者不詳:天使ガブリエルは天より来たれり |
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊
マーティン・ニアリー(指揮)
クレメント・マクウィリアム(オルガン) |
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音をSACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
イギリスの名門合唱団、ウィンチェスター大聖堂聖歌隊が、マーティン・ニアリー時代の1973年に録音を行った珠玉のクリスマス・キャロル集。
1973年4月の録音。 |
<メジャー・レーベル>
<国内盤>
(LP)
SIGNUM(LP)
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Signum ClassicsのLP第1弾はマクリーシュ!
新・ヴェネツィアの戴冠式1595
鐘の音/ハスラー:イントラーダ/
ベンディネッリ:トランペット・ソナタ第333番/
G.ガブリエリ:第2旋法によるトッカータ/入祭唱/
ベンディネッリ:総督の到着 〜 トッカータ第26番/
G.ガブリエリ:第1旋法によるイントナツィオーネ/
A.ガブリエリ:
キリエ(5声)、クリステ(8声)、キリエ(12声)、グローリア(16声)/
集会祈願/使徒書簡/
G.ガブリエリ:昇階曲 〜 カンツォーナ(12声)/福音/
A.ガブリエリ:第7旋法によるイントナツィオーネ/
G.ガブリエリ:奉献唱 〜 聖マルコを祝福せし神が(10声)/
序唱/A.ガブリエリ:サンクトゥス&ベネディクトゥス(12声)/
ベンディネッリ:サラシネッタ第2番/
G.ガブリエリ:カンツォーナ(15声)/主の祈り/
アニュス・デイ/
G.ガブリエリ:第5旋法によるイントナツィオーネ/
A.ガブリエリ:聖体拝領 〜 おお、聖なる饗宴よ(5声)/
G.ガブリエリ:カンツォーナ(10声)/聖体拝領後の祈り/
グッサーゴ:ソナタ・ラ・レオナ/
G.ガブリエリ:すべての民よ、手を打ち鳴らせ(16声) |
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ガブリエリ・コンソート&
プレーヤーズ
ポール・マクリーシュ(指揮) |
Signum ClassicsのLP第1弾はマクリーシュ!"新・ヴェネツィアの戴冠式1595"!《180g重量盤LP2枚組!
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ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズの結成30周年を記念してリリースされた『新・ヴェネツィアの戴冠式1595』が、「LP(180g重量盤)ヴァージョン」で登場!
ポール・マクリーシュがさらなる研究、時代考証を重ねた『新・ヴェネツィアの戴冠式1595』では、1595年にサン・マルコ寺院で行われたヴェネツィアの第89代ドージェ(元首)の戴冠式を音楽で再現。
サックバットやコルネット、オルガン、男声合唱などを中心とした、ジョヴァンニ・ガブリエリ、アンドレア・ガブリエリなどヴェネツィアの作曲家たちの音楽、グレゴリオ聖歌、鐘の音など、当時ヴェネツィアに響いたであろう音が鮮やかに蘇る!
録音:2012年2月28日−29日&3月1日、ドゥエ・アビー(バークシャー/イギリス)/180g重量盤、収録時間約74分
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<映像>
CHAMPS HILL RECORDS
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CHRBR 045
(Blu-ray + DVD-Video/
NTSC/特別価格)
\4500→\3690
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フェリシティ・ロット(ソプラノ)
プーランク:歌劇《人間の声》
(全曲/映像によるピアノ伴奏版世界初録音) |
フェリシティ・ロット(ソプラノ)
グレアム・ジョンソン(ピアノ) |
フェリシティ・ロットのプーランク。歌劇《人間の声》のピアノ伴奏版!
オペラからリートまでの幅広いジャンルで素晴らしい歌声を響かせ、当代最高のマルシャリンとも称されるイギリスが世界に誇る名ソプラノ、デイム・フェリシティ・ロット。
フェリシティ・ロットが歌う、プーランクの歌劇「人間の声」の新録音は、名ピアニスト、グレアム・ジョンソンとの共演によって実現した、"映像"による"ピアノ伴奏版"の世界初録音であり、プーランクの「人間の声」の1つの到達点と言っても過言ではないだろう。
ベット、壁掛け絵、電気ライト、そして電話と電話台がある小さな部屋の中で繰り広げられてゆく「人間の声」の世界。
フェリシティ・ロットの「声」と「演出」両面の魅力が創り出した、芸術作と呼ぶに相応しい逸品である。
※録音:2011年12月7日−9日、ミュージック・ルーム、チャンプス・ヒル、イースト・サセックス(イギリス) |
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8/8(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CAVI MUSIC
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4260085532902
(2CD)
\4600
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ヤナーチェク:ピアノ作品集
CD1:
草陰の小径にて「第1集」「第2集」, エイ、ダナイ!,
2つのモラヴィア舞曲, ズデンカ変奏曲
CD2:
ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日の街角で」,
霧の中で、小品(1877-1927), 思い出,
カミラ・ステッスロヴァのためのアルバム,
モラヴィアの民謡集 |
キャシー・クリエ(P) |
ルクセンブルクの華!キャシー・クリエのヤナーチェク
録音:2013 年2 月3 月、ルクセンブルク・フィルハーモニー
ルクセンブルクのピアニスト、キャシー・クリエによるヤナーチェクのピアノ作品集。
2007 年にCAvi MUSIC からデビューし(4260085531370)、優れた音楽性と豊かな将来性を感じさせるピアニストとして称賛されました。
第2 弾となる本アルバムは、現チェコ東部のモラヴィア出身のヤナーチェクのピアノ作品です。故郷モラヴィアの想い出を描いた「草陰の小径にて」など、母国の民族音音楽の研究から独自の音楽語法を生み出し、民謡や踊りなどをモチーフにした、民族色豊かな作品が数多く含まれています。
キャシー・クリエは、ヤナーチェクのピアノ作品を主なレパートリーとして演奏しており、抒情的で色彩豊かな響きに惹かれていると語っています。彼女の演奏は決して民族色を前面に出したものではありませんが、彼女の持つ煌びやかな音色で叙情性を鮮やかに表現し、まるで彩どり豊かなパレットで絵を描いているかのような演奏です。 |
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Born to be schorn
マティアス・ショルン・コンテンポラリーを弾く〜
クラリネット・ソロ作品集
ヤッコ・リーヒマキ(1974-):Tango
CluBb
フリードリヒ・チェルハ(1926-):
クラリネット・ソロのためのラプソディ
イングマール・アルデレッテ・アコスタ(1969-):南風
ゲオルク・ブラインシュミット(1973-):往路/
復路
パウル・エンゲル(1949-):ジークフリート永遠なれ
ラファエル・トラウトワイン(1984-):準備はできたかい?
リヒャルト・デュンサー(1959-):ソリチューズ
バルドゥイン・ズルツァー(1932-):
クラリネット・ソロのためのカンツォネッタ
トーマス・ガンシュ(1975-):クラリ・ナイス・ガイ
アタナシア・ツァノウ(1971-):長い間
レオナード・エロード(1977-):
かっこうの卵〜クラリネット ・ソロのためのカデンツァ |
マティアス・ショルン(Cl) |
ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者マティアス・ショルン、彼の才能が呼んだ新しい音楽
録音:2013 年5 月ウィーン王宮礼拝堂/71’32
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者マティアス・ショルン。2011
年グスターヴォ・ドゥダメル指揮ウィーン・フィルでソロ・デビューを果たした、新時代の奏者です。
ドイツの新聞では、「ザビーネ・マイヤー以来の最もエキサイティングな新人」、ワシントン・ポスト紙では、「輝かしいテクニックの持ち主」と評され注目を集めています。
このアルバムは、現代の作曲家たちがマティス・ショルンのために作曲した11
作品を収めています。オーストリアの巨匠現代作曲家フリードリヒ・チェルハ、バルドゥイン・ズルツァー、パウル・エンゲル、リヒャルト・デュンサー、そして世界の音楽シーンで活躍する若手作曲家アタナシア・ツァノウ、イングマール・アルデレッテ・アコスタがショルンのために書き下ろした新作。そしてジャズ・トランペット奏者のトーマス・ガンシュ、フィンランドのタンゴ・ピアノ奏者のヤッコ・リーヒマキ、そしてウィーンの世界的なベーシスト、ゲオルク・ブラインシュミットらがショルンの才能に惚れ込み曲を提供。また、ウィーン放送響のコントラバス奏者レオナード・エロード、オーストリアのマルチ・タレント、ラファエル・トラウトワインの作品も収録されています。 |
CONTINUO CLASSICS
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「ミンストレル」
ドビュッシー:
(1)前奏曲第1集より「吟遊詩人」(ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
(2)ヴァイオリンとピアノのソナタ
(3)セレナーデ(ドビュッシーの素描をもとに、R.オーリッジにより復元された作品)
(4)ピエルネ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調op.36
(5)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調op.13 |
青柳いづみこ(Pf)
クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn) |
青柳いづみこ、最新盤!十八番のドビュッシーほか、近代フランスのヴァイオリン・ソナタを名手ジョヴァネッティと共演した注目盤
録音:2013 年3 月14-16 日、パリ国立高等音楽院/日本語解説付
ピアニスト、文筆家、音楽研究家と幅広く活躍する世界的ピアニスト、青柳いづみこが最新盤をリリースいたします!青柳が造詣深いドビュッシーと同期の作曲家である、ガブリエル・ピエルネの生誕150
周年を記念し、世紀末フランスに生きた作曲家たちが残した珠玉のヴァイオリン・ソナタを収録した内容です。マルセイユ音楽院で共に研鑽を積み、2009
年よりデュオとして活動を共にしている往年の名手、クリストフ・ジョヴァニネッティと共に、近代フランスの響きに焦点を当てたプログラムで魅せてくれます。このアルバムの発売とピエルネの生誕を祝い、2013
年秋には来日リサイタルも開催予定。是非とも見逃せない最新盤です!
G. ピエルネ(1863-1937)はパリ音楽院でマスネに作曲を、フランクにオルガンを学んだ音楽家。彼のヴァイオリン・ソナタは、当時の名手ティボーのために捧げられたもので、師フランクの響きも色濃い作品。抒情的な旋律が美しく、輝かしいヴァイオリン・ソロと繊細なピアノ伴奏が織りなす美しいアンサンブルは絶品です。ドビュッシーの「吟遊詩人(ミンストレル)」は、前奏曲第1
集の12 曲目に収録されている作品。ヴァイオリン奏者のA.
アルトマンがヴァイオリンとピアノのために編曲したものを、ドビュッシーが手直しした版での演奏になります。
ヴァイオリンのピッツィカートやスピッカートの表現力を上手く活かした編曲で、作品を通して印象的なおどけたリズムと旋律の魅力を存分に感じられます。
3 曲目の「セレナーデ」は、音楽学者のロバート・オーリッジが素描を発見した未完の作品。1890
年代に作曲されたものと思われますが、本アルバムに収録されているのは、オーリッジがこの素描から復元されたものです。2013
年秋の公演にて東京初演も予定されており、ドビュッシー研究家としても活躍する青柳の意気込みも感じられましょう。これらに加え、本アルバムではフォーレのヴァイオリン・ソナタも収録。世紀末フランス音楽の繊細かつ美しい響きをたっぷりと堪能出来るアルバムに仕上がっています。かのイザイ四重奏団の発足メンバーの一人、名手ジョヴァニネッティの卓越したヴァイオリン・ソロも聴き逃せません!日本語解説付。
【青柳いづみことクリストフ・ジョヴァネッティ】
マルセイユ音楽院時代、ピエール・バルビゼのもとで学んでいた頃から共演をしていた。卒業後、演奏と執筆を両立させる希有な存在として注目を集めており、これまでリリースした9枚のCDが『レコード芸術』誌で特選盤となるほか、師安川加壽子の評伝『翼のはえた指』で第9回吉田秀和賞受賞をはじめ、執筆の分野でも数々の賞を受賞。
ジョヴァネッティは、イザイ、およびエリゼ四重奏団の発足メンバーとして活躍、室内楽の分野を中心に活躍。ふたりがデュオを組み始めたのは2009
年、それ以来フランスと日本を中心に多くのリサイタルを行い、好評を博している。
〜至福のデュオ〜青柳いづみこ+クリストフ・ジョヴァネッティ ピエルネ生誕150周年記念、CDアルバム「Minstrels」発売記念
コンサートシリーズ
第1夜 9月18日(水) 19:00 開演 白寿ホール
-第1部- ピアノ・ソロ+2台ピアノ
ドビュッシー:ヴィノの門ほか、ラヴェル:ハバネラ/ドビュッシー:リンダラハ他(ピアノ共演:法貴彩子)
-第2部- ヴァイオリン+ピアノ
ドビュッシー:セレナーデ(オーリッジによる復元、東京初演)、ラヴェル:ハバネラ形式による小品他
第2夜 9月20日(金)19:00 開演 浜離宮朝日ホール
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第32,
40番
ピエルネ:子供のためのアルバム、ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
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LIMEN
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CDVD007 C007
(3CD+
2DVD(NTSC 16:9))
\5400
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ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
CD-1
ピアノ三重奏曲第番変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
CD-2
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
CD-3
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」 Op.70-1
ピアノ三重奏曲第7番「大公」 変ロ長調 Op.97
ボーナス DVD(CDと同内容の演奏が収録されています)
DVD-1
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
DVD-2
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」 Op.70-1
ピアノ三重奏曲第7番「大公」 変ロ長調
Op.97 |
アルス・トリオ・ディ・ローマ
[ローラ・ピエトロチーニ(pf)、
マルコ・フィオレンティーニ(vn)、
ヴァレリアーノ・タッデオ(vc)] |
真珠が煌めくようなピアノのタッチとヴァイオリン、チェロの美音!イタリア若手実力派ピアノ・トリオ“アルス・トリオ・ディ・ローマ”によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲集!
録音:2012 年、Limen Music Studio、ミラノ/DDD
2001 年結成、イタリア若手実力派ピアノ・トリオ、アルス・トリオ・ディ・ローマによるベートーヴェン・アルバムです。収録曲は有名な「幽霊」「大公」を含むピアノ三重奏曲6
曲です。
ピアノのローラ・ピエトロチーニ、ヴァイオリンのマルコ・フィオレンティーニ、チェロのヴァレリアーノ・タッデオによって結成されたアルス・トリオ・ディ・ローマはキジアーナ音楽院在学時にトリオを組み、世界的に権威のあるピネローロ国際室内楽コンクール、プレミオ・トリオ・ディ・トリエステ国際室内楽コンクールにて第1
位を獲得するなど、華々しいコンクール歴をもつ実力派のピアノ・トリオです。ソリスティックな技術と優れたアンサンブル能力が求められるトリオの作品は著名な演奏者にとっても難しい演奏形態ですが、当ピアノ三重奏団は卓越した技術はもちろんのこと、それぞれの個性が相乗効果となり、煌めくようなアンサンブルを聴かせてくれます。
ピアノのローラ・ピエトロチーニの美しいピアノのタッチは圧巻で、まるで真珠が光り輝くような美しい演奏です。弱音の箇所もか細い音になることなく、芯のしっかりとしたタッチで演奏しております。
またヴァイオリンのマルコ・フィオレンティーニ、チェロのヴァレリアーノ・タッデオの演奏も極めて清潔な演奏で、それぞれの時代のベートーヴェンの作品を見事に表現しております。 |
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CDVD023 C023
(1CD+1DVD)
\3000
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「アクロス・ヴィルトゥオジティ II」
(1)ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ロ長調
op.48
カルロ・ボッカドーロ:
(2)“ハイパードライヴ” 〜クラリネット独奏のための
同:
(3)“マンハッタン・ミュージック” 〜クラリネットとピアノのための
(4)マルコ・トゥッティーノ:ソナタ〜クラリネットとピアノのための
(5)マルコ・モンタルベッティ:crisalide
d'aria(空気さなぎ)
(6)ファブリツィオ・メローニ—エリオ・マルチェシーニ:That’
s All |
ファブリツィオ・メローニ(Cl)
吉川隆弘(Pf;Steinway & Sons)
(6)エリオ・マルチェシーニ(パーカッション) |
ミラノ・スカラ座管のクラリネット奏者メローニとイタリア在住の実力派ピアニスト吉川隆弘による大好評「アクロス・ヴィルトゥオジティ」の第二弾登場!
録音:2012 年、Limen Music Studio、ミラノ/DDD
ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席クラリネット奏者、ファブリツィオ・メローニとイタリア在住の実力派ピアニスト吉川隆弘による大好評「アクロス・ヴィルトゥオジティ」の第二弾登場!前作「アクロス・ヴィルトゥオジティ」(CDVD
010 C010) では超絶技巧のよる、オペラ・ファンタジーを聴かせてくれました。
期待の第二弾はウェーバーの大協奏的二重奏曲
変ロ長調を主軸にボッカドーロの“ハイパードライヴ”
など、ジャケット写真のイメージ通り、F1 のスピード感を想像させる超絶技巧作品などヴァラエティに富んだ作品は収録されており、メローニ・ファン、クラリネット・ファンにはたまらない内容となっております。伴奏の吉川隆弘も好サポートで息の合った演奏を披露しており今回も期待裏切らない充実の内容です。
当レーベルの魅力であるCD と同内容の特典DVD
の付きで、迫力の演奏を視覚的に体感することができます。とりわけ当アルバムの最後に収録された、メローニとマルチェシーニの合作「That’
s All(ザッツ・オール)」ではパーカッションのエリオ・マルチェシーニと即興演奏を披露しており、音だけではわからない特殊な奏法などを見ることができます。
ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)
現代イタリアを代表するクラリネット奏者の一人で、1984
年以来ミラノスカラ座の首席ソロクラリネット奏者を務めております。メローニはミラノ・ヴェルディ音楽院を首席で卒業し、1986
年にはARD ミュンヘン国際コンクール及びプラハの春国際音楽コンクールに入賞し、以後、室内楽、各オーケストラとの共演を果たし、現在は後進の指導にも力を入れております。
来日公演情報
ファブリツィオ・メローニ&吉川隆弘 デュオ・リサイタル〜
ACROSS VIRTUOSITY
2013 年9 月5 日(木) 19:00 〜 兵庫県立芸術文化センター(小ホール)
2013 年9 月8 日(日) 15:00 〜 イタリア文化会館
公演プログラム
ウェーバー:クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲
Op.48
セバスティアーニ:セミラーミデ・ファンタジー、ノルマ・ファンタジー
リスト:リゴレット・パラフレーズ
モンタルベッティ:空気さなぎ
ボッカドーロ:マンハッタン・ミュージック |
BRIDGE
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「エリオット・カーターの音楽Vol.9」
エリオット・カーター(1908-2012):
(1)テル・ミー・ウェア・イス・ファンシー・ブレッド(1938)
(2)旅(1943,orch.1979)
(3)ライラックが咲く頃に鳥のさえずりが聴こえる(1943,orch.1979)
(4)ピアノ協奏曲(1946-65)
(5)ピアノに関する2つの論考(2005-6)
(6)トリ・トリビュート(2007-8)
(7)ナイン・バイ・ファイヴ(2009)
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(1)ロザリンド・リース(Sop)
デイヴィッド・スタロビン(Gtr)
(2)(3)トニー・アーノルド(Sop)
スコット・ユー(指揮)
コロラド大学祝祭管弦楽団
(4)チャールズ・ローゼン(Pf)
ジョエル・スミルノフ(指揮)
バーゼル・シンフォニエッタ
(5)(6)スティーヴン・ベック(Pf)
(7)スロウ木管五重奏団 |
久々のエリオット・カーター・エディション第9集
録音:2001-2012年
昨年、104 歳の天寿を全うして亡くなったエリオット・カーターの作品全集第9
弾。このアルバムでは初期から晩年(100 歳前後!)の作品を収めてあり、その作風の違いに驚かされる。カーターは今日ではセリー音楽とその影響を受けた思考による硬派な前衛作曲家として認識されているが、初期作品はコープランドばりの抒情的な作風で、この時点で作風を定着させるか作曲家が亡くなっていたらバーバー、コープランドと並ぶアメリカ抒情主義の作曲家の一人として記憶されるにすぎない存在であったであろう。
第二次大戦直後の1946 年にすでに12 音技法によるピアノ協奏曲で大きく方向転換し、その後はヨーロッパ前衛楽派と方向をほぼ同じくして活動を続けてきた。アルバムの最後に収められた作曲者101
歳の作「ナイン・バイ・ファイヴ」は相変わらず12音技法によりながらも、年齢を一切感じさせない攻撃的な創作姿勢には驚かされる。 |
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マーティン・ペリー(Pf)
ベラ・バルトーク(1881-1945):ハンガリーの農民の歌による即興曲Op.20
ミクロス・ローザ(1907-1995):ピアノ・ソナタOp.20
エリオット・カーター(1908-2012):ピアノ・ソナタ1945-46(1982年改訂) |
マーティン・ペリー(Pf) |
マーティン・ペリーの興味深いピアノ作品集2タイトル《ベン・ハー》で知られるミクロス・ローザのピアノ・ソナタ、他
録音:2008年8月
「ベン・ハー」や「白い恐怖」「エル・シド」など往年の名画の音楽を作曲したミクロス・ローザは終生、芸術音楽の作曲の筆を休めることなく、また南カリフォルニア大学では教鞭を執ってジェリー・ゴールドスミスらを育てるなど、多忙な人生を送った。そんなローザのソナタはバルトークの影響を多大に受けた傑作。12
音技法を基本とした前衛作曲家カーターのピアノ・ソナタは1945-46年の作曲で、この時点ではまだ12
音技法に移行しておらず、バルトークの影響や、新古典主義的、ロマン主義的傾向を持つ抒情的な内容。
ピアノのマーティン・ペリーはジュリアード音楽院で学び、現代音楽のみならず、古典からポップスまでこなすマルチ・タレント。圧倒的な超絶技巧で現代音楽を楽しく聴かせる天才。 |
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マーティン・ペリー(Pf)
ゴードン・ビンカード(Gordon Binkerd,1916-2003):
ピアノのためのエッセイIV,V,VI
チャールズ・アイヴス(1874-1954):
ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード1840-1860」
(ジョン・カークパトリックによる最終校訂版) |
マーティン・ペリー(Pf) |
録音:2011年3月
ゴードン・ビンカードはイーストマン音楽院とハーヴァード大学で学び、イリノイ大学で教鞭を執った作曲家で「ピアノのエッセイ」は印象派に近代的要素を加えたラヴェル、シマノフスキを思わせるリリカルな音の絵。近現代アメリカのピアノ音楽の金字塔、アイヴスのコンコード・ソナタはすでに多くの競合盤が存在するが、マーティン・ペリーは全体にゆったりとしたテンポをとって大河の流れのように弾き、この作品の神秘的、宗教的側面に光を当てている。これでコンコード・ソナタにまた新たな名盤が加わった。 |
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BCD 9361
(2CD)
\4400
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「ウルスラ・マムロック(b.1923)の音楽Vol.4」
ローテーション(Vc,Pf)/2つの小品(Pf)/4つのドイツの歌(Br,Pf)/
アフォリズムI(Vn)/アフォリズムII(2Cl)/コンポジション(Vc)/
3つのバガテル(Pf)/飛蝗(Pf)/3声のフーガ(Pf)/ソナチネ(2Cl)/
ラプソディ(Cl,Va,Pf)/4人のための演奏会用小品(Fl,Ob,Va,Perc)/
ムーヴメンツ(Fl,Db,Vib,Perc)/ディヴェルティメント(Fl,Vc,Perc)/
変奏と間奏曲(4Perc)/オーボエと2台のピアノと打楽器のための協奏曲 |
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
ケルン打楽器四重奏団
ほか |
録音:2010-2012年
ウルスラ・マムロック作品集第4弾。マムロックはドイツ出身で現在はアメリカで活動している作曲家、教育者。ニューヨークでジョージ・セル、ロジャー・セッションズらに師事、初期はヒンデミットの影響を受け、やがて新ウィーン楽派の影響を受けるようになった。12音、無調を中心とした作風だが、ベルク同様、背景には微妙な調性感が漂っており、そこには独自のほの暗い抒情性が感じられる。
このアルバムでは当年とって90歳の女流作曲家の初期から今日までの代表的な室内楽が収められている。 |
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「風変わりな賛美歌」
〜ドミトリ・ティモーツコ(b.1969):作品集
(1)エッグマン変奏曲
(2)タイプ・ケース・トレジュリー
(3)この絵は動いているように見える
(4)もうひとつの幻想的な旅 |
(1)ジョン・ブラックロウ(Pf)
コリリアーノ四重奏団
(2)ケヴィン・ウェン=イー・メイヤー(Cb)
(2)(3)アマーネット四重奏団
(4)ダニエル・シュロスバーグ(Pf)
スティーヴン・テイラー指揮
イリノイ・モダン・アンサンブル |
ティモーツコはハーヴァード大学、オックスフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校で学び、現在はプリンストン大学で教鞭を執っている。作風はジャズ、ロック、ミニマルの影響を受けた活発な運動を特徴とするもので、バルトーク、ストラヴィンスキーにマイケル・ナイマン、マイケル・トーク、グラハム・フィットキンらを加えたような音楽である。調性、モードを基本とする耳なじみのよい、親しみやすい現代音楽。 |
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「フレッド・ラーダール(b.1943):作品集Vol.4」
(1)スパイラル(2006)
(2)3つの調性的な習作(2004-2009)
(3)瓦状模様(2001)
(4)航跡(1968)
(5)ファンタジー・エチュード(1985) |
(1)スコット・ユー指揮
オーデンセ交響楽団
(2)ミルカ・ヴィターラ(Pf)
(3)マイケル・ガランテ指揮
アルジェント室内アンサンブル
(4)ベサニー・ビアードスリー(S)
デイヴィッド・エプスタイン指揮
ボストン響チェンバー・プレーヤーズ
(5)エイト・ブラックバード (Fl,Cl,Vn,Vc,Perc,Pf) |
録音:(1)(2)2012年 (3)2010年 (4)1970年
(5)1999年
Bridge レーベルが進めているフレッド・ラーダール作品プロジェクト第4
弾。「スパイラル」は無窮動風の早い楽章と無調のゆっくりとした楽章の2
曲からなる。「3 つの調性的な習作」ではバッハのゴールドベルク変奏曲のアリア主題に今日風の新たな変奏を加え、「航跡」「ファンタジー・エチュード」ではリゲティ風の密度の濃いすばやい運動の中からエネルギッシュな旋律が立ち上がる。フレッド・ラーダールはプリンストン大学でミルトン・バビット、ロジャー・セッションズらに師事、エリオット・カーター亡き後、アメリカ東海岸のアカデミズム派を代表する作曲家の一人。これまでに3
回ピューリッツァー賞にノミネートされている。 |
K&K
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「コレッリの伝説」〜コレッリと彼の弟子による音楽
ピエトロ・カストルッチ(1679-1752):合奏協奏曲ニ長調Op.3-12
ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(1681-1753):
4つのヴァイオリンとヴィオラ、チェロのための協奏曲イ短調Op.7-11
ジョヴァンニ・モッシ(c.1680-1742):合奏協奏曲ホ短調Op.4-11
アントニオ・マリア・モンタナリ(1676-1737):合奏協奏曲イ長調
コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲変ロ長調Op.6-11
ヴィスコンティ(1683-1713):2つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調
ジェミニアーニ(1687-1762):合奏協奏曲Op.3-12「ラ・フォリア」 |
リッカルド・ミナーシ(指揮、Vn)
ヨーロッパ・ユニオン・バロック管弦楽団 |
バロック・ヴァイオリンの名手リッカルド・ミナーシ登場!
録音:2012年10月14日 バート・ホンブルク,キャッスル・コンサート,ライヴ、DDD、79min
イル・ジャルディーノ・アルモニコやアカデミア・ビザンチーナでも活躍したバロック・ヴァイオリンの名手リッカルド・ミナーシが若いアンサンブルとの共演で熱いライヴを聴かせます。
ヨーロッパ・ユニオン・バロック管弦楽団はヨーロッパの若いバロック音楽の演奏家を厳しいオーディションで選抜して構成されており、毎年およそ6
ヶ月のシーズンのコンサートをこなしている。
共演者はこれまでロイ・グッドマン、トン・コープマンらがいる。また夏の音楽祭では海辺で、秋の音楽祭では森の中で演奏するなど、ユニークなコンサート作りにも定評がある。
このCD はコレッリの多くの弟子の珍しい作品が多数収められており、資料的にも貴重。 |
LYRINX
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LYR 2283
(SACD HYBRID)
\2400 →\2190
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「クープランとショパンの親和性の発見」
F.クープラン:クラヴサン曲集より
(ゆりの花ひらく/小さな皮肉や/葦/上品な女/
胸飾りのリボン/パントマイム/さまよう亡霊たち/
プラチナ色の髪のミューズ/嘆きのほおじろ/感動)
ショパン:マズルカ集
( ロ短調Op.33-4/ホ短調Op.17-2/嬰ハ短調Op.41-1/
嬰ハ短調Op.63-3/ロ短調Op.30-2/嬰ヘ短調Op.59-3/
ハ短調Op.56-3/ハ短調Op.30-1/イ短調Op.17-4/
ヘ短調Op.68-4)
※クープランとショパンが交互に演奏されています。 |
ヴィットリオ・フォルテ(Pf) |
驚くべき親和性!クープランとショパンはこんなに似ていた!
録音:2012年10月マルセイユ, DSD 録音、SACDステレオ・SACDマルチチャンネル・CDステレオのハイブリッド
フォルテは1977 年イタリア出身のピアニスト。このアルバムは独自の視点とセンスで構成されている。17
世紀フランスのフランソワ・クープランのクラヴサンのための作品とショパンの様々なマズルカが交互に配置されているのだが、現代のピアノでクープラン作品を聴くとその和声進行、旋律の装飾の仕方、そして何よりも作品全体のメランコリックな情感がショパンの音楽を思わせるのである。そんな誰も気がつかなかったユニークな視点から作ったのがこのアルバム。ブックレットを見ずに聴き続けているとどの曲がショパンなのかクープランなのかわからなくなってしまうのは不思議。 |
NORTHERN FLOWERS
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NF/PMA 99106/7
(2CD)
\4400 →\3990
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リャードフ(1855-1914):ピアノ作品全集Vol.1&Vol.2
CD1)
スピリーキンOp.2、6つの小品Op.3、アラベスクOp.4、
エチュードOp.5、即興曲Op.6、2つの間奏曲Op.7、
2つの間奏曲Op.8、3つの小品Op.10、3つの小品Op.11
CD2)
エチュードOp.12、4つの前奏曲Op.13、2つのマズルカOp.15、
2つのバガテルOp.17、ノヴェレッテOp.20、古き時代よりOp.21、
芝生にてOp.23、2つの小品Op.24、牧歌Op.25、
小さなワルツOp.26、3つの前奏曲Op.27、マリオネットOp.29、
バガテルOp.30、2つの小品Op.31、音楽の玉手箱Op.32、
3つの小品Op.33、3つのカノンOp.34 |
オルガ・ソロヴィエヴァ(Pf) |
リャードフのピアノ作品全集シリーズ・スタート!
録音:CD1)2005-2008年、モスクワ CD2)2010年モスクワ、DDD、64:41+69:35
交響詩「バーバ・ヤガー」や「魔法にかけられた湖」など、幻想的な作品で知られるアナトリー・リャードフはプロコフィエフやミャスコフスキーの師匠としても知られています。またピアニストとしても相当な腕前を持っていたらしく多くの魅力的なピアノ小品を残しています。
今回の全集録音シリーズではVol.1 とVol.2
を2 枚組でまとめて一挙リリース。ボロディン、ムソルグスキー、チャイコフスキーからシューマン、ショパンまで多くの先人の影響を受けつつも自由で軽やかな幻想はリャードフ独自の世界。ロシア音楽ファンは必聴です。 |
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「戦時の音楽1941-1945シリーズVol.18」
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
(1)交響組曲「1941年」Op.90(1941)
(1.戦闘 2.夜に 3.祖国の兄弟)
(2)交響曲第5番Op.100(1944) |
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団 |
お待たせしました!大好評の「戦時の音楽」シリーズ最新盤!
録音:2012年9月4-7日福音ルーテル聖カタリナ教会,サンクト・ペテルブルグ
プロコフィエフの交響曲中、最も人気のある第5
番は戦時下、祖国愛に燃える作曲者が2ヶ月ほどで一気呵成に書き上げた傑作。交響組曲《1941
年》はいかにも戦時プロバガンダ色の濃い作品だが、急・緩・急からなる三つの楽章を小交響曲なみの構成力、緊張力を持って聴き手をひきつけるのはさすが。因みに1941
年はドイツが独ソ不可侵条約を破ってソ連に侵攻した年であり、プロコフィエフはこの事に怒り、祖国愛に目覚めてこの曲を書いたと伝えられる。ティトフ指揮サンクト・ペテルブルク交響楽団は持てる力をフル稼働しての迫真の熱演を聴かせる。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
NORTHERN FLOWERS
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「ワディム・サルマノフ(1912-78):弦楽四重奏曲全集Vol.2」
(1)弦楽四重奏曲第4番(1963)
(2)弦楽四重奏曲第5番(1968)
(3)弦楽四重奏曲第6番(1971) |
タネーエフ四重奏団 |
サルマノフ:弦楽四重奏曲全集第2 弾!
録音:(1)1966年、(2)1969年、(3)1980年
マニアには好評のサルマノフ:弦楽四重奏曲全集の第2
弾。彼はショスタコーヴィチの次の世代に属する作曲家で調性と無調、12
音技法のほか、不協和音を折衷し独自の境地を開拓、シュニトケが登場するまでソ連ではポスト・ショスタコーヴィチの作曲家としての地位を不動にした。当時のソ連にあってショスタコーヴィチ以上に革新的、前衛的な表現を怖れず試み、その作品は近年高く評価されている。ここに収められた弦楽四重奏曲も挑みかかるような前衛的、攻撃的な表現から深く沈静した内省的な表現まで音楽の幅が広く、バルトーク、ショスタコーヴィチの偉大な弦楽四重奏曲に勝るとも劣らない内容である。 |
<メジャー・レーベル>
<LP>
<映像>
EUROARTS(映像)
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ドビュッシー〜音楽は習って身につくものではない
(1)典型的なモンマルトルの住人?/
(2)非凡なピアニスト/(3)牧神の午後への前奏曲/
(4)1889年万博での異国的音楽との新鮮な出会い/
(5)ペレアスとメリザンド/(6)ドビュッシーの家庭/
(7)愛娘シュシュ/(8)交響詩「海」/
(9)ドビュッシーとエンマ・バルダック/
(10)音楽は習って身につくものではない
[ボーナス映像:ドビュッシーの「子供の領分」全曲(ゾルターン・コチシュ演奏)] |
貴重な画像も多数。ドビュッシーの生涯と芸術をたどるドキュメンタリー。
制作・監督:ジョルジュ・ガショー
リージョンフリー、NTSC 16:9、PCM STEREO、本編:59分、ボーナス:15分、字幕:英仏独
昨年生誕百年だったドビュッシー。彼の伝記映画やドキュメンタリーはありそうであまりないため、待望の登場と申せましょう。「アルゲリッチの音楽夜話」で話題を呼んだ音楽ドキュメタリー監督ジョルジュ・ガショーが2000
年に制作したもので、ドビュッシーという稀代の天才がいかにして生まれたかを、サティ、ジョージ・コープランド、マルグリット・ロンら親交のあった人々の証言と当時の資料から検証します。
タイトルはパリ音楽院の学生だったドビュッシーが、あまりに楽理を無視するため、恩師ギローが注意した際、ドビュッシーが返した言葉とされています。当ドキュメンタリーでは、そうした革命児としてのドビュッシーのほか、優しいパパとして、絵画や骨董のオタクとして、自然とりわけ海を愛するさまざまな素顔を見せてくれます。さらに、彼が生きた20
世紀初頭のパリの映像を多数用いることで、その雰囲気を味わえます。
プライヴェートな生活を垣間見せる多くの写真のほか、ドビュッシーがピアノ・ロールに残した自作自演や、1904
年にメアリー・ガーデンの伴奏をした貴重な録音も豊富に収録。資料としても非常に貴重です。ほかにもリヒテルのピアノや、チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルによる作品演奏の映像もちりばめられていて興奮させられます。
ボーナスとして、コチシュの弾く「子供の領分」全曲の映像が収められているのも嬉しい限り。ドビュッシーが身近に感じられるようになります。 |
8/7(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
GIMELL
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CDGIM 045
(輸入盤)
\2400 →\2190
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タリス・スコラーズ 結成40周年記念盤
ジョン・タヴァナー(c.1490−1545):
ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス(ミサ曲
《汝三位一体に栄光あれ》 )
4声のためのマニフィカト
5声のためのマニフィカト
6声のためのマニフィカト
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PCDGIM 045
(国内仕様盤)
\3000
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ルネサンス・ポリフォニーのパイオニアたち。タリス・スコラーズ
結成40周年記念盤
輸入盤:日本語曲目表記オビ付き/特典付き
国内仕様盤:解説:ピーター・フィリップス(日本語訳:SOREL)/日本語解説&日本語歌詞訳&日本語曲目表記オビ付き
2013年、特別なアニヴァーサリー、『結成40周年』を迎えたルネサンス・ポリフォニーのパイオニアたち、タリス・スコラーズ。
1973年にピーター・フィリップスによって結成されたタリス・スコラーズが、『結成40周年』を記念するために選んだプログラムは、イギリス・ルネサンスの巨匠タヴァナーの「ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス」。
タリス・スコラーズは、その歴史の最初期の1984年にタヴァナーの「ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス」のレコーディングを行っており、この『結成40周年』記念盤は、アンサンブルが歩んだ40年間の歴史そのものであり、まさに満を持して送り出す"特別な新録音"なのである。
ルネサンス・ポリフォニーのパイオニアたち、その40年間の歴史をタヴァナーの傑作と最高のハーモニーが祝う
——。
私たちタリス・スコラーズの結成40周年を、タヴァナーの
《ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス(汝三位一体に栄光あれ)》
で祝うことにしました。なぜなら、これはイギリスでこれまでに書かれたもっとも偉大な作品のひとつであり、私たちが自ら作り上げてきたレパートリーを完璧に代表するものであると、信じているからです。
この曲はまた、歌うのが目を見張るほどむずかしく、歌手たちにはきわめて高度な専門技術が要求されます。タリス・スコラーズがポリフォニー音楽に献身しながら、40年にわたって成し遂げてきたものを披露するのに、これ以上にふさわしい作品はないと、私は感じました。タヴァナーの芸術の、そしてまた私たち自身の芸術の、集約なのです。
ピーター・フィリップス(日本語訳:SOREL)
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BEARTON
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BCD098
\2100→\1890 |
Enjoy Wagner/ Joanna Michna
ワーグナー/ピアノ編曲集
1. Wagner/ Czerny:Rienzi,Rondo OP. 758/1(4:54)
2. Wagner/ Zuricher Vielliebchen-Walzer(1:11)
3. Wagner/ Raff: Der Fliegende Hollander,Andante
des
Quetto,Salon-Etude(7:10)
4. Wagner/ Liszt: Der Fligende Hollander,Spinnerlied(6:10)
5. Wagner/ Polka(0:34)
6. Wagner/ Liszt: Tanhauser,O du mein holder
Abendstern(6:12)
7. Wagner/ Raff: Tannhauser.Sextet,Salon-Etude(4:33)
8. Wagner/ Liszt: Lohenrin,Elasa Traum(3:42)
9. Wagner/ Liszt: Tristan und Isolde,Isoldens
Liebestod(6:30)
10. Wagner/ Ankunft bei den schwarzen Schwanen(3:51)
11. Wagner/ Tausig: Der Ring Des Nibelungen,
Die Walkure,
Der Ritt der Walkuren(5:56)
12. Wagner/ Tausig: Der Ring Des Nibelungen,
Die Walkure,
Siegmunds Liebesgesang(4:34)
13. Wagner/ Elegie(1:32)
14. Wagner/ Busoni: Der RinG Des Nibelungen
Gotterdammerung(8:26) |
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Joanna Michna(p) |
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BCD099
\2100→\1890 |
Scherzi/ Joanna Michna(p)
スケルツォ/ショパンとバラキレフ、ムソルグスキー、シェルルフ
1. Chopin: Scherzo H-Moll/ in B minor op.20(9:10)
2. Balakirew: Scherzo H-Moll/ in B minor
No.1(9:17)
3. Chopin: Scherzo B-Moll/ in B flat minor
op.31(10-:43)
4. Balakirew: Scherzo B-Moll/ in B flat
minor No.2(10:04)
5. Chopin: Scherzo Cis-Moll/ in C sharp
minor op.39(8:10)
6. Mussorgski: Scherzo Cis-Moll/ in C sharp
minor(6:26)
7. Chopin: E-Dur/ in E major op.54(11:39)
8. Kjerulf: Scherzo E-Dur/ in E Major op.29(3:23) |
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Joanna Michna(p) |
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CDB052
\2400 |
Witold Lutoslawski(1913-1994)
1. Concerto cello and Orchestra(26:17)
2. Concero for Pinao and Orchestra(24:27)
3. Symphony No.4(21:52) |
Robert Cohen(cello)
Ewa Poblocka(piano)
Jerzy Maksymiuk(con)
Orchestra Sinfonia Varsovia |
CASSIOPEE
|
969538
\2000 |
Danse - Musique Vol.138
BARRE
1. Plies: deux 1/2 Plies, un grand plies
et un grand plie et
ports de bras ou penche en avant
2. Degages sur si le roi m'avait donne(paris)
3. Battements tendus jetes sur Cadet Rousselle
4. Ronds de jambe a terre avec ports de bras
5. Battements fondus:2 battements fondus
sur 2 mesures
6. Battements frappes sur cest la mere Michel
7. Ronds de jambe en l'air; un rond de jambe
en l'air sur deux
8. Petits battelments sur le cou de pied
sur il etait un
9. Developpes sur est -il rien sur la terre
10. Grands battements sur Malbrough s'en
va-t-en
11. Adage sur au clair de la lune
12. Jambe sur la barre; 4 eme position et
2 eme position
13. Releves face a la barre sur nous sommes
venus
MILLIEU
14. Adage sur il etait freres en France
15. Exercice de dagages ou battements tendus
alternes
16. Pirouettes sur Je me suis t'engage
17. Pas de bourree sur le bon roi Dagobert
18. Grands battements sur sont 3 jeunes garcons
19. Excercice de pas de bourree et assembles
sur a Paris
20. Enchainement de sauts de chat sur la
mere Michel
21. Danse a reegler sur tous les bourgeois
de chartres
22. Ronde sur il y avait dix filles dans
un pre
23. Marche sur nous n'irons plus au bois
24. Ronde sur il court il court le furet
25. Excercice a regler 8 mesures a 2/4 et
8 mesures
26. Ports de bras et reverence a regler
(53分30秒) |
Pietro Galli(p)(ピエトロ・ガリ)(ピアノ) |
パリ・オペラ座の専任バレエ・ピアニスト
バレエの教則的なCDが一流の専任ピアニストにより演奏。 |
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969539
\2000 |
Danse - Musique Vol.139
BARRE:
1. Plies: deus 1/2 plies,un grand plie,ports
de bras ou
2. Battements tendus ou degages sur salut
la compagnie
3. Battements tendus jetes sur c etail la
fille a not voisin
4. Ronde de jambe a terre: preparation en
5 eme position
5. Battements fondus
6. Battements frappes sur mon pere
7. Developpes sur voici la Saint-Vincent
qui vient
8.. Petits battements sur le cou de pied
sur d'manderai
9. Grands battements sur sur le pont du nord
10. Petits battements cloche sur Orleans
Beaugency
11. Adage sur a mon secours mes enfants
12. Jambe sur la barre:une phrase de 8 mesurres
13. Releves face a la barre sur viens,viens,viens
MILIEU:
14. Adage sur lorsque Renaud
15. Battements tendus ou degages sur d'ou
venez-vous
16. Battements tendus jetes sur la mariee
s'en va devant
17. Educatif de pirouettes; releve pose 1/4
tours a droite
18. Excercice de pas de valse lente sur mettons
notre habit
19. Petits sauts sur quand j'tais chez mon
pere
20. Sissone, tendu, plie assemble,tendu
21. Rode sur beau papillon vite marie-toi
22. Marche sur of' le joli p'tit bois mesdames
23. Excercice face a la barre sur une valse
24. 2 eme exercice sur pointes face a la
barre
25. Pour les garcons;tendu,plie 1/4 de tour
a droite
26. Contredanse sur c'etait la servante a
Nicolas
27. Rode sur ou vas-tu pauvre boiteux
28. Ports de bras et reverence sur il faut
bouter
(57分20秒) |
Pietro Galli(p)(ピエトロ・ガリ)(ピアノ) |
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969540
\2000 |
Danse - Musique(Vol.140)
BARRE:
1. Exercice preparatois face la barre jumbe
droire
2. Plies; 2 grands plies et ports de bras
ou penche en avant
3. Battements tendus ou degages sur un beau
jour au
4. Battements tendus jetes sur l'autre jour
sur
5. Ronds de jambe 1 terre 4 ronds de jambe
suivis
6. Battements fondus; un battement fondu
7. Battements frappes sur bonsoir, madane
de ceans
8. Ronds de jambe en l'air; 3 ronds de jambe
9. Petits battements sur le cou de pied
10. Developpes
11. Grandes Battements sur Quand jetais chez
12. Adagio inspire par cest damins
13. Jambe sur la harre en 4eme position a
la seconds-
MILIEU:
14. Adagio sur est- il premis cette maison
15. Battements tendus ou dagages sur
16. Ballements jetes sur le vin necessaire.
17. Educatif pour les pirouettes
18. Pas de bourree sur entre vous les jeunes
19. Ronds sur mon pere m'a donne un mari,
20. Excercice a 3 temps pas de valse et a
2 temps
21. ler saut; assemble. Plie.tendu(2 fois)
sissone
22. 2eme saut avec glissade; plie,tendu(8fois)
23. Rode sur a qui dansera le mieux
24. Exercice de tours en l'air, releve, plie
25. Excercice de pointe face a la barre avec
26. Rode sur l'autre jour dans une senne
27. Ports de bra et reverence sur sance
(57分30秒) |
Pietro Galli(p)(ピエトロ・ガリ)(ピアノ) |
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969541
\2000 |
Danse - Musique Vol.141
BARRE;
1. Exercice preparatoire face a la barre;
jambe droite
2. Plies et ports de bras; 2 grands plies;
deux 1/2 plie
3. Battements tendus ou degages sur
4. Battements tendus jetes sur cest le berger
Quercy
5. Rondes de jambe a terre sur m'en revenant
6. Batteements fondus sur quand j'allais
voir ma mie
7. Battements frappes sur en r'venant des
moissons
8. Developpes sur St. Malo de Lille
9. Petits battements sur le cou de pied sur
3 amants
10.Ronds de jambe en l'air sur 2 mesures
a 3 temps
11. Grands battements sur nous allons nous
marier
12. Adage sur ya-t-a gogo
13.Jambe sur la barre en 4 eme position
MILIEU:
14.Battements tendus ou degages
15. Adage sur ah! Cest un jour de Paques
16.Excercice de pirouttes sur d'ou viens
17. Pas de bourree sur quand Marion va-t-au
moulin
18. Pas de valse sur quand la bergere s'en
va-t-au champ
19.Chasses sur l'on dit que j'ai 12 amoureux
20. Educatif de ballonnes sur
21.Balances sur Ne prenes pas femme au mois
22. Pas de valse et temps leves en arabesque
23.Ronde sur j'aime bien mon cotillon rouge
24. Succeesion de sissone, plie tendu suivis
25. Rods sur comme j'avais des sabots
26.Educatif de deboules excecute par 1/2
tours
27.Ports de bars et reverence sur
(57分35秒) |
Pietro Galli(p)(ピエトロ・ガリ)(ピアノ) |
8/6(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALIA VOX
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AVSA 9899
(SACD HYBRID)
\2000 →\1690
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アストレ時代の話題の名盤
サヴァール、コープマン、パンドルフォ、ローレンス=キング共演
ディエゴ・オルティス(c1510〜c 1571):
『変奏論』(1553)巻末より「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレセルカーダ集」
(1)定旋律「ラ・スパーニャ」による6曲のレセルカーダ
(2)マドリガル「おお幸福な私の目よ」による4曲のレセルカーダ
(3)ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏のための4曲のレセルカーダ
(4)カンシオン「優しい思い出」による4曲のレセルカーダ
(5)テノール(バッソ・オスティナート)による9曲のレセルカーダ |
ジョルディ・サヴァール(Gamb)
トン・コープマン(Cemb、Org)
ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオローネ)
ロルフ・リスレヴァン(ビウエラ)
パオロ・パンドルフォ(Gamb)
アンドリュー・ローレンス=キング(Hrp) |
ALIA VOXヘリテージ・シリーズ最新盤
アストレ時代の話題の名盤が、SACDHybridの高音質で鮮やかに復活!ルネサンス宮廷の高貴な響き美しい、ガンバ・レセルカーダ集
録音:1989 年4 月、サン・マルティーノ教会(エミーリア、イタリア)
かつて、アストレ・レーベルから発売されたサヴァールの優秀録音をSACD
Hybrid 盤で蘇らせる「ヘリテージ・シリーズ」から、待望の最新盤が発売されます!
今回リリースされる運びとなったのは、16
世紀に活躍したスペインの作曲家オルティスのレセルカーダ集(旧品番:ES
9967)。1990 年にリリースされた折、トン・コープマン、アンドリュー・ローレンス=キングといった豪華共演者を配した質の高い演奏で大きな評判を集めた、アストレ時代の名盤です。
サヴァールが奏でるガンバの深い響きと、他の古楽器陣とが織りなす艶やかで繊細なハーモニーをSACDhybrid
盤の高音質で堪能出来るのはファンにとって嬉しい限りでしょう!サヴァールは2013
年9 月に待望の来日も控えており、注目必至です!
1553 年にローマで出版されたオルティスの『変奏論』は、ヴィオラ・ダ・ガンバの装飾や変奏のやり方を譜例と共に書き記した音楽理論書。2010年には日本語訳も発売され、未だ神秘のヴェールに包まれたルネサンス時代の奏法を知る貴重な資料として世界的に注目を集めています。サヴァールが録音したレセルカーダ(リチェルカーレ)集は、この著書の巻末に収録されていた譜例曲集。「ラ・フォリア」や「ドゥルス・メモワール」といったお馴染みの作品を含め、スペイン宮廷の高貴な響き垣間見える優美な小品がまとめあげられています。オルガンやハープと織りなす典雅なハーモニーは思わず溜息漏れる美しさ。
一度は廃盤となり、現在まで入手困難な状況が続いておりましたので、最近サヴァールを聴き始めたという方にも是非お勧めしたいタイトルです。
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C−AVI MUSIC
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シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ2012
テツラフ兄弟、ヴァイトハウス
クララ・シューマン:
(1)ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17
シューベルト:
(2)弦楽四重奏曲第13番イ短調D804「ロザムンデ」
(3)弦楽三重奏曲第1番変ホ長調D471 |
(1)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
グニラ・スッスマン(P)
(2)クリスティアン・テツラフ(Vn)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
レイチェル・ロバーツ(Va)
ターニャ・テツラフ(Vc)
(3)ゲルガナ・ゲルゴヴァ(Vn)
フオルカー・ヤコブセン(Va)
アルバン・ゲルハルト(Vc) |
シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ2012、テツラフ兄弟、ヴァイトハウスら豪華なメンバーが揃った夢の音楽祭
録音: 2012年6 月、ライヴ/68’40
「C Avi」レーベルの好評シリーズ、シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ。毎回出演陣が豪華なことでも注目されています。このアルバムにはお馴染のアンティエ・ヴァイトハース、テツラフ兄弟らが参加したクララ・シューマンとシューベルトの作品。叙情的な旋律をたっぷり歌い上げるクララ・シューマン「ピアノ三重奏曲ト短調」。ヴァイオリンの美しい旋律、2
本の弦とピアノが、絶妙に溶け合う演奏は冒頭から惹きこまれます。
そしてシューベルトの晩年に作曲された弦楽四重奏曲第13
番「ロザムンデ」。美しいシンプルのメロディーに溢れた、ロマンティックな作品。シューベルトらしい名旋律を名手たちが、至極の演奏を披露しています。 |
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シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ2012
フォークトと共演したイブラギモヴァのドビュッシー!
(1)リリ・ブーランジェ:ピアノ三重奏曲のための2つの小品
(2)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L140
(3)ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3
つの小品
(4)ドビュッシー:チェロとピアノのためのスケルツォ ニ長調L
27
(5)ヒンデミット:ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのトリオ第2番(1933) |
(1)ワンチェン・リ(Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
グニラ・スッスマン(P)
(2)アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)
ラルス・フォークト(P)
(3)(4)グスタフ・リヴィニウス(Vc)
アンナ・リタ・ヒタチ(P)
(5)クリスティアン・テツラフ(Vn)
フオルカー・ヤコブセン(Va)
バーソロミュー・ラフォレット(Vc) |
録音: 2012年6 月、ライヴ/63’48
「C Avi」レーベルの好評シリーズ、シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ。
毎回出演陣が豪華なことでも注目されています。このアルバムには、今最も輝いているヴァイオリニストの一人アリーナ・イブラギモヴァが参加しています。色彩的なドビュッシーのヴァイオリン・ソナタをラルス・フォークトと共に演奏しています。イブラギモヴァの研ぎ澄まされた感性とフォークトの美音が、ドビュッシーならではの幻想的で情緒的な音楽を見事に表現しています。
またその他に、夭折のフランスの天才女性作曲家リリ・ブーランジェとその姉のナディア・ブーランジェ、そしてヒンデミットの作品など、多彩なプログラムが収録されています。 |
HMF
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クラシックとジャズ、ふたつの「くるみ割り人形」
(1)チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲Op.71a(全8曲)
(2)同(デューク・エリントン&ビリー・ストレイホーン編):
「くるみ割り人形」組曲(1960)
【序曲/トゥート・トゥート・トゥーティ・トゥート(葦笛の踊り)/
ピーナッツ・ブリトル・ブリゲイド(行進曲)/
シュガー・ラム・チェリー(金平糖の踊り)/間奏曲/
ザ・ヴォルガ・ヴォーティ(トレパーク)/
シノワズリー(中国の踊り)/
ダンス・オブ・フロリドアズ(花のワルツ)/
アラベスク・クッキー(アラビアの踊り)】 |
(1)スティーヴン・リッチマン(指)
ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
(2)ルー・タバキン(t-sax)
ルー・ソロフ(trp)
ビル・イーズリー(cl)
ヴィクター・ルイス(drum)
ジョージ・ケイブルス(Pf) |
録音:2011 年11-12 月/ディメンナ・クラシック音楽センター、マリー・フラグラー・キャリー・ホール①、2010
年9 月/アヴァター・スタジオ②(ニューヨーク)/DDD、54’17”
チャイコフスキーの不朽の名作「くるみ割り人形」は、さまざまな形態に編曲されて親しまれていますが、ジャズの王様デューク・エリントンのアレンジもLP
時代からベストセラー盤でした。当アルバムの指揮者スティーヴン・リッチマンは、そのコロムビア・リリースのLP
をたまたま聴かされ、すっかり魅了されました。スミソニアン博物館に所蔵されていたオリジナル・スコアの印刷譜が最近出版されたこともあり、チャイコフスキーのオリジナルとエリントンのジャズ版を、同一指揮者で一枚のアルバムにしてみるという初の試みを思いたちました。
リッチマンはHMF からガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」を、ポール・ホワイトマン・バンドが初演した際のオリジナル版で録音するなど、こだわりを持つ指揮者ですが、ジャズにも深い理解と鋭い演奏を見せ興味津々。
エリントンによるジャズ編曲は、彼と助手のビリー・ストレイホーン(「A
列車で行こう」の作曲者)により1960 年に行われ、その絶妙なクロスオーバーぶりが「ハーレムのくるみ割り人形」の異名をとりました。バレエ音楽がアメリカ的なダンス音楽に変身し、チャイコフスキーのメロディがすっかりジャズに変身している様はあっぱれ。良く知られた曲だけに、編曲の妙がわかりやすく、誰もが眼を輝かされること間違いありません。
収録ナンバーはエリントンの名盤と同じですが、今回の演奏はニューヨーク・ジャズ界の現役の名手勢ぞろい。テナー・サックスのルー・タバキンは秋吉敏子の夫君としても有名な名手。トランペットのルー・ソロフはクインシー・ジョーンズのバンドのメンバーで、マンハッタン・ジャズ・クインテットの看板アーチストでもあります。クラリネットのビル・イーズリーは60
年代後半、ジョージ・ベンソンのバンドで活躍しました。彼らの妙技が見もの。コンボではないビッグバンド的なアンサンブルを得意とする人たち、巧さに脱帽させられます。エリントンの完全リメイクというより、現代ニューヨークの名手たちによる豪華盤の登場です。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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