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≪第71号アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像



8/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ICA CLASSICS



ICAC-5107
\2000→\1890
イングリッド・ヤコビ
 1-3.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15/
 4-6.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
イングリッド・ヤコビ(ピアノ)/
シンフォニア・ヴァルソヴィア/
ヤツェク・カスプシク(指揮)
録音 2013年4月7-9日 ポーランド ワルシャワ放送,ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ STEREO
 ICAレーベル期待の新人ピアニスト、イングリッド・ヤコビのベートーヴェン・シリーズ、今作の第1番と第3番でシリーズが完結となります。
 彼女はゲンリヒ・ネイガウスの弟子であったライサ・ゴロデッカの元でピアノの勉強を始め、16歳でセントルイス音楽学校で最高の賞を獲得、その後はボルドウィン・ピアノ・コンクールで優勝、他にも多数のコンクールで優秀な成績を収めています。数多くの録音もあり、ICAのベートーヴェンも高く評価されています。
 さて、今回のベートーヴェンの2つの協奏曲。番号こそ第1番になっているものの、実際は柔和な表情を持つ第2番よりも後に作曲されたハ長調の協奏曲は、極めて勇壮豪快な曲想を持つベートーヴェンらしい作品で、コロコロと転がる終楽章の軽快な主題が魅力的です。
 第3番は1800年の作品で、ハ短調という調性が悲壮感を醸し出しています。古典的な形式に則って書かれていますが、随所にロマンティックさが垣間見える古典派からロマン派の過渡期の名作です。
 この2曲の協奏曲にヤコビは、明確なアーティクレーションとフレージングを施し、独自の解釈と表現力で完全に自身のものにしています。この世代のピアニストの中で「最も詩的な」演奏をすると称賛される彼女の演奏、確かに抜きんでた素晴らしさを有しています。

 

ORCHID CLASSICS


ORC100033
\2000
バッハ・トゥ・ザ・フューチャー
 1.J.S.バッハ(1685-1750)=G.クルターク(1926-):
  主よ、深きふちの底より BWV687/
 2.ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1/
 3-8.ベートーヴェン(1770-1827):6つのバガテル Op.126/
 9.J.S.バッハ=F.ブゾーニ(1866-1924):
  コラール前奏曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV639/
 10.ブゾーニ:J.S.バッハによる幻想曲 BV253/
 11-14.バーバー(1910-1981):ピアノ・ソナタ 変ホ短調 Op.26/
 15.J.S.バッハ=クルターク:哀悼行事「神の時は最上の時なり」よりソナチネ BWV106
アシュリー・ウォス(ピアノ)
with ロン・アブラムスキ(ピアノ)…1.15
録音 2012年8月7-9日,2013年8月17日 ブリストル セント・ジョージア・ブランドン・ホール
 最近、秘かに人気が高まっているイギリスのピアニスト、アシュリー・ウォス。このアルバムは現在の彼の「自伝的」な思いをつづった興味深い1枚となってます。イギリスの中堅ピアニストの中でも最も活躍の幅の広い彼、レパートリーもフランクやリスト、ベートーヴェンなど多岐にわたりますが、彼自身の原点にはJ.S.バッハがあり、またバッハからインスピレーションを受けた作品群からは、多くの示唆を受け取ることができると語ります。
 このアルバムに収録された作品はどれもウォス自身の体験や思い出と密接に結びついていて、このピアニストの方向性を探るためにも最適な構成になっています。磨き抜かれた音楽性と卓越した技巧については言うまでもありません。
 
ORC100034
(3CD)
\2600
ジェームズ・ギルクリスト/シューベルトとベートーヴェンを歌う
<CD1>
 1-20.シューベルト(1797-1828):美しき水車屋の娘/
<CD2>
 1-6.ベートーヴェン(1770-1827):遙かなる恋人へ Op.98/
 7-20.シューベルト:白鳥の歌 D957/
<CD3>
 1-24.シューベルト:冬の旅 D911
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)/
アンナ・ティルブロック(ピアノ)
録音 サフォーク ポットン・ホール 2010年5月13-14日…CD1 2010年5月13-14日…CD2,CD3
 合唱団で歌いながらも、もともとは医師として生きていくはずだったギルクリストですが、1996年から完全に音楽の道に生きることを決意。バッハやヘンデルなどのバロック作品で素晴らしい演奏を繰り広げています。もちろんレパートリーは宗教曲だけではなく、このシューベルトの三大歌曲集の録音は、彼にとっても「生涯の願望だった」ものであり、ピアニスト、アンナ・ティルブルックとともに、シューベルトの描いた、希望、絶望、そして精神の深い闇を切々と歌い上げています。
 驚くほどの微妙なニュアンスと、柔らかい美声に彩られたシューベルトは感動的であり、聞き手に多くの想いを投げかけています。




RONDEAU


ROP-4036
\2000→\1890
ライプツィヒ・聖トーマス教会合唱団
 J.S.バッハ:三位一体のカンタータ集
  1.賛歌「賞賛、名誉と栄光」/
  2-15.J.S.バッハ:カンタータ「貧しきものは饗せられん」BWV75/
  16.賛歌「三位一体の光と祝福」/
  17-28.J.S.バッハ:カンタータ「こよなき望みなる祝賀の宴」BWV194
ヨハン・バイヤー(合唱団内ソプラノ)/
フリードリヒ・プレトリウス(合唱団内ソプラノ)/
コンラッド・ツーバー(合唱団内ソプラノ)/
シュテファン・カーレ(合唱団内アルト)/
クリストフ・ゲンツ(テノール)/
マルティン・ペッツォールド(テノール)/
ゲオルク・シュトロイバー(バリトン)/
マティアス・ヴァイケルト(バス)/
アンサンブル・フロリレジウム/
ライプツィヒ・聖トーマス教会合唱団/
ゲヴァントハウス管弦楽団/
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
録音 ライプツィヒ 聖トーマス教会 2008年6月27.28日…16-28, 2010年11月12.13日…1-15
 聖トーマス合唱団によるバッハ(1685-1750)のカンタータ集。こちらは「三位一体」の日のための作品集です。「三位一体」とはキリスト教で父(神)と子(キリスト)と精霊は、一つの神が三つの姿となって現れたものである。という考え方であり、転じて3つのものが緊密に結びつくことを意味するものです。これは絵画や詩、音楽で主題として取り上げられることも多く、キリスト教の中でも大切な考え方です。この「三位一体の主日」は1334年に、時の教皇ヨハネ22世が「精霊降臨の1週間後」の日曜日に定め、現在に至っています。
 バッハのこの2つの作品のうち、BWV75は1723年5月30日に初演された曲で、ライプツィヒ着任後に最初に演奏したカンタータとしても知られています。他のカンタータに比べ、とりわけ規模が大きく、バッハ自身の自己紹介もかねた素晴らしい作品と言えるでしょう。BWV194はやはり三位一体の日のためのカンタータですが、その半年前のシュテルムタール教会のオルガン奉献式で初演され、その後に改めて三位一体の日に再演されたというものです。少年たちの清冽な声が魅力的な演奏です。
 

JS Bach: Cantatas for Marian Feasts
ROP-4039
\2000→\1890
ライプツィヒ・聖トーマス教会合唱団
 
J.S.バッハ:受胎告知・聖母マリア訪問の祝日用カンタータ集
  1.賛歌「法律の遵守」/
  2-7.J.S.バッハ:カンタータ「安らぎと喜びもてわらは逝く」BWV125/
  8.賛歌「大地、海、空」/
  9-14.J.S.バッハ:カンタータ「暁の星のいと美しきかな」BWV1/
  15.賛歌「喜ばしい宣告」/
  16-25.J.S.バッハ:カンターター「心と口と行いと命もて」BWV147
パウル・ベルネヴィッツ(合唱団内ソプラノ)/
シュテファン・カーレ(合唱団内アルト)/
クリストフ・ゲンツ(テノール)/
マルティン・ペッツォールド(テノール)/
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)/
マティアス・ヴァイケルト(バス)/
アンサンブル・フロレリジウム/
ライプツィヒ・聖トーマス教会合唱団/
ゲヴァントハウス管弦楽団/
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
録音 ライプツィヒ 聖トーマス教会2010年1月29.30日…1-7, 2010年3月19.20日…8-14, 2011年1月24.25日…15-25
 聖トーマス合唱団によるバッハ(1685-1750)のカンタータ集の第9集です。今作は「マリアの祝日用のカンタータ集」で、最も有名な「心と口と行いと命もて」("主よ、人の望みの喜びよ"のコラールで知られる)も含まれた素晴らしいアルバムとなっています。
 BWV125は1725年2月初演のカンタータ。暗めの曲調が心に染み入る作品で、BWV82と同じく、心満たされて死にゆくシメオン老人と、キリストの到来を讃えた心に染み入る音楽です。BWV1のカンタータは1725年に初演された名作で、こちらはソプラノによる美しいアリアが聴きものの明るいカンタータです。
 最後のBWV147は1723年初演。最初ヴァイマールで1716年に作曲したBWV147aを大幅に改作したもので、ヴァイマール版ではコラールも違うものが使われていたと言います。曲は2部にわかれ、それぞれの最終曲に「主よ、人の望みの喜びよ」のコラールが置かれています。
  
Weihnachtssingen
ROP-6070
\2000
リューベック少年合唱団
 クリスマス・キャロルの夕べ

 1.作者不詳:今日、キリストが生まれた/
 2.ヨハネス・アンガー(1976-):オルガンのための即興曲 第1番/
 3.ジークフリート・ノイバー(1931-):白いハトが飛ぶ/
 4.ノルベルト・ドゥヒテル(1949-):真夜中/
 5.ブクステフーデ(1637-1707):いざ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV 211/
 6.レーガー(1873-1916):戸を高くあげよ/
 7.シュヴァルツェ(1961-):朗読/
 8.レーガー:高く戸をあげよ/
 9.伝承曲:Andachtsjodler/
 10.アンガー:オルガンのための即興曲 第2番/
 11.クラフト(1905-1977):Ich habe einen Helden erweckt/
 12.アンガー:オルガンのための即興曲 第3番/
 13.エッカールト:山を越えてマリアが行く/
 14.シュヴァルツェ:朗読/
 15.シュルツ(1747-1800):御子が現れたもうた/
 16.アンガー:オルガンのための即興曲 第4番/
 17.ミュライ(1841-1905):まぶねの中で/
 18.アンガー:オルガンのための即興曲 第5番/
 19.シュッツ(1585-1672):喜べ喜べ、わが民よ/
 20.アンガー:オルガンのための即興曲 第6番/
 21.シュレンカー(1926-):喜ばしきクリスマスに/
 22.アンガー:オルガンのための即興曲 第7番/
 23.ラフーゼン(1886-1975):クリスマスの合唱/
 24.シュヴァルツェ:朗読/
 25.リーディング(1681頃):Herbei, o ihr Glaub'gen/
 26.アンガー:オルガンのための即興曲 第8番/
 27.ペーター・コルネリウス(1824-1874):クリスマスの歌 Op.8/
 28.アンガー:Torgenesis/
 29.伝承曲:クリスマスツリーに灯を灯そう/
 30.ルニエ(1875-1956):アルバムの一編:お告げの祈り/
 31.グルーバー(1787-1863):清しこの夜
ヨハネス・アンガー(オルガン)/
ヨハンナ・マイアー(ハープ…30)/
リューベック少年合唱団/
ミヒャエル.D.デュラー(指揮)
録音 2012年5月17-20日 リューベック 聖ゲルトルート教会, 2012年7月8日 聖マリーエン教会
 1143年、ホルシュタイン伯アドルフによって建設されたリューベックは、一時はハンザ同盟の盟主として北海、バルト海交易で独占的な地位を築くも、ハンザ同盟の衰退とともに国力も衰えてしまいます。19世紀は主権国家になるも、国間の争いに巻き込まれ、様々な変遷を経て、現在では連邦州シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の一部として存続しています。中世のハンザ同盟時代のリューベック市民は、文化や芸術を積極的に支援し、クリスマスの時期になると訪問者たちを快く迎え入れもてなしたとされています。
 伝統あるリューベック少年合唱団は、そんな伝統を受け、1948年以来、毎年教会でクリスマス・コンサートと行い多くの聴衆に喜びをもたらしています。このアルバムではそんなコンサートに、オルガンの即興演奏、そして美しい朗読を付け加えた感動的なクリスマスの風景を描いています。
  
ROP-6081
\2000
アルフレード・ケルッペン:コラール幻想曲
 1.コラール幻想曲「おお救い主よ、天の扉を開け」/
 2.前奏曲「汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ」/
 3.「おお、よごれなき神の子羊」による瞑想曲/
 4.パッサカリアの形式によるコラール幻想曲「いたましなげかし-おお、よごれなき神の子羊」/
 5.コラール幻想曲「われらの救い主なるイエス・キリストは」/
 6.コラール幻想曲「われら心から喜ぶ-天にあられる女王よ」/
 7.パルティータ「主は昇天された」/
 8.コラール幻想曲「来たれ聖霊、わが主」/
 9.コラール讃歌「汝は三位一体なり」/
 10.コラール幻想曲「主に向かいて新しき歌を歌え」/
 11.コラール幻想曲「一日は終わり」
ウルフェルト・シュミット(オルガン)
録音 2013年4月3-5日 ハノーヴァー、マルクト教会 ゴル‐オルガン
 20世紀の作曲家ケルッペン(1926-)と、聖マルクト教会のオルガニスト、シュミットのコラボによる現代のオルガン音楽のアルバムです。タイトルが示す通り、バッハ時代からの伝統に基いたコラール前奏曲の形をとったもので、高度な技術や実験的な手法を追求しながらも、テキストの持つ真理を表出するという、極めて精神的な音楽。
 オルガニストのシュミットは、作曲家ケルッペンと共に音楽を学び、彼の音楽の解釈について完璧に理解している人です。極められたテンポ設定、フレージングはケルッペンの音楽を理想的に響かせていることは間違いありません。




NEW WORLD


80746
\1800
Shih-Hui Chen(陳士恵)(1962-)/ Returning Souls
 1. Returning Souls: Four, Short Pieces on Three
  Formosan Amis Legends(2011)
 2. Sweet Rice: Six Songs on Four Taiwanese Nursery
  Rhymes(2005)
 3. Fantasia on the Theme of Plum Vlossom for String
  Quartet(2007)
 4.Our Names(2011)
Cho - Liang Lin(vn)
Leone Buyse(fl)
Robert Schulz(percussion)
Bion Tsang(vc)
Timothy Jones(baritone)
Michael Webster(cla) etc..


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

ICA CLASSICS



ICAC-5105
\2000→\1590
ジョン・バルビローリ
 1-4.ハイドン(1732-1809):交響曲 第83番 ト短調Hob.1:83/
 5-9.ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲 Op.14
南西ドイツ放送交響楽団/
ジョン・バルビローリ(指揮)
録音 バーデン・バーデン 南西ドイツ放送 ハンス・ロスバウト・スタジオ 1969年2月24日…1-4, 1969年2月22-24日…5-9 STEREO
 ジョン・バルビローリ(1899-1970)は、現在では生粋のイギリス人指揮者と思われていますが、実はイタリア人の父とフランス人の母の間に生まれています。幼い頃から音楽の才能に秀でていて、1916年、17歳の時にはヘンリー・ウッド率いるクイーンズ・ホール管弦楽団で最年少チェリストとして活動を始めたほどでした。その後は協奏曲や弦楽四重奏などを演奏するも、1925年に自らの室内管弦楽団を組織して指揮者に転向、1936年にはニューヨーク・フィルハーモニックの首席指揮者に抜擢され(あのトスカニーニの後継者!)、1943年にはイギリスのハレ管の音楽監督になり、15年間に渡ってよい関係を築きました。
 1961年から1967年にはヒューストン交響楽団の常任指揮者を務め、ブラームス、マーラー、シベリウスなどのロマン派の作品を指揮、またイギリス音楽の積極的な普及にも貢献しました。そんな彼ですが、実はベルリオーズも得意なレパートリーで、幻想交響曲は1947年のモノラルと1958年の初期ステレオの2つのハレ管との録音が残されています。この69年の録音は完全なステレオであり、ハイドンとともに貴重な記録として称賛されるべきものです。
 


ICAC-5106
\2000→\1590
エイドリアン・ボールト
 1-4.エルガー(1857-1934):交響曲 第2番 変ホ長調 Op.63/
 5.ワーグナー(1813-1883):歌劇「タンホイザー」より
  序曲とヴェーヌスヴェルクの音楽
BBC合唱団…5/
BBC交響楽団/
エイドリアン・ボールト(指揮)
録音 1977年7月24日 ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール…1-4, 1968年12月8日 BBCメイダヴェール 第1スタジオ…5 STEREO
 イギリスのチェスターで生まれたエイドリアン・ボールト(1889-1983)の十八番であるエルガーの交響曲第2番の録音です。彼はウェストミンスター・スクールの在学中にエルガー本人と合い、その時作曲家から自作の総譜を見せてもらっていました。
 そしてオックスフォード大学を経て、ライプツィヒ音楽院に入学して音楽を学び(レーガーに作曲を師事)、1914年にコヴェント・ガーデン王立歌劇場の音楽スタッフとしてプロデビューします。1918年にはホルストの惑星の試演を行い、翌年には金星と海王星を除いた全曲を初演指揮しています。1920年には憧れのエルガーの「交響曲第2番」を演奏。この当時忘れられてしまっていた作品を再評価させるきっかけを作ったのは有名なエピソードです。1930年にはBBC交響楽団の初代首席指揮者に就任し、当時の最先端の音楽も積極的に演奏、とりわけ「謎の作曲家」ブライアンの紹介者としても知られていました。
 ホルストの惑星も5回録音を重ねています。とは言え、イギリス音楽全てに関心があったわけではなく、ディーリアスやブリテン、ティペットなどは、ほとんど演奏することもありませんでした。
 このエルガーも生涯スタジオで5回も録音しており(1944年.56年.63年.68年.75年)前述のように「得意中の得意」なレパートリーでした。比較的珍しいワーグナーもムダのない流麗な演奏です。
 


ICAC-5108
\2000→\1590
エミール・ギレリス
 1-4.シューマン(1810-1856):ピアノのための4つの小品 Op.32/
 5-8.ブラームス(1833-1897):バラード Op.10/
 9.ショパン(1810-1849):ポロネーズ 第2番 ハ短調 Op.40/
 10-13.ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58/
《アンコール》
 14.モーツァルト(1756-1791):幻想曲 ニ短調 K397
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音 1979年3月22日 イギリス アボッツホルム・スクール,アボッツホルム・アーツ・ソサエティ STEREO
 ロシアの名ピアニスト、エミール・ギレリス(1916-1985)はオデッサに生まれ6歳からピアノを始めました。両親とも音楽家であったギレリスの才能は目覚ましく、13歳でデビューを飾り、その翌年にオデッサ音楽院に入学し研鑚を重ねます。17歳で全ソ連ピアノコンクールに優勝し、オデッサ音楽院卒業後はモスクワに移り、名ピアニスト、ゲンリヒ・ネイガウスに師事し、さらに音楽的成長を遂げるのです。
 1938年には22歳でイザイ国際コンクール優勝するなど国際的名声も高めました。第二次世界大戦後は、ソ連政府の許可を受け西側で自由に活動を行い、日本にも何度も来日しています。
 彼のアメリカデビューは1955年、フィラデルフィアでのチャイコフスキー、ピアノ協奏曲第1番でのソロでした。
 1959年にはイギリスにデビューし、1969年にはザルツブルク音楽祭にもデビュー、当時のソ連のアーティストとしては破格の扱いを受けていた人でもありました。
 この記録は1979年の録音で、晩年が近づくにつれ虚飾を排した表現を好んだギレリスらしい音楽であり、シューマンの曲に漲る深い寂しさや、水墨画のようなブラームス、骨太のショパンのピアノ・ソナタなど、悲しくなるほどの表情を湛えた演奏が並びます。
 アンコールに弾かれたモーツァルトの美しさは、まさに枯淡の境地と言えるでしょう。
 


ICAC-5109
\2000→\1590
ハンス・ロスバウト
 1-3.ドビュッシー(1862-1918):3つの夜想曲/
 4.ドビュッシー:遊戯/
 5-8.シベリウス(1865-1957):交響曲 第6番 ニ短調 Op.104
ケルン放送合唱団(現 ケルンWDR合唱団)…1-3/
ケルン放送交響楽団(現 ケルンWDR交響楽団)/
ハンス・ロスバウト(指揮)
録音 ケルン放送 第1ホール 1955年3月7日…1-3, 1954年4月26日…4, 1952年4月21日…5-8 MONO
 オーストリア出身のハンス・ロスバウト(1895-1962)のドビュッシーとシベリウスです。彼はピアニストの母からピアノの手ほどきを受け、フランクフルト・アム・マインのホーホ音楽院に進学します。その後指揮者として活動を始め、1929年には新設のフランクフルト放送交響楽団の音楽監督に就任し、シェーンベルク、バルトーク、ストラヴィンスキーなどの新しい音楽を積極的に紹介しました。しかし、ナチスの時代には自由な音楽活動に制約を受け、1937年には政治的理由でフランクフルトを離れなくてはいけませんでした。
 しかし戦後は1945年にミュンヘン・フィルハーモニーの音楽監督を皮切りに、南西ドイツ放送交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の指揮者として楽壇に復帰、その残りの人生を全て音楽に捧げたのです。現代音楽にもとりわけ造詣が深く、ドナウエッシンゲン音楽祭の再興にも尽力し、1954年にはシェーンベルクの歌劇「モーゼとアロン」を上演、ピエール・ブーレーズにも強い影響を与えたのです。
 そんなロスバウトはドイツ、オーストリア音楽を得意としていましたが、ここでは珍しくシベリウスとドビュッシーを演奏しています。1950年代のドイツにおいて、シベリウスの第6番はあまり演奏されることのない未知の音楽でしたが、ロスバウトはシベリウスの語法を完全に理解し、見事な演奏をこなしています。柔軟な表情を持つドビュッシーも貴重な記録です。
 


ICAC-5110
(2CD)
\2600→\2190
マリア・カラス/ケルビーニ:歌劇「メデア」
CD1…第1幕/
CD2…第2幕&第3幕
メデア…マリア・カラス(ソプラノ)/
グラウチェ…ジョーン・カーライル(ソプラノ)/
ネリス…フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ)/
ジャゾーネ…ジョン・ヴィッカーズ(テノール)/
クレオンテ…ニコラ・ザッカーリア(バス)/
第1の侍女…メアリー・ウェルズ(ソプラノ)/
第2の侍女…エリザベス・ルスト(メゾ・ソプラノ)/
侍衛長…デイヴィッド・アレン(バリトン) 他/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
ニコラ・レッシーニョ(指揮)
録音 1959年6月30日 ロンドン コヴェント・ガーデン王立歌劇場 MONO
 もし、最も偉大なソプラノ歌手マリア・カラス(1923-1977)がいなかったら、現在のオペラのレパートリーは随分さびしいものになっていたことでしょう。このケルビーニのオペラ「メデア」も決して上演されることはなく音楽史の片隅に埋もれたまま忘れ去られたに違いありません。なぜなら、この主人公メデアを歌うには強烈な存在感を備え、なおかつ完璧なベルカント唱法と幅広い声が必要だからです。もちろんカラスが出現するまでにも、素晴らしいソプラノ歌手は存在していましたが、ベッリーニやドニゼッティ、そしてこのケルビーニなどのいくつかのレパートリーの主人公は、生半可なソプラノでは全く歯が立たないものだったのです。
 バーンスタインが彼女の事を「オペラのバイブル」と呼んだほどに、彼女のドラマティックな歌唱は際立ったものであり、他の追従を許すことはありませんでした。愛した男ジャゾーネに裏切られ、復讐のためにジャゾーネの新恋人グラウチェを毒殺、また可愛いわが子までを手にかけるという強烈な女性を演じきれるのは、やはりカラスをおいて他にはいません。
 このアルバムはICA独自のルマスターによる素晴らしい音質が自慢です。



<国内盤>


ARS MUSICI



AMCD232281
(国内盤・2枚組)
\3780
トリオ・ジャン・パウル〜シューマン&リーム
 ロベルト・シューマン(1810〜1856):
  1. ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.63
  2. ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 op.80
  3. ピアノ三重奏曲 第3番 ト短調 op.110
 ヴォルフガング・リーム(1952〜):
  4. 見知らぬ土地の情景I(1982)
  5. 見知らぬ土地の情景II:性格的小品(1982/83)
  6. 見知らぬ土地の情景III(1983/84)
  7. ピアノ三重奏曲(1972)
トリオ・ジャン・パウル
 ウルフ・シュナイダー(vn)
 マルティン・レーア(vc)
 エッカルト・ハイリガース(p)
 ドイツ楽壇最前線——というと、広く喧伝されているティーレマンやヤンソンスなどの巨匠指揮者たちが思い浮かぶかもしれませんが、ドイツが今なお音楽大国であるゆえんは、そうしたスーパースター級の巨匠たちが奏でるオーケストラ音楽の世界だけでなく、オピッツ、ツァハリアス、グレムザー...といったピアニスト方面、アルテミス四重奏団やアンサンブル・モデルンなど室内アンサンブル、さらには古楽バンドや合唱団...と、およそどこをとっても全方位的に世界的に通用する凄腕の層がぶあつく存在しているというところ。
 文化大国だけに「音楽だけやってればよい」という感じではない大御所たちも多いのが頼もしくもあり、一筋縄ではいかないところで、だからこそこの国は日本からも熱い視線が寄せられ続ける「憧れのクラシック大国」であり続けているのかもしれません。
 そうしたなか、ドイツ文学とわかちがたく結びつけられているロマン派以来のドイツ音楽を、かなり深いところまで掘りながら、隅々までいっさい隙のない、インスピレーションにあふれた緩急たくみな周到解釈で聴かせてくれるピアノ三重奏団が、トリオ・ジャン・パウル。
 彼らの録音歴というのは非常に慎重で、1993 年に大阪国際室内楽コンクールで優勝して以来すでにそうとうな数の重要な現代音楽作品も初演しているはずですし、世界中の大都市での演奏活動を通じて膨大な量にのぼるピアノ三重奏作品を演奏してきたはずなのに、CD では真に重要な作品を2〜3年に1度、考え抜かれたプログラムで(全集にするときも、そうでないときもありますね)録音してゆく...という入念ぶり。
 Digipack 仕様で新生Ars Musici から再リリースされ、めでたく国内仕様初流通となるこのシューマン・アルバムは、1999 年に録音された彼らの第2作(なんという慎重な録音進行)であるとともに、ドイツ文学と音楽とのつながりを強く意識し続ける彼らのこだわりがピアニストによる解説(全訳付)にまで反映された、じっくり聴き深めるに足る1作になっています。
 何より驚かされるのは、今よりずっと尖っていた頃の現代作曲家リームの作品が4曲も収録されているというところ——リーム自身が寄せた、シューマン愛にあふれる解説文(こちらも全訳付)とあわせ、シューマンの「子供の
情景」を連想させるタイトルの3作品がどういう音楽なのかを読み解いてゆくのも、本盤のもうひとつの愉しみ。“19 世紀当時は現代音楽”だったシューマンの多面性にも改めて気づかされる充実作なのです。




CONCERTO



CNT2015
(国内盤4枚組+DVD)
\8820
R.アーン(1874〜1947)ピアノ独奏のための主要作品全集
レナルド・アーン(1874〜1947)
 ①うろたえる夜鶯
  (全53 曲 第1集:最初の組曲/第2集:東洋/第3集:旅の手帖/第4集:ヴェルサイユ)
 ②恋文のような音楽、およびその他の未発表作品(全12 曲)
 ③創意(アンスピラシオン)
 ④ジュヴェニリア(初期作品集 全6曲)
 ⑤月の光 〜音楽による小話(全11 章)
 ⑥繋がれて* ⑦詩人たちへの賛美の前に*
 ⑧アンジェロのパヴァーヌ* ⑨画家たちの肖像画(全4曲)
 ⑩はじめてのワルツ(全11 章)⑪ソナチネ ハ長調
 ⑫HAYDNの名による主題と変奏
 ⑬まどろむ酒神の巫女*
 ⑭世界の創造*
《DVD》
 ドキュメンタリー『レナルド・アーンのピアノ』
  (企画制作:ジャン=クリストフ・エティエンヌ&アルテ・ノヴァ・レナルド・アーン協会)
  NTSC 仕様 *世界初録音
クリスティーナ・アリアーニョ(ピアノ/ファツィオーリ)
 レナルド・アーン!! いろいろなところで名前ばかりは散見するものの、そしてなんとなく(フォーレやドビュッシーなどに通じるような)とびきりの「瀟洒なフランス音楽」の魅力を味あわせてくれそうな予感ばかり振りまいているものの、その世界にじっくり向き合える機会がめったにないどころか、そもそもいくつかの大事な作品さえ、あまり録音されてこなかった、不遇なる「幻の巨匠」のひとり...
 フォーレやドビュッシーの同時代人、つまり、まさしく私たち現代人の耳に快いフランス近代の魅力たっぷりな作曲家たちの多くは、フランス楽壇にピエール・ブーレーズやヤニス・クセナキスのような「予測不能の前衛音楽」(聴くのがこわい系の現代音楽?)こそ聴くに足るもの...というような風潮ができあがった20 世紀半ば以降、意味もなく軽視され黙殺されてきたものですが、CD 時代に入ってから続々復権が続いているそうした作曲家たち(ゴベール、シャミナード、フローラン・シュミット、ジャン・クラ、デュポン、ロパルツ、ヴィエルヌ...)は概して「なぜこんなにいい音楽が」と嬉しい驚きをもたらしてくれるもの。
 レナルド・アーンはまさしくそういう作曲家のひとりなのですが、なにぶん活躍期はベル=エポックまっさかり、音楽好きだろうとそうでなかろうと、近所づきあいも家庭の暮らしも客間のピアノが(今でいうテレビのように)娯楽の中心のひとつだった時代。アーンはとてつもない数のファッショナブルな歌曲やピアノ曲で人気をさらっていたうえ、アイコン的有名作「うろたえる夜鶯」が全53 曲からなる巨大曲集になっていて収録作どれも甲乙つけがたし...という状況だからか、まとめて録音される機会というのがどうしても少なかったのかもしれません。
 ともあれ、その復権に長足の進歩をもたらしてくれそうなのが、このクリスティーナ・アリア−ニョによる「主要作品全集」(おそらく未確認作品が多いので「全集」と言ってはいないだけで、現状見つかっているかぎりの作品は(多数の初録音曲も含め)最大限収録されているはず)
 すでにARTSやBrilliantClassics などでルイ・オベールや「六人組」の女性作曲家タイユフェル、とびきりのサティ・アルバムなどを世に送り出し、高い評価を博しているこの繊細なるフランス近代音楽の名解釈者が、自らプロデュースにも大きく関わって4枚ものCD を費やし、ダイナミズムと繊細さを兼ね備えた絶妙解釈でじっくりその魅力を伝えてくれる傑作BOX にまとめてくれたのです。
 音楽学者J-C.エティエンヌの解説(全訳付)も充実しているだけでなく、エティエンヌ自身が制作にかかわってドキュメンタリー映像も作り、DVD で収録(NTSC 仕様・日本語字幕はなし)。Concerto レーベルならではのパッケージの美麗さも高級感あふれ、本格派らしさを強く感じさせてやまない仕様。




NCA


NCA60212
(国内盤)
\2940
暮れゆく季節、揺れる弦 〜ベルリンの作曲家たちと〜
  ライナー・ベーム(1952〜):
   ①ノラ・アストルガに捧ぐギター二重奏曲(1984)
  クラウス・フェルトマン(1951〜):
   ②アンティノミー(1980/94)
   ③アタッカ(1981)④ …を待ちながら(1994)
  クラウス・マルティン・コピッツ(1955〜):
   ⑤秋の音楽(1985/86)
  ヘルゲ・ユング(1943〜):
   ⑥前奏的小品(1991)
    ※収録曲順は ①-②-③-⑤-⑥-④
クラウス・フェルトマン、
ライナー・フェルトマン(ギター)
 アンビエントに、うつろう時を思う——誰もが詩情や季節感を感じる、そんなギターの対話。
 現代音楽だからと遠ざかるのはもったいない、いろいろな角度から味わえる、響きの美しさ。
 ケージのようにも、フラメンコのようにもなるギターとともに、深まりゆく季節を過ごしたい1枚。
 現代音楽にアレルギーを感じる人にこそ聴いてほしい!と思うアルバムの登場です。20 世紀末、まさに同時代を生きるベルリンの作曲家たちのギター楽曲が6曲——と聞くといかにも難渋な現代音楽盤のように感じられるかもしれませんが、あにはからんや。そこに広がる響きの世界は、紅葉をあしらったジャケットが醸し出す秋の季節感そのままの、誰の耳にも詩情や季節感を感じさせてやまない、やさしくも奥深い音にあふれているのです!あえて「アンビエント系現代音楽」と呼んでもいいかもしれない、よく聴いていると十二音技法やミニマルミュージック的処理など、確かに20 世紀後半以降の音楽らしい語彙がたっぷり盛り込まれているのですが、このアルバムのすごいところは、そういうものが苦手な耳にも不愉快さを感じさせない。
 かわりに、季節の風情や、微妙な心の機微の移ろいのようなものが静かに伝わってくる、しっとり暮れゆく秋を過ごすお供になってくれそうな響きがずっと続いてゆくところ——
 アルバム原題にもなっている「秋の音楽」はその好例で、肌寒さのなかで静かに木々が色づいてゆくような雰囲気のなか、そっと不安がしのびよったり、過ぎてしまった夏を思い出したり...といった情感がなんとなく感じられる不思議な音楽。





オクタヴィア・レコード


OVCL-00514
(SACD Hybrid)
\3360
インバル(指揮)&東京都響
 マーラー:交響曲第4番
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
森麻季(ソプラノ) 
現代を代表するマーラー指揮者エリアフ・インバルと東京都交響楽団による<新マーラー・ツィクルス>第4弾、交響曲第4番の登場です。
 交響曲第1番より順に毎月リリースを続け、驚異的なクオリティの高い演奏で話題を集中させているこの人気シリーズ。これまでのマーラー演奏の金字塔となること間違いなしです。
演奏技術の高さは驚異的であり、充実極める東京都交響楽団の輝かしき時代を象徴しております。インバルのいつもながらの立体的である精緻なサウンドと奥行きのある豊かな音楽性が、最上のところで交わっています。
 また、日本を代表するソプラノ歌手森麻季が音楽に彩りと可憐さを加えます。最高のキャストによる最高のマーラー。まったく持って聴き逃しは出来ません!2012年11月3日東京芸術劇場、4日横浜みなとみらいホールにて収録
 
OVCC-00102
\3150
上野由恵(フルート)
 東欧の歌−ハンガリー田園幻想曲−

 ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
 ドヴォルザーク:ソナチネ
 エネスコ:カンタービレとプレスト
 バルトーク:
  ハンガリー農民組曲-悲しき民謡集-
  ハンガリー農民組曲-農民の踊り-
 ドップラー:ヴァラキアの歌
上野由恵(フルート)
石橋尚子(ピアノ)
若手実力派フルート奏者、上野由恵の第3弾アルバムの登場です。
デビューアルバムとして「オペラ・ファンタジー」「歌楽-イサン・ユン作品集-」というまったく色彩の異なったデビュー盤2タイトルを同時発売し、その圧倒的な実力を披露した上野由恵。そのデビュー盤は各誌でも絶賛され、新たなフルート界のミューズの登場として話題になりました。
今回は「東欧の歌」と題して、東ヨーロッパの温かなメロディー溢れるフルート作品が集められました。有名なドップラー「ハンガリー田園幻想曲」に代表されるような高い技術を要求される楽曲に対し、上野は卓越した技術を存分に発揮し、鮮やかに華麗に歌い上げます。人の心へと寄り添うような美しいメロディ。力強くこみ上げる音楽の力を感じ上野由恵の深き音楽性が開花してゆくようです。
最上級のテクニックと音楽。上野由恵の渾身のアルバム、ぜひお聴き下さい。2013年5月13-15日 横浜・かながわアートホール にて収録
 
OVCT-00098
(SACD Hybrid)
\3360
若林 顕 (ピアノ) ラフマニノフ
 ピアノ・ソナタ第2番(原典版)
 10の前奏曲
 前奏曲「鐘」
若林 顕 (ピアノ)
 日本を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニスト若林顕による、ラフマニノフ・アルバムの登場です。
 長年、若林が主要レパートリーとして取り上げてきたピアノ・ソナタ第2番。深い洞察が、真摯で的確な演奏を可能にしています。
 ロシアの大地を想い起こさせる重厚な響きと卓越した技巧は大迫力。まさに、若林顕の独壇場です。
 また、カップリングとして収録された「前奏曲集」で際立つ豊かな音色表現、情感豊かな演奏も聞き逃せません!
 ロマンティックなラフマニノフの世界が若林顕の指から紡ぎ出されます!2013年6月18-20日 東京・稲城?プラザにて収録
 

OVCX-00072
\3000
宮崎 陽江(ヴァイオリン) パストラーレ
 ダリウス・ミヨー:
  ソナチネ・パストラーレ
  3つのパガニーニのキャプリスの協奏的二重奏
  屋根の上の牛
  天地創造(ピアノ五重奏版)
宮崎 陽江(ヴァイオリン)
ピョートル・カイダッシュ(ヴァイオリン)
ブルーノ・パスキエ(ヴィオラ)
パトリック・ランゴ(チェロ)
フランソワ=ジョエル・ティオリエ(ピアノ)
 フランス”6人組”の代表格ミヨーのヴァイオリン曲を中心にした希少なアルバム。
 ジュネーヴに拠点を置き、フランス物に造詣の深い宮崎陽江が、ジャズや民族音楽的要素もまじえた多彩な音楽を酒脱に奏でる。2012年12月8-11日 L'Heure Bleue , La-Chaux-de-Fonds にて収録

宮崎 陽江(ヴァイオリン)
 ニューヨーク州イタカ市生まれ、幼少期をパリにて過ごし、3歳よりヴァイオリンを始める。 桐朋学園高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。 その間、堀正文、山口裕之、江戸純子各氏に師事。後、ジュネーヴ高等音楽院に留学、名匠ジャン=ピエール・ヴァレーズ氏に師事。
 これまでにスイス、フランス、スペイン、オーストリアなど、ヨーロッパ各地での演奏会、国際音楽祭に多数出演。また、ソリスト・ド・ジュネーヴ、ジュネーヴ室内管弦楽団、ブドヴァイス管弦楽団、などと共演を果たす。日本では各地でリサイタルを行い、好評を博す。2008年より4枚のCDをリリース。
 また、スイスと日本を拠点とし、音楽の源流、作曲家の足跡を求めてヨーロッパ各地を取材・撮影したDVDシリーズで、ナヴァラ交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演するなど、多方面で活動を展開。2010年から2012年にかけては、師であるジャン=ピエール・ ヴァレーズらとピアノ五重奏「YOE’s Project」として活動。2013年の公演では、パガニーニ「イ・パルピティOp.13」(ヴァイオリン+オーケストラ版)を日本で演奏するなど、隠れた名作の紹介を積極的に行い、音楽文化の普及・発展に取り組んでいる。
 
OVSL-00026
\3150
国立モスクワ合唱団〜晩とう
 ラフマニノフ:
  晩とう 作品37 −無伴奏合唱によるミサ−
国立モスクワ合唱団
ウラディーミル・ミーニン(指揮)
モスクワ児童合唱団「春」
モスクワ合唱団の深き響き。ラフマニノフの大曲を歌い上げる。
名門モスクワ合唱団が演奏するラフマニノフの記念碑的名曲「晩?」が装い新たに再リリースされます。
この曲はラフマニノフの代表作品というだけでなく、ロシア正教にかかわる代表的名曲のひとつとして評価されています。
国立モスクワ合唱団は日本にたびたび来日し、名演奏を残しファンを虜にしてきました。
久々の再リリース。また2013年秋に再度来日公演を行います。ぜひ聴く人の心を深くとらえる響きをお聴き下さい。


<映像>


ELECTRIC PICTURE(映像)

 2ヶ月前に直輸入盤でお知らせしたELECTRIC PICTURE。今回国内代理店が登場してさらにお安く販売できるようになったので改めてご紹介いたします。

 2012年に発足した英国の映像制作レーベル。世界中の歌劇場および管弦楽団と手を結び、優秀な演奏を収録してリリースしています。
 ELECTRIC PICTUREは、過去のアーカイブよりも最新の録画・録音に重きをおいており、ハイ・クオリティの画質・音質を届けることをモットーとした新興映像レーベルです。

EPC05
(DVD)
\2600→\2390
パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管 Plays ストラヴィンスキー&ドビュッシー
 1-6.ストラヴィンスキー(1882-1971):
  バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)
   <導入部/火の鳥の踊り/王女たちのロンド/
    魔王カスチェイの凶悪な踊り/子守歌/終曲>/
 〈ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」》
  1-14.第1部:大地の礼賛
   <序奏/春のきざし-乙女たちの踊り/誘拐/春の輪舞/敵の部族の遊戯/
    長老の行進/長老の大地への口づけ/大地の踊り>/
  15-20.第2部:生贄の儀式
   <序奏/乙女の神秘的な踊り/選ばれし生贄への賛美/
    祖先への償還/祖先への儀式/生贄の踊り>/
  21.ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲
パリ管弦楽団
(コンサートマスター…Philippe Aiche)/
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)


EPC06
(Blu-ray)
\3000→\2690
2012年9月&11月 パリ サル・プレイエル/収録時間:74分/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i FULL HD
 セルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団、1910年のパリ・シーズンに向けて若き作曲家ストラヴィンスキーが書いた「火の鳥」、ここでは1919年版の組曲が奏されています。次がメインである「春の祭典」。春を迎えた2つの村の対立、大地礼賛、太陽神イアリロの怒りとそれを鎮めるための生贄の踊り。ロシアの原始宗教の世界に基く描写的で色彩豊かな世界が激しい音とともに描かれていきます。炸裂するリズムと激しすぎる不協和音は現代でも革新的であり、多くの聴き手に強い印象を残す名作です。
 ドビュッシーの「牧神の午後〜」は、ドビュッシーの出世作であり、こちらもニジンスキーによって振付が施され視覚化されたことでも知られます。こちらは激しいリズムはありませんが、漠然とした韻律と絶妙な音色が美しい「印象派」の幕開けと呼ぶに相応しい音楽です。
 ここで、パリ管と見事な演奏を繰り広げているのが、名指揮者ネーヴェ・ヤルヴィを父とし、エストニアで生まれたパーヴォ・ヤルヴィです。彼は生地タリンの音楽学校を経て父とともに渡米、その後はカーティス音楽院で指揮を学び、2001年にはシンシテナティ交響楽団の第12代首席指揮者に就任、また世界各地のオーケストラに客演し、2006年のドイツ・カンマーフィル・ブレーメンとの来日公演のベートーヴェンは、その革新的な解釈で大きな話題を呼んだことでも知られています。
 2010/11年のシーズンからパリ管の首席指揮者に就任、わずか7か月後に2015年までの契約延長が決まるほど、素晴らしい成果を上げています。ヤルヴィによるこの3つの作品、ストラヴィンスキーでは荒々しさとスマートさを共存させ、またドビュッシーでは微妙に移り変わる色彩を的確に表出、オーケストラの機能を存分に生かした見事な音を紡ぎ出しています。
 

EPC01
(DVD)
\2600→\2390
ノルウェー国立オペラ
 プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」

  ドキュメンタリー…出演者へのインタビュー
ロドルフォ…ディエゴ・トッレ(テノール)/
ミミ…マリタ・ソルバーグ(ソプラノ)/
マルチェッロ…ヴァシリー・ラデューク(バリトン)/
ショナール…シェーン・ローレンス(バリトン)/
コッリーネ…ジョヴァンニ・バッティスタ・パロディ(バス)/
ムゼッタ…ジェニファー・ローリー(ソプラノ)/
ベノワ/アルチンドーロ他…デス・スヴェイン・エリク・サグブローテン(バス)/
ノルウェー国立オペラ管弦楽団,合唱団&少年少女合唱団/
アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(指揮)/
シュテファン・ヘルハイム(演出)/
ハイケ・シェーレ(装置&衣装)/
アンダース・ポル(照明)/
アレクサンダー・マイアー=ドルツェンバッハ(物語進行)


EPC02
(Blu-ray)
\3000→\2690
日本語字幕なし
収録 2012年 オスロ・オペラ・ハウス/収録時間:127分 (ドキュメンタリー部含む)/音声:イタリア語歌唱 <DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray)/字幕:英,独,仏,韓,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i FULL HD
 物語は1830年頃のパリの学生街。その日暮らしの4人の芸術家たち…詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネの友情と、同じアパートに住むお針子ミミとロドルフォの愛が描かれています。アンリ・ミュルジェールの小説「ボヘミアン生活の情景」が原作であり、台本作成にはプッチーニ自身の注文が数多く盛り込まれ、数多くの見せ場のある悲しくも聴きどころたっぷりの作品で、プッチーニ(1858-1924)のオペラの中でも最もよく演奏されるオペラとして知られています。
 鬼才ヘルハイムが演出を施したこの上演では、舞台を現代に置き換え、自由、愛、死について再度考えさせられるものとなっています。ミミは肺結核ではなく、ガンを患い集中治療を受けており、序曲ですでに彼女の心電図は平らな緑の線を描くという驚くべき設定です。ロドルフォは「彼女の死の現実から逃れるために」おなじみのボヘミアン生活を始めるのですが、それは全て病院内の出来事であり、音楽の全てが死のイメージへと直結しています。幻影と恐怖に彩られた不思議な映像です。
 

EPC03
(DVD)
\2600→\2390
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「アラベラ」3幕
 フーゴ・フォン・ホフマンスタール 台本
アラベラ…エミリー・マギー(ソプラノ)/
ズデンカ…ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)/
マンドーリカ…トマース・コニエチュニー(バリトン)/
マッテオ…ミヒャエル・シャーデ(テノール)/
ヴァルトナー伯爵…ヴォルフガンク・バンクル(バス)/
アデライーデ…ツォルヤーナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)/
フィアカーミリ…ダニエラ・フェイリー(ソプラノ) 他/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)/
スベン・エリック・ベヒトルフ(演出)/
ロルフ・グリッテンベルク(装置)/
マリアンネ・グリッテンブルク(衣装)


EPC04
(Blu-ray)
\3000→\2690
日本語字幕あり
収録 2012年 ウィーン国立歌劇場/収録時間:153分 (キャスト・ギャラリー含む)/音声:ドイツ語歌唱 <DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:英,仏,独,西,伊,日,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i FULL HD
 貧困にあえいでいながらも、見栄っ張りでギャンブル狂のヴァルトナー伯爵を父とするアラベラとズデンカの姉妹(ズデンカは男装している)。母アデライーデは現実逃避中で怪しげな占いにはまっています。破産寸前の家計を救うため、一家はアラベラが金持ちの結婚相手を見つけてほしいと願っているのですが、そこに現れたのが富豪マンドリカ。彼はアラベラの写真を見て一目惚れし、彼女に求婚するためにやってきたのです。しかし、話はそのままうまくいくわけではありません。
 アラベラを愛する若い軍人マッテオ、マッテオを愛するズデンカ(マッテオはズデンカが男だと信じている)。この2人の思惑が絡み、物語は混乱してしまうのです。アラベラは本当の愛を見つけることができるのでしょうか?

ホフマンスタール自身の小説「ルチドール」をもとに台本を書いた「アラベラ」。1927年から構想を練るも、R.シュトラウス(1864-1949)と意見の食い違いのため、なかなか台本が完成せず、一時は断絶、破棄の一歩手前まで行きましたが、ようやくシュトラウスが合意し、1929年7月10日に最終稿が完成するも、その5日後にホフマンスタールは突然世を去ってしまいます。
 病気がちであり、また亡くなる2日前に長男が拳銃自殺するという悲劇に見舞われたホフマンスタールでしたが、このアラベラの舞台に選んだのは、1860年の「良い時代」のウィーンでした。夢のような音楽に乗って進められるちょっぴり切ない物語。アラベラ役には現在最高のソプラノ、エミリー・マギーを起用し、彼女の堂々たる歌唱が、この甘い物語をぴりりとしめています。ウェルザー=メストの上品な音楽造りも聴きものです。もちろん日本語字幕もついています。




ICA CLASSCIS(映像)



ICAD-5098
(DVD)
\2600→\2190
レナード・バーンスタイン
エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ」〜リハーサル・ドキュメンタリー
 1-15.エルガー(1857-1934):創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.35/
《ボーナス映像》
 「エニグマ変奏曲」のリハーサル風景とバーンスタインへのインタビュー
BBC交響楽団/
レナード・バーンスタイン(指揮)
 1982年4月14日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/《ボーナス映像》1982年4月 ロンドン BBCオムニバス・ホール収録/収録時間:65分/音声:Stereo/字幕(ボーナス映像のみ):仏,独,日/画面:4:3/REGION All(Code:0)/カラー ※初映像化
 「私は今、テレビ映像のために、実際の演奏のライブラリーを構築したいと思う。私は録音がとても好きだ。なぜならば、普段のコンサートでは注意を向けさせるのが不可能な部分までを、あなたがたに伝えるための方法が数多くあるからだ」 1970年のグラモフォン誌でバーンスタインはこのように語っています。
 1930年にエイドリアン・ボールトによって創設されたBBC交響楽団は、英国放送協会が所有する放送オーケストラの一つですが、1950年にボールトが首席指揮者の地位を退いてからは、数多くの名指揮者がその地位を受け継ぎ、また客演指揮者としてもトスカニーニを始めとした錚々たる指揮者が顔をそろえています。
 さて、バーンスタインは、このオーケストラとの初顔合わせから遅刻し、また謝罪もしなかったというのですから、両者の関係は極めて前途多難なものになることが予想されました。しかし実際にリハーサルが始まると、バーンスタインの強烈な解釈と情熱的な指揮は、たちまちオーケストラを魅了し、純粋で高貴な音楽が紡ぎ出されてきたのです。
 彼らの「エニグマ」はLP時代から名演として通っていますが、その「名演」が生まれるまでのプロセスを、このリハーサル映像はつぶさに見せてくれているのです。
 これは、バーンスタインとBBC交響楽団との唯一の映像であり、真の音楽が生まれる瞬間をとらえた貴重なものでもあります。インタビューの部分には、嬉しい日本語字幕付きです。
 


ICAD-5111
(DVD)
\2600→\2190
マイケル・ティルソン・トーマス
 1-3.アイヴズ(1874-1954):ニューイングランドの3つの場所/
 4-7.シベリウス(1856-1957):交響曲 第4番 イ短調 Op.63/
 8.ワーグナー(1813-1883):楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートのラインの旅」/
《ボーナス映像》
 マイケル・ティルソン・トーマスへのインタビュー(1970年&2013年)
ボストン交響楽団/
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
録音 1970年1月13日 ボストン・シンフォニー・ホール…1-3, 1970年3月10日 ボストン・シンフォニー・ホール…4-8 ※初映像化/収録時間:92分/音声:Enhanced Mono/画面:4:3/REGION All(Code:0)/カラー
 1969年10月22日、弱冠24歳のマイケル・ティルソン・トーマスは、ウィリアム・スタインバーグの後任としてボストン交響楽団の指揮者としてデビューしました。これがきっかけとなり彼のエキサイティングなキャリアが始まったのです。その後の彼はニューヨーク・フィル、ロサンジェルス・フィル、ロンドン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団と言った名だたるオーケストラを指揮し、1988年にはアバドの後任としてロンドン交響楽団の首席指揮者に昇りつめました。2004年にはウィーン・フィルを振り、2010年にはオバマ大統領から、アメリカ最高の芸術家に贈られるメダルが授与されています。グラミー賞も何度も受賞するなど、まさに現代最高の音楽家の一人です。この映像は、ボストン交響楽団の首席指揮者に就任してすぐの映像ですが、当時25歳の彼の極めて的確なアイヴズの解釈を見ることができます。
 「アイヴズの音楽は喜びに満ち、またあっけらかんとしていて、恍惚とノスタルジーに満ち溢れています。これはマーラーの音楽にも似て、全てを含む音楽世界を構築しています」と彼は語っています。シベリウスの第4交響曲からは、複雑なテクスチャーを引き出し、ワーグナーからは興奮とリズミカルな活力を導き出しています。2つの年代の独占インタビューも必見です。












8/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CSO RESOUND



CSOR 9011301
(2CD)
\3400→\2690
リッカルド・ムーティ(指)&シカゴ響
 ヴェルディ:「オテッロ」
アレクサンドルス・アントネンコ(T オテッロ)
カルロ・グェルフィ(Br イアーゴ)
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S デズデーモナ)
フアン・フランシスコ・ガテル(T カッシオ)
バルバラ・ディ・カストリ(Ms エミーリア)
マイケル・スパイアズ(T ロデリーゴ)
エリック・オウェンズ(Bs-Br ロドヴィーコ)
モンターノ(Bs パオロ・バッターリア)
デイヴィッド・ガヴァーツン(Bs 伝令)
リッカルド・ムーティ(指)
シカゴ交響楽団
シカゴ交響楽合唱団
(合唱指揮:デュエイン・ウルフ)

CSOR 9011303
(2SACD HYBRID)
(DSD5.1 マルチチャンネルステレオ)
\4000→\3090
 ムーティ&シカゴ響久々の新譜は「オテッロ」!気鋭の歌手陣を起用、細部までムーティの意図が浸透した秀演!

 録音:2011 年4 月、シカゴ

 ムーティとシカゴ交響楽団の新録音、ヴェルディの「オテッロ」です!
 ムーティは2011 年4 月7、9、12 日とシカゴ交響楽団の定期演奏会で「オテッロ」を演奏会形式で上演、さらに一同を率いて15 日にはニューヨークのカーネギー・ホールでも演奏。相当力を入れていたことが分かります。ムーティはスカラ座でもザルツブルク音楽祭でも素晴らしい「オテッロ」を残していますが、これはシカゴ交響楽団という世界屈指のシンフォニー・オーケストラを起用していることで、細部まで彼の意図が浸透した出来栄えになっています。
 オテッロには、2008 年8 月、ザルツブルク音楽祭でムーティが大抜擢したラトヴィア出身の若いテノール、アレクサンドルス・アントネンコ。3 年で大きく成長した歌が聞けます。イアーゴは、悪役バリトンを歌わせたら今これ以上の人はいないほどの個性派名バリトン、カルロ・グェルフィ。近年珍しいくらい憎々しくいやらしいイヤーゴです。クラッシミラ・ストヤノヴァはデズデーモナが当り役で、2006 年3 月、東京のオペラの森公演でデズデーモナを歌ったのをご記憶の方も多いことでしょう。楚々とした声に加えドラマティックな表現力にも長けた、デズデーモナに打ってつけのソプラノ。カッシオには、若いロッシーニ・テノールとして注目を浴びているフアン・フランシスコ・ガテル。またロデリーゴにも、ロッシーニ・テノールとして活躍しているマイケル・スパイアズ。若く優秀な歌手を重用するムーティらしいやり方です。
 通常CD とSACD hybrid の2 種の発売です。ご注文の際は番号にご注意ください。




HAENSSLER

= SWR MUSIC =

93 304
\2400→\1990
グザヴィエ・ロト&バーデン=バーデン& フライブルクSWR 響
 リヒャルト・シュトラウス:

  (1)交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
  (2)交響詩「ドン・キホーテ」op.35*
  (3)交響詩「マクベス」op.23
フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ)*
ヨハネス・リューティ(ヴィオラ)*
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
バーデン=バーデン& フライブルクSWR 交響楽団
 ロト率いるバーデン=バーデン& フライブルクSWR 響、リヒャルト・シュトラウスの交響詩シリーズ第2 弾「ティル」「ドン・キホーテ」&「マクベス」

 (1)録音:2012年6 月23 − 29日/フライブルク、コンツェルトハウス(セッション/デジタル)(14’33) (2)録音:2012年12月20日/マンハイム、ローゼンガルテン&12月21日/フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ・デジタル)(40’41) (3)録音:2013年3 月14 & 19 日/フライブルク、コンツェルトハウス(セッション・デジタル)(18’36)/DDD、ステレオ、74’19

 プログラムに応じて柔軟にピリオド、モダンの楽団を運用する実力派の指揮者として知られるフランソワ=グザヴィエ・ロト。2011 年よりロトが首席指揮者のポストにある「モダンの手兵」バーデン=バーデン& フライブルクSWR 交響楽団とともに進めるシュトラウスの交響詩シリーズの第2 弾が登場します。
 2012/13 年のシーズンも引き続き、実演でシュトラウスに力を注いでいる当コンビですが、前作「死と浄化」と収録時期が重なる「ティル」は、2012年6 月24 日のフライブルクでの実演をはさみ、その前後にセッション録音されたもの。以下、収録順に「ドン・キホーテ」は、2012 年12 月20 日のマンハイムと翌21 日のフライブルクとにおける実演の模様をライヴ収録したもので、最新の「マクベス」が2013 年3 月フライブルクでのセッション録音となっています。
 じっくりセッションを組んで録音された2 作品の高い完成度もさることながら、楽団の首席奏者ふたりをソリストに起用した「ドン・キホーテ」も、ロトと共にシリーズのおおきな流れのなかでシュトラウス作品を検証しつつ、その解釈を深める機会を得て臨むことが可能であったメンバーゆえの人選と考えられ、ここでの演奏内容にはおおいに期待がつながります。
 ロトの的確な棒さばきで引き出された情報量も豊富で、録音がたいへん優秀なこともあり、シュトラウスによる大編成管弦楽の傑作群を味わうのにまたとないアルバムといえるでしょう。

 【フランソワ=グザヴィエ・ロト】
 1971 年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでいたため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1 位を獲得。
 この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務めることになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇場と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003 年9 月にパリ音楽院の指揮科教授となる。2011 年9 月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブルク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響曲第1 番を指揮して、バーデン=バーデン& フライブルクSWR 交響楽団の首席指揮者としてデビューを果たす。
 ロトのレパートリーは幅広く、17 世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003 年に、ピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリスで公演を行う。
 手兵であるバーデン=バーデン& フライブルクSWR 交響楽団とレ・シエクルとの活動を軸に、今後もロンドン響、ベルゲン・フィル、フィンランド放送響への客演を予定するロトは、現在、同世代の中でももっとも多忙な活動をきわめる指揮者のひとり。




LSO LIVE



LSO 0733
(2SACD HYBRID)
\4000→\2890
こんなブラームス聴いたことがない。ついに登場!
 ゲルギエフ&ロンドン響のブラームス交響曲第1番&第2番!

 ブラームス:
  (1)交響曲第1番ハ短調Op.68
  (2)交響曲第2番Op.73
  (3)悲劇的序曲Op.81
  (4)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ワレリー・ゲルギエフ (指)
ロンドン交響楽団
 21世紀のブラームス像か?こんなブラームス聴いたことがない。ゲルギエフ独自の解釈が斬新な初挑戦のブラームス交響曲。

 録音:2012 年9 月、10 月、12 月 バービカン・ホール(ライヴ)/Multi-channel 5.1

 SACD ハイブリッド盤。ゲルギエフとロンドン交響楽団は、昨2012 年シーズンでシマノフスキとブラームスの交響曲を対比上演するという試みを行いました。かたやポーランド近代、かたや純ドイツ・ロマン派と、交響曲を4 篇残していること以外共通する点のないふたりの作曲家ですが、ゲルギエフにとって初レパートリーだけに興味津々。今回は待望のブラームス。
 ブラームスの交響曲はゲルギエフの音楽性と資質から考えると、面白そうと思われながら、録音は協奏曲やドイツ・レクイエムなどしかありませんでした。満を持しての披露となります。
 交響曲第1 番にゲルギエフの個性がもっとも強く表れています。音色は暗く、強烈なアクセントはロシア音楽のようで新鮮。重低音をきかせたフィナーレの、ことにコーダはロシア正教の合唱をオーケストラに移し替えたような音響に驚かされます。
 交響曲第2 番は本来田園的で平穏な作品のはずながら、不思議な不吉さと不穏な雰囲気に翳っています。ゲルギエフは伝統や因習から離れ、劇的といえるような作品像を描いています。終楽章の素晴らしい加速ぶりはゲルギエフならでは。最後の輝かしい肯定へ向かって進む熱気は感動的です。
 「ハイドンの主題による変奏曲」は各変奏での性格分けの巧さが光ります。メンデルスゾーンのスケルツォのように軽快な第5 変奏、明朗な管楽による第6 変奏、上品でうきうきしただ第7 変奏、不気味に音を抑えた第8 変奏が、威厳に満ちた「聖アントニウスのコラール」を感動的に導きます。







SUPRAPHON

SU 4141
\2000→\1890
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
 「My Violin Legends」

 (1)ヤロスラフ・コチアン(1883-1950):
  故郷の人びと(スワニー河)〜フォスターの歌曲による序奏、主題と変奏曲
 (2)フェルディナント・ラウプ(1832-1875):ポロネーズ
 (3)フランティシェク・ドルドラ(1868-1944):思い出
 (4)ヤン・クベリーク(1880-1940):ブルレスケ
 (5)コチアン:セレナード ニ長調
 (6)コチアン:絵画的間奏曲 Op.18-2
 (7)フランティシェク・オンドジーチェク(1857-1922):舟歌 Op.10
 (8)ラウプ:サルタレッロ Op.4-4
 (9)クベリーク:愛情をもって
 (10)オンドジーチェク:スケルツォ・カプリチオーソ Op.18
 (11)ヴァーシャ・プシホダ:哀しいロマンス
 (12)ドルドラ:セレナード
 (13)オタカル・シェフチーク(1852-1934):チェコ舞曲 Op.10a-7
 (14)パヴェル・シュポルツル(1973-):ボヘミアン・ノスタルジア
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
ぺトル・イジーコフスキー(ピアノ)
 ヴァイオリン小品の名曲、ドルドラの「思い出」も収録!鬼才ヴァイオリニスト、シュポルツルの最新アルバムは母国チェコ出身の名ヴァイオリニストたちへのオマージュ

 録音:2013 年5 月4-6&25-28 日、プラハ/DDD

 チェコが誇る鬼才ヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツルの最新アルバムは、母国であるチェコ出身のヴァイオリニストが作曲した珠玉のヴァイオリン小品集です。「100 年に1 人の逸材」と絶賛されるシュポルツルはクラシックにとどまらず民族音楽をはじめ、あらゆるスタイルを謳い上げる天才ヴァイオリニストとして世界で活躍し、日本にも度々来日し、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」などで圧倒的な技巧と表情豊かな演奏で聴衆を魅了してきました。2013 年4 月、オーケルトラとの共演でドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を、また待望のソロ・リサイタルではバッハ、イザイ、パガニーニなどの無伴奏作品を披露した演奏会は記憶に新しいところです。今年2013 年に40 歳を迎えたシュポルツルは自身初となる3 枚組のベスト・アルバム(SU4130) を発売したばかりです。
 待望の最新アルバム「My Violin Legends」は、来日公演直後の2013 年5 月にセッション録音され、収録内容は、原点に帰りチェコが生んだ名ヴァイオリストたち(ヤン・クベリーク、フランティシェク・ドルドラ、ヴァーシャ・プシホダなど)へのオマージュとなっており、チェコ出身のシュポルツルならではの民族的ニュアンスをとらえた演奏です。
 収録曲の中で最も注目すべきはドルドラ作曲「思い出」ではないでしょうか。この小品は、フリッツ・クライスラーやミッシャ・エルマンなどの巨匠が愛奏し、日本でも大人気の小品でかつて日本人演奏家も好んで演奏していましたが、最近では演奏されることが少なくなった作品です。当演奏は今一度人気の作品になってほしいと願ってしまうほど、うっとりとするようなふくよかで心あたたまる演奏です。ドルドラの作品はこの「思い出」が突出して有名で他の作品は殆ど演奏されることはありませんが、このアルバムにはセレナードも収録されているのも嬉しいところです(セレナードはヤン・クベリークに献呈されました)。
 ヤン・クベリーク(ラファエル・クーベリックの父)はチェコの偉大なヴァイオリストで“パガニーニの再来” と称され、クライスラー、イザイ、エルマンと並び世界的な人気を誇るヴァイオリニストの一人とされました。ヴァイオリン曲の作曲の才にも恵まれ、チェコの哀愁漂う小品を残しました。現代のパガニーニとも言えるシュポルツルが情感込めて歌いあげたクベリークの「ブルレスケ」、「愛情をもって」は絶品です。ヴァーシャ・プシホダは非常に華のある演奏家で稀有の存在感を示したヴァイオリニストです。1920 年にカーネギーホールでのアメリカ・デビューでは「史上最高のヴィルトゥオーソ」と称された名ヴァイオリニストで、彼の作曲した「哀しいロマンス」は郷愁の思いに浸るような作品です。この他、シュポルツルの自作を含む、全14 曲はシュポルツルの現在がわかる自信作と言えましょう。




HYPERION



CDA 67917
\2300→\1990
イッサーリス(チェロ)&ダニエル・ハーディング(指揮)
 マーラー室内管

 ドヴォルザーク:
  チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
  私にかまわないで Op.82-1(レオポルド編)
  チェロ協奏曲ロ短調 Op.104のオリジナル・エンディング
  チェロ協奏曲イ長調 B.10(ギュンター・ラファエル校訂)
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ダニエル・ハーディング(指揮)
マーラー室内管弦楽団
 イッサーリスが遂にドヴォルザークを弾く!共演はハーディング&マーラー室内管弦楽団!

 世界で最も愛されているチェロ協奏曲「ドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調」を、世界で最も愛されているチェリストの1人、イギリスのナショナル・トレジャー、スティーヴン・イッサーリスが遂にレコーディング!
 チェロのレパートリーの頂点に輝くドヴォルザークの傑作。
 最高の形でレコーディングを行うために、その機会を40年間待ち続けたイッサーリスが得たパートナーは、ダニエル・ハーディング&マーラー室内管弦楽団!
 英国王立音楽院から貸与された1726年製のストラディヴァリウス"Marquis de Corberon"を弾く"ミスターガット弦、イッサーリスは、「チェロ協奏曲ロ短調」、「ロ短調」のオリジナル・エンディング、「ロ短調」の第2楽章と第3楽章に引用された歌曲「私にかまわないで」のオーケストラ・ヴァージョン、そしてドヴォルザーク"最初"のチェロ協奏曲「イ長調」のギュンター・ラファエル復元版をレコーディング!
 イッサーリスは、ハーディング&スウェーデン放送響とも「チェロ協奏曲イ長調」を演奏しており、この若き日の秀作への思い入れは非常に深いものがある。
 スティーヴン・イッサーリスが、遂に決断したドヴォルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」のレコーディング。
 ダニエル・ハーディング、マーラー室内管弦楽団という素晴らしい共演者を得て、今ここに長年の宿願が成就する ——!

 ※録音:2012年10月20日−21日、テアトロ・コムナーレ・ディ・フェラーラ(イタリア)

 イッサーリス来日情報!
  2013年8月26日 NHK大阪ホール
  2013年8月29日&30日 東京オペラシティ
   共演:アジア・ユース・オーケストラ
  8月26日&29日のプログラムは、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調!
 


CDA 68021/4
(4CD/特別価格)
\6800→\6190
プーランク:歌曲全集
 ●メタモルフォーズ 〜
  ルイーズ・ラランヌの3つの詩 FP57/4つの子供の歌 FP75/
  ルイーズ・ド・ヴィルモランの3つの詩 FP91/肖像画 FP92/
  歌曲集《偽りの婚約》 FP101/小象ババールの物語 FP129/
  メタモルフォーズ(変身) FP121/
  雲 〜 《2つの詩》 FP162より/歌曲集《くじ》 FP178/
 ●手は心の意のまま 〜
  ポール・エリュアールの5つの詩 FP77/
  歌曲集《ある日ある夜》 FP86/歌曲集《燃える鏡》 FP98/
  あのやさしい小さな顔 FP99/愛の小道 FP106/
  ルイ・アラゴンの2つの詩 FP122/消えた男 FP134/
  手は心の意のまま FP135/...だが、それは滅ぶこと FP137/
  歌曲集《カリグラム》 FP140/歌曲集《冷気と火》 FP147/
  歌曲集《画家の仕事》 FP161/最後の詩 FP 163/磁器の歌 FP169/
 ●パリジアーナ 〜
  闘牛士 FP11/歌曲集《動物詩集》 FP15a/
  《動物詩集》の未発表の2つの歌曲 FP15b/
  歌曲集《コカルド》 FP16/歌曲集《歌の調べ》 FP46/
  ギヨーム・アポリネールの4つの詩 FP58/ピエロ FP66/
  ギヨーム・アポリネールの2つの詩 FP94/
  ラ・グルヌイエール FP96/矢車菊 FP102/
  歌曲集《月並み》 FP107/会話 FP108/
  ギヨーム・アポリネールの2つの詩 FP127/
  ギヨーム・アポリネールの詩による2つの歌 FP131/
  ポールとヴィルジニー FP132/歌曲集《パリの風景》 FP157/
  ロズモンド FP158/
  ねずみ 〜 《2つの詩》 FP162より/のみ/モンテ・カルロの女 FP180/
 ●気まぐれ 〜
  ロンサールの詩 FP38/歌曲集《陽気な歌》 FP42/
  ヴォカリーズ FP44/墓碑銘 FP55/
  マックス・ジャコブの5つの詩 FP59/8つのポーランドの歌 FP69/
  ギターに寄せて FP79/平和への祈り FP95/
  歌曲集《村人の歌》 FP117/
  フェデリコ・ガルシア・ロルカの3つの歌 FP136/讃歌 FP144/
  マズルカ FP145/気まぐれ FP174
フェリシティ・ロット(ソプラノ)
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
アニエシュカ・アダムチャク(ソプラノ)
ニコル・ティブルズ(ソプラノ)
サラ・フォックス(ソプラノ)
サラ=ジェーン・ブランドン(ソプラノ)
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ソプラノ)
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)
ベン・ジョンソン(テノール)
ロビン・トリッチュラー(テノール)
イヴァン・ラドロウ(バリトン)
クリストファー・マルトマン(バリトン)
ブランドン・ヴェラルデ(バリトン)
ニール・デイヴィス(バス)
アシュリー・リッチズ(バス)
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
ピエール・ベルナック(ナレーション/FP129)
 フランシス・プーランクの歌曲全集!グレアム・ジョンソンの素晴らしきプログラム。

 「ハイペリオン・フレンチ・ソング・エディション」の最新作は、没後50周年を迎えたフランシス・プーランクの「歌曲全集」!
 ピアノ、プログラミングは、もちろん英国歌曲界の名ピアニスト、グレアム・ジョンソンが担当!
 グレアム・ジョンソンは、4枚のディスク、プログラムで、作曲家フランシス・プーランクの4つの異なる人生のストーリーを構成。
 それぞれのディスクで時系列に沿った選曲が行われており、これまで以上に見事なプログラミングを披露してくれている。
 またこのプーランクの歌曲全集では、フェリシティ・ロットを筆頭に、アイリッシュ・タイナンやジェラルディン・マクグリーヴィ、ニール・デイヴィス、クリストファー・マルトマンなど、世界トップクラスの名歌手たちや、グレアム・ジョンソンが才能を見込んだ若き歌手たちの共演も非常に楽しみ。
 シューベルト、シューマン、ブラームス、フォーレ、R・シュトラウスなど、数多くの素晴らしい歌曲集を送り出してきた歌曲王国ハイペリオン(Hyperion)に"プーランク"が加わります。

 ※録音:2008年7月、2010年5月、2011年3月&5月&9月、2012年1月
 


CDA 67965
\2300→\2090
タネーエフ&アレンスキー:ピアノ五重奏曲集
 タネーエフ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.30
 アレンスキー:ピアノ五重奏曲ニ長調 Op.51
ピアーズ・レーン(ピアノ)
ゴールドナー弦楽四重奏団
 イギリスで活躍するオーストラリアの知性派ピニアスト、ピアーズ・レーンと、ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアの創設者リチャード・ゴールドナーの名を冠して1995年に結成されたゴールドナー弦楽四重奏団。
 エルガー(CDA 67857)やブロッホ(CDA 67638)、ドヴォルザーク(CDA 67805)での質の高いアンサンブルが記憶に新しいオーストラリア・コンビの次なるプログラムは"ロシア"のタネーエフとアレンスキー!
 19世紀ロシアで誕生した室内楽の2つの名作。ロシアのブラームスとの称されるタネーエフの知性と情熱を兼ね備えた「ピアノ五重奏曲」と、第1楽章冒頭の雄大なテーマが印象的な傑作アレンスキーの「ピアノ五重奏曲」。
 オーストラリアの名コンビによるロシアン・ロマンティシズムの名盤誕生です!

 ※録音:2012年12月17日−19日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
 

CDA 68003
\2300
ナッシュ・アンサンブル
 ブリッジ:
  幻想的ピアノ四重奏曲 嬰へ短調/チェロ・ソナタ/
  アイルランドの旋律(ロンドンデリーの歌)/
  熟したさくらんぼ/横丁のサリー/
  ロジャー・ド・カヴァリー卿/ヴァイオリン・ソナタ
ナッシュ・アンサンブル
 〔マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)、
  ローラ・サミュエル(ヴァイオリン)、
  ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
  ポール・ワトキンス(チェロ)、
  イアン・ブラウン(ピアノ)〕
 1964年という長い歴史を誇り、ウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルでもあるイギリスのスーパー・室内楽団、ナッシュ・アンサンブル。
 ナッシュ・アンサンブルが取り上げる母国イギリスの作曲家フランク・ブリッジ(1879−1941)の音楽は、「幻想的ピアノ四重奏曲」と「室内楽のための小品」、「ソナタ」を組み合わせたプログラム。
 民謡を採り入れる作風が本流となっていたイギリスにおいて、ロマン派とモダンの折衷的な作風を持ち味としたブリッジ。
 単一楽章の「幻想的ピアノ四重奏曲」は、幽玄な旋律美を湛え、同世代の作曲家たちとは一線を画す名作。ナッシュ・アンサンブルの表現力も実に見事!

 ※録音:2012年10月22日−24日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
 

CDA 67727
\2300
マショー:《真実の物語》からの歌曲集
 恋人よ、悼んでください/
 恋人よ、もしあなたが気が付かなかったら/
 それさえできない/意気消沈して/
 長いことわたしは続けた"よき希望の"/17、5/
 忘れられたので/テセウスが/見たくもない/
 そのために涙にむせぶとも
オルランド・コンソート
 〔マシュー・ヴェンナー(カウンターテナー)、
  マーク・ドーベル(テノール)、
  アンガス・スミス(テノール)、
  ドナルド・グレイグ(バリトン)〕
 1988年にイギリス国立古楽センターで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット、オルランド・コンソートのハイペリオン・デビュー・タイトル。
 14世紀の詩人であり"アルス・ノヴァ"を代表するフランスの音楽、ギョーム・ド・マショー(c.1300−1377)の「真実の物語」は、マショーの詩と音楽に関心を抱いた19歳の女性ペロンヌ・ダルマンティエーヌへの愛を描いた詩集。
 タリス・スコラーズのメンバーでもあるドナルド・グレイグが低声部を支えるオルランド・コンソートのハーモニーが、マショーの老年の愛、14世紀のアルス・ノヴァを歌い上げる。

 ※録音:2012年7月2日−5日、パリッシュ教会(ラフトン、エセックス、イギリス)
 

CDA 68046
\2300
フランクの"シンフォニック・オルガン・ワークス"!
 フランク:
  交響曲ニ短調 M48(オルガン版/サイモン・ジョンソン編)
  カンタービレ ロ長調 M36
  英雄的小品ロ短調 M37
  《贖罪》より 交響的間奏曲(オルガン版/ダニエル・ロート編)
サイモン・ジョンソン(オルガン)
 セント・ポール大聖堂のオルガニスト、サイモン・ジョンソンが、1697年に製作されたセント・ポール大聖堂のグランド・オルガンで奏でるセザール・フランク(1822−1890)の"シンフォニック・オルガン・ワークス"!
 中でもサイモン・ジョンソン自身の編曲によるオルガン版の「交響曲ニ短調」は、由緒あるセント・ポール大聖堂のオルガンがどのように響くのか——。オルガン&編曲作品ファン要注目です。
 

CDS 44511/3
(3CD/特別価格)
\4800
キングズ・コンソート&ロバート・キング
 ヘンデル:歌劇《オットーネ》 HWV.15
ロバート・キング(指揮)
キングズ・コンソート、
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
クラロン・マクファデン(ソプラノ)
ジェニファー・スミス(ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
マイケル・ジョージ(バス)
キャスリン・デンリー(メゾ・ソプラノ)
 キングズ・コンソート&ロバート・キングのハイペリオン(Hyperion)時代を代表するヘンデルの演奏の中から、歌劇「オットーネ」が復刻。
 ゲルマニアの王オットーネはカウンターテナーのジェイムズ・ボウマン、アデルベルトはドミニク・ヴィスが歌うなど、ソリストの顔ぶれも非常に豪華!レコーディング・エンジニアはフィリップ・ホッブスが担当。

 ※録音:1993年1月27日−23日/CDA 66751/3からの新装移行再発売

HELIOS


CDH 55429
\1500
バード:コンソート・ソング集
 主に向かいて喜べ/ああ、おろかな魂よ/
 年老いたご婦人が/ああ、いとしい命のひとよ/
 悲しみよ、永遠にわれに来たれ/恋をしたいと思っている誰が/
 おお、希有で率直なそれを通じて/世界はすべて海のよう/
 聖なるミューズたちよ/貞淑なペネローペ/
 ああ神よ、汝は輝ける太陽を導き/
 おやすみ、かわいい幼な子よ/
 死ぬべき人間がする苦労というのは何とむなしい
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
コンコルディア
 バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしても広く知られる世界有数のカウンターテナー、ロビン・ブレイズが歌うウィリアム・バード(1539/40−1623)。
 器楽伴奏を伴うバードの歌曲「コンソート・ソング」が、エリザベス1世が治めていた時代のイギリスの空気、風景、文化を届けてくれる。

 ※録音:2003年4月30日&5月1日−2日/CDA 67397からの新装移行再発売
 

CDH 55448
\1500
プーランク:教会音楽集
 ミサ曲ト長調/クリスマスの4つのモテット/
 黒い聖母へのリタニア/
 アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り/
 悔悟節のための4つのモテット/
 エクスルターテ・デオ/サルヴェ・レジナ
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
ジェームズ・オドンネル(指揮)
イアン・シムコック(オルガン)
  ジェームズ・オドンネル時代のウェストミンスター大聖堂聖歌隊が歌うフランシス・プーランク(1899−1963)の教会音楽集。
 プーランクの最も美しく柔らかな響きを持つ作品であり、20世紀の最も重要なア・カペラ作品の1つである「ミサ曲ト長調」を、ウェストミンスター大聖堂の厳かなハーモニーで。

 ※録音:1993年5月&6月&9月/CDA 66664からの新装移行再発売
 

CDH 55466
\1500
ラファエル・アンサンブル
 コルンゴルト:弦楽六重奏曲ニ長調 Op.10
 シェーンベルク:浄められた夜 Op.4
ラファエル・アンサンブル
 ナチスの台頭から逃れるため、アメリカへと移住した2人の作曲家エーリヒ・ヴォルフガング・コルンガルト(1897−1957)とアルノルト・シェーンベルク(1874−1951)。
 名ヴァイオリニスト、アンソニー・マーウッドがリードするラファエル・アンサンブルが、後にハリウッドの大作曲家、12音技法の大家となるコルンゴルトとシェーンベルクのヨーロッパ時代の「弦楽六重奏曲」、そして2人の大作曲家の偉大なる才能を教えてくれる。

 ※録音:1990年4月12日−14日/CDA 66425からの新装移行再発売




ONYX



ONYX 4110
\2400→\2190
プレトニョフがONYXに登場
 プレトニョフ・イン・パーソン

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
 バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
 シューベルト:
  即興曲ハ短調 D.899-1,Op.90-1
  即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3
 ショパン=リスト:乙女の願い Op.74-1
 チャイコフスキー:
  夜想曲嬰ハ短調Op.19-4
  四季より11月「トロイカ」Op.37b/11
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
 ピアニスト、プレトニョフがONYXに登場。"シャコンヌ"を含む貴重な未発表録音集!

 ロシアの名ピアニストであり名指揮者、ミハイル・プレトニョフ。音楽家の両親のもと幼少期から頭角を現し、ピアノをフリエールとヴラセンコに師事。
 21歳の時にチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールでゴールドメダルを獲得、2005年にはアルゲリッチと共にグラミー賞を受賞するなど、ピアニストとして華々しい経歴を歩んできた。
 オニックス(ONYX)からリリースとなるプレトニョフのレコーディングは、これまで録音されることのなかった、ベートーヴェンの《ピアノ・ソナタ第2番》。スイスのラフマニノフの別荘のスタインウェイで演奏されたシューベルトの《即興曲》。
 カーネギー・ホール・デビューを収録した名盤"カーネギー・ホール・ライブ"よりも前に録音されていた、バッハ=ブゾーニの《シャコンヌ》など、ピアニスト・プレトニョフの貴重な未発売音源を収録。
 近年では指揮者としての活躍が目覚ましいプレトニョフの、待望のピアノ・レコーディング。魅惑的でエキサイティングな感動がここに!
 


ONYX 4101
\2400→\2190
デュメイ&関西フィルのドイツ・プログラム!
 ブラームス:セレナード第1番ニ長調 Op.11
 ベートーヴェン:
  ロマンス第1番ト長調 Op.40
  ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
オーギュスタン・デュメイ(指揮&ヴァイオリン)
関西フィルハーモニー管弦楽団
 指揮&弾き振りでの"ブラームス&ベートーヴェン"!

 近年は指揮者としても世界各国で活躍しているフランコ=ベルギー派の正当なる継承者、フランスの名ヴァイオリニスト、オーギュスタン・デュメイ。
 2011年1月から音楽監督を務めている関西フィルハーモニー管弦楽団とのレコーディング第2弾は、「ブラームス」と「ベートーヴェン」のドイツ・プログラム!
 デュメイと関西フィルにとって初のレコーディングとなった「サン=サーンス」(ONYX 4091)は、英デイリー・テレグラフ誌で好レビューを獲得。
 日本のみならず世界でも高い評価を得るなど、"デュメイ&関西フィル"のコンビへの期待、注目度は確実に高まっている。
 今回の「ブラームス&ベートーヴェン」でもデュメイは、"指揮"と"弾き振り"を披露!
 着実に進化を続けるデュメイと関西フィル。「ブラームスとベートーヴェン」にも、間違いなく注目が集まることでしょう!




QUARTZ(CD−R)


QTZ 2093
(CD-R)
\2400
シューベルト:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
 楽興の時D.780,Op.94
ダニエル・トング(ピアノ)
 イリーナ・ザリツカヤの弟子で、イングランド出身のピアニスト、ダニエル・トング。
 2つの室内楽音楽祭を指揮し、ソリスト、室内楽奏者として国内外で活躍するトングの、初のピアノソロ・アルバム。シューベルト晩年の「第20番」と「楽興の時」が、トングの持ち味である温和な音色で語りかけてくる。

 2011年3月14−16日の録音。
 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




SILVERDOOR


SIDO 009 CD
(2CD/特別価格)
\2400
ドイル:フェアライトメモリーズ
 Disc 1 〜
  《The love of Don perlimplin and Belisa in the Garden 》より、
   ウェディング・ナイト・ミュージック、
   カミングス・アンド・ゴーイングス、ザ・ガーデン、他
 Disc 2 〜
  《Contents of the Pay-jar 》より、
   ファイア・オン・ザ・ウォーター、
   オリジナル・スプリング・イズ・カミング、他
ロジャー・ドイル(電子音楽)
 演劇、映画、ダンスなど幅広い舞台で活躍するアイルランドの電子音楽作曲家、ロジャー・ドイル(1949−)。
 1980年頃、電子音楽発展の中心にあった電子楽器"フェアライト"を用いて1983年から1988年の間に作られた作品集。
 フェアライトの普及と共に作られた初期作品「Contents of the Pay-jar」と、スペインの劇作家ロルカの「The love of Don perlimplin and Belisa in the Garden」の付随音楽による2枚組。
 

SIDO 013 CD
\2400
ドイル:ラピッド・アイ・ムーヴメント
 フィン・エスタ/ピアノ・スイート/
 ホワイ・イズ・キルケニー・ソー・グッド?/
 ラピッド・アイ・ムーヴメント
ロジャー・ドイル(電子音楽)
 アイルランドの現代作曲家、ロジャー・ドイルによる近現代作品集。
 1981年のフランスのブールジュ国際電子音楽コンクール受賞作品"ラピッド・アイ・ムーヴメント"など、LPからのリマスター・アルバム。




SLEEVELESS RECORDS


SLV 1005
\2400
リストの描写
 リスト:
  メフィスト・ワルツ第1番/愛の夢第3番変イ長調/
  2つの演奏会用練習曲より、第2番嬰ヘ短調「こびとの踊り」/
  3つの演奏会用練習曲より、第1番変イ長調「悲しみ」、
   第3番変ニ長調「ため息」/エステ荘の噴水/
 ヴェルディ(リスト編):
  「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ/
  コンソレーション第3番変イ長調 S.172-3/
  ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244-2
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)
 英国若手ピアニスト、ウォーレン・スミス!リストの甘美な旋律を、悠然なピアニズムで。

 数々の受賞歴を持ち、ウィグモア・ホール、カーネギー・ホールで華々しいデビューを飾った英国ピアニスト、ウォーレン・メイリー=スミス。
 前作ショパンに続くのはピアノの魔術師、フランツ・リストの作品集。超絶技巧の光る「メフィスト・ワルツ」や、柔らかな響きが秀逸な「愛の夢」など、リストの甘美な旋律とウォーレン・メイリー=スミスの悠然なピアニズムが相俟った好演。

 2011年4月14日&6月17日の録音。
 
SLV 1006
\2400
愛の挨拶
 ガーシュイン:アイ・エント・ネセサリー・ソー/
 マスネ:タイスの瞑想曲/
 ショパン:
  夜想曲嬰第20番ハ短調 Op.posth、夜想曲第27番変ニ長調 Op.27-2/
 エルガー:愛の挨拶 Op.12/
 フォーレ:夢のあとに/
 ポンセ:エストレリータ/
 カスピ:ラ・トレンツァ/
 モンティ:チャルダッシュ/
 シューベルト:即興曲変ト長調 Op.90-3/
 ハーン:夜想曲/
 アイルランド:カヴァティーナ/
 シベリウス:ロマンス Op.78-2/
 クライスラー:前奏曲とアレグロ/
 伝承曲:スオ・ガン
マシュー・ジョーンズ(ヴァイオリン)
アナベル・スウェイツ(ピアノ)
 2007年のメルボルン国際室内楽コンクールで、バドク弦楽四重奏団のメンバーとして参加し優勝に輝いたヴァイオリニスト、マシュー・ジョーンズ。
 キャスリーン・フェアリー賞の受賞歴を持ち、ソリスト、室内楽奏者として活躍するピアニスト、アナベル・スウェイツと奏でる最新作は、ショパンやエルガーなど抒情的な小品集。
 歌心たっぷりに奏でたスウェイツのピアノ・ソロと、情感溢れるデュオが魅了する表情豊かな作品集。

 2011年7月26日&27日の録音。



 

CD ACCORD



ACD-189
\2000→\1790
エカティリーナ・ポポヴァ・ズィドロン:ショパンを弾く
 1.前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/2.マズルカ ト長調 Op.50-1/
 3.マズルカ 変イ長調 Op.50-2/
 4.マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3/5.幻想曲 ヘ短調 Op.49/
 6.マズルカ ロ長調 Op.56-1/7.マズルカ ハ長調 Op.56-2/
 8.マズルカ ハ短調 Op.56-3/9.子守歌 変ニ長調 Op.57/
 10.マズルカ イ短調 Op.59-1/11.マズルカ 変イ長調 Op.59-2/
 12.マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3/
 13.舟歌 嬰ヘ長調 Op.61/14.幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61
エカティリーナ・ポポヴァ・ズィドロン(ピアノ)
録音 2012年9月7-9日 ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール
 ブルガリアで生まれポーランドで活躍するピアニスト、エカティリーナ・ポポヴァ・ズィドロン。彼女はダダンスクの州立音楽学校を卒業後、ウィーンの音楽・舞台芸術大学で学んでいます。第4回ポーランド・若き芸術家のためのファスティバルに出場、第2回ポーランド・ピアノ・コンクール、第9回ショパン国際ピアノコンクール、準決勝出場など数々のコンクールで受賞歴のある名手です。現在はショパン・コンクールの審査員を務め、数々の若手ピアニストを世に送り出しています。
 第15回のコンクールで優勝したブレハッチは彼女の愛弟子でもあります。そんな彼女の演奏するショパン(1810-1849)は、独特の香味漂う味わい深いもの。このアルバムで選ばれているのはショパン30代の晩年(!)の作品ですが、1曲1曲に深い情感を込め、絶妙な余韻を残す演奏となっています。何気ないマズルカから思いもかけぬ表情を引き出していたり、ひたすら優しい子守歌であったりと、もう聞き飽きるほどショパンを聴いてきた人にも、きっと満足していただける演奏ではないでしょうか。

 ズィドロンのブレハッチに対する記事が載っていたので紹介しておきます。http://blog-jp.blechaczinfo.com/2012/09/200512.html
 

ACD-191
\2000
BMFトリオ-思い出の風景
 1.ハンナ・クレンティ(1961-):子守歌(1993)/
 2.ズビグネフ・バルギェルスキ(1937-):
  思い出の風景-ヴィトルト・ルトスワフスキの思い出に(1995/96 改編2012)/
 3.ロクサンナ・パヌフニク(1968-):3つの角の周囲で(1996 改編2009)/
 4-6.ジグムント・ムィチェルスキ(1907-1987):ピアノ三重奏曲(1993/1934)/
 7-9.アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):
  ピアノ三重奏曲 Op.1(1934,recon.1945 改編1985)
BMFトリオ
<メンバー:
バルトロメイ・ヴェズナー(ピアノ)/
ミハル・シャウワハ(ヴァイオリン)/
フィリップ・シスカ(チェロ)>
録音 2012年8月16-18日 ポメラニアン・フィルハーモニー・コンサート・ホール
 ポーランド音楽の長い歴史の中には、実は驚くほどに「ピアノ三重奏」というジャンルがありません。そのため、この5人の現代作曲家によるピアノ三重奏は注目に値するものと言えるでしょう。最も若いロクサンナ・パヌフニクは名前の通りアンジェイの娘であり、いくつかの作品が録音されていて、なかでもリンダ・マッカートニーの追悼曲「私の見た夢」が知られている人です。
 一番のベテランであるムィチェルスキの作品と比べると、20世紀のポーランド音楽の辿ってきた道がわかるように思います。BMFトリオは2008年に創立されたピアノ三重奏団。2010年のテッサロニキ国際室内楽コンクール、2011年、メヴィル・マリナーが後援するセント・マーティン室内楽コンクールで優勝を飾った新進気鋭のアンサンブルです。ハイドンから21世紀の作品までなんでもこなす期待の新人たちです。



 

DACAPO



6.220536
(SACD-Hybrid)
\2200→\1890
アダム・フィッシャー&デンマーク国立室内管
 モーツァルト:交響曲集 第1集(1764-1767)

 1-3.交響曲 第1番 変ホ長調 K16/
 4-6.交響曲 第4番 ニ長調 K19/
 7-9.交響曲 ヘ長調 K19a/
 10-12.交響曲 第6番 変ロ長調 K22/
 13-16.交響曲 ヘ長調 K42a
デンマーク国立室内管弦楽団/
アダム・フィッシャー(指揮)
録音 2012年2月,8月 コペンハーゲン DRコンチェルトフセット 第2スタジオ Recording Producer: John Frandsen, Sound Engineer: Lars C. Bruun
 8歳から11歳のモーツァルト(1756-1791)の作品集。普通の人間なら「夏休みの宿題」であろう年代の作品ですが、5歳で最初の曲を作り、6歳でマリア・テレジア御前旅行を行い、パリとロンドンに演奏旅行に出かけていたというモーツァルト。
 まだまだ作曲活動は本格的に始められてはいないうえ、当時の他の作曲家たちの影響も強いことは確かですが、やはり一筋縄ではいかない「何か」がひしひしと感じられる作品群です。
 8歳の時の第1番と、11歳の第6番ではやはり完成度に大きく違いが見られ、日に日に様々なものを吸収し、大きくなっていくモーツァルトの姿をつぶさに観察する思いがすることでしょう。
 


6.220545
(SACD-Hybrid)
\2200→\1890
アダム・フィッシャー&デンマーク国立室内管
 モーツァルト:交響曲集 第10集(1782&1786)

 1-4.交響曲 第35番 ニ長調「ハフナー」K385/
 5-7.交響曲 第38番 ニ長調「プラハ」K504
デンマーク国立室内管弦楽団/
アダム・フィッシャー(指揮)
録音 2012年2月,4月,8月 コペンハーゲン DRコンチェルトフセット 第2スタジオ Recording Producer: John Frandsen, Sound Engineer: Lars C. Bruun
 1782年と言えばモーツァルトがコンスタンツェと結婚した年で、フリーの音楽家として独り立ちし、ウィーンでの確固たる地位を築き始めた時代にあたります。この第35番「ハフナー」はザルツブルクの大富豪の名前であり、同じ「ハフナー」の名を持つセレナーデ K.250(248b)とともに彼らに献上されたと言われています。
 明るく躍動的な第1楽章、優美なアンダンテとメヌエット、闊達な終楽章で構成された名曲です。
 1786年の「プラハ」は、その年にプラハで上演された「フィガロの結婚」の大成功を受け、再び招待されたプラハで初演された曲。珍しくメヌエットを欠く3楽章形式で書かれていて、随所に「フィガロ」からとられたメロディが散りばめられています。




DREYER−GAIDO

CD 21030
\2200
ルイジ・ノーノ(1924-1990):
 歌劇「イントレランツァ(不寛容) 1960」

  〜アンジェロ・マリーア・リペッリーノの
   着想にもとづく二幕の物語・全2幕
ガブリエル・フェルツ(指揮)
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
ブレーメン歌劇場合唱団
ヴォルフガング・ノイマン(T)
マリア・コヴォリク(CA)
ジュディ・ベリー(S)
イナ・シュリンゲンジーペン(S)
アキム・リクス(ナレーション)ほか
 《プロメテオ》と並ぶノーノの代表的オペラ!

 録音:2001年2月ブレーメン(ライヴ),DDD、64:28

 ノーノの創作史は研究者によっておよそ3 つの時期に分類され、それぞれの時期に歌劇が作曲されている。第2 期の「愛に満ちた偉大な太陽に向かって」(1972-75)、第3 期の「プロメテオ」(1984)、そして第1 期に書かれたのがこの「イントレランツァ(不寛容) 1960」()である。ブレヒト、エリュアール、マヤコフスキーらのテキストからの引用をちりばめた台本は複数の異なる物語が展開しマルチ・スクリーンを駆使した凝った演出とともに多次元的な空間が作られる。初演以来、現代の歌劇としては幸運にも上演機会に恵まれ、コンタルスキー盤も出ていたが、2001 年録音のこのディスクの登場はファンにはありがたい。マーラー・シリーズが好評のガブリエル・フェルツも好演。
 

CD 21074
\2200
アフメト・アドナン・サイグン(1907-91):
 オラトリオ「ユヌス・エムレ」

  〜独唱、合唱と管弦楽のためのオラトリオ
   (全3部、第2部の終わりに間奏曲つき)
ナージ・エズギュチ(指揮)
オスナブリュック交響楽団
オスナブリュック・ユース合唱団
ビルギュル・ス・アレチ(S)
アイリン・アテシュ(MS)
アイディン・ウシュトゥク(T)
テヴフィク・ロドス(B)
 20世紀トルコの大作曲家サイグンの壮大なオラトリオ!

 録音:2011年12月オスナブリュック(ライヴ)

 サイグンはトルコを代表する作曲家で音楽学者。パリのスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディに師事し後に母国で民族音楽の研究と後進の指導にもあたった。5 つの交響曲、オペラ、室内楽など多くの作品を残している。本作のタイトル「ユヌス・エムレ」とは14 世紀トルコの詩人でイスラム神秘主義の影響を受け、人間愛、神への愛を素朴な詩で歌い上げ、今日でもなおトルコの国民的詩人として広く愛されている。このオラトリオは彼の詩をテキストにしながら彼の生涯をたどるサイグンの祖国愛溢れる大作。ダンディに学んだサイグンの音楽には当然ながらフランス音楽の影響が強く、このオラトリオにはラヴェルの「ダフニスとクロエ」を思わせる箇所も多い。またショスタコーヴィチ、ハチャトリアンなどのエコーも聴こえ、さらにトルコの神秘的な音階、イスラムのメリスマティックで妖艶な旋律も満載。近代とエスニックな要素が見事に融合した魅力的なオラトリオ。
 

CD 21075
\2200
「ルネサンス・ゴーズ・ジャズ」
 時の鏡/よき仲間の道楽/
 ロドリーゴ・マルティネス/
 優美の軌跡/シャコンナ/
 ほか全12曲
マルクス・ベッカー(Pf)
ミヒャエル・ゴダード
 (セルパン、チューバ、エレキ・ベース)
カタリーナ・ボイムル&カペラ・ドゥ・ラ・トーレ
 (バス・ダルシアン&リコーダー、
  テオルボ&リュート、Perc、ショーム)
 録音:2012年7月ライヴ、DDD、53:55

 リコーダー、リュート、ショーム(シャルマイ)、セルパン(蛇のようにくねった長い金管楽器)、太鼓などルネサンスの楽器とピアノなどによるルネサンス音楽をジャズ風にアレンジして演奏、国籍不明の民族音楽といった趣きとなっている。
 
CD 21076
\2200
フリードヘルム・デール(b.1936)エディション第17集
 「ヴァイオリンとチェロのための音楽集」

  (1)ヴァイオリン・ソナタ(2008/9)
  (2)冬の旅による断片(2011)
  (3)チェロ・ソナタ(2008)
  (4)バガテル(2011)
  (5)シンフォニア・ア・デュ(2011)
(1)(2)(4)(5)カルロス・ジョンソン(Vn)
(2)-(5)ハンス=クリスティアン・シュヴァルツ(Vc)
 DDD、51:40

 dreyer-gaido が最もプッシュするドイツの作曲家フリードヘルム・デールの作品集第17 弾。
 この5年以内の近作でヴァイオリン独奏、チェロ独奏、ヴァイオリンとチェロの二重奏のための作品が収録されている。デールはフライブルクで作曲をフォルトナーに師事、後にベルリン自由大学の教授となり、アンサンブル・モデルンの設立にも深く関わっている。
 
CD 21078
\2200
「レターズ(手紙)」〜声楽とギターのための歌曲集
 ブリテン(1913-76):民謡編曲集、中国からの歌曲集Op.58
 ドミニク・アージェント(b.1927):作曲家たちからの手紙
 ジョン・W.デュアート(デュアルテ)(1919-2004):5つの静かな歌Op.37
スコット・ウィア(T)
フォルカー・ニーフスマン(G)
 録音:2004年8月〜9月ニューメキシコ州、DDD、61:05

 近現代のギター伴奏歌曲集。生誕百年となるブリテン、同じくイギリス出身のデュアート、アメリカ出身のアージェントが現代的ながら手編みのセーターのようなフォルクロアな手触りの歌曲を聴かせてくれる。なかでもアージェントの「作曲家からの手紙」はショパンやモーツァルト、ドビュッシー、プッチーニ、シューベルトらの手紙をテキストとした風変わりな歌曲で彼らの有名な作品の旋律が曲の中で引用されることもある。
 
CD 21080
\2200
スクリャービン(1872-1915):
 24の前奏曲Op.11
 ピアノ・ソナタ第2番「幻想ソナタ」Op.19
 ピアノ・ソナタ第5番Op.53
ユン・ユジョン(Pf)
 録音:2012年6月、ブレーメン、DDD(24bit96kHz録音)、59:58

 ユン・ユジョン(Yu Jung Yoon)は韓国の若手女流ピアニストでこれが彼女のデビュー・アルバム。彼女は15歳でサンクト・ペテルスブルクでワシリー・カルミコフに師事し、その際スクリャービンの音楽について多くを学んだという。彼女はスクリャービンは自分にとって常に音楽上の故郷だ、とまで語っており、そのピアノの澄み切った音色と強靭なタッチはドビュッシーやショパンも聴いてみたいと思わせる有望な新人の登場。




ENSEMBLE MODERN


EMCD-019
\2800
アルヌルフ・ヘルマン(b.1968):
 「ヴァッサー(水)」〜
  13場からなるムジーク・テアター(2010/11)
サラ・マリア・ゾン(S)
ボリス・グラッペ(Br)
スコラ・ハイデルベルク(男声四重唱)
ハルトムト・カイル(指揮)
アンサンブル・モデルン
 録音:2012年6月(ライヴ)

 アルヌルフ・ヘルマンはドレスデン音楽大学で学んだ後、パリでジェラール・グリゼー、エルンスト・ヌネスに学んだ。またIRCAMの講習にも参加している。《ヴァッサー(水)》は声楽と器楽アンサンブルにコンピュータで制作されたサウンドも加わり、夢とうつつの間を往き来するかのような夢幻的なシアター・ピースでスペクトル楽派からの影響とIRCAMでの研鑽の跡が感じられ、その鮮な音響の色彩はさながら21 世紀の「真夏の世の夢」といった趣き。2012 年6 月ミュンヘン・ビエンナーレにおける世界初演ライヴ。
 

EMCD-020
\2800
ハンス・ツェンダー(b.1936):33の変奏による33の変奏
 〜ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」に
  インスパイアされたコンポジション(2010/11)
ハンス・ツェンダー(指揮)
アンサンブル・モデルン
 録音:2012年8月

 ベートーヴェンのディアベリ変奏曲からインスパイアされ、その変奏曲をさらに変奏(あるいはその拡大パラフレーズ)するという、かつて「冬の旅」の偏執狂的オーケストラ編曲版を作ったツェンダーらしい作品。冒頭の主題提示は比較的まともに行われるが、以降はゲンダイ・オンガク的だったり、アイヴズ風のお祭り騒ぎになったり、まじめにベートーヴェンが復活したりと千変万化、変幻自在と次の展開が全く読めない。知的ユーモアにあふれた傑作。




GENUIN

GEN 13277
\2200→\1990
ミヒャエル・ザンデルリング&ドイツ弦楽フィル
 「弦楽オーケストラのための作品集」

 ヒューバート・パリー(1848-1918):イギリス組曲(1914-18)
 メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第10番ロ短調
 チャイコフスキー:フィレンツェの思い出Op.70
 カール・ジェンキンス(b.1944):
  パラディソ〜弦楽オーケストラのためのコンチェルト・グロッソ(1996)
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)
ドイツ弦楽フィルハーモニー
 6 月の来日が好評のM.ザンデルリングの極美の弦楽作品集、メンデルスゾーンからカール・ジェンキンスまで!

 録音:2012年8月ベルリン

 6 月にドレスデン・フィルと来日し好評だったミヒャエル・ザンデルリンクの最新録音。
パリーはエルガーやヴォーン=ウィリアムズの前の世代の作曲家でブラームス風の堅固な様式にイギリス的な素朴な情緒を加えた作風で知られる。ここに収められた「イギリス組曲」はイギリスの田園風景や祭りの風景が見えてくるような魅力的な音楽。CM 音楽、「アディエマス」や「ソフト・マシーン」でお馴染みのカール・ジェンキンスのバッハとロックを混合したような「パラディソ」も必聴。
 
GEN 13278
\2200
「ホワイ・ノット?」〜チューバとハープの二重奏
 イェルク・ドゥーダ(b.1968):ファンタジアII(2001)
 G.Ph.テレマン(1681-1767):フルートのためのファンタジア第2番
 クイント・マガニーニ(1897-1974):デモワゼル・クロコダイルの午後
 ジスベルト・ネーター(b.1948):チューバとハープのためのデュオ
 アストル・ピアソラ(1921-92):忘却
 アンドレ・キャプレ(1878-1925):2つのディヴェルティメント
 イェルク・ドゥーダ:哀歌とアラベスク
 アストル・ピアソラ:ナイト・クラブ1960
 ジュール・マスネ(1942-1912):タイスの瞑想曲
アンドレアス・マルティン・ホフマイア(Tuba)
アンドレアス・ミルトナー(Hrp)
 珍しいチューバとハープによる魅力的なデュオ!

 録音:2011年3月イエス・キリスト教会,ベルリン

 チューバとハープのデュオという世にも珍しい組み合わせによるアルバム。チューバのホフマイアは1978 年ミュンヘン生まれで2004 年にイタリアの「チッタ・ディ・ポルチャ」国際チューバ・コンペティションに入賞、現在はバイエルン州のポピュラー・バンド「ラブラスバンダ」に在籍する傍ら、ソリストとしてベルリン放送響、リンツ・ブルックナー管弦楽団などとも共演している。力強いチューバと繊細なハープという一見対照的な楽器が生み出す洒落っ気たっぷりの妙味が楽しい。
 
GEN 13269
\2200
フランツ・シューベルト(1797-1828):
 八重奏曲ヘ長調D.803
マルクス・クルシェ(Cl)
ダニエル・モーアマン(Fg)
クリストフ・エス(Hr)
アレクサンドラ・ヘングシュテベック(CB)
アマリリス四重奏団
 好評のアマリリス四重奏団にゲストが加わったシューベルト:八重奏曲

 録音:2011年12月ハンブルク=ベルクシュテット

 シューベルトがその短い生涯の終わり頃に作曲した室内楽の大作をドイツの全員がほとんど20 代の若手演奏家たちが演奏、大変瑞々しいシューベルトを聴かせてくれる。既に来日経験もあるアマリリス四重奏団は既に当GENUIN より2 枚のCD(ベートーヴェン&ベルクGEN13261)、(ハイドン&ウェーベルンGEN11218)をリリースしており、何れも高い評価を得ている。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS

PRDDSD 350098
(SACD HYBRID)
\2800→\2390
ミケランジェリ&スメターチェクの「皇帝」が再登場!
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
  (2)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「 皇帝」
 ドビュッシー:
  (3)「映像第2集」〜「そして月は荒れ寺に落ちる」「葉末をわたる鐘の音」
  (4)「映像第1集」〜「ラモーを讃えて」「水の反映」
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(Pf)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)
プラハ交響楽団
 お待たせしました。長く入手困難だったミケランジェリ&スメターチェクの「皇帝」が音質向上して再登場!

 (1)録音:1961年5 月12 日/ロンドン(ライヴ) (2)録音:1957年5 月29日/スメタナ・ホール(ライヴ:ステレオ) (3)録音:1957年3 月4日/ロンドン(ライヴ) (4)録音:1957年3月4日/ロンドン(ライヴ)/MONO、B-channel Stereo、79’01”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。1993 年に通常CD で発売された際、宇野功芳氏が大絶讃したことで非常な評判となったミケランジェリとスメターチェクの「皇帝」。長らく入手困難となっていましたが、この度オリジナル・マスターからSACD 化され、新たな登場となります。
 「皇帝」は出だしからミケランジェリの磨き抜かれた美音と生気あふれるスピード感で、聴き手の心を鷲づかみにします。この快演ぶりはミケランジェリの数種ある「皇帝」のどれにもない凄さ。マスター音源に起因する経年劣化はあるものの、物凄いエネルギーとオーラが56 年の時を経ても放たれます。
 目を見張らされるのがスメターチェクのバック。充実した響きと推進力あふれる演奏で、ミケランジェリともども作品のボルテージを高める好伴奏。オーケストラのみの長い前奏も、ベートーヴェンの交響曲を聴くような気分にさせてくれます。
 さらに嬉しいのが、「ピアノ・ソナタ第32 番」の1961 年ロンドン・ライヴ。かつてBBCレジェンド・レーベルから出ていましたが、こちらも今日入手困難だったので大歓迎と申せましょう。おまけに新リマスタリングで音質も向上。ミケランジェリによるピアノ・ソナタ第32 番」も数種の録音が存在しますが、技術、覇気、若々しさいずれの点からも、この1961 年ロンドン・ライヴに優るものはありません。ある時はオルガン、ある時はチェレスタのような響きを見せながら、ピアノならではの低音が渦を巻く凄さ。こんな鬼気迫る32 番は滅多に聴けません。
 得意のドビュッシーの「映像」、両巻からテンポの遅い2曲ずつ選曲。名盤の誉れ高いDG 盤にくらべてテンポが早く、また別種の味わいを見せてくれます。
 1993年に国内盤扱いで発売され、レコード芸術誌で宇野功芳、高橋昭両氏から絶賛され特選をとった天下御免の名演。
 「速いテンポで若々しく、華やかに、胸がすくように弾き上げる。奔放さも十分だ」「最大限にテンポの緩急をつけ、念を押すように語りかけたり颯爽と突き進んだり、傍若無人の感もあるとはいえ、それを支えるテクニックに淀みがないので、一気に聴かされてしまう。」と絶賛。
 


PRDDSD 350099
(SACD HYBRID)
\2800→\2390

スターン&バーンスタイン
 (1)ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
 (2)バルトーク:ラプソディ第2番Sz.80
 (3)同:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112

アイザック・スターン(Vn)
レナード・バーンスタイン(指)
ニューヨーク・フィル
 スターンの端正な美演、バーンスタインの鬼気迫る名盤がSACDで蘇る

 (1)録音:1959 年2月6日/ニューヨーク (2)録音:1962年4 月16 日 (3)録音:1958年1 月26 日/B-channel Stereo、73’16”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はスターンとバーンスタインによるベルクとバルトーク。
 いずれもソニーからリリースされ、決定盤とされてきた名盤中の名盤。今日多くの名手たちが優れた新録音を送りだしていますが、この盤の凄さは全く色褪せていません。スターンの美しい音色、安定した演奏はまさに巨匠芸。加えてバーンスタインならではの情念と狂気が尋常ならざる雰囲気を醸し出しています。SACD 化により、バーンスタインの息遣いまでリアルに感じとれ、当時のアメリカの録音技術の凄さに圧倒させられます。




PROFIL



PH 10034
(14CD)
\5700→\4490
名匠スワロフスキーの「指環」、ついに復活!
 ワーグナー:「ニーベルングの指環」
ハンス・スワロフスキー(指)
大交響楽団(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
およびプラハ国立歌劇場管弦楽団の団員から成る),合唱団
 「ラインの黄金」
   ロルフ・ポルケ(Br ヴォータン) ロルフ・キューネ(Br アルベリヒ) フリッツ・ウール(T ローゲ)
   オットー・フォン・ロール(Bs ファーゾルト) 岡村喬生(Bs ファーフナー) ウルズラ・ベーゼ(Ms エルダ)
   ルート・ヘッセ(Ms フリッカ) ヘロルド・クラウス(T ミーメ) ハイデマリア・フェルヒ(S フライア)
   ルドルフ・クノル(Br ドンナー) ハーバート・ドーサント(T フロー) リゼロッテ・ベッカー=エグナー(S ヴォークリンデ)
   アンジェリカ・ベルガー(S ヴェルグンデ) ヒルデ・ロスナー(Ms フロスヒルデ)
   録音:1968 年7月26-28日、8 月3、12日
 「ワルキューレ」
   ジェラルド・マッキー(T ジークムント) ディータ・ゾンマー(S ジークリンデ) ロルフ・ポルケ(Br ヴォータン)
   ナジェジダ・クニプロヴァー(S ブリュンヒルデ) オットー・フォン・ロール(Bs フンディング) ルート・ヘッセ(Ms フリッカ)
   ハイデマリア・フェルヒ(S ゲルヒルデ) リゼロッテ・ベッカー=エグナー(S オルトリンデ)
   アンジェリカ・ベルガー(Ms ヴァルトラウテ) マルギット・コベック=ペータース(Ms シュベルトライテ)
   ベラ・ヤスパー(S ヘルムヴィーゲ) ヒルデ・ローザー(S ジーグルンデ) エリカ・シューベルト(Ms グリムゲルデ)
   イングリット・ゲリッツ(Ms ロスヴァイセ)
   録音:1968 年8 月3、6、8-12日
 「ジークフリート」
   ジェラルド・マッキー(T ジークフリート) ヘロルド・クラウス(T ミーメ) ロルフ・ポルケ(Br さすらい人)
   ロルフ・キューネ(Br アルベリヒ) ナジェジダ・クニプロヴァー(S ブリュンヒルデ) 岡村喬生(Bs ファーフナー)
   ウルズラ・ベーゼ(Ms エルダ) ベラ・ヤスパー(S 森の小鳥)
   録音:1968 年7月29-31日、8 月1、14、15日
 「神々の黄昏」
   ジェラルド・マッキー(T ジークフリート) ナジェジダ・クニプロヴァー(S ブリュンヒルデ)
   オットー・フォン・ロール(Bs ハーゲン) ルドルフ・クノル(Br グンター) ロルフ・キューネ(Br アルベリヒ)
   ディータ・ゾンマー(S グートルーネ) ルート・ヘッセ(Ms ヴァルトラウテ) イングリット・ゲリッツ(Ms 第1のノルン)
   マルギット・コベック(Ms 第2のノルン) シウ・エリクスドッター(S 第3のノルン) ベラ・ヤスパー(S ヴォークリンデ)
   リゼロッテ・ベッカー=エグナー(S ヴェルグンデ) エリカ・シューベルト(Ms フロスヒルデ)
   録音:1968 年8 月3、5、6、15-17、19日
 ウィーンの名匠スワロフスキーの「指環」、お求めやすくなって登場!カラヤンも起用したチェコの名ソプラノ、クニプロヴァーのブリュンヒルデにバイロイト級歌手多数!!日本が誇る名バス岡村喬生の本領もここにあり!

 14時間57分

 ワーグナー録音史上に名高いスワロフスキーの「指環」がProfil から復活です。
 解説書によると、ドイツのPolyband 社とイタリアのFratelli Fabbri社の企画だったそうで、1968 年8 月にニュルンベルクで一気にセッション録音されています。
 LPでは米国のWESTMINSTER 社が発売していましたが、日本ではあまり知られることなく終わりました。
 全曲のセッション録音としては1965 年秋にDECCA 社が完結していましたが、御存知の通り、これは各作品をバラバラに録音したもので、また当初から全曲録音として企画されたものではありませんでした。それに対してこちらは短期間に集中録音されたもので、「指環」1 作として考えると、これが最初のレコード用セッション録音と言えるかもしれません。
 この録音は日本人にとっては、日本が誇る偉大なバス、岡村喬生がファーフナーで参加しているのが嬉しいもの。ご存知の通り岡村は1960、1970 年代にドイツ語圏で活躍していました。この録音はオーストリアのリンツ市立歌劇場に所属していた頃のもの。ドイツの実力派歌手たちと堂々と渡り合う歌は実に立派、これこそドイツで活躍した岡村の高い実力を今に伝える貴重な録音です。
 バイロイトで活躍した歌手も多々参加。フリッツ・ウールは1957 年から1964 年まで毎年出演、特に1961—1964 年にジークムントを歌ったことで知られています。ウルズラ・ベーゼは1958 年か1965 年にかけて出演、1965 年は両フリッカを歌っています。ルート・ヘッセは、1960 年から1966年まで出演した後、1979 年にも出演しているほど。ヘロルド・クラウスは1959—1961 年まで毎年出演、1960、1961 年は両ミーメを歌っています。
 ロルフ・キューネは、1971、1974 年と出演、1974 年はアルベリヒを歌っています。
 一方、バイロイトには出演していなくともワーグナー歌手として有名な人も多数。ナジェジダ・クニプロヴァーは、1967、1968 年とザルツブルク復活祭音楽祭でのカラヤン指揮の「ワルキューレ」でブリュンヒルデを歌っています。この録音でも彼女のブリュンヒルデが一番の聞きもの。オットー・フォン・ロールはシュトゥットガルト歌劇場で14 年間も大活躍したバスバリトン。ロルフ・ポルケはグラーツ歌劇場の筆頭バリトン。ジェラルド・マッキーは米国から西ドイツに渡って活躍したテノールの一人で、レーゲンスブルク、フランクフルト、カッセルの歌劇場で活躍。
 ハンス・スワロフスキーは、今日では指揮者以上に名教師として知られています。門下生は、クラウディオ・アバド、ズビン・メータ、マリス・ヤンソンスなど多数。スワロフスキー自身は、理知的で曖昧さを許さない現代風の指揮者で、短期間で「指環」全曲を録音するという大任を見事やりおおせています。
 今回、ワーグナー生誕200 年を記念してお求めやすいお値段での発売です。これまで「知っている人がいない」と手を出せなかった方も、この機会にぜひどうぞ!




SPECTRUM SOUND



CDSMAC 015
(4CD)
\6000→\4190
フルトヴェングラー指揮による第九(1951-53 )3公演、4種
 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
 [Disc1]
  エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)、
  エリザベート・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ホップ(テノール)、
  オットー・エーデルマン(バス)、
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団
   録音:1951 年7 月29 日、バイロイト、フェストシュピールハウス(ライヴ)
   使用音源:U.K EMI HMV ALP 1286-1287 Red Gold label ED 1 LP
 [Disc2]
  イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、
  ロゼッテ・アンダイ(アルト)、
  アントン・デルモータ(テノール)、
  パウル・シェフラー(バス)、
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・ジングアカデミー
   録音:1953 年5 月31 日、ウィーン楽友協会大ホール(ライヴ)
   使用音源:Wilhelm-Furtwangler-Gesellschaft in Germany F 669.056-057 ED 1 LP
 [Disc3]
  エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)、
  エリザベート・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ホップ(テノール)、
  オットー・エーデルマン(バス)、
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団
   録音:1951 年7 月29 日、バイロイト、フェストシュピールハウス(ライヴ)
   使用音源:U.K EMI HMV ALP 1286-1287 Semi Circle label ED 2 LP
 [Disc4]
  ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、
  ロゼッテ・アンダイ(アルト)、ユリウス・パツァーク(テノール)、
  アルフレード・ペル(バス)、
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1952 年2 月3 日ウィーン・ムジークフェラインザール
   使用音源:独フルトヴェングラー協会 (Original Archives of ORF)
 フルトヴェングラー・ファン必聴!フルトヴェングラー指揮による第九(1951-53 の)3公演、4種スペクトラム・サウンドのきめ細やかな復刻!!

 モノラル、DSD Digital、Remastering

 フルトヴェングラー・ファン必聴!丁寧な復刻で定評のあるスペクトラム・サウンド・レーベルより、フルトヴェングラー指揮による第九を3 公演(1951年7 月29 日バイロイト、1952 年2 月3 日ウィーン、1953 年5 月31 日ウィーン楽友協会)、このうち51 年7 月のバイロイトは使用音源違いによる2種を収録した4 枚組のアルバムをリリースします。フルトヴェングラーの第九の中でも名演中の名演を集めた企画で、フルトヴェングラーらしい演奏の違いをお楽しみいただけます。スペクトラム・サウンドの安心の復刻でモノラルながら非常に鮮明なフルトヴェングラーの第九を聴くことができます。




TAHRA

TAH 755
(2CD)
\5000→\3890
アンチェル&チェコ・フィル、1962 年モントルー音楽祭の初出ライヴ
 (1)ドヴォルザーク:スターバト・マーテルop.58
 (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
(1)マリア・シュターダー(S)
 ヴィエラ・ソウクポヴァー(Ms)
 イヴォ・ズィデク(T)
 エドゥアルド・ハケン(Bs)
 チェコ・シンガーズ・コーラス
(2)ナタン・ミルシテイン(Vn)
カレル・アンチェル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 アンチェル&チェコ・フィル、1962 年モントルー音楽祭の初出ライヴ録音がついにお披露目!ドヴォルザークのスタバト&ミルシテインをソロに迎えたチャイコのVn 協奏曲

 録音:(2)1962 年9 月5 日、(1)13 日、モントルー音楽祭ライヴ録音/モノラル

 1966 年モントルー音楽祭で演奏されたモツレクのライヴ録音(TAH 660)に引き続き、今度は1962 年同音楽祭のライヴ録音がリリースされる運びとなりました!アンチェルはこの年の音楽祭で、9 月5 日と13 日の2 日にわたってライヴを行っておりますが、今回お披露目となったのは、5 日に演奏されたチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」と、13 日に演奏されたドヴォルザークの「スターバト・マーテル」。いずれも初出音源ということで、注目必至の新譜です!
 ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」では、リヒターやフリッチャイのもとでも数々の名演を生んでいる名ソプラノ、マリア・シュターダーが登場!何よりも宗教声楽曲を得意とし、アンチェル&チェコ・フィルと録音したドヴォルザークの「レクイエム」でも非常な名演を披露しているだけに期待も高まりましょう。力強くも清楚な歌声と幅広い声域を活かしたソロは圧巻。アンチェル率いるチェコ・フィルの荘厳な伴奏も相まって、見事な演奏を聴かせています。
 更に見逃せないのは、名手ミルシテインをソリストに配したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲!芯のある艶やかな冒頭のソロから一気にぐっと惹きつけられます。傑出した演奏技術は言わずもがな、軽やかなリズム感と息の長い伸びやかなフレーズ感が素晴らしく、ミルシテインらしい格調高い煌びやかな高音域の音色をたっぷりと堪能することが出来ます。超絶技巧連続のパッセージの中でも歌心を失わない、ミルシテインならではの見事なカデンツァは必聴です!




<国内盤>


ALM/コジマ録音


ALCD-1137
 \2940
小池耕平(リコーダー)
 ヘンデル:リコーダー・ソナタ集

G. F. ヘンデル(1685-1759):
リコーダーと通奏低音のための6つのソナタ
 [1]-[3] ソナタ 変ロ長調 Sonata in B-flat major HWV 377
 [4]-[7] ソナタ イ短調 Sonata in A minor HWV 362
 [8]-[11] ソナタ ト短調 Sonata in G minor HWV 360
 [12]-[15] ソナタ ヘ長調 Sonata in F major HWV 369
 [16]-[22] ソナタ ニ短調 Sonata in D minor HWV 367a
 [23]-[27] ソナタ ハ長調 Sonata in C major HWV 365
小池耕平(リコーダー)
ニコラス・パール(チェンバロ&オルガン)
誰もが一度は吹いたことがある身近な楽器、リコーダー。
学校用の簡易楽器としてのイメージとは裏腹に、バロック時代のヨーロッパでは、リコーダーは市民階級から貴族まで幅広い層の支持を得、大作曲家たちも多数のオリジナル作品を書き下ろした時代の花型楽器だった。中でも愛好家の注目の的となり、海賊版の楽譜が出まわるほどの人気を誇ったヘンデルのソナタはまさにリコーダー音楽の代表格。日本では中学校の音楽の教科書にも取り上げられた「ソナタ ヘ長調」をはじめとする6曲の豊かな奥行きを、小池耕平が浮き彫りにする。ロンドンを中心に優れた通奏低音奏者として活躍するN・パールと共に聴かせるアンサンブルは、芸術音楽としてのリコーダーの真の姿を知るのに最適な、目から鱗のリコーダー体験となるだろう。

〈使用楽器〉
リコーダー:
木下邦人製作 Th. Stanesby Sr. (c.1700) による、a'=402 Hz 、黒檀(エボニー)と象牙、長野県飯田市、1985年
譜久島譲製作 Th. Stanesby Sr. (c.1700) による、a'=402 Hz 、ツゲ、埼玉県所沢市、2012年

チェンバロ:島口孝仁製作 P. Taskin (1769)による、2000年

オルガン:Orgelmakerij van der Putten BV製作、2004年

〈録音〉相模湖交流センター 2012年9月9、11-12日

【好評発売中:小池耕平のCD】
◎テレマン リコーダーソナタ全曲 ALCD-1059
◎Flauto Diritto イタリアの道 ALCD-1091

小池耕平(リコーダー)
 1963年福岡市生まれ。福岡県立修猷館高等学校卒業。九州大学文学部西洋史学科(フランス近世史専攻)卒業。大学在学中から演奏活動を始める。卒業後、桐朋学園大学音楽学部研究科(古楽器科リコーダー専攻)に進み、1989年に修了。リコーダーを花岡和生に師事。有田正広、本間正史、ワルター・ファン・ハウヴェ、故ブルース・ヘインズらのレッスンも受ける。現在、日本各地において、リコーダーのソリストとしてまたバロック室内楽アンサンブルで演奏会を行なっている。また、小学校の訪問演奏活動も続けている。2007年にはヴァイオリンのジーン・キムと韓国公演。2009年の東京リコーダー音楽祭(読売新聞社主催)では 8人のリコーダー・ソリストの一人として選ばれ出演。2010年11月にはロンドンのヘンデルハウス博物館のライヴ・ミュージック・シリーズでヘンデルのリコーダー・ソナタ全曲演奏。故鍋島元子創設の古楽研究会オリゴ・エト・プラクティカ嘱託講師。富山古楽協会のリコーダー講師。

ニコラス・パール(チェンバロ、オルガン)
 シドニー生まれ。シドニー大学で音楽の学位を取得したのち、1985年にロンドンへ移住。1989年には、ブルージュ国際チェンバロ・コンクールで第1位を受賞。同コンクールで第1位入賞者が出たのは30年の歴史のなかでわずか3人目という快挙であった。以降、ヨーロッパ、日本、オーストラリアでソリスト、通奏低音奏者として活躍。イギリスの著名なバロック・オーケストラや室内楽グループと定期的に共演を重ねている。
 現在では、後進の指導に力を入れており、ポーランド、ハンガリー、日本で定期的に講座を行なっているほか、1998年からはロンドンのギルドホール音楽院で教鞭を執り、2004年以降はライプツィヒの国立フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学チェンバロ科の教授を務めている。
 

ALCD-1138
 \2940
リスト:オルガン作品集〜LICはびきののフェルスべルク・オルガン
フランツ・リスト (1811-1886):
 [1] バッハのカンタータ《泣き、嘆き、悲しみ、おののき》による変奏曲[LW-E17, S673]
 [2] コンソレーション第4番 変ニ長調[LW-E22, S672d]
 [3] B-A-C-Hの主題による前奏曲とフーガ[LW-E3/2, S 260ii]
 [4] アヴェ・ヴェルム・コルプス
   (モーツァルト/リスト編)[LW-E42, S674d]
 [5] 前奏曲 ホ短調 op. 28-4
   (ショパン/リスト編) [LW-E16, S662]
 [6] 前奏曲 ホ長調 op. 28-9
   (ショパン/リスト編) [LW-E16, S662]
 [7] コラール〈アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム〉による
    幻想曲とフーガ[LW-E1, S259]
 [8] 歌劇《タンホイザー》より〈巡礼の合唱〉
  (ヴァーグナー/リスト編)[LW-E10/2, S676ii]
椎名雄一郎(オルガン)
〈使用楽器〉
パイプオルガン(スイス・フェルスべルク社製) 3段手鍵盤ペダル 43ストップ パイプ総本数 3033本 ジェネラル・コンビネーション 256通り メカニカル・レギスター/コンビネーション 切換装置 調律法 442Hz=23度
System J-M・Tricoteaux 2000
設計・建造 Orgelbau Felsberg AG(スイス)
組立・整音 Orgelbau Felsberg AG(スイス) ヤマハ株式会社
コンビネーション ヤマハ株式会社

〈録音〉LICはびきの ホールM(大阪) 2011年12月27-29日

「ピアノ×オーケストラ=オルガン!?」
分厚い音響に包まれたピアノのヴィルトゥオーゾであり、「レ・プレリュード」など色彩的なオーケストラの魅力が詰まった「交響詩」の創設者としても知られる作曲家、リスト。そのリストの鍵盤音楽の側面と、オーケストラが持つ多彩な音色が融合した彼のオルガン作品が面白くないわけがない!
 最大のオルガン作品「コラール〈アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム〉による幻想曲とフーガ」などオリジナル作品の他、ワーグナーやショパン、そしてモーツァルトの編曲など「リストのオルガン」を知るのに最適の8作品を収録。日本を代表するオルガニスト椎名雄一郎がリスト作品演奏のために選んだのは、パイプ総本数3033本、ストップ数43を誇り、後期ロマン派の繊細なニュアンスを細部まで再現する、スイスのオルガン工房フェルスベルク社のオルガン。大阪のLICはびきの・ホールMに設置された名器が、いま、高らかに輝きを放つ!

【好評発売中:椎名雄一郎のCD】
◎メンデルスゾーン:オルガン作品集 〜スイス ポラントリュイのアーレント・オルガンIII〜
  ALCD-1129 レコード芸術誌特選盤
◎新発見!バッハのオルガン芸術 〜スイス ポラントリュイのアーレント・オルガII〜
  ALCD-1122 レコード芸術誌特選盤
◎欧羅巴風琴(よーろっぱおるがん)紀行 〜カザルスホールのアーレント・オルガン〜
  ALCD-1114 レコード芸術誌準特選盤
◎風琴事始 〜長崎・活水女子大学のノアック・オルガン〜
  ALCD-1106 レコード芸術誌特選盤
◎平和の祈り 〜ライプツィヒ聖トーマス教会のバッハ・オルガン〜
  ALCD-1092 レコード芸術誌特選盤
◎オルガン音楽のすゝめ 〜豊田市コンサートホールのパイプオルガン〜
  ALCD-1089 レコード芸術誌準特選盤
◎バッハのオルガン解体新書 〜スイス ポラントリュイのアーレント・オルガン〜
  ALCD-1071 レコード芸術誌特選盤

椎名雄一郎(オルガン)
 東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。 同大学院音楽研究科修士課程修了。オルガンを池田泉氏、廣野嗣雄氏、通奏低音を今井奈緒子氏、チェンバロを故小島芳子氏に師事。在学中、スペイン政府奨学金を得て、サラマンカ・オルガンアカデミーに参加する。
 2002年、NDR(北ドイツ放送局)音楽賞国際オルガンコンクール優勝他、1994年、第1回ザ・シンフォニーホール・オルガンオーディション入賞、 1997年、第1回ダラス国際オルガンコンクール第2位、 2000年、第12回ライプツィヒ・バッハ国際コンクール第3位など数多くの国際コンクールで入賞する。
 1999年10月よりオーストリア政府奨学金、ロームミュージックファンデーション奨学金を得て、ウィーン国立音楽大学に留学し、オルガンをM. ラドゥレスク氏、チェンバロをG. マレー氏に師事し、満場一致の最優秀の成績で卒業。 安田生命クオリティオブライフ文化財団より助成をうけスイス、バーゼル・スコラカントルム音楽院に留学。オルガンとチェンバロをJ.-C. ツェーンダー氏、通奏低音をJ.-A. ベッティッヒャー氏、アンサンブルをA. ルーリー氏に師事。2001年、オーストリア・ジュネスオーケストラのベルリン、シャウシュピールハウス公演にてチェンバリストとして参加し、絶賛された。
 2002年から2007年3月まで、豊田市コンサートホール専属オルガニストとして、演奏会、講座の企画を行う。2005年より10年間にわたるJ. S. バッハオルガン全曲演奏会シリーズを行っている。また、コジマ録音より、CD「バッハのオルガン解体新書」「オルガン音楽のすゝめ」「平和の祈り」「風琴事始」「新発見!バッハのオルガン芸術」をリリースし、高い評価を得ている。
 現在、日本の他、ドイツ、スイスなどヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。活水女子大学准教授、学院オルガニスト。 東京藝術大学非常勤講師、日本キリスト教団吉祥寺教会オルガニスト。
  

ALCD-3095/3096
(2CD)
\2940
横笛/赤尾三千子の世界〜空華一息(くうげいっそく)
【DISC 1】
◎義経
 [1] 赤尾三千子:鈴鏡(1980)[能管]
 [2] 今様:水白拍子[うた]
 [3] 赤尾三千子:薄墨(1989)[龍笛]
◎芭蕉
 [4] 赤尾三千子:行人(2012)[篠笛]
 [5] 赤尾三千子:光堂(2012)[篠笛]
 [6] 赤尾三千子:御めの雫(2012)[龍笛]
◎竹の園生(そのう)
 [7] 三枝成彰:竹植うる日(1983)[龍笛]
 [8] 三枝成彰:竹秋(1983)[能管]
 [9] 三枝成彰:竹の華(1983)[篠笛]
◎青山(せいざん)
 [10] 藤田正典:萩のそよぎて(1983)[龍笛]
 [11] ガリーナ・グリゴリエヴァ:LAMENT(1990)[篠笛]
 [12] 赤尾三千子:青山(2012)[龍笛]
【DISC 2】
KA-GU-LA(構成:赤尾三千子)[横笛、神楽太鼓/打楽器]
 [1] 宮中御神楽:庭燎(にわび)(2012)
 [2] 山形県神楽:御頭舞(おかしらまい)(採録:牧野英三)
 [3] 赤尾三千子:白河(びゃくが)
 [4] 鏑木創:茅野(かやの) (1980)
 [5] 北山の子守唄(奈良県吉野郡下北山村寺垣内地方、採録:牧野英三)
 [6]神楽
 [7] 赤尾三千子:銀の滴(2005)
 [8] 宮中御神楽:庭燎(にわび)一節
赤尾三千子(横笛)
石坂亥士(神楽太鼓)
注:以前ご案内した、DISC 2 KA-GU-LA内の「序曲」「破曲」「急曲」「終曲」の章立てはなくなりました。

total playing time … DISC 1: 56’46” / DISC 2: 45’43” 〈録音〉東大和市民会館ハミングホール 2012年10月30-31日
 日本古来の楽器である龍笛、能管、篠笛の三種を自在に操り、独奏楽器としての《横笛》の領域を限りなく切り拓いてきた第一人者による活動の集大成。三枝成彰をはじめとする現代作曲家が赤尾のために書きおろした作品、各地に伝わる神楽(かぐら)、そして赤尾自身の作曲作品を組み合わせて構築された時間芸術は、他の何者にも成し得ない、まさに「赤尾三千子の世界」。古来、深い息で神々と語り合ってきた竹の横笛の、時代を超えた力が響き渡る。

【好評発売中:赤尾三千子のCD】
赤尾三千子の世界 ALCD-58
風の伝説 ALCD-3064
風の伝説Ⅱ ALCD-3072
水炎伝説 ALCD-66

赤尾三千子(横笛、うた、ピアノ):
 日本古来の楽器である、龍笛、能管、篠笛の三種を独奏楽器として確立させ、委嘱初演曲、オーケストラとの協奏曲など100曲以上のレパートリーを作り上げる。カーネギーホール、ベルリンフィルハーモニーザール等での演奏は高く評価され、その音楽性と力強く澄みきった音色、伝統的な枠を超える優れた技術で国際的に活躍している。近年では、日本の豊かな芸術の地脈からくみあげた横笛の音を未来へと向かって解き放つことを目的として、自作曲を中心とした演奏活動に力をいれている。
1984年、石井眞木作曲「交響詩 祇王」、1985年、團伊玖磨作曲「交響曲第六番ヒロシマ」世界初演に参加。ソリストとして、国内外のオーケストラと共演を続ける。
2011年3月11日の震災前夜、東京大空襲で亡くなられた方々の追悼コンサートを江東公会堂にて開催。
2012年5月、東京銀座王子ホールにて、「奥州へ」と題する震災復興祈念コンサートを開催。
芸術選奨文部大臣新人賞、中島健蔵音楽賞他。
http://www2.gol.com/users/fue/
 

LMCD-1969
\3045
【浜松市楽器博物館コレクションシリーズ43】
 悠久のペルシャ、雅なるサントゥール

[1] イーラン(ダシュティ旋法) 編曲:プーリー・アナビアン
 歌/サントゥール[浜松市楽器博物館所蔵]/
 バス・サントゥール/ドホル/シンバル
[2]-[5] モーラーナー(セガ旋法)
 タール・ソロ(即興)
[6] ファーヌース(イスファハーン旋法) 
 作曲:ファラマルズ・パイバル(1933〜2009)
 2台のサントゥール、トンバク、ダーイレ・ザンギ、フィンガーシンバル、トライアングル
[7] サラーブ(シュール旋法)
 セタール・ソロ
[8] デイラマン(ダシュティ旋法)
 サントゥール[浜松市楽器博物館所蔵]
[9] ファリバー(セガ旋法)
  作曲:ホセイン・デヘラビ
   2台のサントゥール
[10]-[16] ラジャビ
  作曲:バーマン・ラジャビ
   トンバク・ソロ
[17] ジュニジュニ(ダシュティ旋法)
   編曲:プーリー・アナビアン
 サントゥール/バス・サントゥール/トンバク/ダーイレ・ザンギ、シンバル
[18] サーギーナーメ(マフール/イスファハーン旋法)
  編曲:プーリー・アナビアン
  サントゥール[浜松市楽器博物館所蔵]/
  バス・サントゥール/ドホル/ダーイレ・ザンギ/
  シンバル/フィンガー・シンバル/ワイングラス
プーリー・アナビアン(サントゥール)
河村真衣(バス・サントゥール)
谷正人(サントゥール)
エスィ・テヘラニ(トンバク/ドホル/ダーイレ/フィンガー・シンバル/ ワイングラス)バーラム・サーランギ(歌)
フシャング・ザリフ(タール)
フェレイドゥーン・ファラハニ(セタール)
バーマン・ラジャビ(トンバク)
〈録音〉大阪音楽大学及びイラン 2011年, 2012年
total playing time ... 71’21” 発売元:浜松市楽器博物館 販売元:コジマ録音
 シルクロードを通じて奈良時代から日本と縁のある国イランの、文化を指す時に使われる異名がペルシャ。ペルシャ猫、ペルシャ絨毯などでも知られるペルシャの文化は、5000年の歴史を持ち、現代にも通じる先進的な精神と独自の豊かな芸術を生み出した。紀元前1600年に起源を持つ打弦楽器サントゥールをはじめ、セタール、タール、トンバクやドホルといったペルシャ音楽の楽器を集めた当盤の演奏者は、NHKドラマ「壬生の恋歌」など日本のテレビにも度々登場しサントゥールの音色を日本に紹介した第一人者ブーリー・アナビアンをはじめとする各楽器のスペシャリストたちと、本盤の収録後に惜しまれつつ夭逝した、イラン音楽界随一の名歌手バーラム・サーランギ。世界の音楽文化の一つの核をなすペルシャ音楽の入門にも最適な一枚。



<映像>


ARTHAUS(映像)



101671
(DVD)
\3900→\3490
マルタ・アルゲリッチ&フレンズ
 1982年 「ミュンヘン・ピアノの夏」からのコンサート

 1-3.ドビュッシー(1862-1918):版画
  <パゴダ/グラナダの夕べ/雨の夜>/
 4-6.ショパン(1810-1849):3つの新しい練習曲集
  <ヘ短調/変ニ長調/変イ長調>/
《マルタ・アルゲリッチ&ネルソン・フレイレ》
 7.ラフマニノフ(1873-1943):組曲 第2番 Op.17/
 8.ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス/
《マルタ・アルゲリッチ&ニコラス・エコノム》
 9.モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K381/
《マルタ・アルゲリッチ&ミシャ・マイスキー》
 10-12.シューマン(1810-1856):3つの幻想小曲集 Op.73
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)/
ネルソン・フレイレ(ピアノ)/
ニコラス・エコノム(ピアノ)/
ミシャ・マイスキー(チェロ)/
ネルソン・フレイレ
 1982年 「ミュンヘン・ピアノの夏」からのコンサート/収録時間:86分/音声:ステレオ2.0/画面:4:3/REGION All(Code:0)/DVD…片面二層ディスク
 現在最高のピアニスト、マルタ・アルゲリッチ(1941-)。彼女は30年前も「当時最高の」ピアニストでした。彼女の素晴らしい解釈…ショパン、リスト、ラフマニノフなどの一連の作品の演奏は当時から伝説であり、輝かしく誰にも真似できない領域にまで届いていました。
 彼女は好んで才能あるピアニストたちと共演し、彼らの才能を花開かせていますが、ここでもそんな彼女の素晴らしい側面を見ることができます。
今作の映像の中で最も多くフィーチャーされているのが、ブラジル生まれのネルソン・フレイレ(1944-)です。彼とアルゲリッチによるラヴェルの「ラ・ヴァルス」(この収録とは別演奏)は、永遠の名演として語り継がれるほどの人気作であり、一時はフレイレの代表作として知られていたもの。
 映像で見ると、一層の迫力と華麗な指捌きに感嘆する他ありません。
 かたや、ニコラス・エコノム(1953-1993)は通好みのピアニスト。彼の名前も、アルゲリッチとのチャイコフスキーの演奏で知られましたが、独奏作品はあまり多くなく、早過ぎた死の後に、ひっそりと「名演集」が発売されたことで話題になりました。
 マイスキーについては今更語る必要もないでしょう。彼とアルゲリッチとの演奏は、まさに火花が散るような迫真のもの。ここでは内面的な感情をじわじわと押し出した青い炎のようなデュオを繰り広げています。
 


101678
(DVD)
\3900→\3490
ザンクト・フローリアン教会のチェリビダッケ 〜
 ブルックナー:ミサ曲 第3番 ヘ短調-リハーサルとコンサート

 序奏(リハーサル風景)/
 キリエ(リハーサル風景)/
 グローリア(リハーサル風景)/
 クレド(コンサートより)/
 ベネディクトゥス(リハーサル風景・コンサートより)/
 アニュス・デイ(コンサートより)/
《ボーナス》
 1989年 チェリビダッケとミュンヘン・フィルのモスクワ客演時の映像
マーガレット・プライス(ソプラノ)/
ドリス・ゾッフェル(アルト)/
ペーター・ストラーカ(テノール)/
マティアス・ヘーレ(バス)/
ハンス・ゾーティン(バス)/
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団/
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
1993年 ジャン・シュミット=ガレによる映像/リハーサル…ミュンヘン ガスタイク/コンサート…ザンクト・フローリアン教会/収録時間:60分+5分ボーナス)/音声:ドイツ語/ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,日(リハーサル部分のみ)/画面:4:3/REGION All(Code:0)/DVD…片面単層ディスク ※100251 再発盤
 偉大なる「ブルックナー指揮者」チェリビダッケ。彼にとってブルックナーを演奏することは、単なる音楽を演奏することではなく、まさに神への祈りであったのです。
 このドキュメンタリーはチェリビダッケが、丁寧(執拗)なリハーサルを行い、少しずつ神の領域に近づくことで、完璧な「ミサ曲 ヘ短調」の演奏を行うまでを追ったものです。
 お馴染みのジャン・シュミット=ガレは「交響曲第9番」(101555)の時と同じく、チェリビダッケの姿を追って行きます。
 冒頭はピアノ伴奏によるリハーサルで始まり、彼の思いが楽団員、合唱団員、ソリストたちに伝わっていく様子を捉え、本番の演奏ではこれらが美しく花開くのです。もちろん随所で、チェリビダッケによるブルックナーについての、また音楽についての考察が語られます。ミサ曲について、ドイツ音楽の伝統について・・・。これらは単なる現象ではなく、もっと偉大な「音による聖書」と表してもよいのかもしれません。
 

101691
(DVD)
\6300
ガリー・ベルティーニ&ベルリン・ドイツ・オペラ
 モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」

 3幕のジンクシュピール
C.F.ブレッツナー:
 戯曲「ベルモンテとコンスタンツェ、
 または後宮からの誘拐」原作 J.G.ステファニー改作
太守セリム…ハンス・ペーター・ハルバックス(語り)/
コンスタンツェ…ジジスラヴァ・ドーナト(ソプラノ)/
ブロンデ…バルバラ・フォーゲル(ソプラノ)/
ベルモンテ…ホルスト・ラウベンタール(テノール)/
ペドリッロ…ノルベルト・オルス(テノール)/
オスミン…マルッティ・タルヴェラ(バス)/
クラース…クヌト・ゾンマー(語り)/
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団/
ガリー・ベルティーニ(指揮)/
ギュンター・レンネルト(演出)/
フィリッポ・サンジュスト(装置&衣装)/
ヴァルター・ハーゲン=グロール(合唱指揮)
1976年 ベルリン・ドイツ・オペラ 収録/収録時間:130分/音声:PCM MONO/字幕:独(オリジナル),仏/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク
 スペインの貴族ベルモンテは、海賊の手に落ち太守セリムに売られてしまった婚約者コンスタンツェを探し、彼女が捉われている太守の後宮までやってきます。彼は召使いペドリッロと、ペドリッロの恋人でコンスタンツェの侍女であるブロンデの力を借りて、皆で後宮からの脱走を企てますが、太守の番人オスミンに見つかって失敗してしまいます。
 セリムはベルモンテが仇敵の息子であることを知り、死刑を命令しようとしますが…。1781年から1782年、オーストリア皇帝ヨーゼフ2世の依頼により作曲されたジンクシュピール(劇はレチタティーヴィではなく、台詞によって進行されるもの)で、モーツァルトの作品にしては人物描写が単純であり、また当時流行のトルコ文化への傾倒が見られる面白いオペラです。音楽は美しく、また散りばめられたアリアはとても難易度の高いもので、歌手にとっては大変ですが、見どころも満載です。
 この上演は1976年に行われたもので、その数年前に上演されたグスタフ・ルドルフ・ゼンナーの演出とは違う、新しい方向性を模索していた歌劇場が白羽の矢を立てたギュンター・レンネルトの、当時としては斬新な演出が光ります。ソリストたちの見事な歌唱もさることながら、太守セリム(語りのみ)役のハンス・ペーター・ハルバックスの演技が素晴らしく、舞台を引き締めています。この初演は1976年12月にZDF(Zweites Deutsches Fernsehen-第2ドイツテレビ)によってライヴ収録、放送されました。
  

102306
(DVD)
\6300
アントニオ・サリエリ:歌劇「ファルスタッフ」2幕
 C.P.デフランチェスキ(台本)
サー・ジョン・ファルスタッフ…ジョン・デル・カルロ(バス・バリトン)/
アリーチェ・フォード…テレサ・リングホルツ(ソプラノ)/
フォード…リチャード・クロフト(テノール)/
スレンダー夫人…デローレス・ジーグラー(アルト)/
スレンダー…ジェーク・ガードナー(バス・バリトン)/
バルドルフォ…カルロス・フェラー(バリトン)/
ベティ…ダルラ・ブロークス(ソプラノ)/
シュトゥットガルト放送交響楽団(SWR)/
アルノルト・エストマン(指揮)/
ミヒャエル・ハンペ(演出)/
カルロ・トマジ(装置・衣装)/
ハンス・トエルシュテーデ(照明)
1995年 シュヴェツィンゲン音楽祭収録/収録時間:145分/音声:イタリア語/ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,蘭,日/画面:4:3/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク ※100023の再発盤
 サリエリ(1750-1825)といえば「モーツァルトの宿敵」のイメージばかりが先行していますが、これはどうも映画「アマデウス」の影響のようです。もちろん当時も数多くのスキャンダル…彼がモーツァルトから盗作した?や毒殺しようとした?など…が起きはしましたが、立証されていないのが事実のようです。そんなサリエリ、現在では彼の作品は残念ながら多くは残されていませんが、このオペラ「ファルスタッフ」を聴く限り、才能に満ち溢れていた人であることは間違いありません。作品はもちろんシェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」を原作とした喜劇で1799年に作曲され、同じ年にウィーンで初演されました。人物描写は的確であり、随所に笑いを取る仕掛けが施されています。ヴェルディの同名喜劇よりも、ほぼ100年前に作曲されていますが、全く古さは感じさせることなく、また違った楽しさに満ちています。カルロ・プロスペロ・デフランチェスキによる台本はきわめて上演効果の高いもので、シェイクスピアのオリジナルの登場人物の数を絞ることで、筋立てがいっそうシンプルになっています。
 このオペラでサリエリは、聴衆を喜ばせるために、華麗なアリアを多数書いています。この映像は1995年のシュヴェツィンゲン音楽祭の上演を収録したもので、演奏会場は1715年に建設されたバロック宮殿です。この宮殿はドイツの貴重な建築遺産の一つで、ロココ様式の小劇場を備えており、当時の貴族たちはここで音楽を楽しんでいました。そんな由緒ある劇場で、エストマン率いる素晴らしいオーケストラと歌手たちが見事な音楽を作り上げています。




C−MAJOR(映像)


71 3104
(3Blu-ray)
リージョン・コード:
ABC(フリー)
HD 16:9
6 時間36 分+ 93 分
PCM 2.0 / DTS-HD MA 5.0
字幕:英独仏西韓日
\13500→\10790

毎日忙しいあなたに。「指環」が正味6 時間半!
 一日で上演してしまった「コロン・リング」!!一流歌手多数!!!

 ワーグナー:「ニーベルングの指環」(コルト・ガルベンによる短縮版)
 「ラインの黄金」
   ユッカ・ラシライネン(Br ヴォータン) シュテファン・ハイバッハ(T ローゲ) アンドルー・ショア(Br アルベリヒ)
   ダニエル・スメギ(Bs ファーゾルト) ゲイリー・ヤンコウスキ(Bs ファーフナー) ケヴィン・コナーズ(T ミーメ)
   ジモーネ・シュレーダー(Ms フリッカ) ソーニャ・ミューレック=ヴィッテ(S フライア)
   シリャ・シンドラー(S ヴォークリンデ) ウタ=クリスティーナ・ゲオルク(S ヴェルグンデ)
   ベルナデット・フォドール(Ms フロースヒルデ)
 「ワルキューレ」
   スティー・アナセン(T ジークムント) ダニエル・スメギ(Bs フンディング) ユッカ・ラシライネン(Br ヴォータン)
   マリオン・アマン(S ジークリンデ) リンダ・ワトソン(S ブリュンヒルデ) ジモーネ・シュレーダー(Ms フリッカ)
   ソーニャ・ミューレック=ヴィッテ(S ゲルヒルデ) シリャ・シンドラー(S オルトリンデ)
   ズザンネ・ゲープ(Ms ヴァルトラウテ) ザビーネ・ホグレーフェ(S ヘルムヴィーゲ)
   アドリアーナ・マストランジェロ(ジーグルーネ) マヌエラ・ブレス(Ms ロスヴァイセ)
   ウタ・クリスティーナ・ゲオルク(S グリムゲルデ) ベルナデット・フォドール(Ms シュヴェルトライテ)
 「ジークフリート」
   レオニード・ザホジャーエフ(T ジークフリート) ケヴィン・コナーズ(T ミーメ)
   ユッカ・ラシライネン(Br さすらい人) リンダ・ワトソン(S ブリュンヒルデ) アンドルー・ショア(Br アルベリヒ)
   ゲイリー・ヤンコウスキ(Bs ファーフナー) シリャ・シンドラー(S 森の小鳥)
 「神々の黄昏」
   レオニード・ザホジャーエフ(T ジークフリート) ジェラルド・キム(Br グンター) ダニエル・スメギ(Bs ハーゲン)
   リンダ・ワトソン(S ブリュンヒルデ) ズザンネ・ゲープ(Ms ヴァルトラウテ)
   ザビーネ・ホグレーフェ(S グートルーネ) シリャ・シンドラー(S ヴォークリンデ)
   ウタ=クリスティーナ・ゲオルク(S ヴェルグンデ) ベルナデット・フォドール(Ms フロースヒルデ)
   アンドルー・ショア(Br アルベリヒ)
   ロベルト・パーテルノストロ(指)ブエノスアイレス・コロン劇場管弦楽団、合唱団
    ヴァレンティーナ・カラスコ(演出) カルレス・ベルガ(装置) フランク・P.シュレスマン(装置原案)
    ニディア・トゥサル(衣装) コルト・ガルベン(短縮編曲)
    収録:2012 年11 月、ブエノスアイレス

71 3008
(5DVD)
リージョン・コード:
0(フリー)
NTSC 16:9
6 時間36 分+ 93 分
PCM Stereo / DTS 5.0
字幕:英独仏西韓日
\13500→\10790
 

71 2904
(Blu-ray)
93 分
PCM Stereo / DTS 5.0
字幕:英独仏西韓日
\5400→\4990
コロン・リング ドキュメンタリー映像
 コロン・リングのドキュメンタリー映像の単売
  ほとんどドラマになりそうなくらいの大逆転劇は、これだけ見ても十分面白いものです。
  日本語字幕付き。

71 2808
(DVD)
93 分
PCM Stereo / DTS 5.0
字幕:英独仏西韓日
\3400→\2990
 奇跡の大逆転を成功に収めたドキュメンタリーも必見!日本語字幕付き!!!

 噂のコロン・リングがついに映像に登場です!2012 年、アルゼンチン、ブエノスアイレスの老舗歌劇場、コロン劇場で上演された「ニーベルングの指環」ですが、話題その1 は、それまで不可能と思われていた「指環」の短縮に成功したこと。ワーグナーの生前から「指環」を一日で上演できるようにするという話はあったものの、まさか実現できるとは思われていませんでした。このコロン劇場での上演では、DG のプロデューサーとしても活躍したコルト・ガルベン(日本では英語読みのコード・ガーベンとしても知られています)が約半分、正味約6 時間半に圧縮することに成功、一日で四部作を共通キャストで上演できるようになりました。
 話題その2 は、演出。この上演は本来カタリーナ・ワーグナーが演出を担当する予定でしたが、南米流儀の進行にさじを投げて帰国。急遽スペインの舞踏集団ラ・フラ・デルス・バウスのメンバー、ヴァレンティーナ・カラスコに託されました。ラ・フラ・デルス・バウスはバレンシアでの「指環」上演に関わったので、彼女は「指環」をよく知っていたのです。カラスコは、舞台装置は流用しつつ、演出そのものはまったく別の視点で作り直し、近代アルゼンチンの闇の部分を問題に取り上げた舞台を作っています。フリッカが有名な女性にソックリなのには思わず笑ってしまいます。
 話題その3 は歌手。ヴォータン/さすらい人にはユッカ・ラシライネン、ジークムントにはスティー・アナセン、ブリュンヒルデにはリンダ・ワトソンなど、有名歌手が多数。それ以外の歌手もドイツ系を中心とした実力派ばかりです。しかも一日での公演なので、持ち役の一貫性にブレはまったくありません。
 話題その4 は指揮者。ロベルト・パーテルノストロは、名前こそイタリア系ですが、ウィーン生まれでウィーンで学んだ指揮者。カラヤンのアシスタントを務めたこともあります。ワーグナーを得意としていて、カッセルでの「ワルキューレ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」の録音は話題になりました。叩き上げのベテランならでの充実した音楽は聞きものです。
 コロン・リングは大成功を収めることができました。そして今回、鮮明映像で発売となります。
 なお、カラスコが演出を引き受けてから上演が大成功を収めるまでのドキュメンタリー映像も付けられています(単売あり)。上演中止寸前まで追い込まれた窮地から、カラスコが明るく前向きに劇場全体を一つにまとめて上演に漕ぎ着け、しかも大成功を収めるという、鮮やかな大逆転劇も必見です。まずこちらをご覧いただくと、一層コロン・リングが楽しく見ることができることでしょう!
 本編はもちろん、特典映像も日本語字幕付きです。







ORFEO(映像)

ORFEOD 874131
(DVD)
\3400
ドキュメンタリー:燃える天才〜アンドリス・ネルソンス
  監督:アストリド・ブシャー
ボーナス:手兵バービンガム市響と訪れた故郷リガにて
  制作:2003 年(Filmfritz)
 若き天才指揮者ネルソンスの素顔を描き出したドキュメンタリー、エネルギッシュな音楽性と非凡な才能の秘密に迫る!

 画面:NTSC 16:9、音声:DD2.0、53’ 00、言語:ドイツ語、字幕:英語

 今、最も注目を集めている若手指揮者アンドリス・ネルソンスのドキュメンタリー映像。2008 年から音楽監督を務めているバーミンガム市交響楽団との良好な関係、楽団員たちからのメッセージには厚い信頼が寄せられているのが伝わります。そして時にはユーモアを交え、汗だくになって挑む真剣勝負のリハーサル風景、緊張感漂うコンサート直前の姿、バーミンガム市響の育ての親であるサイモン・ラトル、ピアニストとして共演したダニエル・バレンボイムら現代の巨匠たちからの賞賛のコメントが寄せられています。
 また、生まれ故郷リガでの想い出を音楽家でもある母と継父が幼少時代の写真を交えて語り、ネルソンス本人も母校リガ音楽院やトランペット奏者として活躍していた当時を思い返しています。バーミンガム市響をはじめ、WDR 交響楽団やウィーン国立歌劇場での公演風景、2011 年のバイロイトで共演し大注目を浴びた、クラウス・フローリアン・フォークトとの「ローエングリン」のレッスン風景、愛犬や妻で同じくラトヴィア出身のソプラノ歌手クリスティーネ・オポライスと自宅で過ごす様子や2012 年2 月に生まれた愛娘の写真を嬉しそうに見る姿、無邪気に雪遊びをするプライベート・ショット、オーケストラのリハーサルに子供たちを招待し子供たちから質問を受ける姿など世界が注目する若き天才指揮者の多忙を極める日常と素顔に迫る興味深い内容です。
 ボーナス映像には、故郷リガを手兵バーミンガム市響と訪れた際の映像が収められています。
 この映像はドイツの映像制作会社「Filmfritz」により制作されました。

 アンドリス・ネルソンス(指揮)バーミンガム市交響楽団2013年来日予定
 11 月18日(月)19日(火)19時開演 東京オペラシティコンサートホール







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