≪第71号アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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8/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
<映像>
ELECTRIC PICTURE(映像)
2ヶ月前に直輸入盤でお知らせしたELECTRIC PICTURE。今回国内代理店が登場してさらにお安く販売できるようになったので改めてご紹介いたします。 |
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2012年に発足した英国の映像制作レーベル。世界中の歌劇場および管弦楽団と手を結び、優秀な演奏を収録してリリースしています。
ELECTRIC PICTUREは、過去のアーカイブよりも最新の録画・録音に重きをおいており、ハイ・クオリティの画質・音質を届けることをモットーとした新興映像レーベルです。 |
EPC05
(DVD)
\2600→\2390 |
パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管 Plays ストラヴィンスキー&ドビュッシー
1-6.ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)
<導入部/火の鳥の踊り/王女たちのロンド/
魔王カスチェイの凶悪な踊り/子守歌/終曲>/
〈ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」》
1-14.第1部:大地の礼賛
<序奏/春のきざし-乙女たちの踊り/誘拐/春の輪舞/敵の部族の遊戯/
長老の行進/長老の大地への口づけ/大地の踊り>/
15-20.第2部:生贄の儀式
<序奏/乙女の神秘的な踊り/選ばれし生贄への賛美/
祖先への償還/祖先への儀式/生贄の踊り>/
21.ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲 |
パリ管弦楽団
(コンサートマスター…Philippe Aiche)/
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
EPC06
(Blu-ray)
\3000→\2690 |
2012年9月&11月 パリ サル・プレイエル/収録時間:74分/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:なし/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>単層 25GB 1080i FULL HD
セルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団、1910年のパリ・シーズンに向けて若き作曲家ストラヴィンスキーが書いた「火の鳥」、ここでは1919年版の組曲が奏されています。次がメインである「春の祭典」。春を迎えた2つの村の対立、大地礼賛、太陽神イアリロの怒りとそれを鎮めるための生贄の踊り。ロシアの原始宗教の世界に基く描写的で色彩豊かな世界が激しい音とともに描かれていきます。炸裂するリズムと激しすぎる不協和音は現代でも革新的であり、多くの聴き手に強い印象を残す名作です。
ドビュッシーの「牧神の午後〜」は、ドビュッシーの出世作であり、こちらもニジンスキーによって振付が施され視覚化されたことでも知られます。こちらは激しいリズムはありませんが、漠然とした韻律と絶妙な音色が美しい「印象派」の幕開けと呼ぶに相応しい音楽です。
ここで、パリ管と見事な演奏を繰り広げているのが、名指揮者ネーヴェ・ヤルヴィを父とし、エストニアで生まれたパーヴォ・ヤルヴィです。彼は生地タリンの音楽学校を経て父とともに渡米、その後はカーティス音楽院で指揮を学び、2001年にはシンシテナティ交響楽団の第12代首席指揮者に就任、また世界各地のオーケストラに客演し、2006年のドイツ・カンマーフィル・ブレーメンとの来日公演のベートーヴェンは、その革新的な解釈で大きな話題を呼んだことでも知られています。
2010/11年のシーズンからパリ管の首席指揮者に就任、わずか7か月後に2015年までの契約延長が決まるほど、素晴らしい成果を上げています。ヤルヴィによるこの3つの作品、ストラヴィンスキーでは荒々しさとスマートさを共存させ、またドビュッシーでは微妙に移り変わる色彩を的確に表出、オーケストラの機能を存分に生かした見事な音を紡ぎ出しています。 |
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EPC01
(DVD)
\2600→\2390 |
ノルウェー国立オペラ
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
ドキュメンタリー…出演者へのインタビュー |
ロドルフォ…ディエゴ・トッレ(テノール)/
ミミ…マリタ・ソルバーグ(ソプラノ)/
マルチェッロ…ヴァシリー・ラデューク(バリトン)/
ショナール…シェーン・ローレンス(バリトン)/
コッリーネ…ジョヴァンニ・バッティスタ・パロディ(バス)/
ムゼッタ…ジェニファー・ローリー(ソプラノ)/
ベノワ/アルチンドーロ他…デス・スヴェイン・エリク・サグブローテン(バス)/
ノルウェー国立オペラ管弦楽団,合唱団&少年少女合唱団/
アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(指揮)/
シュテファン・ヘルハイム(演出)/
ハイケ・シェーレ(装置&衣装)/
アンダース・ポル(照明)/
アレクサンダー・マイアー=ドルツェンバッハ(物語進行) |
EPC02
(Blu-ray)
\3000→\2690 |
日本語字幕なし
収録 2012年 オスロ・オペラ・ハウス/収録時間:127分
(ドキュメンタリー部含む)/音声:イタリア語歌唱
<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD)
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray)/字幕:英,独,仏,韓,西,伊/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>単層 25GB 1080i FULL HD
物語は1830年頃のパリの学生街。その日暮らしの4人の芸術家たち…詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネの友情と、同じアパートに住むお針子ミミとロドルフォの愛が描かれています。アンリ・ミュルジェールの小説「ボヘミアン生活の情景」が原作であり、台本作成にはプッチーニ自身の注文が数多く盛り込まれ、数多くの見せ場のある悲しくも聴きどころたっぷりの作品で、プッチーニ(1858-1924)のオペラの中でも最もよく演奏されるオペラとして知られています。
鬼才ヘルハイムが演出を施したこの上演では、舞台を現代に置き換え、自由、愛、死について再度考えさせられるものとなっています。ミミは肺結核ではなく、ガンを患い集中治療を受けており、序曲ですでに彼女の心電図は平らな緑の線を描くという驚くべき設定です。ロドルフォは「彼女の死の現実から逃れるために」おなじみのボヘミアン生活を始めるのですが、それは全て病院内の出来事であり、音楽の全てが死のイメージへと直結しています。幻影と恐怖に彩られた不思議な映像です。 |
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EPC03
(DVD)
\2600→\2390 |
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「アラベラ」3幕
フーゴ・フォン・ホフマンスタール 台本 |
アラベラ…エミリー・マギー(ソプラノ)/
ズデンカ…ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)/
マンドーリカ…トマース・コニエチュニー(バリトン)/
マッテオ…ミヒャエル・シャーデ(テノール)/
ヴァルトナー伯爵…ヴォルフガンク・バンクル(バス)/
アデライーデ…ツォルヤーナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)/
フィアカーミリ…ダニエラ・フェイリー(ソプラノ)
他/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)/
スベン・エリック・ベヒトルフ(演出)/
ロルフ・グリッテンベルク(装置)/
マリアンネ・グリッテンブルク(衣装) |
EPC04
(Blu-ray)
\3000→\2690 |
日本語字幕あり
収録 2012年 ウィーン国立歌劇場/収録時間:153分
(キャスト・ギャラリー含む)/音声:ドイツ語歌唱
<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:英,仏,独,西,伊,日,韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>単層 25GB 1080i FULL HD
貧困にあえいでいながらも、見栄っ張りでギャンブル狂のヴァルトナー伯爵を父とするアラベラとズデンカの姉妹(ズデンカは男装している)。母アデライーデは現実逃避中で怪しげな占いにはまっています。破産寸前の家計を救うため、一家はアラベラが金持ちの結婚相手を見つけてほしいと願っているのですが、そこに現れたのが富豪マンドリカ。彼はアラベラの写真を見て一目惚れし、彼女に求婚するためにやってきたのです。しかし、話はそのままうまくいくわけではありません。
アラベラを愛する若い軍人マッテオ、マッテオを愛するズデンカ(マッテオはズデンカが男だと信じている)。この2人の思惑が絡み、物語は混乱してしまうのです。アラベラは本当の愛を見つけることができるのでしょうか?
ホフマンスタール自身の小説「ルチドール」をもとに台本を書いた「アラベラ」。1927年から構想を練るも、R.シュトラウス(1864-1949)と意見の食い違いのため、なかなか台本が完成せず、一時は断絶、破棄の一歩手前まで行きましたが、ようやくシュトラウスが合意し、1929年7月10日に最終稿が完成するも、その5日後にホフマンスタールは突然世を去ってしまいます。
病気がちであり、また亡くなる2日前に長男が拳銃自殺するという悲劇に見舞われたホフマンスタールでしたが、このアラベラの舞台に選んだのは、1860年の「良い時代」のウィーンでした。夢のような音楽に乗って進められるちょっぴり切ない物語。アラベラ役には現在最高のソプラノ、エミリー・マギーを起用し、彼女の堂々たる歌唱が、この甘い物語をぴりりとしめています。ウェルザー=メストの上品な音楽造りも聴きものです。もちろん日本語字幕もついています。 |
8/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CSO RESOUND
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CSOR 9011301
(2CD)
\3400 →\2690
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リッカルド・ムーティ(指)&シカゴ響
ヴェルディ:「オテッロ」 |
アレクサンドルス・アントネンコ(T オテッロ)
カルロ・グェルフィ(Br イアーゴ)
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S デズデーモナ)
フアン・フランシスコ・ガテル(T カッシオ)
バルバラ・ディ・カストリ(Ms エミーリア)
マイケル・スパイアズ(T ロデリーゴ)
エリック・オウェンズ(Bs-Br ロドヴィーコ)
モンターノ(Bs パオロ・バッターリア)
デイヴィッド・ガヴァーツン(Bs 伝令)
リッカルド・ムーティ(指)
シカゴ交響楽団
シカゴ交響楽合唱団
(合唱指揮:デュエイン・ウルフ) |
CSOR 9011303
(2SACD HYBRID)
(DSD5.1 マルチチャンネルステレオ)
\4000 →\3090
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ムーティ&シカゴ響久々の新譜は「オテッロ」!気鋭の歌手陣を起用、細部までムーティの意図が浸透した秀演!
録音:2011 年4 月、シカゴ
ムーティとシカゴ交響楽団の新録音、ヴェルディの「オテッロ」です!
ムーティは2011 年4 月7、9、12 日とシカゴ交響楽団の定期演奏会で「オテッロ」を演奏会形式で上演、さらに一同を率いて15
日にはニューヨークのカーネギー・ホールでも演奏。相当力を入れていたことが分かります。ムーティはスカラ座でもザルツブルク音楽祭でも素晴らしい「オテッロ」を残していますが、これはシカゴ交響楽団という世界屈指のシンフォニー・オーケストラを起用していることで、細部まで彼の意図が浸透した出来栄えになっています。
オテッロには、2008 年8 月、ザルツブルク音楽祭でムーティが大抜擢したラトヴィア出身の若いテノール、アレクサンドルス・アントネンコ。3
年で大きく成長した歌が聞けます。イアーゴは、悪役バリトンを歌わせたら今これ以上の人はいないほどの個性派名バリトン、カルロ・グェルフィ。近年珍しいくらい憎々しくいやらしいイヤーゴです。クラッシミラ・ストヤノヴァはデズデーモナが当り役で、2006
年3 月、東京のオペラの森公演でデズデーモナを歌ったのをご記憶の方も多いことでしょう。楚々とした声に加えドラマティックな表現力にも長けた、デズデーモナに打ってつけのソプラノ。カッシオには、若いロッシーニ・テノールとして注目を浴びているフアン・フランシスコ・ガテル。またロデリーゴにも、ロッシーニ・テノールとして活躍しているマイケル・スパイアズ。若く優秀な歌手を重用するムーティらしいやり方です。
通常CD とSACD hybrid の2 種の発売です。ご注文の際は番号にご注意ください。 |
HAENSSLER
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= SWR MUSIC =
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グザヴィエ・ロト&バーデン=バーデン&
フライブルクSWR 響
リヒャルト・シュトラウス:
(1)交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
(2)交響詩「ドン・キホーテ」op.35*
(3)交響詩「マクベス」op.23
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フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ)*
ヨハネス・リューティ(ヴィオラ)*
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
バーデン=バーデン& フライブルクSWR 交響楽団 |
ロト率いるバーデン=バーデン& フライブルクSWR
響、リヒャルト・シュトラウスの交響詩シリーズ第2
弾「ティル」「ドン・キホーテ」&「マクベス」
(1)録音:2012年6 月23 − 29日/フライブルク、コンツェルトハウス(セッション/デジタル)(14’33) (2)録音:2012年12月20日/マンハイム、ローゼンガルテン&12月21日/フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ・デジタル)(40’41) (3)録音:2013年3
月14 & 19 日/フライブルク、コンツェルトハウス(セッション・デジタル)(18’36)/DDD、ステレオ、74’19
プログラムに応じて柔軟にピリオド、モダンの楽団を運用する実力派の指揮者として知られるフランソワ=グザヴィエ・ロト。2011
年よりロトが首席指揮者のポストにある「モダンの手兵」バーデン=バーデン&
フライブルクSWR 交響楽団とともに進めるシュトラウスの交響詩シリーズの第2
弾が登場します。
2012/13 年のシーズンも引き続き、実演でシュトラウスに力を注いでいる当コンビですが、前作「死と浄化」と収録時期が重なる「ティル」は、2012年6
月24 日のフライブルクでの実演をはさみ、その前後にセッション録音されたもの。以下、収録順に「ドン・キホーテ」は、2012
年12 月20 日のマンハイムと翌21 日のフライブルクとにおける実演の模様をライヴ収録したもので、最新の「マクベス」が2013
年3 月フライブルクでのセッション録音となっています。
じっくりセッションを組んで録音された2 作品の高い完成度もさることながら、楽団の首席奏者ふたりをソリストに起用した「ドン・キホーテ」も、ロトと共にシリーズのおおきな流れのなかでシュトラウス作品を検証しつつ、その解釈を深める機会を得て臨むことが可能であったメンバーゆえの人選と考えられ、ここでの演奏内容にはおおいに期待がつながります。
ロトの的確な棒さばきで引き出された情報量も豊富で、録音がたいへん優秀なこともあり、シュトラウスによる大編成管弦楽の傑作群を味わうのにまたとないアルバムといえるでしょう。
【フランソワ=グザヴィエ・ロト】
1971 年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでいたため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1
位を獲得。
この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務めることになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇場と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003
年9 月にパリ音楽院の指揮科教授となる。2011
年9 月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブルク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響曲第1
番を指揮して、バーデン=バーデン& フライブルクSWR
交響楽団の首席指揮者としてデビューを果たす。
ロトのレパートリーは幅広く、17 世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003
年に、ピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリスで公演を行う。
手兵であるバーデン=バーデン& フライブルクSWR
交響楽団とレ・シエクルとの活動を軸に、今後もロンドン響、ベルゲン・フィル、フィンランド放送響への客演を予定するロトは、現在、同世代の中でももっとも多忙な活動をきわめる指揮者のひとり。 |
LSO LIVE
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LSO 0733
(2SACD HYBRID)
\4000 →\2890
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こんなブラームス聴いたことがない。ついに登場!
ゲルギエフ&ロンドン響のブラームス交響曲第1番&第2番!
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)交響曲第2番Op.73
(3)悲劇的序曲Op.81
(4)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a |
ワレリー・ゲルギエフ (指)
ロンドン交響楽団 |
21世紀のブラームス像か?こんなブラームス聴いたことがない。ゲルギエフ独自の解釈が斬新な初挑戦のブラームス交響曲。
録音:2012 年9 月、10 月、12 月 バービカン・ホール(ライヴ)/Multi-channel
5.1
SACD ハイブリッド盤。ゲルギエフとロンドン交響楽団は、昨2012
年シーズンでシマノフスキとブラームスの交響曲を対比上演するという試みを行いました。かたやポーランド近代、かたや純ドイツ・ロマン派と、交響曲を4
篇残していること以外共通する点のないふたりの作曲家ですが、ゲルギエフにとって初レパートリーだけに興味津々。今回は待望のブラームス。
ブラームスの交響曲はゲルギエフの音楽性と資質から考えると、面白そうと思われながら、録音は協奏曲やドイツ・レクイエムなどしかありませんでした。満を持しての披露となります。
交響曲第1 番にゲルギエフの個性がもっとも強く表れています。音色は暗く、強烈なアクセントはロシア音楽のようで新鮮。重低音をきかせたフィナーレの、ことにコーダはロシア正教の合唱をオーケストラに移し替えたような音響に驚かされます。
交響曲第2 番は本来田園的で平穏な作品のはずながら、不思議な不吉さと不穏な雰囲気に翳っています。ゲルギエフは伝統や因習から離れ、劇的といえるような作品像を描いています。終楽章の素晴らしい加速ぶりはゲルギエフならでは。最後の輝かしい肯定へ向かって進む熱気は感動的です。
「ハイドンの主題による変奏曲」は各変奏での性格分けの巧さが光ります。メンデルスゾーンのスケルツォのように軽快な第5
変奏、明朗な管楽による第6 変奏、上品でうきうきしただ第7
変奏、不気味に音を抑えた第8 変奏が、威厳に満ちた「聖アントニウスのコラール」を感動的に導きます。
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SUPRAPHON
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パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
「My Violin Legends」
(1)ヤロスラフ・コチアン(1883-1950):
故郷の人びと(スワニー河)〜フォスターの歌曲による序奏、主題と変奏曲
(2)フェルディナント・ラウプ(1832-1875):ポロネーズ
(3)フランティシェク・ドルドラ(1868-1944):思い出
(4)ヤン・クベリーク(1880-1940):ブルレスケ
(5)コチアン:セレナード ニ長調
(6)コチアン:絵画的間奏曲 Op.18-2
(7)フランティシェク・オンドジーチェク(1857-1922):舟歌
Op.10
(8)ラウプ:サルタレッロ Op.4-4
(9)クベリーク:愛情をもって
(10)オンドジーチェク:スケルツォ・カプリチオーソ
Op.18
(11)ヴァーシャ・プシホダ:哀しいロマンス
(12)ドルドラ:セレナード
(13)オタカル・シェフチーク(1852-1934):チェコ舞曲
Op.10a-7
(14)パヴェル・シュポルツル(1973-):ボヘミアン・ノスタルジア |
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
ぺトル・イジーコフスキー(ピアノ) |
ヴァイオリン小品の名曲、ドルドラの「思い出」も収録!鬼才ヴァイオリニスト、シュポルツルの最新アルバムは母国チェコ出身の名ヴァイオリニストたちへのオマージュ
録音:2013 年5 月4-6&25-28 日、プラハ/DDD
チェコが誇る鬼才ヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツルの最新アルバムは、母国であるチェコ出身のヴァイオリニストが作曲した珠玉のヴァイオリン小品集です。「100
年に1 人の逸材」と絶賛されるシュポルツルはクラシックにとどまらず民族音楽をはじめ、あらゆるスタイルを謳い上げる天才ヴァイオリニストとして世界で活躍し、日本にも度々来日し、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」などで圧倒的な技巧と表情豊かな演奏で聴衆を魅了してきました。2013
年4 月、オーケルトラとの共演でドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を、また待望のソロ・リサイタルではバッハ、イザイ、パガニーニなどの無伴奏作品を披露した演奏会は記憶に新しいところです。今年2013
年に40 歳を迎えたシュポルツルは自身初となる3
枚組のベスト・アルバム(SU4130) を発売したばかりです。
待望の最新アルバム「My Violin Legends」は、来日公演直後の2013
年5 月にセッション録音され、収録内容は、原点に帰りチェコが生んだ名ヴァイオリストたち(ヤン・クベリーク、フランティシェク・ドルドラ、ヴァーシャ・プシホダなど)へのオマージュとなっており、チェコ出身のシュポルツルならではの民族的ニュアンスをとらえた演奏です。
収録曲の中で最も注目すべきはドルドラ作曲「思い出」ではないでしょうか。この小品は、フリッツ・クライスラーやミッシャ・エルマンなどの巨匠が愛奏し、日本でも大人気の小品でかつて日本人演奏家も好んで演奏していましたが、最近では演奏されることが少なくなった作品です。当演奏は今一度人気の作品になってほしいと願ってしまうほど、うっとりとするようなふくよかで心あたたまる演奏です。ドルドラの作品はこの「思い出」が突出して有名で他の作品は殆ど演奏されることはありませんが、このアルバムにはセレナードも収録されているのも嬉しいところです(セレナードはヤン・クベリークに献呈されました)。
ヤン・クベリーク(ラファエル・クーベリックの父)はチェコの偉大なヴァイオリストで“パガニーニの再来”
と称され、クライスラー、イザイ、エルマンと並び世界的な人気を誇るヴァイオリニストの一人とされました。ヴァイオリン曲の作曲の才にも恵まれ、チェコの哀愁漂う小品を残しました。現代のパガニーニとも言えるシュポルツルが情感込めて歌いあげたクベリークの「ブルレスケ」、「愛情をもって」は絶品です。ヴァーシャ・プシホダは非常に華のある演奏家で稀有の存在感を示したヴァイオリニストです。1920
年にカーネギーホールでのアメリカ・デビューでは「史上最高のヴィルトゥオーソ」と称された名ヴァイオリニストで、彼の作曲した「哀しいロマンス」は郷愁の思いに浸るような作品です。この他、シュポルツルの自作を含む、全14
曲はシュポルツルの現在がわかる自信作と言えましょう。 |
HYPERION
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イッサーリス(チェロ)&ダニエル・ハーディング(指揮)
マーラー室内管
ドヴォルザーク:
チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
私にかまわないで Op.82-1(レオポルド編)
チェロ協奏曲ロ短調 Op.104のオリジナル・エンディング
チェロ協奏曲イ長調 B.10(ギュンター・ラファエル校訂) |
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ダニエル・ハーディング(指揮)
マーラー室内管弦楽団 |
イッサーリスが遂にドヴォルザークを弾く!共演はハーディング&マーラー室内管弦楽団!
世界で最も愛されているチェロ協奏曲「ドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調」を、世界で最も愛されているチェリストの1人、イギリスのナショナル・トレジャー、スティーヴン・イッサーリスが遂にレコーディング!
チェロのレパートリーの頂点に輝くドヴォルザークの傑作。
最高の形でレコーディングを行うために、その機会を40年間待ち続けたイッサーリスが得たパートナーは、ダニエル・ハーディング&マーラー室内管弦楽団!
英国王立音楽院から貸与された1726年製のストラディヴァリウス"Marquis
de Corberon"を弾く"ミスターガット弦、イッサーリスは、「チェロ協奏曲ロ短調」、「ロ短調」のオリジナル・エンディング、「ロ短調」の第2楽章と第3楽章に引用された歌曲「私にかまわないで」のオーケストラ・ヴァージョン、そしてドヴォルザーク"最初"のチェロ協奏曲「イ長調」のギュンター・ラファエル復元版をレコーディング!
イッサーリスは、ハーディング&スウェーデン放送響とも「チェロ協奏曲イ長調」を演奏しており、この若き日の秀作への思い入れは非常に深いものがある。
スティーヴン・イッサーリスが、遂に決断したドヴォルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」のレコーディング。
ダニエル・ハーディング、マーラー室内管弦楽団という素晴らしい共演者を得て、今ここに長年の宿願が成就する
——!
※録音:2012年10月20日−21日、テアトロ・コムナーレ・ディ・フェラーラ(イタリア)
イッサーリス来日情報!
2013年8月26日 NHK大阪ホール
2013年8月29日&30日 東京オペラシティ
共演:アジア・ユース・オーケストラ
8月26日&29日のプログラムは、ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調! |
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CDA 68021/4
(4CD/特別価格)
\6800 →\6190
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プーランク:歌曲全集
●メタモルフォーズ 〜
ルイーズ・ラランヌの3つの詩 FP57/4つの子供の歌
FP75/
ルイーズ・ド・ヴィルモランの3つの詩 FP91/肖像画
FP92/
歌曲集《偽りの婚約》 FP101/小象ババールの物語
FP129/
メタモルフォーズ(変身) FP121/
雲 〜 《2つの詩》 FP162より/歌曲集《くじ》
FP178/
●手は心の意のまま 〜
ポール・エリュアールの5つの詩 FP77/
歌曲集《ある日ある夜》 FP86/歌曲集《燃える鏡》
FP98/
あのやさしい小さな顔 FP99/愛の小道 FP106/
ルイ・アラゴンの2つの詩 FP122/消えた男
FP134/
手は心の意のまま FP135/...だが、それは滅ぶこと
FP137/
歌曲集《カリグラム》 FP140/歌曲集《冷気と火》
FP147/
歌曲集《画家の仕事》 FP161/最後の詩
FP 163/磁器の歌 FP169/
●パリジアーナ 〜
闘牛士 FP11/歌曲集《動物詩集》 FP15a/
《動物詩集》の未発表の2つの歌曲 FP15b/
歌曲集《コカルド》 FP16/歌曲集《歌の調べ》
FP46/
ギヨーム・アポリネールの4つの詩 FP58/ピエロ
FP66/
ギヨーム・アポリネールの2つの詩 FP94/
ラ・グルヌイエール FP96/矢車菊 FP102/
歌曲集《月並み》 FP107/会話 FP108/
ギヨーム・アポリネールの2つの詩 FP127/
ギヨーム・アポリネールの詩による2つの歌
FP131/
ポールとヴィルジニー FP132/歌曲集《パリの風景》
FP157/
ロズモンド FP158/
ねずみ 〜 《2つの詩》 FP162より/のみ/モンテ・カルロの女
FP180/
●気まぐれ 〜
ロンサールの詩 FP38/歌曲集《陽気な歌》
FP42/
ヴォカリーズ FP44/墓碑銘 FP55/
マックス・ジャコブの5つの詩 FP59/8つのポーランドの歌
FP69/
ギターに寄せて FP79/平和への祈り FP95/
歌曲集《村人の歌》 FP117/
フェデリコ・ガルシア・ロルカの3つの歌
FP136/讃歌 FP144/
マズルカ FP145/気まぐれ FP174 |
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フェリシティ・ロット(ソプラノ)
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
アニエシュカ・アダムチャク(ソプラノ)
ニコル・ティブルズ(ソプラノ)
サラ・フォックス(ソプラノ)
サラ=ジェーン・ブランドン(ソプラノ)
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ソプラノ)
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)
ベン・ジョンソン(テノール)
ロビン・トリッチュラー(テノール)
イヴァン・ラドロウ(バリトン)
クリストファー・マルトマン(バリトン)
ブランドン・ヴェラルデ(バリトン)
ニール・デイヴィス(バス)
アシュリー・リッチズ(バス)
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
ピエール・ベルナック(ナレーション/FP129) |
フランシス・プーランクの歌曲全集!グレアム・ジョンソンの素晴らしきプログラム。
「ハイペリオン・フレンチ・ソング・エディション」の最新作は、没後50周年を迎えたフランシス・プーランクの「歌曲全集」!
ピアノ、プログラミングは、もちろん英国歌曲界の名ピアニスト、グレアム・ジョンソンが担当!
グレアム・ジョンソンは、4枚のディスク、プログラムで、作曲家フランシス・プーランクの4つの異なる人生のストーリーを構成。
それぞれのディスクで時系列に沿った選曲が行われており、これまで以上に見事なプログラミングを披露してくれている。
またこのプーランクの歌曲全集では、フェリシティ・ロットを筆頭に、アイリッシュ・タイナンやジェラルディン・マクグリーヴィ、ニール・デイヴィス、クリストファー・マルトマンなど、世界トップクラスの名歌手たちや、グレアム・ジョンソンが才能を見込んだ若き歌手たちの共演も非常に楽しみ。
シューベルト、シューマン、ブラームス、フォーレ、R・シュトラウスなど、数多くの素晴らしい歌曲集を送り出してきた歌曲王国ハイペリオン(Hyperion)に"プーランク"が加わります。
※録音:2008年7月、2010年5月、2011年3月&5月&9月、2012年1月 |
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タネーエフ&アレンスキー:ピアノ五重奏曲集
タネーエフ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.30
アレンスキー:ピアノ五重奏曲ニ長調 Op.51 |
ピアーズ・レーン(ピアノ)
ゴールドナー弦楽四重奏団 |
イギリスで活躍するオーストラリアの知性派ピニアスト、ピアーズ・レーンと、ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアの創設者リチャード・ゴールドナーの名を冠して1995年に結成されたゴールドナー弦楽四重奏団。
エルガー(CDA 67857)やブロッホ(CDA 67638)、ドヴォルザーク(CDA
67805)での質の高いアンサンブルが記憶に新しいオーストラリア・コンビの次なるプログラムは"ロシア"のタネーエフとアレンスキー!
19世紀ロシアで誕生した室内楽の2つの名作。ロシアのブラームスとの称されるタネーエフの知性と情熱を兼ね備えた「ピアノ五重奏曲」と、第1楽章冒頭の雄大なテーマが印象的な傑作アレンスキーの「ピアノ五重奏曲」。
オーストラリアの名コンビによるロシアン・ロマンティシズムの名盤誕生です!
※録音:2012年12月17日−19日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス) |
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ナッシュ・アンサンブル
ブリッジ:
幻想的ピアノ四重奏曲 嬰へ短調/チェロ・ソナタ/
アイルランドの旋律(ロンドンデリーの歌)/
熟したさくらんぼ/横丁のサリー/
ロジャー・ド・カヴァリー卿/ヴァイオリン・ソナタ |
ナッシュ・アンサンブル
〔マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)、
ローラ・サミュエル(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
ポール・ワトキンス(チェロ)、
イアン・ブラウン(ピアノ)〕 |
1964年という長い歴史を誇り、ウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルでもあるイギリスのスーパー・室内楽団、ナッシュ・アンサンブル。
ナッシュ・アンサンブルが取り上げる母国イギリスの作曲家フランク・ブリッジ(1879−1941)の音楽は、「幻想的ピアノ四重奏曲」と「室内楽のための小品」、「ソナタ」を組み合わせたプログラム。
民謡を採り入れる作風が本流となっていたイギリスにおいて、ロマン派とモダンの折衷的な作風を持ち味としたブリッジ。
単一楽章の「幻想的ピアノ四重奏曲」は、幽玄な旋律美を湛え、同世代の作曲家たちとは一線を画す名作。ナッシュ・アンサンブルの表現力も実に見事!
※録音:2012年10月22日−24日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス) |
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マショー:《真実の物語》からの歌曲集
恋人よ、悼んでください/
恋人よ、もしあなたが気が付かなかったら/
それさえできない/意気消沈して/
長いことわたしは続けた"よき希望の"/17、5/
忘れられたので/テセウスが/見たくもない/
そのために涙にむせぶとも |
オルランド・コンソート
〔マシュー・ヴェンナー(カウンターテナー)、
マーク・ドーベル(テノール)、
アンガス・スミス(テノール)、
ドナルド・グレイグ(バリトン)〕 |
1988年にイギリス国立古楽センターで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット、オルランド・コンソートのハイペリオン・デビュー・タイトル。
14世紀の詩人であり"アルス・ノヴァ"を代表するフランスの音楽、ギョーム・ド・マショー(c.1300−1377)の「真実の物語」は、マショーの詩と音楽に関心を抱いた19歳の女性ペロンヌ・ダルマンティエーヌへの愛を描いた詩集。
タリス・スコラーズのメンバーでもあるドナルド・グレイグが低声部を支えるオルランド・コンソートのハーモニーが、マショーの老年の愛、14世紀のアルス・ノヴァを歌い上げる。
※録音:2012年7月2日−5日、パリッシュ教会(ラフトン、エセックス、イギリス) |
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フランクの"シンフォニック・オルガン・ワークス"!
フランク:
交響曲ニ短調 M48(オルガン版/サイモン・ジョンソン編)
カンタービレ ロ長調 M36
英雄的小品ロ短調 M37
《贖罪》より 交響的間奏曲(オルガン版/ダニエル・ロート編) |
サイモン・ジョンソン(オルガン) |
セント・ポール大聖堂のオルガニスト、サイモン・ジョンソンが、1697年に製作されたセント・ポール大聖堂のグランド・オルガンで奏でるセザール・フランク(1822−1890)の"シンフォニック・オルガン・ワークス"!
中でもサイモン・ジョンソン自身の編曲によるオルガン版の「交響曲ニ短調」は、由緒あるセント・ポール大聖堂のオルガンがどのように響くのか——。オルガン&編曲作品ファン要注目です。 |
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CDS 44511/3
(3CD/特別価格)
\4800
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キングズ・コンソート&ロバート・キング
ヘンデル:歌劇《オットーネ》
HWV.15 |
ロバート・キング(指揮)
キングズ・コンソート、
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
クラロン・マクファデン(ソプラノ)
ジェニファー・スミス(ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
マイケル・ジョージ(バス)
キャスリン・デンリー(メゾ・ソプラノ) |
キングズ・コンソート&ロバート・キングのハイペリオン(Hyperion)時代を代表するヘンデルの演奏の中から、歌劇「オットーネ」が復刻。
ゲルマニアの王オットーネはカウンターテナーのジェイムズ・ボウマン、アデルベルトはドミニク・ヴィスが歌うなど、ソリストの顔ぶれも非常に豪華!レコーディング・エンジニアはフィリップ・ホッブスが担当。
※録音:1993年1月27日−23日/CDA 66751/3からの新装移行再発売 |
HELIOS
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バード:コンソート・ソング集
主に向かいて喜べ/ああ、おろかな魂よ/
年老いたご婦人が/ああ、いとしい命のひとよ/
悲しみよ、永遠にわれに来たれ/恋をしたいと思っている誰が/
おお、希有で率直なそれを通じて/世界はすべて海のよう/
聖なるミューズたちよ/貞淑なペネローペ/
ああ神よ、汝は輝ける太陽を導き/
おやすみ、かわいい幼な子よ/
死ぬべき人間がする苦労というのは何とむなしい |
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
コンコルディア |
バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしても広く知られる世界有数のカウンターテナー、ロビン・ブレイズが歌うウィリアム・バード(1539/40−1623)。
器楽伴奏を伴うバードの歌曲「コンソート・ソング」が、エリザベス1世が治めていた時代のイギリスの空気、風景、文化を届けてくれる。
※録音:2003年4月30日&5月1日−2日/CDA
67397からの新装移行再発売 |
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プーランク:教会音楽集
ミサ曲ト長調/クリスマスの4つのモテット/
黒い聖母へのリタニア/
アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り/
悔悟節のための4つのモテット/
エクスルターテ・デオ/サルヴェ・レジナ |
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
ジェームズ・オドンネル(指揮)
イアン・シムコック(オルガン) |
ジェームズ・オドンネル時代のウェストミンスター大聖堂聖歌隊が歌うフランシス・プーランク(1899−1963)の教会音楽集。
プーランクの最も美しく柔らかな響きを持つ作品であり、20世紀の最も重要なア・カペラ作品の1つである「ミサ曲ト長調」を、ウェストミンスター大聖堂の厳かなハーモニーで。
※録音:1993年5月&6月&9月/CDA 66664からの新装移行再発売 |
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ラファエル・アンサンブル
コルンゴルト:弦楽六重奏曲ニ長調 Op.10
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4 |
ラファエル・アンサンブル |
ナチスの台頭から逃れるため、アメリカへと移住した2人の作曲家エーリヒ・ヴォルフガング・コルンガルト(1897−1957)とアルノルト・シェーンベルク(1874−1951)。
名ヴァイオリニスト、アンソニー・マーウッドがリードするラファエル・アンサンブルが、後にハリウッドの大作曲家、12音技法の大家となるコルンゴルトとシェーンベルクのヨーロッパ時代の「弦楽六重奏曲」、そして2人の大作曲家の偉大なる才能を教えてくれる。
※録音:1990年4月12日−14日/CDA 66425からの新装移行再発売 |
ONYX
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プレトニョフがONYXに登場
プレトニョフ・イン・パーソン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調
Op.2-2
バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
シューベルト:
即興曲ハ短調 D.899-1,Op.90-1
即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3
ショパン=リスト:乙女の願い Op.74-1
チャイコフスキー:
夜想曲嬰ハ短調Op.19-4
四季より11月「トロイカ」Op.37b/11 |
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ミハイル・プレトニョフ(ピアノ) |
ピアニスト、プレトニョフがONYXに登場。"シャコンヌ"を含む貴重な未発表録音集!
ロシアの名ピアニストであり名指揮者、ミハイル・プレトニョフ。音楽家の両親のもと幼少期から頭角を現し、ピアノをフリエールとヴラセンコに師事。
21歳の時にチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールでゴールドメダルを獲得、2005年にはアルゲリッチと共にグラミー賞を受賞するなど、ピアニストとして華々しい経歴を歩んできた。
オニックス(ONYX)からリリースとなるプレトニョフのレコーディングは、これまで録音されることのなかった、ベートーヴェンの《ピアノ・ソナタ第2番》。スイスのラフマニノフの別荘のスタインウェイで演奏されたシューベルトの《即興曲》。
カーネギー・ホール・デビューを収録した名盤"カーネギー・ホール・ライブ"よりも前に録音されていた、バッハ=ブゾーニの《シャコンヌ》など、ピアニスト・プレトニョフの貴重な未発売音源を収録。
近年では指揮者としての活躍が目覚ましいプレトニョフの、待望のピアノ・レコーディング。魅惑的でエキサイティングな感動がここに! |
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デュメイ&関西フィルのドイツ・プログラム!
ブラームス:セレナード第1番ニ長調 Op.11
ベートーヴェン:
ロマンス第1番ト長調 Op.40
ロマンス第2番ヘ長調 Op.50 |
オーギュスタン・デュメイ(指揮&ヴァイオリン)
関西フィルハーモニー管弦楽団 |
指揮&弾き振りでの"ブラームス&ベートーヴェン"!
近年は指揮者としても世界各国で活躍しているフランコ=ベルギー派の正当なる継承者、フランスの名ヴァイオリニスト、オーギュスタン・デュメイ。
2011年1月から音楽監督を務めている関西フィルハーモニー管弦楽団とのレコーディング第2弾は、「ブラームス」と「ベートーヴェン」のドイツ・プログラム!
デュメイと関西フィルにとって初のレコーディングとなった「サン=サーンス」(ONYX
4091)は、英デイリー・テレグラフ誌で好レビューを獲得。
日本のみならず世界でも高い評価を得るなど、"デュメイ&関西フィル"のコンビへの期待、注目度は確実に高まっている。
今回の「ブラームス&ベートーヴェン」でもデュメイは、"指揮"と"弾き振り"を披露!
着実に進化を続けるデュメイと関西フィル。「ブラームスとベートーヴェン」にも、間違いなく注目が集まることでしょう! |
QUARTZ(CD−R)
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QTZ 2093
(CD-R)
\2400
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シューベルト:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
楽興の時D.780,Op.94 |
ダニエル・トング(ピアノ) |
イリーナ・ザリツカヤの弟子で、イングランド出身のピアニスト、ダニエル・トング。
2つの室内楽音楽祭を指揮し、ソリスト、室内楽奏者として国内外で活躍するトングの、初のピアノソロ・アルバム。シューベルト晩年の「第20番」と「楽興の時」が、トングの持ち味である温和な音色で語りかけてくる。
2011年3月14−16日の録音。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
SILVERDOOR
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SIDO 009 CD
(2CD/特別価格)
\2400
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ドイル:フェアライトメモリーズ
Disc 1 〜
《The love of Don perlimplin and Belisa
in the Garden 》より、
ウェディング・ナイト・ミュージック、
カミングス・アンド・ゴーイングス、ザ・ガーデン、他
Disc 2 〜
《Contents of the Pay-jar 》より、
ファイア・オン・ザ・ウォーター、
オリジナル・スプリング・イズ・カミング、他 |
ロジャー・ドイル(電子音楽) |
演劇、映画、ダンスなど幅広い舞台で活躍するアイルランドの電子音楽作曲家、ロジャー・ドイル(1949−)。
1980年頃、電子音楽発展の中心にあった電子楽器"フェアライト"を用いて1983年から1988年の間に作られた作品集。
フェアライトの普及と共に作られた初期作品「Contents
of the Pay-jar」と、スペインの劇作家ロルカの「The
love of Don perlimplin and Belisa in the
Garden」の付随音楽による2枚組。 |
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ドイル:ラピッド・アイ・ムーヴメント
フィン・エスタ/ピアノ・スイート/
ホワイ・イズ・キルケニー・ソー・グッド?/
ラピッド・アイ・ムーヴメント |
ロジャー・ドイル(電子音楽) |
アイルランドの現代作曲家、ロジャー・ドイルによる近現代作品集。
1981年のフランスのブールジュ国際電子音楽コンクール受賞作品"ラピッド・アイ・ムーヴメント"など、LPからのリマスター・アルバム。 |
SLEEVELESS RECORDS
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リストの描写
リスト:
メフィスト・ワルツ第1番/愛の夢第3番変イ長調/
2つの演奏会用練習曲より、第2番嬰ヘ短調「こびとの踊り」/
3つの演奏会用練習曲より、第1番変イ長調「悲しみ」、
第3番変ニ長調「ため息」/エステ荘の噴水/
ヴェルディ(リスト編):
「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ/
コンソレーション第3番変イ長調 S.172-3/
ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244-2 |
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ) |
英国若手ピアニスト、ウォーレン・スミス!リストの甘美な旋律を、悠然なピアニズムで。
数々の受賞歴を持ち、ウィグモア・ホール、カーネギー・ホールで華々しいデビューを飾った英国ピアニスト、ウォーレン・メイリー=スミス。
前作ショパンに続くのはピアノの魔術師、フランツ・リストの作品集。超絶技巧の光る「メフィスト・ワルツ」や、柔らかな響きが秀逸な「愛の夢」など、リストの甘美な旋律とウォーレン・メイリー=スミスの悠然なピアニズムが相俟った好演。
2011年4月14日&6月17日の録音。 |
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愛の挨拶
ガーシュイン:アイ・エント・ネセサリー・ソー/
マスネ:タイスの瞑想曲/
ショパン:
夜想曲嬰第20番ハ短調 Op.posth、夜想曲第27番変ニ長調
Op.27-2/
エルガー:愛の挨拶 Op.12/
フォーレ:夢のあとに/
ポンセ:エストレリータ/
カスピ:ラ・トレンツァ/
モンティ:チャルダッシュ/
シューベルト:即興曲変ト長調 Op.90-3/
ハーン:夜想曲/
アイルランド:カヴァティーナ/
シベリウス:ロマンス Op.78-2/
クライスラー:前奏曲とアレグロ/
伝承曲:スオ・ガン |
マシュー・ジョーンズ(ヴァイオリン)
アナベル・スウェイツ(ピアノ) |
2007年のメルボルン国際室内楽コンクールで、バドク弦楽四重奏団のメンバーとして参加し優勝に輝いたヴァイオリニスト、マシュー・ジョーンズ。
キャスリーン・フェアリー賞の受賞歴を持ち、ソリスト、室内楽奏者として活躍するピアニスト、アナベル・スウェイツと奏でる最新作は、ショパンやエルガーなど抒情的な小品集。
歌心たっぷりに奏でたスウェイツのピアノ・ソロと、情感溢れるデュオが魅了する表情豊かな作品集。
2011年7月26日&27日の録音。 |
ENSEMBLE MODERN
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アルヌルフ・ヘルマン(b.1968):
「ヴァッサー(水)」〜
13場からなるムジーク・テアター(2010/11) |
サラ・マリア・ゾン(S)
ボリス・グラッペ(Br)
スコラ・ハイデルベルク(男声四重唱)
ハルトムト・カイル(指揮)
アンサンブル・モデルン |
録音:2012年6月(ライヴ)
アルヌルフ・ヘルマンはドレスデン音楽大学で学んだ後、パリでジェラール・グリゼー、エルンスト・ヌネスに学んだ。またIRCAMの講習にも参加している。《ヴァッサー(水)》は声楽と器楽アンサンブルにコンピュータで制作されたサウンドも加わり、夢とうつつの間を往き来するかのような夢幻的なシアター・ピースでスペクトル楽派からの影響とIRCAMでの研鑽の跡が感じられ、その鮮な音響の色彩はさながら21
世紀の「真夏の世の夢」といった趣き。2012
年6 月ミュンヘン・ビエンナーレにおける世界初演ライヴ。 |
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ハンス・ツェンダー(b.1936):33の変奏による33の変奏
〜ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」に
インスパイアされたコンポジション(2010/11) |
ハンス・ツェンダー(指揮)
アンサンブル・モデルン |
録音:2012年8月
ベートーヴェンのディアベリ変奏曲からインスパイアされ、その変奏曲をさらに変奏(あるいはその拡大パラフレーズ)するという、かつて「冬の旅」の偏執狂的オーケストラ編曲版を作ったツェンダーらしい作品。冒頭の主題提示は比較的まともに行われるが、以降はゲンダイ・オンガク的だったり、アイヴズ風のお祭り騒ぎになったり、まじめにベートーヴェンが復活したりと千変万化、変幻自在と次の展開が全く読めない。知的ユーモアにあふれた傑作。 |
GENUIN
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ミヒャエル・ザンデルリング&ドイツ弦楽フィル
「弦楽オーケストラのための作品集」
ヒューバート・パリー(1848-1918):イギリス組曲(1914-18)
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第10番ロ短調
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出Op.70
カール・ジェンキンス(b.1944):
パラディソ〜弦楽オーケストラのためのコンチェルト・グロッソ(1996) |
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ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)
ドイツ弦楽フィルハーモニー |
6 月の来日が好評のM.ザンデルリングの極美の弦楽作品集、メンデルスゾーンからカール・ジェンキンスまで!
録音:2012年8月ベルリン
6 月にドレスデン・フィルと来日し好評だったミヒャエル・ザンデルリンクの最新録音。
パリーはエルガーやヴォーン=ウィリアムズの前の世代の作曲家でブラームス風の堅固な様式にイギリス的な素朴な情緒を加えた作風で知られる。ここに収められた「イギリス組曲」はイギリスの田園風景や祭りの風景が見えてくるような魅力的な音楽。CM
音楽、「アディエマス」や「ソフト・マシーン」でお馴染みのカール・ジェンキンスのバッハとロックを混合したような「パラディソ」も必聴。 |
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「ホワイ・ノット?」〜チューバとハープの二重奏
イェルク・ドゥーダ(b.1968):ファンタジアII(2001)
G.Ph.テレマン(1681-1767):フルートのためのファンタジア第2番
クイント・マガニーニ(1897-1974):デモワゼル・クロコダイルの午後
ジスベルト・ネーター(b.1948):チューバとハープのためのデュオ
アストル・ピアソラ(1921-92):忘却
アンドレ・キャプレ(1878-1925):2つのディヴェルティメント
イェルク・ドゥーダ:哀歌とアラベスク
アストル・ピアソラ:ナイト・クラブ1960
ジュール・マスネ(1942-1912):タイスの瞑想曲 |
アンドレアス・マルティン・ホフマイア(Tuba)
アンドレアス・ミルトナー(Hrp) |
珍しいチューバとハープによる魅力的なデュオ!
録音:2011年3月イエス・キリスト教会,ベルリン
チューバとハープのデュオという世にも珍しい組み合わせによるアルバム。チューバのホフマイアは1978
年ミュンヘン生まれで2004 年にイタリアの「チッタ・ディ・ポルチャ」国際チューバ・コンペティションに入賞、現在はバイエルン州のポピュラー・バンド「ラブラスバンダ」に在籍する傍ら、ソリストとしてベルリン放送響、リンツ・ブルックナー管弦楽団などとも共演している。力強いチューバと繊細なハープという一見対照的な楽器が生み出す洒落っ気たっぷりの妙味が楽しい。 |
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フランツ・シューベルト(1797-1828):
八重奏曲ヘ長調D.803 |
マルクス・クルシェ(Cl)
ダニエル・モーアマン(Fg)
クリストフ・エス(Hr)
アレクサンドラ・ヘングシュテベック(CB)
アマリリス四重奏団 |
好評のアマリリス四重奏団にゲストが加わったシューベルト:八重奏曲
録音:2011年12月ハンブルク=ベルクシュテット
シューベルトがその短い生涯の終わり頃に作曲した室内楽の大作をドイツの全員がほとんど20
代の若手演奏家たちが演奏、大変瑞々しいシューベルトを聴かせてくれる。既に来日経験もあるアマリリス四重奏団は既に当GENUIN
より2 枚のCD(ベートーヴェン&ベルクGEN13261)、(ハイドン&ウェーベルンGEN11218)をリリースしており、何れも高い評価を得ている。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 350098
(SACD HYBRID)
\2800 →\2390
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ミケランジェリ&スメターチェクの「皇帝」が再登場!
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
(2)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「 皇帝」
ドビュッシー:
(3)「映像第2集」〜「そして月は荒れ寺に落ちる」「葉末をわたる鐘の音」
(4)「映像第1集」〜「ラモーを讃えて」「水の反映」 |
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(Pf)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)
プラハ交響楽団 |
お待たせしました。長く入手困難だったミケランジェリ&スメターチェクの「皇帝」が音質向上して再登場!
(1)録音:1961年5 月12 日/ロンドン(ライヴ) (2)録音:1957年5
月29日/スメタナ・ホール(ライヴ:ステレオ) (3)録音:1957年3
月4日/ロンドン(ライヴ) (4)録音:1957年3月4日/ロンドン(ライヴ)/MONO、B-channel
Stereo、79’01”
SACD ハイブリッド盤。限定盤。1993 年に通常CD
で発売された際、宇野功芳氏が大絶讃したことで非常な評判となったミケランジェリとスメターチェクの「皇帝」。長らく入手困難となっていましたが、この度オリジナル・マスターからSACD
化され、新たな登場となります。
「皇帝」は出だしからミケランジェリの磨き抜かれた美音と生気あふれるスピード感で、聴き手の心を鷲づかみにします。この快演ぶりはミケランジェリの数種ある「皇帝」のどれにもない凄さ。マスター音源に起因する経年劣化はあるものの、物凄いエネルギーとオーラが56
年の時を経ても放たれます。
目を見張らされるのがスメターチェクのバック。充実した響きと推進力あふれる演奏で、ミケランジェリともども作品のボルテージを高める好伴奏。オーケストラのみの長い前奏も、ベートーヴェンの交響曲を聴くような気分にさせてくれます。
さらに嬉しいのが、「ピアノ・ソナタ第32
番」の1961 年ロンドン・ライヴ。かつてBBCレジェンド・レーベルから出ていましたが、こちらも今日入手困難だったので大歓迎と申せましょう。おまけに新リマスタリングで音質も向上。ミケランジェリによるピアノ・ソナタ第32
番」も数種の録音が存在しますが、技術、覇気、若々しさいずれの点からも、この1961
年ロンドン・ライヴに優るものはありません。ある時はオルガン、ある時はチェレスタのような響きを見せながら、ピアノならではの低音が渦を巻く凄さ。こんな鬼気迫る32
番は滅多に聴けません。
得意のドビュッシーの「映像」、両巻からテンポの遅い2曲ずつ選曲。名盤の誉れ高いDG
盤にくらべてテンポが早く、また別種の味わいを見せてくれます。 |
1993年に国内盤扱いで発売され、レコード芸術誌で宇野功芳、高橋昭両氏から絶賛され特選をとった天下御免の名演。
「速いテンポで若々しく、華やかに、胸がすくように弾き上げる。奔放さも十分だ」「最大限にテンポの緩急をつけ、念を押すように語りかけたり颯爽と突き進んだり、傍若無人の感もあるとはいえ、それを支えるテクニックに淀みがないので、一気に聴かされてしまう。」と絶賛。 |
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PRDDSD 350099
(SACD HYBRID)
\2800 →\2390
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スターン&バーンスタイン
(1)ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
(2)バルトーク:ラプソディ第2番Sz.80
(3)同:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112
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アイザック・スターン(Vn)
レナード・バーンスタイン(指)
ニューヨーク・フィル |
スターンの端正な美演、バーンスタインの鬼気迫る名盤がSACDで蘇る
(1)録音:1959 年2月6日/ニューヨーク (2)録音:1962年4
月16 日 (3)録音:1958年1 月26 日/B-channel
Stereo、73’16”
SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はスターンとバーンスタインによるベルクとバルトーク。
いずれもソニーからリリースされ、決定盤とされてきた名盤中の名盤。今日多くの名手たちが優れた新録音を送りだしていますが、この盤の凄さは全く色褪せていません。スターンの美しい音色、安定した演奏はまさに巨匠芸。加えてバーンスタインならではの情念と狂気が尋常ならざる雰囲気を醸し出しています。SACD
化により、バーンスタインの息遣いまでリアルに感じとれ、当時のアメリカの録音技術の凄さに圧倒させられます。 |
PROFIL
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PH 10034
(14CD)
\5700 →\4490
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名匠スワロフスキーの「指環」、ついに復活!
ワーグナー:「ニーベルングの指環」 |
ハンス・スワロフスキー(指)
大交響楽団(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
およびプラハ国立歌劇場管弦楽団の団員から成る),合唱団 |
「ラインの黄金」
ロルフ・ポルケ(Br ヴォータン) ロルフ・キューネ(Br
アルベリヒ) フリッツ・ウール(T ローゲ)
オットー・フォン・ロール(Bs ファーゾルト) 岡村喬生(Bs
ファーフナー) ウルズラ・ベーゼ(Ms エルダ)
ルート・ヘッセ(Ms フリッカ) ヘロルド・クラウス(T
ミーメ) ハイデマリア・フェルヒ(S フライア)
ルドルフ・クノル(Br ドンナー) ハーバート・ドーサント(T
フロー) リゼロッテ・ベッカー=エグナー(S
ヴォークリンデ)
アンジェリカ・ベルガー(S ヴェルグンデ) ヒルデ・ロスナー(Ms
フロスヒルデ)
録音:1968 年7月26-28日、8 月3、12日
「ワルキューレ」
ジェラルド・マッキー(T ジークムント) ディータ・ゾンマー(S
ジークリンデ) ロルフ・ポルケ(Br ヴォータン)
ナジェジダ・クニプロヴァー(S ブリュンヒルデ) オットー・フォン・ロール(Bs
フンディング) ルート・ヘッセ(Ms フリッカ)
ハイデマリア・フェルヒ(S ゲルヒルデ) リゼロッテ・ベッカー=エグナー(S
オルトリンデ)
アンジェリカ・ベルガー(Ms ヴァルトラウテ) マルギット・コベック=ペータース(Ms
シュベルトライテ)
ベラ・ヤスパー(S ヘルムヴィーゲ) ヒルデ・ローザー(S
ジーグルンデ) エリカ・シューベルト(Ms
グリムゲルデ)
イングリット・ゲリッツ(Ms ロスヴァイセ)
録音:1968 年8 月3、6、8-12日
「ジークフリート」
ジェラルド・マッキー(T ジークフリート) ヘロルド・クラウス(T
ミーメ) ロルフ・ポルケ(Br さすらい人)
ロルフ・キューネ(Br アルベリヒ) ナジェジダ・クニプロヴァー(S
ブリュンヒルデ) 岡村喬生(Bs ファーフナー)
ウルズラ・ベーゼ(Ms エルダ) ベラ・ヤスパー(S
森の小鳥)
録音:1968 年7月29-31日、8 月1、14、15日
「神々の黄昏」
ジェラルド・マッキー(T ジークフリート) ナジェジダ・クニプロヴァー(S
ブリュンヒルデ)
オットー・フォン・ロール(Bs ハーゲン) ルドルフ・クノル(Br
グンター) ロルフ・キューネ(Br アルベリヒ)
ディータ・ゾンマー(S グートルーネ) ルート・ヘッセ(Ms
ヴァルトラウテ) イングリット・ゲリッツ(Ms
第1のノルン)
マルギット・コベック(Ms 第2のノルン) シウ・エリクスドッター(S
第3のノルン) ベラ・ヤスパー(S ヴォークリンデ)
リゼロッテ・ベッカー=エグナー(S ヴェルグンデ) エリカ・シューベルト(Ms
フロスヒルデ)
録音:1968 年8 月3、5、6、15-17、19日 |
ウィーンの名匠スワロフスキーの「指環」、お求めやすくなって登場!カラヤンも起用したチェコの名ソプラノ、クニプロヴァーのブリュンヒルデにバイロイト級歌手多数!!日本が誇る名バス岡村喬生の本領もここにあり!
14時間57分
ワーグナー録音史上に名高いスワロフスキーの「指環」がProfil
から復活です。
解説書によると、ドイツのPolyband 社とイタリアのFratelli
Fabbri社の企画だったそうで、1968 年8 月にニュルンベルクで一気にセッション録音されています。
LPでは米国のWESTMINSTER 社が発売していましたが、日本ではあまり知られることなく終わりました。
全曲のセッション録音としては1965 年秋にDECCA
社が完結していましたが、御存知の通り、これは各作品をバラバラに録音したもので、また当初から全曲録音として企画されたものではありませんでした。それに対してこちらは短期間に集中録音されたもので、「指環」1
作として考えると、これが最初のレコード用セッション録音と言えるかもしれません。
この録音は日本人にとっては、日本が誇る偉大なバス、岡村喬生がファーフナーで参加しているのが嬉しいもの。ご存知の通り岡村は1960、1970
年代にドイツ語圏で活躍していました。この録音はオーストリアのリンツ市立歌劇場に所属していた頃のもの。ドイツの実力派歌手たちと堂々と渡り合う歌は実に立派、これこそドイツで活躍した岡村の高い実力を今に伝える貴重な録音です。
バイロイトで活躍した歌手も多々参加。フリッツ・ウールは1957
年から1964 年まで毎年出演、特に1961—1964
年にジークムントを歌ったことで知られています。ウルズラ・ベーゼは1958
年か1965 年にかけて出演、1965 年は両フリッカを歌っています。ルート・ヘッセは、1960
年から1966年まで出演した後、1979 年にも出演しているほど。ヘロルド・クラウスは1959—1961
年まで毎年出演、1960、1961 年は両ミーメを歌っています。
ロルフ・キューネは、1971、1974 年と出演、1974
年はアルベリヒを歌っています。
一方、バイロイトには出演していなくともワーグナー歌手として有名な人も多数。ナジェジダ・クニプロヴァーは、1967、1968
年とザルツブルク復活祭音楽祭でのカラヤン指揮の「ワルキューレ」でブリュンヒルデを歌っています。この録音でも彼女のブリュンヒルデが一番の聞きもの。オットー・フォン・ロールはシュトゥットガルト歌劇場で14
年間も大活躍したバスバリトン。ロルフ・ポルケはグラーツ歌劇場の筆頭バリトン。ジェラルド・マッキーは米国から西ドイツに渡って活躍したテノールの一人で、レーゲンスブルク、フランクフルト、カッセルの歌劇場で活躍。
ハンス・スワロフスキーは、今日では指揮者以上に名教師として知られています。門下生は、クラウディオ・アバド、ズビン・メータ、マリス・ヤンソンスなど多数。スワロフスキー自身は、理知的で曖昧さを許さない現代風の指揮者で、短期間で「指環」全曲を録音するという大任を見事やりおおせています。
今回、ワーグナー生誕200 年を記念してお求めやすいお値段での発売です。これまで「知っている人がいない」と手を出せなかった方も、この機会にぜひどうぞ!
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SPECTRUM SOUND
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CDSMAC 015
(4CD)
\6000 →\4190
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フルトヴェングラー指揮による第九(1951-53
)3公演、4種
ベートーヴェン:交響曲第9番
ニ短調 Op.125「合唱」 |
[Disc1]
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)、
エリザベート・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ホップ(テノール)、
オットー・エーデルマン(バス)、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団
録音:1951 年7 月29 日、バイロイト、フェストシュピールハウス(ライヴ)
使用音源:U.K EMI HMV ALP 1286-1287
Red Gold label ED 1 LP
[Disc2]
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、
ロゼッテ・アンダイ(アルト)、
アントン・デルモータ(テノール)、
パウル・シェフラー(バス)、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・ジングアカデミー
録音:1953 年5 月31 日、ウィーン楽友協会大ホール(ライヴ)
使用音源:Wilhelm-Furtwangler-Gesellschaft
in Germany F 669.056-057 ED 1 LP
[Disc3]
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)、
エリザベート・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ホップ(テノール)、
オットー・エーデルマン(バス)、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団
録音:1951 年7 月29 日、バイロイト、フェストシュピールハウス(ライヴ)
使用音源:U.K EMI HMV ALP 1286-1287
Semi Circle label ED 2 LP
[Disc4]
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、
ロゼッテ・アンダイ(アルト)、ユリウス・パツァーク(テノール)、
アルフレード・ペル(バス)、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952 年2 月3 日ウィーン・ムジークフェラインザール
使用音源:独フルトヴェングラー協会
(Original Archives of ORF) |
フルトヴェングラー・ファン必聴!フルトヴェングラー指揮による第九(1951-53
の)3公演、4種スペクトラム・サウンドのきめ細やかな復刻!!
モノラル、DSD Digital、Remastering
フルトヴェングラー・ファン必聴!丁寧な復刻で定評のあるスペクトラム・サウンド・レーベルより、フルトヴェングラー指揮による第九を3
公演(1951年7 月29 日バイロイト、1952 年2
月3 日ウィーン、1953 年5 月31 日ウィーン楽友協会)、このうち51
年7 月のバイロイトは使用音源違いによる2種を収録した4
枚組のアルバムをリリースします。フルトヴェングラーの第九の中でも名演中の名演を集めた企画で、フルトヴェングラーらしい演奏の違いをお楽しみいただけます。スペクトラム・サウンドの安心の復刻でモノラルながら非常に鮮明なフルトヴェングラーの第九を聴くことができます。 |
TAHRA
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TAH 755
(2CD)
\5000 →\3890
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アンチェル&チェコ・フィル、1962 年モントルー音楽祭の初出ライヴ
(1)ドヴォルザーク:スターバト・マーテルop.58
(2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35 |
(1)マリア・シュターダー(S)
ヴィエラ・ソウクポヴァー(Ms)
イヴォ・ズィデク(T)
エドゥアルド・ハケン(Bs)
チェコ・シンガーズ・コーラス
(2)ナタン・ミルシテイン(Vn)
カレル・アンチェル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 |
アンチェル&チェコ・フィル、1962 年モントルー音楽祭の初出ライヴ録音がついにお披露目!ドヴォルザークのスタバト&ミルシテインをソロに迎えたチャイコのVn
協奏曲
録音:(2)1962 年9 月5 日、(1)13 日、モントルー音楽祭ライヴ録音/モノラル
1966 年モントルー音楽祭で演奏されたモツレクのライヴ録音(TAH
660)に引き続き、今度は1962 年同音楽祭のライヴ録音がリリースされる運びとなりました!アンチェルはこの年の音楽祭で、9
月5 日と13 日の2 日にわたってライヴを行っておりますが、今回お披露目となったのは、5
日に演奏されたチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」と、13
日に演奏されたドヴォルザークの「スターバト・マーテル」。いずれも初出音源ということで、注目必至の新譜です!
ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」では、リヒターやフリッチャイのもとでも数々の名演を生んでいる名ソプラノ、マリア・シュターダーが登場!何よりも宗教声楽曲を得意とし、アンチェル&チェコ・フィルと録音したドヴォルザークの「レクイエム」でも非常な名演を披露しているだけに期待も高まりましょう。力強くも清楚な歌声と幅広い声域を活かしたソロは圧巻。アンチェル率いるチェコ・フィルの荘厳な伴奏も相まって、見事な演奏を聴かせています。
更に見逃せないのは、名手ミルシテインをソリストに配したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲!芯のある艶やかな冒頭のソロから一気にぐっと惹きつけられます。傑出した演奏技術は言わずもがな、軽やかなリズム感と息の長い伸びやかなフレーズ感が素晴らしく、ミルシテインらしい格調高い煌びやかな高音域の音色をたっぷりと堪能することが出来ます。超絶技巧連続のパッセージの中でも歌心を失わない、ミルシテインならではの見事なカデンツァは必聴です!
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<国内盤>
<映像>
C−MAJOR(映像)
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71 3104
(3Blu-ray)
リージョン・コード:
ABC(フリー)
HD 16:9
6 時間36 分+ 93 分
PCM 2.0 / DTS-HD MA 5.0
字幕:英独仏西韓日
\13500 →\10790
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毎日忙しいあなたに。「指環」が正味6 時間半!
一日で上演してしまった「コロン・リング」!!一流歌手多数!!!
ワーグナー:「ニーベルングの指環」(コルト・ガルベンによる短縮版)
「ラインの黄金」
ユッカ・ラシライネン(Br ヴォータン) シュテファン・ハイバッハ(T
ローゲ) アンドルー・ショア(Br アルベリヒ)
ダニエル・スメギ(Bs ファーゾルト) ゲイリー・ヤンコウスキ(Bs
ファーフナー) ケヴィン・コナーズ(T ミーメ)
ジモーネ・シュレーダー(Ms フリッカ) ソーニャ・ミューレック=ヴィッテ(S
フライア)
シリャ・シンドラー(S ヴォークリンデ) ウタ=クリスティーナ・ゲオルク(S
ヴェルグンデ)
ベルナデット・フォドール(Ms フロースヒルデ)
「ワルキューレ」
スティー・アナセン(T ジークムント) ダニエル・スメギ(Bs
フンディング) ユッカ・ラシライネン(Br
ヴォータン)
マリオン・アマン(S ジークリンデ) リンダ・ワトソン(S
ブリュンヒルデ) ジモーネ・シュレーダー(Ms
フリッカ)
ソーニャ・ミューレック=ヴィッテ(S
ゲルヒルデ) シリャ・シンドラー(S オルトリンデ)
ズザンネ・ゲープ(Ms ヴァルトラウテ) ザビーネ・ホグレーフェ(S
ヘルムヴィーゲ)
アドリアーナ・マストランジェロ(ジーグルーネ) マヌエラ・ブレス(Ms
ロスヴァイセ)
ウタ・クリスティーナ・ゲオルク(S グリムゲルデ) ベルナデット・フォドール(Ms
シュヴェルトライテ)
「ジークフリート」
レオニード・ザホジャーエフ(T ジークフリート) ケヴィン・コナーズ(T
ミーメ)
ユッカ・ラシライネン(Br さすらい人) リンダ・ワトソン(S
ブリュンヒルデ) アンドルー・ショア(Br
アルベリヒ)
ゲイリー・ヤンコウスキ(Bs ファーフナー) シリャ・シンドラー(S
森の小鳥)
「神々の黄昏」
レオニード・ザホジャーエフ(T ジークフリート) ジェラルド・キム(Br
グンター) ダニエル・スメギ(Bs ハーゲン)
リンダ・ワトソン(S ブリュンヒルデ) ズザンネ・ゲープ(Ms
ヴァルトラウテ)
ザビーネ・ホグレーフェ(S グートルーネ) シリャ・シンドラー(S
ヴォークリンデ)
ウタ=クリスティーナ・ゲオルク(S ヴェルグンデ) ベルナデット・フォドール(Ms
フロースヒルデ)
アンドルー・ショア(Br アルベリヒ)
ロベルト・パーテルノストロ(指)ブエノスアイレス・コロン劇場管弦楽団、合唱団
ヴァレンティーナ・カラスコ(演出) カルレス・ベルガ(装置) フランク・P.シュレスマン(装置原案)
ニディア・トゥサル(衣装) コルト・ガルベン(短縮編曲)
収録:2012 年11 月、ブエノスアイレス |
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71 3008
(5DVD)
リージョン・コード:
0(フリー)
NTSC 16:9
6 時間36 分+ 93 分
PCM Stereo / DTS 5.0
字幕:英独仏西韓日
\13500 →\10790
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71 2904
(Blu-ray)
93 分
PCM Stereo / DTS 5.0
字幕:英独仏西韓日
\5400 →\4990
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コロン・リング ドキュメンタリー映像
コロン・リングのドキュメンタリー映像の単売
ほとんどドラマになりそうなくらいの大逆転劇は、これだけ見ても十分面白いものです。
日本語字幕付き。 |
71 2808
(DVD)
93 分
PCM Stereo / DTS 5.0
字幕:英独仏西韓日
\3400 →\2990
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奇跡の大逆転を成功に収めたドキュメンタリーも必見!日本語字幕付き!!!
噂のコロン・リングがついに映像に登場です!2012
年、アルゼンチン、ブエノスアイレスの老舗歌劇場、コロン劇場で上演された「ニーベルングの指環」ですが、話題その1
は、それまで不可能と思われていた「指環」の短縮に成功したこと。ワーグナーの生前から「指環」を一日で上演できるようにするという話はあったものの、まさか実現できるとは思われていませんでした。このコロン劇場での上演では、DG
のプロデューサーとしても活躍したコルト・ガルベン(日本では英語読みのコード・ガーベンとしても知られています)が約半分、正味約6
時間半に圧縮することに成功、一日で四部作を共通キャストで上演できるようになりました。
話題その2 は、演出。この上演は本来カタリーナ・ワーグナーが演出を担当する予定でしたが、南米流儀の進行にさじを投げて帰国。急遽スペインの舞踏集団ラ・フラ・デルス・バウスのメンバー、ヴァレンティーナ・カラスコに託されました。ラ・フラ・デルス・バウスはバレンシアでの「指環」上演に関わったので、彼女は「指環」をよく知っていたのです。カラスコは、舞台装置は流用しつつ、演出そのものはまったく別の視点で作り直し、近代アルゼンチンの闇の部分を問題に取り上げた舞台を作っています。フリッカが有名な女性にソックリなのには思わず笑ってしまいます。
話題その3 は歌手。ヴォータン/さすらい人にはユッカ・ラシライネン、ジークムントにはスティー・アナセン、ブリュンヒルデにはリンダ・ワトソンなど、有名歌手が多数。それ以外の歌手もドイツ系を中心とした実力派ばかりです。しかも一日での公演なので、持ち役の一貫性にブレはまったくありません。
話題その4 は指揮者。ロベルト・パーテルノストロは、名前こそイタリア系ですが、ウィーン生まれでウィーンで学んだ指揮者。カラヤンのアシスタントを務めたこともあります。ワーグナーを得意としていて、カッセルでの「ワルキューレ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」の録音は話題になりました。叩き上げのベテランならでの充実した音楽は聞きものです。
コロン・リングは大成功を収めることができました。そして今回、鮮明映像で発売となります。
なお、カラスコが演出を引き受けてから上演が大成功を収めるまでのドキュメンタリー映像も付けられています(単売あり)。上演中止寸前まで追い込まれた窮地から、カラスコが明るく前向きに劇場全体を一つにまとめて上演に漕ぎ着け、しかも大成功を収めるという、鮮やかな大逆転劇も必見です。まずこちらをご覧いただくと、一層コロン・リングが楽しく見ることができることでしょう!
本編はもちろん、特典映像も日本語字幕付きです。
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ORFEO(映像)
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ORFEOD 874131
(DVD)
\3400
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ドキュメンタリー:燃える天才〜アンドリス・ネルソンス
監督:アストリド・ブシャー
ボーナス:手兵バービンガム市響と訪れた故郷リガにて
制作:2003 年(Filmfritz) |
若き天才指揮者ネルソンスの素顔を描き出したドキュメンタリー、エネルギッシュな音楽性と非凡な才能の秘密に迫る!
画面:NTSC 16:9、音声:DD2.0、53’ 00、言語:ドイツ語、字幕:英語
今、最も注目を集めている若手指揮者アンドリス・ネルソンスのドキュメンタリー映像。2008
年から音楽監督を務めているバーミンガム市交響楽団との良好な関係、楽団員たちからのメッセージには厚い信頼が寄せられているのが伝わります。そして時にはユーモアを交え、汗だくになって挑む真剣勝負のリハーサル風景、緊張感漂うコンサート直前の姿、バーミンガム市響の育ての親であるサイモン・ラトル、ピアニストとして共演したダニエル・バレンボイムら現代の巨匠たちからの賞賛のコメントが寄せられています。
また、生まれ故郷リガでの想い出を音楽家でもある母と継父が幼少時代の写真を交えて語り、ネルソンス本人も母校リガ音楽院やトランペット奏者として活躍していた当時を思い返しています。バーミンガム市響をはじめ、WDR
交響楽団やウィーン国立歌劇場での公演風景、2011
年のバイロイトで共演し大注目を浴びた、クラウス・フローリアン・フォークトとの「ローエングリン」のレッスン風景、愛犬や妻で同じくラトヴィア出身のソプラノ歌手クリスティーネ・オポライスと自宅で過ごす様子や2012
年2 月に生まれた愛娘の写真を嬉しそうに見る姿、無邪気に雪遊びをするプライベート・ショット、オーケストラのリハーサルに子供たちを招待し子供たちから質問を受ける姿など世界が注目する若き天才指揮者の多忙を極める日常と素顔に迫る興味深い内容です。
ボーナス映像には、故郷リガを手兵バーミンガム市響と訪れた際の映像が収められています。
この映像はドイツの映像制作会社「Filmfritz」により制作されました。
アンドリス・ネルソンス(指揮)バーミンガム市交響楽団2013年来日予定
11 月18日(月)19日(火)19時開演 東京オペラシティコンサートホール |
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