IPPNW
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IPPNW 慈善演奏会
—相馬子どもオーケストラ&コーラスの設立に向けて—
ルリン・フィル12 人のチェリスト、石坂団十郎、ル・ムジケ・クァルテット
(1)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
ヘ長調 op.96
(2)シェーンベルク:弦楽三重奏曲 op.45
(3)ピアソラ:リベル・タンゴ
(4)ピアソラ:アディオス・ノニーノ
(5)バカラック:自由への道
(6)ピアソラ:フーガと神秘
(7)滝廉太郎:荒城の月 |
(1)ル・ムジケ・クァルテット
[シモン・ベルナルディーニ(第1ヴァイオリン)、
クリストフ・ホラーク(第2ヴァイオリン)、
アンドレアス・ウィルウール(ヴィオラ)、
ウルリケ・ホフマン(チェロ)]
(2)カイ・フォーグラー(ヴァイオリン)
ウルリッヒ・アイヒェナウアー(ヴィオラ)
石坂団十郎(チェロ)
(3)-(7)ベルリン・フィル12人のチェリストたち
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KKC 5336
(日本語帯・解説付)
\2800
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若手実力派チェリスト、石坂団十郎やベルリン・フィル12
人のチェリストも参加!福島県の児童オーケストラ基金のサポートを目的としたIPPNWチャリティコンサート〜ライヴ・イン・ベルリン
録音:2012 年9月、ベルリン・フィルハーモニー 室内楽ホールにおけるライヴ/DDD、68’58、ライヴ
このCD はIPPNW(核戦争拡散防止国際医師会議)慈善演奏会として、2012
年9 月ベルリンにて「相馬子どもオーケストラ」の設立を目指した、エル・システマジャパンの活動を支援するためのチャリティコンサートのライヴ収録です。この活動にベルリン・フィル12
人のチェリストや若手実力派チェリスト石坂団十郎、ル・ムジケ・クァルテットなど、世界的アーティストが参加し、被災地の復興に向けた活動を支援しました。心を一つにした演奏を聴くことができます。
演目はル・ムジケ・クァルテットが演奏したドヴォルザークの弦楽四重奏曲第12
番「アメリカ」やベルリン・フィル12 人のチェリストが演奏したピアソラのリベル・タンゴ、フーガと神秘など様々な作曲者の作品が演奏されました。このCD
の最後に収録された滝廉太郎の荒城の月は被災地の復興を願う、祈りを捧げているような演奏です。
このCD の収益金額の一部は、東日本大震災の復興支援として、エル・システマジャパンを通して、福島県相馬市にて実施する「相馬子どもオーケストラ」の活動のために寄付されます。
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LIGIA
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ローラン・マルタン(Pf)
暗く沈んだ、甘くないショパン・アルバム
ショパン:
(1)ワルツ ロ短調Op.69
の2 /(2)ワルツ ヘ短調Op.70
の2 /
(3)ワルツ イ短調Op.34
の2 /(4)ポロネーズ変ホ短調Op.26
の2 /
(5)2 つのノクターンOp.55
/(6)ノクターント短調Op.15
の3 /
(7)前奏曲集OP.28 より第3、4、6、13
曲/
(8)マズルカOp.7 の2 /(9)マズルカOp.67
の2 /
(10)マズルカOp.68 の2
/
(11)マズルカOp.68 の4
/(12)練習曲Op.10
の12「革命」/
(13)練習曲ヘ短調Op.25
の2 /(14)春(リスト編) |
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ローラン・マルタン(Pf) |
DDD、96kHz 24bit、67’22”
Ligia レーベルで、女性作曲家の秘曲録音のピアノ・パートを好演しているローラン・マルタン。1945
年リヨン出身で、ピエール・サンカンらに学んだフランス・ピアニズムの継承者。このショパン・アルバムも独自の主張が感じられる風変わりな選曲によります。まず人気作がほとんど入っておらず、また全19
トラック中17 曲が短調によります。全体に暗く沈んだ色調に覆われ、ショパンのイメージが大きく変わること間違いなしの示唆に富んだユニークなアルバムと申せましょう。 |
LIMEN
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CDVD007 C007
(3CD+
2DVD(NTSC 16:9))
\5400
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ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
CD-1
ピアノ三重奏曲第番変ホ長調
Op.1-1
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調
Op.70-2
CD-2
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
CD-3
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」
Op.70-1
ピアノ三重奏曲第7番「大公」
変ロ長調 Op.97
ボーナス DVD(CDと同内容の演奏が収録されています)
DVD-1
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調
Op.1-1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調
Op.1-2
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調
Op.70-2
DVD-2
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調
Op.1-3
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」
Op.70-1
ピアノ三重奏曲第7番「大公」
変ロ長調
Op.97 |
アルス・トリオ・ディ・ローマ
[ローラ・ピエトロチーニ(pf)、
マルコ・フィオレンティーニ(vn)、
ヴァレリアーノ・タッデオ(vc)] |
真珠が煌めくようなピアノのタッチとヴァイオリン、チェロの美音!イタリア若手実力派ピアノ・トリオ“アルス・トリオ・ディ・ローマ”によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲集!
録音:2012 年、Limen Music
Studio、ミラノ/DDD
2001 年結成、イタリア若手実力派ピアノ・トリオ、アルス・トリオ・ディ・ローマによるベートーヴェン・アルバムです。収録曲は有名な「幽霊」「大公」を含むピアノ三重奏曲6
曲です。
ピアノのローラ・ピエトロチーニ、ヴァイオリンのマルコ・フィオレンティーニ、チェロのヴァレリアーノ・タッデオによって結成されたアルス・トリオ・ディ・ローマはキジアーナ音楽院在学時にトリオを組み、世界的に権威のあるピネローロ国際室内楽コンクール、プレミオ・トリオ・ディ・トリエステ国際室内楽コンクールにて第1
位を獲得するなど、華々しいコンクール歴をもつ実力派のピアノ・トリオです。ソリスティックな技術と優れたアンサンブル能力が求められるトリオの作品は著名な演奏者にとっても難しい演奏形態ですが、当ピアノ三重奏団は卓越した技術はもちろんのこと、それぞれの個性が相乗効果となり、煌めくようなアンサンブルを聴かせてくれます。
ピアノのローラ・ピエトロチーニの美しいピアノのタッチは圧巻で、まるで真珠が光り輝くような美しい演奏です。弱音の箇所もか細い音になることなく、芯のしっかりとしたタッチで演奏しております。
またヴァイオリンのマルコ・フィオレンティーニ、チェロのヴァレリアーノ・タッデオの演奏も極めて清潔な演奏で、それぞれの時代のベートーヴェンの作品を見事に表現しております。 |
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CDVD023 C023
(1CD+1DVD)
\3000
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「アクロス・ヴィルトゥオジティ II」
(1)ウェーバー:大協奏的二重奏曲
変ロ長調
op.48
カルロ・ボッカドーロ:
(2)“ハイパードライヴ” 〜クラリネット独奏のための
同:
(3)“マンハッタン・ミュージック”
〜クラリネットとピアノのための
(4)マルコ・トゥッティーノ:ソナタ〜クラリネットとピアノのための
(5)マルコ・モンタルベッティ:crisalide
d'aria(空気さなぎ)
(6)ファブリツィオ・メローニ—エリオ・マルチェシーニ:That’
s All |
ファブリツィオ・メローニ(Cl)
吉川隆弘(Pf;Steinway & Sons)
(6)エリオ・マルチェシーニ(パーカッション) |
ミラノ・スカラ座管のクラリネット奏者メローニとイタリア在住の実力派ピアニスト吉川隆弘による大好評「アクロス・ヴィルトゥオジティ」の第二弾登場!
録音:2012 年、Limen Music
Studio、ミラノ/DDD
ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席クラリネット奏者、ファブリツィオ・メローニとイタリア在住の実力派ピアニスト吉川隆弘による大好評「アクロス・ヴィルトゥオジティ」の第二弾登場!前作「アクロス・ヴィルトゥオジティ」(CDVD
010 C010) では超絶技巧のよる、オペラ・ファンタジーを聴かせてくれました。
期待の第二弾はウェーバーの大協奏的二重奏曲
変ロ長調を主軸にボッカドーロの“ハイパードライヴ”
など、ジャケット写真のイメージ通り、F1
のスピード感を想像させる超絶技巧作品などヴァラエティに富んだ作品は収録されており、メローニ・ファン、クラリネット・ファンにはたまらない内容となっております。伴奏の吉川隆弘も好サポートで息の合った演奏を披露しており今回も期待裏切らない充実の内容です。
当レーベルの魅力であるCD と同内容の特典DVD
の付きで、迫力の演奏を視覚的に体感することができます。とりわけ当アルバムの最後に収録された、メローニとマルチェシーニの合作「That’
s All(ザッツ・オール)」ではパーカッションのエリオ・マルチェシーニと即興演奏を披露しており、音だけではわからない特殊な奏法などを見ることができます。
ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)
現代イタリアを代表するクラリネット奏者の一人で、1984
年以来ミラノスカラ座の首席ソロクラリネット奏者を務めております。メローニはミラノ・ヴェルディ音楽院を首席で卒業し、1986
年にはARD ミュンヘン国際コンクール及びプラハの春国際音楽コンクールに入賞し、以後、室内楽、各オーケストラとの共演を果たし、現在は後進の指導にも力を入れております。
来日公演情報
ファブリツィオ・メローニ&吉川隆弘
デュオ・リサイタル〜
ACROSS VIRTUOSITY
2013 年9 月5 日(木) 19:00
〜 兵庫県立芸術文化センター(小ホール)
2013 年9 月8 日(日) 15:00
〜 イタリア文化会館
公演プログラム
ウェーバー:クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲
Op.48
セバスティアーニ:セミラーミデ・ファンタジー、ノルマ・ファンタジー
リスト:リゴレット・パラフレーズ
モンタルベッティ:空気さなぎ
ボッカドーロ:マンハッタン・ミュージック |
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CDVD014 C014
(1CD+
1DVD(NTSC))
\3000
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ミラノ・スカラ座管の名ヴィオリスト、ダニロ・ロッシ
アンコール!
(1)パガニーニ:大ヴィオラとピアノのためのソナタ
(2)ブラームス:子守歌
(3)ブルッフ(ノイマン編):コル・ニドライ
(4)チャイコフスキー:夜想曲
(5)フォーレ:シシリエンヌ
(6)シベリウス(ヘルマン編):悲しきワルツ
(7)ヴィエルヌ:夕べ
(8)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(9)クライスラー:愛のかなしみ
(10)ヴィラ=ロボス:アリア(カンティレーナ)〜ブラジル風バッハより
(11)ピアソラ:グラン・タンゴ
(12)M.D.シカ:ヴィオラとピアノのためのアダージョ
(13)R.ライト(ナンニ編):ザ・グレート・ギグ・イン・ザ・スカイ |
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ダニロ・ロッシ
(ヴィオラ/使用楽器:
1600年マッジーニのコピー
(フィリッポ・ファッサー2010年製))
ステファノ・ベッツィケーリ(ピアノ) |
ミラノ・スカラ座管の名ヴィオリスト、ダニロ・ロッシが奏でる名曲集アルバム!
録音:2012 年
ミラノ・スカラ座管弦楽団の第1
ヴィオラ奏者、ダニロ・ロッシによる名曲集アルバムの登場。パガニーニのソナタから、悲しきワルツの編曲ものなど、クラシックの名曲がずらりと並び、ロッシの伸びやかな音色と濃密な音楽性を堪能できます。映像は演奏風景を収めたものです。
ダニロ・ロッシは、ディーノ・アショッラ、ピエロ・ファルッリ、ユーリ・バシュメットらに師事。20
歳の若さでリッカルド・ムーティにミラノ・スカラ座管弦楽団のソリスト、第1
ヴィオラ奏者に任命。同オケの歴史上最も若い第1
奏者となりました。伴奏を務めるステファノ・ベッツィッケーリは1988年からダニロ・ロッシとコンビを組み、イタリア国内やヨーロッパ各地でコンサートを行っています。 |
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CDVD017 C017
(1CD+
1DVD(NTSC))
\3000
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スカラ座の名手たち
ヴェルディ:
(1)弦楽四重奏曲
(2)「椿姫」および「リゴレット」のモティーフに基づく
クラリネットと弦のためのファンタジア
(D.ロヴレリオ編/G.バッシ、A.ペコロ改訂) |
ミラノ・スカラ座管弦楽団メンバー
ファブリツィオ・メローニ
(クラリネット(2)) |
オペラのエキスパート、ミラノ・スカラ座管弦楽団の名手たちによるヴェルディ!
録音:2012 年
ミラノ・スカラ座管弦楽団のメンバーによるヴェルディ作品集。弦楽四重奏曲を、弦楽アンサンブルで演奏しており、ドラマチックさが増幅されて大迫力です。2
曲目では名手メローニをソリストに迎え、ヴェルディの傑作オペラのシーンが甦ります。オペラを知り尽くしたメンバーたちによる演奏だけに、情景感が違います! |
LSO LIVE
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LSO 0733
(2SACD HYBRID)
\4000 →\2890
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こんなブラームス聴いたことがない。ついに登場!
ゲルギエフ&ロンドン響のブラームス交響曲第1番&第2番!
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)交響曲第2番Op.73
(3)悲劇的序曲Op.81
(4)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a |
ワレリー・ゲルギエフ (指)
ロンドン交響楽団 |
21世紀のブラームス像か?こんなブラームス聴いたことがない。ゲルギエフ独自の解釈が斬新な初挑戦のブラームス交響曲。
録音:2012 年9 月、10 月、12
月 バービカン・ホール(ライヴ)/Multi-channel
5.1
SACD ハイブリッド盤。ゲルギエフとロンドン交響楽団は、昨2012
年シーズンでシマノフスキとブラームスの交響曲を対比上演するという試みを行いました。かたやポーランド近代、かたや純ドイツ・ロマン派と、交響曲を4
篇残していること以外共通する点のないふたりの作曲家ですが、ゲルギエフにとって初レパートリーだけに興味津々。今回は待望のブラームス。
ブラームスの交響曲はゲルギエフの音楽性と資質から考えると、面白そうと思われながら、録音は協奏曲やドイツ・レクイエムなどしかありませんでした。満を持しての披露となります。
交響曲第1 番にゲルギエフの個性がもっとも強く表れています。音色は暗く、強烈なアクセントはロシア音楽のようで新鮮。重低音をきかせたフィナーレの、ことにコーダはロシア正教の合唱をオーケストラに移し替えたような音響に驚かされます。
交響曲第2 番は本来田園的で平穏な作品のはずながら、不思議な不吉さと不穏な雰囲気に翳っています。ゲルギエフは伝統や因習から離れ、劇的といえるような作品像を描いています。終楽章の素晴らしい加速ぶりはゲルギエフならでは。最後の輝かしい肯定へ向かって進む熱気は感動的です。
「ハイドンの主題による変奏曲」は各変奏での性格分けの巧さが光ります。メンデルスゾーンのスケルツォのように軽快な第5
変奏、明朗な管楽による第6 変奏、上品でうきうきしただ第7
変奏、不気味に音を抑えた第8 変奏が、威厳に満ちた「聖アントニウスのコラール」を感動的に導きます。
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LSO 0739
(SACD HYBRID)
¥2400 →\2190
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ゲルギエフ &ロンドン交響楽団
シマノフスキ:
(1)交響曲第3番Op.27「夜の歌」
(2)協奏交響曲(交響曲第4番Op.60)
(3)スターバト・マーテルOp.53(ポーランド語歌唱) |
(1)(3)トビー・スペンス(Ten)
(2)デニス・マツーエフ(Pf)
(3)サリー・マシューズ(Sop)
エカテリーナ・グバノワ(Ms)
コスタス・スモリギナス(Br)
ワレリー・ゲルギエフ (指)
ロンドン交響楽団、同合唱団
サイモン・ハルジー(合唱指揮) |
妖しさ漂うLSO の機能全開ゲルギエフ会心のシマノフスキ
録音:2012 年12 月、2013 年3
月 バービカン・ホール(ライヴ)/Multi-channel
5.1
SACD ハイブリッド盤。ゲルギエフとロンドン交響楽団は、昨2012
年シーズンでシマノフスキとブラームスの交響曲を対比上演するという試みを行いました。かたやポーランド近代、かたや純ドイツ・ロマン派と、交響曲を4
篇残していること以外共通する点のないふたりの作曲家ですが、ゲルギエフにとって初レパートリーだけに興味津々。今回のアルバムはシマノフスキ作品のみ、ソリストとオーケストラのための3
篇が収められています。
カロル・シマノフスキ(1882-1937)
は近代ポーランドを代表する作曲家ですが、生まれ育ちはウクライナ。ロシア・ピアニズムの源流ゲンリヒ・ネイガウスが従兄弟、ホロヴィッツの師だったピアニストで作曲家のフェリクス・ブルーメンフェルトが叔父という、ロシア音楽史から見ても特別な家柄の出です。それゆえか、彼の音楽はポーランドの演奏家のみならず、ロシアの大物たちに愛奏される歴史があり、リヒテルやオイストラフも素晴らしい録音を残しています。
交響曲第3 番「夜の歌」は、13
世紀ペルシャの詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩をドイツ語からの重訳でポーランド語訳された歌詞によるテノールと合唱付きのオラトリオ風作品で、神秘的で扇情的な歌詞とスクリャービン風の官能性に満ちた音楽。この曲の初演は、1916
年11 月にアレクサンドル・ジロティ(ラフマニノフの従兄のピアニストで指揮者)の指揮で予定されていましたが延期となり、1921
年11 月にロンドンにてアルバート・コーツ指揮ロンドン交響楽団により行われました。コーツはロシア革命までマリインスキー劇場の首席指揮者を務めたゲルギエフの大先輩でもあり、同じLSO
を指揮しての演奏など、ゲルギエフならびにロシアとの縁の深さに興味津々。極めて大編成で、たくさんの声部による精緻を極めた織物ですが、まさにゲルギエフの真骨頂、驚くべきバランス感覚と統率力で完璧に再現しています。独唱のトビー・スペンスはイギリスのテノール。明るくさわやかな美声がかえってこの作品の変態性を際立たせています。
交響曲第4 番は、「協奏交響曲」と呼ばれるピアノとオーケストラのための作品。シマノフスキの晩年にあたる1932
年に作曲され、親友の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインに捧げられました。通常のピアノ協奏曲よりもオーケストラの比重が高く、まさに立派な交響曲となっています。マツーエフの師ナセトキンはゲンリヒ・ネイガウスの弟子であり、まさに直系の独奏者。あいかわらずの物凄いテクニックで、ポーランド民俗舞曲に基づくフィナーレなど、プロコフィエフの音楽のようで鮮烈です。ここでもゲルギエフのバランス感覚とLSO
の巧さが光ります。
1926 年作の「スターバト・マーテル」は、宗教音楽ながらポーランドの民俗音楽の要素濃厚な、シマノフスキ後期の傾向が明瞭な作品。シマノフスキの古代趣味の表れのひとつである16
世紀ルネサンス音楽への傾倒が見てとれます。独唱も合唱もポーランド語により、非常に感動的です。
ゲルギエフはシマノフスキの音楽について、「広く聴かれ、認められるのが当然なだけでなく、その音楽で20
世紀音楽の発展をより良く理解する絶好の機会だ」と絶賛しています。シマノフスキの交響曲第3
番と4 番はこれだけ持っていれば充分な決定盤の登場と申せましょう。
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MARIINSKY
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MAR 0526
(2SACD HYBRID)
\3400 →\3090
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ゲルギエフ(指)&マリインスキー劇場管
ワーグナー:「ラインの黄金」 |
ルネ・パーペ(Bs ヴォータン)
ニコライ・プチーリン(Br アルベリヒ)
シュテファン・リューガマー(T
ローゲ)
エフゲニー・ニキーチン(Bs ファーゾルト)
ミハイル・ペトレンコ(Bs ファーフナー)
アンドレイ・ポポフ(T ミーメ)
エカテリーナ・グバノワ(Ms フリッカ)
ヴィクトリア・ヤストレボワ(S
フライア)
ズラータ・ブリチョワ(Ms エルダ)
アレクセイ・マルコフ(Br ドンナー)
セルゲイ・セミシュクール(T フロー)
ジャンナ・ドンブロフスカヤ(S
ヴォークリンデ)
イリーナ・ワシリエワ(Ms ヴェルグンデ)
エカテリーナ・セルゲーエワ(Ms
フロースヒルデ)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団 |
ゲルギエフ&マリインスキー、「指環」第2弾今回も名歌手勢揃いの「ラインの黄金」!!
録音:2010 年6 月7-10 日、2012
年2 月17、18
日、4 月10 日、サンクトペテルブルク/147’42”
ゲルギエフ&マリインスキーによる「ニーベルングの指環」、第2
弾は「ラインの黄金」です!2010
年6 月9 日のマリインスキー劇場のコンサートホールでの演奏会形式上演を中心に念入りに収録を重ねたもので、ゲルギエフの力の入れようが感じられます。
第1 弾の「ワルキューレ」(MAR
0527)と同様、ここでも優れたキャストが集められています。ヴォータンは美声バスのルネ・パーペ。パーペは、「ラインの黄金」のヴォータンを、バレンボイムの指揮でベルリンとミラノでも歌っており、さすがよくこなれています。悪役も得意とするパーペですから、時々利かせる凄みもさすが。もう一人のドイツ人、ローゲのシュテファン・リューガマーもベルリンでバレンボイムに重用された万能型テノール。モーツァルトも歌う人なので、柔らかくけれどずる賢いローゲを巧みに歌っています。この二人以外はマリインスキー劇場から育った優秀な歌手たちが起用されています。
アルベリヒには、度々の来日で日本でも有名なバリトン、ニコライ・プチーリン。この荒々しくも油断ならぬアルベリヒは秀逸。ヴォータン、ローゲ、アルベリヒの場面は、ゲルギエフの緊張感のある指揮も含めて、今回の録音の聞きどころです。巨人兄弟にも、エフゲニー・ニキーチンとミハイル・ペトレンコというマリインスキー劇場から国際的に羽ばたいたバス二人を惜しげもなく投入。さらにフリッカには、スカラ座やメトの来日公演にも参加して評判だったエカテリーナ・グバノワ。ラインの乙女まで、優れた人材を起用できるのはさすがゲルギエフ。
そのゲルギエフの音楽は、華やかさや迫力、重厚さで押すワーグナーではなく、細部まで神経を巡らせ、歌とオーケストラが良く絡み合うことでワーグナーが本来狙った効果を上げる音楽作り。しばしば歌付きの交響詩のようになってしまうワーグナーのオペラが、もっと繊細かつ斬新な音楽劇であることをゲルギエフはよく分かっています。ことに対話が重要な「ラインの黄金」ではその効果は絶大。もちろん、必要なところではマリインスキー劇場管弦楽団がフルで稼動する華麗な音楽も引き出しています。
優秀録音がSACD Hybrid で発売というのも嬉しいもの。オーディオマニアも注目です!
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MIRARE
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アダム・ラルーム(P)
シューマン:ピアノ作品集
フモレスケ 変ロ長調 Op.20
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11 |
アダム・ラルーム(P) |
シューマンの濃密な世界を見事描いたアダム・ラルーム
録音:2012 年9 月2-5 日サル・ガヴォー、パリ/62’00
2009 年9 月に行われたクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝者として注目を集めている期待の若手ピアニスト、アダム・ラルーム。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ヴェルビエ音楽祭などに名高い音楽に出演し、好評価を得ています。今回リリースされるのは、得意とするシューマンの作品集。シューマンの精神の深い森に入り込み、独特のロマンティシズムを見事に表現しています。
「フモレスケ」は、ドイツ語で喜び悲しみ怒りなど人間の心の内面を表した言葉で、大きく5
つの部分に分かれた、自由な形式で書かれた作品です。次々とうつりゆく心情が美しく描写されています。シューマンのピアノ・ソナタは3
曲ありますが、この第1 番に関してシューマンはこのソナタを「君に対するただ一つの心の叫び」と記しているようで、クララに一途な恋愛感情を抱くようになった頃の甘美な旋律に彩られた作品。 |
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マタン・ポラト(p)
〜スカルラッティの主題による変奏曲〜
スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.32
クープラン:クラウザン曲集
より「プラチナ色の髪のミューズ
」 No.19-6
ヤナーチェク:ないしょのスケッチより「ただ先の見えない運命なのか?」
メンデルスゾーン:無言歌集Op.62-1
より
グリーグ:抒情小曲集Op.12-1
バルトーク:ミクロコスモスより「ハエの日記」
ブラームス:間奏曲ホ短調Op.116-5
ショパン:マズルカ ホ短調Op.17-2
ブーレーズ:ノタシオン第11番
シューマン:森の情景Op.82
より「予言の鳥」
サティ:グノシエンヌ第2
番
ドビュッシー:前奏曲集第1集より「雪の上の足跡」
J.S. バッハ:パルティータ第1番BWV825
よりジーグ
ショスタコーヴィチ:抒情的なワルツ(人形の舞曲)Op.91b
アンタイル:トッカータ第1番
チャイコフスキー:18の小品よりOp.72
より「やさしい非難」
ベートーヴェン:バガテル 変イ長調Op.33-7
ブーレーズ:ノタシオン第4番
モーツァルト:ジーグ ト長調K574
リスト:オーベルマンの谷
リゲティ:ムジカ・リチェルカータより第5番ルバート、ラメントーゾ
ブーレーズ:ノタシオン第8番
スクリャービン:炎にむかってOp.72
ポラート:インプロヴィゼーション
スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.32 |
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マタン・ポラト(p) |
多彩な才能を持つ注目若手マタン・ポラトMIRAREデビュー!
録音:2013 年1月28-30日ラ・シテ・ナント・イベント・センター/69’00
MIRAREレーベルから注目の若手ピアニスト、マタン・ポラトのデビュー盤が発売されます。マタン・ポラトはイスラエルのテル・アヴィヴ出身。ピアニスト、作曲家として活躍しています。ジュリアード音楽院修了後、ヴェルビエやザルツブルク、デルフトなど各地の音楽祭に参加。ソリストとしても、シカゴ響やイスラエル・フィル等と共演をかさね、カーネギーホール、ウィグモア・ホールなど、世界各地で活躍しています。
このアルバムはドメニコ・スカルラッティのソナタ
ニ短調 K32 を主題とし、バッハからブーレーズまでの色々なピアノ作品を変奏曲とみたて構成した内容です。マタン・ポラトの斬新な視点で、組み立てられたアルバムは、作品の新たな魅力に気付かされます。
今後日本でも注目されることは間違えない注目のピアニスト、マタン・ポラトの演奏は必聴です。 |
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ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭公式CD
2013
・クープラン:さまよう亡霊たち/
イド・バルシャイ
・J.S. バッハ:パルティータ第4番イ長調BWV828
よりアルマンド/ シュ・シャオメイ
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op53
より第2楽章/ ニコラス・アンゲリッシュ
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op2
より第2楽章/ アブデル・ラーマン・エル・バシャ
・フォーレ:3つの無言歌よりロマンスOp.17-1/
ジャン=クロード・ペヌティエ
・ブラームス:ハンガリー舞曲第4番ヘ短調/
ボリス・ベレゾフスキー
・シューマン:フモレスケOp.20
より/ アダム・ラルーム
・ショパン:前奏曲第17番変イ長調アレグレット/
フィリップ・ジュジアーノ
・メデンルスゾーン:無言歌集第3集「夕べの星」変ホ長調Op.38-1
・ヌーブルジェ:バガテル/ ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
・スカルラッティ:ソナタ イ短調K32/
マタン・ポラト
・ソレル:第24番R.359 ニ短調/
ルイス・フェルナンド・ペレス
・グリンカ/ バラキレフ:ひばり/
広瀬悦子
・チャイコフスキー:無言歌ヘ長調Op2-3/
クレール・マリ=ル・ゲ
・シェーンベルク:3つのピアノ曲よりアンダンティーノ/
フローラン・ボファール
・ショスタコーヴィチ:前奏曲第10
Op34 より/
アンドレイ・コロベイニコフ
・ストラヴィンスキー:5つのやさしい小品/
リディヤ&サーニャ・ビジャーク
・メトネル:追憶のソナタ イ短調
op.38-1(忘れられた調べ)第1
集より/ ダヴィッド・カドゥシュ
・フォーレ:ドリー組曲より子守歌/
クレール・デゼール&エマニュエル・シュトロッセ
・サティ:ジムノペディ第1番/
アンヌ・ケフェレック |
国際的なピアノ・フェスティヴァル、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭。ケフェレック、ベレゾフスキー、ペヌティエなどMIRAREレーベルを代表するピアニストが集結した2013
年公式アルバム
76’00
南仏プロヴァンス地方のラ・ロック・ダンテロンで、1981
年より開催されている国際ピアノ・フェスティヴァル。地元の村長ポール・オノラティニと、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭のプロデューサーとしても知られるルネ・マルタンによって創設されました。第1
回目の開催ではマルタ・アルゲリッチ、クリスティアン・ツィマーマン、ゾルターン・コチシュら大物アーティストが出演。期間中9,200
人の観客が訪れ、その後もラドゥ・ルプー、フランソワ=ルネ・デュシャーブル、クン・ウー・パク、スヴャトスラフ・リヒテルなどの有名ピアニストのほか、バーバラ・ヘンドリックスなどの声楽家の出演が続き、数年のうちにピアノ界の国際的なイベントとして認知されました。大物アーティストの他にも、才能ある若手ピアニストの挑戦の場になるなど、観客とアーティストの出会いの場にもなっています。
2013 年公式CDには、MIRARE
レーベルお馴染のピアニストたちの演奏が20
トラック収録されています。 |
MUSO
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QEC 2013
(4CD)
\3100
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エリザベート王妃国際コンクール2013年ピアノ部門
2013 年入賞者
ボリス・ギルトブルク(
第1位/イスラエル)
レミ・ジュニエ(第1位/フランス)
マテウシュ・ボロヴィアク(第3位/英・ポーランド)
スタニスラフ・フリステンコ(第4位/ロシア)
チャン・ツォー(第5位/中国)
アンドリュー・タイソン(第6位/アメリカ) |
[CD1]
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ニ短調
op.30
(2)ラフマニノフ:音の絵 ハ短調
op.39-7
(3)ジェフスキ:夢
(4)ミシェル・ペトロシアン:In
the Wake
of Ea
(すべてボリス・ジルトブルク)
[CD2]
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番
ホ長調 op.14-1(レミ・ジュニエ)
(2)ラヴェル:夜のガスパール(マテウシュ・ボロヴィアク)
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
変イ長調 op.110(マテウシュ・ボロヴィアク)
(4)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第4番
ハ短調 op.29(レミ・ジュニエ)
[CD3]
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ニ短調
op.15(スタニスラフ・フリステンコ)
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
変ロ短調 op.23(チャン・ツォー)
[CD4]
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
ハ長調
KV 467(アンドリュー・タイソン)
(2)J.S.バッハ:パルティータ第2番
ハ短調
BWV 826(マテウシュ・ボロヴィアク)
(3)J.S.バッハ:パルティータ第4番
ニ長調
BWV 828(レミ・ジュニエ) |
[CD1-(1),(4)] [CD3-(1),(2)]
マリン・オールソップ(指揮)
ベルギー国立管弦楽団
[CD4-(1)]
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
ワロニー室内王立管弦楽団 |
2013 年ピアノ部門上位入賞者たちの軌跡!
2013 年に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクール(今年はピアノ部門でした)のライヴ演奏音源ボックス。ファイナルでの協奏曲、そしてセミ・ファイナルなどで絶賛されたソロ演奏を収録。オールソップが指揮をつとめているものもあり、注目です。世界へ羽ばたかんとしている若き才能による熱い演奏をおたのしみください! |
NAIVE
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ロッテルダム・フィルの首席ソロ・フルート奏者ユレル
「ロマンティスムの夜明け」
(1)ベートーヴェン:セレナード ニ長調op.41
(2)シューベルト:『美しき水車小屋の娘』より「しぼめる花」の主題による序曲と変奏曲
(3)ベートーヴェン(?):フルート・ソナタ 変ロ長調
WoO A4 |
ジュリエット・ユレル(Fl)
エレーヌ・クヴェール(Pf) |
録音:2013 年5 月、フランス
ロッテルダム・フィルの首席ソロ・フルート奏者として活躍し、2013
年のラ・フォル・ジュルネ来日でも多くの注目を集めた名手ジュリエット・ユレルによる最新盤!10
月の来日リサイタルを間近に控えたリリースということで、注目必至のタイトルです。「ロマンティスムの夜明け」と題し、ベートーヴェンとシューベルトの作品を収録しています。今回の選曲に関して、「今回録音した3
作品は、正真正銘のデュオを創り上げたい演奏家にとっての宝物です。
美しいパートがソリストと伴奏者、それぞれの楽器に与えられているのです(中略)今回の新録音で、私達の共演が20
年となることを祝います」とリヴレット内で語っているユレル。2013
年に記念すべきデュオ結成20 周年を迎えたパートナー、エレーヌ・クヴェールと共に、優美かつ洗練された掛け合いで魅せてくれます。
作品41 の「セレナード」は、ベートーヴェンがフルート、ヴァイオリン、ヴィオラのために書いた作品25
の「セレナード」の編曲版。作曲者自身による編曲ではなく、F.X.
クラインハインツによるものとされていますが、フルートとピアノの緊密なアンサンブルが美しく、終楽章でのフルートの技巧的な旋律の数々も聴き所です。シューベルトの「しぼめる花の主題による変奏曲」は、「美しき水車小屋の娘」の第18
曲「しぼめる花」の旋律をフルート・ソロのために編曲したもの。内向的な哀傷にみちたフルート・ソロの美しい序曲に始まり、ピアノと共に主題の変奏を展開していきます。
ユレルの言葉通り、美しい主題の旋律が2
つのパートに散りばめられているのも大きな特徴で、情感豊かなクヴェールのピアノ・ソロも見事。ユレルの深いフルートの音色が、この作品の魅力を更に引き出しています。最後に収録されたベートーヴェンの「フルート・ソナタ 変ロ長調」は、その死後遺品の中から見つかったソナタ。
筆跡がベートーヴェンのものと異なることから現在では偽作とも考えられておりますが、フルート・ソロとピアノともに織りなす清廉な旋律の数々が美しく、非常に濃密な掛け合いの数々を堪能することが出来ます。
【ジュリエット・ユレル】
フルート界の中堅を担う女流フルート奏者。パリのコンセルヴァトワールでフルートおよび室内楽の両部門を首席で卒業し、ダルムシュテット、神戸、ブカレスト、ジャン=ピエール・ランパルといった世界各国の国際コンクールで華々しい受賞歴を誇る。現在は室内楽奏者およびソロ奏者として活躍しており、日本でもラ・フォル・ジュルネを始めとする数々の演奏会を行い、注目を集めている。1998
年から長らくロッテルダム・フィルの首席フルート・ソロ奏者の地位を務めており、当団の中核を担っている。2013
年を以て結成20 周年を迎えたピアニストのエレーヌ・クヴェールとのデュオは彼女のライフワークの一つであり、世界各国のコンクールおよびリサイタルで高い評価を集めている。
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ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集 |
(1)『アルジッポ』RV.697より アリア「まだ光が遅いなら」
ロミーナ・バッソ(コントラルト)、フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティコ【旧品番:OP
30480】
(2)『怒れるオルランド』RV.728
より ルッジェーロのアリア「そなたの下でだけだ、愛しい人よ」
フィリップ・ジャルスキー(C-T)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[録音:2004 年6 月、フランス] 【旧品番:OP
30393】
(3)『忠実な(貞節な)ニンファ』RV.714
より リコリのアリア「アルマは残酷な運命に苦しめられて」
サンドリーヌ・ピオー(S)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[録音:2008 年4&5
月、パリ] 【旧品番:OP
30410】
(4)『アテナイデ』RV.702 より マルツィアーノのアリア「Cor
mio che prigion sei」
ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)、フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクォ
[録音:2007 年4 月、テアトロ・デッラ・ペルゴラ(フィレンツェ)] 【品番:OP
30438】
『グリゼルダ』RV.718 より グリゼルダのアリア (5)「不幸なグリゼルダ!」
(6)「もう私の心は引き裂かれ」
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[録音:2005 年12 月、フランス] 【旧品番:OP
30419】
(7)『忠実な(貞節な)ニンファ』より ナレーテのアリア「ああ、あなたは身をかがめ」
トピ・レーティプー(T)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[録音:2008 年4&5
月、パリ] 【旧品番:OP
30410】
(8)『グリゼルダ』より ロベルトのアリア「このティラナの掟」
フィリップ・ジャルスキー(C-T)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[録音:2005 年12 月、フランス] 【旧品番:OP
30419】
(9)『怒れるオルランド』RV.728
より アルチーナのアリア「Amorose
ai rai del sole」
ジェニファー・ラーモア(Ms)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[録音:2004 年6 月、フランス] 【旧品番:OP
30393】
(10)『離宮のオットーネ』RV.729
より カイオのアリア「嫉妬」
ユリア・レージネヴァ(S)、ジョヴァンニ・アントニーニ(指)、イル・ジャルディーノ・アルモニコ
[録音:2010 年5&6
月、バリャドリッド] 【OP
30493】
『アテナイデ』RV.702 より
(11)プローボのアリア「不実なアルミードは私に教えてくれる」 (12)テオドージョのアリア「私の過ちとはどんな」
(11)ステーファノ・フェルラーリ(T)、(12)ヴィヴィカ・ジュノー(Ms)、
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指) モード・アンティクォ
[録音:2007 年4 月、テアトロ・デッラ・ペルゴラ(フィレンツェ)] 【旧品番:OP
30438】
『怒れるオルランド』(1714
年版)RV.819
より
(13)ルッジェーロのアリア「私は泣こう、涙の波が和らぐまで」 (14)オルランドのアリア「この暗闇の世で」
(13)デイヴィッド・DQ・リー(C-T)、(14)リッカルド・ノヴァーロ(Br)、
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクォ
[録音:2012 年7 月、フィレンツェ] 【旧品番:OP
30540】
(15)『テウッツォーネ』RV.736
より テウッツォーネとゼリンダの二重唱「なんと苦しい恐怖」
パオロ・ロペス(ソプラニスタ)、デルフィーヌ・ガルー(コントラルト)、ジョルディ・サヴァール(指)、
ル・コンセール・デ・ナシォン [
録音:2011
年6 月、ヴェルサイユ宮殿内オペラパレス] 【旧品番:OP
30513】
(16)『ファルナーチェ』RV.711
より ファルナーチェのアリア「すべての血管で凍えるような血が」
フリオ・ザナッシ(Br)、ジョルディ・サヴァール(指)、ル・コンセール・デ・ナシォン
[録音:2001 年10 月26
& 28 日マドリッド、サルスエラ劇場(ライヴ)] 【旧品番:OP
30471】
(17)『グリゼルダ』RV.718 より コッラードのアリア「ツバメの恋人」
イェスティン・デイヴィス(C-T)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[録音:2005 年12 月] 【旧品番:OP
30419】
(18)『エジプトの戦場のアルミーダ』RV.699
より シンフォニア
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ [録音:2009
年] 【旧品番:OP 30492】 |
ヴイヴァルディ・エディション・シリーズ、オペラタイトルの聴き所を凝縮したアリア集!
やっぱりあのアリアが先頭にやってきた。
2013 年に発売された「ウティカのカトー」(OP
30545)で、記念すべき50 タイトルめのリリースを果たしたばかりの「ヴィヴァルディ・エディション・シリーズ」。その中でも、多くのバロック・ファンを唸らせてきた15
のオペラ・アルバムの中から、珠玉のアリアの数々をひとつにまとめたアリア集がリリースされる運びとなりました!これまで多くのヴィヴァルディ作品の蘇演に貢献してきたシリーズならではともいえる、希少なアリアの数々が収録されています。
当シリーズを盛り上げてきた豪華な演奏陣の顔ぶれも、本アルバムの大きな魅力のひとつ。
マリー=ニコル・ルミュー、サンドリーヌ・ピオー、ナタリー・シュトゥッツマン、フィリップ・ジャルスキー、トピ・レーティプー……古楽界の第一線で燦然と活躍する名手陣の歌声がぎゅっと詰まった、聴き所満載のプログラムです。アルバム最後にはアレッサンドリーニ&
コンチェルト・イタリアーノによる『エジプトの戦場のアルミーダ』のシンフォニアも収録。スピノジ&
アンサンブル・マテウス、サヴァール&
ル・コンセール・デ・ナシォン、サルデッリ&
モード・アンティコほか、古楽界に名高い名手たちによる洗練された器楽伴奏も注目所の1
枚です! |
NAIVE
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名門アクサンチュス室内合唱団、最新盤!
静謐な美しさに満ちたヤナーチェク
ヤナーチェク:
(1)野鴨〜無伴奏混声合唱のための
(2)鳩〜無伴奏男声合唱のための
(3)「フラッチャニの歌」より 嘆く泉〜
ソプラノ、女声合唱、フルートのための
(4)娘オルガの死に寄せるエレジー〜
テノール、混声合唱、ピアノのための
(5)霧の中で〜ピアノ・ソロのための
(6)狼の足音〜テノール、女声合唱、ピアノのための
(7)戯れ歌(全19曲)〜
E.シュタインによる10人の合唱、ヴィオラ、ピアノのための編曲版 |
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アラン・プラネス(Pf)
リーズ・ベルトー(Va)
ラケル・マガリャエス(Fl)
ロマン・シャンピオン(T)
カロリーヌ・シャサニー(S)
ピーター=ジェル・デ・ボエル(指揮)
アクサンチュス室内合唱団 |
俊英デ・ボエルを指揮者に迎えて初のレコーディング
録音:2013 年1 月、サル・ラヴェル(フランス、ルヴァロワ=ペレ)
2011 年で結成20 周年を迎えた名門、「アクサンチュス室内合唱団」が最新盤をリリースいたしました!2011
年に当団をこれまで率いてきたエキルベイに代わって、オランダ生まれの俊英ピーター=ジェル・デ・ボエルが首席指揮者に就任して以来、初のレコーディングとなります。気鋭の若手指揮者と共に挑んだ最新盤のプログラムは、民族調の響き美しきモラヴィアの大家ヤナーチェク!これまで大々的に取り上げたことのないレパートリーだけに注目もひとしおといったところですが、期待通りの絶美のコーラスで、民俗の響き色濃いヤナーチェク独特の音楽世界を聴かせてくれています。
ヤナーチェクは民俗詩に基づく声楽曲にも造詣深く、無伴奏合唱から独唱曲まで多くの作品を残した作曲家。ア・カペラ団体としても高い評価を得ているアクサンチュスですが、今回はピアノ、フルート、ヴィオラといった小規模な器楽伴奏を伴う作品を中心に選曲し、コーラスと器楽のハーモニーの魅力を前面に押し出したプログラムを練り上げてきています。最初の2
曲に持ち味のア・カペラ作品を持ってきて一気に聴き手をアクサンチュスの世界へ引き込んだかと思うと、様々な編成作品を織り交ぜた多彩な作品で楽しませてくれます。最後に収録された「戯れ歌」はヤナーチェクが1927
年に作曲した民謡集。
原曲はオカリナ、木管、コントラバス、子供用の太鼓、ピアノという中規模な伴奏を伴いますが、アクサンチュスが今回選んだのはエルヴィン・シュタイン編曲による小規模編成版。ヴィオラとピアノだけの静謐な伴奏に合わせ、10
人のコーラス隊が子供の無邪気さあふれる活き活きとした旋律を愉しく歌いあげています。
プログラムを通してピアノの清廉な旋律の美しさが際立つのも、本アルバムの大きな魅力の一つ。独奏曲「霧の中で」はもちろんのこと、アクサンチュスの歌声を絶妙にサポートするフランスの名手アラン・プラネスの繊細な音運びに終始魅了されます。ヴィオラには、樫本大進やE.
パユとの共演でも注目される若手実力派リーズ・ベルトーが登場。テノール・ソロにはバロック・オペラを中心に活躍するロマン・シャンピオンを配し、素朴な民俗調の音世界。
【ピーター=ジェル・デ・ボエル】
1978 年オランダ生まれ。アムステルダム音楽院でピアノとオルガンを学ぶ。その後フランスの名オルガニスJ.
ボワイエの目にとまり、リヨン国立高等音楽院へと進学。ここで指揮を学び、2007
年に首席で卒業を果たす。2010
年のアントニオ・ペドロッティ国際指揮コンクールで注目を集め、これまでにリエージュ国立フィルハーモニー管弦楽団、バーデン=バーデン&フライブルクSWR
交響楽団といったヨーロッパの著名なオーケストラを指揮している。2011年からは、2012
年から新たなオーケストラ団体を立ち上げることで多忙となったエキルベイの後任としてアクサンチュスの首席指揮者に就任。結成20周年を迎えた名門に新風を吹かせる逸材として、アクサンチュス共々更なる注目を集めている。
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フランコ・ファジョーリ(C-T)
「カッファレッリのためのアリア集」
ハッセ:『シロエ』より
(1)「嵐の恐怖の中で」※
(2)「私はあなたの人生でなければならなかった」※
(3)ヴィンチ:『許されたセミラーミデ』より 「千の怒りに抱かれて」※
(4)レーオ:『デモフォンテ』より 「可哀そうな子供」※
(5)サッロ:『ヴァルデモロ』より 「よく愛する心」※
(6)ペルゴレージ:『シリアのアドリアーノ』より 「だから、時々嬉しくて」
(7)レーオ:『デモフォンテ』より「海岸近くで願い信じていたのに」※
(8)カファロ:『イペルメストラ』より 「私をもっと落ち着かせて」※
(9)ポルポラ:『許されたセミラーミデ』より 「Passaggier
che sulla sponda」※
マンナ:
(10)『ルキウス・ウェルス、またの名をヴォロジェーソ』より
「お前を残して行く、愛する人よ、さようなら」
(11)『独裁者ルキウス・パピルス』より
「戦場のトランペットの音を聴き」※
※ 世界初録音 |
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フランコ・ファジョーリ(C-T)
リッカルド・ミナージ(指揮)
イル・ポモ・ドーロ |
当代随一のC-Tファジョーリ圧巻の歌唱力で魅せる!18
世紀のカストラート、カッファレッリのアリア集
録音:2012 年8&9 月、ヴィラ・サン・フェルモ(イタリア、ロニーゴ)
今、若手世代の中で最も熱き注目を集めているカウンターテナー歌手の一人、フランコ・ファジョーリが、naive
レーベルからは1st アルバムとなるアリア集をリリースいたしました!映画『カストラート』の主人公として日本でも知名度の高い18
世紀の天才歌手ファリネッリのライバルとして活躍していた、カッファレッリのために作られたアリアを集めたアルバムになります。ペルゴレージの歌劇『シリアのアドリアーノ』のアリア以外のすべてが世界初録音!バロック・オペラを得意とし、当時のカストラート達がレパートリーとしていた作品の蘇演に熱心なファジョーリらしい、意欲的なプログラムといえましょう。
さらに、本アルバムにはフルカラー76
ページの豪華ブックレットが付いており、カッファレッリについての詳細な解説が壮麗な挿絵と共に寄せられています。ファリネッリや同時代の作曲家たちとの関係についても語られており、18
世紀に活躍した天才カストラートたちの生を垣間見ることが出来る興味深い内容となっております。
その超絶的な音域と技巧で一世を風靡していたカストラート。本アルバムに収録されているアリアも、生前のカッファレッリの実力を思わせる技巧的な旋律が随所に施されたものばかりです。華々しいコロラトゥーラ・アリアでは安定感抜群のファジョーリの歌唱力に舌を巻く一方、緩やかに歌いこむアリアでは高い評価を得ている表現力と美しい歌声に魅了されます。彼の歌唱には無理がなく、特に、激しい旋律でも失われない伸びやかなフレーズ感は圧巻。
本場イタリア気風の溌剌とした音作りで、ファジョーリの歌声を堅実にサポートしています。現代のカッファネッリとは彼のことか、と言わせんばかりの見事さです。伴奏はイタリア・バロック界の名門リッカルド・ミナージ&
イル・ポモ・ドーロ。
【フランコ・ファジョーリ】
1981 年、アルゼンチン生まれのカウンターテナー歌手。デビュー当初から、数々の音楽祭や著名な歌劇場で卓越した歌唱を披露し、同世代の中でも頭角を表す若手実力派として熱き注目を集めている。2009
年には初のソロ・リサイタルをシュトゥットガルト州立歌劇場で行い、演奏後には満員のスターディング・オベーションを受けるなど、大きな反響を得た。2011
年、イタリア音楽界で最も権威のある『アッビ・アーティ賞』をカウンターテナー歌手として初めて受賞する快挙を遂げて、さらに注目を集める。バロック・オペラをレパートリーの中心に据えるとともに、カストラートのレパートリーを取り上げることをライフワークとしており、その高い音楽性と超絶技巧でカストラートの魅力を伝えることに大きく貢献している。
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アンサンブル・コントラスト
「ミラー(ズ)」
(1)ファルジョ編:
パラフレーズ・グノシエンヌ(サティ:3つのグノシエンヌに基づく)
(2)ベッファ:
チャイナ・タウン(グレゴリオ聖歌:「ディエス・イレ」の主題に基づく)
(3)ファルジョ編:
嘆き(パーセル:歌劇『ダイドーとイニーアス』のアリア「ダイドーの嘆き」より)
(4)ベッファ編:われ汝を呼ぶ
(J.S.バッハ:オルガン曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV.639
より)
(5)アンベール編:ステラ・イムニス※
(6)J.S. バッハ:「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV.639
(7)ファルジョ編:
「ラクリモーサ」(モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626
より)
(8)ファルジョ:クラクフ
(9)ベッファ:カテドラル(即興曲)※
(10)アンベール:エコーズ・オブ・ゴスペル(即興曲)※
(11)ウォーカー:アメイジング・グレイス(ファルジョによる即興版)※
(12)J.S. バッハ:教会カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV.147
ファルジョ:(13)もう一言※ (14)合唱 (15)ベッファ:鏡に |
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アンサンブル・コントラスト
【アルノー・トレット(Vla)、
ヨハン・ファルジョ
(ローズ・ピアノ、(11)(12)Pf)、
ラファエル・アンベール(Sax)、
カロル・ベッファ
(Pf、(12)ローズ・ピアノ)】 |
アレンジメントの鬼才、アンサンブル・コントラスト最新盤J.S.
バッハ、モーツァルト、サティ、パーセル…珠玉のクラシック作品をジャズ・アレンジ!サックスにはラファエル・アンベール!
録音:2012 年10 月、メネ(フランス) ※
印はライヴ録音
ミュージカルの名曲集(3770001901114)をピオーと録音したことでも話題となった「アンサンブル・コントラスト」の最新盤!J.S.
バッハ、サティ、モーツァルト、パーセルといったクラシックの名曲の数々をジャズ・アレンジしたプログラムを中心としつつ、演奏家としてだけでなく作曲家としても活躍する今回は二人が通常のピアノだけでなく、ローズ・ピアノ(エレクトリック・ピアノの一種)を重用している所にも注目。その理由について、ヴィオラ奏者の今回は二人が通常のピアノだけでなく、ローズ・ピアノ(エレクトリック・ピアノの一種)を重用している所にも注目。その理由について、ヴィオラ奏者のトレットは、「(ローズ・ピアノは)バロック音楽に関わり深いオルガンの役割と、ジャズ音楽をはっきりと連想させる楽器の役割を同時に担うことが出来ます。作品によっては、ピアノよりも時代錯誤が最小限に抑えられる楽器です」と語っています。ジャズとクラシック、2
つの音楽を「鏡」合わせにした、クラシック、ジャズ両方のファンにお勧めしたいアルバムです。
アンサンブル・コントラストはクラシック音楽界の演奏家たちによって2000
年に結成された器楽団体。クラシック、ジャズ、現代音楽といった様々なジャンルの作品を独自にアレンジし、型にはまらない演奏スタイルで注目を集めています。2013
年7 月にはLa Dolce Volta レーベルからJ.S.
バッハ作品の編曲集(LDV 04)もリリース予定。これからも彼らのアレンジから目が離せません!
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OP 30545
(3CD)
\6000 →\5390
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ヴィヴァルディ・エディション、記念すべき50
枚目
最後のオペラ『ウティカのカトー』
ヴィヴァルディ:歌劇『ウティカのカトー』
RV.705
[CD1]
(1)シンフォニア〜歌劇『オリュンピアス』RV
725 より
(2)第一幕
[CD2] 第二幕
[CD3] 第三幕 |
トピ・レーティプー(T/カットーネ)
ロベルタ・マメリ(S/チェーザレ)
アン・ハレンベリ(Ms/エミリア)
ソニア・プリナ(コントラルト/マルツィア)
ロミーナ・バッソ(Ms/フルヴィオ)
エメケ・バラート(S/アルバーチェ)
アラン・カーティス(指揮)
イル・コンプレッソ・バロッコ |
ヴィヴァルディ・エディション・シリーズ最新盤、記念すべき50
枚目はヴィヴァルディ最後のオペラ『ウティカのカトー』失われた第一幕を補完した、カーティスによる注目の蘇演!
録音:2012 年9 月、ロニーゴ(イタリア)
naive レーベルを代表する一大企画、「ヴィヴァルディ・エディション」記念すべき50
タイトル目となる最新盤は、ヴィヴァルディが最晩年に残した歌劇『ウティカのカトー』!オペラ・ジャンルでは15
タイトル目となる今回、ヴィヴァルディ最後のオペラが満を持しての登場となりました。序曲のシンフォニアと第一幕が欠けていたため、これまでなかなか陽の目を見る機会に恵まれない本作。ヴァイオリニストとしても活躍するアレッサンドロ・チッコリーニにより作曲/編曲によって失われた部分が補完され、全三幕、160
分にわたる大作が見事蘇りました。『ウティカのカトー』の復活演奏は、2002
年にマルゴワール監修の下でも行われておりますが、それとはまた異なった切り口による再現が成されています。
初演当時のヴィヴァルディの手紙から読み解くに、シンフォニアと第一幕が現存していないのは、この部分が新たに作曲されたものではなく、既存の作品を寄せ集めて作り上げられたからではないかと考えられています。チッコリーニはヴィヴァルディの他のアリアや器楽作品を入念に研究し、後に続く二幕の作風を手堅く把握した上で、第一幕のアリアとレチタティーヴォを再現しました。アリアの多くはヴィヴァルディの他のオペラ・アリアからの編曲からなる一方、レチタティーヴォの多くはチッコリーニ自身による作曲となっています。序曲には歌劇『オリュンピアス』RV.725
のシンフォニアを採用しています。どの作品から借用したのかはブックレット内でしっかり明記されているので、確認しながら聴くのもまた違った楽しみがあります。
ヴィヴァルディ・エディションの中でも屈指の意欲作と言える本アルバムの演奏指揮を任されたのは、音楽学者としても知られる名匠、アラン・カーティス。2012
年で結成20 周年を迎えた名門イル・コンプレッソ・バロッコを率い、確かな解釈と洗練した音運びで本作の蘇演に大きく貢献しています。主役のカットーネはフィンランドが誇る名テノール、トピ・レーティプー。チェーザレ役には、北とぴあ国際音楽祭2013
でも来日予定のソプラノ、ロベルタ・マメリを配しています。復讐に揺れる未亡人エミリアを歌うのは、古楽界屈指のメッゾ、アン・ハレンベリ!卓越した歌唱力で魅せる、技巧的なアリアの数々に圧倒されます。ヒロイン、マルツィア役にはイタリア人コントラルトのソニア・プリナ、王子アルバーチェには近年の国際コンクールで上位を獲得し続けているハンガリーの若手実力派、エメケ・バラートを抜擢。バロック・オペラ界の第一線で活躍する名手たちによる熱き応酬も聴きどころです。
古代ローマのカエサルとウティカの小カトーの争いを主題とした『ウティカのカトー』。史実では自殺を遂げる小カトーですが、当時は舞台上で人が死ぬという演出は忌避されていた上に小カトーの人気が高かったため、メスタージオの台本を変更し、彼を殺さないストーリーが練り上げられているのも興味深いところです。
【あらすじ】
舞台はポンペイウスとの争いに勝利したジュリオ・チェーザレ(カエサル)が独裁者の地位に就いた古代ローマ帝国。ポンペイウスの友であったカットーネ(小カトー)は、ウティカの地へ逃げ延び、ポンペイウスの妻エミリアと共にチェーザレへの復讐を誓う。そのために、カットーネは娘のマルツィアを同盟国ヌミディアの王子アルバーチェの下へ嫁がせようと思っていたのだが、当のマルツィアは宿敵チェーザレと恋に落ちていた。一方、チェーザレの部下であるフルヴィオはエミリアを愛しており、彼女がチェーザレ側に恭順するよう説得を重ねる。チェーザレも劣勢にあるカットーネに降伏するよう説得するが、決戦は避けられず、ウティカはチェーザレの軍によって陥落した。敗将カットーネは自殺を企てるが、マルツィアとアルバーチェに阻止され、事なきを得る。エミリアがウティカの地を離れ、チェーザレとマルツィアが見事結ばれた所で幕はとじる。 |
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〜愛と愛の死〜 イタリア・バロック歌曲集
モンテヴェルディ:
(1)「砕かれた希望」 (2)「愛らしいキューピットが」
(3)B.マルチェッロ:「もし私の死を望むなら」
(4)ヘンデル:二重唱「多くの矢を私の胸に放ち」
(5)モンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』より二重唱
「ただあなたを見つめ」(陛下を見つめ)
(6)ロッティ:「愛の誓い」
(7) D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.20
(8)モンテヴェルディ:「ああ、私の愛しい人はどこに」
(9)デュランテ(ドゥランテ):「残酷な女、それは私」
(10)モンテヴェルディ:「君に口づけたい」
(11)ヘンデル:二重唱「愛の絆は楽しく幸福」 |
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)
ソニア・プリナ(コントラルト)
ルカ・ピアンカ(指揮&リュート)
アンサンブル・クラウディアーナ |
「愛」にまつわるイタリア・バロック歌曲集、稀代のリュート奏者ピアンカのソロも聴き所
録音:2012 年12 月、ティボール・ヴァルガ・スタジオ(スイス、シオン)
イル・ジャルディーノ・アルモニコの創立者の一人でもあるリュート奏者、ルカ・ピアンカの起案で生まれたイタリア・バロック歌曲集。「愛と愛の死(Amoree
morte dell’ amore)」のアルバム・タイトルの通り、愛にまつわる喜びと悲しみを歌った珠玉の歌曲が集められています。イタリアの歌曲にとって、「愛」は最重要テーマのひとつ。イタリア・バロックの大家、モンテヴェルディが膨大に残したマドリガルを見ても、「愛」にまつわる作品を多く見ることが出来ます。本アルバムでは、モンテヴェルディ、マルチェッロ、D.
スカルラッティ、ヘンデル、ロッティらの独唱曲・二重唱曲を収録。情熱的なイタリアバロック・アリアの魅力の髄を存分に味わうプログラムとなっております。また、歌曲の合間には、D.
スカルラッティのソナタを収録。現代屈指のリュート奏者、ピアンカの巧みかつ繊細なリュート・ソロも聴きどころです。
今回の収録に際し、ピアンカはイル・ジャルディーノ・アルモニコとの共演経験もある二人の中堅を抜擢。ロベルタ・インヴェルニッツィはその超絶的な歌唱力が絶賛されるソプラノで、アーノンクールからの信頼も厚き実力派。ヘンデルのスペシャリストとして知られるコントラルトのソニア・プリナは、2015
年からウィグモア・ホールと専属契約を交わし、更なる活躍に期待がかかる注目の歌手です。バックを務めるのは2008
年に設立されたばかりの「アンサンブル・クラウディアーナ」。ウィーンのコンツェルトハウスで、2020
年までにJ.S. バッハのカンタータ全てを演奏するという大プロジェクトを遂行中で、古楽界から熱き視線を集める新進気鋭のピリオド楽器団体です。 |
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naiveが贈る「カウンターテナーたち」 |
(1)ヴィヴァルディ:「主が家を建てられるのでなければ(Nisi
Dominnus)」RV.608 より
「主は愛する者に眠りをお与えになるのだから」 【原盤:OP
30453】
フィリップ・ジャルスキ(C-T)ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス [
録音:2007 年7 月]
(2)J.S. バッハ:教会カンタータ「彼は羊らの名を呼びたもう」BWV.175
より 「来たりて我を導きたまえ」 【原盤:E
891(1 廃盤)】
アンドレアス・ショル(C-T)、クリストフ・コワン(指、ピッコロVc)、
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ
(3)パーセル:「おお孤独よ、我が甘き選択」Z.406
【原盤:E 8915】
ジェラール・レーヌ(指、C-T)、イル・セミナリオ・ムジカーレ
(4)グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』(1762
年/ウィーン初校版)第三幕より
「エウリディーチェを失って」(オルフェオ) 【原盤:E
8538(廃盤)】
ジェイムズ・ボウマン(C-T)、ジャン=クロード・マルゴワール(指)、王室大厩舎・王宮付楽団
(5)ヴィヴァルディ:「主は言われた」RV.595
より 「彼は道ばたの渓流から水を飲み」 【原盤:E
3006】
ジェイムズ・ボウマン(C-T)、ジャン=クロード・マルゴワール(指)、王室大厩舎・王宮付楽団
(6)ダウランド:エセックス伯のガリアード「わが過ちを許してくれようか?」 【原盤E
8919(廃盤)】
ジェラール・レーヌ(C-T)、アンサンブル・オルランド・ギボンズ
(7)J.S. バッハ:教会カンタータ「われはよき羊飼いなり」BWV.85
より 「イエスはよき羊飼いなり」 【原盤:E
8911(廃盤)】
アンドレアス・ショル(C-T)、クリストフ・コワン(指、ピッコロVc)、
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ
(8)ヴィヴァルディ:『怒れるオルランド』RV.728
第一幕より 「そなたの下でだけだ、愛しい人よ」(ルッジェーロ) 【原盤:OP
30393】
フィリップ・ジャルスキ(C-T)、ジャン=マルク・グノン(Fl)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
(9)ヴィヴァルディ:『グリゼルダ』RV.718
第二幕より 「ツバメの恋人」(コッラード)【
原盤:OP 30419】
イェスティン・デイヴィス(C-T)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス [
録音:2005 年12 月]
(10)シャルパンティエ:劇的モテット(オラトリオ)『サウルとヨナタンの死』より「ecquid
a d s urdos n unc s pargo c armina
?」
【原盤:E 8927】
ジェラール・レーヌ(指、C-T)、イル・セミナリオ・ムジカーレ [
録音:2000 年10 月]
(11)ヘンデル:『エジプトのジューリオ・チェーザレ』HWV.17
第一幕より 「抜け目の無い狩人は」(チェーザレ)
【原盤:E 8558(廃盤)】
ジェイムズ・ボウマン(C-T)、ジャン=クロード・マルゴワール(指)、王室大厩舎・王宮付楽団
(12)ヴィヴァルディ:『怒れるオルランド』(1714
年版)RV.819 第二幕より 「私は泣こう、涙の波が和らぐまで」(ルッジェーロ)
【原盤:OP 30540】
デイヴィッド・DQ・リー(C-T)、フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクォ
[ 録音:2012 年7 月、フィレンツェ]
(13)ヴィヴァルディ:『モンテズマ』(ジローラモ・ジェスティ台本)RV.723
第一幕より 「gl’ oltraggidella
sorte」
【原盤:E 8501(廃盤)】
ドミニク・ヴィス(C-T)、ジャン=クロード・マルゴワール(指)、王室大厩舎・王宮付楽団
(14)ダウランド:アリア「溢れよ、わが涙」 【原盤:E
8919(廃盤)】
ジェラール・レーヌ(C-T)、アンサンブル・オルランド・ギボンズ
【ボーナストラック】
〜映画『カストラート』オリジナルサウンドトラックから 【原盤:V
5191(廃盤)】
(15)R. ブロスキ:『アルタセルセ』より「私は揺れる船のように」
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S)、デレク・レー・ラギン(C-T)、クリストフ・ルセ(指)、レ・タラン・リリク |
世代を超え、稀代のカウンターテナーの歌声がひとつにスペシャル・アルバム「カウンターテナーたち」
成人男性でありながら、女性が得意とする高音域を見事に歌いこなしてしまう驚異のパート、カウンターテナー。20
世紀にイギリスの名手アルフレッド・デラーによってその存在が再認されて以来、今では声楽ファンにもすっかりお馴染みのパートとなっています。女声の柔らかな艶やかさと男声の力強さを併せ持った不思議な歌声に虜となっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。このたび、そんな独特の魅力あふれるカウンターテナーの響きだけを存分に堪能させてくれるスペシャル・アルバムが、naive
レーベルからリリースされました!
アンドレアス・ショル、フィリップ・ジャルスキ、ジェラール・レーヌといった世界屈指の名カウンターテナーたちがnaive
レーベルに残してきた素晴らしいアルバムの中から、珠玉の録音の数々が抜粋・収録されています。
様々な世代のカウンターテナー達の歌声がひとつになっているのも興味深いところで、それぞれの特徴ある歌唱を聴き比べられるのは本アルバムならではの楽しみです。すでに廃盤となり、今では入手困難なアルバムから多く抜粋されているのも嬉しい限り。マルゴワール、コワン、スピノージといった古楽界の大御所が顔を揃えた伴奏陣の豪華さにも注目されます。ルネサンスからバロック時代のアリアやモテットを中心に据えたプログラムとなっているため、古楽ファンの方々にもおすすめしたいアルバムです。
また、アルバムの最後にはボーナストラックとして、1994
年に公開された映画『カストラート(原題はファルネッリ)』のOST
から、ファリネッリの兄、リッカルド・ブロスキの歌劇『アルタセルセ』のアリアが収録されています。カウンターテナーとは似て非なるものですが、この映画で男声高音域歌手の存在を知った方も多いのでは。ソプラノとカウンターテナーの歌声を合成し、今となっては聴くことの叶わないカストラートの歌声を再現したことでも話題を呼びました。こちらも原盤は廃盤となってしまっているため、今回の再録は喜ばしい限りです。 |
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naiveが贈る・・・「ソプラノたち」 |
(1)ロッシーニ:『湖上の美女』第二幕より 「たくさんの気持ちが」 【原盤:V
5211】
ユリア・レージネヴァ(Ms)、マルク・ミンコフスキ(指)、シンフォニア・ヴァルソヴィア [
録音:2010 年1 月、ワルシャワ]
(2)モーツァルト:『魔笛』第二幕より 「ああ、愛の喜びは露と消え」(パミーナ) 【原盤:E
8877】
サンドリーヌ・ピオー(S)、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)、フライブルク・バロック・オーケストラ
[ 録音:2001 年10 月]
(3)ヴィヴァルディ:モテット「正しい怒りの激しさに」RV626 【原盤:OP
30416】
サンドリーヌ・ピオー(S)、オッターヴィオ・ダントーネ(指)、アカデミア・ビザンチーナ
(4)パーセル:『メアリー女王の誕生日のための頌歌』より 「来たれ、汝ら芸術の子」 【原盤:AM
187】
パトリシア・プティボン(S)、アンサンブル・アマリリス [
録音:1998 年10 月]
(5)ヘンデル:『聖セシリアの祝日のための頌歌』より 「憂いを含んで、やさしい横笛は」 【原盤:V
5183】
ルーシー・クロウ(S)、マルク・ミンコフスキ(指)、レ・ミュジシャン・デュ・ルーブル・グルノーブル
[ 録音:2009 年1 月,グルノーブル]
(6)フォーレ:「夢のあとに」op.7-1 【原盤:V
5250】
サンドリーヌ・ピオー(S)、スーザン・マノフ(ピアノ) [
録音:2010 年6 月]
(7)ヘンデル:『リナルド』第二幕より 「泣くがままにさせてください」 【原盤:OP
30466】
ヴェロニカ・カンジェミ(S)、ウナ・ステッラ・アンサンブル
(8)ヴィヴァルディ:『離宮のオットーネ』第一幕より 「嫉妬よ、おまえは私の魂にもたらした」(カイオ)
【 原盤:OP 30493】
ユリア・レージネヴァ(Ms)、ジョヴァンニ・アントニーニ(指)、イル・ジャルディーノ・アルモニコ
[ 録音:2010 年5,6 月,バリャドリッド]
(9)ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』第三幕より 「この胸に息のある限り」(クレオパトラ) 【原盤:OP
30536】
カリーナ・ゴーヴァン(S)、アラン・カーティス(指)、イル・コンプレッソ・バロッコ
[ 録音:2011 年11 月、ロニゴ]
(10)ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』第ニ幕より 「私を哀れんで下さらないなら」(クレオパトラ) 【原盤:E
8928】
サンドリーヌ・ピオー(S)、クリストフ・ルセ(指)、レ・タラン・リリク [
録音:2004 年2 月]
(11)モンテヴェルディ:マドリガル「ニンファの嘆き」 【原盤:OP
30435(廃盤)】
ロッサーナ・ベルティーニ(S)、リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ
(12)ペルゴレージ:『スターバト・マーテル』より第二曲 「嘆き悲しみ」 【原盤:OP
30441】
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)、リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ
(13)J.S. バッハ:教会カンタータ「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV.180
より 「命の太陽、意識を照らす光,」
【原盤:E 8926】
バーバラ・シュリック(S)、クリストフ・コワン(指、Vc)、アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ [
録音:1993 年]
(14)モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」K.165 【原盤:V
4790】
マリア・バーヨ(S)、ビクトル・パブロ・ペレス(指)、ガリシア交響楽団
(15)モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』第二幕より 「あの恩知らずは私を裏切り」(エルヴィーラ) 【原盤:E
8904(廃盤)】
ヴェロニク・ジャンス(Ms)、ジャン=クロード・マルゴワール(指)、王室大厩舎・王宮付楽団
(16)ヴィヴァルディ:『怒れるオルランド』(1714
年版)RV.819 第一幕より「 常に変わらぬ愛」(ブラダマンテ)【原盤:OP
30540】
ガエル・アルケス(S)、フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクォ
[ 録音:2012 年7 月、フィレンツェ]
(17)マルティーニ:愛の喜び 【原盤:V
5186】
フェリシティ・ロット(S)、イザベル・モレッティ(ハープ/カマック・ハープ使用) [
録音:2009 年2 月] |
声楽ファン必見のスペシャル・アルバム「ソプラノたち」ピオー、プティボン、クロウ…naiveレーベルが誇る稀代の歌手たちの歌声がこの1枚に!
声楽ファン必見のスペシャル・アルバム!「カウンターテナーたち(V
5328)」に引き続き、今回リリースされるのは「ソプラノたち」。今を時めく稀代のソプラノ、メゾ・ソプラノの歌手たちが、naive
レーベルでこれまでに残してきた珠玉の歌唱をひとつにまとめたアルバムになります!一重に「ソプラノ」と言っても、実際は各々に得意とする声域やその声質によって様々な「ソプラノ」が存在し、それぞれに異なる魅力があります。最高音域の超絶技巧で世界を圧倒する「コロラトゥーラ・ソプラノ」のパトリシア・プティボン、軽やかで愛らしい歌声が美しい「ソプラノ・レッジェーロ」のサンドリーヌ・ピオー、落ち着いた声質とその表現力で魅せる「ソプラノ・リリコ」のルーシー・クロウ、広い声域を歌いこなす「メッゾ・ソプラノ・コロラトゥーラ」のユリア・レージネヴァ、メッゾ域にも被る重い声質で存在感のある「メッゾ・ソプラノ・ドラマティコ」のヴェロニカ・ジェンス……今現在、オペラ界の第一線で引っ張りだこの名手たちが揃い踏み。ソプラノの全て…とは参りませんが、彼女たちの歌声を聴き比べ、その多彩な魅力を実感できるアルバムとなっております。
また、多彩なプログラムも魅力のひとつ。モンテヴェルディからロッシーニまでの幅広い時代から、オペラ・アリア、教会カンタータのアリア、世俗歌曲など多岐にわたる選曲がなされています。それぞれの作品に適した「ソプラノ」を見つけられるのも本アルバムならでは。バックのオーケストラも新旧問わずの名門ばかりで、一つ一つの演奏の質が非常に高いのも嬉しいところです。 |
ORFEO
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バイバ・スクリデ(Vn) 、シューマンを弾く
シューマン:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調WoO23
ヴァイオリンのための幻想曲ハ長調Op.131
チェロ協奏曲イ短調Op.129(ヴァイオリン編曲版) |
バイバ・スクリデ(Vn)
デンマーク国立交響楽団
ヨン・ストゥルゴールズ(指) |
「濃い」音楽が聴けるバイバ・スクリデのシューマン
使用楽器:ストラディヴァリウス/
エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ(1734)
録音:2011 年8 月16-18 日、2012
年11 月16
日(Op.131) DR コンサート・ホール、コペンハーゲン/71’20
ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデのORFEO
レーベル第3 弾アルバム。ブラームス(ORFEO
829112), ストラヴィンスキー(ORFEO849121)
に引き続き今回の協奏曲は、シューマン。
シューマン最後の協奏曲「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」は、19
世紀最大のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムの依頼で作曲されましたが、ヨアヒムはこれを演奏せず、妻クララも封印してしまい、1937
年に初演されるまで忘れられていた作品です。そして一方ヨアヒムによって初演された「幻想曲」。シューマン自身が、チェロ協奏曲から編曲した「ヴァイオリン協奏曲イ短調」の3
作品が収録されています。
ドイツ・ロマン派の傑作をスクリデの濃厚な表現と冴えわたるテクニックで聴かせてくれる内容。特に「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」は、複雑な経緯を辿った曲であるように、力強い構築美とシューマン独特のロマンティシズムと幻想に溢れた二面性を持った作品で、スクリデの艶やかな音色とロマン的な音楽性がうまく表現された演奏です。スクリデが使用している楽器は、かつてギドン・クレーメルが所有していたストラディヴァリウスの「エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ(1734)」。
バックはヘルシンキ・フィルの首席指揮者であり、スウェーデン放送響のコンサートマスターであったヨン・ストゥルゴールズ。録音は、デンマーク国立交響楽団の本拠地コペンハーゲンにあるDR
コンサート・ホールで行われました。 |
ORFEO D’OR
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ORFEOR 875131
(C 875 131 B)
\2300 →\2090
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ステンメ、ボータ、ヴェルザー=メスト!!!
ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕 |
ニーナ・ステンメ(S ジークリンデ)
ヨハン・ボータ(T ジークムント)
アイン・アンガー(Bs フンディング)
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 |
今これ以上の組み合わせはない「ワルキューレ」第1
幕
録音:2007 年12 月2 日、ウィーン国立歌劇場/62’00”
2007 年12 月2 日、ウィーン国立歌劇場でのスヴェン=エリック・ベヒトルフ新演出の「ワルキューレ」初日のうち、第1
幕の録音がORFEO から発売になりました。これはジークリンデにニーナ・ステンメ、ジークムントにヨハン・ボータと、今考える最高の二人が配されているのが大きな特徴。加えて指揮は2010
年からの音楽監督就任が決まっていたフランツ・ヴェルザー=メスト。いろいろな意味で話題になった公演でした。ところがこの初日は、第2
幕でヴォータンのユハ・ウーシタロが不調で歌えなくなってしまい交替、ちゃんと上演できたのはこの第1
幕だけでした。ですのでここでも第1
幕だけの発売です。
生誕200 年の2013 年の割には話題になる新しい録音のCD
があまり登場しないワーグナーですが、この「ワルキューレ」第1
幕はそうした渇きを潤してくれることでしょう。 |
PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 250299
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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サティ:
(1)舞踏への小序曲/(2)グノシエンヌ第1番/
(3)「真夏の夜の夢」のための5つのしかめ面/
(4)ジムノペディ第1番/
(5)太った木の人形のスケッチとからかい/
(6)グノシエンヌ第2番/(7)いやな気取り屋の3
つのワルツ/
(8)バラ十字軍の最初の思想/
(9)風変わりな美女〜行進曲「フランス‐月世界」/
(10)ジムノペディ第2番/(11)グノシエンヌ第7番/
(12)風変わりな美女〜ワルツ「眼の中の神秘的なキス」/
(13)グノシエンヌ第3番/(14)ジュ・トゥ・ヴ/(15)冷たい小品/
(16)グノシエンヌ第4番/(17)グノシエンヌ第5番/
(18)エンパイア劇場のプリマドンナ/(19)サラバンド第3番/
(20)自動記述法/(21)ジムノペディ第3番/
(22)バレエ音楽「パラード」 |
(1)-(21)クリストフ・ドゥルーズ(Pf)
(22)マニュエル・ロザンタール(指)
フランス国立管弦楽団 |
長岡鉄男氏絶賛の壮絶録音がオリジナル音源から待望のSACD
化。オーディオ・ファン必携盤登場!
2012 年12 月/ラ・ショー・ド・フォン市ホール(スイス)、(22)1959
年6 月/パリ/79’ 11”
SACD ハイブリッド盤。限定盤。
アルバムの5 分の4 を占めるピアノ曲は、2012
年12 月の最新録音。独奏を務めるクリストフ・ドゥルーズはリパッティやチェルカスキー、ブッフホルツに学んだベテラン。ロシア音楽のスペシャリストとして、カバレフスキーやキュイのアルバムをリリースしていたこだわり派の名手。今回のサティもジムノペディ、グノシエンヌ、ジュ・トゥ・ヴ、エンパイア劇場のプリマドンナなど人気曲はもちろん、凝った選曲がドゥルーズならではです。
そして最後の1曲が歴史的録音。
ロザンタール指揮フランス国立管によるバレエ音楽「パラード」は、長岡鉄男先生が絶賛したEVEREST
原盤。待望のSACD 化。
長岡先生は名著「外盤A 級セレクション」で、『パラードは軽妙洒脱、明るく散乱する曲と演奏、録音は明るくハイ上がりだがレンジは広く、ローエンド20Hz
はタイプやピストル、ハイエンド20kHz、25
kHzはシンバルや、名前は忘れたがハンドルを回すとギリギリと歯ぎしりする楽器、これが超音波領域までのびており、脳ミソをひっかき回すような強烈な音を出す。シンバルもやや厚み不足だが、ハイエンドのサラサラとしたのびは他のレコードでは聴けないもの。タイプライターがグランドピアノぐらいのサイズに聴こえるが、音は生々しい。ハイ上がりの壮絶録音だが歪み感はなく、鮮度、切れこみ、情報量、分離、エネルギー等、多くの点で優れており、音場感も悪くない。スペアナで見てもハイエンドののびはわかると思うが、カセットへのダビングでは音色一変してしまう。サウンドマニア向きのレコードだ。』これがますますパワーアップ。驚愕の音世界にご期待下さい。
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PREISER
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ティモシー・ホーダー:ピアノ作品集
ソナタ第1番、練習曲「カスケード」、ロマンス、
ピアノ組曲、プレリュード、間奏曲(インテルメッツォ)、
幻想曲、ダウン・エンブレイス、ソナタ第2番、
バラード、ノクターン、ソナチネ、
間奏曲(インタールード)、練習曲「黒と白」、
5段階の即興曲 |
フレデリック・ブルーム(P) |
ウィーンで出会った音楽家2 人によるピアノ作品集
ウィーン在住の作曲家とピアニストによる共作アルバム。作曲家のティモシー・ホーダーとピアニストのフレデリック・ブルームは1980
年代にウィーンの学校で出会いました。この友人関係によって生まれた15
のピアノ曲をこの度録音して発売することになりました。音楽的波長の合う2人が織りなす音楽は、革新的で現代と過去を彷徨うような特徴的な響きによって奏でられます。 |
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カジノ・バウムガルテン・ライヴ・シリーズ
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ウィーンにある「カジノ・バウムガルテン」は、19
世紀後半にオーストリア軍の社交場として建設されました。
スタジオとして多くの録音で使われていますが、内装は高い天井の小さい美しいホール。
この3 枚のディスクは、このホールで行われたライヴ演奏を収録しており、豊かなホールトーンが弦の美しさを引き立てています。 |
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コンチェルト・ウィーン
テレマン:協奏曲第6番〜
リコーダー、ファゴット、弦楽と通奏低音のための
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調K271a
グリーグ:ホルベルク組曲Op.40 |
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コンチェルト・ウィーン
フローリアン・ツヴァイウアー(Vn)
カール・ハインツ・シュッツ(Fl)
パートゥリック・デ・リーティス(Fg)
ドミトリ・キタエンコ(指揮) |
ウィーン交響楽団のメンバーで2009 年に結成されたアンサンブル「コンチェルト・ウィーン」。
優秀な若い音楽家が揃ったアンサンブルには、ウィーンの音楽的伝統と、高い技術、そして音楽を愛する心に溢れています。
モーツァルトの偽作とされているヴァイオリン協奏曲第7
番。モーツァルトの真作と言い難いからか、録音も少ない作品ですが、気品ある典雅な旋律は魅力的。
グリーグのホルベルク組曲は、グリーグと同じくノルウェーの作曲家で生誕200
年のときにグリーグが作曲。ピアノ曲としてグリーグによって初演されましたが、グリーグ自身が弦楽合奏用に編曲しています。バロック様式で書かれた荘厳な響きを持つ作品です。 |
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ウィーン交響楽団の8人のチェリストたち
J.S.バッハ:
クリスマス・オラトリオIよりカンタータ「歓びの叫びをあげよ」、
「シオンよ、愛を込めて準備せよ」、
「どのようにあなたをお迎えしましょうか?」、
「偉大なる主、力強き王」、「ああ、心から愛する幼な子イエスよ」
ヴィラ=ロボス:
ブラジル風バッハ第1番、ジェット・ホイッスル、
ブラジル風バッハ第5番 |
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ウィーン交響楽団の8人のチェリストたち
クリストフ・ストラドナー(Vc)
アンドレアス・ポコルニー(Vc)
ミヒャエル・ギュンター(Vc)
ブルーノ・ワインマイスター(Vc)
ロメンド・ヴィーザー(Vc)
ジョルジュ・ボグナー(Vc)
ミヒャエル・フォークト(Vc)
ペーター・シアカーラ(Vc)
カール・ハインツ・シュッツ(Fl) |
1980 年に創設された「ウィーン交響楽団の8
人のチェリストたち」。数多くの作曲家が彼らのために作品を書いており、設立から10
年間で100 回のコンサートを行うほどオーストリアでの人気があるチェロ・アンサンブルです。
2005 年にメンバーが入れ替わり新体制となり、精力的にコンサート活動を行っています。チェロの特性を活かした編曲により、オリジナル作品の新たな一面に光を当てて、聴衆に披露してくれます。
ここに収録されているのは、バッハのクリスマス・オラトリオ、ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ。チェロ8
本の強みを活かした音域の広さで絶妙なアンサンブルを聴かせてくれます。 |
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ウィーン交響楽団 ヨハン・シュトラウスアンサンブル
J.シュトラウス:
ジープ男爵、ウィーン気質、ワルツ「愛の歌」Op.114、
喜歌劇「こうもり」より「伯爵さま、貴方のようなお方は」、
ワルツ「うわごと」Op.212、ワルツ「酒・女・歌」Op.333
E.シュトラウス:
ポルカ・シュネル「テープは切られた」Op.45、さあ、逃げろ!Op.73
レハール:喜歌劇「ジプシーの恋」より「シンバルの響きを聞くと」
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
カールマン:歌劇「チャールダーシュの女王」より
ジチンスキー:ウィーンわが夢の街 |
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ウィーン交響楽団
ヨハン・シュトラウスアンサンブル
アントン・ソコロワ(Vn ソロ) |
日本では新年のコンサートでお馴染の「ウィーン交響楽団
ヨハン・シュトラウスアンサンブル」。ウィーンの演奏家だから成し得る、ウィーンのワルツの微妙で絶妙なリズムを聴かせてくれます。
ウィーンの名門オーケストラ、ウィーン交響楽団の実力者たちが集結し、伝統と気品を漂わせる演奏は必聴です。ここではシュトラウス・ファミリーの作品と同じくウィーンの黄金時代を彩った作曲家レハール。
そしてレハールと共にウィンナー・オペレッタの「白銀時代」を築いたカールマン。日本でも有名な「ウィーンわが夢の街」を作曲したジチンスキー、ヴァイオリンの定番作品サラサーテのツィゴイネルワイゼンなどバラエティーに富んだ内容で、お正月さながらの明るく陽気な作品が収録されています。 |
PROFIL
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PH 12016
(2CD)
特別価格\4200 →\3790
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ティーレマン(指)&ドレスデン国立管、ピアノはバルト!
(1)ブゾーニ:交響的夜曲Op.43
(2)プフィッツナー:ピアノ協奏曲変ホ長調Op.31
(3)レーガー:ロマンティック組曲Op.125 |
ツィモン・バルト(Pf)
クリスティアン・ティーレマン(指)
ドレスデン国立管弦楽団 |
来日記念盤。ドイツ的な重厚さ満点。20 世紀初頭の大物3
者の秘曲にティーレマンが挑戦
録音:2011 年6 月& 9 月/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/DDD、51'
54"、28' 57"
20 世紀初頭のドイツ音楽界に君臨した大物3名の作品を、ティーレマンとドレスデン国立管の演奏で聴くことのできる豪華ライヴ。いずれも当時大きな影響力を持ちながら、作風は全く異なるうえ、イタリア系のブゾーニと、モスクワ生まれのプフィッツナーは別の国の作曲家と言ってもよいほどで、仲も良くなかったと伝えられています。
この3 作曲家は晦渋な音楽のイメージがありますが、ここに採りあげられた作品は例外的に親しみやすいものばかり。プフィッツナー唯一のピアノ協奏曲は1923
年の作で、ギーゼキングに捧げられました。同じ年のヴァイオリン協奏曲の厭世性とは反対に、明るく英雄的な大曲。ピアノ・パートは両手のオクターヴの連続や分厚い和音奏法が多用される難物で、被献呈者ギーゼキングの古い録音が決定盤とされていますが、待望の新録音登場となります。
深い森の中を彷徨うような緩徐楽章が魅力的です。エッシェンバッハのお気に入りピアニストでもあるツィモン・バルトは、ティーレマンからも可愛がられ絶妙なアンサンブルを繰り広げています。
ブゾーニの「交響的夜曲」は1912
年の充実期の作。濃密な情感にあふれたお化けが出てきそうな音楽。
レーガーの「ロマンティック組曲」も1912
年の作ですが、重厚長大なレーガーのイメージからほど遠い、ハープを多用したドビュッシーを思わすフランス印象派的な雰囲気に驚かされます。「夜曲」「スケルツォ」「フィナーレ」の3
曲から成り1 曲目と3 曲目の出だしは同一です。レーガーならではの錯綜した対位法を駆使しながらも、疑バロック的な所は全くなく、カッコいいの一言に尽きます。 |
PRO MUSICA
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タンゴに蘇るーギィ・ボヴェの《12の教会タンゴ》から
ギィ・ ボヴェ(1942-): バッタリアのスタイルによる第6旋法のタンゴ
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):
バッタリア
ギィ・ ボヴェ: ボサノヴァ形式による第11旋法のタンゴ
パブロ・ブルーナ(1611-1679):
右手の第1旋法のティエント)
ギィ・ ボヴェ:
賛美歌『アヴェ・マリス・ステッラ』に基づくカノン形式による第1旋法のタンゴ
ニコラ・ド・グリニ(1672-1703):
アヴェ・マリス・ステッラ
ギィ・ ボヴェ: 聖体奉挙のための不協和音をもつ第4旋法のタンゴ
フレスコバルディ(1583-1643):
聖体奉挙のためのトッカータ第4番
ギィ・ ボヴェ: 猫という名の第10旋法のタンゴ
D. スカルラッティ: ソナタ ト短調
K.30 (L.499)《猫のフーガ》
J・S・バッハ: 前奏曲とフーガ
ハ長調 BWV545
ギィ・ ボヴェ: タンゴの中のタンゴ |
イネス・マイドレ(Org) |
オルガン研究家ギィ・ボヴェの作品バロック期の音楽をタンゴに変換
聖クインティヌス大聖堂(ハッセルト、ベルギー)の
Binvignat & Houdtappel オルガン(1791年-1793
年)
録音:2011年5 月16 日-17 日 聖クインティヌス大聖堂(ハッセルト、ベルギー)/録音:
クヌート・ベッカー/58’34
ギィ・ボヴェは、ジャン・アランの研究家として知られるスイスのオルガニスト、作曲家です。オルガンのための《12
の教会タンゴ》 (2000) は、フランス、イタリア、スペイン、ドイツのバロック期の音楽を「タンゴ」として再生した作品です。「聖と俗」を融合させることはオルガン音楽では過去にも行われてきたものの、「俗」の色彩がきわめて濃いタンゴと結びつけるという彼の着想は、かなりの好奇の目で見られたと言われます。エストニアのオルガニスト、イネス・マイドレのアルバム『タンゴに蘇る』は、ボヴェの「タンゴ」を6
曲選び、オリジナル曲と対比させることで、彼のイマジネーションと音楽の変貌を探ることを目指しています。
彼女が選んだ楽器は、ベルギー、ハッセルトの聖クインティヌス大聖堂の
Binvignat & Houdtappel オルガン。16
世紀末のオルガンのパイプの多くをそのまま使い、1791
年から1793 年にかけて建造された楽器です。
[プロフィール] イネス・
マイドレ。タリンのエストニア音楽アカデミーを卒業。パリのダニエル・ロトの下で学び、ヨーロッパ、アメリカ、ラテンアメリカの大聖堂のコンサートやフェスティヴァルで演奏。チェンバロ奏者として古楽アンサンブルと共演。ヴァイオリン、金管楽器、パーカッション、シンセサイザーの音楽家やダンサーとコラボレートする多彩な活動をしています。ベルゲン大学グリーグ・アカデミーのオルガン科准教授。
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RADIO FRANCE
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ルイ・マルシャン(1669-1732):
オルガン作品集〜
組曲 へ調、イ調、ハ調ほか、ディアログ
(作品第1巻より)ほか |
フレデリク・デザンクロ(オルガン) |
フランスの名手、デザンクロが奏でるフランス・バロックのオルガンの大家ルイ・マルシャン作品集
ルイ・マルシャンのオルガン作品集。ルイ・マルシャンは、リュリの没年にパリに住み、ラモーの「イポリートとアリシー」の初演の前年に亡くなった、まさにフランス・バロックの重要期を生きた作曲家。1717
年頃、J.S. バッハとのオルガン演奏対決を持ちかけられたものの、おそれをなして逃げ出した、という逸話でも知られています。13
歳で王宮のオルガニストに任命されるほどの天才ぶりでならしていました。このディスクでは、3
つの組曲と、ユーモアとシリアスさが共存するディアログ(レジスターの対照的な使用をする楽曲)を収録。革新的な作曲形式、音色の美しさを追求した音の配列など、オルガンの名手であったマルシャンならではの魅力に満ちた作品が揃いました。演奏を手掛けるのは、イゾワールの下でも研鑽を積んだフランスの名手デザンクロです。 |
RADIO FRANCE〜SIGNATURE
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ヒュー・レヴィック:弦楽四重奏のための作品集
(1)エンパイヤー・インク
(2)Morning Evening Love Bear
All
(3)想像だにしないもの/知られざるものへの準備 |
ディオティマ弦楽四重奏団 |
小説家にして作曲家レヴィック作品集
録音:2012 年2 月
ヒュー・レヴィックはアメリカに生まれ、小説を書くためにパリに向かい、その後ニューヨークでサックス、そして作曲を学んだ人物。ジュリアードで学んだほか、ケージやグロボカールにも個人的に師事したという経歴をもちます。2
作品目の「Morning Evening Love
Bears All」の頭文字をとるとMELBA、つまりレヴィックの妻の名前になるというもの。ディオティマ四重奏団に献呈されています。 |
REFERENCE RECORDINGS
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アンドレス・セゴビア・アーカイヴ〜スペインの作曲家たちの作品集
アレーギ:
遥かなる歌、3つの抒情的小品集【間奏曲/打ち明け話/田舎の】
サンファン:ある伝説
カサド:
カタラネスカ、レナルドの歌、サルダーナ・キジアーナ、
プレアンブロとサルダーナ、カタルーニャの伝説
ドノスティア:エリミーナ(郷愁)
パイーサ:
海の歌、3つの想い出の旋律
【プレルディオ=古道を通って/対話/遥かな踊り】
モンポウ:歌と踊り10番 |
ロベルト・モロン・ペレス(G) |
セゴビアに献呈された作品を集めた「アンドレス・セゴビア・アーカイヴ」ギター愛好家必聴の1枚
録音:2010 年11 月28-30日ウエストン聖三位一体教会、イギリス、ハートフォードシャー/70'
32
アンジェロ・ジラルディーノ氏が校訂し、イタリアのベルベン社から出版されている「アンドレス・セゴビア・アーカイヴ」。セゴビアのために作られた曲を、作曲家の自筆譜を添えて未刊(一部既刊)の作品を出版したシリーズ。本アルバムは、この楽譜の出版の際にも協力したスペイン出身のギタリスト、ロベルト・モロン・ペレスが、この価値ある出版物に沿った内容で収録したものです。録音は美しい響きに定評のあるイギリスのウエストン聖三位一体教会で行われ、高品位録音で知られる「REFERENCE
RECORDINGS」のレコーディング・チームによって、空気感のある自然な音場が魅力の録音となっています。
ナバラ出身マドリードで育ったアレーギ。スペイン後期ロマン主義曲家であり、交響曲を多く作曲し、ギター曲は亡くなる1
年前から書き始め5 つの作品を残しています。スペインでは忘れられた作曲家であるサンファンは、マドリードとパリで学んだ後キューバに渡り活躍。ここに収録されている「ある伝説」はキューバに渡る前のスペイン色溢れる作品です。カサドはバルセロナ生まれでカザルスに学んだチェリスト。晩年に日本人ピアニストの原智恵子と結婚しています。「サルダーナ・キジアーナ」、「プレアンブロとサルダーナ」など今回の出版の目玉作品も収録されています。バスクのカプチン派のドノスティア(サン・セバスティアン)。ここに収録されている「エリミーナ」はもの悲しくノスタルジックで濃厚な作品。1936
年から1939 年に勃発したスペイン内戦によりアルゼンチンへ渡ったパイーサ。この「3
つの想い出」は故郷スペインを想って書かれた作品。詩情溢れる繊細なピアノ作品を多く作曲したモンポウ。
ギターのためにも「コンポステラ組曲」や「歌と踊り13
番」など美しい作品を残しています。ここに収録されているのは、「アルフォンソ10
世の2つの頌歌による〜歌と踊り」から原曲はピアノと合唱でモンポウ自身によるギター編曲の「歌と踊り10
番」です。 |
SIMAX
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ヘンニング・クラッゲルード/『ムンク組曲』
ファビアン・ミュラー (1964-): ムンクの夢(トラウマ)-『女』
アーロン・ジェイ・カーニス
(1960-): 生命の踊り-『
生命の踊り』
ピーター・シーボーン
(1960-): 出会い-『
出会い』
マルクス・パウス (1979-):
橋の上の女性たち-『橋の上の女性たち』
ストーレ・クライベルグ
(1958-): 灰 -『
灰 』
オンジェイ・クカル (1964-):
夕べのひととき-『
夕べ』
ナジ・ハキム (1955-):『海辺の若者たち』による幻想曲-『海辺の若者たち』
アリッサ・フィルソヴァ
(1986-): 海の月明かり-『海辺の月明かり
)』
ロルフ・マッティンソン
(1956-): 景色-『海辺』
ゲイブリエル・カヘイン
(1981-): エチュード:コバルト治療-『水浴する女と子供たち』
アナスタシア・ツァノウ
(1971-): 海の眺望-『浜辺にいる二人の女』
ダニエル・ネルソン (1965-):
海辺の男と女-『海辺の男と女』
マリア・コーヴァル: ふたり。孤独な者-『人間ふたり。孤独な人たち』
オラヴ・アントン・トンメセン
(1946-): 月明かりの海辺の接吻-『浜辺の接吻/
月明かりの接吻』
ローラン・プティジラール
(1950-): 海辺の木々-『海辺の木々』 |
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ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン) |
ムンク生誕150周年を記念して地元ノルウェーのレーベルが発売するアルバム、ムンクの絵画からインスピレーションをうけて作曲された作品集
録音:2012年12 月21 日-23 日 レインボー・スタジオ(オスロ)/60’50
制作: ショーン・ルイス 録音:
ヤン・エーリク・コングスハウグ
2013 年はエドヴァルド・ムンク(1863-1944)
の生誕150 周年にあたります。その記念の年、ヴァイオリニストのヘンニング・クラッゲルードがユニークなアルバムをリリースします。『ムンク組曲』。10
カ国、15 人の作曲家がムンクの絵画15
点からインスピレーションを得て作曲したヴァイオリン・ソロのための小品を「組曲」としてまとめた作品です。
この企画は、ヴェストフォル県に1991
年に創設されたヴェストフォル音楽祭のディレクター、スヴェン・エーリクセンの発案によるものです。オスロ・フィヨルドに面したヴェストフォルはムンクと縁が深く、オースゴールストランの町は、ムンクがたびたび訪れ、その景観が彼にインスピレーションを与え、また、作品の背景となったところです。エーリクセンは、トンスベルグにあるハウガル・ヴェストフォル美術館で2010
年に『愛の岸辺』と題したムンク展が開催されることを知り、ムンクの作品を音楽と結びつけることを考えました。ムンクの絵画に基づく音楽のコンサートを美術館で行う。美術館のスペースは限られており、ヴァイオリンのソロによるコンサートがよさそうだ。エーリクソンからアイデアを聞かされたクラッゲルードが興味を示し、プロジェクトがスタートしました。スイスのファビアン・ミュラー、アメリカのアーロン・ジェイ・カーニス、イギリスのピーター・シーボーン、ノルウェーのマルクス・パウス、フランスのローラン・プティジラール……。ムンクの絵画に自由に想像をめぐらせ、ムンクを生んだノルウェーの優れた音楽家のための作品を作る。
委嘱を打診された15 人の作曲家からは「熱い」返事が寄せられたといいます。2010
年6 月5 日、ムンクの絵が展示された美術館の一室に60
席が設けられ、クラッゲルードが1744
年製ガルネリ・デル・ジェスを弾いて『ムンク組曲』を初演しました。その後も『ムンク組曲』は、オスロの国立美術館でのコンサートをはじめ、さまざまな機会に演奏されてきました。ホールのコンサートは、プロジェクターで映し出されたムンクの絵を背にクラッゲルードが演奏するスタイルで行われます。この
Simax のアルバムは、210×152×42
ミリの大きさの黒マット仕上げの紙パッケージに、ムンクの絵を表に、作曲者と作品の紹介を裏に印刷したポストカードが15
枚、CD と一緒に収められ、『ムンク組曲』コンサートを自宅で疑似体験できるよう工夫されています。 アルバムの録音セッションは、2012
年の12 月、オスロのレインボー・スタジオで行われました。ショーン・ルイスがプロデュースと編集にあたり、クラッゲルードが信頼を寄せるヤン・エーリク・コングスハウグがバランス・エンジニアリングを担当しました。アルバム『ムンク組曲』は、ネット配信はなく、CD
アルバムとして限定リリースされます。
ノルウェーを代表する芸術家のひとり、クラッゲルードのディスコグラフィを栄誉とともに美しく飾るアルバムの誕生です。
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SUPRAPHON
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パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
「My Violin Legends」
(1)ヤロスラフ・コチアン(1883-1950):
故郷の人びと(スワニー河)〜フォスターの歌曲による序奏、主題と変奏曲
(2)フェルディナント・ラウプ(1832-1875):ポロネーズ
(3)フランティシェク・ドルドラ(1868-1944):思い出
(4)ヤン・クベリーク(1880-1940):ブルレスケ
(5)コチアン:セレナード ニ長調
(6)コチアン:絵画的間奏曲 Op.18-2
(7)フランティシェク・オンドジーチェク(1857-1922):舟歌
Op.10
(8)ラウプ:サルタレッロ Op.4-4
(9)クベリーク:愛情をもって
(10)オンドジーチェク:スケルツォ・カプリチオーソ
Op.18
(11)ヴァーシャ・プシホダ:哀しいロマンス
(12)ドルドラ:セレナード
(13)オタカル・シェフチーク(1852-1934):チェコ舞曲
Op.10a-7
(14)パヴェル・シュポルツル(1973-):ボヘミアン・ノスタルジア |
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
ぺトル・イジーコフスキー(ピアノ) |
ヴァイオリン小品の名曲、ドルドラの「思い出」も収録!鬼才ヴァイオリニスト、シュポルツルの最新アルバムは母国チェコ出身の名ヴァイオリニストたちへのオマージュ
録音:2013 年5 月4-6&25-28
日、プラハ/DDD
チェコが誇る鬼才ヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツルの最新アルバムは、母国であるチェコ出身のヴァイオリニストが作曲した珠玉のヴァイオリン小品集です。「100
年に1 人の逸材」と絶賛されるシュポルツルはクラシックにとどまらず民族音楽をはじめ、あらゆるスタイルを謳い上げる天才ヴァイオリニストとして世界で活躍し、日本にも度々来日し、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」などで圧倒的な技巧と表情豊かな演奏で聴衆を魅了してきました。2013
年4 月、オーケルトラとの共演でドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を、また待望のソロ・リサイタルではバッハ、イザイ、パガニーニなどの無伴奏作品を披露した演奏会は記憶に新しいところです。今年2013
年に40 歳を迎えたシュポルツルは自身初となる3
枚組のベスト・アルバム(SU4130)
を発売したばかりです。
待望の最新アルバム「My Violin
Legends」は、来日公演直後の2013
年5 月にセッション録音され、収録内容は、原点に帰りチェコが生んだ名ヴァイオリストたち(ヤン・クベリーク、フランティシェク・ドルドラ、ヴァーシャ・プシホダなど)へのオマージュとなっており、チェコ出身のシュポルツルならではの民族的ニュアンスをとらえた演奏です。
収録曲の中で最も注目すべきはドルドラ作曲「思い出」ではないでしょうか。この小品は、フリッツ・クライスラーやミッシャ・エルマンなどの巨匠が愛奏し、日本でも大人気の小品でかつて日本人演奏家も好んで演奏していましたが、最近では演奏されることが少なくなった作品です。当演奏は今一度人気の作品になってほしいと願ってしまうほど、うっとりとするようなふくよかで心あたたまる演奏です。ドルドラの作品はこの「思い出」が突出して有名で他の作品は殆ど演奏されることはありませんが、このアルバムにはセレナードも収録されているのも嬉しいところです(セレナードはヤン・クベリークに献呈されました)。
ヤン・クベリーク(ラファエル・クーベリックの父)はチェコの偉大なヴァイオリストで“パガニーニの再来”
と称され、クライスラー、イザイ、エルマンと並び世界的な人気を誇るヴァイオリニストの一人とされました。ヴァイオリン曲の作曲の才にも恵まれ、チェコの哀愁漂う小品を残しました。現代のパガニーニとも言えるシュポルツルが情感込めて歌いあげたクベリークの「ブルレスケ」、「愛情をもって」は絶品です。ヴァーシャ・プシホダは非常に華のある演奏家で稀有の存在感を示したヴァイオリニストです。1920
年にカーネギーホールでのアメリカ・デビューでは「史上最高のヴィルトゥオーソ」と称された名ヴァイオリニストで、彼の作曲した「哀しいロマンス」は郷愁の思いに浸るような作品です。この他、シュポルツルの自作を含む、全14
曲はシュポルツルの現在がわかる自信作と言えましょう。 |
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SU 4110
(2CD)
¥3000 →\2690
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パヴェル・ハース四重奏団&石坂団十郎
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
(2)弦楽五重奏曲 ハ長調op.163 |
{ヴェロニカ・ヤルツコヴァ(1stVn)、
ナレク・ツヴィーベル(2ndVn)、
パヴェル・ニクル(Va)、
ペテル・ヤルシェク(Vc)}
(2)石坂団十郎(Vc) |
チェコ屈指の実力派パヴェル・ハースSQ、ついにシューベルトを録音!圧巻の「死と乙女」&石坂団十郎をゲストに迎えた弦楽五重奏曲大注目の最新盤!
録音:(1)2013 年4 月27&28
日、(2)2013
年7 月17&18 日
チェコを代表する実力派カルテット「パヴェル・ハース四重奏団」が、SUPRAPHON
レーベルから5 枚目となる待望の最新盤をリリースいたします!
これまでヤナーチェク、ハース、プロコフィエフ、ドヴォルザークと録音してきた彼らが今回、ついにシューベルトを録音!
2012 年から2nd ヴァイオリンにマレク・ツヴァイベルを加えての初録音となります。デビュー当初から数々の著名な賞を総なめにし、新進気鋭の若手四重奏団として名を挙げてきた当団。
結成10 年を過ぎ、ますます洗練されたアンサンブルぶりを発揮しているだけに、期待もひとしおといったところでしょう!
まず注目されるのは、聴き応え十分なプログラム。数ある弦楽作品の中でも屈指の人気を誇る、弦楽四重奏曲第14
番「死と乙女」と弦楽五重奏曲ハ長調の大作2
つをカップリングした内容で、満を持してこのプログラムの録音に挑んだパヴェル・ハース四重奏団の意気込みが感じられます。「死と乙女」は2011
年の来日公演でも注目されたプログラムであっただけに、今回の収録は嬉しい限り。彼らならではのダイナミックな表現と、中低音の響き厚きハーモニーで聴かせてくれます。さらに見逃せないのは、ゲストに石坂団十郎を迎えた弦楽五重奏曲!石坂はこの作品を東京クヮルテットとも共演し、素晴らしい演奏を聴かせているだけに、これ以上の盤石の布陣はありません。2013
年4 月&7 月の録音ということで、まさに彼らの最新の演奏が収録されたアルバムになります。プログラム・演奏ともに、是非とも聴き逃せない大注目のタイトルです!
【パヴェル・ハース四重奏団】
2002 年に結成された四重奏団。2004
年に、フィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞を受賞。翌年5
月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝を飾り、若手屈指の実力派団体としてデビュー当初から高い注目を集めた。2009
年には初来日を果たし、日本でも高い評価を得る。同年、ヤナーチェクとハースの四重奏曲(SU
3877)を収録したアルバムでSUPRAPHON
レーベルからデビュー。2007
年にも同作曲家の四重奏曲(SU
3922)を録音し、「パヴェル・ハース」の名を冠すにふさわしい評価を確立。2010
年にはプロコフィエフ(SU 3957)、ドヴォルザーク(SU
4038)の四重奏曲集をリリースし、若手ながらこのレーベルの看板アーティストとして活躍している。 |
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SU 4138
(7CD)
\7000 →\6490
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「ドヴォルザーク:室内楽曲集」
スーク、シュポルツル、パノハ四重奏団…
SUPRAPHONの珠玉の音源を集めたドヴォルザーク・セット:室内楽曲篇 |
【CD1】
ピアノ三重奏曲 (1)第1番
変ロ長調op.21 (2)第2番
ト短調op.26
【CD2】
ピアノ三重奏曲 (1)第3番
ヘ短調op.65 (2)第4番
ホ短調「ドゥムキー」op.90
プラハ・グァルネリ・トリオ
【イヴァン・クラーンスキー(Pf)、
チェニェク・パヴリーク(Vn)、マレク・イェリエ(Vc)】
録音:[CD1] (1)1996 年12
月、(2)5
月、[CD2]1997 年10&11 月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
【CD3】
(1)カプリッチョB.81 (2)ロマンス
ヘ短調op.11
(3)バラード ニ短調op.15/I (4)ノクターン
変ロ長調op.40
(5)マズルカ ホ短調op.49 (6)ヴァイオリン・ソナタ
ヘ長調op.57
(1)(2)パヴェル・シュポルツル(Vn)、ぺトル・イジーコフスキー(Pf)、
(3)-(6)ヨゼフ・スーク(Vn)、
(3)(4)ヨゼフ・ハーラ(Pf)、
(5)(6)アルフレード・ホレチェク(Pf)
録音:(1)(2)2005 年8&9
月、(5)1971
年11 月、(6)1971 年6 月&7
月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
(3)(4)1995 年4 月、リヒテンシュタイン宮殿内マルティヌー・ホール
【CD4】
(1)ロマンティックな小品op.75(全曲) (2)ソナチネ
ト長調op.100
(3)スラヴ舞曲 第2番 ホ短調op.46-2
(4)スラヴ舞曲 第8番 ト短調op.46-8(チェロとピアノのための編曲版)
(5)スラヴ舞曲 第3 番 イ長調op.46-3 (6)ポロネーズ
イ長調B.94
(7)「森の静けさ」op.68-5(チェロとピアノのための編曲版) (8)ロンド
ト短調op.94
(1)-(3)ヨゼフ・スーク(Vn)、アルフレード・ホレチェク(Pf)
(4)-(8)ミハル・カニュカ(Vc)、ヤロミール・クレパーチ(Pf)
録音:(1)(2)1971 年6
月&7 月、(3)11
月、(4)-(8)1995 年9 月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
【CD5】
(1)バガテルop.47 (2)テルツェット
ハ長調op.74
(3)ミニアチュア(三重奏曲
第2 番)op.75a
(4)ガヴォット ト短調B.164
(5)セレナードB.15bis (6)2
つのワルツop.54(全2曲)
(1)-(4)ヨゼフ・スーク(Vn)、
(1)-(3)ミロスラフ・アンブロシュ、(1)イジー・バールタ(Vc)、
(1)ヤン・シモン(ハルモニウム)、
(2)(3)カレル・ウンターミューラー(Va)、(4)チェネェク・パヴリク(Vn)、
(4)ミロスラフ・コシナ(Vn)、(5)イルジー・ヴァーレク(Fl)、
(5)グラハム・ メルヴィル=メイソン(トライアングル)、
(5)イルジー・パノハ(Vn)、(5)パヴェル・ゼイファルト(Vn)、(5)ミロスラフ・セフノウトカ(Va)、
(6)パノハ四重奏団、(6)パヴェル・ネイテック(Cb)
録音:(1)-(3)2008 年10&11
月、マルティニク・スタジオ (4)1982
年10 月、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール
(5)1997 年6 月、(6)1992
年3 月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
【CD6】
(1)スラヴ舞曲集 第1集(ピアノ連弾版)op.46(全曲)
(2)スラヴ舞曲集 第2集(ピアノ連弾版)op.72(全曲)
【CD7】
(1)ボヘミアの森よりop.68(全曲) (2)伝説曲op.59(全曲)
イゴル・アルダシェフ(Pf)、レナータ・アルダシェヴォヴァ(Pf)
録音:[CD6]1994 年10
月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)、[CD7]2000
年11 月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ) |
2013 年最新リマスタリングで聴く!
チェコのレーベル「SUPRAPHON」が、母国の大作曲家ドヴォルザークの魅力を体系的に伝えるべく、豊富な音源から選りすぐりの演奏を集めてお届けするシリーズの最新巻。パノハ四重奏団による弦楽四重奏曲全集(SU
3815)、スーク・トリオらによるピアノ四重奏&
五重奏、弦楽四重奏& 六重奏(SU3921)を補完する室内楽曲篇には、ピアノ三重奏を中心に、ヴァイオリン曲やチェロ曲、ピアノ連弾曲などを収録しており、これまでのリリースと併せて、ドヴォルザークの器楽ジャンルの創作をほぼすべておさえることができます。
SUPRAPHON レーベルが誇る名手達の録音が軒を連ねることでも好評の本シリーズ。今回は室内楽ということで、ピアノと弦楽器の名手達が勢揃いです。是非ともまずは収録内容をご覧頂き、その錚々たるメンバーを確認して頂きたいところです。
ヴァイオリンにはヨゼフ・スーク、パヴェル・シュポルツル。チェロには、2013
年初夏の来日でも注目を集めたミハル・カニュカ。ソリスト達の伴奏を務めるのは、ヨゼフ・ハーラ、アルフレード・ホレチェクといった名ピアニストたち。これまでと同様、今回のセット化に即してオリジナル・マスター・テープから最新リマスタリングが施されており、音質の向上がはかられているところも注目!
1970 年代から2000 年代まで、名手達が残した音源がたっぷりと集約されています。 |
TEMPERAMENTS
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ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):作品集
オルガン曲/アンドレ・イゾワール
チェンバロ曲/オリヴィエ・ボーモン |
イゾワールとボーモン、豪華共演盤!
シャペル・ロワイヤルのオルガン奏者を務め、6
巻のチェンバロ作品集をのこした18
世紀最大の作曲家のひとり、ダンドリューのオルガン作品集。奉献唱からノエル、序曲からミュゼットまで、オルガンおよびチェンバロのための作品を、イゾワールとボーモンという豪華奏者がお届けします。先人達のスタイルを尊重しつつもギャラント様式の作風も感じさせる作品の数々をお楽しみください。 |
TRANSART
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アントワーヌ・ピエルロ
ブリテン(1913-1976):無伴奏チェロ組曲(全曲)
第1番 作品72(1964)
第2番 作品80(1967)
第3番 作品87(1972) |
アントワーヌ・ピエルロ
(チェロ/Bernardel Father(1849年)) |
気鋭のチェロ奏者アントワーヌ・ピエルロ渾身のブリテン無伴奏組曲ライヴ!
録音:2010 年7 月(フラヌリ音楽祭/ライヴ録音)
アントワーヌ・ピエルロは1981
年パリ生まれのフランスを中心に活躍する若手チェリスト。2008
年からは、クラシック名曲やジャズ、タンゴなどをアレンジして演奏する団体アンサンブル・コントラストのメンバーとして、クラシックにとらわれない活動も展開しています。
ここに登場するのは2010 年のフラヌリ音楽祭でのブリテン無伴奏作品のライヴ録音。楽器が気持ちよく響きます。新しいチェロの聖典とされる3
作品に、臆することなく、しかし真摯に真正面から向き合った演奏にはさわやかな感動をおぼえます。 |
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エリック・タンギ(b.1968):作品集
(1)地の平和
(2)エヴォカシオン(チェロとピアノのための)
(3)インヴォカシオン(チェロ独奏のための)
(4)4つの間奏曲(ピアノのための)
(5)ポエム(ピアノのための) |
(1)アンヌ・ガスティネル(チェロ)
ミシェル・プラッソン(指揮)
ラジオ・フランス管弦楽団
(2)アンヌ・ガスティネル(チェロ)
クレール・デゼール(ピアノ)
(3)アンヌ・ガスティネル(チェロ)
(4)(5)イゴール・レヴィ(ピアノ) |
どことなくオリエンタルな作曲家エリック・タンギ作品集ソリストにガスティネル登場!
録音:2007-2010(ライヴ)
しなやかな音楽性とたしかなテクニックが魅力のガスティネルをソリストに迎えてのタンギ作品集。「地の平和」は中国を思わせる旋律と、それを彩るオーケストラの色彩感が絶妙にマッチした作品。「エヴォカシオン」は内省的な作品で、こちらもチェロが奏でる旋律はどこかアジアを思わせます。「インヴォカシオン」は、ブリテンのようなエッジの効いた緊張感に満ちながらも、表面では何も爆発は起きず、水面下で様々な感情が入り混じっているような曲です。
「4 つの間奏曲」も「ポエム」も、静謐な空気に貫かれた作品。タンギ独特の、どこかオリエンタルな旋律と静謐な空気、そして美しいハーモニーが魅力の1
枚です。 |
VDE GALLO
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女流ファゴット奏者、キム・ウォーカー
(1)ヴィヴァルディ:「四季」から『冬』より第2楽章(ファゴット編)
(2)J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲ニ短調
BWV1056(ファゴット編)
(3)同:チェンバロ協奏曲ト長調BWV1055(ファゴット編)
(4)同:ライプツィヒ・コラール『いざ来ませ、異邦人の救い主』BWV659(ファゴット編)
(5)ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲変ロ長調「夜」RV501
(6)ヘンデル:私を泣かせてください(ファゴット編)
(7)同:『ジュリアス・シーザー』よりアリア(ファゴット編) |
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キム・ウォーカー(ファゴット)
アイロンウッド・アンサンブル |
ファゴットの新たな魅力発見!女流ファゴット奏者、キム・ウォーカーの最新アルバムは珠玉のバロック名曲集!
録音:2012 年、スイス
VDE-GALLO レーベルから多くのディスクを発売しているファゴット奏者の女王、キム・ウォーカーの最新アルバムは、バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデルの名曲を取り上げました。ご承知の通り、ファゴットは木管楽器の一つで、オーボエと同様にダブルリード式の楽器です。オーケストラでは低音部を支える言わば裏方の楽器と言える楽器ですが、このアルバムで聴いてもわかる通り、男性が歌うような音域で音色も非常に魅力的です。従って、ここに収録されたヘンデルの「私を泣かせてください」ではまるで歌うように楽器を操り、またバッハの『いざ来ませ、異邦人の救い主』では涙を誘うように演奏します。
演奏のキム・ウォーカーは世界的ファゴット奏者で、これまでにLSO
の首席ファゴット奏者としても活躍しています。1982
年のウィグモアホールでのソロデビューリサイタルでは卓越した技術と圧倒的表現力で聴衆を魅了しました。最近ではシドニー大学音楽科の教授として後進の育成にも積極的に取り組んでおります。
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WERGO
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WER 4043
(4CD)
\5600 →\5190
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グレーテ・スルタン/ピアノ・シーズンズ
[CD1] バロック音楽
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
(録音:1959
年)
[CD2] 古典派の音楽
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲op.120、6つのバガテルop.126(録音:1969
年)
[CD3] ロマン派の音楽
シューベルト:ソナタ イ短調
op.42(D845)(録音:1969
年)
シューマン:幻想曲 ハ長調
op.17(録音:1969
年)
[CD4]20 世紀の音楽
シェーンベルク(1894-1951):5つのピアノ小品op.23(録音:1990
年)
コープランド(1900-1990):ピアノ・ソナタ(録音:1969
年)
ベン・ウェーバー(1916-1979):ピアノのためのエピソード(録音:1986
年)
ステファン・ウォルペ(1902-1972):ピアノのための形式(録音:1972
年)
アラン・ホヴァネス(1911-2000):Yenovk(録音:1969
年)
ジョン・ケージ(1912-1992):危険な夜(録音:1969
年)
一柳慧(b.1933):ジョン・ケージの思い出に(録音:2000
年)*世界初録音 |
グレーテ・スルタン(ピアノ) |
ケージと親交のあった女性ピアニスト、グレーテ・スルタンの軌跡をたどる古典派からケージ作品までを網羅したボックス登場!一柳慧作品の初録音も含む!
グレーテ・スルタン(1906-2005)は、古典および現代音楽の名高い解釈者で、ケージと親交があったピアニストとしても名を遺す、20
世紀の最も重要な音楽家のひとりといえるでしょう。1906
年、ベルリン在住のユダヤ系の上流家庭に生まれましたが、戦争の影響を受け、1941
年にニューヨークに亡命し、この地でピアニスト、教師として活躍しました。1969
年にはニューヨークで「ゴルトベルク変奏曲」の演奏会を開催。当時は15
曲目のあとに休憩をはさみ( トゥーレックやランドフスカらも休憩をはさみました)、休憩後、まずアリアを弾いてから再開するというスタイルがとられることが多かった当時に、全曲を通しで休憩なしで、しかも繰り返しも実施、もちろんそのたびに装飾も変える、といったことを敢行したのは彼女でした。また、ニューヨークで彼女が住んでいたアパートの一階上の部屋にはカニングハムが住んでいて、そこをしばしば訪れていたケージと出会い、彼女はケージのよきチェス仲間となりました。そして、ケージがもっとも信頼をおく音楽家の一人として活躍するようになりました。スルタンは、古典も現代も一切の違いを感じさせず、「実験的」あるいは「難解」とされるシェーンベルクやケージの作品を、詩的情緒をもって演奏することができる稀有な芸術家として貴重な存在だったといえるでしょう。
この「ピアノ・シーズンズ」ボックスは、グレーテ・スルタンの初出音源を含む音源集で、その作品ジャンルは、バロック、古典、ロマンから現代音楽まで、広域にわたっていますが、どれもがスルタンらしい演奏となっています。歴史の波に翻弄されながらも芸術の道を歩み続けた一人の女性ピアニストの軌跡をたどる、貴重なボックスセットといえるでしょう。一柳慧の「ジョン・ケージの思い出に」は初録音というのも注目ポイントです。
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マティアス・オッケルト:作品集
「ストレット」、「夜に」他全7作品 |
アンサンブル・モデルン
マティアス・オッケルト(エレキ・ギター)
ほか多数の演奏者 |
建築家が作曲した音楽、音が立体的に多方向から迫りくる!
録音:2010-2012年
オッケルト(1970 年ドイツ生まれ)は建築を学んだあと音楽に転向、作曲家およびジャズ・ギター奏者として活躍する人物。電子音楽、ジャズから様々なメディアを用いたサウンド・インスタレーションなどの創作活動を展開しています。建築家ならではの構築性と、多方向から迫りくるような音づくりが印象的な作品が並びます。 |