≪第72号アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
|
8/23(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
MD+G
|
304 06172
\2300→\2090 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):室内楽作品集
ディヴェルティメント(1927), コンチェルティーノ(1925),
バスナハティガール(1922), 二重奏(1925),
ソナタ(1927), ディ・ヴォルケンプンペ(1922) |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ |
ジャズや実験音楽の要素を取り入れたシュルホフの音楽
【録音】1994〜1995年, アロルセン、フュルストリヒェ・ライトバーン[デジタル:セッション]
近年、復興著しい“退廃音楽”。なかでも名前の知られているのがこのシュルホフです。1894年にチェコで生まれ、第一次世界大戦後のダダイズム運動の音楽家として知られ、作品にジャズや実験音楽の要素を取り入れた作品を多く書きましたが、30年代にナチス・ドイツによって演奏を禁じられ、以降50年間、彼の音楽は沈黙を守ることを強いられました。
今リリースは、そんな空白の時を埋める興味深い6つの作品を、アンサンブル・ヴィラ・ムジカの説得力ある演奏でお届けします。 |
|
307 18152
\2300 |
ライプツィヒ弦楽四重奏団
オットマール・シェック&フランツ・シュレーカー:室内楽作品集
① オットマール・シェック:
バリトンと弦楽四重奏のためのノットゥルノOp.47
② フランツ・シュレーカー:風に |
ライプツィヒ弦楽四重奏団
シュテファン・ゲンツ(Br①),
マルコ・トーマス(Cl②),
クレメンス・レーガー(Cl②),
オルガ・ゴーレイ(P② |
シュテファン・ゲンツの人間味溢れるシェックの歌曲
【録音】 2013年1月25-27日①, 2013年1月28日②,
アブタイ・マリエンミュンスター,コンチェルトハウス
[デジタル:セッション]
スイスの作曲家シェックの知られざる歌曲集「ノットゥルノ」。とはいえ、F.ディースカウやベーア、最近ではゲルハーエルと言ったドイツ・リートの名手たちが手掛けたという、歌曲好きにはたまらない作品です。
弦楽四重奏とバリトンという渋い組み合わせで、ロマン派から無調への過渡期の色合いを帯びた音楽が奏でられます。
ここでは若手バリトンの第1人者シュテファン・ゲンツが美しい声を聞かせます。
バックを務めるのは、ドイツの音楽を徹底的に洗い出すことに専念するライプツィヒ弦楽四重奏団。シュレーカーの「風に」はバレエ・パントマイムの音楽で、孤独、闇、憂鬱が見事に描かれています。 |
|
320 18162
\2300 |
北ドイツのオルガン作品集 第3集〜ハンブルク
ベックマン:第1旋法の前奏曲(5声)/親愛なるキリスト教徒よ、よろこびたまえ/
ヤコブ・プレトリウス:今、われらはキリストを賞賛する/
シャイデマン:
幻想曲ト長調, 主なる神よ我をあわれみたまえ,
イエス・キリストよあなたは幸いである,
前奏曲ニ短調, アレルヤ/
デッカー:前奏曲ホ短調/
J.N.ハンフ:主なる神よ我をあわれみたまえ,
今神はわれらとともにいないであろう/
ラインケン:フーガ第14番, 主イエス・キリストよあなたは私たちのために/
リューベック:前奏曲ニ短調 |
マルティン・ロスト(シュテルヴァーゲン・オルガン
1659年製) |
芸術家たちが集まる都市ハンブルクのオルガン作品集
【録音】2013年5月13〜14日、シュトラルズンド、聖マリエン教会
[デジタル:セッション]
1529年に宗教改革を受け入れ、様々な宗派の人々、もしくはユダヤ人の受け皿となったハンブルク。しかし1618年から始まった三十年戦争によってハンブルクの経済は大きな打撃を被りました。とはいえハンザ同盟の中心的役割を果たした都市でもあり、自由貿易のおかげで数多くの旅行者、商人そして芸術家たちが集まる都市でもありました。
そんな16世紀、17世紀のハンブルクにおけるオルガン音楽を集めた1枚です。ベックマン、シャイデマン、他の芸術家たちが築いた繁栄はそのままテレマンへと受け継がれていきます。 |
|
901 18146
(SACD Hybrid)
\3000→\2790 |
ツェートマイアー&ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
メンデルスゾーン:
交響曲第1番 ハ短調 Op.11
交響曲第5番 ニ長調「宗教革命」Op.107 |
トマス・ツェートマイアー(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム |
思索的で濃厚な表現のツェートマイアー指揮のメンデルスゾーン
【録音】2012年10月10〜13日, ヴィンタートゥール
シュタットハウス[デジタル:セッション]
MDGレーベルによるメンデルスゾーンの交響曲全集、今作は指揮者ツェートマイアーによる第1番と第5番です。ご存知のように名ヴァイオリニストとして名が知られるツェートマイアーですが、最近は指揮者としても素晴らしい活動をしており、ここでもヴィンタートゥール・ムジークコレギウムから溌剌とした音楽を紡ぎ出しています。
このメンデルスゾーンの交響曲のうち、第1番は彼が15歳の時の作品で、既に充実した曲を何曲も書き天才の名を欲しいままにしていたメンデルスゾーンの、面目躍如たる風格ある音楽です。第5番は「宗教改革」として名高いもので、本当は第1番の次に書かれていますが、出版の都合で第5番となったものです。曲のモチーフにルターのコラールが使われています。ピリオド・アプローチも視野に取り込んだ個性的な演奏になるものと思われます。
ハイブリッドSACD仕様
(CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD
SURROUND)
|
|
706 18172
\2300 |
フランク:オルガンまたはハーモニウムのための小品集「オルガニスト」第2集
7つの小品 嬰へ短調および変ト長調
7つの小品 ト長調およびト短調『クリスマスのための』
7つの小品 変イ長調および嬰ト短調
オルガンまたはハーモニウムのための30の小品より抜粋 |
ヤン・フォン・ブッシュ(メクレンブルク州立劇場の4台のオルガン) |
フランクの珍しいオルガン作品集
【録音】2012年10月1日, 2013年2月11日 メクレンブルク州立劇場[デジタル
セッション]
あまり演奏されることのないフランクの小品集“オルガニスト”を様々なオルガンで演奏するというシリーズ第2弾。全ての調性を用いて書かれた小品の中に時折“クリスマスのため”などの機会音楽も含まれるこの作品、宗教性と実用性の双方を追求する興味深い作品です。
演奏はヤン・フォン・ブッシュ。当盤ではメクレンブルク州立劇場の4台のオルガンを弾き分け、素晴らしい響きを醸し出しています。 |
KVINTA PRAGUE
|
|
ヴェンツェル・ヴィルヘルム・ヴュルフェル(1790-1832):ピアノ作品集
オーベールのオペラ「許婚者」の周知の主題と
スペインの歌「A pesar de los bai benes」による優雅な幻想曲
Op.45
華麗な大ロンド Op.30/華麗なロンド Op.24
周知のマズルカによる変奏曲 Op.17/
周知のマズルカによる変奏曲 Op.19
2つの悲愴なポロネーズ Op.27/
憂鬱なポロネーズ Op.26 No.2
2つのポロネーズ Op.21
ヴァーツラフ・ヤン・トマーシェク(1774-1850):牧歌
Op.83 No.2 |
マルチン・ヴォイチーシェク(ピアノ) |
録音:2012年9月、10月、プラハ音楽院コンサートホール、プラハ、チェコ
ヴェンツェル・ヴィルヘルム・ヴュルフェルはチェコのプラナニに生まれ、ヴァーツラフ・ヤン・トマーシェクに師事した作曲家・オルガン奏者・ピアニスト・指揮者。1815年から1824年までワルシャワ音楽院の教師を務め、オルガンの生徒の中には若きショパンもいました。その後ウィーンのケルントナートール劇場の指揮者を務め、ウィーンに没しました。
|
<メジャー・レーベル>
DG
|
477 8806
\2200→\1990 |
ポリーニ/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番、第9番-第11番
①ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 作品7
②ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 作品14の1
③ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 作品14の2
④ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 作品22 |
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ) |
ベートーヴェン・チクルス完結まであと1枚!
静かにトップを走り続ける驚異の音楽家ポリーニ
録音:2012年5月29日-6月1日 ミュンヘン、ヘラクレスザール
生ける伝説、ポリーニのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・シリーズ最新盤。
1975年に第30番、第31番の録音でスタートしたチクルスも遂に大詰めとなり、残すところあと1枚(第16番、第18番〜第20番)となりました。
当盤に収録されたソナタは、1796年頃から1800年にかけて書かれたベートーヴェン初期の野心作。第4番はピアノによる管弦楽的表現の志向が感じられる意欲作。第9番、室内楽的な4声体書法が特徴、1802年に弦楽四重奏曲に編曲されています。 |
|
479 1984
(CD+DVD)
\3400→\3090 |
ムター/ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲(デラックス盤)
◆CD(ハードカヴァーブック入り)
①ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53 B108
②マズルカ ホ短調 作品49 B90
③ロマンス ヘ短調 作品11 B39
④ユモレスク 作品101
◆ボーナスDVD(収録時間51:30)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲&ロマンスOp.11
収録:2013年2月 ベルリン・フィルハーモニカー
16:9 / colour / NTSC/Audio format: PCM
Stereo/Region Code: All |
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ベルリン・フィル
指揮:マンフレート・ホーネック |
ヴァイオリン界の女王が唯一録音していなかった待望の協奏曲リリース! |
479 1060
\2200→\1990 |
ムター/ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲(通常盤) |
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ベルリン・フィル
指揮:マンフレート・ホーネック |
上記と同内容のCD(プラスチックケース仕様)
ヴァイオリンの女王、ムターによるドヴォルザーク作品集。ベルリン・フィルとの共演で、マズルカ、ロマンスやユモレスクも収録しています。
ロマン派ヴァイオリン協奏曲で唯一ムターが録音していなかったドヴォルザークが遂に発売されることになりました。
ヴァイオリン協奏曲は、傑作チェロ協奏曲の陰に隠れて地味な存在でしたが近年その独創性が認められ、演奏機会も多い曲となっています。
とりわけ第2楽章の美しい抒情性で名高い曲です。
今年6月の来日でも圧倒的な演奏で聴き手の心を鷲掴みにしたムター。当盤では土俗的な香りをまとった郷愁あふれる演奏を聴かせてくれます。
録音:2012年5月29日-6月1日 ミュンヘン、ヘラクレスザール 2013年6月19-22日 |
|
479 1725
→B001910302
(2CD)
\3000→\2690 |
完全に自分の世界に入ってしまったハーン
またもや衝撃的新作/21世紀、27のヴァイオリン小品
佐藤聰明:Bifu(微風)
大島ミチル:Memories
ティナ・デヴィッドソン:The Blue Curve
of the Earth
リチャード・バレット:Shade
アントン・ガルシア・アブリル:Two Sighs
カラ・ラムナス:Aalap and Tarana
アヴネル・ドルマン:Memory Games
ジェフ・マイヤーズ:The Angry Birds of
Kauai
レラ・アウエルバハ:Speak, Memory
ジリアン・ホワイトヘッド:Torua
ジェニファー・ヒグドン:Echo Dash
ポール・モラヴェク:Blue Fiddle
ニコ・ミューリー:Two Voices
セレン・ニルス・アイヒベルク:Levitation
ブン=チン・ラム(林品晶):Solitude d'Automne
マックス・リヒター:Mercy
メイソン・ベイツ:Ford's Farm
ドゥ・ユン:When a Tiger Meets a Rosa Rugosa
クリストス・ハツィス:Coming To
ジェームズ・ニュートン・ハワード:133...
At Least
デイヴィッド・ラング:Light Moving
エイノユハニ・ラウタヴァーラ:Whispering
エリオット・シャープ:Storm of the Eye
ヴァレンティン・シルヴェストロフ:Two Pieces
デイヴィッド・デル・トレディチ:Farewell
マーク・アントニー・ターネジ:Hilary's
Hoedown
フランギス・アリ=ザデー:Impulse
(以上順不同) |
|
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
コリー・スマイス(ピアノ) |
インターナショナル盤479 1725の発売が延期となり、US盤が取り扱えることになりましたので、上記の通り品番変更をさせて頂きます。
ヴァイオリンの新女王、ヒラリー・ハーンによる新プロジェクト!
ヒラリー・ハーンの新たなる試みは、17ヶ国26人の現代作曲家にヴァイオリンとピアノのためのアンコール・ピースを委嘱し、録音、そして世界各地でコンサートを行っています。
27曲目は公募を行い、そこからヒラリーが選んだ作品(ジェフ・マイヤーズ:The
Angry Birds of Kauai)が収録されています。
日本人作曲家では、佐藤聰明、大島ミチルの作品が選ばれています。
ヴァイオリンを極め、他ジャンルとのコラボレーションも多数行っているヒラリーならではの作曲家選定で、21世紀の定番小品となっていくことでしょう。
2013年5月、大成功した日本リサイタル・ツアーのプログラムでも、この「27の小品:ヒラリー・ハーン・アンコール」プロジェクトから6曲を演奏し、さらにアンコールでも数曲披露しているため、ヒラリー・ファン、コア・クラシック・ファンにはすでに作品の聴きやすさ、キャッチ—さは知られているところです。
”27の小品 ヒラリー・ハーン・アンコール・プロジェクト”のツアーは現在も世界各地で続行中。録音:2012年5月&2013年2月 ベルリン テルデック・スタジオ
今年、ヒラリー・ハーンは11月にもバーミンガム市交響楽団と来日公演を行います。
演目:シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 (招聘:ジャパン・アーツ)
|
|
479 1884
(7CD)
\7000→\6490 |
GRANDIOSO!〜ヴェルディ:名アリア名唱集とレクイエム、他
歌劇『アイーダ』より〜
フェレンツ・フリッチャイ, シャンドール・コーンヤ,
マリア・ネーメト,
エベ・スティニャーニ, レナータ・テバルディ,
アントニエッタ・ステッラ/
歌劇『アロルド』より〜アントニエッタ・ステッラ/
歌劇『仮面舞踏会』より〜
グレース・バンブリー, リューバ・ヴリッチュ,
リタ・シュトライヒ/
歌劇『ドン・カルロ』より〜
キム・ボルグ, グレース・バンブリー, ハインリヒ・シュルスヌス/
歌劇『エルナーニ』より〜カルロ・ベルゴンツィ,
ジョーン・サザーランド/
歌劇『ファルスタッフ』より〜リタ・シュトライヒ/
歌劇『運命の力』より〜
フェレンツ・フリッチャイ, ハインリヒ・シュルスヌス,
コロマン・フォン・パタキー,
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ/
歌劇『ジョヴァンナ・ダルコ』序曲〜
イーゴル・マルケヴィチ/
歌劇『ルイザ・ミラー』より
イーゴル・マルケヴィチ, ジュゼッペ・ディ・ステファノ/
歌劇『マクベス』より〜
イーゴル・マルケヴィチ, マリオ・デル=モナコ,
フェレンツ・フリッチャイ/
歌劇『ナブッコ』より〜フェレンツ・フリッチャイ,
ジョヴァンニ・フォイアーニ/
歌劇『オテロ』より〜
フランチェスコ・タマーニョ, フェレンツ・フリッチャイ,
ジュゼッペ・ディ・ステファノ/
歌劇『リゴレット』より〜
ペトル・ムンテアヌー, ピエレット・アラリー,
ルチアーノ・パヴァロッティ, ハインリヒ・シュルスヌス,
リタ・シュトライヒ,
ヘルマン・ウーデ, クルト・ベーメ/
歌劇『シモン・ボッカネグラ』より〜キム・ボルグ/
歌劇『椿姫』より〜
フェレンツ・フリッチャイ, レオポルド・シモノー,
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ,
エルナ・ベルガー,
ペーター・アンダース, アントニエッタ・ステッラ,
アルマンダ・ボナート,
エットーレ・バスティアニーニ, イーヴォ・ヴィンコ,
エンリコ・カルーソー/
歌劇『シチリア島の夕べ祈り』より〜
フェレンツ・フリッチャイ, キム・ボルグ,
リタ・シュトライヒ/
歌曲『煙突掃除屋』〜リタ・シュトライヒ/
『レクイエム』(全曲)〜
フェレンツ・フリッチャイ, マリア・シュターダー,
オラリア・ドミンゲス, ガボール・カレッリ,
イヴァン・サルディ, ベルリン放送交響楽団,
聖ヘトヴィッヒ大聖堂聖歌隊[録音:1960年]/
『聖歌四篇』(全曲) 〜
フェレンツ・フリッチャイ, RIAS交響楽団,
RIAS室内合唱団[録音:1952年]/
ドイツ語歌唱によるオペラ・アリア集〜
マルガレーテ・アーンド=オバー, グローリア・デイヴィ,
アレクサンドル・キプニス,
キム・ボルグ, ゲオルク・ハン, ハンス・ホッター,
フランツ・フェルカー,
ヨゼフ・シャヴァルツ, マリア・チェボターリ,
カリン・ブランツェル, 他 |
往年の歌手たちによるヴェルディのアリアの名唱
1900年初頭の歴史的録音から、1960年代の往年の歌手たちによるヴェルディのアリアの名唱を収録したものです。
【Disc5&6】は、「レクイエム」と「聖歌四篇」をフリッチャイ盤で全曲収録。
【Disc7】では、ドイツ語歌唱によるヴェルディのアリアが収録されています。 【録音】1903〜1965年 |
DECCA
|
478 5344
(3CD)
\4400→\3990 |
シャイー/ブラームス:交響曲全集
交響曲全4曲
悲劇的序曲
間奏曲(クレンゲル編) Op.116-4&Op.117-1
ハイドンの主題による変奏曲
愛の歌 (管弦楽版) Op.52&65 |
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー |
連綿と受け継がれた伝統に新風が吹きこまれたブラームス!
歌劇場を母体とせず、自主運営のオーケストラとしては世界最古のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が、2005年からカペルマイスターを務めるシャイーの指揮でブラームス交響曲を全曲録音を完成させました。270年の歴史の中でメンデルスゾーン他、幾多の名指揮者たちの元で培われ熟成された響きにシャイーが新たなる新風を吹き込み、シャープに躍動する演奏が展開されています。
録音:2012年5月&10月、2013年5月 ライプツィヒ ゲヴァントハウス |
|
478 5944
(2CD)
\2200 |
パヴァロッティ〜ザ・グレイテスト・ヒッツ50
誰も寝てはならぬ(プッチーニ:トゥーランドット)/
なんて冷たい手(プッチーニ:ラ・ボエーム)/
あの娘の涙が見えるようだ(ヴェルディ:リゴレット)
※デッカ初録音からの1曲/
女心の歌(ヴェルディ:リゴレット)/
人知れぬ涙(ドニゼッティ:愛の妙薬)/
おまえの投げたこの花を(ビゼー:カルメン)/
衣装をつけろ(レオンカヴァッロ:道化師)/
妙なる調和(プッチーニ:トスカ)/
星は光りぬ(プッチーニ:トスカ)/
清きアイーダ(ヴェルディ:アイーダ)/
誰も寝てはならぬ(プッチーニ:トゥーランドット、3大テノール版)/
オー・ソレ・ミオ(カプア)/
フニクリ・フニクラ(デンツァ)/
帰れソレントへ(クルティス)/
マティナータ(レオンカヴァッロ)/
ヴォラーレ(マンシーニ)/
マンマ(ビシオ)/
サンタ・ルチア(民謡)/
カルーソー(ダッラ)/
グラナダ(ララ)/
ミス・サラエボ(ボノ)/
マイ・ウェイ(フランソワ) 他、全50曲収録 |
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール) |
パヴァロッティ、デッカ録音50年!すべて新リマスターで全50トラック
2014年にデッカ録音50年を迎えるルチアーノ・パヴァロッティ。「誰も寝てはならぬ」等オペラ・アリアの名曲から、ポップス・ソングまで、全50曲すべて新リマスターで収録した2枚組。2時間45分パヴァロッティ漬け!
史上最高のテノール、キング・オブ・ハイCなどと呼ばれ、没後6年を経てもなお人気が衰えないルチアーノ・パヴァロッティ。2014年にデッカ録音50年を迎えるのを記念して、パヴァロッティの名唱を50曲、2時間47分たっぷり収録したベスト盤がリリースされます!ソロと3大テノールの2バージョン収録された「誰も寝てはならぬ」をはじめ、「衣装をつけろ」「清きアイーダ」等のオペラ・アリアから、「オー・ソレ・ミオ」「帰れソレントへ」「グラナダ」といったナポリ民謡からポップス・ソングまで、パヴァロッティを語る上ではずせないトラックばかりを50曲収録しています。さらに、1961年の記念すべきオペラ・デビュー公演のライヴ音源も収録!スティーヴィー・ワンダーやエリック・クラプトンとのコラボレーションも入って全部で2時間47分!世紀のテノールによる圧倒的な歌声をたっぷり堪能できる決定盤です!しかも、すべて最新リマスター音源を使用!1964年のデッカ初録音となったアリア「あの娘の涙が見えるようだ」(ヴェルディ:歌劇《リゴレット》から)も収録されています。
録音:1961-1998年 |
|
478 5342
\2200→\1990 |
カヴァコス&シャイー/ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、他
1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
2)バルトーク:ヴァイオリンとピアノのための狂詩曲第1番&2番
3)ブラームス/ヨアヒム編:ハンガリー舞曲第1,2,6、11番 |
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
ペーテル・ナジ(ピアノ:2、3) |
デッカが万全の布陣で贈りだしたブラームス!
澄んだ音と端正な演奏スタイルで聴き手を魅了する、現代屈指のヴァイオリニスト、カヴァコス。デッカ移籍第2弾はシャイー&ゲヴァントハウス管との共演によるブラームスの協奏曲録音です。
シャイー&ゲヴァントハウス管によるブラームス交響曲全集と合わせて同コンビによるブラームス録音の一環として聴くも一興です。
王道を行くソリスト、オーケストラ、指揮者の3拍子が全て揃った贅沢極まりない録音。
カヴァコスはアテネの音楽一家に生まれ、1985年のシベリウス国際コンクールと98年のパガニーニ国際コンクールの優勝で一気に華々しいキャリアをスタートされます。
デュトワ、シャイー、ゲルギエフらの名指揮者のもと、ゲヴァントハウス管、ロンドン響、クリーヴランド管といったオーケストラの常連ソリストとして活躍、幅広いレパートリーで名だたる音楽祭に出演し、世界各地で公演を行っています。
録音:2013年5月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(1、3) 2013年3月 ベルリン、テルデック・スタジオ(2、3) |
|
478 5338
\2200→\1990 |
ニコラ・ベネデッティ/ザ・ヴァイオリン・ベスト
1) ヴィヴァルディ:四季〜夏
2) ヴォーンウィリアムズ:揚げひばり
3) ブラームス/レネハン編:ハンガリー舞曲第5番
4) ペルト:鏡の中の鏡
5) ショパン/ミルシテイン編:ノクターン
6) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲〜第3楽章
7) マスネ:タイスの瞑想曲
8) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番〜第2楽章
9) モンティ/レネハン編:チャルダッシュ
10) ヘス:映画「ラヴェンダーの咲く庭で」メインテーマ
11)J.ウィリアムズ:シンドラーのリスト
12)ガルデル/レネハン編:首の差で(映画『セント・オブ・ウーマン』から) |
ニコラ・ベネデッティ(ヴァイオリン) |
10年にわたる録音キャリアからのベスト・チョイス!
2004年にBBC Young Musician of the Year
competitionに選ばれて以来、着々とレコーディング・キャリアを築き上げてきたUKの新星、ニコラ・ベネデッティのベスト盤。クラシックの定番協奏曲から映画音楽までを網羅した充実の12トラックです。
録音:2005年〜2013年 |
|
478 5651
\2200 |
マルティナス
1.ハンガリア舞曲第5番
2.歌劇「運命の力」テーマ(ヴェルディ)
3.ハバネラ〜歌劇「カルメン」(プッチーニ)
4.ポル・ウナ・カベーサ
5.テレフォン(レディ・ガガ)
6.ノッサノッサ(Ai Se Eu Te Pego/Nossa
Nossa)(Michel Telo)
7.ハヴァ・ナギーラ
8.G線上のアリア(J.S.バッハ)
9.トルコ行進曲(モーツァルト)
10.ラ・カリファ(エンニオ・モリコーネ)
11.Hot N Cold(ケイティ・ペリー)
12.チャルダーシュ(モンティ)
13.聞かせてよ、愛の言葉を(シャンソン)
14.交響曲第7番第2楽章(ベートーヴェン)
15.『四季』より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ) |
マルティナス(アコーディオン) |
クラシックからレディー・ガガまで〜
アコーディオン奏者、マルティナス、いよいよ日本上陸!
イギリスで発売初週クラシックチャートNo.1に輝いた、デッカが強力プッシュ中のアコーディオニスト、マルティナス。自らの名前を冠したデッカ・デビュー盤は、多彩な音楽スタイルに彩られたヴァラエテ豊かな選曲です。、全曲とも巧みな編曲で仕上げられ、彼の卓越した腕前を余すところなく披露する内容。ベートーヴェンからヴィヴァルディ、エンニオ・モリコーネからレディー・ガガまで、Martynasはアコーディオンを携え、時代も国境も超えて世界をツアー中。
録音:2013年1月-4月 |
|
478 5741
\2200→\1990 |
ファソリス&イ・バロッキスティ
ステッファーニ:オペラ序曲と舞曲集
歌劇『気前のよいオルランド』より序曲と舞曲/
歌劇『マルクス・アウレリウス帝』よりシンフォニア/
歌劇『ハインリヒ獅子公』より序曲と舞曲/
歌劇『運命の勝利』より序曲と舞曲/
歌劇『敵同士の和睦』より序曲と舞曲/
歌劇『タッシローネ』よりシンフォニア/
歌劇『ニオベ』より序曲と舞曲/
歌劇『ヘラクレスとアキレウスの力比べ』より序曲/
歌劇『ブリセード』より序曲/
歌劇『アレキサンダーの誇り』より序曲と舞曲/
歌劇『アルキビアデス』より序曲と舞曲/
歌劇『セルウィウス・トゥッリウス』よりシンフォニア/
歌劇『恋神は運命が差し向ける』よりイントロダクション |
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ(ピリオド楽器オーケストラ) |
鬼才ファソリスが、ステッファーニの管弦楽作法を解読
1654年イタリアに生まれドイツで活躍しましたが、謎多き波乱の人生を歩んだ作曲家アゴスティーノ・ステッファーニ。生前は作曲家としてだけではなく、聖職者や外交官としても活躍し、当時としては斬新な作曲技法を用い、同時代の劇音楽に大きな影響を与えました。バルトリの前アルバム『ミッション』では、時代の波と共に忘れ去られてしまったステッファーニの作品を、バルトリ自身が発掘し見事に蘇らせていました。その録音でバックを務めたディエゴ・ファソリス&イ・バロッキスティ。続編ともなるこの『オペラ序曲と舞曲集』では、アグレッシブで緻密なアンサンブルで、ステッファーニの管弦楽の作法を解き明かしていきます。
【録音】2013年2月, スイス、ルガーノ、スイス・イタリア語放送、オーディトリオ・ステリオ・モロ[デジタル:セッション]
|
|
478 5336
\2200→\1990 |
チェチーリア・バルトリ
ファソリス(指揮)&イ・バロッキスティ
ステッファーニ:『スターバト・マーテル』 |
チェチーリア・バルトリ(Ms),
フランコ・ファジョーリ(C-T),
ダニエル・ベーレ(T),
ユリアン・プレガルディエン(T),
サルヴォ・ヴィターレ(Bs),
スイス・イタリア語放送合唱団
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ(ピリオド楽器オーケストラ) |
バルトリ&ファソリス・コンビによる壮麗な宗教作品
バルトリのステッファーニの続編第2弾は、ステッファーニの代表的な宗教作品。この「スターバト・マーテル」は教会音楽史に残る代表作で、6声と管弦楽のための壮麗な作品です。
ステッファーニは一世代下のヘンデルの才能を高く評価し、彼のハノーファー選帝侯の宮廷楽長任命に手を貸したと伝えられています。
バルトリの哀感漂う清澄な独唱、祈りの心を込めて真摯に歌い上げる合唱、そしてオーケストラが織りなすポリフォニーがあいまって壮麗な祈りの世界が繰り広げられています。
オペラの分野で最近めざましい活躍を続けるカウンター・テナーのフランコ・ファジョーリ。クリストフ・プレガルディエンの息子のユリアン・プレガルディエンが参加しているのも要注目です。
【録音】2013年6月, スイス、ルガーノ、スイス・イタリア語放送、オーディトリオ・ステリオ・モロ[デジタル:セッション] |
|
478 5354
(2CD)
\4400→\3990 |
マッシモ・ザネッティ&ウィーン響
ヴェルディ:歌劇『シモン・ボッカネグラ』(全曲) |
トーマス・ハンプソン(シモン・ボッカネグラ),
クリスティーネ・オポライス(アメーリア),
カルロ・コロンバーラ(フィエスコ),
ジョセフ・カレヤ(アドルノ),
ルカ・ピサローニ(アルビアーニ), 他,
ウィーン・ジングアカデミー合唱団
マッシモ・ザネッティ(指揮)
ウィーン交響楽団 |
トーマス・ハンプソンや注目歌手らが起用されたヴェルディ記念盤
【録音】2013年4月, ウィーン、コンツェルトハウス[演奏会形式によるライヴ]
大抵のイタリア・オペラはテノールやソプラノが主人公ですが、この「シモン・ボッカネグラ」は3人のバリトン歌手、そしてバス歌手が活躍するという低音の魅力が堪能できる名作です。
もちろんタイトルロールのシモン・ボッカネグラは酸いも甘いも噛み分けたベテラン・バリトンが歌うのが常ですが、今回この難役に挑んだのはトーマス・ハンプソン。
もともと表情豊かな歌唱が持ち味の彼ですが、今回はまさに絶唱を聞かせます。コロンバーラ、カレヤなど充実の配役に加え、アメーリアを歌うのは注目の若手オポライズ。ヴェルディ記念年にふさわしい充実の全曲盤です。 |
|
480 8060
(2CD)
\2200 |
BRAVO!〜The Classical Album 2014
【CD 1】
プッチーニ:私のお父さん〜アンナ・ネトレプコ/
エイナウディ:Una Mattina〜ルドヴィコ・エイナウディ/
ヴェルディ:女心の歌〜ローランド・ビリャソン/
シューベルト:アヴェ・マリア〜デイヴィッド・ギャレット/
バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリーよりマンボ〜ドゥダメル/
ビゼー:花の歌〜ヨナス・カウフマン/
伝承曲:来たり給え、創造主なる聖霊よ〜ハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士/
モーツァルト:恋とはどんなものかしら〜マグダレーナ・コジェナー/
ショパン:ワルツ第10番〜アリス=紗良・オット/
レハール:You Are My Heart's Delight〜ピョートル・ベチャワ/
ショスタコーヴィチ:ワルツ第2番〜アンドレ・リュウ/
モーツァルト:踊れ、喜べ、幸いなる魂〜ユリア・レージネヴァ/
J.S.バッハ:プレリュード ハ長調BWV.846〜エレーヌ・グリモー/
V=ロボス:ブラジル風バッハ第5番〜パトリシア・プティボン/
カール・ジェンキンス:Cancion naranja〜カール・ジェンキンス/
ジョン・デンバー:アニーズ・ソング〜ジェームズ・ゴールウェイ/
ヴェルディ:清きアイーダ〜ロベルト・アラーニャ/
ビゼー&ホロヴィッツ:カルメン変奏曲〜ユジャ・ワン/
レオンカヴァッロ:衣装をつけろ〜プラシド・ドミンゴ/
ピアソラ:リベルタンゴ〜クセーニャ・シドロワ/
スヴェン・ヘルビッヒ:ゾーン〜クリスチャン・ヤルヴィ/ |
【CD 2】
マスカーニ:アヴェ・マリア〜アンドレア・ボチェッリ/
シューマン:トロイメライ〜ラン・ラン/
マスネ:タイスの瞑想曲〜ジョシュア・ベル/
チャイコフスキー:ロメオとジュリエットから愛のテーマ〜ヘルベルト・フォン・カラヤン/
ロバート・ジョンソン:Have You Seen The
Bright Lily Grow〜スティング/
エイナウディ:アンダンテ〜ルドヴィコ・エイナウディ/
ショパン:練習曲第1番〜ヤン・リシエツキ/
ペルト:鏡の中の鏡〜リサ・バティアシュヴィリ/
アメリカ民謡:シェナンドゥ〜ブリン・ターフェル/
ステッファーニ:負け知らずの軍勢よ、遅れるでない〜チェチーリア・バルトリ/
リスト:愛の夢第3番〜ユンディ・リ/
バーンスタイン:マリア〜ホセ・カレーラス/
ラッター:A Gaelic Blessing〜カトリン・フィンチ/
ビゼー:セビリアの城壁の近くに〜エリーナ・ガランチャ/
ヘンデル:私を泣かせてください〜アルブレヒト・マイヤー/
民謡:オー・ソレ・ミオ〜ホセ・カレーラス/
J.S.バッハ:ソナタ ホ短調BWV.1034より〜アヴィ・アヴィタル/
ヴィヴァルディ(M・リヒター編):春〜ダニエル・ホープ/
プッチーニ:誰も寝てはならぬ〜ルチアーノ・パヴァロッティ |
2013年に発売されたアルバムなどを中心に、DG,
Deccaの注目盤からのベスト盤です。 |
オーストラリアELOQUENCE
|
480 6633
(2CD)
\1800→\1690 |
ヴィルヘルム・ケンプ・プレイズ・リスト
【CD1】
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調,
ピアノ協奏曲第2番イ長調,
【CD2】
2つの伝説, 牧歌, ヴァレンシュタットの湖で,
泉のほとりで,
物思いに沈む人, サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ,
ゴンドラの歌, ペトラルカのソネット第47&104&123番* |
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
アナトール・フィストゥラーリ(指揮)
ロンドン交響楽団(Disc1) |
品を失うことなくヴィルティオジティにあふれるリスト
【録音】1954年6月、ロンドン、キングズウェイ・ホール(Disc1)/1950年11月、デッカ・スタジオ(Disc2)/1951年11月、デッカ・スタジオ(Disc2*)
[モノラル:セッション]
人間味溢れる温かな眼差しで深く精神を見つめ続けたケンプによって、高い集中力で描き出されたリスト。ヴィルティオジティに満ち、かつ通俗的な色合いと気品をも感じさせてくれる、リアリティのある名演です。 |
|
480 6636
(2CD)
\1800→\1690 |
ヴィルヘルム・ケンプ・プレイズ・シューマン
シューマン:
ピアノ協奏曲イ短調Op.54,
幻想曲 ハ長調Op.17, 蝶々Op.2, 交響的練習曲Op.13,
クライスレリアーナOp.16, アラベスクOp.18 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ヨーゼフ・クリップス(指揮)
ロンドン交響楽団(Op.54) |
ケンプ独自の手法でくっきりと明瞭に浮かび上がらせたシューマン
【録音】1953年3月、ロンドン、キングズウェイ・ホール(Op.54)/1951年11月、デッカ・スタジオ(Op.2&18)/1957年1月、ハノーファー(Op.17)/1956年1&3月(Op.13&16)[モノラル:セッション]
シューマンの音楽の底知れぬ森羅万象をケンプが独自の手法でくっきりと浮かび上がらせた明瞭な演奏。難解とされるシューマンを、ケンプはあたかも絡み合った糸をひとつひとつ紐解くように、丹念にじっくりと弾き込んでいきます。さらに、そこには常にドイツの純文学的な香りと無限の幻想が内在しています。現代のピアニストには望むべくもない、比類ないコクと味わいにあふれたシューマンです。 |
|
480 6642
(2CD)
\1800→\1690 |
ヴィルヘルム・ケンプ・プレイズ・ショパン
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送行進曲」,
即興曲第1〜3番 , 幻想即興曲嬰ハ短調Op.66,
子守歌Op.57&60, 夜想曲第3番Op.9-3,
スケルツォ第3番Op.39, ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58,
バラード第3番Op.47,
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22,
幻想曲ヘ短調Op.49, 幻想ポロネーズ変イ長調Op.61 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P) |
格調高い表現と豊かなファンタジー
【録音】1958年2月、ロンドン、デッカ・スタジオ[ステレオ:セッション]
ドイツの精神主義の伝統を純粋な姿で守り続けてきた名ピアニスト、ケンプのレパートリーとしては、珍しいショパン演奏。しかしながら、ケンプ絶頂期の気品にあふれた格調高い表現と豊かなファンタジーに彩られた魅力的なショパンがここに感じられます。 |
|
480 6645
(2CD)
\1800→\1690 |
ヴィルヘルム・ケンプ・プレイズ・モーツァルトVol.1
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
ピアノ協奏曲第8番 ハ長調 K.246「リュツォウ」
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
フェルドナント・ライトナー(指揮)
バンベルク交響楽団(K.488&491)/
フェルドナント・ライトナー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(K.246)/
ベルンハルト・クレー(指揮)
バイエルン放送交響楽団(K467&482) |
ロマンティック、かつ感情過多に陥ることない名演
【録音】1960年4月, バンベルク(K.488&491)/1962年1月,
ベルリンUFA-Tonstudio(K.246)/1977年5月,
ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(K467&482)[ステレオ:セッション]
ケンプのモーツァルトは、既成概念による型にはまったものとは一線を画す、豊かでロマンティックな表情を併せ持つ演奏です。息の長いフレーズとゆったりとした余韻が聴くものの心に爽やかな風を送り込みます。メランコリックな曲においても決して感情過多に陥ることなく、温かな眼差しでモーツァルトの音楽世界を見つめた演奏は、まさに彼だけが到達しえた境地といえましょう。 |
|
480 6648
(2CD)
\1800→\1690 |
ヴィルヘルム・ケンプ・プレイズ・モーツァルトVol.2
ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」
ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450
ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
幻想曲 ニ短調 K.397, 幻想曲 ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
カール・ミュンヒンガー(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団&
スイス・ロマンド管管楽器グループ(K.271&450)/
フェルドナント・ライトナー(指揮)
ベルリン・フィル(K.595) |
すべてにおいて聴く人々に至福の時を与えてくれる温かい感情
【録音】1953年9月, ジュネーヴ(K.271&450)[モノラル:セッション]/1962年1月,
ベルリンUFA-Tonstudio(K.595, 幻想曲,ソナタ)[ステレオ:セッション]
苦悩や深いパトスを湛えたソナタ8番。淡いぬくもりを感じられる「トルコ行進曲付き。幻想味豊かな美しい作品で特に人気の高い幻想曲ニ短調と、楽想の赴くままに即興風に展開される幻想曲ハ短調。清く正しく美しくソロを展開するケンプとそれをミュンヒンガーが丁寧な指揮で支える協奏曲。
すべてにおいて聴く人々に至福の時を与えてくれる、ヒューマニスティックな温かい感情に溢れた演奏です。 |
<LP>
<国内盤>
8/22(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
COLLEGIUM
|
|
天において主を賛美せよ
ラッター:
天において主を賛美せよ/平和の神/
合唱ファンファーレ/主キリストは再び/
目を上げて、山々を仰ぐ/神と王の創造物/
愛の王、主は羊飼い/テ・デウム/世界を平和に/
見よ、神の幕屋が/アメイジング・グレイス/
ア・コラール・アーメン/ファルコン/神に感謝を |
ジョン・ラッター(指揮)
ケンブリッジ・シンガーズ
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
セントポール大聖堂聖歌隊
ジョン・スコット(オルガン)
アンドルー・ルーカス(オルガン)
テルマ・オーウェン(ハープ) |
英国の合唱の神様、ジョン・ラッター(1945−)&ケンブリッジ・シンガーズ。
長い年月をかけて多様な合唱や儀式のために作られた、ラッターの素晴らしき音楽たち。
合唱王国イギリスを代表する美しき歌声で"歓喜"と"沈思"を表現し、未発表音源である「平和の神」、「ア・コラール・アーメン」の2曲が加わった、合唱ファン&ラッター・ファン注目のニュー・リマスター・アルバムである。
長き月日を経ても輝き続ける、ケンブリッジ・シンガーズの豊かなハーモニーが響き渡る。
※1986年〜2005年の録音。 |
CORO
|
|
ザ・シックスティーン
J.S.バッハ:ルター派ミサ曲集Vol.1
ミサ曲ト短調 BWV.235
カンタータ第102番《主よ、汝の目は信仰を顧みたもう》
BWV.102
ミサ曲ヘ長調 BWV.233 |
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮) |
ザ・シックスティーンが歌うJ.S.バッハ!約20年振りのバッハは"ルター派ミサ曲集"!
1990年台前半、シャンドスやハイペリオン、コリンズを舞台としてレコーディングが行われた最初のバッハ・プロジェクトから約20年。
ハリー・クリストファーズとザ・シックスティーンが満を持して歌うJ.S.バッハの音楽は「ルター派ミサ曲」!
ルター派の主流であった「キリエ」と「グローリア」のみによる、「ミサ・ブレヴィス」または「ルター派ミサ曲」と呼ばれるバッハの4つのミサ曲。
その大部分は、自らの教会カンタータを題材としており、作曲者自身が選んだ音楽の"再創造"によって誕生した「ルター派ミサ曲」は、「ロ短調ミサ」や「受難曲」と並ぶバッハの教会音楽の傑作である。
ザ・シックスティーンの優しく高貴なるハーモニーが、バッハの音楽の比類なき美と、深き信仰心を伝えてくれる。
|
|
|
諸人こぞりて 〜 アメリカン・クリスマス
伝承曲:何故にイエスは/伝承曲:諸人こぞりて/
ビリングス:羊飼いたちは喜び/ビリングス:汚れなき処女/
伝承曲:もろびと声上げ/チルコット:羊飼いのキャロル/
ラッター:ある木に咲いた花/ハウエルズ:汚れなきバラ/
ローリゼン:おお、大いなる神秘/バッシ:飼いたちはみ使いらの歌/
アイヴズ:クリスマス・キャロル/伝承曲:ああベツレヘムよ/
伝承曲:天なる神には/伝承曲:荒野の果てに/
レオントヴィチ:キャロル・オヴ・ザ・ベル(鐘のキャロル) |
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
ハリー・クリストファーズ(指揮) |
聖夜に響くヘンデル&ハイドン・ソサエティの歌声。クリストファーズが振る"アメリカン・クリスマス"!
ハリー・クリストファーズが2008年から音楽監督を務めるアメリカ、ボストンの名門ヘンデル&ハイドン・ソサエティ。
1815年に創設され、アメリカ最古の歴史を持つヘンデル&ハイドン・ソサエティの「コーロ(CORO)」からリリースとなる初のスタジオ・レコーディングは「クリスマスのための音楽」!
アメリカの旋律が用いられたクリスマス・キャロル、アイヴズや現代アメリカの作曲家ジェームズ・バッシによるクリスマス・モテット、ボストンの音楽家ウィリアム・ビリングスのキャロル、そしてローリゼンの名作「おお、大いなる神秘」など、クリストファーズとヘンデル&ハイドン・ソサエティのクリスマス・プログラムのキーワードは「アメリカ」!
長き歴史を誇るヘンデル&ハイドン・ソサエティが歌うアメリカのクリスマス音楽、そしてハリー・クリストファーズの手腕に要注目!
|
|
CKD 440
(2SACD HYBRID)
\4000 →\3490
|
ロビン・ティチアーティ&スウェーデン放送響
ベルリオーズ:オラトリオ《キリストの幼時》
Op.25 |
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団&合唱団
ヤン・ブーロン(語り手)
ヴェロニク・ジャンス(聖母マリア)
スティーヴン・ロージス(ヨゼフ)
アラステア・マイルズ(家父) |
ロビン・ティチアーティのベルリオーズ第3弾!スウェーデン放送交響楽団との"キリストの幼時"!
1983年ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。
2009年より首席指揮者を務めるスコットランド室内楽団との共演で、英国を中心に大絶賛を博した「幻想交響曲」(CKD
400)と「夏の夜」(CKD 421)に続くベルリオーズ第3弾!
1854年に初演が行われた大作、オラトリオ「キリストの幼時」でのパートナーは北欧の雄、スウェーデン放送交響楽団&合唱団!
ウラディミール・ユロフスキの後任として2014年1月からグラインドボーン音楽祭の音楽監督就任が決定しているティチアーティ。
2006年から2009年にかけては、イェヴレ交響楽団の首席指揮者を務めており、スウェーデンとの縁も深い。
客演指揮者として共演を重ね、信頼関係を深めてきたティチアーティとスウェーデン放送交響楽団。
そして世界最高峰の合唱団として名高いスウェーデン放送合唱団が、オラトリオ「キリストの幼時」で見事に調和する
——。
|
|
CKD 429
(SACD HYBRID)
\2500
|
サラモーネ・ロッシ 〜 マントヴァのヘブライ人
ロッシ:詩篇第128番/5声のシンフォニア第1番/星に打ち明け/
シンフォニア第1番/貴方は行ってしまう、ああ/
私の心よ、弱ってはならぬ/シンフォニア第11番/
聞きたまえ、涙する冥界の魂たちよ、聞きたまえ/
シンフォニア第2番/5声のガリアルダ/コレンタ第3番/
ブランド第2番/ティルシ・ミオ、カロ・ティルシ/
シンフォニア第5番/安心しておくれ/シンフォニア第10番/
詩篇第100番/絶望のガリアルド/コレンタ第6番/詩篇第146番/
我が太陽を見ん/シンフォニア第12番/イン・ドルチ・ラッチ/
ソナタ・オッタ—ヴァ・アリア/ああ、もしあなたがそんなにも/
希望の使者よ/コレンテ第7番/5声のガリアルダ/
パルゴレッタ、ケ・ノン・サイ/詩篇第126番 |
プロフェティ・デッラ・クィンタ
カーチャ・ポーリン(ヴァイオリン)
エヴァ・サラディン(ヴァイオリン)
オリ・ハーメリン(テオルボ)
坂本龍右(テオルボ) |
プロフェティ・デッラ・クィンタ初登場!"マントヴァのヘブライ人"の才能を知る。プロフェティ・デッラ・クィンタ初登場!"マントヴァのヘブライ人"の才能を知る。
5声の男声ア・カペラ・アンサンブル、プロフェティ・デッラ・クィンタがリン・レコーズ(Linn
Records)初登場!
イスラエルのガリラヤ地方で結成され、スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで、古楽唱法に磨きをかけた期待のア・カペラ・グループのデビュー・プログラムは、サラモーネ・ロッシ(c.1570−c.1630)のイタリア語のマドリガル、器楽小品、ヘブライの祈りの音楽。
ゴンザーガ家の宮廷作曲家であり、ユダヤ教の会堂シナゴーグのための音楽を書いた"マントヴァのヘブライ人"、サラモーネ・ロッシの音楽家としての様々な才能を教えてくれる非常に興味深いプログラム。
2011年のヨーク古楽音楽祭ヤング・アーティスト・コンペティションで優勝を果たし、リン・レコーズのプロデューサー、フィリップ・ホッブスも太鼓判を押したプロフェティ・デッラ・クィンタのサラモーネ・ロッシ作品集。
古楽界に現れた異彩の持ち主たち。その歌声、センスに要注目です。
※録音:2012年7月、ヨーク(イギリス)
|
チェコ放送ラジオサービス
|
|
ヤン・ヴィチャーシュ(1949-):エイ、ヤンク! 合唱作品集
カーチャのこと、カーチャと一緒に(2008)
チェコ放送プラハ児童合唱団 バンビーニ・ディ・プラーガ(児童合唱)
ブランカ・クリーンスカー、ルカーシュ・インドジフ(合唱指揮)
トマーシュ・プロハースカ(バリトン) スヴァトプルク・ザール(トランペット)
レンカ・ナヴラーチロヴァー(ピアノ) オレク・ソコロフ(打楽器)
山に向かって
(モラヴィア高地の主題による混声合唱とピアノのための連作;2004)
フラデツ・クラーロヴェー・チェコ少年合唱団 ヤクプ・マルチネツ(合唱指揮)
マルチン・フィシュル(ピアノ) マルチン・セドラーチェク(リコーダー、打楽器)
日が暮れる
(モラヴィア高地の主題による女声合唱とヴァイオリンのための連作;2006)
フェルステル室内合唱団 ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)
ルボミール・ハヴラーク(ヴァイオリン)
モラヴィア高地の歌
(モラヴィア高地の主題による無伴奏男声合唱のための連作;2006)
ジェントルメン・シンガーズ リハルト・ウフリーシュ(音楽監督)
エイ、ヤンク!(無伴奏女声合唱のための;2006)
イトロ(フラデツ・クラーロヴェー児童合唱団) イジー・スコパル(指揮)
ふくろう(民族詩による無伴奏混声合唱のための;2007)
KOS・リトミシュル教員養成学校混声合唱団 ミラン・モトル(指揮)
遠くて広い(無伴奏混声合唱のための;2011)
マルチヌー・ヴォイシズ ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)
山の民(シロンスク高地の主題による男声合唱、打楽器と
任意のヴァイオリンのための;2006)
ジェントルメン・シンガーズ リハルト・ウフリーシュ(音楽監督)
マルケータ・マゾウロヴァー(打楽器)
ミハル・クリスティーネク(ヴァイオリン) |
録音:2007-2012年、チェコ |
|
|
ヨゼフ・ヴェンツェスラオ・ケーラー(1809-1878):フルートとピアノのための作品集
ドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」の主題による回想
Op.1
(1855-1858)
ヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」の主題によるレクリエーション(1860)
ヴェネツィアの謝肉祭(幻想的スケルツォと奇想曲;1859)
序奏と華麗な変奏曲 Op.2(1855-1858) |
ハナ・ブディショヴァー・コロンボ(フルート)
インナ・アスラマス(ピアノ) |
録音:2012年、チェコ放送ブルノ支局スタジオ、ブルノ、チェコ
ヨゼフ・ヴェンツェスラオ・ケーラーは北ボヘミアのドイツ人一家に生まれた、19世紀前半を代表するフルート奏者の一人にして作曲家。イタリアのモデナを本拠に活躍しました。ハナ・ブディショヴァー・コロンボはブルノ音楽院とプラハ音楽アカデミーで学んだチェコのフルート奏者。1996年にイタリアに移住し、現在はイタリアとチェコを行き来しながら演奏と教育活動を行っています。
|
|
|
ヴァーツラフ・ヴァチカーシュ(1881-1954):愛の歌
カレル・ビェロホウベク編曲(Z以外),ヤロスラフ・ゼマン編曲(Z):
狩人の行進(行進曲)/兵士スヴェイク(行進曲)(*/+)
犬を買ってあげよう(ワルツ)(*/+)/ラドヴァニツカー(ポルカ)(Z)
祖父はそう言った(マズルカ)(+)(Z)/抵抗(行進曲)
踊るおばあちゃん(ワルツ)(#/+)(Z)/愛する羊飼い娘(ポルカ)
緑の木立(ワルツ)(*/+)/リヴィエラ(行進曲)/愛の歌(ワルツ)(**/#)(Z)
プラハ娘(行進曲)(*)/ショハイ(行進曲)/歓喜(行進曲)(**/#/*/+)(Z) |
ヴラチスラフ・ヴェレク(歌(*))
イジー・シュクファーラ(歌(+))
ブリギタ・フラヴァーチコヴァー(歌(#))
カロリーナ・フラヴァーチコヴァー(歌(**))
ヴァーツラフ・フラヴァーチェク楽団
ヴァーツラフ・フラヴァーチェク(指揮) |
録音:2012年4月、チェコ放送スタジオA、プラハ、チェコ
往年のチェコ・ライト・クラシック。
|
FFV RECORDS
|
FFV 02/03
(2CD)
\3600
|
ポーランドのヴァイオリンのパワー
カロル・リピンスキ(1790-1861):
ヴァイオリン協奏曲第3番 Op.24(1830頃)(*)
ロッシーニのオペラ「チェネレントラ」の主題による変奏曲
Op.11(1818)(+)
ズビグニェフ・トゥルスキ(1908-1978):ヴァイオリン協奏曲第1番(1951)(#)
バルトシュ・コヴァルスキ(1977-):小ポーランド協奏曲(2010)(**)
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
演奏会用アレグロ ト短調(1890?)(++) |
スワヴォミル・トマシク(ヴァイオリン)
ポーランド放送交響楽団(*/+/#)
スタニスラフ・マツラ(指揮(*))
マッシミリアーノ・カルディ(指揮(+))
スワヴォミル・フシャノフスキ(指揮(#))
スビト・ストリングス(**)
バルトシュ・コヴァルスキ(指揮(**))
ロベルト・モラフスキ(ピアノ(++)) |
録音:2000年10月24日(*)、2007年2月25日(+)、1998年3月21日(#)、
グジェゴシュ・フィテルベルク・ホール、カトヴィツェ、ポーランド(*/+/#)
2012年10月30日(**)、2012年12月27日(++)、
フリデリク・ショパン音楽大学コンサートホール、ワルシャワ、ポーランド(**/++)
使用楽器(ヴァイオリン):17世紀、マルチン・グロブリチ製(モダーン仕様)
ポーランドのヴァイオリン製作家 Marcin Groblicz(1540頃-1609頃)の手になる銘器で、リピンスキから現代に至るポーランドのヴァイオリン音楽を聴かせてくれる好企画盤。スワヴォミル・トマシクはフリデリク・ショパン音楽アカデミー(現大学)でヤン・タヴロシェヴィチ、クシシュトフ・ヤコヴィチにヴァイオリン師事し1983年に卒業、ケルン音楽大学でアマデウス弦楽四重奏団に室内楽を師事した後、ポーランドの名ヴァイオリン教師タデウシュ・ヴロンスキ(1915-2000)の教えを受けたポーランドのヴァイオリン奏者。2013年現在、フリデリク・ショパン音楽大学教授を務めています。
|
MISTERIA PASCHALIA
|
ポーランドの古都クラクフにおいて毎年カトリックの聖週間〜復活祭の時期に開催される音楽祭「ミステリア・パスカリア」の自主レーベル。
ファビオ・ビオンディ指揮による2つの演目のライヴ録音が発売されています。 |
|
ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテ
ジャン・フランチェスコ・デ・マーヨ(1732-1770):
オラトリオ「重き十字架を背負いしイエス」(1764) |
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ:マリア)
ルチア・チリッロ(アルト:マグダレーナ)
カルロ・アッレマーノ(テノール:ヨハネ)
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ(指揮) |
録音:ライヴ、2006年4月14日、カロル・シマノフスキ・ホール、クラクフ、ポーランド
ジャン・フランチェスコ・デ・マーヨは作曲家ジュゼッペ・ディ・マーヨ(1697-1771)の息子としてナポリに生まれたイタリアの作曲家。38歳の若さで病死しましたが、20を超えるオペラ、多数のオラトリオ、カンタータ、ミサ曲等を残しました。
「重き十字架を背負いしイエス」はキリストの受難を聖母マリア、マグダラのマリア、使徒(福音記者)ヨハネの視点で綴ったオラトリオ。解説書はポーランド語表記のみ。歌詞の記載はございません。
|
|
|
ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
聖なるお告げのためのオラトリオ
(最も神聖なる受胎告知のためのオラトリオ)(1700-1703) |
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ:処女マリア)
エマヌエーラ・ガッリ(アルト:天使)
マルタ・アルマハノ(ソプラノ:無垢の心)
マリーナ・デ・リーゾ(アルト:謙遜の心)
マグヌス・スターヴェランド(テノール:不信の心)
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ(指揮) |
録音:ライヴ、2007年4月7日、カロル・シマノフスキ・ホール、クラクフ、ポーランド
解説書はポーランド語表記のみ。歌詞の記載はございません。
|
STRADIVARIUS
|
STR 33903
\2200
|
ジョン・ダニエル(1564-1626頃):
リュートの喜びのごとく リュート・ソング&リュート曲集
Can doleful notes? / No, let chromatic
tunes / Uncertain certain turns
Dost thou withdraw thy grace? / Pavan
"Rosamund" (*)
Eyes look no more / Coy Daphne fled /
Like as the lute delights
Thou Pretty Bird / Pavan (*) / Grief
keep within / Drop not mine eyes
Have all our passions / "Daniells
Jigge" (*) / I die whenas i do not see
Time cruel time / Stay cruel stay / If
could shut the gate
Mrs Anne Grene her leaves be green (*)
/ Let not Cloris thinke
What delight can they enjoy? / He whose
desires are still abroad
Why canst thou not? / "Mounsiers
Almayne" (*)
Now the earth the slies the air |
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
ポール・バイアー(リュート) |
録音:聖ヴィンチェンツォ教会、エウピーリオ、レッコ県,
被昇天教区教会、ピウーロ、ソンドリオ県,ロンバルディア州、イタリア
聖マルティノ教会、グラウビュンデン州、スイス 時期の記載なし
ジョン・ダニエルはジョン・ダウランド(1563-1626)と同世代のイングランドのリュート奏者・作曲家。兄は高名な宮廷詩人サミュエル・ダニエル(1562-1619)。アルバム・タイトルである「リュートの喜びのごとく」をはじめ、優れたリュート・ソングを残しました。イギリスの名カウンターテナー、マイケル・チャンスとアメリカ合衆国出身のポール・バイアーによる滋味豊かな演奏をゆったり楽しめる一枚です。(*)はリュート独奏。
|
|
|
アグスティン・バリオス(1885-1944):古いメダル ギター作品集
情熱のマズルカ/古いメダル/みつばち/フリア・フロリダ/ディノラ
前奏曲ハ短調/タランテッラ/大聖堂/郷愁のショロ/ワルツ
Op.8 No.3
クリスマスのビリャンシコ/ワルツ Op.8
No.4/モーロ風セレナード
ハバネラ/神の愛の施し |
エネア・レオーネ(ギター) |
録音:2012年9月21-23日、フラツィオーネ・プリーナ教会、ストローナ、ビエッラ県、ピエモンテ州、イタリア 使用楽器:1929年、フランシスコ・シンプリシオ製
パラグアイのギター奏者・作曲家バリオスの名曲の数々を同時代の楽器で演奏。エネア・レオーネは1978年イタリアのミラノに生まれ、オスカル・ギリア他に師事したギター奏者。使用楽器はこの録音のために彼が友人から借りた、スペインのギター製作家フランシスコ・シンプリシオ(1874-1932)の手になるピリオド楽器。
|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GZ DIGITAL MEDIA
|
|
コンスタンチン・イワノフ(指揮)&ソヴィエト国立交響楽団
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第4番ヘ短調
Op.36 |
ソヴィエト国立交響楽団
コンスタンチン・イワノフ(指揮) |
録音:データ記載なし、ステレオ ライセンサー:Radio
I Moscow (P)1999
コンスタンチン・イワノフは1907年生まれのソビエト連邦の指揮者。ソ連人民芸術家。スターリン賞受賞。
1946年にナタン・ラフリンの後を受けてソヴィエト国立交響楽団の首席指揮者となり、1965年までのおよそ20年間在任した。
この間、ソ連国外へのツアーも1956年のポーランドを皮切りに始められ数多くの国へ遠征している。日本へは1964年に訪れ、ベートーヴェンを思わせるイヴァノーフの風貌も話題となった。
知られざるソ連の大巨匠の一人である。
※ブックレットに編集ミスがあり、オーケストラ紹介(英文)の最後が2行ほど切れております。あらかじめご了承ください。
コンスタンチン・イワノフの感動的爆演
あなたもマインド・コントロールされる |
PRAGA
PRDDSD 350060
(SACD HYBRID)
\2800 →\2490
|
1960 年代ソ連の名手らによる歴史的録音
ショスタコーヴィチ:“プロパガンダ的”声楽作品集
(1)オラトリオ「森の歌」Op.81
(2)カンタータ「われらの祖国に太陽は輝く」Op.90
(3)革命詩人による10
の詩Op.88 |
(1)ウラジーミル・イワノフスキー(Ten)
イワン・ペトロフ(Bs)
ユーリー・ウラノフ(指)
モスクワ・フィル
国立ロシアアカデミー合唱団
モスクワ国立合唱学校少年合唱団
(2)コンスタンチン・イワノフ(指)
ソヴィエト国立交響楽団
(3)グリゴーリー・サンドレル(指)
レニングラード放送合唱団 |
1960 年代ソ連の名手らによる歴史的録音で堪能!「森の歌」ほか、ショスタコーヴィチの“プロパガンダ的”声楽作品集、世界初演メンバーで聴くカンタータも!
録音:(1)1962 年3 月23
日、(2)1961 年11 月20
日、(3)1962 年12 月19 日/79’00”
SACD ハイブリッド盤。
ショスタコーヴィチといえば、暗黒の旧ソ連政権に苦しめられたイメージがあります。しかし生きていくためには体制讃美の御用達作品を生み出す必要がありました。ソ連崩壊後、かつて演奏禁止とされた作品が再評価されているのと裏腹に、御用達作品はロシア本国で嫌悪を込めて封印される傾向にあります。今後、当分はロシア系の大演奏家による録音が望めませんが、ソ連時代に超大物演奏家たちが国の命で最上級の演奏を残していたのはまさに「怪我の功名」と申せましょう。
いずれもスターリンと「地上の楽園」としての祖国を讃美したプロパガンダ作品ですが、カンタータ「われらの祖国に太陽は輝く」は世界初演1952
年の世界初演と同じメンバーによるのが貴重。コンスタンチン・イワノフならではの感動的爆演で、これを聴かせられればマインドコントロールされてしまうのも納得。 |
|
|
|
ロジェストヴェンスキー&ソヴィエト国立響
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第5番ホ短調
Op.64 |
ソヴィエト国立交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮) |
録音:データ記載なし、ステレオ ライセンサー:Radio
I Moscow (P)1999 |
<メジャー・レーベル>
韓国ユニバーサル
|
DN 0026
(4CD)
\7000→\6490 |
ユゲット・ドレフュス
J.S.バッハ:イギリス組曲&フランス組曲
CD1:
J. S. バッハ: イギリス組曲第1-3番 BWV.806-808
CD2:
J. S. バッハ: イギリス組曲第4-6番 BWV.809-811
CD3:
J. S. バッハ: フランス組曲第1-4番 BWV.812-815
CD4:
J. S. バッハ:フランス組曲第5-6番 BWV.816-817,
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せ」変ロ長調
BWV.992 |
ユゲット・ドレフュス(チェンバロ) |
ユゲット・ドレフュスは 1928年生まれ、アルザス出身のフランスのチェンバロ奏者。
1960年にジェノヴァ国際チェンバロ・コンクールで優勝し、古楽、とりわけルネサンス音楽や、フランス・クラヴサン楽派の作品の復活における第一人者となった。
ドレフュスの愛用楽器は、ドイツ人楽器製作者ヨハン・ハインリヒ・エムシュによるチェンバロのレプリカである。エムシュの最良の楽器は、18世紀のパリで製造され、しばしばブランシェによるクラヴサンと比較されてきた。
スコラ・カントルムやパリのソルボンヌ大学、リヨン国立高等音楽院にて教壇に立ち、サン=マクシマン=ラ=サント=ボーム(エクス=アン=プロヴァンス)の国際古楽アカデミーにおいてオルガンと古楽を、またヴィルクローズ古楽アカデミーにおいても教鞭を執ってきた。門下には、クリストフ・ルセやオリヴィエ・ボーモンらの重要な古楽器奏者を擁している。パリ国際チェンバロ・コンクールの審査員の一人でもある。
数々の演奏会やマスタークラスのほか、録音においても数々の演奏家と共演を重ねており、エドゥアルト・メルクス、クリスティアン・ラルデ、ルチアーノ・スグリッツィ、ルイージ・フェルディナンド・タリアヴィーニ、ピエール・ブーレーズ、アンドラーシュ・アドリヤン、ジャン=ピエール・ランパルらと活動を共にしてきた。
そんなドレフェスが70年代にアルヒーフに残したバッハ。
CD1:
Instrument: Cembalo von Jean-Henri Hemsch
(track 1-13, Paris 1755/56; restored in 1970
by Claude Mercier-Ythier) / Cembalo von Pierre
Dubois (track 14-19, Paris 1780; from an
older instrument [Joannes Ruckers?] enlarged
by Pierre Dubois and restored in 1971 by
Claude Mercier-Ythier), Collection Claude
Mercier-Ythier, Paris
Recording: Paris, Eglise Evangelique
Allemande,
Rue Blanche. 9-16 October 1972
CD2:
Instrument: Cembalo von Pierre Dubois (track
1-6, Paris 1780; from an older instrument
[Joannes Ruckers?] enlarged by Pierre Dubois
and restored in 1971 by Claude Mercier-Ythier)
/ Cembalo von Jean-Henri Hemsch (track 7-18,
Paris 1754), Collection Claude Mercier-Ythier,
Paris
Recording: Paris, Eglise Evangelique
Allemande,
Rue Blanche. 9-16 October 1972(1-6),
4-6
December 1972(7-18)
CD3:
Instrument: Cembalo von Jean-Henri Hemsch
(Paris 1754), Collection Claude Mercier-Ythier,
Paris
Recording: Paris, Eglise Evangelique
Allemande,
Rue Blanche. 8-11 May 1972
CD4:
Instrument: Cembalo von Jean-Henri Hemsch
(Paris 1754), Collection Claude Mercier-Ythier,
Paris
Recording: Paris, Eglise Evangelique
Allemande,
Rue Blanche. 12-13 May 1972,
9 October 1972
クラムシェル・ボックス仕様、ブックレット(韓国、英語表記)を封入、内袋入りの各ディスクは、それぞれオリジナル・デザインが印刷された紙ジャケットに収納されてます。
ユゲット・ドレフュス、DONONのアルバム |
DENON
COCO 70874
¥1050 |
D.スカルラッティ:
(1)ソナタ ト長調 K.337, L.sup.26
(2)ソナタ ト長調 K.338, L.87
(3)ソナタ ニ短調 K.191, L.207
(4)ソナタ イ短調 K.532, L.223
(5)ソナタ イ長調 K.533, L.395
(6)ソナタ ト短調 K.234, L.49
(7)ソナタ ホ短調 K.203, L.380
(8)ソナタ ト長調 K.477, L.290
(9)ソナタ ニ長調 K.534, L.11
(10)ソナタ ニ長調 K.535, L.262
(11)ソナタ ヘ長調 K.418, L.26
(12)ソナタ ヘ長調 K.419, L.279
(13)ソナタ ト短調 K.546, L.312
(14)ソナタ ト長調 K.547, L.sup.28 |
ユゲット・ドレフュス(Cemb) |
録音:1978年
北方のバッハやヘンデルに対し、南欧の精気と感受性を鍵盤上に謳いあげたのが、ナポリに生まれ後半生のほとんどをスペインのマドリードで過ごしたスカルラッティでした。ジュネーヴ国際コンクールで1位になり、ルネサンス音楽やフランス・クラヴサン楽派の作品の復活における第一人者となったユゲット・ドレフュスが、その魅力を生き生きと表現します。 |
|
denon
COCO-70990
¥1050 |
J.S.バッハ (1)イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
(2)半音階幻想曲とフーガ
ニ短調 BWV.903
(3)幻想曲 ハ短調 BWV.906
(4)前奏曲とフーガ イ短調
BWV.894 |
ユゲット・ドレフュス(チェンバロ) |
録音:1976年1月・8月、ミュンヘン(デジタル録音)
1950年代よりチェンバリストとして活動をはじめ、演奏家・教育者としてフランス古楽界に多大な貢献をしてきたドレフュスには当レーベルに多数の録音があります。これはバッハの名作中の名作4曲を収録したまさに極め付きのチェンバロ名曲集で、発売当初より世界中で高い評価を得てきたアルバムです。 |
|
<映像>
8/21(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
|
ABCD 360
(SACD HYBRID)
\2200 →\1990
|
ヴェネツィアを歌え〜「もっとも高貴な共和国」がもっとも美しかった時代
モンテヴェルディ:
主よ、われは心より汝に感謝せん(第1)《4声のミサ曲と詩編曲》
ダリオ・カステッロ:
2つのヴァイオリンとファゴットのためのソナタ第11番
《現代様式のソナタ・コンチェルターテ
第2巻》
アレッサンドロ・グランディ:
優しきわがイエスよ《シンフォニアつきの1声と2声のモテット集
第2巻》
ビアージョ・マリーニ:ラ・フォスカリーナ《アフェッティ・ムジカーリ》
モンテヴェルディ: 主をほめ讃えよ《倫理的・宗教的な森》
ジョヴァンニ・ピッキ:パス・エ・メッツォ《チェンバロのための舞曲集》
アレッサンドロ・グランディ:
O quam speciosa《1声、2声と4声のモテット集》
ダリオ・カステッロ:
ソプラノ・ソロのためのソナタ第1番
《現代様式のソナタ・コンチェルターテ
第2巻》
タルキニオ・メールラ: すべての者よ、主に向かいて喜ばん)
ビアージョ・マリーニ:
ヴァイオリン、コルネットと通奏低音のためのソナタ
《教会ソナタと室内ソナタ》
ナターレ・モンフェラート:
救い主を育てた母(救い主のうるわしき母)
クラウディオ・メールロ:
ラ・コルテーゼ《オルガン・タブラチュアのカンツォーネ集
第1巻》
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチ:
天の元后(めでたし天の后)《神聖賛歌 第3巻》 |
|
アルゴ
【カイサ・ダールベク(S)
トゥオモ・スニ(Vn)
ドラ・アステシュタード(Vn)
ヘイディ・ペルトニエミ(Vc)
ヤニ・スンナルボリ(ドゥルシアン)
アンナ=マーリア・オラモ(チェンバロ)】 |
5.0 multichannel/stereo)、65’58
北イタリア、アドリア海に面した港湾都市ヴェネツィア共和国は、7
世紀の終わりから1797 年まで、1000 年を超えて栄え、かつては「もっとも高貴なヴェネツィア共和国」とも「もっとも高貴な共和国」と呼ばれました。
ヴェネツィアはイタリアとヨーロッパの文化の拠点でもあり、多くの音楽家を擁したサン・マルコ大聖堂(サン・マルコ寺院)はヴェネツィア文化の中心のひとつとして、とりわけ16
世紀と17 世紀には音楽の改革に大きな役割を果たしました。
Alba Records のアルバム『ヴェネツィアを歌え』は、「もっとも高貴な共和国」がもっとも美しかった時代を偲び企画されました。
マントヴァ公国に仕え、1613 年にヴェネツィアに移りサン・マルコ大聖堂の楽長を務めたモンテヴェルディ、宗教声楽音楽の大家とされるアレッサンドロ・グランディ、サン・マルコのヴァイオリニスト、ビアージョ・マリーニ、管楽器アンサンブルを率いたダリオ・カステッロ。ヴェネツィアの守護聖人、聖母マリアを讃える曲も選ばれています。
フィンランドのバロック・アンサンブル、アルゴは、ヨーロッパ各地のバロック・オーケストラとアンサンブルで演奏するピリオド楽器のプレーヤーと歌手が集まり2008
年に結成されました。プログラムによってメンバーが替わり、このアルバムではトゥオモ・スニとドラ・アステシュタードがヴァイオリン、ヘイディ・ペルトニエミがチェロ、アンナ=マーリア・オラモがチェンバロ、現代のファゴットの原型、ドゥルシアンをヤニ・スンナルボリが演奏しています。声楽曲のソロを歌うソプラノのカイサ・ダールベクは、2005
年にシベリウス・アカデミーの教会音楽科を卒業、2005
年から2006 年にかけてヨーテボリのオペラ大学で学んだ後、トム・クラウセ、イルモ・ランタをはじめとする教師に室内楽の歌唱と歌曲、デーム・エマ・カークビーの下でバロック歌唱を学んでいます。 |
HMF
|
HMU 807566
(SACD HYBRID)
\2600
|
マーク・パドモア
ヴォーン=ウィリアムズ(1872-1958):
(1)ウェンロックの断崖で(1907)
(2)ブレイクの詩による10の歌(1957)
(3)ジョナサン・ドーヴ(b.1959):ジ・エンド
(4)ピーター・ウォーロック(1894-1930):シャクシギ |
マーク・パドモア(テノール)
ブリテン・シンフォニアのメンバー
ジャクリーヌ・シェーヴ(指揮)
ニコラス・ダニエル
((2)オーボエ/
(3)(4)イングリッシュ・ホルン)
ヒュー・ワトキンス((1)ピアノ)
エマー・マクドノー((3)(4)フルート) |
マーク・パドモア、イギリスの歌曲を歌う、パドモアの明晰な歌唱が光る!
録音:2012 年/72' 35
イギリスの名テノール、マーク・パドモアによるイギリス歌曲集の登場。
ヴォーン=ウィリアムズは交響曲作曲家として名を残していますが、彼が作曲家として生前の名声を確実なものにしたのは歌曲でした。「ウェンロックの断崖」は、英国で愛されていた詩人ハウスマンの抒情詩集『シロップシャーの若者』に基づくもので、この作品によって彼は世に広く知られることとなります。この詩に作曲したのはヴォーン=ウィリアムズだけではありませんが、優しくも繊細な、それでいてときおり不安な叫びも垣間見られる音楽が魅力です。「ブレイク・ソング」は、オーボエとテノールという珍しい編成の作品。ウィリアム・ブレイクの詩に基づいています。英国の伝統民謡への傾倒が顕著にみられる作風で、オーボエとテノールが奏でるメロディが心に沁みます。
ジョナサン・ドーヴの「ジ・エンド」は、ブリテン・シンフォニアとウィグモア・ホールの委嘱で書かれた作品。世界初録音です。詩人はマーク・ストランド。
弦楽四重奏と、フルート、イングリッシュ・ホルンという珍しい編成で、詩の持つ、死を連想させる静謐で神秘的な世界を巧みに表現しています。
ウォーロックは評論家としても活躍した人物。ディーリアスの音楽に衝撃を受け、音楽に強い興味をもつようになりました。ジャコビアン時代(17
世紀前半)やそれより前のエリザベス朝の時代(16
世紀後半から17 世紀初頭)の作曲家たちによるリュート・ソングを編曲するなどして、独自のスタイルを築き上げました。短い生涯の間にのこした作品はほぼすべて声とピアノのためのもの。ここに収録された「シャクシギ」は、イェイツの詩に基づくもので、ウォーロックの傑作といわれる作品。7
年近くもかけて完成されました。編成は、ウォーロックのものにしては珍しく、テノール、イングリッシュ・ホルン、フルートと弦楽四重奏となっています。1915
年に書き始められ第1 曲が完成したのち、7 年かけて改訂・加筆およびいくつかの曲を削除するなどして、1922年に全5
曲の歌曲集(うち1 曲は器楽の間奏曲)として完成されました。バルトーク、シェーンベルク、またパーセルなど様々な作曲家たちの影響をみせるこの作品は、あまりに早くに亡くなってしまった、個性的な作曲家ウォーロックのモニュメント的な作品となっています。
パドモアの明晰にして無駄なもの一切ない歌唱がこのうえなく活きるプログラム。語り手として、作曲者と詩人が織り成す世界を見事に提示しています。 |
|
|
ケヴィン・プッツ(b.1972):作品集
(1)もし私が白鳥だったら
(2)トゥ・タッチ・ザ・スカイ
(3)交響曲第4番 |
(1)(2)コンスピラーレ
(クレイグ・ヘッラ・ジョンソン)
(3)マリン・オルソップ(指揮)
ボルティモア交響楽団 |
2012年ピュリッツァー賞受賞の注目作曲家、ケヴィン・プッツ作品集!澄んだ世界の無伴奏合唱、アメリカ先住民の音楽に着想を得た交響曲を収録、交響曲の指揮はオルソップ
録音:2012 年/60' 02
歌劇「サイレント・ナイト」で2012 年のピュリッツァー賞を受賞したケヴィン・プッツの作品集。プッツは、同世代作曲家の中でも注目株で、世界の名だたる音楽家たちから作品を委嘱されています。2005
年にはジンマンの70 歳の誕生日に委嘱依頼を受け、ヨーヨー・マのソロとアスペン音楽祭オーケストラの演奏で「Vision」が初演されました。
このディスクでは、コンスピラーレとテルマ・ハンター・ファンドの委嘱作である無伴奏合唱作品の「もし私が白鳥だったら」と「トゥ・タッチ・ザ・スカイ」を収録。「もし私が〜」はプッツのおばにあたる詩人、フレダ・ブラウンの詩に基づくもので、羽のように軽やかな讃美歌のような作品。「トゥ・タッチ・ザ・スカイ」は、冒頭の歌詞はマニフィカトとなっており、聖母マリアをはじめとする聖女について歌ったもの。クレイグ・ヘッラ・ジョンソンが織り成す清澄な歌声が胸に沁みます。
交響曲であるミッション・サン・ファン・バウティスタは、18
世紀、スペインのカトリック教会の宣教のためにカリフォルニア州に建てられた教会のひとつ。
18 世紀、カリフォルニアにはいくつかのこうしたミッションが建設され、ヨーロッパから人や作物・動物などが移動しました。これに伴って発生した疫病などで、アメリカの先住民は少なからず影響を受けました。このサン・ファン・バウティスタは、約21
現存する同種の建物の中で最大規模の建物。ミッションの音楽らしく、第1
楽章冒頭は聖歌的な導入に始まり、アメリカ先住民の音楽の要素が至るところに聴かれます。指揮をオルソップが務めているという点でも興味深いディスクの登場です。 |
WERGO
|
|
細川俊夫(b.1955):静寂の世界の弦楽四重奏作品集
(1)開花 Blossoming(2007/2009 改訂(改訂版世界初録音))
(2)花の妖精 Floral fairy(2003)
(3)書(カリグラフィー)Kalligraphie(2007/2009
改訂)
—弦楽四重奏のための6 つの小品—※ 世界初録音
(4)ランドスケープ I Landscape I(1992)
(5)沈黙の花 Silent Flowers(1998)
(6)弦楽四重奏曲「原像」 Urbilder(1980/1984
改訂) |
アルディッティ弦楽四重奏団
〔アーヴィン・アルディッティ(1Vn)、
アショット・サルキシャン(2Vn)、
ラルフ・エーラーズ(Vla)、
ルーカス・フェルズ(Vc)〕 |
細川俊夫、最新盤、静寂の世界の弦楽四重奏作品集。世界初録音の「書(カリグラフィー)」も収録。演奏はアルディッティ弦楽四重奏団!
録音:2012 年2 月
2013 年の「サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ」のテーマ作曲家である細川俊夫の注目新譜の登場です。
6 つの小品から成る『書』は、世界初録音。「音楽は音を用いたカリグラフィー(書)である。そしてそれは沈黙というキャンヴァスの上に描かれる。とは細川の言葉ですが、書のジェスチャーのエッセンスを6
つの金言的な音絵で表しています。ほかにも、華道の哲学世界(細川の祖父は華道家)の『花の妖精』と『沈黙の花』や、蓮の花が開く様子を描いたという『開花』などを収録。『原像』は、細川俊夫の最初の弦楽四重奏作品で1980
年に書かれたもので、すでに細川の哲学世界に満ちた静寂と哲学的な世界が広がっています。
アルディッティ弦楽四重奏団による演奏は極めて精緻で、細川の世界を巧みに表現しています。
【演奏会情報】
サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo.36(監修:細川俊夫)
テーマ作曲家<細川俊夫>
室内楽演奏会 9月3 日(火)19:00 サントリーホール小ホール
・原像 Urbilder(1980)
・書(カリグラフィー)より I II IV VI Kalligraphie
I II IV VI (2007/2009)
・開花 Blossoming(2007)
・沈黙の花 Silent Flowers(1998)
・遠い声(2013)日本初演 Distant Voices,
Japan Premiere
[演奏:ディオティマ弦楽四重奏団] |
|
|
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012)
(1)第1交響曲〜室内オーケストラのための
(1947/1963, 1991 年改訂)
(2)シンフォニア第6番(2つのオーケストラのための)
(1969, 1994 年改訂) |
ベルリン放送交響楽団
マレク・ヤノフスキ(指揮) |
ヘンツェ20 歳の時の第1交響曲、キューバ縁のシンフォニア第6番
録音:2012 年
ヘンツェの交響曲集。第1 番は、ヘンツェ20
歳の時の作品。後にヘンツェはこの1947 年版を「完全に間違っている」とし、1964
年にベルリンで演奏された折に改訂を施しています。「リズム、和声、メロディといった細胞的要素はオリジナル版のままで、緩徐楽章にはほとんど手を加えていない。それでも全てが新しく、違っており、そしてずっと良い」と自身述べています。実際には、第1、3
楽章は単なる改訂にはとどまっておらず、完全に新しい作品となっております。もともと比較的小編成の作品でしたが、この改訂版ではファゴット、トロンボーン、チューバ、打楽器も削除され、かわりにハープ、ピアノ、チェレスタが用いられています。透明感のある響きが印象的な秀作です。
1969 年、ヘンツェは2 度にわたってキューバへと旅をします。キューバでは音楽シーンの重要人物と多くの出会いがあり、自身さとうきび畑で作業の手伝いをしたりもしたといいます。
初めてキューバ旅行を訪ねるにあたり、ヘンツェは交響曲の依頼を受けました。リズムが印象的なこの作品は、ハバナで11
月26 日、ヘンツェ自身の指揮によって初演されました。 |
|
WER 6765
(SACD HYBRID)
\2400
|
ハンス・ツェンダー(b.1936):Logos-Fragmente
(Canto IX)
(32の声と4つのグループ・オーケストラのための) |
フラグメント I-IX(II III IV VII IXは世界初録音)
SWR シュトゥットガルト声楽アンサンブル
バーデン=バーデン&フライブルクSWR 交響楽団
エミリオ・ポマリコ(指揮) |
圧巻!巨匠ツェンダーによる言葉と音楽とのつながりを模索した大作
録音:2011 年12 月
ツェンダーといえば精緻な指揮者ですが、作曲活動も旺盛。このLogos
Fragmente は規模の大きな言葉を伴う作品。新約聖書(ヨハネの福音書)や、ユダヤの人々の間に伝わるタルムード(ヘブライ語の経典)など、様々なテキストに基づいています。音と言葉の関係を追及しているツェンダーならではの作品。
4 つのグループにシンメトリーに分けられた器楽奏者、そして32
人の声楽家という編成。大規模なオーケストラで、充実の打楽器パート、そして四分音ずれて調律された2
台のピアノが含まれています。時にはギターまで加わるという多彩ぶり。やや難解な印象を受ける作風ですが、言葉と音楽が混然一体となって聴き手に迫ってきます。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTUS
|
|
41 歳のギーレン、「容赦ない」ギーレン節!
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
[I.12:09 / II.13:22 / III.16:25 / IV.9:17
/ V.14:06] |
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
(現ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団) |
新マーラーシリーズ、「ギーレン我が生涯最高のマーラー演奏の数々」第1弾は40
代の異常に過激な5 番
41 歳のギーレン、「冷血系指揮者」との呼び名にふさわしい、徹底した「容赦ない」ギーレン節満載なのだ。ひたすら過激で直截。強烈なコントラスト、何の躊躇も遠慮もない。まさしく奇演と言っていい——鈴木淳史
録音:1971 年2 月11,12 日、ザールブリュッケン・コングレスハレ(ライヴ)/ADD、ステレオ、ライヴ、32bit
Digitally Remastered
今回ミヒャエル・ギーレン師の「わが生涯で最高のマーラー演奏の数々」と題する新シリーズが始まります。
マーラーの権威として今や巨人的存在となったギーレンですが、彼が自ら選び純粋に音楽的に満足した演奏会のみをピックアップして発売してまいります。
第一弾は冒頭からして忘れがたい印象を与えるマーラー5番。本人が特に強く薦めるマーラー。真の意味で聴きものです。
「第一楽章の冒頭のトランペットによるファンファーレからして、とてもシニカルなのである。圧巻はスケルツォだ。なんというすさまじい切れ味。やりすぎなまでの対旋律の浮き出し。そしてコーダはすべての声部がカッチリとした音型をたもったまま高速で駆け抜ける。まさしく「容赦ない」ギーレン節満載なのだ。このキレキレの楽章のあとにアダージェット、そのやわらかい音色が強烈なコントラストを与えてくれるものの、作品に関する感情を徹底的に脱臼させ構造意識をゴリゴリと全面におしだす。まさしく奇演といっていい。そんな彼の意志が徹底されたメッセージを、一人のアーティストの生きた証として受け取る喜び。」と鈴木淳史氏も激賞でございます。 |
<メジャー・レーベル>
SONY
|
8888375715-2
(CD+DVD)
〔デラックス盤〕
\3000→\2690 |
ヨーヨー・マ&ザ・シルクロード・アンサンブル
A Playlist WithoutBorders
<CD> ※通常盤、デラックス盤 共通
1. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Part Zero
2. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Part One
3. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Part Two
4. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Part Three
5. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Part Four
6. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Part Five
7. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Cristina’s Interlude
8. Iyer: Playlist For An Extreme Occasion
- Part Six
9. Wu Man, Arr. Kim, Umezaki, Wu: Night
Thoughts
10. Shanahan: Saidi Swing
11. Saygun: Allegretto From Partita, Op.
31, For Cello Solo
12. Jacobsen: Atashgah
13. Bruce: Cut The Rug - Drag The Goat
14. Bruce: Cut The Rug - Bury The Hatchet
15. Bruce: Cut The Rug - Move The Earth
16. Bruce: Cut The Rug - Bury The Dead
17. Zorn, Arr. Blumenkranz: Briel
録音:2013年3月 |
<DVD> ※デラックス盤のみ収録
2012年 タングルウッド・フェスティバルでのコンサートの模様を収録
1. Wandering Winds
/ 2. Ascending Bird
/
3. Xiao Pu An Zhou
(Chanting of the Monk
Pu An) /
4. Muineiras de Ourense
e Pontesampaio
(Muineirasfrom Cancionero
Musical de
Galicia) /
5. Taranta Project
/ 6. Qasida / 7. Shristi
/ 8. Blue Little Flower
/
9. Turceasca / 10.
Lullaby from ItsukiVillage
/
11. Khabiel (from Book
of Angels) / 12.
Extreme Sheng /
13. Tancas Serradas
a Muru (from Air
to Air) |
|
ヨーヨー・マ&
ザ・シルクロード・アンサンブル |
8888371092-2
〔通常盤〕
\2400→\2190
※CDのみ |
ヨーヨー・マ10月来日記念盤!最新スタジオ録音はシルクロード
チェリスト=ヨーヨー・マが1998年に設立したシルクロード・プロジェクトの最新アルバム。
世界各地で演奏活動し、その土地の歴史に触れる中で次第にヨーロッパとアジアの人々と伝統を結びつけた交易路シルクロードに興味をもったヨーヨー・マが、いまライフワークとして取り組むプロジェクトである。
世界各国の若き音楽たちが集い、言語の壁をこえて音楽という共通キーワードで奏でる音のタペストリーは、どこか懐かしい響きをもって私たちの心に訴えかける。10月の東京公演では、新譜からも1曲演奏が予定されている。本アルバムでは来日公演でも演奏が予定されているトルコの作曲家サイグンのパルティータより<アレグレット>をはじめ、プロジェクトのメンバーの書き下ろしにプラスして、伝統的なユダヤ音楽をもとに現代の音楽シーンに作品を発表し多彩な活躍を繰り広げる鬼才ジョン・ゾーンの作品を収録しているのにも注目したい。 |
|
8888376860-2
(2CD)
\2400 |
ウラディミール・ホロヴィッツ/ライヴ・アット・カーネギー・ホール・ハイライト
【CD 1】
J.S.バッハ(ブゾーニ編):
『トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564』
[録音:1965年5月9日]/
スカルラッティ:『ソナタ ト長調K.55』[録音:1968年2月1日]/
モーツァルト:『ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付き」K.331』より
第1楽章[録音:1966年4月17日]/
ハイドン:『ピアノ・ソナタ ヘ長調Hob.XVI:23』[録音:1966年11月27日]/
ベートーヴェン:『創作主題による32の変奏曲WoO.80』[録音:1966年4月17日]/
ショパン:『舟歌 嬰ヘ長調Op.60』[録音:1967年11月26日]/
ショパン:『夜想曲ヘ短調Op.55-1』[録音:1967年11月26日]/
ショパン『バラード第1番ト短調Op.23』[録音:1968年1月2日]/
メンデルスゾーン:『練習曲イ短調Op.104b-3』[録音:1967年11月26日]/
シューマン:『詩人の恋Op.48』より「美しい五月には」「僕のあふれる涙から」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
[録音:1976年5月18日]
【CD 2】
シューマン:『花の曲 変ニ長調Op.19』[録音:1966年11月27日]/
リスト:『泉のほとりで』[録音:1975年11月23日]/
リスト:『オーベルマンの谷』[録音:1966年11月27日]/
ラフマニノフ:『前奏曲 ト長調Op.32-5』[録音:1975年11月16日]/
ラフマニノフ:『ピアノ・ソナタ第2番〜終楽章』[録音:1968年11月24日]/
ドビュッシー:『喜びの島』[録音:1966年12月10日]/
スクリャービン:『ピアノ・ソナタ第10番ハ長調Op.70』[録音:1966年4月17日]/
モシュコフスキー:『火花Op.36-6』[録音:1975年11月16日]/
ホロヴィッツ:『カルメン変奏曲』[録音:1968年1月2日]/
プロコフィエフ:『トッカータ ニ短調Op.11』[録音:1950年3月20日]/
チャイコフスキー:『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』より第3楽章
〜
ジョージ・セル(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音:1953年1月12日]/
ムソルグスキー:『展覧会の絵』より「キエフの大門」[録音:1951年4月23日]/
リスト:『ハンガリー舞曲第2番』[録音:1953年2月25日]/
スーザ(ホロヴィッツ編):『星条旗よ永遠なれ』[録音:1949年2月1日] |
|
ウラディミール・ホロヴィッツ(P) |
9月3日に発売予定の、1943年から1978年にかけてホロヴィッツがカーネギー・ホールで行った演奏を年代順CD41枚+DVD1枚に収録した『ホロヴィッツ・ライヴ・アット・カーネギー・ホール』(88765484172)。そこから厳選された音源が約160分収録されたハイライト盤となります。
ホロヴィッツにとっても、カーネギー・ホールにとっても、また20世紀クラシック音楽演奏史においても、非常に重要な意味合いを持つ演奏会の数々が収められています。
【録音】1943〜1978年, カーネギー・ホールでのライヴ |
|
8869795350-2
\2500→\2290 |
ソル・ガベッタ/イル・プロジェット・ヴィヴァルディ3〜
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集Vol.3
ヴィヴァルディ(1678-1741):
『チェロ協奏曲イ短調RV.422』
『2つのマンドリンのための協奏曲ハ長調RV.532
(チェロとヴァイオリンのための協奏曲への編曲版)』
『チェロ協奏曲ヘ長調RV.411』『チェロ協奏曲ニ長調RV.404』,
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697-1763):
『チェロ協奏曲ハ長調』『チェロ協奏曲ハ短調』,
フォルトゥナート・ケッレリ(1690-1757):『チェロ協奏曲ト長調』,
アンドレア・ツァーニ(1696-1757):『チェロ協奏曲イ短調』 |
ソル・ガベッタ(Vc)
アンドレス・ガベッタ(指揮&Vn),
カペラ・ガベッタ(ピリオド楽器使用) |
モダン・チェロ奏者ながらピリオド楽器への野心を見せる、好評の『ソル・ガベッタ/ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集』シリーズ。2007年に発売された『Vol.1(88697131692,
BVCC34163)』では、ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカとの共演。
『Vol.2(88697932302)』では彼女の兄が率いる古楽器アンサンブルとの共演で、ヴィヴァルディのチェロ協奏曲2曲と、ガベッタ兄弟でチェロとヴァイオリンのための協奏曲風に編曲した「2つのマンドリンのための協奏曲」、ヴィヴァルディの作風に影響された18世紀初頭に活躍した3人のイタリアの作曲家によるチェロ協奏曲も収録。どの曲も速い楽章での細かいテクニック、緩徐楽章でのカンタービレなど、細部にまで神経の行き届いた新しいバロックのスタイルといえましょうこのアルバムでソルは、1759年のグァダニーニをガット弦仕様にしたものと1781年のガリアーノという2種類のチェロを使い分けています。
兄でバロック・ヴァイオリン奏者のアンドレス・ガベッタは、スイス・バロック・ソロイスツのリーダーなどを務め、バロック音楽への自発的で開放的なアプローチと驚くべき妙技妥当性など、非常に高い評価を得ている奏者です。
彼のために集まったヨーロッパの優秀なピリオド楽器奏者で結成されたアンサンブル「カペラ・ガベッタ」とガベッタ兄弟の掛け合いは、新鋭らしいフレッシュな感性だけでなく、叙情性と歌心あふれる情熱的かつ知的な表現いっぱいの魅力的なディスクに仕上がっています。
【録音】2011年8月, 2013年3月,
スイス、ラ・ショー=ド=フォン・音楽ホール[デジタル:セッション]
ソル・ガベッタ/ヴィヴァルディ第1・2弾 |
88697 131692
\2500→¥2290 |
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲へ長調RV.410
チェロ協奏曲イ短調F.I-176, RV.356, P.1
(協奏曲集Op.3「調和の霊感」より)
チェロ協奏曲イ短調RV.418
チェロ協奏曲変ロ短調RV.424
チェロ協奏曲ト長調F.III-12, RV.413, P.120
チェロ協奏曲ハ短調F.III-1, RV4.01, P.434
チェロ協奏曲へ短調F.I-25, RV.297, P.442「冬」
(協奏曲集Op.8「和声と創意への試み」より) |
ソル・ガベッタ(Vc)
イ・ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ |
録音:2007年5月11〜14日:Santa Vigilio,
Col San Martino (Treviso) |
|
8869793230-2
\2500→¥2290 |
ソル・ガベッタ飛翔!
ヴィヴァルディ:
『チェロ協奏曲変ロ長調RV.423』
『チェロ協奏曲ト短調RV.416』
『チェロ協奏曲イ短調RV.420』『チェロ・ソナタ
ト短調RV.42』/
レオナルド・レオ:『チェロ協奏曲ニ長調』/
ジョヴァンニ・プラッティ:『チェロ協奏曲ニ短調Op.657』 |
ソル・ガベッタ(Vc)
アンドレス・ガベッタ(指揮&Vn)
カペラ・ガベッタ(ピリオド楽器使用) |
叙情性と歌心あふれる知的な表現『ソル・ガベッタ/ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集Vol.2』は、兄の古楽器アンサンブルとの競演。
2007年に発売された彼女の『ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集(88697131692,
BVCC34163)』の続編となります。前回同様ソル・ガベッタは、自分のチェロに裸のガット弦へ張替え、バロック弓を使用していますが、今回のサポートを務めるのは兄であるアンドレス・ガベッタ。アンドレスはスイス・バロック・ソロイスツのリーダーなどを務めるバロック・ヴァイオリン奏者で、バロック音楽への自発的で開放的なアプローチと驚くべき妙技妥当性など、非常に高い評価を得ている奏者です。彼のために集まったヨーロッパの優秀なピリオド楽器奏者で結成されたアンサンブル「カペラ・ガベッタ」とガベッタ兄弟の掛け合いは、新鋭らしいフレッシュな感性だけでなく、叙情性と歌心あふれる情熱的かつ知的な表現いっぱいの魅力的なディスクに仕上がっています。
[録音] 2011年1月3〜6日 スイス
|
|
|
8888375349-2
\2500→\2290 |
ジャスミン・チョイ/モーツァルト:5つのフルート四重奏曲
モーツァルト:
『フルート四重奏曲ヘ長調K.370(原曲:オーボエ四重奏曲)』
『フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285』
『フルート四重奏曲第2番ト長調K.285a』
『フルート四重奏曲第3番ハ長調K.285b』
『フルート四重奏曲第4番イ長調K.298』 |
ジャスミン・チョイ(Fl),
フローリアン・ツヴィアウアー(Vn),
ヴェラ・ライゲルスベルク(Va),
アッティラ・セーケイ(Vc) |
韓国生まれのジャスミン・チョイによるソニー・クラシカルへの4枚目のアルバムは、お得意のモーツァルト!ジャスミン・ショイは、幼い頃からヴァイオリンとピアノを学びましたが、途中よりフルートに転向。16
歳で渡米、カーティス音楽院卒業後、ジュリアード音楽院で修士号を取得。在学中より新進気鋭フルーティストとして各地でリサイタルや韓国、欧米の主要オーケストラと共演。パーヴォ・ヤルヴィ時代のシンシナティ交響楽団の副主席奏者を務め、昨シーズンよりウィーン交響楽団の首席フルート奏者も務めています。
2006年にソニー・クラシカルにからモーツァルトのフルート協奏曲およびフルートとハープのための協奏曲(共演はグザヴィエ・ド・メストレ)でデビューし、これまでに3枚のソロ・アルバムを発表しています。
このアルバムでは、通常のモーツァルトのフルート四重奏曲4曲と、オーボエ四重奏曲をフルートで演奏したものを追加。バックを務めるのはウィーン交響楽団の首席メンバーによるもので、ジャスミン・チョイの技巧の確かさと力強い音色をさらに豊かにさせています。
【録音】2013年3月, オーストリア、ライディング、リスト・ツェントラム[デジタル:セッション] |
|
8876545075-2
\2400 |
プロコフィエフ:『ピーターと狼』,
ハーバート・チャペル:『パディントン・ベアの初めてのコンサート』 |
ポール・グッドウィン(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団
ランガ・ヨゲシュヴァー(ナレーション) |
「ピーターと狼」「パディントン・ベアの初めてのコンサート」という、いずれも語り手とクラシック音楽で綴る子供向けの音楽物語2曲をカップリングしています。
「ピーターと狼」は、童話の登場人物と特定の楽器を結びつけて、語り手と小管弦楽のために書かれたプロコフィエフの音楽物語。一方ハーバート・チャペルが作曲した「パディントン・ベアの初めてのコンサート」は、有名なパディントン・ベアのお話。ロンドンの駅にひょっこりと現れたくまがパディントンと名づけられ、ある一家と一緒に暮らすこととなり…。好奇心旺盛なパディントンが初めてのコンサートに出かける珍道中を、お話と音楽でお届けするもので、日本でも最近小会場ながら演奏される機会が増えてきており、楽譜も出版されてきています。
親しみやすく楽しい曲による子供のための音楽アルバムです。演奏は、イギリスのバロック・オーボエ奏者で最近では指揮者として活躍しているポール・グッドウィン指揮とミュンヘン室内管弦楽団によるもので、オーケストラの様々な楽器の特性が生かされた現代らしいスマートなものです。
ナレーションはドイツ語ですが、物理学者でドイツでも最もポピュラーな科学ジャーナリストの一人、ランガ・ヨゲシュヴァーが担当し、粋な語り口でお話が展開されていきます。【演奏】【録音】2012年11月,
2013年5月, ミュンヘン、ヘルクレス・ザール,
バイエルン放送第1スタジオ[デジタル:セッション] |
<国内盤>
INDESENS!
|
INDE045
(国内盤)
\2940 |
フランセ 管楽器のための協奏曲と室内楽
〜フランス最前線の名手たちと、フランス近代最後の巨匠の世界を〜
ジャン・フランセ(1912〜1997):
①愉しきパリ(tp, octet)②クラリネット協奏曲(cl,
orc)
③フルートとピアノのためのディヴェルティメント(fl,
p)
④トランペットとピアノのためのソナチネ(tp,
p)
⑤五つのエキゾチックな舞曲(sax, p)
⑥クラリネットとピアノのための主題と変奏(cl,
p)
⑦バソンと弦楽五重奏のためのディヴェルティスマン(bn,
2vn, va, vc, cb) |
①④エリック・オービエ(tp)
フィリップ・キュペー指揮
パリ管楽八重奏団
②フィリップ・キュペー(cl)
ジャン・フランセ指揮ブルターニュ管弦楽団
③ヴァンサン・リュカ(fl)
パスカル・ガレ(p)
⑤ニコラ・プロスト(sax)
③⑤ローラン・ヴァグシャル(p)
⑥ジャン=ルイ・サジョ(cl)
ジャン・フランセ(p)
⑦ロラ・デクール(バソン)
フランス八重奏団 |
静かに好評!な室内楽作品集に続き、今度は協奏曲。
—-難曲ぞろいで知られるフランセの傑作群は、アマチュア管楽器愛好家にも大人気!「芸術の秋」へ向けて浮き立つ心に寄り添ってくれそうな、瀟洒さと聴きごたえを兼ね備えた絶品トラックの数々を、どうぞ!
ジャン・フランセの室内楽作品をたっぷりCD4枚に集め、フランス最前線のプレイヤーたちがじっくり演奏、聴きごたえあるBOX
としてリリースされたフランス八重奏団のIndesens!盤(INDE043)から、はや数ヵ月—-「管楽器の王国フランス」を代表するこのレーベルが、今度は1枚もので、難曲ぞろいの新たなるアルバムを送り出してきました。たとえ4枚組でも、弊社の予想をつねに少し上回るペースの安定した売れ行きで、しょっちゅう在庫切れを起こすIndesens!のフランセ録音、やはり管楽器ユーザーの方々はこの作曲家に熱い視線を送っていたのだ...!と認識を新たにしたものですが、今度は買いやすい仕様で瞬発力もあるのでは、と想像。
なにしろ、クラリネット演奏の経験者たちにはつとに有名な何曲中の難曲「クラリネット協奏曲」を、実に軽やかに、実に瀟洒に吹きこなしてみせている名手フィリップ・キュペーの演奏だけでも聴きがいがあるというのに(指揮は晩年の作曲者自身、オーケストラは意気揚々の超気鋭集団・ブルターニュ管弦楽団!)、モーリス・アンドレの正統なる後継者エリック・オービエによる「愉しきパリ」やソナチネ、パリ管の名手ヴァンサン・リュカが吹くフルートのためのディヴェルティメント、上り調子の俊才ニコラ・プロストの絶妙サクソフォンが聴ける「五つのエキゾチックな舞曲」といったファン垂涎のトラックの数々に加え、さきの4枚組から「ディヴェルティスマン」および「主題と変奏」も再録、4枚だと買いにくいが...と手をのばしかねていたファンにとっても嬉しい仕様になっているのです!
解説充実全訳付、今回もまたフランセ自身の指揮やピアノまで聴ける嬉しい演奏編成(上記参照)——Indesens!レーベルの管楽器ものは、こういうフランス音楽ものこそ好調な売れ行きをマークしつづけているので、お見逃しなく(今秋はさらにいくつか管楽器アイテムが控えています)! |
<映像>
ACCENTUS MUSIC(映像)
|
ACC 10261BD
(Blu-ray)
\4700 →\4290
|
アバド in ザルツブルク音楽祭2012
モーツァルト:
ミサ・ソレムニス ハ短調K.139「孤児院ミサ」
シューベルト:ミサ第6番 変ホ長調 D.950 |
クラウディオ・アバド(指揮)
モーツァルト管弦楽団
ラヘル・ハルニッシュ(S)
サラ・ミンガルド(A)
ハビエル・カマレナ(T)
パオロ・ファナーレ(T)
アレックス・エスポジト(Bs)
エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
アーノルト・シェーンベルク合唱団 |
ACC 20261DVD
(2DVD)
\3400 →\3090
|
アバド in ザルツブルク音楽祭2012、アバドらしい絶妙な選曲のモーツァルト&シューベルトのミサ曲
収録:2012年7 月28 日ザルツブルク音楽祭、ライヴ
監督:ミヒャエル・バイヤー
(Blu-ray) 画面:NTSC 16:9、音声:DTS HD
Master Audio,PCM ステレオ、リージョン:0、104’、27mm、字幕:英独仏韓(原語:ラテン語)
(DVD) 画面:NTSC 16:9、音声: PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、リージョン:0、104’、27mm、字幕:英独仏韓(原語:ラテン語)
2012 年ザルツブルク音楽祭でのライヴ映像。クラウディオ・アバドがザルツブルク音楽祭へ待望の復活ということで注目された公演です。
モーツァルトが弱冠12 歳で書き上げた「孤児院ミサ」(K.139)
は、ウィーンに建設された孤児院付属礼拝堂の献堂式のために作曲された作品です。モーツァルトの早熟さを如実に表した曲で、素晴らしく美しい転調、実に長大で充実した内容は、第1
作目にして堂々たる傑作を仕上げた若きモーツァルトが打ち立てた宗教曲の理想美の原点となる作品です。
一方シューベルトが亡くなる年に作曲されたミサ曲第6
番。シューベルトのミサ曲の中でも人気が高く、荘厳な響きと美しい旋律に魅了されます。
ソリストとコーラスの立体的なの響きを巧みに引き出し、モーツァルトの繊細で流麗な音楽、シューベルトの厳粛かつ甘美で美しい旋律を、アバドならでは視点と感性で新鮮に聴き手に届けてくれています。 |
キング・インターナショナル(映像)
|
KKC 9051
(DVD)
\4000
|
ムーティ・コンダクツ・ヴェルディ
【リハーサル&演奏風景】
・ヴェルディ:「アッティラ」、「マクベス」/ローマ歌劇場
(2011および2012年)
・ヴェルディ:レクイエム/シカゴ交響楽団(2011年)
【インタビュー】
ローマ歌劇場およびシカゴにて2012年収録/
おもな聞き手:アルマンド・トルノ
【レクチャー】
ローマ大学でのヴェルディに関するレクチャー、2012年収録 |
【登場演奏家:
イイダル・アブドラザコフ、
ニコラ・アライモ、
ステファノ・アントヌッチ、
オルガ・ボロディナ、
スザンナ・ブランキーニ、
ジャンルカ・ブラット、
セバスチャン・カターナ、
アントネッロ・チェロン、
アントニオ・コリアーノ、
ルカ・ダッラミコ、
バルバラ・フリットリ、
ジュゼッペ・ジパリ、
アントニオ・ポーリ、
タチアナ・セリャン、
ダリオ・ソラーリ、
アレッサンドロ・スピーナ、
リッカルド・ザネッラート、
マリオ・ゼッフィリ、
シカゴ交響楽団、
シカゴ交響楽団合唱団、
ローマ歌劇場合唱団ほか】 |
ムーティ・コンダクツ・ヴェルディ。ムーティのヴェルディに対する真摯な思いに貫かれたドキュメンタリー、リハーサルシーン、ムーティの発言などが満載!
プロデューサー&ディレクター:ガブリエーレ・カッツォーラ
100mm、リージョン:All、画面:NTSC 16:9、音声:PCM
ステレオ、字幕:日本語、伊英仏独、日本語解説付
音楽、とりわけヴェルディの音楽に対するムーティの熱く真摯な思いに貫かれたドキュメンタリー。ヴェルディ・イヤーにまたとない映像の登場といえるでしょう。
前半はオペラのリハーサルが中心。歌手たちとのリハーサルで、言葉ひとつひとつの意味やアクセントの位置などに至るまで細かなレッスンを行っている場面、オーケストラの団員にユーモアを交えながらアドヴァイスをし、そのムーティの発言の前後で見違えるように演奏が変わる場面など、興味深いシーンが続きます。音楽家、指揮者、指導者としてのムーティの魅力、そして音楽に対する真摯で厳しい姿勢を知ることができます。
後半はシカゴ響とのヴェルディのレクイエムのリハーサル風景が中心となっていきます。ここでも、イタリア人(とくに南イタリア)の神への接し方を語り、それを真剣に団員が聞くシーン、そしてリハーサルが進むにつれて団員たちの演奏が変わっていく様など、非常に興味深いシーンが続きます。
リハーサルシーンの合間に、インタビュー(ローマ歌劇場、およびシカゴにて収録)や、ローマ大学でのピアノを弾きながらのヴェルディの音楽に関するレクチャーのシーンなどが挟まれています。ヴェルディだけでなく、ショパンやマーラーについても語っており非常に興味深い内容となっています。また、クライバーとの思い出も語っていて、クライバーのワーグナーについての発言を語り、それをふまえての自らのヴェルディ論なども展開しており、興味が尽きません。
最後に、「もしヴェルディに会えたとしたら何といいますか?」というインタビュアーの質問に、ムーティは次のように答えています。「音楽家としてずっと尊敬してきました。そして一生懸命あなたのために働きました、またはそう努力しました。でも私が上手くやったかそうでないかは、どうか言わないで下さい。もしも私がきちんとできていないとおっしゃったとしたら私は完全に途方に暮れてしまいます。恐ろしい死刑をくらうようなものです」。この発言に、ムーティのヴェルディの音楽に対する思いのすべてが込められているのではないでしょうか。
なお、ムーティの意向でチャプターにタイトルはついていませんが、見始めると、ムーティの発言の興味深さや、気鋭の歌手陣とのリハーサルシーンなどが巧みに組み合わされており、気付いたら最後まで見続けてしまうような、非常に秀逸な内容です。
* なお、輸入盤での取扱いはございません。
【来日公演情報】
東京・春・音楽祭 特別公演「ムーティ conducts
ヴェルディ」
日時:10月30日(水)・31日(木) 19時開演
会場:すみだトリフォニーホール( 東京都)
指揮:リッカルド・ムーティ
管弦楽:東京春祭特別オーケストラ
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ/他
|
8/20(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ONYX
|
|
この秋最大の超強力新譜
五嶋みどり 〜 20世紀のヴァイオリン・ソナタ集
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.134
レオシュ・ヤナーチェク(1854−1928):
ヴァイオリン・ソナタ
エルネスト・ブロッホ(1880−1959):
ヴァイオリン・ソナタ第2番《神秘の詩》 |
五嶋みどり(ヴァイオリン)
オズガー・アイディン(ピアノ) |
五嶋みどり、新天地ONYXに初登場!新境地!20世紀のヴァイオリン・ソナタ集!
日本が誇る世界的ヴァイオリニスト、五嶋みどりが新たなるステージ、イギリスのONYX(オニックス)に初登場!
11歳でのメータ&ニューヨーク・フィルとの共演による衝撃的なデビュー以来、日本を代表するヴァイオリニストとして、精力的な活動を続ける世界的名手のONYXでの最初のプログラムは、ブロッホ、ヤナーチェク、そしてショスタコーヴィチの"20世紀のヴァイオリン・ソナタ集"!
オイストラフの60歳記念として書かれたショスタコーヴィチのソナタ、第一次世界大戦の開戦と同時期に作曲され、改訂を経て1921年に完成したヤナーチェクのソナタ、4年前に作曲された「第1番」への回答として生まれ、「神秘の詩」という副題を持つブロッホの「ソナタ第2番」。
3曲の20世紀のヴァイオリン・ソナタを通じて、世界のMIDORIが新天地ONYXから発信するメッセージとその第一歩には、世界中から大きな注目が集まることでしょう!
五嶋みどり来日公演情報
2013年9月14日(土)
北上市文化交流センターさくらホール
|
DUX
|
|
アグニェシュカ・ストゥルギンスカ(1978-):室内楽作品集
Let's meet(2台のプリペアード・ピアノのための;2007)
Ori(クラリネット、チェロ、アコーディオンとエレクトリック・ギターのための;2010)
In Credo(打楽器と弦楽合奏のための;2009)
Stara Rzeka[古い川](室内管弦楽のための;2011)
FGT (Flying garbage truck)
(サクソフォン、ヴァイオリン、チェロ、アコーディオン、ピアノとテープのための;2012) |
ルトスワフスキ・ピアノ・デュオ
LUX:NM
シロンスク室内管弦楽団
プシェミスワフ・フュガイスキ(指揮)
ワルシャワ・コンテンポラリー・アンサンブル |
|
DUX 0953/0954
(2CD)
\2600
|
20世紀ポーランドのハープ協奏曲集
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986)/
ピオトル・モス、アンナ・シコジャク=オレク編曲:
ハープと弦楽合奏のための音楽(1981)(*)
タデウシュ・パチョルキェヴィチ(1916-1998):
ハープ、フルートと弦楽合奏のための協奏曲(1980)(+)
ボグスワフ・シェッフェル(1929-):ハープ協奏曲(1986)(#)
マルツェリ・ポプワフスキ(1882-1948):
半音階ハープと管弦楽のための演奏会用楽曲(1911)(**)
ピオトル・モス(1949-):
旅[Voyage](2台のハープと管弦楽のための;2000)(++)
イェジ・マクシミウク(1947-):
フルート、ハープと管弦楽のための音楽(2008)(##) |
アンナ・シコジャク=オレク(ハープ)
アマデウス・ポーランド放送室内管弦楽団(*)
アンナ・ヤロシェフスカ=ムルス(指揮(*))
アダム・トリブシ(フルート(+))
ワルシャワ・ポーランド放送管弦楽団(+)
ヤン・プルシャク(指揮(+))
ダリウシュ・コルチ(ヴィオラ(#))
ヤン・コトゥラ(コントラバス(#))
グラジナ・ストシェシェフスカ(ハープ(++))
ヤドヴィガ・コトノフスカ(フルート(##))
ポーランド放送交響楽団(#/**/++/##)
ボグダン・オレンツキ(指揮(#))
ミハウ・クラウザ(指揮(**/++))
イェジ・マクシミウク(指揮(##)) |
録音:
2011年12月7日、アダム・ミツキェヴィチ大学コンサート・ホール、ポズナン(*)
1986年10月14日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ(+)
2007年1月19日(#)、2009年3月4日(++)、2009年4月22日(##)、2010年11月25日(**)、グジェゴシュ・フィテルベルク・ホール、文化センター、カトヴィツェ(#/**/++/##), 以上ポーランド |
|
|
カロル・クルピンスキ(1785-1857):オペラ「チョルシュティン城」(全2幕) |
アレクサンドラ・オルウォフスカ=ヤブウォンスカ(ソプラノ:ヴァンダ)
フベルト・ストラルスキ(テノール:ボヨミル)
ヤドヴィガ・ニェベルスカ(メゾソプラノ:ウーツィア)
トマシュ・ラフ(バス:ニキタ)
ヴィトルト・ジョウォントキェヴィチ(バリトン:ドブロスワフ)
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントス管弦楽団
ミハウ・ニェジャウェク(指揮) |
録音:2012年12月3-5日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド |
|
DUX 0947
(5CD)
\9500 →\8990
|
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):交響曲全集
交響曲第1番(1973)(1)
交響曲第2番「クリスマス交響曲」(1979-1980)(2)
録音:2012年3月1-3日(1)、2011年8月22-24日(2)、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド
交響曲第3番(1988-1995)
録音:2011年12月20-22日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド
交響曲第4番「アダージョ」(1989)(4)
交響曲第5番「朝鮮風」(1992)(5)
録音:2010年9月17日、ライヴ、・J・パデレフスキ・ポモジェ・フィルハーモニー、ビドゴシュチ、ポーランド(4)
2011年8、12月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド(5)
交響曲第7番「エルサレムの七つの門」(1996)(*)
録音:2012年6月18-20日、聖心バジリカ聖堂、ワルシャワ、ポーランド
交響曲第8番「無常の歌」(2004-2005)(+)
録音:2012年12月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド(+)
|
イヴォナ・ホッサ(ソプラノ(*/+))
イザベラ・クウォシンスカ(ソプラノ(*))
アグニェシュカ・レフリス(アルト(*/+))
ラファウ・バルトミンスキ(テノール(*))
トーマス・E・バウアー(バリトン(+))
ヴォイチェフ・ギェルラフ(バス(*))
スワヴォミル・ホラント(朗読(*))
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&
フィルハーモニー合唱団(*)
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮) |
DUX 0897〜0901をスリップケースに収めたもの。 |
<映像>
DYNAMIC(映像)
|
DYNDVD37660
(6DVD)
\5400→\4990 |
ヴェルディ:DVDコレクション 第2集
1.アッティラ/
2.ルイザ・ミラー/
3.イル・トロヴァトーレ/
4.椿姫/
5.シモン・ボッカネグラ/
6.ファルスタッフ |
パオロ・アッリヴァベーニ(指揮)/
ステファノ・ポーダ(演出)
《アッティラ》
オーリン・アナスタソフ/
ヴェントセラフ・アナスタソフ)/
ラドスト・ニコラエワ/
ダニエル・ダムヤノフ/
プラメン・パパジコフ/
ディミタル・スタンチェフ 他/
ソフィア歌劇場管弦楽団&合唱団/
アレッサンドロ・サンジョルジ(指揮)/
ブラメン・カルタロフ(演出)/
《ルイザ・ミラー》
ダリーナ・タコワ/
ジュセッペ・サッバティーニ/
アレクサンダー・ヴィノグラドフ/
ダミアノ・サレルノ/
ウルスラ・フェッリ/
アルチュン・コチニャン 他/
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団/
マウリツィオ・ペニーニ(指揮)/
アルナウド・ベルナルド(演出)/
《イル・トロヴァトーレ》
ファビオ・アルミリアート/
ダニエラ・デッシー/
ジョヴァンニ・メオーニ/
アンネ・マックマホン・クインテーロ/
ルチアーノ・モンタナロ/
ニノン・ダン/
クサヴィエール・ペティタン 他/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
パオロ・アッリヴァベーニ(指揮)/
ステファノ・ヴィツィオーリ(演出)/
《椿姫》
チンツィア・フォルテ/
ティネケ・ファン・インゲルゲム/
フェデリァ・カルネヴァーレ/
サイミール・ピルグ/
ジョヴァンニ・メオーニ/
クリスティアーノ・クレモニーニ/
クリス・デ・ムーア/
ロレンツォ・ムッツィ 他/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
パオロ・アッリヴァベーニ(指揮)/
ステファノ・マッツォーニス・ディ・プララフェラ(演出)/
《シモン・ボッカネグラ》
ロベルト・フロンターリ/
アマリッリ・ニッツァ/
フェルッチョ・フルラネット/
ワルター・フラッカーロ/
シルヴィオ・ツァノン/
パオロ・バッターリア/
ドナテッラ・グリウッツァ 他/
パレルノ・マッシモ劇場管弦楽団&合唱団/
フィリップ・オーギャン(指揮)/
ジョルジョ・ガッリオーネ(演出)/
《ファルスタッフ》
ルッジェーロ・ライモンディ/
ルカ・サルシ/
ヴァージニア・トーラ/
サビーナ・プエルトラス/
チンツィア・デ・モーラ/
リリアーナ・マッテイ/
ティベリウス・シム 他/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/ |
《アッティラ》2011年7.8月 ソフィア歌劇場
収録/105分/字幕…伊,英,仏,独,西,ブルガリア語/《ルイザ・ミラー》収録
2006年5月 ヴェネツィア、フェニーチェ歌劇場/157分/字幕…伊,英,独,西/《イル・トロヴァトーレ》収録
2011年9月 ワロン王立歌劇場/150分/字幕…伊,英/《椿姫》収録
2009年3月 ワロン王立歌劇場/139分/字幕…伊,英,独,仏,西/《シモン・ボッカネグラ》2008年1月、パレルノ・マッシモ劇場/収録
180分/字幕…伊,英,独,仏,西/《ファルスタッフ》収録
2009年11月 ワロン王立劇場/129分/字幕…伊,英,独,仏,西
生誕200年を記念したヴェルディ(1813-1901)作品のDVDBOX。6つの作品の映像は、どれも上演する際の様々な可能性を追求した納得のいくものであり、もちろん歌手も舞台も音楽も絶品揃いです。
アッティラやルイザ・ミラーなどレアな作品も含まれています。 |
TEATRO REAL(映像)
|
新規取り扱いレーベル T E A T R O R E A L
スペイン・マドリードの王立歌劇場「テアトロ・レアル」にて上演されるオペラや舞台作品を収録ているレーベルです。
英国のエレクトリック・ピクチャー社と独占契約を結び、同一タイトルをBlu-Ray、DVD、CDという3つのフォーマットで同時に発売しています。
オペラ作品はもちろん、アントニオ・ガデス舞踊団によるフラメンコ作品なども注目のレーベルです。 |
TR97001
(Blu-ray)
\3000→\2690 |
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」4幕 |
アルマヴィーヴァ伯爵…リュドヴィク・テジエ(バリトン)/
伯爵夫人…バルバラ・フリットリ(ソプラノ)/
フィガロ…ルカ・ピサローニ(バリトン)/
スザンナ…イザベル・レイ(ソプラノ)/
ケルビーノ…マリナ・コンパラート(メゾ・ソプラノ)/
マルチェリーナ…ジャンネッテ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)/
バルトロ…カルロス・ショーソン(バス)/
バジリオ…ラウル・ヒネメス(テノール)/
ドン・クルツィオ…エンリケ・ヴィアナ(テノール)/
バルバリーナ…ソレダード・カルドーソ(ソプラノ)/
アントニオ…ミゲル・ソラ(バス)/
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&合唱団/
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)/
エミリオ・サージ(演出)/
ダニエル・ビアンコ(装置)/
レナータ・シュスハイム(衣装)/
エドゥアルド・ブラーヴォ(証明) |
TR97002
(2DVD)
\3000→\2690 |
2009年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:205分/音声:歌唱-イタリア語/<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.0ch
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.0ch/字幕:英,独,仏,西,伊/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
2枚組 <BD>単層 1080i FULL HD
あの「セヴィリアの理髪師」では、フィガロの手助けを得て何とかロジーナ(現伯爵夫人)を手に入れたアルマヴィーヴァ伯爵ですが、すでに若干倦怠期。以前廃止した「初夜件」をもう一度発動させて、今度はフィガロの婚約者スザンナと××・・・を目論んでいます。もちろん伯爵夫人は面白いわけがありません。そんな伯爵夫人に横恋慕するのが小姓のケルビーノ。しかし彼の恋は若さゆえの衝動であり、伯爵夫人はからかいはするものの、本気になっているわけではありません。もちろんフィガロはそんな伯爵を放っておくわけはありません。あの手この手の策略をめぐらすのです。
モーツァルト(1756-1791)の最高傑作「フィガロの結婚」は軽妙な音楽と物語の中に、実は鋭い社会批判が込められたもの。貴族を痛烈に批判したということで、何度も上演禁止になった「危険な」オペラだったのです。そんな作品を指揮するのは名手ヘスス・ロペス=コボス。魅惑的なスコアを完璧に音にします。
配役も万全。最近は若干丸みを帯びたとはいうものの、この上演時には期待通りの「冷たい美貌」を存分に見せつけているのが、伯爵役のリュドヴィク・テジエ。イザベル・レイの可愛らしくも小ずるいスザンナ。貫録の伯爵夫人を歌うのはバルバラ・フリットリ。フィガロ役のルカ・ピサローニが全体をぴりりと引き締めています。 |
|
TR97004
(Blu-ray)
\3000 |
アントニオ・ガデス:「カルメン」 |
カルメン…バネサ・ベント/
ドン・ホセ…アンヘル・ヒル/
闘牛士…ハイロ・ロドリゲス/
アントニオ・ガデス舞踊団/
アントニオ・ガデス、カルロス・サウラ(振付・照明・脚本)/
ステラ・アラウソ(芸術監督) |
TR97005
(DVD)
\2600 |
2011年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:112分
(ドキュメンタリー部含む)/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>単層 25GB 1080i FULL HD
カルロス・サウラとアントニオ・ガデス(1936-2004)が1983年に発表したのが映画「カルメン」。『舞台「カルメン」を上演する劇団』を演じるという、いわゆる劇中劇の形式で脚本が書かれており、ジョルジュ・ビゼーの歌劇「カルメン」からの旋律も登場するなど、非常に凝った作りになっています。
主人公カルメンを演じるのは地元マドリード出身のバネサ・ベント。アントニオ・ガデスの残した不朽の名作を新・アントニオ・ガデス舞踊団が演じています。ガデス生誕75周年記念公演での収録。 |
|
TR97006
(Blu-ray)
\3000 |
アントニオ・ガデス:「アンダルシアの嵐(フエンテオベフーナ)」 |
ラウレンシア…クリスティーナ・カルネロ/
フロンドーソ…アンヘル・ヒル/
司令官…ホアキン・ムレーロ/
市長…アルベルト・フェレーロ/
アントニオ・ガデス舞踊団/
アントニオ・ガデス(振付)/
ホセ・マヌエル・カバリェロ・ボナルド(脚本)/
ステラ・アラウソ(芸術監督) |
TR97007
(DVD)
\2600 |
2011年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:112分
(ドキュメンタリー部含む)/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<Blu-ray>単層 25GB 1080i FULL HD
アントニオ・ガデス(1936-2004)が最後に手がけたのがこの「アンダルシアの嵐」。ロペ・デ・ベガ・カルピオの戯曲「フエンテオベフーナ」を題材に、ホセ・マヌエル・カバリェロが舞台用の脚本を著した。初演は1994年、イタリア・ジェノヴァのカルロ・フェニーチェ劇場で行われている。「フエンテオベフーナ」は、コルドバ地方に存在する町の名前で、1476年に当時のカスティージャで起きた民衆蜂起をテーマに据えた作品。フラメンコのみならずクラシックバレエやスペイン各地のダンスの要素も多く含んでいる真の傑作。ガデス生誕75周年記念公演での収録。 |
|
TR97008
(Blu-ray)
\3000 |
アントニオ・ガデス:「血の婚礼」/「フラメンコ組曲」 |
「血の婚礼」花嫁…クリスティーナ・カルネロ/
レオナルド…アンヘル・ヒル/
母…バネサ・ベント/
花婿…ホアキン・ムレーロ/
妻…マイテ・チコ/
「フラメンコ組曲」
ソリスト…ステラ・アラウソ、ミゲル・ラーラ
アントニオ・ガデス舞踊団/
アントニオ・ガデス(振付・照明)/
クリスティーナ・オヨス(ソレア・ポル・ブレリアス、タンキージョ振付)/
ステラ・アラウソ(芸術監督) |
TR97009
(DVD)
\2600 |
2011年 スペイン・マドリード王立劇場公演での収録/収録時間:134分
(ドキュメンタリー部含む)/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch/<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>単層 25GB 1080i FULL HD
2004年にこの世を去ったスペイン・フラメンコ界を代表する舞踊家アントニオ・ガデス。彼の意思を継ぐ者たちによる「血の婚礼」/「フラメンコ組曲のを映像化です。ガデス生誕75周年を記念したマドリードでの特別公演の模様を収録。「血の婚礼」はフェデリコ・ガルシーア・ロルカが書いた戯曲が原作。
ガデスが振付したこの舞台は1974年にローマで初演された後、1981年にカルロス・サウラ監督によって映画化され、アントニオ・ガデス自身もレオナルド役を演じ、一躍有名になった作品。レオナルドは婚礼の儀式から花嫁を拐っていく役どころですが、その優雅な佇まいと美しき仕草は必見。
SUITE FLAMENCAこと「フラメンコ組曲」は、1968年に初演されたもので、序章を含むフラメンコ楽曲全8曲から構成される組曲。ソロを担当するアラウソとラーラの躍動感あふれる踊りに加え、バックを務めるアントニオ・ガデス舞踊団による非の打ち所のないパフォーマンスは、見ているだけで惚れ惚れとすること間違いなし。 |
|
TR97010
(Blu-ray)
\3000→\2690 |
テオドール・クルレンツィス、久々に登場!
チャイコフスキー:歌劇「イオランタ」1幕/
ストラヴィンスキー:メロドラマ「ペルセフォネ」 |
「イオランタ」
イオランタ:レネ王の娘…エカテリーナ・シェルバチェンコ(ソプラノ)/
ボデモン伯爵…パヴェル・ツェルノフ(テノール)/
レネ王…ドミトリー・ウリアノフ(バス)/
医師イブン・ハキア…ウィラード・ホワイト(バリトン)/
ロベルト…アレクセイ・マルコフ(バリトン)/
ベルトラン…パヴェル・クディノフ(バス)/
アルメリク…ヴァシリー・エフィノフ(テノール)/
マルタ…エカテリーナ・セメンチュク(アルト)/
ラウラ…レティティア・シングレトン(メゾ・ソプラノ)/
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&合唱団/
テオドール・クルレンツィス(指揮)/
「ペルセフォネ」
ペルセポネ…ドミニク・ブラン(語り)/
エウモルフェ…ポール・グローヴス(テノール)/
アムリタ・パフォーミング・アーツ(ダンス)/
ヤング・シンガース・オブ・ザ・JORCAM/
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&合唱団/
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ピーター・セラーズ(演出&映像ディレクター)/
ジョージ・ツィピン(装置)/
マーティン・パクレディナス&ヘレン・シーブリッツ(衣装)/
ジェームス.F.インガリス(照明) |
TR97011
(DVD)
\2600→\2390 |
2012年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:187分
(「光を探して…イオランタとペルセフォネについての洞察」含む)/音声:イオランタ…ロシア語歌唱/ペルセフォネ…フランス語歌唱/<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>単層 1080i FULL HD
チャイコフスキーの「イオランタ」は、アンデルセンの童話をもとにした1幕のオペラです。
生まれつき目の見えないプロヴァンス王の娘イオランタ。父王は彼女が盲目だということを悟らずにすむように、ありとあらゆる注意を払っている甲斐あって、彼女は何不自由なく成長しましたが、最近何かがおかしいと感じています。そんな彼女は幼い頃からロベルト公爵と婚約していましたが、ロベルトは会ったことのない娘と結婚する気はなく、婚約を解消すべく彼女に会いに来るのです。その時一緒に城へやってきたロベルトの友人ボデモンが彼女に一目惚れしてしまいます。もちろん父親はイオランタの目を治すべく、ムーア人の名医イブン・ハキアに相談するのですが、医者は「彼女自身が見えるようになりたいと望まない限り手術できません」と答えるのです。王は彼女に真実を伝えることができません・・・。さて一体どうなるのでしょう?
もう1作の「ペルセフォネ」は1933年にパリで初演された3部のメロドラマ(朗読を伴う音楽劇)。テノール・ソロと合唱、語りを伴う作品で、初演時にはこの舞台のようにバレエを伴う舞台として上演された作品です。あまり演奏されることはありませんが、いかにもストラヴィンスキーらしい美しさと荒々しさを併せ持つ生き生きとした音楽です。
テオドール・クルレンツィスについて |
テオドール・クルレンツィス&ムジカ・エテルナ。
聞いたことがある人も多いと思う。
とくにそのショスタコーヴィチ交響曲第14番はお聴きになられた方も多いと思う。
マイナー・レーベル「アルファ」からリリースされて、発売当時はまったく注目されていなかったものの、「すさまじい演奏」という噂が噂を呼び、気がつけばその年の「レコード芸術」交響曲部門のレコード・アカデミー賞をかっさらってしまった。
レコ芸「レコード・アカデミー」の目玉である「交響曲部門賞」をこうしたマイナー・レーベルが受賞するのはきわめて異例。その演奏の「すさまじさ」がわかろうというもの。
そしてこの受賞でクルレンツィス&ムジカ・エテルナの名は日本のクラシック・ファンの間に広く知れ渡ることとなった。
その後彼らはさらにとんでもない演奏のモーツァルト「レクイエム」をリリース。これまた壮絶さと異様さでいけば間違いなく歴代トップ3に入る異常演奏だった。
クルレンツィス&ムジカ・エテルナの名はさらに広まった。
さて、ちなみにそのムジカ・エテルナは、当時ロシアの地方都市ノヴォシヴィルスクにあった。
一方、ところかわって、最近ロシアのペルミという街が油田を掘り起こし、一気に大金持ち都市となった。
古代のころより、人間というのは裕福になると文化を欲するようになる。御多分に洩れずこの街は、ここへきて突然世界に誇りうる歌劇場とオーケストラを熱望するようになった。
・・・そこで・・・前代未聞の話だが、ノヴォシヴィルスクにあったムジカ・エテルナは、なんとごっそり、その大金持ち都市ペルミに移ることになった。
金があるところに文化は栄えるのである。かつてのマンハイムのように。
そしてそれまで古楽器を含む室内楽オーケストラだったムジカ・エテルナは、一気に80人を超える大オーケストラに拡大。金に物を言わせてか、各地から腕利きのアーティストを呼び寄せた。
ちなみに指揮者クルレンツィスは、耳にピアスをしてサングラスをかけ、まるでファッション・モデルのようないでたちをした過去に類を見ない新世代指揮者。これからの動向が最も気になる人である。
|
|
|
TR97012
(Blu-ray)
\3000 |
C(H)OEURS
les ballets C de la B |
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&同合唱団/
マルク・ピオレ(指揮)/
アラン・プラテル(構成・演出・振付)/
ヒルデガルト・デ・ヴュスト(物語進行)/
ヤン・ヴァンデンホウェ(音楽監督)/
スティーヴン・プレンゲルス(選曲)…ジュゼッペ・ヴェルディ,リヒャルト・ワーグナー,/
ドリーヌ・デミュインク(衣装)/
カルロ・ブルギニヨン(照明) |
TR97013
(DVD)
\2600 |
2012年 スペイン・マドリード王立劇場での世界初演収録/収録時間:129分
(ドキュメンタリー…「アラン・プラテルと創造的なチームの洞察」含む)/音声:イタリア語&ドイツ語/
<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch/
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏,西/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<Blu-ray>単層 1080i FULL HD
原題はフランス語のCHOEURS(合唱)とCOEURS(ハート,心)からなる造語です。ともに同じ年に生まれたヴェルディとワーグナーの音楽は、1848年にヨーロッパ各地で起きた革命「諸国民の春」で人民たちが要求した「自由への道」とリンクするものであり、現代の国際的な経済危機と国家の抗議、そして社会の変化にも対応できる「心の歌」なのではないでしょうか。
この舞台には10人のダンサーと72人の合唱団が登場し、前述のヴェルディとワーグナーを奏でながら、ときには融合し、ときには衝突し、色とりどりの感情を描き出します。個人と群衆、また群衆が個人に戻るプロセス。これらが鍛え抜かれた体と声で表現されていきます。
ベルギーの鬼才振付師アラン・プラテル率いるダンス・カンパニー“les
Ballets C de la B”とマドリード王立劇場のコラボレーションは、舞台芸術に新たな可能性を見出したのです。 |
|