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≪第72号アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




8/30(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDITE

AU 92681
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
クレモナ四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.2

  (1)弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-「2 ラズモフスキー第2番」
  (2)弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
クレモナ四重奏団
 [クリスティアーノ・グアルコ(1st Vn)、
  パオロ・アンドレオーニ(2nd Vn)、
  シモーネ・グラマーリャ(Va)、
  ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc)]
 イタリア屈指の実力派、クレモナ四重奏団、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集第2 弾はラズモフスキー第2 番と第12 番!

 録音:2012 年9 月3-5 日、イタリア/ディジパック仕様、69’42

 SACD ハイブリッド盤。名だたる弦楽四重奏団が存在するイタリア。その中でもイタリアの次代を担う実力派として活躍するクレモナ四重奏団が満を持してお届けするベートーヴェン弦楽四重奏曲全集の第2 弾が早くも登場しました。収録曲は弦楽四重奏曲第8 番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2 番」と弦楽四重奏曲第12 番変ホ長調Op.127 です。弦楽四重奏曲第8 番はラズモフスキー伯爵の依頼によって弦楽四重奏曲の依頼を受け1806 年に作曲されました。一方、弦楽四重奏曲第12 番はベートーヴェンが1825 年10 月に完成させた後期の名作の一つに数えられております。
 イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレ両氏に師事した2000 年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ実力派で、天鵞絨のような上品で柔らかい音色を魅力としています。2013-2014 年シーズンには、イタリアにてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏チクルスも予定しており、今後、ますます注目と言えましょう。当シリーズ第1 集[ 第6 番、第11 番「セリオーソ」、第16 番(AU 92680)] と合わせてお楽しみください。
 
AU 92658
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
マンデルリング四重奏団
 メンデルスゾーン:弦楽のための室内楽曲全集 Vol.3

 (1)弦楽四重奏曲第5 番 変ホ長調 Op.44-3
 (2)弦楽四重奏のための4つの小品Op.81より
  [第1曲:アンダンテホ長調、第2曲:スケルォ]
 (3)弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
マンデルリング四重奏団
 [ゼバスティアン・シュミット(1st Vn)、
  ナネッテ・シュミット(2nd Vn)、
  ローラント・グラッスル(Va)、
  ベルンハルト・シュミット(Vc)]
(3)クレモナ四重奏団
 [クリスティアーノ・グアルコ(1st Vn)、
  パオロ・アンドレオーニ(2nd Vn)、
  シモーネ・グラマーリャ(Va)、
  ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc)]
 ドイツの精鋭、マンデルリング四重奏団のメンデルスゾーンの弦楽室内楽曲全集第3 弾八重奏曲ではクレモナ四重奏団と共演!!

 録音:(3)2011 年11 月21 日、(1)(2)2012 年4 月25-26 日、クリンゲンミュンスター/ディジパック仕様、74’00

 SACD ハイブリッド盤。ドイツ屈指のマンデルリング四重奏団は2013 年に結成30 周年を迎えました。近年録音されたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集は非常に高い評価を得ており、豊富なレパートリーとともに勢力的に活動しております。2011 年より新たに取り組み始めたのが、母国ドイツの作曲家メンデルスゾーンが作曲した弦楽のための室内楽曲全集録音で、当アルバムはその第3 集となります。収録曲は弦楽四重奏曲第5 番、弦楽四重奏のための4 つの小品より第1&2 曲、そして、弦楽八重奏曲です!
 なんといっても注目はイタリアの次代を担う実力派として活躍するクレモナ四重奏団と共演した弦楽八重奏曲です。audite レーベルが誇る2 大弦楽四重奏団の共演は聴き逃せません。激情の中にも決して冷静さを欠かないマンデルリング四重奏団とイタリアの陽光のごとく煌びやかな音色のクレモナ四重奏団が化学反応のごとく不思議と融合し、天下一品のメンデルスゾーンを聴かせてくれます。当シリーズ第1 集[ 第1 番、第2 番、弦楽四重奏曲変ホ長調(1823)(AU 92656)、第2 集[[ 第3 番、第4 番、第6 番(AU 92657)] と合わせてお楽しみください。




HAENSSLER


93 309
\2400
グンター・トイフェル(ヴィオラ・ダモーレ)
・ビーバー(ヒンデミット編):技巧的で楽しい合奏(7曲の3声のパルティータ)
  アンネッテ・シェーファー(ヴィオラ・ダモーレ)、ヨーク・ハルベック(チェンバロ)、
  クリスティアン・ジンケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
・カール・シュターミッツ(ヒンデミット編):ヴィオラ・ダモーレ・ソナタ
  ヨーク・ ハルベック(チェンバロ)、
  クリスティアン・ジンケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
・ヒンデミット:ヴィオラ・ダモーレ小ソナタ
  アンソニー・シピリ(ピアノ)
・ヒンデミット:室内音楽第6 番 Op.46-1〜ヴィオラ・ダモーレと室内管弦楽のための
  ギャビー・パス・ファン・リエット(フルート)、
  フィリップ・トンドレ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  ルドルフ・ケーニッヒ(バス・クラリネット)、
  ハンノ・デネヴェーク(ファゴット)、ヨルグ・ベッカー(トランペット)、
  ウォルフガング・ウィプフラー(ホルン)、アンドレアス・クラフト(トロンボーン)、
  マーティン・スメスノイ(チェロ)、
  ヘンドリック・ゼン・バーグ(チェロ)、幣隆太朗(コントラバス)
グンター・トイフェル
 (ヴィオラ・ダモーレ)
 ヒンデミット歿後50 年ヴィオラ奏者であったヒンデミットが作曲したヴィオラ・ダモーレ作品集、演奏は名手グンター・トイフェル!

 録音:(1)-(3)2012 年11 月5,6 日、(4)2013 年3 月21 日、SWR スタジオ、シュトゥットガルト/DDD、58’59

 2013 年、ヒンデミットの歿後50 年記念にふさわしいアルバムがまた1 枚登場。それはヒンデミットのヴィオラ・ダモーレの作品集です。ヴィオラ奏者であったヒンデミットは、ヴィオラの独奏曲を多く残し、さらには当アルバムでおさめられたヴィオラ・ダモーレを用いた作品も作曲しました。ヴィオラ・ダモーレは主に17 世紀後半のバロック時代に用いられた、6 または7 弦の演奏弦と同数の共鳴弦を持つ楽器で、ヒンデミットは20 世紀の作品では登場することのほとんど無くなってしまったこの楽器に日の目をあてました。
 当アルバムにはヒンデミット作曲のヴィオラ・ダモーレ小ソナタと室内音楽第6 番をメインとし、ヒンデミットが通奏低音を補筆したビーバー作曲の「技巧的で楽しい合奏」、そしてシュターミッツのヴィオラ・ダモーレ・ソナタが収録されております。楽器の特性を知り尽くしたヒンデミットだからこその編曲となっております。
 演奏はグンター・トイフェルです。トイフェルは1982 年より長きわたりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席ヴィオラ奏者をつとめ、また2000 年よりシュトゥットガルト音楽演劇大学の教授として、後進の育成に励んでおります。当アルバムでは共演陣も充実しておりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席ファゴット奏者、ハンノ・デネヴェークなど堂々たるメンバーが揃いました。
 

98 015
\2300
トリオ・アタナソフ
 (1)スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15[26’41]
 (2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 へ短調 Op.65[38’45]
トリオ・アタナソフ
 [パーシヴァル・ジャイルス(ヴァイオリン)、
  サラ・スルタン(チェロ)、
  ピエール=カロヤン・アタナソフ(ピアノ)]
 数々のコンクールを総なめ!新進気鋭のトリオ・アタナソフのデビュー盤はスメタナ、ドヴォルザーク(第3 番)の三重奏曲!

 録音:2012 年12 月12-14 日、フェステブルク教会、フランクフルト/DDD、65’35

 数々のコンクールにて優秀な成績をおさめ、現在ヨーロッパで注目されている新進気鋭のピアノ・トリオ、トリオ・アタナソフによるデビュー盤は、スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15 そして、ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3 番 へ短調 Op.65 です。
 トリオ・アタナソフはピアノのピエール=カロヤン・アタナソフの名をとり、ヴァイオリンのパーシヴァル・ジャイルス、そしてチェロのサラ・スルタンからなるピアノ・トリオで2007 年に結成され、パリを拠点として活動しています。2010 年9 月、ドイツのコメルツ銀行主催の室内楽コンクールにて見事優勝し、その後ヨゼフ・ハイドン国際コンクール、トロンハイム・ピアノ・トリオ・コンクールなど様々なコンクールにて優秀な成績を集め、現在若手ピアノ・トリオをとして注目を集めております。レパートリーはハイドンから21 世紀の作品まで幅広く、ここに収録されたスメタナ、ドヴォルザークは特に得意としている作品です。実力はもちろんのこと、若々しい力強さと情熱が伝わる熱演です。




HMF

HMC 902168
\2600→\2390
アルカント・カルテット
 モーツァルト:
  (1)クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
  (2)弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K421
アルカント・カルテット
 【アンティエ・ヴァイトハース(1Vn)、
  ダニエル・ゼペック(2Vn)、
  タベア・ツィンマーマン(Vla)、
  ジャン=ギアン・ケラス(Vc)】
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)
 アルカント・カルテット 最新盤。注目のクラリネット奏者、ヴィトマンを迎えてのこの上なく高貴なクラリネット五重奏曲&ただならぬ弦楽四重奏第15 番

 録音:2013 年1 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/ジャケット絵画/フラゴナール:馬乗り遊び(Le cheval fondu)[1870 年頃]

 スター奏者を揃え、2 年連続でアカデミー賞を受賞、演奏会シーンでも活躍と、常に注目の存在のアルカント・カルテット、待望の新譜はモーツァルト。
 ゲストに、注目のクラリネット奏者イェルク・ヴィトマンを迎えたクラリネット五重奏曲と、弦楽四重奏曲第15 番という魅惑のプログラム。
 クラリネット五重奏曲の冒頭の和音のスーッとした入りから、鳥肌もの。つづいてヴィトマン奏でるクラリネットの上行和音から立ち上る香気で一気に別世界に引き込まれます。全体に甘さを抑えた表現なのが却って作品本来の素晴しさと高貴さを引き立てているようです。弦楽四重奏曲第15 番ニ短調は、ハイドン・セットの中の唯一の短調の曲で、この作品のもつ暗さが、アルカント・カルテットの無駄を一切排除した表現で浮き彫りになっています。第1楽章冒頭の神秘的な仄暗さ、第3 楽章のトリオの長調部分のむなしい明るさ、終楽章の変奏曲の、高貴なる悲しさなど、常に美しさは湛えながらも、壮絶なペシミスティック感漂う演奏で、ただならぬモーツァルトとなっています。
 2002 年に結成された、スター揃いのアルカント・カルテット。これまでのリリースは4 枚(バルトーク[ 廃盤]、ブラームス[ 廃盤]、ドビュッシー&ラヴェル&デュティユー[HMC 902067/ KKC 5108]、シューベルト[HMC 902106/ KKC 5235]、および日本限定でSACD ボックスも発売中[HMSA0006 / 4 枚組(廃盤のものも含む)])ですが、尋常でない緊張感に満ちた演奏で、常に音楽シーンで注目の的となっています。待望の新譜に注目です!
 イェルク・ヴィトマン(b.1973) は、作曲家・クラリネット奏者として注目の存在。ミュンヘンに生まれ、クラリネットを、ミュンヘン音楽大学でゲルト・シュタルケに、その後ジュリアードでチャールズ・ナイディッチに師事。作曲を、リーム、ヘンツェらに師事、彼らをはじめ様々な作曲家からクラリネット協奏曲を献呈され、初演を行っています。世界の名だたるオーケストラと共演、また作曲家としても活躍している異能の存在。フライブルク音楽大学ではクラリネットと作曲の両方で教授を務めています。



 若手(ではなくもう中堅か・・・)実力派チェリスト、ケラスが率いるアルカント四重奏団。まあ、気の合う若手を呼んで気軽にやってるんだろうな、と思ったら、メンバーがすごかった。

 第1ヴァイオリンがベルリン国立音楽大学教授のアンティエ・ヴァイトハース。派手な音楽活動はしていないが、渋い本格派アルバムを、気が向いているときに出してきている凄腕女流ヴァイオリニスト。
 第2ヴァイオリンがドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるカリスマ音楽家ダニエル・セペック。たまたま先日紹介した「若手指揮者特集」でも登場してもらった若き鬼才。
 そしてヴィオラはおそれおおくもタベア・ツィンマーマン。世界最高のヴィオラ奏者の一人といって異を唱える人はいないだろう。ちなみにこの人もベルリン国立音楽大学教授。
 チェロが、ケラス。この人はもう説明の必要はないと思う。まさに今絶頂を迎えるチェリストの最高峰。もうすぐ日本にも来る。

 言われてみればみんな同世代。
 アルカント四重奏団、こんな猛者が集まっての凄まじい顔ぶれの四重奏団だった。
 しかしこんな連中が集まってまともな演奏ができるのか。4番バッターばかりを揃えても優勝はできんぞ、という危惧の中、バルトークのアルバムは2009 年度のレコード芸術レコード・アカデミー賞をあっさり受賞。そのすさまじさを世間にアピールした(廃盤!)。
 それぞれが超一流・超一級のスターだけにスケジュールを調整するのは大変だと思う。しかしおそらく彼ら自身その活動が楽しみでたまらないのだろう、途絶えることなく今まで続いている。刺激的で挑発的なまま。


アルカント四重奏団、旧譜
 心に突き刺さるシューベルト、ただならぬ凄味
  シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956

HMC 902106
\2600→\2390
  シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956 アルカント四重奏団
 【アンティエ・ヴァイトハース(1Vn)、
  ダニエル・ゼペック(2Vn)、
  タベア・ツィンマーマン(Vla)、
  ジャン=ギアン・ケラス(Vc)】
オリヴィエ・マロン(第2 チェロ)

録音:2010 年12 月13-16 日/52’41”

 ケラス率いる豪華メンバーによるアルカント・カルテット、待望の新譜はシューベルトの最高傑作、弦楽五重奏曲。ケラスの高弟オリヴィエ・マロンを第2 チェロに迎え、心に刺さる冴えまくった名演を展開しています。
 第1 楽章冒頭、心に突き刺さるような、研ぎ澄まされたハーモニーから、この演奏のただならぬ凄味を感じます。シューベルト独特の、うつろいゆく気分、哀しみと喜びが共存するような表情をもらさずとらえており、圧巻。続く第2 楽章では極限の集中と柔和な表情のバランスに、彼らの冴えたセンスが光ります。第3 楽章スケルツォの一気呵成に聴かせる絶妙に軽快なテンポ設定はさすがです。5 人の音色が風のように駆け抜けます。終楽章は聴きもの。
 執拗に繰り返されるシンコペーションのリズムが浮き彫りにするシューベルトの心の闇、そして終幕の駆け上がるパッセージと最後の和音は何とも悲痛な叫びのように、聴き手の心に刺さってきます。この作品の意外性を存分に聴かせると共に、シューベルトの心の闇にもくまなく光を当てた、注目の演奏といえるでしょう。第2 チェロを担当するオリヴィエ・マロンも、エッジの効いた音色で本質にズバっと切り込むアルカント・カルテットの面々の音色に見事に融け込んで、時に甘く時に悲痛に、美しい低音を響かせています。レコード・アカデミー賞(銅賞)を二年連続で受賞するなど、日本で、そして世界中でもますます高い評価を得ているカルテットの、危険といってしまえるかもしれないくらいに鋭く心に刺さる演奏に、心して向き合いたい一枚です。






GLOSSA



GCD 921208
\2400→\2190
エンリコ・ガッティが戻ってきた
 無数の助言 〜 17世紀イタリアのヴァイオリン・ソナタ集

 フォンタナ:ソナタ第2番/
 パレストリーナ/ロニョーニ:モテット《御身は美し》/
 ベルターリ:チャコーナ/ピッチニーニ:トッカータ第10番/
 フォンタナ:ソナタ第12番/
 パレストリーナ/ヴィルジリアーノ:マドリガーレ《草原と丘》/
 メールラ:カンツォーネ《ラ・カッペリーナ》/
 ウッチェリーニ:ソナタ Op.5-11/ベルトーリ:ソナタ第2番/
 ロッシ:ソナタ第7番/
 レグレンツィ:ソナタ Op.2-8《ラ・フォスカリ》/
 ウッチェリーニ:ソナタ Op.7-3/
 カステッロ:ソナタ第8番
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
アンサンブル・アウローラ
 〔エレーナ・ビアンキ(ドゥルシアン)、
  ガブリエレ・パロンバ(テオルボ)、
  ファビオ・チオフィーニ(オルガン)〕
 イタリアの至宝エンリコ・ガッティ原点回帰!17世紀イタリアのヴァイオリン・ソナタ集!

 イタリア古楽界の至宝であり、バロック・ヴァイオリンの神様、エンリコ・ガッティが原点回帰!
 名盤「17世紀後半イタリアのヴァイオリン芸術」(GCD 921206)の続編となる「17世紀イタリアのヴァイオリン・ソナタ集」が登場!
 アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713)が巨匠として活躍する以前の時代"17世紀前半"のイタリア。
 ウッチェリーニやベルターリ、ピッチニーニ、フォンタナ、メールラ、ロッシ、レグレンツィ、カステッロ。
 優れた作曲家であると同時に、ヴァイオリニスト、または器楽の名手として活躍したイタリアの音楽家たちが「ヴァイオリンのための音楽」という形で後世に残した"無数の助言、アドバイス"を、最高級の演奏で蘇らせるというエンリコ・ガッティならではの見事な企画。
 後の「ヴァイオリン・ソナタ」の礎となった17世紀イタリアのヴァイオリン芸術。エンリコ・ガッティの原点回帰、要注目です!

 ※録音:2011年10月24日−26日、コッレシポリ(テルニ、イタリア)

 エンリコ・ガッティ 2013年来日公演情報!
  2013.11.21(木) 東京 白寿ホール
  2013.11.22(金) 東京 王子ホール
  2013.11.23(土) 兵庫 兵庫県立芸術文化センター
  2013.11.24(日) 愛知 宗次ホール


エンリコ・ガッティ
SYMPHONIA原盤「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」

GCD 921206
(2CDs/特別価格)
\4000→¥3290

店主の最も愛するディスクのひとつ。このCDだけはお墓まで持っていきたい。
 ようやく、ようやくの復活・・・エンリコ・ガッティ「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」

 CD1 〜
  メールラ:2声のソナタ第2番
  マッテイス:パッサッジォ−フーガ−グラウンド
  グエッリエーリ:2声のソナタ《ラ・ルチーナ》
  マンネッリ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア
  メアリ:ソナタ第4番《ラ・カステッラ》
  ウッチェリーニ:ソナタ第2番《満足したルチミニア》
  ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番
  ベラルディ:カンツォン第6番《室内カプリッチョ》
  メールラ:ソナタ第1番
  ウッチェリーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア第2番
  アントーニ:ソナタ第7番
  グエッリエーリ:無伴奏ソナタ・マリンコニカ
  ヴィヴィアーニ:シンフォニア・カンタービレ
 CD2 〜
  ウッチェリーニ:
   シモン軍曹のアリア第11番*、
   《ラ・プロスペリーナ》による3声のソナタ第26番
  トレッリ:ヴァイオリン二重奏のための《ペルフィディア》
  ヤッキーニ:3声のソナタ第7番
  ボノンチーニ:
   コレンテ《ラ・ペゴロッタ》、
   アルマンダ《ラ・グエルファ》、コレンテ《ランコニタ》
  ヴィターリ:ソナタ《ラ・グィドーニ》
  ウッチェリーニ:《クエスタ・ベッラ・シレーナ》によるソナタ第13番
  コロンビ:無伴奏ヴァイオリンのためのスコルダトゥーラ
  ヴィターリ:教会ソナタ第12番
  コロンビ:《ベルガマスクのアリア》による2声の変奏曲**
  D・ガブリエリ:無伴奏ヴァイオリンのためのリチェルカーレ
  カッツァーティ:2声のソナタ《ラ・ガエターナ》**
  ボノンチーニ:教会ソナタ第10番
  ウッチェリーニ:3声のソナタ第27番、《針箱》によるアリア第15番*

エンリコ・ガッティ
 (ヴァイオリン&ヴィオリーノ・ピッコロ)
アンサンブル・アウローラ
 〔ヘンドリク・テル・ブリュッヘ(チェロ)、
  マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ)、
  グィド・モリーニ(チェンバロ&オルガン)、
  オディール・エドゥアール(ヴァイオリン)**、
  アラン・ジェルヴロ(チェロ)〕
アドリアーナ・エジーヴィ(ヴォーカル)*
シグリット・リー(ヴォーカル)*
ステファーノ・ピラッティ(ヴォーカル&打楽器)*

 何度このアルバムについて書いてきたことだろう。そして何度このアルバムについて問い合わせを受けたことだろう。
 SYMPHONIAレーベル最大のベストセラーであり、古楽ファンにとっては間違いなく宝物。
 エンリコ・ガッティ
の「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術 」。
 しかし数年前から入手不能、さらにSYMPHONIAの活動停止によりその復活は夢と消えた・・・と思いきや、先日からちらほら同レーベルの音源がGLOSSAやPANから再登場するように。そこでこのアルバムの復活をGLOSSAの代理店担当者に熱く熱く熱く訴えた。そうしたら担当者も熱く熱く「もちろんすでに依頼しております!!」と。
 そして今、その熱い要望がかない、ついにここにGLOSSAから復活の知らせが来た。・・・長かった。でもこれでこの幻の録音が、広くひとびとに聴かれることになる。

 「ガッティのヴァイオリンは魔法である。
 甘く歌い、切なくささやき、ときに熱い吐息を漏らす。聴くものはヴァイオリンという楽器の存在を忘れ、ただガッティの魔法に身をゆだねることになる。
 こんなヴァイオリニストはほかにいない。もちろんマンゼやビオンディ、ほかにも優秀な古楽器系ヴァイオリニストは多い。しかしガッティだけはなにか特別なのである。この人だけは別世界にいるような気がする。
 悪魔的で崇高、なまめかしく品がいい、奥ゆかしく個性的、雄弁で寡黙、親しげで孤高、・・・・いろんな言葉が出てくるのにどれもほかの言葉と相反し、同時に共存する。それはひょっとしてこの演奏家がヴァイオリンという楽器はもっているものの、なにか人間を超越した特別な存在であるからではないかとさえ思える。
 地球上にはこれまでたった一人で音楽の新たなジャンルを切り開いた天才が何人か登場してきたが、このひとはひょっとしたらそうした数少ない天才の一人なのかもしれない。」(「クラシックは死なない」より)

 お薦めするにあたってもう一度聴いたが、聴き始めるとまったく筆がすすまなくなるので困った。
 これまでの生涯で最も愛したディスクのひとつ。間違いなくお墓にもっていく10枚のアルバムのうちのひとつ。人生の中でこんなアルバムにあと何枚出会えるのだろう。

※録音:1990年6月&1992年5月、ボンザーノ修道院(ボローニャ)/SYMPHONIA音源







CKD 426
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ボストン・バロック
 ハイドン:
  ネルソン・ミサ Hob.XXII-11(困苦の時のミサ)
  交響曲第102番変ロ長調 Hob.I-102
ボストン・バロック
マーティン・パールマン(指揮)
メアリー・ウィルソンン(ソプラノ)
アビゲイル・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)
キース・ジェイムソン(テノール)
ケヴィン・ディーズ(バス・バリトン)
 ボストン・バロック結成40周年記念!LINN第2弾はハイドンのネルソン・ミサ!

 2012年にスタートしたボストン・バロックとリン・レコーズ(Linn Records)のパートナーシップ。
 1973年の創設から現在までアメリカ古楽界の先駆者としての役割を担ってきたボストン・バロックが、結成40周年というアニヴァーサリー・シーズンに発表する新録音は、「ネルソン・ミサ」と「交響曲第102番」のハイドン・プログラム!
 3度のグラミー賞ノミネートという実績を持ち、「世界最高のピリオド・オーケストラの1つ」(ファンファーレ誌)と激賞されたボストン・バロック。
 ハイドンの手稿譜に基づくオリジナルのオーケストレーションを採り入れ、ボストン・グローブ誌で「見事なパフォーマンス」と高評価を受けてた「ネルソン・ミサ」。
 前作「天地創造」(CKD 401)では、元テラークのプロダクション・チームが独立して設立した「ファイヴ/フォー・プロダクションズ」の優秀録音も話題を呼んでおり、「ネルソン・ミサ」も演奏、録音の両面で再び注目を集めることだろう。
 ボストン・バロックの「ネルソン・ミサ」。結成40周年を祝うアニヴァーサリー・リリース、堂々の登場です!




FC RECORDS


FCRCD 9750
\2400
ゲーゼ、グリーグ:ピアノ作品集
 ニルス・W・ゲーゼ(1817-1890):
  水彩画 Op.19(1850)から 舟歌(No.5),悲歌(No.1)
  ソナタ ホ短調 Op.28(1840/改訂:1854)
 グリーグ(1843-1907):
  抒情小曲集第6巻 Op.57 から ゲーゼ(No.2)
  抒情小曲集第5巻 Op.54 から 夜想曲(No.4)
  ソナタ ホ短調 Op.7
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
録音:データ未詳
 

FCRCD 9737
\2400
【未案内旧譜】
ミカ・ピーパリネン(1911-1991):静かに 歌曲集
 ヨウニ・ソメロ、ラウリ・サイッコラ、カイ=エーリク・グスタフソン編曲:
  手を合わせ/ああ、もし私にできるなら/鳴れ、竪琴よ
  おお、ゴルゴタのすばらしき十字架/目覚めよカンテレ(*)
  聴け、シオン/静かに(*)/主よ、あなたは約束なさいました
  主よ、御業に感謝します/夕暮れの道で/嘆き、種をまく
  嘆きの壁で/詩編122「エルサレムよ」/霊よ、私に触れてください
  イエスのみ/神よ、この沈黙の瞬間に/おお、この朝を見よ
ライタ・カルポ(ソプラノ)
アンナ=クラウディア・ソメロ(フルート(*))
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

録音:2011年1月4-5日、クーサー・ホール、クーサンコスキ、フィンランド

ミカ・ピーパリネンはイングリア(現ロシア、レニングラード州西部)のコルッパナ生まれ。父は牧師。1929年、ソ連の市民権を取得することを嫌い、一家はフィンランドに移住。第二次世界大戦後はヘルシンキで企業家として働きながら、宗教的な内容の歌曲を中心とする作曲を行いました。

 

FCRCD 9746
\2400
【未案内旧譜】
クローバーの花 フィンランド民謡編曲歌曲集
 タネリ・クーシスト(1905-1988)編曲:
  サヴォ民謡集 Op.21 から
   恋人が窓の下で(No.1)/子守歌(No.2)/物乞いの少年(No.3)
  サヴォ民謡集 Op.56a から
   小鳥は葉の繁る木へ(No.5)/ねえ、どう、ハニー(No.7)
   クローバーの花(No.8)/私の聞いた音は(No.9)
 トイヴォ・クーラ(1883-1918)編曲:南ポホヤンマー民謡 Op.17b
   村の道をてくてく歩いていると/その言葉を口にしてはいけない
   土深き墓より泣け/この長き時の悲しき/父さんの小屋はみすぼらしく
   若者たちは村の道をぶらつき/向こうに見える赤い家をそっと探る
   ハウタラのヘイッキは/風が白樺のてっぺんを揺らした
   ケトラのユッカ/お前の指輪を取ってこい/僕は幸せ者だと思われている
 ヴァイノ・ハンニカイネン(1900-1960)編曲:カレリア民謡集 Op.79 から
   そこなわれず(No.1)/私はひとり内庭に出て(No.35)
   ヘイリミは静かにボートを漕いだ(No.36)/平らな屋根の家(No.37)
 ヨウニ・ソメロ(1963-)編曲:2つの民謡
   谷間に一輪のばらが咲いている/朝早く
 ラルフ・ゴトーニ(1946-)編曲:5つのフィンランド民謡
   わが愛しき人の美しき/寒い、寒い/笛を吹く羊飼い
   夏の夕べにさまよい歩くと/さあおいで、愛しい人
ユハ・コティライネン(バリトン)
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
録音:2012年4月28-29日、サヴォンリンナ・ホール、サヴォンリンナ、フィンランド




URLICHT

アメリカ合衆国ニューヨークの音楽プロダクション《Urlicht AudioVisual》が2012年に創設したレーベル、ウアリヒト("Urlicht"−「原初の光」を意味するドイツ語)をご案内いたします。


UAV 5992
(CD + Blu-ray Audio)
\2200→\1990
ルイジ・ノーノ(1924-1990):
  未来のユートピア的ノスタルジー的遠方
   (ヴァイオリンと8トラックの録音テープのための;1988-1989)
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)
クリストファー・バーンズ(エレクトロニクス)
ノーノの晩年を代表する実験的作品。ブルーレイ・オーディオ・ディスクではクリストファー・バーンズによる 5.1サラウンド・サウンドを楽しめます。ミランダ・クックソンはジュリアード音楽院で学んだアメリカ合衆国のヴァイオリン奏者。現代音楽に意欲的に取り組んでいます。
 


UAV 5993
\2200→\1990
ロンドンにおけるバロック音楽の巨匠たち
 ヘンデル(1685-1759):トリオ・ソナタ ト短調 Op.2 No.8
 フランソワ=イポリト・バルテレモン(1741-1808):
  デュエット第1番ハ長調(*)/デュエット第2番イ長調(*)
 ヘンデル:トリオ・ソナタ ホ長調 Op.2 No.9
ゲーリー・カー(コントラバス)
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
ハーモン・ルイス(通奏低音)
ゲーリー・カー新録音!
コントラバスの巨匠ゲーリー・カー(1941-)の新録音。フランソワ=イポリト・バルテレモンは1764年以降イギリスで活躍したフランスの作曲家・ヴァイオリン奏者で、(*)は世界初録音と表示されています。エルミラ・ダルヴァロヴァはメトロポリタン・オペラ管弦楽団の前コンサートマスター。
 


UAV 5996
\2200→\1990
ニューヨーク・ピアノ四重奏団〜マルクス&コルンゴルト
 ヨゼフ・マルクス(1882-1864):狂詩曲形式のピアノ四重奏曲
 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
  2つのヴァイオリン、チェロと左手演奏のピアノのための組曲 Op.23
ニューヨーク・ピアノ四重奏団
 エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
 ロナルド・カーボーン(ヴィオラ、ヴァイオリン)
 サミュエル・マギル(ヴィオラ) リンダ・ホール(ピアノ)
オーストリア生まれの二人の作曲家を取り上げたアルバム。ニューヨーク・ピアノ四重奏団は2007年に当時のメトロポリタン・オペラ管弦楽団員によって結成されました。




ACOUSENCE



ACOCD11212
\2500→\2290
ダリア・カメネヴァ(ピアノ) 
 ブラームス:

 1. ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 op.2
 2. 創作主題による変奏曲 op.21
 3. 4つの小品 op.119
  間奏曲 ロ短調
  間奏曲 ホ短調
  間奏曲 ハ長調
  狂詩曲 変ホ長調
ダリア・カメネヴァ(ピアノ) 
期待の新人、ダリア・カメネヴァ(ピアノ)によるブラームス

※「レコード芸術」8月号の「欧米4カ国の音楽評論家による最新レポート:Critics'Reports 欄でドイツのPeter Cosse氏により、才能豊かなピアニストのアルバムとして大きく取り上げられています。
※1987年モスクワで生まれたカメネヴァは5歳からピアノを始めモスクワ音楽院でスタニスラフ・イゴリンスキー Stanislav Igolinsky 他に学んだ後、ロシア国内外で演奏活動を始め、各地の国際コンクールでは優秀な成績を収めています。現在、ロシアで最も将来を嘱望される音楽家の1人です。
本年6月には、カワイ音楽振興会の主催で日本でも演奏会を行っています。尚、本アルバムで使用されているピアノはSHIGERU KAWAIモデルです。
※確かな奏法技術を基に、楽曲の構成を明確に聞き手に意識させる知的な音楽家ダリア・カメネヴァの才能を是非、お聴きください。特に微妙なタッチの中にさえ陰影と色彩と強弱のコントラストを描き出し独自の世界観をつくりあげる様は、繰り返して聴くほどに楽曲と芸術家カメネヴァの魅力に感動が増します。
2012年3月15-17日 ドイツでの録音





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS

ギュンター・ヴァント NHK交響楽団
NHK録音集大成第2弾完結編
ヴァントとN 響の共演の記録。緻密で確信に満ちた力強い音楽

70 年代から80 年代にかけてのNHK 交響楽団は一種独特の魅力と迫力があり、相性のいい指揮者と出会うと鬼神もかくやといった豪快な演奏で多くの聴衆を魅了してきました。
 今回もまた激烈なヴァントの指揮のもとかつての重厚かつ豪放なN 響サウンドが見事によみがえりました。音質も大変聴きやすい良好なものに仕上がっております。


ALT 260
ステレオ・ライヴ
\2600→\2390
ギュンター・ヴァント&NHK交響楽団
 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
ギュンター・ヴァント(指揮)
NHK 交響楽団

ALTSA 260
ステレオ・ライヴ、非圧縮
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
 ヴァントN 響最高のハイヴォルテージ!と呼び声高いブルックナー「ロマンティック」
 録音:1982年4 月14 日、NHK ホール、NHK による実況録音
 冒頭のホルンも美しく、曲が進むほどにヴォルテージがあがっていき、激裂なハイヴォルテージの崇高な太団円で曲がとじられます。また第2 楽章の切々たる味わいは正に「秋の日のさびしさ」、ヴァントのブルックナーの内で最も熱い演奏の一つと申せましょう。録音も素晴らしく聴きやすい音質です。
 


ALT 261
ステレオ・ライヴ
\2600→\2390
ギュンター・ヴァント&NHK交響楽団
 シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
ギュンター・ヴァント(指揮)
NHK 交響楽団

ALTSA 261
ステレオ・ライヴ、非圧縮
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
 ライヴならでは高揚感抜群のブラームス1 番! 恐ろしい緻密さにも脱帽。

 録音:1983年12 月8 日、NHK ホール、NHK による実況録音

 ブラームスは第1 回目NDR のスタジオ録音同様の少し速めのテンポで始まり、やはり当時の燃えるN 響の面目躍如で高揚感が素晴らしく、ヴァントならでの緻密な表現がまた見事。終楽章コーダでもテンポを煽らぬ正統ながら一音一音ゆるぎなく、しかも高ヴォルテージで音が積み重なる様は圧巻でライヴでも滅多にない大演奏です。真の聴きものと申せましょう。シューベルトの品格も見事。音質も納得のいく良音です。
 


ALTSA 262
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
ギュンター・ヴァント&NHK交響楽団
 ブルックナー:交響曲第8番 WAB108
ギュンター・ヴァント(指揮)
NHK 交響楽団
 宇野功芳氏、金子建志氏絶賛のブル8 がSACD化

 録音:1983年12 月15 日、NHK ホール、NHK による実況録音/ステレオ・ライヴ、非圧縮

 宇野功芳氏は「ヴァントが大化けする前の演奏だが晩年にまけない水準の高さだ。録音も優秀。楽器のバランスが最高!哀しいオーボエ、硬いティンパニ強打は硬骨漢そのもの、音楽は自然にながれながらすべてに意味があり、ブルックナーそのもの!」また金子建志氏は「ヴァントの十八番ということもあって、楽員も献身的に演奏しておりN 響の盤歴全体でも最上位に位置づけられると思う」と激賞されております。2011 年発売のCD はレコード芸術誌特選。




URLICHT

アメリカ合衆国ニューヨークの音楽プロダクション《Urlicht AudioVisual》が2012年に創設したレーベル、ウアリヒト("Urlicht"−「原初の光」を意味するドイツ語)。


UAV 5980
(8CD)
\8500→\8090
限定盤
マーラーの音楽
 1903年から1940年までに制作された78回転盤音源の集成


ペーテル・フュレプの「マーラー・ディスコグラフィ」に記載された、1903年から1940年までに制作されたすべての78回転盤音源を集成したCDボックス・セット

  [CD 1]
 ウェーバー(1786-1826)/マーラー補筆完成:
  オペラ「三人のピント」から 失われた少女
   レオポルト・デムート(バリトン) ピアノ伴奏
   録音:1903年、ウィーン 原盤:Gramophone & Typewriter 042030
 マーラー(1860-1911):
  歌曲集「少年の魔法の角笛」から この歌を作ったのは誰?
   グレーテ・シュテュックゴルト(ソプラノ) 管弦楽伴奏
   録音:1915年頃 原盤:matrix 700ar - Grammophon
  歌曲集「若き日の歌」から 私は緑の野辺を楽しく歩いた
   グレーテ・シュテュックゴルト(ソプラノ) 管弦楽伴奏
   録音:1919年から1921年までの間、ミュンヘン
   原盤:matrix 353as Polydor 19234, Gramophone 65596
  交響曲第2番ハ短調「復活」から 第1楽章

  [CD 2]
  交響曲第2番ハ短調「復活」から 第2−5楽章
   ゲルトルート・ビンダーナーゲル(ソプラノ) エンミ・ライスナー(アルト)
   ベルリン大聖堂合唱団 ベルリン国立オペラ管弦楽団
   オスカー・フリート(指揮)
   録音:1924年、ベルリン
  歌曲集「少年の魔法の角笛」から この歌を作ったのは誰?
   ルーラ・ミス=グマイナー(アルト) 管弦楽伴奏
   録音:1925年あるいは1926年 原盤:matrix 3565ar -

  [CD 3]
  交響曲第5番嬰ハ短調 から 第4楽章
   アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
   録音:1926年5月
  歌曲集「少年の魔法の角笛」から この歌を作ったのは誰?
   ルーラ・ミス=グマイナー(アルト) ユリウス・ダールケ(ピアノ)
   録音:1928年 原盤:matrix 650brII - Polydor 23106
  「大地の歌」から 第3楽章「青春について」のポプリ
   (サロンオーケストラ用短縮編曲版)
  歌曲集「少年の魔法の角笛」から ラインの伝説(サロンオーケストラ用編曲版)
   ドル・ダウバー・サロンオーケストラ
   録音:1928年9月28日、ウィーン 原盤:matrix BW1846-1 and -7-2
  歌曲集「少年の魔法の角笛」から この歌を作ったのは誰?
  歌曲集「亡き子をしのぶ歌」(全5曲)
   ハインリヒ・レーケンパー(バリトン) ベルリン国立オペラ管弦楽団
   ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
   録音:1928年 原盤:matrix 696-701bm
 J・S・バッハ(1685-1750)/マーラー編曲:管弦楽組曲第3番 から アリア
   ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
   録音:1929年1月16日、ニューヨーク
 マーラー:
  リュッケルト歌曲集 から 真夜中に
   アールチェ・ノールデウィール=レディンギウス(アルト)
   アントン・ファン・デル・ヘルスト(ピアノ)
   録音:1928年、セントラル・ホール、ウェストミンスター、ロンドン
  歌曲集「少年の魔法の角笛」から この歌を作ったのは誰?
   エリーザベト・シューマン(ソプラノ) ジョージ・リーヴズ(ピアノ)
   録音:1930年2月18日、スモール・クイーンズ・ホール、ロンドン

  [CD 4]
  交響曲第4番ト長調
   北澤栄子(ソプラノ) 新交響楽団 近衛秀麿(指揮)
   録音:1930年5月28-29日、パーロフォン・スタジオ、川崎
  交響曲第2番ハ短調「復活」から 第4楽章「原初の光」
  リュッケルト歌曲集 から 私はこの世に捨てられて
   サラ・シャルル・カイエ(アルト)
   ベルリン国立オペラ管弦楽団 ゼルマー・マイロヴィツ(指揮)
   録音:1930年10月1日、ベルリン 原盤:matrix 30371-2
  歌曲集「少年の魔法の角笛」から ラインの伝説,少年鼓手
   ハインリヒ・シュルスヌス(バリトン)
   ベルリン国立オペラ管弦楽団 ヘルマン・ヴァイゲルト(指揮)
   録音:1931年 原盤:matrix 1154BiI and -5BiI - Polydor 95469

  [CD 5]
  交響曲第2番ハ短調「復活」
   コリン・フランク・ボーエン(ソプラノ) アン・オマリー・ガログリー(アルト)
   トウィン・シティ合唱団 ミネアポリス交響楽団 ユージン・オーマンディ(指揮)
   録音:ライヴ、1935年1月6日、サイラス・ノースロップ・オーディトリアム、ミネアポリス
   原盤:matrix CVE 87511-32 - Victor M 256 (11753-63)

  [CD 6]
  リュッケルト歌曲集 から 私はこの世に捨てられて
  「大地の歌」
   シャスティン・トールボリ[ケルスティン・トルボルク](ソプラノ)
   チャールズ・クルマン(テノール)
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルーノ・ワルター(指揮)
   録音:ライヴ、1936年5月24日、ムジークフェライン、ウィーン
  交響曲第5番嬰ハ短調 から 第4楽章(アダージェット)
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルーノ・ワルター(指揮)
   録音:1938年1月15日、ムジークフェライン、ウィーン

  [CD 7]
  交響曲第9番ニ長調
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルーノ・ワルター(指揮)
   録音:ライヴ、1938年1月16日、ムジークフェライン、ウィーン

  [CD 8]
  リュッケルト歌曲集 から 私はほのかな香りを吸い込んだ(英語版)
   チャールズ・クルマン(テノール) 管弦楽団 マルコム・サージェント(指揮)
   録音:1938年6月30日、ロンドン 原盤:matrix CA 17004-2 - Columbia
  リュッケルト歌曲集 から 私はほのかな香りを吸い込んだ
  歌曲集「若き日の歌」から ハンスとグレーテ
   スザンヌ・ステン(メゾソプラノ) レオ・タウブマン(ピアノ)
   録音:1940年 原盤:matrix WCO 26888 A and -9 A
  交響曲第1番ニ長調(*)
   ミネアポリス交響楽団 ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
   録音:1940年11月4日、サイラス・ノースロップ・オーディトリアム、ミネアポリス
   原盤:matrix XCO 29850-61 -
トランスファー:
 ウォード・マーストン(CD 1−5)/
 マーク・オーバート=ソーン(CD 6, 7, 8(*以外))
 チャールズ・マーティン(CD 8(*))
レストレーション&ノイズ・プロセッシング:
 チャールズ・マーティン
プロデュース:ジーン・ゴーデット
ペーテル・フュレプの「マーラー・ディスコグラフィ」に記載された、1903年から1940年までに制作されたすべての78回転盤音源を集成したCDボックス・セット。限定生産品です。現地完売の際はご容赦を。


<国内盤>


ALPHA



Alpha193
(国内盤)
\2940
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
 ヴィヴァルディ:協奏曲集「調和の霊感」op.3 他

 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678〜1741):
  ①合奏協奏曲 ニ短調 op.3-11 RV565
  ②合奏協奏曲 ヘ長調 op.3-7RV567
  ③ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.3-9 RV230
  ④チェロ協奏曲 ト短調 RV414
  ⑤合奏協奏曲 ロ短調op.3-10 RV580
  ⑥ヴァイオリン、チェロ、弦楽合奏と通奏低音のための
    協奏曲 ヘ長調「プロテーオ、または逆さまの世界」RV544
  ⑦合奏協奏曲 イ短調 op.3-8 RV567
パブロ・バレッティ(vn)
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
ダヴィド・プランティエ、
ラウロ・ロペス=フェレイラ、
ニコラス・ロビンスン(vn)
ペトル・スカルカ(vc)
 待望すぎた!!「バッハ:さまざまな楽器による協奏曲」シリーズ大好評のカフェ・ツィマーマン、満を持しての最新新譜はなんと、ヴィヴァルディ!超王道の傑作集からの作品と、チェロも大活躍の単独曲2曲...ということは、続編も?!

 濃密な音楽性、極上、極上...ついに登場、このサンプル到着をどれほど待ち望んだことか!! この極上小規模レーベルの要ともいうべきアンサンブルとして活躍、6枚にわたる『バッハ:さまざまな楽器による協奏曲』シリーズ(各1曲の「ブランデンブルク協奏曲」を収録)とそのBOX 版(Alpha811・事実上「ブランデンブルク協奏曲」と「管弦楽組曲」双方の全曲集プラスアルファ!)で大好評を博してきたフランスの古楽器集団カフェ・ツィマーマンが、長きにわたる沈黙を破ってついに待望の最新新譜をリリース...!
 しかも、演目は古楽器・現代楽器問わずヴァイオリン芸術にかかわる人が必ず通る超・注目作、ヴィヴァルディの『調和の霊感』作品3からの傑作群...とあっては、どうして注目せずにおれるでしょう!
 Alpha レーベルや古楽を聴きつけない方々も、いやそれどころかふだんクラシックを聴かないけれどセンスのよい音楽には敏感なファン層までも、彼らのバッハには心そそられてきた...という下地を思えば、この誰もが注目せずにはおれない王道名曲での新リリースが今年後半に広く注目を集めるのは時間の問題。そうした広い層への“引き”もさることながら、彼らの取り組みはいつもながら古楽に詳しい人々をも惹きつけずにおかないであろう仕掛けにも満ちていて、ヴァイオリン独奏がOpus111/Naive やZig-ZagTerritoires などで注目名盤を残してきた異才たちなのもまず気になるところ、すこしだけアップテンポのリズムで続く音作りの痛快さもさることながら、細部での微妙な装飾センス、音の運びに抗いがたい説得力をもたらすアゴーギグ、さらには「ノンビブラート・チェロはピンなし」などというステレオタイプの古楽器演奏像がいかに18 世紀の実情にそぐわなかったか...をさりげなく暴く演奏スタイル(たとえば「支えアリ」のチェロ...18 世紀の絵画史料をちゃんと見てゆけば、チェロの弾き方は決して足で挟むだけでなく、ピン的な支えを使っている例も多々あるのです!
 以前お話を聞く機会があったとき、そういうところを真摯にツメてゆきたいんだ...と主宰者パブロ・バレッティが語っていたのが印象的でした)と、原文解説のセッション現場写真含め、あらためて驚かされるところが多々。『カストラートの歴史』などで知られるパトリック・バルビエの充実解説(全訳付)や楽器製作者についての記述(同)など解説書の充実度も、Digipack ジャケの美麗さも、濃密な現場の空気まですくいとった自然派エンジニアリングも、Alpha ならでは。




CONCERTO



CNT2066
(国内盤)
\2940
リストと室内楽
 〜ヴァイオリンとチェロを伴う作品さまざま〜

フランツ・リスト(1811〜1886):
 ①ハンガリー狂詩曲 第9番「ペシュトの謝肉祭」(vn, vc,p)
 ②悲しみ〜オーベルマンの谷(E.ラッセン(1830〜94)編 vn, vc, p)
 ③交響詩「オルフェウス」(C.サン=サーンス(1835〜1921)編 vn, vc, p)
 ④ピアノとヴァイオリンのための協奏的大二重奏曲(vn,p)
 ⑤レメーニの結婚式に寄せる碑文(vn,p)
 ⑥ノンネンヴェルトの隠れ家(vc,p)
 ⑦忘れられたロマンス(vc,p)⑧悲しみのゴンドラ(vc,p)
トリオ・ディ・パルマ イヴァン・ラバーリア(vn)
エンリーコ・ブロンツィ(vc)
アルベルト・ミオディーニ(p)
 超絶技巧のピアノ独奏曲だけにあらず!オーケストラ芸術の大家でもあり、新ドイツ楽派の先進的作曲家でもあったリストだけに、室内楽でも実にユニークな音響世界を紡ぎ出していた...全員がソリストでありながら、トリオとしての呼吸も絶妙。イタリアの俊才集団、良盤作ります...!
 ショパンの親友にしてライヴァル、超絶技巧のピアニスト——「ピアノの貴公子」リストはしかし、19 世紀半ばには賛否両論だったワーグナーの桁外れな作風の魅力をいちはやく見抜き、自らも時代を大いに先取りした作曲センスで晩年に向けて独自の境地を切り開くなど、新ドイツ楽派の前衛作曲家としても数多くの傑作を生んできた大家。そのかたわらヴァイマール宮廷楽団の指揮者となって以来、オーケストラの音響世界でもユニークな音楽語法を模索、のちの管弦楽法にも大きな影響を与えました...などとリストの創意のあり方をあらためて振り返ってみたのは、この実に珍しい「リストの室内楽」ばかりを集めたアルバムがつくづく、この作曲家のそうした本来の姿を印象づけずにはおかない名演の連続になっているため。なにしろリストが活躍していた頃、本格的なピアノ曲というのは今のようなソロ・リサイタルではなく、少人数の選ばれた顧客が集まれるくらいの貴人の大広間で、ピアノを囲み、歌手や他の楽器の独奏者が折々に加わる「ソワレー」と呼ばれる催しで披露されることも非常に多かったわけで、そうした場で人気を得てきたリストが室内楽曲を書いていないはずがないのはもちろん、いい加減な駄作が残っていようはずもない——
 そうしたアンサンブル作品で彼が垣間見せているのは、ヴァイオリンやチェロなど“他の楽器”の持ち味をあざやかに引き出し、自分のピアノといかにうまく対話させ、戦わせてゆくか...ということについての、彼が音楽史上随一のセンス(そもそも、管弦楽の扱いに一家言あり・の彼が、ひとつひとつの楽器の使い方に長じていないはずもなかった...というわけです)。
 来日公演でも名をあげたチェロのエンリーコ・ブロンツィをはじめ、ソリスト級の3名手が集うトリオ・ディ・パルマによる演奏解釈は、知性・アンサンブル力・個々人の桁外れの音楽性を兼ね備えた彼らならではの、いっさい妥協のない音作りが実に痛快...こういう演奏集団だからこそ、待ったなしのデュオ対決でも、リストならではの玄妙な和声語法が積み重ねられてゆく中・後期の逸品でも、それぞれの持ち味をあざやかに弾き出した名演で仕上げられるのだと思います(とくに「忘れられたロマンス」のような後期作品など、センスがないと形にならないタイプの難曲が多いのではないでしょうか)。
 Digipack の美麗ジャケットも購買意欲をそそるところ、見過ごされがちなジャンルの日本語解説付アイテムだけに、静かな売れ筋になってくれそうな1枚。




PAN CLASSICS



PC10291
(国内盤)
\2940
テレマン 音楽の世界地図
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767):
  『音楽の世界地図』(校訂:A.ホフマン)
  (1)序曲 変ロ長調 (2)世界について:常動曲
  (3)ヨーロッパ:アントレ
  (4)ポルトガル:昔と今のポルトガル人たち(5)スペイン:サラバンド
  (6)スイス:スイス人たち (7)北イタリア:イタリア風エール
  (8)中部イタリア:イタリア風バディヌリ (9)フランス王国:メヌエット
  (10)プロヴァンス:リゴードン
  (11)ロートリンゲン、ブルグント(ロレーヌ、ブルゴーニュ):ブーレー
  (12)イングランド、スコットランド、アイルランド:ジグ
  (13)スコットランド:ホーンパイプ (14)ネーデルラント連邦(オランダ):さざ波
  (15)スペイン領ネーデルラント(ベルギー):カリヨン
  (16)ドイツ語圏:昔と今のドイツ人たち (17)オーストリア:ロンドー
  (18)バイエルン:プレリュード
  (19)フランケン、シュヴァーベン、ブルグント:ファンタジア
  (20)オーバーライン、ニーダーライン:ヴィースバーデンの角笛
  (21)ヴェストファーレン:メルクリウス
  (22)ニーダ—ザクセン:甘美なエール
  (23)ハノーファー選帝侯国:ガヴォット・アン・ロンドー
  (24)ヒルデスハイムの修道院:パストラーレ
  (25)ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公国:レジュイサンス
  (26)オーバーザクセン:フーガ (27)ベーメン(チェコ):ハナク地方の女
  (28)北欧:昔と今のデンマーク人たち
  (29)スウェーデン:昔と今のスウェーデン人たち
  (30)ロシア:モスクワの人たち (31)ポーランド:ポロネーズ
  (32)ハンガリー:行進曲 (33)ヨーロッパ側のトルコ:トルコ人たち
  (34)アジア:イェニチェリたち
  (35)アジア側のトルコ:トルコの道化師メゼッティーノ
  (36)アフリカ:ムルキー(37)アメリカ:ミシシッピに期待をかけて
  (38)最後にコラールを:「今ぞ我ら帆を下ろさん」(今やすべての森は安らぎ)/
  (39)4声の協奏曲 ニ短調 TWV43-d2
ダニエラ・ドルチ(cmb)指揮
Ens.ムジカ・フィオリータ(古楽器使用)
 これは痛快におもしろい&末永く楽しめるひテレマンやバッハの時代、ドイツ人は世界をどう眺めていたのか——当時の世界地図に則して、テレマンの無数の組曲から標題付曲などを厳選。バロック語法のセンスの良さを味わいながら、じっくり解説を読み解く楽しみも...ひヨーロッパ古楽界、さすが...と唸らされる、末永く楽しめそうな新譜の登場でございます。
 さすが、欧州は歴史的史料たっぷりの現場で音楽学と向き合っているセンスのよい研究者がたくさん控えているだけあって、思いつくことが違う——
 ここに収録されているのは、一説によれば8,000 曲を越えるとも言われる膨大な作品を残したセンス抜群の大作曲家テレマン(バッハの同時代を生きたドイツ人作曲家では、おそらくヘンデルかテレマンが最大級の名声を誇っていました)が、とくに傾注していたジャンルで作品数も多い管弦楽組曲から、当時のさまざまな国とその人々にかんするテーマの小品を厳選、それらをあざやかな配列で並べながら、18 世紀当時のドイツ人たちが世界にくりだしたら何をどう感じたのか...
 と、室内楽編成の痛快なバロック語法で織りなされる舞曲や小品の数々を通じ、時空を超えた世界旅行を味あわせてくれるプログラム。もとはA.ホフマンという音楽学者がまとめて校訂した楽譜がベースにある企画のようですが、ドイツやフランス語圏・ラテン系地域を中心に欧州各地の最前線で活躍するプレイヤーが集うムジカ・フィオリータは通奏低音以外ひとり1パートの極少編成(リコーダー、オーボエ2、ファゴット、弦楽+通奏低音)で、テレマンならではの多彩な音楽をあざやかに聴かせつづけてくれ、1時間にもおよぶ全世界一周もついつい聴き通してしまうほど——
 あとから「あそこはどうだったっけ?」と聴き確かめながら、今とは微妙に違う国の区分(さすがドイツ人の企画だけあって、ドイツだけは各地方にいたるまで異様にトラックが多いひ)に思いをはせ、解説(全訳付)を読み解く楽しみも。岩波文庫にもあるシューマンの『音楽と音楽家』にも「テレマンが“いやしくも作曲家たるもの、人の表札を曲で書き分けられなきゃね”と語っていた」云々という記述がありますが、こういう多彩な音楽にふれてみると、やっぱりこの人アタマおかしいよ(最大限の誉め言葉として)ひと叫ばずにはおれません。内容をよくあらわしたジャケットの美麗さもあわせ、これもついつい手が伸びそうな1枚!




RICERCAR



MRIC336
(国内盤)
\2940
ヴィーラント・クイケン、
 ヨハン・シェンク(1656 頃〜1716 以降):
 『ライン川のニンフたち〜二つのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ集』(1702)

  ①第3ソナタ ニ長調 ②第7ソナタ ロ短調
  ③第2ソナタ イ短調 ④第11 ソナタ ト長調
  ⑤第8ソナタ ハ短調 ⑥第12ソナタ ニ短調
ヴィーラント・クイケン、
フランソワ・ジュベール=カイエ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ヴィオラ・ダ・ガンバ演奏芸術の頂点に立つ、並ぶ者なき名匠。およそ古楽というものが盛んになりはじめて以来、私たちはジョルディ・サヴァール、フィリップ・ピエルロ、パオロ・パンドルフォ、ジョナサン・ダンフォード、ファミ・アルカイ...と数々のとてつもないガンバ奏者たちと出会ってきたわけですが、そうした人々の源流となって20 世紀におけるガンバ芸術復興の屋台骨をつくっただけでなく、自ら第一線の凄腕プレイヤーでありつづけて今にいたる伝説的巨匠ヴィーラント・クイケンの存在感は、今でもやはり、ひとつ頭飛びぬけていると言わなくてはならないでしょう。
 30 年以上にわたって欧州古楽界屈指の良心的レーベルでありつづけてきたベルギーのRicercar から、そんな“ガンバの導師”たる人物の最新録音がリリースされたとあっては、どうして心動かされずにおれましょう——
 しかも、演目はバロック・ガンバ芸術のなかでとてつもなく重要な存在意義を誇る、諸様式の要にいた作曲家・ヨハン・シェンクの傑作曲集とはぼチェロに似て足で挟んで弾く古い弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバは、もともとイタリアや英国で合奏用楽器として、あるいは無伴奏などの独奏楽器としてルネサンス末期に大活躍をみせたあと、17 世紀にはその人気がドイツにも及んだほか、フランスでは独奏楽器として、あるいは二つのガンバによる二重奏で、独自の音楽芸術がはぐくまれたことで知られています。
 とくに有名なのが、映画『めぐり逢う朝』でも有名になった“天使のように弾く”マラン・マレの曲集5冊...シェンクは17 世紀半ばにアムステルダムで生まれたドイツ人作曲家で、諸民族の行き交うこの国際都市で何冊もの作品集を発表したあと、1696 年には当時デュッセルドルフ(つまり、フランスとドイツの間を流れるライン川のそばぼ)にあったライン選帝侯の宮廷に雇われ、さらなる傑作を続々生みました。彼の曲集だけでなく、イタリア人作曲家たちの最新の傑作を続々楽譜出版していたE.ロジェとの親交、フランスに近い場所で欧州中の最新文化に敏感だった選帝侯の宮廷...といった環境ゆえのことか、シェンクはセンスのよいドイツ人作曲家ならではの柔軟さで、当時のイタリア様式とフランス様式のよいところをあざやかに融合させてみせ、同世代のフランス人マレのガンバ芸術やイタリア人コレッリのソナタ芸術のかたわら、ガンバ音楽史上に見過ごしがたい混合様式の名品群を送り出していたわけです。
 デュッセルドルフの宮廷に来てからまとめられた「ライン川のニンフたち」という題のこのソナタ集も、コレッリ流儀のイタリア風ソナタ様式をベースにしていながら、演奏編成は通奏低音なしのガンバ二重奏という、明らかにフランス様式を意識したセッティング——玄妙な装飾音を重ねながら、どこまでも深い呼吸で、あるいはドラマティックなコントラストを打ち出しながら、ヴィーラント・クイケンは新世代の経験豊かな名手ジュベール=カイエ(Ricercar の数々の名盤で通奏低音を支えてきた超・実力派ぼ“導師”が見込んだパートナーだけあり、紡ぎ出される室内楽の呼吸はまさに至高そのもの…)とともに、この作曲家の音世界がいかに多元的で聴き深めるに足る内容だったかを、ありありと印象づけてやみません。20 世紀いらい喧伝されてきた巨匠奏者の最新録音だけに、注目度の高まりは必至!




日本コロムビア


COGQ64
(SACD Hybrid)
\2940
上岡敏之(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

 バガテル イ短調 WoO.59「エリーゼのために」
 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
 ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
上岡敏之(ピアノ)
2011年7月28-30日 録音場所:オランダ、スタジオ「オンデア・デ・リンデン」デジタル セッション SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
 すでに大指揮者として名声を確立している上岡があえてベートーヴェンのピアノ・ソナタで新たな挑戦!
  


COGQ-90-1
(2SACD Hybrid)
\3990
スクロヴァチェフスキ 指揮&読売日本交響楽団
 ベートーヴェン:交響曲集

 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
 「レオノーレ」序曲 第3番 作品72b
 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
スクロヴァチェフスキ 指揮
読売日本交響楽団
 1923年生まれの現役最長老指揮者、スクロヴァチェフスキは、この10月の来日中に90歳の誕生日を迎えます。その演奏は、年齢から想像される「枯れ」は微塵もなく、隅々まで研磨され、高純度の結晶体のような確固たる輝きを備えています。
 第8代常任指揮者を経て桂冠名誉指揮者となっている読売日本交響楽団との、ブラームスの交響曲全集とブルックナーの後期3大交響曲は、演奏・録音ともに最高級の評価を得ましたが、いよいよ満を持してのベートーヴェンの登場です。
 交響曲全9曲の中核をなす3曲をまとめて味わえる豪華カップリングのこの2枚組で、この齢に達した巨匠にして初めてとらえ得たベートーヴェンの貴き姿をご覧ください。
 ライヴ録音(96kHz / 24bit):2012年9月29日 横浜みなとみらいホール [第3番] 2012年3月13日 サントリーホール [第4&5番、序曲]
 


COCQ-85025
¥2940
日下紗矢子、赤坂智子、石坂団十郎、北村朋幹
 バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988

  (D.シトコヴェツキ編曲による弦楽三重奏版)
 シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
日下紗矢子(ヴァイオリン)
赤坂智子(ヴィオラ)
石坂団十郎(チェロ)
北村朋幹(ピアノ)
 日下紗矢子、赤坂智子、石坂団十郎、北村朋幹…新しい世代の日本を代表する才能が結集して奏でられるバッハとシューマンの珠玉の作品 室内楽の殿堂トッパンホール主催の演奏会より、珠玉の名演をお届けするトッパンホール ライヴ・シリーズ−第9集となる今作は、バッハへの憧憬によって結び付けられる二人の音楽家、シトコヴェツキとシューマンの名品を収録。シトコヴェツキが、グレン・グールドの弾くゴルトベルク変奏曲に魅せられて自ら編曲したという弦楽三重奏版。シューマンのピアノ四重奏曲、いずれの曲も優れた演奏家の手によってこそ初めてその真価が表れる曲。ここに集まった4人の若き演奏家がそれを実現した、すばらしき2品。

 ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団コンマスで2013年4月より読売日本交響楽団のコンマスを兼任することになった日下紗矢子に、ミュンヘンARD国際音楽コンクール第3位の赤坂智子がヴィオラ、チェロにはミュンヘンARD国際音楽コンクール第1位、2011年には齋藤秀雄メモリアル基金賞も受賞している石坂団十郎という個性を持った実力者たちが奏でるゴルトベルク変奏曲弦楽三重奏版。 ゴルトベルク変奏曲は、いままで数々の名ピアニストによって奏でられてきたJ.S.バッハのクラヴィ—ア曲ですが、幼いころよりグレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」を聴いて育ち、グールドへの追悼として編曲されたというヴァイオリニスト、シトコヴェツキによる編曲は、それぞれのパートの技術的な難しさもさることながら、アンサンブルの緻密さも要求される難曲です。若い三名の演奏者は、編曲のむずかしさを超越して調和に満ちたアンサンブルを奏でています。

 このトリオにくわえ、若手ピアニストの注目株北村朋幹が加わって披露されたシューマンの傑作、ピアノ四重奏曲には、北村朋幹という瑞々しい感性を加えたことで際立つ、シューマンの美しい響きが広がります。
2013年1月16日トッパンホールにおけるライヴ収録
 


COCQ-85023
\2940
朴 葵姫
 最後のトレモロ

 アグスティン・バリオス(パラグアイ):
  最後のトレモロ El Ultimo Tremolo
  ワルツ第3番
  蜜蜂 Las Abejas 
  大聖堂 La Catedral
  フリア・フロリーダ Julia Florida
 レオ・ブローウェル(キューバ):
  キューバの子守唄 Berceuse Cancion de cuna 
  特徴的舞曲 Danza Caracteristica 
  11月のある日 Un Dia De Noviembre
  2つのキューバのポピュラーソング Deux Themes Populaires Cubains
 ピアソラ(アルゼンチン):
  天使のミロンガ Milonga del Angel
 アルフォンソ・モンテス(ベネズエラ):
  別れの前奏曲 Preludio de Adios
 キケ・シネシ(アルゼンチン):
  Cielo Abierto(Open Sky)
朴 葵姫(パク・キュヒ)
録音:2013年7月8〜10日 秩父ミューズパーク音楽堂


朴 葵姫デビュー・アルバム

FOCD9480
\2520
sueno/朴 葵姫(パク キュヒ)=クラシックギター
 スカルラッティ:4つのソナタ(K.32,K.322,K.14,K.391)
 バリオス:ワルツ第4番、森に夢みる、扇の国
 タレガ:椿姫の主題による幻想曲、夢(sueno)、二人の姉妹
 レニャーニ:カプリスより7番、22番
朴 葵姫(パク キュヒ) クラシックギター
 クラシックギター期待の若き新星、待望のデビューアルバム。
 朴 葵姫は1985年韓国生まれ。幼少期を過ごした横浜でギターを始め、韓国・日本で研鑽を積みながら日本ギターコンクール(オヌール部門第1位)、東京国際ギターコンクール(第3位、第1位該当者なし)、韓国ギター音楽コンクール(第1位)など、日本・韓国の主要なコンクールで優秀な成績を収めました。2006年からはオーストリアのウィーン国立音楽大学にて、名ギタリスト、アルヴェリ・ピエリに師事。翌2007年には、ドイツのハイデンベルグ国際ギターコンクール(第1位および聴衆賞)、08年にはコブレンツ国際ギターコンクール(第2位、第1位該当者なし)、ベルギーのプランタン・ドゥ・ラ・ギター国際コンクール(第1位)などといった、多くの名ギタリストを輩出した国際的にも権威のあるギターコンクールを総なめにしています。天使のような容貌から奏でられるその音色は、繊細さと芯の強さをあわせもち、聴くものを魅了せずにはいられません。新世代のギター・ヒロインの誕生です。
 2010年3月1-3日 秩父ミューズパーク音楽堂 Rec.














8/29(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBANY



TROY1414
\2200→\1990
「フィンドレー・イン・ブルー」
 〜ガーシュイン、ゴッチョーク、モートン・グールド:ピアノ作品集

  ガーシュイン:
   3つの前奏曲/
   3つの小品(眠らない夜/メリー・アンドルー/4番街の夜想曲)
  ゴッチョーク:3つの小品(ポルト・リコの思い出/子守唄/マンチェガ)/
  モートン・グールド:
   3つの小品(ブルース/パヴァーヌ/ブギウギ・エチュード)/
  ガーシュイン:
   「ポーギーとベス」より
    (ジャスボ・ブラウン・ブルース/サマータイム/くたびれもうけ)/
   3つのエチュード(リザ/君を抱いて/魅惑のリズム)/
  ゴッチョーク:バンジョー
フィンドレー・コックレル(Pf)
 これぞ楽しいアメリカ・ピアノ音楽!ガーシュイン,ゴッチョーク,モートン・グールド!

 録音:1998年,2010年ライヴ

 ジョージ・ガーシュインを中心としてルイス=モロー・ゴッチョークとモートン・グールドを配したジャズ・テイストあふれる楽しいアルバム。ピアノのフィンドレー・コックレルはジュリアード音楽院出身でニューヨークを拠点にソリストとして活躍、CBSテレビの出演やアーサー・フィードラーとの共演でアメリカでは著名な存在。ジャズのノリとクラシックの19世紀的なヴィルトゥオジティを兼ね備えたピアノとして人気を博していた。
 

TROY1411/12
(2CD)
\4400
「ボッテジーニ・グレイテスト・ヒッツ」
 CD1)
  ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889):
   序奏とガヴォット/「夢遊病の女」の主題による幻想曲/
   夢/タランテラ/エレジー/
  ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
   ロッシーニ「エジプトのモーゼ」の主題による/
  ジョヴァンニ・ボッテジーニ:
   「ヴェニスの謝肉祭」の主題による序奏と変奏曲/
   哀しいロマンツァ/
   「もはや私の心には感じない」の主題による変奏曲/
   「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」/華麗なるカプリッチョ/
   「ランメルモールのルチア」による幻想曲
 CD2)
  CD1のピアノ伴奏部のみ(カラオケ)
マーク・モートン(Cb&Pf)
 多重録音により自分で伴奏!そのカラオケも付いた!ボッテシーニのコントラバス名曲集

 録音:2009〜2011年テキサス工科大学ヘンムル・リサイタル・ホール

 ジョヴァンニ・ボッテジーニはイタリアのコントラバス奏者、指揮者、作曲家でその卓越したコントラバスの技術によりかつてはコントラバスのパガニーニと呼ばれていた。指揮者としてはヴェルディの「アイーダ」の世界初演のタクトを執っている。このディスクはコントラバスの世界で有名なボッテジーニの主要なソロ作品を収録したもの。ディスク1はマーク・モートンがコントラバスとピアノを一人で演奏し多重録音したもの。ディスク2は一枚目のピアノ伴奏のみが収録されているカラオケ。コントラバス演奏者には貴重なディスク(?)
 

TROY1415
\2200
「クロッシングズ」
 〜エーミー・ウィリアムズ:ピアノと弦楽のための音楽

  エーミー・ウィリアムズ:
   (1)リッチャー・テクスチャー(2011)/
   (2)ブリギッズ・フレーム(2009)/(3)フォーリング(2012)/
   (4)アストリア(2004)/(5)クロッシングズ(2009)/
   (6)抽象芸術(2001-02)/(7)シネシェイプ2(2007)
(1)(7)ジャック四重奏団
(2)(3)(7)エーミー・ウィリアムズ(Pf)
(4)ジェフリー・ジェイコブ(Pf)
(5)(6)ブガロ・ウィリアムズ・ピアノ・デュオ
 エーミー・ウィリアムズの作品はオランダのガウデアムス音楽週間、ベルギーのアルス・ムジカ、ドイツのドレスデン・ニュー・ミュージック・ウィークで演奏されるなど、ヨーロッパでの評価の高さからもわかる通り、洗練された作風を持ち、クリスタルのようにきらめく色彩感覚や鋭い非周期的リズムによる不協和音が繊細なアイデアのもとエネルギッシュに炸裂する。
 

TROY1416
\2200

「スティーヴン・R・ガーバー(b.1948):(ほぼ)ピアノ作品集」
 (1)3つの小さなデュエット(2011)/(2)2つの間奏曲(1984-85)/
 (3)ピアノ・ソナタ(1980-82)/(4)3楽章の二重奏曲(1981-84)/
 (5)ヴォイセス(1975-76)/(6)ピアノのための変奏曲(1969-70)/
 (7)カクテル・ミュージック(無言歌)(1989,rev2005-08)

(1)-(3)(5)-(7)スティーヴン・ガーバー(Pf)
(4)グレゴリー・フルカーソン(Vn)
(4)ジェニファー・ラインハート(Pf)
 録音:1979,1986,2011 年

 スティーヴン・R・ガーバーはワシントンDC出身でミルトン・バビットらに作曲を師事した。無調、12音技法によりながら抒情的でドラマティック作風を持ち、その作品はユーリー・バシュメット、ウラディミール・アシュケナージらによって演奏されている。このアルバムではピアノ作品を中心に作曲者の様々な時代の作風の変遷を知ることができる。
 
TROY1417
\2200
「点滅する水鳥の尾」〜デイヴィッド・パターソンの音楽
 デイヴィッド・パターソン:
  メシアンの追憶に/スピン/チキス/オブジワ・オー/
  ビーバー・ムーン/影の島/
  パク・エリック・サティのスラッシュ/
  水曜日のオブリガート/2つの賛美歌編
チャールズ・ペルツ指揮
ニューイングランド音楽院
 ウィンド・アンサンブル
オーストリア現代音楽協会管弦楽団
ほか
 デイヴィッド・パターソンはパリでナディア・ブーランジェとメシアンに師事し現在はマサチューセッツ大学の芸術学部で教鞭を執っている。アメリカ先住民の音楽から霊感を得てネイティブ・フルートや太鼓のための作品や西洋楽器のためであっても先住民の音楽の要素を取り入れた作品を作曲している点は同じアメリカの作曲家ピーター・ガーランドに似ているが、パターソンの場合は実験的要素は少なく、コープランド的な親しみやすさにあふれている。
 

TROY1418
(Blu-ray オーディオ
+CD)
\4400
「内なる空」〜デイヴィッド・フェルダー作品集
 デイヴィッド・フェルダー(b.1953):
  Blu-rayオーディオ)
   レア・エア:ブルーズ(Cl,バスCl,Pf)/ツイナー(Perc,Orch)/
   カンゾーンXXXI(Trp,Hrn,Trb,バスTrb)/
   レア・エア:ボクスムンスドッティル(Cl,バスCl,Pf)/
   リクエスキャット(G,Orch)/内なる空(Fl,Orch)/
   ロケット・サマー(Pf)/インセンディオ(金管アンサンブル)/
   レア・エア:ボクスムンソン(Cl,バスCl,Pf)/
   ディオニシアクス(Fl×6,Orch)/
   レア・エア:アリア・ダ・カーポ(Cl,バスCl,Pf)
  CD)
   ツイナー/ロケット・サマー/インセンディオ/
   カンゾーンXXXI/リクエスキャット
ジーン・コッペルド(Cl&バスCl)
トム・コラー(Perc)
ジェームズ・ベーカー(指揮)
スリー・シンフォニエッタ室内管弦楽団
イアン・ペイス(Pf)、ほか
 Blu-ray:90:04、CD:54:14

 デイヴィッド・フェルダーはカリフォルニア大学サンディエゴ校で湯浅譲二、ロジャー・レイノルズ、バーナード・ランズらに師事し、その後、バッファロー・フィルのコンポーザー・レジデンスとして多くの作品を発表してきた。色彩的な和音と管弦楽法がエネルギッシュに変動、流れ行く過程には師匠、湯浅譲二の影響が感じられる。エレキ・ベースやドラムなどロックの要素も一部取り込まれ、楽しめる現代音楽になっている。なお全曲は一枚目のBlue-ray discに収録されており、2枚目のCDはBlu-ray discから5作品を抜粋したもの。
 

TROY1419
\2200
「あなたがイサカに向けて出かけるので/
 デイヴィッド・アシュレー・ホワイトの音楽」

  デイヴィッド・アシュレー・ホワイト(b.1944):
   2つのコラール・スケッチ(Chor)/オマージュ(Va,M.Sop,Pf)/
   5つのグリンプス(Pf)/もう熱い太陽を恐れない(Femalechor,Pf) /
   《このひどく美しき島》より2 つの合唱曲(Chor,Cl,Pf)/
   ほか全24トラック
ベッツィ・クック・ウェーバー(指揮)
ムーアズ・スクール・コンサート合唱団
メレイン・ソネンバーグ(M.Sop)
ティモシー・ヘスター(Pf)
リタ・ポーフィリス(Va)
ほか
 デイヴィッド・アシュレー・ホワイトはテキサス大学の音楽学部で学び、現在も中西部を中心に活動しており、合唱、独唱のための作品を多く発表している。作品は調性を基本としつつブリテンらの音楽を思わせる近現代的な要素を加味した現代のロマン主義といった作風。
 

TROY1420
\2200
「私があなたに話したいこと」〜ジェシカ・クラッシュ作品集
 ジェシカ・クラッシュ:
  (1)セカンド・ハンド(Pf)
  (2)1940年代のシャイアン・ラビ(Vn,Pf)
  (3)ビー・シーイング・ユー(SQ,Pf)
  (4)本当に誠に(Vn,Pf)
  (5)危険な曲がり角(Pf)
  (6)私があなたに話したいこと(Vc,Pf)
  (7)5つのバガテル(Cl,Vn,Vc,Pf)
ジェシカ・クラッシュ(Pf)
(1)イアン・スウェンセン(Vn)
(2)サンライズ四重奏団(SQ)
(3)エリザベス・アドキンス(Vn)
(4)ターニャ・アニシモーバ(Vc)
(5)ポール・シガン(Cl)
 キャロル・タフォヤ・エヴァンス(Vn)
 マーク・エヴァンス(Vc)
 ジェシカ・クラッシュはワシントンDC出身の作曲家、ピアニスト。ニューヨークを拠点に活動し、ケネディ・センターにおけるパフォーミング・アーツのレクチャー・プログラムを長年担当、教師としても多くの音楽家を育てている。作曲家としては、無調、モード、ジャズの要素を折衷したニューヨークで活躍する作曲家らしい、様々なジャンルをミックスした都会的な音楽を聴かせる。
 
TROY1421
\2200
「エル・モティボ(理由)」
 アンヘル・ビロルド:とうもろこし
 エドアルド・アロラス:マルヌ
 ジュリアン・プラザ:夜想曲
 パブロ・オルティス:3つのタンゴ
 フアン・カルロス・コビアン:ノスタルジア
 チャーリー・ニーセン:希望のタンゴ/ほか全17曲
ゼブラ・トリオ:
 【エルンスト・コヴァチッチ(Vn)、
  スティーヴン・ダン(Va)、
  アンシ・カルットゥネン(Vc)】
 録音:2011年

 弦楽三重奏によるタンゴ、ラテン音楽を収録。ゼブラ・トリオはソリストとしても著名な3人によるグループでタンゴ以外にも現代音楽を得意としており、これまでにカイヤ・サーリアホ、フリードリヒ・チェルハ、パブロ・オルティスらに作品を委嘱、世界初演している。どこかクロノスQを思わせる現代的な感覚あふれるおしゃれなラテン・ミュージック。
 
TROY1422
\2200
「フラックス・フルモクスド(面食らった溶剤)」
 〜ヴァイオリンとピアノのための新しいアメリカ音楽

  デレック・ジョンソン:フラグメンツ(2002-03/05)
  カーティス・K・ヒューズ:傷害への屈辱(2002-03)
  クリスティアン・A.ジェントリー:
   フルックス・フルモクスド(面食らった溶剤)(2009)
  ショーン・シェパード:ダスト(2008-09)
ベンジャミン・サング(Vn)
ジヘ・チャン(Pf)
 録音:2010年

 アメリカの若手作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品集。ジョンソンの「フラグメンツ」は無調とミニマル様式が折衷され、どこか一柳慧の作品を思わせる。ジェントリーの「フルックス・フルモクスド(面食らった溶剤)」は4つの性格的小品の中に現代音楽の様々な手法が集約される。シェパードの「ダスト」はミニマリズムとウェーベルンが合体したかのような音楽。
 


TROY1423
\2200→\1990
「1900年代ボストンの音楽風景」
 ハリー・ニュートン・レッドマン(1869-1958):
  ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.17
  ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.16
 クララ・キャスリーン・ロジャース(1844-1931):
  ヴァイオリン・ソナタ ニ短調Op.25
デイヴィッド・C・ニーリー(Vn)
キャスリーン・ハーブナー(Pf)
 録音:2011年

 19世紀後半から20世紀にかけてボストンで活動した知られざる作曲家たちのヴァイオリン作品集。レッドマンはイリノイ州出身でニューイングランド音楽院に学び、G.W.チャドウィックに師事、後にチャドウィックの跡を継いで同音楽院で教鞭を執った。作風は当時、主流であった何人かの作曲家、特にブラームスの影響を強く感じさせる他、時折フォーレあたりのフランス的な情緒が聴かれる。ロジャースは生涯に100曲の歌曲、2つの弦楽四重奏曲ほか、多くの室内楽を作曲した。彼女のヴァイオリン・ソナタもドヴォルザーク、フォーレ、ブラームスらの影響が感じられる。いずれも真のアメリカ音楽の個性の誕生にはあともう少し、といったところだが、歌心あふれる楽しいヴァイオリン・ソナタである。
 

TROY1424
\2200
「マーク・グスタフソン(b.1959)の音楽」
 (1)消失する印象(Pf)
 (2)ジャグ(Fl,Cl,Trb,Pf,Vn,Vc)
 (3)五重奏曲(Cl,SQ)
 (4)トリック・スター(Cl)
 (5)馬鹿者の旅(Fl,Cl,Pf,Perc,Vn,Vc)
(1)リサ・ムーア(Pf)
(2)EITHER/OR(室内アンサンブル)
(3)コンテンポ(クラリネット&弦楽四重奏)
(4)エドワード・ギルモア(Cl)
(5)パルナッソス(室内アンサンブル)
 録音:2011/2012年

 マーク・グスタフソンは北イリノイ大学、コロンビア大学、アムステルダム音楽院で学び、作曲をチナリー・ウン、ベン・ジョンストンらに師事した。ISCM主催のコンペティション入賞の他、数々の作曲賞を受賞している。現代音楽の諸技法を駆使しながら、ロックンロールを思わせる強い推進力を持つ作風でアメリカでは様々な音楽祭で作品が取り上げられている。
 
TROY1425
\2200
「新しき人々」
 〜声、ヴィオラとピアノのための現代アメリカの作品

  ダニエル・パワース(b.1960):雨で幽霊がいっぱい(2006)
  ロブ・ディーマー(b.1970):エロティカ(2012)
  マイケル・コルグラス(b.1932):新しき人々(1969)
  ジョナサン・サントーレ(b.1963):フロントポーチの詩(2006)
  グラハム・レイノルズ(b.1971):ジャバーウォッキー(2012)
キアロスクーロ三重奏団:
 【エリザベス・ペティロット(A)、
  オーレリアン・ペティロット(Va)、
  ユーコ・カトー(Pf)】
 録音:2012年8月

 キアロスクーロ三重奏団は2010年にブラームス、ブリッジらの作品でCDデビューし、その後アメリカの様々な音楽祭に出演し、2013年にはヨーロッパ・デビューを果たし、これからの活躍が期待されているグループ。「キアロスクーロ」とは絵画の技法で明暗法という意味。このアルバムにはアメリカの様々な世代の作曲家の作品が収められているが、いずれもいわゆる現代音楽とは無縁のロマンティックな音楽。
 

TROY1426
\2200
サミュエル・アドラー(b.1928):
 (1)弦楽四重奏曲第8番
 (2)ピアノ五重奏曲
 (3)弦楽四重奏曲第9番
エステルハージ四重奏団
(2)ジェローム・ローウェンタール(Pf)
 録音:2009年

 サミュエル・アドラーはドイツ・マンハイム出身で1939年に渡米、5つの歌劇、6つの交響曲、12の協奏曲、8つの弦楽四重奏曲など、出版されているものだけで400曲以上の作品を発表している。ボストン大学とハーヴァード大学で学び、後に多くの音楽大学で教鞭を執っている。作風は無調、12音技法を中心とする表現主義と呼べる。激しい内面表出はシェーンベルク、ベルクの後継者というに相応しい。




MELODIYA


MELCD 1002100
\2000
エカテリーナ・メチェーチナの「展覧会の絵」
 チャイコフスキー(1840-1893):
  主題と変奏曲ヘ長調 Op.19 No.6/ドゥムカ Op.59
 ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲集 Op.33
 ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」

エカテリーナ・メチェーチナ(ピアノ)

録音:2013年
 モスクワ音楽院でヴラディーミル・オフチンニコフとセルゲイ・ドレンスキーに師事、20〜21世紀のソヴィエト・ロシア音楽を得意とするロシアのピアニスト、エカテリーナ・メチェーチナが19世紀ロシアのレパートリーに挑戦。





SMC(MOSCOW CONSERVATORY)



SMCCD 0137
\2000→\1890
ロシアの音楽遺産から
 セルゲイ・エフセーエフ(1894-1956):
  チェロとピアノのためのドラマティック・ソナタ ハ長調 Op.38(+)
  4つの歌 Op.1(*)
  チェロとピアノのための夜想曲イ長調 Op.68(+)
  ピアノ・ソナタ第1番ト長調 Op.2
 タネーエフ(1856-1915)/A・エゴロフ編曲:
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調 より アダージョ・カンタービレ
   (チェロとピアノのための版)(+)
 チャイコフスキー(1840-1893):4つの歌曲(*)
 ミハイル・ヴィールホルスキー(1788-1856):
  チェロとピアノのための主題と変奏曲(+)
 カルル・ダヴィドフ(1838-1889):
  泉のほとりで ニ長調(チェロとピアノのための)Op.20 No.2(+)
 タチアナ・ニコラーエヴァ(1924-1993):
  チェロとピアノのための詩曲変ホ長調 Op.20(+)

ナターリア・ザゴリンスカヤ(ソプラノ(*))
アレクサンドル・ザゴリンスキー(チェロ(+))
マリーナ・エフセーエヴァ(ピアノ)

録音:2012年、モスクワ音楽院小ホール
こだわりの選曲、そしてソプラノとチェロのための作品をごたまぜというのが何となく嬉しい。エフセーエフという人の作品に興味あり。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC1208
\1300
モーツァルト:セレナード第10番「グラン・パルティータ」K.361   
  ジェーン・グラヴァー指揮、
  ロンドン・モーツァルト・ウィンドアンサンブル
モーツァルト(ヴェント編):
 管楽器のための「フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」
  ロバート・ジョンソン指揮、
  ニューヨーク・フィロムジカ・ウィンズ
 

ALC1225
\1300
パレストリーナ:
 「マリアは天に昇らされたまいぬ」  
 教皇マルチェルスのミサ
マーク・ブラウン指揮、
プロ・カンティオーネ・アンティクァ
 

ALC1227
\1300
シューベルト:
 八重奏曲
   ウィーン八重奏団
 弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」D.703
   東京カルテット、
 ウィーン舞曲
   ボスコフスキーアンサンブル
 

ALC1231
\1300
ベリーベストオブ
 マリオ・ランツァ
 

ALC1238
\1300
ジュリアン・ブリーム(Guitar)
 ギター曲集

 ヴィラ=ロボス:ギターのための5つの前奏曲/
 トローバ:前奏曲、ソナチネ、夜想曲、ブルガレーサ/
 M.アルベニス(プホール編):ソナタ/
 ロドリーゴ:小麦畑にて/
 フレスコバルディ(セゴビア編):アリアと変奏 「ラ・フレスコバルダ」/
 D.スカルラッティ(ブリーム編):ソナタ ホ短調/
 D.スカルラッティ(セゴビア編):ソナタ ホ短調/
 J.S.バッハ:前奏曲フーガとアレグロ
ジュリアン・ブリーム(Guitar)
 


ALC1241
\1300
コンスタンティン・イワノフ指揮
 ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
コンスタンティン・イワノフ指揮、
ソビエト交響楽団
 コンスタンティン・イワノフは1907年生まれ。
 貧しい家庭で育つも若くして頭角をあらわし、1938年には第1回全ソヴィエト指揮者コンクールでムラヴィンスキーと第1位を争って注目され、1941年にはモスクワ放送響指揮者となり、1946年にはガウク、ラフリンに続くソビエト国立交響楽団の首席指揮者として活躍、その演奏水準を飛躍的に高めたことで知られる。まさにムラヴィンスキーと並んでソヴィエトの一時代を築いた大指揮者といっていい。
 ただその輝かしい活躍とは裏腹に、現在入手できる音盤は限られている。


旧譜/コンスタンティン・イワーノフの芸術

CDVE00013
(3CD)
\1800
指揮者コンスタンティン・イワーノフの芸術
CD. 1
 ①ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
 ②スクリャービン:「プロメテウス」ピアノ、合唱、管弦楽の為の
(1)ソビエト国立交響楽団
 1966年7月16日録音
(2)ワレリー・カステリスキー(ピアノ)
 モスクワ・フィル
 スヴェシニコフ記念ソビエト国立合唱アカデミー合唱団
 1975年録音
CD. 2
 ③ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番 
 ④ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(3)ソビエト国立交響楽団
 1952年録音
(4)ソビエトRTV大交響楽団
 1973年録音
CD. 3
 ⑤ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロの為の三重協奏曲
  
レフ・オボーリン(ピアノ)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ) y
ソビエト国立交響楽団
 1961年録音
  以上、指揮は全て コンスタンティン・イワノフ
※CD.2の2曲は、CDVE04239(#2700000 142394)からのリマスターリングしての再収録です。
今回のVENEZIA盤はコンスタンティン・イワーノフの演奏を堪能できる貴重なセット。LP時代から高い評価を得ていた「ペトルーシュカ」など、「豪放」で「精力的」、骨太でエネルギッシュな野性味溢れるイワーノフの魅力をたっぷり堪能できる内容となっている。 

 

ALC2024
(2CD)
\1800
チャイコフスキー:
 弦楽四重奏曲全集

 5つの習作、弦楽四重奏曲第1番、第2番、第3番、
 アレグロ・モルト、弦楽四重奏曲変ロ長調、
 弦楽六重奏曲「フィレンツェの想い出」より
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
 


ALC2505
(3CD)
\2400→\2190
ニールセン:交響曲全集 オーレ・シュミット指揮、
ロンドン交響楽団
 


ALC6003
(6CD)
\4800→\4390
チャイコフスキー:管弦楽作品集
 交響曲全集
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
  ソビエト国立文化省交響楽団
 バレエ組曲「くるみ割り人形」
  パーヴェル・コーガン指揮、モスクワ国立交響楽団、
 カンタータ「モスクワ」
  ニーナ・デルビーナ(MSop)アレクサンドル・ポリアコフ(Br)
  ゲンナジー・チェルカーソフ指揮、モスクワ放送交響楽団、他、
 弦楽セレナードOp.48
  ウラディーミル・フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団、
 交響曲変ホ長調「人生交響曲」(ボガティレフ補完)
  セルゲイ・スクリプカ指揮、ロシア国立映画管弦楽団




MELODIYA



MELCD 1002132
\2000→\1890
ハリー・グロードベルク・プレイズ・バッハ
 J・S・バッハ(1685-1750):
  トッカータとフーガ ホ長調 BWV566(*)
  トッカータとフーガ ハ長調 BWV564(*)
  コラール前奏曲ハ長調「高き天よりわれは来たれり」BWV700(+)
  コラール前奏曲ニ短調「キリストは死の絆につかれたり」BWV695(+)
  コラール前奏曲イ長調「甘き喜びのうちに」BWV729(+)
  コラール前奏曲ホ短調「深き淵よりわれは呼ぶ」BWV745(#)
  コラール前奏曲ロ短調「わが心の切なる願い」BWV727(#)
  コラール前奏曲イ短調「ただ愛する神の摂理に任す者」BWV642(#)
  コラール前奏曲イ長調「愛するイエスよ、われらはここにあり」BWV633(#)
  パストラーレ ヘ長調 BWV590(+)
ハリー・グロードベルク(オルガン)

録音:1970年、モスクワ音楽院大ホール、ソヴィエト(*)/1978年、場所の記載なし(#)  1983年、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ソヴィエト(+)
 ハリー・グロードベルクは1929年リトアニアに生まれたソヴィエト・ロシアを代表するオルガン奏者の一人。J・S・バッハの権威として知られ、ライプツィヒのバッハ国際コンクールの審査員を務めたこともあります。





SMC(MOSCOW CONSERVATORY)



SMCCD 0065
\2600\2390
≪新装再発売≫
ダヴィド・オイストラフ 1955年東京ライヴ
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12 No.1
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.80
 イザイ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
 チャイコフスキー:
  懐かしい土地の思い出 Op.42 から 瞑想曲ニ短調(No.1)
  ワルツ=スケルツォ ハ長調 Op.34
 ワーグナー/ヴィルヘルミ編曲:アルバムの綴り ハ長調(1861)
 タルティーニ/クライスラー編曲:
  コレッリの主題による変奏曲(1758)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ)

録音:ライヴ、1955年2月23日、東京、モノラル
 新装再発売。ハードカバー・ブック仕様による少量生産品。旧装品は「オイストラフ・コレクション Vol.2」と題されていましたが当商品には記されておりません。



<国内盤>


カメラータ・トウキョウ

CMCD-99077/8
(2CD)
\3500
ロマンティック・パールズ〜珠玉のハーモニウム=
 チェレスタ作品集/クラウディオ・ブリツィ 他

[DISC-1]
F.リスト:
 交響詩「前奏曲」 LW-G3(S97)〜
  ハーモニウムとピアノのための(A.ラインハルト編曲)*
 『ハンガリー戴冠式ミサ』より
  「オッフェルトリウム」と 「ベネディクトゥス」
  〜ヴァイオリンとハーモニウムのための LW-F3(S381)*
C.サン=サーンス:
 祈り〜チェロとハーモニウムのための 作品158 *
 舟歌〜ヴァイオリン、チェロ、ハーモニウムとピアノのための 作品108 *
 セレナード〜ピアノ、ハーモニウム、ヴァイオリン、チェロのための 作品15 *
C.フランク:
 前奏曲、フーガと変奏曲〜
  ハーモニウムとピアノのための ロ短調 作品18 *
[DISC-2]
 F.ブリッソン:
 ベッリーニの歌劇「ノルマ」の旋律による幻想曲(三重奏曲)
  〜ピアノ、ヴァイオリンとハーモニウムのための 作品58 *
 G.ヴェルディ:
  オペラ『オテロ』より「柳の歌」と「アヴェ・マリア」
   〜2人のソプラノとハーモニウム=チェレスタのための(C.ブリツィ編曲)
 オペラ『トロヴァトーレ』より「恋はばら色の翼に乗って」
  〜ソプラノ、テノール、ハーモニウム=チェレスタとピアノのための(C.ブリツィ編曲)
 オペラ『ナブッコ』より「かつては私の心も喜びに満ちていた」
  〜ソプラノ、ヴァイオリン、チェロ、ハーモニウム=チェレスタ、ピアノのための
   (C.ブリツィ編曲)
 G.プッチーニ:
  サルヴェ・レジーナ〜ソプラノとハーモニウムのための(S.ディールケ編曲)*
クラウディオ・ブリツィ
(ハーモニウム=チェレスタ)
カルロ・パレーゼ(ピアノ)
コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
パオロ・フランチェスキーニ(ヴァイオリン)
マーヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
ジョヴァンナ・マンチ(ソプラノ)
フィロメナ・ディオダティ(ソプラノ)
マリオ・チェケッティ(テノール)
*=ハーモニウム=チェレスタ用編曲
クラウディオ・ブリツィ
リスト、サン=サーンス、セザール・フランクら、幾多の作曲家を魅了したハーモニウム。現在では演奏される機会の少ない楽器ですが、19世紀のサロン音楽を語るうえで欠かすことはできません。
 本作では、鬼才クラウディオ・ブリツィが、1897年ミュステル社製の、ハーモニウムとチェレスタが合体した2段鍵盤構造の楽器『ハーモニウム=チェレスタ』を駆使し、弦楽器、歌、そして1847年製のエラール・ピアノと魅惑のアンサンブルを聴かせます。

●クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)
 ペルージャとボローニャの音楽学校で学ぶ。これまで2000回以上のコンサートを行ってきており、また世界各国の著名な演奏家たちやオーケストラとも数多く共演している。これまでに60タイトル以上のアルバムをリリース。そのほとんどがカメラータより発売されている。得意とするレパートリーはルネサンスから現代作品までと幅広い。ブリツィ自身がデザインしたクラヴィオルガンは、世界的に有名な研究者たちから数多くの賞賛を受けている。ブリツィは現在、コゼンツァの音楽学校にて後進の指導にあたっており、また、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルにも毎年招聘されている。
 
CMCD-28288
\2940
諸戸詩乃(ピアノ)
 モーツァルト:ピアノ変奏曲集

  ─「トルコ行進曲付き」K.331 他/諸戸詩乃
 モーツァルト:
  「 ああ、お母さん、あなたに申しましょう」
   による12の変奏曲 ハ長調 K.265(300e)
  デュポールのメヌエットの主題による9つの変奏曲 ニ長調 K.573
  グルックの「メッカの巡礼たち」のアリエッタ「愚民の思うには」
   による10の変奏曲 ト長調 K.455
  ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331(300i)「トルコ行進曲付き」
諸戸詩乃(ピアノ)
15歳でウィーン国立音楽演劇大学ピアノ演奏科に飛び級で入学し、以来ウィーン、ザルツブルクを中心に研鑽を積む若き才能、諸戸詩乃。
 3作目となる本作では、デビュー盤でも取り上げたモーツァルトの作品から変奏曲と、変奏曲形式の楽章をもつ名作ソナタを収録。20歳を迎え、一層の表現力を増した煌びやかな演奏は、ピアニストとしての充実ぶりをうかがわせます。

●諸戸詩乃(ピアノ)
 1993年、名古屋生まれ。桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」にて、國井真美、阿部美果子に師事した後、2003年よりウィーン在住。ウィーン国立音楽演劇大学ピアノ準備科在籍後、2008年、15歳の時、飛び級で同大学ピアノ演奏科入学、エリザベート・ドヴォラック=ヴァイスハールに師事。また、ピアノ教育界の国際的権威ハンス・ライグラフに高い評価を受け、師事している。渡欧当初より、研鑽を積みながらウィーンを中心に演奏活動を重ねている。
 ウィーンでは、2005年6月のフィガロザールでのソロ・リサイタルを皮切りに、ベーゼンドルファー、シューベルト連盟主催のコンサートなどに多数出演。指揮者ヴォルフガング・ガブリエルとも共演を果たす。2006年、2007年のウィーン芸術週間ではシューベルティアーデに招待され演奏を行う。2006年からは、イタリア・ボローニャにおいても度々ソロ・リサイタルを開いている。ボローニャ歌劇場管弦楽団首席メンバーらとも共演し、いずれも好評を博す。
 日本でも2007年6月、東京・紀尾井ホールで行われたロイヤルチェンバーオーケストラ第64回定期演奏会(指揮:堤俊作)にて、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2番を共演し、高い評価を得る。また2005年には、フィリップ・アントルモンに認められて、NHK番組スーパーピアノレッスン・モーツァルト編に出演。アントルモンから「質の高い演奏」との評価を受ける。2008年、2009年には、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに参加し、遠山慶子のマスタークラスを受講。その推挙により、クラス代表としてステューデント・コンサートに出演した。
 2009年11月にデビュー・アルバム『モーツァルト:ピアノ・ソナタ集』、2011年には『シューベルト:即興曲集 作品90&楽興の時 作品94』をカメラータからリリース。今後の演奏活動にも注目が集まっている。
 

CMCD-28287
\2940
ギゼラ・マシャエキ=ベア(フルート)
 ブラームス:
  フルート三重奏曲
   (弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 作品18/テオドール・キルヒナー 編曲)
  [トランスクリプション:ギゼラ・マシャエキ=ベア]
  フルート三重奏曲
   (弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 作品36/テオドール・キルヒナー 編曲)
  [トランスクリプション:ギゼラ・マシャエキ=ベア]
ギゼラ・マシャエキ=ベア(フルート)
ブルーノ・ワインマイスター(チェロ)
森 美加(ピアノ)
 ブラームスによる2曲の弦楽六重奏曲には、作曲家本人とも親交のあったテオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏曲版が存在します。
 本作では、フルート奏者、ギゼラ・マシャエキ=ベアがトランスクリプションを担当し、ブラームス/キルヒナーによる名作をフルート三重奏曲として演奏。ピアノ、チェロとの絶妙なアンサンブルで作品に新たな魅力をもたらします。

●ギゼラ・マシャエキ=ベア(フルート)
 ドイツのパッサウに生れる。1983年から85年まで、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院に在学、ウィーン国立音楽大学にてヴォルフガング・シュルツに師事。ペーター・ルーカス・グラフ、オーレル・ニコレのマスター・クラスを受講。ウィーン室内管弦楽団及びウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席フルート奏者を経て、1991年にウィーン国立音楽大学にてヴォルフガング・シュルツのアシスタントとなる。1993年には、スイスに滞在し、チューリヒ歌劇場管弦楽団のソロ・フルート奏者を務めながらオーレル・ニコレのもとでさらに研鑽を積む。2005年、ウィーン国立音楽大学准教授、2009年にはヨゼフ・ハイドン・コンセルヴァトリウム准教授に就任。これまでに数多くの賞を受賞。ヴォルフガング・シュルツ、エマヌエル・パユ、ハンスイェルク・シェレンベルガー、ハインリヒ・シフ、クレメンス・ハーゲン、森美加、ラファエル・フリーダーらと共に、またカペラ・アンドレア・バルカ(アンドラーシュ・シフ創設)といったオーケストラと共に、ヨーロッパ各国をはじめ、日本、アメリカで精力的に演奏活動を展開し、レコーディングも多数行っている。
 
CMCD-28283
\2940
東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第2集
天女散花【西村 朗 作品集 16】
西村 朗:
 星の鏡─ピアノと室内オーケストラのための(2010)
 ヴィシュヌの臍─ピアノと室内オーケストラのための(2010)
  Ⅰ. 多頭大蛇シュシャ・ナーガ/
  Ⅱ. 瞑想するヴィシュヌ/
  Ⅲ. 花弁の中で
 光の蜜(1990)
 ギター協奏曲〈天女散花〉(2012)
藤原亜美(ピアノ)
鈴木大介(ギター)h
東京シンフォニエッタ
板倉康明(指揮)
 第1弾『虹の体』に続く、板倉康明氏指揮東京シンフォニエッタによる西村朗作品集の第2弾。表題作『天女散花』は、2012年の東京シンフォニエッタ委嘱作品。中国の京劇にインスパイアされたギター協奏曲で、作曲中に亡くなった実母への西村の追悼と感謝の思いが託されている。作品を献呈された名ギタリスト鈴木大介が入魂の表現を聞かせる。
 ピアノ独奏者(藤原亜美)を伴う「星の鏡」「ヴィシュヌの臍」では洗練された感性によるみずみずしい演奏が繰り広げられる。西村朗の1990年代以降のヘテロフォニー書法による一連の作曲の起点となった「光の蜜」も収録。
 第1弾『虹の体』に続く、板倉康明氏指揮東京シンフォニエッタによる西村朗作品集の第2弾。表題作『天女散花』は、2012年の東京シンフォニエッタ委嘱作品。中国の京劇にインスパイアされたギター協奏曲で、作曲中に亡くなった実母への西村の追悼と感謝の思いが託されている。作品を献呈された名ギタリスト鈴木大介が入魂の表現を聞かせる。ピアノ独奏者(藤原亜美)を伴う「星の鏡」「ヴィシュヌの臍」では洗練された感性によるみずみずしい演奏が繰り広げられる。西村朗の1990年代以降のヘテロフォニー書法による一連の作曲の起点となった「光の蜜」も収録。

●西村朗(作曲)
 大阪市に生まれる。東京藝術大学及び同大学院に学ぶ。日本音楽コンクール作曲部門第1位(1974)、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞(1977・ブリュッセル)、ルイジ・ダルッラピッコラ作曲賞(1977・ミラノ)、尾高賞(1988・1992・1993・2008・2011)、中島健蔵音楽賞(1990)、京都音楽賞[実践部門賞](1991)、日本現代芸術振興賞(1994)、エクソンモービル音楽賞(2001)、第3回別宮賞(2002)、第36回(2004年度)サントリー音楽賞、第47回毎日芸術賞(2005)等を受賞。現在、東京音楽大学教授、東京藝術大学作曲家講師、2000年よりいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督に就任、2003年よりNHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間、2009年より同Eテレ「N響アワー」の司会者を3年間務め、2010年草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルの音楽監督に就任。




若林工房≪再プレス≫



WKLC7008-09
(2CD)
\2680
≪再プレス≫
待望の追加プレス決定!
 「ショパン・リサイタル 2010 / メジューエワ」
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 ●disc-1 2010 年7 月15 日 クロスランドおやべ・セレナホール(富山県小矢部市)におけるライヴ録音
  ノクターン 嬰ハ短調 (遺作) / 同 変ホ長調 作品9の2 /
  同 へ短調 作品55の1 / 同 変ホ長調 作品55の2 /
  幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66 /
  エチュード 変イ長調 作品25の1 / 同 ヘ短調 作品25の2 /
  同 ホ長調 作品10の3 《別れの曲》 / ハ短調 作品10の12 《革命》)
  ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2 / 同 変イ長調 作品69の1 《告別》 /
  ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
 ●disc-2 2010 年7 月16 日 新川文化ホール・小ホール(富山県魚津市)におけるライヴ録音
  ノクターン 変ロ短調 作品9の1 /
  同 嬰ヘ長調 作品15の2 / バラード 第1番 ト短調 作品23 /
  プレリュード 変ニ長調 作品28の15 《雨だれ》 /
  ポロネーズ 第6 番 変イ長調 作品53 《英雄》 /
  ワルツ ヘ短調 作品70 の2 /
  同 変ニ長調 作品64 の1 《小犬》 / 幻想曲 ヘ短調 作品49 /
  3つのマズルカ 作品59 / 幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
 若林工房創立10 周年記念・待望の追加プレス決定!「ショパン・リサイタル2010/メジューエワ」

 STEREO/24bit + 96kHz Digital 録音、発売元:若林工房

 2010 年7 月に富山県内二箇所で行われたリサイタルのライヴ録音を集めた二枚組で、お馴染みの「幻想即興曲」や「小犬のワルツ」、「別れの曲」、「雨だれのプレリュード」、「英雄ポロネーズ」といった名曲のほか、「ピアノ・ソナタ第3 番」、「幻想曲」、「幻想ポロネーズ」などの大作も収録。ライヴならではの熱気に溢れるテンションの高さに貫かれた聴きごたえ充分の156 分です。
 「ノクターン集」(WAKA-4143〜44)で2010 年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)を獲得するなど、高い評価を得ているメジューエワのショパン。ネイガウス・スクールの伝統に即しながら「詩情」と「憂愁」を情感豊かに表出する、しなやかで強靭なピアニズムをお楽しみください。

 「(メジューエワが他のピアニストたちと一線を画すのは)…あくまでも過剰を排しつつ、巧みなフレージングとペダリングを駆使しながらメリハリをつけて大胆かつ情熱的に演奏し、まるで求道者のように作品の新しい深奥へ迫っていく運びだ。こうした二面性をバランスよく備え、しかも巧みな弾き分けと統合を同時に実現できるのが、彼女のかけがえのない魅力だと私は思う。」 (渡辺謙太郎/ライナーノートより)













8/28(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ANIMA RECORDS



ANM1 30500001
\2500→\2290
フルート奏者、井原和子ファースト・アルバム
(1)J.スペンサー:平和への声〜
 フルートとマリンバ、ヴァイヴ、打楽器のための
(2)J.M.ダマーズ:演奏会用ソナタ〜フルートとピアノのための
(3)ハイドン:ピアノ・ソナタ第23 番 ヘ長調Hob.XVI:23
 (井原和子によるフルート2 本のための編曲版)
(4)J.スペンサー:トゥリー・ソング〜フルートとマリンバのための
(5)R.シャンカール/田中紫織:
 魅惑の夜明け(ラーガ《TODI》に基づく)〜
  フルート、マリンバと打楽器のための
(6)伝承曲:アメイジング・グレイス
 (岩崎敏信によるフルート・ソロのための編曲版)
井原和子(Fl)
(3)ミヒャエル・ハーゼル(Fl)
(1)(5)田中紫織(マリンバ、Perc.)
(2)保都玲子(Pf)
 世界を股に掛けるフルート奏者、井原和子ファースト・アルバム

 録音:(2)(3)ラ・ショー=ド=フォン(スイス)、(1)(4)(5)(6)熱田文化小劇場(名古屋)

 2006 年にシュトックハウゼン・コンクールコンサートにて優勝を飾り一躍注目を集めたフルート奏者、井原和子がANIMA RECORDS よりファースト・アルバムをリリースいたします!
 ベルリン・フィルの中核を担うフルート奏者であり、井原の師でもある名手ミヒャエル・ハーゼルほか、田中紫織、保都玲子らを共演者に迎え、様々な編成のフルート作品を織り交ぜたプログラムとなっています。現代作曲家たちの作品を多く含んでおりますが、いずれ作品も親しみやすい旋律で、フルート・ソロの優美な音色と伴奏楽器の特色を活かしたアンサンブルが魅力的。アルバムタイトルにもなっている、15 人のノーベル平和賞女性受賞者に捧げられたスペンサーの「平和への声」では、マリンバやその他打楽器との掛け合いに聴き入ります。
 ハイドンの「ピアノ・ソナタ第23 番」は、井原がハーゼルと共演すべく、このアルバムのために編曲したもの。原曲の魅力を活かしつつ、フルート2 本ならではの清廉な響きを活かした編曲に仕上がっています。最後に収録されたアメイジング・グレイスはフルート・ソロのための編成版による演奏。ジャズ・トロンボーン奏者の岩崎による編曲とあって、ところどころに特殊奏法やジャズの要素が盛り込まれている興味深い作品です。
 【井原和子】
 武蔵野音楽大学卒業後、ケルン国立音楽大学院、および同大学現代音楽科を修了。フルートを高久進,西田直孝、H・M ミュラー、K・パスフェアらに師事すると共に、現代音楽を P・エトヴシュに師事。電子音楽の発展に貢献したケルン楽派の先駆者であるK. シュトックハウゼンとの造詣も深い。
 2006 年にシュトックハウゼン・コンクールコンサートにて優勝。
 近年ではシュトックハウゼンの音楽から、さらに舞台芸術発展させるべく欧州の多くの作曲家と電子音楽、劇場音楽を始めとしダンサーとのコラボレーション等にも参加し、新しいパフォーマンスを展開している。2009 年に帰国して以降、日本を拠点に国内外での演奏活動を続けている。






田中紫織(マリンバ)のアルバム・・・

STUDIO FLOHRA
B 2811
\2500
Song of Romi〜ろみの歌
 J.スペンサー:ピンク・イライサ・スプリング?ろみコロ ミックス
 田中紫織:犬の組曲
 グリーンスリーヴス
 A.ヨーク:フェアー
 A.ヨーク:サンデーモーニングオーヴァーキャスト
 ガンダーラバリエーション(タケカワユキヒデ/田中紫織)
 アルヴェーン:森の眠り
 ジュリアーニ:ロッシニアーナV
田中紫織(マリンバ)
田中宏史(トロンボーン)
コロ助(歌)
犬の組曲は、犬をなでているようなホコホコしたかわいらしい作品。ゴダイゴの大ヒット曲、「ガンダーラ」をさまざまにアレンジした作品も収められており、たのしめる1枚。田中紫織は武蔵野音楽大学卒業後、アメリカの大学に学んだ。安倍圭子、N.ゼルツマンの各氏に師事している。なお、ジャケットの愛らしい絵は山下達郎氏のお嬢様によるもの。






AUDITE



AU 97677
\2400→\2190
ホリガー&ケルンWDR 響
 シューマン交響曲管弦楽曲全録音第1弾!


ロベルト・シューマン(1810-56):
 (1)交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」[31’29]
 (2)序曲、スケルツォとフィナーレ[16’46]
 (3)交響曲4番ニ短調 Op.120(1841年原典版)[23’33]
ハインツ・ホリガー(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 ケルンWDR 交響楽団シューマン交響曲管弦楽曲全録音開始、第1弾は、交響曲第1番、第4 番[1841年原典版]指揮はハインツ・ホリガー!

 録音:(1)2012 年1 月23-27 日、(2)(3)2012 年3 月19-23 日、ケルン・フィルハーモニー、ドイツ/ディジパック仕様、72’09

 audite レーベルから発売されているケルンWDR 交響楽団の新シリーズはシューマンの交響曲管弦楽曲全曲集です。
 指揮は世界的オーボエ奏者のハインツ・ホリガーです。新しく至難なオーボエ奏法を開拓し、バロックから現代の作品まで数々のメインを披露してきましたが、1980 年代に指揮活動に進出後指揮活動がメインとなり、現在では指揮者としてレパートリーを問わず演奏しております。
 ドイツのケルンに本拠を置く放送局所属のオーケストラである名門ケルンWDR 交響楽団と巨匠ホリガーが誠実なシューマンの演奏を聴かせてくれます。
 交響曲ニ短調(1841 年原典版)は初め「交響的幻想曲」という標題をもち、交響曲としては2 番目の作品でしたが、評判が芳しくなかったために10 年後に金管部分を改訂し、交響曲第4 番 Op.120 として出版されました。当シリーズで高水準の演奏で原典版をaudite レーベルが誇る優秀録音で聴けるのも嬉しい限りです。



ロマン派指揮者ホリガー
旧譜のメンデルスゾーン

901 16636
(SACD Hybrid)

\3,300→\2290
ホリガーのメンデスルゾーン交響曲録音!!
 メンデルスゾーン:交響曲第3&4番
  1.交響曲第3番イ短調Op.56《スコットランド》
  2.交響曲第4番イ長調Op.90《イタリア》〔第2稿〕
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
指揮:ハインツ・ホリガー

30年以上に渡って蜜月関係を築いてきたホリガーとヴィンタートゥール・ムジークコレギウムの最新盤。メンデルスゾーンの交響曲の中で特に人気が高い2曲のカップリング。全部で第3稿まで残っている《イタリア》は、。 現在最も演奏される機会が多い第2稿によるものです。豊麗なホルンや、ティンパニが透明かつ鮮明かつに浮かび上がるSACDの高音質でお楽しみください。
録音:2010年4月6〜9日 ヴィンタートゥール








BIS



BIS SA 2014
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ブラウティハムによるモーツァルトピアノ協奏曲全曲シリーズ第5集
 モーツァルト:
  (1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(カデンツァ:ブラウティハム)
  (2)ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595(カデンツァ:モーツァルト)
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ (指揮)
ケルン・アカデミー
 2013年来日公演でも絶賛のブラウティハム!モーツァルトのピアノ協奏曲全集第5 弾ブラウティハムによるカデンツァを披露した第20 番と繊細なニュアンス美しい第27 番!

 録音:2012 年7 月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン、ドイツ/5.0 Surround sound、DDD、53’34

 SACD ハイブリッド盤。ブラウティハムのモーツァルト最新盤が登場。2013 年5 月にはミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ率いるケルン・アカデミーと来日し、モーツァルトのピアノ協奏曲を演奏し、各公演ともにアンサンブルの密度の高い熱演を聴かせてくれました。全体的に快活で歯切れのよい演奏はモーツァルトのピアノ協奏曲の新たな一面をのぞかせてくれます。
 今回は傑作第20 番ニ短調K.466 と第27 番変ロ長調K.595 が収録されております。第20 番は同曲のイメージを一新するような全体的に早めのテンポで設定されています。モーツァルトの短調の作品が持つ独特の雰囲気を壊すことなく、オーケストラの強弱やフォルテピアノのタッチを絶妙に変化させることで、聴き手にとって心地さを与えてくれます。またブラウティハムによるカデンツァは彼の演奏イメージ通り、煌びやかさと明るさを持った演奏でブラウティハムでしか表現できない素晴らしいカデンツァを披露しています。一方、第27 番はブラウティハムのうっとりしてしまうほど美しいタッチとケルン・アカデミーと繊細にニュアンス美しく演奏を展開しています。こちらはモーツァルトのカデンツァを使用しています。
 ブラウティハム& ケルン・アカデミーによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズは当アルバムが第5 集にあたり、これまでに発売されている、第1 集[第9 番「ジュノーム」& 第12 番、ロンド イ長調K. 386 (BIS SA 1794 / KKC 5258)]、第2 集[第24 番& 第25 番(BIS SA 1894 / KKC5259)]、第3 集[第17 番& 第26 番「戴冠式」( レコード芸術特選盤 BIS SA 1944 / KKC 5260)]、第4 集[第19 番& 第23 番(BIS SA1964)]の各タイトルはいずれも好評を博しております。
 楽器はアントン・ワルター(1752-1826)製作のレプリカで2011 年ポール・マクナルティ製作によるフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でもなんか新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。今後の録音にも注目です!



 


BIS SA 2009
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):
 弦楽四重奏曲集第2集

  (1)弦楽四重奏曲第5番ハ長調Op.29「セレナード」(1910)
  (2)弦楽四重奏曲へ短調(1897) 世界初録音
  (3)弦楽四重奏曲第6番ニ短調Op.35(1916)
ステンハンマル弦楽四重奏団
 [ペータ・オロフソン(1st vn)、
  ペール・エマン(2nd vn)、
  トニー・バウアー(va)、
  マッツ・オロフソン(vc)]
 非常に美しい旋律!スウェーデンの作曲家ステンハンマルの世界初録音も含む弦楽四重奏曲集第2 集がはやくも登場

 録音:(2)2011 年10 月 (1)(3)2012 年12 月/スウェーデン/5.0 Surround sound、DDD、65’20

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデンを代表する作曲家、ヴィルヘルム・ステンハンマルが残した名作、弦楽四重奏曲集第2 集が登場!第1 集[弦楽四重奏曲第3、4 番、組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲(BIS SA 1659)]に続き、演奏はステンハンマル弦楽四重奏団です。ステンハンマルはオペラ、交響曲、協奏曲、声楽曲など、様々な音楽形態の作品を残しておりますが、ここに収録された弦楽四重奏はステンハンマルの芸術を知る上で最も優れた作品群です。
 世界初録音の弦楽四重奏曲へ短調は1897 年に作曲され、ステンハンマルの記念すべき作品1 であるピアノ協奏曲第1 番変ロ長調(1893)や作品番号が付番されている弦楽四重奏曲第1 番(1894)、第2 番(1896)と同時代の作品です。若かりし勢いや情熱が伝わる作品ですが、既に自身のスタイルが確立されていると言えるほど構成・内容ともに充実しております。この度ステンハンマル弦楽四重奏団により世界初録音となったことはステンハンマル・ファンならずとも非常に喜ばしいと言えましょう。
 2002 年に結成されたステンハンマル弦楽四重奏団はその名の通りステンハンマルの作品を中心に演奏しており、スウェーデン国内外で高い評価を得ております。近年、現代音楽にも力を入れアメリカ、イギリスなどの作曲家から多くの委嘱作品を依頼されております。2011 年にはステンハンマルの40ほどの作品をスウェーデン放送へ録音し、スウェーデンを中心に演奏活動を行っております。当クァルテットは圧倒的な技術と的確な解釈を披露しており、今後期待されるクァルテットと言えましょう。




旧譜/第1集

BIS SA 1659
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):弦楽四重奏曲集第1集
 (1)弦楽四重奏曲第4番イ短調Op.25
 (2)組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲 Op.39
 (3)弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.18
ステンハンマル弦楽四重奏団
 [ペータ・オロフソン(1st vn)、
  ペール・エマン(2nd vn)、
  トニー・バウアー(va)、
  マッツ・オロフソン(vc)]
 隠れた名曲! スウェーデンの作曲家ステンハンマルの弦楽四重奏曲集の第1弾が登場!

 録音:(1)2011年4月、10月 (2)(3)2012年6月/スウェーデン/73’47

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデンを代表する作曲家、ヴィルヘルム・ステンハンマルが残した名作、弦楽四重奏曲の録音が始動!ステンハンマルはといえばピアニストとして成功した作曲者として知られていますが、オペラ、交響曲、協奏曲、声楽曲など、様々な音楽形態の作品を残したことも見逃せません。ここに収録された弦楽四重奏はステンハンマルの芸術を知る上で最も優れた作品群です。
 弦楽四重奏曲第3 番ヘ長調op.18 は1897 年に書き始めましたが、オペラ「ティルフィング」の制作があったことから手掛けてから3 年ほどの1900年頃に完成されています。豊かなユニゾンと各声部に際立つメロディをもつ美しい作品です。
 弦楽四重奏曲第4 番イ短調は1904-09 年に作曲されました。サン=サーンスの弦楽四重奏第1 番を思わせる第1 ヴァイオリンの優美さとアンサンブルの緻密さを感じられます。
 組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲は1919 年に作曲されました。すすり泣くようなヴァイオリンのメロディと温かなヴィオラ、チェロの低音部が絶妙に絡み合う作品です。
 2002 年に結成されたステンハンマル弦楽四重奏団はその名の通りステンハンマルの作品を中心に演奏しており、スウェーデン国内外で高い評価を得ております。近年、現代音楽にも力を入れアメリカ、イギリスなどの作曲家から多くの委嘱作品を依頼されております。圧倒的な技術と解釈でこのシリーズにおいても今後期待されるクァルテットです。



 

BIS SA 2016
(SACD HYBRID)
\2600
ブレット・ディーン(1961-):
 (1)ヴァイオリン協奏曲「The Lost Art of Letter Writing」
  [I. ハンブルク1854/II. ザ・ハーグ1882/
  III. ウィーン1886/IV. ジェリルデリー1879]
   (2006/2007改変)
 (2)「遺書」〜12人のヴィオラのための(2002)
 (3)「無念と愛情」〜
  4声合唱、児童合唱、オーケストラ、エレクトのための(2005)
(1)フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
 ジョナサン・ノット(指揮)、
 シドニー交響楽団
(2)BBC 交響楽団の12 人のヴィオラ奏者
(3)デイヴィッド・ロバートソン(指揮)、
 BBC 交響楽団、同合唱団、
 ゴンドワナ合唱団
 オーストラリア出身の作曲家ブレット・ディーンによる多彩な作品集、F.P. ツィンマーマンも参加のヴァイオリン協奏曲も収録!

 (1)のみ5.0 Surround sound、DDD、86’22

 SACD ハイブリッド盤。オーストラリア出身の作曲家ブレット・ディーン(1961-) 作品集の最新盤はヴァイオリン協奏曲「The Lost Art of LetterWriting」、12 人のヴィオラのための「遺書」、そして合唱とオーケストラのための「無念と愛情」です。
 ブレッド・ディーンはヴィオラの名手としても知られ、ベルリン・フィルの団員を14 年も務めました。BIS レーベルにはこれまでに自作自演のヴィオラ協奏曲(2005)、十二人の怒れる男たち(1996)、親密な決定〜無伴奏ヴィオラのための(1996)、コマロフの墜落(2006)をおさめたアルバム(BIS1696) が発売されています。
 当アルバムに収録されたヴァイオリン協奏曲「The Lost Art of Letter Writing」のヴァイオリン独奏はドイツ正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンです。既に40 代後半で今や巨匠の名にふさわしい風格を醸し出しているツィンマーマンですが、近年はBIS レーベルより勢力的にレコーディングをしています。安定したテクニックと美音が魅力のツィンマーマンですが、レパートリーの広さでも有名で現代曲も得意としています。全4楽章のこのヴァイオリン協奏曲は、第1 楽章:ハンブルク1854、第2 楽章:ザ・ハーグ1882、第3 楽章:ウィーン1886、第4 楽章:ジェリルデリー1879 と副題がついております。随所に技巧が散りばめられた作品で非常に新鮮な響きが楽しめます。
 「遺書」はベートーヴェンが甥であるカールと弟のヨハン宛に書いたあの有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」よりインスピレーションを得て作曲された作品で、ディーンがかつて所属していたベルリン・フィルのヴィオラ奏者のために書かれたものです。非常に立体感のある旋律はオーディオ的にも楽しめる作品です。



 


BIS 9045
(3CD→2CD 価格)
\5000→\4490
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):フルートとギターのための作品全集
 [Disc 1]
  (1)二重奏WoO(1810-11)/(2)協奏的大二重奏曲Op.52/
  (3)協奏的大二重奏曲Op.85/(4)12 のザムト・コーダ・レントラーOp.75/
  (5)やさしいデュエッティーOp.77
 [Disc 2]
  (1)大混成曲Op.53/②優しい小品Op.74/
  (2)歌劇「タンクレーディ」によるポプリOp.76/
  (3)変奏曲Op.81/⑤大混成曲Op.126
 [Disc 3]
  (1)大セレナーデOp.82/(2)変奏曲Op.84/
  (3)18 のディヴェルティメンティ・ノットゥルニOp.86/
  (4)セレナーデOp.127
ミカエル・ヘラスヴォ(フルート)
ユッカ・サヴィヨキ(ギター)
 お買い得セットで登場!ギターの名演奏家であったジュリアーニ作曲のフルートとギターのための作品全集

 録音:1988 年7 月、フィンストロム教会、フィンランド/3h40’25

 ギターの名演奏家、作曲家であったマウロ・ジュリアーニが作曲したフルートとギターのための作品全集がお買い得セットで登場。ジュリアーニは1781 年イタリア生まれ。チェロと対位法を学んだのちに6 弦ギターを主要な楽器とするようになりました。しかし、当時大衆がオペラ以外の音楽にほとんど関心がなかったために生計をたてるために1806 年にはウィーンに落ち着きました。当時の最高のギター奏者として、また優れた作曲家としてたちまち有名になりましたが、やがて、1813 年12 月8 日にジュリアーニはフンメルやマイゼーダーやシュポーアを含むウィーンで最も有名な演奏家たちとともに、ベートーヴェンの交響曲第7 番の初演でチェロを弾き、その後もたびたび公演したと言われています。その後ナポリに落ち着き、晩年はリラ・ギターの演奏で有名になっています。
 フルートとギターのための作品は、イタリアらしいメロディアスな美しい旋律で非常に心地のよい音楽です。また、教会に優しく響くBIS レーベル初期の独特の録音で、改めて優秀なレコーディング・エンジニアにより録音されていることがわかります。







NAIVE



V 5340
\2000→\1890
「ラ・パッション・ルミュー」
 マリー=ニコル・ルミュー珠玉のアリア集
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
 (1)ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』より チェーザレのアリア「Empio, diro, tu sei」
   アラン・カーティス(指)、イル・コンプレッソ・バロッコ  録音:2011 年11 月、ロニゴ 【旧品番 OP 30536】

 (2)グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より オルフェオのアリア「エウリディーチェを失って」
   ベルナール・ラバディ(指)、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ  録音:2010 年9 月、カナダ 【旧品番:V 5264】

 (3)サン=サーンス:『サムソンとダリラ』(1877年)より ダリラのアリア「あなたの声にわたしの心も開く」
   フャビアン・ギャベル(指)、フランス国立管弦楽団  録音:2010 年7 月 【旧品番:V 5201】

 (4)ヴィヴァルディ:
  歌劇『忠実な(貞節な)ニンファ』RV.714より エルピーナとオズミーノの二重唱「dimmi pastore」
   フィリップ・ジャルスキ(C-T)、ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
   録音:2008 年4、5 月 【旧品番:OP 30410】

 (5)モーツァルト:『フィガロの結婚』K.492より ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」
   ベルナール・ラバディ(指)、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ  録音:2010 年9 月、カナダ  【旧品番:V 5264】

 (6)ヴィヴァルディ:歌劇『忠実な(貞節な)ニンファ』より エルピーナのアリア「aure lievi che spirate」
   ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス  録音:2008 年4、5 月 【旧品番:OP 30410】

 (7)グルック:『アウリーデのイフィゲニー』より クリテムネストラのアリア「全能の神よ」
   ベルナール・ラバディ(指)、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ  録音:2010 年9 月、カナダ 【旧品番:V 5264】

 (8)オッフェンバック:『鼓手隊長の娘』より 公爵夫人のアリア「私の顔を良く見てください」
   フャビアン・ギャベル(指)、フランス国立管弦楽団  録音:2010 年7 月 【旧品番:V 5201】

 (9)ヴィヴァルディ:『怒れるオルランド』より オルランドのアリア「深い闇の世界へ」
   ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス 【旧品番:OP 30393】

 (10)モーツァルト:
  『ポントの王ミトリダーテ』K.87 より ファルナーチェのアリア「厳格な父よ、脅かしにやって来るがいい」
   ベルナール・ラバディ(指)、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ  録音:2010 年9 月、カナダ 【旧品番:V 5264】

 (11)ベルリオーズ:『トロイア人』より ディドンのアリア「私は死ぬだろう」
   フャビアン・ギャベル(指)、フランス国立管弦楽団  録音:2010 年7 月 【旧品番:V 5201】

 (12)ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』より チェーザレのアリア「武器のきらめきに」
   アラン・カーティス(指)イル・コンプレッソ・バロッコ  録音:2011 年11 月、ロニゴ 【旧品番 OP 30536】

 (13)モーツァルト:『皇帝ティートの慈悲』 K.621より セストのアリア「この今のときだけでも」
   ベルナール・ラバディ(指)、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ  録音:2010 年9 月、カナダ 【旧品番:V 5264】

 ヴィヴァルディ:
  『グリゼルダ』RV.718 より グリゼルダのアリア (14)「不幸なグリゼルダ!」 (15)「もう私の心は引き裂かれ」
   ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス  録音:2005 年12 月 【旧品番:OP 30419】

 (16)マスネ:『エロディアード』より エロディアードのアリア「私を拒まないでおくれ」
   フランソワ・リ(Bs)、フャビアン・ギャベル(指)、フランス国立管弦楽団  録音:2010 年7 月 【旧品番:V 5201】

 (17)ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』より チェーザレとクレオパトラの二重唱「愛しい人よ!美しい人よ!」
   カリーナ・ゴーヴァン(S)、アラン・カーティス(指)、イル・コンプレッソ・バロッコ
   録音:2011 年11 月、ロニゴ 【旧品番 OP 30536】
 ヴィヴァルディからベルリオーズまで〜珠玉の歌声を集めたアリア集

 カナダが誇るコントラルトの歌姫、マリー=ニコル・ルミューの珠玉の歌唱をまとめたアリア集。2003 年から2012 年にかけてnaive レーベルからリリースされた6 つのアルバムの中から、ヴィヴァルディやヘンデル、モーツァルト、そしてマスネやベルリオーズといった幅広いレパートリーのオペラ・アリアを漏れなく収録した1 枚です。
 2000 年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し、2004 年にパリで上演された「怒りのオルランド」で代役のタイトルロールを見事に務めあげたことで、若手ながら一躍注目を集めたルミュー。早くも10 年に及ぶ、レコーディング活動の初期から近年の録音までを一挙に聴き比べることが出来ます。これまでルミューを聴く機会のなかった方にも、あるいはバロック・タイトルしか聴いてこなかったという方にもおすすめのアルバムです!







CHANNEL CLASSICS



CCSSA 35513
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ポッジャーのビーバー「パッサカリア」! そしてマッテイス&ピゼンデル!
 〜 無伴奏ヴァイオリン作品集

 J.S.バッハ:
  無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
   (ポッジャー編曲/ト短調版)
 マッテイス:
  《ヴァイオリンのためのエアー集》より パサージオ・ロット、
   ファンタジア、ムーヴィメント・インコグニート
 タルティーニ:ソナタ イ短調, B:a3、ソナタ第13番ロ短調, B:h1
 ピゼンデル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 ビーバー:パッサカリア ト短調《守護天使》
レイチェル・ポッジャー
 (ヴァイオリン/
  ペザリニウス1739年製)
 ポッジャーが奏でる"無伴奏の至芸"!舞い降りるバロック・ヴァイオリンの守護天使。
 ポッジャー久々の無伴奏!

 フロリレジウムとパラディアン・アンサンブルのオリジナル・メンバーであり、イングリッシュ・コンサートのコンサート・ミストレス、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団のゲスト・ディレクターを務め、2007年からは自らが創設したブレコン・バロックの音楽監督として活躍する現代最高のバロック・ヴァイオリニストの1人、レイチェル・ポッジャー。
 1998年と1999年の録音が行われた歴史的名演、J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」、2001年録音のテレマンの「12のファンタジア」以来となる久々の"無伴奏作品集"は、バッハ、マッテイス、タルティーニ、ピゼンデル、そしてビーバーの音楽による「守護天使」!
 スコルダトゥーラに代表される特殊な調弦法、ボーイング・テクニック、対位法的なテクスチュア、ダブル、トリプル、クォドルプル・ストップなどの重音奏法。
 ポッジャーが弾く無伴奏作品集「守護天使」には、J.S.バッハと同世代の作曲家たち、17世紀後半のドイツ、イタリア、オーストリア、イギリスでの「無伴奏ヴァイオリン」の音楽への情熱、挑戦心が深く刻み込まれている。
 レイチェル・ポッジャーが銘器ペザリニウスで奏でる"無伴奏の至芸"。バロック・ヴァイオリンの「守護天使」が今ここに舞い降りる ——!

 ※録音:2013年5月、メノナイト教会(ハールレム、オランダ)
 

CCSSA 34713
(SACD HYBRID)
\2700

カトナ・ツインズ
 バッハ:
  フランス組曲第5番ニ長調 BWV.816(ペーター&ゾルターン・カトナ編)
  イギリス組曲第3番ニ短調 BWV.808(ペーター&ゾルターン・カトナ編)
  前奏曲、フーガとアレグロ ニ長調 BWV.998
  リュート組曲ホ短調 BWV.996(ペーター・カトナ編)

カトナ・ツインズ
 〔ペーター・カトナ(ギター)
  ゾルターン・カトナ(ギター)〕
 ハンガリーの双子兄弟によるギター・デュオ、カトナ・ツインズ。

 クラシック界で最も有名な双子ギター・デュオであり、ヴィヴァルディからピアソラまで、驚異的なレパートリーを誇るカトナ・ツインズの新録音はJ.S.バッハのギター・デュオ・トランスクリプション!
 自身でギター・デュオ版へと編曲を行い、一糸乱れぬ抜群のコンビネーションで聴衆を沸かせるカトナ・ツインズ。ジュリアン・ブリームやジョン・ウィリアムス直伝のテクニックと、双子ならではの阿吽の呼吸による演奏は、ギター・ファン&アレンジ・ファン必聴!




LOUHI RECORDS


LP12002
\2400
マルユカ・テッポネン(ソプラノ)
 歌の調べ

 ラフマニノフ:
  神秘な夜のしじまの中で Op.4-3、春の洪水 Op.14-11、
  歌わないでおくれ,美しい人よ Op.4-4、
  ミュッセからの断片 Op.21-6、ここはすばらしい場所 Op.21-7、
  私は予言者ではない Op.21-11、私の窓辺に Op.26-10、
  ひなぎく Op.38-3、アリオン Op.34-5
 クーラ:
  ステロ Op.8-1、アヴェ・マリア Op.23-2、森の娘 Op.23-1、
  霧の花 Op.24-2、月夜の船旅 Op.31a-1
 プーランク:
  歌曲集《歌の調べ》第1曲「ロマンティックな歌」、第2曲「田園の歌」、
  第3曲「厳粛な歌」、第4曲「快活な歌」、
  歌曲集《偽りの婚約》第1曲「アンドレ夫人」、第2曲「草の中に」、
  第3曲「飛んでいってしまったのね」、第4曲「私の屍は手袋のように柔らかい」、
  第5曲「ヴァイオリン」、第6曲「花」
マルユカ・テッポネン(ソプラノ)
イルマリ・ライコネン(ピアノ)
 フィンランドの新規取り扱いレーベル、Louhi Records(ロウヒ・レコーズ)。
 リリース第1弾となるのは、2010年のラッペーンランタ国際歌曲コンクール優勝に輝いたフィンランドのソプラノ歌手、マルユカ・テッポネン。
 ラフマニノフとプーランク、シベリウスから作曲を学んだ母国チェコの作曲家、クーラの作品を豊かな高音で歌い上げる。テッポネンの美貌きわだつジャケットと、66ページのブクレットが付いたラグジュアリーな歌曲集。

 2012年8月16−18日の録音。




STONE RECORDS


5060192780284
\2400
ヴォルフ:歌曲全集 Vol.6
 レーナウの詩による歌曲集&スペイン歌曲集(宗教歌曲集)

  …に/悲しい道/夜ごとのさすらい/秋の決意/きかないで/
  秋/別れのまなざし/海の静けさ/静かな確かさ/恋の目ざめ/
  春のあいさつ/夕べの影像/今こそ私はお前のもの/
  神の母なる汚れなきおとめよ/いざ、さすらえマリア/
  しゅろのこずえにただよう天使よ/
  幼児よ、わたしをベツレヘムへ連れていって/
  ああ、この子供の目は/私は罪をにない、御恵みをうけ/
  ああ、何と長く魂はまどろむ/主よ、この地をになう者/
  愛する者よ、あなたは傷を負った
ビルジッド・シュタインベルガー(ソプラノ)
アンナ・ハントリー(メゾ・ソプラノ)
ベンジャミン・フレット(テノール)
マーカス・ファンズワース(バリトン)
ショルト・キノック(ピアノ)
 シューベルトやシューマンと並ぶリートの大作曲家フーゴ・ヴォルフ(1860−1903)。「ストーン・レコーズ(StoneRecords)」の代名詞でもある一大シリーズ、ヴォルフの歌曲シリーズ第6巻は、"レーナウの詩による歌曲集&スペイン歌曲集"。
 オーストリアの詩人、ニコラウス・レーナウ(1802−1850)の詩に基づいたヴォルフの初期作品と、P.ハイゼ& E.ガイベルの訳詞によるスペイン歌曲集。オックスフォード・リーダー・フェスティヴァルでのライヴ・レコーディングであり、スペイン民謡を織り込んだメランコリックな旋律が魅力的な好演。

 2012年10月13日&15日のライヴ録音。
 

5060192780260
\2400
アイアランド:歌曲全集 Vol.1
 海熱/サン・マリーの鈴/放浪者/ホープ・ザ・ホーンブローワー/
 ザ・イースト・ライディング/ネプチューンの称賛/さあいざ船へ/
 ソング・フロム・オアー・ザ・ヒル/失われた大陸/心の欲望/
 もうあの森へゆくことはない/ホーソーンでの時/
 スプリング・サロウ/ルパート・ブルックの詩による2つの歌/
 ソングス・オブ・ザ・グレイト・ウォー/ガリソン教会の領分/
 ターリー・ロイスによる5つの歌
マーク・ストーン(バリトン)
ショルト・キノック(ピアノ)
 スタンフォードを師に持ち、モーラン、ブリテンらを指導したイギリスの作曲家、ジョン・アイアランド(1879−1962)。
 印象主義的な色彩感と、躍動的なリズムをとり入れたアイアランドの歌曲は、その後のイギリス歌曲の発展にも影響を与えた。
 バターワース、コープなど、これまでに多くの英国作品で見事な歌声を披露しているバリトン、マーク・ストーン。ストーンの深く説得力のある歌声はアイアランドでも健在。マルコム・マルティヌーを師にもつキノックと共演し、ニュアンスに富んだ表現力でアイアランドの色彩を描いている。

 2012年3月1日−3日の録音。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AUDITE



AU 21421
(3CD BOX)
\4500→\3990
カール・リステンパルト(指揮)&RIAS 室内管弦楽団
 アグネス・ギーベル(ソプラノ)
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248
カール・リステンパルト(指揮)
RIAS 室内管弦楽団
RIAS 室内合唱団
RIAS 少年合唱団
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(アルト)
ヘルムート・クレプス(テノール)
ワルター・ハウック(バス)
 バッハのカンタータ集に続く嬉しい復活「知る人ぞ知るバッハの大家」リステンパルトによるクリスマス・オラトリオ、バッハ没後200 年に当たる貴重な録音!

 録音:1950 年12 月8&22 日、イエス・キリスト教会、ベルリン・ダーレム/モノラル

 ドイツの名指揮者リステンパルト(1900-1967)がRIAS に録音したバッハのカンタータ集(AU 21415)に続き、クリスマス・オラトリオの音源をaudite レーベルが復活してくれました!この録音はバッハの歿後200 年に当たる1950 年に収録されたもので、歴史的価値のある貴重な録音です。
 カール・リステンパルトは少年時代をチリで過ごし、13 歳でベルリンに戻り、その後フンボルト大学及びシュテルン音楽学校で音楽学・作曲などを学びました。第二次世界大戦後の1946 年にRIAS 放送局の依頼で室内管弦楽団と合唱団を設立し、1953 年までフリッチャイと当放送交響楽団の指揮を分担しました。その後バッハの歿後200 年に60 曲のカンタータを含む主な宗教音楽を指揮しました。バッハやモーツァルトの作品を得意とし、堅固な構成ではありますが、音楽表現は明快で、明るく温かみに溢れた演奏です。
 この演奏でも充実のソロを揃え、アグネス・ギーベル(ソプラノ)、カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(アルト)、ヘルムート・クレプス(テノール)、ワルター・ハウック(バス)の美声を聴くことができます。モノラルながらaudite レーベルが誇る1st Mater Release シリーズで復活してくれました。





<国内盤>


ALM/コジマ録音


ALCD-3098
\2625
ドゥレクリューズ:古典・現代作品の主題による14の大練習曲
ユリス・ドゥレクリューズ(1907-1995):
 [1] ベルリオーズ:《幻想交響曲》による
 [2] メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》のスケルツォによる
 [3] チャイコフスキー:《モーツァルティアーナ》・《くるみ割り人形》による
 [4] チャイコフスキー:《悲愴交響曲》による
 [5] シャブリエ:《田園組曲》の「スケルツォ=ヴァルス」による
 [6] リムスキー=コルサコフ:《シェエラザード》による
 [7] ドビュッシー:《こどもの領分》による
 [8] ドビュッシー:《道楽むすこ》・《牧神の午後への前奏曲》・《遊戯》による
 [9] R.シュトラウス:《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》による
 [10] デュカス:《魔法使いの弟子》による
 [11] ラヴェル:《ダフニスとクロエ》による
 [12] ラヴェル:《ダフニスとクロエ》の終曲による
 [13] ストラヴィンスキー:《火の鳥》による
 [14] ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》・《春の祭典》による
タラス・デムチシン(クラリネット)
 クラリネット界注目のエチュードの世界初録音にして、九州交響楽団の首席奏者を務めソリストとしても活躍する若手実力派奏者のデビュー盤。ウクライナ出身のクラリネット奏者タラス・デムチシンは、クラリネット奏者の試金石とされ、技術とともに幅広い音楽性が求められる難曲「古典・現代作品の主題による14の大練習曲」に挑み、そして、大きな成果をものにした。ベルリオーズ、メンデルスゾーンからラヴェル、ストラヴィンスキーまで、音楽史を彩ったマスターピースを素材として鮮やかなエチュードへと変貌させたドゥレクリューズの注目作がデムチシンの演奏によって新たな発見で満たされていくその過程は、音楽に祝福された奏者からクラリネット界への、最大級の贈り物だ。
 total playing time…42’50” 〈録音〉秩父ミューズパーク音楽堂 2013年2月17-18日


タラス・デムチシン(クラリネット)
 1984年、ウクライナのリヴィフ生まれ。父は作曲家で指揮者、母はソプラノ歌手、兄はヴァイオリニストという音楽一家の中で育ち、7歳よりクラリネットを始める。
 ソロミーア・クルセヌィツカ音楽学校、ミコーラ・リーセンコ音楽大学を卒業後、ドイツに留学し、ダルムシュタット音楽芸術アカデミーで学ぶ。Villa Musicaより奨学金を得てベルリンに拠点を移し、ハンス・アイスラー音楽大学を首席で卒業。これまでに、カール・ヘンネル、ユーリ・コルチンスキー、ミハイル・シュミット、クルト・シュミット、ラルフ・フォースター、ディートヘルム・キューンの各氏に師事。
 ドミトロ・ヴィダ国際コンクール(2000/2003年)、バルトハウゼン城コンクール(2005年)で第2位、ダ・ポンテ財団コンクール(2005年)、オーベルストドルフ夏期音楽セミナーコンクール(2006年)で第1位を受賞、第12回大阪国際音楽コンクール(2011年)で木管楽器部門第1位他、グランプリ、オーディエンス賞、アルソ賞をトリプル受賞。ARD国際音楽コンクール(2012年)に出場。
 2007年より九州交響楽団首席クラリネット奏者に就任。同交響楽団と手塚幸紀指揮でモーツァルト、下野竜也指揮でウェーバーの協奏曲をソリストとして共演。2009年、北九州国際音楽祭に出演。2010年には、協奏曲と交響曲を含む4つのカール・シュターミッツ作品を吹き振りし、指揮者としての活動も始める。
 2012年、セビリア(スペイン)にてセビリア王立交響楽団のメンバーと室内楽コンサートを行う。同年、洗足学園音楽大学にてマスタークラスに招かれる他、西日本国際音楽コンクール審査員を務める。同年、アラン・ブリバエフ指揮の九州交響楽団とコープランドの協奏曲を共演。また、アンサンブル神戸に招かれレオン・シュピーラー(元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)指揮でウェーバーの協奏曲を共演。また、ヤマハ銀座コンサートサロン(東京)にてリサイタルを開催する。
 その他、ゲスト首席奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団に招かれるなど、さまざまな分野で精力的に活動する。
 2013年4月よりヤマハオフィシャルクラリネットアーティストとなる。
 使用楽器:Yamaha SEV-Master (B♭&A)
 
ALCD-9134
\2940
フォーレ&フランク 華麗なるフルートの調べ
 [1]-[4] フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 op. 13(フルート版)
 [5] フォーレ:幻想曲 op. 79
 [6]-[9] フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(フルート版)
中野真理(フルート)
石井克典(ピアノ)
【名曲は、いつも名曲】
 輝く音色と華麗な技巧で聴衆を魅了するフルーティスト中野真理が、今度は創造の翼を弦の名曲へと大きく広げた!奏者からも聴衆からも愛されるフォーレとフランクのヴァイオリン・ソナタが、新たな息遣いのもとで真に迫る表情を獲得し、その存在感をフルートの音色とともに強く刻み込んでいる。名手・石井克典との共演によって奏でられる音楽は音符の一つ一つに寄り添った、真摯でひたむきな、室内楽の理想とも言えるもの。フルート界の新レパートリーの真打ちとなる待望の録音の登場!total playing time…61’40” 
 〈録音〉東京音楽大学 100周年記念ホール 2013年3月28-29日
 

ALCD-9135
¥2940
ヴィルトゥオジテ 福井直昭(ピアノ)
 ゲキチとのデュオも
グリーグ (1843-1907):
 《ペール・ギュント》第1組曲 作品46/第2組曲 作品55より
  [1] ソルヴェイグの歌
  [2] 山の魔王の宮殿にて(ギンズブルグ/福井編)
スクリャービン(1872-1915):小品集
 [3] 練習曲 嬰ハ短調 〜3つの小品 作品2-1
 [4] 前奏曲 ロ長調 〜3つの小品 作品2-2
 [5] 翼のある詩曲 ロ長調 〜4つの小品 作品51-3
 [6] 詩曲 ニ長調 〜2つの詩曲 作品32-2
 [7] 前奏曲 嬰へ長調 〜4つの前奏曲 作品48-1
 [8] 前奏曲 変ホ短調 〜5つの前奏曲 作品16-4
 [9] 前奏曲 ハ長調 〜4つの前奏曲 作品33-3
 [10] 前奏曲 ハ長調 〜4つの前奏曲 作品48-4
リスト(1811-1886):
 [11] ロッシーニの歌劇《ウィリアム・テル》序曲 S 552
 [12] ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調 S 244(2台ピアノ版/クラインミヒェル編)*
 [13] モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の回想 S 656(2台ピアノ版)*
 [14] 半音階的大ギャロップ S 616(2台ピアノ版)*
福井直昭(ピアノ)
ケマル・ゲキチ(ピアノ共演*)
【世界よ、これがヴォルトゥオジテ(名人技)だ】

 ソリストとして海外の著名オーケストラと多数協演し、武蔵野音楽大学でも要職を務めるなど多方面で活躍する福井直昭の魅力を余すことなく伝える一枚。厳しく、そして優しい抒情を紡ぐグリーグ、繊細甘美で恍惚たるスクリャービン、スーパーテクニックで高揚感を引き起こすリスト—?それぞれの世界でアーティストとしての幅広い視野と発想力を見せ、ヴィルトゥオーソぶりを遺憾なく発揮。さらにリストの第一人者として不動の地位を築く盟友ケマル・ゲキチとのデュオ・ステージもたっぷり収録。スリリングな舞台の興奮がよみがえる!total playing time…65’53” 〈録音〉2012年5月15日 横浜みなとみらいホール 2012年7月6日 東京オペラシティ コンサートホール(ライヴ録音)*

福井直昭(ピアノ)
 1970年東京生まれ。’93年慶應義塾大学経済学部を卒業。E. トゥシャ教授に師事し、’95年武蔵野音楽大学大学院修了、ピアノ専攻最優秀の「クロイツァー賞」を受賞。紀尾井ホールでのデビューリサイタルは音楽誌上で邦人年間ベストリサイタルの一つに選出され、以来各地の国際音楽祭等に出演を重ね、日本を代表するリスト弾きの地位を得る。’98年から2年間日本を離れ、ミュンヘン国立音楽大学において更に研鑽を積み、在学中の’99年ブルガリア国際コンクール「Music and Earth」全部門グランプリ大賞受賞(審査員全一致、史上最高得点)、ジュリアード・ジャーナル(米)等で報じられる。
ソリストとしては’96年「ブダペストの春」国際音楽祭に招聘され、メンデルスゾーン室内管弦楽団と協演、ヨーロッパデビューを飾り、その後も’97年「ハンガリー・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団東京公演」、世界42ヶ国に衛星生放送された’98年「ブルガリア国立放送交響楽団創立50周年記念公演」等に出演する。2000年代に入ると、ブルガリア国営放送で生放送された’00年「ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団定期公演」、リストの協奏曲を2曲演奏した’04年「ピアノ新人会第100回記念公演(東京交響楽団)」、巨匠フィリップ・アントルモン指揮による’09年「ニュルンベルク交響楽団東京公演」、日本・ハンガリー国交回復50周年記念としてNHKでも取り上げられた’09年「リスト音楽院管弦楽団東京公演」に出演するなど、内外で協演した著名なオーケストラの数は20に迫る。
近年も様々な分野において活発な活動を行っているが、特に「ケマル・ゲキチ×福井直昭 ピアノソロ&デュオリサイタル」は、’08年と’12年の2度にわたり東京オペラシティコンサートホールの超満員の聴衆を熱狂の渦に巻き込んだ。CDはこれまでにソロ・協奏曲を2枚(GEGA NEW)、Z. ティバイ(Cb)とのデュオを1枚(HUNGAROTON)リリースし、「グラモフォン」誌等で絶賛を博している。

 現在、学校法人武蔵野音楽学園理事。武蔵野音楽大学図書館・楽器博物館館長、ヴィルトゥオーソ学科長、教授。

ケマル・ゲキチ(ピアノ)
 “燃えさかるように”、“大胆に”、時には“挑発的に”、“エキサイティングな”、“繊細な”・・・これらは、聴衆にも批評家たちにも世界的な絶賛を浴びる現代最高のおそるべきピアニスト、ケマル・ゲキチを言い表すほんの一部の言葉でしかない。

 1985年第11回ショパン国際ピアノコンクール─そのあまりにも強烈な演奏に審査が分かれゲキチはファイナリストに選ばれず、これに抗議した審査員が次々に審査を辞退するという前代未聞の事件が勃発。会場の聴衆からも圧倒的な支持を得たゲキチは、このセンセーションにより一躍世界に名を馳せた。翌年、これも前代未聞、聴衆の強い要望により‘幻の最終予選’としてワルシャワ・フィルの定期シリーズに招かれ、コンクール本選と同会場、同オーケストラでゲキチは演奏を披露。ショパンのピアノ協奏曲第1番に続きアンコールはピアノ・ソナタ第3番全楽章、その圧倒的なピアニズムに聴衆は驚嘆し、今や伝説として語られる世紀のコンサートとなった。

 1962年クロアチア生まれ。’82年ユーゴスラヴィアのノヴィサッド音楽院において史上最高得点でディプロマを取得、直ちにピアノ科の教員に採用される。’81年リスト国際ピアノコンクール第2位。’85年ショパン国際コンクールでの演奏に対し、ハノーファーのショパン・ソサエティから、最優秀ソナタ特別賞を授与され、その録音はドイツでその年だけで6万枚、日本で8万枚を売り上げた。その後ヨーロッパ10カ国、日本、カナダ、ロシア、中東でツアー。彼の演奏とその半生を綴ったドキュメント番組はイタリア国営放送、NHK、CBC等10カ国で放映され、大きな反響を呼んだ。90年代、ゲキチは突然演奏活動から身を引き、より高いレヴェルへの到達をめざし集中的に練習的に没頭する。この充電期間の成果の一つがリストの「超絶技巧練習曲全曲集」(ビクター)であり、このCDでゲキチはリストの第一人者として不動の地位を確立。続く「ロッシーニ=リストのトランスクリプション集」(ナクソス)では、Penguin Guide to Musicからロゼッタ賞を授与される。
近年もゲキチの演奏活動は更に広がり、世界中の熱狂的な聴衆の支持を受け続けている。‘これまでどんなピアニストも到達したことのない境地へあえて踏み込む’これこそが彼のモットーである。ゲキチの演奏会では、刃物のように鋭い音楽的感性、燃えるような想像力、一方で驚くほど正確な器用さ、幅広い色彩の音のパレット、そして深さを増す作品の精神的意味の解釈などにさらされた作品の真髄を我々は目の当たりにする。聴衆はその超絶技巧に感嘆し、引きつけられ、圧倒され、釘付けにさせられる。そして最終的には、作品が持つ精神的世界を伝えたいというゲキチの意図のもと、忘れえない感動と衝撃を体験するのである。
 現在、フロリダ国際大学教授。
 


LMCD-1976
\3045
【浜松市楽器博物館コレクションシリーズ47】
 有田正広(フルート)

C.P.E.バッハ フルート・ソナタ集 〜クヴァンツ・フルートによる〜
C.P.E.バッハ(1714-88):
 [1]-[3] フルート・ソナタ ト長調 Wq.123(1735年)
 [4]-[6] フルート・ソナタ ホ短調 Wq.124(1737年)
 [7]-[9] フルート・ソナタ 変ロ長調 Wq.125(1738年)*
 [10]-[12] フルート・ソナタ ニ長調 Wq.126(1738年)
 [13]-[15] フルート・ソナタ ト長調 Wq.127(1739年)
 [16]-[18] フルート・ソナタ イ短調 Wq.128(1740年)
 [19]-[21] フルート・ソナタ ニ長調 Wq.131(1747年)
 [22]-[24] フルート・ソナタ ト長調 Wq.134(1735年頃)
有田正広(フルート)
有田千代子(チェンバロ)
〈録音〉2012年4月28−30日 アクトシティ浜松音楽工房ホール
〈使用楽器〉
2キー・フルート :C.F.フライヤー1世 クヴァンツ・フルートによる 1763年以降 ベルリン 浜松市楽器博物館所蔵 
2キー・フルート*:上記フルートを基に杉原広一、有田正広によって復元製作 2010年 東京  
チェンバロ:F.E.ブランシェ2世 1765年作 パリ 浜松市楽器博物館所蔵 A=403

 フルートの世界では無伴奏フルート・ソナタやハンブルク・ソナタなどで広く知られるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハが1735年から1747年の間に作曲した8作品を、2つのキーを持つ通称「クヴァンツ・フルート」で演奏している。独特の音程と音色の明暗を備えた当時の響きと作品に根ざした的確な演奏によって、「多感様式」を代表する作曲家の音楽が浮き彫りとなる。total playing time…60’28”
発売元:浜松市楽器博物館
販売元:コジマ録音












8/27(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENTUS MUSIC



ACC 30296CD
\2300→\2090
炸裂ムソルグスキー!
 ルツェルン祝祭管弦楽団ブラス・アンサンブル

  ムソルグスキー:
   展覧会の絵(エルガー・ハワース編)
   禿山の一夜(アンドレアス・N・タルクマン編)
   死の歌と踊り(スティーヴン・ヴェルハルト編)
ルツェルン祝祭管弦楽団ブラス・アンサンブル
ルーツ・ケーラー(指揮)
ラインホルト・フリードリヒ(Piccolo Tp)
ラウラ・ヴコブラトヴィッチ(Piccolo Tp)
マルティン・バエサ・ルビオ(Tp) 、
イエンス・ベッヒャー(Tp)
スティーヴン・ヴェルハルト(Tp)
ヴィム・ファン・ハッセルト(コルネット)
アマンダ・クラインバルト(Hrn)、
クロード・トレムス(Hrn)
フィリップ・シュメルツレ(Hrn)、
クリスティーナ・クロフト(Hrn)
ヨルゲン・ファン・ライエン(Tb)、
フレデリック・ベッリ(Tb)
アレクサンダー・ファーベーク(Eu/Tb)
マルティン・スキッパース(Bass Tb)、
ディルク・ヒルテ(Tub)
トーマス・ケラー(Tub)、
レイモンド・カーフス(Timp)
マティアス・フリース=ハウセン(Prc)
アクテア・ジメネツ(Pec)、
ミルコ・プレアトーニ(Pec)
 ルツェルンの名手たちが繰り広げる華麗なムソルグスキー、超絶技巧が炸裂した圧巻のブラス・アンサンブル

 録音:2013 年5 月3 & 4 日フェストハレ・ヘルクスハイム/66’02

 名手揃いのルツェルン祝祭管のブラス・セクションで創設した「ルツェルン祝祭管弦楽団ブラス・アンサンブル」による、ムソルグスキーの代表作で難曲である、「展覧会の絵」「禿山の一夜」「死の歌と踊り」に挑んだアルバムです。
 「展覧会の絵」は、ブラス界の重鎮エルガー・ハワース。「禿山の一夜」は、ブラス・アンサンブルの編曲に定評のあるアンドレアス・N・タルクマン。
 そして、「死の歌と踊り」は、トランペット奏者であり編曲者でもあるスティーヴン・ヴェルハルトが新たにブラス用に編曲した版を使っています。20 人編成のそれほど大きくないアンサンブルですが、超一流奏者たちによる圧巻の超絶技巧と多彩なサウンド、そして金管楽器の能力を極限まで駆使した力演で、ブラス愛好家も感嘆する演奏を聴かせてくれます。
 ルツェルン祝祭管弦楽団ブラス・アンサンブルは、2013 年にクラウディオ・アバドとミヒャエル・ヘフリガーによって創設されました。またアンサンブルの精神的支柱はトランペット奏者のラインハルト・フリードリヒであり、彼が組む意欲的なプログラムはこのアンサンブルの魅力の一つとなっています。







BIS

BIS SA 1893
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390

超豪華メンバー共演の強力盤!
 フレスト、アンスネス、ヤンセン

 モーツァルト:
  (1)クラリネット協奏曲イ長調 K.622(1791)(26’52)
  (2)ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498
   『ケーゲルシュタット・トリオ』(18’41)
  (3)アレグロ 変ロ長調K.Anh.91(516c)〜
   クラリネットと弦楽四重奏のための(7’10)

マルティン・フレスト
 ((1)バセット・クラリネット&指揮、
  (2)(3)クラリネット)
(1)ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団
(2)レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
 アントワーヌ・タムスティ(ヴィオラ)
(3)ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
 ボリス・ブロフツィン(ヴァイオリン)
マクシム・リサノフ[マキシム・リザノフ](ヴィオラ)
トルレイフ・テデーン(チェロ)
 天才クラリネット奏者、マルティン・フレストによるオール・モーツァルト・プログラム!2 度目の録音となるクラリネット協奏曲にアンスネス&タムスティとの『ケーゲルシュタット・トリオ』、そして、J. ヤンセンも参加のアレグロ 変ロ長調!!

 録音:(1)2010 年7 月、ブレーメン、ドイツ/(2)2012 年7 月、ヤール教会、ヤール、ノルウェー/(3)2013 年2 月、ストックホルム・コンサートホール、スウェーデン/53’43

 SACD ハイブリッド盤。BIS レーベルより数多くの録音をリリースしてきた天才クラリネット奏者マルティン・フレストの最新アルバムはオール・モーツァルト・プログラム!フレストにとって2 度目の録音となるクラリネット協奏曲を主軸にケーゲルシュタット・トリオ、そして、アレグロ変ロ長調が収録された充実のアルバムです。
 クラリネット協奏曲はフレストにとって非常に思い入れ深い作品で、ペーテル・ウンジャン指揮、アムステルダム・シンフォニエッタとの共演盤(BIS SA1263)に次ぐ2 度目の録音です。今回はドイツ・ブレーメンに本拠を置く室内オーケストラ、ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団との共演で指揮振りに挑戦。この新録音ではフレストらしい抜群のテクニックと輝かしい音色に加え音楽表現の幅が拡がり、ひと際音楽性の高い演奏となっております。また名門室内オケとの共演ということで、フレストの演奏に親和するような美しい演奏を披露しております。さらに指揮振りということにより、クラリネットとオーケストラが寄り添うような演奏を聴かせてくれます。なお、この協奏曲で使用しているバセット・クラリネットは、A 管クラリネットの低音域をバセットホルンの最低音である記音ハ(C3)まで拡張した楽器で、モーツァルト没後200 周年を記念して1991 年に復元されたものです。
 『ケーゲルシュタット・トリオ』はピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲で1786 年8 月5 日にウィーンで作曲されました。一風変わったこの編成は、友人のクラリネット奏者アントン・シュタットラーら仲間うちで演奏するために作曲したと言われています。当演奏の共演陣に注目!世界的ピアニストの一人レイフ・オヴェ・アンスネスがピアノを、俊英ヴィオラ奏者アントワーヌ・タムスティをそれぞれ担当しています。アンスネスは非常に幅広いレパートリーの持ち主で、多くのピアノ・ソロ、協奏曲を得意とするほか、室内楽の演奏にも非常に定評があります。BIS レーベルにはニールセンの室内楽作品を集めたアルバム(BIS 428)にも録音があります。
 アレグロ 変ロ長調K.Anh.91(516c)はソナタ形式の作品で、クラリネットと弦楽四重奏のために書かれました。クラリネットのメロディに弦楽四重奏が寄り添うに全体を包み込みます。この曲もすごい共演陣!今や大人気のヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンを筆頭にヤンセンとの室内楽録音でも度々共演している、ヴァイオリンのボリス・ブロフツィン、チェロのトルレイフ・テデーン、そしてBIS レーベルでもおなじみのヴィオラ奏者マクシム・リサノフと、この上ないメンバーが揃いました。期待をはるかに超える、当曲の決定盤になること間違いなしの演奏であり、BIS が誇る優秀録音です。







HAENSSLER

= SWR MUSIC =

93 305
\2400→\2190
小澤征爾も認める実力派指揮者、ドゥネーヴ
 ラヴェル:
 (1)ラ・ヴァルス(1919/20)
 (2)クープランの墓
  [1. 前奏曲 2. フォルラーヌ 3. メヌエット 4.リゴードン]
   (1914-1917/1919)
 (3)道化師の朝の歌
 (4)スペイン狂詩曲
  [1. 夜への前奏曲 2. マラゲーニャ 3. ハバネラ 4.祭り](1907)
 (5)ボレロ
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
 ドゥネーヴ率いるシュトゥットガルト放送響によるラヴェル管弦楽曲全集録音始動!第1弾はラ・ヴァルス、クープランの墓、道化師の朝の歌、スペイン狂詩曲そしてボレロ!

 録音:(1)(2)2012 年10 月25&26 日 (3)-(5)2012 年12 月13&14 日、シュトゥットガルト・リーダーハレ/ ベートーヴェンザール/DDD、ステレオ、69’34

 注目の指揮者ステファヌ・ドゥネーヴの新録音登場。前作、プーランク没後50 周年記念して発売されたアルバム(93 297) はSWR シュトゥットガルト放送響とのデビュー盤ということで話題となりました。新アルバムはラヴェルの管弦楽曲全曲集の第1 弾(ラ・ヴァルス、クープランの墓、道化師の朝の歌、スペイン狂詩曲、ボレロ)です。
 ステファヌ・ドゥネーヴ率いるSWR シュトゥットガルト放送交響楽団は2013 年4 月に来日し話題となりました。また今年のサイトウ・キネン・フェスティバルで小澤征爾と一緒にオペラを振ることになっています。ドゥネーヴは2011/12 年シーズンよりシュトゥットガルト放送響の首席指揮者を務めるようになり、以後勢力的に演奏活動を行っております。
 フランス人指揮者であるドュネーヴがドイツのオケを、自分が描き出したいラヴェルの世界観を見事に表現しております。今後の活躍にも注目です。




ステファヌ・ドゥネーヴ、旧譜

NAXOS
8.504017
(4CD)
\3300→¥2990
ルーセル:交響曲全集
《8.570323》
 交響曲第 1 番「森の詩」Op.7/
 交響的前奏曲「復活」 Op.4/
 劇音楽「眠りの精」 Op.13
   (録音 2008年10 月、2009 年4 月)/
《8.570529》
 交響曲第 2 番 Op.23/
 春の祭りに寄せて Op.22/
 組曲ヘ長調 Op.33
   (録音2007 年5 月、2006 年5 月)/
《8.570245》
 交響曲第 3 番ト短調 Op.42/
 バッカスとアリアーヌ Op.43 組曲 第1番、第2番
   (録音 2006 年5 月、2006 年10 月)/
《8.572135》
 交響曲第 4 番イ長調 Op.53/
 交響詩「フランドル狂詩曲」 Op.56/
 小組曲 Op.39/
 小管弦楽のためのコンセール Op.34/
 シフォニエッタ Op.52
   (録音2006 年10 月、2007 年5 月、6 月、2008 年8 月)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ステファン・ドゥヌーヴ(指揮)
 NAXOSの誇るステファン・ドゥヌーヴ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の全集セット。
 ステファン・ドヌーヴは店主もよく知らない人なのだが1971年生まれのフランスの指揮者でショルティやプレートルのアシスタントを務め、日本では松本で小澤の助手も務めたらしい。2011年までロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の音楽監督だったみたいで、このルーセルはそのときの全集録音らしい。
 で、これが悪くないのである。
 最初は「まあまあいけてるジャン」という程度だったのだが、聴き進むにつれて結構はまってしまい「十分」どころかこれが一番いい」、とまで思うようになってきた。往年の大指揮者のような破天荒さはないものの、シャープでキビキビしていて、隅々までセンスあふれるいい演奏なのである。この人、そうとう勉強してきたな、という感じ。初めての大きなシリーズ・レコーディングで張り切ったのか。
 カップリングもメジャーなものからかなりマイナーなものまできっちり揃えてくれていて、さらに「蜘蛛の饗宴」のバレエ全曲盤も最近補完的にリリースしてくれた。至れり尽くせりの新世紀を代表する全集。

 で、ちょっと興味があったのでもう少しステファン・ドゥヌーヴについて調べていたら、「最も才能のあるフランスの若手指揮者として注目されている」という。そうかもしれない。
 さらにもう少し調べていたら、この人の生地が書いてあった。
 「Tourcoing」。
 トールコイン?違う・・・えっと・・・トゥールコワン・・・。
 ぎゃ!ルーセルと同郷だった、この人!




ATOLL

ACD 509
(CD-R)
\2400
J.S.バッハ:イン・ザ・イタリアン・スタイル
 トッカータ ニ長調 BWV.912
 カプリッチョ BWV.992《最愛の兄の旅立ちに寄せて》
 幻想曲イ短調 BWV.904
 イタリア協奏曲 BWV.904
 フーガ イ短調 BWV.904
 ゴルドベルク変奏曲 BWV.988-1より《アリア》
 2つのチェンバロのための協奏曲ハ長調 BWV.1061a*
ジェームズ・ティブルス(チェンバロ)
ジェニー・トーマス(チェンバロ)*
 ニュージーランド古楽界のパイオニア、ジェームズ・ティブルスが奏でるJ.S.バッハの鍵盤作品集。音楽と楽器の関連性について研究を重ねてきたティブルス。研究の成果をハンブルクの名工、クリスティアン・ツェルが1728年に作製したチェンバロのレプリカ(ポール・ダウニー、2006年製)で表現する。

 2008年2月&7月の録音。
 ※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

ACD 504
(CD-R)
\2400
リッチー:ピアノのための24の前奏曲 シャロン・ヴォーガン(ピアノ)
 イングランド出身でニュージーランドのオークランドを拠点に活躍するピアニスト、シャロン・ヴォーガン。プログラムは、ニュージーランド出身の作曲家、アントニー・リッチー(1960−)のピアノのための24の前奏曲。この「24の前奏曲」には偉大なる先人たち、ショパンやドビュッシー、ショスタコーヴィチそしてJ.S.バッハへのリスペクトが込められている。
 

ACD 307
(CD-R)
\2400
リスト&ロイプケ 〜 オルガン作品集
 リスト:
  コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による
   幻想曲とフーガ S.259
 ロイプケ:詩篇94番によるソナタ
ロバート・コスティン(オルガン)
 イギリスからニュージーランドに渡り、ウェリントンのセント・ポール大聖堂、オークランドのホーリー・トリニティ大聖堂のオルガニストとして活躍するロバート・コスティンの3作目となるアルバムはリスト&ロイプケ。ニュージーランドのウェリントン・タウン・ホールのオルガンが荘厳に鳴り響く。




CALA


CACD 77017
\2400
ブラックワトル・カプリース 〜 ギターのための作品集
 マラッツ:スペイン・セレナータ/
 ウォルトン:ギターのための5つのバガテル
 武満徹:
  ギターのための3つの歌 〜
   イエスタデイ、オーバー・ザ・レインボー、ロンドンデリーの歌
 エドワーズ:ブラックワトル・カプリース
 アルベニス:コルドバ
 J.S.バッハ:組曲BWV.997
 ウェイツ&ブレンナン:アイム・スティル・ヒア
ジェイコブ・コードオーヴァー(ギター)
 豪州の実力派ギタリスト、コードオーヴァー登場!

 スペインのコルドバ国際ギター音楽祭コンクールやオーストラリア・ギター・コンクールなど、数々の受賞歴を持つ南半球オーストラリアの実力派ギタリスト、ジェイコブ・コードオーヴァー。
 イギリスのカーラ(Cala)でのレコーディング・プロジェクトの第1弾には、J.S.バッハや武満徹のアレンジや、母国オーストラリアの作曲家ロス・エドワーズの傑作「ブラックワトル・カプリース」を収録。
 グレッグ・スモールマン(2006年製)のギターが奏でる音楽は、その素朴な音色、明暗、緩急、強弱のコントラストが美しい。

 2013年1月14日−16日の録音。
 
CACD 77014
\2400
ハンソン:
 感謝祭の音楽
 ヴァイオリン・ソナタ(全曲世界初録音)
サラ・レナード(ソプラノ)
ジョナサン・パウエル(ピアノ)
ジェーン・ゴードン(ヴァイオリン)
ヤン・ラウティオ(ピアノ)
 ロバート・ハンソンは、ホルストも教壇に立ったロンドンの名門、モーリー・カレッジで音楽部門の責任者を務めた経歴を持つイギリスの作曲家。
 ウェーベルンやベルク、戦後のアヴァンギャルド、叙情的な旋律など、様々なカラーを兼ね備えた作風を特徴としている。

 2007年7月17日−18日。




CENTAUR


CRC 3276
\2300
ラウッツィーニ:室内楽作品集
 弦楽四重奏曲変ホ調 Op.2-1
 アー・タッチ・アゲイン・ダット・プラインティヴ・ストレイン
 クローラ・ビホールド・ダット・ビューティオス・ローズ/
 ヴァイオリン・ソナタヘ長調 Op.1-6
 マダム・マーラのためのアリア
 ああ!親愛なるローラ
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op.15-1
 薔薇
 シース・トゥー・ブラム・マイ・メランコリー
 弦楽四重奏曲イ長調 Op.7-1
オーセンティック弦楽四重奏団
ステファニー・トゥルー(ソプラノ)
タマシュー・シェケンディ(フォルテピアノ)、他
 18〜19世紀イタリア生まれのカストラート、ピアニスト、作曲家のヴェナンツィオ・ラウッツィーニ(1746−1810)の室内楽作品集を演奏するのは、2002年に結成されたオーセンティック弦楽四重奏団。古典派からロマン派音楽の知られざる名作の発掘、演奏を行うハンガリー有数のピリオド楽器弦楽四重奏団である彼らのピリオド奏法、解釈はまさにオーセンティックである。またカナダのソプラノ、ステファニー・トゥルーが歌うアリアが、モーツァルトのオペラの初演にも参加したラウッツィーニの歌声を想像させてくれる。

 2012年6月12−14日の録音。
 

CRC 3282
\2300
ピエルカン・ド・テラシュの音楽 〜 カンブレからのポリフォニー Vol.1
 テラシュ:
  ミサ曲《どうしたら楽しみを手に入れられるだろう》より、
  ミサ曲《絶望した幸福の女神》よりプレニ,ベネディクトゥス、
  「喜べ、処女マリアよ」、
  ミサ曲《すべての人よ》よりプレニ,ベネディクトゥス,オザンナ、
  モテット《よく,甘き言葉》
 ジョスカン・デ・プレ:どうしたら楽しみを手に入れられるだろう
 イザーク:
  ミサ曲《どうしたら楽しみを手に入れられるだろう》よりアニュス・デイII
カペラ・アラミレ
アラミレ・コンソート
ピーター・アルクハート(指揮)
 フランスの作曲家、ピエルカン・ド・テラシュ(c.1465−c.1526)と同世代の作曲家の宗教歌曲集。テラシュのモテット《よく,甘き言葉》は、フランス国王宮廷に伝わる音楽が含まれており、このモテットは彼の作品の中で印象深い曲になっている。

 2003年、2006年、2010年の録音。
 

CRC 3274
\2300
ブラームス:ピアノ作品集
 3つの間奏曲 Op.117
 6つの小品 Op.118
 4つの小品 Op.119
エドゥアルド・フェルナンデス(ピアノ)
 スペインの若手ピアニスト、エドゥアルド・フェルナンデスが弾くブラームスのピアノ作品集。2005年に行われた国際音楽雑誌スケルツォ20周年コンサートにソリストとして選ばれ、"スペインの最も有望な若手ピアニスト"として評論家に賞賛される。レパートリーはバロックからモダン作品までと守備範囲の広さもまた彼の魅力である。

 2012年4月1−3日の録音。
 

CRC 3259
\2300
ザ・ミュージック・オブ・ディノス・コンスタンティニデス
 アルト・サクソフォンと打楽器のための伝説II LRC 115a、
 ヴァイオリンとピアノのためのパターン LRC 119b、
 無伴奏アルト・サクソフォンのための天体黙想 LRC 2331b、
 打楽器四重奏 LRC 12、
 ピアノのための若い男のための組曲 LRC 47、
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 LRC 11、
 無伴奏アルト・サクソフォンのためのトランスフォーメーション、
 ヴァイオリン、アルト・サクソフォンとピアノのためのトリオ第3番 LRC 165
グリフィン・キャンベル(サクソフォン)
ブレット・ディーツ(パーカッション)
ヨヴァ・ミラノヴァ(ヴァイオリン)
マイケル・ガート(ピアノ)
クリストファー・ホーファー(パーカッション)
ダニエル・ヒグニー(パーカッション)
サミュエル・トレヴァセン(パーカッション)
 ルイジアナ州立大学(LSU)作曲学科長、ルイジアナ・シンフォニエッタの音楽監督の任にある現代ギリシャの巨匠ディノス・コンスタンティニデス(1929−)。カーネギーホールとワイル・リサイタル・ホールで行われたコンサートのプログラムを収録。LSU教授のグリフィン・キャンベルとマイケル・ガートのダイナミックな演奏からは、彼の作品の魅力が味わえる。

 2012年の録音。
 


CRC 3098
\2300→\2090
ハイ・ワイヤー・アクト 〜
 シュウェンディンガー:室内楽作品集

  ハイ・ワイヤー・アクト/ノネット/
  うわさ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/
  トゥー・リトル・フース
クリスティナ・ジェニング(フルート)
ブライト・ミュージック
デュオ46
ケイティ・ウォルフ(ヴァイオリン)
シカゴ室内管弦楽団のメンバーたち、他
 メキシコ生まれの女流作曲家ラウラ・エリーゼ・シュウェンディンガーの室内楽作品集。ベルリンのアメリカ・アカデミーでフェローシップ賞を獲得した最初の作曲家である彼女の作品からは美しい旋律、時に影が見え隠れし、そのコントラストが実に印象的。クリスティナ・ジェニングのフルートの音色が作品の魅力を引き出している。

 2004年−2007年の録音。




GLOSSA PLATINUM

GCD P32108
\2400
信心会 〜 ジェク・ド・カンブレの祈りの歌
 中世の教会に集まって社会活動をした人々の祈りの歌

  ジェク・ド・カンブレ(カンブレのジェク/ジャック):
   Grant talen、Haute Dame、Kant je plus pens、
   Loeir me'estuet、Meire, douce creature、
   O dame, ke Deu、Retrowange novelle(新しいロトルアンジェ)
  ロベール・ド・ラン・ラ・シエーヴル(ランスのロベール):
   Jamais, por tant com、Plaindre m'estuet、L'autrier dejouste
  マルタン・ル・ベガン・ド・カンブレ(カンブレのベギン帽のマルタン):
   Loiaus desir et pensee、Boine aventure
  シャノワーヌ・ド・サン=カンタン(サン=カンタンのシャノワーヌ):
   Rose ne flor
  作曲者不詳:Chanter m'estuet
グランドラヴォア
ビョルン・シュメルツァー(ディレクター)
 多国籍古楽精鋭集団グランドラヴォア。オヌクール三部作の第2部は13世紀北フランスが舞台!

 中世、ルネサンスの音楽の演奏家、研究者であり、民族音楽学者としてもその名を知られるビョルン・シュメルツァーが、1999年にベルギーのアントワープで創設した多国籍の古楽精鋭集団グランドラヴォア。
 「ヴィラール・ド・オヌクール三部作」の第2部「信心会 〜 ジェク・ド・カンブレの礼拝の歌」の舞台、それは13世紀の北フランス、トルヴェールの時代。
 13世紀の教会建築家であり、建築のための図画、絵画、彫刻、装飾を集めるために当時のヨーロッパ各地を旅したヴィラール・ド・オヌクール。
 グランドラヴォアの圧倒的な表現力と説得力を持つ歌声が、当時のトルヴェール、ミンストレルの中心地であり、オヌクールが大聖堂を建築したフランス北東部の「カンブレ」で歌われた"祈りの歌"を蘇らせる。

 ※録音:2010年7月&8月、サン=イヴ(ブレーヌ、フランス)




OBOE CLASSICS

CC 2025
\2400
ザ・フレンチ・アクセント
 プーランク:三重奏曲/トゥイレ:《六重奏曲》より ガボット/
 オーリック:三重奏曲/ルーセル:嬉遊曲 Op.6/
 レスゲン=シャンピオン:牧歌曲/
 オトテール:《オーボエとチェンバロのためのソナタ ニ長調》による組曲/
 フェルー:三重奏曲/ストラヴィンスキー:牧歌曲/
 ジョリヴェ:セレナーデ・アベック・オーボー・プリンシパル/
 マスネ:《復讐の女神》より 故郷を思うトロイの女
ローラン・ラモレット(オーボエ)
ルイ・バス(オーボエ)
ミルティーユ・モレル(オーボエ)
ピエール・ピエルロ(オーボエ)
ルイ・ブリュゼ(オーボエ)
ルイ・グロメール(オーボエ)
ジョルジュ・デュラン(イングリッシュ・ホルン)
ルイ・ゴダール(オーボエ)、他
 ダブル・リード・ファン要注目!Oboe Classics復活!

 フランシス・プーランク(1899−1963)とジョルジュ・オーリック(1899−1983)を中心に、フランスの作曲家の作品を集めたフレンチ・プログラム。ローラン・ラモレット、ルイ・ゴダール、ピエール・ピエルロなど、オーボエ界の名手として第一線で時代を築いてきたオーボイストたちの名演が甦る。往年の名手たちの音色やフレージングの違いを1度に味わえる。マルコム・マクミラン・コレクションからの復刻リマスタリングは、デイヴ・ローウェルが担当。1928年−1958年の録音。
 


CC 2026
(2CD/特別価格)
\2400→\2190
ザ・ワールド・オブ・ザ・オーボエ
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲より第1楽章/
 コースト:癒しのロマンス/R.シューマン:ロマンス第1番 Op.94/
 ラヴェル:《クープランの墓》より 前奏曲、ハバネラ形式による小品/
 ウェッジウッド:トンボ/モリコーネ:ガブリエルのオーボエ/
 ボイス:ソナタ第10番より アレグロ/パスクッリ:蜂/
 アーレン:虹の彼方へ/
 モーツァルト:オーボエ四重奏曲 K.370より 第2楽章/
 ジェイコブ:ソナチネより 第4楽章/フォーレ:小品/
 ドリーブ:花の二重奏/ボワモルティエ:モデレマン/
 マチャド:ケブラ・ケイショ/サン=サーンス:白鳥/
 ハーティー:シャンソネット/エルディンチ:黒海の踊り/
 チャイコフスキー:歌劇《エフゲニー・オネーギン》より 序曲/
 ブッシュ:三重奏曲より 第1楽章/ラヴェル:メヌエット/
 ベートーヴェン(セドラック編):歌劇《フィデリオ》より フロレスタンのアリア/
 マコンキー:五重奏曲より 第2楽章/デュティユー:ソナタ より第2楽章/
 マクミラン:インターセッション/C.シューマン:ロマンス第2番 Op.22/
 ブリテン:パン/リチャードソン:ランデヴー/シンクレア:ザ・フライ/
 バスラー:ヴォカリーズ・ダンス/
 ロクスバラ:サイレント・ストリングス/ベリオ:セクエンツァより 第7番
ハン・デ・ヴリーズ(オーボエ)
マリオス・アルギロス(オーボエ)
マーク・ベイジェント(オーボエ)
ジョージ・ケアード(オーボエ)
デイヴィッド・カウリー(オーボエ)
ニコラス・ダニエル(オーボエ)
エレーヌ・ドーヴァス(オーボエ)
パウル・グディ(オーボエ)
レオン・グーセンス(オーボエ)
デアドル・リンド(オーボエ)
ジェイニー・ミラー(オーボエ)
ジェシカ・モグリッジ(オーボエ)
ウチェンナ・グエ(オーボエ)
エミリー・ペイルソープ(オーボエ)
ジェレミー・ポルメア(オーボエ)
クリストファー・レッドゲイト(オーボエ)
キャサリン・スミス(オーボエ)
アルシア・タルボット=ハワード(オーボエ)
ジュリアン・ウェスト(オーボエ)
ジュリア・ホワイト(オーボエ)、他
 オーボエの音楽、楽器、リード、プレイヤーにスポットライトをあてた「ザ・ワールド・オブ・ザ・オーボエ」。バロック音楽から現代音楽、オリジナル、トランスクリプションなど幅広い作品を網羅。今を時めくオーボエ奏者による、オーボエの魅力を最大限に発揮した作品集に仕上がっている。オーボエの歴史やリード作製のプロフェッショナル、ピーター・ウィギンズ氏によるインタヴュー形式のレクチャーが掲載された充実のブックレットも魅力。




SIGNUM



SIGCD 341
(2CD/特別価格)
\3600→\3290
グレート・アメリカン・ソングブック
 アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング/
 ビギン・ザ・ビギン/あなたはしっかり私のもの/
 イッツ・デ・ラヴリー/夜も昼も/レッツ・ミスビヘイブ/
 エヴリ・タイム・ウィ・セイ・グッドバイ/
 アイ・ウォント・ダンス/クライ・ミー・ア・リヴァー/
 ビヨンド・ザ・シー/恋に落ちた時/ほほ寄せながら/
 マイ・ファニー・ヴァレンタイン/ザ・レディ・イズ・ア・トランプ
キングズ・シンガーズ
南ユラン交響楽団
デイヴィッド・ファーマン(指揮)
 英国のエンターテイナー、キングズ・シンガーズ!最新盤はグレート・アメリカン・ソングブック!

 イギリスが世界に誇るア・カペラのエンターテイナーたち、キングズ・シンガーズが歌うアメリカン・ソングブック!
 キングズ・シンガーズが歌うアメリカン・プログラムには、ジョージ・ガーシュウィンやジェローム・カーン、アーヴィング・バーリン、コール・ポーターなど、ソングライティング、ライトミュージックの全盛時代に活躍した音楽家たちの作品がズラリ!
 キングズ・シンガーズのために、ア・カペラ・ヴァージョンへの新しいアレンジを担当したのは、ジャズのアレンジャーとしても活躍するマルチ・タレント・コンポーザー、アレキサンダー・レストレンジ。
 キングズ・シンガーズの魔法のようなハーモニーとパフォーマンス、そしてスイング・オーケストラ役を披露する南ユラン交響楽団とのコラボレーションは、話題性、期待度ともに抜群!
 キングズ・シンガーズが歌う古き良き時代の偉大なるアメリカン・ソングブック、乞うご期待!



 
SIGCD 346
\2300→\2090
ガブリエリ・コンソート
 インカーネイション

 マーティン:囚われのアダムは横たわり
 13世紀:久しく待ちにし主よとく来たりて
 ハウエルズ:久しき昔
 14世紀:ルライ・ルライ 〜 クリスマスの夜に
 ポット:子守歌
 13〜14世紀:天地の造り主
 ダヴ:東方の三賢者
 15〜16世紀:うるわしの宵よ、星は光り
 レイトン:降誕の賛歌
 12〜13世紀:喜びにあふれて
 ブリテン:みどり児はお生まれになった
ガブリエリ・コンソート
ポール・マクリーシュ(指揮)
コペンハーゲン・ロイヤル・チャペル
 合唱団のトレブル
 マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート!"過去"と"現代"が繋がるクリスマス・プログラム!

 マクリーシュの古楽界の名匠としての本領発揮となった「新・ヴェネツィアの戴冠式1595」、ベルリオーズやメンデルゾーン、ブリテンなど「巨大編成による宗教作品」、イギリス音楽を中心とした「合唱作品集」。
 新たな可能性を追求し続けるポール・マクリーシュとガブリエリ・コンソートによるクリスマス・プログラムは、"過去"と"現代"の音楽の饗宴!
 ベンジャミン・ブリテンの代表作の1つである名作「みどり児はお生まれになった」やハウエルズ、レイトンなどの近現代の合唱作品と、12世紀から16世紀にかけての作曲者不詳の伝承曲の美しきコントラスト。
 "過去"と"現代"の音楽の饗宴が、ガブリエリ・コンソートとコペンハーゲン・ロイヤル・チャペル合唱団のトレブルの歌声で、キリストの降誕を祝う高貴なるストーリーとなる。



 

SIGCD 323
\2300
プーランク:歌曲全集Vol.4
 歌曲集《動物詩集》/ロンサールの5つの詩/
 マックス・ジャコブの4つの詩/
 8つのポーランドの歌/
 ポール・エリュアールの5つの詩/
 歌曲集《村人たちの歌》/陶器の歌/
 気まぐれ/モンテ・カルロの女
ジョン・マーク・エリンズリー(テノール)
ウィリアム・デイズリー(バリトン)
サラ・フォックス(ソプラノ)
マグダレーナ・モレンドフスカ(ソプラノ)
アン・マレー(メゾ・ソプラノ)
トーマス・オリーマンス(バリトン)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
 プーランクの歌曲全集第4巻も豪華!アン・マレーやトーマス・オリーマンスが参加!

 44年間で150曲を超える声楽とピアノのための作品を生み出した20世紀フランスの大作曲家フランシス・プーランク。
 名ピアニスト、マルコム・マルティヌーがリードするプーランクの歌曲全集の第4巻にも、ジョン・マーク・エインズリーやアン・マレー、トーマス・オリーマンスなど、世界有数の名歌手たちが参加。
 近代フランス歌曲の傑作の数々を、最高級の歌声とピアノの組み合わせで ——。
 


SIGCD 343
(2CD/特別価格)
\3600→\3290
神童11歳のときのk.35
モーツァルト:
 宗教的ジングシュピール《第1戒律の責務》K.35
クラシカル・オペラ・オーケストラ
イアン・ペイジ(指揮)
アラン・クレイトン(テノール)
アンドルー・ケネディ(テノール)
ソフィー・ビーヴァン(ソプラノ)
サラ・フォックス(ソプラノ)
コーラ・ブルグラーフ(メゾ・ソプラノ)
 クラシカル・オペラのSignum移籍第1弾!神童モーツァルトの宗教的ジングシュピール!

 モーツァルトとその同世代の作曲家たちのスペシャリスト、いまイギリスで最もエキサイティングなピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、クラシカル・オペラがシグナム・クラシックス(Signum Classics)に移籍!
 移籍第1弾となるのは、リン・レコーズ(Linn Records)時代の前作に続き、神童モーツァルト11歳の作品、宗教的ジングシュピール「第1戒律の責務」。
 「第1戒律の責務」では、長いヨーロッパ旅行を終えた直後のモーツァルトが第1部の作曲を、第2部はミヒャエル・ハイドン、第3部はアードゥルガッサーが担当。
 唯一現存する第1部は、天才モーツァルトの才能が発揮された秀作であり、最初期の代表作の1つである。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ORFEO D’OR



ORFEOR 881132
(2CD→1CD 価格)
¥2300→\2090
ケルテス&ベルリン・フィル
[CD1]
 ・ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調op.93 (29’05”)
 ・R.シュトラウス:4つの最後の歌 (20’28”)
[CD2]
 ・バルトーク:管弦楽のための協奏曲Sz 116 (38’54”)
エリーザべト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
イシュトヴァーン・ケルテス(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1962 年に実現した注目の顔合わせケルテス指揮ベルリン・フィル、バルトークの「オケコン」、ベト8シュヴァルツコップ独唱によるシュトラウス「4つの最後の歌」

 収録:1962 年8 月11 日/ザルツブルク、モーツァルテウム(ライヴ・モノラル)/ADD、88’30”

 ハンガリーの名指揮者イシュトヴァーン・ケルテス(1929-1973)がザルツブルク音楽祭にデビューを果たしたのは1961 年。モーツァルテウム管弦楽団を指揮して、モーツァルトの「後宮からの逃走」と「ハフナー・セレナード」そのほかを取り上げて大成功を収めました。
 このたびORFEO D'OR の「ザルツブルク音楽祭ドキュメント」に登場するアルバムは、その翌年1962 年にケルテスがベルリン・フィルを指揮して、モーツァルテウムでおこなったコンサートの模様すべてをライヴ収録したものです。
 ケルテスはザルツブルク音楽祭で、同じ年に新キャストで「後宮からの逃走」を再演、1963 年にオットー・シェンク新演出による「魔笛」を上演しているほか、1963 年と1972 年にウィーン・フィルを指揮してオーケストラ・コンサートをおこなっていますが、モーツァルト以外のプログラムを披露したのはこれが唯一の機会であり、その内容もまたたいへん興味深いものとなっています。
 まず、ベートーヴェンの第8 交響曲では、深い呼吸の悠然たるテンポ設定が、ほぼ同時期の1960 年にバンベルク響を指揮した第2 番、第4 番のセッション録音をほうふつとさせて絶妙な味わい。すでに音楽祭の常連であったシュヴァルツコップがお得意の「4 つの最後の歌」で、美しく気高い佇まいをみせたあと、やはり圧巻はバルトーク。コダーイに師事したケルテスにとっては、バルトークもまた同じく自らのルーツを呼び覚ます別格の位置づけだからでしょうか、語法を体得したエキスパートの名にふさわしい熱演ぶり。ヴィルトゥオーゾ・オーケストラの切れ味鋭いサウンドとソリスティックな名技を駆使して、聴きごたえ満点の出来ばえです。
 ちなみに、1962 年のザルツブルク音楽祭はベルリン・フィルにとって1957 年、1960 年に続いて3 度目の出演にあたり、カラヤンがヴェルディの「レクィエム」を指揮したのをはじめ、ケルテスのほかにルドルフ・ケンペ、ウィリアム・スタインバーグともオーケストラ・コンサートをおこなうなど、たいへん豪華なものでした。
 なお、終演後すべてに拍手が入ります。
 


ORFEOR 884131
\2300→\2090
フィッシャー=ディースカウ&ポリーニ
 シューベルト:「冬の旅」全曲
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
 これは一大事! 伝説となっているフィッシャー=ディースカウとポリーニの「冬の旅」がついに日の目を見る!!

 録音:1978 年8 月23 日ザルツブルク音楽祭、ザルツブルク小劇場でのリサイタル(ライヴ)/74’31”、ADD、STEREO

 凄い音源の初出です。フィッシャー=ディースカウとポリーニが、1978 年のザルツブルク音楽祭でたった一度だけ実現させた「冬の旅」。当時NHKFMで放送され、今日でも語り草となっているだけでなく、「音源を捜しあててCD 化して欲しい演奏」の筆頭とされてきました。それがついに正規発売となります。
 フィッシャー=ディースカウとポリーニという当時最高のスターの共演も驚きながら、ポリーニが歌曲の伴奏をしているという点も非常に珍しいことです。
 フィッシャー=ディースカウはデームス、ブレンデル、バレンボイム、ペライア、シフとも録音を残していますが、このポリーニの巧さ、表現力はまさに別次元で、「冬の旅」録音史上、これほど見事なピアノ伴奏はないと断言できましょう。
 53 歳のフィッシャー=ディースカウも若々しさと、何かが憑依したような表現力が鬼気迫る世界を作り、シューベルト晩年の音楽の深さ、怖さを垣間見させてくれます。
 「冬の旅」を語る上で、絶対に避けて通ることができぬ金字塔CD。誰もが必携のアルバム、本当に凄いです。
 


ORFEOR 883132
(2CD)
\2300→\2090
エミール・ギレリス/1976年ザルツブルク音楽祭ライヴ
 [CD1]
  (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31の1
  (2)同:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26「葬送」
 [CD2]
  (1)シューマン:トッカータOp.7
  (2)ブラームス:4つのバラードOp.10
  (3)シューマン:アラベスクOp.18
エミール・ギレリス(Pf)
 ギレリス最盛期の魔術が高音質で蘇った

 録音:1976 年8 月9 日ザルツブルク音楽祭、祝祭大劇場でのリサイタル(ライヴ)/83’02”、ADD、STEREO

 ギレリスがまだ「鋼鉄のタッチ」の面影を残していた1976 年の初出ライヴ。何より録音が良いので、ギレリスの輝くようなピアノの音色と音圧がダイレクトに伝わってきます。
 ベートーヴェンのソナタ2 篇は、奇を衒わないオーソドックスな演奏ながら、この安定感と一点の曖昧さもない安心感はギレリスならでは。シューマンの技巧的な「トッカータ」ではギレリスの腕の冴えが光り、ブラームスの「バラード」は曲の構造がはっきり見える明快さ。ギレリスというピアニストがとてつもない巨人だったことを再認識させてくれます。
 


ORFEOR 882132
(2CD)
\2300→\2090
シューラ・チェルカスキー/1961年ザルツブルク音楽祭ライヴ
 [CD1]
  (1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
  (2)同:幻想曲 ハ長調Op.17
  (3)ムソルグスキー:展覧会の絵
 [CD2]
  (4)バーバー:遠足Op.20
  (5)ショパン:ノクターンOp.55の1
  (6)同:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
シューラ・チェルカスキー(Pf)
 ピアノの魅力を極限まで楽しませてくれるチェルカスキー最盛期の魔術

 録音:1961 年7 月31 日ザルツブルク音楽祭、モーツァルテウムでのリサイタル(ライヴ)/109’09”、ADD、MONO

 超絶的な技巧と、ねっとり濃厚な音色で人気の高いピアニスト、シューラ・チェルカスキー。彼の芸風の魅力が最高潮だった1961 年のライヴが初めて日の目をみました。レパートリーの広さでも知られるチェルカスキーながら、他に録音のないものも多く興味津々。
 たとえばバーバーの「遠足」全4 曲。アメリカ的な語法による技巧的作品ですが、チェルカスキーの手にかかると、面白さ倍増。列車のリズムによる第1 曲など、鉄オタでなくとも興奮させられます。また、チェルカスキーがあまりとりあげないモーツァルトのソナタも貴重。さらに、入手可能盤が技巧の衰えの目立つ晩年のものであるムソルグスキーの「展覧会の絵」やシューマンの「幻想曲」も超絶技巧とバリバリのチェルカスキー節を聴かせてくれます。
 ピアノ好き必聴のアルバムと申せましょう。


<国内盤>


SONARE



SONARE 1020/1
(2CD)
¥4200
元大阪フィル首席コンサートマスター長原幸太/ヴァイオリン・リサイタル 2013
 伴奏は清水和音

 [Disc 1]
  ストラヴィンスキー:イタリア組曲
  ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 [Disc 2]
  松下功:「マントラ(慢怛?)」
  R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18
  グラズノフ:瞑想曲Op.32
長原幸太(ヴァイオリン)
清水和音(ピアノ)
 俊英ヴァイオリニスト、長原幸太のライヴ・アルバム登場!伴奏は清水和音が担当!!『いかなる時も真正面から全精力を注ぎ込む彼の演奏に、私は〈魂の声〉を聴いている。(松下 功)』

 録音:2013 年3 月15 日、紀尾井ホール、ライヴ録音

 俊英ヴァイオリニスト、長原幸太デビュー・ソロCD が遂に登場です。長原幸太は1981 年、広島県生まれ。92 年、93 年全日本学生音楽コンクール全国第1 位のあと93 年12 歳の時には東京交響楽団と共演し話題を呼びました。その後、94 年第6 回ヴィニエアフスキ国際ヴァイオリン・コンクール17 歳以下の部第3 位。98 年第67 回日本音楽コンクール最年少優勝し、以後国内外で期待のヴァイオリニストとして活躍しています。2004-2012年までは大阪フィル首席コンサートマスターとして活躍しました。このアルバムはソリストとしての力量をいかんなく発揮したライヴ録音で、ピアノ伴奏はあの清水和音が担当した充実の演奏です。師の澤和樹氏は「彼ほど「音」で感動させられる人は滅多にいない。」と称賛しているほどで、今後の活躍も注目のヴァイオリニストの一人です。




現代ギター


GGBD 5008
¥1890
稲垣稔( ギター)
 カルカッシ:
  25の練習曲Op.60
  〈月の光〉の主題による変奏曲Op.7
稲垣稔( ギター)
 価格改訂新品番再発売。クラシックギターの練習曲集の中で最も評価が高いカルカッシOp.60 を今は亡き早世の天才ギタリスト、稲垣稔が弾く!

 録音:1995 年11 月

 19 世紀のイタリアのギタリスト、マテオ・カルカッシは優れた教則本と練習曲集を残したことで知られていますが、中でも作品60 の〈25 の練習曲〉は作品59 の〈完全ギター教本〉(いわゆる“カルカッシのギター教本”)を追補する形で発表され、今日に至るまでギタリストの必須課題として広く愛奏されてきました。稲垣稔は2013 年6 月26 日、ガンのため惜しまれつつ世を去った早世の天才ギタリスト。その音色の美しさと確実なテクニックには定評がありました。このCD は1995 年11 月に録音された全曲演奏で、練習の参考用としてのみならず、カルカッシの歌心を余すところなく伝える貴重なものです。(GGBD 5002 の再発売)

<映像>


EURO ARTS(映像)

 

 

 



20 73938
(6DVD)
\29200→\27990

 

 

 

ブルーノ・モンサンジョン・エディションVol.1
 〜ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ


 Disc 1:ドキュメンタリー;秋の旅
   監督:ブルーノ・モンサンジョン

 Disc 2:ロベルト・シューマン
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)ヘルトムート・ヘル(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン 収録:1991 年ニュルンベルク州立劇場
  歌の先生、レッスン1〜シューマン
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) ヘルトムート・ヘル(ピアノ) ニコラス・ウィルソン(テノール)
  子安ゆかり(ピアノ) イツィアール・レアル(ソプラノ) カロラ・テイル(ピアノ) ルネ・ヘス(バリトン) カロラ・テイル(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/ 収録:1992 年ベルリン芸術大学

 Disc 3:フランツ・シューベルト
  23 曲の歌曲
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)ヘルトムート・ヘル(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1991 年ニュルンベルク州立劇場
  歌の先生、レッスン2〜シューベルト
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) ヘルトムート・ヘル(ピアノ) クリスチャン・エルスナー(テノール)
   ジャン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ) クリスティアン・イヴェン(ソプラノ) マティアス・ファイト(ピアノ)
   マティアス・レットナー(バリトン) マティアス・ファイト(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1992 年ベルリン芸術大学

 Disc 4:フランツ・シューベルト
  美しき水車小屋の娘
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1992 年4月2日パリ、サル・プレイエル
  歌の先生、レッスン3〜モーツァルト
  モーツァルト:
   歌劇「フィガロの結婚」よりレチタティーヴォとアリア「訴訟に勝っただと!」、
   「 私が溜め息をついているのに、召使いが幸せになっていいんだろうか」
     マティアス・レットナー(バリトン)エリック・シュナイダー(ピアノ)
     監督:ブルーノ・モンサンジョン/ 収録:1992 年ベルリン芸術大学

 Disc 5:
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
  最後の言葉〜音楽的談話のプロローグと16のシーン
    監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:2008/2009年シュタルベルク湖の彼の家で

 Disc 6:
  シューベルト-マスタークラス(色々なシューベルトの歌曲と追加のマスタークラス)
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ ディートリヒ・グレーヴェ(バリトン)ウルリケ・シーデル(ピアノ)
    イツィアール・レアル(ソプラノ) カロラ・テイル(ピアノ) クラウディオ・バラインスキー(ソプラノ)
    マルクス・ヴェンツ(ピアノ) ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン) ジャン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ)
    監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1992 年ベルリン芸術大学
20 73939
(6Blu-ray)
\29200→\27990
 カリスマ監督モンサンジョン氏渾身の映像集シリーズ第1弾!6 枚組の映像ディスクと204ページの豪華冊子が付いたフィッシャー=ディースカウのスペシャル・ボックス・セット

 (DVD) 695mm、画面:NTSC 4:3/16:9(Disc4&5)、音声:PCM ステレオ、DD2.0(Disc1)、日本語字幕付き(帯なし)
 (Blu-ray) 695mm、画面:1080iHD 4:3/16:9(Disc4&5)、音声:PCM ステレオ、日本語字幕付き(帯付き)

 フランスのカリスマ的映像作家ブルーノ・モンサンジョン。彼はこれまでに85 以上の作品を撮っており、その素晴らしい映像の中から主要作品を選び、充実したブックレット、豪華な装丁で「ブルーノ・モンサンジョン・エディション」としてリリースすることになりました。
 第1 弾は、2012 年86 歳で亡くなった名バリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウを撮った映像集。「不世出の天才バリトン歌手」フィッシャー=ディースカウは、歌手としてばかりではなく、文筆家、画家、指揮者、教育者としても活動し、彼の多面的な才能にも光をあてた内容となっています。
 合計9 つのフィルムを6 枚のブルーレイ及びDVD に収め、シューマンやシューベルトの様々なリサイタル、幾つかのマスタークラス、リヒテルやサヴァリッシュら巨匠と共演してきた映像とそれを回想するフィッシャー=ディースカウ自身のインタビューなどが盛り込まれた名ドキュメンタリー「秋の旅」、そして、このボックスで新たに映像化された「最後の言葉」は、2008 年から2009 年にかけてフィッシャー=ディースカウのドイツ、シュタルベルク湖近くの自宅で行われたインタビューが収められています。
 このボックス・セットは、310mm×310mm の豪華ハードケースに204 ページの豪華冊子、さらにはフィッシャー=ディースカウが描いた絵画「道」のレプリカが付いた特別仕様となっています。付属する豪華冊子には、写真をふんだんに使用し、モンサンジョン氏とフィッシャー=ディースカウとの会話から抜粋された手稿やフィッシャー=ディースカウ自身が所有していた、大成功を収めたコンサートの舞台写真、そしてコンサートや旅行の際に書いた日記やプライベート写真、未発表の文章、フィッシャー=ディースカウによる注釈がついたスコアなど、貴重なコレクションが掲載されています。歌手としてばかりではなく、多方面で活躍したフィッシャー=ディースカウならではの多彩な内容となっています。★「ブルーノ・モンサンジョン・エディション」は、今後メニューイン、リヒテル、オイストラフ、ロジェストヴェンスキー、ヴァラディなどのリリースが予定されています。







VAI(映像)



VAIDVD 4565
(DVD)
\3800→\3490
ショルティ・コンダクツ・ウィーン・フィル
 (1)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
 (2)R.シュトラウス:ドン・ファン
 (3)バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ゲオルク・ショルティ(指)
ウィーン・フィル
 これは貴重、ショルティ& ウィーン・フィルのヤナーチェク「シンフォニエッタ」が日の目を見た!

 1964 年6 月7 日/ウィーン芸術週間のコンサート・ライヴ/リージョンフリー、NTSC 4:3、モノクロ、MONO、77分

 これは貴重。昨年生誕百年だったショルティを記念して初めて公にされた映像。1964 年6 月7 日、ウィーン芸術週間のコンサート・ライヴで画像はモノクロ、音声もモノラルですが、ショルティとしては珍しいヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を聴くことができるだけでも欲しくなる1枚です。オケはショルティと因縁浅からぬウィーン・フィル。シンフォニエッタの力演ぶりと、語り口の巧さもさすがショルティとうならせられますが、何と言っても当時51 歳だったショルティの若さが魅力。バルトークの難曲「管弦楽のための協奏曲」の統率力と説得力も人間業を超えていて唖然とさせられます。
 

VAIDVD 4563
(DVD)
\5000
ジャック・ビーソン:
 歌劇「リジー・ボーデン」(全三幕)
リジー・ボーデン:ブレンダ・ルイス(Sop)
継母アビー:エレン・フォール(Sop)
妹マーグレット:アン・エルガー(Sop)
父アンドリュー:ハーバート・ビーティー(Bs)
ジェイソン・マクファーレン:
 リチャード・フレドリックス(Br)
アントン・コッポラ(指)
ケンブリッジ・フェスティバル管弦楽団
聖ガブリエル少年合唱団
 アメリカで都市伝説化している殺人事件をオペラ化

 音楽監督:アントン・コッポラ/台本:ケンウォード・エルムスリー
 制作:1965 年/リージョンフリー、NTSC 4:3、モノクロ、MONO、英語歌唱、字幕なし、112分

 リジー・ボーデンはアメリカで都市伝説化している親殺し事件。1892 年8 月4 日にアンドリュー& アビー・ボーデン夫妻が、マサチューセッツ州フォールリバーの自宅で殺害された事件で、娘のリジーが容疑者にされ、事件と裁判が過熱報道して社会現象となりました。結局は無罪となったものの、真犯人は見つからず、リジーは極めてグレーなまま今日伝説化しています。アメリカの作曲家ジャック・ビーソン (1921-2010) は1965 年にこの話を三幕のオペラにしました。ホラー映画の題材としても使われますが、ビーソンはむしろ、リジーを富豪の父と継母から多大なストレスを与えられた被害者として描き、同情さえ示しています。
 初演は1965 年にニューヨーク・シティ・オペラによって行われましたが、このテレビ用収録も同一演奏家によって行われた、非常に貴重な記録と申せましょう。
 

VAIDVD 4564
(DVD)
\5000
豪華、ストラータスの「つばめ」
 プッチーニ:歌劇「つばめ」
マグダ:テレサ・ストラータス(Sop)
ルッジェーロ:アナスタシオス・ヴレニオス(Ten)
リゼット:バーバラ・シャトルワース(Sop)
プルニエ:ジョン・ウォーカー(Ten)
ブライアン・プリーツマン(指)
CBC 管弦楽団
 制作:カナダ放送協会/英語台本:ロバート・ヘス
 制作:1971 年/リージョンフリー、NTSC 4:3、カラー、MONO、英語歌唱、字幕なし、85分

 1971 年にカナダ放送が制作したオペラ番組。カナダの大スター、ストラータスを主役にした豪華なプッチーニの「つばめ」全曲。啓蒙的な目的から歌詞は英語によりますが、ロバート・ヘスの訳は機知とユーモアに富み、オリジナルにひけをとりません。共演者たちもすべて歌って踊れる役者ばかりで、ドラマとしても感情移入できます。オペラ初心者でも存分に楽しめるだけでなく、オペラ・マニアもほろりとさせられる名演となっています。

















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