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≪第72号アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




第72号
9/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 037
\2600→\2390
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第30回公演
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  (1)クラヴィーア協奏曲ホ短調Wq.15
  (2)弦楽シンフォニアト長調Wq.182-1
  (3)弦楽シンフォニアロ短調Wq.182-5
  (4)チェロ協奏曲イ長調Wq.172
  (5)弦楽シンフォニアイ長調Wq.182-4
鈴木秀美(指揮、(4)チェロ)
(1)上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
 日本に一台しかない貴重なタンゲンテンフリューゲルを使用して蘇るオリジナル・クラヴィーアの響き!

 ライヴ収録:2012 年10 月20 日、上野学園、石橋メモリアルホール/DDD、ライヴ録音

 オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC) 第30 回公演ライヴ録音。当ライヴはカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品で構成されました。1 曲目は上野学園所蔵のタンゲンテンフリューゲルを使用してのクラヴィーア協奏曲ホ短調です。タンゲンテンフリューゲルはチェンバロの固い輝かしさとは似ても似つかない独特の響きで、クラヴィコードの透明な響きとフォルテピアノの響きをあわせもった楽器で日本にはこの一台しかありません。おそらく日本初演の貴重なライヴ録音、この上なく美しい響きをご堪能ください。この他、難曲として知られる弦楽シンフォニアとチェロ協奏曲が収録されております。奇想天外なアイディアと抒情性が併存するC.P.E バッハの世界を、上尾直毅と鈴木秀美& OLC が大胆かつ雄弁に表現します。
 上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)
 東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業後、オランダに渡りチェンバロ、フォルテピアノを学び、それぞれソリストディプロマを得て卒業。チェンバロを鈴木雅明、渡邊順生、レオンハルト、アウテンボッシュの各紙、フォルテピアノをホッホランド氏に師事。現在桐朋学園大学音楽学部講師。

 演奏会情報
 オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第32回定期演奏会
  2013年10月19日(土) 15:00開演 上野学園石橋メモリアルホール
   モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第1 番変ロ長調K.207
   ハイドン: 交響曲第67 番へ長調Hob.I-67
   ベートーヴェン: 交響曲第4 番変ロ長調作品60
   鈴木秀美(指揮)、佐藤俊介(ヴァイオリン)、オーケストラ・リベラ・クラシカ







HAENSSLER



98 021
(2CD)
\4000→\3690
世界初録音を含むジョルジュ・エネスコのチェロ作品全集
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955):
 Disc 1
  (1)アレグロ ヘ長調(ソナタ単一楽章 1897) 世界初録音
  (2)チェロ・ソナタ第1番 Op.26-1(1898)
 Disc 2
  (3)チェロ・ソナタ第2番 Op.26-2(1935)
  (4)夜想曲とサルタレロ(1897)
ファレンティン・ラドゥティウ(Vc)
ペル・ルンドベルク(Pf)
 ドイツが誇る屈指の若手チェリスト、ラドゥティウの最新盤は世界初録音を含むジョルジュ・エネスコのチェロ作品全集

 録音:2013 年4 月15-17 日、レバークーゼン、ドイツ/CD 1[46’35]、CD 2[41’28]

 ドイツの俊英チェリスト、ファレンティン・ラドゥティウの新譜はヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスコ[ ジョルジェ・エネスク](1881-1955)が作曲したチェロとピアノのための作品全集です。エネスコはルーマニアを代表する世界的ヴァイオリニストでしたが、その名を知られるようになったのは作曲家エネスコとしてで、交響曲から室内楽作品、歌劇、歌曲など印象的な作品を残しました。ルーマニア音楽の発展に尽力を注ぎ、また、ジョルジュ・エネスコ交響楽協会を創設したという功績は非常に大きいです。
 ここに収録されたチェロ・ソナタ第1 番、世界初録音となる単一楽章のソナタ ヘ長調、そして夜想曲とサルタレロは、エネスコが16 〜 17 歳の時の作品ですが早熟の天才であったことを伺わせる密度の濃い内容で、チェロの美しいメロディとそれに寄り添うようなピアノ・パートが印象的な作品です。一方、チェロ・ソナタ第2 番はエネスコ54 歳の時の作品で、この時には既にエネスコの世界が確立されており、エキゾチックで独特な世界が広がります。微分音もあらわれ、エネスコの作品の特徴と言えましょう。この度ラドゥティウの素晴らしい演奏でエネスコのチェロ作品がまとめて録音されたのは嬉しい限りです。
 ファレンティン・ラドゥティウは1986 年ミュンヘン生まれの若手チェリスト。6 歳よりチェロを始め、これまでにC. ハーゲン、H. シフ、D. ゲリンガスら名手に師事。2008 年にはカール・ダヴィドフ国際コンクールで第1 位と特別賞を同時受賞したほか、国内外問わず数々のコンクールで輝かしい受賞歴を誇り、名実ともにドイツ屈指の若手実力派として注目を集めています。一方、ピアニストのペル・ルンドベルクとはデビュー時より共演。室内楽演奏のパートナーとして演奏活動を共にし、ラドゥティウと息の合ったアンサンブルを生み出しています。ヘンスラー・レーベルより発売した前作、19 世紀フランスのチェロ・ソナタ集(98 654)も好評価を得ています。




MARIINSKY



MAR 0525
(SACD HYBRID)
\2000→\1890
ゲルギエフ&マリインスキー管、旧盤より2 分半遅い
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管
 旧盤から15 年以上を経て、円熟のゲルギエフが再度問いかける、作曲70周年の問題作!

 2011 年6 月15、17 日、2012 年5 月16 日、2013 年3 月23 日/マリインスキー・コンサート・ホール/65’ 38”

 ゲルギエフ&マリインスキー管がショスタコーヴィチの交響曲第8 番を再録しました。旧録のフィリップス盤は1994 年9 月に同じオーケストラとオランダのハーレムにて録音され、発売時「レコード芸術」誌では準特選をとりロングセラーとなっています。
 今回は15 年以上を経て、ゲルギエフの円熟ぶりと、手兵マリインスキー管を完全に手中に収めた神業の完成度に驚かされます。前盤で見られた未消化さや解釈の甘さは完全に払拭され、黒光りするような凄味を感じます。こうした幻想的で複雑な大曲にこそ、ゲルギエフの真価が最大に発揮しうると申せましょう。
 今回の演奏時間は65 分38 秒。旧盤より2 分半ほど長くなっています。

      新録音   旧録音  ムラヴィンスキー(1982)盤
 第1楽章 28’04” 25’33”  24’33”
 第2楽章  6’03”  5’56”  6’07”
 第3楽章  6’14”  6’13”  6’17”
 第4楽章  9’57”  10’48”  9’37”
 第5楽章 15’20”  14’37”  12’58”

注目は第1 楽章の遅さ。旧盤より2 分半、この作品の決定盤の誉れ高いムラヴィンスキーの1982 年盤に比べて3 分半も遅く、数ある同曲の録音中でもかなり遅い部類に属します。重苦しさに満ちながら、驚くほど強い緊張感が張り詰め、金縛りにあったように動けなくなる凄さ。ゲルギエフのテンポ設定に納得させられます。急速楽章の第2、第3 楽章はほぼ同じ演奏時間ですが、ラルゴの第4 楽章は1 分ほど早く、希望の兆しが見える第5 楽章は逆に遅くなっています。ことにパッサカリアの第4 楽章が絶品。こうした精密極まりない音楽でゲルギエフの見せるテクニックは誰にも真似できない凄さ。ショスタコーヴィチの天才性を改めて実感できます。終楽章の不思議な重さにもゲルギエフの哲学が感じられます。
 ショスタコーヴィチの交響曲第8 番は、独ソ戦さなかの1943 年、ソ連軍が攻勢に転じつつある時期に作曲されました。希望の光の見え出した時に作曲されながら、高揚感や喜びの感情は薄く、勝利を願いながらその先にあるであろう不安におびえるマーラー風の屈折感に満ちています。ムラヴィンスキーに献呈され、同年11 月3 日にムラヴィンスキー指揮ソヴィエト国立交響楽団によりモスクワで初演されました。今年は作曲・初演から70 年目にあたり、感慨ひとしおです。年齢も経て、マーラーの全交響曲も経験したゲルギエフ、前盤とは比べものにならぬ成熟と自信に満ちた8 番、ムラヴィンスキー盤に匹敵する名盤の登場と申せましょう。






 

CEDILLE


Haydn & Myslive
ek: Cello Concertos
CDR90000142
\2000→\1890
ウェンディ・ワーナー:ハイドンとミスリヴェチェクを弾く
 1-3.ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1/
 4-6.ミスリヴェチェク(1737-1781):チェロ協奏曲 ハ長調/
 7-9.ハイドン:チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2
ウェンディ・ワーナー(チェロ)/
シカゴ・カメラータ/
ドゥロスタン・ホール(指揮)
 類い稀なる美貌と音楽性を兼ね備えた女性チェリスト、ウェンディ・ワーナーによるハイドンとミスリヴェチェクのチェロ協奏曲集。彼女は以前他の指揮者、オーケストラとともに第2番の録音をしていますが、今回は新鮮なアプローチでこの2人の古典派の作品を清々しく演奏しています。
 エレガントなフレージング、澄んだ音色。彼女の瑞々しい感情の表出をぜひともお聞きください。
 
CDR90000143
\2000
ジェニファー・コー 〜サイン、ゲームとメッセージ
 1-4.ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7/
 5.クルターグ(1926-):ドゥイナ(「遊び」6から)/
 6.クルターグ:カデンツァ・ジグ/
 7-9.クルターグ:ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.14e/
 10.クルターグ:Fundamentals 第2番/
 11.クルターグ:タマーシュ・ブルムの思い出に/
 12.クルターグ:野の花のように/
 13.クルターグ:アンナ・ケラーのハガキ/
 14.クルターグ:他国の人へのハンガリー語のレッスン/
 15.クルターグ:ユディット・マロの結婚式のためのファンファーレ/
 16.クルターグ:告別(ヤナーチェクの方法で)/
 17.クルターグ:イン・ノミネ-ハンガリー風に/
 18-20.バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Sz75
ジェニファー・コー(ヴァイオリン)/
シャイ・ウォズナー(ピアノ)
 ヤナーチェク、クルターグ、バルトーク。この3人に共通するところは民俗性であったり、音の自由な使い方であったりで、演奏家にとっても大いなる幻想を膨らませることができる作曲家たちなのです。
 このアルバムは、ヴァイオリニストのコーとピアニストのウォズナーによる「音の遊び」が詰まったもの。魂の叫びと、遊び心が見事に融合した注目の1枚です。
 

Mendelssohn Schuman Violin Concertos Beethoven Romances Rachel Barton Pine Cedille
CDR90000144
\2000→\1890
レイチェル・バートン・パイン/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
 1-3.メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64/
 4.ベートーヴェン(1770-1827):ロマンス 第1番 ト長調/
 5-7.シューマン(1810-1856):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Wo023/
 8.ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
レイチェル・バートン・パイン(Vn)
ゲッティンガー交響楽団/
クリストフ=マティアス・ミューラー(指揮)
 最近、じわじわと注目が高まっているヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン。元より力のあるヴァイオリニストでしたが、様々な人生の岐路を経るにつれ、より味わい深い演奏をする人として、日本でも熱烈なファンを持っています。
 そんな彼女、前作の、自らの息子に捧げる「子守歌」でまた多くの人の心をつかみましたが、今作はメンデルスゾーンとシューマンの協奏曲という重量級のプログラム。
 とりわけシューマンでの滴り落ちるかのような歌い口は見事というほかありません。彼女のヴァイオリンに眩惑されるのは、本当にステキな体験です。



名作
レイチェル・バートン・パイン「子守歌」

CEDILLE
CDR90000139
\2000→\1890
ヴァイオリン・ララバイ
 1.ブラームス:子守歌 Op.49-4/
 2.イザイ:子どもの夢 Op.14/
 3.レビコフ:子守歌 第1番 Op.7…*/
 4.エイミー・ビーチ:子守歌 第2番 Op.40/
 5.シュワップ:スコットランドの子守歌…*/
 6.レスピーギ:子守歌/
 7.ガーシュウイン:ポーギーとベスより「サマータイム」/
 8.ファリャ:スペインの民謡組曲より 第5番「ナナ(子守歌)」/
 9.フォーレ:子守歌 Op.16/
 10.シベリウス:子守歌 Op.79-6/
 11.ポーリーヌ・ヴィアル=ガルシア:子守歌/
 12.ホヴァネス:オロール(子守歌) Op.1/
 13.ストラヴィンスキー:火の鳥より子守歌/
 14.ラヴェル:フォーレの名による子守歌/
 15.レベッカ・クラーク:子守歌/
 16.シューベルト:子守歌 D498 Op.98-2/
 17.シューマン:アルバムの綴り Op.124-16「子守歌」/
 18.デュロゾワール:子守歌/
 19.グリーグ抒情表曲集 Op.38-1ゆりかごの歌/
 20.アントセフ:子守歌…*/
 21.R.シュトラウス:子守歌 Op.41-1…*/
 22.シヴォリ:子守歌 Op.30…*/
 23.ベラール:小さな女王のための子守歌/
 24.ウィリアム・グラント・スティル:母と子 /
 25.レーガー:Op.79d-1「子守歌」
  *…ヴァイオリン版世界初録音
レイチェル・バートン・パイン(ヴァイオリン)/
マシュー・ヘイグル(ピアノ)
 天才美人ヴァイオリニストとして脚光を浴びながら大事故に巻き込まれ、一命は取り留めたものの片足を失うという悲劇に見舞われたバートン・パイン。
 その後少しずつ少しずつ活動を再開。今では、昔とは違う本格的アーティストして新たな感動を我々に与えてくれるようになった。
 ・・・音楽に不思議な穏やかさと優しさがあるのだ。それは苦悩を乗り越えた彼女だからこそたどり着けた安らかな境地か。

 今回リリースされた新譜は、おそらく最近授かったわが子に捧げたもの。有名なブラームスの「子守歌」で幕を開ける優しいアルバム。
 「子守歌」ばかりを集めたアルバムというのは今までもなくはなかったけれど、こんなに温かく優しく、同時に芸術的にも価値の高いアルバムというのは初めて。
 有名曲をきちんと押さえつつ、どこから見つけ出してきたか知られざる美しい作品を散りばめ、聴くものをゆりかごにいざなう。今の彼女だから創り上げることができた、愛情にあふれたすばらしいアルバムである。
 おそらく生涯で何度も手に取ることになるであろう、そういう1枚。

 
CDR7005
\2000
Out of Africa 〜アフリカの外、そして周辺の世界
 1.アタナス・アウアコウゾウノフ:民謡の変奏曲/
 2-7.ヴォイスラフ・イヴァノビチ:カフェの小品集
  <涙の前奏曲/楽しいワルツ/タンゴ・カフェ(ピアソラの思い出に)/
   ノスタルジア/子守歌(スルジャンのために)/即興と踊り>/
 8.カルロス・ラファエル・リヴィエラ:歌/
 9.ドゥサン・ボフダノヴィチ:ブルースと7つの変奏/
 10-12.アラン・トーマス:アフリカの外に
  <日の出の呼び声/朝の踊り/天の頂-夕べの踊り-子守歌>
デニス・アザバジック(ギター)
 CEDILLEレーベルでおなじみのギタリスト、アザバジックが演奏する楽しいギター作品集「Out of Africa」です。
 アフリカを起源とするリズムは、ジャズを始めとした様々な作品に影響を及ぼし、色々な形で溶け込んでいることは間違いありません。
 ここで聴ける曲もカラフルで楽しいものばかり。聴いているだけで、何となく心が躍ることでしょう。


 

CHARADE(ES−DUR)

Hans Friedrich Micheelsen - Profile
CHA-3011
\2000
ハンス・フリードリヒ・ミヒェールゼン:作品集
 1-9.ドイツ・レクイエム「死と生」/
 10-12.ホルスタインのオルガン曲集 Op.32より
  <前奏曲/パッサカリア/フィナーレ>/
 13.なぜうなだれしか、我が魂よ/
 14-16.オルガン協奏曲 第2番「3人の天使が歌う」Op.34
マリアンネ・ブリューン(ソプラノ)…1-9/
ホルガー・ハンペル(バリトン)…1-9/
メンデルスゾーン・アンサンブル…1-9/
ユルゲン・ヘンシェン(指揮)…1-9/
エッケハルト・リヒター(オルガン)…10-16/
メータ・ヘンシェン(アルト)…13/
マイケ・ティエッセン(ヴァイオリン)…13
 聖歌隊指揮者を父としてドイツに生まれ、厳格な教育を受けたというミヒェールゼン(1902-1973)。1933年にベルリンのマタイ教会でヒンデミット作品を演奏し、オルガニストとしてのキャリアを開始しました。30歳という遅いデビューでしたが、この時点で彼は自分自身の道を完全に確立していたといい、以降は宗教合唱曲とオルガン作品で独自の個性を発揮する作品を書いています。
 形式は古典的ですが、好んで四分音を用いるなど実験的要素も強いものです。録音 1993年
 
Bach, J S: Goldberg Variations, BWV988
CHA-3012
\2000
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988 エレオノーレ・ビューラー=ケストラー(ハープシコード)
録音 1993年 バイロイト
 “永遠の名作”として、全ての鍵盤奏者たちが一度は挑むバッハ(1685-1750)の「ゴルトベルク変奏曲」。ここで演奏しているのは、現在バイロイトに住み、大学で音楽を教えているエレオノーレ・ビューラー=ケストラーです。
 30パターンの変奏に説得力ある解釈を施す彼女の演奏は極めて厳格であり、また力強いものです。ジャケットに使われている絵画はこの演奏にインスパイアされた画家ゲルハルト・リヒターが描いたもの。深みのある美しい色に彩られた印象的な作品であり、演奏の特質も余すことなく描き出しています。
 
Profile: Oskar Sigmund (Orgelwerk I)
CHA-3014
\2000
オスカー・ジークムント:オルガン作品集 第1集
 1-2.トッカータとフーガ 第4番/
 3-4.「いつか私が世を去る時」による幻想曲とフーガ/
 5-15.韓国民謡の主題による変奏曲とフーガ/
 16-18.序奏、パッサカリアとフーガ
ハインリヒ・ヴィンマー(オルガン…ライツェブルク大聖堂)
録音 1994年
 作曲家ポール・ジークムントを叔父としてボヘミアで育ったオルガン奏者・作曲家・音楽学者オスカー・ジークムント(1919-2008)のオルガン作品集。彼はレーゲンスブルクの教会音楽学校(現在はカトリック教会音楽と音楽教育大学)で1945年まで講師を努め、1973年から1983年までは副学長職に就いていました。
 CHARADEレーベルではこの知られざる作曲家の全オルガン作品をリリース、このアルバムは第1集となります。
 演奏は、彼の生徒であったオルガニストハインリヒ・ヴィンマー。師の作品を始め、他の現代作曲家の作品の70作以上の初演者として名を馳せているベテランです。
 
Recital
CHA-3016
\2000
フェルナンド・ソル:ギター作品集
 1.スペインのフォリアとメヌエット Op.15a/
 2.練習曲 Op.6-第12番 イ長調/
 3.ギター・ソナタ 第1番 ニ長調「グランド・ソロ」Op.14/
 4.序奏と「マルボローは戦場に行った」の主題による変奏曲 Op.28/
 5.練習曲 Op.29-第23番 ト長調/
 6.練習曲 Op.29-第17番 ハ長調/
 7-10.ギター・ソナタ「グランド・ソナタ」Op.22
ハイナー・ドナート(ギター)
録音 1995年
 スペインでは「ギターのベートーヴェン」と呼ばれ敬愛されているフェルディナンド・ソル(1778-1839)。彼が活躍した当時は“居酒屋で演奏する楽器”としてのみ存在していたギターの地位を飛躍的に高めた作曲家です。ソルは、単なる伴奏楽器であったギターの可能性を探究しましたが、何より彼の書くメロディはとても美しく、それが独奏楽器としてのギターを認識させるのに一役買ったのは間違いありません。
 ここで煌めく演奏をしているのは1968年生まれのハイナー・ドナート。イエナで生まれフランツ・リスト音楽院で学び、数多くのコンクールで受賞しているベテランです。
 
Piacello
CHA-3017
\2000
ヒナステラ/ピアソラ/ヴィラ=ロボス:チェロ作品集
 1.ヒナステラ(1916-1983):パンペアーナ 第2番 Op.21/
 2.ピアソラ(1921-1992):ル・グラン・タンゴ/
 3-6.ヴィラ=ロボス(1887-1959):チェロ・ソナタ 第2番
ピアチェロ
<メンバー:クレメンス・マリッヒ(チェロ)/
イヴォンヌ・バムビッラ(ピアノ)>
録音 1995年1月18-20日 ハンブルク フリードリヒ・エーベルト・ホール
 “南米の音楽の普及”のためにユニット「ピアチェロ」を結成したというチェリスト、マリッヒとピアニスト、バムリッラ。この2人によるデビュー・アルバムは確かに心湧き立たせるものです。ヴィラ=ロボスの初期の作品であるチェロ・ソナタでの豊かな音楽(彼が独学でこのような書法を身に着けたことに驚きます)、ヒナステラの洗練された「パンペアーナ」の狂おしい情熱、そして今では誰もが知っているピアソラの「ル・グラン・タンゴ」。しかしながら、これらが録音されたのは、そろそろピアソラ・ブームが到来するかという頃。息づく情念が感じられるアルバムです。
 
Profile: Oskar Sigmund (Orgelwerk II)
CHA-3018
\2000
オスカー・ジークムント:オルガン作品集 第2集
 1-3.パルティータ「おおわが魂よ、大いに喜べ」/
 4-5.ロシア正教会の主題による幻想曲とフーガ/
 6-7.「それは軍神マルスか」による変奏曲とフーガ/
 8-12.交響的音楽
ハインリヒ・ヴィンマー(オルガン…ザールツァハ ブルクハウゼン,聖ヤコブ教区教会)
録音 1995年
 オスカー・ジークムント(1919-2008)のオルガン作品集第2集です。
 彼の作品の特徴の一つとしては「エキゾチック」な素材が使われることが挙げられるでしょう。第1集に含まれていた「韓国民謡のメロディ」を始め、ここでは「ロシア正教会」の主題が使われるなど、どれもとても興味深いものです。これらのメロディが伝統の手法に則ったうえで、新しい響きを伴いながら形を発展させていく様子は、背中がぞくぞくするほど興味深いものです。
 「交響的音楽」はジークムントの愛弟子であるヴィンマーのために書かれたものであり、感謝と期待を交えた音楽が展開されています。
 
Profile: Wolfgang-Andreas Schultz
CHA-3019
\2000
ウォルフガング=アンドレアス・シュルツ:作品集
 1.「夕べの歌」による変奏曲/2.エジプトのマリア/
 3-4.ヴァイオリン・ソナタ/5.ソプラノのためのモテット「創造から静寂へ」
ユリア・バルテ(ソプラノ)…1.5/
トーマス・ボットガー(ピアノ)…1/
ベルント・ムジル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)…2/
フリドヨフ・カイル(ヴィオラ)…2/
アンゲラ・クロツ(チェロ)…2/
イザベラ・ペトロシアン(ヴァイオリン)…3-4/
ペーター=ユルゲン・ホファー(ピアノ)…3-4
録音 1996年 ハンブルク フリードリヒ・エーベルト・ホール
 あまりなじみのない作曲家の音楽を聴く場合、とりわけそれが「現代」に属する人の作品の場合は、期待と不安が入り混じるものですが、このシュルツ(1948-)の作品はどこを聴いても面白いものです。リゲティに魅了されたというシュルツは、作曲年代によって作風が変化する人であり、ヨーロッパ音楽の伝統を引き継いでいるかと思えば、一切拒否する…。これらが混沌とした作品群は刺激的で、多面性を有しています。
 力強さを秘めたソプラノ独唱のためのモテット「創造から静寂へ」が彼の主張を端的に物語っているようです。
 
Musik fur die Welt von Morgen, Vol. 1
CHA-3020
\2000
明日の世界のための音楽 第1集
 1-3.プロイセン王女アンナ・アマリア(1723-1787):
  オーボエとオルガンのためのソナタ ヘ長調/
 4.フェリチタス・ククック(1914-):ナイチンゲールの歌/
 5-9.ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):音楽のおもちゃ箱より
  <第2番:魔法のロータリー/第4番:漁師の歌/第7番:小さなティト/
   第9番:きつつき/第11番:そりと小さな鐘>/
 10-16.ヴィヴィアン・オリーヴ(1950-):鍛冶屋/
 17-19.ペギー・グランヴィル=ヒックス(1912-1990):ハープ・ソナタ/
 20.アンジェ・フィンケンワース(1963-):影、ばら、影/
 21.フィンケンワース:Wie soll ich mich nennen/
 22.セシル・シャミナード(1857-1944):ピエレット Op.41/
 23.グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番/
 24.グバイドゥーリナ(1931-):光と闇
ビルギット・ヴェルプマン(オーボエ)…1-4/
アンネリーゼ・フンケ(オルガン)…1-3,(ピアノ)…5-9,24/
スザンネ・ローレンツ=シュプレンダー(リコーダー)…10-16/
アリス・ギルス(ハープ)…17-19/
アンジェ・フィンケンワース(ヴォーカル,ギター)…20-21/
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)…22/
ジェニー・アーベル(ヴァイオリン)…23
録音 1994年4月16日 キーラー教会…1-4, 1995年4月29日 リューベック ブルク・クロスター…17-21, 1996年4月26日 ランドスブルク キリスト教会…5-16.22-24
 一見ばらばらな曲が集まったアルバムに見えますが、「明日の世界のための音楽」というタイトルが意味するように、実は全て「女性作曲家」の作品であり、ほとんどが歴史に埋もれてしまった女性たちの作品と、現在第一線で活躍する女性たちの作品を同列に並べることで、このアルバムを意義深いものにしています。
 グバイドゥーリナやシャミナードの作品は、他でも聴く機会がありますが、他の人たちの曲はまず耳にすることはないでしょう。トラック20と21はフィンケンワースの自作自演となります。
 
Brabissimo
CHA-3021
\2000
発売中止
カステルヌォーヴォ=テデスコ:カプリチョス「理性の眠りは怪物を生む」 Op.195(抜粋)
 1.第1番:フランシスコ・ゴヤ・イ・ルシエンテス,画家/
 2.第3番:誰も自身が分からない/3.第6番:愛と死/
 4.第5番:奴らの手はずは整った/
 5.第12番:それはしょうがないよね/
 6.第13番:どちらの方が夢中なの/
 7.第8番:神よお赦し下さい。それが彼の母親だったとは/
 8.第16番:ブラボー!/9.第18番:理性的な眠りは怪物を生む/
 10.第19番:細く長く紡ぐ/11.第14番:確かに彼女は感じやすかった/
 12.第9番:ぴったりあってる/
 13.第20番:師匠への贈り物/14.第24番:嘘と無節操の夢
ウィンフリート・ステグマン(ギター)
録音 1996年10月21-22日 ハンブルク オーゼンヴェルダー,聖パンクラティウス教会
 あの国立西洋美術館にも所蔵されている、ゴヤの連作版画「ロス・カプリチョス-理性の眠りは怪物を生む」に触発され、カステルヌォーヴォ=テデスコ(1895-1968)が書き上げた24曲からなるギター曲「カプリチョス」。このアルバムはボルドー生まれのギタリスト、ステグマンが14曲を選択し、見事な演奏でこの風刺と皮肉に塗れた世界を描き出しています。
 
Voila Viola!
CHA-3022
\2000
発売中止
Voila Viola!
 1-3.ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):ヴィオラ・ソナタ ニ長調/
 4-6.シューベルト(1797-1828):
  アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821(ヴィオラとピアノ編)/
 7-10.ブラームス(1833-1897):
  クラリネット・ソナタ ヘ短調 Op.120-1(ヴィオラとピアノ編)/
 11-13.ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ Op.11-4
ヴィープケ・ファン・アイケレン(ヴィオラ)/
ドロテー・クロスト=フォーゲル(ピアノ)
録音 1997年3月9-11日 ハンブルク フリードリヒ・エーベルト・ホール
 アルバム冒頭に置かれたブルネッティのソナタから、その暖かいヴィオラの響きに魅了されることでしょう。カルロス3世、4世治下のスペインで活躍したイタリア人作曲家、ブルネッティの作品は現在ではほとんど忘れられていますが、この優美な旋律はもっと愛されてもよいものです。
 ヴィオラで奏でる「アルペジョーネ・ソナタ」の深い響き、ブラームスでのいぶし銀の味わい、そして自らが優れたヴィオラ奏者であり、この楽器を知り尽くしていたヒンデミットのソナタ。これらの音楽が語りかけてくる悠久の世界を味わってみてください。



 

OEHMS



OC888
\2300→\2090
ヴァイグレ/フランクフルト歌劇場管
 リヒャルト・シュトラウス:交響詩集 第1集

  1-6.交響詩「英雄の生涯」Op.40/
  7.交響詩「マクベス」Op.23
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)
録音 フランクフルト歌劇場 ライブ収録 2011年6月19-20日…1-6, 2013年5月26-27日…7 Oper Frankfurt Mobile and/Studio Recording System/Recording Producer: Margit Baruschka,/Felix Dreher
 2014年はリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の生誕150年にあたります。
 OEHMSレーベルでは、そんな彼の偉業をたたえて新しいプロジェクトを立ち上げました。それは現在ワーグナーの一連の作品で素晴らしい演奏を披露しているヴァイグレが指揮するフランクフルト歌劇場管弦楽団の芳醇なる響きで楽しむ交響詩集です。
 まず第1弾は「英雄の生涯」と少々珍しい「マクベス」の組み合わせで、「誇大妄想的」と言われるシュトラウスの音楽から余分なものをそぎ落とした極めて現代的な表現を楽しむことができます。
 


OC939
(14CD)
\7000→\6390
ヴァイグレ/フランクフルト歌劇場管
 リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」全曲

CD1-CD2.楽劇「ラインの黄金」/
CD3-CD6.楽劇「ヴァルキューレ」/
CD7-CD10.楽劇「ジークフリート」/
CD11-CD14.楽劇「神々の黄昏」
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)/
<楽劇「ラインの黄金」>
ヴォータン…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
ドンナー…ディートリッヒ・フォレ(バリトン)/
フロー…リチャード・コックス(テノール)/
ローゲ…クルト・シュトライト(テノール)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ミーメ…ハンス=ユルゲン・ラザール(テノール)/
ファーゾルト…アルフレッド・ライター(バス)/
ファフナー…マグヌス・バルトヴィソン(バス)/
フリッカ…マルティナ・ダイク(メゾ・ソプラノ)/
フライア…バルバラ・ツェヒマイスター(ソプラノ)/
エルダ…メレディス・アルウェディ(アルト) 他/
<楽劇「ヴァルキューレ」>
ジークムント…フランク・ファン・アーケン(テノール)/
フンディング…アイン・アンガー(バス)/
ヴォータン…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
ジークリンデ…エヴァ=マリア・ウェストブローク(ソプラノ)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
フリッカ…マルティナ・ダイク(メソ・ソプラノ)/
ゲルヒルデ…アニヤ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)/
オルトリンデ・・・モナ・ソム(ソプラノ) 他/
<楽劇「ジークフリート」>
ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
ミーメ…ペーター・マーシュ(テノール)/
さすらい人…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ファフナー…マグヌス・バルトヴィソン(バス)/
エルダ…メレディス・アルウェディ(アルト)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
森の小鳥の声…カテリーナ・カスパー/
<楽劇「神々の黄昏」>
ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
グンター…ヨハネス・マルタン・クレンツレ(バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ハーゲン…グレゴリー・フランク(バス)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
グートルーネ…アニヤ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)/
ヴァルトラウテ/第2のノルン…クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)/
第1のノルン…メレディス・アルウェディ(アルト)/
第3のノルン…エンジェル・ブルー(ソプラノ) 他
録音 2010年5-6月 ラインの黄金, 2010年11月 ヴァルキューレ, 2011年10-11月 ジークフリート, 2012年1-2月 神々の黄昏
 ヴァイグレの「指環」全曲は、すでに映像(OC999)が発売されていて高い評価を受けています。
 こちらのBOXは分売で発売されているCDをまとめたもので、前述の映像とは、録音時期が違い、キャストの一部も変更されています。映像で見るか、音で聴くか…2つのパラレルワールドはいかがでしょうか。
 


OC944
\2300→\2090
ヴァイグレ/フランクフルト歌劇場管
 
リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」管弦楽曲集
 1.ラインの黄金-前奏曲/2.ヴァルキューレ-第1幕への前奏曲/
 3.ヴァルキューレ-ヴァルキューレの騎行/
 4.ヴァルキューレ-第3幕より「魔の炎の音楽と終景」/
 5.ジークフリート-第1幕の前奏曲/
 6.ジークフリート-森のささやきと森の小鳥の情景/
 7.ジークフリート-第3幕への前奏曲/
 8.神々の黄昏-第1幕への前奏曲/
 9.ジークフリートのラインの旅/
 10.ジークフリートの死/11.葬送行進曲/12.第3幕の最終場面
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2010年5-6月 ラインの黄金, 2010年11月 ヴァルキューレ, 2011年10-11月 ジークフリート, 2012年1-2月 神々の黄昏
 「指環」の世界観は好きだけど長過ぎて…。そんな思いを抱いている人も多いことでしょう。そんなファンのために作られたのがこの1枚です。長大な物語の中から聞きどころを抽出、管弦楽曲を中心に名場面が綴られています。
 ワーグナー(1813-1883)が描き出した壮大なる世界の「入り口」へようこそ。
 

Jolivet: Chamber music for oboe and cor anglais
OC875
\2300→\2090
アンドレ・ジョリヴェ:オーボエとコーラングレのための室内楽作品集
 1-4.セレナード-オーボエとピアノのための/
 5-7.ソナティネ-オーボエとファゴットのための/
 8.コントラヴァルシア-オーボエとハープのための/
 9.オリノコ川の丸木舟を操る人の歌-オーボエとピアノのための/
 10-17.典礼組曲-声,コーラングレ(オーボエ持ち替え),チェロ、ハープのための
ステファン・シッリ(コーラングレ/オーボエ)…1-17/
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)…10-17/
クリスティーナ・ビアンキ(ハープ)…8.10-17/
マルコ・ポスティングゲル(ファゴット)…5-7.10-17/
セバスティアン・クリンガー(チェロ)…10-17/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)…1-4.9-17
録音 2012年3月20-22日…1-9, 2012年9月22日…10-17 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ Recording Producer & Editing: Michael Kempff/Balance Engineer: Winfried Messmer
 フランスの現代作曲家アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974)。彼のファンはとても多いのですが、それは彼の作品があまりにも独創的であり一度聴いたら忘れられないほどに印象深いものだからでしょう。このアルバムにはそんなジョリヴェの室内楽作品がたっぷり収録されています。
 どれもエキゾチックなメロディに充たされいますが、中でも耳に残るのが「典礼組曲」でしょうか。
 ここでオーボエを吹いているのはバイエルン放送響の首席奏者シッリ。彼はオーボエとコーラングレを持ち替えて、このヘブライ風のメロディを見事に演奏しています。
 そよぐ風をイメージさせる涼やかなハープ、はるか彼方から届く祈りの声。各楽器の音がせめぎあい心地良く体に纏わりつく様は、確かに他の作曲家の作品では味わえない快感です。ソプラノのカルクを始めとした素晴らしい奏者たちの奏でる音楽も極上です。
 
Handel: Hallelujah
OC884
\2300
ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル:ハレルヤ 〜オラトリオ「メサイア」より名合唱集
<第1部>
 1.シンフォニア/2.こうして主の栄光があらわれ…/
 3.彼はレビの子孫を清め…/
 4.ひとりのみどりごがわれわれのために生れた…/
 5.いと高きところでは、神に栄光があるように…/
 6.彼のくびきは負いやすく…/
<第2部>
 7.見よ、世の罪を取り除く神の子羊…/
 8.まことに彼はわれわれの病を負い…/
 9.彼の打たれた傷によって…/
 10.われわれはみな羊のように迷って…/
 11.彼は主にみをゆだねた…/12.門よ、こうべをあげよ…/
 13.神の御使いたちはことごとく…/14.主は命令を下される…/
 15.ああ麗しいかな…/16.われらは彼らのかせをこわし…/
 17.ハレルヤ、全能者にして主なるわれらの神は…/
<第3部>
 18.死よ、お前の勝利は、どこにあるのか…/
 19.神に感謝あれ/20.ほふられた子羊こそは…/21.アーメン
ノイマイヤー・コンソート/
マインツ音楽大学・バロック合唱団/
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)
録音 2011年9月 マインツ 聖イグナチオ教会 Recording Producer: Moritz Reinisch
 ヘンデル(1685-1759)の名作オラトリオ「メサイア」から感動的な合唱部分だけをじっくり楽しむ1枚です。バロック音楽のオーソリティ、ホフステッターによる納得の指揮で、オーケストラ、合唱も驚くほど壮麗。文句なしの演奏です。
 クリスマス時期にぴったりですが、もちろん1年中通して愛していただけます。



 

ORCHID CLASSICS

Boris Giltburg: Romantic Sonatas
ORC100035
\2000
ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)
 ロマンティック・ソナタ集

 1-3.ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36(1931年版)/
 4-7.グリーク(1843-1907):ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7/
 8-12.リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S178
ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)
録音 2012年7月1-3日 UK ヘレフォードシャー ウィアストン・コンサート・ホール
 以前から注目されてはいたものの、どちらかというと慎重にキャリアを積んできた感のあるギルトブルグ。しかし2013年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝したことで彼の注目度が一気に高まったことは間違いありません。
 この録音は2012年の7月のもので、ここでも見事な洞察力と類い稀なる技巧で、このロマン派における重要な3つのソナタを演奏しています。
 1913年にラフマニノフが自らの語法を確立してから書き上げるも、後の1931年に大幅なカットが加えられ、より凝縮された音楽へと生まれ変わったソナタ第2番。あらゆるピアノ・ソナタの中でも極めて革新的、かつ捉えどころのないリストのソナタ、そしてグリーグの活動の最初期に書かれた演奏困難なソナタ。この3つの作品を同じ「ロマン派のソナタ」とくくるとしたら、そこには多くの想像力と感受性が求められることでしょう。もちろんギルトブルグの演奏は、この3つの作品の根底に流れる抒情性を丁寧に汲み上げ、理想的な形の音で描き出しています。
<既発アルバム> プロコフィエフ:ソナタ集…ORC100023
 
Janacek: The Two String Quartets
ORC100036
\2000
アルカディア弦楽四重奏団デビュー・アルバム
 ヤナーチェク:2つの弦楽四重奏曲

  1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調「クロイツェル・ソナタ」(1923-1924)/
  5-8.弦楽四重奏曲 第2番「ないしょの手紙」(1928)
アルカディア弦楽四重奏団/
<メンバー:アナ・テレク(ヴァイオリン)/
ジャスヴァン・ドゥミトルー(ヴァイオリン)/
トライアン・ボアルジャ(ヴィオラ)/
ツソルト・テレク(チェロ)>
録音 2013年2月2日…1-4, 2013年1月30-31日…5-8
 2012年ウィグモア・ホール主宰の「弦楽四重奏コンクール」で優勝した若きアンサンブル、アルカディア弦楽四重奏団のデビュー・アルバムです。彼らはルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミー出身で、2005年にアンサンブルを結成しました。
 彼らの演奏するヤナーチェクはまさに非の打ちどころのないものであり、ヤナーチェクの音楽が持つ官能性、欲望、愛を忠実に映し出しています。
 第1番「クロイツェル・ソナタ」は1923年の作品で、ベートーヴェンの作品ではなく、トルストイの同名作品にインスパイアされたもので、どうにも逃げることのできない人間の性と運命が切ないほどに音で描かれています。
 第2番「ないしょの手紙」は1928年の作品で、ヤナーチェク(1854-1928)が深い愛を捧げた人妻カミラへの思いが端的に描かれたものです。彼ら2人の間に交わされた不思議な愛情が透けて見えるかのような音楽です。




RPO(ORCHID CLASSICS)


Movie Legends: The Music of John Barry
RPOSP042
\2000→\1890
ジョン・バリー:伝説の映画音楽
 1.野生のエルザ:メイン・テーマ/The Lions At Play /
 2.国際諜報曲:孤独な男/
 3.キングコング(1976):前奏曲と愛のテーマ/
 4.ダンス・ウィズ・ウルヴズ:ジョン・ダンバーのテーマ/
 5.チャプリン:エンド・タイトル/
 6.キング・ラット:行進曲/
 7.エニグマ:エンド・タイトル/
 8.ズール戦争:メイン・テーマ/
 9.クイン・メリー/愛と悲しみの生涯:メリーの道/
 10.真夜中のカウボーイ:メイン・テーマ/
 11.スペシャリスト:組曲-メイン・タイトル/呼びました?/
 12.ある日どこかで:メイン・テーマ/
 13.さらばベルリンの灯:水曜日の子ども/
 14.ナック:メイン・テーマ/15.幸福の条件:メイン・テーマ/
 16.ダンディ2/華麗なる冒険:メイン・テーマ/
 17.白いドレスの女:メイン・テーマ/
 18.愛と哀しみの果て:メイン・テーマ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
ニック・レーン(指揮) 他
 イギリス出身の作曲家ジョン・バリー(1933-2011)。幼い頃から音楽に親しむも、正式な音楽教育よりは、ジャズ・バンドでの活動や編曲などで力を蓄え、1957年にEMIレコードと契約を交わしてからは、テレビの音楽やアレンジを手掛けるようになります。その後ピーター・セラーズの映画のスコアを書いたことで、本格的に映画音楽に手を染め、ついには007のジェームズ・ボンドのテーマで脚光を浴びるのです。幼い頃から映画に親しんでいた彼は、この分野にとても力を注ぎ、数多くの印象的なスコアを残しました。どこか気になるメロディが彼の真骨頂であり、例え元の映画を知らずとも、楽しんでいただけることは間違いありません。
 

Natasha Paremski plays Rachmaninov & Tchaikovsky
RPOSP044
\2000→\1890
ナターシャ・パレムスキのチャイコフスキーPC第1番!
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23/
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
ファビエン・ゲーベル(指揮)
録音 2012年12月5-6日 ロンドン ヘンリー・ウッド・ホール
 こちらに向かって嫣然と微笑む美女。ちょっと厚化粧になってしまいましたが、彼女はモスクワ生まれの若いピアニストナターシャ・パレムスキ。4歳でピアノを始め、8歳でアメリカに移住。サンフランシスコ音楽院で学び、9歳でデビュー・コンサートを果たしています。
 15歳でロサンゼルス・フィルハーモニー管との共演で世界的な注目を浴び、以降、多数のオーケストラと共演。その演奏は映像やCDとしてリリースされ一層のファンが拡大しているところです。
 彼女は現代曲も得意ですが、ここではラフマニノフとチャイコフスキーというロシアの王道に挑戦。繊細かつ豪快な演奏は、聴き手の耳を捉えて離しません。

 http://natashaparemski.com/ 彼女のサイトもどうぞ。



旧譜
実はひっそりベストセラーだったりすBelairの2枚

BELAIR
BAM 2030
\1500
ルービンシュタイン:
 ピアノ協奏曲第4番
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ナターシャ・パレムスキ(P)
ドミトリ・ヤブロンスキー指揮
モスクワ・フィル
ルビンシテインのピアノ協奏曲第4番はロシア・コンチェルト史上に残る傑作だと思うのだが、一般的知名度はなぜかかなり低い。録音にはポンティの名演があるが、ここで弾いているパレムスキは写真で見ると明らかにまだ若い。こんな若い女の子にこの曲のニュアンスが伝わるかと思っていたが、そのプロフィールを見て唖然・・・16歳。・・・おいおい・・・。ワイルドやヤブロンスカヤに学んだアメリカ期待の少女ピアニストなのだそうだ。少年少女向けコンクールでは当然華々しい賞歴をあげており、現在は地方のオケと地道な演奏活動を繰り広げているという。若手には弾いてほしくないとはいえ、16歳の天才美少女ピアニストとなるとまた話しは別。ポンティの演奏と比べるなんていう野暮はしないで、その天性の純粋な才能をたっぷり楽しめばいいかな、と。
一方、店主思うところの史上最高の名曲「パガニーニの主題による狂詩曲」も、十分すぎるほど才気あふれる素敵な演奏。リズム感が鮮烈。

BELAIR
BAM 2031
\1500
ヤング・ショパン
ショパン:
 「お手をどうぞ」変奏曲
 ポ−ランド民謡の主題による幻想曲
 ロンド「クラコヴィアク」
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ナターシャ・パレムスキ(P)
ドミトリ・ヤブロンスキー指揮
モスクワ・フィル
前作が評判よかったのだろう、最新新譜としてリリースされたパレムスキのショパン。





ANTES


BM 31.9284
\1800
「スカンジナヴィアのロマン派ソナタ集」
 シンディング:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ヘ長調 Op.73
 ガーゼ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.21
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
デュオ・アパッショナータ:
 【イザベル・シュタインバッハ(Vn)、
  ペルヴェツ・モディ(Pf)】
 シンディング、ガーゼ、グリーグ!北欧のヴァイオリン・ソナタ集

 録音:2012年5月31日、6月1日、7月13、14日、エッティンゲン、69'58

 ノルウェイのクリスティアン・シンディング(1856-1941)、デンマークのニルス・ガーゼ(ゲーゼ、ガーデ 1817-1890)、ノルウェイのエドヴァルド・グリーグ(1843-1907)と、北欧の3人の作曲家のヴァイオリン・ソナタを収録。イザベル・シュタインバッハは、ドイツ、カールスルーエ近郊のブレッテンの生まれ。ドイツ内外で活躍している。2002年、インド、ムンバイ出身のピアニスト、ペルヴェツ・モディとデュオ・アパッショナータを結成。
 
BM 31.9287
\1800→\1690
マリア・ソロゾボワ(Vn)
ニコロ・パガニーニ(1780-1840):
 (1)ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
 (2)奇想曲第1番Op.1-1
 (3)奇想曲第2番Op.1-2
 (4)「うつろな心」による序奏と変奏曲Op.38
マリア・ソロゾボワ(Vn)
(1)ニコラス・クレオバリー(指揮)
 ケープ・フィルハーモニー管弦楽団
 期待の若手ソロゾボワの協奏曲アルバム第3 弾!

 録音:(1)2012年ケープタウン・シティ・ホール(ライヴ)、(2)-(4)2013年ハード・スタジオ,スイス、51'12

 「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、他」(BMCD31.9232)、「ヴィヴァルディ:四季、他」(BMCD31.9275)に続くソロゾボワのアルバム第3弾。
 マリア・ソロゾボワはモスクワ出身の若手ヴァイオリニストで現在スイスに在住し西ヨーロッパを中心に活動している。モスクワのチャイコフスキー音楽院で学んだ後、バーゼル音楽院でラファエル・オレグの指導を受けた。これまでにジンマン、スピヴァコフ、フェドセーエフらと共演している。ダイナミックなロシアン・ヴァイオリンの演奏法に西ヨーロッパ仕込みの細やかな弓さばき、陰影のある歌いまわしなど、大家の器を感じさせるヴァイオリニストの登場。超絶技巧のパガニーニにひるむことなく、特筆大書の堂々たるライヴ・レコーディング。



マリア・ソロゾボワ旧譜
こちらも往年の女流ヴァイオリニストを思わせる堂々たるチャイコフスキー。おすすめ。

BM-CD 31.9232
¥1800
チャイコフスキー:
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、
 瞑想曲ニ短調Op.42-1/
H・W・エルンスト:魔王Op.26〜
 シューベルトの主題によるグランド・カプリース
マリア・ソロゾボワ(ヴァイオリン)、
ディートリヒ・シェラー=マンノ(指揮)、
アルカデミア・シンフォニカ
モスクワ生まれの女流ヴァイオリン奏者ソロゾボワは、グネーシン音楽院で学んだのちチューリッヒ音楽大学で名匠ザハール・ブロンに師事。ティボール・ヴァルガ国際コンクールなど多くのコンクールで入賞を果たすなど、今後の飛躍が期待される若きヴァイオリニストである。ちなみにソロツォボワの使用楽器は、ニコロ・ガリアーノ1750年頃製のヴァイオリン。







BELLA MUSICA

BM 31.2449
\1800
山城裕子(ピアノ)
 「ピアノの夢」

 バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988〜アリア/
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331〜第3楽章トルコ行進曲/
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」〜第2楽章
 リスト:ラ・カンパネッラ,愛の夢第3番 変イ長調/
 ドヴォルザーク:ユモレスク/シューマン:トロイメライ/
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女,月の光/
 ショパン:
  ポロネーズ 変イ長調Op.53「英雄ポロネーズ」/
  夜想曲 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」/
  練習曲 ホ長調 Op.10-3/夜想曲 変ホ長調 Op.9-2/
 メンデルスゾーン:無言歌 ホ長調Op.19b-1 「甘い思い出」/
 アルベニス:アストゥーリアス/ベートーヴェン:エリーゼのために/
 プロコフィエフ:
  「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75〜
   「モンタギュー家とキャピュレット家」
山城裕子(ピアノ)
 録音:2012年8月13−15日、ケルツリン,67'39

 山城裕子は、鳥取県米子市出身のピアニスト。武蔵野音楽大学を卒業。1999年、ドイツに留学。2004年に帰国し、国内外で活躍している。
 
BM 31.2448
\1800
浮ヶ谷順子(フルート)
 「5世紀をフルートと共に」
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/マスネ:タイスの瞑想曲/
 ショパン:ワルツ 変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」,ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/
 フォーレ:子守歌 ニ長調 Op.16,シシリエンヌ ト短調 Op.78,幻想曲 ハ長調 Op.79/
 ドヴォルザーク:ユモレスク/ブリッチャルディ:ヴェニスの謝肉祭/
 クープラン:恋する夜鶯/ビゼー:「アルルの女」〜メヌエット/
 バッハ(グノー編):アヴェ・マリア/ゴセック:ガヴォット/
 サン=サーンス:白鳥/クライスラー:愛の喜び,愛の悲しみ/
 ブラームス:ワルツ Op.39-15/ドンジョン:夜鶯/
 バッハ:管弦楽組曲第3番〜エール(G線上のアリア)
浮ヶ谷順子(フルート)
元井美幸(ピアノ)
 録音:2012年8月16−18日、ケルツリン,71'43

 プロコフィエフ&フランク:フルート・ソナタ集(BM31.9278)に続く浮ヶ谷順子によるフルート名曲集。浮ヶ谷順子は、東京藝術大学を修了後、1978年からドイツに在住し活躍している。元井美幸は、ウィーンで学び、ベルリンを拠点にするピアニスト。
 


BM15.2001
(3CD)
\5400→\4990
〔旧譜〕
ペーター・シュマルフス(ピアノ)
 「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」

 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
 ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
 シューマン:
  幻想小曲集 Op.12〜
   (晩/飛翔/なぜ?/気紛れ/歌の終わり),
  行進曲 変ホ長調 Op.76-1
ペーター・シュマルフス(ピアノ)
フランチシェク・ヴァイナル(指揮)
チェコ交響楽団(第1番,第3 番,第5番)
イルジー・マラート(指揮)
チェコ放送交響楽団(第2番,第4番)
 199'47

 ペーター・シュマルフスは1937 年、ベルリンの生まれ。ワルター・ギーゼキング、ヴィルヘルム・ケンプ、アドリアン・エシュバッハーに学ぶ。1960 年代から1990 年代にかけてかなりの活躍をした。2008 年にダルムシュタットにて没。ギーゼキングの弟子らしく、清潔感のある音色、冷静で知的な音楽作りに特徴がある。
 ベートーヴェンの協奏曲は、録音時期は不明だが、チェコでの様々な機会の放送録音をまとめたもののようである(拍手は聞かれない)。まったく派手さのない控えめな演奏の中に繊細な感性が醸されており、通好みのピアノと言えるだろう。また余白に収録されたシューマンは、抑えたロマンティシズムの広がりが素晴らしい。

 

BM31.2333
\1800
〔旧譜〕
ペーター・シュマルフス(ピアノ)
 「リスト:ピアノ作品集」

 2つの伝説/
 巡礼の年第1年 スイス〜
  (エグローグ/泉のほとりで/ワレンシュタット湖畔で/
   ジュネーヴの鐘/オーベルマンの谷)
 巡礼の年第2年 イタリア〜
  (物思いに沈む人/サルヴァトール・ローザの カンツォネッタ/
   ペトラルカのソネット第47番/婚礼)
 巡礼の年第3年〜エステ荘の噴水
ペーター・シュマルフス(ピアノ)
 65'12

 ペーター・シュマルフスのリスト集。3つの巡礼の年を中心に集めている。いわゆるリスト弾きのリストとはまるで異なった、清潔なリスト。有名な「エステ荘の噴水」など、派手さに走ることも情感に溺れることもなく、卓越した指捌きでサラリと弾き上げているのがよい。
 

BM31.2357
\1800
〔旧譜〕

ペーター・シュマルフス(ピアノ)
 「サン=サーンス:ピアノ作品集」

 6つのバガテルOp.3/ラス・パルマスの鐘Op.111-4/
 アレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調Op.70/
 左手のための悲歌Op.135-5/練習曲集Op.52/トッカータOp.111-6/
 死の舞踏(リスト編)/白鳥(ゴドフスキー編)

ペーター・シュマルフス(ピアノ)
 サン=サーンスは多くのピアノ曲を書き残し、優れた曲も多いが、人気が高いとは言い難い。しかし時にショパン風に、時にリスト風に、しかし確実に19世紀後半の近代性を備えた音楽は、なかなかに魅力的である。このペーター・シュマルフスによる録音は貴重だ。ヴィルトゥオーソ風に弾き鳴らすのではなく、サロンで名手が品良く聞かせる趣の演奏である。
 
BM14.2028
(2CD)
\3600→\3290
〔旧譜〕
ギュンター・ノイホルト(指揮)&バーデン・シュターツカペレ
 J.S.バッハ:
  マタイ受難曲BWV.244
ギュンター・ノイホルト(指揮)
バーデン・シュターツカペレ
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団&
 少年合唱団
ミヒャエル・ノヴァーク(T 福音史家)
トーマス・モール(B イエス)
サンドラ・ムーン(S)
クララ・オブライエン(MS)
マルティン・ペツォルト(T)
ジークフリート・ローレンツ(B)
オレグ・ブリヤク(B)
アンネット・ケルメス(S)
コスタンツェ・ヘレンツ(A)
ハンス=イェルク・アイヒャー(T)
 録音:1995年3月7日、カールスルーエ州立劇場,DDD、143'00

 ギュンター・ノイホルトが当時音楽総監督を務めていたカールスルーエ・バーデン州立劇場を指揮したマタイ受難曲のライヴ。オペラ指揮者として活躍するノイホルトだけに、雄弁なマタイ受難曲を聞かせてくれる。福音史家のミヒャエル・ノヴァークは、オーストリア、インスブルック出身のテノール。イエスのトーマス・モールはドイツのバリトンで、バッハから現代ものまで幅広く活躍している。大ベテラン、ジークフリート・ローレンツが参加している。




THOROFON



CTH 2600
\1800→\1690
「エクスタシー」
 ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):ヴァイオリン・ソナタop.36
 フィリップ・ゴーベール(1879-1941):「4つの絵画」(世界初録音)
  (1.エクスタシー/2.夕暮れの白帆/3.狩猟・・・遠くで/4.とても遠く海の下で)
 ガブリエル・フォーレ(1845-1924):ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.13
アンナ・ゾフィー・ダウエンハウアー(Vn)
ルーカス・マリア・クエン(Pf)
 忘れられて幾歳月・・・世界初録音を含む美しきヴァイオリン作品集!

 録音:2012年12月,62'10

 ドイツの音楽家によるフランスのヴァイオリン作品集。
 フィリップ・ゴーベールは生前フルートのヴィルトゥオーゾとして知られ、作曲家としてもフルート作品のほか交響曲、バレエ音楽など多くの作品を残した。これが世界初録音となる「4つの絵画」は1927年に出版され、4つの楽章それぞれはティボーをはじめとする当時の大ヴァイオリニストたちに捧げられている。ドビュッシー、フォーレ、シャブリエの影響の色濃い抒情的な音のスケッチ・ブックである。アンナ・ゾフィー・ダウエンハワーは数々の国際コンクール上位入賞後、着実にキャリアを重ねているドイツの若手ヴァイオリニスト。
 

CTH 2598
\1800
「仮面舞踏会」〜ルネサンスと初期バロック音楽
 作者不詳(17世紀イギリス):第2の魔女の舞曲、ニンフの踊りほか
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):そよ風吹けば
 作者不詳(17世紀イギリス):ウィルソンの恋
 ウィリアム・バード(um1543-1623):鐘
 ディエゴ・オルティーズ(ca1510-70):リチェルカーダ第1、4番ほか
 J.H.カプスベルガー(1580-1651):カナリオ
 ガスパール・サンズ(1640-1710):カナリオス
 作者不詳(16世紀イギリス):グリーン・スリーヴス
 作者不詳(17世紀イギリス):第1の魔女の舞曲
  ほか全24トラック
イル・ジャルディネット・デル・パラディーソ:
 【イ・ハウンエ(指揮、Cemb)、
  グドルン・フス(Gamb)、
  ゾロ・ジン(テオルボ&バロックG)】
 民族色の濃いルネサンス&バロック音楽集

 録音:2012年8月,ヘルツ・イエス教会,ヴッパータール、63'08

 ルネサンス期から初期バロックに至る時代の様々な国の舞曲を収録。イル・ジャルディネット・デル・パラディーソは2001年に結成されたアジア系を含む3人の音楽家によるアンサンブルでそのうちの一人、テオルボとバロック・ギターのゾロ・ジンはフランクフルトで今村泰典に師事している。彼らはドイツ、イタリア、フランスのほか中東、韓国で盛んな演奏活動を行っている。クラシックというよりは民族音楽色の濃い、楽しいルネサンス・ミュージック。
 

CTH 2596
\1800
「バロック・トランペット協奏曲集」
 J.M.モルター(1696-1765):トランペット協奏曲第2番ニ長調
 J.W.ヘルテル(1727-89):トランペット協奏曲第1番変ホ長調
 L.モーツァルト(1719-87):トランペット協奏曲ニ長調
 A.ストラデッラ(1644-82):トランペットと8弦楽器と通奏低音のためのソナタ
 J.F.ファッシュ(1688-1758):トランペット協奏曲
ピエール・クレーメル(Trp)
カルロ・ヤンス(指揮)
ラトヴィア・フィルハーモニー室内管弦楽団
 ピエール・クレーメルのトランペット協奏曲集2タイトル!

 録音:2007-2008年リガ、50'20

 後期バロックから前古典派に至る時代に書かれた珍しいトランペット協奏曲を収録。モルターは全部で3曲のトランペット協奏曲を残している。ヘルテルは父親も作曲家でJ.S.バッハとはちょうど一回り若かった。その他、大モーツァルトの父レオポルドの協奏曲など華麗な作品を楽しめる。トランペットのピエール・クレーメルはルクセンブルク出身でルクセンブルク・ブラス・アンサンブル、ルクセンブルク・バロック・アンサンブルに所属し室内楽とバロックを得意とするほか、現代音楽、ジャズの分野でも活躍している。
 
CTH 2597
\1800
「20世紀のトランペット音楽」
 エリック・イウェイゼン(b.1954):トランペットと弦楽のための協奏曲
 ジョルジュ・ドルリュー(1925-92):トランペットと弦楽のための協奏曲
 ロベール・プラネル(1908-94):トランペットと弦楽のための協奏曲
 アンリ・トマジ(1901-1971):クスコの聖週間
ピエール・クレーメル(Trp)
カルロ・ヤンス(指揮)
ラトヴィア・フィルハーモニー室内管弦楽団
 録音:2004、05年リガ、ルクセンブルク,51'48

 こちらは20世紀の珍しいトランペット協奏曲を収録。イウェイゼン(エワゼン)はアメリカの作曲家で多くの吹奏楽曲で知られていて、洗練された近代的なハーモニーと素朴で暖かい旋律が魅力の協奏曲。ドルリューはトリュフォー、ゴダール、ベルナルト・ベルトリッチ、ルイ・マルをはじめ多くの映画に音楽をつけた作曲家として知られる。協奏曲は映画の様々な場面を思わせる様々なスタイルを駆使したヴァラエティあふれる内容。プラネルは19世紀後半から20世紀初頭のフランスのよき時代の息吹きを感じさせる作曲家で彼の師匠ビュッセルやラヴェル、プーランク、サティ、ミヨーを思わせるおしゃれな協奏曲。トマジはトランペット協奏曲が特に名高いがここでは珍しい「クスコの聖週間」を収録。




ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS


EPR 6613
\2300
ヴィヴァルディ(1678-1741):世界初録音となるヴァイオリン・ソナタ集
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調 RV776
  シンフォニア ロ短調 RV35a
  ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 RV13
  ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 RV809
  ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 RV785
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調 RV24
バルティック・バロック
 マリーナ・カタルジノヴァ、
 マリア・クレスチンスカヤ、
 アンドレイ・レシェチン、
 エフゲニー・スヴィリドフ(ヴァイオリン)
 ソフィア・マルチゾヴァ(チェロ)
 インビ・タルム(チェンバロ)
 グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)
録音:未詳




VIVALDI COLLECTION


VIVALDI-CD 5
\2300
ヴィヴァルディ・コレクション CD 5
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ヘ短調 Op.2 No.10 RV21(1709)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 RV22(1717)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 Op.2 No.8 RV23(1709)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 RV24
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調「ピゼンデル氏のために」RV25
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 RV26
バルティック・バロック
 マリア・クレスチンスカヤ、
 アンドレイ・ペギューニン、
 エフゲニー・スヴィリドフ(ヴァイオリン)
 ソフィア・マルチゾヴァ(チェロ)
 インビ・タルム(チェンバロ)
 グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)

録音:データ未詳
 世界初録音と表示されておりますが、全収録曲ではないと思われます。
 「CD 6」(VIVALDI-CD 6)が先に発売されていました


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HAENSSLER


98 024
\2100
リリングの名盤復活シリーズの最新盤
 (1)C.P.E.バッハ:マニフィカト
 (2)ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:ミサ・ブレヴィス
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
(1)アーリーン・オジェー(ソプラノ)
 ヘレン・ワッツ(アルト)
 クルト・エクヴィリス(テノール)
 ヴォルフガング・シェーネ(バス)
(2)ウタ・シュプレケルセン(ソプラノ)
 エリカ・シュミット=ヴァレンティン(アルト)
 アルド・ボールディン(テノール)
 ニクラウス・テューラー(バス)
 正統派リリングの名演が再び!C.P.E.バッハのマニフィカトとJ.L. バッハのミサ・ブレヴィス

 録音:(1)1976 年9 月、(2)1977 年1 月、4 月、シュトゥットガルト/58’48

 2013 年に「傘寿」を迎えた巨匠ヘルムート・リリングの名盤復活シリーズの最新盤。和声の色彩感を独自の手法を用いた誉れ高きカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)のマニフィカト、そして、マイニンゲンの宮廷楽長であったバッハ一族、ヨハン・ルートヴィヒ・バッハのミサ・ブレヴィスです。リリング70 年代の名録音をお楽しみください




OEHMS


The Britannic Organ, Vol. 6: Welte’s British Organists
OC845
(2CD)
\3000→\2690
ブリタニック・オルガン 第6集 〜
 ヴェルテを弾く5人のイギリス・ヴィクトリア朝時代の超絶技巧オルガニストたち

<CD1>
 1.ヘンデル(1685-1759):
  オルガン協奏曲 第2番 第1楽章 ヴェルテ・ロール1400(コピー)/
 2.アルフレッド・ホリンズ(1865-1942):
  銀のコード ヴェルテ・ロール1410(マスター)/
 3.ホリンズ:カンティレーヌ ヴェルテ・ロール1409(マスター)/
 4.ホリンズ:祈り ヴェルテ・ロール1416(マスター)/
 5.ホリンズ:勝利の行進曲 ヴェルテ・ロール1405(マスター)/
 6.G.E.ワイティング(1840-1923):
  パストラーレ ヴェルテ・ロール1437(マスター)/
 7.ラフマニノフ(1873-1943):
   前奏曲 Op.3-2(ルメア編) ヴェルテ・ロール1133(マスター)/
 8.W.ウォルステンホルム(1865-1931):
   アレグレット ヘ長調 ヴェルテ・ロール1582(マスター)/
 9.E.デヴリー(1869-1951):瞑想曲 ヴェルテ・ロール1107(マスター)/
 10.ウォルステンホルム:質問 ヴェルテ・ロール1148(マスター)/
 11.ウォルステンホルム:答え ヴェルテ・ロール1149(マスター)/
 12.チャイコフスキー(1840-1894):
   こんぺい糖の踊り ヴェルテ・ロール1495(マスター)/
 13.ウォルステンホルム:アイルランド幻想曲 ヴェルテ・ロール1438(マスター)/
 14.ウォルステンホルム:セレナータ ヴェルテ・ロール1440(マスター)/
 15.ホリンズ:グランクール ト短調 ヴェルテ・ロール1413(マスター)/
<CD2>
 1.J.S.バッハ(1685-1750):
   フーガ ト短調 BWV577からジーグ ヴェルテ・ロール1504(コピー)/
 2.J.グリソン(1842-1896):
   聖体 Op.11からアンダンテ・レリジオーソ ヴェルテ・ロール1514(マスター)/
 3.C.M.ウィドール(1844-1936):
   オルガン交響曲 第2番からスケルツォ ヴェルテ・ロール1531(マスター)/
 4.S.カルク=エーレルト(1877-1933):
   月の光(3つの印象から) ヴェルテ・ロール1520(マスター)/
 5.D.ブック(1839-1909):
   変奏 Op.51からスコットランド・エアで ヴェルテ・ロール1511(マスター)/
 6.S.S.ウェズリー(1819-1876):
   コラール・ソングとフーガ ハ長調 ヴェルテ・ロール1555(マスター)/
 7.ウォルステンホルム:
   ソナタ 第1番 ヘ長調から間奏曲 ヴェルテ・ロール1581(マスター)/
 8.ウォルステンホルム:メロディ 変ロ長調 ヴェルテ・ロール1580(マスター)/
 9-11.F.ボロウスキ(1872-1956):
  ソナタ 第1番 ヴェルテ・ロール2007&2008(マスター)/
 12.R.ゴス=カスタード(1877-1955):
   ベネディクトゥス 変イ長調 ヴェルテ・ロール2004(マスター)/
 13.サン=サーンス(1835-1921):
   夕べの夢想 Op.60 ヴェルテ・ロール2031(マスター)/
 14.ボロウスキ:勝利の行進曲 イ長調 ヴェルテ・ロール2009(マスター)
<オルガン演奏>
<CD1>
アルフレッド・ホリンズ…1-6,13-15/
ハリー・ゴス=カスタード…7/
ウィリアム・ウォルステンホルム…8-12/
<CD2>
ハーバート・ウォルトン…1-5/
ウィリアム・ウォルステンホルム…6-8/
レジナルド・ゴス=カスタード…9-14/
ディ・ヴェルテ=フィルハーモニー=オルガン
録音 2012年1月-2月 スイス ゼーヴェン、自動演奏楽器博物館 Musical Direction: David Rumsey/Technical Direction: Daniel Debrunner/Recording Supervision, Editing and Mastering: Andre Scheurer
 大好評シリーズの「ブリタニック・オルガン」の第6集です。
 ここで選ばれているのは「ヴィクトリア朝」時代に活躍した5人のオルガニストたち。1837年から1901年まで、ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた時代は、政治的には混乱していましたが、産業革命による経済や文化が著しく発展した「激動の時代」でもありました。
 この時代に活躍したイギリスのオルガニストたちも、挙ってヴェルテの自動演奏システム(ロール)に録音、かなりの分量のロールが保存されています。
 今回はこの中から注目すべきオルガニストたちの記録を「ブリタニック・オルガン」で再現しました。100年以上も前の空気を鮮烈に伝える貴重な響きです。




ORFEO D’OR



ORFEOR 880132
(2CD)
\4600→\4190
フルトヴェングラー唯一のヴェルディ、
 ザルツブルク音楽祭での「オテッロ」

ヴェルディ:歌劇「オテッロ」
ラモン・ヴィナイ(T オテッロ)
カルラ・マルティニス(S デズデーモナ)
パウル・シェフラー(Br イヤーゴ)
ジークリンデ・ワーグナー(Ms エミーリア)
アントン・デルモータ(T カッシオ)
アウグスト・ヤレッシュ(T ロデリーゴ)
ヨーゼフ・グラインドル(Bs ロドヴィーコ)
ゲオルク・モンティ(Bs モンターノ)
フランツ・ビーアバッハ(Bs 伝令)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
 
 録音:1951 年8 月7 日、旧祝祭劇場/ADD、149' 24"

 フルトヴェングラーがザルツブルク音楽祭で指揮した「オテッロ」の録音がORFEO D'OR から復活です。フルトヴェングラーは1910 年代、マンハイム国民劇場時代には様々なオペラを指揮していましたが、ヴェルディのオペラは「アイーダ」と「オテッロ」しか指揮したことがなかったそうです。それから三十数年経って、なんとザルツブルク音楽祭での「オテッロ」。当時はザルツブルク音楽祭でヴェルディを上演すること自体が異例で、様々な意味で貴重な録音です。
 歌手はかなり豪華です。タイトルロールは、当時極めつけのオテッロだったラモン・ヴィナイ。トスカニーニの録音で歌い、MET やスカラ座でも歌っただけに、役作りは完璧。デズデーモナは、クロアチア出身でウィーンで活躍したソプラノ、カルラ・マルティニス(本名ドラジカ・マルティニス)。イヤーゴは、ウィーンの名バリトン、パウル・シェフラー。さらにカッシオにアントン・デルモータ、ロドヴィーコにヨーゼフ・グラインドルと、ウィーン国立歌劇場で活躍した錚々たるメンバーが揃っています。


<国内盤>


FUGA LIBERA



MFUG712
(国内盤)
\2940
20世紀、ロシアの色、チェロの響き
 〜ラフマニノフ、カバレフスキー、アウエルバッハ〜

 セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943):
  1. チェロとピアノのためのソナタ ト短調 op.19(1901)
 ドミトリー・カバレフスキー(1904〜1987):
  2. チェロとピアノのためのソナタ 変ロ長調 op.71(1962)
 レーラ・アウエルバッハ(1973〜):
  3.『24 の前奏曲』より
   チェロとピアノのための七つの前奏曲(1999)
    〔前奏曲 第6・12・15・16・19・20・24 番〕
カミーユ・トマ(チェロ)
ベアトリス・ベリュ(ピアノ)
 ロマン派のよき伝統が正しく息づいている国、ロシア——
 ラフマニノフと、その系譜に連なる世紀半ばと世紀末のすばらしい音楽世界を、あざやかに描き出す俊才ふたりの色彩感とスケール感に、じっくり酔いたい。驚くべき広がりをみせる室内楽盤です。ほんとうに、チェロの世界というのは次から次へと桁外れの名手が出てきますね!

 新人発掘にすぐれたセンスを発揮する、エリザベート王妃国際コンクールとの連携も確かなベルギーFuga Libera レーベルから、ドイツで研鑽を積んだフランス系の名手ふたりによる、企画性から音楽内容まで筋の通った充実のアルバムが届きました。
 チェロのカミーユ・トマはここ数年、ヨーロッパの音楽史シーンの最先端をつくっているエージェントやプロモーターたちのあいだで静かに話題を呼びつづけてきた俊才——1988 年パリ生まれだそうですが、いやいやいやいや!ひとたびその音を聴けば、20 代とはとうてい信じられない堂に入った解釈姿勢、緻密な音作り、細やかでニュアンスに溢れた音色表現の多彩さ...と、あまりの達人ぶりに耳を疑う演奏内容。テーマは「ロシアの色彩と、1世紀の時間」...20 世紀最初の年に作曲されたラフマニノフの大作ソナタに始まり、その後期ロマン派的な音楽性を世紀半ばにまであざやかに伝えたカバレフスキーの傑作(この作曲家の魅力を知る人なら、このチェロ・ソナタが何枚かの既存盤で聴き比べできることもよくご存知のはず——それらとも充分伍してゆける新名盤の誕生!と自信をもっておすすめできます)、そして近年ギドン・クレーメルのクレメラータ・バルティカとのコラボレーションでとみに人気が高まってきたロシア系の大家アウエルバッハ(アヴェルバフ)の、小さきものへのこだわりと雄大なスケール感が相半ばする「24 の前奏曲」からの7選集へ...アウエルバッハの曲はまさしく20 世紀が終わろうとする頃、1999 年にまとめられた作品ですから、文字通り1世紀にわたるロシア系作曲家たちの至芸をたどってゆける1枚に仕上がっているわけです。
 ピアニストのベアトリス・ベリュも対等なパートナーとしての個性をいかんなく発揮、時にはチェロも阿吽の呼吸でピアノの引き立て役にまわってみせたり、息の合った極上室内楽ぶりが、あらゆる瞬間に極上の音楽体験を約束してくれます。
 「色彩」というワードにふさわしいニュアンス豊かな演奏の解題を、周到な解説(全訳付)で読み解けるのも嬉しいところ。筋金入りの、欧州最前線の本格派アルバム!




PAN



PC10283
(国内盤)
\2940
スビサーティ(1606〜1677):『ヴァイオリンのためのソナタ集』
 〜コレッリ以前の北イタリア・ヴァイオリン芸術〜

アルデブランド・スビサーティ(1606〜1677):
 『ヴァイオリンのためのソナタ集 第1集』
 (1675 年、フォソンブローネにて刊行)
  〜ヴァイオリンと通奏低音のための17のソナタ〜
アレッサンドロ・チッコリーニ(バロック・ヴァイオリン)
ガエターノ・ナジッロ(バロック・チェロ)
ルーカ・スカンダーリ(チェンバロ&オルガン)
カール=エルンスト・シュレーダー(テオルボ)
 コレッリ歿後300周年のいま、かの巨匠がどんなイタリア・ヴァイオリン音楽界から生まれたのかあらためて気になるところ——
 イタリア古楽界の名手たちが、均整のとれた知性あふれる解釈で北イタリアの「バロック初期」と「バロック後期」をつなぐ絶妙の羊腸弦サウンドをお届けします。
 2013 年、コレッリ歿後300 周年。

 バロック・ソナタ形式の大成者たるコレッリは、生前からヨーロッパ各地で絶大な名声を誇り、演奏家として作曲家として、たいへん尊敬されていました。しかしそんな彼とて、その至芸をゼロからつくりあげたわけではなかった——この数十年のあいだに、音楽史研究と古楽器演奏のめざましい発展によって、そんな「コレッリを準備した人々」の音楽世界が次々と明らかになってきています。
 私たちが何かと疑問に感じざるを得ないのは、17 世紀初頭のモンテヴェルディや彼の同時代人たち(マリーニ、フォンターナ、カステッロ...)があれだけ奔放なヴァイオリン芸術を謳歌したあと、コレッリのソナタのような均整を重んじる音楽がどうやって出来ていったのか?ということ——
 その謎を解く鍵はたいてい17 世紀中盤の作曲家たちに秘められているわけですが(たとえばストラデッラやパンドルフィ=メアーリ)、祖国に古楽界が育つ前から英国やオランダで腕を磨いてきたイタリアの超ヴェテラン・バロック・ヴァイオリン奏者アレッサンドロ・チッコリーニがここに発掘してきたのは、そんなバロック初期から後期にかけてのヴァイオリン音楽のうつりかわりを1 冊の曲集ですべて浮き彫りにしてみせる、きわめて注目すべき曲集ぱフォソンブローネという古都で生まれ育ち、ポーランド王や神聖ローマ皇帝といった強大な君主たちにも仕えながら「つとに知られた名演奏家」とまで呼ばれていた謎のヴァイオリン芸術家、アルデブランド・スビサーティの作品集です。
 手書きの楽譜だけで残っているこの曲集、1675 年という年記はあるものの収録作品の作曲年代はおそらくまちまちで、未完の2曲(本盤収録なし)を含む19 曲が、おそらく1630 年代から40 年あまりのあいだに作曲されたものと考えられています。さながらルネサンス末期を思わせる多声教会音楽のアレンジめいたものもあれば、初期バロックらしいカプリッチョやバッロもあり、かと思えばコレッリのカンタービレもかくやと思わせるほどの均整あふれる緩徐楽章あり...と、その内容の多彩さは目をみはるばかりぱチッコリーニのしなやかな運弓がまた美しく、イタリア人らしい温もりと歌を感じさせながらも、キャスリーン・マッキントッシュやロイ・グッドマンらの師に通じる美音とバランス感覚で、いとも心地よい羊腸弦さばきを聴かせてくれるのが嬉しいところ。
 故K-E.シュレーダーの的確なテオルボ伴奏や躍進めざましいガエータノ・ナジッロのチェロなど、通奏低音陣の豊かな至芸も雰囲気を盛り上げてくれます。筋金入りの安心できる古楽解釈に、ついつい全曲聴き通してしまうことも珍しくないはず——本盤を聴き深めれば聴き深めるほど、17 世紀のイタリア弦楽芸術の謎は感覚的に解き明かされてゆくことでしょう。
 周到な解説(全訳付)も的確でわかりやすく、音と言葉で「知る喜び」を堪能させてくれる1枚でもあります。
 2010 年に屋号を畳んだSymphonia からの移行盤ですが、なるほど、これは廃盤入手困難にしてしまうにはあまりにもったいない1枚...どうぞお見逃しなく!




カメラータ・トウキョウ


CMCD-28230
\2940
カール・ライスター、ラスト・アルバム!
 ベルカント─クラリネットによるオペラ名アリア集/

 M.ベルクソン:歌劇『モンフォールのルイーザ』より 情景とアリア 作品82
 G.パチーニ:歌劇『サッフォー』より ラルゴ(編曲:G.ビムボーニ)
 C.グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」
 (編曲:R.ストルツマン)
 G.ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』より「麗しい光が」(編曲:R.ストルツマン)
 G.ヴェルディ:歌劇『運命の力』より アンダンテ(編曲:B.N.アルマート)
 G.ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』より ファンタジー・カンタービレ
 G.ビゼー:歌劇『カルメン』より セギディーリャ(編曲:R.ストルツマン)
 G.ヴェルディ:歌劇『シチリア島の夕べの祈り』より 春
 G.ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「さようなら、過ぎ去った日よ」
 (編曲:R.ストルツマン)
 G.プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「冷たい手を」(編曲:R.ストルツマン)
 J.マスネ:歌劇『マノン』より レシタティフとガヴォット(編曲:R.ストルツマン)
 G.プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「私が町を歩くと(ムゼッタのワルツ)」
 (編曲:R.ストルツマン)
 J.マスネ:歌劇『タイス』より 瞑想曲(編曲:M.J.アイザック)
 F.ダーヴィト:シューベルトの「あこがれのワルツ」による
  序奏、主題と変奏曲 作品8
カール・ライスター(クラリネット)
フェレンツ・ボーグナー(ピアノ)
長きにわたりカメラータ・レーベルに幾多の名演奏をのこしてきたクラリネットの巨匠、カール・ライスターのラスト・アルバム『ベルカント』。ライスター自身が名付け、文字どおりオペラの編曲作品を集めて収録した本作には、円熟を極めた巨匠の歌心溢れる至芸がつまっています。ベルリン・フィルを支え、またソリストとしても不動の地位を築いた“キング・オブ・クラリネット”の演奏芸術の集大成にふさわしい必聴盤です。

CMCD-20202/3
(2CD)
\4200
伊藤京子のオペラ『夕鶴』CDが待望の復活
 團伊玖磨:オペラ『夕鶴』(全曲)
つう……伊藤京子
与ひょう……丹羽勝海
運ず……栗林義信
惣ど……平野忠彦
子供たち……ビクター少年合唱隊
杉並児童合唱団
若杉弘(指揮)
読売日本交響楽団
原作:木下順二
演出:小田健也
 長らく途絶えていた伊藤京子さんの絶唱、オペラ『夕鶴』が、再び世の中に出ることは、心からの喜びです。
 このディスクは、当時輝かしく生まれた読売日本交響楽団、そして、オペラの指揮者として栄光を築きつつあった、若杉弘さんの指揮と共に、名盤として、一日も早く再び世に出ることが望まれているものでした。
團伊玖磨(1997年発売オリジナルCDブックレットより)
 1997年にビクターエンタテインメントよりCDが発売されて以来、長らく再発売が望まれていた日本オペラ史に燦然と輝く金字塔、伊藤京子のオペラ『夕鶴』CDが待望の復活。日本を代表する名歌手たちの熱演をご堪能ください。

CMCD-28289
\2940
ヴォルフガング・シュルツの追悼盤
W.A.モーツァルト:
 協奏交響曲 変ホ長調 K3.297b(Anh.C14.01)
J.シュトラウス Ⅱ:
 オペレッタ『こうもり』〜管楽アンサンブルのための より(A.N.タクルマン編曲)
 「今までになかったような(」第2幕)
 「田舎娘に扮するときは(」第3幕)
 「では私ひとりで(」第1幕)
 「楽しい祝宴(」第2幕)
 「ぶどうの火の奔流の中に(」第2幕)
W.A.モーツァルト:
 フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c)
ヴォルフガング・シュルツ(フルート/ピッコロ)s-j

アンサンブル・ウィーン=ベルリン
 ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)
 ノーベルト・トイブル(クラリネット)
 リヒャルト・ガラー(ファゴット)
 シュテファン・ドール(ホルン)

カメラータ・シュルツ
トーマス・インデアミューレ/徳山奈美(オーボエ)
ペーター・シュミードル/四戸世紀(クラリネット)
ミラン・トゥルコヴィッチ/岡崎耕治(ファゴット)
木川博史/高野哲夫(ホルン)
ミヒャエル・ガヴリロフ(コントラバス)
吉野直子(ハープ)
キンボー・イシイ=エトウ(指揮)
草津フェスティヴァル・オーケストラ j
 2013年3月、惜しまれつつ逝去した世界的フルート奏者、ヴォルフガング・シュルツの追悼盤。煌びやかなフルートの音色と、気心の知れた共演者たちとのアンサンブルで多くの聴衆を魅了した、2011、12年の『草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル』での演奏に加え、中心メンバーとして活動を続けた“アンサンブル・ウィーン=ベルリン”の名手たちと、自身が創設した“カメラータ・シュルツ”の共演による『モーツァルト:協奏交響曲』を収録。
 多くの人々から愛された名手へ想いを馳せる貴重な音楽の記録です。




<映像>


ARTHAUS(映像)


101673
(DVD)
\3900→\3490
グルダ&ミュンヘン・フィル
 1.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466/
 2.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調「戴冠式」K537
フリードリヒ・グルダ(ピアノ&指揮)/
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団/
ヤノス・ダルヴァス(映像ディレクター)
 ミュンヘン・ピアノの夏 1986年 ライヴ収録/収録時間:69分/音声:ステレオ2.0/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面二層ディスク
 鬼才ピアニスト、56歳の夏に記録されたモーツァルトの2つのピアノ協奏曲。ウィーンで生まれたグルダにとっては、やはりモーツァルトは特別な存在であり、彼が愛したジャズやベートーヴェン、そして近現代の音楽とも違う親近感を抱いていたことは間違いありません。
 モーツァルトの美しさと演奏の困難さの両方を知り尽くしていたグルダにとっては、協奏曲のオケパートを意に沿わない指揮者に委ねるよりも、全てを自身で統率したかったことは間違いありません。この2つの作品に溢れる歌心と完全なるコントロール。滑らかなパッセージと仄かににじみ出る切なさ・・・。
 ここには情熱と歌があり、また奇跡的に思えるほど完成された音楽があります。
 
Humperdinck: Hansel und Gretel
101321
(DVD)
\3900→\3490
デッサウ アンハルト劇場
 エンゲルベルト・フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

 3幕 グリム童話…原作 アーデルハイト・ヴェッテ…台本
ヘンゼル…ザビーネ・ノアック(メゾ・ソプラノ)/
グレーテル…コルネリア・マルシャル(ソプラノ)/
ペーター(兄妹の父)…リュドミール・クンチェウ(バリトン)/
ゲルトルート(兄妹の母)…アレクサンドラ・ペーターザマー(メゾ・ソプラノ)/
魔女…リュドミール・クンチェウ(バリトン)/
眠りの精/露の精…ヴィクトリア・カミンスケイト(ソプラノ)/
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団/
アンハルト劇場少年合唱団/
マルクス.L.フランク(指揮)/
ヨハネス・フェルゼンシュタイン(演出)/
シュテファン・リークホフ(装置&衣装)
101322
(Blu-ray)
\6300→\5690
※Blu-rayのみ日本語字幕あり
 2007年 デッサウ アンハルト劇場 ライヴ収録/収録時間:98分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1/<BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ7.1/字幕:独, 英, 伊, 仏, 西, (日…BDのみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 貧しいほうき職人の夫婦には2人の子どもがいました。それは兄のヘンゼル、そして妹のグレーテル。彼らはある日、留守番をしていたのですが、言いつけられた用をしなかったため母親にこっぴどく叱られてしまいます。そしていちご摘みを命じられた兄妹は森に行き、お約束通り、魔女が作った「お菓子の家」へと行くのですが、もちろん悪い魔女は懲らしめられて、兄妹は両親の元に帰るのです。
 誰もが知っているグリム童話の中の物語「ヘンゼルとグレーテル」。お菓子の家に憧れを抱いている大きな子どもたちも多いことでしょう。子どものためのオペラですが、作曲したのはワーグナーの弟子でもあるフンパーディンク(1854-1921)。書かれている音楽は想像以上に重厚であり、有名な前奏曲でもわかるとおり、聞きごたえはたっぷりです。
 ハッピーエンドで終わるため、ヨーロッパでは慣例的にクリスマスに上演される場合が多いのですが、この演出は随所で戦時中の映像が流されるなど、かなり風刺と示唆に富むもの。また父親と魔女が一人二役というところにも深い意味が隠されていることは間違いありません。
 おとぎ話の持つ残酷さに知らず知らずに気づかされる作品となっています。
 

101661
(DVD)
\3900→\3490
“火付け役と賢者” 〜セルジュ・チェリビダッケ
 ノルベルト・ブゼによる映像
セルジュ・チェリビダッケ/
ダニエル・バレンポイム/
イリーナ=パラスキバ・チェリビダッケ 他
日本語字幕あり
収録時間:53分+30分(ボーナス映像…1950年 チェリビダッケ指揮、ベルリン・フィルハーモニーによる「エグモント序曲」,ダニエル・バレンボイム他へのインタビュー)/音声:ステレオ2.0 ドイツ語・英語/字幕:仏, 西, 伊, 韓, 日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面二層ディスク
 伝説の名指揮者チェリビダッケ。彼についての様々な探究は今でも尽きることがありません。
 この映像はこの複雑な人間チェリビダッケの二面性…を小気味よく晒していきます。
 渋面のチェリビダッケ、満面の笑みを浮かべるチェリビダッケ、そして時として踊り浮かれるかの如く激しいチェリビダッケ。彼の表情を見ているだけでもたまりませんが周辺の人々の談話…それは彼の妹や息子、そしてバレンボイムなど彼をよく知っている人たちの証言からも、また違う彼の姿が浮かび上がってきます。
 

101669
(DVD)
\6300→\5690
ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ響
 ジョン・アダムズ:歌劇「エル・ニーニョ」
 作曲者自身&ピーター・セラーズ 台本
ドーン・アップショウ(ソプラノ) /
ロレーヌ・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ)/
ウィラード・ホワイト(バリトン) 他/
<ダンス>
ダニエラ・グラーサ/ノラ・キンバル/
ミヒャエル・シューマッハー/
シアター・オブ・ヴォイシズ/
ロンドン・ヴォイシズ /
ベルリン・ドイツ交響楽団/
ケント・ナガノ(指揮)/
ピーター・セラーズ演出
日本語字幕あり
2000年12月16日 パリ・シャトレ劇場 ライヴ収録/収録時間:147分(119分+28分…メイキング,アダムズへのインタビュー他)/音声:ステレオ2.0/DD 5.0/字幕:英(オリジナル), 独, 仏, 西, 日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク/ ※100221 再発盤
 最近は「エル・ニーニョ」というと気象用語の“海水温の上昇現象”ばかりが知られていますが、このジョン・アダムズ(1947-)のオラトリオ「エル・ニーニョ」はスペイン語のもともとの意味である「男の子→神の子イエス」の誕生を描いたもので、ジョン・アダムズが鬼才ピーター・セラーズとコラボレーションした作品の第3作目にあたります(第1作は“ニクソン・イン・チャイナ”第2作目は“クリングホーファーの死”)。
 新約聖書をベースとし、聖母マリア、ヨゼフ、3人の賢者も登場しますが、単なる宗教劇ではなく、婚約者ヨゼフを持つ「普通の女性」マリアが突然「神の子」を宿すことで生じる困惑を、英語、スペイン語、ラテン語が交錯するテキストで描くリアルな物語であり、もちろん使われている音楽もミニマル風の聴きやすいもの。3人のカウンターテナーが歌う重唱や、舞台上に投影された象徴的な映像など見どころもたっぷりです。ケント・ナガノの指揮は、この複雑な音楽をきちんと整理し、オーケストラもそれに的確に応えています。
 また、現代物を歌わせたら彼女の右に出る者はいないであろうドーン・アップショウを始め、伝説のメゾ・ソプラノ、ロレーヌ・ハント・リーバーソン。全体をぴりりとしめるウィラード・ホワイトなど充実の歌手陣を揃え、この興味深い降誕劇を最良の仕上がりで見せてくれます。
 

101686
(DVD)
\6300→\5690
ステファン・ゾルテシュ(指揮)
 クロード・ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」

 5幕 モーリス・メーテルリンク(台本)
ペレアス(ゴローの異父弟)…ジャック・インブライロ(バリトン)/
メリザンド(ゴローの后)…ミカエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)/
王太子ゴロー…ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)/
老王アルケル…ヴィルフガンク・シェーン(バス)/
ジュヌヴィエーブ…ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)/
医師…マテウス・カバラ(バス) 他/
エッセン・フィルハーモニカー/
アールト劇場オペラ合唱団/
ステファン・ゾルテシュ(指揮)/
ニコラス・レーンホフ(演出)
2012年 エッセン アールト歌劇場 ライヴ収録/収録時間:151分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:仏(オリジナル), 独, 英, 西, 伊, 韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 架空の国アルモンド王国で繰り広げられる夢幻的な物語。この国の王アルケルの孫ゴローが、森で彷徨っていた時に出会った乙女メリザンド。他の女性との結婚話が進んでいるにも拘わらずメリザンドを城に連れ帰るゴローですが、ゴローの異父弟であるペレアスも彼女の美しさに魅了されてしまいます。
 メリザンドとペレアスは星空の下で抱擁を交わすのですが、決して2人はそれ以上の関係を持つことはなかった…のですが、ゴローの心はどうだったのでしょうか?この不思議な人間模様、最後まで霧の中をさまようが如く、謎に包まれたまま物語は幕を閉じるのです。
 メーテルランクの戯曲を元に、ドビュッシー(1862-1918)が完成させた唯一のオペラである「ペレアスとメリザンド」は、まさに印象派を代表する音楽であり、全編ささやくような歌唱と神秘的な響きに彩られています。
 レーンホフの演出は光と影をうまく使い、全体にほんのりとベールを被せたかのような不思議な効果を齎します。また歌手たちも強い存在感を持ちながらも、全ては情景の中に溶け込み、まるでこの世のものではないような印象的な存在として描かれています。ステファン・ゾルテシュの紡ぎ出す透明感と妖艶さを併せ持つ音楽も聴きどころです。
 

101689
(DVD)
\3900→\3490
天上の声-ファリネッリの伝説
 ジノ・ペンナッキ&アレッサンドロ・スキッリターニによる映像
<ナレーション>
マックス・エマニュエル・ツェンチッチ/
フィリップ・ジャルスキー/
ダニエル・ベーレ 他多数/
<出演>
デヴィッド・ダニエルズ/
アンドレアス・ショル 他
収録時間:75分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊, 英, 独, 仏, 韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面二層ディスク
 「カストラート」。あまりにも非人道的な処置を行うため現在では消滅した伝説の存在です。彼らは「去勢」という多大なる犠牲を払うことで、その代わりに「この世のものとは思えぬ美しい声」を手に入れることができました。その声は甘く野性的であり、官能性を持ち合わせていたと言われ、この映像でフィーチャーされているファリネッリ(1705-1782)は、数多く存在したカストラートの中でも傑出した存在であったと言われています。
 現在では、前述の通りカストラートは存在しませんが、彼らを超える存在としてカウンターテナーやメールソプラノ(男性ソプラノ)歌手たちが活躍し、今日のバロック・オペラを支えています。
 この映像では、名カウンターテナー、ジャルスキーやツェンチッチがナレーターでファリネッリの活躍を描くとともに、現在活躍する「天上の声」を持つ亜男性たちを紹介。彼らの可能性と今を探っていきます。
 

101697
(DVD)
\6300→\5690
小澤征爾/フィレンツェ五月音楽祭管
 ヤナーチェク:歌劇「利口な女狐の物語」

 3幕 ルドルフ・ティエスノフリーデク 原作
ビストロウシュカ(女狐)…イザベル・ベイラクダリアン(ソプラノ)/
キツネ…ローレン・カーナウ(メゾ・ソプラノ)/
森番…クイン・ケルシー(バリトン)/
森番の妻/ふくろう…ジュディス・クリスティン(コントラルト)/
校長/蚊…デニス・ピーターソン(テノール)/
牧師/アナグマ…ケヴィン・ランガン(バス)/
ハラシュタ(行商人)…グスタフ・ベラチェク(バス)/
パーセク(居酒屋の主人)…フェデリコ・レプレ(テノール)/
パーセクの妻…マルチェラ・ポリドーリ(ソプラノ)/
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団(合唱指揮…ピエロ・モンティ)/
小澤征爾(指揮)/
ローラン・ペリー(演出)/
バルバラ・デ・リンバーグ・スティルム(装置)/
ライオネル・ホッヘ(コレオグラフィ)/
ペーター・ファン・プレート(照明)

108094
(Blu-ray)
\6300→\5690
 森の番に疲れた森番。その血を吸う蚊、蚊を狙うカエル。それを見て驚くキツネ。そんな場面で始まるこの物語には、命への賛歌と輪廻の思想が根底に流れています。人間が演じるとかなり生々しくなってしまうテーマですが、キツネの生活に置き換えることで、自然の営みの場面までをも、生々しくなく描ききることができたのは、全く奇跡に近いことなのかもしれません。
 森番はきつねを追い、人間の男たちは女性を追いかけます。最終的に主人公ビストロウシュカは、鶏の行商人ハラシュタに殺されて襟巻きになってしまうのですが、ビストロウシュカの夫と子どもたちはハラシュタの鶏を食べてしまいます。こんな小さな「命のサイクル」の中に描かれたたくさんのこと。これらの全てを解き明かすことは困難ですが、この映像はたくさんのヒントを与えてくれることでしょう。
 小澤征爾はこの作品をとりわけ愛しており、2008年にはサイトウキネンでも素晴らしい演奏を行い、こちらも映像化されているのでご存知の方も多いはず。もともと、このプロジェクトをそのまま日本で演奏したため、メイン・キャストの顔ぶれや演出はほとんど同じですが、時を経て練られた解釈が楽しめることは間違いありません。
 また、サイトウキネン・オーケストラの整然とした響きと、こちらのオーケストラの重厚な音色を聞き比べるのも楽しいことでしょう。
2009年 フィレンツェ テアトロ・コムナーレ ライヴ収録/収録時間:103分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:独, 英, 伊, 仏, スペイン語.韓国語/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition















9/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS SA 1999
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
まさか!メナヘム・プレスラー2012年、89歳時の最新録音!
 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調Op.110[20’15]
 (2)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D.960[45’07]
 (3)ショパン:夜想曲第20番嬰 ハ短調 遺作[4’06]
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
 注目盤。これはすごい。室内楽界の至宝、メナヘム・プレスラー2012年、89歳時の最新録音!祈りに満ちたベートーヴェン、シューベルト、ショパン

 録音:2012 年2 月、3 月/サフォーク州、ポットンホール、イギリス/5.0 Surround sound、70’33

 SACD ハイブリッド盤。1923 年生まれのプレスラーが2012 年に録音した最新アルバムが登場。収録時は89 歳となり、曲はプレスラーが長年弾き続けてきたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31 番、シューベルトのピアノ・ソナタ第21 番、そしてショパンの夜想曲第20 番遺作です。
 プレスラーは1955年より解散までの53年間、ボザール・トリオの創設メンバーとして活躍、1996年には当時72歳にしてカーネギーホールでリサイタル・デビューしたピアニストです。2008 年9 月6 日ルツェルン音楽祭でのコンサートをもってトリオは解散し、その後、現在に至るまでソリストとして世界各地でリサイタルを行っております。言わば「大器晩成」のピアニストですが、演奏は年を重ねるごとに成熟し、聴き手に音楽の本質をダイレクトに伝えてくれます。音色は明るく、また性格が滲み出ているような穏やかタッチは心を打たれます。
 この収録曲を含むプログラムは、2011 年3 月23 日パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク(30 79668(DVD)/30 79664(Blu-ray))におけるライヴ映像が発売されており、静かなる情熱が伝わってきます。また、この公演後2011 年6 月に来日し、その時の公演は非常に話題となりました。2014 年4 月には庄司紗矢香とのデュオ・リサイタルで来日公演も予定しており、今なお進化し続ける室内楽界の至宝の音楽を間近で聴くことができそうです。
 


BIS SA 2031
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのカンタータ全曲集完結
 バッハ(1685-1750):カンタータ全曲集 Vol.55
 (ライプツィヒ時代1730-40 年代のカンタータ Vol.4)
  カンタータ第69番「主よ讃えよ、わが魂よ」BWV69
  カンタータ第30番「喜べ、贖われた者たちの群れよ」BWV30
  カンタータ第191番「いと高きところには神に栄光あれ」BWV191
ハナ・ブラシコヴァ(Sp)
ロビン・ブレイズ(C-T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(B)
鈴木雅明(指揮)&
 バッハ・コレギウム・ジャパン
三宮正満(オーボエ/オーボエ・ダモーレ)
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)
寺神戸亮(コンサートマスター)
 カンタータ全曲集遂に完結!!BCJによるバッハ、カンタータ第55集は唯一のラテン語カンタータ第191 番を含むライプツィヒ時代1730-40年代のカンタータ第4 弾

 録音:2013 年2 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/5.0 Surround sound、68’40

 SACD ハイブリッド盤。バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのカンタータ全曲集の完結となる第55 集がいよいよ発売です!
 1995 年より始まった教会カンタータの全曲演奏と並行して進めてきたレコーディングについて、鈴木雅明氏は「この17 年間は、波乱万丈、手に汗を握りしめるような年月でした。」と語り、BIS レーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏と議論し、時には戦い作り上げてきた苦労の結晶で、その結果が今や世界に誇れるバッハのカンタータ全曲集を完成させたことになります。たくさんの思いがつまった最後のカンタータ第55 集はライプツィヒ時代1730-40 年代の作品です。
 当録音にてカンタータ集は一巡したことになりますが、あらためてBCJ が全曲録音を成し遂げたことを祝したくなる記念すべき1 枚です。
 カンタータ第69 番「主よ讃えよ、わが魂よ」BWV69、初演は1748 年8 月とされ1723 年に作曲された同名BWV69a の改作で、市参事会員交代式用に書きなおされた作品です。主要な変更点は、旧作の福音書章句と関わる2 つのレチタティーヴォが削除され、代わりに、行政に言及した新たなレチタティーヴォが加えられたことと、終曲のコラールが、ローディガストのものから「人の業」「国の栄え」に言い及ぶルターのものに変更されたことです。ティンパニ付きの華麗な7 声に編曲された箇所は、祝賀の気分を増し非常に喜ばしい賛美を表現しています。
 カンタータ第30 番「喜べ、贖われた者たちの群れよ」BWV30は1737 年秋に書かれた世俗カンタータ「楽しきヴィーダーアウよ」BWV30aのパロディで、用途は洗礼者ヨハネの祝日用で、テキストはピカンダーによるものと思われます。全12 曲構成で終曲の合唱では輝かしい喜びを謳歌しつつ全曲を閉じます。
 全曲録音最後に収録されたのは、唯一のラテン語作品である第191 番「いと高きところには神に栄光あれ」BWV191 です。「グローリア」の冒頭に、小栄唱の三位一体賛美を続けるという構成も非常に珍しく、合唱−二重唱(ソプラノとテノール)−合唱の全3 曲から構成されるこの曲はそれぞれにドラマがあり、特に第3 曲は輝かしいホモフォニー部分の間に著しいフーガが2 度に渡って展開され、緊張感とともに高らかな終止はカンタータ集の締めくくりに相応しい威厳に満ちています。
 

BIS SA 2029
(SACD HYBRID)
\2600
オスロ・ソリスト合唱団
 バラ—クリスマスの歌

  (1)ミヒャエル・プレトーリウス(1571-1621):一輪のバラが咲いた
  (2)伝承曲(ロルフ・リスレヴァン編曲):
   古いマリアの歌(ヴァイオリンとリュートのための)
  (3)ヴェスト・アグデル民謡(スコットランド伝承曲由来)
   (ヨー・アスゲイル・リ、グレーテ・ペーデシェン編曲):
     神の天使たちがやってくる
  (4)ディエゴ・オルティスのリチェルカータ第2番による即興
   (ヴァイオリン、リュートとベース)
  グレーテ・ペーデシェン(1960 −):クリスマス組曲《バラ》
   (5)おお永遠の力よ(ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179))
   (6)おお、青々とした小枝よ(ビンゲン)(グレーテ・ペーデシェン編曲)
   (7)ベツレヘムに御子が生まれた(伝承曲)(トリスパン、オルヤン・マトレ編曲)
   (8)めでたし、気高き方(ビンゲン)
   (9)愛らしいこのクリスマスの時に
    (オーラ・O・ファーゲルハイム)(オルヤン・マトレ 編曲)
   (10)もっとも清らかなバラ(伝承曲)(ロルフ・リスレヴァン編曲)
   (11)マリアは無垢の娘
   (伝承曲、ヘルゲ・ディラン、オスカル・フォルデン)(ロルフ・リスレヴァン 編曲)
    (ヴァイオリン、リュートとベースのための)
   (12)つねに待ち望む心を(ヴォス民謡)(オルヤン・マトレ編曲)
   (13)おお永遠の力よ(ビンゲン)(グレーテ・ペーデシェン編曲)
  (14)ペーア・ネアゴー(1932−):クリスマスの喜び
  (15)イタリア・バロックの旋律:
   タランテラ(ロルフ・リスレヴァン編曲)(ヴァイオリン、リュートとベースのための)
  (16)ノールモーレとヴォスの民謡(ロルフ・リスレヴァン、オルヤン・マトレ編曲):
   クリスマスの詩「それは愛らしい幼子が」
  (17)グスタフ・ヌードクヴィスト(1886−1949):クリスマス、輝くクリスマス
ノルウェー・ソリスト合唱団
グレーテ・ペーデシェン(指揮)
(9)(10)(12)(16)
 ベーリト・オプハイム(ヴォーカル)
(2)-(5)(7)(11)(13)(15)(16)
 イェルムン・ラーシェン(ヴァイオリン)
(2)(3)(4)(6)(7)(9)(10)(11)(15)(16)
 ロルフ・リスレヴァン(リュート)
(3)(4)(5)(7)(11)(13)(15)(16)
 ビョルン・シェッレミュル(ベース)
 天から降り注ぐような美しい旋律スカンディナヴィア屈指のアンサンブル、オスロ・ソリスト合唱団によるクリスマス・アルバム

 録音:2013 年4 月/リス教会(オスロ、ノルウェー)

 SACD ハイブリッド盤。このディスクは「ノルウェーの大地と空気」の感じられる音楽で知られる、スカンディナヴィア屈指のアンサンブル、オスロ・ソリスト合唱団のクリスマス・アルバムです。題名にもなっている《バラ》ですが、バラの花は、キリスト教の教義では「秘跡」と密接なつながりがあります。もっとも大きな秘跡はイエス・キリストの生誕。「エッサイの根から一輪のバラが咲いた」…プレトーリウスの単旋聖歌ではキリストはバラにイメージされ、バラはまた、三位一体につながる聖母マリアの象徴とされます。
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンや伝承曲など9 つの曲を指揮者のペーデシェン(1960 −)が編纂し、古北欧語の「バラ (Ros)」をタイトルとする組曲《バラ》をプログラムの中心に、多様な曲がアカペラ合唱と器楽をともなう合唱で歌われ、あるいは、器楽のアンサンブルで演奏されます。録音セッションはオスロのリス教会で行われました。ノルウェーでもっとも名高い女性フォークシンガーのひとり、ソグネフィヨルドのヴォス生まれのベーリト・オプハイム(1967 −)と、オスロの国立音楽アカデミーに学びジャンルを越えて活躍する、ノルウェーの音楽シーンを代表するフィドル奏者、イェルム・ラーシェン(1981 −)のふたりが、前作『白夜—ノルウェー民俗音楽の印象』(BISSA 1871)に次いで参加。テリエ・リプダール、ヨン・バルケ、シェティル・ビョルンスタとコラボレーションを行い、ジョー・ヘンダソン、チェット・ベイカー、パット・メセニーと共演したジャズ・ベーシストのビョルン・シェッレミュルと、ノルウェー国立音楽アカデミーとバーゼルのスコラ・カントールムに学び、ジョルディ・サヴァールのグループで長年演奏したリュート奏者のロルフ・リスレヴァンも加わり、独自のカラーをもったペーデシェンとオスロ・ソリスト合唱団の音楽に新たな色彩を添えます。「クリスマス、輝くクリスマス、白い森の上にきらきらと、天の冠は光り輝き、神の家の窓にはみな、あかあかと灯がともる」。スウェーデンのキャロルでプログラムを閉じます。
 それぞれに趣向を凝らした北欧のクリスマス・アルバムが多い中でももっともユニークな一枚に挙げられるでしょう。
 

BIS SA 2060
(SACD HYBRID)
\2600
ブリテンの弦楽合奏曲集
 ブリテン(1913-76):
 (1)フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10(1937)
 (2)シンプル・シンフォニーOp.4
  [I.騒がしいブレー、II.陽気なピッツィカート、
   III.感傷的なサラバンド、IV.浮かれた終曲] (1934)
 (3)ラクリメ—ダウランドの歌曲と投影— Op.48a[ヴィオラと小編成弦楽版]
 (4)2つの肖像【1.D.Layton 2.E.B.B】(1930)
 (5)弦楽のためのエレジー(1928) 世界初録音
テリエ・トンネセン(指揮)
カメラータ・ノルディカ
(3)&(4)-2 キャサリン・ブロック(ヴィオラ)
 世界初録音の「エレジー〜弦楽のための」も収録、ブリテンの弦楽合奏曲集

 録音:(1)2010 年10 月、(2)2011 年1 月、(3)(4)2012 年10 月、(5)2013 年1 月/スウェーデン/5.0 Surround sound、81’04

 SACD ハイブリッド盤。ブリテンの作品を意欲的に録音しているBIS レーベル。このアルバムは弦楽合奏曲集でシンプル・シンフォニーOp.4、フランク・ブリッジの主題による変奏曲を中心にその他、ヴィオラのキャサリン・ブロックをソリストにむかえた、ラクリメと2 つの肖像が収録されています。また、弦楽のためのエレジーは世界初録音ということです。
 シンプル・シンフォニーは1923-26 年に書かれた初期の習作的ピアノ曲からの改編で、近年ブリテンの作品の中でも演奏機会に恵まれる曲となりました。ブリテンならではの独特の雰囲気を味わえる1 枚です。
 


BIS 2043
\2500→\2290
ミクロシュ・シュパーニ(チェンバロ)
 C.P.E.バッハ(1714-88):鍵盤独奏曲全集 Vol.27

 6つのソナタ続編Wq51 より
  [(1)第4番 ニ短調 Wq51/4(H 128)
  (2)第5番 ヘ長調 Wq51/5(H 141)
  (3)第6番 ト短調 Wq51/6(H 62)
  (4)第4番 ニ短調 Wq51/4 より第2楽章[装飾版]
  (5)第5番 ヘ長調 Wq51/5 より第2楽章[装飾版]
  (6)第6番 ト短調 Wq51/6より第2楽章[装飾版]]
 (7)ソナタ ハ長調 Wq65/36(H 157)[6つのソナタ第1 番 Wq51/1の改編]
 (8)6つのソナタ 第3番 イ短調 Wq50/3より第3楽章[ 装飾版]
ミクロシュ・シュパーニ(チェンバロ)
 洗練されたタッチ!ミクロシュ・シュパーニによるC.P.E. バッハ最新盤は6 つのソナタの続編!!

 録音:2012 年7 月/キーゼル・ホール(シント・トロイデン、ベルギー)/DDD、73’42

 ミクロシュ・シュパーニによる「鍵盤独奏曲全集 Vol.27」は前作の第26 集(BIS 2040)に続き6 つのソナタWq51 の後半第4 〜 6 番が収録されております。「感覚派」として知られるC.P.E. バッハはハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンも高く評価し、和声の色彩感を独自の手法で用いた作曲家として研ぎ澄まされたセンスで数々の名曲を残しました。ミクロシュ・シュパーニの非常に清潔な解釈により曲のもつ素晴らしさをダイレクトに伝える演奏です!




HAENSSLER


98 020
(20CD BOX)
\7500
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品全曲集 カイ・ヨハンセン、アンドレア・マルコン、ヴォルフガング・ツェラー、
 マルティン・リュッカー、ピーテル・ファン・ディーク、
 ビーネ=カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン)
 Disc 1 「ノイマイスター・コラール集他より その1」
  1.「かくも喜びに満てるこの日」BWV719/2.「われらイエスのともがら」BWV1090/3.「古き年は過ぎ去り」BWV1091/
  4.「主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ」BWV1092/5.「心より愛するイエスよ、たとえ罪を犯したもうとも」BWV1093/
  6.「おおイエスよ、いかに汝の姿は」BWV1094/7.「おお、穢れなき神の子羊」 BWV1095/
  8.「苦しみを受けたもうキリストに栄光あれ」BWV1097/9.「われらみな唯一なる神を信ず」BWV1098/
  10.「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV1099/11.「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV1100/
  12.「ああ主なる神よ」BWV714/13.「ああ主よ、哀れなる罪人なるわれを」BWV742/
  14.「アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ」BWV1101/15.「汝平和の君、主イエス・キリスト」BWV1102/
  16.「主よ、われらに汝の言葉を守らせたまえ」BWV1103/17.「よし災いの襲いかかろうとも」BWV1104/
  18.「イエス、わが喜び」BWV1105
    カイ・ヨハンセン(オルガン;テューリンゲン州ヴァルターハウゼン、州福音教会トロスト・オルガン[1724-1730 年] 使用)
    録音:1999 年5月/テューリンゲン州ヴァルターハウゼン、州福音教会

 Disc 2 「ノイマイスター・コラール集他より その2」
  1.「神はわが救い、助けにして慰め」BWV1106/2.「 エスよ、わが命の命」BWV1107/
  3.「イエス・キリスト夜に入りし時」BWV1108/4.「ああ神よ、憐れみたまえ」BWV1109/
  5.「おお主なる神よ、汝の神なる御言葉」BWV1100/6.「今ぞわれらを体の憩いに入らせたまえ」BWV1111/
  7.「わが命なるキリスト」BWV1112/8.「わがことは神に委ねん」BWV1113/
  9.「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」BWV1114/10.「心よりわれ汝を愛す、おお主よ」BWV1115/
  11.「神のみわざは善きかな」BWV1116/12.「人はみな死すべきもの」BWV1117/
  13.「神よ汝の善行にわれをむかわしめよ」BWV957/14.「目覚めよ、わが心よ」BWV1118/
  15.「水の深きを求めるごとく」BWV1119/16.「真実の光なるキリストよ」BWV1120
    カイ・ヨハンセン(オルガン;テューリンゲン州ヴァルターハウゼン、州福音教会トロスト・オルガン[1724-1730 年] 使用)
    録音:1999 年5月/テューリンゲン州ヴァルターハウゼン、州福音教会

 Disc 3 「オールドルフ、リューネブルク、アルンシュタット その1」
  1.前奏曲イ短調 BWV569/2.「おお、穢れなき神の子羊」BWV deest/3.「おお、穢れなき神の子羊」BWV1085/
  4. 幻想曲 ハ短調 BWV1121/5.「アダムの罪によりすべては失われぬ」BWV705/
  6.「我らを幸せにするキリストよ」BWV747/7.-8. 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549/
  9.「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV716/10.「神の御子は来たれり」BWV724/
  11.「おお父、全能なる神よ」BWV758/12. カンツォーナBWV588/
  13.「われらみな唯一なる神を信ず」BWV765/14. アラ・ブレーヴェ ニ長調BWV589
    アンドレア・マルコン(オルガン;スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会のオルガン[1619-1630年] 使用)
    録音:1999年6月/スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会

 Disc 4 「オールドルフ、リューネブルク、アルンシュタット その2」
  1. 前奏曲とフーガ ト短調 BWV535a/2.「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV749/
  3.「イエスはつねにわが慰めならん」BWV702/4.「ああ神よ、天より見そなわし」/
  5.-6.「わが愛しき神に」BWV744/7. 幻想曲 ハ長調 BWV570/8.「ああ、主なる神」BWV757/
  9.「わがことは神に委ねん」BWV707/10.「わがことは神に委ねん」BWV708/
  11.「主イエス・キリスト、わが命の光」BWV750/12.-13. 前奏曲とフーガ ト短調 BWV535/
  14.「高き天よりわれは来れり」BWV700/15.「暁の星のいと美しきかな」BWV764( 断片)/
  16.「今すべての森、静かなり」BWV756/17.-18. 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531
    アンドレア・マルコン(オルガン;スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会のオルガン[1619-1630年] 使用)
    録音:1999年6月/スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会

 Disc 5「ベームとブクステフーデの影響」
  1.前奏曲とフーガ イ短調 BWV551/2.-8.「汝明るき日なるキリスト」によるパルティータ BWV766/
  9.「最愛のイエスよ、われらここに集いて」BWV754/
  10.-18.「おお、汝正しくして善なる神よ」によるパルティータ BWV767/
  19. フーガ ハ短調 BWV575/20.「天にいますわれらの父よ」BWV762/
  21.「ああ、我らの人生とは」BWV743/
  22.-23. 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533/
  24.-33.「ああ、罪人なるわれ、何をなすべきか」によるパルティータ BWV770/
  34. 前奏曲とフーガ ホ長調 BWV566
    ヴォルフガング・ツェラー(オルガン;オランダ、レーンス、聖ペテロ教会ヒンツ・オルガン[1733 年] 使用)
    録音:1999 年9月/オランダ、レーンス、聖ペテロ教会

 Disc 6「若きバッハ〜ヴィルトゥオーゾ」
  1.-2. 前奏曲とフーガ ト長調 BWV550/3.「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV715/
  4.「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV726/5. ファンタジーと模倣曲 ロ短調 BWV563/
  6.「われらが神は堅き砦」BWV720/7.「暁の星のいと美しきかな」BWV739/
  8.「キリストは死の絆につかせたまえり」BWV718/9. 小フーガ ト短調 BWV578/
  10.-11「. ただ愛する神の摂理にまかす者」BWV690(コラール)/
  12「. われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」BWV721/13.「天にいますわれらの父よ」BWV737/
  14. 前奏曲 ト長調 BWV568/15.「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV722/
  16.「高き天より、われは来たり」BWV738/17.「甘き喜びのうちに」BWV729/
  18.「汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ」BWV732/19. フーガ ト長調 BWV577/
  20.「 主なる神よ、われらはみな汝をたたえん」BWV725/
  21-22.トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
    カイ・ヨハンセン(オルガン;ヴルスト地方カッペル、ルター派教会アルプ・シュニットガー・オルガン[1679/80 年] 使用)
    録音:1999 年3月/ヴルスト地方カッペル、ルター派教会

 Disc 7 「ヴァイマール時代の新しい着想」
  1.-2. 前奏曲とフーガ イ短調 BWV543/3.「最愛のイエスよ、われらここに集いて」BWV754/
  4.「われいずこに逃れ行かん」BWV694/5.-7. 幻想曲ト長調BWV571/8.「バビロンの流れのほとりにて」BWV653b/
  9.「わが魂は主をあがめ」BWV733/10.-11. 前奏曲とフーガ イ長調 BWV536/
  12.-13.「われ汝に別れを告げん」BWV736/14. 幻想曲 ト長調 BWV572
    アンドレア・マルコン(オルガン;スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会のオルガン[1619-1630年] 使用)
    録音:1999年6月/スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会

 Disc 8 「ヴァイマール時代の音階」
  8つの小前奏曲とフーガ(偽作)
   [1.-2. 第1曲 ハ長調 BWV553/3.-4. 第2曲ニ短調BWV554/
    5.-6. 第3曲 ホ短調 BWV555/7.-8. 第4曲 ヘ長調 BWV556/
    9.-10.第5曲 ト長調 BWV557/11.-12. 第6曲 ト短調 BWV558/13.-14. 第7曲 イ短調 BWV559/
    15.-16.第8曲 変ロ長調 BWV560]/
  17.フーガ ロ短調 BWV579/18.-20トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
    マルティン・リュッカー(オルガン;フランクフルト・アム・マイン、聖カタリーナ教会のオルガン[1990 年] 使用)
    録音:1998 年9月/フランクフルト・アム・マイン、聖カタリーナ教会

 Disc 9 「ヴァイマール時代の最盛期」
  1. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582/2.「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV709/
  3.「最愛なるイエスよ、われらここに集い」BWV730/4.-5. 前奏曲とフーガ ハ長調BWV545/
  6.-7.「キリストは死の絆につきたまえり」によるファンタジアBWV695(コラール)/
  8.「いと高きところでは、神にのみ栄光あれ」BWV711/
  9-10. 前奏曲とフーガ ト長調 BWV541/
  11.トリオ ハ長調 BWV1027-1(オルガンのための)/
  12.-13. 前奏曲とフーガ ニ短調「ドーリア調」 BWV538
    アンドレア・マルコン(オルガン;スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会のオルガン[1619-1630年] 使用)
    録音:2000年4月/スイス、アールガウ州ムーリ、修道院所属教会

 Disc 10 「ヴァイマール時代の傑作」
  1.-2. 幻想曲とフーガ ト短調(大フーガ)BWV542/3「. われは心より求めん」BWV727/
  4.-5.「最愛なるイエスよ,われらここに集い」BWV706/6.-7. 前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV534/
  8-.19.「喜び迎えん,慈しみ深きイエスよ」によるコラール・パルティータ BWV768/
  20.カルカント(オルガンの補助ストップ・レバー:レバーを引くとベルが鳴り,ふいご係への合図になった)/
  21.-22. 前奏曲とフーガ ニ長調BWV532
    カイ・ヨハンセン(オルガン;ニーダーザクセン州ゴスラル、グラウホーフ参事会教会のオルガン[1734-1737 年] 使用)
    録音:1998 年5月/ニーダーザクセン州ゴスラル、グラウホーフ参事会教会

 Disc 11 「オルガン小曲集」
  1.-45.オルゲル・ビュヒライン BWV599-633,BWV635-644
    ヴォルフガング・ツェラー(オルガン;オランダ、グローニンゲン、聖マルティノ教会のオルガン[1691-92年] 使用)
    録音:1999 年3月/オランダ、グローニンゲン、聖マルティノ教会

 Disc 12 「編曲集」
  1.-5.オルガン協奏曲第5番 ニ短調 BWV596(ヴィヴァルディ作曲)/6.トリオ ト長調 BWV586(テレマン作曲)/
  7.オルガン協奏曲第4番 ハ長調 BWV595(ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト作曲)/
  8.-10.オルガン協奏曲第1番 ト長調 BWV592(ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト作曲)/
  11.-12.トリオ ハ短調 BWV585(ファッシュ作曲)/
  13.-15. オルガン協奏曲第3 番 ハ長調BWV594(ヴィヴァルディ作曲)/
  16.アリア ヘ長調 BWV587(F.クープラン作曲)/
  17.-19.オルガン協奏曲第2番 イ短調 BWV593(ヴィヴァルディ作曲)
    ピーテル・ファン・ディーク(オルガン;オランダ、アルクマール、聖ラウテンティウス教会のオルガン[1646 年] 使用)
    録音:1999年10月/オランダ、アルクマール、聖ラウテンティウス教会

 Disc 13 「ヴァイマール、ケーテン、ライプツィヒ」
  1.-2. 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV537/
  3.-6. パストラーレ ヘ長調 BWV590/7.「われらキリストをたたえまつる」/
  8.「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV697/9.「神のひとり子なる主キリスト」BWV698/
  10.「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV699/11.「高き天よりわれは来れり」BWV701/
  12.「神の子は来れり」BWV703/13.「全能の神をたたえん」BWV704/14.-15. 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539/
  16.「ただ愛する神の摂理にまかす者」BWV691/17.「イエスはわが喜び」BWV753(断片)/
  18.「イエス、わが信頼」BWV728/19. 幻想曲ハ長調BWV573(断片)/20.「われ汝に別れを告げん」BWV735/
  21.-22. 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
    ビーネ=カトリーネ・ブリンドルフ
     (オルガン;デンマーク、フレズレクスボー州ヘルシングエーア、聖マリア教会のオルガン[1634-1640 年]使用)
    録音:1999 年6月/デンマーク、フレズレクスボー州ヘルシングエーア、聖マリア教会
 Disc 14 「17のライプツィヒ・コラール集 その1」
  1.「来ませ, 聖霊, 主なる神」に基づくファンタジーBWV651/
  2.「来ませ, 聖霊, 主なる神」BWV652/
  3.「バビロンの流れのほとりに」BWV653/4.「装いせよ, おおわが魂よ」BWV654/
  5.「主イエス・キリストよ, われらを顧みて」によるトリオBWV655/
  6.「おお, 神の小羊, 罪なくして」BWV656 /
  7.「いざやもろ人神に感謝せよ」BWV657/8.「われは御神より離れずBWV658」
    ビーネ=カトリーネ・ブリンドルフ
     (オルガン;ノルウェー、トロンヘイム(旧ニダロス)、ニダロス大聖堂、ヴァーグナー・オルガン[1738-39 年] 使用)
    録音:1999年10月/ノルウェー、トロンヘイム(旧ニダロス)、ニダロス大聖堂

 Disc 15 「17のライプツィヒ・コラール集 その2」
  1.「いざ来ませ, 異邦人の救い主」BWV659/2.「いざ来ませ, 異邦人の救い主」に基づくトリオBWV660/
  3.「いざ来ませ, 異邦人の救い主」BWV661/4.「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV662/
  5.「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV663/
  6.「いと高きところには神にのみ栄光あれ」に基づくトリオBWV664/
  7.「われらの救い主なるイエス・キリストは」BWV665/8.「われらの救い主なるイエス・キリストは」BWV666/
  9.「来ませ, 造り主なる聖霊の神よ」BWV667
    ビーネ=カトリーネ・ブリンドルフ
     (オルガン;ノルウェー、トロンヘイム(旧ニダロス)、ニダロス大聖堂、ヴァーグナー・オルガン[1738-39 年] 使用)
    録音:1999年10月/ノルウェー、トロンヘイム(旧ニダロス)、ニダロス大聖堂

 Disc 16 「カンタータ、協奏曲と室内楽作品の影響」
  1.-2. 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546/
  3.「最愛のイエスよ、我らここに集いて」BWV731/4.トリオ ニ短調 BWV583/
  5.「主よ、汝のうちにのみわれ望みをもつ」BWV712/6.-7.「イエスわが喜び」BWV713/
  8.「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV717/
  9.-10.「 今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV734(コラール)/11.「小さな和声の迷宮」BWV591/
  12.-17. シュープラー・コラール集
   [第1曲「目覚めよと呼びわたる物見の声」BWV645/第2曲「われいずこに逃れ行かん」BWV646/
    第3曲「ただ尊き御神のままに」BWV647/第4曲「わが魂は主をあがめ」BWV648/
    第5曲「われらとともに留まりたまえ」BWV649/第6曲「主を頌めまつれ」BWV650]/
  18.-19. 前奏曲とフーガ ヘ長調 BWV540
    ビーネ=カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン;デンマーク、コペンハーゲン、軍営教会のオルガン[1724 年] 使用)
    録音:1999年1月/デンマーク、コペンハーゲン、軍営教会

 Disc 17 「6つのトリオ・ソナタ」
  1.-3.トリオ・ソナタ第1 番 変ホ長調 BWV525/4.-6.トリオ・ソナタ第2 番 ハ短調 BWV526/
  7.-9.トリオ・ソナタ第3 番 ニ短調 BWV527/10.-12.トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV528/
  13-15.トリオ・ソナタ第5 番 ハ長調 BWV529/16.-18.トリオ・ソナタ第6 番 ト長調 BWV530
    カイ・ヨハンセン(オルガン;シュタイン・アム・ライン、州教会のメッツラー・オルガン[1992 年] 使用)
    録音:1997年3月/シュタイン・アム・ライン、州教会

 Disc 18 「ライプツィヒ時代の晩年の作品集」
  1.-2. 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544/3.-4. 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV562/
  5.-6. 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548/7.「音楽の捧げ物」より6声のリチェルカーレBWV1079-5/
  8.-12.「高き天より、われは来らん」による5つのカノン風変奏曲 BWV769/
  13.「汝の御座の前に今やわれは進み出て」BWV668
    マルティン・リュッカー(オルガン;フランクフルト・アム・マイン、聖カタリーナ教会のオルガン[1990 年] 使用)
    録音:1998 年9月/フランクフルト・アム・マイン、聖カタリーナ教会

 Disc 19 「クラヴィーア練習曲集第3部 その1」
  1. 前奏曲 変ホ長調 BWV552-1/
  2.-13.クラヴィーア練習曲集[ドイツ・ミサ曲 BWV 669-677/教理問答コラール BWV669-680]
    カイ・ヨハンセン(オルガン;ニーダーザクセン州シュターデ、聖ヴィルハディ教会のオルガン[1731-36円] 使用)
    録音:1998年10月/ニーダーザクセン州シュターデ、聖ヴィルハディ教会

 Disc 20 「クラヴィーア練習曲集第3部 その2」
  1.-9.クラヴィーア練習曲集[ 教理問答コラール BWV681-680]/10.-13.4つのデュエット BWV 802-805/
  14.フーガ 変ホ長調 BWV552-2
    カイ・ヨハンセン(オルガン;ニーダーザクセン州シュターデ、聖ヴィルハディ教会のオルガン[1731-36円] 使用)
    録音:1998年10月/ニーダーザクセン州シュターデ、聖ヴィルハディ教会
 これぞバッハ、オルガン作品全集の決定盤マルコン、ブリンドルフ、ヨハンセンなど名手が弾く歴史的オルガンも使用した正真正銘、本物の解釈!

 録音:1997-2000 年

 バッハ没後250 周年を記念してドイツ、ヘンスラー社より発売されたバッハ大全集よりオルガン作品全集が20 枚組BOX で登場しました。
 当セットは作曲された時代や形式などでそれぞれまとまっており、バッハのオルガン作品の歴史を辿るような構成になっております。
 また演奏は世界的オルガニストのアンドレア・マルコン、カイ・ヨハンセン、ビーネ=カトリーネ・ブリンドルフなど、目からうろこのオルガニストが揃っております。
 時代ごとの解釈を研究し、使用楽器の選定や的確なレジストレーション、そして過度な装飾をおさえた演奏で、これ以上に充実した内容の全曲集は他にはないと思われます。バッハのオルガン全曲集の決定盤と申せましょう。






 

MA RECORDINGS


MA ONSA
(SACD HYBRID)
\2900
MA on SA(サンプラー)
 【CD】
  1.(M054A) Bach: Prelude and Partita in E minor performed by Eduardo Eguez
  2.(M063A) Voglio de vita uscir from “Bueros Aires Madrigal” by La Chimera
  3.(M061A) Green Waist Dance Music from “Voice of the Papa” by Jiang Ting
  4.(M060A) Balanceanca Sofie Vicovcanca from “Departe de Casa” by Formatia Valea Mare
  5.(M064A) Visee: Allemande grave from Suite in F played by Eduardo Eguez
  6.(M039A) Bobone: Leve Breve Suave from “Luz Destino”
  7.(M042A) La Manana de San Juan from “Mudejar”
  8.(M048A) Victimare Paschali Laudes from “Sous Les, Le Serpent….”
  9.(M027A) Calcinatio Auri from “Still Light”
  10.(M041A) In Your Voice from “Staring at the Sun”
  11.(M055A) Forro En Curuipe from “Music Journal”
  12.(M065A) Trio Inprovison from “Contrast + Parallels” by the Kalman Olah Trio
  13.(M053A) Bach: Prelude in E flat Major
   from “Lute Music of J.S. Bach Vol. 1” performed by Eduardo Eguez
 【SACD】
  1.(M070A) Gitana, from "llama" by Silvia Perez Cruz & Ravid Goldschmidt: 88.2 kHz
  2.(M071A)Improvisation on a Love Song, from "A Night in Budapest" by Kalman Olah and Friends: 88.2 kHz
  3.(M071A)Improvisation on a Love Song, from "A Night in Budapest" by Kalman Olah and Friends: 88.2 kHz
  4.(M062A)Taquito Militar, from "La Segunda" by Sera Una Noche: 176.4 kHz
  5.(M069A)Prelude - Allemande - Sarabande, from Suite en La mineur,
   by Marin Marais, performed by Andrea De Carlo:176.4 kHz
  6.(M068A)Variaciones sobre el "Carnaval de Venecia" de Niccolo Paganini
   by F. Tarrega, performed by Gzegorz Krawiez: 96 kHz
  7.(M049A)Passos, from "Almas" by Joao Paolo: 96 kHz
  8.(M044A)Ajde da li znaes pametis Milice, from "Krushevo" by Vlatko Stefanovski & Miroslav Tadic: 96 kHz
  9.(M052A)Malena, from "Sera una Noche" by Sera Una Noche: 96 kHz
  10.(M045A)Certeza, from "O Exilio" by Joao Paolo: 96 kHz
  11.(M046A)Meu Amor deu um Lenco, from "Senhora da Lapa" by Maria Ana Bobone: 96 kHz
  12.(M026A)Murakkaz Ah Ya Muddasin, from "The Splendour of Al Andalus" by Calamus: 96 kHz
  13.(M025A)Noche Maravillosa, from "Salterio" by Begona Olavide: 96 kHz
  14.(M043A)Terra Da Esperanca Perdida, from "Sete Ondas" by Mauro Refosco: 96 kHz
  15.(M058A)Vitamin C, from "Old School" by Peter Epstein: 96 kHz
  16.(M029A)Jovano Jovanke, from "Old Country" by Miroslav Tadic & Howard Levy: 96 kHz
  17.(M057A)Esquina, from "Esquina" by Joao Paolo & Peter Epstein: 96 kHz
  18.(M047A)Solace from "Solus" by Peter Epstein: 96 kHz
  19.Chopin's Berceuse, performed by Gabriella Kafer at Belvarosi Szent Mihaly Templom, Budapest: 88.2 kHz (未発音源)
 ジャズ・クラッシック・ワールド音楽の純ステレオフォニック録音、MA 初SACD!!

 CD 層 (PCM STEREO): 73mm/ SACD 層 (DSD STEREO): 108mm

 1988 年設立以来、コンサートホールや教会の自然の空間の中でステレオのワンポイント録音を行ってきたMA レコーディングズのSACD オムニバス盤。
 ハイブリッド盤ならば曲いっぱい入れようと(!)CD 層にはSACD 層と違う曲が入っている!? 合計31 曲!この1 枚で3 時間以上の音楽を楽しむことができます。
 SACD の曲は全てPCM ハイレゾ録音の曲ですがDSD への変換はイギリスのdCS-972 という最高レベルのプロ機です。デジタルワーク・ステーションはSAdIE(イギリス製)ですが専用コンピュータなので25 ピンのD-SUB コネクターが必用です。より良い音を目指してオランダのクリスタール・ケーブル社に純銀の「D-SUB 〜 BNC2 本」ケーブルを特注で創って頂きました(写真)。「MAonSA」表の写真は米谷純一氏が製作した世界で2 本しかないライン出力無指向性振動版(デンマークDPA 社) のMA レコーディングズ専用のペアーマイクです。
 写真は大沼ショージ氏がスペインのバルセロナの比較的小さな教会で取ったものです。こういう企画は恐らく世界で始めて!

 オランダのクリスタルケーブル社へ特注した純銀ケーブル(D-SUB~BNC2本)





ORFEO



ORFEO 879132
(2CD)
\4600→\4190
「ワーグナー:管弦楽曲集/ティーレマン」
 [CD1]
  ・「リエンツィ」序曲 (12’25)
  ・「ローエングリン」第1幕への前奏曲 (9’18)
  ・「タンホイザー」序曲 (14’13)
  ・「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅 (13’23)
  ・「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲 (9’06)
 [CD2]
  ・「パルジファル」より聖金曜日の不思議 (11’20)
  ・「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲 (11’13)
  ・「トリスタンとイゾルデ」イゾルデの愛の死 (8’25)
  ・「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲 (10’17)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
 ワーグナー・アニヴァーサリーにリリースが実現!ティーレマン&ベルリン・ドイツ・オペラ管による管弦楽曲集、2004 年ウィーン・ムジークフェラインにおけるライヴ

 収録:2004 年11 月28 日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ・デジタル)・ORF による収録/DDD、ステレオ、100’01”

 2000 年に「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮してバイロイト音楽祭へのデビューを果たしたクリスティアン・ティーレマンは、一貫して同音楽祭との結びつきを強め、2006 年から5 年連続で「ニーベルングの指環」の指揮を任される快挙を成し遂げたのに並行して、かねて親密な関係にあるウィーン国立歌劇場とは、2003 年に「トリスタンとイゾルデ」の新演出上演や、2011 年には「ニーベルングの指環」の公演などを成功に導いていることからも知られるように、これからの世代を代表するワーグナー指揮者としての実績を着実に積み上げています。
 こうした実演での状況を反映して、ティーレマンはワーグナー作品について、すでにかなりの点数のCD アルバムや映像ソフトを発表していますが、このたびORFEO より登場するアルバムは、2004 年にティーレマンがベルリン・ドイツ・オペラ管を指揮して、ウィーンのムジークフェラインでおこなったオール・ワーグナー・プログラムのコンサートの模様をライヴ収録したものです。
 ティーレマンにとって、1997 年よりこの年まで音楽総監督を務めたベルリン・ドイツ・オペラ管との顔合わせは、まさしく手兵との集大成的な意味合いもあったはずですし、じっさい、得意の演目で自信を持って臨んだティーレマンもここでの演奏内容にはたいへん満足していたといいますから、おおいにその出来栄えには期待が高まるところです。そもそも、1991 年にティーレマンがベルリン・ドイツ・オペラにデビューを果たした折のプログラムも「ローエングリン」でしたから、よくよくワーグナーとはゆかりがあるのかもしれません。
 ちなみにORFEO のクリスティアーネ・デランク氏によれば、折しもウィーンに車で向かっていたとき、この演奏の実況中継を聴いて強く心を動かされたのがすべての始まりだったそうで、実現に向けたほぼ10 年に及ぶ粘り腰の交渉の末に、ようやくワーグナーのアニヴァーサリーに合わせてリリースにこぎつけました。
 なお、ティーレマンはこれより7 年前の1997 年4 月に、フィラデルフィア管を指揮して「マイスタージンガー第1 幕前奏曲」「ローエングリン第1 幕前奏曲&第3 幕前奏曲」「パルジファル第1 幕前奏曲&聖金曜日の不思議」「トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死」をセッション録音していたほか、2002年にはウィーン・フィルを指揮して「リエンツィ」序曲をライヴ録音してもいましたので、そちらとの聴き比べもまた興味深い作業といえるでしょう。




HYPERION



CDA 68031/2
(2CD)
\4600→\4190
《ヨハネ受難曲》に続くレイトンのバッハ第2弾は《クリスマス・オラトリオ》!
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248
スティーヴン・レイトン(指揮)
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
ジェイムス・ギルクリスト(エヴァンゲリスト/テノール)
キャスリン・ワトソン(ソプラノ)
イエスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
マシュー・ブルック(バス)
  英国合唱界の名匠レイトンのバッハ!第2弾は"クリスマス・オラトリオ"!

 合唱王国イギリスの名指揮者、スティーヴン・レイトンの「ヨハネ受難曲」(CDA 67901/2)に続くJ.S.バッハ第2弾!
 レイトンが音楽監督を務める英国屈指の名門、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団との「クリスマス・オラトリオ」!
 ポリフォニーとの共演による「ヨハネ受難曲」で大成功を収めたスティーヴン・レイトン。
 ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団との共演となる「クリスマス・オラトリオ」では、エヴァンゲリストに古楽系レパートリー、特にJ.S.バッハの演奏で実績抜群のテノール、ジェイムス・ギルクリストを起用するなど、進境著しいカウンタテナーのイエスティン・デイヴィスも含めて、ソリストの充実振りも心強い。
 合唱王国イギリスの名指揮者と名門合唱団、同国を代表するピリオド・オーケストラの共演。英国古楽界から「クリスマス・オラトリオ」の新たな決定盤が登場です!

 ※録音:2013年1月10日−14日、トリニティ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イギリス)
 


CDA 67951/3
(3CD)
\6900→\6490
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
 ブゾーニ:後期ピアノ作品集

 悲歌集 BV249/クリスマスの夜 BV251/J.S.バッハによる幻想曲 BV253/
 カノン風変奏曲とフーガ BVB40/
 ジーグ、ボレロと変奏 〜 《青春に寄す》BV254より/
 ソナチネ第1番 BV257/ソナチネ第2番 BV259/
 ソナチネ第3番《幼子のために》 BV268/
 ソナチネ第4番《1917年のキリスト降誕の日》 BV274/
 小ソナチネ《大ヨハン・セバスティアン氏に》 BV280/
 カルメンによる室内幻想曲 BV284(ソナチネ第6番)/
 インディアンの収穫の歌/インディアンの日記第1巻 BV267/
 3つのアルバムの綴り BV289/
 トッカータ《前奏曲、幻想曲、シャコンヌ》 BV287/
 序奏 BV279/《ピアノ練習曲》より/
 ショパンの前奏曲による9つの変奏 BV213a/
 多声演奏の訓練のための5つの小品 BV296/常動曲 BV293/
 アルペッジョのための前奏曲と練習曲 BV297
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
 キング・オヴ・ブゾーニ・ピアニスツの圧倒的存在感!超人アムランがブゾーニの後期作品を弾く!

 音楽史上最大のピアニストの1人であり、作曲家としては"合唱付き"の長大な「ピアノ協奏曲」を遺した近代イタリアの巨人フェルッチョ・ブゾーニ(1866−1924)。
 このブゾーニの難曲「ピアノ協奏曲」を圧倒的な超絶技巧で制覇したカナダのスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルク=アンドレ・アムランが、10数年振りにイタリアの巨人のピアノ作品に挑む!
 アムランの両手が繰り広げるのは、「6つのソナチネ」や、「ピアノ練習曲」、「多声演奏の訓練のための5つの小品」など、1907年以降に作曲、出版が行われた後期のピアノ作品。
 ブゾーニ円熟期の音楽を、切れ味鋭いテクニックと音楽性で次々と奏でてゆくアムランは、まさに"キング・オヴ・ブゾーニ・ピアニスツ"!
 当代屈指の"コンポーザー=ピアニスト"という共通点を持つアムランとブゾーニ。「ピアノ協奏曲」に続き、アムランがブゾーニの演奏史に、また1つ金字塔を打ち立てた!

 ※録音:2011年4月15日−17日、2012年8月15日−16日&24日(ヘンリー・ウッド・ホール)、1998年1月(アビー・ロード・スタジオ/BV253)
 


CDA 67975
\2300→\2090
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.62
 グノー:ペダル・ピアノとオーケストラのための作品全集
  協奏的組曲イ長調/ペダル・ピアノ協奏曲変ホ長調/
  ロシア国歌による幻想曲/ルーマニア舞曲
ロベルト・プロセダ(ペダル・ピアノ)
ハワード・シェリー(指揮)
スイス・イタリアーナ管弦楽団
 ロマンティック・ピアノ・コンチェルトVol.62!今度は"ペダル・ピアノ"の協奏曲!

 ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ」。シリーズ第62集は、なんとオルガンのように足用の鍵盤のついた"ペダル・ピアノ"のための協奏曲。
 リストやシューマン、アルカンなどがこのペダル・ピアノのための作品を書いているが、演奏・録音されることは珍しく、この録音も貴重なものとなるだろう。
 歌劇《ファウスト》やバッハの「平均律クラヴィーア曲集」前奏曲第1番をアレンジした《アヴェ・マリア》などで有名なフランスのオペラ作家、シャルル・グノー(1818−1893)。アルカンに並び、ペダル・ピアノのための作品をいくつも書いたグノーの、「ペダル・ピアノとオーケストラのための作品」の全集。4曲とも、1885年から1889年にかけて作曲されたグノー晩年の作品である。
 今回使用されたのは、オリジナルのペダル・ピアノではなく、2012年にクラウディオ・ピンチとロベルト・プロセダが考案した"ピンチ・システム"によるペダル・ピアノ。なんと、2台のスタインウェイを合体させてペダル・ピアノ化してしまうという驚愕のシステム。
 Hyperion初登場となるイタリアのピアニスト、ロベルト・プロセダは、ピンチ・システムの共同設計者であるとともに、シューマン、ボエリ、アルカンなどの作品、そしてエンニオ・モリコーネ、マイケル・ナイマンなどが彼のために書いたペダル・ピアノ作品をレパートリーとするペダル・ピアノの第一人者。「2台のスタインウェイ」を見事に操り、重厚華麗な協奏曲を聴かせてくれる。

 ※録音:2012年10月24日−26日、オーディトリオ・ステリオ・モーロ(スイス)



 


CDA 68004
\2300→\2090
タカーチ弦楽四重奏団
 ブリテン:弦楽四重奏曲集

  弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.25
  弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.36
  弦楽四重奏曲第3番 Op.94
タカーチ弦楽四重奏団
 〔エドワード・ドゥシンベル(第1ヴァイオリン)、
  カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)、
  ジェラルディン・ウォルサー(ヴィオラ)、
  アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)〕
 タカーチ弦楽四重奏団の新録音!"生誕100周年"のブリテン登場!!

 リスト音楽院のメンバーで結成され、世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつとして活動するタカーチ弦楽四重奏団。2012年にスタートした英グラモフォン誌の殿堂入り(Hall of Fame)リストには、バーンスタインやハイフェッツ、ジャネット・ベイカーらと肩を並べ、弦楽四重奏団としては唯一の初代殿堂入りとなっている。
 シューベルト、ブラームス、シューマンといった独墺系プログラムを得意としてきたタカーチ弦楽四重奏団だが、今回はなんと20世紀イギリスの大作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913ー1976/生誕100周年!)の弦楽四重奏曲集! ブリテンは若き日の習作も含めるといくつもの弦楽四重奏曲を書いているが、ここでは完成度の高い「番号付き」の3曲を収録。1941年兵役を逃れ渡米した先で作曲された第1番、1945年パーセルの没後250年を記念して作られ、傑作の誉れ高い第2番、そして死の前年となる1975年に書き上げた第3番。
 ブリテンの録音史上でも重大な出来事になるであろうタカーチによるブリテン。100周年のアニヴァーサリーを飾る堂々のリリースです!

 ※録音:2013年2月12日ー15日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)

 ☆タカーチ弦楽四重奏団 2013年来日公演情報
  2013.09.25(水) 鶴見区民文化センター
  2013.09.26(木) 紀尾井ホール
  2013.09.27(金) 武蔵野市民文化会館 小ホール
  2013.09.28(木) 焼津文化会館 小ホール



 


CDA 68014
\2300→\2090
ターニャ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)
 ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ集

  ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.11-1
  ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.11-2
  ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
  ヴァイオリン・ソナタ ハ長調/瞑想曲
ターニャ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)
ペーテル・ナジ(ピアノ)
 ドイツの才人パウル・ヒンデミットの没後50周年!「ヴァイオリン・ソナタ集」と「ピアノ・ソナタ集」が同時リリース!

 ドイツの才人パウル・ヒンデミット(1895−1963)の没後50周年リリース! ヴィオラ弾きでもあったヒンデミット、Hyperionからはローレンス・パワーによる「ヴィオラ作品全集(全3巻)」が人気を博しており、ヴィオラだけでなくヴァイオリンやピアノなど様々な楽器も弾きこなしたという才人ヒンデミットのヴァイオリン・ソナタも、後期ロマン派からバロック、対位法など様々な語法が活かされた秀作揃い。
 ドイツ物と言えばこの人、ドイツの才女ターニャ・ベッカー=ベンダー! 銘器ジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェスでまたも絶品のヒンデミットを聴かせてくれる。

 録音:2012年11月20日−22日、イエス・キリスト教会(ベルリン)



 

CDA 67977
\2300
マルクス・ベッカー(ピアノ)
 ヒンデミット:ピアノ・ソナタ集

  ピアノ・ソナタ第1番イ長調
  ピアノ・ソナタ第2番ト長調
  ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調
  変奏曲
マルクス・ベッカー(ピアノ)
 ヒンデミット没後50周年リリース第2弾は、こちらもドイツ音楽のスペシャリスト、マルクス・ベッカーによるピアノ・ソナタ集! いずれも1936年に作曲された3曲のピアノ・ソナタ、そして破棄されたピアノ・ソナタ第1番の第2楽章である「変奏曲」。グールドにより「真のフーガの名手である」と評されたエピソードも有名なヒンデミット。12のフーガによる組曲《ルードゥス=トナリス》はもちろん、これらのピアノ・ソナタもバッハの対位法と鍵盤技法を受け継ぐ存在となっている。

 録音:2012年12月10日−12日&2013年3月26日、ポットン・ホール(サフォーク)






HELIOS


CDH 55449
新装移行再発売
\1500
英国の名門ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
パレストリーナ:
 聖霊降臨祭の夕食礼拝のミサ
 聖霊降臨祭の夕食礼拝(モテット集第1巻より)
単旋律聖歌:アレルヤ, 来たれ, 聖霊よ、来たれ, 聖霊よ
パレストリーナ:
 来れ, 聖霊よ、来れ, 創造主たる聖霊よ、
 第6旋法によるマニフィカト、聖霊が家全体にみちたり
ウェストミンスター大聖堂合唱団
マーティン・ベイカー(指揮)
 ジェームズ・オドンネル、デイヴィッド・ヒルらによる指揮でHeliosの宗教合唱の柱となってきた英国の名門ウェストミンスター大聖堂聖歌隊。2000年に音楽監督に就任したマーティン・ベイカーの指揮によるウェストミンスター大聖堂聖歌隊の録音がHelios初登場! 16世紀イタリアの偉大な作曲家パレストリーナが遺した数多のミサ曲から、「聖霊降臨祭の夕食礼拝のミサ」を軸に、聖霊降臨祭(五旬祭/ペンテコステ)のための音楽をカップリング。

 ※2002年3月11日−12日&18日ー19日/CDA 67353からの新装移行再発売。
 

CDH 55460
新装移行再発売
\1500
ゴーディエ・アンサンブル
 シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D.803,Op.166
ゴーディエ・アンサンブル
 〔マリエケ・ブランケステイン(ヴァイオリン)、
  レスリー・ハットフィールド(ヴァイオリン)、
  クリストフ・マークス(ヴィオラ)、
  スティーヴン・ウィリアムズ(コントラバス)、
  リチャード・ホスフォード(クラリネット)、
  ロビン・オニール(ファゴット)、
  ジョナサン・ウィリアムズ(ホルン)〕
 弦楽四重奏曲《死と乙女》などと並ぶシューベルトの室内楽最高傑作の1つ、八重奏曲Op.166。イギリス室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団のメンバーを中心として結成されたゴーディエ・アンサンブルによる「八重奏曲」は、英グラモフォン誌でエディターズ・チョイスに選ばれた21世紀の名盤。

 ※録音:2001年12月21日−23日/CDA 67339からの新装移行再発売。



<LP>


MA RECORDINGS(LP)

M 062AV
(2LP)
\7200
天才エンジニア、タッド・ガーフィンクル氏渾身のアナログ盤が登場!
 ラ・セグンダ

 A面(17:16)
  クアンド・シルバ・エル・ヴィエント/ エル・チョクロ/ グリセル/ ノクトゥルナ
 B面(16:43)
  ミロンガ・デル・プエルト/ ベッティノティ/
  ティンタ・ロハ/ ヴァルス/ エル・ポルテニュイト
 C面(16:01)
  タキト・ミリタル/ ヌンカ・トゥヴォ・ノヴィオ/ マレヴァへ/
  ボエド/ アラバル・アマルゴ/ ぺダシト・デ・シエロ
 D 面(18:01)
  ラ・ロカ/ エル・トレン・デ・キト/ ウナ・セニャル
セラ・ウナ・ノーチェ
 【リディア・ボルダー(歌)/
  サンティアゴ・バスケス 打楽器、タブラ)/
  マルセロ・モギレヴスキー
   (クラリネット、竹笛、ハルモニカ、口笛)/
  エデュガルド・カルドーソ(ギター、歌)/
  マーティン・イアナコンネ(チェロ、歌)/
  ガブリエール・リヴァーノ(バンドネオン)】
 
 【LP制作に関してタッド・ガーフィンクル氏より】
 オーディオファイル界のリクエストに応える形で、この度180gm重量盤(LPレコード)を制作しました。
 制作の契機となったのは、ある偉才のエンジニアにロサンゼルスで出会ったからです。彼はLP に関する知識がとても豊富で、現代においても彼の技術は進化し続けています。彼の名はレン・ホロウィッツ氏。バーニー・グランドマンやダグ・サックスのように著名ではありませんが、20歳から始め41 年間LP をカッティングしています。実は、レンは50・60 年代のアナログ・ギアを含めたバーニーのカッティング機等の修復もしているのです。彼のレコードカッティング機は1950 年製のスカリー旋盤で本当に美しいマシーンです。ウエストレックス社のカッティング・ヘッドでカッティングをしていて、ウエストレックスは廉価でデザインも素晴しいとレンは説明してくれました。そして、ドイツ製のニューマン社のカッティング・ヘッドよりも低音は、はるかに優れているとも教えてくれたのです。長年このように真摯に取り組むレンと今回、仕事ができることは光栄だと思っています。
 このアルバムは66と長いものですが、僕は一曲も減らしたくなかったので、「ラ・セグンダ」アナログ・バージョンつまりLP重量盤は2枚セットにしました。
 まず、ロスでレン・ホロウィズがカッティングし、LP 業界で熟練者であるアメリカ東海岸在住デズモンド・ナレーン氏がメタルスタンパー盤を製造しました。デズモンドは世界的に有名なデッカ・レーベルで長年にわたって勤務し、アナログLP しか存在しなかった時代からメタルスタンパー盤を製造してきたのです。
 そして、LP 盤製造はロサンゼルスの小さな会社、ビル・スミス・カスタム・レコードで製造しました。昔ながらのLP ジャケットもまたロサンゼルスで60 年以上の業績のあるStoughton社で印刷しました。
 また、セラ・ウナ・ノーチェのデビュー・アルバム「セラ・ウナ・ノーチェ」から3曲を厳選した45回転重量盤レコード(直径12インチ盤、24分)「“ セラ・ウナ・ノーチェ」45RPM”も販売します。こちらの3曲はA面の1曲目が「マレーナ」(ボ ーカル: ペドロ・アズナー)、2曲目が「マレーナ」( 別アレンジで楽器演奏のみ) です。B面は「ヌブラード」でパーカッショニストのサンティアゴ・バスケスですが担当しています。

 180g/ワンポイント176.4kHz (PCM) 録音:アルゼンチン地方のモナステレオ・ガンダラ(ガンダラ修道院)
 手作りDC 電源マイクロフォン:MA レコーディングズ専用のDPA 社(デンマーク)無視構成振動版使用。
 マイクロフォン・ケーブル:特注カルダス(USA)
 録音機:フォステクスDP-40 DVD-RAM レコーダー/録音時期:2003 年1 月
 LP カッティング:コルグ社デジタル信号変換ソフト「オーディオゲート」使用(176.4kHz PCM 〜5.6 M Hz DSD に変換)
 DSD 再生機:MA レコーディングズ改造板MR-2000 s(コルグ社)
 LP カッティングエンジニアー:レン・ホロヴィッツ(カリフォルニア、ロサンゼルス)
 カッティング旋盤機:スカリー(USA1950 製)カッティング・ヘッド:ウエストクス(USA)
 録音・製作・パッケジデザイン・プロデュース:MA レコーディングズ、タッド・ガーフィンクル

 このセラ・ウナ・ノーチェのグループはMA のタッド・ガーフィンクルがアルゼンチンの打楽器奏者のサンティアゴ・バスケスの依頼し実現した企画です。ちょっとタンゴ、ちょっとジャス即興、ちょっとアルゼンチンフォルクローレ(民族的音楽)を絶妙なさじ加減で楽しむことのできる内容。単なるヌエボ・タンゴの音楽ではなく、印象的なハイセンスな音楽となっています。
 
M 052AV
(LP)
\3700
セラ・ウナ・ノーチェ
 ・マレーナ(タンゴ)セラ・ウナ・ノーチェ編曲/ ペドロ・アズナール
 ・マレーナ(タンゴ)ガブリエル・キルシェンバウム編曲/ インストゥルメンタル
 ・ヌブラド(カンドンベ)/ サンティエゴ・バスケス(インストゥルメンタル)
 [45rpm]

 バンドネオン、ギター、チェロ、パーカッションが基本となり、それに持ち替えの木管楽器、女性ヴォーカルが曲により様々な組み合わせで登場する。タンゴ、ミロンガその他の伝統的なアルゼンチン音楽を、フリーインプロビゼーションを交えて演奏している。ウェブサイトのランキングで常に1 位にいるヒット作で、録音と内容の素晴らしさが均衡した傑作。

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


APR



APR 6013
(2CD/特別価格)
\2800→\2590
ヴァルター・ギーゼキングホモコード録音全集
 Disc1 〜 ホモコード録音集1923−1927
  J.S.バッハ:パルティータ第1番 BWV.825(1923年)
  シューベルト:即興曲 Op.142-3(1924年)
  ショパン:
   夜想曲 Op.9-3(1925年)、夜想曲 Op.15-2(1924年)、
   練習曲 Op.25-1&2(1925年)、ポロネーズ Op.53(1925年)
  リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調 S.244-12(1924年)
  ブラームス:ラプソディ ト短調 Op.79-2(1924年)
  グリーグ:
   トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6(1925年)、
   春に寄す Op.43-6(1925年)、蝶々 Op.43-1(1925年)
  ドビュッシー:
   2つのアラベスク(1923年)、水に映る影(1923年)、
   ゴリウォーグのケークウォーク(1925年)、吟遊詩人(1925年)
  ラヴェル:水の戯れ(1923年)
  プーランク:無窮動(1925年)
  ドビュッシー:2つのアラベスク(1927年)
 Disc2 〜
  ホモコード、ブランズウィック、コロンビア&
   エレクトローラ録音集1925−1956
    グリーグ:
     トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6(1927年)、
     春に寄す Op.43-6(1927年)、蝶々 Op.43-1(1927年)
    R・シュトラウス(ギーゼキング編):
     セレナード Op.17-2(1927年)、
     したしき幻影 Op.48-1(1927年)
    J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調 BWV.848(1925年)
    スカルラッティ:
     ソナタ ニ短調 Kk.9(1925年)、ソナタ ホ長調 Kk.380(1925年)
    ニーマン:シルバー・カスケイド Op.92-6(1928年)
    ドビュッシー:レントよりおそく(1928年)
    ギーゼキング:
     フルートとピアノのためのグリーグの主題による変奏曲(1937年)、
     フルートとピアノのためのソナチネ(1937年)
    ルーセル:アリア(1937年)、ド・ラ・ペジョディ氏(1937年)
    モーツァルト:ソナタ ニ長調 K.576(1940−42年頃)
    タンスマン:ブルース(1956年)

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ランブロス・カリマホス(フルート)
グスタフ・シェック(フルート)

 ヴァルター・ギーゼキング1920年代の名演が復刻!コンプリート・ホモコード・レコーディングス!

 20世紀の大ピアニストであり作曲家。ヴァルター・ギーゼキング(1895−1956)が、ドイツのレーベル、ホモコード(Homocord)に録音を行った初期の貴重な演奏が「APR」から復刻リリース!
 ドビュッシーやラヴェルの名手として有名なギーゼキングが1920年代に収録したショパンやリスト、グリーグ、そして自身のフルートとピアノのための作品など、幅広いレパートリーはの記録は非常に貴重。
 ホモコード録音の全集としてだけでなく、未発売音源を含むギーゼキングの1920年代から最晩年にかけての名演が蘇ります。音質面の改善にも期待!

 ※リマスタリング:Seth B Winner Sound Studios, Inc


<メジャー・レーベル>

DG(US盤)



4791304
\2200→\1990
ユジャ・ワン新作は指揮ドゥダメル
 ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
 プロコフィエフ: ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16
ユジャ・ワン(ピアノ)
シモン・ボリバル交響楽団
指揮:グスターボ・ドゥダメル
 驚異のテクニック!炸裂するエネルギー!
 アスリートのごとき強靭なテクニックと豊かな音楽性を併せ持つユジャ・ワンと、未来の音楽界をリードする若き巨匠ドゥダメルの夢の競演。ピアノ技術の最高峰といえる2曲の協奏曲を弾丸のごとく縦横無尽に弾きまくるピアノソロと、丁々発止のアンサンブルを聴かせるオーケストラが、聴き手を興奮の坩堝に誘います。息をつく間もないアグレッシヴでスリリングな熱演が刻まれた極彩色のライヴ・アルバムです。

録音:2013年2月 カラカス〈ライヴ〉
B001910202から品番変更。

旧譜
ユジャ・ワン、出世作

DG
477 9308
\2200→\1990
2011年レコード芸術「リーダーズ・チョイス」堂々の第1位!
 ユジャ・ワン/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番他

 1.パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
 2.ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
ユジャ・ワン(ピアノ)
マーラー室内管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド
 恥ずかしながら店主は2011年レコード芸術で「リーダーズ・チョイス」の第1位になるまでこの演奏を聴いてなかった・・・。確かにそれも納得の快演。
 
録音:2010年4月 テアトロ・コムナーレ、フェラーラ

 才媛ユジャ・ワンのDG第3弾は、ファン待望の協奏曲。しかも、現代最高の巨匠クラウディオ・アバドが指揮するマーラー室内管弦楽団が伴奏を務めるという豪華な取り合わせです。
 ラフマニノフの最高傑作として名高い2曲に果敢にも挑戦し、新しく瑞々しい品質を随所で引き出しています。

 


B001909402
(2CD)
\3400→\3090
レヴァイン&キーシン/ライヴ・アット・カーネギーホール2013
 ワーグナー:「ローエングリン」第1幕への前奏曲
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
 シューベルト:交響曲第9番 D.944 「グレイト」
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
 レヴァイン2年ぶりとなった熱狂の復帰公演ライヴ!
 METの音楽監督、ジェイムズ・レヴァインが去る5月19日にニューヨークのカーネギー・ホールでの公演で、約2年ぶりとなる指揮活動復帰を果たした際の熱狂のライブ録音。
 舞台上にマエストロが電動車椅子で登場すると、会場は嵐のようなスタンディング・オベーションに満たされ、開演前から鳴りやまぬ拍手で盛り上がりを見せました。
 プログラムはレヴァインが得意とするワーグナー、ベートーベン、シューベルトで組まれ、ベートーヴェンの協奏曲ではソリストにキーシンを迎える豪華版。
 メトロポリタン歌劇場管弦楽団とレヴァインの強い結びつきをあらためて証明するかのような見事なアンサンブルがホールいっぱいの聴衆を魅了しました。
 溢れんばかりの烈しくも優美な音楽世界を会場の熱狂とともに収録したライヴ録音です。
 数々の現地メディアが、この公演の大成功ぶりを競って報道し、大絶賛のうちに幕を閉じた公演が、鮮やかな録音で蘇ります。
録音:2013年5月19日 ニューヨーク、カーネギー・ホール(ライヴ)




DECCA



478 5362
\2200→\1990
ジャニーヌ・ヤンセン/J.S.バッハ:Vn協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
 ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
 ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV1060R
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 BWV1016
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 BWV1017
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
ラモン・オルテガ・ケロ(オーボエ)/
ヤン・ヤンセン(チェンバロ)
シンディー・アルブレヒト/
フレデリク・ポールソン/
ユリア・マリア・クレイツ/
Tijmen Huisingh/
モニカ・ウルビナーテ・・・ヴァイオリン
Nimrod Guez/
Pauline Sachse・・・ヴィオラ
マールテン・ヤンセン・・・チェロ
Rick Stotijn・・・コントラバス
 小編成アンサンブルとの室内楽的アプローチ!
 録音:2013年6月 ベルリン ヴァンゼー、アンドレアス教会
 ジャニーヌ・ヤンセンの最新バッハ録音は、ごく少数の親しい音楽仲間で結成されたアンサンブルとの協奏曲集。ユトレヒトで室内楽音楽祭を10年以上にわたって主催しているヤンセンならではの審美眼によって選りすぐりのメンバーが選ばれ、、小編成の室内楽による親密な空気感に満ちた音楽世界が展開されています。
 ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲で共演するラモン・オルテガ・ケロは1988年グラナダ生まれの25歳。2008年からバイエルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者を務め、2度にわたってエコー・クラシック賞を受賞しています。
 父ヤン・ヤンセンとのデュオで聴かせるソナタも収録し、アンサンブルには弟のマールテン・ヤンセンもチェロで参加するなど、心和むサウンドも合わせてお楽しみ下さい。


<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCL-00515
(SACD Hybrid)
\3360
インバル(指揮)&東京都交響楽団
 マーラー:交響曲第5番
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
<インバル=都響 新マーラー・ツィクルス 第5弾>
現代のマーラー演奏の最高峰がここに!
現代の巨匠エリアフ・インバルと東京都交響楽団が快進撃を進める<新マーラー・ツィクルス>も中盤戦の山場、交響曲第5番の登場です。強靭なサウンドとマーラーの精神性をめぐらし、細部の細部まで音に命を宿らせるインバルの真骨頂が全開です。これまで、フランクフルト放響、チェコ・フィルなどと作り上げた名録音を凌ぐ、現在の風格あるインバルの姿が投影された完成されたマーラー5番が描かれます。
全盛期を迎える東京都交響楽団の精度の高い演奏は、驚異的です。トランペットの鮮やかなソロから始まり、各楽器群の完成されたアンサンブルはまさに世界トップクラスの演奏です。
現代の最高峰に位置するマーラー演奏をお楽しみください。2013年1月19日横浜みなとみらいホール、20日東京芸術劇場、22日東京・サントリーホールにて収録
OVXL-00081
(SACD Hybrid)
\3990
インバル(指揮)&東京都交響楽団
 マーラー:交響曲第5番

 -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン-
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
都響=インバル、現代最高峰のマーラー演奏をワンポイント・レコーディングで!
エリアフ・インバルと東京都交響楽団による<新マーラー・ツィクルス>から、交響曲第5番がワンポイント・レコーディング版で登場です。
メイン・マイクロフォンのみで表現される演奏の臨場感と独特の響きをぜひお楽しみ下さい。
2013年1月19日横浜みなとみらいホール、1月20日 東京芸術劇場、22日 サントリーホールにて収録
OVCC-00104
\3150
藤原功次郎(トロンボーン)
 菅野祐悟:トロンボーン協奏曲「Flower」
 冨田勲:映画「おとうと」テーマ
 デュティユー:コラール、カデンツァとフーガ
 エワイゼン:死者と生者のための賛歌
 シュレック:
  トロンボーンとピアノの為のソナタ「大天使ガブリエリの嘆き」
 藤原功次郎:風  
藤原功次郎(トロンボーン)
山田和樹(指揮)
日本フィル
原田恭子(ピアノ) 
トロンボーン界のニュー・スター誕生!
音楽の歌と喜びをトロンボーンに乗せて、世界へ羽ばたけ!
 トロンボーン界の新星、藤原功次郎のデビューアルバムです。すでに日本フィルの首席奏者として輝かしいソロを聴かせています。東京国際コンクール第1位、Inter Musica International Competition 2012(オーストリア)において第1位・グランプリGolden Dohleのアジア人初の受賞など輝かしいコンクール歴からもその実力の高さが伺えます。どんな難易度の高い曲でもいとも簡単に吹きこなす彼の演奏は、日本人離れのパワーとテクニックを兼ね備え、それでいてメロディを大切に歌い上げる音楽性の豊かな新時代のトロンボーン奏者です。収録曲もバラエティ豊かです。
 トロンボーン吹きには定番のシュレックをはじめ、冨田勲の映画曲や9・11同時爆破テロにインスピレーションを受けたエワイゼンの作品。さらに現在、日本のドラマ界で大活躍中、2014年の大河ドラマの音楽を担当する菅野祐悟が藤原のために書いた大作「Flower」。トロンボーンの魅力が詰まりに詰まった魅力的なアルバムとなりました。
トロンボーンを世界の人へ届けるよう藤原の想いがこもったサウンドをお楽しみ下さい。
2013年8月30日埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)、9月13日東京・杉並公会堂にて収録
OVCC-00103
\3150
マティアス・ヘフス(トランペット)
 ライヴ・イン・ジャパン -アルチュニアン&フンメル:トランペット協奏曲

  アルチュニアン:トランペット協奏曲 *
  フンメル:トランペット協奏曲 **
  ケルシェック:トランペット・ダンス **
マティアス・ヘフス(トランペット)
山田和樹(指揮)東京都交響楽団*
金聖響(指揮)**
兵庫芸術文化センター管**
 世界最高峰のトランペット奏者、マティアス・ヘフスによる脅威のライヴ・レコーディング!
 待望のアルチュニアン、フンメルが初収録!
 ソリストとして、ジャーマン・ブラスのリーダーとして活躍を見せる世界最高峰のトランペット奏者、マティアス・ヘフスの最新アルバムです。日本にて行われたコンサートの模様を収録。
 マティアス・ヘフスの驚異のテクニックと安定感に支えられ、聴衆は驚きと興奮の坩堝です。
 ロータリートランペットによる最高級のアルチュニアンとフンメル演奏。
 技術と音楽性が両立し、トランペットの芸術が描かれます。
 また、ヘフスのために書かれたケルシェックによる新曲「トランペット・ダンス」はトランペットの可能性を縦横無尽に広げ、ヘフスが炸裂!ポストホルンも使い、超難易度の曲を完璧に吹き上げます!
世界が驚くトランペッター、マティアス・ヘフスの驚愕のライヴ・アルバムの登場です。
 2012年1月28日 東京・サントリーホール、2013年5月10-12日兵庫芸術文化センター大ホールにて収録

OVCK-00003
(SACD Hybrid)
\3360
フーベルマンの芸術 Vol.Ⅰ
 ラロ:スペイン交響曲 
 ビゼー:カルメン・ファンタジー(サラサーテ編)
 サラサーテ:アンダルシアのロマンス
 ザルジツキ:マズルカ作品26
 エルガー:気まぐれ女
 ブルッフ:コル・二ドライ
 シューベルト:アヴェ・マリア(フーベルマン編)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 他
ブロニスラフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジョージ・セル(指揮)
ウィーン・フィル
ジークフリート・シュルツ(ピアノ)
ポール・フランケル(ピアノ)
SP音源の世界初のSACD化!
 1.SP音源、世界初のハイブリット仕様盤。
 2.選曲・監修は斯界の権威、クリストファ・N・野澤氏。
 3.ブックレットには収録曲のSPオリジナル番号、マトリクス番号、収録年を記載。
 SACDによって、名手フーベルマンが「そこで弾いているような」実在感をお楽しみいただけるでしょう。
ブロニスラフ・フーベルマンは1882年にポーランドに生まれた、SP時代の世界的名ヴァイオリニスト。
最活動期には「完璧なテクニックに支えられ、自由奔放に弾きまくるようで、細部まで注意が行き届き、感情の起伏があって、聴く者の深い感銘を与える」と評された大ヴィルトゥオーゾでもある。
今回は彼がSP期に残した名演からの選りすぐりの1枚。
 ※マトリクス番号とは、プレスのための金型に刻まれた固有の番号

SP盤再生収録にあたっては、名機ビクトローラ(クレデンザ)の再生音を収録しています。
録音時のマイクは1950年代の、古いアナログタイプを使用し、音の芯と深さを確保できるよう腐心しています。
また、収録場所はエクストンの瀬田スタジオのボール・ルームを使用。吹き抜けの、やや広い空間を活用しています。  
 オリジナル録音:1923年〜1935年
 収録:2013年6月17日、20日 東京エクストン・スタジオ ボール・ルーム にて




京都市交響楽団



KSOL-1004
\1500
広上淳一(指揮)
 「京都市交響楽団定期演奏会名曲ライヴ・シリーズ3」

 (1)R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナード 変ホ長調Op.7
 (2)R.シュトラウス:
   交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
 (3)R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲
 (4)ハチャトゥリアン:組曲「仮面舞踏会」
広上淳一(指揮)
京都市交響楽団
 「黄金時代」を謳歌する広上=京響による完全燃焼のステージ!

 録音:(1)〜(3)2012年7月20日京都コンサートホール大ホール、ライヴ収録(第559回定期演奏会) (4)2013年3月24日京都コンサートホール大ホール、ライヴ収録(第566回定期演奏会)/68:12

 レスピーギの「ローマの祭り」とR.シュトラウス「ドン・キホーテ」をメインに据えた第2集(KSOL-1003)はレコード芸術「特選」をはじめ各紙で好評をいただきました。今回の第3集はR.シュトラウスの作品を中心に有名曲でありながら、意外と録音の少ないハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」を組み合わせました。名匠、広上淳一の指揮の下、現在の京都市交響楽団が到達した高い技術と音楽性を遺憾なく発揮してオーケストラサウンドを心ゆくまで楽しんでいただける選曲になっていると思います。




アクースティカ(パウ)


PANU-7013
\2800
「ザ・マジック・ドラゴン」
 (1)レオナルド・リプトン&ピーター・ヤロウ:パフ(ザ・マジック・ドラゴン)
 (2)ジプシー・キングス:インスピレーション
 (3)ゼキーニャ・ジ・アブレウ:チコ・チコ・ノ・フーバ
 (4)アンヘル・ビジョルド:エル・チョクロ
 (5)-(11)西陽子:蒼い森〜7つ夢〜
  (蒼い蒼い森/白い呼吸/龍の目ざめ/森の使い/幸せの花/
   金色の粉雪/ひとしずくの水)
 (12)くまんばちの冒険〜
  くまんばちの飛行(リムスキー=コルサコフ作曲)へのオマージュ
 (13)西陽子:ありがとう
西陽子(筝)
(1)(2)(3)(5)(8)(11)
 クリストファー・ハーディー(Perc)
(1)(2)(4)
 ジョナサン・カッツ(ピアノ)
 ジプシー・キングス、タンゴから「くまんばちの冒険(?)」まで筝の西陽子が自由に戯れる音世界!

 録音:2013年4月9-12日港南区民文化センター、ひまわりの郷/55:28

 筝の可能性を追求する演奏家 西陽子の最新アルバムはピアノとパーカッションを加え、よりラテンポップス色の強いものになっています。また前のアルバム(PANU-7011)でも好評をいただいた自作曲も含めバラエティに富んだ内容となっています。共演者のJ.カッツは自身のビッグ・バンドでもピアノだけでなく指揮、アレンジャーとしても活躍、またC.ハーディーはミュージカルをはじめジャズ、ポップス、クラシックまで幅広く活躍するマルチパーカッショニストです。今回も筝の可能性を広げ、しかしよりポップでききやすいアルバムに仕上がっています。




TR(トラウム・ウント・ロマンティーク)


MHH-0023
\2700
〔未案内旧譜〕
広瀬美紀子(ピアノ)
 「砂の器II〜星に願いを〜」

 (1)カッチーニ:アヴェ・マリア/
 (2)ショパン:ノクターンOp.15-2/
 (3)ショパン:ノクターン嬰ハ短調 遺作/
 (4)ラフマニノフ:ヴォカリーズ/
 (5)シューマン:トロイメライOp.15-7/
 (6)ドビュッシー:月の光/
 (7)プーランク:即興曲第13番/
 (8)プーランク:即興曲第15番(エディット・ピアノに捧ぐ)/
 (9)ピアソラ:さらばパリ/
 (10)ヒナステラ:粋な娘の踊り/
 (11)ナザレー:ワルツ「しのびやかな愛」/
 (12)ハーレイン:星に願いを/
 (13)千住 明:「砂の器」より「宿命」(TBSテレビ)/
 (14)菅野光亮:「砂の器」より「宿命」(松竹映画)
広瀬美紀子(ピアノ)
 野村芳太郎監督に捧ぐ「砂の器!II」〜星に願いを〜

 録音:(1)-(13)2005年5月26日、(14)2000年7月11日八王子芸術文化会館いちょうホール(小)/55:28

 広瀬さんの「砂の器」は、かつての作曲家菅野さんの演奏を彷彿とさせるだけでなく、彼女の明るく透明感のあるピアノの音色はむしろ、悲しい中に仄かな光から未来への希望を見いだす力を我々に与えてくれるのだ。(北條直彦,CD ライナーノーツより抜粋)
 広瀬美紀子の「砂の器〜おぼろ月夜〜」はアートユニオンから発売になっています。

<映像>


DG(映像)



73 4529
(DVD)
\3700→\3490
ネトレプコ&ホロストフスキー/赤の広場ライヴ
 「運命の力」:序曲
 「シチリア島の夕べの祈り」〜ありがとう、愛する友よ
 「ドン・カルロ」〜io morro ma lieto il core
 「イル・トロヴァトーレ」〜
  見ろよ 夜の暗い衣を/静かな夜…私のこの気持ちは/
  君の微笑み/聞いたか?朝ともなれば
 「トスカ」〜行け、トスカ(テ・デウム)
 「アンドレア・シェニエ」〜母は亡くなり
 「ナブッコ」〜行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って
 「リゴレット」〜悪魔め、鬼め
 「エフゲニー・オネーギン」〜
  あなたは私に手紙をくれました/ポロネーズ/O! Kak mne tiazhelo
 「チャールダーシュの女王」〜ハイヤー、ハイヤー、山こそわが故郷
 黒い瞳/モスクワ郊外の夕べ
アンナ・ネトレプコ(S)
ドミトリー・ホロストフスキー(B)
ロシア国立交響楽団
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
故国ロシアの赤の広場で7500人の聴衆を沸かせたライヴ!
 オペラ界の2大スターが故国ロシアの聴衆を前に珠玉のオペラアリアを歌い上げたモスクワ、赤の広場でのコンサート・ライヴ。7500年の聴衆が赤の広場を埋めたこのコンサートの模様はロシア、フランス、ドイツ、オーストリア他世界各国で放映されました。収録:2013年6月19日 モスクワ、赤の広場(ライヴ)
 

73 5065
(Blu-ray)
\4400
マシュー・ボーン/眠りの森の美女
 本編:104分
 +ボーナス映像(ドキュメンタリー):52分
振付:マシュー・ボーン
ザ・スリーピング・ビューティー・オーケストラ
指揮:ブレット・モリス
73 5064
(DVD)
\3700
上記と同内容のDVD
マシュー・ボーンが世紀の名作で復活
 1992年の男性版「白鳥の湖」で一世を風靡し、2007年の「ドリアン・グレイ」後、長い沈黙を守っていたマシュー・ボーンが不死鳥のごとく蘇り、独自の世界観で染め上げた名作「眠りの森の美女」を持って、われわれの元に帰って来ました。
 ボーン版『眠れる森の美女』は、チャイコフスキーのオリジナルが初演された1890年からスタートし、オーロラ姫の成長にともなって時代が現代へと変化していくという構成。幕の進みに合わせて振り付けも近代化していく野心的な改作です。
 サドラーズ・ウェルズ劇場では64公演を完売し9万7千人の観客を集め、空前の大ヒットを記録し、今年4月にはロンドン凱旋公演を行いました。当盤はイギリス南西の都市ブリストルでの公演を収録したもの。同作品は既に英国内で25万人以上の観客を動員し、その後舞台をヨーロッパ、ロシア、アメリカへ移して世界のファンを魅了中。
 収録:2013年5月 UK ブリストル
 


73 5077
(DVD)
\3700→\3490
オッター、ダニエル・ホープ、他/テレジーン
 パヴェル・ハース:民謡による7つの歌〜第2曲
 I.ウェーバー:テレージエンシュタットを彷徨う
 エルヴィン・シュルホフ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〜アンダンテ・カンタービレ
 ロバート・ダウバー:セレナード
 カレル・ベルマン:ピアノのための組曲〜第7番
 シュルホフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番〜
  アレグロ・インペトゥオーソ
 カレル・ベルマン:追憶〜2.家族
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番〜サラバンド
 ラヴェル:2つのヘブライの歌〜1.カディッシュ、他
ダニエル・ホープ(Vn)/
アンネ=ソフィー・フォン・オッター(Ms)/
ベンクト・フォシュベリ(P)/
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)/
ベベ・リーゼンフォース(Gr)
2007年発売のCDに続いて、ドキュメンタリーも収録したDVDリリース。
1938年11月、ドイツ全土とオーストリアでおきた水晶の夜事件(ナチス・ドイツによる反ユダヤ暴動)から75年を経て、あらためてその時代を検証すべく、テレジーン強制収容所に関連する音楽をドキュメンタリーと共に収録。コンサート映像部分は2007年に発売したCDと同様のレパートリー。
 約1時間のドキュメンタリーには、ダニエル・ホープ、ソフィー・オッターらのインタビューに加え、強制収容所の様子、テレジーンからの生還者によるインタビュ—映像も収められています。
 比類ないオッターやゲルハーヘルの歌声、ダニエル・ホープの美しい演奏もあいまって、涙なしに観おえることのできない作品です。
 今年10月、ダニエル・ホープは来日公演でこのアルバムに収録された作品を演奏します。(10/15 トッパンホール)














9/11(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CARUS


83.012
\2500
世界のこもりうた Lullabies of the World
 1. ロシア:Baju, bajuschki, baju
 2. フランス:Fais dod
 3. ニュージーランド:Hine e hine
 4. 北アメリカ:All the pretty little horses
 5. ラトビア:「ねんねんころりよ」Aija,zuzu
 6. レバノン:Yalla tnam Rima
 7. ハンガリー:Csija buja
 8. ドイツ:Guten Abend, gut Nacht
 9. ギリシャ:Nani tou riga to pedi
 10. トルコ:「眠れ、眠れ」 Dandini dandini dastana
 11. 南アフリカ(ズールー語):「静かに眠れ、愛しい私の子供」 Thula baba
 12. 日本:五木のこもりうた
 13. インド:Jasoda Hari palne
 14. ノルウェー:Gjendines badnlat
 15. ポルトガル:Dorme, dorme, meu menino
 16. チェコ/モラヴィア:Hraju na Maru
 17. アルメニア:Akna Oror
 18. 韓国:「月よ、月よ、明るい月よ」 Dal a, dal a
 19. ドイツ:Der Mond ist aufgegangen
 20. スペイン/カナリア諸島:Arrorro
 21. イタリア:Fate la nanna coscine di pollo
 22. フィンランド:Tuu, tuu, tupakkarulla
 23. イディッシュ:Shlof main fegele
 24. ベルギー/フランドル:Slaap, kindje slaap
 25. 中国:月儿明 Yue er ming 「月が出て」
さまざまなアーティスト
世界のこもりうた25曲を収録。
 


83.297
\2500→\2290
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-1836):
 1. ピアノ協奏曲 嬰へ単調 op.1
 2. 序曲 ヘ短調 op.5
 3. 4つの間奏曲 Entr'actes op.17
トビアス・コッホ(ピアノ)
フリーダー・ベルニウス指揮
ホフカペレ・シュトゥットガルト
 教則本で有名なヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラーの弟で幼い頃から音楽的才能を開花しつつも26歳で亡くなったノベルト・ブルクミュラーの美しくもはかないピアノ協奏曲を含む管弦楽作品集です。
 その若すぎる死を悼み、メンデルスゾーンが曲を捧げた話やシューマンを嘆かせた話など、ブルグミュラーの貧しかった実生活とは裏腹に、時代を代表する多くの音楽家から愛されていた事を偲ばせます。
 他のレーベルからノルベルト・ブルグミュラーのピアノ独奏曲全集も発売している、この作曲家の作品に造詣の深いトビアス・コッホの作曲家に寄り添うかのごとく美しい響きを聞かせる演奏はとても魅力的です。
※83.226 (#4009350 832268) ノルベルト・ブルグミュラー:交響曲集フリーダー・ベルニウス指揮ホフカペレ・シュトゥツトガルトも合わせてよろしくお願い致します。2012年2月3-5日 シュトゥットガルトでの録音
 

83.384
\2500
世界初録音を含む!レオンハルト・レヒナー:教会合唱曲集
 1. Introitus
 2. Das erst und ander Kapitel des Hohenliedes Salomonis
 3. Minne I
 4. Dieweil Gott ist mein Zuversicht
 5. 「いざ輝け、汝偉大なる輝きよ」Nun schein, du Glanz der Herrlichkeit
 6. 「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」Gelobet seist du, Jesu Christ
 7. 「主を恐れる者は幸いである」Wohl dem, der den Herren furchtet
 8. 「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」Allein zu dir, Herr Jesu Christ
 9. 「主に感謝せよ」Danket dem Herren, denn er ist sehr freundlich
 10. 「汝、明るき日なるキリスト」Christ, der du bist der helle Tag
 11. 「キリストは甦りたまえり」Christ ist erstanden
 12. Nackend bin ich aus meiner Mutter Leib kommen
 13. 「生と死のドイツの箴言」Deutsche Spruche von Leben und Tod
 14. 「われら悩みの極みにありて」Wann wir in hochsten Noten sein
 15. Minne II
 16. Mein sutth Freud auf Erden
 17. Gott b'hute dich
 18. So wunsch ich ihr ein gute Nacht
 19. Extroitus
クラウス=マルティン・ブレスゴット指揮
アセシヌス・コンソート・ベルリン
2013年2月23-26日ベルリンでの録音
※6.9.16が世界初録音です。
※オルランド・デ・ラッススから多くの影響を受け、世俗歌曲と教会音楽においてドイツ的な作風を確立した作曲家の1人です。
※作曲家レヒナーの名前 Leonhard Lechner Athesinus 1553-1606から名前をとったアセシヌス・コンソート・ベルリンはブレスゴットにより1992年に結成された各声部2名ずつと打楽器、リコーダー、オルガン各1人ずつの計13人の声楽アンサンブルです。
 

83.396
\2500
世界初録音を含む!ハンス・レーオ・ハスラー:教会合唱曲集
 1. 「ベツレヘムにみどり児が生まれ」Ein Kind geborn zu Bethlehem
 2. 「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」Nun komm, der Heiden Heiland
 3. Dixit Maria ad Angelum
 4. ミサ 「Dixit Maria」
 5. 「天使は羊飼いに言った」Angelus ad pastores ait
 6. 「羊飼い達よ、汝ら見たものを語れ」Quem vidistis, pastores
 7. 「高き天より」Vom Himmel hoch
 8. 「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」Christum wir sollen loben schon
 9. Ein kindelein so lobeleich
 10. 「もろびと、声上げ」In dulci jubilo
 11. Resonet in laudibus
 12. 「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」Gelobet seist du, Jesu Christ
 13. Beata es, virgo Maria
 14. 「マニフィカト VIII」Magnificat VIII, toni
 15. Beatus vir qui non abiit
 16. 「女より生まれしもののうち」Inter natos mulierum
 17. 「われら汝に感謝し奉る」Gratias agimus tibi
 18. Qui laudat Dominum
 19. 「神なる主、天の王者」Domine Deus
 20. 「主に向いて新しき歌を歌え」Cantate Domino
 21. 「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」Allein Gott in der Hoh sei Her
 22. 「神の恵みを共に讃えん」Helft mir Gotts Gute Preisen
  ※1.8.14.15.16.18.19が世界初録音です。
ペニャローサ・アンサンブル
※上記にご案内したレオンハルト・レヒナーと同時期の作曲家として世俗歌曲と教会音楽においてドイツ的な作風を確立した作曲家の1人です。
※Penalosa Ensembleは、スペインの作曲家で歌手でもあった Franciscode Penalosa 1470-1528 の名前をとり、ソプラノ、カウンターテノール、テノール、バスの4人で1996年に結成された声楽アンサンブルです。
2011年10月10-13日ドイツでの録音




Gutman Records



CD 131
\2300→\2090
カメラータ・RCO(ロイヤル・コンセルトヘボウ)/モーツァルト&メンデルスゾーン
 Sweet Dumplings & Cheese Strudel
 メンデルスゾーン:演奏会用小品 Op. 113&114
  (クラリネット、バセット・ホルンと弦楽のための)
 モーツァルト:
  クラリネット五重奏曲 K 581
  アレグロ(クラリネット、バセット・ホルンと弦楽三重奏のための) K 580b (Anhang 90)
  アレグロ(クラリネットと弦楽四重奏のための) K 516c (Anhang 91)
カメラータ・RCO
clarinet: Hein Wiedijk,
basset horn: Davide Lattuada,
violin: Marc Daniel van Biemen,
Annebeth Webb,
Joanna Westers,
viola: Jeroen Woudstra,
cello: Jerome Fruchart,
Fred Edelen,
double bass: Olivier Thiery
カメラータ・RCOはロイヤル・コンセルトヘボウ管のメンバーで構成されたアンサンブル
http://www.camerata-rco.com/




OPERA RARA


ORC49
(2CD)
\4800
ドニゼッティ:歌劇「ベリザリオ」
 2012年10月 ロンドンでのスタジオ録音
ニコラ・アライモ(ベリザリオ:Br)
ジョイス・エル・コーリー(アントニーナ:S)
カミラ・ロバーツ(イレーネ:S)
アレステア・マイルズ(ジュスティアーノ:B)
ピーター・ホーレ(エウトローピオ)
ラッセル・トーマス(アラミーロ:T) 
Julia Sporsem (エウドーラ:Ms) 
Edward Price (エウゼーピオ:B) 
マーク・エルダー指揮
BBC交響楽団、
BBCシンガーズ
 1836年ヴェネツィアで初演された3幕の歌劇。暗く悲惨で救いの無い物語に、ドニゼッティは今まで書かれたことの無いドラマテックで強烈な印象を与える楽曲を残しています。
 ビザンティンの将軍ベリザリオは戦いを勝利し凱旋。ベリザリオの娘イレーネを連れて妻アントニーナも夫を迎えに行くが途中でアントニーナの愛人エウトローピオから、亡くなったと聞かされていたアントニーナの息子の死因は単純な死では無くベリザリオから指示された殺害であり、そして息子は殺されず海岸に捨てられた事を聞き、アントニーナは怒り、ベリザリオへの復讐を誓います。
 エウトローピオの策略にアントニーナは加担し、皇帝への謀反を企てた反逆者としてベリザリオは貶められ、娘イレーネと共に国外追放されます。その道で会ったのは、亡くなったと思われた息子アラーミロであり息子に助けられたベリザリオは負傷しながらも子供たちと共に国に戻ります。エウトローピオの策略に自身も騙された事に気付いたアントニーナは後悔にくれますが、時既に遅し。ベリザリオは妻を許す事無く、事切れ、絶望したアントニーナは夫の身の上に、自身の身を投げ出し幕と成ります。
 スタジオ録音に先立つロンドンでの公演では、ベリザリオ役のニコラ・アライモの力強さとジョイス・エル・コーリーのスリルに富んだ役作りに絶賛が送られています。




PIANO CLASSICS


PCL0057
\1200
シューマン:ピアノ曲集
 蝶々Op.2、ダヴィット同盟舞曲集Op.6、
 アラベスクOp.18
デニス・プロシャイエフ(pf)
 

PCL0058
\1200
ペトロフ&ギンジン
 ラフマニノフ:2台ピアノのための作品集

  組曲第1番「幻想的絵画」、組曲第2番、
  交響的舞曲Op.45a
ニコライ・ペトロフ、
アレクサンドル・ギンジン(pf)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ARCHIPEL



ARPCD0558
\1200
ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)&ジョージ・セル
 1. ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
  1951年1月7日 ニューヨークでのライヴ録音
 2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
  1952年12月21日 ニューヨークでのライヴ録音
ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)
ジョージ・セル指揮l
ニューヨーク・フィル
 ギオマール・ノヴァエス(Guiomar novaes 1895-1979)の、しなやかで歌心にあふれたピアノに繊細で行き届いたセルの指揮がぴったりと寄り添って行きます。
 特に、ショパンの美しさは心に響く名演奏です。音質はライヴ録音ながら、音楽を十分に楽しめる良い状態です。
 有名なクレンペラー盤との聴き比べも楽しいかと存じます。
 


ARPCD0559
\1200
初出! バルビローリ&ニューヨーク・フィル ブラームス
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73

ボーナス:
 ブラームス:大学祝典序曲 op.80
  ディミトリ・ミトロプーロス指揮
  ニューヨーク・フィル
   1958年2月9日ニューヨークでのライヴ録音
ジョン・バルビローリ指揮
ニューヨーク・フィル
歌心あふれるバルビローリによるブラームスです。終楽章における終点に向けた燃焼度も高く、メリハリの効いた名演です。音質は良いとのことです。
 1962年11月29日ニューヨークでのライヴ録音




The Barbirolli Society バルビローリ協会



SJB1065
(2CD)
\2600→\2390
バルビローリ&ハレ管
 ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14

 ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」からの3曲
 ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜鬼火のメヌエット(リハーサル風景)
 ドビュッシー:交響詩「海」
 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
 ラヴェル:「マ・メール・ロワ」組曲
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団
1957年、1959年  録音方式:ステレオ(セッション)  録音レーベル:英パイ    
バルビローリ好きにはたまらないベルリオーズの「幻想」が協会から。       
 


SJB1067
(2CD)
\2600→\2390
バルビローリ(指揮)
 ニューヨーク・コンサート1962

  ミヨー:序曲
  ディーリアス:「フェニモアとゲルダ」間奏曲
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58
  ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73
  ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb-2, op.101
ジーナ・バッカウアー(ピアノ:3)
アルド・パリソット(チェロ:5)
ニューヨーク・フィルハーモニック
ジョン・バルビローリ(指揮)
1962年11月30日(1-4)、12月9日(5)  録音場所:ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール  録音方式:モノラル(ライヴ)                       
 


SJB1069
(2CD)
\2600→\2390
バルビローリ(指揮)
 ルガーノ・コンサート&ベルン・レコーディングス1961 

 ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第8番ニ短調
 バルビローリ:エリザベス朝組曲
 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34
 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
  1961年4月11日
  録音場所:ルガーノ、テアトロ・クルザール
  録音方式:ライヴ
 メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 op.90「イタリア」
 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34
  1961年4月13日
  録音場所:ベルン、クルトゥア・カジノ大ホール
  録音方式:セッション
バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団
             


SJB1071
(2CD)
\2600→\2390
バルビローリ(指揮)
 ドヴォルザーク:後期交響曲集

  交響曲第7番二短調 op.70(1957年8月8日)
  交響曲第8番ト長調 op.88(1957年6月29日)
  交響曲第9番ホ短調 op.95「新世界より」(1959年3月31日、4月1日)
  「伝説」 op.59〜第4曲、第6曲、第7曲(1958年9月3日)
  スケルツォ・カプリチオーソ op.66(1957年6月28日)
バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団
録音場所:マンチェスター、フリー・トレード・ホール  録音方式:ステレオ(セッション) 録音レーベル:英パイ 
 多くの人がこの曲の最高の演奏と称えるバルビローリとハレ管のドヴォルザーク8番。「濃すぎる」という人もいるが、この曲に「濃い」郷愁を求める人には最高の演奏。
 ROYAL CLASSICSで出て長くベストセラーを続けていたがここ最近は廃盤のため入手不能だった。ようやく協会から登場。お待たせしました。
 


SJB1073
(2CD)
\2600→\2390
バルビローリ(指揮)
 チャイコフスキー:後期交響曲集、スラヴ行進曲

  交響曲第4番へ短調 op.36(1957年5月22-24日)
  交響曲第5番ホ短調 op.64(1959年3月30-31日)
  交響曲第6番ロ短調 op.74「悲愴」(1958年8月20-22日)
  スラヴ行進曲 op.31(1959年4月2,9日)
バルビローリ指揮、
ハレ管弦楽団
録音場所:マンチェスター、フリー・トレード・ホール  録音方式:ステレオ(セッション)  録音レーベル:英パイ    
 こちらもROYAL CLASSICSで出て長くベストセラーを続けていた名演セット。とくに5番に関してはスヴェトラーノフやカラヤンやムラヴィンスキーといったそれぞれベクトルの違う名演は存在するが、バルビローリの演奏に根付く熱く優しい情熱というのは他の演奏では聴けないもの。店主にとってもいまだベスト1の演奏である。




UNITED CLASSICS


T2CD2012134
(2CD)
\1600
「ドン・キホーテ」の音楽
 パーセル、エックレス、クルヴィル、他の作曲家による
アンソニー・ルーリー指揮、
コンソート・オブ・ムジケ、他
ポール・スコフィールド(語り)
ロイ・ハッド(Br)
エマ・カークビー(Sop)
エヴリン・タブ(Sop)
デイヴィッド・トーマス(Bs)
ヨーゼフ・コーンウェル(Ten)
アンドリュー・キング(Ten)
サイモン・グラント(Bs)、他
 

T2CD2013017
(10CD)
\7500
ブリテンとピアーズ
 ブリテン:
  カンタータ「聖ニコラス」Op.42、キャロルの祭典Op.28、
  歌劇「ルクレティアの凌辱」、歌劇「ビリー・バッド」、
  青少年のための管弦楽入門、歌劇「ねじの回転」、
  シンプル・シンフォニーOp.4、ミケランジェロの7つのソネット
 

T2CD2013018
(4CD)
\4000
ゲザ・アンダ(pf)名演奏集
 J.S.バッハ:2台のピアノのための協奏曲BWV.1061/
 モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲K.365
  クララ・ハスキル(pf)
  アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団

 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
  アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団

 フランク:交響的変奏曲
  エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮、
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

 リスト:ピアノ協奏曲第1番
  オットー・アッカーマン指揮、フィルハーモニア管弦楽団

 ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」/
 シューマン:交響的練習曲Op.13/
 バルトーク:子供のために第1巻/
 ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35




VENEZIA



CDVE04410
(2CD)
\1800→\1690
カレン・ハチャトゥリアン:交響曲集
CD. 1
 1. 交響曲第1番 (4楽章:計約36分)
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
  モスクワRTV交響楽団
   1963年11月 モスクワ音楽院大ホールでの録音(モノラル)
 2. 交響曲第2番 (2楽章:計約25分)
  アレクサンドル・ラザレフ指揮
  ソビエト国立交響楽団
   1980年2月録音(ステレオ)
CD. 2
 3. 交響曲第3番 (1楽章:約23分)
  ヴァシリー・シナイスキー指揮
  ソビエト国立交響楽団
   1982年10月15日録音(ステレオ)
 4. 交響曲第4番「墓碑銘(ぼひめい) Epitaph」 (1楽章:約23分)
  ミロスラフ・トカチ指揮
  ポーランド・オポーレ交響楽団
   1985年 ポーランドでのライヴ録音(ステレオ)
 高名な作曲家アラム・ハチャトゥリアンの甥、カレン・ハチャトゥリアン(Karen Khachaturian 1920-2011)は、若い頃からピアノと作曲を学び後にショスタコーヴィチなどに師事しプロコフィエフやストラヴィンスキーの音楽から影響を受け、多くの交響曲、協奏曲、室内楽、映画への付随音楽を残しています。
 交響曲第4番として、ご案内申し上げる「墓碑銘」は、第4番目の交響曲と呼ばない文献もありますが、今回、現地からの情報では交響曲第4番として記載がありますので、そのようにご案内いたします。
 第1番は、民族的で美しいメロディを持ちつつ、時代を反映した哲学的な骨格を保守的な技法で作り上げたソビエトで高く評価された作品です。
 第2番は、静と動の音楽。作曲技法の高まりを見せた作品です。
 第3番は、前の2作品から更に深く内面に切り込んだ精神・哲学的な作品です。
 第4番は、友人の死に際して書かれた作品。暗く狂おしい音楽の合間に光が射すかのごとく現れる美しいバッハのコラールが印象的な作品です。
 


CDVE04413
(2CD)
\1800→\1690
初CD化!?
 ペーター・シュライヤー(テノール)
  シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911

CD. 1 (1-12)
 「おやすみ」「風見の歌」「凍った涙」「かじかみ」「菩提樹」
 「あふれる涙」「川の上で」「回想」「鬼火」「憩い」「春の夢」「孤独」
CD. 2 (13-24)
 「郵便馬車」「霜おく頭」「からす」「最後の希望」「村で」
 「嵐の朝」「幻覚」「道しるべ」「宿屋」「勇気」「幻の太陽」「辻音楽師」
ペーター・シュライヤー(テノール)
 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 演奏では、テンポの速さと遅さ、表現の激しさと優しさの対比が強く現されており、その意味で、リヒテルがシュライヤーについて賞賛した文「常に音楽から出発して言葉をそれに合わせていくやり方が好き」で、「伴奏をつけるときの演奏の自由」を得たリヒテルが、正に音楽的である事を求めて、シュライヤーと共に、しなやかに演奏している様が聴かれます。
 1985年12月10日 モスクワ、プーシキン博物館音楽ホールでのライヴ録音(ステレオ)
 初CD化かと思われます。
 音質は全体を通して良いですがマスターに起因するライヴ特有の傷、及び劣化における破裂音や揺れが所々聴かれます事ご了承下さい。




WALHALL


WLCD0374
(2CD)
\2000
フランツ・シュレーカー:歌劇「はるかなる響き」 Lise Zeyen(グレーテ)
Heinrich Bensing(フリッツ)
Frithjof Sentpaul(売れない役者)
Sanders Schier(ヴィゲリウス)
Liane Finus(老婆)
ヴィンフリート・ツィリヒ指揮
フランクフルト放送交響楽団、合唱団
シュレーカー最初の成功作品であった「はるかなる響き」は1912年に初演された3幕のオペラです。
 若い芸術家フリッツは「はるかなる響き」を求めて偉大な芸術家になるために恋人グレーテに別れをつげ、いつか戻ってグレーテを幸せにすると言い旅にでます。時が立ち、娼婦に成ったグレーテ。再びフリッツに会うがグレーテの様を見て失望し、更にグレーテを傷つけ去っていきます。フリッツが偉大な芸術家になるために作った劇は失敗し、失意と病におかされ自分がグレーテを傷つけ、自身を傷つけた事を、病の床に駆けつけたグレーテの腕の中でグレーテに詫び、自問しながら息を引き取ります。
 放送用のスタジオ録音音源。所々マスターに起因する傷は聴かれますが全体的な音質はとても良いです。カタログの穴を埋める貴重なアルバムの発売です。1948年フランクフルトでの録音
 

WLCD0376
(3CD)
\3000
フランツ・シュレーカー:歌劇「烙印を押された人々」 フランツ・クラス(アドルノ公爵)
トーマス・スチュワート(タマーレ伯爵)
エヴリン・リア(カルロッタ)
ヘルムート・クレープス(貴族アルヴィアーノ)
ヴィンフリート・ツィリヒ指揮
北ドイツ放送交響楽団、合唱団
シュレーカー最大の成功作品であった「烙印を押された人々」は1918年に初演された3幕のオペラです。
 醜い外見を持つも、芸術をこよなく愛すアルヴィアーノは、自身が理想とする施設を建設しました。しかし自身の醜さが施設の持つ崇高さに相応しくないと考えたアルヴィアーノが、施設に近づかない事をよいことに友人タマーレ達は夜な夜な、若い女達を誘拐し連れ込み施設で遊んでいます。アルヴィアーノは、多くのジェノヴァの市民に施設を利用できるようジェノバ市長に施設の売却を決意すると、タマーレ達はそこでの悪行の発覚を恐れ数々の邪魔を企てます。話は変わって市長の娘で画家のカルロッタから絵のモデルに成って欲しいと言われたアルヴィアーノ。彼女に恋心を抱いていきます。さて施設の売却が決まり、施設での祭りの場、いきなり乱入した警官隊はアルヴィアーノを捕まえます。タマーレが告げます。「女達を誘拐した一味の首謀者はアルヴィアーノである」。それは施設での悪行の発覚を恐れたタマーレがアルヴィアーノに、自らの悪行の罪をかぶせた瞬間でした。絵を描いてくれたカルロッタの身を案じ、アルヴィアーノはカルロッタを探します。なんとカルロッタはタマーレと通じていた事が解り、怒り、アルヴィアーノはタマーレとカルロッタを殺し錯乱したまま幕と成ります。
 放送用のスタジオ録音音源。所々マスターに起因する傷は聴かれますが全体的な音質はとても良いです。カタログの穴を埋める貴重なアルバムの発売です。1950年5月9-11日 ハンブルグでの録音


<映像>


KULTUR(映像)


KULTUR D4890
(DVD)
\3000
エマ・カークビー/ウィグモア・ホール・リサイタル
 with Christopher Wilson
エマ・カークビー
One of the leading exponents of Renaissance and Baroque vocal music Emma Kirky performs a varied program including works by Pierre Guedron, Rene Mesangeau and William Lawes.
Region: All Running Time: 76 minutes Color: Color
 

KULTUR D4891
(DVD)
\3000
エレーヌ・グリモー/カンマームジークザール・ピアノリサイタル
 バッハ:シャコンヌ ニ短調
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 Op. 110
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 Op. 5
 ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」 Op. 33
グリモー(P)
Region: All Running Time: 80 minutes Color: Color
  

KULTUR D4899
(DVD)
\3000
ラモン・ヴァルガス/ウィグモア・ホール・リサイタル
 Featuring works by Schumann, Moreno, Ponce, Respighi,
 Donizetti and more.
ラモン・ヴァルガス
This concert marks Ramon Vargas' first appearance at London’s premiere chamber music venue. Sensitively accompanied by Mzia Bachtouridze, with whom he has collaborated for seven years, and he sings an interesting selection of Spanish songs.
Region: All Running Time: 89 minutes Color: Color

















9/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 25317
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによる
 OVPP 方式(各声部1人)によるカンタータ集シリーズの第12 巻。

J.S.バッハ:カンタータ集 Vol.17
 カンタータ第186番「魂よ、つまずくなかれ」BWV186
 カンタータ第168番「務めの報告をいだせ!と轟く雷の言葉」BWV168
 カンタータ第134番「イエス生きたもうと知る心は」BWV134
 カンタータ第54番「罪に手むかうべし」BWV54
シリ・トルンヒル(S)
エリザベス・ハーマンス(S)
ソ・イェリ(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)
ヤン・ファン・デル・グラッベン(Br)
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
 個々の演奏者の実力の高さを遺憾なく発揮した1枚カンタータの真髄を極めた演奏

 録音:2005-2012 年

 三位一体節後第7 日曜日のためのカンタータ第186 番。2 つの大きな部分からなり、第1 部はこの世の貧しさを、第2 部はイエスの豊かさを対比させています。第168 番のカンタータは三位一体節後第9 日曜日用。第3 年巻最初の作品で、厳しい神の言葉(バス独唱)と魂のおののき(テノール独唱)が対比される。復活節第3 日のためのカンタータ第134 番は、新年用の世俗カンタータBWV134a のパロディ。第4 曲の二重唱はヴァイオリンが華麗に奏でるトリプル・コンチェルト風で、カンータの中でも長大な聴きごたえのある曲です。アルト独唱用のカンタータ第54 番(復活節前第3 日曜日用)は、2 つのアリアがレチタティーヴォを挟むだけの小規模な構成ですが、第3 曲のアリアはアルトとヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音という4 声のフーガ形式で、技術的にも高度な器楽とアルト独唱のやり取りが聴きどころです。
 このアルバムに収録されているカンタータはソリストの力量が試される楽曲が多く、S. クイケンからの信頼が厚い面々が安定した歌唱で、じっくりと聴かせてくれます。
 


ACC 24286
\2500→\2290
カントゥス・ケルン&コンチェルト・パラティーノ
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:
 聖母マリアの夕べの祈り
ヨハン・カスパール・ケルル:
 ウィーン包囲の嘆きを慰めるミサ曲
カントゥス・ケルン
コンラート・ユングヘーネル(指)
コンチェルト・パラティーノ
 ビーバーの晩課とケルルのミサ、カントゥス・ケルンとコンチェルト・パラティーノによる妙技!

 録音:2012 年/73’38

 当時随一のヴァイオリニストであったボヘミア出身の作曲家ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー。代表作「ロザリオ・ソナタ」などで用いたスコルダトゥーラ(変則調弦)で独自の響きを生み出しました。器楽曲とならんでビーバーの需要なのが宗教作品。壮麗で大規模な曲が多い中、ここに収録されている「聖母マリアの夕べの祈り」は、ビーバー独特の華やかさを保ちつつも、宗教的静謐さ漂う美しい作品です。
 カントゥス・ケルンの主宰であるコンラート・ユングヘーネルは、そこから5 つの詩篇とマニフィカトを選び、それにケルルの聖歌集(Op.1)を組み合わせ、多彩な表現に満ちた演奏となっています。
 ビーバーと同時代の作曲家でドイツ・バロック最盛期に活躍するも、現在はほとんど演奏される機会のないヨハン・カスパール・ケルルのミサ曲を収録。
 この作品は、トルコによるウィーン包囲戦によってもたらされた飢餓や疫病のための哀歌として作曲されました。ケルルは高度な作曲技法を持っており、バッハ、ヘンデル、パッヘルベルなどにもその影響を与えており、このミサ曲でも、斬新な半音階進行と転調などその非凡な才能を示しています。
 8 声部のカントゥス・ケルンとツィンク(コルネット)とバロック・トロンボーンによるアンサンブル、コンチェルト・パラティーノの神技を堪能することができます。
 

ACC 24282
\2500
オルトレモンターノ
ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1554/1557-1612):
 サクレ・シンフォニーエ
オルトレモンターノ
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム
ヴィム・ベキュ
 古楽トロンボーンの名手ヴィム=ベキによるガブリエリの「サクレ・シンフォニーエ」

 録音:2012 年、ケルン/61’32

 ジョヴァンニ・ガブリエリは、ヴェネツィア楽派のポリフォニー音楽を語る上で最重要の作曲家の一人。ガブリエリの「サクレ・シンフォニーエ」は、当時のヴェネツィアの権力と評価を表した記念碑的な作品です。
 「サクレ・シンフォニーエ」は、第1 巻は1597 年、第2 巻はガブリエリの死後1615 年に出版された声楽曲と器楽曲を合わせた作品集。アンサンブル・オルトレモンターノの音楽監督ヴィム・ベキュは、この作品集から録音のために16 曲を選び収録しています。バロック・トロンボーン(サックバット)とコルネット(ツィンク)、弦楽器、そしてオルガンによる器楽アンサンブルと声楽パートは、ジェズアルド・コンソート・アムステルダムが務めています。
 ガブリエリは、この「サクレ・シンフォニーエ」の声楽曲でも器楽曲でも高度な技法を用いて作曲しています。ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の左右対称の構造空間を利用して、極めて高度な複合唱形式を発展させました。「エコー・カンツォーナ」では、独創的な手法を用いて音響効果をあげています。また強弱記号の使用も斬新で「弱と強のソナタ」は強弱記号を用いた最初の作品と言われています。
 アルバムの最後に収録された18 声の「Hic estfilius Dei」は、美しいアンティフォナ(交唱)が圧巻の素晴らしい演奏となっています。




ATMA CLASSIQUE

ACD2 2678
(3CD)
\5100
ヘンデル:歌劇「オルランド」(全曲)HWV31 オーウェン・ウィレッツ(CT オルランド)
カリーナ・ゴーヴァン(S アンジェリカ)
アリソン・マクハーディ(Ms メドーロ)
アマンダ・フォーサイス(S ドリンダ)
ネイサン・ベルグ(Bs ゾロアストロ)
パシフィック・バロック・オーケストラ
アレクサンダー・ワイマン(cond)
 カナダの華、カリーナ・ゴーヴァン出演!ヘンデルのオルランド全曲

 録音:2012 年バンクーバー古楽フェスティヴァル

 ヘンデルの最も成功したオペラの一つ「オルランド」の全曲CD。「オルランド」は、恋に狂った英雄オルランドの物語で、当時流行した話でヴィヴァルディなどにも同じ題材のオペラを作曲しています。
 あらすじは、カタイ(架空の国)の女王アンジェリカは騎士オルランドと結婚の約束をするが、アフリカの王子メドーロを愛してしまいます。その事を知ったオルランドは怒り狂い2 人を殺してしまうも、魔法使いゾロアストロに諭され正気を取り戻す。ゾロアストロの魔法によりアンジェリカとメドーロは生き返り、平静を取り戻したオルランドは2 人を祝福し静かに暮らす。という激しい恋の話です。
 正気を失ったオルランドには、今注目のイギリスのカウンターテナー、オーウェン・ウィレッツ。プリマドンナのアンジェリカには、カナダのソプラノ、カリーナ・ゴーヴァンが、潤いある美声を披露しています。不穏な雰囲気を見事に歌い上げているゾロアストロ役のネイサン・ベルグなど、評判の歌声を聴かせてくれます。
 パシフィック・バロック・オーケストラは、西トロントを拠点とするピリオド楽器のオーケストラで鍵盤奏者としても活躍するアレクサンダー・ワイマンが音楽監督を務めています。
 

ACD2 2637
\2000
パッサージュ〜リコーダー曲集
 カステッロ:ソナタ第2番
 メアッリ:ソナタ作品3-4「城」、ソナタ作品4-1「ベルナベア」
 シュメルツァー:ソナタ第2番
 ロニョーノ:
  再びわかれて(チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレ) によるディミニューション
 ベラルディ:カンツォーナ作品7-6
 ノターリ:カンツォーナ・パッサジェータ
 フレスコバルディ:パッサカリアによる100のパルティータ第1&2 巻より
 バッサーノ:「ある日のスザンヌ」(ラッスス)によるディミニューション
ヴァンサン・ロジェ(Rec)
マーク・エドワーズ(Org)
 若きリコーダー奏者の華麗なる技巧を堪能

 録音:2012 年

 カナダで名だたる賞を獲得している注目リコーダー奏者ヴァンサン・ロジェによるアルバム。ルネサンス、バロック期の装飾法ディミニューションを用いたロニョーノとバッサーノの作品。ヴァイオリン作品を多く残したパンドルフィ・メアッリのソナタ。フレスコバルディの全2 巻からなる大規模な作品集「パッサカリアによる100 のパルティータ」。など16-17 世紀のイタリアの作曲家たちのリコーダー作品を収録しています。
 生き生きとした音色と華麗な技巧で聴かせる1 枚です。
 


ACD2 2587
\2000→\1890
マニュエル・ロザンタール(1904-2003):ピアノ作品全集
 8つのバガテル(1924)、6つのカプリース(1926)、
 セレナーデ(1927)、釣り人たちのワルツ(1929)、
 ちょっとした職人衆(1933-34)
ステファン・ルムラン(P)
 ロザンタールがピアノで描いた20 世紀初頭のパリ

 録音:2007 年10 月

 20 世紀フランスの音楽家、マニュエル・ロザンタール。ラヴェル最後の直弟子としても知られ、ラヴェルの伝記も執筆しています。指揮者、作曲者としても活躍し、師匠ラヴェルの管弦楽曲の録音やオッフェンバックの「パリの喜び」の編曲が有名です。作曲はオペレッタから室内楽曲まであらゆるジャンルを手掛けていました。彼の音楽は、明快で歯切れが良い曲調が特徴で、ジャズやポップス、そしてフランス6 人組の新古典主義音楽にも影響されています。
 このアルバムは、ロザンタール没後10 年を記念して発売された、ロザンタールのピアノ曲全集。ロザンタールがピアノ曲を作曲したのは、1924 年から1934 年の10 年間となり、20 世紀初頭のフランス近代音楽特有の様式を反映しています。生粋のパリジャンであったロザンタールのフランス的な洒脱さが溢れた曲。「8 つのバガテル」はフランス6 人組の影響が色濃く感じ取られる作品で、第1 曲目の「パストラーレ」は、ミヨーのような色彩感覚豊かな曲です。バガテルの2年後に作曲された「6つのカプリース」。第5曲目の「ドビュッシーへのオマージュ」は、詩的で繊細な味わい。そして10曲からなる「ちょっとした職人衆」は、「蹄鉄工」「理髪師」「研ぎ師」「子守」「無線通信士」など専門職の人々を題材としており、当時のパリの雰囲気が表れた作品です。
 

ACD2 2681
\2000
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664
 ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
ヤニーナ・フィアルコフスカ(P)
 フィアルコフスカの可憐なシューベルト

 カナダを代表する女流ピアニスト、ヤニーナ・フィアルコフスカのシューベルト、ピアノ・ソナタ。フィアルコフスカはモントリオール大学とジュリアード音楽院で学び、1974 年にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで3 位に入賞、その後世界的なオーケストラ、指揮者と共演を重ねるカナダを代表するピアニストです。一時左腕の腫瘍のため両手での演奏活動を中断していましたが見事に克服し、2004 年1 月のドイツで行われた復帰リサイタルで両手での演奏活動を再開しています。また1994 年にはピアノ・シックスを創設しカナダのピアノ教育へ大きな影響を与えています。
 イギリスの「BBC Muisc Magazine」で2012 年に発売された「ショパン・リサイタルⅡ」(ACD2 2666) が、ベスト・インターナショナル・レコーディングに選ばれるなど、近年益々評価を高めています。
 本アルバムではシューベルトを取り上げており、第13 番のソナタは愛らしい旋律が魅力的な作品、フィアルコフスカの可憐なピアノが咲き誇っています。
 第18 番のソナタは副題で「幻想」と呼ばれるシューベルト特有の歌心に溢れた曲でシューマンが絶賛した傑作ソナタで、美しく力強く聴かせてくれます。
 
ACD2 2525
\2000→\1790
デニス・ジョキッチ(Vc)
ラフマニノフ:
 チェロ・ソナタ ト短調 作品19
 ヴォカリーズ作品34-14
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 作品65
デニス・ジョキッチ(Vc)
デイヴィット・ジャルベール(P)
 カナダで最もパワフルな女流奏者デニス・ジョキッチ

 ブリテンの無伴奏(ACD2 2524) も好評、カナダの新星チェロ奏者デニス ジョキッチ。
 ラフマニノフのチェロ・ソナタは、あのピアノ協奏曲第2 番とほぼ同時期に作曲された作品。ロマンティックで絢爛豪華なラフマニノフの世界を感性のおもむくままに描き出す秀逸な演奏です。
 一方ショパンは、チェロの深みのある音を生かした内省的な作品を、内に秘めた情熱が渦巻く独白のような演奏で聴かせます。



旧譜
デニス・ジョキッチ(Vc)のアルバム
Djokic/Jalbert-Folklore
ENDEAVOUR 1013
¥2200→¥1890
フォルクローレ
 ヴォーン・ウィリアムズ:イギリスの民謡による6つの練習曲
 ストラヴィンスキー:イタリア組曲
 シューマン:民謡風の5つの小品集
 ヤナーチェク:おとぎ話
 カサド:無伴奏チェロ組曲
デニス・ジョキッチ(Vc)
ダヴィッド・ジャルベール(P)
2005年2月録音。
 カナダの女流チェロ奏者デニス・ジョキッチ。
 1997年国際ヨハンセンコンクール、1998年アーヴィング・M・クライン国際弦楽コンクールで優勝。カナダの人気アート系番組「BRAVO!」で彼女のリサイタル・ツアーを追った特集番組が放送され人気沸騰、さらにその美貌から「マクレーン」、「エル」といった雑誌でも取り上げられ、今カナダで最もパワフルな女性として選出されるなど、急成長中の女流チェリスト。
 ただ、CDは3年ほど前にATMAからリリースされたブリテン1枚のみで、その存在が日本に知られることはなかった。
 そんなジョキッチが2005年に小さな会社からリリースしていた「フォルクローレ」というアルバム。本格的なデビュー・アルバムでもあり、彼女の魅力を前面に押し出す形になっていて、選曲も「フォルクローレ」というだけあってとても耳になじみやすいものばかり。
 一般には入手しづらいものだが直輸入で確保。
Britten - Three Suites for Solo Cello
ATMA
ACD2 2524
\2000→\1790
ブリテン:無伴奏チェロ組曲【第1、2&3番】 デニス・ジョキッチ(Vc)
 その後ATMAから発売されたブリテンの無伴奏。
 ブリテンが巨匠ロストロポーヴィチのために作曲した無伴奏組曲3曲を収録。ジョキッチは豊かな音、抜群の感性で難曲に挑んでいます。録音:2008年2月17-19日








COVIELLO


COV 41213
(SACD HYBRID)
\2500
R.シュトラウス:無伴奏合唱作品集
 ドイツ・モテット作品62、
 3つの男声合唱曲 作品123
  【戸口で/ 夢の光/ うるわしい5 月】、
 孤独を通り過ぎて 作品124(男声合唱)、
 ダフネの木に寄せて 作品82、
 ふたつの歌 作日34【讃歌/ 夕べ】
イワナ・ソボトカ(S)
クリスタ・メイヤー(A)
ドミニク・ヴォルティヒ(T)
コンラート・ヤルノット(B)
ベルリン放送合唱団
国立ベルリン大聖堂合唱団
ミヒャエル・グレーザー(指揮)
 刺激的で鮮やかなR.シュトラウスの無伴奏合唱

 77’25

 鮮やかなオーケストレーションと濃密で美しい歌曲の数々を作曲したR. シュトラウスの、豊かなハーモニーが繰り広げられる無伴奏合唱曲集。
 4 人のソリストと16 声部の混声合唱による大作「ドイツ・モテット」は、リュッケルトの詩「天地創造はなしとげられた」による作品で、混沌とした響きの中から差し込む光のような天国的な音楽で、各声部のソリストと合唱が織りなす美しく絡み合うハーモニーは神秘的で、宗教曲のようです。「ダフネの木に寄せて」はシュトラウス自身のオペラ「ダフネ」のモチーフを使った9 つのパートと混声合唱による作品。「ダフネ」は、シュトラウスが傾倒していたギリシア神話に基づくオペラで、曇りのない澄み切った響きが地中海的な雰囲気を醸し出す名演です。




HAENSSLER



98 014
\2300→\2090
トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団/ハイドン全集の第21弾
ハイドン:
 (1)序曲「突然の出会い」ニ長調 Hob.XXVIII:6
 (2)交響曲第99番変ホ長調Hob.I:99
 (3)交響曲第100番「軍隊」ト長調Hob.I:100
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 ファイによるハイドン交響曲集第21弾は交響曲99 番と100番「軍隊」!

 録音:2013 年3 月5-8 日、パラティン、ヴィースロッホ/DDD、ステレオ、57’58

 トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団によるハイドン全集の第21 弾がはやくも登場。収録曲は「突然の出会い」序曲、交響曲第99 番そして第100 番「軍隊」です。冒頭の「突然の出会い」は、全3 幕からなるオペラでその序曲が収録されています。ハイドンの魅力が凝縮されたと言える序曲で、ファイ率いるハイデルベルク響の快活ですっきりとした解釈は爽快そのものです。
 メインとなる、第99 番そして第100 番「軍隊」も同様、明快なオーケストレーションはファイならでの妙技と言えましょう。当シリーズの中でも後期の名曲を収録した当盤はファイによるハイドンの解釈を知る上で必要不可欠な1 枚となりましょう。
 
98 013
\2300
フローリアン・ウーリヒ(ピアノ)
 シューマン:ピアノ独奏曲全集Vol.6

 子どものためのアルバム Op.68
  [第1部]小さい子供のために
   1. メロディ/2. 兵士の行進/3. 口ずさむ歌/4. コラール/5. 小曲/
   6. 哀れな孤児/7. 狩人の歌/8. 乱暴な騎手/9. 民謡/10. 楽しき農夫/
   11. シチリアーナ/12. サンタクロース/13.5月、愛する5 月/14. 小さな練習曲/
   15. 春の歌/16. 最初の喪失/17. 小さな朝の散歩/18.草刈の歌
  [第2部]成長した子らに
   19. 小さなロマンス/20. 田舎風の歌/21(. 題名なし)/22. 輪唱歌/
   23. 騎手の曲/24. 収穫の歌/25. 劇場からの余韻/26.(題名なし)/
   27. カノン風の歌/28. 思い出/29. 異国の人/30.(題名なし)/
   31. 戦いの歌/32. シェヘラザード/33. ぶどう狩の時—喜びの時/
   34. テーマ/35. ミニョン/36. イタリア人の船乗りの歌/37. 水夫の歌/
   38. 冬の時 その1/39. 冬の時 その2/40. 小さなフーガ/
   41.北欧の歌「ガーデへの挨拶」/42. 装飾的コラール/43.大みそかの歌
フローリアン・ウーリヒ(ピアノ)
 名手ウーリヒによるシューマン独奏曲、第6 弾は子どものためのアルバム

 録音:2013 年4 月16-18 日、メニューイン・ホール(イギリス)/DDD、ステレオ、78’29

 ドイツの俊英ピアニスト、フローリアン・ウーリヒがシューマン生誕200 周年である2010 年より開始しているピアノ独奏曲全集第6 弾は「子どものためのアルバム」Op.68 です。シューマンのピアノ作品のほとんどは1839 年までのライプツィヒ時代までに作曲されていますが、2 部構成全43 曲からなるこの作品集はドレスデン時代の1848 年頃に書かれています。ピアノ・ソナタ、クライスレリアーナ、謝肉祭などの大作が芸術作品として構想されているのに対し、この作品集は、もとは長女マリーの誕生日の贈り物として用意した数曲に次々と書き加え、「クリスマスのアルバム」と名付けられました。以後、後世までも子どものための指導的作品の重要なレパートリーとなりました。素朴な旋律のなかにもシューマンの抒情性が垣間見られる同作品集を若かりしシューマンの名手、ウーリヒが芸術的価値をも高める素晴らしい演奏を披露しています。




NAIVE



V 5356
\2500→\2290
ヴォーチェ弦楽四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集

 (1)第11番 ヘ短調「セリオーソ」op.95
 (2)第1番 ヘ長調op.18-1
 (3)第8番 ホ短調「ラズモフスキー第2番」op.59-2
ヴォーチェ弦楽四重奏団
 {サラ・デイヤン(Vn)、
  セシル・ルーバン(Vn)、
  ギヨーム・ベケール(Va)、
  フロリアン・フレール(Vc)}
 フランスが誇る“ライジング・スター”ヴォーチェ弦楽四重奏団!溌剌と魅せるベートーヴェン弦楽四重奏曲集

 録音:2012 年10 月、サン= ピエール寺院(パリ)

 フランスが誇る若手実力派カルテット「ヴォーチェ弦楽四重奏団」が、naive レーベルからは1st アルバムとなる最新盤をリリースいたします!2004年にパリで結成されるや否や数々の国際コンクールで華々しい成績を残し、新進気鋭の実力派として名を馳せた当団も結成10 年を間近に控え、ますますアンサンブルに磨きをかけているところの録音なだけに、注目も高まります。
 デビュー盤のシューベルトで高い評価を得ている当団が今回録音する運びとなったのは、大家ベートーヴェンの弦楽四重奏曲!第1 番、第8 番、第11 番の3 つをカップリングし、ベートーヴェンの前中期の作品に焦点を当てた内容となっています。
 3 つの作品はそれぞれ異なる作風を持っており、ベートーヴェンの作風の変化も感じさせますが、いずれも緊張感あふれる密なアンサンブルを必要とされる濃厚なプログラム。第11 番ではデイヤンが1stVnを、第1 番と第8 番ではルーバンが1stVn を担当する形で収録されています。麗しい2 人の女流ヴァイオリニスト達が力強く聴かせる華々しい高音域を、男性陣が担う深みのある中低音域がしっかりと支え、安定感のあるアンサンブルで魅せてくれます。当団の大きな魅力である、若手らしい溌剌とした音の立ち上がりと、力強くもしなやかなハーモニーを存分に堪能出来るアルバムに仕上がっています!

 【ヴォーチェ四重奏団】
 2004 年に、パリ国立高等音楽院の卒業生メンバーによって結成されたカルテット。その後数年間でジュネーヴ、クレモナ、ウィーン、ボルドー、グラーツ、ロンドンの国際弦楽四重奏コンクールで優秀な成績を残し、瞬く間に国際的な評価を確立する。室内楽をイザイ四重奏団、アルバン・ベルク四重奏団のメンバー、ターリヒ四重奏団、クリストフ・コワンなどに師事し、新世代の室内楽の中核を担う団体として期待を集めた。ヴィオラとチェロのみメンバーの交代があり、2010 年から現在のメンバーで活動している。シテ・ド・ラ・ミュジークの推薦により、2013-2014 シーズンの「エコー賞ライジング・スター」に選出され、大規模なヨーロッパ・ツアーを遂行している。レパートリーは多岐にわたるが、近現代ものを中心とし、ベートーヴェン、シューベルト、ラヴェル、リゲティ、ベルクなどに定評がある。伸びやかなフレーズ感と、躍動感あふれる力強い音運びが魅力的で、今後の更なる円熟と活躍が期待されるアンサンブルである。



 
V 5348
\2500
ディオニシス・グラメノス(Cl)
(1)シュポーア:クラリネット協奏曲 第4番 ホ短調
(2)ニールセン:クラリネット協奏曲op.57
(3)ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
ディオニシス・グラメノス(Cl)
(1)(2)アリ・ラシライネン(指揮)
 ウィーン放送交響楽団
(3)カリーナ・スポソビナ(Pf)
 クラリネット界期待の“ライジング・スター”ディオニシス・グラメノス1st アルバム!

 録音:2013 年4 月、メガロン・アテネ・コンサート・ホール(アテネ)

 ギリシャ出身のディオニシス・グラメノスは、若手世代の中でも一際大きな注目を集めるクラリネット奏者。2013-2014 シーズンのエコー賞ライジング・スターに選出され、今後ますますの活躍が約束されている期待の若手実力派が、naive レーベルから1st アルバムをリリースする運びとなりました!グラメノスが奏でるクラリネットの魅力は、何よりもまずその演奏の艶やかさ!高音域から低音域までぶれることのない深みのある音色が絶品で、その薫り高い演奏に思わず溜息が漏れてしまうほどです。世界から熱い注目を集めるグラメノスが今回収録したのは、シュポーアと二ールセンのクラリネット協奏曲とドビュッシーの「クラリネットのための第1 狂詩曲」。いずれもクラリネット奏者としては欠かすことのできないレパートリーであり、とりわけ高い表現力を要する難曲揃いのプログラムとあって、聴き応え十分な1st アルバムに仕上がっています。
 シュポーアやニールセンで魅せる、広音域を目まぐるしく駆け回る超絶技巧も見事ですが、長いフレーズ感で聴かせるドビュッシーでの表現力も圧巻!2 つの協奏曲でバックを演奏するのは、北欧の匠アリ・ラシライネン率いる名門ウィーン放送交響楽団。ドビュッシーではロシアの若手実力派カリーナ・スポソビナが伴奏を担当。いずれも綿密なアンサンブルで、グラメノスのソロを引き立てています。

 【ディオニシス・グラメノス】
 ギリシャ出身の若手クラリネット奏者。2008 年、ヨーロッパの若手演奏家の登竜門といわれるユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャンズで1 位を獲得。
 1982 年にこのコンクールが始まって以来、管楽器奏者が優勝を飾るのは初の快挙であり、一躍若手屈指の実力派としての評価を確立した。以降、グラメノスはウィーン響、サンクトペテルブルク響、フェスティバル・ストリングス・ルツェルンといった名門と共演を重ね、世界各国で演奏活動を行っている。
 2009 年には初来日リサイタルも行い、好評を博した。2013-2014 シーズンの「エコー賞ライジング・スター」に選出されたことで、近年はヨーロッパ各地の名うてのコンサート・ホールでツアーを行っている。




OBSIDIAN


OBSCD 710
\2400
マルティン・ザウター(Org)
シェーンベルク:
 レチタティーヴォによる変奏曲 作品40
レーガー:
 ベネディクトゥス作品59-9
 創作主題による変奏とフーガ作品73
マルティン・ザウター(Org)
 プリンストン大学のオルガンで聴くシェーンベルク

 63’32

 シェーンベルクとレーガーのオルガン作品集。シェーンベルクの「レチタティーヴォによる変奏曲」は、1941 年に作曲された唯一のオルガン作品で、主題、10 の変奏曲、カデンツァとフーガからなります。1943 年に出版されたスコアは、アメリカのプリンストン大学の教会にある1928 年に建造されたスキナー・オルガンのレジストレーションが記されています。
 本アルバムは、そのオルガンを使って録音され、1940 年代の音楽様式を反映したものとなっています。
 続いてオルガン音楽の巨匠レーガー。5 分程の短い作品である「ベネディクトゥス」は、次の40 分近く演奏時間がかかる大作「変奏とフーガ」の序奏のような形で、収録されています。そして、その「変奏とフーガ」は、30 分にわたる変奏曲が核となる作品で、優れたハーモニーと堅固な構造は、プリンストンのオルガンの特色にあった作品と言えるでしょう。




AVIE

AV 2282
\2400
ブルック・ストリート・バンドのヘンデル Op.2!

ヘンデル:トリオ・ソナタ集 Op.2
 ソナタ第3番変ロ長調/ソナタ第2番ト短調/
 ソナタ第4番へ長調/ソナタ第5番ト短調/
 ソナタ第1番ロ短調/ソナタ第6番ト短調
ブルック・ストリート・バンド
 〔レイチェル・ハリス(バロック・ヴァイオリン)、
  ファラン・スコット(バロック・ヴァイオリン)、
  キャロリン・ギブリー(チェンバロ)、
  タティー・テオ(バロック・チェロ)〕
 2003年に演奏者5人という小編成でヘンデルの「水上の音楽」(AV 0028)でデビューを果たした、ブルック・ストリート・バンド。ヘンデルのスペシャリストとして、スパイスの効いたユニークなプロジェクトを続々と打ち出し、新進気鋭の女流ピリオド・アンサンブルとして注目を集めてきた。
 ヘンデル・レパートリーを意欲的に取り上げており、これまでに《水上の音楽》、《トリオ・ソナタ Op.5》、《チェロ・ソナタ》、《英語のカンタータと歌曲》をリリース。新たに名を連ねる《トリオ・ソナタ集 Op.2》でも、嬉々とした瑞々しい演奏を聴かせてくれている。
 

AV 2283
\2400
イノン・バルナタン(ピアノ)

シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
 即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3
イノン・バルナタン(ピアノ)
 『鍵盤の本物の詩人』(英イヴニング・スタンダード誌)
 『類稀な感受性を持ったプレーヤーだ』(米ザ・ニューヨーカー誌)

 ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、現在はアメリカ、ニューヨークを拠点として輝かしい活躍を展開しているイスラエルのピアニスト、イノン・バルナタン。
 2009年には、その年の最も優れた器楽奏者に贈られるアメリカの権威ある音楽賞、「エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント」を受賞するなど、その存在感と世界的評価は急上昇中。
 アヴィー・デビュー・アルバムとなったアデス&ラヴェルでは、独自のプログラミングとピアニズムを披露し、ニューヨークタイムズやBBCミュージック・マガジンで称賛を浴びた。
 "感受性"と"平静"の均衡のとれた優美なピアニズムで、シューベルトの後期ピアノ・ソナタを奏でる。
 

AV 2303
\2400
ウノ+ワン:イタリア・ノストラ
 モンテヴェルディ:
  金色の髪で、私は愛に燃えているが、私は愛嬌ある羊飼いの娘、
  ああ、私は傷つき倒れる、あの軽蔑した眼差し、西風が帰り、
  愛しい自由よ、ただあなたを見つめ
 カスタルディ:Un bocconcino di fantasia
 ロッシ:美しい瞳
 カステッロ:《ソナタ・コンチェルターテ第2巻より》ソナタ第4番
 ペセンティ:Ardo ma non ardisco
 カプルベルガー:トッカータ・アルペジアータ
テネット
 [ジョル・グリーンリーフ(ソプラノ)、
 モリー・クイン(ソプラノ)〕
ロバート・ミーリー(ヴァイオリン)
ダニエル・リー(ヴァイオリン)
ハンク・ヘイジン(テオルボ)
ダニエル・スウェンバーク
 (テオルボ&バロック・ギター)
アヴィ・スタイン(ハープシコード)
 ニューヨークを拠点に活躍するヴォーカル・アンサンブル、テネットがAvie初登場。
 ルネサンスからバロック音楽と、幅広いレパートリーを持つテネット。アヴィー・デビュー・アルバムに選んだのはテネットの実力を表すに相応しい、モンテヴェルディを中心としたイタリアの歌曲集。ソプラノ・デュオ、ジョル&モリーが織りなすハーモニーに要注目。

 ※録音:2012年9月2日&3日、トリニティ教会(ニューヨーク)




CHANDOS



CHSA 5127
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
アンドルー・デイヴィス(指揮)&BBC交響楽団
 ホルスト:管弦楽作品集Vol.3

  神秘のトランペッター Op.18, H71
  合唱交響曲第1番 Op.41, H155
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団
BBC交響合唱団
スーザン・グリットン(ソプラノ)
 英国の名匠デイヴィスが振るホルストVol.3!"合唱交響曲第1番"&"神秘のトランぺッター"!

 2009年に急逝した英国音楽の伝道師リチャード・ヒコックスの忘れ形見、グスターヴ・ホルスト(1874−1934)の管弦楽作品集。
 今は亡きヒコックスの遺志を受け継いだ英国の名匠アンドルー・デイヴィスがタクトを振るホルスト・シリーズ第3弾!
 「惑星」&「日本組曲」を収録した「Vol.2」(CHSA 5086)に続く「Vol.3」では、「合唱交響曲第1番」と「神秘のトランぺッター」の大作2曲をカップリング。
 代表作「惑星」の完成、歌劇「どこまでも馬鹿な男」の初演失敗を経て、1923年から1924年にかけて作曲された「合唱交響曲第1番」は、合唱とオーケストラが織り成す一大スペクタクル。
 ウォルト・ホイットマンの詩を題材とした「神秘のトランペッター」ではグラミー賞ノミネートの名ソプラノ、スーザン・グリットンの歌声が抜群!
 ヒコックスの想いを乗せ、ホルストの音楽が高らかに鳴り響く——!

 ※録音:2013年4月6日−7日、フェアーフィールド・ホールズ(クロイドン、ロンドン)



 


CHSA 5124
(2SACD HYBRID)
\5400→\4990
ネーメ・ヤルヴィ&ベルゲン・フィル
 チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》 Op.20
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
 ネーメ・ヤルヴィのチャイコフスキー!3大バレエ第2弾は《白鳥の湖》全曲録音!

 シャンドス復帰後、息子のパーヴォやクリスチャンを凌ぐギネス級のペースで新録音を続々と発表しているヤルヴィ一族の長老ネーメ・ヤルヴィ。
 3年間での完成を目指す、ネーメ・ヤルヴィとノルウェーのベルゲン・フィルとのスペシャル・プロジェクト、チャイコフスキーの3大バレエ全集第2弾は「白鳥の湖」!
 様々なレーベルにチャイコフスキーの「交響曲」や「組曲」、「バレエ音楽」の抜粋をレコーディングしてきたヤルヴィだが、意外にも3大バレエの全曲録音は今回のプロジェクトが初となるネーメ・ヤルヴィ。
 ネーメ・ヤルヴィの豪快なサウンドと音楽作り、ノルウェーのベルゲン・フィルの洗練されたサウンド、そしてエーネスのヴァイオリン。
 ヤルヴィ節全開の「白鳥の湖」となるか・・・!?その全貌に注目が集まること必至!

 ※録音:2012年6月18日&12月3日−6日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
 
CHAN 10793
\2300→\2090
ルイ・ロルティ(ピアノ)
 リスト・アット・ジ・オペラ


 リスト:
  モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》の回想
  ヴェルディの《リゴレット》による演奏会用パラフレーズ
  グノーの《ファウスト》からのワルツ
 ワーグナー(リスト編):
  歌劇《タンホイザー》より 序曲
  レチタティーヴォとアリア「夕星の歌」
  楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死
  歌劇《さまよえるオランダ人》より 紡ぎ歌
ルイ・ロルティ(ピアノ)
 カナダのヴィルトゥオーゾ、ルイ・ロルティ!リストのオペラ・トランスクリプション集!

 アイルランドのバリー・ダグラス、フランスのジャン=エフラム・バヴゼと並び立つ"シャンドス・ピアノ"の三羽烏の1人、カナダの天才ピアニスト、ルイ・ロルティ。
 ショパン、ベートーヴェン、そしてリストのスペシャリストとして高名なルイ・ロルティが、ファツィオーリF278で弾くリストのピアノ作品は、オペラ・トランスクリプション&パラフレーズ集!
 19世紀のピアノの魔術師、フランツ・リストのトランスクリプションによって、華麗なるピアノ音楽として生まれ変わるモーツァルト、ヴェルディ、グノー、ワーグナーの名旋律。
 当代屈指のリスト弾き、ルイ・ロルティの驚異的なテクニック、ファツィオーリのサウンドが、リストが創り上げた"ピアノによるオペラの世界"が、華やかに繰り広げられる!
 さらに「トリスタンとイゾルデ」の「前奏曲」はロルティ自身の編曲を採用。リストとロルティ。編曲でのコラボ—レーションにも要注目!

 ※録音:2013年3月3日−4日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)



 


CHSA 5128
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
シャイン・ワン(ピアノ)
 アメリカのピアノ協奏曲集


 ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
 コープランド:ピアノ協奏曲
 バーバー:ピアノ協奏曲
シャイン・ワン(ピアノ)
ピーター・ウンジャン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
 才女シャイン・ワンのアメリカン・コンチェルト!

 アール・ワイルド(CHAN 10626)、ラフマニノフ(CHAN 10724)の前2作で快演を披露してくれた、中国生まれでアメリカで活躍する若き女流ピアニスト、ピアニスト、シャイン・ワン。
 シャンドスからのリリース第3弾は、ガーシュウィン、コープランド、バーバー。20世紀アメリカのピアノ協奏曲集!
 シャイン・ワンと、元東京クヮルテットの第1ヴァイオリニストであり、現音楽監督ピーター・ウンジャンとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の共演は、風格漂うソリストのピアノ、オーケストラのハイ・パフォーマンスのコラボレーションが秀逸。
 将来が楽しみな逸材が、本格的にコンチェルト・デビューを果たします!

 ※録音:2013年2月11日&4月29日−30日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)
 


CHAN 10791
\2300→\2090
ネヴィル・マリナー(指揮)
 20世紀の合奏協奏曲集

 ダンディ:
  フルート、チェロ、ピアノと弦楽のための
   協奏曲変ホ長調 Op.89
 クルシェネク:
  フルート、ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための
   コンチェルティーナ Op.27
 シュールホフ:
  フルート、ピアノと管弦楽のための二重協奏曲
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
クリストフ・コンツ(ヴァイオリン)
ローベルト・ノージュ(チェロ)
マリア・プリンツ(ピアノ)
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・
 イン・ザ・フィールズ
 マリナー&ASMFとウィーン・フィルの名手たちが共演!

 大ベテラン、ネヴィル・マリナーとASMFのコンビによるシャンドスでの久しぶりの新録音は、20世紀前半に新古典主義を掲げた作曲家たち、ダンディ、クルシェネク、シュールホフのネオ・バロック様式の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)集。
 マリナー率いるASMFの機動力の高さはもちろんのこと、ウィーン国立歌劇場管&ウィーン・フィルの首席フルート、カール=ハインツ・シュッツ、同じくウィーン・フィルのクリストフ・コンツ、ローベルト・ノージュなど、キーパーソンとなる各楽器のソリストたちの顔ぶれも非常に豪華!
 マリナー&ASMFとウィーン・フィルの名手たちの共演で、20世紀のネオ・バロック、コンチェルト・グロッソの真髄を知る。

 ※録音:2012年9月21日−23日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン、イギリス)
 


CHAN 10792
\2300→\2090
ワトキンス兄弟のイギリスのチェロ・ソナタ集Vol.2!
 ボーウェン:チェロ・ソナタ Op.64
 アイアランド:チェロ・ソナタ
 バックス:チェロ・ソナタ 変ホ長調
ポール・ワトキンス(チェロ)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
  ナッシュ・アンサンブルのチェリスト、指揮者としても活躍するポール・ワトキンスと、ピアニストのヒュー・ワトキンスの兄弟が贈る、近代イギリスのチェロ音楽のアンソロジー第2集。
 1921年から23年の3年間にかけて作曲された、同世代の3人の作曲家、アイアランド、バックス、ボーウェンの「チェロ・ソナタ」。
 後期ロマン主義、印象主義、ロマン主義と印象主義の折衷。独自の特徴を持った3人の作曲家たちのチェロ・ソナタのコントラストを、ワトキンス兄弟のデュオが、巧みに、そして鮮明に描く。

 ※録音:2012年11月12日−14日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)


<LP>


CHANDOS


ABRD 9662
(LP/180g重量盤/
特別価格)
\4500
ヴェルディ&ヴァリエーションズ
 デュパン:《椿姫》のアリアによる幻想曲
 パスクッリ:《シチリア島の夕べの祈り》の主題による大協奏曲
 ヴェルディ(トゥロフスキー編):弦楽重奏曲ホ短調
イ・ムジチ・ドゥ・モントリオール
ユーリ・トゥロフスキー(指揮)
フィリップ・マニャン(オーボエ)
アレクサンドル・トロスチャンスキー(ヴァイオリン)
 遂にシャンドス(Chandos)のLPリリースがスタート!

 第1弾は、ボロディン・トリオのチェリストとしても活躍した名手、ユーリ・トゥロフスキーが率いるカナダの弦楽オーケストラ、イ・ムジチ・ドゥ・モントリオールの「ヴェルディ&ヴァリエーションズ」。
 弦楽合奏版のヴェルディの「弦楽四重奏曲」、ヴェルディの旋律によるヴァリエーションは、同アンサンブルの代名詞の1つ。12インチ、180&重量盤。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


エレクト・レコード



ERT 1023
\2200→\1990
「ジョルジュ・エネスコ・イン・レジェンド」
 (1)コレッリ:ラ・フォリア
 (2)バッハ:パルティータ第3番〜「前奏曲」、ソナタ第3番〜フーガ
 (3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番〜第2楽章アンダンテ
 (4)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲〜第2楽章アンダンテ
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリンと指揮)
ルーマニア放送交響楽団
 本邦初登場!!ジョルジュ・エネスコ最晩年の名演「伝説のエネスコ」ごく少数がルーマニア国内でプレスされ、LP市場で希少盤、高値取引の名盤ECE0166 が復活!

 録音:(1)1928 年米コロンビア録音 (2)1948、1949 年、米コンチネンタル録音 (3)(4)以上、1950年代のルーマニア
に於けるライヴ

 全世界初CD化となる、ルーマニア・エレクトレコードが生産したジョルジュ・エネスコの最晩年の演奏です(初出品番ECE0166)。コレッリ、バッハは他社音源を借りておりますが、大注目はモーツァルトとメンデルスゾーンです。これは故郷を離れたエネスコが珍しく里帰りした際のライヴと伝えられ(演奏日の特定が現地でも不可能でした)、全盛期を過ぎた最晩年とは言え表現力は正に神の域にまで達しており、人の声のような切々とした訴え、情緒纏綿に歌い抜く異常なまでの執着心、これぞ人類の宝と呼ぶに相応しい奇跡の名演奏です。この度オリジナルのマスターテープが発見されました、LP発売時には当時流行のエコー付加がありましたが、最新の技術で可能な限り取り除かれまるで目の前でヴァオリンを奏でられるかのような臨場感です。
 ※CD 日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。




PROFIL



PH 13030
\2400→\2190
ギュンター・ヴァント&ハンブルク北ドイツ放送響
 (1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
 (2)モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV.550
ギュンター・ヴァント(指揮)
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団[NDR 交響楽団]
(1)ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
 ギュンター・ヴァント・エディション最新作!初出!
 巨匠オピッツとのシューマン協奏曲とヴァント絶頂期のモーツァルト第40 番ト短調。マスタリングはリヒターの新マスタリングで大評判のホルガー・ジードラー氏による力作

 (1)収録:1983 年3 月21 日/ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル) (2)収録:1990年12 月17 日/ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)/ステレオ、57’05”

 巨匠オピッツによるシューマン!近年、同協奏曲の録音をリリースしましたが、これは1983 年オピッツが30 歳の時のライヴです。既に巨匠の風格を漂わせ、師のヴィルヘルム・ケンプに代表されるドイツ正統派の流れを受け継いだ演奏で、はったりのない技術でシューマンのロマン的な世界を表現しています。ヴァントとの相性も抜群。今後オピッツの80 年代の代表盤となると言えましょう。
 交響曲第40 番はBMG(1994 年) とは別演奏。これぞまさに「疾走する悲しみ」を具現化したかのような心に染みる演奏。ヴァントは実に多く40 番を取り上げましたが、音のクリアーさ、ゆるみのなさ、品格の高さでは最上の演奏と思われます。
 83 年のシューマンも、90 年のモーツァルトもムジークハレの豊か過ぎる残響が放送録音らしく適度におさえられ、クリアーなサウンドも魅力です。近年リヒターもののリマスタリングなどで評価を上げつつあるジードラー氏の丁寧なマスタリングも聴きものです。

 





WEITBLICK



SSS0149
\2200→\1990
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)&ライプツィヒ放送響
 リヒャルト・シュトラウス
  (1)交響詩「ドン・キホーテ」
  (2)交響詩「死と変容」
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ライプツィヒ放送交響楽団
(1)モーリス・ジャンドロン(Vc)
 トーマス・ヴュンシュ(Va)
 ケーゲル初のリヒャルト・シュトラウス!名手モーリス・ジャンドロンとの「ドン・キホーテ」と「死と変容」

 録音:(1)1968年5月14日ライヴ、ステレオ (2)1968年4月9日,ライヴ、ステレオ

 ケーゲル+ライプツィヒ放送響の黄金コンビによる、リヒャルト・シュトラウス傑作集。
 ケーゲルはドレスデン生れですからリヒャルト・シュトラウスとは非常に縁が深い(ドレスデン・シュターツカペレの音楽学校にも学んでいます)筈ですが今まで録音が出たこともなく、さらには演奏機会もそれほど多くなかったようです。そこに初登場するのがフランスの名手モーリス・ジャンドロンと組んだ「ドン・キホーテ」です。瀟洒と呼ぶにふさわしいジャンドロンの明るく、美しい音色を物語の俳優の様に生かした見事な演奏。「ドン・キホーテ」は日本では極めて人気の低い作品ですが、巨匠指揮者、特にドイツの名指揮者には愛奏されることでも知られます。それだけストーリーが普遍的なのでしょう。こういう標題音楽らしい標題音楽をケーゲルが指揮することも稀であったと申せます。ジャンドロンにとっても初出レパートリーです。一転して、シリアスそのものいつものケーゲルらしい演奏が「死と変容」です。カミソリの刃のようにエッジの尖った演奏で、近寄りがたい風情を醸し出しています。オーケストラ・ドライヴの見事さには傾聴に値する名演奏です。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付







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